XMAP3 実行ガイド 3020-7-514-C0 XMAP3 Version 5 手引・操作書

XMAP3 実行ガイド 3020-7-514-C0 XMAP3 Version 5 手引・操作書
XMAP3 Version 5
画面・帳票サポートシステム
XMAP3 実行ガイド
手引・操作書
3020-7-514-C0
■ 対象製品
P-262B-5354 XMAP3 Server Runtime Version 5 05-06(適用 OS:Windows XP,Windows Vista,Windows 7,
Windows 8,Windows 8.1,Windows Server 2003,Windows Server 2003 R2,Windows Server 2008,Windows
Server 2008 R2,Windows Server 2012,Windows Server 2012 R2)
P-1M2B-2551 XMAP3 Server Runtime Version 5 05-01(適用 OS:AIX V6.1,AIX V7.1)
P-1J2B-2551 XMAP3 Server Runtime Version 5 05-01(適用 OS:HP-UX 11i V2(IPF),HP-UX 11i V3(IPF))
P-2C2B-5454 XMAP3 Client Runtime Version 5 05-06(適用 OS:Windows XP,Windows Vista,Windows 7,
Windows 8,Windows 8.1)
P-F262B-54542 XMAP3 Client 印刷拡張機能 Version 5 05-04(適用 OS:Windows XP,Windows Vista,Windows 7,
Windows 8,Windows 8.1)
P-262B-5F54 XMAP3/Web for Cosminexus 05-07(適用 OS:Windows XP Professional,Windows Vista,Windows
7,Windows 8,Windows 8.1,Windows Server 2003,Windows Server 2003 R2,Windows Server 2008,Windows
Server 2008 R2,Windows Server 2012,Windows Server 2012 R2)
■ 輸出時の注意
本製品を輸出される場合には、外国為替及び外国貿易法の規制並びに米国輸出管理規則など外国の輸出関連法規をご確認の上、
必要な手続きをお取りください。
なお、不明な場合は、弊社担当営業にお問い合わせください。
■ 商標類
HITACHI,Cosminexus,DCCM,HA モニタ,HiRDB,JP1,OpenTP1,uCosminexus,VOS3/LS,VOS3/US,
XDM,XMAP は,(株)日立製作所の商標または登録商標です。
ActiveX は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
IBM,AIX は,世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。
IBM,HACMP は,世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。
IBM,PowerHA は,世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。
Internet Explorer は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Itanium は,アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。
JBuilder は,Embarcadero Technologies, Inc.の米国およびその他の国における商標です。
Microsoft .NET は,お客様,情報,システムおよびデバイスを繋ぐソフトウェアです。
Motif は,Open Software Foundation,Inc.の商標です。
Oracle と Java は,Oracle Corporation 及びその子会社,関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
SQL Server は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
UNIX は,The Open Group の米国ならびに他の国における登録商標です。
Visual C++は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Windows は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Windows Server は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Windows Vista は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
その他記載の会社名,製品名は,それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
■ マイクロソフト製品のスクリーンショットの使用について
マイクロソフトの許可を得て使用しています。
■ マイクロソフト製品の表記について
このマニュアルでは,マイクロソフト製品の名称を次のように表記しています。
表記
製品名
ActiveX
ActiveX(R)
Internet Explorer
Microsoft(R) Internet Explorer(R)
Windows(R) Internet Explorer(R)
Internet Information Services,または IIS
Microsoft(R) Internet Information Services
MSCS
Microsoft(R) Cluster Service
MSFC
Microsoft(R) Failover Cluster
SQL Server
Microsoft(R) SQL Server
Visual C++
Windows
Visual C++ .NET 2003
Microsoft(R) Visual C++(R) .NET 2003
Visual C++ 2005
Microsoft(R) Visual C++(R) 2005
Visual C++ 2008
Microsoft(R) Visual C++(R) 2008
Visual C++ 2010
Microsoft(R) Visual C++(R) 2010
Visual C++ 2012
Microsoft(R) Visual C++(R) 2012
Windows XP
Windows XP
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Operating System
Windows XP
Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition Operating System
Professional
Home Edition
Windows Vista
Microsoft(R) Windows Vista(R) Business 日本語版(32 ビット版)
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise 日本語版(32 ビット版)
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate 日本語版(32 ビット版)
Windows 7
Microsoft(R) Windows(R) 7 Professional 日本語版(32 ビット版)
Microsoft(R) Windows(R) 7 Enterprise 日本語版(32 ビット版)
Microsoft(R) Windows(R) 7 Ultimate 日本語版(32 ビット版)
Microsoft(R) Windows(R) 7 Professional 日本語版(64 ビット版)
Microsoft(R) Windows(R) 7 Enterprise 日本語版(64 ビット版)
Microsoft(R) Windows(R) 7 Ultimate 日本語版(64 ビット版)
Windows 8
Windows(R) 8 Pro 日本語版(32 ビット版)
Windows(R) 8 Enterprise 日本語版(32 ビット版)
Windows(R) 8 Pro 日本語版(64 ビット版)
Windows(R) 8 Enterprise 日本語版(64 ビット版)
Windows 8.1
Windows(R) 8.1 Pro 日本語版(32 ビット版)
Windows(R) 8.1 Enterprise 日本語版(32 ビット版)
Windows(R) 8.1 Pro 日本語版(64 ビット版)
表記
製品名
Windows(R) 8.1 Enterprise 日本語版(64 ビット版)
Windows Server 2003
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition 日本語
版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition 日本語
版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition 日
本語版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition 日
本語版
Windows Server 2003 R2
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition 日本
語版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition 日
本語版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition
日本語版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64
Edition 日本語版
Windows Server 2008
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard 32-bit 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise 32-bit 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise 日本語版
Windows Server 2008 R2
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter 日本語版
Windows Server 2012
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Standard 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Datacenter 日本語版
Windows Server 2012 R2
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Standard 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Datacenter 日本語版
• Windows Vista,Windows 7,Windows 8,Windows 8.1,Windows Server 2008,Windows Server 2008 R2,
Windows Server 2012,および Windows Server 2012 R2 とで機能差がない場合,Windows Vista 以降の Windows と
表記しています。
■ 発行
2015 年 6 月 3020-7-514-C0
■ 著作権
All Rights Reserved. Copyright (C) 2007, 2015, Hitachi, Ltd.
変更内容
変更内容(3020-7-514-C0)XMAP3/Web for Cosminexus 05-07
追加・変更内容
変更個所
XMAP3 Cosminexus 連携機能で,Web サーバからの受信データの受信電文に不正が 1.5.2,20.1.2,20.5
あった場合に,X3XWBJCS.JS がエラーを検知し,メッセージを表示するようにした。
キー操作に次のキーを割り当てることができるようにした。
5.1.2,5.1.3,5.2.1,8.3.2
• 前行キー:PageUp キー
• 最終フィールドキー:End キー
• 復改キー:PageDown キー
複数フィールドの単一フィールド相当のペースト動作で矩形をペーストできるように
した。
単なる誤字・脱字などはお断りなく訂正しました。
5.4.1,5.4.2,8.4.2
はじめに
このマニュアルは,次に示す製品の機能と使い方について説明したものです。
• XMAP3 Server Runtime Version 5
• XMAP3 Client Runtime Version 5
• XMAP3/Web for Cosminexus
■ 対象読者
XMAP3 を利用して,システムを運用する方を対象としています。また,次に示す項目について理解,習得してい
ることを前提とします。
• Windows,UNIX の基本的な操作方法
• XMAP3,Cosminexus,TP1/Web を使ったシステム構成や基本操作
• 一般的な Web システムの概要
• COBOL または C 言語
• Java の概要
■ 読書手順
このマニュアルは,利用目的に合わせて直接,編を選択して読むことができます。利用目的に応じて,次の流れに
従ってお読みいただくことをお勧めします。
I
はじめに
■ このマニュアルで使用する記号
このマニュアルで使用する記号を次のように定義しています。
記号
[ ]
意味
メニュータイトル,メニュー項目,ボタン,キー,およびアイコンの名称を示します。
例:[ファイル]メニュー
[OK]ボタン
[Enter]キー など
II
はじめに
記号
[ ]+[ ]
意味
+の前のキーを押したまま,後ろのキーを押すことを示します。
例:[Shift]+[A]キー
[Shift]キーを押したまま[A]キーを押します。
[ ]−[ ]
一つ前のメニューを選択し,続けて後ろの項目を選択することを示します。
例:[ファイル]−[開く]
[ファイル]メニューから[開く]を選択することを示します。
{ }
この記号で囲まれている複数の項目のうちから一つを選択することを意味します。
項目が縦に複数行にわたって記述されている場合は,そのうちの 1 行分を選択します。
〔 〕
この記号で囲まれている項目は省略してもよいことを意味します。
複数の項目が縦または横に並べて記述されている場合には,すべてを省略するか,記号{ }と
同じく,どれか一つを選択します。
|
横に並べられた複数の項目に対して項目間の区切りを示し,「または」を意味します。
△
半角の空白を入れること,またはスペースキーを指定された数だけ押すことを示します。
斜体
インストールフォルダなど可変の個所を示します。
下線
括弧で囲まれた複数の項目のうち 1 項目に対して使用され,括弧内のすべてを省略したときにシ
VV-RR-/S
製品のバージョン・リビジョンを示します。XMAP3 Server Runtime Version 5 05-01 では,
ステムがとる仮定値を意味します。
05 が VV に,01 が RR に該当します。
例:XMAP3 のバージョン(VV-RR-/S)
以前のバージョン(VV-RR) など
■ このマニュアルでのマウスの操作の表記
このマニュアルでは,マウスの操作を次のように定義しています。
マウスの操作
クリック
意味
右手用に設定したマウスの場合,左ボタンを押すことを示します。
左手用に設定したマウスの場合,右ボタンを押すことを示します。
ダブルクリック
上記のマウスボタンを,カーソル位置を変えないで,2 回連続して押すことを示します。
右クリック
右手用に設定したマウスの場合,右ボタンを押すことを示します。
左手用に設定したマウスの場合,左ボタンを押す「左クリック」に読み替えてください。
III
目次
第 1 編 概要
1
XMAP3 の概要
1
1.1 XMAP3 実行環境
2
1.2 XMAP3 Server Runtime の概要
4
1.2.1 XMAP3 Server Runtime 適用時の注意
1.3 XMAP3 Client Runtime の概要
5
1.4 XMAP3/Web for Cosminexus の概要
6
1.4.1 XMAP3 Cosminexus 連携機能
6
1.4.2 XMAP3 TP1/Web 連携機能
6
1.4.3 XMAP3/Web for Cosminexus 適用時の注意
6
1.5.1 XMAP3 の新規インストール
8
8
1.5.2 XMAP3 インストール済みマシンへのインストール
10
1.5.3 XMAP3 アンインストール時の注意
14
1.5.4 旧バージョン(VV-RR-/S)の XMAP3 に戻す場合の注意
15
1.6 UNIX 版 XMAP3 のインストールとアンインストール時の注意
3
5
1.3.1 XMAP3 Client Runtime 適用時の注意
1.5 Windows 版 XMAP3 のインストールとアンインストール時の注意
2
4
16
1.6.1 XMAP3 の新規インストール
16
1.6.2 XMAP3 の上書きインストール
16
1.6.3 XMAP3 アンインストール時の注意
17
1.6.4 旧バージョン(VV-RR-/S)の XMAP3 に戻す場合の注意
17
XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要
19
2.1 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境のシステム構成
20
2.1.1 スタンドアロン構成
20
2.1.2 C/S 構成
20
2.1.3 OLTP 構成
22
2.1.4 クラスタ構成
23
2.1.5 ターミナルサービス構成
24
2.2 画面・帳票の実行に使用するコンポーネント
25
2.3 開発から実行までの流れ
29
XMAP3 Web 実行環境の概要
31
3.1 XMAP3 Cosminexus 連携機能の Web システムの概要(Java)
32
3.1.1 XMAP3 Cosminexus 連携機能で必要となる OS とソフトウェア(Java)
32
i
目次
3.1.2 XMAP3 Cosminexus 連携機能を利用した Web システムの形態(Java)
3.2 XMAP3 Cosminexus 連携機能の Web システムの概要(COBOL)
34
38
3.2.1 XMAP3 Cosminexus 連携機能で必要となる OS とソフトウェア(COBOL)
38
3.2.2 XMAP3 Cosminexus 連携機能を利用した Web システムの形態(COBOL)
40
3.3 XMAP3 TP1/Web 連携機能の Web システムの概要
55
3.3.1 XMAP3 TP1/Web 連携機能で必要となる OS とソフトウェア
55
3.3.2 XMAP3 TP1/Web 連携機能を利用した Web システムの形態
57
第 2 編 実行環境の設定
4
XMAP3 実行環境の設定
61
4.1 環境設定の手順
62
4.1.1 Windows 版 XMAP3 の環境設定
62
4.1.2 UNIX 版 XMAP3 の環境設定
63
4.2 セットアップ機能(Windows)
5
4.2.1 表示・印刷セットアップ
66
4.2.2 C/S セットアップ
66
4.2.3 印刷拡張セットアップ
67
4.3 環境設定ファイル
69
4.4 環境ファイル操作(Windows)
73
4.5 システムを移行する場合の注意事項(Windows)
74
マウスとキー操作(Windows)
75
5.1 有効となるキー
76
5.1.1 データ入力キー
76
5.1.2 制御キー
78
5.1.3 キーボードのカスタマイズ
83
5.2 各制御キーの機能
85
5.2.1 キーの機能
85
5.2.2 キーでのデータ入力と編集
99
5.3 マウス操作
ii
65
103
5.3.1 有効となるボタン
103
5.3.2 シングルクリックとダブルクリック
103
5.3.3 マウスでのクリック
104
5.3.4 ホイールマウスでの操作
105
5.3.5 右クリック
107
5.4 コピー&ペースト操作
108
5.4.1 コピーの対象
108
5.4.2 ペーストの対象
110
目次
5.4.3 クリップボードを使用したコピー&ペースト操作
114
第 3 編 実行環境の設定(XMAP3 サーバ/クライアント実行環境)
6
XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
117
6.1 スタンドアロン構成の設定手順(Windows)
118
6.1.1 スタンドアロン構成の環境設定
118
6.1.2 画面表示と環境設定の関係
119
6.1.3 帳票(プリンタ)出力と環境設定の関連
120
6.1.4 スタンドアロン構成の設定例
121
6.2 C/S 構成の設定手順
126
6.2.1 C/S 構成の環境設定
126
6.2.2 C/S 構成での環境設定の関連
130
6.2.3 C/S 構成の環境設定のポイント
131
6.2.4 クライアントから接続するサーバ AP を共用する C/S 構成の設定例
132
6.2.5 クライアントから接続するサーバ AP が異なる C/S 構成の設定例
136
6.2.6 サーバ AP から出力先プリンタを指定する C/S 構成の設定例
140
6.2.7 サーバが 2 台以上の C/S 構成の設定例
144
6.2.8 1 台のマシン上に XMAP3 サーバを複数起動する C/S 構成の設定例
148
6.2.9 XMAP3 プリントサーバを利用する C/S 構成の設定例
151
6.2.10 NAT を利用する C/S 構成の設定例
155
6.2.11 XMAP3 クライアントを複数起動する C/S 構成の設定例
158
6.3 OLTP 構成の設定手順
163
6.3.1 OLTP 構成の環境設定
163
6.3.2 OLTP サーバ構成での環境設定の関連
165
6.3.3 OLTP サーバ構成の環境設定のポイント
166
6.3.4 OLTP サーバ構成の設定例
167
6.3.5 OLTP クライアント構成の設定例
170
6.3.6 論理ハードコピー機能
172
6.4 クラスタ構成の設定
176
6.4.1 クラスタ構成でのサーバ側の環境設定
177
6.4.2 クラスタ構成でのクライアント側の環境設定
177
6.4.3 クラスタ構成での注意
178
6.5 ターミナルサービス構成の設定(Windows)
6.5.1 ターミナルサービス構成での実行環境の運用範囲
6.6 運用をサポートするソフトウェアとの連携(Windows)
179
179
181
6.6.1 日立拡張プリンタマネージャとの連携
181
6.6.2 FAX コネクションを使用したシステム構成
183
6.6.3 統合システム運用管理 JP1 との連携
189
iii
目次
7
6.6.4 日立ビジネスユティリティのメニュー機能との連携
194
6.6.5 HOPSS3/AS 日立電子帳票システムとの連携
198
環境設定ファイルの編集
203
7.1 環境設定ファイルの一覧と注意
204
7.1.1 各構成で編集する環境設定ファイル
204
7.1.2 環境設定ファイルを編集するときの注意
205
7.2 環境設定ファイルの形式
8
7.2.1 仮想端末名ファイル(X3MWHOST/XMAPhosts)
207
7.2.2 AP 環境ファイル(X3MWDRV/XMAPdrv)
209
7.2.3 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)
209
7.2.4 サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)
210
7.2.5 フォント構成ファイル(X3PFONT)
213
7.2.6 プリンタ構成ファイル(X3PPINF)
216
7.2.7 サーバ AP 名ファイル(X3PAPL)
222
7.2.8 サーバ起動ファイル(X3PSERV)
222
7.2.9 プリントサーバ起動ファイル(X3PPRSV)
224
7.2.10 マッピング構成ファイル(X3MWCONF/XMAPconfig)
225
7.2.11 マッピング属性ファイル(xps)
226
画面に関する環境設定
227
8.1 画面表示の環境設定
228
8.1.1 画面環境のセットアップが必要な Windows クライアント
229
8.1.2 画面表示の環境設定の操作
229
8.1.3 設定項目の一覧
229
8.2 画面表示に関連する Windows の設定
234
8.3 キー割り当てに関する設定
235
8.3.1 キー割り当てに関するセットアップの画面
235
8.3.2 キーボードのカスタマイズ
236
8.4 キー操作に関する設定
243
8.4.1 キー操作に関するセットアップの画面
243
8.4.2 キー操作のカスタマイズ
245
8.5 ショートカットキーに関する設定
253
8.5.1 ショートカットキーに関するセットアップの画面
253
8.5.2 ショートカットキーのカスタマイズ
253
8.6 ファンクションキーに関する設定
255
8.6.1 ファンクションキーに関するセットアップの画面
255
8.6.2 ファンクションキーの割り当てとイベント通知コードの関係
255
8.6.3 ファンクションキーのカスタマイズ
256
8.7 デザインに関する設定
iv
207
258
目次
8.7.1 デザインに関するセットアップの画面
258
8.7.2 デザインのカスタマイズ
260
8.8 日本語入力に関する設定
8.8.1 日本語入力に関するセットアップの画面
269
8.8.2 日本語入力のカスタマイズ
269
8.8.3 日本語入力に関する注意
272
8.9 表示色に関する設定
273
8.9.1 表示色に関するセットアップの画面
273
8.9.2 ドローでの定義とセットアップ情報との関係
273
8.9.3 GUI と CUI の標準値の相違
275
8.9.4 表示色のカスタマイズ
276
8.10 表示文字に関する設定
279
8.10.1 表示文字に関するセットアップの画面
279
8.10.2 文字の設定と表示・印刷セットアップ(表示文字)との関係
279
8.10.3 表示文字のカスタマイズ
281
8.11 接続機器(MCR 装置)に関する設定
9
269
283
8.11.1 接続機器に関するセットアップの画面
283
8.11.2 接続機器のカスタマイズ
283
8.12 論理ハードコピーに関する設定
285
8.12.1 論理ハードコピーのカスタマイズ
285
帳票に関する環境設定
287
9.1 帳票印刷の環境設定
288
9.1.1 帳票印刷のシステム構成
288
9.1.2 帳票印刷の環境設定の操作
291
9.1.3 設定項目の一覧
292
9.1.4 印刷モードの種類
294
9.2 帳票印刷に関連する OS の設定
296
9.2.1 Windows 上のプリンタの設定
296
9.2.2 UNIX 上のプリンタの設定
296
9.2.3 Windows の設定で影響する内容
297
9.2.4 XMAP3 の帳票印刷とプリンタスプールとの関係
298
9.2.5 書式オーバレイ印刷で使用できる環境変数
299
9.2.6 用紙サイズに応じた帳票環境の作成方法
300
9.2.7 UNIX 版 XMAP3 での外字の設定
302
9.2.8 UNIX 版 XMAP3 の印刷環境に関する設定
307
9.3 XMAP3 の帳票印刷環境の設定
311
9.3.1 帳票環境に関するセットアップの画面
311
9.3.2 XMAP3 で使用するプリンタのセットアップ
312
9.3.3 帳票印刷での文字色の設定
321
v
目次
10
9.3.4 和暦表現
324
9.3.5 帳票の PDF ファイル出力
325
9.3.6 ESC/P プリンタでのプリンタ任せの改ページ印刷
328
9.3.7 ESC/P プリンタでのマージン指定
330
9.3.8 帳票の印刷環境に関する設定
335
9.4 XMAP3 の帳票印刷環境の設定(Windows)
337
9.4.1 「通常使うプリンタ」への割り当て機能
337
9.4.2 GS1-128 印刷環境に関する設定
344
9.4.3 FAX コネクションと連携した FAX 出力
348
9.4.4 一般の FAX 通信プログラムを使用した FAX 出力
355
9.5 XMAP3 の帳票印刷環境の設定(UNIX)
357
9.5.1 UNIX 版 XMAP3 の印刷環境の設定
357
9.5.2 出力/固定グラフィック帳票を印刷する
359
9.5.3 JP1/NPS 連携時に 1 ページごとにジョブを登録する(AIX)
359
9.6 帳票環境の設定および運用に関する注意
361
AP 実行に関する環境設定
363
10.1 AP 実行の環境設定
364
10.1.1 AP 環境のセットアップが必要なマシン
365
10.1.2 AP 実行の環境設定の操作
365
10.1.3 設定項目の一覧
366
10.2 アプリケーションに関する設定
367
10.2.1 アプリケーションに関するセットアップの画面
367
10.2.2 マップパスの指定とマップの常駐化
369
10.2.3 グラフィックパスの指定
371
10.2.4 FAX 宛先ファイルの格納フォルダの指定
372
10.2.5 C/S 構成のクライアント側で,表示・印刷環境ファイルの有効/無効の設定(ローカルコンフィグ)372
11
vi
10.2.6 ポップアップメニューファイルの指定
374
10.2.7 PDF ファイルの格納フォルダの指定
374
10.2.8 OLTP サーバ構成のクライアント側での一次ウィンドウの破棄
375
10.2.9 C/S システムの通信データ圧縮の指定
376
10.2.10 AP の通信障害監視の設定
378
10.2.11 ログファイルの出力と出力先の指定
379
10.2.12 プリンタへの出力との同期
379
10.2.13 文字バイトコードの指定
380
XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
381
11.1 XMAP3 サーバ/クライアントの環境設定
382
11.1.1 XMAP3 サーバの環境設定
382
11.1.2 XMAP3 クライアントの環境設定
385
目次
11.2 XMAP3 関連の TCP/IP の設定
11.2.1 ホスト名と IP アドレスの設定および確認
386
11.2.2 TCP/IP 関連ファイルの設定および確認
386
11.2.3 ファイアウォールの設定および確認
388
11.2.4 設定項目の一覧
389
11.3 XMAP3 サーバに関する設定詳細
391
11.3.1 C/S 構成に関する設定
391
11.3.2 サーバ上の AP から複数のクライアントへ画面表示または帳票印刷する設定
394
11.3.3 クライアント起動時に自動実行するサーバ側 AP の設定
397
11.3.4 OpenTP1 と連携する場合の環境設定の関連性
399
11.3.5 Windows のサービスとして運用する場合の OS 設定
401
11.3.6 1 台のマシン上に XMAP3 サーバを複数起動する場合の AP 起動の設定
402
11.3.7 C/S システムの通信設定の簡略化
405
11.3.8 起動クライアントを通知する場合の設定
408
11.4 XMAP3 クライアントに関する設定詳細
410
11.4.1 XMAP3 クライアント起動用のショートカットアイコンの登録
410
11.4.2 XMAP3 サーバと異なるネットワークで起動する場合
410
11.4.3 複数の XMAP3 サーバの運用構成の接続先サーバホストを設定する場合
411
11.4.4 クライアント主導で起動したいサーバ側 AP を切り替える場合
411
11.4.5 クライアントごとに表示サービス名を切り替えて運用する場合
411
11.4.6 実行中のアイコンをタスクバー表示させる場合
411
11.4.7 業務終了と同時に XMAP3 クライアントを終了する場合
412
11.4.8 ホスト名を接続時に特定して起動する場合
412
11.4.9 接続先の XMAP3 サーバのサービス名を指定して起動する場合
412
11.4.10 実行情報・エラー情報をイベントログに出力するように起動する場合
413
11.4.11 エラーダイアログの表示を抑止して起動する場合
413
11.4.12 受信用ポート番号を固定化して起動する場合
413
11.5 XMAP3 の C/S 環境に関する制限
12
386
415
11.5.1 XMAP3 の C/S 環境の設定と,AP およびハードウェアとの関連
415
11.5.2 1 サーバ当たりに接続できるクライアント数
415
11.5.3 1 クライアントで同時に起動できる XMAP3 のサービス
417
11.5.4 XMAP3 クライアントでの相手サーバ(XMAP3 サーバ)の選択接続
418
印刷拡張セットアップ(Windows)
419
12.1 印刷拡張セットアップの概要
420
12.1.1 印刷拡張セットアップで設定できる項目
420
12.1.2 設定項目の一覧
422
12.2 印刷拡張セットアップの設定
423
12.2.1 印刷拡張セットアップの操作手順
423
12.2.2 設定時の注意事項
424
vii
目次
13
14
12.3 印刷拡張セットアップの設定に使用するファイル
425
12.3.1 プリンタ構成ファイルで設定するオプション機能
425
実行環境の配布
431
13.1 スタンドアロン構成の配布
432
13.1.1 配布対象のリソース
432
13.1.2 他 Windows マシンへの配布手順
432
13.1.3 スタンドアロン構成での実行環境の配布手順
432
13.2 XMAP3 の C/S 構成の配布
436
13.2.1 配布対象のリソース
436
13.2.2 ほかのサーバへの実行環境の配布手順
437
13.2.3 C/S 構成でのほかのクライアントへの実行環境の配布手順
438
13.3 環境設定ファイルのバックアップとリストア
440
XMAP3 サーバ/クライアントの操作
443
14.1 Windows 版 XMAP3 サーバの起動と停止
444
14.1.1 Windows サービスとして運用する場合の起動と停止
444
14.1.2 ログイン後のデスクトップ上での起動と停止
444
14.1.3 XMAP3 サーバの状態確認
445
14.1.4 Windows サービスのコマンド
448
14.1.5 Windows サービスとして運用する場合の注意
450
14.2 UNIX 版 XMAP3 サーバの起動と停止
451
14.2.1 コマンドで XMAP3 サーバを起動・停止する
451
14.2.2 XMAP3 サーバを自動起動・終了する
451
14.3 XMAP3 クライアントの操作
453
14.3.1 ログイン後のデスクトップ上での起動と停止
453
14.3.2 XMAP3 クライアントの状態確認
454
14.3.3 表示・印刷サービスの強制再起動
454
第 4 編 実行環境の設定(XMAP3 Web 実行環境)
15
viii
XMAP3 Web 実行環境の設定
455
15.1 サーバ側の環境設定
456
15.1.1 XMAP3 の環境設定ファイル
456
15.1.2 マッピング構成ファイル(X3MWCONF)
457
15.1.3 仮想端末名ファイル(X3MWHOST)
458
15.1.4 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)
458
15.1.5 フォント構成ファイル(X3PFONT)
463
目次
15.1.6 プリンタ構成ファイル(X3PPINF)
463
15.1.7 スクリプト環境ファイル(X3XSCONF)
464
15.1.8 環境管理ファイル(開発言語が Java の場合)
465
15.1.9 サーバ環境定義ファイル(X3WEBSRV)
467
15.1.10 Web クライアント環境ファイル(X3WEBCEX)
469
15.2 IIS の環境設定
15.2.1 セキュリティに関する設定
15.3 Web ブラウザの環境設定
15.3.2 インターネット一時ファイルについて
472
474
15.4.1 暗号化通信の概要
474
15.4.2 SSL の環境設定
474
XMAP3 Cosminexus 連携機能の実行環境の設定
477
16.1 XMAP3 Cosminexus 連携機能の設定手順
478
16.2 システム作成時の注意
479
16.3 Web サーバのディレクトリ割り当て
480
16.4 起動 HTML と起動 HTML 用スクリプトファイル
481
16.4.1 起動 HTML のカスタマイズ
481
16.4.2 起動 HTML ソースによるブラウザ画面のデザイン例
485
492
16.5.1 J2EE サーバモードの場合の設定
492
16.5.2 サーブレットエンジンモードの場合の設定
493
16.6 デプロイおよび実行
18
472
472
16.5 Cosminexus の実行環境の設定
17
471
15.3.1 セキュリティに関する設定
15.4 セキュリティを考慮したシステム設計
16
471
495
16.6.1 EAR ファイルのデプロイ
495
16.6.2 Web アプリケーションの実行
495
XMAP3 TP1/Web 連携機能の実行環境の設定
497
17.1 XMAP3 TP1/Web 連携機能の設定手順
498
17.2 起動 HTML と起動 HTML 用スクリプトファイル
500
17.2.1 起動 HTML のカスタマイズ
500
17.2.2 起動 HTML ソースによるブラウザ画面のデザイン例
502
システムの実行手順
509
18.1 実行手順
510
18.1.1 XMAP3 Web システムの実行
510
18.1.2 Web ブラウザの操作
510
18.2 性能向上のポイント
513
ix
目次
18.2.1 Web ブラウザの設定
513
18.2.2 画面の設定
513
18.3 運用をサポートするソフトウェアとの連携
514
第 5 編 トラブルシュート
19
XMAP3 サーバ/クライアント実行環境のトラブルシュート
515
19.1 実行時のトラブル対処の概要
516
19.1.1 トラブル対策を支援する機能
516
19.1.2 トラブルへの対処手順
516
19.2 XMAP3 での実行環境の設定が要因のトラブル
19.2.1 C/S 構成のサーバとクライアントを接続できない
519
19.2.2 XMAP3 の画面を正常に表示できない
520
19.2.3 XMAP3 の帳票を正常に印刷できない
523
19.2.4 XMAP3 のセットアップが正常に動作しない
527
19.3 C/S 構成の運用時に発生するトラブル
529
19.3.1 クライアントの XMAP3 システムが長時間応答しない
529
19.3.2 通信障害を知らせるダイアログが表示された
529
19.3.3 サーバの電源が切断された
529
19.3.4 表示・印刷サービスのプロセスがタスクトレーに残る
529
19.3.5 表示・印刷サービスのプロセスが定義よりも多く起動される
529
19.3.6 XMAP3 の初期起動に失敗する
530
19.3.7 サーバ側に画面が表示される
530
19.3.8 Windows クライアントがスリープに移行すると表示サービス/印刷サービスとの通信が切断さ
れる
530
19.4 ターミナルサービス構成の運用時に発生するトラブル
531
19.4.1 ターミナルサーバに接続できない
531
19.4.2 特定のユーザでターミナルサーバに接続できない
531
19.4.3 XMAP3 の画面が表示されない
531
19.4.4 画面が突然に終了(切断)する
531
19.4.5 画面の操作に時間が掛かる
531
19.4.6 画面の表示色が異なる
532
19.4.7 画面の文字が崩れる
532
19.5 OLTP サーバ構成の運用時に発生するトラブル
x
519
533
19.5.1 帳票が印刷されない
533
19.5.2 AP からの出力データが有効にならない
533
19.5.3 画面確定キーの操作が AP に返らない
533
19.5.4 画面の入力操作をすると障害が発生する
533
19.5.5 キーイベントが AP に通知されない
533
目次
19.5.6 二次ウィンドウへ遷移すると OpenTP1 上でエラーが発生する
534
19.5.7 XMAP3 で定義したとおりに画面が表示されない
534
19.5.8 物理マップが使用できない
534
19.5.9 クライアントの強制終了後に XMAP3 業務が実行できない
535
19.6 UNIX 版 XMAP3 の運用時に発生するトラブル
536
19.6.1 CALL 命令に対して jsvwadrv 関数からエラーコード(0 以外)が返った
536
19.6.2 環境設定ファイルの情報が反映されない
536
19.6.3 二次ウィンドウが閉じない
536
19.6.4 キーボードがロックされていて入力できない
536
19.6.5 Windows クライアントで[Enter]キーを押してもデータが送信されない
537
19.6.6 画面の表示位置が指定した位置と異なる
537
19.6.7 画面の表示位置が直前の画面と異なる
537
19.6.8 画面の表示位置がマウス操作などで移動しても初期表示位置に戻る
538
19.6.9 同じ画面を表示するときに画面がちらつく
538
19.6.10 「文字色」などの表示属性が正しく適用されない
538
19.6.11 「右寄せ」の属性が適用されない(画面上で右寄せされない)
538
19.6.12 フィールド属性の「転送」が適用されない(表示データが AP に返されない)
539
19.6.13 ボタンがオン状態で表示されない
539
19.6.14 ラベルデータの後ろが表示されない
539
19.6.15 データ有無コードが利用できない
539
19.6.16 メモリ不足になる
540
19.6.17 シリアルプリンタで連続紙の改ページが指定どおりにならない
540
19.6.18 空白ページが余分に出力される
540
19.6.19 AP 単位の出力が有効にならない
540
19.6.20 ページの先頭から印字されない
541
19.6.21 帳票が途中までしか印字されない
541
19.6.22 帳票の右側または下側が印字されない
542
19.6.23 プリンタごとに印刷される文字フォントが異なる
542
19.6.24 バーコードが印刷されない
542
19.6.25 定義時に指定した網掛けの濃さや矩形の丸めが印刷時に変化する
542
19.7 その他のトラブル
543
19.7.1 画面表示で発生するトラブル
543
19.7.2 帳票印刷で発生するトラブル
543
19.7.3 帳票の PDF ファイル出力で発生するトラブル
546
19.7.4 AP の起動で発生するトラブル
547
19.8 ハードコピー機能の利用
548
19.8.1 ハードコピー採取の手順
548
19.8.2 ハードコピーの設定
549
19.8.3 ターミナルサービス構成で利用する場合の制限
550
19.8.4 ハードコピー採取の注意
551
xi
目次
19.9 ログ情報の採取(ロギング支援)
19.9.1 ログ情報採取の手順
554
19.9.2 ログ情報採取の設定
555
19.9.3 ログ情報の確認(ログビューア)
556
19.9.4 実行環境情報の確認(実行環境ビューア)
562
19.9.5 ターミナルサービス構成で利用する場合の制限
564
19.10 ログ情報の利用(UNIX)
19.10.1 ログファイルの内容
19.11 Windows 版 XMAP3 が出力するメッセージ
566
568
568
19.11.2 XMAP3 クライアントのメッセージ
573
19.11.3 Windows サービスで XMAP3 サーバを起動したときのエラーコードとメッセージ
576
582
19.12.1 メッセージの形式
582
19.12.2 メッセージの一覧
583
19.12.3 エラーコードの一覧
588
19.13 保守情報の取得
595
19.13.1 業務システムの構成と XMAP3 の利用環境
595
19.13.2 問題内容と取得情報
595
XMAP3 Web 実行環境のトラブルシュート
599
20.1 実行時のトラブル対処の概要
600
20.1.1 トラブル対策を支援する機能
600
20.1.2 トラブルへの対処手順
600
20.2 運用時に発生するトラブルと対処
602
20.3 ログ情報
606
20.3.1 サーバ側のログ情報(XMAP3 TP1/Web 連携機能)
606
20.3.2 Web クライアント側のログ情報
606
20.3.3 Web ブラウザに表示されるエラーメッセージ
610
20.4 サーバ側のログ情報(Java)
613
20.4.1 JavaAPI のメソッドが出力するログ
613
20.4.2 JavaAPI のエラーログファイルに出力されるメッセージ
614
20.5 Web ブラウザに表示されるエラーメッセージ(X3XWBJCS.JS での検知)
620
20.6 保守情報の取得
623
20.6.1 業務システムの構成と XMAP3 の利用環境
623
20.6.2 問題内容と取得情報
623
付録
付録 A オペレータインジケータ一覧
xii
566
19.11.1 XMAP3 サーバのメッセージ
19.12 UNIX 版 XMAP3 サーバが出力するメッセージ
20
553
627
628
目次
付録 B 環境設定ファイルの設定項目の一覧
631
付録 C リターンコードと詳細コード
640
付録 C.1 XMAP3 のリターンコードと詳細コード
640
付録 C.2 XMAP3 Web 実行環境ライブラリのリターンコード
687
付録 D UNIX 版 XMAP3 の環境設定ファイルの提供時の値
690
付録 E 各バージョンの変更内容
694
付録 F このマニュアルの参考情報
699
付録 F.1 関連マニュアル
699
付録 F.2 このマニュアルでの表記
702
付録 F.3 KB(キロバイト)などの単位表記について
704
付録 G 用語解説
索引
705
727
xiii
第 1 編 概要
1
XMAP3 の概要
XMAP3 の実行環境の概要について説明します。
1
1 XMAP3 の概要
1.1 XMAP3 実行環境
XMAP3 とは,基幹業務のアプリケーション(AP)の実行で利用する画面や帳票の作成から,カット紙・
連続紙への帳票印刷,PDF ファイルへの出力までを一貫してサポートする製品です。GUI 画面やオンライ
ン業務と同じ CUI 画面,さらに表現力豊かな帳票を使った AP を,COBOL や Java のプログラムで作成
できます。
開発した AP は,スタンドアロン環境のほかに,C/S システム環境,Web システム環境で実行できます。
XMAP3 がサポートするシステム構成例を次に示します。
• メインフレームのノウハウを生かしたオープン・分散システム
• 属性や形式を柔軟に制御できるビジネス帳票の電子(PDF)運用と印刷(連続紙,カット紙)
• TCO(Total Cost of Ownership)削減を図るサーバ集中型の C/S システムや OLTP
• リッチクライアントによる操作性の良い高レスポンス Web システム
XMAP3 は,レイアウトと処理を分離して設計できます。ハードウェアが Windows または UNIX サーバ
に変わっても,システム構成がスタンドアロン,バッチ,対話,C/S システム,Web システムへと変わっ
ても,画面のデータを論理マップという XMAP3 で統一したインタフェースで対応できるのが大きな特長
です。アプリケーションインタフェースが変わらなければ,既存のプログラムロジックも最小限の変更で済
むので,使い慣れた操作性や安定性を維持したまま,新しいシステムを効率良く構築できます。
XMAP3 は,論理マップやアプリケーションを開発する開発向け製品と,アプリケーションを実行する実行
向け製品に分かれます。開発向け製品については,マニュアル「XMAP3 開発ガイド」を参照してくださ
い。実行向け製品について説明します。
(1) XMAP3 Server Runtime
XMAP3 サーバ実行環境をサポートする製品です。Windows 版と UNIX 版の製品を提供します。
Windows マシンから XMAP3 で作成した業務画面の表示,帳票の印刷を実行できます。XMAP3 サーバ
実行環境は,XMAP3 クライアント実行環境の機能を含みます。
(2) XMAP3 Client Runtime
XMAP3 クライアント実行環境をサポートする製品です。Windows または UNIX サーバに接続して,
XMAP3 で作成した業務画面の表示,帳票の印刷を実行できます。
(3) XMAP3/Web for Cosminexus
XMAP3 Web 実行環境をサポートする製品です。XMAP3/Web for Cosminexus には,次に示す 2 種類
の機能があります。
• XMAP3 Cosminexus 連携機能
XMAP3 を Cosminexus と連携して動作する Web システムで使用します。
• XMAP3 TP1/Web 連携機能
XMAP3 を TP1/Web と連携して動作する Web システムで使用します。
ポイント
XMAP3 実行環境では,XMAP3 Version 4 で開発した AP を実行できます。また,XMAP3 サーバ実行環
境として,XMAP3 Version 4 の製品を適用できます。XMAP3 Version 4 を XMAP3 サーバ実行環境に適
2
1 XMAP3 の概要
用する場合は,該当する XMAP3 Version 4 の製品よりも前のバージョン(VV-RR)で開発したマップを
使用してください。
3
1 XMAP3 の概要
1.2 XMAP3 Server Runtime の概要
XMAP3 Server Runtime とは,C/S 構成のサーバ環境を提供する製品です。また,XMAP3 を使って開発
した画面・帳票を,Windows マシンで操作,印刷できるようにする,XMAP3 クライアント実行環境も提
供する製品です。
XMAP3 Server Runtime を適用すると,Windows 版 XMAP3 Server Runtime または XMAP3 Client
Runtime と連携して,次に示すシステム構成を構築できます。
• スタンドアロン構成
1 台の Windows マシンに XMAP3 クライアント実行環境があるシステム構成です。
• C/S 構成
XMAP3 クライアント実行環境を備えた Windows マシンから,XMAP3 サーバ実行環境のサーバマシ
ンにネットワーク経由でアクセスする,クライアント/サーバのシステム構成です。サーバ側に AP や
ライブラリを配置し,クライアント側で画面・帳票を表示・印刷する形態です。
システム構成については,「2 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要」を参照してください。
1.2.1 XMAP3 Server Runtime 適用時の注意
XMAP3 Server Runtime を適用する場合の注意を次に示します。
Windows 版 XMAP3 Server Runtime の場合
• 画面・帳票を出力する XMAP3 の AP は作成できません。XMAP3 Developer がインストールされ
ている環境で作成してください。
• ファイル名に「環境依存文字」を指定できません。
• PDF などの出力先は「管理者権限」を必要としない場所を指定してください。
• サービスからスタンドアロン用の AP を起動する場合は,ユーザセッションでプロセスを起動して
ください。
• AP とロギング支援の実行権限を合わせてください。
AP の実行権限と,ロギング支援の実行権限が同じでないと,ログ情報は取得できません。AP を管
理者権限で実行する場合にログ情報を取得するときは,Windows のプログラム一覧にある
[XMAP3]下のメニューから[XMAP3 Server]−[ロギング支援]を右クリックし,ポップアッ
プメニューの[管理者権限として実行]を選択してロギング支援を起動してください。
UNIX 版 XMAP3 Server Runtime の場合
• 画面・帳票を出力する XMAP3 の AP は,XMAP3 Server Runtime がインストールされた環境で
作成してください。
• ファイル名に「環境依存文字」を指定できません。
4
1 XMAP3 の概要
1.3 XMAP3 Client Runtime の概要
XMAP3 Client Runtime とは,XMAP3 を使って開発した画面・帳票を,Windows マシンで操作,印刷
できるようにする,XMAP3 クライアント実行環境を提供する製品です。
XMAP3 Client Runtime を適用すると,次に示すシステム構成を構築できます。
• スタンドアロン構成
1 台の Windows マシンに XMAP3 クライアント実行環境があるシステム構成です。
• C/S 構成
XMAP3 クライアント実行環境を備えた Windows マシンから,XMAP3 サーバ実行環境のサーバマシ
ンにネットワーク経由でアクセスする,クライアント/サーバのシステム構成です。サーバ側に AP や
ライブラリを配置し,画面・帳票を表示・印刷する機能がクライアントにある形態です。XMAP3 サー
バ実行環境(XMAP3 Server Runtime)と連携して実現できます。
システム構成については,「2 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要」を参照してください。
1.3.1 XMAP3 Client Runtime 適用時の注意
XMAP3 Client Runtime を適用する場合の注意を次に示します。
• 画面・帳票を出力する XMAP3 の AP は作成できません。XMAP3 Developer がインストールされて
いる環境で作成してください。
• ファイル名に「環境依存文字」を指定できません。
• AP とロギング支援の実行権限を合わせてください。
AP の実行権限と,ロギング支援の実行権限が同じでないとログ情報は取得できません。AP を「管理者
権限」で実行する場合,ログ情報取得用にロギング支援を起動するには,Windows のプログラム一覧
にある[XMAP3]下のメニューから[XMAP3 Client]−[ロギング支援]をマウスで右クリックし,
ポップアップメニューの[管理者権限として実行]を選択してください。
• PDF などの出力先は「管理者権限」を必要としない場所を指定してください。
• サービスからスタンドアロン用の AP を起動する場合は,ユーザセッションでプロセスを起動してくだ
さい。
• ターミナルサービスサーバとして使用できません。
5
1 XMAP3 の概要
1.4 XMAP3/Web for Cosminexus の概要
XMAP3/Web for Cosminexus とは,Web ブラウザから XMAP3 を操作する実行環境を提供する製品で
す。XMAP3 Developer を使って開発した画面・帳票を,Web ブラウザから Cosminexus または
TP1/Web と連携した Web システム上で運用できるようにします。
Web クライアントでは,Web ブラウザで Web システムの HTML ファイルを表示して操作します。この
HTML ファイルを起動 HTML といいます。
XMAP3/Web for Cosminexus には,Web システムの形態に応じて次に示す 2 種類の機能があります。
• XMAP3 Cosminexus 連携機能
• XMAP3 TP1/Web 連携機能
1.4.1 XMAP3 Cosminexus 連携機能
Cosminexus アプリケーションサーバを基盤とした Web システムで XMAP3 を使用できるようにする機
能です。XMAP3 Cosminexus 連携機能では,Java と COBOL の AP に対応しています。
XMAP3 Cosminexus 連携機能では,次に示す Web システムを構築できます。
• Cosminexus ベースの Web システム構成(ユーザプログラムの開発言語:Java または COBOL)
• Cosminexus と OpenTP1 サーバで連携する Web システム構成(ユーザプログラムの開発言語:
COBOL)
• Cosminexus と VOS3 DCCM3 で連携する Web システム構成(ユーザプログラムの開発言語:
COBOL)
それぞれの Web システム構成については,
「3.1 XMAP3 Cosminexus 連携機能の Web システムの概要
(Java)」または「3.2 XMAP3 Cosminexus 連携機能の Web システムの概要(COBOL)」を参照して
ください。
1.4.2 XMAP3 TP1/Web 連携機能
分散トランザクションマネージャ OpenTP1 の Web 機能である TP1/Web を経由して,Web ブラウザ
から OpenTP1 サーバ上のプログラムにアクセスできます。OpenTP1 の AP を使って,画面単位のトラ
ンザクション処理を実行できます。
XMAP3 TP1/Web 連携機能を利用するときは,TP1/Server および TP1/Client/P を使った OLTP クラ
イアント構成で実行できるシステムでの利用をお勧めします。
XMAP3 TP1/Web 連携機能では,次に示す Web システムを構築できます。
• TP1/Web と連携した Web システム構成(ユーザプログラムの開発言語:C 言語または COBOL)
Web システム構成については,
「3.3 XMAP3 TP1/Web 連携機能の Web システムの概要」を参照して
ください。
1.4.3 XMAP3/Web for Cosminexus 適用時の注意
XMAP3/Web for Cosminexus を適用する場合の注意を次に示します。
6
1 XMAP3 の概要
• XMAP3/Web for Cosminexus を使った Web システムでは,一般的な Web 環境で利用されるよう
なリンク機能やダウンロード機能,または URL 指定による画面の遷移など,HTML 特有の機能は利用
できません。
• TP1/MCF を利用した OLTP サーバ構成で,XMAP3 の C/S 構成を適用したクライアント/サーバ型
業務からの移行には適していません。
• XMAP3 の C/S 構成を適用し,クライアント側に常駐している XMAP3 の印刷サービスに対して,サー
バ側からの一方的な印刷処理要求を送信する業務は移行できません。
• 一つの Web ブラウザウィンドウに対して,実行できる XMAP3 の画面は一つ(または一つのタブウィ
ンドウ)だけです。
• HTML のフレーム機能(<FRAMESET> 〜 </FRAMESET>,<FRAME>,<IFRAME>)を使用し
て,XMAP3 の画面を表示できません。起動 HTML 中でフレーム機能を使用している場合,画面表示
時にエラーコード:01 80004005 を表示し終了します。
7
1 XMAP3 の概要
1.5 Windows 版 XMAP3 のインストールとアンイン
ストール時の注意
Windows 版 XMAP3 Server Runtime(XMAP3 サーバ実行環境),XMAP3 Client Runtime(XMAP3
クライアント実行環境),および XMAP3/Web for Cosminexus(XMAP3 Web 実行環境)のインストー
ルとアンインストール時の注意について説明します。各製品をインストールする Windows マシンを次に
示します。
XMAP3 Server Runtime をインストールするマシン
XMAP3 サーバ用のサーバマシン,または XMAP3 サーバと通信するクライアントマシン
XMAP3 Client Runtime をインストールするマシン
XMAP3 サーバと通信するクライアントマシン
XMAP3/Web for Cosminexus をインストールするマシン
Web サーバ
1.5.1 XMAP3 の新規インストール
XMAP3 を新規で Windows マシンにインストールする場合の注意について説明します。次に示す注意
は,XMAP3 Server Runtime,XMAP3 Client Runtime および XMAP3/Web for Cosminexus で共通
です。
• インストール先のパス名長は,93 バイト以内で指定してください。
• インストール先やファイル名に,環境依存文字を指定できません。
• インストールに失敗した場合,アンインストール後,再インストールしてください。
• XMAP3 に必要なディスクの空き容量が,インストール先の Windows マシンに確保されているかを確
認しておいてください。空き容量があってもディスクが断片化されていると,インストールできないこ
とがあります。
• インストールは,Windows の Administrators グループに属するユーザで実行してください。また,
必ず Windows 上で動作しているアプリケーションをすべて終了させてから,インストールを開始して
ください。
インストールフォルダを間違えた場合の対処
XMAP3 は,内部情報として,最初にインストールしたフォルダを認識しています。単純に XMAP3 関
連のフォルダを移動したり,複写したりしても,XMAP3 は正しく動作しません。
誤って,異なるフォルダにインストールした場合は,いったん XMAP3 をアンインストールしたあと,
再インストールしてください。
(1) XMAP3/Web for Cosminexus の Web クライアントへのインストール
XMAP3/Web for Cosminexus の Web サーバにアクセスする,Web クライアントにインストールする
プログラムについて説明します。
(a) Web クライアントへのインストール
Web サーバに XMAP3/Web for Cosminexus をインストールしたあとで,XMAP3 Web 実行環境のク
ライアント(Web クライアント)に,XMAP3 ActiveX コントロールをインストールします。Web クラ
イアントには,次に示すプログラム名でインストールされます。
8
1 XMAP3 の概要
• XMAP3 Cosminexus 連携機能の場合:XMAP3/Web Client for Cosminexus
• XMAP3 TP1/Web 連携機能の場合:XMAP3/Web Client for TP1
XMAP3 ActiveX コントロールの場所
Web サーバに XMAP3/Web for Cosminexus をインストールすると,次の場所に msi ファイルが格
納されます。
• XMAP3 Cosminexus 連携機能の場合
XMAP3インストールフォルダ \Web for Cosminexus\Client\DISK1
• XMAP3 TP1/Web 連携機能の場合
XMAP3インストールフォルダ \Web for TP1\Client\DISK1
XMAP3 ActiveX コントロールをインストールする Web クライアントの OS によって,使用する msi
ファイルが異なります。Web クライアントの OS と使用する msi ファイルの対応を次の表に示しま
す。
表 1‒1 Web クライアントの OS と使用する msi ファイルの対応
Windows XP,
連携機能
Windows Vista 以降の Windows
Windows Server 2003,
Windows Server 2003 R2
XMAP3 Cosminexus 連携機
Xmap3WebClientCosmi_Vista.msi
Xmap3WebClientCosminexus.msi
XMAP3 TP1/Web 連携機能
Xmap3WebClientTP1_Vista.msi
Xmap3WebClientTP1.msi
能
この msi ファイルを Web 経由で Web クライアントにダウンロードし,Web クライアントで msi
ファイルを起動してインストールしてください。
ポイント
Web 経由で msi ファイルを配布する場合は,msi ファイルをいったん Web クライアントに保存してからイ
ンストールするようにしてください。その際,msi ファイルを自己解凍型の圧縮ファイルにしてから配布す
ることをお勧めします。msi ファイルをハイパーリンクから直接実行すると,2 回目以降のインストールが
正常に実行できなくなることがあります。この状態になった場合は,いったん XMAP3 ActiveX コントロー
ルをアンインストールし,お勧めする手順でインストールをし直してください。
(b) Web クライアントへのインストール時の注意
• インストール先のパス名長は,93 バイト以内で指定してください。
• インストールに失敗した場合,アンインストール後,再インストールしてください。
• 次に示す Windows にインストールできます。次に示す以外の Windows の場合,エラーになります。
ただし,64bit 版の Windows では,32bit 互換モード(WOW64:Windows On Windows 64)で
の動作になります。Windows XP,および Windows Vista は 32bit 版だけの対応です。
• Windows XP
• Windows Vista
• Windows 7
• Windows 8
• Windows 8.1
• Windows Server 2003
• Windows Server 2003 R2
9
1 XMAP3 の概要
• Windows Server 2008
• Windows Server 2008 R2
• Windows Server 2012
• Windows Server 2012 R2
• XMAP3 ActiveX コントロールに必要なディスクの空き容量が Windows マシンに確保されているか
を確認しておいてください。特に,空き容量があってもディスクが断片化されていると,インストール
できないことがあります。
• インストールは,Windows の Administrators グループに属するユーザで実行してください。また,
必ず Windows 上で動作しているアプリケーションをすべて終了させてから,インストールを開始して
ください。
1.5.2 XMAP3 インストール済みマシンへのインストール
XMAP3 がインストールされたマシンにインストールする場合の注意について説明します。XMAP3 がイ
ンストール済みのマシンへの XMAP3 Version 5 のインストール可否を次の表に示します。
表 1‒2 XMAP3 インストール済みマシンへの XMAP3 Version 5 のインストール可否
追加でインストールする XMAP3 Version 5 製品
インストール済み製品
XMAP3
Version 4
XMAP3 Server
Runtime
XMAP3 Client
Runtime
XMAP3 Web
XMAP3 Client
印刷拡張機能
XMAP3 EE
○
○
◎
×※
XMAP3 REP3
○
○
×
×※
XMAP3 RTS
○
○
×
×※
XMAP3 Web
×
×
○
×※
XMAP3 Web
(TP1/Web)
×
×
○
×※
XMAP3
Developer
◎
◎
◎
×※
XMAP3 Server
Runtime
○
×
◎
×※
XMAP3 Client
Runtime
×
○
◎
◎
XMAP3 Web
◎
◎
○
×※
(Cosminexus)
XMAP3
Version 5
(凡例)
◎:インストール(共存)できます。
○:更新インストールとしてインストールされます。
×:インストールできません。既存の製品をいったんアンインストールしてください。
XMAP3 Web:Version 5 の XMAP3/Web for Cosminexus
XMAP3 Web(Cosminexus):Version 4 の XMAP3/Web for Cosminexus
XMAP3 Web(TP1/Web):Version 4 の XMAP3/Web
XMAP3 EE:XMAP3/Enterprise Edition,XMAP3/NET
10
1 XMAP3 の概要
XMAP3 REP3:XMAP3/REPORT3
XMAP3 RTS:XMAP3/Enterprise Edition Run Time System,XMAP3/NET Run Time System,XMAP3/
REPORT3 Run Time System
注※
XMAP3 Client 印刷拡張機能は,XMAP3 Client Runtime のオプション製品です。XMAP3 Client Runtime がイ
ンストールされているマシンにインストールして使用してください。
参考
Version 5 の XMAP3/Web for Cosminexus に XMAP3 Version 4 をインストールする場合,XMAP3/
Enterprise Edition,XMAP3/NET は共存できます。XMAP3 Version 5 インストール済みマシンへの XMAP3
Version 4 のインストール可否を次の表に示します。
表 1‒3 XMAP3 Version 5 インストール済みマシンへの XMAP3 Version 4 のインストール可
否
追加でインストールする XMAP3 Version 4 製品
インストール済み製品
XMAP3
Version 5
XMAP3 EE
XMAP3 REP3
XMAP3 RTS
XMAP3 Web
(Cosminexus)
XMAP3 Web
(TP1/Web)
XMAP3
×
×
×
×
XMAP3 Server
×
×
×
×
XMAP3 Client
×
×
×
×
XMAP3 Web
◎
×
×
×
Developer
Runtime
Runtime
(凡例)
◎:インストール(共存)できます。
×:インストールできません。既存の製品をいったんアンインストールしてください。
XMAP3 Web:Version 5 の XMAP3/Web for Cosminexus
XMAP3 Web(Cosminexus):Version 4 の XMAP3/Web for Cosminexus
XMAP3 Web(TP1/Web):Version 4 の XMAP3/Web
XMAP3 EE:XMAP3/Enterprise Edition,XMAP3/NET
XMAP3 REP3:XMAP3/REPORT3
XMAP3 RTS:XMAP3/Enterprise Edition Run Time System,XMAP3/NET Run Time System,
XMAP3/REPORT3 Run Time System
(1) XMAP3 Server Runtime のインストール時の注意(更新インストール)
ファイル名やディスク容量は,新規インストール時と同じです。
「1.5.1 XMAP3 の新規インストール」を
参照してください。
• 更新インストールで,すでにインストールされている実行製品はアンインストールされますが,実行環
境は引き継がれます。
• XMAP3 Client Runtime の環境に,XMAP3 Server Runtime は更新インストールできません。
XMAP3 Client Runtime をアンインストールしてから,XMAP3 Server Runtime をインストールして
ください。
11
1 XMAP3 の概要
実行環境を引き継ぐ場合は,XMAP3 Client Runtime の環境ファイル操作で,環境設定ファイルをバッ
クアップしてください。XMAP3 Server Runtime をインストール後,環境ファイル操作で環境設定
ファイルをリストアします。
• XMAP3 Version 4 の環境を XMAP3 Version 5 に引き継ぐ場合,次のように操作してください。
XMAP3/Enterprise Edition または XMAP3/NET の環境を引き継ぐとき
XMAP3 Server Runtime をインストールする前に,XMAP3 Version 4 の環境ファイル操作で,環
境設定ファイルをバックアップしてください。バックアップ前に,XMAP3 Server Runtime をイン
ストールすると,開発環境は引き継げません。環境設定ファイルをバックアップしたら,XMAP3
Server Runtime を更新インストールしたあとで,XMAP3 Developer をインストールしてくださ
い。XMAP3 Developer の環境ファイル操作で,開発環境をリストアしてください。
XMAP3/REPORT3 の環境を引き継ぐとき
XMAP3 Developer を更新インストールしたあとで,XMAP3 Server Runtime をインストールし
てください。
「%TEMP%\_XMAP3_Developer\ETC」下のファイルを,
「XMAP3インストールフォルダ \ETC」
に上書きコピーしてください。
(2) XMAP3 Client Runtime のインストール時の注意(更新インストール)
ファイル名やディスク容量は,新規インストール時と同じです。
「1.5.1 XMAP3 の新規インストール」を
参照してください。
• 更新インストールで,すでにインストールされている実行製品はアンインストールされますが,実行環
境は引き継がれます。
• XMAP3 Server Runtime の環境に,XMAP3 Client Runtime は更新インストールできません。
XMAP3 Server Runtime をアンインストールしてから,XMAP3 Client Runtime をインストールして
ください。
実行環境を引き継ぐ場合は,XMAP3 Server Runtime の環境ファイル操作で,環境設定ファイルをバッ
クアップしてください。XMAP3 Client Runtime をインストール後,環境ファイル操作で環境設定
ファイルをリストアします。
• XMAP3 Version 4 の環境を XMAP3 Version 5 に引き継ぐ場合,次のように操作してください。
XMAP3/Enterprise Edition または XMAP3/NET の環境を引き継ぐとき
XMAP3 Client Runtime をインストールする前に,XMAP3 Version 4 の環境ファイル操作で,環
境設定ファイルをバックアップしてください。バックアップ前に,XMAP3 Client Runtime をイン
ストールすると,開発環境は引き継げません。環境設定ファイルをバックアップしたら,XMAP3
Client Runtime を更新インストールしたあとで,XMAP3 Developer をインストールしてくださ
い。XMAP3 Developer の環境ファイル操作で,開発環境をリストアしてください。
XMAP3/REPORT3 の環境を引き継ぐとき
XMAP3 Developer を更新インストールしたあとで,XMAP3 Client Runtime をインストールし
てください。
「%TEMP%\_XMAP3_Developer\ETC」下のファイルを,
「XMAP3インストールフォルダ \ETC」
に上書きコピーしてください。
(3) XMAP3/Web for Cosminexus のインストール時の注意(更新インストール)
ファイル名やディスク容量は,新規インストール時と同じです。
「1.5.1 XMAP3 の新規インストール」を
参照してください。
すでに XMAP3/Web for Cosminexus がインストールされている場合は,次のように操作してください。
12
1 XMAP3 の概要
XMAP3/Web for Cosminexus の環境設定ファイルの内容を引き継ぐ場合
XMAP3/Web for Cosminexus をアンインストールしないで,XMAP3/Web for Cosminexus を更
新インストール(同一フォルダにインストール)してください。このとき,インストーラは,いったん
XMAP3/Web for Cosminexus をアンインストールしますが,環境設定ファイルの内容は引き継がれ
ます。
XMAP3/Web for Cosminexus の環境設定ファイルの内容を引き継がない場合
XMAP3/Web for Cosminexus をアンインストールしてから,XMAP3/Web for Cosminexus をイ
ンストールしてください。インストール後に,環境設定ファイルを再設定する必要があります。
XMAP3/Web for Cosminexus 05-07 以降に更新インストールする場合
XMAP3/Web for Cosminexus 05-07 以降では,Web サーバからの受信データの不正時にメッセー
ジを出力するように「X3XWBJCS.JS」を変更しています。メッセージを出力するには,
「X3XWBJCS.JS」を更新してください。
更新インストールでインストールする場合,すでにインストールされている XMAP3 製品によって,イン
ストールパス名が異なります。更新インストールの場合のインストール先を次の表に示します。
表 1‒4 更新インストールの場合のインストール先
インストール済みの XMAP3 製品
インストール先フォルダ
XMAP3/Web 04-xx
XMAP3/Web 04-xx のインストールフォルダ
XMAP3/Web for Cosminexus 04-xx
XMAP3/Web for Cosminexus 04-xx のインストールフォルダ
XMAP3/Web 04-xx
XMAP3/Web for Cosminexus 04-xx のインストールフォルダ
XMAP3/Web for Cosminexus 04-xx
XMAP3/Web for Cosminexus 05-xx
(XMAP3/Web 04-xx のインストールフォルダは使用しない)
XMAP3/Web for Cosminexus 05-xx のインストールフォルダ
(Version 5 のリビジョンアップ)
!
注意事項
XMAP3 Version 4 の XMAP3/Web および XMAP3/Web for Cosminexus に更新インストールする場合,更
新前の製品の削除を示すダイアログがインストール画面に隠れることがあります。このダイアログの操作が必
要な場合は,タスクバーのダイアログのアイコンをクリックするか,[Alt]+[Tab]キーでダイアログの表示
を切り替えて前面に表示してください。
(4) XMAP3/Web for Cosminexus の Web クライアントへのインストール時の注意(更
新インストール)
ファイル名や適用 OS は,新規インストール時と同じです。
「1.5.1(1) XMAP3/Web for Cosminexus の
Web クライアントへのインストール」を参照してください。
• XMAP3 Version 4 で Web クライアントとして使用していたマシンを XMAP3 Version 5 の Web
クライアントとして使用する場合,XMAP3 Version 5 用の XMAP3 ActiveX コントロールをインス
トールする必要があります。XMAP3 Version 5 用の XMAP3 ActiveX コントロールのインストール
については,「1.5.1(1)(a) Web クライアントへのインストール」を参照してください。
• XMAP3 Version4 の起動 HTML は,XMAP3 Version 4 用の XMAP3 ActiveX コントロールにだけ
対応しています。XMAP3 Version 4 で Web クライアントとして使用していたマシンを XMAP3
Version 5 の Web クライアントとして使用する場合,XMAP3 Version4 の起動 HTML を XMAP3
Version 5 用の起動 HTML に改修する必要があります。XMAP3 Version 5 で提供している起動
13
1 XMAP3 の概要
HTML サンプルを基に改修してください。XMAP3 Version 5 用の起動 HTML については,
「16.4.1 起動 HTML のカスタマイズ」を参照してください。
1.5.3 XMAP3 アンインストール時の注意
XMAP3 をアンインストールする場合の注意について説明します。
(1) XMAP3 Server Runtime および XMAP3 Client Runtime のアンインストール時の注
意
アンインストールの前に,必ず Windows 上で動作しているアプリケーションをすべて終了させてから,
Administrators グループに属するユーザでアンインストールしてください。
アンインストールによって,削除される情報と残る情報を次に示します。
• アンインストールで削除される情報
インストール時に XMAP3 Server Runtime または XMAP3 Client Runtime が提供するファイルは削
除されます。
• アンインストールで削除されない情報
ユーザが作成したフォルダ,ファイル,およびマップは削除されません。
(2) XMAP3 Server Runtime および XMAP3 Client Runtime のアンインストール手順
アンインストールは,Windows の[アプリケーションの追加と削除]から実行してください。
アンインストール中に,共用ファイルを削除するかどうかを問い合わせるダイアログが表示されることがあ
ります。削除すると,ほかのアプリケーションを起動できなくなることがあるので,削除してよいかどうか
わからない場合は,削除しないでください。
アンインストール後,Windows の状態によっては,インストール時に作成されたプログラム一覧のメ
ニューが削除されなかったり,インストールされたファイルが削除されなかったりすることがあります。こ
のようなときは,Windows を再起動してください。
(3) XMAP3/Web for Cosminexus のアンインストール時の注意
Web サーバにインストールされている XMAP3/Web for Cosminexus および Web クライアントにイ
ンストールされている XMAP3 ActiveX コントロールを削除(アンインストール)する際の注意について
説明します。
アンインストールの前に,必ず Windows 上で動作しているアプリケーションをすべて終了させてから,
Administrators グループに属するユーザでアンインストールしてください。
アンインストールによって,削除される情報と残る情報を次に示します。
• アンインストールで削除される情報
各種セットアップ情報,サンプルなどのインストール時に XMAP3/Web for Cosminexus が提供する
ファイルは削除されます。
• アンインストールで残る情報
ユーザが作成したフォルダとファイル,およびマップは残ります。
14
1 XMAP3 の概要
(4) XMAP3/Web for Cosminexus のアンインストール手順
アンインストールは,Windows の[アプリケーションの追加と削除]から実行してください。Web クラ
イアントには,XMAP3 ActiveX コントロールとして次に示すプログラム名でインストールされています。
• XMAP3 Cosminexus 連携機能の Web クライアント:XMAP3/Web Client for Cosminexus
• XMAP3 TP1/Web 連携機能の Web クライアント:XMAP3/Web Client for TP1
アンインストール中に,共用ファイルを削除するかどうかを問い合わせるダイアログが表示されることがあ
ります。削除すると,ほかのアプリケーションを起動できなくなることがあるので,削除してよいかどうか
わからない場合は,削除しないでください。
アンインストール後,スタートメニューからインストール時に作成されたメニューが削除されなかったり,
インストールされたファイルが削除されなかったりすることがあります。このようなときは,Windows を
再起動してください。
1.5.4 旧バージョン(VV-RR-/S)の XMAP3 に戻す場合の注意
XMAP3 Server Runtime または XMAP3 Client Runtime のインストール後には,XMAP3 Version 4 を
更新インストールできません。いったん XMAP3 Server Runtime または XMAP3 Client Runtime をア
ンインストールしてください。
15
1 XMAP3 の概要
1.6 UNIX 版 XMAP3 のインストールとアンインス
トール時の注意
UNIX 版 XMAP3 Server Runtime(XMAP3 サーバ実行環境)のインストールとアンインストール時の注
意について説明します。製品をインストールする UNIX マシンを次に示します。
XMAP3 Server Runtime
XMAP3 サーバ用のサーバマシン,または帳票出力用の UNIX マシン
1.6.1 XMAP3 の新規インストール
XMAP3 を新規で UNIX マシンにインストールする場合の注意について説明します。
XMAP3 は日立 PP インストーラを使用してインストールします。日立 PP インストーラはスーパユーザ
以外では実行できません。インストール対象のマシンにスーパユーザでログインしてください。
1.6.2 XMAP3 の上書きインストール
XMAP3 製品がインストールされたマシンに上書きインストールする場合の注意について説明します。
• XMAP3 がインストールされているマシンへの上書きインストールの可否を次の表に示します。
表 1‒5 XMAP3 インストール済みマシンへの上書きインストールの可否
インストール済み製品
上書きインストールする
XMAP3 Version 4 製品
上書きインストールする
XMAP3 Version 5 製品
XMAP3 Server
XMAP3 Server Runtime
XMAP3 Version 4
XMAP3 Server
○
○
XMAP3 Version 5
XMAP3 Server Runtime
×
○
(凡例)
○:更新インストールとしてインストールされます。
×:インストールできません。既存の製品をいったんアンインストールしてください。
• XMAP3 は日立 PP インストーラを使用してインストールします。日立 PP インストーラはスーパユー
ザ以外では実行できません。インストール対象のマシンにスーパユーザでログインしてください。
• 上書きインストール時は,XMAP3 が提供する環境設定ファイル,および外字 KEIS←→シフト JIS コー
ド変換テーブルを除いて,インストールを実行した提供ファイルに書き換えられます。上書きを抑止(イ
ンストール前の内容を保持)するファイルの一覧を次の表に示します。
表 1‒6 上書きを抑止する提供ファイル一覧
ファイルの種類
16
ファイル名
仮想端末名ファイル
/etc/opt/HIXMAP/XMAPhosts
マッピング構成ファイル
/etc/opt/HIXMAP/XMAPconfig
マッピング属性ファイル
/etc/opt/HIXMAP/XMAPsrv/xps
AP 環境ファイル
/etc/opt/HIXMAP/XMAPdrv
サービス名ファイル
/etc/opt/HIXMAP/XPWhosts
1 XMAP3 の概要
ファイルの種類
ファイル名
表示・印刷環境ファイル
/etc/opt/HIXMAP/XPWconfig
外字 KEIS←→シフト JIS コード変換テーブル
/usr/lib/X11/fonts/hitachi/cnv_map_tbl
• XMAP3 Version 4 に XMAP3 Version 5 を上書きインストールした場合,XMAP3 Version 4 が製品
提供していたサンプルプログラムは残ります。残されたサンプルプログラムは,XMAP3 Version 5 を
アンインストールするときに削除されます。
1.6.3 XMAP3 アンインストール時の注意
XMAP3 をアンインストールする場合の注意について説明します。
• XMAP3 は日立 PP インストーラを使用してアンインストールします。日立 PP インストーラはスーパ
ユーザ以外では実行できません。アンインストール対象のマシンにスーパユーザでログインしてくだ
さい。
• 次に示すディレクトリは,ユーザが作成したディレクトリやファイルがあった場合でも削除されます。
必要なファイルがある場合はアンインストール前にバックアップしてください。
/opt/HIXMAP
/etc/opt/HIXMAP
/var/tmp/HIXMAP
1.6.4 旧バージョン(VV-RR-/S)の XMAP3 に戻す場合の注意
インストール済みの XMAP3 よりも古いバージョン(VV-RR-/S)の XMAP3 に戻す場合,先にインストー
ル済みの XMAP3 をアンインストールしてください。
17
2
XMAP3 サーバ/クライアント実
行環境の概要
この章では,XMAP3 サーバ/クライアント実行環境のシステム構成と画面・
帳票の開発から実行までに必要な作業項目について説明します。
19
2 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要
2.1 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境のシステ
ム構成
XMAP3 が実行環境として利用できるシステム構成の種類を紹介します。
2.1.1 スタンドアロン構成
XMAP3 では,画面表示と帳票印刷の業務を 1 台のマシンで実行する,スタンドアロン構成を利用できま
す。
そのほか,次のスタンドアロン構成が利用できます。構成の詳細および設定手順については,
「6.1 スタン
ドアロン構成の設定手順(Windows)」を参照してください。
• 画面利用スタンドアロン構成
画面表示の業務だけを実行する構成
• プリンタ利用スタンドアロン構成
帳票印刷の業務だけを実行する構成
2.1.2 C/S 構成
XMAP3 では,クライアントとサーバで通信して業務を実行する,C/S 構成を利用できます。なお,サー
バに XMAP3 Version 4 を,クライアントに XMAP3 Version 5 を適用した C/S 構成を構築できます。た
だし,サーバよりも前か同じバージョン(VV-RR)の XMAP3 で開発したマップと AP を使用する必要が
あります。
なお,共有環境(ユーザの簡易切り替え機能)を利用する場合は,C/S 構成での運用はできません。
!
注意事項
C/S 構成のクライアントで利用する XMAP3 のバージョン(VV-RR)は,必ずサーバで利用する XMAP3 の
バージョン(VV-RR)以降のものを利用してください。また,C/S 構成で利用できるのは,サーバ側の XMAP3
のバージョン(VV-RR)でサポートしている範囲の機能となるので注意してください。
(1) 基本的な C/S 構成
AP およびマッピングライブラリがサーバ側にあり,表示・印刷サービスがクライアント側にある構成で
す。
20
2 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要
(2) XMAP3 サーバを複数起動する C/S 構成
1 台のサーバマシンに複数の XMAP3 サーバを起動する場合の C/S 構成です。異なるサービス名を指定す
ることで,1 台のサーバマシン上に複数の XMAP3 サーバを同時に起動できます。クライアントは,サー
ビス名を指定することで接続する XMAP3 サーバを選択します。業務ごとに XMAP3 サーバを分けて管理
する場合は,このシステムを構築してください。XMAP3 サーバを二つ起動する構成を次に示します。
そのほか,次の C/S 構成が利用できます。構成の詳細および設定手順については,「6.2 C/S 構成の設定
手順」を参照してください。
• クライアントから接続するサーバ AP を共用する C/S 構成
複数のクライアントからサーバに接続して共通の業務を実行する場合の構成
• クライアントから接続するサーバ AP が異なる C/S 構成
複数のクライアントからサーバに接続して,クライアントごとに別々の業務を実行する場合や,1 クラ
イアントで複数の業務を実行する場合の構成
• サーバ AP から出力先プリンタを指定する C/S 構成
サーバにある AP から出力先プリンタを指定する業務を実行する場合の構成
• サーバが 2 台以上の C/S 構成
21
2 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要
クライアントから複数のサーバに接続して業務を実行する場合の構成
• 1 台のマシン上に XMAP3 サーバを複数起動する C/S 構成
1 台のサーバマシン上にある複数の XMAP3 サーバで,異なる AP を実行する場合の構成
• XMAP3 プリントサーバを利用する C/S 構成
XMAP3 を Windows サービスで起動して,プリントサーバとして無人運転する構成
• NAT を利用する C/S 構成
NAT を利用して,途中で IP アドレスを変換する環境で運転する構成
2.1.3 OLTP 構成
XMAP3 では,OpenTP1 を利用したオンライントランザクション処理(OLTP)のシステム構成が利用で
きます。
(1) OLTP サーバ構成
OpenTP1 の TP1/MCF を利用した OLTP 構成で,XMAP3 をサーバとして使用し,クライアント/サー
バ型のオンライン業務をする場合の構成です。
(2) OLTP クライアント構成
OpenTP1 の TP1/LiNK を利用した OLTP 構成で,XMAP3 をクライアントとして利用し,クライアント
/サーバ型のオンライン業務を実行する場合の構成です。
22
2 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要
2.1.4 クラスタ構成
クラスタマシンで XMAP3 サーバを起動し,さらに,クライアントマシンで XMAP3 クライアントを起動
して,XMAP3 の通信機能を利用して C/S 構成を構築できます。クラスタ構成では,XMAP3 サーバを動
作させる各クラスタマシンのノードに,XMAP3 をインストールしてください。
!
注意事項
クラスタマシンで起動できる XMAP3 サーバは一つだけです。複数の XMAP3 サーバを同時に起動できませ
ん。クラスタマシン上で,別のノードの XMAP3 サーバを起動する場合には,現在起動している XMAP3 サー
バを終了させてから起動してください。
23
2 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要
2.1.5 ターミナルサービス構成
XMAP3 をターミナルサービスの Windows サーバにインストールして利用できます。Windows クライ
アントには XMAP3 をインストールする必要はありません。
Windows クライアントの操作によって,Windows サーバで動作する XMAP3 の AP から,Windows ク
ライアントのディスプレイに XMAP3 の画面を表示します。また,実行時にターミナルクライアントのプ
リンタに帳票を出力します。
「通常使うプリンタ」を使用する場合は,XMAP3 の表示・印刷セットアップで「通常使うプリンタ」を割
り当てる設定をしてください。Windows サーバでネットワークプリンタとして設定していないクライア
ントのプリンタを使用できますが,帳票出力が実行されるときに,該当するプリンタが「通常使うプリン
タ」となっていることが前提となります。
24
2 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要
2.2 画面・帳票の実行に使用するコンポーネント
XMAP3 を構成するコンポーネントについて説明します。
(1) 実行用コンポーネント
XMAP3 は,マッピングライブラリ,および表示サービス・印刷サービスの制御で構成されます。これらの
制御に AP を加えたコンポーネントによって,XMAP3 を使った画面表示,帳票印刷の実行が制御されま
す。
スタンドアロン構成の場合は,1 台の Windows マシン上に実行用のコンポーネントがすべて配置されま
す。C/S 構成の場合は,実行用のコンポーネントが,ネットワークシステムのどこに配置されるかによっ
て,使用する XMAP3 の構成が決まります。ターミナルサービス構成の場合は,スタンドアロン構成と同
じコンポーネントが Windows サーバに配置されます。
スタンドアロンおよび C/S 構成での XMAP3 実行環境で使用するコンポーネントを次に示します。
(a) スタンドアロン構成でのコンポーネント
スタンドアロン構成でのコンポーネントを次に示します。
図 2‒1 スタンドアロン構成でのコンポーネント
(b) C/S 構成でのコンポーネント
C/S 構成(アプリケーションサーバ型 C/S システム)でのコンポーネントを次に示します。
25
2 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要
図 2‒2 C/S 構成でのコンポーネント
(c) UNIX を利用した C/S 構成でのコンポーネント
UNIX サーバを利用した C/S 構成(アプリケーションサーバ型 C/S システム)でのコンポーネントを次に
示します。
26
2 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要
図 2‒3 UNIX サーバを利用した C/S 構成でのコンポーネント
(2) コンポーネントの機能概要
実行環境で使用する各コンポーネントの機能概要を説明します。
• マッピングライブラリ
表示,または印刷するための定義体(画面・帳票では物理マップ,書式オーバレイでは書式イメージ
ファイルおよび行制御データファイル)を格納フォルダから選び,AP からの入出力要求で,表示サー
ビスまたは印刷サービスを介して,画面の表示や帳票の印刷を実行するための API を提供するライブラ
リです。
• 表示サービス・印刷サービス
マッピングライブラリからの入出力要求を Windows の命令に変換し,画面表示やプリンタ印刷との入
出力機能を実行するサービスです。
• 表示・印刷セットアップ
キーボードの割り当てや画面デザインなどの,画面に関する環境設定と,プリンタやスプールへの出力
単位などの帳票に関する環境設定をする機能です。
• C/S セットアップ
XMAP3 の C/S 構成での TCP/IP のホスト名,仮想端末名,表示・印刷サービス名の関連づけ,実行
する AP に関する環境設定をする機能です。
• ハードコピー
XMAP3 で作成した画面のハードコピーを採取する機能です。画面の確認やトラブル発生時のデバッ
グなどに利用できます。
27
2 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要
• ロギング支援
実行時のログを採取する機能です。トラブル発生の原因の調査などに利用できます。
• 環境ファイル操作
表示・印刷セットアップ,C/S セットアップなどで設定した環境設定ファイルをバックアップおよびリ
ストアする機能です。
• 印刷拡張セットアップ
出力時のプリンタ給紙トレイと出力帳票のフォントを設定できる機能です。XMAP3 Server Runtime
の機能または XMAP3 Client Runtime のオプション製品として提供します。
• ヘルプ(実行環境)
XMAP3 の使い方に関するヘルプ機能です。
28
2 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要
2.3 開発から実行までの流れ
画面・帳票の開発から実行までに必要な作業項目を示します。使用するシステム構成やターゲット環境に応
じて,実施してください。なお,XMAP3 実行環境では,XMAP3 Version 5 で開発した AP だけでなく,
XMAP3 Version 4 で開発した AP を実行できます。また,XMAP3 サーバ実行環境として,XMAP3
Version 4 の製品を適用できます。XMAP3 Version 4 を XMAP3 サーバ実行環境に適用する場合は,該
当する XMAP3 Version 4 の製品よりも前のバージョン(VV-RR)で開発したマップを使用してくださ
い。
開発から実行までの作業の流れを次に示します。
1. 画面や帳票のレイアウトと AP での処理を考えます。
29
2 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の概要
画面や帳票のレイアウトを設計するときは,次を参照してください。
• マニュアル「XMAP3 開発ガイド」
AP での処理を設計するときは,次を参照してください。
• マニュアル「XMAP3 プログラミングガイド」
2. XMAP3 をインストールし,各種リソースの準備と,ドローセットアップで環境設定をします。
XMAP3 Developer のインストール,各種リソースの準備,ドローセットアップでの環境設定について
は,次を参照してください。
• マニュアル「XMAP3 開発ガイド」
3. ドローで,画面や帳票のレイアウトを作成します。
ドロー,画面や帳票のレイアウトの作成については,次を参照してください。
• マニュアル「XMAP3 開発ガイド」
画面・帳票の定義中や,定義後にテスト表示・印刷をする場合は,この時点で,実行環境の設定が必要
になります。実行環境の設定については,次を参照してください。
• 「4 XMAP3 実行環境の設定」
• 「8 画面に関する環境設定」
• 「9 帳票に関する環境設定」
4. AP を作成し,コンパイルします。
UNIX 版 XMAP3 Server Runtime の場合は,AP を開発する前にレイアウト作成時に生成したファイ
ルを転送してください。
Windows 版 XMAP3 および UNIX 版 XMAP3 の AP 開発については,次を参照してください。
• マニュアル「XMAP3 プログラミングガイド」
5. 作成したレイアウトと AP を実行環境に配布します。
実行環境の設定については,次を参照してください。
• 「4 XMAP3 実行環境の設定」
• 「8 画面に関する環境設定」
• 「9 帳票に関する環境設定」
• 「10 AP 実行に関する環境設定」
C/S 構成で,XMAP3 の画面・帳票を実行する場合は,TCP/IP 通信をする環境設定のほかに,XMAP3
としての C/S の設定も必要になります。利用する運用形態に合わせて環境を設定してください。
• 「6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定」
• 「11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定」
実行環境が整ったら,業務運用の動作を確認します。XMAP3 と関連するほかの製品との連携した動作
も確認します。
• 「14 XMAP3 サーバ/クライアントの操作」
• 「19 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境のトラブルシュート」
30
3
XMAP3 Web 実行環境の概要
この章では,XMAP3 Web 実行環境の概要について説明します。
31
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
3.1 XMAP3 Cosminexus 連携機能の Web システム
の概要(Java)
開発言語に Java を使った,XMAP3 Cosminexus 連携機能の Web システムの概要について説明します。
3.1.1 XMAP3 Cosminexus 連携機能で必要となる OS とソフトウェ
ア(Java)
XMAP3 Cosminexus 連携機能が動作するためのサーバ側および Web クライアント側の対象 OS とソフ
トウェアを次に示します。
(1) 対象 OS(サーバ側)
• Windows Vista
• Windows 7
• Windows 8
• Windows 8.1
• Windows Server 2003
• Windows Server 2003 R2
• Windows Server 2008
• Windows Server 2008 R2
• Windows Server 2012
• Windows Server 2012 R2
(2) 対象 OS(Web クライアント側)
• Windows XP
• Windows Vista
• Windows 7
• Windows 8
• Windows 8.1
• Windows Server 2003
• Windows Server 2003 R2
• Windows Server 2008
• Windows Server 2008 R2
• Windows Server 2012
• Windows Server 2012 R2
注
64bit 版の Windows では,32bit 互換モード(WOW64:Windows On Windows 64)で動作しま
す。Windows XP,および Windows Vista は 32bit 版だけの対応です。
32
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
!
注意事項
XMAP3 Cosminexus 連携機能は,Windows のターミナルサービス,またはリモートデスクトップ機能を利用
して実行できません。
(3) 開発時に必要なソフトウェア
画面,帳票の開発時に必要なソフトウェアを次の表に示します。
表 3‒1 画面,帳票の開発時に必要なソフトウェア(XMAP3 Cosminexus 連携機能)
種別
必要なソフトウェア
論理マップおよび物理マップの作成
XMAP3 Developer
ユーザプログラム,サーブレットの作成と
uCosminexus Developer Standard,
コンパイル
uCosminexus Developer Professional,または
uCosminexus Service Architect
Eclipse Web Tools Platform(WTP)※,Eclipse※,MyEclipse※
注※
Eclipse Web Tools Platform(WTP),Eclipse,MyEclipse は,Cosminexus が推奨するバージョン(VV-RR)
を使用してください。
開発したユーザプログラムをテストするには,この表に示したソフトウェアのほかに,以降の「(4) 実行
時に必要なソフトウェア」で示すソフトウェアも必要です。
XMAP3 で定義した画面・帳票のテスト表示やテスト印刷は,XMAP3 Developer が提供するドローを使
用できます。
(4) 実行時に必要なソフトウェア
XMAP3 Cosminexus 連携機能を利用した Web システムの実行には,次に示すソフトウェアが必要です。
業務アプリケーションの目的(FAX コネクションとの連携や JP1 を利用したバッチ業務など)に応じて必
要となるソフトウェアがあれば準備してください。
(a) サーバ側に必要なソフトウェア
サーバ側に必要なソフトウェアを次の表に示します。
表 3‒2 実行に必要なサーバ側のソフトウェア
種別
Cosminexus 実行環境
必要なソフトウェア
uCosminexus Application Server Standard,
uCosminexus Application Server Enterprise,または
uCosminexus Service Platform
Web サーバ
Hitachi Web Server,または Internet Information Services
(b) Web クライアント側に必要なソフトウェア
Web クライアント側に必要なソフトウェアは,Web ブラウザだけです。対応している Web ブラウザを
次に示します。
• Internet Explorer 6
33
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
• Internet Explorer 7
• Internet Explorer 8
• Internet Explorer 9
• Internet Explorer 10
• Internet Explorer 11
Web ブラウザが対応している OS を使用してください。
!
注意事項
• Internet Explorer から提供されている Microsoft(R) Internet Controls を使用して,独自にフレームウィン
ドウを作成した Web ブラウザは使用できません。
• Internet Explorer 10 以降を使用する場合,Windows UI の Internet Explorer では XMAP3/Web for
Cosminexus の機能を使用できません。XMAP3/Web for Cosminexus の機能を使用する場合は,デスク
トップ用の Internet Explorer を使用してください。
3.1.2 XMAP3 Cosminexus 連携機能を利用した Web システムの形
態(Java)
開発言語に Java を使う場合の,XMAP3 Cosminexus 連携機能を利用した Web システムの形態について
説明します。Java 環境での XMAP3 Cosminexus 連携機能では,次に示す Web システムを構築できま
す。
• Cosminexus ベースの Web システム構成
(1) Cosminexus ベースの Web システム構成(XMAP3 Cosminexus 連携機能 Java)
Cosminexus ベースの Web システム構成の開発から実行までの手順を次の図に示します。
34
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
図 3‒1 Cosminexus ベースの Web システム構成の開発から実行までの手順(Java)
1. Web クライアントには,XMAP3 ActiveX コントロールを事前にインストールしておきます。Web ク
ライアントへのインストールについては,「1.5.1 XMAP3 の新規インストール」の Web クライアン
トへのインストールの説明を参照してください。
2. XMAP3 開発環境(XMAP3 Developer)で「C 言語」用の画面または帳票を作成します(または,既
存のマップ定義を使用します)。
3. 画面または帳票の定義終了時に,「C 言語」用の論理マップおよび物理マップが作成されます。
4. XMAP3 開発環境で作成済みの動的変更テーブルおよび 2.で作成された入力/出力論理マップを,Java
言語用ツールを使用してそれぞれ動的変更用 XML 文書,入力/出力データ用 XML 文書,および定数
用 XML 文書に変換します。
5. Java 開発環境(WTP,MyEclipse,Eclipse,JBuilder など)で作成したユーザプログラム,3.で変換
した四つの XML 文書,物理マップなどを EAR ファイルにまとめ,実行環境(Cosminexus アプリケー
ションサーバ)にデプロイします。
6. Web クライアントの Web ブラウザから起動 HTML をブラウズします。
ブラウズを完了すると,業務を実行できます。
35
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
(a) Cosminexus ベースの Web システムの動作
Cosminexus ベースの Web システムの動作と Web システムを構成するプログラムについて説明します。
画面入出力業務を例に,Cosminexus ベースの Web システムの動作を次の図に示します。
図 3‒2 Cosminexus ベースの Web システムの動作(Java)
Web クライアントには,XMAP3 ActiveX コントロールを事前にインストールしておきます。Web クラ
イアントへのインストールについては,
「1.5.1 XMAP3 の新規インストール」の Web クライアントへの
インストールの説明を参照してください。
1. Web ブラウザから起動 HTML の読み込み
Web クライアント側で Web ブラウザを起動し,起動 HTML の URL を入力してサーバ上にある起動
HTML を読み込みます。
2. 業務サーブレットの呼び出し
XMAP3 ActiveX コントロールは,起動 HTML に指定された業務サーブレットを呼び出します。呼び
出された業務サーブレットは,初期表示する画面や帳票の識別子(物理マップ名),仮想端末名などの
通信制御情報,および出力論理データを XMAP3 実行クラスライブラリのメソッドを利用して設定しま
す。
3. XMAP3 実行クラスライブラリの呼び出し
XMAP3 実行クラスライブラリから必要なデータを,環境管理ファイル,入力/出力データ用 XML 文
書,定数用 XML 文書,動的変更用 XML 文書,および通信制御用 XML 文書から参照します。
4. データの取得
XMAP3 実行クラスライブラリは,仮想端末名および通信制御情報を業務サーブレットに送信します。
5. 業務サーブレットのデータ送信
36
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
業務サーブレットは,XMAP3 実行クラスライブラリから取得した受信データを,Web ブラウザ側の
XMAP3 ActiveX コントロールに送信します。
6. 画面・帳票出力に必要な物理マップや環境設定ファイルのダウンロード
業務サーブレットから取得した受信データに関連して,出力に必要な物理マップ,ポップアップメ
ニューファイル,および環境設定ファイルが Web クライアント側にダウンロードされます。
Web の実行に必要な環境設定ファイルについては,「15.1 サーバ側の環境設定」を参照してくださ
い。
7. 業務サーブレットの呼び出し
XMAP3 ActiveX コントロールは,入力データを処理する業務サーブレットを呼び出します。
業務サーブレットは,ユーザの操作に応じて発生した入力データや動作結果を表すエラーコードを受け
取り,入力データ用の業務処理を実行します。実行結果を表示する画面や帳票の識別子(物理マップ
名)や仮想端末名などの通信制御情報,および出力論理データなどの送信データを XMAP3 実行クラス
ライブラリのメソッドを利用して設定および参照します。
以降は業務を終了するまで 3.〜7.が繰り返されます。
(b) Web システムを構成するプログラム
XMAP3 Cosminexus 連携機能を利用した Web システムは,XMAP3 Cosminexus 連携機能が提供する
プログラムや,ユーザが作成するプログラムなどで構成されています。これらの Web システムを構成する
プログラムについて説明します。
XMAP3 Cosminexus 連携機能の起動 HTML
XMAP3 Cosminexus 連携機能を利用した Web システムの運用を開始するための HTML ファイルで
す。
XMAP3/Web for Cosminexus では起動 HTML および起動 HTML 用スクリプトファイルのサンプ
ルを提供しています。開発する Web システムに合わせて,起動 HTML をカスタマイズしてください。
カスタマイズ方法については,「16.4.1 起動 HTML のカスタマイズ」を参照してください。
XMAP3 ActiveX コントロール(XMAP3/Web Client for Cosminexus)
Web ブラウザ上で,XMAP3 の画面の表示や帳票の印刷を制御するためのプログラムです。実行制御
部では,Web クライアントとサーバ間でやり取りする送受信データを処理します。
Web クライアントでインストーラを実行して,XMAP3 ActiveX コントロールをインストールします。
XMAP3 ActiveX コントロールは,XMAP3/Web for Cosminexus が提供するプログラムで,新規で
作成したりカスタマイズしたりする必要はありません。
業務サーブレット
Web サーバ側で動作する,業務用 Java プログラムです。
Web クライアントとの通信,画面遷移,業務処理などを実行します。Web クライアントとの通信およ
び受信/送信データの制御は,XMAP3 実行クラスライブラリを利用します。
処理方法については,開発する Web アプリケーションシステムに合わせて画面遷移や業務用にクラス
を利用するなど,任意に編集できます。
XMAP3 実行クラスライブラリ(xmap3server.jar)
XMAP3 Cosminexus 連携機能が提供するクラスライブラリです。ユーザは,受信/送信データを
XMAP3 実行クラスライブラリのメソッドを利用して取得し,業務サーブレットを作成します。
37
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
3.2 XMAP3 Cosminexus 連携機能の Web システム
の概要(COBOL)
開発言語に COBOL を使った,XMAP3 Cosminexus 連携機能の Web システムの概要について説明しま
す。
3.2.1 XMAP3 Cosminexus 連携機能で必要となる OS とソフトウェ
ア(COBOL)
XMAP3 Cosminexus 連携機能が動作するためのサーバ側および Web クライアント側の対象 OS とソフ
トウェアを次に示します。
(1) 対象 OS(サーバ側)
• Windows Vista
• Windows 7
• Windows 8
• Windows 8.1
• Windows Server 2003
• Windows Server 2003 R2
• Windows Server 2008
• Windows Server 2008 R2
• Windows Server 2012
• Windows Server 2012 R2
(2) 対象 OS(Web クライアント側)
• Windows XP
• Windows Vista
• Windows 7
• Windows 8
• Windows 8.1
• Windows Server 2003
• Windows Server 2003 R2
• Windows Server 2008
• Windows Server 2008 R2
• Windows Server 2012
• Windows Server 2012 R2
注
64bit 版の Windows では,32bit 互換モード(WOW64:Windows On Windows 64)で動作しま
す。Windows XP,および Windows Vista は 32bit 版だけの対応です。
38
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
!
注意事項
XMAP3 Cosminexus 連携機能は,Windows のターミナルサービス,またはリモートデスクトップ機能を利用
して実行できません。
(3) 開発時に必要なソフトウェア
画面,帳票の開発時に必要なソフトウェアを次の表に示します。
表 3‒3 画面,帳票の開発時に必要なソフトウェア(XMAP3 Cosminexus 連携機能)
種別
必要なソフトウェア
論理マップおよび物理マップの作成
XMAP3 Developer
ユーザプログラム,COBOL アクセス用
Bean およびサーブレットの作成とコンパ
イル
COBOL2002 Net Server Suite,
COBOL2002 Net Client Suite,または
COBOL2002 Net Developer※1
uCosminexus Developer Standard,
uCosminexus Developer Professional,または
uCosminexus Service Architect
Eclipse Web Tools Platform(WTP)※2,Eclipse※2,MyEclipse※2
注※1
COBOL2002 のインストール時に,COBOL2002 の Cosminexus 連携をインストールしてください。
注※2
Eclipse Web Tools Platform(WTP),Eclipse,MyEclipse は,Cosminexus が推奨するバージョン(VV-RR)
を使用してください。
開発したユーザプログラムをテストするには,この表に示したソフトウェアのほかに,
「(4) 実行時に必要
なソフトウェア」で示すソフトウェアも必要です。
XMAP3 で定義した画面・帳票のテスト表示やテスト印刷は,XMAP3 が提供するドローを使用できます。
(4) 実行時に必要なソフトウェア
XMAP3 Cosminexus 連携機能を利用した Web システムの実行には,次に示すソフトウェアが必要です。
業務アプリケーションの目的(FAX コネクションとの連携や JP1 を利用したバッチ業務など)に応じて必
要となるソフトウェアがあれば準備してください。
(a) サーバ側に必要なソフトウェア
サーバ側に必要なソフトウェアを次の表に示します。
表 3‒4 実行に必要なサーバ側のソフトウェア
種別
Cosminexus 実行環境
必要なソフトウェア
uCosminexus Application Server Standard,
uCosminexus Application Server Enterprise,または
uCosminexus Service Platform
Web サーバ
Hitachi Web Server,または
Internet Information Services
39
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
種別
ユーザプログラムの実行環境※1
必要なソフトウェア
COBOL2002 Net Server Runtime,または
COBOL2002 Net Server Suite※2
注※1
ユーザプログラムの開発言語に COBOL を使用する場合,必要な実行環境です。
注※2
COBOL2002 のインストール時に,COBOL2002 の Cosminexus 連携をインストールしてください。
(b) Web クライアント側に必要なソフトウェア
Web クライアント側に必要なソフトウェアは,Web ブラウザだけです。対応している Web ブラウザを
次に示します。
• Internet Explorer 6
• Internet Explorer 7
• Internet Explorer 8
• Internet Explorer 9
• Internet Explorer 10
• Internet Explorer 11
Web ブラウザが対応している OS を使用してください。
!
