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- 282 ページ
SAP Disclosure Management ユーザヘルプ
以下は、SAP Disclosure Management の概要です。 SAP Disclosure Management は、財務諸表の作成、ファイリング、公開を管理し、タイムリーかつ正確でリスクのない決算処理を実現するための最善手段をユーザに提供します。
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アシスタントボット
助けが必要ですか? 私たちのチャットボットは既にマニュアルを読んでおり、あなたをサポートする準備ができています。 デバイスに関する質問はお気軽にどうぞ、詳細を提供することで会話がより生産的になります。
SAP Disclosure Management
文書バージョン : 10.1 SP06 – April 14, 2016
User Help
目次
Microsoft Office アプリケーションでの Disclosure Management の開始. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ローカル Word テーブルテンプレートへのパスの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
[全般] タブからデータリンクされたチャプタを編集用に開く. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
2.4 Microsoft Office アプリケーションでの Disclosure Management のチャプタの編集. . . . . . . . . . . . . . . . . . .
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User Help
目次
Word または Excel で編集するチャプタおよびレポートのローカルでのチェックアウト. . . . . . . . . . . . . . . . .
Microsoft Office アプリケーションでの Disclosure Management の開始. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
すべての初期化済みレポートワークフローの開始 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
レポートワークフローまたはチャプタワークフローの停止 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
レポートおよびそのチャプタのワークフローのリセット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
レポートおよびチャプタでの定量的コンテンツの最新表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ドキュメントのレポートおよびチャプタのアクティビティ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
User Help
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3.9 SAP Disclosure Management におけるコンテンツのインポートおよびエクスポート. . . . . . . . . . . . . . . . . . .
SAP Disclosure Management からのコンテンツのエクスポート方法. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
SAP Disclosure Management へのコンテンツのインポート方法. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
一連のエンティティへのテンプレートのロールアウト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
接続されているソースシステムのデータの最新表示 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
XBRL テンプレートのレポートタイプの作成および変更. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
XBRL インスタンスの検証に必要なタクソノミーの提供. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
E-Bilanz Excel テンプレートへの大量データリンクの作成方法. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
EU XBRL シナリオのビジネスコンテンツのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
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User Help
目次
U.S. SEC レポートタイプの作成による U.S. SEC レポートの準備. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
SAP Disclosure Management のレポートに対するタクソノミーエントリポイントの割り当て . . . . . . . . . . . .
SAP Disclosure Management における XBRL レポートの生成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
US SEC プレビュー、検証、および計算トレースのアドホックアクション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
SAP Disclosure Management でのインライン XBRL (iXBRL) の作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
User Help
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5
1 General Help
1.1
概要
「全般ヘルプ」は、 SAP Disclosure Management のコンセプトと目的に対するユーザの理解を支援することを目的とします。
この節では、ポータルと Microsoft Office Word の両方における SAP Disclosure Management のいくつかの典型的な機
能を説明します。
1.2 Disclosure Management の概要
SAP Disclosure Management ソリューションは、財務諸表の作成、ファイリング、および公開を管理し、タイムリーかつ正確
でリスクのない決算処理を実現するための最善手段をユーザに提供します。
利点
● コンプライアンス費用の削減と迅速な決算処理への支援
● 複雑な財務プロセスの単一フレームワークへの組み込み
● 財務のプロフェッショナルへの視覚的で容易な財務諸表作成手段の提供
● 個人とチーム間の協力およびワークフローの実現
● XBRL による公開および IFRS 対応といった新たな需要への対処
● 財務諸表のファイリングおよび公開における複数の出力オプションの提供
● 他の SAP ソリューションとの完全な適合
1.3
基本概念
SAP Disclosure Management は、次の 4 つの基本概念に基づいています。
● 権限: 特定のシステムタスクに対してユーザが持つ権限に関係します。
● ワークフロー: ドキュメントのライフサイクルのステップおよびフェーズと、それらのステップ内で実行されるタスクの順序に
関係します。
● レポートおよび期間: ドキュメントのマスタデータの設定に関係します。
● データキャッシュ: データの可用性に関係します。
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General Help
1.3.1 権限
SAP Disclosure Management 内の権限は、"許可されていないものは禁止" という原則に従います。 この原則には次の要
素が含まれます。
● 権限
● ユーザ
● ロール
● ユニット
● エンティティ
ロールおよび権限はワークフローで使用され、アクティビティの実行を制限します。さらに必要に応じて、特定のロールまたは
権限オブジェクトに対してステップのアクションを制限します。 指定のレポートレベルの権限は、明示的に異なる権限に設定さ
れている場合を除き、その下位レベルから継承されます。 この機能によってローカル権限が保持されます。
さらに、複数のロールを複数のエンティティのユーザに割り当てることができます。 その結果、ユーザは異なるエンティティで
異なるロールを持つ可能性があります。
例
ユーザ Miller は、会社の本社のマネージャで、すべての他のエンティティのデータの読み取りが許可されています。 彼に
は、グループの 標準マネージャ ロールと、すべてのエンティティの 標準読み取り専用 ロールが割り当てられています。
ユニットは、ユーザにグループレポート、すべてのエンティティのレポートまたは特定のエンティティに割り当てられたレポート
へのアクセスを提供します。 ユーザは自身に割り当てられたユニットを処理および割り当てます。 ユニットとロールの組み合
わせでユーザのアクセス権を定義します。
1.3.1.1
権限
権限とは、サーバまたはクライアントのドキュメントでの特定のトランザクション (サーバの場合はレポート管理や期間管理、ク
ライアントのドキュメントの場合はチャプタやレポートの編集など ) の実行をユーザに許可する権限オブジェクトです。このオブ
ジェクトは関連付けられず、階層的順序もありません。このため透明性が高まります。
権限オブジェクトをユーザに割り当てるには、グローバル権限を使用してロールとエンティティを割り当てます。エンティティの
ユーザにグローバル権限を作成すると、権限を調整したり、複数のエンティティの複数ユーザにローカル権限を割り当てること
ができます。
注記
ユーザのグローバル権限を削除した場合は、そのユーザはエンティティに割り当てられていない状態になるため、ローカル
権限も効果が失われます。
例
レポート A はエンティティ 2 に割り当てられています。ユーザ 7 にはグローバル権限が割り当てられていませんが、レ
ポート A のローカル権限が必要です。そのため、ユーザ 7 にエンティティ 2 の ローカル ロールを割り当てる必要があり
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ます。
注記
複数のユーザの役割と割り当てられたエンティティを削除することができます。
権限オブジェクトは、概要を把握しやすくするため、グループで構成されます。グループ自体は権限オブジェクトではありませ
ん。 SAP Disclosure Management の標準デプロイメントに含まれるグループ、および各グループのオブジェクトは次のとお
りです。
表 1:
権限グループ 選択の権限
管理 下に一覧にされた権限により、ユーザが SAP Disclosure Management を管理するために
実行できるアクティビティが定義されます。
● エンティティの定義
● レポートタイプの定義
● 言語オプションのカスタマイズ
● コンテンツ最新表示の設定
● システムの設定
期間
レポート
下に一覧にされた権限により、ユーザが期間内に実行できるアクティビティが定義されます。
● 管理
● 発行
下に一覧にされた権限により、ユーザがレポートで実行できるアクティビティが定義されます。
● 管理
● 表示
● 元に戻す
● 編集
● ロック
● すべてのチャプタを元に戻す
● ロック解除
● ライトバックの編集
● 提出
● 設定の編集
● 設定の表示
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General Help
権限グループ
チャプタ
移送
セキュリティ
選択の権限
下に一覧にされた権限により、ユーザがチャプタで実行できるアクティビティが定義されます。
● 編集
● 表示
● 元に戻す
● 設定の編集
● 設定の表示
下に一覧にされた権限により、ユーザが SAP Disclosure Management との間でのコンテン
ツの移送を実行できるかどうかが定義されます。
● エクスポート
● インポート
下に一覧にされた権限により、セキュリティ関連機能が定義されます。
● ユーザの定義
● ロールおよびワークフローの定義
● グローバル権限の割り当て
● セキュリティポリシーの定義
● 監査ログの表示
● 権限レポートビュー
1.3.1.2
ユーザ
ユーザは、システムにログオンし、対応するユーザ ID に割り当てられたロールおよびユニットのタスクを実行できます。 SAP
Disclosure Management では、グローバルレベルまたはローカルレベルでユーザにユニットおよびロールを割り当てること
ができます。
グローバルロールは、通常はシステム管理者が割り当て、システム全体で有効になります。 ローカルロールはレポートマネー
ジャがレポートまたはチャプタレベルで割り当て、特定のレポートでのみ有効になります。 ローカルロールがグローバルロー
ルより優先されることはありません。 グローバルロールの割り当ては必須ではありません。
1.3.1.3
ユニット
ユニットは 1 つまたは複数のエンティティまたはグループへのユーザ割り当てに使用されます。 ユーザは 1 つまたは複数の
ユニットに割り当てることができます。 ユーザがユニットに割り当てられると、このユニットに割り当てられたレポートを参照す
ることができます。 ただし、レポートを処理する権限は役割定義の一部として割り当てられます。
ユニットは次のように定義されます。
● グループ : グループはエンティティに割り当てられません。 ユーザがエンティティに割り当てられない場合、システムは自
動的にユーザをグループに割り当てます。 ユーザはこのユニットで作成されたすべてのレポートにアクセスすることがで
きます。
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● すべてのエンティティ : このオプションを選択すると、ユーザは定義されたあらゆるユニットで作成されたすべてのレポート
にアクセスできます。
● 割り当て済みエンティティ (単一または複数): ユーザは割り当てられたユニットで作成されたレポートにアクセスできま
す。
表
2: エンティティマトリクス
ユーザタイプ すべてのエンティティ
に割り当て
特定のエンティティに
割り当て
特定のエンティティに
割り当てられたレポ
ートを参照
エンティティに割り当
てられたレポートを参
照
ユーザにエンティティ
を権限付け
グローバルユーザ 不可 不可 不可 可 エンティティの権限付
け不可
不可 可 可 可
可 可 可
特定のエンティティの
権限付け可
すべてのエンティティ
に権限付け可
エンティティに対して
制限されたユーザ
不可
不可
可 -
不可
可
不可
可
可
不可
不可
不可
エンティティの権限付
け不可
特定のエンティティの
権限付け可
すべてのエンティティ
に権限付け可
1.3.1.4
ロール
ロールは、権限オブジェクトおよび関連権限の集まりです。 SAP Disclosure Management には、標準ロールがあります。
● Standard Admin
● Standard Manager
● Standard Advanced-Manager
● Standard Editor
● Standard Readonly
● 標準移送
ユーザは、個別の要件に応じて権限オブジェクトを組み合わせ、ユーザの裁量でロールを作成できます。
1.3.2 ワークフロー
SAP Disclosure Management のワークフローはレポートの標準ライフサイクル、つまりレポート構造の構築から、チャプタの
編集、および連結レポートコンテンツの確定による終了までのレポートが通過する各フェーズを示します。ワークフローは、レ
ポートとそのチャプタの必須特性です。
ワークフローにある各ステップには、ステップステータスが割り当てられます。これらのステップステータスは、作成から編集、
確定までのドキュメントの標準ライフサイクルを示します。
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1.3.2.1
継承原則
1 つのレポートでレポート科目に必要なだけのワークフローを設定できます。レポート固有の標準ワークフローが、デフォルト
でレポートレベルに設定されます。 SAP Disclosure Management では "4 つの目による原則" のワークフローが適用され、
割り当て済みのすべてのチャプタでそのワークフローが継承されます。より多くのワークフローがレポートに必要な場合は、継
承を中止し、特定のワークフローを適切にチャプタレベルで設定できます。
注意
原則として、ワークフローを持つチャプタでは、そのワークフローが自動的に節にも適用されます。
適切な権限のあるユーザによってデフォルトの継承に戻すことができ、親レベルのワークフローをチャプタで再び継承できま
す。
1.3.2.2 SAP Disclosure Management のワークフローステータス
SAP Disclosure Management の各ワークフローには、レポートの標準ライフサイクルを示す 5 つの定義済みステータスが
あります。 これらのステータスは SAP Disclosure Management の基礎コンポーネントであるため、変更できません。
ワークフローステップのステータスごとに優先度を設定します。 ワークフローステップが複数のチャプタの完了を伴う場合は、
ワークフローステップの全体的なステータスは、リンクされたチャプタのステータスに基づきます。 この場合、優先度の最も高
いチャプタステータスによって、ワークフローステップ全体のステータスが決まります。 実践面では、優先度 1 (最優先) を最下
層の オープン ステータスに割り当てることが適切です。
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ワークフローレベルで手動によりステータス変更をトリガするか、チャプタまたはレポートレベルでアクティビティを実行してステ
ータスを変更できます。
SAP Disclosure Management では、事前設定済みの "4 つの目による原則" のワークフローがデフォルトでレポートに割り
当てられます。
1.3.2.2.1
ワークフローの初期化中ステータス
このステータスは、次のいずれかの段階で設定されます。
● レポート構造が作成された直後
● マニュアルによるワークフローのリセット後
● 継承の無効化を元に戻した後
このステータスでは、チャプタの作成、レポートおよびチャプタレベルでのワークフローおよびワークフロー条件の変更が可能
です。
1.3.2.2.2
ワークフローの [実行中] ステータス
このステータスは、ワークフローのマニュアルスタート後に設定されます。この段階ではワークフローを停止し、ステータスを
[初期化中] に戻すことができます。
このステータスでは編集者やリーダーなどの関係者がレポート構造を表示することができるため、ドキュメントの編集を開始す
る前に、構造や割り当て済みワークフローのレビューが可能です。このステータスのみ停止できます。
1.3.2.2.3
ワークフローの [停止] ステータス
このステータスは、実行中ワークフローのマニュアル停止後に設定されます。たとえば、レポート構造のレビューにより、チャプ
タまたはレポート全体のワークフローを変更する必要が生じた場合に、実行中ワークフローを停止します。
このステータスでは、チャプタの作成、レポートおよびチャプタレベルでのワークフローおよびワークフロー条件の変更が可能
です。
1.3.2.2.4
ワークフローの [チャプタ処理中] ステータス
このステータスは、編集者がチャプタレベルで最初のアクティビティを実行した後に設定されます。チャプタのドキュメントの編
集が開始されたことをワークフローレベルで示す唯一のステータスです。
デフォルトの "4 つの目による原則" のワークフローでは、このワークフローステータスは、編集者がチャプタレベルで初めて
Start Work アクティビティを実行した後に設定されます。
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1.3.2.2.5
ワークフローの [レポート処理中] ステータス
このステータスは、編集者がレポートレベルで連結ドキュメントに開始アクティビティを実行した後に設定されます。連結レポー
トドキュメントの編集が開始されたことをワークフローレベルで示す唯一のステータスです。チャプタの編集はブロックされま
す。
デフォルトの "4 つの目による原則" のワークフローでは、このステータスは、すべてのドキュメントが承認され、マネージャま
たはレポート編集者がレポートレベルで Start Work アクティビティを実行した後に設定されます。
1.3.2.3
ドキュメントライフサイクルにおけるワークフローステップステー
タス
ワークフローごとに 5 つのステップステータスがあり、承認未承認を問わず SAP Disclosure Management のドキュメントの
標準ライフサイクルを示します。ステータスの設定は SAP Disclosure Management の基礎コンポーネントであるため、変更
できません。ワークフローの作成時、ステータスをステップに割り当てることができます。
ワークフローステップのステータスごとに優先度を設定します。ワークフローステップが複数のチャプタの完了を伴う場合は、
ワークフローステップの全体的なステータスは、対応するチャプタのステータスに基づきます。優先度の最も高いチャプタステ
ータスによって、ワークフローステップのステータスが決まります。
ステータスの変更は、チャプタまたは連結ドキュメントレベルで実行されたアクティビティによってトリガされます。
1.3.2.3.1
オープンステップステータス
このステータスは、ドキュメントの編集開始前の最初のステップに割り当てられます。
SAP Disclosure Management の標準デプロイメントでは、"4 つの目による原則" のワークフローの最初のワークフローステ
ップでこのステータスが表示されます。ステップおよびステータスは、次の場合にトリガされます。
● レポートのマスタデータおよび関連するチャプタの構造の作成
● デフォルトの Reopen アクティビティによる承認済みドキュメントの編集プロセスの再開
● デフォルトの Reopen アクティビティによる却下されたドキュメントの編集プロセスの再開
● デフォルトの Reopen アクティビティによる処理中ドキュメントの編集プロセスの再開
● 連結レポートの再生成
● チャプタまたはレポートワークフローに対するリセットアクションの実行
1.3.2.3.2
処理中ステップステータス
このステータスは、ドキュメント編集時のワークフローステップに割り当てられます。 SAP Disclosure Management の標準デ
プロイメントでは、 "4 つの目による原則" のワークフローの 2 番目のワークフローステップでこのステータスが表示されます。
ステップおよびステータスはデフォルトの Start Work アクティビティによってトリガされ、ドキュメントの編集が開始されたこと
が示されます。
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1.3.2.3.3
終了ステップステータス
このステータスは、ドキュメントの編集が終了したあとのワークフローステップに割り当てられます。承認を伴うワークフローで
は、承認のためのドキュメントレビュー中にこのステータスが表示されます。ステップ条件に基づくレビュー担当者を除き、この
ステータスではドキュメントを編集できません。
SAP Disclosure Management の標準デプロイメントでは、"4 つの目による原則" のワークフローの 3 番目のワークフロー
ステップでこのステータスが表示されます。ステップおよびステータスはデフォルトの終了アクティビティによってトリガされ、ド
キュメントの編集または却下されたドキュメントの修正が終了したことが示されます。
1.3.2.3.4
承認済みステップステータス
このステータスは、マネージャまたはレビュー担当者がドキュメントをレビューして承認した後のワークフローステップに割り当
てられます。
SAP Disclosure Management の標準デプロイメントでは、"4 つの目による原則" のワークフローの 4 番目のワークフロー
ステップでこのステータスが表示可能です。ステップおよびステータスはデフォルトの Approve アクティビティによってトリガさ
れます。
1.3.2.3.5
却下ステップステータス
このステータスは、マネージャまたはレビュー担当者がドキュメントをレビューして却下した後のワークフローステップに割り当
てられます。
SAP Disclosure Management の標準デプロイメントでは、"4 つの目による原則" のワークフローの 4 番目のワークフロー
ステップでこのステータスが表示可能です。ステップおよびステータスはデフォルトの却下アクティビティによってトリガされま
す。
1.3.2.4
ワークフロー設計におけるステップ、アクティビティ、および条件
ワークフロー設計時は、 SAP Disclosure Management で作成される各ワークフローに求められる標準要件を考慮する必要
があります。ワークフローの標準構造要素であるステップを考慮することが重要です。
基本
ステップは、必要に応じてワークフローで個別に作成されます。ステップ数に制限はありません。
ステップは 5 つのワークフローステップステータスのいずれかに割り当てる必要があります。ステータスは必要に応じて複数
のステップを表示できます。
ワークフローごとに開始ステップと最終ステップを定義する必要があります。
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ステップ間のトランジション
2 つのステップ間のトランジションは適切なアクティビティによって定義されます。1 つのステップは 1 つ以上の後続ステップを
持つことができ、その場合はトランジションが多くなります。ステップトランジションは、ドキュメント /レポートのライフサイクルで
正順または逆順で実行されます。ステップトランジションによってステータスが必ず変更されるわけではありません。
アクティビティは、必要に応じてワークフローで個別に作成されます。
アクティビティを実行するには、ユーザに付与できるロールまたは権限を設定するための条件を定義する必要があります。こ
れらのロールまたは権限は、システム管理者がすべてのレポートにグローバルに割り当てるか、マネージャが特定のレポート
やチャプタにローカルで割り当てることができます。
追加のワークフロー条件は、チャプタレベルでアクティビティに定義できます。たとえば、アクティビティの実行資格を特定のユ
ーザに制限することは、チャプタレベルでのみ可能です。
ステップレベルでのトランザクションの実行
ステップステータスによって、その段階においてドキュメントで実行できるトランザクションが決まります。この関係はクライアン
トでは設定できません。
これらのトランザクションの実行条件を追加定義できます。追加条件が定義されない場合は、トランザクション実行のアクティ
ビティ条件が適用されます。トランザクション実行の権限またはロールには、ドキュメントの適切な処理資格が含まれる必要が
あります。たとえば、 "チャプタの編集" トランザクションの追加条件には、チャプタを編集する資格が含まれる必要がありま
す。 そのため、チャプタを編集する条件として "チャプタの表示" を入力すると、承認エラーが発生することになります。
設計例
: "4 つの目による原則" ワークフローの条件におけるアクティビティ
デフォルトのワークフローでは、 5 つのデフォルトステータスそれぞれに 1 つのステップが表示されます。そのため、アクティビ
ティごとにステータスが変更されます。最後のアクティビティは、 Approve アクティビティです。[終了] ステップでは、レビュー担
当者 (Standard Manager) がレビュー済みドキュメントを却下する場合にコメントを付与できるよう、ステップ条件が表示され
ます。 Standard Manager は "チャプタの編集" 権限を持ちます。
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4 つの目による原則
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レポート作成フェーズおよびステップは "4 つの目による原則" を踏襲しています。
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1.3.3 レポートおよび期間
SAP Disclosure Management の基本要素は、期間およびレポートです。期間は、レポートを無制限に持つレポートグループ
です。連結レポートは、 1 つ以上のチャプタを持つ生成ファイルです。期間およびレポートに定義した設定によって、レポート編
集時にこれらの要素の動作と処理が制御されます。
SAP Disclosure Management の管理者が設定する期間、レポート、チャプタ、および特定のタイプ間の関係の概要を下の
図に示します。
設定タイプ
レポートタイプ : レポートタイプは、チャプタの作成で使用できるコンテンツタイプ、およびレポートのネイティブ出力書式を定義
します。レポートタイプは、 SAP Disclosure Management の管理者が管理します。
コンテンツタイプ : コンテンツタイプは、チャプタのコンテンツ作成に使用できるドキュメントタイプを定義します。コンテンツタイプ
はチャプタのマスタデータの一部であり、チャプタの作成時に選択されます。
チャプタタイプ : チャプタタイプは、チャプタとそのコンテンツとの関係を定義します。次のいずれかの関係が定義されます。
● チャプタはコンテンツのオリジナルオーナーです。
● チャプタはコンテンツを持たず、構造要素としての役割を果たします。
● チャプタはコンテンツのオーナーであるほかのチャプタへのリンクのみを表します。
チャプタタイプはチャプタのマスタデータの一部であり、チャプタの作成時に選択されます。
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1.3.4 データキャッシュ
SAP Disclosure Management のデータキャッシュは、チャプタ編集時にユーザが参照する量的データを保存する内部ロケ
ーションであり、オブジェクトです。データキャッシュオブジェクトは、常に Excel ブックです。キャッシュおよびレポート構造に必
要な数だけブックを保存できます。内部データキャッシュは、次の場合に使用する必要があります。
● 量的データが手動のみで管理され、関係する外部データソースがない場合
● 外部データソースから抽出された量的データをレポートで使用する前に操作する必要がある場合
● 外部データソースから抽出された量的データに一意の ID がない場合
注記
Excel ブックの 1 つのセルから読み込める最大文字数は 900 です。1 つのセルに 900 を超える文字が含まれる場合、デ
ータリンクオブジェクトでは超過分が削除されます。
データキャッシュプロセス
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19
1.3.4.1
データキャッシュロケーション
データキャッシュ用に特定のレポートを作成できます。このモデルにより、より洗練された権限設定が可能になります。このモ
デルは、テキスト編集者とデータキャッシュ編集者が同一でない場合に便利です。
クライアントは、独自にデータキャッシュレポートの構造を設定できます。たとえば次のような設定が可能です。
● テキストレポートのチャプタドキュメントとの 1 対 1 の関係
● 責任者別にグループ化
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テキストレポートの機能レポート領域に所属する節としてデータキャッシュを作成できます。このモデルは、テキスト編集者とデ
ータキャッシュ編集者が同一の場合に有効です。
1.3.4.1.1
自動データリンク調整
新しいサーバデータソースまたは異なる期間の名前がある場合、この機能を使用してデータリンクを自動調整することができ
ますが、レポート構造および名前 (チャプタ名など) は同じまま残ります。
これはデータキャッシュと Word レポート用の異なるサーバがある複雑なサーバ構造で役立ちます。 このケースでは Word
レポートでロールフォワードによってデータリンク破損が引き起こされます。 また、このことはデータベースをテストまたは開発
サーバから有効なサーバに異なる期間とデータソース名で移動する場合にも当てはまります。 データベースを異なる期間へ
移動する場合に手動でのデータリンク調整を避けるには、この機能を使用してください。
データリンク調整によって、履歴と改訂のエントリが作成されます。 以下のファイルが修正または作成されます。
● ビュー: tabContentRefresh、ChangeBriefingBooks
● Javascript: Refresh Wizard.js
● リソース: global.resx、global.de.resx
● コントローラ: ContentRefresh.controller
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注記
SBODM タイプのデータソースでのみ、データリンクを調整できます。 シングルサインオン (SSO) または手動での接続が可
能です (基本認証を設定済みの場合)。
データリンクの調整
下に示すように、コンテンツ最新表示画面でデータリンクをレポートレベルで調整します。
1.3.4.2
データキャッシュ、データソース、およびデータプロバイダ間の
関係
SAP Disclosure Management では、Excel ブック全体が 1 つのデータリンクオブジェクトになります。Excel を使用して、より
多くのデータソースに接続し、ブックで必要となる数だけデータプロバイダをロードできます。ブックは単一のデータリンクオブ
ジェクトであるため、ブックの各シートにデータプロバイダを別々にはロードできません。すべてのデータを一度にロードする必
要があります。これはさまざまなオブジェクトを作成して別々にデータリンクできる Word ドキュメントとは異なります。
各データプロバイダの抽出データに対し、BDX (X はカウンタ) と呼ばれる個別のデータシートが作成されます。さらに、すべて
のプロバイダの抽出データを参照によって表示する BT データシートが作成されます。この BT シートは、抽出データを操作す
るデフォルトのワークシートとしてデプロイされます。BT シートを使用しない場合は、BT シートを削除し、BD シートを参照して
量的データのテーブルを構築する独自のワークシートを作成できます。
BD シートのデータは以下の理由から変更できません。
● BD データを使用して、SAP Disclosure Management とデータソース間のデータ整合性を検証できます。
● BD シートはデータリンクプロセスで最初から作成されるため、Excel ブックへのデータリンクを更新すると変更は失われま
す。
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シートの採番はデータプロバイダのリスト順に行われるため、既存のプロバイダの順序を変更せず、リストの最後に新しいの
プロバイダを追加することが重要です。データプロバイダを削除したり、順序を変更したりすると、 BD シートが要求のとおりに
作成されず、ワークシート内の参照が機能しなくなります。
注記
データを最新表示する際は、選択したデータソースおよびプロバイダからのデータのみを最新表示できます。
1.3.4.3
一意のデータ ID
外部データソースからデータキャッシュに抽出されたデータ、およびマニュアルで管理されるデータは、最初は一意のデータ
ID を持ちません。これは、データが Excel シート上の位置によってのみ特定されることを意味します。たとえば、シート BT1 の
セル A2 の場合、Word オブジェクトにこのデータのデータリンクを設定すると、コンテンツではなく、セル位置への絶対参照が
構築されます。データキャッシュ内の抽出された情報またはマニュアルで管理される情報の構造が変更されても、データリン
クオブジェクトは A2 を参照したまま、間違ったデータを表示します。
この影響を回避して、コンテンツに基づく相対フィールド参照を構築するには、データキャッシュの情報に指定範囲を適用する
必要があります。指定範囲により、データがワークシートに配置されているかを問わず、コンテンツによるデータの特定が可能
になります。 Word オブジェクトに指定範囲で特定できる情報をデータリンクすると、シート BT1 のセル A2 への参照は構築さ
れず、たとえば "2010 年収益" といった名称に関連付けられた情報を参照します。
指定範囲を含むデータは、 SAP Disclosure Management のデータプロバイダセクションで明るい青色で強調表示されます。
1.3.4.4 データキャッシュおよびデータリンク済み
Word オブジェクトの
数値書式
データキャッシュ経由でリンクされた Word オブジェクトに適用される書式は、さまざまな要因で決定されます。
● Word テーブルまたは変動テキストフィールドの数値書式は、Word レポートで設定された言語カルチャに基づきます。
Word レポートで言語カルチャが設定されていない場合、Word テーブルまたは変動テキストフィールドの書式は、オペレ
ーティングシステムの設定のみによって決定されます。 Word レポートでカルチャが設定されている場合、Word のテーブ
ルまたは変動テキストフィールドの書式はそのカルチャによって決定されます。
● 式フィールドの数値書式は、オブジェクトをリンクする際に明示的に選択できます。
データと Word ドキュメント間のデータリンクにおける制限
● Excel ドキュメントのセル書式は [ 標準 ] にするべきではありません。セル書式は [ テキスト ] または [ 数値 ] をお勧めしま
す。
● 書式が [ テキスト ] の Excel のセルは、数値式フィールドに使用できません。
● Word ドキュメントの古い改訂版をダウンロードした場合、その Word ドキュメントを最後にチェックイン、最新表示、また
はデータリンクした際の言語カルチャが使用され、ドキュメント中の数値が表示されます。
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23
● データリンク、変動テキスト、および式フィールドを選択するダイアログボックスには以下が適用されます。
○ すべての数値は、この言語カルチャの符号で表示されます。レポートに言語カルチャが割り当てられていない場合、
クライアントオペレーティングシステムの地域設定の言語カルチャが使用されます。
○ 言語カルチャの選択は、選択ダイアログには適用されません。
たとえば、ドイツ語の標準的な桁区切り記号はピリオドです。 SAP Disclosure Management サーバで言語カルチャ
がカスタマイズされている場合で、桁区切り記号にカンマを選択した場合でも、選択ダイアログボックスでカンマは表
示されません。ピリオドがそのまま表示されます。 Word ドキュメントではカンマが使用されます。
● 色などの書式を適用した場合は、Word ドキュメントに反映されません。
カスタマイズしたカルチャまたは言語カルチャが Word ドキュメントに割り当てられている場合で、元の Excel セルに数値
またはカスタムパターンを指定している場合は、ワークシートの負数および 0 を含む部分は無視されます。正数の書式
が使用されます。
たとえば、書式 #.##0,00_;-#.##0,0;(0) を Excel のセルに指定した場合、言語カルチャまたはカスタマイズしたカ
ルチャが Word ドキュメントに割り当てられていない場合は、"1.000,12"、"-1.000,1"、および "(0)" を取得します。言語
カルチャまたはカスタマイズしたカルチャが Word ドキュメントに割り当てられている場合は、ドイツ語の場合で、たとえば
"1.000,12"、"-1.000,12"、および "0" を取得します。
● アスタリスク (*) で始まる日付書式は Excel のセルで使用できません。クライアントのオペレーティングシステムの地域
設定に対応していない日付書式を含む別のロケール (ロケーション) 定義を使用してくださいそうしないとレポートで間違
った書式で日付が表示されます。
注記
言語ごとに通貨記号が事前定義されています。たとえば、ドイツ語は €、英語 (米国) は $ です。言語カルチャの設定時に
通貨記号の位置も設定できます。データキャッシュの書式にかかわらず、これらの設定は常に使用されます。
Excel ファイルまたは言語カルチャの設定で通貨記号のロケーションを定義できます。ただし、データキャッシュ設定とカル
チャ設定の両方でロケーションを設定すると、通貨記号を 2 回 (それぞれから 1 回ずつ) 取得します。
ヒント
通貨記号を使用する場合は、言語カルチャの通貨記号を使用せず、 Excel のセルのパターンまたは式フィールドのパター
ンに通貨記号を設定することをお勧めします。
1.3.4.5
オブジェクトデータリンク、
BD ワークシート、およびシステムパ
フォーマンス
Microsoft Word テーブルにあるオブジェクトは、通常、BD シートに保存されたデータ経由ではなく、別のシートに保存された
修正や範囲などの修正済みデータによってデータリンクされます。
Word のデータリンクは、データキャッシュの非表示のテーブルをロードしないため、BD テーブルを非表示にすることをお勧め
します。これによりパフォーマンスが大幅に向上します。
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1.3.4.6 Excel 指定範囲
データキャッシュの Microsoft Office Excel テーブルを Microsoft Office Word ドキュメントで使用するには、Microsoft
Office Excel で指定範囲を定義します。Microsoft Office Word では、事前に定義した指定範囲を挿入することでそれらのテ
ーブルを挿入できます。
次の種類の指定範囲が使用できます。
● BIP 指定範囲
● ER 指定範囲
BIP 指定範囲
Microsoft Office Excel テーブルをデータキャッシュから Microsoft Office Word ドキュメントに挿入するには、BIP 指定範囲
を定義します。データキャッシュで BIP 指定範囲の領域を設定し、“ BIP_ ” で始まる名前を付与します。Microsoft Office
Word ドキュメントで、BIP 指定範囲を選択し、定義済みテーブルを挿入します。
ER 指定範囲
データキャッシュにある Microsoft Office Excel テーブルのデータの多くは一意の ID を持ちません。データを一意の ID を持
つコンテキスト関連データに変換するには、 ER 指定範囲を定義し、 “ ER_ ” で始まる名前を付与します。
ER 指定範囲は次の要件を満たす必要があります。
● 最初の列は、キーを表します。キーはコンテンツの一部ではなく、一意の ID です。
● 2 番目の列は、ラベルを表します。これは、プロパティ、連結調整勘定、余剰金などのレポーティング項目です。
● キー、ラベル、および値列は、値を表します。
範囲の各値をタグ付けして保存できます。 [ タグモニタ ] を使用して、特定のレポートの値変更をトラックし、それらの値に適用
された変更の簡単な概要を提供できます。たとえば、年次報告書の策定において、未払金総額がどのように修正されている
かが分かります。
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関連情報
1.4 Disclosure Management インタフェースの概要
SAP Disclosure Management では、連結財務レポートの作成に使用できるさまざまな機能が表示されます。
SAP Disclosure Management にログオンすると、左側にナビゲーション領域が表示されます。右側のペインを作業領域と呼
びます。
1.4.1 機能領域: レポート
[レポート] 機能領域は、編集者およびリーダーのメインワークスペースであり、マネージャの 2 次メインワークスペースです。
この領域では、編集または表示するレポートまたはチャプタを選択できます。 Standard Manager の場合は、設定するレポー
ト構造を選択できます。
[レポート] 領域では、レポートとその関連ドキュメントを 2 種類のビューで表示できます。
● (概要) [ コックピット ] ビュー
● (詳細) [ 全般 ] ビュー
1.4.1.1 [コックピット] ビュー
[ コックピット ] ビューは、レポート全体の概要を表示します。レポートを選択した後に最初に表示されるウィンドウが [ コックピッ
ト ] です。この概要では、チャプタを選択して表示および編集することができます。
[ コックピット ] ビューには、次の情報が表示されます。
チャプタ
ステップ
ステップ DS
チャプタのレポートレベルおよび名前
接続されているワークフローステップのステータスを示す記号
リンクされたチャプタのステータス。記号には、リンクされたチャプタのうちの最低のステータスが反映され
ます。
制限
[ ステップ DS ] 列は、次の場合には表示されません。
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● データキャッシュファイル以外の別のデータソースに接続されている場合。たとえば、Microsoft
Office Word チャプタが 2 つのデータキャッシュファイルと 1 つの SAP Business Information
Warehouse クエリにデータリンクされている場合、ステータスに関してはデータキャッシュファイル
のステータスだけが考慮されます。
● リンクしたチャプタおよび XBRL にリンクしたチャプタの場合。
● Microsoft Office Powerpoint データソースの場合。データリンクは、Micorsoft Office
Powerpoint のコックピットでは表示されないためです。
チェックアウト
実行者
改訂
サイズ
最終変更者
最終変更日
期日
タイプ
オブジェクト概
要
チャプタをチェックアウトしたユーザ名
改訂の回数。システムでは、チャプタが変更してチェックインされると、改訂が作成されます。
ドキュメントのサイズ (キロバイト単位)
チャプタを最後に変更したユーザ
チャプタの最後の変更のタイムスタンプ
確定しているチャプタの完了日。完了が期日に遅れた場合、その期日が赤でマークされます。
ドキュメントタイプおよび Microsoft Office バージョンを示すアイコン
ドキュメントにデータリンクされたオブジェクトが含まれているかどうかを示すアイコン
注記
データリンクされたオブジェクトを使用できる場合は、 [ オブジェクト概要 ] ボタンを選択して追加情報を表
示することができます。
1.4.1.2 [全般] ビュー
[全般] ビューは、レポートツリーで特定のレポートが選択されると表示されます。
レポートレベルでの全般詳細に加え、さまざまな機能を備えたタブが表示されます。
作業領域は 4 つの画面領域に分割され、レポートまたはチャプタに関する以下の全般情報が表示されます。
[全般] 画面領域
[全般] 領域では次の内容が表示されます。
● ドキュメントの種類
● ドキュメントのサイズ (キロバイト単位)
● 版数[ハンスウ]
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[詳細] 画面領域
[詳細] 領域では次の内容が表示されます。
● チャプタの種類 (標準、リンク済み、またはテキストなし)
● チャプタ ID (チャプタごとに内部 ID が割り当てられます)
● ドキュメントの最終変更日および変更者の情報
● ドキュメントを最後に変更したユーザによるコメント
[ワークフロー] 画面領域
[ワークフロー] 領域では次の内容が表示されます。
● チャプタの期日
● ワークフローステップとステップ関連ステータスのシンボル
● そのチャプタで現在のユーザが実行できるアクティビティ
● [ プレビューの表示 ] はドキュメントのピクチャを表示します。
使用できるプレビュータイプ
この領域では、ドキュメントをプレビューできる各種書式へのリンクが表示されます。
1.4.1.2.1 [全般] ビューのタブ
使用できるタブは、レポートまたはチャプタの詳細を表示するかどうかにより異なります。
テンプレート : レポートレベルでのみ表示されるタブです。レポートで使用するテンプレートドキュメントをアップロードする機能
があります。
アップロード : このタブでは、ドキュメントをチャプタにアップロードできます。
コンテンツ最新表示 : サーバからチャプタのコンテンツを最新表示する機能があります。
改訂 : ドキュメントの改訂履歴を格納するタブです
履歴 : チャプタの履歴を格納するタブです。
設定 : ドキュメント出力用パラメータをレポートおよびチャプタレベルで格納するタブです。
ワークフロー : ワークフローの詳細を表示するタブです。Standard Editor は設定を変更できません。マネージャは特定のワ
ークフローをチャプタに割り当てることができます。
ワークフロー条件 : チャプタの場合にのみ表示されるタブです。アクティビティ条件の詳細を表示します。Standard Editor は
設定を変更できません。マネージャは、ワークフローアクティビティ実行のローカル権限を追加できます。
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権限 : このチャプタに割り当てられたローカル権限およびグローバル権限を表示するタブです。Standard Editor は設定を変
更できません。 Standard Manager は、レポートおよびチャプタレベルでローカル権限を追加できます。
1.4.2 機能領域: 監視
[監視] 機能領域には、SAP Disclosure Management で使用できるすべてのレポートが格納されます。これらのレポートへ
の唯一のアクセスポイントになります。この領域はすべてのユーザが使用できます。
1.4.3 機能領域: 設定
[設定] 機能領域は、レポートおよび期間のマスタデータ管理の第 1 画面になり、ゴミ箱にもアクセスできます。この領域は、通
常はレポートマネージャが使用します。
1.5 Microsoft Office アプリケーションでの追加機能の概要
SAP Disclosure Management のクライアント固有機能は、アプリケーション固有アドインによってユーザに提供されます。
SAP Disclosure Management のクライアント設定をインストールすると、アプリケーション起動時にアドインが自動的にロー
ドされます。ユーザは、 SAP Disclosure Management メニューからこれらの機能にアクセスできます。
1.5.1 Disclosure Management ツールバー
SAP Disclosure Management メニューでは、オブジェクトのデータリンクおよび管理のさまざまな機能を使用できます。ほと
んどの機能はアプリケーション固有ではありません。
機能はタスクごとにグループ化されています。
データソース、データプロバイダ、最新表示、ブリーフィングブック
表
3:
アイコン 説明
ローカルデータソースまたは集中データソース (サーバ経由) への接続を確立します。
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アイコン 説明
必要なデータプロバイダを設定します。
データリンクオブジェクトの更新を開始します。 Word でドキュメント、ページ、または単一
のオブジェクトを更新できます。 Excel ではブック全体のみを更新できます。
一時システム記憶装置のドキュメントのデータリンクオブジェクトを最新表示します。
Word オブジェクトツール
表 4:
アイコン 説明
データリンク設定済みテーブルを Word ドキュメントに挿入します。
データリンク設定済み Excel シートを Word ドキュメントに埋め込みます。
データリンク設定済み変動テキストフィールドを Word ドキュメントに挿入します。
データリンク設定済みテキストフィールドを
Word ドキュメントに挿入します。
データリンク設定済みテーブルの書式を持つテンプレートを編集します。
Excel オブジェクトツール
表 5:
アイコン 説明
データキャッシュドキュメントで使用される指定範囲を表示します。
コンテンツの自動最新表示を有効にする各種エンティティの変数値を管理します。
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ツールの終了および保存
表 6:
アイコン 説明
ドキュメントに適用した変更をサーバに保存します。
サーバに変更を保存せずにドキュメントを閉じます。
表示されているドキュメントとサーバに保存された改訂版を比較します。
1.6 Client Installation Guide
クライアント上の Excel アドインは通常、IT 部門がインストールします。自分のコンピュータにクライアントをインストールする
必要がある場合は、 Client Installation Guide を参照してください。
1.7
ブラウザの言語設定
SAP Disclosure Management の言語は、ページの表示用に選択したブラウザの言語によって決まります。
1.7.1 Internet Explorer 8 での表示言語の変更
手順
1. Internet Explorer 8 または 9 を開いて、 ツール インターネットオプション をクリックします。
2.
インターネットオプション ダイアログボックスの 全般 タブで、 言語 をクリックします。
3.
言語の優先順位 ダイアログボックスで、 追加 をクリックします。
4.
言語の追加 ダイアログボックスで、使用する言語を選択します。
5.
OK をクリックし、選択内容を確定します。
6.
言語の優先順位 ダイアログボックスで、新しい言語を選択します。
7.
上へ移動 を必要なだけクリックして、リストの先頭までその言語を移動します。
8.
OK をクリックして変更を確定します。
9.
OK をクリックして、 インターネットオプション ダイアログボックスを閉じます。
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31
10.
F5 キーを押して Web ページを最新表示します。
SAP Disclosure Management のコンテンツが、選択した言語で表示されるようになります。
1.8 Microsoft Office アプリケーションでの
Disclosure
Management の設定
SAP Disclosure Management のクライアント設定に特定の設定を適用することができます。この設定には次の項目が含ま
れます。
● 言語: 言語を選択できます。この設定は SAP Disclosure Management メニューにのみ適用されます。
● アクションログ: Microsoft Office セッションのすべてのアクションをアクションログに保存できます。アクションログにより、
セッション時に発生したすべてのエラーを確認することができます。
● 共通: 複数の接続を SAP BW システムに許可し、同一の変数が最後に使用された値で常に初期化されるデフォルトの設
定を適用することができます。
● Word テンプレート: ローカルデータソースを処理する場合は、テーブル書式用のローカルの Word テンプレートへのパス
を決定する必要があります。
1.8.1 Microsoft Office アプリケーションでの
Disclosure
Management の開始
手順
1. Microsoft Office アプリケーションを直接起動するか、SAP Disclosure Management サーバで編集用のドキュメントを
開きます。
2. [ Disclosure Management ] リボンまたはメニューアイテムが表示されていることを確認します。
表示されない場合は、アプリケーションで COM アドインを有効にする必要があります。
3. [ Disclosure Management ] リボンまたはメニューで、[ 開始 ] をクリックします。
[ Disclosure Management ] ツールバーにさらにオプションが追加されます。
1.8.2 アドインメニュー言語の設定
手順
1. Microsoft Office アプリケーションで、[ Disclosure Management ] ツールバーの [ 設定 ] を選択します。
2. [ 設定 ] ダイアログボックスで、[ 言語 ] を選択します。
3. 言語を選択します。
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4. [ OK ] をクリックして、[ 設定 ] ダイアログボックスを閉じます。
Microsoft Office アプリケーションを再起動して設定を適用する必要があることを示すダイアログボックスが表示されま
す。
5. [ OK ] をクリックして情報メッセージを確認します。
6. アプリケーションを終了し、再起動します。
7. [ よろしいですか ?
] ダイアログボックスが表示されます。ドキュメントに変更を適用していない場合で、改訂を作成しない場
合は [ 変更を破棄する ] ラジオボタンを選択します。
8. 続行するには [ OK ] をクリックします。
9. [ はい ] をクリックして変更の破棄を確定します。
10. Microsoft アプリケーションを終了します。
次回からドキュメントをチェックアウトして編集する際は、選択した言語で SAP Disclosure Management メニューが表示
されます。
1.8.3 ログファイルへのクライアントアクションの保存
手順
1. Microsoft Office アプリケーションで、[ Disclosure Management ] ツールバーの [ 設定 ] をクリックします。
2. [ 設定 ] ダイアログボックスで、[ アクションログ ] を選択します。
アクションログの設定が表示されます。
3. [ 保存 ] をクリックして、ローカルコンピュータまたはネットワークドライブにファイルを保存します。
4. [ 名前を付けて保存 ] ダイアログボックスで、ファイルを保存する場所に移動します。
5. [ 保存 ] をクリックします。
6. [ OK ] をクリックして、[ 設定 ] ダイアログボックスを閉じます。
セッションで実行したすべてのアクションが記録され、アクションログファイルに出力されます。
1.8.4 データソース接続の設定
手順
1. Microsoft Office アプリケーションで、[ Disclosure Management ] ツールバーの [ 設定 ] をクリックします。
2. [ 設定 ] ダイアログボックスで、[ 共通 ] を選択します。
共通の設定が表示されます。最初のチェックボックスの設定は SAP BW データソースに関連するもので、2 番目の設定
は変数のデフォルト設定に関連するものです。
3. 必要に応じて次のいずれかを実行します。
○ [ 並列接続を有効にする ] チェックボックスをオフにした場合、SAP Disclosure Management では SAP BW データ
ソースに一度接続することができます。
○ [ 変数の単一化 ] チェックボックスをオフにした場合、同一の変数における最終使用の値が SAP Disclosure
Management から提案されなくなります。
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4. [ OK ] をクリックして、[ 設定 ] ダイアログボックスを閉じます。
1.8.5 ローカル
Word テーブルテンプレートへのパスの設定
コンテキスト
ローカルの WordTableDef.doc へのパスを次の手順で設定します。
手順
1. Word で編集するチャプタをチェックアウトして開きます。
2. SAP Disclosure Management アドインを開始します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ 設定 ] をクリックします。
4. [ 設定 ] ダイアログボックスで、[ Word テーブル ] を選択します。
テーブルテンプレートファイルへの実際のデフォルトパスが表示されます。
5. コンピュータのテーブルテンプレートファイルの保存先に移動します。
6. [ OK ] をクリックしてパスを適用し、[ フォルダの参照 ] ダイアログボックスを閉じます。
7. [ OK ] をクリックして、[ 設定 ] ダイアログボックスを閉じます。
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2 Editor Help
2.1
概要
このエディタガイドは、類似のアクセス権限と機能を持つ、 Standard Editor ロールまたはカスタムロールを割り当てられたユ
ーザを対象にしています。 Standard Editor は主に、チャプタドキュメントの内容を Microsoft Office アプリケーションで編集
します。
また、 Standard Editor もドキュメントの編集やワークフローアクティビティの実行に関わる SAP Disclosure Management
のいくつかの機能にアクセスできます。
2.2 SAP Disclosure Management ポータルのチャプタドキュメント
SAP Disclosure Management のドキュメントは、レポートレベルでは連結ドキュメント、チャプタレベルでは個別のドキュメン
トを意味します。
チャプタを含むレポートの構造は、 Standard Manager 権限を持つユーザによって SAP Disclosure Management で設定さ
れます。 Standard Manager はレポートや、必要に応じてチャプタにもワークフローを割り当て、添付されたドキュメントを編集
できるようにワークフローを開始します。 Standard Manager は、通常はドキュメントを編集せず、これらを承認または却下し
ます。 Standard Editor (編集権限を持つユーザ) は、ドキュメントをチャプタに割り当て、そのドキュメントを編集します。
Standard Editor は、レポート構造を変更できません。
Standard Editor も Standard Manager も、ワークフローの進捗に責任を持ち、必要なときに適切なアクティビティを実行し
ます。たとえば、 Standard Editor はドキュメントの編集が開始されたことを示す開始アクティビティ実行する必要があります。
アクティビティを開始すると、ワークフローのステータスが [ チャプタ処理中 ] に変更されます。
データリンクされたチャプタ
Standard Editor または編集権限を持つユーザは、元々属しているレポートのリンクされたチャプタのみを処理できます。元
のドキュメントを保存しているレポートのオブジェクトを編集する権限がある場合、元のドキュメントにドリルダウンできます。レ
ポートの編集権限がない場合、リンクされたドキュメントは読み取り専用でのみ表示できます。
注記
リンクされたチャプタを読み取り専用モードで開きます。クライアントでチャプタを編集するには、別のレポートにあるリンクさ
れたチャプタを開くかどうかを確認するメッセージを確認する必要があります。
SAP Disclosure Management ポータルでは、 コックピット タブおよび 全般 タブにレポートとそのチャプタが表示され、そのアイ
テムを編集用に開くことができます。 全般 タブで期間とレポートを選択すると、第 2 レベルのタブが表示されます。
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● アップロード : このタブで、ドキュメントをアップロードできます。
● コンテンツ最新表示 : このタブで、サーバのチャプタコンテンツを最新表示できます。
● 改訂 : このタブで、ドキュメント改訂のリストを確認できます。
● 履歴 : このタブで、チャプタドキュメントの履歴を確認できます。
● 設定 : このタブで、チャプタレベルのドキュメント出力パラメータを確認できます。
● ワークフロー : このタブで、ワークフローの詳細を確認できます。Standard Editor では、この設定のみ表示できます。
● ワークフロー条件 : このタブで、アクティビティ条件の詳細を確認できます。Standard Editor では、この設定のみ表示で
きます。
● 権限 : このタブで、チャプタに付与されたローカルおよびグローバルな権限を確認できます。Standard Editor では、この
設定のみ表示できます。
2.2.1 [全般] タブでのチャプタまたはレポートの選択
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、編集するレポートツリーからオブジェクトを選択します。
3. [ 編集 ] を選択します。
2.2.2 [全般] タブからデータリンクされたチャプタを編集用に開く
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、リンクされたチャプタを選択して編集します。
3. [ 詳細 ] セクションで、[ チャプタタイプ ] フィールドの横にある展開矢印 ( ) をクリックします。
4. [ チャプタを開く ] リンクをクリックして、元のドキュメントを保存しているレポートに移動します。
結果
新しいウィンドウが開いて、他のレポートのコックピットビューが表示されます。リンクされたチャプタが選択されます。
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2.2.3 チャプタドキュメントの編集
コンテキスト
チャプタドキュメントは、主に Microsoft Office アプリケーションで編集されます。ただし、SAP Disclosure Management ポ
ータルにも、チャプタレベルのドキュメント用に次の編集機能があります。
手順
1. 最初からドキュメントを作成する代わりに、既存のドキュメントから新しいドキュメントを作成できます。
2. Microsoft Office アプリケーションで、チャプタドキュメントのデータリンクされたコンテンツを更新する代わりに、ポータル
から直接、コンテンツ最新表示を実行できます。
2.2.3.1
ドキュメントのチャプタへのアップロード
前提条件
前提条件
● チャプタがチェックアウトされていないこと。
● チャプタが承認されていないこと。
● ワークフローが開始されていること。
コンテキスト
既存のファイルをアップロードすると、新しい改訂が作成されます。アップロードされたファイルはチャプタの最新バージョンとし
て保存され、以前保存されていたデータは表示されなくなりますが、改訂で使用することはできます。
アップロードを許可されるファイルタイプは、レポートおよびチャプタのタイプによって制限されます。アップロードできるファイル
タイプは、アップロードフィールドの下に一覧表示されます。
ドキュメントをアップロードするには、次の手順を実行します。
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブのレポートツリーで、ファイルのアップロード先のチャプタを選択します。
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3. [ アップロード ] タブで [ 参照 ] をクリックし、アップロードするファイルに移動します。
4. ファイルをダブルクリックします。
ファイルパスは、 [ ファイル ] フィールドに入力されます。
5. 必要に応じて [ コメント ] を入力します。
6. [ ドキュメントの追加 ] をクリックします。
ファイルが正常にアップロードされたことを示す情報メッセージが表示されます。
7. [ 全般 ] タブをクリックしてファイルを確認します。
8. ドキュメントを確認するには、[ 表示 ] をクリックしてアップロードされたファイルを表示します。
結果
適切な Microsoft Office アプリケーションが起動し、ドキュメントが表示されます。
関連情報
[全般] タブでのチャプタまたはレポートの選択 [36 ページ]
2.2.3.2 データリンクされたコンテンツの最新表示
前提条件
前提条件
● コンテンツは、SAP BW、SQL サーバ、または SAP Disclosure Management のデータキャッシュのうちのいずれかの
データソースを使用してリンクする必要があります。
● 外部システムから抽出されたデータに変更を適用する場合、または外部および内部のデータソースからのデータがチャ
プタで必要となる場合は、データキャッシュを介して接続する必要があります。
● システム管理者は、サーバに config20.xml、BIP_WordTableDef.doc、および
BIP_WordTableTagging.xml をロードする必要があります。
● データソースにアクセスする必要があります。
コンテキスト
SAP Disclosure Management では、ドキュメントはバックグラウンドで閉じられたまま、ポータルと直接接続されているデー
タベースから抽出された、量的なリンクデータを最新表示することができます。
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Editor Help
制限
コンテンツの最新表示では、 Excel のすべての式をサポートしているわけではありません。サポートされる式の一覧につい
ては、下記を参照してください。
リンクされたコンテンツを最新表示するには、次の操作を実行します。
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
作業領域にレベルの詳細が表示されます。
3. [ コンテンツ最新表示 ] タブをクリックします。
コンテンツのデータリンクに使用されているすべてのブリーフィングブックが表示されます。
4. [ 最新表示の開始 ] をクリックします。
5. [ XXXX への接続 ] ダイアログボックス (XXXX はデータソースの名前を表します) で、データソースにログオンします。
6. [ 接続 ] をクリックします。
データソースに接続され、リンクされたコンテンツが最新表示されます。コンテンツの最新表示が正常に完了したことを示
す情報メッセージが表示されます。
7. 最新表示処理のプロトコルを表示するには、情報メッセージ内の [ プロトコルの表示 ] リンクをクリックします。
8. クエリ内で使用されている変数を表示するには、[ 変数の表示 ] リンクをクリックします。
9. 最新表示前後に実行されたデータへの変更を表示するには、[ 変更の表示 ] をクリックします。
注記
チャプタレベルのみで使用できます。
関連情報
[全般] タブでのチャプタまたはレポートの選択 [36 ページ]
2.2.3.3 事前設定済みパラメータの編集
コンテキスト
SAP Disclosure Management は、レポートタイプ用に事前設定済みのパラメータをデプロイします。 レポートとチャプタに対
して別々にパラメータが適用されます。 パラメータは、レポートからチャプタレベルに継承されないため、各レベルで維持され
る必要があります。
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39
注意
チャプタレベルの設定は、レポートレベルの設定を上書きします。
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 設定 ] タブを選択します。
[ 設定 ] タブに、事前設定済みパラメータのリストが表示されます。 パラメータのタイプは、レポートタイプおよびレポートに
関連する出力タイプ (Word、PDF、Excel、XBRL、PowerPoint) に依存します。
4. 必要なパラメータを更新します。
注記
出力タイプに異なるテンプレートを適用するには、ファイル拡張子を含めて必要なテンプレートのファイル名を [ テンプ
レート名 ] フィールドに入力します。
5. [ 保存 ] をクリックして、変更を確定します。
2.2.3.4 ドキュメント変更のフォローアップ
ドキュメントの内容のすべての変更は、その変更が既存データの変更であるか、質的データまたは量的データの追加である
かに関わらず、改訂と認識されます。
選択した改訂を表示してダウンロードしたり、編集中のドキュメントで使用するためにシステムの特定のドキュメントステータス
を復元できます。 SAP Disclosure Management 内での改訂の比較に加えて、保存されているドキュメントと外部ドキュメント
を比較することもできます。
ドキュメントを開かずに簡単にバージョンを識別するには、ドキュメントに変更を保存する際にコメントフィールドを使用すること
をお勧めします。コメントは、改訂リストに表示されるためです。
注記
作業の開始やドキュメントの承認などの、ワークフローステップのステータス変更は、改訂ではないため、改訂リストには表
示されません。ただし、レポート履歴には表示されます。
改訂リストは、次の列で構成されます。
● 改訂 : 改訂番号が表示されます。
● サイズ : ドキュメントサイズが K バイト単位で表示されます。
● アクション : ドキュメントの内容を変更し、改訂を作成する理由となったアクションが表示されます。
● ユーザ : アクションを実行したユーザが表示されます。
● 日付 : 改訂が作成された日付が表示されます。
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● コメント : アクション実行時にユーザが残したコメントが表示されます。
2.2.3.4.1
レポートまたはチャプタの改訂の表示
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 改訂 ] タブで、表示する改訂を選択します。
4. [ 表示 ] をクリックします。
結果
別の新しいウィンドウにドキュメントが表示されます。
2.2.3.4.2 チャプタまたはレポートの改訂のダウンロード
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 改訂 ] タブで、ダウンロードする改訂を選択してから [ ダウンロード ] をクリックします。
4. [ ファイルのダウンロード ]ダイアログ ボックスで、[ 保存 ]をクリックします。
5. [ 名前を付けて保存 ] ダイアログボックスで、ドキュメントを保存する場所に移動します。必要な場合は、ファイル名を変更
します。
6. ファイルを保存するには、[ 保存 ] をクリックします。
2.2.3.4.3 レポートまたはチャプタの改訂の比較
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 改訂 ] タブで、ドキュメントの最新バージョンと比較する改訂を選択します。
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4. [ 変更の表示 ] をクリックします。
2 つの改訂が表示され、適切な Microsoft Office アプリケーション内で 1 つの比較ドキュメントにマージされます。変更
は Excel で強調表示されるか、Word 内のコメントで追跡されます。
5. 比較コメントを確認します。必要に応じて、比較ドキュメントをコンピュータまたはサーバの所定の場所に保存することがで
きます。
2.2.3.4.4 レポートまたはチャプタの改訂の復元
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 改訂 ] タブで、復元する改訂を選択します。
4. [ 確認 ] ダイアログボックスで、[ OK ] をクリックして改訂を復元します。
結果
選択した改訂バージョンは、ドキュメントの最新の改訂として保存されます。復元されたバージョンを示すコメントが自動作成さ
れます。
2.2.3.4.5 レポートと外部ファイルとの比較
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 改訂 ] タブで、外部ファイルと比較する改訂を選択します。
4. 外部ファイルに移動するには、[ 参照 ] をクリックします。
5. ファイルをダブルクリックします。
ファイルパスは、 [ ファイル ] フィールドに入力されます。
6. 以下の [ レポートタイプ ] を選択します。
○ 両方のファイルのコンテンツを統合する場合は、[ 連結 ] を選択する。
○ 該当するアプリケーションでドキュメントを並べて比較する場合は、[ 並列 ] を選択する。
7. [ ファイルの比較 ] をクリックします。
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2.2.4 ドキュメントのレポートおよびチャプタのアクティビティ
ワークフローを完了するには、ユーザはチャプタおよびレポートで各ステップを完了させます。ステップは、ユーザがドキュメン
トに適用したアクティビティによって制御され、個別のチャプタを最初に処理し、次に連結レポートを処理します。ログインユー
ザがアクセスできるアクティビティのみが表示されます。
制限
アクティビティは、データリンク設定済みのチャプタでは実行されません。
この節では、デフォルトの "4 つの目による原則" のワークフローに基づいたアクティビティの処理方法を説明します。顧客固
有のワークフローでは異なるアクティビティを使用できますが、ドキュメントの編集フェーズおよび文書の承認または却下時
は、開始および終了アクティビティが常に必要になります。
アクティビティのコメント
ワークフローは、アクティビティ実行ユーザに選択の説明を求めるように設計できます。これは後続ステップのオーナーにとっ
て有益です。
電子メール通知
システム設定により、ワークフローステップのオーナーに電子メール通知を送信できます。デフォルト設定では電子メールは送
信されません。電子メール通知をオプションとして設定すると、確認を求めるダイアログボックスが表示されます。電子メール
通知を必須にすると、電子メール通知は自動で送信されます。
アクティビティ権限
アクティビティの実行権限は、次の複数の要素で決まります。
● レポートまたはチャプタに固有でないグローバルユーザ権限
● レポートまたはチャプタに固有のローカルユーザ権限
● ワークフローのアクティビティ実行に設定されたグローバル条件
● チャプタのアクティビティ実行に設定されたローカル条件
デフォルトの "4 つの目による原則" のワークフロー
"4 つの目による原則" のワークフローのアクティビティには次が含まれます。
● Start Work : チャプタまたはレポートを編集可能です。ワークフローの正しいステータスを作成するため、ドキュメントを編
集する前に開始アクティビティを設定することが重要です。
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43
● Finish : ドキュメントを終了し、承認を待ちます。
● Approve : マネージャまたは承認者が、終了したチャプタまたはレポートを承認します。
● Reject : マネージャまたは承認者が、編集者によるドキュメントの修正が必要であることを示します。コメントの入力が必
要です。
● Reopen : 編集者は、終了アクティビティが実行されていない場合は、ステップステータスを [オープン] に戻すことができ
ます。承認者は、誤ってドキュメントを却下した場合は、ステップステータスを [ オープン ] に戻すことができます。編集者
は、却下されたチャプタまたはレポートでこのアクティビティを選択し、ドキュメントが修正中であることを示すことができま
す。レポートの編集がこれまでに開始されていない場合は、承認済みのチャプタを再オープンして編集できます。ドキュメ
ントは [ オープン ] ステータスに戻されます。コメントの入力が必要です。
2.2.4.1 4 つの目による原則のワークフローでのドキュメントの開始と停
止
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ ワークフロー ] パネルで、[ 可能なアクティビティ ] のいずれかを選択します。
○ [ Start Work ] をクリックしてドキュメントを編集します。
○ [ 終了 ] をクリックして編集を終了します。
2.2.4.2 4 つの目による原則のワークフローでのドキュメントのリセット
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ ワークフロー ] パネルで、[ 可能なアクティビティ ] のいずれかを選択します。
4. [ リセット ] リンクを選択します。
結果
ステップのステータスが [ 開く ] に設定し直されます。
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2.2.4.3 "4 つの目による原則" ワークフローにおけるチャプタまたはレ
ポートの承認
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. SAP Disclosure Management の ワークフロー パネルで、 承認 を選択します。
注記
レポートレベルの編集がオープンでない場合は、 [ Reopen ] アクティビティが使用可能です。
結果
ステップステータスは [ 承認済み ] に変更されます。
2.2.4.4 4 つの目による原則のワークフローにおけるチャプタまたはレ
ポートの却下
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. レポートまたはチャプタの [ ワークフロー ] パネルで、 Reject リンクをクリックしてドキュメントを却下して、作成者に返しま
す。
4. [ コメントの追加 ] ダイアログボックスで、ドキュメントを却下した理由を入力します。
5. [ OK ] をクリックします。現在のステップのステータスが [ 却下 ] になります。
2.2.4.5 4 つの目による原則のワークフローにおけるチャプタまたはレ
ポートの再オープン
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
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45
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ ワークフロー ] パネルで、 Reopen リンクをクリックします。
4. [ コメントの追加 ] ダイアログボックスに、ドキュメントを再オープンする理由を入力します。
5. [ OK ] をクリックします。
結果
ステップのステータスが [ 開く ] に設定し直されます。
2.2.5 レポートとチャプタ、およびこれらの詳細の表示
SAP Disclosure Management には、ドキュメントおよびその情報を表示するためのさまざまな方法があります。
● HTML、PDF などの異なるフォーマットでドキュメントを表示できます。
● ドキュメントの履歴と割り当てられたワークフローを表示できます。
● ドキュメント履歴には、そのドキュメントで実行されたすべてのアクションが保存されます。
関連情報
2.2.5.1
外部形式でのドキュメントのプレビュー
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 利用できるプレビュータイプ ] セクションで、プレビューオプションを選択します。
○ ワードドキュメントを表示するには、[ プレビュー形式 Word ] をクリックします。
○ PDF ドキュメントを表示するには、[ プレビュー形式 PDF ] をクリックします。
○ HTML ドキュメントを表示するには、[ プレビュー形式 Word2HTML ] をクリックします。
○ XBRL ドキュメントを表示するには、[ プレビュー形式 XBRL ] をクリックします。
4. 選択したチャプタに節が含まれている場合は、[ プレビュー ] ダイアログボックスから以下のオプションのいずれかを選択し
ます。
○ 選択したレベルのコンテンツのみを表示するドキュメントをプレビューするには、[ 現在のチャプタのみ ] を選択しま
す。
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○ 選択したチャプタおよびそのチャプタのすべて節のコンテンツを表示するドキュメントをプレビューするには、[ 節あり ]
を選択します。
5. [ OK ] をクリックします。
新しいウィンドウが開き、ドキュメントが表示されます。
6. [ 閉じる ] をクリックします。
2.2.5.2 埋め込みビューを使用したチャプタまたはレポートのプレビュー
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ ワークフロー ] セクションの下にある [ プレビューの表示 ] をクリックします。
これにより、ドキュメントページの小さなプレビュー付きのスクロールバーであるモニタバーが表示されます。 このバーの
左右にある矢印を使用して、ドキュメントをスクロールできます。
4. ページを最大化するには、バー内のプレビューイメージをクリックします。
ポップアップウィンドウが開き、そのページが表示されます。
2.2.5.3 ドキュメント履歴の表示
コンテキスト
各ドキュメントに対して、対象ドキュメントが変更されたかアクションの途中かには関係なく、そのドキュメントに対して実行され
たすべてのアクションを表す履歴を独立して表示することができます。 ドキュメントの改訂を使用してドキュメントの変更を追跡
できます。
手順
1. SAP BusinessObjects Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブのレポートツリーで、必要なレベル (レポート/チャプタ) を選択します。レベルの詳細は、作業領域に表示され
ます。
3. [ 履歴 ] タブをクリックします。
[ 履歴 ] タブには、以下の列に、ドキュメントのさまざまな改訂で実行されたすべてのアクションがリストされます。
列
改訂
説明
改訂番号を表示します。
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47
列 説明
アクション ドキュメントのコンテンツが変更されたかどうかにかかわらず、ドキュメントで実行されたアクションまたは、ステップのステ
ータスを表示します。
ユーザ
日付
コメント
アクションを実行したユーザの名前を表示します。
改訂が行われた日付を表示します。
アクションの実行時にユーザが入力したコメントを表示します。
関連情報
2.2.5.4 レポートまたはチャプタワークフローの表示
手順
1. SAP BusinessObjects Disclosure Management で、 レポート タブを選択します。
2.
