HITACHI Virtage Navigator LPAR マイグレーション ユーザーズガイド

HITACHI Virtage Navigator LPAR マイグレーション ユーザーズガイド

LPAR マイグレーション Virtage Navigator は、異なる物理サーバブレード間で LPAR を移動させる機能です。サーバブレードの保守やリソースの有効活用などの可用性向上の手段としてご利用いただけます。移動に際しては、MAC アドレスや WWN を移動先に引き継ぐことで、移動先での再構築が不要となり、短時間で別のサーバブレード上で LPAR 構成を構築することができます。

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HITACHI Virtage Navigator LPAR マイグレーション ユーザーズガイド | Manualzz

BladeSymphony

Virtage Navigator ユーザーズガイド

LPAR マイグレーション編

Revision 3.20/B

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BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.ii

BladeSymphony Virtage Navigator

本資料は、BladeSymphony Virtage Navigator V03-02/A に対応している LPAR マイグレーション編です。

なお、本資料での「」は参照を表しています。

目次

1 LPAR マイグレーション概要 ..............................................................................5

2 使用環境について ......................................................................................9

11

11

11

12

16

33

3 操作 ................................................................................................. 55

75

81

95

100

55

57

67

72

115

122

122

3.6 HVM 構成情報の保存とバックアップ ................................................................. 123

105

106

111

114

123

125

3.7 マイグレーション WWN の登録・削除 ................................................................. 127

128

130

143

145

147

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.1

151

3.7.7 ストレージマシンを追加登録してマイグレーション WWN 登録操作を実施する場合 ..................... 153

160

161

4.1 シャットダウン、コンカレントメンテナンスモード共通のオプション ................................... 161

161

163

164

4.2 シャットダウンモードのオプション ................................................................. 165

165

4.2.2 移動元と移動先で、CPU、メモリ、サービス率の割り当てを変更するには ............................ 168

169

169

172

175

4.3.4 マイグレーションのキャンセル ................................................................. 177

179

181

183

183

184

184

5.11 ストレージの接続先または接続構成が異なる移動先サーバブレードへのマイグレーション ................ 184

185

185

185

185

182

183

183

183

182

182

182

182

185

186

186

186

187

187

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.2

187

5.21.2 移動元 HVM F/W バージョンが BS2000 59-00 以降、BS2000 79-00 以降、BS320 17-82 以降、BS500 01-00 以降

196

196

197

197

5.44 N+M コールドスタンバイの切り替え後の予備系サーバブレードからのマイグレーション ................... 197

195

196

196

196

200

200

201

201

198

198

199

200

202

203

206

206

208

6.4.3 "The source LPAR is activated."でマイグレーションが失敗する .................................. 211

195

195

195

195

192

192

193

194

190

191

192

192

188

189

189

189

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.3

6.4.4 "The specified blade is busy.xxxxxxx."でマイグレーションが失敗する ........................... 212

6.4.5 Migration ウインドウのツリー表示でシャーシ情報が Unregistration になる ......................... 213

214

6.4.7 "Error occurred during initialization of VM"でマイグレーションが失敗する ..................... 215

215

6.4.9 "Transferring device data cannot be completed within an LPAR suspension period."でマイグレーション

216

6.4.10 "Connection refused (HVM-HVM)"でマイグレーションが失敗する .................................. 217

6.4.11 "Wait until another operation is completed, and retry."でマイグレーションが失敗する ......... 218

219

6.4.13 "LPAR Migration process was canceled Memory write is intensive."でマイグレーションが失敗する 220

221

6.4.15 "EMG000000003004006:000000000000003b:0000000000000030:(0):HVM(SRC):Internal error."が表示され、マ

222

6.4.16 "EMG000000002ab4006:000000000000003e:0000000000000030:(0):HVM(SRC):Internal error. The HVM

223

6.4.17 "LPAR Migration was canceled. FC Login timeout (Migration WWN)."でマイグレーションが失敗する 224

225

236

237

239

239

239

242

243

244

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.4

1 LPAR マイグレーション概要

LPAR マイグレーションは、異なる物理サーバブレード間で LPAR を移動させる機能です。

サーバブレードの保守やリソースの有効活用などの可用性向上の手段としてご利用いただけます。

移動に際しては、MAC アドレスや WWN を移動先に引き継ぐことで、移動先での再構築が不要となり、短時間

で別のサーバブレード上で LPAR 構成を構築することができます。

LPAR マイグレーションでは、シャットダウンモードとコンカレントメンテナンスモードの 2 つのモードをサ

ポートしています。コンカレントメンテナンスモードは、LPAR 上のゲスト OS を稼働させたまま移動できる

モードです。これにより、サーバブレード上の全 LPAR を稼働したまま別のサーバブレードへ移動し、移動対

象 LPAR によるサービスの無停止保守を実現することができます。これに対し、シャットダウンモードは、LPAR

上のゲスト OS を 1 度シャットダウンして移動するモードです。

コンカレントメンテナンスモードを利用する場合は、以下に示す項目を保守することができます。保守手順

につきましては、「3.5 ハードウェア、ソフトウェアのメンテナンス」をご参照ください。

移動元

サーバ

シャーシ

サーバブレード

HVM

全 LPAR の移動

サーバブレード

移動先

サーバ

シャーシ

CPU/メモリ/SD

カード

NIC/FC HBA(※)

EFI/BIOS

BMC

SVP SVP

:保守推奨, ※NIC/FC HBA は、稼働時交換未サポートの場合に限る

:保守非推奨

図 1-1 コンカレントメンテナンスモードを利用した保守の種類

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.5

表 1-1 コンカレントメンテナンスモードを利用したサーバブレード保守の種類

No. 種類

1 HVM ファームウェア更新

2 SD カード交換

3 CPU の予兆交換

4 メモリの予兆交換

5 稼働時交換未サポートの NIC/FC HBA の交換

6 EFI/BIOS ファームウェア更新

7 BMC ファームウェア更新

作業実施

ユーザ

保守員

8 サーバブレードの交換

なお、シャットダウンモードとコンカレントメンテナンスモードでは、適用条件や移動する構成情報に差異

があります。

シャットダウンモードを実施するための適用条件は、コンカレントメンテナンスモードの適用条件に比べ、

緩和されます。あるシステム構成の状態において、初めてマイグレーションを実施する場合は、シャットダ

ウンモードで実施することを推奨します。

シャットダウンモード

の適用範囲

コンカレントメンテナンスモード

の適用範囲

図 1-2 マイグレーション実施のための適用条件の差異

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.6

また、シャットダウンモードとコンカレントメンテナンスモードでは、マイグレーション実施時に移動する

構成情報に差異があります。それぞれのモードでの移動するデータの差異については、下表をご確認くださ

表 1-2 マイグレーション実施時に移動する構成情報

2

3

4

5

6

#

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17 論理 CPU

18

19 メモリ

20

21

29

30

31

32

33

34 論理 NIC

35

36

37

38

分類

1 LPAR 構成

22 割り込み

23

24 論理 PCI

25

26 論理 FC HBA

27

28

設定 項目

○ LPAR 番号

○ LPAR 名称

- 論理 CPU 数

サブ項目

共有割り当て 数指定

占有割り当て 数指定

番号指定

移動する/しない

シャットダウン

コンカレント

メンテナンス

移動しない

(指定値/若番順に使用)

移動する

移動する

移動する

移動しない

(数指定)

移動する

移動する

移動する

移動する

○ サービス率 -

○ 割り当てメモリ容量 -

○ Idle Detection

○ Auto Activation

Order

○ Auto Clear -

○ Processor Capping -

- Virtual Console

有効(Y)/無効(N)

Virtual Console Port#

○ Pre-Boot

- CPUID

- Processor Node

○ 割り当てメモリ容量 #8 参照

- SMAP -

○ Memory Node -

- PIC -

- I/O APIC -

- PCI Configuration

- 絶対位置情報

- 相対位置情報

USB 自動 Attach 設定

Shared FC#

Slot#/Port#

論理 PCI アドレス

- 論理 WWN

○ vfcID

- vfc Seed Info.

○ NVRAM(FC HBA の設定) -

- MMIO Register -

○ 論理 MAC アドレス -

※1 手動設定論理 MAC アド

レス

○ Virtual NIC

Assignment

- ○ VLAN モード

(Tag/Untag/undef)

○ VLANID -

移動する

移動する

移動する

移動しない

(移動先に従う)

移動する

移動しない

(同一 CPUID 間で許可)

移動しない

※移動先では'A'になる

#8 参照

移動しない

移動しない

※移動先では'A'になる

移動しない

移動しない

移動しない

移動しない

移動しない

移動しない

移動する

(同じ場所に定義)

移動する

移動しない

移動しない

(若番順に使用)

移動する

移動しない

移動する

移動しない

移動する

(同じ場所に定義)

移動する

移動する

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.7

# 分類 設定 項目 サブ項目

移動する/しない

シャットダウン

コンカレント

メンテナンス

65

66

67

68

61

62

63 ファームウェア

64

69

70

71

- 物理 RTC 時刻

○ Time Mode

○ Date and Time

○ Time Zone

○ Import Config

○ TimeSync

- HPET

- PIT

- PM Timer

○ USB

○ VGA

- Super I/O

- Serial

- SMBIOS

- 論理 UEFI

- 論理 BMC

- ACPI

○:設定可、-:設定不可

※1:設定可能ですが、設定した HVM を移動元または移動先として、マイグレーションを実施しないでください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.8

2 使用環境について

【シャットダウンモードの使用環境】

シャットダウンモードを実施するに当たり必要となるハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェア

を下表に示しています。

表 2-1 シャットダウンモードのサポートモデル

BS1000

プラットフォーム名

標準サーバブレード

BS2000

高性能サーバブレード

BS320

BS500

BS520H サーバブレード

BS520A サーバブレード

BS540A サーバブレード

サポートモデル

-

A1、A2、S3、R3

A1/E1、A2/E2

P4、P5

A1、B1、A2、B2

A1

A1、B1

表 2-2 シャットダウンモードのサポート HVM ファームウェアと Virtage Navigator

BS1000

プラットフォーム名

BS2000

BS320

BS500

標準サーバブレード

高性能サーバブレード

BS520H サーバブレード

BS520A サーバブレード

BS540A サーバブレード

HVM ファームウェア

58-1x~58-2x

58-40~58-70

58-72~

59-0x

59-1x~59-20

59-21~

78-1x~78-2x

78-4x~78-70

78-73~

79-0x

79-1x~79-20

79-21~

17-6x~17-72

17-80~

17-86~

17-88~

01-01~

01-10~

01-20~

01-30~

01-40~

01-60~

01-10~

01-20~

01-30~

01-40~

01-60~

01-20~

01-30~

01-40~

01-60~

対応する Virtage Navigator

V01-00

V01-01~V02-01

V02-02~

V03-00/A~

V03-00/E~

V03-01~

V01-00

V01-01~V02-01

V02-02~

V03-00/A~

V03-00/E~

V03-01~

V01-01~V02-01

V02-02~

V03-00/E~

V03-02~

V02-04/A~

V03-00/B~

V03-00/D~

V03-00/E~

V03-01~

V03-02~

V03-00/B~

V03-00/D~

V03-00/E~

V03-01~

V03-02~

V03-00/D~

V03-00/E~

V03-01~

V03-02~

-:未サポート

シャットダウンモードを実施するには、以下の要件を満たす必要があります。

・Virtage Navigator のライセンスが Standard または Advanced であること

シャットダウンモードを実施する前に必ず「2.2 適用条件」をご確認ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.9

【コンカレントメンテナンスモードの使用環境】

コンカレントメンテナンスモードを実施するに当たり必要となるハードウェア、ファームウェア、およびソ

フトウェアを下表に示しています。

表 2-3 コンカレントメンテナンスモードのサポートモデル

BS1000

プラットフォーム名

BS2000

標準サーバブレード

高性能サーバブレード

BS320

BS500

BS520H サーバブレード

BS520A サーバブレード

BS540A サーバブレード

-:未サポート

サポートモデル

-

A1、A2、S3、R3

A1/E1、A2/E2

-

A1、B1、A2、B2

A1

A1、B1

表 2-4 コンカレントメンテナンスモードのサポート HVM ファームウェアと Virtage Navigator

BS1000

プラットフォーム名

BS2000

BS320

BS500

標準サーバブレード

高性能サーバブレード

BS520H サーバブレード

BS520A サーバブレード

BS540A サーバブレード

HVM ファームウェア

59-1x~59-20

59-21~

79-1x~79-20

79-21~

01-3x~

01-4x~

01-6x~

01-3x~

01-4x~

01-6x~

01-3x~

01-4x~

01-6x~

対応する Virtage Navigator

V03-00/E~

V03-01~

V03-00/E~

V03-01~

V03-00/E~

V03-01~

V03-02~

V03-00/E~

V03-01~

V03-02~

V03-00/E~

V03-01~

V03-02~

-:未サポート

コンカレントメンテナンスモードを実施するには、以下の要件を満たす必要があります。

・BS2000 の場合、HVM モデルが Enterprise であること

・BS500 の場合、HVM モデルが Advanced であること

・Virtage Navigator のライセンスが Standard または Advanced であること

コンカレントメンテナンスモードを実施する前に必ず「2.2 適用条件」をご確認ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.10

2.1

所要時間

シャットダウンモードとコンカレントメンテナンスモードでは、マイグレーションに要する時間に差異があ

ります。

2.1.1

シャットダウンモードの所要時間

シャットダウンモードの所要時間は、約 5 分です。

(OS 種、搭載 I/O 数、および使用アプリケーションなどにより変動します。)

2.1.2

コンカレントメンテナンスモードの所要時間

コンカレントメンテナンスモードの所要時間は、移動元 /先 HVM の構成情報のバックアップとダンプ採取に要

する時間、HVM 移動元/先 LPAR の構成情報保存に要する時間、移動対象 LPAR 上で稼働するゲスト OS のメモ

リ転送に要する時間、および LPAR のサスペンドタイムの合計時間です。

表 2-5 コンカレントメンテナンスモードの所要時間

項目

移動元 HVM の構成情報のバックアップとダンプ採取

移動先 HVM の構成情報のバックアップとダンプ採取

移動元/先 LPAR の構成情報の保存

移動対象 LPAR 上で稼働するゲスト OS のメモリ転送

LPAR のサスペンドタイム

移動元 HVM の構成情報のバックアップとダンプ採取

移動先 HVM の構成情報のバックアップとダンプ採取

コンカレントメンテナンスモード全体

所要時間

メモリサイズ 4GB メモリサイズ 8GB

45 秒(※2)

約 5 分

※1:HVM と管理サーバの CPU、ネットワーク負荷により所要時間は変動します。

40 秒(※1)

40 秒(※1)

90 秒

40 秒(※1)

90 秒(※2)

0.5 秒(※3)(※4)

40 秒(※1)

約 6 分

※2:メモリ転送時間は以下のとおり計算します。

以下に示す例は、メモリ転送速度が 100MB/秒の場合の例です。

ゲスト OS のメモリサイズとマイグレーションパスの負荷により所要時間は変動します。メモリサイズが

大きいほど、移動対象 LPAR 上で稼働するゲスト OS のメモリ転送に要する時間は長くなります。

例)メモリサイズ 4GB(4096MB)の場合

4096MB÷100MB/秒=40.96 秒…約 45 秒

マイグレーションパスにつきましては、「2.2.2.2.7

マイグレーションパスについて」をご参照くださ

い。

※3:LPAR のサスペンドタイムの間に、ゲスト OS が使用しているセグメントに向けて送信されたパケットは損

失してしまいます。UDP 通信により送付されたパケットは消失してしまうため、マイグレーション後、移

後、移動先 LPAR に対して自動的に再送されます。

※4:LPAR のサスペンドタイムの間にゲスト OS が瞬停することにより、ゲスト OS の時刻が 500ms 程度遅れま

す。そのため、コンカレントメンテナンスモードを実施する LPAR に対しては、NTP クライアントを導入

してください。

なお、NTP クライアントの導入を望まない場合は、HVM スクリーンの Date and Time で Adjust LPAR Time

を実施することにより、HVM システム時刻と時刻を合わせることができます。

BS500 HVM ユーザーズガイド」をご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.11

2.2

適用条件

本節では、マイグレーションの適用条件を記します。

適用可能なシステム構成であることをご確認ください。

下図は、HVM システム構成の概略図です。

移動元

サーバ

シャーシ

サーバブレード

HVM

LPAR

ゲスト OS

アプリ

ミドル

論理 CPU/メモリ

/NIC/FC HBA

論理 EFI

CPU/メモリ

/NIC/FC HBA

EFI/BIOS

BMC

SVP(※)

LPAR 構成情報の移動

サーバブレード

HVM

LPAR

ゲスト OS

アプリ

移動先

サーバ

シャーシ

ミドル

論理 CPU/メモリ

/NIC/FC HBA

論理 EFI

CPU/メモリ

/NIC/FC HBA

EFI/BIOS

BMC

SVP(※)

Virtage Navigator JP1/SC/BSM ストレージ

管理サーバ 管理サーバ

:本章で確認する項目があるものを示す

※:SVP はコンカレントメンテナンスモードの場合のみ確認要

:本章で確認する項目がないものを示す

図 2-1 移動元と移動先のサーバブレード

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.12

以下 2 点をご確認ください。

(1)移動対象の LPAR が移動できる構成か

(2)移動元と移動先の構成の合致条件を満たしているか

ダウンモードまたはコンカレントメンテナンスモードのマイグレーションを実施することができます。

「2.2.1 シャットダウンモードの適用条件」、または「2.2.2 コンカレントメンテナンスモードの適用条

件」をご確認いただく必要はなくなります。

(1)移動対象 LPAR の構成

シャットダウン、コンカレントメンテナンスモードにおける移動対象 LPAR の要件を下表に示します。合

確認いただく必要はありません。

表 2-6 移動対象 LPAR の要件

項目 シャットダウン コンカレントメンテナンス

LPAR 名称

(1)"NO_NAME"でないこと

(2)移動先に同一名称の LPAR が存在していないこと

制限なし CPU

メモリ

デバイス

制限なし

NIC 共有モードで割り当てていること

共有モードで割り当てていること

FC HBA

- 割り当てポート数が 8 以下であること

ステータス

(電源状態)

-:要件なし

- Activate されていること

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.13

(2)移動元と移動先の構成の合致

シャットダウン、コンカレントメンテナンスモードにおける移動先サーバブレードの要件を下表に示し

ます。

をご確認いただく必要はありません。

表 2-7 移動元/先サーバブレードの要件

SVP

項目

SVP F/W

辞書

HVM

HVM モデル

マイグレーションパス

空き

リソース

CPU

メモリ

NIC

シャットダウン

不問です

不問です

コンカレントメンテナンス

【BS2000 の場合】

辞書バージョンが 00075 以降であること

【BS500 の場合】

不問です

同一ブレードでないこと

移動元/先のサーバブレードモデルが同一であること(※1)

サーバ

ブレード

I/O 構成

BMC

EFI/BIOS

位置関係

ブレード

モデル

NIC

FC HBA

FC HBA

移動元/先で同一 NIC カードが同一スロットに搭載されていること(※2)

移動元/先で同一 FC HBA カードが同一スロットに搭載されていること(※2)

不問です

移動元/先で EFI/BIOS の

メジャーバージョン、設定

移動元/先で EFI/BIOS のバージョン、設定が一

致していること(※3)

が一致していること(※3)

移動元/先で HVM ファームウェアバージョンが一致していること(※4)

- HVM モデルが Enterprise であること

-

移動元/先の両方で 1Gbps 以上の共有 NIC のポ

ートを設定していること

(実測値 900Mbps 以上推奨)

移動先で CPU が定義できること

移動元 LPAR に割り当てられたメモリサイズを移動先で割り当てられること

移動対象の LPAR に割り当てられているセグメントを移動先で割り当てられ

ること

移動先で、未割り当ての vfcID が移動対象 LPAR に割り当てられている数分

存在すること

移動元/先で HVM システム時刻のタイムゾーンが一致していること HVM システム時刻のタイ

ムゾーン

NTP サーバによる HVM シ

ステム時刻の時刻合わせ

ストレージ

SAN セキュリティ

NTP サーバを導入している場合、移動元/先 HVM に対し、同一の NTP サーバ

を設定していること

移動元/先が同一ストレー 移動元/先が同一ストレージの同一ポートに接

ジに接続され、同一のブー

ト用 LU にアクセスできる

こと

続されて、同一のブート用 LU にアクセスでき

ること

-

通常運用で利用する WWN に加え、コンカレント

メンテナンスモード実施時に利用する移動元

LPAR のマイグレーション WWN もストレージの同

一ホストグループに登録されていること(※5)

-:要件なし

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.14

※1:BS2000 標準サーバブレードの A2 モデル、BS2000 高性能サーバブレードまたは BS320 P5 モデルでシャッ

トダウンモードを実施する場合は、 サーバブレードモデルについて」をご参照ください。

BS2000 標準サーバブレードの A2 モデルまたは BS2000 高性能サーバブレードでコンカレントメンテナン

スモードを実施する場合は、「2.2.2.2.2.3

サーバブレードモデルについて」をご参照ください。

※2:厳密な条件は、左記の内容より少し緩和されています。

シャットダウンモードを実施する場合の要件の詳細につきましては、

I/O 構成について」

をご参照ください。コンカレントメンテナンスモードを実施する場合の要件の詳細につきましては、

「2.2.2.2.2.6

I/O 構成について」をご参照ください。

※3:シャットダウンモードを実施する場合で、移動元/先で一致していない場合は、「2.2.1.2.4

EFI/BIOS

について」をご参照ください。コンカレントメンテナンスモードを実施する場合で、移動元/先で一致し

ていない場合は、

EFI について」をご参照ください。

※4:シャットダウンモードを実施する場合で、移動元/先で一致していない場合は、「2.2.1.2.5

HVM」をご

参照ください。コンカレントメンテナンスモードを実施する場合で、移動元/先で一致していない場合は、

「2.2.2.2.5

HVM」をご参照ください。

※5:マイグレーション WWN はマイグレーション実施時にのみ利用しますが、マイグレーション終了後にホス

トグループの登録から外す必要はありません。

なお、マイグレーション WWN は、HVM Console の Shared FC Assignment スクリーンまたは Allocated FC

Information スクリーンで確認することができます。

「2.2.1 シャットダウンモードの適用条件」と「2.2.2 コンカレントメンテナンスモードの適用条件」で

は、シャットダウンモードとコンカレントメンテナンスモードのどちらの記載をしているのかを明確にする

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.15

2.2.1

シャットダウンモードの適用条件

本項では、シャットダウンモードの適用条件を示します。

2.2.1.1 移動対象 LPAR について

2.2.1.1.1 LPAR 名称について

移動 LPAR の名称は以下の条件を満たす必要があります。

(1)"NO_NAME"でないこと

(2)移動先に同一名称の LPAR が存在していないこと

2.2.1.1.2 LPAR に割り当てるリソースについて

LPAR に割り当てるリソースについては、下表に示す条件を満たす必要があります。

表 2-8 リソース適用条件

シャットダウン

CPU

項目 仕様および適用条件

占有(※1)/共有サポート

メモリ 割り当て容量 制限無し(※2)

デバイス NIC(※3)

FC HBA

共有のみサポート

共有のみサポート

※1:移動元ブレードで物理プロセッサの番号指定をして占有 CPU を割り当てている LPAR をマイグレーシ

ョンする場合、移動先ブレードでは、移動元ブレードで割り当てられていた番号と同じ番号の CPU

が割り当てられるわけではありません。

ただし、移動元で割り当てられていた占有 CPU の数は引き継がれます。

※2:移動先ブレードにおいて、メモリのフラグメンテーションが原因により、メモリ量に不足がなくて

も、移動先 LPAR が Activate しないことがあります。この場合、LPAR の移動は完了していますが、

"The MMS could not activate the LPAR because of memory fragmentation."というメッセージが

表示されます。

本メッセージが表示された場合は、「BladeSymphony BS2000 ユーザーズガイド」、「BladeSymphony

BS320 Virtage ユーザーズガイド 運用編」、または「BladeSymphony BS500 HVM ユーザーズガイド」

の「LPAR メモリのフラグメンテーションについて」をご確認ください。

※3:共有 NIC のセグメントの設定状態により、シャットダウンモードが失敗することがあります。

シャットダウンモードが失敗する場合については、「2.2.1.2.6

仮想 NIC のポート単位割り当て/

同一セグメント複数割り当て機能を利用する際の注意」をご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.16

2.2.1.1.3 LPAR のステータスについて

LPAR ステータスは、"Activate"もしくは"Deactivate"である必要があります。

表 2-9 LPAR ステータスの条件

シャットダウン

LPAR ステータス

Activate

Deactivate

シャットダウンモード実施可/不可

可(※)

Failure 不可

※シャットダウンモード実施時にリモートシャットダウンの設定をする必要があります。

するには」をご参照ください。

2.2.1.1.4 サポート OS について

シャットダウンモードのサポートゲスト OS は、HVM でサポートすべてのゲスト OS です。

2.2.1.2 移動元/先の構成について

2.2.1.2.1 SVP について

2.2.1.2.1.1 SVP バージョンについて

移動元/先サーバブレードの SVP バージョンに依存なく実施できます。

2.2.1.2.1.2 辞書バージョンについて

辞書バージョンに依存なく実施できます。

2.2.1.2.2 サーバブレードの構成について

2.2.1.2.2.1 位置関係について

同一ブレード内では実施できません。

サポート状況につきましては、下表をご確認ください。

表 2-10 移動元/先ブレードの位置関係によるシャットダウンモードのサポート状況

移動元/先ブレードの位置関係 サポート状況

同一ブレード内 ×

ブレードまたぎ

シャーシまたぎ

○:サポート、×:非サポート

2.2.1.2.2.2 シャーシタイプ

移動元/先のシャーシタイプ(BS2000、BS320、および BS500)が一致している必要があります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.17

2.2.1.2.2.3 サーバブレードモデルについて

シャットダウン

移動先のサーバブレードは移動元サーバブレードとモデルが一致している必要があります。

【BS2000 標準サーバブレードの場合】

※BS2000 標準サーバブレードでは、注意事項があります。

該当の場合、以下(1)を参照ください。

表 2-11 BS2000 標準サーバブレードのサーバブレードモデルの組み合わせ

移動元

移動先

A1

A2

S3

A1

×

×

A2

×

○(※)

×

R3

○:可能、×:不可能

× ×

【BS2000 高性能サーバブレードの場合】

以下(3)を参照ください。

S3

×

×

×

R3

×

×

×

表 2-12 BS2000 高性能サーバブレードのサーバブレードモデルの組み合わせ

移動先

移動元

A1/E1

A2/E2

A1/E1

×

A2/E2

×

○:可能、×:不可能

【BS320 の場合】

※BS320 サーバブレードでは注意事項があります。

該当の場合、以下(2)を参照ください。

表 2-13 BS320 のサーバブレードモデルの組み合わせ

移動元

移動先

P4

P5

○:可能、×:不可能

P4

×

P5

×

○(※)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.18

【BS500 の場合】

表 2-14 BS520H サーバブレードモデルの組み合わせ

移動先

移動元

A1

B1

A2

B2

○:可能、×:不可能

A1

×

×

×

B1

×

×

×

表 2-15 BS520A サーバブレードモデルの組み合わせ

移動先

移動元

A1

○:可能、×:不可能

A1

表 2-16 BS540A サーバブレードモデルの組み合わせ

移動元

A1

移動先

B1

○:可能、×:不可能

A1

×

B1

×

A2

×

×

×

B2

×

×

×

シャットダウン

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.19

(1)BS2000 標準サーバブレード A2 モデルのプロセッサタイプについて

シャットダウン

BS2000 標準サーバブレード A2 モデルには、Intel Nehalem-EP プロセッサ E5503 搭載ブレードと Intel

Westmere-EP プロセッサ(Xeon 5600 番台)搭載ブレードがあります。

これらのサーバブレード間でのシャットダウンモードのサポート状況につきましては、下表をご確認くだ

さい。

表 2-17 BS2000 標準サーバブレード A2 モデルのプロセッサタイプの組み合わせ

移動元

移動先

E5503

5600 番台

E5503

×

5600 番台

×

△(※)

○:可能、×:不可能、△:一部不可能

※Intel Westmere-EP プロセッサ(Xeon 5600 番台)搭載の BS2000 標準サーバブレード A2 モデル間のシ

ャットダウンモードは、移動元と移動先の HVM ファームウェアバージョンを下表に示すとおりに合わ

せる必要があります。

表 2-18 シャットダウンモード実施可能な HVM ファームウェアバージョン(Xeon 5600 番台)

移動先

移動元

~58-50

58-60~

○:可能、×:不可能

~58-50 58-60~

×

×

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.20

(2)BS320 P5 サーバブレードのプロセッサタイプについて

シャットダウン

BS320 P5 モデルには、Intel Nehalem-EP プロセッサ E5503 搭載ブレードと Intel Westmere-EP プロセッ

サ(Xeon 5600 番台)搭載ブレードがあります。

これらのサーバブレード間でのシャットダウンモードのサポート状況につきましては、下表をご確認くだ

さい。

表 2-19 BS320 P5 モデルのプロセッサタイプの組み合わせ

移動元

移動先

E5503

5600 番台

E5503

×

5600 番台

×

△(※)

○:可能、×:不可能、△:一部不可能

※Intel Westmere-EP プロセッサ(Xeon 5600 番台)搭載の BS320 P5 モデル間のシャットダウンモードは、

移動元と移動先の HVM ファームウェアバージョンを下表に示すとおりに合わせる必要があります。

表 2-20 シャットダウンモード実施可能な HVM ファームウェアバージョン(Xeon 5600 番台)

移動先

移動元

~17-61

17-70~

○:可能

~17-61

○(※)

17-70~

○(※)

※17-70 以降の HVM ファームウェアバージョンをご使用の場合、BIOS の[Main]-[Advanced Processor

Options]-[AES Support]の設定を無効にする必要があります。

本設定については、「BladeSymphony BS320 設定ガイド BIOS 編」をご参照ください。

(3)BS2000 高性能サーバブレードのブレード間 SMP 構成について

同一構成のブレード間でのみ実施可能です。

移動元と移動先のサーバブレードの構成により、シャットダウンモードを実施できない場合があります。

下表で、シャットダウンモード実施可能な構成の組み合わせをご確認ください。

表 2-21 シャットダウンモード実施可能な構成の組み合わせ

移動先

移動元

1 ブレード構成

2 ブレード SMP 構成

4 ブレード SMP 構成

○:可能、×:不可能

1 ブレード構成 2 ブレード SMP 構成 4 ブレード SMP 構成

×

×

×

×

×

×

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.21

2.2.1.2.2.4 I/O 構成について

シャットダウン

移動元/移動先で NIC、FC HBA の I/O 構成が一致している必要があります。

以下の点をご確認ください。

【NIC の I/O 構成について】

(1)同一ポート数を持つ NIC カードが、移動元/移動先で同一の順序で搭載されていること

(搭載順序につきましては、HVM スクリーンの PCI Device Information でご確認いただけます。)

【FC HBA の I/O 構成について】

(1)搭載されている FC HBA カードの"Device Name"が一致していること

("Device Name"は、Migration Config Viewer ウインドウの HBA Configuration でご確認いただけます。)

(2)搭載されている FC HBA カード(Mezzanine カード、拡張カード、IO スロット拡張カード)の種類が一致

していること

(3)搭載されている FC HBA カードのポート数が一致していること

(4)搭載されている FC HBA カードの相対スロット位置が同一であること

2.2.1.2.2.5 管理アプリケーションについて

(1)ハードウェア保守エージェントについて

シャットダウンモード実施にあたり、ハードウェア保守エージェントのバージョンに制限はありません。

(2)JP1/SC について

表 2-22 JP1/SC のバージョン

JP1/SC/BSM

製品名

JP1/ServerConductor/Blade Server Manager 08-xx

JP1/ServerConductor/Blade Server Manager 09-xx

JP1/SC/Agent JP1/ServerConductor/Agent

サポートバージョン

08-90 以降(※)

09-53-/A 以降(※)

HVM サポートバージョンすべて

JP1/ServerConductor/Advanced Agent HVM サポートバージョンすべて

※JP1/ServerConductor/Blade Server Manager 08-xx、または JP1/ServerConductor/Blade Server Manager

09-53 以前をご使用の場合は、シャットダウンモード実施前に、必ず「5.44 N+M コールドスタンバイの切

り替え後の予備系サーバブレードからのマイグレーション」をご参照ください。

2.2.1.2.3 BMC バージョンについて

移動元/先サーバブレードの BMC バージョンに依存なく実施できます。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.22

2.2.1.2.4 EFI/BIOS について

2.2.1.2.4.1 EFI/BIOS のバージョンについて

シャットダウン

EFI/BIOS のメジャーバージョンを合わせる必要があります。

ただし、BS2000 や BS500 の EFI の場合は異なるメジャーバージョンでもシャットダウンモード実施可能な場

合があります。

下表で、シャットダウンモード実施可能なバージョンの組み合わせをご確認ください。

表 2-23 シャットダウンモード実施可能な EFI バージョン(BS2000 標準サーバブレードの場合)

移動先

移動元

01-xx

02-xx

03-xx

04-xx

09-xx

10-xx

○:可能

01-xx 02-xx 03-xx 04-xx 09-xx 10-xx

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

表 2-24 シャットダウンモード実施可能な EFI バージョン(BS2000 高性能サーバブレードの場合)

移動先

移動元

01-xx

02-xx

03-xx

04-xx

07-xx

08-xx

○:可能

01-xx 02-xx 03-xx 04-xx 07-xx 08-xx

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

表 2-25 マイグレーション可能な EFI バージョン(BS500 BS520H サーバブレード A1、B1 の場合)

移動先

移動元

01-xx

02-xx

03-xx

04-xx

05-xx

06-xx

07-xx

○:可能

01-xx 02-xx 03-xx 04-xx 05-xx 06-xx 07-xx

表 2-26 マイグレーション可能な EFI バージョン(BS500 BS520H サーバブレード A2、B2 の場合)

移動先

移動元

10-xx

○:可能

10-xx

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.23

シャットダウン

表 2-27 マイグレーション可能な EFI バージョン(BS500 BS520A サーバブレードの場合)

移動先

移動元

01-xx

02-xx

03-xx

04-xx

05-xx

○:可能

01-xx 02-xx 03-xx 04-xx 05-xx

表 2-28 マイグレーション可能な EFI バージョン(BS500 BS540A サーバブレードの場合)

移動先

移動元

01-xx

02-xx

03-xx

04-xx

○:可能

01-xx 02-xx 03-xx 04-xx

2.2.1.2.4.2 EFI/BIOS の設定について

移動元/先サーバブレードですべての設定を合わせる必要があります。

BS320 の iSCSI ブートの LPAR を、BIOS の設定が[iSCSI OPROM]を[Disable]に設定されている HVM にマイグレ

ーションを実施した場合、移動先 LPAR でゲスト OS を起動できません。[iSCSI OPROM]を[Enable]に設定して

いる HVM と[Disable]に設定している HVM 間では、シャットダウンマイグレーションを実施しないでください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.24

2.2.1.2.5 HVM について

2.2.1.2.5.1 HVM ファームウェアバージョンについて

シャットダウン

以下に、サーバブレードのタイプ別にシャットダウンモード実施可能な HVM ファームウェアバージョンを示

します。

下表で参照先をご確認ください。

表 2-29 シャットダウンモード実施可能 HVM ファームウェアバージョンの組み合わせ参照先

No.

