Agilent 3478A デジタル マルチメータ 取扱説明書
3478Aは、完全にHP-IBでプログラム可能なデジタル・マルチメータです。自動テストにおいても、ベンチにおいても、3478Aは直流電圧測定、真のRMS交流電圧測定、2線式あるいは4線式抵抗測定、直流またはRMS交流電流測定において、3ちから5ち桁の分解能を持っています。3478Aは感度100nvから300Vフルスケールまでの直流電圧測定、300kHzまでの真のRMS交流電圧測定、感度100μΩから30MΩフルスケールまでの抵抗測定ができます。3478Aの直流電流またはRMS交流電流測定は、感度lμAから3Aまで可能です。
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すが、ご理解願います。
なお、この製品に関するその他の情報や、代替製品情報などは、弊社 電子計測 ウェブ
サイト http://www.agilent.co.jp/find/tm にて、できるだけご提供しておりますので、ご利用
ください。
訂正のお願い
本文中に「HP」または「YHP」とある語句を、「Agilent」と読み替えてください。
また、「横河・ヒューレット・パッカード株式会社」、「日本ヒューレット・パッカード株式会
社」とある語句は、それぞれ、「アジレント・テクノロジー株式会社」と読み替えてください。
ヒューレット・パッカード社の電子計測、自動計測、半導体製品、ライフライフサイエンス
のビジネス部門は、1999年11月に分離独立してアジレント・テクノロジー社となりました。
社名変更に伴うお客様の混乱を避けるため、製品番号の前に付されたブランドのみ
HPからAgilent へと変更しております。
(例:旧製品名 HP 8648は、現在 Agilent 8648として販売いたしております。)
sa
取 扱 説 明 書
モデル 3478A
デ ィジタル ・マルチメータ
禁 無 断 転 載
YOKOGAWA‐ HEWLETT‐ PACKARD,LTD.
0 3 4 7 H 0 4 0 5
目
第 1章 3478Aの 横顔 … …………… ……………… 1
概 要 … ……………………………… … … … 1
簡単 な操作 … … ………… ……………… …… 3/4
第 2章 3478Aの
概 要 … … … … ……… … …… … … … 5
動作特 性 … ……………・…… …… …………… 5
1.オ ー トゼ ロ ・……………………………… 6
オー トゼ ロとは … ……………………… 6
オー トゼ ロが測定に与える影響 … …… 6
校正 とは … ….……………………………… 7
3.電 流測定 … … …………………………… 8
4.デ ィスプ レイ … ………………………… 8
ノーマルモー ド … ……………………… 9
メ ッセージ … …… ……………………… 9
ユーザか らのメ ッセージ … …………… 11
デ ィスプ レイの桁数のかえ方 … ……… 11
アナンシエータ … …… ………… ……… 12
5.読 な取 り速度 … …… ……………………・13
積分時間 … … …………………………… 13
オー トゼロ ・……………………………… 13
読 み取 り速度に影響す る他の要因 … … 13
6. レ ンジ … ………………………………… 14
レンジとは … …………………………… 14
表示の説明 ・……………………………… 14
オー トレンジ … ………………………… 15
マニ ュアル ・レンジ … ………………… 15
7.リ ア ・′`ネル … ………………………… 16
リア ・パネルにあるもの … …………… 1 6
リア ・′くネル ・スイ ッチ … ……………… 16
………………・ …… 17
測定上 の注意点 … ……………………… 18
9.テ ス トノリセ ット … ……….…………… 19
テス ト′リセ ットは … ………………… 19
¨¨¨。 ・
トリガとは … ………… ………………… 20
H.電 圧測定 … ・
12.ボ ル トメータ ・コンプ リー ト … ……… 23
ボル トメー タ・コンプリー トの使用 法 …… 23
次
25
概 要 … … …… …… … ………… … …… … 25
コマ ン ドの例 :3478Aに メ ッセージを送 る…
ア ドレス … ……………………………………
25
25
3478Aに 命令を送 る … ………………………
ホーム ・コマ ン ド … …………………………
26
28
プ ログ ラ ミングの ヒン ト … ………………… 29
3478Aか らデータを受け取 る … …………… 29
…………・
:…… 30
CLEAR ¨
………¨………………………………………・
31
31
31
LOCAL …
…………¨………¨¨¨¨………¨………・
31
31
解説 ・……………………………………… 31
LOCAL LOCKOUT ¨ ・ ……¨¨¨¨¨………
31
REMOTE ¨
31
32
………・ ……………………………………
32
例 … ………………………………………… 32
解説 ・…………………… ………………… 32
32
SRQの 使用法 ……………………………・ 33
ステータス ・レジスタおよびステータス ・
バイ ト ……………………………………
33
SRQマ スクの設定 ………………………・
33
SPOLL ¨
…………・ "¨………
35
例 … ……………・
……….………………
35
解説 … …………………………………………
35
TRIGGER …
……………………………………………
37
37
37
ア ドバ ンス ト・プログラムの例 … …………
38
温度測定 ・…………………………… ……
38
拡張抵抗測定 … …………………………
38 dBm測 定 …………………………………・
39
ステータス ・バィ ト・コマ ン ドの利用 …
40
41
42
第 4章 メ インテナンス … …………………………… 47
概 要 … … …… ………… …………………… 47
ア クセサ リ … ………………………………… 47
使用前の注意 … ・
………¨ 48
……………………………… 48
環境温度 ・……………………………………… 49
仕 様 … ・
HP― IBイ ンタフェースの接続 … ………… 50
目
5 0
ヒューズの交換 … ………… ……… …………・
5 0
5 2
M
保 証
次 ( つづき)
ク リーニ ング … ………………………………
診断プ ログラムとフローチ ャ
ー ト … …・……
憬
¨¨・ ・ …・ ¨・ ¨・ ……・ …・
B … ……… ………… …… ………… … ……………… … 6 7
2-1.動
2-2.3478Aの
2-3.ア ナ ンシエ ー タ … … …………… ……… …… 12
2-4.3478Aの レンジ … … ………・ ……… …… … 14
2-5.被 測定 抵 抗 に流れ る電 流 … …・
表 目 次
2 - 6 . セ ル フテス ト・エラーメ ッセージ … ………
3 - 1 . ホ
ーム ・コマ ン ド … …………………………
4 - 1 . ア クセサ リ … …………………………………
4 - 2 . ラ イ ン電圧 オプシ ョン … ……………………
4 - 3 . 仕 様
…………… …・ ………………………
19
28
47
48
5 9
図 目 次
2-1.電 流測定 … …・
…・
2-2.オ
ー トレンジ ・ヒステ リシス … ……………
8
15
2-3.3478Aの リア ・パ ネルとスイ ッチ ・…………
2-4.抵 抗測定 … ・
2-5.電 圧測定 … ・
……………………・
16
17
22
2-6.ボ ル トメータ ・コンプ リー トの使 用例 … …
3-1 命 令 の構造 ・……………………………………
23
26
3-2.命 令の例 … …………………………………………… 27
3-3.ス
3-4.ス
テータス ・レジスタ … …………………… 33
テータス ・バイ トおよび対応す るSRQ
マ スク … ……………………………………… 34
3-5,ス
4-1.HP―
4-2.3478Aア
テータス ・バイ ト … ……………………… 36
IBシ ステムの接続 例 …………………・50
ドレス ・コー ド … ………¨¨¨,……. 51
A-1. HP―
A-2.イ
IBコ ネクタ ………………………………・62
ンタフ ェースの接続 とバス構成 … … …… 63
第1■ ヨ 47日 AO欄 ■
概
要
新 しい 3478Aは ,完 全にHP― IBで プログラム可能なディジタル ・マルチメータです。 自動テス トにおいて も,ベ ンチにおい
て も, 3478Aは 直流電圧測定 ,真 のRMS交 流電圧測定 ,2線 式あるいは 4線 式抵抗測定 ,直 流 または RMS交 流電流測定
において , 3ち か ら5ち 桁の分 解 能 をもってい ます。 3478Aは 感度 100nvか ら300Vフ ルスケールまでの直 流電 圧 測
直流電流または RMS交 流電流測定は ,感 度 lμAか ら3Aま で可能です。
表示桁数を選ぶかオー トゼロを使 うことによ り,3478Aの 測定速度 ,測 定確度が任意に決 ま ります。 3%桁 モー ドでは,
3478Aは 毎秒 71回 まで 読み取 りが可能です。
文字 ・数字両用の液晶表示 (LCD)は ,測 定単位が明瞭に ,読 み易 く表示 されます。 また ,HP― IBの トーク,リ スン, リ
モー ト,SRQの 各 ステータスもLCDに 表示 され ます。 SRQボ タンは, 3478Aの フロント・パネルからパーム ・コンピュータ
に フラ ,グ を立てるか,割 り込みをかけ るときに使います。
システムでの使用に便利なよ うに,ス キャナなどの他の測定器 と同期をとるためのボル トメータ ・コンプ リー トおょび外部
トリガ端子を 3478Aの リア ・パネルに装備 してい ます。測定端子 はフロン トと リアに装備 されてお り,ベ ンチあるいはシス
テムの両方で使用 し易いよ うに設計 されています。 オプシ ョンの ラ ックマ ウン ト・キ ットを用いて ,ラ ックに格納すること
も可能です。
さらに ,フ ロント・パネルか らマニュアルで ,また自動校正 システムにおいて リモー トで3478Aは 電子的に校正 されますので,内
部調整は一切必要 あ りません。 またすべての機能の校正は ,カ バーをはず さずに行 えます。 セル フテス ト機能は ,3478Aの
内部の回路がマルチメータとして正 しく作動 してい ることを証明す るものです。
電 源 を 入 れ る と き の 注 意
3478Aの 電源を入れ る前に ,使 用電源電圧 と,リ ア ・パネルの電圧オプシ ョン ・ラベルが合 っているかどうかをお確め くだ
さい。必要なときには,第 4章 の設置のところを ご参照 ください。
デ ィスプレイ
SELF TEST
電 源 を 入 れ た 後 の 3 4 7 8 A の 動 作
3478Aは 電源が入ると,完 全 な内部セルフテス トを行いま
す。詳 しいセルフテス トの説明は,第 2章 に示 されていま
す。セルフテス トの 5つ の要素のうちどれか 1つ で も誤 り
があった場合,お かしい回路の場所を認めるメ ッセージが
表示 されます。 このことにより,初 期故障発見時間を縮め
ることがで きます。
- 1 -
- 2 -
セル フテス トがパス しなか った場合 ,エ ラー ・メ ッセージ
がデ ィスプ レイに表示 され ますので ご注意 ください。
ほんの数秒で ,以 上の事が完了 します。セルフテス トが終
わ った時点で 3478Aは使用可能 とな り,下 に示す状態に設
定 され ます。
フ ァンクシ ョン :
レンジ :
デ ィス プ レイ :
トリガ :
オ ー トゼ ロ :
DC電 圧
オー トレンジ ・オ ン
5%桁 の分解能
内部 トリガ
オ ン
К
ヽ
、
ホ
卜
・
二
ヽ
ヽ
一
ト
ロ
・ 、
ヽ一
I 卜
十
ー
ヽ
ミ
︱
・
ヽ
ム
ヽ
К
ト
、
ヽ
・ 、
ハ
、 e
卜
3
●
R e m
田
ヽ
・
+
︱
□□□□□□
ハ
ヽ
ハ
十
︱
1 1
ー ー
ー ー
壼 ■ l 椰
十 `
Q 邸
」 二
︻,
一 8
︵ 8
第2軍 ヨ 47日 AO使 用法
概 要
3478Aは研究室においても,製造 ラインにおいても,非 常にパワフルな性能を発揮 します。第 1章ではその基本的な性能の
特長について簡単に紹介 しましたが,本 章では,測 定上の問題解決のため 3478Aの特長がどのように生かされるかを説明し
ます。最初に本器の動作特性の要点を示 し,次 に各機能の詳細な使用法が,ア ルファ
ベ ット順に記述されています。本器の
使用法を知ることにより,ベ ンチで単体 として使 う場合でもコンピュ
ータと共に僚用する場合でも,そ の利用価値の高さを
一層よく理解 していただけます。
動作特性
表 2-1は 3478Aの 動作特性を示 します。これは本器の仕様の中か ら主な項 目だけを取 り出 した もので ,本 器の性能に関す
る質問の大半は この表を見れば答 えられるで しょう。なお完全な仕様 は第 4章 に示 してあ ります。
1 表
2-1.動 作特性
直流電圧測定 :感度 100nvの 30mVレ ンジか ら300Vフ
ルスケールまでの 5レ ンジ。入力抵抗 ;>101°
Ω,30 mV, 0.3Vお よび 3Vレ ンジ。 30V,
300Vレ ンジでは 10 MΩ± 1%。
交流電圧測定 :感 度 lμVの 0.3Vレ ンジか ら 300Vフ ル
スケールまでの 4レ ンジ。真の実効値応答。 ク
レス ト・ファクタ ;フルスケールのとき 4:1。
周波数範囲 ;20 Hz∼ 100 kHz(30Vレ
ンジで
は 300 kHzま で )。
入力抵抗 /容 量 :lMΩ ± 1%′ <75 pF。
ンジ。 シャン ト抵抗 ;最大 0.3Ω。 測定端子間
の電圧降下 ;<0.9V,フ ルケスール。
交流電流測定 :感 度 lμAの 0.3Aレ ンジか ら3Aフ ルス
ケールの 2レ ンジ。 シャン ト抵抗 ;最大 0.3Ω。
周波数範囲 ;20Hz∼ 20 kHz。測定端子間の電
圧降下 ;く 0.9V。
ケ ール の 7レ ンジ。試料を流れ る電流 ;lmA
(30Ω ,300Ω , 3kΩ レンジ ), 100 μA
(30 kΩレンジ ).10 μ A(300 kΩ レンジ ), lμA(3MΩ レンジ ), 100 nA(30MΩ レンジ
開放 時の端子間電圧 ;<6.3V。
各 機 能 の 使 用 法
3478Aの 機能を 12個 の項 目に分けて ,そ の使 用 法 を詳 しく説 明 します。各項 目の最後にその機能に関するHP― IBリ モ
ー
ト・プログラ ミング ・コマ ン ドを示 してあ ります。
1.オ ー トゼ ロ (AUTOZERO)
7. リ ア ・ノくネル (REAR PANEL)
2.校 正 (CALIBRAT10N)
3.電 流測定 (CURRENT MEASUREMENTS)
4 . デ ィスプ レイ ( D I S P L A Y )
5.読 な取 り速度 (READING RATE)
6 . レ ンジ ( R A N G I N G )
8.抵 抗測定 (RESISTANCE MEASUREMENTS)
9.テ ス トノリセ ット(TEST/RESET)
10. ト リガ (TRIGGER)
H.電 圧測定 (VOLTAGE MEASUREMENTS)
12.ボ ル トメータ ・コンプ リー ト(VOLTMETER
COMPLETE)
- 5 -
L
1.オ ー トゼロ(AU丁 O ZERO)
オ ー トゼ ロとは
オー トゼ ロ 。キーは,3478Aの 内部ゼロ機能を動作 させ るか させないかを選択す るキーです。 オー トゼロを動作 させ ます と,
おのおのの読み取 りにおいて ,3478Aの 内部で発生 したオフセッ ト誤差 を連続 的にゼ ロにす ることがで きます。 この とき,
確度は最 もよ くな ります。 しか し,ォ ー トゼ ロを動作 させないときも,有 効なアプ リケーシ ョンがあ ります。オー トゼロ 。
オ フのとき,内 部読み取 り速度は約 2倍 にな ります。 これは,ス ピー ドの速いプログラム可能なアプ リケーシ ョンでは重要
にな ります。 さらに ,3478Aの 入力回路は ,オ ー トゼロ ・オフのとき完全に安定状態のままです。 これは,3478Aの 内部ス
イ ッチング ・トランジェン トが読 み取 り確度に影響す るような非常にイ ンピーダンスの高い回路を測定するとき役に立ちま
す。 もちろん,オ ー トゼ ロ ・ォフの状態で レンジ,ま たは測定モー ドが変化 した ときは ,常 にオー トゼロの最新情報 が加え
られ ます。測定周囲温度 が安定か不安定 かは ,オ ー トゼロ ・オフに切 り換 えるか換 えないかを決める重要な要因とな ります。
3478Aの 周囲温度を一定に保う ことによ り,悪 影響を与えずにオー トゼロ 。オフに切 り換 えることがで きます。
オ ー トゼ ロ が 測 定 に 与 え る 影 響
直流電圧 と電流測定
3478Aの電源を一度切 り,そ の後で再び電源を入れ,次 のスイッチを押して ください。
全出8 ょ
閻 田
り速い読み取 り速度で表示が,何 度 もディスプレイに表われます。また,同 時に
AZ OFFが 表示されます。これでオー トゼロは解除されます。もう一度キーを押
しますと,オ ー トゼロに戻 ります。
オー トゼ ロは ,マ ルチメータの直流入 力増幅回路の,温 度などの微少オフセ ットを直すために用い られます。オー トゼロの
状態では (電 源を入れるとオー トゼロにな る ),3478Aは 1回 の読み取 りの間にゼロ測定 と入力電圧の 2つ の■ll定
す。デ ィスプ レイには , 2つ の測定の差が表示 されます。ゼロ測定は 3478Aの 入力端子を切 り離 し,内 部入力回路 と回路の
GNDと を短 絡 して行われ ます。それか ら入力電圧測定に切 り換わ ります。すべての切 り換 えは ,内 部で 自動的に行われ ま
す。 オー トゼ ロがォ フの場合に,新 しい ファンクシ ョンあるいは レンジが選ばれた ときは,3478Aは ただちに最後のゼ ロ測
定 を行い ,そ れをメモ リにス トア します。 この後の入力電圧測定は,こ のメモ リにス トアされたゼ ロ測定値が測定 された入
力電圧値か ら引かれ ます。入力電圧のみが測定 されますので ,読 な取 り速度は約 2倍 にな ります。
交流電圧と電流測定
交流電 圧 と交流電流測定のために ,直 流電圧測定 とは異なる入力回路を使用 しています。 ゼロnll定はAノDコ ンバータのオフ
セ ット除去のためのみに使われ ます。交流電圧 と交流電流測定でオー トゼロをオフにすると,A′ Dコ ンパータのゼロ測定は
除かれ ますので ,よ り速い読み取 り速度にな ります。
抵抗測定
2線 式抵抗測定におけるオー トゼロは ,直 流電圧測定の場合 と同様ですので ,こ こでは 4線 式抵抗測定について説明 します。
- 6 -
ゼロ測定は,一 般に入力増幅器 と回路のGNDと を 短絡 して行われます。 4線 式抵抗測定モー ドでは ,入 力増幅器 と 4線 式
抵抗測定電圧検 出ロー (4 Wire SENSE LO)端 子 とを短絡 して行 われ ます。オー トゼ ロがオ ンの状態で ,ゼ ロ測定 は各測
定 サイクル ごとに行われます。オー トゼロがオフの状態ではゼ ロ測定 は更新 されず ,テ ス トリー ドの抵抗が変化 した場合 ,
測定値に誤差 が生 じます。 この誤差を防 ぐために,テ ス トリー ド抵抗が変化 した ときは 3478Aの ファンクシ ョンや レンジを
切 り換 えることによ り,新 しいゼロ測定 を行わ させる必要 があ ります。
参照 :デ ィスプ レイ (積 分時間 ):DiSPLAY(:ntegration ttime)
読み取 り速度 : R E A D : N G R A T E S
く 翼 〉コ
ンド
Z O オ
ー トゼ ロ 。オ フ ( a u t O z e r 0 0 f f )
Z l オ
ー トゼ ロ 。オ ン ( a u t o z e r 0 0 f f )
2 . 校 I ( C A L I B R A 丁 1 0 N )
校正 とは
ンセプ トです。以前はボル トメータのカバーを取 り外し,機 械的に調整していました。現在,校 正はフロント・パネルのボ
ビス ・マニ ュアルを ご参照 ください。
↓
9´´θP
校正は,3478Aに 既知の電圧あるいは抵抗あるいは電流を加えることによって行われます。校正のとき3478Aは 10回読教
取 りを行い,既 知の値 と 10回 の読 み取 りの平均とを比較 します。既知の値に対する読み取 りの値の誤差を直すために校正
定数が計算され,3478Aの メモ リーにス トアされます。 この校正定数は各 レンジ,フ ァンクションにおいてそれぞれ計算さ
れます。 この後の測定は,こ の定数により補正されます。校正定数メモ リ
ーは電源を切っても保持されます。
校 正 を 可 能 に す る 方 法
3478Aのフロン ト・パネルにCALと い うラベルのついた小さなロータリ・スイ ッチがあ ります。 このスイ ッチを垂直の位置
に回転させますと,校 正が可能にな ります。このスイ ッチを,専 門の知識と技能をもったYHPの 修理 技 術者以外の方は動
かないで ください。正 しい手順で行いませんと,校 正が失敗する場合があります。
