Windows Server 2008 R2 Hyper

Windows Server 2008 R2 Hyper
Windows Server 2008 R2
Hyper-V バックアップ/リストア
設計・導入・運用ガイド
第 2.1 版
2011 年 12 月
富士通株式会社
富士通 Hyper-VTM 仮想化センター
Windows Server 2008 R2 Hyper-V バックアップ/リストア設計・導入・運用ガイド
改版履歴
改版日時
版数
改版内容
2009.11.06
1.0
新規作成
2009.12.05
1.1
P.13、P14 3.3.2 CSV(Cluster Shared Volume)バックアップ/リストア一
覧表を修正
2010.12.20
1.2
エクスポート先に共有フォルダーを使用する場合の条件を修正
2011.05.20
2.0
Windows Server 2008 R2 SP1 に対応
全面改版
2011.12.22
2.1
ゲストバックアップの記述修正
ファイルコピーによる仮想マシンのバックアップ/リストアの留意に
VHD ファイルのみがバックアップ対象である旨を追記
全体の誤解を招く表現を修正
Windows Server 2008 R2 Hyper-V バックアップ/リストア設計・導入・運用ガイド
目次
はじめに ................................................................................................................................ 5
1 バックアップ/リストアの設計 ...................................................................................... 6
1.1 Hyper-V におけるバックアップの必要性 .....................................................................................................7
1.2 Hyper-V の構成 ....................................................................................................................................................7
1.3 バックアップの対象 .............................................................................................................................................9
1.4 Hyper-V におけるバックアップ/リストアの方法 .................................................................................. 10
1.5 バックアップの格納先...................................................................................................................................... 11
1.6 バックアップ設計のまとめ.............................................................................................................................. 12
2 バックアップの導入 ...................................................................................................... 13
2.1 WSB の導入 ......................................................................................................................................................... 13
2.2 エクスポート/インポートの導入 ................................................................................................................ 16
3 バックアップ/リストアの運用 .................................................................................... 17
3.1 WSB によるバックアップ/リストア .............................................................................................................. 17
3.1.1 WSBによるバックアップ/リストアの概要 ........................................................................................ 17
3.1.2 WSBによるバックアップ/リストアの留意事項 .............................................................................. 22
3.2 エクスポート/インポートによるバックアップ/リストア ..................................................................... 24
3.2.1 エクスポート/インポートによるバックアップ/リストアの概要 .............................................. 24
3.2.2 エクスポート/インポートによるバックアップ/リストアの留意事項..................................... 26
3.3 バックアップ/リストアの手順 ...................................................................................................................... 27
3.3.1 ホストのシステムのバックアップ/リストア ..................................................................................... 27
3.3.2 ホストのデータのバックアップ/リストア.......................................................................................... 36
3.3.3 クラスター構成(共有ディスク)のバックアップ/リストア .......................................................... 46
3.3.4 ホスト全体のバックアップ/リストア .................................................................................................. 54
3.3.5 WSBの状況確認 ........................................................................................................................................ 57
3.3.6 エクスポート/インポートによるバックアップ/リストア ............................................................. 58
参考 ..................................................................................................................................... 68
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Windows Server 2008 R2 Hyper-V バックアップ/リストア設計・導入・運用ガイド
図表目次
図 1.1.1Hyper-V システムの構成 ........................................................................................................................................ 7
図 1.2.1 非クラスターの Hyper-V 構成 .............................................................................................................................. 7
図 1.2.2 クラスターの Hyper-V 構成(共有ディスク) .................................................................................................... 8
図 1.2.3 クラスターの Hyper-V 構成(CSV) ...................................................................................................................... 8
図 2.2.1Hyper-V マネージャーのエクスポート/インポート機能 ........................................................................... 16
