SuperHTMファミリ用 E10A-USB エミュレータ ユーザーズマニュアル別冊

お客様各位
カタログ等資料中の旧社名の扱いについて
2010 年 4 月 1 日を以って NEC エレクトロニクス株式会社及び株式会社ルネサステクノロジ
が合併し、両社の全ての事業が当社に承継されております。従いまして、本資料中には旧社
名での表記が残っておりますが、当社の資料として有効ですので、ご理解の程宜しくお願い
申し上げます。
ルネサスエレクトロニクス ホームページ(http://www.renesas.com)
2010 年 4 月 1 日
ルネサスエレクトロニクス株式会社
【発行】ルネサスエレクトロニクス株式会社(http://www.renesas.com)
【問い合わせ先】http://japan.renesas.com/inquiry
ご注意書き
1. 本資料に記載されている内容は本資料発行時点のものであり、予告なく変更することがあります。当社製品
のご購入およびご使用にあたりましては、事前に当社営業窓口で最新の情報をご確認いただきますとともに、
当社ホームページなどを通じて公開される情報に常にご注意ください。
2.
本資料に記載された当社製品および技術情報の使用に関連し発生した第三者の特許権、著作権その他の知的
財産権の侵害等に関し、当社は、一切その責任を負いません。当社は、本資料に基づき当社または第三者の
特許権、著作権その他の知的財産権を何ら許諾するものではありません。
3.
当社製品を改造、改変、複製等しないでください。
4.
本資料に記載された回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報は、半導体製品の動作例、応用例を説
明するものです。お客様の機器の設計において、回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報を使用す
る場合には、お客様の責任において行ってください。これらの使用に起因しお客様または第三者に生じた損
害に関し、当社は、一切その責任を負いません。
5.
輸出に際しては、「外国為替及び外国貿易法」その他輸出関連法令を遵守し、かかる法令の定めるところに
より必要な手続を行ってください。本資料に記載されている当社製品および技術を大量破壊兵器の開発等の
目的、軍事利用の目的その他軍事用途の目的で使用しないでください。また、当社製品および技術を国内外
の法令および規則により製造・使用・販売を禁止されている機器に使用することができません。
6.
本資料に記載されている情報は、正確を期すため慎重に作成したものですが、誤りがないことを保証するも
のではありません。万一、本資料に記載されている情報の誤りに起因する損害がお客様に生じた場合におい
ても、当社は、一切その責任を負いません。
7.
当社は、当社製品の品質水準を「標準水準」
、
「高品質水準」および「特定水準」に分類しております。また、
各品質水準は、以下に示す用途に製品が使われることを意図しておりますので、当社製品の品質水準をご確
認ください。お客様は、当社の文書による事前の承諾を得ることなく、「特定水準」に分類された用途に当
社製品を使用することができません。また、お客様は、当社の文書による事前の承諾を得ることなく、意図
されていない用途に当社製品を使用することができません。当社の文書による事前の承諾を得ることなく、
「特定水準」に分類された用途または意図されていない用途に当社製品を使用したことによりお客様または
第三者に生じた損害等に関し、当社は、一切その責任を負いません。なお、当社製品のデータ・シート、デ
ータ・ブック等の資料で特に品質水準の表示がない場合は、標準水準製品であることを表します。
標準水準:
コンピュータ、OA 機器、通信機器、計測機器、AV 機器、家電、工作機械、パーソナル機器、
産業用ロボット
高品質水準: 輸送機器(自動車、電車、船舶等)、交通用信号機器、防災・防犯装置、各種安全装置、生命
維持を目的として設計されていない医療機器(厚生労働省定義の管理医療機器に相当)
特定水準:
航空機器、航空宇宙機器、海底中継機器、原子力制御システム、生命維持のための医療機器(生
命維持装置、人体に埋め込み使用するもの、治療行為(患部切り出し等)を行うもの、その他
直接人命に影響を与えるもの)(厚生労働省定義の高度管理医療機器に相当)またはシステム
等
8.
本資料に記載された当社製品のご使用につき、特に、最大定格、動作電源電圧範囲、放熱特性、実装条件そ
の他諸条件につきましては、当社保証範囲内でご使用ください。当社保証範囲を超えて当社製品をご使用さ
れた場合の故障および事故につきましては、当社は、一切その責任を負いません。
9.
当社は、当社製品の品質および信頼性の向上に努めておりますが、半導体製品はある確率で故障が発生した
り、使用条件によっては誤動作したりする場合があります。また、当社製品は耐放射線設計については行っ
ておりません。当社製品の故障または誤動作が生じた場合も、人身事故、火災事故、社会的損害などを生じ
させないようお客様の責任において冗長設計、延焼対策設計、誤動作防止設計等の安全設計およびエージン
グ処理等、機器またはシステムとしての出荷保証をお願いいたします。特に、マイコンソフトウェアは、単
独での検証は困難なため、お客様が製造された最終の機器・システムとしての安全検証をお願いいたします。
10.
当社製品の環境適合性等、詳細につきましては製品個別に必ず当社営業窓口までお問合せください。ご使用
に際しては、特定の物質の含有・使用を規制する RoHS 指令等、適用される環境関連法令を十分調査のうえ、
かかる法令に適合するようご使用ください。お客様がかかる法令を遵守しないことにより生じた損害に関し
て、当社は、一切その責任を負いません。
11.
本資料の全部または一部を当社の文書による事前の承諾を得ることなく転載または複製することを固くお
断りいたします。
12.
本資料に関する詳細についてのお問い合わせその他お気付きの点等がございましたら当社営業窓口までご
照会ください。
注 1.
本資料において使用されている「当社」とは、ルネサスエレクトロニクス株式会社およびルネサスエレク
トロニクス株式会社がその総株主の議決権の過半数を直接または間接に保有する会社をいいます。
注 2.
本資料において使用されている「当社製品」とは、注 1 において定義された当社の開発、製造製品をいい
ます。
User’s Manual
SuperHTM ファミリ用 E10A-USB
エミュレータ
ユーザーズマニュアル 別冊
SH E10A-USB for SH7710 HS7710KCU01HJ
ルネサスマイクロコンピュータ開発環境システム
SuperHTM ファミリ/ SH7700 シリーズ
SH7710 ご使用時の補足説明
www.renesas.com
Rev.1.00 2003.12
ご注意
安全設計に関するお願い
1. 弊社は品質、信頼性の向上に努めておりますが、半導体製品は故障が発生したり、誤動作する場
合があります。弊社の半導体製品の故障又は誤動作によって結果として、人身事故、火災事故、
社会的損害などを生じさせないような安全性を考慮した冗長設計、延焼対策設計、誤動作防止設
計などの安全設計に十分ご留意ください。
本資料ご利用に際しての留意事項
1. 本資料は、お客様が用途に応じた適切なルネサス テクノロジ製品をご購入いただくための参考資
料であり、本資料中に記載の技術情報についてルネサス テクノロジが所有する知的財産権その他
の権利の実施、使用を許諾するものではありません。
2. 本資料に記載の製品データ、図、表、プログラム、アルゴリズムその他応用回路例の使用に起因
する損害、第三者所有の権利に対する侵害に関し、ルネサス テクノロジは責任を負いません。
3. 本資料に記載の製品データ、図、表、プログラム、アルゴリズムその他全ての情報は本資料発行
時点のものであり、ルネサス テクノロジは、予告なしに、本資料に記載した製品または仕様を変
更することがあります。ルネサス テクノロジ半導体製品のご購入に当たりましては、事前にルネ
サス テクノロジ、ルネサス販売または特約店へ最新の情報をご確認頂きますとともに、ルネサス
テクノロジホームページ(http://www.renesas.com)などを通じて公開される情報に常にご注意く
ださい。
4. 本資料に記載した情報は、正確を期すため、慎重に制作したものですが万一本資料の記述誤りに
起因する損害がお客様に生じた場合には、ルネサス テクノロジはその責任を負いません。
5. 本資料に記載の製品データ、図、表に示す技術的な内容、プログラム及びアルゴリズムを流用す
る場合は、技術内容、プログラム、アルゴリズム単位で評価するだけでなく、システム全体で十
分に評価し、お客様の責任において適用可否を判断してください。ルネサス テクノロジは、適用
可否に対する責任は負いません。
6. 本資料に記載された製品は、人命にかかわるような状況の下で使用される機器あるいはシステム
に用いられることを目的として設計、製造されたものではありません。本資料に記載の製品を運
輸、移動体用、医療用、航空宇宙用、原子力制御用、海底中継用機器あるいはシステムなど、特
殊用途へのご利用をご検討の際には、ルネサス テクノロジ、ルネサス販売または特約店へご照会
ください。
7. 本資料の転載、複製については、文書によるルネサス テクノロジの事前の承諾が必要です。
8. 本資料に関し詳細についてのお問い合わせ、その他お気付きの点がございましたらルネサス テク
ノロジ、ルネサス販売または特約店までご照会ください。
目次
1.