鮪
コマン ド 注 )この コマン ドについては, 3478Aのサービス ・マニュアルをご覧 ください。
C alE(Calibration)
3. 電 流測定 (CURRENT MEASUREMEN丁 )
電 流 測 定 の 方 法
3478Aは ,直 流電流,真 のRMS交 流電流を 0.3A,3Aの 2レ ンジで測定することがで きます。機器の保護のため, 3A,
250Vの ヒューズがついています。 ヒューズが切れた場合 ,交 換する前に第 4章 をお読み ください。図 2-1に ,3478Aに
使われている内部カレン ト・シャン トとヒューズを示 します。 カレン ト・シャン トを通 って流れる未知の電流を電圧に変換
し,そ の電圧を測定 します。 lAよ り大 きい入力電流では,カ レン ト・シャン トの抵抗が発熱するため,わ ずかに測定値が変化することがあ ります。別
の電流測定が行われる前に,回 路を測定が完了 した状態にするための十分な時間が必要です。
直流電流測定
直流電流測定 キーを押 します と, 3478Aは 直流電圧測定モー ドにな ります。電流測定をす る際には,3478Aの フロン ト・パ
ネルか ら他のテス ト・リー ドはすべて外 して くだ さい。直流電流測定の レンジは,0.3A,3Aレ ソジの 2レ ンジがあ ります。
交流電流測定
[三 二]
交流電流測定は測定機能を選ぶ際に,交 流電流測定キーを使 う以外は直流電流測定の場合同じです。また,測定 レンジは
0.3Aと3Aの 2つの レンジがあります。
く博嵩ン
コマン ド n SENSE :NPUT
(4 WIRE, (2 WnC)
F5 直 流電流測定 モー ド
F6 交 流電流測定 モー ド
QHЮ
300Vヽ
⊥〓
¨¨鷹
・3478Aの 内部
4
│
│
│
「
I DCあるいは
図 2-1 電 流測定
L _ = 〈
♭
_ _
4.デ ィスプ レイ (DISPLAY)
使 用 法
3478Aの ディスプレイは,記 号,文 字,数 字が 12個表示できるとい う特長をもっています。 このディスプレイは,ノ ーマル
(NOMAL),メ ッセージ (MESSAGE),ユ
ーザからのメッセージ(USER GENERATED MESSAGE)の
3つ のモ
ー ドの中の 1つに使われます。ディスプレイの下段には,SRQ,オ ートゼロ,2ま たは 4線式抵抗測定を表わす表示が現れ
ます。
次の ボ タ ンを押 して くだ さい。
R E S E T こ
圃 田
のボタンを押 しますと, 3 4 7 8 A は セルフテス ト( S E L F T E S T ) モ ー ドにな ります。
デ ィスプ レイに 1 2 の記号 と, デ ィスプレイの下の方に 1 2 のアナ ンシエータ ( S R Q ,
L S T N , T L K な ど ) が表示 されます。
ノ ーマ ル ・モ ー ド
ノーマル ・モー ドにおいて,デ ィスプレイは直流電圧,抵 抗などの測定結果を表示することができます。測定値はディスプ
レイの 2番 目から7番 目に表示されます。ディスプレイの一番左側に,測 定値の正負 (+,一 )が表示されます。測定単位
は,デ ィスプレイの最後から4個 の記号で示 されます。最大表示は,小 数点も含めて 303099までです。
次の ボタンを押 して くだ さい。
□ 囲
次 の ボ タンを押 して くだ さい。
このボタンを押 しますと,直 流電圧測定 ,マ ニュアル ・レンジ 。モー ドにな ります。
デ ィスプレイには
(M RNG"ア
ナンシエータが表示されます。
困 m回
これ らのキーを何度 も押 します と,デ ィスプ レイの小数点 が動 き,直 流電圧を表わす
MVDCが 表示 され ます。 2線 式抵抗測定 モー ドで これ らのキーを何度 も押 しますと,
デ ィスプ レイに OHM,KOHM,MOHMが 交互に表示 されます。
マルチメータの議み取り異常
読み取 りが表示できるレンジ以上になった場合 ,デ ィスプレイに
A―Dコ ンバータが動作 しなくなった場合 ,デ ィスプレイに
照 t OVLD"(overload)が
A―D TEST FAIL"あ
表示 されます。
るいは
ぐ
A―D LINK FAIL"が
表示 されます。 3478Aは読み取 りを しようとし続け,読 み取 りが成功 した場合 ,そ れが表示されます。
メ ッセ ージ
3478Aで表示 されるエラー ・メッセ=ジ については,表 で説明します。 ここでは,ほ かのメッセージについて例を上げて説
明します。
次のボタンを押 して くだ さい。
C A L こ
陶 国
の ボ タ ンを押 します と , デ ィス プ レイに
“
E N A B L E C A L " が 表 示 され ます。 こ
のメッセージは,3478Aが 校正 される前に,校 正スイ ッチが校正の位置にセ ットされ
ていなければならないことを示 します。
また , 次 の ボ タ ンを 押 して くだ さい。
ADRS
この ポタンを押 しますと, 3478Aの HP― IBの ア ドレス番号が表示 されます。 陶 □
- 9 -
他に,い くつかのメッセージが 3478Aのディスプレイに表示されます。他のメッセージを 3つの項目に分け,表 にしたもの
を次に示します。
表 2-2.3478Aの メ ッセ ージ
エラー ・メッセージ (詳 しくはセル フ ・テス トをご参照 くだ さい )
U.C.RAM FAIL
3 4 7 8 A の内部 R A M セ ルフ ・テス トの失敗
U.C.ROM FAIL
3 4 7 8 A のR O M セ ル フ ・テス トの失敗で ,ROMに エラーがあることを表わ します。
CAL RAM FAIL
校正 されていないのに ,校 正 RAMに 書 き込 も うと した ことを表わ します。
UNCALIBRATED
校正 R A M の チ ェ ックサム ・エラー。 3 4 7 8 A の校正は疑わ しい。
A―D LINK FAIL
内部 プロセ ッサがA ′D コ ンバータとデータの授受がで きないことを表わ します。
A―D SLOPE ERR
A′Dコ ンバータが適当な結果を得 られないことを表わ します。
A―D TEST FAIL
A′Dコ ンバータ ・セル フ ・テス トの失敗。
校正 メッセ ージ (詳 しくは 3478Aのサー ビス ・マニュアルを ご参照 くだ さい )
CALIBRATING
CALキ ーが押 されて ,校 正が実行中であることを表わ します。
CAL ABORTED
不適当なキーが押 された場合 ,オ ーバー・ロー ドあるいはAノDコ ンノこ 夕にエラーが発見 された場合表示 され ,校
正は中止 されます。
CAL FINISHED
校正のサイ クルが終了 した ことを表わ します。
ENABLE CAL
校正を行 うために CAL ENABLEス イ ッチが校正の位置にな っていなければな らないことを表わ します。
VALUE ERROR
要求 された値では校正がで きない ことを表わ します。 このメ ッセージは次のよ うな場合表示 されます。
1.ゼ ロ校正を しようとして+500CXlから-40000の レンジ (5%桁 モー ドの場合 )か ら外れた値が読み取 られ
た場合。
2.ゲ イ ン校正を負電圧で行お うとした場合。
3.ゲ イン校正を約 ± 7%フ ルスケールの レンジか ら外れて行 お うと した場合。
4.交 流電圧校正を行お うとして供給 された電圧が 3VACで なか った場合。
5,Cコ マ ン ドにより校正 しよ うとしたが,デ ィスプレイに有効な数字がなかった場合。
ACI vALUE ERROR
交流電流校正の終了間際に 3478Aが 交流電流の校正定数を算出 したとき,算 出 した数字が レンジか ら外れていた
場合。 これによ り300mV DCレ ンジあるいは 3A DCレ ンジの校正定数は有効でな くな りますが , 交流電圧校
正 は有効です。
一 般に使用されるメッセージ
HP― IB ADRS xx
3478Aの HP― IBの ア ドレス番号を表示 します。 xxは 現在設定 されているア ドレス番号を表わ し,
ルにあるア ドレス ・スイ ッチによ り設定 を変更で きます。
リア ・パ ネ
OVLD
入力が設定 されている レンジよ りも大 きい場合表示 されます。
ユ ーザ か ら の メ ッセ ー ジ
3478Aをコンピュータで コントロール しているとき, 12文字までユーザ ・メッセージをディスプレイに表示することができ
ます。下にその例を示 します。詳 しくは第 3章 をご参照 ください。
く 翼 〉コ
ンド
D 2 t e x t
D 3 t e x t
D l
い うメ ッセージを , デ ィスプレイに表示 させ るときに使います。
い うメ ッセージを , デ ィスプ レイに表示 しますが , 更 新はされません。
3 4 7 8 A のデ ィスプレイを標準に もどす ときに使います。
デ ィスプ レ イ の 桁 数 の か え 方
ノーマル ・モー ドで測定値を表示 しているとき,桁 数,言 い換えれば測定の分解能を選択することができます。 これは読み
取 り速度に影響するだけでな く,ノ ーマル ・モ
ー ド除去比 (NMR)に
も影響 します。
次のボタンを押 して くだ さい。
3
蠅 田
このボタンを押 しますと,3478Aは 3と 桁モー ドにな ります。 このモ
ー ドは ,読 み
取 り速度は一番速いのですが,分 解能は他のモ
ー ドに比べ最も低 く,ノ イズ除去もよ
また ,次 のボタンを押 して くだ さい。
になります。このモード
源 ライ ン周期の 1周 期 と同 じ (60 Hzの時 16.66ms,50Hzの
時 20ms)で す。
蠅 困
また ,次 のボタンを押 して くだ さい。
このボタンを押 しますと,5%桁
モー ドにな ります。 このモー ドでは,分 解能 ,ノ イ
蠅 回
ズ除去 ともに最もよくな ります。 また,電 源 ライン周期の 1周期と同 じ積分時間ごと
に,10回 の読み取 りをし,そ れ らの平均値をとります。 このモ
ードのとき,ノイズ除去
は 80 dBです。
- 1 1 -
積分時間
前述 したように,デ ィスプレイの桁数を変えますと,マ ルチメータの分解能 も変わ ります。また,読 み取 り速度を決定する
積分時間も変わ ります。これはノーマル ・モー ド除去比 (NMR)に 大 きな影響を与えます。 3478Aの A/Dコ ンバータは,
積分形を使用 しています。積分はA/D変 換の間,電 源 ライン周期 (PLCis)の 整数倍 に積分区間を定めることにより,ラ
インか らのノイズの影響が平均 してゼロになるような方法がとられています。積分時間は, 1回 の測定時間と同じではあり │
ません。積分時間は,電 源 ライン周期において入力電圧をサンプルする時間です。 4考 桁表示では, 1積 分周期に要求 され ‐
る時間は, 1電 源 ライン周期 (PLC)で ,ラ イン周波数が 60Hzな ら16.66ms,50Hzな ら20msで す。積分時間は,リ ア
・パネルの 50ノ60Hzラ イン ・スイ ッチを設定することにより決定 されます。 3%桁 モー ドでは,積 分時間は 1′10電源ライ
ン周期です。ノーマル ・モー ド除去比 (NMR)は
,電 源ライン周波 数 の交流電圧が重畳 している直流電圧を,正 確に測定
するためのボル トメータの性能を表わすものです。 3478Aの ノイズ除去比は, 3考 桁表示では O dB,4%桁 表示では
59 dBです。ノーマル ・モー ド除去比が最 もいいのは 5%桁 モー ドで ,そ の値は80 dBです。
く 翼 〉コ
ンド
N3 3考 桁表示モード
N4 4%桁 表示モード
N5 5%桁 表示モード
アナンシエータ( A n n u n c i a t o r s )
デ ィスプレイの下側にある 12の 表示は ,3478Aの 状態を表示 します。
表 2-3.ア ナンシエ ータ
SRQ SRQ表 示は,3478Aが コントローラか らのサービスを要求 していることを表わ します。詳細は第 3章 ご参
照 ください。
LSTN ttLSTN"(LISTEN)ア ナンシエータは,3478Aが リスナになるとき現われます。
TLK ttTLK"ア ナ ンシエ ー タは ,3478Aが トー カで あ る ことを意 味 します。
RMT “ RMT"ア ナンシエ ー タは ,3478Aが リモ ー ト・コン トロール されて い る ことを表 わ します。 フロン ト・
パ ネル ・キーボー ドは ,LOCALと
SRQキ
ー以外は働 きません。詳細は第 3章 ご参照 くだ さい。
MATH MATHは
,3478Aで は使 わ れ ませ ん。
AZ OFF 3478Aの オー トゼ ロ (Autozero)が 行われないことを意味 します。
2Ω 3478Aは
,2線 式抵抗測定モー ドであることを表わ します。
4Ω 3478Aは
M RNG こ
,4線 式抵抗測定 モー ドであることを表わ します。
のアナ ンシエータはマニ ュアル ・レンジ 。モー ドであることを表わ し,オ ー トレンジは働 きません。
S TRIG こ のアナンシエータはシングル ・トリガで ,内 部 トリガはかか らないことを意味 します。 ボル トメータは
シングル ・トリガ 。キーが再び押 され るか , トリガ ・メ ッセージをインタフェースを通 して受け取 るまで
作動 しません。
CAL CALア
SHIFT こ
ナ ンシエータは ,選 択 された レンジまたは ファンクションで 3478Aの 校正が行われ るとき現れます。
のアナ ンシエータは ,シ フ ト・キー (青 色のキー )を 押 します と表われ ,フ ロン ト・パネルに青字で書
かれた機能が実行可能にな ります。別の機能が実行 されるか ,ま たは シフ ト・キーを再 び押 しますと,こ
の表示は消えます。
- 1 2 -
速 い 読 み 取 り速 度
より速い読み取 り速度が望まれる理由にはい くつかありま 九 たとえば,あ る信号を非常に多 くの点で測定するためにスキャ
ナを用いる場合や,測 定結果が出るまでのコンピュータの待ち時間を短縮 したい場合,速 い読み取 り速度が必要にな ります。
3478Aは,こ の問題を解決することがで きます。 3478Aの最高読み取 り速度に影響する要因がい くつかありま九 それは電
源ラインからのノイズ,プ ロー ドバン ド(broadband)・ ノイズ,熱 などの外乱と確度,オ ー トレンジやオー トゼロのよう
な機能です。選択 された分解能の桁数や機能 ,オ ー トゼロを行 うかどうかが,Aノ D変 換 の速 度やタイ ミングを決定 します。
ノイ ズ の 影 響
測定 しようとする信号には,測 定を妨害するラインからのノイズ,プ ロー ドバン ド・ノイズの問題があ ります。3478Aは積
分形 A′Dコ ンバータを使用することにより,こ れらのノイズを除去することがで きます。 この積分方式は,積 分時間を電源
ラインの 1周期の整数倍に定めることにより,ラ インか らのノイズを平均イヒしてゼロにすることができます。電源ライン周
波数の交流電圧が重畳された直流電圧を測定するためのマルチメータの能力の尺度が,ノ ーマルモー ド除去比 (NMR)と
チを,正 確に設定することが重要です。 50Hzラ イン周波数ならば,ス イ ッチを上げ,60Hzな ら下げて ください。
積 分 時 間
表示桁数を変えると,読 み取 りの分解能 も変わ ります。それは,読 み取 り速度を決定する積分時間が変わることを意味 しま
す。積分時間は,電 源 ライン周期でボル トメータが入力電圧をサンプルする間の時間と同 じで, 1回 測定する時間と同 じで
はあ りません。 4%桁 表示では, 1回 の積分に要する時間はライン周波数が 60Hzの とき 16%ms,50Hzの とき20msで
す。 3%桁 表示の積分時間は,4と 桁表示の 1ノ10です。 3478Aの ノーマルモー ド除去比は,4%桁 表示では 59 dB,3%
桁表示では OdBで す。 5%桁 表示のノーマル除去比は ∞ dBで す。
ラ
│」 夕1エ
│
オ ー トゼ ロ
測定環境の温度安定度は,ま た大変重要な問題とな ります。温度が安定な環境で測定する場合,オ ー トゼロ機能を使わな く
ても,確 度を下げることな く約 2倍 の読み取 り速度で測定することができます。 このとき,レ ンジ,フ ァンクシ ョンが変化
すると,そ れ以前に行われたオフセ ットの値は全部消去され,新 たにオー トゼロが行われます。
読 み 取 り速 度 に 影 響 す る 他 の 要 因
1.各 読み取 りごとにオー トレンジを行 うかわ りに固定 した レンジを選ぶことにより,読 み取 り速度を速 くすることができ
ます。
2.交 流電圧測定では,安 定時間は 6011msです。 20nlsと200msの 安定時間が,正 確な測定のために必要とされる3MΩ と
30 MΩレンジを除いて,抵 抗測定を直流電圧測定 と同 じ速 さで行 うことがで きます。ファースト・トリガ ・コマン ドT5
は,デ ィレイを省略 しますので通常の トリガ ・コマンドT3と 同じ速さで 読み取 りが行えます。オー トレンジなどの理由
で再び読み取 りが行われると,通 常のディレイが発生 します。
3.3%桁 表示 ,オ ー トゼロ 。オフ,す べての直流電圧測定 ,60 Hzの 電源周波数 ,
オフ,正 電圧の測定 ,内 部 トリガにおいて,読 み取 り速度は最大にな ります。
レンジ,デ ィスプレイ
4.読 み取 り速度はコンピュータのデータ転送時間によって左右されます。HP85コ ンピュータでは,ENTER命 令を使用
するよりもTRANSFER命 令を使用 する方が読み取 り速度が速 くな ります。
6.レ ンジ (RANGING)
レ ン ジ と は
3478Aのレンジの選択はマルチメータによって自動的に,も しくはフロント・パネルのキーにより手動で行うことができま
す。 3478Aの速いオー トレンジは,速 いベンチ測定を可能にします。
表 示 の 説 明
3478Aの 入力端子 を短絡 して , 次のボタンを押 して ください。
ディスプレイにM R N G が 表示されるのを確認 して ください。 これは,3478Aがマニ
ュアル・レンジであることを表わ します。再びボタンを押 しますと,3478Aはオー トレ
ンジにな ります。
何度 も次のボ タンを押 して く だ さい。
困 ∝回
これ らのボタンを押 します と,デ ィスプ レイの/1■点が動 きます。 また ,デ ィスプ レ
イに レンジが表示 され ます。すべての測定モー ドについて試 してみて くだ さい。各測
定モー ドの可能な レンジが表示 されます。
デ ィスプ レイは直続で き,小 数点 およびファンクシ ョン表示の組合せで レンジを表示することがで きます。 3478Aと ,色 々 │
い。電源電圧を調節 しました ら,デ ィスプ レイをご覧 くだ さい。デ ィスプレイは レンジが変 わると,一 瞬何 も表示 されな く
な りますもその後,た と刻 ぎ.047215VDCの よ うに,デ ィスプレイに表示 された とします。 これは ,測 定値が 47.215mVdcで
あ ることを表わ します。
フ ァンクシ ョン
直流電圧
レ ン ジ
30mV, 300mV
3 V , 3 0 V , 3 0 0 V
交流電圧 300mV
3V,30V,300V
表 2-4 3478Aの
直流電流 300mA
3 A
デ ィスプ レイ表示
MVDC
VDC
MVAC
レンジ
VAC
MADC
ADC
HP― :B コ ー ド
R-2,R-1
R O . R l , R 2
R-2
RO,Rl
R-1
R0
R2
交流電流
抵 抗
300mA
3 A
30`2 300`2
3kΩ ,30 kΩ ,300 kΩ
3MΩ , 30 MΩ
MAAC
AAC
OHM
KOHM
MOHM
R-1
R0
R l , R 2
R 3 , R 4
R 6 , R 7
R 5
- 1 4 -
ー トレ ン ジ
オー トレンジは,4%桁 モー ドで読み取 りを行います。測定点が,フ ルスケール (303099カウント)と フルスケールの約 9
%(027000カ ウント)の 間にあるとき,そ の測定点を見つけるまで連続的なレンジで測定を行います。
璽 瞑
ンド
RA オ
ー トレソジ 。モー ドの選択
オ ー トレンジ ・ヒステ リシス (Autorange Hysteresis)
オー トレンジ ・モー ドにおいては ,表 示の読み取 りが (士)303099カ ウン トを越 えた場合 ,3478Aは レンジを上げ ,
(士)o27∞0カ ウン トよ り減 った場合 ,レ ンジを下げます。 これは ,5%桁
モー ドのときです。 これ らのオー トレンジ点は,小
数点に関係 あ りませ ん。 2点 間の差は ,オ
ー トレンジ ・ヒステ リシスと呼ばれ ます。直流電圧の場合を図 2-2に 示 します。
ほかの測定でのオー トレンジも同様です。
300V
30V
レンジ 3V
3 0 0 m V
3 0 m V
1 2 拝‐ a 苺―
30.lV
270mi 4「
――――……
¬13.01V
―
汗
=:0・ m。
● = ダ ウンレンジ・ポイント
" = ア ップレンジ・ポイント
入カ レベル
図 2 - 2 . オ
ー トレ ン ジ ・ヒステ リシス
3 4 7 8 A - 2 - 2
マニ ュアル レンジ
E ≡ ∃ E 蚕 ∃ E 豆 ∃
I A U T O ′
M A N ( オ
