取扱説明書

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取扱説明書 | Manualzz

このたびは、パワーコンディショナをお買い上げ

いただき、まことにありがとうございます。

● 取扱説明書をよくお読みのうえ、正しく安全に

お使いください。

● ご使用前に「安全上のご注意」(2∼3ページ)

を必ずお読みください。

● 保証書(この説明書最終ページ)は「お買い上

げ日・販売店名」などの記入を確かめ、取扱説

明書とともに大切に保管してください。

この商品を利用できるのは日本国内のみで、国

外では使用できません。

This system is designed for domestic use in Japan only and cannot be used in any other country.

保証書付き

85164119836002

取扱説明書

(お客様保管用)

住宅用太陽光発電システム

パワーコンディショナ

品番 VBPC227A3

(2.7kWタイプ)

も く じ

安全上のご注意

システムの構成とはたらき

用語の解説

お知らせ

各部の名前

ご使用の前に

5

6

2

4

6

7

使

パワーコンディショナの運転と停止 8

積算電力を表示するには

停電時の連系運転と

自立運転の切り替え

10

11

使

こんなときは

点検とお手入れのしかた

仕様

保証とアフターサービス

12

14

15

16

使

BE0212-2022

2

安全上のご注意

安全に関する重要な内容です。よくお読みいただき、必ずお守りください。

警告

取り扱いを誤った場合に、使用者が死亡または傷害を負う可能性が想定される内容を示し

ています。

注意 取り扱いを誤った場合に、使用者が傷害を負う危険が想定される場合、および物的損害の

発生が想定される内容を示しています。

強制行為を示す記号

行為を強制したり指示したりする内容が

書かれています。必ず実施してください。

禁止行為を示す記号

禁 止 接触禁止

使用上の注意事項

禁 止

警告

■パワーコンディショナ・モニタ(別

売)・接続箱は爆発性・可燃性・腐

食性ガス・温泉など硫化ガスのある

場所で使用しない

万一ガスが漏れてたまると爆発・火災・

故障の原因となります。

■パワーコンディショナは不安定な場

所、振動または衝撃を受ける場所で

使用しない

転倒・落下によりけがをしたり、パワー

コンディショナが破損して火災・感電・

故障の原因となることがあります。

■パワーコンディショナは屋側で使用

しない

火災・感電・漏電・故障の原因となるこ

とがあります。

■パワーコンディショナは電気的雑音

の影響を受けると困る電気製品の近

くで使用しない

電気製品の正常な動作ができなくなるこ

とがあります。

■パ ワ ー コ ン デ ィ シ ョ ナ は 高 温 ・ 多

湿・ホコリの多い場所(脱衣所・車

庫・納屋・物置・屋根裏等)で使用

しない

火災・感電・漏電・故障の原因となるこ

とがあります。

■パワーコンディショナは水や油の蒸

気にさらされるところで使用しない

感電・漏電・故障の原因となります。

■太陽電池モジュールのガラス面の上

には乗らない

滑りやすいために危険です。ガラス面の

割れる原因となります。

禁 止

注意

■パワーコンディショナの上に乗った

り、ぶら下がったりしない

機器が倒れたり脱落して、けが・感電・

故障の原因となります。

■上に物を置かない

パワーコンディショナの上に物を置かな

いでください。運転時の発熱で発火し火

災などの原因となることがあります。

■塩害地区など塩分の多いところに設

置しない

腐食・故障の原因になることがあります。

必ず守る

■パワーコンディショナがこげくさい

においがする時は、運転/停止ボタ

ンを押して運転を停止して、パワー

コンディショナ右側面の直流スイッ

チ、住宅用分電盤内の太陽光発電シ

ステム専用ブレーカをOFF(切)に

する

そのまま運転を続けると、故障や感電・

火災の原因になります。お買い上げの販

売店にご相談ください。

■パワーコンディショナのお手入れな

どをする時は、運転/停止ボタンを

押して運転を停止し、その後パワー

コンディショナ右側面の直流スイッ