エミュレータとユーザシステムとの接続について
1
1.1
E10A-USB エミュレータの構成品 .................................................................................................... 1
1.2
E10A-USB エミュレータとユーザシステムの接続 ........................................................................ 3
1.3
ユーザシステム上に実装する H-UDI ポートコネクタ................................................................... 4
1.4
H-UDI ポートコネクタのピン配置 ................................................................................................... 5
1.5
H-UDI ポートコネクタとチップ間の推奨接続例.......................................................................... 10
1.5.1
1.5.2
2.
2.1
2.2
推奨接続例(36 ピンタイプ).............................................................................................. 10
推奨接続例(14 ピンタイプ).............................................................................................. 13
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
17
E10A-USB エミュレータと SH7710 の相違点 .............................................................................. 17
SH7710 ご使用時のエミュレータ特有機能................................................................................... 21
2.2.1
2.2.2
2.2.3
2.2.4
2.2.5
2.2.6
2.2.7
Break Condition 機能.......................................................................................................... 21
トレース機能 ..................................................................................................................... 23
JTAG(H-UDI)クロック(TCK)、AUD クロック(AUDCK) 使用時の
注意事項............................................................................................................................. 28
[Breakpoint]ダイアログボックス設定時の注意事項 ..................................................... 29
[Break Condition]ダイアログボックス、BREAKCONDITION_SET コマンド
設定時の注意事項 ............................................................................................................. 31
UBC_MODE コマンド設定時の注意事項....................................................................... 31
パフォーマンス測定機能 ................................................................................................. 31
1.
エミュレータとユーザシステムとの接続について
1.1
E10A-USB エミュレータの構成品
E10A-USB エミュレータは、SH7710 をサポートしています。
表 1.1 に、E10A-USB エミュレータの構成品を示します。
エミュレータとユーザシステムとの接続について
1.
表 1.1 E10A-USB エミュレータの構成品
ハードウェア
分類
品名
エミュレータ本体
構成品外観
数量
1
備考
HS0005KCU01H
縦:65.0 mm、横:97.0 mm、
高さ:20.0 mm、質量:72.9 g
または
HS0005KCU02H
縦:65.0 mm、横:97.0 mm、
高さ:20.0 mm、質量:73.7 g
ユーザインタフェースケ
1
ーブル
ユーザインタフェースケ
ーブル
14 ピンタイプ
長さ:20 cm、質量:33.1 g
1
36 ピンタイプ
長さ:20 cm、質量:49.2 g
(製品型名:HS0005KCU02H のみ)
ソフトウェア
USB ケーブル
1
長さ:150 cm、質量:50.6 g
SH7710 E10A-USB
エミュレータ
セットアップ
プログラム、
1
HS0005KCU01SR
SuperHファミリ用
E10A-USB エミュレータ
ユーザーズマニュアル、
別冊 SH7710 ご使用時の
補足説明[注]、
HS0005KCU01H,
HS0005KCU02H テスト
プログラムマニュアル
HS0005KCU01HJ
HS0005KCU01HE
HS7710KCU01HJ
HS7710KCU01HE
HS0005TM01HJ
HS0005TM01HE
(CD-R で提供)
【注】 その他 E10A-USB でサポートしている MPU の個別マニュアルが収録されています。
対象 MPU を確認の上対象となる個別マニュアルをご参照ください。
2
1.
1.2
エミュレータとユーザシステムとの接続について
E10A-USB エミュレータとユーザシステムの接続
E10A-USB エミュレータを接続するためには、ユーザシステム上に、ユーザ I/F ケーブルを接続す
るための H-UDI ポートコネクタを実装する必要があります。ユーザシステム設計の際、下記に示す
H-UDI ポートコネクタとチップ間の推奨接続例を参考にしてください。
また、ユーザシステム設計の際には、E10A-USB ユーザーズマニュアルおよび関連するデバイスの
ハードウェアマニュアルを必ずよくお読みになってください。
E10A-USB エミュレータ製品型名とそれに対応するコネクタタイプおよび AUD 機能の使用、非使
用の関係を表 1.2 に示します。
表 1.2
製品型名と AUD 機能、コネクタタイプ対応表
製品型名
コネクタタイプ
AUD 機能
HS0005KCU01H, HS0005KCU02H
14 ピンタイプ
使用できません。
HS0005KCU02H
36 ピンタイプ
使用できます。
H-UDI ポートコネクタには、以下に示すように 36 ピンタイプと 14 ピンタイプがありますので、使
用目的に合わせてご使用ください。
(1)36 ピンタイプ(AUD 機能有り)
AUD トレース機能に対応した36 ピンコネクタで、大容量のリアルタイムトレースが可能で
す。また、指定した範囲内のメモリアクセス(メモリアクセスアドレスやメモリアクセスデ
ータ)をトレース取得するウィンドウトレース機能もサポートします。
(2)14 ピンタイプ(AUD 機能無し)
H-UDI 機能のみをサポートしており、AUD トレース機能を使用することはできません。ト
レース機能としては、内蔵トレース機能のみをサポートします。36 ピンタイプのコネクタ
より小さい(1/2.5)ため、ユーザシステム上のコネクタ実装面積が少なくてすみます。
3
1.
エミュレータとユーザシステムとの接続について
1.3
ユーザシステム上に実装する H-UDI ポートコネクタ
E10A-USB エミュレータが推奨する H-UDI ポートコネクタを表 1.3 に示します。
表 1.3
型 名
推奨コネクタ
メーカ
仕様
14 ピン
コネクタ
7614−6002
住友スリーエム株式会社
14 ピンストレートタイプ
36 ピン
コネクタ
DX10M-36S
ヒロセ電機株式会社
基板ネジ止めタイプ
DX10M-36SE
ヒロセ電機株式会社
基板ロックピン止めタイプ
DX10G1M-36SE
ヒロセ電機株式会社
基板ロックピン止めタイプ
【留意事項】
H-UDI ポートコネクタ実装時、14 ピンコネクタ使用時は、周囲3mm 四方に他の部品を実装
しないでください。36 ピンコネクタ使用時は、コネクタ実装部に配線しないでください。
4
1.
1.4
エミュレータとユーザシステムとの接続について
H-UDI ポートコネクタのピン配置
H-UDI ポートコネクタの 36 ピンタイプのピン配置を図 1.1 に、14 ピンタイプのピン配置を図 1.2
に示します。
【注】下記に記載の H-UDI ポートコネクタのピン番号の数え方は、コネクタ製造元のピン番号の数
え方と異なりますのでご注意ください。
5
1.
