取扱説明書 - 光商工株式会社

取扱説明書 - 光商工株式会社
2007.10.24 更新
漏電方向機能付き Ior 検出方式
絶縁状態監視システム
取扱説明書
LIG-11
光商工株式会社
はじめに
本書について
本書は、絶縁状態監視システムLIG-11の取り扱い説明書です。
本書が適用する製品のバージョン
本書は、2007年8月出荷分以降の絶縁状態監視システムLIG-11に適用されます。
尚、LIG-11 の伝送機能についての詳細(プロトコルの仕様など)は、別途資料を用意しておりますので、お近く
の営業所までお問い合わせください。
C 光商工株式会社
本書は著作権法上の保護を受けています。本書の一部または全部について(ソフトウェアおよびプログラムを含
む)、光商工株式会社から文書による許諾を得ずに、いかなる方法においても無断で複写、複製することは禁じられ
ています。
問い合わせ先 〒104-0061 東京都中央区銀座 7-4-14(光ビル)
本社 継電器営業部 TEL 03-3573-1362 FAX03-3572-0149
目次
1.概要 ―――――――――――――――――――――――――――― 1
1.1 Ior 検出方式
...1
1.2 デジタルフィルタ
...1
1.3 最大値表示機能
...2
1.4 トランスデューサ出力
...2
1.5 EIA-485(RS-485)デジタル伝送出力
...2
1.6 方向性機能
...3
2. 各部の名称と操作方法 ―――――――――――――――――――― 5
...5
2.1 各部の名称(前面)
...5
2.2 蓋の開け方
...5
2.3 表示値の切替操作
...6
2.4 電路設定機能
...6
2.5 自己診断機能
...6
2.6 内部回路診断機能
...6
2.7 各部の名称(背面)
3. ご使用の前に ――――――――――――――――――――――――― 7
3.1 「周波数切換」スイッチの設定
...7
3.2 「電路設定」スイッチの設定
...7
3.3 「復帰方式」スイッチの設定
...8
3.4 「試験トリップ」有り/無しスイッチの設定
...8
3.5 「伝送局番号」設定スイッチの設定
...8
I
4. 運用方法 ――――――――――――――――――――――――――― 9
... 9
4.1 LIG-11 の整定について
... 9
9
9
4.1.1 「絶縁監視」警報の整定
4.1.1.1 「絶縁監視」警報の電流値の整定
4.1.1.2 「絶縁監視」警報の動作時間の整定
4.1.2 「漏電」警報部の整定
4.1.2.1 電路の遮断を行う場合の「漏電」警報部の整定
4.1.2.2 警報のみの場合の「漏電」警報部の整定
4.2 LIG-11 の警報が出た場合の対応方法
4.2.1
4.2.2
4.2.3
4.2.4
...10
10
10
...11
「絶縁監視」警報発生時の対応
「漏電」警報発生時の対応
警報の発生がおさまっている場合の対応
断続的な警報発生時の対応
・・・11
・・・11
・・・12
・・・12
4.3 電路を切って探査する方法
...13
4.4 探査機を使用して探査する方法
...15
4.4.1 Ior 値で探査
4.4.2 Io 値で探査
・・・15
・・・17
4.5 最大値をメモリーして探査
...17
4.6 クランプメーターを使用して探査する方法
...17
4.7 内部基板の引き抜き方
...18
5. 定期点検と良否の判定――――――――――――――――――――― 19
...19
5.1 試験方法
...19
...19
...21
...21
...22
5.1.1 試験に必要な機器
5.1.2 試験配線
5.1.3 感度電流試験
5.1.4 動作時間試験
5.1.5 配線の極性ミスの場合
...22
5.2 更新時期
II
6. システムの構成 ―――――――――――――――――――――――― 23
...23
6.1 絶縁状態監視システムの構成
...23
6.2 絶縁状態監視装置
...24
6.3 零相変流器(ZCT)
6.4 絶縁状態監視装置(LIG-11)と零相変流器(ZCT)との組み合わせ
...24
...24
6.5 絶縁状態探査装置(LIG-10M)
7. 外部接続図例 ――――――――――――――――――――――――― 25
7.1 外部接続図
...25
7.2 EIA-485(RS-485)伝送部 外部接続図例
...27
7.3 トランスデューサ出力部 外部接続例
...28
8 設計、施工、配線上の注意 ―――――――――――――――――――― 29
...29
8.1 LIG-11 周り
8.1.1 Z1-Z2 端子配線(ZCTの配線の極性)
8.1.2 LIG-11 の L 端子、E 端子配線
8.1.3 N 端子配線
8.1.4 LIG-11 を三相 3 線 中性点外接地電路で使用する際の、L 端子配線の配線箇所
8.1.5 スコットトランスの場合の LIG-11 の使用方法
8.1.6 複数電路まとめて監視する場合
...29
...29
...29
...30
...31
...32
...33
8.2 ZCT周り
...33
...33
...33
...33
...34
8.2.1 零相変流器の二次配線
8.2.2 零相変流器の試験用配線
8.2.3 零相変流器の取り付け位置
8.2.4 零相変流器への電線の貫通方向
8.2.5 零相変流器の配線の極性
...34
8.3 設備全般
...34
8.3.1 監視電路の負荷側対地静電容量について
III
9. 仕様 ―――――――――――――――――――――――――――――― 35
...35
9.1 絶縁状態監視装置(LIG-11)仕様
...36
9.2 絶縁状態探査装置(LIG-10M)仕様
...37
9.3 ZCT 仕様
10. 外形図 ――――――――――――――――――――――――――――― 38
10.1 零相変流器(SMシリーズ)
...38
10.2 零相変流器(DM55B)
...39
10.3 零相変流器(DM70B・100B)
...40
10.4 零相変流器(ZC3-6・8・10・12・15)
...41
10.5 零相変流器(ZC3-20・30)
...42
10.6 零相変流器(ZC4-6・8・10・12・15)
...43
10.7 零相変流器(ZC4-20・30)
...44
10.8 絶縁状態監視装置
...45
10.9 絶縁状態探査装置(LIG-10M)
...46
IV
1.概要
本システムは、絶縁監視部、漏電監視部ともに Ior(アイ・ゼロ・アール)検出方式が採用されており、直接接地系
低圧電路の絶縁状態を常時監視できます。
1.1 Ior 検出方式
Ior 検出方式は、ZCT により検出した電流(Io)の他に、電路の電圧を検出し、その電圧をもとに容量分に流れ
る電流(無効分:Ioc)を演算により除去し、絶縁抵抗分に流れる電流(有効分:Ior)のみを分離して検出する方式
です。
LIG-11 の絶縁監視部および漏電監視部には Ior 検出方式が採用されており、容量分を分離した抵抗分によ
る信頼性の高い検出が可能です。
また、LIG-11 の Ior 検出方式は、電路の線間電圧ではなく、対地間(電路とアース間)の電圧を入力する方式
です。(特許出願中)
ZCT の検出する漏れ電流は対地間に流れる電流なので、より実際に則した Ior 値を検出できるので、精度の
高い絶縁監視が可能です。
Ioc
Io
ZCT
(幹線で
使用す
る場合)
ZCT
対地電圧
Eを入力
R
C
Ioを入力
Io
Ior
Ior
E
Ioc
1.2 デジタルフィルタ
基本波検出
時間
時間
時間
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
周波数
ZCTから の入力波形
A/D変換
デジタ ルフ ィ ルタ
( 次数)
フ ィ ルタ リ ングさ れた波形
ZCT により検出された漏れ電流を、パッシブフィルタ、アクティブフィルタで高次調波を減衰させたあと、A/D
変換によりデジタル値に変換します。
そして A/D 変換により得られたデジタルデータ値にデジタルフィルタの演算処理を行い、基本波成分のみを
検出します。
このデジタルフィルタにより、LIG-11 は高調波成分に影響されない安定した検出を行えます。
1
1.3 最大値表示機能
AUTO
Ior(mA)
Io (A)
自己診断異常
最大値表示
MAX
最大値表示機能を内蔵しており、Ior 値の最大値と Io 値の最大値を表示できます。
最大値表示は「表示切替」スイッチを押すと「AUTO」→「Ior」→「IorMAX」→「Io」→「IoMAX」の順に表示されま
す。また、「復帰」スイッチを 1 秒以上長押しすることで IorMAX 値と IoMAX 値が共にリセットされます。
1.4 トランスデューサ出力
トランスデ ューサ
出力電圧( V)
5
4
3
2
1
0
0
50
100
Ior値( mA)
150
200
LIG-11 が検出した Ior 値 0~200mA に対して、DC1~5V の電圧を出力するトランスデューサ機能を
内蔵しており、既設ネットワークへの接続や、データロガーへの接続などが容易に行えます。
1.5 EIA-485(RS-485)デジタル伝送出力
動力盤
50
Ior平均値
45
Io平均値
40
Ior値(mA) Io値(mA )
35
30
25
20
15
10
LIG-11
5
LIG-11
LIG-11
LIG-11
LIG-11
LIG-11
2006/5/1 0:00
2006/5/2 0:00
2006/5/3 0:00
2006/5/4 0:00
2006/5/5 0:00
2006/5/6 0:00
2006/5/7 0:00
2006/5/8 0:00
2006/5/9 0:00
2006/5/10 0:0 0
2006/5/11 0:0 0
2006/5/12 0:0 0
2006/5/13 0:0 0
2006/5/14 0:0 0
2006/5/15 0:0 0
2006/5/16 0:0 0
2006/5/17 0:0 0
2006/5/18 0:0 0
2006/5/19 0:0 0
2006/5/20 0:0 0
2006/5/21 0:0 0
2006/5/22 0:0 0
2006/5/23 0:0 0
2006/5/24 0:0 0
2006/5/25 0:0 0
2006/5/26 0:0 0
2006/5/27 0:0 0
2006/5/28 0:0 0
2006/5/29 0:0 0
2006/5/30 0:0 0
2006/5/31 0:0 0
0
日時
128台まで
接続できます
RS-232C
信 号
変換器
EIA-485
EIA-485(RS-485)インターフェイスにより、伝送距離 1km、伝送速度 9600bps のデータ伝送が可能です。
LIG-11 は、数値データ(Ior 値、Ior 最大値、Io 値、Io 最大値、エラー番号)、接点データ(自己診断異常警報
接点、絶縁監視警報接点、漏電監視警報接点)の伝送ができます。
2
1.6 方向性機能
ELR4
系統3-2
① 漏電事故発生
系統3-1
② 漏電により大きな
電流が流れる
④
⑤
ELR3
④
⑤
系統2
④
ELR2
③ 大きな漏電電流に
より接地極に電圧
が発生
⑤
系統1
ELR1
⑤
①
③
④ 接地極に発生した
電圧により、健全な
系統の対地静電容量
に電流が流れる
⑤ 健全な系統のELRが
貰い動作
②
数台の変圧器に共通のB種接地工事を施している場合、大電流を伴う漏電事故が1つの系統で発生した際、
他の健全な系統の漏電リレー(ELR)が電路の対地静電容量の影響により貰い動作することがあります。
方向性機能は、このような際に対地電圧と Io 電流との位相関係を検出することにより、漏電事故の方向を判
別し貰い動作を回避する機能です。
LIG-11 には方向性機能が採用されており、このような貰い動作を回避することが可能です。
注意
サージ防護デバイスの動作が原因の貰い動作は回避できません。
3
4
2. 各部の名称と操作方法
2.1 各部の名称(前面)
計測表示
「A UTO」表示発光ダイオード(赤)
IorまたはIoの値を表示します。
※異常の際はエラー番号を表示します。
計測表示をAUTOモードで行っている場合に点灯します。
※AUTOモードではIor、Ioを交互に表示します。
→ Ior → Io
「Ior」表示発光ダイオード(赤)
Ior電流値を表示している場合に点灯します。
「自己診断異常」表示発光ダイオード(赤)
「Io」表示発光ダイオード(赤)
自己診断異常があった場合に点滅します。
Io電流値を表示している場合に点灯します。
漏電方 向機能 付き
絶縁監視「動作表示」発光ダイオード(赤)
「MAX」表示発光ダイオード(赤)
絶 縁 状態 監視 装 置
絶縁監視が動作したときに点灯します。
AUTO
Ior(mA)
「絶縁監視」感度切替スイッ チ
Io (A)
絶縁監視の動作感度を切替えます。
※空きタップ値は全て、最大タップ値に
整定した場合と同じになります。
自己診断異常
MAX
絶 縁 監 視(mA)
動作表示
漏 電 監 視(A)
30
40
絶縁監視の動作時間を切替えます。
※空きタップ値は全て、最大タップ値に
整定した場合と同じになります。
0.4
0
50
1.0
動 作 時 間(s)
0.3
10
0.8
30
1.0
40
「表示切替」ボタンスイッチを押すごとに、
順番に表示が切り替わります。
→AUTO → Ior →Ior最大値→ Io→Io最大値
試験
復帰
接点
手動
周波数切替 電 路 設 定
適用電路SW位置
1φ2W
試験トリップ
有
1φ3W
3φY
50Hz
60Hz
式
制御電圧
「試験ト リ ッ プ」有/無スイッ チ
無
3φ△
※AUTOモードではIor、Ioを交互に表示します。
(AUTOモードでは最大値は表示されません)
※初期状態はAUTOモードで表示しています。
絶縁監視動作表示および漏電動作表示を復帰します。
計測表示を初期状態(AUTOモード)にリセットします。
1秒 以上押 すとIorMAX、IoMAX 値を共 にリセ ットし ます。
漏電
表示
形
「復帰」ボタ ンスイッ チ
2.0
表示切 替
自動
「漏電監視」の動作時間を切替えます。
※空きタップ値は全て、最大タップ値に
整定した場合と同じになります。
0.5
0
20
「絶縁表示」および「漏電接点」の復帰方式を
それぞれ設定します。
復帰方式
漏電監視「動作時間」切替スイッ チ
動作時間
(s)
5
0
絶縁
※空きタップ値は全て、最大タップ値に
整定した場合と同じになります。
0.8
70
計測「表示切替」ボタンスイッ チ
「漏電監視」の動作感度を切替えます。
0.6
60
「復帰方式」切替スイッチ
「漏電監視」感度切替スイッ チ
0.2
0
絶縁監視「動作時間」切替スイッチ
伝送局番号
LIG-11
AC100V 50/60Hz
0
上位
製造番号
製 造 年
0
年
下位
組合せZCT 互換性型
周波数切替スイッチ
漏電動作表示
O
KO
O
C
H
S
TD
,L
MADE IN
J APAN
I
H
.