1

2

3

BS2000

BS320

BS500

プラットフォーム名

標準サーバブレード

高性能サーバブレード

PCI 拡張サーバブレード

BS520H サーバブレード

BS520A サーバブレード

BS540A サーバブレード

(1-1) BS2000 標準サーバブレード A1 モデルの場合

モデル名

A1 モデル

A2 モデル

S3 モデル

R3 モデル

A1/E1 モデル

A2/E2 モデル

P4 モデル

P5 モデル

A1 モデル

B1 モデル

A2 モデル

B2 モデル

A1 モデル

A1 モデル

B1 モデル

表 2-30 BS2000 標準サーバブレード A1 モデル間の LPAR 移動

2-1

2-2

3-1

3-2

3-3

3-4

3-5

3-6

3-7

参照先

1-1

1-2

1-3

1-4

1-5

1-6

移動先

移動元

~58-70

58-71~58-72

58-80~59-20

59-21~

~58-70

○※1

×

×

○:可能、×:不可能

58-71~58-72

○※1

×

×

58-80~59-20

×

×

○※1

○※2

59-21~

×

×

○※2

※1:「2.2.1.2.6

仮想 NIC のポート単位割り当て/同一セグメント複数割り当て機能を利用する際の注

意」をご確認ください。

※2:「2.2.1.2.5.4 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.25

(1-2) BS2000 標準サーバブレード A2 モデルの場合

表 2-31 BS2000 標準サーバブレード A2 モデル間の LPAR 移動

シャットダウン

移動元

移動先

~58-50

~58-50

58-60~58-70

○※1

58-71~58-72 ○※1 ※2

58-80~59-20 ×

58-60~58-70

○※1

○※2

×

58-71~58-72

○※1

○※2

×

58-80~59-20

×

×

×

○※2

59-21~

×

×

×

○※3

59-21~

○:可能、×:不可能

× × × ○※3 ○

※1:「2.2.1.2.2.3

サーバブレードモデルについて」をご確認ください。

※2:「2.2.1.2.6

仮想 NIC のポート単位割り当て/同一セグメント複数割り当て機能を利用する際の注

意」をご確認ください。

※3:「2.2.1.2.5.4 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(1-3) BS2000 標準サーバブレード S3 モデルの場合

表 2-32 BS2000 標準サーバブレード S3 モデル間の LPAR 移動

移動先

移動元

59-00~59-20

59-21~

59-00~59-20

○:可能、×:不可能

○※1

59-21~

○※1

※1:「2.2.1.2.5.4 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(1-4) BS2000 標準サーバブレード R3 モデルの場合

表 2-33 BS2000 標準サーバブレード R3 モデル間の LPAR 移動

移動先

移動元

59-00~59-20

59-00~59-20

59-21~

○:可能、×:不可能

○※1

59-21~

○※1

※1:「2.2.1.2.5.4 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.26

(1-5) BS2000 高性能サーバブレード A1/E1 モデルの場合

表 2-34 BS2000 高性能サーバブレード A1/E1 モデル間の LPAR 移動

シャットダウン

移動先

移動元

~78-70

78-71~78-72

78-80~~79-20

79-21~

○:可能、×:不可能

~78-70 78-71~78-72 78-80~79-20 79-21~

○※1

×

×

○※1

×

×

×

×

○※1

○※2

×

×

○※2

※1:「2.2.1.2.6

仮想 NIC のポート単位割り当て/同一セグメント複数割り当て機能を利用する際の注

意」をご確認ください。

※2:「2.2.1.2.5.4 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(1-6) BS2000 高性能サーバブレード A2/E2 モデルの場合

表 2-35 BS2000 高性能サーバブレード A2/E2 モデル間の LPAR 移動

移動先

移動元

~78-70

78-71~78-72

78-80~~79-20

79-21~

○:可能、×:不可能

~78-70 78-71~78-72 78-80~79-20 79-21~

○※1

×

×

○※1

×

×

×

×

○※1

○※2

×

×

○※2

※1:「2.2.1.2.6

仮想 NIC のポート単位割り当て/同一セグメント複数割り当て機能を利用する際の注

意」をご確認ください。

※2:「2.2.1.2.5.4 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(2-1) BS320 P4 モデルの場合

表 2-36 BS320 P4 モデル間の LPAR の移動

移動先

移動元

~17-72

17-80~

○:可能

~17-72

○※1

17-80~

○※1

※1:「2.2.1.2.6

仮想 NIC のポート単位割り当て/同一セグメント複数割り当て機能を利用する際の注

意」をご確認ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.27

(2-2) BS320 P5 モデルの場合

表 2-37 BS320 P5 モデル間の LPAR の移動

シャットダウン

移動先

移動元

~17-61

17-70~17-72

17-80~

○:可能

~17-61

○※1

○※1 ※2

17-70~17-72

○※1

○※2

17-80~

○※1

○※2

※1:「2.2.1.2.2.3

サーバブレードモデルについて」をご確認ください。

※2:「2.2.1.2.6

仮想 NIC のポート単位割り当て/同一セグメント複数割り当て機能を利用する際の注

意」をご確認ください。

(3-1) BS500 BS520H サーバブレード A1 モデルの場合

表 2-38 BS500 BS520H サーバブレード A1 モデル間の LPAR の移動

移動先

移動元

01-01~01-30

01-40~

○:可能

01-01~01-30

○※1

01-40~

○※1

※1:「2.2.1.2.5.4 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(3-2) BS500 BS520H サーバブレード B1 モデルの場合

表 2-39 BS500 BS520H サーバブレード B1 モデル間の LPAR の移動

移動先

移動元

01-01~01-30

01-40~

○:可能

01-01~01-30

○※1

01-40~

○※1

※1:「2.2.1.2.5.4 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(3-3) BS500 BS520H サーバブレード A2 モデルの場合

表 2-40 BS500 BS520H サーバブレード A2 モデル間の LPAR の移動

移動先

移動元

01-60~

○:可能

01-60~

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.28

(3-4) BS500 BS520H サーバブレード B2 モデルの場合

表 2-41 BS500 BS520H サーバブレード B2 モデル間の LPAR の移動

移動先

移動元

01-60~

01-60~

○:可能

(3-5) BS500 BS520A サーバブレード A1 モデルの場合

表 2-42 BS500 BS520A サーバブレード A1 モデル間の LPAR の移動

シャットダウン

移動先

移動元

01-10~01-30

01-40~

○:可能

01-10~01-30

○※1

01-40~

○※1

※1:「2.2.1.2.5.4 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(3-6) BS500 BS540A サーバブレード A1 モデルの場合

表 2-43 BS500 BS540A サーバブレード A1 モデル間の LPAR の移動

移動先

移動元

01-20~01-30

01-40~

○:可能

01-20~01-30

○※1

01-40~

○※1

※1:「2.2.1.2.5.4 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(3-7) BS500 BS540A サーバブレード B1 モデルの場合

表 2-44 BS500 BS540A サーバブレード B1 モデル間の LPAR の移動

移動先

移動元

01-20~01-30

01-40~

○:可能

01-20~01-30

○※1

01-40~

○※1

※1:「2.2.1.2.5.4 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

2.2.1.2.5.2 タイムゾーンの設定について

移動元/先 HVM に同一のタイムゾーンに設定する必要があります。

日本国内では、+9:00 に設定してください。

2.2.1.2.5.3 NTP 設定について

NTP サーバを導入している場合、移動元/先 HVM に対し、同一の NTP サーバを設定する必要があります。

なお、BS2000、BS500 では、SVP を NTP サーバに設定することを推奨します。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.29

2.2.1.2.5.4 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意

シャットダウン

(1)BS2000 における注意事項

BS2000 の HVM ファームウェアバージョンが 59-20/79-20 以前と 59-21/79-21 以降の組み合わせでシャッ

トダウンモードを実施した場合は、59-21/79-21 以降の HVM ファームウェアに割り当てられている VNIC

System No.により、シャットダウンモードが実施できません。下表でシャットダウンモード実施可能な組

み合わせをご確認ください。

表 2-45 BS2000 標準サーバブレード間の LPAR の移動

移動先

HVM ファームウェアバージョン

~59-20 59-21~ 移動元

HVM ファームウェア

バージョン

~59-20

59-21~

○:可能、×:不可能

VNIC System No.

1~128

1~128

129~1024

1~128

×

1~128 129~1024

×

表 2-46 BS2000 高性能サーバブレード間の LPAR の移動

移動元

移動先

HVM ファームウェアバージョン

~79-20 79-21~

HVM ファームウェア

バージョン

~79-20

VNIC System No. 1~128 1~128 129~1024

79-21~

1~128

1~128

129~1024

×

×

○:可能、×:不可能

(2)BS500 における注意事項

BS500 の HVM ファームウェアバージョンが 01-30 以前と 01-40 以降の組み合わせでシャットダウンモード

を実施した場合は、01-40 以降の HVM ファームウェアに割り当てられている VNIC System No.により、シ

ャットダウンモードが実施できません。下表でシャットダウンモード実施可能な組み合わせをご確認くだ

さい。

表 2-47 BS500 間の LPAR の移動

移動先

HVM ファームウェアバージョン

~01-30 01-40~ 移動元

HVM ファームウェア

バージョン

~01-30

01-40~

○:可能、×:不可能

VNIC System No.

1~128

1~128

129~1024

1~128

×

1~128

129~1024

×

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.30

シャットダウン

2.2.1.2.6 仮想 NIC のポート単位割り当て/同一セグメント複数割り当て機能を利用する際の注

BS2000 または BS320 で、共有 NIC を以下のケースのいずれかの状態に割り当てた LPAR を Hvm Operating Mode

を Standard に設定した HVM にシャットダウンモードでマイグレーションすることはできません。

なお、HVM ファームウェアバージョンが BS2000 58-70 以前、78-70 以前、または BS320 17-72 以前の場合は、

Hvm Operating Mode とは関係なく、マイグレーションすることができません。

[Case1]同一の共有 NIC 番号を隣り合った Virtual NIC Number に割り当てていない LPAR

(例) 同一の共有 NIC 番号(2a と 2b)を離れた Virtual NIC Number(2 と 4)に割り当てている

図 2-2 同一の共有 NIC 番号を隣り合った Virtual NIC Number に割り当てていない状態

[Case2]Virtual NIC Number #8~#15 にネットワークセグメントを割り当てている LPAR

(例) Virtual NIC Number #12 と#13 に割り当てている

図 2-3 Virtual NIC Number #8~#15 へのネットワークセグメントの割り当て状態

[Case3]1 つのネットワークセグメントを複数の Virtual NIC Number に割り当てている LPAR

(例) 1a を Virtual NIC Number #0~#6 に割り当てている

図 2-4 複数の Virtual NIC Number へのネットワークセグメントの割り当て状態

[Case4]1 つの物理コントローラの一部のポートのみ Virtual NIC Number に割り当てている LPAR

(例) 1a のみを Virtual NIC Number に割り当てている

図 2-5 一部のポートのみの Virtual NIC Number への割り当て状態

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.31

2.2.1.2.7 VNIC Device Type の選択機能サポートにおける注意

(1)BS2000 における注意事項

シャットダウン

BS2000 の HVM ファームウェアバージョンが 59-0x/79-0x 以降の場合は、VNIC Device Type の選択が可能

となります。ただし、移動元 HVM ファームウェアバージョンが 59-0x/79-0x の場合、VNIC Device Type

を NIC2 にしていると、移動先 HVM の動作モード(※1)、およびファームウェアバージョンにより(※2)シ

ャットダウンモードが実施できない組み合わせがあります。下表でシャットダウンモード実施可能な組み

合わせをご確認の上、シャットダウンモードを実施してください。

※1:NIC2 を使用している LPAR は、標準モードで動作している HVM へはマイグレーションできません。

※2:NIC2 を使用している LPAR は、NIC2 をサポートしていない HVM へはマイグレーションできません。

表 2-48 BS2000 標準サーバブレード間の LPAR の移動

移動先

移動元

HVM ファームウェア

バージョン

~58-8x

VNIC Device Type

59-0x~

NIC1

NIC2

○:可能、×:不可、※:59-0x の場合不可

HVM ファームウェアバージョン

~58-8x 59-0x~

標準/拡張

×

標準

拡張

表 2-49 BS2000 高性能サーバブレード間の LPAR の移動

移動元

移動先

HVM ファームウェアバージョン

~78-8x 79-0x~

HVM ファームウェア

バージョン

~78-8x

VNIC Device Type

79-0x~

NIC1

NIC2

○:可能、×:不可、※:79-0x の場合不可

(2)BS500 における注意事項

標準/拡張

×

標準

拡張

BS500 のファームウェアが以下の場合、マイグレーションの実施回数(移動先として動作する場合のみ)

ズガイド」に従い、「Force Recovery」を実施してください。

表 2-50 移動先 HVM としてマイグレーションが実施できる回数の上限

移動対象 LPAR の構成目安

HVM ファームウェアバージョン

共有 NIC2Port 割り当て構成 共有 NIC4Port 割り当て構成

01-01 200 回まで 400 回まで

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.32

2.2.2

コンカレントメンテナンスモードの適用条件

本項では、コンカレントメンテナンスモードの適用条件を示します。

コンカレントメンテナンス

2.2.2.1 移動対象 LPAR について

2.2.2.1.1 LPAR 名称について

移動 LPAR の名称は以下の条件を満たす必要があります。

(1)"NO_NAME"でないこと

(2)移動先に同一名称の LPAR が存在していないこと

2.2.2.1.2 LPAR に割り当てるリソースについて

LPAR に割り当てるリソースについては、下表に示す条件を満たす必要があります。

表 2-51 リソース適用条件

項目

CPU

メモリ 割り当て容量 制限なし

仕様および適用条件

制限なし(※1)

デバイス NIC(※2)

FC HBA

共有のみサポート

共有のみサポート

割り当てポート数が 8 以下であること

※1 移動元ブレードで物理プロセッサの番号指定をして占有 CPU を割り当てている LPAR をコンカレント

メンテナンスモードでマイグレーションする場合、移動先ブレードでは、移動元ブレードで割り当

てられていた番号と同じ番号の CPU が割り当てられるわけではありません。

ただし、移動元で割り当てられていた占有 CPU の数は引き継がれます。

※2 共有 NIC のセグメントの設定状態により、コンカレントメンテナンスモードは失敗することがあり

ます。

コンカレントメンテナンスモードが失敗する場合については、

仮想 NIC のポート単位

割り当て/同一セグメント複数割り当て機能を利用する際の注意」をご参照ください。

2.2.2.1.3 LPAR のステータスについて

LPAR ステータスは、"Activate"である必要があります。

表 2-52 LPAR ステータスの条件

LPAR ステータス

Activate

Deactivate

Failure

コンカレントメンテナンスモード実施可/不可

不可

不可

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.33

2.2.2.1.4 サポート OS について

コンカレントメンテナンス

コンカレントメンテナンスモードのサポートゲスト OS については、下表をご確認ください。

表 2-53 BS2000 標準サーバブレードにおけるサポートゲスト OS

Windows Server

ゲスト OS

Red Hat Enterprise Linux 5.3

5.4

5.6

5.7

6.1

6.2

6.4

2003 R2 SP2

2008

2008 SP2

2008 R2

2008 R2 SP1

2012

サポート HVM ファームウェア

E55A1 E55A2 E55R3/S3

-

-

-

-

-

-

-

-

-

59-10~ 59-10~ 59-10~

59-10~ 59-10~ -

59-10~ 59-10~ 59-10~

59-41~ 59-41~ 59-41~

- - -

59-10~ - -

59-10~ 59-10~ 59-10~

59-10~ 59-10~ -

59-10~ 59-10~ 59-10~

59-21~ 59-21~ 59-21~

-:未サポート

(ゲスト OS として未サポート、またはコンカレントメンテナンスモード未サポート)

表 2-54 BS2000 高性能サーバブレードにおけるサポートゲスト OS

Windows Server

ゲスト OS

Red Hat Enterprise Linux 5.3

5.4

5.6

5.7

6.1

6.2

6.4

2003 R2 SP2

2008

2008 SP2

2008 R2

2008 R2 SP1

2012

サポート HVM ファームウェア

E57A1/E57E1 E55A2/E57E2

- -

- -

-

79-10~

79-10~

79-10~

79-41~

-

-

79-10~

79-10~

79-10~

79-41~

-

-

79-10~

79-10~

79-10~

79-21~

-

79-10~

79-10~

79-10~

79-21~

-:未サポート

(ゲスト OS として未サポート、またはコンカレントメンテナンスモード未サポート)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.34

コンカレントメンテナンス

表 2-55 BS500 におけるサポートゲスト OS

ゲスト OS

Red Hat Enterprise Linux 5.3

5.4

5.6

5.7

6.1

Windows Server

-

-

-

01-30~

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

01-30~ 01-30~

- -

6.2

6.4

2003 R2 SP2

01-30~ - 01-30~ 01-30~

01-50~ 01-60~ 01-50~ 01-50~

- - -

2008

2008 SP2

- - -

01-30~ 01-60~ 01-30~ 01-30~

2008 R2 01-30~ 01-60~ 01-30~ 01-30~

2008 R2 SP1 01-30~ 01-60~ 01-30~ 01-30~

2012 01-40~ 01-60~ 01-40~ 01-40~

-:未サポート

サポート HVM ファームウェア

BS520H

サーバ

ブレード

A1、B1

BS520H

サーバ

ブレード

A2、B2

BS520A

サーバ

ブレード

BS540A

サーバ

ブレード

(ゲスト OS として未サポート、またはコンカレントメンテナンスモード未サポート)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.35

2.2.2.2 移動元/先の構成について

2.2.2.2.1 SVP について

2.2.2.2.1.1 SVP バージョンについて

コンカレントメンテナンス

移動元/先サーバブレードの SVP バージョンに依存なく実施できます。

2.2.2.2.1.2 辞書バージョンについて

BS2000 では、辞書バージョンが 00075 以降である必要があります。

辞書バージョンが古い場合、システムイベントログのメッセージが正常に表示されません。

2.2.2.2.2 サーバブレードの構成について

2.2.2.2.2.1 位置関係について

同一サーバブレード内では実施できません。

サポート状況につきましては、下表をご確認ください。

表 2-56 移動元/先ブレードの位置関係によるコンカレントメンテナンスモードのサポート状況

移動元/先ブレードの位置関係 サポート状況

同一サーバブレード内 ×

サーバブレードまたぎ ○

サーバシャーシまたぎ ○

○:サポート、×:非サポート

なお、Microsoft Failover Cluster や HA モニタを利用したクラスタリング構成を組んでいるサーバブ

レード上の LPAR を移動元に指定して、コンカレントメンテナンスモードを実施することはできません。

2.2.2.2.2.2 シャーシタイプについて

移動元/先のシャーシタイプ(BS2000、BS500)が一致している必要があります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.36

2.2.2.2.2.3 サーバブレードモデルについて

コンカレントメンテナンス

移動先のサーバブレードは移動元サーバブレードとモデルが一致している必要があります。

【BS2000 標準サーバブレードの場合】

※BS2000 標準サーバブレードでは、注意事項があります。

該当の場合、以下(1)を参照ください。

表 2-57 BS2000 標準サーバブレードのサーバブレードモデルの組み合わせ

移動元

移動先

A1

A2

S3

A1

×

×

A2

×

○(※)

×

R3

○:可能、×:不可能

× ×

【BS2000 高性能サーバブレードの場合】

以下(2)を参照ください。

S3

×

×

×

R3

×

×

×

表 2-58 BS2000 高性能サーバブレードのサーバブレードモデルの組み合わせ

移動先

移動元

A1/E1

A2/E2

○:可能、×:不可能

【BS500 の場合】

A1/E1

×

A2/E2

×

表 2-59 BS520H サーバブレードモデルの組み合わせ

移動先

移動元

A1

B1

A2

B2

○:可能、×:不可能

A1

×

×

×

B1

×

×

×

表 2-60 BS520A サーバブレードモデルの組み合わせ

移動先

移動元

A1

○:可能、×:不可能

A1

A2

×

×

×

B2

×

×

×

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.37

コンカレントメンテナンス

表 2-61 BS540A サーバブレードモデルの組み合わせ

移動元

A1

移動先

B1

A1

×

B1

×

○:可能、×:不可能

(1)BS2000 標準サーバブレード A2 モデルのプロセッサタイプについて

BS2000 標準サーバブレード A2 モデルには、Intel Nehalem-EP プロセッサ E5503 搭載ブレードと Intel

Westmere-EP プロセッサ(Xeon 5600 番台)搭載ブレードがあります。

これらのサーバブレード間でのコンカレントメンテナンスモードのサポート状況につきましては、下表を

ご確認ください。

表 2-62 BS2000 標準サーバブレード A2 モデルのプロセッサタイプの組み合わせ

移動先

移動元

E5503

E5503 5600 番台

○ ×

5600 番台

○:可能、×:不可能

× ○

(2)BS2000 高性能サーバブレードのブレード間 SMP 構成について

コンカレントメンテナンスモードは同一構成のブレード間でのみ実施可能です。

移動元と移動先のサーバブレードの構成により、コンカレントメンテナンスモードを実施できない場合が

あります。

下表で、コンカレントメンテナンスモード実施可能な構成の組み合わせをご確認ください。

表 2-63 コンカレントメンテナンスモード実施可能な構成の組み合わせ

移動先

移動元

1 ブレード構成

2 ブレード SMP 構成

4 ブレード SMP 構成

○:可能、×:不可能

1 ブレード構成 2 ブレード SMP 構成 4 ブレード SMP 構成

×

×

×

×

×

×

2.2.2.2.2.4 搭載物理プロセッサ数について

移動元/先で搭載物理プロセッサ数が一致している必要があります。

2.2.2.2.2.5 搭載物理メモリ容量について

制限はありません。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.38

2.2.2.2.2.6 I/O 構成について

コンカレントメンテナンス

移動元/移動先で NIC、FC HBA の I/O 構成が一致している必要があります。

以下の点をご確認ください。

【NIC の I/O 構成について】

(1)同一ポート数を持つ NIC カードが、移動元/移動先で同一の順序で搭載されていること

(搭載順序につきましては、HVM スクリーンの PCI Device Information でご確認いただけます。)

【FC HBA の I/O 構成について】

(1)搭載されている FC HBA カードの"Device Name"が一致していること

("Device Name"は、Migration Config Viewer ウインドウの HBA Configuration でご確認いただけます。)

(2)搭載されている FC HBA カード(Mezzanine カード、拡張カード、IO スロット拡張カード)の種類が一致

していること

(3)搭載されている FC HBA カードのポート数が一致していること

(4)搭載されている FC HBA カードの相対スロット位置が同一であること

(5)インストールされている Fibre Channel ファームウェアバージョンが下表に示すバージョンであること

表 2-64 コンカレントメンテナンスモード実施可能な Fibre Channel ファームウェアのバージョン

Fibre Channel タイプ

Hitachi Gigabit Fibre Channel ボード 4Gbps

Hitachi Gigabit Fibre Channel ボード 8Gbps

ファームウェアバージョン

26-08-1B~

3x-04-54~

(6)インストールされている日立製 Fibre Channel ドライババージョンが下表に示すバージョンであること

表 2-65 コンカレントメンテナンスモード実施可能な日立製 Fibre Channel ドライバのバージョン

Windows Server

ゲスト OS

Red Hat Enterprise Linux

5.3

5.4

5.6

5.7

6.1

6.2

6.4

2003 R2 SP2

2008

2008 SP2

2008 R2

2008 R2 SP1

2012 x86 x64 x86 x64 x86 x64 x86 x86 x64 x86 x64 x86 x64 x86 x64 x64 x86 x64 x86 x64

日立製 Fibre Channel

ドライババージョン

-

-

-

-

-

-

1.5.16.1270

4.5.16.1270

1.6.17.2096

4.6.17.2096

1.6.17.2096

4.6.17.2096

1.6.17.2114

4.6.17.2114

-

-

1.1.6.880

4.1.6.880

1.1.6.880

4.1.6.880

4.2.6.880

4.2.6.880

4.3.6.900

HFC-PCM バージョン

(※)

-

-

-

-

-

-

1.5.16.1276

4.5.16.1276

1.6.17.2098

4.6.17.2098

1.6.17.2098

4.6.17.2098

1.6.17.2114

4.6.17.2114

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-:未サポート

※HVM ファームウェアバージョンが BS2000 59-20 以降、79-20 以降、および BS500 01-30 以降で利用で

きます。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.39

2.2.2.2.2.7 管理アプリケーションについて

コンカレントメンテナンス

(1)ハードウェア保守エージェントについて

ハードウェア保守エージェントで ASSIST 機能を使用する場合は、コンカレントメンテナンスモードをサ

ポートしたバージョンを使用する必要があります。BS2000 と BS500 でコンカレントメンテナンスモード

をサポートしたバージョンは、V09-xx 以降となります。

(2)JP1/SC について

表 2-66 JP1/SC のバージョン

JP1/SC/BSM

製品名

JP1/ServerConductor/Blade Server Manager 08-xx

JP1/ServerConductor/Blade Server Manager 09-xx

JP1/SC/Agent JP1/ServerConductor/Agent

サポートバージョン

08-90 以降(※)

09-53-/A 以降(※)

09-50 以降

JP1/ServerConductor/Advanced Agent 09-50 以降

※ JP1/ServerConductor/Blade Server Manager 08-xx 、 ま た は JP1/ServerConductor/Blade Server

Manager 09-53 以前をご使用の場合は、コンカレントメンテナンスモード実施前に、必ず「5.44 N+M

コールドスタンバイの切り替え後の予備系サーバブレードからのマイグレーション」をご参照くださ

い。

2.2.2.2.3 BMC バージョンについて

移動元/先サーバブレードの BMC バージョンに依存なく実施できます。

2.2.2.2.4 EFI について

2.2.2.2.4.1 EFI のバージョンについて

移動元/先サーバブレードでバージョンを合わせる必要があります。

2.2.2.2.4.2 EFI の設定について

移動元/先サーバブレードですべての設定を合わせる必要があります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.40

2.2.2.2.5 HVM について

2.2.2.2.5.1 HVM ファームウェアバージョンについて

コンカレントメンテナンス

サーバブレードのタイプ別にコンカレントメンテナンスモード実施可能な HVM ファームウェアバージョンを

示します。

表 2-67 コンカレントメンテナンスモード実施可能 HVM ファームウェアバージョンの組み合わせ参照先

No.

1

3 BS500

プラットフォーム名

BS2000

標準サーバブレード

高性能サーバブレード

2 BS320 PCI 拡張サーバブレード

BS520H サーバブレード

BS520A サーバブレード

BS540A サーバブレード

モデル名

A1 モデル

A2 モデル

S3 モデル

R3 モデル

A1/E1 モデル

A2/E2 モデル

P4 モデル

P5 モデル

A1 モデル

B1 モデル

A2 モデル

B2 モデル

A1 モデル

A1 モデル

B1 モデル

-:未サポート

(1-1) BS2000 標準サーバブレード A1 モデルの場合

表 2-68 BS2000 標準サーバブレード A1 モデル間の LPAR 移動

-

-

3-1

3-2

3-3

3-4

3-5

3-6

3-7

参照先

1-1

1-2

1-3

1-4

1-5

1-6

移動先

移動元

59-10~59-20

59-21~

○:可能

59-10~59-20

○※1

59-21~

○※1

※1:「2.2.2.2.5.5 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(1-2) BS2000 標準サーバブレード A2 モデルの場合

表 2-69 BS2000 標準サーバブレード A2 モデル間の LPAR 移動

移動先

移動元

59-10~59-20

59-21~

○:可能

59-10~59-20

○※1

59-21~

○※1

※1:「2.2.2.2.5.5 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.41

(1-3) BS2000 標準サーバブレード S3 モデルの場合

表 2-70 BS2000 標準サーバブレード S3 モデル間の LPAR 移動

コンカレントメンテナンス

移動先

移動元

59-10~59-20

59-21~

○:可能

59-10~59-20

○※1

59-21~

○※1

※1:「2.2.2.2.5.5 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(1-4) BS2000 標準サーバブレード R3 モデルの場合

表 2-71 BS2000 標準サーバブレード R3 モデル間の LPAR 移動

移動先

移動元

59-10~59-20

59-21~

○:可能

59-10~59-20

○※1

59-21~

○※1

※1:「2.2.2.2.5.5 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(1-5) BS2000 高性能サーバブレード A1/E1 モデルの場合

表 2-72 BS2000 高性能サーバブレード A1/E1 モデル間の LPAR 移動

移動先

移動元

79-10~79-20

79-21~

○:可能

79-10~79-20

○※1

79-21~

○※1

※1:「2.2.2.2.5.5 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(1-6) BS2000 高性能サーバブレード A2/E2 モデルの場合

表 2-73 BS2000 高性能サーバブレード A2/E2 モデル間の LPAR 移動

移動先

移動元

79-10~79-20

79-21~

○:可能

79-10~79-20

○※1

79-21~

○※1

※1:「2.2.2.2.5.5 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.42

(3-1) BS500 BS520H サーバブレード A1 モデルの場合

表 2-74 BS500 BS520H サーバブレード A1 モデル間の LPAR 移動

コンカレントメンテナンス

移動先

移動元

01-30

01-40~

○:可能

01-30

○※1

01-40~

○※1

※1:「2.2.2.2.5.5 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(3-2) BS500 BS520H サーバブレード B1 モデルの場合

表 2-75 BS500 BS520H サーバブレード B1 モデル間の LPAR 移動

移動先

移動元

01-30

01-40~

○:可能

01-30

○※1

01-40~

○※1

※1:「2.2.2.2.5.5 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(3-3) BS500 BS520H サーバブレード A2 モデルの場合

表 2-76 BS500 BS520H サーバブレード A2 モデル間の LPAR 移動

移動先

移動元

01-60~

○:可能

01-60~

(3-4) BS500 BS520H サーバブレード B2 モデルの場合

表 2-77 BS500 BS520H サーバブレード B2 モデル間の LPAR 移動

移動先

移動元

01-60~

01-60~

○:可能

(3-5) BS500 BS520A サーバブレード A1 モデルの場合

表 2-78 BS500 BS520A サーバブレード A1 モデル間の LPAR 移動

移動先

移動元

01-30

01-40~

○:可能

01-30

○※1

01-40~

○※1

※1:「2.2.2.2.5.5 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.43

(3-6) BS500 BS540A サーバブレード A1 モデルの場合

表 2-79 BS500 BS540A サーバブレード A1 モデル間の LPAR 移動

コンカレントメンテナンス

移動先

移動元

01-30

01-40~

○:可能

01-30

○※1

01-40~

○※1

※1:「2.2.2.2.5.5 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

(3-7) BS500 BS540A サーバブレード B1 モデルの場合

表 2-80 BS500 BS540A サーバブレード B1 モデル間の LPAR 移動

移動先

移動元

01-30

01-40~

○:可能

01-30

○※1

01-40~

○※1

※1:「2.2.2.2.5.5 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意」をご確認ください。

2.2.2.2.5.2 HVM モデルについて

下表で、コンカレントメンテナンスモード実施可能な HVM モデルをご確認ください。

表 2-81 BS2000 のコンカレントメンテナンスモード実施可能な HVM モデル

HVM モデル

Essential

Enterprise

○:可、×:不可

コンカレントメンテナンスモード実施

×

表 2-82 BS500 のコンカレントメンテナンスモード実施可能な HVM モデル

HVM モデル

Essential

コンカレントメンテナンスモード実施

×

Advanced

○:可、×:不可

2.2.2.2.5.3 タイムゾーンの設定について

移動元/先 HVM に同一のタイムゾーンに設定する必要があります。

日本国内では、+9:00 に設定してください。

2.2.2.2.5.4 NTP 設定について

NTP サーバを導入している場合、移動元/先 HVM に対し、同一の NTP サーバを設定する必要があります。

なお、BS2000、BS500 では、SVP を NTP サーバに設定することを推奨します。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.44

2.2.2.2.5.5 VNIC System No.拡張機能サポートにおける注意

コンカレントメンテナンス

(1)BS2000 における注意事項

BS2000 の HVM ファームウェアバージョンが 59-20/79-20 以前と 59-21/79-21 以降の組み合わせでコンカレン

System No.により、コンカレントメンテナンスモードが実施できません。下表でコンカレントメンテナンス

モード実施可能な組み合わせをご確認ください。

表 2-83 BS2000 標準サーバブレード間の LPAR の移動

移動先

HVM ファームウェアバージョン

~59-20 59-21~ 移動元

HVM ファームウェア

バージョン

~59-20

59-21~

○:可能、×:不可能

VNIC System No.

1~128

1~128

129~1024

1~128

×

1~128

129~1024

×

表 2-84 BS2000 高性能サーバブレード間の LPAR の移動

移動元

移動先

HVM ファームウェアバージョン

~79-20 79-21~

HVM ファームウェア

バージョン

~79-20

VNIC System No. 1~128 1~128 129~1024

79-21~

1~128

1~128

129~1024

×

×

○:可能、×:不可能

(2)BS500 における注意事項

BS500 の HVM ファームウェアバージョンが 01-30 以前と 01-40 以降の組み合わせでコンカレントメンテナ

ンスモードを実施した場合は、01-40 以降の HVM ファームウェアに割り当てられている VNIC System No.

により、コンカレントメンテナンスモードが実施できません。下表でコンカレントメンテナンスモード実

施可能な組み合わせをご確認ください。

表 2-85 BS500 間の LPAR の移動

移動先

HVM ファームウェアバージョン

~01-30 01-40~ 移動元

HVM ファームウェア

バージョン

~01-30

01-40~

○:可能、×:不可能

VNIC System No.

