TC74VHC540F datasheet ja 20071001

TC74VHC540,541F/FT/FK

東芝 CMOSデジタル集積回路シリコンモノリシック

TC74VHC540F,TC74VHC540FT,TC74VHC540FK,

TC74VHC541F,TC74VHC541FT,TC74VHC541FK

Octal Bus Buffer

TC74VHC540F/FT/FK Inverted, 3-State Outputs

TC74VHC541F/FT/FK Non-Inverted, 3-State

Outputs

TC74VHC540/541 は、シリコンゲート CMOS 技術を用いた超高

速

CMOS 8 回路入りバスバッファです。CMOS の特長である低い消

費電力で、

TTL に匹敵する高速動作を実現できます。

また、新規に採用した

Q&Q バッファにより、スイッチング時に発生

する各種ノイズも大幅に低減しました。

これらの

IC は 8 回路入りのバッファで共通の 2 本のイネーブル信

号

( 1 G ) により、コントロールされます。

TC74VHC540 は反転出力タイプ、TC74VHC541 は非反転出力タ

イプで、いずれも

1 G の両方、あるいはどちらか一方を “H” レ

ベルにすることにより出力を高インピーダンス状態にできるため、

バスラインへのインタフェースが容易です。

すべての入力端子には、プラス側

(入力から V

CC

に向かって順方

向になる

) のダイオードが入らない、新開発の入力保護回路を採用し

ました。これにより、電源電圧が加わらない状態で入力に

5.5 V の電

圧が与えられるケースも許容されます。この入力パワーダウンプロ

テクション方式により、

2 電源間インタフェース、5 V から 3 V 系へ

のレベル変換、バッテリーバックアップ回路などへの幅広い応用が

可能となります。

特

長

TC74VHC540F, TC74VHC541F

TC74VHC540FT, TC74VHC541FT

TC74VHC540FK, TC74VHC541FK

• 高速動作 :

CC

= 5 V)

• 高雑音余裕度 : = 28% V

CC

(最小)

• 全入力とも、パワーダウンプロテクション機能あり

• バランスのとれた遅延時間 : t pLH

∼ pHL

• 広い動作電圧範囲 : = 2~5.5 V

• 74ALS540/541 と同一ピン接続、同一ファンクション

質量

SOP20-P-300-1.27A : 0.22 g (標準)

TSSOP20-P-0044-0.65A : 0.08 g (標準)

VSSOP20-P-0030-0.50 : 0.03 g (標準)

1 2007-10-01

ピン接続図

TC74VHC540

1

A1 2

A2

3

A3 4

A4 5

A5 6

A6 7

A7 8

A8 9

GND 10

(top view)

論理図

G 1

G 2

(1)

(19)

TC74VHC540

&

EN

A1

A2

A3

A4

A5

A6

A7

A8

真理値表

(2)

(3)

(4)

(5)

(6)

(7)

(8)

(9)

(18)

(17)

(16)

(15)

(14)

(13)

(12)

(11)

Y 1

Y 2

Y 3

Y 4

Y 5

Y 6

Y 7

Y 8

Inputs Outputs

2 n

H X X Z Z

X H X Z Z

L L H H L

L L L L H

X : Don’t care

Z : High impedance

Yn : TC74VHC541

20 V

CC

19 G 2

18

Y 1

17 Y 2

16 Y 3

15 Y 4

14 Y 5

13 Y 6

12 Y 7

11 Y 8


G 1

A1

A2

A3

A4

A5

A6 7

5

6

3

4

1

2

A7

A8

GND 10

8

9

TC74VHC541

20 V

CC

19 G 2

18 Y1

17 Y2

16 Y3

15 Y4

14 Y5

13 Y6

12 Y7

11 Y8

(top view)

G 1

G 2

(1)

(19)

A1

A2

A3

A4

A5

A6

A7

A8

(2)

(3)

(4)

(5)

(6)

(7)

(8)

(9)

TC74VHC541

&

EN

(18)

(17)

(16)

(15)

(14)

(13)

(12)

(11)

Y5

Y6

Y7

Y8

Y1

Y2

Y3

Y4

2 2007-10-01


絶対最大定格

(注)

項目

電

入

源

力

電

電

圧

圧

出力電圧

入力保護ダイオード電流

出力寄生ダイオード電流

出

電源

/

力

G N

電

D

流

電流

許

保

容

存

損

温

失

度

記号定格単位

V

CC

V

IN

V

OUT

I

IK

I

OK

−0.5~7.0 V

−0.5~7.0 V

−0.5~V

CC

+ 0.5 V

−20 mA

I

OUT mA

I

CC

P

D

T stg

−65~150 °C

注

:

絶対最大定格は、瞬時たりとも超えてはならない値であり、

1 つの項目も超えてはなりません。

本製品の使用条件

(使用温度/電流/電圧等) が絶対最大定格/動作範囲以内での使用においても、高負荷 (高温

および大電流

/高電圧印加、多大な温度変化等) で連続して使用される場合は、信頼性が著しく低下するおそれ

があります。

弊社半導体信頼性ハンドブック

(取り扱い上のご注意とお願いおよびディレーティングの考え方と方法) およ

び個別信頼性情報

(信頼性試験レポート、推定故障率等) をご確認の上、適切な信頼性設計をお願いします。

動作範囲

(注)

項目記号定格単位

電

入

出

動

源

力

力

作

電

電

電

温

圧

圧

圧

度

V

CC

V

IN

V

OUT

T opr

入力上昇、下降時間

dt/dV

2.0~5.5 V

0~5.5

V

0~V

CC

V

−40~85 °C

0~100 (V

CC

= 3.3 ± 0.3 V)

0~20 (V

CC

= 5 ± 0.5 V) ns/V

注 : 動作範囲は動作を保証するための条件です。

使用していない入力は VCC、もしくは GND に接続してください。

3 2007-10-01


電気的特性

DC特性

項

入力電圧

“H” レベル

“L” レベル

出力電圧

目

“H” レベル

“L” レベル

スリーステート

オフリーク電流

入力電流

静的消費電流

記号

V

V

I

V

V

IH

IL

OH

OL

OZ

I

IN

I

CC

V

IN

= V

IH

V

IL

or

V

IN

= V

IH

V

IL

or

V

IN

= V

IH

V

OUT

V

V

IN

IN

I

I

I

I

I

測定条件

OH

―

―

OH

= −50 μA

= −4 mA

OH

= −8 mA

I

OL

= 50 μA

OL

= 4 mA

OL

= 8 mA

or V

IL

= V

CC

or GND

= 5.5 V or GND

= V

CC

or GND

5.5

0~

5.5

5.5

V

CC

(V)

2.0

3.0

4.5

3.0

4.5

2.0

3.0

4.5

3.0

4.5

2.0

3.0~

5.5

2.0

3.0~

5.5

最小

1.50

V

CC

×

0.7

―

―

―

―

―

―

―

1.9

2.9

4.4

2.58

3.94

Ta = 25°C

標準

―

―

―

―

0.0

0.0

0.0

―

―

2.0

3.0

4.5

―

―

最大

―

―

0.50

V

CC

×

0.3

―

―

―

―

―

0.1

0.1

0.1

0.36

0.36

Ta = −40~85°C

最小

1.50

V

CC

―

―

1.9

2.9

4.4

2.48

3.80

―

―

―

―

―

×

0.7

最大

―

―

0.1

0.1

0.1

0.44

0.44

0.50

V

CC

×

0.3

―

―

―

―

―

単位

V

V

― ― ±0.25 ― ±2.50

μA

―

―

― ±0.1 ― ±1.0

― 4.0 ― 40.0

μA

μA

4 2007-10-01


AC特性

(input: t r

= t f

= 3 ns)

項目

伝搬遅延時間

(TC74VHC540)

伝搬遅延時間

(TC74VHC541)

出力イネーブル時間

出力ディセーブル

時間

出力ピン間スキュー

入力容量

出力容量

等価内部容量

(注 2)

記号 t pLH t pHL t pLH t pHL t pZL t pZH t pLZ t pHZ t osLH t osHL

C

IN

C

OUT

C

PD

―

―

R

L

= 1 kΩ

測定条件

V

CC

(V) C

L

(pF)

15

3.3 ± 0.3

50

15

5.0 ± 0.5

50

3.3 ± 0.3

5.0 ± 0.5

15

50

15

50

15

3.3 ± 0.3

5.0 ± 0.5

50

15

50

R

L

= 1 kΩ

(注 1)