使用される電路の周波数(50Hz/60Hz)に合わせて
切替えて使用します。
.
「計測表示」に最大値を表示している場合に
「Io」表示発光ダイオードまたは「Ior」表示発光
ダイオードとともに点灯します。
スイッチを「無」側に倒すと試験ボタンスイッチを押しても
接点が動作しなくなります。
※実際に絶縁不良や漏電のあった場合には、スイッチを
「無」側に倒していても接点は通常通り動作します。
※自己診断異常の場合には、スイッチを「無」側に倒して
いても接点は通常通り動作します。
N2234
「 試験」 ボタ ンスイッ チ
「電路設定」スイッ チ
絶縁監視および漏電監視機能の試験を行います。
※試験ボタンスイッチは動作時間以上押し続けてください。
※試験動作異常の場合は「異常」表示が点滅し異常警報
接点が動作します。
(注)上下の固定用樹脂は
使用される電路の電気方式に合わせて、適用電路を
設定します。
取り外さないでください。
N1289
「伝送局番号」設定スイッ チ
「漏電動作表示」
EIA-485(RS-485)伝送機能を使用している場合に、
局番号を設定します。
※伝送機能に関する詳しい説明は、取扱い説明書をご覧
ください
漏電監視が動作したときに反転し、オレンジ色の表示が
残ります。
2.2 蓋の開け方
前蓋の化粧ねじをゆるめ、前蓋を上へずらして外します。
2.3 表示値の切替操作
AUTO
AUTO
AUTO
Ior(mA)
Ior
(mA)
Ior(mA)
Io (A)
Io (A)
Io (A)
自己診断異常
MAX
Ior値表示
約1秒で
切替わり
「表示切替」
スイッ チON
AUTO
自己診断異常
MAX
Ior値表示
約1秒で
切替わり
「表示切替」
スイッ チON
自己診断異常
MAX
Ior最大値表示
Ior
(mA)
Io (A)
自己診断異常
AUTO
MAX
Io値表示
AUTO表示
AUTO
Ior(mA)
Ior(mA)
Io (A)
Io (A)
「表示切替」
スイッ チON
自己診断異常
MAX
Io最大値表示
5
「表示切替」
スイッ チON
自己診断異常
MAX
Io値表示
「表示切替」
スイッ チON
2.4 電路設定機能
電路設定スイッチを下表のように設定することにより、監視電路の電気方式に左右されずに、ほとんどの電路
で LIG-11 を使用できます。
電路設定スイッ チの設定方法
電気方式
1φ2W
1φ3W
3φ中性点接地
(主にY 結線)
注意
3φ中性点外接地
(主にΔ結線)
ご使用の前に必ず「電路設定」スイッチ及び「周波数切替」スイッチを正しく設定してください。正しく設定
されてないと、誤動作や誤不動作の原因になります。
また、設定後は、設定を反映させるために必ず一度「復帰スイッチ」を押すか、LIG-11の制御電源を入れ直すかし
てください。 これを行わないと設定が反映されません。
2.5 自己診断機能
自己診断機能を有しており、定期的に自己診断を行い LIG-11 本体に異常があった場合、「自己診断異常」
表示の発光ダイオード(赤)が点滅、エラー番号が表示され自己診断異常警報接点が動作します。
2.6 内部回路診断機能
試験スイッチを押すことにより、LIG-11 の絶縁監視機能、漏電監視機能の動作及び、電路電圧検出回路、地
電圧検出回路の動作確認試験が行えます。
試験スイッチによる動作確認試験に異常があった場合、「自己診断異常」表示の発光ダイオード(赤)が点滅、
エラー番号が表示され自己診断異常警報接点が動作します。
2.7 各部の名称(背面)
トランスデューサ出力端子
Z1-Z2端子
Ior値0~200mAに対して、DC1~5Vの電圧を
出力します。
ZCTからの信号の入力端子です。
Z1端子→ZCTのk端子
Z2端子→ZCTのl端子
に接続します。
N,E,L端子
重要
Z1
E
監視電路の電圧入力端子です。
電 路 の 対 地 電 圧 を 入 力し ま す 。
N端 子→電路の接地相
E端 子→D種接地またはA種接地
L端子→電路の活線相(相順に注意)
に接続します。
L
P1-P2端子
P1
LIG-11の制御電源入力端子です。
定 格 電 圧 はAC100V で す。
3φ3W△の場合、
監視する電路の相
順を確認後、u相
Z2
をL端子にv相を
N端子に接続して
ください。
N
E端子は、D種接
地に接続してくだ
さい。
+
DC出力
1-5V
-
制御電圧
P2
EIA-485(RS-485)信号出力端子
a1
EIA-485(RS-485)信号出力端子です。
自己診断
異常警報
D+
c1
,
2
自己診断異常警報出力用の無電圧a接点で す 。
復 帰 方 式 は 、 自 動 復 帰で す 。
c12端 子 は 絶 縁 監 視警 報 と 共 用 で す 。
EIA 絶縁監視
485 警報
a2
D-
a2-c12端子
SG
a3
漏電監視
c3
ケースアース端子
a1-c12端子
絶縁監視警報出力用の無電圧a接点です。
復 帰 方 式 は 、 自 動 復帰 で す 。
c12端 子 は 自 己 診断 異 常 警 報 と 共 用 で す 。
E
N2236
ケースアース用の端子です。
D種またはA種接地に接続します。
内部回路及び他の端子とは絶縁されています。
a3-c3端子
6
漏電監視警報出力用の無電圧a接点です。
復 帰 方 式 は 、 手 動/自 動 を 選 択 で き ま す 。
3. ご使用の前に
LIG-11 を正しく機能させるために、ご使用の前に必ず、次の設定を行ってください。
3.1 「周波数切換」スイッチの設定
LIG-11 をご使用頂く設備の電路周波数に合わせて、「周波数切換」スイッチを 50Hz または 60Hz に設定します。
スイッチはパネル面より奥まったところにあるので、精密ドライバーなどを使って設定してください。
「周波数切換」スイッチの設定が済みましたら、設定を反映させるために一度「復帰スイッチ」を押すか、LIG-11
の制御電源を入れ直してください。
!注意
ご使用の前に必ず「周波数切替」スイッチを正しく設定してください。正しく設定されてないと、誤動作や
誤不動作の原因になります。
また、設定後は、設定を反映させるために必ず一度、「復帰スイッチ」を押すか、LIG-11の制御電源を入れ直すか
してください。 これを行わないと設定が反映されません。
3.2 「電路設定」スイッチの設定
LIG-11 の監視電路に合わせて、「電路設定」のスイッチを設定します。
スイッチの設定が誤っていると、LIG-11 は正しく動作しませんので注意が必要です。
スイッチの設定は、次のように行います。
① LIG-11 の監視する電路に使用されているトランスの巻き線の方式を確認します。
② トランス二次側の B 種接地をどの相から取っているかを確認します。
③ ①②の結果から、電気方式が表 3-1 のどれに当てはまるかを確認して、「電路設定」切り換えのスイッチを設
定します。
(※スイッチはパネル面より奥まったところにあるので、精密ドライバーなどを使って設定してください。)
表 3-1 「電路設定」スイッチの設定
電気方式
1 φ2W
1 φ3W
3φ中性点接地
(主にY 結線)
3φ中性点外接地
(主にΔ結線)
電路設定
電路設定
電路設定
電路設定
主な
ト ランス
二次結線
「電路設定」
切り換え
スイッ チの
設定方法
④ 「電路設定」スイッチの設定が済みましたら、設定を反映させるために一度「復帰スイッチ」を押すか、LIG-11
の制御電源を入れ直してください
!注意
ご使用の前に必ず「電路設定」スイッチを正しく設定してください。正しく設定されてないと、誤動作や誤
不動作の原因になります。
また、設定後は、設定を反映させるために必ず一度、「復帰スイッチ」を押すか、LIG-11 の制御電源を入れ直すか
してください。 これを行わないと設定が反映されません。
7
3.3 「復帰方式」スイッチの設定
復帰方式
自動
絶縁
漏電
表示
接点
手動
LIG-11 は、絶縁監視警報の表示発光ダイオード(赤)の復帰方式と、漏電監視警報の接点
の復帰方式をそれぞれ手動復帰、自動復帰に任意に切り換えられます。
ご使用の前に、運用方法に応じて設定を行います。
「復帰方式」を設定するスイッチはパネル面より奥まったところにあるので、精密ドライバーな
どを使って設定してください。
!注意
「復帰方式」スイッチ設定後は、設定を反映させるために必ず一度、「復帰スイッチ」を押すか、LIG-11 の制御電
源を入れ直すかしてください。 これを行わないと設定が反映されません。
3.4 「試験トリップ」有り/無しスイッチの設定
「試験トリップ」スイッチを無し側に設定すると、誤って LIG-11 の「試験」スイッチを押して、接
点動作により外部警報や遮断動作をしてしまうことを防止できます。
「試験トリップ」スイッチを無し側に設定していても、実際に絶縁不良や漏電があった場合に
は「試験トリップ」スイッチに関係無く LIG-11 は動作しますので、外部への警報動作の確認
や、連動遮断動作などの確認を行うとき以外は、スイッチを無し側に設定しておくことをお奨
めします。
試験トリップ
有
無
3.5 「伝送局番号」設定スイッチの設定
LIG-11 の EIA-485(RS-485)伝送機能をご使用の場合、「伝送局番号」スイッチを設定しま
す。
上位
「伝送局番号」は 16 進数 2 桁で設定し、LIG-11 の前面にある局設定スイッチ(上位、下位)
で設定します。
下位
(10 進数から 16 進数への変換には、表 3-2 の換算表をご参照ください)
局番号は必ず重複の無いように設定してください。
有効な局番号は 1 局~128 局となっています。もし、129 局以降(上位 8,下位 1 以降)に設定した場合端末機器
では局番号エラーと判断しデータ伝送は行いませんので、注意してください。
また、0 局(上位 0,下位 0)に設定した場合も、端末機器では局番号エラーと判断しデータ伝送は行いませんので、
ご注意ください。
表 3-2 10 進数-16 進数 換算表
伝送局番号
0
0
上
位
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
-
16
32
48
64
80
96
112
128
-
注意
下位
7
8
9
1
2
3
4
5
6
7
8
9
17 18 19 20 21 22 23 24 25
33 34 35 36 37 38 39 40 41
49 50 51 52 53 54 55 56 57
65 66 67 68 69 70 71 72 73
81 82 83 84 85 86 87 88 89
97 98 99 100 101 102 103 104 105
113 114 115 116 117 118 119 120 121
- - - - - - - - -
- - - - - - - - -
「-」箇所の局番号は設定しないでください。
1
2
3
4
5
6
8
A
10
26
42
58
74
90
106
122
-
-
B
11
27
43
59
75
91
107
123
-
-
C
12
28
44
60
76
92
108
124
-
-
D
13
29
45
61
77
93
109