1~128

1~128

129~1024

1~128

×

1~128

129~1024

×

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.45

2.2.2.2.6 ストレージについて

2.2.2.2.6.1 FC HBA の設定について

コンカレントメンテナンス

コンカレントメンテナンスモード実施可能な接続構成につきましては、下表をご確認ください。

表 2-86 コンカレントメンテナンスモード実施可能な FC HBA の接続構成

接続構成

FC スイッチモジ

ュール経由でス

トレージと接続

NPIV サポートの FC ス

イッチモジュール

NPIV 未サポートの FC

スイッチモジュール

ストレージと直結接続

(8Gbps Fibre Channel アダプタのみで可

能な構成)

P2P 接続

Loop 接続

P2P 接続

Loop 接続

P2P 接続

Loop 接続

種類

4Gbps Fibre Channel

アダプタ

8Gbps Fibre Channel

アダプタ

×

×

×

×

×

×

×

×

× ×

○:実施可能、×:実施不可能

2.2.2.2.6.2 ストレージの接続について

移動元/先から同一ストレージの同一ポートに接続している必要があります。

2.2.2.2.6.3 SAN セキュリティについて

通常運用で利用する WWN に加え、コンカレントメンテナンスモード実施時に利用する移動元 LPAR のマイグレ

ーション WWN もストレージの同一ホストグループに登録する必要があります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.46

2.2.2.2.7 マイグレーションパスについて

コンカレントメンテナンス

マイグレーションパスは、コンカレントメンテナンスモード実施の際に、移動元から移動先への構成情報の

移動やゲスト OS のメモリ転送に利用されるパスです。コンカレントメンテナンスモードを実施する際には、

移動元/先の両方で 1Gbps 以上の共有 NIC のポートをマイグレーションパスに設定する必要があります。

なお、下表に BS2000 と BS500 のマイグレーションパスの設定について示します。マイグレーションパスを設

定する際に必ずご確認ください。

表 2-87 マイグレーションパスの設定

管理パスをマイグレーションパスに設定

BS2000

不可(※1)(※2)(※3)

BS500

推奨(※3)(※4)

Emulex 10Gb NIC 非推奨 非推奨

マイグレーションパス

に対する VLAN 設定(※5) その他の NIC 推奨

管理パスとは別のパスを設

定している場合、推奨

※1:BS2000 の場合、管理パスの帯域は 100Mbps です。管理パスをマイグレーションパスに指定することはで

きません。

※2:SVP との通信に使用するネットワーク(192.168.253.48~192.168.253.63)と、BMC、HvmSh、および Virtage

Navigator などとの通信に使用するネットワークとは別のネットワークにマイグレーションパスを設定

してください。

※3:移動元/先 HVM 上で、稼働中の LPAR に割り当てられている共有 NIC 用のネットワークセグメント(1a, 1b

など)をマイグレーションパスに指定し、コンカレントメンテナンスモードを実施した場合、マイグレー

ションによるネットワーク負荷によって、稼働中の LPAR のネットワーク動作に影響を及ぼすことが考え

られます。マイグレーションパスは、セキュリティを確保するため、LPAR に割り当てられていないネッ

トワークセグメントを指定することを推奨します。

※4:管理パスとは別のパスを設定している場合、SVP との通信に使用するネットワーク(192.168.253.48~

192.168.253.63)と、BMC、HvmSh、および Virtage Navigator などとの通信に使用するネットワークとは

別のネットワークにマイグレーションパスを設定してください。

※5:VLANID を設定すると、以下の利点があります。

(1)マイグレーションパスのセキュリティ性向上:ほかのネットワークからのパケット参照不可

(2)ほかのネットワークとのパケット混合防止

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.47

コンカレントメンテナンス

上記の要件を満たしたネットワークの推奨構成は、下図のとおりです。下図を参考にして、マイグレーショ

ンパスを構築してください。なお、推奨構成は、サーバブレードモデルや搭載している NIC の種類により異

なります。

【BS2000 Emulex 10Gb NIC のポートをマイグレーションパスに指定した場合】

図 2-6 ネットワークの推奨構成

(BS2000 Emulex 10Gb NIC のポートをマイグレーションパスに指定した場合)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.48

コンカレントメンテナンス

【BS2000 Emulex 10Gb NIC 以外のポートをマイグレーションパスに指定した場合】

図 2-7 ネットワークの推奨構成

(BS2000 Emulex 10Gb NIC 以外のポートをマイグレーションパスに指定した場合)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.49

コンカレントメンテナンス

【BS500 Emulex 10Gb NIC である管理パスをマイグレーションパスに指定した場合】

図 2-8 ネットワークの推奨構成

(BS500 Emulex 10Gb NIC である管理パスをマイグレーションパスに指定した場合)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.50

コンカレントメンテナンス

【BS500 Emulex 10Gb NIC である管理パス以外のパスをマイグレーションパスに指定した場合】

図 2-9 ネットワークの推奨構成

(BS500 Emulex 10Gb NIC である管理パス以外のパスををマイグレーションパスに指定した場合)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.51

コンカレントメンテナンス

【BS500 Emulex 10Gb NIC でない管理パスをマイグレーションパスに指定した場合】

図 2-10 ネットワークの推奨構成

(BS500 Emulex 10Gb NIC でない管理パスをマイグレーションパスに指定した場合)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.52

コンカレントメンテナンス

【BS500 Emulex 10Gb NIC でない管理パス以外のパスをマイグレーションパスに指定した場合】

図 2-11 ネットワークの推奨構成

(BS500 Emulex 10Gb NIC でない管理パス以外のパスをマイグレーションパスに指定した場合)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.53

コンカレントメンテナンス

2.2.2.2.8 仮想 NIC のポート単位割り当て/同一セグメント複数割り当て機能を利用する際の注

共有 NIC を以下のケースのいずれかの状態に割り当てた LPAR を Hvm Operating Mode を Standard に設定した

HVM にコンカレントメンテナンスモードでマイグレーションすることはできません。

[Case1]同一の共有 NIC 番号を隣り合った Virtual NIC Number に割り当てていない LPAR

(例) 同一の共有 NIC 番号(2a と 2b)を離れた Virtual NIC Number(2 と 4)に割り当てている

図 2-12 同一の共有 NIC 番号を隣り合った Virtual NIC Number に割り当てていない状態

[Case2]Virtual NIC Number #8~#15 にネットワークセグメントを割り当てている LPAR

(例) Virtual NIC Number #12 と#13 に割り当てている

図 2-13 Virtual NIC Number #8~#15 へのネットワークセグメントの割り当て状態

[Case3]1 つのネットワークセグメントを複数の Virtual NIC Number に割り当てている LPAR

(例) 1a を Virtual NIC Number #0~#6 に割り当てている

図 2-14 複数の Virtual NIC Number へのネットワークセグメントの割り当て状態

[Case4]1 つの物理コントローラの一部のポートのみ Virtual NIC Number に割り当てている LPAR

(例) 1a のみを Virtual NIC Number に割り当てている

図 2-15 一部のポートのみの Virtual NIC Number への割り当て状態

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.54

3 操作

3.1

シャットダウンモード

本節で紹介するマイグレーションは、1 つの移動元 LPAR のゲスト OS を別のサーバブレードに移動する方法

です。1LPAR ずつ移動することで、移動前後の結果を詳しくチェックすることができます。現在のシステム

構成で移動実績がない場合は、シャットダウンモードのマイグレーションで移動することを推奨します。

シャットダウンモードは下図に示す手順で操作します。

Virtage Navigator の操作 JP1/SC/BSM の操作

Virtage Navigator の起動

Update 操作

(Main ウインドウ)

移動元/先 LPAR の選択

(Migration [Shutdown]ウインドウ)

シャットダウンモードの実施

(Migration [Shutdown]ウインドウ)

シャットダウンモードの実施状況確認

(Migration Progress ウインドウ)

シャットダウンモードの正常終了確認

(Migration Progress ウインドウ)

リカバリが必要な LPAR なし

Yes

移動先 LPAR の運用開始

No

JP1/SC/BSM 常時運用中

移動対象 HVM の構成情報の保存

(HVM 構成管理)

移動元/移動先 HVM の構成情報バ

ックアップ採取

(HVM 構成管理)

リカバリ実施フローへ

図 3-1 シャットダウンモードの基本的な実施フロー

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.55

リカバリが必要な LPAR がある場合は、下図に示す手順に従って操作します。

なお、リカバリの実施につきましては、「3.1.2 リカバリの実施」をご参照ください。

Virtage Navigator の操作

No

リカバリが必要な LPAR に手動リカバリを実施

リカバリが必要な LPAR なし

Yes

移動先 LPAR の運用開始

図 3-2 リカバリ実施フロー

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.56

3.1.1

実施

3.1.1.1 実施フロー

下図のフローのとおり実施します。

Virtage Navigator の操作

Virtage Navigator の起動

Update 操作

(Main ウインドウ)

移動元/先 LPAR の選択

(Migration [Shutdown]ウインドウ)

シャットダウンモードの実施

(Migration [Shutdown]ウインドウ)

シャットダウンモードの実施状況確認

(Migration Progress ウインドウ)

シャットダウンモードの正常終了確認

(Migration Progress ウインドウ)

リカバリが必要な LPAR なし

Yes

移動先 LPAR の運用開始

No

JP1/SC/BSM の操作

JP1/SC/BSM 常時運用中

移動対象 HVM の構成情報の保存

(HVM 構成管理)

移動元/移動先 HVM の構成情報バ

ックアップ採取

(HVM 構成管理)

リカバリ実施フローへ

図 3-3 シャットダウンモードの基本的な実施フロー

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.57

3.1.1.2 実施操作

[1]HVM ファームウェアのバージョンアップ/リビジョンアップや構成情報変更を実施した場合は、シャット

ダウンモード実施前に必ず HVM 構成情報の保存を実施してください。

また、構成情報に変更がある場合は、シャットダウンモード実施前に移動元/先のペアで構成情報のバッ

クアップを実施してください。

[2]マイグレーションを実施した環境で、他の HVM で利用していた VNIC System No.を再利用すると、MAC ア

ドレスが重複する可能性があります。

シャットダウンモードのマイグレーションは、以下の手順で実施します。

なお、以下の手順に進む前に、「BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド 導入編」の手順に従

って、Virtage Navigator を起動し、移動元/先 HVM を Virtage Navigator に登録しておいてください。

(1)上記注意[1]に該当する場合は、HVM 構成情報の保存とバックアップを実施します。

照ください。

(2)Migration タブを選択します。

図 3-4 Main ウインドウ(Migration タブの選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.58

(3)Update ボタンをクリックします。

図 3-5 Main ウインドウ(Update ボタンのクリック)

(4)Mode Selection グループボックスの Shutdown ラジオボタンを選択し、Migration Menu グループボックス

の Migration ボタンをクリックします。

図 3-6 Main ウインドウ(Shutdown の選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.59

Migration[Shutdown]ウインドウが表示され、Virtage Navigator に登録されている HVM がツリービューに

表示されます。

図 3-7 Migration[Shutdown]ウインドウ

(5)Source、Destination グループボックス内のツリーで、移動元/先 LPAR を選択します。

図 3-8 Migration[Shutdown]ウインドウ(移動元/先 LPAR の選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.60

※コンボボックスでの LPAR 選択について

Migration[Shutdown]ウインドウの右上にある Tree View チェックボックスのチェックを外すと、移動元/

先 LPAR をコンボボックスで選択する表示に変更できます。登録 HVM 数や設定 LPAR 数が多い場合など使用

環境に応じて、使いやすい LPAR の選択方法を選んでください。

図 3-9 Migration[Shutdown]ウインドウ(コンボボックスでの LPAR 選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.61

※移動先 LPAR を自動選択する Auto 選択機能について

Migration[Shutdown]ウインドウの右上にある Auto チェックボックスをチェックすると、移動先 HVM を選

択するだけで、LPAR 番号が自動で選択されるようになります。このとき、選択される LPAR 番号は、選択

可能な LPAR の最若番です。

移動先 LPAR を自動選択された LPAR から別の LPAR に変更する場合は、LPAR を選択し直してください。

図 3-10 Migration[Shutdown]ウインドウ(移動先 LPAR の自動選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.62

※以下の手順で移動先 LPAR のプロセッサグループを指定してください。

(ⅰ)Migration[Shutdown]ウインドウの右上にある Group チェックボックスにチェックをつけます。

(ⅱ)移動先の HVM を選択します。

(ⅲ)LPAR 移動後に使用するプロセッサグループを選択します。

(ⅳ)”LPAR : Other”以下に移動可能な LPAR が表示されるので、移動先 LPAR を選択します。

(ⅰ)

(ⅱ)

(ⅲ)

(ⅳ)

図 3-11 Migration[Shutdown]ウインドウ(プロセッサグループ指定)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.63

(6)Migration Execute ボタンをクリックします。

図 3-12 Migration[Shutdown]ウインドウ(シャットダウンモードの実施)

※必要であれば、Migration Setting グループボックスの設定を変更してください。

Shutdown Guest OS(Source)チェックボックスの設定は、移動元 LPAR のステータスにより変更します。

ステータスが Activate の場合は、チェックをつけ、Guest OS Information (for remote shutdown)グ

ループボックス内の設定をする必要があります。

Activate Destination LPAR チェックボックスの設定は、移動後の LPAR のステータスを指定するため

のものです。

変更内容については「4 オプション機能」を参照してください。

Confirmation ウインドウが表示されますので、確認後 OK ボタンをクリックします。

図 3-13 Confirmation ウインドウ(シャットダウンモード実施)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.64

シャットダウンモードが開始します。

図 3-14 Migration[Shutdown]ウインドウ(シャットダウンモード実施中)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.65

3.1.1.3 実施状態の確認

シャットダウンモードを実施すると、進行状況を示す Migration Progress ウインドウが表示されます。本ウ

インドウで進行状況を確認することができます。

図 3-15 Migration Progress ウインドウ(シャットダウンモード進行状況表示)

(1)シャットダウンモードが正常に終了すると、Migration Progress ウインドウに”Migration completed !”

が表示されます。

Close ボタンをクリックして、本ウインドウを閉じます。

図 3-16 Migration Progress ウインドウ(シャットダウンモード完了時)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.66

3.1.2

リカバリの実施

3.1.2.1 リカバリの実施フロー

下図に示すフローに従って操作します。

No

Virtage Navigator の操作

リカバリが必要な LPAR に手動リカバリを実施

リカバリが必要な LPAR なし

Yes

移動先 LPAR の運用開始

図 3-17 リカバリ実施フロー

なお、リカバリに失敗した LPAR が存在する場合には、HVM 構成情報のリストアを実施してください。ただし、

HVM 構成情報のリストアを実施した場合は、HVM 構成情報のバックアップを実施したときの構成に戻ります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.67

3.1.2.2 リカバリの実施操作

マイグレーションが障害や移動先のリソース不足などにより中断した場合、Virtage Navigator により自動

的にリカバリされますが、障害の種類やタイミングにより自動的にリカバリされないケースがあります。こ

のようなケースでは、以下の操作により手動でリカバリを実施し、マイグレーションを再実施します。

図 3-18 Migration Progress ウインドウ(マイグレーション失敗時)

マイグレーションが失敗した場合や障害によりマイグレーション状態が判断できない場合は、Update を実施

し状況を確認します。

図 3-19 Main ウインドウ(Update 操作)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.68

手動リカバリが必要な LPAR が存在する場合、Migration ウインドウの Target Selection に

“LPARs requiring recovery:x LPARs”のメッセージが表示されます。”x”が手動リカバリの必要な LPAR

数を示しています。手動リカバリの必要なすべての LPAR に対して、リカバリ処理を実施してください。手動

リカバリの必要な LPAR がなくなると、“LPARs requiring recovery:x LPARs”メッセージは、表示されなく

なります。

図 3-20 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(手動リカバリ要 LPAR あり)

手動リカバリが必要な LPAR は、 のアイコン表示となります。手動リカバリが必要な LPAR を選択し、

Recovery Execute ボタンをクリックします。

(「 Show the LPARs」をチェックすると、手動リカバリが必要な LPAR のみ表示します。)

図 3-21 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(リカバリ要 LPAR 選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.69

Confirmation ウインドウが表示されますので、確認後 OK ボタンをクリックします。

図 3-22 Recovery の Confirmation ウインドウ(確認)

Recovery の進行状況を示す Migration Progress ウインドウがポップアップされます。

本ウインドウで、Recovery の進行状況を確認することができます。

図 3-23 Recovery の Progress ウインドウ(実施中)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.70

手動リカバリが正常に終了すると、Migration Progress ウインドウに”Recovery completed !”が表示され

ます。Close ボタンをクリックして、本ウインドウを閉じます。

図 3-24 Recovery の Progress ウインドウ(正常終了)

※手動リカバリに失敗した場合は、障害要因が取り除かれていない可能性があります。障害要因を取り除い

て、再実施してください。また、HVM 本体側で、H/W の障害が発生している可能性がありますので、確認が

必要です。障害要因を取り除き再実施したにも関わらず、手動リカバリが失敗する場合は、バックアップ

した HVM 構成情報で、HVM をリストアします。この場合、バックアップ後に実施したマイグレーション(LPAR

移動)は反映されず、バックアップ実施時の状態に戻ります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.71

3.2

コンカレントメンテナンスモード

本節で紹介するマイグレーションは、1 つの移動元 LPAR 上のゲスト OS を稼働させたまま別のサーバブレー

ドに移動する方法です。1LPAR ずつ移動することで、移動前後の結果を詳しくチェックすることができます。

コンカレントメンテナンスモードは下図に示す手順で操作します。

Virtage Navigator の操作 JP1/SC/BSM の操作

Virtage Navigator の起動 JP1/SC/BSM 常時運用中

Storage Navigator Modular 2 CLI のインストールパスを

Virtage Navigator に登録

(Option ウインドウ)

マイグレーション WWPN をホストグループに登録

(Storage Password Setting ウインドウ, Register

Migration WWN Setting ウインドウ)

Update 操作

(Main ウインドウ)

移動元/先 HVM にマイグレーションパスを設定

(Migration Path Setting ウインドウ)

移動対象 HVM の構成情報の保存

(HVM 構成管理)

Virtage Navigator の起動

CPU およびネットワーク負荷の確認

(CPU Realtime Viewer ウインドウ、

NIC Realtime Viewer ウインドウ)

(*)

移動元/移動先 HVM の構成情報バ

ックアップ採取(*1)

(HVM 構成管理)

(*)現構成の HVM 構成情報がバ

ックアップされていない場

合は必須です

Update 操作

(Main ウインドウ)

移動元/先 LPAR の選択

(Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウ)

HVM System Logs で以下の点を確認。

(1)エラーがないこと

(2)FC HBA ポートのリンク状態が安定していること

(HVM Console ウインドウ)

コンカレントメンテナンスモードの適用条件をチェック

(Migration Config Viewer ウインドウ)

Error 項目なし

Yes

Fig.

3-25

No

エラーの対処

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.72

Fig.

3-25

Yes

コンカレントメンテナンスモードの実施

(Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウ)

コンカレントメンテナンスモードの実施状況確認

(Migration Progress ウインドウ)

コンカレントメンテナンスモードの正常終了確認

(Migration Progress ウインドウ)

リカバリが必要な LPAR なし

Yes

WWN のロールバックが必要な LPAR

なし

Yes

HVM System Logs でエラーがないことを確認

(HVM Console ウインドウ)

移動先 LPAR の運用開始

No

No

リカバリ実施フローへ

ロールバック実施フローへ

図 3-25 コンカレントメンテナンスモードの基本的な実施フロー

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.73

リカバリが必要な LPAR がある場合は、下図に示す手順に従って操作します。

なお、リカバリの実施につきましては、「3.2.3 リカバリの実施」をご参照ください。

Virtage Navigator の操作

No

リカバリが必要な LPAR に手動リカバリを実施

リカバリが必要な LPAR なし

Yes

移動先 LPAR の運用開始

図 3-26 リカバリ実施フロー

WWN のロールバックが必要な LPAR がある場合は、下図に示す手順に従って操作します。

Virtage Navigator の操作

No

WWN のロールバックが必要な LPAR にロールバック

を実施

ロールバックが

必要な LPAR なし

Yes

移動先 LPAR の運用開始

図 3-27 WWN のロールバック実施フロー

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.74

3.2.1

環境設定

コンカレントメンテナンスモード実施のための環境設定をします。

これらの設定は、コンカレントメンテナンスモード実施のたびにする必要はありません。1HVM に対して 1 度

設定すれば、構成を変更しない限り、再度設定する必要はありません。

3.2.1.1 環境設定フロー

環境設定は、下図のフローのとおり実施します。

Virtage Navigator の操作

Virtage Navigator の起動

Storage Navigator Modular 2 CLI のインストールパスを

Virtage Navigator に登録

(Option ウインドウ)

マイグレーション WWPN をホストグループに登録

(Storage Password Setting ウインドウ, Register

Migration WWN Setting ウインドウ)

WWN ゾーニングを実施

Update 操作

(Main ウインドウ)

移動元/先 HVM にマイグレーションパスを設定

(Migration Path Setting ウインドウ)

図 3-28 コンカレントメンテナンスモードの設定フロー

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.75

3.2.1.2 環境設定操作

以下に示す手順のとおり、環境設定を実施します。

なお、以下の手順に進む前に、「BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド 導入編」の手順に従

って Virtage Navigator を起動し、移動元/先 HVM を Virtage Navigator に登録しておいてください。

(1)マイグレーション対象 LPAR のマイグレーション WWPN を WWPN と同じホストグループに登録します。

登録方法は、WWPN の登録と同じです。

なお、Virtage Navigator を使用して、ホストグループにマイグレーション WWPN を登録することができ

録」をご参照ください。

(2)マイグレーション対象 LPAR が接続された FC スイッチに対し、ゾーニングを実施します。

(a)Port ゾーニングをご使用の場合は、通常のご使用環境のままコンカレントメンテナンスモードを実施

可能です。

(b)WWN ゾーニングをご使用の場合は、マイグレーション WWPN とストレージマシンのノード名称から構成

されるゾーンを追加作成します。

(3)Migration タブを選択します。

図 3-29 Main ウインドウ(Migration タブの選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.76

(4)Update ボタンをクリックします。

図 3-30 Main ウインドウ(Update クリック)

(5)移動元/先のマイグレーションパスを指定します。

マイグレーションパスを設定する前に、必ず「3.2.1 環境設定」をご確認ください。

Mode Selection グループボックスの Concurrent Maintenance ラジオボタンを選択し、Migration Menu グ

ループボックスの Path Setting ボタンをクリックします。

図 3-31 Main ウインドウ(Path Setting クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.77

Migration Path Setting ウインドウが表示されます。

図 3-32 Main ウインドウ(Migration Path Setting ウインドウの表示)

(6)HVM Selection グループボックスのツリービューから移動元(先)HVM を選択し、Migration Path List の

データグリッドビューで Add Row ボタンをクリックします。

次に、Primary Use 欄のチェックボックスにチェックをつけ、Name 欄にマイグレーションパスの名称を入

力します。

さらに、Segment 欄でセグメントを選択します。

図 3-33 Main ウインドウ(Name と Segment の設定)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.78

(7)Migration Path List のデータグリッドビューを右にスクロールします。

次に、IP Address 欄に IP アドレスを入力し、Subnet Mask 欄にサブネットマスクを入力します。

図 3-34 Main ウインドウ(IP アドレスと Subnet Mask の設定)

なお、マイグレーションパスのセキュリティ性向上やほかのネットワークとのパケット混合防止を図る場

合は、マイグレーションパスに対して、VLANID を設定することを推奨します。

(8)同様の操作で移動先(元)HVM にもマイグレーションパスを設定し、Save ボタンをクリックします。

図 3-35 Main ウインドウ(Save クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.79

(9)OK ボタンをクリックします。

図 3-36 Confirm ウインドウ(OK クリック)

(10)Save ウインドウが表示されるので、OK ボタンをクリックします。

図 3-37 Save ウインドウ(OK クリック)

(11)Close ボタンをクリックします。

図 3-38 Save ウインドウ(Close クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.80

3.2.2

実施

3.2.2.1 実施フロー

下図のフローのとおり実施します。

Virtage Navigator の操作

移動元のサーバブレードのクラスタリング解除

Virtage Navigator の起動

CPU およびネットワーク負荷の確認

(CPU Realtime Viewer ウインドウ、

NIC Realtime Viewer ウインドウ)

Update 操作

(Main ウインドウ)

移動元/先 LPAR の選択

(Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウ)

HVM System Logs で以下の点を確認。

(1)エラーがないこと

(2)FC HBA ポートのリンク状態が安定していること

(HVM Console ウインドウ)

コンカレントメンテナンスモードの適用条件をチェック

(Migration Config Viewer ウインドウ)

Error 項目なし

Yes

コンカレントメンテナンスモードの実施

(Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウ)

コンカレントメンテナンスモードの実施状況確認

(Migration Progress ウインドウ)

コンカレントメンテナンスモードの正常終了確認

(Migration Progress ウインドウ)

リカバリが必要な LPAR なし

Yes

WWN のロールバックが必要な LPAR なし

Yes

HVM System Logs でエラーがないことを確認

(HVM Console ウインドウ)

移動先のサーバブレードのクラスタリング再構築

移動先 LPAR の運用開始

No

No

No

JP1/SC/BSM の操作

JP1/SC/BSM 常時運用中

移動対象 HVM の構成情報の保存

(HVM 構成管理)

(*)

移動元/移動先 HVM の構成情報バ

ックアップ採取(*1)

(HVM 構成管理)

(*)現構成の HVM 構成情報がバ

ックアップされていない場

合は必須です

エラーの対処

リカバリ実施フローへ

ロールバック実施フローへ

図 3-39 コンカレントメンテナンスモードの基本的な実施フロー

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.81

3.2.2.2 実施操作

[1]HVM ファームウェアのバージョンアップ/リビジョンアップや構成情報変更を実施した場合は、コンカレ

ントメンテナンスモード実施前に必ず HVM 構成情報の保存を実施してください。

また、構成情報に変更がある場合は、コンカレントメンテナンスモード実施前に移動元/先のペアで構成

情報のバックアップを実施してください。

[2]マイグレーションを実施した環境で、他の HVM で利用していた VNIC System No.を再利用すると、MAC ア

ドレスが重複する可能性があります。

[3]USB デバイスは移動元 LPAR の USB 割り当て状態に関わらず、移動先では"A"になります。

("*"の場合は、移動先でも"*"になります。)

USB 割り当て状態が"R"である USB は、マイグレーション実施前に必ず"#A"または"A"してください。

コンカレントメンテナンスモードのマイグレーションは、以下の手順で実施します。

(1)上記注意[1]に該当する場合は、HVM 構成情報の保存とバックアップを実施します。

照ください。

(2)Microsoft Failover Cluster や HA モニタを利用したクラスタリング構成を組んでいるサーバブレード上

の LPAR を移動元に指定してコンカレントメンテナンスモードを実施する場合は、クラスタリング構成を

解除します。

(3)Virtage Navigator を起動し、CPU およびネットワーク負荷を確認します。

ネットワークが高負荷の状態でコンカレントメンテナンスモードを実施すると、コンカレントメンテナン

スモードのタイムアウトが発生する可能性があります。

モニタリング機能を利用して、移動元/先サーバブレードについて、以下の条件に 1 つも合致していない

ことを確認してください。

・CPU モニタリングで、HVM 全体の CPU 使用率が 80%に達している

・CPU モニタリングで、SYS2 の CPU 使用量が 0.8 コアに達している

・NIC モニタリングで、最大帯域の 50%を使用している NIC がある

ニタリング編」をご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.82

(4)Migration タブを選択します。

図 3-40 Main ウインドウ(Migration タブの選択)

(5)Update ボタンをクリックします。

図 3-41 Main ウインドウ(Update クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.83

(6)Mode Selection グループボックスの Concurrent Maintenance ラジオボタンを選択し、Migration Menu グ

ループボックスの Migration ボタンをクリックします。

図 3-42 Main ウインドウ(Migration クリック)

Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウが表示され、Virtage Navigator に登録されている HVM

がツリービューに表示されます。

図 3-43 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.84

(7)Source、Destination グループボックス内のツリーで、移動元/先 LPAR を選択します。

図 3-44 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(移動元/先 LPAR の選択)

※コンボボックスでの LPAR 選択について

Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウの右上にある Tree View チェックボックスのチェックを外

すと、移動元/先 LPAR をコンボボックスで選択する表示に変更できます。登録 HVM 数や設定 LPAR 数が多い

場合など使用環境に応じて、使いやすい LPAR の選択方法を選んでください。

図 3-45 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(コンボボックスでの LPAR 選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.85

※移動先 LPAR を自動選択する Auto 選択機能について

Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウの右上にある Auto チェックボックスをチェックすると、

移動先 HVM を選択するだけで、LPAR 番号が自動で選択されるようになります。このとき、選択される LPAR

番号は、選択可能な LPAR の最若番です。

移動先 LPAR を自動選択された LPAR から別の LPAR に変更する場合は、LPAR を選択し直してください。

図 3-46 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(移動先 LPAR の自動選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.86

※以下の手順で移動先 LPAR のプロセッサグループを指定してください。

(ⅰ)Migration[Shutdown]ウインドウの右上にある Group チェックボックスにチェックをつけます。

(ⅱ)移動先の HVM を選択します。

(ⅲ)LPAR 移動後に使用するプロセッサグループを選択します。

(ⅳ)”LPAR : Other”以下に移動可能な LPAR が表示されるので、移動先 LPAR を選択します。

(ⅰ)

(ⅱ)

(ⅲ)

(ⅳ)

図 3-47 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(プロセッサグループ指定)

(8)Show System Logs ボタンをクリックします。

図 3-48 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(Show System Logs クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.87

(9)HVM Console ウインドウの HVM System Logs スクリーンが表示されますので、以下の 2 点を確認します。

(a)エラーがないこと

(b)FC HBA ポートのリンク状態が安定していること

5 分以上状態変化したことを示すログが表示されなければ、リンク状態が安定していると判断するこ

とができます。

図 3-49 HVM Console ウインドウ(HVM System Logs スクリーンでの確認)

(10)Show Config ボタンをクリックします。

図 3-50 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(Show Config クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.88

(11)Error アイコンがないことを確認し、Close ボタンをクリックします。

Error アイコンがある場合は、構成の不一致が検出されたことを示しています。

構成の不一致を解消してからマイグレーションを実施してください。

「8.1 Migration Config Viewer ウインドウの項目」に Migration Config Viewer ウインドウに表示さ

れる項目と Error アイコンが表示された場合の対処方法を記載していますので、そちらを参考に構成を

見直してください。

図 3-51 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(適用条件の確認)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.89

(12)Migration Execute ボタンをクリックします。

図 3-52 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(Migration Execute クリック)

(13)OK ボタンをクリックします。

図 3-53 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.90

コンカレントメンテナンスモードが開始します。

図 3-54 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(コンカレントメンテナンスモード実施中)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.91

3.2.2.3 実施状態の確認

コンカレントメンテナンスモードを実施すると、進行状況を示す Migration Progress ウインドウが表示され

ます。本ウインドウで進行状況を確認することができます。

図 3-55 Migration Progress ウインドウ(コンカレントメンテナンスモード進行状況表示)

(1)コンカレントメンテナンスモードが正常に終了すると、Migration Progress ウインドウに”Migration completed !”が表示されます。

Close ボタンをクリックして、本ウインドウを閉じます。

図 3-56 Migration Progress ウインドウ(コンカレントメンテナンスモード完了時)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.92

3.2.2.4 正常終了の確認

コンカレントメンテナンスモードが正常終了していることを確認するために、HVM Console ウインドウの HVM

System Logs スクリーンにエラーがないことをご確認ください。

HVM システムイベントログの確認は、以下の手順で実施してください。

(1)Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウで実施したコンカレントメンテナンスモードの移動元と

移動先の HVM を選択し、Show System Logs ボタンをクリックします。

図 3-57 Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウ(HVM System Logs の表示)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.93

(2)HVM Console ウインドウの HVM System Logs スクリーンが表示されますので、エラーがないことを確認し

ます。

図 3-58 HVM Console ウインドウ(移動元 HVM でエラーログがないことの確認)

図 3-59 HVM Console ウインドウ(移動先 HVM でエラーログがないことの確認)

(3)コンカレントメンテナンスモード実施前に移動元サーバブレードでクラスタリング構成を組んでいた場

合は、移動先サーバブレードでクラスタリング構成を再構築します。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.94

3.2.3

リカバリの実施

3.2.3.1 リカバリの実施フロー

下図に示すフローに従って操作します。

No

Virtage Navigator の操作

リカバリが必要な LPAR に手動リカバリを実施

リカバリが必要な LPAR なし

Yes

移動先 LPAR の運用開始

図 3-60 リカバリ実施フロー

なお、リカバリに失敗した LPAR が存在する場合には、HVM 構成情報のリストアを実施してください。ただし、

HVM 構成情報のリストアを実施した場合は、HVM 構成情報のバックアップを実施したときの構成に戻ります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.95

3.2.3.2 リカバリの実施操作

マイグレーションが障害や移動先のリソース不足などにより中断した場合、Virtage Navigator により自動

的にリカバリされますが、障害の種類やタイミングにより自動的にリカバリされないケースがあります。こ

のようなケースでは、以下の操作により手動でリカバリを実施し、マイグレーションを再実施します。

図 3-61 Migration Progress ウインドウ(マイグレーション失敗時)

マイグレーションが失敗した場合や障害によりマイグレーション状態が判断できない場合は、Update を実施

し状況を確認します。

図 3-62 Main ウインドウ(Update 操作)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.96

手動リカバリが必要な LPAR が存在する場合、Migration ウインドウの Target Selection に

“LPARs requiring recovery:x LPARs”のメッセージが表示されます。”x”が手動リカバリの必要な LPAR

数を示しています。手動リカバリの必要なすべての LPAR に対して、リカバリ処理を実施してください。手動

リカバリの必要な LPAR がなくなると、“LPARs requiring recovery:x LPARs”メッセージは、表示されなく

なります。

図 3-63 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(手動リカバリ要 LPAR あり)

手動リカバリが必要な LPAR は、 のアイコン表示となります。手動リカバリが必要な LPAR を選択し、

Recovery Execute ボタンをクリックします。

(「 Show the LPARs」をチェックすると、手動リカバリが必要な LPAR のみ表示します。)

図 3-64 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(リカバリ要 LPAR 選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.97

Confirmation ウインドウが表示されますので、確認後 OK ボタンをクリックします。

図 3-65 Recovery の Confirmation ウインドウ(確認)