ー トレ ン ジ ′マ ニ ュ ア ル ・レ ン ジ ) キ ー を 押 し ま す と , レ ン ジ が オ ー トか ら マ ニ ュア ル に 変 わ り , そ の レ
ンジの状態を保ち ます。上矢印 合 キーは,3478Aの レンジを次の高い レンジに上げるキーです。下矢印 0キ
のレンジを次の低い レンジヘ下げるキーです。どの場合で も3478Aが マニュアル
ーは,3478A
・レンジ ・モー ドならば,デ ィスプレイに
M RNGが 表示 されます。
最 も高いレンジあるいは低い レンジは,選 択するファンクシ ョンによって決まります。たとえば ,直 流電圧測定での最小 レ
1 換
えますと,レ ンジは 300mVに 自動的に切 り換わ ります。 3478Aはファンクションがかわった場合 ,最 も近接 した レンジに
1 切 り換えます。
く 翼 〉コ
ンド
表 2-4を
ご参照 くだ さい。
-15-
リア ・パ ネルにあるもの
図 2-3に 3478Aの リア ・パネルを示 します。 リア ・パネルには,測定入力端子,2個 ,BNC端 子が装備されて い ます。 リ
ア ・パネルの入力端子は,フ ロン ト・パネルのフロン ト・リア ・スイ ッチをオンの状態にすることにより使用可能となりま
す。 2個 のBNC端 子の うち 1個は,A′ D変 換が終了 した場合にパルスを出力するボル トメータ ・コンプリー ト(VM
COMPLETE)端 子です。 もう1個のBNC端 子は外部 トリガ ・パルスを入力するための端子 (EXT TRIG端 子 )です。
詳 細 は トリガ ( T R I G G E R ) あ るい は ボ ル トメー タ ・コ ン プ リー ト( V O L T M E T E R C O M P L E T E ) を ご参 照 くだ さい 。
リア ・パ ネル ・スイ ッチ
3478Aの リア ・パネルには 8個 のスイッチがあ ります。 このスイ ッチを上の位置に しますと
・
1"(オ ン)に設定されます。
スイッチを一番左から1,2,・ ……,8と して,各 々のスイッチの意味を説明 します。
ス イ ッチ 1 この スイ ッチは 50 Hzノ
り換 えスイ ッチです。
スイ ッチ 2
スイ ッチ 3
ス イ ッチ 4
S
ス イ ッチ 8
このスイ ッチは使用 しません。
このスイ ッチはパ ワーオ ンSRQ(PON SRQ)ス イ ッチです。 このスイ ッチが上の位置に設定 されている
場合 ,AC電 源の瞬断などのように一度電源 が切れ ,再 び電 源 が投入 された場合に コン ピュータに割 り込 み
をかけ る(SRQ)機 能です。
スイッチ 4か ら8は ,3478Aの HP― IBト ーク ノリスン ・ア ドレス番号選択スイ ッチです。 3478Aのアドレ
ス番号は工場出荷時に 23に設定されています。 トーク・オンリ。モー ドに設定する場合は,ス イッチ 4か ら
8を すべて上の位置にして ください。詳 しくは付録Aを ご参照 ください。
外部 トリガ
入力端子
HP―IB
コネ クタ
ボル トメータ
コンプ リー ト
出力端子
電 源 ライ ン
ション ・ラベル
ン78Aの リア
a 抵 抗測定:(RESISTANCE MEASUREMENTS)
抵 抗 測 定
定があります。図 2-4に 抵抗測定の方法 を示 します。電流が 3478Aよ り供給 され,被 測定抵抗に流れます。直流電圧計で
被測定抵抗に生 じる電圧を測定 し,抵 抗値を計算 します。各抵抗 レンジの被測定抵抗に流れる電流値を表 2-5に
示 します。
30 MΩよ り大 きい抵抗は,拡 張抵抗測定モー ドを使用することにより測定で きます。
リ
ー ド鰍 n SENSE :NPUT
(4W:RE, (2W!RE)
● 300V∼
28140
(440042壁
サ ー ミスタ
で 2 0 ℃ の
とき )
3 A ∼
M A X
TЮ
= 3A/250V
FUSE
被測定抵抗は 2816042
で誤差 007%
・3478Aの 内部
2 麟 勧 離
図 2-4.抵 抗 測定
A L L
〓
上
朧
¨
T E R M ¨時
﹂一一 ︺︶
4線 式抵抗測定
レ ン ジ
30 Ω
300 Ω
3 k Ω
3 0 k Ω
300k`2
3 M Ω
3 0 M Ω
表 2-5.被 測定 抵抗 に流れ る電流
被測定抵抗に
流れる電流値 l m A l m A l m A
1 0 ″ A l μ A
1 0 0 n A
開 放 端 子 間
の 最 大 電 圧
6 . 3 V
6 . 3 V
6 . 3 V
5 . 8 V
5 . 8 V
5 . 8 V
5 . 8 V
2814
2線 式抵 抗 測定 (2-Wire Ohms)[II]
2線 式抵抗測定モー ドは ,テ ス ト・リー ドの抵抗が小さい場合によ く用い られます。 テス ト・リ
ー ドの抵抗が大 きい (テ ス ト
・リー ドが長い )と き,2線 式抵抗測定モー ドで測定 しますと,正 確な測定結果が得 られません。たとえば図2-4に 示 され
- 1 7 -
く 翼 〉コ
ンド
F3 2線
4線 式抵抗測定 (4-Wire Ohms)
4線 式抵抗測定では ,テ ス ト・リー ド抵抗に よって発生する誤差 を除去す ることがで きます。図 2-4に この例を示 します。
サーミスタを流れる電流はリード抵抗を無視したものと同じで,サーミスタの電圧のみを測定することができます。リード
が長いとき,ま た高い確度が要求 され るときには ,4線 式抵抗測定を行 って ください。
く導葛ン
コマン ド
F4 4線 式抵抗測定の選択 (あ るいは H4)
拡張抵抗測定 ・
3478Aの 拡張抵抗測定は ,リ モ早 卜・プログラ ミング ・コマ ン ドF7で のみ可能 とな ります。拡張抵抗測定は,30 MΩ を越
え る抵抗を測定す るために用い られ ます。拡張抵抗測定モー ドでは ,3478Aは 30 MΩ レンジ,2線 式抵抗測定モー ドにな り
ます。約 10 MΩの抵抗が ,3478Aの 内部 で 入 力 端子 に並列に接続 され ます。最初に この抵抗 が測定 され ,入 力端子に被測
定抵抗が接続 され ると,こ れ らの 2つ の抵抗の合成抵抗値が測定 され ます。それか ら,下 に示 され るような式で被測定抵抗
の値を計算 します。
R x 冊
Rxは 被測定抵抗,Riは 内部 10MΩ 抵抗の測定値 ,Rtは 合成抵抗の測定値です。測定に使用 するテス ト・リー ドは,ノ イ
ズを拾 うのを防 ぐために短か くし,で きればシール ドでおおうようにして ください。
被測定抵抗の測定 ,計 算,測 定値の表示のプログラムは,第 3章 をご参照 ください。
く 重 〉コ
ンド
F7 拡 張抵抗測定モー ドの選択 (あ るいはH7)
(2線 式抵抗測定モー ド)
測 定 上 の 注 意 点
1.抵 抗測定を行 う場合には,な るべ く短かいテス ト・リー ドを使用 して ください。特に高い抵抗 レンジで測定を行 う場合
は ,シ ール ドを施 した ツイステ ッド・ペア線を ご使用 くだ さい。
特に 3考 桁モー ドで よ り高精度に測定 したい場合は ,LO端 子 と 3478Aの シャーシ (大 地接地 )と を接続 して ください。
プログラムで コン トロールされた状態で ,高 い抵抗 レンジを使 うときには ,安 定 時間を増 やす必要 があ ります。 これは ,
スキャナと共に 3478Aを 使用 するときにあ りがちな 200 pF以上のシャント容量が存在する場合 ,重 要にな ります。必要
な安定時間は,次 式で表わされ ます。
―RC● ln(Pノ 100)
- 1 8 -
ここで,Rは 測定する抵抗,Cは 470 pFに外部容量を加えたものと等 しい容量 ,Pは 最終値 の何%以 内に落ち着 くかを表
わす数値です。たとえば,1200pFの容量をもつスキャナで 3.OMΩの抵抗を測定するとします。 このとき,最 終値 (=3.0
MΩ )の 0.001%以 内に落ちつ くとしますと,必 要な安定時間は,次 のように計算されます。
― (3Ⅲ106).(12C10+470)・ (10 12).(ln(0.001′ 100))=58ms
3MΩ レンジでは内部遅延は 30msで すので ,28か ら30msの 遅延時間の増加が必要とな ります。 30 MΩレンジの 内部遅
延は 300“sで す。
9 . テ ス ト アリセ ッ ト( 丁E S 丁 / R E S E 丁 )
テス ト/ リセットとは
3478Aの セルフテス トは,デ ィジタルまたはAノDコ ンバータ回路 の チェックを行います。何かエラーがあった場合 ,デ ィ
スプレイにエラー ・メ ッセージが表示 されます。セルフテス トが完了すると,3478Aは 電源を入れた状態に リセ ットされま
す。
次のボタンを押 して ください。
のボタンを押 しますと,3478Aのディジタル回路の機能 テス トが始まります。セル
M曲 懸 受ヅ番蝙》瓦鰭 鯨li還
れた場合 ,エ ラー ・メ ッセージがデ ィスプレイに表示 され ます。 エラー ・メ ッセージ
が表示 された後で ,3478Aは 通常の動作 を しよ うとします。
3478Aの電源を入れた ときの状態を次に示 します。
ファンクション
レンジ
直流電 圧測定
オー トレンジ
デ ィス プ レイ
トリガ
オー トゼ ロ
5 % 桁
内部 トリガ
オ ン
表 2-6.セ ル フテス ト ・エ ラ ー 0メ ッセ ージ
U.C.RAM FAIL 一
U.C.ROM FAIL - 3478Aの
マ イ クロプ ロセ ッサ の内部 RAMが エ ラーの場 合表 示 され ます。
内部 ROMが
エ ラーの場合表 示 され ます。
UNCALIBRATED 一
A:D TEST FAIL 一
校 正定数 を記憶 した RAMに チ ェ ックサ ム ・エ ラーが発生 した場 合表 示 され ます。
3478Aの 校 正は疑わ しい。
A′ Dコ ンバ ー タ ・エ ラー
A:D LINK FAIL マ イ クロ コン ピュー タが AノDコ ンバータとデ ー タの授受 がで きない場 合表 示 され ます。
- 1 9 -
以上についての詳細は ,3478Aの サー ビスマニ ュアルを ご参照 ください。
く 翼 〉コ
ンド
HP― IB CLEAR命
令使用 (第 3章 を ご参照 ください )
10. ト リガ (丁RIGGER)
トリガ とは
トリガは,3478Aに読み取 りを行わせる簡単な方法です。 3478Aには3つの有効な トリガ。モー ドがあります。それは,内
部 トリガ,シ ングル ・トリガ,外 部 トリガです。3478Aはまた,コ ンピュータからリモー トで トリガがかけられます。
ディスプレイの一番右狽1の小数点が,読 み取 りが完了するごとに点滅します。 リモー ト・モー ドでこの小数点がコロンある
いはコンマで置き換えられていた場合,コ ロンあるいはコンマが点滅します。
6 i l 1 ' U / J ( I n t e r n a l T r i g g e r )
内部 トリガ ・モー ドにおいて 3478Aは可能な最大速度で読み取 りを行 うために ,自 分 自身に トリガをかけます。 このモー ド
は電源を入れた とき,ま たはセル フテス トが完了 したときに 自動的に選択 されます。交流電圧または交流電流または最 も高
い 2つ の抵抗 レンジにおける各 々のA/D変 換 が行 われる前に, トリガが加えられます。
く露菖》
)コ マン ド
Tl 内 部 トリガ ・モー ド選択
シングル ・トリガ (Single ttrigger)
シングル ・トリガ 。モー ドは ,フ ロン ト・パネルか らマニ ュアルで トリガをかけ られ ます。最初にシングル ・トリガ 。キー
を押 します と,3478Aは 1回 読み取 りを行い ,結 果が表示 されます。その後 ,再 びシングル ・トリガ 。キーが押 されると,
3478Aは 1回 読み取 りを行い ,結 果 が表示 され ,次 の トリガが加わるまで読み取 りを行いません。
このサンプルとホール ドの特長は,混 み合 った回路などをプロープを用いて測定するとき役に立ちます。その方法は,ま ず
3478Aのシングル ・トリガ 。キーを押します。プロープを測定 したい所に接触させ,再 びシングル ・トリガ ・キーを押し,
ほかに接触 しないように注意深 くプロープを測定点から離して下さい。プロープを離しても,測 定結果はディスプレイに表
示されたままになっています。
シングル ・トリガ 。モー ドにおいて レンジあるいはファンクションを切 り換えたとき,別 の トリガパルスが加わるまで,
3478Aのディスプレイの左側は小数点を除いて消えます。
く 瞑
T3 シ ングル ・トリガ 。モー ドの選択
外部 トリガ
外部 トリガ 。モー ドは ,3478Aの リア ・パネルにある外部 トリガ入 力端子にパルスが入 力 された場合に トリガがかかること
以外はシングル ・トリガ 。モー ドと同 じです。 トリガは立ち下が リエ ッジでかか り,最 小パルス幅は 100nSで す。 読な取
りの最中に トリガ ・パルスが入力 された場合 ,そ のパルスは無視 され ます。
く 運 〉コ
ンド
丁2 外 部 トリガ 。モー ドの選択
他の トリガ ・コマ ン ド
T4 ト リガ ・ホール ド・モー ドの選択
T5 フ ァース ト・トリガ。交流電圧 ,電 流 ,抵 抗測定 の 3M,30 MΩ
T3コ マ ン ドと同 じ。
レンジで安定時間が省略 される以外は
注 意
どのよ うな トリガ 。モー ドにおいて も,読 み取 りは HP― IB
GETコ マ ン ドに よ り始 ま ります。外部 トリガは ,Tl,T3,
T4,T5コ マ ン ドによ り動作 しな くな ります。
- 2 1 -
11.電 圧 測定 (VOLTAGE MEASUREMENttS)
電 圧 の 測 定 方 法
ベ ンチで,あ るいは高精度テス ト・システムの一部として 3478Aが使われる場合,最 も頻繁に行われる測定は電圧測定です。
ここに説明すること以外で必要なことがあ りましたら,読 な取 り速度,デ ィスプレイ,オ ー トゼロ, トリガの各節をご覧 く
ださい。また ,3478Aの 仕様を表に したものが第 4章 にあ りますので,こ ちらの方もご覧 ください。
直流電圧測定
3478Aの 直流電 圧測定は簡単です。直流電圧キーを押 し,
された電圧は ,デ ィスプ レイに直接表示 されます。
適当な レンジを選択 す るか ,オ ー トレンジに して くだ さい。測定
く露慰》
〉コマン ド
Fl 直 流電圧測定 モー ドの選択 (あ るいはHl)
交流 電圧 測定
直流電 圧測定の場合 と同様に,交 流電圧測定は非常に簡単に行 えます。交流電圧キーと,適 当な レンジ 。キーを押 して くだ
さい。デ ィスプレイに ,測 定 された電圧が直接表示 されます。
3478Aに は交流電圧 または電流測定 のために,真 の RMS A/Dコ ンバータが使 用 されています。平均値応答形のマルチメ
ー タとは違 って ,真 の RMSコ ンバータはノイズを含み,周 期的ではない,あ るいはシヌソイ ドではない電圧を正確に測定
で きます。 RMSコ ンバータは の こぎり波 ,三 角波 ,方 形波 ,低 い反復率で ,高 いクレス トファクタ (ピ ーク値 と実効値 と
の比 )を もったパルス列の実効値を正確に測定で きます。
RMS測 定 は入力信号の 2乗 を計算 した ものを平均 し,そ の平方根を求めることによって行われます。 これは ,波 形 の実効
値に比例 した直流電圧を測定 す ることにな ります。
く 運 〉コ
ンド
F2 交 流電圧測定モー ドの選択 (あ るいはH2)
O SENSE :NPUT
DCあ るいはAC
電流源
図 2-5.電 圧測定
- 2 2 -
12.ボ ル トメータ ・コンプ リー ト(VOLttMETER COMPLEttE)
ボ ル トメ ータ ・コ ンプ リ
ー トとは
3478Aの リア ・パネルにあるボル トメータ・コンプリー ト端子は,A′ Dサ イクルが完了するごとにパルスを出力します。こ
のパルスは,3478Aが 次の読み取 りあるいは トリガを受け取る準備が整ったことを表わします。パルスはロジック負論理
(TTL)で ,パ ルス幅は約 lμSで す。
ボ ル トメ ー タ ・コ ンプ リ
ー トの使 用 法
図 2-6は 3478Aと 3497Aデータ集録 ノ制御ユニ ットを組み合わせて ,ボル トメータ・コンプ リー トと外部インクリメン ト機
能を用いた例です。一度接続 しますと,3497Aは 3478Aのボル トメ
ータ ・コンプリー ト端子からパルスが出力されるごとに,
チャンネルをインクリメン トします。
図 2-6.ボ ル トメータ ・コンプ リー トの使用例
- 2 3 -
第ヨ軍 リ モート・フ■グラミング
概 要
を介し,コ ンピュータ/コントローラを使用して行います。HP―IBまたは本章の用語について不明の点がある場合は,付
録Aに HP―IBの簡単な説明がありますのでご参照ください。本章をお読みになる前に,本 マニュアルの第2章をお読みく
ださい。3478Aのプログラミングを行う前に,その動作特性を理解しておくことが必要です。
本章では,多 くのプログラミング例が記載 されていますので,プ ログラミングの経験がない方で も簡単に理解 していただけ
ます。プログラミング例は,HP 85パ ーソナル ・コンピュータで使用されている拡張 BASICプ ログラミング言語で書かれ
ています。他のコンピュータでお使いになる場合は,そ の コンピュータの取扱説明書をご参照 ください。
コマン ドの例 : 3 4 7 8 A に メ ッセージを送 る
プ ログ ラ ミングの説明に入 る前に, 3478Aのディスプ レイにメッセージを表示す るとい う,簡 単な例を考え ます。 ご使用の
コンピュータが以下に記載 されてい るもので したら,次 のよ うなコマ ン ドをキー ・インします。 それ以外の コンピュータを
ご使 用の場合 も,こ の節はお読み くだ さい。以下に示す よ うに コマ ン ドを正 しく入力 して くだ さい。
コン ピュータ
HP 9825
HP 9835,9845,
キー o イ ンす るメッセ
ージ
OUTPUT 723 i "Dzyotir name"
押すキー
[EXECUTE]
[EXECUTE]
HP85で は [END
LINE]を 押す。
コマンド"D2your name"は 3478Aに,メ ッセージ tyour name"を
コマンド・コードと呼ばれます。3478Aのディスプレイには,“ $,%,&,十
ディスプレイに表示す るよう指示 します。 D2"は
"等
のような特殊 な文字 も含めて最大 12文 字 ま
で表示可能です。
本章の終 りに,3478Aで 使用す るプログラム ・コマン ドの
一覧表が掲載されています。さらに,裏 表紙に, 3478Aのコマン
ドのクイック ・リファレンス ・ガイ ドがありますので ご利用 ください。
ア ドレス
以下の よ うにボ タンを押 して くだ さい。
国 幽 □
3 4 7 8 A は, H P ― I B ア ドレスをH P I B A D R S X X
の形でデ ィスプレイに表示 します。工場出荷時に
3478Aのア ドレス番号は 23に 設定 されています。
- 2 5 -
インタフェース ・バスに接続 され る機 器は固有のア ドレス番号を持 ってお り,3478Aも 例外ではあ りません。複数の機器
がバス上に接続されている場合 ,ア ドレス番号によって,コ ン トローラはその中のある機器を識別 し,デ ータの授受を行 う
ことが可能 に なります。前述 の例で メッセージを表示 したときステー トメン ト
723"は インタフェース ・セレク ト・コー ド(isc)7,お
(OUTPUT 723"を
使いましたが,
よび 3478Aの 工場出荷時に設定 されたア ドレス番号23を示し
ます。 3478Aのア ドレス番号を変更す る場合は,第 4章 の設置の項 目をご参照 ください。本章の例ではすべて,3478Aの ア
ドレスは 723と してあります (デ バイス ・セレク ト・コー ド,dscと も呼びます )。
コン トローラが特定の機器に トーク(talk),す なわちインタフェースを通 してデータを送信することを指示す る場合,そ
の機器は tト ーカに指定された "(addressed to talk)と 言います。同様に,コ ントローラが機器にリスン(listen),
すなわちバスからデータや命令を受信することを指示す る場合,そ の機器が
"リ
スナに指定された
"(addressed to listen)と言います。 3478Aは トーク, リスンの両方が可能ですが, トーク ・オンリに設定することもできます。この場合
はバス上から命令やデータを受信す ることはできません。同一バス上で トーカに指定で きるのは 1台 の機器のみです。
3 4 7 8 A に 命令を送る
命令メッセージは,HP― IBデ ータ ・メッセージの特殊な形式てす (付 録Aを ご参照 ください )。 このメッセージを使用 し
て,3478Aの 状態をかえることができます。たとえば,直 流電臣測定をやめて交流電圧測定を行 う,あ るいはステータス情報
を出力させるなどを行わせ ることができます。本章末に,3478Aに 使用す る命令メッセージとその使用法を説明してありま
すので ご参照 ください。
図3-1を ご覧 ください。命令メッセージは,図 に示すようにオペ レーション ・ニーモニ ック,数 字,データの1∼3個の部分