125
-
-
E
14
30
46
62
78
94
110
126
-
-
F
15
31
47
63
79
95
111
127
-
-
4. 運用方法
4.1 LIG-11 の整定について
LIG-11 は、Ior 検出による警報を二段階(「絶縁監視」警報と「漏電監視」警報)に整定できます。
整定は、「絶縁監視」警報は高感度な検出感度を生かした予防保全的な運用を行えるような整定とし、「漏電監
視」警報は絶縁不良が発生した際、それによる事故の拡大を迅速な対応で防止できるような運用を考慮した整
定とします。
4.1.1 「絶縁監視」警報の整定
4.1.1.1 「絶縁監視」警報の電流値の整定
電気主任技術者または電気保安法人に保安業務を委託している場合に、月次点検の頻度の緩
和を目的に LIG-11 を使用する場合には、「絶縁監視」警報の整定を 50mA とします。
絶 縁 監 視(mA)
動作表示
30
40
0
50
60
月次点検の頻度の緩和を目的にするので無ければ、絶縁監視部の整定を何 mA にすべきかの規
定は無く、任意の整定で構いません。
この場合、「絶縁監視」警報の整定の決め方は、不必要動作しない範囲で、可能な限り高感度な
整定とすることが基本です。LIG-11 はラインフィルターや静電容量分による電流をキャンセルし
た抵抗分電流値(Ior 値)を検出するので、一般に使用されている漏電継電器よりも高感度な整定ができます。
70
動 作 時 間(s)
5
10
0
20
30
40
しかし、B 種接地線やトランス直下の幹線部分で絶縁監視を行う場合、個々の絶縁は良好であっても電路と負荷
の総和としての漏れ電流値が大きく、高感度な整定ができない場合があります。
このような場合は、漏れ電流の大きさが負荷の増減や気候の変化により、時間とともに変化することが多いため、
LIG-11 の最大値表示機能を利用して、最大値の値を参考にして整定値を決定します。
電灯盤
100
③個々の負荷の絶縁が
良好である事を確認。
90
80
70
Ior値(mA)
60
⑤LIG-11の最大値メモリー値38mAなので
少し鈍めの40mAまたは50mAに整定。
②負荷の増減によりIor値が
変動しているようである
50
④LIG-11のIor最大値
メモリー値38mA
40
30
20
10
①最高感度30mA整定で
LIG-11の警報が多発
06/27 00:00 Mon
06/26 12:00 Sun
06/26 00:00 Sun
06/25 12:00 Sat
06/25 00:00 Sat
06/24 12:00 Fri
06/24 00:00 Fri
06/23 12:00 Thu
06/23 00:00 Thu
06/22 12:00 Wed
06/22 00:00 Wed
06/21 12:00 Tue
06/21 00:00 Tue
06/20 12:00 Mon
06/20 00:00 Mon
06/19 12:00 Sun
06/19 00:00 Sun
06/18 12:00 Sat
06/18 00:00 Sat
06/17 12:00 Fri
06/17 00:00 Fri
06/16 12:00 Thu
06/16 00:00 Thu
06/15 12:00 Wed
06/15 00:00 Wed
06/14 12:00 Tue
06/14 00:00 Tue
0
日時
具体的には、初め LIG-11 の整定感度を、最高感度の 30mA に整定して数週間ほど運用し、様子をみます。
そして、30mA の整定感度では警報が多発する場合には、電路や負荷の絶縁に異常の無いことを、停電してメガ
ーをかけるか、絶縁状態探査装置(LIG-10M)などの活線メガーを使用して確認し、絶縁に異常が無ければ
LIG-11 の最大値表示値を参考にして「絶縁監視」警報の整定を鈍くします。
「絶縁監視」警報は予防保全的な運用を目的としますので、できる限り高感度な整定となるように、定期的に
LIG-11 の最大値表示値を確認して、適切な「絶縁監視」警報値に整定値を更新してゆく必要があります。
4.1.1.2 「絶縁監視」警報の動作時間の整定
「絶縁監視」警報の動作時間整定については、電路や負荷の絶縁不良の進展する速度は、一般的に緩やかで
あるため、突発的な事故などによる大きな漏電電流を伴う絶縁不良(漏電)への対応は漏電監視部での検出に
任せますので、「絶縁監視」警報の動作時間整定は最長時間(40 秒)の整定であっても問題ありません(動作時
間を長くとると、警報の信頼性が向上します)。使い勝手を考慮して、5 秒から 40 秒の任意の整定でご使用くださ
い。
9
4.1.2 「漏電」警報部の整定
「絶縁監視」警報は、検出感度 30mA からの高感度な整定にすることができますが、動作するのに
5 秒から 40 秒の時間を要するため、突発的な事故による絶縁不良(漏電)への対応は、漏電監視
部で検出するのが主となります。
LIG-11 の漏電監視部は Ior 検出方式ですので、絶縁監視部と同様ラインフィルターや静電容量
などの容量分による漏れ電流を特に考慮せずに整定できます。
実際の整定方法については、電路の遮断を行う場合と、警報のみの場合とで、考慮する内容が
異なります。
漏 電 監 視(A)
0.2
0
0.4
0.6
0.8
1.0
動作時間
(s)
0.3
0.5
0
0.8
1.0
2.0
4.1.2.1 電路の遮断を行う場合の「漏電」警報部の整定
電路の遮断を行う場合で、LIG-11 の上位または下位に他の漏電リレー(漏電遮断器)が設置されている場合に
は、時限協調を考えた整定をする必要があります。
LIG-11 の上位または下位に、他の漏電リレー(漏電遮断器)が無く、時限協調を考慮する必要の無い場合には、
電路に接続される負荷の重要度を考慮して任意に整定してください。
4.1.2.2 警報のみの場合の「漏電」警報部の整定
「漏電」警報部が警報のみの場合、設備の運用実績を考慮して、可能な範囲で高感度な整定とすることをお奨
めします。
10
4.2 LIG-11 の警報が出た場合の対応方法
絶縁状態監視装置(LIG-11)の警報が出た場合、警報の出た LIG-11 の監視する電路に絶縁不良個所があると
考えられます。
LIG-11 の警報表示に応じ、絶縁不良箇所を特定して復旧してください。
4..2.1 「絶縁監視」警報発生時の対応
「絶縁監視」警報部が動作した場合、実際に Ior 値に相当する漏れ電流が有効分の電力
絶 縁監 視(mA)
動作表示
30
消費(発熱等)を伴って流れている状態ですので、早期に絶縁不良個所を探査し復旧す
40
る必要があります。
50
0
60
70
絶縁監視
警報発生
絶縁不良個所を特定するには、電路を切ることが可能な場合、電源側から負荷側に向か
って各フィーダーの電路を順に一つずつ切って、LIG-11 の「絶縁監視」警報の出なくなる
フィーダーを追ってゆくのが簡単で確実です。(→詳細は 4.3 項の「電路を切って探査す
る方法」を参照)。この方法は簡単で確実ですが、電路の停電を伴います
絶縁状態探査装置(LIG-10M)が準備できる場合には、活線状態で絶縁不良個所を特定することができます。
LIG-11 の動作したフィーダーを絶縁状態探査装置(LIG-10M)で、電源側から負荷側に向かって Ior 値または
Io 値を測定することで絶縁不良個所を特定してゆきます。(→詳細は 4.4 項の「探査機を使用して探査する方
法」を参照)
尚、一般のクランプメーターで Io 値を測定して探査する方法もありますが、始めから充電電流が流れているよう
な電路では、漏電電流の大きさが微少なため、充電電流に漏電電流が埋もれてしまい区別できない場合があり
ます。
もし、上記の調査を行っても絶縁不良個所を特定できない場合、各フィーダーのわずかな Ior 値が合算されて、
LIG-11 の動作値に達している可能性があります。
このような場合、LIG-11 の整定タップ値を上げて様子をみてください。
4.2.2 「漏電」警報発生時の対応
漏電警報部が動作した場合、動作した LIG-11 の監視する電路に漏電があると考えられます。
漏電電流が流れ続けると、機器の破損や焼損などの事故につながりますので、迅速に漏電箇
所を探査し、復旧する必要があります。
漏 電動 作 表 示
漏電警報
動作
電路を切ることが可能な場合、動作した LIG-11 の監視する電路を電源側から負荷側に向かっ
て、各フィーダーを一つずつ順に切ってゆき、電路を切った際に LIG-11 の漏電警報が出なくな
るフィーダーを追ってゆき、漏電箇所を特定します。(→詳細は 4.3 項の「電路を切って探査す
る方法」を参照)この方法は簡単で確実ですが、電路の停電を伴います。
絶縁状態探査装置(LIG-10M)がある場合は、活線状態で漏電箇所の特定が可能です。
絶縁状態探査装置(LIG-10M)を Ior 値または Io 値測定モードで使用し、動作した LIG-11 の監視する電路の
漏電電流を電源側から負荷側に向かって各フィーダーを順に測定してゆき、漏電箇所を特定します。
市販のクランプメーターがある場合も、活線状態で漏電箇所の特定が可能です。
クランプメーターを使用して、動作した LIG-11 の監視する電路の漏電電流を電源側から負荷側に向かって各フ
ィーダーを順に測定してゆき、漏電箇所を特定します。(→詳細は 4.4 項の「クランプメーターを使用して探査す
る方法」を参照)
11
4.2.3 警報の発生がおさまっている場合の対応
LIG-11 の警報の発生がおさまっている場合、まず次の事項について判る範囲で記録します。
・警報の発生した日時(不明な場合は確定できる時間帯)
・警報の発生した LIG-11 の監視する電路の系統名(または LIG-11 の製造番号)
・発生した警報の種類(「絶縁監視」、「漏電」どちらの警報が出たか)
・警報の発生した LIG-11 の整定値(「絶縁監視」電流値、「絶縁監視」動作時間、「漏電」電流値、「漏電」動作時間)
・LIG-11 の表示している Ior 値と Ior 最大値、Io 値と Io 最大値
・天気、温度、湿度
・警報の発生した際に、その系統に接続されていた機器名(判る範囲で)
・その他気づいた点
以上の点を記録して、LIG-11 が復帰されていることを確認したうえで様子をみます。
もし、やむを得ず警報を出難くする為に整定値を変更する場合、
・整定値を変更する理由
・整定値の変更を行った日時
・整定値の変更を行った LIG-11 の系統名(または製造番号)
・整定値の変更前の整定値
・整定値の変更後の整定値
を必ず記録してから、様子をみます。
4.2.4 断続的な警報発生時の対応
LIG-11 の警報の発生が断続的である場合、「警報の発生がおさまっている場合の対応」と同様に、警報の発生
した際の記録を確実に行い、警報発生の傾向をつかみます。
絶縁状態探査装置(LIG-10M)が準備できる場合、測定値の最大値をメモリーする機能がありますので、最大値
をクリアーしたうえで、電源側から負荷側に向かって絶縁状態探査装置(LIG-10M)を順に設置してゆき、LIG-11
の警報が発生した際の絶縁状態探査装置(LIG-10M)の最大値を確認することで、絶縁不良個所を探査します。