Recovery の進行状況を示す Migration Progress ウインドウがポップアップされます。

本ウインドウで、Recovery の進行状況を確認することができます。

図 3-66 Recovery の Progress ウインドウ(実施中)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.98

手動リカバリが正常に終了すると、Migration Progress ウインドウに”Recovery completed !”が表示され

ます。Close ボタンをクリックして、本ウインドウを閉じます。

図 3-67 Recovery の Progress ウインドウ(正常終了)

※手動リカバリに失敗した場合は、障害要因が取り除かれていない可能性があります。障害要因を対策して、

再実施してください。また、HVM 本体側で、H/W の障害が発生している可能性がありますので、確認が必要

です。障害要因を取り除き再実施したにも関わらず、手動リカバリが失敗する場合は、バックアップした

HVM 構成情報で、HVM をリストアします。この場合、バックアップ後に実施したマイグレーション(LPAR 移

動)は反映されず、バックアップ実施時の状態に戻ります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.99

3.2.4

WWN のロールバックの実施

3.2.4.1 WWN のロールバックの実施フロー

下図に示すフローに従って操作します。

No

Virtage Navigator の操作

WWN のロールバックが必要な LPAR にロールバック

を実施

ロールバックが

必要な LPAR なし

Yes

移動先 LPAR の運用開始

図 3-68 WWN のロールバック実施フロー

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.100

3.2.4.2 WWN のロールバック実施操作

コンカレントメンテナンスモードがエラー終了した場合、Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウ

で WWN のロールバックが必要な LPAR がないか確認してください。

Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウで HVM または LPAR を選択した際に、下図の赤枠内に示すア

イコンが表示された場合は、WWN をロールバックする必要があります。

ロールバックしないと、同一 HVM 上のすべての LPAR をマイグレーションできません。

図 3-69 Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウ(WWN のロールバックが必要な LPAR)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.101

WWN のロールバックは、以下の手順で実施します。

(1)Migration [Shutdown]ウインドウまたは Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウで、WWN のロー

ルバックが必要な LPAR が存在する HVM を選択します。

選択すると、Show Rollback ボタンが活性化しますので、Show Rollback ボタンをクリックします。

図 3-70 Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウ(HVM の選択)

Rollback WWN ウインドウが表示されます。

図 3-71 Rollback WWN ウインドウ

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.102

(2)ロールバックを実施する LPAR を選択し、Rollback Execute ボタンをクリックします。

図 3-72 Rollback WWN ウインドウ(ロールバック実施)

(3)OK ボタンをクリックします。

図 3-73 Rollback Execute ウインドウ(OK クリック)

(4)ロールバック完了後に表示される Rollback Execute ウインドウで OK ボタンをクリックします。

図 3-74 Rollback Execute ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.103

(5)ロールバックが完了すると、WWN Status List グループボックスに LPAR が表示されなくなります。

図 3-75 Rollback WWN ウインドウ(WWN のロールバック後)

同様の手順で、残りの LPAR もロールバックしてください。

※ロールバックは、ロールバックが必要な LPAR すべてに実施してください。

ロールバックが必要な LPAR が 1 つでも残っていると、同一 HVM 上のほかの LPAR をマイグレーションでき

ません。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.104

3.3

ポリシーマイグレーション

ポリシーマイグレーションとは、LPAR 移動を登録して実施するマイグレーションのことを指します。ポリシ

ーマイグレーションでは、マイグレーションポリシーというまとまりの中に移動元と移動先の LPAR 番号の組

み合わせを 1 つ以上登録します。マイグレーション実施時には、マイグレーションポリシーに登録された組

み合わせを登録順に実行します。(以後、移動元と移動先の LPAR 番号の 1 つの組み合わせのことをエントリ

と呼びます。)

ポリシーマイグレーションは、過去に同条件下での移動実績がある場合、あるいは 1 つの LPAR のマイグレー

ションで正常に LPAR 移動ができることを確認した後に使用してください。1 つの LPAR のマイグレーション

ください。

本機能により、容易な操作で設定されたサーバブレード間の LPAR 移動が可能となります。繰り返し行うマイ

グレーションは、ポリシーマイグレーションとして実施することを推奨します。

[1]ポリシーマイグレーションでは、シャットダウンモードのエントリとコンカレントメンテナンスモードの

エントリを 1 つのマイグレーションポリシーにまとめて登録・実施することはできません。

[2]HVM ファームウェアのバージョンアップ/リビジョンアップや構成情報変更を実施した場合は、ポリシー

マイグレーション実施前に必ず HVM 構成情報の保存を実施してください。

また、構成情報に変更がある場合は、ポリシーマイグレーション実施前に移動元/先のペアで構成情報の

バックアップを実施してください。

照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.105

3.3.1

マイグレーションポリシーの作成

マイグレーションポリシーの作成は、以下の手順で実施します。

(1)Migration Menu グループボックスの Migration Policy ボタンをクリックします。

図 3-76 Main ウインドウ(Migration Policy クリック)

(2)Migration Policy ウインドウが表示されます。

New ボタンをクリックします。

図 3-77 Migration Policy ウインドウ

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.106

New Policy ウインドウが表示されます。

登録するマイグレーションポリシーに対する名称を入力し、OK ボタンをクリックします。

図 3-78 New Policy ウインドウ

(3)必要に応じ、作成するポリシーにコメントを追加し、Add [Shutdown]ボタンまたは Add [Concurrent

Maintenance]をクリックします。

シャットダウンモードのエントリを追加する場合は Add [Shutdown]ボタンをクリックし、コンカレント

メンテナンスモードのエントリを追加する場合は Add [Concurrent Maintenance]ボタンをクリックしま

す。ここでは、例として Add [Concurrent Maintenance]ボタンをクリックします。

Add [Shutdown]ボタンをクリックした場合も、(4)以降の手順と同様です。

図 3-79 Migration Policy ウインドウ(Add [Concurrent Maintenance]クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.107

(3)Add Concurrent Maintenance ウインドウが開きます。

Source、Destination グループボックス内のツリーで移動元/先 LPAR を選択し、Add ボタンをクリックし

ます。

図 3-80 Add Concurrent Maintenance ウインドウ(LPAR 選択操作)

Confirmation ウインドウが表示されますので、確認後 OK ボタンをクリックします。

図 3-81 Confirmation ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.108

(4)上記(3)の操作を繰返すことにより、マイグレーションエントリを追加します。

図 3-82 Add Migration ウインドウ(LPAR 選択操作)

(5)Migration Policy ウインドウで作成したマイグレーションポリシーの内容を確認し、Save ボタンをクリ

ックします。

図 3-83 Migration Policy ウインドウ(Save クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.109

OK ボタンをクリックします。

図 3-84 Save Policy ウインドウ(OK クリック)

※上記の手順でマイグレーションポリシーが作成、保存されます。

ケースによりマイグレーションポリシーを使い分ける場合は、上記の手順で必要なマイグレーションポリ

シーを作成してください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.110

3.3.2

ポリシーマイグレーションの実施

ポリシーマイグレーションは、Migration Policy ウインドウで以下のとおり実施します。

(1)Migration Policy ウインドウのコンボボックスで、作成済みのマイグレーションポリシーを選択します。

図 3-85 Migration Policy ウインドウ(マイグレーションポリシー選択)

ボタンをクリックします。

図 3-86 Migration Policy ウインドウ(Release クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.111

(2)選択したマイグレーションポリシーのエントリが表示されますので、確認後、Execute ボタンをクリック

します。

図 3-87 Migration Policy ウインドウ(ポリシーマイグレーション実施)

Confirmation ウインドウが表示されますので、確認後 OK ボタンをクリックします。

(3)選択したマイグレーションポリシーが実施されると、進行状況を示す Migration Progress ウインドウが

表示されます。

図 3-88 Migration Progress ウインドウ(ポリシーマイグレーションの進行状況)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.112

(4)選択したマイグレーションポリシーが正常に終了すると、Migration Progress ウインドウに”Migration completed !”と表示されます。Close ボタンをクリックして、本ウインドウを閉じます。

図 3-89 Migration Progress ウインドウ(ポリシーマイグレーションの完了)

Migration Policy ウインドウのマイグレーションエントリに完了を示すマーク(レ点)が付きます。

Close ボタンをクリックしてウインドウを閉じます。

図 3-90 Migration Policy ウインドウ(ポリシーマイグレーションの完了)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.113

3.3.3

ポリシーマイグレーションの中断

ポリシーマイグレーションを中断する場合は、Migration Policy ウインドウで Stop ボタンをクリックしま

す。

図 3-91 Migration Policy ウインドウ(マイグレーションポリシーの中断)

マイグレーションポリシー中断は、マイグレーション実施中のエントリが終了した後に実施されます(マイグ

レーション実施中のエントリがあるときに、中断は実施されません)。

マイグレーションポリシーの中断が行われた場合は、Confirmation ウインドウが表示されます。

そのままマイグレーションを終了する場合は、End ボタンをクリックします。

続きを実施するには Continue ボタンをクリックします。

図 3-92 Confirmation ウインドウ(Migration Policy の終了または続行の選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.114

3.3.4

マイグレーションポリシーの編集

マイグレーションポリシーのエントリは、追加・削除が可能です。また作成済みのマイグレーションポリシ

ーの名称を変更することにより、新しいマイグレーションポリシーとして保存することができます。

3.3.4.1 エントリの追加

(1)Migration Policy ウインドウのコンボボックスで作成済みのマイグレーションポリシーを選択し、Modify

ボタンをクリックします。

図 3-93 Migration Policy ウインドウ(Migration Policy の編集)

Add [Concurrent Maintenance]ボタンをクリックします。

図 3-94 Migration Policy ウインドウ(Migration Policy エントリの追加)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.115

(2)Add Concurrent Maintenance ウインドウが開きます。

Source、Destination グループボックス内のツリーで移動元/先 LPAR を選択し、Add ボタンをクリックし

ます。

図 3-95 Add Migration ウインドウ(Migration Policy エントリの追加)

Confirmation ウインドウが表示されますので、確認後 OK ボタンをクリックします。

図 3-96 Confirmation ウインドウ(OK クリック)

マイグレーションポリシーの追加操作は、「3.3.1 マイグレーションポリシーの作成」と同様です。

詳細は「3.3.1 マイグレーションポリシーの作成」をご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.116

Migration Policy ウインドウで、作成したマイグレーションポリシーを確認し、Save ボタンあるいは Save as ボタンをクリックします。

図 3-97 Migration Policy ウインドウ(Save クリック)

※Save as ボタンをクリックした場合、Save as Policy ウインドウが表示されます。

作成したポリシーの名称を入力して OK ボタンをクリックします。

図 3-98 Save as Policy ウインドウ(ポリシー名称入力)

Confirmation ウインドウが表示されますので、OK ボタンをクリックします。

図 3-99 Save As Policy ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.117

3.3.4.2 エントリの削除

(1)Migration Policy ウインドウのコンボボックスで、作成済みのマイグレーションポリシーを選択し、

Modify ボタンをクリックします。

削除するマイグレーションポリシーエントリを選択して Delete ボタンをクリックします。

図 3-100 Migration Policy ウインドウ(Migration Policy エントリの削除)

Migration Policy ウインドウで、変更したマイグレーションポリシーを確認し、Save ボタンあるいは Save as ボタンをクリックします。

図 3-101 Migration Policy ウインドウ(Migration Policy 保存)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.118

※Save as ボタンをクリックした場合、Save as Policy ウインドウが表示されます。

作成したポリシーの名称を入力して OK ボタンをクリックします。

図 3-102 Save as Policy ウインドウ(ポリシー名称入力)

Confirmation ウインドウが表示されますので、OK ボタンをクリックします。

図 3-103 Save As Policy ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.119

3.3.4.3 エントリの実施順序編集

マイグレーションポリシーのエントリは、Migration Information の No.1 から昇順に実施されます。この実

施順序を変更は、以下の手順で実施します。

(1)Migration Policy ウインドウのコンボボックスで作成済みのマイグレーションポリシーを選択し、Modify

ボタンをクリックします。

図 3-104 Migration Policy ウインドウ(Modify クリック)

(2)マイグレーションポリシーエントリを選択し、Up あるいは Down ボタンをクリックしてエントリの実施順

序を変更します。(下図は、Up ボタンをクリックする例です。)

図 3-105 Migration Policy ウインドウ(Up クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.120

(3)Save ボタンあるいは Save as ボタンをクリックし、変更を保存します。

図 3-106 Migration Policy ウインドウ(Migration Policy エントリの順序変更)

※Save as ボタンをクリックした場合、Save as Policy ウインドウが表示されます。

作成したポリシーの名称を入力して OK ボタンをクリックします。

図 3-107 Save as Policy ウインドウ(ポリシー名称入力)

Confirmation ウインドウが表示されますので、OK ボタンをクリックします。

図 3-108 Save As Policy ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.121

3.4

移動前に戻すマイグレーション

計画保守時にサーバダウン時間を短縮する、使用率の低い期間はサーバを特定サーバブレード(HVM 上)に集

約して消費電力の低減を図るなど、LPAR マイグレーションの使用方法としては、特定の HVM 間で LPAR 移動

と移動前に戻す LPAR 移動がメインとなります。

移動前に戻すマイグレーションの手順は、マイグレーション(移動)時の移動元と移動先を入れ替えて設定し、

実施します。操作は、通常のマイグレーションと同じです。

※定期的・計画的にサーバを移動する運用では、事前に LPAR マイグレーションでサーバを移動し、移動先で

の動作を確認しておくことを推奨します。その後、移動前に戻すマイグレーションで、サーバを移動元に

戻し、運用に入ります。

移動内容をエントリとしてマイグレーションポリシーに登録し、ポリシーマイグレーションを実施するこ

とで 2 回目以降の操作が簡単に実施できます。繰り返し行うマイグレーションは、ポリシーマイグレーシ

ョンとして実施することを推奨します。

3.5

ハードウェア、ソフトウェアのメンテナンス

メンテナンスモードを利用したサーバブレード保守の種類」に示すハードウェア、ソフトウェアの交換・更

新をすることができます。

ここでは、例として HVM ファームウェアの更新の手順を示します。

表 3-1 コンカレントメンテナンスモードを利用した HVM ファームウェア更新手順

手順 種類 参照先

1

LPAR をほかのサーバブレードに移動 3.2 コンカレントメンテナンスモード

2 HVM ファームウェア更新

3 LPAR を元のサーバブレードに戻す

「BladeSymphony BS2000/BS320 Virtage バージョンアッ

プ手順書 Virtage リビジョンアップ手順書」

「BladeSymphony BS500 マネジメントモジュールセットア

ップガイド」

3.4 移動前に戻す

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.122

3.6

HVM 構成情報の保存とバックアップ

HVM 構成情報が必要となります。HVM 構成情報の保存とバックアップの手順は、以下のとおり実施します。

なお、HVM 構成情報の保存とバックアップは JP1/SC/BSM を使用して実施しますが、ご使用のバージョンによ

り、本節記載のバージョンとは表記が異なることがあります。

3.6.1

HVM 構成情報の保存

HVM 構成情報の保存は、以下のとおり実施します。

(1)ServerConductor/Blade Server Manager ウインドウで、[HVM 管理(M)]-[HVM 構成管理(H)]と選択します。

図 3-109 ServerConductor/Blade Server Manager ウインドウ([HVM 管理(M)]-[HVM 構成管理(H)]の選択)

(2)表示された HVM 構成管理ウインドウで、対象 HVM が存在するシャーシをクリックし、対象 HVM アイコン上

で右クリックします。

次に、表示されたコンテキストメニューで[HVM に設定保存(S)]をクリックします。

図 3-110 HVM 構成管理ウインドウ(シャーシの選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.123

(3)はい(Y)ボタンをクリックします。

図 3-111 確認ウインドウ(はい(Y)クリック)

HVM 構成情報保存中は、以下のウインドウが表示されます。

本ウインドウが消えると、HVM 構成情報の保存が終わりになります。

図 3-112 HVM 構成情報保存中ウインドウ

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.124

3.6.2

HVM 構成情報のバックアップ

HVM 構成情報のバックアップは、以下のとおり実施します。

(1)ServerConductor/Blade Server Manager ウインドウで、[HVM 管理(M)]-[HVM 構成管理(H)]と選択します。

図 3-113 ServerConductor/Blade Server Manager ウインドウ([HVM 管理(M)]-[HVM 構成管理(H)]の選択)

(2)表示された HVM 構成管理ウインドウで、対象 HVM が存在するシャーシをクリックし、対象 HVM アイコン上

で右クリックします。

次に、表示されたコンテキストメニューで[HVM 構成のバックアップ・リストア(B)]をクリックします。

図 3-114 HVM 構成管理ウインドウ([HVM 構成のバックアップ・リストア(B)]の選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.125

(3)表示された HVM 構成のバックアップ・リストアウインドウで、参照ボタンをクリックし、バックアップフ

ァイルの出力先、バックアップファイルの名称を設定します。

設定後、OK ボタンをクリックします。

図 3-115 HVM 構成管理ウインドウ(バックアップファイルの設定)

(4)OK ボタンをクリックします。

図 3-116 確認ウインドウ(OK クリック)

[1]HVM 構成情報のリストアは、JP1/SC/BSM の HVM 構成管理メニューの HVM 構成のバックアップ・リストアで

実施できます。ただし、移動元と移動先の HVM のどちらか一方のみリストアを実施すると、LPAR の MAC

アドレスや WWN が重複してしまうため、構成情報をリストアする際は、移動元と移動先の HVM を必ず同時

期の構成情報を使ってリストアしてください。

[2]HVM 構成情報のリストアが成功したと判断するためには、以下の項目をすべて満たしていることを確認し

てください。

1) リカバリに失敗した LPAR が、マイグレーション実施時の移動元 HVM 上で定義されていること

2) 上記 1)の LPAR 構成および移動元 HVM の構成が、バックアップ実施時と同じであること

3) リカバリに失敗した LPAR が、マイグレーション実施時の移動先 HVM 上には定義されていないこと

4) 移動先 HVM の構成が、バックアップ実施時と同じであること

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.126

3.7

マイグレーション WWN の登録・削除

本節では、Virtage Navigator を使用して、通常運用で利用する WWPN と同一のホストグループにマイグレー

ション WWPN を登録、削除する操作について説明します。

(Virtage Navigator を使用して登録できるのは、マイグレーション WWPN のみです。WWPN を登録することは

できません。ご使用のストレージマシン管理コンソールで WWPN が登録されていることをご確認ください。)

なお、Virtage Navigator を使用したマイグレーション WWPN の登録機能は、以下のストレージ機種と Hitachi

Storage Navigator Modular 2 CLI の組み合わせでご利用いただけます。

表 3-2 マイグレーション WWPN 登録機能のサポート機種、バージョン

No. サポートストレージ機種

Hitachi Storage Navigator Modular 2 CLI

サポートバージョン

5

6

7

8

9

10

11

12

1

2

3

4

9500V

AMS200

AMS500

AMS2100

AMS2300

AMS2500

HUS110

HUS130

BR1600

BR1600E

BR1650S

BR1650E version 11.50 以降 version 22.50 以降 version 11.50 以降

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.127

3.7.1

マイグレーション WWN 登録、削除実施フロー

Virtage Navigator を使用して、通常運用で利用する WWPN と同一のホストグループにマイグレーション WWPN

を登録する操作は、下図のフローのとおり実施します。

Virtage Navigator の操作

Virtage Navigator の起動

Storage Navigator Modular 2 CLI のインストール

パスを Virtage Navigator に登録

(Option ウインドウ)

Update 操作

(Main ウインドウ)

ストレージマシンの登録

(Configuration Registration ウインドウ)

セキュリティ設定の入力

(Storage Password Setting ウインドウ)

ストレージマシンの登録結果の確認

WWPN の登録状況の確認

(Register Migration WWN Setting ウインドウ)

マイグレーション WWPN

の登録

(Register Migration WWN

Setting ウインドウ)

マイグレーション WWPN の

登録結果の確認

(Register Migration WWN

Setting ウインドウ)

アクション

マイグレーション WWPN

の削除

(Register Migration WWN

Setting ウインドウ)

マイグレーション WWPN の

削除結果の確認

(Register Migration WWN

Setting ウインドウ)

マイグレーション WWPN

にニックネームを登録

(Register Migration WWN

Setting ウインドウ)

ニックネームの登録結果

の確認

(Register Migration WWN

Setting ウインドウ)

マイグレーション WWPN

の登録結果を記載してい

る CSV ファイルの出力

(Register Migration WWN

Setting ウインドウ)

完了

図 3-117 マイグレーション WWPN 登録、削除フロー

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.128

ださい。

ージマシンを追加登録してマイグレーション WWN 登録操作を実施する場合」をご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.129

3.7.2

環境設定

本設定を実施する前に、以下の準備、確認をします。

1.Storage Navigator Modular 2 CLI をご使用の場合、Administration Mode を設定しているか確認します。

設定している場合は、そのパスワードを控えます。

一方、ご使用でない場合は、Storage Navigator Modular 2 CLI をインストールします。

なお、Virtage Navigator を使用したマイグレーション WWPN の登録操作においては、Hitachi Storage

Navigator Modular 2 CLI version 11.50 以降をサポートしています。それより前のバージョンをイン

ストールしないでください。

Storage Navigator Modular 2 CLI のインストールにつきましては、「Hitachi Storage Navigator Modular

2 (for CLI) ユーザーズガイド」をご参照ください。

2.Password Protection、または Account Authentication を設定しているストレージマシンが存在するか

確認します。その場合は、各ストレージマシンのユーザ ID、パスワードを控えます。

3.本設定で操作するストレージマシンのうち、Password Protection、または Account Authentication を

設定しているストレージマシンに対し、ログインしていないことを確認します。ログインしている状態

では、これらのストレージマシンに対し、環境設定を実施することができません。

環境設定は、以下の手順で実施します。

(1)Virtage Navigator を起動します。

さい。

(2)Main ウインドウのメニューより、[Setting(S)]-[Option(O)]と選択します。

図 3-118 Main ウインドウ(Hitachi Storage Navigator Modular 2 CLI の設定)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.130

(3)Option メニューから Migration Option を選択します。

図 3-119 Option ウインドウ(Migration Option の選択)

(4)Storage Navigator Setting 欄の Open ボタンをクリックします。

図 3-120 Option ウインドウ(Open クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.131

(5)Storage Navigator Modular 2 CLI フォルダを選択し、OK ボタンをクリックします。

図 3-121 Option ウインドウ(Storage Navigator Modular 2 CLI フォルダの選択)

(6)Apply ボタンまたは OK ボタンをクリックします。

図 3-122 Option ウインドウ(Storage Navigator Modular 2 CLI フォルダの選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.132

(7)Migration タブを選択します。

図 3-123 Main ウインドウ(Migration タブの選択)

(8)Update ボタンをクリックします。

図 3-124 Main ウインドウ(Update クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.133

(9)Mode Selection グループボックスの Concurrent Maintenance ラジオボタンにチェックをつけます。

図 3-125 Main ウインドウ(Concurrent Maintenance のチェック)

(10)Migration Menu グループボックスの WWN Setting ボタンをクリックします。

図 3-126 Main ウインドウ(WWN Setting クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.134

(11)Input Condition グループボックスの From テキストボックスにストレージマシンのポートに割り当てら

れた IP アドレスを入力します。このとき入力する IP アドレスは、すでに WWN が登録されているホスト

グループに接続するためのポートの IP アドレスである必要があります。

図 3-127 Configuration Registration ウインドウ(IP アドレスの入力)

(12)Search ボタンをクリックします。

図 3-128 Configuration Registration ウインドウ(Search クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.135

(13)登録するストレージマシンを選択し、Add ボタンをクリックします。

図 3-129 Configuration Registration ウインドウ(Add クリック)

(14)OK ボタンをクリックします。

図 3-130 Configuration Registration ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.136

Storage Password Setting ウインドウが表示されます。

図 3-131 Storage Password Setting ウインドウ

本ウインドウでは、セキュリティの設定をします。

Administration Mode は、Storage Navigator Modular 2 CLI に対する設定です。

("Administration Mode"は、Storage Navigator Modular 2 CLI で"管理者モード"と表現されています。)

一方、Password Protection、Account Authentication は、ストレージマシンに対する設定です。本ウイン

ドウで入力する項目は、下表に示すとおりです。

なお、Save password setting チェックボックスにチェックをつけると、本ウインドウの設定が保存されま

す。お客様の必要に応じてご利用ください。

表 3-3 Administration Mode の設定

Storage Navigator Modular 2 CLI

に対する設定状態

Administration Mode を設定している

Administration Mode を設定していない

○:要、×:不要

Storage Password Setting ウインドウにおける操作

Administration Mode

チェックボックスの設定

Administration Mode

のパスワード入力

チェックをつける

チェックを外す

×

表 3-4 Password Protection、Account Authentication の設定

ストレージマシンに対する設定状態

Password Protection

Account Authentication

設定していない

○:要、×:不要

Storage Password Setting ウインドウにおける操作

Security Type の設定 User ID、Password 列の入力

Password Protection

Account Authentication

Not used

×

上記設定については、お客様の使用環境に合わせてください。使用環境とは異なる入力した場合、マイグレ

ーション WWPN の登録ができなくなることがあります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.137

本項では、例として Storage Navigator Modular 2 CLI に対して Administration Mode を設定し、ストレー

ジマシンに対して Account Authentication を設定している場合の設定を記します。

なお、本ウインドウには、あらかじめ Storage Navigator Modular 2 CLI に登録されていたストレージマシ

ンも表示されますが、これらのストレージマシンのうち、お客様が管理されているストレージに対して、使

用環境に合わせた設定を入力してください。

(15)Administration Mode チェックボックスにチェックをつけます。

図 3-132 Storage Password Setting ウインドウ(Administration Mode チェック)

(16)Password テキストボックスにパスワードを入力します。

図 3-133 Storage Password Setting ウインドウ(Administration Mode チェック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.138

(17)Security Type 列で Account Authentication を選択します。

図 3-134 Storage Password Setting ウインドウ(Security Type の選択)

(18)User ID 列にユーザ ID を入力し、Password 列にパスワードを入力します。

図 3-135 Storage Password Setting ウインドウ(ユーザ ID、パスワードの入力)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.139

(19)OK ボタンをクリックします。

図 3-136 Storage Password Setting ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.140

下記(20)の手順後、Password Protection、Account Authentication のユーザ ID 登録時、変更時、および削

に Storage Navigator Modular 2 CLI フォルダ内の exe ファイル実行中のウインドウが表示されます。本ウ

インドウ表示中は、キーボードやマウスを操作しないでください。キーボードやマウスを操作してしまうと、

マイグレーション WWPN の登録、削除、およびマイグレーション WWPN へのニックネーム登録操作ができなく

なることがあります。

(20)OK ボタンをクリックします。

図 3-137 Confirm ウインドウ(OK クリック)

図 3-138 Storage Navigator Modular 2 CLI フォルダ内の exe ファイル実行ウインドウ

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.141

(21)Register Migration WWN Setting ウインドウが表示されます。

Storage Selection グループボックスで、登録したストレージが含まれていることを確認します。

(22)WWN List グループボックスで、HVM Selection グループボックスに含まれる HVM 上の LPAR に対する WWPN

の登録状況を確認します。

なお、State(Vfc)列に表示されるアイコンと State(Mig)列に表示されるアイコンの一覧につきましては、

「7 アイコン一覧」をご参照ください。

図 3-139 Register Migration WWN Setting ウインドウ(登録されたストレージの確認)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.142

3.7.3

マイグレーション WWN の登録操作

マイグレーション WWPN の登録操作は、以下の手順で実施します。

(1)ホストグループに登録するマイグレーション WWPN のチェックボックスにチェックをつけます。

このとき、State(Vfc)が で、State(Mig)が であるマイグレーション WWPN が登録可能です。

図 3-140 Register Migration WWN Setting ウインドウ(マイグレーション WWPN の選択)

(2)Add ボタンをクリックします。

図 3-141 Register Migration WWN Setting ウインドウ(Add クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.143

(3)OK ボタンをクリックします。

図 3-142 Confirm ウインドウ(OK ボタンクリック)

(4)OK ボタンをクリックします。

図 3-143 Success ウインドウ(OK クリック)

(5)Last Status 列と State(Mig)列がともに になっていることを 確認します。

図 3-144 Register Migration WWN Setting ウインドウ(マイグレーション WWPN 登録結果の確認)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.144

3.7.4

マイグレーション WWN の削除操作

マイグレーション WWPN の削除操作は、以下の手順で実施します。

(1)ホストグループの登録から削除するマイグレーション WWPN のチェックボックスにチェックをつけます。

このとき、State(Vfc)が で、State(Mig)が であるマイグレーション WWPN が削除可能です。

図 3-145 Register Migration WWN Setting ウインドウ(マイグレーション WWPN の選択)

(2)Delete ボタンをクリックします。

図 3-146 Register Migration WWN Setting ウインドウ(Delete クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.145

(3)OK ボタンをクリックします。

図 3-147 Confirm ウインドウ(OK クリック)

(4)OK ボタンをクリックします。

図 3-148 Success ウインドウ(OK クリック)

(5)Last Status 列が に、State(Mig)列が になっていることを確認します。

図 3-149 Register Migration WWN Setting ウインドウ(マイグレーション WWPN 削除結果の確認)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.146

3.7.5

マイグレーション WWN へのニックネームの登録

ホストグループに登録したマイグレーション WWPN に対し、ニックネームを登録することができます。

ニックネームの登録操作は、以下の手順で実施します。

(1)ニックネームを登録するマイグレーション WWPN のチェックボックスにチェックをつけます。

このとき、State(Vfc)が で、State(Mig)が であるマイグレーション WWPN が登録可能です。

図 3-150 Register Migration WWN Setting ウインドウ(マイグレーション WWPN の選択)

(2)Nickname ボタンをクリックします。

図 3-151 Register Migration WWN Setting ウインドウ(Nickname クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.147

(3)Default ボタンをクリックします。

図 3-152 Nickname Setting ウインドウ(Default クリック)

(4)Execute ボタンをクリックします。

図 3-153 Nickname Setting ウインドウ(Execute クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.148

(5)OK ボタンをクリックします。

図 3-154 Confirm ウインドウ(OK クリック)

(6)OK ボタンをクリックします。

図 3-155 Success ウインドウ(OK クリック)

(7)Display Mode で、Multiple Rows ラジオボタンを選択します。

図 3-156 Register Migration WWN Setting ウインドウ(Multiple Rows の選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.149

(8)Last Status 列が になっていること、Migration WWPN Nickname 列にニックネームが登録されているこ

とを確認します。

図 3-157 Register Migration WWN Setting ウインドウ(ニックネーム登録結果の確認)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.150

3.7.6

CSV ファイルの出力

マイグレーション WWPN の登録結果を CSV ファイルで出力することができます。

CSV ファイルの出力操作は、以下の手順で実施します。

(1)Export CSV ボタンをクリックします。

図 3-158 Register Migration WWN Setting ウインドウ(Export CSV クリック)

(2)CSV ファイルの出力先を選択し、保存(S)ボタンをクリックします。

図 3-159 Register Migration WWN Setting ウインドウ(出力先を選択)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.151

(3)OK ボタンをクリックします。

図 3-160 Export CSV ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.152

3.7.7

ストレージマシンを追加登録してマイグレーション WWN 登録操作を実施す

る場合

以下の手順で実施します。

(1)Update ボタンをクリックします。

図 3-161 Main ウインドウ(Update クリック)

(2)Mode Selection グループボックスの Concurrent Maintenance ラジオボタンにチェックをつけます。

図 3-162 Main ウインドウ(Concurrent Maintenance のチェック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.153

(3)Migration Menu グループボックスの WWN Setting ボタンをクリックします。

図 3-163 Main ウインドウ(WWN Setting クリック)

ストレージマシンが 1 台でも登録されている場合は、Storage Password Setting ウインドウが表示されます。

(4)Storage Password Setting ウインドウには、これまで Virtage Navigator に登録されたすべてのストレ

ージマシンが表示されます。

これらのストレージマシンのうち、お客様が管理されているストレージに対して、使用環境に合わせた設

定を入力し、OK ボタンをクリックします。

図 3-164 Storage Password Setting ウインドウ(ユーザ ID とパスワードの入力)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.154

(5)OK ボタンをクリックします。

図 3-165 Confirm ウインドウ(OK クリック)

(6)Add Storage ボタンをクリックします。

図 3-166 Register Migration WWN Setting ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.155

(7)Input Condition グループボックスの From テキストボックスにストレージマシンのポートに割り当てら

れた IP アドレスを入力します。このとき入力する IP アドレスは、すでに WWN が登録されているホストグ

ループに接続するためのポートの IP アドレスである必要があります。

図 3-167 Configuration Registration ウインドウ(IP アドレスの入力)

(8)Search ボタンをクリックします。

図 3-168 Configuration Registration ウインドウ(Search クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.156

(9)登録するストレージマシンを選択し、Add ボタンをクリックします。

図 3-169 Configuration Registration ウインドウ(Add クリック)

(10)OK ボタンをクリックします。

図 3-170 Configuration Registration ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.157

(11)Storage Selection グループボックスで、ストレージマシンが追加されたことを確認します。

図 3-171 Configuration Registration ウインドウ(OK クリック)

(12)Password Setting ボタンをクリックします。

図 3-172 Configuration Registration ウインドウ(Password Setting クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.158

(13)追加したストレージマシンに対して、使用環境に合わせた設定を入力し、OK ボタンをクリックします。

Storage Password Setting ウインドウの設定につきましては、「3.7.2 環境設定」をご参照ください。

図 3-173 Configuration Registration ウインドウ(Password Setting クリック)

(14)OK ボタンをクリックします。

図 3-174 Confirm ウインドウ(OK クリック)

(15)Register Migration WWN Setting ウインドウが表示されます。

Storage Selection グループボックスで、登録したストレージが含まれていることを確認します。

(16)WWN List グループボックスで、HVM Selection グループボックスに含まれる HVM 上の LPAR に対する WWPN

の登録状況を確認します。

なお、State(Vfc)列に表示されるアイコンと State(Mig)列に表示されるアイコンの一覧につきましては、

「7 アイコン一覧」をご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.159

3.7.8

使用する Storage Navigator Modular 2 CLI のコマンド一覧

Virtage Navigator が使用する Storage Navigator Modular 2 CLI のコマンドは、下表に示すとおりです。

表 3-5 使用する Storage Navigator Modular 2 CLI のコマンド

#

1 Auunitref

実施コマンド

2 auhgwwn -unit [ストレージのユニット名] -refer

3 (ストレージマシンが 9500V の場合)