期間 および レポート を選択します。
注記
レポートが新しい場合、まだチャプタがないという警告メッセージが表示されます。
3.
全般 タブで、表示するワークフローのチャプタまたはレポートを選択します。
4.
ワークフロー タブをクリックします。
.
結果
割り当てられたワークフローのステップを示すフローチャートが表示されます。 [ ステータス ] および [ 名前 ] フィールド内の情
報は、ワークフローが親ドキュメントから継承されたのかどうか、チャプタが自身のワークフローを持っているのかどうかを示し
ています。
2.3 Disclosure Management バッチクライアント
Disclosure Management バッチクライアント (DMBatchTool) はコマンドラインツールです。これを使用して MS Office ドキ
ュメントの Disclosure Management へのアップロードをバッチジョブとして実行できます。 このツールはインストールパッケ
ージによって、 Disclosure Management インストールフォルダの DMBatchTool フォルダにインストールされます。
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注記
クライアントではなく、サーバの DMBatchTool ツールを探します。
以下のパラメータを使用できます。
● /u: - Disclosure Management ログイン
● /p: - パスワード
● /h: - ホスト名/IP アドレス
● {/upload: | /upload_folder_report: | /upload_folder_period:} - アップロードモード
○ /upload: - 単一チャプタのアップロード
○ /uploadfolder_report - レポートのアップロード
○ /uploadfolder_period - 期間のアップロード
○ /s: - ソース。フォルダまたは単一ファイルへの物理パスを示します。
○ /t: - ターゲット。アップロードモードに応じて、チャプタ、レポート、または期間への完全パスを示します。
単一チャプタのアップロード
単一チャプタをアップロードするには、以下のコマンドライン例を使用します。
DMBatchTool.exe /u:user /p:password /h:http://[DM-Server]:[Port]/ /upload /s:"C:¥
¥Import¥¥DM¥¥20-F¥Chapter 1.xlsx" /t:"/2012 Q4/20-F/Chapter 1"
注記
ソースは、単一の MS Office ドキュメントを指定している必要があります。
ターゲットは、単一の標準チャプタを [period]/[report]/[chapter] の形式で指定している必要があります。
レポートのアップロード
レポートをアップロードするには、以下のコマンドライン例を使用します。
DMBatchTool.exe /u:user /p:password /h:http://[DM-Server]:[Port]/ / uploadfolder_report /s:"C:¥¥Import¥¥DM¥¥20-F" /t:"/2012 Q4/20-F"
注記
ソースは、 MS Office ドキュメントセットが入っているフォルダを指定している必要があります。 ドキュメント名は、指定され
ているレポートのチャプタ名と完全に同じである必要があります。
ターゲットは、単一の標準レポートを [period]/[report]] の形式で指定している必要があります。
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49
期間のアップロード
期間をアップロードするには、以下のコマンドライン例を使用します。
DMBatchTool.exe /u:user /p:password /h:http://[DM-Server]:[Port]/ / uploadfolder_period /s:"C:¥¥Import¥¥DM¥¥" /t:"/2012 Q4"
注記
ソースは、 MS Office ドキュメントセットが入っているサブフォルダを含むフォルダを指定している必要があります。
サブフォルダの名前は、指定されている期間のレポートの名前と同じである必要があります。
サブフォルダ内の MS Office ドキュメントの名前は、関連するレポートのチャプタの名前と同じである必要があります。
2.4 Microsoft Office アプリケーションでの
Disclosure
Management のチャプタの編集
チャプタは、主に Microsoft Office アプリケーションの標準ツールを使用して編集されますが、連結ドキュメントがデータソー
スに接続していないため、データリンクされたコンテンツは含まれません。
ドキュメントは、編集用に SAP Disclosure Management からチェックアウトされ、そのドキュメントをチェックインするときに変
更が SAP Disclosure Management に保存されます。チェックアウトされたドキュメントは SAP Disclosure Management で
ロックされます。 管理者権限を持つユーザのみが、チェックアウトを元に戻し、ユーザとそのユーザがチェックアウトしたドキュ
メントの間の接続を切断できます。
注記
ドキュメントが承認されると、以降編集とチェックアウトはできなくなります。
ドキュメント内の質的データと量的データ
SAP Disclosure Management のドキュメントには、質的データと量的データを含めることができます。 ドキュメントの質的
(テキスト) データは、Microsoft Office アプリケーションで編集します。 量的データ (数値) は、チャプタのデータリンクされた
データとしてのみ存在し、常にではありませんが通常は、 Microsoft Office アプリケーションにロードされた SAP Disclosure
Management アドインが提供する機能を使用して編集します。 最も重要な機能の 1 つは、コンテンツ最新表示です。この機
能は、開かれたドキュメントの中でローカルに実行するか SAP Disclosure Management ポータルで実行することができま
す。
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2.4.1 レポートとチャプタのチェックアウトおよびチェックイン
コンテキスト
ドキュメントを編集するには、まず SAP Disclosure Management からドキュメントをチェックアウトします。SAP Disclosure
Management にドキュメントを保存するには、そのドキュメントをチェックインします。チェックアウトしたドキュメントは編集用に
ロックされます。一定の管理者権限を持つユーザだけが、チェックアウトを元に戻し、編集中のユーザとドキュメントとの間の
接続を切断できます。ドキュメントが承認されると、以降ドキュメントの編集とチェックアウトはできなくなります。
注意
Microsoft Word および Microsoft Excel では、チェックインしなくても [ Disclosure Management ] メニューを使用して、ド
キュメントを保存して閉じることができます。ただし、 PowerPoint ドキュメントは、[ Disclosure Management ] メニューの適
切なボタンを使用しないと、チェックアウトされたままになります。
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 編集 ] をクリックして、該当する Microsoft アプリケーションでドキュメントを開きます。
オペレーティングシステムによって、ドキュメントのチェックアウトのステータスと Microsoft アプリケーションに
[ Disclosure Management ] ツールバーが表示されます。
4. ドキュメントが編集用に開いているときに、必要な変更を適用します。
5. 編集が完了したら、[ Disclosure Management ] ツールバーで [ 変更を適用する ] をクリックしてドキュメントを保存して、
SAP Disclosure Management にチェックインします。
ドキュメントの保存には、 Office の標準の [ 上書き保存 ] オプションを使用しないことをお勧めします。
Word および Excel の場合、 ファイル 保存 オプションを使用してドキュメントを保存すると、ファイルは保存されま
すが、 SAP Disclosure Management でそのドキュメントはロックされたままになります。
6. [ チェックインコメント ] ダイアログボックスで [ コメント ] を入力して、適用された変更を説明して一覧表示します。
コメントは改訂の概要に表示され、正しい改訂を識別するのに役に立ちます。
7. ドキュメントのチェックイン後、次の手順を示すには以下のいずれかのオプションを選択します。
○ 変更したドキュメントを永続的にチェックインし、SAP Disclosure Management での作業を続けるには、[ 閉じる ] を
選択する。
○ ドキュメントをチェックインしてから、再度チェックアウトするには、[ 編集 ] を選択する。この操作により、SAP
Disclosure Management ヘの改訂が保存され、ドキュメントを引き続き編集できる。
○ ドキュメントをチェックインし、表示モードで再度開くには、[ ビュー ] を選択する。
8. [ OK ] をクリックします。
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51
次のステップ
警告
ユーザがドキュメントをチェックアウトしてから SAP Disclosure Management サーバからログオフすると、そのユーザは
そのチャプタを再度チェックインすることができません。そのチャプタはローカルで保存する必要があり、 SAP Disclosure
Management サーバコンポーネントの [アップロード] タブを使用してアップロードできます。
ドキュメントを閉じて、 SAP Disclosure Management に変更を保存せずにチェックインするには、[ 変更を破棄する ] を選択し
ます。改訂は作成されません。
ドキュメントの最新の改訂と以前の改訂を比較するには、 [ 比較 ] をクリックする。
2.4.2 Word または
Excel で編集するチャプタおよびレポートのローカル
でのチェックアウト
コンテキスト
ドキュメントをオフラインで編集する場合、ドキュメントをローカルドライブに保存して、サーバ上でチェックアウト状態を維持す
ることができます。ローカルコピーの編集が終了したら、 SAP Disclosure Management にチェックインします。
警告
チェックインするまでに、他のユーザが SAP Disclosure Management 内にあるそのドキュメントをチェックアウトしようと
するとエラーメッセージが表示されます。システム管理者がポータルでチェックアウトを元に戻すと、ユーザのバージョンは
チェックインできません。ファイルを新しいバージョンとしてサーバにアップロードする必要があります。
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 編集 ] をクリックします。
4. 表示された Microsoft Office アプリケーションで、 ファイル 名前を付けて保存 を選択します。
5. ファイルを保存するフォルダに移動します。
警告
ファイル名を変更しないでください。
6. [ 保存 ] をクリックします。
7. Microsoft Office アプリケーションを閉じます。
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8. [ よろしいですか ?
] ダイアログボックスで、[ チェックアウト状態を維持する ] を選択します。
警告
[ チェックアウト状態を維持する ] オプションを使用してドキュメントのみをローカルドライブに保存し、システム管理者が
なんらかの理由によりポータルでチェックアウトを元に戻した場合、ローカルドライブに保存したバージョンに適用した
すべての変更は失われます。
9. [ OK ] をクリックします。
10. ローカルドライブのドキュメントを保存して SAP Disclosure Management にチェックインするには、 Disclosure
Management 変更を適用する を選択します。
警告
ユーザがドキュメントをチェックアウトしてから SAP Disclosure Management サーバからログオフすると、そのユーザ
はそのチャプタを再度チェックインすることができません。そのチャプタはローカルで保存する必要があり、 SAP
Disclosure Management サーバコンポーネントの [アップロード] タブを使用してアップロードできます。
関連情報
レポートとチャプタのチェックアウトおよびチェックイン [51 ページ]
2.4.3 Microsoft Office アプリケーションでの
Disclosure
Management の開始
手順
1. Microsoft Office アプリケーションを直接起動するか、SAP Disclosure Management サーバで編集用のドキュメントを
開きます。
2. [SAP Disclosure Management] ツールバーが表示されることを確認します。
表示されない場合は、アプリケーションで COM アドインを有効にする必要があります。
3. [SAP Disclosure Management] ツールバーで [ 開始 ] をクリックします。
結果
[SAP Disclosure Management] ツールバーに追加のオプションが追加されます。
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53
2.4.3.1 Microsoft Office アプリケーションの
COM アドインの有効化
前提条件
Microsoft Word、Microsoft Excel および Microsoft PowerPoint で、次の手順を実行します。
手順
1. Microsoft Office アプリケーションを起動します。
2.
ファイル オプション の順にクリックします。
3. [ オプション ] ダイアログボックスで、[ アドイン ] をクリックします。
4. リストから [ COM アドイン ] をクリックし、[ 設定 ] をクリックします。
5. [COM アドイン] ダイアログボックスで、[ DisclosureManagementConnector ] を選択し、[ OK ] をクリックして変更を適用
します。
次のステップ
注記
マクロのセキュリティが正しく設定されていることを確認します。
2.4.4 Microsoft アプリケーションでのドキュメントの編集
2.4.4.1 データソースの管理
データソースは、レポートで使用する量的データを含むデータベースまたはデータファイルです。ソースシステムで変更が行わ
れると同時に、データを自動で最新表示できるようにする、ドキュメントとデータソースの間のデータリンク接続を作成します。
コンピュータ (ローカルデータソース) から直接、または SAP Disclosure Management サーバ (セントラルデータソース) を
介してデータソースに接続できます。エンドユーザがローカルおよびセントラルデータソースを使用できるかどうか、またはサ
ーバを介してのみデータソースに接続できるかどうかは、会社のポリシーおよび手続きによって決まります。
ユーザが SAP Disclosure Management のセントラルサーバを介してのみデータソースにアクセスできる場合、ユーザが作
成する必要のあるローカルデータソースは (デフォルトで作成されない場合)、SAP Disclosure Management への接続のみ
です。サーバに接続すると、ユーザは、サーバから提供される他のデータソースにアクセスできます。ユーザは、サーバでデ
ータソースを作成できません。また、サーバによって提供されるソースの編集や削除もできません。
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注記
一元アクセスのためにデータソースを作成する管理者は、ローカルデータソース (サーバの観点から見てのローカル) も作
成します。
注記
Excel データソースは、ローカル接続のみで使用できます。
コンテンツデータリンクには、内部データソースと外部データソースがあります。内部ソースは、 SAP Disclosure
Management のデータキャッシュです。外部データソースは、さまざまなタイプになる可能性がありますが、コンテンツ最新表
示がサポートするのはごく一部です。
外部システムから抽出されたデータに変更を適用する必要がある場合、または外部および内部データソースのデータがチャ
プタに必要な場合は、データキャッシュを介して接続する必要があります。このような環境では、データキャッシュはドキュメン
トのデータの一意のソースを表します。つまり、ドキュメントのすべてのオブジェクトはデータキャッシュを介してデータリンクさ
れます。クライアント側から必要な唯一のデータソース接続は、データキャッシュへの接続です。
SAP Disclosure Management のデータキャッシュに関する詳細については、全般オンラインヘルプのデータキャッシュトピッ
クを参照してください。
ブリーフィングブック
ブリーフィングブックは、 SAP Disclosure Management で作成されたクエリおよびクエリビューのコレクションのことです。ブリ
ーフィングブックの処理は、データソースのタイプによって異なります。 SAP BW システムのクエリおよびクエリビューは、ソー
スシステムでのみ作成および保存されます。 SQL クエリは事前に作成するか、ブリーフィングブックマネージャで作成でき、
XML ファイルとしてローカルコンピュータまたはネットワークドライブのフォルダに保存されます。
クエリはデータソースからのデータの抽出を定義します。クエリを開始すると、データベースから最新データが抽出されます。
SAP Disclosure Management のコンテンツ最新表示によってクエリの開始がトリガされます。
2.4.4.1.1
データソースの作成
データソースからデータを抽出するには、データソースへのデータソース接続を作成する必要があります。
制限
データソース名と URL は一意にする必要があります。
Excel ファイルのようなデータソースは、SAP Disclosure Management のデータキャッシュにロードできます。これらのファイ
ルには、外部データソースから抽出されたデータが含まれます。データの抽出および内部データキャッシュを使用したソース
への接続は、データをレポートで使用する前に操作できる唯一の方法です。
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サポートされる外部ソースのタイプ
SAP Disclosure Management では、多次元、リレーショナル、およびフラットファイルのデータソースをサポートしています。
以下のリストに、各タイプの例を示します。
多次元データソース
● SAP BW
● SAP ERP
● SAP BusinessObjects Planning and Consolidation
リレーショナルデータソース
● SQL Server
● ODBC
● OLE DB
● SAP HANA データベース
注記
SAP HANA を使用する場合、クライアントに HANA ODBC をインストールしておく必要があります。
フラットファイル
● Microsoft Office Excel ファイル
● XML ファイル
注記
パスワードを使用してフラットファイルを保護する場合は、 OLE DB 経由でフラットファイルに接続する必要があります。
注記
Microsoft Office Excel ファイルをデータソースとして使用する場合は、使用しない空の行に書式を設定しないようにしま
す。データリンクを作成するときに、書式設定されたセルがある行はすべて選択に含まれます。
2.4.4.1.1.1 ローカルデータソースの作成
前提条件
前提条件
● SAP Disclosure Management プラグインをコンピュータにインストールしておきます。
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コンテキスト
ローカルデータソースを作成するには、以下の操作を実行します。
手順
1. Microsoft Office アプリケーションの Disclosure Management リボンで、SAP Disclosure Management を開始して、
データソース をクリックします。最後に接続したデータソースが記憶されている場合は、そのデータソースのパスワードが
要求されます。この要求をキャンセルします。
2.
データソース (ローカル) ダイアログボックスで、 新規 をクリックしてデータソースのタイプを選択します。
データソースの編集 ダイアログボックスが表示されます。
3. SAP BW Server データソースをシングルサインオンエンタープライズポータルおよび Siteminder プロキシで設定するに
は、以下の操作を実行します。 a. 一意のデータソースの 名前 を入力します。
注記
SAP BW ログオンパッドのプロパティで要求されたデータを見つけることができます。
注記
この名前で、データソースが識別されます。 SAP BW の [ サーバ URL ] を入力します。 b. 必要に応じて、 ポート 、デフォルトの並列接続 スレッド 数、およびデフォルトの タイムアウト (分単位) を変更します。
指定したタイムアウトの後で、クライアントによってサーバとの接続が中断されます。
注記
サーバには、クライアントが応答しない場合に備えて、クライアントとの接続を中断する独自のタイムアウト設定が
あります。サーバタイムアウトに対して、パラメータ keep_alive_timeout は重要です。詳細については、SAP
ノート 824554 を参照してください。 c. SAP BW [ クライアント ] を入力します。 d. BW クライアントとの接続に使用する 言語 を入力します。 e. SAP エンタープライズポータル経由のシングルサインオンが必要でない場合は、 OK をクリックして設定を保存しま
す。 SAP エンタープライズポータル経由のシングルサインオンを設定する必要がある場合は、[ "エンタープライズポ
ータル経由の接続 " を使用 ] を選択します。 f.
サーバ URL および ポート を入力します。 g. Siteminder を使用しない場合は、 OK をクリックして設定を保存します。プロキシサーバの認証に Siteminder を使
用する場合は、 Siteminder の使用 を選択し、プロキシサーバの Web サービス 名、 ユーザ 、および パスワード を入力
し、 OK をクリックして、設定を保存します。新しいデータソースがリストに表示されます。
4. SAP ERP サーバデータソースを設定するには、以下の操作を実行します。 a. 一意のデータソースの [ 名前 ] を入力します。
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注記
SAP ERP ログオンパッドのプロパティで要求されたデータを見つけることができます。
注記
この名前で、データソースが識別されます。 b. [ サーバ ] を入力します。 c. 必要に応じて、結果リストのデフォルトの サーバ番号 とデフォルトの 最大行数 を変更します。
警告
最大行数 のデフォルト値は 1000 に設定されています。次の点にご注意ください。
○ 値はパフォーマンスに影響します。1000 行より多く取得する場合は、クライアント PC のメモリが 4 GB 以上
あることを確認してください。
○ たとえば、デフォルト値を 10 に変更した場合、クエリで 10 行を超えるデータが返された場合も、データキャッ
シュには 10 行のみ書き込まれます。 d. 必要に応じて、デフォルトの並列接続 [ スレッド ] 数を変更します。 e. ERP クライアント 番号を入力します。 f. ERP クライアントとの接続に使用する 言語 を入力します。 g. フラグを設定することで、セキュアネットワークコミュニケーション (SNC) を有効化することができます。 SNC を有効
化した後、データ保護レベルを設定できます。コミュニケーションパートナの SNC 名および外部ライブラリの場所を
入力してください (ローカルおよびサーバ)。
SNC 接続を有効にするには、サーバの SNC ライブラリパスを入力することが重要です。入力されなかった場合は、
システムは標準の RFC 接続を使用します。
注記
サーバでは偽装がサポートされていないため、 SNC ユーザがドメインユーザに制限されていない場合にのみ、有
効化した SNC によるサーバ側接続が機能します。
パラメータ値に、スペース付きで引用符を使用することは重要です。詳細については、 SNC を参照してください。 h.
OK をクリックして、設定を保存します。
リストに新しいデータソースが表示されます。
5. パスワード保護を使用しないで、Excel、Word、または XML ファイルのデータソースを設定するには、以下の操作を実
行します。 a. 一意のデータソースの 名前 を入力します。
注記
この名前で、データソースが識別されます。 b.
参照 をクリックし、ファイルに移動します。
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注記
複数のユーザが最新表示のためにファイルにアクセスする必要がある場合は、ファイルをネットワークドライブに
保存する必要があります。 c. ファイルをダブルクリックして選択し、ダイアログボックスを閉じて データソースの編集 ダイアログボックスに戻ります。
パス ボックスには、選択したファイルへのパスが表示されます。データソースはすでに接続されています。 d.
OK をクリックして、設定を保存します。
6. OLE DB、ODBC、SQL Server、または SAP HANA データソースを設定するには、次の操作を実行します。 a. 一意のデータソースの 名前 を入力します。
注記
この名前で、データソースが識別されます。 b. 次のいずれかを実行します。
1. 接続文字列を入力し、 OK をクリックして設定を保存します。
2. 次のように要素を選択します。
○ 接続 フィールドの灰色のデータソースアイコン ( ) をクリックします。
○ データリンクプロパティ ダイアログボックスの プロバイダ タブで、データソースを選択し、 次へ をクリックしま
す。
○ 接続 タブで、接続データを入力し、 接続テスト をクリックして接続設定を検証します。
○ 必要に応じて、 詳細設定 および すべて タブに、より詳しく接続の詳細を定義します。
○ OK をクリックして、再度 OK をクリックして設定を保存します。
7. MSOLAP データソースを設定するには、以下の操作を実行します。 a. 一意のデータソースの 名前 を入力します。
注記
この名前で、データソースが識別されます。 b.
サーバ 、 ユーザ ID および パスワード を入力します。 c. [ カタログ ] を選択します。 d.
OK をクリックして、設定を保存します。
8. SAP Disclosure Management データソース接続を、サーバ経由でセントラルデータキャッシュまたは一元化されたデー
タソースに対して設定するには、以下の操作を実行します。 a. 一意のデータソースの 名前 を入力します。
注記
この名前で、データソースが識別されます。
ヒント
企業に SAP Disclosure Management のテスト環境と本稼働環境を用意できます。これらの 2 つの環境は URL
およびポートも異なります。 b.
サーバ URL および ポート を入力します。
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c.
OK をクリックして変更を保存します。
2.4.4.1.2
データソースおよびサーバへの接続の管理
データソースを作成すると、接続の詳細を編集したりデータソースを削除することができます。ドキュメントにデータを配置する
ためにデータソースを使用するには、データソースに接続する必要があります。 SAP Disclosure Management でドキュメント
の編集が完了したら、データソースからの接続を解除します。
注記
データソースはフラットファイルと同様に認証が不要であるため、接続および接続解除は自動的に行われます。
2.4.4.1.2.1 ローカルデータソースへの接続
手順
1. Microsoft Office アプリケーションの [ Disclosure Management ] ツールバーで、SAP Disclosure Management を開
始して、 [ データソース ] をクリックします。
2. 次のいずれかを実行します。
○ 最後に接続したデータソースが記憶されている場合は、データソースのユーザ名およびパスワードを入力する。
○ [ データソース (ローカル) ] ダイアログボックスでデータソースを選択し、[ データベースに接続 ] をクリックする。
3. [ XXX に接続しています ] ダイアログボックスで、ユーザ名とパスワードを入力します。
4. [ OK ] をクリックしてデータソースに接続します。接続が確立されると、データソースに緑色のチェックマークが表示されま
す。
5. [ OK ] をクリックして、[ データソース (ローカル) ] ダイアログボックスを閉じます。
関連情報
2.4.4.1.2.2 ローカルデータソースプロパティの編集
手順
1. MS Office アプリケーションの [ Disclosure Management ] ツールバーで、SAP Disclosure Management を開始して
[ データソース ] をクリックします。
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2. [ データソース (ローカル) ] ダイアログボックスで、編集するデータソースを選択します。
3. [ 編集 ] をクリックします。
4. [ データソースの編集 ] ダイアログボックスで、必要に応じてプロパティを変更します。
5. [ OK ] をクリックして設定を適用してから、再度 [ OK ] をクリックして Microsoft Office アプリケーションを閉じます。
2.4.4.1.2.3 ローカルデータソースの削除
手順
1. Microsoft Office アプリケーションの [ Disclosure Management ] ツールバーで、SAP Disclosure Management を開
始して、 [ データソース ] をクリックします。
2. [ データソース (ローカル) ] ダイアログボックスで、削除するデータソースを選択します。
3. [ 削除 ] をクリックします。
4. [ Disclosure Management ] ダイアログボックスで、[ はい ] をクリックしてデータソースを削除します。
5. [ OK ] をクリックして設定を適用してから、再度 [ OK ] をクリックして Microsoft Office アプリケーションを閉じます。
2.4.4.1.2.4 ローカルデータソースからの接続解除
前提条件
● 必要な Microsoft Office アプリケーションを開いています。
● データソースに接続しています。
手順
1. MS Office アプリケーションの [ Disclosure Management ] ツールバーで、SAP Disclosure Management を開始して
[ データソース ] をクリックします。
2. [ データソース (ローカル) ] ダイアログボックスで、接続解除するデータソースを選択します。
注記
接続されているデータソースが緑色のチェックマークで表示されます。
3. [ 接続解除 ] をクリックして、データソースを接続解除します。
4. [ OK ] をクリックして [ データソース (ローカル) ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻りま
す。
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2.4.4.1.2.5 サーバのデータソースへの接続
手順
1. Microsoft Office アプリケーションの [ Disclosure Management ] ツールバーで、SAP Disclosure Management を開
始して、 [ データソース ] をクリックします。
2. 次のいずれかを実行します。
○ 最後に接続したデータソースが記憶されている場合は、データソースのユーザ名およびパスワードを入力する。
○ [ データソース (ローカル) ] ダイアログボックスでデータソースを選択し、[ 接続 ] をクリックしてサーバに接続する。
3. [ セントラルサーバに接続しています ] ダイアログボックスで、ユーザ名とパスワードを入力します。
4. [ OK ] をクリックしてセントラルサーバと接続してから、[ セントラルサーバに接続しています ] ダイアログボックスを閉じま
す。
[ データソース (サーバ: <セントラルサーバの名前>) ] ダイアログボックスが表示されます。これでサーバと接続されまし
た。データソースがセントラルサーバ自体であっても、データソースに接続する必要があります。
5. 接続するデータソースを選択します。
6. [ データソースの接続 ] をクリックして、データソースに接続します。
7. [ XXX に接続しています ] ダイアログボックスで、ユーザ名とパスワードを入力します。
8. [ OK ] をクリックしてデータソースと接続し、[ XXX に接続しています ] ダイアログボックスを閉じます。
接続が正常に確立されたことを示す確認メッセージが表示されます。ここで、データソースに緑色のチェックマークが表示
されます。
9. [ OK ] をクリックして [ データソース (サーバ:<セントラルサーバの名前>) ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office
アプリケーションに戻ります。
2.4.4.1.2.6 サーバからの接続解除
手順
1. Microsoft Office アプリケーションの [ Disclosure Management ] ツールバーで、SAP Disclosure Management を開
始して、 [ データソース ] をクリックします。
2. [ データソース (サーバ: CSF) ] ダイアログボックスで、SAP Disclosure Management のセントラルサーバのデータソー
スを選択します。
注記
接続されているデータソースが緑色のチェックマークで表示されます。
3. [ 接続解除 ] をクリックして、データソースを接続解除します。
4. [ OK ] をクリックして [ データソース (サーバ: CSF) ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻
ります。
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2.4.4.1.3
ブリーフィングブックの管理
SAP Disclosure Management では、ブリーフィングブックの管理を支援するブリーフィングブックマネージャがデプロイされ
ます。ユーザが SAP BW や SQL サーバに直接接続されたり、OLE-DB や ODBC を介して接続されるとすぐに、この機能が
有効になります。マネージャのデザインは、データソースによって異なります。
データソースが SAP Disclosure Management データキャッシュである場合、このデータキャッシュはブリーフィングブックと
認識され、 1 つのワークシートでクエリまたはビューを表します。ブリーフィングブックマネージャを介してデータキャッシュを処
理することはできません。データキャッシュは、 SAP Disclosure Management ポータルでのみ処理されます。
ブリーフィングブックマネージャ
[ ブリーフィングブックマネージャ ] ダイアログボックスは次の 3 つの領域に分かれています。
● 上部には、マネージャで使用可能なオプションと、作成者や最後に保存された日時などの、選択したブリーフィングブック
の詳細が表示されます。ブリーフィングブックオプションは次のとおりです。
○ 追加 : ブリーフィングブックを作成します。
○ 編集 : ブリーフィングブックを設定できます。
○ 公開 : ブリーフィングブックにユーザアクセスを設定できます。
○ 再ロード : ブリーフィングブックのリストをサーバから最新表示できます。
○ 新規 : [クエリ/ビュー] セクションで、新しいクエリまたはビューをブリーフィングブックに挿入できます。
○ 移動 : オブジェクトをあるフォルダから別のフォルダに移動できます。
○ コピー : オブジェクトを別のフォルダにコピーできます。
○ 削除 : ブリーフィングブックまたはクエリを削除するのに使用します。
● [ ブリーフィングブック ] セクションの左下には、ユーザがアクセス権を持っているブリーフィングブックがリストされます。最
初のレベルは常に ROOT フォルダです。フォルダはサブフォルダを持つことができます。3 レベルまで許可されています。
と を使用すると、フォルダを開閉できます。
● 右下の [ クエリ /ビュー ] セクションには、以前に選択されたブリーフィングブックのクエリおよびクエリビューが表示されま
す。
2.4.4.1.3.1 SAP BW ブリーフィングブック
SAP BW ブリーフィングブックには、クエリ、クエリビュー、およびブックマークを格納できます。ブリーフィングブックはいくつで
も作成できます。目的に合わせてクエリを割り当てることができます。ブリーフィングブックは、第 1 レベルを ROOT フォルダで
表す 3 層のフォルダ構造で体系化されます。
ユーザは SAP BW システムに接続後、ブリーフィングブックマネージャを開始します。ブリーフィングブックマネージャには、ユ
ーザが SAP BW システムの権限により使用を許可されたブリーフィングブックおよびクエリのみが表示されます。つまり、
SAP BW システムでユーザに付与されたアクセス権は、SAP Disclosure Management で付与されているアクセス権によっ
て却下されることはありません。
ブリーフィングブックとそのクエリを作成者以外のユーザが使用する場合は、ブリーフィングブックを公開する必要があります。
他のユーザがブリーフィングブックを編集できるようにする必要がある場合は、そのユーザに変更アクセス権限を割り当てる
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63
必要があります。このような追加権限には、ブリーフィングブックを移動または削除する権限は含まれません。移動および削
除の権限は、ブリーフィングブックを作成したユーザにのみ許可されます。
2.4.4.1.3.1.1 ブリーフィングブックマネージャを開く
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカルで、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SAP BW サーバに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
結果
[ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスが開きます、ここで、XXX はユーザの ID、YYYY は接続され
た SAP BW システムです。
関連情報
ブリーフィングブック、クエリまたはビューの削除 [71 ページ]
2.4.4.1.3.1.2 ブリーフィングブックの追加
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカルで、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SAP BW サーバに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
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4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスで、
す。
をクリックし、ブリーフィングブックを追加しま
6. [ ブリーフィングブックの管理 ] ダイアログボックスで、名前を入力します。
ブリーフィングブックの名前には、アンダースコア (_) を除く特殊文字を含めることはできません。
7. [作成先フォルダ] リストから、ブリーフィングブックを配置するフォルダを選択します。
注記
リストには、ROOT 配下の最上位フォルダまでのフォルダがすべて表示されます。
8. [ OK ] をクリックしてブリーフィングブックを作成し、[ ブリーフィングブックの管理 ] ダイアログボックスを閉じます。
9. [ 閉じる ] をクリックして、[ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスを閉じます。
10. [ OK ] をクリックして [ データソース ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻ります。
関連情報
2.4.4.1.3.1.3 ブリーフィングブックの公開
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカルで、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SAP BW サーバに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスで、公開するブリーフィングブックを選択します。
6. [ 公開 ] をクリックします。
注記
編集権限と公開権限を組み合わせることができます。 [ 公開 ] ダイアログボックスには [ ロール ]、[ ユーザ ]、および [ ユ
ーザ (アクセスの変更) ] という 3 つの領域があります。
7. 選択された BW システムにアクセス可能なすべてのユーザにブリーフィングブックを公開するには、[ ブリーフィングブック
を全体に公開する ] チェックボックスを選択してから、[ 保存 ] をクリックします。
8. 表示権限をロールまたはユーザ、またはこの両者の組み合わせに割り当てるには、[ ロール ] または [ ユーザ ] フィールド
の隣にある [ 追加 ] をクリックします。
9. [ 選択されたエントリ ] 画面領域にエントリを移動するには、以下の操作を実行します。
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○ 単一のエントリに権限を割り当てるには、以下の操作を実行します。
1. [ 見つかったエントリ ] リストからエントリを選択します。
2.
をクリックして、[ 選択されたエントリ ] にエントリを移動します。
3. [ OK ] をクリックして選択を確認し、[ 検索 ] ダイアログボックスを閉じます。
○ 追加するエントリを検索するには、以下の操作を実行します。
1. 適切なラジオボタン ([キー] または [テキスト]) を選択します。
2. [ 検索 ] フィールドに基準を入力します。無限の桁数を表すプレースホルダとして * を検索語句の前または後ろ
に使用します。
3. [ 検索 ] をクリックします。
4. [ 見つかったエントリ ] リストで、 をクリックして項目を [ 選択されたエントリ ] に移動します。
5. [ OK ] をクリックして選択を確認し、[ 検索 ] ダイアログボックスを閉じます。
10. 該当する場合は、[ 追加 ] をクリックして選択したユーザに表示権限を割り当て、[ 保存 ] をクリックして設定を保存し、[ 公
開 ] ダイアログボックスを閉じます。
11. 特定のユーザに編集権限を割り当てる場合は、選択したユーザに編集権限を割り当てるために [ ユーザ (アクセスの変
更 ) ] フィールドの隣にある [ 追加 ] をクリックし、以下のいずれかの手順を実行します。
○ 単一のエントリに権限を割り当てるには、以下の操作を実行します。
1. [ 見つかったエントリ ] リストからエントリを選択します。
2.
をクリックして、[ 選択されたエントリ ] にエントリを移動します。
3. [ OK ] をクリックして選択を確認し、[ 検索 ] ダイアログボックスを閉じます。
○ 特定のエントリを検索して選択するには、以下の手順を実行します。
1. 適用する選択基準を反映するラジオボタン ([ キー ] または [ テキスト ]) を選択します。
2. 無限の桁数を表すプレースホルダとして * を検索語句の前または後ろに使用して、[ 検索 ] フィールドに基準を
入力します。
3. [ 検索 ] をクリックします。
4.
をクリックして、すべての見つかったユーザを [ 見つかったエントリ ] リストから [ 選択されたエントリ ] リスト
に移動します。
5. [ OK ] をクリックして選択を確認し、[ 検索 ] ダイアログボックスを閉じます。
12. [ 保存 ] をクリックして設定を保存し、[ 公開 ] ダイアログボックスを閉じます。
13. [ 閉じる ] をクリックして、[ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスを閉じます。
14. [ OK ] をクリックして、[ データソース ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻ります。
関連情報
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2.4.4.1.3.1.4 ブリーフィングブックの名前の変更
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカルで、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SAP BW サーバに接続します。
3. [Disclosure Management] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスで、名前を変更するブリーフィングブックを選択します。
6. ツールバーの [ 編集 ] をクリックします。
7. [ ブリーフィングブックの管理 ] ダイアログボックスで、[ブリーフィングブック名] フィールドに名前を入力します。
8. [ OK ] をクリックして変更を保存し、[ ブリーフィングブックの管理 ] ダイアログボックスを閉じます。
9. [ 閉じる ] をクリックして、[ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスを閉じます。
10. [ OK ] をクリックして [ データソース ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻ります。
2.4.4.1.3.1.5 クエリとビューの挿入
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカルで、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SAP BW サーバに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスで、クエリまたはビューを挿入するブリーフィングブックを
選択します。
6.
をクリックして、クエリまたはビューをブリーフィングブックに挿入します。
[ ブリーフィングブックへのクエリ /ビューの追加 ] ダイアログボックスで、[ 見つかったエントリ ] リストに、SAP BW システム
に作成されたすべてのクエリとビュー、およびそれらの説明 (テキスト) と技術名称 (キー) が表示されます。この領域で
一覧表示されたすべてのクエリとビューが、ブリーフィングブックに挿入されます。既存のブリーフィングブックを編集する
場合、すでにブリーフィングブックに割り当てられたクエリおよびビューが [ 選択されたエントリ ] リストに表示されます。
7. 単一のエントリを割り当てるには、以下の操作を実行します。 a. [ 見つかったエントリ ] リストからエントリを選択し、 をクリックしてロールを [ 選択されたエントリ ] に移動します。 b. 必要な数のクエリ/ビューを選択します。[ OK ] をクリックして選択を確認し、[ ブリーフィングブックへのクエリ /ビュー
の追加 ] ダイアログボックスを閉じます。
8. 割り当てる特定のエントリを検索するには、以下の操作を実行します。 a. 適用する選択基準を反映する適切なラジオボタン ([ キー ] または [ テキスト ]) を選択します。
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b. [ 検索 ] フィールドに基準を入力します。無限の桁数を表すプレースホルダとして * を検索語句の前または後ろに使
用します。 c. [ 検索 ] をクリックして、検索を開始します。 d. [ 見つかったエントリ ] リストで、
します。
をクリックしてすべての見つかったクエリとビューを [ 選択されたエントリ ] に移動 e. [ OK ] をクリックして選択を確認し、[ ブリーフィングブックへのクエリ /ビューの追加 ] ダイアログボックスを閉じます。
9. [ 閉じる ] をクリックして、[ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスを閉じます。
10. [ OK ] をクリックして [ データソース ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻ります。
関連情報
2.4.4.1.3.1.6 ブリーフィングブックのコピー
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカルで、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SAP BW サーバに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスで、コピーするブリーフィングブックを選択します。
6. [ コピー ] をクリックして続行します。
[ ブリーフィングブックの管理 ] ダイアログボックスが表示されます。
7. [ ブリーフィングブック名 ] フィールドにブリーフィングブックのコピーの名前を入力します。
ブリーフィングブックに他のブックが含まれている場合は、すべてのブックをコピーするか、選択したブックのみをコピーす
るかを尋ねられます。すべてのブリーフィングブックをコピーすることを選択すると、コピーされたサブフォルダの名前は自
動的に変更されます。システムでは、この名前に親フォルダの名前を使用します。
8. [ フォルダにコピー ] ドロップダウンリストから、コピー先を選択します。
他のブリーフィングブックを含むブリーフィングブックをコピーする場合、ROOT フォルダだけが許可されたコピー先となりま
す。
9. [ OK ] をクリックすると、コピー処理が始まります。
[ ブリーフィングブックの管理 ] ダイアログボックスが閉じます。サブフォルダをコピーした場合は、[ ブリーフィングブック ] リ
ストで展開されたフォルダも閉じます。
10. フォルダ構造にブリーフィングブックが適切にコピーされたことをチェックします。
11. サブフォルダと共にフォルダをコピーした場合は、必要に応じてサブフォルダの名前を変更します。
12. [ 閉じる ] をクリックして、[ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスを閉じます。
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13. [ OK ] をクリックして [ データソース ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻ります。
関連情報
2.4.4.1.3.1.7 クエリのコピー
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカルで、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SAP BW サーバに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスで、コピーするクエリまたはビューを含むブリーフィングブ
ックを選択します。
6. [ クエリ /ビュー ] リストから、コピーするクエリまたはビューを選択します。
7. [ コピー ] をクリックします。
[ ブリーフィングブックの管理 ] ダイアログボックスが表示されます。
注記
クエリの名前は変更できません。
8. コピー先のブリーフィングブックを選択します。
9. [ 保存 ] をクリックしてクエリをコピーし、[ ブリーフィングブックの管理 ] ダイアログボックスを閉じます。
10. コピー先のブリーフィングブックにクエリまたはビューが適切にコピーされたことを確認します。
11. [ 閉じる ] をクリックして、[ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスを閉じます。
12. [ OK ] をクリックして [ データソース ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻ります。
関連情報
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2.4.4.1.3.1.8 ブリーフィングブックの移動
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカルで、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SAP BW サーバに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスで、移動するブリーフィングブックを選択します。
6. [ 移動 ] をクリックします。
7. [ ブリーフィングブックの管理 ] ダイアログボックスで、[ フォルダにコピー ] リストから移動先をクリックします。
他のブリーフィングブックを含むブリーフィングブックを移動する場合、ROOT フォルダだけが許可された移動先となりま
す。
8. [ OK ] をクリックしてブリーフィングブックを移動し、[ ブリーフィングブックの管理 ] ダイアログボックスを閉じます。
9. フォルダ構造にブリーフィングブックが適切にコピーされたことを確認します。
10. [ 閉じる ] をクリックして、[ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスを閉じます。
11. [ OK ] をクリックして [ データソース ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻ります。
関連情報
2.4.4.1.3.1.9 クエリの移動
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカルで、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SAP BW サーバに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスで、移動するクエリを含むブリーフィングブックを選択しま
す。
6. [ クエリ /ビュー ] リストから、移動するクエリを選択します。
7. [ 移動 ] をクリックします。
注記
クエリの名前は変更できません。
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8. [ ブリーフィングブックの管理 ] ダイアログボックスで、[ フォルダにコピー ] リストから移動先のブリーフィングブックを選択し
ます。
9. [ 保存 ] をクリックしてクエリを移動し、[ ブリーフィングブックの管理 ] ダイアログボックスを閉じます。
10. 移動先のブリーフィングブックにクエリまたはビューが適切に移動されたことを確認します。
11. [ 閉じる ] をクリックして、[ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスを閉じます。
12. [ OK ] をクリックして [ データソース ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻ります。
関連情報
2.4.4.1.3.1.10 ブリーフィングブック、クエリまたはビューの削除
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカルで、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SAP BW サーバに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスで、削除するブリーフィングブックを選択するか、またはブ
リーフィングブックを開いて削除するクエリを選択します。
6. [ 削除 ] をクリックします。
7. [ はい ] をクリックします。
8. [ 閉じる ] をクリックして、[ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスを閉じます。
9. [ OK ] をクリックして [ データソース ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻ります。
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2.4.4.1.3.2 SQL ブリーフィングブック
ユーザはブリーフィングブックマネージャを使用して、 SQL 文および SQL プロシージャを処理することができます。
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71
2.4.4.1.3.2.1 ブリーフィングブックマネージャを開く
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカル、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SQL サーバに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
結果
[ ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ] ダイアログボックスが表示されます。
関連情報
2.4.4.1.3.2.2 ブリーフィングブックの追加
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカル、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SQL サーバに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ ] ダイアログボックスで、 をクリックして新しいブリーフィングブックを追加します。
6. [ ブリーフィングブック ] フィールドに、ブリーフィングブックの一意の名前を入力します。
7.
をクリックしてブリーフィングブックを保存します。
8. [ 名前を付けて保存 ] ダイアログボックスで、XML ファイル用の保存先フォルダを選択します。
注記
ファイルを他のユーザがアクセスできるようにするには、ネットワークドライブ上に保存します。
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2.4.4.1.3.2.3 ブリーフィングブックのインポート
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカル、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SQL サーバに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ ] ダイアログボックスで、 をクリックして XML ファイルをインポートします。
6. [ 開く ] ダイアログボックスで、必要なファイルに移動してダブルクリックします。
結果
ファイルがロードされます。
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2.4.4.1.3.2.4 ブリーフィングブックへのクエリの追加
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカル、または SAP Disclosure Management サーバ経由で SQL サーバに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] をクリックします。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ ] ダイアログボックスで をクリックし、次のいずれかを選択します。
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○ SQL 文を手動で入力するかクエリビルダを使用して入力するには、[ SQL 文 ] を選択します。
○ プリコンパイル済みのクエリを入力するには、[ ストアドプロシージャ ] を選択します。
6. SQL 文を完成させます。
7. [ OK ] をクリックして入力内容を保存します。
8. [ 名前を付けて保存 ] ダイアログボックスで、XML ファイル用の保存先フォルダを選択します。
注記
他のユーザもアクセスできるようにするために、ファイルをネットワークドライブ上に保存します。
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2.4.4.1.3.3 ERP ブリーフィングブック
ERP ブリーフィングブックには、SAP BusinessObjects Disclosure Management で作成されたクエリおよびクエリビューが
含まれています。データは、接続されている ERP システムから取得されます。
2.4.4.1.3.3.1 ブリーフィングブックマネージャを開く
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ERP データソースに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] を選択します。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] を選択します。
結果
[ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY] ダイアログボックスが開きます、ここで、XXX はユーザの ID、YYYY は接続され
た ERP システムです。
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2.4.4.1.3.3.2 ブリーフィングブックの追加
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ERP データソースに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーで、[ データソース ] を選択します。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] を選択します。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ ] ダイアログボックスで、新しいブリーフィングブックを追加します。
6. [ ブリーフィングブック ] フィールドに、ブリーフィングブックの一意の名前を入力します。
7. ブリーフィングブックを保存します。
○ [ ブリーフィングブックをデータソース設定ファイルに格納します ] チェックボックスがオンになっている場合は、ブリー
フィングブックはデータソース設定ファイル (ファイル名: config20.xml) に保存されます。
○ [ ブリーフィングブックをデータソース設定ファイルに格納します ] チェックボックスがオフになっている場合は、[ 名前を
付けて保存 ] ダイアログボックスが開きます。ブリーフィングブック XML ファイルの出力先フォルダを選択します。
注記
他のユーザがファイルにアクセスできるようにするには、ローカルフォルダではなく、ネットワークドライブ上の出力
先フォルダを選択します。
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2.4.4.1.3.3.3 サーバで
ERP データソースを使用可能にする
前提条件
ERP データソースがローカルモードで作成されています
)。
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75
手順
1. [ データソース (ローカル) ] ダイアログボックスをローカルモードで開き、ERP データソースを選択します。
2. 選択した ERP データソースの [ ブリーフィングブックマネージャ ] を開きます。
3. ブリーフィングブックを config20.xml ファイルに格納するには、[ ブリーフィングブックをデータソース設定ファイルに格
納します ] チェックボックスをオンにします。
4. config20.xml ファイルをサーバへアップロードします。
5. Web ブラウザを再起動します。
結果
これでサーバ側の更新の際にサーバで ERP データソースを使用できるようになります。サーバモードで作業している場合は、
クライアントでもデータソースを使用できます。
関連情報
2.4.4.1.3.3.4 ブリーフィングブックのインポート
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. ローカルで、または SAP Disclosure Management サーバ上で ERP データソースに接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーで、[ データソース ] を選択します。
4. [ データソース ] ダイアログボックスで、[ ブリーフィングブック ] を選択します。
5. [ ブリーフィングブックマネージャ ] ダイアログボックスで、[ インポート ] を選択します。
6. [ 開く ] ダイアログボックスで、必要なブリーフィングブック XML ファイルに移動し、ファイルをダブルクリックしてインポート
します。
結果
ブリーフィングブックの XML ファイルがインポートされます。
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2.4.4.1.3.4 SAP HANA ブリーフィングブック
SAP HANA ブリーフィングブックには、SAP Disclosure Management で作成されたクエリおよびクエリビューが含まれてい
ます。データは、接続されている SAP HANA データベースシステムから取得されます。
2.4.4.1.3.4.1 ブリーフィングブックマネージャを開く
コンテキスト
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. SAP HANA データソースに接続します。
3. SAP Disclosure Management ツールバーで、 データソース を選択します。
4. データソースダイアログボックスで、 ブリーフィングブック を選択します。
結果
ブリーフィングブックマネージャ XXXYYYY ダイアログボックスが開きます、ここで、XXX はユーザの ID、YYYY は接続された
SAP HANA データベースシステムです。
2.4.4.1.3.4.2 ブリーフィングブックの追加
コンテキスト
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77
手順
1. 編集用に Excel または Word ドキュメントをチェックアウトします。
2. SAP HANA データソースに接続します。
3. SAP Disclosure Management ツールバーで、 データソース を選択します。
4. データソースダイアログボックスで、 ブリーフィングブック を選択します。
5. ブリーフィングブックマネージャダイアログボックスで、新しいブリーフィングブックを追加します。
6.