(1)
エミュレータとユーザシステムとの接続について
36 ピンタイプのピン配置
2.8
+0.1
0
+0.2
0
0.7
4.09
図 1.1
6
H-UDI ポートコネクタのピン配置(36 ピン)
1.
【注】
エミュレータとユーザシステムとの接続について
1.ユーザシステム側からの入出力方向
2./信号名:Low レベルで有効な信号
3.ユーザシステム側の GND を検出することにより、ユーザシステムの接続と非接続を
判別しています。
4.UVCC に VccQ 端子を接続しない場合、ユーザインタフェースの I/O 電圧は 3.3V 固
定となります。
5./ASEMD0 端子は、E10A-USB を接続する場合"0"ですが、E10A-USB を未接続状態
で動作させる場合、信号レベルを"1"にする必要があります。
E10A-USB を使用する場合 :/ASEMD0 = " 0 " (ASE モード)
E10A-USB を使用しない場合:/ASEMD0 = " 1 " (通常モード)
E10A-USB のユーザインタフェースケーブルを接続した時、GND となるようにする
場合、GND に接続せず/ASEMD0 端子に接続(直結)してください。
7
1.
(2)
エミュレータとユーザシステムとの接続について
14 ピンタイプのピン配置
図 1.2
8
H-UDI ポートコネクタのピン配置(14 ピン)
1.
【注】
エミュレータとユーザシステムとの接続について
1.ユーザシステム側からの入出力方向
2./信号名:Low レベルで有効な信号
3.ユーザシステム側の GND を検出することにより、ユーザシステムの接続と非接続を
判別しています。
4.UVCC に VccQ 端子を接続しない場合、ユーザインタフェースの I/O 電圧は 3.3V 固
定となります。
5./ASEMD0 端子は、E10A-USB を接続する場合"0"ですが、E10A-USB を未接続状態
で動作させる場合、信号レベルを"1"にする必要があります。
E10A-USB を使用する場合 :/ASEMD0 = " 0 " (ASE モード)
E10A-USB を使用しない場合:/ASEMD0 = " 1 " (通常モード)
E10A-USB のユーザインタフェースケーブルを接続した時、GND となるようにする
場合、GND に接続せず/ASEMD0 端子に接続(直結)してください。
9
1.
エミュレータとユーザシステムとの接続について
H-UDI ポートコネクタとチップ間の推奨接続例
1.5
推奨接続例(36 ピンタイプ)
1.5.1
E10A-USB エミュレータ使用時の H-UDI+AUD ポートコネクタ(36 ピンタイプ)とチップ間の推奨接
続例を図 1.3、UVCC 未接続時の接続例を図 1.4 に示します。
【注】 1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
10
H-UDI ポートコネクタの N.C.ピンには何も接続しないでください。
/ASEMD0 端子は、E10A-USB を接続する場合"0"ですが、E10A-USB を未接続状態で動
作させる場合、信号レベルを"1"にする必要があります。
E10A-USB を使用する場合 :/ASEMD0 = " 0 " (ASE モード)
E10A-USB を使用しない場合:/ASEMD0 = " 1 " (通常モード)
図 1.3,図 1.4 は、E10A-USB 接続時"0"(GND 接続)になるように、E10A-USB のユーザイ
ンタフェースケーブルを接続した時、GND となる回路例です。
もし、/ASEMD0 端子をスイッチ等で切り替える場合、22pin は/ASEMD0 端子に接続せ
ず、GND に接続してください。
プルアップに連抵抗を使用する場合、他の端子によるノイズの影響を受ける可能性があ
りますので TCK は他の抵抗と分けてください。
H-UDI ポートコネクタとチップ間のパターン長はできるだけ短くしてください。また、
基板上で H-UDI ポートコネクタとチップ間以外への信号線の引き回しは行わないでくだ
さい。
UVCC 端子にユーザ電源を供給することにより、ユーザシステム電源 OFF 時 E10A-USB
からユーザシステムへのリーク電流を抑えることができます。これは、E10A-USB エミ
ュレータ内インタフェース回路には、内部電源またはユーザ電源(SW により切替)で駆動
するレベルシフタが実装されており、UVCC 端子に対しユーザ電源を供給する回路構成
にした場合、ユーザからの電源が供給されない限り、レベルシフタは駆動しません。こ
れにより、ユーザシステムの電源が切れている状態では、ユーザインタフェースから電
流が流れないようになっています。
また、ユーザインタフェースの I/O 電圧をユーザシステムの VccQ と同じ電圧にできます
ので、低電圧(3.3V 未満)で動作させる場合、UVCC 端子にユーザ電源(VccQ)を供給する
ようにしてください。この時、E10A-USB エミュレータのスイッチは、ユーザ電源を供
給する設定(SW2=1,SW3=1 側)としてください。
下図に記載されている抵抗値は、参考値です。
E10A-USB エミュレータを使用しない場合の端子処理については、関連するデバイスの
ハードウェアマニュアルを参照してください。
1.
•
エミュレータとユーザシステムとの接続について
図 1.3 推奨接続例で回路を組んだ場合の E10A-USB エミュレータのスイッチ設定:SW2=1, SW3=1
スイッチ設定の詳細は、「SuperHファミリ用 E10A-USB エミュレータユーザーズマニュアル
デバッガ編 3.8 章 DIP スイッチの設定」を参照してください。
図 1.3
E10A-USB 使用時の H-UDI ポートコネクタ−チップ間の推奨接続例
(36 ピンタイプ UVCC 接続時)
11
1.
エミュレータとユーザシステムとの接続について
•
図 1.4 接続例で回路を組んだ場合の E10A-USB エミュレータのスイッチ設定:SW2=0, SW3=1 ス
イッチ設定の詳細は、「SuperHファミリ用 E10A-USB エミュレータユーザーズマニュアル デ
バッガ編 3.8 章 DIP スイッチの設定」を参照してください。
図 1.4
E10A-USB 使用時の H-UDI ポートコネクタ−チップ間の接続例
【注】
(36 ピンタイプ UVCC 未接続時 )
【注】 UVCC 未接続の場合、ユーザシステム電源 OFF 時 E10A-USB からユーザシステムへリーク
電流が流れますので注意してください。
12
1.