-unit [アレイ装置名] -set -permhg 0 A [マイグレーション

WWPN] [マイグレーション WWNN] -gno 001

(ストレージマシンが 9500V 以外の場合)

-unit [アレイ装置名] -set -permhg 0 A [マイグレーション

WWPN] -gno 001

4 (ストレージマシンが 9500V の場合)

-unit [アレイ装置名] -assign -permhg 0 A [マイグレーショ

ン WWPN] [マイグレーション WWNN] -gno 001

(ストレージマシンが 9500V 以外の場合)

-unit [アレイ装置名] -assign -permhg 0 A [マイグレーショ

ン WWPN] -gno 001

5 (ストレージマシンが 9500V の場合)

-unit [アレイ装置名] -rm -permhg 0 A [マイグレーション

WWPN] [マイグレーション WWNN] -gno 001 -newwname [ニック

ネーム]

(ストレージマシンが 9500V 以外の場合)

-unit [アレイ装置名] -rm -permhg 0 A [マイグレーション

WWPN] -gno 001

6 (ストレージマシンが 9500V の場合)

-unit [アレイ装置名] -assign -permhg 0 A [マイグレーショ

ン WWPN] [マイグレーション WWNN] -gno 001

(ストレージマシンが 9500V 以外の場合) auhgwwn -unit [アレイ装置名] -chg -rename 0 A [マイグレ

ーション WWPN] -gno 001 -newwname []

7 auunitadd -ctl[コントローラ番号] [コントローラの IP アド

レス]

8 auconstitute -unit [アレイ装置名] -export -port [ファイ

ル名称]

9 auhgout -unit [アレイ装置名] -file [ファイル名称]

10 aulogin -unit [アレイ装置名]

11 aulogout -unit [アレイ装置名]

12 auaccountenv -set -uid 001 -authentication -unit [アレイ

装置名]

13 auaccountenv -rm

コマンドの機能

登録済み ストレージ装置情報表示

ホスト情報参照

ホスト情報設定(WWN 登録)

ホスト情報設定(WWN 登録)

ホスト情報設定(WWN 削除)

ホスト情報設定(WWN ニックネーム変更)

ストレージ装置登録

システム構成ファイルの出力

ホストグループ情報の出力

パスワードプロテクション使用時のログアウト

パスワードプロテクション使用時のログアウト

スクリプト対応情報アカウント情報設定

スクリプト対応情報アカウント削除

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.160

4 オプション機能

4.1

シャットダウン、コンカレントメンテナンスモード共通のオプション

4.1.1

マイグレーションの実施前に適用条件をチェックするには

Migration ウインドウで移動元 LPAR と移動先 LPAR を選択し、Target Selection グループボックスの Show

Config ボタンをクリックします。

図 4-1 Migration ウインドウ(Show Config クリック)

LPAR 移動の内容を登録して実施するマイグレーションの場合は、Migration Policy ウインドウでマイグレー

ションポリシーを表示し、エントリを選択後、Show Config ボタンをクリックします。

図 4-2 Migration ウインドウ(Show Config クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.161

Migration Config Viewer ウインドウが表示されますので、Server、HBA、NIC の Configuration で、移動元、

移動先の構成が一致していることを確認します。

図 4-3 Migration Config Viewer ウインドウ

構成の不一致が検出された部分には、Error アイコンが表示されます。

「8.1 Migration Config Viewer ウインドウの項目」に Migration Config Viewer ウインドウに表示される

項目と Error アイコンが表示された場合の対処方法を記載していますので、そちらを参考に構成を見直して

ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.162

4.1.2

管理サーバが使用する LAN ポート(IP アドレス)を指定するには

Virtage Navigator(管理サーバ)が使用する LAN ポートの IP アドレスは、セキュリティの観点から HVM 側に

BSM IP アドレスまたは HVM CLI IP アドレスとして登録します。この登録された IP アドレスのみが、HVM ア

クセス可能となります。

Virtage Navigator(管理サーバ)に HVM と通信可能な LAN ポートが複数存在している場合、HVM アクセスに使

用する LAN ポートの IP アドレスを明示的に指定し、HVM 側に BSM IP アドレスまたは HVM CLI IP アドレスと

して登録する必要があります。

HVM アクセスに使用する LAN ポートの IP アドレスを指定する手順につきましては、「BladeSymphony Virtage

Navigator ユーザーズガイド 導入編」をご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.163

4.1.3

サーバ(LPAR)の移動履歴を調べるには

LPAR マイグレーションによるサーバの移動履歴(移動結果)は、Main ウインドウの Migration History グルー

プボックスに表示されます。Migration History グループボックスをトレースすることで、対象サーバの移

動履歴と移動結果を参照できます。また、Show LPAR History ボタンをクリックすると、LPAR 単位に編集し

たマイグレーションの移動履歴が表示されます。この履歴を使用することで、対象 LPAR のオリジナル HVM(サ

ーバブレード)、LPAR 番号を調べることができます。

図 4-4 Migration メインウインドウ(Migration History の確認)

Show LPAR History ボタンをクリックすると、Migration History ウインドウが開きます。

本ウインドウは、LPAR Name ごとに移動してきた履歴(HVM ID、LPAR 番号、移動した日時)が表示されます。

・Now :当該サーバ(LPAR)が、現在稼動している HVM 上での情報

・old1 :当該サーバ(LPAR)が、移動前(1 移動前)に稼動していた HVM 上での情報

・oldxx :当該サーバ(LPAR)が、移動前(xx 移動前)に稼動していた HVM 上での情報

図 4-5 Migration History ウインドウ(LPAR 移動履歴表示)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.164

4.2

シャットダウンモードのオプション

4.2.1

移動元のサーバを自動的にシャットダウンするには

4.2.1.1 前提設定

移動元のサーバのシャットダウンを実施するには、ゲスト OS が Windows または Linux の場合で、それぞれ前

提設定が必要です。

(1)ゲスト OS が Windows の場合

Windows OS のシャットダウンをするためには、事前に以下の 2 つの設定をする必要があります。

(a)Windows ファイアウォールの設定

Windows ファイアウォールの「リモート管理の例外を許可する」の設定を有効にします。

「リモート管理の例外を許可する」の設定をするには、Windows の[スタート]メニューから[ファイル

名を指定して実施]を選択し、"gpedit.msc"を入力します。"gpedit.msc"の起動後、表示されるウイン

ドウで操作してください。

以降の手順については、ご使用の OS によって異なります。Web などで手順をご確認の上、設定してく

ださい。

(b)ローカルセキュリティの設定

「ローカルアカウントの共有とセキュリティモデル」の設定を"クラシック"にします。

「ローカルアカウントの共有とセキュリティモデル」の設定手順は、ご使用の OS によって異なります。

Web などで手順をご確認の上、設定してください。

なお、Virtage Navigator では、wmic コマンドにより Windows OS をシャットダウンします。

ゲスト OS 上で wmic コマンドによるシャットダウンを阻む設定がされていないことをご確認ください。 wmic コマンドについては、マイクロソフトのホームページをご覧ください。

(2)ゲスト OS が Linux の場合

Linux OS のシャットダウンをするためには、事前に以下の設定をする必要があります。

(a) SSH サーバの起動

(b) plink.exe のインストールとインストール先のパス指定

詳しくは、「BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド 導入編」に記載しておりますので、そち

らをご参照ください。

なお、Virtage Navigator では、SSH 通信による shutdown コマンドにより Linux OS をシャットダウンします。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.165

4.2.1.2 シャットダウン操作

図 4-6 Migration ウインドウ(remote shutdown 設定)

LPAR マイグレーションのデフォルト設定では、移動元のサーバ(LPAR)を Deactivate 状態にした後にマイグ

レーションを実施しますが、ゲスト OS のログイン情報を登録していただくことにより、ゲスト OS の自動シ

ャットダウンを実施することも可能です。

本機能を使用すると、移動元サーバ(LPAR)の P-on が原因で LPAR マイグレーションが失敗した場合に、自動

的に移動元のサーバをシャットダウンし、LPAR マイグレーションを再実施します。

(本ユーザーズガイドでは、本機能をリモートシャットダウン機能と呼びます。)

リモートシャットダウン機能を有効にするには、Migration ウインドウの、Migration Setting グループボッ

クスで以下を設定し、マイグレーションを実施します。

(1)Migration Option グループボックスの Shutdown Guest OS (Source)チェックボックスにチェックをつけ

ます。

(2)Guest OS Information (for remote shutdown)グループボックスの各項目を設定します。

・OS Type :Windows または Linux を選択

・IP :OS にログインする為に接続する IP アドレスを入力

・User ID :OS ログインに使用する UserID を入力

(管理者権限を持ったユーザ ID が必要)

・Password :OS ログインに使用する Password を入力

(3)Forced shutdown チェックボックスは、Windows OS に対してのみ設定が可能です。

・「Forced shutdown」をチェックしない :通常シャットダウン

・「Forced shutdown」をチェックする :強制シャットダウンとなります

Windows Server 2008 では、当該 OS にログイン(オートログイン含む)しているユーザがいる状態でシャ

ットダウンを実施するには、強制シャットダウンを設定する必要があります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.166

(4)「Save」ボタンをクリックします。

※設定した IP アドレスに対して、指定のユーザ ID、Password でサーバに接続し、シャットダウン処理を

実施します。したがって、当該管理サーバ(Virtage Navigator)から対象サーバへのアクセスが可能な

ネットワーク構成とし、対象サーバ側ではアクセスを許可しておく必要があります。

また、「Forced shutdown」は強制的に OS のシャットダウンを実施するため、作業中のデータが破棄さ

れる可能性があります。ご注意ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.167

4.2.2

移動元と移動先で、CPU、メモリ、サービス率の割り当てを変更するには

現バージョンでは、LPAR 移動に伴った自動的なリソース割り当て変更の手段はありません。移動先の LPAR

構成に合わせ、手動で設定変更します。

変更方法に関しては、以下の 2 つの方法があります。

(1)移動元でリソース割り当てを変更し、LPAR マイグレーションを行う方法

(2)移動先での自動 Activate を行わないオプションで、マイグレーションを実施し、移動後にリソース割り

当てを変更する方法

図 4-7 Migration ウインドウ(Activate Destination LPAR 設定)

移動元でリソース割り当てを変更する方法は、通常の LPAR 設定変更と同じ手順となります。

ここでは、移動後にリソース割り当てを変更する方法について、手順を示します。

(1)Migration ウインドウにおいて、Migration Setting グループボックス内、Migration Option の「Activate

Destination LPAR」に対してチェックボックスのチェックを外します。

(2)LPAR マイグレーションを実施します。

(3)LPAR マイグレーションの正常終了を確認します。

(4)移動先 HVM 上で、移動した LPAR の設定(CPU 割り当て、サービス率、メモリ割り当てなど)を変更します。

(5)移動先で、対象 LPAR を Activate します。

※移動元 LPAR の割り当てメモリ量が移動先 HVM の搭載メモリ量(ユーザメモリ)を超える場合、マイグレーシ

ョンはできません。このような場合は、移動元 LPAR の構成を変更後、LPAR マイグレーションを実施して

ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.168

4.3

コンカレントメンテナンスモードのオプション

4.3.1

Rehearsal の実施

移動元 LPAR が移動先の HVM 上で定義可能であることを確認するためにリハーサルを実施することができます。

リハーサルは、以下の手順で実施できます。

(1)Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウで移動元/先 LPAR を選択し、Rehearsal Execute グルー

プボックスの Rehearsal ボタンをクリックします。

図 4-8 Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウ(リハーサルの実施)

(2)Confirmation ウインドウが表示されますので、OK ボタンをクリックします。

図 4-9 Confirmation ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.169

リハーサルが開始します。

図 4-10 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(リハーサル実施中)

(3)リハーサルを実施すると、進行状況を示す Migration Progress ウインドウが表示されます。

本ウインドウで進行状況を確認することができます。

図 4-11 Migration Progress ウインドウ(リハーサル進行状況表示)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.170

(4)リハーサルが正常に終了すると、Migration Progress ウインドウに”Migration completed !”が表示さ

れます。

Close ボタンをクリックして、本ウインドウを閉じます。

図 4-12 Migration Progress ウインドウ(リハーサル完了時)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.171

4.3.2

Connectivity Test の実施

マイグレーションパスが通信可能であることを確認することができます。

マイグレーションパスの通信確認は、以下の手順で実施できます。

(1)Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウで移動元/先 LPAR を選択し、Rehearsal Execute グルー

プボックスの Connectivity Test ボタンをクリックします。

図 4-13 Migration [Concurrent Maintenance]ウインドウ(マイグレーションパスの通信確認)

(2)Confirmation ウインドウが表示されますので、OK ボタンをクリックします。

図 4-14 Confirmation ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.172

マイグレーションパスの通信確認が開始します。

図 4-15 Migration[Concurrent Maintenance]ウインドウ(マイグレーションパス通信確認の実施中)

(3)マイグレーションパスの通信確認を実施すると、進行状況を示す Migration Progress ウインドウが表示

されます。本ウインドウで進行状況を確認することができます。

図 4-16 Migration Progress ウインドウ(マイグレーションパス通信確認の進行状況表示)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.173

(4)マイグレーションパスの通信確認が正常に終了すると、Test Progress ウインドウに”Connectivity Test completed !”が表示されます。

Close ボタンをクリックして、本ウインドウを閉じます。

図 4-17 Migration Progress ウインドウ(マイグレーションパス通信確認の完了時)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.174

4.3.3

マイグレーションタイムアウト時間の延長

ゲスト OS のメモリサイズが大きい場合やメモリビジーで負荷を落とせない場合は、マイグレーションタイム

アウト時間を延長することができます。

タイムアウト時間は、デフォルトで 900 秒に設定されています。

なお、マイグレーションタイムアウト時間の延長は、移動元メモリの転送中に Migration Progress ウインド

ウで実施できます。

マイグレーションタイムアウト時間の延長は、以下の手順で実施できます。

(1)Progress Detail グループボックスの Information ラベルに"executing migration process ... Stage =

0x4050: (SRC) Transferring Memory Data"と表示されている間に、Timeout Extension グループボック

スのドメインアップダウンで延長時間を指定し、Extend ボタンをクリックします。

図 4-18 Migration Progress ウインドウ(タイムアウト時間の延長)

(2)Extend ウインドウが表示されますので、OK ボタンをクリックします。

図 4-19 Extend ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.175

Progress Detail グループボックスの Timeout Period に延長結果が表示されます。

図 4-20 Migration Progress ウインドウ(Timeout Period の表示)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.176

4.3.4

マイグレーションのキャンセル

メモリ転送時間が想定よりも長そうな場合などマイグレーションが正常終了できないことが予想される場合

は、手動でマイグレーションをキャンセルすることができます。

なお、マイグレーションのキャンセルは、移動元メモリの転送中に Migration Progress ウインドウで実施で

きます。

マイグレーションのキャンセルは、以下の手順で実施できます。

(1)Progress Detail グループボックスの Information ラベルに"executing migration process ... Stage =

0x4050: (SRC) Transferring Memory Data"と表示されている間に、Cancel Migration ボタンをクリック

します。

図 4-21 Migration Progress ウインドウ(Cancel Migration クリック)

(2)CancelMigration ウインドウが表示されますので、OK ボタンをクリックします。

図 4-22 Migration Progress ウインドウ(OK クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.177

Migration Progress ウインドウに"Progress : Canceling ... Migration"と表示されます。

図 4-23 Migration Progress ウインドウ(マイグレーションキャンセル中)

マイグレーションのキャンセルが完了すると、"Progress : Migration completed!"と表示されます。

図 4-24 Migration Progress ウインドウ(マイグレーションキャンセルの完了)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.178

4.3.5

ゲスト OS のメモリ転送モニタリング

マイグレーション中のゲスト OS のメモリ転送の状況を確認するために、移動元 LPAR に残っているダーティ

メモリのサイズと移動先 LPAR への転送速度をモニタリングすることができます。

なお、ゲスト OS のメモリ転送モニタリングは、移動元メモリの転送中に Migration Progress ウインドウで

実施できます。

ゲスト OS のメモリ転送モニタリングは、以下の手順で実施できます。

(1)Progress Detail グループボックスの Information ラベルに"executing migration process ... Stage =

0x4050: (SRC) Transferring Memory Data"と表示されている間に、Show Monitor ボタンをクリックしま

す。

図 4-25 Migration Progress ウインドウ(Show Monitor クリック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.179

(2)Migration Monitor Status ウインドウが表示されますので、データグリッドビューのデータ、移動元 LPAR

に残っているダーティサイズを示すグラフおよび移動先 LPAR への転送速度を示すグラフを確認し、メモ

リ転送状況を確認します。

図 4-26 Migration Monitor Status ウインドウ(メモリ転送状況の確認)

(3)メモリの転送状況により、マイグレーションタイムアウト時間の延長やマイグレーションのキャンセルな

どの対策をします。

の延長」をご参照ください。

照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.180

5 注意事項

本章では、注意事項を示します。下表でシャットダウンモード、コンカレントメンテナンスモードのそれぞ

れに該当する項目をご確認ください。

表 5-1 注意事項

No. 項目

7

8

9

10

11

4

5

6

1 HVM

2

3

HVM 構成情報のバックアップとリストア

構成情報の初期化(マネージメントモジュールの DC コマンド)

マイグレーション先のリソースの確認

HVM のダウングレード

移動先の HVM システム時刻の変更

マイグレーションによる操作抑止

マイグレーション中の NIC/FC HBA の稼働時交換

稼働中の LPAR のセグメントをマイグレーションパスに指定した場合

移動先 HVM の NIC、FC HBA のリンク状態

移動元/先 HVM の CPU およびネットワーク負荷が高い場合

ストレージの接続先または接続構成が異なる移動先サーバブレード

へのマイグレーション

マイグレーション実施環境の VNIC Ssytem No.の変更

移動元 LPAR をリモートシャットダウンする情報の移動

17

18

19

20

21

22

23

24

25

12

13 LPAR

14

15

16

サービス率の設定

占有 PCI デバイスを割り当てたサーバのマイグレーション

Virtual NIC Assignment で変更した MAC アドレスの移動

WWPN の移動

VC(仮想 COM)コンソール設定の移動

LPAR 間通信用仮想 NIC を割り当てた LPAR のマイグレーション

LPAR 間通信パケットフィルタが有効のポートが割り当たる場合

シャットダウンモードにおける USB 割り当ての移動

コンカレントメンテナンスモードにおける USB 割り当ての移動

FC HBA を共有モードから占有モード変更する場合

Windows OS のリモートシャットダウンが失敗するケース

ゲスト OS のシャットダウンと再起動

EFI Shell 稼働中 LPAR のマイグレーション

マイグレーション中のパケットロス

マイグレーション中の LPAR のリソース負荷が高い場合

26

27

28

29

30

31

32

33 Virtage

34

35

36

37

Navigator

マイグレーションによるゲスト OS 時刻の遅延

ゲスト OS が Linux の場合のネットワーク設定

FC HBA 状態変化による LU アクセス不可

Processor Node、Memory Node の設定値の移動

Update 操作に時間が掛かる場合

ツリービューへの表示

ポリシーマイグレーション

複数の Virtage Navigator からのマイグレーション実施

マイグレーションタイムアウトの発生

38 JP1/SC/BSM

マイグレーション対象 LPAR のスケジュール運転の設定

39

JP1/SC/BSM の HVM 構成情報のバックアップ

40

シャットダウンモードの JP1/SC/BSM 上のアラート表示

41

42

43

44

45

46 システムコ

ンソール

47 クラスタリ

ング

コンカレントメンテナンスモードの JP1/SC/BSM 上のアラート表示

Windows Server 2008 R2 を移動した際の JP1/SC/BSM 上の表示

マイグレーション中に N+M 切り替えが発生した場合の動作

高信頼化システム監視機能 HA モニタとの併用

のマイグレーション

マイグレーション実施後の N+M コールドスタンバイ切り替え

N+M コールドスタンバイ構築テスト

N+M コールドスタンバイの切り替え後の予備系サーバブレードから

-

-

-

-

-

-

-

-

-

シャット

ダウン

-

-

-

-

-

コンカレント

メンテナンス

-

(実施不可)

-

-

-

-

(HA モニタ

未サポート)

○ 48 UPS

UPS(無停電電源装置)との併用

○:該当、-:非該当

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.181

5.1

HVM 構成情報のバックアップとリストア

HVM 構成情報が必要となります。

そのため、マイグレーションの実施前に HVM 構成情報のバックアップを必ず採取してください。

なお、HVM 構成情報の保存またはマイグレーションの最中に、JP1/SC/BSM で HVM 構成のバックアップを実施

しないでください。不完全な構成情報がバックアップされます。このような状態で取得したバックアップは

破棄してください。

5.1.1

HVM 構成情報のバックアップ

HVM 構成情報のバックアップは、JP1/SC/BSM の HVM 構成管理メニューの HVM 構成のバックアップ・リストア

で実施できます。

マイグレーションを行う場合は、基本的に移動元 HVM と、移動先 HVM の双方の HVM 構成情報をペアでバック

アップおよび管理してください。

5.1.2

HVM 構成情報のリストア

HVM 構成情報のリストアは、JP1/SC/BSM の HVM 構成管理メニューの HVM 構成のバックアップ・リストアで実

施できます。

ただし、移動元と移動先の HVM のどちらか一方のみリストアを実施すると、LPAR の MAC アドレスや WWN が重

複してしまうため、構成情報をリストアする際は、移動元と移動先の HVM を必ず同時期の構成情報を使って

リストアしてください。

5.2

構成情報の初期化(マネージメントモジュールの DC コマンド)

マネージメントモジュールの DC コマンドに、HVM 構成情報の設定を初期化するメニューがありますが、マイ

グレーションを実施する環境で、HVM 構成情報の設定を初期化する場合は、以下にご注意ください。

(1)当該サーバブレード(HVM)上で生成された LPAR 以外の LPAR が存在しないこと。

(2)当該サーバブレード(HVM)から、マイグレーションにより移動した LPAR が、システム内の他サーバブレー

ド上に存在しないこと。

※マイグレーションを使用した全 HVM に対して一括で DC コマンド(HVM 構成情報の初期化)を実施する場合に

は、上記制限はありません。

5.3

マイグレーション先のリソースの確認

以下のケースについては、マイグレーションを制限しておりませんが、移動先でリソースが確保できない可

能性があります。LPAR 移動に際しては、移動先のリソースをご確認後に実施してください。

・COD(Capacity On Demand) 機能により移動先 HVM のプロセッサ数が減少しているケース

同一型番の同一構成ブレードであっても、マイグレーション先の HVM にアクティブな物理プロセッサが確

保できずに占有 CPU の LPAR を移動する場合、移動先で LPAR の定義ができない場合があります。また、共

有 CPU の場合、移動先で CPU を共有する他 LPAR のプロセッサリソースが極端に減少する可能性があります

ので、ご注意ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.182

5.4

HVM のダウングレード

マイグレーションを 1 度でも実施したことのある HVM を、マイグレーション未サポートの HVM ファームウェ

アのバージョンにダウングレードしないでください。マイグレーション未サポートの HVM ファームウェアの

バージョンにダウングレードした場合、MAC アドレス、WWPN および WWNN が重複してしまいます。

5.5

移動先の HVM システム時刻の変更

マイグレーション中に移動先の HVM システム時刻を変更した場合、移動対象 LPAR のゲスト OS の時刻を正確

に引き継げなくなります。(移動先で変更した時刻の影響を受けます。)

マイグレーション中に Virtage Navigator や HvmSh から移動先の HVM システム時刻を変更しないでください。

5.6

マイグレーションによる操作抑止

LPAR マイグレーション中やリカバリが必要な LPAR が存在する場合は、一部のシステムに対し、操作・設定

変更ができません。操作・設定変更の可否につきましては、下表をご確認ください。

表 5-2 操作・設定変更の可否

実施中

リカバリが必要な LPAR が存在する場合

当該 LPAR

×(※1)

×(※2)

当該 LPAR が存在する

HVM 上のその他の LPAR

当該 HVM

×

×(※3)

○:可, ×:不可

※1:JP1/SC/BSM からの Deactivate と Reactivate、スケジュール運転による Deactivate は可

なお、Deactivate または Reactivate が実施されると、LPAR マイグレーションはキャンセルされま

す。

※2:Deactivate と JP1/SC/BSM からの Reactivate は可

※3:HVM 構成情報の保存、シャットダウンおよび再起動は可

5.7

マイグレーション中の NIC/FC HBA の稼働時交換

NIC/FC HBA のスイッチの稼働時交換は、マイグレーション中に実施しないでください。マイグレーション中

の HVM、LPAR に関わる NIC/FC HBA のスイッチが交換された場合は、マイグレーションがエラー終了します。

5.8

稼働中の LPAR のセグメントをマイグレーションパスに指定した場合

移動元/先 HVM 上で、稼働中の LPAR に割り当てられているネットワークセグメント(1a, 1b など)をマイグレ

ーションパスに指定し、コンカレントメンテナンスモードを実施した場合、マイグレーションによるネット

ワーク負荷が、稼働中の LPAR のネットワーク動作に影響することが考えられます。マイグレーションパスは、

LPAR に割り当てられていないネットワークセグメントを指定することを推奨します。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.183

5.9

移動先 HVM の NIC、FC HBA のリンク状態

移動先 HVM の NIC、FC HBA がリンクダウン状態では、コンカレントメンテナンスモードのマイグレーション

を実施することができません。リンクダウン状態の場合、Migration Config Viewer ウインドウの NIC

Configuration または HBA Configuration の Device Status に Error アイコンが表示されます。

この場合は、ネットワーク環境を見直し、移動先 HVM の NIC、FC HBA をリンクアップ状態にしてから、再度

実施してください。

5.10

移動元/先 HVM の CPU およびネットワーク負荷が高い場合

ネットワークが高負荷の状態でコンカレントメンテナンスモードを実施すると、コンカレントメンテナンス

モードのタイムアウトが発生する可能性があります。

モニタリング機能を利用して、移動元/先サーバブレードについて、以下の条件に 1 つも合致していないこと

を確認してください。

(1)CPU モニタリングで、HVM 全体の CPU 使用率が 80%に達している

(2)CPU モニタリングで、SYS2 の CPU 使用量が 0.8 コアに達している

(3)NIC モニタリングで、最大帯域の 50%を使用している NIC がある

5.11

ストレージの接続先または接続構成が異なる移動先サーバブレード

へのマイグレーション

移動元サーバブレードと移動先サーバブレードでストレージの接続先または接続構成が異なる場合、EFI ド

ライバの設定を見直す必要があります。下表で代表的な実施作業をご確認ください。

【EFI ドライバの見直し項目】

(1)Connection Type の設定

(2)Data Rate の設定

(3)Boot Device List の設定

表 5-3 移動元サーバブレードと移動先サーバブレードの相違項目と代表的な実施作業

相違項目

ストレージ 接続しているストレージ(同一のストレージ)のポート

の接続先 接続しているストレージ

代表的な実施作業

(EFI ドライバの見直し項目)

(3)

(2)、(3)

ストレージ 接続構成

の構成 (FC スイッチモジュール経由でストレージと接続/ス

トレージと直結接続)

(1)、(3)

EFI ドライバの設定につきましては、ご使用のサーバブレードのユーザーズガイドをご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.184

5.12

マイグレーション実施環境の VNIC System No.の変更

マイグレーションを実施した環境で、他の HVM で利用していた VNIC System No.を再利用すると、共有 NIC

や仮想 NIC の MAC アドレスが重複する可能性があります。

5.13

移動元 LPAR をリモートシャットダウンする情報の移動

移動元 LPAR をリモートシャットダウンする情報[Guest OS Information(for remote Shutdown)で設定する情

報]は、マイグレーションの成功時に、LPAR と共に移動し、失敗時には移動しません。

マイグレーションの失敗するケースの中で、LPAR 構成情報の移動後にエラーを検出し失敗したケースでは、

LPAR 構成情報は移動しますが、リモートシャットダウン情報の移動は行われません。

このケースにおいては、移動先で、リモートシャットダウン情報を再度登録する必要があります。

5.14

サービス率の設定

マイグレーションを実施すると、共有 CPU に対するサービス率の設定は、移動元 LPAR から移動先 LPAR にそ

のままの値で移動します。

しかしながら、サービス率は同一 HVM 上の他 LPAR に設定されているサービス率との比率となりますので、注

意が必要です。

例えば、HVM1 上に実装されている LPAR のサービス率と HVM2 上に実装されている LPAR のサービス率は、同

じ値でも割り当てられる CPU リソースは同じとは限りません。

マイグレーションに際しては、移動先で LPAR が必要とする CPU リソースの値(サービス率)を移動先 HVM の設

定に合わせて再計算する必要があります。

5.15

占有 PCI デバイスを割り当てたサーバのマイグレーション

現状のマイグレーション機能は、占有 PCI デバイスを割り当てたサーバのマイグレーションをサポートして

いません。

占有デバイスを割り当てたサーバをマイグレーションする場合は、移動元で、一旦、デバイスのスケジュー

リングモードを共有に変更し、移動後に占有に戻していただく必要があります。

デバイスのスケジューリングモード変更は、全 LPAR を停止する必要がありますので、ご注意ください。

5.16

Virtual NIC Assignment で変更した MAC アドレスの移動

Virtual NIC Assignment スクリーンで MAC アドレスを変更した LPAR をマイグレーションする場合、MAC アド

レスは引き継げません。

MAC アドレスを変更した LPAR をマイグレーションしないでください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.185

5.17

WWPN の移動

マイグレーションにより LPAR 移動を実施すると、WWPN は移動元 HVM と移動先 HVM 間で交換されます。

移動元サーバが使用する FC HBA ポートの WWPN は一意に決まりますが、交換される移動先の WWPN は移動先

HVM 上の未割り当て WWPN が対象となります。

この関連付けは使用できなくなりますのでご注意ください。

WWPN は LPAR 名(あるいはサーバ名)とポート番号に関連付けて管理することを推奨いたします。

5.18

VC(仮想 COM)コンソール設定の移動

VC(仮想 COM)コンソールは、複数の LPAR が同時使用可能なコンソールです。各 LPAR への接続は、その LPAR

が属する HVM が中継し、LPAR ごとに割り当てられた TCP ポート番号を使って行われます。

コンソールの割り当ての情報は引き継がれますが、LPAR への接続 IP アドレス、TCP ポート番号は引き継がれ

ませんので、ご注意ください。

LPAR への接続 IP アドレスと TCP ポート番号は、移動先 HVM の IP アドレスと移動先での LPAR#に割り当てら

れたポート番号となります。必ず HVM スクリーン上で確認し、ご使用ください。

また、HVM バージョン 58-80 以降または 78-40 以降で、HVM あたりに定義可能な LPAR 数が拡張されておりま

す。既に 16LPAR が VC(仮想 COM)を使用している HVM 上に LPAR を移動させる場合、VC(仮想 COM)コンソール

は未割り当てとして LPAR を移動します。

このケースでは、マイグレーションは成功しますが、VC(仮想 COM)の割り当て情報は引き継がれておりませ

んので、ご注意ください。

これは、1 つの HVM 上で使用可能な VC(仮想 COM)数が 16 セッションまでである制限によるものです。

LPAR 移動後に、移動先 HVM で VC(仮想 COM)の空きポートが確保できれば、通常のご使用方法と同様に、LPAR

に VC(仮想 COM)を割り当て、VC(仮想 COM)をご使用いただけます。

5.19

LPAR 間通信用仮想 NIC を割り当てた LPAR のマイグレーション

LPAR 間通信用仮想 NIC(Va~Vd)を割り当てた LPAR をマイグレーションした場合、移動元で通信相手となって

いた LPAR との通信ができなくなります。このような LPAR に対してマイグレーションする場合は、マイグレ

ーション実施前にネットワークの設定を見直してください。

Virtage ユーザーズガイド 運用編」、または「BladeSymphony BS500 HVM ユーザーズガイド」をご参照くだ

さい。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.186

5.20

LPAR 間通信パケットフィルタが有効のポートが割り当たる場合

マイグレーション実施後、移動した LPAR に対し、LPAR 間通信パケットフィルタが Enable に設定されている

ポートが割り当てられる場合、同一 HVM 上の LPAR とそのポートを用いた通信ができません。

移動先で LPAR 間通信を行う計画がある場合は、マイグレーション実施前に LPAR 間通信パケットフィルタの

設定をご確認ください。

ください。

5.21

シャットダウンモードにおける USB 割り当ての移動

5.21.1

移動元 HVM F/W バージョンが BS320 17-71 以前

HVM ファームウェアバージョンが BS320 17-71 以前の Virtage に定義された LPAR でシャットダウンモードを

実施すると、PCI Device#1 の USB デバイスは移動元の割り当て状態に関わらず移動先では"A"になります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.187

5.21.2

BS2000 79-00 以降、BS320

17-82 以降、BS500 01-00 以降

移動元として HVM ファームウェアバージョンが BS2000 59-00 以降、BS2000 79-00 以降、BS320 17-82 以降、

および BS500 01-00 以降をご使用の場合、USB の自動 Attach 設定により、移動対象 LPAR の USB 割り当て状

(「#」は、LPAR 起動時に USB を自動 Attach することを意味します。)

本ケースにおける移動元/移動先での USB 割り当て状態につきましては、「表 5-4 移動元/移動先での USB 割

り当て状態」をご参照ください。

表 5-4 移動元/移動先での USB 割り当て状態

BS2000

BS320

BS500

移動元 Virtage の

HVM ファームウェアバージョン

標準サーバ

ブレード

高性能サーバ

ブレード

~17-80

17-82~

01-00~

~58-83

59-00~

~78-83

79-00~

移動前の

割り当て状態

*

#A

#R

*

A

*

A

R

*

#A

#R

*

A

R

R

*

#A

#R

*

#A

#R

移動後の割り当て状態

LPAR

Deactivated

*

LPAR

Activated

*

A

*

A

A

A

*

A

*

A

A

*

A

*

A

A

A

A

*

A

A

A/R(※)

A/R(※)

*

A/R(※)

A/R(※)

*

A/R(※)

A/R(※)

*

A/R(※)

A/R(※)

*

A/R(※)

A/R(※)

*

A/R(※)

A/R(※)

*

A/R(※)

A/R(※)