チ、住宅用分電盤内の太陽光発電シ

ステム専用ブレーカをOFF(切)に

する

OFF(切)にしなかったり、切断順序を

間違えると感電・故障の原因になります。

■積雪時は、太陽電池モジュール面よ

り落雪の恐れがあります

けがの原因となることがあります。

■PLC、DLNAなど通信を利用する機

器については、相互に干渉し正常な

動作が出来なくなる場合があります。

禁 止

使用上の注意事項

警告 注意

■パワーコンディショナ・モニタ(別

売)・接続箱はカバーをはずしたり、

分解、改造、取りはずしをしない

火災・やけど・けが・故障の原因となり

ます。

■ガソリンやベンジンなどを近くに置

かない

ガソリンやベンジン等の引火性溶剤を、

機器の近くに置いたり、使用したりしな

いでください。火災・故障の原因となり

ます。

■パワーコンディショナをぬれた手で

さわらない

ぬれた手でさわったりぬれた布でふいた

り水洗いしないでください。火災・感

電・故障の原因となります。

接触禁止

■パワーコンディショナの近くで殺虫

剤などの可燃性ガスを使用しない

引火し、やけどや火災の原因となります。

■パワーコンディショナの通気孔をふ

さがない

パワーコンディショナの通気孔をふさ

ぐような場所に設置したり、パワーコ

ンディショナにテーブルカバー・シー

ツ・タオルなどをかけて通気孔をふさ

がないでください。内部の温度が上昇

し、火災・故障・寿命低下の原因とな

ることがあります。

■パワーコンディショナの近くで発熱

機器および蒸気の出る機器を使用し

ない

パワーコンディショナの近くで、ストー

ブなど発熱するものおよび炊飯器や加湿

器など蒸気の出る機器を使用しないでく

ださい。火災・故障の原因となることが

あります。

■アマチュア無線のアンテナが近隣に

あるところには設置しない

電気的雑音(ノイズ)の原因となること

があります。

禁 止

■災害発生時や雷鳴時にはパワーコン

ディショナに手を触れない

感電・けが・やけどの原因となることが

あります。

■パワーコンディショナの運転中は不

用意に手を触れない

パワーコンディショナの運転中は温度が

上昇するため、不用意に手を触れないで

ください。

感電・やけどの原因となることがありま

す。特にお子様、お年寄りのいる住宅で

はお気を付けください。

[自立運転コンセントを使用する場合]

■途中で電源が切れると困るパソコン

などの電気製品は使用しない

自立運転出力は、夜間や発電電力が不足

すると、電気製品の電源が切れますので、

パソコンなど途中で電源が切れると困る

電気製品は使用しないでください。デー

タ破損等の原因となることがあります。

■モーターを使用している電気製品は、

他の電気製品と同時に使用しない

自立運転時に、洗濯機や掃除機、冷蔵庫

などモーターを内蔵している電気製品

と、他の電気製品を同時に使用しないで

ください。過電圧の発生により他の電気

製品が故障する原因となることがありま

す。

使

3

システムの構成とはたらき

●連系運転

太陽電池の直流電力をパワーコンディショナで交流に変換した後、住宅で使用している商用電源と接続し、住

宅の電気製品の消費する電力として使用します。住宅での電力消費がパワーコンディショナの発電量より多い

ときは不足分が電力会社の商用電源から補われ、逆にパワーコンディショナの発電量が住宅での電力消費より

多いときは、余剰分を電力会社に売ることができます。商用電源が停電したとき、パワーコンディショナは自

動的に運転を停止し、復電後は自動的に運転を再開します。また、太陽電池モジュールの発電がなくなった場

合にも自動的に運転を停止し、発電を開始すると自動的に運転を開始します。

(ご注意)昼間でも電力会社の電力が停止(停電)したときは、装置も停止します。

●自立運転(商用電源が停電時などに使用)

太陽電池モジュールが発電していれば、手動での切り替え操作(11ページ)により、商用電源の停電に関係

なくパワーコンディショナを運転することが可能です。パワーコンディショナの出力は自立運転コンセントに

出力され、災害発生時等の非常時や、商用電源が停電した場合などに自立運転コンセントに接続した電気製品

● 連系運転時は、自立運転コンセントに電力は送られません。

太陽電池モジュール

パワーコンディショナ

電力量計

(売買用)

