第5章 各教科・科目における「知的財産教育」の 教材化に関する学習指導案

第5章 各教科・科目における「知的財産教育」の 教材化に関する学習指導案
第5章
各教科・科目における「知的財産教育」の
教材化に関する学習指導案
5−1
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
5−2
学習指導案に対応する教科書一覧表
5−3
平成17年度学習指導案No.1∼No.25
5−4
平成18年度学習指導案No.1∼No.21
- 51 -
第5章
各教科・科目における「知的財産教育」の
教材化に関する学習指導案
5−1
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
第4章では、平成17年度に引き続いて学習指導要領の調査を進め、知的財産教育に適
合性のある箇所を抽出した。調査の進行で新たな適合性箇所が探索されたケースと、対応
教科書の調査を進める事で知的財産教育を組み込める箇所が判明したケースについて、高
等学校の指導案を作成した。指導案と教科書の対応表は5−2節に、昨年度作成した指導
案は5−3節に、本年度作成の高等学校指導案は5−4節にそれぞれ記載している。なお、
小中学校の指導案は第6章にまとめて記載している。
本章では、原則として、高等学校学習指導要領で知財教育適合性があり、更に対応する
教科書中にも知財教育として利用できる記述が見られる場合を中心に指導案を提示した。
実際には、総合的学習やいわゆる独立したセミナー等で利用可能な指導案やビデオ教材の
作成も行っている。例えば、地域の中小企業をサポートする「大田区産業振興協会」の活
動紹介ビデオや、下関商業高校で実施した知財セミナーシリーズの指導資料あるいはそれ
をビデオ化した16本の教材等である。指導内容と合えば、臨機応変にこれらを組み合わ
せた知財教育も有効であると思われる。
個別指導案と、学習指導要領ないしは教科書との関係はいくつかの形態に分類する事が
できる(図表5−1)。
(図表5−1)個別指導案と学習指導要領・教科書との関係
1.学習指導要領の内容が知的財産に直接関連する内容
2.学習指導要領内容展開の際に事例補強的に知的財産を利用
3.検定教科書中で科目に由来する用語や要素説明に知財を利用
4.検定教科書副教材の中から知財教育の要素を見つけて利用
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具体的には、現代社会指導案18No.5のように、教科書中で直接的に著作権概要を
教えている場合。政治経済指導案17No.7に見られるように、司法制度を教える各教
科の指導内容等をそのまま知的財産教育にカスタマイズしたものが図表5−1の第1類型
になる。情報C指導案18No.17も、当初から知的財産保護を扱っている点でこの類
型に属すものと考えられる。次に、数学B指導案17No.1のアルゴリズム説明のよう
に、各教科固有の指導内容で扱う用語について、展開事例を補強する形で学習者の理解を
深める図表5−1の第2類型がある。情報B指導案17No.25は、コンピュータによ
る画像処理技術がテーマになっており、CCDやGIF特許を考えさせる事で展開事例を
補強できる典型的な第2類型と考えられる。更に、理科総合A指導案18No.9や国語
総合指導案17No.2のように、検定教科書中で扱われている用語や要素あるいは創作
活動などの事実等を取り上げて知的財産教育をおこなう第3類型もある。最後に、国語総
合指導案17No.3のように、検定教科書の副教材から知的財産教育ができる要素を見
つけて知的財産教育をおこなうものに分類できる。
特に第1類型は直接的に知財教育が求められているので、各なくともこの類型について
は更に学習指導要領調査を行い、知財教育を定常化する必要がある。
- 53 -
5−2
学習指導案に対応する教科書一覧表
- 54 -
5−3
平成17年度学習指導案No.1∼No.25
平成17年度
各教科・科目における「知的財産教育」の
教材化に関する学習指導案
1 国語(3)
No1, 2, 3
2
地理歴史(2) No4, 5
3
公民(3)
No6, 7, 8
4 数学(2)
No9, 10
5 理科(4)
No11, 12, 13, 14
6 保健体育(2) No15, 16
7 芸術(2)
No17, 18
8 外国語(3)
No19, 20, 21
9 家庭(2)
No22, 23
10 情報(2)
No24, 25
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各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H17年度
普通科目(国語表現Ⅰ)の学習指導案 17No1
1.指導目標
(1)情報の収集・整理と伝達について実践力を養い、豊かな表現力を身に付けさせる。
(2)ブレーンストーミングの手法で情報を整理し、まとめ、表現することができる力を
身に付けさせる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・入学時の思い出を発表させる。
5
導 入
・戸惑ったこと、困ったこと、不
安だったことを思い出させる。
・「スクールライフ情報手帳」の創作
5
について説明する。
・本時の内容をしっかり説明し、
目的意識を持たせる。
・ブレーンストーミングの手法により
展 開
指導上の留意点
15
・大きめの付せんを一人に数枚ず
情報手帳に入れる内容(項目)をク
つ配り、思いつく限り、自由に
ラス全員で出し合いをさせる。
書かせる。
情報の書かれた付せんを分類・整
5
理させる。
・付せん一枚に一つの内容を大き
く書かせる。
分類ができたら、グループ分けし
5
て分担を決める。
グループで話し合わせ、「項目」
10
を決定させる。
・「校舎の配置」、「購買の使い方」
など
・各グループから「項目」を発表させ
る。
・情報手帳のアウトラインを決定す
整 理
5
・次時は各グループで「項目」に
関する情報収集(取材)の計画
る。
を立てることを予告する。
・次時の予告をする。
「国語表現Ⅰ」〈三省堂〉P55∼P63「情報手帳で伝えよう、学校生活の知恵」
備 考
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各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H17年度
普通科目(国語表現Ⅱ)の学習指導案 17No2
1.指導目標
(1)創作活動を通じ、豊かな表現力を身に付けさせる。
(2)物語を創作させることを通じて、自分自身を見つめさせる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・これまでに自分で飼ったことのある
導 入
10
指導上の留意点
・本時の目標を明確にさせる。
・
「我輩は猫である」を例にして説
ペットについて発表させる。
明する。
・短い小説を創作する課題を説明する
・構想メモを作成し、小説の展開を考
15
・ペットを一つ選ばせ、そのペッ
えさせる。(ペットの目から、飼い
トの目から、自分自身の日常の
主である自分自身を観察させる)
行動を振り返えらせ、鋭く観察
させる。
・小説の主題を考えさせる。
展 開
・叙述を工夫して、実際に短い小説を
50
執筆させる。
・下書きの文字は乱れてもよいか
ら、大らかで豊かに発想・創作