図 3.1.1 ホストのシステムのバックアップ ........................................................................................................................ 17
図 3.1.2 ホストのデータのバックアップ ............................................................................................................................. 18
図 3.1.3 共有ディスクのバックアップ ................................................................................................................................. 19
図 3.1.4 仮想マシンのシステムのバックアップ ............................................................................................................. 20
図 3.1.5 仮想マシンのデータのバックアップ .................................................................................................................. 21
図 3.2.1 仮想マシンのバックアップ .................................................................................................................................... 24
図 3.3.1WSB の活動状況確認............................................................................................................................................. 57
図 3.3.2 仮想ハードディスクのフォルダー設定(CSV へのインポート) ............................................................... 66
図 3.3.3 仮想マシンのフォルダー設定(CSV へのインポート) ................................................................................ 67
表 1.6.1 バックアップ設計のまとめ .................................................................................................................................... 12
表 3.2.1 仮想マシンのバックアップに必要な容量 ........................................................................................................ 25
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はじめに
システム情報や運用上必要なデータをバックアップしておくことで、ハードウェアの故障や作業ミスにより、
データが破壊される等の異常が発生した場合に、バックアップからリストアすることで、システムや必要な
データを復元することが可能です。
本書は、Hyper-V を使用する環境において、OS 機能である Windows Server バックアップおよび、Hyper-V
機能であるエクスポート/インポートを用いて、ホスト上で簡易的なバックアップ/リストアを実施するための
設計・導入・運用を支援する資料です。
サードパーティー製のバックアップエージェントを使用される場合、サードパーティー製のバックアップエー
ジェントのマニュアルを参照ください。
本書に記載している内容
 ホスト/仮想マシンのバックアップ/リストアの設計・導入情報
 Windows Server バックアップやエクスポート/インポートを用いたバックアップ/リストア手順
本書を利用するにあたっての前提知識
以下の技術情報についての知識が必要です。
 Hyper-V に関する基本的な知識
~ 用語の省略 ~
本資料に記載しているOS名や役割などの名称は、本文を見易くするため、以下の略語を用いています。
略語
WSB
Hyper-V V1
Hyper-V V2
VHD
物理マシン
仮想マシン
ホスト OS
ゲスト OS
ホスト
ノード
共有ディスク
CSV
意味
Windows Server バックアップ
Windows Server 2008(x64)で動作する Hyper-V
Windows Server 2008 R2 で動作する Hyper-V
仮想ハードディスク
実際のサーバーコンピューター
Hyper-V 上の仮想マシン
Hyper-V 役割が追加されているホストオペレーティングシステム
Hyper-V 上にある仮想マシンオペレーティングシステム
ホスト OS が動作しているサーバー
クラスターを構成するホスト
クラスター構成する環境で共有するディスク(クラスターノードからのアクセスは排他的にな
るディスク)
クラスター構成する環境で共有するディスク(クラスターノードから同時にアクセス可能な共
有ボリューム(Cluster Shared Volume))
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1 バックアップ/リストアの設計
本書では、Hyper-V ホストの構成やバックアップの対象、バックアップ/リストアの方法、バックアップ格納先
の観点からバックアップ/リストアを設計します。
1.1 バックアップの必要性
複数の業務が1台のホスト上で動く Hyper-V の特徴か
ら、バックアップの必要性を確認します。
1.2 Hyper-V の構成
バックアップ/リストアを設計する Hyper-V の構成と構
成要素を確認します。
1.3 バックアップの対象
バックアップ対象とバックアップを実行する場所の関係
を確認します。
1.4 バックアップ/リストアの方法
バックアップ/リストアの方法を WSB または、エクス
ポート/インポートから選択し、その方法を実行する場
所を確認します。
1.5 バックアップの格納先
バックアップを実行する場所に応じて、バックアップを格
納する場所を検討します。
1.6 バックアップ設計のまとめ
ホストの構成、バックアップの対象、バックアップ/リス
トアの方法の関係をまとめ、実施可能なバックアップを
確認します。
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1.1 Hyper-Vにおけるバックアップの必要性
Hyper-V のシステムでは、ホストはハードや仮想マシンを管理し、複数の仮想マシンがそれぞれ業務システ
ムを運用します。このため、ホストで異常が発生した場合の被害は甚大になります。
また、仮想マシンも物理マシンと同様にシステムとデータを所有しており、仮想マシン上でのファイル破損や
操作ミス等によるシステムの異常のリスクも存在します。
システムの安定した運用を継続するため、ホストと仮想マシンの両方に対して定期的なバックアップを実施し
てください。
図 1.1.1Hyper-V システムの構成
1.2 Hyper-Vの構成
Hyper-V の構成として、非クラスター構成、クラスター構成(共有ディスク)、クラスター構成(CSV)の3つがあ
ります。
Hyper-V の構成により、バックアップの対象となる構成要素が異なります。
(1) 非クラスター構成
可用性を考慮しない Hyper-V 構成です。
ホストのシステムドライブと、仮想マシンを格納するデータドライブから構成されます。
図 1.2.1 非クラスターの Hyper-V 構成
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(2) クラスター構成(共有ディスク)
クラスター構成(共有ディスク)では、複数のノードと、仮想マシンを格納する共有ディスクから構成され
ます。
ノードは、共有ディスクにアクセスできる所有者ノードと、共有ディスクにアクセスできない非所有者ノー
ドに分けられます。
図 1.2.2 クラスターの Hyper-V 構成(共有ディスク)
(3) クラスター構成(CSV)
クラスター構成(CSV)では、複数のノードと、仮想マシンを格納する CSV から構成されます。
ノードは、CSV を管理する所有者ノードと、CSV を管理しない非所有者ノードに分けられますが、CSV で
は共有ディスクと異なり、複数のノードから、アクセス可能です。
図 1.2.3 クラスターの Hyper-V 構成(CSV)
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1.3 バックアップの対象
Hyper-V の構成では、ホストと仮想マシンについて、バックアップの対象がそれぞれ存在します。ホスト上か
らバックアップを実行する場合は、ホストのシステムとデータ、仮想マシンからバックアップを実行する場合は、
仮想マシンのシステムと仮想マシンのデータがバックアップの対象となります。
(1) ホストのシステム
システムドライブをホストの導入時やホスト OS の設定変更時にバックアップします。
これにより、ホストのシステムに異常が発生した場合に、リストアすることで、ホスト OS とその設定情報
を迅速に復元できます。
(2) ホストのデータ
ホスト上では仮想マシンを仮想マシン構成情報ファイルと VHD ファイルで扱います。このためホスト上
のデータファイルとして、仮想マシンの状態を意識することなく、バックアップできます。
仮想マシンは、ホストのローカルディスクやクラスター構成時の共有ディスク、CSV のデータドライブに
格納しています。
ただし、業務システムの変更やデータの更新の把握が難しいため、業務システムに最適な状態をバッ