3.3 ± 0.3

5.0 ± 0.5

3.3 ± 0.3

5.0 ± 0.5

―

―

50

50

50

50

TC74VHC540

TC74VHC541

最小

Ta = 25°C

標準

Ta = −40~85°C

最大

最小最大

単位

― 4.8 7.0 1.0 8.5

― 7.3 10.5 1.0 12.0

― 3.7 5.0 1.0 6.0 ns

― 5.2 7.0 1.0 8.0

― 5.0 7.0 1.0 8.5

― 7.5 10.5 1.0 12.0

― 3.5 5.0 1.0 6.0 ns

― 5.0 7.0 1.0 8.0

― 6.8 10.5 1.0 12.5

― 9.3 14.0 1.0 16.0

― 4.7 7.2 1.0 8.5 ns

― 6.2 9.2 1.0 10.5

― 11.2

15.4 1.0 17.5

― 6.0 8.8 1.0 10.0

― 6 ―

― 17 ―

― 18 ―

―

―

― ns

―

―

― 1.5 ― 1.5

― 1.0 ― 1.0 ns

― 4 10 ― 10 pF

― pF

― pF

―

注

1: t osLH

および t osHL

は、設計的に保証される項目です。 t osLH

= |t pLHm

− t pLHn

|, t osHL

= |t pHLm

− t pHLn

|

注

2: C

PD

は、無負荷時の動作消費電流より計算した

IC 内部の等価容量です。

無負荷時の平均動作消費電流は、次式により求められます。

I

CC (opr)

= C

PD

·V

CC

·f

IN

+ I

CC

/8 (1 ビット当たり)

ノイズ特性

(input: t r

= t f

= 3 ns)

項目記号

測定条件

非動作出力最大ダイナミック

V

OL

非動作出力最小ダイナミック

V

OL

最小ダイナミック V

IH

最大ダイナミック

V

IL

V

OLP

V

OLV

V

IHD

V

ILD

C

L

= 50 pF

C

L

= 50 pF

C

L

= 50 pF

C

L

= 50 pF

5.0

5.0

Ta = 25°C

V

CC

(V) 標準 Limit

5.0

5.0

0.7

−0.7

1.0

−1.0

単位

V

V

― 3.5 V

― 1.5 V

5 2007-10-01

入力端子等価回路

入力


6 2007-10-01

外形図


質量

: 0.22 g (標準)

7 2007-10-01

外形図


質量

: 0.08 g (標準)

8 2007-10-01

外形図


質量

: 0.03 g (標準)

9 2007-10-01


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に、お客様の責任において、お客様のハードウェア・ソフトウェア・システムに必要な安全設計を行うこ

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タシート、アプリケーションノート、半導体信頼性ハンドブックなど）および本製品が使用される機器の

取扱説明書、操作説明書などをご確認の上、これに従ってください。また、上記資料などに記載の製品デー

タ、図、表などに示す技術的な内容、プログラム、アルゴリズムその他応用回路例などの情報を使用する

場合は、単独およびシステム全体で十分に評価し、お客様の責任において適用可否を判断してください。

当社は、適用可否に対する責任は負いません。

• 本製品は、一般的電子機器（コンピュータ、パーソナル機器、事務機器、計測機器、産業用ロボット、家

電機器など）または本資料に個別に記載されている用途に使用されることが意図されています。本製品は、

特別に高い品質・信頼性が要求され、またはその故障や誤作動が生命・身体に危害を及ぼす恐れ、膨大な

財産損害を引き起こす恐れ、もしくは社会に深刻な影響を及ぼす恐れのある機器（以下“特定用途”とい

う）に使用されることは意図されていませんし、保証もされていません。特定用途には原子力関連機器、

航空・宇宙機器、医療機器、車載・輸送機器、列車・船舶機器、交通信号機器、燃焼・爆発制御機器、各

種安全関連機器、昇降機器、電力機器、金融関連機器などが含まれます。本資料に個別に記載されている

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接損害、結果的損害、特別損害、付随的損害、逸失利益、機会損失、休業損、データ喪失等を含むがこれ

に限らない。

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「米国輸出管理規則」等、適用ある輸出関連法令を遵守し、それらの定めるところにより必要な手続を行っ

てください。

• 本製品の RoHS 適合性など、詳細につきましては製品個別に必ず弊社営業窓口までお問合せください。本

製品のご使用に際しては、特定の物質の含有･使用を規制する

RoHS 指令等、適用ある環境関連法令を十分

調査の上、かかる法令に適合するようご使用ください。お客様がかかる法令を遵守しないことにより生じ

た損害に関して、当社は一切の責任を負いかねます。

10 2007-10-01

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