に分け ることがで きます。ォペ レーション ・ニーモニックは,1個 のアルファベットが常に使用されます。メッセージの数
字とデータ部の使用は ,ど のようなオペ レーションを行 うかによって決まります。オペ レーション ・ニーモニ ックだけを用
いるコマン ドの例は,tS"コ マ ン ドです。ファンクションまたは レンジ ・コマン ドは “F2"ま たは
ーモニックと数字を用います。 "D2","D3"コ
マン ドはニーモニ ック
R-1"の ようにニ
曖
字 (2か 3),デ
ータが必要で,デ ータ
は 3478Aのデ ィスプレイに表示 させ るメッセージです。図は,命 令がリンク.されて命令のス トリングを作ることも示 します。
「
5 こ I ; ヽ 、
L堕 全」
注 1
注 1.上 図のコンピュータ出力命令は,命 令メッセージの送られる測定器のHP― IBア ドレス番号,す なわち723を含みま
す。またコンピュータ言語シンタックスで必要なデリミタも合まれます。デリミタは,式 の区切りやリス トの末尾に
使われるキャラクタです。デ リミタには,セ ミコロン,リ テラル,コ ンマ,ス ペースなどがあります。命令をリンク
する場合は,命令の間にデ リミタを加える必要はありません。
注2.コ ンピュータには,出 カコマンドの一部 としてキャリッジ ・リターン/ラインフィー ド(CR/LF)を 自動的に送る
ものがあります。使用するコンピュータの出カコマンドの文法をお調べ ください。CR/LFは リス トの末尾のデリミ
タです。 3478Aは, D2,D3コ マンド以外ではCR/LFを 無視 します。
図 3-1.命 令の構造
- 2 6 -
プ ログ ラ ミン グ の 手 順
3478Aの動作に対応す る適当なオペ レーション ・ニーモニ ックを決めます。たとえば,フ ァンクション ・コー ドのニーモニ
ックはF,レ ンジ ・コー ドはRな どです。必要なら,ゴ,数 字とデータを指定 します。例をあげて命令メッセージを分析 して
みます。 3478Aを,直 流電圧測定および30Vレ ンジに設定するには,次 のメッセージが送 られます。
ク
ス
ド
/ア
号
OUTPU丁 723;″ Fl
R l ″
L
一緒に リンクした 2つ の命令
メ ッセージ
レンジを 30Vレ ンジに設定
ファンクシ ョンを直流電圧測定に設定
(Fは ニーモニック, 1は数字 )
コンピュータ出力
コマ ン ド・シンタクス
は使用す るコンピュー
タに依 ります。前記注
1を ご参照 ください。
図 3 - 2 . 命 令 の 例
上例からわかるように, 2つ あるいはそれ以上の命令を同時に 347銃に送ることがで きます。次節では,3478Aの ホーム
コマ ンドを説明します。
例 題
交 流電圧 演1 定を行いたいのですが, 電 圧が 2 0 V と l V の 間であることがわかっています。オー トゼロを使用 し, 測 定は
第 1に,交流電圧測定なので,命令
能 RA"(Bange△ utO)を 使用します。オートゼロ・オンの命令は
`Zl'(2erO■ )で,41/2桁モニドは"N4"QⅢ nber
' ( F 2 R A Z l N 4 "
被測定電圧が小さいことがわかっているので,オ ー トレンジにする前に低い レンジに設定 します。この場合の命令は
(塁ange二 の となります。ボル トメータの読み取 りを 1回だけとすれば,命 令 tT3"q〕 tR-2" igger mOde■ )を ス トリン
グの最後に加えます。 これを最後に付けることにより,読 み取 りが実際に行われ る前に,ボ ル トメータを設定す ることが可
能になります。完全なス トリングは,OUTPUTス
OUTPU丁 723; “ F2R-2RAZlN4T3"
命令は,イ ンタフェースを通 して受信され る順番に実行 されます。すなわち, 3478Aは交流電圧測定モー ドに設定されてか
ら,最 低 レンジとなります。最低 レンジに設定 されてからオー トレンジとな り,オ ー トレンジに設定されてからオー トゼロ。
非常に重要な注意事項は,ご 使用の コンピュータの文法を使用す ることです。 本章 で あげた例は HP85な どの コンピュー
タ用です。ご使用の コンピュータの 1/0プログラミング ・マニュアルで正 しい文法 を調べて,上 記の例でその文法をご使用
ください。
- 2 7 -
ホーム ・コマン ド
3478Aには 8個のプリセ ット・コマン ドがあり,こ れを使用しますとプログラ ミングが大変簡単にな ります。 この コマン ド
は ホーム ・コマン ドと呼 ば れるもので,3478Aを 表 3-1で 定義される状態に設定 します。上記の例では 6個の コマ ン ド
でス トリングを作 りましたが,こ れは 1個のホーム ・コマ ン ド H2"で おきかえることができます。
表 3-1.ホ
ーム ・コマ ン ド
コ マ ン ド 解 説
H O H O M E コ マ ン ド. 3 4 7 8 A は 直 流 電圧 測 定 ( F l ) , オ ー トレンジ ( R A ) , ト リガ ・ホール ド( T 4 ) ,
表示 (N4),オ ー トゼロ。オン(Zl)と なります。インタフェースやディスプレイに出力
“
されるべきすべての結果は消去されます。外部 トリガ入力は動きません。このコマンドは FlT4
R-2RAZlN4"と 同等です。 ボル トメータは ,T3や T5の よ うな トリガ ・コマン ドを待ちます。
Hl 直
H2 交
流電圧測定。 こ の ファンクションは HOコ マ ン ドと同 じです が,一 回測定 を行 う点だけ がちが
います。 また 3478Aが トーカに指定 されてい ると,測 定値を出力 します。 この コマ ン ドは FlR―
2RAZlN4T3"と 同等です。
流電圧測定。 こ の コマン ドは Hlと 同 じですが,交 流電圧測定 を行 う点が違 います。
(F2R―
2RAZlN4T3"と 同等。
H3 2線
H4 4線
H5 直
式抵抗測定。 Hlと 同 じですが ,2線 式抵 抗測定 を行 う点が違います。
式抵抗測定。 Hlと 同 じです が,4線 式抵抗測定を行 う点が違い ます。
流電流測定。 Hlと 同 じですが,直 流電流測定を行 う点が違います。
H6 交
H7 拡
流電流測定。 Hlと
張抵抗測定。 Hlと
同 じですが,交 流電流測定を行 う点が違います。
同じですが,拡 張抵抗測定を行 う点が違います。
ホ ー ム ・コマ ン ドの使 用 法
ホーム ・コマン ドは,他 のコマン ドと組み合わせて使用することができます。たとえば,
OUTPUT 723;魚 Hl"
とい う命令を 3478Aを送 ります と,3478Aは 直流電 圧測定に設定 され一回読み取 りを行います。 3478Aを 内部 トリガ 。モー
ドに設定 したい場合は ,次 のよ うな命令 を 3478Aに送 ります。
O U T P U T 7 2 3 ; = : H l 丁 1 "
内部 トリガ 。モー ドにまず 3478Aを設定 したい場合は,Tl,Hlコ マン ドの順で送 ります。 しかし,Hlコ マン ドで内部 ト
リガ 。モー ドはシングル ・トリガ 。モー ド(T3)に かわ ります。
- 2 8 -
プログラミングのヒン ト
1つ 以上の コマン ドをOUTPUTス テー トメン トで 3478Aに 送 る場合は,コ マン ドは到着 した順番に実行 されます。 3478A
は トリガがかか る前に測定モー ドが設定 されていなければな りませんので , トリガ ・コマ ン ドは コマ ン ド・ス トリングの一
番最後に置 くのが最 もよい方法です。
"T3Tl"の
順序 で 3478Aに 送 った場合 ,Tlコ マ ィ ドが最後に 3478Aに 到着 します
ので 3478Aは 最終的に内部 トリガ 。モ ー ドに設定 され ます。
命令は 7ビ ッ トのASCHキ ャラクタ (パ リテ ィ ・ビッ トは無視 され る )で 3478Aに送 られ ます。 すべての小文字 ,ス ペー
ス ,コ ンマ,コ ロンは無視 されますので ,コ マ ン ドを理解 し易い形にす ることがで きます。 ASCHキ
ャラクタの llUL L,
CL,LF,FF,VT,HTも また無視 され ます。 3478Aの コマ ン ドにない他のすべてのキャラクタとシーケ ンスは ,3478A
に受け入れ られませんのでエ ラーが発生 します。 エラーについては ,後 で説 明いた します。例 として次のよ うなメ ッセージ
を送 った場合を考えてみ ましょう。
OUTPUT 723; “ Function l Range l"
この場合 は次 と同 じ意味に解釈 され ます。
OuTPUT 723; R FlRl"
複 数のコマン ドが 3478Aに 送 られ ,そ の中で文法上間違 った コマ ン ドが含 まれていた場合 ,そ の コマ ン ドは無効とな リエラ
ーが発生 します。 “FR3"の ようなコマ ン ドが 3478Aに 送 られた場合 ,エ ラーが発生 しますが 3478Aは レンジ3(R3)に 設
定 されます。サー ビス ・リクエス トのステータス ・レジスタを ご参照 ください。
バイナ リ変数 が添付で きるコマ ン ド(コ マン ド表で Xが 添付 されているコマ ン ド)と D2,D3コ マ ン ドは前述のルールに従
い ません6256バ イ ト(1バ イ トは 8ビ ット)を バイナ リ変数 として ,31以 上のASCHキ ャラクタを D2,D3コ
マ ン ドに
添付 して送 ることがで きます。 しか し,小 文字のアルファベ ッ トは ,3478Aの デ ィスプレイにアル ファベ ッ トとして表示 さ
れ ませんのでご注意 くだ さい。
3478Aか らデータを受け取る
3478Aは測定結果あるいはステータス情報を,コ ンピュータあるいは他の機器に送ることができます。コントローラは
3478Aがデータを送ることができるように, トーカに指定する必要があります。
プログラ ミングの ヒン トのところで,3478Aを 直流電圧測定 ,30Vレ ンジに設定 しました。今回は測定 した結果を3478A
からどのように受け取 るか考えてみましょう。
10 0UTPUT 723;tt Fl R1 7
20 ENTER 723;AS
30 DISP A$
40 END
3478Aは ライン 20で ENTER723で トーカに指定されます。測定 した結果は文字変数 A$に 入れ られ,コ ン トローラのデ ィ
スプ レイに表示 されます。 ご使用になる コンピュータによって I′0プ ログ ラミングは異 りますので,前 述のプログラムを実
行す る場合はご使 用の ヨンピュータの Iノ0プ ログラミング
・マニュアルをご参照 ください。
別の例を行 ってみま しょう。 3478Aの フロン ト/リ ア切 り換 えスイ ッチが ,フ ロン トあ るいは リアのどち らに設定 されてい
るか知 りたいとします。 Sコ マン ドによって フロン トメリア切 り換えスイ ッチの設定状態を知 ることがで きます。
- 2 9 -
次の プログラ ミングをキー ・イ ンして実行 してみ ま しょう
10 0UTPUT 723;"S"
20 ENTER 723:Sl
3o DISP Sl
40 END
読み取 られた値 (変 数 Slの 値 )が
"0"な
らばフロン トノリア切 り換 えスイ ッチは リアに設定 されてお り, “1"な ら
ば フロン トです。 このプログラムを両方の スイ ッチの位置で実行 してみて くだ さい。 3478Aが シングル ・トリガ ・モー
ドに設定 されてぃる場合は この プログラムは実行で きません。 LOCALあ るいは INT TRIGキ
ーを押すか ,3478A
を リセ ッ トして くだ さい。
出 カ フォー マ ッ ト
3478Aからのメッセージは,』 バイ
卜で 次の フ ォーマ ッ トで コン ピュー タに送 られ ます :
ボル トメータの読み : 土 d ` d d d d d E t t d C R L F
オーパー ・ロー ド: + 9 . 9 9 9 9 9 E + 9 C R L F
キャラクタ
照 d"は 0∼ 9の数字を表わします。3478Aが41/2桁モー ドの場合は, “
桁モー ドでは2桁が
"0"に
なります。
(0"に
なり,31/2
3478Aイ ンタフ ェース機能
これまで ,特 定のオペ レーシ ョンを行 うために 3478Aをどのよ うにプログラムす るか,ま たデータをどのよ うに読み込むか
を説 明 しま した。 ここでは ,HP― IBコ マ ン ドおよびア ドバンス ト・プログラ ミングの例について述べ ます。
トー ク ・オン リ 0 モ ー ド
単純なデータ ・ロガーのような 3478Aの多 くのアプ リケーションでは,読 教取 りを行って測定値をプリンタのようなデバイ
スに出力す ることが必要になります。これは全部コンピュータを用いないで行 うことができます。 3478Aのトーク・オンリ・
モー ドでは,測 定値のプリン ト・アウ トだけ行 うことがで きます。
3478Aをトーク ・ォンリ。モー ドに設定す るためには, 3478Aのリア ・パネルの 5つのHP― IBア ドレス ・スイッチを“1"
(上 )ポ ジシ ョンに設定 します。詳 しくは第 4章 をご参照 ください。測定データは,読 み取 りが終わるたびに出力されます。
ファンクション,レ ンジの設定などは,フ ロン ト・パネルのキーボー ドから行います。
バ ス ・メ ッセ ー ジ に対 す る 3 4 7 8 A の 応 答
以下に,HP― IBコ マン ド(付録Aを ご参照 ください )と 3478Aがそのコマン ドに対 してどのように応答す るかを,ア ルフ
ァベ ット順に説明します。 メッセージを送をときにHP― IBイ ンタフェースがとる動作の詳細については,使 用するコン ト
ローラの Iノ0プ ログラミング ・マニュアルをご参照 ください。注記がない限 り,以 下の例はHP85,9835,9845コ ンピュー
夕に適用 されます。
CLEAR
例
CLEAR
CLEAR
フ
ア23
( デ バイス ・ク リア )
( セ レクテ ッ ド・デバイス ・ク リア )
解 説
CLEARメ ッセージを受け ると,3478Aは テス ト/リ セ ット・ルーチ ンに入 ります。ルーチ ンが始 まると 3478Aは 内割貶ル
プ ・テス トを行います。 セル フ ・テス トでエ ラーがあれ│ぎ,3478Aの ディスプ レイに表示 され,ス テータス ・レジスタのハ
ー ドウェア ・エ ラー ・ビットが設定 され,エ ラー ・レジスタの適当な ビッ トが設定 されます。エラーがなければ,HP― IB
のア ドレス番号が約 2秒 間デ ィスプ レイに表示 され ます。電源投入時の 3478Aの 状態は,直 流電圧測定 ,オ ー トレンジ,内
部 トリガ,オ ー トゼ ロ 。オ ン,51/2桁 モー ドに設定 されます。
LOCAL
例
LOCAL 7
LOCAL 723
解 説
LOCAL 723メ ッセージで 3478Aはリモー ト・オペ レーション 。モー ドから解除され,フ ロン ト・パネルか らのコン トロー
ルが可能になります。 LOCAL LOCK01Л メッセージでディスエープル状態になっていない限 り,フ ロン ト・パネルの
LOCALキ ーを押 しても同 じ状態にな ります。 L∝ AL 7で は,セ レク ト・コー ド7の インタフェースに接続されているす
べての機器がリモー ト・モー ドから解除されます。
3478AがL∝ AL LOCKOUTに 設定 されたままで リモー トの状態である場合は,フ ロン ト・パネル ・コン トロールに戻す
ためには,電 源を切ってから再び電源 を投入す るか,ク リア ・ロックアウト/セット・ローカル(CL/SL)メ ッセージを実行す
るかの 2つ の方法があ ります。多 くの コントローラでは,こ れはLOCALコ マ ンド(LOCAL7)と 同じです。コマン ド
LOCAL 7で ,こ のイ ンタフェ
ース上にあるすべての機器のLOCAL LOCKOUTが
解除 され ます。 コマ ン ドL∝ AL 723
で 3478AIまフロン ト・パ ネルの コン トロールに戻 りますが,次 の REMOTEコ マ ン ド(ま たはOUTPUr 723)で L∝ AL
L O C K O U T に 戻 ります。
LOCAL LOCKOU丁
例
L∝ AL L∝ KOUT フ
- 3 1 -
解 説
LOCALお よび SRQキ ーを含む,3478Aの フロン ト・パネル ・キーをロック ・アウ
チメータに送 るか,ま たは 3478Aの電源 を切ってから再投入す るかして,イ ンタフェ
卜します。 LOCALメ ッセージをマル
ース上で解除され るまでは,こ のロッ
ク 。アウ トは有効です。
REMOttE
例
RE MOTE ア
REMOTE 723
解 説
R E M O T E コ マ ン ドで , 3 4 7 8 A はローカルの フロン ト・パネル ・コン トロールか らリモー トのプログラム ・コン トロールに
かわ ります。
3478Aの リモー ト状態 とい うのは,フ ロン ト・パネルのキーボー ド(LOCALお よび SRQキ ーを除 く)か ら3478Aを操作
で きない状態の ことです。デ ィスプレイに REMア ナンシエータが現われ ます。 REMOTEコ マ ン ドを受け取 った後も,
3478Aの設定状態は受け取 る前 と同 じです。 L∝ ALお よび SRQキ ーをデ ィスエーブルす るためには LOCAL LOCKOUT
コマ ン ドを使 用 します。
REMOTEコ
RENと
マ ン ドを実行す る必要はほ とんどあ りません。 REMOTEメ
ッセー ジは ,他 の HP― IB動 作には関係せず ,
呼 ば れ るシングル ・イ ンタフェース ・パス ・ラインで送 られ ます (付 録 Aを ご参照 くだ さい )。 コンピュータの中
には,電 源投入 時 または リセ ッ ト時に,R ENラ イ ンを真 (1)に 設定す るもの があ ります。 これは ,イ ンタフェース ・セ レ
ク ト・コー ドとともに送 られた REMOTEメ
ッセージ (た とえば REMOTE 7)と 同 じ効 果 が あ ります。実 際 には機 器 が
リモー ト状態に入 る前に ,ア ドレス され る必要があ ります。従 って OUTPUT 723の よ うに 3478Aが 最初にア ドレスされ た
場合は ,リ モー ト状態にな ります。
サービス ・リクエス ト(SRQ)
3478Aには,定 条件が満たされた場合 ,コ ントローラに割込みをかけるようにプログラムできる機能を持っています。勿論,
コン トローラも割込みに応答するようにプログラムしておく必要があります。サービス ・リクエス ト(SRQ)は この機能を
行 うためのもので,HP― IBの 他の動作には一切関係 しません。 SRQは ,SRQラ インと呼ばれるシングル ・インタフェー
ス ・バス ・ラインで送られます (付 録Aを ご参照 ください )。割込みを行 うためには,あ らかじめ 3478Aが害J込みをかける
ようにプログラムしておく必要があ ります。以下にあげる事象が起 ると,3478Aが 割込みをかけるようにプログラムできま
す。
電源投入 /リセット。 3478Aの 電源が投入されたとき,デ バイス・クリアやセレクテッド・デバィス ・クリアを受
けたとき,ま たは 3478Aがリセットされたとき,コ ントローラに害J込みをかけます。
校正エラー。 校 正を行ってエラーがあれば,コ ン トローラに害J込みをかけます。
ができます。
4.ハ ー ドウェア ・エラー。 ハ ー ドウェアにエ ラーがあると,コ ン トローラに割込みがかけられ ます。
- 3 2 -
5.シ ンタックス ・エラー。 コ ントローラが間違った命令を送ると,3478Aは コン トローラに割込教をかけます。
6.デ ータ ・レディ。 測 定が一回完了するごとに,コ ン トローラに割込みをかけます。
SRQの 使用法
サービス ・リクエスト・メッセージ(SRQ)を 受け取ると, コンピュータ│ままずサービス ・リクエストを送った機器を検索
します。このために,サ ービス ・リクエスト可能なインタフェース上のすべてのデバイスに順次シリアル ・ポーリング
(SPOLL)を 行います。ポー リングをされ ると,デ バイスは
曖
ステータス ・バイ ト"を送って応答します。ステータス ・
バイ トは,サ ービス ・リクエス トの有無およびリクエス トの性質を示すものです。ポーリングした機器のステータス ・バィ
トで SRQを 出していないことが分れば ,コ ンピュータはインタフェース上の他の機器に順次ポー リングを行らて,最 後に
は SRQを 出した機器を検出 します。 この動作を行 うためには,コ ン トローラが SRQ割 込みに応答できるようにあらかじ
めプログラムしておくことが必要です。
ステータス ・レジスタおよびステータス ・パイ ト
ステータス ・レジスタを使用 して ,6種 類の害J込みの条件をモニタします。 ステータス ・レジスタの ビッ トが真に設定 され
て も, 3478Aが割込みを起 こさない ことがあ ります。割込みが起 こるのは ,特 定の条件に対 して SRQマ スクが設定 されて
いる場合に限 ります。図3-3を ご覧ください。特定条件に対して SRQマ スクが設定されていて,そ の条件が起こるとス
テータス ・レジスタの ビット6が真になり(真 というのは
"1"のこと),デ ィスプレイに SRQァ ナンシエータが表示され