注意事項
• Internet Explorer から提供されている Microsoft(R) Internet Controls を使用して,独自にフレームウィン
ドウを作成した Web ブラウザは使用できません。
• Internet Explorer 10 以降を使用する場合,Windows UI の Internet Explorer では XMAP3/Web for
Cosminexus の機能を使用できません。XMAP3/Web for Cosminexus の機能を使用する場合は,デスク
トップ用の Internet Explorer を使用してください。
3.2.2 XMAP3 Cosminexus 連携機能を利用した Web システムの形
態(COBOL)
開発言語に COBOL を使う場合の,XMAP3 Cosminexus 連携機能を利用した Web システムの構成とプ
ログラムの処理の概要について説明します。
COBOL 環境での XMAP3 Cosminexus 連携機能では,次に示す Web システムを構築できます。
• Cosminexus ベースの Web システム構成
Cosminexus をベースにした中小規模の業務処理システムで,Web アプリケーションサーバ
(Cosminexus)とアプリケーションサーバが共存する,2 階層のシステム構成です。ほかの Web シス
テム構成に比べて保守する製品が少ないため,Web システム構築の負担が比較的少なくて済みます。
• Cosminexus と OpenTP1 サーバで連携する Web システム構成
OpenTP1 の業務処理と連携する大規模な業務処理システムで,Web アプリケーションサーバ
(Cosminexus)とアプリケーションサーバ(OpenTP1)が連携する,3 階層の Web システム構成で
す。OpenTP1 の業務と Web アプリケーション環境の業務を連携して,OpenTP1 の資産を生かした
Web システムを構築できます。TP1/Client/J だけを使う Web システムと,性能と信頼性を重視する
ため TP1/Client/J と TP1 Connector を使う Web システムの 2 種類があります。
40
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
• Cosminexus と VOS3 DCCM3 で連携する Web システム構成
VOS3 メインフレームの業務処理と連携する Web システムで,Web アプリケーションサーバ
(Cosminexus)とアプリケーションサーバ(VOS3 DCCM3)が連携する,3 階層のシステム構成で
す。PC-メインフレームの C/S システムから XMAP3/Web for Cosminexus を使った Web アプリ
ケーションシステムに,マップ情報や業務 MPP などのメインフレーム資産を極力変更しないで移行す
る場合にお勧めします。
それぞれのシステム構成で使用する製品を次の表に示します。
表 3‒5 Web アプリケーションシステム(COBOL)のシステム構成で使用する製品
Web システム構成
Cosminexus ベースの
Web システム構成
Cosminexus
の動作モード
J2EE サーバ
モード
サーブレットエ
Web サーバに必要な製品
業務サーバに必要な製品
• uCosminexus Application Server または Cosminexus Application
Server または uCosminexus Service Platform
• COBOL2002
ンジンモード※
Cosminexus と
OpenTP1 サーバで連携
する Web システム構成
J2EE サーバ
モード
TP1/Client/J だけの場合
• uCosminexus Application Server また
は Cosminexus Application Server ま
たは uCosminexus Service Platform
• OpenTP1 サーバ製品
• COBOL2002 Net
Server Runtime
• TP1/COBOL adapter for
Cosminexus Version 2
• TP1/Client/J(または uCosminexus
TP1/Client/J)
• TP1/COBOL 拡張 Server Runtime for
Cosminexus Version 2
TP1/Client/J と TP1 Connector を使用す
る場合
• uCosminexus Application Server また
は Cosminexus Application Server ま
たは uCosminexus Service Platform
• TP1/COBOL adapter for
Cosminexus Version 2
• TP1/Client/J(または uCosminexus
TP1/Client/J)
,TP1 Connector(また
は uCosminexus TP1 Connector)
• TP1/COBOL 拡張 Server Runtime for
Cosminexus Version 2
Cosminexus と VOS3
DCCM3 で連携する
Web システム構成
J2EE サーバ
モード
• uCosminexus Application Server また
は Cosminexus Application Server ま
たは uCosminexus Service Platform
• XDM/DCCM3
• TP1/COBOL adapter for
Cosminexus
• DCCM3/TCP
• TP1/COBOL 拡張 Server Run Time
for Cosminexus
• DCCM3/
SERVER/TP1
• COBOL85(開発環境)
• TP1/Client/P(または uCosminexus
TP1/Client/P)
41
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
注
Cosminexus の動作モードには,J2EE サーバモードとサーブレットエンジンモードがあります。Cosminexus の動
作モードとアプリケーションサーバの起動については,マニュアル「Cosminexus システム運用ガイド」を参照して
ください。
注※
サーブレットエンジンモードは,Cosminexus V9 以降では動作保証外です。
(1) Cosminexus ベースの Web システム構成(XMAP3 Cosminexus 連携機能 COBOL)
Cosminexus ベースの Web システム構成では,次に示す製品が前提となります。
開発環境(Windows)
• XMAP3 Developer
• COBOL2002
Web アプリケーションサーバ
• Hitachi Web Server または Internet Information Services
• uCosminexus Application Server または Cosminexus Application Server または
uCosminexus Service Platform
• XMAP3/Web for Cosminexus
• COBOL2002 Net Server Runtime
Cosminexus ベースの Web システム構成の開発から実行までの手順を次の図に示します。
図 3‒3 Cosminexus ベースの Web システム構成の開発から実行までの手順(COBOL)
42
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
1. Web クライアントには,XMAP3 ActiveX コントロールを事前にインストールしておきます。Web ク
ライアントへのインストールについては,「(a) Web クライアントへのインストール」を参照してく
ださい。
2. XMAP3 開発環境(XMAP3 Developer)で「COBOL」用の画面または帳票を作成します(または,
既存のマップ定義を読み込みます)。
3. 画面または帳票の定義終了時に,
「COBOL」用の論理マップ(登録集原文)および物理マップが作成さ
れます。
4. COBOL プログラム開発環境(COBOL2002)で登録集原文を基に,COBOL アクセス用 Bean およ
びユーザプログラムを作成します。
5. XMAP3 開発環境で作成済みの動的変更テーブル,論理マップ,物理マップ,3.で作成した COBOL ア
クセス用 Bean,ユーザプログラムなどを EAR ファイルにまとめ,実行環境(Cosminexus アプリケー
ションサーバ)にデプロイします。
6. Web クライアントの Web ブラウザから起動 HTML をブラウズします。
7. ブラウズを完了すると,業務を実行できます。
(a) Cosminexus ベースの Web システムの動作
Cosminexus ベースのシステムの動作とシステムを構成するプログラムについて説明します。画面入出力
業務を例に,Cosminexus ベースのシステムの動作を次の図に示します。
図 3‒4 Cosminexus ベースのシステムの動作(COBOL)
Web クライアントには,XMAP3 ActiveX コントロールを事前にインストールしておきます。Web クラ
イアントへのインストールについては,
「(a) Web クライアントへのインストール」を参照してください。
43
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
1. Web ブラウザから起動 HTML の読み込み
Web クライアント側で Web ブラウザを起動し,起動 HTML の URL を入力してサーバ上にある起動
HTML を読み込みます。
2. XMAP3 ActiveX コントロールから通信制御サーブレットの呼び出し
Web クライアント側にインストールされた XMAP3 ActiveX コントロールから,サーバ側の通信制御
サーブレットを呼び出します。
3. 通信制御サーブレットから COBOL アクセス用 Bean を経由して,ユーザプログラムへ業務呼び出し
通信制御サーブレットは,COBOL アクセス用 Bean 経由で,Web クライアント側からの業務呼び出
しをユーザプログラムへ送信します。
4. ユーザプログラムの処理
ユーザプログラム内の処理によって,判定処理や,インタフェース情報や出力論理マップデータなどを
設定します。
5. ユーザプログラムから COBOL アクセス用 Bean を経由して,通信制御サーブレットへ送信データの送
信
ユーザプログラムは,COBOL アクセス用 Bean 経由でインタフェース情報や出力論理マップデータな
どの送信データを通信制御サーブレットへ送信します。
6. 通信制御サーブレットから Web クライアント側への返信
通信制御サーブレットから Web クライアント側へ,ユーザプログラムから受け取った送信データを返
信します。業務終了が指定されていた場合には,処理を終了します。
7. 画面・帳票出力に必要な物理マップや環境設定ファイルのダウンロード
受け取ったユーザプログラムの送信データに関連して,出力に必要な物理マップや環境設定ファイルが
Web クライアント側にダウンロードされます。環境設定ファイルとは,XMAP3 の実行環境を定義し
た内容が格納されたファイルです。Web の実行に必要な環境設定ファイルについては,
「15.1 サーバ
側の環境設定」を参照してください。
必要なファイルのダウンロード後に,Web ブラウザウィンドウ上に業務画面が表示,または Web ブ
ラウザ経由で帳票が印刷されます。初回の業務呼び出し以外は,キャッシュに保存されたファイルを参
照します。
8. ユーザの操作に応じて通信制御サーブレットの呼び出し
ユーザの操作や帳票の動作結果などによって,次の業務呼び出しが発生した場合,通信制御サーブレッ
トを呼び出します。
9. 通信制御サーブレットから COBOL アクセス用 Bean を経由して,ユーザプログラムへ受信データの送
信
通信制御サーブレットは,COBOL アクセス用 Bean 経由で,インタフェース情報や入力論理マップ
データなどの受信データをユーザプログラムへ送信します。
以降は業務を終了するまで,4.〜9.が繰り返されます。
システムを起動する前に,Cosminexus アプリケーションサーバおよび Web サーバを起動しておく必要が
あります。
(b) Web システムを構成するプログラム
Cosminexus ベースの Web システムは,Cosminexus が提供するプログラムや,ユーザが作成するプロ
グラムなどで構成されています。これらの Web システムを構成するプログラムについて説明します。
44
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
XMAP3 Cosminexus 連携機能の起動 HTML
XMAP3/Web for Cosminexus を利用した Web システムの運用を開始するための HTML ファイル
です。
XMAP3/Web for Cosminexus では起動 HTML および起動 HTML 用スクリプトファイルのサンプ
ルを提供しています。開発する Web システムに合わせて,起動 HTML をカスタマイズしてください。
カスタマイズ方法については,「16.4.1 起動 HTML のカスタマイズ」を参照してください。
XMAP3 ActiveX コントロール(XMAP3/Web Client for Cosminexus)
Web ブラウザ上で,XMAP3 の画面の表示や帳票の印刷を制御するためのプログラムです。実行制御
部では,Web クライアントとサーバ間でやり取りする送受信データを処理します。Web クライアント
でインストーラを実行して,XMAP3 ActiveX コントロールをインストールします。
XMAP3 ActiveX コントロールは,XMAP3/Web for Cosminexus が提供するプログラムで,新規で
作成したりカスタマイズしたりする必要はありません。
通信制御サーブレット
Web クライアントとユーザプログラム間のデータの受け渡しを制御するための Servlet です。
通信制御サーブレットは,COBOL アクセス用 Bean を経由して,Web ブラウザから受信したデータ
をユーザプログラムに渡し,ユーザプログラムの処理結果を Web ブラウザへ返信します。
XMAP3/Web for Cosminexus では通信制御サーブレットのサンプルソースを提供しています。開発
する Web システムに合わせて,このファイルをカスタマイズしてください。
COBOL アクセス用 Bean
通信制御サーブレットから呼び出される Bean です。ユーザプログラムを呼び出します。
COBOL アクセス用 Bean は,XMAP3/Web for Cosminexus がサンプルプログラムとして提供する
データ送受信用の登録集原文を基に,COBOL2002 の COBOL アクセス用 Bean 生成ツールを使用し
て作成します。
ユーザプログラム
ユーザが作成する DLL 形式の業務処理用 COBOL プログラムです。Web クライアント側とのデータ
送受信用の登録集原文および論理マップの登録集原文を組み込んで作成します。データ送受信用の登
録集原文は送受信データのデータ長,インタフェース情報,および入力論理マップデータ/出力論理
マップデータの定義領域から構成されます。
データ送受信用の登録集原文は,XMAP3/Web for Cosminexus がサンプルプログラムとして提供す
るため,ユーザが作成する必要はありませんが,ユーザプログラム内で送信データの値を設定するため
のプログラミングが必要です。
(2) Cosminexus と OpenTP1 サーバで連携する Web システム構成(XMAP3
Cosminexus 連携機能 COBOL)
Cosminexus と OpenTP1 サーバで連携する Web システム構成では,次に示す製品が前提となります。
開発環境(Windows)
• XMAP3 Developer
• COBOL 2002
アプリケーションサーバ(UNIX,Windows)
• OpenTP1 サーバ製品(TP1/Server Base または TP1/LiNK)
Web アプリケーションサーバ
• Hitachi Web Server または Internet Information Services
45
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
• uCosminexus Application Server または Cosminexus Application Server または
uCosminexus Service Platform
• XMAP3/Web for Cosminexus
• TP1/COBOL adapter for Cosminexus
• TP1/COBOL 拡張 Server Run Time for Cosminexus
• 次のどちらかの TP1/Client 製品
・TP1/Client/J(uCosminexus TP1/Client/J)
・TP1/Client/J(uCosminexus TP1/Client/J)と TP1 Connector(uCosminexus TP1
Connector)
OpenTP1 と連携する Web システム構成には,次に示す 2 種類があります。
TP1/Client/J を使ってバックエンドの OpenTP1(SPP)にサービスを要求
既存の COBOL データの SPP に,RPC でサービスを要求する形態です。
TP1 Connector を使ってバックエンドの OpenTP1(SPP)にサービスを要求
既存の COBOL データの SPP に,TP1 Connector のコネクションプーリング機能を使って,性能と
信頼性を重視したトランザクション処理でサービスを要求する形態です。
Cosminexus と OpenTP1 サーバで連携する Web システムの開発から実行までの手順を次の図に示しま
す。
46
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
図 3‒5 Cosminexus と OpenTP1 サーバで連携する Web システムの開発から実行までの手順
(COBOL)
1. Web クライアントには,XMAP3 ActiveX コントロールを事前にインストールしておきます。Web ク
ライアントへのインストールについては,「(a) Web クライアントへのインストール」を参照してく
ださい。
2. XMAP3 開発環境(XMAP3 Developer)で「COBOL」用の画面または帳票を作成します(または,
既存のマップ定義を読み込みます)。
画面または帳票の定義終了時に,
「COBOL」用の論理マップ(登録集原文)および物理マップが作成さ
れます。
3. COBOL プログラム開発環境(COBOL2002)で登録集原文を基に,TP1/COBOL アクセス用 Bean
およびユーザプログラムを作成します。
4. XMAP3 開発環境で作成済みの動的変更テーブル,論理マップ,物理マップ,3.で作成した TP1/
COBOL アクセス用 Bean,ユーザプログラムなどを EAR ファイルにまとめ,実行環境(Cosminexus
アプリケーションサーバ)にデプロイします。
5. Web クライアントの Web ブラウザから起動 HTML をブラウズします。
ブラウズを完了すると,業務を実行できます。
47
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
(a) Cosminexus と OpenTP1 サーバで連携する Web システムの動作
Cosminexus と OpenTP1 サーバで連携する Web システムの動作とシステムを構成するプログラムにつ
いて説明します。画面入出力業務を例に,Cosminexus と OpenTP1 サーバで連携する Web システムの
動作を次の図に示します。
図 3‒6 Cosminexus と OpenTP1 サーバで連携する Web システムの動作(COBOL)
Web クライアントには,XMAP3 ActiveX コントロールを事前にインストールしておきます。Web クラ
イアントへのインストールについては,
「(a) Web クライアントへのインストール」を参照してください。
1. Web ブラウザから起動 HTML の読み込み
Web クライアント側で Web ブラウザを起動し,起動 HTML の URL を入力してサーバ上にある起動
HTML を読み込みます。
2. XMAP3 ActiveX コントロールから通信制御サーブレットの呼び出し
Web クライアント側にインストールされた XMAP3 ActiveX コントロールから,サーバ側の通信制御
サーブレットを呼び出します。
3. ユーザプログラムの開始
通信制御サーブレットは,TP1/COBOL アクセス用 Bean 経由で,ユーザプログラムを開始します。
4. ユーザプログラムの処理
ユーザプログラム内の処理によって,判定処理,インタフェース情報や出力論理マップデータなどを設
定します。
48
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
5. ユーザプログラムから TP1/COBOL アクセス用 Bean を経由して,通信制御サーブレットへの送信
データの送信
ユーザプログラムは,TP1/COBOL アクセス用 Bean 経由でインタフェース情報や出力論理マップ
データなどの送信データを通信制御サーブレットへ送信します。
6. 通信制御サーブレットから Web クライアント側への返信
通信制御サーブレットから Web クライアント側へ,ユーザプログラムから受け取った送信データを返
信します。アプリケーションサーバが UNIX の場合,インタフェース情報のエンディアン変換が必要で
す。
7. 画面・帳票出力に必要な物理マップや環境設定ファイルのダウンロード
受け取ったユーザプログラムの送信データに関連して,出力に必要な物理マップや環境設定ファイルが
Web クライアント側にダウンロードされます。環境設定ファイルとは,XMAP3 の実行環境を定義し
た内容が格納されたファイルです。Web の実行に必要な環境設定ファイルについては,
「15.1 サーバ
側の環境設定」を参照してください。
必要なファイルのダウンロード後に,Web ブラウザウィンドウ上に業務画面が表示,または Web ブ
ラウザ経由で帳票が印刷されます。初回の業務呼び出し以外は,キャッシュに保存されたファイルを参
照します。
8. ユーザの操作に応じて通信制御サーブレットの呼び出し
ユーザの操作や帳票の動作結果などによって,次の業務呼び出しが発生した場合,通信制御サーブレッ
トを呼び出します。
9. 通信制御サーブレットから TP1/COBOL アクセス用 Bean を経由して,ユーザプログラムへの受信
データの送信
通信制御サーブレットは,TP1/COBOL アクセス用 Bean 経由で,インタフェース情報や入力論理マッ
プデータなどの受信データをユーザプログラムへ送信します。
アプリケーションサーバが UNIX の場合,インタフェース情報のエンディアン変換が必要です。
以降は業務を終了するまで,4.〜9.が繰り返されます。
OpenTP1 と連携した Web システムを実行する前に,Cosminexus アプリケーションサーバおよび Web
サーバを起動しておく必要があります。アプリケーションサーバの起動については,マニュアル
「Cosminexus システム運用ガイド」を参照してください。
(b) Web システムを構成するプログラム
Cosminexus と OpenTP1 サーバで連携する Web システムは,OpenTP1 が提供するプログラムや,ユー
ザが作成するプログラムなどで構成されています。これらのシステムを構成するプログラムについて説明
します。
XMAP3 Cosminexus 連携機能の起動 HTML
XMAP3/Web for Cosminexus を利用した Web システムの運用を開始するための HTML ファイル
です。
XMAP3/Web for Cosminexus では起動 HTML および起動 HTML 用スクリプトファイルのサンプ
ルを提供しています。開発する Web システムに合わせて,起動 HTML をカスタマイズしてください。
カスタマイズ方法については,
「16.4.1 起動 HTML のカスタマイズ」を参照してください。
XMAP3 ActiveX コントロール(XMAP3/Web Client for Cosminexus)
Web ブラウザ上で,XMAP3 の画面の表示や帳票の印刷を制御するためのプログラムです。実行制御
部では,Web クライアントとサーバ間でやり取りする送受信データを処理します。Web クライアント
でインストーラを実行して,XMAP3 ActiveX コントロールをインストールします。
49
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
XMAP3 ActiveX コントロールは,XMAP3/Web for Cosminexus が提供するプログラムで,新規で
作成したりカスタマイズしたりする必要はありません。
通信制御サーブレット
Web クライアントとユーザプログラム間のデータの受け渡しを制御するための Servlet です。
通信制御サーブレットは,TP1/COBOL アクセス用 Bean を経由して,Web ブラウザから受信した
データをユーザプログラムに渡し,ユーザプログラムの処理結果を Web ブラウザへ返信します。
XMAP3/Web for Cosminexus では通信制御サーブレットのサンプルソースを提供しています。開発
する Web システムに合わせて,このファイルをカスタマイズしてください。
TP1/COBOL アクセス用 Bean
通信制御サーブレットから呼び出される Bean です。ユーザプログラムを呼び出します。
TP1/COBOL アクセス用 Bean は,XMAP3/Web for Cosminexus がサンプルプログラムとして提
供するデータ送受信用の登録集原文を基に,TP1/COBOL adapter for Cosminexus の TP1/COBOL
アクセス用 Bean 生成ツールを使用して作成します。
SPP COBOL 業務処理
ユーザが作成する EXE 形式の業務処理用 COBOL プログラムです。Web クライアント側とのデータ
送受信用の登録集原文および論理マップの登録集原文を組み込んで作成します。データ送受信用の登
録集原文は,インタフェース情報,および入力論理マップデータ/出力論理マップデータの定義領域か
ら成ります。
データ送受信用の登録集原文は,XMAP3/Web for Cosminexus で提供するサンプルプログラムをカ
スタマイズする必要があります。さらに,ユーザプログラム内で送信データの値を設定するためのプロ
グラミングが必要です。
(3) Cosminexus と VOS3 DCCM3 で連携する Web システム構成(XMAP3
Cosminexus 連携機能 COBOL)
Cosminexus と VOS3 DCCM3 で連携する Web システム構成では,次に示す製品が前提となります。
開発環境(VOS3)
• COBOL85
開発環境(Windows)
• XMAP3 Developer
• uCosminexus Developer
• TP1/COBOL adapter for Cosminexus
アプリケーションサーバ(VOS3)
• XDM/DCCM3
• DCCM3/SERVER/TP1
• DCCM3/TCP
Web アプリケーションサーバ
• Hitachi Web Server または Internet Information Services
• uCosminexus Application Server または Cosminexus Application Server または
uCosminexus Service Platform
• XMAP3/Web for Cosminexus(XMAP3 Cosminexus 連携機能)
• TP1/COBOL 拡張 Server Run Time for Cosminexus
50
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
• TP1/Client/P または uCosminexus TP1/Client/P
Cosminexus と VOS3 DCCM3 で連携する Web システム構成の開発から実行までの手順を次の図に示
します。
図 3‒7 Cosminexus と VOS3 DCCM3 で連携する Web システム構成の開発から実行までの手順
(COBOL)
1. Web クライアントには,XMAP3 ActiveX コントロールを事前にインストールしておきます。Web ク
ライアントへのインストールについては,「(a) Web クライアントへのインストール」を参照してく
ださい。
2. Windows 上の XMAP3 開発環境で,ドローセットアップのターゲット環境に「メインフレーム−PC
分散用の画面・帳票開発」を設定し,ドローセットアップで動的変更を定義した後,ドローで画面また
は帳票を作成します。
3. XMAP3/Web for Cosminexus が提供するデータ送受信用の登録集原文,2.で作成した動的変更テー
ブル,および論理マップをメインフレーム上に転送し,メインフレーム上の COBOL85 を使ってユー
ザプログラム(業務 MPP)を作成します。
4. XMAP3/Web for Cosminexus が提供するデータ送受信用の登録集原文を基に,TP1/COBOL
adapter for Cosminexus を使用して,TP1/COBOL アクセス用 Bean を生成します。また,Java ビ
ルド環境で,通信制御サーブレットを生成します。
5. 2.で作成した物理マップ,4.で作成した TP1/COBOL アクセス用 Bean,通信制御サーブレットなどを
EAR ファイルにまとめて,実行環境(Cosminexus アプリケーションサーバ)にデプロイします。
51
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
6. Web クライアントの Web ブラウザから起動 HTML をブラウズします。ブラウズを完了すると,業務
を実行できます。
(a) Cosminexus と VOS3 DCCM3 で連携する Web システムの動作
Cosminexus と VOS3 DCCM3 で連携する Web システムの動作とシステムを構成するプログラムにつ
いて説明します。画面入出力業務を例に,Cosminexus と VOS3 DCCM3 で連携する Web システムの動
作を次の図に示します。
図 3‒8 Cosminexus と VOS3 DCCM3 で連携する Web システムの動作(COBOL)
Web クライアントには,XMAP3 ActiveX コントロールを事前にインストールしておきます。Web クラ
イアントへのインストールについては,
「(a) Web クライアントへのインストール」を参照してください。
1. Web ブラウザから起動 HTML の読み込み
Web クライアント側で Web ブラウザを起動し,起動 HTML の URL を入力してサーバ上にある起動
HTML を読み込みます。
2. XMAP3 ActiveX コントロールから通信制御サーブレットの呼び出し
Web クライアント側にダウンロードされた XMAP3 ActiveX コントロールから,サーバ側の通信制御
サーブレットを呼び出します。
3. 業務 MPP の開始
通信制御サーブレットは,TP1/COBOL アクセス用 Bean を使って,業務 MPP を開始します。
4. 入力データの設定と業務 MPP へのデータ送信
52
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
通信制御サーブレットは TP1/COBOL アクセス用 Bean を利用し,入力データ(アプリケーション名・
共通インタフェース情報・入力論理マップ)を業務 MPP に設定します。アプリケーション名には入力
論理マップの隠しフィールド(画面入出力)または前の業務がセッションに格納したアプリケーション
名(帳票出力)を設定します。
入力データをセットしたあとに TP1/COBOL アクセス用 Bean の call メソッドを発行し業務 MPP を
RPC で呼び出します。業務 MPP への RPC は,同期応答型 RPC です。
5. ユーザプログラム(業務 MPP)の処理
ユーザプログラム(業務 MPP)内の処理によって,判定処理や,インタフェース情報や出力論理マッ
プデータなどを設定します。
6. ユーザプログラム(業務 MPP)から TP1/COBOL アクセス用 Bean を経由して,通信制御サーブレッ
トへの送信データの送信
通信制御サーブレットは TP1/COBOL アクセス用 Bean の call メソッドを発行後に,TP1/COBOL
アクセス用 Bean を利用し,業務 MPP で生成した出力データ(アプリケーション名・共通インタフェー
ス情報・出力論理マップ)を取得します。実行する業務が帳票印刷の場合,取得したアプリケーション
名をセッションに格納し,次の業務へ引き継ぎます。
7. 業務 MPP の終了
通信制御サーブレットは,TP1/COBOL アクセス用 Bean を使って,業務 MPP を終了します。
8. 通信制御サーブレットから Web クライアント側への返信
通信制御サーブレットから Web クライアント側へ,ユーザプログラム(業務 MPP)から受け取った出
力データの共通インタフェース領域と出力論理マップを Web クライアントに返信します。
9. 画面・帳票出力に必要な物理マップや環境設定ファイルのダウンロード
受け取ったユーザプログラム(業務 MPP)の送信データに関連して,出力に必要な物理マップや環境
設定ファイルが Web クライアント側にダウンロードされます。環境設定ファイルとは,XMAP3 の実
行環境を定義した内容が格納されたファイルです。Web の実行に必要な環境設定ファイルについて
は,「15.1 サーバ側の環境設定」を参照してください。
必要なファイルのダウンロード後に,Web ブラウザウィンドウ上に業務画面が表示,または Web ブ
ラウザ経由で帳票が印刷されます。初回の業務呼び出し以外は,キャッシュに保存されたファイルを参
照します。
10. ユーザの操作に応じて通信制御サーブレットの呼び出し
ユーザの操作や帳票の動作結果などによって,次の業務呼び出しが発生した場合,通信制御サーブレッ
トを呼び出します。
11. 通信制御サーブレットから TP1/COBOL アクセス用 Bean を経由して,ユーザプログラム(業務
MPP)への受信データの送信
通信制御サーブレットは,TP1/COBOL アクセス用 Bean 経由で,インタフェース情報や入力論理マッ
プデータなどの受信データをユーザプログラム(業務 MPP)へ送信します。
以降は業務を終了するまで,4.〜11.が繰り返されます。
Cosminexus と VOS3 DCCM3 で連携する Web システムを実行する前に,Cosminexus アプリケーショ
ンサーバおよび Web サーバを起動しておく必要があります。
(b) Web システムを構成するプログラム
Cosminexus と VOS3 DCCM3 で連携する Web システムは,Cosminexus が提供するプログラムや,
ユーザが作成するプログラムなどで構成されています。これらのシステムを構成するプログラムについて
説明します。
53
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
XMAP3 Cosminexus 連携機能の起動 HTML
XMAP3/Web for Cosminexus を利用した Web システムの運用を開始するための HTML ファイル
です。
XMAP3/Web for Cosminexus では起動 HTML および起動 HTML 用スクリプトファイルのサンプ
ルを提供しています。開発する Web システムに合わせて,起動 HTML をカスタマイズしてください。
カスタマイズ方法については,「16.4.1 起動 HTML のカスタマイズ」を参照してください。
XMAP3 ActiveX コントロール(XMAP3/Web Client for Cosminexus)
Web ブラウザ上で,XMAP3 の画面の表示や帳票の印刷を制御するためのプログラムです。実行制御
部では,Web クライアントとサーバ間でやり取りする送受信データを処理します。Web クライアント
でインストーラを実行して,XMAP3 ActiveX コントロールをインストールします。
XMAP3 ActiveX コントロールは,XMAP3/Web for Cosminexus が提供するプログラムで,新規で
作成したりカスタマイズしたりする必要はありません。
通信制御サーブレット
Web クライアントとユーザプログラム間のデータの受け渡しを制御するための Servlet です。
通信制御サーブレットは,TP1/COBOL アクセス用 Bean を経由して,Web ブラウザから受信した
データをユーザプログラムに渡し,ユーザプログラムの処理結果を Web ブラウザへ返信します。
XMAP3/Web for Cosminexus では通信制御サーブレットのサンプルソースを提供しています。開発
する Web システムに合わせて,このファイルをカスタマイズしてください。
TP1/COBOL アクセス用 Bean
通信制御サーブレットから呼び出される Bean です。ユーザプログラムを呼び出します。
TP1/COBOL アクセス用 Bean は,XMAP3/Web for Cosminexus がサンプルプログラムとして提
供するデータ送受信用の登録集原文を基に,TP1/COBOL adapter for Cosminexus の COBOL アク
セス用 Bean 生成ツールを使用して作成します。
COBOL 業務処理
ユーザが作成する業務処理用 COBOL プログラムです。Web クライアント側とのデータ送受信用の
登録集原文および論理マップの登録集原文を組み込んで作成します。データ送受信用の登録集原文は
送受信データのデータ長,XDM 情報,アプリケーション名,インタフェース情報,および入力論理マッ
プデータ/出力論理マップデータの定義領域から構成されます。
データ送受信用の登録集原文は,XMAP3/Web for Cosminexus がサンプルプログラムとして提供す
るため,ユーザが作成する必要はありませんが,ユーザプログラム内で送信データの値を設定するため
のプログラミングが必要です。
54
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
3.3 XMAP3 TP1/Web 連携機能の Web システムの
概要
XMAP3 TP1/Web 連携機能の Web システムの概要について説明します。
3.3.1 XMAP3 TP1/Web 連携機能で必要となる OS とソフトウェア
XMAP3 TP1/Web 連携機能が動作するためのサーバ側および Web クライアント側の対象 OS とソフト
ウェアを次に示します。
(1) 対象 OS(サーバ側)
• Windows XP Professional
• Windows Vista
• Windows 7
• Windows 8
• Windows 8.1
• Windows Server 2003
• Windows Server 2003 R2
• Windows Server 2008
• Windows Server 2008 R2
• Windows Server 2012
• Windows Server 2012 R2
(2) 対象 OS(Web クライアント側)
• Windows XP
• Windows Vista
• Windows 7
• Windows 8
• Windows 8.1
• Windows Server 2003
• Windows Server 2003 R2
• Windows Server 2008
• Windows Server 2008 R2
• Windows Server 2012
• Windows Server 2012 R2
注
64bit 版の Windows では,32bit 互換モード(WOW64:Windows On Windows 64)で動作しま
す。Windows XP,および Windows Vista は 32bit 版だけの対応です。
55
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
!
注意事項
XMAP3 TP1/Web 連携機能は,Windows のターミナルサービス,またはリモートデスクトップ機能を利用し
て実行できません。
(3) 開発時に必要なソフトウェア
画面,帳票の開発時に必要なソフトウェアを次の表に示します。
表 3‒6 画面,帳票の開発時に必要なソフトウェア(XMAP3 TP1/Web 連携機能)
種別
ユーザプログラムで利用する画面・帳票の定義
OLTP クライアント機能
インターネットゲートウェイ機能
必要なソフトウェア
XMAP3 Developer
TP1/Client/P または uCosminexus TP1/Client/P
(TP1/Web が前提とするソフトウェア)
TP1/Web 06-00 以降
または uCosminexus TP1/Web
Web ブラウザ
Internet Explorer 6.0 以降※
ユーザプログラムの開発に必要なコンパイラ
• C 言語で作成する場合
Visual C++
• COBOL で作成する場合
COBOL2002
注※
Internet Explorer から提供されている Microsoft(R) Internet Controls を使用して,独自にフレームウィンドウを
作成した Web ブラウザは使用できません。
開発したユーザプログラムをテストするには,この表に示したソフトウェアのほかに,
「(4) 実行時に必要
なソフトウェア」で示すソフトウェアも必要です。
XMAP3 で定義した画面・帳票のテスト表示やテスト印刷は,XMAP3 が提供するドローを使ってテストで
きます。
(4) 実行時に必要なソフトウェア
XMAP3 TP1/Web 連携機能の Web システムの実行には,次に示すソフトウェアが必要です。業務アプ
リケーションの目的(FAX コネクションとの連携や JP1 を利用したバッチ業務など)に応じて必要となる
ソフトウェアがあれば,用意してください。
(a) サーバ側に必要なソフトウェア
サーバ側に必要なソフトウェアを次の表に示します。
表 3‒7 実行に必要なサーバ側のソフトウェア(XMAP3 TP1/Web 連携機能)
種別
OLTP サーバ機能
OLTP クライアント機能
56
必要なソフトウェア
TP1/Server または uCosminexus TP1/Server※
TP1/Client/P または uCosminexus TP1/Client/P
(TP1/Web が前提とするソフトウェア)
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
種別
必要なソフトウェア
インターネットゲートウェイ機能
TP1/Web 06-00 以降
Web サーバ
Hitachi Web Server,または
Internet Information Services
注※
XMAP3 TP1/Web 連携機能では,TP1/Web が提供する HTML to ユーザサービス機能を利用した Web システム
構成が前提となります。ユーザサービスからサービス提供プログラム(SPP)を利用した業務を実行する場合,SPP
が動作するために TP1/Server が必要となります。
(b) Web クライアント側に必要なソフトウェア
Web クライアント側に必要なソフトウェアは,Web ブラウザだけです。対応している Web ブラウザを
次に示します。
• Internet Explorer 6
• Internet Explorer 7
• Internet Explorer 8
• Internet Explorer 9
• Internet Explorer 10
• Internet Explorer 11
Web ブラウザが対応している OS を使用してください。
!
注意事項
• Internet Explorer から提供されている Microsoft(R) Internet Controls を使用して,独自にフレームウィン
ドウを作成した Web ブラウザは使用できません。
• Internet Explorer 10 以降を使用する場合,Windows UI の Internet Explorer では XMAP3/Web for
Cosminexus の機能を使用できません。XMAP3/Web for Cosminexus の機能を使用する場合は,デスク
トップ用の Internet Explorer を使用してください。
3.3.2 XMAP3 TP1/Web 連携機能を利用した Web システムの形態
XMAP3 TP1/Web 連携機能を利用した Web システムの構成とプログラムの処理の概要について説明し
ます。
(1) Web システムを構成するプログラム
XMAP3 TP1/Web 連携機能の Web システムは,XMAP3 TP1/Web 連携機能が提供するプログラムや,
ユーザが作成するプログラムなどで構成されています。これらのシステムを構成するプログラムについて
説明します。
XMAP3 TP1/Web 連携機能の起動 HTML
XMAP3 TP1/Web 連携機能の運用を開始するため,サーバ上のユーザサービスを起動する HTML
ファイルです。
XMAP3 TP1/Web 連携機能では,起動 HTML および起動 HTML 用スクリプトファイルのサンプル
を提供しています。開発する Web システムに合わせて,起動 HTML をカスタマイズしてください。
カスタマイズ方法については,「17.2.1 起動 HTML のカスタマイズ」を参照してください。
57
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
XMAP3 ActiveX コントロール(XMAP3/Web Client for TP1)
Web ブラウザ上で,XMAP3 の画面の表示や帳票の印刷を制御するためのプログラムです。Web クラ
イアントに事前にインストールしておく必要があります。
ユーザプログラム
ユーザが作成するプログラムです。ユーザプログラムは,TP1/Web が提供する API を利用して業務処
理を実行します。
ユーザプログラムから,XMAP3 TP1/Web 連携機能が提供するライブラリを適宜呼び出し,生成され
た送信データを TP1/Web の API で Web クライアント側に送信することで,XMAP3 で作成した画
面帳票の表示・印刷を実行できます。このとき,Web クライアント側へ送信される画面表示データは,
ビットで表現されるデータ形式で送信されます。
TP1/Web は,OpenTP1 と連携してインターネットゲートウェイ機能を提供するソフトウェアです。
TP1/Web が提供する機能や API については,マニュアル「OpenTP1 インターネットゲートウェイ
機能 TP1/Web 使用の手引」を参照してください。
XMAP3 Web 実行環境ライブラリ
XMAP3 で作成した画面の表示や帳票の印刷を実行するために,XMAP3 TP1/Web 連携機能が提供す
るライブラリです。XMAP3 Web 実行環境ライブラリは,ユーザプログラムから呼び出して実行しま
す。
サービス提供プログラム(SPP)
OpenTP1 の OLTP サーバ/クライアント構成中,サーバ側で実行されるプログラムです。サービス提
供プログラム(SPP)は,必要に応じて適宜ユーザが作成します。SPP を使ったシステムを,XMAP3/
Web を適用した Web 環境へ移行する場合,既存の SPP は変更しないで移行できます。SPP について
は,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成の手引」を参照してください。
(2) XMAP3 TP1/Web 連携機能を利用した Web システム構成の動作
画面入出力業務を例に,XMAP3 TP1/Web 連携機能を利用した Web システムの動作を次の図に示しま
す。
58
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
図 3‒9 XMAP3 TP1/Web 連携機能を利用した Web システムの動作
Web クライアントには,XMAP3 ActiveX コントロールを事前にインストールしておきます。Web クラ
イアントへのインストールについては,
「(a) Web クライアントへのインストール」を参照してください。
1. Web ブラウザから起動 HTML の読み込み
Web クライアント側で Web ブラウザを起動し,起動 HTML の URL を入力してサーバ上にある起動
HTML を読み込みます。
2. XMAP3 ActiveX コントロールからユーザプログラムの呼び出し
Web クライアント側にインストールされた XMAP3 ActiveX コントロールから,サーバ側のユーザプ
ログラムを呼び出します。
3. ユーザプログラムから画面・帳票出力データの送信
TP1/Web 経由で Web クライアント側からの呼び出しを受信したユーザプログラムは,サービス提供
プログラム(SPP)とやり取りして,初期表示する画面や帳票のデータを送信します。SPP を利用しな
い場合,ユーザプログラム内の処理によって画面・帳票のデータを送信します。
4. 画面・帳票出力に必要な物理マップや環境設定ファイルのダウンロード
3.の出力データに関連して,出力に必要な物理マップや環境設定ファイルが Web クライアント側にダ
ウンロードされます。環境設定ファイルとは,XMAP3 の実行環境を定義した内容が格納されたファイ
ルです。Web の実行に必要な環境設定ファイルについては,
「15.1 サーバ側の環境設定」を参照して
ください。
必要なファイルのダウンロード後に,Web ブラウザウィンドウ上に業務画面が表示,または Web ブ
ラウザ経由で帳票が印刷されます。
5. ユーザの操作に応じてユーザプログラムへデータの送信
59
3 XMAP3 Web 実行環境の概要
ユーザの操作に応じて発生した,入力データや動作結果を表すエラーコードをユーザプログラムへ送信
します。
6. XMAP3 Web 実行環境ライブラリによる受信データ解析
XMAP3 Web 実行環境ライブラリを使用して,5.で送信されたデータを解析し,入力論理データ,お
よびエラーコードを取得します。
SPP を利用しない場合,9.の処理に遷移します。
7. SPP への入力論理データの送信
6.で取得した入力論理データを SPP へ渡します。
8. 管理情報や出力論理データの送信
SPP では,7.で取得した入力論理データを基に,次に遷移する画面や印刷する帳票などの管理情報や出
力論理データをユーザプログラムへ渡します。
9. 出力論理データや次処理の URL の送信
8.で渡された出力論理データを基に,XMAP3 ActiveX コントロールへデータを送信します。このデー
タは,XMAP3 Web 実行環境ライブラリを使って作成するもので,出力論理データや次に処理する
URL が含まれます。
SPP を利用しない場合は,6.で取得した入力論理データを基に XMAP3 Web 実行環境ライブラリを
使って作成したデータを送信します。
10. 画面表示や帳票印刷に必要な物理マップや環境設定ファイルのダウンロード
9.で送信された出力論理データに関する物理マップやデータが Web クライアント側にダウンロードさ
れます。
以降は業務を終了するまで,5.〜10.が繰り返されます。
60
第 2 編 実行環境の設定
4
XMAP3 実行環境の設定
この章では,XMAP3 の環境設定,環境設定ファイル,および環境ファイル操
作の概要について説明します。
61
4 XMAP3 実行環境の設定
4.1 環境設定の手順
XMAP3 の環境設定の手順を Windows 版と UNIX 版に分けて説明します。
4.1.1 Windows 版 XMAP3 の環境設定
Windows 版 XMAP3 の動作環境は,次に示すセットアップ機能で設定します。セットアップ機能では,
各項目を GUI で設定します。
• 表示・印刷セットアップ
• C/S セットアップ
• 印刷拡張セットアップ
セットアップ機能を実行すると,XMAP3 の動作環境は環境設定ファイルに格納されます。XMAP3 サーバ
/クライアント実行環境で,XMAP3 の動作環境をバックアップまたはリストアする場合は,環境ファイル
操作で環境設定ファイルを指定して実行します。
各製品で提供されるセットアップ機能を次の表に示します。
表 4‒1 セットアップ機能を提供する製品
製品名
セットアップ機能
XMAP3 Server Runtime
XMAP3 Client Runtime
XMAP3/Web for
Cosminexus
表示・印刷セットアップ
○
○
○
C/S セットアップ
○
−
−
印刷拡張セットアップ
○
△
−
(凡例)
○:提供している。
−:提供していない。
△:使用する場合は,XMAP3 Client 印刷拡張機能が必要。
XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の環境設定ファイルの作成から,実行環境の配布までの手順の例を
次の図に示します。
62
4 XMAP3 実行環境の設定
図 4‒1 Windows 版 XMAP3 の環境設定の手順例
1. セットアップ機能で環境設定ファイルを設定する
XMAP3 サーバ/クライアント実行環境で提供されるセットアップ機能を使用して,環境設定ファイル
を設定します。セットアップ機能では,GUI 操作で設定内容を変更できます。
2. 環境ファイル操作でバックアップファイルを作成する
環境ファイル操作で,環境設定ファイルを一つのファイルにまとめます。
詳細については,「13.3 環境設定ファイルのバックアップとリストア」を参照してください。
3. バックアップファイルを配布する
環境設定ファイルを更新したいマシンに,バックアップファイルを配布してください。
4. 環境ファイル操作でバックアップファイルをリストアする
配布されたバックアップファイルを,環境ファイル操作を使用してリストアします。
4.1.2 UNIX 版 XMAP3 の環境設定
UNIX 版 XMAP3 の動作環境は,環境変数と環境設定ファイルで設定します。
XMAP3 の日本語環境を LANG 環境変数で設定します。LANG 環境変数は,AP または XMAP3 Server
Runtime を起動する前に設定する必要があります。
LANG 環境変数の対応を次の表に示します。
表 4‒2 LANG 環境変数の設定値
LANG 環境変数の設定値
文字コード
AIX
HP-UX
シフト JIS
Ja_JP
ja_JP.SJIS
EUC
ja_JP
ja_JP.eucJP
注
値を設定しない場合,または値が不正だった場合,シフト JIS が仮定されます。
UNIX 版 XMAP3 の実行環境の設定手順の例を次の図に示します。
63
4 XMAP3 実行環境の設定
図 4‒2 UNIX 版 XMAP3 の環境設定の手順例
1. LANG 環境変数で日本語環境を設定する
日本語環境を設定します。シフト JIS と EUC から選択できます。
2. 環境設定ファイルを設定する
環境設定ファイルを設定します。環境設定ファイルの記述形式については,
「7 環境設定ファイルの編
集」を参照してください。
3. ファイルを配布する
環境を更新したいマシンに環境設定ファイルを配布してください。
64
4 XMAP3 実行環境の設定
4.2 セットアップ機能(Windows)
Windows 版 XMAP3 では,セットアップ機能で環境設定ファイルを設定します。XMAP3 の実行時には,
XMAP3 実行環境から環境設定ファイルが参照され,設定した環境での画面表示,および帳票印刷が実行さ
れます。
XMAP3 には,次のセットアップ機能があります。
• 表示・印刷セットアップ
画面,帳票,および AP の環境を設定します。
• C/S セットアップ
C/S 構成で必要な環境を設定します。
• 印刷拡張セットアップ
プリンタ給紙トレイと出力帳票のフォントを設定します。
各セットアップで,扱う環境設定ファイルが異なります。環境設定ファイルの概要とセットアップ機能との
対応を次の表に示します。
表 4‒3 環境設定ファイルの概要とセットアップ機能との対応
ファイル名
概要
表示・印刷
セットアップ
C/S セット
アップ
印刷拡張セッ
トアップ
表示・印刷環境ファイル
画面表示方法や帳票印刷に関するオプショ
○
−
−
AP 環境ファイル
マッピングライブラリ実行時のマップパス
○
−
−
フォント構成ファイル
画面の解像度および使用文字サイズに応じ
○
−
−
プリンタ構成ファイル
(X3PPINF)
Windows で設定したプリンタについて,
XMAP3 の帳票印刷に使用するプリンタや
印刷モードなどの設定情報を格納する。
○
−
○
サービス名ファイル
(X3PHOST)
C/S 構成で表示・印刷サービスを使用する
ためのサービスに関する設定情報を格納す
る。
−
○
−
仮想端末名ファイル
(X3MWHOST)
サービス名と仮想端末名との対応に関する
情報を格納する。
○
○
−
サーバ AP 名ファイル
(X3PAPL)
アプリケーションサーバ型 C/S 構成の実
行環境で起動時に指定する AP の情報を格
納する。
−
○
−
(X3PCONF)
(X3MWDRV)
(X3PFONT)
ンの設定情報を格納する。
やマップの常駐サイズの設定情報を格納す
る。
て,表示する文字フォントの設定情報を格
納する。
(凡例)
○:該当するセットアップ機能で項目を設定できる環境設定ファイル
−:該当するセットアップ機能では項目を設定できない環境設定ファイル
65
4 XMAP3 実行環境の設定
4.2.1 表示・印刷セットアップ
表示・印刷セットアップでは,GUI 操作で次の設定ができます。
1. 画面に関する環境設定
画面表示について,キーボードのキーの割り当て,文字や背景の表示色,画面デザインなどの環境を設
定します。画面の環境設定には,標準値が設定されています。
詳細については,「8 画面に関する環境設定」を参照してください。
2. 帳票に関する環境設定
Windows マシンに接続したプリンタに対して,XMAP3 の帳票を出力するプリンタ,スプールへの出
力単位など,帳票印刷に関する環境を設定します。
詳細については,「9 帳票に関する環境設定」を参照してください。
3. AP 実行に関する環境設定
実行時に参照される定義体(画面・帳票では物理マップ,書式オーバレイでは書式イメージファイルお
よび行制御データファイル),グラフィックデータの格納フォルダのパス,性能を向上させるためのマッ
プの常駐サイズなど,AP 実行に関する環境を設定します。
詳細については,「10 AP 実行に関する環境設定」を参照してください。
4.2.2 C/S セットアップ
C/S セットアップでは,GUI 操作で次の設定ができます。
66
4 XMAP3 実行環境の設定
C/S 構成に関する環境設定
XMAP3 で使用する C/S 環境の各 Windows のホスト名,サービス名,プリンタデバイス名,仮想端
末名など,C/S 構成に必要なファイルを設定できます。また,XMAP3 クライアント起動時に,自動で
実行するサーバ AP を設定できます。
詳細については,「11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定」を参照してください。
4.2.3 印刷拡張セットアップ
印刷拡張セットアップでは,GUI 操作で次の設定ができます。
プリンタ給紙トレイと出力帳票のフォントの設定
複数の給紙トレイを搭載しているプリンタに対して,給紙トレイを選択できます。また,帳票定義で指
定した書式を指定のフォントに変更できます。
67
4 XMAP3 実行環境の設定
外字フォントファイルの設定
帳票および PDF に出力できるように,Windows 標準の外字エディタで作成した外字フォントファイ
ル(*.tte)を指定できます。外字フォントファイルは,XMAP3 Client Runtime Version 5 05-04 以
降で使用できます。
詳細については,「12 印刷拡張セットアップ(Windows)」を参照してください。
68
4 XMAP3 実行環境の設定
4.3 環境設定ファイル
この節では,次の表に示す環境設定ファイルの概要を説明します。
表 4‒4 XMAP3 の環境設定ファイル
XMAP3 製品
ファイル名
仮想端末名ファイル
Windows 版
XMAP3 Server
Runtime
UNIX 版 XMAP3
Server Runtime
XMAP3 Client
Runtime
XMAP3/Web for
Cosminexus
○
○
○
○
○
○
○
○
○
−
○
○
○
−
○
○
○
○
○
−
○
−
−
−
○
○
○
−
○
−
−
−
○
−
−
−
○
○
○
○
−
○
−
−
−
−
−
○
−
−
−
○
−
−
−
○
−
−
−
○
(X3MWHOST/XMAPhosts)
表示・印刷環境ファイル
(X3PCONF/XPWconfig)
フォント構成ファイル
(X3PFONT)
プリンタ構成ファイル
(X3PPINF)
AP 環境ファイル
(X3MWDRV/XMAPdrv)
サーバ AP 名ファイル
(X3PAPL)
サービス名ファイル
(X3PHOST/XPWhosts)
サーバ起動ファイル
(X3PSERV)
プリントサーバ起動ファイル
(X3PPRSV)
マッピング構成ファイル
(X3MWCONF/XMAPconfig)
マッピング属性ファイル
(xps)
スクリプト環境ファイル
(X3XSCONF)
環境管理ファイル
(xmap3.properties)
サーバ環境定義ファイル
(X3WEBSRV)
Web クライアント環境ファイル
(X3WEBCEX)
69
4 XMAP3 実行環境の設定
(凡例)
○:提供している。
−:提供していない。
XMAP3 の環境設定ファイルは,次に示すフォルダに格納されます。
Windows 版 XMAP3 Server Runtime
XMAP3インストールフォルダ \ETC\
UNIX 版 XMAP3 Server Runtime
/etc/opt/HIXMAP
XMAP3 Client Runtime
XMAP3インストールフォルダ \ETC\
XMAP3/Web for Cosminexus
• XMAP3 Cosminexus 連携機能の場合
XMAP3インストールフォルダ \Web for Cosminexus\ETC\
• XMAP3 TP1/Web 連携機能の場合
XMAP3インストールフォルダ \Web for TP1\ETC\
環境設定ファイルの設定項目については,「付録 B 環境設定ファイルの設定項目の一覧」を参照してくだ
さい。
(1) 仮想端末名ファイル(X3MWHOST/XMAPhosts)
仮想端末名ファイルとは,仮想端末名とサービス名の関係を定義するファイルです。XMAP3 の中で使用す
る仮想端末名,デバイス,サービス名などを設定します。
XMAP3 サーバ/クライアント実行環境での設定内容については,「7.2.1 仮想端末名ファイル
(X3MWHOST/XMAPhosts)」を参照してください。Web 実行環境での設定内容については,
「15.1.3 仮想端末名ファイル(X3MWHOST)」を参照してください。
(2) 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)
表示・印刷環境ファイルとは,画面表示や帳票印刷環境を定義する環境設定ファイルです。キー操作や文字
色などを設定します。
XMAP3 サーバ/クライアント実行環境では有効になる設定でも,XMAP3/Web for Cosminexus を利用
したシステムでは有効にならない項目があります。注意してください。
XMAP3 サーバ/クライアント実行環境での設定内容については,「7.2.3 表示・印刷環境ファイル
(X3PCONF/XPWconfig)」を参照してください。
Web 実行環境での設定内容については,
「15.1.4 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)」を参照してく
ださい。
(3) フォント構成ファイル(X3PFONT)
フォント構成ファイルとは,画面表示に使用するフォントを設定するファイルです。印刷行ピッチなどを設
定します。
70
4 XMAP3 実行環境の設定
XMAP3 サーバ/クライアント実行環境での設定内容については,「7.2.5 フォント構成ファイル
(X3PFONT)」を参照してください。XMAP3 Web 実行環境での設定内容については,「15.1.5 フォン
ト構成ファイル(X3PFONT)」を参照してください。
(4) プリンタ構成ファイル(X3PPINF)
プリンタ構成ファイルとは,帳票印刷時に使用するプリンタの環境を設定するファイルです。マージン開始
位置などを設定します。
XMAP3 サーバ/クライアント実行環境での設定内容については,「7.2.6 プリンタ構成ファイル
(X3PPINF)」を参照してください。XMAP3 Web 実行環境での設定内容については,
「15.1.6 プリンタ
構成ファイル(X3PPINF)」を参照してください。
(5) AP 環境ファイル(X3MWDRV/XMAPdrv)
AP 環境ファイルとは,マッピングライブラリ実行時の各種情報を取得するための環境設定ファイルです。
物理マップのロードパス,マップの常駐サイズを,デバッグやチューニングのときに設定します。
XMAP3 サーバ/クライアント実行環境での設定内容については,
「7.2.2 AP 環境ファイル(X3MWDRV
/XMAPdrv)」を参照してください。
(6) サーバ AP 名ファイル(X3PAPL)
サーバ AP 名ファイルとは,C/S 構成の場合に,クライアントの起動時に実行する AP の名前とサーバでの
実際のファイル名との対応を設定するファイルです。
XMAP3 サーバ実行環境での設定内容については,「7.2.7 サーバ AP 名ファイル(X3PAPL)」を参照し
てください。
(7) サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)
サービス名ファイルとは,表示・印刷サービスに関連するサービス名やサービス種別などを設定する環境設
定ファイルです。この情報はサーバ側だけに設定します。
スタンドアロン環境の場合は,このファイルの設定は必要ありません。
XMAP3 サーバ/クライアント実行環境での設定内容については,「7.2.4 サービス名ファイル
(X3PHOST/XPWhosts)」を参照してください。
(8) サーバ起動ファイル(X3PSERV)
サーバ起動ファイルとは,Windows サービス上で動作する XMAP3 サーバの SERVICES ファイルのサー
ビス名と,サービス名ファイル,および表示・印刷環境ファイルとの対応を設定するファイルです。
XMAP3 サーバをプログラム一覧のメニューから起動する場合,このファイルは使用されません。
XMAP3 サーバ実行環境での設定内容については,「7.2.8 サーバ起動ファイル(X3PSERV)」を参照し
てください。
(9) プリントサーバ起動ファイル(X3PPRSV)
プリントサーバ起動ファイルとは,Windows サービス上で動作する XMAP3 Server Runtime を XMAP3
プリントサーバで起動するときに使用されるファイルです。
XMAP3 サーバをプログラム一覧のメニューから起動する場合,このファイルは使用されません。
71
4 XMAP3 実行環境の設定
XMAP3 プリントサーバでの設定内容については,「7.2.9 プリントサーバ起動ファイル(X3PPRSV)」
を参照してください。
(10) マッピング構成ファイル(X3MWCONF/XMAPconfig)
マッピング構成ファイルとは,実行時に必要なファイルです。Windows 版 XMAP3 の場合,このファイ
ルは編集できません。提供しているファイルをそのまま使用してください。
XMAP3 サーバ実行環境での設定内容については,「7.2.10 マッピング構成ファイル(X3MWCONF/
XMAPconfig)」を参照してください。
XMAP3 Web 実行環境での設定内容については,「15.1.2 マッピング構成ファイル(X3MWCONF)」
を参照してください。
(11) マッピング属性ファイル(xps)
マッピング属性ファイルとは,マッピングの属性を指定するファイルです。このファイルは UNIX 版
XMAP3 だけで提供します。
XMAP3 サーバ実行環境での設定内容については,
「7.2.11 マッピング属性ファイル(xps)」を参照して
ください。
(12) スクリプト環境ファイル(X3XSCONF)
スクリプト環境ファイル(X3XSCONF)は,XMAP3 Cosminexus 連携機能の実行時に必要なファイル
です。XMAP3 TP1/Web 連携機能では,スクリプト環境ファイルは不要です。
XMAP3 Web 実行環境での設定内容については,「15.1.7 スクリプト環境ファイル(X3XSCONF)」を
参照してください。
(13) 環境管理ファイル(xmap3.properties)
環境管理ファイル(xmap3.properties)は,XML 文書などの格納先および XMAP3 が提供する Java イン
タフェースの保守情報(ログ)の出力先を指定するファイルです。このファイルは XMAP3 Cosminexus
連携機能で使用します。XMAP3 TP1/Web 連携機能の場合は不要です。
XMAP3 Web 実行環境での設定内容については,
「15.1.8 環境管理ファイル(開発言語が Java の場合)」
を参照してください。
(14) サーバ環境定義ファイル(X3WEBSRV)
サーバ環境定義ファイル(X3WEBSRV)は,環境設定ファイルの格納先や,実行時にクライアント側で必
要なデータファイルの格納先などを設定するファイルです。このファイルは XMAP3 TP1/Web 連携機能
で使用します。XMAP3 Cosminexus 連携機能の場合は不要です。
XMAP3 Web 実行環境での設定内容については,
「15.1.9 サーバ環境定義ファイル(X3WEBSRV)」を
参照してください。
(15) Web クライアント環境ファイル(X3WEBCEX)
Web クライアント環境ファイル(X3WEBCEX)とは,XMAP3/Web for Cosminexus で,クライアン
ト側の動作をカスタマイズするファイルです。
XMAP3 Web 実行環境での設定内容については,「15.1.10 Web クライアント環境ファイル
(X3WEBCEX)」を参照してください。
72
4 XMAP3 実行環境の設定
4.4 環境ファイル操作(Windows)
環境ファイル操作は,Windows 版 XMAP3 の実行環境の設定情報をバックアップ,およびリストアする
ための機能です。環境ファイル操作では,実行環境のバージョン(VV-RR-/S)と同位かそれ以前の環境設
定ファイルをバックアップおよびリストアできます。
環境ファイル操作を使用して,システムエラーに備えた保守用のバックアップファイルを取得できます。ほ
かにも,実行環境の構築に利用できます。
!
注意事項
環境ファイル操作は XMAP3 開発環境でも提供されています。XMAP3 実行環境と開発環境の環境ファイル操
作は,異なるファイルをバックアップします。バックアップしたい環境に合わせて,環境ファイル操作を使い分
けてください。
バックアップとリストアは,バックアップファイル(.sbk)を経由して実行します。バックアップを実行す
ると,環境設定ファイルがコピーされ,バックアップファイルにまとめられます。元の環境に復元する場合
は,このバックアップファイルを使ってリストアします。ほかの実行環境に配布または移行する場合には,
バックアップファイルを,ネットワークなどを用いてコピーしてリストアします。不要なバックアップファ
イルは,環境ファイル操作で削除してください。
環境ファイル操作の概要を次の図に示します。
図 4‒3 環境ファイル操作の概要
環境ファイル操作については,「13.3 環境設定ファイルのバックアップとリストア」を参照してくださ
い。
73
4 XMAP3 実行環境の設定
4.5 システムを移行する場合の注意事項(Windows)
XMAP3 Version 4 以前のシステムから,システムを移行する場合,次の注意事項があります。
• 日立コード変換がインストールされている環境で画面表示や帳票出力を行う場合,XMAP3 サーバ実行
環境,または XMAP3 クライアント実行環境では,日立コード変換のコードマッピングの定義内容に
従って出力します。このため,日立コード変換を使用しないで画面表示や帳票出力を行う場合は,次の
環境変数を定義してください。
環境変数名:XMAP3_CODECONV
値 :XMAP3
74
5
マウスとキー操作(Windows)
この章では,XMAP3 で作成した画面でのキーの機能およびマウスの操作につ
いて説明します。
75
5 マウスとキー操作(Windows)
5.1 有効となるキー
5.1.1 データ入力キー
(1) 入力できる半角文字
ANK コード(英字・数字・カナ文字)を次の図に,このマニュアルで使用している用語が ANK コードの
何に該当するかを次の表に示します。なお,(00)16〜(1F)16 および(7F)16 は,制御コードであるため,文
字コードとして使用できません。
図 5‒1 ANK コード
表 5‒1 用語と ANK コードの関係
用語
カナ
該当する ANK コードの範囲
(A6)16〜(DF)16
ただし,(B0)16(−)を除く。
半角
(21)16〜(FE)16
ただし,(7F)16 を除く。
英大文字
(41)16〜(5A)16
英小文字
(61)16〜(7A)16
マイナス
(2D)16
長音
(B0)16
コンマ
(2C)16
数字
(30)16〜(39)16
記号
(21)16〜(2F)16,(3A)16〜(3F)16,
(5B)16〜(60)16,(7B)16〜(7E)16
アスタリスク
76
(2A)16
5 マウスとキー操作(Windows)
用語
該当する ANK コードの範囲
漢字※
(8140)16〜(F9FC)16
空白(半角)
(20)16
空白(全角,半角)
(8140)16
(2020)16
(20)16
空白(全角だけ)
(8140)16
注※
詳細については,「表 5‒2 漢字コード」を参照してください。
(2) 入力できる全角文字
漢字コードを次の表に示します。
表 5‒2 漢字コード
コードの範囲※1
使用できる文字
標準漢字領域
(8140)16−(EEFC)16
JIS X0208 にベンダ固有文字※2 を含む文字
外字領域
(F040)16−(F9FC)16
外字 1880 字
ベンダ領域
(FA40)16−(FCFC)16
標準漢字領域以外の JIS X0208 にベンダ固有文字※3 を含む文字
注※1
コードの第 1 バイトは(81xx)16〜(9Fxx)16,(E0xx)16〜(FCxx)16 の範囲です。
コードの第 2 バイトは(xx40)16〜(xx7E)16,(xx80)16〜(xxFC)16 の範囲です。
注※2
標準漢字領域のベンダ固有文字とは,Windows 特殊文字((8740)16〜(879C)16 83 字),NEC 選定 IBM 拡張文字
((ED40)16〜(EEFC)16 374 字)のことです。
注※3
ベンダ領域のベンダ固有文字とは,IBM 選択文字((FA40)16〜(FC4B)16 388 字)のことです。
ベンダ固有文字について
ベンダ固有文字は Windows 環境に依存します。UNIX を含めた C/S 構成で運用する場合,文字コー
ドの一部が UNIX と Windows で異なるため,Windows クライアント上で不正な文字が表示される場
合があります。このため,UNIX を含めた C/S 構成では,ベンダ固有文字を極力使用しないことをお勧
めします。UNIX を含めた C/S 構成でベンダ固有文字を使用したい場合は,Windows で定義できる外
字領域に外字として作成,登録してご使用ください。
(3) 全角文字とスペースコード
全角スペースを入力した場合,特に設定しないと半角スペース 2 文字に変換されて,画面上に表示し,AP
に返されます。全角スペースをそのまま全角文字として画面上に表示し,AP に返したいときは,表示・印
刷セットアップの「全角スペースコードの扱い」で,
「全角スペースをそのまま返す」を設定してください。
77
5 マウスとキー操作(Windows)
5.1.2 制御キー
XMAP3 で標準に使用できる,画面を制御するキーについて説明します。XMAP3 では,標準仕様のキー
ボードから入力されるキーを制御します。キーには,XMAP3 が処理するものと,AP にキーが押されたこ
とを通知するものがあります。
テンキーを持たないキーボードを使用する Windows マシンでは,表示・印刷セットアップで文字キー部
の Enter(リターン)キーを復改キーとして使用するか,送信(実行)キーとして使用するかを指定できま
す。運用方法に従って設定してください。
XMAP3 で使用できるキーの種類と機能の一覧を次に示します。なお,表中のフィールドボックスは GUI
画面のフィールドボックスおよび CUI 画面を示します。「入出力フィールド」は GUI 画面のフィールド
ボックス内の入出力フィールド,および CUI 画面の入出力フィールドを示します。また,「ボックス」は
GUI 画面のボックス系オブジェクトを示します。
表 5‒3 キーの種類と機能(画面確定キー)
機能名
送信(実行)キー
キーボード上の標準割
り当て
機能
ほかのキーへ
の割り当て
テンキーボード側 Enter
AP に画面の確定を
○
キー
通知する。
割り当てられるキー
フルキーボード側
Enter キー,
右 Ctrl キー,
テンキーボード側
Enter キー
PF1〜PF12 キー
PF13 キー
F1〜F12 キー
[Shift]+[F1]キー
△
F1〜F84 キー
○
PageUp キー,
PageDown キー,
F1〜F84 キー
PF14 キー
[Shift]+[F2]キー
○
PageUp キー,
PageDown キー,
F1〜F84 キー
PF15〜PF24 キー
[Shift]+[F3]〜[F12]
キー
△
F1〜F84 キー
PF25〜PF36 キー※1
[Ctrl]+[F1]〜[F12]
キー
△
F1〜F84 キー
PF37〜PF48 キー※1
[Ctrl]+[Shift]+
[F1]〜[F12]キー
△
F1〜F84 キー
PF49〜PF60 キー※1
[Alt]+[F1]〜[F12]
△
F1〜F84 キー
PF61〜PF72 キー※1
[Shift]+[Alt]+
[F1]〜[F12]キー
△
F1〜F84 キー
PF73〜PF84 キー※1
[Ctrl]+[Alt]+[F1]〜
[F12]キー
△
F1〜F84 キー
×
−
割込キー
キー※2
Break キー,
[Ctrl]+[Pause]
キー,
78
5 マウスとキー操作(Windows)
機能名
キーボード上の標準割
り当て
機能
ほかのキーへ
の割り当て
割り当てられるキー
[Ctrl]+[Scroll Lock]
キー
スクリーン消去キー
[Ctrl]+[Delete]キー
×
−
PA1 キー
PageUp キー
×
−
PA2 キー
PageDown キー
×
−
PA3 キー
[Ctrl]+[PageUp]
キー
×
−
無通知コード割り当て
[Ctrl]+[I]キー,
×
−
キー※3
[Ctrl]+[S]キー,
[Ctrl]+[U]キー
(凡例)
○:ほかのキーへの割り当てができる。表示・印刷セットアップの「キー割当」で設定する。
×:カスタマイズできない。
△:ほかのファンクションキー(PF1〜PF84)への割り当てができる。表示・印刷セットアップの「ファンクション
キー」で設定する。
−:該当キーなし
注
・PF25〜PF84 キーを押した場合は,日本語入力システム(IME)での処理が優先されるので,XMAP3 の画面に対
する操作ができなくなることがあります。
・複数の IME がインストールされている場合,[Alt]+[Shift]または[Ctrl]+[Shift]は IME の切り替えキー
として割り当てられます。このとき,[Alt]+[Shift]+ファンクションキーまたは[Ctrl]+[Shift]+ファンク
ションキーを押そうとすると,IME が切り替わってしまうことがあります。使用するファンクションキーと IME の
切り替えキーの設定が重複しないようにしてください。
注※1
GUI 固有のファンクションキーです。CUI では使用できません。 なお,既存の画面に対して確定キーとして使用す
る場合は,XMAP3 Developer で「セットアップ情報反映」を実行してください。
注※2
・
[Alt]+[F4]にファンクションキーが割り当てられていない場合で,表示・印刷セットアップでタイトルバーの
[閉じる]ボタンが「表示する」に設定されているときに,[Alt]+[F4]を押す,タイトルバーの[×]ボタンの
マウス選択,およびコントロールメニューの「閉じる」メニュー選択をすると,[Break]キーと同じ通知コードが
AP に返されます。
・[Alt]+[F4]にファンクションキーが割り当てられている場合で,表示・印刷セットアップでタイトルバーの
[閉じる]ボタンが「表示する」に設定されているときに,[Alt]+[F4]を押すと,割り当てられたファンクショ
ンキーに対応する通知コードが AP に返されます。
[×]ボタンや「閉じる」メニュー選択すると,
[ Break ]キーと
同じ通知コードが AP に返されます。
・[Alt]+[F4]にファンクションキーが割り当てられている場合で,表示・印刷セットアップでタイトルバーの
「閉じる」メニューが「表示しない」に設定されているときに,
[Alt]+[F4]を押すと,対応する通知コードが AP
に返されます。
注※3
XMAP3 では,該当するイベント通知コードなし(空白)で AP に制御が戻ります。
79
5 マウスとキー操作(Windows)
表 5‒4 キーの種類と機能(文字入力キー)
機能名
スペース
キー
キーボード上の標準
割り当て
スペースバー
機能
ボタン,リストボックスなどのオブジェク
トでは,選択動作をする。
ほかの
キーへ
の割り
当て
×
割り当てられる
キー
−
文字入力時は空白を入力する。
(凡例)
×:カスタマイズできない。
−:該当キーなし
表 5‒5 キーの種類と機能(フォーカス・カーソル移動キー)
機能名
キーボード上の標準
割り当て
機能
ほかの
キーへ
の割り
当て
割り当てられる
キー
カーソル移
↑↓→←キー
カーソルを 1 カラム移動する。
×
−
後退キー
BackSpace キー
GUI 画面では,前の入力または入出力
×
−
始点キー
Home キー
GUI 画面では,フィールド始点にカーソル
×
−
復改キー
Enter_復改マーク※1
GUI 画面では,オブジェクトの先頭にカー
○
テンキーボード側
動キー
(バックス
ペースキー)
タブキー
Tab キー
フィールドにカーソルを移動する。また
は前のボックスにフォーカスを移動する。
を移動する。フィールドボックス内では,
画面始点にカーソルを移動する。
ソルを移動する。フィールドボックス内
と CUI 画面では,ボックス内または画面
内で次行以降で最初にある入力可能オブ
ジェクトにカーソルを移動する。改行入
力属性を指定したフィールドの場合,改行
コードを挿入する。
次の入力テキストまたは入出力フィール
ドにカーソルを移動する。または次の
ボックスにフォーカスを移動する。
Enter キー,
PageDown キー※
2
○
フルキーボード側
Enter キー,
PageUp キー,
PageDown キー,
テンキーボード側
Enter キー,
テンキーボード側
の/,*,-,+キー,
[Ctrl]+[→]キー
※2
バックタブ
キー
80
[Shift]+[Tab]キー
前の入力テキストまたは入出力フィール
ドにカーソルを移動する。または前の
ボックスにフォーカスを移動する。
○
PageUp キー,
PageDown キー,
テンキーボード側
の/,*,-,+キー,
5 マウスとキー操作(Windows)
キーボード上の標準
割り当て
機能名
機能
ほかの
キーへ
の割り
当て
割り当てられる
キー
[Ctrl]+[←]キー
※2
マイナスタ
ブキー
スクロール
キー
[Ctrl]+[Tab]キー
[Ctrl]+[↑][↓]
[→][←]キー
遷移条件で「手動スキップ・右寄せ」を指
定しているフィールドでだけ,右寄せして
負(−)記号を付ける。
○
PageUp キー,
行,列単位に,画面をスクロールする。
×
−
PageDown キー,
テンキーボード側
の/,*,-,+キー
前行キー※2
−
GUI 画面では,オブジェクトの先頭にカー
○
PageUp キー
最終フィー
−
GUI 画面では,オブジェクトの先頭にカー
○
End キー
ルドキー※2
ソルを移動する。フィールドボックス内
と CUI 画面では,ボックス内または画面
内で前行以前で最初にある入力可能オブ
ジェクトにカーソルを移動する。
ソルを移動する。フィールドボックス内
と CUI 画面では,ボックス内または画面
内で最後にある入力可能オブジェクトの
先頭にカーソルを移動する。
(凡例)
○:ほかのキーへの割り当てができる。表示・印刷セットアップで設定する。
×:カスタマイズできない。
−:該当キーなし
注※1
復改マーク:
注※2
このキー割り当ては,XMAP3/Web for Cosminexus だけでサポートしています。
表 5‒6 キーの種類と機能 (文字編集キー)
機能名
キーボード上の標準
割り当て
機能
ほかの
キーへ
の割り
当て
割り当てられる
キー
挿入キー
Insert キー
文字を挿入できるように半角 1 文字分を
空ける。
×
−
削除キー
Delete キー
入力フィールドまたは入力テキストボッ
クスの 1 文字を消去する。
×
−
フィールド
キー
End キー
カーソルがある入力フィールドまたは入
力テキストボックス内の文字を消去する。
○
テンキーボード側
の/,*,-,+キー,
[Shift]+
[Delete]キー※
81
5 マウスとキー操作(Windows)
機能名
キーボード上の標準
割り当て
データキー
[Ctrl]+[End]キー
機能
カーソルの位置に関係なく,画面上のすべ
ての入力または入出力フィールドの文字
を消去する。
ほかの
キーへ
の割り
当て
割り当てられる
キー
○
[Shift]+[Home]
キー※,
[Ctrl]+[Delete]
キー※
コピー操作
キー
[Ctrl]+[Insert]
キー,
マウスで選択した文字列をクリップボー
ドにコピーする。
△
−
クリップボードからフィールドまたはテ
△
−
[Ctrl]+[C]キー
ペースト操
作キー
[Shift]+[Insert]
キー,
キストに文字列を貼り付ける。
[Ctrl]+[V]キー
(凡例)
○:ほかのキーへの割り当てができる。表示・印刷セットアップで設定する。
△:[Ctrl]+[Insert]および[Shift]+[Insert]の操作を無効にできる。表示・印刷セットアップで設定する。
×:カスタマイズできない。
−:該当キーなし
注※
このキー割り当ては,XMAP3/Web for Cosminexus だけでサポートしています。
表 5‒7 キーの種類と機能 (選択キー)
機能名
エスケープ
キー
取消キー
キーボード上の標準
割り当て
Esc キー
[Ctrl]+[R]キー
機能
ほかの
キーへ
の割り
当て
プルダウンメニュー,ポップアップリスト
×
−
入力エラーの表示を「キー OK」表示する。
×
−
×
−
が表示されているとき,その表示を閉じ
る。
割り当てられる
キー
キーボードのロック状態や入力エラー表
示の状態を取り消して,キー操作をできる
状態にする。
スペース
キー
スペースバー
ボタン,リストボックスなどのオブジェク
トでは,選択動作をする。
文字入力時は空白を入力する。
(凡例)
×:カスタマイズできない。
−:該当キーなし
82
5 マウスとキー操作(Windows)
5.1.3 キーボードのカスタマイズ
標準で機能を割り当てられているキー以外のキーにも,機能を割り当てられます。使用するキーと機能の関
係を次の表に示します。機能の割り当ては表示・印刷セットアップで設定します。詳細については,
「8.4 キー操作に関する設定」を参照してください。
表 5‒8 機能と割り当てることができるキー
割り当てる機能
送信(実行)キー
割り当てることができるキー
フルキーボード側 Enter キー,
標準割り当てキー
テンキーボード側の Enter キー
右 Ctrl キー※1,
テンキーボード側の Enter キー
復改キー
フルキーボード側 Enter キー,
フルキーボード側 Enter キー
テンキーボード側の Enter キー,
PageDown キー※2
タブキー
フルキーボード側 Enter キー,
Tab キー
テンキーボード側の Enter キー,
PageUp キー,
PageDown キー,
テンキーボード側の+,-,*,/キー,
Tab キー,
[Ctrl]+[→]キー※2
バックタブキー
PageUp キー,
[Shift]+[Tab]キー
PageDown キー,
テンキーボード側の+,-,*,/キー,
[Shift]+[Tab]キー,
[Ctrl]+[←]キー※2
PF13 キー
PageUp キー,
[Shift]+[F1]キー
PageDown キー,
F1〜F84 キー,
[Shift]+[F1]キー
PF14 キー
PageUp キー,
[Shift]+[F2]キー
PageDown キー,
F1〜F84 キー,
[Shift]+[F2]キー
フィールドキー
テンキーボード側の+,-,*,/キー,
End キー
End キー,
[Shift]+[Delete]キー※2
マイナスタブキー
PageUp キー,
[Ctrl]+[Tab]キー
PageDown キー,
テンキーボード側の+,-,*,/キー,
[Ctrl]+[Tab]キー
データキー※2
[Ctrl]+[End]キー,
[Ctrl]+[End]キー
[Shift]+[Home]キー,
83
5 マウスとキー操作(Windows)
割り当てる機能
割り当てることができるキー
標準割り当てキー
[Ctrl]+[Delete]キー
前行キー※2
PageUp キー
−
最終フィールドキー※2
End キー
−
(凡例)
−:該当キーなし
注※1
右 Ctrl キーを送信(実行)キーとして割り当てた場合でも,右 Ctrl キーとほかのキーを組み合わせて使用したとき
は,右 Ctrl キーは通常の Ctrl キーとして動作します。
注※2
このキー割り当ては,XMAP3/Web for Cosminexus だけでサポートしています。
84
5 マウスとキー操作(Windows)
5.2 各制御キーの機能
5.2.1 キーの機能
画面を制御するキーの,標準で使用できる機能について説明します。説明中の
および
は,カーソル
を示します。また,各オブジェクトでキーを押したときのスクロール量は次のようになります。
キー
オブジェクト
[→][←]
[↑][↓]
[Ctrl]+[↑↓→←]
フィールドボックス
1列
1行
1 行/1 列
リストボックス
スクロールしない
1行
1 行/1 列
コンボボックス
スクロールしない
1行
スクロールしない
ポップアップウィンドウ
スクロールしない
スクロールしない
スクロールしない
(1) フォーカス・カーソル移動キー
(a) カーソル移動キー([↑][↓][→][←])
キーを 1 回押すと,カーソルが 1 文字分移動します。
CUI 画面およびフィールドボックス内でのフィールドでのカーソルの移動には次に示す三つの動作があり
ます。
• 全ての位置
• 全てのフィールド
• 活性フィールド
カーソルキーの動作は,表示・印刷セットアップで選択します。表示・印刷セットアップで設定できる動作
の項目を次に示します。なお,表示・印刷セットアップの詳細については,「8.4 キー操作に関する設定」
を参照してください。
注
フィールドボックス内で上下方向にカーソルを移動する場合,ワンタッチクリアが設定されている
フィールドの先頭以外の位置を通過すると,カーソルの列位置が先頭に移動します。
《全ての位置》
• フィールドの内外に関係なく,押したキーの向きにカーソルが移動します。
• カーソルが画面終点にあるとき[→]を押すと,カーソルは画面始点に移動します。
• カーソルが画面始点にあるとき[←]を押すと,カーソルは画面終点に移動します。
85
5 マウスとキー操作(Windows)
《全てのフィールド》
• 押したキーの向きにある,不活性または入力できる状態の入出力フィールドの先頭にカーソルを移
動します。
1.[↑]は 1 文字分上の行から始点に向けて,フィールドをサーチします。
2.[↓]は 1 文字分下の行から終点に向けて,フィールドをサーチします。
3.[←]は 1 文字分左の位置から始点に向けて,フィールドをサーチします。
4.[→]は 1 文字分右の位置から終点に向けて,フィールドをサーチします。
• 入出力フィールドがないときは,カーソルは移動しません。
《活性フィールド》
• 押したキーの向きにある,入力できる状態の入出力フィールドの先頭にカーソルを移動します。
• 押したキーの向きについては,《全てのフィールド》の場合と同じです。
• 入力できる状態の入出力フィールドがないときは,カーソルは移動しません。
表 5‒9 GUI オブジェクトのボックス内のフィールド間のフォーカス・カーソル移動
移動キー
[→]
オブジェクト
[↓]
[←]
[↑]
ラジオボタン
前進
下※1/前進
後退
上※1/後退
チェックボタン
前進
下※1/前進
後退
上※1/後退
プッシュボタン
前進
下※1/前進
後退
上※1/後退
ポップアップ
該当しない※2
下
該当しない※2
上
コンボボックス※3
該当しない
下
該当しない
上
リストボックス
該当しない
下
該当しない
上
スピンボックス
該当しない
ダウンボタンと同じ
(値の減少)
該当しない
アップボタンと同じ
(値の増加)
注※1
ボックス内のボタンが複数行に配置されている場合に移動します。
注※2
カスケードメニューおよびリストを表示している場合は,下位のメニューおよびリストの表示(前進)/非
表示(後退)になります。
注※3
キー入力コンボボックスおよび表示・印刷セットアップでカーソルキーでのメニュー表示が設定されている
メニュー選択コンボボックスでは,[↑][↓]でメニューを表示します。
• 次,または下のボタンにフォーカス(入力権)を移動させる移動キー。
86
5 マウスとキー操作(Windows)
[→][↓]
• 一つ前,または上のボタンにフォーカス(入力権)を移動させる移動キー。
[←][↑]
• 次,または下のボタンにフォーカス(入力権)を移動させる移動キー。
[→][↓]
• 次の項目(リスト)にフォーカス(入力権)を移動させる移動キー。
[↓]
• スピンボックスの値をアップダウンさせるキー。
[↑][↓]
(b) 後退キー([Back Space])
カーソルが前方に移動します。
表示・印刷セットアップでの[Back Space]キーの指定に対応して動作が次のように異なります。
• 直前の項目:フィールドの先頭にカーソルを位置づける。
フィールドの先頭では,前の位置にあるフィールドにフォーカスは移動します。
右詰めで表示されている「金額」または「数値」のテキストボックス(またはフィールド)では,右端
が先頭位置になります。
一つ前の入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭にカーソルは移
動します。
• 1 文字削除:直前の文字を削除する。
87
5 マウスとキー操作(Windows)
• ヌル置換:直前の文字を削除して,ヌル(00)16 に置き換える。
直前の文字が全角文字の場合,2 個のヌル(00)16 に置き換えます。
フィールドボックスの改行入力属性を指定したフィールドでは,直前の文字が半角文字の場合に 1 個の
半角スペースに置き換え,直前の文字が全角文字の場合に 2 個の半角スペースに置き換えます。
(c) 始点キー([Home])
カーソルのある入力できる状態の入出力テキストボックスの先頭に,カーソルは移動します。
CUI 画面およびフィールドボックスでは,画面またはボックス内の先頭のフィールドに移動します。
リスト形式で表示しているポップアップメニューでは,第 1 レベルのメニュー項目にフォーカスが移動し
ます。
• 入力できる状態の入出力フィールドがないときは,カーソルは画面始点に移動します。
(d) 復改キー([Enter])
次行の,最初の入力できる状態の入出力フィールドの先頭に,カーソルは移動します。
• 入力できる状態の入出力フィールドがないときは,カーソルは移動しません。
• 入力できる状態の入出力フィールドが複数行にわたっているときは,次の行の先頭に移動します。改行
入力属性を指定した場合は,カーソルの左側に改行コードを挿入します。
• 入力できる状態の入出力テキストボックスでは,カーソルはそのテキストの先頭に移動します。
88
5 マウスとキー操作(Windows)
(e) タブキー([Tab])
ボックス中のカーソル移動
次に入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭に,カーソルが移動
します。
• 入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)がないときは,カーソルは
移動しません。
• 画面終点までに,ほかに入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)が
ないときは,カーソルは画面始点に最も近い入力できる状態の入出力テキストボックス(または入
出力フィールド)に移動します。
ボックス間のフォーカス(入力権)移動
次のボックスにフォーカスを移動します。
フォーカスが移動するボックスは,次のとおりです。
• フィールドボックス
• 入出力テキストボックス
• ポップアップテキスト
• コンボボックス
• スピンボックス
• リストボックス
• ボタンボックス(ラジオボタン,チェックボタン,プッシュボタン)です。
(f) シフト+復改([Shift]+[Enter])
次のボックスにフォーカスを移動します。送信動作は実行しません。この動作は,XMAP3 の表示・印刷
サーバ環境定義ファイルでの動作を「復改」から「送信」に変更した場合でも有効です。
89
5 マウスとキー操作(Windows)
(g) バックタブキー([Shift]+[Tab])
一つ前の入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭への移動
• 入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)がないときは,カーソルは
移動しません。
• カーソルが入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の途中にある場
合は,カーソルのある入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先
頭に戻ります。
• 画面始点までにほかに入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)がな
いときは,カーソルは画面終点に最も近い,入力できる状態の入出力テキストボックス(または入
出力フィールド)の先頭に移動します。
一つ前のボックスへのフォーカス移動
一つ前のボックスにフォーカスを移動します。
(h) コントロール+復改([Ctrl]+[Enter])
一つ前のボックスにフォーカスを移動します。送信動作は実行しません。この動作は,XMAP3 の表示・印
刷サーバ環境定義ファイルでの動作を「復改」から「送信」に変更した場合でも有効です。
(i) マイナスタブキー([Ctrl]+[Tab])
属性が「右寄せ」に設定されている入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の数字を右寄せし
て,負(−)記号を付けます。カーソルは次に入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力
フィールド)の先頭に移動します。
90
5 マウスとキー操作(Windows)
• フィールドに負(−)記号を付ける空きがないときは,入力エラーとなります。
• 入力できないテキストボックス(またはフィールド)にカーソルがあるときは,次に入力できる状態の
入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の先頭にカーソルを移動します。
• 右寄せの属性以外では,右寄せしたり負記号を付けたりしないで,次に入力できる状態の入出力テキス
トボックス(または入出力フィールド)の先頭にカーソルを移動します。
• フィールドにデータがない場合,負(−)記号を付け,カーソルは次に入力できる状態の入出力テキス
トボックス(または入出力フィールド)の先頭にカーソルを移動します。
(j) 前行キー
前行の,最初の入力できる状態の入出力フィールドの先頭に,カーソルは移動します。なお,前行キーは,
初期値では使用できません。表示・印刷セットアップで[PageUp]キーに割り当てられます。
• 画面で最初の入力できる状態の入出力フィールドより前にカーソルがある場合,画面で最後の入力でき
る状態の入出力フィールドの先頭にカーソルは移動します。
• 入力できる状態の入出力フィールドがないときは,カーソルは移動しません。
• 入力できる状態の入出力フィールドが複数行にわたっているときは,前の行の先頭に移動します。
• 入力できる状態の入出力テキストボックスでは,カーソルはそのテキストの先頭に移動します。
(k) 最終フィールドキー
画面で最後の入力できる状態の入出力フィールドの先頭にカーソルは移動します。なお,最終フィールド
キーは,初期値では使用できません。表示・印刷セットアップで[End]キーに割り当てられます。
• すでに画面で最後の入力できる状態の入出力フィールドの先頭にカーソルがあるときは,カーソルは移
動しません。
• 入力できる状態の入出力テキストボックスでは,カーソルはそのテキストの先頭に移動します。
91
5 マウスとキー操作(Windows)
(2) 画面の移動に使用するキー
(a) スクロールキー([Ctrl]+[↑][↓][→][←])
画面上に表示されていないプレーン領域をスクロールし,見えるようにできます。対象となるオブジェクト
を次の表に示します。
表 5‒10 画面の移動に使用するキー
オブジェクト
マウス選択
オブジェク
ト
[Ctrl]+[↓]
[Ctrl]+[↑]
[Ctrl]+[→]
[Ctrl]+[←]
フィールド
ボックス
下方向にスクロール
上方向にスクロール
右方向にスクロール
左方向にスクロール
リストボッ
最下行にスクロール
最上行にスクロール
最右行にスクロール
最左行にスクロール
クス※
文字入力オブジェクト
無効
注※
ポップアップで表示されるリストでは,
[Ctrl]+[→]または[Ctrl]+[←]のときは,水平方向に半角 1 文字分
スクロールします。
フィールドボックス
押したキーの向きに,指定した行,列分画面の表示が移動します。
リストボックス
押したキーの向きに,プレーンの端までリストボックスが移動します。
(3) 文字編集キー
文字入力できるオブジェクトにだけ使用できます。
(a) 挿入キー([Insert])
文字入力できるオブジェクトにだけ使用できます。
カーソル以降の文字が右にずれ,カーソル位置から押した数だけ「空き」ができます。
空きに文字を入力してください。
92
5 マウスとキー操作(Windows)
なお,表示・印刷セットアップの「挿入/上書きモードのデフォルト設定」で「挿入モード」を指定してい
る場合,挿入キーを使用しなくても,入力した文字が自動的に挿入されます。
• 入力できない状態のテキストボックス(またはフィールド)には,文字の挿入はできません。
• 入力・表示したデータを AP へ返す状態になります。
• 日本語(漢字)フィールドは[Insert]を 1 回押すと 2 カラムの「空き」ができます。
• 入出力テキスト・フィールドで,使用目的が「数値」のとき(ただし,詳細目的が「数字・数字記号」
の場合は除く),[Insert]を押すとカーソル位置に 0(ゼロ)が入力されます。
• 入出力テキスト・フィールドで,使用目的が「数値」,詳細目的が「数字・数字記号」のとき,
[Insert]
を押すとカーソル位置にヌル((00)16)が入力されます。
• フィールドボックスの改行入力属性を指定したフィールドでは,半角スペースに置き換えます。
《挿入キー仕様を「NULL まで」とした場合》表示・印刷セットアップで変更した場合
[Insert]で空きを作るとフィールドから文字があふれてしまう場合は,挿入できません。
《挿入キー仕様を「フィールドの終わりまで」とした場合》標準仕様の場合
[Insert]で空きを作るとフィールドから文字があふれてしまう場合は,あふれた文字は消去されます。
(b) 削除キー([Delete])
カーソル位置の 1 文字が消え,カーソル以降の文字列が 1 文字分左に詰まります。全角文字のときは,2
カラム分左に詰まります。
93
5 マウスとキー操作(Windows)
• [Delete]を押してもカーソルは移動しません。
• 文字を消去してできた領域には,ヌル((00)16)が入ります。
• 入力できない状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の文字は,削除キーで消去で
きません。
• 入力・表示したデータを AP へ返す状態(転送状態)になります。
• ヌル((00)16)は AP へは返されません。詰めた型となります。
埋字指定があれば桁寄せ向きに従って桁寄せされ,埋字が入れられます。
注
カーソル以降の文字を削除する場合は,フィールドキーを使用します。オプションでカーソルのある
フィールド全体を消去することもできます。
(c) フィールドキー([End])
• 文字が入力できるオブジェクト
• カーソル以降の消去(標準仕様)
入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)内で,カーソル位置から
フィールドの終わりまでの文字を消去します。
• 入力できない状態のテキストボックス(またはフィールド)の文字は,[End]で消去できません。
• 入力・表示したデータを AP へ返す状態(転送状態)になります。
• カーソルのあるフィールド全体の消去《表示・印刷セットアップのオプション》
• マウス選択できるオブジェクト
オブジェクト
ラジオボタン
選択済
オフ
未選択
オフ
動作
選択状態を解除
チェックボタン
プッシュボタン
単一リストボックス
94
−
オフ
−
オフ
−
選択状態を解除
5 マウスとキー操作(Windows)
オブジェクト
選択済
未選択
動作
スピンボックス
最小値に戻す
最小値に戻す
ポップアップメニュー※1
クリア
コンボボックス※2
メニュー先頭の値
メニュー先頭の値
選択状態を解除
トグルフィールド
オフ
オフ
選択状態を解除
複数リストボックス
メニューバー
−
−
選択済み状態(AP に値を返す)
選択状態を解除
−
−
(プルダウン,カスケード)
(凡例)
−:該当しない。
注※1
ポップアップメニューが表示されているときは,入出力テキストボックスが全桁クリアされます。このとき,表
示・印刷セットアップで「カーソル以降をクリア」を設定していても無視されます。
注※2
キー入力コンボボックスは,入出力テキストボックスと同じ動作になります。
(d) データキー([Ctrl]+[End])
• 文字入力できるオブジェクト
画面上の入力できる状態の入出力テキストボックス(または入出力フィールド)の文字を,カーソルの
位置にかかわらずすべて消去し,始点に最も近い入出力テキストボックス(または入出力フィールド)
の先頭に,カーソルを移動します。
• 入力できるフィールド(フィールドボックス内のフィールド,または入出力テキストボックス)内
の文字を消去します(すべての入力できるフィールドを,再入力したデータだけ AP に返す状態に
します)。
• ボタンボックスのすべての有効ボタンをオフ状態にします。
• マウス選択できるオブジェクト
95
5 マウスとキー操作(Windows)
オブジェクト
ラジオボタン
選択済
オフ
未選択
オフ
動作
すべての選択状態を解除
チェックボタン
プッシュボタン
単一リストボックス
−
−
−
オフ
オフ
すべての選択状態を解除
スピンボックス
最小値に戻す
最小値に戻す
すべての選択状態を解除※1
ポップアップメニュー※2
クリア
コンボボックス※3
トグルフィールド
複数リストボックス
−
すべての選択状態を解除
メニュー先頭の値
メニュー先頭の値
すべての選択状態を解除
オフ
オフ
すべての選択状態を解除
メニューバー
−
−
−
(プルダウン,カスケード)
(凡例)
−:該当しない。
注※1
表示・印刷セットアップでのデータキーの動作設定に従います。
未入力状態:AP に値を返さない。
ヌル(00)16 クリア状態:AP に値を返す。
注※2
ポップアップメニューが表示されているときは,入出力テキストボックスが全桁クリアされます。
注※3
キー入力コンボボックスは,入出力テキストボックスと同じ動作になります。
(e) コピー・ペースト操作キー([Ctrl]+[Insert]/[Shift]+[Insert]または[Ctrl]+[C]/[Ctrl]
+[V])
• 選択されたテキストをクリップボードにコピーします。
• クリップボードのテキストをフォーカスのあるテキストボックスにペーストします。
(4) エスケープキー([Esc])
(a) 文字入力できるオブジェクト
文字入力できるオブジェクトに対しては,無効です。
(b) マウス選択対象となるオブジェクト
オブジェクト
ラジオボタン
チェックボタン
プッシュボタン
96
選択済
未選択
動作
−
−
−
5 マウスとキー操作(Windows)
オブジェクト
選択済
未選択
動作
単一リストボックス
複数リストボックス
スピンボックス
ポップアップメニュー
メニューのクローズ
−
メニューのクローズ
メニューのクローズ
コンボボックス
−
−
トグルフィールド
−
−
−
メニューバー
−
−
−
(プルダウン,カスケード)
(凡例)
−:該当しない。
• コンボボックスまたはポップアップテキスト・フィールドでのエスケープキー
コンボボックスまたはポップアップテキスト・フィールドのメニュー表示を消去します。メニュー消去
後の動作は,
「カーソルが次のフィールドへ移動する」または「フォーカスが次のボックスに移動する」
のどちらかになります。
(5) スペースキー(スペースバー)
(a) 文字入力テキスト・フィールドの場合
文字入力テキストおよびフィールドでは,スペース文字として扱われます。
(b) マウス選択オブジェクト
オブジェクト
選択済
未選択
動作
ラジオボタン
オンのまま
オン
項目選択
チェックボタン
オフ
オン
オン/オフの切り替え
オン
画面選択
オン
項目選択
プッシュボタン
単一リストボックス
−
オフ
複数リストボックス
スピンボックス
−
−
−
ポップアップメニュー
オフ※1
オン
項目選択
コンボボックス※2
オフ
オン
項目選択
トグルフィールド
オフ
オン
オン/オフの切り替え
オン
画面確定
メニューバー
−
(プルダウン,カスケード)
(凡例)
−:該当しない。
97
5 マウスとキー操作(Windows)
注※1
ポップアップで,階層構造のメニュー項目を表示している場合は,下位レベルのメニュー項目(カスケードメニュー
や第 2〜第 8 レベルのリスト)の表示になります。
注※2
キー入力コンボボックスは,入出力テキストボックスと同じ動作になります。
• スペースまたは復改キー([スペース],[Enter] )※
フォーカス(入力権)のある項目(リスト)に対応した値が選択,または非選択となります。
注※
属性の指定によって,リストを選択したあとに,次に示すどちらかの動作を指定できます。
1. フォーカスが次の項目(リスト)へ移動する
複数選択で,「選択後次の項目にフォーカスを移す」指定をした場合。
2. フォーカスが次のボックスに移動する
単一選択で,「選択後次のボックスにフォーカスを移す」指定をした場合。
• スペース,または復改キー([スペース],[Enter])
フォーカス(入力権)のあるボタンの状態が,交互(オン/オフ)に変わります。
(6) 画面確定キー
画面が送信できる状態で,キーが押されると送信要求の発生を AP に通知します。
なお,OLTP サーバ構成の環境で,OpenTP1 上で「次メッセージ要求キー」として割り当てられている
キーのイベントは AP に渡りません。
(a) 送信(実行)キー(テンキー側の[Enter])
送信できる状態であるかどうかのチェック(ウィンドウ内のフィールドボックス,入出力テキストボック
ス,リストボックス,ラジオボタンボックスについて)をして,送信のイベント通知コードを AP に返しま
す。
(b) PF1〜PF12 キー
([F1]〜[F12])
98
5 マウスとキー操作(Windows)
(c) PF13〜PF24 キー
([Shift]+[F1]〜[F12])
(d) PF25〜PF36 キー
([Ctrl]+[F1]〜[F12])
(e) PF37〜PF48 キー
([Ctrl]+[Shift]+[F1]〜[F12])
(f) PF49〜PF60 キー
([Alt]+[F1]〜[F12])
(g) PF61〜PF72 キー
([Alt]+[Shift]+[F1]〜[F12])
(h) PF73〜PF84 キー
([Ctrl]+[Alt]+[F1]〜[F12])
(i) PA1〜PA3 キー
([PageUp],[PageDown],[Ctrl + PageUp])
(j) 割込キー
([Break],[Ctrl]+[Pause])
(k) スクリーン消去キー
([Ctrl]+[Delete])
• XMAP3 で入力エラーとなるキー
オンライン端末で使用するキーです。XMAP3 では押しても無効です。
• SRQ キー([Ctrl + Q])
• テストキー([Ctrl + T])
(7) 取消キー([Ctrl]+[R])
• オペレータインジケータの入力エラー表示を解除します。オペレータインジケータが表示するメッ
セージについては,「付録 A オペレータインジケータ一覧」を参照してください。
• キーボードのロック状態を解除します。
5.2.2 キーでのデータ入力と編集
(1) 一般規則
キーでデータを入力,または入力したデータを編集する場合の,一般的な動きを次に示します。
(a) 文字を入力する場合
キーでの文字入力は左詰めです。
99
5 マウスとキー操作(Windows)
(b) カーソルを移動する場合
カーソルはカーソル移動キーを押すと,カーソル移動キーの方向に一文字ずつ移動します。フィールドの最
後までカーソルが移動したあとで,さらにカーソル移動キーを押すと,フィールドの先頭にカーソルが戻り
ます。
(c) オブジェクトの属性によってフォーカス・カーソル移動が変わる場合
ポップアップメニューは,使用目的が自動スキップか手動スキップかでフォーカス・カーソルの移動が変わ
ります。
使用目的が「自動スキップ」になっている場合は,フォーカスが位置づくと自動的にポップアップメニュー
が表示されます。ポップアップのメニュー項目をマウスまたはキーで選択すると,次の項目にフォーカスが
移ります。
使用目的が「手動スキップ」になっている場合は,ポップアップのメニュー項目を選択しても,フォーカス
は次の項目へ移りません。「手動スキップ」のときは,[Tab]キーで次の項目へ移動させます。
(2) 数値入力
(a) データ入力
数値データは右詰めで入力されます。
(b) データ編集
データを削除する場合は,削除したい数字にカーソルを位置づけ,[スペース]を押します。
使用目的が「数値」,詳細目的が「数字・数字記号」の入出力テキスト・フィールドでは,ヌル(0x00)が
入力されます。
100
5 マウスとキー操作(Windows)
(3) 金額入力
(a) データ入力
金額データは右詰めで入力され,3 桁目ごとに「,」が打たれます。
(b) データ編集
データを削除する場合は,削除したい数字にカーソルを位置づけ,[スペース]を押します。編集前に打た
れた「,」の位置は自動的に変更されます。
(4) 日付入力
西暦の日付を入力する例を次に示します。和暦の日付の入力,および時刻の入力も同様です。
(a) データ入力
表示したい年月日を入力します。[Tab]などでフィールドからフォーカスが離脱し画面が確定すると,ド
ロー時に設定した形式で表示されます。
(b) データ編集
一度確定した日付のフィールドにフォーカス・カーソルを位置づけると,データを編集できる状態になりま
す。
101
5 マウスとキー操作(Windows)
(5) ワンタッチクリア
全体を選択状態にしておくことで,データの一括書き換えができます。
(a) ワンタッチクリア
(b) ワンタッチクリアを解除して,一部をクリア
(6) トグルフィールド
トグルフィールドの「オン/オフ」の切り替えをマウスでします。
(7) キー入力コンボボックス
メニューが開いている状態で入出力ボックスに文字列を入力すると,入力した文字列と同じ通知コードを持
つメニュー項目がある場合は,そのメニュー項目が見えるようにスクロールし,そのメニュー項目を選択状
態にします。
同じ通知コードを持つメニュー項目がない場合は,どのメニュー項目も選択されていない状態にします。
102
5 マウスとキー操作(Windows)
5.3 マウス操作
5.3.1 有効となるボタン
マウスの左ボタンとホイールマウスのホイールボタンが有効になります。
マウスの右ボタンは,表示・印刷セットアップの[キー操作 3]タブで動作を選択することで,有効にでき
ます。右ボタンの動作については,「8.4.2(22) マウス右ボタンの動作(表示サービス名.DCLCCP=,表
示サービス名.DCRBMN=)」を参照してください。
なお,このマニュアルでマウスを指すときは,右手用のマウスを想定しています。
5.3.2 シングルクリックとダブルクリック
表 5‒11 画面上のオブジェクトとマウスでのクリックによる動作
画面
GUI/CUI/
フィールド
ボックス共
通
GUI
クリックする対象
クリックと動作など
タイトルバーのリサイズ
表示サイズを変える。
タイトルバーのアイコン化
アイコンにする。
タイトルバーのクローズ
クリックすると割込キーと同じイベントを AP に通知する(オプション)。
コントロールメニューの表示
システムメニューを表示する。
ポップアップのメニュー
リストのメニュー
メニュー項目のオンとオフを切り替える(単一リストボックスでリストの
メニューをダブルクリックすると,送信キーを押したときと同じイベント
を AP に通知する)。
ラジオ/チェックボタン
ボタンのオンとオフを切り替える。
入出力テキスト
カーソルを位置づける。ドラッグして全選択にする。
コンボのメニュー
日付・時刻テキスト(入出力)
プッシュボタン
押す(オン)。
タイトルバーのメニュー
コンボのボタン
フィールド
ボックス
スピンボックス
数字データの増減をする。
入出力フィールド
カーソルを位置づける。
日付・時刻フィールド(入出力)
トグルフィールド
トグルフィールドのオンとオフを切り替える。
103
5 マウスとキー操作(Windows)
画面
CUI 画面
クリックする対象
クリックと動作など
ポップアップのメニュー
メニュー項目のオンとオフを切り替える。
入出力フィールド
カーソルを位置づける。
注
ユーザ定義ウィンドウアイコンを使用している場合には,指定したウィンドウアイコンが表示されます。ユーザ定義
ウィンドウアイコンについては,「8.7.2(15) ウィンドウアイコン」を参照してください。
5.3.3 マウスでのクリック
(1) ボックス間のフォーカス移動
フォーカス(入力権)のあるボタンをクリックすると,ボタンの状態が交互(オン/オフ)に変わります。
フォーカス(入力権)のないボタンをクリックすると,クリックしたボタンにフォーカスが移動し,ボタン
の状態がオンまたはオフに変わります。
マウスでボックスの上をクリックすると,クリックしたボックスにフォーカスが移動します。
(2) リストボックス内のフォーカス移動
クリックすると,フォーカス(入力権)の有無に関係なくクリックされた項目(リスト)に割り当てられた
値をフィールドに展開します。
フィールドにデータを展開すると,タブキーを押したときと同じ動作をします。なお,このとき属性で指定
した「選択必須(選択しないときはエラーにする)」,および「自動送信(選択直後 AP へ制御を渡す)」が
有効になります。
リストを選択したあとの動作を,属性の設定によって指定できます。指定できる動作は次の二つです。
1. フォーカスが次の項目(リスト)へ移動する
複数選択で,「自動スキップ(選択したら次のフィールドにフォーカスを移す)」指定をした場合。
2. フォーカスが次のボックスに移動する
単一選択で,「自動スキップ(選択したら次のボックスにフォーカスを移す)」指定をした場合。
(3) コンボボックスのフォーカス移動
クリックすると,フォーカスの有無に関係なくクリックされたメニューに対応する値をコンボボックスに展
開します。
注
コンボボックスに値を展開すると,タブキーを押したときと同じ動作をします。なお,このとき属性で
指定した「選択済み(選択しなくても通知コードを AP に返す)」,および「自動送信(選択直後に AP
へ制御を渡す)」が有効になります。
(4) 各オブジェクトでのスクロール量
各オブジェクトでマウスをクリックしたりドラッグしたときのスクロール量を次に示します。
104
5 マウスとキー操作(Windows)
マウス
オブジェクト
スクロールバーのバー
スクロールバーのバー以外の部分
縦または横
縦
スクロールバーのボタン部分
横
縦
横
フィールドボックス
ドラッグ分
1 ページ
1 ページ
1行
1列
リスト
ドラッグ分
1 ページ
1 ページ
1行
1列
コンボ
ドラッグ分
1 ページ
スクロールしない
1行
スクロールしない
ポップアップ
ドラッグ分
1 ページ
スクロールしない※
1行
スクロールしない※
ウィンドウ
ドラッグ分
1 ページ
1 ページ
1行
1列
注※
メニューをリスト表示しているポップアップでは,次のようになります。
スクロールバーのバー以外の部分:1 ページ
スクロールバーのボタン部分:半角 1 文字分
5.3.4 ホイールマウスでの操作
ホイールマウスでは,スクロール,コンボボックスメニュー選択,およびスピンボックス値を設定できま
す。動作および対象オブジェクトについて説明します。
(1) スクロール
(a) 動作
• 垂直スクロールバーがあるオブジェクトに対してホイールマウスを奥に回転させると上に,手前に回転
させると下にスクロールします。
• ホイールマウスの 1 メモリ回転分が,スクロールバーの「▲」,「▼」ボタンの 1 回の押下に対応しま
す。なお,フィールドボックスでは,このときのスクロール量は,表示・印刷セットアップで設定でき
ます。
• 垂直スクロールバーが表示されない状態では,ホイールマウスによるスクロールはできません。
• 水平スクロールには対応しません。
(b) 対象オブジェクト
ホイールマウスのスクロールの対象オブジェクトは,次のとおりです。
• フィールドボックス
• リストボックス
• コンボボックスのメニュー部分
• キー入力コンボボックスのメニュー部分
• ポップアップテキストのメニュー部分(標準,リスト−ポップアップ型,リスト−ダイアログ型)
• ポップアップフィールドのメニュー部分
• 出力グラフィック※
• GUI 画面※
• CUI 画面
105
5 マウスとキー操作(Windows)
注※
スクロールさせる場合は,フォーカスを持つオブジェクトがない画面で操作するか,ボタン系オブジェ
クトにフォーカスを置いて操作する必要があります。
その際,出力グラフィックをスクロールさせる場合は出力グラフィックを,GUI 画面をスクロールさせ
る場合は GUI 画面のオブジェクトがない部分をクリックすると,それぞれをスクロール対象に変更で
きます。
(2) コンボボックスメニュー選択
(a) 動作
• メニューの閉じた状態のコンボボックスに対して,ホイールマウスを奥に回転させると上の,手前に回
転させると下のメニューを選択します。
• ホイールマウスの 1 メモリ回転分が,メニュー一つの移動に相当します。
• ホイールマウスの回転操作では,自動送信属性の有無にかかわらず,自動送信されません。フォーカス
遷移時は,自動送信属性が有効になります。
• ホイールマウスの回転操作では,自動スキップ属性の有無にかかわらず,自動スキップしません。
(b) 対象オブジェクト
コンボボックスメニュー選択の対象オブジェクトは,次のとおりです。
• 固定コンボボックス
• 可変コンボボックス
• キー入力固定コンボボックス
• キー入力可変コンボボックス
(3) スピンボックス値設定
(a) 動作
• スピンボックスに対して,ホイールマウスを奥に回転させると増分値加算,手前に回転させると増分値
減算をします。
• ホイールマウスの 1 メモリ回転分が,増分値で設定した値分の変更に相当します。
• マウスホイールの回転操作では,自動送信属性の有無にかかわらず,自動送信されません。フォーカス
遷移時は自動送信属性が有効になります。
• マウスホイールの回転操作では,自動スキップ属性の有無にかかわらず,自動スキップされません。
(b) 対象オブジェクト
スピンボックス
(4) 注意事項
マウスによってはコントロールパネルなどで,ホイールマウス操作時の動作をカスタマイズできるものがあ
ります。ホイールマウス操作時の動作をカスタマイズした場合は,カスタマイズした内容に依存した動作と
なり,通常の動作をするとは限りません。
106
5 マウスとキー操作(Windows)
5.3.5 右クリック
XMAP3 の画面で右クリックすると,対象オブジェクトの操作メニューが表示されます。
右クリックが有効になる場所は次のとおりです。
• CUI 画面:タイトルバーとオペレータインジケータの間の領域
• GUI 画面:入出力テキスト,オブジェクトのない場所,フィールドボックス内
右クリックした位置によって表示される操作メニューが異なります。右クリックの位置と操作メニューの
関係を次の表に示します。
表 5‒12 右クリックの位置と操作メニュー
手前に表
標準表示
後ろに表
示※1
※1
示※1
文字サイ
ズ選択
印刷※2
○
○
○
○
○
○
○
○
×
×
×
×
○
オブジェクトのない場
×
×
○
○
○
○
○
フィールドボックス内
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
×
×
×
○
右クリック位置
コピー
貼り付け
○
入出力テキスト
CUI 画面
GUI 画面
(一次ウィ
ンドウ)
所
GUI 画面(二次ウィンドウ)
(凡例)
○:表示される。
×:表示されない。
注※1
XMAP3/Web for Cosminexus では表示されません。
[手前に表示][後ろに表示]を選択したあとで,アプリケーションを再起動すると,[標準表示]に戻ります。
注※2
XMAP3/Web for Cosminexus だけで表示されます。ただし,ハードコピー機能を使用しない設定の場合,表示さ
れません。ハードコピー機能については,「15.1.4(2) XMAP3/Web for Cosminexus で有効になる定義項目」を
参照してください。
なお,右クリックの操作は,表示・印刷セットアップの[キー操作 3]タブで動作を選択することで,有効
にできます。右クリックの動作については,「8.4.2(22) マウス右ボタンの動作(表示サービス
名.DCLCCP=,表示サービス名.DCRBMN=)」を参照してください。
107
5 マウスとキー操作(Windows)
5.4 コピー&ペースト操作
XMAP3 では,コピー(複写)&ペースト(貼り付け)ができます。
コピー&ペーストには,表示サービスが同じである画面間でできる場合と,表示サービスが異なっている画
面間(XMAP3 以外の画面との間も含む)でもできる場合とがあります。GUI 機能の画面のコピー&ペー
スト機能の範囲を次の表に示します。
表 5‒13 コピー&ペースト機能範囲
コピー&ペースト範囲
画面
GUI 機能
表示サービスが同じ画面間
表示サービスが異なる画面間
C/S 構成でのコピー&ペーストには,XMAP3 が持っている
OS が持っているクリップボードを使
クリップボードを使用する方法と,OS が持っているクリッ
プボードを使用する方法がある。
用するコピー&ペースト。
ただし,スタンドアロン構成でのコピー&ペーストは,OS
が持つクリップボードを使用する方法だけとなる。
以降の項で,XMAP3 でのコピーの対象,ペーストの対象,およびクリップボードを使用したコピー&ペー
スト操作について説明します。
5.4.1 コピーの対象
XMAP3 では次に示すデータをコピーします。
• フィールドボックスの 1 フィールド
• フィールドボックスの複数フィールド
• 入出力テキスト
• リストボックスの 1 リスト(項目)
コピーするデータは必ず表示されていなければなりません。CUI 画面で,データがない部分に対してコ
ピーの操作をした場合は,オペレータインジケータに「X コピー」が表示されます。
コピーの対象となるデータについて説明します。
(1) フィールドボックスの 1 フィールド
文字データだけがコピーの対象となります。属性(拡大,色など)はコピーの対象にはなりません。なお,
表示・印刷セットアップの「キー操作 2」タブの「コピー&ペーストモード」で「単一フィールド」が選択
されている場合,複数のフィールドに対しマウスでドラッグ操作をした場合には,一つのフィールドだけが
反転表示されます。
108
5 マウスとキー操作(Windows)
(2) フィールドボックスの複数フィールド
表示・印刷セットアップの「キー操作 2」タブの「コピー&ペーストモード」で「複数フィールド」が選択
されている場合,文字だけがコピーの対象となり,属性(拡大,色など)はコピーの対象となりません。表
形式で表示されている複数のフィールドに対してマウスをドラッグさせると,ドラッグした矩形の領域内に
あるフィールドがコピーの対象となるため,反転表示されます。
これらのフィールドをコピーすると,フィールド間に区切り文字が付けられた形式で,クリップボードに複
写されます。単一行内のフィールド間の区切り文字は,タブ(09)16 になります。また,コピー範囲が複数
行にわたる場合は,行間の区切り文字は改行コード CRLF(0D0A)16 になります。この形式は,表計算ソフ
トなどで矩形領域を選択してコピーするときの,一般的な形式と同じです。
なお,この機能を利用できるのは,OS のクリップボードを使用してコピーするときだけです。
また,プレーン領域がフィールドボックスよりも大きい場合,ボックスの枠内に表示されている文字列だけ
がコピーできます。隠れたプレーン領域にある文字列をコピーすることはできません。
「複数フィールド」を選択している場合,複数行にわたるフィールドをコピー&ペーストの対象にするには,
表示・印刷環境ファイルで「*.DCPAST」に「RECTANGLE」を指定する必要があります。設定方法につ
いては,「8.4.2(23) 複数フィールドのペーストモード(表示サービス名.DCPAST=)」を参照してくださ
い。
(3) 入出力テキスト
表示・印刷セットアップの指定にかかわらず,単一フィールドだけがコピーの対象となります。
109
5 マウスとキー操作(Windows)
また,文字データだけがコピーの対象となり,属性(拡大,色など)はコピーの対象となりません。表形式
で表示されている複数のフィールドに対してマウスをドラッグさせると,一つのフィールドだけがコピーの
対象となり,反転表示されます。
(4) リストボックスの 1 リスト(項目)
リストボックスでは,マウスで選択操作をしたリスト(項目)がコピーの対象となります。なお,マウスで
のドラッグ操作はできません。
5.4.2 ペーストの対象
XMAP3 でのペーストの対象について説明します。また,ペーストの動作についてもあわせて説明します。
XMAP3 でのペーストの対象と動作は,表示・印刷セットアップの「キー操作 2」タブの「コピー&ペース
トモード」で「単一フィールド」を選択している場合と,「複数フィールド」を選択している場合で異なり
ます。
(1) 「単一フィールド」を選択している場合
「単一フィールド」を選択している場合,コピーしたデータを入出力テキストボックスおよびフィールドボッ
クスの入力できる状態のフィールドにペーストします。ペーストはカレントカーソル位置を基準に実行さ
れます。
なお,ペーストの動作は,ペーストするフィールドの属性と,表示・印刷セットアップの「キー操作 2」タ
ブの「コピー&ペーストモード」での設定によって異なります。
• ペーストするフィールドの属性とペーストの動作
ペーストするフィールドの属性が自動スキップモードの場合,ペーストデータがペースト先のフィール
ドより長いとき,次にフォーカス遷移するフィールドに順次残りのデータがペーストされます。次に
フォーカス遷移するフィールドの属性が文字入力不可の場合,残りのデータは切り捨てられます。
自動スキップモードのフィールドへのペーストの例を次の図に示します。
図 5‒2 自動スキップモードのフィールドへのペーストの例
• 表示・印刷セットアップの設定とペーストの動作
表示・印刷セットアップの「キー操作 2」タブの「コピー&ペーストモード」で「単一フィールド」を
選択して,「タブ/改行コードをペーストする」を選択していない場合,コピーしたデータに含まれる
タブ(09)16 および改行コード((0D0A)16 または(0A)16)が削除されて,前後の文字と連結した状態で
ペーストされます。
110
5 マウスとキー操作(Windows)
参考
表示・印刷セットアップの「キー操作 2」タブの「コピー&ペーストモード」で「複数フィールド」を選択
している場合,タブ(09)16 および改行コード((0D0A)16 または(0A)16)はペーストされません。
「タブ/改行コードをペーストする」を選択していない場合のペーストの例を次の図に示します。
図 5‒3 「タブ/改行コードをペーストする」を選択していない場合のペーストの例
なお,「タブ/改行コードをペーストする」を選択していない場合,日付や時刻を表すデータを表示す
るフィールドに,タブ(09)16 または改行コード((0D0A)16 または(0A)16)で区切られたデータをペー
ストすることもできます。時刻フィールドへのペーストの例を次の図に示します。
111
5 マウスとキー操作(Windows)
図 5‒4 時刻フィールドへのペーストの例
(2) 「複数フィールド」を選択している場合
「複数フィールド」を選択している場合,コピーしたデータをフィールドボックスの入力できる状態のフィー
ルドにペーストします。コピーした領域の行列数またはフィールドの長さよりも大き目の領域をペースト
の対象領域にすると,コピーした内容を確実にペーストできます。
「複数フィールド」を選択している場合,複数行にわたるフィールドをコピー&ペーストの対象にするには,
表示・印刷環境ファイルで「*.DCPAST」に「RECTANGLE」を指定する必要があります。設定方法につ
いては,「8.4.2(23) 複数フィールドのペーストモード(表示サービス名.DCPAST=)」を参照してくださ
い。
次に,特殊なペーストについて説明します。
• 保護されているフィールドの場合
保護されている可変フィールドや,固定フィールドがある場合,そのフィールドをスキップして次の
フィールドにデータをペーストします。
• コピーデータに区切りコードがある場合
コピーデータ中にフィールド区切りコードがある場合,区切りコード以降のデータは次のフィールドに
ペーストされます。
• コピーデータに改行コードがある場合
コピーデータ中に改行コードがある場合,改行コード以降のデータは改行され,次の行のフィールドに
ペーストされます。ペーストと同時にカーソル位置も移動されます。なお,改行コードとして
CRLF(0D0A)16 を使用した場合と,LF(0A)16 を使用した場合のどちらでも同様に動作します。
112
5 マウスとキー操作(Windows)
• 自動送信動作によって中断される場合
ペースト中に自動送信動作が実行された場合は,ペーストは中断され,残りのデータは破棄されます。
自動送信動作は,フィールドが自動入力フィールドである場合,コピーデータをペーストする前に,次
のフィールドに移るとき実行されます。
• 入力論理チェックによって中断される場合
ペースト中に入力論理チェックが実行された場合は,ペーストは中断され,残りのデータは破棄されま
す。入力論理チェックには,
「桁あふれチェック」
「全桁チェック」
「モジュラスチェック」
「右寄せチェッ
ク」「フィールドの有効文字指定と入力データとの整合性チェック」などがあります。
• フィールドにデータが収まらない場合
データがフィールドに収まらない場合は,収まらない分を次のフィールドにペーストします。
• データ長がフィールド長より短い場合
データ長がフィールド長より短い場合は,ペーストは中断されます。この場合,ヌル(00)16 を埋めても
エラーになります。
• ペースト中に後続のフィールドがなくなった場合
画面の最後の対象フィールドにペースト中,フィールドが終了した場合,残りのデータは画面の最初の
対象フィールドにペーストされます。ただし,そのフィールドにすでにデータがペーストされている場
合は,ペーストが中断されます。
注
矩形領域をペーストする場合,ペースト前の XMAP3 画面のカーソルがフィールドの途中に位置づいて
いても,フィールドの先頭からペーストされます。この際,ペースト前のフィールドに文字が入力され
ていると,フィールドの文字がクリアされたあとで,フィールドの先頭からペーストされます。ペース
ト前のフィールドに入力されている文字列を残す場合は,表示・印刷環境ファイルで「*.DCPAST」に
「FIELD」または「RECTANGLE」を設定する必要があります。設定方法については,「8.4.2(23) 複
数フィールドのペーストモード(表示サービス名.DCPAST=)」を参照してください。
113
5 マウスとキー操作(Windows)
5.4.3 クリップボードを使用したコピー&ペースト操作
XMAP3 では,OS のクリップボードを使用したコピー&ペースト操作と,XMAP3 のクリップボードを使
用したコピー&ペースト操作を利用できます。
Windows 上で動作する一般的な AP と同じ操作にでき,表示サービスが異なる画面間でも操作できるた
め,OS のクリップボードを使用したコピー&ペースト操作を使用することをお勧めします。
OS のクリップボードを使用したコピー&ペースト操作では,表示・印刷セットアップの[キー操作 2]タ
ブの「コピー&ペースト操作キー」で使用するキーを選択できます。また,表示・印刷セットアップの[キー
操作 3]タブの「右クリックによるメニューを表示する」をオンにすると,右クリックでメニューを表示し
てコピー&ペースト操作を使用できます。
なお,XMAP3 のクリップボードを使用したコピー&ペースト操作は,表示・印刷セットアップの[キー操
作 3]タブで「マウスによるペーストを使用する」をオンにすると使用できます。ダブルクリックでコ
ピー,右クリックでペースト操作になります。
コピー&ペーストは,フォーカスのあるビューポートで操作できます。
• XMAP3 画面でのコピー
1. コピーしたい文字データの先頭にカーソルを位置づけ,ダブルクリックするか,ドラッグして文字
データの末尾までカーソルを移動させます。
2. コピー対象の文字列が反転している状態で,コピー機能を割り当てているキーを押す,メニューバー
の[コピー]を選ぶ,または右クリックで表示されるメニューから[コピー]を選択します。
クリップボードにデータが複写されます。なお,コピー機能に使用するキーは,([Ctrl]+
[Insert])または([Ctrl]+[C])です。表示・印刷セットアップで,どちらにコピー機能を割り
当てるかを指定します。GUI 画面では,メニューバーにコピー機能を指定できるので,そのメニュー
を選択しても同じ動作になります。
• XMAP3 画面でのペースト
1. 文字列をペーストしたい位置でクリックしてカーソルを位置づけます。
2. その状態でペースト機能を割り当てているキーを押す,メニューバーから[貼り付け]を選ぶ,ま
たは右クリックで表示されるメニューから[貼り付け]を選択します。
114
5 マウスとキー操作(Windows)
クリップボードのデータがテキストまたはフィールドに貼り付けられます。なお,ペースト機能に
使用するキーは([Shift]+[Insert])または([Ctrl]+[V])です。表示・印刷セットアップ
で,どちらにペースト機能を割り当てるかを指定します。GUI 画面では,メニューバーにペースト
機能を指定できるので,そのメニューを選択しても同じ動作になります。
注
表示・印刷セットアップで「単一フィールド」および「タブ/改行コードをペーストする」が指定され
ている場合,使用目的が「日本語」,
「カナ」または「英数」の入出力テキスト・フィールドに,XMAP3
画面以外からデータをペーストすると,
「タブ文字」および「改行文字」もペーストされます。ただし,
改行文字として CRLF(0D0A)16 をペーストした場合は LF(0A)16 としてペーストされます。また,タ
ブ(09)16 はヌル(00)16 としてペーストされます。このとき,これらの文字は空白表示されます。
なお,次に示す場合は,「タブ文字」および「改行文字」はペーストされません。
• 入出力テキスト・フィールドの使用目的が「日本語」,「カナ」または「英数」以外の場合
• 表示・印刷セットアップで「単一フィールド」が指定されていて,
「タブ/改行コードをペーストす
る」が指定されていない場合
• 表示・印刷セットアップで「複数フィールド」が指定されている場合
115
第 3 編 実行環境の設定(XMAP3 サーバ/クライアント実行環境)
6
XMAP3 サーバ/クライアント実
行環境の設定
この章では,XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定の手順,およびシ
ステム構成例について説明します。
117
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
6.1 スタンドアロン構成の設定手順(Windows)
スタンドアロン構成の実行環境では,画面とプリンタで関連するファイルや設定内容が異なります。画面と
プリンタ別にスタンドアロン構成の実行環境について説明します。なお,UNIX 版 XMAP3 ではスタンド
アロン構成は構築できません。UNIX 上のプリンタに帳票を出力する場合は,C/S 構成の設定を利用して
ください。
!