<ブリーフィングブック> フィールドに、ブリーフィングブックの一意の名前を入力します。
7. ブリーフィングブックを保存します。
結果
ブリーフィングブックが、データソース設定ファイル config20.xml
に保存されます。
2.4.4.1.3.4.3 サーバでの
SAP HANA データソースの使用可能化
前提条件
SAP HANA データソースをローカルモードで作成しました。
コンテキスト
手順
1. データソース (ローカル) ダイアログボックスをローカルモードで開き、SAP HANA データソースを選択します。
2. 選択した SAP HANA データソースのブリーフィングブックマネージャを開きます。
3. すべてのブリーフィングブックを、ローカルの config20.xml ファイルに保存します。
4. config20.xml ファイルをサーバにアップロードします。
5. Web ブラウザを再起動します。
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結果
これで、サーバ側の更新の際にサーバで SAP HANA データソースを使用できるようになります。サーバモードで作業してい
る場合は、クライアントでもデータソースを使用できます。
関連情報
2.4.4.2 ドキュメント内のデータリンクされたオブジェクト
レポートで使用されている量的データは常に変更されます。量的データがすべてのドキュメントで最新になるように、 SAP
Disclosure Management ではデータにデータリンクを作成できます。データリンクとは、外部データソースに接続されている
内部データキャッシュにレポートの量的データをリンクするか、または外部データソースに量的データを直接リンクすることで
す。 Microsoft アプリケーションからデータプロバイダを最新表示すると、必ずドキュメント内のデータは最新表示されます。
オブジェクトのデータリンクを有効化するには、ローカルまたはサーバのデータソースに接続し、データプロバイダを選択する
必要があります。オブジェクトのデータリンクが有効化されると、データベースの最新表示を使用してコンテンツを更新できま
す。
データリンクされたオブジェクトのタイプ
SAP Disclosure Management では、以下のオブジェクトにデータリンクを設定できます。
● テーブル : Word で、クエリ結果のすべてまたは一部を収集するために使用 (1 つのデータプロバイダのみ)
● ブック内の Excel シート : Excel で、1 つ以上のデータソースからの 1 つ以上のクエリ結果を収集するために使用
● 変動テキスト : Word にある、クエリ結果で得られた質的データのアクティブなフィールド (1 つのデータプロバイダのみ)
● 式フィールド : Word で、単一セルからのみ量的および質的データを収集するために使用 (1 つのデータプロバイダのみ)
データプロバイダの固定マトリクス構造と可変マトリクス構造
ほとんどのデータプロバイダは、クエリまたはデータキャッシュに定義されたマトリクス構造で、抽出されたデータを提供しま
す。構造が時間の経過と共に変化しなければ、その構造は固定であり、時間の経過と共に変化すれば、その構造は可変で
す。
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相対フィールド参照と絶対フィールド参照
たとえば、絶対フィールド参照では、特定のセルをデータリンクされたオブジェクトにリンクするため、データソースから抽出さ
れたあらゆるデータは割り当てられたセルだけに入力されます。
相対フィールド参照では、 "税引き前利益" や "2006 年度" のような特性またはディメンションを持つコンテンツが、データプロ
バイダの結果リスト内でこのコンテンツの抽出先となるあらゆるセルのデータリンクされたオブジェクトにリンクされます。
クエリテーブルおよびデータキャッシュテーブルの結果全体を Excel または Word のテーブル、または式フィールドオブジェク
トにリンクする場合は、相対フィールド参照と絶対フィールド参照の違いは重要ではありません。ただし、クエリ結果テーブルま
たはデータキャッシュテーブルのデータの一部だけを、 Excel または Word ドキュメントにリンクすることも多くあります。特定
の列、行、またはセルにリンクする場合もあります。
データプロバイダが固定マトリクス構造である場合は、抽出されたデータの位置が変わらないため、絶対フィールド参照を使
用して選択したデータをリンクできます。
データプロバイダが可変マトリクス構造である場合は、上位 N クエリを例外として、相対フィールド参照を使用して選択したデ
ータをリンクする必要があります。 SAP Disclosure Management では以下の場合、相対フィールド参照のみを使用できま
す。
● 外部 SAP BW データソースを使用したフィールドを含むクエリ結果がある場合
● 内部データソースおよび SAP Disclosure Management データキャッシュからの指定範囲を含む Excel テーブルの場
合
データプロバイダを選択すると列ヘッダおよび行ヘッダが明るい青色で強調表示されるため、フィールドまたは指定範囲が存
在するかどうかを簡単に確認できます。
注記
オブジェクトのデータリンクのために内部データソースを使用する場合など、フィールドを含む SAP BW クエリを SAP
Disclosure Management データキャッシュにロードする場合、データキャッシュ内の抽出されたデータに指定範囲を適用
する必要があります。
注記
相対フィールド参照を絶対フィールド参照に変更できますが、絶対フィールド参照を相対フィールド参照に変更することはで
きません。
2.4.4.2.1
ローカルデータソースへの接続
手順
1. Microsoft Office アプリケーションの [ Disclosure Management ] ツールバーで、SAP Disclosure Management を開
始して、 [ データソース ] をクリックします。
2. 次のいずれかを実行します。
○ 最後に接続したデータソースが記憶されている場合は、データソースのユーザ名およびパスワードを入力する。
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○ [ データソース (ローカル) ] ダイアログボックスでデータソースを選択し、[ データベースに接続 ] をクリックする。
3. [ XXX に接続しています ] ダイアログボックスで、ユーザ名とパスワードを入力します。
4. [ OK ] をクリックしてデータソースに接続します。接続が確立されると、データソースに緑色のチェックマークが表示されま
す。
5. [ OK ] をクリックして、[ データソース (ローカル) ] ダイアログボックスを閉じます。
関連情報
2.4.4.2.2 サーバのデータソースへの接続
手順
1. Microsoft Office アプリケーションの [ Disclosure Management ] ツールバーで、SAP Disclosure Management を開
始して、 [ データソース ] をクリックします。
2. 次のいずれかを実行します。
○ 最後に接続したデータソースが記憶されている場合は、データソースのユーザ名およびパスワードを入力する。
○ [ データソース (ローカル) ] ダイアログボックスでデータソースを選択し、[ 接続 ] をクリックしてサーバに接続する。
3. [ セントラルサーバに接続しています ] ダイアログボックスで、ユーザ名とパスワードを入力します。
4. [ OK ] をクリックしてセントラルサーバと接続してから、[ セントラルサーバに接続しています ] ダイアログボックスを閉じま
す。
[ データソース (サーバ: <セントラルサーバの名前>) ] ダイアログボックスが表示されます。これでサーバと接続されまし
た。データソースがセントラルサーバ自体であっても、データソースに接続する必要があります。
5. 接続するデータソースを選択します。
6. [ データソースの接続 ] をクリックして、データソースに接続します。
7. [ XXX に接続しています ] ダイアログボックスで、ユーザ名とパスワードを入力します。
8. [ OK ] をクリックしてデータソースと接続し、[ XXX に接続しています ] ダイアログボックスを閉じます。
接続が正常に確立されたことを示す確認メッセージが表示されます。ここで、データソースに緑色のチェックマークが表示
されます。
9. [ OK ] をクリックして [ データソース (サーバ:<セントラルサーバの名前>) ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office
アプリケーションに戻ります。
2.4.4.2.3 データプロバイダ、データリンクされたオブジェクト、およびデ
ータ
データリンクされたオブジェクトには、接続しているデータソースのデータプロバイダが必要です。
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81
内部データキャッシュ内の範囲は個々のデータプロバイダとして表示され、そのデータキャッシュのブック内の個別の Excel
シート上にそれぞれ保存されているように見えます。
ヒント
サーバコンテンツを最新表示する環境で操作している場合、同じドキュメント内では外部データソースからのデータプロバ
イダと内部データソースからのデータプロバイダを両方使用しないようにする必要があります。使用した場合、コンテンツの
最新表示時にデータの不整合が発生するためです。
ヒント
可変マトリクスから、特定の行、列、またはセルの値が属しているディメンションを参照してそれらの値を選択する必要があ
る場合は、データプロバイダでディメンションが値として表示されている (データプロバイダに明るい青色で強調表示されて
いる ) ことを確認する必要があります。そのように表示されていない場合、参照は絶対参照です。
ヒント
Excel ブックを除き、データリンクされたオブジェクトごとにロードできるデータプロバイダは 1 つだけです。ただし、ドキュメン
ト内では複数のデータプロバイダを保持できます。
ヒント
データプロバイダ (クエリ) が元のブリーフィングブックから別のブリーフィングブックに移動された場合は、コンテンツの最
新表示時にシステムがそのクエリを検索できるようにするために、ブリーフィングブックの参照を変更する必要があります。
ヒント
すでにデータリンクされているオブジェクトのデータプロバイダを変更する場合は、次のいずれかの作業を実行する必要が
あります。
● データプロバイダリストから古いプロバイダを削除します。
● 古いプロバイダを新しいプロバイダに置き換えます。
データプロバイダリスト
データプロバイダリストには次の列があります。
● ロード済み : 緑色のチェックマークは、データプロバイダがロード済みであることを示します。
● データソース : データソースを表示します。
● ブリーフィングブック : ブリーフィングブックの名前を表示します。
● データプロバイダ : クエリ/ビューの名前を表示します。
● データタイプ : データプロバイダに含まれているデータのタイプを表示します。
● 選択 : 選択されたオブジェクトを表示します。
● 行 : 選択された行の数を表示します。
● 列 : 選択された列の数を表示します。
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● テンプレート : データが Word のテーブルテンプレートを使用してタグ設定されているかどうかを表示します。
関連情報
データプロバイダ用のブリーフィングブックの変更 [93 ページ]
2.4.4.2.3.1 Word のテーブルの挿入とデータプロバイダの選択
手順
1. Microsoft Word で、編集するチャプタをチェックアウトします。
2. データソースに接続します。
3. データリンクされたテーブルを挿入する位置にカーソルを置きます。
4. テーブルを表示するには、 Disclosure Management ツールバーの テーブル を選択します。
5.
オブジェクトのデータリンク ダイアログボックスが自動的に表示されない場合は、 Disclosure Management ツールバーの
データリンク を選択します。
6.
オブジェクトのデータリンク ダイアログボックスで、 新規 を選択してデータプロバイダを追加します。
7. [ データプロバイダのロード ] ダイアログボックスの [ データソース ] リストで、接続されたデータソースを選択します。
8.
を選択します。
9. [ ブリーフィングブックまたはクエリ /ビューのロード ] リストでブリーフィングブックを選択します。
ヒント
[ DM (Disclosure Management) ] データソースを選択した場合、特定の期間またはレポートのリストをフィルタできま
す。 リストをフィルタするには、 を選択します。
フィルタは、現在のセッションに適用されます。 SAP Disclosure Management プラグインを閉じてから再開した場合
は、フィルタを再度設定する必要があります。
10.
を選択します。
11. 変数を定義する必要がない場合は、ブリーフィングブックに含まれるクエリが データプロバイダ リストにロードされます。
12. 変数を定義する必要がある場合は、 変数の選択 ダイアログボックスが表示されます。 変数を入力し、 OK を選択します。
ブリーフィングブックに含まれるクエリが [ データプロバイダ ] リストにロードされます。
13. リストからクエリを選択します。 プレビュー ボックスに結果のプレビューが表示されます。
14.
OK をクリックして、設定を適用します。
15.
OK を選択して、クエリのすべての結果データをテーブルに入力します。
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ダイアログボックスが閉じて、 Word に戻ります。 結果データは、テーブルに入力されます テーブルはまだ書式設定され
ていません。
必要な書式設定をテーブルに適用するには、その書式設定を Word のテーブルテンプレートにタグ設定できます。 ブリ
ーフィングブックまたはクエリを選択したら、 保存 を選択してファイルをコンピュータかネットワークドライブに保存します。
制限
Word のテーブルで使用できる最大列数は、58 です。500 行を上回る結果をロードすると、クライアント PC への過度
な作業負荷の原因となり、結果が表示されるまでに時間がかかることがあります。
ヒント
クエリのすべての結果データを転送する代わりに、結果を編集して特定のデータを選択できます。
ヒント
単一クエリまたはクエリビューを直接ロードするには、 データプロバイダのロード ダイアログボックスで接続されたデー
タソースを選択してから を選択します。 ブリーフィングブックへのクエリ /ビューの追加 ダイアログボックスで必要
なクエリ /ビューを検索して、 選択されたエントリ ボックスに移動します。
注記
ブックマークとテーブルが破損する恐れがあるため、 SAP Disclosure Management でデータリンクされた Word テ
ーブルをコピー & ペーストしないでください。
関連情報
2.4.4.2.3.2 クエリ内の変数
データベースからデータを抽出するクエリを、クエリの開始時に定義する固定値および変数値に基づけることができます。変
数値は、文字、階層、階層モデル、テキストおよび式要素にすることができます。変数ウィザードを使用すると、クエリの変数を
入力できます。
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2.4.4.2.3.2.1 変数ウィザードで使用されるアイコン
単独または最新表示ウィザードで使用される変数ウィザードでは、さまざまなアイコンが使用されます。
値の型および必須エントリに使用されるアイコン
アイコン 意味
一般的な値
日時を表す値
単位を表す値
フィールド式
テキストフィールド
階層ノード
階層
必須変数。必須フィールドに値を入力し忘れると、フィールドは赤色
になり、続行できません。
適切に作成されたクエリには、品目 ( )、カレンダ月 ( )、顧客 ( ) などの値が含まれます。
注記
SQL クエリでは、各種の変数について @ 文字が表示されます。
変数フィールドに入力するデータの検索または設定に使用されるアイコン
値やデータ入力フィールドの外観で、単一値、複数値、間隔値のいずれを入力するべきか、オプションを選ぶべきかが事前に
分かる場合もあります。フィールド固有の要件を知る簡単な方法は、 [ 変数の選択 ] ダイアログボックスの右下にある 値定義の
表示 アイコン ( ) をクリックして、変数の定義を表示することです。[
型の詳細は、 [ 値ヘルプ ] ダイアログボックスで確認できます。
選択タイプ ] 列に、変数の定義方法が示されます。値の
User Help
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85
<
[ ]
*
>
<=
=
=>
アイコン 機能
このアイコンをクリックすると、フィールド固有の値ヘルプが開きま
す。データを選択する標準的な手順は、値を [見つかったエントリ]
セクションから [選択されたエントリ] セクションに移動することです。
このアイコンをクリックすると、対応する行のフィールドのエントリが
削除されます。
このアイコンをクリックすると、より詳細な変数値の定義を作成する
ために、行が変数に追加されます。 の前にある をクリック
することで、次の値をクエリ結果に含めるか、除外するかを定義しま
す。
選択オプション : 関連フィールドに入力された値とまったく同じ値で
検索が実行されます。
選択オプション : 関連フィールドに入力された値以上の値で検索が
実行されます。
選択オプション : 関連フィールドに入力された値を上回る値で検索
が実行されます。
選択オプション : 関連フィールドに入力された値以下の値で検索が
実行されます。
選択オプション : 関連フィールドに入力された値を下回る値で検索
が実行されます。
選択オプション : 関連フィールドに入力された 2 つの値によって定義
される間隔内の値で検索が実行されます。
選択オプション : 基準のデータベースで使用できる各値で検索が実
行されます。
2.4.4.2.3.2.2 値の入力
クエリで手動選択した変数を使用すると、よりよいデータ結果が得られます。
最後に使用した値の入力
アイコンをクリックすると、最後に使用した値が変数フィールドにロードされます。クエリの実行に使用された、最後の有
効な値がロードされます。ロード後にこの値を変更できます。
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User Help
Editor Help
提案値の入力
アイコンをクリックすると、提案値が変数フィールドにロードされます。提案値はクエリの一部であり、ロード後に変更でき
ます。
値の手動入力
値を手動で入力します。正確な値を記憶していない場合、値を検索できます。さまざまな要件と値検索方法があります。
警告
値を検索する際は、一部のシステムでは大文字と小文字が区別されることに注意してください。
単一値の入力
単一値には、次の値の型を使用します。
● : 一般的な値
●
●
: 日時を表す値
: 単位を表す値
変数フィールドは単一値のみを必要とするため、データ入力の準備ができているテキストボックスが表示されます。他の値を
追加できる、行の最後のプラスアイコン (
入力することはできません。
) は表示されません。入力フィールドに、セミコロンで区切られた他の単一値を
単一値の手動入力
[ 値ヘルプ ] ダイアログボックスでは、矢印ボタンを使用して、単一値を [ 見つかったエントリ ] リストから [ 選択されたエントリ ]
テキストボックスに移動できます。
注記
テキストまたはキーで、許可された値を検索できます。
間隔値の手動入力
間隔値には、次の値の型を使用します。
User Help
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87
● : 一般的な値
● : 日時を表す値
● : 単位を表す値
2 つの単一値を使用して 1 つの間隔を入力する必要がある変数フィールドがあります。一部のフィールドはこのようにプログラ
ムされていますが、他は、選択オプションで [ ] を選択すると、この特性が設定されます。2 つのテキストボックスが表示されま
す。
[ 値ヘルプ ] ダイアログボックスの [ 選択されたエントリ ] セクションに、[ 開始 ] 変数と [ 終了 ] 変数を作成する 2 つのフィールド
があります。矢印ボタンで、 [ 見つかったエントリ ] リストから [ 選択されたエントリ ] テキストボックスに値を移動します。
注記
テキストまたはキーで、許可された値を検索できます。
複数の値の手動入力
複数の値には、次の値の型を使用します。
● : 一般的な値
● : 日時を表す値
● : 単位を表す値
複数の単一エントリを入力できる変数フィールドがあります。テキストボックスが 1 つしか表示されていなくても、次のオプショ
ンで複数の単数値を入力できます。
● 緑色のプラスアイコン ( ) が使用できる場合は、追加した複数の行に単一値を入力できます。
● 緑色の矢印アイコン (
す。
) が使用できる場合は、変数フィールドに、セミコロンで区切った複数の単一値を追加できま
[ 値ヘルプ ] ダイアログボックスの [ 選択されたエントリ ] ボックスに、変数フィールドに適用する、複数の単一値がリストされま
す。矢印ボタンで、 [ 見つかったエントリ ] リストから [ 選択されたエントリ ] テキストボックスに値を移動します。
注記
テキストまたはキーで、許可された値を検索できます。
階層または階層ノードの手動入力
階層および階層ノードは、次のアイコンで識別できます。
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● : 階層
● : 階層ノード
階層には単一値しか入力できませんが、階層ノードには、単一値またはセミコロンで区切った複数の値を入力できます。複数
の値について説明するセクションを参照してください。
テキストまたは式の手動入力
テキストおよび式変数は、次のアイコンで識別できます。
● : テキスト
● : 式
これらの変数には単一値のみを入力できます。
関連情報
2.4.4.2.3.2.3 サンプル変数定義
コンテキスト
このサンプルワークフローでは、データプロバイダを開いており、変数ウィザードで変数を入力する必要があります。
期間は 2009 年 1 月から 12 月、トン単位、H129200 製品グループ、国はドイツ、顧客は Ciba と Eftec として、クエリを実行
します。適切な変数値を検索する必要があります。
表 7: クエリ値
測定単位 必須値
カレンダ年 必須値
カレンダ月
品目
国
必須値
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89
カスタマ
変数を選択するには次の手順を実行します。
手順
1.
測定単位 フィールドの横にあるフィルタアイコン ( ) をクリックします。
2. [ 値ヘルプ ] ダイアログボックスで、検索語として「 Tons 」を入力し、 [ テキスト ] をクリックします。
[ 見つかったエントリ ] リストの値が検出され、自動的に [ 選択されたエントリ ] ボックスに移動されます。
3. [ OK ] をクリックして、値を変数フィールドに適用します。
4. カレンダ年フィールドに「 2009 」と入力します。
5. 最初の カレンダ月 フィールドに「 1 」、 2 番目の カレンダ月 フィールドに「 12 」と入力します。
6.
品目 フィールドの横にあるフィルタアイコン ( ) をクリックします。
7. [ 値ヘルプ ] ダイアログボックスで、検索語として「 H129200 」を入力します。
8. [ キー ] 検索オプションを選択します。
[ 見つかったエントリ ] ボックスで、アイテムが青色の斜体で強調表示されます。
9. H129200 の最上位の親をダブルクリックします。
[ 選択されたエントリ ] ボックスに値が表示されます。
10. [ OK ] をクリックして、値を変数フィールドに適用します。
11.
国 フィールドの横にあるフィルタアイコン ( ) をクリックします。
[ 値ヘルプ ] ダイアログボックスには、[ 見つかったエントリ ] ボックスおよび "世界" と "未割り当ての国" という 2 つの階
層が表示されます。
12. [ 世界 ] 階層を展開して、ドイツまで下にスクロールします。
13. [ ドイツ ] をダブルクリックします。値が [ 選択されたエントリ ] ボックスに移動されます。
14. [ OK ] をクリックして、値を変数フィールドに適用します。
15. [ 顧客 ] リストで [ = ] を選択します。
16. [ 顧客 ] フィールドに「 CIBA 」と入力します。
17. [ 顧客 ] フィールド行の最後の緑色のプラスアイコン (
が含まれていることを確認します。
データ入力の準備ができた 2 番目の行が表示されます。
) をクリックします。緑色のプラスアイコンの前にシステム表示
18. 2 番目の [ 顧客 ] 行に「 Eftec 」と入力します。
19.
Enter キーを押して値を確認します。
20.[ OK ] をクリックして、入力した選択基準でクエリを実行します。
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2.4.4.2.3.3 データプロバイダの削除
前提条件
● 必要な Microsoft Office アプリケーションを起動してあります。
● データソースに接続されます。
● データリンク済みのオブジェクトに対してデータプロバイダが選択されています。
手順
1. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データリンク ] をクリックします。
2. [ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボックスで、削除するプロバイダおよびデータソースを含む行を選択します。
3. [ 削除 ] をクリックします。削除したプロバイダを除くプロバイダのリストが再ロードされます。
注記
プロバイダそのものではなく、プロバイダへの接続を削除しました。
4. [ OK ] をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。
2.4.4.2.4 データリンクされたオブジェクトの管理
SAP Disclosure Management には、データリンクされたオブジェクトを管理するさまざまな機能があります。
注記
これらの機能の一部は、 Excel オブジェクトに対してのみ使用できます。
すべてのオブジェクトをワンステップで管理できます。個々のオブジェクトの詳細を表示して管理することもできます。
オブジェクト管理の機能
● をクリックしてデータリンクされたオブジェクトを最新表示します。
● をクリックしてオブジェクトをデータリンクします。
● ブリーフィングブックからクエリを削除して、それを他のブリーフィングブックにアタッチする場合、[ ブリーフィングブックの
変更 ] アイコン ( ) を使用して、オブジェクトをデータリンクしなくても (データソースとブリーフィングブックを再ロードし
なくても ) ブリーフィングブックを切り替えることができます。
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● Excel オブジェクトの場合、[ Excel オブジェクトの保護の有効化/無効化 ] アイコン (
び Excel ブック全体を他のユーザによる更新から保護することができます。
) を使用して、ワークシートおよ
注記
Excel の保護が SAP Disclosure Management を介して有効化された場合は、SAP Disclosure Management での
み無効化できます。
● Excel オブジェクトの場合、[ マッピング情報を書き込む アイコン (
加のワークシートを作成できます。
) を使用して、元のデータに関する情報を含む追
最新表示設定
データリンクされたオブジェクトのリストで、データ最新表示の設定を確認して変更できます。次のチェックボックスに関連する
設定で、最新表示手順を制御します。
● [ 更新 ] チェックボックスは、デフォルトでオンにされ、コンテンツ最新表示で必ずオブジェクトのデータが更新されるように
します。
● Excel では、[ 書式 ] チェックボックスがオンにされ、書式の最新表示からオブジェクトが除外されます。
● Excel では、[ 変更をマークする ] チェックボックスがデフォルトでオンにされ、コンテンツ最新表示後の新しい値を表示す
る Excel のセルが強調表示されるようにします。
● Excel では、SAP BW データソースおよび Excel オブジェクトに対して [ スタイルを使用 ] チェックボックスがオンにされま
す。 SAP BW サーバで定義されたしきい値設定を使用できます。
● Word では、[ テンプレートを使用 ] チェックボックスがオンにされ、WordTableDef テンプレートを介して Word のテーブ
ルが書式設定されます。
データリンクされたオブジェクトの [オブジェクトの管理] リスト
オブジェクトの [ スライド ]、[ タイプ ]、[ 更新 ]、[ 書式 ]、および [ 保護 ] を選択することで、リストをフィルタできます。
● 保護 : Excel オブジェクト用。オブジェクトがパスワードで保護されている場合は、鍵のかかった南京錠アイコンが表示さ
れ、オブジェクトが保護されていない場合は、鍵のかかっていない南京錠アイコンが表示されます。
● 識別子 : データリンクされたオブジェクトの一意の ID が表示されます。ID では、最初の部分が DOC などのドキュメントの
タイプを示し、 2 つ目の部分が、フィールドは FLD、テーブルは TBL、Excel シートは XSH などのオブジェクトのタイプを
示します。
● タイプ : テーブル、フィールド、ブックマークなど、データリンクされたオブジェクトのタイプが表示されます。
● 情報 : 使用可能な場合、データリンクされたオブジェクトの詳細な情報が表示されます。
● ブリーフィングブック : データリンクされたオブジェクトのデータプロバイダを含むブリーフィングブックが表示されます。
● データプロバイダ : データリンクされたオブジェクトのデータプロバイダが表示されます。
● データリンク設定者 : オブジェクトをデータリンクしたユーザが表示されます。
● データリンク設定日 : オブジェクトがデータリンクされたタイムスタンプが表示されます。
● 最新表示の最終実行者 : オブジェクトを最後に更新したユーザが表示されます。
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● 最新表示の最終実行日 : オブジェクトが最後に更新されたタイムスタンプが表示されます。
● データソースタイプ : データキャッシュの場合に SAP Disclosure Management などのデータソースのタイプが表示され
ます。
関連情報
クリップボードへのオブジェクトの詳細のコピー [96 ページ]
Word ドキュメントに埋め込まれている Excel オブジェクトのマッピング情報ワークシートの作成 [140 ページ]
Word ドキュメントの埋め込み Excel オブジェクトの保護 [139 ページ]
データプロバイダ、データリンクされたオブジェクト、およびデータ [81 ページ]
2.4.4.2.4.1 コンテンツ最新表示からのオブジェクトの除外
手順
1. SAP Disclosure Management を起動した状態のドキュメントで、[ Disclosure Management ] ツールバーの [ オブジェク
ト ] をクリックします。
2. [ オブジェクトの管理 ] ダイアログボックスで、[ 更新 ] フィルタフィールドに「 Yes 」と入力します。
3. コンテンツ最新表示から除外するオブジェクトの [ 更新 ] チェックボックスをオフにします。
4. [ 閉じる ] をクリックして [ オブジェクトの管理 ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻ります。
2.4.4.2.4.2 データプロバイダ用のブリーフィングブックの変更
前提条件
● ドキュメントを編集用に開いておきます。
● SAP Disclosure Management アドインが開始されます。
● オブジェクトが SAP BW データキャッシュまたは SAP Disclosure Management データキャッシュにデータリンクされま
す。
● 必要なデータソースとデータプロバイダに接続されます。
手順
1. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ オブジェクト ] をクリックします。
2. [ オブジェクトの管理 ] ダイアログボックスで、ブリーフィングブックの変更対象となるデータプロバイダのオブジェクトを選択
します。
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3. [ ブリーフィングブックの変更 ] をクリックします。
[ ブリーフィングブックの切り替え ] ダイアログボックスが表示され、3 つのリストが表示されます。最初のリストには、ブリー
フィングブックの変更対象となるデータプロバイダが表示されます。
4. 必要に応じて、[ データソース ] を変更します。 a.
をクリックして、ブリーフィングブックを新しいデータソースにロードします。 b. データソースの [ ユーザ ] と [ パスワード ] を入力します。 c. [ OK ] をクリックして続行します。
5. [ ブリーフィングブック ] を選択します。
6. 緑色のチェックマークをクリックして、データリンクされたオブジェクトのクエリが選択したブリーフィングブックに含まれてい
ることを確認します。
注記
ブリーフィングブックにクエリが含まれていない場合は、データソースとブリーフィングブックの選択を確認する必要が
あります。
7. 次のいずれかを選択します。
○ 選択したオブジェクトにのみブリーフィングブックの切り替えを適用するには、[ オブジェクト ] を選択する。
○ 現在のページのオブジェクトにブリーフィングブックの切り替えを適用するには、[ スライド ] を選択する。
○ ドキュメント内のすべてのオブジェクトにブリーフィングブックの切り替えを適用するには、[ ドキュメント ] を選択する。
8. [ OK ] をクリックして、[ ブリーフィングブックの切り替え ] ダイアログボックスを閉じます。
[ アクションログ ] ダイアログボックスに、正しく変更されたことが示されます。
9. [ OK ] をクリックして、[ アクションログ ] ダイアログボックスを閉じます。
10. [ 閉じる ] をクリックして [ オブジェクトの管理 ] ダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻ります。
2.4.4.2.4.2.1 Microsoft Excel でのブリーフィングブックの変更方法
手順
1.
データリンクの作成 をクリックします。
2. データプロバイダのあるデータリンクされた行を選択します。
3.
変更 をクリックします。
4. データソースを選択し、すべてのブリーフィングブックをロードします。
5. ブリーフィングブックを選択し、緑のチェックマークをクリックしてデータプロバイダがこのブリーフィングブックに存在してい
るかどうかを確認します。
6. オブジェクトまたはドキュメントを選択します。
7.
OK を押してブリーフィングブックを変更します。
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8. 変更を確認します。
2.4.4.2.4.2.2 Microsoft Word でのブリーフィングブックの変更方法
コンテキスト
以下の状況では、同じブリーフィングブック内のすべてのデータプロバイダについて、 Microsoft Word でブリーフィングブック
を変更することができます。
● ドキュメント全体を選択している
● 少なくとも 1 つの、同じブリーフィングブックの他のデータプロバイダがデータリンクされている
手順
1. Microsoft Word で Disclosure Management タブをクリックします。
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2.
オブジェクト をクリックします。
3. データプロバイダのあるデータリンクされた行を選択します。
4.
BB の変更 (リサイクルアイコン) をクリックします。
5. データソースを選択し、すべてのブリーフィングブックをロードします。
6. ブリーフィングブックを選択し、データプロバイダがこのブリーフィングブックに存在しているかどうかを確認します。
7. オブジェクトまたはドキュメントを選択します。
8.
OK を押してブリーフィングブックを変更します。
9. ダイアログを確認します。
2.4.4.2.4.3 クリップボードへのオブジェクトの詳細のコピー
手順
1. SAP Disclosure Management を起動した状態のドキュメントで、[ Disclosure Management ] ツールバーの [ オブジェク
ト ] をクリックします。
2. [ オブジェクトの管理 ] ダイアログボックスで、コピーするオブジェクトを選択します。
3. 選択したオブジェクトをクリップボードにコピーするには、[ クリップボードにコピー ] アイコンをクリックします。
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4. [ 閉じる ] をクリックします。
結果
[ オブジェクトの管理 ] ダイアログボックスが閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻ります。
2.4.4.2.4.4 オブジェクトの詳細の表示
手順
1. SAP Disclosure Management を起動した状態のドキュメントで、データリンクされたオブジェクトを選択します。
2. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ 詳細の表示 ] をクリックします。
[ オブジェクトの詳細 ] ダイアログボックスに、選択したオブジェクトの詳細がすべて表示されます。
3. [ オブジェクト ] セクションで、必要に応じてコンテンツの最新表示設定を変更します。
4. [ OK ] をクリックしてダイアログボックスを閉じて、Microsoft Office アプリケーションに戻ります。
関連情報
2.4.4.2.4.5 セル値の変更追跡の有効化
コンテキスト
この機能では、コンテンツの最新表示後の MS Word でのセルの変更を表示します。
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手順
1. Microsoft Word で SAP Disclosure Management を選択します。
2.
設定 を選択します。
3. 設定画面で 共通 を選択します。
4.
セル値の変更追跡の有効化 を選択して、機能を有効にします。
注記
変更は、承諾または却下されるまで、またはテーブル構造が変更されるまで表示されます。
2.4.4.2.5 コンテンツとオブジェクトの最新表示
コンテンツの最新表示を実行するには、次のファイルが必要です。
● config20.xml ファイル: 許可されたデータソースへの接続を格納します。
● BIP_WordTableDef.doc ファイル: Word ドキュメント内のテーブルに適用される書式を格納します。
● BIP_WordTableTagging.xml ファイル: Word 内のさまざまな種類のテーブルで使用される書式に関する情報を格
納します。
チャプタのデータリンクされたコンテンツは、サーバまたはクライアントマシンの更新を介して更新することができます。クライア
ントマシンの更新でデータリンクコンテンツを更新する場合は、集中環境またはローカル環境のどちらで操作するかを考慮に
入れる必要があります。
セントラルサーバ上のデータソースおよびそのプロバイダに接続する場合、ファイルはそのサーバ上に格納する必要がありま
す。ローカルデータソースなどクライアントから直接データソースおよびプロバイダに接続する場合は、
BIP_WordTableDef.doc をローカルに保存して、クライアントマシンの構成設定にこのファイルへのパスを設定しておく必
要があります。他のファイルはシステムによって自動的に作成され、事前定義された場所にローカルに保存されます。
2.4.4.2.5.1 ローカル
Word テーブルテンプレートへのパスの設定
コンテキスト
ローカルの WordTableDef.doc へのパスを次の手順で設定します。
手順
1. Word で編集するチャプタをチェックアウトして開きます。
2. SAP BusinessObjects Disclosure Management アドインを開始します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ 設定 ] をクリックします。
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4. [ 設定 ] ダイアログボックスで、[ Word テーブル ] を選択します。
テーブルテンプレートファイルへの実際のデフォルトパスが表示されます。
5. コンピュータのテーブルテンプレートファイルの保存先に移動します。
6. [ OK ] をクリックしてパスを適用し、[ フォルダの参照 ] ダイアログボックスを閉じます。
7. [ OK ] をクリックして、[ 設定 ] ダイアログボックスを閉じます。
2.4.4.2.5.2 ドキュメント全体の最新表示
コンテキスト
データキャッシュおよびデータソースが更新されているという情報メッセージを受け取っているため、ドキュメント内のデータを
最新表示する必要があります。
手順
1. SAP Disclosure Management を起動した状態のドキュメントで、[ Disclosure Management ] ツールバーの [ ドキュメン
ト ] をクリックします。
2. 集中環境で操作している場合は、[ セントラルサーバに接続しています ] ダイアログボックスにユーザ名とパスワードを入
力して [ OK ] をクリックし、サーバにログオンする必要があります。
[ 最新表示ウィザード ] ダイアログボックスに、ブリーフィングブックと、データリンクされたドキュメントオブジェクトが含まれ
ている関連データソースが一覧表示されます。必要に応じて、最新表示手順の対象からデータプロバイダを解除して、そ
のプロバイダのデータを最新表示しないようにできます。
3. [ 次へ ] をクリックします。
4. [ XXX に接続しています ] ダイアログボックスで、ユーザ名とパスワードを入力します。
5. [ OK ] をクリックして入力内容を確認し、ダイアログボックスを閉じます。
注記
外部データソースを使用しており、さらにデータソースに接続する必要がある場合、システムでは個別のデータソース
ごとに接続要求を繰り返します。
6. 外部データソースから最新表示する場合は、最新表示に使用される変数を確認し、必要に応じて変更してから、[ 次へ ]
をクリックして変数データに基づくすべての情報を収集します。
7. [ 次へ ] をクリックして、最新表示の手順を続行します。
8. [ 終了 ] をクリックして、[ 最新表示ウィザード ] ダイアログボックスを閉じます。
Office ドキュメント内のデータリンクされたオブジェクトが更新されます。
9.
をクリックし、変更を適用してサーバ上の改訂ドキュメントを保存します。
注記
更新されたデータが含まれるドキュメントを以前の改訂と比較したり、オブジェクトを最新表示対象から除外することが
できます。
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関連情報
コンテンツ最新表示からのオブジェクトの除外 [93 ページ]
2.4.4.2.5.3 ドキュメントバージョンの比較
手順
1. SAP Disclosure Management を起動した状態のドキュメントで [ Disclosure Management ] ツールバーの [ 比較 ] をク
リックします。
2. [ XXX の改訂リスト ] ダイアログボックスで、リストから最新バージョンと比較するバージョンを選択します。
3. [ 比較 ] をクリックしてバージョンを比較し、ダイアログボックスを閉じます。
Word ドキュメントの場合、標準の Microsoft の校閲機能を使用して差異が強調表示された一時的な比較ドキュメントが
開きます。 Excel ドキュメントでは、変更されたセルは強調表示され、セルのコメントに以前の値が表示されます。比較ド
キュメントを閉じると、 [ Microsoft XXX ] ダイアログボックスが表示されます。
4. 次のいずれかを実行します。
○ 比較ドキュメントを保存するには、[ 保存 ] をクリックし、ドキュメントを使用中のコンピュータまたはサーバに保存す
る。
○ 比較ドキュメントを保存しない場合は、[ 保存しない ] をクリックする。
2.4.4.3 データキャッシュへの大量データのインポート方法
コンテキスト
この機能を使用して、データソースから大量データを抽出し、そのデータを SAP Disclosure Management にインポートしま
す。以下のデータソースを使用できます。
● ERP
● データキャッシュ
● Excel
● MS SQL
● OLEDB
● ODBC
● SAP HANA データベース
制限
BW をデータソースとして使用することはできません。
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手順
1.
Disclosure Management タブを選択します。大量データを抽出するには、 大量データリンクの作成 を選択します。
2. 大量データリンクを作成するには、[ 新規 ] を選択します。
3. データのインポート元のソースシステムを入力します。一部のみ (最初の 2 行など) をインポートすることはできません。
4. インポートする前に大量データをプレビューすることができます。プレビューは最初の 100 データ行に制限されています。
5. データを抽出するには、[ OK ] を選択します。
6. 抽出された大量データは、 BMD<n> で始まる名前 (例: BMD1 ) で別のシートに保存されます。
7. 大量データは、クライアント側とサーバ側で最新表示できます。
次のステップ
制限
以下の制限があります。
● 大量データ機能は Excel でのみ使用でき、Word では使用できません。
● 大量データのプレビュー機能で表示できるのは 100 行までです。
● 大量データ機能は、最大で 600,000 行および 7 列をサポートします。
● Excel 2003 (.xls) 形式でサポートされるのは 65,536 行のみであるため、Excel 2003 の大量データ機能で統合でき
るのは 65,536 行までです。
2.4.5 Microsoft Excel でのデータキャッシュの管理
SAP Disclosure Management アドインで提供されている一部の機能は、Microsoft Excel に固有の機能です。
2.4.5.1 Excel の
Disclosure Management 機能
2.4.5.1.1 1 つ以上の外部データプロバイダのデータを伴うデータキャッ
シュへのデータリンクの設定
手順
1. 編集用にドキュメントをチェックアウトして、SAP Disclosure Management アドインを開始します。
2. データプロバイダを保存する 2 つの異なるデータソースを接続します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データリンク ] をクリックします。
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101
4. [ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボックスで、[ 新規 ] をクリックしてデータプロバイダを追加します。
5. [ データプロバイダのロード ] ダイアログボックスで、データソースを選択します。
注記
まだデータソースに接続していない場合、接続を確立するダイアログボックスが表示されます。
6.
をクリックして、選択したデータソースのブリーフィングブックをロードします。
7. ブリーフィングブックを選択します。
8.
をクリックしてブリーフィングブックを実行し、結果をロードします。
変数を定義する必要がない場合は、ブリーフィングブックに含まれるクエリが [ データプロバイダ ] セクションにロードされ
ます。ステップ 10 に進みます。
変数を定義する必要がある場合は、 [ 変数の選択 ] ダイアログボックスが表示されます。
9. 変数を入力し、[ OK ] をクリックして進めます。
ブリーフィングブックに含まれるクエリが [ データプロバイダ ] セクションにロードされます。
10. クエリを選択します。
11. [ OK ] をクリックして設定を適用し、[ データプロバイダのロード ] ダイアログボックスを閉じます。
12. 2 番目のデータプロバイダをロードするには、ステップ 4 から 9 を繰り返します。
13. [ OK ] をクリックして、クエリのすべての結果データを Excel ブックに入力します。
[ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボックスが閉じて、Excel に戻ります。結果データは、ブックに入力されます。
各データプロバイダに対して、BD1、BD2 などの別々のスプレッドシートが作成されます。また、BD テーブルに設定された
すべてのデータを含む、BT というスプレッドシートも作成されます。
14. 必要に応じて他のワークシートを作成します。
15. VLookup 式などの適用可能な参照を介して、ワークシートで必要な値を、BD スプレッドシートに追加します。
16. 必要に応じて、さらにワークシートを追加して、データを手動で維持します。
17. データキャッシュを検証します。
○ 数値セルの書式設定が [ 数値 ] に設定されていることを確認します。
○ データキャッシュの BD テーブルを非表示にします。これにより、Word でオブジェクトをデータリンクする際のパフォ
ーマンスが向上します。
18.
をクリックして、データキャッシュをサーバに保存します。
2.4.5.1.2
データキャッシュへのプロバイダの追加
前提条件
● データソースに接続していません。
● データキャッシュには、さまざまなデータソースのデータプロバイダから取得したデータがすでに含まれています。
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コンテキスト
データプロバイダからデータキャッシュにデータを追加するには、次の操作を実行します。
手順
1. 編集用にドキュメントをチェックアウトして、SAP Disclosure Management アドインを開始します。
2. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データリンク ] をクリックします。
まだデータソースには接続していないため、 [ SAP BusinessObjects Disclosure Management ] ダイアログボックスに
は、データキャッシュ内の既存データのデータプロバイダがロードされていないという警告メッセージが示されます。
3. [ はい ] をクリックして既存のデータのデータプロバイダをロードします。その後、[ 最新表示ウィザード ] ダイアログボックス
が表示されます。
このウィザードには、データプロバイダと既存データのソースが一覧表示されます。プロバイダのチェックボックスはオンに
なっています。
4. [ 次へ ] をクリックします。
5. [ XXX に接続しています ] ダイアログボックスで、ユーザ名とパスワードを入力して [ OK ] をクリックします。
最初にデータソースに接続され、その後 [ XXX に接続しています ] ダイアログボックスが再度表示されます。
6. ユーザ名とパスワードを入力します。
7. [ OK ] をクリックし、入力内容を確認してダイアログボックスを閉じます。外部データソースからのデータを要求するときは
多くの場合、変数を使用します。
変数および候補の値と最後に使用された値が表示されます。
8. 最初のデータプロバイダの最新表示に使用する変数を確認し、必要に応じて変更して、[ 次へ ] をクリックします。
9. 2 番目のデータプロバイダの最新表示に使用する変数を確認して、必要に応じて変更します。
10. [ 次へ ] をクリックして変数データに基づくすべての情報を収集します。
11. [ 次へ ] をクリックして最新表示の手順を続行します。
12. [ 終了 ] をクリックして [ 最新表示ウィザード ] ダイアログボックスを閉じます。
Excel ドキュメント内の、データリンクされたオブジェクトが更新されます。
13. [ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボックスで、[ 新規 ] をクリックして新しいデータプロバイダを追加します。
14. [ データプロバイダのロード ] ダイアログボックスで、データソースを選択します。
まだデータソースに接続していない場合、ダイアログボックスで、接続を確立するために使用する情報の入力を求められ
ます。
15.
をクリックして、選択したデータソースのブリーフィングブックをロードします。
16. ブリーフィングブックを選択します。
17.
をクリックしてブリーフィングブックを実行し、結果をロードします。
変数を定義する必要がない場合は、ブリーフィングブックに含まれるクエリが [ データプロバイダ ] リストにロードされま
す。
18. 変数を定義する必要がある場合は、[ 変数の選択 ] ダイアログボックスが表示されます。変数を入力し、[ OK ] をクリックし
て処理を進めます。
ブリーフィングブックに含まれているクエリが [ データプロバイダ ] リストにロードされます。
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19. クエリを選択します。[ プレビュー ] セクションに結果のプレビューが表示されます。
20.[ OK ] をクリックして設定を適用し、ダイアログボックスを閉じて [ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボックスに戻りま
す。重要 :
一覧表示されるデータプロバイダには、先ほど追加したものを含むすべてのデータプロバイダが表示されます。再作成さ
れた BD シートの番号付けは、この順序で行われます。
最初のデータリンクの後に作成された参照が失われないようにするには、以前のプロバイダが最初にロードされたときと
同じ場所 (同じランク) に表示されていることが必要です。
21. [ オプション ] で [ 上書きの書式 ] を選択し、デフォルトのワークシート BT にも新しいデータプロバイダからのデータが含ま
れていることを確認します。
22.[ OK ] をクリックして、クエリのすべての結果データを Excel ブックに入力します。
[ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボックスが閉じて、Excel に戻ります。結果データは、ブックに入力されます。
各データプロバイダに対して BD1、BD2 などのスプレッドシートがそれぞれ作成されます。また、スプレッドシート BT には
BD テーブル内のすべてのデータが含まれています。
23.
をクリックして、サーバ上にある変更されたデータキャッシュを保存します。
関連情報
2.4.5.1.3 Excel ブックでの範囲の確認
手順
1. 編集用にドキュメントをチェックアウトして、SAP Disclosure Management アドインを開始します。
2. データキャッシュドキュメントをロードします。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーで [ リスト ] をクリックして、データキャッシュで設定された範囲をリスト表示しま
す。
[ Disclosure Management の範囲 ] ダイアログボックスにドキュメントの範囲が表示されます。
4. リストされている範囲内でクリックして、関連する値を表示します。
選択した範囲に切り替わっても、このダイアログボックスは開いたまま維持されます。リストの値をすぐに更新して検証確
認を実行するには、 [ 最新表示 ] をクリックします。
5. [ 閉じる ] をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。
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2.4.5.1.4
コンテンツ最新表示用のエンティティバリアントの作成
手順
1. 編集用にドキュメントをチェックアウトして、SAP Disclosure Management アドインを開始します。
2. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データソース ] をクリックします。
3. [ データソース (ローカル) ] ダイアログボックスで、SAP Disclosure Management セントラルサーバのデータソースを選
択します。
4. [ 接続 ] をクリックして、サーバに接続します。
5. [ セントラルサーバに接続しています ] ダイアログボックスで、サーバにアクセスするユーザ名とパスワードを入力します。
6. [ OK ] をクリックして、セントラルサーバに接続します。
[ データソース (サーバ: セントラルサーバ) ] ダイアログボックスが表示されます。これでサーバと接続されました。データ
ソースがセントラルサーバ自体であっても、データソースに接続する必要があります。
7. 接続するデータソースを選択します。
8.
をクリックしてデータソースに接続します。
9. [ XXX に接続しています ] ダイアログボックスで、データソースのユーザ名とパスワードを入力します。
10. [ OK ] をクリックします。
接続が正常に確立されたことを示す確認メッセージが表示されます。
11. [ OK ] をクリックしてダイアログボックスを閉じ、Excel に戻ります。
12. エンティティテンプレートを選択するには、Excel ワークシートで [ エンティティの変数 ] をクリックします。
13. [ エンティティ ] ダイアログボックスで、 をクリックして、サーバで利用可能なレポートテンプレートを検索します。
注記
検索には、しばらく時間がかかる場合があります。
14. [ テンプレートを選択してください。 ] ダイアログボックスで、テンプレートを選択します。
15. [ OK ] をクリックします。
テンプレートのロードが開始されます。これには、しばらく時間がかかる場合があります。バリアントを作成するには、外部
データソースと接続して、ブリーフィングブックを最新表示にする必要があります。デフォルトでは、一覧表示されたブリー
フィングブックが選択されます。
16. [ 初期バリアント ] ダイアログボックスで、[ ここをクリックしてデータソースを選択します ] が表示されるセルをクリックしま
す。
17. [ データソース (サーバ: セントラルサーバ) ] ダイアログボックスで、ブリーフィングブックのデータソースを選択します。
18.
をクリックしてデータソースに接続します。
19. [ XXX に接続しています ] ダイアログボックスで、データソースのユーザ名とパスワードを入力します。
20.[ OK ] をクリックします。
注記
さらに多くのデータソースに接続する必要がある場合は、各データソースへの接続要求が繰り返されます。
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105
21. [ 次へ ] をクリックします。
更新が成功したことを示す情報メッセージが表示されます。
22.[ 終了 ] をクリックして、[ 初期バリアント ] ダイアログボックスを閉じます。
[ エンティティ ] ダイアログボックスに、各エンティティの選択されたチャプタの変数が表示されます。
23.各変数とエンティティに適した値を入力します。
を表示する値は更新する必要があります。
24.手動で値を入力するには、以下の操作を実行します。
○ デフォルト値がある場合にデータソースからデフォルト値をロードするには、[ 提案値 ] をクリックする。
○ 他の変数を検索するには、[ 変更 ] をクリックする。
25. エラーや不足している変数がないようにするには、[ 分析 ] をクリックします。
26.変数値を保存します。
[ アクションログ ] ダイアログボックスにすべてのエラー、警告、および情報メッセージが一覧表示されます。必要に応じ
て、ログをハードディスクに保存できます。
27. エラーがない場合は、[ アクションログ ] ダイアログボックスの近くにある [ OK ] をクリックします。
28.引き続きレポートの他のチャプタに対して値を定義します。
29.[ エンティティ ] ダイアログボックスを閉じます。
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2.4.5.2 Disclosure Management での
Excel の標準機能の使用
2.4.5.2.1 ER 指定範囲の定義
前提条件
● SAP Disclosure Management に接続し、編集用に Microsoft Office Excel のデータキャッシュが開いています。
● 表示されている値の指定範囲を維持するワークシートをセットアップしてあります。表示されている値は、データが外部デ
ータソースからロードされた BD ワークシートを参照しているか、手動で維持されています。
注記
データソースとデータキャッシュ間の一貫性を維持するために、BD シートに保存されている抽出データを変更しないで
ください。
● 最初の列にはキー値が表示され、すべての値は数値として書式設定されています。
● ER 指定範囲に割り当てる名前は、“ER_” ではじめ、“XXXX_YYYY” を続ける必要があります。“XXXX” で、範囲がキー、
ラベル、または値のどれを参照するかを示します。 “YYYY” で、値が属するコンテキストを示します。ER 指定範囲の定義
では、すべて大文字にする必要があります。
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コンテキスト
SAP Disclosure Management 固有の ER 指定範囲を定義するには、次の手順を実行します。
手順
1. テーブルで、キーを含む最初の列ヘッダをクリックします。
[ 名前ボックス ] フィールドにセル値 (A1 など) が表示されます。
2. [ 名前ボックス ] フィールドをクリックして、キー範囲を入力します。 a. 「 ER_KEYS_XXXX 」と入力します。「 XXXX 」で、貸借対照表、損益などのテーブルの内容を示します。 b.
Return キーを押して、範囲を保存します。
3. テーブルの 2 番目の列ヘッダをクリックします。
4. [ 名前ボックス ] フィールドをクリックして、ラベル範囲を入力します。 a. 「 ER_LABELS_XXXX 」と入力します。「 XXXX 」で、貸借対照表、損益などのテーブルの内容を示します。 b.
Return キーを押して、範囲を保存します。
5. テーブルの 3 番目の列ヘッダをクリックします。
6. [ 名前ボックス ] フィールドをクリックして、最初の値範囲を定義します。 a. 「 ER_VALUES_XXXX_YYYY 」と入力します。「 XXXX 」で、貸借対照表、損益などのテーブルの内容を示し、「 YYYY 」
で、年、地域など値を識別するための細かな特徴を示します。
注意
Excel では範囲がアルファベット順に並べ替えられ、[データリンク] ダイアログボックスには、この順序で列が表示
されます。「YYYY」識別子を定義するときは、このファクトを考慮します。 b.
Return キーを押して、範囲を保存します。
7. 必要な数だけ値範囲を定義します。
8. 完了したら、[ 名前ボックス ] フィールドの下向き矢印をクリックして、すべての定義済み範囲がリストされているか確認し
ます。
例 :
ER_KEYS_CS1
ER_LABELS_CS1
ER_VALUES_CS1_AANOTE
ER_VALUES_CS1_ACT
ER_VALUES_CS1_P1
ER_VALUES_CS1_P2
上に記載されている範囲は、 “CS1” レポートのチャプタに表示される最初のテーブルに対して作成されたものです。この
テーブルでは、位置、ノート、および実績年と過去 2 年分の値を含む列が表示されます。“Notes” 列の範囲名は、必ずテ
ーブルの 3 番目の位置に表示されるように “AA” ではじめます。そうしないと、実績年 (ACT) の値と前年 (P1) の値の間
の 4 番の位置に表示されてしまいます。
9.
をクリックして、変更したデータキャッシュをサーバに保存します。
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107
関連情報
Word のテーブルの挿入とデータプロバイダの選択 [83 ページ]
2.4.5.2.2 BIP 指定範囲の定義
前提条件
SAP Disclosure Management に接続し、編集用に Microsoft Office Excel のデータキャッシュが開いています。
コンテキスト
BIP 指定範囲を Microsoft Office Excel で定義するには、次の手順を実行します。
手順
1. データキャッシュで、BIP 指定範囲を定義するテーブルをマークします。
2. [ 名前ボックス ] フィールドに名前を挿入します。
名前は、 “BIP_” ではじめる必要があります。
BIP 指定範囲の名前を変更するには、[ 数式 ] メニューの [ 名前の管理 ] を選択します。
3.
Return キーを押して、範囲を保存します。
4.
をクリックして、変更したデータキャッシュをサーバに保存します。
結果
データキャッシュで選択したテーブルが、 BIP 指定範囲に保存されます。
次のステップ
Microsoft Office Word のチャプタで、定義した BIP 指定範囲を選択することでこの表を挿入できます。
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関連情報
Word のテーブルの挿入とデータプロバイダの選択 [83 ページ]
2.4.5.2.3 セルへの
IF 式および VLOOKUP 式のリンク
前提条件
● SAP Disclosure Management に接続し、編集用に Microsoft Office Excel のデータキャッシュが開いています。
● 外部データソースから BD シートにデータを抽出してあります。
● ワークシートで位置を必要な順序にしてあります。参照シートのデータを抽出されたデータとは異なる順序で BD シートに
表示する必要があるときなどに VLOOKUP 式を使用します。IF 式は、BD シートに出現するのと同じ順序でデータを参照
し、 BD シートの空の行を 0 や #N/A ではなく空として表示するために使用します。このことは、範囲を扱うときに重要で
す。この式を介すると数値が設定された位置だけをデータリンクリストに表示するためです。
コンテキスト
複数のセルで IF 文または VLOOKUP 文どうしをリンクするには、次の手順を実行します。
手順
1. 対応する値を挿入するには、VLOOKUP 式を値セルに入力します。
例 : =VLOOKUP ($B2,'BD2'!$B$2:D$24,2,0)
テーブル配列全体で値を毎回検索する必要あるため、配列を定義するときは $ 記号を使用します。VLOOKUP 式では、
テーブル配列の最初の列が定義した値を検索する領域です。
2. IF 式を、考えられるエントリの最大数の参照テーブルに入力します。
例 : =IF('BD1'!A9="","",'bd1'!A9)
BD シートの行にデータが表示されると、それがワークシートに表示されます。レポートされたデータがまだない場合は、ワ
ークシートの対応するセルは空のまま維持されます。
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109
2.4.5.2.4 データの修正
手順
1. Excel で SAP Disclosure Management に接続し、編集用にデータキャッシュを開きます。
2. 外部データソースから BD シートにデータを抽出します。
このデータは小数 8 桁で配信されます。
3. 修正データのワークシートを開きます。データは、特定のレポート要件に基づいて小数桁のない数字に切り上げまたは切
り捨てられます。
注記
値のセルは数字として書式設定される必要があります。
例
BD シートに抽出されたデータ
BD シート内の未処理の数字: 10,017,180.92931720
=ROUNDUP('BD1'!A2,0) 式に基づいて代替ワークシートに表示されるデータ: 1 ,017,181
2.4.5.2.5 Word テーブルへの
Excel 書式設定の転送
コンテキスト
Excel では、Microsoft Excel の標準の書式設定機能を使用してテーブルを書式設定することができます。このテーブルを
Word ドキュメントに転送すると、Excel で割り当てられている書式設定も転送されます。
Excel テーブルの書式設定を Word テーブルに転送するには、以下の手順に従います。
手順
1. Excel でデータキャッシュを作成するか既存のデータキャッシュを開き、そのテーブルを Excel で書式設定します。たとえ
ば、セルまたは行をさまざまな色で強調表示したり、太字やイタリックなどの文字書式を割り当てたりします。
2. このテーブルを挿入する Word チャプタを開き、 Disclosure Management テーブル を選択します。
3. データソースを選択します。
4. [データプロバイダのロード] ダイアログで各データキャッシュを開き、データ範囲を選択します。
5. 以下のテンプレートオプションのいずれかを選択します。
○ Excel テンプレート: データキャッシュのデータは、Excel のすべての書式設定情報とともに Word に転送されます。
テーブルは、 Excel で割り当てられた書式を使用する Word テーブルとして、Word ドキュメント内で使用できます。
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警告
手動で適用した書式のみが転送されます。 Excel スタイルテンプレートを使用して割り当てられた書式は Word
に転送されません。
○ Word テンプレート: データは、Excel の書式設定情報なしで Word テーブルに転送されます。Word テンプレートで
定義された書式が割り当てられます。
Word のテーブルの挿入とデータプロバイダの選択 [83 ページ]
を参照してく
ださい。
○ テンプレートなし: キャッシュデータのデータは、書式設定情報なしで Word テーブルに転送されます。
Word で書式変更を適用できます。ただし、テーブルを最新表示すると、これらの変更は Excel で適用された書式で上書
きされます。 Word で適用した列幅への変更は維持されます。
2.4.5.2.6 セルの書式設定
Microsoft Office Excel の標準機能を使用してセルの書式を設定できます。 たとえば、日付または数値としてセルの書式を
設定できます。
注記
セルに上付きの書式設定を使用する場合は、 [ テキスト ] としてセルの書式を設定します。 このようにすると、このセルがデ
ータリンクされている Microsoft Office Word ドキュメントで上付き文字が正しく表示されます。
警告
Microsoft Office Excel ファイルをデータソースとして使用してデータリンクを Microsoft Office Word ドキュメントに作成
した場合、その Microsoft Office Excel ファイルでセルの書式の変更はできません。 これを行うと、最新表示の後で、
Microsoft Office Word ドキュメント内の値が正しく表示されなくなる可能性があります。
非表示の行と列
Excel で行や列を非表示にしている場合、非表示の行や列は Word のテーブルに転送されません。 Excel ドキュメントの書
式設定は保持されます。
小数点揃えタブ
Word の小数点揃えタブに合わせる Excel セルでは、ユーザ設定の書式を使用します。 以下の例に示すとおり、この書式で
は、書式文字列の最初のシーケンスは "_(" で開始して "_)" で終端し、書式文字列はセミコロン記号 (";") で終端する必要が
あります。
Percentage Without Decimals: _(#,##0%_);(#,##0)%;_("-"_)
Percentage With Decimals: _(#,##0.00##%_);(#,##0.00##)%;_("-"_)
Values Without Decimals: _(#,##0_);(#,##0);_("-"_)
Values With Decimals: _(#,##0.00##_);(#,##0.00##);_("-"_)
他の機能との依存関係
Excel では、セルで上付きの書式設定を使用できます。 これにより、Word のテーブルで次の結果が得られます。
● 上付きの書式を設定したセル B の前のセル A で小数点揃えタブ用にユーザ設定の書式を設定している場合、このユー
ザ設定の書式が、 Word のセル A で使用されます。セル A の余白は変更されません。
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111
● 上付きの書式を設定したセル B の前のセル A で小数点揃えタブ用にユーザ設定の書式を設定していない場合、下付き
小数点がこの数値に属しているように見えるよう、セル A の右余白が完全に削除されます。
ドットでセルを埋める
Word のテーブルのセルをドットで埋める必要がある場合は、元の Excel ドキュメントでユーザ設定の書式を使用します。
@*.
