取扱説明書

C-BC501U

天井埋込み金具

このたびは、TOA 天井埋込み金具をお買い上げいただ

き、まことにありがとうございます。

正しくご使用いただくために、必ずこの取扱説明書を

お読みになり、末長くご愛用くださいますようお願い

申し上げます。

安全上のご注意

● ご使用の前に、この欄を必ずお読みになり正しくお使いください。

●

ここに示した注意事項は、安全に関する重大な内容を記載していますので、必ず守ってください。

● お読みになったあとは、いつでも見られる所に必ず保存してください。

警告 誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定

される内容を示しています。

設置場所の強度を確認する

取付金具類を含む全重量に十分耐えられる強度のある所に取り付けてください。

十分な強度がないと落下して、けがの原因となります。 強 制

コンビネーションカメラ以外は取り付けない

他のカメラに使用すると、落下などで、けがの原因となります。

禁 止

ねじや固定機構は確実に締め付ける

取り付け後、ゆるみ、がたつきがあると、落下して、けがの原因となります。

強 制

2

注意 誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される内容

および物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。

工事は販売店に相談する

工事には、技術と経験が必要ですので、販売店にご相談ください。

適切な工事を行わないと、感電・けがの原因となることがあります。

強 制

設置場所に注意する

塩害や腐食性ガスの発生する場所に設置しないでください。

取り付け部の劣化により落下して、けがの原因となることがあります。 強 制

金属のエッジで手をこすらない

強くこすると、けがの原因となることがあります。

禁 止

定期的な点検をする

販売店に、定期的な点検を依頼してください。

取付金具類の破損や腐食などにより、落下して、けがの原因となることがあり

ます。

強 制

概 要

本金具は、コンビネーションカメラ専用の天井埋込み金具です。二重天井の石こうボードなど、取付ねじの

強度が十分に得られない場所にカメラを設置するときに使用します。

また、カメラ本体の露出部を少なくすることができます。

設置上のご注意

● 天井裏が 180 mm 以上あるところでご使用ください。

●

取り付け可能な天井板の厚さは 40 mm 以下です。

●

必ず付属のセーフティワイヤを使って、本金具を取り付けてください。

●

カメラ本体と本金具は、必ず指定の取付ねじを使って固定させ、がたつかないことを確認してください。

天井裏

180 mm以上

天井板 40 mm以下

設置のしかた

設置する前に、「安全上のご注意」と「設置上のご注意」を必ずお読みください。

■ 構成部品

以下の部品が揃っていることをお確かめください。

埋込み金具 ……………………………………… 1

カメラホルダー ………………………………… 1

セーフティワイヤ ……………………………… 1

型紙 ……………………………………………… 1

カメラホルダー取付ねじ（小ねじ M4 × 8）…… 4

※ 出荷時のカメラホルダーは、埋込み金具に取り付けています。

■ 取付例（アンカーボルトに取り付けたとき）

既存のアンカーボルト

セーフティワイヤ

（付属品）

アンカーボルト

天井裏

埋込み金具

カメラホルダー

電源ケーブル

天井板

複合ケーブル

（映像出力、アラーム入力、カメラ制御、拡張）

飾り枠 天井板取付ねじ

コンビネーションカメラ

※ カメラの設置説明書も合わせてお読みください。

■ 取付順序

1

天井に直径 180 mm の取付穴をあける。

2

天井裏に埋込み金具を固定できるアンカーボルト

とセーフティワイヤを取り付けできるアンカーボ

ルトを 2 本打ち込む。

●

埋込み金具固定用は、直径 180 mm の取付穴の

中心に打ち込んでください。

（アンカーボルトの長さ・取付面の高さは、付

属の型紙を利用して決めてください。）

● セーフティワイヤ取り付け用は、既存のアンカ

ーボルトが近くにある場合は代用できます。

天井裏

既存のアンカーボルト

（セーフティワイヤ取り付け用）

2 アンカーボルト

（埋込み金具固定用）

取付面

型紙

天井板

φ180 mm

1

3

3

カメラ本体をベースユニットとカメラユニットに分離する。

※ 詳しくはカメラの設置説明書をご覧ください。

カメラユニットを矢印方向に回します。 ストッパーレバーを矢印方向に押し上げて、

ベースユニットとカメラユニットのロックを

解除します。

ベースユニット

4

カメラユニット

ストッパーレバー

メ モ ● 出荷時には、ベースユニットとカメラユニットは

●

セーフティワイヤでつながっています。

ユニット分離後は、作業をやりやすくするために

セーフティワイヤを取り外します。

RS-485 接続のときは、ベースユニットの底面にある設定スイッチで、カメラアドレスおよびモードの

設定を行ってください。詳しくは、コンビネーションカメラ設置説明書の「カメラ設定のしかた」をご

覧ください。

4

カメラホルダーを埋込み金具から外し、付属のカメラホルダー取付ねじでベースユニットに取り付ける。

4-1 3 カ所のカメラ取付ねじをゆるめ、カメラホルダーを矢印方向（ ）へ押しながら上に引っ張って取り外

します。