接続箱

住宅用分電盤

4

本製品は、お客さまの使用環境により、点検コード( 、 など)を表示する

ことがあります。これは商用電源の乱れや機器の保護機能が働いたことを示すもので、

ただし、ひんぱんに点検コードを表示するときや、点検コードを表示したまま自動

的に運転を再開しないときは、機器の調整が必要な場合がありますので、お買い上

げの販売店にご連絡ください。

詳しくは、12、13ページの「こんなときは」をご覧ください。

弱電界地域(電波が弱い場所)では、本システムを使用することにより、テレビ・ラジオ等の受信機器にノイ

ズが発生する場合があります。

用語の解説

太陽電池モジュールとは

太陽電池モジュールとは、複数の太陽電池(セル)を直列または並列に接続し、1枚のパッケージに封入し所要

の電圧、電流が得られるようにしたものです。

接続箱とは

通常太陽光発電システムでは、複数の太陽電池モジュールを直列接続したものを、接続箱内で並列に接続し、

所要の電圧、電流が得られるように構成します。

パワーコンディショナとは

直流電力を住宅で通常使用しておられる交流電力に変換します。

売電用電力計とは

発電した電力のうち、住宅で使用されない余った電力は電力会社に売ることができます。その電力量を計量し

ます。

買電用電力計とは

夜間や日射量の少ない時に電力会社から購入する電力量を計量します。

商用電源とは

電力会社から供給され、一般住宅で使用されている交流電源のことです。

電圧上昇抑制とは

商用電源の電圧が規定の値(電力会社の指示により設定される)を超えたとき、太陽光発電システムは、その

電圧を自動検出し、太陽電池モジュールの発電量にかかわらず、出力する電力を絞ります。

この時本体の抑制ランプが点灯(点滅)します。

商用電源の電圧が正常な範囲内にもどれば、自動的に発電電力の抑制動作をやめて、通常運転にもどります。

太陽電池モジュール

使

接続箱

住宅用

分電盤

商用電源

単相3線式

50/60Hz

パワーコンディショナ

5

6

お知らせ

余剰電力(売電電力)料金のご請求

電力会社が、毎月売電用電力量計を読み取り、お客様に購入電力量を通知します。これにもとづき電力会社に

請求を行ってください。自動で振込みがある電力会社もあります。電力会社との契約書などをご確認してくだ

さい。

発電電力について

太陽電池の定格出力は、JIS(日本工業規格)でさだめられた一定の条件下で算出された数値が示されていま

す。実際の発電は、日射強度や周囲温度、設置された方位や角度により異なります。

したがって、晴天日であっても常に定格通りの発電が行われているわけではありません。晴天の日中では、定

格出力の約6∼7割の発電電力が、おおよその目安です。なお年間の発電電力量の目安は南面設置で太陽電池

1kWあたり約1.000kWhです。

各部の名前

パワーコンディショナ VBPC227A3

通気孔

前面パネル

通気孔

(下部)

自立ランプ(橙色)

(11ページ参照)

連系ランプ(緑色)

(8ページ参照)

直流スイッチ

(7,9ページ参照)

自立運転コンセント

(最大15A)

(11ページ参照)

定格表示ラベル

抑制ランプ(黄色)

(10ページ参照)

運転/停止ボタン

(8,9,11ページ参照)

表示部

積算表示ボタン

(10ページ参照)

ご使用の前に

はじめてお使いになるときは、元請会社にて『2.連系運転を開始する』までを実施

1. 電源を入れる(P7)

2. 連系運転を開始する(P8)

通常時の運転

※連系運転

停電になったら(P11)

停電が回復すると(P11)

停電時の運転

※自立運転

※システムの構成とはたらきをご覧ください(P4)

電源を入れる

※以下の操作は、元請会社に実施していただいてください

1

.

接続箱の分岐開閉器および主開閉器

を全てON(入)にします

● パワーコンディショナに発電した直流電力を供

給します。

使

※分電盤と別置きの

 場合があります。

ON

2

.

住宅用分電盤の太陽光発電システム

専用ブレーカをON(入)にします

● パワーコンディショナの電力が商用電源に送ら

れます

3

.

パワーコンディショナの右側面の直

流スイッチをON(入)にします

● パワーコンディショナに発電した直流電力を供

給します。

7

パワーコンディショナの運転と停止

連系運転を開始する

パワーコンディショナは、商用電源の状態(停電の有無)や太陽電池の状態(発電の有

無)に応じて、自動的に運転・停止を行いますので、日常での操作は不要です

1

. ボタンを押す

「ピッ」と音がします。

「停止」のボタン位置

運転する時押してください。

もう一度押すと停止のボタン位

置に戻ります。

「運転」のボタン位置

停止時位置より、少しボタンが

引っ込みます。

● カウントダウンについて

以下のような場合に、パワーコンディショナは

カウントダウンを開始します。

● ボタンを「停止」から「運転」にした場合

● ボタンが「運転」の状態で

停電から復電した場合

点検コードが解除した場合

起動時

● 日射条件等によりカウントダウン表示が一時的

に停止したり、または停止後、最初からカウン

トダウンがスタートする場合があります。

● ボタンが「運転」の状態で太陽電

池が発電を行う場合は表示部に「10」が表示

され、カウントダウンをスタートします。

(準備状態)