エミュレータとユーザシステムとの接続について
推奨接続例(14 ピンタイプ)
1.5.2
E10A-USB エミュレータ使用時の H-UDI ポートコネクタ(14 ピンタイプ)とチップ間の推奨接続例を
図 1.5、UVCC 未接続時の接続例を図 1.6 に示します。
【注】 1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
H-UDI ポートコネクタの N.C.ピンには何も接続しないでください。
/ASEMD0 端子は、E10A-USB を接続する場合"0"ですが、E10A-USB を未接続状態で動
作させる場合、信号レベルを"1"にする必要があります。
E10A-USB を使用する場合 :/ASEMD0 = " 0 " (ASE モード)
E10A-USB を使用しない場合:/ASEMD0 = " 1 " (通常モード)
図 1.5,図 1.6 は、E10A-USB 接続時"0"(GND 接続)になるように、E10A-USB のユーザイ
ンタフェースケーブルを接続した時、GND となる回路例です。
もし、/ASEMD0 端子をスイッチ等で切り替える場合、9pin は/ASEMD0 端子に接続せず、
GND に接続してください。
プルアップに連抵抗を使用する場合、他の端子によるノイズの影響を受ける可能性があ
りますので TCK は他の抵抗と分けてください。
H-UDI ポートコネクタとチップ間のパターン長はできるだけ短くしてください。また、
基板上で H-UDI ポートコネクタとチップ間以外への信号線の引き回しは行わないでくだ
さい。
UVCC 端子にユーザ電源を供給することにより、ユーザシステム電源 OFF 時 E10A-USB
からユーザシステムへのリーク電流を抑えることができます。これは、E10A-USB エミ
ュレータ内インタフェース回路には、内部電源またはユーザ電源(SW により切替)で駆動
するレベルシフタが実装されており、UVCC 端子に対しユーザ電源を供給する回路構成
にした場合、ユーザからの電源が供給されない限り、レベルシフタは駆動しません。こ
れにより、ユーザシステムの電源が切れている状態では、ユーザインタフェースから電
流が流れないようになっています。
また、ユーザインタフェースの I/O 電圧をユーザシステムの VccQ と同じ電圧にできます
ので、低電圧(3.3V 未満)で動作させる場合、UVCC 端子にユーザ電源(VccQ)を供給する
ようにしてください。この時、E10A-USB エミュレータのスイッチは、ユーザ電源を供
給する設定(SW2=1,SW3=1 側)としてください。
下図に記載されている抵抗値は、参考値です。
E10A-USB エミュレータを使用しない場合の端子処理については、関連するデバイスの
ハードウェアマニュアルを参照してください。
13
1.
エミュレータとユーザシステムとの接続について
•
図 1.5 推奨接続例で回路を組んだ場合の E10A-USB エミュレータのスイッチ設定:SW2=1, SW3=1
スイッチ設定の詳細は、「SuperHファミリ用 E10A-USB エミュレータユーザーズマニュアル
デバッガ編 3.8 章 DIP スイッチの設定」を参照してください。
図 1.5
14
E10A-USB 使用時の H-UDI ポートコネクタ−チップ間の推奨接続例
(14 ピンタイプ UVCC 接続時)
1.
•
エミュレータとユーザシステムとの接続について
図 1.6 接続例で回路を組んだ場合の E10A-USB エミュレータのスイッチ設定:SW2=0, SW3=1 ス
イッチ設定の詳細は、「SuperHファミリ用 E10A-USB エミュレータユーザーズマニュアル デ
バッガ編 3.8 章 DIP スイッチの設定」を参照してください。
図 1.6
E10A-USB 使用時の H-UDI ポートコネクタ−チップ間の接続例
【注】
(14 ピンタイプ UVCC 未接続時 )
【注】 UVCC 未接続の場合、ユーザシステム電源 OFF 時 E10A-USB からユーザシステムへリーク
電流が流れますので注意してください。
15
1.
16
エミュレータとユーザシステムとの接続について
2.
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
2.1
E10A-USB エミュレータと SH7710 の相違点
(1)
E10A-USBエミュレータは、システム起動時に汎用レジスタやコントロールレジスタの一部
を初期化していますので注意してください(表2.1)。なお、SH7710の初期値は不定です。
ワークスペースから起動する場合は、セッションで保存されている値が入力されます。
表 2.1
状態
E10A-USB エミュレータ
起動時
(2)
E10A-USB エミュレータでのレジスタ初期値
レジスタ名
R0∼R14
R15 (SP)
R0_BANK∼R7_BANK
PC
SR
GBR
VBR
MACH
MACL
PR
SPC
SSR
RS
RE
MOD
A0G, A1G
A0, A1
X0, X1
Y0, Y1
M0, M1
DSR
E10A-USB エミュレータ
H’00000000
H’A0000000
H’00000000
H’A0000000
H’700000F0
H’00000000
H’00000000
H’00000000
H’00000000
H’00000000
H’00000000
H’000000F0
H’00000000
H’00000000
H’00000000
H’00000000
H’00000000
H’00000000
H’00000000
H’00000000
H’00000000
H-UDIはE10A-USBエミュレータで使用しているので、アクセスしないでください。
2.
(3)
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
低消費電力状態 (スリープ、ソフトウェアスタンバイ、モジュールスタンバイ)
SH7710には、低消費電力状態としてスリープ状態、ソフトウェアスタンバイ状態、モジュー
ルスタンバイ状態があります。スリープ状態、ソフトウェアスタンバイ状態、モジュールス
タンバイ状態は、SLEEP命令の実行により状態を切り替えます。E10A-USBエミュレータ使
用時は、スリープ状態のみは通常の解除要因の他に、[Stop]ボタンによっても状態が解除さ
れ、ブレークします。
【留意事項】
スリープ状態中に、メモリ参照や変更をしないでください。
(4)
リセット信号
SH7710のRESET信号は、GOボタンおよびSTEP系ボタンをクリックすることによるエミュレ
ーションで有効です。したがって、E10A-USBエミュレータのコマンド待ち状態では、RESET
信号はSH7710に入力されません。
【留意事項】
/RESETP、/BREQ、/WAIT 端子が"Low"状態のままユーザプログラムをブレークしないでく
ださい。TIMEOUT エラーが発生します。また、ブレーク中に/WAIT 端子または/BREQ 端子
が"Low"固定状態になると、メモリアクセス時に TIMEOUT エラーが発生します。
(5)
ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)
DMACはE10A-USBエミュレータ使用時でも機能しています。転送要求が発生すると、DMA
転送を実行します。
(6)
ユーザプログラム実行中のメモリアクセス
ユーザプログラム実行中にメモリウィンドウ等からメモリアクセスした場合、E10A-USBエ
ミュレータ内部でユーザプログラムの実行を一旦停止してメモリアクセスし、その後ユーザ
プログラムを再実行しています。したがって、ユーザプログラムのリアルタイム性はありま
せん。
参考値として、以下の環境でのユーザプログラムの停止時間を示します。
環境
ホストPC
:PentiumⅢ 800MHz
SH7710
:CPUクロック 60MHz
JTAGクロック
:TCKクロック 10MHz
コマンドラインウインドウから1バイトメモリリードを行った場合、停止時間は約45 msとな
ります。
(7)
18
ユーザプログラムブレーク中のメモリアクセス
E10A-USBエミュレータは、フラッシュメモリ領域に対してダウンロードすることができま
す。
(SuperHファミリ用 E10A-USB エミュレータユーザーズマニュアル デバッガ編 「6.22
章 フラッシュメモリへのダウンロード機能」参照)
しかし他のメモリライト操作はRAM領域に対してのみ可能です。したがって、メモリライト、
BREAKPOINT等の設定はRAM領域のみに行ってください。
2.
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
(8)
ユーザプログラムブレーク中のキャッシュ操作
キャッシュイネーブルの場合、E10A-USBエミュレータは以下の方法でメモリアクセスして
います。
メモリライト時:キャッシュを一旦ライトスルーにし、メモリライトを行う。
メモリリード時:設定されているキャッシュ書き込みモードを変更せず行う。
したがって、ユーザプログラムブレーク中にメモリリードやライト操作を行うと、キャッシ
ュの状態が変化します。
(9)
UBCについて
[Configuration]ダイアログボックスの[UBC mode]リストボックスで[User]を設定すると、UBC
をユーザプログラムで使用することができます。
また、[Configuration]ダイアログボックスの[UBC mode]リストボックスで[EML]と設定してい
る場合は、E10A-USBエミュレータでUBCを使用していますので、ユーザプログラムで使用
しないでください。
(10)
MFIブートモードについて
MFIブートモードを使用する場合は、必ずMFRAMの先頭からブートプログラムが配置され
ている必要があります。
(11)
RWDTの使用について
パワーオンリセット時、RWDTの動作はイネーブルです。RWDTを使用しない場合は、ユー
ザリセットプログラムの先頭で必ずRWDTの動作をディスエーブルにしてください。
(12)
ブレーク中のメモリアクセスについて
MMUが有効でブレーク中にメモリアクセスによりTLBエラーが発生した場合は、TLB例外抑
止するか、ユーザ例外ハンドラにジャンプするかを選択することができます。[Configuration]
ダイアログボックスの[TLB Mode]で選択を行います。[TLB miss exception is enable]を選択し
ている場合、TLB例外ハンドラが正しく動作しないと「Communication Timeoutエラー」が発
生します。
[TLB miss exception is disable]を選択している場合、TLB例外を発生してもTLB例外ハンドラ
にジャンプしません。したがって、TLB例外ハンドラが正しく動作しない場合にでも
「Communication Timeoutエラー」は発生しませんが、メモリ内容が正しく表示されない場合
があります。
(13) セッションロードについて
[Configuration]ダイアログボックスの[JTAG clock]の情報は、セッションロードで回復されま
せん。このため、TCKの値は、以下のようになります。
• HS0005KCU01H、HS0005KCU02H を使用の場合は、TCK=5MHz
19
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
2.