させる。
・自分で音読したりして推敲させる。
・何度も繰り返し読ませ、推敲さ
せる。
・数名に作品を発表させる。
15
・著作権が発生したことを説明する。
・著作権がいつ切れるかについて
も説明をする。
10
・発表された作品を評価する。
整 理
・批判は一切させない。
・次時の予告をする。
・評価するため全員の作品を集める。
・評価の規準を説明する。
「国語表現Ⅱ」〈三省堂〉P67∼P82「体験から物語へ「創作」」
備 考
小説「我輩は猫である」夏目漱石
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H17年度
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目( 国語総合 )の学習指導案 17No3
または
現代文
1.指導目標
(1)語句及び表現について、それがどのような具体的な事柄を意味するのかを理解させる。
(2)筆者の言わんとすることを、筆者の関心や問題意識を通して理解させる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・ゼムクリップの使われ方を考えさせ
導 入
5
る。
指導上の留意点
・ゼムクリップを生徒全員に配布
し、いろいろと使用させ、興味
を持たせる。
・本文を音読する。
10
・本「ゼムクリップから技術の世
界が見える」を紹介する。
・「もっとも単純なものが、最も複雑
10
なものに負けないほど多くの謎を
・他にも同様なものを例にあげさ
せる。
秘める」とはどういうことかを考え
展 開
させる。
・ゼムクリップには何故「取扱説明書」
10
が不要なのかを考えさせる。
・
「シンプル イズ
ベスト」とい
う言葉と関連させて考えさせ
る。
・良い工業製品とは何かについて考え
10
させる。
品を例にして、考えさせる。
5
・工学とは何かについて説明する。
整 理
・コンピュータのソフトウェア製
・人間の生活を安全で豊かにする
ものであることに気付かせる。
・本時のまとめをする。
・次時の予告をする。
「ゼムクリップから技術の世界が見える」〈朝日新聞社〉ヘンリー・ペトロスキー著
備 考
P13∼P15「ペーパークリップと設計(デザイン)」
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各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H17年度
普通科目( 世界史A )の学習指導案 17No4
1.指導目標
(1)自然科学の発達や技術の高度化を背景に、第2次産業革命が進行して産業構造が大き
く変化するとともに、自動車の登場や鉄道・船舶の改良によって人や物の移動の範囲が
広がり速度が増したこと、マスメディアが発達したことなどをとらえさせる。
(2)産業構造の変化は企業を巨大化した一方、社会の大衆化を招いたことを理解させる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
5
・本時の目標を確認する。
導 入
指導上の留意点
・資本主義経済の仕組みについて
も理解させる。
・高度資本主義と大衆社会について概
略を説明する。
・独占資本と海外膨張
85
第2次産業革命について
プラスチックなど重化学工業が
重化学工業の発達
発達したことを理解させる。
数多くの発明品
・エンジン、モータ、電灯、電話、
企業の大規模化と系列化
展 開
・高度の科学技術にささえられて、
蓄音機、自転車、自動車などの
対外進出について
現代の必需品がこの時代に発明
独占資本について
されたことを説明する。
・世紀末のヨーロッパ
・電磁気や放射能物質(キュリー
大衆社会の登場(新中間層の出現)
夫妻)、細菌学や有機化学、医
第2次産業革命と発明家につい
学・公衆衛生や軍事技術が発達
て
したことを理解させる。
・ダイナマイトの発明に触れる。
・産業革命で人や物の移動の範囲が広
整 理
がり速度が増したことやマスメデ
10
・発明が人類の生活を変化させる
ことに気付かせる。
ィアが発達したことを理解させる。
「現代の世界史(世界史A)」
〈山川出版社〉P111∼P113「帝国主義の時代・高
備 考
度資本主義と大衆社会」
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各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H17年度
普通科目( 日本史A )の学習指導案 17No5
1.指導目標
(1)産業技術(溶接など加工技術、船舶や自動車の組立てなど生産技術)の発達がどのよ
うな時代的背景の下でもたらされ、それが人々の日常生活にどのような影響をもたらし
たかを追及させる。
(2)産業は、高度な技術が特許制度など法的に保護されことで発展できたことを理解させ
る。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・本時の目標を確認する。
導 入
5
・「技術」とは何かを考えさせる。
指導上の留意点
・
「技術」とは、科学上の成果を生
産の目的で実用化するテクノロ
ジーであることを理解させる。
・西欧の産業革命を説明する。
85
・蒸気機関に触れる。
・明治維新後の日本の近代化について
・外国から組織的な技術移転がお
解説する。(殖産興業、文明開化)
こなわれた点に留意させる。
・「電気と生活」
展 開
平賀源内の発明を紹介する。
・平賀源内の功績を紹介する。
アーク灯と白熱電球、火力発電と
・実際の映像を視聴させる。
水力発電、高度成長期、家庭電化製
品の普及(扇風機、ラジオなど)
・「技術と生活」
交通、通信、テレビやトランジス
・特許制度について説明する。
ターなどの発明について説明する。
・発明品を具体的に紹介し、理解
・「技術の導入」
を深めさせる。
技術の光と影について説明する。
・産業技術が人々の生活をどのように
整 理
・公害や環境破壊に触れる。
10
・明るい展望をもたせる。
変えたかをまとめる。
・発明の大切さを認識させる。
・知的創造サイクルに触れる。
「現代の日本史(日本史A)」
〈山川出版社〉P125∼P128「産業技術の発達と生
備 考
活」
- 60 -
H17年度
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目( 現代社会 )の学習指導案 17No6
1.指導目標
(1)我が国における重化学工業化、経済のソフト化・サービス化の進展、先端技術産業の
発展などが、技術革新に伴って展開してきたことを理解させる。
(2)現代における産業構造の変化や動向について考えさせる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
5
・本時の目標を確認する。
導 入
・身近な製品を例にとり、興味を
・携帯電話の普及により私たちの生活
引きつける。
がどう変化したかを考えさせる。
技術革新と経済社会の変化
40
・技術革新の波
展 開
指導上の留意点
・新しい技術の導入や生産組織の
改善、発明を技術革新(イノベ
技術革新とは
ーション)とよび、資本主義発
IT革命とは
展の原動力であることを理解さ
産業革命と資本主義経済
せる。
・ネットショッピングに触れる。
・現代の技術革新
・産業革命が、大量生産・大量消
バイオテクノロジー
OA
費の時代を生み出したことに気