12
4.3. 電路を切って探査する方法
LIG-11 が動作したとき、その原因の絶縁不良個所を探査する方法として、電路を停電することが可能な場合、
電源側から順番に電路を切ってゆき、その際の LIG-11 の表示を確認してゆくのが簡単で確実です。
例として、右のページの図のような設備で、「負荷機器 コンセント 2 冷蔵庫」が絶縁不良のため Ior 値 70mA が
流れる状態となっており、「受電盤 電灯 1」の LIG-11 の「絶縁監視」警報(整定値 50mA)が動作している状態で
ある場合を考えると、探査方法の手順は次のようになります。
①.動作した LIG-11 の監視電路の系統名を確認します。
(→例では、「受電盤 電灯 1」)
②.①で確認した系統について、電路を遮断しても問題無いかどうかを確認します。
③.警報を発している LIG-11 のメーター表示の Ior 値を記録します。
(→例では Ior 値 70mA を記録)
④.メインの MCCB を遮断し、LIG-11 の警報発生が無くなることを確認します。
(→例では、「MCCB A3」を遮断)
⑤.④により警報発生がおさまったときの LIG-11 の表示する Ior 値を記録し、警報が発生しているときと、発生し
ていないときとの Ior 値の表示の違いを確認します。
⑥.メインの MCCB を再度投入し、再度 LIG-11 の警報が発生することを確認します。
(→例では、「MCCB A3」を再投入)
⑦.フィーダーの MCCB を1台だけ遮断し、その際の LIG-11 の Ior 値表示を確認します。
⑧.もし LIG-11 の表示値に⑤で調べた値程度の変化の起こるフィーダーがあれば、そのフィーダーより負荷側
の電路に絶縁不良個所があると考えられますので、そのフィーダーの名称を記録し、MCCB を投入して復旧した
後、フィーダーの行き先を再度探査します。
(→例では、受電盤の MCCB B2 のフィーダーと、分電盤の MCCB D3 のフィーダーを遮断したとき LIG-11 の表
示値に変化が起きます)
⑨.もし LIG-11 の表示値に⑤で調べた値程度の変化が無ければ、先程遮断した MCCB を再度投入して復旧し、
別のフィーダーを調べます。
(→例では、LIG-11 の表示に変化が無かった場合を○、変化があった場合を×として、番号の若い MCCB か
ら順番に遮断して探査したとすると、B1(○)→B2(×)→C1(×)→D1(○)→D2(○)→D3(×) となります)
⑩.上記の要領で、電路末端まで絶縁不良個所を探査してゆきます。電路を遮断しても LIG-11 の表示に変化
が現れなかった場合、絶縁不良個所が電路自体に存在する可能性があります。
⑪.電路末端の負荷機器については、負荷機器のコンセントを抜いたときの LIG-11 の表示の変化を調べること
で、絶縁不良の負荷機器を探査できます。
(→例では、「コンセント 2」の「冷蔵庫」のコンセントを抜いたときに LIG-11 の警報の発生が無くなります。)
13
受電 盤
動力1
電 灯1
動 力2
MCCB
A1
電 灯2
MCCB
A3
MCCB
A2
警 報動 作
Ior:70mA
を 表示
MCCB
B1
MCCB
A4
メインMCCB遮断でLIG-11の
警報の無くなることを確認。
その際のIor値の変化を
確認する
MCCB
B2
MCCB
B3
MCCB
B4
MCCB B2遮断時
にIor値が変化
分電盤
MCCB D3遮断時
にIor値が変化
負荷機器
MCCB
C1
MCCB
D1
MCCB
D5
MCCB
D2
MCCB
D6
MCCB
D3
MCCB
D7
MCCB
D4
MCCB
D8
コンセント2を
抜いたとき
Ior値が変化
コンセント1
コンセント2
コンセント3
絶縁不良
Ior:70mA
14
コンセント4
MCCB C1遮断時
にIor値が変化
4.4 探査装置を使用して探査する方法
絶縁状態探査装置(LIG-10M)を使用すると、Ior 値、Io 値の測定が可能となり、これにより活線状態で絶縁不良
個所の探査ができます。
4.4.1 Ior 値で探査
LIG-11 が動作したとき、絶縁不良個所を探査する方法として、絶縁状態探査装置(LIG-10M)があれば、活線状
態で絶縁不良個所を探査することができます。
例として 4.3 項の「電路を切って探査する方法」で例にあげた設備において、絶縁状態探査装置(LIG-10M)を使
用して探査する手順を示します。(右のページの図を参照)
(4.3 項の「電路を切って探査する方法」で掲げた設備と同様、設備の状態は「負荷機器 コンセント 2 冷蔵庫」
が絶縁不良のため Ior 値 70mA が流れる状態となっており、「受電盤 電灯 1」の LIG-11 の「絶縁監視」警報(整
定値 50mA)が動作している状態であるとします。)
①.動作した LIG-11 の監視電路の系統名を確認します。
(→例では、「受電盤 電灯 1」)
②.警報を発している LIG-11 のメーター表示の Ior 値を記録します。
(→例では Ior 値 70mA を記録)
③.動作した LIG-11 の監視電路の系統のフィーダーを1箇所ずつ LIG-10M のクランプであたり、それぞれのフィ
ーダーの Ior 値表示を確認します。(Ior 値の測定方法につきましては LIG-10M の取り扱い説明書をご覧くださ
い。)
④.もし②で確認した値と同じくらいの大きさの Ior 値の流れているフィーダーがあれば、そのフィーダーより負
荷側の電路に絶縁不良個所があると考えられますので、そのフィーダーの名称を記録し、フィーダーの行き先で
再度 Ior 値を測定して探査します。
(→例では、「受電盤 MCCB B2」のフィーダーと、「分電盤 MCCB D3」のフィーダーを LIG-10M のクランプであた
ったとき Ior 値 70mA が測定されます。)
⑤.もし Ior 値がほとんど流れていない場合、次のフィーダーを確認してゆきます。
(→例では、LIG-10M で測定した Ior 値がほとんど 0 だった場合を○、②で確認した値程度の大きさだった場
合を×として、番号の若い MCCB のフィーダーから順番に、LIG-10M のクランプであたって Ior 値を測定したとす
ると、B1(○)→B2(×)→C1(×)→D1(○)→D2(○)→D3(×) となります)
⑥.上記の要領で、電路末端まで絶縁不良個所を探査してゆきます。フィーダーを LIG-10M のクランプで全て調
べても Ior 値の表示が全て小さい場合、絶縁不良個所が電路自体に存在する可能性があります。
⑦.電路末端の負荷機器については、負荷機器の電気コードを LIG-10M のクランプであたり、Ior 値を測定する
ことで絶縁不良の負荷機器を特定できます。
(→例では、「コンセント 2 冷蔵庫」のコンセントからのコードを LIG-10M のクランプであたったとき、Ior 値の表
示が約 70mA を示します。)
15
受電盤
動 力1
電 灯1
動 力2
MCCB
A1
電 灯2
MCCB
A3
MCCB
A2
MCCB
A4
警報 動 作
Ior:70mA
を表 示
MCCB
B1
LIG-11の表示する
Ior値と同じ位の
Ior値を表示
MCCB
B2
MCCB
B3
MCCB
B4
分電盤
MCCB
C1
LIG-11の表示する
Ior値と同じ位の
Ior値を表示
LIG-11の表示する
Ior値と同じ位の
Ior値を表示
負荷機器
MCCB
D1
MCCB
D5
MCCB
D2
MCCB
D6
MCCB
D3
MCCB
D7
MCCB
D4
MCCB
D8
LIG-11の表示する
Ior値と同じ位の
Ior値を表示
コンセント1
コンセント2
コンセント3
絶縁不良
Ior:70mA
16
コンセント4
4.4.2 Io 値で探査
LIG-11 の漏電警報が発生している場合は、容量分で流れる電流に比べて比較的大きな抵抗分による漏電電流
が流れていると考えられますので、LIG-10M の測定モードを電圧要素の配線をせずに済む Io 値測定モードにし
て探査することをお奨めします。(Ior 値測定モードでも探査は可能です)
探査方法については LIG-10M を Io 測定モードで使用するだけで、4.4.1 項の「Ior 値で探査」と同様に行いま
す。
4.5 最大値をメモリーして探査
LIG-11 が断続的に警報を発している場合などに、絶縁状態探査装置(LIG-10M)の最大値のメモリーをクリアー
した後、電源を入れたままで LIG-10M を電路に設置し、警報が出た際に LIG-10M の最大値を確認することで、
不定期に発生する絶縁不良個所を特定することができます。
4.6 クランプメーターを使用して探査する方法
LIG-11 の漏電警報が発生している場合は、接地相以外の相で絶縁監視部の警報電流値に比べて、比較的大
きな漏電電流が流れていると考えられますので、一般のクランプメーターを使用しても 4.4.1 項の「Ior 値で探
査」と同様にして絶縁不良個所の探査が可能です。
17
4.7 内部基板の引き抜き方
LIG-11 は内部基板を引き抜くことができます。
何等かの理由で、万が一 LIG-11 が故障した場合に、部品交換や修理が容易に行えます。
!注意
必ず電路を停電してから、基板の引き抜き作業を行ってください。
電路活線状態で基板の引き抜き作業を行うと、継電器の不要動作や、焼損をまねくおそれがあります。
①「
」に示す上下の固定用樹脂を矢印の方向に引き、取り外します。
漏電 方 向機 能 付き
漏 電方 向 機能 付 き
漏 電方 向 機能 付 き
絶縁状態監視装置
絶縁状態監視装置
絶縁状 態監視装置
AUTO
AUTO
AUTO
Io (A)
Io (A)
Io (A)
自己診断異常
自己診断異常
自己診断異常
MAX
絶 縁監 視(mA)
MAX
絶 縁監 視(mA)
漏 電監 視(A)
動作表示
30
30
0.2
40
0
動作表示
0.2
40
0.4
0
50
漏電 監視(A)
30
0.2
0
0.4
0
50
MAX
絶縁 監視(mA)
漏 電監視(A)
40
動作表示
Ior(mA)
Ior(mA)
Ior(mA)
0
0.4
0
50
0.6
0.6
60
0.6
60
0.8
0.8
70
60
0.8
70
70
1.0
動作 時間(s)
1.0
動作 時間(s)
動作 時間(s)
5
0.3
10
0
0.5
0
20
0.3
10
0.5
0
20
動作 時間(s)
5
0.3
10
5
0
1.0
動 作時 間(s)
動作 時間(s)
0
0.5
0
20
30
30
1.0
1.0
40
1.0
表 示切 替
自動
絶縁
40
2.0
復帰方式
試験
絶縁
復帰
試験トリップ
1φ 2W
60Hz
形
式
AC100V 50/60Hz
制御電圧
形
式
3φY
伝送局番号
AC100V 50/60Hz
3 φY
AC100V 50/60Hz
0
無
上位
製 造年
0
年
0
年
漏電 動作 表示
O
KO
SH
TD
, L
CO
漏 電動作 表示
下位
下位
組合せZCT 互換性型
下位
組合せZCT 互換性型
.