クアップできない可能性があります。
(3) 仮想マシンのシステム
仮想マシンのシステムドライブをゲスト OS の導入時や、パッチを適用するなどゲスト OS の設定変更時
にバックアップします。
これにより、ゲスト OS のシステムに異常が発生した場合に、リストアすることで、ゲスト OS とその設定
情報を迅速に復元できます。
(4) 仮想マシンのデータ
仮想マシンのデータ更新に応じてバックアップします。
これにより、業務システムに異常が発生した場合に、リストアすることで、データをバックアップした状態
へ迅速に復元できます。
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1.4 Hyper-Vにおけるバックアップ/リストアの方法
Hyper-V におけるバックアップ/リストアの方法には、WSB を用いる方法と、エクスポート/インポートを用い
る方法があります。また、バックアップ/リストアを実行する場所により、バックアップの対象が異なります。
(1) WSB
(a) ホストから実行
ホストのシステムまたは、ホストのデータ(仮想マシンの構成情報と VHD ファイル)をホスト上の
WSB でバックアップすることで、ホストや仮想マシンで問題が発生した際に復元できます。
また、VSS に対応しているゲスト OS では、仮想マシンの動作中にバックアップを採取できますが、
ホスト上では、仮想マシンの業務システムの変更やデータの更新を正しく認識することが難しいた
め、業務システムに最適な状態をバックアップできない可能性があります。
なお、WSB では、CSV を未サポートのため、CSV に格納された仮想マシンの構成情報ファイルや
VHD ファイルをバックアップすることはできません。
(b) 仮想マシンから実行
WSB を仮想マシン上で動作させている場合 (※)は、仮想マシンのシステムやデータを仮想マシン
上の WSB でバックアップできます。
仮想マシン管理者が仮想マシンの業務システムの変更やデータの更新を正しく認識できるため、
適切なタイミングでバックアップを実行できます。
ただし、仮想マシン上で採取したバックアップには仮想マシンの構成情報は含まれないため、別途
仮想マシンの構成情報を含むホストのデータをバックアップする必要があります。
※WSB が動作するゲスト OS は、以下のとおり。
・
Windows Server 2008
・
Windows Server 2008 R2
(2) エクスポート/インポート
エクスポート/インポートは仮想マシンを他のドライブや他のホストへ移動することが主な目的ですが、
エクスポートの延長で仮想マシンの構成情報ファイルと VHD ファイルを複製するため、仮想マシンの
バックアップに利用することが可能になります。
これにより、仮想マシンに不具合が発生した場合、インポートでリストアと同様に復元できます。
ただし、バックアップ対象の仮想マシンが実行中または一時停止の状態では、エクスポート/インポートでき
ないため、仮想マシンをシャットダウンする必要があります。
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1.5 バックアップの格納先
バックアップの格納先には、ホスト上のリモート共有フォルダーやローカルドライブ、仮想マシン上の仮想
ハードディスクが利用できます。
(1) リモート共有フォルダー
ネットワーク上の別サーバーに、バックアップを格納するリモート共有フォルダーを用意します。
なお、バックアップ/リストア時にネットワークの帯域を圧迫する可能性があるため、バックアップ専用
LAN を準備することを推奨します。
ポイント
ゲスト OS が Windows Server 2008 の場合、ゲスト OS 上から WSB でリモート共有フォル
ダー上にバックアップしたシステムを仮想マシンにリストアする場合、ゲスト OS のネット
ワークアダプターにレガシーネットワークアダプターを使用する必要があります。
(2) ホスト上のローカルドライブ
ホスト上にバックアップ用のローカルドライブを用意します。
なお、当該ホストのハードウェア障害によりバックアップを格納したローカルドライブ自身に影響がおよ
んだ場合、バックアップデータが喪失しリストアできなくなる可能性があります。
(3) 仮想マシン上の仮想ハードディスク
仮想マシン上にバックアップ用の仮想ハードディスクを用意します。
なお、当該ホストのハードウェア障害によりバックアップを格納した仮想ハードディスクに影響がおよん
だ場合、バックアップデータが喪失しリストアできなくなる可能性があります。
ポイント
仮想 SCSI ハードディスクは仮想マシン上でシステムをリストア時に指定できないため、
バックアップに使用できません。
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1.6 バックアップ設計のまとめ
Hyper-V ホストの構成、バックアップの対象、バックアップ/リストアの方法といった、バックアップ/リストア
要件を以下の表でまとめます。
表 1.6.1 バックアップ設計のまとめ
Hyper-V ホストの
構成
非クラスター構成
クラスター構成
(共有ディスク)
クラスター構成
(CSV)
バックアップ/リストアの方法
バックアップの対象
ホストのシステム
ホストのデータ
(ホストのローカルディ
スク)
仮想マシンのシステム
仮想マシンのデータ
ホストのシステム
ホストのデータ
(共有ディスク)
仮想マシンのシステム
仮想マシンのデータ
ホストのシステム
ホストのデータ
(CSV)
仮想マシンのシステム
仮想マシンのデータ
ホスト上で実行
○ 3.1.1(1)参照
○ 3.1.1(2)参照
WSB
仮想マシンで実行
N/A
N/A
N/A
○ 3.1.1(1)参照
○ 3.1.1(4)参照
○ 3.1.1(5)参照
N/A
○ 3.1.1(3)参照
N/A
○ 3.1.1(2)参照(*)
エクスポート/インポート
ホスト上で実行
N/A
○ 3.2.1(1)参照
N/A
N/A
○ 3.1.1(1)参照
○ 3.1.1(4)参照
○ 3.1.1(5)参照
N/A
×
N/A
N/A
N/A
N/A
○ 3.1.1(4)参照
○ 3.1.1(5)参照
○ 3.2.1(1)参照
○ 3.1.1(2)参照(*)
○ 3.2.1(1)参照
N/A
凡例:
○ 3.x.x(x) :バックアップ/リストア可能。「3 バックアップ/リストアの運用」で概要と手順を説明しま
す。
(*):仮想マシンのシステムやデータは、ホスト上では、ホストのデータとして扱われます。
×
:WSB によるバックアップ/リストアはサポートされていません。
N/A
:WSB やエクスポート/インポートではバックアップできません。サードパーティー製のバック
アップエージェントを使用することで、バックアップすることができます。
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2 バックアップの導入
WSB および、エクスポート/インポートの導入手順を説明します。
2.1 WSBの導入
WSB は、Windows Server 2008 R2 の標準機能ですが、初期状態ではインストールされていません。サー
バー マネージャーの「機能の追加」からインストールします。また、Hyper-V VSS ライターを有効にするため、
レジストリ操作が必要です。
以下にインストール手順を示します。
作業
画面
1
サーバー マネージャーから、
「機能」を選択し、「機能の追
加」を選択します。
2
「機能の追加ウィザードの機
能 選 択 」 画 面 で 、 「 Windows
Server バックアップの機能」を
選択し、[次へ]をクリックしま
す。
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3
「インストールオプションの確
認」画面で、「Windows Server
バックアップの機能」をインス
トール対象にしていることを確
認し、[インストール]をクリック
します。
4
「 イ ンスト ー ルの 結果」 画 面
で、正常にインストールされた
ことを確認し、[閉じる]をクリッ
クします。
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5
Hyper-V VSS ライターを有効
にするため、ホスト OS にて以
下 URL の修正プログラムを適
応してください。
http://support.microsoft.com
/kb/958662
手動にて VSS ライターを有効
にする場合は、ホスト OS にて
レジストリエディタを開き、レジ
ストリに下記の値を追加しま
す。
キー:
HKEY_LOCAL_MACHINE\S
OFTWARE\Microsoft\Win
dows
NT\CurrentVersion\
WindowsServerBackup\
Application Support\
{66841CD4-6DED-4F4B8F17-FD23F8DDC3DE}
値:
“Application
Identifier”=”Hyper-V”
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2.2 エクスポート/インポートの導入
Hyper-V マネージャーに標準搭載されている機能を使用するため、インストール操作は必要ありません。
図 2.2.1Hyper-V マネージャーのエクスポート/インポート機能
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3 バックアップ/リストアの運用
3.1 WSBによるバックアップ/リストア
3.1.1 WSB によるバックアップ/リストアの概要
WSB でバックアップ/リストア可能なバックアップの対象について、バックアップに必要な容量とバックアップ
/リストアの流れを説明します。
(1) ホストのシステム
ホスト上の WSB を用い、ホストのシステムドライブをバックアップします。
ホストの構成を素早く復元するため、ホストの構成変更時にシステムドライブをバックアップします。
図 3.1.1 ホストのシステムのバックアップ
(a) バックアップに必要な容量
バックアップ毎にシステムドライブと同等の容量が必要ですが、バックアップ バージョンをいくつか保
存できるように、バックアップの保存先のサイズは、少なくともバックアップの 1.5 倍のサイズを確保
しておくことをお勧めします。
(b) バックアップ/リストアの流れ
・ 留意事項の確認