● 表示部がカウントダウンを開始します。

● 0までカウントダウンすると連系ランプが点灯

し運転を開始します。

(ご注意)自立ランプが点灯するときは、12ページの

「こんなときは」をご覧ください。

(運転状態)

● 連系ランプが点灯し、表示部に発電電力を表示

します。

(0.0から徐々に大きくなります)

(下記の例では2.0kW)

8

(ご注意) ● 電力量表示は、ある程度の誤差を含みます。 )

● 商用電源が停電した場合、パワーコンディショナは自動的に運転を停止します。商用電源が正常にもどれば5分

● 夜間や日中晴れていても太陽電池モジュールに雪が積もっているときなど、太陽電池モジュールが発電しなくな

連系運転を停止するには

1

. ボタンを押す

停止するときは、音がしません。

(運転停止状態)

「運転」のボタン位置

停止させる時押してください。

「停止」のボタン位置

運転時位置より、少しボタンが

飛び出します。

表示が消え、連系ランプが消灯し、パワーコンディ

ショナは運転を停止します。

(停止状態)

● 日没時は、自動的に運転を停止します。

(翌朝太陽電池が発電を始めれば、自動的に運

● 表示部が消え、連系ランプが消灯します。

太陽光発電システム全体を停止したい場合は…

システム全体を停止したい場合には、必ず① ボタンで運転を停止してから②パワーコンディショ

ナ右側面の直流スイッチ、③住宅用分電盤内の太陽光発電システム専用ブレーカ、④接続箱内の全ての開閉器

をOFF(切)にしてください。

太陽電池モジュール

③ 太陽光発電システム

専用ブレーカ

※専用ブレーカは

 分電盤と別置き

 の場合がありま

 す。

接続箱

商用電源

住宅用分電盤

単相3線式

50/60Hz

② 直流スイッチ

開閉器

パワーコンディショナ

ボタン

(ご注意) ● ボタンで運転を停止せずにパワーコンディショナ右側面の直流スイッチ、接続箱内の

全ての開閉器および住宅用分電盤内の太陽光発電システム専用ブレーカをOFF(切)にすると積算

電力量等のデータが記録されないことがあります。

● 太陽電池の発電停止のタイミング(日没・日射不安定・接続箱内の全ての開閉器のOFF(切)な

ど)と商用電源の停電が重なった場合には、積算電力等のデータが正常に記録されません。

使

9

10

積算電力を表示するには

(発電電力表示)

1

.

ボタンを押す

● 連系運転中 ボタンを押すと、太陽光

発電システムを設置し、発電を開始してからの

累計の発電電力量を表示します。

● 積算電力量を約5秒間表示します。

(下記の例では12345kWh)

(積算電力量表示)

● 積算電力量を約5秒間表示した後に、自動的に

もとの発電電力表示にもどります。

(ご注意)日没時は、 ボタンを押して

も積算電力量は表示されません。

(ご注意) ● 積算電力量は設置して、発電を開始してからの累計の発電電力量です。

● 自立運転中の発電電力量は、積算電力量には加算されません。

● 日没時はなにも表示されません。

●抑制ランプが点灯(点滅)しているとき

● 商用電源の電圧が設定値(電力会社による指定値が

設定されています)を超えた場合、電圧上昇を抑制

するために、発電電力量を自動でおさえることにな

ります。

そのとき、「抑制ランプ」が点灯(点滅)し、発電

電力が本来より少なくなります。

● 商用電源の電圧が正常にもどれば「抑制ランプ」は

消えますが、2、3日続くようでしたら、電力会社

への調査依頼が必要になりますのでお買い上げの販

売店にご連絡ください。

● 積算表示ボタンを長押し(5秒程度)すると、累積

抑制時間(分単位)が点滅して表示されます。

停電時の連系運転と自立運転の切り替え

連系運転から自立運転にするには

住宅用分電盤の太陽光発電システム専用ブレーカをOFF(切)にすることにより、自立運

転に切り替えることができます。自立運転モードでは、自立運転コンセントから供給され

る電力により、電気製品を使用することができます。

1

.

ボタンを押し、運転を停止する

表示が消え、パワーコンディショナは運転を停

止します。

2

.