FAと無人化工場
付かせる。
・知識集約型産業に触れる。
・今後の課題
・著作権侵害や特許権侵害などに
知的所有権問題や特許権問題
ベンチャー企業
ついて具体例をあげて説明す
コンピュータ犯罪や誤動作問題
る。また、人の遺伝情報に特許権
を与えてよいかを考えさせる。
・技術革新の五つの波について説明を
整 理
5
・知的財産権の重要性を強調する。
し、明るい展望をもたせる。
・本時のまとめをする。
「現代社会」〈山川出版社〉P60∼P61「現代の経済社会と生活」
備 考
経済社会の変化−
- 61 -
−技術革新と
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H17年度
普通科目(政治・経済)の学習指導案 17No7
1.指導目標
(1)三権のうち立法権が国会に、行政権が内閣に、司法権が裁判所にあることを把握させ
る。
(2)裁判所のしくみと人権保障及び知的財産権の保護や訴訟について理解させる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
5
・本時の目標を確認する。
導 入
指導上の留意点
・身近な話題で興味づけをする。
・裁判所に関して知っていることを発
表させる。
・裁判を受ける権利と司法権の独立
85
平等に裁判を受ける権利について
判制度の概要を具体的に理解さ
裁判官の独立と司法権の独立
せる。
最高裁判所裁判官の国民審査権
・裁判官が外部や組織内部の影響
・裁判の種類と三審制
展 開
・国民の権利・義務を保障する裁
を受けることなく、職務上の良
最高裁判所と下級裁判所(高等裁判
心にもとづいて判決を出すこと
所、地方裁判所、家庭裁判所)
ができる仕組みを理解させる。
民事裁判、刑事裁判、行政裁判
・冤罪事件や誤った判決を避ける
三審制について
方策が大きな課題となっている
・違憲審査権
ことを理解させる。
「憲法の番人」とは
・知的財産高等裁判所の新設
・知的財産権の保護や情報モラル
産業財産権に関する係争問題
の確立の必要性を理解させる。
・本時のまとめをする。
10
整 理
・知的財産高等裁判所の役割がま
すます大きくなることを認識さ
せる。
「政治・経済−21世紀を生きる−」〈数研出版〉P32∼P33「裁判所のしくみと
備 考
人権保護」
特許庁HP
- 62 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H17年度
普通科目(政治・経済)の学習指導案 17No8
1.指導目標
(1)現代社会や日本社会の諸課題について、政治と経済を関連させながら、どう考え、ど
う方策を立てればよいかを追求させる。
(2)知的財産権の創出、保護や活用の重要性を認識させ、科学技術創造立国を目指す我が
国の未来に向けて、我々は今何をすべきかを考えさせる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
5
・本時の目標を確認する。
導 入
・クラスを班分けする。
・ガットの本物を持参し、興味付
・テニスラケットのガットの世界的メ
けをする。
ーカについて解説する。
・イノベーション(技術革新)の担い手
70
・大企業ももとをたどれば、小さ
イノベーションの担い手=大企業
な町工場であったことに気付か
という図式は正しいか?
せる。
小さな町工場→アイデア→大企業
・マイクロソフト社について解説
〈課題〉
展 開
指導上の留意点
する。
世界的なシェアをもつ中小企業に
・インターネット環境で調査させ
はどんなものがあるか調べてみよう。
る。
・町工場のネットワーク
・発光ダイオードの日亜化学工業
アイデアが勝負(独自の技術)
株式会社について解説する。
下請け企業間で情報を共有
・知的創造サイクルを説明する。
〈課題〉
アイデアを商品として実現するに
・特許権を取得するための方法と
は何が必要か調べてみよう。
起業について調査させる。
25
・各班の調査結果を発表させる。
整 理
・科学技術創造立国を目指し、今何を
・起業したいという機運を高める
ように指導する。
すべきかを考えさせる。
「政治・経済」
〈東京書籍〉P176∼P177「町工場は日本経済の活力になるか?」
備 考
- 63 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
数学 B
H17年度
)の学習指導案 17No9
1.指導目標
(1)簡単な数値計算のアルゴリズムを理解し、それを科学技術用のプログラミング言語などを利
用して表現し、具体的な事象の考察に活用できるようにする。
(2)カーマーカー特許のように、数学やアルゴリズムの分野が特許になることを紹介し、コンピ
ュータの進展とともに、数学が知的財産権に係わってくることを知らせる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
指導上の留意点
10
導 入
・前時の流れ図について振り返る。
・いろいろなアルゴリズムの例を説明す
40
る。
・ コ ン ピュ ータ を 用い て提 示 す
る。
① 整数の計算
・ 計算手順を考えさせ、BASIC で
② 最大公約数
プ ロ グラ ムを 作 成さ せる と 良
③ 近似値の計算
い。
展 開
・ カーマーカーのアルゴリズムについ
・ コンピュータの進展とともに、
て簡単に触れる。
数学が知的財産権に係わってく
・ 数学やアルゴリズムの分野が特許に
ることを理解させる。
なることを紹介する。
10
整 理
・本時のまとめ,次時の予告
・カーマーカー特許(特公昭 62-502580)
備 考
・教科書「新数学 B」
(知研出版)P130∼137「第2節いろいろなアルゴリズム」
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各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H17年度
普通科目( 数学基礎 )の学習指導案17No10
1.指導目標
(1)GPS の原理を学ばせ、数学理論が人間生活に役に立っていることに気付かせる。
(2)数学理論が現実の製品に活用され、それらが知的財産であることを教える。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・本時の目標について説明する。
5
指導上の留意点
・ポータブル GPS(カーナビゲー
導 入
ション)を動作させて提示し、興
味付けをする。
・2つの円
35
2つの円により位置が分かること
・位置は2つの交点上にあること
を説明する。
に気付かせる。
演習問題「やってみよう」を解く。
・コンパスを持参させておく。
・2つの球面
2 つの球面により位置が分かること
展 開
・位置は円周上にあることに気付
を説明する。
かせる。
・3 つの球面
3つの球面により正確な位置が分か
・位置は2つの交点上にあること
ることを説明する。
に気付かせる。
・全地球測位システム GPS
GPS の原理について説明する。
・GPS の特許について触れる。
演習問題「やってみよう」をする。
・地震予測利用について触れる。
・本時のまとめをする。
整 理
5
・次時の予告をする。
・数学理論が現実の製品に活用さ
れ、それらが知的財産であること
を説明する。
「数学基礎」
〈東京書籍〉P30∼P31「2 節
備 考
−
- 65 -
図形の科学と人間の歩み」 −2
GPS