既知の制限事項
● グループ化されない。
● 調整可能な列幅を使用すると、右側に配置されたタブが保存されない。
以下の表にサポートされる書式を示します。
Excel の書式設定
テキストの配置の種類
(横方向)
メニュー項目
標準 (テキスト)
Word の書式設定
段落の配置
メニュー項目
左
テキストの配置の種類
(縦方向)
標準 (数値)
左
中央揃え
右
塗りつぶし
両端揃え
選択範囲内で中央
均等割り付け (インデン
ト )
上詰め セルの縦方向の配置 上詰め
右
左
中央揃え
右
左
両端揃え
左
左
中央揃え
[下詰め]
両端揃え
均等割り付け
中央揃え
[下詰め]
上詰め
上詰め
サポート有無
○
○
○
Word では未サポート
○
Word では未サポート
○
Word では未サポート
Word では未サポート
○
○
○
Word では未サポート
Word では未サポート
Excel の書式設定
セルの結合
Word の書式設定
セルの結合
サポート有無
○
Excel の書式設定
フォント
Word の書式設定
フォント
メニュー項目
名前
角かっこ
色
斜体
取り消し線
メニュー項目
名前
角かっこ
色
斜体
取り消し線
サポート有無
○
○
○
○
○
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User Help
Editor Help
Excel の書式設定
フォントの下線の種類
Excel の書式設定
セルの罫線の種類
メニュー項目
一点鎖線
二点鎖線
破線
点線
二重線
細線
メディア
メニュー項目
下付き
上付き
サイズ
標準
太字斜体
会計
二重線
複式簿記
なし
単精度浮動小数点数型
(Single)
Word の書式設定
下線
Word の書式設定
罫線の種類
実線
(一点鎖線)
実線
(二点鎖線)
実線
(破線)
なし
斜めの実線
(一点鎖線)
極太線
実線
Excel の書式設定
セルの罫線の色
Excel の書式設定
インデント
インデント
メニュー項目
セルの書式設定
メニュー項目
左からのインデント
右からのインデント
Word の書式設定
罫線の色
Word の書式設定
段落
段落
メニュー項目
下付き
上付き
サイズ
標準
太字斜体
下線
二重下線
二重下線
なし
下線
サポート有無
はい
はい
はい
はい
はい
Word では未サポート
○
Word では未サポート
○
○
メニュー項目
一点鎖線
二点鎖線
破線
(間隔小)
点線
二重線
細線
単精度浮動小数点数型
(Single)
一点鎖線
二点鎖線
破線
(間隔小)
なし
一点鎖線
3D 浮き出し
単精度浮動小数点数型
(Single)
×
○
×
×
×
○
○
サポート有無
○
○
○
○
×
×
○
メニュー項目 サポート有無
○
メニュー項目
左からのインデント
右からのインデント
サポート有無
○
Word では未サポート
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Excel の書式設定
背景色
背景色
Excel の書式設定
テーブルの書式設定
テーブルの書式設定
テーブルの書式設定
Excel の書式設定
空白行
空白列
メニュー項目
事前定義済み
カスタム
メニュー項目
列の幅
行の高さ
希望テーブル幅
メニュー項目
Word の書式設定
塗りつぶし
塗りつぶし
Word の書式設定
テーブルの書式設定
テーブルの書式設定
テーブルの書式設定
Word の書式設定
空白行
空白列
メニュー項目
事前定義済み
カスタム
メニュー項目
列の幅
行の高さ
希望テーブル幅
メニュー項目
サポート有無
○
○
サポート有無
○
○
はい
サポート有無
○
○
2.4.5.3 PDF プレビューを使用したデータキャッシュの作成方法
コンテキスト
PDF プレビューを使用して新しいデータキャッシュレポートを作成するには、以下のステップを実行します。
1.
管理 タブで レポートタイプ を選択します。
2.
新しいレポートタイプ をクリックし、レポートタイプの新しい名前を挿入します。
3. レポートタイプ管理で チャプタコンテンツ タブを開き、 Microsoft Excel (97-2003) (.xls) および Microsoft Excel (.xlsx)
を選択して、レポートタイプで Excel ファイルを処理できるようにします。
4.
出力形式 タブに移動し、出力形式として Excel から PDF を選択します。 このエントリは、プラグイン
SAP.DM.Excel2PdfRender.Plugin.dll と関連付けられる必要があります。このプラグインは、新しいレポートタ
イプを作成する前に SAP Disclosure Management でインストールおよび登録する必要があります。
5.
OK を選択して設定を保存し、SAP Disclosure Management で新しいレポートタイプを作成します。 それにより、このレ
ポートタイプを使用できるようになります。
2.4.5.3.1 PDF アドホックプレビューの作成方法
コンテキスト
PDF アドホックプレビューは、PDF 出力結果のコンテンツバージョンを作成することなく、レポートおよびチャプタレベルで作成
できます。 アドホックプレビューを実行するには、以下の手順に従います。
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1. SAP Disclosure Management で 全般 タブを選択します。
2.
利用できるプレビュータイプ 領域を選択します。
3. リンク Excel から PDF をクリックします。 これにより、PDF プレビュープロセスがトリガされます。
4. PDF 出力結果が作成されると、ダウンロードダイアログが Web ブラウザで表示されます。
結果
PDF ドキュメントをハードドライブに保存するか、またはローカルにインストールされた Acrobat Reader アプリケーションを使
用してドキュメントを直接開くことができるようになります。
2.4.5.3.2 PDF プレビュー改訂の作成方法
コンテキスト
PDF プレビューは、レポートレベルのみで作成できます。
1. SAP Disclosure Management の 全般 タブで、レポート名を選択します。
2.
作成 を選択します。これにより、改訂された PDF 出力結果を含む PDF 作成プロセスがトリガされます。
3. プロセスの終了直後に、作成された PDF をダウンロードすることはできません。 改訂 タブに移動し、ダウンロードする改
訂を選択します。
4. 改訂レコードを選択したら、 ダウンロード を選択してファイルをローカルハードドライブにダウンロードします。
2.4.6 Microsoft Word でのテキストドキュメントの管理
2.4.6.1 Word の
Disclosure Management 機能
Word の SAP Disclosure Management 固有の機能は、データリンク設定に使用するオブジェクトとテーブル設計テンプレー
トに関連するものです。 Word でデータリンク設定に使用されるオブジェクトには、次のものがあります。
● テーブル
● 式フィールド[シキフィールド]
● 変動テキストフィールド
● 埋め込み Excel シート
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115
2.4.6.1.1 Word テーブルオブジェクトおよび関連テンプレートファイル
の使用
Word で最も一般的なデータリンク用のオブジェクトは Word テーブルです。このテーブルには、クエリ結果のすべてまたは一
部が含まれます。後者の場合、部分データをロードする場合は、相対参照と絶対参照を区別して必要な結果を取得する必要
があります。
データプロバイダに固定マトリクス構造が表示される場合は、絶対フィールド参照を使用して選択したデータのみをリンクする
ことができます。データプロバイダに可変マトリクス構造が表示される場合は、上位 N クエリなどの一部の例外を除き、相対フ
ィールド参照を使用して選択したデータのみをリンクする必要があります。
SAP Disclosure Management では以下の場合、相対フィールド参照のみを使用できます。
● 外部の SAP BW データソースからのフィールドが含まれるクエリ結果
● 指定範囲に内部データソースとして SAP Disclosure Management データキャッシュを使用している Excel テーブル
データプロバイダを選択すると指定範囲列および指定範囲行ヘッダが明るい青色で強調表示されるため、フィールドまたは指
定範囲が存在するかどうかを簡単に確認できます。
以下の場合は、テンプレートを使用して企業デザインをテーブルに適用することができます。
● ほとんどのテーブルが同じ方法で作成され、同じデザインを表示する場合。
● テーブルの書式がテキスト段落の書式と異なっており、テキスト段落の書式に干渉しない場合。
● 異なるレポートで同じ書式が使用される場合。
データプロバイダを Word ドキュメントにリンクさせる場合は、結果テーブル全体をロードするか、特定のデータのみをロード
するかを決定する必要があります。データを選択したら、データをテーブルテンプレートにタグ設定するか、特定のデザインを
出力ドキュメント内のテーブルに適用するかを決定する必要があります。
注記
Excel でデータキャッシュに適用した書式設定を
Word テーブルに転送することもできます。 Word テーブルへの Excel 書
Word テーブルテンプレートとタグ設定
主な作業としては、データプロバイダからデータをロードするほか、固有のテーブルテンプレートファイル
BIP_WordTableDef.doc を作成します。このファイルには、SAP Disclosure Management の各種レポートで使用されるテ
ーブルデザインが保存されます。各デザインには固有の名前が付いています。デザインは、データプロバイダ接続が最初に、
または後半の段階で作成されたときにテーブルに割り当てることができます。
テーブルテンプレートの作成に精通するには、 Word の標準ツールのみを使用する場合でも時間がかかります。テンプレート
を作成する場合は、 [ ブリーフィングブックの貼り付け ] ツールを使用できます。最後にロードされたブリーフィングブックがキャ
ッシュメモリに保存されます。
テンプレートをテストするときは、テーブルが含まれているテンプレートとドキュメントファイルの両方を開くことができます。デー
タプロバイダをロードするかデータを最新表示して、ドキュメント内のテンプレートデザインを確認します。十分な結果が得られ
ない場合は、開いているテンプレートに戻って変更を行います。変更を保存してドキュメントに戻り、データをキャッシュから再
ロードして (最新表示するよりも短時間で済みます)、テーブルへのデザインの変更の効果を確認します。
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開いている 2 つのファイルを切り替えながら操作を続けて、必要な結果を得ます。データキャッシュに空の行または追加の列
を追加する必要がある場合は、最新表示機能に戻ってテーブルを更新する必要があります。
注記
テンプレートを介して書式の更新対象からオブジェクトを除外する場合は、オブジェクト管理のオプションの選択を解除しま
す。
2.4.6.1.1.1 Word のテーブルの挿入とデータプロバイダの選択
手順
1. Microsoft Word で、編集するチャプタをチェックアウトします。
2. データソースに接続します。
3. データリンクされたテーブルを挿入する位置にカーソルを置きます。
4. テーブルを表示するには、 Disclosure Management ツールバーの テーブル を選択します。
5.
オブジェクトのデータリンク ダイアログボックスが自動的に表示されない場合は、 Disclosure Management ツールバーの
データリンク を選択します。
6.
オブジェクトのデータリンク ダイアログボックスで、 新規 を選択してデータプロバイダを追加します。
7. [ データプロバイダのロード ] ダイアログボックスの [ データソース ] リストで、接続されたデータソースを選択します。
8.
を選択します。
9. [ ブリーフィングブックまたはクエリ /ビューのロード ] リストでブリーフィングブックを選択します。
ヒント
[ DM (Disclosure Management) ] データソースを選択した場合、特定の期間またはレポートのリストをフィルタできま
す。 リストをフィルタするには、 を選択します。
フィルタは、現在のセッションに適用されます。 SAP Disclosure Management プラグインを閉じてから再開した場合
は、フィルタを再度設定する必要があります。
10.
を選択します。
11. 変数を定義する必要がない場合は、ブリーフィングブックに含まれるクエリが データプロバイダ リストにロードされます。
12. 変数を定義する必要がある場合は、 変数の選択 ダイアログボックスが表示されます。 変数を入力し、 OK を選択します。
ブリーフィングブックに含まれるクエリが [ データプロバイダ ] リストにロードされます。
13. リストからクエリを選択します。 プレビュー ボックスに結果のプレビューが表示されます。
14.
OK をクリックして、設定を適用します。
15.
OK を選択して、クエリのすべての結果データをテーブルに入力します。
ダイアログボックスが閉じて、 Word に戻ります。 結果データは、テーブルに入力されます テーブルはまだ書式設定され
ていません。
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必要な書式設定をテーブルに適用するには、その書式設定を Word のテーブルテンプレートにタグ設定できます。 ブリ
ーフィングブックまたはクエリを選択したら、 保存 を選択してファイルをコンピュータかネットワークドライブに保存します。
制限
Word のテーブルで使用できる最大列数は、58 です。500 行を上回る結果をロードすると、クライアント PC への過度
な作業負荷の原因となり、結果が表示されるまでに時間がかかることがあります。
ヒント
クエリのすべての結果データを転送する代わりに、結果を編集して特定のデータを選択できます。
ヒント
単一クエリまたはクエリビューを直接ロードするには、 データプロバイダのロード ダイアログボックスで接続されたデー
タソースを選択してから を選択します。 ブリーフィングブックへのクエリ /ビューの追加 ダイアログボックスで必要
なクエリ /ビューを検索して、 選択されたエントリ ボックスに移動します。
注記
ブックマークとテーブルが破損する恐れがあるため、 SAP Disclosure Management でデータリンクされた Word テ
ーブルをコピー & ペーストしないでください。
関連情報
2.4.6.1.1.2 Word テーブルテンプレートの作成
手順
1. Microsoft Word で新しいドキュメントを開きます。
2.
挿入 表 をクリックします。
3. サブメニューで、[ 表の挿入 ] をクリックします。
4. [ 表の挿入 ] ダイアログボックスで、テーブルのサイズを選択します。
ヒント
不要なテーブルの要素を削除するのは簡単なので、最初は列と行の数を少し多めに選択することをお勧めします。
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5. [ OK ] をクリックして設定を適用し、ダイアログボックスを閉じます。
6. テーブルの最初のセルをクリックします。
7.
レビュー 新しいコメント をクリックし、テンプレートの書式の名前をコメントとして挿入します。
データ入力の準備ができたコメントフィールドが表示されます。
8. テンプレートの書式の名前を入力します。たとえば、企業デザインの一覧の場合は CDT1 (Corporate Design Table 1)、
または損益計算書の場合は P&L (Profit and Loss) のように入力します。
9. 行の名前を作成します。
スタイル設定と書式設定のヒント
○ 各行のデザインの名前は、1 つの単語にする必要があります。 1 つの行は “Default” という名前にする必要がありま
す。一般的には、この名前はヘッダまたは合計ではない通常の明細を表し、デフォルトですべての行に割り当てられ
ます。 行の名前は、行の最初のセルに入力する必要があります。
○ テンプレートの各セルでは、正しい書式でエントリが表示される必要があります。そうでない場合は、テンプレートが
テーブルにロードされるときに書式は無視されます。
○ 一定のデザインを再現するために書式設定したテーブルに空の行が必要な場合など、データキャッシュを適応させ
て空の行を追加する必要がある場合があります。 脚注の上付き文字番号 (30051) の場合、その上付き文字にの
み列を追加する必要があります。
○ テンプレートには、Word レポートのテーブルと同じ数の列が表示される必要があります。
10. 次の要素の必要な数と名前を選択します。
○ ヘッダ行
○ 空の行
○ 合計を含む行
11. Default 行を選択します。
12. 必要に応じて、脚注用の行を選択します。
13. 各行のフォント、フォントスタイル、およびサイズを選択します。
14. 必要に応じてセルを結合します。
別々の行にあるセルを横方向に結合する場合は、必ず一貫した方法で結合します。 たとえば、列 1 と 2 にある 2 つのセ
ルを結合してから、次の行では列 2 と 3 にある 2 つのセルを結合するような操作は許可されていません。
以下の図は、許可されていないセルの結合を示しています。
15. 各行とセルに罫線と網掛けを設定します。
注記
左上のセルの罫線はテーブルの左側全体に影響し、右下のセルの罫線はテーブルの右側全体に影響します。 これを無
視するには、行説明の前に & 記号を追加する必要があります。
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119
16. 個々のテーブル書式にスタイルを作成します。
17. BIP_WordTableDef.doc という名前でドキュメントを保存します。
○ 一元化された環境で作業していないが、SAP Disclosure Management の他のすべてのユーザにテンプレートを使
用させる場合は、すべてのユーザがアクセス可能なパブリックネットワークドライブにファイルを保存します。
○ 一元化されたサーバ環境で作業している場合は、システム管理者に SAP Disclosure Management へのファイル
のアップロードを依頼する必要があります。 アップロードされると、ローカルコンピュータからドキュメントを編集できま
す。
2.4.6.1.1.3 Word のテーブルテンプレートの編集
手順
1. Word で、編集に使用するチャプタを開いて、SAP Disclosure Management アドインを開始します。
2. [ Disclosure Management ] タブの [ テーブルテンプレート ] セクションで、[ 編集 ] をクリックします。
BIP_WorldTableTemplate.doc テンプレートファイルが開きます。
3. 必要な変更を適用します。
4. 次のいずれかを実行します。
○ ローカルで作業している場合は、[ クイックアクセスツールバー ] で をクリックして、変更をファイルに保存します。
○ サーバからチェックアウトしたテンプレートで作業している場合は、次の手順を実行します。
1. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ コンテキスト ] セクションで、[ 変更を適用する ] をクリックします。
2. [ チェックインコメント ] ダイアログボックスで、変更の説明を入力します。
3. [ 閉じる ] を選択して変更したドキュメントをチェックインし、SAP Disclosure Management での作業を続行しま
す。
4. [ 編集 ] を選択してドキュメントをチェックインして、再度チェックアウトします。
5. [ 表示 ] を選択してドキュメントをチェックインして、Word の表示モードで再度開きます。
6. [ OK ] をクリックします。
関連情報
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2.4.6.1.1.4 Word テーブルテンプレートの適用
手順
1. Word で、編集用のチャプタをチェックアウトして、SAP Disclosure Management アドインを開始します。
2. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データリンク ] をクリックします。
3. ロード済み ( ) データプロバイダが表示されている [ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボックスで、[ データプロバ
イダ ] ツールバーにある [ オプション ] セクションの [ テンプレートを使用 ] チェックボックスをオンにします。
4. [ タグ ] をクリックして、ロード済みデータのタグ設定を開始します。
[ テンプレートの書式 ] ダイアログボックスが表示されます。 ダイアログボックスの下部には、レポート項目が表示されま
す。 最初の列の [ 書式設定 ] で、選択した書式テンプレートの必要な書式を個別の行に割り当てます。 デフォルトの書式
が行に自動的に割り当てられます。
5. [ テンプレート ] リストから、テンプレートの書式を選択します。
テンプレートの書式が [ 書式設定 ] リストにロードされます。
6. 各行で、[ 書式設定 ] リストから必要な書式を選択します。
注記
[ 無視 ] をクリックすると、その行は出力時に無視されます。
7. [ 保存 ] をクリックします。
[ テンプレート ] ダイアログボックスが閉じて、[ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボックスに戻ります。
8. [ OK ] をクリックして、タグ設定されたテーブルをドキュメントにロードします。
結果
[ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボックスが閉じて、Word に戻ります。 テーブルは、そのテーブルの行に割り当てられ
ているタグ設定された書式で表示されます。
例
データキャッシュと ....
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121
...テンプレートの書式から
....レポート内の書式設定されたテーブルに対して
...タグ設定します。
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関連情報
Word ドキュメントのテーブルを更新するための [ブリーフィングブックの貼り付け] オプションの使用 [125 ページ]
2.4.6.1.1.4.1 Word のテーブルタグ構造の設定
コンテキスト
BIP Microsoft Word XML テーブルタグを使用すると、タグ情報を複数のチェックアウトレポートチャプタに同時に割り当てら
れます。つまり、特定のデータキャッシュチャプタにタグ情報を直接割り当てることができます。これにより、 1 つの SAP
Disclosure Management レポート内で使用されている他の複数のテーブルタグ XML ファイルのうち 1 つのテーブルタグ
XML ファイルを個別に変更できます。レポート内で使用されている各データキャッシュに対して 1 つのテーブルタグファイルを
割り当てることができます。
この機能をデータキャッシュチャプタレベルで使用するには、レポートタイプとして データキャッシュ を選択し、 Word のテーブル
タグ タブを選択します。このタブでは、テーブルタグ XML 改訂をアップロード、ダウンロード、または復元できます。テーブルタ
グ XML ファイルをアップロードまたは作成すると、この特定のデータキャッシュチャプタに自動的に割り当てられ、Word テン
プレート書式設定オプションに関連するテーブル書式設定で常に使用されるようになります。使用できるテーブルタグ XML 改
訂がない場合は、グローバルテーブルタグ XML ファイルが使用されます。データキャッシュチャプタ固有のテーブルタグ
XML ファイルの改訂は、チャプタ改訂やレポート改訂と同じ方法で扱われます。
ユーザは各データキャッシュのタグ XML ファイルを割り当てられます。XML ファイルそのものは、管理領域にあります。
タグ改訂の作成
タグ情報 XML ファイルは、SAP Disclosure Management クライアントで Word テンプレートオプションを使用してはじめて
データリンクを作成したときに作成されます。リンクされたテーブルは、 BIP_WordTableDef テンプレートから取得された行ス
タイルの定義で書式設定されます。タグ情報 XML ファイルは、ユーザが書式設定処理を完了するまで、チェックアウトされた
ままになります。
タグ XML ファイルのアップロード
1. データキャッシュチャプタの Word のテーブルタグ タブを選択します。
2.
参照 ...
を選択してテーブルタグ XML ファイルを選択し、 ドキュメントの追加 を選択して、選択したファイルをアップロードし
ます。
3. ファイルが正常にアップロードされると、アップロードされたファイルがデフォルトで BIP Word テーブル書式設定に使用さ
れます。
タグ XML ファイルのダウンロード
さまざまな改訂の BIP Word タグ XML ファイルを扱うことができます。
1. データキャッシュチャプタの Word のテーブルタグ タブを選択します。
2. テーブルタグ XML ファイルの特定の改訂を選択します。
3.
ダウンロード を選択してダウンロードします。
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123
タグ XML ファイルの改訂の復元
いくつかの改訂を持つ BIP Word テーブルタグ XML ファイルがある場合、Word のテンプレートによるテーブル書式設定で
使用する特定の改訂の XML ファイルを復元することができます。
1. 改訂リストで目的の改訂レコードを選択して、タグ改訂リストの下の 復元 を選択します。
詳細については、 Disclosure Management 管理ガイドの BIP_WordTableTagging.xml デザインファイルの下のコンテンツ
の最新表示用設定ファイルも参照してください。
2.4.6.1.1.4.2 Word テーブル定義の設定
この機能を使用し、テーブル定義を特定の Word レポートに直接割り当てることで、BIP Word テーブル定義ファイル
BIP_WordTableDef.doc
の複数の使用方法を設定します。これにより、テーブル定義ファイルを他のテーブル定義ファイル、
特に SAP Disclosure Management で使用されるグローバルなテーブル定義ファイルとは別に変更することができます。デ
フォルトでは、すべての SAP Disclosure Management レポートに 1 つのグローバルなテーブル定義ファイルが割り当てら
れています。
1 つの Word レポートにテーブル定義ファイルを 1 つ割り当てるには、 ローカルな Word テーブル定義を使用する チェックボッ
クスをオンにします。
テーブル定義ファイルをアップロードまたは作成すると、この特定の Word レポートに自動的に割り当てられ、Word テンプレ
ート書式設定オプションに関連するテーブル書式設定で使用されます。このセクションで使用できるテーブル定義改訂がない
場合は、グローバルなテーブル定義ファイルが使用されます。
この機能を使用するには、以下のステップを実行する必要があります。
1. SAP Disclosure Management で、 設定 レポートの管理 を選択します。
2. レポートを選択し、 レポートの編集 を選択します。
3.
全般 タブで、 ローカルな Word テーブル定義を使用する チェックボックスをオンにします。
4.
OK を選択します。
5. テーブル定義ファイルをアップロードまたは作成した場合は、Word レポートに自動的に割り当てられ、Word テンプレー
ト書式設定オプションに関連するテーブル書式設定で使用されます。
2.4.6.1.1.4.2.1 Word テーブル定義ファイルのアップロードとダウンロー
ド
コンテキスト
新しいテーブル定義ファイルを手動でアップロードできます。 Word テーブル定義改訂リストの下にある、統合されたアップロ
ード機能を使用することができます。 参照 ボタンを使用してテーブル定義ファイルを選択し、 アップロード を選択して選択したフ
ァイルをアップロードします。ファイルが正常にアップロードされると、アップロードされたファイルがデフォルトで BIP Word テ
ーブル書式設定に使用されます。
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手順
1. Word レポートレベルで、 Word テーブル定義 タブに移動します。
2. アップロードするファイルを探して選択して、 アップロード を選択します。ファイルが正常にアップロードされると、アップロー
ドされたファイルがデフォルトで BIP Word テーブル書式設定に使用されます。
2.4.6.1.1.4.2.2 Word テーブル定義改訂の作成、復元、およびダウンロ
ード
コンテキスト
新しい Word テーブル定義ファイルをアップロードすることで、Word テーブル定義改訂を作成できます。改訂リストに少なくと
も 2 つの改訂がある場合は、前の改訂のテーブル定義ファイルを復元することで、新しい改訂を作成することもできます。テ
ーブルの書式設定には、最新の改訂のテーブル定義ファイルが常に使用されます。
手順
1. Word レポートレベルで、 Word テーブル定義 タブに移動します。
2.
アップロード 、 復元 、または ダウンロード を選択することで、 Word テーブル定義をアップロードします。
2.4.6.1.1.5 Word ドキュメントのテーブルを更新するための
[ブリーフィン
グブックの貼り付け
] オプションの使用
手順
1. Word で、編集するチャプタをチェックアウトして開きます。
2. SAP Disclosure Management アドインを開始します。
3. データソースとプロバイダに接続します。
4. 変更するデザイン書式が設定されたテーブルを選択します。
5. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ テーブルテンプレート ] セクションで、[ 編集 ] をクリックして、
WordTableTemplateDef.doc ファイルをロードします。
6. ファイル内で必要な書式テンプレートを選択して、必要な変更を行います。
7. WordTableTemplateDef.doc ファイルを保存します。
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一元化された環境で作業している場合は、 [ チェックインコメント ] ダイアログボックスの [ 編集 ] を選択してドキュメントをチ
ェックインし、再チェックアウトします。
8. Word ドキュメントに戻ります。
9. コンピュータから最新データを使用してテーブルを更新するには、[ Disclosure Management ] ツールバーの [ ブリーフィ
ングブックの貼り付け ] セクションで、[ ドキュメント ] をクリックします。
データの再ロード中に変更した書式テンプレートも適用され、すぐに結果を確認できます。
10. 書式テンプレートに新しい行を入力した場合、テーブルを再構成する必要があります。これを行うには、[ データリンク ] を
クリックして [ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボックスを開き、[ タグ ] をクリックします。
11. 編集を続行する必要がある場合は、 Alt + Tab キーを押して、テンプレートファイルに戻ります。
注記
更新したテーブルに変更を適用する場合は、ステップ 8 から 10 を再適用する必要があります。
2.4.6.1.1.6 テンプレートの書式更新からのオブジェクトの除外
手順
1. Word で、編集するチャプタを開きます。
2. SAP Disclosure Management アドインを開始します。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ オブジェクト ] をクリックします。[ オブジェクトの管理 ] ダイアログボックスにデ
ータリンクされたオブジェクトのリストが表示されます。
4. テンプレートの書式更新から除外するオブジェクトの [ テンプレートを使用 ] チェックボックスをオフにします。
5. [ オブジェクトの管理 ] ダイアログボックスを閉じて Word に戻ります。
2.4.6.1.1.7 Word の表でのデータ選択
データプロバイダは、データソースの種類に応じて、次の種類のデータを表示できます。
● クエリデータのすべてまたは一部
● データプロバイダのメタデータ
● SAP Business Document Store (BDS) のドキュメント
関連情報
データプロバイダからの一連のデータの選択 [127 ページ]
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2.4.6.1.1.7.1 データプロバイダからの一連のデータの選択
手順
1. Word で、編集に使用するチャプタドキュメントを開きます。
2. データソースに接続します。
3. [ データリンク ] をクリックし、[ オブジェクト ] の [ データリンク ] ダイアログボックスで、データリンクされたオブジェクトのデー
タプロバイダを選択します。
4. [ 編集 ] をクリックするか、データプロバイダをダブルクリックします。
[ データプロバイダ ] ダイアログボックスの画面領域上部には [ データ ] タブが表示され、画面領域下部には選択されてい
る実際のデータのプレビューが表示されます。
5. 画面領域下部の をクリックして、この領域を空にします。
6. 行を選択するには、次の手順を実行します。 a. 次のいずれかの操作を実行して、必要なデータを表示する行を選択します。
○ 画面領域上部で、必要な行をダブルクリックします。
○ 画面領域上部で行を選択し、 をクリックしてから、画面領域下部のヘッダの をクリックします。
データは、可能である場合は列と行のヘッダと共にプレビューに転送されます。 b. 必要に応じて、各行のデータをさらに選択して手順 3 を繰り返します。 c. [ OK ] をクリックしてデータの選択を確認してからもう一度 [ OK ] をクリックし、選択したクエリデータをデータリンクされ
たオブジェクトに入力します。
[オブジェクトのデータリンク] ダイアログボックスが閉じて、Word に戻ります。
7. 列を選択するには、次の手順を実行します。 a. 次のいずれかの操作を実行して、必要なデータを表示する列を選択します。
○ 画面領域上部で、必要な列をダブルクリックします。
○ 画面領域上部で列を選択し、 をクリックしてから、画面領域下部のヘッダの をクリックします。
データは、可能である場合は列と行のヘッダと共に転送されます。 b. 必要に応じて、各列に含まれているデータをさらに選択して手順 3 を繰り返します。 c. [ OK ] をクリックしてデータの選択を確認してからもう一度 [ OK ] をクリックし、選択したクエリデータをデータリンクされ
たオブジェクトに入力します。
[オブジェクトのデータリンク] ダイアログボックスが閉じて、Word に戻ります。
8. セルを選択するには、次の手順を実行します。 a. 次のいずれかの操作を実行して、必要なデータを表示するセルを選択します。
○ 画面領域上部で、必要なセルをダブルクリックします。
○ 画面領域上部でセルを選択し、 をクリックしてから、画面領域下部のヘッダの
データは、可能である場合は列と行のヘッダと共に転送されます。 b. 必要に応じて、各セルに含まれているデータをさらに選択して手順 3 を繰り返します。
をクリックします。
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127
c. [ OK ] をクリックしてデータの選択を確認してからもう一度 [ OK ] をクリックし、選択したクエリデータをデータリンクされ
たオブジェクトに入力します。
[オブジェクトのデータリンク] ダイアログボックスが閉じて、Word に戻ります。
9. すべてのデータを選択するには、次の手順を実行します。 a. 画面領域下部のヘッダの をクリックします。
データは、列と行のヘッダと共に転送されます。 b. [ OK ] をクリックしてデータの選択を確認してからもう一度 [ OK ] をクリックし、選択したクエリデータをデータリンクされ
たオブジェクトに入力します。
[オブジェクトのデータリンク] ダイアログボックスが閉じて、Word に戻ります。
2.4.6.1.1.7.2 メタデータの選択
手順
1. Word で、編集用のチャプタドキュメントをチェックアウトします。
2. データソース、およびデータリンクされたオブジェクト用に選択されたデータプロバイダに接続します。
3. [ データリンク ] をクリックし、[ オブジェクト ] の [ データリンク ] ダイアログボックスで、データリンクされたオブジェクト用のデ
ータプロバイダを選択します。
4. データプロバイダをダブルクリックします。
をクリックして選択されていないデータを空にします。 5. [ データプロバイダ ] ダイアログボックスの下部のセクションで、
6. 画面領域上部の [ メタデータ ] タブをクリックします。
画面領域上部に、使用可能なメタデータが表示されます。
7. 必要なメタデータを選択します。
8.
をクリックします。
メタデータがプレビューセクションに転送されます。
9. 必要なすべてのメタデータをロードする必要が生じるたびに、この手順を繰り返します。
10. [ OK ] をクリックして、選択したクエリデータをデータリンクされたオブジェクトに入力します。
結果
[ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボクスが閉じて、Word に戻ります。
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2.4.6.1.1.8 データリンクされたテーブルの調整可能な列幅
コンテキスト
データリンクされたテーブルの列幅を変更すると、データの最新表示時のデフォルトの動作では、以前の列幅が復元されま
す。データリンクされたテーブルの列幅を手動で調整する場合は、以下の操作を実行します。
手順
1. テーブルを選択して、 [ オブジェクトの詳細 ] を選択します。
2. [ 調整可能な列幅 ] チェックボックスを選択し、[ OK ] をクリックします。
結果
最新表示の後、手動で設定したとおりに列幅が保持されます。
注記
再度、同じオブジェクトにデータリンクを設定する場合は、 1 回列幅を再調整する必要があることがあります。
2.4.6.1.2
データリンクされた式フィールドオブジェクト
式フィールドは定量的な単一のデータフィールドで使用されますが、例外的に、桁数が制限された定性的な単一のデータフィ
ールドで使用されることもあります。データプロバイダの構造が経時変化しない固定マトリクス構造である場合は、相対フィー
ルド参照と絶対フィールド参照の違いは重要ではありません。必要な値は常に同じセルに格納されるため、絶対参照は適切
に機能します。
データプロバイダが可変マトリクス構造である場合は、上位 N クエリなどの一部の例外を除き、相対参照を使用してセルのコ
ンテンツをリンクする必要があります。
SAP Disclosure Management では以下の場合、相対フィールド参照のみを使用できます。
● 外部の SAP BW データソースフィールドが含まれるクエリ結果
● 指定範囲を含む Excel の Disclosure Management データキャッシュ
データプロバイダを選択すると指定範囲列および指定範囲行ヘッダが明るい青色で強調表示されるため、フィールドまたは指
定範囲が存在するかどうかを簡単に確認できます。
式フィールドオブジェクトは主に、データプロバイダテーブルのセル内の定量的な唯一の値へのリンクを作成するときに使用さ
れます。
SAP Disclosure Management では式フィールドに対してクイック選択機能が用意されており、データソースが接続されてデ
ータプロバイダがロードされると、データプロバイダの編集ステップがスキップされ、セルを選択するための [ データプロバイ
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129
ダ ] ダイアログボックスが自動的に表示されます。データプロバイダの構造 (固定または可変) に基づき、絶対フィールド参照
または相対フィールド参照を使用してリンクを作成します。
関連情報
ドキュメント内のデータリンクされたオブジェクト [79 ページ]
2.4.6.1.2.1 範囲を伴うデータキャッシュを使用する式フィールドのデータリ
ンク
手順
1. Word で、編集用のチャプタドキュメントをチェックアウトします。
注記
このタスクは、この Word ドキュメントですでにフィールドがデータリンク済みであることを前提としています。
2. SAP Disclosure Management アドインを開始します。
3. 必要なデータソースと、内部データキャッシュの Excel ファイルであるデータプロバイダを接続します。
必要なデータは、範囲を伴うシートに格納されています。
4. ドキュメントで、式フィールドを挿入する位置にカーソルを置きます。
注記
変動テキストまたはテーブルオブジェクトにカーソルを置いた場合は、エラーメッセージが表示されます。
5. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ 式フィールド ] をクリックして、式フィールドを挿入します。
[ クイック選択 : XXX ] ダイアログボックスに、以前にテーブルのデータリンクに使用したデータプロバイダのデータがテーブ
ル示されます。列ヘッダおよび行ヘッダが薄い青色で強調表示されます。
6. 必要な内容が表示されているセルをクリックします。
[ 書式タイプ ] リストのエントリは、数値を選択したかテキスト値を選択したかによって変わります。
7. [書式タイプ] リストで、数値の場合は 10 進数以外、ユーロ、パーセンテージなど、テキストの場合は大文字などの書式
設定詳細を選択します。
注記
アンカーアイコンが選択されていないことを検証します。選択されている場合、フィールド参照が絶対になります。
8. 下向き矢印をクリックして、式フィールドに選択した値をデータリンクします。
選択した値が式フィールドに入力されます。
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2.4.6.1.2.2 上位
N リストの BW クエリを使用する式フィールドのデータリ
ンク
手順
1. Word で、編集用のチャプタドキュメントをチェックアウトして、SAP Disclosure Management アドインを開始します。
注記
まだドキュメントでデータプロバイダを使用していない場合、データソースには接続されていません。
2. ドキュメントで、式フィールドを挿入する位置にカーソルを置きます。
注記
変動テキストまたはテーブルオブジェクトにカーソルを置いた場合は、エラーメッセージが表示されます。
3. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ 式フィールド ] をクリックして、式フィールドを挿入します。
4. [ クイック選択 : XXX ] ダイアログボックスで [ ブリーフィングブックのロード ] アイコンをクリックして、データソースと必要な
データプロバイダを接続します。
5. [ データプロバイダのロード ] ダイアログボックスの [ データソース ] リストからデータソースを選択します。
6. [ XXX に接続しています ] ダイアログボックスで、ユーザ名とパスワードを入力します。
7. [ OK ] をクリックして、データソースに接続します。
8.
をクリックして、選択したデータソースのブリーフィングブックをロードします。
9. [ ブリーフィングブックまたはクエリ /ビューのロード ] リストでブリーフィングブックを選択します。
10.
をクリックしてブリーフィングブックを実行し、結果をロードします。
変数を定義する必要がない場合は、ブリーフィングブックに含まれるクエリが [ データプロバイダ ] リストにロードされま
す。
11. 変数を定義する必要がある場合は、[ 変数の選択 ] ダイアログボックスに値を入力して、[ OK ] をクリックします。
12. クエリを選択します。
[ プレビュー ] セクションに結果のプレビューが表示されます。
13. [ OK ] をクリックして [ データプロバイダのロード ] ダイアログボックスを閉じて、[ クイック選択 : XXX ] ダイアログボックスに
戻ります。
クエリ結果が [ データ ] タブに入力されます。値を伴う BW クエリをロードしたので、デフォルトで、データは関連フィールド
参照とともに選択されます。順位リストの最初の値に絶対参照を設定する必要があります。
14. リストの最初の値を選択します。
[ 書式タイプ ] リストのエントリは、数値を選択したかテキスト値を選択したかによって変わります。
15. [書式タイプ] リストで、数値の場合は 10 進数以外、ユーロ、パーセンテージなど、テキストの場合は大文字などの書式
設定詳細を選択します。
16. アンカーアイコンをクリックして、参照が絶対になるよう定義します。
17.
をクリックして、式フィールドに選択した値をデータリンクします。
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131
結果
選択した値が式フィールドに入力されます。
2.4.6.1.2.3 式フィールドでのアンカー付きデータキャッシュ値のデータリ
ンク
この機能を使用すると、データキャッシュ内の行および列が移動されるときにも、式フィールドをアンカー付きの固定値にリンク
したままにすることができます。
2.4.6.1.2.3.1 アンカー付きセルの作成
コンテキスト
固定データプロバイダとして、データキャッシュ内に直接アンカー付きセルを作成します。
手順
1. SAP Disclosure Management Office クライアントメニューで、 アンカー付きセルの管理 を選択します。
2. データキャッシュ全体のアンカー付きセル定義を管理することができるメニューが表示されます。一連のアンカー付きセル
を作成するには、 アンカー付きセルの管理 メニューの 追加 を選択します。
3. 範囲の選択メニューが表示されます。Excel でアンカー付けするセルを選択すか、フォームに範囲を入力します。選択し
たすべてのセル 1 つずつに内部 ID が割り当てられます。
4.
OK を選択します。
5. 作成されたすべてのアンカー付きセルが、 アンカー付きセルの管理 メニューの一部として アンカー付きセルの概要 リスト
に表示されます。
結果
1 つまたは複数のアンカー付きセルを作成しました。
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2.4.6.1.2.3.2 アンカー付きセルの再リンク
コンテキスト
アンカー付きセルの割り当てが変更された場合は、この機能を使用してセルに別の値を割り当てることができます。
手順
1.
アンカー付きセルの管理 リストで、変更するアンカー付きセルレコードを選択します。
2.
再リンク を選択します。
3. 範囲セレクタが表示され、これを使用して、選択したアンカー付きセルに割り当てる新しいセルを選択することができま
す。前のセルレコードが、入力した新しいセル値で更新されます。
4. 新しい値を選択または入力します。
5.
OK を選択して新しい割り当てを確認します。セルが、新しいアンカー付きセルデータで更新されます。
結果
アンカー付きセルを再リンクしました。
注記
再リンクはできるのは、単一のセルのみです。この操作は元に戻せません。
2.4.6.1.2.3.3 アンカー付きセルの削除
コンテキスト
1 つまたは複数のアンカー付きセルレコードを アンカー付きセルの概要 リストから削除できます。
注記
この操作は元に戻せません。
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手順
1.
アンカー付きセルの概要 リストで、削除するアンカー付きセルを選択します。
2.
削除 を選択します。
3. 選択したセルレコードが削除されます。確認を求めるメッセージは表示されません。
2.4.6.1.2.3.4 Excel ワークシートでのアンカー付きセルの自動選択
コンテキスト
この機能を使用すると、特定のアンカー付きセルを検索できます。自動選択機能を有効化すると、割り当てられた Excel セル
が、 Excel ワークシートで選択されます。
手順
アンカー付きセルの概要 で、 自動選択の有効化 ボタンを選択します。この機能を有効化すると、同じボタン ( 自動選択の無効
化 というボタンになっています ) を使用して無効化するまで、有効な状態が維持されます。
自動選択機能は、 Excel データキャッシュファイルのカスタムプロパティとして保存されます。
2.4.6.1.2.3.5 アンカー付きセルレコードのインシデントの解決
コンテキスト
ここで、インシデントとは、 Excel ワークシート内の実際のデータを参照するアンカー付きセルレコードの不整合のことです。イ
ンシデントは、たとえば参照元の値が存在しなくなったためにワークシートの値参照が破損した場合に、発生する可能性があ
ります。
例
既存の参照を先に解決しないで、参照元のワークシートを削除しました。 インシデントの解決 を選択すると、この問題を自
動的に解消できます。
不整合がある場合、インシデントの解決が可能な限り、現在アンカー付けされているセル値のセルアドレスを更新することで、
セルアドレスインシデントが修正されます。インシデントの解決が不可能な場合は、すべての影響を受けるアンカー付きセルレ
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コードを使用できなくするために、これらのセルレコードがアンカー付きセルのコレクションから削除されます。これにより、
Word チャプタの式フィールドにデータがリンクされている間、以降の不整合は発生しなくなります。
手順
アンカー付きセルの管理 画面で、 インシデントの解決 を選択します。
2.4.6.1.2.3.6 Word チャプタでのアンカー付きセルのデータリンクの作成
コンテキスト
この機能を使用し、式フィールドを使用することで Word チャプタ内でアンカー付きセルのデータリンクを作成します。Word チ
ャプタでアンカー付きセル値を直接リンクするのに使用できる、アンカー付きセルレコードをデータプロバイダとして含むデータ
キャッシュを選択します。
選択画面には、 "絶対" ボタンがあります。このボタンは、選択したデータ値がデータキャッシュの絶対セルアドレスにリンクさ
れている場合、または値がアンカー付きセル値としてリンクされている場合、つまり最初にデータリンクされたときのデータキャ
ッシュのセルアドレスに関係なく値そのものが固定である場合に、選択します。
手順
1. MS Word で、SAP Disclosure Management メニューの 式フィールド を選択します。
2. 表示された画面で、以下のように値を入力します。
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135
2.4.6.1.3
データリンクされた変動テキストオブジェクト
変動テキストとは、長さが制限されていなアクティブなフィールドで、選択されたデータプロバイダの 1 つ以上のセルに定性的
なコンテキストが保存されます。複数セルの値をリンクするには、セミコロン (;) を使用してコンテンツを個別に分割します。
2.4.6.1.3.1 変動テキストフィールドの挿入
手順
1. Microsoft Word で、編集するチャプタドキュメントをチェックアウトします。
2. データソースに接続します。
3. SAP Disclosure Management アドインを開始します。
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4. ドキュメントで、データリンクされたテーブルを挿入する位置にカーソルを置きます。
注記
変動テキストまたはテーブルオブジェクトにカーソルを置いた場合は、エラーメッセージが表示されます。
5. [ Disclosure Management ] ツールバーで、[ 変動テキスト ] をクリックします。
6. すでに他のオブジェクトがデータリンクされている場合は、[オブジェクトのデータリンク] ダイアログボックスが表示されま
す。表示されない場合は、 [ Disclosure Management ] ツールバーの [ データリンク ] をクリックします。
7. [オブジェクトのデータリンク] ダイアログボックスで、[ 新規 ] をクリックしてデータプロバイダを追加します。
8. [ データプロバイダのロード ] ダイアログボックスで、接続されたデータソース ( ) を選択します。
9.
をクリックして、選択したデータソースのブリーフィングブックをロードします。
10. [ ブリーフィングブックまたはクエリ /ビューのロード ] リストでブリーフィングブックを選択します。
11.
をクリックしてブリーフィングブックを実行し、結果をロードします。
変数を定義する必要がない場合は、ブリーフィングブックに含まれるクエリが [ データプロバイダ ] リストにロードされま
す。
12. 変数を定義する必要がある場合は、[ 変数の選択 ] ダイアログボックスに値を入力して、[ OK ] をクリックします。
13. [ データプロバイダ ] リストで、リスト内の必要なクエリを選択します。
[ プレビュー ] ボックスに結果のプレビューが表示されます。
14. [ OK ] をクリックして [ データプロバイダのロード ] ダイアログボックスを閉じて、[オブジェクトのデータリンク] ダイアログボ
ックスに戻ります。
15. [ 編集 ] をクリックします。
16. [ データプロバイダ ] ダイアログボックスで、画面の下部にある をクリックしてデータを選択解除します。
17. スクリーン上部でデータリンクされたオブジェクトにリンクするセルまたは行を選択します。
18. 適切なセクションを有効にします。
○ 単一セルの内容を選択する場合は、 と をクリックします。
○ 行の内容を選択する場合は、 と をクリックします。
注記
データプロバイダの構造 (範囲が固定/可変) に応じて、データが絶対またはリレーショナルフィールド参照にデータリ
ンクされます。
19. 必要に応じて、手順 17 および 18 を繰り返します。
すべての選択したデータが単一の行に設定されます。
20.[ OK ] をクリックしてデータ選択を確認し、[ データプロバイダ ] ダイアログボックスを閉じます。
21. [ OK ] をクリックして、選択したデータをデータリンクされたオブジェクトに入力します。
[オブジェクトのデータリンク] ダイアログボックスが閉じて、Word に戻ります。データがドキュメントに入力されます。ドキ
ュメントでは、単一セルの内容はカンマ (,) で区切られます。
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137
関連情報
ドキュメント内のデータリンクされたオブジェクト [79 ページ]
2.4.6.1.4 データリンクされて埋め込まれた
Word ドキュメント内の
Excel シート
Word テーブルを作成する代わりに、Word ドキュメントに Excel シートを埋め込み、Excel の機能を使用してデータプロバイ
ダからデータを編集することができます。 Excel の編集の制限、オブジェクトへの詳細なマッピング情報の書き込み、および最
新表示設定のカスタマイズを行うことができます。
2.4.6.1.4.1 Word ドキュメントへのデータリンクされた
Excel シートの挿
入
手順
1. Word で、編集するチャプタをチェックアウトします。
2. データソースに接続します。
3. ドキュメントで、テーブルをデータリンクする位置にカーソルを置きます。
4. [Disclosure Management] ツールバーの [ Excel シート ] をクリックして、Excel ブックを挿入します。
5. すでに他のオブジェクトがデータリンクされている場合は、[ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボックスが表示されま
す。表示されない場合は、 [Disclosure Management] ツールバーの [ データリンク ] をクリックします。
6. [ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボックスで、[ 新規 ] をクリックしてデータプロバイダを追加します。
7. [ データプロバイダのロード ] ダイアログボックスに、接続されたデータソース ( ) が表示されます。
まだデータソースに接続していない場合、接続を確立する適切なダイアログボックスが表示されます。
8.
をクリックして、選択したデータソースのブリーフィングブックをロードします。
9. [ ブリーフィングブックまたはクエリ /ビューのロード ] リストでブリーフィングブックを選択します。
10.
をクリックして、ブリーフィングブックを実行して結果をロードします。
変数を定義する必要がない場合は、ブリーフィングブックに含まれるクエリが [ データプロバイダ ] リストにロードされま
す。
11. 変数を定義する必要がある場合は、[ 変数の選択 ] ダイアログボックスに値を入力して、[ OK ] をクリックします。
12. [ データプロバイダ ] リストで、リスト内の必要なクエリを選択します。
[ プレビュー ] セクションに結果のプレビューが表示されます。
13. [ OK ] をクリックして設定を適用し、[ データプロバイダのロード ] ダイアログボックスを閉じます。
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14. 適切な場合は、別のデータプロバイダおよび別のデータソースのロードを続行します。手順 6 から 13 を繰り返します。
15. [ OK ] をクリックして、クエリのすべてのデータを Excel ブックに入力します。
[ オブジェクトのデータリンク ] ダイアログボクスが閉じて、Word に戻ります。データはブックに入力されます。各データプ
ロバイダに対して、BD1、BD2 などという別々のスプレッドシートが作成されます。また、各種の BD テーブルに設定された
すべてのデータを含む、BT というスプレッドシートも作成されます。
16. Excel の標準オプションを使用して、ブックとそのデータを変更します。
関連情報
2.4.6.1.4.2 Word ドキュメントの埋め込み
Excel オブジェクトの保護
コンテキスト
Word ドキュメントに埋め込まれている Excel オブジェクトを保護できます。 保護は Excel ブック全体に設定されます。 SAP
Disclosure Management を使用して有効化された保護は、SAP Disclosure Management でのみ無効化できます。
手順
1. 編集用にチャプタドキュメントを Word でチェックアウトし、SAP Disclosure Management アドインを開始します。
2.
Disclosure Management ツールバーの オブジェクト をクリックします。
3.
オブジェクトの管理 ダイアログボックスで、 をクリックします。
4.
Excel オブジェクトの保護 ダイアログボックスで、パスワードを入力します。
注記
このパスワードを使用することでのみ、後で Excel 保護を無効化できます。
5.
OK をクリックして設定を保存し、 Excel オブジェクトの保護 ダイアログボックスを閉じます。
Excel 保護のステータスは、オブジェクトの ID の前にあるアイコンによって表されます。 開いているロック ( ) は、オブ
ジェクトが保護されていないことを示します。 閉じているロック ( ) は、保護が有効化されていることを示します。
6.
閉じる をクリックして オブジェクトの管理 ダイアログボックスを閉じて、 Word に戻ります。
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2.4.6.1.4.3 Word ドキュメントに埋め込まれている
Excel オブジェクトの
マッピング情報ワークシートの作成
前提条件
Word ドキュメントに埋め込まれている Excel オブジェクトに、データの出所に関する情報が含まれる追加のワークシート BM
を作成することができます。ワークシートには、次の情報が含まれます。
● ワークシートの名前
● ワークシートに使用されるブリーフィングブック
● データプロバイダの名前
● データプロバイダの ID
● データ型
手順
1. 編集用にチャプタドキュメントを Word でチェックアウトし、SAP Disclosure Management アドインを開始します。
2. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ オブジェクト ] をクリックします。
3. [ オブジェクトの管理 ] ダイアログボックスで、Excel オブジェクトを選択します。
4. ワークシート BM を Excel オブジェクトに追加するには、[ マッピング情報を書き込む ] アイコンをクリックします。
このワークシートには、デーソース、データプロバイダ、およびデータ型に関する情報が含まれます。
5. [ 閉じる ] をクリックして [ オブジェクトの管理 ] ダイアログボックスを閉じて、Word に戻ります。
2.4.6.1.4.4 Word ドキュメントに埋め込まれた
Excel オブジェクトに対す
る最新表示オプションの設定
コンテキスト
データリンクされた他のオブジェクトと同様に、 Excel オブジェクトを、コンテンツの最新表示時の更新対象から除外することが
できます。ただし、 Excel オブジェクトの場合はオブジェクトの次の最新表示設定をカスタマイズすることができます。
● 書式 : 有効にすると、最新表示ウィザードで書式を変更できます。
● 変更をマークする : 有効にすると、最新表示ウィザードで変更が強調表示されます。
● スタイルを使用 : 有効にすると、最新表示ウィザードで例外への書式設定が適用されます。この機能は、データソースが
SAP BW システムである場合のみに有効です。
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手順
1. 編集用にチャプタドキュメントを Word でチェックアウトし、SAP Disclosure Management アドインを開始します。
2. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ オブジェクト ] をクリックします。
3. [ オブジェクトの管理 ] ダイアログボックスで、オブジェクト項目に対し、必要に応じて次のオプションを選択します。
○ コンテンツの最新表示時に書式を更新できるようにするには、[ 書式 ] チェックボックスをオンにします。
○ 変更部分を強調表示するには、[ 変更をマークする ] チェックボックスをオンにします。
○ SAP システムから派生した例外への色付けを適用するには、[ スタイルを使用 ] チェックボックスをオンにします。
4. [ 閉じる ] をクリックして [ オブジェクトの管理 ] ダイアログボックスを閉じて、Word に戻ります。
2.4.6.1.5 Word ドキュメント内のスケーリング値の設定
前提条件
この機能は、タグ設定されていない、データリンクされた Word テーブルオブジェクトと式フィールドオブジェクトでのみ使用で
きます。
手順
1. スケールを設定する値を選択します。
セルを選択するには、そのセル全体を 3 回続けてクリックして強調表示する必要があります。また、複数のセルを選択す
ることもできます。
式フィールドを選択するには、そのフィールドをクリックします。
2. コンテキストメニューで、[ フィールド書式の設定 ] を選択します。
3. [ スケーリング ] フィールドにスケール係数 (1000 など) を入力し、[ OK ] をクリックします。
2.4.6.1.6 Edgar HTML へのドキュメントの変換
米国証券取引委員会 (SEC) は、EDGAR (Electronic Data Gathering, Analysis, and Retrieval) として知られるプロセスを
定義しました。 SEC の EDGAR HTML は、電子申告全体の一貫性が保たれるように SEC によって定義された、電子申告の
標準形式です。米国の法律で、企業は EDGAR を利用して財務開示書類を定期的に提出するよう求められています。SAP
Disclosure Management では Microsoft Word ドキュメントを EDGAR HTML に自動変換することができ、SEC の提出プロ
セスが簡素化され、ドキュメントの手動変換やサードパーティの変換管理サービスの契約が不要になります。
任意の Microsoft Word ドキュメントを EDGAR HTML に (チャプタからレポートに) 変換できます。
Microsoft Word ドキュメントを Edgar HTML に変換するには、以下の操作を実行します。
1. 編集モードまたは表示モードで、チャプタまたはレポートを開きます。
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141
2. [ Disclosure Management ] ツールバーの [ その他 ] セクションで、 [ EDGAR HTML に変換する ] を選択します。すぐにド
キュメントが EDGAR HTML に変換され、変換レポートが表示されます。ドキュメントの変換処理中に発生したエラーや警
告が示されます。
3. エラーや警告の説明に示されたアドバイスや指針に従って問題を修正し、もう一度 EGDAR 変換を実行します。
4. [ EDGAR HTML 変換レポート ] にエラーが表示されなくなるまで、変換処理を繰り返します。
5. EDGAR 変換が正常に完了したら、[ 保存 ] をクリックして、変換されたファイルの保存場所を選択します。出力ファイル
は、 HTML と元のドキュメントに含まれる画像が格納された ZIP ファイルです。
6. ZIP ファイルを解凍し、SEC の EDGAR 提出 Web サイトに手動でアップロードします。
以下の表にサポートされる Word の書式を示します。
書式
フォントの書式設定
段落の書式設定
ページ設定
ヘッダおよびフッタ
サポートされる機能
テキストの書式設定
テキストの色、テキストを色付けして強調表示
箇条書き
(箇条書き記号として ASCII 文字を使用する場合に限る)
1 列および 2 列レイアウトをサポート (それ以上の列数のレイアウト
はサポートされない )
ページ番号
● 最初の {PAGE} フィールドを読み込み、開始インデックスとし
て使用
● アラブ数字のみ
● ページカウンタのリスタートは未サポート
図
スタイル
テーブル
キャプション
記号
図
チャート
式フィールド
印刷プレビュー (改ページ)
ユーザ設定のスタイル
テーブル内でのテキストの折り返し :
ページをまたがるテーブル
テーブルでの小数点揃えタブ
セルの結合
(縦方向/横方向)
図 /テーブル: ASCII 文字に限る
特殊文字 : ASCII 文字に限る gif および jpeg をネイティブサポート。他のファイル形式は gif に変
換されます。
テキストを含めることができるのは "alt" 属性のみです。パスや
URI は削除されます。
チャートは図 (gif) に変換されます。
式フィールドでは、 HTML を介してのみ値が取得されます。
Word と同様、改ページは各ページの先頭に CSS として配置され
ます。 HTML コンテキストがなんらかの方法で広がっていて、印刷
プレビューの 1 ページに収まらない場合は、対応する Word ページ
のコンテンツ開始位置でコンテンツが分割されます。
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以下の表に Word の書式に関する既知の制限事項を示します。
書式
ページ番号
外部参照のリンク
目次
ネストされたテーブル
描画ツール
要素の配置
既知の制限事項
解決策は Word ドキュメントによって異なります。Word ドキュメント
のページフッタまたはヘッダにページ番号が表示される場合、これ
らの番号は HTML ファイルにも表示され、シーケンシャルに番号付
けされます。つまり、 Word ドキュメントのいずれかの位置でページ
番号がリスタートされている場合にも、 HTML ファイルではこれが行
われません。 HTML ファイルの番号付けはシーケンシャルに続けら
れます。
書式は保持されます ("一般的なリンク" の書式など)。
ローカル参照、ブックマークリンク、および
EDGAR アーカイブへの
リンクは保持されます。
詳細については、 http://www.sec.gov/info/edgar/ edmanuals.htm
を参照してください。
ブックマークされたリンクのみが目次から生成されます。目次のペ
ージ番号はサポートされません。
ドキュメントにネストされたテーブルがある場合、出力を作成した後
に、エラーメッセージが表示されます。ユーザが自分で対処する必
要があります。保存することはできません。
サポートしていません
図、チャートなどの要素の絶対配置はサポートされません。
注記
詳細については、 SAP ノート 1803392 を参照してください。
2.4.6.2 Disclosure Management ドキュメントでの
Word の標準機
能の使用
Word では、ドキュメント内でデータリンクされているすべてのオブジェクトを表示することができます。これらのオブジェクトは、
フィールド (式フィールド) またはブックマーク (テーブルおよび変動テキスト) として設定されています。
2.4.6.2.1
フィールドおよびブックマークのテキスト表示
手順
1. 編集用にチャプタドキュメントを Word でチェックアウトし、SAP Disclosure Management アドインを開始します。
2. Word では、Word バージョンに応じて次のいずれかの操作を実行します。
○ ファイル オプション の順にクリックします。
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143
○ [ Office ] ボタンをクリックし、[ Word のオプション ] をクリックします。
3. [ Word のオプション ] ダイアログボックスで、[ 詳細設定 ] を選択します。
[ 詳細設定 ] の各種設定の詳細が作業領域に表示されます。
4. [ 構成内容の表示 ] セクションで、次のオプションを有効にします。
○ ブックマークを表示する
○ 値の代わりにフィールド コードを表示する
5. [ OK ] をクリックして設定を適用し、[ Word のオプション ] ダイアログボックスを閉じます。
ブックマーク (テーブルの値と変動テキスト) として表示されるオブジェクトが、かっこ内に表示されるようになりました。式
フィールドオブジェクトは、標準のフィールドに表示されます。
2.4.6.2.2 セルの空スペースへの入力
コンテキスト
データリンクされたテーブルのセルのすべての空スペースにドットを入力するテンプレートを作成できます。このことは、いくつ
かのタイプのレポートで必須の要件です。
手順
1. [Disclosure Management] ツールバーの [ テーブルテンプレート ] セクションで、
2. 必要に応じて、テンプレートファイルで新しいテーブルを作成します。
[ 編集 ] をクリックします。
3. テーブルで、ドットを入力する行のすべてのセルを選択します。
4. Microsoft Office Word の機能を使用して、セルの最後にタブストップを追加します。適切なリーダーを選択します。
5. 各セルにタブ文字を挿入します。
6. [Disclosure Management] ツールバーの [ コンテキスト ] セクションで、 [ 変更を適用する ] を選択します。
2.4.7 Microsoft Office PowerPoint でのプレゼンテーションの管理
Microsoft Office PowerPoint では、次のオブジェクトをデータリンクできます。
● Microsoft Office Excel 97-2003 の埋め込みワークシート
● テキストを含むすべての図形
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制約事項
Microsoft Office PowerPoint を使用する場合、次の制限事項が適用されます。
● 書き戻しはできません。
● 小数点記号や桁区切り記号などのカスタマイズした言語設定は、データキャッシュからデータをロードする際はサポートさ
れません。アプリケーションは、データキャッシュで使用可能であるため、データをロードします。
● Microsoft Office PowerPoint の目次は含まれません。
● “.pot” フォーマットのテンプレートは含まれません。
● コックピットビューの オブジェクト概要 列では、レポートの Microsoft Office PowerPoint チャプタに対するデータリンクを
示す記号は存在しません。
2.4.7.1
埋め込みワークシートのデータリンク
コンテキスト
Microsoft Office PowerPoint プレゼンテーションに Microsoft Office Excel 97-2003 の埋め込みワークシートをデータリン
クできます。
手順
1. Microsoft Office PowerPoint プレゼンテーションで、Microsoft Office PowerPoint の標準機能を使用して Microsoft
Office Excel 97-2003 ワークシートを挿入します。
2. ワークシート内ではなく、プレゼンテーション内をクリックしてから、ワークシートを選択します。
3. [ Disclosure Management ] リボンで [ データリンクの作成 ] を選択します。
4. [ データリンクの作成 ] ウィンドウで、データソースを選択して、[ OK ] を選択します。
結果
Microsoft Office PowerPoint プレゼンテーションに、選択した Microsoft Office Excel ワークシートが埋め込まれます。
Microsoft Office の標準機能を使用することで、プレゼンテーションまたは Microsoft Office Excel でワークシートを編集で
きます。編集した後で、ドキュメントを閉じます。
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2.4.7.2 図形のデータリンク
コンテキスト
テキストボックスなどの図形を Microsoft Office PowerPoint プレゼンテーションでデータリンクするときに、セルを 1 つ選択
できます。
手順
1. Microsoft Office PowerPoint プレゼンテーションで、図形を選択します。
2. [ Disclosure Management ] リボンで [ データリンクの作成 ] を選択します。
3. [ データリンクの作成 ] ウィンドウで、データソースを選択して、
4. 次のウィンドウで、表示する値を選択します。
[ 編集 ] を選択します。
5.