MADE
HI
I
I
JAPAN
.
MADE
HI
O
KO
TD
O, L
C
SH
漏電 動作 表示
.
N2234
.
JAPAN
TD
O, L
C
O
KO
SH
有
0
製造番号
製造 年
0
組合せZCT 互換性型
試験トリップ
伝送局番号
LIG-11
上位
製 造 年
年
1φ2W
1φ3W
60Hz
式
制御電圧
上位
製造番号
復帰
3 φ△
形
製造番号
0
適用電路SW位置
50Hz
無
LIG-11
制御電圧
伝送局番号
LIG-11
有
1φ3 W
3φ△
無
3φ△
試験トリップ
1φ2 W
60Hz
2.0
試験
漏電
接点
周波数切替 電 路設 定
適用電路SW位置
50Hz
有
3φY
絶縁
表示
手動
周波数切替 電路 設定
適用電路SW位置
1φ 3W
50Hz
表示 切替
自動
復帰
接点
手動
接点
手動
周波数切替 電 路設 定
試験
復帰方式
漏電
表示
漏電
表示
2.0
表 示切 替
自動
復帰方式
0.8
0.8
0.8
30
40
N2234
.
I
I
H
MADE
.
JAPAN
N2234
(注)上下の固定用樹脂は
(注)上下の固定用樹脂は
取り外さないでください。
N1289
取り外さないでください。
(注)上下の固定用樹脂は
N1289
取り外さないでください。
N1289
」に示す上下のツマミ部分を持って矢印の方向に引くと、内部基板を引き抜けます。
漏電 方 向機 能 付き
絶縁状態監視 装置
AUTO
漏電 方向 機能 付き
絶縁 状 態 監 視 装置
Ior(mA)
Io (A)
AUTO
Ior(mA)
Io (A)
自己診断異常
MAX
絶縁 監視(mA)
動作表示
漏電 監視(A)
30
自己診断異常
0.2
40
0
0.4
動作表示
0
50
MAX
絶縁監 視(mA)
0.2
40
0.6
60
0
0.5
0.3
10
0.8
0
30
自動
絶縁
表示
試験
復帰
復帰方式
絶縁
適用電路SW位置
1φ2 W
有
3φY
60Hz
表示
試験トリップ
1φ3 W
50Hz
AC100V 50/60Hz
手動
1φ 2W
式
制御電圧
動作表示
有
3φY
MAX
絶縁 監視(mA)
試験トリップ
1φ 3W
AC100V 50/60Hz
0.8
動 作時間(s)
0
年
漏電 動作 表示
下位
組 合せ ZC T 互換 性型
.
SH
N2234
OKO
0.3
10
0
TD
O, L
C
.
JAPAN
I
HI
.
MADE
動 作時間(s)
5
漏電動 作表示
TD
O, L
C
KO
HO
S
1.0
製 造年
下位
組合せZCT 互換性型
I
0.6
70
0
年
JAPAN
0.4
60
上位
製造番号
0
50
0
製 造 年
MADE
0.2
40
0
伝送局番号
LIG-11
漏電 監視(A)
30
無
3φ△
上位
製造番号
適用電路SW位置
60Hz
形
Io (A)
接点
50Hz
0
Ior(mA)
自己診断異常
周波数切替 電路設 定
無
伝送局番号
LIG-11
AUTO
復帰
漏電
3φ△
式
制御電圧
試験
(注)上下の固定用樹脂は
取り外さないでください。
1.0
2.0
表 示切替
自動
接点
周波数切替 電 路設 定
形
絶 縁状態 監視装置
0.8
30
漏電
手動
0
20
2.0
40
表示 切替
漏電 方 向 機 能付 き
0.5
1.0
40
復帰方式
1.0
動作 時間(s)
5
0
20
0.8
70
動 作時間(s)
0.3
10
0.6
60
1.0
動作 時間(s)
5
0.4
0
50
0.8
70
動 作時 間(s)
漏電 監視(A)
30
0
I
H
0.5
0
20
.
0.8
N2234
(注)上下の固定用樹脂は
取り外さないでください。
30
N12 89
(注)上下の固定用樹脂は
1.0
40
2.0
取り外さないでください。
復帰方式
N1289
自動
絶縁
表 示切 替
試験
復帰
漏電
表示
接点
手動
周波数切替 電路 設定
適用電路SW位置
1φ2 W
50Hz
1φ3 W
60Hz
3φY
試験トリップ
有
無
3φ△
形
式
制御電圧
伝送局番号
LIG-11
AC100V 50/60Hz
0
上位
製造番号
製 造 年
0
年
下位
組合せZCT 互換性型
漏 電動 作表示
LTD
O,
C
O
H KO
S
.
M AD E I
J AP AN
18
I
H
②「
.
N22 34
N1289
5. 定期点検と良否の判定
5.1 試験方法
LIG-11 は Ior 検出方式であるため、一般の漏電リレーとは異なり、ZCT に電流を流しただけでは試験できませ
ん。
LIG-11 の漏電監視部の試験を行う場合 ZCT に電流を流す他に、DGR 試験器等を使用して電流と同位相の試
験電圧を印加する必要があります。
5.1.1 試験に必要な機器
DGR 試験器等(LT-7 相当)
5.1.2 試験配線
3φ中性点接地
(主にY 結線)
o
u vw
K
t
ZCT
L
絶縁状 態監視 装置
LIG-11
試験電圧が電路に
加わらないように
するため開放します。
t
L
T(+)
N
E
E(-)
L
監視 電路
電圧 入力
N
E
a1
自己 診断 警報 接点
c1,2
絶 縁監 視警 報接 点
a2
t
Lt(+)
t
t
Kt(-)
L
Z1
ZCT 信 号入 力
Z2
ZCT
K
t
注意!
一般のDGR
の試験とは
配線の極性
が逆になり
ます。
a3
漏電 監視 警報 接点
P1 制 御 電 源
電圧入力
P2 (AC100V)
E ケ ース アー ス
T E Kt Lt a c
(+) (-)(-) (+)
DGR試験器等
図 5-1 LIG-11 漏電監視部の試験配線
19
「絶縁監視」警報
の試験時は
a2-c1,2端子
に接続してください
c3
「漏電監視」警報
の試験時は
a3-c3端子
に接続してください
①LIG-11のL端子配線、N端子配線、E端子配線のスイッチを開放します。(スイッチが無い場合は、LIG-11の端
子配線を外す等して、電路から切り離します。)
②地絡方向継電器試験器の電圧出力(Vo出力)の配線を
試験器の T(+) → LIG-11の L 端子
試験器の E(-) → LIG-11の E 端子
に接続します。
③地絡方向継電器試験器の電流出力(Io出力)の配線を
試験器の Lt(+) → ZCTの Kt 端子
試験器の Kt(-) → ZCTの Lt 端子
に接続します。
注意
LIG-11のKt-Lt配線は、一般のDGRの試験配線とは極性が逆になります。
④地絡方向継電器試験器の接点入力配線を
「絶縁監視」警報試験の場合は
試験器の a → LIG-11の a2 端子
試験器の c → LIG-11の c1,2 端子
に接続します。
「漏電監視」警報試験の場合は
試験器の a → LIG-11の a3 端子
試験器の c → LIG-11の c3 端子
に接続します。
20
5.1.3感度電流試験
①「絶縁監視」警報試験の場合は「絶縁監視」警報の感度電流整定タップ、「漏電監視」警報試験の場合は「漏
電監視」警報の感度電流整定タップを測定したいタップに整定します。
②地絡方向継電器試験器の電圧出力(Vo出力)をLIG-11の監視する電路に合わせて、表5-1に示す電圧に設
定します。
表5-1 LIG-11のL-E間電圧設定値
型式
電圧
1φ2W 100V
1φ3W 200/100V
3φ3W Y 中性点接地 420V
3φ3W Δ 中性点外接地 200V
100V
100V
420/√3≒242V
200V
※LIG-11を表中の電路電圧以外でご使用の場合、
その電路の対地電圧に相当する電圧値に設定してください。
対地電圧は3φ3W Y 中性点接地電路のみ相電圧となり、その他の
電路では線間電圧と等しくなります。
例えば、3φ3W Y 中性点接地 200V電路の場合、200/√3≒115V。
3φ3W Δ 中性点外接地 220V電路の場合、220Vとなります。
③地絡方向継電器試験器の電圧出力、電流出力の位相差を0°(同相)に設定します。
④地絡方向継電器試験器の電流出力(Io出力)を徐々に増加させます。
※ この際LIG-11には地絡方向継電器試験器より印加した電流値がIo電流値として計測表示窓に表示されま
す。
⑤LIG-11が動作したときの感度電流値を測定します。
注意
・
絶縁監視警報は、おおよそ整定タップ値と同じIor値で動作します。(例:50mAタップであれば、約50mAで動作)
・ 漏電監視警報は整定タップ値の70%位の電流値で動作します。(例:0.2Aタップであれば、約0.14Aで動作)
5.1.4 動作時間試験
①漏電監視部の動作時間タップを測定したいタップに整定します。
②地絡方向継電器試験器の電圧出力(Vo出力)をLIG-11の監視する電路に合わせて、表5-1に示す電圧に設
定します。
③「絶縁監視」警報試験の場合は地絡方向継電器試験器の電流出力(Io出力)を「絶縁監視」警報電流整定値
の130%の電流値に設定します。(例:50mAタップであれば65mAに設定)
「漏電監視」警報試験の場合は地絡方向継電器試験器の電流出力(Io出力)を「漏電監視」警報電流整定値の
100%の電流値に設定します。(例:0.2Aタップであれば0.2Aに設定)
④地絡方向継電器試験器の電圧出力、電流出力の位相差を0°(同相)に設定します。
⑤設定した条件で、LIG-11に地絡方向継電器試験器の出力を急に加え、動作時間を測定します。
21
5.1.5 配線の極性ミスの場合
配線の極性が逆に接続されていた場合、上記の方法でLIG-11の試験を行ったとき、「電路設定」により動作は
異なり、次の様な動作となります。
「1φ2W」設定の場合
全タップ動作しません。
※Io値の表示が正規動作値を超えても動作せず、そのまま電流値を増加させても、動作する前にオーバ
ーフロー表示(999表示)となり、動作しません。
「1φ3W」設定の場合
全タップ正常な配線の時と同様の電流値で動作します。
「3φ3W 中性点接地」設定の場合
30mA~70mAタップ、0.2A~0.6Aタップ
正規動作値の約2倍の電流値で動作します。
※Io表示値が正規の動作値の約2倍の値を表示したとき動作します。
0.8Aタップ
製品により個体差があり、正規動作値の2倍以上の電流値で動作するか、または
全く動作しないかのどちらかになります。
※Io表示値が正規の動作値の約2倍の値を表示したとき動作するか、または
Io値の表示が正規動作値を超えても動作せず、そのまま電流値を増加させて
も、動作する前にオーバーフロー表示(999表示)となり、動作しません。
1.0A タップ
動作しません。
※Io 値の表示が正規動作値を超えても動作せず、そのまま電流値を増加させて
も、動作する前にオーバーフロー表示(999 表示)となり、動作しません。