住宅用分電盤の太陽光発電システム

専用ブレーカをOFF(切)にする

3

.

ボタンを押す

表示部の自立運転ランプが点滅します。約10秒

後に(連系運転モードから自立運転モードに変更)

自立運転ランプが点灯に変わり、自立運転コン

セントにAC100Vが出力されます。

(ご注意) 自立運転コンセントへのプラグの抜き差し

は、ご使用される電気製品のスイッチを

OFF(切)にした状態で行ってください。

自立運転から連系運転にするには

自立運転時の電力表示は、自立運転コンセント

に接続された機器の消費電力を表示します。

1

.

ボタンを押し、運転を停止する

表示が消え、パワーコンディショナは運転を停

止します。

2

.

住宅用分電盤の太陽光発電システム

専用ブレーカをON(入)にする

3

.

ボタンを押す

表示部がカウントダウンを開始すると同時に連系ランプが点滅

し(約5分間)その後、連系ランプが点灯し運転を開始します。 ご

使

(ご注意) 自立運転時のご注意(点検コードは13ページ参照)

● くもりや朝夕など太陽電池モジュールの発電量が少ない場合は、使用する電気製品の消費電力に

よって運転できずに、機器内の保護装置が働く場合があります。保護装置が数回働くと自動的に

運転を再開しなくなります。くわしくは、13ページの点検コードをご覧ください。

● 15A以上の電流が流れた場合、機器内の保護装置が働く場合があります。保護装置が数回働くと自動的に

運転を再開しなくなります。くわしくは、13ページの点検コードをご覧ください。最大電力が1,500W

以上になる機器には使用できません。自立運転コンセントは、最大15A以下でご使用ください。

● タコ足配線での使用はおやめください。

● 太陽電池モジュールが十分に発電している時でも、洗濯機、掃除機など、モータを内蔵している

電気製品は、運転開始時に大きな電流が流れるため、使用できない場合があります。冷蔵庫のよ

うな、連続的に電力の供給が必要な機器には使用できません。

● 自立運転モードで日没となった場合、翌朝は自動的に連系運転モードが選択されます。住宅用分

電盤の太陽光発電システム専用ブレーカがOFF(切)であれば

「運転」にすることで、自立運転を開始します。

11

12

こんなときは

パワーコンディショナや商用電源の状態を点検コード(EまたはFと数字の組み合わせ)で表示します。

表示部の点検コードをご確認のうえ、下記の処置に従ってください。

ブザー音は、 ボタンを押すと、止まります。

●連系運転時の点検コード

1. Eの点検コード(商用電源側)の内容と処置の仕方(ブザーは鳴りません)

これは故障ではありません。

停電または商用電源の乱れ

による運転停止

原因が解除されれば、自動的

に運転を再開します。

(表示部がカウントダウンを

開始すると同時に連系ラン

プが約5分間点滅後、点灯に

変わります。)

商用電源が正常になるまでお待ちください。

住宅内の他の電気製品が、正常に使用できる状態であるのにもかかわ

らず、長い間この状態が継続する場合(住宅用分電盤の太陽光発電シ

ステム専用ブレーカがOFF(切)になっていないか確認し、OFF(切)で

あればON(入)にしてみてください。)または、住宅用分電盤の太陽光

発電システム専用ブレーカがひんぱんにOFF(切)になるようであれ

(ご注意) ボタンを押して「運転」にしたときに自立ランプが点灯する場合は、商用電源が停

電しているか、住宅用分電盤の太陽光発電システム専用ブレーカがOFF(切)になっている可

能性があります。

一度 ボタンを押して「停止」にします。停電であれば商用電源が正常に戻った後に、

住宅用分電盤の太陽光発電システム専用ブレーカがOFF(切)になっていればON(入)にし、

再度 ボタンを「運転」にしてください。住宅用分電盤の太陽光発電システム専用ブ

レーカがひんぱんにOFF(切)するようなときは、お買い上げの販売店にご相談ください。

2. Fの点検コード(パワーコンディショナ側)の内容と処置の仕方(ブザーが鳴ります)

お客さまの使用環境により商品の調整が必要となる場合があります。

こんなときは再度ご確認ください。

正常にもどれば10秒∼数分後に自動的に運転を再開します。

(表示部がカウントダウンを開始すると同時に連系ランプが点滅し、その後点灯に変わります。)