[ 選択したデータをプレビューに追加 ] を選択してから [ OK ] を選択します。
6. [ データリンクの作成 ] ウィンドウで、[ OK ] を選択します。
結果
Microsoft Office PowerPoint プレゼンテーションの図形内に値が表示されます。
2.4.7.3 プレゼンテーション用のバリアント
バリアントを使用すると、クエリ変数の別々の値に対して、任意の数の Microsoft Office PowerPoint プレゼンテーションを
生成できます。たとえば、ある地域に固有なデータを使用してプレゼンテーションを作成してから、他のすべての地域に固有な
データを使用してプレゼンテーションを生成できます。
2.4.7.3.1
プレゼンテーション用のバリアントの作成
前提条件
Microsoft Office PowerPoint プレゼンテーションで、変数をサポートするデータプロバイダへのデータリンクを作成しました。
たとえば、変数を使用した BW クエリを使用できます。
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注記
SAP Disclosure Management サーバに保存されているプレゼンテーションのバリアントを作成する場合は、使用するバ
ージョンをダウンロードし、ローカルコンピュータに保存します。次にファイルを開いて、このファイルを使用してバリアントを
作成できます。サーバからプレゼンテーションをチェックアウトして、このプレゼンテーションのバリアントを生成することはで
きません。
手順
1. Microsoft Office PowerPoint プレゼンテーションの [ Disclosure Management ] リボンで、
を選択します。
[ バリアントの作成 ]
2. [ バリアント ] ウィンドウで、 [ 初期バリアント ] を選択します。
データリンクの作成時に選択したデータリンクから設定を使用して、初期バリアントが作成されます。
3. 変数を選択して、 [ ドリルダウン ] を選択します。
すべてのバリアントのリストが表示されます。
この手順を繰り返して、複数の変数にドリルダウンできます。この場合、 1 つのバリアントまたはバリアントのセット用に生
成された Microsoft Office PowerPoint ファイルの保存先となるはずのサブフォルダの名前を入力することをお勧めしま
す。
4. すべてのバリアントに有効な変数が入力されているかどうかを確認するには、 [ 分析 ] を選択します。
5.
[ 生成 ] を選択します。
6. 場所の入力を求められた場合は、生成されたファイルを保存するファイルシステム上のフォルダを指定します。
結果
定義した各バリアント用の Microsoft Office PowerPoint ファイルが生成され、これらのファイルは指定したフォルダに保存さ
れます。
関連情報
チャプタまたはレポートの改訂のダウンロード [41 ページ]
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2.4.7.3.2
バッチジョブでのプレゼンテーションのバリアントの生成
前提条件
バリアントを定義しています。
コンテキスト
多数のバリアントを生成する場合、または定期的にバリアントを生成する場合に、バッチファイルでバリアント生成を実行でき
ます。
手順
1. [ バリアント ] ウィンドウで、 [ 保存 ] を保存して、バリアント定義ファイルをファイルシステムに保存します。
バリアント定義ファイルのファイル拡張子は “.vml” です。
注記
バリアント定義ファイルは、作成元の Microsoft Office PowerPoint ファイルに対してのみ使用できます。
2. SAP Disclosure Management のインストールディレクトリで、BIPVariantBatch.exe ファイルを検出します。
3. コマンドプロンプトで、BIPVariantBatch.exe <presentation file> <vml file> <output path> という
構文を使用してバッチファイルを実行します。
結果
Microsoft Office PowerPoint プレゼンテーションが作成され、変数で定義した値とともに出力フォルダに保存されます。
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Editor Help
3 Manager Help
3.1
概要
このマネージャヘルプは、レポート編集権限を含む Standard Manager または他の同様のアクセス権およびタスクに割り当
てられているすべてのユーザを対象としています。
注記
コンテンツの最新表示の場合を除き、連結ドキュメントでのコンテンツの更新は、対応する Microsoft Office アプリケーシ
ョンの標準機能を使用して処理します。これらの機能の詳細は、 Microsoft Office のヘルプを参照してください。
前提条件
ユーザは、全般ヘルプに記載されている機能とタスク、および権限、ワークフロー、レポート、期間、データキャッシュなどの
SAP Disclosure Management の基本概念を理解している必要があります。
関連情報
3.2 レポートおよび期間
SAP Disclosure Management の基本要素は、期間およびレポートです。 期間は、レポートを無制限に持つレポートグルー
プです。 連結レポートは、1 つ以上のチャプタを持つ生成ファイルです。 期間およびレポートに定義した設定によって、レポー
ト編集時にこれらの要素の動作と処理が制御されます。
SAP Disclosure Management の管理者が設定する期間、レポート、チャプタ、および特定のタイプ間の関係の概要を下の
図に示します。
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149
設定タイプ
レポートタイプ : レポートタイプは、チャプタの作成で使用できるコンテンツタイプ、およびレポートのネイティブ出力書式を定義
します。 レポートタイプは、SAP Disclosure Management の管理者が管理します。
コンテンツタイプ : コンテンツタイプは、チャプタのコンテンツ作成に使用できるドキュメントタイプを定義します。 コンテンツタイ
プはチャプタのマスタデータの一部であり、チャプタの作成時に選択されます。
チャプタタイプ : チャプタタイプは、チャプタとそのコンテンツとの関係を定義します。 次のいずれかの関係が定義されます。
● チャプタはコンテンツのオリジナルオーナーです。
● チャプタはコンテンツを持たず、構造要素としての役割を果たします。
● チャプタはコンテンツのオーナーであるほかのチャプタへのリンクのみを表します。
チャプタタイプはチャプタのマスタデータの一部であり、チャプタの作成時に選択されます。
3.2.1 期間の管理
SAP Disclosure Management のすべてのレポートは、期間に割り当てられる必要があります。ユーザは、個別の要件に応
じて期間を設定できます。期間には一意の名前および定義済み期間が必要です。期間とレポートの関係は、 1 対 n です。これ
は 1 つの期間には、期間が同じレポートがすべて含まれることを意味します。期間は、レポートの監視に用いる選択基準で
す。
ロールフォワードは、レポートを 1 つの期間から別の期間へコピーするため、レポートマスタデータに適用され、期間には適用
されまん。
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Manager Help
ロールフォワード を選択した後に、 BD/BDM データのクリア を選択して、すべての Excel シート上にあるその期間の SAP
BW または SAP ERP にリンクされたデータを、新しいロールフォワードされた期間内でクリアする必要があるかを指定するこ
とができます。
注記
すでに開始されたワークフローのあるレポートを含む期間は削除できません。空の期間、または未開始で [初期化中] ステ
ータスが表示されているワークフローを持つ期間のみ削除できます。
期間リストには次の列があります。
● 名前 : 期間名を表示します。
● 有効開始 : 期間の開始日を表示します。
● 有効終了 : 期間の終了日を表示します。
● レポート数 : その期間に割り当てられたレポートの数を表示します。
関連情報
既存のレポートからの新しいレポートの作成 [157 ページ]
3.2.1.1
期間の作成
手順
1. SAP Disclosure Management で、 設定 タブをクリックします。
2.
期間 リンクをクリックします。
3. [ 新しい期間 ] をクリックします。
4.
新しい期間 タブで、新しい期間の 名前 を入力します。
○ 開始日を選択するには、 有効開始 フィールドの横にあるカレンダアイコンをクリックします。
○ 終了日を選択するには、 有効終了 フィールドの横にあるカレンダアイコンをクリックします。
○ 別の期間を作成できるようにするには、 別の期間の追加および作成 チェックボックスを選択します。
5. [ 追加 ] をクリックします。
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151
結果
制限
1. 期間名で使用できない文字は、/ ¥ < > * " ? | § ' ² ³ % : + & ° , です。
2. 末尾がドットの期間名 (例: period.) を作成することはできません。
3. 2 つ以上の連続するドットを含む期間名 (例: period..1) を作成することはできません。
3.2.1.2
期間のアクティブ化および非アクティブ化
コンテキスト
作成された期間は、自動的にアクティブステータスに設定されます。期間のステータスは、 SAP Disclosure Management の
パフォーマンスに影響します。すなわち、非アクティブステータスに設定された期間が多いほど、パフォーマンスは向上しま
す。アクティブステータスの期間のみを処理できます。
SAP Disclosure Management Office クライアントでは、アクティブな期間のデータソースのみを使用してデータリンクを作成
できます。非アクティブな期間に関連付けられた "リンクされたチャプタ" データソースのデータリンクをすでに作成している場
合、データリンクを最新表示できます。それ以外の場合、標準データソースが非アクティブな期間に関連付けられていると、デ
ータリンクを最新表示できません。
期間をアクティブステータスに設定するには、以下の手順に従います。
手順
1. SAP Disclosure Management で 設定 期間 の順に選択します。
2. アクティブまたは非アクティブにする期間を選択し、 期間の編集 を選択します。表示されたリストで、期間をダブルクリック
することもできます。
注記
デフォルト設定では、アクティブな期間のみが期間リストに表示されます。非アクティブな期間またはすべての期間を
表示するには、期間表示の上の右隅にある 期間フィルタの選択 ドロップダウンリストを使用し、希望する期間ステータ
スを選択します。
3.
アクティブ チェックボックスを選択し、 OK を選択します。
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結果
期間がアクティブステータスで保存されます。このチェックボックスの選択を解除すると、期間が非アクティブステータスで保存
されます。
3.2.1.3
期間の編集
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ 期間 ] リンクをクリックします。既存の期間のリストが表示されます。
3. 期間を選択します。
4. リストの最下部で、[ 期間の編集 ] をクリックします。期間の設定が表示されます。
5. 別の開始日を選択するには、[ 有効開始 ] フィールドの横にあるカレンダアイコンをクリックします。
6. 別の終了日を選択するには、[ 有効終了 ] フィールドの横にあるカレンダアイコンをクリックします。
7. [ OK ] をクリックして変更を保存します。
3.2.1.4
期間の削除
前提条件
期間に、未開始または初期化済みレポートが添付されていないことを確認します。
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ 期間 ] リンクをクリックします。既存の期間のリストが表示されます。
3. 削除する期間を選択します。
4. リストの最下部で、[ 期間の削除 ] をクリックします。
5. [ 確認 ] ダイアログボックスで、[ OK ] をクリックして期間を削除します。
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153
3.2.2 レポートの管理
ユーザには、ユーザに割り当てられた単位のレポートのみが表示されます。 割り当てられた単位をチェックするには、サーバ
アプリケーションにおける画面左上隅のリンク 単位 を使用します。 ユーザに単位を割り当てるには、 管理 ユーザ 単位
ユーザの編集 単位 を選択します。 タブ 単位 を選択すると、定義済みの単位が表示されます。
注記
ユーザは、自分が割り当てられている単位のみに他のユーザを割り当てることができます。
レポーティングに必要となる数のレポートを作成できます。 各レポートは期間およびレポートタイプに割り当てられます。
レポートタイプにより、レポート生成時の最終出力書式の定義、各チャプタのコンテンツでの Microsoft Excel や Word、
XBRL などのサポートされる書式の制御、および出力タイプでサポートされる書式の設定が行われます。
ワークフローや期日などの各種デフォルト値が入力され、レポートを変更する際に使用できます。
レポートリスト
使用可能なレポートのリストには、次の列があります。
● 名前 : レポート名を表示します。
● 期間 : レポートが所属する期間を表示します。
● レポートタイプ : レポートのレポートタイプを表示します。
● 電子メール通知 : アクティビティの実行に伴い電子メールを送信するかを示します。
● ロケール : 時刻、日付、および数値設定を決定する言語タイプを表示します。
● 割り当て済み単位 : レポートが属する単位を表示します (可能な場合)。
● エンティティのテンプレート : このフィールドを選択した場合、このレポートをテンプレートとして使用して新しいレポートを作
成することができます。
● ロック中にチャプタのチェックインを許可
● ロック中にチャプタのチェックアウトを元に戻すことを許可
フィルタ基準
次の 2 つのフィルタリストがあります。
● 期間一覧を使用して、リストを特定の期間に所属するレポートに制限できます。
● フィルタを使用して、リストを特定のエンティティに割り当てられたレポートに制限するか、次の要件を満たすレポートに制
限できます。
○ すべて : フィルタリングせずにすべてのレポートを表示します。
○ インスタンスなし : インスタンスのないレポートをすべて表示します。
○ インスタンスのみ : インスタンスを表示します (エンティティで生成されたレポート)。
○ テンプレートのみ : インスタンスでレポートを作成するためのテンプレートとして使用されたレポートをすべて表示しま
す。
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○ インスタンスとテンプレートのみ : 上記 2 つを組み合わせます。 インスタンスによるレポート作成で使用されたレポー
トおよびインスタンスを持つレポートを表示します。
関連情報
3.2.2.1
レポートの作成
レポートを最初から作成することも、既存のレポートを再利用して作成することもできます。レポートの主要コンポーネントは、
最終的な連結ドキュメントのデフォルトおよび追加の出力形式を定義するレポートタイプと、チャプタコンテンツを作成するため
に使用できる形式およびアプリケーションです。
標準レポートタイプ
SAP Disclosure Management は、以下の標準レポートタイプをデプロイします。
● データキャッシュ
● E-Bilanz
● PowerPoint
● Word
● Word 97-2003
● XBRL タクソノミー
● Excel および Word をサポートする XBRL
● CSV
注記
レポートのレポートタイプで、タイプ Microsoft Excel (.xlsx) または Microsoft Excel 97-2003 (.xls) のチャプタコンテ
ンツがサポートされている必要があります。コンテンツタイプ .csv のチャプタのみを、 CSV リンク済み チャプタにリンク
できます。各 CSV リンク済み チャプタおよび CSV チャプタに対し、権限を個別に設定できます。
これらのレポートタイプは、年次 (Word) レポートや XBRL (データキャッシュ) レポートなどの標準的なレポート要件を満たす
のに十分なものとみなされます。データキャッシュレポートタイプは、 XBRL レポーティングタイプに使用できるだけでなく、SAP
Disclosure Management データキャッシュに対して独自のレポートを作成する場合にも使用できます。
レポートの詳細については、全般ヘルプを参照してください。
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155
関連情報
既存のレポートからの新しいレポートの作成 [157 ページ]
3.2.2.1.1
最初からのレポートの作成
手順
1. SAP Disclosure Management で、 設定 タブを選択します。
2.
レポート リンクをクリックします。
既存のレポートのリストが表示されます。 必要に応じて、 単位 リストおよび 期間 リストを使用して、表示するレポートの量
を制限します。 必要に応じてページ間を切り替えるには、リストの最下部にあるアイコンを使用します。
3.
新しいレポート を選択します。
4. [ 名前 ] を入力します。
5.
期間 および レポートタイプ を選択します。
タイプを入力すると、タイプの設定が表示されます。
オプション
ネイティブ出力形式
サポートされているチャプタコンテンツ
サポートされるレンダリングタイプ
サポートされる検証タイプ
サポートされるプレビュータイプ
説明
レポートが生成される際に使用される形式です。
レポート内でサポートされている形式 /アプリケーションの一覧です。
追加の出力形式です。
サポートされる検証タイプです。
サポートされるプレビュータイプです。
6.
単位 を選択します。
7. 別の期間を作成できるようにするには、 別の期間の追加および作成 チェックボックスを選択します。
8. レポートを保存するには、 追加 を選択します。
これにより、全般およびワークフローデータに関連する標準のデフォルト値を持つ新しいレポートが保存されます (電子メ
ール通知および期日はなく、ステータスが初期化中の標準ワークフローが割り当てられます )。
結果
制限
1. レポート名で使用できない文字は、/ ¥ < > * " ? | § ' ² ³ % : + & ° , です。
2. 末尾がドットのレポート名 (例: report.) を作成することはできません。
3. 2 つ以上の連続するドットを含むレポート名 (例: report..1) を作成することはできません。
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関連情報
レポートの全般設定 (説明、電子メール、言語、期日) の編集 [162 ページ]
3.2.2.1.2
既存のレポートからの新しいレポートの作成
既存のレポートからレポートを作成するには、以下のような方法があります。
● 特定期間のレポートを作成する場合、その期間内で単一レポートをコピーできます。
● 新しい期間において既存の期間からレポートを作成する場合、期間をロールフォワードできます。
● 大量のエントリのテンプレートレポートを作成する場合、レポートを新しいレポートのテンプレートとして使用できます。
コピーとロールフォワード
既存のレポートからコピーを行うと、レポートおよびドキュメントのワークフローステータスが [ 初期化中 ] にリセットされます
が、コピーされたレポートと同じ番号の改訂が保持され、データキャッシュリンクは変更されません。
ロールフォワード機能では、期間に関連するすべてのレポートを新しい期間にコピーし、改訂番号を 1 に、レポートおよびドキ
ュメントのワークフローステータスを 初期化中 にリセットします。 また、データキャッシュリンクを新しい期間に更新し、すべての
レポートを新しい期間で最初から作成された場合と同様に正しい初期ステータスに設定します。
関連情報
期間から期間へのすべてのレポートのコピー [158 ページ]
同じ期間内の既存レポートからの新しいレポートの作成 [157 ページ]
3.2.2.1.2.1 同じ期間内の既存レポートからの新しいレポートの作成
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ レポート ] リンクをクリックします。
既存のレポートのリストが表示されます。必要に応じて、 [ フィルタ ] リストおよび [ 期間 ] リストを使用して、表示するレポー
トの量を制限します。
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157
3. コピーするレポートを選択します。
4. リストの下で、[ レポートのコピー ] をクリックします。
5. [ レポートのコピー ] タブで、[ 新しい名前 ] を入力します。
6. [ コピー ] をクリックします。
3.2.2.1.2.2 期間から期間へのすべてのレポートのコピー
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ 期間 ] リンクをクリックします。既存の期間のリストが表示されます。
3. ロールフォワードする期間を選択します。
4. リストの最下部で、[ ロールフォワード ] をクリックします。
[ 期間のロールフォワード ] 画面で、作業領域にソース期間の設定が表示されます。対象期間を定義する必要がありま
す。
5. [ 名前 ] を入力します。
6. 開始日を選択するには、[ 有効開始 ] フィールドの横にあるカレンダアイコンをクリックします。
7. 終了日を選択するには、[ 有効終了 ] フィールドの横にあるカレンダアイコンをクリックします。
8. [ ロールフォワード ] をクリックします。
3.2.2.1.2.3 テンプレートからの新しいレポートの作成
手順
1. SAP Disclosure Management で、 設定 タブを選択します。
2.
レポート リンクをクリックします。
既存のレポートのリストが表示されます。 必要に応じて、 フィルタ リストおよび 期間 リストを使用して、表示するレポートの
量を制限します。
3.
新しいレポート を選択します。
4.
テンプレートからの新規 タブを選択します。
5.
期間 を選択します。
6.
レポートテンプレート を選択します。
7. 単位を選択します。
8. リストの下部で 作成 を選択します。
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結果
テンプレートとして使用された既存のレポートに基づき、新しいレポートが作成されました。
3.2.2.1.2.4 エンティティのインスタンスの表示
手順
1. SAP Disclosure Management で、 設定 タブを選択します。
2.
レポート リンクをクリックします。
既存のレポートのリストが表示されます。 必要に応じて、 フィルタ リストおよび 期間 リストを使用して、表示するレポートの
量を制限します。
3. 表示するインスタンスを含むレポートをダブルクリックします。
4.
インスタンス タブを選択します。
[ インスタンス ] タブには、選択したレポートで作成されたインスタンスのリストが表示されます。 リストに以下のデータが表
示されます。
オプション 説明
レポート レポート名を表示します。
名前 エンティティ名を表示します。
特定の ID グループ内の会社に割り当てられた固有の ID (たとえば ERP システム内の企業コード) を表示します。
XBRL 会社コード 規制当局への XBRL レポーティング用公式 ID コード (たとえば、SEC レポーティング用 NYSE セキュリティ ID 番
号 ) を表示します。
インスタンス タブは、タイプ グループ のレポートのみで利用できます。 レポートが グループ 以外のユニットに基づく場合、タ
ブは表示されません。
5. レポートのリストに戻るには、ホームアイコンをクリックします。
3.2.2.2 レポートの変更
レポートを作成したら、詳細な説明の入力、チャプタの期日の定義、カルチャ (言語) および電子メール通知の種類の決定、ま
たは標準ワークフローまたはレポートタイプの変更を行うことができます。 また、レポートで使用されるさまざまなドキュメントタ
イプのテンプレートを定義できるほか、レポート全体の生成用のパラメータも設定できます。
ユーザは単位をレポートに割り当てることができますが、そのためにはユーザ自身がその単位に割り当てられている必要が
あります。 また、レポートをエンティティのテンプレートとしてマークすることもできます。
注記
タイプ グループ のレポートのみを、テンプレートとしてマークできます。 このオプションは、他の単位に割り当てられたレポー
トに対しては利用できません。
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159
レポートのワークフローが開始され、実行中のステータスが表示された後、名前、説明、タイプ、期間を変更するにはワークフ
ローを停止する必要があります。 チャプタの変更が開始され、レポートにワークフローのステータスが [チャプタ処理中] と表
示されると、レポートのワークフローを変更することはできません。
ワークフローステータスが初期化中または停止であり、別のレポートによって参照されているチャプタを含まないレポートのみ
を削除できます。
SAP Disclosure Management でのワークフローの詳細については、全般オンラインヘルプを参照してください。
ワークフロー設定および電子メール通知
デフォルトでは、各レポートに標準の 4 つの目による原則のワークフローが割り当てられます。 レポートのデータを編集する
ことにより、この設定を変更できます。 レポートレベルで定義されたワークフローはチャプタで継承されますが、継承を停止し
て、チャプタレベルで別のワークフローを割り当てることができます。 必要に応じて、次のワークフローステップに含まれるユ
ーザ向けに電子メール通知を送信することもできます。
注記
特定のワークフロータイプが見つからない場合、 SAP Disclosure Management の管理者に連絡してください。
チャプタのデフォルトの完了日
レポートを作成したら、レポートレベルでチャプタ完了の期日を定義できます。 チャプタは、デフォルト値としてこの日付を継承
しますが、各チャプタの日付を個別に変更することができます。
地域設定
レポートを作成したら、地域の設定に適用する言語を変更できます。 これらの設定により、日付、時刻、数値の書式を決定し
ます。
カスタマイズされたレポートテンプレート
レポートのデザインを統一するには、テンプレートをカスタマイズし、それを SAP Disclosure Management にアップロードす
ることができます。 このテンプレートは、パラメータとしてレポートレベルで入力します。 テンプレートをレポートおよびレポート
内のチャプタに自動的に割り当てる場合、テンプレートの名前を Default.dot にします。レポートレベルおよびチャプタレベル
での事前定義済みのパラメータは、常に Microsoft Word および PDF 出力用の Default.dot テンプレートを含みます。
チャプタレベルで異なるテンプレートが必要な場合、 2 つ以上のテンプレートをデザインすることができます。
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注記
SAP Disclosure Management ではテンプレートを上書きできません。 既存のテンプレートを削除してから、再度テンプレ
ートをアップロードする必要があります。
事前設定済みレポート構造のインポート
SAP Disclosure Management では、各レポートタイプの事前設定済みレポート構造がデプロイされます。 インポート を使用
し、 xml ファイルで定義された事前設定済みレポート構造をインポートできます。 この機能は、ワークフローが実行中でない場
合にのみ使用できます。
注記
既存のすべてのチャプタとそれらのコンテンツが削除されます。
関連情報
レポートの全般設定 (説明、電子メール、言語、期日) の編集 [162 ページ]
3.2.2.2.1
デフォルトワークフローの変更
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ レポート ] リンクをクリックします。既存のレポートのリストが表示されます。
必要に応じて、 [ フィルタ ] リストおよび [ 期間 ] リストを使用して、表示するレポートの量を制限します。
3. 変更するレポートを選択します。
4. リストの下で、[ レポートの編集 ] をクリックします。
5. [ ワークフロー ] タブをクリックします。
6. [ 名前 ] リストからワークフローを選択します。
注記
アクティブなワークフローのみを選択できます。新しいワークフローがレポートにロードされます。
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161
7. ホームアイコンをクリックしてレポートのリストに戻ります。
3.2.2.2.2 レポートの全般設定
(説明、電子メール、言語、期日) の編集
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ レポート ] リンクをクリックします。
既存のレポートのリストが表示されます。必要に応じて、 [ フィルタ ] リストおよび [ 期間 ] リストを使用して、表示するレポー
トの量を制限します。
3. 変更するレポートを選択します。
4. リストの最下部で、[ レポートの編集 ] をクリックします。
5. [ 全般 ] タブで、以下の [ 電子メール通知 ] オプションを選択します。
○ 通知を送信するかどうかを編集者が決定できるようにするには、[ オプション ] を選択します。
○ 自動的に通知を送信する必要がある場合は、[ 必須 ] を選択します。
6. レポートの完了日を選択するには、[ チャプタの期日を以下に設定 ] フィールドの横にあるカレンダアイコン ( ) をクリック
します。
7. 必要に応じて、[ 説明 ] を追加し、[ ロケール ] フィールドで異なる地域の言語設定を選択します。
8. [ OK ] をクリックして変更を保存します。
3.2.2.2.3 ドキュメントテンプレートのアップロード
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ レポート ] タブをクリックします。
2. [ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
レポートが新しい場合、まだチャプタがないという警告メッセージが表示されます。
3. [ 全般 ] タブで、レポートを選択します。
4. [ テンプレート ] タブを選択します。
5. [ 利用できるテンプレート ] リストで、テンプレートファイルをアップロードできるレポートタイプ形式をチェックします。
テンプレートがまだロードされていない場合、形式の説明の横には何も表示されません。
注記
SAP Disclosure Management ではテンプレートを上書きできません。既存のテンプレートを削除してから、再度テン
プレートをアップロードする必要があります。
6. [ 参照 ] をクリックして、テンプレートファイルに移動します。
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7. ファイルをダブルクリックします。
ダイアログボックスが閉じられ、必要なパスが [ ファイル ] フィールドに入力されます。
8. [ テンプレートの追加 ] をクリックします。
形式の説明の横にある [利用できるテンプレート] リストにそのファイルが入力されます。
3.2.2.2.4 レポートの削除
手順
1. SAP Disclosure Management で、 設定 タブを選択します。
2.
レポート リンクをクリックします。
既存のレポートのリストが表示されます。 必要に応じて、 フィルタ リストおよび 期間 リストを使用して、表示するレポートの
量を制限します。
3. 削除するレポートを選択します。
4. リストの最下部で、 レポートの削除 を選択します。
5.
確認 ダイアログボックスで、 OK を選択します。
結果
レポートを削除しました。
注記
テンプレートであり、インスタンスの作成に使用されたレポートは削除できません。 ただし、オプション エンティティのテンプ
レート を無効化し、将来におけるこのレポートのテンプレートとしての使用を制限することができます。
3.2.3 ゴミ箱
チャプタを削除すると、そのチャプタは完全には削除されずにゴミ箱に保存されます。誤って削除したチャプタは復元すること
ができます。
ゴミ箱リストには、削除されたものの完全には消去されていないチャプタが表示されます。そのチャプタが属している期間およ
びレポート、チャプタのサイズ、削除された時刻および削除したユーザを確認できます。
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163
3.2.3.1
レポートの復元
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ ゴミ箱 ] リンクをクリックします。
3. 復元する各チャプタのチェックボックスを選択します。
ヒント
表示されているすべてのチャプタを選択するには、列ヘッダ [期間] の横にあるチェックボックスをクリックします。
4. [ 復元 ] をクリックします
3.2.3.2 チャプタの永続的な削除
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ ゴミ箱 ] リンクをクリックします。
3. 永続的に削除する各チャプタのチェックボックスを選択します。
ヒント
表示されているすべてのチャプタを選択するには、列ヘッダの [ 期間 ] の横にあるチェックボックスをクリックします。
4. [ 削除 ] をクリックします。
5. [ 確認 ] ダイアログボックスで、[ OK ] をクリックします。
3.3 ワークフローステータスの管理
SAP Disclosure Management のワークフローは、レポート構造の構築に始まり、チャプタの編集、連結レポートコンテンツの
確定で終わるレポートの標準ライフサイクルを示します。ワークフローは、レポートとそのチャプタの必須特性です。
SAP Disclosure Management の各ワークフローには、明確に定義された 5 つのステータスがあります。最初の 3 つのステ
ータス、 [初期化中]、[実行中]、および [停止] は、レポートレベルでの直接アクションで制御されます。この節では、ワークフ
ローで実行される次の直接アクションについて説明します。
● 開始
● 停止
● リセット
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[ チャプタ処理中 ] および [ レポート処理中 ] ステータスは、ワークフローステップレベルでアクティビティを実行することで、間接
的に設定されます。ワークフローの詳細については、全般ヘルプを参照してください。
[開始] アクション
レポートおよびチャプタを作成すると、ワークフローを開始してステータスを [初期化中] から [実行中] に変更し、編集者やリ
ーダなどの関係者が構造を閲覧できるようにし、ドキュメントの編集許可前に構造および割り当て済みワークフローをレビュー
できるようにする必要があります。 SAP Disclosure Management では、ワークフロー開始アクションで次の機能が使用でき
ます。
● レポートレベルで設定されたワークフローの開始: このアクションは、レポートワークフローを継承するチャプタのステータ
スを変更します。レポートレベルでの開始は、子レベルに個別ワークフローがあっても、それらを自動的には開始しませ
ん。チャプタの節のワークフローは、個別に開始する必要があります。
● チャプタレベルで設定されたワークフローの開始: このアクションは、チャプタレベルでワークフローを開始します。チャプタ
レベルの個別ワークフローは、レポートワークフローが開始された後に初めて開始可能になります。
● レポートレベルに設定されたワークフローで、[初期化中] ステータスが表示されているすべてのワークフローを開始: この
機能は一括変更時に使用します。ワークフローステータス [初期化中] でフィルタされ、チャプタがレポートレベルのワー
クフローを継承しているレポートが考慮されます。チャプタワークフローより下のレベルのワークフローは、個別に開始す
る必要があります。
[停止] アクション
構造またはワークフロー設定に変更を適用するには、ワークフローを停止する必要があります。すべての変更を適用した後、
ワークフローを再開する必要があります。
[リセット] アクション
リセット機能は、ワークフローステータスを [ 初期化中 ] に戻します。SAP Disclosure Management では、ワークフローのリセ
ットアクションで次の機能が使用できます。
● レポートおよびチャプタレベルで設定されたすべてのワークフローのリセット: このアクションは、レポートのすべてのワー
クフローをリセットします。ワークフローがチャプタレベルで継承または設定されているかを問わず、すべてのチャプタワー
クフローのステータスが [初期化中] にリセットされます。
● 独自のチャプタワークフローのリセット: このアクションは、選択したチャプタおよびその節 (存在する場合) のローカルワ
ークフローをリセットします。レポートからワークフローを継承しているだけの単一のチャプタのワークフローはリセットでき
ません。
ワークフローをリセットすると、チャプタまたはレポートに割り当てられたすべてのドキュメントが再オープンされ、ワークフロー
の初期ステータス (デフォルトワークフローの [ オープン ]) に戻されます。再オープンされたすべてのドキュメントは、ワークフ
ローの最終ステータスに到達するまで、必要なワークフローステップ (およびステータス) をすべて実行する必要があります。
連結ドキュメントをレビューして適用する変更を探す場合に、この機能が有効です。
レポートを構成するチャプタに変更を適用する場合、レポートとすべてのチャプタをリセットする必要があります。そうしなけれ
ば、レポートレベル、および後続の期間のチャプタバージョンから 2 番目のステップでのみ変更が適用されます。
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165
関連情報
3.3.1 レポートワークフローの開始
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ レポート ] リンクをクリックします。
既存のレポートのリストが表示されます。必要に応じて、 [ フィルタ ] リストおよび [ 期間 ] リストを使用して、表示するレポー
トの量を制限します。
3. レポートを選択します。
4. [ レポートの編集 ] をクリックします。
5. [ ワークフロー ] タブで、[ ステータス ] リストの横にある [ 開始 ] をクリックして、ワークフローを開始します。
結果
ステータスが [ 実行中 ] に変わります。[ 停止 ] ボタンが表示されます。このボタンを使用して、必要に応じてワークフローを中
断できます。
同じチャプタレベルの他のワークフローがある場合は、それらを別々に開始する必要があります。
3.3.2 チャプタワークフローの開始
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ レポート ] リンクをクリックします。既存のレポートのリストが表示されます。
必要に応じて、 [ フィルタ ] リストおよび [ 期間 ] リストを使用して、表示するレポートの量を制限します。
3. レポートを選択します。
4. [ レポートの編集 ] をクリックします。
レポートワークフローが開始済みであることを確認してください。
5. [ ワークフロー ] タブの画面下部で、以下のいずれかを実行してチャプタワークフローを開始します。
○ 単一のワークフローを開始するには、チャプタレベルで [ 開始 ] をクリックします。
○ リストされたすべてのチャプタの、まだ開始されていないワークフローを開始するには、[ すべてのワークフローを開
始 ] をクリックします。
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結果
チャプタのステータスが [ 実行中 ] に変わります。
3.3.3 すべての初期化済みレポートワークフローの開始
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ レポート ] リンクをクリックします。
既存のレポートのリストが表示されます。必要に応じて、 [ フィルタ ] リストおよび [ 期間 ] リストを使用して、表示するレポー
トの量を制限します。
3. [ すべてのワークフローを開始 ] をクリックして、表示されているすべてのレポート内の初期化済みワークフローを開始しま
す。
4. [ 確認 ] ダイアログボックスで、[ OK ] をクリックします。
表示されているレポートの初期化済みワークフローが開始されます。これにより影響を受けたレポートのワークフローの
ステータスが [ 実行中 ] になります。
3.3.4 レポートワークフローまたはチャプタワークフローの停止
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ レポート ] リンクをクリックします。
既存のレポートのリストが表示されます。必要に応じて、 [ フィルタ ] リストおよび [ 期間 ] リストを使用して、表示するレポー
トの量を制限します。
3. レポートを選択します。
4. [ レポートの編集 ] をクリックします。
5. [ ワークフロー ] タブをクリックします。
[ ワークフロー ] タブには、レポートのワークフロー設定および (設定している場合は) チャプタのワークフロー設定が表示
されます。ワークフローの実際のステータスは [実行中] です。
6. 次のいずれかを実行します。
○ レポートワークフローおよびチャプタレベルで定義されているすべてのワークフローを停止するには、レポートレベル
の [ ステータス ] フィールドの横にある [ 停止 ] をクリックします。レポートおよびチャプタレベルのステータスが [ 停止 ]
に変わります。
○ 特定のチャプタのワークフローを停止するには、チャプタレベルで [ 停止 ] をクリックします。チャプタのステータスが
[ 停止 ] に変わります。
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3.3.5 レポートおよびそのチャプタのワークフローのリセット
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ レポート ] リンクをクリックします。
既存のレポートのリストが表示されます。必要に応じて、 [ フィルタ ] リストおよび [ 期間 ] リストを使用して、表示するレポー
トの量を制限します。
3. レポートを選択します。
4. [ ワークフローのリセット ] をクリックします。
5. [ 確認 ] ダイアログボックスで、[ OK ] をクリックします。
結果
システムによって、レポートのすべてのワークフローが [ 初期化中 ] にリセットされます。
3.3.6 個々のチャプタワークフローのリセット
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. 作業領域で [ レポート ] リンクをクリックします。
既存のレポートのリストが表示されます。必要に応じて、 [ フィルタ ] リストおよび [ 期間 ] リストを使用して、表示するレポー
トの量を制限します。
3. レポートを選択します。
4. [ レポートの編集 ] をクリックします。
5. [ ワークフロー ] タブで、特定のチャプタの [ リセット ] をクリックします。
結果
ワークフローのステータスが [ 初期化中 ] に変わります。
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3.4 チャプタの管理
レポートを作成すると、チャプタおよび節のあるレポートツリーを作成する必要があります。チャプタ構造をアップロードし、自
動生成されたチャプタのマスタデータを編集するか、チャプタとマスタデータをマニュアルで作成できます。後者の場合、チャプ
タを最初から設定するか、ほかのレポートにリンクします。
レポートツリーを開始する前に、たとえば、レポートでチャプタレベルのさまざまなワークフローを表示する場合、構造の設定に
必要な情報をすべて収集している必要があります。
警告
ワークフローのステータスが [ レポートまたはチャプタ処理中 ] の場合は、チャプタを作成できません。
3.4.1 チャプタの作成
チャプタの作成中に、チャプタ、コンテンツ、およびワークフロータイプを選択します。
SAP Disclosure Management でチャプタ構造を手動で設定することも、XML のアップロードを介して構造をインポートする
こともできます。 構造をインポートする場合は、個々のチャプタでマスタデータを使用する必要があります。
チャプタの作成中は、最終のレポート構造を作成できるほか、単一レベルでチャプタを作成し、後で構造化することもできま
す。 後者の手順を適用する場合、SAP Disclosure Management での継承、特に、ワークフロータイプの継承について注意
してください。
チャプタタイプ
SAP Disclosure Management で定義されているチャプタタイプは、以下のとおりです。
● 標準
これらのチャプタは、別々に維持されます。 SAP Disclosure Management では、標準のチャプタで以下のコンテンツタ
イプをサポートします。
○ Microsoft Office Word (97-2003) (.doc)
○ Microsoft Office Excel (97-2003) (.xls)
○ Word ML (.WordML)
○ XML (.xml)
○ Microsoft Office Word (.docx)
○ Microsoft Office Excel (.xlsx)
注記
使用可能なコンテンツタイプは、以前にレポートに割り当てられたレポートタイプによってコントロールされます。
● リンク
これらのチャプタにはテキストやデータは含まれず、別のチャプタを参照するだけです。 マスタデータおよびリンクされた
チャプタのドキュメントは、元のレポートで独立して維持されます。 単一のチャプタにリンクできるほか、チャプタおよび節
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169
を持つレポート構造にリンクできます。 この機能を使用すると、別のレポートで同じチャプタを使用できます。 たとえば、カ
バーページは単一チャプタにし、最初のチャプタとして異なるレポートで使用するなどです。
レポートにリンクしたチャプタに節を追加すると、これらの節もリンクとして表示されます。
注記
リンクされたチャプタにリンクすることはできません。
● コンテンツなし
これらのチャプタにはテキストが含まれていません。たとえば、チャプタを含むフォルダチャプタなどのレポートツリーの構
造要素として使用されています。
● リンクされたコピー
これらのチャプタには、選択したチャプタからコピーしたコンテンツが含まれます。 コピーされたコンテンツは、基本として
使用でき、変更することができます。 新しいチャプタおよびソースチャプタは、独立して管理されます。
チャプタの編集中は、元のコンテンツを再びソースチャプタから実際のチャプタにコピーするため、ソースチャプタを表示
するか、 [ コンテンツのコピー ] 機能を使用できます。
● XBRL リンク済み
これらのチャプタには、 Microsoft Office Word ドキュメントへのリンクのみが含まれます。
注記
.docx
形式のドキュメントのみをリンクできます。
ワークフロータイプおよび制限
デフォルトでは、すべてのチャプタがレポートレベルでワークフローの設定を継承します。 チャプタレベルで継承を終了して、
節にワークフローを渡す別のワークフローをチャプタに割り当てることができます。
チャプタレベルでワークフローを割り当てるための条件は、以下のとおりです。
● 親レベル (レポートまたはチャプタ) でのワークフローのステータスが、[ 初期化中 ] または [ 停止 ] に設定されている場
合、子レベルで継承を停止してデフォルトのワークフローを変更できます。 親レベルのワークフローが [ 実行中 ] に設定さ
れている場合、子レベルのワークフローを変更する前に、最初にこのワークフローを停止する必要があります。
● 親レベルのワークフローが開始されており、割り当てられたチャプタがすでに編集されている場合 (ワークフローのステー
タスは [ チャプタ処理中 ])、子レベルでワークフローを変更することはできません。
関連情報
レポートワークフローまたはチャプタワークフローの停止 [167 ページ]
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3.4.1.1
チャプタの作成
手順
1. SAP Disclosure Management で レポート をクリックし、 期間 および レポート を選択します。
注記
レポートが新しい場合、まだチャプタがないという警告メッセージが表示されます。
2.
全般 タブで、チャプタを追加するレポートツリー内のレベルを選択します。
3. ナビゲーション領域のヘッダにある チャプタの追加 アイコン ( ) をクリックします。
4.
新しいチャプタ ダイアログボックスで、 チャプタタイプ リストから標準を選択します。
5. チャプタの 名前 を入力します。
6.
コンテンツタイプ リストから、ドキュメントタイプを選択します。
注記
コンテンツタイプの選択は、レポートタイプによってコントロールされます。
7.
Disclosure Management で表示 を選択して、以下を実行します。
○ データソースの選択ダイアログボックスにデータプロバイダとしてチャプタのコンテンツが表示されるようにする場合
(Excel ファイルのデフォルト設定)、このチェックボックスをオンにします。
○ データプロバイダとしてチャプタのコンテンツを使用できないようにする場合 (Word および PPT ファイルのデフォル
ト設定 )、このチェックボックスをオフにします。
8. このチャプタの後、別のチャプタを作成するには、 別のチャプタの追加および作成 チェックボックスを選択します。
9.