※HVM Options の USB Auto Allocated to LPAR を Disable に設定した場合は「A」となります。

Enable に設定した場合は、移動先 HVM に「R」となっている LPAR が存在すると「A」となり、

「R」となっている LPAR が存在しないと「R」となります。

なお、USB の自動 Attach 設定の詳細につきましては、「BladeSymphony BS2000 Virtage ユーザーズガイド」、

「BladeSymphony BS320 Virtage ユーザーズガイド 運用編」、または「BladeSymphony BS500 HVM ユーザーズ

ガイド」をご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.188

5.22

コンカレントメンテナンスモードにおける USB 割り当ての移動

移動元 LPAR の USB 割り当て状態が"#R"または"R"の場合は、コンカレントメンテナンスモードを実施できま

せん。

USB 割り当て状態が"#R"または"R"である USB は、マイグレーション実施前に必ず"#A"、"A"、または"*"して

ください。

5.23

FC HBA を共有モードから占有モードに変更する場合

移動元、移動先のいずれの場合も、共有 FC HBA の割り当て番号である vfcID の 1 番(以降 vfcID=1 とする)

を使用してマイグレーションを実施した場合、以下の問題があります。

5.23.1

WWN の表示や取得値が重複する問題

共有 FC HBA を占有 FC HBA に変更すると、以下のツールの表示や取得値において、当該占有 FC HBA の WWN の

値が不当(※)になります。

(1)Virtage Navigator の構成ビューアの LPAR List の表示

(2)Virtage Navigator の LPAR 設定の HVM Console メニュー Allocated FC Information の表示

(3)HVM スクリーン Allocated FC Information の表示

(4)HvmSh の取得値

※マイグレーションで WWN を交換する前のオリジナルの WWN が表示もしくは所得され、交換した WWN と同

じ WWN が表示されることになります。

これは表示上の問題であり、実際には占有 FC HBA に変更しても、交換後の WWN が割り当てられます。

【回避策】

本問題を解決するためには、以下のいずれかの回避策を講じてください。

(1)占有モードの FC HBA の WWN は、EFI ドライバの drvcfg コマンドで確認する

(2)マイグレーションした LPAR に割り当てられている FC HBA を占有モードに変更しない

(3)移動元サーバブレードで vfcID=1 を割り当てた LPAR をマイグレーションしない

(4)移動先サーバブレードでダミーの LPAR を作成し、その LPAR に vfcID=1 を割り当てる

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.189

5.24

Windows OS のリモートシャットダウンが失敗するケース

リモートシャットダウン指定で、マイグレーションを実施した場合において、ゲスト OS のシャットダウンが

失敗することにより、マイグレーションの実施が失敗するケースがあります。以下の確認をしてください。

(1)リモートシャットダウンに必要な前提設定について

Windows OS のリモートシャットダウンをするには、事前に以下の 2 つを設定する必要があります。

(a) Windows ファイアウォールの設定

(b) ローカルセキュリティの設定

(2)Windows Server 2008 のリモートシャットダウンについて

Migration Option グループボックス内「Shutdown Guest OS(Source)」機能で、「Forced shutdown」をチ

ェックしない場合、Windows Server 2008 に対するリモートシャットダウンは、標準シャットダウンとな

ります。

標準シャットダウンでは、当該 OS にログイン(オートログイン含む)しているユーザがいない場合のみ、

シャットダウンが可能となります。

OS にログイン(オートログイン含む)しているユーザがいる場合にも、シャットダウンを実施するには、

「Forced shutdown」をチェックしてください。

(3)Windows Server 2003 のリモートシャットダウンについて

Windows Server 2003 でシャットダウン処理が停止する場合があります。本件は、マイクロソフト サポ

ート オンラインで紹介されております、Windows Server 2003 の既知の問題です。

スクリーンセーバーを停止することにより、この現象を回避することができますが、使用環境により、ク

ライアント側のリモート接続内のスクリーンセーバー、あるいはログオンスクリーン セーバーを停止す

る必要がありますので、詳細は、以下のマイクロソフト サポートをご参照ください。

マイクロソフト サポート:http://support.microsoft.com/?ln=ja

※リモートシャットダウンが失敗したケースにおいて、移動対象 OS へのログイン状態(使用状態)、スクリー

ンセーバーの設定状態が不明な場合は、JP1/SC/BSM から当該サーバをシャットダウンし、マイグレーショ

ンを再実施してください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.190

5.25

ゲスト OS のシャットダウンと再起動

移動対象 LPAR 上で稼働するゲスト OS のシャットダウンと再起動は、マイグレーション中に実施しないでく

ださい。シャットダウンまたは再起動が実施された場合は、下図のようなメッセージにより、マイグレーシ

ョンがキャンセルされます。

図 5-1 Migration Progress ウインドウ(ゲスト OS のシャットダウンまたは再起動によるエラー)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.191

5.26

EFI Shell 稼働中 LPAR のマイグレーション

EFI Shell 稼働中の LPAR をマイグレーションしないでください。EFI Shell 稼働中の LPAR をマイグレーショ

ンしても、そのマイグレーションはエラー終了します。

図 5-2 Migration Progress ウインドウ(EFI Shell 稼働中によるエラー)

5.27

マイグレーション中のパケットロス

コンカレントメンテナンスモード実施の際、LPAR のサスペンドタイムにおいて、この LPAR が使用している

セグメントに向けて送信されたパケットは消失してしまいます。UDP 通信により送付されたパケットは消失

してしまうため、マイグレーション後、移動先 LPAR に対して再度送信してください。TCP 通信により送付さ

れたパケットは、移動先 LPAR の Activate 後、移動先 LPAR に対して自動的に再送されます。

5.28

マイグレーション中の LPAR のリソース負荷が高い場合

コンカレントメンテナンスモードでマイグレーション中の LPAR のリソース負荷が高く、メモリの書き込み速

度がマイグレーションパスによる移動先への転送速度と同等あるいはそれ以上の場合、「2.1.2 コンカレン

トメンテナンスモードの所要時間」に示す所要時間内に LPAR が移動しないことがあります。

5.29

マイグレーションによるゲスト OS 時刻の遅延

コンカレントメンテナンスモードを実施すると、LPAR のサスペンドタイムの間にゲスト OS が瞬停すること

により、ゲスト OS の時刻が 500ms 程度遅れます。そのため、コンカレントメンテナンスモードを実施する

LPAR に対しては、NTP クライアントを導入してください。

なお、NTP クライアントの導入を望まない場合は、HVM スクリーンの Date and Time で Adjust LPAR Time を

実施することにより、HVM システム時刻と時刻を合わせることができます。

Adjust LPAR Time につきましては、「BladeSymphony BS2000 ユーザーズガイド」をご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.192

5.30

ゲスト OS が Linux の場合のネットワーク設定

移動対象 LPAR 上で稼働するゲスト OS が Linux で、そのゲスト OS で複数の NIC ポートを使用する場合、以下

の要件を満たしてください。

(1)NIC ポートを 1 ポートずつ別々のネットワークに設定する

(2)NIC ポートを同一ネットワークに設定する場合は、それらの NIC ポートのボンディング設定をする

上記の要件を満たしていない場合、マイグレーション後、移動先 LPAR で数分間通信することができなくなり

ます。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.193

5.31

FC HBA の不安定状態の確認

コンカレントメンテナンスモードや WWN のロールバックを実施する際には、FC HBA ポートのリンク状態が不

安定でないことを事前に確認し、FC HBA の状態が不安定な場合はリンク状態が安定するまでお待ちください。

FC HBA ポートの状態につきましては、HVM Console ウインドウの HVM System Logs スクリーンに表示されま

す。5 分以上状態変化したことを示すログが表示されなければ、リンク状態が安定していると判断し、コン

カレントメンテナンスモードや WWN のロールバックを実施することができます。

以下に FC HBA ポートの状態の種類と HVM System Logs スクリーンにおけるログ表示内容を示します。

表 5-5 FC HBA ポートの状態の種類とログ表示

リンクアップ

リンクダウン

FC HBA 閉塞

マシンチェック

チェックストップ

Event 列

HVM detected available

Shared FC Link.

VM detected Link Down error for Shared FC at expansion card.

PCI Express Error

Isolation was detected.

HVM detected MCKINT for

Shared FC.

HVM detected MCKINT for

Shared FC.

Detail 列

Shared FC Link is

Available. (Slot= x,

Port= x)

HVM detected Link Down error at Shared FC at xxxxx card. (Slot= xxx, Port= x)

PCI Express Error

Isolation was detected.

(Slot Power On) Bridge

ConfigAddr=xxxxxxxx.

Isolated Devices: From

Bus#:xx To Bus#:xx.

HVM detected MCKINT at

Shared FC.(Slot= x,

Port= x)

HVM detected Hardware error at Shared FC. (Slot= xxxx)

HVM System Logs スクリーンの出力例は、下図のとおりです。

図 5-3 HVM Console ウインドウ(HVM System Logs スクリーンの出力例)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.194

5.32

Processor Node と Memory Node の設定値の移動

マイグレーションを実施した場合、移動対象 LPAR の Processor Node と Memory Node の指定は解除され、す

べて'A'になります。

表 5-6 マイグレーション実施後の Processor Node と Memory Node の設定値

項目

Processor Node

Memory Node

設定値

A

A

5.33

Update 操作に時間が掛かる場合

Main ウインドウの Update 操作は、マイグレーションの開始前、マイグレーションが失敗した際の状態確認

など、使用頻度が高いものです。この Update 操作は、Profile タブで登録したすべての HVM について、最新

情報を再取得します。

Profile タブで登録済みの HVM の中で、シャットダウンされている HVM、IP アドレスを変更したなどで存在

しない HVM などが登録されていますと、情報取得におけるタイムアウト処理のため、時間がかかる、遅いと

感じられる場合があります。快適にお使い頂くために、System Configuration の登録内容を見直し、Virtage

Configuration の登録から外して使用していただくことを推奨します。

5.34

ツリービューへの表示

Profile タブの HVM 登録処理においては、BS1000、BS2000、BS320 および BS500 の HVM が登録可能です。

Migration[Shutdown] ウ イ ン ド ウ ま た は Migration[Concurrent Maintenance] ウ イ ン ド ウ の Source と

Destination グループボックスに表示されたツリー内には、BS2000、BS320、および BS500 の HVM が表示され

ますが、LPAR マイグレーションを未サポートの HVM ファームウェアバージョンの場合、マイグレーションの

移動元、移動先として選択いただけません。LPAR マイグレーションをサポートしている HVM ファームウェア

バージョンにつきましては、「BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド 導入編」でご確認くだ

さい。

※マイグレーションの対象として選択できない LPAR は、選択できない LPAR (アイコン )として表示されま

す。

5.35

ポリシーマイグレーション

ポリシーマイグレーションでは、シャットダウンモードのエントリとコンカレントメンテナンスモードのエ

ントリを 1 つのマイグレーションポリシーにまとめて登録・実施することはできません。

5.36

複数の Virtage Navigator からのマイグレーション実施

複数の Virtage Navigator から 1HVM に対して、同じような時間帯にマイグレーションを実施しないでくださ

い。実施したマイグレーションのすべて、あるいは一部のマイグレーションにおいて、LPAR は移動されずに

マイグレーションはエラー終了します。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.195

5.37

マイグレーションタイムアウトの発生

移動対象 LAPR に割り当てられたメモリサイズが大きい場合やメモリ転送速度が遅い場合は、タイムアウト時

間を経過してもタイムアウトが発動されないことがあります。

5.38

マイグレーション対象 LPAR のスケジュール運転の設定

マイグレーション対象の LPAR に対しては、JP1/SC/BSM のスケジュール運転の設定を解除してください。

JP1/SC/BSM のスケジュール運転が設定されている状態でマイグレーションを実施した後に、スケジュール運

転で対象 LPAR の Activate や Deactivate を実施した場合、エラーが発生します。

5.39

JP1/SC/BSM の HVM 構成情報のバックアップ

マイグレーションの最中に JP1/SC/BSM で HVM 構成のバックアップを実施しないでください。

不完全な構成情報がバックアップされます。

このような状態で取得したバックアップは破棄し、マイグレーション終了後、バックアップしてください。

5.40

シャットダウンモードの JP1/SC/BSM 上のアラート表示

マイグレーションのイベントは、JP1/SC/BSM のアラートメッセージでも確認可能です。

シャットダウンモードを実施した場合、JP1/SC/BSM の以下のアラートメッセージが通知されます。

・アラートメッセージ(インフォメーション) →移動元・移動先でのマイグレーションの開始・終了

・アラートメッセージ(警告) →失敗

移動元 LPAR をリモートシャットダウンする設定[Shutdown Guest OS(Source)指定]でマイグレーションを実

施した場合において、警告メッセージで

「 移 動 元 の LPAR マ イ グ レ ー シ ョ ン 処 理 が 失 敗 し ま し た 。 (SIP=xx.xx.xx.xx,DIP=xx.xx.xx.xx,RC=0000000000f00903)」

「 移 動 先 の LPAR マ イ グ レ ー シ ョ ン 処 理 が 失 敗 し ま し た 。 (SIP=xx.xx.xx.xx,DIP=xx.xx.xx.xx,RC=0000000000003005)」

が通知される場合があります。

リモートシャットダウン機能は、移動元サーバ(LPAR)が P-on 状態であることを検出し、マイグレーションを

終了(失敗)させた後、サーバのシャットダウン処理と自動リトライを行います。本メッセージは初回(リトラ

イ前)のマイグレーション失敗を示すものですので、ご注意ください。

マイグレーションの最終的な結果は、Virtage Navigator の結果表示、および JP1/SC/BSM のほかのメッセー

ジ、移動後のサーバ表示も含めてご判断ください。

5.41

コンカレントメンテナンスモードの JP1/SC/BSM 上のアラート表示

マイグレーションのイベントは、JP1/SC/BSM のアラートメッセージでも確認可能です。

コンカレントメンテナンスモードを実施した場合、JP1/SC/BSM の以下のアラートメッセージが通知されます。

・アラートメッセージ(インフォメーション) →移動元・移動先でのマイグレーションの開始・終了

リハーサルの開始・終了

・アラートメッセージ(警告) →失敗

リハーサルを実施した場合も、マイグレーションを実施した場合と同じメッセージが通知されますので、ご

注意ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.196

5.42

Windows Server 2008 R2 を移動した際の JP1/SC/BSM 上の表示

Windows Server 2008 R2 で、NIC のチーミングを設定した LPAR をマイグレーションで移動した場合、

JP1/SC/BSM 上のパーティション表示、LPAR No.表示が移動前の表示のまま更新されないことがあります。

これはサーバがブートする際の NIC のアクティブ化がチーミング処理により遅延することに起因します。

-「サービス」で、SM_AgtSvc のサービスを"遅延開始"に設定することで回避できます。

5.43

マイグレーション中に N+M 切り替えが発生した場合の動作

N+M コールドスタンバイを使用する環境でマイグレーションを実施する場合、マイグレーション中に移動先

サーバに障害が発生し、N+M コールドスタンバイの切り替えが発生すると、障害発生タイミングにより LPAR

構成情報の不整合が生じる場合があります。

不整合が生じた場合、移動元サーバをバックアップした構成情報で再起動する必要があります。

5.44

N+M コールドスタンバイの切り替え後の予備系サーバブレードからの

マイグレーション

N+M コールドスタンバイの切り替え後に、予備系サーバブレードを移動元として LPAR マイグレーションを実

施し、その後に N+M のコールドスタンバイの復帰を実施した場合、同一 LPAR が複数のサーバブレードから起

動し、これらの LPAR から同時に同一ディスクにアクセスすることにより、ディスクデータが破損する恐れが

あります。

該当ケースの詳細につきましては、以下の項目をご確認ください。

(1)以下のいずれかの製品を使用し、N+M コールドスタンバイの切り替えを実施する。

・JP1/ServerConductor/Blade Server Manager 09-00~09-53

・JP1/ServerConductor/Blade Server Manager 08-60~08-90-/L

(2)以下の手順のとおり操作する。

(a)現用系サーバブレード A と予備系サーバブレード B の間で、N+M コールドスタンバイの切り替えが実

施される。

(b)予備系サーバブレード B からサーバブレード C に LPAR マイグレーションを実施する。

(c)現用系サーバブレード A と予備系サーバブレード B の間で、N+M コールドスタンバイの復帰を実施す

る。

【回避策】

N+M コールドスタンバイの切り替え後に、上記の予備系サーバブレード B を移動元として LPAR マイグレーシ

ョンを実施した場合は、以下の手順で復帰してください。

(1)予備系サーバブレード B を現用系サーバブレードにする。

(このとき、予備プールから予備系サーバブレードが 1 つ削除されます。)

(2)上記の現用系サーバブレード A を予備系サーバブレードとして JP1/SC/BSM に登録する。

※ここで現用系サーバブレード B の HVM 構成情報のバックアップを実施することを推奨します。

バックアップを実施した場合は、手動切り替え後の動作に異常が生じた際に、この時点で現用系サー

バブレード B で動作している構成にリストアすることができます。

(3)現用系サーバブレード B をシャットダウンし、手動切り替えを実施する。

(4)予備系サーバブレード A を現用系サーバブレードにする。

(5)現用系サーバブレード B を予備系サーバブレードとして JP1/SC/BSM に登録する。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.197

5.45

N+M コールドスタンバイ構築テスト

マイグレーション中に N+M コールドスタンバイ構築テストのアラートを使用しないでください。

また、N+M コールドスタンバイ構築テスト中にマイグレーションを実施しないでください。

LPAR の消失や MAC アドレス、WWPN および WWNN の重複が起こる場合があります。

5.46

マイグレーション後の N+M コールドスタンバイ切り替え

LPAR マイグレーションを実施したサーバブレードを、HVM モードとして N+M コールドスタンバイで使用した

後に、その N+M コールドスタンバイグループから予備サーバブレードまたは切り替え発生後の現用系サーバ

ブレードを外す場合には、以下の手順を実施してください。

(1)対象サーバブレードを N+M コールドスタンバイグループから外す

(2)対象サーバブレードで HVM を起動する

(3)HVM Menu スクリーンで[F9]を押し、HVM 構成情報を保存する

(4)HVM の電源を OFF するか HVM を再起動する

HVM 構成情報を保存するまでは、HVM スクリーン等で WWN がほかの現用系サーバブレードと重複して表示され

る場合があります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.198

5.47

高信頼化システム監視機能 HA モニタとの併用

高信頼化システム監視機能 HA モニタとの併用については、以下の注意事項があります。

(1)環境構築時の注意事項

HA モニタ構成の環境を構築する場合には、HA モニタと SVP が通信する Port 番号(SVP_Port#)の設定をク

ラスタ間で合わせる必要がありますが、マイグレーションを行う場合には移動先のサーバブレードを管理

している SVP とも当該 Port 番号を合わせる必要があります。

LPAR

OS-1

クラスタ

OS-2

マイグレーション

OS-2'

HVM-A HVM-B HVM-C サーバブレード

シャーシ SVP-1 SVP-2

SVP_Port#の合致

SVP-3

図 5-4 HA モニタ構成とマイグレーション

表 5-7 HA モニタ構成とマイグレーションを行う場合の必須設定

構成

必須設定

項目

シャーシ

サーバブレード

SVP_Port#

Cluster 番号

OS-1

SVP-1

HVM-A

9001

1

OS-2 マイグレーション OS-2'

SVP-2

HVM-B

SVP-3

HVM-C

9001

1

9001

1

(2)運用時の注意事項

LPAR マイグレーションでは、HA モニタの設定の自動更新は未サポートです。

LPAR マイグレーションを行った場合は、移動先 LPAR の設定を再度設定し直してください。

表 5-8 移動先 LPAR の再設定項目

No.

1

項目

システムのパーティション名

2

3

4

5

6

LPAR 名

リセットパスの IP アドレス

リセットパスのポート番号

マネージメントモジュールの IP アドレス

マネージメントモジュールのポート番号

要否 説明

要 移動先サーバブレードに付与された名称

への変更が必要です

否 引き継がれるため、変更は不要です

否 OS 内の設定のため、変更は不要です

否 OS 内の設定のため、変更は不要です

(※)

(※)

※異なる SVP へシャーシを跨いで LPAR マ

イグレーションを実施した場合には移動

先 SVP の IP アドレスへの変更が必要です

※環境構築時に移動元と先とを合わせて

おく必要があります((1)参照)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.199

5.48

UPS(無停電電源装置)との併用

5.48.1

UPS が管理するサーバの移動

(1)LPAR の移動元サーバブレードと移動先サーバブレードが同一 UPS の管理対象である場合設定変更は必要

なく、LPAR(サーバ)を移動することができます。

(2)LPAR の移動元サーバブレードと移動先サーバブレードが異なる UPS の管理対象である場合移動後に移動

LPAR(サーバ)の UPS エージェントを再設定する必要があります。

5.48.2

LPAR マイグレーション中の HVM Auto Shutdown 動作

UPS を使用するシステムでは、HVM に対して Auto Shutdown を設定します。この Auto Shutdown 設定は、HVM

上のすべての LPAR が Deactivate 状態となると、HVM 自体が自動的に Shutdown する機能ですが、マイグレー

ションは、HVM が動作可能な状態で実施する必要があります。

省電力運用や、計画保守などの計画的な LPAR 移動において、HVM 上のすべての LPAR を Deactivate するよう

なケースで、LPAR の移動が完了する前に Auto Shutdown 機能が起動してしまわないように、LPAR マイグレー

ション中は Auto Shutdown 機能を無効化しています。

マイグレーション中に Activate している最後の LPAR を移動したケースにおいても、HVM は Shutdown しませ

んので、HVM が Shutdown することを期待する処理の場合は、マイグレーション後に手動で HVM を Shutdown

する必要があります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.200

6 トラブルシュート

6.1

トラブル対応フロー

数回マイグレーションを実施しても失敗で終了する場合、以下の手順に従って対処してください。

"Connection refused (MMS-SrcHVM)"

または

"Connection refused (MMS-DstHVM)"

が表示される

Migration Progress ウインドウの detail 欄でマイグレーション結果を確認

"Connection refused (HVM-HVM)"

が表示される

マイグレーションパスの設定を

見直す

Update 操作

(Main ウインドウ)

その他のメッセージ

が表示される

移動元/先の HVM dump、Virtage

Navigator

の技術情報の回収(※)

(Virtage Navigator Main ウイン

ドウ)

成功

No

Yes

HVM システムイベントログで

エラーの有無を確認

(Virtage Navigator HVM Console

ウインドウ HVM System Logs スク

リーン)

HVM システムイベントログで

エラーの有無を確認

(HVM スクリーンの HVM System

Logs スクリーン)

No

エラーあり

Yes

移動元/先の HVM dump、Virtage

Navigator

の技術情報の回収(※)

(Virtage Navigator Main ウイン

ドウ)

DL コマンドによる Create error log file の実施、移動元/先の HVM dump の回収

(システムコンソール、HVM スクリ

ーンの Options スクリーン)

エラーあり

No

Yes

移動元/先の HVM dump、Virtage

Navigator

の技術情報の回収(※)

(Virtage Navigator Main ウイン

ドウ)

Virtage Navigator

の技術情報の回収(※)

(Virtage Navigator Main ウイン

ドウ)

Virtage Navigator

の技術情報の回収(※)

(Virtage Navigator Main ウイン

ドウ)

図 6-1 LPAR マイグレーションのトラブル対応フロー

ズガイド 導入編」をご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.201

6.2

Activate 抑止状態の LPAR が発生したら

LPAR マイグレーションが障害などにより中断した場合、移動元、移動先の LPAR を Activate できなくなる場

合があります。

この現象は、以下の方法で確認できます。

LPAR を Activate した際に、HVM スクリーン上に

「The specified LPAR has corrupted in a LPAR Migration, please try to recover the LPAR.」

メッセージが表示され、LPAR の Activate が失敗します。

「3.2.3 リカバリの実施」を参照し、リカバリ処理を実施してください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.202

6.3

ポリシーマイグレーションがエラー終了した場合

ポリシーマイグレーション実施中にエラーが発生した場合、以下の確認ウインドウが表示されます。

図 6-2 Confirmation ウインドウ(ポリシーマイグレーションのエラー)

(1)Migration Progress ウインドウでエラーの内容を確認します。

図 6-3 Migration Progress ウインドウ(エラー終了)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.203

(2)Migration Policy ウインドウでエラー終了したエントリを確認します。

Show Config ボタンをクリックすると Migration Config Viewer ウインドウが表示されます。

図 6-4 Migration Policy ウインドウ(エントリのチェック)

(3)Migration Config Viewer ウインドウで、移動元 LPAR(HVM)と移動先 LPAR(HVM)の構成をチェックします。

図 6-5 Migration Config Viewer ウインドウ(移動元と移動先の構成チェック)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.204

(4)エラーの表示内容や Config チェックの内容により原因が特定でき、再実施が可能と判断できる場合は、

ボタンをクリックします。

原因が特定できない場合は、このエントリをスキップして先に進めるか、ここで終了するかを判断し、Skip

たは「3.2 コンカレントメンテナンスモード」を実施することにより、エラー原因の調査、対策を行い

ます。対策完了後、「3.1 シャットダウンモード」または「3.2 コンカレントメンテナンスモード」あ

るいは未実施エントリのみでマイグレーションポリシーを作成し再実施します。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.205

6.4

トラブルに関する FAQ

6.4.1

LPAR マイグレーション実施時に mms:ls のエラーが発生する

<現象>

Main ウインドウの Menu グループボックスにある Update ボタン、または Migration Menu グループボックス

にある Migration ボタンのクリック時に以下のエラーメッセージが表示されます。

図 6-6 Migration ウインドウ(エラーメッセージ)

<対処方法>

以下の 3 つのケースが考えられます。各ケースの切り分けと、対処方法を実施してください。

(1)適合したバージョンの JRE がインストールされていないケース

「Setting(S)」-「Migration Service」で Status をご確認ください。

図 6-7 Migration Service ウインドウ(Status の確認)

“java.lang.UnsupportedClassVersionError:”など JRE(Java Runtime Environment)に関連するエラー

の場合は、以下を確認してください

・JRE(Java Runtime Environment)がインストールされていること

・JRE(Java Runtime Environment)のバージョンが、JRE6 以降であること

※JRE のバージョンは、CMD プロンプトで、“java –version”を実施することで、確認が可能です。

JRE がインストールされていない場合や古いバージョンがインストールされている場合は、JRE7 をインスト

ールしてください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.206

(2)Java へのパスが設定されていないケース

Windows x64 版には、JRE(Java Runtime Environment) x86 版と x64 版が必要です。また、JRE(Java Runtime

Environment) x86 版のインストールフォルダを環境変数の path に設定する必要があります。

詳細は、「BladeSymphony Virtage Navigator インストール手順書」をご参照ください。

(3)Virtage Navigator と HVM 間で通信ができないケース

管理対象 HVM が起動していない可能性があります。管理対象 HVM が正常に起動していることを HVM スクリ

ーン、JP1/SC/BSM のホスト管理ウインドウあるいは HVM 構成管理ウインドウで確認してください。

HVM が正常に起動している場合は、Virtage Navigator と管理対象 HVM 間の通信パスが障害となっている

可能性があります。管理サーバ(Virtage Navigator)から管理対象の HVM に対して、Ping などの診断ツー

ルを用いて疎通の確認を行ってください。

通信障害が検出された場合は、その障害の調査・復旧をお願いします。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.207

6.4.2

サーバのリモートシャットダウンが失敗する

<現象>

LPAR マイグレーションが、Process:Guest OS Shutdown あるいは Shutdown waiting で Error 終了します。

図 6-8 Migration ウインドウ(OS のシャットダウン失敗で Error 終了)

<対処方法>

・Migration タブを選択し、Menu の Update ボタンをクリックします。

・Migration ウインドウでシャットダウンに失敗した LPAR(OS)が Activate 状態か Deactivate 状態かを確認

します。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.208

(1)シャットダウンに失敗した LPAR(OS)が Activate 状態の場合

Guest OS Information (for remote shutdown)の情報を確認します。また、パーソナルファイアウォー

ルなどにて、当該管理サーバから、対象サーバへのアクセスが制限されていないことを確認します。こ

の設定に誤りの無い場合は、以下の確認を行います。

(a)OS が Windows の場合

注意事項を「5.24 Windows OS のリモートシャットダウンが失敗するケース」に記載しましたので、

そちらをご参照ください。

(b)OS が Linux の場合

以下の確認をしてください。

(ⅰ)SSH サーバが起動していること。

(ⅱ)Linux のリモートシャットダウンに使用する plink.exe のパスが正しく指定されていること。正

しく指定されていない場合は、Guest OS Information (for remote shutdown)の設定で、"SSH

Component Not Found"が表示されます。

図 6-9 Migration ウインドウ(SSH Component Not Found 表示) plink.exe のインストールとインストール先のパス指定に関しては、「BladeSymphony Virtage

Navigator ユーザーズガイド 導入編」に記載しておりますので、そちらをご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.209

(2)シャットダウンに失敗した LPAR(OS)が Deactivate 状態の場合

当該 LPAR(OS)が Deactivate 状態の場合は、何らかの理由でシャットダウン処理が 5 分以内に終了しなか

ったことを示します。

OS 側のシャットダウン処理を調査願います。正常な状態においても、シャットダウン処理に 5 分以上を

要する場合は、メニューバー「Setting(S)」-「Migration Option」の OS Shutdown Setting で[Waiting

TimeOut Limit:]に最適な時間(分)を設定します。

図 6-10 Option ウインドウ(OS シャットダウン待ち時間の変更)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.210

6.4.3

"The source LPAR is activated."でマイグレーションが失敗する

<現象>

Migration ウインドウのツリー表示では、Deactivate の LPAR をマイグレーションしているが、

"The source LPAR is activated."のメッセージが表示され、マイグレーションが失敗します。

図 6-11 Migration Progress ウインドウ(The source LPAR is activated.でエラー終了)

<対処方法>

再度、Migration タブを選択し、Menu の Update ボタンをクリックします。

Migration ウインドウで LPAR の状態を確認後、再実施します。

※Virtage Navigator の認識している LPAR 状態と実際の LPAR 状態がアンマッチを起こして発生するもので

す。原因としては、マイグレーション前に Update 処理を行っていないケース、Update 処理からマイグレ

ーション実施までの間に、HVM スクリーンあるいは JP1/SC/BSM などからの操作で HVM あるいは LPAR の状

態が変化したケースが考えられます。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.211

6.4.4

"The specified blade is busy.xxxxxxx."でマイグレーションが失敗する

<現象>

移動元、移動先の HVM・LPAR 構成に問題がなく、過去に同じ移動の正常性が確認されているにも関わらず、

"MMS: The specified blade is busy.xxxxxxx."のメッセージでマイグレーションが失敗します。

図 6-12 Migration ウインドウ(「The specified blade is busy.xxxxxxx.」で Error 終了)

<対処方法>

移動元・移動先の HVM スクリーンの状態を確認します。移動元・移動先の HVM スクリーンが、操作中の場合

は操作が終わるのを待って、あるいは操作を終わらせてから再実施してください。

本現象は、HVM スクリーン操作あるいは JP1/SC/BSM から HVM に対する設定操作と LPAR マイグレーションの

実施が競合した際に発生します。

一時的に競合したものであれば、一定時間後に再実施すればマイグレーション実施可能となりますが、HVM

スクリーンが使用中状態のままとなっている場合は対応が必要です。

※HVM スクリーンでサブスクリーンが開いていると、HVM スクリーンが使用中状態と判断します。

再実施においても同様の現象となる場合は、移動元、移動先の HVM について、HVM 構成設定処理、LPAR 構

成設定処理、Activate/ Deactivate 処理などで HVM スクリーン上に表示されるサブスクリーンが開いたま

まの状態となっていないか(その状態のままターミナルソフトをクローズしていないか)を確認してくださ

い。

LPAR マイグレーションを実施する際には、移動対象となる HVM が JP1/SC/BSM から操作中でないこと、HVM ス

クリーンが使用中でないことを確認してください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.212

6.4.5

Migration ウインドウのツリー表示でシャーシ情報が Unregistration にな

<現象>

Update 処理を実施中またはキャンセル(Update Cancel ボタンをクリック)すると、Migration ウインドウの

Source と Destination グループボックスに表示されるシャーシ情報が Unregistration となる場合がありま

す。

図 6-13 Migration ウインドウ(シャーシ情報が Unregistration になる現象)

<対処方法>

この現象が発生した場合は、Migration ウインドウを開き直してください。

(Close ボタンをクリックし、Migration ウインドウを閉じた後、再度 Main ウインドウの Menu グループボッ

クスで再度 Migration ボタンをクリックします。)

※この現象は、登録している HVM の台数が多い場合、あるいは Virtage Navigator を起動している管理サー

バの負荷が高い場合に発生します。

より快適にお使いいただくためには、System Configuration の HVM 登録内容を見直し、Virtage Navigator

の機能を使用しない HVM、HVM IP アドレスを変更したなどで存在しない HVM などは、System Configuration

の登録から外すことを推奨します。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.213

6.4.6

"Response Timeout"でマイグレーションが失敗する

<現象>

LPAR マイグレーションが、Response Timeout で Error 終了します。

図 6-14 Migration Progress ウインドウ(Response Timeout で Error 終了する現象)

<対処方法>

この現象が発生した場合は、ネットワーク負荷に起因している可能性がありますので、HVM 通信タイムアウ

ト時間の設定を長くしてください。

なお、プロセスが Refresh HVM Information で発生した場合、LPAR の移動は正常に完了しています。

Virtage Navigator の Main ウインドウの Update 操作を実施してください。これにより、移動後の最新の状

態が表示されます。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.214

6.4.7

"Error occurred during initialization of VM"でマイグレーションが失

敗する

<現象>

LPAR マイグレーションが、以下のエラーで終了します。

"Error occurred during initialization of VM java lang ClassNotFoundException:error in opening JAR file"

図 6-15 Migration Progress ウインドウ

(Error occurred during initialization of VM で Error 終了する現象)

<対処方法>

この現象が発生した場合は、起動している不要なアプリケーションを終了し、物理メモリが確保できた後に

再実施してください。

なお、物理メモリが十分に確保されている場合に、本メッセージが繰り返し表示される場合、システムへ Java

のパスが設定されていない恐れがあります。

Java のパスが正しく設定されていることを確認した後に、再実施してください。

6.4.8

ゲスト OS にネットワーク接続できない

<現象>

Windows Firewall/Internet Connection Sharing (ICS)サービスが開始されず、ゲスト OS 再起動時にネット

ワーク接続できないことがあります。

この現象は、Microsoft サポートページで紹介されています。 http://support.microsoft.com/kb/922918/ja

サポート技術情報:KB922918

<対処方法>

上記 Microsoft サポートページをご参照の上、必要に応じて対処してください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.215

6.4.9

"Transferring device data cannot be completed within an LPAR suspension period."でマイグレーションが失敗する

<現象>

LPAR マイグレーションが、以下のエラーで終了します。

"Transferring device data cannot be completed within an LPAR suspension period."