4-2 カメラに付属のセーフティワイヤをカメラホルダーに取り付けます。

4-3 セーフティワイヤの金属部は、ワイヤを取り付けた部品以外の金属部に触れないように、ビニールテー

プなどで絶縁処理してください。

メ モ ●

ベースユニット（カメラホルダー付き）は、手順 10 より使用します。

● カメラ本体に付属のカメラ取付金具とカメラベースは使用しません。

カメラ取付ねじ

カメラホルダー

※ ベースユニットに表示されている「FRONT」とカメラホルダーの

 「切り欠き」の方向を合わせてください。

カメラホルダー取付ねじ

小ねじM4×8（付属品）

セーフティワイヤ

（カメラに付属）

切り欠き

カメラホルダー ベースユニット

埋込み金具

5

付属のセーフティワイヤをアンカーボルトに取り付

ける。

既存のアンカーボルト

（セーフティワイヤ取り付け用）

6

セーフティワイヤの片方に埋込み金具を取り付ける。

5

埋込み金具

7

天井裏

アンカーボルト

（埋込み金具固定用）

6

セーフティワイヤ

（付属品）

7

埋込み金具を取付穴に通して天井裏に入れる。

※ 切り欠き側が、カメラの基準方向（電源投入時の

カメラの向き）となります。

切り欠き

8

埋込み金具を天井板取付ねじ（3 本）で天井板に固

定する。

天井板取付ねじを右に回すと、天井押さえ金具が下

がり天井板をはさみ込みます。

アンカーボルト

9

埋込み金具

天井押さえ金具

お願い

埋込み金具の切り欠き側が、カメラの基準

方向となっていることを確認してください。

（手順 7 の図を参照）

9

埋込み金具を天井裏のアンカーボルトに固定する。

天井板

8

右に回す

天井板取付ねじ

5

10

カメラの電源ケーブルと複合ケーブルを天井裏に入れ、ベースユニット（カメラホルダー付き）を埋

込み金具に取り付ける。

取付ねじは、カメラホルダーに付いているカメラ取付ねじ（3 本）を使用します。

10-1 カメラホルダーに取り付けた（手順 4）セーフティワイヤの片方のフックを、天井に取り付け済みの

埋込み金具に取り付けます。

10-2 セーフティワイヤの金属部は、ワイヤを取り付けた部品以外の金属部に触れないように、ビニールテ

ープなどで絶縁処理してください。

※ ワイヤを引っ張って、確実につながっていることを確認してください。

電源ケーブル（カメラに接続済み） セーフティワイヤ（金具に付属）

天井に取り付け済みの埋込み金具

※ カメラホルダーの「切り欠き」と埋込み金具の

 「切り欠き」の方向を合わせて、カチッと音が

 するまでベースユニットを押し込んでください。

切り欠き

カメラの向き

複合ケーブル

（カメラに接続済み）

セーフティワイヤ

（カメラに付属）

6

切り欠き

カメラホルダー ベースユニット

11

ベースユニットからセーフティワイヤを引き出して、カメラユニットに取り付ける。

※ カメラユニットを取り付ける前に、ベースユニットとカメラユニットのシリアル番号が同じである

ことを確認してください。

11-1 セーフティワイヤの引き出しかた

ベースユニットの底面にある球を持って引き出します。

シリアル番号 天井に取り付け済みの

ベースユニット

球

引き出す

セーフティ

ワイヤ  

11-2 セーフティワイヤの固定のしかた

ベースユニットから引き出したワイヤの先端の球を、カメラユニット内のワイヤ挿入溝に通し、ワイヤ

の溝に沿って止まるまで移動させます。その位置で、クリック感があるまで引っ張り上げてください。

※ ワイヤを引っ張って、確実につながっていることを確認してください。

セーフティワイヤ

カメラユニット

引っ張る

ワイヤ挿入溝

シリアル番号 溝に沿って移動

12

カメラユニットをベースユニットに取り付ける。

12-1 ケースの切り欠き部をベースユニットのワイヤ引き出し部に合わせてから、カメラユニットをまっす

ぐ持ち上げます。

ワイヤ引き出し部

（ベースユニット）

ストッパーレバー

切り欠き

ベースユニット

カメラユニット

ケース切り欠き部

（カメラユニット）

12-2 1 カ所だけ、カメラユニットが奥まで入るところ

がありますので、そこでカメラユニットを右方

向にカチッと音がするまで（約 15 ゜）回します。

ストッパーレバーが下りて、カメラユニットの

切り欠き部に入ってロックしていることを確認

してください。

ロックしない場合は、一度カメラユニットを抜

いて、最初からやり直してください。

ご注意

カメラユニットを押し込んだ状態で 90 ゜以上回

さないでください。

無理な力が加わり、カメラが破損する恐れがあ

ります。

ストッパーレバー

カメラユニット

7

13

飾り枠を取り付ける。

飾り枠をカメラ本体に通し、飾り枠と埋込み

金具のフックを合わせてカチッとロックする

まで飾り枠を押し上げます。

※ 飾り枠の向きは、ストッパーレバーと飾り

枠の薄肉部分が同じ方向になるように設置

してください。

フック

仕 様

取 付 天 井 板

仕

寸

質

上 げ

法

量

適 合 カ メ ラ

40 mm 以下

表面処理鋼板

φ 200（幅）× 173.2（高さ）mm

860 g

C-CC501、C-CC504、C-CC551、C-CC554

※ 本機の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。

薄肉部分

ストッパーレバー

埋込み金具

飾り枠

133-05-334-0B