チャプタの追加 をクリックして設定を保存します。新しいチャプタが、ナビゲーション領域のレポート構造内に表示されま
す。
チャプタは、割り当てられた親レベルから期日およびワークフロー設定を継承します。
結果
制限
1. チャプタ名で使用できない文字は、/ ¥ < > * " ? | § ' ² ³ % : + & ° , です。
2. 末尾がドットのチャプタ名 (例: chapter.) を作成することはできません。
3. 2 つ以上の連続するドットを含むチャプタ名 (例: chapter..1) を作成することはできません。
関連情報
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3.4.1.2
チャプタへのリンクの作成
手順
1. SAP Disclosure Management で [ レポート ] をクリックし、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
注記
レポートが新しい場合、まだチャプタがないという警告メッセージが表示されます。
2. [ 全般 ] タブをクリックします。
3. チャプタを追加するレポートツリー内のレベルを選択します。
4. [ 新しいチャプタの追加 ] アイコン ( ) をクリックします。
5. [ 新しいチャプタ ] ダイアログボックスで、[ チャプタタイプ ] リストから [ リンク ] を選択します。
6. [ 期間 ] リストから、リンクされるチャプタを含むレポートの期間を選択します。
7. [ レポート ] リストから、リンクされるチャプタを含むレポートを選択します。選択されたレポートの全体構造が表示されま
す。
8. リンクするチャプタをクリックします。
9. このチャプタの後、別のチャプタを作成するには、[ 別のチャプタの追加および作成 ] チェックボックスを選択します。
10. [ 追加 ] をクリックします。
ナビゲーション領域のレポート構造内に、チャプタが表示されます。リンクされたチャプタには、タイトルの前に四角く囲ま
れた矢印アイコン ( ) が表示されます。
注記
リンクされたチャプタを削除するには、ナビゲーションツリーのヘッダにある [ 選択されたチャプタの削除 ] アイコンをク
リックします。
3.4.1.3
レポートまたはチャプタワークフローの表示
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ レポート ] タブを選択します。
2. [ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
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注記
レポートが新しい場合、まだチャプタがないという警告メッセージが表示されます。
3. [ 全般 ] タブで、表示するワークフローのチャプタまたはレポートを選択します。
4. [ ワークフロー ] タブをクリックします。
結果
割り当てられたワークフローのステップを示すフローチャートが表示されます。 [ ステータス ] および [ 名前 ] フィールド内の情報
は、ワークフローが親ドキュメントから継承されたのかどうか、チャプタが自身のワークフローを持っているのかどうかを示して
います。
3.4.1.4 チャプタワークフローの選択
手順
1. SAP Disclosure Management で [ レポート ] をクリックし、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
注記
レポートが新しい場合、まだチャプタがないという警告メッセージが表示されます。
2. [ 全般 ] タブで、ワークフローを変更するチャプタをクリックします。
3. [ ワークフロー ] タブをクリックします。
[ ワークフロー ] タブには、割り当てられたワークフローのステップの図が表示されます。図の上のフィールドは使用できま
せん。
4. 色付きの情報バーの [ 継承の無効化 ] リンクをクリックします。
バーで色を変更できるほか、無効化を元に戻す新しいリンクが表示されます。このとき、図の上のフィールドが使用可能
です。
5. [ 名前 ] を選択して、リストから必要なワークフローを選択します。
注記
アクティブなワークフローのみが選択可能です。チャプタのワークフローは、レポートレベルのワークフローとは別に開
始する必要があります。
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結果
注記
ワークフローの継承をリセットするには、色付きの情報バーにある [ 継承の無効化を元に戻す ] リンクをクリックします。
関連情報
3.4.1.5
チャプタ構造のインポート
各チャプタを手動で作成するのではなく、完全なレポート構造を定義した XML ファイルをインポートすることができます。
ワークフローのステータスが [ 初期化中 ] または [ 停止 ] のいずれかの場合のみ、XML ファイルをアップロードできます。
XML ファイルのアップロード時に、レポート構造の有効性が確認されます。XML ファイルにエラーがある場合、エラーが発生
している要素が表示されます。
警告
XML ファイルをアップロードすると、既存の構造は上書きされ、すべての既存のチャプタは削除されます。
XML ファイルの構造
XML ファイルのルート要素は <chapters> である必要があります。要素には、いくつでも <chapter> 要素を含めることが
できます。
以下の例は、標準的なチャプタの定義です。
<chapter>
<name>Chapter 1</name>
<chaptertype>standard</chaptertype>
<contenttype>doc<contenttype>
</chapter>
注記
XML ファイル内のコンテンツタイプが、レポートタイプによって使用可能かどうかを考慮します。
以下の例では、コンテンツのないノードの定義を示しています。
<chapter>
<name>Folder</name>
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<chaptertype>noncontent</chaptertype>
<contenttype>empty<contenttype>
</chapter>
<chaptertype> 要素では、以下の値が使用できます。
表 8:
値 standard noncontent
説明
コンテンツを含む標準チャプタ。
空のコンテンツが添付されるノード。
<contenttype> 要素では、以下の値が使用できます。
表 9:
値 doc wordml docx ppt pptx xls xlsx xsd xml ixbrl xbrl zip
説明
Microsoft Word (97-2003)
WordML ( .xml
拡張子)
Microsoft Word
Microsoft Power Point (97-2003)
Microsoft PowerPoint
Microsoft Excel (97-2003)
Microsoft Excel
XML スキーマ
XML (Extensible Markup Language) iXBRL (In-line Extensible Business Reporting Language)
XBRL (Extensible Business Reporting Language)
XBRL タクソノミー
大文字でも小文字でも <contenttype> に値を書くことができます。
節を作成するために、<chapter> 要素を別の <chapter> 要素内に作成できます。
例
以下の例は、 2 番目のチャプタに 2 つの節が含まれる、2 つのチャプタを定義する XML ファイルです。
<chapters>
<chapter>
<name>Chapter 1</name>
<chaptertype>standard</chaptertype>
<contenttype>docx</contenttype>
</chapter>
<chapter>
<name>Chapter 2</name>
<chaptertype>noncontent</chaptertype>
<contenttype>empty</contenttype>
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<chapter>
<name>Subchapter A</name>
<chaptertype>standard</chaptertype>
<contenttype>xlsx</contenttype>
</chapter>
<chapter>
<name>Subchapter B</name>
<chaptertype>standard</chaptertype>
<contenttype>pptx</contenttype>
</chapter>
</chapter>
</chapters>
3.4.1.5.1
チャプタ構造のインポート
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 設定 ] タブをクリックします。
2. [ レポート ] リンクをクリックします。
既存のレポートのリストが表示されます。必要に応じて、 [ フィルタ ] リストおよび [ 期間 ] リストを使用して、表示するレポー
トの量を制限します。
3. レポートを選択します。
4. リストの下で、[ レポートの編集 ] をクリックします。
5. [ インポート ] タブで、[ 参照 ] をクリックして XML ファイルに移動します。
6. 適切なファイルをダブルクリックします。
パスが [ ファイル ] フィールドに入力されます。
7. [ インポート ] をクリックして、ファイルを SAP Disclosure Management にアップロードします。
8. ホームアイコン ( ) をクリックして、レポートリストに戻ります。
3.4.2 チャプタの編集
ワークフローのステータスが [ レポート処理中 ] に設定されていないかぎり、チャプタのマスタデータを編集したり、添付された
ドキュメントの有無にかかわらず、レポートのツリー構造内でチャプタを個別に移動したりすることができます。
3.4.2.1
チャプタの期日の編集
コンテキスト
レポートが作成されたら、レポートレベルでチャプタ完了の期日を定義します。チャプタは、デフォルト値としてこの日付を継承
しますが、各チャプタの期日を個別に変更することができます。
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チャプタの期日を変更するには、次の手順に従います。
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ レポート ] タブをクリックします。
2. [ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
3. [ 全般 ] タブで、マスタデータを変更するチャプタをクリックします。
4. ナビゲーションツリーヘッダの [ 選択されたチャプタの編集 ] アイコン ( ) をクリックします。
5. [ チャプタの編集 ] ダイアログボックスで、期日を選択するには、[ 期日 ] の横にあるカレンダアイコン ( ) をクリックしま
す。
6. [ OK ] をクリックして変更を保存します。
3.4.2.2 チャプタを非アクティブに設定する
コンテキスト
新規に作成されたチャプタは、デフォルトでアクティブとして設定されます。この設定を非アクティブに変更するには、チャプタ
のマスタデータを編集します。たとえば、後で編集者がチャプタを処理する場合や、レポート作成時に特定のチャプタを無視す
る場合などに、チャプタを無効化することができます。
節は、親レベルから非アクティブのステータスを継承します。節を非アクティブなブランチからアクティブなブランチに移動する
と、その節は自動的にアクティブになります。アクティブなチャプタを、非アクティブなチャプタの節として添付すると、その節は
自動的に非アクティブになります。
チャプタを非アクティブに設定するには、以下の手順を実行します。
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、マスタデータを変更するチャプタをクリックします。
3. ナビゲーションツリーヘッダの [ 選択されたチャプタの編集 ] アイコン ( ) をクリックします。
4. [ チャプタの編集 ] ダイアログボックスで、[ チャプタがアクティブです ] を選択解除します。
5. [ OK ] をクリックして変更を保存します。
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3.4.2.3 チャプタのコンテンツタイプの変更
コンテキスト
チャプタがすでにドキュメントを持っている場合、コンテンツタイプを変更すると、そのドキュメントとすべての改訂版が削除され
ます。
チャプタのコンテンツタイプは次の手順で変更します。
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、マスタデータを変更するチャプタをクリックします。
3. ナビゲーションツリーヘッダの [ 選択されたチャプタの編集 ] アイコン ( ) をクリックします。
4. [ チャプタの編集 ] ダイアログボックスで、[ コンテンツタイプ ] 一覧の左にある [ 変更 ] リンクをクリックします。コンテンツタイ
プの変更およびそれに伴う影響を確認するダイアログボックスが表示されます。
5. [ はい ] をクリックして次に進みます。
6. 別の [ コンテンツタイプ ] を選択します。
7. [ OK ] をクリックして変更を保存します。
関連情報
3.4.2.4 事前設定済みパラメータの編集
コンテキスト
SAP Disclosure Management は、レポートタイプ用に事前設定済みのパラメータをデプロイします。レポートとチャプタに対
して別々にパラメータが適用されます。パラメータは、レポートからチャプタレベルに継承されないため、各レベルで維持される
必要があります。
注意
チャプタレベルの設定は、レポートレベルの設定を上書きします。
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手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 設定 ] タブを選択します。
[ 設定 ] タブに、事前設定済みパラメータのリストが表示されます。パラメータのタイプは、レポートタイプおよびレポートに
関連する出力タイプ (Word、PDF、Excel、XBRL、PowerPoint) に依存します。
4. 必要なパラメータを更新します。
注記
出力タイプに異なるテンプレートを適用するには、ファイル拡張子を含めて必要なテンプレートのファイル名を [ テンプ
レート名 ] フィールドに入力します。
5. [ 保存 ] をクリックして、変更を確定します。
3.4.2.5 チャプタの削除
コンテキスト
ワークフローの初期ステップのステータス (デフォルトの 4 つの目による原則のワークフローで開くなど) を表示し、別のレポ
ートのチャプタにリンクされていない元のチャプタのみを削除できます。どの段階でも、リンクされたチャプタを削除できます
が、元のチャプタは削除できません。
チャプタを削除する方法は、次のとおりです。
手順
1. SAP Disclosure Management で [ レポート ] をクリックし、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、削除するチャプタをクリックします。
3. ナビゲーションツリーヘッダにある [ 選択されたチャプタの削除 ] アイコン ( ) をクリックします。
4. [ 確認 ] ダイアログボックスで、[ OK ] をクリックしてチャプタを削除します。
3.4.3 レポート構造の変更
手順
1. SAP Disclosure Management で [ レポート ] をクリックし、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
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179
2. [ 全般 ] タブで、レポート構造内で移動するチャプタを選択します。
ナビゲーションツリーヘッダの矢印によって、次の移動が可能であることが示されます。
オプション 説明
同一レベル内で 1 つ上に移動
同一レベル内で 1 つ下に移動
1 レベル下げる
1 レベル上げる
矢印が無効化されている場合は、選択した要素に対して、そのレベルで当該機能が利用できないことを示します。
3. 矢印を使用して、チャプタを適切な位置に移動させます。
3.5 レポートおよびチャプタアクセス管理
構造レベルおよび、その関連ドキュメントとアクティビティへのアクセスは、ユーザの権限設定およびワークフロー条件によっ
て制御されます。システム管理者は、システム内でユーザのグローバル権限およびグローバルワークフロー条件を設定しま
す。 SAP Disclosure Management では、ユーザがレポートまたはチャプタレベルでの追加設定を使用してグローバル設定
を操作することができます。ユーザは、ユーザマスタデータでロールを割り当てられている必要はありません。
ロールは、レポートマネージャによってレポートまたはチャプタレベル、あるいはその両方のレベルで割り当てられます。マネ
ージャは、ドキュメントの編集およびワークフローアクティビティの実行に対する権限を持つユーザを決定します。認証、ロー
ル、権限の詳細については、全般オンラインヘルプを参照してください。
レポートおよびチャプタレベルのタブ
表示されるタブは、ユーザのアクセス権およびレポート構造内のレベルによって決定されます。この節では、レポートおよびチ
ャプタ内の権限タブおよびワークフロー条件タブに関連付けられた機能について説明します。権限に関連付けられたタスク
は、レポートおよびチャプタレベルの両方で実行されます。ワークフロー条件に関連付けられたタスクは、ワークフロー条件タ
ブがチャプタレベルでのみ使用可能なため、チャプタレベルでのみ実行されます。
システムで使用可能なタブの完全な概要については、全般オンラインヘルプを参照してください。
権限
権限により、変更を表示し、編集し、元に戻すためのチャプタおよびレポートへのアクセス権が決定されます。権限は、ワーク
フローアクティビティの直接実行またはロールを使用した実行に対する権限を制限するという意味で、ワークフローアクティビ
ティの処理に間接的に影響します。
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また、 管理、ロック、すべてのチャプタの取消、ロック解除、ライトバックの編集、および送信 を行うためのレポートへのアクセス
権を決定できます。
ユーザがすでにグローバル権限を持っている場合、チャプタおよびレポートレベルで必要な権限を追加で割り当てることがで
きます。ユーザがグローバル権限を持っていない場合、マネージャがレポートおよびチャプタレベルでユーザのアクセス権限
をすべて決定します。これらのレベル固有の権限は、ローカルとして定義されます。
注記
レポートレベルまたはチャプタレベルで、 権限 タブを選択し、各ユーザを選択することにより、ユーザのグローバル権限とロ
ーカル権限を表示することができます。
ユーザを追加してローカルアクセス権を定義したり、既存のユーザの権限を追加したりすることができます。 エンティティチャプ
タ権限 タブで、既存のグローバル権限を制限できます。
ワークフロー条件および制限
ワークフロー条件により、ステップおよびアクティビティへのアクセス権を制御します。ワークフローの設計時に、条件によって
決定されるワークフローアクティビティの実行権限を特定のロールまたは権限に割り当てます。チャプタは、これらのワークフ
ロー条件をワークフローと一緒に継承できます。ワークフロー設定の継承を停止し、追加のワークフロー条件を以下の条件で
チャプタに割り当ることができます。
● 親レベルのワークフローステータスが [初期化中] または [実行中] に設定されていないかぎり、子レベルの継承を停止し
て、ワークフロー条件を変更できます。
● 親レベルのワークフローが [実行中] に設定されている場合、子レベルでワークフロー条件を変更する前にワークフロー
を停止する必要があります。
ワークフローの詳細については、全般オンラインヘルプを参照してください。
関連情報
レポートワークフローまたはチャプタワークフローの停止 [167 ページ]
3.5.1 レポートレベルのアクセス設計
レポートレベルでは、付属するすべてのチャプタで継承される追加権限要件を定義できます。
注記
継承した権限は、チャプタレベルで定義した権限で上書きできます。
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181
3.5.1.1
レポートレベルでのローカルユーザ権限の削除
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートレベルを選択します。
3. [ 権限 ] タブで、[ 権限のあるユーザ ] リストからエントリを選択します。
4. [ 割り当て済み権限 ] リストで、選択したユーザについて、削除するロールのチェックボックスをオフにします。
5. [ OK ] をクリックして変更を保存します。
3.5.1.2
レポートレベルでの新しいユーザへのローカル権限の追加
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートレベルを選択します。
3. [ 権限 ] タブで、[ ユーザの追加 ] をクリックします。
4. [ ユーザの選択 ] リストからユーザを選択します。
5. 選択したユーザにローカルで割り当てるロールのチェックボックスをオンにします。
6. [ OK ] をクリックして変更を保存します。
既存ユーザのリストで、選択されたエントリをチェックします。すべての権限のあるユーザが表示されます。
3.5.1.3
レポートレベルでの既存ユーザのローカル権限のチェックおよ
び追加
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、アクセスを設定するレポートレベルを選択します。
3. [ 権限 ] タブをクリックします。
作業領域に [ 権限 ] パネルが表示されます。[ 権限のあるユーザ ] パネルに、既存ユーザとそのグローバル/ローカルアク
セス権限のリストが表示され、ユーザごとに権限の種類が示されます。
4. 編集するエントリを選択します。
注意
グローバルロールの選択は変更できません。
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[ 割り当て済み権限 ] のリストで、既存のロールの概要が、チャプタおよびレポートレベルでの関連権限とともに表示され
ます。
5. 選択したユーザにローカルで割り当てる追加ロールのチェックボックスをオンにします。
6. [ OK ] をクリックして変更を保存します。
注記
ユーザ権限を変更する権限がない場合は、権限を表示することのみできます。
3.5.2 チャプタレベルのアクセス設計
チャプタの権限およびワークフロー条件は、チャプタの属する親レベルから継承されます。権限およびワークフロー条件を子
レベルでカスタマイズするには、継承を中止する必要があります。チャプタレベルの権限および条件は、チャプタが割り当てら
れた親レベルの設定より優先されます。
チャプタ固有の条件を正しく割り当てるため、ステップ、アクティビティ、条件などの使用できるワークフローの詳細について、
システム管理者に問い合わせてください。
関連情報
3.5.2.1
チャプタレベルでのユーザのローカル権限の追加
コンテキスト
チャプタワークフローのアクティビティごとに、ロールまたはユーザ ID に関連した追加条件を定義できます。これらの条件を追
加することで、ワークフローステップのアクティビティを実行するユーザは、システム管理者がワークフローレベルで定義したロ
ールと権限およびレポートマネージャがチャプタレベルで定義したロールとユーザ ID の両方が必要になります。
例 1: すべてのユーザがアクティビティを実行した後にのみ次のステップがトリガされるよう、複数のユーザをアクティビティに
割り当てることができます。
例 2: 監査担当者が承認ステータスを割り当てた場合のみ次のステップがトリガされるよう、追加条件として監査ロールを承認
アクティビティに割り当てることができます。
ユーザのローカル権限をチャプタレベルで追加するには、次を実行します。
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183
手順
1. Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、チャプタを選択します。
3. [ 権限 ] タブで、色付き情報バーの [ 継承の無効化 ] をクリックします。
バーで色を変更できるほか、無効化を元に戻す新しいリンクが表示されます。 [ 権限のあるユーザ ] リストに、既存ユーザ
とその権限が表示され、ユーザごとに権限の種類が示されます。
4. [ ユーザの追加 ] をクリックします。
[ 割り当て済み権限 ] パネルに [ ユーザの選択 ] リストが表示されます。リストされたユーザは、グローバル権限またはロ
ーカルレポート権限を持ちません。この新しいリストでは、チャプタレベルの既存ロールおよび関連権限が一覧表示され
ます。
5. [ ユーザの選択 ] からユーザを選択します。
6. 選択したユーザにローカルで割り当てるロールのチェックボックスをオンにします。
7. [ OK ] をクリックして変更を保存します。
関連情報
レポートレベルでの既存ユーザのローカル権限のチェックおよび追加 [182 ページ]
3.5.2.2 チャプタの権限
共通チャプタは、特定の期間内にすべてのレポートに存在するチャプタのことです。
● 管理者は、ユーザを選択し、特定の期間内にすべてのレポートに存在するすべての共通チャプタに対する権限をそのユ
ーザに付与することができます。
● ユーザまたは期間を選択すると、すべての共通チャプタとそれらのロールの一覧が表示されます。
● 選択したユーザの各共通チャプタに割り当てられているロールはチェックボックスが選択された状態で表示されます。
● 新しいロールを割り当てるには、ロールおよび共通チャプタの横にあるチェックボックスを選択して、[ 送信 ] をクリックしま
す。
● ユーザが共通チャプタの権限を送信すると、サブチャプタの権限の継承が中断され、権限はチャプタに対してローカルに
設定されます。
3.5.2.3 チャプタレベルで割り当てられたすべてのローカル権限の削除
コンテキスト
削除する権限および条件を決定する場合、ローカルに割り当てられたすべての権限および条件を削除する必要があるのか、
特定ユーザのローカル権限を削除する必要があるのかを識別することが重要です。
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チャプタレベルに割り当てられたローカル権限を削除するには、以下に従います。
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、チャプタを選択します。
3. [ 権限 ] タブで、色付きの情報バーにある [ 継承の無効化を元に戻す ] リンクをクリックします。
バーで色を変更できるほか、継承を無効化するリンクが表示されます。
警告
チャプタレベルのすべてのローカル権限が削除されます。再度リンクをクリックしても、ローカル権限は復元されませ
ん。
関連情報
レポートレベルでのローカルユーザ権限の削除 [182 ページ]
3.5.2.4 ワークフローステップアクティビティの確認および変更
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、チャプタを選択します。
3. [ ワークフロー条件 ] タブをクリックします。
[ 利用できるトランジション ] リストに、トランジションという、2 つのワークフローステップ間のワークフローアクティビティが
表示されます。
4. 色付きの情報バーの [ 継承の無効化 ] リンクをクリックします。
バーで色を変更できるほか、無効化を元に戻す新しいリンクが表示されます。
5. 変更する各アクティビティに対して、チャプタレベルで定義された条件がすでにあるかどうかを確認するには、[ 表示 ] リン
クをクリックします。
[ 利用できるカスタム条件 ] テーブルには、ワークフローレベルで定義されているロールおよび権限に加えて、アクティビテ
ィを実行するユーザのユーザ ID およびユーザのロールが一覧にされます。
6. [ 追加 ] をクリックしてカスタム条件を定義します。
7. [ 新しいカスタム条件 ] ダイアログボックスで、次の [ タイプ ] を選択します。
○ ユーザにロールが割り当て済み : このオプションを選択すると、特定のロールを割り当てられたユーザがアクティビテ
ィを実行する必要があります。 1 ユーザがアクションを実行すると同時に、ワークフローが次のステップに移ります。
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185
○ 特定のユーザ : このオプションを選択すると、特定のユーザがアクティビティを実行する必要があります。
注記
2 人以上のユーザを指定すると、指定した各ユーザがアクティビティを実行する必要があります。指定されたすべ
てのユーザがアクティビティを実行した後に限り、ワークフローが次のステップに移ります。
8. ユーザを検索するには、以下の手順に従います。 a. [ 値 ] フィールドの横にある [ 検索 ] をクリックします。 b. [ ロール検索 ] (ユーザにロールが割り当て済み) ダイアログボックスまたは [ ユーザ検索 ] (特定のユーザ) ダイアロ
グボックスで、リストから必要なエントリを選択します。
9. [ 追加 ] をクリックして、選択したエントリを適用します。
選択したエントリが [ 値 ] フィールドに入力されます。
10. [ OK ] をクリックして変更を保存します。
結果
[ 利用できるカスタム条件 ] テーブル内のテーブルにロールまたはユーザが追加されます。
3.5.2.5 ワークフローステップへの複数の承認者の設定
前提条件
レポートワークフローはまだ開始しないようにしてください。すでに開始済みである場合、設定を変更するにはレポートワークフ
ローをリセットする必要があります。
コンテキスト
特定のチャプタのすべてのワークフローステップについて、複数のユーザによって実行されない限りワークフローを次のステッ
プにトランジションできないように定義できます。多くの場合、この機能は、複数ユーザの承認を必要とするチャプタの
[ Approve ] アクティビティにおいて使用されます。
注記
承認者の急病などの理由で、設定したユーザの 1 人がチャプタの承認を行えない場合などには、代理を入力することはで
きません。
ワークフローがブロックされた場合、管理者はユーザ管理で、病気のユーザを無効にすることができます。これにより、無
効にされたユーザは承認プロセスから削除されます。その結果、次のステップにトランジションするためにこのユーザによ
る承認は必要なくなります。
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手順
1. 期間とレポートを選択します。
2. 複数の承認者を設定するチャプタを選択します。
3. [ ワークフロー条件 ] タブを選択します。
4. ドキュメントが親ドキュメントからワークフローのカスタム条件を継承している場合は、この時点で継承を破棄する必要が
あります。
5. 複数の承認者を設定するアクティビティ ([ Approve ] アクティビティなど) を選択して、[ 表示 ] をクリックします。
6. ユーザを追加します。
[ 新しいカスタム条件 ] ダイアログボックスで、[ 特定のユーザ ] タイプを選択します。
ユーザを検索する方法については、
ワークフローステップアクティビティの確認および変更 [185 ページ] を参照してくださ
い。
7. このステップの必須承認者として追加する各ユーザについて、ステップ 6 を繰り返します。
結果
ワークフローは、このステップに設定したすべてのユーザが承認するまで、次のステップにはトランジションできません。
3.5.2.6 チャプタレベルでの単一アクティビティのローカル条件の削除
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、チャプタを選択します。
3. [ ワークフロー条件 ] タブで、チャプタレベルで定義されている条件がすでにあるかどうかを確認するために、必要なステッ
プアクティビティの [ 表示 ] リンクをクリックします。
4. [ 利用できるカスタム条件 ] リストから、削除するカスタム条件を選択します。
5. [ 削除 ] をクリックします。
3.5.2.7
チャプタレベルで定義されているすべてのローカル条件の削除
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、チャプタを選択します。
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187
3. [ ワークフロー条件 ] タブをクリックして、色付きの情報バーにある [ 継承の無効化を元に戻す ] リンクをクリックします。
結果
バーで色を変更できるほか、継承を無効化するリンクが表示されます。
警告
チャプタレベルのすべてのローカル条件が、永続的に削除されます。
3.6 レポート管理
SAP Disclosure Management では、レポートはチャプタの連結です。連結ドキュメントには、リンクされたデータは含まれま
せん。チャプタの組み合わせではなく、チャプタコンテンツの結合です。レポートからチャプタを再生成したり、元のチャプタを変
更したりすることはできません。
レポートおよびチャプタレベルで使用可能なタブ
レポートおよびチャプタで表示されるタブは、ユーザアクセス権およびレポート構造で選択されたレベルに依存します。この節
では、 [ 全般 ]、[ コンテンツ最新表示 ]、および [ 改訂 ] タブに関連付けられた機能について説明します。システムのタブの完全
な概要については、全般ヘルプを参照してください。
ドキュメント内のデータ
SAP Disclosure Management のドキュメントには、質的データと量的データの両方が含まれます。ドキュメント内の定性的
(テキスト) データは、通常、該当する Microsoft Office アプリケーションによって提供される標準機能を介して編集されます。
量的データ (数値) は、特性が連結ドキュメントで削除されたチャプタドキュメント内でリンクされたデータとしてのみ存在し、常
にではありませんが通常は、 Microsoft Office アプリケーションにロードされる SAP Disclosure Management アドインによ
って提供される機能を使用して処理されます。最も重要な機能の 1 つがコンテンツの最新表示であり、ローカルに開かれたド
キュメント内だけでなく、サーバレベルのポータルでも実行できます。
ドキュメントライフサイクルでのアクティビティ
マネージャは、 SAP Disclosure Management でドキュメントのステータスを開始するさまざまなアクティビティを実行する必
要があります。標準 : マネージャは、単一チャプタの承認および却下だけでなく、連結ドキュメントの編集および終了処理の責
任も持ちます。
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SAP Disclosure Management によってデプロイされる 4 つの目による原則のワークフローに関連する標準アクティビティが
ありますが、ユーザは特定の用途に基づいて、独自のワークフローおよびアクティビティを定義できます。
SAP Disclosure Management でのワークフローの詳細については、全般ヘルプを参照してください。
3.6.1 連結レポートの生成
設定によって、異なる段階でレポートを生成することができます。
デフォルト設定で生成された連結ドキュメント
システム管理者は、すべての添付されたチャプタが最終ワークフローステップまたはステータスに達した場合にのみ、レポート
を生成するようにすることができます。レポートの生成前にアクティビティの開始が実行され、ワークフローステータスが [レポ
ート処理中 ] に変更されます。
チャプタが最終ステップまたはステータスに達しないかぎり、連結ドキュメントのプレビューを生成できます。 SAP Disclosure
Management にインストールされているプラグインに応じて、ドキュメントを HTML または PDF 形式で表示できます。承認お
よび連結ドキュメントの生成後、レポートは埋め込み画像としてプレビューできます。
カスタマイズされた設定で生成された連結ドキュメント
すべてのチャプタが完成しているか否かにかかわらず、チャプタコンテンツ構築のいずれの段階のレポートでも生成できま
す。個別のチャプタと連結ドキュメントを同時に処理することになりますが、 [レポート処理中] の場合チャプタの変更がブロック
されるため、すべてのチャプタが終了または承認された場合のみ、レポートレベルでアクティビティを開始することをお勧めし
ます。
3.6.1.1 [全般] タブでのチャプタまたはレポートの選択
手順
1. SAP BusinessObjects Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、編集するレポートツリーからオブジェクトを選択します。
3. [ 編集 ] を選択します。
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3.6.1.2
レポートの生成
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
注記
レポートが新しい場合、まだチャプタがないという警告メッセージが表示されます。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリー内のレポートレベルを選択します。
3. [ ワークフロー ] パネルで、開始するアクティビティをクリックします。
4. [ 作成 ] をクリックします。
5. 必要に応じて、[ コメントの追加 ] ダイアログボックスで [ コメント ] を入力します。
6. [ OK ] をクリックしてコメントを確定します。
チャプタ数およびチャプタサイズによって、レポートの生成には数分の時間がかかることがあります。レポートが正常に生
成されたというメッセージが表示されます。これにより、ドキュメントの編集および表示ボタンが使用できるようになります。
関連情報
[全般] タブでのチャプタまたはレポートの選択 [189 ページ]
3.6.1.3
外部形式でのドキュメントのプレビュー
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 利用できるプレビュータイプ ] セクションで、プレビューオプションを選択します。
○ ワードドキュメントを表示するには、[ プレビュー形式 Word ] をクリックします。
○ PDF ドキュメントを表示するには、[ プレビュー形式 PDF ] をクリックします。
○ HTML ドキュメントを表示するには、[ プレビュー形式 Word2HTML ] をクリックします。
○ XBRL ドキュメントを表示するには、[ プレビュー形式 XBRL ] をクリックします。
4. 選択したチャプタに節が含まれている場合は、[ プレビュー ] ダイアログボックスから以下のオプションのいずれかを選択し
ます。
○ 選択したレベルのコンテンツのみを表示するドキュメントをプレビューするには、[ 現在のチャプタのみ ] を選択しま
す。
○ 選択したチャプタおよびそのチャプタのすべて節のコンテンツを表示するドキュメントをプレビューするには、[ 節あり ]
を選択します。
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5. [ OK ] をクリックします。
新しいウィンドウが開き、ドキュメントが表示されます。
6. [ 閉じる ] をクリックします。
3.6.1.4 埋め込みビューを使用したチャプタまたはレポートのプレビュー
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ ワークフロー ] セクションの下にある [ プレビューの表示 ] をクリックします。
これにより、ドキュメントページの小さなプレビュー付きのスクロールバーであるモニタバーが表示されます。このバーの
左右にある矢印を使用して、ドキュメントをスクロールできます。
4. ページを最大化するには、バー内のプレビューイメージをクリックします。
ポップアップウィンドウが開き、そのページが表示されます。
3.6.1.5
ドキュメント履歴の表示
コンテキスト
各ドキュメントに対して、対象ドキュメントが変更されたかアクションの途中かには関係なく、そのドキュメントに対して実行され
たすべてのアクションを表す履歴を独立して表示することができます。ドキュメントの改訂を使用してドキュメントの変更を追跡
できます。
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブのレポートツリーで、必要なレベル (レポート/チャプタ) を選択します。レベルの詳細は、作業領域に表示され
ます。
3. [ 履歴 ] タブをクリックします。
[ 履歴 ] タブには、以下の列に、ドキュメントのさまざまな改訂で実行されたすべてのアクションがリストされます。
列 説明
改訂 改訂番号を表示します。
アクション ドキュメントのコンテンツが変更されたかどうかにかかわらず、ドキュメントで実行されたアクションまたは、ステップのステ
ータスを表示します。
ユーザ アクションを実行したユーザの名前を表示します。
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191
列
日付
コメント
説明
改訂が行われた日付を表示します。
アクションの実行時にユーザが入力したコメントを表示します。
関連情報
3.6.2 レポートの定性的なコンテンツの変更
レポートドキュメントの定性的なコンテンツは、該当する Microsoft Office アプリケーションで編集されます。連結されたレポ
ートドキュメントにリンクされたデータが含まれていない場合、関連するアプリケーションの標準ツールを使用してテキストを編
集します。
この節では、連結されたレポートのチェックアウトおよびチェックインの方法、質的および量的データの追跡および比較機能に
ついて説明します。
注記
連結されたレポートを編集する前に、レポートレベルでアクティビティを開始し、連結ドキュメントを生成する必要がありま
す。
3.6.2.1
レポートとチャプタのチェックアウトおよびチェックイン
コンテキスト
ドキュメントを編集するには、まず SAP Disclosure Management からドキュメントをチェックアウトします。 SAP Disclosure
Management にドキュメントを保存するには、そのドキュメントをチェックインします。 チェックアウトしたドキュメントは編集用
にロックされます。 一定の管理者権限を持つユーザだけが、チェックアウトを元に戻し、編集中のユーザとドキュメントとの間
の接続を切断できます。 ドキュメントが承認されると、以降ドキュメントの編集とチェックアウトはできなくなります。
注意
Microsoft Word および Microsoft Excel では、チェックインしなくても [ Disclosure Management ] メニューを使用して、ド
キュメントを保存して閉じることができます。 ただし、PowerPoint ドキュメントは、[ Disclosure Management ] メニューの
適切なボタンを使用しないと、チェックアウトされたままになります。
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手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 編集 ] をクリックして、該当する Microsoft アプリケーションでドキュメントを開きます。
オペレーティングシステムによって、ドキュメントのチェックアウトのステータスと Microsoft アプリケーションに
[ Disclosure Management ] ツールバーが表示されます。
4. ドキュメントが編集用に開いているときに、必要な変更を適用します。
5. 編集が完了したら、 Disclosure Management ツールバーで 変更を適用する をクリックしてドキュメントを保存して、 SAP
Disclosure Management にチェックインします。
ドキュメントの保存には、 Office の標準の [ 上書き保存 ] オプションを使用しないことをお勧めします。
Word および Excel の場合、 ファイル 保存 オプションを使用してドキュメントを保存すると、ファイルは保存されま
すが、 SAP Disclosure Management でそのドキュメントはロックされたままになります。
6. [ チェックインコメント ] ダイアログボックスで [ コメント ] を入力して、適用された変更を説明して一覧表示します。
コメントは改訂の概要に表示され、正しい改訂を識別するのに役に立ちます。
7. ドキュメントのチェックイン後、次の手順を示すには以下のいずれかのオプションを選択します。
○ 変更したドキュメントを永続的にチェックインし、SAP Disclosure Management での作業を続けるには、 閉じる を選
択する。
○ ドキュメントをチェックインしてから、再度チェックアウトするには、[ 編集 ] を選択する。 この操作により、SAP
Disclosure Management ヘの改訂が保存され、ドキュメントを引き続き編集できる。
○ ドキュメントをチェックインし、表示モードで再度開くには、[ ビュー ] を選択する。
8. [ OK ] をクリックします。
次のステップ
警告
ユーザがドキュメントをチェックアウトしてから SAP Disclosure Management サーバからログオフすると、そのユーザは
そのチャプタを再度チェックインすることができません。 そのチャプタはローカルで保存する必要があり、SAP Disclosure
Management サーバコンポーネントのアップロードタブを使用してアップロードできます。
ドキュメントを閉じて、 SAP Disclosure Management に変更を保存せずにチェックインするには、 変更を破棄する を選択しま
す。 改訂は作成されません。
ドキュメントの最新の改訂と以前の改訂を比較するには、 [ 比較 ] をクリックする。
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193
3.6.2.2 Word または
Excel で編集するチャプタおよびレポートのロー
カルでのチェックアウト
コンテキスト
ドキュメントをオフラインで編集する場合、ドキュメントをローカルドライブに保存して、サーバ上でチェックアウト状態を維持す
ることができます。 ローカルコピーの編集が終了したら、SAP Disclosure Management にチェックインします。
警告
チェックインするまでに、他のユーザが SAP Disclosure Management 内にあるそのドキュメントをチェックアウトしようと
するとエラーメッセージが表示されます。 システム管理者がポータルでチェックアウトを元に戻すと、ユーザのバージョンは
チェックインできません。 ファイルを新しいバージョンとしてサーバにアップロードする必要があります。
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 編集 ] をクリックします。
4. 表示された Microsoft Office アプリケーションで、 ファイル 名前を付けて保存 を選択します。
5. ファイルを保存するフォルダに移動します。
警告
ファイル名を変更しないでください。
6. [ 保存 ] をクリックします。
7. Microsoft Office アプリケーションを閉じます。
8. [ よろしいですか ?
] ダイアログボックスで、[ チェックアウト状態を維持する ] を選択します。
警告
[ チェックアウト状態を維持する ] オプションを使用してドキュメントのみをローカルドライブに保存し、システム管理者が
なんらかの理由によりポータルでチェックアウトを元に戻した場合、ローカルドライブに保存したバージョンに適用した
すべての変更は失われます。
9. [ OK ] をクリックします。
10. ローカルドライブのドキュメントを保存して SAP Disclosure Management にチェックインするには、 Disclosure
Management 変更を適用する を選択します。
警告
ユーザがドキュメントをチェックアウトしてから SAP Disclosure Management サーバからログオフすると、そのユーザ
はそのチャプタを再度チェックインすることができません。 そのチャプタはローカルで保存する必要があり、SAP
Disclosure Management サーバコンポーネントのアップロードタブを使用してアップロードできます。
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関連情報
レポートとチャプタのチェックアウトおよびチェックイン [192 ページ]
3.6.2.3 ドキュメント変更のフォローアップ
ドキュメントの内容のすべての変更は、その変更が既存データの変更であるか、質的データまたは量的データの追加である
かに関わらず、改訂と認識されます。
選択した改訂を表示してダウンロードしたり、編集中のドキュメントで使用するためにシステムの特定のドキュメントステータス
を復元できます。 SAP BusinessObjects Disclosure Management での改訂の比較に加えて、保存されているドキュメントと
外部ドキュメントを比較することもできます。
ドキュメントを開かずに簡単にバージョンを識別するには、ドキュメントに変更を保存する際にコメントフィールドを使用すること
をお勧めします。コメントは、改訂リストに表示されるためです。
注記
作業の開始やドキュメントの承認などの、ワークフローステップのステータス変更は、改訂ではないため、改訂リストには表
示されません。ただし、レポート履歴には表示されます。
改訂リストは、次の列で構成されます。
● 改訂 : 改訂番号が表示されます。
● サイズ : ドキュメントサイズが K バイト単位で表示されます。
● アクション : ドキュメントの内容を変更し、改訂を作成する理由となったアクションが表示されます。
● ユーザ : アクションを実行したユーザが表示されます。
● 日付 : 改訂が作成された日付が表示されます。
● コメント : アクション実行時にユーザが残したコメントが表示されます。
3.6.2.3.1
レポートまたはチャプタの改訂の表示
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 改訂 ] タブで、表示する改訂を選択します。
4. [ 表示 ] をクリックします。
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195
結果
別の新しいウィンドウにドキュメントが表示されます。
3.6.2.3.2 チャプタまたはレポートの改訂のダウンロード
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 改訂 ] タブで、ダウンロードする改訂を選択してから [ ダウンロード ] をクリックします。
4. [ ファイルのダウンロード ]ダイアログ ボックスで、[ 保存 ]をクリックします。
5. [ 名前を付けて保存 ] ダイアログボックスで、ドキュメントを保存する場所に移動します。 必要な場合は、ファイル名を変更
します。
6. ファイルを保存するには、 保存 をクリックします。
3.6.2.3.3 レポートまたはチャプタの改訂の比較
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 改訂 ] タブで、ドキュメントの最新バージョンと比較する改訂を選択します。
4. [ 変更の表示 ] をクリックします。
2 つの改訂が表示され、適切な Microsoft Office アプリケーション内で 1 つの比較ドキュメントにマージされます。 変更
は Excel で強調表示されるか、Word 内のコメントで追跡されます。
5. 比較コメントを確認します。 必要に応じて、比較ドキュメントをコンピュータまたはサーバの所定の場所に保存することが
できます。
3.6.2.3.4 レポートまたはチャプタの改訂の復元
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
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3. [ 改訂 ] タブで、復元する改訂を選択します。
4. [ 確認 ] ダイアログボックスで、[ OK ] をクリックして改訂を復元します。
結果
選択した改訂バージョンは、ドキュメントの最新の改訂として保存されます。 復元されたバージョンを示すコメントが自動作成
されます。
3.6.2.3.5 レポートと外部ファイルとの比較
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ 改訂 ] タブで、外部ファイルと比較する改訂を選択します。
4. 外部ファイルに移動するには、[ 参照 ] をクリックします。
5. ファイルをダブルクリックします。
ファイルパスは、 [ ファイル ] フィールドに入力されます。
6. 以下の [ レポートタイプ ] を選択します。
○ 両方のファイルのコンテンツを統合する場合は、[ 連結 ] を選択する。
○ 該当するアプリケーションでドキュメントを並べて比較する場合は、[ 並列 ] を選択する。
7. [ ファイルの比較 ] をクリックします。
3.6.3 レポートおよびチャプタでの定量的コンテンツの最新表示
SAP Disclosure Management では、データベースから抽出したリンクされた量的データを以下のいずれかの方法で最新表
示できます。
● SAP Disclosure Management で最新表示する
● Microsoft Office アプリケーションを使用して最新表示する
レポートモニタにはすべてのサーバコンテンツが最新表示されます。 詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
サーバコンテンツの最新表示は、レポートまたはチャプタレベルで実行できます。 ユーザのアクセス権に基づき、最新表示を
実行できるかどうか、およびどのレベルで実行できるかが決定されます。技術的な処理は、どちらのレベルでも同じです。
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チャプタおよび連結ドキュメントでのデータの更新
コンテンツをレポートレベルで最新表示しても連結ドキュメントは最新表示されません。これは、連結ドキュメントにはリンクさ
れたデータが含まれないためです。 連結ドキュメントを更新するには、更新されたチャプタドキュメントからレポ-トドキュメント
を再生成する必要があります。
レポートレベルでコンテンツを最新表示すると、関連するチャプタのすべてのリンクされたコンテンツが更新されます。 チャプタ
は順次処理されます。
注記
個別のドキュメント内で、外部データソースと内部データソースが区別されます。 最初に外部データソースからのデータが
更新され、次に内部データキャッシュデータソースからのデータが更新されます。
データソース接続
コンテンツデータリンクには、内部データソースと外部データソースがあります。 内部ソースは、SAP Disclosure
Management のデータキャッシュで、外部データソースはコンテンツの最新表示がサポートされるデータソースです。 外部シ
ステムから抽出したデータに変更を適用する場合、またはチャプタで内部と外部のデータソースのデータを使用する場合は、
データキャッシュ経由の接続が必要になります。
SAP Disclosure Management でのデータキャッシュの詳細については、全般ヘルプを参照してください。
レポート構造におけるデータキャッシュの場所
データキャッシュは、顧客のニーズに応じて SAP Disclosure Management のレポートツリーに含めることも独立したドキュメ
ントにすることもできます。 データキャッシュをレポートツリーに含める場合は、コンテンツを最新表示することによりリンクされ
たデータを更新できます。
しかし、データキャッシュを独立したドキュメントにする場合は、レポートだけでなくその独立したデータキャッシュドキュメントで
もコンテンツ最新表示を実行する必要があります。
関連情報
プロトコルモニタでのコンテンツ最新表示のプロトコルおよび XBRL 機能の表示 [218 ページ]
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3.6.3.1
データリンクされたコンテンツの最新表示
前提条件
前提条件
● コンテンツは、SAP BW、SQL サーバ、または SAP Disclosure Management のデータキャッシュのうちのいずれかの
データソースを使用してリンクする必要があります。
● 外部システムから抽出されたデータに変更を適用する場合、または外部および内部のデータソースからのデータがチャ
プタで必要となる場合は、データキャッシュを介して接続する必要があります。
● システム管理者は、サーバに config20.xml、BIP_WordTableDef.doc、および
BIP_WordTableTagging.xml をロードする必要があります。
● データソースにアクセスする必要があります。
コンテキスト
SAP Disclosure Management では、ドキュメントはバックグラウンドで閉じられたまま、ポータルと直接接続されているデー
タベースから抽出された、量的なリンクデータを最新表示することができます。
制限
コンテンツの最新表示では、 Excel のすべての式をサポートしているわけではありません。 サポートされていない式につい
ては、 SAP ノート 1925507 を参照してください。
リンクされたコンテンツを最新表示するには、以下の手順に従います。
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2.
全般 タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
作業領域にレベルの詳細が表示されます。
3.
コンテンツ最新表示 タブを選択します。
コンテンツのデータリンクに使用されているすべてのブリーフィングブックが表示されます。
4.
最新表示の開始 をクリックします。
5. [ XXXX への接続 ] ダイアログボックス (XXXX はデータソースの名前を表します) で、データソースにログオンします。
6.
接続 を選択します。
データソースに接続され、リンクされたコンテンツが最新表示されます。 コンテンツの最新表示が正常に完了したことを示
す情報メッセージが表示されます。
7. 最新表示プロセスのログを表示するには、情報メッセージ内の プロトコルの表示 リンクをクリックします。
8. クエリ内で使用されている変数を表示するには、 変数の表示 リンクをクリックします。
9. 最新表示の前後におけるデータの変更を表示するには、 変更の表示 を選択します。
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注記
チャプタレベルのみで使用できます。
関連情報
[全般] タブでのチャプタまたはレポートの選択 [189 ページ]
3.6.4 ドキュメントのレポートおよびチャプタのアクティビティ
ワークフローを完了するには、ユーザはチャプタおよびレポートで各ステップを完了させます。 ステップは、ユーザがドキュメン
トに適用したアクティビティによって制御され、個別のチャプタを最初に処理し、次に連結レポートを処理します。 ログインユー
ザがアクセスできるアクティビティのみが表示されます。
制限
アクティビティは、データリンク設定済みのチャプタでは実行されません。
この節では、デフォルトの "4 つの目による原則" のワークフローに基づいたアクティビティの処理方法を説明します。 カスタマ
固有ワークフローでは異なるアクティビティを使用できますが、ドキュメント編集フェーズの開始および終了アクティビティと文
書の承認または却下は常に必要です。
アクティビティのコメント
ワークフローの設計時には、アクティビティを実行するユーザに選択の説明を求めるように指定できます。 これは後続ステッ
プのオーナーにとって有益です。
電子メール通知
システム設定により、ワークフローステップのオーナーに電子メール通知が送信されるよう指定できます。 デフォルト設定で
は、電子メールは送信されません。 電子メール通知をオプションとして設定すると、確認を求めるダイアログボックスが表示さ
れます。 電子メール通知を必須にすると、電子メール通知は自動で送信されます。
アクティビティ権限
アクティビティの実行権限は、以下のような複数の要素に依存します。
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User Help
Manager Help
● 単位へのユーザの割り当て。 ユーザは、自分が割り当てられた単位内で作成されたレポートのみにアクセスできます。
● レポートまたはチャプタ固有でないグローバルユーザ権限
● レポートまたはチャプタ固有のローカルユーザ権限
● ワークフローのアクティビティ実行に設定されたグローバル条件
● チャプタのアクティビティ実行に設定されたローカル条件
デフォルトの "4 つの目による原則" のワークフロー
"4 つの目による原則" のワークフローのアクティビティには次が含まれます。
● Start Work : チャプタまたはレポートを編集可能です。 ワークフローの正しいステータスを作成するため、ドキュメントを編
集する前に開始アクティビティを設定することが重要です。
● Finish : ドキュメントを終了し、承認を待ちます。
● Approve : マネージャまたは承認者が、終了したチャプタまたはレポートを承認します。
● Reject : マネージャまたは承認者が、編集者によるドキュメントの修正が必要であることを示します。 コメントの入力が必
要です。
● Reopen : 編集者は、終了アクティビティが実行されていない場合は、ステップステータスを オープン に戻すことができま
す。 承認者は、誤ってドキュメントを却下した場合は、ステップステータスを [ オープン ] に戻すことができます。 編集者
は、却下されたチャプタまたはレポートでこのアクティビティを選択し、ドキュメントが修正中であることを示すことができま
す。 レポートの編集がこれまでに開始されていない場合は、承認済みのチャプタを再オープンして編集できます。 ドキュ
メントは [ オープン ] ステータスに戻されます。 コメントの入力が必要です。
3.6.4.1 4 つの目による原則のワークフローでのドキュメントの開始と停
止
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ ワークフロー ] パネルで、[ 可能なアクティビティ ] のいずれかを選択します。
○ [ Start Work ] をクリックしてドキュメントを編集します。
○ [ 終了 ] をクリックして編集を終了します。
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201
3.6.4.2 4 つの目による原則のワークフローでのドキュメントのリセット
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 期間 および レポート を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ ワークフロー ] パネルで、[ 可能なアクティビティ ] のいずれかを選択します。
4. [ リセット ] リンクを選択します。
結果
ステップのステータスが [ 開く ] に設定し直されます。
3.6.4.3 "4 つの目による原則" ワークフローにおけるチャプタまたはレ
ポートの承認
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. SAP Disclosure Management の [ ワークフロー ] パネルで、[ 承認 ] を選択します。
注記
レポートレベルの編集がオープンでない場合は、 [ Reopen ] アクティビティが使用可能です。
結果
ステップステータスは [ 承認済み ] に変更されます。
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3.6.4.4 4 つの目による原則のワークフローにおけるチャプタまたはレ
ポートの却下
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. レポートまたはチャプタの [ ワークフロー ] パネルで、 Reject リンクをクリックしてドキュメントを却下して、作成者に返しま
す。
4. [ コメントの追加 ] ダイアログボックスで、ドキュメントを却下した理由を入力します。
5. [ OK ] をクリックします。現在のステップのステータスが [ 却下 ] になります。
3.6.4.5 4 つの目による原則のワークフローにおけるチャプタまたはレ
ポートの再オープン
手順
1. SAP Disclosure Management の [ レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
2. [ 全般 ] タブで、レポートツリーからレポートまたはチャプタを選択します。
3. [ ワークフロー ] パネルで、 Reopen リンクをクリックします。
4. [ コメントの追加 ] ダイアログボックスに、ドキュメントを再オープンする理由を入力します。
5. [ OK ] をクリックします。
結果
ステップのステータスが [ 開く ] に設定し直されます。
3.6.5 レポートのロック
他のユーザがレポートを変更できないように、ロックすることができます。
前提条件
以下の権限が、ロック機能と関連付けられています。
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203
表
10:
権限
ロック
ロック解除
すべてのチャプタを元に戻す
説明
レポートをロックできます。
レポートのロックを解除できます。
レポートのすべてのチャプタのチェックアウトを元に戻すことができま
す。
これは、レポートがロックされているときのみ有効です。
詳細については、 SAP Disclosure Management Security Guide の「 “Authorizations”」の節を参照してください。
電子メール通知
レポートをロックまたはロック解除する際、このレポートに関連付けられたすべてのユーザに電子メール通知を送信するかどう
かを選択できます。
管理者は、これらの通知電子メールの件名および本文を、 管理 システム設定 電子メール で設定できます。
3.6.5.1
チェックアウトされたチャプタの処理
コンテキスト
レポートをロックするときに、他のユーザがまだチャプタをチェックアウトしたままの場合があります。レポートのロック中、これ
らのチャプタで他のユーザが実行できるアクションを定義できます。
手順
1. [ 設定 ] タブで、[ レポート ] を選択します。
2. レポートを選択し、[ レポートの編集 ] をクリックします。
3. [ 全般 ] タブで、以下のオプションの値を選択します。
オプション 説明
ロック中にチャプタのチェックインを許
可
[ はい ] を選択すると、ロックが適用されたときにチェックアウトされていたチャプタを、他のユ
ーザが引き続きチェックインすることができます。
ロック中にチャプタのチェックアウトを元
に戻すことを許可
[ はい ] を選択すると、ロックが適用されたときにチェックアウトされていたチャプタのチェックア
ウトを、他のユーザが元に戻すことができます。
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注記
これらのオプションは、ユーザがレポートをロックするときにダイアログボックスにも表示されます。これらの設定のうち
1 つをレポート設定で変更すると、ダイアログボックス内の表示も変更され、その逆でも変更が反映されます。
3.6.5.2 レポートのロック
手順
1. レポートの [ 全般 ] タブで、[ ロック ] プッシュボタンをクリックします。
[ ロック ] プッシュボタンは、ユーザが必要な権限を持っている場合のみ表示されます。
2. [ ロック ] ダイアログボックスで、コメント (オプション) を入力して以下のオプションを設定します。
オプション
ユーザへの通知の送信
ロック中にチャプタのチェックインを
許可
ロック中にチャプタのチェックアウト
を元に戻すことを許可
説明
このレポートに関連付けられたユーザに電子メール通知を送信する場合、このチェックボックス
をオンにします。
レポートのロック中に他のユーザがチャプタをチェックインできるようにする場合、このチェックボ
ックスをオンにします。
レポートのロック中に他のユーザがチャプタのチェックアウトを元に戻すことができるようにする
場合、このチェックボックスをオンにします。
3. [ OK ] をクリックします。
結果
レポートの履歴ログおよびロックされた各チャプタの履歴ログに、エントリが記録されます。
注記
リンクされたチャプタはロックされません。
3.6.6 レポートの書き戻し
レポートドキュメントに変更を行ってから、これらの変更をそれぞれのチャプタドキュメントに適用することができます。
この機能は、たとえば、レポート内の用語を検索して置換する場合などに便利です。
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205
サポートされるチャプタ
チャプタタイプ [ 標準 ] および [ リンクされたコピー ] のみがサポートされます。リンクされたチャプタは書き戻すことができませ
ん。
Microsoft Office Word (DOC、DOCX、および WordML) のチャプタコンタンツタイプのみがサポートされます。
3.6.6.1
レポートの編集および書き戻し
前提条件
書き戻し 権限を持つロールに割り当てられている必要があります。詳細については、 SAP Disclosure Management
Security Guide の「 “Authorizations”」の節を参照してください。
レポートはロックされている必要があります。詳細については、 レポートのロック [203 ページ]
を参照してください。
書き戻し機能でサポートされるチャプタはすべてチェックインする必要があります。
手順
1. レポートの [ 全般 ] タブで、[ 書き戻し ] プッシュボタンをクリックします。
レポートドキュメントの作成後にチャプタドキュメントが変更された場合は、システムによって最新改訂のチャプタを使用し
てレポートを再作成するかどうかを尋ねられます。これは、チャプタで行った変更が上書きされないようにするために必要
な処理です。
レポートが Microsoft Office Word で開きます。
2. レポートに変更を加えます。
レポートドキュメントでは、各チャプタの開始点と終了点はコメントによって識別されます。
警告
これらのコメントを削除したり、レポートドキュメントにさらにコメントを追加したりしないようにしてください。
レポートドキュメントでは、ブックマークを削除または作成しないようにしてください。
コメントやブックマークを作成または削除すると、レポートの構造が変わります。その結果、レポートを書き戻すことが
できなくなります。
警告
誤ってコメントやブックマークを作成または削除してしまった場合は、レポートをチェックインしないようにしてください。
[ 変更を破棄する ] をクリックします。
3. [ Disclosure Management ] リボンで、 [ 書き戻し ] をクリックします。
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4. これによって表示されるダイアログボックスで、書き戻しを行うチャプタが選択されていることを確認してください。
ヒント
大規模なレポートで作業している場合は、 [ アクション ] および [ オプション ] で使用できる機能が役に立ちます。
5. [ 適用 ] をクリックします。
結果
選択したチャプタが、チャプタドキュメントに書き戻されます。これには、すべてのテキスト変更のほか、基本的な書式設定 (太
字、斜体など ) の変更も含まれます。Microsoft Office Word のスタイルの変更は、チャプタドキュメントでは更新されませ
ん。処理にかかる時間は、チャプタの数やサイズによって異なります。
選択したチャプタごとに新しい改訂が作成されます。
選択した各チャプタの履歴ログに新しいエントリが作成されます。
注記
レポートを書き戻した時点では、レポートドキュメントは保存されていません。レポートドキュメントを保存してチェックインす
るには、 [ 変更を適用する ] をクリックします。
3.7 レポート監視
監視には、チャプタ、ワークフローまたはワークフローステップのステータスの概要提供、レポート値に適用された変更の追
跡、レポートおよび期間のユーザ権限の概要提供など、さまざまな目的を持つ各種レポートがリストされます。
3.7.1 モニタの概要
ステータスモニタ
ステータスモニタには、選択したレポートのチャプタに割り当てられたドキュメントのステータスに関する情報が表示されます。
たとえば、ワークフローの起点 (レポートレベル、チャプタレベル、データリンク) ごとのステータスやワークフローごとのステー
タスなどです。ワークフロー内では、ワークフローステップごとに現在そのステップに割り当てられているドキュメント数が示さ
れます。
ワークフローでは、異なる複数のステップが同じステータスに属している場合があるので、ドキュメントのステータスを適切に
判断するには、各ワークフローを個別に確認する必要があります。たとえば、承認ステータスを持つ 1 つのステップを含むワ
ークフローの場合はステータスが "承認済み" になると終了するのに対し、承認ステータスを持つ 3 つのステップを含むワー
クフローは、ステータスが "承認済み" と表示されていても処理中である場合があります。情報ワークフローに関する詳細は、
全般ヘルプを参照してください。
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207
注記
ステータスモニタには、レポートレベルの連結ドキュメントのステータスに関する情報は表示されません。連結ドキュメントの
ステータスは、レポートモニタを使用して表示することができます。
改訂モニタ
改訂モニタには、選択したレポートの各チャプタ用に保存された改訂が表示されます。
このレポートを使用することで、また編集されていないチャプタ (改訂 0) や、コンテンツが含まれていないチャプタ (改訂 -) を
すばやく確認できます。コンテンツのないチャプタは、 [ 改訂モニタ ] タブのチャプタタイトルの後に空の四角アイコン ( ) が表
示されるので簡単に識別できます。
レポートモニタ
レポートモニタには、特定期間のすべてのレポートに関し、連結レポートの観点から見たステータスが表示されます。この情報
はレポートレベルで割り当てられたワークフローごとにリストされるので、レポートにつき 1 つのエントリが表示されます。
デフォルトで、連結レポートは、割り当てられたチャプタのドキュメントが承認され終了したときに生成されます。連結ドキュメン
トの編集を開始すると、システムによってワークフローステータスが "レポートが処理中です" に変更されます。連結ドキュメン
トを作成していない場合、または編集を開始していない場合は、引き続き個々のドキュメントをチャプタレベルで処理すること
ができ、レポートレベルのワークフローステップのステータスは "オープン" となります。SAP Disclosure Management での
ワークフローの詳細については、「全般ヘルプ」を参照してください。
レポート設定モニタ
[レポート設定] には、システムまたは特定のレポートの設定に関する情報が表示されます。このレポートを使用することで、た
とえばユーザに正しい権限が設定されているかどうか、またはシステムですでに設定されているがまだ有効化されていないワ
ークフローなどを簡単にチェックできます。
システム設定レポート :
● 権限: このセクションには、すべてのアクティブユーザと非アクティブユーザ、および各ユーザに割り当てられているロール
がリストされます。非アクティブとは、システムでそのユーザのマスタデータが設定済みであるにもかかわらずまだ使用で
きない状態であることを表します。
● ロール: このセクションには、すべてのロールと各ロールに割り当てられたグローバル権限がリストされます。グローバル
権限は、ユーザのマスタデータの一部であり、システム管理者によって設定されます。グローバルアクセス権は、期間ま
たはレポートに固有ではありません。
● ワークフロー: このセクションには、すべてのアクティブワークフローと非アクティブワークフロー、および各ワークフローに
割り当てられているステップ、アクティビティおよび条件がリストされます。非アクティブとは、システムでそのワークフロー
が作成済みであるにもかかわらずまた使用できない状態であることを表します。アクティビティおよび条件によって、ワー
クフローステップ間のトランジションの方法が決まります。
ドキュメント設定レポート :
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● 権限: このセクションには、レポートレベルおよびチャプタレベルで、グローバルとローカル権限の両方を保持しているす
べてのユーザがリストされます。
● カスタムメタデータ: このセクションには、レポートレベルおよびチャプタレベルでサポートされるレポート形式の出力設定
がリストされます。
● ワークフロー: このセクションには、レポートレベルおよびチャプタレベルでのワークフロー設定がリストされます。
タグモニタ
タグモニタでは、特定の特性レポート値への変更を追跡できます。改訂モニタでは 2 つの改訂間の変更を比較しますが、これ
には値以外の変更も含まれます。タグモニタには、以前にデータソースでタグが付けられた値に適用された変更の詳細が表
示されます。たとえば、年次報告書が SAP Disclosure Management 内で更新された期間中に、負債額の合計がどのように
変更されてきたかを確認できます。
オブジェクト概要
オブジェクト概要には、データリンクされたチャプタの定量的情報が表示されます。オブジェクト概要レポートでは、たとえば、レ
ポートおよびそのチャプタにどのデータソースが使用されているか、およびチャプタのドキュメントが 2 つの異なるデータソース
にリンクしていないかどうかなどを確認できます。 2 つのデータソースにリンクしている場合は、コンテンツを最新表示するとき
に矛盾が生じる可能性があります。
アクセスモニタ
アクセスモニタには、特定のレポートおよびそのチャプタに対するユーザのグローバルおよびローカルのアクセス権が表示さ
れます。このレポートでは、レポートおよびチャプタに対する各ユーザの権限を確認できます。たとえば、あるユーザがチャプ
タを表示することはできるが、編集することはできないことなどを確認できます。
システム管理者は、システムのグローバルユーザ権限およびグローバルワークフロー条件を設定します。ただし、 SAP
Disclosure Management では、レポートまたはチャプタレベルでの割り当てを設定することによりグローバル設定に影響を
与えることができます。必要に応じて、グローバル権限を持たないユーザでも、特定のレポートおよびチャプタに対するローカ
ルアクセス権を持つことができます。 SAP Disclosure Management の権限に関する詳細は、「全般ヘルプ」を参照してくださ
い。
フィルタモニタ
フィルタモニタには、 (システム管理者を除く) ユーザ自身によってドキュメントに対して実行された編集アクションおよびチェッ
クアウトアクション、およびそのドキュメントに対するローカル権限が表示されます。
レポートでは以下の項目がリストされます。
● チェックアウト済み: 現在、ユーザ自身によってチェックアウトされているすべてのドキュメントのリスト
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209
● 最終変更者: 最後に変更を行ったのがユーザ自身であるすべてのドキュメントのリスト
● ローカル権限: ユーザがローカル権限によってアクセスできるすべてのチャプタのリスト
プロトコルモニタ
プロトコルモニタには、以下のアクションの実行に関する成功ステータスのリストが表示されます。
チャプタレベルのコンテンツ最新表示、レポートレベルのコンテンツ最新表示、 XBRL インスタンスの生成、XBRL インスタンス
の検証、 XBRL インスタンスの最新表示
タスクモニタ
タスクモニタではユーザ権限に応じて、タスクエンジンによって実行されたタスクのリストが提供されます。
● 管理者のリストにはすべてのユーザで実行されたアクションが表示されます。
● ユーザのリストには自分で作成したタスクのみが表示されます。
タスクモニタにはタスクのステータスが表示されます。システムによって非同期的にタスクが処理されているときに、タスクのス
テータスに関する情報を入手することをお勧めします。
3.7.1.1
ステータスモニタでのチャプタドキュメントの編集ステータスの表
示
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 監視 ] タブをクリックします。
2. [ ステータスモニタ ] リンクをクリックします。
3. [ ステータスモニタ ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。レポートワークフローおよびチャプタテーブルは常に
表示されます。その他のワークフロー関連のテーブルは、チャプタに独立したワークフローが設定されているか、チャプタ
が他のレポートからリンクされている場合にのみ表示されます。
3.7.1.1.1
チャプタテーブル
ステータスモニタのチャプタテーブルに、レポートのすべてのチャプタのステータスがリスト化されます。チャプタテーブルには
次の列が含まれます。
● チャプタ: レポートに含まれる各チャプタの名前を表示します。節のあるチャプタは展開 ( ) および折りたたむ ( ) こと
ができます。レポートにリンクしているだけのチャプタは、名前の後に矢印ボックスアイコン ( ) が表示されます。構造要
素としてのみ機能するチャプタは、名前の後に空ボックス ( ) が表示されます。
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● ワークフローレベル: チャプタが、選択したレポートから継承したワークフローを持っているか (レポート) 、個別のワークフ
ローを持っているか (チャプタ) 、または別のレポートからリンクされているか (リンク済み) を示します。
● ワークフロー: ワークフロー名を表示します。
● ステップ: チャプタのワークフローステップステータスを表示します。
● 最終変更者: そのチャプタを最後に変更したユーザの名前を表示します。
● 最終変更日: 最終修正日時を表示します。
● 期日: チャプタの [終了] または [承認済み] 期日を表示します。過去の期日は赤で表示されます。
3.7.1.1.2
ワークフローテーブル
ワークフローテーブルには、チャプタの編集ステータスに関する以下の情報が表示されます。
アイコン ステータス
オープン
処理中
終了
承認済み
却下
選択したレポートで作成され、このレポートのワークフローを継承するチャプタ。選択したレポートで作成されたが、独立したワ
ークフローを使用するチャプタ。ほかのレポートで作成され、選択したレポートにリンクされているのみのチャプタ。注 : 元のチ
ャプタがワークフローを継承しているか、または独立したワークフローを使用しているかを確認することはできません。すべて
のレポートチャプタのリスト。
すべてのテーブルでワークフローステップがリストされ、そのステータスおよび各ステップに現在属しているドキュメントの数が
表示されます。ステップは、ワークフロー内で設定された順序で表示されます。
注意
ワークフローステップは個別に定義できますが、ステータスは SAP AG によって事前設定されており変更することはできま
せん。つまり、列はステップを表しているため表示列数は変更可能ですが、ステップのステータスを示すアイコンは常に同
じ事前設定された 5 つのステータスになります。
3.7.1.2
改訂モニタでのレポートのチャプタ改訂の表示
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 監視 ] タブをクリックします。
2. [ 改訂モニタ ] リンクをクリックします。
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211
3. [ 改訂モニタ ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
これにより、以下のテーブルが表示されます。
オプション
チャプタ
改訂
チェックアウト
実行者
チェックアウト
開始
期日
説明
レポートに含まれる各チャプタの名前を表示します。節を含むチャプタは、展開したり折りたたんだりすることができま
す。レポートにリンクしているだけのチャプタは、名前の後に矢印ボックスアイコン ( ) が表示されます。構造要素と
してのみ機能するチャプタは、名前の後に空ボックス ( ) が表示されます。
チャプタの改訂を表示します。コンテンツのないチャプタには、ダッシュ (-) が表示されます。
チャプタがチェックアウトされている場合、この列にはチャプタをチェックアウトしたユーザの名前が表示されます。
チャプタがチェックアウトされている場合、この列にはチャプタがチェックアウトされたときのタイムスタンプが表示され
ます。
チャプタが 終了 または 承認済み になる予定の期日を表示します。過去の期日は赤で表示されます。
3.7.1.3
レポートモニタでのレポートレベルのワークフローおよびワーク
フローステップステータスの概要の表示
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 監視 ] タブをクリックします。
2. [ レポートモニタ ] リンクをクリックします。
3. [ レポートモニタ ] タブで、[ 期間 ] を選択します。
結果
レポート内の各ワークフローにつき 1 つのテーブルが表示されます。このテーブルには、そのワークフローが使用されるレポ
ートの名前、ワークフローステップおよびそのレポートレベルのステータスが含まれています。テーブルの横にある凡例は、ワ
ークフローで使用されるステータスを示しています。
注記
ワークフローステータスが [ レポート処理中 ] になっていないワークフローでは、ワークフローステップステータスが [ オープ
ン ] と表示されている必要があります。
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3.7.1.4
システム設定レポートの表示
コンテキスト
すべてのユーザとその権限、およびすべての使用可能なロールとワークフローを含む現在のシステム設定の概要を表示する
には、以下の手順を実行します。
手順
1. SAP Disclosure Management の [ 監視 ] タブで [ レポート設定 ] をクリックします。
2. XML 形式でレポートを生成する場合は、[ システム設定レポート ] タブで [ レポートの生成 ] をクリックします。
注記
ロード処理には多少の時間がかかる場合があります。
新しいウィンドウが開き、権限、ロール、およびワークフローを含む SAP Disclosure Management の現在の設定に関
する詳細情報が表示されます。
レポートヘッダには、レポートが作成された日時、およびそのレポートを作成したユーザの名前が表示されます。上部に
は使用できるすべてのワークフローがアクティブリンクとして表示されるので、これを使用してワークフローの詳細に直接
アクセスできます。
3. 権限、ロール、ワークフローまたはワークフロー関係の詳細情報を表示するには、該当するリンクまでスクロールしてクリ
ックします。
ユーザ権限の詳細
ログイン
名前
姓
アクティブ
ロール
ユーザ ID を表示します。
ユーザの名前を表示します。
ユーザの姓を表示します。
" True " または " False " を表示することにより、ユーザ ID がアク
ティブであるか非アクティブであるかを示します。
ユーザ
ID に割り当てられているロールを表示します。
ロールの詳細
ロール
説明
グローバル権限
使用可能なすべてのロールを表示します。
使用可能な各ロールの短い説明を表示します。
ロールに割り当てられているグローバル権限をリストします。権
限の詳細については、全般ヘルプを参照してください。
ワークフローの詳細
名前 ワークフローの名前を表示します。
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説明
アクティブ
ステップ
ワークフローの短い説明を表示します。オプション
" True " または " False " を表示することにより、ワークフローがア
クティブであるか非アクティブであるかを示します。
個々のワークフローステップを表示し、さらに各ワークフローステ
ップのトランジションアクティビティおよび関連する条件を表示しま
す。ワークフローの詳細については、全般ヘルプを参照してくださ
い。
4. 随時、設定情報が表示されているウィンドウを閉じて、[ システム設定レポート ] タブに戻ります。
3.7.1.5
レポート設定に関するレポートの表示
コンテキスト
レポートおよびチャプタのワークフロー、権限、および設定パラメータを含む現在のレポート設定の概要を表示するには、以下
の手順を実行します。
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 監視 ] タブをクリックします。
2. [ レポートモニタ ] リンクをクリックします。
3. [ ドキュメント設定レポート ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
4. [ レポートの生成 ] をクリックして、レポ-トを XML 形式で生成します。
注記
ロード処理には多少の時間がかかる場合があります。
新しいウィンドウが開き、レポートレベルおよびチャプタレベルでの権限、設定パラメータ、およびワークフローの現在の設
定に関する詳細情報が表示されます。レポートの上部には、レポートが作成された日時、およびそのレポートを作成した
ユーザの名前が表示されます。図の下に使用可能なすべてのチャプタがリンクとして表示されるので、これを使用してチ
ャプタの詳細にアクセスできます。
5. チャプタリスト内の該当するリンクまでスクロールしてクリックし、チャプタ関連の詳細を表示します。
レポート情報
○ 権限
○ このテーブルには、ユーザおよびそのユーザのレポ-トレベルで定義されているグローバルおよびローカルアク
セス権がリストされます。
○ ユーザ: ユーザ ID を表示します。
○ ソース: その権限がシステム管理者によってシステム全体 (グローバル) に対して割り当てられたものであるか、
レポートレベル (ローカル) で割り当てられたものであるかを表示します。
○ チャプタ: 緑のチェックマークは、チャプタレベルで付与されたアクセス権であることを示します。
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User Help
Manager Help
○ レポート: 緑のチェックマークは、レポートレベルで付与されたアクセス権であることを示します。
権限に関する詳細については、「全般ヘルプ」の「権限」を参照してください。
○ カスタムメタデータ: このテーブルには、レポートレベルの設定パラメータに関するすべての設定がリストされます。
○ ワークフロー: このテーブルには、レポートレベルで割り当てられたワークフローのフローチャートが表示されます。ワ
ークフローの詳細については、全般ヘルプを参照してください。
チャプタレベルで提供される情報
○ カスタムメタデータ: チャプタレベルで設定され、レポートレベルの設定より優先されるパラメータに関する情報です。
○ ワークフロー: チャプタが上位レベルからワークフローを継承しているか、または独自のワークフローを使用するかに
関する情報です。ワークフローの名前も表示されます。
○ 権限: すべての継承された権限、およびこのチャプタに対してのみ設定されたすべてのユーザ権限に関する情報で
す。
6. 随時、設定情報が表示されているウィンドウを閉じて、[ ドキュメント設定レポート ] タブに戻ります。
3.7.1.6
タグモニタでのレポート値の変更履歴の表示
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 監視 ] タブをクリックします。
2. [ タグモニタ ] タブで、[ 期間 ]、[ レポート ]、および [ チャプタ ] を選択します。
選択したチャプタで使用可能なタグのリストとともに、各タグのキー、ラベル、および関連するすべての値が表示されま
す。
3. 詳細および変更履歴を表示するタグを選択します。
4. [ タグを開く ] をクリックします。
[ タグ ] タブに、選択したタグの詳細が表示されます。ヘッダに、キー名が太字で表示され、対応するラベルが薄いグレー
で表示されます。
5. [ 履歴 ] タブをクリックします。
[ 履歴 ] タブには、タグ関連の値に適用された変更がリストされます。変更は、時系列順で最新の値が最初のエントリとな
るようにリストされます。
3.7.1.7
データリンクされたコンテンツの表示 (オブジェクト概要)
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 監視 ] タブをクリックします。
2. [ オブジェクト概要 ] リンクをクリックします。
3. [ オブジェクト概要 ] タブで、[ 期間 ]、[ レポート ]、および [ チャプタ ] を選択します。
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215
オプション 説明
レポート
章
ブリーフィングブ
ック
データソースタイ
プ
レポート名を表示します。
リンクされたオブジェクトが含まれているチャプタの名前を表示します。
内部データソースの場合は、リンクされたオブジェクトの SAP Disclosure Management 内のデータソース場所 (ド
ライブ、フォルダ、およびファイル名 ) を表示します。外部データソースの場合は、オブジェクトのリンク付けに使用し
たブリーフィングブックの名前を表示します。
タイプが内部データソースの場合は、 [ Disclosure Management ] を選択します。タイプが外部データソースの場合
は、データソースのタイプ
(SAP BW など) を選択します。
選択したレポートまたはチャプタで定義されているリンクされたオブジェクトのリストが表示されます。
4. テーブル内の 1 つの行を選択します。
5. [ オブジェクトを開く ] をクリックします。
結果
選択したオブジェクトの詳細が表示されます。
3.7.1.8
アクセスモニタでのレポートおよびチャプタに対する権限の表示
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 監視 ] タブをクリックします。
2. 作業領域で [ アクセスモニタ ] リンクをクリックします。
3. [ アクセスモニタ ] タブで、[ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
[ 権限のあるユーザ ] セクションには、レポートレベルのグローバルアクセス権およびローカルアクセス権を持つユーザが
リストされますアクセス権は、レポートレベルとチャプタレベルで区別されます。このリストからユーザを選択すると、 [ 割り
当て済み権限 ] セクションにグローバル権限およびローカル権限が表示されます。SAP Disclosure Management の権
限に関する詳細は、全般ヘルプを参照してください。
4. [ レベル ] リストから、チャプタ固有のグローバル権限およびローカル権限を表示するチャプタを選択します。
注記
選択可能な値がない場合は、そのチャプタレベルでは追加の権限が定義されていないことを示します。
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3.7.1.9
フィルタモニタでのレポートおよびチャプタのユーザ固有ドキュメ
ント情報の表示
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 監視 ] タブをクリックします。
2. [ フィルタモニタ ] リンクをクリックします。
[ フィルタモニタ ] タブでは、以下のリストを使用できます。
○ 条件の種類
○ ユーザの選択
○ 期間
○ レポート
注記
[ ユーザの選択 ] リストは、デフォルトでユーザ自身の ID が選択されています。システム管理者を除き、自分以外のユ
ーザについてこのレポートを実行することはできません。
3. 以下の [ 条件の種類 ] オプションのいずれかを選択します。
○ ユーザ自身がチェックアウトしたドキュメントを表示するには、[ チェックアウト済み ] を選択します。
○ ユーザ自身が変更したドキュメントを表示するには、[ 最終変更者 ] を選択します。
○ ユーザ自身が追加のローカル権限を付与されているレポートおよびチャプタを表示するには、[ ローカル権限 ] を選
択します。
4. [ 期間 ] および [ レポート ] を選択します。
注記
コンテンツのないチャプタなどの単純構造要素の場合は、期間、レポート、およびチャプタの名前のみが表示されま
す。その他のセルはすべて空白になります。
5. その結果表示されたリスト内のドキュメントを編集するには、編集するエントリをリストから選択して、[ 編集 ] をクリックしま
す。
選択したチャプタのドキュメントが、対応する Microsoft Office アプリケーションで開きます。これでドキュメントを編集で
きるようになります。
6. リスト内のリンクされたオブジェクトを表示するには、以下の手順を実行します。 a. リンクされたオブジェクトを含むドキュメントが表示されているリストからエントリを選択して、[ オブジェクト概要 ] をクリ
ックします。
新しいウィンドウが開き、リンクされたオブジェクトの概要が表示されます。 b. オブジェクトのリストから詳細を表示するエントリを選択して、[ オブジェクトを開く ] をクリックします。
これで、オブジェクトの詳細が表示されます。
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217
3.7.1.10 プロトコルモニタでのコンテンツ最新表示のプロトコルおよび
XBRL 機能の表示
コンテキスト
[ プロトコルモニタ ] タブには、レポートの情報とステータス、実行されたアクションのタイプ、チャプタまたはレポートレベルでの
コンテンツ最新表示、 (i)XBRL インスタンスの生成、(i)XBRL インスタンスの検証、および (i)XBRL インスタンスの最新表示
などの検証情報が表示されます。
手順
1. SAP Disclosure Management で、[ 監視 ] タブをクリックします。
2. [ プロトコルモニタ ] リンクをクリックします。
3.8 データの公開
チャプタおよびレポートのデータを、 SAP Disclosure Management (SAP DM) からパスワードで保護された zip ファイルに
エクスポートできます。このファイルは、 SAP DM のシステム設定で管理者が定義したフォルダパスに保存されます。 公開ボ
タンは、期間公開権限を持つユーザにのみ表示されます。 これらのユーザは、期間からレポートを選択し、それらをネットワー
クロケーションのフォルダに保存され、パスワードで保護された zip アーカイブで公開することができます。 これは、管理タブ
で定義されます。 TaskEngine がネットワークフォルダにアクセスできる必要があります。
この zip ファイルには、以下が含まれます。
● 選択したレポートの Microsoft Office ドキュメント
● エクスポートできなかったすべてのチャプタが一覧にされたファイル
● 各期間/チャプタを含むサブフォルダ
● HTML 出力としての含まれるすべての Excel チャプタ (各テーブルにつき 1 つの出力)
● テーブルの構造: 行数、列数、マージされたセル
● 一般形式 (地域設定に非依存) のテーブルの内容
● Word HTML 出力と類似する HTML 出力としての含まれるすべての Word レポートおよびチャプタ
● レポートの構造 (チャプタ階層) を記述する XML ファイル
● Word レポートと Excel チャプタの間のすべてのデータリンク (Word レポートに基づくデータリンク済テーブルの ID を含
む ) を記述する XML ファイル
注記
Excel チャプタをエクスポートする場合、Excel チャプタで BIP 範囲が使用されていることを確認してください。
エクスポートファイルは、 SAP DM のシステム設定で管理者が定義したネットワークフォルダに保存されます。これには、SAP
DM システムの 管理 システム設定 公開中 からアクセスします。
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データをエクスポートするには、ユーザが公開権限を持っている必要があります。 ユーザは、標準マネージャロールに含まれ
る各権限オブジェクトに割り当てられている必要があります。
注記
ユーザは、自分が割り当てられており、権限があるエンティティのレポートおよびチャプタのみを選択できます。
注記
TaskEngine がネットワークフォルダにアクセスできる必要があります。
3.8.1 公開権限の割り当て方法
コンテキスト
期間データをエクスポートするには、関連する権限が必要です。 この権限は、標準マネージャロールに含まれます。
1. SAP Disclosure メニューで、 管理 を選択します。
2.