「3φ3W 中性点外接地」設定の場合
全タップ動作しません。
※Io 値の表示が正規動作値を超えても動作せず、そのまま電流値を増加させても、動作する前にオーバー
フロー表示(999 表示)となり、動作しません。
5.2 更新時期
日本電機工業会では、保護継電器類の更新時期は使用開始後 15 年とされています。
しかし、この値は製造者の保証値では無く、日常点検及び定期点検の実施を前提として、これを目安に更新す
ることを推奨するとなっています。
22
6. システムの構成
6.1 絶縁状態監視システムの構成
絶縁状態監視システムは以下の機器によって構成されます。
表 6-1 絶縁状態監視装置の構成
名称
絶縁状態監視装置
(ユニット)
零相変流器
絶縁状態探査装置
形式
LIG-11
備考
絶縁状態監視装置本体です。
備考欄に記載 SM41,64,106,120,156,240、DM55B,70B,100B、ZCシリーズから選定
LIG-10M
可搬形の探査機です。
外形図
数量
図10-8
監視電路の
回路数分
図10-1
~図10-7
図10-9
任意
6.2 絶縁状態監視装置
図 5-3 LIG-11
絶縁状態監視装置は Ior 検出方式の絶縁監視機能と、同じく Ior 検出方式の漏電検出機能を有しており、ZCT
と組み合わせて使用します。
Ior 検出方式の漏電検出部は、ZCT により検出した零相電流と L-E 端子間より入力した対地間電圧をもとに、電
気方式に応じた抵抗分分離の演算を行います。
Ior 検出方式の演算方法は電気方式によって異なるため、電気方式に応じて LIG-11のスイッチを設定する必要
があります。
表 6-2 「電路設定」スイッチの設定方法
電気方式
電路設定スイッ チの設定方法
1φ2W
1φ3W
3φ中性点接地
(主にY 結線)
3φ中性点外接地
(主にΔ結線)
23
6.3 零相変流器(ZCT)
絶縁状態監視装置(LIG-11)と組み合わせて使用する ZCT は、使用電路の定格電流、貫通電線の太さ、平衡特
性、分割形とするか、一次導体付きとするか、などを考慮して選択します。
外観
外観
形式
SM 41
SM 64
SM106
SM120
SM156
SM240
穴径 定格電流
φ 41
200A
φ 64
400A
φ106
800A
φ120
1200A
φ156
2400A
φ240
3200A
外観
形式
ZC3- 6
ZC3- 8
ZC3-10
ZC3-12
ZC3-15
ZC3-20
ZC3-30
ZCT 定格電流
SM106 600A
SM106 800A
SM106 1000A
SM156 1200A
SM156 1500A
SM156 2000A
SM240 3000A
外観
形式
穴径
定格電流
DM 55B
φ 55
300A
DM 70B
φ 70
400A
DM100B φ100
600A
形式
ZC4- 6
ZC4- 8
ZC4-10
ZC4-12
ZC4-15
ZC4-20
ZC4-30
ZCT 定格電流
SM106
600A
SM106
800A
SM106 1000A
SM156 1200A
SM156 1500A
SM156 2000A
SM240 3000A
※仕様の詳細は 37 ページの表 9-3、表 9-4 をご覧下さい。
6.4 絶縁状態監視装置(LIG-11)と零相変流器(ZCT)との組み合わせ
LIG-11 は弊社のほとんどの ZCT と互換性がありますので、お手持ちの弊社 ZCT や、既設の弊社 ZCT がそのまま
ご利用頂けます。
6.5 絶縁状態探査装置(LIG-10M)
図 5-4 LIG-10M
絶縁不良個所を探査する装置です。
24
7. 外部接続図例
7.1 外部接続図
1 φ2W
電気方式
u
1 φ3W
uov
v
t
K
ZCT
L
ZCT
※3
t
t
※11
L
N
N
Z1 ※10
L
Z2
※11
※3
※8
t
Z1 ※10
L
Z2
ZCT
t
※11
Z1 ※10
L
Z2
ZCT
K
t
※3
※8
t
t
※11
ZCT
K
t
t
※4
t
t
ZCT
K
t
L
※8
t
※9
L
※3
※8
※10
ZCT
L
t
t
t
K
※9
L
※3
※3
t
ZCT
※3
N
uvw
K
L
電気方式
ごとの
結線例
u vw
※9
L
t
3φ中性点外接地
(主にΔ結線)
t
K
※9
3φ中性点接地
(主にY 結線)
o
K
t
t
※5
主な
ト ランス
二次結線
電路設定
スイッ チの
設定方法
電路設定
電路設定
25
電路 設 定
電 路 設定
絶縁状 態監視装 置
LIG-11
L
※2
N ※3
E ※2
a1
L
N
c1,2 自己 診断 警報 接点
監 視電 路
電 圧入 力
a2
E
絶縁 監視 警報接 点
a3
t
c3
※8
漏 電監 視警 報接 点
t
※7
Z1
※1
ZCT信 号入 力
Z2
+
-
ト ラン スデュ ーサ 出力
( DC 1~5 V)
P1 制 御 電 源
電圧入力
D+
P2 (AC100V)
D-
EI A4 85 出力
(R S4 85 出力 )
SG
E ケー スア ース
配線箇所
LIG-11背面端子
配線先
ZCT
( k-l )
Z1-Z2
⇔
E
⇔
接地極
L
⇔
監視電路
N
⇔
監視電路
P1-P2
⇔
電源電路
a1-c12-a2
⇔
信号路
a3-c3
⇔
信号路
推奨電線
2芯シールド線
太さ
許容亘長
0.75m㎡以上
50m以内
φ1.6mm以上
または2m㎡以上
低圧絶縁電線
JIS C 3307(600Vビニル絶縁電線(IV))
JIS C 3316(電気機器用ビニル絶縁電線
(KIV))
JIS C 3317(600V二種ビニル絶縁電線
(HIV))
26
規定無し
1.25m㎡以上
7.2 EIA-485(RS-485)伝送部 外部接続図例
RS-232C
信号変換器
(市販品)
TXD +
TXD -
SG
終端抵抗
(120Ω±2% 1/2W)
※ LIG-11、1台につき1個
附属しております。
端末PC
(市販品)
絶 縁状態 監視装 置
LIG-11
EIA-485出力
( RS-485出 力 )
D+
D-
SG
E( ケ ース ア ー ス )
絶 縁状態 監視装 置
LIG-11
EIA-485出力
( RS-485出 力 )
D+
D-
SG
E( ケ ース ア ー ス)
絶 縁状態 監視装 置
LIG-11
EIA-485出力
( RS-485出 力 )
D+
D-
SG
E( ケ ー スア ー ス )
絶 縁状態 監視装 置
LIG-11
128台まで
接続できます
EIA-485出力
( RS-485出 力 )
D+
D-
SG
E( ケー ス ア ース )
27
終端抵抗
(120Ω±2% 1/2W)
※ LIG-11、1台につき1個
附属しております。
7.3 トランスデューサ出力部 外部接続例
絶縁状態監 視装置
端末PC
(市販品)
LIG-11
+
DC1~5V
+
DC 出力
アナログ電圧
入力装置
(市販品)
RS-232C・USB等
( 1 ~5 V )
-
-
ネットワーク
絶縁状 態監視装置
LIG-11
+
DC1~5V
+
DC出力
アナログ電圧
入力装置
(市販品)
( 1 ~5 V)
-
-
28
8 設計、施工、配線上の注意
8.1 LIG-11 周り
8.1.1 Z1-Z2 端子配線(ZCTの配線の極性) ※1
漏 電方 向機 能付 き
漏電 方向機 能付 き
絶 縁状 態 監 視装 置
絶 縁 状態 監 視 装置
AUTO
AUTO
Ior(mA)
Ior(mA)
Io (A)
Io (A)
己診断異常
己診断異常
MAX
絶縁監視
(mA)
30
0.2
40
0
50
0
70
1.0
動作時間
(s)
5
0.3
0
20
0
絶縁
表示
自動
手動
表示切 替
式
制御電圧
LIG-11
AC100V50/60Hz
自動
手動
2.0
試験
表 示切 替
復帰
漏電
接点
適用電路SW位置
試験トリップ
1φ2W
有
1φ3W
3φY
無
3φ△
50Hz
60Hz
形
式
制御電圧
伝送 局番号
LIG-11
AC100V50/60Hz
伝送 局番号
0
上位
製造番号
0
下位
漏電動作表示
製 造 年
0
年
下位
せZCT 互 換性型
IN
AN
K
O
O
H
S
.
.
漏電動作表示
D
T
L
,
O
C
D
T
L
,
O
C
Z2
0
年
せZCT 互換性型
I
H
0.8
1.0
40
復 帰方式
絶縁
表示
上位
製 造 年
IN
AN
0.5
0
周波 数切 替 電 路 設 定
製造番号
Z2
20
1.0
復帰
漏電
接点
O
K
O
H
S
.
.
0.3
10
30
適用電路SW位置
周波数切替 電 路 設 定 1φ2W 試験トリップ
有
50Hz
1φ3W
3φY
60Hz
無
3φ△
形
0.8
1.0
動作時間
(s)
5
0
2.0
試験
0.6
70
動作時間
(s)
0.8
30
40
復帰方 式
0.4
0
60
Z1
0.5
0.2
50
0.6
動作時間
(s)
漏電監視
(A)
40
0
0.8
10
MAX
30
0.4
60
Z1
動作表 示
I
H
動作 表示
絶縁監視
(mA)
漏電監視
(A)
N2234
N2234
零相変流器(ZCT)
零相変流器(ZCT)
L I G-1 1
L I G-1 1
絶縁状態監視装置(LIG-11)は、ZCT で検出した電流の大きさだけでなく、位相も検出しておりますので、配
線の極性が間違っておりますと、不要動作や不動作の原因となります。そのため
Z1→k
Z2→l
となるよう、極性を正しく配線してください。
8.1.2 LIG-11 の L 端子、E 端子配線 ※2
L
L
漏電方 向機 能付き
絶 縁状 態監 視装 置
AUTO
Ior(mA)
Io (A)
N
N
己診断異常
MAX
絶 縁監 視
(mA)
動作 表示
30
漏電 監 視
(A)
0.2
40
0
50
0.4
0
0.6
60
1.0
動作 時間
(s)
5
E
E
0.8
70
動 作時 間
(s)
0.3
10
0
20
0.5
0
0.8
30
1.0
40
2.0
復帰方式
絶縁
表示
自動
手動
試験
表 示 切替
漏電
接点
適用電路SW位置
1φ2W
1φ3W
3φY
3φ△
周波数切替 電 路設 定
50Hz
60Hz
形
式
制御 電圧
復帰
LIG-11
AC100V50/60Hz
試験トリップ
有
無
伝送局番号
0
上位
製造 番号
製 造 年
動作試験,耐圧試験などの
保守に備えて、L・N・E端子に
スイッ チを設けて、 電路から
切り 離せるよう にしてく ださい L I G-1 1
0
年
せZC T 互換性 型
下位
漏 電 動作 表 示
I
H
K
O
O
H
S
.