H P ― I B S R Q メ ッセージが送 られ ます。 コン トローラは,こ の SRQメ ッセージに応答す るよ うにあらか じめ プログ ラム
してお く必要があ ります。
ステータス ・バイ トは 3478Aの現在の状態を示す 8ビ ットの信号で,割 込教 (SRQ)の 発生の有無には関係 しません。ステ
ータス 。バイ トはステータス ・レジスタから送 られ,シ リアル ・ポーリングに応 して出力されます。このことは次項で述べ
ます。
ビッ ト7
電源投入
リセ ッ ト
ビッ ト6
SRQ
ビ ッ ト5
校 正
エ フ ー
ビ ッ ト4
ヽ 神
ビッ ト3 ビッ ト2 ビッ ト1
ハー ドウェア
エ フ ー
シンタ ックス
エ フー
N/A
(常に 0)
ビッ ト0
デ ー タ
レ デ ィ
図 3-3.ス テー タス ・レジスタ
SRQマ スクの設定
SRQマ スクを設定す ると,ス テータス ・レジスタの ビッ ト0∼ 5を マスクで きます。特に設定 しない場合は ,マ スクの値は
Ollとな ります。 マ スクを設定す るためには,ま ずデー タ ・レディ,校 正エラー,シ ンタックス ・エラーなどの コン トロー
ラに割込みをかけ るための条件を決定 します。その条件に対す る8進 数の 2桁 モー ドを決定 します。 次に命令 ニーモニ ック
M"に その 8進 数 コー ドを付け加えて
"Mxx"と
して 出力 します。 ここで xxは 8進 数 コー ドです。図 3-4に ,ス テー
タス ・レジス タと ビッ ト0(デ ータ 。レデ ィ )に 設定 した SRQマ スクを示 します。
- 3 3 -
ol(8進 数)
データ・レ九 SRQ
図3-4.ス テータス・′ イ トおよびSRQマ スク
例 1 . デ ータ ・レディS R Q
データ 。レディは 3478Aの機能の 1つで,こ れを使 って測定が完了す るごとにコン トローラに割込みが行えます。このため,
コンピュータは貴重な計算時間を無駄にして測定データを待つことなく,害]込みがあるまで仕事が行えます。デい夕 。レデ
ィ機能を活用す るためには,SRQマ スクで ビット0を設定す ることが必要です。マスクの ビッ ト・パターンは次のようにな
ります。
ビツ ト番号 5 4 3 2 1 0
値 o o O o o l
V : 01は
8進 数表 示 です。
(図 3-4も ご参 照 くだ さい )
従って,コ マン ドOUTPuT 723:C Mol"を 用いてマスクをデータ 。レディに設定 します。 これで 3478Aがデータ ・レデ
ィになるごとに, SRQラ インを介 して コン トローラに害J込みを行えます。 コン トローラに割込みがかかるのは,ビ ッ ト0
が真でデータ ・レディの時に限 ります。 ビット1∼ 5は マスクされていませんので,こ れ らの ビットが真になってもコント
ローラに割込みはかか りません。データ ・レディになると SRQア ナンシエータがディスプレイに表示されます。コントロ
ーラが応答してシリアル ・ポーリングを行い,CLEARコ マンド, αK"コ マンドを実行するかあるいは 3478Aから測定デ
ータをコンピュータに入力すると,ア ナンシエータが消えます。
ィ
4 0
解 説
SRQマ スクを設定。
(K"コ マ ン ドでステータス・
レジスタをク リア (ビ ッ ト0を 除 く)。
2
1
3
0
0
0
日R T R
―h P ―
3 4 ア 8 n
R E R D Y E X R M P L E
8 5 V E R 3 1 0 N
R丁 ESS 723
60
70-990
1000
1010
1020-1040
割込み (SRQ)が イ ンタフェース 7に 発生した と
きに ,ど の ライン (1000行 )に 行 くかを指示。
ENABLE INTR7:8は
実際にHP 85が SRQに
応答す ることを可能に します。 HP85の コン トロ
ール ・レジスタ内では,SRQは 8進数コー ド(8"電 。
この間にメイ ン ・プログラムが入 ります。
割込教サ ブルーチンの開始。 sPOLLは
のステータス ・バイ トを変数
"P"に
,3478A
戻 します。 ス
テータス ・レジスタの ビッ ト6が 設定 されていれ
ば ,こ れ も リセ ッ トします。
STATUSコ マ ン ドで ,HP 85の ステータス /コ
ン トロール ・レジスタを読んでク リア しますので,
次の割込みに応答で きます。
ライン1020はステータス ・レジスタの ビッ ト0を
読 んで リセ ットしま九 ライン1∞0で データを表
示 します。 ライン1040で ,割 込みの行 われた ライ
ンに もど ります。
例2.フ ロン ト・パネルSRQ
ことがで きます。 コマ ン ド S R Q マ スクの ビッ ト4 を 設定す ると, こ の機能 がイネーブルにな ります。 この設定 の
後 で フロン ト・パネルの S R Q キ ーを押 します と, コ ン トローラか らのサービス ・リクエス ト( S R Q ) を 行い ま九 s R Q ア
ナ ンシエータがデ ィスプ レイに表示 され , コ ン トローラが応答 して シ リアル ・ポール ( あ るいは C L E A R コ マ ン ド, R K "
コマ ン ド) を行 うとアナ ンシエータが消えます。
言
1
3
0
0
0
F R O H T P R N E L S R O
―h P - 8 5 り E R S I □ H
= 4 7 8 R n t t n D D R E S S
E X R ‖ P L E
F 2 =
ライン 解 説
40 鴫 M20"ス テー トメン トで, 3478Aを フロン ト・
,ス テータス ・レジスタをク リアします。
ただ し, ビッ トoは 除きます。
50 SRQ割 込 みが発生 した ときに,行 く場所 (ラ イ
ン1000)を コンピュータに指示 します。
60 ENABLE INTRは コントローラを害に みに酪
できるようにします。
70-990 メ イン ・プログラムが入 ります。 lCX10 ラ イン1000は割込教サブルーチンの開始点です。
STATUSコ マン ドでHP 85のステータス /コ ン
トロール ・レジスタを読んでクリアしますので,
次の割込みに応答できます。
1010 SPOLLで 3478Aのステータス ・バイ トを変数 P
に戻 します。 さらにステータス ・レジスタをクリ
アします。
1020 ス テータス ・バイ ト(P)の ビット4を チェックし
て,そ れが
"1"で
ぁ ることを確認 します。
(1"を
確認す ると,メ ッセージ
ED"が 表示されます。 sRQ KEY PRESS―
(1'で
なければ,割 込み
の原因は別にあります。
1030 プ ログラムを,割 込なの発生 したラインに戻 しま
す。
S P O L L
例
P = S P O L L 7 2 3
S T A T U S 7 2 3 ; P
( H P 8 5 )
( H P 9 8 3 5 , 9 8 4 5 A / B )
解 説
シ リアル ・ポールによって ,
―タス ・バイ ト( ス テータス
3 4 7 8 A の現在の状態 を検出できます。 3478Aが シ リアル ・ポール信号を受信す ると,そ のステ
・レジスタ)を返送 します。多 くの コ
ン トローラでは ,設 定 された個 々の ビッ トの値の和 とし
- 3 5 -
てステータス ・バ イ トを表示 します。たとえば ,ビ ッ ト7と 0が 設定 されていれば ,そ の和は 129(129=128+1)と
て表示 されます。 ステータス ・バイ トの 8ビ ッ トと各 ビッ トの値 を図 3-5に 示 し,そ の後で各 ビッ トの説明を します。
10進 数値
ビッ ト7
電源 投入
リセ ッ ト
ビッ ト6
S R Q
ビッ ト5 ビ ッ 卜 4
ビッ ト3 ビ ッ ト2
校 正 エ ラー
フロン ト
ハ ネル
S R Q
ハー ドウェア
エ フ ー
シ ン タ ク ス
エ フ
ビ ッ ト1
N / A
常に 0
128 6 4 8
ビッ ト0
データ
レデ ィ
1
図 3-5.ス テー タス ・バ イ ト
デ ー タ ・レデ ィ
ビッ ト0
この ビッ トが 1に設定 されているとき,測 定値を出力す る準備が整 ってい ることを示 します。 この ビッ
トが 0に 戻 るのは ,コ ン トローラが測定値を受け取 るとき,ま たは 7マ ン ドが実行 されて 3478Aの状態
が変化 し測定値が無効になった場合です。
この ビッ トは常に 0で す。 ビッ ト1
シンタクス ・エラー
ビッ ト2
この ビッ トが 1に 設定されてい るときは ,HP― IBを 介 して 3478Aが受け取 った コマ ン ドに,文 法 的に
間違 った ものが含 まれて いることを示 します。
ハ ー ドウェア ・エ
フー
ビ ッ ト3
このビットが1に設定されているときは,何 らかのハー ドウェア・エラーが発生したことを示します。
セルフ・テス ト・ルーチンの誤り,A/Dコ ンバータの故障,校正RAMの チェック・サム・エラーなど
が考えられます。3478Aのエラー・レジスタの内容を読な取れば,エ ラーについてより詳しく知ること
ができます。校正 RAMチ ェック・サムは,3478Aが読み取りを行うごとにチェックされます。
フロン ト・ハネル
SRQ
ビッ ト4
校正エラー
ビッ ト5
このビットで,校 正 にエラーが生 じたことを示 します。校正エラーのときに 1に設定されます。
サー ビス ・リクエ
ス ト
ビッ ト6
この ビットで, SRQラ インを介 して 3478Aがサービス ・リクエス トを出したことを示 します。 この
ビットが 1に設定 されるのは,ス テータス ・バイ トの ビット0∼ 5の 状態が SRQマ スクで設定 した状
態と一致 した場合です。 リア ・パネルのPON SRQス イッチがオンになっている場合は,電 源投入時に
も設定 され ます。この ビットはシリアル ・ポールで リセットされます。
電源投入 リセ ッ ト
ビッ ト7
この ビッ トが 1に設定され るのは,電 源投入 リセ ッ トが起こったときです。 リア ・パネルのスイッチ ・
プロックのスイッチ 3が tl"ま
たは上の位置に設定され ると,ビ ッ ト6が 真となり SRQメ ッセージが
送 られ ます。 CL EARコ マン ドまたは 3478AのTEST/RESETキ
ーを押 した場合にビット7は クリ
アされます。 3478Aにシリアル ・ポー リングを行った場合 もクリアされます。
上記のステータ 。レジスタ 。ビッ トは, す べてデバイス ・クリア │ メ ッセージで リセットされます。 ビット6 が 1 ならば,
ビット2 ∼ 7 も シ リアル ・ポールで リセッ トされ ます。 ビット6 が 0 で あるならば, 3 4 7 8 A は S R Q を 出していないので ビ
ットの変化はあ りません。 クイック ・リファレンス ・ガイ ドにあるK コ マン ドもご参照 ください。
- 3 6 -
次の簡単な練習を実行 して ください。
3478Aをリセッ トします。 これは電源を切 り,再 投入することによって行われます。 SRQマ スクを設定 しないで,
3478Aにシ リアル ・ポールを行って ください。使用するコントローラのコマン ド構造をかならずチェックします。
3478Aから返送 されるステータス 。バイ トは,ビ ット0,7が 1の はずです。多 くの コン トローラでは `129"の値を
表示 します。図 3-5か ら,値 129は ビッ ト0,7の 10進 数値の和に等 しいことがわか ります。 ビット7が 1なのは
電源投入′リセットが発生したからです。ビット0は,測定が行われて,データ。レディとなったことを示します。
この練習ステ ップでは,サ ー ビス ・リクエス ト・メ ッセージを送 らな くても,ス テータス ・レジスタの ビッ トが設定
され ることを ご理解いただければ十分です。サー ビス ・リクエス トが送 られ ると, SRQァ ナンシエータが表示 され
ることにご注意 ください。
今度は 3478Aの電源を切 ります。 リア ・パネルのスイ ッチ 3(電 源投入 SRQ)を 上の位置 1)に設定 します。電源 を再
び入れ ると, SRQア ナ ンシエ ータがデ ィスプレイに表示 され るはずです。 ここで シ リアル ・ポールを行います。
3478Aか ら転送 されたステータス ・バ イ トは 193の値を示 します。 これは ,ビ ッ ト7,6,0が 真であるか らです(128
+64+1=193)。 ビッ ト6が 真なのは ,電 源投入 SRQの 状態 になったためです。 ビッ ト7が 真なのは,ス テップ
1と 同 じ様に ,電 源投入 リセ ッ トが発生 したからです。 3478Aの電源 を入れたとき,電 源投入 SRQス イッチが設定
されていますので ,サ ー ビス ・リクエス ト・メッセージ (SRQ)が 送 られたわけです。 シ リアル ・ポールを行えば,
SRQア ナ ンシエー タが消え ます。
3.最 後に 3478Aの電源 を切 リスイッチ 3を 下の位置に戻 します。 3478Aの電源を入れ, SRQア ナンシェータがついて
いないのを確かめ,M01コ マン ドを 3478Aに 送 ります。M01は SRQマ スクをデータ ・レディに設定 します。SRQ
アナンシエータがディスプレイに現われます。再びシリアル ・ポールを行いますとコンピュータに転送 され る値はや
は り193です (ビ ット7,6,0)。 SRQが 発生 したのは,SRQマ スクが ビット0(デ ータ ・レディ)に 設定されて
いたからです。 2回 目のシリアル ・ポールを行いますと,コ ンピュータに転送され る値は 65に なります。 ビ ット7
は 1回 目のシリアル ・ポールでクリアされたからです。
サー ビス ・リクエス トについて,前 項で 2つ のプログラム例を用いて SRQ割 込みを説明 しま したが, 2番 目のフロン ト・
パネル SRQの プログラムのライン70を GOT060と かえてプログラムを走 らせて ください。ライン40は ,SRQマ スクを
フロン ト・パネル SRQに 設定 します。 3478Aの SRQキ ーを押 したとき,ラ イン 1000以降のシ リアル ・ポールを実行 しま
す。
丁R I G G E R
例
TR:GGER 7
TRIGGER 723
解 説
3478Aがリスナに指定された場合は,TRIGGERメ ッセージでマルチメータは新しい読み取 りを行います。TRIGGERメ ッ
セージを受け取ったとき,読 み取 りの途中であればその読み取 りは中断され,新 しい読み取 りが開始されます。TRIGGER
メッセージを受け取ったときに読み取 りの途中であれば,そ れまでの A/Dサ イクルが中断されて新しい読み取りが始まる
ため,遅 れ (1/2秒 以内 )が生 じることがあります。
- 3 7 -
ア ドバ ンス ト・プ ログ ラミングの例
以下の 5つ のプログラム例によって,3478Aの フレキシビリティと測定機能がご理解いただけます。 プログラムは,サ ー ミ
スタを使用 した正確な温度測定,最 高読み取 り速度での測定, 3478Aのステータス ・バイ トの使用などを含教ます。プログ
ラムの開発はHP85パ ーソナル ・コンピュータで行いましたが,簡 単に変更 して他の コンピュータで使用す ることがで きま
す。多 くの場合 ,プ ログラムを変更 してそれぞれの場合に適合できるように ヒントが付け加えられています。
温度測定
以
のです。 lこ こ 〔 摯 蛋 Fttti層 :)2で
プログラムは,サ ー ミスタの抵抗値を測定す るために 2線 式,4線 式抵抗測定のどちらでも使用で きます。下に示すプログ
ラムでは 2線 式抵抗測定を行ってお り,厳 密に言 うと抵抗値にサー ミスタの抵抗値のほかにテス ト・リー ドの抵抗値 も含ま
れています。テス ト・リー ドの抵抗値がサー ミスタの抵抗値に比べて小さい場合には,誤 差は無視で きる程度に小さいもの
ですが,よ り正確な測定が必要な場合は 4線 式抵抗測定を行って ください。 4線 式測定に変更す るためには,ラ イン50から
!マークを取 って ください。なおこのプログラムで測定で きる温度範囲は-80℃∼+150℃です。
2
1
0
0
T E M P E R R T U R E M E R S U R E M E N T
‖I T H T Y P E 4 4 0 0 7 T H E R H I S T O R
ライ ン
40∼ 50
60-80
90
100∼ 110
解 説
ライン40は 3478Aを2線 式抵抗測定に設定 します。
3478Aはまた 30 kΩレンジ,41/2桁表示 モー ド,
オー トゼ ロ 。オ ン,内 部 トリガに設定 します。 ラ
イン50は4線式抵抗測定用で, レンジ,表 示桁数 ,
オー トゼロ, トリガの設定はライン40と同 じです。
この 3ラ インには, 44007型サー ミスタの温度変
換係数が入 ります。
ライン90は, 3478Aから測定 した抵抗値を入力し
ます。
この 2ラ インは測定 した抵抗値を温度(℃)に変換
します。
計算 した温度 を表示 します。
GOT0 90ス テー トメン トは,プ ログラムをライ
ン90に戻 し, 次 の抵抗測定を準備します。
拡張抵抗測定
拡張抵抗測定機能は,F7ま たはH7コ マンドを用いて行い,30Ⅳ Ю 以上の抵抗測定 が行えます。拡張抵抗測定モー ドでは ,
3478Aは 30MΩ レンジ, 2線 式抵抗測定に設定 されます。約 10MΩ の内蔵抵抗が入力端子に並列に接続 され ます。被測定抵
抗 Rxを 接続 しない状態 で この内蔵抵抗 Riを 測定 し,次 に被測定抵抗 を接続 して内蔵抵抗 との合成抵抗値 Rtを 測定す るこ
とによ り,被 測定抵抗 Rxは 次式で求め られ ます。
Rx=冊
放射性 ノイズを防 ぐために被測定抵抗 と接続す るリー ド線はな るべ く短か くし,で きれば シール ドされたッイス ト・ペア線
を用いて ください。
- 3 8 -
拡張抵抗測定における内蔵抵抗の測定,合 成抵抗の測定および被測定抵抗の算出と表示を行うためのプログラムを下に示し
ます。
1 0 ! E X T E H D E 口 O H M S E X R M P L E
2 0 : ― h P - 8 5 V E R S 1 0 ‖
ライ ン
10∼ 40
解 説
プ ログラムにタイ トルをつけ,HP85デ ィスプ レ
は 3478Aの HP― IBア ドレス番号です。
50-140 10 MΩの 内蔵 抵 抗 を濃lltします。実際の測定は
ライン 130で行われ ,ラ イン 140で コンピュータ
に測定値 を入力します。ライン50で 入力端子か ら
すべての接続物を外す よ うに ,3478Aの デ ィスプ
レイにメ ッセージを表示 します。
150∼ 220 これ らの ラインで ,内 蔵抵抗 と被 測定抵抗の合成
抵抗を測定 します。 ライン210で 3478Aは 測定 を
行い,ラ イ ン220で 測定値が コンピュータに入力
され ます。
ライン 230で ,前 述の式を使用 して被測定抵抗値
を算出 します。
抵抗値が 3478Aデ ィスプ レイに表示 され ます。抵
抗値は MΩ 単位で直読で きます。
抵抗値がHP85の ディスプレイに表示 され ます。
d B m 測 定
d B m u l l 定の プログ ラムは , 5 0 Ω 抵 抗 を基 準 と して電力比 ( 対 数 ) を 算出するもので , 次の式が使 われ ます。
dBm=10*LOG[(X2′ R)/1mW] i ‐ 、
Xは 測定値 ,Rは 基準抵抗 (50Ω ),lmWは OdBmの 基準です。
10 ! dBm HERSUREMEHT
ライ ン
3 0 この ラインは ,ホ ーム ・コマン ドH2を 使 って,
3478Aを 交流電圧測定 に設定 します。 Tlは 内部
トリガです。
交流電圧測定値 が HP 85コ ンピュー タに入力 され
ます。
この ライ ンで ,測 定値を dBmに 変換 します。 dBm算 出値 をHP85の ディスプレイに表示 しま 九
この ラインで,プ ログラムをライン40に 戻 して ,
次の測定 を行います。
- 3 9 -
最高読み取 り速度
最高読み取 り速度が得られるのは,31/2桁表示 ,オ ー ト・ゼロ ・オフ,デ ィスプレイ 。オフ,マ ニュアル ・レンジ,電 源周
波数スイッチ (3478Aの リア ・パネルにある)を60Hzの 位置に設定 して ,正直流電圧 ,電流および抵抗測定 を行 う場合です。
ただ し,抵 抗測定の 3M,30MΩ レンジでは安定時間がかか り,最 高読ふ取 り速度にはな りませんので ご注意 ください。
スイ ッチを60Hzの 位置に手動で設定して ください。このスイッチは 3478Aの リア・パネルにあります。 プログラムでは
3478Aを オー トレンジ 。モー ドに設定 します。被測定電圧の概略値が前 もってわかっている場合は,ラ イン50の RA"コ
マン ドを適当な レンジ ・コー ドに変更 してください。
値がHP 85の内蔵プリンタにプリント・アウ トされます。HP 85コンピュータの場合, 100個の測定値を読み込むのに約
1.4秒を要します。
薇諄 ′
._,.、
凛 〆
F‐
ギ_
ヽ イ
ラ イ ン 解 説
30∼ 40 B$を 13∞バイ トのデータをス トアで きる1/0バ
ッファに設定 します。 3478Aの測定データは土d.