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
理科総合 B
H17年度
)の学習指導案 17No11
理科総合 A でも実施可
1.指導目標
(1)プラスチックの種類・原料・構造・合成を理解させる。
(2)自然環境負荷の少ないプラスチックの開発・発明および利点について理解させる。
(3)添加剤によるプラスチックの生分解について理解させる。
(4)生分解プラスチックが特許になっていることを紹介し、その権利の活用について理解させる
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
10
導 入
指導上の留意点
・熱可塑性樹脂・熱硬化性樹脂等プ
ラスチックの種類と用途を把握
・身の回りに使われているプラスチック
し、様々な種類の製品を準備して
製品を紹介する。
おく。
・容器の裏面に表示してある原料・耐熱
40
温度等を調べさせ、分類させる。
・様々な表示を写真に撮って提示し
製品の代わりにしてもよい。
・プラスチックの種類・原料・構造・合
成を説明する。
展 開
・自然環境負荷の少ないプラスチックの
・プラスチックの処理とリサイクル
必要性について考えさせる。
についても考えさせるとよい。
・添加剤によるプラスチックの生分解に
・生分解を説明した資料を配布する。
ついて説明する。
・生分解プラスチックが特許になってい
・鏡餅に使われていることを紹介し、
ることを紹介し、どのようなものに使
特許文献をもとに説明する。
われているか(権利の活用)について
・生分解していく様子をビデオまた
考えさせる。
は写真で提示する。
10
整 理
・本時で学んだ、プラスチックの種類・
原料・構造・合成の要点を述べる。
・生分解プラスチック特許第2961138号
備 考
・製品「越後製菓鏡餅」
・教科書「理科総合 B」(啓林館)P125「第4部人間の活動と環境の課題」
・教科書「理科総合 A」(啓林館)P60∼「第1部物質と人間生活」
- 66 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
物理Ⅰ
H17年度
)の学習指導案 17No12
1.指導目標
(1)生活の中で用いられている電気や磁気の性質を観察、実験などを通して探求し、それらへの
関心を高め,電気の性質と日常生活とのかかわりについて認識させる。
(2)静電気発生の原理を理解させる。
(3)静電気を除去する方法について理解させる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
導 入
時間(分)
・身近に生じる静電気発生の体験を発表
指導上の留意点
10
させる。
・バンデングラフ起電機を用いて、静電
40
気発生の実験を行う。
・ バンデングラフ起電機がない場
合は,写真・ビデオを利用する。
・ 静電気発生の原理を説明する。
・ 静電気除去の原理を説明する。
展 開
・ 静 電 気が 除去 さ れる 実験 を 行
・ 静電気を除去する繊維が開発され、特
う。
許化されてい事例を紹介し、その品を
用いた実験を行う。
・ 特許書類をもとに説明しても良
・ 「繊維製床敷物及びその除電性能試
い。
験方法」を用いて説明する。
10
整 理
・静電気発生・除去の要点を述べる。
・特許公開 2003-420「繊維製床敷物及びその除電性能試験方法」
備 考
・教科書「物理Ⅰ」
(大日本図書)P12∼P13
- 67 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
化学Ⅰ
H17年度
)の学習指導案 17No13
1.指導目標
(1)反応熱,酸と塩基の反応,酸化還元反応の基本的概念や法則を理解させる。
(2)化学反応をエネルギーの出入りと関連づけて考察できるようにする。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
指導上の留意点
10
・化学カイロを準備しておく。
40
・ 化学かいろの袋を開き,鉄粉,活
・化学かいろは、化学反応によって発生
導 入
する熱を利用したものであることを述
べる。
・黒鉛と酸素の反応をもとに反応熱を説
明する。
性炭等を観察させてもよい。
例 C(黒鉛) + O2(気体)
→ CO2(気体)
・ 特許書類を準備しておく。
・使いすてカイロ特許書類をもとに反応
展 開
・ 化 学 かい ろに は ,主 とし て 鉄
粉・活性炭・塩化ナトリウム水
溶液・繊維などの混合物が用い
られている。
熱をいかに利用しているかを考察させ
る。
・ 熱化学方程式を説明する。
例 C(黒鉛) + O2(気体)
・ 発生する熱は,空気中の酸素に
より徐々に鉄が酸化されるとき
の燃焼熱を利用している。
= CO2(気体) + 394kJ
3
2Fe + O 2 = Fe 2 O 3 +824.2kJ
2
・吸熱反応について理解させ,身の回り
にこの原理をもとに製品化されたもの
・ 冷却パックは硝酸アンモニウム
はないかを調べさせる。
NH4NO3 が水に溶解するとき
の吸熱を利用している。
10
整 理
・本応熱・熱化学方程式の要点を述べる。
・使いすてカイロ特許第3218131号
備 考
・教科書「化学Ⅰ」
(啓林館)P66
- 68 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
H17年度
生物 I )の学習指導案 17No14
生物Ⅱでも実施可
1.指導目標
(1)植物の成長の調整,花芽形成と発芽の調節の方法を理解させる。
※組織培養,細胞融合の方法を理解させる(生物Ⅱの場合)
(2)植物の新品種が、特許権のような知的財産権で保護されていることを理解させる。
(3)植物の新品種は、出願し、審査を受け、品種登録されると、
「育成者権」が付与される。それ
を定めているのが「種苗法」であることを説明する。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
導 入
時間(分)
・植物の成長の調整,花芽形成と発芽の
調節が必要な理由を問う。
・植物の成長の調整,花芽形成と発芽の
指導上の留意点
10
40
・ 植物の成長や花芽形成・発芽の
調節の方法を説明する。
調整から、バイオテクノロジー
① ダーウィンの実験
へと発展していった経緯を認識
② ボイセン・インセンの実験等
させる。
③ 光周性
展 開
④ 花成ホルモン等
・組織培養,細胞融合について簡単に説
・ 新 品 種の 開発 状 況を 調べ て お
明し、新品種の開発状況を述べる。
く。
・植物の新品種が、特許権のような知的
財産権で保護されていることを理解さ
せる。
・植物の新品種は、出願し、審査を受け、
・ 登録書類をもとに説明しても良
品種登録されると、「育成者権」が付与
い。
される。それを定めているのが「種苗法」
であることを説明する。
整 理
10
・本時をまとめ、次時の予告をする。
教科書「生物Ⅰ」(数研出版)P210「第1節刺激と植物の反応 Cその他の成長の調節」
備 考
教科書「生物Ⅱ」(数研出版)P86「第2章遺伝情報とその発見 5バイオテクノロジー」
- 69 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
体育
H17年度
)の学習指導案 17No15
1.指導目標
(1)自己の体の内側に意識を向け、体の気付きを求めたり、体の調子を整えたり,仲間と交
流したりする体ほぐしの意義と行い方について理解できるようにする。