「3.1.2 WSB によるバックアップ/リストアの留意事項」を参照してください。
・ バックアップ手順
「3.3.1 システムドライブのバックアップ/リストア(1)バックアップ」を参照してください。
・ リストア手順
「3.3.1 システムドライブのバックアップ/リストア(2)リストア」を参照してください。
・ バックアップ/リストアの動作確認
「3.3.5 WSB の状況確認」を参照してください。
ポイント
ホストのシステムとホストのデータを同時にバックアップすることが可能です。詳細な手順は「3.3.4
ホスト全体のバックアップ/リストア(1) バックアップ」を参照してください。
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(2) ホストのデータ(ホストのローカルディスク)
ホスト上の WSB を用い、ホストのデータドライブをバックアップします。
データドライブに格納された仮想マシンを復元するため、データドライブをバックアップします。
リストア時に[アプリケーション]を選択することで、仮想マシンのみを復元できます。
ただし、仮想マシンの業務システムの変更やデータの更新の把握が難しいため、業務システムにとって
最適な状態をバックアップできない可能性があります。
図 3.1.2 ホストのデータのバックアップ
(a) バックアップに必要な容量
バックアップ毎に選択したデータドライブと同等の容量が必要ですが、バックアップ バージョンをいく
つか保存できるように、バックアップの保存先のサイズは、少なくともバックアップの 1.5 倍のサイズ
を確保しておくことをお勧めします。
(b) バックアップ/リストアの流れ
・ 留意事項の確認
「3.1.2 WSB によるバックアップ/リストアの留意事項」を参照してください。
・ バックアップ手順
「3.3.2 データドライブのバックアップ/リストア(1)バックアップ」を参照してください。
・ リストア手順
「3.3.2 データドライブのバックアップ/リストア(2)リストア」を参照してください。
・ バックアップ/リストアの動作確認
「3.3.5 WSB の状況確認」を参照してください。
ポイント
ホストのシステムとホストのデータを同時にバックアップすることが可能です。詳細な手順は「3.3.4
ホスト全体のバックアップ/リストア(1) バックアップ」を参照してください。
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(3) ホストのデータ(共有ディスク)
共有ディスクの所有者ノード上で WSB を用い、仮想マシンをバックアップします。
共有ディスクに格納された仮想マシンを復元するため、共有ディスクをバックアップします。
リストア時に[アプリケーション]を選択することで、仮想マシンのみを復元できます。
ただし、仮想マシンの業務システムの変更やデータの更新の把握が難しいため、業務システムにとって
最適な状態をバックアップできない可能性があります。
図 3.1.3 共有ディスクのバックアップ
(a) バックアップに必要な容量
バックアップ毎に選択したドライブと同等の容量が必要ですが、バックアップ バージョンをいくつか保
存できるように、バックアップの保存先のサイズは、少なくともバックアップの 1.5 倍のサイズを確保
しておくことをお勧めします。
(b) バックアップ/リストア流れ
・ 留意事項の確認
「3.1.2 WSB によるバックアップ/リストアの留意事項」を参照してください。
・ バックアップ手順
「3.3.3 クラスター構成(共有ディスク)のバックアップ/リストア(1)バックアップ」を参照してくださ
い。
・ リストア手順
「3.3.3 クラスター構成(共有ディスク)のバックアップ/リストア(2)リストア」を参照してください。
・ バックアップ/リストアの動作確認
「3.3.5 WSB の状況確認」を参照してください。
ポイント
ホストのシステムと所有している共有ディスクを同時にバックアップすることが可能です。詳細な
手順は「3.3.4 ホスト全体のバックアップ/リストア(1) バックアップ」を参照してください。
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(4) 仮想マシンのシステム
仮想マシン上の WSB を用い、仮想マシンのシステムをバックアップします。
仮想マシンの構成を素早く復元するため、仮想マシンの構成変更時にシステムドライブをバックアップし
ます。
※ 手順等は、「3.1.1 WSB によるバックアップ/リストアの概要(1)ホストのシステム」を参考にできま
す。
図 3.1.4 仮想マシンのシステムのバックアップ
ポイント
ゲスト OS が Windows Server 2008 の場合、ゲスト OS 上から WSB でリモート共有フォルダー上に
バックアップしたシステムを仮想マシンにリストアする場合、ゲスト OS のネットワークアダプターに
レガシーネットワークアダプターを使用する必要があります。
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(5) 仮想マシンのデータ
仮想マシン上の WSB を用い、仮想マシンのデータをバックアップします。
業務システムに異常が発生した場合に、データをバックアップした適切な状態へ迅速に復元するため、
仮想マシンのデータ更新に応じてバックアップします。
※ 手順等は、「3.1.1 WSB によるバックアップ/リストアの概要(2)ホストのデータ(ホストのローカル
ディスク)」を参考にできます。
。
図 3.1.5 仮想マシンのデータのバックアップ
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3.1.2 WSB によるバックアップ/リストアの留意事項
WSB によるバックアップ/リストアは、以下を留意してください。
ホストからのバックアップ/リストアの留意事項
(1) WSB 使用時の留意点
・
Administrators グループまたは Backup Operators グループのメンバで作業してください。
・
バックアップできるのは、ローカルに接続されたディスク上にある NTFS 形式のボリュームのみです。
・
バックアップの格納先にテープは選択できません。
 バックアップ先は、外付けまたは内蔵のディスク、リモート共有フォルダーです。
・
リモート共有フォルダーにバックアップした場合、同じフォルダーに再度バックアップ実施すると既存の
バックアップは上書きされます。
(2) バックアップの留意点
・
仮想マシンがパススルーとして使っているディスクはバックアップできません。
(パススルーディスクとした LUN は、ホストサーバから見てオフラインとなるため)
・
仮想マシンが iSCSI 接続しているディスクはバックアップできません。
(3) リストアの留意点
・
リストア中に Hyper-V マネージャー画面で操作(設定画面を開く等)をしないでください。Hyper-V マネー
ジャーでリストア対象の仮想マシンにアクセスしているとリストアするファイル(vhd、xml、bin、vsv)が別プ
ロセスで使用されているため、正しくリストアできない場合があります。
・
仮想マシンのみをリストアするため、リストア時に[アプリケーション]を選択するには、バックアップ時に、
[ボリューム単位]と仮想マシンの構成情報ファイルを選択する必要があります。
・
リストアする前に、仮想マシンをオフ(シャットダウンによる停止)状態にしてください。
仮想マシンが停止していない状態でリストアすると、仮想マシンの構成情報ファイルや VHD ファイルを
仮想マシン側のプロセスで使用しているため、正常にリストアできません。
(4) 仮想マシンバックアップ時の留意点
・
Hyper-V は VSS(Volume Shadow Copy Service)に対応していますが、ゲスト OS が Hyper-V VSS ライ
ター連携に対応しない場合、バックアップ実行中に仮想マシンが一時的に保存状態になります。
・
仮想マシンがダイナミックボリューム(*1)で構成されている場合、バックアップ実行中に仮想マシンが一
時的に保存状態になります。
・
仮想マシン上で VHD ファイルをダイナミックボリューム(*1)として使用している場合(=ゲスト OS がダイ
ナミックボリュームを使用している場合)、オンラインバックアップを実行すると仮想マシンの状態が一時
的に「実行中」から「保存中」となります。その後「保存完了」となり「実行中」の状態に戻ります。
・
ゲスト OS が Windows 2000 または Windows XP では、バックアップ中に仮想マシンが一旦停止し「保存
中」となるため、事前に仮想マシンをシャットダウンしておくことを推奨します。
 尚、バックアップが完了すると、「保存中」から「実行中」に戻ります。
 この仮想マシンの状態遷移の理由は下記です。
 Windows 2000 は、VSS に対応していません。
 Windows XP は、Hyper-V 統合サービスの VSS 連携はありません。
*1: ダイナミックボリュームとは、仮想マシン内の「ディスクの管理」画面で設定するディスクの管理方法
です。(容量可変の VHD ファイルのことではありません)
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(5) 共有ディスクの留意点
・
非所有者側ノードでは、共有ディスクをバックアップできません。
・
共有ディスクの所有者ノード(LUN 所有者ノード)、及び非所有者ノードでホストをバックアップし、その
バックアップからリストアする場合、バックアップしたホストと同一のボリューム構成であることを確認して
ください。
・
リストアする前に、フェールオーバークラスターマネージャー画面から共有ディスクのボリュームに存在
していた仮想マシンおよび仮想マシン構成(リソースの構成)をオフラインにしてください。
仮想マシン上でのバックアップ/リストアの留意事項
・
バックアップ先として仮想 IDE コントローラーに接続した仮想ディスクおよびリモート共有フォルダーが使
用できます。仮想 SCSI コントローラーに接続した仮想ディスクは、システムリカバリ時に指定できないた
めバックアップ先として推奨しません。
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3.2 エクスポート/インポートによるバックアップ/リストア
3.2.1 エクスポート/インポートによるバックアップ/リストアの概要