(14)
[IO]ウィンドウ
• 表示と変更
ユーザブレークコントローラ(User Break Controller)は、E10A-USBエミュレータが使用す
るため、値の変更は行わないでください。
ウォッチドッグタイマ(Watchdog Timer)の各レジスタは、読み出し/書き込みの2つを用
意しています。
表 2.2
レジスタ名
用途
ウォッチドッグタイマのレジスタ
レジスタ
WTCSR (W)
書き込み用
ウォッチドッグタイマコントロール/ステータスレジスタ
WTCNT (W)
書き込み用
ウォッチドッグタイマカウンタ
WTCSR(R)
読み出し用
ウォッチドッグタイマコントロール/ステータスレジスタ
WTCNT(R)
読み出し用
ウォッチドッグタイマカウンタ
ウォッチドッグタイマは、ユーザプログラムの実行時以外は動作しません。周波数変更レジ
スタの値は、[IO]ウィンドウや[Memory]ウィンドウから変更せず、必ずユーザプログラム内
で変更してください。
E10A-USBエミュレータでは[IO]ウィンドウから内蔵I/Oレジスタにアクセスできますが、バ
スステートコントローラのSDMRレジスタに書き込む際には注意が必要です。SDMRレジス
タに対して書き込みを行う場合、書き込みを行うアドレスをあらかじめI/Oレジスタ定義ファ
イル(SH7710.IO)に設定してから起動してください。I/Oレジスタファイルは、I/Oレジスタフ
ァイル作成後、デバイス仕様が変更になることがあります。I/Oレジスタファイルの各I/Oレ
ジスタと、デバイスマニュアル記載のアドレスに相違がある場合は、デバイスマニュアルの
記載にしたがって修正してご使用ください。I/Oレジスタは、I/Oレジスタファイルのフォー
マットにしたがい、カスタマイズすることが可能です。なお、E10A-USBエミュレータでは、
ビットフィールド機能についてはサポートしていませんので、ご了承ください。
• ベリファイ
[IO]ウィンドウにおいては、入力値のベリファイ機能は無効です。
(15)
20
不当命令
不当命令をSTEP実行すると、次のプログラムカウンタに進みません。
2.
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
SH7710 ご使用時のエミュレータ特有機能
2.2
SH7710 ご使用時は、起動時にリセット入力が必須です。
SuperHファミリ用 E10A-USB エミュレータユーザーズマニュアル 3.11 章の起動方法はご使用に
なれません。
2.2.1
Break Condition 機能
E10A-USB エミュレータは、Break Condition 1,2,3 の 3 つの Break Condition 条件を設定することが
できます。表 2.3 に Break Condition の条件の内容を示します。
表 2.3 Break Condition の条件
項番
Break Condition 条件
説明
1
アドレスバス条件
(Address)
SH7710 のアドレスバスまたはプログラムカウンタの値が一致したときに
ブレークします。
2
データバス条件
(Data)
SH7710 のデータバスの値が一致したときにブレークします。
バイト、ワード、ロングアクセスのデータサイズを指定できます。
3
X バス、Y バス条件
(Address および Data)
X バス、Y バスアドレスバス、データバスのいずれかの値が一致したとき
にブレークします。
4
バスステータス条件
(Bus State)
バスステータス条件には、次の 2 つの条件設定があります。
Read/Write 条件:SH7710 の RD,RDWR 信号のレベルが指定した条件と一
致したときにブレークします。
Bus State 条件 :SH7710 の各バスサイクルでの動作状態が指定した条件
と一致したときにブレークします。
指定できるバスの種類には、以下があります。
・L-bus (CPU-ALL)
CPU による命令フェッチ、データアクセスを指します。キャッシュにヒッ
トしている場合も含みます。
・L-bus (CPU-Data)
CPU によるデータアクセスを指します。キャッシュにヒットしている場合
も含みます。
・I-bus (CPU.DMA)
キャッシュにヒットしていない場合の CPU サイクルと、DMA によるデー
タアクセスを指します。
5
6
7
内蔵 I/O ブレーク条件
SH7710 が内蔵 I/O をアクセスしたときにブレークします。
LDTLB 命令ブレーク条件
SH7710 が LDTLB 命令を実行したときにブレークします。
カウント
設定した条件が、指定した回数分成立したときにブレークします。
【留意事項】
X/Y-RAM へのアクセスについて、P0 空間からアクセスした場合は、I-bus 経由となり、P2
空間からアクセスした場合は、L-bus 経由となります。
また、キャッシュフィルサイクルは、I-bus 経由となります。
21
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
2.
表 2.4 に Break Condition 1,2,3 で設定できる条件の組み合わせについて説明します。
表 2.4
Break Condition の条件設定用のダイアログボックス
ダイアログボックス
機能
アドレス データバス
バス条件
条件
(Address) (Data)
ASID
条件
(ASID)
バスステータス カウント 内蔵 IO LDTLB 命令
ブレーク ブレーク
条件
条件
(Bus Status) (Count)
[Break Condition 1]
ダイアログボックス
○
○
○
○
○
×
×
[Break Condition 2]
ダイアログボックス
○
×
○
○
×
×
×
[Break Condition 3]
ダイアログボックス
×
×
×
×
×
○
○
【注】 ○は、ダイアログボックスで設定できることを表します。
×は、設定できないことを表します。
Break Condition 2 では X バス、Y バス条件の指定はできません。
22
2.
2.2.2
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
トレース機能
E10A-USB エミュレータには、表 2.5 に示すトレース機能が使用できます。
表 2.5
機能
トレース機能一覧
内蔵トレース
AUD トレース
分岐トレース機能
可(8 分岐)
可
範囲内メモリアクセストレース
不可
可
ソフトウェアトレース機能
不可
可
なお、AUD 機能が使用できる製品は以下ですので、ご注意ください。
表 2.6
製品型名と AUD 機能対応表
製品型名
AUD 機能使用
HS0005KCU01H
使用できません。
HS0005KCU02H
使用できます。
23
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
2.