ロール を選択します。
3. 公開権限を追加するロールの名前を選択し、 ロールの編集 を選択します。
4.
権限 タブを選択します。
5. 期間グループで、 公開 を選択します。
6.
OK を選択してエントリを保存します。
結果
標準マネージャロールに公開権限を追加しました。
3.8.2 公開パッケージの作成方法
コンテキスト
期間データをエクスポートするには、公開パッケージを作成する必要があります。
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219
1. SAP Disclosure Management メニューで、 設定 を選択します。
2.
期間 を選択します。
3. 期間を選択し、 公開 を選択します。 新しいウィンドウが表示されます。
4. 一覧で 1 つ以上のレポートを選択し、 パッケージの公開 を選択します。
5. 公開パッケージは、定義済みの公開ディレクトリにエクスポートされます。
3.9 SAP Disclosure Management におけるコンテンツのインポート
およびエクスポート
SAP Disclosure Management で、コンテンツのインポートとエクスポートを実行できます。
注記
この機能を使用するには、 移送エクスポート 権限オブジェクトと 移送インポート 権限オブジェクトが割り当てられている必要
があります。
注記
また、移送するオブジェクトにアクセスする権限も必要です。
コンテンツをエクスポートするには、 SAP Disclosure Management の各タブで関連オブジェクトを選択し、マークします。 そ
れにより、 zip ファイルが作成されます。 このファイルは、移送パッケージと呼ばれます。 zip ファイルには、選択したすべての
オブジェクトタイプに対する XML ファイルが含まれます。 移送ファイルには、選択したデータレコードが含まれます。 XML フ
ァイルの定義名は固定で、以下のとおりです。 コンテンツフォルダには、バイナリファイルも含まれます。 以下は、移送できる
オブジェクトの一覧です。
● ロール: roles.xml
● ユーザ: users.xml
● グローバル権限: global-permissions.xml
● エンティティ: entities.xml
● 期間設定: period-settings.xml
● 期間コンテンツ: period-content.xml
● ワークフロー: workflows.xml
● プラグイン: plugins.xml
● レポートタイプ: report-types.xml
● システム設定: system-config.xml
注記
システムランドスケープとセキュリティ設定の整合性を保つため、システム設定機能を使用できます。
期間
次の 2 つのタブがあります。 期間 - 設定 と 期間 - コンテンツ です。
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注記
期間を選択すると、期間に属するすべての情報 (レポートとその定義および設定、チャプタとその設定など) が移送されま
す。
期間 - 設定 タブのエクスポートには、次のデータが含まれます。
● レポートの構造
● レポートのワークフロー
● レポートの権限
● チャプタのワークフロー
● チャプタのワークフローカスタム条件
● チャプタの権限
注記
期間設定は、移送パッケージにつき 1 期間のみをエクスポートできます。
期間 - コンテンツ タブでは、次のデータがエクスポートされます。
● レポートの設定 (パラメータ)
● チャプタのコンテンツファイル (Microsoft Excel ファイルなど)
● チャプタの設定 (パラメータ)
注記
○ XBRL タクソノミー タイプのチャプタは、エクスポートおよびインポートできません。 XBRL タクソノミーは手動でイン
ポートする必要があります。
○ Word テンプレートを使用するデータリンクを含むチャプタは、エクスポートおよびインポートできません。 このチャ
プタは、スキップおよび無視されます。
注記
期間コンテンツは、移送パッケージにつき 1 期間のみをエクスポートできます。
注記
期間を選択すると、期間に属するすべての情報 (レポートとその定義および設定、チャプタとその設定など) がエクス
ポートされます。
注記
システムランドスケープ内のセキュリティ設定の整合性を保つため、システム設定機能を使用できます。
移送パッケージ
各 zip ファイルには、ヘッダデータを含む meta.xml ファイルも含まれます。 各 XML ファイルの書式は、XML スキーマ (.xsd
ファイル ) によって定義されます。 このスキーマは、Microsoft Office クライアントのインストールフォルダに含まれる開発者
ガイドのサブチャプタとして、 SAP Disclosure Management クライアントインストールの後にユーザのクライアントに格納され
ます。 開発者ガイドのサブフォルダには、以下が含まれます。
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221
● roles.xsd
● user-roles.xsd
● user-entities.xsd
● users.xsd
● entities.xsd
● period.xsd
● workflows.xsd
● plugins.xsd
● report-types.xsd
● system-config.xsd
● meta.xsd
● period-content.xsd
● period-settings.xsd
3.9.1 SAP Disclosure Management からのコンテンツのエクスポート
方法
コンテキスト
コンテンツをエクスポートするには、 SAP Disclosure Management の各タブで関連オブジェクトを選択し、マークします。 そ
れにより、 zip ファイルが作成されます。 このファイルは、移送パッケージと呼ばれます。 zip ファイルには、選択したすべての
オブジェクトタイプに対する XML ファイルが含まれます。 移送ファイルには、選択したデータレコードが含まれます。
手順
1. SAP Disclosure Management で エクスポート を選択します。
注記
期間を延長するオプションがあります。 このエクスポートには、期間に属するすべての詳細が含まれます。これには、チャ
プタとレポートの設定、セキュリティおよびワークフロー設定、コンテンツなどが含まれます。
2. エクスポートするオブジェクトのタブを選択します。
3. 関連するオブジェクトにマークします。
4.
エクスポート を選択します。
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3.9.2 SAP Disclosure Management へのコンテンツのインポート方法
コンテキスト
SAP Disclosure Management にデータをインポートするには、以下のステップに従います。
注記
データのインポート時には、オブジェクト間の依存関係を保持するため、以下の順序に従います。
1. プラグイン
2. レポートタイプ
3. 期間
手順
1. SAP Disclosure Management で、 移送 タブを選択します。
2.
インポート を選択します。
3.
ファイル フィールドに、インポートするファイル名を入力します。 また、ファイルを参照することもできます。
4. インポート動作を選択します。 はじめにインポートされたデータをテストすることができます。その場合、現在のデータを変
更せずにデータがロールバックされます。または、テストフェーズなしでもデータをインポートできます。 このオプションを
選択した場合、データはロールバックできません。
5.
インポート を選択します。
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223
4 XBRL Help
4.1 概要
XBRL Factory は、複数のエンティティがある XBRL レポートのシナリオを対象としています。 一般的なシナリオは、すべての
法人組織および子会社の財務諸表を XBRL で申告する大企業になります。 XBRL Factory では、テンプレートアプローチを
使用してこの作業をサポートします。つまり、ユーザはテンプレートファイル (MS Excel ファイル) を作成し、すべての法人組
織および子会社でこのテンプレートを使用してファイルを作成します。 その後、XBRL マッピングおよびソースデータシステム
への接続で構成されるテンプレートは、特定の法人組織 /子会社で使用されます。 XBRL Factory は、法人組織や子会社に
固有の XBRL インスタンスを生成して検証します。 次の節では、複数のエンティティがあるレポートに対応する XBRL
Factory の使用方法について説明します。XBRL Factory は、SAP Disclosure Management の標準のレポートとほとんど
同じように機能します。
XBRL タグ設定されたテンプレートを作成するには、テンプレート作成用のクライアントマシンに SAP Disclosure
Management XBRL Mapper をインストールする必要があります。
4.2 XBRL Factory コックピット
XBRL Factory コックピットは、XBRL インスタンスの最新表示、生成、検証および送信を集約的に行う場所です。XBRL
Factory コックピットを表示するには、SAP Disclosure Management Web サイトの [ XBRL Factory ] タブをクリックします。
次に、 XBRL Factory コックピットに表示する期間を選択する必要があります。XBRL Factory コックピットには、指定した期間
に存在する、エンティティに固有のレポートがすべて表示されます。
XBRL Factory コックピットには、前回のデータ最新表示、前回の XBRL インスタンスの生成および XBRL の検証のプロトコ
ルが、エンティティに固有のレポートごとにテーブル形式で表示されます。
各プロトコルの横にあるアイコンは、エラーまたは警告があるかどうかを示しています。
● 緑色のアイコン: 警告またはエラーなし
● 黄色のアイコン: 警告
● 赤色のアイコン: エラー
アイコンをクリックして、警告またはエラーに関する詳細情報を取得できます。
4.3 テンプレート
テンプレートは、 MS Excel ドキュメントを含むデータキャッシュです。 Excel ドキュメントは、XBRL レポートに必要なデータを
含む Excel ワークシートで構成されています。 これらのワークシートのデータをデータソースに接続すると、最新のデータをい
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XBRL Help
つでも取得できるようになります。 SAP Disclosure Management XBRL Mapper の機能を使用して、XBRL タクソノミーでデ
ータをタグ設定する必要があります。
4.3.1 テンプレートの作成
次のステップに従ってテンプレートを作成します。
1. XBRL レポートの新しい期間を作成します。
既存の期間を使用することもできますが、わかりやすいように新しい期間を使用することを強くお勧めします。
2. 新しいレポートテンプレートを作成します。
レポートの目的を明示する名前を入力します。 XBRL 出力をサポートするレポートタイプを選択します。また、このレポート
の適切なワークフローも選択する必要があります。
3. 新しいレポートテンプレートのチャプタを作成します。
コンテンツタイプとして "Microsoft Excel" を使用します。
4. レポートのワークフローを開始します。
期間、レポートおよびワークフローの作成については、 SAP Disclosure Management のドキュメントを参照してください。
4.3.2 テンプレートの編集
テンプレートを編集するには、 MS Excel データキャッシュを使用してレポートを正しく設定する必要があります。
テンプレートの編集は、次の 3 つの手順で構成されています。
1. Excel の標準機能を追加します。
2. テンプレートをデータソースにリンクします。
3. 正しい XBRL タクソノミーを使用してテンプレートをタグ設定します。
4.3.2.1
データソースへのテンプレートのリンク
SAP Disclosure Management では、テンプレートをソースシステムに接続できます。たとえば、貸借対照表のデータを提供
する SAP BW システムのクエリにテンプレートを接続できます。
テンプレートをクエリに接続すると、 Microsoft Excel テンプレートにワークシートが追加されます。次に、必要に応じて貸借対
照表を表示できるようにワークシートに機能を追加できます。クエリからのデータを含むワークシートへの参照を使用できま
す。
SAP Disclosure Management を使用して、テンプレートをデータソースにリンクします。SAP Disclosure Management のド
キュメントのエディタヘルプを参照してください。
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225
4.3.2.2 テンプレートへの
Excel 機能の追加
MS Excel の標準機能をテンプレートに追加するには、SAP Disclosure Management の [ 編集 ] をクリックしてテンプレート
をチェックアウトします。これにより、 Excel でテンプレートが開きます。
これで、レポートデータに必要なワークシートに機能を追加できます。たとえば、貸借対照表を表示するワークシートを作成で
きます。
チャプタの編集方法の詳細については、 SAP Disclosure Management のドキュメントを参照してください。
4.3.2.3 XBRL タクソノミーを使用したテンプレートのタグ設定
XBRL タグ設定をデータキャッシュに適用するには、SAP Disclosure Management XBRL Mapper をシステムにインストー
ルする必要があります。 SAP Disclosure Management XBRL Mapper が正しくインストールされている場合、MS Excel
2007 を開くと 開始 ボタンが表示されます。 SAP Disclosure Management タブをクリックした後、 ロード を選択して XBRL タ
クソノミーを開きます。 XBRL Taxonomy は、クライアントにローカルに保存したり、ネットワークディレクトリに保存したりでき
ます。
生成された XBRL インスタンスを検証するには、XBRL タクソノミーを SAP Disclosure Management の専用ディレクトリに保
存する必要があります。
詳細については、 XBRL インスタンスの検証に必要なタクソノミーの提供 [234 ページ] を参照してく
ださい。
タクソノミーをロードしたら、 MS Excel 環境にマッピングボードが表示されます。 これで、ワークシートをタグ設定できます。
SAP Disclosure Management XBRL Mapper での作業に関する詳細については、 ユーザヘルプの SAP Disclosure
Management XBRL Mapper の使用方法も参照してください。
貸借対照表を作成する場合、クエリワークシートへの参照を含むワークシートに XBRL タグ設定を適用する必要があります。
ワークシートのタグ設定が完了したら、 Excel の [ Disclosure Management ] リボンの [ 変更を適用する ] をクリックし、SAP
Disclosure Management にチェックインします。
ドキュメントのチェックアウトとチェックインを除き、 SAP Disclosure Management XBRL Mapper はいつものように操作しま
す。
関連情報
SAP Disclosure Management の米国証券取引委員会 (U.S. SEC) 申告 [262 ページ]
SAP Disclosure Management XBRL Mapper の使用 [269 ページ]
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XBRL Help
4.3.3 一連のエンティティへのテンプレートのロールアウト
コンテキスト
テンプレートの編集が完了したら、テンプレートを一連のエンティティにロールアウトできます。これには、次の手順が必要で
す。
手順
1. [ 設定 ] ページで、[ レポートの管理 ] をクリックします。
2. 法人組織および子会社のレポートテンプレートを選択します。
[ フィルタ ] オプションを使用して、特定の期間のレポートのみを表示できます。
3. [ レポートのコピー ] をクリックします。
4. [ インスタンスの作成 ] タブをクリックします。
このビューでは、存在するすべてのエンティティを表示できます。エンティティを作成したり、エンティティのリストをインポー
トできます。
5. 必要な各エンティティの横にあるチェックボックスをオンにして、テンプレートを使用するエンティティを選択します。
6. [ 作成 ] をクリックし、選択した各エンティティに基づいてレポートを生成します。
結果
これで、選択したエンティティのレポートが作成されます。テンプレートに対応する期間のレポートを検索できます。
関連情報
4.3.4 エンティティのデータ接続の変更
コンテキスト
ソースシステムに接続されているテンプレートを作成しており、基になるクエリにエンティティを指定するための変数が含まれ
ている場合、次の手順に従います。
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227
注記
データ接続を変更するのは、 SAP Disclosure Management にアクセスできるセントラルシステムからエンティティのデー
タを取得するシナリオだけです。
手順
1. MS Excel で、[ Disclosure Management ] リボンをクリックします。
2. [ Disclosure Management の起動 ] をクリックします。
すでにサーバモードで SAP Disclosure Management に接続している場合、手順 3 と手順 4 は省略できます。サーバ
モードで SAP Disclosure Management に接続する方法については、SAP Disclosure Management のドキュメントを
参照してください。
3. [ データソース ] をクリックし、XBRL Factory レポートを含む SAP Disclosure Management のデータソースを選択しま
す。
4. サーバ接続の [ 接続 ] をクリックし、ログイン認証情報を入力します。
[ データソース ] ダイアログボックスのタイトルが [ データソース (サーバ: <Server Name>) ] に変わっていることを確認し
ます。変わっていない場合は、目的のサーバモードになっていません。
5. [ OK ] をクリックし、[ データソース ] ダイアログボックスを閉じます。
6. [ エンティティの変数 ] をクリックし、[ 開く ] をクリックします。
7. ファイルの選択ダイアログボックスで対応するテンプレートを選択し、[ OK ] をクリックします。
[ 初期バリアントの作成 ] ダイアログボックスが表示されます。
8. ブリーフィングブックの対応するデータソースを選択し、[ 次へ ] をクリックします。
9. [ 終了 ] をクリックします。
エンティティのレポートおよび対応する変数と値をすべて表示できます。
10. 必要に応じて各エンティティの変数を変更します。
F4 機能を使用できます。変数に対応するボックスをクリックし、[ 変更 ] をクリックします。変数の選択の詳細について
は、 SAP Disclosure Management のドキュメントを参照してください。
11. 必要な変数をすべて変更したら、[ 分析 ] をクリックして、必要なすべての変数の値が正しいことを確認します。
12. [ 保存 ] をクリックして SAP Disclosure Management サーバに変更を保存し、[ 閉じる ] をクリックします。
結果
データソース接続が変更されました。次にレポートを最新表示する際には、変更された変数がエンティティデータに適用されま
す。レポートの最新表示の詳細については、 SAP Disclosure Management のドキュメントを参照してください。
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XBRL Help
4.3.5 XBRL マッピング情報の比較
この機能を使用すると、 Excel チャプタの現改訂の XBRL マッピング情報と、同じチャプタの他の改訂を比較できます。大きな
ワークシートのすべての変更の概要やそれぞれの変更の詳細情報を確認できる比較ファイルを生成できます。レポート構造
での変更の変更、または値のみの変更の有無が一目でわかります。
1. [ レポート ] タブで、期間とレポートを選択します。
2. [ 全般 ] タブで、XBRL タグを含む Excel チャプタを選択します。
3. [ 改訂 ] タブで、チャプタの現改訂と比較する改訂を選択します。
4. [ 変更の表示 ] をクリックします。
比較ファイルが生成され、このファイルを開くか保存することを求められます。
比較ファイルには、ワークシート [ XBRL マッピング - 差異 ] が含まれます。このワークシートには、2 つの改訂間で追加、削除
または変更されたすべてのマッピングの概要が表示されます。ワークシートには次のセクションがあります。
● XBRL マッピング - 差異 : このセクションには、比較されたレポートおよび改訂のヘッダデータが表示されます。
ヒント
比較された 2 つのレポートで同じタクソノミー名前空間が使用されているかどうかを確認します。レポート間の差異は、
タクソノミー定義の更新に起因する可能性があります。
● マッピング概要 : このセクションには、比較された 2 つの改訂のマッピング数と、追加、削除および変更されたマッピング
数が表示されます。
● 詳細 : このセクションには、2 つの改訂間で追加、削除または変更されたすべてのマッピングの完全なリストが表示されま
す。
最初のテーブルには、どの XBRL コンテキストのどの XBRL 概念が追加または削除されたのか、またはどの XBRL 単
位が割り当てられたのかが表示されます。これらの追加または削除は、次のセクションでレポートされている XBRL のコ
ンテキストまたは単位の変更に起因する可能性があります。
2 番目のテーブルには、変更されたマッピングが表示されます。
ヒント
右端の列のリンクをクリックすると、変更されたレポートのセルに直接移動します。
● コンテキスト概要 : このセクションには、比較された 2 つの改訂の XBRL コンテキスト数と、追加、削除および変更された
コンテキスト数が表示されます。
● 詳細 : このセクションには、2 つの改訂間で追加、削除または変更されたすべてのコンテキストの完全なリストが表示され
ます。
● 単位概要 : このセクションには、比較された 2 つの改訂の XBRL 単位数と、追加、削除および変更された単位数が表示
されます。
● 詳細 : このセクションには、2 つの改訂間で追加、削除または変更されたすべての単位の完全なリストが表示されます。
この他のワークシートには、レポートの現改訂が表示されます。値が変更されたセルの上にマウスカーソルを置くと、古い改
訂の値がコメントとして表示されます。
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4.4 エンティティ
4.4.1 エンティティのリストのインポート
SAP Disclosure Management XBRL Factory のファイルからエンティティのリストをインポートできます。これは、多数のエ
ンティティをインポートする場合に役立ちます。インポートファイルの形式は次のようにする必要があります。
● インポートファイルの最初の行にヘッダが含まれる。次のようになります。
会社名 ;ID;XBRL 会社コード;;;;;;;
● 本文行も同じ構造 (会社名、一意の会社 ID、特定の XBRL 要件を満たすために後で使用される ID、および 7 個の ";")
にする必要がある。
各フィールドは ";" で区切る必要があります。MS Excel でインポートファイルを作成できます。
4.4.1.1
エンティティのリストのインポート
コンテキスト
指定した形式でエンティティのリストをインポートする
手順
1. SAP Disclosure Management Web サイトの [ 管理 ] タブで、[ エンティティ ] をクリックします。
これには、管理権限が必要です。詳細については、 SAP Disclosure Management のドキュメントを参照してください。
2. [ インポート ] をクリックし、[ 参照 ] をクリックします。
3. [ アップロードするファイルの選択 ] ダイアログボックスで、インポートするエンティティのリストが含まれるファイルを選択
し、 [ OK ] をクリックします。
4. [ インポート ] をクリックします。
結果
これで、 SAP Disclosure Management システムでファイルのエンティティを使用できるようになります。
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4.4.2 エンティティの追加、削除および変更
エンティティを追加する
[ 新しいエンティティ ] をクリックします。開いたダイアログボックスで、次の情報を入力します。
● 名前
● 特定の ID
● XBRL 会社コード
エンティティを変更する
[ エンティティの編集 ] をクリックして、エンティティのプロパティを編集します。
エンティティを削除する
[ エンティティの削除 ] をクリックして、SAP Disclosure Management システムからエンティティを削除します。レポートに関連
付けられているエンティティは削除できません。
4.5 XBRL インスタンス
4.5.1 接続されているソースシステムのデータの最新表示
コンテキスト
レポートテンプレートがソースシステムに接続されている場合、いつでも最新表示を開始できます。 SAP Disclosure
Management クライアントを使用してドキュメントを最新表示したり、SAP Disclosure Management が提供する標準のサー
バ側のコンテンツ最新表示を使用したりできます。詳細については、 SAP Disclosure Management のドキュメントを参照し
てください。また、 XBRL Factory では、複数のエンティティのデータを簡単に最新表示できます。1 つ以上のエンティティのデ
ータを最新表示するには、次の手順を実行します。
手順
1. SAP Disclosure Management Web サイトの [ XBRL Factory ] タブで、最新表示するエンティティを含む期間を選択しま
す。
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2. 1 つ以上のエンティティを選択し、[ 最新表示の開始 ] をクリックします。
3. メッセージが表示されたら、ソースシステムに接続するためのユーザ名とパスワードを入力します。
結果
選択したすべてのエンティティが最新表示されます。最新表示された各エンティティのプロトコルがシステムによって生成され
ます。
4.5.2 XBRL のデータリンクされたチャプタの制限
データリンクを含むチャプタ (XBRL のリンクするチャプタ) に適用される次の制限に注意してください。
● XBRL のリンクするチャプタは、.docx ファイルからのみ作成できる。つまり、元のチャプタは .docx ファイルである必要が
ある。
● 元のチャプタが節を含むノードの場合、節は XBRL のリンクするチャプタに含まれない。
● XBRL のリンクするチャプタは Excel ファイルにのみ配置できる。
● データリンクされた Word テーブル内のセル、データリンクされた式フィールドの一部、または変動テキストだけでなく、デ
ータリンクオブジェクトを含む段落全体をタグ付けした場合、 XBRL タギングは永続的にしかなりません。
● XBRL のリンクするチャプタをチェックアウトするには、[ XBRL マッピングの編集 ] 機能を使用する。
● XBRL のリンクするチャプタをチェックアウトする前に、すべての Word インスタンスが閉じていることを確認する。
● 変動テキスト、式フィールド、およびテーブルなどのデータリンクされたオブジェクトは文全体の一部であるため、数値では
なくコメントとしてのみタグ設定できる。単純な数値は数値としてタグ設定できます。
関連情報
4.5.3 XBRL インスタンスの生成
手順
1. SAP Disclosure Management Web サイトの [ XBRL Factory ] タブで、最新表示するエンティティを含む期間を選択しま
す。
2. 1 つ以上のエンティティを選択し、[ 生成 ] をクリックします。
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User Help
XBRL Help
結果
XBRL インスタンスは 1 つずつ生成されます。エンティティごとにプロトコルが生成されます。
4.5.4 XBRL インスタンスの検証
手順
1. SAP Disclosure Management Web サイトの [ XBRL Factory ] タブで、最新表示するエンティティを含む期間を選択しま
す。
2. 1 つ以上のエンティティを選択し、 検証 をクリックします。
結果
XBRL インスタンスは 1 つずつ検証されます。 エンティティごとにログが生成されます。
XBRL インスタンスの検証でエラーまたは警告が検出された場合、検証ログにこの情報が含まれます。 ログを開くには、
XBRL Factory コックピットの検証ログ列のハイパーリンクをクリックします。
検証には、 XBRL 2.1 コンプライアンスと計算の不一致のチェックが含まれます。
4.5.5 XBRL インスタンスの送信
手順
1. SAP Disclosure Management Web サイトの [ XBRL Factory ] タブで、最新表示するエンティティを含む期間を選択しま
す。
2. 1 つ以上のエンティティを選択し、[ 送信 ] をクリックします。
結果
これにより、すべての XBRL インスタンスを含む .zip ファイルが生成されます。ファイルが生成されたら、ファイルのダウンロ
ードダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスでは、 .zip ファイルの保存先を指定できます。
これで、 XBRL レポートのシナリオの要件に対応する XBRL インスタンスを後で送信できるようになりました。
User Help
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233
4.6 設定
XBRL Factory を操作するには、レポートタイプとタクソノミーを正しく設定する必要があります。次の節では、必要な手順につ
いて説明します。
4.6.1 XBRL テンプレートのレポートタイプの作成および変更
XBRL レポートを操作するには、次の要件に従ってレポートタイプを設定する必要があります。
● ネイティブ出力形式が XBRL である
● 次のチャプタコンテンツがサポートされている
○ Microsoft Word (97-2003)(.doc)
○ Microsoft Excel (97-2003)(.xls)
○ XML スキーマ (.xsd)
レポートタイプの設定については、 SAP Disclosure Management のドキュメントを参照してください。
4.6.2 XBRL インスタンスの検証に必要なタクソノミーの提供
コンテキスト
XBRL インスタンスを検証するには、SAP Disclosure Management サーバに正しいバージョンのタクソノミーがインストール
されている必要があります。タクソノミーをインストールするには、次の手順に従う必要があります。
手順
1. エディタでタクソノミーのスキーマファイル (.xsd) を開きます。
2. xml タグ TargetNamespace を確認します。
3. SAP Disclosure Management サーバでファイルエクスプローラを開きます。
4. SAP Disclosure Management がインストールされているドライブで、パス ValidationService
¥ValidationService¥resources¥System¥cache を開きます。
5. TargetNamespace タグのコンテンツに従ってフォルダを作成します。たとえば、TargetNamespace タグに http:// example.com/acme/results/2003-07-01 が含まれている場合、検証サービスのキャッシュディレクトリ
(ValidationService¥ValidationService¥resources¥System¥cache) のディレクトリ構造は http
¥example.com¥acme¥results¥2003-07-01 のようになります。
6. タクソノミーのすべてのタクソノミーファイルをこのディレクトリにコピーします。
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結果
すべてのタクソノミーファイルおよびディレクトリをこのディレクトリにコピーしたら、このタクソノミーを検証に使用できます。
4.6.3 XBRL Taxonomy レポートタイプ
XBRL Taxonomy レポートタイプを使用して、XBRL Taxonomy を zip ファイルの形式で Disclosure Management サーバ
にアップロードできます。アップロード中に zip ファイルがアンパックされます。アップロード後に、WebDAV を介してアップロー
ドされたタクソノミーにアクセスできます。
注記
アップロードされたタクソノミーを編集または表示するには、 [ 改訂 ] タブのダウンロード機能を使用する必要があります。
[ 全般 ] タブの [ 編集 ] および [ ビュー ] 機能は使用できません。
アップロード後に WebDAV を介してタクソノミーにアクセスするには、ファイルエクスプローラの Disclosure Management
WebDAV フォルダをネットワークドライブとして URL: http://<サーバホスト名>:<ポート>/Webdav にリンクする必要が
あります。Webdav の "W" には、必ず大文字を使用します。
ディレクトリは期間を基準に並べ替えられます。各期間フォルダには、次のサブフォルダが含まれます。
● DataCache
● Document
● XBRL Taxonomy
XBRL Taxonomy フォルダにはレポートおよびチャプタのサブフォルダが含まれています。チャプタフォルダには、タクソノミー
データとともにアップロードされた zip ファイルのコンテンツが含まれています。
4.7 E-Bilanz レポート
ドイツでは、企業は財務諸表を電子的に各税務当局に提出する義務があります。これらの電子財務諸表は E-Bilanz レポー
トと呼ばれ、ドイツの税務当局が定義する XBRL タクソノミーに準拠している必要があります。これらは Elster Rich Client
(ERiC) という電子インタフェースを使用して送信されます。 eXtensible Business Reporting Language (XBRL) は、XML ベースの事業報告の情報標準規格です。XBRL 形式は、標
準化された形式で企業情報を交換する手段として使用されています。そのため、情報の信頼性と整合性が向上します。 E-
Bilanz レポートの必須 XBRL タクソノミーの作成、および ERiC のインタフェース定義の詳細については、 http:// www.esteuer.de
を参照してください。
SAP Disclosure Management では、税務当局が定義する XBRL タクソノミーに準拠した E-Bilanz レポートと、ERiC 経由の
検証済みファイルの送信をサポートしています。
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235
前提条件
SAP Disclosure Management の 管理 タブで、
E-Bilanz プラグインパラメータを設定しておく必要があります。 E-Bilanz プラ
グインの設定の管理 [237 ページ] を参照してください。
SAP Disclosure Management で E-Bilanz レポートドキュメントを作成しておく必要があります。SAP Disclosure
Management でのレポートドキュメントの作成の詳細については、SAP Disclosure Management アプリケーションのヘルプ
のエディタガイドを参照してください。
プロセス
E-Bilanz レポートを作成するには、 最初からのレポートの作成 [156 ページ] に記載されている、
SAP Disclosure
Management の標準のレポート作成プロセスを使用します。E-Bilanz レポートのシナリオは、次のプロセス手順で構成され
ています。
1. E-Bilanz レポートをコンパイルするには、SAP ERP client for E-Bilanz でも使用される E-Bilanz Excel テンプレートが
必要です。
このテンプレートは SAP Support Portal からダウンロードできます。 サポートパッケージとパッチ を選択します。ダウ
ンロードカタログの A - Z Index で、 E に製品 SAP ERP client for E-Bilanz があります。これには、関連する Excel テン
プレートが含まれています。 E-Bilanz の機能に関する詳細については、SAP Help Portal で SAP ERP client for E-
Bilanz ユーザマニュアルを参照してください。
2. 必要な E-Bilanz Excel テンプレートを、SAP Disclosure Management の SAP ERP にリンクします。このステップの詳
細については、
Excel テンプレートへのデータリンクの作成方法 [240 ページ] を参照してください。
3. 接続しているソースシステムのデータを最新表示して、E-Bilanz レポートドキュメントを最新の状態にします。
詳細については、 接続されているソースシステムのデータの最新表示 [231 ページ]
を参照してください。
4. E-Bilanz レポートを検証し、財務当局に送信するには、XBRL インスタンスを生成する必要があります。
詳細については、 XBRL インスタンスの生成 [232 ページ] を参照してください。
5. XBRL インスタンスを検証し、データが正しくタグ設定および書式設定されていることを確認します。
詳細については、 XBRL インスタンスの検証 [233 ページ] を参照してください。
6. E-Bilanz レポートドキュメントを送信します。
この手順では、 ERiC インタフェースを呼び出して E-Bilanz レポートを送信します。正常に転送された場合は、システムに
よって転送ログファイル (PDF) およびテレナンバー (ドイツの税務当局から通知される番号) が含まれるログファイルが
生成されます。この zip ファイルはダウンロードすることができます。
関連情報
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4.7.1 E-Bilanz プラグインの設定の管理
前提条件
最初にプラグインを使用する前に、 管理 タブの プラグイン > プラグインの登録 を選択してプラグインを登録する必要がありま
す。次の表にパラメータとパラメータに設定可能なエントリを示します。
コンテキスト
E-Bilanz プラグインには、ドイツの税務当局に財務諸表を電子的に送信するために必要なパラメータが含まれています
を参照 )。
注記
ERiC ライブラリは、Disclosure Management サーバライブラリで利用できます。
注記
E-Bilanz のプラグイン設定を定義するには、管理者ロールの一部として、管理グループの システムの設定 権限が必要で
す。
1.
セキュリティ ロール すべての管理者ロール を選択します。
2. ロールを選択し、 ロールの編集 を選択します。
3.
権限 タブに移動します。
4.
管理 グループの システムの設定 を選択します。
手順
1. SAP Disclosure Management の 管理 タブで、 プラグイン を選択します。
2. E-Bilanz プラグインの設定を開くには、 E-Bilanz をダブルクリックします。
3. E-Bilanz プラグインが開きます。 全般 タブには、名前、説明、およびタイプなどのプラグインに関する一般情報が表示さ
れます。 [ 構成 ] タブには、XBRL インスタンスの作成や財務諸表データの送信に必要なパラメータが表示されます。次の
パラメータを利用できます。
表 11: E-Bilanz の SAP DM パラメータ
パラメータ名 値の範囲 (例) 説明
Path to ERIC Lib <インストールパス>¥Data
¥Plugins¥ERIC_DLL
このパラメータでは、 ERiC ファイルの保存
先となるディレクトリを指定します。
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237
パラメータ名
Path to ERIC_DATA_HOME
Path to ERIC_LOG_HOME
Stylesheet name
Proxy host
Proxy user
Proxy authentification
Proxy port
Use proxy server
Encryption
Proxy password
値の範囲 (例)
<i インストールパス>¥Data
¥EBilanzData
<インストールパス>¥Logs
¥EBilanzLog
現在、選択肢は
1 つのみです。
例
******
説明
このパラメータでは、送信する E-Bilanz デ
ータの一時的な保存先となるディレクトリを
指定します。
このパラメータでは、検証および送信する
ERic ログファイルの保存先となるディレク
トリを指定します。
XBRL Factory プロトコルの作成に使用す
るスタイルシート。
プロキシの
(IP) アドレスまたはホスト名。 例 internal.proxy
例 proxy_user
プロキシにログオンするためのユーザ名
(必要な場合)。
Any、Basic、Digest、NTLM、DigestIE
(デフォルト: any)
オプション :複数の値はカンマで区切る必要
があります。値では、大文字と小文字は区
別されません。
注記
転送に関する問題が発生した場合は、
ネットワーク管理者に連絡してくださ
い。
例
8080
Yes/No
プロキシポート
(会社の) ネットワークからのデータ転送に
プロキシサーバを使用する場合は "Yes"
にします。
ドロップダウンボックスの各値を選択して、
使用する暗号化を指定できます。
プロキシにログオンするためのパスワード
(必要な場合)。
4. 入力内容を保存します。
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4.7.2 XBRL レポート設定
コンテキスト
XBRL レポート設定は、ERiC インタフェースを介してドイツの税務当局に財務諸表を電子的に送信する場合に必要な手順で
す。
E-Bilanz レポートを設定するには、次の手順に従います。
手順
1. SAP Disclosure Management の レポート タブで、 設定 タブに移動します。
2. 選択したレポートのパラメータを次のように設定します。
○ 証明書へのパス:このパラメータでは、ERiC 証明書を含むディレクトリを定義します。
注記
ERiC 証明書は、Disclosure Management サーバ上に保存する必要があります。
○ 証明書 PIN は必須です:このパラメータは、証明書に PIN が必要かどうかを示します。値を [ はい ] に設定した場
合、 PIN を [ 証明書 PIN ] に保存する必要があります。
○ 証明書 PIN:このパラメータには、ERiC 証明書の PIN が含まれています。
○ テストマーカー:このパラメータによってデータ転送が本物、テストのどちらであるかが定義されます。
○ 転送データプロバイダ:このパラメータでは、データパッケージプロバイダの名前と住所を指定します。テキスト文字列
はセミコロンで区切られます。
例
Hr. YY; Teststrasse; 12; a; im Hinterhof; 80333; Muenchen; Deutschland; 089/11111111; [email protected]
○ レシーバ:連邦政府がデータを受信する場合、このパラメータには 13 桁の税番号の上 4 桁と一致する
Bundesfinanzamtnummer (連邦税務当局番号) が含まれます。
注記
期首残高では、 13 桁の番号が割り当てられていません。
○ コンテンツデータプロバイダ:このパラメータでは、ユーザデータプロバイダの名前と住所を指定します。テキスト文字
列はセミコロンで区切られます。
例
Hr. YY; Teststrasse; 12; a; im Hinterhof; 80333; Muenchen; Deutschland; 089/11111111; [email protected]
注記
後からパラメータの設定を変更する場合、設定の変更を有効にするにはレポートの新しい改訂を作成する必要があり
ます。
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239
4.7.3 Excel テンプレートへのデータリンクの作成方法
手順
1. Excel を開きます。
2. テンプレートインスタンスを開きます。
3.
レビュー タブに移動して、 ブックの保護 を選択し、ブックの保護を解除します (ボタンが強調表示されていない状態になり
ます )。
4. Disclosure Management をクリックします。
5. [ データソース ] を選択します。
6.
新規 を選択し、 SAP ERP サーバ を選択して接続データを入力します。
7. [ OK ] を選択します。
8. 追加したサーバを選択して、[ 接続 ] を選択します。
9. 証明書を入力し、[ OK ] を選択します。
10. [ ブリーフィングブック ] を選択します。
11. [ ブリーフィングブックをデータソース設定ファイルに格納します ] を選択します。
12.
新規 (フォルダアイコン) を選択します。
13.
名前の変更 を選択して、フォルダ名を E-Bilanz に変更します。
14.
E-Bilanz フォルダを選択します。
15.
新規 クエリを選択します。
16. 作業領域 "*" およびクエリ "*EBI*" を検索します。
17. 次の順番でクエリを選択します。 a. EBILANZ_GCD b. EBILANZ_SHLDR c. EBILANZ_NODES d. EBILANZ_DETAIL e. EBIL_NODES_ITX
上記のクエリで使用しないものがある場合は、以下の手順に従います。
テンプレートインスタンスの "BD#"というシート名を、使用するクエリに応じて "BD#" 以外の名前に変更します。
BD1 = EBILANZ_GCD (Stammdaten/マスタデータ)
BD2 = EBILANZ_SHLDR (Gesellschafter/株主)
BD3 = EBILANZ_NODES (Kontendetails/アカウント)
BD4 = EBILANZ_DETAIL (Kontennachweise/アカウント詳細)
BD5 = <クエリなし> (Ziel für Kapitalkontenentwicklung/資本勘定開発のターゲット)
BD6 = EBIL_NODES_ITX (Wirtschaftliche Geschäftsbetriebe (営利事業)/Betriebe gewerblicher Art/商業運転)
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例
EBILANZ_DETAIL および EBILANZ_NODES のみを使用するとします。この場合、BD1 シートと BD2 シートの名前
を、たとえば "GCD" と "SHLDR" などに変更する必要があります。
残りの 2 つのシートを、ブリーフィングブックのエントリを保存したときと同じ順番で "BD1" および "BD2" に変更する必
要があります。つまり、 BD3 を BD1 に、BD4 を BD2 に変更します。
例
EBILANZ_SHLDR 以外のすべてのクエリを使用するとします。この場合、BD2 を "SHLDR" などに名前変更する必
要があります。
残りの 3 つのシートは、ブリーフィングブックのエントリを保存したときと同じ順番で "BD1"、"BD2"、および "BD3" に
変更する必要があります。つまり、 BD1 を BD1 に、BD3 を BD2 に、BD4 を BD3 に変更します。
警告
"BD#" シートを削除すると、データ入力シートで REF# エラーが発生します。4 つすべての E-Bilanz クエリにリンクし
ない場合には、上述の名前変更手順を使用することを強くお勧めします。
18. (オプション) バリアントが使用可能でありそれらを使用する場合は、使用可能なバリアントがあるクエリごとに バリアント
の使用 を選択します。
19.
OK をクリックして、ブリーフィングブックの管理を終了します。
20.もう一度 OK をクリックして、データソースの管理を終了します。
21. Disclosure Management のメインタブで、 データリンクの作成 を選択します。
22.[ 新規 ] を選択します。
23.ERP データソースを選択します。
24.作成済みの E-Bilanz ブリーフィングブックを選択します。
25. バリアントの使用を選択している場合は、以下の手順に従います。 a. すべてのクエリと使用可能なバリアントが表示されている画面で、 フィルタ を選択し、使用可能なバリアントのいずれ
かを選択します。 b. すべてのクエリでこのステップを繰り返します。
26.使用可能なバリアントがない場合は、最低でも以下の必須クエリパラメータを手動で入力する必要があります (クエリによ
って異なります )。 a. 日付 (GCD/SHLDR) b. レポート作成者 (GCD/SHLDR) c. 改訂 (GCD/SHLDR) d. 通貨タイプ (DETAIL/NODES) e. 財務諸表バージョン (DETAIL/NODES) f. 会計年度 (DETAIL/NODES) g. レジャー (DETAIL/NODES) h. レポート期間 (DETAIL/NODES)
27. 選択したバリアントを確定するには、 OK を選択します。
28.
データプロバイダ セクションから使用可能なすべてのテーブルを選択します。
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241
29.
OK を選択して、データプロバイダのロードを確定します。
30.もう一度 OK を選択して、データリンクの作成を確定します。
結果
これで、対応する "BD#" シートに ERP からのクエリデータが挿入されます。これは、データ入力シートから "BD#" シートへ
の Excel 参照によって自動的に実行されます。
関連情報
Content Guide in SAP ERP client for E-Bilanz
4.7.4 E-Bilanz Excel テンプレートへの大量データリンクの作成方法
手順
1. Excel を開きます。
2. テンプレートインスタンスを開きます。
3.
レビュー タブに移動して、 ブックの保護 を選択し、ブックの保護を解除します (ボタンが強調表示されていない状態になり
ます )。
4. Disclosure Management をクリックします。
5. [ データソース ] を選択します。
6.
新規 を選択し、 SAP ERP サーバ を選択して接続データを入力します。
7. [ OK ] を選択します。
8. 追加したサーバを選択して、[ 接続 ] を選択します。
9. 証明書を入力し、[ OK ] を選択します。
10. [ ブリーフィングブック ] を選択します。
11. [ ブリーフィングブックをデータソース設定ファイルに格納します ] を選択します。
12. [ 新規 ] (フォルダアイコン) を選択します。
13. [ 名前の変更 ] を選択して、フォルダ名を [ E-Bilanz ] に変更します。
14. [ E-Bilanz ] フォルダを選択します。
15.
新規 クエリを選択します。
16. 作業領域 "*" およびクエリ "*EBI*" を検索します。
17. 次の順番でクエリを選択します。 a. EBILANZ_GCD b. EBILANZ_SHLDR
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c. EBILANZ_NODES d. EBILANZ_DETAIL e. EBIL_NODES_ITX
上記のクエリで使用しないものがある場合は、以下の手順に従います。
テンプレートインスタンスの "BMD#"というシート名を、使用するクエリに応じて "BMD#" 以外の名前に変更します。
BMD1 = EBILANZ_GCD (Stammdaten/マスタデータ)
BMD2 = EBILANZ_SHLDR (Gesellschafter/株主)
BMD3 = EBILANZ_NODES (Kontendetails/アカウント)
BMD4 = EBILANZ_DETAIL (Kontennachweise/アカウント詳細)
BMD5 = <クエリなし> (Ziel für Kapitalkontenentwicklung/資本勘定開発のターゲット)
BMD6 = EBIL_NODES_ITX (Wirtschaftliche Geschäftsbetriebe (営利事業)/Betriebe gewerblicher Art/商業運
転 )
例
EBILANZ_DETAIL および EBILANZ_NODES のみを使用するとします。この場合、BMD1 シートと BMD2 シートの
名前を、たとえば "GCD" と "SHLDR" などに変更する必要があります。
残りの 2 つのシートを、ブリーフィングブックのエントリを保存したときと同じ順番で "BMD1" および "BMD2" に変更す
る必要があります。つまり、 BMD3 を BMD1 に、BMD4 を BMD2 に変更します。
例
EBILANZ_SHLDR 以外のすべてのクエリを使用するとします。この場合、BMD2 を "SHLDR" などに名前変更する
必要があります。
残りの 3 つのシートは、ブリーフィングブックのエントリを保存したときと同じ順番で "BMD1"、"BMD2"、および
"BMD3" に変更する必要があります。つまり、BMD1 を BMD1 に、BMD3 を BMD2 に、BMD4 を BMD3 に変更しま
す。
警告
"BMD#" シートを削除すると、データ入力シートで REF# エラーが発生します。4 つすべての E-Bilanz クエリにリンク
しない場合には、上述の名前変更手順を使用することを強くお勧めします。
18. (オプション) バリアントが使用可能でありそれらを使用する場合は、使用可能なバリアントがあるクエリごとに バリアント
の使用 を選択します。
19. [ OK ] をクリックして、ブリーフィングブックの管理を終了します。
20.もう一度 [ OK ] をクリックして、データソースの管理を終了します。
21. Disclosure Management のメインタブで、 データリンクの作成 を選択します。
22.[ 新規 ] を選択します。
23.ERP データソースを選択します。
24.作成済みの [ E-Bilanz ] ブリーフィングブックを選択します。
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25. バリアントの使用を選択している場合は、以下の手順に従います。 a. すべてのクエリと使用可能なバリアントが表示されている画面で、[ フィルタ ] を選択し、使用可能なバリアントのいず
れかを選択します。 b. すべてのクエリでこのステップを繰り返します。
26.使用可能なバリアントがない場合は、最低でも以下の必須クエリパラメータを手動で入力する必要があります (クエリによ
って異なります )。 a. 日付 (GCD/SHLDR) b. レポート作成者 (GCD/SHLDR) c. 改訂 (GCD/SHLDR) d. 通貨タイプ (DETAIL/NODES) e. 財務諸表バージョン (DETAIL/NODES) f. 会計年度 (DETAIL/NODES) g. レジャー (DETAIL/NODES) h. レポート期間 (DETAIL/NODES)
27. 選択したバリアントを確定するには、 OK を選択します。
28.[ データプロバイダ ] セクションから使用可能なすべてのテーブルを選択します。
29.