注意事項
セション 0 の分離機能をサポートしている Windows で使用する場合,OpenTP1 サービスを使ったスタンドア
ロン構成では画面出力はできません。セション 0 の分離機能をサポートしている Windows で,OpenTP1 サー
ビスを使ってログオンユーザのデスクトップに画面を出力する場合は,自マシン上で XMAP3 表示サービスを起
動するように XMAP3 サーバを構成し,C/S 構成用の XMAP3 表示サービスに対して XMAP3 の画面を表示し
てください。
C/S 構成の設定方法については,「6.2 C/S 構成の設定手順」を参照してください。
6.1.1 スタンドアロン構成の環境設定
基本的な設定の手順を次に示します。スタンドアロン構成での設定には,表示・印刷セットアップだけを使
用します。
(1) 画面表示の環境設定
Windows で画面表示に関する設定を確定したあと,表示・印刷セットアップを使用して,画面環境を設定
します。標準値が設定されているので,変更は不要です。独自の環境にしたい場合に設定を変更してくださ
い。
ただし,表示・印刷セットアップでは,スタンドアロン構成用の画面に対する仮想端末を設定する機能はあ
りません。設定したい場合は,直接,仮想端末名ファイル(X3MWHOST)を修正してください。
画面表示の環境設定については,「8 画面に関する環境設定」を参照してください。
(2) 帳票印刷の環境設定
使用するプリンタに対応するプリンタドライバをインストールし,Windows でプリンタに関する設定を確
定したあと,表示・印刷セットアップを使用して,帳票環境を設定します。ただし,PDF 出力の場合,プ
リンタドライバをインストールする必要はありません。
Windows で「通常使うプリンタ」に設定したページプリンタに印刷したい場合は,基本的に帳票環境の設
定の必要はありません。ただし,シリアルプリンタを使用する場合は,表示・印刷セットアップでプリンタ
名や各種オプションの指定が必要です。
詳細については,「9 帳票に関する環境設定」を参照してください。
(3) AP 実行の環境設定
定義体を AP とは異なるフォルダに格納する場合やグラフィックデータの格納フォルダの指定,日立
FAXC/SPOOL との連携で使用する FAX 宛先ファイルの格納フォルダ,帳票の PDF 出力時に共通で使用
する PDF ファイル格納フォルダなど,必要に応じて AP 環境の設定をします。
詳細については,「10 AP 実行に関する環境設定」を参照してください。
118
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
6.1.2 画面表示と環境設定の関係
画面での実行環境の設定は,標準では AP で指定する仮想端末名を「DSP001」の固定にします。各設定は
変更する必要はありません。AP で指定する仮想端末名と表示画面との関係を次の図に示します。
図 6‒1 仮想端末名(AP で指定)と表示画面との関係
業務ごとに別な画面環境を設定して使用したい場合は,表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)中で,仮
想端末名と表示サービス名を別々に対応づけて指定します。この場合の AP で指定する仮想端末名と表示
画面との関係を次の図に示します。
サービス名付きの指定については,「7 環境設定ファイルの編集」を参照してください。
図 6‒2 業務ごとに別な設定をした仮想端末名(AP で指定)と表示画面との関係
119
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
6.1.3 帳票(プリンタ)出力と環境設定の関連
プリンタの実行環境は,AP で指定する仮想端末名,仮想端末名ファイル,表示・印刷セットアップ,およ
び Windows 上のプリンタの設定が関連します。また,接続するプリンタが 1 台の場合と 2 台以上では設
定内容が異なります。
各設定の関連とプリンタの台数別に必要な設定内容について説明します。
(1) プリンタ出力のための設定
プリンタの実行環境で関連する設定内容を次の図に示します。
図 6‒3 プリンタの実行環境で関連する設定内容
(2) 仮想端末名ファイルの設定
仮想端末名は,1 台目と 2 台目では名称が異なります。次に標準の仮想端末名を示します。
• プリンタ 1(1 台目):PRT001
• プリンタ 2(2 台目):PRT002
標準提供している設定では,印刷サービス名は,1 台目 2 台目とも#PRT になっています。Windows で設
定した「通常使うプリンタ」を使用する場合は,このままの設定で使用できます。ただし,「通常使うプリ
ンタ」が定義対象のプリンタと一致していないと,定義どおりに印刷されない場合があります。プリンタを
追加,変更する場合には,この標準の値を変更する必要があります。
• プリンタ 2 を使用する場合
仮想端末名ファイルで PRT002 に対応する印刷サービス名を変更します(例:#PRT2)。同時に使用す
るプリンタ名も指定してください。
• プリンタを 3 台以上使用する場合
120
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
表示・印刷セットアップで,ほかのプリンタと仮想端末名とサービス名が重複しないように,プリンタ
の設定を追加してください。同時に使用するプリンタ名も指定してください。
6.1.4 スタンドアロン構成の設定例
スタンドアロン構成での実行環境の設定,およびソフトウェア構成について説明します。画面,プリンタ,
および画面とプリンタの 3 種類の構成例で説明します。
AP の実行形式ファイルとは別のフォルダに定義体(物理マップ,書式イメージファイルおよび行制御デー
タファイル)を格納している場合は,AP 環境の設定として,表示・印刷セットアップの[アプリケーショ
ン 1]タブの「マップ」に,そのフォルダのパスを指定しておく必要があります。
(1) 画面を利用するスタンドアロン構成
• システム構成
• 実行環境の設定
スタンドアロン構成で画面を使用する場合,基本的には,XMAP3 で実行環境を設定しなくても AP を
実行できます。キーの割り当て,表示色や表示文字などの標準設定を変更したい場合だけ,表示・印刷
セットアップの[キー割当][表示色][表示文字]などの該当するタブで変更してください。
スタンドアロン構成で使用する場合,画面の仮想端末名は DSP001 で固定です。通常は,仮想端末に
関する設定を変更する必要はありません。
(2) プリンタを利用するスタンドアロン構成
プリンタを利用するには,使用するプリンタに対応したプリンタドライバのインストールと,Windows 上
でのプリンタの設定が前提となります。
(a) Windows で設定した「通常使うプリンタ」で印刷する場合
• システム構成
121
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• 実行環境の設定
Windows 上で「通常使うプリンタ」として設定したプリンタで XMAP3 の帳票を印刷したい場合に
は,基本的に,XMAP3 の実行環境の設定は必要ありません。
(b) Windows でのプリンタの設定に関係なく,常に特定のプリンタで印刷する場合
スタンドアロン構成の Windows マシンに複数のプリンタを接続している環境で,特定のプリンタだけで
XMAP3 の帳票を印刷したい場合の設定について説明します。
• システム構成
• 実行環境の設定
1. 表示・印刷セットアップを起動して[プリンタ]タブを表示します。
2.「使用環境」に「スタンドアロン」を選択します。
3.「仮想端末名」に任意の仮想端末名を指定します。通常は「PRT001」を指定します。PRT001 を指
定する場合[プリンタ]タブ上の一覧に表示されているので,仮想端末名から選択し,
[編集]ボタ
ンをクリックして編集領域に反映します。
4.「サービス名」に任意のサービス名を指定します。通常は「#PRT1」を指定します。
122
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
5.「プリンタ名(ドライバ名)」に,帳票を出力したいプリンタを指定します。このリストには,
Windows で設定したプリンタだけが表示されます。指定したいプリンタが候補に表示されない場
合は,いったん設定を中止して Windows 上でプリンタの設定を追加してください。
6.「印刷モード」で使用するプリンタに適した印刷モードを指定します。
使用するプリンタが 240dpi 以上の解像度を持つページプリンタであれば,通常は「GDI:ページ
プリンタ」を指定することをお勧めします。
7. そのほかの設定項目については,必要に応じて,設定を変更してください。
8.[プリンタ]タブの[編集更新]/[追加]ボタンをクリックし,上記の設定を確定します。
9.[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[OK]ボタンまたは[更新]ボタンをクリックすると,
設定内容がファイルに登録されます。
[プリンタ]タブで[追加]ボタンをクリックしないで,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの
[OK]ボタンをクリックして終了すると,設定内容はファイルに登録されないので注意してくださ
い。
設定を取りやめるときは[キャンセル]ボタンをクリックして終了してください。
[更新]ボタンを
クリックして,設定内容をファイルに登録していなければ,[初期状態]ボタンをクリックすると,
表示・印刷セットアップの起動時の状態に戻すこともできます。
(c) プリンタを 2 台以上接続して,AP の指定で印刷するプリンタを使い分けたい場合
スタンドアロンの Windows マシンに複数のプリンタを接続している環境で,AP で出力先のプリンタを指
定して XMAP3 の帳票を印刷したい場合の設定について説明します。
• システム構成
• 実行環境の設定
1. 表示・印刷セットアップを起動して[プリンタ]タブを表示します。
2. (b)の 2.〜8.の手順に従って,1 台目のプリンタに関する設定をします。
3. 次に,2 台目のプリンタに関する設定をします。
[プリンタ]タブの「仮想端末名」に 1 台目のプリ
ンタとは異なる仮想端末名を指定します。通常は「PRT002」などを指定します。
4.「サービス名」に,1 台目のプリンタとは異なるサービス名を指定します。通常は「#PRT2」などを
指定します。
5.「プリンタ名(ドライバ名)」に,2 台目のプリンタとするプリンタ名を指定します。
6. 必要に応じて印刷モードなどを指定します。
123
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
7.[プリンタ]タブの[追加]または[編集更新]ボタンをクリックして,2 台目のプリンタの設定を
確定します。
8. 必要に応じて,3 台目以降のプリンタに関する設定をします。
9. 必要なプリンタの登録が終了したら,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[OK]ボタンをク
リックして設定を登録,および終了してください。
• AP での指定
AP でのプリンタの使い分けは,AP 中で帳票の出力先として指定する仮想端末名を次のように使い分け
ます。
• 1 台目のプリンタに出力する場合:仮想端末名を「PRT001」にする
• 2 台目のプリンタに出力する場合:仮想端末名を「PRT002」にする
(3) 画面とプリンタを利用するスタンドアロン構成
• システム構成
• 実行環境の設定
標準の仮想端末名は,画面が DSP001 で,帳票が PRT001 です。また,標準の印刷サービス名は,
#PRT です。
(4) ソフトウェア構成
(1)〜(3)で説明したスタンドアロン構成に必要なソフトウェア構成を次に示します。
システム構成
画面構成
プリンタ構成
使用するソフトウェア
XMAP3
XMAP3 Server Runtime
または XMAP3 Client
Runtime
コンパイラ※1
COBOL2002(Runtime), HiRDB※3
または Visual C++
または ISAM※4
画面とプリンタの構成
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
注※2
DB 連携しない業務では,DB に関するソフトウェアは不要です。
124
DB※2
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
注※3
HiRDB のほかに,SQL Server や Oracle なども使用できます。
注※4
ISAM のプログラムインタフェースは,COBOL2002 に標準添付されています。
125
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
6.2 C/S 構成の設定手順
C/S 構成の実行環境の設定手順について説明します。XMAP3 サーバ実行環境は Windows 環境でも
UNIX 環境でも利用できます。UNIX 環境の設定は,環境設定ファイルなどの名称を UNIX に当てはめて
実行してください。
6.2.1 C/S 構成の環境設定
C/S 構成の実行環境を設定するには,ネットワークで各マシンを接続するための TCP/IP 環境の設定が前
提となります。
XMAP3 をアプリケーションサーバ型 C/S システム環境で動作させる場合,通信プロトコルとして
TCP/IP を使用するため,あらかじめ TCP/IP 関連の情報を設定してから,XMAP3 の環境を設定します。
TCP/IP の設定形式,および設定方法は,各 TCP/IP サポートプログラムの方法に従います。なお,クラ
イアントからサーバへの通信で NAT などの IP アドレス変換を伴う環境を使用するには,「6.2.10 NAT
を利用する C/S 構成の設定例」を参照してください。また,DHCP を使用した環境で C/S 構成を使用す
る場合,通信設定簡略化機能の「/attach」オプションとの併用はできません。
クライアント数が多数の場合やクライアントの増設時には,これらの TCP/IP の環境設定や XMAP3 の環
境設定作業を軽減するために「C/S システムの通信設定の簡略化機能」が利用できます。詳細については,
「11.3.7 C/S システムの通信設定の簡略化」を参照してください。
XMAP3 サーバを Windows のサービスとして運用できます。Windows サービスとして運用すると,
サーバのデスクトップ上,またはターミナルサービスのクライアント上から XMAP3 サーバを操作できま
す。また,1 台のサーバマシン上で複数の XMAP3 サーバを起動できます。この機能を使用すると,業務
ごとに XMAP3 サーバを分けて管理できます。このため,1 台のサーバまたは台数の少ないサーバ構成で
複数の業務を実行する場合に負荷を分散できます。XMAP3 サーバを Windows サービスとして運用する
手順については,「11.3.5 Windows のサービスとして運用する場合の OS 設定」を参照してください。
(1) ホスト名と IP アドレスの設定および確認
ネットワークで接続するすべてのサーバおよび Windows クライアントについて,それぞれの OS に設定
されているホスト名,および IP アドレスを確認し,必要であれば,設定を追加します。
詳細については,「11.2.1 ホスト名と IP アドレスの設定および確認」を参照してください。
(2) TCP/IP 関連ファイルの設定および確認
ネットワークで接続するすべてのサーバおよび Windows クライアントについて,それぞれのマシンに設
定されているシステムホスト名ファイル(HOSTS ファイル)とシステムサービス名ファイル(SERVICES
ファイル)を確認し,必要であれば,設定を追加します。
詳細については,「11.2.2 TCP/IP 関連ファイルの設定および確認」を参照してください。
(3) 画面表示の環境設定
Windows 版 XMAP3 の場合
表示・印刷セットアップを使用して,画面環境を設定します。標準値が設定されているので,変更は不
要です。独自の環境にしたい場合に設定を変更してください。
詳細については,「8 画面に関する環境設定」を参照してください。
126
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
UNIX 版 XMAP3 の場合
表示・印刷環境ファイルを編集して,表示サービスに関して設定します。
詳細については,「7.2.3 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)」を参照してくださ
い。
(4) 帳票印刷の環境設定
XMAP3 の帳票印刷に使用するプリンタが接続されているすべてのマシンで帳票環境を設定します。
帳票環境を設定するには,サービス名とプリンタデバイス名が必要です。
Windows 版 XMAP3 の場合
表示・印刷セットアップを使って指定した名称を,C/S セットアップで再指定する必要があります。
サービス名は各 Windows マシンのプリンタ間で重複してはならないため,プリンタ数が多い場合は,
先に C/S セットアップを使ってサーバ上での C/S システム環境の設定を済ませておき,サービス名を
確定しておくことをお勧めします。
UNIX 版 XMAP3 の場合
環境設定ファイルを直接編集してください。
詳細については,「7 環境設定ファイルの編集」および「9 帳票に関する環境設定」を参照してくださ
い。
(5) AP 実行の環境設定
定義体を AP とは異なるフォルダに格納する場合やグラフィックデータのパスの指定,アプリケーション
サーバの設定を有効にするかどうかの指定など,必要に応じて AP 環境を設定します。詳細については,
「10 AP 実行に関する環境設定」を参照してください。
(6) C/S システム環境の設定
Windows 版 XMAP3 の場合,C/S セットアップを使用して,UNIX 版 XMAP3 の場合,直接環境設定
ファイルを編集して,C/S システム環境を設定します。詳細については,
「11 XMAP3 サーバ/クライア
ント利用に関する環境設定」を参照してください。なお,環境設定は,サーバ側で設定します。
このとき,クライアントのホスト名には,「(1) ホスト名と IP アドレスの設定および確認」の作業で確認
したホスト名を設定してください。
1 台のサーバマシン上に複数の XMAP3 サーバを起動する場合,サーバ起動ファイル(X3PSERV)を設定
します。サーバ起動ファイルは,ファイルを開いてテキストエディタで直接指定してください。詳細につい
ては,
「7.2.8 サーバ起動ファイル(X3PSERV)」を参照してください。また,業務に合わせて SERVICES
ファイルのサービス名ごとにサービス名ファイル(X3PHOST)を作成できます。詳細については,
「6.2.8 1 台のマシン上に XMAP3 サーバを複数起動する C/S 構成の設定例」を参照してください。
(7) 通信ソケットに遅延抑止オプションを設定
複数台の端末から一斉に XMAP3 クライアントを起動した場合に初期画面の起動が遅延するなど,アクセ
スの状況によっては C/S 間の通信が遅延することがあります。このように,送信済みデータが応答待ちの
状態になっても,遅延させることなくデータを送信できるように設定できます。この設定では,C/S 間で
使用する通信ソケット(INET ドメイン)に,TCP_NODELAY オプションを使用します。
XMAP3 の通信での遅延を抑止するには,環境変数 XMAP3_TCP_NODELAY に次のどちらかの値を設定
します。
127
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
ON
TCP_NODELAY オプションを有効にします。
OFF
TCP_NODELAY オプションを無効とします(従来の通信)。デフォルトは OFF です。ON 以外の値
を指定,または環境変数 XMAP3_TCP_NODELAY を指定しない場合は,OFF とみなします。
ポイント
XMAP3 サーバでの設定,XMAP3 クライアントでの設定はそれぞれ独立しているため,両方でも片方だけでも
設定できます。ただし,XMAP3 クライアントの設定では内部的な通信には有効にならないため,XMAP3 サー
バでの設定をお勧めします。
!
注意事項
このオプションを使用すると,INET ドメイン通信時の送信効率が低下し,ネットワークの負荷が大きくなるこ
とがあります。TCP_NODELAY オプションを使用する場合は,ネットワークの帯域などを考慮し,機能の必要
性を十分に検討してください。
(8) ローカルコンフィグを利用したときの遅延抑止オプションを設定
XMAP3 サーバで,X3PHOST に記載したクライアントホスト名がサーバマシンの hosts ファイルまたは
DNS に設定されていないため名前解決できない場合に,XMAP3 クライアントで設定した表示・印刷環境
ファイル(X3PCONF)を有効(ローカルコンフィグを有効)にしておくと,C/S 構成の通信に時間が掛
かることがあります。
参考
XMAP3 クライアントで設定した表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)を有効(ローカルコンフィグを有効)
になる設定を次に示します。
• 表示・印刷セットアップ[アプリケーション 1]タブの[C/S の場合,アプリケーションサーバのセットアッ
プだけが有効]チェックボックスをオフ
• 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)の COCLTCNF オプションに ON を設定
ローカルコンフィグを利用する設定については,「10.2.5 C/S 構成のクライアント側で,表示・印刷環境ファ
イルの有効/無効の設定(ローカルコンフィグ)」を参照してください。
このとき,hosts ファイルまたは DNS にホスト名を設定すると,名前解決による遅延を回避できます。し
かし,hosts ファイルまたは DNS を修正するとシステムに影響する場合は,XMAP3 での設定で遅延を回
避できます。ローカルコンフィグ時の遅延を抑止するには,環境変数 XMAP3_CLTCNF_HOST に次のど
ちらかの値を設定します。この設定は,ローカルコンフィグが有効で,X3PHOST に hosts ファイルに定
義されていないホスト名が定義されている場合に有効になります。
OFF
エイリアスホスト名の判定を無効にし,遅延を抑止します。
ON
エイリアスホスト名の判定を実行します(従来の通信)。デフォルトは ON です。OFF 以外の値を指
定,または環境変数 XMAP3_CLTCNF_HOST を指定しない場合は,ON とみなします。
参考
ローカルコンフィグ時の遅延が起こった場合,イベントログおよびロギング支援に次に示すメッセージが出力さ
れます。
サービス名ファイルの xx 行目に定義されているホスト名(yyy)の情報が取得できません
128
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(9) 通信障害を知らせるダイアログの表示
通信障害が発生したときに,表示していたすべての画面が消えることを防ぐため,UAP と表示サービス間
で通信障害を検知したときにエラーダイアログを出力します。エラーダイアログを出力している間は処理
中の画面が消去されないようにできます。
通信障害を知らせるダイアログを表示させるようにするには,環境変数 XMAP3_DSP_DIALOG に ON を
設定します。なお,デフォルトは ON であるため,環境変数を設定しない場合は,通信障害を知らせるダ
イアログは表示されます。
ON
通信障害を知らせるダイアログを表示します。
OFF
通信障害を知らせるダイアログを表示されません。
(10) ライブラリ KeepAlive 機能
一定時間操作しなかったあとに画面を操作すると,通信エラーになって,表示していた画面が消えることが
あります。これを防ぐため,操作していない間も一定間隔で通信するように,UAP で使用するソケットに
KeepAlive オプションを指定できます。これは,一定間隔で KeepAlive パケットを送信し,応答がなけれ
ば障害と判断しコネクションを切断する機能です。KeepAlive オプションを指定すると,表示・印刷サー
ビスと UAP 間のコネクション障害を OS の設定(Windows ではデフォルト 2 時間後)に従って検出でき
ます。
また OS の設定で KeepAlive パケットの送信間隔を変更すると,画面を操作していない間に TCP コネク
ションが切断されるのを回避できます。
!
注意事項
OS の設定を変更すると,次に示す影響があります。
• システム全体に影響するため,ほかの製品の KeepAlive オプションにも影響する。
• KeepAlive パケットにより回線の使用量が増加し,ネットワークの負荷が高まる。
そのため,通信がない状態の切断を回避する目的で使用する場合には,これらの影響に対して問題がないか
十分に判断してから使用してください。
ライブラリ KeepAlive 機能を設定するには,サーバ側およびクライアント側で次に示す環境変数に ON を
設定します。
サーバ側で設定する環境変数
XMAP3_LIB_KEEPALIVE
ライブラリの KeepAlive 機能の設定です。
• ON
ライブラリ KeepAlive 機能を設定します。
• OFF
ライブラリ KeepAlive 機能を設定しません。
クライアント側で設定する環境変数
XMAP3_DSP_KEEPALIVE
表示サービスのライブラリ KeepAlive 機能の設定です。
• ON
129
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
ライブラリ KeepAlive 機能を設定します。
• OFF
ライブラリ KeepAlive 機能を設定しません。
6.2.2 C/S 構成での環境設定の関連
Windows 版 XMAP3 の C/S システム環境の設定では,サーバ AP で扱う仮想端末と,ネットワークで画
面表示および帳票印刷を実行する環境を,C/S セットアップを使って対応づけます。
C/S システム環境の画面に関する設定は,基本的には,C/S セットアップで指定した仮想端末名を AP と
対応づけるだけで設定できます。C/S システム環境の帳票(プリンタ)に関する設定は,サーバ側で C/S
セットアップで指定した仮想端末名と AP とを対応づけ,さらにクライアント側で表示・印刷セットアップ
を使って設定したプリンタデバイス名とサーバ側の C/S セットアップで設定したプリンタデバイス名との
対応づけが必要になります。C/S システム環境でのプリンタの設定の関連を次の図に示します。
130
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
図 6‒4 C/S システム環境でのプリンタの設定の関連
6.2.3 C/S 構成の環境設定のポイント
C/S 構成の環境設定のポイントを次に示します。
• プリンタに関しては,サーバ側で設定したサービス名,プリンタデバイス名をクライアント側で再設定
する必要があります。このため,設定に矛盾が生じないように,各プリンタでどのようなサービス名と
プリンタ名を使用するかを,設定を始める前に決定しておいてください。
• C/S システムの新規導入やサーバを変更する場合,TCP/IP の IP アドレスの設定,および TCP/IP ポー
ト番号の設定は,サーバとクライアントの両方に必要です。
131
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• C/S システムのクライアント端末を追加または変更する場合,TCP/IP の IP アドレスの設定はサーバ
とクライアントの両方に必要です。TCP/IP ポート番号の設定はクライアントに必要です。
• C/S システムのクライアント端末を削除する場合,TCP/IP の IP アドレスの設定は,サーバで必要に
なります。
• C/S システムが UNIX サーバの場合,サービス名ファイルの設定が必要になります。詳細については,
「7.2.4 サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)」を参照してください。
• DNS 環境で利用する場合には,HOSTS ファイルを各マシンで設定する必要はありません。すべて,
DNS サーバの設定に従います。しかし,DNS サーバの設定に誤りがあると,XMAP3 サーバ・クライ
アントの起動や AP の起動に時間が掛かったり,起動できなかったりなどの不具合が発生します。各マ
シンのホスト名および IP アドレスは,DNS サーバで正しく設定してください。
• LAN 直結プリンタへの出力もできます。その際は,プリンタ名(ドライバ名)に LAN 直結プリンタ名
を指定してください。
6.2.4 クライアントから接続するサーバ AP を共用する C/S 構成の設
定例
AP およびマッピングライブラリがサーバ側にあり,表示サービスがクライアントにある構成です。複数の
クライアントをサーバに接続して共通の業務を実行する場合は,この構成になります。
サービス名ファイル(X3PHOST)に指定する実行 AP を同じにすると,各サービスから起動する AP を共
用できます。
1 クライアントに対して複数サーバを同時に対応させることはできません。1 クライアントに対して接続
できるサーバは一つだけです。ただし,クライアントの起動時に接続するサーバを明示的に指定すると,複
数のサーバを切り替えて運用できます。詳細については,
「11.5 XMAP3 の C/S 環境に関する制限」を参
照してください。
132
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
実行時のおおまかな流れを次に示します。
1. XMAP3 サーバを起動します。
2. XMAP3 クライアントを起動します。
3. クライアントの表示サービスが起動されます。
4. クライアント側の表示サービスに連動し,サーバの AP が自動起動されます。
(1) 設定
サーバとクライアントで必要な設定について,システム構成に沿った内容で説明します。
設定するファイル間で名称を合わせる必要があります。ファイル間の関係を確認してください。
(a) サーバ側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,ポート番号を設定します。
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
• XMAP3 の C/S システム環境の設定
クライアントでの AP 起動方式によって,次のどちらかの設定をします。
実行する AP を起動時に指定する場合
C/S セットアップで,起動時に選択する AP の候補を指定しておきます。
1. C/S セットアップを起動します。[C/S 構成]タブを表示して「指定種別」に「画面」を選択しま
す。
2.[C/S 構成]タブの「ホスト名」に,XMAP3 システムで画面や帳票を出力する Windows マシンの
ホスト名を設定します。Windows の HOSTS ファイルに記述している名称を指定してください。
3.「サービス名」に,任意のサービス名を指定します。
4.「仮想端末名」に,「自動割当て」を指定します。
5.「起動時実行アプリケーション」で,「起動時に指定」を選択します。
6.[追加]ボタンをクリックして,指定情報を登録します。
7. 使用するクライアントをすべて登録するまで,1〜6 を繰り返します。
133
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
8. C/S セットアップの[アプリケーション]タブを表示して,クライアント起動時に指定する AP 名
とサーバ上のファイル名を指定します。
9.[追加]ボタンをクリックして,AP 名を登録します。
10.[OK]ボタンをクリックし,設定を終了します。[追加]ボタンをクリックしないで[OK]ボタン
で終了すると,設定ファイルへは登録されません。また,実際の設定ファイルの内容は[OK]ボタ
ンをクリックして登録するまでは変更されません。設定を取りやめるときは[キャンセル]ボタン
をクリックし終了してください。
11. AP の実行形式ファイルとは別のフォルダに定義体を格納するときは,表示・印刷セットアップの
[アプリケーション 1]タブの「マップ」で定義体を格納するフォルダを指定します。
12. クライアント起動時は,実行時の引数で設定した AP 名を指定します。
実行する AP を固定で指定する場合
1. C/S セットアップの[C/S 構成]タブで「指定種別」として「画面」を選択します。
2. C/S セットアップの[C/S 構成]タブの「ホスト名」に,XMAP3 システムで画面や帳票を出力す
る Windows マシンのホスト名を設定します。Windows の HOSTS ファイルに記述している名称
を指定してください。
3. 任意のサービス名を指定します。
4. 仮想端末名に,「自動割当て」を指定します。
5.「起動時実行アプリケーション」で「固定で指定」を選択し,AP をインストールしているフォルダ
およびファイル名を指定します。この場合,すべての Windows クライアントに対して同じアプリ
ケーション名を指定してください。
6.[追加]ボタンをクリックして,指定情報を登録します。
7. 使用するクライアントをすべて登録するまで,1〜6 を繰り返します。
8.[OK]ボタンをクリックし,設定を終了します。[追加]ボタンをクリックしないで[OK]ボタン
で終了すると,設定ファイルへは登録されません。また,実際の設定ファイルの内容は[OK]ボタ
ンをクリックして登録するまでは変更されません。設定を取りやめるときは[キャンセル]ボタン
をクリックして終了してください。
9. AP の実行形式ファイルとは別のフォルダにマップを格納するときは,表示・印刷セットアップの
[アプリケーション 1]タブの「マップ」でマップを格納したフォルダを指定します。
10. クライアント起動時は,起動 AP に関する引数は不要です。
• C/S システム環境の環境設定ファイルの内容例
サービス名ファイル(X3PHOST)の内容は,次のとおりです(実行する AP C:\AP.EXE が固定の場合)。
仮想端末名ファイル(X3MWHOST)での仮想端末の設定内容は,次のとおりです。
上記,XMAP3 の C/S システムと仮想端末の設定は,C/S セットアップで定義します。上記ファイル
を直接設定することもできますが,C/S セットアップを使用することをお勧めします。
134
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(b) クライアント側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,サーバ側で設定した値と同じポート番号を設定します。
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
(2) ソフトウェア構成
クライアントから起動するサーバ AP を共用する C/S システムの,ソフトウェア構成を次に示します。
サーバ/クライアント
サーバ
クライアント
使用するソフトウェア
コンパイラ※1
XMAP3
XMAP3 Server Runtime
COBOL2002(Runtime)
または Visual C++
XMAP3 Server Runtime または
XMAP3 Client Runtime
−
DB※2
HiRDB※3
または ISAM※4
−
(凡例)
−:なし。
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
注※2
DB 連携しない業務では,DB に関するソフトウェアは不要です。
注※3
HiRDB のほかに,SQL Server や Oracle なども使用できます。
注※4
ISAM のプログラムインタフェースは,COBOL2002 に標準添付されています。
(3) XMAP3 システムを起動する手順
次の手順で XMAP3 システムを起動してください。
1. サーバ側で,「XMAP3 サーバ」アイコンを選び,XMAP3 サーバを起動します。
2. クライアント側で,「XMAP3 クライアント」アイコンを選び,XMAP3 クライアントを起動します。
135
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
3. XMAP3 クライアントによって,そのクライアントに定義された表示サービスが自動的に起動されま
す。
4. 起動された表示サービスに対応する AP がサーバ側で起動されます。
6.2.5 クライアントから接続するサーバ AP が異なる C/S 構成の設定
例
複数のクライアントをサーバに接続して,クライアントごとに別々の業務を実行する場合や,1 クライアン
トで複数の業務を実行する場合は,この構成となります。
サービス名ファイル(X3PHOST)に指定する実行 AP を別にすると,各サービスから起動する AP を別々
に使用できます。
1 クライアントに対して複数サーバを同時に対応させることはできません。1 クライアントに対して接続
できるサーバは一つだけです。ただし,クライアントの起動時に接続するサーバを明示的に指定すること
で,複数のサーバを切り替えて運用できます。詳細については,「11.5 XMAP3 の C/S 環境に関する制
限」を参照してください。
1 台のサーバと 2 台のクライアントでのアプリケーションサーバ型 C/S システムの構成と設定例で説明し
ます。
実行時のおおまかな流れを次に示します。
1. XMAP3 サーバを起動します。
2. XMAP3 クライアントを起動します。
3. クライアントの表示サービスが起動されます。
4. 表示サービスに連動し,サーバの AP が自動起動されます。
136
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(1) 設定
サーバとクライアントで必要な設定について,システム構成に沿った内容で説明します。
設定するファイル間で名称を合わせる必要があります。ファイル間の関係を確認してください。
(a) サーバ側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,ポート番号を設定します。
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
• XMAP3 の C/S システム環境の設定
クライアントでの AP 起動方式によって次のように設定します。
クライアントでアプリケーション名を指定して起動する場合
一つのクライアントで表示サービスを一つ定義しておきます。その表示サービスに,複数のサーバ AP
を割り当てます。サーバで起動する AP をクライアントで切り替えることで,それぞれのクライアント
ごとに別々の 1 業務を行わせるような運用構成です。
1. C/S セットアップの[C/S 構成]タブで「指定種別」として「画面」を選択します。
2. C/S セットアップの[C/S 構成]タブの「ホスト名」に,XMAP3 システムで画面や帳票を出力す
る Windows マシンのホスト名を設定します。Windows の HOSTS ファイルに記述している名称
を指定してください。
3. 任意のサービス名を指定します。
4. 仮想端末名は,「自動割当て」を指定します。
5.「起動時実行アプリケーション」は,「起動時に選択」を選択します。
6.[追加]ボタンをクリックして,指定情報を登録します。
7. 使用するクライアントをすべて登録するまで,1〜6 を繰り返します。
8. C/S セットアップの[アプリケーション]タブでクライアント起動時に指定するアプリケーション
名とサーバ上のファイル名を指定します。
9.[追加]ボタンをクリックして,アプリケーション名を登録します。
10. 必要に応じて 1〜9 の手順を繰り返して,必要な AP を登録します。
11.[OK]ボタンをクリックし,設定を終了してください。[追加]ボタンをクリックしないで[OK]
ボタンで終了すると,設定ファイルへは登録されません。また,実際の設定ファイルの内容は[OK]
137
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
ボタンをクリックして登録するまでは変更されません。設定を取りやめるときは[キャンセル]ボ
タンをクリックして終了してください。
12. AP とは別のフォルダにマップを登録するときは,表示・印刷セットアップの[アプリケーション
1]タブの「マップ」でマップを登録したフォルダを指定します。
13. クライアント起動時は,実行時の引数で起動したいアプリケーション名を指定します。
クライアントでサービス名を指定して起動する場合
一つのクライアントで表示サービスを複数定義しておきます。そのそれぞれの表示サービスに,別の
AP を割り当てます。クライアントで起動するサービスを切り替えて,一つのクライアントに複数の業
務を行わせるような運用構成です。
1. C/S セットアップの[C/S 構成]タブで「指定種別」として「画面」を選択します。
2.[C/S セットアップ]ダイアログの[C/S 構成]タブの「ホスト名」に,XMAP3 システムで画面や
帳票を出力する Windows マシンのホスト名を設定します。Windows の HOSTS ファイルに記述
している名称を指定してください。
3. 任意のサービス名を指定します。
4. 仮想端末名は,「自動割当て」を指定します。
5.「起動時実行アプリケーション」では「固定で指定」を選択し,AP をインストールしているフォル
ダおよびファイル名を指定します。
6.[追加]ボタンをクリックして,指定情報を登録します。
7. 同じ Windows マシンに対して起動する AP として別な物を登録したい場合は,ホスト名は変更し
ないで,サービス名を変更して登録します。
8. 使用するクライアントをすべて登録するまで,1〜7 を繰り返します。
9.[OK]ボタンをクリックし,設定を終了してください。[追加]ボタンをクリックしないで[OK]
ボタンで終了すると,設定ファイルへは登録されません。また,実際の設定ファイルの内容は[OK]
ボタンをクリックして登録するまでは変更されません。設定を取りやめるときは[キャンセル]ボ
タンをクリックして終了してください。
10. AP とは別のフォルダにマップを登録するときは,表示・印刷セットアップの[アプリケーション
1]タブの「マップ」でマップを登録したフォルダを指定します。
11. クライアント起動時は,実行時の引数で起動したい AP を設定したサービス名を指定します。
• XMAP3 の C/S システム環境の環境設定ファイルの内容例
サービス名ファイル(X3PHOST)の内容は,次のとおりです(クライアントでサービス名を指定して
起動する場合)。
仮想端末名ファイル(X3MWHOST)の仮想端末の設定内容は,次のとおりです。
(b) クライアント側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,サーバ側で設定した値と同じポート番号を設定します。
138
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
(2) AP での指定
サーバ上の AP1,AP2 からそれぞれのクライアント,サーバのサービスを使用する場合,AP 中の仮想端
末を次のように指定します。
サーバ,クライアント 1,クライアント 2 の画面:仮想端末名「DSP001」
(自動割当てを使用するため,一つの仮想端末名でよい)
(3) ソフトウェア構成
クライアントから起動するサーバ AP が異なる C/S システムの,ソフトウェア構成を次に示します。
サーバ/クライアント
サーバ
クライアント 1
クライアント 2
使用するソフトウェア
コンパイラ※1
XMAP3
XMAP3 Server Runtime
COBOL2002(Runtime)
または Visual C++
XMAP3 Server Runtime または
XMAP3 Client Runtime
−
DB※2
HiRDB※3
または ISAM※4
−
(凡例)
−:なし。
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
注※2
DB 連携しない業務では,DB に関するソフトウェアは不要です。
注※3
HiRDB のほかに,SQL Server や Oracle なども使用できます。
注※4
ISAM のプログラムインタフェースは,COBOL2002 に標準添付されています。
139
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(4) XMAP3 システムを起動する手順
次の手順で XMAP3 システムを起動してください。
1. サーバ側で,「XMAP3 サーバ」アイコンを選び,XMAP3 サーバを起動します。
2. クライアント側で,「XMAP3 クライアント」アイコンを選び,XMAP3 クライアントを起動します。
3. XMAP3 クライアントによって,そのクライアントに定義された表示サービスが自動的に起動されま
す。
4. 起動された表示サービスに対応する AP がサーバ側で起動されます。
6.2.6 サーバ AP から出力先プリンタを指定する C/S 構成の設定例
サーバにある AP から出力先プリンタを指定できます。サービス名ファイル(X3PHOST)に指定する,各
サービスが動作するホスト名とプリンタ名によって出力先が決まります。
3 台のプリンタを目的に応じて使い分ける方法について説明します。
サーバ AP から目的に応じて仮想端末 PRT001,PRT002,および PRT003 を指定して,それぞれに対応
するプリンタに帳票を印刷します。
140
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
補足
この方法は,スプールをネットワーク上で転送するのではなく,XMAP3 の C/S システム機能を使っ
て,それぞれのプリンタが接続されている Windows マシンのスプールに,XMAP3 が直接出力して印
刷するものです。
(1) 設定
サーバとクライアントで必要な設定について,システム構成に沿った内容で説明します。
設定するファイル間で名称を合わせる必要があります。ファイル間の関係を確認してください。
(a) サーバ側の設定
画面の設定を省略して説明します。
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,ポート番号を設定します。
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
• C/S システム環境の設定
次に,C/S システム環境を設定します。
1.[C/S セットアップ]ダイアログの[C/S 構成]タブで「指定種別」として「プリンタ」を選択しま
す。
2.[C/S セットアップ]ダイアログの[C/S 構成]タブの「ホスト名」にプリンタを接続している
Windows マシンのホスト名を設定します。Windows の HOSTS ファイルに記述している名称を
指定してください。
3. 任意のサービス名を指定します。ただし,ほかの設定と名称が重複しないようにしてください。
xppPRT01 などを指定してください。
4. 仮想端末名は,AP で使用する名称を指定します。通常は PRT01 などを指定します。それぞれの設
定では名称が重複しないようにしてください。
5. プリンタデバイス名を指定します。この名称は各クライアントで設定した名称を指定ください。
6.「起動時実行アプリケーション」は,クライアント起動時に画面を表示しないで即時印刷をしたいと
きに,「固定で指定」「起動時に指定」のどちらかを指定します。
7.[追加]ボタンをクリックして,指定情報を登録します。
8. 使用するクライアントをすべて登録するまで,1〜7 を繰り返します。
141
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
9.「起動時実行アプリケーション」で「起動時に指定」を指定した場合は,[C/S セットアップ]ダイ
アログの[アプリケーション]タブでクライアント起動時に指定するアプリケーション名とサーバ
上のファイル名を指定します。
10.[追加]ボタンをクリックして,アプリケーション名を登録します。
11. 必要に応じて 9〜10 の手順を繰り返して,必要な AP を登録します。
12.[OK]ボタンをクリックし,設定を終了します。[追加]ボタンをクリックしないで[OK]ボタン
で終了すると,設定ファイルへは登録されません。また,実際の設定ファイルの内容は[OK]ボタ
ンをクリックして登録するまでは変更されません。設定を取りやめるときは[キャンセル]ボタン
をクリックして終了してください。
13. AP とは別のフォルダにマップを登録するときは,表示・印刷セットアップの[アプリケーション
1]タブの「マップ」でマップを登録したフォルダを指定します。
14. クライアント起動時は,
「起動時実行アプリケーション」の指定に従い,実行時の引数にアプリケー
ション名やサービス名を指定します。
• XMAP3 の C/S システム環境の環境設定ファイルの内容例
サービス名ファイル(X3PHOST)には,次のような内容が設定されます。
仮想端末名ファイル(X3MWHOST)の仮想端末の設定内容は,次のとおりです。
上記,XMAP3 の C/S システムと仮想端末の定義は,C/S セットアップで定義します。上記ファイル
を直接設定することもできますが,C/S セットアップを使用することをお勧めします。
(b) クライアント側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,サーバ側で設定した値と同じポート番号を設定します。
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
142
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• プリンタに関する設定
各 Windows クライアントでプリンタを設定します。
1. 表示・印刷セットアップの[プリンタ]タブを選択します。
2.「使用環境」で「C/S」を選択します。
3. プリンタデバイス名を指定します。通常は,使用するプリンタがその Windows マシンでの「通常
使用するプリンタ」になっている場合は「PR1」を,そのほかの場合は「PRT2」を指定します。
4. プリンタ名に出力したいプリンタを設定します。ここには Windows で設定されているプリンタ名
しか表示されないので,もし,設定したいプリンタが候補に表示されない場合は,設定を中止し,
Windows にプリンタの設定を追加してください。プリンタデバイス名に「PR1」を指定した場合
は「通常使用するプリンタ」を指定します。
5. プリンタに合わせて印刷モードを設定します。使用するプリンタが 240dpi 以上の解像度を持つな
らば,通常は「GDI:ページプリンタ」を設定することをお勧めします。
6. そのほかの設定は,通常は特に設定する必要はありません。必要に応じて設定してください。
7.[追加]ボタンをクリックし,プリンタ設定を登録します。
8. 使用する全プリンタの設定が終わるまで 1〜8 の手順を繰り返します。プリンタデバイス名は重複
しないようにしてください。
9.[OK]ボタンをクリックし,設定を終了します。[追加]ボタンをクリックしないで[OK]ボタン
で終了すると,設定ファイルへは登録されません。また,実際の設定ファイルの内容は[OK]ボタ
ンをクリックして登録するまでは変更されません。設定を取りやめるときは[キャンセル]ボタン
をクリックして終了してください。
(c) 印刷機能に関する設定
プリンタ印刷方式を設定したい場合,次の手順で設定してください。また,ここで説明するのは,サーバお
よびクライアント側それぞれで設定が必要な例です。
表示・印刷セットアップで次のように設定します。
サーバ側
プリンタデバイス名 :PRT1
プリンタ名(ドライバ名):EPSON VP-1000
プリンタの種類 :ESC/P 準拠プリンタ
オプション :任意に選択
クライアント側
プリンタデバイス名 :PRT2,PRT3
プリンタ名(ドライバ名):Canon LBP-A304E LIPS3
プリンタの種類 :LIPS III 準拠プリンタ
オプション :任意に選択
(2) AP での指定
COBOL2002 でのプリンタの使い分けは,AP 中の仮想端末名を次のように指定します。
• プリンタ A に出力する場合:仮想端末名を PRT001 にする
• プリンタ B に出力する場合:仮想端末名を PRT002 にする
• プリンタ C に出力する場合:仮想端末名を PRT003 にする
143
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(3) XMAP3 システムを起動する手順
次の手順で XMAP3 システムを起動してください。
1. サーバ側で,「XMAP3 サーバ」アイコンを選び,XMAP3 サーバを起動します。
2. クライアント側で,「XMAP3 クライアント」アイコンを選び,XMAP3 クライアントを起動します。
3. XMAP3 クライアントによって,そのクライアントに定義された印刷サービスが自動的に起動されま
す。
4. 起動された印刷サービスに対応する AP がサーバ側で起動されます。
(4) 注意
デバイス名に「PR1」を指定した場合,そのプリンタは,通常使用するプリンタにする必要があります。
(5) ソフトウェア構成
サーバ AP から出力先プリンタを指定する C/S システムの,ソフトウェア構成を次に示します。
サーバ/クライアント
サーバ
クライアント
使用するソフトウェア
コンパイラ※1
XMAP3
XMAP3 Server Runtime
COBOL2002(Runtime)
または Visual C++
XMAP3 Server Runtime または
XMAP3 Client Runtime
−
DB※2
HiRDB※3
または ISAM※4
−
(凡例)
−:なし。
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
注※2
DB 連携しない業務では,DB に関するソフトウェアは不要です。
注※3
HiRDB のほかに,SQL Server や Oracle なども使用できます。
注※4
ISAM のプログラムインタフェースは,COBOL2002 に標準添付されています。
6.2.7 サーバが 2 台以上の C/S 構成の設定例
クライアントから複数のサーバに対して接続する場合の構成です。クライアントの起動時に接続するサー
バを明示的に指定すると,複数のサーバを切り替えて運用できます。
1 クライアントに対して複数サーバを同時に対応させることはできません。1 クライアントに対して同時
に接続できるサーバは一つだけです。詳細については,
「11.5 XMAP3 の C/S 環境に関する制限」を参照
してください。
サーバを 2 台使用する例で説明します。
144
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(1) 設定
サーバとクライアントで必要な設定について,システム構成に沿った内容で説明します。
設定するファイル間で名称を合わせる必要があります。ファイル間の関係を確認してください。
(a) サーバ側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,ポート番号を設定します。
• SERVER1,SERVER2 共通
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
• SERVER1
145
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• SERVER2
• XMAP3 の C/S システム環境の環境設定ファイルの内容例
サービス名ファイル(X3PHOST)の内容は,次のとおりです。
• SERVER1
• SERVER2
仮想端末名ファイル(X3MWHOST)の仮想端末の設定内容は,次のとおりです。
• SERVER1,SERVER2 共通
上記,XMAP3 の C/S システムと仮想端末の設定は,C/S セットアップで定義します。上記ファイル
を直接設定することもできますが,C/S セットアップを使用することをお勧めします。
(b) クライアント側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,サーバ側で設定した値と同じポート番号を設定します。
• CLIENT1,CLIENT2 共通
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
• CLIENT1
146
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• CLIENT2
• クライアント起動時の引数
「XMAP3 クライアント」を起動する際に,次の引数を指定してください。
• SERVER1 サーバに接続する場合
xmap3clt.exe -h SERVER1
• SERVER2 サーバに接続する場合
xmap3clt.exe -h SERVER2
(2) ソフトウェア構成
サーバが 2 台以上の C/S システムのソフトウェア構成を次に示します。
サーバ/クライアント
サーバ
クライアント
使用するソフトウェア
コンパイラ※1
XMAP3
XMAP3 Server Runtime
COBOL2002(Runtime)
または Visual C++
XMAP3 Server Runtime または
XMAP3 Client Runtime
−
DB※2
HiRDB※3
または ISAM※4
−
(凡例)
−:なし。
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
注※2
DB 連携しない業務では,DB に関するソフトウェアは不要です。
注※3
HiRDB のほかに,SQL Server や Oracle なども使用できます。
注※4
ISAM のプログラムインタフェースは,COBOL2002 に標準添付されています。
(3) XMAP3 システムを起動する手順
次の手順で XMAP3 システムを起動してください。
1. サーバ側で,「XMAP3 サーバ」アイコンを選び,XMAP3 サーバを起動します。
2. クライアント側で,「XMAP3 クライアント」アイコンを選び,XMAP3 クライアントを起動します。
3. XMAP3 クライアントによって,そのクライアントに定義された表示サービスが自動的に起動されま
す。
147
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
4. 起動された表示サービスに対応する AP がサーバ側で起動されます。
6.2.8 1 台のマシン上に XMAP3 サーバを複数起動する C/S 構成の設
定例
1 台のサーバマシン上にある,複数の XMAP3 サーバで異なる AP を実行する場合の構成です。
起動する各 XMAP3 サーバのサービス名とポート番号を固有な値にします。さらに,各クライアントの
XMAP3 クライアントで設定する値を,接続する XMAP3 サーバと同じポート番号にします。
XMAP3 サーバを二つ設定する例で説明します。
(1) 設定
サーバとクライアントで必要な設定について,システム構成に沿った内容で説明します。
設定するファイル間で名称を合わせる必要があります。ファイル間の関係を確認してください。
(a) サーバ側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,複数起動の対象となる各 XMAP3 サーバに対応するユニークな
サービス名とポート番号を設定します。
148
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
• XMAP3 の C/S システム環境の環境設定ファイルの内容例
1 台のサーバマシン上の複数サーバで異なる AP を実行する場合,SERVICES ファイルのサービス名ご
とに,サービス名ファイル(X3PHOST)を作成します。二つ目以降のファイルは,サービス名ファイ
ルをコピーして作成し,別のファイル名を付けてください。
SERVICES ファイルのサービス名「xpw」の設定内容をサービス名ファイル(X3PHOST)に,
SERVICES ファイルのサービス名「xpw2」の設定内容をサービス名ファイル(X3PHOSTxpw2)に
設定する場合の内容は,次のとおりです。
• xpw
• xpw2
サーバ起動ファイル(X3PSERV)の設定内容は,次のとおりです。
仮想端末名ファイル(X3MWHOST)の仮想端末の設定内容は,次のとおりです。
サーバ起動ファイルを作成する場合,およびサービス名ファイルをサーバごとに作成する場合には,環
境設定ファイルはテキストエディタで定義します。C/S セットアップは使用できません。
なお,テキストエディタでサービス名ファイル,および仮想端末名ファイルを編集する場合,定義項目
は項目ごとに行末で改行してください。
149
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(b) クライアント側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,サーバ側で設定した値と同じポート番号を設定します。
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
• クライアント起動時の引数
「XMAP3 クライアント」を起動する際に,次の引数を指定してください。
• xpw サーバに接続する場合
xmap3clt.exe または xmap3clt.exe /srv xpw
• xpw2 サーバに接続する場合
xmap3clt.exe /srv xpw2
(2) ソフトウェア構成
1 台のサーバマシン上に XMAP3 サーバを複数起動する場合の C/S システムのソフトウェア構成を次に示
します。
サーバ/クライアント
サーバ
クライアント
使用するソフトウェア
コンパイラ※1
XMAP3
XMAP3 Server Runtime
COBOL2002(Runtime)
または Visual C++
XMAP3 Server Runtime または
XMAP3 Client Runtime
(凡例)
−:なし。
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
注※2
DB 連携しない業務では,DB に関するソフトウェアは不要です。
150
−
DB※2
HiRDB※3
または ISAM※4
−
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
注※3
HiRDB のほかに,SQL Server や Oracle なども使用できます。
注※4
ISAM のプログラムインタフェースは,COBOL2002 に標準添付されています。
(3) XMAP3 システムを起動する手順
1. 1 台のサーバマシン上で XMAP3 サーバを複数起動する場合,サーバマシン側で Windows サービスを
起動します。詳細については,
「11.3.5 Windows のサービスとして運用する場合の OS 設定」を参照
してください。
2. クライアント側で,「XMAP3 クライアント」アイコンを選び,XMAP3 クライアントを起動します。
3. XMAP3 クライアントによって,そのクライアントに定義された表示サービスが自動的に起動されま
す。
4. 起動された表示サービスに対応する AP がサーバ側で起動されます。
注
XMAP3 サーバの複数起動は,Windows サービスから起動することを前提としています。Windows
のプログラム一覧のメニューや,アイコンのクリックで XMAP3 サーバを起動しても,XMAP3 サーバ
を複数起動できません。
6.2.9 XMAP3 プリントサーバを利用する C/S 構成の設定例
XMAP3 プリントサーバを利用することで,ログインして XMAP3 を起動しなくても XMAP3 の帳票を印
刷できる構成です。
XMAP3 プリントサーバで,プリントサーバ起動ファイルを設定します。その後,XMAP3 プリントサーバ
として利用するプリントサーバマシン上で,XMAP3 サーバを Windows サービスで起動します。
C/S 構成で,1 台の XMAP3 プリントサーバを利用する例で説明します。なお,XMAP3 プリントサーバ
は複数台設定できます。
151
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(1) 設定
XMAP3 サーバ,XMAP3 クライアント,および XMAP3 プリントサーバで必要な設定について,システ
ム構成に沿った内容で説明します。
設定するファイル間で名称を合わせる必要があります。ファイル間の関係を確認してください。
(a) XMAP3 サーバ側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,ポート番号を設定します。
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 プリントサーバの IP アドレスとホスト名
152
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
• XMAP3 の C/S システム環境の環境設定ファイルの内容例
サービス名ファイル(X3PHOST)の内容は次のとおりです。
仮想端末名ファイル(X3MWHOST)の仮想端末の設定内容は,次のとおりです。
上記,XMAP3 の C/S システムと仮想端末の定義は,C/S セットアップで定義します。上記ファイル
を直接設定することもできますが,C/S セットアップを使用することをお勧めします。
(b) クライアント側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,サーバ側で設定した値と同じポート番号を設定します。
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 プリントサーバの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
(c) XMAP3 プリントサーバ側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,サーバ側で設定した値と同じポート番号を設定します。
153
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 プリントサーバの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
• XMAP3 の環境設定ファイルの内容例
プリントサーバ起動ファイル(X3PPRSV)の内容は次のとおりです。
プリントサーバ起動ファイルはテキストエディタで定義します。C/S セットアップは使用できません。
テキストエディタでプリントサーバ起動ファイルを編集する場合,定義項目は項目ごとに行末で改行し
てください。
(2) ソフトウェア構成
XMAP3 プリントサーバを利用する場合の C/S システムのソフトウェア構成を次に示します。
サーバ/クライアント
/プリントサーバ
サーバ
使用するソフトウェア
コンパイラ※1
XMAP3
XMAP3 Server Runtime
COBOL2002(Runtime)
または Visual C++
HiRDB※3
または ISAM※4
クライアント
XMAP3 Server Runtime または
XMAP3 Client Runtime
−
−
プリントサーバ
XMAP3 Server Runtime
−
−
(凡例)
−:なし。
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
注※2
DB 連携しない業務では,DB に関するソフトウェアは不要です。
注※3
HiRDB のほかに,SQL Server や Oracle なども使用できます。
154
DB※2
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
注※4
ISAM のプログラムインタフェースは,COBOL2002 に標準添付されています。
(3) XMAP3 システムを起動する手順
1. サーバ側で,「XMAP3 サーバ」アイコンを選び,XMAP3 サーバを起動します。
2. XMAP3 プリントサーバを利用する場合,プリントサーバマシン側で Windows サービスを起動しま
す。詳細については,
「11.3.5 Windows のサービスとして運用する場合の OS 設定」を参照してくだ
さい。
なお,XMAP3 プリントサーバが起動している場合,次のプロセスが起動しています。Windows のタ
スクマネージャで確認してください。
XMAP3CLT.EXE
3. XMAP3 プリントサーバによって,定義された印刷サービスが自動的に起動されます。
4. クライアント側で,「XMAP3 クライアント」アイコンを選び,XMAP3 クライアントを起動します。
5. XMAP3 クライアントによって,そのクライアントに定義された表示サービスが自動的に起動されま
す。
6. 起動された表示サービスに対応する AP がサーバ側で起動されます。
注
XMAP3 プリントサーバは,Windows サービスから起動することを前提としています。Windows の
プログラム一覧のメニューや,アイコンのクリックで XMAP3 サーバを起動しても,XMAP3 プリント
サーバとして起動できません。
6.2.10 NAT を利用する C/S 構成の設定例
NAT を利用して,XMAP3 の C/S 構成を利用する場合の構成です。プライベートネットワークに XMAP3
サーバを配置することで利用できます。
155
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(1) 設定
XMAP3 サーバ,および XMAP3 クライアントで必要な設定について,システム構成に沿った内容で説明
します。ここでは NAT の設定で,サーバマシンの IP アドレスに「172.18.140.235」を割り当てたときを
例に説明します。
設定するファイル間で名称を合わせる必要があります。ファイル間の関係を確認してください。
(a) サーバ側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,ポート番号を設定します。
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
156
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• C/S システム環境の環境設定ファイルの内容例
サービス名ファイル(X3PHOST)の内容は次のとおりです。
仮想端末名ファイル(X3MWHOST)での仮想端末の設定内容は,次のとおりです。
上記,XMAP3 の C/S システムと仮想端末の設定は,C/S セットアップで定義します。上記ファイル
を直接設定することもできますが,C/S セットアップを使用することをお勧めします。
(b) クライアント側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,サーバ側で設定した値と同じポート番号を設定します。
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
(2) ソフトウェア構成
クライアントから起動するサーバ AP を共用する C/S システムの,ソフトウェア構成を次に示します。
サーバ/クライアント
サーバ
クライアント
使用するソフトウェア
XMAP3
XMAP3 Server Runtime
XMAP3 Server Runtime または
XMAP3 Client Runtime
コンパイラ※1
COBOL2002(Runtime)
または Visual C++
−
DB※2
HiRDB※3
または ISAM※4
−
157
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(凡例)
−:なし。
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
注※2
DB 連携しない業務では,DB に関するソフトウェアは不要です。
注※3
HiRDB のほかに,SQL Server や Oracle なども使用できます。
注※4
ISAM のプログラムインタフェースは,COBOL2002 に標準添付されています。
(3) XMAP3 システムを起動する手順
次の手順で XMAP3 システムを起動してください。
1. NAT の設定で,XMAP3 サーバの動作するマシンの IP アドレスを静的に割り当てます。
着信要求を許可するように必ず設定してください。
2. サーバ側で,「XMAP3 サーバ」アイコンを選び,XMAP3 サーバを起動します。
3. クライアント側で,次のコマンドを実行して,XMAP3 クライアントを起動します。
XMAP3CLT /h server1
XMAP3 クライアントを起動するときは,必ず接続先のサーバを指定してください。
4. XMAP3 クライアントによって,そのクライアントに定義された表示サービスが自動的に起動されま
す。
5. 起動された表示サービスに対応する AP がサーバ側で起動されます。
6.2.11 XMAP3 クライアントを複数起動する C/S 構成の設定例
1 台の Windows マシンで複数の XMAP3 クライアントを起動する場合の設定例を,2 台のサーバと 1 台
のクライアントでのアプリケーションサーバ型 C/S システムの構成例で説明します。SERVER1 で xpw
の XMAP3 サーバを,SERVER2 で xpw の XMAP3 サーバを起動し,接続する構成にしています。
158
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(1) 設定
サーバとクライアントで必要な設定について,システム構成に沿った内容で説明します。
設定するファイル間で名称を合わせる必要があります。ファイル間の関係を確認してください。
(a) サーバ側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,ポート番号を設定します。
• SERVER1,SERVER2 共通
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
• SERVER1
159
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• SERVER2
• XMAP3 の C/S システム環境の環境設定ファイルの内容例
サービス名ファイル(X3PHOST)の内容は,次のとおりです。
• SERVER1
• SERVER2
仮想端末名ファイル(X3MWHOST)の仮想端末の設定内容は,次のとおりです。
• SERVER1,SERVER2 共通
上記,XMAP3 の C/S システムと仮想端末の設定は,C/S セットアップで定義します。上記ファイル
を直接設定することもできますが,C/S セットアップを使用することをお勧めします。
(b) クライアント側の設定
• TCP/IP ポート番号の設定
Windows の SERVICES ファイルに,サーバ側で設定した値と同じポート番号を設定します。
• TCP/IP 用 IP アドレスおよびホスト名の設定
HOSTS ファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
• XMAP3 サーバの IP アドレスとホスト名
• XMAP3 クライアントの IP アドレスとホスト名
IP アドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IP プロトコル]のプロパティで指
定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホ
スト名は大文字と小文字が区別されます。
• services ファイルの指定
XMAP3 クライアントを複数起動するときは,接続する XMAP3 サーバが使用する UDP および TCP の
ポート番号に対応する services ファイルのサービス名を,クライアントごとに「/srv」オプションを指定
します。
160
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
サービス名の定義例と XMAP3 クライアント起動時のオプションの指定例を次に示します。サーバ host1
で起動している xpw1 の XMAP3 サーバと,サーバ host2 で起動している xpw2 の XMAP3 サーバに接続
する場合の起動例です。
services ファイルの記述例
xpw1
xpw1
xpw2
xpw2
8000/tcp
8000/udp
8001/tcp
8001/udp
• XMAP3 クライアントを起動するコマンド例
xmap3clt.exe /srv サービス名を指定してください。
(例)
xmap3clt.exe /h host1 /srv xpw1
xmap3clt.exe /h host2 /srv xpw2
注 クライアント複数起動時には,/hまたは/vhオプションによる接続先サーバの指定が必要です。
(2) ソフトウェア構成
XMAP3 クライアントを複数起動する C/S システムのソフトウェア構成を次に示します。
サーバ/クライアント
サーバ
クライアント
使用するソフトウェア
コンパイラ※1
XMAP3
XMAP3 Server Runtime
COBOL2002(Runtime)
または Visual C++
XMAP3 Server Runtime または
XMAP3 Client Runtime
DB※2
HiRDB※3
または ISAM※4
−
−
(凡例)
−:なし。
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
注※2
DB 連携しない業務では,DB に関するソフトウェアは不要です。
注※3
HiRDB のほかに,SQL Server や Oracle なども使用できます。
注※4
ISAM のプログラムインタフェースは,COBOL2002 に標準添付されています。
(3) XMAP3 システムを起動する手順
次の手順で XMAP3 システムを起動してください。
1. 複数のサーバ側で,「XMAP3 サーバ」アイコンを選び,XMAP3 サーバを起動します。
2. クライアント側で次のコマンドを実行して,XMAP3 クライアントを起動します。
xmap3clt.exe /h SERVER1 /srv xpw
XMAP3 クライアントによって,そのクライアントに定義された表示サービスが自動的に起動され,起
動された表示サービスに対応する AP がサーバ側で起動されます。
3. クライアント側で次のコマンドを実行して,二つめの XMAP3 クライアントを起動します。
161
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
xmap3clt.exe /h SERVER2 /srv xpw
XMAP3 クライアントによって,そのクライアントに定義された表示サービスが自動的に起動され,起
動された表示サービスに対応する AP がサーバ側で起動されます。
(4) 注意
同一の Windows クライアント上で起動する XMAP3 クライアントは,それぞれ別の XMAP3 サーバに接
続する必要があります。
Windows/UNIX サーバ上で起動する複数の XMAP3 サーバが参照するサービス名ファイル(X3PHOST
ファイルまたは XPWhosts ファイル)で,表示・印刷サービス名はシステム全体で重複しない名称を指定
してください。同一の Windows クライアントに対して重複する表示/印刷サービス名を指定した場合,同
一の Windows クライアント上で 2 番目以降に起動する XMAP3 クライアントでは,該当する表示/印刷
サービスを起動できません。
162
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
6.3 OLTP 構成の設定手順
XMAP3 を OLTP 構成で利用する場合の実行環境について説明します。XMAP3 サーバ実行環境は
Windows 環境でも UNIX 環境でも利用できます。UNIX 環境の設定は,環境設定ファイルなどの名称を
UNIX に当てはめて実行してください。
6.3.1 OLTP 構成の環境設定
OLTP 構成とは,OpenTP1 と連携して XMAP3 を利用する場合の C/S 構成です。OLTP 構成には,次の
2 種類の構成があります。「OLTP サーバ構成」での環境設定について説明します。「OLTP クライアント
構成」の場合は,XMAP3 の通信設定は必要ありません。
OLTP サーバ構成
OpenTP1 の TP1/MCF と連携して,XMAP3 をサーバとして利用する場合のシステム構成です。
OLTP クライアント構成
OpenTP1 の TP1/LiNK と連携して,XMAP3 をクライアントとして利用する場合のシステム構成で
す。
C/S 構成の実行環境を設定するには,ネットワークで各マシンを接続するための TCP/IP 環境の設定が前
提となります。
XMAP3 をアプリケーションサーバ型 C/S システム環境で動作させる場合,通信プロトコルとして
TCP/IP を使用するため,あらかじめ TCP/IP 関連の情報を設定してから,XMAP3 の設定をします。
TCP/IP の設定形式,および設定方法は,各 TCP/IP サポートプログラムの方法に従います。なお,クラ
イアントからサーバへの通信で NAT などの IP アドレス変換を伴う環境を使用するには,「6.2.10 NAT
を利用する C/S 構成の設定例」を参照してください。また,DHCP を使用した環境で C/S 構成を使用す
る場合,通信設定簡略化機能の「/attach」オプションとの併用はできません。
クライアント数が多量の場合やクライアントの増設時には,これらの TCP/IP の環境設定や XMAP3 の環
境設定作業を軽減するために「C/S システムの通信設定の簡略化機能」が利用できます。詳細については,
「11.3.7 C/S システムの通信設定の簡略化」を参照してください。
また,XMAP3 サーバを Windows のサービスとして運用できます。Windows のサービスとして運用す
る場合には,サーバのデスクトップ上,またはターミナルサービスのクライアント上から XMAP3 サーバ
の操作ができます。XMAP3 サーバの Windows サービス運用の詳細については,
「11.3.5 Windows の
サービスとして運用する場合の OS 設定」を参照してください。
(1) ホスト名と IP アドレスの設定および確認
ネットワークで接続するすべてのサーバマシンおよびクライアントマシンについて,それぞれのマシンに設
定されているホスト名,および IP アドレスを確認し,必要であれば,設定を追加します。
詳細については,「11.2.1 ホスト名と IP アドレスの設定および確認」を参照してください。
(2) TCP/IP 関連ファイルの設定および確認
ネットワークで接続するすべてのサーバマシンおよびクライアントマシンについて,それぞれのマシンに設
定されているシステムホスト名ファイル(HOSTS ファイル)とシステムサービス名ファイル(SERVICES
ファイル)を確認し,必要であれば,設定を追加します。
詳細については,「11.2.2 TCP/IP 関連ファイルの設定および確認」を参照してください。
163
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(3) 画面表示の環境設定
Windows 版 XMAP3 の場合
表示・印刷セットアップを使用して,画面環境を設定します。標準値が設定されているので,変更は不
要です。独自の環境にしたい場合に設定を変更してください。
詳細については,「8 画面に関する環境設定」を参照してください。
UNIX 版 XMAP3 の場合
表示・印刷環境ファイルを編集して,表示サービスに関して設定します。
詳細については,「7.2.3 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)」を参照してくださ
い。
(4) 帳票印刷の環境設定
XMAP3 の帳票印刷に使用するプリンタが接続されているすべてのマシンで帳票環境を設定します。
帳票環境を設定するには,サービス名とプリンタデバイス名が必要です。ただし,OLTP クライアント構
成では,印刷中ダイアログは表示できません。
Windows 版 XMAP3 の場合
表示・印刷セットアップを使って指定した名称を,C/S セットアップで再指定する必要があります。
サービス名は各 Windows マシンのプリンタ間で重複してはならないため,プリンタ数が多い場合は,
先に C/S セットアップを使ってサーバ上での C/S システム環境の設定を済ませておき,サービス名を
確定しておくことをお勧めします。
UNIX 版 XMAP3 の場合
環境設定ファイルを直接編集してください。
詳細については,「7 環境設定ファイルの編集」および「9 帳票に関する環境設定」を参照してくださ
い。
(5) AP 実行の環境設定
定義体を AP とは異なるフォルダに格納する場合やグラフィックデータのパスの指定,アプリケーション
サーバの設定を有効にするかどうかの指定など,必要に応じて AP 環境の設定をします。
詳細については,「10 AP 実行に関する環境設定」を参照してください。
(6) C/S システム環境の設定
Windows 版 XMAP3 の場合,C/S セットアップを使用して,UNIX 版 XMAP3 の場合,直接環境設定
ファイルを編集して,C/S システム環境を設定します。詳細については,
「11 XMAP3 サーバ/クライア
ント利用に関する環境設定」を参照してください。なお,環境設定は,サーバ側で設定します。
このとき,クライアントのホスト名には,「(1) ホスト名と IP アドレスの設定および確認」の作業で確認
したホスト名を設定してください。C/S セットアップを終了すると,XMAP3インストールフォルダ \ETC の下
の仮想端末名ファイル(X3MWHOST)とサービス名ファイル(X3PHOST)が更新されます。
(7) TP1/NET/XMAP3 定義ファイルの設定
OLTP サーバ構成の場合,TP1/NET/XMAP3 では,プロトコル固有定義ソースファイル,マッピングサー
ビス定義ファイル,マッピングサービス属性定義ファイル,および MCF アプリケーション定義ソースファ
イルを設定してください。
164
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
詳細については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3 編」を参照してください。
(8) 環境変数の登録
OLTP 構成で環境変数を使用するには,OpenTP1 に環境変数を登録しておく必要があります。詳細につ
いては,OpenTP1 のマニュアルを参照してください。
(9) 通信ソケットに遅延抑止オプションを設定
複数台の端末から一斉に XMAP3 クライアントを起動した場合に初期画面の起動が遅延するなど,アクセ
スの状況によっては C/S 間の通信が遅延することがあります。このように,送信済みデータが応答待ちの
状態になっても,遅延させることなくデータを送信できるように設定できます。この設定では,C/S 間で
使用する通信ソケット(INET ドメイン)に,TCP_NODELAY オプションを使用します。
XMAP3 の通信での遅延を抑止するには,環境変数 XMAP3_TCP_NODELAY に次のどちらかの値を設定
します。
ON
TCP_NODELAY オプションを有効にします。
OFF
TCP_NODELAY オプションを無効とします(従来の通信)。デフォルトは OFF です。ON 以外の値
を指定,または環境変数 XMAP3_TCP_NODELAY を指定しない場合は,OFF とみなします。
なお,OpenTP1 および TP1/NET/XMAP3 でも TCP_NODELAY オプションを設定します。
ポイント
XMAP3 サーバでの設定,XMAP3 クライアントでの設定はそれぞれ独立しているため,両方でも片方だけでも
設定できます。ただし,XMAP3 クライアントの設定では内部的な通信には有効にならないため,XMAP3 サー
バでの設定をお勧めします。
!