(1)
AUD トレース機能
デバイスの AUD 端子を E10A-USB エミュレータに接続している場合に有効なトレース機能です。
表 2.7 に、各トレース機能で設定できる AUD トレースのトレース取得モードを示します。
表 2.7
種別
トレース出力が連
続して発生した場
合の取得モード
E10A-USB エミュ
レータのトレース
バッファがフルに
なった場合の取得
モード
AUD トレース取得モード
モード
説明
Realtime trace
モード
トレース情報を出力中に次の分岐が発生した場合、出力中のト
レース情報は出力されますが、次のトレース情報は出力されま
せん。このため、ユーザプログラムはリアルタイムに動作しま
すが、トレース情報が一部取得できないことがあります。
Non realtime trace
モード
トレース情報を出力中に次の分岐が発生した場合、トレース情
報が出力し終わるまで、CPU は動作を停止します。このため、
ユーザプログラムのリアルタイム性はありません。
Trace continue
モード
古い情報に上書きして、常に最新の情報を取得します。
Trace stop
モード
その後のトレースを取得しません。
ユーザプログラムは継続して実行されます。
AUD トレース取得モードを設定するには、[Trace]ウィンドウを右クリックすることによって開く
ポップアップメニューから[設定]を選択し、[Acquisition]ダイアログボックスを開いてください。
[Acquisition]ダイアログボックスの[Trace mode]ページにある、[AUD mode1]、[AUD mode2]グルー
プボックスで設定できます。
図 2.1
24
[Trace mode]ページ
2.
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
次に、AUD トレース機能について説明します。
AUD トレース機能を使用する場合、[Trace mode]ページの[Trace type]グループボックス中の、[AUD
function]ラジオボタンにチェックをつけてください。
① 分岐トレース機能
分岐元、分岐先アドレスとそのソースを表示します。
[Trace mode]ページの[AUD function]グループボックス中の、[Branch trace]チェックボックスにチェ
ックをつけることによって分岐トレースが取得できます。
また、[AUD Branch trace]ページで取得する分岐の種類を選択することができます。
図 2.2
[AUD Branch trace]ページ
② ウィンドウトレース機能
指定した範囲内のメモリアクセスをトレース取得します。
メモリ範囲は 2 つまで指定できます。チャネル A、チャネル B にそれぞれ範囲を指定することがで
きます。またそれぞれトレース取得するバスサイクルとして、リードサイクル、ライトサイクル、
またはリードライトサイクルを選択できます。
25
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
2.
【設定方法】
(i) [Trace mode]ページの[AUD function]グループボックス中の、[Channel A]チェックボック
ス、[Channel B]チェックボックスにチェックをつけることによって、各チャネルを有効
にしてください。
(ii) [Window trace]ページを開き、各チャネルに設定するバスサイクルとメモリ範囲、バスの
種類を指定してください。
図 2.3
[Window trace]ページ
【留意事項】
1. [L-bus]、[I-bus]ラジオボタンを選択すると、それぞれ以下のバスサイクルをトレース取得
します。
・L-bus: CPU によって発生したバスサイクルを取得します。キャッシュにヒットして
いる場合も含みます。
・I-bus: CPU、DMA によって発生したバスサイクルを取得します。キャッシュにヒッ
トしている場合は取得しません。
また、I-bus によるアドレス情報は 28bit ですので最上位 4bit 分は”*”で表示します。こ
のため、[Trace]ウィンドウ内のソース表示はできません。
X/Y-RAM へのアクセスについて、P0 空間からアクセスした場合は、I-bus 経由となり、
P2 空間からアクセスした場合は、L-bus 経由となります。
また、キャッシュフィルサイクルは、I-bus 経由となります。
2.
26
X/Y-bus 選択時のアドレス指定方法
X/Y-bus へのアクセスが同時に発生した場合、X/Y-bus へのアクセスを両方ともトレース
取得するためには、A チャネルに X-bus 条件、B チャネルに Y-bus 条件を設定してくだ
さい。
2.
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
③ ソフトウェアトレース機能
【留意事項】
本機能はルネサステクノロジ製 SHC/C++コンパイラ(OEM、バンドル販売品を含む)V7.0 より
サポートされます。
特殊な命令を実行した場合に、実行時の PC 値と 1 つの汎用レジスタ内容をトレース取得します。
あらかじめ、C ソース上に Trace(x)関数(x は変数名)を記述し、コンパイル、リンクしてくださ
い。詳細は SHC マニュアルを参照してください。
ロードモジュールを E10A-USB エミュレータにロードし、ソフトウェアトレース機能を有効にして
実行すると、Trace(x)関数を実行した PC 値と、x に対応する汎用レジスタの値と、ソースが表示さ
れます。
ソフトウェアトレース機能を有効にするには、[Trace mode]ページの[AUD function]グループボック
ス中の、[Software trace]チェックボックスにチェックをつけてください。
(2)
AUD トレースの注意事項
1.
ユーザプログラム実行中にトレース表示をした場合、ニーモニック、オペランド、ソース表
示は行いません。
2.
AUD分岐トレースは分岐先/元アドレス出力時に、前回出力した分岐先アドレスとの差分を
出力しています。ウィンドウトレースはアドレス出力時に、前回出力したアドレスとの差分
を出力しています。前回出力したアドレスと上位16ビットが同じであれば下位16ビット、上
位24ビットが同じであれば下位8ビット、上位28ビットが同じであれば下位4ビットのみ出力
します。
E10A-USBエミュレータではこの差分から32ビットアドレスを再生して[Trace]ウィンドウに
表示していますが、32ビットアドレスを表示できない場合があります。この場合は、前の32
ビットアドレス表示からの差分を表示します。
3.
32ビットアドレスを表示できない場合には、ソース行は表示しません。
4.
E10A-USBエミュレータでは、AUDトレース表示数削減のため、複数回ループする場合にお
いてはIPのみカウントアップします。
5.
E10A-USBエミュレータでは、[Trace]ウインドウの最大トレース表示数は65534行(32767分岐)
となります。
しかしトレースバッファに格納される最大個数は、出力されるAUDトレース情報によって異
なります。したがって常に上記の個数を取得することはできません。
6.
[Configuration]ダイアログボックスの[UBC mode]リストボックスで[User]を設定すると、AUD
トレースは取得されません。この場合、[Trace]ウィンドウを終了してください。
7.
VIO機能を使用する場合は、AUDのフルトレースモードを使用しないでください。
8.
例外分岐取得時において、完了型例外が発生したとき、例外発生したアドレスの次のアドレ
スが取得されます。
27
2.
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
内蔵トレース機能
(3)
[Trace mode]ページの[Trace type]グループボックス中の、[Internal trace] ラジオボタンを選択するこ
とによって有効となる機能です。内蔵トレース機能は、分岐命令のトレース表示を行います。分岐元
アドレス/分岐先アドレスを最新の8分岐分トレースして表示します。「図 2.1 [Tracemode]ページ」
を参照してください。
【留意事項】
1. プログラム実行(ステップ実行を含む)開始、終了時に割込みが発生した場合、エミュ
レータ使用領域のアドレスがトレース取得されることがあります。このとき、ニーモニ
ック、オペランドの表示箇所に次のメッセージが表示されます。このアドレスはユーザ
プログラムのアドレスではないので、無視してください。
*** EML ***
2.2.3
2.
例外分岐取得時において、完了型例外が発生したとき、例外発生したアドレスの次のアド
レスが取得されます。
3.
以下の分岐命令は、トレース取得できません。
・BF, BT 命令のうち、ディスプレースメント値が 0 の場合
・リセットによる、H’A0000000 への分岐
4.
[Configuration]ダイアログボックスの[UBC mode]リストボックスで[User]を設定すると、
内蔵トレースは取得されません。この場合、[Trace]ウィンドウを終了してください。
JTAG(H-UDI)クロック(TCK)、AUD クロック(AUDCK)
使用時の注意事項
(1)
JTAGクロック(TCK)の周波数は、SH7710の周辺モジュールクロック(CKP)の周波数よ
り小さくしてください。
(2)
AUDクロック(AUDCK)は、50MHz以下になるようにしてください。
それ以上の周波数が入力されますと、E10A-USBが正常に動作しなくなります。
28
2.