(2)体ほぐし運動の行い方ついて知的財産の視点で捉え、工夫・改善の大切さを理解する。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
5
・集合
導 入
指導上の留意点
・健康観察を行い、見学者への指
(1)挨拶、出席確認、健康観察
示、本時の流れについて説明す
(2)準備運動
る。
・ボールを用いた体ほぐし運動の実施
40
(1)ボールの上でリラックスして背筋
・安全を確かめながら、5 種類の
体ほぐし運動を行う。
を伸ばす。
(2)ボールの上に座り、バランスをと
・グループでの運動を通して自由
る。
展 開
に意見が言える雰囲気をつく
(3)ボールの上に仰向けになり、片足
る。
ずつ胸に近づけ、腹筋運動を行う。
(4)ボールの上でバウンドしながら、
・体ほぐし運動の視点で新しい運
リズミカルに手を合わせる。
動パターンがないかグループ討
(5)並べたボールの上をバランスをと
議させ,発表させる。
りながら滑っていく。
・様々な工夫改善
・ボールやその他の運動器具につ
(1)新しい運動パターンの工夫
いての特許と工夫改善について
紹介する。
・整理運動とまとめ
整 理
5
(1)本時を振り返り、自己評価
・健康観察を行いながら、自己評
価表を記入させる。その際、工
夫・改善を提案できる欄を設け
ておく。
「現代保健体育」(大修館書店)P150∼P151「体ほぐし運動のおこない方」
備 考
- 70 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
保健
H17年度
)の学習指導案 17No16
1.指導目標
(1)低公害車(環境対策車)の開発を知的財産の視点で捉え、環境汚染の防止には、新技術
の導入など、工夫・改善が必要な事を理解させる。
(2)環境基本法などの法律等の制定により、環境基準の設定,排出物の規制,監視体制の整
備などの対策が講じられていることを理解させる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・環境基本法に基づく環境基準(大気
導 入
5
汚染)について確認する。
指導上の留意点
・前時に環境基本法や環境基準、
排出規制等について学習してお
くこと。
・環境汚染を防ぐ対策のひとつとして
40
自動車を取り上げる。
・環境汚染を防ぐ対策として自動
車の利用について考えさせる。
(1) 近距離なら徒歩か自転車
(2) 遠い距離なら電車かバス
・低公害車の種類を調べる。
(1) 燃料電池自動車
展 開
(3) 自動車利用なら低公害車
(2) 電気自動車
(3) 天然ガス自動車
・低公害車について種類を班別学
(4) メタノール自動車
習で調べ、結果を発表させる。
(5) ハイブリッド自動車
(6) 低燃費かつ低排出ガス認定車
・低公害車に導入されている新技
・低公害車に導入されている新技術
術(特許)に関する資料を紹介
(特許等)について調べる。
する。
・環境汚染の防止・改善のために新技
整 理
5
・健康被害の防止のための環境対
術の開発も貢献している事を理解
策と新技術の開発との関連を整
させる。
理する。
「現代保健体育」(大修館書店)P92∼P93「環境汚染の防止と改善」
備 考
- 71 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H17年度
普通科目(音楽科)の学習指導案 17No17
1.指導目標
(1)さまざまな音の素材を使って音楽作品を作ることにより、作曲や演奏方法の工夫など
のいろいろな活動を通して、音楽を創る楽しさを味わう。
(2)私たちの暮らしに必要なメディア表現の中に様々な知的財産があり、音楽についても
同様で、著作権法について理解させる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
本時の学習内容と目標を提示する。
指導上の留意点
5
導 入
「コードからメロディを作ろう」
10
・教科書の掲載曲を鑑賞とコード進行
・コードとメロディのかかわりに
ついて、いろいろな曲を調べて
について(循環コード)
メロディを作る参考にさせる。
・メロディは、コードを構成する音を
中心に作られている。
展 開
「音階からメロディをつくろう」
・教科書掲載
10
・教会音楽のドリア旋法を用いて
スカボローフェア
作られた曲の例として「スカボ
作:サイモン&ガーファンクル
ローフェア」の旋律について理
解させる。
「歌の曲を作ろう」
15
・教科書の掲載曲を参考にして、自分
ズムを生かす。また強調したい
で詩をつくり、メロディを付けてみ
言葉は、反復したり、引き延ば
る。
したりする方法もある。
・著作権法と JASRAC について
10
・著作権は、死後50年存続する。
5
作品は、プリントに整理しておく。
次回は作品を発表させて、その感想や
整 理
批評をすることを予告しておく。
音楽ⅠTutti
備 考
・詩の意味、言葉のもっているリ
トゥッティ(教育出版)p84∼89「音楽を創ろう」
意匠編(標準テキスト)p40∼41
- 72 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H17年度
普通科目(美術科)の学習指導案 17No18
1.指導目標
(1) 映像メディア表現(鑑賞)中から「コンピュータを使った表現」についての学習で、
デジタル化された作品から表現力や創造力を学び、同時に作者の意図や構成力や技術
力を理解させる。
(2)私たちの暮らしに必要なメディア表現の中にも、様々な知的財産があり、デザイン保
護と著作権法について理解させる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
本時の学習内容と目標を提示する。
指導上の留意点
5
導 入
「コンピュータを使った表現」
・どのような作品があるか、鑑賞する
10
・作品を鑑賞して、興味関心を高
教科書の掲載作品
めながら、生徒に感想や批評を
その他のコンピュータ作品
問いかける。
・デジタル化されたコンピュータ作品
展 開
の特徴とインターネットや HP での
10
活用について
・デジタル化された違法コピー作
品についてどのようにすべきか
・デザイン保護と著作権法について
各自に考えさせて、グループ等
・著作権法によりデザインの侵害が争
10
われた事例等の紹介
で検討、発表させる。
・意匠権と著作権の比較について
も理解させる。
(意匠権の登録は
特許庁に登録するが、著作物は
不要。文化庁に登録も可能)
感想文とポイントのまとめ
15
まとめプリントを作成しておく。
整 理
高校美術Ⅰ(日本文京出版)p56∼57「映像メディア表現」
備 考
意匠編(標準テキスト)p40∼47
- 73 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H17年度
普通科目(オーラル・コミュニケーションⅠ)の学習指導案 17No19
1.指導目標
(1)リスニングを通し、本田宗一郎の考え方と彼のパーソナリティーを学ぶ。
(2)(1)を基に、自分自身の考え方を英語で表現出来る様にする。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
本田宗一郎と車の紹介(ALT による)
導 入
6
指導上の留意点
ホンダの車の車種を生徒に発表さ
せる、興味を持たせる。
本田宗一郎と車の紹介(簡略)(教員に