注意事項
このオプションを使用すると,INET ドメイン通信時の送信効率が低下し,ネットワークの負荷が大きくなるこ
とがあります。TCP_NODELAY オプションを使用する場合は,ネットワークの帯域などを考慮し,機能の必要
性を十分に検討してください。
6.3.2 OLTP サーバ構成での環境設定の関連
Windows 版 XMAP3 の C/S システム環境の設定では,サーバ AP で扱う仮想端末とネットワークで画面
表示および帳票印刷するため環境を,C/S セットアップを使って対応づけます。
C/S システム環境の画面に関する設定は,基本的には,C/S セットアップで指定した仮想端末名を AP と
対応づけるだけで設定できます。C/S システム環境の帳票(プリンタ)に関する設定は,サーバ側で C/S
セットアップで指定した仮想端末名と AP とを対応づけ,さらにクライアント側で表示・印刷セットアップ
を使って設定したプリンタデバイス名とサーバ側の C/S セットアップで設定したプリンタデバイス名との
対応づけが必要になります。C/S システム環境でのプリンタの設定の関連を次の図に示します。
165
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
図 6‒5 C/S システム環境でのプリンタの設定の関連
6.3.3 OLTP サーバ構成の環境設定のポイント
OLTP サーバ構成の環境設定のポイントを次に示します。
• プリンタに関しては,サーバ側で設定したサービス名,プリンタデバイス名をクライアント側で再設定
する必要があります。このため,設定に矛盾が生じないように,各プリンタでどのようなサービス名と
プリンタ名を使用するかを,セットアップを始める前に決定しておいてください。
• C/S システムの新規導入やサーバを変更する場合,TCP/IP の IP アドレスの設定,および TCP/IP ポー
ト番号の設定は,サーバとクライアントの両方に必要です。
166
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• C/S システムのクライアント端末を追加や変更する場合,TCP/IP の IP アドレスの設定はサーバとク
ライアントの両方に必要です。TCP/IP ポート番号の設定はクライアントに必要です。
• C/S システムのクライアント端末を削除する場合,TCP/IP の IP アドレスの設定は,サーバで必要に
なります。
• C/S システムでサーバに UNIX を使っている場合,サービス名ファイル(XPWhosts)の設定が必要
になります。詳細については,「7.2.4 サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)」を参照して
ください。
• DNS 環境で利用する場合には,HOSTS ファイルを各マシンで設定する必要はありません。すべて,
DNS サーバの設定に従います。しかし,DNS サーバの設定に誤りがあると,XMAP3 サーバ/クライ
アントの起動や AP の起動に時間が掛かったり,起動できなかったりなどの不具合が発生します。した
がって,各マシンのホスト名および IP アドレスは,DNS サーバで正しく設定してください。
6.3.4 OLTP サーバ構成の設定例
OLTP サーバ構成で,XMAP3 をサーバとして,クライアント/サーバ型のオンライン業務をする場合の
構成です。XMAP3 クライアント/サーバ機能を使用して,サーバマシン上の画面表示・帳票印刷 AP から
クライアントマシン上で画面表示・帳票印刷を実行します。
(1) セットアップ
通信環境の定義として XMAP3 と OpenTP1 で設定が必要になります。XMAP3 では C/S セットアップ
で設定します。OpenTP1 では TP1/NET/XMAP3 で設定します。C/S セットアップでの設定について
は,
「11.3.4 OpenTP1 と連携する場合の環境設定の関連性」,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/
NET/XMAP3 編」を参照してください。
167
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(2) AP 適用例
XMAP3 クライアント/サーバ機能を使用して,サーバマシン上の画面表示・帳票印刷 AP からクライアン
トマシン上に画面表示・帳票印刷するプログラムです。
クライアントマシンで XMAP3 クライアントを起動すると,連携するサーバマシン上の AP(またはコマン
ド)によって,OpenTP1 のコネクションが確立します。
コネクション確立後,クライアントマシンの画面のアプリケーション名とそれに対応したサーバ AP との間
で,表示・印刷命令(SEND 要求)や入力命令(RECEIVE 要求)を発行し,画面表示・帳票印刷します。
(3) ソフトウェア構成
使用するソフトウェア
サーバ/クラ
イアント
サーバ
クライアント
XMAP3
XMAP3 Server Runtime
Windows 版 XMAP3 Server
Runtime または XMAP3
Client Runtime
(凡例)
−:なし。
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
168
コンパイラ※1
COBOL2002
(Runtime)または
Visual C++
−
DB※2
OLTP
HiRDB※3
TP1/Server Base
または
TP1/Message Control
ISAM※4
TP1/NET/Library
−
TP1/NET/XMAP3
−
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
注※2
DB 連携しない業務では,DB に関するソフトウェアは不要です。
注※3
HiRDB のほかに,SQL Server や Oracle なども使用できます。
注※4
ISAM は,COBOL2002 に標準添付されています。
(4) TP1/NET/XMAP3 連携時の注意
• Windows 版の OpenTP1 と連携する場合,リトルエンディアンのマップを使用してください。
OpenTP1 の仕様により,ビッグエンディアンのマップは使用できません。
• 同一クライアントマシン上で画面業務と帳票業務を運用している場合,画面操作中に[印刷中]ダイア
ログが表示されていると,オペレータが誤って[キャンセル]ボタンをクリックしてしまうおそれがあ
ります。誤動作防止のため,
[印刷中]ダイアログを表示しないように設定してください。
[印刷中]ダ
イアログを表示するかどうかは,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[プリンタ]タブで設定し
ます。
• [印刷中]ダイアログを表示する場合,ダイアログ中に表示される帳票名はマップ名にかかわらず
「OpenTP1」となります。
• 画面の表示モードには,
「マージ」または「論理マップだけ」が指定できます。
「物理マップだけ」は指
定できません。詳細については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3 編」を参照
してください。
• AP で使用するデータ有無コードは,TP1/NET/XMAP3 のマッピングサービス属性定義ファイルで指
定します。マッピングサービス属性定義ファイルについては,「(4) マッピングサービス属性定義ファ
イルの設定」,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3 編」を参照してください。
• 入力単位には「画面単位」を指定してください。入力単位については,マニュアル「XMAP3 開発ガイ
ド」を参照してください。
• TP1/NET/XMAP3 で「次メッセージ要求キー」として使用しているキーのイベントはアプリケーショ
ンには渡りません。「次メッセージ要求キー」には,AP で使用していないキーを割り当ててください。
• 二次ウィンドウを表示する場合,オペレータインジケータが設定されていないと TP1/NET/XMAP3
のエラーとなります。表示・印刷セットアップのオペレータインジケータに「下に表示」または「上に
表示」を必ず指定してください。
• TP1/NET/XMAP3 の仕様により,TP1/NET/XMAP3 経由で表示した画面では,次のキー操作をし
ても,画面入力結果および通知コードが AP に返りません。
無効となるキー操作※
機能名
無通知コード割り当てキー
[Ctrl]+[I]
[Ctrl]+[U]
注※
通常のキー操作の動作については,「5 マウスとキー操作(Windows)」を参照してください。
• 汎用関数は使用できません。
• 画面表示では,TP1/NET/XMAP3 の XMAP3 共通定義(mcftxp)や論理端末定義(mcftalcle)での
設定が優先されます。XMAP3 共通定義および論理端末定義については,マニュアル「OpenTP1 プロ
トコル TP1/NET/XMAP3 編」を参照してください。
• TP1/NET/XMAP3 で使用するアプリケーション名を定義する場合,画面定義時に「隠しフィールド」
を設定してください。
169
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• COBOL2002 を使用するときはコンパイラオプション「-OpenTP1」を必ず指定してください。
6.3.5 OLTP クライアント構成の設定例
OLTP クライアント構成で,XMAP3 をクライアントとして,クライアント/サーバ型のオンライン業務
をする場合の構成です。RPC を使用して,サーバ側の AP とクライアント側の AP とでデータをやり取り
します。
(1) セットアップ
オンラインシステム構成の場合,XMAP3 の構成はスタンドアロン構成と同じになります。ただし,通信環
境の定義として OpenTP1(TP1/LiNK)の設定が必要になります。XMAP3 のセットアップファイルにつ
いては,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。
(2) AP 適用例
クライアントにある AP が,RPC でサーバの OpenTP1 に対して処理を要求し,受注データを処理しま
す。
クライアントの AP は,TRANSCEIVE 文で画面の入出力をし,RPC でサーバ(OpenTP1)に対してファ
イルの参照や更新を要求するプログラムです。
サーバ側では,OpenTP1 下で六つの AP が待機していて,クライアントからの要求で起動されます。ま
た,索引ファイルの「受注ファイル(ORDER)」,「商品ファイル(SHOUHIN)」,「得意先ファイル
(CUST)」を使用しています。
上記,OpenTP1 使用時のユーザ業務例の処理概要を次に示します。
170
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(3) ソフトウェア構成
サーバ/クライアント
サーバ
クライアント
使用するソフトウェア
XMAP3
−
Windows 版 XMAP3 Server
Runtime または XMAP3
Client Runtime
コンパイラ※1
COBOL2002
(Runtime)または
Visual C++
COBOL2002
(Runtime)または
Visual C++
DB※2
HiRDB※3 ま
OLTP
TP1/LiNK
たは ISAM※4
−
TP1/Client/P
(凡例)
−:なし。
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
注※2
DB 連携しない業務では,DB に関するソフトウェアは不要です。
注※3
HiRDB のほかに,SQL Server や Oracle なども使用できます。
注※4
ISAM は,COBOL2002 に標準添付されています。
171
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
6.3.6 論理ハードコピー機能
OLTP 構成では,論理ハードコピー機能を使用できます。論理ハードコピー機能を使用すると,CUI 画面
および GUI 画面のフィールドボックス中に配置した,文字,けい線などの画面オブジェクトを印刷できま
す。
論理ハードコピー機能の概要を次の図に示します。
図 6‒6 論理ハードコピー機能の概要
論理ハードコピー機能の対象画面とオブジェクトを次の表に示します。なお,GUI 画面では,フィールド
ボックスが一つ配置してあるフィールドボックス中のオブジェクトだけが対象です。フィールドボックス
がない,または二つ以上配置されている GUI 画面では利用できません。
表 6‒1 論理ハードコピー機能の対象画面とオブジェクト
対象画面
CUI 画面
GUI 画面
172
対象オブジェクト
備考
固定フィールド
−
出力フィールド
−
予約フィールド
−
入出力フィールド
−
けい線/矩形
−
固定フィールド
−
出力フィールド
−
出力日付フィールド
−
出力時刻フィールド
−
予約フィールド
−
入出力フィールド
使用目的にパスワードを設定していても,
「*」ではなく,入力した
文字が印刷されます。
入出力日付フィールド/
入力途中のデータは,論理ハードコピーを実行したときに表示書式
の形式に編集されて,印刷されます。また,入力途中のデータの形
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
対象画面
対象オブジェクト
入出力時刻フィールド
備考
式が不正のときは,オペレータインジケータにエラーメッセージが
表示され,論理ハードコピーの印刷は実行されません。
固定ポップアップフィールド/
−
可変ポップアップフィールド
けい線/矩形
次の設定で印刷されます。
• 線の種類:実線
• 線の太さ:中
線の位置が中央に設定された線は印刷されません。
トグルフィールド
• トグル種別にかかわらず,チェックありの場合は全角文字の
「1」,チェックなしの場合は全角文字の「0」に変換して印刷さ
れます。
• トグル色は黒色で印刷されます。
• トグルフィールドの全体非表示は無効になり,表示された状態
で印刷されます。
(凡例)
−:なし。
注
論理ハードコピーは,次に示す設定で印刷されます。
・背景色:白
・けい線の色:黒
・文字色:黒
・文字サイズ:標準
・文字の書体:標準
・文字の強調:標準
「文字だけ非表示」,「反転表示」属性の設定は無効になり,通常文字として印刷されます。また,画面の表示中に,
印刷範囲内にカーソルが表示されていても印刷されません。
(1) 論理ハードコピー機能の操作
論理ハードコピー機能を使用するには,環境設定ファイルにパラメタを指定する必要があります。操作の準
備から実行までの流れを次に説明します。
1. 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)に,出力先プリンタ,用紙サイズなどの印刷設
定をします。
2. 対象とする XMAP3 画面がアクティブになっている状態で,[Ctrl]+[P]キーを押します。
論理ハードコピーの印刷が実行されます。
(2) 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)の設定
論理ハードコピー機能を使用する前に,表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)をテキスト
エディタで開き,設定項目を編集してください。
なお,表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)は,次のフォルダに格納されています。
Windows の場合
XMAP3インストールフォルダ \ETC\X3PCONF
173
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
UNIX の場合
/etc/opt/HIXMAP/XPWconfig
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)で,論理ハードコピー機能に関連する設定項目の一
覧を次の表に示します。詳細については,「8.12 論理ハードコピーに関する設定」を参照してください。
表 6‒2 論理ハードコピー機能に関連する設定項目の一覧
設定項目
ファイルでの記述形式
論理ハードコピー出力先の印刷サービス名
表示サービス名.DCPSNM=
論理ハードコピー用紙種別
印刷サービス名.PLPAKD=
論理ハードコピー用紙サイズ
印刷サービス名.PLPASZ=
論理ハードコピー行ピッチ
印刷サービス名.PLLNPC=
論理ハードコピー文字ピッチ
印刷サービス名.PLCHPC=
論理ハードコピー用紙排出有無
印刷サービス名.PLPAOT=
論理ハードコピー用紙排出先
印刷サービス名.PLOTDR=
論理ハードコピー上マージン
印刷サービス名.PLMGTP=
論理ハードコピー左マージン
印刷サービス名.PLMGLF=
関連ファイル
表示・印刷環境ファイル
(3) 設定項目が有効となる印刷モード
論理ハードコピー機能の設定項目が有効となる印刷モードを次の表に示します。
表 6‒3 論理ハードコピー機能の設定項目が有効となる印刷モード
パラメタ
論理ハードコピー出力先の印刷サービス名
GDI※1
LIPS※2
ESC/P※3
PDF※4
○
○
○
○
×
×
○
×
○
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
×
○
×
×
×
△※5
×
○
○
○
○
(表示サービス名.DCPSNM=)
印刷サービス名.PLPAKD
(論理ハードコピー用紙種別)
印刷サービス名.PLPASZ
(論理ハードコピー用紙サイズ)
印刷サービス名.PLLNPC
(論理ハードコピー行ピッチ)
印刷サービス名.PLCHPC
(論理ハードコピー文字ピッチ)
印刷サービス名.PLPAOT
(論理ハードコピー用紙排出有無)
印刷サービス名.PLOTDR
(論理ハードコピー用紙排出先)
印刷サービス名.PLMGTP
(論理ハードコピー上マージン)
174
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
パラメタ
印刷サービス名.PLMGLF
GDI※1
LIPS※2
ESC/P※3
PDF※4
○
○
○
○
(論理ハードコピー左マージン)
(凡例)
○:設定が有効となります。
△:条件によって異なります。
×:設定が無効となります。
注※1
次の印刷モードを示します。
・GDI:ページプリンタ
・GDI:シリアルインパクトプリンタ
・日立 FAXC/SPOOL 出力:ページプリンタ
・日立 FAXC/SPOOL 出力:シリアルインパクトプリンタ
注※2
次の印刷モードを示します。
・PDL スルー:LIPS 準拠ページプリンタ
注※3
次の印刷モードを示します。
・PDL スルー:ESC/P 準拠シリアルインパクトプリンタ
・日立 ESC/P(A):用紙吸入量 0mm のインサータプリンタ
・日立 ESC/P(B):用紙吸入量 19mm のインサータプリンタ
注※4
次の印刷モードを示します。
・PDF ファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用
注※5
印刷モードが「日立 ESC/P(A)
:用紙吸入量 0mm のインサータプリンタ」および「日立 ESC/P(B)
:用紙吸入量
19mm のインサータプリンタ」の場合だけ有効となります。「PDL スルー:ESC/P 準拠シリアルインパクトプリン
タ」の場合は無効となります。
(4) 論理ハードコピー機能を使用するときの注意
論理ハードコピー機能を使用するときの注意を次に示します。
• 論理ハードコピー出力先の印刷サービス名(表示サービス名.DCPSNM=)に定義された印刷サービス
名が有効になります。指定を省略すると,論理ハードコピー機能は利用できません。必ず指定してくだ
さい。
• 印刷ドキュメント名は,プリンタへの出力の場合は「XMAP3」固定,PDF への出力の場合は「画面の
タイトル.pdf」固定です。
175
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
6.4 クラスタ構成の設定
XMAP3 では,Windows クラスタ(MSCS,MSFC),HA モニタ,PowerHA(HACMP)または MC/
ServiceGuard を利用した C/S システムを構築できます。XMAP3 のサーバマシンをクラスタ構成で実行
すれば,稼働中のサーバマシンに障害が発生しても,待機中のサーバマシンにフェールオーバーすること
で,システムの可用性を高めることができます。
XMAP3 では,クライアントから,サーバの Windows クラスタの仮想ホスト名および仮想 IP アドレスに
接続することで,C/S システムを実現します。ただし,フェールオーバー時には画面や帳票のデータは引
き継がれません。また,フェールオーバーによるノード切り替え前に XMAP3 サーバを停止し,切り替え
後に XMAP3 サーバを起動する必要があります。クラスタ構成の説明と環境設定について説明します。
クラスタ構成の例を次の図に示します。
図 6‒7 クラスタ構成の例
クライアント側の XMAP3 クライアントでは,仮想ホストの XMAP3 サーバに接続します(ホスト A に起
動している XMAP3 サーバに接続します)。
系切り替えが発生した場合,ホスト A で動作していた XMAP3 サーバおよび AP を終了させる必要があり
ます。ホスト B で XMAP3 サーバが起動されると,自動的に XMAP3 クライアントがホスト B の XMAP3
サーバと接続されます。
176
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
6.4.1 クラスタ構成でのサーバ側の環境設定
クラスタ構成を構築するためのサーバ側の環境について説明します。
クラスタを構成する各サーバマシンで,XMAP3 の C/S 構成に必要な設定をします。各サーバマシンで,
表示・印刷サービス名,ポート番号を同じ内容に設定すると,クライアントから起動する XMAP3 サーバ
への接続を同じサーバ(仮想ホスト)として利用できます。
UNIX 版 XMAP3 のサーバ側の環境には,次の設定が必要です。
(1) XMAP3 サーバ起動前の設定
XMAP3 サーバを起動する前に,次の環境変数に XMAP3 サーバが動作する仮想ホスト名を設定します。
環境変数名:XMAPserv_VirtualHost
(2) XMAP3 サーバの起動
次に示すコマンドを実行して,XMAP3 サーバを起動します。
/opt/HIXMAP/bin/xpwdaemon -vh 仮想ホスト名 -s &
起動時には,引数に「-vh 仮想ホスト名」を付けて,XMAP3 サーバが動作する仮想ホスト名を指定しま
す。省略すると,XMAP3 サーバは物理ホストで動作するため,クラスタ構成では動作させられません。
XMAP3 サーバ起動時に指定する引数は,「-vh」を含めて,順不同に指定できます。
(3) XMAP3 サーバの停止
クラスタ構成の環境で,系切り替えが発生した場合は,すでに起動している XMAP3 サーバを停止する必
要があります。次に示すコマンドを実行して,XMAP3 サーバを停止してください。
/etc/opt/HIXMAP/xpwstopvh 仮想ホスト名
このコマンドでは,コマンド実行時に指定した仮想ホストで起動された XMAP3 サーバを停止します。
6.4.2 クラスタ構成でのクライアント側の環境設定
クラスタ構成を構築するためのクライアント側の環境について説明します。
(1) SERVICES ファイルを編集する
XMAP3 が利用するポート名(xpw)またはポート番号には,サーバ側と同じ内容を設定します。
(2) HOSTS ファイルを編集する
接続先のサーバマシンの次の内容を設定します。
• 物理 IP アドレス
• 物理ホスト名
• 仮想 IP アドレス
• 仮想ホスト名
177
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(3) XMAP3 クライアント起動用のショートカットアイコンを登録する
XMAP3 クライアントを起動するためのショートカットアイコンを登録して,起動パラメタで,XMAP3
サーバと接続する仮想ホスト名を指定します。起動パラメタは,次のように指定します。
Windows 版 XMAP3 の場合
XMAP3CLT.EXE -h 仮想ホスト名
「-h 仮想ホスト名」を指定した場合,仮想ホスト名に対応した IP アドレスで,XMAP3 サーバと通信し
ます。
UNIX 版 XMAP3 の場合
XMAP3CLT.EXE /vh 仮想ホスト名
「/vh 仮想ホスト名」を指定した場合,仮想ホスト名に対応した IP アドレスで,XMAP3 サーバと通信
します。
6.4.3 クラスタ構成での注意
クラスタ構成での注意を次に示します。
• クラスタマシンで起動できる XMAP3 サーバは一つだけです。複数の XMAP3 サーバを同時に起動で
きません。クラスタマシン上で,別のノードの XMAP3 サーバを起動する場合には,現在起動している
XMAP3 サーバを終了させてから起動してください。
• XMAP3 クライアントと XMAP3 サーバの接続が切れた(XMAP3 サーバが終了した場合も含む)場
合,XMAP3 クライアントのウィンドウに表示されるサーバホスト名は,接続していたサーバの物理ホ
スト名で表示されます。
• フェールオーバーの場合に系切り替えが発生するときは,起動中の XMAP3 サーバを停止させたあと
に,切り替えてください。
• フェールオーバー時に系切り替えが発生して XMAP3 サーバを再起動すると,XMAP3 クライアントか
らの接続要求で,サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)に設定された AP 自動起動によって
AP が起動されます。このとき,系切り替え前の AP が起動したままであった場合,クライアント上に
画面が表示されたままとなり,二つの画面が表示されます。同じ AP の画面を複数表示したくない場合
は,系切り替えの前に AP を終了させてから,切り替えてください。
• NAT などの IP アドレス変換を伴う環境を使用するには,「6.2.10 NAT を利用する C/S 構成の設定
例」を参照してください。
• DHCP を使用した環境で C/S 構成を使用する場合,通信設定簡略化機能の「/attach」オプションとの
併用はできません。
• ファイアウォールで IP アドレスを制限するには,サーバからクライアントへの UDP 通信および TCP
通信で,サーバの物理 IP アドレスと仮想 IP アドレスを許可する必要があります。現用系サーバだけで
なく,予備系サーバの物理 IP アドレスと仮想 IP アドレスも許可してください。
• クラスタ機能をサポートするミドルウェア製品の仕様によっては,クラスタ環境で物理ホストを使えな
いことがあります。
• コマンドで UNIX 版 XMAP3 サーバを起動する場合,引数に「-vh 仮想ホスト名」を指定するときは,
仮想ホスト名を指定しない UNIX 版 XMAP3 サーバを同時に起動しないでください。
• システム構成に OpenTP1 を含む場合,環境変数「XMAPserv_VirtualHost」を使用するには,
OpenTP1 に環境変数を登録しておく必要があります。詳細については,OpenTP1 のマニュアルを参
照してください。
178
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
6.5 ターミナルサービス構成の設定(Windows)
ターミナルサービス構成の場合に XMAP3 の機能を利用できる範囲や注意について説明します。
6.5.1 ターミナルサービス構成での実行環境の運用範囲
(1) ターミナルサービス構成の実行環境で利用できる機能
ターミナルサービス構成の実行環境で利用できる XMAP3 の機能を次の表に示します。
表 6‒4 XMAP3 の提供機能ごとの適用範囲(ターミナルサービス構成の実行環境)
ターミナルサービス構成での運用可否
機能名
システム構成
セットアップ機能
トラブルシュート機能
保守機能
サーバ(デフォルトデスク
トップ)
クライアント(ターミナル
サービス)
スタンドアロン
○
△
C/S
○
△
表示・印刷セットアップ
○
△
C/S セットアップ
○
△
印刷拡張セットアップ
○
△
ロギング支援
○
△
ハードコピー
○
△
環境ファイル操作
○
△
(凡例)
○:機能を利用できる。
△:機能を利用できる。ただし,利用できる機能の一部に制限がある。
• XMAP3(XMAP3/Web for Cosminexus を除く)のすべての製品で,ターミナルサービスを利用し
た運用ができます。ターミナルサービスのクライアントでは,XMAP3 各製品のスタンドアロン構成で
の実行機能およびトラブルシュート機能を利用できます。また,サーバで XMAP3 を使用する場合に
は,ターミナルサービスを利用しない場合の XMAP3 と同様の運用ができます。
• ターミナルサービス構成では,Windows のサービスとしての XMAP3 サーバの起動や停止などの運用
は,ターミナルサービスから操作できます。XMAP3 クライアントについては,一つのクライアントか
ら実行できます。
• ターミナルサービスを利用して XMAP3 を運用する場合,XMAP3 の環境設定ファイルなどはサーバで
管理します。サーバでの一元管理によって,すべてのクライアントからサーバ上の一つの環境設定ファ
イルを参照することになり,各クライアントで共通の実行環境を動作させることができます。クライア
ントごとに異なる実行環境を設定することはできません。
したがって,表示・印刷セットアップ,C/S セットアップ,環境ファイル操作は,一つのクライアント
からだけ操作できます。複数のクライアントから同時にこれらの機能を利用することはできません。
また,これらの操作は,運用管理者が実施してください。
• ロギング支援機能およびハードコピー機能の環境情報の設定は,一つのクライアントからだけ操作でき
ます。複数のクライアントから同時に設定することはできません。
179
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(2) 画面表示機能の制限事項
XMAP3 スタンドアロン実行での画面表示機能については,クライアントおよびサーバのどちらで実行した
場合でも,ターミナルサービスを利用しない場合と同様に XMAP3 の機能を利用できます。ただし,
Windows が提供するターミナルサービス機能の仕様によって,次に示す利用制限がありますので注意して
ください。
• ターミナルサービスの機能では,クライアントマシン固有のデバイスに対して直接アクセスすることは
できません。このため,MCR 装置は使用できません。
• ターミナルサービスの機能では,エラー発生時にシステムから通知されるエラービープ音をクライアン
トから発信できません。このため,入力不可項目に対してユーザがアクセスしたときなどに,ユーザに
エラーを通知する場合は,表示・印刷セットアップの「エラーをダイアログ表示する」を設定し,明示
的にエラーを通知する手段を設ける必要があります。
• ターミナルサービスの機能では,最良のパフォーマンスを得るために,実際の画面解像度に関係なく,
クライアントの画面に対して 256 色の表示色を割り当てます。このため,XMAP3 で設定した表示色の
カスタマイズは,実行時に 256 色の表示色の範囲に制限されて動作します。
• ターミナルサービスの機能では,クライアントのディスプレイ解像度を意識しません。このため,
XMAP3 で設定した解像度ごとのフォントのカスタマイズ(サイズとフォント種別)は,サーバの解像
度によって決定されます。したがって,実際のクライアントでの解像度に合ったフォント表示はできま
せん。運用の際は,サーバとクライアントの解像度を調整して,適切な値を設定してください。
(3) 帳票印刷機能の制限事項
XMAP3 スタンドアロン実行での帳票印刷機能については,クライアントおよびサーバのどちらで実行した
場合でも,ターミナルサービスを利用しない場合と同様に XMAP3 の機能を利用できます。ただし,
Windows が提供するターミナルサービス機能の仕様によって,次に示す利用制限がありますので注意して
ください。
• ターミナルサービスの機能では,クライアントに接続されたローカルプリンタ名は,ターミナルサービ
スのセッション確立のたびに異なる名称が割り当てられます。このため,XMAP3 で,クライアントに
接続されたローカルプリンタ名を特定した帳票出力機能は利用できません。ネットワークプリンタと
して利用するか,「通常使うプリンタ」を利用してください。
• 日立拡張プリンタマネージャと連携する場合,クライアントに接続されたプリンタへの帳票印刷は利用
できません。
• 日立拡張プリンタマネージャと連携する場合,クライアントでは障害発生時のリカバリ操作を実行でき
ません(サーバで操作する必要があります)。
• FAXC/SPOOL との連携機能は利用できません。
• JP1/NPS との連携機能は利用できません。
180
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
6.6 運用をサポートするソフトウェアとの連携
(Windows)
XMAP3 の運用をサポートするほかのソフトウェア製品と連携する場合の,実行環境の設定について説明し
ます。これらの連携は Windows 版 XMAP3 で有効です。
6.6.1 日立拡張プリンタマネージャとの連携
日立拡張プリンタマネージャを使用した構成の実行環境の設定,およびソフトウェア構成について説明しま
す。一般的には,C/S 構成のサーバ上でのスタンドアロン構成として利用します。この場合,印刷する帳
票のエラーを検出してリカバリするサーバの構成になります。ただし,日立拡張プリンタマネージャで利用
できるプリンタは,ESC/P または LIPS 準拠プリンタです。
(1) セットアップ
拡張プリンタマネージャ経由で印刷する場合は,表示・印刷セットアップの印刷モードで PDL スルー(GDI
以外)を指定します。このときの印刷ジョブは次の名称になります。
<印刷ジョブ名> XMAP3△△△FNAM-物理マップ名※
△△△:スペース(空白)
注
AP から印刷ドキュメント名が指定されている場合,印刷ジョブ名は「印刷ドキュメント名△△△
FNAM-物理マップ名」となります。
注※
6 文字のマップ名を 7 文字で指定した場合には,先頭 6 文字が有効になります。
XMAP3 での設定手順を次に説明します。
1. 表示・印刷セットアップを起動して[プリンタ]タブを表示します。
2.「使用環境」に「スタンドアロン」を選択します。
3.「仮想端末名」に任意の仮想端末名を指定します。通常は「PRT001」を指定します。
4.「サービス名」に任意のサービス名を指定します。通常は「#PRT1」を指定します。
181
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
5.「プリンタ名(ドライバ名)」に帳票を出力したいプリンタを指定します。このリストには,Windows
で設定したプリンタだけが表示されます。指定したいプリンタが候補に表示されない場合は,いったん
セットアップを中止して Windows 上でプリンタの設定を追加してください。
6.「印刷モード」で使用するプリンタに適した印刷モードを指定します。プリンタが準拠しているページ
記述言語(PDL)に従い,GDI 以外の印刷モードを選択してください。
7. オプションの「用紙の確認通知」で「物理マップ名で確認する」を選択します。「スプール書き出し単
位」では「アプリケーション毎」を選択することをお勧めします。詳細については,「(3) 日立拡張プ
リンタマネージャとの連携時の注意」を参照してください。
8.[プリンタ]タブの[追加]ボタンをクリックし,上記の設定を確定します。
9.[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[OK]ボタンをクリックすると,表示・印刷セットアップが
終了し,設定内容がファイルに登録されます。
[プリンタ]タブで[追加]ボタンをクリックしないで,
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[OK]
ボタンをクリックして終了すると,設定内容はファイルに登録されません。また,実際のファイルの内
容は,
[表示・印刷セットアップ]ダイアログで[OK]ボタンをクリックして登録するまでは変更され
ません。設定を取りやめるときは[キャンセル]ボタンをクリックして終了してください。
(2) ソフトウェア構成
日立拡張プリンタマネージャと連携する場合のソフトウェア構成を次に示します。
使用するソフトウェア
製品名
XMAP3
XMAP3 Server Runtime または XMAP3 Client Runtime
プリントマネージャ
日立拡張プリンタマネージャ
コンパイラ※1
COBOL2002(Runtime),または Visual C++
DB※2
HiRDB※3 または ISAM※4
注1
使用する言語に応じたコンパイラが必要です。
注2
使用できるプリンタは,ESC/P または LIPS 準拠プリンタです。ただし,LIPS の場合,LIPSII+の機能範囲で印刷す
るオプションは使用できません。また,使用するプリンタドライバは,各プリンタが推奨するプリンタドライバを使
用します。
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
注※2
DB 連携しない業務では,DB に関するソフトウェアは不要です。
注※3
HiRDB のほかに,SQL Server や Oracle なども使用できます。
注※4
ISAM のプログラムインタフェースは,COBOL2002 に標準添付されています。
(3) 日立拡張プリンタマネージャとの連携時の注意
XMAP3 と日立拡張プリンタマネージャとを連携して実行環境を運用する場合の注意について説明します。
182
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• XMAP3 では,プリンタスプール登録される印刷ドキュメント名に物理マップ名※を設定すると,印刷
する帳票種別が変わったことを通知する設定ができます。この設定を利用することで,日立拡張プリン
タマネージャの機能を使用した用紙確認や用紙交換の通知ができます。
注※
書式オーバレイの場合,書式イメージファイル名となります。
設定方法
表示・印刷セットアップの[プリンタ]タブに次の設定をしてください。
オプション「用紙の確認通知」:物理マップ名で確認する
• 日立拡張プリンタマネージャを使った設定で印刷すると,プリンタスプール上には,ページ単位に登録
(キューイング)されます。この場合,大量のページを印刷するときにはスプール上にキューが登録さ
れます。XMAP3 では,キューイングする単位を,複数ページを 1 ファイルにまとめて一度に登録する
設定ができます。この設定を利用すると,大量の登録を緩和できます。
設定方法
表示・印刷セットアップの[プリンタ]タブに次の設定をしてください。
オプション「スプール書き出し単位」:アプリケーション毎
ただし,AP 実行中に明示的に XMAP3 のクローズ命令(CLOSE 要求)を発行すると,一度に登録
できないので注意してください。
• 拡張プリンタマネージャのページリカバリを使用するときは,次のことに注意してください。
ドローでシリアルプリンタ用の帳票定義をする時の注意
・連続紙の場合は,印刷前改ページは指定しないでください。
・カット紙の場合は,排出先に「排出なし」は指定しないでください。
・レイアウト領域の最下段に矩形を配置しないでください。
プレプリント帳票印刷の注意
表示・印刷セットアップの[プリンタ]タブのオプション「スプール書き出し単位」は,「ページ
毎」を指定してください。
拡張プリンタマネージャ設定時の注意
シリアルプリンタに出力する場合,拡張プリンタマネージャのセットアップで「自動改ページ出力
機能」を選択しないでください。
• 日立拡張プリンタマネージャ経由で印刷する場合に利用できるプリンタは,ESC/P または LIPS 準拠プ
リンタだけです。また,表示・印刷セットアップの印刷モードでは,GDI,日立 FAXC/SPOOL 出力,
および PDF ファイル出力は使用できません。このとき,使用するプリンタのプロパティ中のスプール
形式(プリントプロセッサ)は,必ず「RAW」にしてください。
6.6.2 FAX コネクションを使用したシステム構成
FAX コネクションと連携して,ユーザが作成した帳票 AP から帳票データを FAX に出力できます。プリン
タへの出力と同様の帳票処理を実行できます。
FAX コネクションは,FAXC/SPOOL や FAXC などの複数のソフトウェアで構成されています。XMAP3
からの FAX 出力では,FAXC/SPOOL を使用します。
詳細については,FAXC/SPOOL のドキュメントを参照してください。
183
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(1) システム構成
FAXC/SPOOL との連携は,XMAP3 のスタンドアロン構成の環境でだけ利用できます。C/S 構成の環境
では利用できません。ただし,XMAP3 システムのアプリケーションサーバ上の帳票 AP から,スタンドア
ロン構成で接続されている FAX 仮想端末に印刷命令(SEND 要求)を発行すれば,その Windows マシン
内の FAX コネクションに対して帳票データを出力できます。
C/S 構成でこの機能を利用する場合は,FAX コネクション側の C/S 構成を利用します。
XMAP3 システムでこの機能を利用した場合の構成例を次に示します。
(a) XMAP3−スタンドアロン構成/FAX コネクション−スタンドアロン構成
184
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(b) XMAP3−スタンドアロン構成/FAX コネクション−C/S 構成
185
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(c) XMAP3−C/S 構成(ただし,FAX はスタンドアロン出力)/FAX コネクション−スタンドアロン構成
(d) XMAP3−C/S 構成(ただし,FAX はスタンドアロン出力)/FAX コネクション−C/S 構成
186
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(2) XMAP3 と FAX コネクションを連携するための設定手順
XMAP3 と FAXC/SPOOL を連携するための設定手順と,帳票 AP 実行時のデータの流れを次の図に示し
ます。
XMAP3 での FAX 宛先ファイルの作成規則や設定については,「9.4.3 FAX コネクションと連携した
FAX 出力」を参照してください。
(a) 設定
図に従って設定手順を説明します。
1. コントロールパネルの「モデム」を設定する
Windows のコントロールパネルを開いて「モデム」アイコンを選択し,使用する FAX モデムを設定
します。
• 使用する FAX モデムのドライバのインストール
• ダイアルのプロパティの設定
2. 必要に応じて,FAXC/SPOOL 共通情報の環境を設定する
187
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
モデムの機種や接続する回線によっては,モデムを制御するための「at コマンド」の設定が必要な場合
があります。
(例)
追加する at コマンド="X0"
3. FAX ライタの環境を設定する
FAX ライタが送信する際の各種情報を設定します。
(例)
• キュー情報の設定
キューの種類 = W15
キューファイル=サーバまたはスタンドアロンで使用
• 異常時の対応の設定
リトライ回数 = 2 回
リトライ間隔 = 2 分
4. XMAP3 の帳票環境を設定する
• 表示・印刷セットアップの[プリンタ]タブで,FAXC/SPOOL と連携して FAX 出力するための
帳票環境を設定します。
(例)
仮想端末名= PRT001
サービス名=#PRT1
印刷モード=日立 FAXC/SPOOL 出力:ページプリンタ
プリンタ名= Hitachi FAXC/SPOOL
• 固定の宛先情報を FAX 宛先ファイルに準備しておく場合,テキストエディタを使ってファイルを編
集します。
(例)
5. FAX 宛先ファイルを編集する
FAX 宛先ファイルを直接編集する AP の作成方法については,マニュアル「XMAP3 プログラミングガ
イド」を参照してください。
(b) 設定と実行時のデータの流れについて
設定と帳票 AP 実行時のデータの流れを説明します。
1. 帳票 AP からマップ帳票の印刷命令(SEND 要求)が発行されます。
2. XMAP3 が,FAX 宛先ファイルから送信情報を読み込みます。
• キュー定義情報(キュー種別,キュー名)
• 送信先定義情報(送信先 FAX 番号,送信先宛名)
3. XMAP3 で,マップ帳票が描画処理されます。
4. FAXC キューへデータが登録されます。
(例)
登録イメージ(「キュー操作」実行時表示画面)
188
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• キュー:W15
• 相手局機器番号:00312345678
• 頁数:1
• キュー名:申込書
• 相手局氏名:新規加入者
5. FAX ライタが起動されます。FAXC/SPOOL の環境設定で指定したライタキューから,登録された
キューデータが順番に取得されます。
6. FAX モデムを経由して,FAX へデータが送信されます。FAXC/SPOOL のキューデータ単位に,相手
局機器番号へ送信されます。
6.6.3 統合システム運用管理 JP1 との連携
統合システム運用管理 JP1 を利用したクライアント/サーバ型のバッチ業務を実行する場合の構成です。
サーバ側では,バッチ帳票印刷などのジョブの実行を,クライアント側ではサーバで実行するジョブの登録
および実行監視を,それぞれの端末で操作できます。
XMAP3 の実行環境はスタンドアロン構成で,JP1 は C/S 構成で業務システムを構築します。
JP1 を使用したシステム構築の例を次に示します。
189
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
実行時の流れを次に説明します。
1. ユーザが,Windows クライアントから JP1/AJS のクライアントを使用して,Windows サーバ上の
AP(COBOL)のサブミット要求を出す。
2. Windows サーバ上の JP1/AJS が,1.の要求を受けて,AP(COBOL)を起動する。JP1/AJS から実
行ジョブ(AP)へ JP1 の印刷ジョブ情報を流す。
3. AP(COBOL)が,XMAP3 へ印刷要求をする。
4. XMAP3 が,JP1/NPS を経由し,プリンタマネージャへ印刷要求を出す。
情報登録時に,プリンタマネージャへ JP1 の印刷ジョブ情報を登録する。
5. プリンタマネージャから,Windows クライアント上のプリンタへ印刷が行われる。
6. Windows サーバ上の JP1/NPS が,プリンタマネージャ中の 4.の印刷を監視する。
7. Windows サーバ上の JP1/NPS が,4.の印刷の終了を検知し,Windows クライアント上の JP1/NPS/
C へ印刷完了を通知することで,ユーザは,サブミットしたジョブの印刷が完了したことを確認でき
る。
190
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(1) 設定
JP1 を使用する C/S 構成の場合は,Windows での C/S システムの設定(TCP/IP 環境で使用する
SERVICES ファイルと HOSTS ファイルの設定)をしておくだけで,サーバでの XMAP3 の C/S セット
アップを使った設定は必要ありません。クライアントでは,表示・印刷セットアップを使用した帳票環境の
設定が必要です。
サーバとクライアントで必要な設定について,システム構成に沿った内容で説明します。
設定するファイル間で名称を合わせる必要があります。ファイル間の関係を確認してください。
(a) サーバ側の設定
• JP1 の設定
JP1/NPS 経由で印刷する場合は,表示・印刷セットアップの印刷モードで GDI を指定してください。
• プリンタドライバの設定
Windows のプリンタの設定で,通常使うプリンタ(標準プリンタ)に設定してください。また,プリ
ンタのスプールデータ形式を EMF にしてください。
• 帳票環境の設定
1. 表示・印刷セットアップを起動して[プリンタ]タブを表示します。
2.「使用環境」に「スタンドアロン」を選択します。
3.「仮想端末名」に任意の仮想端末名を指定します。通常は「PRT001」を指定します。
4.「サービス名」に任意のサービス名を指定します。通常は「#PRT001」を指定します。
5.「プリンタ名(ドライバ名)」に,帳票を出力したいプリンタを指定します。このリストには,
Windows で設定されているプリンタだけが表示されます。指定したいプリンタが候補に表示され
ない場合は,いったん設定を中止して Windows 上でプリンタの設定を追加してください。
6.「印刷モード」で,使用するプリンタに適した印刷モードを指定します。使用するプリンタが 240dpi
以上の解像度を持つページプリンタであれば,通常は「GDI:ページプリンタ」を指定することを
お勧めします。ただし,JP1/NPS 経由で印刷する場合には,
「GDI:ページプリンタ」または「GDI:
シリアルインパクトプリンタ」のどちらかを必ず指定してください。
7. そのほかのオプションについては,必要に応じて設定してください。
8.[プリンタ]タブの[追加]ボタンをクリックし,上記の設定を確定します。
9.[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[OK]ボタンをクリックすると,表示・印刷セットアッ
プが終了し,設定内容がファイルに登録されます。
[プリンタ]タブで[追加]ボタンをクリックしないで,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの
[OK]ボタンをクリックして終了すると,設定内容はファイルに登録されません。また,実際のファ
イルの内容は,[表示・印刷セットアップ]ダイアログで[OK]ボタンをクリックして登録するま
では変更されません。設定を取りやめるときは[キャンセル]ボタンをクリックして終了してくだ
さい。
(2) AP での指定
AP では,設定した仮想端末名「PRT001」を使用して印刷を指示します。仮想端末のサービス名は,
「#PRT」としてください。
XMAP3 の印刷環境で設定しない場合は,帳票を印刷する Windows マシンの標準プリンタ(通常使うプ
リンタ)へ出力されます。この場合の印刷モードは GDI モードです。
191
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
XMAP3 印刷環境で設定した場合は,設定された印刷モードでプリンタへ出力されます。
(3) ソフトウェア構成
JP1 と連携する場合のソフトウェア構成を次に示します。
使用するソフトウェア
システム構成
スタンドアロン
コンパイラ※1
XMAP3
XMAP3 Server Runtime
または XMAP3 Client
Runtime
COBOL2002
(Runtime),または
Visual C++
DB※2
HiRDB※3
または
ISAM※4
JP1
JP1/Network
Printing System
注※1
使用するコンパイラが必要になります。
注※2
DB 連携しない業務では,DB に関するソフトウェアは不要です。
注※3
HiRDB のほかに,SQL Server や Oracle なども使用できます。
注※4
ISAM のプログラムインタフェースは,COBOL2002 に標準添付されています。
(4) 環境変数による XMAP3 の印刷先プリンタの切り替え
クライアント側の JP1 バッチジョブ運用管理での設定で環境変数を設定すると,サーバ側の XMAP3 の
サービス#PRT に関連づけられた印刷先のプリンタを,この環境変数で設定したプリンタに切り替えること
ができます。
設定する環境変数
XMAP3_PRINTER =プリンタ名
設定例
設定例を次に示します。
サーバ側の設定
XMAP3 の帳票環境の設定で,#PRT のプリンタに「Canon LBP 730」を設定
クライアント側の設定
JP1 の環境変数で「XMAP3_PRINTER=\\HOSTA\VP-1000」を設定
XMAP3 での印刷先プリンタ
\\HOSTA\VP-1000 へ印刷される。
(5) 統合システム運用管理 JP1 との連携時の注意
XMAP3 と統合システム運用管理 JP1 とを連携して実行環境を運用する場合の注意について説明します。
• JP1 と連携し,JP1 の提供する各種印刷機能を使用するための前提条件
• JP1 と連携する場合,XMAP3 はスタンドアロン構成が前提となります。
• JP1/NPS と連携(JP1/NPS ポートに接続されたプリンタ)する場合には,プリンタのスプールデー
タ形式は必ず「EMF」にして,かつ,使用する帳票環境のセットアップでの印刷モードには必ず
「GDI」を指定してください。印刷モードに「PDL スルー」を指定し,プリンタのスプールデータ
192
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
形式に「RAW」を指定した場合には,JP1/NPS の一部の機能が使えないなどの制限があります。
詳細については,マニュアル「JP1/Network Printing System」を参照してください。
• JP1/AJS で起動されたジョブ(帳票印刷 AP)から,XMAP3 へ印刷要求があった場合に適用されま
す。ただし,印刷を運用するシステム構成としては,JP1/NPS,JP1/NPS/C,JP1/AJS,および
JP1/AJS のクライアントが前提となります。
• JP1 への印刷完了通知機能を使用した場合,プリンタマネージャには,次の形式でドキュメント名
が登録されます。
AP から印刷ドキュメント名を指定していない場合
AP から印刷ドキュメント名を指定している場合
「FNAM-物理マップ名」は,表示・印刷セットアップの[プリンタ]タブの「用紙の確認通知」で,
「物理マップ名で確認する」を選択した場合に出力されます。
• XMAP3 標準プリンタの印刷先の動的切り替え機能を使用するための前提条件
• JP1/AJS で起動されるジョブ(印刷 AP)へは,環境変数(XMAP3_PRINTER)にプリンタ名が設
定されています。プリンタ名は,Windows サーバ上のプリンタマネージャで登録されているプリ
ンタアイコン名です(例:\\PC001\VP-1000,Canon LBP730 など)。
• JP1/AJS で起動されるジョブ(印刷 AP)は,XMAP3 の標準プリンタ(サービス名:#PRT)に関
連づけられている仮想端末名に印刷要求をします。
• JP1 連携時の注意
XMAP3 標準プリンタの印刷先の動的切り替え機能を次に示します。
• JP1/AJS で起動するジョブ(帳票印刷 AP)で印刷する仮想端末名が,標準プリンタへ対応したサー
ビス名(#PRT)以外のサービス名に関連づけられている場合には,この機能は無効となります。
XMAP3 の表示・印刷セットアップでのプリンタ設定に従った印刷先に帳票が出力されます。
• JP1/AJS で起動するジョブ(帳票印刷 AP)で設定されている環境変数(XMAP3_PRINTER)に指
定されたプリンタ名が不正な場合は,XMAP3 からジョブへエラーリターンします。エラーリター
ンの内容は,「コード 20489 (5009)16,指定したサービスが存在しない」となります。
• XMAP3 の印刷先を取り替える場合で,印刷先をネットワーク接続のプリンタに切り替えたい場合
は,絶対パス名または UNC パス名(例:\\PC01\Printer)を環境変数(XMAP3_PRINTER)に
指定してください。
• 環境変数(XMAP3_PRINTER)に設定された印刷サービスに適用される印刷モードは次のとおり
です。
サービス名#PRT に対して,表示・印刷セットアップで何も設定値がない場合は,GDI モードで印
刷されます。
サービス名#PRT に対して,表示・印刷セットアップで何かの設定値がある場合は,XMAP3 の表
示・印刷セットアップで指定した印刷モードで印刷されます。
193
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
• 表示・印刷セットアップで[印刷中]ダイアログの表示を指定した場合,ダイアログには環境変数
(XMAP3_PRINTER)で設定されたプリンタが表示されます。
• そのほかの注意
• JP1 連携で,AP から複数枚の帳票を印刷する場合,アプリケーション単位に印刷完了を受け取る運
用をするには,XMAP3 の表示・印刷セットアップで,スプール書き出し単位に「アプリケーショ
ン毎」を設定してください。この設定をしないと,帳票単位で印刷完了が通知されます。
• JP1 の環境下で動作するソフトウェアは,画面表示ができません。そのため,表示・印刷セットアッ
プで[印刷中]ダイアログを表示する指定をしても,XMAP3 の[印刷中]ダイアログは画面表示
されません。
• JP1 の環境下では,帳票印刷 AP は Windows サービスとして動作します。そのため,Windows
サービスの実行アカウントや,Windows へのユーザのログオン状態などによって,外字の出力結
果が異なります。Windows サービスで動作するときの外字の出力については,「11.3.5 Windows のサービスとして運用する場合の OS 設定」を参照してください。
6.6.4 日立ビジネスユティリティのメニュー機能との連携
ビジネスユティリティのメニュー機能と連携ができます。
(1) XMAP3 と日立ビジネスユティリティ連携の概要
ビジネスユティリティは,ユーザがメニュー表示したい画面を GUI ベースで作成できるメニュー機能をサ
ポートしています。ユーザはメニュー機能を使用し,起動したいプログラム名,バッチファイルをメニュー
画面中にプッシュボタンやアイコンで登録できます。メニュー作成後,プッシュボタンやアイコンを選択す
ると,登録されているプログラムやバッチファイルが起動します。
XMAP3 では,ビジネスユティリティのメニュー機能に対して,XMAP3 のサービス起動コマンドおよび
サービス監視コマンドを提供します。このコマンドで,次の図に示すように,メニュー機能から XMAP3
の連携ができます。
194
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
図 6‒8 XMAP3 とビジネスユティリティの連携
1. バッチファイルの起動
ビジネスユティリティのメニュー機能で,ボタンまたはアイコンからバッチファイル
(EXAMPLE.BAT)を起動します。
バッチファイルには,サービス起動コマンドを指定します。引数の表示サービス名には,サービス名
ファイルで設定した値を指定してください。
2. XMAP3 クライアントの起動
バッチファイルから,XMAP3 クライアントが自動起動します。
3. サービス名ファイルの起動
XMAP3 クライアントが起動することで,サービス名ファイル(X3PHOST)が起動します。
XMAP3 クライアントが起動したら,サーバ側でサービス名ファイルが起動する設定にしてください。
4. AP の起動
サービス名ファイルから,サーバ側の AP「example1.exe」が起動します。
日立ビジネスユティリティのメニュー機能との連携では,XMAP3 サーバ環境の設定が必要です。詳細につ
いては,「(3) C/S 構成でのビジネスユティリティとの連携」を参照してください。
195
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(2) XMAP3 で提供するコマンド
日立ビジネスユティリティで使用できる XMAP3 のコマンドを次に示します。
(a) サービス起動コマンド
表示サービスを起動します。
コマンド形式
次のコマンドを指定します。
コマンド引数
表示サービス名
起動したい表示サービス名を指定します。XMAP3 の C/S セットアップ(サービス名ファイル)で
設定した表示サービス名を指定してください。
/E
エラー発生時のメッセージを出力しないようにします。この引数を省略すると,エラーメッセージ
が表示されます。
リターン情報
正常時: 0 以外
異常時: 0
エラーメッセージ
エラーが発生した場合,ダイアログで次のエラーメッセージを表示します。
項番
エラーメッセージ
エラー内容
1
表示サービス名称が指定されていません。
表示サービス名が指定されていない。
2
コマンド名:起動に失敗しました。
XMAP3 の内部関数のエラーリターン。
[エラー番号]
(b) サービス監視コマンド
すでにサービスが起動している場合,起動中のサービスが終了するまで,メニューで登録された該当する
サービス起動を抑止し,メニューに制御を戻しません。
すでにサービスが起動している場合には,該当するサービスを起動しませんが,このコマンドを使用しない
場合,該当するサービスの起動が実行できなくてもメニューは正常終了するため,該当するサービスが起動
できなかったことを認識できません。
コマンド形式
次のコマンドを指定します。
コマンド引数
/E:エラー発生時のメッセージを出力しません。
省略時,エラーメッセージを表示します。
196
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
リターン情報
正常時: 0 以外
異常時: 0
エラーメッセージ
エラーが発生した場合,ダイアログで次のエラーメッセージを表示します。
項番
エラーメッセージ
1
ウィンドウの生成に失敗しました。
エラー内容
XMAP3 内部で使用している Windows 関数がエラーリターン。
注意
• このコマンドは,表示サービスが起動されていない場合,正常終了します。
• このコマンドは,表示サービスの終了とともに正常終了します。
(3) C/S 構成でのビジネスユティリティとの連携
C/S 構成での XMAP3 とビジネスユティリティのメニュー機能を使用した連携時の設定について説明しま
す。
(a) サーバ側での設定
サーバ側での XMAP3 の設定について説明します。C/S 構成の設定は,
[C/S セットアップ]ダイアログの
[C/S 構成]タブと[アプリケーション]タブに次に示す内容を設定します。
• [C/S 構成]タブ
[C/S 構成]タブの設定内容を次に示します。
• ホスト名:クライアント側のホスト名を設定する。
• サービス名:任意
• 仮想端末名:任意
• ファイル名:起動時に指定
[C/S セットアップ]ダイアログの[C/S 構成]タブについては,
「11.3.1 C/S 構成に関する設定」を
参照してください。
• [アプリケーション]タブ
[アプリケーション]タブの設定内容を次に示します。
• アプリケーション名:任意(設定した値が,ビジネスユティリティのメニュー機能で必要となりま
す)
• ファイル名:任意(実行するサーバ側のアプリケーション名を設定します)
• アプリケーションの内容:任意
[C/S セットアップ]ダイアログの[アプリケーション]タブについては,
「11.3.3 クライアント起動
時に自動実行するサーバ側 AP の設定」を参照してください。
(b) クライアント側での設定
クライアント側では特に設定する項目はありません。
197
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
(c) クライアント側での詳細設定
クライアント側で詳細な C/S システムを設定する場合は,XMAP3CLT.exe(XMAP3 クライアント)を
起動してください。XMAP3CLT.exe では次に示すオプションを指定できます。各オプションについて
は,「11.4.1 XMAP3 クライアント起動用のショートカットアイコンの登録」を参照してください。
/x
起動されたアプリケーションを終了した時点で,XMAP3 クライアントも終了します。このオプション
は,表示サービス上のアプリケーション実行時だけで有効です。
/h サーバ側ホスト名
アプリケーションがあるサーバ側のホスト名を設定します。
/pg アプリケーション名
プッシュボタンが選択されたら起動させるサーバ側のアプリケーション名を設定します。
メニュー機能については,ビジネスユティリティのマニュアルを参照してください。
6.6.5 HOPSS3/AS 日立電子帳票システムとの連携
XMAP3 で出力した PDF ファイル形式の電子帳票は,HOPSS3/AS 日立電子帳票システムで運用・管理・
閲覧操作できます。PDF ファイルとして出力する帳票に外字コードがある場合,PDF ファイル中の外字
データ(通常ビットマップなどのバイナリイメージ)にユーザ定義文字情報が付加されます。これによっ
て,HOPSS3/AS 電子帳票システムに取り込んだ XMAP3 出力 PDF 帳票の中に外字が含まれている場合
でも,これを文字列として処理できるようになります。
(1) HOPSS3/AS 日立電子帳票システムとの連携の概要
XMAP3 と HOPSS3/AS 日立電子帳票システムとの連携の例を次に示します。
198
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
次に,実行時の流れを説明します。
1. ユーザが,Windows クライアントから JP1/AJS のクライアントなどを使用して,サーバ AP からの印
刷を実行する。
2. サーバ AP では,HOPSS3/AS 日立電子帳票システムに登録を指示する PDF ファイル名を,論理マッ
プの中の印刷ドキュメント名項目に設定する。
HOPSS3/AS 日立電子帳票システムに登録する PDF ファイル名は次の形式にしておく。
配布先名※1_(アンダースコア)帳票名※2
注※1
HOPSS3/AS 日立電子帳票システムで事前に準備しておく配布先定義ファイルに登録されている配
布先名(仕分け文字列)を設定します。
注※2
HOPSS3/AS 日立電子帳票システムで事前に準備しておく帳票定義ファイルに登録されている帳票
決定用文字列を設定します。
199
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
3. サーバ AP が XMAP3 に対して印刷を実行する。
4. XMAP3 が,PDF ファイル生成後に起動するユーザ AP のファイルパスを取得する。
5. PDF ファイルが生成される。PDF ファイル形式で出力する帳票中に外字コードがある場合,外字のイ
メージデータと外字の定義情報が付加されて PDF 出力される。
6. PDF ファイルの生成後,ユーザ AP が起動する。
7. ユーザ AP では,次に示す,HOPSS3/AS 日立電子帳票システムのサイド REV バッチプログラム(帳
票登録コマンド)を実行する。
SideRev.bat△PDF ファイル名
(凡例)
△:スペース
HOPSS3/AS 日立電子帳票システムのサイド REV バッチプログラム(帳票登録コマンド)の使い方に
ついては,HOPSS3/AS 日立電子帳票システムのマニュアルを参照してください。
また,PDF ファイル名には環境変数で渡される PDF ファイルパスを指定します。環境変数について
は,「(a) ユーザ AP 起動時の環境変数」を参照してください。
8. サイド REV バッチプログラム(SideRev.bat)は,HOPSS3/AS 日立電子帳票システム環境の配布先
定義ファイルおよび帳票定義ファイルから,PDF ファイルに対応する「仕分け文字列」と「帳票決定用
文字列」を検索し,PDF 帳票データ登録プログラム(artpdf.exe)へ帳票を転送するために必要な配布
先コードと帳票コードを抽出したあと,電子帳票登録を指示する。
9. PDF 帳票データ登録プログラム(artpdf.exe)は,受信した PDF ファイルを解析し,独自形式で
HOPSS3/AS 電子帳票管理 DB に登録する。
10. ユーザは,登録された電子帳票の管理(文字列の検索など)ができる。
(2) XMAP3 と HOPSS3/AS 日立電子帳票システムを連携させるための設定手順
(a) 表示・印刷セットアップでの設定
1. 表示・印刷セットアップを起動して[プリンタ]タブを表示します。
2.「仮想端末名」に任意の仮想端末名を指定します。通常は「PRT001」を指定します。
3.「サービス名」に任意のサービス名を指定します。通常は「#PRT1」を指定します。
4.「印刷モード」で「PDF ファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用」を指定します。
5.「PDF ファイル出力」で PDF ファイルの出力先を選択します。「サービス毎に指定したフォルダに出
力」を選択した場合,「出力先」のテキストボックスにパスを指定します。
6.[プリンタ]タブの[追加]ボタンをクリックし,上記の設定を確定します。
7.[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[OK]ボタンをクリックすると,表示・印刷セットアップが
終了し,設定内容がファイルに登録されます。
[プリンタ]タブで[追加]ボタンをクリックしないで,
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[OK]
ボタンをクリックして終了すると,設定内容はファイルに登録されません。また,実際のファイルの内
容は,
[表示・印刷セットアップ]ダイアログで[OK]ボタンをクリックして登録するまでは変更され
ません。設定を取りやめるときは[キャンセル]ボタンをクリックして終了してください。
(b) 表示・印刷環境ファイルでの設定
PDF ファイル生成後,出力した PDF ファイル形式の帳票を HOPSS3/AS 日立電子帳票システム帳票管理
DB に登録するための AP を起動します。この AP のファイルパスを,表示・印刷環境ファイルの設定値
200
6 XMAP3 サーバ/クライアント実行環境の設定
「*.PCPAPP」に指定します。詳細については,「9.3.8 帳票の印刷環境に関する設定」の「(6) ユーザ
AP 起動有無(印刷サービス名.PCPAPP=)」を参照してください。
(c) 環境変数の設定
PDF ファイル出力後に起動する AP では,次に示す環境変数から PDF ファイルのパスやサービス名を知る
ことができます。詳細については,「(a) ユーザ AP 起動時の環境変数」を参照してください。
• XMAP3_PDF_PATH(PDF ファイルパス)
• XMAP3_PDF_SERVICE(印刷サービス名)
(3) 注意
• 一つの PDF ファイルに複数の帳票(または書式)を格納して HOPSS3/AS 日立電子帳票システムに登
録する場合,それらの用紙サイズはすべて同じにしてください。異なる用紙サイズの帳票を出力する場
合は,必ず PDF ファイルを分けて登録してください。
• メインフレーム連携でホスト KEIS を使用した外字機能の Unicode 外字(KanjiLink/XKP)は,文字
列検索の対象とはなりません。
• HOPSS3/AS 日立電子帳票システムでは,カラーのグラフィックデータを登録できません。カラーグラ
フィックデータを登録する場合は,事前にモノクロデータに減色した上で使用するか,表示・印刷セッ
トアップのプリンタ設定「高度な設定」中の「グラフィックデータのモノクロ化」で「XMAP3 がモノ
クロ化する」を選択した上で運用してください。
カラーグラフィックデータを HOPSS3/AS 日立電子帳票システムに登録した場合,グラフィック画像
自体が破棄されます。HOPSS3/AS 日立電子帳票システムで登録できるオブジェクトについては,
HOPSS3/AS 日立電子帳票システムのマニュアルを参照してください。
201
7
環境設定ファイルの編集
この章では,スタンドアロン構成,C/S 構成などで使用する XMAP3 の環境
設定ファイルについて説明します。
203
7 環境設定ファイルの編集
7.1 環境設定ファイルの一覧と注意
各構成で編集する環境設定ファイルと環境設定ファイルを編集するときの注意について説明します。
7.1.1 各構成で編集する環境設定ファイル
XMAP3 では環境を構築するために,次の環境設定ファイルを提供しています。
• 仮想端末名ファイル
• AP 環境ファイル
• 表示・印刷環境ファイル
• サービス名ファイル
• フォント構成ファイル
• プリンタ構成ファイル
• サーバ AP 名ファイル
• サーバ起動ファイル
• プリントサーバ起動ファイル
• マッピング構成ファイル
• マッピング属性ファイル
編集するファイルの一覧をシステム構成別に説明します。
(1) スタンドアロン構成の場合に編集するファイル
スタンドアロン構成の場合に編集するファイルを次に示します。
• 仮想端末名ファイル
• 表示・印刷環境ファイル
• サービス名ファイル
• SERVICES ファイル
(2) C/S 構成の場合に編集するファイル
C/S 構成の場合に編集するファイルをサーバとクライアントに分けて示します。
XMAP3 サーバで編集するファイル
• 仮想端末名ファイル
• 表示・印刷環境ファイル
• サービス名ファイル
• マッピング構成ファイル
• SERVICES ファイル
• HOSTS ファイル
XMAP3 クライアントで編集するファイル
• SERVICES ファイル
204
7 環境設定ファイルの編集
• HOSTS ファイル
(3) OLTP 構成の場合に編集するファイル
OLTP(TP1/NET/XMAP3)構成の場合に編集するファイルをサーバとクライアントに分けて示します。
XMAP3 サーバで編集するファイル
• 表示・印刷環境ファイル
• サービス名ファイル
• SERVICES ファイル
• HOSTS ファイル
XMAP3 クライアントで編集するファイル
• SERVICES ファイル
• HOSTS ファイル
サービス名ファイルで定義した表示・印刷サービス名を,TP1/NET/XMAP3 の「MCF 通信構成定義」中
の「コネクション定義(mcftalccn)」のサービス名に指定してください。
(4) クラスタ構成の場合に編集するファイル
クラスタ構成の場合に編集するファイルをサーバとクライアントに分けて示します。
XMAP3 サーバで編集するファイル
• 表示・印刷環境ファイル
• サービス名ファイル
• SERVICES ファイル
• HOSTS ファイル
XMAP3 クライアントで編集するファイル
• SERVICES ファイル
• HOSTS ファイル
7.1.2 環境設定ファイルを編集するときの注意
環境設定ファイルを編集するときの注意について説明します。
• 1 行に 1 項目設定する。
1 行ごとに指定できるバイト数は,環境設定ファイルによって異なります。詳細については,「7.2 環
境設定ファイルの形式」を参照してください。
• 行末で改行を挿入する。
改行を挿入しないと,設定した内容で正しく動作しないことがあります。
• ファイルを保存するときに,Unicode 形式で保存しない。
• コメント行は行頭に#を挿入する。
コメントの記号として読まれない#があります。「#PRT」「#DSP」などです。
• 各ファイルに関する項目の設定を合わせる。
205
7 環境設定ファイルの編集
各環境設定ファイルの中で合わせる必要のある項目を次の表に示します。項目の設定内容が異なる場
合は,表示,および印刷機能を使用できません。
表 7‒1 各ファイルで設定を合わせる項目
項目
ホスト名
設定するファイル名
システムホスト名ファイル(HOSTS ファイル)※1,
サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)
サービス名
サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts),
仮想端末名ファイル(X3MWHOST/XMAPhosts)
サービス番号(ポート番号)
システムサービス名ファイル(SERVICES ファイル)※2
SERVICES ファイルのサービス名
システムサービス名ファイル(SERVICES ファイル)※2,
サーバ起動ファイル(X3PSERV)
注※1
TCP/IP の IP アドレスの設定ファイル
注※2
TCP/IP ポート番号の設定ファイル
• 各環境設定ファイルの変更後は,XMAP3 を再起動する。
C/S 構成で,サーバホスト上の XMAP3 サーバの構成情報を変更し再起動したら,XMAP3 クライアン
トも再起動する。
• 各環境設定ファイルのアドレスを重複させない。
• 修復できない障害が発生した場合は,システムを起動し直す。
修復できない障害(例えば,誤って電源を切ってしまったなど)が発生した場合は,電源を再び入れて
システムを起動し直してください。
• 書式印刷では次に示すファイルは無効である。
• 仮想端末名ファイル
• マッピング構成ファイル
• マッピング属性ファイル
206
7 環境設定ファイルの編集
7.2 環境設定ファイルの形式
この節では各環境設定ファイルの格納場所,形式および注意について説明します。
7.2.1 仮想端末名ファイル(X3MWHOST/XMAPhosts)
仮想端末名ファイル(X3MWHOST/XMAPhosts)には,AP がプログラム中で使用する仮想端末名と
サービス名の対応を設定します。この情報は,サーバ側だけに設定します。
TP1/NET/XMAP3 を使用する OLTP 構成,または書式印刷の際には無効なファイルのため,設定する必
要はありません。
(1) 仮想端末名ファイルの格納場所
Windows の場合
XMAP3インストールフォルダ \ETC\X3MWHOST
UNIX の場合
/etc/opt/HIXMAP/XMAPhosts
(2) 仮想端末名ファイルの記述形式
仮想端末名;デバイス;ホスト名;サービス番号;サービス名〔;AP環境ファイル名〕
仮想端末名
AP で指定する仮想端末名を,英字で始まる 8 文字以内の半角英数字で指定します。AP 中で仮想端末
名の指定を省略すると,スタンドアロン端末が仮定されます。C/S 構成の場合は,ここで指定した仮想
端末名を必ず AP 中で指定してください。
デバイス
仮想端末名に対応する画面やプリンタの大分類となるデバイスを指定します。デバイスの分類を次の
表に示します。
表 7‒2 デバイスの分類
分類
画面
プリンタ
デバイス
備考
XDSP
画面共通(CUI,GUI 画面)※に使用できる
XDSPS1
CUI 画面だけ
XDSPM1
GUI 画面だけ
XPRT
プリンタ共通(シリアルインパクト,ページプリンタ)※
XPRTL1
シリアルインパクト けい線帳票
XPRTP1
ページプリンタ 網掛け帳票
XPRTL3
シリアルインパクト プレプリント帳票
XPRTP3
ページプリンタ グラフィック帳票
注※
マッピングライブラリ使用時に,AP 中で指定した物理マップ名の ID によって選択されます。COBOL の AP で
は,このデバイス名を用いてください。
207
7 環境設定ファイルの編集
ホスト名
Windows 版 XMAP3 の場合
「Windows」で固定です。
UNIX 版 XMAP3 の場合
「**」または自マシンのホスト名を英字で始まる 32 文字以内(半角)で指定します。ただし,/etc/
hosts ファイル中に定義したホスト名を指定します。
サービス番号
Windows 版 XMAP3 の場合
ディスプレイは 9000 を,プリンタは 9001 を指定します。
UNIX 版 XMAP3 の場合
0 を指定します。
サービス名
サービス名ファイル中に定義した表示・印刷サービス名を指定します。
仮想端末の自動割り当てをする場合は,「**」と指定してください。
画面表示の場合は DISPLAY 環境変数,帳票印刷の場合は PRINTER 環境変数の設定値がサービス名と
して扱われます。
AP 環境ファイル名
AP 環境ファイル名を指定します。この項目を省略すると,標準で提供する AP 環境ファイル名が指定
されます。
(3) 仮想端末名ファイルの注意
仮想端末名ファイルを編集するときの注意を次に示します。
• サービス名は実行環境に合わせて変更してください。
• 仮想端末の定義を増やす場合は,仮想端末名が重複しないように設定してください。
• 一つの AP で起動した端末に画面を表示する場合,表示サービス名に「**」を指定してください。この
場合,XMAP3 は起動したいクライアント端末に画面を表示します。
• 一つの AP で起動したプリンタに印刷する場合,印刷サービス名に「**」を指定してください。この場
合,XMAP3 は起動したいクライアント端末に接続されたプリンタで帳票を印刷します。
• 改行動作は必ず改行キーを使用してください。
• Windows の場合のレコード長
一つの仮想端末の設定情報は,1 レコード(511 バイト以内)に記述してください。ファイル中の先頭
から 1,000 レコードが実行時に有効になります。1 レコードが 512 バイト以上の場合,またはファイル
サイズが 32,768 バイト以上の場合はマッピングライブラリを起動できません。また,レコード内の各
項目が不正な場合,仮想端末の定義は無効となります。
• UNIX の場合のレコード長
仮想端末名ファイルは,1 レコード(255 バイト以内)に記述してください。ファイル中に記述できる
レコード数は 1,000 レコードまでです。ただし,1 レコードが 256 バイト以上の場合は,マッピングラ
イブラリを起動できません。また,レコード内の各項目が不正な場合や 1,000 レコードを超えた仮想端
末名は無視されます。
(4) 仮想端末名ファイルの設定例
設定の一例を次に示します。
208
7 環境設定ファイルの編集
(a) 条件
スタンドアロン構成で,標準プリンタに印刷する場合
AP 中での仮想端末名が PRT001 で,プリンタ構成ファイルで指定したプリンタデバイス名が#PRT1
AP 中での仮想端末名が PRT002 で,プリンタ構成ファイルで指定したプリンタデバイス名が#PRT2
(b) 設定例
PRT001;XPRT;windows;9001;#PRT1
PRT002;XPRT;windows;9001;#PRT2
注
AP 環境ファイル名は省略しています。
7.2.2 AP 環境ファイル(X3MWDRV/XMAPdrv)
AP 環境ファイル(X3MWDRV/XMAPdrv)には,マップの格納フォルダのパス,およびマップの常駐
化サイズが登録されます。
なお,TP1/NET/XMAP3 を使用する OLTP 構成では無効なファイルのため,設定する必要はありませ
ん。
(1) AP 環境ファイルの格納場所
Windows の場合
XMAP3インストールフォルダ \ETC\X3MWDRV
UNIX の場合
/etc/opt/HIXMAP/XMAPdrv
(2) AP 環境ファイルの記述形式
パラメタ=設定値
AP 環境ファイルは,仮想端末単位に指定できます。この場合,仮想端末名ファイル中で指定した AP 環境
ファイルを指定します。なお,仮想端末名ファイルで AP 環境ファイル名を省略すると,標準で提供する
ファイル名が仮定されます。
(3) AP 環境ファイルの注意
AP 環境ファイルを編集するときの注意を次に示します。
• Windows の場合,1 行 511 バイト以内で記述してください。512 バイト以上のとき,設定は無効にな
ります。
• UNIX の場合,1 行 255 バイト以内で記述してください。256 バイト以上のとき,設定は無効になりま
す。
7.2.3 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)には,実行時の画面表示,入力,および帳票出力に
関する環境を設定します。
209
7 環境設定ファイルの編集
C/S 構成の環境の場合,XMAP3 サーバの表示・印刷環境ファイルの設定を有効にするか,XMAP3 クラ
イアントの表示・印刷環境ファイルの設定を有効にするかを選択できます。
(1) 表示・印刷環境ファイルの格納場所
Windows の場合
XMAP3インストールフォルダ \ETC\X3PCONF
UNIX の場合
/etc/opt/HIXMAP/XPWconfig
(2) 表示・印刷環境ファイルの記述形式
サービス名.パラメタ=設定値
サービス名に,サービス名ファイル(X3PHOST)で指定した,表示・印刷サービス名を設定すると,パ
ラメタの設定値が各サービス名で固有になります。また,サービス名に「*」を指定すると,各サービス名
で共通のパラメタの設定値を一括して設定できます。
サービス名.パラメタ=設定値 …サービス名に固有な設定
*.パラメタ=設定値 …各サービス名で共通な設定
パラメタには,すべてのサービスで共通なもの(COxxxx)と,各サービス名で固有なものがあります。ま
た,各サービス名で固有なパラメタは,表示(Dxxxxx),印刷(Pxxxxx)に関するものです。
*.COxxxx=設定値 …表示サービス名で指定できる設定項目※
表示サービス名.パラメタ=設定値 …表示サービス名で指定できる設定項目
印刷サービス名.パラメタ=設定値 …印刷サービス名で指定できる設定項目
注※
「*」以外のサービス名を指定しても,設定したパラメタの設定値は,各サービス名で共通になります。
(3) 表示・印刷環境ファイルの注意
表示・印刷環境ファイルを編集するときの注意を次に示します。
• 行の先頭から 1 行に 1 項目を設定してください。
• 行の先頭に「#」を付けた場合,その行はコメント行として扱われます。有効な設定値が指定された行
の前にあるコメント行は表示・印刷セットアップ更新時に削除されます。ただし,印刷サービス名に
「#DSP」および「#PRT」
(「#PRTn(n は任意の英数字)」)を指定した場合,その行はコメント行には
なりません。
• 同一のパラメタが複数行ある場合,最終行のパラメタが有効になります。
• サービス名に共通の「*」を指定していても,固有のサービス名で指定したパラメタの設定値が有効に
なります。
• グラフィックファイルの読み込みパス(*.COGPTH)には,末尾が「\」のフォルダ名は指定しないで
ください。
7.2.4 サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)
サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)には,表示・印刷サービス名,表示サービスと印刷サー
ビスの区別,接続するクライアントのホスト名などを設定します。この情報は,サーバ側だけに設定しま
す。
210
7 環境設定ファイルの編集
クライアントでサービス名を指定して,接続する XMAP3 サーバを選択し,業務ごとに XMAP3 サーバを
分けて管理できます。この場合は,XMAP3 サーバを複数起動する設定でシステムを構築してください。
XMAP3 サーバの複数起動については,
「11.3.6 1 台のマシン上に XMAP3 サーバを複数起動する場合の
AP 起動の設定」を参照してください。
(1) サービス名ファイルの格納場所
Windows の場合
XMAP3インストールフォルダ \ETC\X3PHOST
UNIX の場合
/etc/opt/HIXMAP/XPWhosts
(2) サービス名ファイルの記述形式
サービス名;サービスタイプ;プロトコル;ホスト名;デバイス名;〔APホスト名;APパス名;〔環境変数名;〕〕
サービスの定義は 1 行ごとに記述してください。なお,〔 〕内は省略できます。
ただし,AP ホスト名を指定すると,AP パス名の指定が必要です。AP ホスト名を指定して,AP パス名を
指定しないと,該当する行のサービス定義は無効になります。なお,環境変数名は省略できます。
サービス名
表示サービスまたは印刷サービスの名称を任意に設定します。サービス名に使用できる文字は 14 文字
以内です。※1
ここで指定するサービス名は仮想端末名ファイルに指定したサービス名と同じ名称としてください。
ただし,仮想端末名ファイルのサービス名に「**」を指定した場合,LAN 内(ブリッジ,ルータ利用時
はそのネットワーク内)でユニークな名称を指定してください。
サービスタイプ
指定できるサービスタイプは次の二つです。定義するサービスの種別に応じて記述してください。
• DSP:表示サービスの場合
• PRT:印刷サービスの場合
プロトコル
提供するサービスと AP 間で使用する通信プロトコルを指定します。指定できるプロトコルは,次のプ
ロトコルだけです。
• TCP:TCP/IP プロトコル
ホスト名※2
XMAP3 の表示・印刷サービスを動作させる UNIX または Windows ホスト名を指定します。※1※3
表示サービスを使用する場合は,画面を表示する Windows マシンのホスト名を指定します。印刷サー
ビスを使用する場合は,プリンタが接続されている UNIX または Windows マシンのホスト名を指定
します。ホスト名には,エイリアスホスト名(別名)を指定できます。エイリアスホスト名の設定につ
いては,「11.2.2 TCP/IP 関連ファイルの設定および確認」を参照してください。
C/S システムの通信設定の簡略化機能を使用する場合には,この項目に「*」を指定してください。
デバイス名
定義するサービスに対応するデバイス名を指定します。
• 表示サービス
このファイルの同一行の先頭に指定した「サービス名」を指定してください。
211
7 環境設定ファイルの編集
• 印刷サービス
表示・印刷セットアップのプリンタデバイス名で設定した名称を指定してください。なお,デバイ
ス名に「PR1」を指定した場合は,出力対象プリンタを Windows の通常使うプリンタに設定して
おく必要があります。
UNIX 版 XMAP3 で帳票を出力する場合
次の値を指定してください。
• LP スプーラを使用するとき
LP スプーラにプリンタを追加したときに設定したプリンタ名を指定してください。
• JP1 の印刷環境を使用するとき
JP1 の運用環境で利用できる印刷用のキュー名を指定してください。なお,表示・印刷環境ファ
イルに JP1/NQSEXEC 連携の設定をしておく必要があります。
AP ホスト名※2
表示サービスおよび印刷サービスを使用する AP が動作するサーバ(アプリケーションサーバ)のホス
ト名を指定します。XMAP3 サーバを起動するホスト名を指定してください。※1※3
AP ホスト名には,エイリアスホスト名(別名)を指定できません。
AP パス名
表示サービスおよび印刷サービスを使用する AP の,ドライブパスから始まる絶対パス名を指定します。
AP の自動起動をしない場合は指定を省略できます。
同一クライアントで表示サービスと印刷サービスが両方定義されている構成では,それぞれで起動する
AP は別 AP としてください。
AP として bat ファイルを使用する場合,ドライブパスから始まる絶対パス名をコマンドプロンプト形
式のショートパスで指定してください。
また,AP として空白を含むパスを指定する場合は,パスをダブルクォーテーションで囲んで,絶対パ
ス名で指定してください。
環境変数名
起動したサービス名を AP に伝えるための環境変数を指定します。環境変数
「XMAP3_CLIENTHOST」の値を取得することで起動したサービスが動作するクライアントのホスト
名を取得できます。
省略すると,表示サービスの場合には環境変数 DISPLAY,印刷サービスの場合には環境変数 PRINTER
となります。ただし,同一クライアントで表示サービスと印刷サービスの両方を使用する場合は,それ
ぞれ異なる環境変数名を指定してください。
注※1
サービス名,ホスト名および AP ホスト名に使用できる文字は次に示す文字です。
JIS8文字の半角英数字および!”$%&’()*+,−./:<=>?@[¥]^_`{|} ̄
ただし,記号については,OS によって使用できないものがありますので注意してください。
注※2
DNS 環境(ドメイン管理されたネットワーク環境)の場合,ドメイン名なしのホスト名で記述します。
注※3
ホスト名および AP ホスト名は,大文字・小文字が区別されます。
(3) サービス名ファイルの注意
サービス名ファイルを編集するときの注意を次に示します。
212
7 環境設定ファイルの編集
• 直接エディタで編集した場合,Unicode ファイルとして保存しないでください。
• Windows の場合,1 行(1 サービス当たり)は,255 バイト以内で設定してください。
• UNIX の場合,1 行(サービス当たり)は,511 バイト以内で設定してください。
• 行の先頭に「#」を付けた場合,その行はコメント行として扱われます。Windows 版の C/S セット
アップで更新した場合,コメント行は削除されます。
• 各項目中には,「;」「#」を使用しないでください。
• 各項目のあとの「;」は必ず指定してください。
• 表示サービスと,対応する XMAP3 クライアントは 1 対 1 となるように定義してください。一つの
XMAP3 クライアントで複数の表示サービスを同時に起動できません。
• サービス名ファイル中に,同一のサービス名が複数定義された場合には,ファイルの最終行に近い行の
内容が有効になります。
• 改行動作は必ず改行キーを使用してください。
• サービス名,サービスタイプ,プロトコル,ホスト名およびデバイス名は英大文字,英小文字を区別し
ます。TCP/IP の設定ファイルで指定したものと同じものを指定してください。
• サービス名ファイルにエイリアスホスト名で定義しても,本名の定義があった場合は,本名側の定義が
有効になって,エイリアスホスト名での定義は参照されません。本名とエイリアスホスト名で二重に定
義しないようにしてください。
• エイリアスホスト名を複数定義した場合,XMAP3 クライアント側の hosts ファイルで,記載順が先の
ホスト名だけが有効になります。
7.2.5 フォント構成ファイル(X3PFONT)
XMAP3 で実行時の画面表示に使用するフォントは,フォント構成ファイル(X3PFONT)の設定に従い
ます。ただし,この設定は帳票には反映されません。
C/S 構成の環境の場合は,常に,各クライアントでの設定が有効になります。サーバ側の設定は無効です
ので留意が必要です。
フォント構成ファイルには,スモール文字(16(2D 用),10(3D 用)フォント)とラージ文字(24(2D
用),14(3D 用)フォント)の,それぞれの文字サイズ(文字の高さ)と表示フォントタイプを設定しま
す。フォント構成定義ファイルの設定によって,表示時の文字の高さ,フォントタイプを任意に変更できま
す。変更方法,および注意については,「8.10 表示文字に関する設定」を参照してください。
(1) フォント構成ファイルの格納場所
XMAP3インストールフォルダ \ETC\X3PFONT
(2) フォント構成ファイルの記述形式
精細度モード;基準文字サイズ;適用文字サイズ;適用フォント名
初期状態(インストール直後)は各値とも仮定値が設定されています。初期状態のファイルの内容を次に示
します。
213
7 環境設定ファイルの編集
フォント構成ファイルでの設定内容を次に示します。
精細度モード
画面の列方向のドット数に応じて,各指定値が適用されます。
• LDP/3DP:ディスプレイが低精細での文字表示
640×480 のディスプレイ
• MDP/3DM:ディスプレイが中精細での文字表示
800×600 のディスプレイ
• HDP/3HD:ディスプレイが高精細 1 での文字表示
1,024×768 のディスプレイ
• XDP/3DX:ディスプレイが高精細 2 での文字表示
上記以上の精細度のディスプレイ
ディスプレイの横ドット数は,Windows の画面のプロパティで設定した,画面の解像度の値です。た
だし,ディスプレイによって,設定できる上限があります。
基準文字サイズ
ドローの定義画面単位に指定する基準文字サイズに対応するもので,指定できる値とその意味を次に示
します。
GUI 画面の基準文字サイズの設定
• S:小さい文字サイズ(16 フォント文字相当,ドロー上の小)
• L:標準文字サイズ(24 フォント文字相当,ドロー上の中)
• X:大きい文字サイズ(32 フォント文字相当,ドロー上の大)
CUI 画面の基準文字サイズの設定
CUI 画面では,基準文字サイズを表示・印刷環境ファイルの次のパラメタで設定します。
• CUI 画面の文字サイズ(表示サービス名.DCCHSZ=)
CUI 画面に表示する文字の大きさを指定します。
24:フォント構成ファイルで指定した標準の文字サイズになる(標準は 24×12)。標準値はこ
の設定になります。
214
7 環境設定ファイルの編集
16:フォント構成ファイルで指定した小さい文字サイズになる(標準は 16×8)。
適用文字サイズ(8〜48 の偶数値)
文字の高さをドットサイズで指定します。文字の高さとは半角文字(1 バイトコード)の通常文字の文
字の高さを意味します。ここで設定する値と基準文字サイズとは任意の組み合わせができます。
設定できる値の範囲内で奇数値が設定された場合,設定された値に 1 を加えた偶数値に補正されます。
標準設定での文字サイズ,ます目サイズを次に示します。表示文字サイズの仮定値は太字で示す値にな
ります。ここでいうます目とは,ドローのグリッドのことです。ただし,GUI 画面の場合,縦方向のグ
リッド二つ分になります(半行単位のため)。
精細度モード
文字タイプ
HDP/XDP
LDP/MDP
(画面横>1000 ドット)
(画面横≦1000 ドット)
文字サイズ
2D
3D
ます目サイズ
文字サイズ
ます目サイズ
S(16 フォント)
16×8
18×8
12×6
14×6
L(24 フォント)
24×12
26×12
16×8
18×8
X(32 フォント)
32×16
34×16
24×12
26×12
S(12 フォント)
12×6
16×6
12×6
16×6
L(14 フォント)
14×7
18×7
14×7
18×7
X(22 フォント)
22×11
26×11
22×11
16×11
注
文字サイズは,高さ×幅を示します。
また,ドローの画面定義で設定された倍角文字の表示時の文字サイズ,およびます目サイズは次の方式
で決定されます。この表は,半角文字を単位とした値です。したがって,全角文字の場合には,横方向
がさらに 2 倍になります。
文字の拡大
通常文字
縦拡大
横拡大
縦横拡大
ます目サイズ
文字サイズ
通常モード
縦
表示文字サイズ
表示文字サイズ+ 2
横
表示文字サイズ÷2
同左
縦
表示文字サイズ×2
−
横
表示文字サイズ÷2
−
縦
表示文字サイズ
−
横
表示文字サイズ
−
縦
表示文字サイズ×2
−
横
表示文字サイズ
−
(凡例)
−:なし。
215
7 環境設定ファイルの編集
適用フォント名
文字表示で使用する論理フォント名を指定します。指定できる値とその意味を次に示します。
• MS ゴシック :適用フォントとして MS ゴシックを使用する。
• MS 明朝 :適用フォントとして MS 明朝を使用する。
• 標準明朝 :適用フォントとして標準明朝を使用する。
• 標準ゴシック :適用フォントとして標準ゴシックを使用する。
「標準明朝」または「標準ゴシック」は OS で提供されないため,通常は「MS 明朝」または「MS ゴ
シック」となります。
7.2.6 プリンタ構成ファイル(X3PPINF)
プリンタ構成ファイル(X3PPINF)には,Windows で設定されたプリンタに,印刷モード,オプション
などの環境を設定します。
プリンタ構成ファイルは,表示・印刷セットアップで設定してください。
印刷拡張セットアップに関連するオプション機能の設定については,「12.3.1 プリンタ構成ファイルで設
定するオプション機能」を参照してください。
(1) プリンタ構成ファイルの格納場所
XMAP3インストールフォルダ \ETC\X3PPINF
(2) プリンタ構成ファイルの記述形式
216
7 環境設定ファイルの編集
(a) Printer キーの設定
XMAP3 で使用するプリンタデバイス名と Windows 上に作成したプリンタの対応を設定します。
このキーで設定したプリンタデバイスに対する印刷モードと印刷オプションは,必ず対応するプリンタデバ
イスキーを作成しそのキーに設定するようにしてください。
• プリンタデバイス名
XMAP3 でプリンタを扱うときの名称を指定します。プリンタデバイス名と印刷サービス名は,対に
なっている必要があります。
• スタンドアロン構成,プリンタ共用型および DB サーバ型 C/S 構成の場合
#PRT,または#PRTnn(nn は任意の数字)を指定してください。このときのプリンタデバイス名
が仮想端末名ファイルの印刷サービス名になります。
• アプリケーションサーバ型 C/S 構成の場合
任意の英数字 14 桁以内で指定してください(例:RPRT1)。ここで指定したデバイス名をサービス
名ファイルに指定します。
• プリンタ名
プリントマネージャ,または[プリンタの追加]ウィザードで作成したプリンタ名の中から対象とする
プリンタを選びます。プリンタデバイス名に PR1 を指定した場合,その Windows の標準プリンタを
設定してください。
「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能を使用する場合には,
「*」を設定してください。また,
PDF ファイルへ出力する場合は,「PDF」を設定してください。
(b) プリンタデバイス名キーの設定
Printers キーに設定したプリンタデバイス名に対する,印刷モードと印刷オプションを設定します。
• 印刷モード
プリンタの印刷モードに応じて,各メンバ名には次の組み合わせで設定します。
各印刷モードの指定値
印刷モードのメンバ名
LIPS III
ESC/P
GDI(ページ)
PrintType
2
0
3
PaperInsert
-1
-1
-1
PaperType
1
2
1
PDLLevel
1
-1
-1
PDLThrough
0
1
0
PrinterDPI
1
0
1
各印刷モードの指定値
印刷モードのメンバ名
GDI(シリアル)
日立製インサータ
日立製インサータ
(0mm)
(19mm)
PrintType
3
1
1
PaperInsert
-1
0
1
217
7 環境設定ファイルの編集
各印刷モードの指定値
印刷モードのメンバ名
GDI(シリアル)
日立製インサータ
日立製インサータ
(0mm)
(19mm)
PaperType
1
2
2
PDLLevel
-1
-1
-1
PDLThrough
0
1
1
PrinterDPI
0
0
0
各印刷モードの指定値
印刷モードのメンバ名
日立 FAXC/SPOOL 出力:
日立 FAXC/SPOOL 出力:
ページプリンタ
シリアルインパクトプリンタ
PrintType
6
6
PaperInsert
-1
-1
PaperType
1
1
PDLLevel
1 または 2
1 または 2
PDLThrough
0
0
PrinterDPI
01 または 11
00 または 10
各印刷モードの指定値
印刷モードのメンバ名
PDF ファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用
PrintType
7
PaperInsert
-1
PaperType
1
PDLLevel
-1
PDLThrough
0
PrinterDPI
1
印刷モードのメンバ名「PDLLevel」と「PrinterDPI」は,該当する印刷サービスがプリンタ出力か
FAX スプール出力か PDF ファイル出力かによって,次のように意味が異なります。
プリンタ出力
印刷モードのメンバ名
PDLLevel
PrinterDPI
218
設定値
FAX スプール出力
意味
設定値
意味
-1
LIPS の PDL レベル=
LIPS II+
1
圧縮方式= MH 方式
1
LIPS の PDL レベル=
LIPS III
2
圧縮方式= MR 方式
0
シリアルインパクトプリ
ンタ換算= 180DPI
00
副走査線密度=ファイン
7 環境設定ファイルの編集
プリンタ出力
印刷モードのメンバ名
設定値
FAX スプール出力
意味
設定値
意味
FAX 出力:シリアルインパ
クトプリンタ= 180DPI
1
ページプリンタ換算=
240DPI
10
副走査線密度=ノーマル
FAX 出力:シリアルインパ
クトプリンタ= 180DPI
01
副走査線密度=ファイン
FAX 出力:ページプリンタ
= 240DPI
11
副走査線密度=ノーマル
FAX 出力:ページプリンタ
= 240DPI
PDF ファイル出力
印刷モードのメンバ名
設定値
意味
PDLLevel
-1
無効
PrinterDPI
1
ページプリンタ換算= 240DPI
• 印刷オプション
次に示すメンバは,印刷オプションになります。印刷オプションを使用しない場合は 0 を設定し,使用
する場合は 1 を設定します。このオプションは使用の有無にかかわらず必ずすべて設定します。
印刷オプションのメンバ名
「使用する」を選択したときの意味
PrintJob
出力帳票ファイルをプリントマネージャ中に,AP のオープン命令(OPEN 要
UsePrintManager
日立拡張プリンタマネージャのページリカバリ,および用紙切り替え機能が使用
できる。
IgnorePagesize
帳票定義中で指定された用紙サイズを無効にし,プリンタドライバの設定に従
う。
UseDriverMargin
02-01 のマージンと合わせる(GDI だけ有効)
UsePrintDialog
求)〜クローズ命令(CLOSE 要求)の単位で登録する。
[印刷中]ダイアログを表示する。
上記オプションは,印刷モード別に指定できる項目とできない項目があります。次に印刷モード別に有
効となるオプションを示します。
印刷オプションのメンバ名
印刷モード
LIPS III
ESC/P
GDI(ページ)
PrintJob
○
○
○
UsePrintManager
○
○
○
IgnorePagesize
×
×
○
219
7 環境設定ファイルの編集
印刷オプションのメンバ名
印刷モード
LIPS III
ESC/P
GDI(ページ)
UseDriverMargin
×
×
○
UsePrintDialog
○
○
○
印刷モード
印刷オプションのメンバ名
GDI
日立製インサータ
日立製インサータ
(シリアル)
(0mm)
(19mm)
PrintJob
○
○
○
UsePrintManager
○
○
○
IgnorePagesize
×
×
×
UseDriverMargin
○
×
×
UsePrintDialog
○
○
○
印刷オプションのメンバ名
印刷モード
PDF ファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用
PrintJob
○
UsePrintManager
×
IgnorePagesize
×
UseDriverMargin
×
UsePrintDialog
○
(凡例)
○:有効。
×:無効。
• ESC/P プリンタのマージン指定
ESC/P プリンタへの出力時に,上マージンと左マージンを指定できます。ESC/P プリンタのマージン
指定については,「9.3.7 ESC/P プリンタでのマージン指定」を参照してください。
(3) プリンタ構成ファイルの注意
プリンタ構成ファイルを編集するときの注意を次に示します。
• プリンタ構成ファイルで有効となるプリンタデバイスは次の範囲です。
[Printers]セクションで指定する「プリンタデバイス名」の総バイト数 + プリンタデバイス名の数 <=
4,095
• プリンタ構成ファイルの 1 行のバイト数は,最大 80 バイトとし,行の最後には改行コードが入力して
ください。
• プリンタ構成ファイル中のキー情報は,2 行以上に設定しないでください。
• プリンタ構成ファイル中では半角文字だけを使用してください(プリンタ名,およびフォント指定は除
く)。
220
7 環境設定ファイルの編集
• プリンタ構成ファイル中のキー情報の値は文字列で指定してください。
• プリンタ構成ファイル中のキーはすべてあるものとしてください。
• プリンタ構成ファイル中の内容で,上記以外の値を設定した場合,表示・印刷セットアップで設定が不
正になります,または,実行時に誤動作することがあります。
• プリンタ構成ファイルに多数のプリンタデバイスを設定している場合,プリンタデバイスに定義した件
数に応じて,表示・印刷セットアップの起動時間および終了時間が増加します。
(4) プリンタ構成ファイルの設定例
GDI モードで,ページプリンタとシリアルインパクトプリンタのそれぞれを設定したときの設定例を示し
ます。
日立 FAXC/SPOOL と連携して FAX 出力する場合の設定例を次に示します。
「*」は,「通常使うプリンタ」への割り当て機能を使用する場合の設定です。FAX スプール出力用の印刷
サービスに設定するプリンタ名(ドライバ名)は,表示・印刷セットアップの[プリンタ]タブの項目「プ
リンタ名(ドライバ名)」のプリンタ名です。
PDF ファイルに出力する場合の設定例を次に示します。
221
7 環境設定ファイルの編集
7.2.7 サーバ AP 名ファイル(X3PAPL)
サーバ AP 名ファイル(X3PAPL)には,サーバで実行する AP のアプリケーション名,ファイル名,アプ
リケーションの内容などを設定します。この情報は,サーバ側だけに設定します。
サーバ AP 名ファイルは,C/S セットアップを使用して設定します。
(1) サーバ AP 名ファイルの格納場所
XMAP3インストールフォルダ \ETC\X3PAPL
(2) サーバ AP 名ファイルの記述形式
アプリケーション名;ファイル名;アプリケーションの内容
アプリケーション名
C/S セットアップの[アプリケーション]タブの「アプリケーション名」の設定内容です。
ファイル名
C/S セットアップの[アプリケーション]タブの「ファイル名」の設定内容です。
アプリケーションの内容
C/S セットアップの[アプリケーション]タブの「アプリケーションの内容」の設定内容です。
7.2.8 サーバ起動ファイル(X3PSERV)
サーバ起動ファイル(X3PSERV)には,Windows サービス上で動作する XMAP3 サーバの SERVICES
ファイルのサービス名と,サービス名ファイル,および表示・印刷環境ファイルとの対応を設定します。こ
の情報は,サーバ側だけに設定します。
サーバ起動ファイルは,ファイルを開いてテキストエディタで直接設定します。
サーバ起動ファイルの設定内容に誤りがある場合,誤りのある行の XMAP3 サーバは起動されないで,
Windows サービス起動時にイベントビューアのアプリケーションログにメッセージが出力されます。
Windows のプログラム一覧のメニューから XMAP3 サーバを起動する場合は,このファイルは使用され
ません。
上書きインストール時には設定した内容が引き継がれます。
222
7 環境設定ファイルの編集
(1) サーバ起動ファイルの格納場所
XMAP3インストールフォルダ \ETC\X3PSERV
(2) サーバ起動ファイルの記述形式
SERVICESファイルのサービス名;〔サービス名ファイルのファイル名〕;〔表示・印刷環境ファイルのファイル名〕;
SERVICES ファイルのサービス名
サーバが使用する SERVICES ファイルのサービス名を指定します。31 文字以内の半角文字での指定
を推奨します。半角 32 文字以上指定すると画面上のメッセージが途中で切れて表示される場合があり
ます。全角文字は,半角 2 文字と見なします。
SERVICES ファイルのサービス名を指定するときの注意を次に示します。
• SERVICES ファイルのサービス名には,JIS8 文字の半角英数字,「-」,「_」,「+」,および全角文字
を使用できます。ただし,サービス名の最初の文字には,数字,記号は指定できません。サービス
名の前後にある半角スペース,およびタブは読み飛ばされます。
• 行の先頭に「#」を付けた場合,その行はコメント行として扱われます。
• 2 文字目以降に「#」を付けた場合,アプリケーションログに警告が出力されます。
サービス名ファイル(X3PHOST)のファイル名
サービス名ファイルのファイル名を,256 文字以内の半角文字で指定します。半角スペースを含むファ
イル名の指定,絶対パスおよび相対パスでの指定はできません。全角文字は,半角 2 文字と見なしま
す。
指定を省略すると,X3PHOST が仮定されます。
サーバごとに異なるサービス名ファイルを使用する場合,XMAP3インストールフォルダ \ETC の下にユー
ザ任意でサービス名ファイルを作成し指定します。
サーバごとに異なるサービス名ファイルを指定する例を次に示します。
xpw;X3PHOST;;
xpw2;X3PHOSTxpw2;;
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)のファイル名
表示・印刷環境ファイルのファイル名を,256 文字以内の半角文字で指定します。半角スペースを含む
ファイル名の指定,絶対パスおよび相対パスでの指定はできません。全角文字は,半角 2 文字と見なし
ます。
指定を省略すると,X3PCONF が仮定されます。
サーバごとに異なる表示・印刷環境ファイルを使用する場合,XMAP3 インストールフォルダ \ETC の
下にユーザ任意で表示・印刷環境ファイルを作成し指定します。
サーバごとに異なる表示・印刷環境ファイルを指定する例を次に示します。
xpw;X3PHOST;X3PCONF;
xpw2;X3PHOSTxpw2;X3PCONFxpw2;
(3) サーバ起動ファイルの注意
サーバ起動ファイルを編集するときの注意を次に示します。
• SERVICES ファイルのサービス名についての設定内容を 1 行ごとに記述してください。
• 行の先頭に「#」を付けた場合,その行はコメントとして扱われます。
• 各項目のあとの「;」は必ず指定してください。
• サーバ起動ファイル中に,同一の SERVICES ファイルのサービス名が複数定義された場合には,ファ
イルの最終行に近い行の内容が有効となります。
223
7 環境設定ファイルの編集
• 各項目で,英大文字,英小文字は区別しません。
• サービス名ファイルのファイル名と表示・印刷環境ファイルのファイル名には,
「\」,
「/」,半角スペー
ス,およびタブは使用できません。ファイル名の前後にある半角スペースおよびタブは読み飛ばされま
す。
• 改行動作は必ず改行キーを使用してください。
• 1 行 2,047 バイト以内で記述してください。2,048 バイト以上のとき,設定は無効になります。
7.2.9 プリントサーバ起動ファイル(X3PPRSV)
プリントサーバ起動ファイル(X3PPRSV)は,Windows サービス上で動作する XMAP3 Server Runtime
を XMAP3 プリントサーバで起動するときに使用します。プリントサーバ起動ファイルには,XMAP3 プ
リントサーバが接続する XMAP3 サーバのホスト名を設定します。ホスト名には,複数の値を設定できま
す。Windows のプログラム一覧のメニューから XMAP3 サーバを起動する場合は,このファイルに設定
した内容は無効です。
プリントサーバ起動ファイルを編集する場合は,ファイルを開いてテキストエディタで直接設定します。
上書きインストール時には設定した内容が引き継がれます。
(1) プリントサーバ起動ファイルの格納場所
XMAP3インストールフォルダ \ETC\X3PPRSV
(2) プリントサーバ起動ファイルの記述形式
ホスト名;〔SERVICESファイルのサービス名〕;〔印刷サービス名〕;
区切り文字は半角空白またはタブです。
ホスト名
XMAP3 プリントサーバが接続する XMAP3 サーバのホスト名を指定します。127 文字以内の半角文
字で指定します。全角文字は,半角 2 文字と見なします。
異なるホスト名を定義すると,複数の XMAP3 プリントサーバを同時に起動できます。
SERVICES ファイルのサービス名
XMAP3 プリントサーバが接続する XMAP3 サーバの SERVICES ファイルのサービス名を指定しま
す。31 文字以内の半角文字での指定を推奨します。半角 32 文字以上指定すると画面上のメッセージ
が途中で切れて表示される場合があります。全角文字は,半角 2 文字と見なします。
指定を省略すると「xpw」が仮定されます。