.
T
D
L
,
O
C
IN
AN
N2234
LIG-11 は一般の漏電継電器とは異なり、漏電監視部の試験時に ZCT に電流を流すだけではなく、L-E 端子
間に電圧を加える必要があります。
そのため、保守、メンテナンスを行いやすくするため、LIG-11 の L 端子と E 端子をスイッチ(単極、双極どちら
でもかまいません)などで切り離せるようにしてください。
また、LIG-11 の L 端子をスイッチなどで切り離したあと、LIG-11 の L-E 端子間に試験器から電圧を加えて試
験を行う際試験配線がしやすいように、LIG-11 側からの配線の L 端子と、接地線からの E 端子を盤の前面に配
置するなどの設計をお願いします。
8.1.3 N 端子配線 ※3
N 配線は、耐圧試験時などに備えて、スイッチなどで LIG-11 を電路から切り離せるようにしてください。
29
u v w
LIG-11を3φ3W中性点外
接地電路で使用する場合
は、L端子の配線箇所に
ご注意ください。
N端子配線は、電路接地相
B種接地線、どちらから
とってもかまいません
L
N
接続する相を誤ると、
不動作や不要動作の原因
となります
N線は接地線と区別する
ため、緑色以外の1.25mm2
単線を使用してください
N
また、N線は電路の接地相、B 種接地ライン上、どちらから取ってもかまいません。
尚、接地線と区別するため、緑色以外の、1.25 mm2 単線を使用して配線してください。
8.1.4 LIG-11 を三相 3 線 中性点外接地電路で使用する際の、L 端子配線の配線箇所 ※4
LIG-11 を三相 3 線中性点外接地電路で使用する場合、L 端子配線はv(S)相を接地相としたときは必ずu(R)
相に接続してください。
LIG-11 は L-E 端子間の電圧を基に ZCT で検出した Io 信号から抵抗分を分離する演算を行うため、もしw相
にL端子を接続すると、正しく演算が行えず不要動作や不動作の原因になります。
同様にw(T)相を接地相としたときはv(S)相にL端子を、u(R)相を接地相としたときはw(T)相にL端子を接続し
てください。(表 8-1 参照)
表 8-1 LIG-11 の L 端子の配線先
接地相
LIG-11のL端子の配線先の相
v相(S相)
u相(R相)
w相(T相)
v相(S相)
u相(R相)
w相(T相)
実際の設備では、必ずしも相順が正規に接続されているとは限らないため、検相器(相順器)で相順を確認し
てください。
30
8.1.5 スコットトランスの場合の LIG-11 の使用方法 ※5
スコットトランスには、二次巻線がそれぞれつながっているタイプと、分離・絶縁されているタイプがあります。
これらの内、二次巻線がつながっているタイプのスコットトランスでは、前述した抵抗分分離の演算が困難なた
め、「LIG-11」は使用できません。(図 8-1 参照)
LIG-11
ED
EB
図 8-1 二次巻線がつながっているタイプでの「LIG-11」の使用(使用不可)
二次巻線がそれぞれ分離、絶縁されているタイプのスコットトランスでは、単相3線電路が2つあるのと同等になり
ますので、それぞれの電路に ZCT と LIG-11 を 1 つずつ(ZCT と LIG-11 を 2 セット)選定して使用してください。
(図 8-2 参照)
LIG-11
LIG-11
ED EB
EB
ED
図 8-2 二次巻線が分離、絶縁されているタイプのスコットトランスでの「LIG-11」の使用(使用可)
31
8.1.6 複数電路まとめて監視する場合 ※6
LIG-11 の漏電監視部は、ZCT で検出した電流の他に電路電圧を検出することにより、その使用電路に応じ
た抵抗分分離の演算を行い、抵抗分に流れる電流値を検出して動作します。
そのためB種接地線共通部分に LIG-11 を設置し複数電路共通で監視使用とした場合、共通接地部分に流れ
る電流と、それぞれの電路の対地電圧との位相関係に相関関係がなく、正常に抵抗分電流の分離演算が行え
ませんので、複数電路共通接地箇所での「LIG-11」の使用はできません。(図 8-3 参照)
LIG-11
図 8-3 複数電路共通接地個所での「LIG-11」の使用(使用不可)
従って、電路ごとに「LIG-11」をご使用ください。(図 8-4 参照)
LIG-11
LIG-11
LIG-11
LIG-11
図 8-4 電路ごとの「LIG-11」の使用(使用可)
32
LIG-11
LIG-11
8.2 ZCT周り
8.2.1 零相変流器の二次配線 ※7
外部ノイズの影響を避けるため、ZCT の k-l 端子と LIG-11 の Z1-Z2 端子を結ぶ配線には 0.75mm2 以上の 2
芯シールド線の使用をお奨めします。
尚、配線は長いほど外部ノイズや誘導の影響を受けやすくなりますので、それらの影響をさけるため零相変流
器の二次配線の配線長は 50m以下としてください。
8.2.2 零相変流器の試験用配線 ※8
継電器試験を容易にするため、盤前面に Kt-Lt 端子を設けて、ZCT の試験端子を設けることをお奨めしま
す。
尚、試験用端子の極性を誤ると正常に試験できなくなりますので、極性に注意して配線してください。
8.2.3 零相変流器の取り付け位置 ※9
ZCT の取付位置は、トランスの B 種接地線でも、電路の幹線部分でも、どちらでもかまいません。
8.2.4 零相変流器への電線の貫通方向 ※10
絶縁状態監視装置(LIG-11)は、ZCT で検出した電流の大きさだけでなく、位相も検出しております
ので、ZCT の電線の貫通方向が間違っておりますと、不要動作や不動作となる場合があります。
そのため、ZCT を B 種接地線に使用する場合、正しく
K→接地極側
L→変圧器側
の向きに貫通してください。
変圧器側
L
零相変流器
(ZCT)
の向き
K
接地極側
B種接地線
!注意
ZCTへのB種接地線の貫通方向は、B種接地極側がK、変圧器側がLになります。
間違えやすいのでご注意ください。(極性を誤ると、不要動作や不動作の原因となります。)
33
また ZCT を幹線に使用する場合、正しく
K→電源側
L→負荷側
の向きに貫通してください。
幹線一括
電源側
K
零相変流器
(ZCT)
の向き
L
負荷側
8.2.5 零相変流器の配線の極性 ※11
絶縁状態監視装置(LIG-11)は、ZCT で検出した電流の大きさだけでなく、位相も検出しております
ので、配線の極性が間違っておりますと、不要動作や不動作の原因となります。そのため
k→Z1
l→Z2
となるよう、極性を正しく配線してください。
8.3 設備全般
8.3.1 監視電路の負荷側対地静電容量について
負荷側対地静電容量が大きく、かつ極端なアンバランスがあると抵抗成分の検出に誤差を生じるおそれがあり
ます。電路の負荷側の対地静電容量を 10μF以下となるようにしてください。
34
9. 仕様
9.1 絶縁状態監視装置(LIG-11)仕様
表 9-1
LIG-11 漏電方向機能付き Ior 検出方式 絶縁状態監視装置 仕様
項目 形式
絶縁状態監視部 (漏電方向機能はありません)
30-40-50-60-70(mA)
絶縁監視電流整定値
定格
5-10-20-30-40(s)
動作時間
50(mA)の電流整定値において±10%以内
電流整定値許容誤差
性 能
動作時間許容範囲
LIG-11
5(s)~10(s)タップ:± 1(s)
20-30-40(s)タップ:±10(%)
電流整定値の130%の電流を流したとき
漏電継電器部 (漏電方向機能があります)
0.2-0.4-0.6-0.8-1.0(A)
感度電流整定値
0.1-0.2-0.3-0.4-0.5(A)
不動作電流
定 格
0.3-0.5-0.8-1.0-2.0(s)
動作時間整定値
0.1-0.3-0.5-0.8-1.6(s)
慣性不動作時間
51(%)~100(%)
感度電流許容誤差
0.3-0.5-0.8-1.0(s)タップ :+0.15(s)~-0.1(s)
性 能
動作時間許容誤差
2.0(s)タップ : + 0(s)~-0.3(s)
電流整定値の100%の電流を流したとき
共通項目
監視電路切替
定 格 制御電源電圧
監視電路周波数
使用電圧範囲
消費電力
性 能
重地絡耐量
商用周波耐電圧
絶縁抵抗
周囲温度範囲
使用状態 相対湿度
標高
試験
1φ2W - 1φ3W - 3φY - 3φ△
AC100(V)
50/60(Hz) (手動切替) 制御電源周波数も同じ
AC80(V) ~ AC110(V)
定常時: 6(VA)以下
動作時 :7(VA)以下
連続:AC600A 最大:AC5000A,2.0(s)
AC2000(V) 1分間 (電気回路一括と外箱間)
AC1500(V) 1分間 (電気回路相互間(入力回路相互間を除く))
AC1000(V) 1分間 (接点回路開局端子間)
DC500(V)メガ-にて20M(Ω) (耐電圧印加個所について行う)
-10(℃) ~ +50(℃)
45(%)~85(%)
2000(m)以下
押ボタンスイッチ方式
自動自己診断方式
絶縁監視
動作表示:自動/手動復帰切替
警報接点:自動復帰
漏電監視部
警報表示:手動復帰
警報接点:自動/手動復帰切替
復帰方式
計測表示
動作表示
Ior電流(現在値、最大値) :AC3(mA)~999(mA) (50/60Hz) (自動セレクト及び手動セレクト)
Io 電流(現在値、最大値) :AC 0(A)~ 1.1 (A) (50/60Hz) (自動セレクト及び手動セレクト)
異常表示:監視状態に支障がある異常があったときエラー表示を行う
発光ダイオード表示(赤): 自動/手動復帰切替
絶縁動作
マグサイン(橙) :手動復帰
漏電動作
a1-c1,2 :自動復帰 (絶縁監視警報とコモン端子(c1,2)共用です)
異常警報
(事前に漏電警報接点がメイクしていた場合、異常接点はメイクしません)
警報接点
(異常、絶縁、漏電警報
機 能 接点は同時にメイクする 絶縁警報
ことは無く、どれか1つの
接点しかメイクしません)
漏電警報
開閉容量
(各警報接点共)
トランスデューサ出力
(DC1~5(V)出力)
信号伝送
外 装 色
質 量
付属品
a2-c1,2 :自動復帰 (異常警報とコモン端子(c1,2)共用です)
(事前に漏電警報接点、または異常警報接点がメイクしていた場合、絶縁警報接点はメイクしません)
a3-c3 :自動/手動復帰切替
(事前に異常警報接点がメイクしていた場合、漏電警報接点はメイクしません)
AC110V: 5(A)(cosφ=1) , 2(A)(cosφ=0.4)
DC100V:0.4(A)(L/R=1ms) , 0.1(A)(L/R=7ms)
絶縁監視電流値0mA表示値においてDC1V, 200mA以上の表示値においてDC5V出力
インターフェイス EIA-485準拠
半二重通信方式
通信方式
ポーリングセレクション方式
通信制御方式
同期方式
同期方式
ASCII
使用コード
スタートビット:1 データビット:7 パリティービット:偶数 ストップビット:1
データ形式
1~128(最大128局)
局設定
EIA-485 総延長1km以内
伝送距離
プロトコル
光商工、専用のプロトコルです。お客様のプロトコルとの整合性を確認してください。
マンセル記号 N1.5
約1.6(kg)
ケース取り付け用ナット一式(ナット×2、平座金×2、バネ座金×2) 伝送端子用終端抵抗(120Ω±2% 1/2W ×1)
35
9.2 絶縁状態探査装置(LIG-10M)仕様
表 9-2
LIG-10M 絶縁状態探査装置 仕様
絶縁状態(Ior)計測部
Ior 電流計測範囲 10~999 (mA)
50mAの電流値において±10%以内
電流計測許容誤差
漏電電流(Io)計測部
Io計測範囲
0.01~2.0 (A)
電流計測許容誤差 0.5Aの電流値において±10%以内
共通項目
基準電圧信号検出 電路接地相と大地間
DC6V (単3アルカリ乾電池4本) または
AC100V (6V、600mA)アダプター
電源
電池寿命
監視電路周波数
使用温度範囲
表示