よる)
LESSON8
36
・ノーマルスピード・スローダウンで
書き取りの間、教員は机間巡視を
する。
2回繰り返し読む(ALT)、その間生徒
は本文の空所の書き取りをする。
・日本人が不得意とする音の単語の発
展 開
音練習。everything carefully pioneer
rthlpの音に留意する。
racing-car auto-races
・第1パラグラフ・第2パラグラフよ
選んだ理由を述べさせる。
り重要な英文を抜き出す。
(自分の考えとの違いをメモさせ
(「発明の心には何が重要か?」を知
る)
る)
・グループを作り、その中の1人が本
文法のミスにこだわることなく、
田宗一郎になり、色々な質問を英語で
述べたいことをいかに伝えるかを
する。
学ばせる。
・質疑応答をノートにまとめさせる。
整 理
8
自分の知っている単語を使うよう
させる。
Daily(池田書店)P86∼P87「Lesson8 A Challenger」
備 考
- 74 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
英語Ⅰ
H17年度
)の学習指導案 17No20
1.指導目標
(1)映画の字幕を作成するにはどのような制約があり、字幕翻訳者になるにはどのような
ことが必要になるのか本文を読みながら考えさせる。
(2)海外の作品を日本で翻訳して出版するための翻訳(出版)権の取得について、また著作権
法について説明する。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
⑴前時の復習(英問英答)
4
導 入
指導上の留意点
・必要に応じてヒントを与えなが
ら英語で答えさせる。
⑵本時の学習内容の説明
1
・英文の内容把握と共に、翻訳権
についても学ぶことを予告する。
⑴part 2 の内容理解
・新出単語の音読および意味の確認
5
・全員が声に出して発音している
か、適切な予習ができているか。
・本文の CD を聞く
3
・教科書をしっかり見ているか。
・本文の音読
7
・大意をつかませることを主眼と
展 開
する。
・内容把握(以下の質問に答える)
10
①日本の映画館で吹き替えがほと
・ペアを作り、個人では読み取り
が不十分な点を補わせる。文章の
んどない理由
訳出よりも簡潔に答をまとめさせ
②字幕作成上の困難と制約
る。
③字幕翻訳者になるための条件
・文法説明
8
関係副詞(where)
・関係代名詞(which)との違いを、
簡単な例文を用いて理解させる。
⑵翻訳権、著作権法、ベルヌ条約等の
7
紹介および説明
・プリントを準備し、ポイントを
整理して、理解しやすい説明を行
う。翻訳権等に興味のある生徒に
は関連図書を提示する。
⑴Cloze Test による理解確認
4
・内容把握に関係した問題を作成
整 理
⑵次回の授業予告
1
する。
備 考
「MAINSTREAM1」(増進堂)P126∼P141「Lesson 9 A Story behind “Titanic”」
- 75 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
英語Ⅱ
H17年度
)の学習指導案 17No21
1.指導目標
(1)高輝度青色LEDがもつ可能性と、中村氏が発明に至るまでの経緯を読み取る。
(2)S+V(=be)+that-節、S is said to ∼の構文を理解し、運用できるようにする。
(3)いわゆる「中村裁判」を引用し、特許権・知的財産権について学ぶ。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
3
⑴前時の復習
導 入
(復習プリント使用)
指導上の留意点
・新出単語、重要語句が定着して
いるか確認する。
2
⑵本時の学習内容の説明
(オーラル・イントロダクション)
・英語の授業の雰囲気作りに努め
る。
⑴part 4 の内容理解
4
・新出単語の発音練習・意味確認
・全員が声に出して発音している
か、適切な予習ができているか。
・本時の内容の大意把握のためのリス
2
ニング
・内容をよく考えながらCDを聞
くよう指示する。
・大意把握の確認(教科書脚注の質問)
3
・必要に応じてヒントを与え、不
① What potential do blue LEDs have?
要な部分は省略させて答えさせ
② What kind of material did Nakamura
る。
choose to make blue LEDs?
展 開
・重要構文の理解
10
・簡単な例文で説明することで理
① The second is that ∼.
解を深めさせ、例文暗唱によっ
② , which was believed to ∼.
て定着を図る。
・本文の和訳
10
・誤訳が生まれそうな文について
は解説を加える。
・本文の音読
3
・学習内容を思い出しながら音読
するよう指示する。
⑵「中村裁判」(レジュメ使用)
・ポイントを整理して、理解しや
・裁判の概要説明
3
すい説明を行う。特許権、知的
・特許権についての学習
5
財産権に興味のある生徒には関
連文献等を提示する。
4
⑴本時の学習内容の整理
整 理
(英作文プリント使用)
まで達しているか確認する。
⑵次回の授業の予告
備 考
・学習した重要構文が運用レベル
1
・予習のポイントを伝える。
「Voyager English CourseⅡ」(第一学習社)P109∼P117「Shoot for Blue」
- 76 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
家庭基礎
H17年度
)の学習指導案 17No22
1.指導目標
(1)高齢者疑似体験(耳栓・白内障用ゴーグル・膝用サポータ・車椅子)を通して、高齢者
の心身の特徴と生活行動等を理解させ、高齢者の自立した生活に必要な福祉機器等につい
て考えさせる。
(2)高齢者の自立した生活に必要な福祉機器等について知的財産の視点から改善点がないか
考えさせる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
高齢者の心身と生活行動の特徴につ
導 入
15
いて考えさせる。
指導上の留意点
高齢者に対する生徒一人一人のイ
メージを自由に発表させる。
(模造
紙や付箋紙の利用、班別学習)
・高齢者疑似体験(耳栓・白内障用ゴー
80
・具体的な高齢者疑似体験を通し
グル・膝用サポータ・車椅子)を実施
て自分の感じたことと課題を発表
する。
させる。(模造紙や付箋紙の利用、
・高齢者疑似体験を通して、高齢者の
班別学習)
心身の特徴と生活行動等を発表さ
展 開
せる。
・高齢期を自分のこととして捉え、高
齢者の自立した生活に必要な福祉
・福祉機器のカタログ等を利用し
機器について考えさせる。
て課題を解決するための福祉機器
・知的財産の視点から福祉機器の改善
を調査する。
点や新たな福祉機器ないか考えさ
せる。
・具体的な改善点や新たな福祉機
器について発表させる。
(模造紙や
付箋紙の利用、班別学習)
・高齢者の自立した生活に必要な福祉
整 理
5
機器について、さらに改善、提案が必
要なことを気づかせる。
「家庭基礎」
(大修館書店)P57「高齢期の心身の変化の特徴と生活」
備 考
・高齢者疑似体験に必要な器具の準備。
・発表をまとめるための模造紙や付箋紙の準備。
- 77 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