dddddEttd CR LFの 13バイ トで出力されます。
従 って, 100個の測定値に対 して,バ ッファのデ
ィメンジ ョンは 1300です。 HP85で はォーバー
ヘ ッドとして8バ イ トをとります。
50 ラ イン50は , 3478Aを直流電圧測定 ,オ ー トレン
ジ ・オン, 3 1 / 2 桁 ) ォ ー トゼロ ・ォフ, デ ィ
スプレイ 。オフに設定 します。 RAを 変更 して,
適当な レンジに設定 しても差支えありません。
6 0 T R A N S F E R ス テー トメ ン トに よ り, 測 定 デ ー タ
を 3 4 7 8 A ( アドレス 7 2 3 ) か ら 1 / 0 バッファB $
に最も速 く転送できます。 F H S は ファース ト・ハ
トだけ受け取 ることを意味 します。
70∼ 80 こ の 2ラ インで 2変 数 I,」 を定義 して B$か ら
測定値を引き出します。 3478Aの測定データは13
キャラクタで構成 されていますので,Iは 13ステッ
プで インクリメン トします。ただ し,読 み取 りに
・ 関 係す るのは最初の Hキ ャラクタで,CRLFは
無視 します。従 って,Jは Iの 10キャラクタ増 と
定義されます。
90 ラ イン90は ,I,Jで 指定 した B$の サブス トリ
ングをプリン トします。
1∞ ラ イン 1∞でライン70にプログラムを戻 し,次 の
読み取 りのために Iの インク リメン トを行います。
-40-
ステータス ・バ イ ト・コマン ドの利 用
3478Aの現在の状態を示すために ,5バ イ トで構成 されたステータス ・バイ トがあ ります。 コマン ド B"を 受け取 った後で
マルチメータが トーヵに指定 され ると,ス テータス ・バイ トを出力 します。それぞれのバイ トの意味は ,3478Aプ ログラミ
ング ・コマ ン ドの表 に説明 されていますので ご参照 ください。
以下の 2つ の プログラムの うち第 1の ものは ,ス テータス・バイ トの 2進 表現 を求め る方法が示 されています。第 2の プ ログ
ラムは ,最 初のバイ トの最初の 3ビ ッ トを用いて , 3478Aが現在設定 されてい る測定 フ ァンクションを表示す る方法を示 し
ます。 同 じよ うな手順が,残 りの ビットと他の 4バ イ トに も使 えます。
2
1
0
0
0
B I N R R Y S T R t t U S E X n M P L E
―h P - 8 5 V E R S 1 0 N
3 4 7 8 R n D D R E S S = 7 2 3
ライ ン
40
50
60-100
ステー タス ・バイ ト・プ ログ ラム
解 説
Bコ マン ドで , 3478Aに 5個 のステータス ・バィ
トを出力す るよ う指示 します。
5個 のバイ トが変数 Bl∼ B5に 入力 され ます。
各 ラインで , 1バ イ トの個々の ビッ トを表示 しま
す。
3
2
1
0
0
●
3 4 7 8 R
―h F ―
3 4 7 8 n
S T R T E P R O G R n ‖
8 5 V E R S 1 0 N
RDDRESS = 723
測 定 フ ァ ン ク シ ョン ・プ ログ ラ ム
ラ イ ン
40
50^‐ 60
70∼ 90
解 説
ライン40で 変数 Fを 設定 します。
前のプログラムと同 じで,こ のラインでステータ
ス ・バイ トをコンピュータに入力します。
バイ ト1の上位 3ビ ットをテス トして,変 数Fに
数値を入れます。
100∼ 160
170-180
変数 Fの 値をテス トして,G$を 指定 します。
G$を プ リン トします。
- 4 1 -
タイプ コマ ン ド
3478Aプ ログラミング ・コマン ド
解 説
測定
フ ァンクシ ョン
F4
F5
F6
F7
Fl
F2
F3
レンジ
1 30mV DCレ
ンジ
1 300mV AC/DCレ
ンジまたは 3∞ mA AC/DCレ
1 3 V A C / D C レ
ンジまたは 3 A A C / D C レ ン ジ
1 3 0 V A C / D C レンジまたは3 0 Ωレンジ
3 0 0 V D C / A C レンジまたは3 0 0 Ωレンジ
3kΩ レンジ
30kΩ レンジ
300 kΩレンジ
3MΩ レ ンジ
30MΩ レンジ
オ ー トレンジを選 択
ンジ
指定 した フ ァンク シ ョンに対す
る レンジが無効 の場合 は ,指 定 した レンジが低 ければ最高感度の レン ジ,指 定 した レン
ジが高ければ最低 感度の レンジ
を選凡
デ ィスプ レイ N3
直流電圧 フ ァンクション
交流電圧 フ ァンクション
2線 式抵抗 ファンクシ ョン
4線 式抵抗 ファンクション
直流電流 フ ァンクシ ョン
交流電流 フ ァンクシ ョン
拡張抵抗 ファンクション
ン周期(PLC)。
N4
N 5
トリガ T l
T 2
T 3
T4
T 5
内部 トリガ
外部 トリガ。進行中の読み取 りは中断 ,3478Aは 外部 トリガ 。パルス発生を待機す る。
トリガはパ'レスの下降エ ッジでかか る。読み取 りは,HP― IBの GETコ マ ン ドで も
起動 され る。
シングル ・トリガ。 これで 1回 測定 が開始 され る。 その後の 読み取 りは,HP― IBの
GETコ マン陵 起動され るが,外 部 トリガ ・パルスでは起動 しない。
トリガ ・ホール ド。進行中の読み取 りは中断 され ,3478Aは アイ ドル状態 となる。
3478Aは ,HP― IBの GETコ マ ン ドには応答す るが,外 部 トリガには応答 しない。
フ ァース ト・トリガ。 ファース ト・トリガは T3と 同 じ動作を行 うが,交 流電 圧,交
流電流 または高い方の 2つ の抵抗 レンジでは ,初 期安定時間は省略 され る。オー トレ
ンジのために 2回 以上の 読み取 りが必要か ,ま たは測定のために レンジや ファンクシ
ョンの変更が必要 な場合は ,安 定時間は通常通 りに生 じる。
タイプ
オ ー トゼ ロ
デ ィスプレイ
ヘの書 き込み
J U t y r -"y l.j-
H 2
H 3
H 4
H 5
H 6
H 7
3478Aプ ログラミング ・コマン ド(続 き )
コマ ン ド 解 説
Z0
Zl
オー トゼ ロ 。オ フ
オ ー トゼ ロ 。オ ン
D l
D 2 t e x t
D3text
H 0
H l
D2ま たは D3か ら通常の ディスプレイ ・モー ドに復帰。
“
D2" コ マ ン ドは ,メ ッセージを 3478Aデ ィスプレイに表示す る。メッセージには ,
10進 数 32か ら95ま での 64個 の ASCHキ ャラクタの 中の任意の ものを含んでよい。
メ ッセージの長 さは,デ ィスプレイの 12キャラクタ全部 を使 ってよい。 ピリオ ド,コ
ンマ,セ ミコロンはキャラクタの中に入れ る。 コマ ン ドの最後は ,<CR>の よ うな コ
ン トロール ・キャラクタとす る。 13個 以上 の キャラクタを送 る と ,余 分 のキャラ
クタは コン トロール ・キャラクタが受け取 られ るまで無視 され る。末尾の コン トロー
ル ・キャラクタが田 ,LF,FF,CR以 外 のものである場合はシンタクス ・エラーとなる。
エラーが発生す るか , Dlコ マン ド,デ バイス ・ク リアを受け取 るかまたは フロン ト
パネル ・キーが押され るまで , D2コ マン ドはディスプ レイをロックす る。
上の D2コ マ ン ドと同様 に,メ ッセージをディスプレイに表示す る。 さらに,表 示 さ
れたアナ ンシエータを全部オフに し,デ ィスプ レイの更新を停止す る。 この コマ ン ド
の実行は約 30msを 要 し,そ の後でデ ィスプレイの更新の大 きいオーバーヘッドはさけ
られ る (す なわち ,読 み取 り速度が速 くなる )。 このため ,一 定条件で 3478Aは コマ
ン ドに対す る応答速度が速 くな る。デ ィスプ レイが約 10分 間 更新 されないと,画 面
は完全に空自となる。
曖
L∝ AL"キ
ーを押すか,Dl,D2,ま
たは D3コ マ ン ドを実
行すればデ ィスプ レイは回復す る。
ホーム・コマンド。このコマンドは,3478Aを 直流電圧 ファンクション,オ ートレ
ンジ,シ ングル ・トリガ状態,41/2桁表示,オ ートゼロ・オンに設定する。インタフ
ェースやディスプレイに出力されようとしていた結果はすべて消去される。外部トリ
ガ入力は働かない。
“FlT4R-2RAZlN4" と
同等。
直流電圧測定。 この コマ ン ドで直流電圧測定 が 1回 行われ る。 その後で ,コ ン トロー
ラの入カ コマ ン ドによ り結果 をコン トローラに入力可。 この コマ ン ドは, HOコ マ ン
ドと同様 ,た だ し トリガ可能。
"FlR-2RAZlN4T3"と
同等。
交流電圧測定。 このほかは Hlと 同 じ。
2線 式抵抗測定。 このはかはHlと 同 じ。
4線 式抵抗測定。 このほかはHlと 同 じ。
直流電流測定。 このほかは Hlと 同 じ。
交流電流 測亀 このほかは Hlと 同 じ。
拡張抵抗測定。 このほか はHlと 同 じ。
- 4 3 -
タイプ
バ イナ リ ・
ス テー タス
3478Aプ ログラミング 0コ マン ド(続 き )
コ マ ン ド
B
解 脱
バ イナ リ ・ステータス。 3478Aが, “B"コ マン睦 受け取 った後で トーカに指定 され
ると,5バ イ トを出力 して現在 プログラムされた状態 を表示す る。 さらに,エ ラー ・
レジスタ (バ イ ト4)を ク リアす る。 5バ イ トの意味は以下の通 り。
バイ ト1 : フ ァンクション, レ ンジ, 桁 犯
ビット7,6,5の 8進 数値 =1な らば,直 流電圧測定
=2な
らば,交 流電圧測定
=3な
らば ,2線 式抵抗測定
=4な
らば ,4線 式抵抗測定
=5な
らば ,直 流電流測定
=6な
らば,交 流電流測定
=7な
らば ,拡 張抵抗測定
ビット4,3,2の 8進 数値 =1な らば, 30mV DC,300mV AC,30Ω
AC/DC,拡 張抵抗
=2な
らば , 300mV DC,3V AC,300Ω
=3な
らば , 3V DC,30V AC,3kΩ
=4な
らば , 30V DC,300V AC,30kΩ
=5な
らば , 300V DC, 300kΩ
=6な
らば ,3Ⅳ Ю
=7な
らば , 30 MΩ
ビット1,0の8進数値 =1な らば,5%桁 モード
=2な らば,41/2桁モード
=3な らば,31/2桁モード
バイ ト2:ス テータス ・ビット
,300mA
, 3A AC/DC
ビッ ト7=常 にゼ ロ
ビッ ト6=1な らば ,外 部 トリガ ・イネーブル
ビッ ト5=1な らば ,校 正 RAMイ ネー ブル
ビット4 = 1 な らば, フロント/ リア・スイッチはフロント・ポジション
ビッ ト3=1な らば ,3478Aは 50Hz動 作に設定
ビッ ト2=1な らば ,オ ー ト・ゼ ロ ・イネーブル
ビッ ト1=1な らば ,オ ー ト・レンジ ・イネーブル
ビッ ト0=1な らば ,内 部 トリガ ・イネー ブル
バイ ト3:シ リアル ・ポール ・マスク (SRQ)
ビッ ト7=1な らば ,最 後 に電 源 が投 入 された または デバイス ・ク リア ・メッセ
ージを受けたときに,PON SRQス
イ ッチがオンの状態。
ビッ ト6=常 にゼロ
ビッ ト5=1な らば ,校 正 手順にエ ラーがあった場合に SRQ
ビッ ト4=1な らば ,フ ロン ト・パネルの SRQキ ーをおした場合に SRQ
ビッ ト3=1な らば ,ハ ー ドウェア ・エ ラーが発生 した場合に SRQ
ビッ ト2=1な らば,シ ンタクス ・エラーが3/Lし た場合に SRQ
ビッ ト1=使 用 しない。
ビッ ト0=1な らば,デ ータ ・レディの場合に SRQ
3478Aプ ログラミング 0コ マン ド(続 き )
タイプ
バイナ リ ・ステ
ータス (つ づ き)
コ マ ン ド
B
K
解 B t
バイ ト4:エ ラー情報
ビッ ト7=常 にゼ ロ
ビッ ト6=常 にゼ ロ
ビット5=1な らば,A/Dリ ンクに故障発生
ビット4=1な らば,A/Dが 内部セルフテストでエラー発生
ビット3=1な らば,A/Dス ロープ。エラー発生
ビッ ト2=1な らヤ ル フテス トにエラー発生
ビッ ト1=1な ら│ゴ,RAMセ ル フテス トにエラー発生
ビッ ト0=1な らば ,CAL RAMロ ケー シ ョンのチ ェ ック ・サムにエラーがあっ
たか ,ま たは選んだ レンジにチ ェ ック ・サム ・エ ラーがあった場合に,
セル フテス ト・ルーチ ンによ りこの ビッ トが設定 され る。
バイ ト5:DAC値
このバイ トは , 0∼ 63の 10進数値 を含む。 これは内蔵 DAC(デ ィジタル ・アナ ロ
グ ・コンバータ )の 設定に関す るもので ,主 な 目的は診断のため。
シ リアル ・ポール ・レジスタをク リア。 この コマ ン ドは ,シ リアル ・ポール ・レジス
タの ビッ ト1∼ 5お よび 7を ク リア。 ビッ ト0は 常に現在の状態 を示す もので ,こ の
コマ ン ドの影響 を受けない。 ビッ ト6は ,ス テータス ・レジスタの ビッ ト0と SRQ
E
Mxx
S
ポ ールに よ リリセ ッ トされ る。
エラー ・レジスタ。 この コマ ン ドで ,コ ン トローラは3478Aの エラー ・レジスタを読む
ことがで きる。 この レジスタの説明については ,上 記 Bコ マン ドのバ イ ト4を 参照。
Eコ マ ン ドは,エ ラー ・レジスタを 2つ の 8進 数 として出力 した後に,CR,LFを カロ
え る点が Bコ マン ドとは異なる。 Eコ マン ドはエ ラー ・レジスタをク リアする。
SRQマ ス クを 8進 数値 xxに 設定。パ ラメー タは必 らず 2桁 とす る。 8進 数値 xXに
相当するビット0∼ 5が設定される。
フロント/リア ・スイッチの位置を検出。3478Aが,Sコ マンドを受けた後で トーカ
に指定されると,フ ロント/リア・スイッチの位置がフロントかリアであるかによつ
て,それぞれ
・1"または“0"<CR><LF>を
出力する。スイッチの位置は,マル
チメータが読教取りを行う場合にのみ検出される。
校 正 C 校正。 3478Aサ ー ビス ・マニ ュアル参照 。
第4軍 メ インテナンス
概 要
3478Aは使い易 く,確 度,信 頼性とも高いディジタル ・マルチメータです。本器は機械的または電気的欠陥をなくし,正 し
く動作す るように出荷前に十分な点検が行われています。
この章には 3478Aの設置の際に行 うことについて説明されていますので,3478Aを 設置す る前にこの章をお読み ください。
またこの章には,仕 様 ,保 証,マ ルチメータがうまく動作 しないときや修理のためのサービスをしてもらいたいとき,ク リ
ーニングをしたいときなどに何をすればよいかについて説明されています。
アクセサリ
3 4 7 8 A に有用なアクセサ リを表 5 - 1 に 示 します。 これ らのアクセサ リは, 3 4 7 8 A の使い易 さを増 します。
ア ク セ サ リ番 号
表 4-1.ア クセサ リ
解 説
10023A
10631A
10631B
10631C
10631D l1000A l 1 0 0 2 A l 1 0 0 3 A l 1 0 9 6 B
341H A
34118A
オ プ シ ョン 907
(5061-1088)
温 度 プローブ
HP― IBケ ーブル (lm)
HP― IBケ ーブル (2m)
HP― IBケ ーブル (4m)
HP― IBケ ーブル (0.5m)
テス ト・リー ド,両 端がデ ュ アル ・バナナ
テス ト・リー ド,デ ュアル ・
バナナ ーデュアル ・ワニ ロ
テス ト・リー ド,デ ュアル ・
バナナ ープローブとワニロ
RFプ ローブ
高電圧プローブ
テス ト・リー ド,安 全 ガー
フ ロン ト・ハ ン ドル ・キ ッ
ト
ド
ング付バナナ ープロープ
オ プ シ ョン 908
(5061-0072)
ラ ック ・マ ウ ン ト・キ ッ
ォ プ シ ョン 9 0 1 取扱説明書 とサー ビス ・マニ ュアルの追 加 (英 文
部 品番号 03478-90000,03478-90001
-47-
検 査
3478Aは工場か ら出荷 され る前に,欠 陥 ,傷 がないよ うに,受 領の際に正常 な動作をす るように十分 な点検が行われ ます。
しか し,配 送の際 に何 らかの損傷が発生す る場合 があ りますので ,受 領の際には十分点検を行 って ください。 3478Aの電気
的性能のチ ェックの手順は , 3478Aのサー ビスマニュアル (部 品番 号 03468-9Cll101)に 示 されています。 もし何 らかの機
械的損傷 が あった場合あるいは中身 が完全でなか った場合 ,あ るいは 3478Aが性能 テス トにパス しなか った場合は ,最 寄 り
の YHP営 業所 または代理店 (住 所 ,電 話番号は巻末にあ ります )に ご連絡 くだ さい。 また積荷の外装に何か損傷があった
場合 あるいはクッシ ョンに圧力が加わ った跡があ りま した ら,担 当の YHP営 業所 または代理店 に ご連絡 くだ さい。
使用前の注意
電 源
3478Aは100,120,220あるいは 240V AC(-10%,+5%),48Hzか ら440Hzまでの信号位相の電源 が必要です。最大消費
電力は 25 VAです。
ラ イ ン 電 圧 の 選 択
3478Aの リア ・′林 ルにあるライン電圧オプションラベルをご覧 ください。ラベルの印をつけられたオプションが地域で指定
が,適 当な位置 (50Hzな らば上,60Hzな らば下 )に なっているかお調べ ください。表 4-2に 電源オプションを示 しま
す。
オプ シ ョン番号
315
表 4-2.ラ
ライ ン電 圧
イ ン電圧オプ シ ョン
周 波 数
100 5 0
電源 ライ ン ・ヒューズ
250rnA
( 2 1 1 0 - 0 0 0 4 )
316 100 6 0 2 5 0 r n A
325 120 5 0 2 5 0 m A
326 120 6 0 250 rnA
335 220 5 0 1 2 5 m A
( 2 1 1 0 - 0 3 1 8 ) ホ
125mA
125 mA
125 mA
・ス ロー ・ブロー ・ヒューズ
- 4 8 -
注 意
満足 してい ることを確認 して くだ さい。 ライン電圧オプシ ョンを換 え る場合 は ,専 門の知識
と技術を もった YHPの 修理技術者 におまかせ くだ さい。
接 地
電撃事故を防止す るため,本 器のケースおよびキャビネットをコンセントを通 して接地す る必要があ ります。本器には 3芯
電源ケーブルが付属 しています。 この電源ケーブルを 3極 電源コンセン トに接続す るか,あ るいは接地端子をもたない電源
コンセン トを使用するときには,接 地するための リー ド線 (緑色 )の ついた 3極 -2極 変換アダプタを用い,こ の リー ド線
を接地 して ください。電源ケーブルの電源ジャックとプラグは, IEC安 全基準に適合 しています。
安全記号
本器 には,次 のよ うな安全記号が表示 してあ ります。
書を参照す る必要があることを表わ します。
∼ 交 流
_ _ _ 直 流
1 環 境温度
3478Aを校正するときは,環 境の温度に注意 して ください。表 4-3に 示され るよ うな仕様を満足す るために, 3478Aを校
警 告
電気的事故や火災の危険 を防止す るため に,本 器を雨の中や湿気の多 い所に放置 しないよ う
に ご注意 ください。
仕 様
347譴の仕様を表 4-3に 示 します。 そこには 3478Aの色 々な性能やその限界が示 されています。 また,い くつかの 3478A
の特性が追加 されてい ますので ,こ の表 を見 ることによ り3478Aの性能 をご理解 いただけます。
製品の改良 , NBSに 対す る トレーサ ビリテ ィ
ーの変化に伴い仕様がかわった場合には ,マ ニュアル ・チェンジ ・シー トに
よって補 足 されます。
- 4 9 -
H P ― I B イ ンタフェースの接続
3478AのHP― IBイ ンタフェースの接続は,リ ア ・パ ネルにある 24ピンHP― IBコ ネクタヘイ ンタフェース ・ケーブルを接
続す ることによって行われ ます。下の写真は ,コ ンピュータとはかの機器 とを互いに接続 した例ですが,機 器同士の接続は
3本 のインタフェース ・ケーブルで行われます。ケーブルの先端部には雄 ・雌 コネクタがついていて ,ほ かのHP― IBケ ー
ブル と接続 が可能です。同 じHP― IBイ ンタフェースで 15台もの機器を (コ ントロー ラを含めて )接続す ることがで きます。
しか し,一 連の機器 を接続す るとき,ケ ープルの最大の長 さは 2メー トル ×接続機器 台数 または 20メ ー トルのいずれか小 さ
い方 を越 えてはな りません。
図 4-1.HP― :Bシ ステムの接続例
ア ドレス番号の選択
3478Aのア ドレス番号は ,リ ア ・パネルにある5個 のスイ ッチの設定によって決まります。電源投入時 ,ADRSキ ーが押
されたとき,イ ンタフェースを通 してCLEARメ ッセージが受け取 られたとき,5個 のスイ ッチの設定状態が検出されます。
号は ,工場出荷時に 23に設定 されています。対応するASCHコ
ー ドは,リ スン ・ア ドレス ・コー ドが7, トーク・ア ドレ
ス ・コー ドがWで す。図4-3に 工場出荷時のスイッチの設定状態が示 されていますのでご参照 ください。
ヒューズの交換
電流入力端子 ヒューズ
電流入力端子 ヒューズは ,マ ルチメータのフロント・パネルの電流 (A)入 力端子の内側にあ ります。 ヒューズを取 り換 え ると
きは ,ま ず電流入力端子か らケーブルをはず し,そ れか らマルチメータの電源 スイ ,チ を切 って くだ さい。電流入力端子に
溝が堀 って あ りますので ,そ れ を使 って端子を左方向に回わ します とフロン ト・パネルか ら端子 と ヒューズがはずれ ます。
取 り換 え るヒューズは ,部 品番号 2110-cll103の3A/250Vヒ ューズをお使 い くだ さい。
- 5 0 -
電源ライン ・ヒューズ
電源ライン ・ヒューズは, 347鉄の リア ・パネルの右下にあ ります。 ヒュ
ーズを交換する場合は,3478Aの 電源を切り,電
源ケーブルを 3478Aから外 して ください。マイナス ・ドライバを用いて ヒュ
ーズ端子を左方向に回しますと,ヒ ューズが外
れます。交換するヒューズは表 4=2を ご参照 ください。
3478A DVM
使用 しない
1 = 5 0 H 2
0 = 6 0 H 2
パワー。オン
SRQ
図は工場 出荷時のア ドレス
番号 23を 示 します。 こ の
ア ドレス番号はプライマリ・
ア ドレス (Primary Add― res)と 呼ばれ ます。
ASC‖ コー ド
リスン ト ー ク
セレク ト・コー ドは 1
∼12の整数をとること
がで きます。プライマ
整数をとることができ
ます。31は正当なHP―
IBア ドレスではあ りま
せん。
8
7
5
4
6
9
2
1
3
︰
︰
<
,
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ア ドレス ・スイ ッチ
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1
0
1
0
0
1
1
0
0
1
0
1
0
1
0
1
図 4-2.3478Aア ドレス ・コー ド
5ビ ッ ト
1 0 進 コー ド
2 4
2 5
2 6
2 7
2 8
2 9
3 0
17
18
19
20
21
22
23-工
12
13
14
15
16
08
09
10
11
03
04
05
06
07
00
01
02
場 出荷 時
- 5 1 -
トラブルが起 こった場合
3 4 7 8 A がうま く動作 しないと感 じられたときには,次 に示すボタンを押 してセルフテス トを行 って ください。
T E S T ノ
R E S E T
圃 □
セルフテス トが始まりますと,コ ロンの頭の ドットを除いてすべてのセグメン トが約 2秒間点灯します。セルフテス トで何
よ間違 いが拳 甲,されない場合には ,電 源を入れたときの状態に戻 ります。詳 しくは第 2章 のセルフテス ト(Self Test)の
セルフテス トが失敗 します と,デ ィスプ レイに何 も表示 されないかあるいはフロン ト・パネルの キーを押 して も何の反応 も
示 しません (3478Aは リモー ト・モー ドではない )。 その場合には 3478Aの電源 スイ ッチを切 り,次 のよ うなことを行 って
くだ さい。
1.す べてのケーブルをはずしてください。
その地域 で 指定 され た ライ ン電圧 と , 3 4 7 8 A の リアパ ネルの 印の ついた ライ ン電圧 オ プ シ ョンがあ ってい るか ど うか
確 かめ て くだ さい。
正 しい ヒューズが取 り付け られているかど うか確認 して ください。
AC電 源 コー ドがおか しくないかど うか調べて,3478Aの ACコ ンセ ン トに差 し込んで ください。
3478Aの電源 スイ ッチを入れて,デ ィスプ レイを注視 して ください。 マルチメータの電源がオ ンになるとディスプレ
イに
RSELF TEST OK"が
表示 され ,直 流電圧測定 モードで読み取 りを始めるはずです。 もしセル フテス トの どん
な部分で も失敗 した場合には ,デ ィスプレイにエラーメ ッセージが表示 され ます。
ディスプレイがもとに戻らなかった場合や,あ るいはセルフテス トが失敗した場合には修理の必要がありますので,
最寄 りの YHP営 業所または代理店にご連絡ください。住所,電話番号は巻末にあります。
診 断 プ ログ ラ ム
この章の最後に ,3478Aの 診断 プログラムの リス トが掲載 されています。 このプログラムはHP85コ ンピュータ用に書 かれ
てい ますが,他 の コンピュータ用にプログラムを変換す るときに便利なように フローチ ャー トも記載 されています。完全な
3478Aの トラブル ・シューテ ィング用ではあ りませんが , トラブル ・シューテ ィングの際に役立つ情報 がこのプログラムを
実行す ることに よ り得 られ ます。
プログラムを実行す る前に , 3478Aに接続 されている線
は HP IBケ ーブル ,電 源ケーブルを除いてすべて外 し
て くだ さい。以下の動作を コンピュータのデ ィスプ レイ
に表示 され るメ ッセージに従 って行 って くだ さい。
ステ ップ 1
熙
CONT"キ
ーを押 して くだ さい。
- 5 2 -
ステ ップ 2 3478Aの ア ドレス番号が 723の 場合
END LINEキ
ーを押して ください。
ア ドレス番号が異なる場合は,そ の番
号をキー ・インしてからEND LINE
キーを押 して ください。
ステ ップ 3 3478Aの SRQキ ーを押 して くだ さい。
コンピュータはキーが押 されるまで
10秒 ごとに BEEPを 鳴 らします。
ステ ップ 4 3478Aのディスプレイを見るようにコ
ンピュータのディスプレイに表示され
ます。最後にすべてのテス トがパスし
たことが表示されます。
診 断 の 内 容
診断 1 . セ ルフ ・テス ト
診断 1 は , 3 4 7 8 A の H P ―I B C L E A R 命 令に対する応答と, 内部セル フテス トの実行 を診断 します。
-53-
診断 2.プ ログラム ・コー ド
この診断は,3478Aが SRQを 送 リコンピュータがそれに応対することによって始まります (フ ロン ト・パネルSRQ)。 次
に 3478Aに間違 ったコマン ドを送 り,3478Aが そのコマン ドを受け入れないことを確認 します。その後すべての可能なオー
トゼロ,フ ァンクシ ョン,レ ンジを組み合せたコマン ドが 3478Aに送られます。さらにすべてのディスプレイ 。モー ド, ト
リガ ・モー ド,そ の他のコマン ドがテス トされます。最後に 2回 読み取 りが行われます。 2番 目の読み取 りは,2線 式抵抗
測定モー ドのオーバーロー ド・テス トに使用 されます。
保 証
当社 および ヒュー レッ ト・パ ッカー ド社の製品は納入後一年 間保証いた します。 この期間中,当 社の責任による故障 につ き
ま しては無料で部品の交換 または修理 をいた します。
本器 を修理 のために YHPに 返送 され る場合は ,所 有者 と,必 要な修理 の種類 とを明記 し,モ デル番号 と計器 番号を書いた
札を本器に付けて ください。 YHPと のご連絡には ,す べてモデル番 号と計器番号をお知 らせ ください。 また何か ご質問 が
あ りま した ら最寄 りの YHP営 業所 または代理店にお問合わせ ください。
クリーニング
3478Aをクリーニングす るときは,必 ず電源を切ってからにして ください。拭き取 りの際には,水 や中性洗剤を湿 らせたや
わらかい布をお使い ください。 しず くがたれ るほど濡れた布を使 った り,水 を機器の中に入れた りしないで ください。研摩
剤などはご使用にならないで ください。特にディスプレイなどにご使用になると傷がつきます。また,デ ィスプレイは強 く
押さないで ください。入力端子付近のパネルにはなるべ く触れないで ください。指についた油が,電 流の漏れや入カインピ
ーダンスの減少の原因となるからです。高入カインピーダンスに保つために,イ ソプロピルアルコールをひたした綿棒で入
力端子を拭いて ください。
診断プ ログラムとフローチャー ト
メインプ ログ ラムとア ドレス番号の設定
3
8
7
8
5
5
2
1
4
■
0
■
●
0
0
0
8
0
0
0
110
! 車■‡ 3 4 7 倉 R り E R I F I C R T I ●
! H P 8 5 T E P S 1 0 H R P R I L , 1 3 8 2
E L E R R
C R t t I S 1 0 P R I N T E R I S こ
‖ ネ ‡ネ
E 0 3 U 8 1 2 0 ! I N S T R U = T 1 0 N =
E O S U B 4 1 0 ! S E L F t t E S T
D I S P O B I S P ・
O H C O ‖ P L E T E ‡ ‡オ
・
C O D E S
1 木
‡ネ t F E R I F I C t t T I
:
:
B I S P ' : ‡ E ‖ D ] F り E R I F I C R T I ] H
P R I C R R ‖ ‡
' '
E H E l
エラー ・メッセージを表示し,
診断を中止
ライ ン80,100
診断が′くスした ことを表わす
メッセージを表示
ライン 1 0 - 4 0
プ ログラムの タイ トル
ライ ン50
1NSTRUCTЮ Nサ ブルーチ
ンヘ行 く3478Aの ア ドレス番
号を変数Dlに 入れ る
ライン 6 0
S E L F T E S T サ ブルーチン
( ライ ン4 1 0 ) へ行 く
ライ ン 7 0
プ ログラム ・コー ド ・サ ブル
ーチ ン ( ラ イン 7 2 0 ) へ 行 く
3470-4F
1 2 0 0 1 S P ' I
P R O E R R ‖
1 3 0 0 1 S P l l u ‖ E ‖ T S
= 4 7 8 R V E R I F I C R T 1 0 N
" ■ DISP l . R E ‖ 0 り E R L L I ‖
F R O " T H E B L I S
S T R
E X E E P T 3 4 7 8 3 . 1 ・
1 4 6 0 1 S P ' 1 2 口 0 ‖ O T P R E S S R N ∵
3 4 7 8 R H E ∵ S 8 U R I N E
T H 1 3 T E S T l l
1 5 0 B I S P "
丁● 0 0
U N t t I L l ‖S T R U C T E 0
1 6 0 E I I S P l l 3 R E M ] I J E R L L I ‖
E R B L E = F P O ‖
F U 丁
T H E 3 4 7
8 R . "
1 7 0 0 1 3 P
1 8 0 D I S P "
‖ ] N T H E l :
丁E S T F P O E R E S I I S S H O ‖
1 , O B I S P “ D I S P L R Υ , E F R 3 R S R R E ‖
0 丁 E D ■ ‖ 1 :
2 ● 0 0 1 S P ' =
O N T ] К
T H E P R I N T E R . P R E S S E C
E ∵
= :
2 1 0 B I S P ' : T O B E E I N . "
■2 0 P R U S E
- 5 5 -
2 3 0 C L E R P
■4 0 E I S P i : L 4 H R T I = R D D R E S 3 0 F T H E
E 4 7 8 R T l '
■5 8 B I S P ・
1 〔
F R E T E R Y R D D R E S S = 7 2 3
) “ e D l S F E D I S F t t P R E S S E
E H D L I N E ] К E V "
2 5 0 D l = 7 2 3
■7 ● ] H E R R O R E O T 0 3 6 ■
2 8 0 1 H P U T 3 1 事
2 , O I F S l 事
3 0 3 ] = 8 1 ] I り
3 1 0 R 8 B R t t 1 0 D
く) ' ・1 . T H E ‖ 8 1 = り R L c S i 事 )
1 0 0
3 2 ■ I F F P C D l ン < 〉O T H E ‖ 3 6 0
3 3 0 1 F D く 3 E I R D 〉 1 0 T H E N 3 6 F 」
3 4 0 1 F D l ‖ O D 1 0 0 ) 3 o O R 0 1 ‖
0 0 く 0 丁 H E N 3 6 0
■5 ● C O T 0 4 0 0
3 6 0 0 F F E R R O R
0 8 1
3 7 0 C L E n R
3 8 0 0 1 S P " 求 ‡ I N t a l R L I D I ‖ P L I T ‡ ネ・
E D I S P e B E E P
3 3 0 E O T 0 2 4 0
〆
診断プ ログラムとフローチ ャー ト( つ づき )
セル フテス ト・サブルーチン
+ ) v 7 7 7 | t / ) v - r y .