OK を選択して、データプロバイダのロードを確定します。
30.もう一度 OK を選択して、データリンクの作成を確定します。
結果
これで、対応する "BMD#" シートに ERP からのクエリデータが挿入されます。これは、データ入力シートから "BMD#" シート
への Excel 参照によって自動的に実行されます。
4.7.5 E-Bilanz のプレビュー
コンテキスト
E-Bilanz をプレビューするには、タクソノミーファイルをダウンロードする必要があります。 それには、 レポート タブ > 全般 タブ
で、 レポートノードを選択し、設定 を選択すると表示されるレポート設定画面でパラメータ タクソノミーの場所 を設定する必要が
あります。 デフォルトでタクソノミーの場所として以下のパターンを使用します: %Period%¥ Taxonomy ¥%Report%¥
%Chapter% (例: XBRL Taxonomies¥ Taxonomy ¥E-Bilanz¥Taxonomie 5.0
)。このパスは、管理メニューのシステ
ム設定で定義されるタクソノミーアップロードフォルダに追加されます。
手順
1. 期間を作成します (例: XBRL Taxonomies )。
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2. レポートを作成します (例: E-Bilanz )。 a. レポートタイプ: XBRL Taxonomy a. レポートのワークフローを開始します。
3. チャプタ (例: Taxonomie 5.0
)、およびチャプタタイプ (例: XBRL Taxonomy ) を作成します。
4. タクソノミーバージョン 5.0 の zip ファイルを www.esteuer.de
などからダウンロードします。
5. zip ファイルを開き、フォルダの名前 hgb-taxonomy-release-coreplusbranches-2011-09-14 を 2011-09-14 などに
変更します。
6. [ アップロード ] タブで zip ファイルをチャプタ [ Taxonomie 5.0
] にアップロードします。
結果
これで XBRL factory から E-Bilanz をプレビューできます。 このプロセスは、チャプタやレポートの名前を変えることによっ
て、他の任意のタクソノミーバージョンおよび使用事例にも適用できます。
次のステップ
警告
パス名は 260 文字未満、またディレクトリ名は 248 文字未満にする必要があります。 これは、zip ファイル、タクソノミーア
ップロードフォルダ、およびタクソノミーの場所の各ファイル名を組み合わせた文字数が 260 文字を超えてはいけないこと
を意味し、 260 を超えた場合は、タクソノミーをチャプタにアップロードした後に抽出プロセスが失敗します。
4.8 トラブルシューティング
表 12:
問題
SAP Disclosure Managmeent Mapper を使用してタグ設定した
Excel ドキュメントを変更した場合、 変更を適用する または
解決策
[ OK ] をクリックします。 ダイアログボックスが表示されないようにす
るには、 Microsoft Office Excel の標準の保存機能を使用してファ
イルを保存します。
変更を破棄する をクリックすると、保存するかどうかを尋ね
るダイアログボックスが表示されます。
Microsoft Office Word または Microsoft Office Excel で、埋め込
まれている Excel オブジェクトを開くことができません。 ホストからエ
ラーメッセージが表示されるか、何も起こりません。
この問題は、サードパーティの
COM アドインがインストールされて
いる場合に発生することがあります。 Microsoft Office Excel で
COM アドインを一時的に無効にすることをお勧めします。
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4.9 EU XBRL 申告
EU XBRL シナリオは、自己資本規制指向レポーティングに対する欧州銀行監督機構 (EBA) および欧州保険・企業年金監督
局 (EIOPA) によって発行された標準化レポーティングフレームワークです。これには、信用リスク、マーケットリスク、業務リス
ク、自己資金および自己資本規制比率が含まれます。
SAP Disclosure Management EU XBRL ソリューションでは、妥当性チェックおよびプレビューをサポートすることにより EU
XBRL タクソノミーに基づいて報告されるデータの一貫性と精度を実現します。
レポートは Excel シート (.xlsx) として表示されます。
注記
Microsoft Office 2007 以上がインストールされている必要があります。
SAP Disclosure Management EU XBRL レポーティングを導入するには、次の手順を実施する必要があります。
1. 管理者が、必要なプラグインを https://support.sap.com/swdc からダウンロードします。プラグインを SAP
Disclosure Management に登録します。
2. SAP Disclosure Management で対応するレポートタイプとレポートを作成することで、EU XBRL レポーティングの準備
をします。
3. ビジネスコンテンツのチャプタ構造をレポートにインポートします。
4. 準備したビジネスコンテンツからのチャプタ構造をアップロードします。
5. タクソノミーおよびユーザ独自のパラメータによってレポートパラメータを設定します。
6. レポートを検証します。
7. Web または Excel ファイルのレポートをプレビューします。
注記
パフォーマンスの理由から、 Excel プレビューでは設定可能行数および Web プレビューでは最初の 20 のみが表示さ
れます。設定された行数を超過した場合、 Excel プレビューではすべての行を含む .csv ファイルが作成されます。ユ
ーザはメッセージを受け取りますが、 .csv ファイルのすべてのデータにアクセスできます。
8. レポートの整合性をチェックします。
9. 作成されたコンテンツをダウンロードします。
注記
EU XBRL 機能を XBRL ファクトリの一部として使用することはできません。
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4.9.1 EU XBRL プラグインのインストール
前提条件
注記
EU XBRL シナリオで使用するプラグインのインストールの詳細については、 製品出荷マトリクス にアクセスし、 一般
情報 詳細と日付 主要な情報 の製品出荷 - 基本の SAP Disclosure Management の概要セクションを参照してく
ださい。
手順
1. 必要なプラグインを https://support.sap.com/swdc からダウンロードします。Solvency II などの EU XBRL シナリ
オには次の 5 つのプラグインが必要です。
1. 一致検証
2. Excel プレビュー
3. 検証
4. Web プレビュー
5. XBRL 生成
注記
最初の 4 つのプラグインは、SAP DISCLOSURE MGMT.10.1 サポートパッケージとパッチ からダウンロードできま
す。 XBRL 生成プラグインは、DISCLOSURE MGM XBRL ADD-IN 1.0 EU XBRL 作成プラグイン で提供されてい
ます。
注記
SAP Disclosure Management アプリケーションサーバのプラグインのダウンロードとは別に、タスクエンジンと
XBRL サービスが実行されていることを確認する必要があります。
注記
注意 : https://support.sap.com
からプラグインをダウンロードするときは、必ず、お使いの SAP Disclosure
Management ソフトウェアリリースに対して有効なバージョンのプラグインを選択していることを確認してください。別
のリリースに対して有効なプラグインをダウンロードすると、重大な問題が発生します。
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2. SAP Disclosure Management の 管理 タブにジャンプします。
3.
プラグイン を選択します。
4. 上記の 5 つのプラグインをアップロードします。
5.
すべてのプラグインを登録 をクリックします。
6.
OK を選択して登録を確認します。
結果
必要なプラグインをダウンロードして登録しました。
4.9.2 EU XBRL シナリオのビジネスコンテンツのインストール
コンテキスト
EU XBRL シナリオのビジネスコンテンツをインストールするには、以下の手順に従います。
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手順
下図に示すように、圧縮された Excel テンプレートの形式でビジネスコンテンツをダウンロードします。
結果
EX UBRL シナリオの実行に必要なビジネスコンテンツをダウンロードしました。
4.9.3 タクソノミー
注記
前提条件として、 XBRL タクソノミーに対してレポートタイプ XBRL タクソノミー を作成しておきます。
規制当局によって提供された最新のタクソノミーをダウンロードする必要があります。タクソノミーは、規制当局の Web サイト
からダウンロードして入手することができ、 SAP Note 2063215 に説明されているとおりに更新する必要があります。
関連情報 https://eiopa.europa.eu/ http://www.eba.europa.eu/
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4.9.3.1 タクソノミーのロード
コンテキスト
このステップでは、タクソノミーを SAP Disclosure Management システムにロードします。
手順
1. SAP Disclosure Management で、下図に示すように、EU XBRL タクソノミーを保存する共有レポートを作成します。
設定 レポート 新しいレポート を選択します。
例
Period: Share / Report: SII-Taxonomies / Chapter: v1-5-2-c
2.
OK を選択します。
3. レポートレベルで、新しいチャプタを作成します。
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251
例
上の例では、この新しいチャプタの名前は v1-5-2-c です。
4. 新しく作成したレポートのレポートレベルで、 アップロード タブに移動し、 zip ファイルをアップロードします。
5.
タクソノミタイプ を入力します。拡張タクソノミではないので、 基本タクソノミ を選択します。
6.
ドキュメントの追加 を選択します。
タクソノミーを保存するレポートを作成することで、必要なタクソノミーをアップロードしました。
4.9.4 EU XBRL レポートタイプの作成
コンテキスト
EU XBRL レポートタイプを作成します。
手順
1. SAP Disclosure Management で、 管理 レポートタイプ 新しいレポートタイプ を選択します。
2. 作成したレポートタイプを編集して、 レポートタイプ タブに移動します。
3. ネイティブの出力形式 XBRL 生成 を選択します。
4. カテゴリタイプ ドキュメント を選択します。
5.
OK を選択します。
6.
チャプタコンテンツ タブに移動します。
7.
Microsoft Excel (.xlsx) フィールドを選択し、 CSV (.csv) チェックボックスをオンにします。
8.
OK を選択します。
9.
出力形式 タブに移動します。
10. 次の出力形式を選択します。
○ XBRL 生成
○ 検証
○ 一致検証
○ Excel プレビュー
○ Web プレビュー
11.
OK を選択します。
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結果
EU XBRL シナリオの設定に必要なレポートタイプを定義しました。
4.9.5 EU XBRL レポート
以下のような、新しい EU XBRL レポートを設定します。
例
年次報告書グループ (ARG) 4.1
そのためには、最新のビジネスコンテンツ (たとえば、タクソノミ v 1.5.2 c の最新の SOLVENCY II EU BUS. CON 1.0
コンテン
ツ ) を https://support.sap.com
の ソフトウェアダウンロード サポートパッケージとパッチ DISCLOSURE MGMT
XBRL ADD-IN 1.0
Entry by Component XBRL Add-In Content からダウンロードします。
4.9.5.1
新しい EU XBRL レポートの作成と設定
コンテキスト
次のような新しい期間とレポートを作成します。期間 :Solvency II 年間、レポート:ARG-QRT。
手順
1. SAP Disclosure Management で、 設定 期間 新しい期間 を選択して、Solvency II 年間などの新しい期間を
定義します。
2. 新しい期間を定義して、 追加 を選択します。
3.
設定 レポート 新しいレポート を選択して ARG-QRT などの新しいレポートを作成します。
4. 新しいレポートのパラメータを定義します。
5.
追加 を選択します。
結果
新しいレポートを作成して設定しました。
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253
4.9.5.2 EU XBRL レポートの設定
コンテキスト
これまでのステップで作成した EU XBRL レポートを設定します。
手順
1. SAP Disclosure Management で レポート を選択します。
2. 期間名とレポート名を入力します。
3.
全般 タブに移動します。
4. レポートレベルで、 設定 タブに移動します。
5. 下図に示すように、レポートを設定します。
以下は、設定フィールドに関する追加情報です。
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○ タクソノミーコンテキスト :タクソノミーコンテキストは、Excel プレビュー、Web プレビュー、および検証プラグインで使
用される XBRL タクソノミーとレポートの間のリンクです。書式は、期間¥レポート¥チャプタになります。たとえば、
Share¥SII-Taxonomies¥v1-5-2-c などです。
○ タクソノミーエントリポイント :タクソノミーエントリポイントは、タクソノミーの Web URL です。これは、たとえば、
Moderately Dimensional (MD) タクソノミー v1.5.2.c の ARG エントリポイントなどのタクソノミーコンテキストと一致
する必要があります。 タクソノミーエントリポイント の正しい値は、各タクソノミーのドキュメントまたは規制当局の Web
サイトで確認できます。
ARG: http://eiopa.europa.eu/eu/xbrl/s2md/fws/solvency/solvency2/2015-02-28/mod/arg.xsd
ARS: http://eiopa.europa.eu/eu/xbrl/s2md/fws/solvency/solvency2/2015-02-28/mod/ars.xsd
QRG: http://eiopa.europa.eu/eu/xbrl/s2md/fws/solvency/solvency2/2015-02-28/mod/qrg.xsd
QRS: http://eiopa.europa.eu/eu/xbrl/s2md/fws/solvency/solvency2/2015-02-28/mod/qrs.xsd
○ 小数値の小数点以下桁数
注記
このフィールドに値を入力した場合、定義した小数点以下桁数は XBRL ファイルに対して無効になります。このパ
ラメータは、数値の表示ではなく、小数属性に影響します。
○ 申告インジケータの生成 :多くの規制当局は、XBRL インスタンスに申告インジケータを含めることを求めています。
申告インジケータは、基本的にはレポートされるテンプレートのリストです。このリストは、値を少なくとも 1 つ含むす
べてのテンプレートに対して自動的に生成されます。
注記
一部のテーブルでは、申告インジケータが共有されます。少なくとも 1 つにデータが入力されている場合、 true に
設定されます。
○ ネガティブ申告インジケータの追加生成 :一部の国家規制当局は、カスタマにデータがないため、レポートされないテ
ンプレートも申告するよう要求しています。その場合、ネガティブ申告インジケータが必要です。
注記
ネガティブ申告インジケータは、 申告インジケータの生成 を はい に設定している場合にのみ生成されます。すなわ
ち、ネガティブ申告インジケータはポジティブインジケータと同時にのみ作成できます。
6.
保存 を選択します。
4.9.5.3 構造のロード
コンテキスト
このステップでは、レポートの構造を arg.xml などのチャプタ構造からロードします
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255
手順
1. たとえば、ディレクトリ Solvency II 1.5.2.c¥VBA¥ARG を Solvency II ビジネスコンテンツ zip ファイルから抽出し
ます。
2.
設定 レポートの管理 を選択します。
3. 期間でフィルタし、Solvency レポートなどを選択します。
4.
レポートの編集 インポート タブ を選択します。
5. 構造を参照し、 インポート を選択します。
6. ワークフローを開始します。
4.9.5.4 コンテンツのロード
コンテキスト
Excel ファイルを 1 つずつチャプタにアップロードする必要がある場合、手間のかかる作業になると考えられます。SAP では、
EU XBRL レポーティングに対するすべての Excel ファイルのアップロードを自動化するバッチツールを提供しています。
注記
バッチツールを使用してビジネスコンテンツをアップロードするには、アプリケーションサーバ自体でビジネスコンテンツを抽
出するか、またはクライアント PC でバッチツールのローカルコピーを作成する必要があります。
手順
1. zip ファイルをダウンロードし、EU XBRL レポーティングのテンプレートのインポートを自動化します。 DM XBRL ADD-IN
ビジネスコンテンツの zip ファイルの中で、各サブディレクトリと Excel テンプレートに、 SAP Support Portal でこれら
のテンプレートを SAP Disclosure Management サーバにアップロードするための関連バッチ (.bat) ファイルがありま
す。
2. レポーティングに対応する .bat ファイルを編集して、ヘッダを調整する必要があります。以下の例のように調整します。
サンプルコード set user=yourUserName set password=yourPassword set system=http://localhost:1080 set period=Solvency II Yearly set report=ARG-QRTs set pathBatch=C:¥inetpub¥wwwroot¥SAP¥SAP Disclosure Management¥BatchTool
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注記
一重引用符や二重引用符は使用しないでください。
3. バッチファイルを実行する前に、以下の例で強調表示されているとおりに、C:¥inetpub¥wwwroot¥SAP¥SAP
Disclosure Management¥BatchTool¥DMBatchTool.exe.config ファイルの maxReceivedMessageSize と maxBufferSize の値を増やします。
サンプルコード
<bindings>
<basicHttpBinding>
<binding name="WDocumentServiceSoap" closeTimeout="01:00:00"
openTimeout="01:00:00" receiveTimeout="01:00:00" sendTimeout="01:00:00"
allowCookies="false" bypassProxyOnLocal="false" hostNameComparisonMode="StrongWildcard" maxBufferSize ="2147483647" maxBufferPoolSize="524288" maxReceivedMessageSize ="2147483647"
messageEncoding="Text" textEncoding="utf-8" transferMode="Buffered"
useDefaultWebProxy="true">
<readerQuotas maxDepth="32" maxStringContentLength="8192" maxArrayLength="458752"
maxBytesPerRead="4096" maxNameTableCharCount="16384" />
<security mode="None">
<transport clientCredentialType="None" proxyCredentialType="None"
realm="" />
<message clientCredentialType="UserName" algorithmSuite="Default" />
</security>
</binding>
<binding name="WDataInterfaceServiceSoap" closeTimeout="01:00:00"
openTimeout="01:00:00" receiveTimeout="01:00:00" sendTimeout="01:00:00"
allowCookies="false" bypassProxyOnLocal="false" hostNameComparisonMode="StrongWildcard"
maxBufferSize="2147483647" maxBufferPoolSize="524288" maxReceivedMessageSize="2147483647"
messageEncoding="Text" textEncoding="utf-8" transferMode="Buffered"
useDefaultWebProxy="true">
<readerQuotas maxDepth="32" maxStringContentLength="8192" maxArrayLength="16384"
maxBytesPerRead="4096" maxNameTableCharCount="16384" />
<security mode="TransportCredentialOnly">
<transport clientCredentialType="Ntlm" proxyCredentialType="Ntlm"
realm="" />
<message clientCredentialType="UserName" algorithmSuite="Default" />
</security>
</binding>
</basicHttpBinding>
</bindings>
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257
4.9.5.5 データの追加
コンテキスト
テンプレートの BD1 シートに、SAP BW などのバックエンドシステムから抽出されたデータ、共有 Excel ファイル、または連結
システム (SAP Financial Consolidation など) からプッシュされたデータを入力できます。
4.9.6 Java 仮想マシンの実行
コンテキスト
このステップでは、設定ファイル corepService.ValidationService.dll.config を修正する必要があるかどうか
を確認します。以下に、手順の一例を示します。
手順
1. アプリケーションサーバで、C:¥Program Files¥SAP¥SAP Disclosure Management XBRL Service に移動
し、必要な場合は、以下のコード例に示すように corepService.ValidationService.dll.config 設定ファイ
ルを修正します。
サンプルコード
<?xml version="1.0"?>
<configuration>
<appSettings>
<add key="XPEType" value="Java"/>
<add key="PathToJavaVM" value="C:¥Program Files¥Java¥jre7¥bin
¥java.exe"/>
<add key="PathToJavaXPE" value="JavaValidationService
¥DMValidationService.jar"/>
<add key="JavaCmdArgs" value="-XX:-UseGCOverheadLimit -XX:
+DisableExplicitGC -XX:+UseParallelGC -Xms2G -Xmx20G -jar"/>
<add key="EnableJavaXPETraceOutput" value="false"/>
<add key ="NETSerializeValidationReport" value="false"/>
<add key ="DeleteTemporaryResults" value="true"/>
<add key ="ShowAllResultsInValidationReport" value="true"/>
</appSettings>
<startup>
<supportedRuntime version="v4.0" sku=".NETFramework,Version=v4.0"/>
</startup>
</configuration>
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注記
特に、キー PathToJavaVM に値を追加することが必要です。このエントリは、デフォルトでは空白であるためです。
2. SAP Disclosure Management XBRL サービスを再起動します。
4.9.7 EU XBRL レポートの公開
コンテキスト
このステップでは、インスタンスドキュメントを作成してレビューします。
手順
1. レポートのルートノードを選択して、 作成 を選択します。
2. インスタンスドキュメントの他にも、オプションで作成する追加の改訂コンテンツを選択できます。
3.
OK を選択して新しいタスクを作成します。
4. 表示される新しいメッセージを確認して、作成されたコンテンツをレビューします。 改訂 タブに移動して、作成された XBRL
インスタンス、プレビュー、および検証結果を確認します。
5. コンテンツをダウンロードするには、 ダウンロード を選択します。
6. または、表示される アドホックアクション の 1 つを選択して、プレビューまたは検証タスクを起動することもできます。
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259
4.9.7.1
地方当局に XBRL レポートを提出するための XBRL エンベロ
ープの作成
コンテキスト
メタデータによって拡張された XML 構造の内部に、XBRL インスタンスを埋め込むことを要求する地方当局があります。これ
を、 XML エンベロープと呼びます。XBRL エンベロープを作成するには、以下の手順に従います。
手順
1. SAP Disclosure Management で、 設定 レポート の順に選択し、エンベロープを作成する XBRL レポートを編集
します。
2.
XBRL エンベロープを使用 を選択し、 OK を選択します。
3. SAP Disclosure Management で、 レポート タブに移動し、前のステップで XBRL エンベロープを作成した XBRL レポー
トを選択します。レポートレベルで、追加の XBRL エンベロープ タブが表示されます。
4. 2 つ目の手順の結果として作成された XBRL エンベロープ タブに移動し、規制当局の Web サイトに表示される XBRL エ
ンベロープファイルをアップロードします。 XBRL エンベロープの内容の構造および詳細は、地方当局によって決定されま
す。
注記
SAP Disclosure Management では、XML 形式の XBRL エンベロープのみがサポートされています。
5. XBRL エンベロープを、SAP Disclosure Management プレースホルダによって拡張します。XBRL エンベロープは、管
理部分とレポート部分に分割されています。管理部分にはメタデータが含まれます (例: creationTime or e-mail)。
レポート部分には、 XBRL インスタンスの最終改訂が含まれます。XBRL エンベロープで正しい場所に必要なデータを入
力するため、プレースホルダを使用します。 SAP Disclosure Management では、不変定数、新しいパラメータ、または
既存パラメータを使用できます。プレースホルダは、括弧で囲まれたパラメータで構成されます (例: {=’%Name of parameter%’ ¥%ParameterKind% ¥%ParameterType%})。
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表
13:
パラメータの
種類
許可されるパラメータ
のタイプ *
例
(タイプが設定されて
いない場合、デフォル
ト値は 'テキスト')
不変パラメー
タ
(¥V)
テキスト (¥T)
XBRL エンベロープファイルのエントリ 提出後の結果
XBRLRep ort
<Report code="PRUD_SOLO_AN" <Report action="replace"
>{='XBRLReport' ¥V}</ code="PRUD_SOLO_AN" action="replace" > <xbrl
Report> xmlns=http://www.xbrl.org/
2003/instance … </Report>
保護
(¥P)
はい /いいえ選択
(¥B)
整数 (¥I)
日時
(¥D)
新しいパラメ
ータ
(¥NP)
テキスト (¥T)
CreationTi me
<Administration creationTime="{='CreationTi me' ¥V ¥D 'yyyy-MMddThh:mm:ss.fff'}"
<Administration creationTime="2015-0
8-21T01:05:15.613">
EMAIL <Email>{='Email' ¥NP} </
Email>
<Email>firstname.las
Email>
保護 (¥P)
はい /いいえ選択
(¥B)
SIREN <From declarerType="SIREN">{='Sir en'¥NP¥P}</From>
<From declarerType="SIREN"
>378741722</From>
FEEDBAC
K
<Response feedback="{='Feedback' ¥NP
¥B }">
<Response feedback="true">
整数 (¥I) レポート年
度
<Dim prop="report_date">{='Repor t Year' ¥NP ¥I }-12</Dim>
<Dim prop="report_date">2
014-12</Dim>
日時 (¥D)
指定パラメー
タ
(¥CP)
テキスト (¥T)
保護
(¥P)
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261
パラメータの
種類
許可されるパラメータ
のタイプ *
(タイプが設定されて
いない場合、デフォル
ト値は
'テキスト')
例
はい /いいえ選択
(¥B)
整数 (¥I)
日時 (¥D)
XBRL エンベロープファイルのエントリ 提出後の結果
XBRL 生
成。前期間
の終了
<Dim prop="og_txn_vrs">S2_SOLO_A
_MD-{='XBRL Generation.End of Previous Period' ¥CP
¥D'yyyy-MM-dd'}</Dim>
<Dim prop="og_txn_vrs">S2
_SOLO_A_MD-2015-11-0
1</Dim>
6. 拡張された XBRL エンベロープファイルをアップロードした後、指定パラメータに加えて、すべての新しいパラメータをレポ
ートレベルの 設定 タブで利用できます。
7. SAP Disclosure Management で、レポートレベルの 全般 タブに移動します。
8.
提出 を選択します。インスタンスが XBRL エンベロープ内に埋め込まれ、規制当局にマニュアルで提出するダウンロード
ファイルとして提供されます。
4.10 SAP Disclosure Management の米国証券取引委員会
(U.S.
SEC) 申告
U.S. SEC レポートを使用するには、プラグイン管理領域から SAP Disclosure Management に次の 4 つのプラグインをイン
ストールする必要があります。
● U.S. SEC 作成プラグイン
● U.S. SEC 検証プラグイン
● U.S. SEC 計算トレースプラグイン
● U.S. SEC プレビュープラグイン
SAP Disclosure Management XBRL Mapper は、米国証券取引委員会 (U.S. SEC) の要件に基づくデータの準備をサポ
ートします。 SAP Disclosure Management で有効な XBRL ドキュメントを作成し、XBRL 単位、XBRL コンテキスト、XBRL
脚注および XBRL タクソノミーをデータとテキストにマップすることができます。これは、関連データのタグ設定により行われま
す。 XBRL 作成プロセスは SAP Disclosure Management で開始され、SAP Disclosure Management XBRL Mapper
(DM XBRL Mapper) によって MS Excel と MS Word でサポートされます。
SAP Disclosure Management XBRL Mapper を使用するには、これを SAP Service Marketplace からダウンロードし、ク
ライアントにインストールする必要があります。最初に、 SAP Disclosure Management 10.1 のクライアントをインストールして
おく必要があります。クライアントで SAP Disclosure Management XBRL Mapper を起動するには、 SAP Disclosure
Management XBRL Mapper の起動 を選択します。
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XBRL レポートの作成プロセスは、以下のとおりです。
1. SAP Disclosure Management XBRL Mapper を SAP Support Portal のソフトウェアダウンロードセンタからダウン
ロードし、クライアントにダウンロードします。
2. U.S. SEC XBRL レポートタイプを作成します。
3. SAP Disclosure Management の各レポートタイプに基づき、XBRL レポートを定義、作成および設定します。
4. SAP Disclosure Management サーバに、必要なタクソノミーをインストールします。
5. SAP Disclosure Management で、関連するチャプタをチェックアウトします。
6. SAP Disclosure Management XBRL Mapper をクライアントの Microsoft Excel または Word で起動した後、 タクソノ
ミーのロード を選択してタクソノミーをクライアントにロードします。それにより、 XBRL コンテキストがツリー構造で表示さ
れます。サーバで定義されたすべての XBRL コンテキストおよび XBRL 単位が、選択可能なフィールドとして画面左側の
マッピング領域に表示されます。
7. タクソノミーをロードした後、SAP Disclosure Management XBRL Mapper をで使用し、テキストと数値データを選択し
て、対応するタクソノミー概念に割り当てます。
注記
この機能は、オフラインでは使用できません。
8. SAP Disclosure Management で、関連するチャプタをチェックインします。
9. SAP Disclosure Management で XBRL レポートを完成させ、検証します。それにより、規制当局への転送が可能にな
ります。
注記
この機能は、 SAP Disclosure Management 10.1 以上をインストールしている場合にのみ使用できます。
4.10.1 機能
SAP Disclosure Management XBRL Mapper では、米国証券取引委員会 (SEC) シナリオへのレポートがサポートされて
います。 また、現在の XBRL.org の指定に完全に準拠した XBRL 対応財務レポートを作成および編集するため、Microsoft
Excel および Microsoft Word の機能を拡張する機能も提供されています。
次の操作を実行できます。
● XBRL タクソノミーのロード、表示およびマップ
● XBRL インスタンスドキュメントの生成
● ロードされた XBRL たくそのミーに関する詳細の表示、検索およびフィルタ
● マップされたデータに対するレポートのマップ
● XBRL 対応のマップされていないワークブックにインポート可能なマッピングを記録するファイルのマップ
● リンクされた Microsoft Word 2007 および Microsoft Word 2010 ドキュメントにおけるテキストおよび数値データのイ
ンポートとマップ
● マッピングファイルのインポート
● 複数のコンテキストのすべてのオカレンスを修正する一括更新の実行
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263
4.10.2 U.S. SEC プレビュープラグインの準備
コンテキスト
SAP ソフトウェアダウンロードセンタから U.S. SEC プレビュープラグインをダウンロードした後、次のような設定を行う必要が
あります。
注記
U.S. SEC プレビュープラグインをインストールする前に、SAP ノート 2250295 を参照してください。
手順
1. U.S. SEC Web サイトからレンダリングエンジンの zip ファイル ( http://www.sec.gov/spotlight/xbrl/ renderingengineconfigurablebinary.zip
) をダウンロードします。
2. ダウンロードした zip ファイルを解凍します。
3.
SECBuilder フォルダに含まれている次のフォルダとファイルを、プラグイン zip の
SAP.DM.XBRL.USSECPreview.Plugin
サブフォルダにコピーします。
○ Resources
○ Rule Files
○ Aucent.FilingServices.Data.dll
○ Aucent.FilingServices.FilingProcessorBase.dll
○ Aucent.FilingServices.Log.dll
○ Aucent.FilingServices.RulesRepository.dll
○ Aucent.MAX.AXE.Common.Data.dll
○ Aucent.MAX.AXE.Common.Exceptions.dll
○ Aucent.MAX.AXE.Common.Resources.dll
○ Aucent.MAX.AXE.Common.Utilities.dll
○ Aucent.MAX.AXE.Common.XBRLParser_Reader.dll
○ Aucent.MAX.AXE.Common.ZipCompressDecompress.dll
○ Aucent.MAX.AXE.XBRLReportBuilder.ReportBuilder.dll
○ Lucene.Net.dll
○ NxBRE.dll
○ ZedGraph.dll
○ Lucene.Net.dll
○ NxBRE.dll
○ ZedGraph.dll
4. プラグイン zip ファイルを SAP Disclosure Management サーバにアップロードします。
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関連情報 https://support.sap.com/swdc
4.10.3 U.S. SEC レポートタイプの作成による
U.S. SEC レポートの準備
コンテキスト
SAP Disclosure Management で U.S. SEC レポートを有効にするには、新しいレポートタイプを作成します。
手順
1. SAP Disclosure Management で、 管理 レポートタイプ を選択します。レポートタイプの作成に関する詳細につ
を参照してください。
2.
新しいレポートタイプ を選択します。
3.
US SEC XBRL Report など、レポートタイプの新しい名前を入力します。
4.
チャプタコンテンツ タブで、チェックボックスが選択されていないことを確認します。
5.
出力形式 タブに移動して、次の表に示す U.S. SEC 関連データを選択します。
表 14: U.S. SEC の形式
アクション
U.S. SEC レポート作成
出力形式
US SEC XBRL アドオン
U.S. SEC 検証
U.S. SEC 計算トレース
U.S. SEC プレビュー
US SEC 検証
U.S. SEC 計算トレース
US SEC プレビュー
プラグイン l
SAP.DM.XbrlUsSecGenerator.Plugin.dl
SAP.DM.XBRL.USSECValidation.Plugin
.dll
SAP.DM.XBRL.USSECCalculationTrac
e.Plugin.dll
SAP.DM.XBRL.USSECPreview.Plugin.d
ll
6.
レポートタイプ タブに戻って、ネイティブ出力形式として US-SEC XBRL アドオン 、カテゴリタイプとして XBRL を選択しま
す。
7.
OK を選択して、設定を確定します。
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265
結果
U.S. SEC レポートタイプが作成されます。このレポートタイプに基づいて、新しい期間とレポートを作成できるようになりまし
た。
4.10.4 初期
XBRL レポートの作成と設定
コンテキスト
SAP Disclosure Management XBRL Mapper を使用して XBRL 単位、コンテキスト、脚注およびタクソノミーをデータとテキ
ストにマップするため、 XBRL レポートを作成して関連チャプタをチェックアウトします。XBRL データをマップするには、SAP
Disclosure Management XBRL Mapper をダウンロードおよびインストールしておく必要があります。
手順
U.S. SEC レポートタイプに基づいて新しいレポートを作成します。このレポートの作成時には、チャプタ XBRL 単位 、 XBRL コ
ンテキスト 、 XBRL 脚注 および XBRL タクソノミー が新しいレポートに自動的に追加されます。このレポートにほかのチャプタを
追加することはできません。
結果
新しい U.S. SEC レポートタイプに基づいて、新しいレポートが作成されます。
4.10.5 タクソノミアップロード
SAP Disclosure Management では、タクソノミーをアップロードし、データキャッシュでのタグ設定に使用することができま
す。 タクソノミーには、次の 2 種類があります。
● 規制当局から提供される基本タクソノミー
● カスタマが作成する拡張タクソノミー
タクソノミーのロード時には、基本タクソノミーと拡張タクソノミーのいずれかを選択できます。 タイプを選択してタクソノミーをア
ップロードした後、将来のアップロードで異なるタイプを選択したり、アップロード後にタイプを変更したりすることはできませ
ん。
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注記
US SEC シナリオでは、基本タクソノミーと拡張タクソノミーが互いにリンクされていることが重要です。 そのため、拡張タク
ソノミーのアップロード時には、アップロード手順において、拡張タクソノミーとともに使用する基本タクソノミーを選択するよ
う指示されます。 ダイアログには、タクソノミーレポートとその関連チャプタが表示されます。 拡張タクソノミーを基本タクソノ
ミーにリンクした後、そのリンクを削除または編集することはできません。
注記
このリンクを解除するには、新しいタクソノミーチャプタを作成し、それを再びリンクする必要があります。 この処理を実行し
た後、 "旧" タクソノミチャプタを削除できます。
4.10.5.1 SAP Disclosure Management XBRL Mapper およびタグ
データにおけるタクソノミーのロード
前提条件
● SAP Disclosure Management XBRL Mapper をクライアントにインストールしておきます。
● 使用するタクソノミーを、サーバで利用できます。
● SAP Disclosure Management において、SAP Disclosure Management XBRL マッピングの新しいレポートタイプに
基づき、新しいレポートを作成しておきます。
手順
1. MS Excel で、SAP Disclosure Management の 起動 を選択します。
2. SAP Disclosure Management XBRL Mapper の 起動 を選択します。 DM XBRL マッパータブが MS Excel に表示され
ます。
3.
DM XBRL マッパー タブに移動します。
4. エントリポイントを選択し、インポートします。
5. チェックアウトされたチャプタに対するタクソノミーをロードできます。レポートが有効な XBRL レポートに割り当てられてい
ることを確認してください。
6. タクソノミーのコンセプト、XBRL コンテキスト、および XBRL 単位が、画面左側の マッピング領域 にツリー構造で表示され
ます。ダブルクリックするか、選択するか、または右クリックしてコンテキストメニューで選択することにより、関連フィールド
をマークします。
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267
結果
タクソノミーをアップロードし、タクソノミーコンセプトを数値およびテキストに割り当てました。ローカルファイルにマッピングを保
存し、ロードされたタクソノミーで関連データにマークしました。
次のステップ
SAP Disclosure Management で XBRL レポートの追加処理を行うには、チャプタをチェックインします。
4.10.6 SAP Disclosure Management のレポートに対するタクソノミー
エントリポイントの割り当て
コンテキスト
サーバにタクソノミーをアップロードした後、 SAP Disclosure Management でデータベースにタクソノミーエントリポイントをイ
ンポートする必要があります。 タクソノミーエントリポイント タブは、レポートタイプが タクソノミー であるチャプタのみに対して表
示されます。
手順
1. タクソノミーチャプタを選択しました。
2. このタクソノミーで利用可能なエントリポイントの一覧が表示されます。テーブルに表示されたすべてのエントリポイント
に、次の 4 つのうちいずれかのステータスが設定されます。
オプション 説明
新規 エントリポイントは新規であり、インポートされていません。
インポート済み エントリポイントが SAP Disclosure Management サーバにインポートされています。
更新利用可能 インポートされたエントリポイントの更新が利用可能であり、最新の更新を使用できるよう、エントリポイントを再びイン
ポートする必要があります。
無効 エントリポイントは無効であり、サーバにアップロードされた最新のタクソノミーで利用できません。このエントリは削除
できます。
3. 一覧からエントリポイントを 1 つ以上選択し、 インポート を選択します。
すべての概念、ディメンション、およびその他の必要な情報がタクソノミーから抽出され、データベースに保存されます。選
択したエントリポイントで基本タクソノミーに関する情報が必要な場合、アップロード中に作成されたリンクを使用して、こ
の情報が自動的に抽出されます。エントリポイントを基本タクソノミーから明示的にインポートする必要はありません。この
処理は、インポート手順で自動的に実行されます。
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基本タクソノミーのみを使用しているため拡張タクソノミーを使用していない場合、基本タクソノミーからエントリポイントを
選択し、インポートを実行することができます。
注記
COREP や E-Bilanz など、SEC 以外の XBRL シナリオでは、エントリポイントをインポートする必要はありません。ア
ップロードされたタクソノミーが直接使用されます。
4. 1 つ以上のエントリポイントを削除するには、エントリポイントの一覧でそれらをマークし、 削除 を選択します。これにより、
これらのエントリポイントに関連付けられたすべての情報が削除されます。ステータスが 新規 に変わります。エントリポイ
ントが削除される前に、エントリポイントが U.S. SEC レポートで使用されているかどうかがチェックされます。使用されて
いるエントリポイントがある場合、それは削除できません。このエントリポイントに関連付けられているレポートが一覧にさ
れたメッセージが表示されます。
5. インポートしたエントリポイントは、SEC レポートに関連付け、SAP Disclosure Management クライアントにダウンロード
することで、 SAP DM データキャッシュにおけるタグ設定に使用できるようになります。インポートされたエントリポイントを
SEC レポートに関連付けるには、SEC レポートでチャプタ XBRL タクソノミー を選択します。 XBRL タクソノミー タブで、チャ
プタ選択機能を使用してエントリポイントのチャプタを指定し、希望するエントリポイントを選択して、 保存 を選択します。
新規バージョンのタクソノミーをアップロードする場合、サービスで更新を利用できるよう、エントリポイントをインポートす
る必要もあります。インポートの終了時に、関連する成功または失敗メッセージが各エントリポイントに対して表示されま
す。
4.10.7 SAP Disclosure Management XBRL Mapper の使用
SAP Disclosure Management XBRL Mapper は、SAP Disclosure Management Office クライアントにインストールできる
Office アドインで、XBRL 概念をマップします。スタンドアロン型の設定プログラムとして個別に配布されますが、チェックアウト
した SAP Disclosure Management チャプタまたはレポートと組み合わせた場合にのみ機能します。SAP DM XBRL
Mapper を使用して、ローカルで使用されている Excel または Word ドキュメントを編集することはできません。XBRL レポー
トの XBRL ドキュメントを共有、再利用、およびセキュリティ保護するには、これらのドキュメントのマッピングに必要な情報を
定義します。たとえば、 XBRL タクソノミーは、SAP Disclosure Management アプリケーションサーバでグローバルで保存お
よび管理されます。
1. 同じ XBRL レポートに割り当てられている Word ドキュメントや Excel ワークブック (レポート、チャプタ、データキャッシュ
など ) はチェックアウトでき、 SAP Disclosure Management XBRL Mapper の起動 を選択すると、タクソノミーが自動的
に Office クライアントにロードされます。XBRL Mapper リボンでは、 タクソノミーのロード を選択することもできます。
MS Excel には、次の要素がロードされます。
○ 概念
○ コンテキスト
○ 単位
○ ディメンション
○ 脚注
MS Word には、次のタクソノミー要素がロードされます。
○ 概念
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○ コンテキスト
○ 単位
○ ディメンション
Excel と Word の両方に、追加の マッピング概要 タブが表示されます。このタブには、ロードしたタクソノミーに割り当てら
れ現在の Word ドキュメントまたは Excel ワークブックに関連する既存のすべてのマッピングとタグの詳細な概要が表示
されます。
ローカルファイルからのマッピングのロード
すべてのタグとマッピングは、現在の Word ドキュメントまたは Excel ワークブックに含まれる "非表示" の Excel シートに保
存されます。定義済みのすべてのマッピングは静的テーブルで構造化され、 Word ドキュメントの場合はチャプタのチェックイ
ン処理中にデータベースに書き込まれます。 Word ドキュメントのメタ情報として、Excel シートも存在します。
1. Word または Excel の SAP DM XBRL Mapper リボンで ローカルファイルからマッピングをロード を選択して、マッピング
情報を含む Excel シートを現在の Word ドキュメントまたは Excel ワークブックに手動でロードします。
2. 表示されるダイアログで、マッピング情報を含む Excel ファイルを選択します。有効なマッピング情報の Excel ワークブッ
クをロードしている場合は、マッピングが現在の Word ドキュメントまたは Excel ワークブックに適用されます。
ローカルファイルへのマッピングの保存
1. マッピング情報を含む現在の Word ドキュメントまたは Excel ワークブックからすべての詳細を抽出するには、Word ま
たは Excel の SAP DM XBRL Mapper リボンで ローカルファイルにマッピングを保存 を選択します。
2. 添付されているマッピングをローカル Excel ファイルに保存します。
3.
ローカルファイルからマッピングをロード を選択して、マッピングの詳細情報を含む保存済みの Excel ファイルを別の
Word ドキュメントまたは Excel ワークブックにロードします。
4. マッピングが、マッピング情報の Excel ファイルをロードした Word ドキュメントまたは Excel ワークブックに適用されま
す。
タクソノミーデータの再ロード
Word または Excel の SAP DM XBRL Mapper リボンで 再ロード を選択すると、マッピングやタグなどのタクソノミーデータを
再ロードすることができます。
参照 XBRL レポートへの移動
タグ設定された Word ドキュメントまたは Excel ワークブックをチェックアウトした場合、SAP Disclosure Management
XBRL Mapper の レポートに移動 を選択して、ドキュメントまたはワークブックに割り当てられている XBRL レポートに直接移
動できます。新しいブラウザセッションが開かれ、 XBRL レポートが表示されます。U.S. SEC 検証などのレポート固有の機能
にアクセスするには、レポートレベルをクリックします。
双方向同期
マップされたタクソノミー要素の情報を即座に取得するには、マッピング領域の 同期 チェックボックスを使用します。このチェッ
クボックスをオンにすると、現在のタブのビューが Word または Excel で選択した範囲と同期します。つまり、マップされたタク
ソノミー要素がツリーで展開されたり、マッピングテーブルでマークおよび強調表示されます。この機能は、双方向に機能しま
す。ツリービューでいずれかのオブジェクトをクリックすると、関連するマッピングが即時に Excel ワークシートまたは Word ド
キュメントに表示され、対応する要素がマッピング領域に即時に表示されます。
注記
Word でコンテキストメニューを開くには、同期機能を無効にする必要があるドキュメント領域でイベントを右クリックします。
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注記
同期チェックボックスが無効になっている場合にのみ、 Word または Excel で範囲にタグ付けする必要があります。
4.10.7.1 Microsoft Word および
Excel におけるデータのタギング
コンテキスト
SAP Disclosure Management XBRL Mapper の使用を開始する前に、以下を実行しておく必要があります。
● XBRL カテゴリに基づく SAP Disclosure Management での XBRL レポートタイプの作成
● XBRL レポートタイプに基づくレポートインスタンスの作成 (このレポートで作成された 4 つのチャプタを自動でカスタマイ
ズ )
● 少なくとも 1 つの単位およびコンテキストの追加
● 別のタクソノミーレポートからのタクソノミーチャプタの選択
● 必要に応じたマッピングの脚注の作成
● マッピングに使用する Word または Excel レポートの作成
● ドロップダウン列 割り当て済み XBRL レポート で XBRL レポートを選択することによる、データキャッシュとしてのこのレポ
ートの SEC レポートとのリンク
手順
1. レポートで Microsoft Word または Excel チャプタを作成します。
2.
編集 を選択して、チャプタをチェックアウトします。
3. Office メニューリボンで XBRL マッパの起動 を選択し、ロードされるまで待ちます。
4.
DM XBRL マッパ を選択します。これにより、 XBRL マッピング領域がロードされます。
5. チャプタの編集時に、画面左側の マッピング領域 で、タクソノミーとそのコンセプト階層が自動的にロードされます。自動で
ロードされない場合は、 タクソノミーのロード を選択します。
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マッピング概要 タブに、すべてのマップ済み情報が表示されます。
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4.10.7.1.1 Microsoft Excel におけるレポートとチャプタのマップ
コンテキスト
マップされたセルの強調表示
ドキュメント内の任意のセル値またはテキストにマークし、チェックボックスを選択するか、希望するセルが選択されている間に
リストからコンセプト階層項目をダブルクリックしてマップします。 コンテキスト および 単位 を完全に割り当て、マークされたセル
のマッピングを完了します。セルをコンセプト (およびコンセプトで必要とされる場合は、オプションで単位) にマップしない場
合、強調表示色は黄色になります。マッピングを完了すると、マップされたテキストまたは値が緑になります。
手順
ドキュメント内の任意のセル値またはテキストにマークし、 マッピング概要エリア または Excel でコンセプト階層項目をクリック
またはダブルクリックしてマップします。
4.10.7.1.2 Microsoft Word におけるレポートとチャプタのマップ
コンテキスト
マップされたテキストの強調表示
Microsoft Word での強調表示は、Excel とは完全に異なります。ドキュメント内の任意のテキストにマークし、コンセプト階層
リストからコンセプト階層項目をクリックまたはダブルクリックしてそれをマップすることができます。コンセプトを追加すると、値
の背景色が緑色に変化します。
Word のマッピング色は、Excel とは異なります。
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注記
はじめに Excel でテキストと数値データをマップしてから、データリンクされた Word チャプタをマップすることをお勧めしま
す。
異なる色が、異なるマッピング階層を表します。強調表示色が変化した場合、同じテキストセクションが再びマップされたことを
示しています。テキストブロックは、同じテキスト (またはテキストのセクション) を複数のコンセプトにマッピングしてインタレー
スすることができます。各インタレースレベルが、特定の背景色で表示されます。
例
1 つのテキストセクションを 2 回マップすると、色が緑からターコイズに変化します。
手順
1. ドキュメントのテキストセクションにマークします。
2. 各チェックボックスを選択するか、リストからコンセプト階層をダブルクリックしてマップします。
3. 初回マッピングの場合、値の背景色が緑に変化します。再びマップすると、色が下のリストに従って変化します。
4.10.8 SAP Disclosure Management における
XBRL レポートの生
成
すべてのプロセスステップを実行した後、 SAP Disclosure Management で XBRL レポートを完成させることができます。こ
のレポートには、この XBRL レポートに割り当てられたレポートのすべてのチャプタが含まれます。検証されたレポートは、規
制当局に送信できます。
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注記
Microsoft Word レポートのチャプタでマッピングを変更した場合、XBRL レポートを生成する前にレポートを再び作成する
必要があります。これは、 Microsoft Excel レポートには該当しません。
( 作成 を選択して ) レポートを作成した後、新しい改訂パッケージが作成されます。このパッケージには、レポートの作成時に選
択したすべての出力 (検証、計算トレース、およびプレビュー) が含まれます。完全な改訂パッケージは、ZIP アーカイブファイ
ルとして U.S. SEC レポートの 改訂 タブからダウンロードできます。
4.10.9 US SEC レポートのプレビュー
手順
1. US SEC プレビューを開始するには、レポートレベルで 作成 をクリックします。
2. ダイアログが表示され、このダイアログでコメントを挿入できます。
3. また、 US SEC プレビュー をオンにして、 US SEC レポートが正常に作成された後に結果の完全なプレビューを開始できま
す。 US SEC 検証、US SEC 計算トレース、および US SEC プレビューの選択は、互いに独立しています。つまり、これら
のチェックボックスのいずれか 1 つをオンにすることも、すべてまとめてオンにすることもできます。
結果
US SEC プレビューが生成されると、処理の完了ステータスを示すメッセージを受け取ります。 開始されたアクションの結果
は、改訂として保存されます。
4.10.10 US SEC レポートの検証
前提条件
前述のとおりに US SEC 検証プラグインをインストールして設定しておきます。
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コンテキスト
検証する前に、検証処理を開始する XBRL レポートで検証プラグインを設定する必要があります。
手順
1. 検証プラグインを設定するには、XBRL レポートのレポートレベルに移動します。
2.
設定 タブを開いて、 US SEC 検証プラグインに関連する次の 4 つのパラメータを定義します。
○ 登録者名
○ CIK コード (10 桁の数値)
○ レポート期間開始日 (YYYY-MM-DD)
○ レポート期間終了日 (YYYY-MM-DD)
3. レポートレベルの 作成 をクリックして、検証処理を開始します。 ダイアログが表示され、このダイアログでコメントを挿入で
きます。
4. また、 US SEC 検証 チェックボックスをオンにして、 US SEC レポートが正常に作成された後に完全な検証を開始できま
す。
5. 作成および検証処理が完了すると、詳細情報が含まれるメッセージを受け取ります。 エラーが発生せずに処理が完了し
た場合は、 SAP Disclosure Management でレポートの新しい改訂を使用できます。 処理が失敗した場合は、検証は失
敗したとして表示され、改訂は作成されません。
4.10.11 US SEC レポートの計算トレースの作成
コンテキスト
作成されたレポートの US SEC 計算トレースは、US SEC 作成処理のサブタスクです。
手順
1. US SEC 計算トレースを開始するには、レポートレベルで 作成 をクリックします。
2. ダイアログが表示され、このダイアログでコメントを挿入できます。
3. また、 US SEC 計算トレース をオンにして、 US SEC レポートが正常に作成された後に結果の完全な計算トレースを開始
できます。 検証やプレビューなどの他の結果タイプは、互いに独立して選択できます。つまり、これらのチェックボックスの
いずれか 1 つをオンにすることも、すべてまとめてオンにすることもできます。
4. US SEC 計算トレースが生成されると、処理の完了ステータスを示すメッセージを受け取ります。 開始されたアクションの
結果は、改訂として保存されます。
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4.10.12 コンテンツの改訂
U.S. SEC レポートが完全にレンダリングされると ( 作成 をクリックすると )、コンテンツの改訂が作成されます。改訂は、US
SEC 作成処理中に検証 (計算トレースを含む) オプションおよびプレビューオプションを有効化した場合にも作成されます。
US SEC アドホックアクションを使用した場合は、コンテンツの改訂は作成されません。コンテンツは一時的に作成され、新し
い US SEC アドホックアクションを初期化するたびに上書きされます。新しいアドホックアクションを開始すると、生成されたア
ドホック結果が含まれる通知メッセージは、自動的に期限切れになります。このため、古いメッセージのリンクはその特定のシ
ナリオで使用できなくなり、エラーメッセージが表示されます。
このパッケージには、レポートの作成時に選択されたすべての出力 (検証、計算トレース、およびプレビュー) が含まれます。
完全な改訂パッケージは、 ZIP アーカイブファイルとして US SEC レポートの 改訂 タブからダウンロードできます。
レポートレベルで、 改訂 タブに移動し、ダウンロードする改訂エントリを選択します。改訂テーブルの下に表示される ダウンロ
ード を選択します。改訂パッケージをローカルハードドライブに保存できるダウンロードダイアログが表示されます。完全な改
訂パッケージには、次に示す、生成されたレポート固有のすべてのコンテンツが含まれます。
● XBRL インスタンス (XML)
● 検証結果 (Excel)
● 計算トレース結果 (HTML)
● プレビュー (ZIP)
● メタ情報ファイル (TXT)
4.10.13 US SEC プレビュー、検証、および計算トレースのアドホックアク
ション
US SEC プレビュー、検証、または計算ツリーを開始するアドホックアクションでは、一時的なレポートコンテンツが作成され、
レンダリングされた一時的なレポートコンテンツについて高度な整合性チェックを行うことができます。 アドホック US SEC アク
ションは、 SAP Disclosure Management で使用可能な標準アクションの一部として、レポートレベルで開始できます。 たとえ
ば、 UI SEC 検証 リンクをクリックすると、それぞれのアドホック US SEC 処理が初期化されます。 これにより、SAP
Disclosure Management タスクエンジンに新しいタスクが割り当てられます。 各アドホック US SEC 処理の処理完了ステー
タスに関する詳細情報を含むメッセージを受け取ります。
● アドホック検証が正常に完了すると、US SEC 検証結果を開くことができます。この結果は、メッセージ内のリンクとして示
される MS Excel ファイルです。
● 計算トレース結果を有効にしている場合は、アドホック US SEC 計算トレース結果を HTML ファイルとして開くことができ
ます。この結果はメッセージ内のリンクとして示されます。
● アドホック US SEC プレビューが生成されると、ダウンロードリンクが含まれるメッセージを受け取ります。このリンクは、レ
ポートのすべての HTML ファイルが含まれる ZIP アーカイブファイルです。
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4.11 英国歳入関税局
(HMRC) への法人税オンライン申告
英国およびその他一部の国では、英国歳入関税局が企業に法人税の納税申告書を作成する際に、レポート、収支計算書、
税額計算を iXBRL 形式で提出するように求めています。 iXBRL のために機能を強化されたワープロパッケージが Microsoft Word です。 これにより、レイアウトを正確にするために
形式が独自なドキュメント (非標準の拡張子を使用) と HTML を相互に変換できます。 iXBRL タグは、通常、ドキュメント内の
コメントとして保持されます。
財務諸表を iXBRL 形式で作成するには、インライン XBRL (iXBRL) ドキュメントを手動で作成します。このためには、最初は
必要なコンテンツを個別のチャプタに分割して作成します。 次に、SAP Disclosure Management iXBRL Mapper を "タグ設
定プログラム " として使用して、コンテンツをマップすることで XBRL 概念メタデータを追加します。 ドキュメントにタグを設定し
た後で、作成済みのすべてのチャプタで構成される MS Word レポートを作成します。 すると、プラグイン UK HMRC
CREATION PLUGIN アドオン によって財務レポートが iXBRL ドキュメントに変換およびエクスポートされ、ドキュメントが iXBRL 形式にレンダリングされます。この形式は、圧縮ドキュメントとしてダウンロードできます。
注記
すべてのレポートは、同じ期間で作成する必要があります。 タクソノミーレポートのみ、別の期間で作成できます。
注記 iXBRL で作成が許可されている Word レポートの数は 1 つのみですが、Excel レポートからステミングすることで必要な数
の Excel チャプタを使用できます。 これらの Excel チャプタのコンテンツは、iXBRL ヘッダに格納される "目に見えない" も
のです。つまり、 iXBRL ドキュメントでは使用できますが、ブラウザには表示されません。 このことは、ドキュメントに表示さ
れないことで、ドキュメントにこの申告メタデータを含める必要がある場合に便利です。
ドキュメントの確認
作成したドキュメントを提出前に確認するために、テキストエディタを使用して開いて確認できます。 別の方法としては、
Internet Explorer で F12 を押してドキュメントをブラウザに表示することができます。
4.11.1 SAP Disclosure Management でのインライン
XBRL (iXBRL)
の作成
前提条件
この機能を使用するには、次の条件を満たす必要があります。
● SAP Disclosure Management XBRL Mapper がインストールされている
● SAP Service Marketplace からプラグイン UK HMRC CREATION PLUGIN Add-ON をダウンロードしてある
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XBRL Help
コンテキスト
1. SAP Disclosure Management で、 管理 システム設定 レポートタイプ を選択し、次のレポートタイプが存在し
ない場合は作成します。
表 15:
レポートタイプ名 サポートされているチャプタコン
テンツ
サポートされるレンダリングタイ
プ
レポートカテゴリ iXBRL UK HMRC レポート 設定
(.config) UK HMRC CREATION
PLUGIN Add-ON
XBRL
XBRL タクソノミー XBRL タクソノミー (.zip) タクソノミー
2.
レポート を選択して、レポートタイプ iXBRL UK HRMRC レポート に基づいて新しい期間のレポートを作成します。
3. 同じ期間で標準的な MS Word レポートを作成し、その Word レポートに XBRL レポートを割り当てます。
4. 同じ期間でレポートタイプ XBRL タクソノミー のタクソノミーレポートを作成します。
1. タクソノミーチャプタを作成して、英国歳入関税局 (HMRC) タクソノミーをアップロードします。
HMRC タクソノミーの詳細については、 法人税オンライン申告と電子支払 を参照してください。
2. エントリポイントをインポートします。
5. iXBRL レポートを開きます。
1. タクソノミー (ステップ 4 で作成したタクソノミーなど) を選択します。
2. iXBLR 単位を設定します。.
3. iXBRL コンテキストを設定します。
4. iXBRL 脚注を設定します。
6. Word レポートを開きます。
1. Word チャプタを作成します。
2. SAP Disclosure Management iXBRL Mapper を開きます。
1. iXBRL 概念、コンテキスト、単位、脚注をマップします。
2. チャプタをチェックインします。
3. Word レポートを作成します。
7. iXBRL レポートを開きます。
1. iXBRL レポートを作成します。
2. iXBRL レポートの最新の改訂をダウンロードします。
3. ダウンロードした改訂のコンテンツをブラウザで開きます。
結果 iXBRL ドキュメントを作成してダウンロードしました。このドキュメントは検証して財務当局に送信できます。
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5 SAP Fiori 1.0 for SAP Disclosure
Management
SAP Disclosure Management Launchpad は、SAP Disclosure Management (SAP DM) 用アプリを使用するための開
始ポイントになります。アプリは常にロールに基づき、それぞれが固有のビジネスケースをサポートします。 SAP Disclosure
Management Launchpad を起動するための URL は、http://<server>:<port>/Areas/FLP/Content/ login.html です。
SAP Fiori for SAP Disclosure Management を設定するために管理者が行う必要がある処理の詳細については、管理ガイ
ドの SAP Fiori for SAP Disclosure Management の設定を参照してください。
5.1
承認受信ボックス
承認受信ボックスアプリでは、関連する権限を持つユーザが、リストに表示されたレポートを承認または却下することができま
す。このリストには、ステータス承認済みまたは却下に基づくワークフローステップにつながるアクティビティを含むワークフロ
ーステップが実行中のレポートが、すべて表示されます。詳細については、ユーザヘルプの承認済みステップステータスおよ
び却下ステップステータスの章を参照してください。アプリはロールベースであり、 SAP Disclosure Management 承認機能
( レポート 全般 ワークフロー ) と同じ機能の一部を備えています。ただし、このアプリでは、SAP Disclosure
Management レポートエリアのように期間およびレポートを切り替える必要がないため、作業スピードは向上します。
主な機能
● 承認または却下できるレポートのリストの表示
● レポートをクリックすることによる詳細の表示
● レポートの承認
● レポートの却下
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SAP Fiori 1.0 for SAP Disclosure Management
重要免責事項および法的情報
コードサンプル
この文書に含まれるソフトウェアコード及び / 又はコードライン / 文字列 (「コード」) はすべてサンプルとしてのみ提供されるものであり、本稼動システム環境で使用することが目的ではあり
ません。「コード」は、特定のコードの構文及び表現規則を分かりやすく説明及び視覚化することのみを目的としています。 SAP は、この文書に記載される「コード」の正確性及び完全性の
保証を行いません。更に、 SAP は、「コード」の使用により発生したエラー又は損害が SAP の故意又は重大な過失が原因で発生させたものでない限り、そのエラー又は損害に対して一切
責任を負いません。
アクセシビリティ
この SAP 文書に含まれる情報は、公開日現在のアクセシビリティ基準に関する SAP の最新の見解を表明するものであり、ソフトウェア製品のアクセシビリティ機能の確実な提供方法に関
する拘束力のあるガイドラインとして意図されるものではありません。 SAP は、この文書に関する一切の責任を明確に放棄するものです。ただし、この免責事項は、SAP の意図的な違法行
為または重大な過失による場合は、適用されません。さらに、この文書により SAP の直接的または間接的な契約上の義務が発生することは一切ありません。
ジェンダーニュートラルな表現
SAP 文書では、可能な限りジェンダーニュートラルな表現を使用しています。文脈により、文書の読者は「あなた」と直接的な呼ばれ方をされたり、ジェンダーニュートラルな名詞 (例: 「販売
員」又は「勤務日数」 ) で表現されます。ただし、男女両方を指すとき、三人称単数形の使用が避けられない又はジェンダーニュートラルな名詞が存在しない場合、SAP はその名詞又は代
名詞の男性形を使用する権利を有します。これは、文書を分かりやすくするためです。
インターネットハイパーリンク
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ての製品およびサービス名は、それぞれの企業の商標です。
商標に関する詳細の情報や通知については、 http://www.sap.com/ corporate-en/legal/copyright/index.epx
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