ひんぱんに表示するようなときは、お買い上げの販売店にご連絡ください。

正常にもどれば10秒∼数分後に運転を再開します。

ひんぱんに表示するようなときは、お買い上げの販売店にご連絡ください。

●自立運転時の点検コード(パワーコンディショナ側)の内容と処置の仕方

運転中に「E  」を検出したとき

自立運転モードで、太陽電池の発電量に対して、使用する電気製品の消費電力が

極端に大きくなっています。

(太陽電池モジュールの発電量以上の電力が必要な電気機器は使用できません。)

(E1∼E14)

自立運転モードで日没を迎えた

とき

翌朝、運転開始は、自動的に連系運転モードが選択されています。

(自立運転時)

過電流検出

不足電圧検出

(自立運転時)

過電圧検出

(自立運転時)

自立リレー接続前不足電圧検出

自立運転モードにて、消費電力の大きな電気製品(入力15Aを超えるもの)を使

用していませんか?

(運転開始時などに過大な電流が流れる電気製品も含みます。)

正常に戻れば10秒程度で自動的に運転を再開します。

自立運転モードにて、太陽電池の発電量に対して、接続されている電気製品の消

費電力のほうが大きくなっています。

(太陽電池モジュールの発電量以上の電力が必要な電気機器は使用できません。)

正常に戻れば10秒程度で自動的に運転を再開します。

自立運転モードにて、接続される電気製品の種類等により発生することがあります。

ひんぱんに発生する場合は、対象となった電気製品の使用は避けてください。

正常に戻れば10秒程度で自動的に運転を再開します。

自立リレー接続前過電圧検出

太陽電池モジュールの発電量が不足している可能性があります。

正常に戻れば10秒程度で自動的に運転を再開します。

太陽電池モジュールの発電量が日射急変等によって不安定な可能性があります。

正常に戻れば10秒程度で自動的に運転を再開します。

「F81」を8回検出したとき

「F81」を8回検出しました。

「F82」を8回検出したとき

「F82」を8回検出しました。

「F83」を8回検出したとき

「F83」を8回検出しました。

(ご注意) ボタンを押して「運転」にしたとき、連系ランプが点滅する場合は、住宅用分電盤の太

陽光発電システム専用ブレーカがON(入)になっていると思われます。もう一度操作に間違いがな

●パワーコンディショナが発生する音について

これは故障ではありません

キュー音

ジィージィー音

チリチリ音

チャリチャリ音

キー音

カチッ音

制御電源の起動音です。

パワーコンディショナ運転によるインバーターの高周波スイッチング動作により発生する音です。

連系用リレーの動作音です。(運転開始時と、停止時に発生します。)

● キュー音は朝・夕の日射の少ないときや、太陽電池モジュールが降雪・落ち葉などで覆われていると、しば

らくの間発生することがありますが故障ではありません。

● とくに小さなお子様や青少年の方に周波数の高い音(キー音)が聞こえる場合がありますが故障ではありません。

パワーコンディショナの温度上昇について

日射が多く、パワーコンディショナが最大電力付近で運転を続けると、パワーコンディショナの上面など部分的

に温度上昇(最大70℃程度まで上昇)しますが、故障ではありません。

ボタン部以外は不用意に手を触れないでください。感電・やけどの原因となることがあります。

●積雪時の運転について

太陽電池モジュール上に積雪があると、太陽光がさえぎられるため発電量が減ります。積雪量がふえてくるとパ

ワーコンディショナが停止することがありますが、故障ではありません。

太陽電池モジュール上の積雪が減れば自動的に運転を再開します。

13

使

14

点検とお手入れのしかた

通常の点検

●事故を防止するため、下記の点検を必ず行ってください。

こんなとき

□パワーコンディショナの通気孔(上下部)が、ホ

コリや物でふさがっていませんか。

通気孔

(上部)

こうしてください

必ず本ページ内「お手入れの前に」に従ってパワー

コンディショナを停止させ、温度が完全に冷えてか

らホコリや物を取り除いてください。

掃除機で定期的に掃除してください。

通気孔

(下部)