^ t - l
4 0 0
4 1 0
4 2 0
R E T U R H
: D り ‖ S E L F T E S T
C L E R R
4 3 0
4 4 0
4 5 0
4 6 0
D I S P 1 l S E L F T E S T m
S E T T I M E O U T D 5 1 0 0 0 o
O N T I ‖ E O U T D G O T 0 6 3 0 1 N O R
N S ‖ E R F R O H D り ‖
C L E R R D l
4 7 0
4 8 0
4 9 0
‖R I 丁 2 0 0 0
0 U T P U t t D l l “ E ・
E N T E R D l j n
O F F T I H E O U T D 5 0 0
5 1 0
5 2 0
I F R = 0 丁 H E N G O T 0 6 9 0 l F B I T ( R , 0 ) = l T H E N D I S P I I
C n L R n H F R I L U R E : ・
5 3 0 1 F B I T ( R ′ 1 ) = l T H E N D I S P ' ・
F I ぎ C = i s S R F "
5 4 0 1 『 I 「: 言卜ど『』1 ギ : [ 、
R O H F R I L U R E "
5 5 0 1 F B I 丁 ( R ´ 3 ) = l T H E H 口 n / D S L O P E E R R O R 田
5 6 0 1 F B I T ( n ′
I S P "
4 ) = l T H E N D I S P : ;
R / D S E L F T E S T F ∩
5 7 0 1 F B I T ( R ′
I L U R E l l
5 ) = l T H E N 口 I S P “ n / D L I N K F R I L U R E l ・
580
590
D l S P
600
6 1 0
D I F ξ
D I S P e D I S P ' : * ネ
S E E
I S E L F T E S T F R I L E D ′
D I S P : : 3 4 7 8 n S E R り
I C E ‖ R N U R L ` 3
V E R I F I C R T 1 0
N R 3 0 R T E D * * “
6 2 0
6 3 0
6 4 0
B I s P e s T o P
C L E n R e B E E P C P R I N T 3 3 T H E D E
U I C E R T R D D R E S S . ' & u n L $ ( 0 1 )
P R I N T ・ ( l F n N Y ) F R I L S T O R E S
F O N D . m e D I S P
6 5 0 P R I N T " 求 * V E R I F I C n T l o N R B O R 丁
E D * * " e D I S P
6 6 0 P R I N T " C H E C K F O R P R O P E R H P - 1
B R D D R E S S "
6 7 0 P R I N T ' i n N D R U N T H E P R O C R R ‖
C R I N “
` 8 0 S T O P
5 9 0 1 S E L F T E S T P R S S E S
7 0 0 0 1 S P ・ 本ネ S E L F T E S T P n S s E S * ネ
R
ライン 400-440
タイムア ウ トを 10秒 に設定。
3478Aが 10秒 以内に応答 し
なければ タイムアウ ト発生
ライ ン 620-670
タイ ムア ウ ト発生。 ア ドレス
番 号 D l の 測 定器が応答 しな
い
ライ ン 4 5 0
CLEAR Dlに よ り 3478」 ま
パ ワー 。オ ン ・リセ ッ ト
ライン 460
3478Aの パ ワー ・オ ン ・リセ
ッ トが 完 了す るまで 2秒 間待
つ
ライ ン 4 7 0 , 4 8 0
3 4 7 8 A のエ ラー ・レジス タを
チ ェ ック
ライン 5 0 0
A = 0 な らば
エ ラーなし
ライン 5 1 0 - 5 6 0
エ ラー ・レジスタの ビ ットを
チ ェックし, メ ッセージを表
示
ライン 680-700
セルフテス ト・パス。 メ ッセ
ージを表示 し,メ イン ・プロ
グラムに戻 る
ライン580-610
セル フテス ト失敗。診断中止
3478-4F
-56-
診断プ ログ ラム とフローチ ャー ト(つ づき )
プ ログラム ・コー ド・サブルーチン
710 RETURN
720 1 SuBROUTINE FOR PROCRR‖ COD
E彗
730 01SP '・ TESTING FROHT PRNEL SR
Q“
740 0UTPUT Dl j:・
750 0N TI‖
K‖ 20“
ER■ 2′ 60000 GOT0 900
760 0N INTR D GOT0 820
770 ENRBLE INTR D,8
780 01SP e DISP e DISP ・ PRESS 34
: Q B
78R FRONT PRNEL SRQ KEY・
EEP
790 ‖ RIT 5000
800 ‖ RIT 5000
810 BEEP e COTo 790
820 0FF TIMER■
830 SttRTuS D´
840 0LITPUT 01 ,“
2 l J R
Bロ
850 ENTER Dl uSING 133(18)“
82′ B3
860 1F BIT(B3′
870 FRINT ・
CК HO‖ LEDEED・
4)THEN 890
FRONT PnHEL SRO NO丁
J Bl,
880 BISP e DISP “
RBORTED口
890 01SP ・
S E D * ネ
e STOP
** り ERIFICnTloN
本* FRONT PRNEL SRQ PAS
・ e CoTo 940
R
9 0 0
910 l S R Q K E Y ‖ O T P R E S S E D
' 電1 ' I I N F R Q K E Y N O T P R E S S E D . ・
・
920
930
940
P R I H T " * * * V E R I F I C n T l o N R B O R
T E D * * * : ]
S T O P
D I S P C D I S P e D l S P I = 丁 E S T I N G
950
960
970
980
F O R P R O G R n H C O D E S ・
O U T P U T D l J ・ K ‖0 4 1 1
0 N I N T R D G O T 0 1 0 3 0
E ‖R B L E I N T R D ぅ
0 U T P U t t D l l m 。
8
3 ・ : l L L E G R L C O
D E
9 9 0 ‖ R I T 1 0 0 0 , ‖
1 0 0 0 P R I N T ・ n l T F O R S R Q
: S E N T I L L E C R L C O D E R N
0 3 4 7 8 n ロ
1 0 1 0 P R I N T ・
1 0 2 0 0 1 S P " * * り n C C E P T E D I T . “
E D * * = : e s T o P
E R I F I C n T l o N R B O R T
1 0 3 0 S t t n T u s D ′ l j R
1 0 4 0 P 〓 S P O L L ( D l )
1 0 5 0 0 1 S P t t P n S s E S I L L E C n L C
1 0 6 0
O D E T E S T “
D I S P e D I S P ・
・‖nTCH 3478R DI
S P L R Y “ e ‖ n I T l o o o
1 0 7 0
1 0 8 0
1 0 9 0
1 1 0 0
1 1 1 0
O N I N T R D G O S u B 1 5 1 0
E N n B L E I N T R D J 8
E = 1
F O R Z = O T 0 1 ! R U T 0 2 E R 0
F O R F = l T 0 7 ! F U N C T 1 0 H C 0 0
E S
1 1 2 0 F O R R = - 3 T 0 7 1 R R N E E C 0 0 E S l 1 3 0 0 U T P U 丁
R
0 1 J ・ : 2 ・メZ , “ F ・・メF j = ・R 1 3 j l 1 4 0 N E X T R l 1 5 0 N E X t t F l 1 6 0 N E X T 2
1170 01SP “ PnSSES RRHCE′
NCT10H. RUT02ERO TE
ST=・
1180 FOR N=3 T0 5
1190 E=2
1200 0UTPUT 01 5・
1210 NEXT N
1220 E=3
1230 0UTPUT ol j・
101・・
1240 0UTPUT Dl jl' D2DISPLnV TES
T ll
1250 田 nlT 500
1260 0UTPUT 01 ,3.D301SPLRY TESTl・
FU
1270 NRIT 500
1280 DISP “
EST・ 1
PnssES OISPLRY T
1290 FOR T=l To 5
1300 E=4
1310 0UTPUT Dl ,:・
1320 NEXT 丁
1330 01SP “
ES丁 1・
FlRnDlN5T::′ T
PRSSES TRIGGER T
1340 FOR H=7 TO o sTEP -1
1350 E=5
1360 0UTPUT Dl J・
1370 NEXT H
1380 01SP tt PnSsES PRESET CO
‖‖nNDS TEST::
1390 0UTPuT Dl ′
“FlRRN5Tl"
1400 ENTER 01 , Z
1410 1F Z〉
―.002 RHD Zく
.002 THEN
1440
1420 PRINT ・ 2ERO ERROR ON THE 30
0V RANGE“
1430 PRINT 田 りERIFICnTloN NOT R80
RTED・
1440 0UTPUT 01 j"F3RR"
1450 ENTER D1 3 0
1460 1F Oく
“
〉9999990000 丁
OH‖ Oυ ERLOnD ERROR・
HEN PRINT
e PRI
1 4 7 0
1 4 8 0
1 4 9 0
1 5 0 0
1 5 1 0
1 5 2 0
1 5 3 0
1 5 4 0
D::
O U T P U T D l メ
: 3 F l R R N 5 T l °
O I S P “ R E n D I N C S T E S t t P R
S S E S "
R E T U R H
! E R R O R S u B R O U T I N E
S T R T u S O , 1 l R
P = S P O L L ( 0 1 ) l F B I T ( P ′ 2 ) T H E N P R I N T = : P R 0
G R n ‖ C O D E S T E S T F n l L E D ′
P R I N T ・ S Y N T n X E R R O R . " Q P R I
NT m
1550 1F E=l THEH PRI‖ T 3:FUNCT10N
CODE= F“ ぅFJ・ Rn‖ GE CODE= R・
JRぅ "nUTo2ERO= 2・
1560 1F E=2 丁 HEN PRINT ・
OICITS = N"jN-1
メZ
OISPLRY
1570 1F E=3 THEH PRINT "DISPL∩
COH‖ RHDS FRILURE・
1580 1F E=4 THEH PRIHT ・
COH‖ nHD= T・ JT
1590 1F E=5 THEH PRIN丁
ODE = H"jH
1600 01SP e DISP "** υ
N RBORTED *ホ
ロ
TRIGGER
"PRESET C
ERIFICRT10
Y
・
- 5 7 -
診断プ ログラムとフローチ
ャー ト(つ づき )
プ ログラム ・コー ド・サブルーチ ン t 1 / 7 3 O
7 P 7 | . _ . + ' L S R Q O T j y ) SRQ?^ 2 ?*E
SRQ割 込みイネーブル
キーが押 され るまで 10秒 ご
S R Q レジスタをクリアするた
マンド実行
バス した ことを表/JI
347い が SRQを 発生
3478Aが 間 違 った コマン ド
を受け入れた。診断中止
を発生。診断 中止。
謝断を終 る。
メイ ン プ ログラムに戻 る。
- 5 8 -
入力特性
\
30mV
30V
まЮV
最 大 表 示
( 5 % 桁 のとき )
±3031D9mV
士l1303XЮV
±3∞ 099V
±303099V
±303∞9V
5%桁
分 解 能
4%桁 lμV
3%桁 lmV
100μV lmV
10mV
:∞μV lmV
10mV llKlmV
表4-3 仕 様
直流電圧測定
温度係数 :AUTO ZEROオ
入 力 抵 抗
> 1010(}
. r , l 0 l / \ t " lo、m■ 1%
レンジ
31XlmV
温 度 係 数
00∝ 8+05
O IX105+05
O IXD4+005
0 は Ю + 0 5
00004+005
最大入力
Hi―Lo端 子間 :303Vrmsま たは 450Vピ ーク。
Hi―Lo端 子 一大地間の最大入力電圧 :± 500Vピ ーク。
ン。 5%桁 のとき。 ぴC∼
ノイズ除去比 :50,60比 ±0.1%の 交流に対 して,Lo
端子に lkΩを接続 した不平衡状態で。
隔数 ―
5%桁
4%桁
3/桁
AC NMR
80dB
AC ECMR
140dB
60 dB
DC CMR
140dB
140 d B
磁ぼE AUTO ZEROオ ンの とき。 士 (%指 紬 +カ ウント)
\
30mV 0の 5+40
3 XlmV
3CXIV
) ∞4 + 3
5%桁 のとき
9 0 日間
ヽ0275+40
'0∞ + 3
│∞6'+2
1 年間
4%桁 ,3%桁 のとき
Z t t F B 3
T “1 ±1 ℃
9 0 日 間 1 鯛
0035 +40 0027 +4 ll rX7 + 5 O IX15 +1
006 + 2
003 +
00"十 o lX17 + 4 0∞ 5 +1
Oαソ + 2
0∞ 7+
Oα万5■ 1 O108+
004 +
O l12
002 +
002 +
3478Aを校 正 したときの温度で 20℃ ∼30℃ の範囲内。
∞ Hz
∞Hz
オ フ
オ
オ フ
オ
3%桁
90回 /秒
6 r l
8 5
4%桁
35回/秒
17
5%桁
4 4 回 / 秒
3 7
薇度 : A U T O Z E R O オ フのとき; 2 4 時間以内, 温度変化
ト,300mV,30Vレ ンジでは Hカ ウン トを,3V,3∞ V
レンジでは 3カ ウク トを上記の確度に加える。
ステ ップ入力と同時に トリガをかけたとき,最 初の指示値
は仕様の 0.1カ ウン ト以内におさまる。
上記の読教取 り速度は使用 す るコンピュータによって異な
る場合が ある。
ローカル (手動 )の場合 の読み取 り速度 :
AUTO ZEROオ
AUTO ZEROオ
フのとき,桁 数にかかわ らず 4回 /秒。
ンのとき,桁 数にかかわ らず 2回 /秒。
抵抗測定 (2線 式測定 ,4線 式測定 )
熙
30Ω
3∞Ω
30Ю
3∞ Ю
3M0
∞ m
最 大 表 示
( 5 % 桁 )
311∞∞Ω
3030990
303099k0
303∞ 9k0
3113099 kΩ
30099MΩ
30∞ 99ヽ0
5%桁
1∞Ю
分 解 能
4%桁
10nヽ2
1 ∞面
10Ω
100Ω
10m0 llXlm
10
100
1∞n
1路2
3%桁
100m
1∞Ω lЮ
1 0 Ю
測 定 電 流 lmA
10″A
1/1A
100 nA
く 65V
非破壊 最大 入 力 :Hisource― Losource間 ,Hisense―
Losense間 で ± 350Vピ ーク。 Hi,Lo端 子 一大地 間で
± 500Vピ ー ク。
確度 : A U T O Z E R O オンのとき。4 線式測鳥 5 % 桁 。
士 (%指 示値 +カ ウン ト数 )
レンジ
```
``ヽ、
300
31XIΩ
3k∼ ∞Ok0
3MO
30MΩ
24時間
0023+35
O m 4 5 + 4
00035+2
OllC152+2
0“ 6 +2
9 0 日間
T ´` = 士′C
0027+41
0 0 1 2 + 5
0011+2
0011+2
0∞ 6+2
1 年 間
0 0 3 4 + 4 1
0017+5
0016+2
0016+2
0078+2
確度 :2線 式 測定のとき ;4線 式測定 と同 じ。ただ し測定
値 にはオフセ ッ ト(テ ス トリー ド先端短絡時の指示値最
大 200mΩ )が 含 まれ る。
確度 :AUTO ZEROオ フのとき ;24時 間以内,温 度変化
± 1°C以 下
ジでは 11カウント,3kΩ ∼300Ю レンジでは 10カウン
ト, 3MΩ レンジでは 8カ ウン ト, 30MΩ レンジでは
33カウントをAUTO ZEROォ ンのときの確度に加える。
温度係数 :AUTO zEROオ ン。 5%桁 のとき。 ぴC∼
55°C。 土 (%指 示値十カウン ト数 )/° C
30Ω レンジ
0∞ 3+5
300Ω レンジ
0∞ 9+05
3kΩ ∼300Ю
O IXD9+005
3MΩ レンジ
O IX121+005
30MΩ レンジ
O ωl+005
最高読み取 り速度 :3Nn,30NOレ ンジを除 き直流電圧
測定 の読み取 り速度 と同 じ。 3ⅣЮ レンジでは 1回 の読
み取 り時間に 30ms,30 MΩ レンジでは 300msを 加 え
る。
交流電圧測定 (真 の実効値応答 )
温度係数 : A U T O Z E R O オ ン。5 % 桁 のとき。ぴC ∼
入力特性
ゝ \
300mV
311V
31XIV
最 大 表 示
( 5 % 桁 のとき)
303099mV
303099V
5%桁
分 解 能
4%桁
10″V
10″V lmV
10mV
3%桁 lCЮ″V
10mV
100111V
入 力
インピーダンス lMΩ ± 1%
<60pF
20 kHz以 下では,士 (o.o16%指 示値 +10カ ウント)/°C
20 kHz以 上では,士 (o.o4%指 示値 +10カ ウント)/°C
クレス ト・ファクタ :>4:1,フ ルスケール入力に対 して。
最大入力
Hi―Lo端 子 ;303 Vrmsま たは 450Vピ ーク。
Hi,Lo端 子 一大地間の最大入力電圧 :± 500Vピ ーク。
コモン ・モー ド・ノイズ除去比 :Lo端 子に lkΩ を接続 し
た不平衡状態で,DC∼ 60Hzの ノイズに対 して>70dB。
確度 :フ ルスケールの 10%以 上の入力に対 して有効。
AUTO ZEROオ ン,5%桁 の とき。 士 (%指 示 値 十カ
ウ ン ト数 )。
1年 間,TcAL± 5°C
熙 20∼ 50 5 0 ∼ 1 0 0 1 0 0 ∼2 1 1 k 20k∼ 511k 5 0 k ∼ 1 0 0 k 100k∼ 31X k
300mV 1 1 4 + 1 6 3 046+163 0 " + 1 2 0 038+205 1 2 0 + 8 4 0
3V.30V
300V
114+102
118+102
0 4 6 + 1 0 3 020+ 70
05 +102 0 2 4 + 7 0
026■ 140 087+780
042+140 098+780
101+372(
(30Vレ ン
応答時間 :最 終値± 70カ ウント以内に落ち着 くまでに要す
る時間<0.6秒 (固 定 レンジ )。 レンジ切 り換 え
(AUTO RANGE)を 伴 なう場合, レ ンジ切換 1回 毎に
0.6秒 を要する。
最高読み 取 り速度 :高 速 トリガ (T5)を 行なった場合には,
直流電圧 測定の読 み取 り速度 と同 じ。
ノーマル ・トリガ (Tl,T2,T3)を 行なった場合には,
電源周波数,AUTO ZEROオ ン/オ フにかかわ らず
確度 :AUTO ZEROオ フのとき ;24時 間以内,温度変化
± 1°C以 下
5%桁 のとき,上記の確度に10カウントを加える。
入力特性
X
31111mA
最 大 表 示
( 5 2 桁 のとき)
± 0脚 99A
±30∞ 99A
5%桁
分 籠
4%縞
能
3 1 / 9 桁
100″A
100″A
確 度 : A U T O z E R O オ
ン ト数 )
レ
`
ジ
` `
、
間
300mA
3A,(入 力雷流≦ lAの 場合 う
3A,(入 力電流 >lAの 場合 )
く !V
直流電流測定
確度 :AUTO ZEROオ フのとき ;24時間以内,温 度変化
±1° のとき。
300mAレ ンジでは ■0カ ウン トを, 3Aレ ンジでは 11
カウン トを上記の確度に加える。
ン。 5%桁 。 士 (%指 示値 十カウ
9 0 日 間
T C A L 士 ヂc
011+40
014+6
10 +30
1年 間
Tは L± 5°C
015+40
0 1 7 + 6
10 +30
温度係数 :ぴ C∼ 5ヂCo AUTO ZEROオ
士(o.o12指示値+5カ ウント)/°C;300mAレ
ン。 5%桁 。
ンジ
士(o o12指示値 +0.5カ ウント)/°C:3Aレ ンジ
3A(入 力信号源電圧は 250V未 満 )。
3A/250Vヒ ューズ (ノ ーマル ・プロー )。
最高読み取 り速度 :直流電圧測定の場合 と同 じ。
交流電流測定 (真 の実効値応答 )
入 力特性
頭
∞OmA
最 大 表 示
( 5 % 桁 のとき)
3113 099mA