家庭総合
H17年度
)の学習指導案 17No23
1.指導目標
(1) 日常用いられている主な食品及び実習で用いる食品の栄養的特質について理解させる。
(2)食品に関する基本的な事柄を知的財産の視点から考察する。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
豆腐の製造過程を理解させる。
10
導 入
指導上の留意点
豆腐製造に必要な原材料や添加物
に留意しながら理解させる。
原材料(大豆)について学習する。
35
栄養価、自給率、遺伝子組み換え
・栄養価
開発の関連に留意しながら理解さ
・自給率
せる。(資料配布)
・遺伝子組み換え
展 開
製造過程について学習する。
製造過程に関する特許を紹介し、
・製造過程に関わる特許の紹介
自分なりの工夫改善ができないか
・工夫改善
考えさせる。
豆腐について学習する。
豆腐製品についても知的財産権が
・栄養価
あることを理解させる。
・豆腐製品に関する特許の紹介
・豆腐の新製品アイデア
食品に関する基本的な事柄を押さえ
整 理
5
ながら知的財産権についてまとめる。
「家庭総合」
(一橋出版)P90∼P93「たんぱく質とその食品」
備 考
- 78 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
情報A
H17年度
)の学習指導案 17No24
1.指導目標
(1)情報の収集と発信における・著作権などの尊重、
・情報の信頼性と信憑性への意識・プラ
イバシーの保護、・情報発信が情報の受け手に及ぼす影響について理解させる。
(2)知的財産の視点で著作権に関する情報モラルについて考察させる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・アンケート結果より、著作権に関す
導 入
5
る学習の目的を示す。
指導上の留意点
・著作権について事前アンケート
で意識調査をしておく。
・知的財産権についての学習する。
40
(1)産業財産権(特許、実用新案、
・著作権が知的財産の一つであり、
産業財産権も含めた知的財産権
意匠、商標)
についての概要を説明する。
(2)著作権
展 開
・著作権Q&Aシート(クイズ)を用
・班別学習により、著作権に関す
いて学習する。
る問題を解き、討議させる。
(1)班別学習と討議
・班別の発表の後、解答する。
(2)発表
・情報の収集と発信における著作権の
・自分の作品にも著作権があり、
問題を取りあげる。
知的財産権を尊重する態度が必要
であることを意識させる。
・著作権についてポイントをまとめ
整 理
5
る。
「情報A」(日本文教出版)P56-57「情報を守るために」
備 考
- 79 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
情報B
H17年度
)の学習指導案 17No25
1.指導目標
(1)画像処理ソフトウェアの利用としくみを通して多様な情報のディジタル化と表示につい
て学習する。
(2)知的財産の視点で画像保存に関するファイル形式を学習する。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・コンピュータでの画像の加工につい
導 入
5
て概要を学習する。
指導上の留意点
・コンピュータに画像を取り込む
までの流れを説明する。
・画像のディジタル化について学習す
40
る。
・ディジタルカメラを例に CCD、
画素、光の三原色、解像度等に
ついて説明する。
・画像を保存する場合のファイル形式
・画像のファイル形式を説明する。
について学習する。
展 開
(1)GIF
(2)JPEG
(3)PNG
2004 年 6 月 20 日に権利期限が満
(4)MPEG
了した「GIF 特許」に関する記事
を利用する。
・Unisys の「GIF 特許」の失効につ
GIF フォーマットをサポートする
いて学習する。
フリーソフトを取りあげる。
画像処理に関する知的財産権につい
整 理
5
て整理する。
「情報B」(日本文教出版)P48∼P49「コンピュータで画像を処理する方法」
備 考
- 80 -
5−4
平成18年度学習指導案No.1∼No.21
平成18年度
各教科・科目における「知的財産教育」の
教材化に関する学習指導案
1
国語(2)
No1, 2
2
地理歴史(2)
No3, 4
3
公民(1)
No5,
4 数学(3)
No6, 7, 8
5 理科(4)
No9, 10, 11, 12
6 保健体育(1)
No13
7 芸術(1)
No14
8 外国語(1)
No15
9 家庭(1)
No16
10 情報(1)
No17
11
ホームルーム活動(1)
No18
12
総合的な学習の時間(3)
No19, 20, 21
- 81 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H18 年度
普通科目( 国語総合 )の学習指導案 18No.1
または
現代文
1.指導目標
(1)文学(詩歌)の形式、及びその発展と歴史について学ぶ。
(2)文学(詩歌)の形式の創造について考えさせる。
(3)新しい文学(詩歌)の形式を創造する意欲を高めさせる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
指導上の留意点
5
導 入
・本時の目標を説明する。
・詩歌の楽しさを伝える。
・詩歌の形式について説明する。
40
(1)上代・中古・中世の詩歌
ことを理解させる。
歌謡、和歌、漢詩文
・俳句などは日本人が独自に発明
(2)近世の詩歌
し、発展させた文学の形式であ
歌謡、和歌、漢詩文、俳諧、
展 開
ることを理解させる。
俳文、俳論、川柳、狂歌
・短い文であるが、無限の表現力
(3)近・現代の詩歌
があることに気づかせる。また
近代詩、近代短歌、俳句など
そのすばらしさを理解させる。
・詩歌の形式の変化について説明す
・ものごとをじっくりと観察する
る。
ことの大切さを教える。
(1)遊びの中から発生し、発達
・日本は島国であり、日本人は農
(2)貴族社会から庶民へ
耕民族であることが文学に影響
(3)日々の生活の中で発展
したことについて考えさせる。
・詩歌や文学の形式の創造について考
・未来の詩歌や文学の形式を想像
えさせる。
させる。
・日本人のもつ創造性の豊かさについ
整 理
「新編
5
・新たな詩歌や文学の創造の意欲
を高めさせる。
て説明する。
・知的財産について触れる。
・本時のまとめをする。
備 考
・詩歌にはいろいろな形式がある
国語総合」
(大修館書店・国総011)P243∼P251「和歌と俳諧の調
べ」
- 82 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H18 年度
普通科目( 国語総合 )の学習指導案 18No.2
または
現代文
1.指導目標
(1)文字により文明が発達したことを理解させる。
(2)文字が人類の生活を豊かにしていることを理解させる。
(3)文字は人間が創出した人類共有の知的財産であることを理解させる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
5
・本時の目標を説明する。
導 入
・古代エジプト文字を読んでみせ
・古代エジプト時代の象形文字ヒエロ
ることで興味付けをする。
グリフを提示する。
・文字の誕生について説明する。
40
(1)人類史上初めての文字