□ひんぱんにブザーが鳴ったり、点検コードを表示

していませんか。

表示部に点検コードが表示されていたら、12,13ペー

ジの内容に従って処置してください。

●起動時や発電出力が大きくなると、作動音が少し大きくなることがありますが、故障ではありません。

お手入れのしかた

●お手入れの前に

必ず守る

必ず運転/停止ボタンを押して運転を停止して、パワーコンディショナ右側面の直流スイッ

チ、住宅用分電盤内の太陽光発電システム専用ブレーカをOFF(切)にする。

禁止

直接水洗いをしないでください

火災・感電・漏電・故障の原因となることがあります。

禁止

前面パネルをはずしたり、分解、改造をしない

火災・感電・やけど・けが・故障の原因となります。

禁止

スプレー式・エアゾールタイプの洗浄剤を使わない

火災・感電・故障の原因となります。

● 運転を停止し、通気孔(上下部)の温度が完全に冷えたことを確認してください。

● 掃除機でホコリを吸い取ってから柔らかい布で、からぶきしてください。

仕様

●パワーコンディショナ

項     目 仕        様

品           番 VBPC227A3

定   格   容   量 2.7kW

主 回 路 方 式

スイッチング方式 正弦波 PWM 方式

定 格 入 力 電 圧 DC250V

使用入力電圧範囲 DC70V ∼ DC380V

定 格 出 力 電 圧 AC202V(単相 2 線式 但し連系は単相 3 線式)

電 力 変 換 効 率 95.5%(定格出力時)

絶   縁   方   式 非絶縁(直流地絡保護機能、出力直流分検出機能)

電 力 制 御 方 式 太陽電池最大電力追従制御

保   護   機   能 直流過電圧、直流過電流、交流過電流、直流地絡、温度異常

連 系 保 護 機 能 交流過電圧、交流不足電圧、周波数上昇、周波数低下、出力電力制御

単独運転検出機能

能動方式:周波数シフト方式

受動方式:位相跳躍検出方式

主回路方式  電圧形電圧制御方式

自 立 運 転 機 能 定格容量   1.5kVA

定格出力電圧 AC100V(50/60Hz)

外   形   寸   法 490(幅)×156(奥行)×270(高さ)(mm)

質           量 14(kg)

動   作   温   度 −10℃∼ 40℃

動   作   湿   度 90%以下(結露のないこと)

お客様用 取扱説明書(1)

付 属 品

施 工 用

施工説明書(1)、 工事用型紙(1)、 壁取付板(1)、

トラス小ネジ M4×6(1)、 トラスタッピン4×25(11)、

施工業者連絡先記入ラベル(1)、 検査成績書(1)

●この仕様はJIS(日本工業規格)に基づいた数値です。

15

使

保証とアフターサービス

(よくお読みください)

●太陽電池発電設備整定値のお客様控え

保護機能

過電圧 OVR

整定値

V

時限

不足電圧 UVR V 秒

周波数上昇 OFR Hz 秒

周波数低下 UFR Hz 秒

保護機能

受動的方式

能動的方式

復帰時間

電圧上昇抑制

整定値 時限

度 0.5秒以内に動作

0.5∼1.0秒の間

に動作

V

保証書について

保証書は、取扱販売店より所定事項を記入の上、お

渡し致します。保証書は、大切に保管してください。

保証期間中の修理については、無料修理規定(保

せていただきます。

保証期間経過後の修理について

● 保証期間経過後は、有料修理となります。

(修理料金:部品代+技術料+出張料)