エクスポート/インポートでバックアップ/リストア可能なバックアップの対象について、バックアップに必要
な容量と、バックアップ/リストアの流れを説明します。
(1) 仮想マシンのシステムと仮想マシンのデータ
Hyper-V マネージャーにて任意の仮想マシンをエクスポートでバックアップし、インポートでリストアでき
ます。
任意の仮想マシンを特定の状態に復元するため、仮想マシンをバックアップします。
共有ディスクや CSV 上の仮想マシンでもエクスポート/インポートを使用可能です。
ただし、バックアップ対象の仮想マシンの状態が実行中または一時停止の場合バックアップできないた
め、仮想マシンをシャットダウンする必要があります。
図 3.2.1 仮想マシンのバックアップ
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(a) バックアップに必要な容量
エクスポートでは、スナップショットの取得状況により必要な容量は異なります。バックアップに必要な
容量は以下の合計です。
表 3.2.1 仮想マシンのバックアップに必要な容量
ファイルの種類
拡張子
スナップショット未取得時の容量
スナップショット取得時
の増分
仮想マシン構成情報ファイル *.xml
数 KB
世代分
メモリ情報保存ファイル
*.bin
(なし)
仮想マシンに割り当て
た最大メモリサイズ×
世代分
世代分
状態保存ファイル
*.vsv
数 MB
スナップショットファイル
*.avhd
(なし)
仮想ハードディスク
*.vhd
容量固定形式
≒仮想マシンの最大ディスク容量
容量可変形式
≒仮想マシンが実際に使用してい
る容量
最大で vhd のサイズ
×世代分
(なし)
(b) バックアップ/リストアの流れ
・ 留意事項の確認
「3.2.2 エクスポート/インポートによるバックアップ/リストアの留意事項」を参照してください。
・ バックアップ手順
「3.3.6 エクスポート/インポートによるバックアップ/リストア(1) エクスポートによるバックアップ」
を参照してください。
・ リストア手順
「3.3.6 エクスポート/インポートによるバックアップ/リストア(2) インポートによるリストア」を参照
してください。
・ バックアップ/リストアの動作確認
Hyper-V マネージャーでエクスポート/インポートの完了を確認してください。
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3.2.2 エクスポート/インポートによるバックアップ/リストアの留意事項
エクスポート/インポートによるバックアップ/リストアは、以下を留意してください。
・
・
・
・
・
・
・
仮想マシンが実行中または一時停止状態の場合、エクスポートできません。
 事前に仮想マシンをシャットダウンしてください。
エクスポート先をエクスポートする仮想マシンがあるフォルダーに指定した場合、エラーが発生してエク
スポートできません。(上書き不可)
Hyper-V V1 で仮想マシンの構成ファイルのみのエクスポートができましたが、Hyper-V V2 では、
Hyper-V マネージャー上から仮想マシンの構成ファイルのみをエクスポートすることはできません。但し、
スクリプトを使用することにより構成ファイルのみのエクスポートが可能です。下記 URL のサンプルスク
リプトを参考にして、カスタマイズしてください。
 http://msdn.microsoft.com/en-us/library/dd379580(VS.85).aspx
The following VBScript sample exports a virtual system. (ExportVirtualSystemEx.vbs)
エクスポート先にリモート共有フォルダーを使用する場合は、エクスポート先のファイルサーバーとホス
トが同じドメインに参加しており、共有フォルダーにアクセス権を付加する必要があります。詳細は以下
の URL を参照してください。
 http://support.microsoft.com/kb/2008849/
なお、詳細な手順は「3.3.6 エクスポート/インポートによるバックアップ/リストア(2) エクスポート先をリ
モート共有フォルダーにする場合のアクセス権設定」を参照してください。
クラスター構成では、インポートする前に、Hyper-V マネージャー画面から仮想マシンの格納先情報が
共有ディスクまたは、CSV 上のフォルダーに設定されていることを確認してください。詳細な手順は、
「3.3.6 エクスポート/インポートによるバックアップ/リストア (3) インポートによるリストア」を参照してく
ださい。
インポート時に Hyper-V-VMMS イベントログ(ID:12634)が出力される場合がありますが、問題にならな
いイベントログのため、無視してください。
仮想マシンがパススルー ディスクを使用している場合、エクスポートできません。
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3.3 バックアップ/リストアの手順
3.3.1 ホストのシステムのバックアップ/リストア
(1) バックアップ
ホストのシステムをバックアップするため、ホストのシステムドライブをバックアップする手順を説明します。
操作
画面
1
Windows Server バックアップを起動し、
[操作]→[バックアップ]→[バックアップ
(1 回限り)]を選択して、
バックアップウィザードを起動します。
[次へ]をクリックします。
2
「バックアップの構成の選択」画面で[カ
スタム]を選択します。
仮想マシンは「実行中」「オフ」「保存」
「一時停止」のいずれかの状態で実行
可能です。
3
「バックアップする項目の選択」画面で
[項目の追加]をクリックし、「項目の選
択」画面を開きます。
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4
ホスト OS のシステムのバックアップを
採取するため、[ベア メタル回復]を選
択します。
選 択 す る と 同 時 に [ シ ス テ ム 状態 ] と
[ローカル ディスク C]:も一緒に選択さ
れます。
選択後、[OK]をクリックし、項目選択画
面を閉じます。
5
「バックアップを選択する項目」画面で、
[詳細設定]をクリックし、「詳細設定」画
面を開きます。
6
「VSS の設定」タブを開き、[VSS 完全
バックアップ]を選択します。
※デフォルトは[VSS コピーバックアッ
プ]です。
選択後、[OK]をクリックし、「詳細設定」
画面を閉じ、「バックアップする項目を選
択」画面で[次へ]をクリックします。
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7
「作成先の種類の指定」画面でバック
アップを格納する先の種類を選択しま
す。
・[ローカルドライブ]
または[リモート共有フォルダー]を選択
します。
画面例では、[リモート共有フォルダー]
を選択します。
選択後、[次へ]をクリックします。
8
「リモートフォルダーの指定」画面で[場
所]欄にリモート共有フォルダーを入力
し、[アクセス制御]-[継承する]を選択し
ます。
※「アクセス制御」-「継承しない」を選択
するとバックアップしたユーザーしかア
クセスできなくなります。
[場所]、[アクセス制御]を設定後、[次
へ]をクリックします。
9
「確認」画面で内容を確認後、[バック
アップ]をクリックします。
その後、バックアップが開始されます。
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(2) リストア
バックアップしたシステムドライブをリストアする手順を説明します。
「3.3.4 ホスト全体のバックアップ/リストア(1) バックアップ」でバックアップしたホスト全体をリストアする場
合もこの手順を使用します。
操作
画面
1
Windows Server 2008 R2 の DVD-ROM
をドライブに挿入し、DVD-ROM から OS
を起動します。
2
「Windows のインストール」が表示され
ます。
[次へ]をクリックします。
3
「今すぐインストール」画面が表示され
ます。
[コンピューターを修復する]をクリック
し、「システム回復オプション」画面を表
示します。
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4
「オペレーティングシステム」の内容を
確認して、[次へ]をクリックします。
5
「回復ツールを選択してください」で、[シ
ステム イメージの回復]をクリックし、
「コンピューターイメージの再適用」画面
を表示します。
6
「有効なバックアップの場所が見つかり
ませんでした。」のメッセージが表示さ
れます。
[キャンセル]をクリックします。
7
「システム イメージ バックアップの選
択」画面で[特定なバックアップを復元す
る]をクリックし、[次へ]をクリックすると、
「システムイメージバックアップの選択」
画面へ移ります。
[システムイメージを選択する]をクリック
し、[次へ]をクリックし、「復元するコン
ピューターのバックアップの場所を選択
してください」画面を表示します。
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8
「復元するコンピューターのバックアップ
の場所を選択してください」画面で [詳
細設定]をクリックします。
9
「コンピューターイメージの再適用」ダイ
アログで、 [ネットワーク上のバックアッ
プを検索する]をクリックします。
10
「ネットワークに接続しますか?」のメッ
セージが表示されます。
[はい]をクリックします。
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11
バックアップの場所でネットワークフォ
ルダ ーを入力する画面が表示されま
す。
12
ネットワーク設定をするため、Alt + Tab
キーを押し、「回復ツールを選択してく
ださい」に切り換え、[コマンドプロンプト]
をクリックし、コマンドプロンプトを表示し
ます。
13
コマンドプロンプトから、以下の netsh コ
マンドでネットワークの設定をします。
netsh interface ipv4 set address name=
<"インタフェース名"> static <IP ア
ドレス> <サブネットマスク>
例) netsh interface ipv4 set address
name="ローカル エリア接続" static