3∞099A
5%桁
分 解 能
4%桁 lμA 10″A
100″A
3/桁
1∞μA
< l V r m s
確度 :AUTO ZEROオ フのとき ;24時 間以内,温 度変化
温度係数 :0°C∼ 5FCo AUTO ZEROオ
士 (o.o21%指 示値 +10カ ウン ト)/°C。
ン。 5%桁 。
確度 :フ ルスケールの 10%以 上 の入力に対 して有効。
A U T O Z E R O オ ン。 5 % 桁 。 1 勺澗 , T c a l ± 5 °
士 (%指 示値 十カウン ト数 )
必
∞OmA
20Hz∼ 50HZ
177+163
25 +163
50地 ∼ lkH2
11■ 163
18+163 l k H z ∼1 0 k H z 10kHz∼ 20嗜セ
1 +163
17+163
114■ 163
134+163
応答時間 :<0.6秒 (固 定 レンジで,ス テ ップ入力印加後
指示値が最終値の±70カ ウント以内に落着 くまでの時間λ
レンジ切 り換 えを行な う場合には レンジ切 り換え 1回 に
つ き 0.6秒 を要す る。
最高読み 取 り速度 :交 流電 圧測定の読な取 り速度 と同 じ。
最大入力 :3A(入 力信号源電圧は 250V未 満 )。
保護回路 :3A/250Vヒ ューズ (ノ ーマル ・ブロー )。
積分時間 :
電 源 周 波 数
5%桁
200ms
166 7ms
4あれ
20rns
16 67ms
保存温度範囲 :-40°C∼ 7rC
動作湿度範 囲 :≦ 95%R.H., 0∼ 40°
2ms
1 667ms
そ の 他
フォーム ・ア ップ時間 :仕様 を満足す るために 1時 間必要。
電源 :電 圧 100,120,220,240V周 波数 50Hz,60Hzの 組
み合わせ 8種 類のいづれかをオプシ ョンで指定。
消費電力 :最 大 25 VA。 <12W
質量 :3kg
- 6 1 -
付 録 A
概 要
ド社の製品です。 このインタフェースにより,デ ィジタル形式のメッセージを 2台 以上のHP―IBを 装備した機器間で転送
できます。
HP― IBは , 15台までの機器を接続できます。インタフェース ・バスは 16本の信号ラインが用いられ,シ ステム内のすべ
ての機器は並列に接続 されます。HP― IBコ ネクタとその ピンの概略図を下に示 します。
8
9
6
7
15
16
17
5
1 0
11
12
18
19
13
1 4
3
4
1
2
20
21
22
23
24
D101
0102
D103
D104
D105
0106
D107
D108
E01
REN
DAV
NRFD
NDAC
:FC
SRQ
ATN
SHiELD‐ CHASSiS GROUND
P′O TW:STED PA:R WiTH P:Nフ
P′O TWiSTED PAIR W:TH P:N8
Pro TwisTED PA:RW:TH P:N9
Pro TwisTED PA:R WiTH P:N ll iSOLATED DIG:TAL GROUND
注 意
3478Aに は,イ ンチね じでな くメー トルね じのIIP IBケ ーブル取
り付け用 スタ ッドが付いてい ます 。ケーブルを機器に固定す るため
には,メ ー トルね じの 10631A,B,ま たは C HP― IBケ ー プルの
ロ ック ・スク リューを使用 しなければな りません。2種 類のスタ ッ
ドはその色 によって区別す ることができます。イ ンチね じのものは
銀色tメ
ー トルね じのものは黒色です。色の違 うロック ・スク リ
ュー とスタ ッドを組 み合わせ ると, どちらか一方あるいは両方が壊
れて しまいます 。メー トルね じのIIP―IBケ ー ブル取 り付け用 スタ
ッドの図 と部品番号を下に示 します 。
る 。
躾 m
鴻
接
ン
こ
い
演
紙
∝
ロ ック ・
スク リュー
1390‐0360
¬
6.5mm
│
長 い取付 け用 スタッド 短 い取 付 け用 スタッ ド
0380‐0643 0380‐ 0644
図 A - l H P ― : B コネクタ
インタフェース ・バスの うち 8ラ インはデータ ・ラインと呼ばれています。データ ・ラインは,デ ータ 。ビットの入出力用
に使用 されます。データの転送は入力と出力とも,ビ ット・パラレル,バ イ ト・シリアルの形でデータ ・ライン上を転送さ
れます。データの各バイ トは 8ビ ットのバイナリ・コー ド(ASCHコ
ー ド)で構成されています。
装置はコン トローラ, トーカ,ま たは リスナのいずれかに分類できます。 これらは次のように定義 します。
- 6 2 -
( 例 : ディジタル ・ボル トメータ)
信号 発生 器 )
(例 :テープ ・リーダ )
データ ・バス
(8信 号ライン )
(3信 号ライン)
(ハ ン ドシェーク)ラ イン
インタフェース管 理 バ ス
(5信 号 ライン )
- z + - ) l
/ t - . , 4 y
図 A-2 イ ンタフェースの接続とバス構成 a.コ ン トローラ :バス ・ライン上のどの装置が トーカであり,リ スナであるかを指定することので きる装乱
コン トローラにはアクティブ ・コン トローラとシステム ・コン トローラの 2種類があ ります。アクティブ ・コン トロー
ラは,現 在はかの機器をコン トロール している装置です。 システム ・コン トローラは,そ れがアクティブ ・コン トロー
ラでな くても,バ ス ・ライン上の機器をコン トロールすることができます。数台の コン トローラがバス ・ライン上にあ
っても,ア クティブ ・コン トローラにな り得るのは一台のみです。 b.ト ーカ :トーカはア ドレスに指定 されたとき,バ ス ・ライン上に情報を送ることができる装置です。一度に トーカに指
定 される装置は 1台だけです。すべてのHP― IBを 装備 したコンピュータ,お よびHP― IBを 装備 したはとんどの測定
器は トーカになることがで きます。 c リ スナ :リスナにア ドレス指示 されているとき,バ ス ・ライ ン上か ら情報 を受け取 ることがで きる装置です。 リスナに
指示 され る装置 は複数であって もかまいません。 3478Aは リスナ機能 を持 ってい ます。
-63-
イン タフ ェースの用語
以下に ,HP― IBシ ステムの動作を説明す る際に使用 され る用語を簡単に説明 します。
● ア ドレス。ア ドレスはイ ンタフェース内ではかの機器 との区別をす るための ものです。 インタフェース ・バスに接続 さ
れ る各機器は ,そ れに割 り当て られ る独 自のア ドレスを持 っています。 HP― IBで は ,ア ドレスは機器のスイ ッチによ
って設定 されます。ア ドレスは ,イ ンタフェースに接続 されてい るどの機器が情報を受け取 り(リ スナ )あ るいは送 る
(ト ー カ )か を指定 す るために使用 されます。
● バ イ ト。バィ トは ,ビ ッ トと呼ばれ る8個 の 2進 数字 (B inar_v digit)から成 る情報 の単位です。
● ク リア。 ク リア ・メ ッセージによって ,リ スナあるいはインタフェースに接続 されてい るすべての装置は ,そ の時点の
状態か ら解除 され初期設定状態に戻 ります。
● デ バイス。 HP― IBに 接続可能な測定器および周辺機器 (プ リンタ,プ ロ ッタなど )。
● ポ ー リング。 ポー リングは ,コ ン トローラか らのサー ビスを要求 した機器を探すために コン トローラが用い る代表的な
方法です。 ポー リングには ,シ リアル ・ポールの 2つ があ ります。
1.シ リアル ・ポール。 コン トローラがシ リアル ・ポールを実行す るとき,ア ドレス番号を振 り当て られた機器は ,ス
テータス ・バイ トと呼ばれる 1バ イ トの動作情報 を送 ります。ループの中の 1つ 以上の機器がサー ビスの要求を し
よ うとしている場合 ,ル ープの中の各 々の機器は ,サ ー ビスを要求 した機器が探 し出され るまで シ リアル ・ポール
されません。
2.パ ラレル ・ポール。 これは ,ル ープの中の 8つ の機器か らステータス ・ビットを得 る方法です。 3478Aは ,パ ラレ
ル ・ポールに応答 しません。
3478A′ ヽス 機 能
3478Aの HP― IBバ ス機能を表 A-1に 示 します。
表 A-1 378A ′ ヽス機能
SHl 完
AHl 完
T5 シ
全な ソース ・ハ ン ドシェー ク能力。
全なア クセプタ ・ハ ン ドシェーク能力。
リアル ・ポール,ト ーク・オンリ・モー ドをもった ベーシック・トーカ。
M LAで はア ドレスされない。
TEO 拡
L4 ベ
LEO 拡
SRl 完
RLl 完
PPO パ
DCl 完
DTl 完
CO コ
張 トー カな し。
ーシ ック ・リスナ。MTAで はア ドレスされない。
張 リスナな し。
全なサー ビス ・リクエス ト能力。
全な リモー ト・ローカル能力。
ラレル ・ポール能力な し。
全 なデバイス ・ク リア能力。
全 なデバイス ・トリガ能力。
ン トローラ能 力な し。
-64-
バ ス 0 メ ッセージの実行
次に示す Hの 図は 3478Aを 使用 したバス ・メッセージの実行を示 したもので,使 用 されているコ
ー ドは次のようなもので
す。
T 〓
F 〓
真
偽
X = 関 係な し o c t = 8 進 コー ド
夕・メッセージ(コン トローラから3ワ 8Aへ )
′トローラから3478Aヘデータを送る。まず :
データ ・ライン
トリガ ・メッセ
ージ( コン トローラからデバイスヘ )
T R I G G E R メ ッセー ジを送 る( G E T ) :
TNl!FC i SRQ I REN IEOI
T I F I X I T I X 2 U 7
温誌 『frtt」LL労 ゃ =_ヽ ス
F f X l T l X
ータ ・ライン
? U 7 o c t g l g
準 チ レ
データ・ライン
TN llFC I SRQI REN I EOi
F I F I X I T I X
測定器の
プログラムコー ド
リモー ト・メッセ…ジ
リモー ト・モー ドを入力する:
データ・ライン
夕 ・メッセ ージ ( 3 ワ 8 A か らコン トロ
ーラ
いは他のデバイスヘ )
IAからコントローラヘデータを送る。まず :
ス・マネージメン ト・ライン データ・ライン
T I F I X I T I X 7 U 7
刀ス
」
LL猟 等
.緞
リモー ト・モー ドに してお くために :
バス・マネージメント・ライン
ATN l!FC ISRQ IRENI EO:
F I F I X I X I X
Nl!FCi SRQI REN IEO!
ュニバーサル・アンリスン」
ア W 5
3 4 7 8 A から出力
されたデータ
コントローラ・リスン・ア ドレス
3478Aト ーク・アドレス
ローカル ・メッセージ
ローカル ・モー ドを入力する :
バス・マネージメン ト・ライン
データ ・ライン
ATNllFC I SRQ IREN IEO:
T I F I X I T I F
デー タ ・ライ ン
7 U 7 oct001
コ 言 ら /子:Cr」[三 撤 騨 さ ス
- 6 5 -
バ ス ・メ ッセージの実行 (つ づ き )
クリア ・メッセージ
CLEARメ ッセージを送 る :
ATN I:FC:SRQ IREN IEO:
T I F I X I X I X
‐
3 4 7 8 A のみにCLEARメ ッセージを送 る :
バス・マネージメント・ライン
F I F I X I T I X 7 6
デー タ・ライ ン
データ・ライン
ア・ マンド
リクエス ト・サービス(Require Ser輌 ce)メ ッセージ
リクエス ト・サービス ・メッセージを送る :
バス・マネージメント・ライン
ATN liFC I SRQ I REN I EOI
X I X I T I X i X
ローカル ・ロックアウ ト(Local Lockout)メ ッセージ
ローカル・ロックアウ ト・イネーブル :
バス ・マネージメント・ライン デ ー タ ・ライ ン
ATNl :FC ISRQ I RENI EOI
T I F I X I T : F oct 021
ル・ ク
ローカル ・ロック・アウ 卜に してお くために :
ATN I!FC ISRQ IREN IEO!
X I X I X : T I X
ステータス ・バ晰 卜・メッセージ
3478Aに シリアル・ポール(SPOLL)を 行う(ステータス・バイトを得 る):
データ ・ライン
(Clear Lockout′Set Local)メ ッセージ
ローカル・ロックアウトをクリアしローカルに設定する:
T I F I X I X I F 7 6 oct030
T
5
ン
3 4 7 8 A
・サト・ ク
・ ア
嚇
シ
ン .
ATN l:FC iSRQ IREN IEOi
X I X i X I T I X
Wltl_: t \ 2 . - < 4 - ) ) / 1 . . 1 4 y
データ 。ライン
*SRQが
真の場合 ,偽 の状態 (F)に 切 り換わ る。
最後に :
バス・マネージメント・ライン
データ ・ライン
ATN l:FC ISRQI REN IEO!
T I F I F I X I F oct 031
¬ 三シリ ル・ ー スエー ル
A B O R T メ ッセージ
A B O R T メ ッセージを送 る :
バス・マネージメント・ライン
ATN llFC I SRQ I REN!EOI
X I T I X I X I X
-66-
付 録 B
ASCllコ ー ド表
100:VAIEttT FOnmS
N U L L
00000000 000 soH
00000001 001
STX
00000010 002
ETX
00000011 003
EOT
00000100 004
E N O
00000101 005
A C K
00000110 006
BELL
00000111 007
8S
00001000 010
HT
00001001 011
LF
00001010 012
VtAB
00001011 013
00001100 014
C R c l
00001101 015
00001110 016
00001111 017
00010000 020
OLE
D C .
D C g
00010001 021
000100,0 022
00010011 023
00010100 024
NAK
00010101 025
SYNC
00010110 026
ETB 00010111 027
CAN
00011000 030
E M
00011001 031
SUfl
00011010 032
ES()
000110'1 033
F S 00011100 034
R S
00011101 035
00011110 036
U S
0001'11' 037
2 0
21
18
19
2 5
2 6
2 2
2 3
2 4
2 7
2 8
2 9
3 0
31
16
17
1 4
15
1 0
11
12
13
5
6
7
8
9
2
3
0
1
4
8
9
6
7
(
)
2
3
4
5
0
1
S
%
&
ASC:1 eim7Y o0101
00100000 040
00100001 041
00100010 042
00100011 043
00100100 044
00100101 045
00100110 046
00100111 047
00101000 050
00101001 051
00101010 052
00101011 053
00101100 054
00101101 055
00101110 056
00101111 057
00110000 060
00110001 061
00110010 062
00110011 063
00110100 064
00110101 065
00110110 066
00110111 067
00111000 070
00111001 071
00111010 072
00111011 073
00111100 074
00111101 075
00111110 076
0011111l o77
ASC::
0●C Ch07
3 2 @
EIUiVALEttT FOnmS
01000000 100
3 3 A
01000001 101
6 4
6 5
3 4 B
01000010 102 6 6
3 5 C
01000011 103 6 7
3 6 D
01000100 104 6 8
3 7 E
01000101 105 6 9
3 8 F
01000110 106 7 0
3 9 G
01000111 107 71
4 0 H
01001000 110 7 2
41
1
01001001 111 7 3
42 」
01001010 112 7 4
43 K
01001011 113 7 5
44
L
01001100 114 7 6
45 M
01001101 115 7 7
46 N
01001110 116 7 8
47 O
01001111 1,7 7 9
48 P
01010000 120 8 0
49 0
010:0001 121 8 1
50
R
01010010 122 8 2
51
S
01010011 123 8 3
52 T
01010100 124 8 4
53 U
01010101 125 8 5
54
V
01010110 126 8 6
55 W
0 1 0 1 0 1 1 1 1 2 7 8 7
56
X
01011000 130 8 8
57
Y
01011001 131 8 9
58 Z
01011010 132 9 0
59 I
01011011 133 9 1
0
9 2
6 1
1
ヽ 01011100 134
01011101 135 9 3
6 2 01011110 136 9 4
6 3 0 1 0 1 1 1 1 1 1 3 7 9 5
0110110o 154 108
01101101 155 109
0,101110 156 110
01101111 157 111
01110000 160 112
011100ol 161 113
01110010 162 114
01110011 163 115
01110100 164 116
01110,01 165 117
01110110 166 118
01110111 167 119
01111000 170 120
01111001 171 121
01111010 172 122
E00:VALEttT FORmS l i n e r v O o ●: D “
01100000 140 96
01100001 i41 97
01100010 ,42 98
01100011 143 99
01100100 144 10o
01100101 145 101
01100110 146 102
01100111 147 103
01101000 150 104
01101001 151 105
01101010 152 106
01101011 153 107
{
│
}
01111011 173 123
01,11100 174 124
01111101 175 125
01111110 176 126
DEL
01111111 177 127
- 6 7 二
コマン ドのクイ ック ・レファレンス ・ガイ ド
測 定
フ ァン クシ ョン
コー ド
RO Rl
レ ン ジ ・ コ ー ド
R2 R3 R4 R7 RA
( オ ー トレ ン ジ )
DC電 圧
AC電 圧
2-W抵 抗
4-W抵 抗
DC電 流
AC電
流
拡張抵抗
F4
F5
F6
F7
Fl
F2
F3
30mV 300mV
・ 300mA
・ 300mA
3V 30V
3V 30V
・ 30Ω
' 300
3A +
3A +
300V
300V
3009
300Ω
+
+
K
+
K
+
+
+
+ +
+ +
30KQ 300kΩ
30K0 300K9
+ +
+ +
+ +
+ +
3M9 30MΩ
3M0 30MO
+ +
+ +
注 )
+ こ
の レンジ ・コー ドを指定 した場合 ,
十 こ の レンジ ・コー ドを指定 した場合 ,
最 も低い (最 も感度の よい )レ ンジが選択 され る ことを表わす。
最 も高い (最 も感度の低い )レ ンジが選択 され ることを表 わす。
他 の プ ログ ラム ・コー ド :
プ ログラム
コー ド
添付する
数 字
3 , 4 , 5 表示桁数の選択
3%桁表示を選択
1 - 5
0 , 1
トリガ 。モー ド;内部 ,外 部 ,シ ング
ル ,ホ ール ド,フ ァース ト
オー トゼ ロ
1 - 3 デ ィスプ レイ
T2外 部 トリガの選択
ZOオ ー トゼ ロ ,オ フ
Zlオ ー トゼ ロ ・オン
Dl通 常のデ ィスプ レイ ・モー ドを
選択
D2teXt tttext"と い うメッセージ
をデ ィスプ レイに表示
0‐7 ホ ーム ( プ リセ ッ ト)
HO=Fl T4R-2RAZl N4
Hl=Fl R-2RAZlN4T3
H2=F2R-2RAZl N4T3
H3=F3R-2RAZlN4T3
H4=F4R‐ 2RAZlN4T3
H5=F5R-2RAZl N4T3
H6=F6R-2RAZlN4T3
H7=F7R-2RAZl N4T3
バイナ リ ・ステータスを出力
校正 (サ ー ビス ・マニ ュアル参照 )
シ リアル ・ポール ・レジスタを クリア
エ ラ=・ レジスタの読 み取 りとク リア
SRQマ スクを8進 数 xxに 設定
フロン ト/リ ア ・スイ ッチの状態をモ
ニ タ
広告
主な機能
- HP-IBプログラム可能
- 直流電圧測定
- 真のRMS交流電圧測定
- 2線式/4線式抵抗測定
- 直流/RMS交流電流測定
- 3〜5 1/2桁の分解能
- 自動テスト
- 電子式校正
- セルフテスト