2.2.4
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
[Breakpoint]ダイアログボックス設定時の注意事項
(1)
指定アドレスが奇数時は、偶数に切り捨てます。
(2)
BREAKPOINTは、命令を置き換えることにより実現するので、RAM領域にだけ設定できま
す。ただし、次に示すアドレスには指定できません。
• CS0∼6 空間、内蔵 RAM 以外の領域
• Break Condition 2 が成立する命令
• 遅延分岐命令のスロット命令
• MMU によりリードのみ可に設定されている領域
(3)
ステップ実行中は、BREAKPOINTは無効です。
(4)
BREAKPOINTを実行する際、Break Condition 2は無効です。したがって、Break Condition 2 が
成立する命令には、BREAKPOINTを設定しないでください。
(5)
BREAKPOINTで停止後、再度そのアドレスから実行を再開した場合、1度そのアドレスをシ
ングルステップにより実行してから実行を継続するので、リアルタイム性はなくなります。
(6)
遅延分岐命令のスロット命令にBREAKPOINTを設定した場合、PC値は不当な値となります。
したがって、遅延分岐命令のスロット命令にBREAKPOINTを設定しないでください。
(7)
キャッシュ領域にBREAKPOINTを設定した場合、ユーザプログラムの実行直前および実行直
後にBREAKPOINTのアドレス内容がキャッシュフィルされます。
(8)
DSP繰り返しループ時の注意事項
BREAKPOINTは分岐命令に相当します。DSP繰り返しループ中には、分岐命令を設定できな
い場合があります。この場合はBREAKPOINTを設定しないでください。詳しくはデバイスの
マニュアルをご参照ください。
(9)
[Configuration]ダイアログボックスの[General]ページの[Memory area]グループボックスで
Normalを指定した場合、VPMAP_SETコマンド設定が無効であればコマンド入力時のSH7710
のMMUの状態に従って、物理アドレスまたは論理アドレスにBREAKPOINTを設定します。
ASID値は、コマンド入力時のSH7710のPTEHレジスタのASID値に従います。また、
VPMAP_SETコマンド設定が有効な場合VP_MAPテーブルにしたがってアドレス変換した物
理アドレスにBREAKPOINTを設定します。ただし、VP_MAPテーブル範囲外のアドレスに対
してはコマンド入力時のSH7710のMMU状態に従います。BREAKPOINT設定後にVP_MAPテ
ーブルを変更した場合でも、BREAKPOINT設定時のアドレス変換が有効です。
(10)
[Configuration]ダイアログボックスの[General]ページの[Memory area]グループボックスで
Physicalを指定した場合は物理アドレスにBREAKPOINTを設定します。プログラム実行時に
SH7710のMMUを無効にしてからBREAKPOINTを設定し、設定後にMMUを元の状態に戻し
ます。対応する論理アドレスでブレークした場合、ステータスバーおよび[Output]ウィンドウ
に表示する停止要因は、BREAKPOINTではなく、ILLEGAL INSTRUCTIONになります。
29
2.
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
(11)
[Configuration]ダイアログボックスの[General]ページの[Memory area]グループボックスで
Virtualを指定した場合は論理アドレスにBREAKPOINTを設定します。プログラム実行時に
SH7710のMMUを有効にしてからBREAKPOINTを設定し、設定後にMMUを元の状態に戻し
ます。ASID値の指定がある場合は、指定されたASID値に従う論理アドレスにBREAKPOINT
を設定します。E10A-USBエミュレータはASID値を指定値に書き換えてからBREAKPOINTを
設定し、設定後にASID値を元の状態に戻します。ASID値の指定がない場合は、コマンド入
力時のASID値に従う論理アドレスにBREAKPOINTを設定します。
(12)
BREAKPOINTが設定されるアドレス(物理アドレス)はBREAKPOINTを設定した時点で決
まるため、設定後にVP_MAPテーブルを書き換えてもBREAKPOINTの設定アドレスは変わり
ません。ただし、VP_MAPテーブルが変更されたアドレスでBREAKPOINTが成立した場合、
ステータスバーおよび[Output]ウィンドウに表示する停止要因は、BREAKPOINTではなく
ILLEGAL INSTRUCTIONとなります。
(13)
BREAKPOINTのアドレスがROM、フラッシュ領域などで正しく設定できなかった場合、Go
実行後に[Memory]ウィンドウ等でREFRESHを行うと[Source], [Disassembly]ウィンドウの該
当アドレスの[BP]エリアに●が表示されることがあります。ただし、このアドレスではブレ
ークしません。また、ブレーク条件で停止すると●の表示は消えます。
30
2.
2.2.5
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
[Break Condition]ダイアログボックス、BREAKCONDITION_SET
コマンド設定時の注意事項
(1)
Break Condition 2の条件は、Go to cursor、Step In、Step Over、Step Out使用時は無効です。
(2)
BREAKPOINTが設定されている命令を実行する際に、Break Condition 2の条件は無効となり
ます。したがって、Break Condition 2の条件が成立する命令にはBREAKPOINTを設定しない
でください。
(3)
Break Conditionの条件成立後に複数命令を実行してから停止することがあります。
(4)
遅延分岐命令のスロット命令ではPCブレークの実行前にプログラムを停止することができ
ません。遅延分岐命令のスロット命令にPCブレーク(実行前停止条件)を設定した場合、分
岐先の命令実行前で停止します。
(5)
Break Condition 1,2についてはパフォーマンス測定機能における開始/終了条件としても使用
します。この時、[イベントポイント]ウィンドウの[Break condition]シートのAction部分にPA-1
start point, PA-1 end point と表示されます。
コマンドライン機能のBREAKCONDITION_DISPLAYコマンドによるBreak Condition条件表
示時も同様です。この場合、Break Condition 1,2条件成立でブレークしません。
(6)
マルチステップ命令実行時に設定した実行回数でブレークしないことがあります。
2.2.6
UBC_MODE コマンド設定時の注意事項
[Configuration]ダイアログボックスにおいて、[UBC mode]リストボックス設定時に[User]と設定した
場合、Break Condition 2 を使用して実現している STEP 系コマンドは使用できません。
2.2.7
パフォーマンス測定機能
E10A-USB エミュレータは、パフォーマンス測定機能をサポートしています。
(1)
パフォーマンスの測定条件の設定
パフォーマンスの測定条件の設定は、[Performance Analysis]ダイアログボックス、および
PERFORMANCE_SET コマンドを使用します。[Performance Analysis]ダイアログボックスは、
[Performance Analysis]ウィンドウ上の任意の 1 行を選択しマウスの右ボタンを押すと、ポップアップ
メニューが表示され、[設定]を選択すると表示されます。
【留意事項】
コマンドラインシンタックスについては、オンラインヘルプを参照してください。
31
2.
(a)
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
測定開始/終了条件指定
測定開始/終了条件指定は、[Performance Analysis]ダイアログボックスの[Mode]ドロップダウンリ
ストボックスで行います。[Mode]ドロップダウンリストボックスで指定できる条件は、以下の 3 つで
す。
表 2.8 [Mode]で指定できる条件
項目
意味
Normal Break
プログラムの実行で測定を開始し、ブレーク条件成立により測定を終了する。
Break Condition 1->2
Break Condition 1 の条件成立で測定を開始し、Break Condition 2 の条件成立で
測定を終了する。
Break Condition 2->1
Break Condition 2 の条件成立で測定を開始し、Break Condition 1 の条件成立で
測定を終了する。
図 2.4
32
[Performance Analysis]ダイアログボックス
2.