192168.11.3 255.255.255.0
※dhcp で ip アドレスを割り当てられる場
合、netsh コマンドでの設定は不要で
す。
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14
バックアップのリモート共有フォルダー
を入力します。
入力例)
\\サーバーIP アドレス\共有フォルダー
入力後、[OK]をクリックします。
15
リモート共有フォルダーに接続するた
め、ユーザー名、パスワードを入力しま
す。
16
「復元するコンピューターのバックアップ
の場所を選択してください」画面に上記
14 で入力した場所が表示されます。表
示された行を選択し、[次へ]をクリックし
ます。
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17
「復元するバックアップを選択してくださ
い」画面でバックアップのディスクを選
択して、[次へ]をクリックします。
18
「他の復元方法を選択してください」画
面が表示されるので、[次へ]をクリック
します。
※[ディスクをフォーマットしてパーティ
ションに再分割する]にチェックを付ける
と、リストア する前にドライブをフォー
マットします。フォーマットした後、リスト
ア(回復)が実行されます。
※[ディスクの除外]はリストアするディ
スクを除外するドライブを選択できま
す。
19
リストアの確認画面で内容を確認後、
[完了]をクリックします。
[完了]をクリックすると、リストアが実行
されます。
20
リストアの実行中の状態表示がされま
す。
完了すると「完了しました」画面が表示
されます。
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3.3.2 ホストのデータのバックアップ/リストア
(1) バックアップ
ホスト上のデータドライブをバックアップする手順を説明します。
操作
1
Hyper-V ホ スト 上で Windows Server
バックアップを起動し、バックアップウィ
ザード画面の表示を確認します。
画面
[次へ]をクリックします。
※画面例では、1 回限りのバックアップ
を実行しています。
2
「バックア ップの構成の選択」 画面で
[カスタム]を選択し、[次へ]をクリックし
ます。
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3
「バックアップする項目を選択」画面で
[項目の追加]をクリックし、「項目の選
択」画面を表示します。
4
仮想マシンが格納されているボリュー
ム(ドライブ)を選択します。
選択後、[OK]をクリックし、[項目の選
択]画面を閉じます。
※画面例では、E ドライブに仮想マシン
(VHD ファイル、仮想マシン構成情報
フ ァ イ ル (.xml) 等 ) が 格 納 さ れ て い ま
す。
5
「バックアップする項目を選択する」画
面で、[詳細設定]をクリックし、「詳細設
定」画面を表示します。
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6
[VSS の設定]タブを開き、[VSS 完全
バックアップ]または[VSS コピーバック
アプ]を選択します。
※画面例では[VSS 完全バックアップ]を
選択します。
選択後、[OK]をクリックし、「詳細設定」
画面を閉じ、「バックアップする項目を選
択」画面で[次へ]をクリックします。
7
「作成先の種類の指定」画面でバック
アップを格納する記憶域を選択します。
・ローカルドライブ
ホスト上にあるローカルディスク域に
バックアップを取得します。
・リモート共有フォルダー
ネットワーク接続している共有フォル
ダーへバックアップを取得します。
※画面例ではバックアップを「リモート
共有フォルダー」を選択します。
8
「リモートフォルダーの指定」画面で[場
所]欄にリモート共有フォルダーを入力
し、[アクセス制御]-[継承する]を選択し
ます。
※[アクセス制御]-[継承しない]を選択
するとバックアップしたユーザーしかア
クセスできなくなります。
[場所]、[アクセス制御]を設定後、[次
へ]をクリックします。
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9
「確認」画面で内容を確認後、[バック
アップ]をクリックします。
その後、バックアップが開始されます。
10
バックアップ対象のボリュームに VSS
対応ゲスト OS が含まれている場合、
WSB を実行後、Hyper-V マネージャー
画面へ切替えると瞬間的に “VSS ス
ナップショット セットの作成中”表示が
されます。
11
※短い時間のため、確認できない場合
もあります。
WSB でバックアップが完了します。
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(2) リストア
バックアップしたホスト上のデータドライブをリストアする手順を説明します。
操作
画面
1
Hyper-V マネージャーから回復する仮
想マシンがオフ状態であることを確認し
ます。
2
※Hyper-V マネージャー画面にリスト
ア対象の仮想マシン表示が無い場合、
後述の[アプリケーション]を選択してリ
ストアしてください。
[ボリューム]を選択してリストアした場
合、リストアした後で Hyper-V マネー
ジャー画面から仮想マシンを新規に登
録しなおす必要がありますのでご注意く
ださい。
Windows Server バックアップを起動し、
回復を実行します。
[別の場所に保存されているバックアッ
プ]を選択し、[次へ]をクリックします。
※ここでは例として、リモートフォルダー
(リモート共有フォルダーにホスト上の E:
ドライブを WSB でバックアップしたもの
をリストアします。
3
「バックアップの場所の種類指定」画面
で、[リモート共有フォルダ ー]を選択
し、[次へ]をクリックします。
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4
「リモートフォルダーの指定」画面でバッ
クアップしたリモート共有フォルダーを
入力し、[次へ]をクリックします。
5
「バックアップ日付の選択」画面でリスト
ア対象とするバックアップ日付をクリック
して選択します。
選択後、[次へ]をクリックします。
6
「回復の種類の選択」画面で[ボリュー
ム]を選択します。
選択後、[次へ]をクリックします。
※仮想マシンだけリストアする場合、ア
プリケーションを選択する必要がありま
す。後述の「アプリケーションを選択した
場合の手順」を参照してください。
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7
「ボリュームの選択」画面で回復させる
[ソースボリューム]を選択します。選択
したボリュームをどのボリュームへ回復
させるか指定するため、[回復先ボ
リューム]を選択します。
確認後、[次へ]をクリックします。
8
「回復先ボリュームのデータは失われ
ます。」のメッセージが表示されます。
[はい]をクリックします。
9
「確認」画面でリスト ア する内容確認
後、 [回復]をクリックします。
10
リストアが完了します。
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上記手順 5 で[アプリケーション]を選択した場合の手順を以下に示します。
この手順は、バックアップを採取したドライブに仮想マシンの構成情報ファイルがある場合に限り、実行
することができます。
操作
画面
1
「回復の種類の選択」画面で、[アプリ
ケーション]を選択します。
選択後、[次へ]をクリックします。
2
「アプリケーションの選択」画面で
“Hyper-V “が表示されることを確認し
ます。
[詳細表示]をクリックし 、「詳細 Hyper-V」画面を開きます。
※詳細表示には、バックアップした仮想
マシンの情報が参照できます。
3
バックアップした仮想マシンの情報が表
示されます。
画面例では2つの仮想マシンが表示さ
れています。
※表示される仮想マシンの情報は、仮
想マシン構成ファイル名 (拡張子 xml)
です。
[OK]をクリックして、[詳細 - Hyper-V]
画面を閉じ、[次へ]をクリックします。
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4
「回復オプションの指定」画面でリストア
先を選択します。
・[元の場所に回復する]
選択した日付の状態にアプリケ-ショ
ンを回復します。
・[別の場所に回復する]
新しい場所へ VHD ファイル、仮想マシ
ン構成ファイル(xml)等がコピーされま
す。コピー後、Hyper-V 仮想マシンとし
て 使 用 す る に は 、 Hyper-V マ ネ ー
ジャーから新規に登録してください。
5
※ここでは例として[元の場所に回復す
る]を選択します。
選択後、[次へ]をクリックします。
「確認」画面で回復する仮想マシンを確
認します。
確認後、[回復]をクリックします。
6
「回復の進行状況」画面が表示され進
行状況が参照できます。
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リストアが完了します。
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3.3.3 クラスター構成(共有ディスク)のバックアップ/リストア
(1) バックアップ
クラスター構成の共有ディスクをバックアップする手順を説明します。
操作
1
フェールオーバークラスターマネー
ジャーの「記憶域」-「現在の所有者」
に表示されているノード名を確認しま
す。
画面
※ 画面例 では「 クラスタ ーの 共有 ボ
リューム」は CSV であり、その下に表示
されている行部分が共有ディスクです。
2
共 有ディス ク上 にある 仮想マシン を
フェールオーバークラスターマネー
ジャーから確認します。
3
共有ディスクの所有者ノード上で
Windows Server バックアップを起動し
ます。
[次へ]をクリックします。
※画面例では、1 回限りのバックアップ
を実行しています。
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4
「バックア ップの構成の選択」 画面で
[カスタム]を選択し、[次へ]をクリックし
ます。
5
「バックアップする項目を選択する」画