SERVICES ファイルのサービス名には,JIS8 文字の半角英数字,
「-」,
「_」,
「+」,および全角文字を使
用できます。ただし,サービス名の最初の文字には,数字,記号は指定できません。サービス名の前後
にある半角スペース,およびタブは読み飛ばされます。
印刷サービス名
印刷サービス名を指定すると,C/S システムの通信設定簡略化機能を使用できます。一つの印刷サービ
ス名に対して,14 文字以内の半角文字で指定します。14 文字を超える設定はエラーとなります。
指定を省略すると,C/S システムの通信設定簡略化機能は使用されません。
C/S システムの通信設定簡略化機能については,「11.3.7 C/S システムの通信設定の簡略化」を参照
してください。
224
7 環境設定ファイルの編集
(3) プリントサーバ起動ファイルの注意
プリントサーバ起動ファイルを編集するときの注意を次に示します。
• プリントサーバ起動ファイルに何も設定されていないときは,XMAP3 サーバとして起動します。
• プリントサーバ起動ファイルに設定された値が,すべて誤りの場合,エラー終了します。
• 接続する XMAP3 サーバについての設定内容を 1 行ごとに記述してください。
• 行の先頭に「#」を付けた場合,その行はコメントとして扱われます。
• 各項目のあとの「;」は必ず指定してください。
• プリントサーバ起動ファイル中に,同一のホスト名が複数定義された場合には,ファイルの最終行に近
い行の内容が有効となります。
• 改行動作は必ず改行キーを使用してください。
• 1 行 2,047 バイト以内で記述してください。2,048 バイト以上のとき,設定は無効になります。
(4) プリントサーバ起動ファイルの設定例
設定の一例を次に示します。
(a) 条件
ホスト名「SERVER1」だけを指定する場合
ホスト名「SERVER2」とサービス名「xpw2」を指定する場合
ホスト名「SERVER3」,サービス名「xpw3」,印刷サービス名「xppPRT03」だけを指定する場合
ホスト名「SERVER4」,サービス名「xpw4」,印刷サービス名「xppPRT04」
「xppPRT05」
「xppPRT06」
を指定する場合
(b) 設定例
SERVER1;;;
SERVER2;xpw2;;
SERVER3;xpw3;xppPRT03;
SERVER4;xpw4;xppPRT04 xppPRT05 xppPRT06;
7.2.10 マッピング構成ファイル(X3MWCONF/XMAPconfig)
マッピング構成ファイル(X3MWCONF/XMAPconfig)とは,マッピングを構成に使用するファイルで
す。
Windows 版 XMAP3 のマッピング構成ファイルは編集不要です。
なお,書式印刷の際には無効なファイルのため,設定する必要はありません。
(1) マッピング構成ファイルの格納場所
/etc/opt/HIXMAP/XMAPconfig
(2) マッピング構成ファイルの記述形式
ホスト名;サービス番号;ファイル名;マッピング属性ファイル名
225
7 環境設定ファイルの編集
ホスト名
/etc/hosts ファイル中に定義されたホスト名を指定します。
「**」または自ホスト名を英字で始まる 32 文字以内(半角)で指定します。使用できる文字は,「英数
字」,「-」および「_」です。
サービス番号
「0」を指定します。
ファイル名
「**」を指定します。
マッピング属性ファイル名
マッピングの属性を定義したファイル名を 64 文字以内(半角)で指定します。
存在しないファイル名を指定した場合,マッピング属性ファイルで設定する項目の仮定値でマッピング
します。マッピング属性ファイルの仮定値については,「7.2.11 マッピング属性ファイル(xps)」を
参照してください。
(3) マッピング構成ファイルの注意
マッピング構成ファイルを編集するときの注意を次に示します。
• マッピング構成ファイルは,1 行(255 バイト以内)で記述します。1 行が 256 バイト以上の場合,ま
たは 1 行内の項目が不正の場合,その行を無視します。先頭から 15 行まで(不正行を含む)が有効で
す。16 行以上は無視します。
7.2.11 マッピング属性ファイル(xps)
マッピング属性ファイル(xps)とは,マッピングの属性を指定するファイルです。UNIX 版 XMAP3
Server Runtime で提供されます。
なお,書式印刷の際には無効なファイルのため,設定する必要はありません。
(1) マッピング属性ファイルの格納場所
マッピング属性ファイルの格納場所を次に示します。
/etc/opt/HIXMAP/XMAPsrv/xps
(2) マッピング属性ファイルの記述形式
パラメタ=設定値
(3) マッピング属性ファイルの注意
マッピング属性ファイルを編集するときの注意を次に示します。
• 1 項目について 1 行(255 バイト以内)に記述します。1 行が 256 バイト以上の場合は,ファイルの指
定は無視されます。
226
8
画面に関する環境設定
この章では,画面に関する実行環境の設定方法について説明します。
227
8 画面に関する環境設定
8.1 画面表示の環境設定
XMAP3 で作成した画面を使用する場合のキーの動作や画面のデザインなど,画面に関する環境を表示・印
刷セットアップを使用して設定します。表示・印刷セットアップを使って設定した画面環境は,情報別に次
のファイルに登録されます。表示・印刷セットアップが提供されない UNIX 版 XMAP3 では,次のファイ
ルを直接編集します。
• 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)
キーの動作,キー操作,画面のデザインなどの情報が登録されます。ただし,表示・印刷セットアップ
では,表示・印刷環境ファイルの画面環境に関するすべての設定項目を定義できないので,必要に応じ
て直接ファイルを編集してください。このセットアップ機能を使っても,表示・印刷セットアップで設
定できないパラメタの内容は,以前の状態のままで初期化されることはありません。
• フォント構成ファイル(X3PFONT)
表示文字の精細度,3D 表示用フォント種別,文字サイズなどの情報が登録されます。
表示・印刷セットアップでは,新規登録の場合は設定内容がファイルにそのまま格納され,一度設定してい
る場合には新しい内容に更新されます。変更した個所以外の設定はそのまま保存されます。前回登録した
内容は,.BAK の拡張子を付けて保存されます。誤って修正した場合は,作成したファイルを削除したあ
と,.BAK 付きのファイルを元のファイル名に変更すれば,以前のファイルに戻せます。
表示・印刷セットアップを使用した画面環境のセットアップの概要を次の図に示します。
図 8‒1 画面環境のセットアップの概要
表示・印刷環境ファイルの次の設定は,C/S 構成の場合,標準ではアプリケーションサーバで設定します。
ただし,アプリケーションサーバの設定によって,クライアントでの設定を有効にすることもできます。
• キー割当
• キー操作
• ショートカットキー
• ファンクションキー
• デザイン
• 日本語入力
• 表示色
• 接続機器
228
8 画面に関する環境設定
フォント構成ファイルの次の設定は,C/S 構成の場合,常にクライアントで設定します。
• 表示文字
8.1.1 画面環境のセットアップが必要な Windows クライアント
C/S 構成の実行環境の場合,サーバ(AP を実行するアプリケーションサーバ)で設定した画面環境を全ク
ライアントに適用させるか,または,個々のクライアントごとに画面環境を設定するか,どちらかの方法を
選択できます。ただし,フォント構成ファイルに登録される「表示文字」に関するセットアップは,常に各
クライアントでの設定が有効になります。
• アプリケーションサーバでの設定を全クライアントに適用させたい場合
まず,サーバ上で表示・印刷セットアップの[アプリケーション 1]タブの「C/S の場合,アプリケー
ションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオンにしてください(標準で設定されている値
はオンです)。そして,サーバ上で表示・印刷セットアップを使って画面環境をセットアップします。
この場合,画面を表示するクライアントでの設定は無効になります。
• 個々のクライアントの設定を有効にする場合
まず,アプリケーションサーバ上で表示・印刷セットアップの[アプリケーション 1]タブの「C/S の
場合,アプリケーションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオフにしてください。さら
に,各クライアントの表示・印刷セットアップの[アプリケーション 1]タブの「C/S の場合,アプリ
ケーションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオフにしてから,画面環境をセットアップ
します。この場合,アプリケーションサーバでの設定は無効になります。
8.1.2 画面表示の環境設定の操作
Windows 版 XMAP3 での画面表示の環境設定は,表示・印刷セットアップを使用します。
XMAP3 Server Runtime の場合
Windows のプログラム一覧にある[XMAP3]下のメニューから[XMAP3 Server]−[表示・印刷
セットアップ]
XMAP3 Client Runtime の場合
Windows のプログラム一覧にある[XMAP3]下のメニューから[XMAP3 Client]−[表示・印刷
セットアップ]
XMAP3/Web for Cosminexus の場合
Windows のプログラム一覧にある[XMAP3]下のメニューから[XMAP3 Web for Cosminexus]
−[Cosminexus 連携機能]または[TP1 Web 連携機能]−[表示・印刷セットアップ]
[表示・印刷セットアップ]ダイアログが表示されるので,画面環境に関するタブを表示して設定します。
UNIX 版 XMAP3 での画面表示の環境設定は,環境設定ファイルを直接編集します。
8.1.3 設定項目の一覧
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの中で,画面表示の環境設定に関連するタブと設定項目の一覧を次
の表に示します。なお,次の表に示す設定項目には,XMAP3/Web for Cosminexus の表示・印刷セット
アップで設定できない項目を含みます。設定内容については,「8.3 キー割り当てに関する設定」から
「8.11 接続機器(MCR 装置)に関する設定」を参照してください。
UNIX 版 XMAP3 での画面表示の環境設定は,環境設定ファイルを直接編集します。
229
8 画面に関する環境設定
表 8‒1 画面表示の環境設定に使用する項目一覧
設定項目
ファイルでの記述形式
フルキーボード側 Enter キーの動作
表示サービス名.DCLNFD=
右 Ctrl キーでの送信動作
表示サービス名.DCRCTL=
Break キーの動作※1
表示サービス名.DCKBRK=
PageUp キーの動作
表示サービス名.DCKPUP=
End キーの動作※1
表示サービス名.DCKEND=
PageDown キーの動作
表示サービス名.DCKPDN=
テンキーボード側 Enter キーの動作
表示サービス名.DCEXEC=
テンキー側/キーの動作
表示サービス名.DCKDIV=
テンキー側*キーの動作
表示サービス名.DCKMUL=
テンキー側−キーの動作
表示サービス名.DCKSUB=
テンキー側+キーの動作
表示サービス名.DCKADD=
[Shift]+[Home]キーの動作※1
表示サービス名.DCSHOM=
[Shift]+[Delete]キーの動作※1
表示サービス名.DCSDEL=
[Ctrl]+[Tab]キーの動作※1
表示サービス名.DCCTAB=
[Ctrl]+[Delete]キーの動作※1
表示サービス名.DCCDEL=
[Ctrl]+[End]キーの動作※1
表示サービス名.DCCEND=
[Ctrl]+[PageUp]キーの動作※1
表示サービス名.DCCPUP=
[Ctrl]+[→]キーの動作※1
表示サービス名.DCCRGT=
[Ctrl]+[←]キーの動作※1
表示サービス名.DCCLFT=
フィールドキーの動作
表示サービス名.DCFCLR=
後退キーの動作
表示サービス名.DCBKSP=
挿入キーの動作
表示サービス名.DCINMD=
挿入/上書きモードのデフォルト設定
表示サービス名.DCINST=
文字挿入の範囲
表示サービス名.DCINKY=
データキーの動作
表示サービス名.DCDTTF=
入力後 AP へ制御を渡す(自動送信)動作
表示サービス名.DCAENT=
リストボックスの動作
表示サービス名.DCMLSM=
リストボックスでのダブルクリック時の動
作
表示サービス名.DCLSTW=
強制確定キーの動作(PA1〜3/Break/
Screen キーを強制確定キーにする)
表示サービス名.DCSRED=
230
設定タブ
[キー割当]
[キー割当]タブの[そ
の他のキー割当]
[キー操作 1]
関連ファイル
表示・印刷環境
ファイル
8 画面に関する環境設定
設定項目
ファイルでの記述形式
強制確定キーの動作(入力済みデータを送
らない)
表示サービス名.DCSXPI=
コピー&ペーストモード
表示サービス名.DCCPMD=
タブ/改行コードをペーストする
表示サービス名.DCDCCP=
カーソルキーの動作
表示サービス名.DCCURS=
カーソルと連動したスクロール(フィール
ドボックス)
表示サービス名.DCSLCR=
縦スクロール量(フィールドボックス)
表示サービス名.DCVRSL=
横スクロール量(フィールドボックス)
表示サービス名.DCHRSL=
スクロール時のカーソル移動(フィールド
表示サービス名.DCCRSL=
入力フィールドがない場合のカーソルキー
表示サービス名.DCCUAK=
画面を一部上書きする場合のスクロール状
表示サービス名.DCKPSL=
候補選択コントロールの動作
表示サービス名.DCSGSL=
コンボボックスのメニューが閉じていると
表示サービス名.DCCMCS=
マウスによるペーストを使用する
表示サービス名.DCLCCP=
ボックス)
移動(フィールドボックス)
態(フィールドボックス)
きの動作
設定タブ
関連ファイル
[キー操作 2]
[キー操作 3]
表示サービス名.DCRBMN=
右クリックによるメニューを表示する
表示サービス名.DCLCCP=
表示サービス名.DCRBMN=
使用しない
表示サービス名.DCLCCP=
表示サービス名.DCRBMN=
キーバインド定義
*.COKYFC=
複数フィールドのペーストモード
表示サービス名.DCPAST=
論理ハードコピー出力先の印刷サービス名
表示サービス名.DCPSNM=
論理ハードコピー用紙種別
印刷サービス名.PLPAKD=
論理ハードコピー用紙サイズ
印刷サービス名.PLPASZ=
論理ハードコピー行ピッチ
印刷サービス名.PLLNPC=
論理ハードコピー文字ピッチ
印刷サービス名.PLCHPC=
論理ハードコピー用紙排出有無
印刷サービス名.PLPAOT=
論理ハードコピー用紙排出先
印刷サービス名.PLOTDR=
論理ハードコピー上マージン
印刷サービス名.PLMGTP=
論理ハードコピー左マージン
印刷サービス名.PLMGLF=
ファイルでの指定※2
231
8 画面に関する環境設定
設定項目
ファイルでの記述形式
設定タブ
ショートカットキーの指定
表示サービス名.DCACEL[n]=
[ショートカットキー]
ファンクションキーの指定
表示サービス名.DCFKEY[n]=
[ファンクションキー]
表示サービス名.DCSKEY[n]=
コントロールボックス
表示サービス名.DCWNCT=
タイトルバー
表示サービス名.DCWNTL=
最小化ボタン
表示サービス名.DCWNMN=
最大化ボタン
表示サービス名.DCWNMX=
閉じるボタン
表示サービス名.DCMPCS=
オブジェクトの外観
表示サービス名.DCSHAD=
オペレータインジケータ
表示サービス名.DCOPPS=
一次ウィンドウの位置
表示サービス名.DCMPPS=
画面のサイズを変更する
表示サービス名.DCWSRS=
画面の位置を保存する
表示サービス名.DCWPRS=
ウィンドウの全画面表示
表示サービス名.DCWNSW=
画面にスクロールバーを付ける指定
表示サービス名.DCVTSL=
エラーのダイアログ表示
表示サービス名.DCMSDG=
二次ウィンドウの操作
表示サービス名.DCSWMV=
入力テキストへのアンダードット表示
表示サービス名.DCGEUD=
エラーダイアログの操作
表示サービス名.DCMSMV=
プッシュボタンのフォーカス枠
表示サービス名.DCGPBB=
ウィンドウアイコンファイル
表示サービス名.DCICFN=
和暦のチェック条件
表示サービス名.DCGCKO=
和暦表現−表示/元年
表示サービス名.DCGSHO=
けい線種
表示サービス名.DCFLKD=
けい線幅
表示サービス名.DCFLWD=
入力フィールドのアンダードット表示
表示サービス名.DCUDOT=
カーソル,アンダードット色の制御
表示サービス名.DCGSTC =
日本語入力変換位置
表示サービス名.DCWFEP=
日本語入力方式
表示サービス名.DCJROM=
全角スペースコードの扱い
*.COSPCD=
日本語入力の自動制御
表示サービス名.DCSIFT=
自動起動するオブジェクトの種類
表示サービス名.DCKFEP=
232
[デザイン 1]
[デザイン 2]
ファイルでの指定※2
[日本語入力]
関連ファイル
8 画面に関する環境設定
設定項目
ファイルでの記述形式
使用目的が英数での日本語入力モード
表示サービス名.DCJAMD=
日本語入力対象外オブジェクト
表示サービス名.DCDFEP=
文字色,拡張文字色,拡張背景色,背景色
の値
表示サービス名.DCCLNM[n]=
設定タブ
関連ファイル
[表示色]
表示サービス名.DCCLXF[n]=
表示サービス名.DCCLXB[n]=
表示サービス名.DCGOCC=
ファイルでの指定※2
表示サービス名.DCGFLC=
表示サービス名.DCGCRC=
表示サービス名.DCGUDC=
表示サービス名.DCGOFC=
表示サービス名.DCGONC=
表示サービス名.DCOPCC=
表示サービス名.DCFLCL=
表示サービス名.DCCURC=
表示サービス名.DCUDTC=
表示サービス名.DCOPFC=
表示サービス名.DCOPNC=
表示文字(精細度)
精細度モード;基準文字サイズ;適
用文字サイズ;適用フォント名
[表示文字]
表示文字(3D 表示用フォント種別と文字サ
ファイル
MCR 機器の使用の有無
表示サービス名.DCMCRO=
MCR 機器の接続ポート
表示サービス名.DCMCRP=
MCR 機器のビープ音
表示サービス名.DCCMOB=
ハードコピー機能の使用有無※1
ファイル
表示・印刷環境
イズ)
メニューバー拡張機能の使用有無※1
フォント構成
[接続機器]
ファイルでの指定※2
記述形式:
「15.1.4 表示・印刷環境ファイ
ル(X3PCONF)」参照
ハードコピー機能の対象※1
ハードコピー機能のショートカットキー※1
ハードコピー機能の最大印刷待ち時間※1
ハードコピー機能の印刷開始までの待ち時
間※1
注※1
XMAP3 Web 実行環境で設定できます。スタンドアロン構成や C/S 構成では無効となります。
注※2
ファイルで指定した値も表示・印刷セットアップの「標準値」操作で,標準値に戻されます。
233
8 画面に関する環境設定
8.2 画面表示に関連する Windows の設定
XMAP3 の画面表示に関連する OS の設定について説明します。Windows で設定した画面の解像度や色
などは,XMAP3 での画面表示にも影響するため,OS 側の設定を確定してから XMAP3 の画面環境をセッ
トアップすることをお勧めします。
XMAP3 で表示する画面のフォントや色は,使用する Windows の環境によって,若干異なります。従来
のフォントや色,または任意の設定で画面表示をしたい場合は,Windows の画面の設定を変更してくださ
い。変更したフォントや色は,XMAP3 を含むすべての Windows アプリケーションに反映されるので,
注意してください。
Windows の設定で影響する項目を次に示します。
• 画面の解像度
表示する文字サイズ,および表示できる行列数に影響します。コントロールパネルの「画面」のプロパ
ティ「ディスプレイの詳細」で必要な値に設定できます。
• 使用できる色数
背景色の表示,および 3D 表示に影響します。コントロールパネルの「画面」のプロパティ「ディスプ
レイの詳細」で必要な値に設定できます。
• タイトルバー,メニューバー,3D オブジェクトの色とフォント
ウィンドウの表示に影響します。プッシュボタンは 3D オブジェクトの色で表示されます。コント
ロールパネルの「画面」のプロパティ「デザイン」で必要な値に設定できます。
• キーボードの種類
カナキー入力するときのキーシフトの切り替えに影響します。コントロールパネルの「キーボード」の
プロパティ「言語」で必要な値に設定できます。
• サウンド
アラーム音の音量に影響します。コントロールパネルの「マルチメディア」のプロパティ「オーディ
オ」で必要な値に設定できます。
234
8 画面に関する環境設定
8.3 キー割り当てに関する設定
キーボード機種や,実行時に割り当てる各キーの動作は,表示・印刷セットアップでは[キー割当]タブで
設定します。環境設定ファイルでは,表示・印刷環境ファイルで設定します。
8.3.1 キー割り当てに関するセットアップの画面
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[キー割当]タブを次に示します。なお,次の画面で選択されて
いる設定は標準値です。
XMAP3/Web for Cosminexus の[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[キー割当]タブ,および
[その他のキー割当]ダイアログは次の画面になります。
235
8 画面に関する環境設定
8.3.2 キーボードのカスタマイズ
キー割り当てに関する設定項目について説明します。
各設定項目と表示・印刷環境ファイルの記述との対応は,タイトル横に示しています。スタンドアロン構成
の環境では,キーボードの設定はすべてのサービスで共通になるため,表示サービス名には必ず「*」を指
定します(表示・印刷セットアップを使用する場合は,サービス名を意識する必要はありません)。
(1) 機種
実際に使用しているキーボードの機種を設定します。
• DOS/V 標準キーボード
• ノート型キーボード(テンキーなしキーボード)
236
8 画面に関する環境設定
! 注意事項
PC-9800 シリーズのキーボードは非サポートです。選択しないでください。
(2) フルキーボード側 Enter キーの動作(表示サービス名.DCLNFD=)
フルキーボード側(キーボードの文字キー側)にある Enter キーの動作を指定します。
• 復改キー(RETURN)
復改キーとして動作します。次の行以降で最初の入力できるオブジェクトにフォーカス(またはカーソ
ル)を移動します。
• 送信(実行)キー(EXECUTE)
送信(実行)キーとして動作します。AP にイベントを通知します。ノート型パソコンなどテンキーの
ないキーボードを持つ機種は,この指定になります。
• タブキー(TAB)
タブキーとして動作します。次の行以降で最初の入力できるオブジェクトにフォーカス(またはカーソ
ル)を移動します。
(3) 右 Ctrl キーでの送信動作(表示サービス名.DCRCTL=)
右[CTRL]キーの動作を Ctrl キーの動作か,送信(実行)キーにするかを指定します。
• 右 Ctrl キー(CTRL)
Ctrl キーとして動作します。
• 送信(実行)キー(EXECUTE)
送信(実行)キーとして動作します。
(4) Break キーの動作(表示サービス名.DCKBRK=)
[Break]キーおよび[Ctrl]+[Pause]キーの動作を無効にするかどうかを指定します。
• Break キー(BREK)
割込キーとして動作します。AP にイベントを通知します。
• 無効(NONE)
[Break]キーを押しても何も動作しません。
なお,この項目は XMAP3/Web for Cosminexus だけでサポートしています。
(5) PageUp キーの動作(表示サービス名.DCKPUP=)
[PageUp]キーの動作をどのキーに割り当てるかを指定します。
• PA1 キー(PA1)
PageUp の動作を PA1 キーに割り当てます。
• ウィンドウスクロールキー(SCRL)
ウィンドウをスクロールするためのキーとして使用する場合に指定します。上方向へのスクロールを
行います(スクロールバーで上方向のボタンを押したときと同じ動作)。ただし,実際にスクロールす
るのは,表示・印刷セットアップの[デザイン 1]タブの「その他のウィンドウ表示オプション」で,
「画面よりも大きい場合スクロールバーを付ける」をチェックしたときだけです。それ以外の場合はス
237
8 画面に関する環境設定
クロールバーが付加されないので,キーを操作しても何も起こりません。また,AP にイベントが通知
されることもありません。
• タブキー(TAB)
タブキーとして使用する場合に指定します。
• バックタブキー(BTAB)
バックタブとして使用する場合に指定します。
• PF13 キー(PF13)
PageUp の動作を PF13 キーに割り当てます。
• PF14 キー(PF14)
PageUp の動作を PF14 キーに割り当てます。
• マイナスタブキー(MTAB)
入力した数値の先頭に「-」を付けて,右寄せする場合に指定します。
• 無効(NONE)
[PageUp]キーを押しても何も動作しません。なお,この項目は XMAP3/Web for Cosminexus だけ
でサポートしています。
• 前行キー(BLINE)
前行にカーソルを移動します。なお,この項目は XMAP3/Web for Cosminexus だけでサポートして
います。
(6) End キーの動作(表示サービス名.DCKEND=)
[End]キーの動作を指定します。
• フィールドクリアキー(FIELD)
フィールドクリアに使用する場合に指定します。
• 無効(NONE)
[End]キーを押しても何も動作しません。
• 最終フィールドキー(ENDFLD)
最終フィールドにカーソルを移動します。
なお,この項目は XMAP3/Web for Cosminexus だけでサポートしています。
(7) PageDown キーの動作(表示サービス名.DCKPDN=)
PageDown の動作をどのキーに割り当てるかを指定します。
• PA2 キー(PA2)
PageDown の動作を PA2 キーに割り当てます。
• ウィンドウスクロールキー(SCRL)
ウィンドウをスクロールするためのキーとして使用する場合に指定します。上方向へのスクロールを
行います(スクロールバーで上方向のボタンを押したときと同じ動作)。ただし,実際にスクロールす
るのは,表示・印刷セットアップの[デザイン 1]タブの「その他のウィンドウ表示オプション」で,
「画面よりも大きい場合スクロールバーを付ける」をチェックしたときだけです。それ以外の場合はス
クロールバーが付加されないので,キーを操作しても何も起こりません。また,AP にイベントが通知
されることもありません。
• タブキー(TAB)
238
8 画面に関する環境設定
タブキーとして使用する場合に指定します。
• バックタブキー(BTAB)
バックタブとして使用する場合に指定します。
• PF13 キー(PF13)
PageDown の動作を PF13 キーに割り当てます。
• PF14 キー(PF14)
PageDown の動作を PF14 キーに割り当てます。
• マイナスタブキー(MTAB)
入力した数値の先頭に「-」を付けて,右寄せする場合に指定します。
• 無効(NONE)
[PageDown]キーを押しても何も動作しません。なお,この項目は XMAP3/Web for Cosminexus
だけでサポートしています。
• 復改キー(RETURN)
復改キーとして動作します。次の行以降で最初の入力できるオブジェクトにフォーカス(またはカーソ
ル)を移動します。なお,この項目は XMAP3/Web for Cosminexus だけでサポートしています。
(8) テンキーボード側 Enter キーの動作(表示サービス名.DCEXEC=)
キーボードのテンキー側にある Enter キーの動作を指定します。キーボードの機種に「ノート型キーボー
ド(テンキーなしキーボード)」を指定した場合は,この設定は無効になります。
• 送信(実行)キー(EXECUTE)
送信(実行)キーとして動作します。AP にイベントを通知します。ノート型パソコンなどテンキーの
ないキーボードを持つ機種は,この指定になります。
• 復改キー(RETURN)
復改キーとして動作します。次の行以降で最初の入力できるオブジェクトにフォーカス(またはカーソ
ル)を移動します。
• タブキー(TAB)
タブキーとして動作します。次に入力できるオブジェクトにフォーカス(またはカーソル)を移動しま
す。ただし,Shift キーと合わせてもバックタブキーとしては動作しません。
(9) テンキー側/キーの動作(表示サービス名.DCKDIV=)
テンキー側の[/]キーの動作を指定します。
ただし,日本語入力システム(IME)が起動しているとき,
[/]の入力は IME が文字入力として扱うため
に,指定した動作となりません。IME を終了してから入力してください。または,IME の設定で[/]入
力を常に半角で入力するように設定(IME が立ち上がっている状態でも特定のキー入力を,IME を介さず
に,直接キーから入力したのと同じ状態にする設定)ができるならば,その指定をする方式もあります。
• /キー(LETTER)
文字「/」として使用する場合に指定します。
• タブキー(TAB)
Tab として使用する場合に指定します。
• バックタブキー(BTAB)
BackTab として使用する場合に指定します。
239
8 画面に関する環境設定
• フィールドクリアキー(FIELD)
フィールドクリアに使用する場合に指定します。
• マイナスタブキー(MTAB)
入力した数値の先頭に「-」を付けて,右寄せする場合に指定します。
(10) テンキー側*キーの動作(表示サービス名.DCKMUL=)
テンキー側の[*]キーの動作を指定します。
ただし,日本語入力システム(IME)が起動しているときには,
[/]入力の場合と同様の注意が必要です。
• *キー(LETTER)
文字「*」として使用する場合に指定します。
• タブキー(TAB)
Tab として使用する場合に指定します。
• バックタブキー(BTAB)
BackTab として使用する場合に指定します。
• フィールドクリアキー(FIELD)
フィールドクリアに使用する場合に指定します。
• マイナスタブキー(MTAB)
入力した数値の先頭に「-」を付けて,右寄せする場合に指定します。
(11) テンキー側−キーの動作(表示サービス名.DCKSUB=)
テンキー側の[−]キーの動作を指定します。
ただし,日本語入力システム(IME)が起動しているときには,
[/]入力の場合と同様の注意が必要です。
• −キー(LETTER)
文字「−」として使用する場合に指定します。
• タブキー(TAB)
Tab として使用する場合に指定します。
• バックタブキー(BTAB)
BackTab として使用する場合に指定します。
• フィールドクリアキー(FIELD)
フィールドクリアに使用する場合に指定します。
• マイナスタブキー(MTAB)
入力した数値の先頭に「-」を付けて,右寄せする場合に指定します。
(12) テンキー側+キーの動作(表示サービス名.DCKADD=)
テンキー側の[+]キーの動作を指定します。
ただし,日本語入力システム(IME)が起動しているときには,
[/]入力の場合と同様の注意が必要です。
• +キー(LETTER)
文字「+」として使用する場合に指定します。
240
8 画面に関する環境設定
• タブキー(TAB)
Tab として使用する場合に指定します。
• バックタブキー(BTAB)
BackTab として使用する場合に指定します。
• フィールドクリアキー(FIELD)
フィールドクリアに使用する場合に指定します。
• マイナスタブキー(MTAB)
入力した数値の先頭に「-」を付けて,右寄せする場合に指定します。
(13) その他のキー割当
その他,割り当てることができるキーの動作を設定します。なお,この項目は XMAP3/Web for
Cosminexus だけでサポートしています。
• [Shift]+[Home]キーの動作(表示サービス名.DCSHOM=)
[Shift]+[Home]キーの動作を指定します。
• 無効(NONE)
[Shift]+[Home]キーを押しても何も動作しません。
• データキー(DATA)
データキーとして使用する場合に指定します。
• [Shift]+[Delete]キーの動作(表示サービス名.DCSDEL=)
[Shift]+[Delete]キーの動作を指定します。
• 無効(NONE)
[Shift]+[Delete]キーを押しても何も動作しません。
• フィールドクリアキー(FIELD)
フィールドクリアに使用する場合に指定します。
• [Ctrl]+[Tab]キーの動作(表示サービス名.DCCTAB=)
[Ctrl]+[Tab]キーの動作を指定します。
• マイナスタブキー(MTAB)
入力した数値の先頭に「-」を付けて,右寄せする場合に指定します。
• 無効(NONE)
[Ctrl]+[Tab]キーを押しても何も動作しません。
• [Ctrl]+[Delete]キーの動作(表示サービス名.DCCDEL=)
[Ctrl]+[Delete]キーの動作を指定します。
• Screen キー(SCRN)
Screen キーとして使用する場合に指定します。
• データキー(DATA)
データキーとして使用する場合に指定します。
• [Ctrl]+[End]キーの動作(表示サービス名.DCCEND=)
[Ctrl]+[End]キーの動作を指定します。
• データキー(DATA)
データキーとして使用する場合に指定します。
241
8 画面に関する環境設定
• 無効(NONE)
[Ctrl]+[End]キーを押しても何も動作しません。
• [Ctrl]+[PageUp]キーの動作(表示サービス名.DCCPUP=)
[Ctrl]+[PageUp]キーの動作を指定します。
• PA3 キー(PA3)
PA3 キーとして使用する場合に指定します。
! 注意事項
[PageUp]キーに,タブキーの動作を指定している場合,
[Ctrl]+[PageUp]キーでマイナスタブキー
の動作になります。
• 無効(NONE)
[Ctrl]+[PageUp]キーを押しても何も動作しません。
• [Ctrl]+[→]キーの動作(表示サービス名.DCCRGT=)
[Ctrl]+[→]キーの動作を指定します。
• ウィンドウスクロールキー(SCRL)
ウィンドウスクロールキーとして使用する場合に指定します。
• タブキー(TAB)
タブキーとして使用する場合に指定します。
• [Ctrl]+[←]キーの動作(表示サービス名.DCCLFT=)
[Ctrl]+[←]キーの動作を指定します。
• ウィンドウスクロールキー(SCRL)
ウィンドウスクロールキーとして使用する場合に指定します。
• バックタブキー(BTAB)
バックタブキーとして使用する場合に指定します。
242
8 画面に関する環境設定
8.4 キー操作に関する設定
画面の実行時に使用するキー操作は,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[キー操作 1],[キー操作
2],[キー操作 3]タブで設定します。
8.4.1 キー操作に関するセットアップの画面
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[キー操作 1],[キー操作 2],[キー操作 3]タブを次に示しま
す。なお,次の画面で選択されている設定は標準値です。
• [キー操作 1]タブ
• [キー操作 2]タブ
243
8 画面に関する環境設定
XMAP3/Web for Cosminexus の[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[キー操作 2]タブは次
の画面になります。
• [キー操作 3]タブ
244
8 画面に関する環境設定
8.4.2 キー操作のカスタマイズ
キー操作に関する設定項目について説明します。
各設定項目と表示・印刷環境ファイルの記述との対応は,タイトル横に示しています。スタンドアロン構成
の環境では,設定はすべてのサービスで共通になるため,表示サービス名には必ず「*」を指定します(表
示・印刷セットアップを使用する場合は,サービス名を意識する必要はありません)。
(1) フィールドキーの動作(表示サービス名.DCFCLR=)
フィールドキー(End キー)を押したときの動作を指定します。
• カーソル以降をクリア(AFTER)
カーソル以降の文字をクリアします。
• テキスト/フィールド全けたクリア(ALL)
カーソル位置に関係なくフィールド内のすべての文字列をクリアします。
(2) 後退キーの動作(表示サービス名.DCBKSP=)
後退キーの動作を指定します。
• 直前のオブジェクト(BTAB)
直前のオブジェクトにフォーカス(またはカーソル)を移動します。
• 1 文字削除(BSDEL)
直前の文字を削除し,間を詰めます。
• ヌル((00)16)置換(BSNULL)
直前の文字を削除し,間を詰めないでその位置をヌル(00)16 にします。
245
8 画面に関する環境設定
(3) 挿入キーの動作(表示サービス名.DCINMD=)
CUI 画面のフィールド,または GUI 画面のフィールドボックス,入出力テキストボックスでの挿入キーの
動作を指定します。
• 挿入/上書きモードの切り替え(TGL)
挿入キー操作で挿入モードと上書きモードを切り替えます。この場合,挿入モードではカーソルが I の
形状(アイカーソル)になり,上書きモードでは■の形状(ボックスカーソル)になります。
• ヌル((00)16)文字挿入(NULL)
挿入キー操作でその位置にヌル((00)16)文字を挿入します。
(4) 挿入/上書きモードのデフォルト設定(表示サービス名.DCINST=)
挿入キーの動作で「挿入/上書きモードのデフォルト設定」を設定したときに,挿入/上書きモードの初期
状態を指定します。
• 上書きモード(UPDATE)
初期状態は上書きモードとなります。
• 挿入モード(INSERT)
初期状態は挿入モードとなります。
(5) 文字挿入の範囲(表示サービス名.DCINKY=)
挿入キーの動作で「ヌル((00)16)文字挿入」を設定したときに,ヌル((00)16)文字挿入できる範囲を指
定します。
• テキスト/フィールドの最後まで(FIELD)
テキスト(またはフィールド)の最後まで文字を挿入できます。挿入によって,右側にはみ出した文字
は削除されていきます。
• テキスト/フィールドのヌル(00)16 まで(NULL)
テキスト/フィールドの右側にヌル(00)16 が空いているとき,空いている分だけ挿入できます。空きが
なくなった時点でエラーになります。
(6) データキーの動作(表示サービス名.DCDTTF=)
データキー(106 キーボードでは[Ctrl]+[End]キー)を押したときの動作を指定します。
• 未入力状態(RESET)
すべての入出力テキスト・フィールドを未入力状態にします。そのまま何も入力しないで画面確定(送
信)すると,AP には初期クリア文字が返ります。
• ヌル((00)16)クリア状態(SET)
すべての入出力テキスト・フィールドをヌルクリア状態(フィールドキーを押した状態)にします。そ
のまま何も入力しないで画面確定(送信)すると,AP にはデータ消去通知文字が返ります。
(7) 入力直後 AP へ制御を渡す(自動送信)動作(表示サービス名.DCAENT=)
入力直後 AP へ制御を渡す(自動送信)動作を指定します。コンボボックス,またはスピンボックスの値を
ホイールマウスで変更している間は,この設定項目の内容にかかわらず,自動送信はされません。自動送信
属性を指定したコンボボックス,またはスピンボックスの値をホイールマウスで変更するとき,ホイールマ
ウスで値を変更したあとに,他オブジェクトにフォーカスを移動させると,自動送信が行われます。
246
8 画面に関する環境設定
• 常に制御を渡す(ALL)
入力直後 AP へ制御を渡す指定をしたオブジェクトに対して,フォーカス/カーソル離脱時に,常に制
御を渡します。
• データ変更時だけ制御を渡す(UPDATE)
入力直後 AP へ制御を渡す指定をしたオブジェクトに対して,データ操作があった場合だけ,フォーカ
ス/カーソル離脱時に,制御を渡します。
(8) リストボックスの動作(表示サービス名.DCMLSM=)
リストボックスでのマウス動作を指定します。
• マウスクリックだけで動作(MULTI)
マウスでの選択動作はクリックだけで行います。
• Shift キー、マウスドラッグも使用(EXTENDED)
複数選択リストボックスの場合,マウスクリック以外にも Shift キー併用による連続選択動作や,マウ
スドラッグによる連続選択動作を可能にします。
• ダブルクリックによるイベント通知を使用(サービス名.DCLSTW=)
この項目をチェックすると,リストボックス上の項目をダブルクリックすると「送信」と同様のイベン
ト通知動作となります(SEND)。チェックをオフにすると,ダブルクリックは選択→選択解除のトグル
動作となります(NORMAL)。また,リストボックスが「自動スキップ属性」の場合は,自動スキップ
動作が優先され,この指定は無視されます。
(9) 強制確定キーの動作
強制確定キーの動作を指定します。
(a) PA1〜3/Break/Screen キーを強制確定キーにする(表示サービス名.DCSRED=)
• この項目をチェックすると,PA1〜3/Break/Screen キーを押した場合に画面上のデータ内容を
チェックしないで AP にイベントを通知する,強制確定キーになります(FORCE)。
• チェックをオフにすると画面上のデータ内容をチェックして,その内容が妥当であれば AP にイベント
を通知します(CHECK)。
(b) 入力済みデータを送らない(表示サービス名.DCSXPI=)
• この項目をチェックすると強制確定キーを操作した場合,イベントだけの通知を行い,画面上のデータ
を AP に送りません(XPIBASE)。
• チェックをオフにすると,画面上のデータを AP に送ります(NORMAL)。ただし,強制確定キーの場
合,画面上のデータ内容をチェックしないため,そのデータ内容は AP でチェックする必要があります。
(10) コピー&ペーストモード(表示サービス名.DCCPMD=)
フィールドボックス,および CUI 画面でのコピー&ペースト動作のモードを指定します。
• 単一フィールド(FIELD)
単一フィールドだけがコピー&ペーストの対象となります。
• 複数フィールド(RECTANGLE)
表などに並んだ複数のフィールドがコピー&ペーストの対象になります。
ただし,複数行にわたるフィールドを含む画面を対象とする場合は指定しないでください。
247
8 画面に関する環境設定
GUI 画面については,どちらを選択しても単一フィールドになります。
(11) タブ/改行コードをペーストする(表示サービス名.DCDCCP=)
テキストエディタなどから XMAP3 の実行時の画面にコピー&ペーストするときに,タブまたは改行コード
もペーストするかどうかを指定します。コピー&ペーストモードで「単一フィールド」を選択している場合
に指定できます。
• この項目をチェックすると,コピーした文字列をタブおよび改行コードも含めてペーストします(0)。
• チェックをオフにすると,コピーした文字列をタブおよび改行コードを削除してペーストします(3)。
コピー&ペーストモードで「複数フィールド」を指定している場合,「タブ/改行コードをペーストす
る」の指定にかかわらず,タブおよび改行コードは矩形領域をコピー&ペーストするための制御用の
コードとなります。
(12) コピー&ペースト操作キー(表示サービス名.DCCPKY=)
コピー&ペースト操作をするキーを指定します。
• Ctrl+Ins,Shift+Ins(Ins)
コピーキーを[Ctrl]+[Ins]としペーストキーを[Shift]+[Ins]にします。
• Ctrl+C,Ctrl+V(CV)
コピーキーに[Ctrl]+[C]を,ペーストキーに[Ctrl]+[V]を追加します。
[Ctrl]+[Ins]およ
び[Shift]+[Ins]の操作も有効になります。
[Ctrl]+[Ins]および[Shift]+[Ins]の操作を無効にするには,
「Ctrl+Ins,Shift+Ins を使用しな
い」チェックボックスをオンにします。表示・印刷環境ファイルで指定する場合,
(PC)を指定します。
なお,この項目は XMAP3/Web for Cosminexus だけでサポートしています。
• PC/WS で切り替え(SYSTEM)
C/S 構成のとき,Windows では[Ctrl]+[C]&[Ctrl]+[V]にし,UNIX では[Ctrl]+[Ins]
&[Shift]+[Ins]が操作キーになります。
[Ctrl]+[C]&[Ctrl]+[V]指定のとき,ショートカットキー指定に[Ctrl]+[C]&[Ctrl]+[V]
があった場合,ショートカットキーの指定は無効になり,コピー&ペースト動作が優先されます。
(13) カーソルキーの動作(表示サービス名.DCCURS=)
CUI 画面,および GUI 画面のフィールドボックスでのカーソルキーの動作を指定します。動作について
は,「5 マウスとキー操作(Windows)」を参照してください。
• 全ての位置(FREE)
カーソルは,フィールドの有無に関係なく,画面のどこにでも移動します。
• 活性フィールド(PROTECT2)
カーソルは,キー入力できるフィールド(活性)の先頭に移動します。
• 全てのフィールド(PROTECT1)
カーソルは,フィールドの活性,不活性に関係なくすべてのフィールドの先頭に移動します。
(14) カーソルと連動したスクロール(表示サービス名.DCSLCR=)
CUI 画面,および GUI 画面のフィールドボックスのスクロールバーを操作するときに,カーソルがウィン
ドウまたはフィールドボックスの端にきたとき,ウィンドウやフィールドボックスをスクロールしてカーソ
ルを見える状態にするかどうかを指定します。
248
8 画面に関する環境設定
• 連動してスクロールする(ON)
カーソルと連動してスクロールします。
• 独立した動作をする(OFF)
カーソルとスクロールは独立して動かします。したがって,カーソルをどのように移動してもウィンド
ウは止まったままになります。
(15) スクロール量
GUI 画面のフィールドボックスでのスクロールの単位を指定します。
(a) 縦スクロール量(表示サービス名.DCVRSL=)
縦方向のスクロールの単位を 01〜24 行で指定します。ホイールマウスでスクロールする場合,指定した
スクロール量は,ホイールマウスを 1 メモリ回転させたときのスクロール量になります。パラメタの指定
を省略すると,01 が仮定されます。
(b) 横スクロール量(表示サービス名.DCHRSL=)
横方向のスクロールの単位を 01〜80 桁で指定します。ホイールマウスによる横スクロールには対応して
いません。パラメタの指定を省略すると,01 が仮定されます。
(16) スクロール時のカーソル移動(表示サービス名.DCCRSL=)
CUI 画面,および GUI 画面のフィールドボックスで,スクロール動作によってカーソルが見えない状態に
なったとき,カーソルをスクロールアウトしないで,常に見える状態にするかどうかを指定します。
• 移動して見える状態にする(ON)
カーソルが CUI 画面,およびフィールドボックスの表示領域の外に出ないように移動します。
• 移動しない(OFF)
カーソルは,移動しません。ウィンドウやフィールドボックスの外に出て,見えなくなることもありま
す。
(17) 入力フィールドが無い場合のカーソルキー動作(表示サービス名.DCCUAK=)
GUI 画面のフィールドボックスに入力フィールドがない場合のカーソルキー動作を指定します。
• カーソル移動(CURS)
カーソルキーの操作によってフィールドボックス上のカーソルが移動します。03-00 よりも古いバー
ジョンの XMAP と同じ動作にしたい場合はこちらを選択してください。
• スクロール(BAR)
カーソルキーの操作によってフィールドボックスがスクロールします。スクロールバー上の矢印ボタ
ンを押した場合と同じ動作となります。この指定をした場合は,フィールドボックス上にカーソルは表
示されません。
(18) 画面を一部上書きする場合のスクロール状態(表示サービス名.DCKPSL=)
GUI 画面のフィールドボックスで,表示形態が「一部上書」で同じ画面を表示する場合,スクロール状態
を,前回と同じ状態に維持するかどうかを指定します。表示形態が「全面書換」の場合,スクロール状態の
指定は無効となります。
• 維持する(ON)
前回のスクロール状態を維持します。
249
8 画面に関する環境設定
「カーソルと連動したスクロール」で「連動してスクロール」を指定している場合,画面表示時にカー
ソルが見えない位置にあるため,スクロールが必要になったときは,前回のスクロール状態から最小限
のスクロールをします。
「カーソルと連動したスクロール」で「独立した動作をする」を指定のとき,カーソルの位置にかかわ
らず,前回と同じスクロール状態で表示します。
• 維持しない(OFF)
スクロール状態を維持しません。
(19) 候補選択コントロール(単一選択)の動作(表示サービス名.DCSGSL=)
ラジオボタンおよび単一選択リストボックスで,フォーカスが位置づいた項目を自動的に選択状態とするか
どうかを指定します。
• 選択キー操作またはマウス操作により選択(FREE)
フォーカスを位置づけても,項目は選択状態になりません。項目は,キー操作やマウス操作で選択しま
す。
• フォーカスを位置づけることにより選択(FOCUS)
フォーカスが位置づいた項目は,自動的に選択されます。
該当ラジオボタン,または単一選択リストボックスで,カーソルキーでフォーカスを移動すると選択項
目もフォーカス位置に移動します。
該当ラジオボタン,または単一選択リストボックスで,項目が何も選択されていない状態でカーソル
キーを操作すると,フォーカスだけ移動して項目は選択されません。
(20) コンボボックスのメニューが閉じているときの動作(表示サービス名.DCCMCS=)
コンボボックスのメニューが表示されていないときに,カーソルキーを押したときの動作を指定します。こ
の設定項目の設定内容にかかわらず,ホイールボタンを回転させた場合は,メニューを選択します。
• カーソルキーでメニューを開く(OPEN)
メニューが表示されていない状態でカーソルキーを押すと,メニューが表示されるようになります。表
示されたメニューから,メニュー項目を選択します。
• カーソルキーでメニューを選択する(SELECT)
メニューが表示されていない状態でカーソルキーを押すと,メニューを表示しないでメニュー項目を選
択できるようになります。上カーソルキーまたは下カーソルキーを押すと,対応するメニュー項目が逐
次,コンボボックスに表示されます。
(21) キーバインド定義(*.COKYFC=)
キーの割り当てを指定します。このオプションは,すべてのサービスで共通となり,各サービスに指定でき
ません。表示サービス名には,必ず*を指定してください。
• ONLINE:オンライン系(PF キーは AP で使用できる)
• MOTIF:Motif,Windows 系(「PF10」の機能は,メニューバーへのフォーカス移動となる)
(22) マウス右ボタンの動作(表示サービス名.DCLCCP=,表示サービス名.DCRBMN=)
GUI 画面および CUI 画面で右クリックしたときの動作を設定します。コピー範囲の指定やペースト位置
の指定はマウスで操作できます。
• マウスによるペーストを使用する(表示サービス名.DCLCCP=ON,表示サービス名.DCRBMN=OFF)
250
8 画面に関する環境設定
マウスの左ボタンのダブルクリックでコピー,右ボタンのクリックで貼り付けをするときに選択しま
す。
• 右クリックによるメニューを表示する(表示サービス名.DCLCCP=OFF,表示サービス
名.DCRBMN=ON)
右クリックすると,次に示すメニューが開くように設定するときに指定します。なお,XMAP3/Web
for Cosminexus では表示できるメニューが異なります。
• [コピー]:選択したテキストをコピーします。
• [貼り付け]:クリップボードの内容を貼り付けます。
• [手前に表示]:選択した画面を最前面に表示します。
• [標準表示]:選択した画面を通常の優先度で表示します。
• [後ろに表示]:選択した画面を背面に表示します。
• [文字サイズ選択]:XMAP3 の画面サイズを変更するメニューです。文字サイズに合った画面サイ
ズに変更できます。
[手前に表示]または[後ろに表示]を選択したあとで,アプリケーションを再起動すると,[標準表
示]に戻ります。
XMAP3/Web for Cosminexus で表示されるメニューを次に示します。
• [コピー]:選択したテキストをコピーします。
• [貼り付け]:クリップボードの内容を貼り付けます。
• [印刷]:ハードコピー印刷を実行します。ハードコピー機能を使用しない設定の場合,表示されま
せん。ハードコピー機能については,
「15.1.4(2) XMAP3/Web for Cosminexus で有効になる定
義項目」を参照してください。
• [文字サイズ選択]:XMAP3 の画面サイズを変更するメニューです。文字サイズに合った画面サイ
ズに変更できます。
• 右クリックによるメニューを表示する(表示サービス名.DCLCCP=ON,表示サービス
名.DCRBMN=ON)
表示サービス名.DCLCCP=OFF,表示サービス名.DCRBMN=ON と同じ動作となります。
• 使用しない(表示サービス名.DCLCCP=OFF,表示サービス名.DCRBMN=OFF)
右クリックによる操作ができないようにします。コピー&ペーストはメニューやキーだけで操作しま
す。
(23) 複数フィールドのペーストモード(表示サービス名.DCPAST=)
「コピー&ペーストモード」が「複数フィールド」の場合のペースト動作を指定します。「単一フィールド」
の場合,この指定は無効になります。
• 複数フィールドのペースト動作(COPY)
フィールドの先頭からペーストを行います。
XMAP3 画面のカーソルがフィールドの途中に位置づいていても,フィールドの先頭からペーストを行
います。ペースト前のフィールドに文字が入力されていると,フィールドの文字をクリアして,フィー
ルドの先頭からペーストを行います。
この項目を指定しない場合と同じ動作となります。
• 単一フィールド相当のペースト動作(FIELD)
カーソル位置からペーストを行います。
251
8 画面に関する環境設定
ペースト前のフィールドに文字が入力されていると,上書き,または挿入を行います。入力済みの文字
列を残したペーストを行えます。
ペースト文字列にタブ/改行コードを含む場合,キー操作相当の動作でカーソルを移動します。「単一
フィールド」の設定で選択できる「タブ/改行コードをペーストする」には影響されません。
• 単一フィールド相当(矩形ペースト可)のペースト動作(RECTANGLE)
カーソル位置からペーストを行います。
複数行(矩形)をまとめてコピー&ペーストできます。
ペースト前のフィールドに文字が入力されていると,上書き,または挿入を行います。入力済みの文字
列を残したペーストを行えます。
ペースト文字列にタブ/改行コードを含む場合,キー操作相当の動作でカーソルを移動します。「単一
フィールド」の設定で選択できる「タブ/改行コードをペーストする」には影響されません。
252
8 画面に関する環境設定
8.5 ショートカットキーに関する設定
画面を操作するショートカットキーは,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[ショートカットキー]
タブで設定します。
8.5.1 ショートカットキーに関するセットアップの画面
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[ショートカットキー]タブを次に示します。なお,次の画面で
選択されている設定は標準値です。
ショートカットタブの各ボタンの役割を次に説明します。
• [↑上へ] :選択したキーを,直前のキーと入れ替えます。
• [←追加] :割り当て可能なキーを,現在の割り当てに追加します。
• [←交換→] :選択したキーと割り当て可能なキーを入れ替えます。
• [削除→] :選択したキーを削除します。
• [↓下へ] :選択したキーを直後のキーと入れ替えます。
• [キー指定なし]:選択したキーを「指定なし」の状態にします。
8.5.2 ショートカットキーのカスタマイズ
ショートカットキーに関する設定項目について説明します。
(1) ショートカットキーの指定(表示サービス名.DCACEL[n]=)
メニューバーのメニューの機能を直接実行するために割り当てるキーボードのキーを指定します。表示・印
刷環境ファイルの設定値は,半角英字の小文字または大文字で指定します。メニューへのショートカット表
示は,
「Ctrl +半角英大文字」になります。入力では,半角英字の小文字と大文字との区別がなく,Ctrl +
半角英小文字と Ctrl +半角英大文字とは同じ機能を実行します。n の値は,ドローの画面定義のメニュー
253
8 画面に関する環境設定
バーで設定した番号に対応した,次の値の範囲で指定してください。なお,パラメタの指定を省略すると
「指定なし」が仮定されます。
• 01〜16
設定値が半角英字の小文字,または大文字以外の場合は,「指定なし」として扱われショートカットを
表示しません。
• 割り当て可能なキー
[ショートカットキー]タブの「割り当て可能なキー」として,設定できるキーの種類を次に示します。
Ctrl + A Ctrl + B Ctrl + C※
Ctrl + D Ctrl + E Ctrl + F
Ctrl + G Ctrl + H Ctrl + J
Ctrl + K Ctrl + L Ctrl + M
Ctrl + N Ctrl + O Ctrl + V※
Ctrl + W Ctrl + X Ctrl + Y
Ctrl + Z
注※
コピー&ペースト操作キー(表示サービス名.DCCPKY=)に Ins(Ctrl+Ins,Shift+Ins)を指定し
ている場合に,
「割り当て可能なキー」として設定できます。コピー&ペースト操作キー(表示サー
ビス名.DCCPKY=)に CV(Ctrl+C,Ctrl+V)を指定している場合,または SYSTEM を指定し
て,[Ctrl]+[C]と[Ctrl]+[V]が操作キーとなっている場合,ショートカットキーの指定は
無効になります。コピー&ペースト動作が優先されます。
254
8 画面に関する環境設定
8.6 ファンクションキーに関する設定
キーボード上の特定のキーまたは複数のキーの組み合わせ(ファンクションキー)に対して,そのキーを押
したときに発生するイベント(ファンクション)の割り当てを,必要に応じてカスタマイズできます。ま
た,ファンクションキーを使用するかどうかを指定できます。
ファンクションキーの割り当ては,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[ファンクションキー]タブ
で設定します。
8.6.1 ファンクションキーに関するセットアップの画面
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[ファンクションキー]タブを次に示します。なお,次の画面で
選択されている設定は標準値です。
「ファンクションキー」欄には,ファンクションを割り当てることのできるキー,およびキーの組み合わせ
が一覧表示されます。この設定値は,変更できません。
「割当てファンクション」欄には,ファンクションキーに割り当てられたファンクションが表示されます。
割り当てを変更する場合は,「割当てファンクション」を選び,表示されるリストから目的のファンクショ
ンを選んでください。
8.6.2 ファンクションキーの割り当てとイベント通知コードの関係
画面表示 AP の実行時にファンクションキーが押されると,そのファンクションキーに割り当てられたファ
ンクション(つまり,確定キーのイベント)の通知コードが,XMAP3 から AP に通知されます。確定キー
を押したときに発生するイベントと通知コードの対応は,XMAP3 の開発環境としてドローセットアップ
「イベント通知コード」で設定されています。
表示・印刷セットアップでのファンクションキーのセットアップと,ドローセットアップでのイベント通知
コードのセットアップとの関係を次に示します。
255
8 画面に関する環境設定
8.6.3 ファンクションキーのカスタマイズ
各ファンクションキーに割り当てるファンクションの設定について説明します。
(1) ファンクションの設定
ファンクションの設定の意味を説明します。
• 標準のファンクション(ACT)
そのファンクションキーを使用することを示します。キーを押すと,標準のイベント通知コードが AP
に通知されます。
• 割り当てなし(NOACT)
そのファンクションキーを使用しないことを示します。キーを押しても,AP にイベントは通知されま
せん。
ファンクションキー[F1]〜[F12]および[Shift]+[F1]〜[Shift]+[F12]には設定できませ
ん。
• ファンクション 1(F01)〜ファンクション 84(F84)
そのファンクションキーを使用することを示します。キーを押すと,指定したファンクションに対応す
るイベント通知コードが AP に通知されます。
(2) ファンクションキーに割り当てられるファンクションの設定
キーボード上の各ファンクションキーに対して,割り当てることができるファンクションの設定を次の表に
示します。
表 8‒2 ファンクションキーとファンクションの関係
ファンクションキー
F1〜F12
256
ファンクションの設定値
標準のファンクション(ACT)※2,
8 画面に関する環境設定
ファンクションキー
(表示サービス名.DCFKEY[1]〜[12])
[Shift]+[F1]〜[F12]
(表示サービス名.DCSKEY[1]〜[12])
ファンクションの設定値
ファンクション 1(F01),
:
ファンクション 84(F84)
[Ctrl]+[F1]〜[F12]※1
標準のファンクション(ACT),
(表示サービス名.DCCKEY[1]〜[12])
割り当てなし(NOACT)※2,
[Shift]+[Ctrl]+[F1]〜[F12]※1
(表示サービス名.DCSCKY[1]〜[12])
ファンクション 1(F01),
:
ファンクション 84(F84)
[Alt]+[F1]〜[F12]※1
(表示サービス名.DCAKEY[1]〜[12])
[Shift]+[Alt]+[F1]〜[F12]※1
(表示サービス名.DCSAKY[1]〜[12])
[Ctrl]+[Alt]+[F1]〜[F12]※1
(表示サービス名.DCCAKY[1]〜[12])
注
表示・印刷環境ファイルに記述するパラメタと設定値は,ファンクションキー欄とファンクションの設定値欄に( )
で示しています。指定例を次に示します。
表示サービス名.DCFKEY[1]=ACT
注※1
GUI 画面の場合だけ設定が有効になります。
注※2
標準値を示します。
(3) ファンクションキーの割り当ての一括設定
[ファンクションキー]タブのボタンを使用すると,一括設定ができます。各ボタンの役割を次に説明しま
す。
[F1〜F24 を標準のファンクションに割り当てる]
使用できるファンクションを,ファンクション 1(F01)〜ファンクション 24(F24)にします。この
場合,ファンクション 1〜ファンクション 24 に割り当てられたキーを押したときだけ,対応する標準
のイベント通知コードが AP に通知されます。そのほかのファンクション 25〜ファンクション 84 は
「割当てなし(NOACT)」となり,キーを押してもイベントは AP に通知されません。
この設定をすると,XMAP3 のバージョン 03-01 以前を使用した環境と同様の環境になります。
[全てを標準のファンクションに割り当てる]
使用できるファンクションをファンクション 1(F01)〜ファンクション 84(F84)にします。この場
合,ファンクション 1〜ファンクション 84 に割り当てられたキーを押すと,対応する標準のイベント
通知コードが AP に通知されます。
257
8 画面に関する環境設定
8.7 デザインに関する設定
画面表示の形式など,画面のデザインは,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[デザイン 1],[デザ
イン 2]タブで設定します。
8.7.1 デザインに関するセットアップの画面
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[デザイン 1],[デザイン 2]タブを次に示します。なお,次の
画面で選択されている設定は標準値です。
• [デザイン 1]タブ
XMAP3/Web for Cosminexus の[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[デザイン 1]タブは次
の画面になります。
258
8 画面に関する環境設定
次に示す内容が不活性で表示されます。
• コントロールボックス
• タイトルバー
• 最少化ボタン
• 最大化ボタン
• 閉じるボタン
• 1 次ウィンドウの位置
• 「1 次ウィンドウの表示オプション」の画面の位置を保存する
• 「その他のウィンドウ表示オプション」の全画面表示する
• 「その他のウィンドウ表示オプション」の画面より大きい場合スクロールバーを付ける
• [デザイン 2]タブ
259
8 画面に関する環境設定
XMAP3/Web for Cosminexus の[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[デザイン 2]タブは次
の画面になります。
ウィンドウアイコンが不活性で表示されます。
8.7.2 デザインのカスタマイズ
デザインに関する設定項目について説明します。ただし,
「(17) けい線種(表示サービス名.DCFLKD=)」
以降は,表示・印刷環境ファイルで直接指定してください。
260
8 画面に関する環境設定
(1) コントロールボックス(表示サービス名.DCWNCT=)
コントロールボックスを表示するかどうかを指定します。
• 表示する(YES)
コントロールボックスを表示します。
• 表示しない(NO)
コントロールボックスを表示しません。
なお,この項目は Web ブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexus では指定できません。
(2) タイトルバー(表示サービス名.DCWNTL=)
タイトルバーを表示するかどうかを指定します。
• 表示する(MAP)
基本的にはタイトルバーを表示します。ただし,ドローの定義で「表示しない」を指定した場合は表示
しません。
• 表示しない(NONE)
ドローの定義に関係なく,常にタイトルバーを表示しません。この指定があった場合は,コントロール
ボックス,最小化ボタン,最大化ボタン,および閉じるボタンについての表示する/表示しないの指定
は無効となり,タイトルバーの領域全体が表示されなくなります。ウィンドウの移動などの操作ができ
なくなるので,運用には十分配慮してください。
なお,XMAP3/Web for Cosminexus では,この項目は次の動作となります。
• 表示する(MAP)
マップ定義にタイトルの指定がある場合,マップ定義に指定したタイトルが Web ブラウザのタイトル
バーに表示されます。
マップ定義にタイトルの指定がない場合,Web ブラウザのタイトルバーに「XMAP3」が表示されま
す。
• 表示しない(NONE)
起動 HTML の<TITLE>タグで指定した文字列がタイトルバーに表示されます。
この項目は Web ブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexus ではタイトルバーを非表示に
はできません。XMAP3/Web for Cosminexus ではこの項目によって,Web ブラウザのタイトルバーの
タイトル文字列が変わります。
(3) 最小化ボタン(表示サービス名.DCWNMN=)
最小化ボタンを表示するかどうかを指定します。
• 表示する(YES)
最小化ボタンを表示します。
• 表示しない(NO)
最小化ボタンを表示しません。
なお,この項目は Web ブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexus では指定できません。
261
8 画面に関する環境設定
(4) 最大化ボタン(表示サービス名.DCWNMX=)
最大化ボタンを表示するかどうかを指定します。
• 表示する(YES)
最大化ボタンを表示します。
• 表示しない(NO)
最大化ボタンを表示しません。
なお,この項目は Web ブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexus では指定できません。
(5) 閉じるボタン(表示サービス名.DCMPCS=)
タイトルバーの右端の閉じるボタン,および左端のコントロールメニューで閉じるメニューを使用するかど
うかを指定します。
• 表示しない(OFF)
閉じるボタンを表示しません。
• 表示する(ON)
閉じるボタンを表示します。
XMAP3 では,この閉じるボタンが操作された場合,直接ウィンドウをクローズしないで,AP に対し
て閉じるボタンが操作されたというイベントを通知します。このイベント通知コードに対応する処理
がない場合,AP は終了しません。閉じるボタンに対応していない AP を使用する場合は,実際の AP
の操作者に混乱を与えるので,閉じるボタンを使わないことをお勧めします。
通知されるイベントは Break キーに対応するイベント通知コードと同じです。このコードが通知され
た場合,AP の操作者の運用形態に合わせて,次のような処理をしてください。
• Break の通知コードが帰ってきたとき,AP で必要な処理をしてから終了する。
• すぐに終了すると不具合がある場合には,二次ウィンドウで確認し,その応答内容で終了するかど
うかを決める。
なお,この項目は Web ブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexus では指定できません。
(6) オブジェクトの外観(表示サービス名.DCSHAD=)
AP 実行時に表示する画面の外観を指定します。
• 2D 表示(NORMAL)
オブジェクトを 2D(平面的な表示)にします。
• 3D 表示(SIMPLE)
オブジェクトを 3D(立体的な表示)にします。
! 注意事項
オブジェクトの外観が 2D 表示と 3D 表示では,文字サイズが同じでも,1 行当たりのドット数が異なるた
め,画面全体の高さが異なります。画面サイズの詳細については,マニュアル「XMAP3 開発ガイド」を参
照してください。
(7) オペレータインジケータ(表示サービス名.DCOPPS=)
オペレータインジケータの表示位置を指定します。
「下に表示」,
「上に表示」,
「表示しない」,または「拡張
表示」の中から一つ指定します。OpenTP1(TP1/MCF)連携の場合,オペレータインジケータの表示位
262
8 画面に関する環境設定
置は,サーバ側で指定します。指定できる表示位置は,「下に表示」または「上に表示」だけです。AP 実
行時に表示されるオペレータインジケータの内容については,「付録 A オペレータインジケータ一覧」を
参照してください。
ドローで「オペレータインジケータを表示しない」を定義していると,この設定に関係なくオペレータイン
ジケータは表示されません。
• 下に表示(BOTTOM)
ウィンドウの下側(日本語入力モード表示エリアの上部)に表示します。
• 上に表示(TOP)
ウィンドウの上側(メニューバーの下部)に表示します。
• 表示しない(NONE)
オペレータインジケータを表示しません。
• 拡張形式(EXTEND)
ウィンドウ下部にステータスバー形式で表示します。
(8) 1 次ウィンドウの位置(表示サービス名.DCMPPS=)
2 回目以降の画面表示での一次ウィンドウの表示位置を,ドローの定義に従うかどうかを指定します。ただ
し,ウィンドウ XY 位置を,左上,中央,右下,左下,右上と指定した場合は,画面定義が優先されます。
• ウィンドウ操作を優先する(OFF)
前回のユーザが移動したウィンドウの位置を XMAP3 が記憶して,その位置に表示します。
• 画面定義を優先する(ON)
ドローの画面定義で指定した位置に表示します。
なお,この項目は Web ブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexus では指定できません。
(9) 1 次ウィンドウの表示オプション
CUI 画面および GUI 画面の一次ウィンドウの画面のサイズを変更するかどうか,AP で最初の XMAP3 の
画面を開くときに,画面を閉じたときと同じ画面サイズ,同じ位置で表示するかどうかを指定します。
XMAP3 の画面サイズ,およびディスプレイでの表示位置を保存して,前回画面を閉じたときと同じ画面サ
イズおよび位置で表示するときは,[1 次ウィンドウの表示オプション]の「画面のサイズを変更する」と
「画面の位置を保存する」を選択してください。なお,XMAP3 をタスクマネージャから強制終了した場合,
終了時の画面サイズおよび画面位置では表示されません。
(a) 画面のサイズを変更する(表示サービス名.DCWSRS=)
画面のサイズを変更するかどうか,AP で最初の XMAP3 の画面を開くときに,画面を閉じたときと同じ画
面サイズで表示するかどうかを指定します。
この項目を選択する場合は,[1 次ウィンドウの位置]の「ウィンドウ操作を優先する」を選択し,[1 次
ウィンドウの表示オプション]の「画面のサイズを変更する」を選択してください。
• 画面のサイズを変更する(ON)
XMAP3 の画面サイズを変更でき,AP で最初の XMAP3 の画面を開くときに,画面を閉じたときと同
じ画面サイズで表示します。ドローでの画面定義時に,画面属性で,「ウィンドウのサイズ変更を抑止
する」にチェックして定義しても,画面サイズを変更できます。
263
8 画面に関する環境設定
なお,GUI 画面の二次ウィンドウは,サイズを変更できません。二次ウィンドウは,一次ウィンドウの
画面サイズを基準に画面サイズが決定されます。
画面サイズを変更する操作には,次の 2 とおりがあります。
• 画面の枠をマウスでドラッグして変更
GUI 画面の一次ウィンドウと CUI 画面の枠をマウスでドラッグして変更できます。画面の縦横比
率が維持されます。
なお,この操作での画面のサイズの変更は,XMAP3/Web for Cosminexus ではサポートしていま
せん。
• 画面上でマウスを右クリックして,文字サイズを指定して変更
マウスを右クリックし,
[文字サイズ選択]メニューから文字サイズを選ぶと,文字サイズに合った
画面サイズに変更できます。
マウスの右クリックで文字サイズを指定して変更できるようにする場合は,表示・印刷セットアッ
プの[キー操作 3]タブで「右クリックによるメニューを表示する」を指定します。右クリックの
動作については,
「8.4.2(22) マウス右ボタンの動作(表示サービス名.DCLCCP=,表示サービス
名.DCRBMN=)」を参照してください。
• 画面のサイズを変更しない(OFF)
(b) 画面の位置を保存する(表示サービス名.DCWPRS=)
AP で最初の XMAP3 の画面を開くときに,画面を閉じたときと同じ画面位置に表示するかどうかを指定し
ます。
• 画面の位置を保存する(ON)
AP で最初の XMAP3 の画面を開くときに,画面を閉じたときと同じ画面位置に表示します。ただし,
ドローの画面属性で,ウィンドウ XY 位置を,左上,中央,右下,左下,右上と指定した場合,前回画
面を終了したときの位置に関係なく,定義された位置に表示されます。動的変更で,ウィンドウ XY 位
置を,左上,中央,右下,左下,右上と指定した場合も同様です。
• 画面の位置を保存しない(OFF)
CUI 画面の場合,ディスプレイの左上の位置に表示します。GUI 画面の場合,ドローの画面定義で指
定した位置に表示します。
なお,この項目は XMAP3/Web for Cosminexus ではサポートしていません。
(10) その他のウィンドウ表示オプション
(a) 全画面表示する(表示サービス名.DCWNSW=)
• この項目をチェックすると,一次ウィンドウをデスクトップ画面に対して最大化表示します(FULL)。
この場合,タイトルバーは付加しますが,ウィンドウの移動はできません。
全画面表示に設定すると,ドローでの画面定義時に,画面属性で,「ウィンドウのサイズ変更を抑止す
る」のチェックを外して定義しても,ウィンドウのサイズ変更はできません。また,画面に壁紙を指定
している場合は,壁紙は定義した画面の大きさまでしか,大きくなりません。
• チェックをオフにすると通常のウィンドウ表示になります(WIN)。この項目をチェックしても,二次
ウィンドウは全画面表示になりません。
なお,この項目は Web ブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexus では指定できません。
(b) 画面よりも大きい場合スクロールバーを付ける(表示サービス名.DCVTSL=)
• この項目をチェックすると,次の場合にウィンドウ全体にスクロールバーが付加されます(ON)。
264
8 画面に関する環境設定
• 物理的な画面よりも大きなウィンドウを表示しようとした場合
• ドローの定義でリサイズ可能なウィンドウを指定したとき,リサイズ操作によって,定義したウィ
ンドウよりも小さなウィンドウになった場合
• この項目のチェックをオフにすると,ウィンドウにスクロールバーは付きません(OFF)。
なお,この項目は Web ブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexus では指定できません。
(c) エラーをダイアログ表示する(表示サービス名.DCMSDG=)
• この項目をチェックすると,オペレータインジケータに表示される入力エラーをダイアログとして表示
します(YES)。
• この項目のチェックをオフにすると,オペレータインジケータだけへの表示となります(NO)。
(11) 2 次ウィンドウの操作(表示サービス名.DCSWMV=)
二次ウィンドウの移動操作を許すかどうかを指定します。
• 移動操作ができる(ON)
二次ウィンドウを移動できます。
• 移動を抑止(OFF)
二次ウィンドウを移動できません。
(12) 入力テキストへのアンダードット表示(表示サービス名.DCGEUD=)
GUI 画面で入力できる入力テキストのアンダードットの有無を指定します。
• アンダードット表示しない(OFF)
アンダードットを表示しません。
• 入力テキスト全てに表示(ON)
入力テキストすべてにアンダードットを表示します。
• 数字/数値/金額項目に表示(NUM)
数字,数値,および金額項目にアンダードットを表示します。
(13) エラーダイアログの操作(表示サービス名.DCMSMV=)
「エラーをダイアログ表示する」を指定した場合,そのダイアログの移動操作を許すかどうかを指定します。
• 移動操作ができる(ON)
エラーダイアログを移動できます。
• 移動を抑止(OFF)
エラーダイアログを移動できません。
(14) プッシュボタンのフォーカス枠(表示サービス名.DCGPBB=)
プッシュボタンにフォーカスが移ったときの枠の太さを指定します。
• 細い(DOT1)
1 ドットの線にします。
• 太い(DOT2)
2 ドットの線にします。
265
8 画面に関する環境設定
(15) ウィンドウアイコン
XMAP3 の実行画面に表示されるアイコンに,ユーザが独自に作成したアイコンを使うことができます。次
の画面に表示されるアイコンが対象となります。
• ウィンドウ(一次・二次)のタイトルバー
• タスクバー
• ウィンドウ切り替えダイアログ
アイコンは,アイコンファイル(拡張子.ico のファイル)として準備しておきます。
なお,この項目は Web ブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexus では指定できません。
(a) ユーザ定義ウィンドウアイコンを使用する
ユーザ独自のアイコンを使用する場合に,「ユーザ定義ウィンドウアイコンを使用する」のチェックをオン
にします。
この項目のチェックがオフになっている場合,実行時の画面には,XMAP3 の標準アイコンが表示されま
す。
(b) ウィンドウアイコンファイル(表示サービス名.DCICFN="パス名")
「ユーザ定義ウィンドウアイコンを使用する」のチェックをオンにしたとき,アイコンファイル(.ico)の
パスを指定します。「ウィンドウアイコンファイル」のテキストボックスにパスを直接入力するか,[参照]
ボタンをクリックしてファイルを選択するダイアログで指定します。
設定の注意を次に示します。
• アイコンファイルのパスには,表示サービスが動作する Windows マシン上のパスを指定してくださ
い。
• UNC パスを指定することもできます。
(例)
\\machine1\CommonIconFiles\User.ico
• パスの指定がない場合や,指定したアイコンファイルを開くことができない場合,実行時には XMAP3
の標準アイコンが表示されます。
(c) アイコンファイル作成時の注意
ウィンドウのタイトルバー(コントロールメニュー)およびタスクバーでは,16×16 ピクセルのアイコン
表示となります。また,ウィンドウ切り替えダイアログでは,32×32 ピクセルのアイコン表示となりま
す。したがって,アイコンファイルの作成時には,両方のサイズを考慮してアイコンをデザインすることを
お勧めします。
指定したアイコンファイルのアイコンが,表示対象のサイズと異なる場合は,Windows によって自動的に
拡大または縮小されて表示されます。このため,作成時のデザインと実行時に表示されるデザインが異なる
場合があります。
(16) 日付時刻項目
和暦日付の入力をチェックするときの元号の区切り,および元年表示をするかどうかを指定します。
266
8 画面に関する環境設定
(a) 和暦のチェック条件(表示サービス名.DCGCKO=)
• 戸籍六法方式(ROPO)
戸籍六法方式に従って元号を区切ります。戸籍六法方式に従った元号の区切りは次のとおりです。
• 明治 1 年 9 月 8 日〜45 年 7 月 29 日
• 大正 1 年 7 月 30 日〜15 年 12 月 24 日
• 昭和 1 年 12 月 25 日〜64 年 1 月 7 日
• 平成 1 年 1 月 8 日〜
• JIS 規格方式(JIS)
JIS 規格方式に従って元号を区切ります。JIS 規格方式に従った元号の区切りは次のとおりです。
• 明治 1 年 9 月 8 日〜45 年 7 月 30 日
• 大正 1 年 7 月 31 日〜15 年 12 月 25 日
• 昭和 1 年 12 月 26 日〜64 年 1 月 7 日
• 平成 1 年 1 月 8 日〜
• JIS 規格と戸籍六法の混在方式(MIX)
JIS 規格方式と戸籍六法方式を混在させた方式に従って元号を区切ります。混在方式に従った元号の区
切りは次のとおりです。
• 明治 1 年 9 月 8 日〜45 年 7 月 30 日
• 大正 1 年 7 月 30 日〜15 年 12 月 25 日
• 昭和 1 年 12 月 25 日〜64 年 1 月 7 日
• 平成 1 年 1 月 8 日〜
(b) 表示(表示サービス名.DCGSHO=)
• 数字表示(OFF)
元号が変わった最初の年を「1 年」と表示します。
• 元年表示(ON)
元号が変わった最初の年を「元年」と表示します。
(17) けい線種(表示サービス名.DCFLKD=)
GUI 画面の CUI フィールドボックスに表示するけい線の種類を指定します。この指定は,XMAP3 以外の
システムで作成したマップとの互換性のためのものであり,XMAP3 のドローで生成したマップでは指定は
無効です。
• SOLID:実線
• ETOUT:凸型(盛り上がった線)
• ETIN :凹型(へこんだ線)
設定値が,上記指定値以外の場合,SOLID が仮定されます。CUI 画面では,設定値は常に SOLID として
扱われます。
267
8 画面に関する環境設定
(18) けい線幅(表示サービス名.DCFLWD=)
GUI 画面の CUI フィールドボックスに表示するけい線の太さを指定します。けい線種に SOLID(実線)
を指定したときのけい線の太さを次の表に示します。この指定は,XMAP3 以外のシステムで作成したマッ
プとの互換性のためのものであり,XMAP3 のドローで生成したマップでは指定は無効です。
表 8‒3 けい線種に実線を指定したときのけい線の太さ
けい線幅
けい線の太さ
NARROW
細線
MIDDLE
中線
WIDE
太線
EWIDE
極太線
設定値が,この表の指定値以外の場合は,NARROW が仮定されます。ただし,けい線種別に ETOUT
(凸型),および ETIN(凹型)を指定したときのけい線の太さは,けい線幅にこの表の指定値のどれを指定
しても中線となります。また,CUI 画面では,けい線は常に NARROW(細線)として扱われます。
(19) 入力フィールドのアンダードット表示(表示サービス名.DCUDOT=)
CUI 画面の入出力フィールド,または GUI 画面の CUI フィールドボックス中の入出力フィールドのアン
ダードットの有無を指定します。
• ON :アンダードットあり
• OFF:アンダードットなし
268
8 画面に関する環境設定
8.8 日本語入力に関する設定
画面の実行時に使用する日本語入力の詳細情報は,
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[日本語入力]
タブで設定します。
8.8.1 日本語入力に関するセットアップの画面
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[日本語入力]タブを次に示します。なお,次の画面で選択され
ている設定は標準値です。
8.8.2 日本語入力のカスタマイズ
日本語に関する設定項目について説明します。
(1) 日本語入力変換位置(表示サービス名.DCWFEP=)
日本語を入力するとき,文字を変換する位置を指定します。
• 入力オブジェクト上(INLINE)
入力するオブジェクト位置で変換します。
• 日本語入力の変換ウィンドウ上(SYSTEM)
日本語入力自体の変換ウィンドウで変換します。
(2) 日本語入力方式(表示サービス名.DCJROM=)
日本語を入力するときの入力方式を指定します。
• 日本語入力の設定に従う(DEF)
日本語入力システム(IME)の設定に従います。
• ローマ字入力(ON)
269
8 画面に関する環境設定
日本語入力時,ローマ字入力になります。
• カナ入力(OFF)
日本語入力時,ローマ字入力になりません。
日本語入力システム(IME)の仕様で,アプリケーションからローマ字/カナ入力方式の変更ができない場
合,日本語入力方式の指定で XMAP3 から変更できません。 この場合,
「日本語入力の指定に従う(DEF)」
を指定してください。
(3) 全角スペースコードの扱い(*.COSPCD=)
全角のスペースが入力されたときに,AP に返すコードを指定します。このオプションは,すべてのサービ
ス共通の指定になり,サービスごとに変更できません。また,表示サービス名には,必ず「*」を指定しま
す。
• 半角スペース 2 個に変換して返す(4040)
全角スペースを半角スペース 2 個に変換して AP に返します。変換は全角スペース入力操作時に行わ
れ,画面上には半角スペース 2 個で表示されます。
• 全角スペースをそのまま返す(A1A1)
全角スペースのまま AP に返します。
!
注意事項
このオプションは,日本語入力での全角文字の扱いを設定します。コピー&ペーストで全角のスペースを入力し
た場合は,このオプションの設定に関係なく,全角スペースがそのまま表示されます。
(4) 日本語入力の自動制御(表示サービス名.DCSIFT=)
入力できるテキスト(またはフィールド)にカーソルが位置づいたときに,日本語入力状態を自動的に変更
するかどうかを指定します。
• 自動制御する(ON)
入力できるテキスト(またはフィールド)にカーソルが位置づけられると,自動的に「日本語入力状
態」になります。カーソルがほかのフィールドに移ると「日本語入力状態」がオフになります。
• 自動制御しない(OFF)
「日本語入力状態」は変化しません。
「日本語入力状態」がオンの場合は,次のオブジェクトにカーソル
が位置づいてもオンのままになります。
(5) 自動起動するオブジェクト種別(表示サービス名.DCKFEP=)
フォーカス(またはカーソル)が位置づいたときに,日本語入力を自動起動するオブジェクト種別を指定し
ます。
Windows 版 XMAP3 の場合
• 使用目的が日本語(0D)
使用目的が日本語,またはカナのオブジェクトのときに,日本語入力システムを起動するときに指
定します。日本語入力システムを使用しない場合はチェックを外してください。
漢字テキストまたはフィールドは,設定に関係なく日本語入力システムが起動します。
• 使用目的がカナ(0C)
270
8 画面に関する環境設定
使用目的が日本語,またはカナのオブジェクトのときに,日本語入力システムをカナにして起動す
るときに指定します。日本語入力システムを使用しないで,直接キーボードからカナ入力したい場
合は,チェックを外してください。
UNIX 版 XMAP3 の場合
• 使用目的が日本語またはカナ(FEPON)
使用目的が「日本語」で詳細目的が「漢字」※,または「カナ」のオブジェクトの場合に日本語入力
システムを起動します。
• 使用目的が日本語(FEPOFF)
使用目的が「日本語」で詳細目的が「漢字」※のオブジェクトの場合に日本語入力システムを起動し
ます。
注※
CUI の場合はデータ型「漢字(NN)」「漢字(XX)」が該当します。
(6) 使用目的が英数での日本語入力モード(表示サービス名.DCJAMD=)
使用目的が「英数」のオブジェクトに半角カタカナを入力する場合は,日本語入力システムを起動させ,日
本語入力モードに切り替える方法があります。この設定では,日本語入力モードに切り替わったときの入力
モードをカスタマイズできます。
この設定は,
「日本語入力の自動制御」の「自動制御する」が指定されていることが前提です。対象オブジェ
クトは GUI 画面と CUI 画面のキー入力できるオブジェクトです※。
注※
使用目的が「MCR」や「パスワード」の入出力テキストボックスにも,この設定は有効となります。
• 半角・英数モード(HFALPN)
使用目的が「英数」のオブジェクトにデータを入力する際に,日本語入力モードに切り替えると,半角
の英数字を入力するモードになります。
• 全角・ひらがなモード(FLHIRA)
使用目的が「英数」のオブジェクトにデータを入力する際に,日本語入力モードに切り替えると,全角
のひらがなを入力するモードになります。
• 半角・カタカナモード(HFKATA)
使用目的が「英数」のオブジェクトにデータを入力する際に,日本語入力モードに切り替えると,半角
のカタカナを入力するモードになります。
• 自動制御しない(NOCTRL)
日本語入力モードに切り替えたとき,XMAP3 では入力モードを自動的に設定しません。入力モード
は,日本語入力システムでの指定,または入力モードのプロパティで設定している入力モードの状態に
依存します。
(7) 日本語入力対象外オブジェクト(表示サービス名.DCDFEP=)
日本語入力の対象外,入力オブジェクトでの日本語入力の動作を指定します。
• 日本語入力をオフ(OFF)
日本語入力を強制的にオフにします。
• 日本語入力をオフにしない(CONT)
271
8 画面に関する環境設定
直前のオブジェクトで日本語入力を手動で起動した場合は,引き続いて日本語入力を起動したままにし
ます。
8.8.3 日本語入力に関する注意
ベンダ固有文字は,Windows の環境に依存するため,使用できなくなることがあります。ベンダ固有文字
は,外字に置き換えて使用することをお勧めします。
272
8 画面に関する環境設定
8.9 表示色に関する設定
画面の実行時に使用する表示色は,
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[表示色]タブで設定します。
8.9.1 表示色に関するセットアップの画面
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[表示色]タブを次に示します。なお,次の画面で選択されてい
る設定は標準値です。
8.9.2 ドローでの定義とセットアップ情報との関係
ドローで定義した表示色とここで設定する表示色との関係について説明します。
273
8 画面に関する環境設定
表示・印刷環境ファイルでの設定値との関係を次の表に示します。
表 8‒4 表示・印刷環境ファイルでの設定値との関係
種別
文字色
拡張
文字色
背景色
274
パラメタ
省略時仮定値※1
設定内容
初期値
*.DCCLNM[1]=
FF0000
カラーパレット色番号 1
赤系
*.DCCLNM[2]=
00AA00
カラーパレット色番号 2
緑系
*.DCCLNM[3]=
FFCD00
カラーパレット色番号 3
黄系
*.DCCLNM[4]=
0000FF
カラーパレット色番号 4
青系
*.DCCLNM[5]=
D24AD2
カラーパレット色番号 5
紫系
*.DCCLNM[6]=
00D7FF
カラーパレット色番号 6
空色系
*.DCCLNM[7]=
FFFFFF
カラーパレット色番号 7
白系
*.DCCLNM[8]=
000000
カラーパレット色番号 8
黒系
*.DCCLXF[1]=
800000
−
ダークレッド
*.DCCLXF[2]=
008000
−
ダークグリーン
*.DCCLXF[3]=
FF871E
−
ダークイエロー
*.DCCLXF[4]=
000080
−
ダークブルー
*.DCCLNM[9]=
F07880
カラーパレット色番号 9
赤系
*.DCCLNM[10]=
96C896
カラーパレット色番号 10
緑系
8 画面に関する環境設定
種別
省略時仮定値※1
パラメタ
拡張
背景色
設定内容
初期値
*.DCCLNM[11]=
E5E520
カラーパレット色番号 11
黄系
*.DCCLNM[12]=
729FFF
カラーパレット色番号 12
青系
*.DCCLNM[13]=
FFA6AF
カラーパレット色番号 13
ライトレッド
*.DCCLNM[14]=
9DBFF5
カラーパレット色番号 14
ライトブルー
*.DCCLNM[15]=
F0F0F0※2
カラーパレット色番号 15
白系
*.DCCLNM[16]=
BFBFC9※3
カラーパレット色番号 16
黒系
*.DCCLXB[1]=
000000
−
黒
*.DCCLXB[2]=
E0E0E0
−
ライトグレー
*.DCCLXB[3]=
808080
−
ダークグレー
*.DCCLXB[4]=
C0F0C0
−
ライトグリーン
*.DCCLXB[5]=
000800
−
ダークグリーン
*.DCCLXB[6]=
FFFFAA
−
ライトイエロー
*.DCCLXB[7]=
000080
−
ダークブルー
(凡例)
−:なし。
注※1
RGB 値は,表示色を赤(Red),緑(Green),青(Blue)の 3 原色に分解し,それぞれの色合いを 0〜FF(255)
までの値で表したものです。表示・印刷環境ファイルのパラメタの設定値では,16 進数で指定します。
注※2
標準値では FFFFFF になります。
注※3
標準値では C0C0C0 になります。
8.9.3 GUI と CUI の標準値の相違
GUI 画面と CUI 画面で使用する表示色の違いを次の表に示します。
表 8‒5 GUI 画面と CUI 画面で使用する表示色の違い
項目
GUI 画面
CUI 画面
備考
背景色の標準値
指定なし(パレット色番
号 12(青))
パレット色番号 8(黒)
−
オペレータインジケータの背景色の標
準値(ユーザ表示エリアを除く)
指定なし
パレット色番号 8(黒)
オペレータインジケータの文字の標準
値(ユーザ表示エリアを除く)
パレット色番号 8(黒)
パレット色番号 7(白)
−
けい線の標準色
パレット色番号 8(黒)
パレット色番号 7(白)
−
アンダードットの標準色
パレット色番号 8(黒)
パレット色番号 7(白)
−
GUI の指定なしはウィ
ンドウの背景色となる
275
8 画面に関する環境設定
項目
カーソルの標準値
GUI 画面
CUI 画面
備考
パレット色番号 8(黒)
パレット色番号 7(白)
−
(凡例)
−:なし。
8.9.4 表示色のカスタマイズ
表示色に関する設定項目について説明します。ここで説明する設定値は,表示・印刷環境ファイルに登録さ
れます。「(4) GUI オペレータインジケータ文字色(表示サービス名.DCGOCC=)」以降の設定は,直
接,表示・印刷環境ファイルで指定する必要があります。説明で出てくるパレット番号は,「(1) 色名称
(表示サービス名.DCCLNM[n]=)」で指定した内容が,表示・印刷環境ファイルに格納されたときの番号
になります。詳細については,「8.9.2 ドローでの定義とセットアップ情報との関係」を参照してくださ
い。
(1) 色名称(表示サービス名.DCCLNM[n]=)
カラーディスプレイに表示するウィンドウシステムの色を指定します。この指定によって,画面定義で使用
する色名称とを対応づけます。
XMAP3 の画面表示に使用する文字色と背景色を赤,緑,青(RGB 値)で指定します。文字色に指定でき
る値は 1〜8,背景色に指定できる値は 9〜16 です。背景色の指定は,ディスプレイの表示色が 256 色以
上の場合だけ有効になります。256 未満の場合は,Windows の画面のプロパティ「アプリケーション作業
領域」の設定値が有効になります。
(2) 拡張文字色(表示サービス名.DCCLXF[n]=)
文字に使用する,カラーディスプレイに表示するウィンドウシステムの拡張色を指定します。この指定に
よって,画面定義で使用する色名称とを対応づけます。XMAP3 の画面表示に使用する拡張文字色を赤,
緑,青(RGB 値)で指定します。
n に対応する色は,次のとおりです。
• 1:ダークレッド
• 2:ダークグリーン
• 3:ダークイエロー
• 4:ダークブルー
(3) 拡張背景色(表示サービス名.DCCLXB[n]=)
背景に使用する,カラーディスプレイに表示するウィンドウシステムの拡張色を指定します。この指定に
よって,画面定義で使用する色名称とを対応づけます。XMAP3 の画面表示に使用する拡張背景色を赤,
緑,青(RGB 値)で指定します。
n に対応する色は,次のとおりです。
• 1:黒
• 2:ライトグレー
• 3:ダークグレー
• 4:ライトグリーン
276
8 画面に関する環境設定
• 5:ダークグリーン
• 6:ライトイエロー
• 7:ダークブルー
拡張背景色の指定は,ディスプレイの表示色が 256 色以上のときだけ有効になります。256 未満の場合は,
Windows の画面のプロパティ「アプリケーション作業領域」の設定値が有効になります。
(4) GUI オペレータインジケータ文字色(表示サービス名.DCGOCC=)
GUI 画面のオペレータインジケータの文字色を,色名称で指定した表示・印刷環境ファイルのパレット色
番号から選んで指定します。パラメタの指定を省略すると,黒(08)が仮定されます。
拡張形式のオペレータインジケータの場合は,無効になります。
(5) GUI けい線色(表示サービス名.DCGFLC=)
GUI 画面のけい線の色を,色名称で指定した表示・印刷環境ファイルのパレット色番号から選んで指定し
ます。パラメタの指定を省略すると,黒(08)が仮定されます。
ドローでの画面定義時に,フィールドボックスダイアログを設定した場合,この指定は無効となり,フィー
ルドボックス内のけい線色はダイアログで指定した色となります。
(6) GUI カーソル色(表示サービス名.DCGCRC=)
GUI 画面のカーソルの色を,色名称で指定した表示・印刷環境ファイルのパレット色番号から選んで指定
します。パラメタの指定を省略すると,黒(08)が仮定されます。
「(16) カーソル,アンダードット色の制御(表示サービス名.DCGSTC=)」の値を「MANUAL」に指定
してください。
(7) GUI アンダードット色(表示サービス名.DCGUDC=)
GUI 画面のアンダードットの色を,色名称で指定した表示・印刷環境ファイルのパレット色番号から選ん
で指定します。パラメタの指定を省略すると,黒(08)が仮定されます。
「(16) カーソル,アンダードット色の制御(表示サービス名.DCGSTC=)」の値を「MANUAL」に指定
してください。
(8) GUI フォーカスなしオペレータインジケータ背景色(表示サービス名.DCGOFC=)
フォーカスのない GUI 画面のオペレータインジケータの背景色を,色名称で指定した表示・印刷環境ファ
イルのパレット色番号から選んで指定します。パラメタの指定を省略すると,ウィンドウの背景色が仮定さ
れます。
この指定は,ディスプレイの表示色が 256 色以上のときだけ有効になります。256 未満の場合は,
Windows の画面のプロパティ「アプリケーション作業領域」の設定値が有効になります。
拡張形式のオペレータインジケータの場合は,無効になります。
(9) GUI フォーカスありオペレータインジケータ背景色(表示サービス名.DCGONC=)
フォーカスのある GUI 画面のオペレータインジケータの背景色を,色名称で指定した表示・印刷環境ファ
イルのパレット色番号から選んで指定します。パラメタの指定を省略すると,ウィンドウの背景色が仮定さ
れます。
277
8 画面に関する環境設定
この指定は,ディスプレイの表示色が 256 色以上のときだけ有効になります。256 未満の場合は,
Windows の画面のプロパティ「アプリケーション作業領域」の設定値が有効になります。
拡張形式のオペレータインジケータの場合は,無効になります。
(10) CUI オペレータインジケータ文字色(表示サービス名.DCOPCC=)
CUI 画面のオペレータインジケータの文字色を,色名称で指定した表示・印刷環境ファイルのパレット色
番号から選んで指定します。指定できる値は 1〜16 です。パラメタの指定を省略すると,白(07)が仮定
されます。
拡張形式のオペレータインジケータの場合は,無効になります。
(11) CUI けい線色(表示サービス名.DCFLCL=)
CUI 画面のけい線の色を,色名称で指定した表示・印刷環境ファイルのパレット色番号から選んで指定し
ます。パラメタの指定を省略すると,白(07)が仮定されます。
(12) CUI カーソル色(表示サービス名.DCCURC=)
CUI 画面のカーソルの色を,色名称で指定した表示・印刷環境ファイルのパレット色番号から選んで指定
します。パラメタの指定を省略すると,白(07)が仮定されます。
(13) CUI アンダードット色(表示サービス名.DCUDTC=)
CUI 画面のアンダードットの色を,色名称で指定した表示・印刷環境ファイルのパレット色番号から選ん
で指定します。パラメタの指定を省略すると,白(07)が仮定されます。
(14) CUI フォーカスありオペレータインジケータ背景色(表示サービス名.DCOPNC=)
フォーカスのある CUI 画面のオペレータインジケータの背景色を,色名称で指定した表示・印刷環境ファ
イルのパレット色番号から選んで指定します。指定できる値は 1〜16 です。パラメタの指定を省略する
と,黒(08)が仮定されます。
拡張形式のオペレータインジケータの場合は,無効になります。
(15) CUI フォーカスなしオペレータインジケータ背景色(表示サービス名.DCOPFC=)
フォーカスのない CUI 画面のオペレータインジケータの背景色を,色名称で指定した表示・印刷環境ファ
イルのパレット色番号から選んで指定します。指定できる値は 1〜16 です。パラメタの指定を省略する
と,黒(08)が仮定されます。
拡張形式のオペレータインジケータの場合は,無効になります。
(16) カーソル,アンダードット色の制御(表示サービス名.DCGSTC=)
カーソル,アンダードット色の制御方法を指定します。
• AUTO:XMAP3 が自動制御する
• MANUAL:指定した色で表示する
278
8 画面に関する環境設定
8.10 表示文字に関する設定
実行時に使用する表示文字の詳細情報は,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[表示文字]タブで設
定します。この設定は,画面に表示する文字に関する設定で,帳票に印刷する文字には反映されません。
8.10.1 表示文字に関するセットアップの画面
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[表示文字]タブを次に示します。なお,次の画面で選択されて
いる設定は標準値です。
8.10.2 文字の設定と表示・印刷セットアップ(表示文字)との関係
XMAP3 で使用する表示文字の設定は,GUI 画面と CUI 画面とで,関連する設定内容が異なります。次に
GUI 画面と CUI 画面別に表示文字に関する設定内容の関係について説明します。
(1) 精細度と画面の解像度および表示モードの関係
ディスプレイの解像度と精細度との関係を次の表に示します。
表 8‒6 ディスプレイの解像度と精細度との関係
ディスプレイの解像度
表示モード
精細度
2D 表示(平面)
3D 表示(立体)
640×480
低精細
LDP
3DP
800×600
中精細
MDP
3DM
1024×768
高精細 1
HDP
3DH
上記以上
高精細 2
XDP
3DX
279
8 画面に関する環境設定
(2) GUI 画面での表示文字
GUI 画面で使用する表示文字は,次の三つの定義が関係しています。
1. 表示・印刷セットアップの「デザイン 1」で設定した「オブジェクトの外観(2D 表示/3D 表示)」
2. 画面の解像度
3. ドローでの基準文字サイズの設定
上記条件と XMAP3 の表示・印刷セットアップの「表示文字」で設定する内容と関係があります。AP 実行
時に表示される画面の表示文字は,表示・印刷セットアップの「表示文字」で設定した内容で表示されま
す。上記 1〜3 の条件に該当する表示文字が使用されます。
(例)
オブジェクトの外観 : 2D 表示
画面解像度 : 1,024×768
ドローの基準文字サイズ : 標準
上記設定では,表示・印刷セットアップの「表示文字」の設定で精細度が「高精細 1」(表示モードが
HDP)の「標準」文字サイズで指定した文字が使用されます。
表示文字については,「8.10.3 表示文字のカスタマイズ」を参照してください。
(3) CUI 画面での表示文字
CUI 画面で使用する表示文字は,次の三つの定義が関係しています。
1. 表示・印刷セットアップの「デザイン 1」で設定した「オブジェクトの外観(2D 表示/3D 表示)」
2. 画面の解像度
3. 表示・印刷環境ファイルの DCCHSZ で設定したフォント
DCCHSZ=24 : 標準の文字サイズ
DCCHSZ=16 : 小さい文字サイズ
上記条件と XMAP3 の表示・印刷セットアップの「表示文字」で設定する内容と関係があります。AP 実行
時に表示される画面の表示文字は,表示・印刷セットアップの「表示文字」で設定した内容で表示されま
す。上記 1〜3 の条件に該当する表示文字が使用されます。
(例)
オブジェクトの外観 : 2D 表示
画面解像度 : 1,024×768
DCCHSZ で設定したフォント: 標準文字サイズ
上記設定では,表示・印刷セットアップの「表示文字」の設定で表示モードが HDP(高精細 1)の標準文
字サイズで指定した文字が使用されます。
表示文字については,「8.10.3 表示文字のカスタマイズ」を参照してください。
(4) 表示文字属性の変更時の注意
表示文字を変更する場合,次の点に注意してください。
• 指定された表示文字サイズで,ドット数が小さい場合,指定表示フォントと異なったフォントで表示さ
れることがあります。これは,指定の組み合わせで表示すると見にくくなるため,ディスプレイドライ
280
8 画面に関する環境設定
バやウィンドウシステムが自動的にフォントを入れ替えて表示するためです(通常は標準ゴシックまた
は MS ゴシックに入れ替えられます)。したがって,ドット数を小さくするときは,ゴシック体を使用
することをお勧めします。
• 外字に対しては,Windows システムが外字ファイルの情報を基に表示します。標準では外字ファイル
はドットフォントのため,MS 明朝などの TrueType フォントとは外見が異なることがあります(特に
文字サイズドット数を大きくした場合)。この点を考慮して使用するフォント,文字サイズを決めてく
ださい。
8.10.3 表示文字のカスタマイズ
表示文字に関する設定項目について説明します。表示・印刷セットアップ(表示文字)と各設定項目との関
係を次の表に示します。
表 8‒7 表示・印刷セットアップ(表示文字)と各設定項目との関係(標準値)
オブジェクトの外観
3D 表示
低精細(3DP)
中精細(3DM)
高精細 1(3DH)
高精細 2(3DX)
2D 表示
基準文字
画面解像度
低精細(LDP)
中精細(MDP)
高精細 1(HDP)
サイズ
適用するフォント
文字サイズ
大※
22×11
標準
14×7
小
12×6
大※
22×11
標準
14×7
小
12×6
大※
22×11
標準
14×7
小
12×6
大※
22×11
標準
14×7
小
12×6
大※
24×12
標準
16×8
小
12×6
大※
24×12
標準
16×8
小
12×6
大※
32×16
標準
24×12
書体
MS ゴシック
MS ゴシック
281
8 画面に関する環境設定
オブジェクトの外観
基準文字
画面解像度
高精細 2(XDP)
サイズ
適用するフォント
文字サイズ
小
16×8
大※
32×16
標準
24×12
小
16×8
書体
注※
基準文字サイズの「大」は,CUI 画面では使用できません。
(1) 定義対象
オブジェクトの外観や,画面の解像度に対応する精細度ごとに,基準文字サイズ(ドローで画面の属性とし
て指定した文字サイズ)が「大」「標準」「小」の場合について,それぞれ指定します。
CUI 画面の場合は,表示・印刷環境ファイルの DCCHSZ パラメタで「標準」または「小」を指定します。
(2) 設定項目
各設定対象について,「フォント種別」と「文字サイズ」を指定します。
• フォント種別
「MS 明朝」または「MS ゴシック」を指定します。「標準明朝」または「標準ゴシック」を指定した場
合,これらのフォントは OS で提供されないため,通常は「MS 明朝」または「MS ゴシック」となり
ます。
CUI 画面では,指定できません。必ず「MS 明朝」で表示されます。
• 文字サイズ
ドット単位で,8〜48 の偶数値で指定します。
文字サイズ指定値が小さい場合(一般的に 16 ドット以下),ウィンドウシステムや,表示ドライバの仕
様によって,表示フォントが指定したものと異なったフォントに置き変わって(基本的には明朝がゴ
シック)表示されることがあります。そのため,標準文字と拡大文字が別のフォントで表示される場合
があります。
「文字サイズ」に小さい値を指定する場合は,
「フォント種別」にゴシック体を指定してく
ださい。
282
8 画面に関する環境設定
8.11 接続機器(MCR 装置)に関する設定
XMAP3 の画面機能では,MCR 装置で読み込んだ磁気カードのデータを入力できます。接続機器の情報
は,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[接続機器]タブで設定します。
ターミナルサービスを利用する場合,および Windows の共有環境(ユーザの簡易切り替え機能,リモー
トデスクトップ機能)を利用する場合は,MCR 装置を使用できません。
8.11.1 接続機器に関するセットアップの画面
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[接続機器]タブを次に示します。このセットアップは,MCR
装置を接続する Windows マシンにシリアル(COM)ポートが設定され,周辺デバイスが接続されている
ハードウェア環境で,XMAP3 の画面機能で使用することが前提になります。なお,次の画面で選択されて
いる設定は標準値です。
8.11.2 接続機器のカスタマイズ
MCR 装置の接続に関する設定項目について説明します。
(1) MCR 装置の使用有無(表示サービス名.DCMCRO=)
• MCR 装置を使用しない(NONE)
• MCR 装置を使用する(ALL)
セットアップの接続ポートで COM1,COM2,COM3,COM4 のどれかを選択した場合には,
「MCR 装
置を使用する」が自動設定されます。
283
8 画面に関する環境設定
(2) 接続ポート(表示サービス名.DCMCRP=)
MCR 装置を使用する場合には,接続するポートを指定します。指定できる値は 1〜4(COM1,COM2,
COM3,COM4)です。パラメタの指定を省略すると,1(COM1)が仮定されます。
この指定は,MCR 装置を「使用しない」を選択すると無効です。
(3) 入力データオーバフロー時にビープ音を鳴らす(表示サービス名.DCCMOB=)
MCR 装置から入力されたデータが内部バッファサイズである 256 バイトを超えた場合(MCR 用のカード
が異常な形式になっている場合)に,ビープ音を鳴らすかどうかを指定します。表示・印刷環境ファイルで
直接指定してください。
• ビープ音を鳴らす(NORMAL)
• ビープ音を鳴らさない(OFF)
284
8 画面に関する環境設定
8.12 論理ハードコピーに関する設定
論理ハードコピーの設定について説明します。論理ハードコピーは,セットアップ機能では設定できませ
ん。環境設定ファイルを直接編集して設定します。
8.12.1 論理ハードコピーのカスタマイズ
(1) 論理ハードコピー出力先の印刷サービス名(表示サービス名.DCPSNM=)
OLTP(TP1/NET/XMAP3)構成で,XMAP3 画面の表示中に「Ctrl+P」(印刷キー処理)操作によっ
て,CUI 画面および GUI 画面のフィールドボックスを対象に,画面そのものの印刷ではなく,オブジェク
トの文字データやけい線などを論理的に印刷する論理ハードコピーを行います。その印刷の出力先である
印刷サービス名を指定します。
パラメタの指定を省略すると,論理ハードコピーは実行されません。論理ハードコピー機能を使用する場
合,必ず指定してください。
(2) 論理ハードコピー用紙種別(印刷サービス名.PLPAKD=)
論理ハードコピーを印刷する用紙の種類を指定します。パラメタおよび設定値の大文字,小文字は区別され
ます。
• 出力用紙を連続紙として,排出(改ページ)する(CONT)
• 出力用紙を単票として,排出(改ページ)する(CUT)
(3) 論理ハードコピー用紙サイズ(印刷サービス名.PLPASZ=)
論理ハードコピーを印刷する単票の用紙サイズを指定します。連続紙印刷の場合は,このパラメタの指定は
無視されます。パラメタおよび設定値の大文字,小文字は区別されます。
指定パラメタ
用紙のサイズ
指定パラメタ
用紙のサイズ
A3P
A3 縦
A3L
A3 横
A4P
A4 縦
A4L
A4 横
A5P
A5 縦
A5L
A5 横
B4P
B4 縦
B4L
B4 横
B5P
B5 縦
B5L
B5 横
DEF
指定なし
(プリンタ依存)
(4) 論理ハードコピー行ピッチ(印刷サービス名.PLLNPC=)
論理ハードコピー印刷での行ピッチを指定します。パラメタおよび設定値の大文字,小文字は区別されま
す。設定できる値は次のとおりです。
3LPI,4LPI,6LPI,8LPI
285
8 画面に関する環境設定
(5) 論理ハードコピー文字ピッチ(印刷サービス名.PLCHPC=)
論理ハードコピー印刷での文字ピッチを指定します。パラメタおよび設定値の大文字,小文字は区別されま
す。
10CPI,12CPI
(6) 論理ハードコピー用紙排出有無(印刷サービス名.PLPAOT=)