(b)
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
測定期間
パフォーマンスの測定期間は、次の①∼③があり、[Performance Analysis]ダイアログボックスの
[Mode]の選択項目で決まります。
①
ユーザプログラム実行開始から実行終了までの期間([Mode]でNormal Break選択時)
②
Break condition 1に設定された条件が成立してから、Break condition 2に設定された条件が成立
するまでの期間([Mode]でBreak condition 1→2選択時)
③
Break condition 2に設定された条件が成立してから、Break condition 1に設定された条件が成立
するまでの期間([Mode]でBreak condition 2→1選択時)
(②、③の場合、[イベントポイント]ウィンドウの[Break condition]シートのAction部分にPA-1 start
point, PA-1 end point と表示されます。)
測定誤差について、
•
測定値は、誤差を含みます。
•
ブレーク発生の前後で誤差が生じることがあります。
上記につきましては、表 2.10 も参照してください。
【留意事項】
1. ②、③の範囲指定を行う場合は、必ず Break condition 1(または、Break condition2)に
測定開始条件、Break condition 2(または、Break condition 1)に測定終了条件を設定し
てからユーザプログラムを実行してください。
2.
PERFORMANCE_SET コマンド、および[Performance Analysis]ダイアログボックスの
[Mode]で Break condition1->2、および Break condition 2->1 を選択した場合は、ステッ
プ実行はできません。
3.
[Mode]で Break condition1->2、および Break condition 2->1 を選択した場合は、必ず1
つ以上測定項目を設定してください。測定項目がない場合、Measurement item does not
have specification. Please set up a measurement item.のエラーを表示します。
PERFORMANCE_SET コマンドで測定項目が1つ以上設定がない場合、Break
condition1->2, Break condition 2->1 の設定はエラーになります。
33
2.
(c)
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
測定項目
測定項目は、[Performance Analysis]ダイアログボックスの[Channel1∼4]で行います。最大 4 つの条
件を同時に指定可能です。表 2.9 に示します(表 2.9 のオプションは、PERFORMANCE_SET コマン
ドの<mode>パラメータです。また、[Performance Analysis]ウィンドウの CONDITION に表示します)。
表 2.9
選択名
測定項目 (1)
オプシ
ョン名
選択項目
Disabled
なし
測定しない。
Elapsed time
AC
経過サイクル
Number of execution states
VS
実行ステート数
Branch instruction counts
BT
分岐命令回数
Number of execution instructions
I
実行命令数
DSP-instruction execution counts
DI
DSP 命令実行回数
DSP 機能を搭載したデバイスのみ測定できます。
Instruction/data conflict cycle
MAC
命令-データコンフリクトサイクル
Other conflict cycles than instruction/data
OC
命令-データ以外のコンフリクトサイクル
Exception/interrupt counts
EA
例外・割込み回数
Data-TLB miss cycle
MTS
TLB ミス(データアクセス)サイクル
MMU 機能を搭載したデバイスのみ測定できます。
Instruction-TLB miss cycle
ITS
TLB ミス(命令フェッチ)サイクル
MMU 機能を搭載したデバイスのみ測定できます。
Interrupt counts
INT
割込み回数
Number of BL=1 instructions
BL1
BL=1(特権モードで割込みマスク状態)命令実行数
Number of MD=1 instructions
MD1
MD=1(特権モード)命令実行数
Instruction cache-miss counts
IC
キャッシュミス(命令フェッチ)回数
Data cache-miss counts
DC
キャッシュミス(データアクセス)回数
Instruction fetch stall
IF
命令フェッチストール
Data access stall
DA
データアクセスストール
Instruction cache-miss stall
ICS
命令キャッシュミスストール
Data cache-miss stall
DCS
データキャッシュミスストール
Cacheable access stall
CS
キャッシュブルアクセスストール
X/Y-RAM access stall
XYS
X / Y-RAM アクセスストール
X / Y-RAM を搭載したデバイスのみ測定できます。
URAM access stall
US
U-RAM アクセスストール
U-RAM を搭載したデバイスのみ測定できます。
Instruction/data access stall cycle
MA
命令・データアクセスのストールサイクル
Other access cycles than instruction/data
NMA
命令・データアクセス以外のアクセスサイクル
Non-cacheable area access cycle
NCC
ノンキャッシュエリアアクセスサイクル
Non-cacheable area instruction access cycle
NCI
ノンキャッシュエリア命令アクセスサイクル
34
2.
表 2.9
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
測定項目 (2)
オプシ
ョン名
選択名
選択項目
NCD
ノンキャッシュエリアデータアクセスサイクル
Cacheable area access cycle
CC
キャッシュエリアアクセスサイクル
Cacheable area instruction access cycle
CIC
キャッシュエリア命令アクセスサイクル
Cacheable area data access cycle
CDC
キャッシュエリアデータアクセスサイクル
Access counts other than instruction/data
NAM
命令・データ以外のアクセス回数
Non-cacheable area access counts
NCN
ノンキャッシュエリアアクセス回数
Non-cacheable area instruction access counts
NCIN
ノンキャッシュエリア命令アクセス回数
Non-cacheable area data access counts
NCDN
ノンキャッシュエリアデータアクセス回数
Cacheable area access counts
CN
キャッシュエリアアクセス回数
Cacheable area instruction access counts
CIN
キャッシュエリア命令アクセス回数
Cacheable area data access counts
CDN
キャッシュエリアデータアクセス回数
Non-cacheable area data access cycle
各測定条件については、表 2.10 に示す条件が発生した場合についてもカウントを行います。
表 2.10
パフォーマンス各測定条件においてカウントする場合
測定条件
留意事項
TLB のキャッシング可能ビット
の設定により、キャッシングされ
ない場合
キャッシュ可能領域へのアクセスにカウントされます。
キャッシュオンでのカウント
キャッシュ不可領域のアクセスがサイクル数、回数が実際よりも少なく、キャ
ッシュ可能領域、X / Y-RAM、U-RAM エリアへのアクセスは実際よりも多く
カウントされることがあります。
分岐回数のカウント
カウンタの値は、2 ずつ増えます。これは、1 回の分岐につき有効なサイクル
が 2 サイクルという意味です。
【留意事項】
1. AUD トレースの Non realtime trace モード中は、ストールの発生状況や実行サイクルが
変化するため、正確なカウントが出来ません。
2.
(2)
カウンタのクロックソースが CPU クロックであるため、スリープモード等で CPU クロ
ックが停止する場合は、カウントもストップします。
測定結果の表示
測定結果は、[Performance Analysis]ウィンドウ、または、PERFORMANCE_ANALYSIS コマンドで
行います。表示結果は 16 進数(32 ビット)で表示します。
【留意事項】
パフォーマンス測定の結果のカウンタがオーバーフローした場合、"********"を表示します。
(3)
測定結果の初期化
測定結果の初期化は、[Performance Analysis]ウィンドウのポップアップメニューで [全てリセット]
を選択するか、PERFORMANCE_ANALYSIS コマンドで INIT を指定してください。
35
2.
36
SH7710 ご使用時のソフトウェア仕様
SuperH ファミリ用 E10A-USB エミュレータ ユーザーズマニュアル
別冊
SH7710 ご使用時の補足説明
発行年月 2003年12月3日 Rev.1.00
発 行 株式会社ルネサス テクノロジ 営業企画統括部
〒100-0004 東京都千代田区大手町 2-6-2
編 集 株式会社ルネサス小平セミコン 技術ドキュメント部
©2003 Renesas Technology Corp. All rights reserved. Printed in Japan.
SuperHTM ファミリ用 E10A-USB エミュレータ
ユーザーズマニュアル 別冊
SH E10A-USB for SH7710 HS7710KCU01HJ
神奈川県川崎市中原区下沼部1753 〒211-8668
RJJ10B0076-0100H