面で[項目の追加]をクリックし、「項目の
選択」画面を表示します。
6
仮想マシンが格納されているボリュー
ム(ドライブ)を選択します。
選択後、[OK]をクリックします。
※画面例では、G ドライブのVMフォル
ダー配下に仮想マシン(VHD、仮想マシ
ン情報(.xml) 等)が格納されています。
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7
「バックアップする項目を選択する」画
面で、[詳細設定]をクリックします。
8
[VSS の設定]タブを開き、[VSS 完全
バックアップ]または[VSS コピーバック
アップ]を選択します。
※画面例では[VSS 完全バックアップ]を
選択します。
選択後、[OK]をクリックし、「詳細設定」
画面を閉じ、「バックアップする項目を選
択」画面で[次へ]をクリックします。
9
「作成先の種類の指定」画面でバック
アップを格納する記憶域を選択します。
・ローカルドライブ
ホスト上にあるローカルディスク域に
バックアップを取得します。
・リモート共有フォルダー
ネットワーク接続している共有フォル
ダーへバックアップを取得します。
※画面例ではバックアップを「リモート
共有フォルダー」を選択します。
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10
「リモートフォルダーの指定」画面で、
[場所]欄にリモート共有フォルダーを入
力します。[アクセス制御]-[継承する]を
選択します。
※「アクセス制御」-「継承しない」を選択
するとバックアップしたユーザーしかア
クセスできなくなります。
[場所]、[アクセス制御]を設定後、[次
へ]をクリックします。
11
「確認」画面で内容を確認後、[バック
アップ]をクリックします。
その後、バックアップが開始されます。
12
WSB でバックアップが完了します。
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(2) リストア
共有ディスクのバックアップから共有ディスクをリストアする手順を説明します。
操作
画面
1
フェールオーバークラスターマネー
ジャー画面から回復する共有ディスク
上の仮想マシンが「停止」状態で、仮想
マシン構成も「オフライン」状態であるこ
とを確認します。
※仮想マシン構成が「オンライン」状態
である場合、手動でオフラインに切替え
ます。
2
Windows Server バックアップを起動し
ます。
[別の場所に保存されているバックアッ
プ]を選択し、[次へ]をクリックします。
※例としてリモート共有フォルダーに共
有ディスクボリューム単位に WSB で
バックアップしたものをリストアします。
※共有ディスク G ドライブに仮想マシン
(VHD ファイル、仮想マシン構成情報
フ ァ イ ル (.xml) 等 ) が 格 納 さ れてい た
バックアップからリストアします。
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3
「バックアップの場所の種類指定」画面
でバックアップしたリモート共有フォル
ダーを入力し、[次へ]をクリックします。
4
「 リ モ ー ト フ ォル ダ ー の 指 定 」画 面 で
バックアップしたリモート共有フォルダー
を入力し、[次へ]をクリックします。
5
「バックアップ日付の選択」画面でリスト
アする、リストア対象とするバックアップ
日付をクリ ックして選 択します 。選択
後、[次へ]をクリックします。
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6
「回復の種類の選択」画面で[ボリュー
ム]を選択します。
選択後、[次へ]をクリックします。
※[アプリケーション]を選択しないでくだ
さい。[アプリケーション]を選択した場合
の手順は、現在確認中です。
7
「ボリュームの選択」画面で回復させる
[ソースボリューム]を選択します。選択
したボリュームをどのボリュームへ回復
させるか指定するため、[回復先ボ
リューム]を選択します。
確認後、[次へ]をクリックします。
8
「回復先のボリュームのデータは失わ
れます」のメッセージ が表示されるの
で、回復先を確認し、[はい]をクリックし
ます。
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「確認」画面でリストアする内容を確認
後、 [回復]をクリックします。
10
リストアが完了します。
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3.3.4 ホスト全体のバックアップ/リストア
(1) バックアップ
ホストのシステムとデータを同時にバックアップする手順を説明します。
操作
1
Hyper-V ホ ス ト 上 で Windows Server
バックアップを起動し、[操作]→[バック
アップ]→[バックアップスケジュール]を
選択して、バックアップウィザードを起動
します。
[次へ]をクリックします。
画面
仮想マシンは「実行中」「オフ」「保存」
「一時停止」のいずれかの状態で実行
可能です。
2
「 バ ッ ク ア ッ プ の構 成 の 選択 」 画 面で
[サーバー全体]を選択します。
選択後、[次へ]をクリックします。
3
「バックアップの時間の設定」画面でバッ
クアップする時間を指定します。
時間を指定した後、[次へ]をクリックしま
す。
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4
「作成先の種類の指定」画面でバック
アップ先を選択します。
画面例では、別サーバーの共有ネット
ワークフォルダーを選択します。
選択後、[次へ]をクリックします。
5
最新のバックアップのみ利用できるメッ
セージが表示されます。
[OK]をクリックします。
6
「リモート共有フォルダーの指定」画面で
バックアップを格納する別サーバーの共
有ネットワークフォルダーを「場所」欄へ
入力して、[次へ]をクリックします。
7
別サーバーの共有ネットワークフォル
ダーへアクセスできるユーザー名とパス
ワードを入力します。
入力後、[OK]をクリックします。
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8
「確認」画面で内容を確認後、[完了]をク
リックします。
9
バックアップのスケジュールが作成され
ます。
スケジュールされた時間にバックアップ
が開始されます。
※バックア ップ先のディスク容量確認
は、この時点で行われます。
(2) リストア
「3.2.1 ホストのシステムのバックアップ/リストア(2)」 を参照してください。
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3.3.5 WSB の状況確認
WSB によるバックアップ/リストアの結果を確認します。
WSB のログは、WSB を起動することにより確認できます。各ログをダブルクリックすることで、概要を確認で
きます。
ログにエラーが記録されている場合、イベントログを確認し「Hyper-V よくある失敗集」の該当事例を参照く
ださい。
図 3.3.1WSB の活動状況確認
バックアップしたファイルの一覧は、ログの概要から「バックアップしたすべてのファイルを表示する」リンクか
ら確認できます。既定では、以下の場所に格納されています。
C:\Windows\Logs\WindowsServerBackup
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3.3.6 エクスポート/インポートによるバックアップ/リストア
(1) エクスポートによるバックアップ
エクスポート機能を用いて仮想マシンをバックアップする手順を説明します。
操作
画面
1
エクスポートする仮想マシンをシャットダ
ウンして、「Hyper-V マネージャー」画
面から「オフ」の状態であることを確認し
ます。
2
エクスポートする仮想マシンを選択し
て、画面右下[エクスポート]をクリックし
ます。
3
エクスポート先を入力または選択後、
[エクスポート]をクリックします。エクス
ポート先は仮想マシンと別のドライブと
します。
※リモート共有フォルダーへエクスポー
トする場合、アクセス権を設定する必要
があります。詳細は、「(2) エクスポート
先をリモート共有フォルダーにする場合
のアクセス権設定」を参照してください。
※エクスポート先をエクスポートする仮
想マシンがあるフォルダーに指定した
場合、エクスポートできずエラーになり
ます。既 にエ クスポート された フォル
ダーを削除する、またはエクスポート先
のフォルダーを変更してください。
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Hyper-V マネージャーの状況欄にエク
スポートの実行状況が表示されます。
エクスポートが実行されている間、該当
の仮想マシンにアクセスしないでくださ
い。
エクスポート完了後、状況欄の表示が
消えます。
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(2) エクスポート先をリモート共有フォルダーにする場合のアクセス権設定
エクスポート先がリモート共有フォルダーの場合、以下のアクセス権を設定する作業が必要です。
操作
画面
1
リモート共有フォルダーのファイルサー
バーで、エクスプローラーを起動し、エク
スポート先のフォルダーを選択します。
選択後、マウス右クリックして共有フォル
ダーのプロパティ画面を開き、[セキュリ
ティ]タブから[編集]をクリックします。
2
「アクセス許可」画面で[追加]をクリックし
ます。
3
「ユーザー、コンピューター、サービスアカ
ウントまたはグループの選択」画面で[オ
ブジェクトの種類]をクリックします。
4
「オブジェクトの種類」画面で[コンピュー
ター]を選択し、[OK]をクリックします。
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5
「ユーザー、コンピューター、サービスアカ
ウントまたはグループの選択」画面で[詳
細設定]をクリックします。
6
[検索]をクリックし、コンピューターの一覧
を表示します。
エクスポートを実行するホスト OS のコン
ピューター名を選択し、[OK]をクリックし
ます。
7
「ユーザー、コンピューター、サービスアカ
ウントまたはグループの選択」画面に選