論理ハードコピー印刷後に用紙を排出(改ページ)するかどうかを指定します。連続紙印刷の場合は,この
パラメタの指定は無視されます。パラメタおよび設定値の大文字,小文字は区別されます。
• 単票の用紙排出(改ページ)をする(ON)
• 単票の用紙排出(改ページ)をしない(OFF)
(7) 論理ハードコピー用紙排出先(印刷サービス名.PLOTDR=)
論理ハードコピー印刷後の用紙の排出先を指定します。連続紙印刷の場合は,このパラメタの指定は無視さ
れます。パラメタおよび設定値の大文字,小文字は区別されます。
• スタッカ(紙送り方向)側に用紙を排出する(STK)
• ホッパ(紙送り方向の逆)側に用紙を排出する(HOP)
(8) 論理ハードコピー上マージン(印刷サービス名.PLMGTP=)
論理ハードコピーを印刷する単票の上マージンの値(mm)を指定します。連続紙印刷の場合は,このパラ
メタの指定は無視されます。パラメタの大文字,小文字は区別されます。パラメタの指定を省略すると,
0mm が仮定されます。
• 印刷する単票の上マージンの値(0〜255)
(9) 論理ハードコピー左マージン(印刷サービス名.PLMGLF=)
論理ハードコピーを印刷する単票の左マージンの値(mm)を指定します。連続紙印刷の場合は,このパラ
メタの指定は無視されます。パラメタの大文字,小文字は区別されます。パラメタの指定を省略すると,
0mm が仮定されます。
• 印刷する単票の左マージンの値(0〜255)
286
9
帳票に関する環境設定
この章では,帳票(プリンタ)に関する実行環境の設定方法について説明しま
す。
287
9 帳票に関する環境設定
9.1 帳票印刷の環境設定
XMAP3 で作成した帳票を使用する場合の使用プリンタや印刷動作など,帳票に関する環境を,表示・印刷
セットアップを使用して設定します。表示・印刷セットアップを使って設定した帳票環境は,情報別に次の
ファイルに登録されます。表示・印刷セットアップが提供されない UNIX 版 XMAP3 では,次のファイル
を直接編集します。
• プリンタ構成ファイル(X3PPINF)
Windows 版 XMAP3 で扱うプリンタとサービス名の関係,プリンタの印刷モードや印刷オプションな
どの情報が登録されます。
• 仮想端末名ファイル(X3MWHOST/XMAPhosts)
AP で指定する仮想端末名とサービス名の関係が登録されます。
• 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)
印刷ページ長,用紙サイズ,グラフィックデータのモノクロ化などの情報が登録されます。ただし,表
示・印刷セットアップでは,表示・印刷環境ファイルの帳票環境に関するすべての設定項目を定義でき
ませんので,必要に応じて直接ファイルを編集してください。このセットアップ機能を使っても,表
示・印刷セットアップで設定できないパラメタの内容は,以前の状態のままで初期化されることはあり
ません。
表示・印刷セットアップでは,印刷に関する設定内容を,プリンタ構成ファイル,表示・印刷環境ファイ
ル,および仮想端末名ファイルに対してすべて更新します。前回登録した内容は,.BAK の拡張子を付けて
保存されます。誤って修正した場合は,作成したファイルを削除したあと,.BAK 付きのファイルを元の
ファイル名に変更すれば,以前のファイルに戻せます。
9.1.1 帳票印刷のシステム構成
(1) 帳票環境とプリンタの結び付け
帳票環境のセットアップとは,AP で扱う仮想端末を,XMAP3 の帳票印刷で使用するプリンタとして,
Windows 上に設定された実際のプリンタと結び付けることです。
スタンドアロン構成では,必要に応じて帳票環境を設定してください。スタンドアロン構成でプリンタを 1
台接続して使用する場合は,標準設定のままで使用することもできます。C/S 構成では,帳票環境は必ず
設定します。
AP で指定する仮想端末名,XMAP3 でのセットアップ,および Windows でのプリンタの設定がどのよう
に関連するかを次に示します。
288
9 帳票に関する環境設定
(a) スタンドアロン構成
289
9 帳票に関する環境設定
(b) C/S 構成
(2) 帳票環境のセットアップが必要な Windows マシン
帳票環境のセットアップは,プリンタが接続されている Windows マシンに必要です。Windows のネッ
トワークでプリンタ共用している場合は,XMAP3 の印刷サービスがある Windows マシンに必要です。
プリンタの構成例を次に示します。
290
9 帳票に関する環境設定
C/S 構成の実行環境の場合,表示・印刷セットアップで設定する帳票環境のうち,
[高度な設定]に含まれ
る「抹消線の形状」
「印刷ページ長」
「グラフィックデータのモノクロ化」および「印刷用紙サイズ」につい
ては,サーバ(AP を実行するアプリケーションサーバ)で設定した環境を全クライアントに適用させる
か,または,個々のクライアントごとに環境を設定するか,どちらかの方法を選択できます。ただし,[プ
リンタ]タブの上記以外の設定項目については,関係しません。
アプリケーションサーバでの設定を全クライアントに適用させたい場合
まず,サーバ上で表示・印刷セットアップの[アプリケーション 1]タブの「C/S の場合,アプリケー
ションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオンにしてください(標準で設定されている値
はオンです)。そして,サーバ上で表示・印刷セットアップを使って帳票環境のセットアップをします。
この場合,クライアントでの設定は無効になります。
個々のクライアントの設定を有効にする場合
まず,アプリケーションサーバ上で表示・印刷セットアップの[アプリケーション 1]タブの「C/S の
場合,アプリケーションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオフにしてください。さら
に,各クライアントの表示・印刷セットアップの[アプリケーション 1]タブの「C/S の場合,アプリ
ケーションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオフにしてから,帳票環境のセットアップ
をします。この場合,アプリケーションサーバでの設定は無効になります。
9.1.2 帳票印刷の環境設定の操作
帳票印刷の環境設定の操作手順を説明します。
291
9 帳票に関する環境設定
Windows 版 XMAP3 の場合
1. ドライバのインストール
帳票印刷に使用するプリンタに対応したプリンタドライバを,帳票環境のセットアップが必要な
Windows マシンにインストールします。
2. Windows のプリンタの設定
インストールしたドライバに対して,そのプリンタが通常使用するプリンタかどうかや,プリンタ
スプールの形式などを設定します。詳細については,「9.2 帳票印刷に関連する OS の設定」を参
照してください。
3. XMAP3 の表示・印刷セットアップ
XMAP3 の表示・印刷セットアップを使用して,2 で設定したプリンタに対して,仮想端末名
(C/S 構成では指定しません),サービス名,プリンタデバイス名(スタンドアロン構成では指定し
ません),プリンタ名,および印刷モードなどを設定します。ユーザの環境や運用形態に合わせて
セットアップします。
表示・印刷セットアップのメニュー(またはアイコン)を起動すると,[表示・印刷セットアップ]
ダイアログが表示されます。[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[プリンタ]タブを表示し
て,プリンタに関するセットアップをします。詳細については,「9.3 XMAP3 の帳票印刷環境の
設定」を参照してください。
UNIX 版 XMAP3 の場合
1. UNIX のプリンタの設定
UNIX のプリンタを XMAP3 の帳票を印刷するように設定します。詳細については,「9.2 帳票印
刷に関連する OS の設定」を参照してください。
2. 環境設定ファイルの編集
仮想端末名ファイル,表示・印刷環境ファイルなどをユーザの環境や運用形態に合わせて編集しま
す。
9.1.3 設定項目の一覧
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの中で,帳票印刷の環境設定に関連するタブと設定項目の一覧を次
の表に示します。なお,次の表に示す設定項目には,XMAP3/Web for Cosminexus の表示・印刷セット
アップで設定できない項目を含みます。設定内容については,「9.3 XMAP3 の帳票印刷環境の設定」,
「9.4 XMAP3 の帳票印刷環境の設定(Windows)」および「9.5 XMAP3 の帳票印刷環境の設定
(UNIX)」を参照してください。
表 9‒1 帳票印刷の環境設定に使用する項目一覧
設定項目
「通常使うプリンタ」を自動的に割り当て
る
仮想端末名
サービス名
ファイルでの記述形式
#PRT=*
[プリンタ]
関連ファイル
プリンタ構成
ファイル
仮想端末名;デバイス;ホスト名;
サービス番号;サービス名〔;AP 環
境ファイル名〕
仮想端末名ファ
イル
記述形式:
仮想端末名ファ
イル
「7.2.1 仮想端末名ファイル
(X3MWHOST/XMAPhosts)」,
「7.2.3 表示・印刷環境ファイル
(X3PCONF/XPWconfig)」,
292
設定タブ
表示・印刷環境
ファイル
9 帳票に関する環境設定
設定項目
ファイルでの記述形式
設定タブ
関連ファイル
および「7.2.4 サービス名ファイ
ル(X3PHOST/XPWhosts)」参
照
サービス名ファ
#PRT,#PRTnn(nn は任意の数
字)または任意の英数字(14 桁以
内)
サービス名ファ
PDF ファイル格納フォルダ
印刷サービス名.PCFPTH=
表示・印刷環境
ファイル
プリンタ名(ドライバ名)
プリンタ名またはドライバ名
印刷モード
PrintType=
プリンタ構成
ファイル
スプール書き出し単位
PrintJob=
用紙サイズ
IgnorePagesize=
用紙の確認通知
UsePrintManager=
印刷中ダイアログを表示する
UsePrintDialog=
抹消線の形状
印刷サービス名.PCDLLN=
グラフィックデータのモノクロ化
印刷サービス名.PCGRC=
印刷用紙サイズ
印刷サービス名.POPASZ=
印刷ページ長
印刷サービス名.POPAGE=
PDF ファイルの圧縮
印刷サービス名.PCPDCM=
改ページ動作
印刷サービス名.PCSPCR=
FAX 送信情報の圧縮形式指定
PDLLevel=
FAX 送信情報の副走査線密度
PrinterDPI=
マージン開始位置
UseDriverMargin=
LIPS II+の機能範囲で印刷
PDLLevel=
文字色
印刷サービス名.PCCLNM[n]=
[印刷色]
元年印刷
印刷サービス名.PCGSHO=
[デザイン]または[デ
ザイン 2]
印刷用紙種別
印刷サービス名.POPAKD=
ファイルでの指定※2
印刷用紙排出有無
印刷サービス名.POPAOT=
印刷字間値
印刷サービス名.POCHPC=
印刷行ピッチ
印刷サービス名.POLNPC=
印刷後ヘッド位置
印刷サービス名.POPRHD=
PDF ファイル出力後のユーザ AP 起動
印刷サービス名.PCPAPP=
プリンタデバイス名
イル※1
イル※1,
プリンタ構成
ファイル
[高度な設定]
表示・印刷環境
ファイル
プリンタ構成
ファイル
表示・印刷環境
ファイル
表示・印刷環境
ファイル
293
9 帳票に関する環境設定
設定項目
ファイルでの記述形式
出力対象のプリンタ(UNIX)
印刷サービス名.PCRPRT=
印刷データの出力先(UNIX)
印刷サービス名.PCQPRX=
LIPS コマンドの作成コマンドレベル
(UNIX)
印刷サービス名.PCTRAY=
上マージン(UNIX)
印刷サービス名.POMGTP=
左マージン(UNIX)
印刷サービス名.POMGLF=
印刷用紙の排出先(UNIX)
印刷サービス名.POOTDR=
JP1/NPS 連携時の印刷ジョブの登録
印刷サービス名.PCFOCP=
GS1-128 バーコード解像度
デバイス名.BarcodeEanDPI=
GS1-128 バーコード調整ドット数
デバイス名.BarcodeEanDOT=
GS1-128 バーコードのスタート/ストッ
デバイス名.BarcodeEanSSDOT=
プキャラクタ調整ドット数
関連ファイル
印刷サービス名.PCLIPS=
プリンタの標準設定と帳票で定義された
設定が異なる場合の動作(UNIX)
(UNIX)
設定タブ
プリンタ構成
ファイル
注※1
サービス名ファイルについては,「7.2.4 サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)」を参照してください。
注※2
表示・印刷セットアップでは設定できない項目です。関連ファイルを直接開いて設定してください。なお,ファイル
で指定した値も表示・印刷セットアップの「標準値」操作で,標準値に戻されます。
9.1.4 印刷モードの種類
Windows 上でプリンタを設定する前に,あらかじめ,印刷モードを何にするかを決める必要があります。
印刷モードには,GDI モードと PDL スルーモードがあります。ユーザが採用する印刷モードに合わせて,
Windows でのプリンタ設定と XMAP3 のセットアップをします。表示・印刷セットアップでは,設定項
目「印刷モード」で選択します。
印刷モードについて説明します。ユーザの環境や運用形態に適した印刷モードを決めてください。
Windows マシンに接続され,ドライバが提供されている Windows 対応プリンタの場合,GDI というイ
ンタフェースでプリンタの機種を選ばなくても印刷ができます。
GDI モードでは,定義した帳票に合わせ,ページプリンタ用とシリアルインパクトプリンタ用のモードが
あります。
PDL スルーは,ハードウェア(プリンタ)が持つプリンタ固有の印刷データ形式であるページ記述言語
(PDL)を XMAP3 が直接生成して帳票を印刷する方法です。GDI インタフェースから,各プリンタの PDL
変換が Windows 上で発生しないため,GDI インタフェースに比べ高速で正確な印刷ができます。ただし,
PDL スルーを適用できるプリンタは,次に示すとおり限定されます。
• ESC/P スルー
エプソン社の ESC/P J84 コマンドに準拠したシリアルインパクトプリンタになります。
294
9 帳票に関する環境設定
• 日立 ESC/P
日立製インサータプリンタ※になります。
単票用紙の吸入量は 0mm のものと 19mm のものがあります。
0mm 吸入の場合,プリンタの仕様上,用紙の上端から 6.35mm(3/12 インチ)以上の余白を取るよう
に帳票を設計してください。
注※
インサータの種類によっては,単票・連続紙の自動切り替えができないものもあります。あらかじ
め,プリンタの仕様を確認しておいてください。
• LIPS スルー
キヤノン社の LIPS III に準拠したページプリンタになります。
LIPS III 後継の言語仕様に準拠したプリンタでも,LIPS III 機能を備えていれば,PDL スルーでの印刷
ができます。
プリンタの種類に応じて印刷モードを選択するポイントについては,マニュアル「XMAP3 開発ガイド」
を参照してください。
また,FAX コネクション※と連携した FAX 出力専用の印刷モードが用意されています。次に示す,二つの
印刷モードのうちどちらかを使うことで,FAXC/SPOOL へバッチ形態で FAX 出力データの登録ができる
ようになります。
• 日立 FAXC/SPOOL 出力:ページプリンタ
出力先をページプリンタと仮定し,GDI モードで帳票を FAX スプールに出力できます。
• 日立 FAXC/SPOOL 出力:シリアルインパクトプリンタ
出力先をシリアルインパクトプリンタと仮定し,GDI モードで帳票を FAX スプールに出力できます。
この二つの印刷モードは,XMAP3 がスタンドアロン構成の場合に使用できます。詳細については,
「9.4.3 FAX コネクションと連携した FAX 出力」を参照してください。
注※
FAX コネクションは,FAXC/SPOOL や FAXC などの複数のソフトウェアから構成されています。
XMAP3 からの FAX 出力では,FAXC/SPOOL を使用します。
また,次に示す印刷モードを使うことで,帳票を PDF ファイル形式で出力できます。
• PDF ファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用
網掛け帳票,グラフィック帳票,または書式オーバレイを PDF ファイル形式で出力できます。
295
9 帳票に関する環境設定
9.2 帳票印刷に関連する OS の設定
XMAP3 の帳票印刷に関連する OS の設定について説明します。
9.2.1 Windows 上のプリンタの設定
帳票を印刷するには,Windows 上でのプリンタのセットアップが必要です。
プリンタの設定は,使用する形態や台数によって設定内容が異なります。Windows 上でのプリンタの設定
例を次の表に示します。
表 9‒2 Windows 上でのプリンタの設定例
区分
スタンドアロン
プリンタ共用
プリンタ側 Windows マシンまた
は UNIX サーバ
クライアント側(印刷要求元)
Windows サーバ
Windows のプリンタの設定
台数
標準指定
サービス名
1 台目
あり
#PRT
2 台以上
なし
#PRT1〜
1 台目
なし
#PRT1
2 台以上
なし
#PRT2〜
1 台目
あり
#PRT1
2 台以上
なし
#PRT2〜
ドライバ名
各プリンタの
ドライバ名
サービス名は任意に決められますが,特に理由がないかぎりこの表の名称で設定してください。最大 14 桁
の文字列を指定できます。
9.2.2 UNIX 上のプリンタの設定
帳票を印刷するには,UNIX 上でのプリンタのセットアップが必要です。セットアップのポイントを次に
示します。なお,このセットアップは XMAP3 の帳票を印刷する場合だけ有効です。UNIX 上に作成した
印刷キューやプリンタネームの名前は,サービス名ファイル(/etc/opt/HIXMAP/XPWhosts)で設定す
るデバイス名として設定してください。
(1) AIX 上のプリンタの設定
AIX 上のプリンタを設定するときのポイントを次に示します。
• 接続タイプに remote を選択する
印刷キューの接続タイプには「remote」を選択します。出力対象のプリンタがネットワークプリンタ
(LAN 接続プリンタ)の場合でも「remote」を選択します。
• リモートサーバ上のキュー名にリモートプリンタ名を記載する
リモートサーバ上のキュー名には,プリントサーバホストで定義したリモートプリンタ名を記載しま
す。ネットワークプリンタ(LAN 接続プリンタ)の場合,プリンタ制御装置側でコード変換などのデー
タ加工をしない RAW データ用のプリンタ名を指定します。
• リモートサーバ上のプリントスプーラのタイプを選択する
プリントサーバホストで動作するプリントスプーラのタイプを設定します。例えば,lpd をサポートす
る UNIX サーバに接続されたプリンタに出力するには,BSD を設定します。
296
9 帳票に関する環境設定
(2) HP-UX 上のプリンタの設定
HP-UX 上のプリンタを設定するときのポイントを次に示します。
(a) ローカルプリンタの場合
• プリンタモデルに「xpwlpmodel」を選択する
「System Administration Manager」を使用してプリンタを登録する場合,「Printer Model/
Interface」には「xpwlpmodel」を必ず選択します。
(b) リモートプリンタの場合
• 接続タイプにリモートプリンタを選択する
「System Administration Manager」を使用してプリンタを登録する場合,「Add Remote Printer/
Plotter」を選択してプリンタを追加します。なお,対象のプリンタがネットワークプリンタ(LAN 接
続プリンタ)の場合でも,「Add Remote Printer/Plotter」を選択します。
• 「Remote Printer Name」にリモートプリンタ名を記載する
「System Administration Manager」を使用してプリンタを登録する場合,「Remote Printer Name」
には,プリントサーバホストで定義したリモートプリンタ名を記載します。ネットワークプリンタ
(LAN 接続プリンタ)の場合,プリンタ制御装置側でコード変換などのデータ加工をしない RAW デー
タ用のプリンタ名を指定します。
• リモートサーバ上のプリントスプーラのタイプを選択する
プリントサーバホストのサポートする LP スプールシステムが BSD 系(lpd を起動している UNIX
サーバなど)の場合は,
「Remote Printer is on a BSD System(チェックボックス)」にチェックしま
す。
9.2.3 Windows の設定で影響する内容
Windows で設定したプリンタの共有情報,プリンタスプールや用紙の設定などは,XMAP3 での帳票印刷
に影響するため,Windows 側の設定を確定してから XMAP3 の帳票環境をセットアップすることをお勧
めします。
XMAP3 の帳票印刷の印刷モードに GDI を使用するか,PDL スルーを使用するかによって,設定が必要な
項目や影響する内容が異なります。
(1) プリンタの設定と XMAP3 の帳票印刷との関係
Windows のプリンタの設定(プリンタのプロパティの設定)と,XMAP3 の帳票印刷との関係について次
の表に示します。
表 9‒3 Windows のプリンタの設定と XMAP3 の帳票印刷との関係
プリンタプロパティ
分類
GDI モード
PDL スルー
ドライバ
◎
◎
区切りページ
◎
◎
ポート
印刷するポート
◎
◎
デバイスの設定
給紙方法
○
×
全般
設定項目
印刷モード
297
9 帳票に関する環境設定
プリンタプロパティ
分類
スケジュール
セキュリティ
設定項目
印刷モード
GDI モード
PDL スルー
用紙の割り当て
○
×
フォントカード
○
×
フォントの割り当て
○
×
ハーフトーンセットアップ
○
×
セパレータファイル
○
○
ポートを直接印刷する
○
×
スプール中にジョブを印刷する
○
×
標準設定
○
×
アクセス権
○
○
監査
○
○
所有権
○
○
(凡例)
◎:XMAP3 の帳票印刷のために設定が必要。
○:XMAP3 の帳票印刷時,設定が有効になる。
×:XMAP3 の帳票印刷時,設定は無視される。
(2) 注意が必要な設定
Windows のプリンタのプロパティで,特に注意する必要がある設定内容を次に説明します。
• スプールの設定
XMAP3 の印刷モードに PDL スルーを採用する場合,
「プリンタに直接データを送る」を選択しないで
ください。
• 共有する/共有しない
他 Windows マシンからプリンタ共有で印刷する場合,「共有する」を選択します。この場合,他
Windows マシンから参照される共有名を必要に応じて付けることができます。他 Windows マシン
からプリンタを共有する場合は,「\\自 Windows マシンのコンピュータ名\\共有名」となります。
9.2.4 XMAP3 の帳票印刷とプリンタスプールとの関係
XMAP3 の帳票印刷とプリンタスプールとの関係を次に説明します。
• スプールオープンのタイミング
AP 実行時,次のタイミングでプリンタスプールがオープンされます。
• 実行中の AP から 1 回目の印刷命令(SEND 要求)があった時点
• クローズ命令(CLOSE 要求)の発行後に,印刷命令(SEND 要求)が発行された時点
• スプールクローズのタイミング
298
9 帳票に関する環境設定
AP 実行時,次のタイミングでプリンタスプールがクローズされます。表示・印刷セットアップの,ス
プールへの登録単位を指定するオプション「スプール書き出し単位」の設定によって,クローズのタイ
ミングが異なります。
• 「1 ページ毎」を選択
AP から印刷命令(SEND 要求)が発行されるたびにクローズされます。
• 「アプリケーション毎」を選択
AP からクローズ命令(CLOSE 要求)が発行された時点,または AP の終了時にクローズされま
す。
• ネットワークスプールと XMAP3 の C/S システムの扱い
• C/S 構成
この場合は,印刷データの生成が相手先 Windows マシン(プリンタが接続された Windows マシ
ン)で処理されるので,サーバ側の負荷を分散できます。ただし,プリンタが接続された各
Windows マシンには,Windows 上でのプリンタの設定と XMAP3 が必要です。
• ネットワークでのプリンタ共用
この場合は,サーバで集中管理するため,運用が容易になります。ただし,サーバの負荷が増大し
ます。また,印刷データによっては高トラフィックとなります。
• スプール書き出し単位の設定と PDF ファイルの連続出力
複数の帳票や書式を一つの PDF ファイルに出力する場合は,表示・印刷セットアップの「スプール書
き出し単位」の設定を「アプリケーション毎」にしてください。1 枚目に指定した印刷ドキュメント名
の PDF ファイルにすべての帳票が格納されます。
表示・印刷セットアップの「スプール書き出し単位」の設定で「1 ページ毎」が設定された印刷サービ
スに対して,印刷ドキュメント名が同じ帳票を AP から連続出力すると,出力のたびに PDF ファイル
が上書きされます。結果的に,クローズ命令(CLOSE 要求)直前に出力した PDF ファイルだけが登録
されます。
複数の帳票や書式を一つの PDF ファイルに印刷する場合,印刷要求後に発行されたクローズ命令
(CLOSE 要求)は,すべての帳票の PDF ファイルが完全に生成し終わるのを待ってリターンします。
そのため,プリンタに印刷する場合と比べてクローズ命令(CLOSE 要求)のリターンが遅くなること
があります。事前に運用上の影響がないことを確認してください。
9.2.5 書式オーバレイ印刷で使用できる環境変数
バッチファイルを使用して書式オーバレイ印刷する場合などに,書式名などの情報を環境変数で設定できま
す。環境変数に設定できる情報を次の表に示します。
表 9‒4 環境変数に設定できる情報
項目
環境変数名
指定値
印刷サービス名
XMAP3_PSNAME
14 文字以内の文字列
書式名
XMAP3_FMP
8 文字以内の文字列
書体指定
XMAP3_FORMAT
1/2/9
印刷部数
XMAP3_COPIES
1〜32
印刷ドキュメント名
XMAP3_DOCNAME
259 文字以内の文字列
• XMAP3_PSNAME(印刷サービス名)
299
9 帳票に関する環境設定
出力先の印刷サービス名を指定します。ただし,AP で印刷サービス名の指定がある場合は,その名称
が優先され,環境変数で設定した名称は無効になります。
• XMAP3_FMP(書式名)
出力する書式名を指定します。ただし,AP で書式名の指定がある場合は,その名称が優先され,環境
変数で設定した名称は無効になります。
書式名は,拡張子(.fmp)を除いた 8 文字以内の文字列で指定します。
ここで指定した書式名と同じ名称(拡張子は除く)の行制御データファイルがない場合,65538
((00010002)16)エラーとなります。
• XMAP3_FORMAT(書体)
出力する行データの書体を指定します。書体は,明朝体の場合「1」を,ゴシック体の場合「2」を,
OCR 体の場合は「9」を指定します。書体を省略すると,ドローの行データ属性で指定した書体が有効
となります。
• XMAP3_COPIES(印刷部数)
同じ書式を複数枚印刷するときの印刷部数を指定します。印刷部数は,1〜32 の範囲で指定できます。
印刷部数を省略すると,「1」が仮定されます。
PDF ファイルへ出力する場合,印刷部数の指定は常に無効となり,「1」が仮定されます。
• XMAP3_DOCNAME(印刷ドキュメント名)
出力する印刷ドキュメント名を指定します。印刷ドキュメント名は,259 文字※以内の文字列で指定し
ます。259 文字を超える文字列が指定された場合,指定は無効となります。
注※
全角 1 文字は,半角 2 文字分として数えます。
9.2.6 用紙サイズに応じた帳票環境の作成方法
XMAP3 で,プリンタのカセットや手差しトレイにセットされている,さまざまなサイズの用紙に対して,
印刷したい場合には,次に示すような設定が必要です。運用形態に合わせて使い分けてください。
キヤノン LBP-A309GII プリンタを例に説明していますが,そのほか給紙選択が自動選択できるプリンタ
や,プリンタドライバで給紙選択の設定ができるプリンタであれば,適用できます。
プリンタハードによっては,ここで説明する運用ができない場合があるため,用紙吸入の仕様をプリンタ
ハードマニュアルで確認しておく必要があります。
(1) 各用紙サイズがすべて異なる場合
運用例
2 段カセット付きページプリンタで,カセットにそれぞれ A3/A4 が設定されていて,トレイで B4 を
使用します。
AP での指定
それぞれの帳票の印刷命令(SEND 要求)は,同じ仮想端末に対し発行できます。
帳票定義時の設定
ページプリンタ用の帳票定義で,サイズごとに帳票を作成します。
表示・印刷セットアップの指定
印刷モードに「GDI:ページプリンタ」を指定します。
300
9 帳票に関する環境設定
プリンタおよびプリンタドライバの設定
プリンタハード側の設定で,給紙選択設定でトレイに対し,用紙サイズを B4 に設定し,給紙方法を自
動選択にします。また,プリンタドライバの用紙設定で給紙方法を自動用紙送りにします。
(2) 同一の用紙サイズを切り替えて使用する場合
運用例
Windows から同一用紙サイズで一方をプレプリント用紙に印刷します。
AP での指定
それぞれの帳票の印刷命令(SEND 要求)は,目的別の仮想端末に対し発行するようにします。
帳票定義時の設定
ページプリンタの帳票で用途別に,それぞれ帳票を作成します(用紙サイズは同じ)。
プリンタ構成ファイルの指定
出力先としてカセットおよびトレイごとにプリンタデバイスを指定します。このとき,プリンタの種類
として Windows 対応「ページ帳票/書式印刷」のものを指定し,印刷オプションとして「帳票の用紙
サイズを Windows のプリンタの設定値とする」を指定します。
プリンタおよびプリンタドライバの設定
同一のプリンタに対し,Windows 上でプリンタデバイスごとにプリンタを作成します。このとき,ド
ライバ名は同じものを指定します。プリンタ作成後,プリンタドライバの設定で給紙方法を,それぞれ
カセットおよびトレイに設定しておきます。
(3) 定形外の用紙に印刷する場合
運用例
はがきサイズの用紙にマップ帳票または書式オーバレイを印刷します。
AP での指定
それぞれの帳票の印刷命令(SEND 要求)は,目的別の仮想端末に対し発行するようにします。
帳票定義時の設定
ページプリンタ用の帳票定義で,用紙サイズを「フリー」としたマップ帳票(書式オーバレイの場合に
は,適当な用紙サイズ(任意)を選択する)を作成し,その帳票(書式)定義の「行/列」の指定に,
実際に印刷するサイズの数値を設定します。ここに設定する数値は,あらかじめテスト印刷などで印刷
し,印刷したい用紙の範囲に印刷可能な数値を求めておきます。
表示・印刷セットアップの指定
• マップ帳票(用紙サイズ=フリー指定)の場合
印刷モードには「GDI:ページプリンタ」または「PDL スルー:LIPS 準拠ページプリンタ」を指
定します。
また,[高度な設定]ダイアログの「印刷用紙サイズ」に「プリンタ依存」を指定しておきます。
• 書式オーバレイ(用紙サイズ=任意)の場合
印刷モードには「GDI:ページプリンタ」を指定します。
また,用紙サイズの設定を「OS 設定優先」に変更しておきます。
プリンタおよびプリンタドライバの設定
印刷する Windows 上でプリンタのデフォルトの印刷用紙サイズを印刷したい用紙サイズ(はがき)に
設定します。また,印刷モードが「PDL スルー:LIPS 準拠ページプリンタ」の場合には,プリンタハー
ド側の設定で印刷したい用紙がデフォルトで給紙できるようにしておきます。
301
9 帳票に関する環境設定
すでに設定されている環境に対して,このような設定変更をすると,プリンタのデフォルト用紙サイズ
が変更されるため,他アプリケーションから印刷する場合などに支障をきたす場合があります。
9.2.7 UNIX 版 XMAP3 での外字の設定
UNIX 版 XMAP3 Server Runtime は,コード変換で使用する外字マッピングファイルを提供します。外
字マッピングファイルには,KEIS コードとシフト JIS 外字コードのマッピング(対応づけ)テーブルが設
定してあります。UNIX 版 XMAP3 Server Runtime が提供する外字マッピングファイルは,UNIX 版
XMAP3 Server Runtime の標準値です。なお,UNIX の EUC 環境で外字は使用できません。
外字マッピングファイル名は,次のとおりです。
ファイル名
/usr/lib/X11/fonts/hitachi/cnv_map_tbl
テーブルの内容
外字マッピングテーブルは,KEIS コードとシフト JIS 外字コードが 1 対 1 に対応しています。UNIX
版 XMAP3 Server Runtime の外字マッピングテーブルの標準値を次に示します。
図 9‒1 XMAP3 Server Runtime の外字マッピングテーブルの標準値
302
9 帳票に関する環境設定
! 注意事項
UNIX 版 XMAP3 Server Runtime のインストール時,/usr/lib/X11/fonts/hitachi/cnv_map_tbl ファイ
ルがすでにある場合は,UNIX 版 XMAP3 Server Runtime の外字マッピングファイルのインストールをし
ません。また,XMAP3 Server Runtime でサポートしている KEIS 外字コードの範囲は,ユーザ定義文字領
域 81nn〜A0nn(nn は A1〜FE の範囲)です。ただし,シフト JIS 外字とのマッピング上の標準値は,
81nn〜9Ann の範囲で設定されています。
(1) AIX 用外字の定義と登録
AIX 版 XMAP3 で外字を印刷するためには,あらかじめ,必要な外字パターンを定義して,指定されたディ
レクトリに登録する必要があります。AIX 用外字の定義と登録の方法について説明します。
(a) 外字パターンの定義
AIX が提供する外字用ユティリティツール「fontutil」を使用して外字パターンを定義します。外字登録方
法の詳細については,AIX のドキュメントを参照してください。
外字定義の概要を説明します。次の手順で定義してください。
1. 外字用ユティリティツールを次のコマンドで起動します。
/usr/bin/X11/fontutil
2. 外字パターンを登録するフォントを読み込みます。
登録する外字ファイルは,帳票印刷時に印字する文字サイズに応じて異なりますので,必要に応じて下
表に示す外字ファイルを読み込んでください。
ディレクトリ:/usr/lib/X11/fonts/
文字サイズ
サイズ
ファイル名
5 ポイント
16 ドット
IBM_JPN12C.pcf.Z
-ibm_aix-gothic-medium-r-normal--16-120-100-100-m-160-
7 ポイント
24 ドット
IBM_JPN17C.pcf.Z
-ibm_aix-mincho-medium-r-normal--24-170-100-100-m-240-
9 ポイント
論理フォント名
ibm-udcjp
ibm-udcjp
12 ポイント
14 ポイント
フォントファイルには,標準で IBM 拡張文字も含んでいます。
3. フォントユティリティのメニューの「拡張」を選択し,編集する文字コードに「PC(SJIS)」を選択し
ます。
4. シフト JIS コードで定義したい文字コード範囲(シフト JIS の外字範囲は 0xF040〜)を横スクロール
バーでウィンドウ部に表示します。
5.「編集」ボタンをクリックし,パターンを定義したい特定の文字コードをクリックします。
編集ウィンドウ画面「ラスタエディタ」が表示されるので,必要に応じて外字パターンを編集します。
6. パターンの編集が完了したら,メニューバーの「エントリ」中の「イメージ・エントリ」を選択して登
録したい外字コードであることを確認後,[了解]を押してください。
フォントユティリティ画面の登録した外字コード部に外字パターンが定義されます。イメージ・エント
リの編集画面を終了する場合には,メニューバーから「終了」を選択してください。フォントユティリ
ティ画面に戻ります。
7. すべての文字パターンの定義が完了したら,フォントユティリティ画面のメニューバー「ファイル」中
の「保存」を選択後,格納する外字ファイルを選択してください。
303
9 帳票に関する環境設定
このとき格納する外字ファイルは,最初に読み込んだ外字ファイルと同じファイルにしてください。
(b) 外字ファイルの登録
定義した外字ファイルを XMAP3 のスタンドアロン帳票印刷時に使用するために,外字ファイルを次の手
順で登録します。
1. 外字パターンを定義した外字ファイル(IBM_JPN12C.pcf.Z および IBM_JPN17C.pcf.Z)を,次の
ディレクトリにコピーします。
なお,印字する文字サイズに関係なく必ず両方の外字ファイル(IBM_JPN12C.pcf.Z および
IBM_JPN17C.pcf.Z)をコピーしてください。
/usr/lib/X11/fonts/hitachi
2. 次に示すコマンドで,格納した外字ファイルを解凍します。
/usr/bin/uncompress 外字ファイル
正しく解凍できたら,ファイル名の末尾の「.Z」が無くなったファイル名になり,ファイルサイズも大
きくなります。
(c) フォントマッピングの関係
スタンドアロン構成で外字として利用できる領域の文字コードの対応(区点コード,シフト JIS,KEIS コー
ド)を次に示します。
表 9‒5 文字コードの対応表(AIX)
区点コード
シフト JIS
KEIS
95 区 01 点〜95 区 94 点
0xf040〜0xf09e
0x81a1〜0x81fe
96 区 01 点〜96 区 94 点
0xf09f〜0xf0fc
0x82a1〜0x82fe
97 区 01 点〜97 区 94 点
0xf140〜0xf19e
0x83a1〜0x83fe
:
:
:
103 区 01 点〜103 区 94 点
0xf440〜0xf49e
0x89a1〜0x89fe
104 区 01 点〜104 区 94 点
0xf49f〜0xf4fc
0x8aa1〜0x8afe
:
114 区 01 点〜114 区 94 点
:
0xf99f〜0xf9fc
:
0x94a1〜0x94fe
注1
シフト JIS の「0x**7FF」には定義できません。
注2
シフト JIS コード 0xFA40〜には,あらかじめ IBM 拡張文字セットが定義されているので,この領域には外字の定義
をしないでください。
(2) HP-UX 用外字の定義と登録
HP-UX 上のスタンドアロン印刷でサポートする文字コードは,シフト JIS だけです。外字を利用する場合
には,あらかじめ,次に示す外字の環境設定で,必要な外字を登録しておく必要があります。
HP-UX で外字を扱う際は,外字パターンを定義していったん UDC ファイルと呼ばれる形式のファイルに
格納してから,既存のフォントに外字パターンをマージして使用します。
304
9 帳票に関する環境設定
(a) 外字パターンの定義
外字パターンの定義は,HP-UX の X Window System に付属している UDC エディタを使用します。
外字定義の概要を説明します。次の手順で定義してください。
1. 次のコマンドを実行して UDC エディタを起動します。
% xudced△UDCファイル名 △幅x高さ
(例)16 ドット×16 ドットの UDC ファイル gai16.udc を作成する場合
% xudced△gai16.udc△16x16
UDC エディタを起動すると,シフト JIS 用(JIS X 0208 と表示される)と EUC 用(JIS X 0212 と表
示される)の 2 枚の編集ウィンドウが表示されますが,EUC 用の編集ウィンドウは使用しないため,
閉じてください。
2. 編集ウィンドウで,外字を登録したいコードをスクロールウィンドウ内から選択します。
登録する外字のコードは区点コードになります。
区点コードと,KEIS コードおよびシフト JIS の外字コードの対応を次に示します。
表 9‒6 文字コードの対応表(HP-UX)
区点コード
シフト JIS
KEIS
95 区 01 点〜95 区 94 点
0xf040〜0xf09e
0x81a1〜0x81fe
96 区 01 点〜96 区 94 点
0xf09f〜0xf0fc
0x82a1〜0x82fe
97 区 01 点〜97 区 94 点
0xf140〜0xf19e
0x83a1〜0x83fe
:
:
:
:
:
:
118 区 01 点〜118 区 94 点
0xfb9f〜0xfbfc
0x98a1〜0x98fe
119 区 01 点〜119 区 94 点
0xfc40〜0xfc9e
0x99a1〜0x99fe
120 区 01 点〜120 区 94 点
0xfc9f〜0xfcfc
0x9aa1〜0x9afe
120 区 01 点〜120 区 94 点
0xfc9f〜0xfcfc
0x9aa1〜0x9afe
注 シフト JIS の「0x**7d」には,定義できません。
3.[Edit]メニューの[Modify pattern]を選択します。
ビットマップエディタが表示されるので,必要に応じて外字パターンを編集します。
4. ビットマップエディタの[Save]メニューで文字パターンを保存し,[Quit]メニューで終了します。
UDC エディタ側に作成した文字パターンが反映されます。
5. UDC エディタの[Save]メニューで外字パターンを保存してから,UDC エディタを終了します。
(b) UDC ファイルの既存フォントへのマージ
外字を定義したら,定義した外字パターンを既存のフォントファイル(PCF ファイル形式)にマージしま
す。
マージ処理は,udcc コマンドを使用します。
udcc コマンドの書式を次に示します。
% udcc△-m△入力元PCFファイル名 △UDCファイル名 > 出力先PCFファイル名
305
9 帳票に関する環境設定
(例)XMAP3 で使用する 16 ドット×16 ドットの漢字フォントに対して UDC ファイル gai16.udc をマー
ジした外字フォントファイルを,/tmp ディレクトリに作成する場合
% udcc△-m△/usr/lib/X11/fonts/hp_japanese/100dpi/got16k.pcf△gai16.udc >
/tmp/got16k.pcf
帳票印刷で外字を印字する場合の,マップ帳票,書式オーバレイおよび行データで指定した文字サイズと,
XMAP3 が外字出力時に読み込む漢字フォントの PCF ファイル名および論理フォント名の対応を次の表に
示します。
表 9‒7 文字サイズ,漢字フォントの PCF ファイル名および論理フォント名の対応
文字サイズ
ページ※1
5 ポイント
シリアル
※2
−
フォント
PCF ファイル名
ドット数
論理フォント名
16×16
/usr/lib/X11/fonts/hp_japanese/100dpi/got16k.pcf
-hp-gothic-medium-r-normal--16-116-100-100-c-160-jisx0208.1983-0
7 ポイント
9 ポイント
9 ポイン
ト
−
24×24
/usr/lib/X11/fonts/hp_japanese/100dpi/min24k.pcf
-hp-mincho-medium-r-normal--24-173-100-100-c-240-jisx0208.1983-0
32×32
/usr/lib/X11/fonts/hp_japanese/100dpi/gai32.pcf
-hp-mincho-medium-r-normal-gai32c-32-232-100-100-c-320-jisx0208.1990-0
12 ポイン
ト
−
40×40
/usr/lib/X11/fonts/hp_japanese/100dpi/gai40.pcf
-hp-mincho-medium-r-normal-gai40c-40-288-100-100-c-400-jisx0208.1990-0
14 ポイン
ト
−
48×48
/usr/lib/X11/fonts/hp_japanese/100dpi/gai48.pcf
-hp-mincho-medium-r-normal-gai48c-48-346-100-100-c-480-jisx0208.1990-0
(凡例)
−:該当なし
注※1
ページプリンタ(LIPS,PostScript)に対する,網掛け帳票,グラフィック帳票および書式オーバレイ中の文字サイ
ズ
注※2
シリアルインパクトプリンタ(ESC/P)に対する,けい線帳票およびプレプリント帳票中の文字サイズ
外字ファイルを作成するときは,UDC エディタで作成した,それぞれのドットの外字パターンと,その
ドットに対応するフォントファイルパスに記載された PCF ファイルをマージしてください。
なお,got16k.pcf(16 ドット用)および min24k.pcf(24 ドット用)の PCF ファイルは,HP-UX が標準
で用意しています。gai32.pcf(32 ドット用),gai40.pcf(40 ドット用)および gai48.pcf(48 ドット
用)の PCF ファイルについては,外字が定義されていないものを,/opt/HIXMAP/lib/fonts ディレクト
リ下に提供していますので,/usr/lib/X11/fonts/hp_japanese/100dpi ディレクトリ下にコピーして外字
パターンをマージしてください。
306
9 帳票に関する環境設定
(c) 注意事項
• UDC エディタを使用して,区点コード 1 区〜94 区に文字パターンを定義しないでください。この領域
は内字コード領域と JIS X 0208 の保留領域(9〜15 区,85〜94 区)です。この領域に文字が定義され
た場合,元のフォントに文字情報が上書きされます。
• UDC エディタを使用すると,区点コード 1 区〜94 区の間にも文字パターンを定義できますが,この領
域は内字コード領域と JIS X 0208 の保留領域(9〜15 区,85〜94 区)の領域のため,この領域に文字
が定義された場合,元のフォントに定義されている文字情報が上書きされますので,区点コード 1 区〜
94 区への定義はしないでください。
• UDC エディタで作成した 32 ドットフォント,40 ドットフォントおよび 48 ドットフォントは,必ず
XMAP3 が提供している PCF フォントとマージして使用してください。
(3) シフト JIS で利用できる文字の範囲
シフト JIS コード範囲には,一般にベンダ固有文字と呼ばれる文字範囲があります。XMAP3 を使用した場
合に利用できる文字の範囲を示します。
(a) Windows クライアントとの C/S 構成の場合
Windows クライアントとの C/S 構成で画面表示や帳票印刷をする場合,Windows 特殊文字(0x8740〜
0x879C),NEC 選定 IBM 拡張文字(0xED40〜0xEEFC)および IBM 拡張文字(0xFA40〜0xFC4B)
の文字は利用できます。ただし,Windows クライアントの環境によっては文字コードに対応する文字形状
が異なる場合があるため,外字登録して使用することをお勧めします。
(b) スタンドアロン構成の場合
スタンドアロン構成でサーバから帳票を印刷する場合,Windows 特殊文字(0x8740〜0x879C),NEC
選定 IBM 拡張文字(0xED40〜0xEEFC)は印刷できません。これらの文字を印刷したい場合には必ず外
字登録して利用してください。また,IBM 拡張文字(0xFA40〜0xFC4B)は,AIX の場合だけ,外字ファ
イルを所定のディレクトリに登録すると印刷できます。ただし,Windows クライアントとの C/S 構成と
併用する場合は,Windows 側と利用する文字コードを統一する必要があるため,外字登録して使用するこ
とをお勧めします。
9.2.8 UNIX 版 XMAP3 の印刷環境に関する設定
UNIX 版 XMAP3 の印刷環境に関する設定について説明します。
(1) LP スプールシステムでの帳票一括出力機能
「LP スプールシステムでの帳票一括出力機能」は,UNIX 版 XMAP3 からの出力を AP からのクローズ命
令(CLOSE 要求)のタイミングで,LP スプールシステムに対して一括出力する機能です。この機能を使
用すると,LP スプールシステムへの出力を AP からの要求で変えられます。この機能を使用する場合は,
AP 環境ファイルでプリンタ出力に「async」を設定する必要があります。ただし,JP1 連携時には常にこ
の機能が有効になっています。
(a) 環境設定
XMAP3 サーバを起動する前に,次の環境変数に値を設定することで,LP スプールシステムへの一括出力
するタイミングを変更できます。
• 環境変数:XPWCSTMW
印刷サービスを起動する UNIX でこの環境変数を設定後,XMAP3 サーバを起動します。
307
9 帳票に関する環境設定
この環境変数での設定は,環境変数を設定した UNIX で起動するすべての印刷サービスを対象とします。
環境変数に設定する内容および動作を次に示します。
表 9‒8 帳票一括出力機能の設定値および動作
設定値
ON
動作
• クローズ命令(CLOSE 要求)発行時または AP 終了時
XMAP3 内にキューイングしている印刷データを LP スプールシステムに対してス
プーリングする。
• 印刷命令(SEND 要求)発行時には,XMAP3 Server Runtime 内にキューイング
するだけで,LP スプールシステムに対しては要求しない。
OFF
印刷命令(SEND 要求)ごとに LP スプールシステムに lp コマンドを発行する。
不定値(上記以外)
環境変数なし
(b) 使用時の注意事項
• 環境変数に値を設定しても,AP 環境ファイルのプリンタ出力の設定が「sync」の場合には,この機能
は無効となり,印刷命令(SEND 要求)ごとに LP スプールへの印刷指示が行われます。
• この機能を使用した場合,クローズ命令(CLOSE 要求)以前に AP の異常終了などの障害が発生した
ときには,XMAP3 でキューイングしているデータは,LP スプールシステムに登録されません。
(2) LAN 接続プリンタ使用時の注意事項
• XMAP3 では,LP スプールシステムを使用して印刷するとき,表示・印刷環境ファイルの設定に従っ
て印刷データをプリンタ記述言語(PDL)で生成します。このとき,実際に出力するプリンタがサポー
トしている PDL が異なっていると正しい印刷結果が得られません。対象プリンタが一致するように表
示・印刷環境ファイルを設定してください。
• LP スプールシステムに対して,データを加工するようなフィルタを指定した場合,プリンタの LAN コ
ントローラで XMAP3 の生成した PDL が加工されてしまい,正しい印刷結果が得られないときがあり
ます。このため,スプール設定時はフィルタを外す設定をしてください。
• 印刷中のプリンタで紙無しなどの障害が発生した場合,LP スプールシステムのエラーリカバリ処理と
プリンタの障害処理が競合し,印刷中の帳票の出力結果が不正になることがあります。そのため,印刷
中のプリンタで紙無しなどの障害が発生した場合は,プリンタの障害を回復させたあとにプリンタをリ
セットし,印刷を実行し直してください。
• LP スプールシステムを使用した印刷では,印刷完了通知や用紙切れなどのプリンタ情報が AP で取得で
きないため,印刷確認については運用上の注意が必要です。
(3) JP1/NQSEXEC の qprx コマンドオプション付加(AIX)
JP1/NQSEXEC 連携を有効にして JP1/NPS を経由した印刷の場合,XMAP3 の印刷サービスは,JP1/
NQSEXEC が提供する qprx コマンドを発行して,JP1 のキューに印刷ジョブを登録します。このとき,
AP から印刷サービスが発行する qprx コマンドのオプションに対し,JP1/NPS のセパレータの付加などの
オプションを追加指定できます。
qprx コマンドのオプションを指定するには,AP を起動する前,または XMAP3 への帳票印刷時のオープ
ン命令(OPEN 要求)発行前に,次の環境変数に値を設定してください。
308
9 帳票に関する環境設定
環境変数
XPWQPRX
設定値
-sfc S -rリクエスト名
-sfc S および-r リクエスト名は,JP1/NQSEXEC の qprx コマンドのパラメタであるため,指定できる
パラメタについては,マニュアル「JP1/Network Printing System」を参照してください。
使用上の注意事項
• qprx コマンドがパラメタ不正などの理由によってエラーとなった場合には,そのエラーメッセージ
を,「/usr/tmp/xpw/.remote/.lprmsg_印刷サービス名」ファイルに格納します。エラーが発生し
た場合には,上記ファイル中のエラーメッセージを確認の上,対処してください。また,環境変数
XPWQPRX に「-me」オプションを指定すると,qprx コマンドのメッセージがメールで送信され
るため,メールで確認したい場合には,qprx コマンドのオプション指定で指定してください。
• 環境変数 XPWQPRX で指定した値は,その AP で最初の印刷命令(SEND 要求)時に設定された
値だけが有効となります。以降,クローズ命令(CLOSE 要求)が発行されるか,AP が終了までの
間に複数の印刷命令(SEND 要求)が発行された場合,それらはすべて一つのジョブとして JP1
キューに登録されます(途中の印刷命令(SEND 要求)のタイミングで環境変数を変更しても有効
にはなりません)。
(4) プレプリント帳票を印刷するための準備
プレプリント帳票を印刷するために準備する必要がある環境設定について説明します。なお,プレプリント
帳票以外の帳票デバイス(けい線帳票,網掛け帳票,グラフィック帳票)の印字の場合には,この準備は不
要です。また,HP-UX 環境ではこの環境設定は必要ありません。
(a) AIX での文字フォントファイルの準備
次の手順に従って,準備してください。
1. /usr/lib/X11/fonts ディレクトリに格納されているフォントファイルを指定されたディレクトリにコ
ピーします。
コピーするフォントファイル
RomanKn17S.pcf.Z (半角文字用フォントファイル)
Kanji17S.pcf.Z (全角文字用フォントファイル)
コピー先ディレクトリ
/usr/lib/X11/fonts/hitachi
(XMAP3 Server Runtime インストール時に生成されます)
2. 文字フォントファイルを解凍します。
1.で格納した文字フォントファイルをuncompress コマンドで解凍します。
正しく解凍できたら,ファイル名の末尾の「.Z」がなくなったファイル名になり,ファイルサイズも大
きくなります。
コマンドの形式
uncompress フォントファイル名
(b) 注意事項
• プレプリント帳票を印刷する場合には,あらかじめ,フォントの準備をしておかないとプレプリント帳
票の文字が印字されません。
309
9 帳票に関する環境設定
• プレプリント帳票で外字を印字する場合には,フォントの設定のほかに,外字の設定が必要になりま
す。外字の設定については,「9.2.7 UNIX 版 XMAP3 での外字の設定」を参照してください。
310
9 帳票に関する環境設定
9.3 XMAP3 の帳票印刷環境の設定
OS で設定したプリンタを XMAP3 の帳票印刷に使用できるように設定したり,印刷時の各種オプションを
設定したりします。XMAP3 の帳票環境は,Windows の場合,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの
[プリンタ]タブで,UNIX の場合,表示・印刷環境設定ファイルで設定します。
9.3.1 帳票環境に関するセットアップの画面
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[プリンタ]タブを次に示します。なお,次の画面で選択されて
いる設定は標準値です。
[プリンタ]タブの上部にあるリストには,現在の帳票環境の設定状況が表示されます。帳票環境の設定状
況のリストを扱う各ボタンの役割を次に示します。
• [追加]
:
[プリンタ]タブ下部の設定内容を確定します。
[追加]ボタンをクリックすると,設定内容が
リストに追加されます。
• [編集]:一覧で選択したプリンタの設定を下部の設定欄に表示し,編集できるようにします。
• [編集更新]:設定した内容を一覧中で選択したプリンタに反映します
• [編集キャンセル]:編集更新ができない状態にします。登録は[追加]で行います。
• [削除]:上部のリストから,選択したプリンタの設定を削除します。
XMAP3/Web for Cosminexus の[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[プリンタ]タブは次の画面
になります。
311
9 帳票に関する環境設定
次に示す内容が不活性で表示されます。
• 使用環境
! 注意事項
XMAP3/Web for Cosminexus では,スタンドアロン構成向けの設定と同じ設定を利用できます。C/S 構
成向けの設定は利用できません。C/S 構成の環境設定ファイルを流用した場合,
[編集]ボタン,
[編集更新]
ボタン,および[編集キャンセル]ボタンは不活性で表示されます。[削除]ボタンだけ利用できます。
9.3.2 XMAP3 で使用するプリンタのセットアップ
帳票環境(プリンタ)に関する設定項目について説明します。
(1) 使用環境
使用環境のシステム構成を,「スタンドアロン」「C/S」から選択します。
なお,この項目は構成が異なるため,XMAP3/Web for Cosminexus では指定できません。
(2) 「通常使うプリンタ」を自動的に割り当てる
チェックをオンにすると,「通常使うプリンタ」の自動的に割り当てる機能を使用できます。機能の詳細に
ついては,「9.4.1 「通常使うプリンタ」への割り当て機能」を参照してください。
このチェックをオンにした場合に,指定できる印刷モードを次に示します。
• GDI:ページプリンタ
• GDI:シリアルインパクトプリンタ
• PDL スルー:LIPS 準拠ページプリンタ
• PDL スルー:ESC/P 準拠シリアルインパクトプリンタ
312
9 帳票に関する環境設定
• 日立 ESC/P(A):用紙吸入量 0mm のインサータプリンタ
• 日立 ESC/P(B):用紙吸入量 19mm のインサータプリンタ
• 日立 FAXC/SPOOL 出力※:ページプリンタ
• 日立 FAXC/SPOOL 出力※:シリアルインパクトプリンタ
注※
日立 FAXC/SPOOL 出力のための印刷モードは,「使用環境」で「スタンドアロン」を指定したと
きだけ利用できます。
(3) 仮想端末名
使用環境で「スタンドアロン」を指定した場合,AP で使用する仮想端末名を指定します。設定したプリン
タ間で仮想端末名が重複しないように留意が必要です。仮想端末名に設定できる最大数は 1,000 台です。
使用環境で「C/S」を指定した場合,この設定項目は表示されません。この設定内容は,仮想端末名ファイ
ル(X3MWHOST)の該当項目に反映されます。
OLTP サーバ構成では,仮想端末名の指定は無効になります。
(4) サービス名
XMAP3 システムで使用するサービス名を指定します。使用環境で「スタンドアロン」を指定した場合は,
この内容が「プリンタデバイス名」としても扱われます。
使用環境で「スタンドアロン」を指定した場合,#PRTnn(nn は任意の数字)の形式で始まる名称を指定
します。直接入力することもできますが,基本的にはコンボボックスから選択してください。設定したプリ
ンタ間で仮想端末名が重複しないように留意が必要です。
使用環境で「C/S」を指定した場合は,次のようにサービス名を指定します。すでにアプリケーションサー
バで C/S セットアップを使って C/S システム環境のセットアップをしていれば,現在設定しているクライ
アントに対してサーバ上で指定したサービス名を指定してください。また,C/S システム環境のセット
アップをしていない場合は,ここで設定した内容を必ずサーバ側の C/S セットアップで指定してください。
サービス名は,14 文字以内の半角英数字で指定します。
この設定内容は,仮想端末名ファイル(X3MWHOST),サービス名ファイル(X3PHOST),および表
示・印刷環境ファイル(X3PCONF)の該当項目に反映されます。
(5) プリンタデバイス名
使用環境で「スタンドアロン」を指定した場合には,この項目は表示されません。
使用環境で「C/S」を指定した場合は,すでにアプリケーションサーバで C/S セットアップを使って C/S
システム環境のセットアップをしていれば,現在設定しているクライアントに対してサーバ上で指定したプ
リンタデバイス名を指定してください。また,C/S システム環境のセットアップをしていない場合は,こ
こで設定した内容を必ずサーバ側の C/S セットアップで指定してください。
プリンタデバイス名は,プリンタ間で名前が重複しないように留意が必要です。
この設定内容は,サービス名ファイル(X3PHOST),およびプリンタ構成ファイル(X3PPINF)の該当
項目に反映されます。
プリンタデバイス名に「PR1」を指定したときは,プリンタ名に対して,必ず,その Windows で設定し
ている「通常使うプリンタ」を指定してください。
313
9 帳票に関する環境設定
(6) プリンタ名(ドライバ名)
「プリンタの追加」ウィザードで作成したプリンタ名がドロップダウンリストに表示されます。ここから,
設定対象とするプリンタを選びます。プリンタデバイス名に PR1 を指定した場合は,その Windows で設
定した通常使うプリンタ(標準プリンタ)を選択してください。
この設定内容は,プリンタ構成ファイル(X3PPINF)の該当項目に反映されます。
(7) 印刷モード(PrintType=)
プリンタ出力時に適用する印刷モードを「印刷モード」のドロップダウンリストから選びます。印刷モード
の種類を次に示します。この設定内容は,プリンタ構成ファイル(X3PPINF)の該当項目に反映されます。
• GDI:ページプリンタ(3)
• GDI:シリアルインパクトプリンタ(3)
• PDL スルー:LIPS 準拠ページプリンタ(2)
• PDL スルー:ESC/P 準拠シリアルインパクトプリンタ(0)
• 日立 ESC/P(A):用紙吸入量 0mm のインサータプリンタ(1)
• 日立 ESC/P(B):用紙吸入量 9mm のインサータプリンタ(1)
• 日立 FAXC/SPOOL 出力:ページプリンタ(6)※
• 日立 FAXC/SPOOL 出力:シリアルインパクトプリンタ(6)※
• PDF ファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用(7)
注※
FAXC/SPOOL 出力のための印刷モードは,使用環境で「スタンドアロン」を指定した場合だけ利
用できます。
Windows ビットマップ形式のカラーグラフィックデータを印刷する場合には,印刷モードには「GDI:
ページプリンタ」を選択することをお勧めします。また,ドローで定義した帳票の対象プリンタ種別(ペー
ジ,シリアルインパクト)と,印刷モードの対象プリンタ種別が異なる場合には,印字位置にズレが生じる
場合があります。このような場合の印刷時の注意については,マニュアル「XMAP3 開発ガイド」を参照
してください。
(8) PDF ファイル出力(印刷サービス名.PCFPTH="パス名")
サービスごとの PDF ファイルの保存先を設定します。
• PDF 共通フォルダに出力
PDF ファイルを,[アプリケーション 2]タブで設定した PDF 共通フォルダに出力するようにします。
パラメタの指定を省略すると仮定されます。
PDF 共通フォルダについては,「10.2.7 PDF ファイルの格納フォルダの指定」を参照してください。
• サービス毎に指定したフォルダに出力
PDF ファイルを,サービスごとに決められたフォルダへ出力するようにします。フォルダは,ラジオボ
タンの下の「PDF ファイルの出力先」テキストボックスで指定します。この設定内容は,表示・印刷環
境ファイル(X3PCONF)の該当項目に反映されます。
テキストボックスにパスが入力されていない状態で更新した場合,PDF ファイルの出力先は PDF 共通
フォルダとなります。
314
9 帳票に関する環境設定
なお,XMAP3/Web for Cosminexus では[参照]ボタンを使用できません。直接テキストエディタで,
Web クライアントのフォルダパスを指定してください。
(9) オプション
必要に応じて,次の印刷オプションを設定します。
(a) スプール書き出し単位(PrintJob=)
AP から出力する印刷データをスプールに登録するタイミングを設定します。
この設定内容は,プリンタ構成ファイル(X3PPINF)の該当項目に反映されます。なお,パラメタの指定
を省略すると,パラメタは無効になります。設定値に不正な値を指定すると,「アプリケーション毎」が仮
定されます。
• 1 ページ毎(0)
1 ページ単位でプリンタスプールに登録します。
FAXC/SPOOL と連携した FAX 出力の場合は,印刷命令(SEND 要求)ごとの帳票データの先頭に
FAX 送信情報が付加され,それぞれが別リクエストとして FAX キューにスプーリングされます。
PDF ファイル出力の場合,印刷ドキュメント名が同じ帳票を連続出力すると,出力のたびに PDF ファ
イルが上書きされ,結果的に,クローズ命令(CLOSE 要求)直前に出力した PDF ファイルだけが登録
されます。
• アプリケーション毎(1)
プリンタスプールへの登録を,XMAP3 のオープン命令(OPEN 要求)からクローズ命令(CLOSE 要
求)までの出力(複数ページ)単位にします。一つの AP で連続して複数ページを印刷する業務の場合
には,この指定が必要です。
FAXC/SPOOL と連携した FAX 出力の場合は,印刷命令(SEND 要求)からクローズ命令(CLOSE
要求),または AP の終了までの間に発行されたすべての帳票データがまとめられ,1 リクエストとして
FAX キューにスプーリングされます。
PDF ファイル出力の場合,1 枚目に指定した印刷ドキュメント名の PDF ファイルにすべての帳票が格
納されます。
PDL スルー(印刷モードが「PDL スルー:LIPS 準拠ページプリンタ」,「PDL スルー:ESC/P 準拠シ
リアルインパクトプリンタ」または「日立 ESC/P」)での印刷の場合,印刷したページ数分の印刷デー
タが一つのドキュメントとしてプリンタスプールに登録されますが,Windows のプリンタスプールの
「ページ数」には常に「1」が表示されます。
プレプリント帳票を拡張プリンタマネージャ連携で印刷する場合には,この設定は使用できません(1
ページ毎(0)を選択してください)。
(b) 用紙サイズ(IgnorePagesize=)
帳票の用紙サイズを,ドローで定義でした用紙サイズに従うか,Windows のプリンタ設定値とするかを設
定します。
この設定内容は,プリンタ構成ファイル(X3PPINF)の該当項目に反映されます。なお,パラメタの指定
を省略すると,パラメタは無効になります。設定値に不正な値を指定すると,「OS 設定優先」が仮定され
ます。
• マップ定義優先(0)
Windows のプリンタのプロパティでの設定値を無効にし,ドローの帳票定義で定義した用紙サイズを
優先して印刷します。
315
9 帳票に関する環境設定
• OS 設定優先(1)
表示・印刷セットアップの「印刷モード」で,「GDI:ページプリンタ」または「GDI:シリアルイン
パクトプリンタ」を指定したときに有効になります。ドローで定義した用紙サイズを無効にし,
Windows のプリンタのプロパティの用紙設定を優先して印刷します。
(c) 用紙の確認通知(UsePrintManager=)
拡張プリンタマネージャのスプールファイルのドキュメント名として,マップ名を登録するかどうかを設定
します。拡張プリンタマネージャと連携する場合には,この設定で「物理マップ名で確認する(1)」を選
択してください。詳細については,「6.6.1 日立拡張プリンタマネージャとの連携」を参照してください。
この設定内容は,プリンタ構成ファイル(X3PPINF)の該当項目に反映されます。なお,パラメタの指定
を省略すると,パラメタは無効になります。設定値に不正な値を指定すると,「物理マップ名で確認する」
が仮定されます。
OLTP サーバ構成では,印刷ドキュメント名は「OpenTP1」固定になります。
• 行わない(0)
AP から指定された印刷ドキュメント名を,スプールファイルのドキュメント名とします。AP からの印
刷ドキュメント名の指定がない場合,「XMAP3」をスプールファイルのドキュメント名とします。
• 物理マップ名で確認する(1)
拡張プリンタマネージャに対して出力するときに「XMAP3△△△FNAM-物理マップ名(8 文字)」※
をスプールファイルに登録します。物理マップ名は,物理マップファイル名から拡張子(.PMP)を除
いた名称です。
この設定によって,拡張プリンタマネージャの用紙交換メッセージにはマップ名が表示されます。
注※
AP から印刷ドキュメント名が指定されている場合,
「印刷ドキュメント名△△△FNAM-物理マップ
名(8 文字)」となります。
(d) 印刷中ダイアログを表示する(UsePrintDialog=)
AP から印刷データがスプールに登録された時点で Windows の画面上に印刷中であることを示すダイア
ログを表示するかどうかを設定します。表示する場合は,チェックボックスをオンにします。なお,パラメ
タの指定を省略すると,「表示しない」が仮定されます。
• 表示しない(0)
• 表示する(1)
この設定内容は,プリンタ構成ファイル(X3PPINF)の該当項目に反映されます。
OLTP クライアント構成および JP1/AJS と連携して運用する場合は,印刷中ダイアログを表示できないの
で,チェックをオフにしてください。
次に,[印刷中]ダイアログに表示される内容と表示に関する注意について説明します。
[印刷中]ダイアログに表示される内容
[印刷中]ダイアログでは,プリンタ名,帳票名,ページ数が表示されます。プリンタ名には出力先の
プリンタ名,帳票名には物理マップファイル名から拡張子(.PMP)を除いた名称,ページ数には印刷
中の帳票のトータル枚数が表示されます。UNIX サーバホストと Windows クライアントの C/S 構成
の場合,UNIX 側の機能である論理ハードコピーを実行すると,帳票名は「HardCopy」となります。
316
9 帳票に関する環境設定
[印刷中]ダイアログの表示に関する注意
• [印刷中]ダイアログは,AP が COBOL2002 の場合は,クローズ命令(CLOSE 要求)が発行され
るか,AP が終了するまで表示されます。
• Windows の仕様によっては,印刷中ダイアログが最前面に表示されない場合があります。ただし,
印刷中ダイアログ表示中には,タスクバーに印刷中ダイアログが表示中であることを示すボタンが
表示されます。ボタンをクリックすると,印刷中ダイアログを最前面に表示できます。
• 印刷中ダイアログを表示する設定をした複数の印刷サービスが,同時に起動すると,それぞれの[印
刷中]ダイアログが,重なって表示されます。この場合は,タスクバーのボタンで切り替えて表示
してください。
• XMAP3 のスタンドアロン構成で,長時間,印刷ダイアログを表示する AP を実行すると,システ
ムリソースが減少する場合があります。
(e) 高度な設定
[プリンタ]タブの[高度な設定]ボタンをクリックすると,
[高度な設定:プリンタ]ダイアログが表示さ
れます。なお,次の画面で選択されている設定は標準値です。
• 抹消線の形状(印刷サービス名.PCDLLN=)
抹消線の形状を指定します。AP 実行時の動的変更で,フィールドに印刷されるデータの上に抹消線を
重ねることができます。ただし,この設定が有効なのは,印刷モードで「GDI:ページプリンタ」,
「PDL
スルー:LIPS 準拠プリンタ」または「PDF ファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用」を指定し
た場合だけです。
この設定内容は,表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)の該当項目に反映されます。
• 一重線:抹消線の形状を「−」にします(SINGLE)。
• 二重線:抹消線の形状を「=」にします(DOUBLE)。
• グラフィックデータのモノクロ化(印刷サービス名.PCGRC=)
カラーのグラフィックデータを印刷する方式を指定します。
317
9 帳票に関する環境設定
カラーのグラフィックデータをそのままの色で印刷したいときには「プリンタドライバにまかせる」を
指定してください。
この設定内容は,表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)の該当項目に反映されます。
• プリンタドライバにまかせる(PRINTER_DRIVER)
カラーのグラフィックデータをそのままプリンタに送り,プリンタドライバに印刷を任せます。印
刷モードに GDI を指定している場合だけ指定できます。
• XMAP3 がモノクロ化する(THRESHOLDING)
カラーのグラフィックデータを XMAP3 が自動的にモノクロ化したあと,プリンタに印刷データと
して送ります。
• 印刷用紙サイズ(印刷サービス名.POPASZ=)
印刷モードに「GDI:ページプリンタ」または「PDL スルー:LIPS 準拠ページプリンタ」を指定した
とき,ドローでのページプリンタ用の帳票定義で給紙サイズに「フリー」を定義した場合に仮定する用
紙のサイズを指定します。または,旧バージョンの XMAP3 で作成したマップ定義ファイルに,用紙サ
イズの指定がなかったときに用いる給紙サイズを指定します。ただし,[表示・印刷セットアップ]ダ
イアログの[プリンタ]タブの「用紙サイズ」で,
「OS 設定優先」を指定すると,この指定は無効とな
ります。
印刷時にプリンタにセットしている用紙を使用する場合は,「プリンタ依存」を指定します。GDI 印刷
または PDF ファイル出力の場合に,マップ定義のマージンと印字領域を基に帳票の用紙サイズを決定
して出力するときは,「マップ定義依存」を指定します。
この設定内容は,表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)の該当項目に反映されます。
設定できる値は次のとおりです。プリンタによっては使用できないサイズがあります。ハードウェア
仕様を確認してから設定してください。
指定パラメタ
用紙のサイズ
GDI シリアル
LIPS
○
×
○
A3P
A3 縦
A3L
A3 横
A4P
A4 縦
A4L
A4 横
A5P
A5 縦
A5L
A5 横
B4P
B4 縦
B4L
B4 横
B5P
B5 縦
B5L
B5 横
DEF
指定なし(プリンタ依存)
○
○
○
MAP
マップ定義依存
○
○
×
(凡例)
○:有効
×:無効
• 印刷ページ長(印刷サービス名.POPAGE=)
318
GDI ページ
9 帳票に関する環境設定
印刷時,ドローで定義したページ長に従うか,または指定したページ長(連続紙の 1 ページ当たりの行
数)に従うかを設定します。
この設定内容は,表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)の該当項目に反映されます。
• マップ定義に従う(00)
ドローの帳票定義で定義したページ長で印刷します。帳票定義の印刷動作で「改ページしない」を
指定した場合は,有効データがある行まで印刷し,それ以降は改行しません。また,
「印刷前改ペー
ジ」,「印刷後改ページ」の指定があった場合には,帳票定義で指定された行数を連続紙の 1 ページ
の長さと仮定して改ページします。
• ページ長を設定する(01〜99)
指定したページ長で印刷します。連続紙の 1 ページ当たりの行数を指定しておきます。行数の指定
範囲は 01〜99 です。
ドローの帳票定義の印刷動作で「改ページしない」を指定した場合は,帳票定義で定義したページ
長で印刷します。また,
「印刷前改ページ」,
「印刷後改ページ」の指定があった場合には,ここで指
定した行数を連続紙の 1 ページの長さとして改ページします。ただし,帳票定義で指定したページ
長が,指定の行数に収まらない場合は,帳票定義が収まる分だけの指定行数の n 倍の行数で改ペー
ジします。
ドローの帳票定義で定義した行数が物理的な連続紙の 1 ページ(ミシン目からミシン目まで)と一
致していない場合は,必ずここでの行数を設定してください。
ただし,この設定は印刷モードが ESC/P のときだけ有効になります。
! 注意事項
連続紙を設定してあるプリンタに対して表示・印刷環境ファイルの行間隔(POLNPC)に 3/4LPI の行
間隔を設定し,64 行以上の行数の帳票を印刷すると,改ページ制御が不定になります。
• FAX 送信情報の圧縮形式指定(PDLLevel=)
印刷モードに「日立 FAXC/SPOOL 出力:ページプリンタ」または「日立 FAXC/SPOOL 出力:シリ
アルインパクトプリンタ」を指定したとき,FAX 出力する場合のデータ圧縮形式を設定します。圧縮形
式には,MH 方式と MR 方式の 2 種類があります。それぞれの方式の特徴を次に示します。なお,パラ
メタの指定を省略すると,パラメタは無効になります。
圧縮形式
データ圧縮効率
データ復元時の信頼性
MH 方式
△
○
MR 方式
○
△
(凡例)
○:高い。
△:低い。
この設定内容は,プリンタ構成ファイル(X3PPINF)の該当項目に反映されます。
• FAX 送信情報の副走査線密度(PrinterDPI=)
印刷モードに「日立 FAXC/SPOOL 出力:ページプリンタ」または「日立 FAXC/SPOOL 出力:シリ
アルインパクトプリンタ」を指定した場合に,FAX 出力するときの副走査線密度を設定します。副走査
線密度は帳票データの解像度を示すもので,ファインとノーマルの 2 種類があります。
これらは,FAX 送信モードのファインモード/ノーマルモードに対応します。
パラメタの設定値
0,00,01
副走査線密度
ファイン
FAX 送信量
印字品質
△
○
319
9 帳票に関する環境設定
パラメタの設定値
1
副走査線密度
FAX 送信量
印字品質
○
△
ノーマル
(凡例)
○:送信量が少ない/印字品質が高い。
△:送信量が多い/印字品質が低い。
この設定内容は,プリンタ構成ファイル(X3PPINF)の該当項目に反映されます。なお,パラメタの
指定を省略すると,パラメタは無効になります。
• マージン開始位置(バージョン 02-01 以前との互換オプション)(UseDriverMargin=)
マージン開始位置を設定します。
この設定内容は,プリンタ構成ファイル(X3PPINF)の該当項目に反映されます。なお,パラメタの
指定を省略すると,パラメタは無効になります。
• 用紙の左上(0)
帳票定義および印刷上の基点を,用紙の左上からとします。
• プリンタドライバのマージン値を加算(1)
バージョン 02-01 以前の XMAP3 と同様に,用紙の左上からプリンタドライバのマージン値分加算
した個所を帳票定義および印刷上の基点にします。02-01 以前に,マージンを指定して定義した
ページプリンタ用の帳票を GDI 印刷していた場合はこの指定をしてください。この指定は,「印刷
モード」を「GDI:ページプリンタ」または「GDI:シリアルインパクトプリンタ」を指定したと
き有効になります。
• LIPS2 +の機能範囲で印刷(以前のバージョンとの互換オプション)(PDLLevel=)
印刷モードに「PDL スルー:LIPS 準拠ページプリンタ」を指定したときに有効となるオプションです。
チェックをオンにすると,印刷機能の範囲が LIPSII +で実現できる範囲に限定されます。
この設定内容は,プリンタ構成ファイル(X3PPINF)の該当項目に反映されます。なお,パラメタの
指定を省略すると,パラメタは無効になります。
• PDF ファイルの圧縮(印刷サービス名.PCPDCM=)
出力する PDF ファイルを圧縮するかどうかを設定します。
• 圧縮する(ON)
出力する PDF ファイルを圧縮します(推奨)。
• 圧縮しない(OFF)
出力する PDF ファイルを圧縮しません。
この設定内容は,表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)の該当項目に反映されます。
• 改ページ動作(印刷サービス名.PCSPCR=)
印刷モードに「PDL スルー:ESC/P 準拠シリアルインパクトプリンタ」,「日立 ESC/P(A):用紙吸入
量 0mm のインサータプリンタ」,または「日立 ESC/P(B):用紙吸入量 19mm のインサータプリンタ」
を選択したときに有効になるオプションです。けい線帳票またはプレプリント帳票を連続紙に印刷す
るときの,改ページ動作について設定します。
• XMAP3 が制御する(SOFT)
帳票作成時に定義した 用紙サイズや,表示・印刷セットアップなどで定義した実行環境の設定に従っ
て,XMAP3 が改ページします。
• プリンタにまかせる(HARD)
プリンタが保持する用紙の長さに従って改ページします。
• プリンタにまかせる/初期化命令あり(HARDINIT)
320
9 帳票に関する環境設定
プリンタが保持する用紙の長さに従って改ページします。この設定にすると,プリンタが保持する
用紙長などを別のアプリケーションで変更していた場合でも,ESC/P の設定をデフォルト値にリ
セットして印刷するため,改ページ位置のずれを防げます。
この設定内容は,表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)の該当項目に反映されます。
9.3.3 帳票印刷での文字色の設定
印刷モードに「GDI:ページプリンタ」を適用するカラープリンタに対し,グラフィック帳票の文字色をカ
ラーで印刷できます。また,印刷モード「PDF ファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用」を適用し
て PDF ファイル出力する場合も,カラーで出力できます。この印刷の文字色に関する設定は,[表示・印
刷セットアップ]ダイアログの[印刷色]タブで指定します。なお,次の画面で選択されている設定は標準
値です。
(1) 文字色の適用対象
印刷モードに「GDI:ページプリンタ」を設定するプリンタ,および印刷モードに「PDF ファイル出力:
網掛け/グラフィック/書式用」を設定して出力する PDF ファイルに対して,表示・印刷セットアップで
設定した文字色を適用できます。そのほかの印刷モードを設定したプリンタに対しては,適用できません。
運用時には,帳票種別「グラフィック帳票」に定義した文字(固定フィールド,出力フィールド,出力日付
フィールド,出力時刻フィールド,予約フィールド,および出力 OCR)に,表示・印刷セットアップで設
定した印刷色が適用され,帳票印刷されます。
(2) 対象システム構成
次に示すシステム構成で XMAP3 を運用する環境で,Windows に接続されているカラープリンタに対し
てカラーの文字色を印刷できます。
• Windows スタンドアロン構成
• Windows サーバ/Windows クライアント構成
321
9 帳票に関する環境設定
• UNIX サーバ※/Windows クライアント構成
• XMAP3/Web for Cosminexus を適用した Web システム
注※
XMAP3 Server の 04-01 以前のバージョンをサーバに使用した XMAP3 の C/S 構成には,対応してい
ません。
(3) ドローでの定義とセットアップ情報との関係
ドローで定義したグラフィック帳票の文字色と,表示・印刷セットアップで設定する印刷色との関係につい
て説明します。
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[印刷色]タブで指定した設定内容は,表示・印刷環境ファイル
(X3PCONF)の該当項目(印刷サービス名.PCCLNM[n]=)に反映されます※。帳票印刷の実行では,例
えば,ドローの定義で文字色に「赤」を指定した帳票を印刷する場合,表示・印刷環境ファイルの該当項目
「印刷サービス名.PCCLNM[1]=」に指定された RGB 値(標準設定では FF0000)がプリンタドライバに
送信されます。プリンタでは,その RGB 値に従った色で文字を印字します。
注※
n には,赤,緑などのパレットに対応する 1〜8 の番号が割り当てられます。
表示・印刷セットアップの設定と,表示・印刷環境ファイルの設定値との関係を次の表に示します。
表 9‒9 印刷色の設定と,表示・印刷環境ファイルでの設定値との関係
印刷色の設定
種別
文字色
322
パレット
表示・印刷環境ファイルの設定
初期値(RGB 値※)
パラメタ
赤
FF0000
*.PCCLNM[1]=
緑
00AA00
*.PCCLNM[2]=
黄
FFCD00
*.PCCLNM[3]=
9 帳票に関する環境設定
印刷色の設定
種別
表示・印刷環境ファイルの設定
初期値(RGB 値※)
パレット
パラメタ
青
0000FF
*.PCCLNM[4]=
紫
D24AD2
*.PCCLNM[5]=
空
00D7FF
*.PCCLNM[6]=
白
FFFFFF
*.PCCLNM[7]=
黒
000000
*.PCCLNM[8]=
注※
RGB 値は,表示色を赤(Red),緑(Green),青(Blue)の 3 原色に分解し,それぞれの色合いを 0〜FF(255)
までの値で表したものです。表示・印刷環境ファイルのパラメタの設定値では,16 進数で指定します。
(4) 帳票印刷の運用のポイント
カラーの文字色を使用して帳票印刷を運用するポイントについて説明します。
• プリンタによる印字色の違いを考慮する
使用するプリンタの機種や,プリンタドライバの仕様によって,印刷される色は異なります。特にモノ
クロプリンタの場合,白と黒以外の色については,プリンタドライバの仕様によって正しく印字されな
い場合があります。
このため,カラーの文字色を使用した帳票を印刷する場合には,あらかじめテスト印刷をして,期待ど
おりの色で印刷されるか,運用に問題がないかどうかを確認することをお勧めします。テスト印刷の結
果,必要に応じて,表示・印刷セットアップの文字色の RGB 値を変更し,目的の色で文字が印字され
るようにカスタマイズしてください。
また,OCR をカラーにした場合は,OCR リーダで十分な読み込みテストをすることをお勧めします。
• プリンタに応じて白色文字を扱う
カラーの文字色に白色(RGB 値に FFFFFF を指定)を使用している帳票印刷では,プリンタに白色イ
ンクが搭載されているかどうかによって,次のように印字結果が異なります。
プリンタ
印字結果
白色文字を単独で定義
白色文字と網掛けを重ねて定義
白色インクを搭載しているプリンタ
文字が白色で印字される
文字が白色で印字される
白色インクを搭載していないプリンタ
文字は印字されない
文字は印字されないで,網掛けが文字
の形で抜かれる(抜き文字となる)
• オブジェクトの重なりを考慮して帳票を定義する
文字(固定フィールド,出力フィールド,出力日付フィールド,出力時刻フィールド,予約フィール
ド,および出力 OCR)と,そのほかのオブジェクトを重ねて定義した帳票を印刷した場合は,文字が
上に印字されます。
また,文字色が異なるフィールド同士を重ねて定義した帳票では,重なり順序の上下関係が不定となり
ます。このため,フィールド同士を重ねて定義する場合は,文字色を同色にすることをお勧めします。
323
9 帳票に関する環境設定
(5) 関連ソフトウェアと連携する環境での文字色の扱い
FAXC/SPOOL,日立拡張プリンタマネージャ,および JP1/NPS と連携する環境での,カラー文字色の扱
いを説明します。
• FAXC/SPOOL では,カラーの文字色の印刷に対応していません。このため,FAXC/SPOOL と連携
する環境では,文字色が定義されているグラフィック帳票を,印刷モード「日立 FAXC/SPOOL 出力:
ページプリンタ」に設定した FAXC/SPOOL プリンタ経由でカラー FAX に出力しても,文字はカラー
となりません。また,白と黒以外の色については,FAXC/SPOOL の仕様によって正しく印字されない
場合があります。
• 日立拡張プリンタマネージャと連携する環境では,印刷モードに「PDL スルー」を設定するため,カ
ラーの文字色を印刷できません。
• JP1/NPS と連携する場合は,印刷モードに「GDI:ページプリンタ」を設定できます。したがって,
カラーの文字色が定義されているグラフィック帳票を,印刷モード「GDI:ページプリンタ」を採用す
るプリンタに印刷すると,文字がカラーとなります。
9.3.4 和暦表現
和暦表現での元年印刷をするかどうかを指定します。なお,次の画面で選択されている設定は標準値です。
(1) 印刷(印刷サービス名.PCGSHO=)
• 数字印刷(OFF)
元号が変わった最初の年を「1 年」と印刷します。
• 元年印刷(ON)
元号が変わった最初の年を「元年」と印刷します。
324
9 帳票に関する環境設定
9.3.5 帳票の PDF ファイル出力
ページプリンタ用の帳票は PDF ファイル形式で出力できます。PDF ファイル出力する場合の帳票定義か
ら実行までの概要を次に示します。
1. ドローでの帳票定義時,印刷ドキュメント名を定義します。このとき,AP からの指定がない場合に仮
定する印刷ドキュメント名も定義します。
2. ドローでの定義内容を保存後,生成される論理マップに印刷ドキュメント名項目が出力されます。
3. 表示・印刷セットアップで,印刷モードが「PDF ファイル出力」の印刷サービスを定義します。ここ
で,PDF ファイルの出力先なども設定します。
ファイルを直接編集する場合は,表示・印刷環境ファイルまたはプリンタ構成ファイルを編集して,
PDF ファイルの出力先などを設定します。
4. AP によって,論理マップの印刷ドキュメント名項目に,印刷ドキュメント名が格納されます。この印
刷ドキュメント名が出力 PDF ファイル名となります。
5. PDF ファイル出力を実行します。
6. XMAP3 実行環境によって,プリンタ構成ファイルから印刷モードと出力先フォルダが読み出されま
す。
7. PDF ファイルが生成されます。
325
9 帳票に関する環境設定
(1) 出力される PDF ファイル名
出力される PDF ファイル名は,印刷ドキュメント名に指定された名称と同じになります。印刷ドキュメン
ト名の設定の違いによって,PDF ファイル名の決定のされ方も異なります。
(a) マップ帳票印刷の場合
出力される PDF ファイル名は,次に示す優先順で決定されます。
1. AP から指定された印刷ドキュメント名(帳票定義時,印刷ドキュメント名を AP で変更する設定をし
ている場合)
2. 帳票属性ダイアログで指定した印刷ドキュメント名
3. 物理マップ名(印刷ドキュメント名の指定がない場合)
(b) 書式オーバレイ印刷の場合
出力される PDF ファイル名は,次に示す優先順で決定されます。
1. 環境変数「XMAP3_DOCNAME」に指定された印刷ドキュメント名(環境変数
「XMAP3_DOCNAME」に,印刷ドキュメント名を定義している場合)
2. 書式属性ダイアログで指定した印刷ドキュメント名
3. 書式イメージファイル名(印刷ドキュメント名の指定がない場合)
(2) PDF ファイル出力後のユーザ AP 起動
XMAP3 の帳票を PDF ファイル形式で出力したあと,あらかじめ実行環境に用意したユーザ AP を起動で
きます。この機能を利用すれば,XMAP3 が生成した PDF ファイル形式の帳票を,自動的に Internet
Explorer や Acrobat Reader※などのブラウザで表示したり,電子帳票運用管理ツールで管理したりでき
ます。
ユーザ AP 起動のための環境設定については,「(6) ユーザ AP 起動有無(印刷サービス名.PCPAPP=)」
を参照してください。
注※
Acrobat Reader 5,Adobe Reader 6,Adobe Reader 7,Adobe Reader 8,Adobe Reader 9 ま
たは Adobe Reader X が前提となります。
ユーザ AP 起動の概要を次に示します。
326
9 帳票に関する環境設定
注
バッチファイルで Adobe Reader のコマンドライン(AcroRd32.exe %**%)を記述して起動する方法
は,アドビシステムズ社ではサポートしていないため,動作は保障しません。
1. サーバ AP が XMAP3 に対して帳票印刷を実行する。
2. XMAP3 が,PDF ファイル生成後に起動するユーザ AP(ユーザバッチファイル)のファイルパスを取
得する。
3. XMAP3 によって PDF ファイルが生成される。
4. PDF ファイルの生成後,ユーザ AP が起動する。ユーザ AP からの操作によって,PDF ファイルをブ
ラウザで表示したり,電子帳票運用管理ツールで管理したりできるようになる。
(a) ユーザ AP 起動時の環境変数
PDF ファイル出力後にユーザ AP が起動するとき,次に示す環境変数に PDF ファイル情報が格納されま
す。
• XMAP3_PDF_PATH(PDF ファイルパス)
出力された PDF ファイルが絶対パスで格納されます。この格納値によって,PDF ファイルへアクセス
できるようになります。
• XMAP3_PDF_SERVICE(印刷サービス名)
327
9 帳票に関する環境設定
PDF ファイルを出力した印刷サービス名(#PRT,xppPRT01 など)が格納されます。この格納値に
よって,PDF ファイルがどのサービスから出力されたかを特定できます。
(3) HOPSS3/AS 日立電子帳票システムとの連携
XMAP3 で出力した PDF ファイルは,HOPSS3/AS 日立電子帳票システムで管理できます。PDF ファイ
ルとして出力する帳票に外字コードがある場合,PDF ファイル中の外字データにユーザ定義文字情報が付
加されます。これによって,HOPSS3/AS 日立電子帳票システムでの文字列検索ができるようになります。
HOPSS3/AS 日立電子帳票システムとの連携については,
「6.6.5 HOPSS3/AS 日立電子帳票システムと
の連携」を参照してください。
HOPSS3/AS 日立電子帳票システムと連携する場合,次の点に注意してください。
• 一つの PDF ファイル中に格納される用紙サイズはすべて同一となります。
9.3.6 ESC/P プリンタでのプリンタ任せの改ページ印刷
ESC/P プリンタに印刷するときに,XMAP3 ではなくプリンタに改ページ制御させる機能について説明し
ます。
(1) ESC/P プリンタでプリンタ任せの改ページ印刷をする機能の概要
ESC/P プリンタに印刷するときに,印刷後または印刷前の改ページ制御を,プリンタに任せて実行できま
す。
この機能を使うと,XMAP3 以外の AP から印刷を実行したあと,印刷ヘッドが用紙の途中に位置づいてい
る場合でも,プリンタによって改ページが実行されるため,XMAP3 から印刷を実行しても正常な開始位置
から印刷できます。
この機能を使う場合は,プリンタのハードウェアの設定に従って改ページ処理が実行されるため,改行命令
ではなく改ページ命令が発行されます。この機能を使わない改ページ制御で発行される初期化命令(プリン
タのページ先頭位置を設定する命令)および JP1 連携時に発行するページ長設定命令(プリンタのページ
長を変更する命令)は,発行されません。
この機能を利用した場合の印刷前および印刷後の改ページ動作を次に示します。
動作
XMAP3 が制御する
プリンタにまかせる
印刷前改ページの場合
直前の印刷ページに,印刷されていな
い行が残っているときは,残っている
行数だけ改行してから印刷します。
直前の印刷ページに,印刷されていない行が残っ
ているときは,プリンタに改ページを指示し,プ
リンタが保持する用紙の長さ(ページ長)に従っ
て改ページしてから,印刷します。ただし,印刷
サービス起動直後の印刷命令(SEND 要求)時
には,直前の印刷ページに印刷されていない行が
あるかどうかにかかわらず,改ページします。
印刷サービス起動直後の印刷命令
(SEND 要求)時には,印刷前改ペー
ジは無視され,改ページしません。
印刷後改ページの場合
現在印刷しているページに残っている
行数だけ,印刷完了後に改行します。
現在印刷しているページに,印刷されていない行
が残っているときには,印刷終了後にプリンタに
改ページを指示し,プリンタが保持する用紙の長
さ(ページ長)に従って改ページします。
すでにプリンタの印刷ヘッドがページの先頭行にある場合,改ページ動作が印刷前,印刷後にかかわらず,
改ページ指示は無視されます。
328
9 帳票に関する環境設定
印刷前の改ページ動作
印刷実行後は改ページ動作を行わないで,印字終了時点で印刷ヘッドが停止します。
印刷後の改ページ動作
印刷前に改ページ動作は行いません。
(2) 印刷モードの設定
Windows 版 XMAP3 の場合
表示・印刷セットアップで,「PDL スルー:ESC/P 準拠シリアルインパクトプリンタ」または「日立
ESC/P」を選択します。
UNIX 版 XMAP3 の場合
この機能をサポートする印刷モードは,ESC/P J84 準拠のページ記述言語を認識できる 180dpi のシリ
アルプリンタまたはラインプリンタです。
印刷モードに,ESC/P J84 準拠のページ記述言語を認識できる 180dpi のシリアルプリンタまたはライ
ンプリンタを指定するには,表示・印刷環境ファイル(XPWconfig)に次のパラメタを設定します。
印刷サービス名 .PCRPRT=ESCP_D
(3) 改ページ動作の設定
表示・印刷セットアップでは,[プリンタ]タブの[高度な設定]の「改ページ動作」で印刷前改ページお
よび印刷後改ページの動作を設定できます。
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)では,次に示すパラメタを指定します。
• 改ページ動作(印刷サービス名.PCSPCR=)
けい線帳票またはプレプリント帳票を連続紙に印刷するときの,改ページ動作について設定します。
• XMAP3 が制御する(SOFT)
帳票作成時に定義した 用紙サイズや,表示・印刷セットアップなどで定義した実行環境の設定に従っ
て,XMAP3 が改ページします。
329
9 帳票に関する環境設定
• プリンタにまかせる(HARD)
プリンタが保持する用紙の長さに従って改ページします。
9.3.7 ESC/P プリンタでのマージン指定
ESC/P プリンタで,上マージンと左マージンを指定して印刷する機能について説明します。
(1) ESC/P プリンタでのマージン指定の概要
プリンタごとに異なるマージンが設定してある場合,プレプリント用紙に帳票を印刷しようとすると,出力
プリンタごとに文字の印字位置が変わってしまいます。プリンタは XMAP3 以外の用途で使用している場
合が多く,マージンの設定を統一できません。また,プリンタごとに文字の印字位置を調整したマップ定義
を作成するのは,帳票の種類が多く対応できない問題があります。
このような場合,XMAP3 でプリンタごとに印刷マージンを指定できます。
マージンを指定できる印刷モード,帳票の種類を次に示します。
• 対応する印刷モード
PDL スルー:ESC/P 準拠シリアルインパクトプリンタ
日立 ESC/P(A):用紙吸入量 0mm のインサータプリンタ
日立 ESC/P(B):用紙吸入量 19mm のインサータプリンタ
GDI:シリアルインパクトプリンタ
• 対応する帳票の種類
けい線帳票(連続紙,カット紙)
プレプリント帳票(連続紙,カット紙)
対象でない印刷モードでマージンを指定しても無視されます。
(2) マージンの設定方法
プリンタ構成ファイル(X3PPINF)で,プリンタデバイス名のセクションに次に示す形式で指定します。
[プリンタデバイス名]:TopMargin=上マージン量
:LeftMargin=左マージン量
• プリンタデバイス名
印刷マージンを指定するプリンタデバイス名のセクションです。
• TopMargin=上マージン量
上マージンの量を 1〜999 の値で指定します。単位は 0.1mm で指定します(例えば,1.2mm を指定し
たい場合は 12)。
範囲外の値を指定した場合は,指定なしと扱われます。
• LeftMargin=左マージン量
左マージンの量を 1〜999 の値で指定します。単位は 0.1mm で指定します(例えば,1.2mm を指定し
たい場合は 12)。
範囲外の値を指定した場合は,指定なしと扱われます。
(3) 印刷モードごとのマージンの扱い
印刷モードごとのマージンの指定値(TopMargin,LeftMargin)の扱いについて説明します。
330
9 帳票に関する環境設定
帳票の種類(カット紙または連続紙)で,出力結果が異なります。
(a) PDL スルー:ESC/P 準拠シリアルインパクトプリンタ (カット紙帳票)
上マージン
プリンタの上マージン+ TopMargin で指定した値になります。
左マージン
プリンタの左マージン+ LeftMargin で指定した値になります。
図 9‒2 PDL スルー:ESC/P 準拠シリアルインパクトプリンタ (カット紙帳票)のマージン指定
(b) 日立 ESC/P(A):用紙吸入量 0mm のインサータプリンタ (カット紙帳票)
上マージン
TopMargin(プリンタの上マージンは無視する)で指定した値になります。
左マージン
プリンタの左マージン+ LeftMargin で指定した値になります。
331
9 帳票に関する環境設定
図 9‒3 日立 ESC/P(A)
:用紙吸入量 0mm のインサータプリンタ (カット紙帳票)のマージン指定
(c) 日立 ESC/P(B):用紙吸入量 19mm のインサータプリンタ (カット紙帳票)
上マージン
19mm + TopMargin(プリンタの上マージンは無視する)で指定した値になります。
左マージン
プリンタの左マージン+ LeftMargin で指定した値になります。
図 9‒4 日立 ESC/P(B):用紙吸入量 19mm のインサータプリンタ (カット紙帳票)のマージン指
定
(d) PDL スルー:ESC/P 準拠シリアルインパクトプリンタ,日立 ESC/P(A):用紙吸入量 0mm のインサー
タプリンタ,および日立 ESC/P(B):用紙吸入量 19mm のインサータプリンタ (連続紙帳票)
縦印字位置
TopMargin で指定した値だけ下にずれます。
332
9 帳票に関する環境設定
横印字位置
LeftMargin で指定した値だけ右にずれます。
図 9‒5 PDL スルー:ESC/P 準拠シリアルインパクトプリンタ,日立 ESC/P(A):用紙吸入量 0mm
のインサータプリンタ,および日立 ESC/P(B):用紙吸入量 19mm のインサータプリンタ
(連続紙帳票)のマージン指定
(e) GDI:シリアルインパクトプリンタ(カット紙帳票)
上マージン
用紙の上端から TopMargin で指定した値になります。プリンタのハードマージンより小さい値を指定
している場合,プリンタのハードマージンが有効になります。
左マージン
用紙の左端からの LeftMargin で指定した値になります。プリンタのハードマージンより小さい値を指
定している場合,プリンタのハードマージンが有効になります。
333
9 帳票に関する環境設定
図 9‒6 GDI:シリアルインパクトプリンタ(カット紙帳票)のマージン指定
(f) GDI:シリアルインパクトプリンタ(連続紙帳票)
上マージン
プリンタドライバが認識するページトップから TopMargin で指定した値になります。プリンタのハー
ドマージンより小さい値を指定している場合,プリンタのハードマージンが有効になります。
左マージン
プリンタドライバが認識する用紙の左端から LeftMargin で指定した値になります。プリンタのハード
マージンより小さい値を指定している場合,プリンタのハードマージンが有効になります。
用紙の左端が紙送りのパンチ穴が空いている部分を含み,両端は印刷不可のプリンタの例で示します。
図 9‒7 GDI:シリアルインパクトプリンタ(連続紙帳票)のマージン指定
334
9 帳票に関する環境設定
9.3.8 帳票の印刷環境に関する設定
表示・印刷環境ファイルで設定する環境について,ファイル上だけで設定できる項目だけを説明します。
(1) 印刷用紙種別(印刷サービス名.POPAKD=)
テスト印刷での印刷用紙を連続紙にするかカット紙にするかを設定します。AP での印刷ではドローの帳
票定義,または旧バージョンの XMAP3 で作成したマップ定義ファイルの定義内容で用紙種別が決まりま
す。
• 連続紙を指定する(CONT)
• カット紙を指定する(CUT)。
設定値が CONT,CUT 以外の場合は,CUT として扱われます。この指定はテスト印刷だけに有効であ
り,テスト印刷以外の印刷では,帳票定義の指定が有効になります。
(2) 印刷用紙排出有無(印刷サービス名.POPAOT=)
旧バージョンの XMAP3 で作成したマップ定義ファイルからのマップ生成を実行した場合で,マップ定義
ファイルに印刷動作の指定がないときに,印刷時仮定される印刷動作を設定します。ドローの帳票定義で
マップを生成した場合には,帳票定義時の印刷動作指定が有効になります。
指定パラメタ
排出動作
NON
印刷前後とも改ページなし
BEF
印刷前改ページあり
AFT
印刷後改ページあり
BOT
印刷前後とも改ページあり
(3) 印刷字間値(印刷サービス名.POCHPC=)
旧バージョンの XMAP3 で作成したマップ定義ファイルからのマップ生成を実行した場合で,マップ定義
ファイルに字間値指定がない場合に,仮定される字間値を設定します。ドローの帳票定義でマップを生成し
た場合には,帳票定義時の字間値が有効になります。設定できる値は,00〜15 です。パラメタの指定を省
略すると,00(0 ポイント)が仮定されます。
(4) 印刷行ピッチ(印刷サービス名.POLNPC=)
旧バージョンの XMAP3 で作成したマップ定義ファイルからのマップ生成を実行した場合で,マップ定義
ファイルに行間隔の指定がない場合に,仮定される行間隔を設定します。ドローの帳票定義でマップを生成
した場合には,帳票定義時の行間隔が有効になります。設定できる値は次のとおりです。
3LPI,4LPI,6LPI,8LPI
(5) 印刷後ヘッド位置(印刷サービス名.POPRHD=)
旧バージョンの XMAP3 で作成したマップ定義ファイルからのマップ生成を実行した場合で,マップ定義
ファイルに印刷動作の指定がないときに,仮定される印刷動作を設定します。ドローの帳票定義でマップを
生成した場合には,帳票定義時の印刷動作指定が有効になります。標準値は,連続紙指定でページ長が 0
でない場合,マップ指定最終行の次行の先頭です。連続紙,またはカット紙指定でページ長が 0 または不
定の場合,有効データ最終行の次行先頭です。設定できる値は次のとおりです。
335
9 帳票に関する環境設定
DATEND,MAPEND
用紙指定
連続紙
連続紙/単票
ページ長
(POPAGE)
≠0
=0
または不定
空白行印
字
DATEND 指定時のヘッド位置
MAPEND 指定時のヘッド位置
あり
マップ指定最終行の次行の先頭
マップ指定最終行の次行の先頭
なし
有効データ最終行の次行の先頭
マップ指定最終行の次行の先頭
あり
有効データ最終行の次行の先頭
有効データ最終行の次行の先頭
なし
有効データ最終行の次行の先頭
有効データ最終行の次行の先頭
(6) ユーザ AP 起動有無(印刷サービス名.PCPAPP=)
PDF ファイルを出力する場合で,出力後に任意のユーザ AP を起動させたいときに,起動 AP のファイル
パスを,ドライブ名を含む絶対パスで指定します。ファイルパスにスペースを含む場合,必ず「"」で囲ん
でください。
印刷サービス名に「*」を指定すると,すべての印刷サービスに有効な起動 AP を設定できます。
336
9 帳票に関する環境設定
9.4 XMAP3 の帳票印刷環境の設定(Windows)
Windows 版 XMAP3 だけで有効になる設定について説明します。
9.4.1 「通常使うプリンタ」への割り当て機能
「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能を使用すると,出力先のプリンタを変更したい場合に,帳
票環境のセットアップを変更しないで出力先のプリンタを変更できます。
「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能は,次に示す運用システムでの利用に適しています。
• 帳票業務の運用中に,XMAP3 のセットアップを実行しないで,クライアント側の出力先のプリンタを
自由に変更したい場合
• 複数のクライアント同士で,セットアップ情報をすべて同一にしているが,出力先のプリンタはクライ
アントごとに異なる場合
• 同一機種のプリンタが複数あり,プリンタビジーやハード障害が起きたときに別のプリンタに一時的に
出力したい場合
従来,帳票環境を設定するときに,表示・印刷セットアップで「プリンタ名(ドライバ名)」に出力先のプ
リンタを指定していました。このため,出力先のプリンタを変更したい場合には,表示・印刷セットアップ
の設定を変更する必要がありました。
しかし,「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能を使用すれば,Windows 上で「通常使うプリン
タ」(標準プリンタ)に設定されているプリンタが,出力先のプリンタに自動的に割り当てられます。した
がって,Windows 上の「通常使うプリンタ」に設定するプリンタを,プリンタのプロパティでほかのプリ
ンタに変更するだけで,XMAP3 の出力先のプリンタをほかのプリンタに変更できます。表示・印刷セット
アップの設定は変更する必要はありません。
「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能を使うときは,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの
[プリンタ]タブで「「通常使うプリンタ」を自動的に割り当てる」をチェックします。
「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能は,スタンドアロン構成,および C/S 構成のどちらでも利
用できます。また,C/S 構成の場合,XMAP3 クライアント,および印刷サービスを再起動しないで,出
力先のプリンタを変更できます。
「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能の概要を次の図に示します。
337
9 帳票に関する環境設定
図 9‒8 「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能の概要
この図の XMAP3 の処理の流れを次に示します。
1. UNIX サーバ上の業務 AP から帳票印刷が実行されます。
2. 業務 AP からの印刷指示がクライアントの XMAP3 にリクエストされます。
3. XMAP3 で印刷リクエストを受信したあと,Windows 上で「通常使うプリンタ」に設定されている「プ
リンタ A」を取得し,出力先としての初期設定をします。
4.「プリンタ A」に印刷を実行します。
5. ハードウェア障害などの理由で「プリンタ A」に印刷を実行できない,またはほかの Windows で「プ
リンタ A」を占有しているために「プリンタ A」を利用できなくなるとします。このような状況で,利
用者が印刷を実行するとします。
338
9 帳票に関する環境設定
6. 利用者が「通常使うプリンタ」を「プリンタ A」から「プリンタ B」に変更します。この時,プリンタ
A とプリンタ B は機種が同一のプリンタとします。また,利用できる印刷モード,およびドライバ情報
が同一のプリンタとします。
7.「通常使うプリンタ」の変更が完了したあと,業務 AP から印刷を再実行します。
8. 業務 AP から XMAP3 へ,帳票データが再出力されます。
9. XMAP3 では,Windows 上で「通常使うプリンタ」に設定されているプリンタ名「プリンタ B」を取
得し,出力先を自動的に変更します。
10.「プリンタ B」に帳票が印刷されます。
従来,XMAP3 帳票環境をセットアップしないで,デフォルト環境のまま「通常使うプリンタ」で印刷を実
行した場合には,印刷時の各種オプションの設定がすべて固定値となり,設定値のカスタマイズができませ
んでした。しかし,「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能を利用する場合は,各種のオプション
を設定できます。「通常使うプリンタ」へ印刷する場合の,デフォルトの標準設定環境と「通常使うプリン
タ」へのプリンタ割り当て機能を利用した環境の違いを次の表に示します。
表 9‒10 標準設定環境と「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能を利用した環境の環境設定の違
い
設定項目
標準設定環境
「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機
能を利用した環境
システム構成
スタンドアロン構成だけ
C/S 構成・スタンドアロン構成
指定可能仮想端末
固定(PRT001/PRT002)
任意(任意指定可)
デバイス名
固定(#PRT)
任意(構成に合わせて任意指定可)
指定印刷モード
固定(GDI)
任意(選択可)
固定(表示しない)
任意(選択可)
スプール書き出し単位
固定(1 ページ毎)
任意(選択可)
用紙サイズ
固定(マップ定義優先)
任意(選択可)
用紙の確認通知
固定(行わない)
任意(選択可)
高度な設定
固定
任意(選択可)
[印刷中]ダイアログを表示する
(1) 前提システム構成
「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能は,XMAP3 の C/S 構成またはスタンドアロン構成のどち
らの構成でも利用できます。帳票印刷業務の途中でプリンタを変更する方法を例にして,C/S 構成および
スタンドアロン構成での前提システム構成を紹介します。
変更前の「通常使うプリンタ」と,変更後の「通常使うプリンタ」のドライバ情報は,印刷先のポート情報
を除いてすべて同一でなければなりません。XMAP3 は,新たな印刷を開始する時に,その時点での「通常
使うプリンタ」のドライバ情報を取得し,印刷が終了するまでそのドライバ情報を使用して印刷を実行しま
す。したがって,印刷開始時の「通常使うプリンタ」とドライバ情報の異なるプリンタに出力先を変更した
い場合には,いったん印刷を終了したあと,再び開始すれば変更できます。
339
9 帳票に関する環境設定
!
注意事項
C/S 構成の場合は印刷サービスの起動時に,スタンドアロン構成の場合は AP からのオープン命令(OPEN 要
求)時にドライバ情報を取得します。また,XMAP3 の帳票環境でスプール書き出し単位を「アプリケーション
毎」に設定している場合には,その単位での開始時に取得します。
(a) C/S 構成
C/S 構成の場合の前提システム構成を次の図に示します。
図 9‒9 C/S 構成の場合の前提システム構成
サーバの業務 AP からクライアントの印刷サービスに印刷を実行する環境で,Windows マシン利用者は
「通常使うプリンタ」の変更,および印刷指示をします。
!
注意事項
サーバ側が Windows の場合,XMAP3 サーバを Windows のサービスとして運用し,XMAP3 サーバをシステ
ムアカウントのサービスで利用する構成では,XMAP3 サーバと同一ホストの下で動作する印刷サービスに対し
て,「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能を利用できません。
(b) スタンドアロン構成
スタンドアロン構成の場合の前提システム構成を次の図に示します。
図 9‒10 スタンドアロン構成の場合の前提システム構成
Windows マシン利用者はプリンタの変更,印刷指示をします。
340
9 帳票に関する環境設定
!