単3アルカリ乾電池使用時 約6時間
アダプター使用時 連続
50/60Hz (手動切替)
-10℃~+50℃
電源表示 :LED(赤)
表示値種類:LED(赤) Ior、Io及び各Max(最大値)
異常表示 :計測に異常があったとき、計測表示部にエラー表示を行います。
※計測表示は手動切替
※各最大値は「電源」スイッチのオフや、乾電池の電池切れなど、装置の電源が無
くなった場合消滅します。(省エネルギーモードの場合、各最大値は保持されま
最大値メモリー機能 す。)
電源ON後、または各スイッチ操作後、操作をしない状態が約5分続くと、自動で計
測表示が消灯し、省エネルギーモードとなります。
省エネルギーモード 省エネルギーモードは表示切り換えスイッチ操作をすると解除されます。
自己診断機能
商用周波耐電圧
重量
付属品
「試験」ボタンを押すことにより表示部に「C00」~「C04」までの表示が順次表示さ
れ、約6秒間セルフチェックを行います。正常であれば元の計測状態に戻ります。
※もしセルフチェックでエラー表示が出た場合、本体の故障ですので、弊社までご
連絡ください。
AC1500V 1分間 (電気回路一括と外箱間)
探査装置本体(LIG-10M):約2.7kg
クランプ型(零相)変流器(DM80):約0.6kg
電圧コネクター×1
ACアダプター×1
収納ケース(DM80、電圧コネクター、ACアダプターが収納できます。)
36
9.3 ZCT 仕様
表 9-3 ZCT 仕様
形式 貫通穴径 定格電流
SM 41
SM 64
SM106
SM120
SM156
SM240
DM 55B
DM 70B
DM100B
φ 41
φ 64
φ106
φ120
φ156
φ240
φ 55
φ 70
φ100
200A
400A
800A
1200A
2400A
3200A
300A
400A
600A
貫通電線(IV線)
平衡特性 質量
2本
3本
4本
100sq 100sq 60sq 1200A 約0.7kg
325sq 250sq 250sq 2400A 約1.2kg
500sq 500sq 500sq 4000A 約2.7kg
325sq× 8
4800A 約3.9kg
250sq×18
7200A 約9.3kg
500sq×18
8800A 約29.0kg
250sq 200sq 150sq 1800A 約0.9kg
400sq 350sq 250sq 2400A 約4.4kg
500sq 500sq 500sq 3600A 約6.0kg
外形図
備考
図10-1
図10-2
図10-3
分割形
表 9-4 一次導体付き ZCT 仕様
形式 定格電流 銅帯断面寸法 使用零相変流器
ZC3- 6
600A
6× 50mm
M106
ZC3- 8
800A
6× 75mm
M106
ZC3-10 1000A
8× 75mm
M106
ZC3-12 1200A
6×100mm
M156
ZC3-15 1500A
10×100mm
M156
ZC3-20 2000A 6×100mm×2
M156
ZC3-30 3000A 8×150mm×2
M240
ZC4- 6
600A
6× 50mm
M106
ZC4- 8
800A
6× 75mm
M106
ZC4-10 1000A
8× 75mm
M106
ZC4-12 1200A
6×100mm
M156
ZC4-15 1500A
10×100mm
M156
ZC4-20 2000A 6×100mm×2
M156
ZC4-30 3000A 8×150mm×2
M240
37
質量 外 形 図 備 考
約9kg
約12kg
約14kg 図10-4
一次導体付
約23kg
(3φ3W)
約29kg
約33kg
図10-5
約80kg
約11kg
約14kg
約17kg 図10-6
一次導体付
約26kg
(3φ4W)
約34kg
約38kg
図10-7
約95kg
10. 外形図
10.1 零相変流器(SMシリーズ)
D
F
I
kt
lt
k
l
G
B
φA
4-M4
C
E
O
H
(注)SM240は6点止めです。
(注)
Q
(単位mm)
形 式
A
B
C
D
E
F
G
H
I
O
Q
SM 41
41
88
84
34
70
42
46
66
58
52
7
SM 64
64
121 118
34
70
59
62
90
75
52
7
SM106
106 175 172
42
80
86
89
130 104
62
7
SM120
120 185 180
58
110
90
95
140 107
86
9
SM156
156 258 256
66
120 128 130 192 145
96
9
SM240
240 382 380 108 200 190 192 284 207 160
図 10-1 零相変流器(SMシリーズ)
38
11
10.2 零相変流器(DM55B)
26
kt
lt
62
152
lt
(64)
k
l
l
kt
k
穴
5
5
φ
(42)
180
10
10
6
160
φ6穴
図 10-2 零相変流器(DM55B)
39
10.3 零相変流器(DM70B・100B)
G
I
E
H
A
穴
D
φ
F
C
15
15
9
B
15
φ9穴
形 式
定格電流
A
B
C
D
DM70B
400A
※
172
250 280
70
DM100B
600A
200 280 310 100
E
F
G
H
I
47 (64) 230
87
90
51 (70) 260 101
※ DM70Bの場合、端子カバーの上部までは177になります。
図 10-3 零相変流器(DM70B・100B)
40
10.4 零相変流器(ZC3-6・8・10・12・15)
U
X SW
φV
※ZC3-8,10,12,15の場合
(ZC3-6は2点止めです)
F
φV
T S
B
t
R
R
Q
S T
G
U
・
t
・
Q
E
C
K
J
P
O
O
P
N
t
L L
M
M
(単位mm)
形 式
B
C
E
F
G
J
K
L
M
N
O
P
Q
R
S
T
U
V
W
X
t
6
ZC3-6
196 500 170 90 106 250 250 35 55 12 70 150 100 40 40 20 50 14
ZC3-8
196 500 170 90 106 250 250 35 55 12 70 150 100 40 40 20 75 14 17.5 17.5 6
ZC3-10 196 500 170 90 106 250 250 35 55 12 70 150 100 40 40 20 75 14 17.5 17.5 8
ZC3-12 300 500 270 137 163 250 250 56 76 14 120 150 105 30 50 25 100 14 25 25
6
ZC3-15 300 500 270 137 163 250 250 56 76 14 120 150 105 30 50 25 100 14 25 25 10
図 10-4 零相変流器(ZC3-6・8・10・12・15)
41
10.5 零相変流器(ZC3-20・30)
B
U
t
X
・
t
・
S
W
F
φV
S
R
R
Q
S
T
G
T
Q
E
C
J
K
Y
P
P
O
ttt
L
Z
0
N
L
M
M
(単位mm)
形 式
B
C
E
F
G
J
K
L
M
N
O
P
Q
R
S
T
U
V
W
X
Y
Z
t
ZC3-20 300 500 270 137 163 250 250 56 76 14 120 150 105 30 50 25 100 14 25 25 145 128 6
ZC3-30 432 600 320 190 242 300 300 80 105 18 130 180 105 30 50 25 150 18 50 50 207 190 8
図 10-5 零相変流器(ZC3-20・30)
42
10.6 零相変流器(ZC4-6・8・10・12・15)
U
X S W
φV
※ZC4-8,10,12,15の場合
(ZC4-6は2点止めです)
F
φV
T S
B
t
R
R
Q
S T
G
U
・
t
・
Q
C
E
K
J
P
O
P
O
P
N
t
L L
M
M
(単位mm)
形 式
B
C
E
F
G
J
K
L
M
N
O
P
Q
R
S
T
U
V
W
X
t
ZC4-6
196 500 170 90 106 250 250 35 55 12 70 100 100 40 40 20 50 14
6
ZC4-8
196 500 170 90 106 250 250 35 55 12 70 100 100 40 40 20 75 14 17.5 17.5 6
ZC4-10 196 500 170 90 106 250 250 35 55 12 70 100 100 40 40 20 75 14 17.5 17.5 8
ZC4-12 300 500 270 137 163 250 250 56 76 14 120 100 105 30 50 25 100 14 25 25
6
ZC4-15 300 500 270 137 163 250 250 56 76 14 120 100 105 30 50 25 100 14 25 25 10
図 10-6 零相変流器(ZC4-6・8・10・12・15)
43
10.7 零相変流器(ZC4-20・30)
B
U
t
X
・
t
・
S
W
F
φV
S
R
R
Q
S
T
G
T
Q
E
C
K
J
tt t
P
Z
O
P
Y
0
P
N
L
L
M
M
(単位mm)
形 式
B
C
E
F
G
J
K
L
M
N
O
P
Q
R
S
T
U
V
W
X
Y
Z
t
ZC4-20 300 500 270 137 163 250 250 56 76 14 120 100 105 30 50 25 100 14 25 25 145 128 6
ZC4-30 432 600 320 190 242 300 300 80 105 18 130 120 105 30 50 25 150 18 50 50 207 190 8
図 10-7 零相変流器(ZC4-20・30)
44
162
196
10.8 絶縁状態監視装置
端子ネジ
M4
アース端子 M4
90
(25)
(132)
取付寸法図 1/5
20
81
2-φ6穴
85
図 10-8 絶縁状態監視装置
45
180
角 穴
168
20
240
(8.5)
5
(4)
207
170
32
10.9 絶縁状態探査装置(LIG-10M)
106
(252.5)
5
(111)
138
20 .5
116
クリップ(黒)
74
.5
80
21
クリップ(赤)
224
K
DM80
AC600V
50/60Hz
1000A
(3000)
形
式
定格 電圧
定格周波数
定格一次電流
製造番号
製造年
年
(3000)
N 2 01 4
プラグ
プラグ
クランプ形(零相)変流器(DM80)
電圧コネクター
図 10-9 絶縁状態探査装置(LIG-10M)
46
本
社
〒104-0061
東京都中央区銀座 7-4-14(光ビル)
TEL 03-3573-1362
FAX 03-3572-0149
大阪営業所
〒530-0047
大阪市北区西天満 6-8-7(電子会館)
TEL 06-6364-7881
FAX 06-6365-8936
名古屋営業所
〒460-0008
名古屋市中区栄 4-3-26(昭和ビル)
TEL 052-241-9421
FAX 052-251-9228
福岡営業所
〒810-0001
福岡市中央区天神 4-4-24(新光ビル)
TEL 092-781-0771
FAX 092-714-0852
茨 城 工 場
〒306-0204
茨 城 県 古 河 市 下 大 野
TEL 0280-92-0355
FAX 0280-92-3709
2 0 0 0
URL : http://www.hikari-gr.co.jp
●お断りなしに,外観,仕様などの一部を変更することがありますので,ご了承ください。
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