本エラーは、LPAR のサスペンドタイム内に移動先で LPAR を起動できなかったことによるエラーです。

図 6-16 Migration Progress ウインドウ

( Transferring device data cannot be completed within an LPAR suspension period.

でエラー終了)

<対処方法>

このマイグレーションをもう 1 度実施してください。何度実施しても成功しない場合は、可能な限りゲスト

OS のリソース負荷を下げてください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.216

6.4.10

"Connection refused (HVM-HVM)"でマイグレーションが失敗する

<現象>

LPAR マイグレーションが、以下のエラーで終了します。

"Connection refused (HVM-HVM)"

移動元/先 HVM 間や移動先管理パスのネットワーク障害が発生したことを示しています。

図 6-17 Migration Progress ウインドウ(Connection refused (HVM-HVM))

<対処方法>

このような場合は、HVM Console ウインドウの HVM System Logs スクリーンで移動元/先 HVM のエラーの有無

も確認し、管理パスやマイグレーションパスの状態を確認してください。

HVM System Logs の確認につきましては、

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.217

6.4.11

"Wait until another operation is completed, and retry."でマイグレ

ーションが失敗する

<現象>

HVM スクリーンのサブスクリーン表示中にマイグレーション実施した場合、"Wait until another operation is completed, and retry."と表示され、マイグレーションはエラーで終了します。

図 6-18 Migration Progress ウインドウ(Wait until another operation is completed, and retry.)

<対処方法>

表示中の HVM スクリーンのサブスクリーンを閉じ、マイグレーションを再実施してください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.218

6.4.12

"HVM access error"でマイグレーションが失敗する

<現象>

LPAR マイグレーションが、以下のエラーで終了します。

"HVM access error"

マイグレーション中の"移動元/先 HVM の構成情報のバックアップとダンプ採取"や"移動元/先 LPAR の構成情

報の保存"などにおける HvmSh コマンドによる通信タイムアウトが発生したことを示しています。

図 6-19 Migration Progress ウインドウ(HVM access error)

<対処方法>

Virtage Navigator の Option ウインドウより、HVM 通信タイムアウト時間の設定を変更してください。コン

カレントメンテナンスモードの実施環境により、コンカレントメンテナンスモード実施において HVM との通

信タイムアウトが発生しない時間は変動しますが、10 秒程度 HVM 通信タイムアウト時間を長くして、タイム

アウトが発生ないよう調節することをお勧めいたします。

なお、HVM 通信タイムアウト時間の設定変更による対策は、現象を確実に回避するものではなく、現象の発

生確率を低減するものです。そのため、再度タイムアウトが発生する可能性はあります。

ください。

ただし、マイグレーションが完了した後に本メッセージが発生した場合は、Update 操作により、HVM 情報を

更新することで正常な状態になります。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.219

6.4.13

"LPAR Migration process was canceled Memory write is intensive."

でマイグレーションが失敗する

<現象>

LPAR マイグレーションが、以下のエラーで終了します。

"LPAR Migration process was canceled. Memory write is intensive."

マイグレーションタイムアウト時間内に、移動先へのメモリ転送が完了しなかったことを示しています。

図 6-20 Migration Progress ウインドウ(LPAR Migration process was canceled. Memory write is intensive.)

<対処方法>

以下のいずれかの方法で対処してください。

(1)移動対象ゲスト OS のメモリ負荷を軽減し、マイグレーションをもう 1 度実施する。

(2)マイグレーションをもう 1 度実施し、マイグレーション中に Migration Monitor Status ウインドウで

メモリ転送状況を確認する。

転送状況に応じてマイグレーションタイムアウト時間を延長する。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.220

6.4.14

Migration プロセス完了後に、マイグレーションが失敗する

<現象>

Migration Progress ウインドウの Progress Detail グループボックス内に表示で、Migration プロセスの

"State"が"Complete"になっているが、LPAR マイグレーションがエラー終了する。

マイグレーション自体が完了したが、その後の処理でエラーが発生したことを示しています。

図 6-21 Migration Progress ウインドウ(Migration プロセス完了後のエラー)

<対処方法>

以下の手順で対処してください。

(1)HVM システムイベントログでエラーの有無を確認する。

(2)上記(1)で、マイグレーション実施によるエラーを確認した場合には、移動元/先の Hvm dump、Virtage

Navigator の技術情報を回収する。

Virtage Navigator の技術情報の回収方法につきましては、「BladeSymphony Virtage Navigator ユーザー

ズガイド 導入編」をご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.221

6.4.15

"EMG000000003004006:000000000000003b:0000000000000030:(0):HVM(SR

C):Internal error."が表示され、マイグレーションが失敗する

<現象>

LPAR マイグレーションが、以下のエラーで終了します。

"EMG000000003004006:000000000000003b:0000000000000030:(0):HVM(SRC):Internal error."

移動元 LPAR のメモリ転送中に、HVM がゲスト OS から不当な領域へ書き込み要求を受けたことを示していま

す。

図 6-22 Migration Progress ウインドウ("EMG000000003004006:000000000000003b:0000000000000030:(0)"

のエラー)

<対処方法>

以下の手順で対処してください。

(1)HVM システムイベントログでエラーの有無を確認する。

(2)上記(1)で、マイグレーション実施によるエラーを確認した場合には、移動元/先の Hvm dump、Virtage

Navigator の技術情報を回収する。

Virtage Navigator の技術情報の回収方法につきましては、「BladeSymphony Virtage Navigator ユーザ

ーズガイド 導入編」をご参照ください。

(3)マイグレーションをもう一度実施する。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.222

6.4.16

"EMG000000002ab4006:000000000000003e:0000000000000030:(0):HVM(SR

C):Internal error. The HVM detected an FC error."が表示され、マイグレーシ

ョンが失敗する

<現象>

LPAR マイグレーションが、以下のエラーで終了します。

"EMG000000002ab4006:000000000000003e:0000000000000030:(0):HVM(SRC):Internal error."

ゲスト OS からの I/O 要求によって、HVM の I/O 負荷が高いことを示しています。

図 6-23 Migration Progress ウインドウ("EMG000000002ab4006:000000000000003e:0000000000000030:(0)"

のエラー)

<対処方法>

マイグレーションをもう一度実施してください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.223

6.4.17

"LPAR Migration was canceled. FC Login timeout (Migration WWN)."

でマイグレーションが失敗する

<現象>

LPAR マイグレーションが、以下のエラーで終了します。

"LPAR Migration was canceled. FC Login timeout (Migration WWN)."

LPAR マイグレーション実施の際に、FC ログインタイムアウトが発生したことを示しています。

図 6-24 Migration Progress ウインドウ("LPAR Migration was canceled. FC Login timeout (Migration WWN)."

のエラー)

<対処方法>

以下の手順で対処してください。

(1)Virtage Navigator で設定する FC ログインタイムアウト時間を以下の値に設定してください。

FC ログインタイムアウト時間

=(Option ウインドウ Storage Login Setting 欄の Login Delay Time に設定した時間)×2+5 (秒)

この値よりも小さな値を設定した場合、コンカレントメンテナンスモードの LPAR マイグレーションがエ

ラー終了する可能性があります。

FC ログインタイムアウト時間の設定につきましては、「Virtage Navigator ユーザーズガイド導入編」を

ご参照ください。

(2)マイグレーションをもう一度実施してください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.224

6.5

エラーコード一覧

基本的には、Migration Progress ウインドウの detail ラベルに表示された対処方法に従って対処ください。

図 6-25 Migration Progress ウインドウ(表示される Error 情報)

エラーメッセージは、以下のフォーマットで表示されます。

EMG****************:****************:****************:(x)[検出元]:[メッセージ]

第 1 オペランド 第 2 オペランド 第 3 オペランド エラー検出元 エラーメッセージ

*:0~F のいずれかの値、 x:0 または 1 の値

図 6-26 エラーメッセージの出力フォーマット

以下の「表 6-2 MMC のエラーメッセージ一覧」~「表 6-6 Recovery のエラーメッセージ一覧」で、検出元

の種類別にエラーメッセージ一覧を表示しています。

エラーメッセージから対処方法をご確認いただき、エラーにご対処ください。

表 6-1 確認エラーメッセージ一覧

検出元

MMC

MMS

MMS Thread

説明

マイグレーションコンソール部

マイグレーション管理部

マイグレーション要求処理部

LPAR Mover マイグレーションデータ処理部

Recovery

HVM(SRC)

リカバリ実施部

移動元 HVM 部

確認するエラーメッセージ一覧

表 6-2

表 6-3

表 6-4

表 6-5

表 6-6

表 6-7

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.225

(1)MMC(マイグレーションコンソール部)が検出する LPAR マイグレーションエラーメッセージ一覧

MMC が検出したエラーについては、第 1 オペランドより対処方法をご確認ください。

表 6-2 MMC のエラーメッセージ一覧

No.

第 1 オペランド

Error Detail エラー理由

メッセージ

対処方法

1 0x00 00000000 0001 01

0x00 00000000 0003 01

Connection refused (MMC-MMS)

MMS(マイグレーションサーバ) (1) 管 理 サ ー バ (Virtage Navigator) 内 部 の エ ラ ー で す 。

0x00 00000000 0004 01

に接続できません。 「Setting(S)」-「Migration Service」で、Migration Service Status

が Run 状態であることを確認してください。

(2)「Setting(S)」-「Migration Service」で、Migration Service

Port が、使用可能であることを確認してください。

※ 上記(1)、(2)を確認・対策後、再実施してください。

2 0x00 00000000 0005 01 The specified blade is not found.

対象サーバブレードが存在しま (1) 操作対象のサーバブレードが存在していることを確認してくだ

せん。 さい。

(2) 操作対象のサーバブレードが起動していることを確認してくだ

さい。

(3) 操作対象のサーバブレードの IP アドレスに通信が可能である

ことを確認してください。

※ 上記(1)、(2)、(3)を確認・対策後、再実施してください。

3 0x00 00000000 0006 01 MMS version is mismatch (MMC-MMS).

MMC と MMS のバージョンが一致 Virtage Navigator を再インストールしてください。

していません。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.226

(2)MMS(マイグレーション管理部)が検出する LPAR マイグレーションエラーメッセージ一覧

MMS が検出したエラーについては、第 1~3 オペランドより対処方法をご確認ください。

表 6-3 MMS のエラーメッセージ一覧

第 1 オペランド

No.

Error Detail

1 0x00 00000001 0020 02

0x00 00000002 0020 02

第 2 オペランド

付加情報

0x0000 0000 0000

0000

2 0x00 00000003 0020 02 0x0000 0000 0000

0000

3 0x00 00000003 00A0 02 0x0000 0000 0000

0000

4 0x00 00000003 00A5 02 0x0000 0000 0000

0000

5 0x00 00000004 0020 02 0x0000 0000 0000

0000

6 0x00 00000005 00B0 02 0x0000 0000 0000

0000

7 0x00 00000006 0020 02 0x0000 0000 0000

0000

第 3 オペランド reason

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

メッセージ

エラー理由 ユーザ対応

Connection refused (MMS-Blade)

マイグレーション対象サー

バブレードと通信できませ

ん。

対象サーバブレード(HVM)が

起動していること、対象サー

バブレードの IP アドレスに通

信が可能であることを確認

後、再実施してください。

The specified blade is busy. Please wait until another migration is completed.

ほかの LPAR マイグレーシ

ョンが、対象サーバブレー

ドで実施中です。

移動元、移動先に同一サーバ

ブレードが指定されていない

ことを確認してください。

実施中の LPAR マイグレーショ

ンの完了を待ち、再実施して

ください。

Specified NIC was not found (Src-Blade)

マイグレーションパスに指

定された NIC が見つかりま

せんでした。

マイグレーションパスの設定

を確認後、再試行してくださ

い。

Specified NIC was not found (Dst-Blade)

マイグレーションパスに指

定された NIC が見つかりま

せんでした。

マイグレーションパスの設定

を確認後、再試行してくださ

い。

The specified blade is busy. Please wait until another operation is completed.

ほかのオペレーションが対

象サーバブレードで実施中

です。

実施中のオペレーションの完

了を待ち、再実施してくださ

い。

Can not assign the same IP for the Source and the

Destination.

移動元と移動先のマイグレ

ーションパスに同じ IP ア

ドレスが指定されました。

移動元、移動先の HVM に対し

て指定されたマイグレーショ

ンパスをチェックし、異なる

IP アドレスを指定してくださ

い。

The specified LPAR is damaged (Migration LPAR). Recover the LPAR.

手動リカバリが必要な

LPAR が選択されました。

対象 LPAR のリカバリ実施後、

再実施してください。

8 0x00 00000006 0040 02 0x0000 0000 0000

0000

0x01 Connection refused (MMS-SrcHVM)

移動元 HVM のネットワーク

障害が発生しました。

移動元 HVM がネットワークに

接続されていることを確認

し、ネットワーク接続後、再

実施してください。

9 0x00 00000007 0020 02 0x0000 0000 0000

0000

0x01

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編

LPAR Migration was canceled. Migration WWNs are already used.

P.227

No.

10

第 1 オペランド

Error Detail

0x00 00000007 0040 02

11 0x00 00000001 0060 02

0x00 00000001 0065 02

0x00 00002001 0080 02

0x00 00002003 0080 02

0x00 00002004 0080 02

第 2 オペランド 第 3 オペランド

付加情報

0x0000 0000 0000

0000

0x0000 0000 0000

0000

12 0x00 00000001 0070 02 0x0000 0000 0000

0000

13

14

15

16

17

18

0x00 00000001 00A0 02

0x00 00000001 00A5 02

0x00 00000002 00A0 02

0x00 00000002 00A5 02

0x00 00002002 0080 02

0x00 00001003 0080 02

0x0000 0000 0000

0000

0x0000 0000 0000

0000

0x0000 0000 0000

0000

0x0000 0000 0000

0000

0x0000 0000 0000

0000

0x0000 0000 0000

0000 reason

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

メッセージ

エラー理由 ユーザ対応

他 LPAR に割り当てられて

いるマイグレーション WWN

が割り当てられています。

他 LPAR に対し、マイグレーシ

ョン WWN のロールバックを実

施してください。

Connection refused (MMS-DstHVM)

移動先 HVM のネットワーク

障害が発生しました。

移動先 HVM がネットワークに

接続されていることを確認

し、ネットワーク接続後、再

実施してください。

Connection refused (MMS-Blade)

サーバブレードからの情報

取得中に通信が切断されま

した。

接続を確認後、再実施してく

ださい。

The specified LPAR is not found.

サーバブレードからの情報

取得中に通信が切断されま

した。

接続確認後、再実施してくだ

さい。

Invalid Migration Path was Specified (Src-Blade)

移動元で無効な Migration

Path が指定されました。

Migration Path の設定を見直

してください。

Invalid Migration Path was Specified (Dst-Blade)

移動先で無効な Migration

Path が指定されました。

Migration Path の設定を見直

してください。

Get blade information failed. (Src-Blade)

ブレード情報の取得に失敗

しました。

以下の点を実施してくださ

い。

(1)HVM ファームウェアバージ

ョンと Virtage Navigator の

バージョンの互換性を確認

(2)Virtage Navigator を再イ

ンストール

Get blade information failed. (Dst-Blade)

ブレード情報の取得に失敗

しました。

以下の点を実施してくださ

い。

(1)HVM ファームウェアバージ

ョンと Virtage Navigator の

バージョンの互換性を確認

(2)Virtage Navigator を再イ

ンストール

The MMS could not accept a migration with a corrupted

LPAR.

閉塞した LPAR はマイグレ

ーションできません。

LPAR の状態を確認し、閉塞し

ている場合は、サーバブレー

ド(HVM)の障害対応を行って

ください。

The type of blade mismatch between the source and the destination.

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.228

第 1 オペランド 第 2 オペランド 第 3 オペランド メッセージ

No.

19 0x00 00001004 0080 02 0x0000 0000 0000

0000

20 0x00 00001007 0080 02 0x0000 0000 0000

0000

21

Error Detail

0x00 00001008 0080 02

付加情報

0x0000 0000 0000

0000 reason

0x01

0x01

0x01

エラー理由

移動元、移動先のサーバブ

レードモデルが異なってい

ます。

ユーザ対応

移動元、移動先のサーバブレ

ードモデルを一致させてくだ

さい。

The source LPAR has some dedicated devices.

占有デバイスが割り当てら

れている為、マイグレーシ

ョンできません

占有デバイスの割り当てを外

し、再実施してください。

The MMS could not attach the shared FC in the destination blade because there is not FC Card on the slot, which is on the same location in the source blade, in the destination blade.

移動元、移動先のデバイス

構成が異なります。

移動元、移動先のデバイス構

成を一致させてください。

The destination HVM has not supported a LPAR Migration with a processor group.

移動先の HVM はプロセッサ

グループのマイグレーショ

ンに非対応です。

移動先 HVM の HVM ファームウ

ェアバージョンをプロセッサ

グループ対応のバージョンに

してください。

CPUIDs are different. 22 0x00 0000100E 0080 02 0x0000 0000 0000

0000

0x01

移動元、移動先の CPUID が

一致していません。

移動元、移動先のサーバブレ

ードのタイプを確認し、再実

施してください。

CPUIDs(AES-NI, PCLMULQDQ) are different. 23 0x00 0000100F 0080 02 0x0000 0000 0000

0000

0x01

24 0x00 00001010 0080 02 0x0000 0000 0000

0000

25 0x00 00001011 0080 02 0x0000 0000 0000

0000

0x01

0x01

移動元、移動先の

CPUID(AES-NI, PCLMULQDQ)

が一致していません。

移動元、移動先のサーバブレ

ードのタイプを確認し、再実

施してください。

CPUIDs are different. LPAR Migration process was canceled.

移動元、移動先の CPUID

(周波数)が一致していま

せん。

移動元、移動先のサーバブレ

ードのタイプを確認し、再実

施してください。

This F/W Version of the HBA card is not support LPAR

Migration.

コンカレントメンテナンス

モードをサポートしていな

い Fibre Channel ファーム

ウェアバージョンがインス

トールされています。

Connection refused (MMS-Blade)

コンカレントメンテナンスモ

ードをサポートしている

Fibre Channel ファームウェア

バージョンをインストールし

てください。

26 0x00 00002004 0080 02 0x0000 0000 0000

0000

0x01

27 0x00 1******* 0030 02 0x0000 0000 0001 ffff

0x01

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編

移動元または移動先の HVM

と、管理サーバとのネット

ワーク障害が発生しまし

た。

移動元または移動先の HVM と、

管理サーバとの接続を確認し、

再実施してください。

The MMS could not define a LPAR because the specified LPAR is the same LPAR name in the destination blade.

移動先に同名 LPAR が存在

するため、LPAR を作成でき

ません。

移動元 LPAR 名称をシステム内

でユニークな名称に変更後、

再実施してください。

P.229

第 1 オペランド 第 2 オペランド

No.

Error Detail 付加情報

28 0x00 1******* 0030 02 0x0000 0000 0002 ffff

第 3 オペランド reason

0x01

29

30

31

32

33

34

35

36

0x00 1******* 0030 02

0x00 1******* 0030 02

0x00 1******* 0030 02

0x00 2******* 0030 02

0x00 3******* 0030 02

0x00 3******* 0030 02

0x00 5******* 0030 02

0x00 3******* 0030 02

0x0000 0000 0004 ffff

0x0000 0000 000A ffff

0x0000 0000 **** ffff

0x0000 0000 0000

0000

0x<VnicID(4byte)>

0001(2byte)

<VnicNum(2byte)>

0x<VnicID(4byte)>

0002(2byte)

<VnicNum(2byte)>

0x<VnicID(4byte)>

0003(2byte)

<VnicNum(2byte)>

0x<VnicID(4byte)>

****(2byte)

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

メッセージ

エラー理由 ユーザ対応

The MMS could not define a LPAR because there are not free processors in the destination blade.

移動先に十分なプロセッサ

がないため、LPAR を作成で

きません。

移動先 HVM の、空きプロセッ

サを確認し、プロセッサを確

保した後、再実施してくださ

い。

The MMS could not define a LPAR because there is not enough memory in the destination blade.

移動先に十分なメモリがな

いため、LPAR を作成できま

せん。

移動先 HVM の、空きメモリを

確認し、メモリを確保した後、

再実施してください。

The MMS could not define a LPAR because the name of the specified LPAR is 'NO_NAME'

LPAR 名が NO_NAME の LPAR

はマイグレーションが許可

されていません。

移動対象 LPAR にシステム内で

ユニークな名称を付けて、再

実施してください。

The MMS could not define a LPAR because the specified LPAR has an unexpected condition.

移動先に移動元と同じ構成

の LPAR が定義できません。

移動先の空きリソースを確認

後、再実施してください。

The MMS could not define a USB port on an LPAR because the specified USB has an unexpected condition.

移動先に移動元と同じ構成

の USB ポートを定義できま

せん。

移動元、移動先 LPAR の構成を

確認し、再実施してください。

There is not enough VNIC device#3 (Virtual NIC: 2a) to define a LPAR.

移動先に移動元の NIC と対

応する NIC が存在しませ

ん。

移動先の NIC(LAN アダプタ)実

装状態を確認し、移動元の実

装状態に合わせた後、再実施

してください。

The MMS could not define a VNIC#3 (Virtual NIC: 2a) on a LPAR because the specified VNIC has VLAN IDs which are not acceptable in the destination blade.

移動先に移動元と同じ構成 移動先の NIC(LAN アダプタ)実

の VLAN 設定を持つ NIC が定

義できません。

装状態と、移動元の NIC 設定

(VLAN モード、VLAN ID)を見直

し後、再実施してください。

The MMS could not define a VNIC#3 (Virtual NIC: 2a) to a promiscuous mode because this mode is not acceptable in the destination blade.

移動先に移動元と同じ構成

の Promiscuous モードを持

移動先の NIC(LAN アダプタ)実

装状態と、移動元の NIC 設定

つ VNIC が定義できません。 (Promiscuous モード)を見直

し後、再実施してください。

The MMS could not define a LPAR because the specified

VNIC#3 (Virtual NIC: 2a) has an unexpected condition.

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.230

No.

37

第 1 オペランド

Error Detail

第 2 オペランド 第 3 オペランド

付加情報

<VnicNum(2byte)>

0x00 4******* 0030 02 0x<Bus:Dev.Func(4b yte)> 0000(2byte)

0000(2byte) reason

0x01

メッセージ

エラー理由 ユーザ対応

移動先に移動元と同じ構成

の VNIC が定義できません。

移動先の NIC(LAN アダプタ)実

装状態を確認し、移動元の実

装状態に合わせた後、再実施

してください。

The destination blade does not have an installed shared

FC device (Bus#:Dev#.Func# = 00:03.4) to define a LPAR.

38

39

40

41

42

43

44

45

0x00 4******* 0030 02 0x<Bus:Dev.Func(4b

0x00 ffffffff 0030 02

0x00 60000001 0030 02

0x00 60000004 0030 02

0x00 70000001 0030 02

0x00 70000002 0030 02

0x00 80000001 0030 02

0x00 80000002 0030 02 yte)> <port(2byte)>

<slot(2byte)>

0x**** **** ****

****

0x0000 0000 0000

0001

0x0000 0000 0000

0002

0x**** **** ****

****

0x**** **** ****

****

0x**** **** ****

****

0x**** **** ****

****

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

0x01

移動先に定義可能な FC HBA

が存在しません。

移動先 HVM に、移動元 LPAR に

割り当てた FC HBA ポートに対

応する FC HBA が実装されてい

るか確認してください。

There is not enough vfcID on the shared FC device

(DST-Slot = 6, DST-Port = 0, Bus#:Dev#.Func# = 00:03.4) to define a LPAR.

移動先の FC HBA 定義に必要

な vfcID の空きがありませ

ん。

移動先の FC HBA ポートに空き vfcID があるか確認してくだ

さい。

Connection refused (MMS-DstHVM)

LPAR の定義中にネットワ

ークが切断されました。

接続確認後、再実施してくだ

さい。

The MMS could not define a LPAR because the

Virtual-Console on the specified LPAR has an unexpected condition.

移動先に同じ構成の仮想

COM コンソールが定義でき

ません。

移動元、移動先の仮想 COM コ

ンソールの設定を確認し、再

実施してください。

The MMS could not define a LPAR because the

Virtual-Console on the specified blade not empty.

移動先 HVM 上に VC 番号の空

きがありません。

移動先 HVM 上の VC 番号の設定

を確認し、再実施してくださ

い。

The MMS could not define a LPAR because the specified processor group has not been defined.

移動先 HVM で

ProcessorGroup は定義さ

れていません。

移動先 HVM のプロセッサグル

ープの設定を確認し、再実施

してください。

The MMS could not define a LPAR because the specified processor group is busy.

指定された

ProcessorGroup を設定で

きません。

移動先 HVM の状態を確認し、再

実施してください。

The MMS could not activate the LPAR because there is not enough CPU in the destination blade.

移動先に LPAR 起動に必要

な CPU が存在しません。

移動先 HVM に必要なプロセッ

サが確保できることを確認

後、再実施してください。

The MMS could not activate the LPAR because there is not enough memory in the destination blade.

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.231

No.

46

47

48

第 1 オペランド

Error Detail

0x00 80000003 0030 02

0x00 80000004 0030 02

0x00 ******** 0040 02

第 2 オペランド 第 3 オペランド

付加情報

0x**** **** ****

****

0x0000 0000 0020

000b

0x0000 0000 0000

0000 reason

0x01

0x01

0x01

メッセージ

エラー理由

移動先に LPAR 起動に必要

なメモリが存在しません。

ユーザ対応

移動先 HVM に必要なメモリが

確保できることを確認後、再

実施してください。

The MMS could not activate the LPAR because of memory fragmentation.

移動先にて LPAR 起動に必

要なメモリがメモリフラグ

メンテーションのため確保

できません。

移動先 HVM でメモリフラグメ

ンテーションを解消後、再実

施してください。

The MMS could not activate LPAR. The number of activated

LPAR reaches the maximum.

Activate している LPAR 数

が、同時 Activate 可能な最

大数に達しています。

移動先 HVM 上で Activate して

いる LPAR を減らし、再実施し

てください。

Connection refused (MMS-Blade)

ネットワーク障害のため終

了しました。

接続確認後、再実施してくだ

さい。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.232

(3)MMS Thread(マイグレーション要求処理部)が検出する LPAR マイグレーションエラーメッセージ一覧

MMS Thread が検出したエラーについては、第 1、 3 オペランドより対処方法をご確認ください。

表 6-4 MMS Thread のエラーメッセージ一覧

No.

2

3

4

5

6

第 1 オペランド

Error Detail

1 0x00 00000004 F00d 03

0x00 ******** F003 03

0x00 ******** F009 03

0x00 ******** F00a 03

0x00 ******** F00b 03

0x00 ******** F0a0 03

第 3 オペランド reason

0x01

0x101

0x01

0x01

0x01

0x01

メッセージ

エラー理由 ユーザ対応

The specified Migration Path collides with the Management Path Settings.

マイグレーションパスが管理パスと

同じネットワークに属しています。

マイグレーションパスを管理パスとは

異なるネットワークに構築し、再実施し

てください。

The specified LPAR is busy, please wait until another migration is completed.

他 LPAR がマイグレーション実施中

です。

他 LPAR の マイグレーション完了を待

ち、再実施してください。

The MMS could not accept a migration with activated LPAR. Please shutdown the specified LPAR, and try again.

LPAR が Act しています

LPAR を Deactivate した後、再実施して

ください。

Connection refused (MMS-Blade)

ネットワーク障害のため終了しまし

た。

管理サーバとサーバブレード間の接続

を確認した後に、再実施してください。

There is not enough memory to activate the specified LPAR.

LPAR 起動に必要なメモリの確保に失

敗しました

LPAR 起動に必要な量の空きメモリを確

保後、再実施してください。

The specified LPAR is deactivated. Can not execute LPAR migration.

7 0x00 ******** 0008 03 ffffffffffffffff fffffffffffffffe fffffffffffffffd

移動元 LPAR が deactivate です。 対象 LPAR を Activate して、再実施して

ください。

Internal error: The MMS thread could not activate the destination LPAR.

(The MMS thread could not allocate enough resource to activate) ffffffffffffffff fffffffffffffffe:再起動失敗 fffffffffffffffd:構成情報保存失敗

LPAR を Activate するために必要なリ

ソースを確保してください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.233

(4)LPAR Mover(マイグレーションデータ処理部)が検出する LPAR マイグレーションエラーメッセージ一覧

LPAR Mover が検出したエラーについては、第 1、 3 オペランドより対処方法をご確認ください。

表 6-5 MMS Mover のエラーメッセージ一覧

第 1 オペランド

No.

Error Detail

1 0x00 00000000 0030 04

0x00 00000000 0040 04

第 3 オペランド reason

0x20

エラー理由

Terminated by user

メッセージ

ユーザ操作により強制終了が発行され

ました。

2 0x00 00000000 0030 04 0x33

ユーザ対応

LPAR Migration was canceled. USB is attached to the specified LPAR.

3

4

5

6

0x00 00000000 0030 05

0x00 00000000 0070 05

0x00 ******** 0030 04

0x00 ******** 0070 04

0x00 ******** 0030 05

0x00 ******** 0070 05

0x00 00000000 1008 05

0x20

0x02

0x02

0x01

USB デバイスが Attach されています。

USB デバイスを Detach し、再実施してく

ださい。

Terminated by user

ユーザ操作により強制終了が発行され

ました。

Connection refused (LPAR Mover-LPAR Mover)

ネットワーク障害のため終了しました。 移動元と移動先 HVM 間の接続確認後、再

実施してください。

Connection refused (LPAR Mover-LPAR Mover)

ネットワーク障害のため終了しました。 移動元と移動先 HVM 間の接続確認後、再

実施してください。

The specified LPAR had been moved, but The MMS thread could not allocate enough resource to activate.

転送先で LPAR 起動時に失敗しました。

LPAR を Activate するために必要なリソ

ースを確保してください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.234

(5)Recovery(リカバリ実施部)が検出する LPAR マイグレーションエラーメッセージ一覧

Recovery が検出したエラーについては、第 1、 3 オペランドより対処方法をご確認ください。

表 6-6 Recovery のエラーメッセージ一覧

第 1 オペランド

No.

Error Detail

1 0x00 00000000 0000 10

第 3 オペランド reason

0x01

エラー理由

Connection refused (MMC-MMS)

メッセージ

MMS(マイグレーションサーバ)に接続で

きません。

ユーザ対応

(1)「Setting(S)」-「Migration Service」

で、Migration Service Status が Run 状

態であること

(2) 「Setting(S)」-「Migration Service」

で、Migration Service Port が、使用可

能であること

※ (1)、(2)を確認・対策後、再実施して

ください。

0x00 00000000 0010 10 0x01

2

3 0x00 00000001 0011 10

0x00 00000001 0031 10

0x01

Connection refused (MMS-Specified blade IP=%s)

ネットワーク障害のため終了しました。 管理サーバとサーバブレード間の接続確

認後、再実施してください。

The specified LPAR is busy, please wait until another migration is completed.

4

5

6

0x00 00000016 0011 10

0x00 00000016 0031 10

0x00 00000023 0011 10

0x00 00000023 0031 10

0x00 00000021 0011 10

0x00 00000021 0031 10

0x00 00000027 0011 10

0x00 00000027 0031 10

0x00 00000029 0011 10

0x00 00000029 0031 10

0x01

0x01

0x01

ほかの LPAR マイグレーションが、対象

サーバブレードで実施中です。

実施中の LPAR マイグレーションの完了を

待ち再実施してください。

Loading recovery files failed. Hardware failures may have occurred. recovery file の読み込みに失敗しまし

た。

ハードウェア障害の可能性があるため、

障害検出手順(F9 で構成情報保存)を実施

してから recovery を再試行してくださ

い。

The MMS could not recover the specified LPAR from a failed-migration state because of activated LPAR.

回復対象 LPAR が Activate しています。 Deactivate した後に再実施してくださ

い。

The specified LPAR was not recover from a failed-migration state, and try again.

障害回復処理に失敗しました。 再度障害回復処理を実施してください。

0x00 00000000 0020 10 0x01

7

8 0x00 00000000 0030 10 0x01

Connection refused (MMS-Blade IP=%s)

ネットワーク障害のため終了しました。 管理サーバと対象サーバの移動元、ある

いは移動先サーバブレード間の接続を確

認した後に、再実施してください。

Connection refused (MMS-Specified blade IP=%s)

ネットワーク障害のため終了しました。 管理サーバと対象サーバブレード間の接

続を確認した後に、再実施してください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.235

(6)移動元 HVM が検出する LPAR マイグレーションエラーメッセージ一覧

移動元 HVM が検出したエラーについては、第 1~3 オペランドより対処方法をご確認ください。

表 6-7 移動元 HVM のエラーメッセージ一覧

第 1 オペランド

No.

Error Detail

1 0x 00000000 0200 30 06

0x 00000000 0200 40 06

第 2 オペランド

付加情報

0x0000 0000 0000

0037

第 3 オペランド reason

0x30

2 0x 00000000 02aa 40 06

0x 00000000 02ab 40 06

0x 00000000 02ac 40 06

0x 00000000 02ad40 06

0x 00000000 02ae40 06

0x0000 0000 0000

003d

0x30

メッセージ

エラー理由 ユーザ対応

LPAR Migration was canceled. LPAR deactivation was detected.

移動対象 LPAR が

Deactivate されました。

移動対象 LPAR を Activate し、

再実施してください。

LPAR Migration was canceled. Guest OS is in boot process or FC-HBA Driver does not support Concurrent

Maintenance.