補修用性能部品の保有期間

● このパワーコンディショナの補修用性能部品の保

有期間は製造打ち切り後10年です。補修用性能

部品とは、その製品の機能を維持するために必

要な部品です。

修理を依頼される前に

● サービスを依頼される前に、本書の「こんなと

きは」P12,13にしたがってご確認ください。

アフターサービスについて

● アフターサービスについては、お買い上げの販

売店・工事店またはパナソニック エコソリュー

ションズ修理相談窓口へお問い合わせください。

保証書の規程にもとづき対応させていただきます。

廃棄時のご注意

● 火災・感電・けがの危険がありますので、パワー

コンディショナは解体しないでください。また、

撤去する際は、必ずお買い上げの販売店へお問い

合わせください。

パナソニックお客様ご相談窓口のご案内

エコソリューションズ修理相談窓口

16

ご相談窓口におけるお客様の個人情報のお取り扱いについて

● ご相談窓口におけるお客様個人情報のお取り扱いについて

1. 当社は、お客様の個人情報を、パナソニック製品のご相談への対応や修理およびその確認などに利用させ

ていただき、これらの目的のためにご相談内容の記録を残すことがあります。

なお、修理やその確認業務を当社の協力会社に委託する場合、法令に基づく業務の履行または権限の行使の為

に必要な場合、その他正当な理由がある場合を除き、当社以外の第三者に個人情報を開示・提供いたしません。

2. 当社は、お客様の個人情報を、適切に管理します。

3. お客様の個人情報に関するお問い合わせは、ご相談いただきましたご相談窓口にご連絡ください。

パナソニック株式会社

三洋電機株式会社 エナジー社 ソーラービジネスユニット

メモ

17

18

メモ

パワーコンディショナ保証書

お名 前

ご住 所

電話番号(     )     −

取扱販売店・住所・電話番 号

出張修理

様 ※

お引渡し日 年    月    日

品   番  VBPC227A3

製 造 番 号

保 証 期 間 (お引渡し日から)    1年間

無料修理規定

ご販売店様へ 上記※印欄は必ず記入してお渡しください。

本 書 は お 引 渡 し 日 か ら 本 書に 明 示 し た 期間中故 障が 発 生 し た 場 合 に は 、 無料修理規 定 の内 容で 無料修 理 を

行 う こ と を お 約 束 す る もの で す 。

1 . 取扱説明書、本体貼 付 ラ ベ ル 等の注意 書に 従 っ た 使用状 態で 保証期間 内に 故 障 し た 場 合 に は 、無料修 理 を

さ せてい た だ き ま す 。

(イ ) 無料修 理 を ご 依 頼 にな る 場 合 に は 、 お 買い 上 げ の販売 店に お 申 し つ け く だ さ い

(ロ ) お 買い 上 げ の販売 店に 無料修 理 を ご 依 頼 に な れ な い場 合 に は 、 お 客 様 ご 相談窓 口 に ご 相 談 く だ さ い

(ハ ) こ の商 品は 出張修 理 を さ せてい た だ き ま す ので 、修 理に 際 し 本 書 を ご 提 示 く だ さ い

2. ご 転居の場合の修 理ご 依頼 先は 、 お 買い 上 げ の販売 店 ま た は お 客 様ご 相談窓 口 に ご 相 談 く だ さ い 。

3. 保証期間 内 で も 次の場 合 に は 原 則 と し て 有 料 に さ せてい た だ き ま す 。

(イ ) 使用上の故意・過 失 ま た は 不 当な 修 理 や 改 造 によ る 故障 及び 損傷

(ロ ) お 買い 上 げ 後の取付場所の移設、輸送、落下 等 によ る 故障 及び 損傷

( リ ) 契約時、実用 化 さ れ て い た 技 術 で は 予防 す る こ と が 不可 能な 現 象 ま た は こ れ が 原 因 で 生 じ た 事 故 に よ る 場 合

( ヲ ) 保証 書に お 引 渡 し 年 月 日 、 お 客 様 名、 販 売 店 名 の 記 入 のな い 場 合( 領 収 書 等 で 左 記 内 容 がわ か る 場 合

は その 限 り で は あ り ま せん ) 、 あ る いは 字 句 を 書 き 替 え ら れ た 場合

4. 本 書 は 日 本国 内 に お いて のみ有 効 で す 。

5. 本 書は 再発行 い た し ま せん ので 大 切に 保 管 し て く だ さ い 。

6. お 客 様ご 相談窓 口は 取扱説明書の保 証 と ア フ タ ー サ ー ビ ス 欄 を ご 参 照 く だ さ い 。

修 理 メ モ

※ お 客 様 に ご 記入 い た だ い た 個人情 報 は 、 保証期間内の無 料 修理対応 及 び その後の 安 全点検活 動 の た め に 利 用

さ せてい た だ く 場 合 が ご ざ い ま す の で ご 了 承 く だ さ い。

※こ の保証 書は 、本 書に 明 示 し た 期間、条件 の も と に お いて 無料修 理 を お 約 束 す る もの で す 。

  従 っ て こ の保証 書 に よ っ て 、 保証 書を 発 行 し て い る 者( 保証責任 者 ) 、 及 び そ れ 以外の事業 者に 対 す る お 客 様

の法律上の権 利を 制 限 す る もの で は あ り ま せん の で 、 保証期間経過後の修 理 に つ い て ご 不 明の 場 合 は 、お 買

い 上 げ の販売 店 ま た は お 客 様 ご 相談窓 口に お 問い 合わ せ く だ さ い。

※保証期間経過後の修理や補修用性能部品の保有期間については取扱説明書の「保証とアフターサービス」をご覧ください。

※This warranty is valid only in Japan.

エナジー社 ソーラービジネスユニット

住所:[〒370-0596]群馬県邑楽郡大泉町坂田1丁目1番1号

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