注意事項
システムアカウント属性で帳票印刷プログラムが実行される構成(JP1/AJS と連携して帳票プログラムを実行す
る場合など)では,「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能を利用できません。
(2) 「通常使うプリンタ」の有効となる範囲
XMAP3 が,Windows 上に設定されたプリンタの中から「通常使うプリンタ」に該当するプリンタ名を採
取し,該当プリンタを出力先のプリンタに決定するタイミング,および「通常使うプリンタ」の有効となる
範囲について,システム構成ごとに説明します。
「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能では,以降で説明するタイミングで「通常使うプリンタ」
を取得します。そして,
「通常使うプリンタ」を取得した時点で,出力先を変更できます。このため,
「通常
使うプリンタ」の有効範囲内で「通常使うプリンタ」を変更しても,出力先のプリンタは変更されません。
(a) XMAP3 の C/S 構成の場合
XMAP3 の C/S 構成の有効範囲を次の図に示します。
図 9‒11 XMAP3 の C/S 構成の場合のプリンタ有効範囲
この図のように,オープン命令(OPEN 要求)からクローズ命令(CLOSE 要求)の間は「通常使うプリ
ンタ」は変更されません。そのため,オープン命令(OPEN 要求)からクローズ命令(CLOSE 要求)の
間に発行された印刷命令(SEND 要求)はすべて同一のプリンタへ出力されます。したがって,出力先の
プリンタを変更したい場合には,次の手順で操作してください。
1. いったんクローズ命令(CLOSE 要求)を発行する。
2. クローズ命令(CLOSE 要求)を発行したあとに「通常使うプリンタ」を変更する。
3. 改めてオープン命令(OPEN 要求)および印刷命令(SEND 要求)を発行する。
(b) OLTP サーバ構成の場合
OLTP サーバ構成の場合の,出力プリンタの有効範囲を次に説明します。
• TP1/NET/XMAP3 のメッセージグループ送信機能を使用しない場合
341
9 帳票に関する環境設定
OpenTP1(TP1/NET/XMAP3)と連携するシステム構成で,メッセージグループ送信機能を使用し
ない場合は,AP からの送信要求 send ごとに OpenTP1 の出力キューに一方送信メッセージが登録さ
れます。そのメッセージごとにプリンタ排他,および排他解除が XMAP3 に要求されます。そのため,
AP からの送信要求 send ごとに「通常使うプリンタ」が決定されます。したがって,出力先のプリンタ
を変更したい場合には,次の手順で操作してください。
1. 送信メッセージの送信完了が通知されたあとに「通常使うプリンタ」を変更する。
2. AP から送信要求 send を再実行する。
• TP1/NET/XMAP3 のメッセージグループ送信機能を使用する場合
OpenTP1(TP1/NET/XMAP3)と連携するシステム構成で,メッセージグループ送信機能を使用す
る場合(TP1/NET/XMAP3 通信構成定義 mcftalcle で「-G gourpsend=yes」を指定するとき)に
は,AP からの送信要求 send ごとに OpenTP1 出力キューに一方送信メッセージが登録されます。し
かし,実際のプリンタ排他,複数の送信メッセージの出力,および排他解除はトランザクションごとに
まとまって XMAP3 に要求されます。そのため,「通常使うプリンタ」は,トランザクションごとに決
定され,トランザクションの処理中に「通常使うプリンタ」を変更しても出力先のプリンタは変更され
ません。ここで,TP1/NET/XMAP3 側ではトランザクションごとの送信が完了した時点(コミット後
にメッセージグループ送信完了が通知されたあと)で出力キューの中の送信メッセージをすべて消去し
ます。そのため,出力先のプリンタを変更したい場合には,次の手順で操作してください。
1.「通常使うプリンタ」を変更する。
2. OpenTP1 の AP へ再印刷を指示する。
(3) 注意
(a) プリンタドライバ情報の引き継ぎ
「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能を使用する場合,XMAP3 は起動時※に,Windows 上に
割り当てられている「通常使うプリンタ」の情報を取得します。そして,起動時に取得したプリンタドライ
バ情報(印字可能領域,解像度など)に基づいて,帳票印刷を実行します。このため,
「通常使うプリンタ」
へのプリンタ割り当て機能を使用して「通常使うプリンタ」を変更しても,変更されるのは出力先だけで
す。プリンタドライバ情報は起動時に設定されていた情報が引き継がれます。したがって,「通常使うプリ
ンタ」へのプリンタ割り当て機能を使用して,出力先のプリンタに割り当てるプリンタは,印刷先のポート
情報を除いてドライバ情報がすべて同一でなければなりません。ここで,「通常使うプリンタ」の情報は
XMAP3 の起動時※に取得されるため,印刷業務を開始したあとで出力先を別のプリンタに変更したい場合
には,いったん印刷業務を終了したあと,再び印刷業務を開始する必要があります。C/S 構成の場合は,
印刷サービスを再起動したあとで,オープン命令(OPEN 要求)を実行してください。スタンドアロン構
成の場合は,いったんクローズ命令(CLOSE 要求)を発行したあとで,オープン命令(OPEN 要求)を
実行してください。
注※
C/S 構成の場合には,XMAP3 クライアント,または XMAP3 サーバの開始に続いて起動する印刷サー
ビスが開始した時(タスクトレーに印刷サービスのアイコンが表示された時)に,
「通常使うプリンタ」
に設定されているプリンタのドライバ情報を取得します。このプリンタドライバ情報は,印刷サービス
が終了する(XMAP3 クライアント,または XMAP3 サーバが終了する)までの間,保持されます。ス
タンドアロン構成の場合には,帳票印刷用 AP を起動したあとのオープン命令(OPEN 要求)の時点
(COBOL の命令文では,最初の印刷命令(SEND 要求)発行時点)で,
「通常使うプリンタ」に設定さ
れているプリンタのドライバ情報が,帳票印刷用 AP が終了するまでの間,保持されます。
342
9 帳票に関する環境設定
(b) 変更できるプリンタ
「通常使うプリンタ」を変更しても,印刷モード,プリンタドライバ情報,およびそのほかの設定項目は,
表示・印刷セットアップで設定した情報が引き継がれます。そのため,変更できるプリンタは,すべて同一
の印刷モードが利用できるプリンタ,および同一のプリンタドライバを使用しているプリンタである必要が
あります。また,XMAP3 では,「通常使うプリンタ」を変更したあとのプリンタで,設定されている印刷
モード,プリンタドライバが利用できるかどうかをチェックしません。このため,印刷モードが合わないプ
リンタや,プリンタドライバの異なるプリンタに変更した場合には,プリンタに適合しない印刷データが送
信され,文字化けやハード障害などが発生することがあります。
(c) 「通常使うプリンタ」を利用できない条件
次の条件のどちらかに該当するときは「通常使うプリンタ」の取得ができないため,「通常使うプリンタ」
へのプリンタ割り当て機能を使用できません。
• C/S 構成で,XMAP3 サーバを Windows のサービスとして運用し,「システムアカウント」で動作さ
せた構成で,XMAP3 サーバの下の印刷サービスへ出力する場合
• スタンドアロン構成でシステムアカウント属性の帳票印刷プログラムが実行される場合
Windows では,ログインするユーザごとに「通常使うプリンタ」を設定できますが,システムにユーザが
ログインしていない状態では,
「通常使うプリンタ」を特定できません。また,JP1/AJS と連携したスタン
ドアロン構成での帳票印刷など,システムアカウント属性でプログラムが動作する場合にも,「通常使うプ
リンタ」を特定できません。
このため,XMAP3 サーバを Windows のサービスとして運用し,
「システムアカウント」で動作させた場
合には印刷サービスが起動されません。また,システムアカウントで動作するスタンドアロン環境で帳票印
刷用 AP を実行すると,エラーとなります。例えば,COBOL の命令文では,最初の印刷命令(SEND 要
求)が発行されたときにエラーとなります。
(d) Windows 対応 OpenTP1 連携時の注意
Windows 対応の OpenTP1(TP1/NET/XMAP3)を利用する場合,OpenTP1 のコネクション定義を指
定する上で,C/S 構成での XMAP3 サーバの下の印刷サービスは,スタンドアロン構成での XMAP3 の印
刷と連携できません。そのため,OpenTP1 と連携して Windows サーバにだれもログインしていない状
態で帳票印刷を運用する場合には,XMAP3 サーバを Windows のサービスとして運用する必要がありま
す。このとき,「通常使うプリンタ」へのプリンタ割り当て機能を利用する場合には,OpenTP1 のサービ
ス開始時のアカウントに関係なく,XMAP3 サーバは「ユーザアカウント」で運用してください。
(e) 使用できないプリンタ名
Windows 上のプリンタ名が「*」
(半角のアスタリスク)のプリンタは,XMAP3 の出力先として使用でき
ません。
(f) 印刷データの後処理
出力先のプリンタのスプーラにすでに蓄積された印刷データを別のプリンタに印刷できません。出力先の
プリンタを変更する場合には,
「通常使うプリンタ」を変更したあと,AP から再印刷を実行してください。
また,プリンタを変更するときには,変更前のプリンタスプーラに以前の印刷データが残っている場合があ
ります。その場合には残っている印刷データを削除してください。
343
9 帳票に関する環境設定
9.4.2 GS1-128 印刷環境に関する設定
GS1-128 印刷環境の設定方法について説明します。GS1-128 は,プリンタ構成ファイルのオプションに設
定します。なお,この機能は,プリンタ構成ファイルを直接開いて設定する項目です。
(1) GS1-128 バーコードの印字幅調整
GS1-128 バーコードの安定した印字品質と読み取り精度を確保するために,バーコード全体のバーの印字
幅を調整できます。
この機能を使用するとき,プリンタ構成ファイルをテキストエディタで開き,「option」セクションに
GS1-128 バーコード解像度(デバイス名.BarcodeEanDPI)と GS1-128 バーコード調整ドット数(デバ
イス名.BarcodeEanDOT)を追加します。このとき,デバイス名に「*」を指定すると,プリンタ構成ファ
イルに記載したすべての印刷サービスに対して,共通の内容を設定できます。この機能は,印刷モードが
「GDI:ページプリンタ」か「PDF ファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用」のときだけ使用できま
す。
GS1-128 バーコード解像度と GS1-128 バーコード調整ドット数の設定は,XMAP3 で帳票を印刷する前
に実施してください。
この設定が無効の場合には,通常の描画設定(300dpi で調整ドットなし)で印字します。
次に,プリンタ構成ファイルで設定する GS1-128 バーコード解像度と GS1-128 バーコード調整ドット数
の設定内容を示します。
(a) GS1-128 バーコード解像度(デバイス名.BarcodeEanDPI=)
XMAP3 がバーコードを印刷するときに生成する GS1-128 バーコードデータの解像度(dpi)を指定しま
す。設定できる値は次のとおりです。次に示す値以外が指定された場合の動作は保証されません。
300,600,900,1200,1500
(b) GS1-128 バーコード調整ドット数(デバイス名.BarcodeEanDOT=)
GS1-128 バーコード解像度で指定した解像度(dpi)に従って生成されたバーコードパターンに対して微調
整(幅の増減)する量をドット単位で表した「GS1-128 バーコード調整ドット数」を指定します。
GS1-128 バーコード調整ドット数を指定すると,指定したドット数分がバーコードパターンの左右から均
等に調整されます。−(マイナス)の値を指定したときは,バーコードパターンのうち,右側を優先とし,
右,左の順に,バーコード幅を小さくします。+(プラス)の値を指定したときは,左側を優先とし,左,
右の順に,バーコードの幅を広くします。条件に合わない場合は,無効となります。
GS1-128 バーコード解像度の指定値に対応する GS1-128 バーコード調整ドット数の範囲を次に示しま
す。パラメタの指定を省略すると,0 が仮定されます。
BarcodeEanDPI の指定値(dpi)
344
BarcodeEanDOT の指定範囲(dot)
300
-1 〜 1
600
-3 〜 3
900
-5 〜 5
1200
-7 〜 7
1500
-9 〜 9
9 帳票に関する環境設定
注
GS1-128 バーコード調整ドット数が「0」の場合,描画時のドット調整はされません。
(2) GS1-128 バーコードのスタート/ストップキャラクタの印字幅調整
GS1-128 バーコードの,スタート/ストップキャラクタの印字幅だけを調整できます。GS1-128 バーコー
ド全体の印字幅を調整する機能と併用することで,バーコードの読み取り精度を向上できます。
この機能を使用するとき,プリンタ構成ファイルをテキストエディタで開き,「option」セクションに
GS1-128 バーコードのスタート/ストップキャラクタの印字幅調整ドット数(デバイス
名.BarcodeEanSSDOT)を追加します。この機能は,印刷モードが「GDI:ページプリンタ」または「PDF
ファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用」のときだけ使用できます。
この機能は,GS1-128 バーコードの印字幅を調整する機能と併用することもできます。GS1-128 バーコー
ドの印字幅を調整する機能も使用する場合は,「option」セクションに GS1-128 バーコード解像度(デバ
イス名.BarcodeEanDPI),GS1-128 バーコード調整ドット数(デバイス名.BarcodeEanDOT)も追加し
ます。
GS1-128 バーコード調整ドット数の設定は,XMAP3 で帳票を印刷する前に実施してください。
プリンタ構成ファイルで設定する GS1-128 バーコードのスタート/ストップキャラクタ調整ドット数の
設定内容を次に示します。
(a) GS1-128 バーコードのスタート/ストップキャラクタ調整ドット数(デバイス名.BarcodeEanSSDOT)
GS1-128 バーコード解像度に従って生成したバーコードパターンのうち,スタート/ストップキャラクタ
に対して,モジュール幅を増減する量をドット単位で表した,スタート/ストップキャラクタ調整ドット数
を指定します。スタート/ストップキャラクタ調整ドット数を指定すると,印刷実行時には,指定したドッ
ト数分がスタート/ストップキャラクタのバーコードパターンの左右から均等に調整されます。−(マイナ
ス)の値を指定したときには,バーコードパターンのうち,右側を優先とし,右,左の順にバーコードの幅
を小さくします。+(プラス)の値を指定したときは,左側を優先とし,左,右の順にバーコードの幅を広
くします。
設定値が不正な場合は,この機能は無効となります。
GS1-128 バーコードのスタート/ストップキャラクタ調整ドット数の範囲を次に示します。範囲は,
GS1-128 バーコードの印字幅調整機能を使用している場合と使用していない場合で異なります。
• GS1-128 バーコードの印字幅調整機能を使用している場合
GS1-128 バーコード解像度(BarcodeEanDPI)の指定値によって範囲が異なります。また,指定範囲
は,GS1-128 バーコード調整ドット数(BarcodeEanDOT)に指定した値によっても変わります。パ
ラメタの指定を省略すると,0 が仮定されます。
BarcodeEanDPI の指定値(dpi)
BarcodeEanSSDOT の指定範囲(dot)
300
-1- (BarcodeEanDOT の指定値)〜 1- (BarcodeEanDOT の指定値)
600
-3- (BarcodeEanDOT の指定値)〜 3- (BarcodeEanDOT の指定値)
900
-5- (BarcodeEanDOT の指定値)〜 5- (BarcodeEanDOT の指定値)
1200
-7- (BarcodeEanDOT の指定値) 〜 7- (BarcodeEanDOT の指定値)
1500
-9- (BarcodeEanDOT の指定値) 〜 9- (BarcodeEanDOT の指定値)
345
9 帳票に関する環境設定
例えば,BarcodeEanDPI の指定値が 600dpi,BarcodeEanDOT の指定値が-1dot である場合,
BarcodeEanSSDOT に指定できる最小値および最大値は次のとおりとなります。
最小値:-3-(-1)=-2 最大値:3-(-1)= 4
このため,BarcodeEanSSDOT の指定範囲は,-2〜4 となります。
GS1-128 バーコード解像度(BarcodeEanDPI)の指定がないと,GS1-128 バーコード調整ドット数
(BarcodeEanDOT)の値は「0」になるため,GS1-128 バーコードの印字幅調整機能を使用していな
い場合と指定範囲は同じになります。
• GS1-128 バーコードの印字幅調整機能を使用していない場合
BarcodeEanSSDOT の指定範囲は,-1〜1 となります。
(3) GS1-128 バーコードの印字幅を調整する場合の注意
バーコードの印字幅を調整するときは,次の点に注意してください。
• GS1-128 バーコードの解像度に 300 以外の値を設定した場合,XMAP3 が印刷データとして作成する
バーコードパターンのデータサイズが大きくなります。このため,機能を使用しない場合に比べ,帳票
の印刷ジョブサイズ,または PDF ファイルサイズが増加します。これらのサイズが増加しても運用に
問題ないことを十分に確認してください。
• バーコードの印字幅の調整は,プリンタ構成ファイルを直接テキストエディタで開いて設定します。設
定方法を誤るなどで,ファイルの内容が不正になると,XMAP3 が正しく動作しなくなります。十分に
注意して設定してください。
• テキストエディタでプリンタ構成ファイルを直接編集して GS1-128 バーコードの印字幅を調整したあ
とに,表示・印刷セットアップで[標準値]ボタンをクリックすると,プリンタ構成ファイルの設定値
はすべて新規インストールした直後の状態に戻ります。このため,テキストエディタで編集した
GS1-128 バーコードの印字幅調整の情報も削除されるので注意してください。
表示・印刷セットアップでほかの設定を更新して[更新]ボタンをクリックした場合,テキストエディ
タで編集した内容は保持されます。
(4) 設定例
GS1-128 バーコードの印字幅を調整する場合の設定例を次に示します。
346
9 帳票に関する環境設定
GS1-128 バーコードのスタート/ストップキャラクタの印字幅を調整する場合の設定例を次に示します。
347
9 帳票に関する環境設定
9.4.3 FAX コネクションと連携した FAX 出力
FAX 専用のプリンタドライバが提供されている FAX 通信プログラムがあれば,XMAP3 の帳票を FAX に
出力できます。XMAP3 と FAX コネクションを連携した FAX 出力の概要と,XMAP3 での設定について
説明します。
(1) XMAP3 と FAX コネクションとの連携
FAX コネクションと連携して,ユーザが作成した帳票 AP から帳票データを FAX に出力できます。プリン
タへの出力と同様の帳票処理を実現できます。
FAX コネクションは,FAXC/SPOOL や FAXC などの複数のソフトウェアで構成されています。XMAP3
からの FAX 出力では,FAXC/SPOOL を使用します。
FAXC/SPOOL との連携は,XMAP3 をスタンドアロン構成で運用する環境が前提となります。システム
構成については,「6.6.2 FAX コネクションを使用したシステム構成」を参照してください。
詳細については,FAXC/SPOOL のドキュメントを参照してください。
(a) 前提ソフトウェア
次のソフトウェアがインストールされていることが前提になります。
FAXC/SPOOL Version 4 以降
(b) 連携の概要
XMAP3 と FAXC/SPOOL との連携には,送信先の FAX 番号や宛先名などを定義した FAX 宛先ファイル
の作成が必要です。帳票 AP 実行時には,XMAP3 が FAX 宛先ファイルを参照し FAX 番号などを取得し
て,目的の宛先に帳票データを送信します。
FAX 宛先ファイルの作成には,AP 実行時に動的に定義情報を編集する方法と,AP 実行前に固定の定義情
報を準備しておく方法の 2 とおりがあります。
• AP 実行時に FAX 宛先ファイルの定義情報を編集する場合
AP 内で FAX 宛先ファイルにアクセスし,ファイル中に目的の FAX 番号などを定義したあと,帳票
データを出力します。AP 実行中に宛先を変更できるため,例えば,同一帳票を複数の宛先に送る運用
などに適しています。
348
9 帳票に関する環境設定
• AP 実行前に,固定の定義情報を FAX 宛先ファイルに準備しておく場合
メモ帳などのテキストエディタを使用して FAX 宛先ファイルの定義情報を準備しておきます。特定の
宛先に帳票を送信する運用に適しています。
349
9 帳票に関する環境設定
(2) FAX 宛先ファイルの作成規則
FAX 宛先ファイルには,FAXC/SPOOL のキュー種別や送信先の FAX 番号を定義します。次に,FAX 宛
先ファイルの作成規則について説明します。この規則は,AP から定義情報を編集する場合,およびテキス
トエディタで編集する場合に共通です。
(a) FAX 宛先ファイルを格納するフォルダ
XMAP3 の表示・印刷セットアップの[アプリケーション 1]タブの項目「FAX 宛先フォルダ」で設定さ
れているフォルダに格納します。
(b) FAX 宛先ファイル名
FAX 出力の印刷サービス名と同じ名称とします。FAX 宛先ファイルパスの例を次に示します。
(例)
FAX 宛先ファイル格納フォルダ「XMAP3インストールフォルダ \USER\FAXNO」で,印刷サービス名
「#PRT1」の場合,FAX 宛先ファイルのパスは「XMAP3インストールフォルダ \USER\FAXNO\#PRT1」とな
る。
(c) FAX 宛先ファイルのフォーマット
• FAX 宛先ファイルを構成するレコード
FAX 宛先ファイルは,「キュー定義情報」1 レコードと,「送信先定義情報」1 レコードで構成されま
す。レコードの末尾には,必ず,改行コードを付加してください。
350
9 帳票に関する環境設定
• キュー定義情報
キュー定義情報のレコードレイアウトを次に示します。各項目は,半角の「;」(セミコロン)で区切り
ます。指定を省略する場合でも,項目を区切るセミコロンは必要です。
FAX 宛先ファイルでは,キュー定義情報のレコードを省略することもできます。省略すると,キュー種
別に「W0」,キュー名にプリンタスプールに登録されるドキュメント名(帳票属性または AP から指定
される印刷ドキュメント名)が仮定されて送信されます。このときに有効な文字数は半角で 31 文字ま
でです。
• キュー種別
XMAP3 から出力された帳票データを登録する FAXC/SPOOL のキュー種別を指定します。指定
するキュー種別の値を次に示します。
キュー定義情報のレコードでは,キュー種別を必ず指定してください。
項目
キュー種別の値
意味
1
#00
キュー種別「W0」
2
#01
キュー種別「W1」
3
#02
キュー種別「W2」
:
:
:
31
#30
キュー種別「W30」
32
#31
キュー種別「W31」
• キュー名
XMAP3 から出力された帳票データを登録する場合のキュー名を,文字列で指定します(半角の場
合で 31 文字まで)。キュー名は省略できます。省略すると,プリンタスプールに登録されるドキュ
メント名(帳票属性または AP から指定される印刷ドキュメント名)が仮定されて送信されます。
このときに有効な文字数は半角で 31 文字までです。
• コメント
必要に応じて任意のコメントを記述します。この記述内容は,送信時には使用されません。
キュー名を省略して,キュー種別とコメントを指定したい場合には,次のように定義してください。
• 送信先定義情報
送信先定義情報のレコードレイアウトを次に示します。各項目は,半角の「;」(セミコロン)で区切り
ます。指定を省略する場合でも,項目を区切るセミコロンは必要です。
351
9 帳票に関する環境設定
送信先定義情報のレコードは必ず FAX 宛先ファイルに定義してください。省略すると,AP 実行時,そ
の FAX 宛先ファイルが無効になるため注意してください。
• 送信先 FAX 番号
帳票データを送信する相手局の FAX 番号を指定します。20 桁まで指定できます。送信先定義情報
のレコードでは,送信先 FAX 番号を必ず指定してください。
• 送信先宛名
帳票データを登録する場合の送信先宛名を,文字列で指定します(半角の場合で 63 文字まで)。送
信先宛名の指定は,省略することもできます。省略した場合は,何も設定されないで FAX コネク
ションに送信されます。
• コメント
必要に応じて任意のコメントを記述します。この記述内容は,送信時には使用されません。
送信先宛名を省略して,送信先 FAX 番号とコメントを指定したい場合には,次のように定義してくだ
さい。
(d) FAX 宛先ファイルの定義例
FAX 宛先ファイルの定義例を次に示します。
(3) FAX 宛先ファイルを編集する帳票 AP
FAX 宛先ファイルにアクセスして動的に FAX 送信先を変更する AP について説明します。
AP から XMAP3 への帳票の印刷指示の前に,FAX 宛先ファイルに,キュー定義情報,送信先定義情報の
レコードを定義すれば,帳票ごとに FAX の送信先を変更できます。この方法は,AP の言語(COBOL,
C)に依存しません。
AP の作成方法については,マニュアル「XMAP3 プログラミングガイド」を参照してください。
(4) XMAP3 での帳票環境のセットアップ
FAXC/SPOOL と連携した FAX 出力のための XMAP3 でのセットアップを説明します。
(a) FAX 宛先フォルダの設定
FAX 宛先ファイルを格納するフォルダ(FAX 宛先フォルダ)を,表示・印刷セットアップの[アプリケー
ション 1]タブで設定します。
352
9 帳票に関する環境設定
FAX 宛先フォルダのパスとして「XMAP3インストールフォルダ \USER\FAXNO」が標準に設定されています。
ほかのフォルダに FAX 宛先ファイルを格納したい場合だけ,設定を変更してください。
詳細については,「10.2.4 FAX 宛先ファイルの格納フォルダの指定」を参照してください。
(b) FAX コネクションと連携するための帳票環境のセットアップ
表示・印刷セットアップの[プリンタ]タブで,次の設定をします。
• プリンタ名(ドライバ名)
デスクトップ上にプリンタとして登録されている FAXC/SPOOL 用の FAX プリンタ名を選択します。
FAXC/SPOOL をインストールした時点で FAX プリンタが自動的に作成されます。
Windows Server 2003,Windows Server 2003 R2,または Windows Server 2008 の場合は,
FAXC/SPOOL のマニュアルを参照してください。
• 印刷モード
FAXC/SPOOL との連携に専用の「日立 FAXC/SPOOL 出力:ページプリンタ」または「日立 FAXC/
SPOOL 出力:シリアルインパクトプリンタ」から,印刷する帳票の定義対象に応じた印刷モードを指
定します。
このほか,印刷オプションなどを必要に応じて設定します。
[プリンタ]タブでのセットアップについては,
「9.3 XMAP3 の帳票印刷環境の設定」または「9.4 XMAP3 の帳票印刷環境の設定(Windows)」を参
照してください。
(5) 注意
表示・印刷セットアップの印刷モードで「日立 FAXC/SPOOL 出力:ページプリンタ」または「日立
FAXC/SPOOL 出力:シリアルインパクトプリンタ」を設定して FAX 出力する場合の注意を説明します。
• 帳票 AP から FAX 出力用の印刷サービスに印刷要求が発行されたとき,そのサービスが参照する FAX
宛先ファイルが無効と見なされた場合は,ユーザ介入ありモードとして FAXC/SPOOL に出力されま
す。このとき,スプーリングのタイミングで,XMAP3 実行環境がある Windows マシンの画面に,
FAX コネクションから送信先 FAX 番号を入力するウィンドウが表示されます。そのウィンドウに送
信先の FAX 番号を入力して,FAX に送信してください。
次の場合には,FAX 宛先ファイルが無効と見なされます。
• FAX 宛先ファイルがない
• FAX 宛先ファイル中に送信先定義情報がない
• FAX への送信では,帳票のイメージデータが送信されます。このとき,受信する FAX 機器や送信回線
の質によっては,描画結果が乱れる場合があります。あらかじめテストを行い,業務に支障がないこと
を十分に確認してから運用を開始してください。
• FAX 出力時に指定できる帳票の用紙サイズと送信先 FAX 機器に通知される用紙サイズは次のように
なります。帳票出力時には注意してください。
• シリアルインパクトプリンタ用の帳票の場合
FAX 用プリンタドライバのプロパティで設定した用紙サイズは無効となり,常に A4 サイズの用紙に印
刷されます。
• ページプリンタ用の帳票の場合
XMAP3 の表示・印刷セットアップの[プリンタ]タブで用紙サイズを「OS 設定優先」とした場合は,
シリアルインパクトプリンタ用の帳票と同様に印刷されます。
353
9 帳票に関する環境設定
表示・印刷セットアップの[プリンタ]タブで用紙サイズを「マップ定義優先」にした場合は,帳票定
義時の用紙サイズで印刷できます。ただし,FAX へ送信できる用紙サイズは,A4,B4,A3 に限られ
ます。
また,表示・印刷セットアップの[プリンタ]タブでスプール書き出し単位を「アプリケーション毎」
と設定した場合,AP のクローズ命令(CLOSE 要求)発行または AP 終了時までに印刷する帳票は,す
べて 1 回目の印刷命令(SEND 要求)で出力された帳票の用紙サイズで印刷されます。
次の例のような工夫をすれば,「アプリケーション毎」を設定した場合でも,用紙サイズを混在して出
力できます。
(例)
A5 横サイズの FAX 送信票と A4 縦サイズの本文を FAX 送信する場合
1. FAX 送信票の用紙サイズを,本文と同じ A4 サイズとして帳票設計する。
2. このときの帳票内容は,A4 レイアウトの上半分の領域(A5 サイズ分)にだけ定義する。
3. FAXC/SPOOL 環境設定中の「FAXC プリンタ」を起動し,[高度な設定]ダイアログ中の[FAX
出力時に紙を節約する]ボタンをチェックする。FAX コネクションが C/S 構成の場合は,FAX コ
ネクションクライアント上でこの設定をする。
4. 帳票 AP から FAX 送信票と本文を印刷する。
• XMAP3 は,FAXC/SPOOL が提供している FAX 用のプリンタドライバに対し,FAX 番号とマップ帳
票データの出力を支援します。プリンタドライバスプールに登録したあとの処理(FAX への送信性能
や,回線障害時の再出力など)は,FAX コネクションおよび OS の設定に依存するので,注意してくだ
さい。
• XMAP3 から FAXC キューに帳票データが登録されたあと,FAX ライタから FAX への帳票データの
送信時(WE)に障害が発生した場合は,再送キュー(WR)に登録されます。再送されても不達になっ
た場合は,このキューがホールドキュー(WH)に再登録されます。このときのリトライ回数と再送間
隔は,FAX コネクションの「環境設定」ウィンドウの[FAX ライタの設定]ダイアログで設定してく
ださい。
詳細については,FAX コネクションのドキュメントを参照してください。
• FAX 番号を AP 内で編集する帳票 AP を複数個起動し,その AP の帳票出力先が同じ印刷サービスの場
合,FAX 宛先ファイルへのアクセス時にファイル競合が発生する場合があります。ファイル競合が発生
すると,目的の送信先に帳票データが出力されません。このため,あらかじめ,競合を回避できるよう
に AP およびその運用を検討し,システムを開発してください。次に回避策の例を示します。
• FAX 宛先ファイルの FAX 番号を帳票 AP 内で編集する運用をする場合は,その AP が複数個同時
に起動されないようにする。
• 各帳票 AP で,FAX 宛先ファイルのアクセスに対して排他処理をする。
• XMAP3 のドローでのテスト印刷で,FAX スプール出力用仮想端末に帳票印刷をした場合,送信先情報
の動的変更は行いません。このため,該当する印刷サービス用の FAX 宛先ファイルがないか,ファイ
ル中の送信先定義情報が不正であった場合には,FAX コネクションの[送信情報]ダイアログが表示さ
れ(ユーザ介入待ち発生)FAXC キューへの帳票出力が実行されるので,注意してください。
• 表示・印刷セットアップの[プリンタ]タブでスプール書き出し単位を「アプリケーション単位」と設
定した場合,1 回目の印刷命令(SEND 要求)の発行後から AP のクローズ命令(CLOSE 要求)発行
または AP 終了時までの間で,動的に FAX 送信先を変更できません。1 回目の印刷命令(SEND 要求)
の発行前に編集した FAX 宛先ファイルだけが有効なので注意してください。
• FAXC/SPOOL プリンタに対して帳票出力する場合,実際に有効となる圧縮形式と副走査線密度は,使
用する OS および表示・印刷セットアップで指定した印刷モードによって,次のようになります。使用
時には注意してください。
354
9 帳票に関する環境設定
印刷モード
OS
「日立 FAXC/SPOOL 出力」モード
(ページプリンタ,シリアルインパクト
プリンタ)※1
適用 OS の Windows
表示・印刷セットアップ設定値
「GDI」モード(ページプリンタ,シリアル
インパクトプリンタ)または「日立 FAXC/
SPOOL 出力」モードで FAX 宛先ファイル
が無効なとき※2
FAXC プリンタのプロパティ情報内「デバ
イスの設定」の設定値
注※1
FAXC 送信ダイアログを表示しないバッチ印刷の場合。
注※2
FAXC 送信ダイアログを表示する対話印刷の場合。
• 同じ帳票でも,FAX コネクションで出力した FAX の印刷結果と,ページプリンタなどのプリンタで印
刷した結果とでは,解像度の差によって,縦および横方向で大きさが異なります。あらかじめテストを
行い,業務に支障がないことを十分に確認してから,運用を開始してください。
• 日立 FAXC/SPOOL が,何らかのエラーを検知して,エラーダイアログを表示している状態で,アプ
リケーションから XMAP3 を経由して,帳票を日立 FAXC/SPOOL へスプール出力すると,アプリケー
ションが応答しなくなる場合があります。このような場合は,日立 FAXC/SPOOL のエラーダイアロ
グのメッセージに従って,エラーを処置してから,アプリケーションを再実行してください。
• 同時に,複数のアプリケーションから,XMAP3 を経由して帳票を日立 FAXC/SPOOL へスプール出
力すると,日立 FAXC/SPOOL でエラーになる場合があります。このような場合は,同時に複数のア
プリケーションを実行しないでください。
9.4.4 一般の FAX 通信プログラムを使用した FAX 出力
FAX 専用のプリンタドライバが提供されている FAX 通信プログラムがあれば,XMAP3 の帳票を FAX に
出力できます。一般の FAX 通信プログラムを使用して,帳票を FAX に出力することもできます。FAX コ
ネクションを使用しない場合の,FAX 出力のためのセットアップ方法について説明します。
(1) FAX 出力のための帳票環境のセットアップ手順
1. FAX 通信プログラムをインストールする
帳票環境をセットアップする Windows に,FAX 通信プログラムをインストールし,FAX プリンタド
ライバをインストールします。
2. Windows 上でのプリンタを設定する
FAX プリンタドライバが提供されている FAX 通信プログラムであれば,インストール時に FAX ドラ
イバに対応するプリンタが Windows に登録されます。通信の環境(相手先電話番号の登録,同報通信
など)を,FAX 通信プログラムの設定方法に従って設定します。
3. XMAP3 でのセットアップをする
表示・印刷セットアップでは,インストールした FAX プリンタドライバが「プリンタ名(ドライバ名)」
に表示されるのでこれを選びます。FAX 出力では印刷モードに GDI を使用するため,出力する帳票の
定義対象に合わせて,印刷モード「GDI:ページプリンタ」または「GDI:シリアルインパクトプリン
タ」を選びます。
AP から複数枚の帳票を FAX 送信する場合,オプションの「スプール書き出し単位」(プリンタスプー
ルへの登録単位)から「アプリケーション毎」を選択すると,AP の全印刷要求を 1 文書として 1 回の
通信で相手先に送付できます。
355
9 帳票に関する環境設定
(2) AP での指定と動作
FAX 送信する場合の AP の指定と動作を説明します。
• AP から XMAP3 の帳票を FAX 送信するには,FAX プリンタに対応する論理端末(仮想端末)を指定
し,その論理端末に対して印刷命令(SEND 要求)を発行するように設定してください。
• XMAP3 の表示・印刷セットアップで,オプション「スプール書き出し単位」に「アプリケーション
毎」を選択した場合,印刷命令(SEND 要求)ごとにクローズ命令(CLOSE 要求)を発行すると,1
ページごとに通信が発生します。この設定をした場合は,全ページに対して印刷命令(SEND 要求)を
発行してからクローズ命令(CLOSE 要求)を発行するように設定してください。
• 印刷オプションに何も設定しないと,印刷命令(SEND 要求)ごとに通信(ダイアル)が発生します。
• 電話番号などは AP や XMAP3 から設定できません。FAX 通信プログラムであらかじめ登録しておく
など,使用する FAX 通信プログラムに応じて設定してください。
356
9 帳票に関する環境設定
9.5 XMAP3 の帳票印刷環境の設定(UNIX)
UNIX 版 XMAP3 だけで有効になる設定について説明します。
9.5.1 UNIX 版 XMAP3 の印刷環境の設定
表示・印刷環境ファイル(XPWconfig)に,使用するプリンタ種別や LIPS コマンドの作成モードを指定
します。表示・印刷環境ファイルの形式については,「7.2.3 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/
XPWconfig)」を参照してください。
(1) 印刷システムを指定する(*.PCQPRX=)
UNIX 上のプリンタで印刷する場合,二つの印刷システムを利用できます。
• LP スプール出力方式(OFF)
OS が標準で提供する LP スプールを経由してリモートプリンタに印刷する方式です。lpr コマンドを
発行することで印刷します。
• JP1/NQSEXEC 連携方式(ON)
日立ミドル製品 JP1/NQSEXEC が提供するジョブ登録方式です。qprx コマンドを発行することで,直
接 JP1/NQSEXEC のジョブキューに印刷データを登録します。
(2) プリンタ種別を指定する(印刷サービス名.PCRPRT=)
UNIX 版 XMAP3 では使用するプリンタ種別を指定する必要があります。
印刷サービス名には,LP スプーラ出力用,または JP1/NQSEXEC 連携用の印刷サービス名を記述してく
ださい。ここで指定したプリンタ種別と実際のプリンタが異なる場合,正しく印刷できません。プリンタ種
別と表示・印刷環境ファイルの設定値を次に示します。
• ESC/P J84 準拠のプリンタ(ESCP_D)
• PostScript レベル 2 準拠のプリンタまたは,PostScript レベル 3 準拠のプリンタ(PostScript2)
• LIPS II+準拠,LIPS III 準拠のプリンタ(LIPS)
(3) LIPS コマンドの作成モードを指定する(印刷サービス名.PCLIPS=)
LIPS 適応プリンタの場合,XMAP3 Server Runtime が生成する LIPS コマンドの作成モードを指定できま
す。必要に応じて,指定してください。
LIPS コマンドの作成モードと表示・印刷環境ファイルの設定値を次に示します。
• LIPS II+でデータを作成(2)
• LIPS III でデータを作成(3)
LIPS II+と LIPS III では,サポートする機能に差があります。それぞれの LIPS プリンタでサポートする機
能については,マニュアル「XMAP3 開発ガイド」を参照してください。
LIPS III 対象プリンタ以外で PCLIPS=3 を指定した場合は,正しく印刷できません。また,出力対象プリ
ンタが LIPS プリンタ以外の場合は,設定が無効になります。
357
9 帳票に関する環境設定
(4) 用紙サイズが合わないときの動作を指定する(印刷サービス名.PCTRAY=)
PostScript プリンタで印刷する場合に,プリンタの標準設定と帳票で指定された用紙サイズが合わないと
きの動作を指定します。
この指定は,プリンタによっては動作しないことがあります。また,この指定は UNIX 版 XMAP3 サーバ
上の印刷サービスに対してだけ有効です。
• 用紙を選択しない(OFF)
用紙を選択しません。プリンタの標準設定トレイにある用紙だけで印刷します。
• プリンタ側でエラーメッセージを出力(OPT0)
用紙サイズが合わない場合,プリンタ側でエラーメッセージを出力して,帳票は印刷しません。
• 用紙サイズを無視して標準設定トレイの用紙で印刷(OPT1)
用紙サイズが合わない場合,用紙サイズを無視して,標準設定トレイの用紙で印刷します。
• プリンタ側で用紙切り替えのメッセージを出力(OPT2)
用紙サイズが合わない場合,プリンタ側で用紙切り替えのメッセージを出力して,使用者に切り替えを
要求します。
(5) 上マージンの値を指定する(印刷サービス名.POMGTP=)
上マージンの指定がないマップ帳票を印刷するときの,単票の上マージンの値を 0〜255 の範囲で指定しま
す。上マージンの値は,単票では 0mm〜255mm,連票では 0mm です。
この指定は,UNIX 版 XMAP3 サーバ上の印刷サービスに対してだけ有効です。
• 上マージンの値(0〜255)
上マージンの値を mm 単位で指定します。デフォルト値は 0 です。
(6) 左マージンの値を指定する(印刷サービス名.POMGLF=)
左マージンの指定がないマップ帳票を印刷するときの,単票の左マージンの値を 0〜255 の範囲で指定しま
す。左マージンの値は,単票では 0mm〜255mm,連票では 0mm です。
この指定は,UNIX 版 XMAP3 サーバ上の印刷サービスに対してだけ有効です。
• 左マージンの値(0〜255)
左マージンの値を mm 単位で指定します。デフォルト値は 0 です。
(7) 水平インサータプリンタの印刷用紙の排出先を指定する(印刷サービス名.POOTDR=)
用紙の排出先の指定がないカット紙のマップ帳票を,水平インサータプリンタに対して印刷したときの,印
刷用紙の排出先を指定します。
この指定は,UNIX 版 XMAP3 サーバ上の印刷サービスに対してだけ有効です。
• スタック側に用紙を排出(STK)
スタック側に用紙を排出します。
• ホッパ側に用紙を排出(HOP)
ホッパ側に用紙を排出します。
358
9 帳票に関する環境設定
9.5.2 出力/固定グラフィック帳票を印刷する
UNIX 版 XMAP3 で,出力/固定グラフィック帳票を印刷する機能について説明します。
(1) 利用できるグラフィックデータの種類
UNIX 版 XMAP3 で,出力/固定グラフィック帳票を印刷する場合は,次のグラフィックデータを出力グ
ラフィックに指定できます。
• Windows ビットマップ形式(*.bmp)
• JPEG ファイル(*.jpg)
JFIF 準拠ベースライン形式(基本 DCT 方式の JFIF 01-01 および JFIF 01-02 形式)だけ利用できま
す。
Windows メタファイル(*.wmf)および拡張メタファイル(*.emf)は利用できません。
出力グラフィックファイルでは,末尾が半角スペースのファイル名は扱えません。
印刷できるグラフィックデータは,モノクロ(白黒 2 色)のグラフィックデータだけです。利用できない
グラフィックデータを指定した場合は,指定したグラフィックが破棄されて,印刷されます。
(2) 前提となる印刷モード
この機能をサポートする印刷モードを次に示します。
• LIPSIII 準拠ページプリンタ
• PostScript レベル 2 準拠ページプリンタまたは PostScript レベル 3 準拠ページプリンタ
印刷モードを指定するには,表示・印刷環境ファイル(XPWconfig)に次のパラメタを設定します。
• LIPSIII 準拠ページプリンタを指定する場合
*.PCRPRT=LIPS, *.PCLIPS=3
• PostScript レベル 2 準拠ページプリンタまたは PostScript レベル 3 準拠ページプリンタを指定する場
合
*.PCRPRT=PostScript2
上記以外の印刷モードを指定した場合,指定したグラフィックが破棄されて,印刷が継続されます。
9.5.3 JP1/NPS 連携時に 1 ページごとにジョブを登録する(AIX)
AIX 版 XMAP3 では,JP1/NPS と連携して印刷するとき,上位 AP からのオープン命令(OPEN 要求)
またはクローズ命令(CLOSE 要求)のタイミングに関係なく,常に 1 ページの印刷命令(SEND 要求)
ごとに,印刷ジョブを JP1 のキューに登録できます。
この機能を使うと,用紙切れやプリンタの障害が発生したとき,JP1 キューに蓄積されているジョブから再
印刷の開始位置が判断されるため,ユーザが再印刷の開始位置を意識する必要はありません。
この機能を使用した場合の印刷動作を次の図に示します。
359
9 帳票に関する環境設定
図 9‒12 JP1/NPS 連携時に 1 ページごとにジョブを登録する機能
この機能を利用するために前提となる環境は,次のとおりです。
• JP1/NPS 連携時(表示・印刷環境ファイル(XPWconfig)に「*.PCQPRX=ON」を設定した場合)
(1) JP1/NPS 連携時に 1 ページごとにジョブを登録する(印刷サービス名.PCFOCP=)
この機能を使う場合は,表示・印刷環境ファイル(XPWconfig)に次のパラメタを設定します。
• 常に 1 ページごとに印刷ジョブを登録する(ON)
• クローズのタイミングで印刷ジョブを登録する(OFF)
オープン命令(OPEN 要求)からクローズ命令(CLOSE 要求)の間に印刷されたすべてのページを一
つのジョブとして登録します。
(2) 注意事項
• OLTP(TP1/NET/XMAP3)構成で利用する場合,複数のスレッドで印刷処理を実行すると,各スレッ
ドの印刷処理が混ざって印刷されることがあります。OpenTP1 側の「メッセージグループ送信機能」
を使って,それぞれのジョブが並行して印刷処理されないようにしてください。
• AP 環境ファイルに printOut を指定している場合,printOut の設定に従ってジョブを登録します。
• 「LP スプールシステムでの帳票一括出力機能」の設定(環境変数 XPWCSTMW に ON を設定した場
合)には依存しません。
• JP1/NQSEXEC の qprx コマンドオプション付加機能に設定できる項目は,オープン命令(OPEN 要
求)からクローズ命令(CLOSE 要求)までに印刷したすべての印刷ジョブで共通に適用されます。オー
プン命令(OPEN 要求)からクローズ命令(CLOSE 要求)の間に設定項目は変更できません。変更す
る場合は,クローズ命令(CLOSE 要求)を実行して環境変数の値を変更してください。
360
9 帳票に関する環境設定
9.6 帳票環境の設定および運用に関する注意
帳票環境をセットアップおよび運用する上での注意について説明します。
• 表示・印刷セットアップの印刷モードによって,印刷するフォントが異なります。
• 「GDI」および「日立 FAXC/SPOOL」を選択した場合
文字フィールドの定義に合わせて,MS 明朝または MS ゴシックフォントを Windows から選択し
て印刷されます。ただし,この場合,出力先のプリンタドライバの設定によっては,プリンタ内蔵
フォントに置き換えて印刷されます。外字を使用した場合は,Windows に登録されている外字
フォントが適用されます。
• 「PDL スルー」および「日立 ESC/P」を選択した場合
プリンタ内蔵フォントを使用します。外字を使用した場合は,Windows に登録されている外字
フォントが適用されます。
• Windows 特殊文字などのベンダ固有文字は,Windows の環境に依存するため,使用できなくなるこ
とがあります。ベンダ固有文字は,外字に置き換えて使用することをお勧めします。ベンダ固有文字
は,表示・印刷セットアップの印字モードによって扱いが異なります。印刷モードに「GDI:ページプ
リンタ」,
「GDI:シリアルインパクトプリンタ」,
「日立 FAXC/SPOOL:ページプリンタ」,または「日
立 FAXC/SPOOL:シリアルインパクトプリンタ」を選んだ場合,Windows マシンのフォントを使用
します。ただし,この場合,出力先のプリンタドライバの設定によっては,プリンタ内蔵フォントに置
き換えて印刷されるので,ベンダ固有文字が印刷されないこともあります。それ以外の印刷モードを選
んだ場合,プリンタ内蔵フォントを使用します。
• プリンタ装置によって,定義時に指定した網掛けの濃さ,および矩形の丸め具合が異なることがありま
す。
• プリンタ装置のハード設定をドラフトモードにした場合,プリンタの仕様によって印字がずれることが
あります。シリアルプリンタで印刷する場合,プリンタの設定を高品位モードで印刷するようにしてく
ださい。
• XMAP3 の印刷の場合には,通常,一帳票を 1 ファイルとして出力していますが,AP のオープン命令
(OPEN 要求)からクローズ命令(CLOSE 要求)まで 1 ファイルとしてまとめることができます。そ
の場合には,表示・印刷セットアップのオプション「スプール書き出し単位」で「アプリケーション
毎」を選択してください。その際の印刷開始は,AP 実行の終了,またはクローズ命令(CLOSE 要求)
が発行された時点で開始します。
プリントマネージャでは,システムのリソースの範囲でプリントキューイングできます。
• 表示・印刷セットアップの印刷モードで「PDL スルー:LIPS 準拠ページプリンタ」,「PDL スルー:
ESC/P 準拠シリアルインパクトプリンタ」または「日立 ESC/P」を選択し,かつスプール書き出し単
位が「アプリケーション毎」の場合,印刷したページ数分の印刷データが一つのドキュメントとしてプ
リンタスプールに登録されますが,Windows のプリンタスプールの「ページ数」には常に「1」が表
示されます。
• 連続紙に印刷する場合,1 ページ当たりのページ行数は,表示・印刷セットアップの[高度な設定]の
「印刷ページ長」の指定に従います。単票の場合は,ドローで定義した帳票行数に従います。
• プレプリント帳票では,印字データの有無ではなく,帳票定義した行数分を印刷します。用紙に合った
帳票で運用してください。
• シリアル帳票の定義で印刷前改ページ指定をした場合,この指定が有効になるのは 2 ページ目以降の出
力からです。
• 連続紙に印刷する場合,用紙の先頭行,および XMAP3 の表示・印刷環境ファイルで設定された 1 ペー
ジ当たりのページ行数を引き継ぐ期間を次の表に示します。
361
9 帳票に関する環境設定
システム構成
用紙の先頭行
ページ行数を引き継ぐ期間
C/S 構成
印刷サービスが起動され,最初の印刷要求処理時のプ
リンタ印字ヘッドの位置。
印刷サービスを終了するまで。
スタンドアロン構成
AP が起動されたときのプリンタ印字ヘッドの位置。
AP サービスを終了するまで。
• 表示・印刷セットアップで,シリアルインパクトプリンタに対し「GDI:ページプリンタ」を設定して
横向きの帳票を印刷する場合は,用紙は吸入方向に対して縦向きで設定してください。
• シリアルプリンタで書式オーバレイ印刷をする場合は,必ず,表示・印刷セットアップで印刷モードに
「ページプリンタ」を指定したサービス名を設定するようにしてください。
• 表示・印刷セットアップの印刷モードに「日立 ECS/P(A):用紙吸入量 0mm のインサータプリンタ」
を選択した場合,日立製インサータプリンタの種類によっては,用紙の上端から 6.35mm(3/12 イン
チ)以内に定義された描画物が,6.35mm(3/12 インチ)より下の行に重ね印字されることがありま
す。用紙の上端から 6.35mm(3/12 インチ)以内には,描画物を定義しないようにしてください。
• プリンタ装置のハードの設定で,入力バッファを有効にした場合,文字化けが発生するおそれがありま
す。各プリンタの取扱説明書の手順に従って,入力バッファを無効にして印刷してください。
• 表示・印刷セットアップの[表示文字]タブでの文字の設定は,帳票環境には反映されません。また,
帳票印刷の場合に指定する書体に「標準」を設定した場合には,明朝体として印刷されます。
• カラーの文字色を使用した帳票印刷をする場合,プリンタ装置によっては,期待どおりの色で出力され
ない場合があります。運用前に,表示・印刷セットアップの[印刷色]タブで各文字色に対応する RGB
値を調整して,利用してください。
• PDF ファイル出力する場合,プリンタ構成ファイル「X3PPINF」の「PrinterDPI」項目が「0」であ
る(=シリアルプリンタ用設定)プリンタデバイスに対する印刷サービスに,帳票および書式を印刷し
ないでください。PDF ファイルは生成されますが,描画位置が不正となります。
• 複数の帳票や書式を一つの PDF ファイルに出力する場合は,表示・印刷セットアップの「スプール書
き出し単位」の設定を「アプリケーション毎」にしてください。1 枚目に指定した印刷ドキュメント名
の PDF ファイルにすべての帳票が格納されます。
表示・印刷セットアップの「スプール書き出し単位」の設定で「1 ページ毎」が設定された印刷サービ
スに対して,印刷ドキュメント名が同じ帳票を AP から連続出力すると,出力のたびに PDF ファイル
が上書きされます。結果的に,クローズ命令(CLOSE 要求)直前に出力した PDF ファイルだけが登録
されます。
複数の帳票や書式を一つの PDF ファイルに印刷する場合,印刷要求後に発行されたクローズ命令
(CLOSE 要求)は,すべての帳票の PDF ファイルが完全に生成し終わるのを待ってリターンします。
そのため,プリンタに印刷する場合と比べてクローズ命令(CLOSE 要求)のリターンが遅くなること
があるので,事前に運用上の影響がないことをご確認ください。
• PDF ファイル格納フォルダがない場合や,PDF ファイル格納先に指定したフォルダに書き込み権限が
ない場合,帳票の印刷命令(SEND 要求)またはクローズ命令(CLOSE 要求)の実行後にエラーリ
ターンします。格納フォルダは自動で作成されません。PDF ファイル格納フォルダには必ず正しい
フォルダを指定してください。
• 書式オーバレイは,シリアルプリンタには出力できません。AP 実行時に指定するサービス名は,サー
ビス名ファイルに指定するデバイス名にページプリンタが指定されている必要があります。
• GDI 以外の印刷モードでは,印刷時に GDI(プリンタドライバ)を経由しないため,N アップ印刷や
モノクロ/カラーなどのプリンタドライバで設定した属性は有効となりません。印刷モードが GDI の
場合,用紙の種別,向き,サイズは XMAP3 の設定に従いますが,その他のプリンタドライバで設定し
た属性(N アップ印刷やモノクロ/カラーなど)はすべて有効となります。
362
10
AP 実行に関する環境設定
この章では,AP 実行時の環境の設定方法について説明します。
363
10 AP 実行に関する環境設定
10.1 AP 実行の環境設定
XMAP3 の画面や帳票を使用する AP 実行時のマッピングライブラリから参照される定義体(物理マップな
ど)のパスの指定や,物理マップを常駐化させる指定をすると,AP の実行性能の向上を図れます。また,
Windows 版 XMAP3 の場合,FAX コネクション(FAXC/SPOOL)と連携して帳票を FAX に出力する
ときに使用する FAX 宛先ファイルの格納フォルダを指定できます。
ユーザの環境や運用形態の必要に応じ,AP の実行時の環境を変更するときは,表示・印刷セットアップ機
能を使用します。ここで設定した内容は,情報別に次のファイルに登録されます。表示・印刷セットアップ
が提供されない UNIX 版 XMAP3 では,次のファイルを直接編集します。
• AP 環境ファイル(X3MWDRV/XMAPdrv)
次の情報が登録されます。
• AP 実行時に検索される定義体のマップパス
• マッピングライブラリへのマップの常駐サイズ
• ログの取得有無,および取得するログの種別
• ログファイルの出力先パス
• プリンタへの出力指示との同期
• 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)
次の情報が登録されます。
• グラフィックデータの格納フォルダのパス
• FAX 宛先ファイルの格納フォルダのパス
• ポップアップメニューファイルの格納フォルダのパス
• PDF ファイルの格納フォルダのパス
• C/S 構成の場合に,アプリケーションサーバでの実行環境のセットアップを有効にするかどうかの
指定
• C/S システムの通信データ圧縮の指定
表示・印刷セットアップでは,新規登録の場合は設定内容がファイルにそのまま格納され,一度設定してい
る場合には新しい内容に更新されます。変更した個所以外の設定はそのまま保存されます。前回登録した
内容は,.BAK の拡張子を付けて保存されます。誤って修正した場合は,作成したファイルを削除したあ
と,.BAK 付きのファイルを元のファイル名に変更すれば,以前のファイルに戻せます。
表示・印刷セットアップを使用した AP 環境の設定の概要を次の図に示します。
364
10 AP 実行に関する環境設定
図 10‒1 AP 環境の設定の概要
10.1.1 AP 環境のセットアップが必要なマシン
C/S 構成の実行環境の場合,基本的には,AP 環境のセットアップは,AP のあるサーバ(アプリケーショ
ンサーバ)で設定します。
表示・印刷セットアップで設定する AP 環境のうち,
「グラフィックフォルダ」
「ポップアップメニュー」の
設定項目については,サーバ(AP を実行するアプリケーションサーバ)で設定した環境を全クライアント
に適用させるか,または,個々のクライアントごとに環境を設定するか,どちらかの方法を選択できます。
ただし,
[アプリケーション 1]タブおよび[アプリケーション 2]タブのそのほかの設定項目については,
関係しません。
• アプリケーションサーバでの設定を全クライアントに適用させたい場合
まず,サーバ上で表示・印刷セットアップの[アプリケーション 1]タブの「C/S の場合,アプリケー
ションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオンにしてください(標準で設定されている値
はオンです)。そして,サーバ上で表示・印刷セットアップを使って AP 環境のセットアップをします。
この場合,クライアントでの設定は無効になります。
• 個々のクライアントの設定を有効にする場合
まず,アプリケーションサーバ上で表示・印刷セットアップの[アプリケーション 1]タブの「C/S の
場合,アプリケーションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオフにしてください。さら
に,各クライアントの表示・印刷セットアップの[アプリケーション 1]タブの「C/S の場合,アプリ
ケーションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオフにしてから,そのクライアントでのグ
ラフィックデータやポップアップメニューファイルの格納フォルダの指定をします。この場合,AP 環
境のうちグラフィックデータおよびポップアップメニューファイルの格納フォルダの設定だけは,アプ
リケーションサーバでの設定が無効になります。
10.1.2 AP 実行の環境設定の操作
Windows 版 XMAP3 の場合
AP 実行の環境設定は,表示・印刷セットアップを使用します。[表示・印刷セットアップ]メニュー
(またはアイコン)を起動すると,[表示・印刷セットアップ]ダイアログが表示されます。[表示・印
刷セットアップ]ダイアログで[アプリケーション 1]または[アプリケーション 2]タブを表示して
設定します。
365
10 AP 実行に関する環境設定
UNIX 版 XMAP3 の場合
AP 実行の環境設定は,環境設定ファイルを直接編集します。
10.1.3 設定項目の一覧
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの中で,AP 実行の環境設定に関連するタブと設定項目の一覧を次
の表に示します。なお,次の表に示す設定項目には,XMAP3/Web for Cosminexus の表示・印刷セット
アップで設定できない項目を含みます。設定内容については,
「10.2 アプリケーションに関する設定」を
参照してください。
表 10‒1 AP 実行の環境設定に使用する項目一覧
設定項目
ファイルでの記述形式
マップパス
mapPath=
物理マップの常駐化
PoolSize=
グラフィックフォルダ
*.COGPTH=
FAX 宛先フォルダ
*.PCFAXF=
C/S 構成のクライアント側で,表示・印刷環
*.COCLTCNF=
ポップアップメニューフォルダ
表示サービス名.DCMPTH=
ポップアップメニューファイル読み込み契機
表示サービス名.DCMCSH=
PDF ファイル格納フォルダ
*.PCFPTH=
表示サービスへの送信データ圧縮
表示サービス名.DCCMPR=
印刷サービスへの送信データ圧縮
印刷サービス名.PCCMPR=
閉じるボタンでの一次ウィンドウの破棄
表示サービス名.DCXCLS=
EBCDIK/KEIS を使用するときの 1 バイト
コード(UNIX)
*.COEBCD=
EBCDIK/KEIS を使用するときの 2 バイト
コード(UNIX)
*.COKSCD=
ログ種別(UNIX)
logSelect=
ログファイルパス(UNIX)
logPath=
プリンタへの出力との同期(UNIX)
printOut=
設定タブ
関連ファイル
[アプリケーション 1]
AP 環境ファイル
表示・印刷環境
ファイル
境ファイルの有効/無効の設定(ローカルコ
ンフィグ)
の指定
[アプリケーション 2]
ファイルでの指定※
注※
ファイルで指定した値も表示・印刷セットアップの「標準値」操作で,標準値に戻されます。
366
AP 環境ファイル
10 AP 実行に関する環境設定
10.2 アプリケーションに関する設定
AP の実行環境は,[表示・印刷セットアップ]または環境設定ファイルで設定します。
10.2.1 アプリケーションに関するセットアップの画面
アプリケーションに関する設定は,
[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[アプリケーション 1]と[ア
プリケーション 2]タブで指定します。なお,次の画面で選択されている設定は標準値です。
• [アプリケーション 1]タブ
XMAP3/Web for Cosminexus の[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[アプリケーション 1]
タブは次の画面になります。
367
10 AP 実行に関する環境設定
すべての内容が不活性で表示されます。
• [アプリケーション 2]タブ
XMAP3/Web for Cosminexus の[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[アプリケーション 2]
タブは次の画面になります。
368
10 AP 実行に関する環境設定
次に示す内容が不活性で表示されます。
• ポップアップメニュー
• 「PDF ファイル共通フォルダ(Web クライアント)」の[参照]ボタン
• C/S システムのデータ圧縮
10.2.2 マップパスの指定とマップの常駐化
マップの定義体(画面と帳票では物理マップ,書式オーバレイでは書式イメージファイルおよび行制御デー
タファイルを指す)を格納しているフォルダのパスの指定,およびマップの定義体を XMAP3 のマッピン
グライブラリに常駐させる指定ができます。ユーザ環境に合わせてチューニングすると,AP 実行時の処理
速度を向上できます。
なお,この項目は XMAP3/Web for Cosminexus の表示・印刷セットアップでは指定できません。起動
HTML またはサーバ環境定義ファイルで指定します。XMAP3 Cosminexus 連携の場合,「(d) データ
ファイルパス(DataPath)」を参照してください。XMAP3 TP1/Web 連携の場合,「(2) データファイ
ルパス(DataPath="パス名")」を参照してください。
(1) マップパス(mapPath="パス名")
マップの定義体があるフォルダのパス(マップパス)を指定しておくことで,AP 実行時,必要な定義体が
指定したパスから検索されます。定義体を格納するフォルダが一定であれば,それを指定しておくことに
よって検索時間が短縮されるため,指定しない場合に比べて性能が向上します。
表示・印刷セットアップで設定する場合には,実行時にマップの定義体をカレントフォルダから検索する
か,任意のフォルダを指定してそのフォルダから検索するかを設定します。この設定内容は,AP 環境ファ
イル(X3MWDRV)の該当項目に反映されます。
AP 環境ファイル(X3MWDRV/XMAPdrv)を直接編集する場合には,パラメタの設定値にパス名を指
定します。
369
10 AP 実行に関する環境設定
OpenTP1(TP1/MCF)連携時には,XMAP3 でのマップパスの指定は無効になります。OpenTP1(TP1/
MCF)連携時のマップパスについては,マッピングサービス属性定義の MAPPATH で指定してください。
(a) 検索したマップパスに定義体がない場合
AP 実行時,指定したマップパスのフォルダに目的の定義体がない場合,次の順序で検索されます。
Windows 版 XMAP3 の場合
1. 実行中の AP(.EXE)のフォルダ
2. カレントフォルダ
3. Windows のシステムフォルダ
4. Windows のフォルダ
5. PATH 環境変数で登録されているフォルダ
UNIX 版 XMAP3 の場合
1. AP 環境ファイル(/etc/opt/HIXMAP/XMAPdrv)の格納されているディレクトリ
2. カレントディレクトリ
(b) マップパスの指定範囲
マップパスに指定できるパスの長さは Windows と UNIX で異なります。
Windows の場合,マップパスに指定できるパスの長さは 259 バイトまでです。ただし,XMAP3 で扱え
るマップの定義体の絶対パスも 259 バイトまでです。そのため,マップパスを指定するときは,マップの
定義体のファイル名などを考慮した長さにする必要があります。実際にマップパスに指定できるパスの長
さの求め方を次に示します。
• 259(マップパスに指定できるパスの長さ)−13(\+マップ名の長さ+デバイス ID +拡張子)※=246
• マップパスの指定範囲:246 バイトまで
使用する OS によって,エクスプローラで作成できるパスの長さが異なります。OS の仕様範囲に従ってパ
スを指定してください。
UNIX の場合,マップパスに指定できるパスの長さは 55 バイト以内です。
注※
マップ名の長さの指定とデバイス ID については,マニュアル「XMAP3 プログラミングガイド」を参
照してください。
(2) 物理マップの常駐化(PoolSize=バイト数)
物理マップを XMAP3 のマッピングライブラリに常駐しておくと,画面表示の応答時間の短縮が期待でき
ます。マッピングライブラリは,AP からマップ名を受け取ります。このマッピングライブラリとマップを
読み込む(ロードする)時間を減らすことで応答時間を短縮しようとするものです。
表示・印刷セットアップで設定する場合には,常駐サイズをキロバイト単位で設定します。この設定内容
は,AP 環境ファイル(X3MWDRV)の該当項目に反映されます。
AP 環境ファイル(X3MWDRV/XMAPdrv)を直接編集する場合には,パラメタの設定値にバイト数を
指定します。
370
10 AP 実行に関する環境設定
OpenTP1(TP1/MCF)連携時には,XMAP3 での物理マップの常駐サイズの指定は無効になります。
OpenTP1(TP1/MCF)連携時の物理マップの常駐については,マッピングサービス属性定義ファイルの
POOLSIZ で指定してください。
(a) 物理マップのメモリ常駐化とエリアサイズ
ロード回数を軽減するために,「マップ常駐サイズ」に物理マップの常駐化エリアのサイズを指定します。
サイズはキロバイト単位で指定します。省略時仮定値は 32KB です。物理マップを常駐させるエリアのサ
イズを変更する場合だけ,指定を変更してください。
1KB〜2,048KB の範囲で設定値を変更できます。
(b) 物理マップの常駐化の仕組み
XMAP3 のマッピングライブラリの常駐化機能を使って,次のように物理マップを管理します。
AP から物理マップのロード要求があると常駐エリア中の物理マップを検索し,常駐されていれば,その
マップを利用します。常駐されていない場合は,AP 環境ファイルに指定したパスで物理マップが検索さ
れ,物理マップが見つかればそのファイルサイズを求め,常駐エリアを割り当てて物理マップファイルを入
力します。このパスに物理マップがない場合は,カレントフォルダが検索されます。
物理マップを,常駐エリアの空き領域エリアにロードします。空きエリアが確保できない場合は,常駐エリ
アにある,いちばん古い物理マップを削除してロードします。ただし,物理マップのサイズが常駐エリアよ
り大きい場合は,XMAP3 がエリアを確保します。したがって,メモリの節約のために,常駐エリアのサイ
ズを物理マップのサイズより大きく設定しておいてください。
ただし,メモリやほかの AP の実行のために,このエリアがスワップアウトされて効果がない場合もありま
す。
10.2.3 グラフィックパスの指定
画面や帳票の出力グラフィックで使用する,グラフィックデータを格納しているフォルダのパスを指定しま
す。グラフィックデータがあるフォルダのパスを指定しておくと,AP 実行時,必要なグラフィックデータ
が指定したパスから検索されます。
標準値および仮定値には,XMAP3インストールフォルダ \USER\GRAPHICS が設定されます。このフォルダに格
納して運用している場合は,パスを変更する必要はありません。
なお,この項目は XMAP3/Web for Cosminexus の表示・印刷セットアップでは指定できません。起動
HTML またはサーバ環境定義ファイルで指定します。XMAP3 Cosminexus 連携の場合,「(d) データ
ファイルパス(DataPath)」を参照してください。XMAP3 TP1/Web 連携の場合,「(2) データファイ
ルパス(DataPath="パス名")」を参照してください。
(1) グラフィックフォルダ(*.COGPTH="パス名")
表示・印刷セットアップでは,グラフィックデータをXMAP3インストールフォルダ \USER\GRAPHICS 以外の
フォルダに格納して運用する場合には,「グラフィックフォルダ」のテキストボックスにパスを直接入力す
るか,
[参照]ボタンをクリックしてフォルダを選択するダイアログで指定します。この設定内容は,表示・
印刷環境ファイル(X3PCONF)の該当項目に反映されます。
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)ではパラメタの設定値にパス名を指定します。
指定時の注意を次に示します。
371
10 AP 実行に関する環境設定
• C/S 構成で使用する場合,この指定はすべてのサービスに共通して使用されます。
• Windows の場合,パラメタの指定を省略すると,グラフィックパスとしてXMAP3インストールフォルダ
\USER\GRAPHICS が仮定されます。
• UNIX の場合,パラメタの指定を省略すると,グラフィックパスとして,XMAP3 サーバ
(xpwdaemon)または印刷サービス起動時のカレントディレクトリが仮定されます。
• ドライブ名を含む絶対パスで指定する必要があります。
10.2.4 FAX 宛先ファイルの格納フォルダの指定
FAX コネクション(FAXC/SPOOL)と連携して帳票を FAX に出力する場合に,FAX 宛先ファイルを格
納しているフォルダのパスを指定します。FAX 宛先ファイルがあるフォルダのパスを表示・印刷セット
アップで指定しておくことで,AP 実行時に,対象とする FAX 宛先ファイルにアクセスできます。
FAX コネクション(FAXC/SPOOL)との連携は,Windows 版 XMAP3 でだけ有効です。
標準値および仮定値には,XMAP3インストールフォルダ \USER\FAXNO が設定されます。このフォルダに格納
して運用している場合は,パスを変更する必要はありません。
なお,この項目は XMAP3/Web for Cosminexus の表示・印刷セットアップでは指定できません。起動
HTML またはサーバ環境定義ファイルで指定します。XMAP3 Cosminexus 連携の場合,「(d) データ
ファイルパス(DataPath)」を参照してください。XMAP3 TP1/Web 連携の場合,「(2) データファイ
ルパス(DataPath="パス名")」を参照してください。
(1) FAX 宛先フォルダ(*.PCFAXF="パス名")
FAX 宛先ファイルをXMAP3インストールフォルダ \USER\FAXNO 以外のフォルダに格納して運用する場合に
は,
「FAX 宛先フォルダ」のテキストボックスにパスを直接入力するか,
[参照]ボタンをクリックしてフォ
ルダを選択するダイアログで指定します。この設定内容は,表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)の該
当項目に反映されます。
指定時の注意を次に示します。
• パラメタの指定を省略すると,格納フォルダのパスとしてXMAP3インストールフォルダ \USER\FAXNO が仮
定されます。
• ドライブ名を含む絶対パスで指定する必要があります。
10.2.5 C/S 構成のクライアント側で,表示・印刷環境ファイルの有効
/無効の設定(ローカルコンフィグ)
アプリケーションサーバ型の C/S 構成の実行環境を構築する場合に,XMAP3 サーバと XMAP3 クライア
ントの環境設定ファイルの内容のどちらを有効にするかを指定できます。この指定は,アプリケーション
サーバ,およびクライアントの COCLTCNF を両方 ON にすると,XMAP3 02-XX までの実行環境と同
様の環境を実現できます。
XMAP3 サーバ側の表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)の設定内容をサーバコンフィ
グ,XMAP3 クライアント側の表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)の設定内容をローカ
ルコンフィグと表記します。
なお,この項目は構成が異なるため,XMAP3/Web for Cosminexus では指定できません。
372
10 AP 実行に関する環境設定
(1) 対象となる設定項目
• 画面環境
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)に登録される画面環境で,対象となる設定項目
は次のとおりです。
• [キー割当],[キー操作 1][キー操作 2][キー操作 3]タブ,[ショートカットキー]タブ,[ファ
ンクションキー]タブ,[デザイン 1][デザイン 2]タブ,[日本語入力]タブの中の「全角スペー
スコードの扱い」以外,[表示色]タブ,および[接続機器]タブのすべての設定項目
• 帳票環境
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)に登録される帳票環境で,対象となる設定項目
は次のとおりです。
• [プリンタ]タブの「高度な設定」の中の設定項目「抹消線の形状」,
「グラフィックデータのモノク
ロ化」,「印刷ページ長」,「印刷用紙サイズ」および「PDF ファイルの圧縮」
• [プリンタ]タブの中の設定項目「PDF ファイル出力」
• [アプリケーション 2]タブの中の設定項目「PDF 共通フォルダ」
• [印刷色]タブのすべての設定項目
• [デザイン 2]タブの中の設定項目「和暦表現」
• AP 環境
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)に登録される AP 環境で,対象となる設定項目
は次のとおりです。
• [アプリケーション 1]タブの中の設定項目「グラフィック」
• [アプリケーション 2]タブの中の設定項目「ポップアップメニュー」
• [アプリケーション 2]タブの中の設定項目「C/S システムのデータ圧縮」
標準では,[アプリケーション 1]タブの「C/S の場合,アプリケーションサーバのセットアップだけが有
効」のチェックがオンになっており,上記の設定項目に関してアプリケーションサーバの設定が有効になっ
ています。この場合は,XMAP3 クライアントでの設定は無効になります。
(2) XMAP3 クライアントの環境設定を有効にする(*.COCLTCNF=)
表示・印刷セットアップでは,各 XMAP3 クライアントの設定を有効にしたい場合には,
「C/S の場合,ア
プリケーションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオフに変更してください。ただし,オフに
する(XMAP3 クライアントでのセットアップを有効にする)場合は,XMAP3 サーバと XMAP3 クライ
アントの両方の表示・印刷セットアップでこのチェックをオフにする必要があります。一方でもオンにして
いる場合は,アプリケーションサーバのセットアップだけが有効になります。
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)では,パラメタの設定値に「ON」を指定します。
パラメタの設定値は次のとおりです。
• XMAP3 クライアントの設定値を有効にする(ON)
XMAP3 クライアントの設定値が有効になります。ただし,XMAP3 サーバと XMAP3 クライアントの
両方の表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)のパラメタの設定値に指定する必要があ
ります。
• XMAP3 サーバの設定値を有効にする(OFF)
XMAP3 サーバの設定が有効になります。
373
10 AP 実行に関する環境設定
XMAP3 クライアントの設定を有効にする場合,サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)に設定
したホスト名を,サーバ側の HOSTS ファイルに設定してください。サービス名ファイルに設定したホス
ト名の中に,サーバ側の HOSTS ファイルに設定されていないホスト名があると,XMAP3 クライアント
を XMAP3 サーバに接続したとき,表示・印刷サービスの起動や AP の起動に時間が掛かる場合がありま
す。
XMAP3 クライアントの設定を有効にした環境で運用している状態から,XMAP3 クライアントの設定を無
効に変更した場合,XMAP3 サーバをいったん再起動したあとに XMAP3 クライアントを起動したときか
ら有効となります。
10.2.6 ポップアップメニューファイルの指定
ポップアップテキストで,メニューデータをファイルから指定する場合,メニューデータファイルである
ポップアップメニューファイルを格納するフォルダを指定できます。また,ポップアップメニューファイル
のメニューデータを読み込むタイミングも指定できます。
なお,この項目は XMAP3/Web for Cosminexus の表示・印刷セットアップでは指定できません。起動
HTML またはサーバ環境定義ファイルで指定します。XMAP3 Cosminexus 連携の場合,「(d) データ
ファイルパス(DataPath)」を参照してください。XMAP3 TP1/Web 連携の場合,「(2) データファイ
ルパス(DataPath="パス名")」を参照してください。
(1) ポップアップメニューフォルダ(表示サービス名.DCMPTH="パス名")
表示・印刷セットアップでは,ポップアップメニューをXMAP3インストールフォルダ \USER\POPMNU 以外の
フォルダに格納して運用する場合には,「ポップアップメニューフォルダ」のテキストボックスにパスを直
接入力するか,[参照]ボタンをクリックしてフォルダを選択するダイアログで指定します。この設定内容
は,表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)の該当項目に反映されます。
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)ではパラメタの設定値にパス名を指定します。
指定時の注意を次に示します。
• 指定しない場合,ポップアップメニューパスとしてXMAP3インストールフォルダ \USER\POPMNU が仮定さ
れます。
• ドライブ名を含む絶対パスで指定する必要があります。
(2) ポップアップメニューファイル読み込み契機の指定(表示サービス名.DCMCSH=)
• 画面書き換え毎に読み込み(OFF)
GUI 画面が書き換えられるたびにポップアップメニューファイルを読み込みます。
• アプリケーション起動時に読み込み(ON)
アプリケーションが起動されるたびにポップアップメニューファイルを読み込みます。
10.2.7 PDF ファイルの格納フォルダの指定
帳票を PDF ファイル形式で出力する場合に,PDF ファイルの格納フォルダを指定します。表示・印刷セッ
トアップの[アプリケーション 2]タブでは,すべてのサービスに共通の格納先を指定できます。
標準値および仮定値には,XMAP3インストールフォルダ \USER\PDF が設定されています。
なお,XMAP3/Web for Cosminexus の場合,次のフォルダが仮定されます。
374
10 AP 実行に関する環境設定
1. 環境変数 TMP に指定されているフォルダ。
2. 環境変数 TMP がない場合,環境変数 TEMP に指定されているフォルダ。
3. 環境変数 TMP,環境変数 TEMP ともにない場合,次のフォルダ。
システムドライブ \WINDOWS\TEMP
(1) PDF ファイル共通出力フォルダ(*.PCFPTH="パス名")
表示・印刷セットアップでは,PDF ファイルをXMAP3インストールフォルダ \USER\PDF 以外のフォルダに出
力する場合には,
「PDF ファイル共通出力フォルダ」のテキストボックスにパスを直接入力するか,
[参照]
ボタンをクリックしてフォルダを選択するダイアログで指定します。この設定内容は,表示・印刷環境ファ
イル(X3PCONF)の該当項目に反映されます。
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)ではパラメタの設定値にパス名を指定します。
指定時の注意を次に示します。
• 指定しない場合,格納フォルダのパスとしてXMAP3インストールフォルダ \USER\PDF が仮定されます。
• ドライブ名を含む絶対パスで指定する必要があります。
• XMAP3/Web for Cosminexus では[参照]ボタンは使用できません。直接テキストエディタで,
Web クライアントのフォルダパスを指定してください。
10.2.8 OLTP サーバ構成のクライアント側での一次ウィンドウの破棄
OLTP サーバ構成の XMAP3 クライアントでは,XMAP3 の画面をタイトルバーの閉じるボタンでクロー
ズしたときに,AP に通知せずに一次ウィンドウを破棄することができます。
タイトルバーの閉じるボタンで一次ウィンドウを破棄できるのは,CUI 画面および GUI 画面の一次ウィン
ドウです。
ポイント
タイトルバーの閉じるボタンで一次ウィンドウを破棄する場合,XMAP3 クライアントの実行時オプションに
「-x」を指定して AP を終了してください。
(1) 閉じるボタンでの一次ウィンドウの破棄(表示サービス名.DCXCLS=)
表示・印刷セットアップでは,タイトルバーの閉じるボタンで一次ウィンドウを破棄する設定を有効にした
い場合には,「閉じるボタンで 1 次ウィンドウを破棄する」のチェックをオンに変更してください。
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)では,パラメタの設定値に「ON」を指定します。パラメタの設定
値は次のとおりです。
• 閉じるボタンで一次ウィンドウを破棄する(ON)
XMAP3 の画面をタイトルバーの閉じるボタンでクローズすると,AP に通知されずに一次ウィンドウ
が破棄されます。
• 閉じるボタンで一次ウィンドウを破棄しない(OFF)
XMAP3 の画面をタイトルバーの閉じるボタンでクローズすると,Break イベントとして処理されま
す。
表示サービス名.DCMPCS=ON のときの[ALT]+[F4]キーの動作について次に示します。
• CUI 画面の場合,[ALT]+[F4]キーで画面が破棄されます。
375
10 AP 実行に関する環境設定
• GUI 画面の場合,表示サービス名.DCAKEY[4]=NOACT を設定していると,
[ALT]+[F4]キーで
画面が破棄されます。表示サービス名.DCAKEY[4]=ACT を設定していると,画面が閉じられたこと
が AP に通知されます。
閉じるボタンで一次ウィンドウを破棄しない環境で運用している状態から,閉じるボタンで一次ウィンドウ
を破棄する設定に変更した場合,XMAP3 サーバをいったん再起動したあとに XMAP3 クライアントを起
動したときから有効となります。
10.2.9 C/S システムの通信データ圧縮の指定
XMAP3 では,C/S システムの通信データを圧縮する機能(以降,通信データ圧縮機能と表記)を提供し
ています。通信データ圧縮を機能使用すると,低速回線でのデータ転送時間が短縮されます。この結果,画
面表示と帳票印刷の性能が向上します。また,データ転送量が削減されるため,従量制パケット回線の通信
コストが軽減します。
通信データ圧縮機能は,サーバおよびクライアントの XMAP3 のバージョンが 04-00 以降の場合にだけ利
用できます。
なお,この項目は構成が異なるため,XMAP3/Web for Cosminexus では指定できません。
C/S 構成でのデータ転送の例を次の図に示します。
図 10‒2 C/S 構成でのデータ転送の例
この図の例で,低速回線である WAN を使用するデータ転送 B のケースは,データ圧縮機能によって転送
データが削減されるため,アプリケーションのレスポンスが向上し,通信コストが軽減します。また,高速
回線である LAN を使用するデータ転送 A のケースでも,転送データ量の削減によって,LAN 上のトラ
フィックが軽減され,レスポンスの向上が期待できます。
通信データ圧縮機能によるデータ転送量削減のイメージを次の図に示します。
376
10 AP 実行に関する環境設定
図 10‒3 通信データ圧縮機能によるデータ転送量の削減
通信データ圧縮機能を利用すると,サーバからクライアントへ画面・帳票データを転送する時に,サーバ
(サーバ AP)側で転送データが圧縮されます。圧縮されたデータがクライアントに転送されると,クライ
アント(表示・印刷サービス)側でそのデータが解凍されます。
(1) 通信データ圧縮機能が動作する運用形態
通信データ圧縮機能は,サーバに Windows または UNIX,クライアントに Windows を使用する C/S 構
成で利用できます。
通信データ圧縮機能が動作する運用形態を次の図に示します。
図 10‒4 通信データ圧縮機能が動作する運用形態
(2) 環境の設定
表示・印刷セットアップでは,[アプリケーション 2]タブでの設定について説明します。
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)では,直接ファイルを編集します。パラメタと設定
値を次に示します。
377
10 AP 実行に関する環境設定
(a) 表示サービスへ送信するデータを圧縮する(表示サービス名.DCCMPR=)
表示サービスへ送信するデータを圧縮するかどうかを指定します。
• 表示サービスへ送信するデータを圧縮する(ON)
[アプリケーション 2]タブで,この項目のチェックをオンにした場合は,すべての表示サービスへ送信
するデータが圧縮されます。
• 表示サービスへ送信するデータを圧縮しない(OFF)
[アプリケーション 2]タブで,この項目のチェックをオフにした場合は,表示サービスへ送信するデー
タの圧縮をしません。
(b) 印刷サービスへ送信するデータを圧縮する(印刷サービス名.PCCMPR=)
印刷サービスへ送信するデータを圧縮するかどうかを指定します。
• 印刷サービスへ送信するデータを圧縮する(ON)
[アプリケーション 2]タブで,この項目のチェックをオンにした場合は,すべての印刷サービスへ送信
するデータが圧縮されます。
• 印刷サービスへ送信するデータを圧縮しない(OFF)
[アプリケーション 2]タブで,この項目のチェックをオフにした場合は,印刷サービスへ送信するデー
タの圧縮をしません。
10.2.10 AP の通信障害監視の設定
Windows クライアント上の表示サービスへ画面を表示したまま,または印刷サービスを起動したままなど
無通信の状態で,表示サービス/印刷サービス側で AP へ応答を返せない異常(停電や Windows クライ
アントの電源断など)が発生した場合に備えて,障害監視時間を設定できます。
XMAP3 は,監視時間内に表示サービス/印刷サービスから応答がなかった場合,障害が発生したものと判
断して,Windows サーバまたは UNIX サーバ上の AP へ障害報告します。
(1) 障害監視時間の設定(XRESPONSETIME)
障害監視時間は,次の環境変数で設定します。ただし,プリンタ端末クローズ時の印刷サービスからの応答
待ち時間については,環境変数「XPCLOSEWAITTIME」で設定します。
環境変数名:XRESPONSETIME
環境変数に指定できる値は,0 または 25〜300 です。0 を指定した場合,応答を監視しません。25〜300
を指定した場合,秒単位に指定された値をタイマとして応答を監視します。301 以上の値が指定された場
合,または値を省略した場合は,25 を仮定し,応答を監視します。
• AP を自動起動する場合は,環境変数 XRESPONSETIME を設定して XMAP3 サーバを起動してくだ
さい。Windows サービスから XMAP3 サーバを起動する場合は,環境変数 XRESPONSETIME をシ
ステムのプロパティに設定する必要があります。
• AP での障害監視は,Windows サーバまたは UNIX サーバ上の XMAP3 と表示・印刷サービス間の
データ送受信中での監視を対象とするものです。無通信状態を監視する機能ではありません。
• OLTP 構成の場合は,環境変数を設定しないことを推奨します。
378
10 AP 実行に関する環境設定
(2) 印刷サービスからの応答待ち時間の設定(XPCLOSEWAITTIME)
プリンタ端末クローズ時にクライアント側の印刷サービスからの応答待ち時間は,次の環境変数で設定しま
す。
環境変数名:XPCLOSEWAITTIME
プリンタ端末クローズ時に通信が切断された場合など,クライアント側からの応答が受信できない事象が発
生したとき,この環境変数を設定していないと応答待ちの状態が解除されません。帳票を印刷するシステム
では,この環境変数を設定することを推奨します。
環境変数に指定できる値は,0 または 25〜86400 です。0 を指定した場合,応答を監視しません。25〜
86400 を指定した場合,秒単位に指定された値をタイマとして応答を監視します。1〜24,および 86401
以上の値が指定された場合,または値を省略した場合は,0 を仮定し,応答を監視しません。
OpenTP1 を利用した C/S 構成で設定する場合,OpenTP1 のシステム環境定義
system_terminate_watch_time オペランドの指定値を超えない時間を設定してください。
10.2.11 ログファイルの出力と出力先の指定
UNIX 版 XMAP3 では,ログを出力するファイルの種類と出力先を指定できます。AP 環境ファイル
(XMAPdrv)を直接編集して設定します。パラメタと設定値を次に示します。
(1) ログ種別( logSelect=)
ログファイルを出力するか,またはログファイルの種別を指定します。なお,ログ情報の詳細については,
「19.10 ログ情報の利用(UNIX)」を参照してください。
• ログを取得しない(false)
• 標準形式でログを取得する(standard)
• 標準形式と詳細形式でログを取得する(full)
(2) ログファイルパス( logPath="パス名")
設定値に,ログファイルの出力先パス名を 52 字以内で指定します。設定値を省略した場合,マッピングラ
イブラリが起動されたディレクトリに仮定されます。
10.2.12 プリンタへの出力との同期
UNIX 版 XMAP3 では,印刷命令(SEND 要求)時にプリンタ出力との同期をとるかどうかを選択できま
す。AP 環境ファイル(XMAPdrv)を直接編集して設定します。パラメタと設定値を次に示します。
(1) プリンタへの出力との同期( printOut=)
• プリンタへの出力指示との同期をとる(sync)
• プリンタへの出力指示との同期をとらない(async)
帳票出力時にプリンタへの出力指示と同期をとらない場合,AP から XMAP3 への各要求に同期してエラー
リターンしない場合があります。
379
10 AP 実行に関する環境設定
10.2.13 文字バイトコードの指定
UNIX 版 XMAP3 では,EBCDIK/KEIS を使用するときの文字バイトコードを選択できます。表示・印刷
環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)を直接編集して指定します。パラメタと設定値を次に示しま
す。
この設定は,マッピング属性ファイルでの指定に合わせる必要があります。マッピング属性ファイルについ
ては,「7.2.11 マッピング属性ファイル(xps)」を参照してください。
(1) EBCDIK/KEIS を使用するときの 1 バイトコード(*.COEBCD=)
• 1 バイトコードとして,EBCDIK を使用する(EBCDIK)
• 1 バイトコードとして,EBCDIC を使用する(EBCDIC)
このパラメタは,クライアント側の表示・印刷環境ファイルが有効にされた環境でも,常にサーバ側の設定
が有効となります。
(2) EBCDIK/KEIS を使用するときの 2 バイトコード(*.COKSCD=)
• 2 バイトコードとして,KEIS83 を使用する(KEIS83)
• 2 バイトコードとして,KEIS78 を使用する(KEIS78)
このパラメタは,クライアント側の表示・印刷環境ファイルが有効にされた環境でも,常にサーバ側の設定
が有効となります。
380
11
XMAP3 サーバ/クライアント利
用に関する環境設定
この章では,XMAP3 の C/S 機能を使ってサーバ AP を使用する C/S システ
ム環境での設定方法について説明します。
381
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
11.1 XMAP3 サーバ/クライアントの環境設定
XMAP3 サーバ/クライアントの環境設定は,XMAP3 が利用できるシステム構成での中で,XMAP3 の
C/S 構成と,OLTP 構成のうち,XMAP3 がサーバとクライアントの両方で使用される場合に必要な設定
です。
XMAP3 サーバ/クライアントの環境設定の概要を説明します。
11.1.1 XMAP3 サーバの環境設定
XMAP3 サーバ側での環境設定の概要を説明します。設定内容については,
「11.3 XMAP3 サーバに関す
る設定詳細」を参照してください。
(1) 必要な設定項目
XMAP3 サーバ/クライアントの C/S 構成で XMAP3 システムを実行して画面表示および帳票印刷する
ためには,サーバ側で,次に示す環境設定が必要です。
(a) TCP/IP 環境を設定する
XMAP3 の C/S 構成で動作する AP を開発する場合,まず,ネットワークを使用するための TCP/IP 環境
を,サーバ,クライアントのそれぞれに設定します。TCP/IP 環境の設定方法については,
「11.2 XMAP3
関連の TCP/IP の設定」を参照してください。
(b) XMAP3 の C/S 構成の実行環境を設定する
Windows サーバでは,XMAP3 の C/S セットアップを使用し,XMAP3 の C/S 構成の実行環境を設定し
ます。C/S セットアップを使って設定した内容は,情報別に次のファイルに登録されます。UNIX サーバ
では,次のファイルを直接編集します。仮想端末名ファイルとサーバ AP 名ファイルの詳細に関しては,
「7 環境設定ファイルの編集」を参照してください。
• サービス名ファイル(X3PHOST)
HOSTS ファイルに設定されている各 Windows マシンのホスト名とサービス名との関係,サービスの
タイプ(表示サービス,印刷サービス),クライアントからサービスが起動されたときに固定で実行す
るサーバ AP などの情報が登録されます。
• 仮想端末名ファイル(X3MWHOST)
AP で指定する仮想端末名とサービス名ファイルに設定されたサービス名との対応に関する情報が登録
されます。
• サーバ AP 名ファイル(X3PAPL)
クライアントからのサービスの起動時に実行するサーバ AP を指定する場合の,指定候補とする AP に
関する情報(AP 名,ファイル名,アプリケーションの内容)が登録されます。
C/S セットアップでは,新規登録の場合は設定内容がファイルにそのまま格納され,一度設定している場
合には新しい内容に更新されます。変更した個所以外の設定はそのまま保存されます。前回登録した内容
は,.BAK の拡張子を付けて保存されます。誤って修正した場合は,作成したファイルを削除したあ
と,.BAK 付きのファイルを元のファイル名に変更すれば,以前のファイルに戻せます。
(c) C/S システム環境の対応づけ
XMAP3 の C/S 構成の環境のセットアップでは,サーバ AP で扱う仮想端末とネットワークで画面表示お
よび帳票印刷するため環境を対応づけます。このセットアップは,C/S セットアップで設定します。
382
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
C/S 構成の環境設定の概要を次の図に示します。
図 11‒1 C/S 構成の環境設定の概要
C/S 構成の環境の画面に関する設定は,基本的には,C/S セットアップで指定した仮想端末名を AP と対
応づけるだけで設定できます。C/S 構成の環境の帳票(プリンタ)に関する設定は,サーバ側で C/S セッ
トアップで指定した仮想端末名と AP とを対応づけ,さらにクライアント側で表示・印刷セットアップを
使って設定したプリンタデバイス名とサーバ側の C/S セットアップで設定したプリンタデバイス名との対
応づけが必要になります。
(d) OLTP サーバ構成のセットアップ
OLTP サーバ構成のセットアップでは,XMAP3 側の C/S セットアップの設定と OpenTP1 側の
TP1/NET/XMAP3 の設定を合わせる必要があります。セットアップは,サーバで設定します。
OLTP サーバ構成のセットアップの概要を次の図に示します。
383
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
図 11‒2 OLTP サーバ構成の環境セットアップの概要
OLTP サーバ構成の場合,XMAP3 の C/S セットアップで設定したサービス名およびサービスタイプを
TP1/NET/XMAP3 のプロトコル固有定義ソースファイルに指定し,XMAP3 の動的変更テーブルに設定
されているデータ有無コードの値を TP1/NET/XMAP3 のマッピングサービス属性定義ファイルに指定し
ます。
セットアップについては,
「11.3.4 OpenTP1 と連携する場合の環境設定の関連性」を参照してください。
(e) Windows サービスとして運用する場合の設定
XMAP3 サーバを Windows サービスとして運用する場合は,OS の設定が必要です。設定手順は,
「11.3.5 Windows のサービスとして運用する場合の OS 設定」を参照してください。
(2) C/S セットアップの操作
Windows のプログラム一覧にある[XMAP3]下のメニューから[XMAP3 Server]−[C/S セットアッ
プ]を選択すると[C/S セットアップ]ダイアログが表示されます。[C/S セットアップ]ダイアログで,
[C/S 構成]タブを表示して設定します。
C/S セットアップを起動しているときは,表示・印刷セットアップを同時に起動しないでください。同時
に起動して,[OK]ボタンまたは[更新]ボタンをクリックすると,先に設定の変更をしたセットアップ
機能の設定が元の状態に戻ってしまいます。
UNIX 版 XMAP3 の場合,C/S セットアップは提供されないので,環境設定ファイルを直接編集します。
384
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
11.1.2 XMAP3 クライアントの環境設定
XMAP3 クライアント側での環境設定の概要を説明します。設定内容については,
「11.3 XMAP3 サーバ
に関する設定詳細」を参照してください。
XMAP3 サーバ/クライアントの C/S 構成で XMAP3 システムを実行して画面表示および帳票印刷する
ためには,クライアント側で,次に示す環境設定が必要です。
(a) TCP/IP 環境を設定する
XMAP3 で C/S 構成で動作する業務プログラムを開発する場合,まず,ネットワークを使用するための
TCP/IP 環境を,サーバ,クライアントのそれぞれに設定します。TCP/IP 環境の設定方法については,
「11.2 XMAP3 関連の TCP/IP の設定」を参照してください。
(b) AP 起動用アイコンの登録と実行時オプションの設定
Windows スタートアップに,AP 起動用のアイコンを登録できます。また,そのときに,実行時オプショ
ンの指定もできます。アイコンの登録と実行時オプションの活用方法については,
「11.4 XMAP3 クライ
アントに関する設定詳細」を参照してください。
385
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
11.2 XMAP3 関連の TCP/IP の設定
C/S 構成の環境設定をするには,まず,ネットワークを使用するための TCP/IP 環境の設定が前提となり
ます。
XMAP3 をアプリケーションサーバ型 C/S システム環境で動作させる場合,通信プロトコルとして
TCP/IP を使用するため,あらかじめ TCP/IP 関連の情報を設定しておく必要があります。
TCP/IP の設定形式,および設定方法は,各 TCP/IP サポートプログラムの方法に従います。
11.2.1 ホスト名と IP アドレスの設定および確認
各 OS に設定されているホスト名,および IP アドレスを確認してください。この作業は,サーバおよびク
ライアントのすべての OS に対して行ってください。
Windows と UNIX の場合で確認方法が異なります。OS 別に確認方法を説明します。
Windows の場合
1. Windows のコントロールパネルから「ネットワーク」を起動します。
「TCP/IP のプロトコル」を
起動して表示される[TCP/IP のプロパティ]ダイアログで[IP アドレス]タブを選んで IP アドレ
スを確認してください。
2.[TCP/IP のプロパティ]ダイアログ上の[DNS]タブを選んで表示される設定項目「DNS を使う」
を設定し,ホスト名を確認してください。ホスト名は,大文字と小文字の違いにも注意してくださ
い。また,DNS を使ってネットワークを運用する場合は,ネットワーク管理者が決定したドメイン
の規則に従って,ドメイン名の項目を設定してください。ただし,DNS を使用しない場合は,ダイ
アログ中のドメイン名に,何も設定しないでください。
UNIX の場合
1. UNIX の端末画面から hostname コマンドを実行して,コマンドを実行した UNIX のホスト名を確
認してください。
2. IP アドレスを調査したい UNIX の/etc/hosts ファイルを参照して,ホスト名に対応する IP アドレ
スを確認してください。
11.2.2 TCP/IP 関連ファイルの設定および確認
各 OS で設定されているシステムホスト名ファイル(HOSTS ファイル)とシステムサービス名ファイル
(SERVICES ファイル)を確認し,必要であれば設定を追加してください。この作業は,サーバおよびクラ
イアントのすべての OS に対して行ってください。
(1) システムホスト名ファイル(HOSTS ファイル)
「システムホスト名ファイル(HOSTS ファイル)」は,ネットワークで接続する OS それぞれのホスト名と
ネットワーク上のアドレス(IP アドレス)の対応を設定するファイルです。
この設定情報は,XMAP3 を使用した C/S 構成でのすべてのサーバマシン,およびクライアントマシンに
必要です。ただし,DNS 使用時は,DNS でホスト名の管理がされるため,各 OS での HOSTS ファイル
の設定は必要ありません。
HOSTS ファイルでは,「11.2.1 ホスト名と IP アドレスの設定および確認」で確認した IP アドレス,お
よびホスト名が記述されていることを確認します。XMAP3 を使用した C/S 構成でのすべてのサーバマシ
386
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
ン,およびクライアントマシンのホスト名と IP アドレスが記述されているかを確認してください。記述さ
れていない場合には,レコードの追加が必要です。
• ファイル名を次に示します。
Windows の場合:
Windowsフォルダ\SYSTEM32\DRIVERS\ETC\HOSTS
さらに,TCP/IP の「DNS 設定」で「DNS を使う」を設定
UNIX の場合:
/etc/hosts
注
使用している TCP/IP の製品によって,HOSTS ファイルが作成されるフォルダが異なります。詳
細については,各 TCP/IP 関連のマニュアルを参照してください。
• HOSTS ファイルのレコードの設定項目を次に示します。レコードを追加する場合は,ホスト名の大文
字と小文字の違いに注意してください。各レコードは,最終行でも必ず改行してください。
• IP アドレス
4 バイトのネットワーク上のアドレスを指定します。
• ホスト名
IP アドレスに対応する名称を指定します。
• 別名
ホスト名を別な名称で扱うための名称を指定します。
レコードの設定例を次に示します。
• エイリアスホスト名を設定する場合は,本名とエイリアス名を複数行に分けて定義してください。エイ
リアスホスト名を設定する場合の設定例を次に示します。
(2) システムサービス名ファイル(SERVICES ファイル)
「システムサービス名ファイル(SERVICES ファイル)」は,TCP/IP ポート番号を設定するファイルです。
SERVICES ファイルには,TCP/IP 上で提供される XMAP3 のサービスの番号(ポート番号)を指定しま
す。
この設定情報は,XMAP3 の C/S 構成でのすべてのサーバマシン,およびクライアントマシンに必要です。
• ファイル名を次に示します。
Windows の場合:
Windowsフォルダ\SYSTEM32\DRIVERS\ETC\SERVICES
UNIX の場合:
/etc/services
387
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
• SERVICES ファイルに,次のレコードを追加してください。各レコードは,最終行でも必ず改行してく
ださい。
• サービス名
提供するサービス名を指定します。XMAP3 が提供するサービス名は,「xpw」です。
• ポート番号
XMAP3 を使用するためのほかのサービスと重複しない番号「8000」を指定します。対象プラット
フォームの Ephemeral ポート(OS が動的に割り当てるポート番号)が利用する範囲の番号は,指
定しないように注意してください。
• プロトコル名
サービスが使用するプロトコル名を指定します。XMAP3 では,TCP と UDP の両方を指定してく
ださい。
(3) 受信用ポート番号の固定化
表示サービスまたは印刷サービスで動的に使用する受信用ポート番号を固定して使用できます。
表示サービスまたは印刷サービスを起動するマシンで,services ファイルにポート番号を指定すると,表
示サービスまたは印刷サービスの受信用ポート番号として固定できます。
このとき,使用するプロトコルには tcp を指定します。指定したポート番号がすでに使用されている場合
は,従来どおり Ephemeral ポート番号が設定されます。
services ファイルの指定例を次に示します。
xppDSP01
xppPRT01
xppPRT02
xppPRT03
8085/tcp
8090/tcp
8091/tcp
8092/tcp
この例では,表示サービス「xppDSP01」がポート番号 8085 を固定で使用し,印刷サービス「xppPRT01〜
xppPRT03」がポート番号 8090〜8092 を固定で使用します。設定されていない表示サービスおよび印刷
サービスは,Ephemeral ポート番号を使用します。
!
注意事項
この機能を使用すると,TCP/IP でエラーとなることがあります。エラーになった場合は,XMAP3 クライアン
トを再起動してください。
XMAP3 クライアントを起動するコマンド(XMAP3CLT.exe)に引数を指定して,受信用ポート番号を指
定することもできます。詳細は,「11.4.12 受信用ポート番号を固定化して起動する場合」を参照してく
ださい。
11.2.3 ファイアウォールの設定および確認
XMAP3 サーバおよび XMAP3 クライアント(UDP)では,SERVICES ファイルに設定した任意のサービ
ス(標準は xpw)のポート番号を使用して通信を行います。また,XMAP3 クライアント(TCP),表示
サービス,印刷サービス,およびアプリケーション(XMAP3 のライブラリ)では,OS で割り当てられた
ポート番号(Ephemeral ポート)を使用して通信を行います。なお,各 UDP/TCP での通信は双方向に
データを送受信します。
388
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
XMAP3 の C/S 構成,OLTP 構成およびクラスタ構成で,XMAP3 サーバと XMAP3 クライアントの間に
ファイアウォールがある場合,XMAP3 が使用するポートがファイアウォールを通過するように設定してく
ださい。
サーバマシンとクライアントマシンの通信について次の表に示します。
表 11‒1 サーバマシンとクライアントマシンの通信
ポート番号
サーバマシン
プロトコル
クライアントマシン
通信する XMAP3 の機能名
サーバマシン
クライアントマシン
任意
任意
UDP
XMAP3 サーバ
XMAP3 クライアント
任意
Ephemeral
TCP
XMAP3 サーバ
XMAP3 クライアント
任意
Ephemeral
TCP
XMAP3 サーバ
表示サービス・印刷サービス
Ephemeral
通常時
Ephemeral
TCP
アプリケーション
表示サービス・印刷サービス
ポート固定化機能
任意
の使用時
XMAP3 の機能名とモジュール名の対応一覧を次の表に示します。
表 11‒2 XMAP3 の機能名とモジュール名の対応一覧
モジュール名
機能名
Windows
UNIX
XMAP3 サーバ
xmap3srv.exe
xpwdaemon
XMAP3 クライアント
xmap3clt.exe
−
表示サービス
x3pdsp32.exe
−
印刷サービス
x3pprt32.exe
xpwprt
アプリケーション
画面用の AP,帳票用の AP,書式用の AP
(TP1/NET/XMAP3 を使用する場合は,「MCF 通信サービス」を指す)
(凡例)
−:提供なし。
11.2.4 設定項目の一覧
[C/S セットアップ]ダイアログの中で,XMAP3 の C/S 構成の環境設定に関連するタブと設定項目の一覧
を次の表に示します。設定の詳細については,
「11.3 XMAP3 サーバに関する設定詳細」を参照してくだ
さい。
UNIX 版 XMAP3 での画面表示の環境設定は,環境設定ファイルを直接編集します。
表 11‒3 AP 実行の環境設定に使用する項目一覧
設定項目
指定種別
ファイルでの記述形式
−
設定タブ
[C/S 構成]タブ
関連ファイル
−
389
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
設定項目
ホスト名を接続時に特定
ファイルでの記述形式
設定タブ
関連ファイル
サービス名;サービスタイプ;プロトコル;
ホスト名;デバイス名〔;AP ホスト名;AP
パス名;環境変数名〕
サービス名ファイル
仮想端末名
仮想端末名;デバイス;ホスト名;サービス
番号;サービス名〔;AP 環境ファイル名〕
仮想端末名ファイル
アプリケーション名
アプリケーション名;ファイル名;アプリ
ホスト名
サービス名
プリンタデバイス名
起動時実行アプリケーション
ファイル名
アプリケーションの内容
(凡例)
−:なし。
390
ケーションの内容
[アプリケーション]
タブ
サーバ AP 名ファイ
ル
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
11.3 XMAP3 サーバに関する設定詳細
XMAP3 サーバ側の環境設定について説明します。
11.3.1 C/S 構成に関する設定
C/S 構成の詳細情報は,[C/S セットアップ]ダイアログの[C/S 構成]タブで設定します。
(1) C/S 構成に関するセットアップの画面
[C/S セットアップ]ダイアログの[C/S 構成]タブを次に示します。
[C/S 構成]タブでは,画面は二つの部分に分かれます。中央にボタンが並んでいる部分よりも上が現在設
定済みの情報を表示する領域です。ボタンよりも下の部分が情報の新規作成や変更をする領域です。
[C/S 構成]タブの上部にあるリストには,現在の C/S 環境の設定状況が表示されます。C/S 環境の設定
状況のリストを扱う各ボタンの役割を次に示します。
• [追加]
:
[C/S 構成]タブ下部の設定内容を確定します。
[追加]ボタンをクリックすると,設定内容が
リストに追加されます。
• [編集]:一覧で選択した C/S の設定を下部の設定欄に表示し,編集できるようにします。
• [編集更新]:設定した内容を一覧中で選択した C/S 環境に反映します。
• [編集キャンセル]:編集更新ができない状態にします。登録は[追加]で行います。
• [削除]:上部のリストから,選択した C/S 環境の設定を削除します。
次に,上部の設定状況の見方を説明します。
• ホスト名
XMAP3 で使用する C/S 環境の各 Windows のホスト名が表示されます。この内容はサービス名ファ
イル(X3PHOST)での設定内容です。もし設定されている内容(ホスト名以外のほかの設定を含む)
に,ほかの内容と重複したり,矛盾を生じたりするものがある場合はホスト名の先頭に「×」のマーク
が表示されます。
• 指定種別
391
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
その設定の指定種別(画面用か,またはプリンタ用か)を表示します。
• サービス名
各ホストに対して設定したサービス名を表示します。この内容は,サービス名ファイルでの設定内容で
す。
• 仮想端末名
各サービスと対応づける仮想端末名を表示します。この内容は仮想端末名ファイル(X3MWHOST)
での設定内容です。仮想端末名の設定が「**」の場合は「自動割り当て」を表示します。
• プリンタデバイス名
各サービスに対応するプリンタデバイス名を表示します。プリンタ用の設定の場合に表示されます。
この内容は,サービス名ファイルでの設定内容です。
• ファイル名
各サービス起動時に自動起動する AP のファイル名を表示します。この内容はサービス名ファイルでの
設定内容です。アプリケーションファイルが「*」指定の場合は「起動時に指定」を表示します。指定
がない場合は表示されません。
(2) C/S 構成の設定
(a) 指定種別
指定するサービスが,画面用(表示サービス)か,プリンタ用(印刷サービス)かを指定します。それぞれ
の指定によって設定できる情報が異なります。
(b) ホスト名を接続時に特定
C/S システムの通信設定簡略化機能を使用するかどうかの指定をします。チェックをオンにすると,C/S
システムの通信設定簡略化機能を使用できます。機能については,
「11.3.7 C/S システムの通信設定の簡
略化」を参照してください。
(c) ホスト名(画面・プリンタ共通)
設定対象の Windows に対応するホスト名を指定します。その Windows で HOSTS ファイルが作成され
ている場合,HOSTS ファイル中のホスト名が選択候補としてドロップダウンリストに表示されます。ここ
から選択するほか,直接入力することもできます。ホスト名は大文字,小文字が区別されます。
この設定内容は,サービス名ファイル(X3PHOST)の該当項目に反映されます。
DNS 環境の場合のホスト名およびエイリアスホスト名(別名)の指定については,
「7.2.4 サービス名ファ
イル(X3PHOST/XPWhosts)」を参照してください。
(d) サービス名(画面・プリンタ共通)
設定対象のサービス名を指定します。選択候補として,画面の場合は「xppDSPnn(nn は数字)」が,プ
リンタの場合は「xppPRTnn(nn は数字)」がドロップダウンリストに表示されます。ここから選択する
ほか,直接入力することもできます。
この設定内容は,サービス名ファイル(X3PHOST)および仮想端末名ファイル(X3MWHOST)の該当
項目に反映されます。
(e) 仮想端末名(画面・プリンタ共通)
設定対象の仮想端末名を指定します。
392
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
選択候補として,ドロップダウンリストに「自動割当て」と,画面の場合は「DSPnnn(nnn は数字)」
が,帳票の場合は「PRTnnn(nnn は数字)」が表示されます。この設定で仮想端末名を指定しないで,AP
実行時にアプリケーションで使用している仮想端末名を自動的に割り当てるようにする場合,
「自動割当て」
を選択してください。この場合,仮想端末名ファイルの仮想端末の定義には「**」が反映されます。
「自動割り当て」を選択する場合には,あらかじめ,必要に応じて,仮想端末名を登録しておきます。詳細
については,「(3) 仮想端末名の登録」を参照してください。
この設定内容は,仮想端末名ファイル(X3MWHOST)の該当項目に反映されます。
注
同一のクライアントで表示サービスと印刷サービスの両方を定義している場合,実行時には,表示サー
ビスのほうが印刷サービスより先に起動されます。起動タイミングによる割り当てエラーを防ぐため,
表示サービスおよび印刷サービスの両方で仮想端末の自動割り当て機能を使用したい場合は,プリンタ
仮想端末の設定と同時に起動時実行アプリケーションに該当するサーバ AP を設定しておくことをお勧
めします。
(f) プリンタデバイス名(プリンタだけ)
プリンタ名を指定します。この指定で,クライアント側の表示・印刷セットアップの[プリンタ]タブの
「プリンタデバイス名」の設定と対応づけられます。選択候補として,ドロップダウンリストに「PR1」お
よび「PRTnnn(nnn は数字)」が表示されます。
プリンタデバイス名に「PR1」を指定すると,そのホスト名に対応する Windows 上で「通常使うプリン
タ」に設定されているプリンタしか割り当てることができません。したがって,それ以外のプリンタを使用
したい場合は,「PR1」以外のプリンタデバイス名を使用してください。
この設定内容は,サービス名ファイル(X3PHOST)の該当項目に反映されます。
(g) 起動時実行アプリケーション(画面・プリンタ共通)
「起動時実行アプリケーション」の指定には,運用形態によって次の 3 種類の方式があります。「起動時実
行アプリケーション」は,OLTP サーバ構成の場合も指定できます。
• 固定で指定
実行する AP をサービス単位で固定的に決める場合にチェックします。この場合,
「ファイル名」に,固
定で起動する AP のファイル名を指定します。
また,「AP ホスト名」に,その AP を実行する Windows マシンのホスト名を指定します。XMAP3
サーバを起動する Windows マシンのホスト名を指定してください。ホスト名は大文字,小文字が区別
されます。エイリアスホスト名(別名)の指定については,「7.2.4 サービス名ファイル(X3PHOST
/XPWhosts)」を参照してください。
この指定では,C/S セットアップから,サービス名ファイル(X3PHOST)に起動アプリケーションの
フルパス名と AP ホスト名が反映されます。
• 起動時に指定
クライアント起動時に同時起動するアプリケーション名をクライアント起動時に指定する場合に
チェックします。この指定をした場合は,さらに,
[アプリケーション]タブで,指定する AP に関する
設定が必要となります。この指定では,C/S セットアップから,サービス名ファイル(X3PHOST)に
起動アプリケーションとして「*」が反映されます。
ここで指定したアプリケーション名のどれかを,XMAP3 クライアントの起動時に,引数として指定し
てください。指定方法は,
「11.4.4 クライアント主導で起動したいサーバ側 AP を切り替える場合」を
参照してください。
393
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
• 指定しない
クライアント起動時にアプリケーションを起動しない場合にチェックします。この指定では,サービス
名ファイル(X3PHOST)の該当定義には,起動アプリケーションの AP ホスト名,パス名は設定され
ません。
(3) 仮想端末名の登録
「仮想端末名」のドロップダウンリストから「自動割当て」を選択した場合は,C/S セットアップの[高度
な設定]ダイアログで登録した仮想端末名が「自動割当て」として使用されます([C/S セットアップ]ダ
イアログで[高度な設定]ボタンをクリックすると,[高度な設定]ダイアログが表示されます)。AP で
「自動割当て」として使用する仮想端末名は,C/S セットアップの[高度な設定]ダイアログで登録してお
いてください。
標準として,指定種別が「画面」である「自動割当て」の仮想端末名に「DSP001」が登録されています。
仮想端末名の変更や,仮想端末名を追加する必要がある場合も,C/S セットアップの[高度な設定]ダイ
アログで行ってください。
[高度な設定]ダイアログを次に示します。
[高度な設定]ダイアログで,仮想端末名を登録する指定種別を「画面」[プリンタ]から選びます。次に,
「仮想端末名」のテキストボックスに登録したい仮想端末名を入力し[追加]ボタンをクリックしてくださ
い。
「登録済み仮想端末名」のリストにその名称が表示されます。
[OK]ボタンをクリックして[C/S セッ
トアップ]ダイアログに戻り,[更新]または[OK]ボタンで環境設定ファイルを更新すると,リストに
表示されていた登録済みの仮想端末名が,「自動割当て」の設定として仮想端末名ファイル
(X3MWHOST)に登録されます。
[C/S セットアップ]ダイアログの仮想端末名の選択候補にある名称と同じ名称を自動割当てで登録した場
合,[C/S セットアップ]ダイアログでの選択候補一覧から該当名称が外されます。
11.3.2 サーバ上の AP から複数のクライアントへ画面表示または帳票
印刷する設定
(1) 仮想端末の自動割り当ての概要
C/S 構成の環境で,サーバ上の AP から複数のクライアントへ画面表示,または帳票印刷をする場合,仮想
端末の自動割り当て機能を利用できます。この機能は,C/S 構成の場合だけ利用できる機能です。
仮想端末の自動割り当てをすると,サーバ AP が各クライアントに対応した仮想端末名を意識することなく
一つの仮想端末名だけを意識していれば,それぞれの Windows マシンで表示・印刷サービスが起動され
たタイミングで,AP からその Windows マシンに対して画面表示または帳票印刷ができます。
394
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
画面の仮想端末を自動的に割り当てる場合の例を次の図に示します。この例では,サーバ上の AP で,一つ
の仮想端末名「DSP001(画面の自動割り当て用仮想端末名)」だけを指定しておきます。サーバ側の C/S
セットアップで,AP で指定した自動割り当て用の仮想端末名を設定しておけば,各クライアントにある表
示サービスが起動されたタイミングで,AP から送信された情報を画面表示するようにできます。
図 11‒3 仮想端末の自動割り当ての例
この図の場合は,サーバ側の C/S セットアップで次の設定をしておくことが前提となります。
• 表示サービス「XPDSP01」に対応する起動 AP に「C:\DSP\AP.EXE」を設定
• 表示サービス「XPDSP01」の仮想端末名に「自動割当て」を設定
直接ファイルを編集する場合は,仮想端末名ファイルのサービス名に「**」を設定します。
AP 実行時,次のような流れで仮想端末が自動的に割り当てられます。
1. ユーザが,ホスト名「PC01」のクライアントで「XMAP3 クライアント」アイコンをクリックすると,
表示サービス「XPDSP01」が起動されます。
2. サーバ上の XMAP3 サーバによって,表示サービスに対応する AP「C:\DSP\AP.EXE」が起動されます。
3. サーバ AP から仮想端末名「DSP001」に対して表示命令(SEND 要求)を実行します。
4. サーバ側の XMAP3 実行環境を経由して 3.の表示命令(SEND 要求)が 1.で起動された表示サービス
のあるクライアント(ホスト名「PC01」)へ送信され,画面表示されます。
395
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
(2) 仮想端末の自動割り当て機能の適用条件
この機能を適用するために必要な条件について説明します。
• C/S 構成のアプリケーションサーバ上に,仮想端末の自動割り当て機能を使用する AP が必要です。そ
の AP では,入出力対象の仮想端末名に,自動割り当て用の仮想端末名を指定します(例えば,出力先
がプリンタの場合は「PRTALL」)。自動割り当て用の仮想端末名は,C/S セットアップで任意の名称に
変更できます。
• 仮想端末の自動割り当て機能を使用する場合,1 台の Windows マシン上で定義できる印刷サービスは
一つです。1 台の Windows マシン上に複数の印刷サービスを定義した場合は,[C/S セットアップ]
ダイアログの設定状況のリストで上位行に表示されている印刷サービス名(サービス名ファイルで上位
行に設定されている印刷サービス名)が対象となります。
• 一つのサーバ AP が,画面とプリンタの両方の仮想端末の自動割り当て機能を使用する場合,画面・プ
リンタの XMAP3 の表示・印刷サービスは,同一クライアント上に定義してある必要があります。
(3) 注意
• 書式オーバレイ印刷では,仮想端末の自動割り当て機能を使用できません。
• プリンタの仮想端末の自動割り当て機能を使用する場合,印刷先の印刷サービスが起動できる状態にし
ておいてください。Windows のプリントマネージャ中で,印刷先とするプリンタが不活性表示されて
いる場合,この機能は使用できません。
• 画面またはプリンタの自動割り当て用の仮想端末へ表示・印刷要求するサーバ AP が,ユーザによって
直接起動された場合(クライアント上の XMAP3 サービスに連動して起動されたのではない場合),自
動割り当て用の仮想端末は次のようになります。
396
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
• 画面の自動割り当て用仮想端末
コンソール画面に表示される(サービス名「#DSP」に表示命令(SEND 要求)される)
• プリンタの自動割り当て用仮想端末
その Windows マシンの標準プリンタで印刷される(サービス名「#PRT」に印刷命令(SEND 要
求)される)
• 一つの Windows マシンに二つ以上の印刷サービスを定義して,プリンタの仮想端末の自動割り当て機
能を使用すると,[C/S セットアップ]ダイアログの設定状況のリストで上位行に表示されている印刷
サービス名(サービス名ファイルで上位行に設定されている印刷サービス名)が対象となります。
• 同一のクライアントで表示サービスと印刷サービスの両方を定義している場合,実行時には,表示サー
ビスのほうが印刷サービスより先に起動されます。
起動タイミングによる割り当てエラーを防ぐため,表示サービスおよび印刷サービスの両方で仮想端末
の自動割り当て機能を使用したい場合は,C/S セットアップで,プリンタ仮想端末の設定と同時に起動
時実行アプリケーションに該当するサーバ AP を設定しておくことをお勧めします。
C/S セットアップの仮想端末画面の設定で起動時実行アプリケーションに該当するサーバ AP を設定
しておくと,AP からの印刷命令(SEND 要求)時,起動タイミングによってエラーとなることがある
ので,注意してください。
• 自動割当てに設定した画面とプリンタ用の仮想端末の両方を使用するアプリケーションを起動時実行
アプリケーションに定義する場合は,プリンタ用の仮想端末の方へ定義し,画面用の仮想端末の定義か
ら外してください。
11.3.3 クライアント起動時に自動実行するサーバ側 AP の設定
XMAP3 では,クライアント起動時に自動実行させたいサーバ側の AP を,あらかじめ登録しておくこと
で,クライアント側で,起動する AP を切り替えて利用できます。このサーバの AP の登録は,サーバ側の
XMAP3 の C/S セットアップで設定します。サーバ AP の登録は,
[C/S セットアップ]ダイアログの[C/
S 構成]タブで,「起動時実行アプリケーション」の「起動時に指定」を選択している場合に有効になりま
す。
(1) サーバ AP の設定方法
[C/S セットアップ]ダイアログの[アプリケーション]タブを選択します。
397
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
[アプリケーション]タブでは,画面は二つの部分に分かれます。中央にボタンが並んでいる部分よりも上
が現在設定済みの情報を表示する領域です。ボタンよりも下の部分が情報の新規作成や変更をする領域で
す。
[アプリケーション]タブの上部にあるリストには,現在のサーバ AP に関する設定状況が表示されます。
設定状況のリストを扱う各ボタンの役割を次に示します。
• [追加]
:
[アプリケーション]タブ下部の設定内容を確定します。
[追加]ボタンをクリックすると,設
定内容がリストに追加されます。
• [編集]:一覧で選択したサーバ AP の設定を下部の設定欄に表示し,編集できるようにします。
• [編集更新]:設定した内容を,一覧中でサーバ AP の設定に反映します
• [編集キャンセル]:編集更新ができない状態にします。登録は[追加]で行います。
• [削除]:上部のリストから,選択したサーバ AP の設定を削除します。
(a) 表示項目の説明
次に,表示項目の見方を説明します。
• アプリケーション名
クライアント起動時に自動実行するサーバ AP の名称を表示します。この内容はサーバ AP 名ファイル
(X3PAPL)での設定内容です。設定されているアプリケーション名がほかの設定と重複したものがあ
る場合は,アプリケーション名の先頭に「×」のマークが表示されます。
• ファイル名
アプリケーション名に対応する実際のファイルをドライブ名を含んだフルパスで表示します。この内
容はサーバ AP 名ファイル(X3PAPL)での設定内容です。
• アプリケーションの内容
アプリケーション名に対する内容を示す文字列を表示します。この内容はサーバ AP 名ファイル
(X3PAPL)での設定内容です。
(b) 設定項目の説明
次に,設定項目について説明します。
• アプリケーション名
クライアント起動時に自動実行するプログラムを指定するためのアプリケーション名を指定します。
最大 14 文字の英数字で指定してください。特殊文字は使用できません。
• ファイル名
アプリケーション名に対応する実際のファイルをドライブ名を含んだフルパスで指定します。[参照]
ボタンをクリックすると,[ファイル選択]ダイアログが表示され,そこからファイルの選択ができま
す。
• アプリケーションの内容
アプリケーション名に対する内容を示す文字列を入力します。入力できる文字列の制限はありません。
(2) クライアント側での AP の指定方法
クライアント側で,AP を起動する場合は,サーバ側で登録したアプリケーション名のどれかを,XMAP3
クライアントの起動時に,引数として指定してください。この指定によって,クライアント側から AP を切
り替えて運用できます。指定方法は,「11.4.4 クライアント主導で起動したいサーバ側 AP を切り替える
場合」を参照してください。
398
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
11.3.4 OpenTP1 と連携する場合の環境設定の関連性
OpenTP1(TP1/MCF)と連携する場合の C/S 構成の環境設定では,XMAP3 側と OpenTP1 側の TP1/
NET/XMAP3 の定義ファイルに設定が必要となります。Windows 版 XMAP3 では[C/S セットアップ]
ダイアログで設定します。UNIX 版 XMAP3 では環境設定ファイルを直接設定します。TP1/NET/
XMAP3 では,プロトコル固有定義ソースファイル,マッピングサービス定義ファイル,マッピングサービ
ス属性定義ファイル,および MCF アプリケーション定義ソースファイルで設定します。
(1) XMAP3 での設定
Windows 版 XMAP3 の場合,
[C/S セットアップ]ダイアログの[C/S 構成]タブで次の項目を設定しま
す。
• ホスト名
設定対象の Windows マシンに対応するホスト名を指定します。
• 指定種別
指定するサービスが画面用(表示サービス)かプリンタ用(印刷サービス)かを指定します。
• サービス名
設定対象のサービス名を指定します。
• 仮想端末名
C/S セットアップで設定する仮想端末名は無効となります。
UNIX 版 XMAP3 の場合,次の環境設定ファイルを編集します。
• サービス名ファイル(/etc/opt/HIXMAP/XPWhosts)
• 表示・印刷環境ファイル(/etc/opt/HIXMAP/XPWconfig)
• システムサービス名ファイル(/etc/services)
• システムホスト名ファイル(/etc/hosts)
(2) プロトコル固有定義ソースファイルの設定
TP1/NET/XMAP3 のコマンド mcftalccn,およびコマンド mcftalcle を設定します。コマンド
mcftalccn および mcftalcle については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3 編」を
参照してください。
(a) mcftalccn(コネクション定義の開始)
svname および type を設定します。
• svname
XMAP3 で設定したサービス名を指定します。
• type
XMAP3 で設定したサービスの種別を指定します。
[C/S セットアップ]ダイアログで設定した場合,指定種別で「画面」を設定した場合は「DSP」を指
定します。指定種別で[プリンタ]を指定した場合は「PRT」を指定します。
(b) mcftalcle(論理端末定義)
device(デバイス)を設定します。device には,ドロー定義時に選択した定義対象によって値を設定しま
す。ドロー定義時の定義対象と設定する値を次の表に示します。
399
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
表 11‒4 device に設定する値
ドロー定義時の定義対象
device に設定する値
GUI 画面(一次,二次)
XDSPM1
CUI 画面
XDSPS1
けい線帳票(連続紙,カット紙)
XPRTL1
プレプリント帳票(連続紙,カット紙)
XPRTL3
網掛け帳票
XPRTP1
グラフィック帳票
XPRTP3
(3) マッピングサービス定義の設定
TP1/NET/XMAP3 のマッピングサービス定義を設定します。設定する項目を次に示します。マッピング
サービス定義については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3 編」を参照してくださ
い。
• XMAPC サーバホスト名
Windows の場合
「windows」を指定します。
UNIX の場合
「**」または自ホスト名を指定します。
• XMAPC サーバサービス番号
「0」を指定します。
(4) マッピングサービス属性定義ファイルの設定
TP1/NET/XMAP3 のマッピングサービス属性定義ファイルを設定します。設定する項目を次に示しま
す。マッピングサービス属性定義ファイルについては,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/
XMAP3 編」を参照してください。
• SYSTNAM
「XPRES」を必ず指定します。
• MAPPATH※1
マップパス名を指定します。
• POOLSIZ※1
物理マップの常駐サイズを指定します。
• NULLCD(ヌルクリアコード)※2
指定値は任意ですが,指定しないことをお勧めします。
• DATACD(データ有無コード)※2
OpenTP1 の AP で使用するデータ有無コード(ドローセットアップで作成した動的変更テーブルを使
用する場合は,XMAP_NODATA,XMAP_PRT_NODATA,XMAP-NODATA,および XMAPPRT-NODATA の値)に設定されている値と同じ値を指定します。AP およびマッピングサービス属性
定義ファイルのデータ有無コードには,(1F)16 を指定することをお勧めします。
400
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
• PADCHR(初期設定値)※3
指定値は任意ですが,指定しないことをお勧めします。
注※1
マップパス名および物理マップ常駐サイズは,マッピングサービス属性定義ファイルで指定してくださ
い。表示・印刷セットアップで設定するマップパス名および物理マップ常駐サイズは無効となります。
注※2
NULLCD と DATACD に同じ値を指定している場合,出力論理マップ中のコードはデータ有無コード
として処理します。
注※3
XMAP3 のドローセットアップで「論理マップ属性」の「初期クリア文字」を指定している場合,マッ
ピングサービス属性定義ファイルの PADCHR は無効となります。PADCHR の指定を有効にする場合
は,「初期クリア文字」に「なし」を指定してください。
(5) MCF アプリケーション定義ソースファイル
ドロー定義時に設定した隠しフィールドの値をアプリケーション名として使用する場合,MCF アプリケー
ション定義ソースファイルに設定が必要となります。MCF アプリケーション定義ソースファイルに指定
するコマンド mcfaalcap(アプリケーション属性定義)の「-n name=アプリケーション名」に隠しフィー
ルドと同じ値を指定します。MCF アプリケーション定義ソースファイルについては,マニュアル
「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3 編」およびマニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照し
てください。
11.3.5 Windows のサービスとして運用する場合の OS 設定
XMAP3 サーバを Windows サービスとして設定して運用できます。Windows サービスとしての
XMAP3 サーバは,サーバの Windows デスクトップ上,またはターミナルサービスクライアント上で操
作できます。
!