択したコンピューター名があることを確認
し、[OK]をクリックします。
8
「アクセス許可」画面の[セキュリティ]タブ
で、エクスポートを実行するホスト OS の
コンピューター名を選択し、[許可]-[フル
コントロール]をチェックし、[OK]をクリック
します。
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9
共有フォルダーのプロパティ画面から[共
有]タブを開き、 [詳細な共有]をクリックし
ます。
10
「詳細な共有」画面で[アクセス許可]をク
リックします。
11
「アクセス許可」画面で[追加]をクリックし
ます。
12
「ユーザー、コンピューター、サービスアカ
ウントまたはグループの選択」画面で[オ
ブジェクトの種類]をクリックします。
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13
「オブジェクトの種類」画面で[コンピュー
ター]を選択し、[OK]をクリックします。
14
「ユーザー、コンピューター、サービスアカ
ウントまたはグループの選択」画面で[詳
細設定]をクリックします。
15
[検索]をクリックし、コンピューターの一覧
を表示します。
エクスポートを実行するホスト OS のコン
ピューター名を選択し、[OK]をクリックし
ます。
16
「ユーザー、コンピューター、サービスアカ
ウントまたはグループの選択」画面に選
択したコンピューター名があることを確認
し、[OK]をクリックします。
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17
「アクセス許可」画面の[共有アクセス]タ
ブから、エクスポートを実行するホスト OS
のコンピューター名を選択し、[許可]-[フ
ルコントロール]をチェックし、[OK]をクリッ
クします。
18
「詳細な共有」画面で[OK]をクリックしま
す。
19
共有フォルダーのプロパティ画面で、[閉
じる]をクリックし、アクセス権の設定作業
を完了します。
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(3) インポートによるリストア
インポート機能を用いて、仮想マシンをリストアする手順を説明します。
操作
1
インポート先のホストで Hyper-V マネー
ジ ャ ー を 起 動し ま す 。 Hyper-V マ ネ ー
ジ ャー 画面右 上の「 仮想マシ ン のイ ン
ポート」をクリックします。
2
画面
エクスポートした仮想マシンの場所を入
力・選択し、[インポートの設定]でイン
ポートの方法選択をします。
インポートの設定は、以下の基準で選択
します。
 仮想マシンを移動または復元する
(既存の一意なIDを使用する)
同一ホスト上に存在していた仮想マシ
ンを復元する場合に選択します。
 仮想マシンをコピーする(新しい一意
なIDを作成する)
エクスポートした仮想マシンを別ホスト
上にコピーして動作させる場合に選択
します
 すべてのファイルを複製し同じ仮想
マシンを再度インポートできるように
する
チェックを付けるとインポートを複数回
実施できるようになります。チェックを
付けていないと 1 回限りのインポートに
なります。
※チェックをつけた場合のインポート先
は Hyper-V マネージャー画面の「仮想
ハードディスク」「仮想マシン」の設定
フォルダーになります。(*1)
ここでは例として、[仮想マシンをコピーす
る(新しい一意なIDを作成する)]をクリック
します。
[インポート]をクリックします。
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3
インポートが実行され、「仮想マシンをイ
ンポートします。」表示がされます。イン
ポートが完了すると、表示が消えます。
※「既存の一意なIDを使用する」または
「新しい一意なIDを使用する」場合、仮想
ネットワーク設定がエクスポートした時と
同じでなければエラーになります。イン
ポートした後で仮想ネットワークを再設定
してください。
4
「Hyper-V マネージャー」画面の仮想マ
シン一覧にインポートした仮想マシンが
表示されます。
*1:[CSV または共有ディスクへインポートする場合のフォルダー設定について]
「仮想ハードディスク」、「仮想マシン」のフォルダーを CSV または共有ディスク先のフォルダーに設定を変
更します。
図 3.3.2 仮想ハードディスクのフォルダー設定(CSV へのインポート)
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図 3.3.3 仮想マシンのフォルダー設定(CSV へのインポート)
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参考
ファイルコピーによる仮想マシンのバックアップ/リストア
仮想マシンを構成するファイル群をファイルコピーすることにより、ホスト上から仮想マシンをバックアッ
プする方法があります。ファイルコピーによる仮想マシンのバックアップは、仮想マシンの VHD ファイル
と ACL(アクセス権)を保存します。
バックアップ方法
バックアップ手順
バックアップ単位
留意事項
ファイルコピーを使用したバックアップ
① 仮想マシンをシャット
ダウン
② 既存の VHD ファイル
のアクセス権を保存
③ VHD ファイルのコピー
VHD ファイル単位
・ バックアップできるのは、VHD ファイルのみです。構成ファイル(xml)やス
ナップショットデータファイル(AVHD)等はバックアップできません。
・ VHD ファイルのみのバックアップのため、仮想マシンの構成ファイルに不
具合が発生した場合には、仮想マシンの再作成(既存の VHD を利用して
新規作成)が必要です。
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(1) ファイルコピーによる仮想マシンのバックアップ
仮想マシン単位のファイルコピーによるバックアップ手順を以下に示します。
操作
画面
1
バックアップする仮想マシンをシャッ
ト ダ ウ ン し て 、 Hyper-V マ ネ ー
ジ ャーで「オフ」の状態を確認しま
す。
2
仮想マシ ンを選択して、画面右下
[設定]をクリックします。
3
仮想マシンの VHD ファイル格納先を
確認します。
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4
ファイルコピーをします。
バックアップでコピーした仮想マシン
ハードディスクのフォルダーを既存
の仮想マシンハードディスクが格納
されたフォルダーへコピーします。
5
既存のアクセス権限を取得・保存し
ます。
※管理者権限で実行します。
入力例)
icacls
"E:\VMs\2008R2_01\Virtual
Hard Disks\*" /save MyAcl.txt
以上がファイルコピーによる仮想マ
シン単位のバックアップです。
※xcopy コマンドを使用して、アクセス権の保存と、VHD ファイルのコピーを1つの操作でバックアップす
ることができます。
<xcopy コマンド例>
xcopy E:\VMs\*.* G:\HyperVBackup\VMs\*.* /E /S /Y /F /O /X /R /H
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(2) ファイルコピーによる仮想マシンのリストア
仮想マシン単位のファイルコピーによって取得したバックアップからリストアする方法を以下に示しま
す。
リストア方法
リストア手順
ファイルコピーで取得したバックアップからリストア
① VHD ファイルの復元
② 以前の VHD ファイルのアクセス権に置き換え
③ ゲスト OS 起動
留意事項
・ リストア時は既存の VHD ファイルを上書きする方法です。
・ 仮想マシンの構成ファイルに不具合が発生した場合には、仮想マシンの再
作成(既存の VHD ファイルを利用して新規作成)が必要です。
仮想マシン単位のファイルコピーによるバックアップした、仮想ディスク・仮想マシンをリストアする手順
を以下に示します。
操作
画面
1
リストアする仮想マシンをシャットダ
ウンして、Hyper-V マネージャーで
「オフ」の状態を確認します。
2
仮想マシンを選択して、画面右下
[設定]をクリックします。
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3
仮想マシンの vhd 格納先を確認しま
す。
4
ファイルを復元します。
5
既存のアクセス権限を置き換えま
す。
※管理者権限で実行します。
入力例)
icacls "E:\VMs\2008R2_01\Virtual
Hard Disks" /restore MyAcl.txt
以上がファイルコピーでバックアップ
した仮想マシンをリストアする手順
です。
※xcopy コマンドを使用してアクセス権の保存と、VHD ファイルをコピーした場合、VHD ファイルの復元と、
アクセス権の置き換えを1つの操作でリストアすることができます。
<xcopy コマンド例>
xcopy G:\HyperVBackup\VMs\*.* E:\VMs\*.* /E /S /Y /F /O /X /R /H
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商標登記について
・Intel は、米国インテル社の登録商標または商標です。
・Microsoft、Windows、Windows Server、Hyper-V は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国
における登録商標または商標です。
・記載されている会社名、製品名等の固有名詞は各社の商号、登録商標または商標です。
・その他、本資料に記載されている会社名、システム名、製品名等には必ずしも商標表示を付記しておりま
せん。
免責事項
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ついていかなる責任も負いません。また、このドキュメントによって直接又は間接にいかなる契約上の義
務も負うものではありません。このドキュメントを形式、手段(電子的又は機械的)、目的に関係なく、富士
通株式会社の書面による事前の承諾なく、複製又は転載することはできません。
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