ゲスト OS が起動中または

日立製 Fibre Channel ドラ

イバがコンカレントメンテ

ナンスモードをサポートし

ていません。

日立製 Fibre Channel ドライ

バのバージョンを確認し、再

実施してください。

6.6

障害時の対応について

Virtage Navigator に障害が発生し、「6.5 エラーコード一覧」に示す対処方法でも解決しないトラブルが

発生した場合は、「BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド 導入編」の「障害時の対応につい

て」をご参照ください。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.236

7 アイコン一覧

構成ツリービュー内の HVM の状態、LPAR 状態、LPAR マイグレーションの実施状態、およびマイグレーション

WWPN の登録状態を示すアイコンについて説明します。

表 7-1 HVM の状態を示すアイコン一覧

No. 分類

1 HVM の状態を示すアイ

コン

2

3

4

アイコン アイコンの説明

Update 処理において、情報が取得できた HVM です。

(正常な状態です)

Update 処理において、情報が取得できなかった HVM です。

(HVM の状態、および管理サーバ間の接続を確認してください)

リカバリが必要な LPAR が存在する HVM です。

(リカバリ処理を実施してください)

LPAR マイグレーションが実施中の LPAR が存在する HVM です。

(Update 操作により、マイグレーション中の HVM に表示されま

す)

表 7-2 LPAR の状態とマイグレーションの実施状態を示すアイコン一覧

5

6

7

8

No. 分類

1 LPAR の状態を示すアイ

コン

2

3

4

9

10

11

12

13 マイグレーションの実

14 施状況を示すアイコン

15

16

17

アイコン アイコンの説明

未定義の LPAR です。

(LPAR の移動先として選択可能です)

Deactivate 中の LPAR です。

Activate 中の LPAR です。

リカバリが必要な LPAR です。

(リカバリ処理を実施してください)

LPAR マイグレーションの対象として選択できない LPAR です。

障害が発生し、使用できない LPAR です。

状態が取得できなかった LPAR です。

LPAR マイグレーションを実施中の LPAR です。

(Update 操作により、マイグレーション中の LPAR に表示されま

す。)

構成が不正状態の LPAR です。

WWN のロールバック中の LPAR です。

マイグレーション WWN で LU に接続している LPAR です。

WWN のステータスが Unknown の状態の LPAR です。

処理が正常終了しました。

処理を実施中です。

処理の実施を待っています。

処理が異常終了しました。

処理が異常終了しました。

(終了処理を実施しています)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.237

表 7-3 マイグレーション WWPN 登録、削除、およびニックネーム登録実施状態を示すアイコン一覧

No. 分類

1 マイグレーション WWPN 登

2 録、削除、およびニックネ

ーム登録実施状態を示す

アイコン

3

4

アイコン アイコンの説明

処理が正常終了しました。

Register Migration WWN Setting ウインドウ表示後、処理を実

施していません。

または、処理の実施待ちです。

処理を実施中です。

処理が異常終了しました。

表 7-4 WWPN 登録状態を示すアイコン一覧

No. 分類

1 WWPN の登録状態を示すア

イコン

2

アイコン アイコンの説明

WWPN は、Virtage Navigator に登録されているストレージに登

録されています。

WWPN は、Virtage Navigator に登録されているストレージ登録

されていません。

表 7-5 マイグレーション WWPN の登録状態を示すアイコン一覧

No. 分類

1 マイグレーション WWPN の

登録状態を示すアイコン

2

3

アイコン アイコンの説明

マイグレーション WWPN は、Virtage Navigator に登録されてい

るストレージに登録されています。

マイグレーション WWPN は、Virtage Navigator に登録されてい

るストレージに登録されていません。

マイグレーション WWPN は、Virtage Navigator に登録されてい

るストレージに登録されていません。

(WWPN が Virtage Navigator に登録されているストレージに登

録されていないため、登録することができません。)

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.238

8 付録

8.1

Migration Config Viewer ウインドウの項目

8.1.1

Server Configuration の項目

Migration Config Viewer ウインドウの Server Configuration 欄に表示される項目は、下表に示すとおりで

す。なお、下表の Error アイコン列には、各項目に Error アイコンが表示された場合の状態とその対策を記

しています。

表 8-1 Server Configuration の項目

# 大項目 小項目 説明

シャットダウン

Error アイコン

コンカレントメンテナンス

- 1 Location Chassis ID

2 Chassis

Serial#

3

シャーシ ID

シャーシシリアル番号

Chassis Type シャーシタイプ

4

5

6

-

Partition#

Blade Count

Blade Type

パーティション番号

サーバブレード数

移動元/先で一致していない

「2.2.1.2.2.2 」参照

「2.2.2.2.2.2 」参照

-

ブレード間 SMP 構成が同一構成でない

「2.2.1.2.2.3 」参照

「2.2.2.2.2.3 」参照

サーバブレードタイプ 移動元/先で一致していない

7 HVM

8

9

10

11

12

13

ID

IP Address

Version

Migration

Version

HVM ID

HVM IP アドレス

HVM ファームウェアバ

ージョン

マイグレーションバー

ジョン

EFI Version EFI バージョン

HVM Model

Activated

LPAR Count

「2.2.1.2.2.3 」参照

-

「2.2.2.2.2.3 」参照

-

-

移動元/先のメジャーバージョンが一致していない

マイグレーションサポート

【BS2000, BS500 の場合】

移動元/先のメジャーバージ

ョンが一致していない

(ただし、BS2000 の場合はメ

ジャーバージョンの組み合

わせにより、Error アイコン

が表示されないことがあり

ます。)

【BS320 の場合】

移動元/先で BIOS のシリーズ

が一致していない

(移動元/先の BIOS シリーズ

が G15 と G16 の場合など)

「2.2.1.2.4.1 」参照

移動元/先のバージョンが一

致していない

「2.2.2.2.4.1 」参照

HVM モデル

-

移動元または移動先の HVM モ

デルが Essential である

「2.2.2.2.5.2

」参照

Activate 可能 LPAR 数 移動先 HVM 上に Activate 可能な最大 LPAR 数の LPAR が Activate

中である

14

移動先 HVM 上の LPAR を 1 つ Deactivate する

移動元/先で一致していない

15

16

17 LPAR

18

Max LPAR

Count

定義可能 LPAR 数

Update Time 更新日時

Operating

Mode

LPAR#

HVM 動作モード

LPAR 番号

Name 【Source 列】

LPAR 名称

【Destination 列】

移動対象 LPAR と同じ名

称をもつ LPAR の有無

-

-

(1)移動元の LPAR 番号が移動先 HVM 上の最大定義可能数よりも

大きい

(2)移動先の LPAR 番号が移動元 HVM 上の最大定義可能数よりも

大きい

移動元/先 HVM の Hvm Operating mode を一致する

(1)移動対象 LPAR の名称が"NO_NAME"である

「2.2.1.1.1

」参照

「2.2.2.1.1

」参照

(2)移動先 HVM 上に同一名称の LPAR が存在している

移動先 HVM 上の同一名称をもつ LPAR の名称を変更する

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.239

19

20

21

22

23

24 CPU

25

26

27

28

29

30

31

32 Memory

33 Device

34

35

36 Migration

Status

37

38

39

40

41 Migration

Path

LPAR Status LPAR (1)移動対象 LPAR のステータスが Failure である

(2)移動対象 LPAR のステータスが未定義である

(3)移動対象 LPAR のステータスが未定義でない

「2.2.1.1.3

」参照

「2.2.2.1.3

」参照

-

移動対象 LPAR が Activate 中

でない

「2.2.2.1.3

」参照

移動元/先でサーバブレードの CPUID が異なる

(CPUID が異なるとは、左記 4 項目のいずれか 1 つでも Error

アイコンがついた場合)

CPUID

(00000000h)

CPUID

(00000001h)

CPUID

(80000000h)

サーバブレード上の

CPUID

「2.2.1.2.2.3 」参照

「2.2.2.2.2.3 」参照

CPUID

(80000001h)

Group#

Group Name

Physical CPU

Count

Frequency(GH z)

SMT/Hyper

Threading

Scheduling

Mode

Fixed Assign

CPU#

Allocated

Size(MB)

VNIC Device

Type

Assign

Virtual COM#

Assign USB

Device#

プロセッサグループ番

プロセッサグループ名

サーバブレード上の物

理 CPU 数

CPU 周波数

マルチ/ハイパースレッ

ディング

Assign Count 【Source 列】

移動対象 LPAR に割り当

てられた CPU 数

【destination 列】

割り当て可能な CPU 数

スケジューリングモー

(Source)

占有 CPU 数

(Destination)

全 CPU 数-Source 側の占

有 CPU 数

-

-

割り当てメモリサイズ 移動先 HVM 上で移動対象 LPAR に割り当てられているメモリサ

イズが割り当て可能でない

移動先 HVM で移動対象 LPAR に割り当てられているメモリサイ

ズを確保する

VNIC Device Type 移動元/先で一致していない

移動元/先で一致させる

VC 番号

-

USB デバイス番号

-

-

-

-

移動元/先で搭載数が一致し

ていない

移動元/先で搭載数を一致さ

せる

移動元/先で一致していない

-

「2.2.2.2.2.3 」参照

移動元/先で一致していない

-

「2.2.2.2.4.2 」参照

(1)移動対象 LPAR に割り当てられている占有 CPU 数より移動先

HVM の使用可能な共有 CPU 数が少ない

移動先 HVM 上で移動対象 LPAR に割り当てられている数の占有

CPU を確保する

(2) 移動対象 LPAR に共有 CPU が割り当てられている場合に移

動先 HVM 上に使用可能な共有 CPU がない

移動先 HVM 上で 1 つ以上の共有 CPU を確保する

移動対象 LPAR の USB 割り当て

状態が"#R"または"R"である

移動対象 LPAR の USB 割り当て

状態を"#A"、"A"、または"*"

にする

Main Status マイグレーション実施/

非実施

Sub Status マイグレーションの詳

細ステータス

Mode

Source/Desti nation

Stage

マイグレーションのモ

ード

移動元/移動先

Path Name

マイグレーション実施

中のステージ

マイグレーションパス

の名称

-

-

-

-

-

-

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.240

42 Interface マイグレーションパス

のセグメント

43 IP Address マイグレーションパス

の IP アドレス

44

45

Subnet Mask マイグレーションパス

のサブネットマスク

VLAN ID マイグレーションパス

の VLAN ID

-:Error アイコンが表示されることはありません

-

-

-

(1)移動元または移動先 HVM に

マイグレーションパスが

設定されていない

(2)マイグレーションパスに

指定されたセグメントの

物理 NIC ポートが搭載され

ていない

(3)マイグレーションパスに

指定されたセグメントの

NIC ポートが占有である

移動元/先の両方にマイグレ

ーションパスを設定する

「2.2.2.2.7

」を参照

移動元/先で一致している

移動元/先で別の IP アドレス

を設定する

「2.2.2.2.7

」を参照

-

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.241

8.1.2

HBA Configuration の項目

Migration Config Viewer ウインドウの HBA Configuration 欄に表示される項目は、下表に示すとおりです。

なお、下表の Error アイコン列には、各項目に Error アイコンが表示された場合の状態とその対策を記して

います。

表 8-2 HBA Configuration の項目

# 大項目

1 HBAx

2

3

4

小項目 説明

Location

Port#

FC HBA カードの位置

FC HBA ポート番号

Device Name デバイス名称

PCI Address SEG#, BUS#, DEV#,

FUNC#

5

6

7

Device

Status

Scheduling

Mode vfcID

デバイスの状態

スケジューリングモ

ード vfcID

8

9

10

11

12

Hardware ID VendorID, デバイス

ID, リビジョン ID,

サブシステム ID

Firmware

Version

日立製 Fibre Channel

ファームウェアのバ

ージョン

Driver

Support

日立製 Fibre Channel

ドライバのバージョ

WWN Status ストレージにアクセ

ス中の WWN

WWN Status WWN Status が Unknown

Code の場合のコード

-:Error アイコンが表示されることはありません

シャットダウン

Error アイコン

コンカレントメンテナンス

-

-

-

同一の SEG#、BUS#、DEV#、および FUNC#のデバイスが移動先に存在

しない

「2.2.1.2.2.4 」参照

「2.2.2.2.2.6 」参照

移動元 LPAR に割り当てられている FC HBA ポートが共有モードの場

合、移動元と移動先の Shared PCI Device Port State が以下のいず

れかである

・移動元:"A"、移動先:"E"

・移動元:"D"、移動先:"E"

・移動元:"A"、移動先:"D"

・移動元:"A"、移動先:"C"

移動元と移動先の Shared PCI Device Port State を以下のいずれか

の状態にする

・移動元:"A"、移動先:"A"

・移動元:"D"、移動先:"D"

・移動元:"D"、移動先:"A"

移動対象 LPAR に割り当てられているデバイスが占有モードである

「2.2.1.1.2

」参照

「2.2.2.1.2

」参照

移動先 HVM 上に vfcID の空きがない

移動先 HVM 上で 1 つ以上の vfcID を空ける

移動元/先のデバイスで VendorID、デバイス ID、リビジョン ID、お

よびサブシステム ID が一致していない

-

-

サポートバージョンでない

「2.2.2.2.2.6 」参照

サポートバージョンでない

「2.2.2.2.2.6 」参照

-

-

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.242

8.1.3

NIC Configuration の項目

Migration Config Viewer ウインドウの NIC Configuration 欄に表示される項目は、下表に示すとおりです。

なお、下表の Error アイコン列には、各項目に Error アイコンが表示された場合の状態とその対策を記して

います。

表 8-3 NIC Configuration の項目

# 大項目

1 NICx

2

3

4

5

6

7

8

9

10

小項目 説明

Location

Port#

NIC カードの位置

NIC ポート番号

Device Name デバイス名称

PCI Address SEG#, BUS#, DEV#,

FUNC#

Device

Status

Scheduling

Mode

VNIC Segment

ID

スケジューリング

モード

共有 NIC のセグメ

ント識別子

Virtual NIC

Number

仮想 NIC 番号

シャットダウン

Error アイコン

コンカレントメンテナンス

-

-

-

-

移動元 LPAR に共有 NIC ポート(仮想 NIC でないポート)が割り当てられ

ている場合、移動元と移動先の Shared PCI Device Port State または

が以下のいずれかである

・移動元:"U"、移動先:"E"

・移動元:"D"、移動先:"E"

・移動元:"U"、移動先:"D"

移動元と移動先の Shared PCI Device Port State を以下のいずれかの

状態にする

・移動元:"U"、移動先:"U"

・移動元:"D"、移動先:"D"

・移動元:"D"、移動先:"U"

移動対象 LPAR に割り当てられているデバイスが占有モードである

「2.2.1.1.2

」参照

「2.2.2.1.2

」参照

(1)移動先 HVM 上に移動対象 LPAR に割り当てられている共有 NIC のセグ

メント(1a, 1b など)が存在していない

「2.2.1.2.2.4 」参照

「2.2.2.2.2.6 」参照

(2)移動対象 LPAR に割り当てられている 1 つの共有 NIC セグメントが、

複数の Virtual NIC Number を使用している

(HVM Operating Mode が Expansion の HVM から Standard の HVM へ移

動する場合に発生する可能性あり)

(3)移動対象 LPAR に割り当てられた共有 NIC において、同じ共有 NIC 番

号をもつ 2 つのセグメントを隣り合った Virtual NIC Number に割り

当てていない

(HVM Operating Mode が Expansion の HVM から Standard の HVM へ移動

する場合に発生する可能性あり)

「2.2.1.2.6

」参照

「2.2.2.2.8

」参照

移動対象 LPAR に割り当てられている共有 NIC のセグメントが使用して

いる Virtual NIC Number の値が、移動先 HVM で使用可能な Virtual NIC

Number の範囲外である

(HVM Operating Mode が Expansion の HVM から Standard の HVM へ移動

する場合に発生する可能性あり)

「2.2.1.2.6

」参照

「2.2.2.2.8

」参照

Hardware ID VendorID, デバイ

ス ID, リビジョン

ID, サブシステム

ID

Packet

Filter

Inter-LPAR Packet

Filtering

移動元/先で一致していない

移動元/先で一致させる

-

-:Error アイコンが表示されることはありません

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.243

9 変更来歴

Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編の変更来歴を以下に示します。

表 9-1 Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 変更来歴

Version Revision

V01-00 1.01

V01-01 1.10

V02-00

V02-01

V02-02

1.11

2.00

2.10

2.20

2.21

― 初版

変更内容

3.1.1 移動先 LPAR を自動選択する Auto 選択機能の操作説明を記載しました。

3.1.1 移動先 LPAR をプロセッサグループで選択する機能の操作説明を記載しました。

5.5 管理サーバが使用する LAN ポートを指定するオプション機能を記載しました。

6.14

6.15

移動先 LPAR のリソース確認についての注意事項を追加しました。

VC(仮想 COM)設定の移動についての注意事項を追加しました。

7.5.6 LPAR マイグレーションが Response Timeout で失敗した場合の対処方法を追加しま

した。

7.5.7 LPAR マイグレーションが Error occurred during initialization of VM で失敗し

た場合の対処方法を追加しました。

1

2

6.13

2

2

5.1

6.4

表 1-1 に BS320 の使用環境を追加しました。

表 2-1 の EFI の適用条件を改定しました。

ツリービューの表示に関する注意を改定しました。

表 2-1 の注意事項の内容を変更しました。

表 2-1 の注意事項の内容を変更しました。

5.1.1 を加え、リモートシャットダウンに必要な前提設定について記載しました。

Windows OS のリモートシャットダウンが失敗するケースに、前提設定について記

載しました。

7.5.2 サーバのリモートシャットダウンが失敗した場合について追記しました。

1 HVM ファームウェアバージョンが BS2000 58-71 または 78-71 以降の Virtage に定

義された LPAR のマイグレーションを行う場合の注意を追加しました。

2 BS320 P4 または P5 モデルで、HVM ファームウェアバージョンが 17-72 より前の

Virtage に定義された LPAR のマイグレーションを行った場合の注意を追加しまし

た。

2

2

2

2

移動先の Virtage が BS2000 58-70 以前または 78-70 以前あるいは BS320 の場合、

もしくは Hvm Operating Mode が Standard mode の場合の注意を追加しました。

マイグレーション可能な EFI バージョンの組み合わせを記載しました。

マイグレーション可能なサーバブレードのバージョンの組み合わせを記載しまし

た。

マイグレーション可能な構成の組み合わせを記載しました。

5.2

6.9

Migration Config Viewer ウインドウで、VNIC Number の表示をサポートしました。

高信頼化システム監視機能 HA モニタとの併用時における注意事項を追加しまし

た。

6.5

recovery file の読み込みに失敗した場合のメッセージを追加しました。

7.7 「障害時のデータ採取」から「障害時の対応について」に改題し、障害時の対応に

1

1

ついての参照先を変更しました。

表 2-2 に HVM ファームウェアバージョンが 58-8x 以降の標準サーバブレードの場

合の注意を追加しました。

Virtage Navigator V02-02 で LPAR マイグレーションを行う必要のある HVM ファー

ムウェアバージョンに、BS320 の HVM ファームウェアバージョンを追加しました。

マイグレーション実施前に、2 の確認が必要であることを記載しました。

1

2

2

2

表 2-3 のタイトルを変更し、表 2-2 に BS320 の HVM ファームウェアバージョンを追

加しました。

マイグレーション可能なモデル・バージョンについて追記しました。

Hvm Operating Mode が Expansion mode の場合のマイグレーションについて追記し

5.5

ました。

管理サーバが使用する LAN ポート(IP アドレス)の指定対象に HVM CLI IP アドレス

を追加しました。

7.5.6 プロセスが Refresh HVM Information で発生した場合の対処方法を追加しました。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.244

Version Revision

V02-03 2.30

V02-04

V03-00/A

V03-00/B

2.31

2.40

3.01

3.02

3

一部画像を差し替えました。

変更内容

マイグレーション実施前の注意についての記載を追加しました。

6.1.2 HVM 構成情報のリストアについての記載を追加しました。

1

BS2000 58-72/78-73 以降、BS320 17-80 以降を使用してマイグレーションをする

場合は、Virtage Navigator V02-02 以降を使用するよう記載しました。

2

1

2

3

4

5

USB の自動 Attach 設定を行い、マイグレーションを実施した場合の注意について

記載しました。

BS500 をサポートしました。

LPAR マイグレーションの概要を追記しました。

使用環境についての記載を変更しました。

LPAR マイグレーションの適用条件の記載を変更しました。

マイグレーションで移動する構成情報の紹介を記載しました。

LPAR マイグレーションの実施フローを移動しました。

6 マイグレーションの所要時間に関する記載を移動しました。

8.1.1 自動シャットダウンを実施するための前提設定に関する注意を追記しました。

9.1.1.1 HVM 構成情報のバックアップに関する注意を追加しました。

9.1.8 マイグレーション対象 LPAR のスケジュール運転の設定に関する注意を追記しまし

た。

9.1.11 MAC アドレスの移動に関する注意を追記しました。

9.1.12 WWPN の移動に関する説明を変更しました。

9.1.16 LPAR 間通信用仮想 NIC を割り当てた LPAR のマイグレーションに関する記載を移動

しました。

9.1.17 LPAR 間通信パケットフィルタが有効のポートが割り当たる場合に関する注意を追

記しました。

5.21 USB 割り当ての移動に関する記載を移動しました。

9.1.19 HVM のダウングレードに関する記載を移動しました。

9.1.20 FC HBA を共有モードから占有モードに変更する場合についての注意を追記しまし

た。

9.1.21 ストレージの接続先または接続構成が異なるサーバブレードへのマイグレーショ

ンに関する注意を追記しました。

9.2.1 JP1/SC/BSM の HVM 構成情報のバックアップに関する記載を移動しました。

9.2.5 N+M コールドスタンバイ構築テストに関する注意を追記しました。

9.2.6 移動先の HVM システム時刻の変更に関する注意を追記しました。

10.5.8 ゲスト OS にネットワーク接続できない場合についての FAQ を追記しました。

2

3

「表 2-1 シャットダウンモードのサポートモデル」に追記しました。

「表 3-2 移動先サーバブレードの条件」に条件を追記しました。

3.2.2.2 「表 3-6 BS2000 標準サーバブレードのサーバブレードモデルの組み合わせ」に追

記しました。

3.2.4 「表 3-15 マイグレーション可能な EFI バージョン(標準サーバブレードの場合)」

に追記しました。

3.2.5 「表 3-17 マイグレーション可能 HVM ファームウェアバージョンの組み合わせ参

照先」に追記しました。

3.2.5 BS2000 標準サーバブレード S3、R3 モデルの場合を追記しました。

3.2.8 VNIC Device Type の選択機能サポートにおける注意事項を追記しました。

4 「表 4-1 マイグレーション実行時に移動する構成情報」に VNIC Device Type の

記述を追記しました。

9.1.18.2 BS2000 を追記しました。

2 BS520A サーバブレードに関する記述を追加しました。

3.2.2.2 BS520A サーバブレードに関する記述を追加しました。

3.2.4 BS520H サーバブレード、BS520A サーバブレードに関する記述を追加しました。

3.2.5 BS520H サーバブレード、BS520A サーバブレードに関する記述を追加しました。

3.2.8 VNIC Device Type の選択機能サポートにおける注意事項に関する記述を変更しま

した。

4 「表 4-1 マイグレーション実行時に移動する構成情報」で、"ユーザ指定 MAC ア

ドレス"の行を追加しました。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.245

Version Revision

V03-00/D 3.04

V03-00/E 3.05

3.05/A

2

2

変更内容

BS540A サーバブレードに関する記述を追加しました。

「表 2-2 シャットダウンモードのサポート HVM ファームウェアと Virtage

Navigator」で、BS500 用 HVM ファームウェアに対応する Virtage Navigator のバ

ージョンを変更しました。

3.2.2.2 BS540A サーバブレードに関する記述を追加しました。

3.2.4 BS540A サーバブレードに関する記述を追加しました。

3.2.5 BS540A サーバブレードに関する記述を追加しました。

4 「表 4-1 マイグレーション実行時に移動する構成情報」で、"Processor Node"と

"Memory Node"の行を追加しました。

-

2

全面改訂

「表 2-3 コンカレントメンテナンスモードのサポートモデル」 「表 2-4 コンカ

レントメンテナンスモードのサポート HVM ファームウェアと Virtage Navigator」

に BS500 の記述を追加しました。

「表 2-7 移動元/先サーバブレードの要件」を変更しました。

「2.2.1.2.2.5 管理アプリケーションについて」を追加しました。

2

2.2.1.2.

2.5

2.2.2.1.

4

2.2.2.2.

2.3

2.2.2.2.

2.6

BS500 におけるサポート OS についての記載を追加しました。

BS500 のサーバブレードモデルについての記載を追加しました。

HFC-PCM ドライバについての記載を追加しました。

2.2.2.2.

2.7

2.2.1.2.

4.1

2.2.2.2.

5.1

2.2.2.2.

5.2

「2.2.2.2.2.7 管理アプリケーションについて」を追加しました。

マイグレーション可能な EFI バージョンに新しい EFI バージョンを追加しました。

BS500 のサポート HVM ファームウェアバージョンについての記載を追加しました。

BS500 のサポート HVM モデルについての記載を追加しました。

2.2.2.2.

5.3

2.2.2.2.

7

BS500 の NTP 設定についての記載を追加しました。

BS500 の管理パスについての記載を追加しました。

6.4.14 Migration プロセス完了後に、マイグレーションが失敗する場合について、追加し

ました。

6.4.15 "EMG000000003004006:000000000000003b:0000000000000030:(0):HVM(SRC):Inter

nal error."が表示され、マイグレーションが失敗する場合についての記載を追加

しました。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.246

Version Revision

V03-01 3.10

V03-02 3.20

2

変更内容

「表 2-2 シャットダウンモードのサポート HVM ファームウェアと Virtage

Navigator」と「表 2-4 コンカレントメンテナンスモードのサポート HVM ファ

ームウェアと Virtage Navigator」に、HVM ファームウェアバージョン「59-2x

~」 、および Virtage Navigator バージョン「V03-01~」を追加し

ました。

2.2.1.2.5.1 「表 2-30 BS2000 標準サーバブレード A1 モデル間の LPAR 移動」から「表 2-33

BS2000 標準サーバブレード R3 モデル間の LPAR 移動」に HVM ファームウェアバ

ージョン「59-2x~」を追加し、「表 2-34 BS2000 高性能サーバブレード A1/E1

モデル間の LPAR 移動」と「表 2-35 BS2000 高性能サーバブレード A2/E2 モデ

ル間の LPAR 移動」に HVM ファームウェアバージョン「79-2x~」を追加しまし

0

た。

VNIC System No.拡張機能の注意を追記しました。

2.2.2.2.5.1 「表 2-68 BS2000 標準サーバブレード A1 モデル間の LPAR 移動」から「表 2-71

BS2000 標準サーバブレード R3 モデル間の LPAR 移動」に HVM ファームウェアバ

ージョン「59-2x~」を追加し、「表 2-72 BS2000 高性能サーバブレード A1/E1

モデル間の LPAR 移動」と「表 2-73 BS2000 高性能サーバブレード A2/E2 モデ

ル間の LPAR 移動」に HVM ファームウェアバージョン「79-2x~」を追加しまし

た。

2.2.2.2.5.5 VNIC System No.拡張機能の注意を追記しました。

3

本章の構成を変更しました。

3.1.2

リカバリの失敗についての記載を追加しました。

3.2.3

リカバリの失敗についての記載を追加しました。

3.6

HVM 構成情報の保存とバックアップに関する記載を本節に移動し、本節にリス

トアに関する記載を追加しました。

3.7

マイグレーション WWN の登録に関する記載を追加しました。

5.12

マイグレーションを一度でも実施したことのある HVM に対しての VNIC System

No.を変更についての記載を追加しました。

6.4.16 "EMG000000002ab4006:000000000000003e:0000000000000030:(0):HVM(SRC):Int

ernal error."が表示され、マイグレーションが失敗する場合についての記載を

追加しました。

6.4.17 ""LPAR Migration was canceled. FC Login timeout (Migration WWN).""が表

示され、マイグレーションが失敗する場合についての記載を追加しました。

7

「表 7-3 マイグレーション WWPN 登録、削除、およびニックネーム登録実施状

態を示すアイコン一覧」

、および

-

「表 7-5 マイグレーション WWPN の登録状態を示すアイコン一覧」を追加しま

した。

「重要なお知らせ」に他社ソフトウェアのインストールについての記載を追加

しました。

2.2

「表 2-7 移動元/先サーバブレードの要件」の「ストレージ」欄の記載を変更

しました。

2.2.1.2.4.2 [iSCSI OPROM]を[Enable]に設定している HVM と[Disable]に設定している HVM

間のシャットダウンマイグレーションについての記載を追加しました。

ました。

2.2.2.2.7 サーバブレードに Emulex 10Gb NIC を搭載した場合の記載を追加し、ネットワ

ークの推奨構成の記載を変更しました。

3.2.1.2 マイグレーション対象 LPAR が接続された FC スイッチに対するゾーニングにつ

いての記載を追加しました。

3.2.2

実施手順に、移動元サーバブレードでのクラスタリング構成の解除と、移動先

サーバブレードでのクラスタリング構成の再構築についての記載を追加しまし

た。

3.7 「表 3-2 マイグレーション WWPN 登録機能のサポート機種、バージョン」を変

更しました。

6.4.17 "LPAR Migration was canceled. FC Login timeout (Migration WWN)."が表示

され、マイグレーションが失敗する場合の対処についての記載を追加しました。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.247

Version Revision 章 変更内容

V03-02 3.20/A

2.2.2.1.4 「表 2-53 BS2000 標準サーバブレードにおけるサポートゲスト OS」、

V03-02/A 3.20/B

ポートしました。

2.2.2.2.2.6 「表 2-65 コンカレントメンテナンスモード実施可能な日立製 Fibre Channel

2

2

2

2

2

ージョンの記載を追加しました。

BS540H サーバブレード A2、B2 に関する記述を追加しました。

「表 2-2 シャットダウンモードのサポート HVM ファームウェアと Virtage

Navigator」と「表 2-4 コンカレントメンテナンスモードのサポート HVM ファ

ームウェアと Virtage Navigator」で、HVM ファームウェアバージョン「59-20」

と「79-20」に対応する Virtage Navigator バージョンを「V03-00/E~」に変更

しました。

「表 2-2 シャットダウンモードのサポート HVM ファームウェアと Virtage

Navigator」と「表 2-4 コンカレントメンテナンスモードのサポート HVM ファ

ームウェアと Virtage Navigator」で、HVM ファームウェアバージョン「59-21

~」と「79-21~」に対応する Virtage Navigator バージョンを「V03-01」に変

更しました。

「表 2-2 シャットダウンモードのサポート HVM ファームウェアと Virtage

Navigator」と「表 2-4 コンカレントメンテナンスモードのサポート HVM ファ

ームウェアと Virtage Navigator」で、HVM ファームウェアバージョン「01-40

~」に対応する Virtage Navigator バージョンを「V03-01~」に変更しました。

「表 2-2 シャットダウンモードのサポート HVM ファームウェアと Virtage

Navigator」と「表 2-4 コンカレントメンテナンスモードのサポート HVM ファ

ームウェアと Virtage Navigator」に、HVM ファームウェアバージョン「01-60

2.2

「表 2-7 移動元/先サーバブレードの要件」の「NTP サーバによる HVM システ

ム時刻設定」欄の記載を変更しました。

2.2.1.2.2.3 「表 2-14 BS520H サーバブレードモデルの組み合わせ」に BS540H サーバブレ

ード A2、B2 を追加しました。

2.2.1.2.4.1 「表 2-25 マイグレーション可能な EFI バージョン(BS500 BS520H サーバブレ

BS520H サーバブレード A2、B2 の場合)」に新規サポートの EFI バージョンを追

加しました。

2.2.1.2.5 「2.2.1.2.5.2 タイムゾーンの設定について」 「2.2.1.2.5.3 NTP 設定につ

いて」を追加しました。

2.2.1.2.5.1 「表 2-38 BS500 BS520H サーバブレード A1 モデル間の LPAR の移動」 「表 2-39

BS500 BS520H サーバブレード B1 モデル間の LPAR の移動」で、BS540H サーバブ

レード A2、B2 のサポート HVM ファームウェアバージョンを追加しました。

2.2.1.2.2.3 「表 2-59 BS520H サーバブレードモデルの組み合わせ」に BS540H サーバブレ

ード A2、B2 を追加しました。

2.2.1.2.5.4 BS500 における注意を追加しました。

2.2.2.2.2.6 「表 2-65 コンカレントメンテナンスモード実施可能な日立製 Fibre Channel

の記載を追加しました。

2.2.2.2.5.1 「表 2-74 BS500 BS520H サーバブレード A1 モデル間の LPAR 移動」と「表 2-75

BS500 BS520H サーバブレード B1 モデル間の LPAR 移動」で、BS540H サーバブレ

ード A2、B2 のサポート HVM ファームウェアバージョンを追加しました。

2.2.2.2.5.4 NTP 設定についての記載を変更しました。

2.2.2.2.5.5 BS500 における注意を追加しました。

2.2.2.1.4 「表 2-55 BS500 におけるサポートゲスト OS」に BS540H サーバブレード A2、

B2 を追加しました。

5.46

マイグレーション後の N+M コールドスタンバイ切り替えについての注意を追加

しました。

BladeSymphony Virtage Navigator ユーザーズガイド LPAR マイグレーション編 P.248

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主な特徴

  • 異なる物理サーバブレード間で LPAR を移動させる機能
  • サーバブレードの保守やリソースの有効活用
  • MAC アドレスや WWN を移動先に引き継ぐ
  • 移動先での再構築が不要
  • 短時間で別のサーバブレード上で LPAR 構成を構築

よくある質問と回答

LPAR マイグレーションにはどのようなモードがありますか?
LPAR マイグレーションでは、シャットダウンモードとコンカレントメンテナンスモードの 2 つのモードをサポートしています。コンカレントメンテナンスモードは、LPAR 上のゲスト OS を稼働させたまま移動できるモードです。シャットダウンモードは、LPAR 上のゲスト OS を 1 度シャットダウンして移動するモードです。
コンカレントメンテナンスモードでは、どのような保守を実施できますか?
コンカレントメンテナンスモードを利用する場合は、移動元のサーバブレード、シャーシ、HVM、サーバ、全 LPAR を稼働したまま別のサーバブレードへ移動し、移動対象 LPAR によるサービスの無停止保守を実現することができます。また、CPU、メモリ、SD カード、NIC、FC HBA、EFI/BIOS、BMC、SVP を保守することができます。ただし、稼働中の LPAR のセグメントをマイグレーションパスに指定した場合、NIC/FC HBA は稼働時交換未サポートの場合に限る保守となります。
シャットダウンモードとコンカレントメンテナンスモードでは、どのような違いがありますか?
シャットダウンモードは、LPAR 上のゲスト OS を 1 度シャットダウンして移動するモードです。コンカレントメンテナンスモードは、LPAR 上のゲスト OS を稼働させたまま移動できるモードです。シャットダウンモードは、コンカレントメンテナンスモードに比べ、適用条件が緩和されます。初めてマイグレーションを実施する場合は、シャットダウンモードで実施することを推奨します。

関連マニュアル