注意事項
Windows サービスとして動作する XMAP3 サーバのユーザアカウントに,「システムアカウント」または「ア
カウント」を指定してください。インストール時には「システムアカウント」が設定されます。アカウントの設
定は,XMAP3 サーバが自動起動した AP に引き継がれます。
「システムアカウント」を指定した場合:
「デスクトップとの対話をサービスに許可」のチェックはオフにしてください。ただし,Windows サービス
で印刷サービスを起動するときは,
[印刷中]ダイアログを表示するために,このチェックをオンにしてくだ
さい。オフの場合,
[印刷中]ダイアログは表示されません。また,スタンドアロン構成で,XPS プリンタに
出力するときは,
「デスクトップとの対話をサービスに許可」のチェックはオンにしてください。なお,オン
にしても,[印刷中]ダイアログは表示されません。
「アカウント」を指定した場合:
ユーザ名を指定し,パスワードを入力します。
(1) Windows サービスで外字を出力する場合の設定
Windows サービスで XMAP3 を実行すると,OS とサービスの実行アカウントおよび Windows へのロ
グイン状況によって外字の出力結果が異なります。
Windows サービスで外字を出力するときの動作を変更する場合には,次の環境変数を設定して,XMAP3
サーバを起動します。
401
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
環境変数名:XMAP3_ENABLEEUDC
環境変数に設定できる値は,「ON」または「OFF」です。それ以外の設定値や値を省略すると,「OFF」
が仮定されて動作します。バージョン 05-04-/A 以降では「ON」が仮定されて動作します。
Windows サービスの実行アカウント,実行時の Windows へのログインの状態および環境変数の設定値
に対応する外字の出力動作を次の表に示します。「OFF」の場合,印刷実行時に割り当てられる外字環境
は,Windows のシステム依存となるため,動作が異なることがあります。明示的に外字を出力させるとき
は,環境変数に「ON」を設定して運用することをおすすめします。
表 11‒5 外字の出力動作(Windows XP,Windows Server 2003 または Windows Server 2003 R2
の場合)
環境変数 XMAP3_ENABLEEUDC
サービスアカウント
ログイン状態
システムアカウント
ログインなし
外字は出力されません
ユーザ共通外字が出力されます※
ログインあり
ログインユーザの外字が出力
されます
ログインユーザの外字が出力されます
ログインなし
外字は出力されません
ユーザアカウントの外字が出力されます
ログインあり
ログインユーザの外字が出力
ユーザアカウントの外字が出力されます
ユーザアカウント
OFF
ON
されます
注※
ファイル EUDC に定義された共通の外字が出力されます。ユーザごとのフォントのリンクは適用されません。
表 11‒6 外字の出力動作(Windows Vista 以降の Windows の場合)
環境変数 XMAP3_ENABLEEUDC
サービスアカウント
ログイン状態
システムアカウント
ログインなし
外字は出力されません
ユーザ共通外字が出力されます※
ログインあり
外字は出力されません
ログインユーザの外字が出力されます
ログインなし
外字は出力されません
ユーザアカウントの外字が出力されます
ログインあり
ログインユーザの外字が出力
されます
ユーザアカウントの外字が出力されます
ユーザアカウント
OFF
ON
注※
ファイル EUDC に定義された共通の外字が出力されます。ユーザごとのフォントのリンクは適用されません。
11.3.6 1 台のマシン上に XMAP3 サーバを複数起動する場合の AP 起
動の設定
(1) Windows 版 XMAP3 サーバの複数起動方法
Windows サービス上で XMAP3 サーバを複数起動するときの,AP の起動の設定内容について説明しま
す。設定方法は AP の起動のしかたによって異なります。
402
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
(a) AP を手動で起動する場合
AP を手動で起動する場合,どの XMAP3 サーバに関連づけられた表示・印刷サービスに対して出力するか
を環境変数「XPW_DAEMON_PORT_NO」で設定します。環境変数には,SERVICES ファイルのサー
ビス名を指定します。環境変数が指定されていない場合,SERVICES ファイルのサービス名は「xpw」を
仮定します。環境変数は,バッチファイルなどで AP 起動前に設定するか,AP 内で環境変数を設定するよ
うコーディングしてください。
(b) AP を自動で起動する場合
AP を自動で起動する場合,XMAP3 サーバがプロセス環境変数として環境変数
「XPW_DAEMON_PORT_NO」に SERVICES ファイルのサービス名を設定し,指定された AP を起動し
ます。
(c) OpenTP1 と連携する場合
OpenTP1(TP1/MCF)と連携する場合,TP1/NET/XMAP3 のシステムサービス情報定義ファイルに,
AP に対応する XMAP3 サーバの SERVICES ファイルのサービス名を設定します。システムサービス情
報定義ファイルについては,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3 編」を参照してくだ
さい。設定内容を次に示します。
(2) UNIX 版 XMAP3 サーバの複数起動方法
(a) サービス名(ポート番号)の割り当て
複数起動させる XMAP3 サーバに対して,ホスト上の/etc/services ファイルの udp および tcp に,ユニー
クなサービス名(ポート番号)を割り当てます。
また,XMAP3 クライアントを起動する Windows 上の SERVICES ファイルの udp および tcp には,接
続する XMAP3 サーバに割り当てたサービス名(ポート番号)を設定します。
(b) 環境変数(XPW_DAEMON_PORT_NO)の設定
XMAP3 サーバとリンクした AP のプロセスが,表示・印刷サービスへサービス要求できるように,AP と
XMAP3 サーバのサービス名(ポート番号)を合わせる設定をします。
XMAP3 サーバを起動させるコマンドの前に,XMAP3 サーバに割り当てたポート番号に対応するサービス
名を設定します。また,AP が動作する環境で,環境変数として,
「XPW_DAEMON_PORT_NO」を設定
します。次に「XPW_DAEMON_PORT_NO」の設定例を示します。
(c) サービス名(ポート番号),サービス名ファイルおよび表示・印刷環境ファイルの割り当て
1 台のホスト上で,各 XMAP3 サーバにサービス名(ポート番号),サービス名ファイル,表示・印刷環境
ファイルを割り当てます。
• -services オプションの設定
各 XMAP3 サーバの-services オプションに,使用するポート番号に対応するサービス名を指定します。
次に「-services オプション」の設定例を示します。
403
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
• 使用するサービス名は,システム上でそれぞれユニークにしてください。
• サービス名を指定しない場合は,オプション指定エラーとして,次のエラーメッセージが標準出力
されます。
「xpwdaemon:サービス名 is not defind(/etc/services)」
• -x オプションの設定
各 XMAP3 サーバの-x オプションに,サービス名ファイルを割り当てます。デフォルトは,インストー
ル時に提供しているサービス名ファイルが設定してあります。次に「-x オプション」の設定例を示しま
す。
• このオプションを指定した場合,デフォルトのサービス名ファイルは必要ありません。
• 読み込むサービス名ファイル中の表示または印刷サービス名は,重複しないようにしてください。
• -c オプションの設定
各 XMAP3 サーバの-c オプションに,表示・印刷環境ファイルを割り当てます。デフォルトは,インス
トール時に提供している表示・印刷環境ファイルが設定してあります。次に「-c オプション」の設定例
を示します。
• このオプションを指定した場合,デフォルトの表示・印刷環境ファイルは必要ありません。
(d) XMAP3 サーバの起動
XMAP3 サーバに割り当てたパラメタを指定して,XMAP3 サーバを起動し,XMAP3 クライアントを起動
します。
404
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
説明
1. XMAP3 サーバが起動するホスト上の/etc/services ファイルのポート番号と,XMAP3 クライアン
トが起動するホスト上の/etc/services ファイルのポート番号をあわせます。
2. AP と XMAP3 サーバの起動前に,XMAP3 サーバを起動させるポート名を環境変数で指定します。
3. 任意のサービス名ファイルを作成します。
4. パラメタを指定して XMAP3 サーバを起動すると,/etc/services ファイルで定義されたポート番
号,サービス名ファイルが,各 XMAP3 サーバに割り当てられます。
5. XMAP3 クライアントが,XMAP3 サーバと同一ポート番号で接続し,表示・印刷サービスが起動
します。
6. AP が表示・印刷サービスへ入出力を要求します。
(e) XMAP3 サーバの停止
起動済みの XMAP3 サーバのプロセス ID を調査し,停止してください。サービス名「xpex1」の XMAP3
サーバを停止する場合の実行例を次に示します。
11.3.7 C/S システムの通信設定の簡略化
C/S システムの通信設定簡略化機能を使用すると,C/S セットアップ,または C/S 構成の設定を行うサー
ビス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)で,表示・印刷サービスが動作するクライアントのホスト名
の指定を省略できます。これによって,どのクライアントからも XMAP3 サーバに接続できるようになり,
通信接続形態の自由度が向上します。
さらに,C/S システムの通信設定簡略化機能を適用すると,サーバ側の TCP/IP 通信設定で,クライアン
トのホスト名,および IP アドレスを設定する必要がなくなります。このため,サーバに接続するクライア
ントのホスト名,および IP アドレスが変更されても,その変更の影響を受けることなく XMAP3 サーバと
クライアントを接続できます。
C/S システムの通信設定簡略化機能の概要を次の図に示します。
405
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
図 11‒4 C/S システムの通信設定簡略化機能の概要
(1) 前提条件
C/S システムの通信設定簡略化機能を使用するにあたって,前提となる条件を次に示します。
1. C/S システムの通信設定簡略化機能は,サーバおよびクライアントの XMAP3 のバージョンが 04-00
以降の場合の C/S 構成で利用できます。
2. サーバ側で定義した一つの表示・印刷サービス名を利用するクライアントは必ず 1 台としてください。
一つのサービス名を複数のクライアントで利用すると,1 台のクライアントが強制終了したあとに,ほ
かのクライアントから接続できなくなる場合※があります。
注※
マシンの強制的なシャットダウン,ネットワークの一時的な瞬断などが発生した場合が考えられます。
(2) 環境設定と利用方法
(a) 利用のための環境設定
Windows 版 XMAP3 の場合
C/S システムの通信設定簡略化機能は,[C/S セットアップ]ダイアログの[C/S 構成]タブの「ホス
ト名を接続時に特定」のチェックをオンにすると利用できるようになります。
UNIX 版 XMAP3 の場合
C/S システムの通信設定簡略化機能は,サービス名ファイル中の通信設定を簡略したい表示・印刷サー
ビスのエントリのホスト名項目に「*」を設定することで利用できます。
(b) 利用方法
C/S システムの通信設定簡略化機能を利用する場合は,XMAP3 サーバおよび XMAP3 クライアントの起
動時に,実行時オプションの「/attach」を指定します。指定方法は,
「11.4.8 ホスト名を接続時に特定し
て起動する場合」を参照してください。
406
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
(3) C/S システムの通信設定簡略化を利用した設定例
C/S システムの通信設定簡略化機能を利用した通信設定の例を次の図に示します。
図 11‒5 C/S システムの通信設定簡略化機能を利用した通信設定の例
この図の設定例について説明します。
1. サーバマシン(ホスト名 Srvhost,IP アドレス xx.xx.xx.xx)では,X3PHOST でのクライアントホス
ト名の指定を省略します。また,SERVICES ファイルに xpw ポート番号(例:8000 番)を指定しま
す。HOSTS ファイルには,クライアントマシン(ホスト名 Client1 や Client2)の設定は不要です。
2. クライアントマシン(ホスト名 Client1 と Client2)では,SERVICES ファイルに xpw ポート番号(例:
8000 番)を指定します。HOSTS ファイルには,サーバマシン(ホスト名 Srvhost)と自クライアント
マシン(ホスト名 Client1 または Client2)を指定します。なお,DNS 使用時は DNS でホスト名が管
理されるため,各マシンでの HOSTS ファイルの設定は不要です。
3. クライアントマシンの XMAP3 クライアントの起動引数には,そのクライアントマシンで起動するサー
ビス名(xppDSP01,xppDSP02,または xppPRT02)を指定します。
(4) 注意
C/S システムの通信設定を簡略化するときの注意を次に示します。
• サービス名を重複して定義しないでください。
407
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
C/S システムの通信設定を簡略化すると,どの XMAP3 クライアントからも XMAP3 サーバに接続で
きるようになります。本来は接続しない XMAP3 クライアントからも接続できます。運用前に
XMAP3 クライアントの表示・印刷サービス名の設定を見直してください。
また,一つの XMAP3 サーバと接続する複数の XMAP3 クライアント同士で,それぞれの XMAP3 ク
ライアントの起動引数に誤って同じ表示・印刷サービス名を指定した場合,先に XMAP3 サーバと接続
できた XMAP3 クライアントが有効になります。それ以外の XMAP3 クライアントは XMAP3 サーバ
と接続できません。XMAP3 サーバから出力されるエラーメッセージを参照して,誤った指定の
XMAP3 クライアントを特定してください。
• DHCP の環境には対応していません。
C/S システムの通信設定を簡略化すると,接続時に XMAP3 クライアントが決定されますが,DHCP
を使用して動的に IP アドレスを取得する XMAP3 クライアントとの C/S 構成では利用できません。
• 自動起動 AP が設定されている XMAP3 サーバの再起動時,XMAP3 クライアントを終了させてくださ
い。
C/S システムで,XMAP3 サーバと XMAP3 クライアントが接続できている状態で,XMAP3 サーバを
終了し,XMAP3 クライアントを起動した状態で XMAP3 サーバを再起動すると,XMAP3 サーバに設
定されている自動起動 AP が(5022)16 または(03010303)16 エラーになる場合があります。
次のどちらかで対処してください。
• エラーを回避する場合,XMAP3 サーバを終了する前に,すべての XMAP3 クライアントを終了さ
せてください。その後,XMAP3 サーバを起動してから XMAP3 クライアントを起動してください。
• エラー発生後に AP を再起動する場合,XMAP3 サーバを起動したままの状態で,XMAP3 クライ
アントを終了したあとに,XMAP3 クライアントを再起動してください。
11.3.8 起動クライアントを通知する場合の設定
C/S 構成または OLTP 構成の環境で,起動中のクライアント端末をサーバ側で識別するための機能(以降,
起動クライアント通知機能と表記する)の概要と利用方法について説明します。
(1) 機能概要
起動クライアント通知機能は,C/S 構成または OLTP 構成の環境で,クライアント起動時にサーバ側 AP
を自動実行する場合だけ利用できます。
XMAP3 では,自動実行したサーバ側 AP の環境変数「XMAP3_CLIENTHOST」に,クライアント端末
のホスト名を設定します。自動実行したサーバ側 AP から,環境変数「XMAP3_CLIENTHOST」に設定
されたホスト名を取得することで,起動中のクライアント端末をサーバ側 AP で識別できます。
起動中のクライアント端末をサーバ側で識別できると,例えば,次のことができるようになります。
• クライアント端末別に処理を振り分けて,処理の優先権を変更する。
• クライアント端末別に,出力先のプリンタを振り分ける。
• 障害が発生したクライアント端末を特定する。
• OLTP 構成の環境の場合,確立したコネクションを,クライアント端末のホスト名から特定する。
クライアントの起動から,AP がクライアント端末のホスト名を取得するまでの処理の流れを次に示しま
す。
408
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
図中の 1.〜4.の処理について説明します。
1. ユーザが XMAP3 クライアントを起動します。
2. XMAP3 クライアントが起動すると,サーバ側 AP に自動実行の要求を出します。
3. XMAP3 サーバが,自動実行するサーバ側 AP の環境変数「XMAP3_CLIENTHOST」に,起動したク
ライアント端末のホスト名「Client1」を設定します。
4. 自動実行したサーバ側 AP が,環境変数「XMAP3_CLIENTHOST」から,ホスト名「Client1」を取
得します。
環境変数「XMAP3_CLIENTHOST」には,C/S セットアップまたはサービス名ファイルで指定したホス
ト名が設定されます。ホスト名については,
「(1) C/S 構成に関するセットアップの画面」または「7.2.4 サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)」を参照してください。
例えば,環境変数「XMAP3_CLIENTHOST」には,
「システムのプロパティ」の「コンピュータ名」に設
定されている文字列が設定されます。
クライアントの起動時に,実行時オプションの「/attach」を指定している場合,環境変数
「XMAP3_CLIENTHOST」にはクライアント端末のホスト名が設定されます。「*」は設定されません。
(2) 利用方法
環境変数「XMAP3_CLIENTHOST」の値を取得する AP を作成して,作成した AP をクライアント起動
時に自動実行するサーバ側 AP として設定してください。設定方法については,「11.3.3 クライアント起
動時に自動実行するサーバ側 AP の設定」を参照してください。
409
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
11.4 XMAP3 クライアントに関する設定詳細
XMAP3 クライアント側の環境設定について説明します。
11.4.1 XMAP3 クライアント起動用のショートカットアイコンの登録
Windows のスタートアップにプログラム起動用のアイコンを,必要に応じて登録します。アイコンの登録
方法については,Windows のマニュアルを参照してください。
(1) アプリケーションサーバ型 C/S 構成の場合
サーバ(XMAP3 サーバ)とクライアント(XMAP3 クライアント)のそれぞれにアイコンが登録されま
す。アイコンを登録する場合は,次のような実行時オプションを指定できます。
• 起動時に使用するディスプレイ用のサービス名(表示サービス名)の指定
{/dsp | -dsp} サービス名
• 最初に起動する AP を指定
{/pg | -pg} アプリケーション名
• タスクバーの使用
{/tk | -tk}
• 接続するサーバのホスト名の指定(XMAP3 クライアントだけ)
{/h | -h} サーバのホスト名
• クライアントの自動終了の指定(XMAP3 クライアントだけ)
{/x | -x}
• ホスト名を接続時に特定して起動する指定
{/attach | -attach} 表示・印刷サービス名〔表示・印刷サービス名…〕
• 接続する XMAP3 サーバのサービス名を指定(XMAP3 クライアントだけ)
{/srv | -srv} SERVICES ファイルのサービス名
必要に応じて,この実行時オプションを指定して,サーバとクライアントのアイコンの設定を行ってくださ
い。オプションは必ず英小文字で指定してください。
11.4.2 XMAP3 サーバと異なるネットワークで起動する場合
• 使用するオプション
{/h | -h}
サーバのホスト名
• オプションの機能
接続するサーバを明示的に指定する場合に指定します。省略時は,クライアントは同一ネットワーク内
のサーバを検索して,最初に見つかったサーバに接続します。このオプションは XMAP3 クライアント
だけで有効です。XMAP3 クライアントと XMAP3 サーバが別のネットワークにある場合は,必ず指定
してください。
• オプションの指定例
XMAP3CLT.EXE /h SERVER1
410
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
11.4.3 複数の XMAP3 サーバの運用構成の接続先サーバホストを設定
する場合
• 使用するオプション
{/h | -h}
サーバのホスト名
• オプションの機能
接続するサーバを明示的に指定する場合に指定します。省略時は,クライアントは同一ネットワーク内
のサーバを検索して,最初に見つかったサーバに接続します。このオプションは XMAP3 クライアント
だけで有効です。同一ネットワーク内で,複数のサーバが稼働している場合は,必ず指定してくださ
い。
• オプションの指定例
XMAP3CLT.EXE /h SERVER1
11.4.4 クライアント主導で起動したいサーバ側 AP を切り替える場合
• 使用するオプション
{/pg | -pg}
アプリケーション名
• オプションの機能
最初に起動する AP を指定します。この指定をすると,サービス名の指定はできません。C/S セット
アップでアプリケーション名を登録しておく必要があります。登録方法は,「11.3.3 クライアント起
動時に自動実行するサーバ側 AP の設定」を参照してください。
• 注意
/pg オプションは,サーバが UNIX の場合は使用できません。
• オプションの指定例
XMAP3CLT.EXE /pg GYOUM02
11.4.5 クライアントごとに表示サービス名を切り替えて運用する場合
• 使用するオプション
{/dsp | -dsp}
表示サービス名
• オプションの機能
一つのマシン上で同時に使用できる表示サービスは一つだけです。このオプションを指定して,サーバ
とクライアントの起動時に使用する表示サービスを指定できます。省略時は,サービス名ファイルの先
頭に近い行に指定された表示サービスが起動します。プリンタ(印刷サービス)の場合は,サービス名
ファイルに定義されているすべてのサービスが同時に起動します。
• オプションの指定例
XMAP3CLT.EXE /dsp xppDSP01
11.4.6 実行中のアイコンをタスクバー表示させる場合
• 使用するオプション
{/tk | -tk}
• オプションの機能
このオプションを指定すると,起動した XMAP3 サーバ,XMAP3 クライアント,表示サービス,およ
び印刷サービスのアイコンを,タスクトレー上ではなく,通常の AP と同様にタスクバー上に表示しま
す。
411
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
• オプションの指定例
XMAP3CLT.EXE /tk
11.4.7 業務終了と同時に XMAP3 クライアントを終了する場合
• 使用するオプション
{/x | -x}
• オプションの機能
サーバの AP から出力される,表示サービスへのクローズ命令(CLOSE 要求)に合わせて,クライア
ントの XMAP3 クライアントを終了させます。
• 注意
• 印刷サービスが定義されている XMAP3 クライアントの場合には,印刷サービスへの出力がすべて
完了してから,業務を終了してください。
• 表示サービスへのクローズ命令(CLOSE 要求)で XMAP3 クライアントが終了するため,画面遷
移の途中で,クローズ命令(CLOSE 要求)は実行しないでください。
• OLTP サーバ構成の場合は,コネクション閉塞で終了します。
• オプションの指定例
XMAP3CLT.EXE /x
11.4.8 ホスト名を接続時に特定して起動する場合
• 使用するオプション
{/attach | -attach} 表示・印刷サービス名〔表示・印刷サービス名…〕
• オプションの機能
XMAP3 サーバ(XMAP3 クライアント)が起動する表示・印刷サービス名を指定します。指定できる
表示・印刷サービスには,サービス名ファイルでホスト名に「*」が設定されている必要があります。
「/attach」オプションで指定された表示・印刷サービスが,このクライアントの XMAP3 サービスとし
て割り当てられます。
ただし,一つのクライアントで複数の表示サービスは起動できません。同時に起動できる表示サービス
は一つだけです。
「/attach」オプションでは,複数の異なる表示サービスを指定した場合,起動する表
示サービスを,XMAP3 クライアントの実行画面のメニューで切り替えることができます。このとき,
「/dsp」オプションを併用して XMAP3 クライアント起動時に同時に起動する表示サービスを指定でき
ます。
• オプションの指定例
XMAP3 クライアントで,クライアントホストが動的に指定されている表示サービス xppDSP01,印刷
サービス xppPRT01,および印刷サービス xppPRT02 を起動する例を示します。
XMAP3CLT.EXE /attach xppDSP01
xppPRT01
xppPRT02 11.4.9 接続先の XMAP3 サーバのサービス名を指定して起動する場合
• 使用するオプション
{/srv | -srv} SERVICESファイルのサービス名
• オプションの機能
接続する XMAP3 サーバの SERVICES ファイルのサービス名を指定します。この指定で,接続先の
サーバを区別できるようになります。サーバと同じ SERVICES ファイルのサービス名を指定すること
412
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
で UNIX の XMAP3 サーバにも接続できます。また,タスクトレーのアイコンから表示するツール
チップに接続する XMAP3 サーバの SERVICES ファイルのサービス名を表示します。
/srv オプションを省略すると,「xpw」が仮定されます。
また,異なる XMAP3 サーバへ接続する場合に限り,XMAP3 クライアントを複数起動できます。
複数の XMAP3 クライアントを起動する例については,「6.2.11 XMAP3 クライアントを複数起動す
る C/S 構成の設定例」を参照してください。
• オプションの指定例
XMAP3CLT.EXE /srv xpw2
11.4.10 実行情報・エラー情報をイベントログに出力するように起動す
る場合
• 使用するオプション
{/emsg | -emsg}
• オプションの機能
XMAP3 クライアントのウィンドウに表示される実行情報,およびエラーダイアログに出力されるエ
ラー情報をイベントログに出力します。XMAP3 クライアントのメッセージだけで有効です。出力さ
れるイベントログについては,
「19.11 Windows 版 XMAP3 が出力するメッセージ」を参照してくだ
さい。
• オプションの指定例
XMAP3CLT.EXE /emsg
11.4.11 エラーダイアログの表示を抑止して起動する場合
• 使用するオプション
{/ndlg | -ndlg}
• オプションの機能
XMAP3 クライアントに出力されるエラーダイアログの表示を抑止します。このオプションを指定す
ると,エラー情報はイベントログに出力されます。XMAP3 クライアントに表示されるエラーダイアロ
グだけで有効です。出力されるイベントログについては,「19.11 Windows 版 XMAP3 が出力する
メッセージ」を参照してください。
• オプションの指定例
XMAP3CLT.EXE /ndlg
11.4.12 受信用ポート番号を固定化して起動する場合
• 使用するオプション
{/p | -p}
• オプションの機能
次に示すポート番号を固定で使用します。
表示サービス
接続する XMAP3 サーバのポート番号に 1 を加算した値
印刷サービス
接続する XMAP3 サーバのポート番号に 2 を加算した値
413
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
同じクライアント上で起動する印刷サービスが複数ある場合には,サービス名ファイル(XPWhosts/
X3PHOST)中の最初に記述されている印刷サービスのポート番号だけが固定化され,ほかの印刷サー
ビスは任意のポート番号を使用します。
指定したポート番号がすでに使用されている場合は,従来どおり Ephemeral ポート番号が設定されま
す。
! 注意事項
この機能を使用すると,TCP/IP でエラーとなることがあります。エラーになった場合は,XMAP3 クライ
アントを再起動してください。
• オプションの指定例
XMAP3CLT.EXE /p
参考
表示サービスまたは印刷サービスを起動するマシンで,services ファイルにポート番号を指定すると,表示
サービスまたは印刷サービスの受信用ポート番号として固定できます。詳細は,「(3) 受信用ポート番号の
固定化」を参照してください。
414
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
11.5 XMAP3 の C/S 環境に関する制限
XMAP3 の C/S 環境を利用する上での制限について説明します。
11.5.1 XMAP3 の C/S 環境の設定と,AP およびハードウェアとの関連
XMAP3 の C/S 構成の環境設定は,AP とハードウェアで次のような関係にあります。
同時に起動できるサーバ側の画面プログラムは,クライアント 1 台につき 15 個まで※となります。
注※
GUI 画面と CUI 画面の総数です。ただし,GUI 画面の二次ウィンドウ数は数えません。
1 個の仮想端末画面には,最大 4 個のウィンドウ(1 個の一次ウィンドウと 3 個の二次ウィンドウ)を表示
できます。
11.5.2 1 サーバ当たりに接続できるクライアント数
XMAP3 サーバが管理している通信路および接続できるクライアント数について説明します。
(1) XMAP3 サーバが管理している通信路
TP1/NET/XMAP3 と XMAP3 は,サーバ側の XMAP3 サーバ(通信管理デーモン)で通信管理していま
す。XMAP3 サーバが管理している通信路は次の図の 1.〜3.です。同時に接続できる通信路は最大 1,000
個です。
415
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
1. XMAP3 クライアント起動時から,XMAP3 クライアント終了時までの XMAP3 クライアントと
XMAP3 サーバの通信です。
2. 表示・印刷サービスが起動したときの XMAP3 サーバとの一時的な通信です。
2.はサーバに定義した表示・印刷サービス数となります。
3. OLTP サーバ構成の場合は,OpenTP1 の一つの通信サーバからコネクションを確立するときの
XMAP3 サーバとの一時的な通信です。
OpenTP1 の通信サーバが複数起動している場合は,その数だけ通信します。
C/S 構成の場合は,AP からオープン命令(OPEN 要求)するときの XMAP3 サーバとの一時的な通信
です。
4. OLTP サーバ構成の場合は,OpenTP1 のコネクション確立時からコネクション閉塞までの
TP1/NET/XMAP3 通信サーバプロセスと表示・印刷サービスとの通信です。
C/S 構成の場合は,AP のオープン命令(OPEN 要求)からクローズ命令(CLOSE 要求)までの表示・
印刷サービスとの通信です。
(2) 接続できるクライアント数の概算式
一つの XMAP3 サーバに接続できるクライアント台数の概算式を説明します。概算式で算出した数より接
続するクライアントの数が多い場合,1 台のマシン上に XMAP3 サーバを複数起動する C/S システムを構
築して,クライアントを分散してください。
なお,一つの XMAP3 サーバに接続できる XMAP3 クライアントは,Windows マシンごとに一つです。
また,クライアントの最大接続数は,XMAP3 としての最大数です。サーバマシンのスペックによっては性
能に影響するため,システム環境に応じてチューニングする必要があります。
(a) OLTP サーバ構成の場合
接続台数≒(1000−OpenTP1 の通信サーバ数(3.))÷(各 Windows マシンで起動する表示・印刷サー
ビスの平均値(2.)+ 1※(1.))
注
括弧で囲まれた数字の 1.〜3.は,「(1) XMAP3 サーバが管理している通信路」の番号を指します。
注※
XMAP3 クライアント分です。
接続できるクライアント数の計算例を次に示します。
(例 1)
サーバで OpenTP1 の通信サーバが二つ起動,各クライアントで表示サービスが一つ起動する場合
416
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
(1000−2)÷(1 サービス+ 1)= 998÷2 = 499 台
(例 2)
サーバで OpenTP1 の通信サーバが四つ起動,各クライアントで表示サービスと印刷サービスが各一つ
で,合計二つのサービスが起動する場合
(1000−4)÷(2 サービス+ 1)= 996÷3 = 332 台
(b) XMAP3 の C/S 構成の場合
接続台数≒1000÷(各 Windows マシンに対しサーバ側で起動する AP の平均値(3.)+各 Windows マ
シンで起動する表示・印刷サービスの平均値(2.)+ 1※(1.))
注
括弧で囲まれた数字の 1.〜3.は,「(1) XMAP3 サーバが管理している通信路」の番号を指します。
注※
XMAP3 クライアント分です。
接続できるクライアント数の計算例を次に示します。
(例 1)
サーバで各クライアントに対し AP を一つ起動,各クライアントで表示サービスが一つ起動する場合
1000÷(1 + 1 サービス+ 1)= 1000÷3 = 333 台
(例 2)
サーバで各クライアントに対し AP を二つ起動,各クライアントで表示サービスと印刷サービスが各一
つで,合計二つのサービスが起動する場合
1000÷(2 + 2 サービス+ 1)= 1000÷5 = 200 台
11.5.3 1 クライアントで同時に起動できる XMAP3 のサービス
1 クライアントで同時に起動できる表示・印刷サービスの数を次に示します。
• 表示サービス:起動できるサービス数= 1
• 印刷サービス:起動できるサービス数= n
注
n は論理的には上限値なしの任意の数を示します。しかし,実際の運用では,動作するクライアン
ト上のシステム環境(メモリ,リソース)などによって,同時に起動できるクライアント数に限界
があります。
印刷サービスの場合,複数のサービスを起動できますが,接続する相手サーバホストは 1 台だけです。し
たがって,起動された個数の印刷サービスごとに,複数のサーバホストに分けて接続できません。
1 クライアントで表示サービスを複数起動させる場合は,1 台のクライアントマシンで複数の XMAP3 クラ
イアントを起動して,それぞれの XMAP3 クライアントで別の表示サービスを起動します。複数の
XMAP3 クライアントを起動する例については,
「6.2.11 XMAP3 クライアントを複数起動する C/S 構成
の設定例」を参照してください。
417
11 XMAP3 サーバ/クライアント利用に関する環境設定
11.5.4 XMAP3 クライアントでの相手サーバ(XMAP3 サーバ)の選択
接続
XMAP3 クライアントでは,起動アイコンにパラメタを付けることで,接続するサーバ(XMAP3 サーバ)
を選択できます。
• サーバ接続の指定例
「XMAP3 クライアント」アイコンの「プロパティ」で,
「ショートカット」の「リンク先」のフィール
ドに次の内容を登録します。
XMAP3インストールフォルダ \BIN\XMAP3CLT.EXE /h {host1|host2}
418
12
印刷拡張セットアップ(Windows)
この章では,印刷拡張セットアップについて説明します。
印刷拡張セットアップは,Windows 版 XMAP3 Server Runtime で提供する
印刷拡張機能です。XMAP3 Client Runtime で印刷拡張セットアップを使
用する場合は,オプション製品「XMAP3 Client 印刷拡張機能」をインストー
ルする必要があります。
419
12 印刷拡張セットアップ(Windows)
12.1 印刷拡張セットアップの概要
帳票のプリンタ出力や PDF ファイル出力など,プリンタに関する設定は,プリンタ構成ファイルに登録し
ています。印刷拡張セットアップを使用すると,帳票印刷の追加オプションとして,次の設定をプリンタ構
成ファイルに登録できます。
• プリンタ給紙トレイの設定
印刷実行時に有効となるプリンタ給紙トレイを設定します。
• 出力帳票のフォントの設定
帳票中に指定された書体(標準,明朝,ゴシック)および出力 OCR オブジェクトに対する出力時のフォ
ントをそれぞれ任意のフォントに変更します。
• 外字フォントファイルの設定
帳票および PDF に,Windows 標準の外字エディタで作成した外字フォントファイル(*.tte)を出力
できます。
XMAP3 Client Runtime の場合,外字フォントファイルは XMAP3 Client Runtime Version 5 05-04
以降で指定できます。
! 注意事項
印刷拡張セットアップで,プリンタデバイスにオプションを設定できるように,事前に表示・印刷セットアッ
プでプリンタデバイス名などの帳票を印刷するために必要な環境を設定しておいてください。プリンタデバ
イス名が設定されていない場合,印刷拡張セットアップは起動できません。
印刷拡張セットアップは,Windows 版 XMAP3 Server Runtime で提供する印刷拡張機能です。XMAP3
Client Runtime で印刷拡張セットアップを使用する場合は,XMAP3 Client 印刷拡張機能をインストール
する必要があります。
12.1.1 印刷拡張セットアップで設定できる項目
印刷拡張セットアップで設定できる項目を次に示します。
(1) プリンタ給紙トレイの設定
複数の給紙トレイを搭載しているプリンタに対して,給紙トレイを指定できます。
プリンタ給紙トレイの設定から印刷までの流れを次の図に示します。
420
12 印刷拡張セットアップ(Windows)
図 12‒1 プリンタ給紙トレイの設定から印刷までの流れ
(2) 出力する帳票のフォントの設定
帳票定義で指定した書体属性(標準,明朝,ゴシック)を,印刷拡張セットアップから指定のフォントに変
更できます。
また,PDF 出力は PDF ファイル自体に指定のフォントを埋め込むため,PDF ファイルを閲覧する環境に
指定のフォントが登録されていなくても,指定のフォントで閲覧できます。
帳票のフォントの設定から出力までの流れを次の図に示します。
図 12‒2 帳票のフォントの設定から出力までの流れ
(3) 外字フォントファイルの設定
外字エディタで作成した外字フォントファイル(*.tte)を指定できます。PDF 自体に外字フォントをイメー
ジとして埋め込むため,PDF ファイルを閲覧する環境に指定の外字フォントが登録されていなくても閲覧
できます。
外字フォントファイルの設定から出力までの流れを次の図に示します。
421
12 印刷拡張セットアップ(Windows)
図 12‒3 外字フォントファイルの設定から出力までの流れ
12.1.2 設定項目の一覧
印刷拡張セットアップで設定した内容は,プリンタ構成ファイル(X3PPINF)のオプションとして保存さ
れます。
XMAP3 の印刷拡張機能で使用する項目一覧を次の表に示します。
表 12‒1 XMAP3 の印刷拡張機能で使用する項目一覧
設定項目
ファイルでの記述形式
プリンタ給紙トレイ選択
プリンタデバイス名.PrintTray01=
フォント指定
プリンタデバイス名.PrintFont1=
関連ファイル
プリンタ構成ファイル
プリンタデバイス名.PrintFont2=
プリンタデバイス名.PrintFont3=
プリンタデバイス名.PrintFont4=※
外字フォントファイル指定
プリンタデバイス名.GaijiFont=外字フォントファイル名
注※
プリンタ構成ファイルをテキストエディタで開いて,直接編集してください。印刷拡張セットアップでは設定できま
せん。
プリンタ構成ファイルの詳細については,
「7.2.6 プリンタ構成ファイル(X3PPINF)」を参照してくださ
い。
422
12 印刷拡張セットアップ(Windows)
12.2 印刷拡張セットアップの設定
印刷拡張セットアップを使用するには,あらかじめ表示・印刷セットアップでプリンタデバイスを設定して
おく必要があります。
12.2.1 印刷拡張セットアップの操作手順
1. Windows のプログラム一覧から次のどちらかを実行します。
XMAP3 Server Runtime の場合
[XMAP3]下のメニューから[XMAP3 Server]−[印刷拡張セットアップ]を選択します。
XMAP3 Client Runtime(XMAP3 Client 印刷拡張機能のインストール済み)の場合
[XMAP3]下のメニューから[XMAP3 Client 印刷拡張機能]−[印刷拡張セットアップ]を選択
します。
[印刷拡張セットアップ]ダイアログが表示されます。
2. プリンタデバイス名,プリンタ名,印刷モードの一覧から,オプション設定をするプリンタデバイスを
選択します。
あらかじめ設定されている情報が表示されます。
3.[選択]ボタンまたは[参照]ボタンをクリックし,各オプションの選択ダイアログから指定するか,
オプションの設定内容を直接入力して,各オプションを設定します。
フォント指定には,ドローで定義した文字フィールドの書体属性(標準・明朝・ゴシック)に応じて,
それぞれ割り当てるフォントを設定してください。
外字フォントファイル指定は,外字フォントファイルが作成済みの場合は,[参照]ボタンをクリック
してファイルを選択します。外字フォントファイルを作成していない場合は,エディットボックスに直
接入力します。
4. 必要に応じて 2〜3 の手順を繰り返して,必要なプリンタデバイスのオプションを設定します。
5.[印刷拡張セットアップ]ダイアログの[OK]ボタンまたは[更新]ボタンをクリックします。
423
12 印刷拡張セットアップ(Windows)
設定内容がプリンタ構成ファイル(X3PPINF)のオプションに登録されます。
設定ファイルの内容は[OK]ボタンまたは[更新]ボタンをクリックして登録するまでは変更されな
いので,設定を取りやめたいときには[キャンセル]ボタンをクリックして終了してください。
12.2.2 設定時の注意事項
印刷拡張セットアップを使用するときは,次の点に注意してください。
• 印刷拡張セットアップと表示・印刷セットアップを同時に起動しないでください。プリンタ構成ファイ
ルの設定内容が正しく登録されない場合があります。
• 印刷拡張セットアップで設定したあとに,表示・印刷セットアップで[標準値]ボタンをクリックする
と,プリンタ構成ファイルの設定値はすべて新規インストールした直後の状態に戻ります。印刷拡張
セットアップで設定した情報も削除されるので,印刷拡張セットアップで再設定してください。
なお,表示・印刷セットアップでほかの設定を更新して[更新]ボタンをクリックしても,印刷拡張
セットアップで設定した内容は保持されますが,確認のため印刷拡張セットアップで再設定することを
お勧めします。
• 印刷拡張セットアップでの設定を削除する場合は,所定のデバイスを選択して,各項目の指定値をクリ
ア(消去)したあと,[更新]ボタンをクリックしてください。
• デフォルトでは,[選択]ボタンで開く[フォントの選択]ダイアログには,等倍フォントだけが表示
されます。プロポーショナルフォントを表示するときは,[XMAP3 印刷拡張セットアップ]ダイアロ
グの[プロポーショナルフォントを表示する]チェックボックスをオンにしてください。
ただし,プロポーショナルフォントは,使用しないことをお勧めします。プロポーショナルフォントを
使用すると,印字ずれが起こることがあります。
なお,プロポーショナルフォントや埋め込み許可がないフォントを選択すると,警告メッセージが出力
されます。
424
12 印刷拡張セットアップ(Windows)
12.3 印刷拡張セットアップの設定に使用するファイル
プリンタ給紙トレイ,出力帳票のフォント,外字フォントファイルは,印刷拡張セットアップを使用する以
外に,プリンタ構成ファイル(X3PPINF)を直接開いて設定することもできます。プリンタ構成ファイル
については,「7.2.6 プリンタ構成ファイル(X3PPINF)」を参照してください。
!
注意事項
プリンタ給紙トレイ,フォント,外字フォントファイルは,印刷拡張セットアップを使用して設定することをお
勧めします。テキストエディタでプリンタ構成ファイルを編集したときに,設定方法を誤ると,印刷サービスが
正しく動作しなくなります。十分に注意して設定してください。
12.3.1 プリンタ構成ファイルで設定するオプション機能
(1) プリンタ給紙トレイの設定(プリンタデバイス名.PrintTray01)
帳票印刷の実行環境で,プリンタ給紙トレイを設定できます。
この機能は,印刷モードが「GDI:ページプリンタ」のときに使用できます。
(a) プリンタ給紙トレイコードの追加
印刷拡張セットアップを起動し,印刷対象プリンタに搭載されている給紙トレイ情報の「トレイ名称」と
「トレイコード」を確認します。そのあと,プリンタ構成ファイルをテキストエディタで開き,「option」
セクションにプリンタ給紙トレイコードを追加します。このとき,プリンタデバイス名に「*」を指定する
と,プリンタ構成ファイルに記載したすべてのプリンタデバイスに対して,共通の内容を設定できます。
(b) 設定例
プリンタ給紙トレイを使用する場合の設定例を次に示します。
(c) 設定時の注意事項
プリンタ給紙トレイを設定するときは,次の点に注意してください。
• プリンタデバイス名が重複していた場合,先頭行の設定項目が有効となります。
425
12 印刷拡張セットアップ(Windows)
• トレイコードが不正(利用できないコード)の場合は,給紙トレイの設定は無視されます。
• プリンタ給紙トレイの設定は,印刷モードが「GDI:ページプリンタ」の場合だけ有効です。「GDI:
ページプリンタ」以外の印刷モードでは設定は無視されます。
• プリンタ給紙トレイを設定したあとに,表示・印刷セットアップで[標準値]ボタンをクリックする
と,プリンタ構成ファイルの設定値はすべて新規インストールした直後の状態に戻ります。このため,
プリンタ給紙トレイの情報も削除されるので注意してください。
なお,表示・印刷セットアップでほかの設定を更新して[更新]ボタンをクリックした場合は,プリン
タ給紙トレイに関する内容は保持されます。
• 次の実行環境で印刷サービスを動作させて,ネットワークプリンタ(ほかの Windows マシンに接続し
た共用プリンタに対してネットワーク接続したプリンタ)に印刷する場合,プリンタ給紙トレイの設定
が無視される場合があります。
プリンタ給紙トレイの設定が有効にならない場合には,ネットワークプリンタの UNC パス(\\コン
ピュータ名\共用プリンタ名)をローカルポートに設定したローカルプリンタを使用してください。
(2) フォントの設定(プリンタデバイス名.PrintFont1〜PrintFont3)
帳票定義で指定した書体属性(標準,明朝,ゴシック)の出力時のフォントを指定できます。
• PrintFont1:標準に対して適用するフォントを設定します。
• PrintFont2:明朝に対して適用するフォントを設定します。
• PrintFont3:ゴシックに対して適用するフォントを設定します。
この機能は,次に示す印刷モードのときに使用できます。
• GDI:ページプリンタ
• GDI:シリアルインパクトプリンタ
• 日立 FAXC/SPOOL 出力:ページプリンタ
• 日立 FAXC/SPOOL 出力:シリアルインパクトプリンタ
• PDF ファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用
PDF ファイル出力の場合,該当するフォントがインストールされていない Windows マシンからでも,作
成した Windows マシンで閲覧した場合と同じ帳票イメージで PDF ファイルを閲覧※できます。
注※
Adobe Reader または Acrobat Reader の[ファイル]メニューで[文書のプロパティ]を選択し,
[文
書のプロパティ]ダイアログの[フォント]タブを選択すると,PDF ファイル中で使用されているフォ
ント名と,帳票イメージの表示に使用されている代替フォントを確認できます。
(a) フォント名の追加
印刷拡張セットアップを起動し,使用する「フォント名」を確認します。そのあと,プリンタ構成ファイル
をテキストエディタで開き,「option」セクションにフォント名を追加します。
プリンタデバイス名に*(半角アスタリスク)を指定すると,すべてのプリンタデバイスに対する設定とな
ります。
PrintFont1〜PrintFont3 はそれぞれ単独で指定できます。PrintFont1〜PrintFont3 のすべてを指定する
必要はありません。
426
12 印刷拡張セットアップ(Windows)
次の条件をすべて満たすフォントを使用できます。
• 日本語 TrueType 形式のフォント
• 非プロポーショナルフォント
• 埋め込みが許可されているフォント(PDF ファイル出力だけ)
これらのフォントは印刷サービスが動作する環境にインストールされている必要があります。これらの条
件を満たしていないフォントは,動作が不定となるため使用しないでください。
(b) 設定例
フォントを指定する場合の設定例を次に示します。
(c) 設定時の注意事項
フォントを設定するときは,次の点に注意してください。
• パラメタ名を重複して定義した場合,先頭行の設定項目が有効となります。
• フォントがなかった場合は,次のようになります。
ドローでの書体指定が標準の場合は,MS 明朝で印刷されます。
ドローでの書体指定が明朝の場合は,MS 明朝で印刷されます。
ドローでの書体指定がゴシックの場合は,MS ゴシックで印刷されます。
• 埋め込みが許可されていないフォントを埋め込むことはできません。フォントの埋め込みが許可され
ているか,ライセンスの購入などで,フォントの埋め込み権限を得ているかどうかを確認してくださ
い。
• フォントを設定したあとに,表示・印刷セットアップで[標準値]ボタンをクリックすると,プリンタ
構成ファイルの設定値はすべて新規インストールした直後の状態に戻ります。このため,フォントの情
報も削除されるので注意してください。
427
12 印刷拡張セットアップ(Windows)
なお,表示・印刷セットアップでほかの設定を更新して[更新]ボタンをクリックした場合,ここで設
定したフォントの設定に関する内容は保持されます。
• フォントを埋め込む場合,PDF ファイルの文字数に比例して,PDF のファイルサイズおよび実行時の
処理時間が増加します。運用上,問題がないことを十分に確認してください。
• プリンタドライバの設定によっては,指定したフォントが代替フォントに置き換えられてしまう場合が
あります。フォントを指定するときには,プリンタドライバで,指定するフォントの置き換えをしない
ようにしてください。
(3) フォントの設定(プリンタデバイス名.PrintFont4)
出力 OCR オブジェクトを帳票で出力するときのフォントを指定できます。また,指定したフォントに対し
て,フォントの高さ,フォントの幅,および字間値調整ドット数を設定できます。
この機能は,次に示す印刷モードのときに使用できます。
• GDI:ページプリンタ
• GDI:シリアルインパクトプリンタ
• 日立 FAXC/SPOOL 出力:ページプリンタ
• 日立 FAXC/SPOOL 出力:シリアルインパクトプリンタ
この機能を使用するには,プリンタ構成ファイル(X3PPINF)をテキストエディタで開き,「option」セ
クションにフォント名を追加します。プリンタデバイス名に*(半角アスタリスク)を指定すると,すべて
のプリンタデバイスに対する設定となります。なお,設定方法を誤るなどで,プリンタ構成ファイル
(X3PPINF)の内容が不正になると,印刷サービスが正しく動作しなくなります。十分に注意して設定して
ください。
(a) フォント名(プリンタデバイス名.PrintFont4=)
OCR 用フォントの論理フォント名を指定します。論理フォント名には,スペース,半角全角,大文字,小
文字などを正しく記載してください。指定を省略すると,OCR イメージ出力が仮定されます。
次の条件をすべて満たすフォントを使用できます。次のフォントは印刷サービスが動作する環境にインス
トールされている必要があります。これらの条件を満たしていないフォントは,動作が不定となるため使用
しないでください。
• 英数字用の TrueType 形式(OCR-B)フォント
• ASCII コードの 0x20〜0x7E のフォント
ただし,この機能で印刷できる文字の範囲は次のとおりです。
• ASCII コード:0x20〜0x7E
コードの印刷結果は,指定したフォントの字形に従います。
(b) フォントの高さ(プリンタデバイス名.Font4Height=)
フォントの高さをドットで指定します。各印刷モードの設定値は次のとおりです。
• GDI ページ :240dpi 換算のドット数
20〜40 の範囲の整数を指定してください。指定を省略すると,30 ドットが仮定されます。
• GDI シリアル:180dpi 換算のドット数
20〜40 の範囲の整数を指定してください。指定を省略すると,23 ドットが仮定されます。
428
12 印刷拡張セットアップ(Windows)
この指定は「プリンタデバイス名.PrintFont4」で,OCR フォントを指定している場合に有効です。
(c) フォントの幅(プリンタデバイス名.Font4Width=)
フォントの幅をドットで指定します。各印刷モードの設定値は次のとおりです。
• GDI ページ :240dpi 換算のドット数
10〜30 の範囲の整数を指定してください。指定を省略すると,20 ドットが仮定されます。
• GDI シリアル:180dpi 換算のドット数
10〜30 の範囲の整数を指定してください。指定を省略すると,15 ドットが仮定されます。
この指定は「プリンタデバイス名.PrintFont4」で,OCR フォントを指定している場合に有効です。
(d) 字間値調整ドット数(プリンタデバイス名.Font4Between=)
帳票定義で指定された字間値に対して,指定されたドット数分を調整します。出力 OCR の文字の字間値の
調整ドット数を指定してください。なお,指定を省略すると,帳票定義の値が仮定されます。
• GDI ページ :240dpi 換算のドット数
• GDI シリアル:180dpi 換算のドット数
この指定は「プリンタデバイス名.PrintFont4」で,OCR フォントを指定している場合に有効です。
(e) 設定例
フォントを指定する場合の設定例を次に示します。
(f) 設定時の注意事項
フォントを設定するときは,次の点に注意してください。
• パラメタ名を重複して定義した場合,先頭行の設定項目が有効となります。
• フォントを設定したあとに,表示・印刷セットアップで[標準値]ボタンをクリックすると,プリンタ
構成ファイルの設定値はすべて新規インストールした直後の状態に戻ります。このため,フォントの情
報も削除されるので注意してください。なお,表示・印刷セットアップでほかの設定を更新して[更
新]ボタンをクリックした場合,ここで設定したフォントの設定に関する内容は保持されます。
• プリンタドライバの設定によっては,指定したフォントが代替フォントに置き換えられてしまう場合が
あります。フォントを指定するときには,プリンタドライバで,指定するフォントの置き換えをしない
ようにしてください。
(4) 外字フォントファイルの設定(プリンタデバイス名.GaijiFont)
印刷制御で外字フォントに切り替える場合に,外字フォントファイルを指定できます。
• GaijiFont:プリンタデバイスに該当する外字フォントファイル(*.tte)を設定します。
この機能は,次に示す印刷モードのときに使用できます。
429
12 印刷拡張セットアップ(Windows)
• GDI:ページプリンタ
• GDI:シリアルインパクトプリンタ
• PDF ファイル出力:網掛け/グラフィック/書式用
PDF ファイル出力の場合,該当する外字フォントがインストールされていない Windows マシンからでも,
作成した Windows マシンで閲覧した場合と同じ帳票イメージで PDF ファイルを閲覧できます。
!
注意事項
Windows 標準の外字エディタで作成した外字フォントファイル(*.tte)を使用してください。
また,外字フォントのフォントフェース名は「EUDC」である必要があります。フォントフェース名が「EUDC」
以外のフォントファイルを指定すると,印刷時にエラーになります。
(a) 外字フォントファイルの追加
プリンタ構成ファイルをテキストエディタで開き,外字フォントファイルのパス名を絶対パスで 1〜255 バ
イトの範囲内で指定します。プリンタデバイス名に「*」を指定すると,全サービスで指定した外字フォン
トファイル名が有効になります。
「*」と「プリンタデバイス名」両方に外字フォントファイル名を指定する
と,プリンタデバイス名に指定した方が使用されます。
(b) 設定例
外字フォントファイルを指定する場合の設定例を次に示します。
(c) 設定時の注意事項
外字フォントファイルを設定するときは,次の点に注意してください。
• パラメタ名を重複して定義した場合,先頭行の設定項目が有効となります。
• 外字フォントファイルを設定したあとに,表示・印刷セットアップで[標準値]ボタンをクリックする
と,プリンタ構成ファイルの設定値はすべて新規インストールした直後の状態に戻ります。このため,
外字フォントファイルの情報も削除されるので注意してください。
なお,表示・印刷セットアップでほかの設定を更新して[更新]ボタンをクリックした場合,ここで設
定した外字フォントファイルの設定に関する内容は保持されます。
• 外字フォント指定機能で使用する外字フォントファイルは,%windir%\Fonts 以外のフォルダに格納し
てください。%windir%\Fonts に EUDC.TTE 以外の外字フォントファイルを格納すると,次に示す問
題が起こります。
• 一つ目の EUDC.TTE 以外のフォントは格納できても,二つ目の EUDC.TTE 以外のフォントを格
納しようとすると「フォントが既にインストールされている」ことを示すエラーになります。
• GaijiFont にどの外字フォントファイルを指定しても,%windir%\Fonts に格納した一つ目の
EUDC.TTE 以外の外字フォントファイルのフォントが使用されてしまいます。
430
13
実行環境の配布
この章では,すでに動作している XMAP3 環境をほかの Windows マシンに
配布するときに扱うリソースと,配布の手順について説明します。
431
13 実行環境の配布
13.1 スタンドアロン構成の配布
実行環境を配布するには,実行時に必要なファイル(リソース)を配布元から配布先の Windows マシン
に引き渡し,環境を複製します。スタンドアロン構成での,配布の対象となるリソースと配布手順について
説明します。
フォルダの構成は,各 Windows マシンに固有な情報であるため,配布元から配布先へ複製することはで
きません。
13.1.1 配布対象のリソース
スタンドアロン構成での運用で,ほかの Windows マシンへ配布するリソースについて説明します。リ
ソースを配布したあと,環境に合わせて設定の変更が必要な場合があります。
(1) 配布の対象となる環境設定ファイル
• 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)
• AP 環境ファイル(X3MWDRV)
• フォント構成ファイル(X3PFONT)
• プリンタ構成ファイル(X3PPINF)
(2) 配布の対象となるユーザファイル
AP やマップなど,ユーザが作成したファイルの中で,配布の対象となるファイルを示します。
• AP
OS が異なる場合は,配布先の Windows マシンで再コンパイルが必要です。
• マップ
実行環境の配布では,物理マップ,書式イメージファイル,および行制御データファイルが対象となり
ます。
• グラフィックデータファイル
• 外字ファイル
• FAX 宛先ファイル
• ウィンドウのアイコンファイル
• ポップアップメニューファイル
13.1.2 他 Windows マシンへの配布手順
スタンドアロン構成の実行環境を,別の Windows マシンに配布する手順を説明します。
環境設定ファイルのバックアップおよびリストアの手順については,「13.3 環境設定ファイルのバック
アップとリストア」を参照してください。
13.1.3 スタンドアロン構成での実行環境の配布手順
次に示す手順で環境を配布してください。
1. 環境設定ファイルをバックアップする
432
13 実行環境の配布
XMAP3 実行環境の環境ファイル操作を使用し,配布元の Windows マシンから環境設定ファイルを
バックアップします。
2. ユーザファイルをバックアップする
配布元の Windows マシンから,ユーザが作成したファイルをバックアップします。
AP 独自にインストーラを用意している場合,そのインストーラからインストールされるファイルにつ
いては,バックアップする必要はありません。
• AP のバックアップ
AP の動作に必要なファイル(拡張子が.EXE や.DLL のファイルなど)を FD などにコピーしてくだ
さい。
• マップファイルのバックアップ
配布元の Windows マシンから,マップファイルをコピーしてください。
開発環境では,各種ファイルがありますが,実行時に必要なファイルは,次に示すとおりです。
・画面と帳票の場合 :物理マップ(.pmp)
・書式オーバレイの場合 :書式イメージファイル(.fmp),
行制御データファイル(.pci)
書式イメージファイルおよび行制御データファイルは,帳票の書式オーバレイ機能を使用する時に
必要なファイルです。マップを使った画面や帳票だけを使用する場合には,このファイルはありま
せん。
• 外字のバックアップ
独自の外字を使用する場合は,エクスプローラなどで外字ファイルをバックアップします。
• ポップアップメニューファイルのバックアップ
ポップアップメニューファイルを使用する場合は,エクスプローラなどでポップアップメニュー
ファイル(.csv)をバックアップします。
• グラフィックデータのバックアップ
独自のグラフィックを使用する場合は,エクスプローラなどでビットマップファイル(.bmp),メ
タファイル(.wmf/.emf),および JPEG ファイル(.jpg/.jpeg)をバックアップします。
• FAX 宛先ファイルのバックアップ
FAX コネクション(FAXC/SPOOL)との連携で使用する FAX 宛先ファイルを,配布先の
Windows マシンでも利用する場合,エクスプローラなどで FAX 宛先ファイルをバックアップしま
す。
• アイコンファイルのバックアップ
実行時のウィンドウに独自のアイコンを使用している場合は,エクスプローラなどでアイコンファ
イル(.ico)をバックアップします。
3. 配布元 Windows マシンでの起動パスを調査する
AP の起動のために,AP のパスが指定されている場合があります。あらかじめパスが指定されているか
どうかを調査しておいてください。パスは,AUTOEXEC.BAT ファイルの PATH パラメタに設定して
あります。
4. 配布元 Windows マシンでの OS 設定を調査する
配布元の Windows マシンで次に示す内容を,Windows の画面のプロパティで調査してください。
• 画面の解像度
• 使用している色数
• フォントの大きさ
433
13 実行環境の配布
• 日本語入力システム(IME)の設定
5. 配布先 Windows マシンの OS を設定する
配布元と配布先で OS が同じであれば,基本的に「画面の解像度」,
「使用している色数」,
「フォントの
大きさ」および「日本語入力システム(IME)の設定」を合わせてください。
機種が異なる,または OS が異なるなどの理由で,同じ条件に設定できない場合は,配布元の Windows
マシンと表示形式が異なります。
6. 配布先 Windows マシンにプリンタドライバをインストールする
プリンタを接続する場合は,対応するプリンタドライバをインストールしておいてください。プリンタ
ドライバがインストールされていないと,XMAP3 でのプリンタの設定ができません。
7. 配布先 Windows マシンに必要なプログラムをインストールする
配布先の Windows マシンへは,必要となるプログラムをあらかじめインストールしておいてくださ
い。XMAP3 実行環境は必ずインストールしてください。XMAP3 のインストーラがインストール
フォルダなどを設定するので,必ずインストーラでインストールしてください。XMAP3 の実行形式
ファイルだけをコピーしても動作しません。
8. 環境設定ファイルをリストアする
配布先の Windows マシンに,「手順 1. 環境設定ファイルをバックアップする」でバックアップした
ファイルを,XMAP3 実行環境の環境ファイル操作でリストアしてください。
9. ユーザファイルをコピーする
AP 独自のインストーラを用意している場合は,インストーラを使ってインストールしてください。
インストーラのない場合は,配布先の Windows マシンに,「手順 2. ユーザファイルをバックアップ
する」でバックアップしたファイルをコピーしてください。コピーするフォルダは,配布元の Windows
マシンと同じフォルダ構成にすることをお勧めします。
配布元の Windows マシンとは別フォルダにコピーした場合は,次の作業が必要です。
• AP の場合
配布元の Windows マシンで AP のフォルダをパス指定している場合は(AUTOEXEC.BAT ファ
イルなどで指定),配布先の Windows マシンのコピー先フォルダを指定してください。
• バックアップしたファイルの場合
配布先 Windows マシンの表示・印刷セットアップの「アプリケーション 1」タブおよび「アプリ
ケーション 2」タブで,格納フォルダのパスを変更してください。
• アイコンファイルの場合
配布先 Windows マシンの表示・印刷セットアップの「デザイン 2」タブで,ファイルのパスを変
更してください。
10. 個々の Windows マシンを設定する
次に示す設定は,それぞれの Windows マシンで必要になります。
• 自 Windows マシンにプリンタを接続するとき,配布先の Windows マシンで接続するプリンタ名
が異なる場合,表示・印刷セットアップの「プリンタ」タブで設定を変更してください。
• Windows のデスクトップからノート型 Windows マシンに配布するなど,Windows マシンの機
種や使用するキーボードの種別が異なる場合は,配布先の Windows マシンの表示・印刷セットアッ
プで,キーに関する設定を変更してください。
11. 動作を確認する
1.から 10.までの作業が終了したら,配布した AP を一とおり動かして,正常に動作するかどうかを確
認してください。確認のポイントを次に示します。
434
13 実行環境の配布
画面
ウィンドウが画面の中に収まっているかどうか。
色は正常かどうか。
キーボードやマウスによる操作ができるかどうか。
帳票
印刷した帳票が用紙に収まっているかどうか。
連続印刷したとき,印刷のずれが発生していないかどうか。
435
13 実行環境の配布
13.2 XMAP3 の C/S 構成の配布
実行環境を配布するには,実行時に必要なファイル(リソース)を配布元から配布先のマシンに引き渡し,
環境を複製します。C/S 構成の実行環境を,ほかのマシンに配布する場合の対象リソースと配布手順につ
いて説明します。
フォルダ構成や C/S 構成の環境(TCP/IP の IP アドレスなど)は,各マシンに固有な情報であるため,配
布元から配布先へ複製することはできません。
環境設定ファイルのバックアップおよびリストアの手順については,「13.3 環境設定ファイルのバック
アップとリストア」を参照してください。
13.2.1 配布対象のリソース
C/S 構成での運用で,マシン間で配布するリソースについて説明します。
TCP/IP 環境で使用するホスト名,IP アドレス,システムサービス名ファイル(SERVICES ファイル),
およびシステムホスト名ファイル(HOSTS ファイル)については,配布先のサーバと Windows クライ
アントのそれぞれで設定してください。
(1) サーバのリソース
(a) 配布の対象となる環境設定ファイル
• 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF/XPWconfig)
• AP 環境ファイル(X3MWDRV/XMAPdrv)
• フォント構成ファイル(X3PFONT)
• プリンタ構成ファイル(X3PPINF)
• サーバ AP 名ファイル(X3PAPL)
• サービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)※
• サーバ起動ファイル(X3PSERV)※
• 仮想端末名ファイル(X3WMHOST/XMAPhosts)※
注※
C/S 構成の環境は,配布先のマシンで設定し直す必要があります。これらのファイルは設定のベースと
して配布します。
(b) 配布の対象となるユーザファイル
ユーザが作成したファイルの中で,配布の対象となるファイルを次に示します。
• AP
OS が異なる場合は,配布先のマシンで再コンパイルが必要です。
• マップ
実行環境の配布では,物理マップ,書式イメージファイル,および行制御データファイルが対象となり
ます。
• 外字ファイル
436
13 実行環境の配布
(2) Windows クライアントのリソース
(a) 配布の対象となる環境設定ファイル
• フォント構成ファイル(X3PFONT)
• プリンタ構成ファイル(X3PPINF)
• 表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)
(b) 配布の対象となるユーザファイル
通常は,ユーザファイルは配布対象になりません。ただし,各 Windows クライアントで次のファイルを
格納して運用する場合は,配布の対象となります。
• グラフィックデータファイル
• 外字ファイル
• ウィンドウのアイコンファイル
• ポップアップメニューファイル
13.2.2 ほかのサーバへの実行環境の配布手順
次に示す手順で環境を配布してください。
1. 環境設定ファイルをバックアップする
Windows の場合,XMAP3 実行環境の環境ファイル操作を使用して,配布元の Windows マシンから
環境設定ファイルをバックアップします。
UNIX の場合,環境設定ファイルをコピーして,配布元の UNIX マシンから環境設定ファイルをバック
アップします。
基本的には,サーバの実行環境を配布すれば,TCP/IP 関連の設定が変更されます。このため,ホスト
名,サービス名などを設定しているサービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)と仮想端末名ファ
イル(X3MWHOST/XMAPhosts)を再設定することになります。これらのファイルは,配布先の
サーバマシンで再設定のベースとして使用してください。
2. ユーザファイルをバックアップする
スタンドアロン構成の作業と同様です。
3. 配布元サーバの起動パスを調査する
スタンドアロン構成の作業と同様です。
4. 配布元サーバでの OS 設定を調査する
スタンドアロン構成の作業に加えて,配布元サーバの TCP/IP 環境の設定内容を調査してください。
5. 配布元サーバの OS を設定する
スタンドアロン構成の作業に加えて,配布先サーバでの TCP/IP 環境の設定が必要です。また,
TCP/IP で使用するシステムホスト名ファイル(HOSTS ファイル)に,新しいサーバマシンの IP アド
レスとホスト名の設定が必要です。そのサーバに接続する全 Windows クライアントの HOSTS ファ
イルも含めて,設定をしてください。
6. プリンタドライバをインストールする
スタンドアロン構成の作業と同様です。
7. 配布先サーバにプログラムをインストールする
スタンドアロン構成の作業と同様です。
437
13 実行環境の配布
8. 環境設定ファイルをリストアする
スタンドアロン構成の作業と同様です。ただし,C/S 構成の環境については,あとでセットアップして
ください。
9. ユーザファイルをコピーする
スタンドアロン構成の作業と同様です。
10. 個々のサーバマシンを設定する
Windows の場合,C/S 構成の環境は,C/S セットアップを使用して必ず設定してください。
UNIX の場合,直接環境設定ファイルを編集してください。
• ホスト名の設定
自ホストを含め,新しい環境に合わせて,ホスト名,およびホストに対応するサービス名,アプリ
ケーション名を設定してください。
必要に応じて,次の設定をしてください。
• 自マシンにプリンタを接続する場合
スタンドアロン環境の手順と同様です。
• アプリケーションの設定
アプリケーションをインストールするフォルダが変わった場合,C/S セットアップの「アプリケー
ション」タブの設定を,実ファイルがあるフォルダに設定し直してください。
11. 動作を確認する
スタンドアロン構成の作業に加えて,次の確認をしてください。
• 接続されているクライアントやプリンタを一とおり動作させ,正常に動作するかどうか。
• 複数サービスや複数サーバを使用する場合,各サービスや複数サーバを一とおり動作させ,正常に
動作するかどうか。
13.2.3 C/S 構成でのほかのクライアントへの実行環境の配布手順
次に示す手順で環境を配布してください。
1. 環境設定ファイルをバックアップする
スタンドアロン構成の作業と同様です。
2. ユーザファイルをバックアップする
AP およびマップそのものはバックアップ不要です。ただし,
「XMAP3 クライアント」を AP 名指定で
起動する場合は,そのショートカットを登録しているフォルダをバックアップしてください。
グラフィックデータ,外字ファイル,アイコンファイル,およびポップアップメニューファイルについ
ては,必要に応じてバックアップしてください。
3. 配布元 Windows クライアントでの起動パスを調査する
Windows クライアントには,AP がないため不要です。
4. 配布元 Windows クライアントでの OS 設定を調査する
スタンドアロン構成の作業に加えて,配布元 Windows クライアントの TCP/IP 環境の設定内容を調査
してください。
5. 配布先 Windows クライアントの OS を設定する
スタンドアロン構成の作業と同様です。
6. プリンタドライバをインストールする
スタンドアロン構成の作業と同様です。
438
13 実行環境の配布
7. 配布先 Windows クライアントにプログラムをインストールする
スタンドアロン構成の作業と同様です。
8. 環境設定ファイルをリストアする
スタンドアロン構成の作業と同様です。
9. ユーザファイルをコピーする
AP とマップファイルのコピーは不要です。バックアップしたファイルについては,必要に応じてコ
ピーしてください。
「XMAP3 クライアント」を AP 名起動する場合は,そのショートカットを含むフォルダをバックアップ
したものをコピーしてください。
10. 個々の Windows クライアントを設定する
スタンドアロン構成の作業と同様です。必要に応じて,次のセットアップをしてください。
• 起動アイコンの設定
サービス名指定で起動する場合は,配布元の Windows クライアントと XMAP3 のインストール
フォルダが変わらなければ,コピーしたショートカットに対しての修正は必要ありません。XMAP3
のインストールフォルダが変わった場合は,ショートカットのリンク先を,配布先 Windows クラ
イアントのインストールフォルダに修正してください。
11. 動作を確認する
スタンドアロン構成の作業に加えて,次の確認をしてください。
• 作成したアイコンから起動するアプリケーションが,すべて正しく動作するかどうか。
• Windows クライアントから複数のホストに接続する場合,それぞれのホストに正しく接続できる
かどうか。
439
13 実行環境の配布
13.3 環境設定ファイルのバックアップとリストア
XMAP3 実行環境の環境設定ファイル操作を使用して,環境設定ファイルを配布元の Windows クライア
ントからバックアップし,配布先の Windows クライアントにリストアする手順を説明します。配布元と
配布先の Windows クライアントのどちらにも,XMAP3 実行環境の環境ファイル操作がインストールさ
れていることを前提としています。
ターミナルサービス構成の環境では,一つのクライアントだけが環境ファイル操作を利用できます。複数の
クライアントが同時にこの機能を利用することはできません。環境ファイル操作は運用管理者が実施して
ください。
!
注意事項
リストア機能を使用すると,環境設定ファイルがバックアップしたときの内容に書き換わります。そのため,リ
ストアする前の設定内容をバックアップしておくか,リストア後に再設定する必要があります。
(1) バックアップ/リストアの対象
環境ファイル操作では,必要に応じて対象を選択できます。選択した対象と,その選択によってバックアッ
プまたはリストアの対象となるファイルとの対応を次の表に示します。
表 13‒1 環境ファイル操作の対象とファイルの対応
バックアップ/リストアの対象の選択
実行環境セットアップファイル
対象となるファイル
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)※
AP 環境ファイル(X3MWDRV)
フォント構成ファイル(X3PFONT)
プリンタ構成ファイル(X3PPINF)
サービス名ファイル(X3PHOST)※
仮想端末名ファイル(X3MWHOST)
サーバ AP 名ファイル(X3PAPL)
サーバ起動ファイル(X3PSERV)
プリントサーバ起動ファイル(X3PPRSV)
ログ採取環境設定ファイル
ハードコピー環境設定ファイル
注
実行環境のセットアップの情報は,すべてのファイルが一括して処理されるため,バックアップやリストアでのファ
イルの選択はできません。
注※
XMAP3 サーバ複数起動のためにユーザが作成したファイルも,バックアップおよびリストア対象となります。
(2) バックアップの操作
指定した対象からバックアップファイルを作成する操作手順を次に示します。
1. Windows のプログラム一覧から次のメニューを選択して,[環境ファイル操作]ダイアログを表示す
る
XMAP3 Server Runtime の場合
[XMAP3]−[XMAP3 Server]−[環境ファイル操作]
440
13 実行環境の配布
XMAP3 Client Runtime の場合
[XMAP3]−[XMAP3 Client]−[環境ファイル操作]
XMAP3 実行環境では,バックアップの対象ファイルは,
「実行環境セットアップファイル」だけです。
チェックボックスのチェックは変更できません。
2. バックアップ先ファイルを指定する
バックアップファイル(.sbk)を指定します。
[環境ファイル操作]ダイアログの[バックアップ先]ボ
タンを選ぶと,[参照]ダイアログが表示されます。ここで,バックアップファイル名や出力先を指定
し[保存]ボタンをクリックします。
3.[環境ファイル操作]ダイアログで,バックアップ先ファイルを確認したあと,
[バックアップ]ボタン
をクリックする
バックアップが開始されます。
(3) リストアの操作
バックアップファイルをリストアする操作手順を次に示します。
1. Windows のプログラム一覧から次のメニューを選択して,[環境ファイル操作]ダイアログを表示す
る
XMAP3 Server Runtime の場合
[XMAP3]−[XMAP3 Server]−[環境ファイル操作]
XMAP3 Client Runtime の場合
[XMAP3]−[XMAP3 Client]−[環境ファイル操作]
2.[環境ファイル操作]ダイアログの[リストア元]ボタンをクリックする
[参照]ダイアログが表示されます。
3. 自 Windows マシンにリストアするバックアップファイルを指定する
[参照]ダイアログでバックアップファイル(.sbk)を選択し,
[開く]ボタンをクリックします。
[環境
ファイル操作]ダイアログの表示内容がリストア用に変更されます。また,選択したバックアップファ
イルが「リストア元ファイルの選択」に表示されます。
441
13 実行環境の配布
4.[環境ファイル操作]ダイアログで,リストア元ファイルを確認したあと,
[リストア]ボタンをクリッ
クする
リストアが開始されます。
! 注意事項
環境ファイル操作では,同位またはそれ以前のバージョン(VV-RR-/S)のバックアップファイルをリスト
アできます。同位よりも新しいバージョン(VV-RR-/S)で作成されたバックアップファイルは,リストア
できません。
(4) ファイルの削除
環境ファイル操作では,作成したバックアップファイル(.sbk)を削除できます。
次に,削除の操作方法を説明します。
1. Windows のプログラム一覧から次のメニューを選択して,[環境ファイル操作]ダイアログを表示す
る
XMAP3 Server Runtime の場合
[XMAP3]−[XMAP3 Server]−[環境ファイル操作]
XMAP3 Client Runtime の場合
[XMAP3]−[XMAP3 Client]−[環境ファイル操作]
2.[環境ファイル操作]ダイアログで[リストア元]ボタンをクリックする
[参照]ダイアログが表示されます。
3.[参照]ダイアログでバックアップファイルを選択する
[参照]ダイアログでバックアップファイル(.sbk)を選択し,
[開く]ボタンをクリックします。
[環境
ファイル操作]ダイアログの表示内容がリストア用に変更されます。また,選択したバックアップファ
イルが「リストア元ファイルの選択」に表示されます。
4.[環境ファイル操作]ダイアログで,削除対象を確認したあと,[削除]ボタンをクリックする
削除が開始されます。
442
14
XMAP3 サーバ/クライアントの
操作
この章では,XMAP3 サーバ/クライアントの操作について説明します。
443
14 XMAP3 サーバ/クライアントの操作
14.1 Windows 版 XMAP3 サーバの起動と停止
XMAP3 サーバの起動および停止の操作方法,サーバの状態確認,および運用上の注意について説明しま
す。
14.1.1 Windows サービスとして運用する場合の起動と停止
Windows サービスとして運用する場合の起動と停止について説明します。Windows サービスとして運
用するための設定については,「11.3.5 Windows のサービスとして運用する場合の OS 設定」を参照し
てください。
(1) 起動
XMAP3 サーバの起動方法を「自動」に設定している場合は,Windows システムの起動時に,XMAP3
サーバは自動的に起動します。
XMAP3 サーバの起動方法を「手動」に設定している場合は,コントロールパネルの[サービス]ダイアロ
グなどで,「XMAP3 Server」を選択してから[開始]ボタンをクリックします。
(2) 停止
XMAP3 サーバの起動方法を「自動」に設定している場合は,Windows システムの停止時に,XMAP3
サーバは自動的に停止します。
XMAP3 サーバの起動方法を「手動」に設定している場合は,コントロールパネルの[サービス]ダイアロ
グで,「XMAP3 Server」を選択してから[停止]ボタンをクリックします。
14.1.2 ログイン後のデスクトップ上での起動と停止
(1) 起動
(a) アイコンでの起動
「XMAP3 サーバ」アイコン,または「XMAP3SRV.EXE」を実行して,あらかじめ XMAP3 を起動してお
いてください。「XMAP3 サーバ」アイコンを次に示します。
(b) AP からの起動
各言語で持っている他 AP 起動用の関数で XMAP3 を起動します。XMAP3 のインストールパス(XMAP3イ
ンストールフォルダ \BIN フォルダ)を指定して起動してください。ファイル名だけを指定して起動するた
めには,XMAP3インストールフォルダ \BIN フォルダを環境変数の PATH パラメタに追加しておく必要があ
ります。次に AP 起動用の関数を示します。
C 言語
CreateProcess 関数,ShellExecute 関数など
444
14 XMAP3 サーバ/クライアントの操作
(c) 電源を入れて起動
スタートアップフォルダ(スタートアップグループ)に,電源を入れたあとに起動したい XMAP3 のプロ
グラム「XMAP3 サーバ(XMAP3SRV.EXE)」を登録しておきます。これで,Windows マシンの電源を
入れて Windows が起動すると自動的に XMAP3 を起動できます。ただし,ログイン操作が必要な場合に
は,ログイン操作のあとに XMAP3 を起動します。
(2) 停止
XMAP3 サーバの起動方法を「自動」に設定している場合は,Windows システムの停止時に,XMAP3
サーバは自動的に停止します。
XMAP3 サーバの起動方法を「手動」に設定している場合は,コントロールパネルの[サービス]ダイアロ
グで,「XMAP3 Server」を選択してから[停止]ボタンをクリックします。
14.1.3 XMAP3 サーバの状態確認
XMAP3 サーバの実行中の表示と状態の確認方法について説明します。
(1) Windows サービス運用で起動した場合の状態確認
XMAP3 サーバのプロセスが正常に起動されているかを確認します。確認の手順を次に示します。
1. 起動時にエラーが発生しているかを確認する
エラーが発生している場合,Windows のイベントビューアのアプリケーションログで,エラーの確認
ができます。
2. サービスが起動しているか確認する
[サービス]ダイアログで XMAP3 Server Runtime が正常に起動しているかを確認します。XMAP3
Server Runtime が起動していない場合は,再起動してください。
3. プロセスが起動しているか確認する
タスクマネージャでプロセスが正常に起動しているかを確認します。正常に起動していない場合は,
Windows が利用している「サービス」で XMAP3 Server Runtime を再起動してください。正常に起
動している場合,「プロセス」タブに次のイメージ名が表示されます。
• XMAP3SRV.EXE:XMAP3 サーバプロセス
• X3PNTSRV.EXE:XMAP3 サーバ起動用サービスプロセス
• X3PPRT32.EXE:印刷サービスプロセス
(2) デスクトップ上で起動した場合の状態確認
XMAP3 サーバが実行中の場合は,タスクトレー(タスクバーの端)に XMAP3 が実行中であることを示
すアイコンが表示されます。
オプションの指定によって,通常の AP と同様にタスクバー上にアイコンが表示されるように変更できま
す。変更の方法は,「11.4.6 実行中のアイコンをタスクバー表示させる場合」を参照してください。
445
14 XMAP3 サーバ/クライアントの操作
(3) 表示・印刷サービスの情報の取得
XMAP3 サーバの表示・印刷サービスの情報を取得します。XMAP3 Server Runtime 05-03 以前の
XMAP3 サーバに対してコマンドを実行するとエラーになります。
(a) コマンド形式
XMAP3 サーバの表示・印刷サービスに関する情報を取得するコマンドの形式を次に示します。オプション
の英字部分は大文字,小文字を区別します。
x3psvmng△{/srvstate|-srvstate}〔△ホスト名〕
〔△{/services|-services}△servicesファイルのサービス名〕
〔△{/svname|-svname}△表示・印刷サービス名〔△表示・印刷サービス名〕...〕
(凡例)
△:半角スペースまたはタブ
注
{/srvstate |-srvstate}は,どちらか一つを選択することを意味しています。
(b) コマンド引数
{/srvstate |-srvstate}
指定した XMAP3 サーバに,XMAP3 サーバの表示・印刷サービスの情報を問い合わせ,結果を標準出
力に出力します。
ホスト名
XMAP3 サーバのホスト名を指定します。省略すると,コマンドを実行した Windows マシンのホスト
名が仮定されます。
{/services |-services}△services ファイルのサービス名
該当するホストの services ファイルのサービス名を指定します。省略すると,
「xpw」が仮定されます。
{/svname |-svname}△表示・印刷サービス名〔△表示・印刷サービス名〕...
該当するホストの表示・印刷サービス名を指定します。表示・印刷サービス名は複数指定できます。省
略すると,該当する XMAP3 サーバで定義されているすべての表示・印刷サービスの情報を取得しま
す。
(c) コマンドの指定例
x3psvmng△/srvstate△host01△-services△xpw01△-svname△xppPRT01
(d) コマンドの出力結果の例
表示・印刷サービス名(svname)を省略した場合と指定した場合で出力内容が異なります。
• 表示・印刷サービス名(svname)を省略した場合
C:\Program Files\HITACHI\XMAP3\BIN>x3psvmng /srvstate host1
状態表示するXMAP3サーバ : host1(xpw)
表示・印刷サービス名
State
xppDSP01
10.210.92.114:12345
xppDSP02
not connect
xppPRT01
10.210.92.115:12346
コマンドに指定した XMAP3 サーバで定義されている表示・印刷サービス名の情報がすべて表示されます。
State には,接続元クライアントマシンで起動された表示・印刷サービスの IP アドレスとポート番号が表
示されます。未接続の場合は「not connect」が表示されます。表示・印刷サービスは,X3PHOST に記
載した順番で表示されます。
446
14 XMAP3 サーバ/クライアントの操作
• 表示・印刷サービス名(svname)を指定した場合
C:\Program Files\HITACHI\XMAP3\BIN>x3psvmng /srvstate host1 /svname xppDSP01 xppDSP02 xppDSP03
状態表示するXMAP3サーバ : host1(xpw)
表示・印刷サービス名
State
xppDSP01
10.210.92.114:12345
ready
xppDSP02
not connect
xppDSP03
10.210.92.115:12346
not ready
表示・印刷サービス名(svname)に指定した表示・印刷サービスだけの情報を出力できます。上記は,
「xppDSP01」
「xppDSP02」
「xppDSP03」を指定した例です。表示・印刷サービス名(svname)を指定
したときは,State で示すポートに接続を試みて,成功した場合は「ready」,失敗した場合(タイムアウト
時)は「not ready」が表示されます。接続のタイムアウトの時間は,OS の設定に準拠します。
(4) 表示・印刷サービスの情報のクリア
XMAP3 サーバで取得している表示・印刷サービスの情報をクリアします。XMAP3 Server Runtime
05-03 以前の XMAP3 サーバに対してコマンドを実行するとエラーになります。
(a) コマンド形式
XMAP3 サーバの表示・印刷サービスに関する情報をクリアするコマンドの形式を次に示します。オプショ
ンの英字部分は大文字,小文字を区別します。
x3psvmng△{/srvclear|-srvclear}〔△ホスト名〕
〔△{/services|-services}△servicesファイルのサービス名〕
△{/svname|-svname}△表示・印刷サービス名〔△表示・印刷サービス名〕...
(凡例)
△:半角スペースまたはタブ
注
{/srvclear |-srvclear}は,どちらか一つを選択することを意味しています。
(b) コマンド引数
{/srvclear |-srvclear}
指定した XMAP3 サーバに,XMAP3 サーバの表示・印刷サービスの情報のクリアを指示し,結果を標
準出力に出力します。情報をクリアした履歴は,イベントログに出力されます。
ホスト名
XMAP3 サーバのホスト名を指定します。省略すると,コマンドを実行した Windows マシンのホスト
名が仮定されます。
{/services |-services}△services ファイルのサービス名
該当するホストの services ファイルのサービス名を指定します。省略すると,
「xpw」が仮定されます。
{/svname |-svname}△表示・印刷サービス名〔△表示・印刷サービス名〕...
該当するホストの表示・印刷サービス名を指定します。表示・印刷サービス名は複数指定できます。省
略すると,エラーになります。
(c) コマンドの指定例
x3psvmng△/srvclear△host01△-services△xpw01△-svname△xppPRT01
(d) コマンドの出力結果の例
C:\Program Files\HITACHI\XMAP3\BIN>x3psvmng /srvclear host1 /svname xppDSP01 xppDSP02 xppDSP03
以下の表示・印刷サービスの情報をクリアしました。
447
14 XMAP3 サーバ/クライアントの操作
XMAP3サーバ : host1(xpw)
表示・印刷サービス名 : xppDSP01 xppDSP02 xppPRT01
14.1.4 Windows サービスのコマンド
Windows サービス上で動作するそれぞれの XMAP3 サーバを操作するコマンドについて説明します。
(1) 起動
(a) コマンド形式
XMAP3 サーバを起動するコマンドの形式を次に示します。オプションの英字部分は大文字,小文字を区別
します。
x3psvmng△{/start|-start}△SERVICESファイルのサービス名
〔△SERVICESファイルのサービス名・・・〕
(凡例)
△:半角スペースまたはタブ
注
{/start |-start}は,どちらか一つを選択することを意味しています。
(b) コマンド引数
{/start |-start}△SERVICES ファイルのサービス名〔△SERVICES ファイルのサービス名・・・〕
起動する XMAP3 サーバの SERVICES ファイルのサービス名を指定します。半角スペースまたはタブ
で区切ることで複数指定できます。SERVICES ファイルのサービス名が「xpw」の場合も明示的に指
定してください。
(c) コマンドの指定例
x3psvmng△/start△xpw△xpw2△xpw3
(2) 停止
(a) コマンド形式
XMAP3 サーバを停止するコマンドの形式を次に示します。オプションの英字部分は大文字,小文字を区別
します。
x3psvmng△{/stop|-stop}△SERVICESファイルのサービス名〔△SERVICESファイルのサービス名・・・〕
(凡例)
△:半角スペースまたはタブ
注
{/stop |-stop}は,どちらか一つを選択することを意味しています。
(b) コマンド引数
{/stop |-stop}△SERVICES ファイルのサービス名〔△SERVICES ファイルのサービス名・・・〕
停止する XMAP3 サーバの SERVICES ファイルのサービス名を指定します。半角スペースまたはタブ
で区切ることで複数指定できます。SERVICES ファイルのサービス名が「xpw」の場合も明示的に指
定してください。
448
14 XMAP3 サーバ/クライアントの操作
(c) コマンドの指定例
x3psvmng△/stop△xpw△xpw2△xpw3
(3) 起動状態の表示
(a) コマンド形式
XMAP3 サーバの起動状態を表示するコマンドの形式を次に示します。オプションの英字部分は大文字,小
文字を区別します。
x3psvmng△{/state|-state}
(凡例)
△:半角スペースまたはタブ
注
{/state |-state}は,どちらか一つを選択することを意味しています。
(b) コマンド引数
{/state |-state}
すべての XMAP3 サーバの起動状態を Windows サービス中の「XMAP3 Server」に問い合わせ,結
果を標準出力に出力します。標準出力の出力例を次に示します。
• Service Name
Windows サービス上の各 XMAP3 サーバが使用している SERVICES ファイルのサービス名です。
• State
Windows サービス上の各 XMAP3 サーバの起動状態を表示します。
START は稼働中を,STOP は停止中を表します。
(c) コマンドの指定例
x3psvmng△/state
(4) エラーメッセージ
エラーが発生した場合,エラーメッセージが標準エラー出力に出力されます。詳細については,「(2) XMAP3 サーバ管理コマンドのエラー情報」を参照してください。
(5) Windows サービスの運用コマンドの注意
コマンド実行時の注意を次に示します。
• コマンド実行前に,Windows サービス中の「XMAP3 Server」を開始している必要があります。
• コマンドの実行は Administrators グループに属するユーザ,または管理者権限で実行したコマンドプ
ロンプト上で実行してください。
449
14 XMAP3 サーバ/クライアントの操作
14.1.5 Windows サービスとして運用する場合の注意
Windows サービスとして運用する XMAP3 サーバと同じ Windows マシンで XMAP3 クライアントを
使用する場合の注意を次に示します。
• XMAP3 クライアントは同じ Windows マシンで動作する XMAP3 サーバとだけ C/S 構成を構築でき
ます。ほかの Windows マシンで動作する XMAP3 サーバとの C/S 構成の構築はできません。
• XMAP3 サーバと同じ Windows マシンで動作する XMAP3 クライアントを終了する際には,ユーザが
終了処理をしてください。XMAP3 サーバの終了時には,XMAP3 クライアントの終了処理はされませ
ん。
• XMAP3 サーバと同じ Windows マシンで動作する XMAP3 クライアントは,XMAP3 サーバを起動し
たあとに起動してください。Windows サービスとして運用する XMAP3 サーバを起動する場合,すで
に同じ Windows マシンで XMAP3 サーバまたは XMAP3 クライアントが実行されているときは,
Windows サービスとして運用する XMAP3 サーバはエラー終了します。
• Windows サービスとして実行された XMAP3 サーバは,表示サービスを起動しません。表示サービス
を使用する場合は,ログイン後に XMAP3 クライアントを実行してください。
• XMAP3 クライアントは印刷サービスを起動しません。印刷サービスは XMAP3 サーバ実行時に自動
起動されます。
• 致命的なエラーが発生した場合,エラーが発生した XMAP3 サーバだけが終了します。すべてのサーバ
を終了したいときは,手動で Windows サービスを停止します。詳細については,
「14.1.4 Windows
サービスのコマンド」を参照してください。
450
14 XMAP3 サーバ/クライアントの操作
14.2 UNIX 版 XMAP3 サーバの起動と停止
XMAP3 サーバは,XMAP3 の表示・印刷サービスと,それらの表示・印刷サービスが動作する環境設定の
すべてを管理します。このため,XMAP3 サーバが動作するマシン上のサービス名ファイルおよび表示・印
刷環境ファイルには,ネットワーク内のすべての表示・印刷サービスに関する指定をしてください。また,
ネットワーク内の XMAP3 クライアントの起動前に,XMAP3 サーバを起動するようにしてください。
XMAP3 サーバ起動時に障害が発生した場合,次に示すメッセージが標準出力に出力され,syslog ファイ
ルに記録されます。
XMAP3 サーバ起動時の障害メッセージ
KBXP5????-? xpwdaemon:メッセージ
注 「?」にはエラーの種別・部位を示す数字および記号が入ります。
障害メッセージについては,「19.12 UNIX 版 XMAP3 サーバが出力するメッセージ」を参照してくださ
い。
14.2.1 コマンドで XMAP3 サーバを起動・停止する
次に示すコマンドを実行して,XMAP3 サーバを起動します。起動時には引数に「-s」を必ず指定してくだ
さい。
$ /opt/HIXMAP/bin/xpwdaemon -s &
また,XMAP3 Server Runtime では,XMAP3 サーバ起動/停止シェルスクリプトを提供しています。次
のように,起動/停止を実行してください。
XMAP3 サーバの起動
/etc/opt/HIXMAP/xpwrc start
XMAP3 サーバの停止
/etc/opt/HIXMAP/xpwrc stop
14.2.2 XMAP3 サーバを自動起動・終了する
UNIX の起動時に XMAP3 サーバを自動起動し,UNIX の終了時に XMAP3 サーバを終了させる場合,
XMAP3 Server Runtime が提供する XMAP3 サーバ起動/停止シェルスクリプトを,OS が準備する自動
起動/停止用のディレクトリにコピーしてください。
次に AIX での設定例を示します。
また,XMAP3 サーバを起動する場合に環境変数などの設定を追加するときには,このコマンドを実行後,/
etc/rc.d/rc2.d/S99xpwrc 内の次の個所を修正してください。
451
14 XMAP3 サーバ/クライアントの操作
452
14 XMAP3 サーバ/クライアントの操作
14.3 XMAP3 クライアントの操作
XMAP3 クライアントの起動および停止の操作方法,クライアントの状態確認,および運用上の注意につい
て説明します。
14.3.1 ログイン後のデスクトップ上での起動と停止
(1) 起動
(a) アイコンでの起動
「XMAP3 クライアント」アイコン,または「XMAP3CLT.EXE」を実行して,XMAP3 を起動してくださ
い。「XMAP3 クライアント」アイコンを次に示します。
クライアントの XMAP3 システムは,サーバの XMAP3 システムを起動したあとに起動してください。
サーバが起動されていない状態でクライアントを起動すると,接続待ち状態でサーバの起動を待ちます。
(b) AP からの起動
各言語で持っている他 AP 起動用の関数を用いて XMAP3 を起動します。XMAP3 のインストールパス
(XMAP3インストールフォルダ \BIN フォルダ)を指定して起動してください。ファ