・メソポタミア文明の楔形文字の
写真をみせる。
・中国の文字(漢字)の発達について
・情報伝達の方法、記録の手段と
説明する。
して文字が創出され、発展した
(1)甲骨文字
展 開
指導上の留意点
→
漢字
ことを理解させる。
・日本の文字の発達について説明す
・日本における文字の発達につい
る。
て理解させる。
(1)ひらがなの創作
・表音文字と表意文字の違いを理
(2)カタカナの創作
解させる。
・その他の文字について説明する。
・ハングル文字は短期間で人(国
(1)ハングル
王世宗)が制度として作ったこ
(2)アラビア文字、梵字など
とを説明する。(1446 年)
・文字により文明が発達したことを説
・文字が人間の生活を豊かにして
明する。
いることを理解させる。
5
整 理
・本時のまとめをする。
・文字は人類共有の大切な知的財
産であることを理解させる。
「新編
備 考
国語総合」(大修館書店・国総011)P292「漢字のなりたち」、P20
4∼P205「古典の言葉」
「文字の歴史」
創元社
ジョルジュ・ジャン著
- 83 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H18 年度
普通科目( 日本史A )の学習指導案 18No3
または日本史B、世界史A、世界史B
1.指導目標
(1)産業の発展の歴史について学ぶ。
(2)知的財産権の社会における重要性を認識させる。
(3)知的財産が人類にもたらした恩恵について理解させる。
(4)新しいものを創造する意欲を身につけさせる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
指導上の留意点
5
導 入
・本時の目標を確認する。
・生活と知的財産の関係について
触れ、興味づけをする。
・はじめに
主題5
40
産業技術の発達と生活
・知的創造サイクルを理解させる。
・「技術」とは何だろう
・社会を変えた産業革命は、蒸気
機関などの発明によることを理
解させる。
展 開
・電気と生活
・電気を利用した発明品(電灯、
・技術と生活
ラジオ、テレビ、冷蔵庫、洗濯
機、掃除機、炊飯器など)によ
り生活がどのように変化したか
を考えさせる。
・アイデアを生かした独創的な製
品開発の重要性を認識させる。
・技術の導入
・今後の課題を考えさせる。
5
整 理
・本時のまとめをする。
・知的財産権の社会における重要
性を認識させる。
「現代の日本史 A」
(山川出版・日 A004)P125∼P128「産業技術の発展と生活」
備 考
「日本史 A」(第一学習社・日 A007)P78∼P79「電話の普及について調べてみよう」
冊子「特許から見た産業発展史」(企画
- 84 -
特許庁)
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
地理 B
H18 年度
)の学習指導案 18No4
1.指導目標
(1)防災マップに関する知識を身につけさせる。
(2)防災マップの実践的な活用技術を身に付けさせる。
(3)防災マップには、知的財産権があることを認識させる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
指導上の留意点
5
導 入
・本時の目標を確認する。
・地元の防災マップを見せ、興味
づけをする。
・防災マップとは何かを説明する。
40
(1)国土庁防災マップなど
あるわが国において、国民の生
・防災マップの種類について説明す
命・身体・財産等を災害から守
る。
るために防災マップが作られた
(1) 地震・津波
ことを理解させる。
(2) 火山災害
展 開
・災害に対して脆弱な国土条件に
・それぞれの防災マップのもつ意
(3) 水害、土砂災害
味と意義について考えさせる。
(4) 森林火災など
・防災マップの活用方法について
・東海・南海地震の防災マップを例に
具体的に考えさせる。
して、地図から読み取れるものを話
・震度や津波の高さを読み取る。
し合わせる。
・今までに無い防災マップを創出
(1) 何が分かるか。
すると、社会に貢献できるとと
(2) 他にどのような情報がほし
もに、それが知的財産となるこ
いか。
とを理解させる。
5
整 理
・本時のまとめをする。
・防災マップは知的財産であるこ
とを確認する。
「地理 B」〈東京書籍〉P230∼P234「諸課題をとらえる方法(地図化する)」
備 考
「楽しむ学ぶ世界地理 B 最新版」
〈帝国書院〉P168∼P173「地図でとらえる現
代世界」
- 85 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H18 年度
普通科目( 現代社会 )の学習指導案 18No.5
1.指導目標
(1) 知的財産権の制度や仕組みを理解させる。
(2) 知的財産の事例を多く知ることにより、その重要性を理解、認識させる。
(3) 知的財産に関するモラルの意識を高めるとともに、創造する意欲を高めさせる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
指導上の留意点
5
導 入
・特許製品を提示する。
・興味付けをする。
・人間は新たな価値を創造する存在
90
・レオナルド・ダ・ヴィンチの発
・産業革命を推進した技術
明を紹介する。
・技術革新の光と影
・知的財産とは
・知的財産を守る法的な制度につ
・特許に守られた先端技術
いて理解させる。
・時代の流れとデザイン
展 開
・特許権取得の流れについて簡単
・ブランドに守られた信用
に説明する。
・模倣品、海賊版
・著作権は登録する必要のないこ
・特許権
とを理解させる。
・意匠権
・監督官庁の違いを理解させる。
・商標権
・種苗法などについても簡単に説
・著作権
明する。
・植物新品種育成者権
・知的創造サイクルについて理解
・創造・保護・活用
させる。
5
整 理
・知的財産権についてまとめる。
・知的創造サイクル(創造・保護・
活用)について再度確認する。
「現代社会」
(東京書籍・現社 001)P45「著作権」
備 考
「現代社会」
(山川出版・現社 008)P21「著作権」
「産業財産権標準テキスト(総合編)」(企画 特許庁)
- 86 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H18年度
普通科目( 数学基礎 )の学習指導案18No.6
または
数学 A
1.指導目標
(1)人間の社会生活に数学があらゆるところで利用され、役に立っていることを理解させ
る。
(2)数学を学ぶ意義を理解させ、学習意欲を高める。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
5
・本時の目標について説明する。
導 入
指導上の留意点
・
「受験のため」などではない、本
・数学を学ぶ意義、目的などについて
来の目的を考えさせる。
考えさせる。
・数学が社会でどのような場面で利用
40
されているか具体的に考えさせる。
(1)班別に話し合わせる。
・班別に話し合いをさせる。
(2)班別に発表させる。
(3)発表内容をまとめる。
展 開
・テーマごとに分けてまとめる。
・数学が社会の中でどうようなところ
・具体的な事例をあげて説明する。
で利用されているかを解説する。
(1)測量
←
三角関数
(2)利息
←
級数
・数学の各分野の発達の歴史を説明す
・時代のニーズにより、数学が発
る。
達し、それによりまた文明が発
(1)土地測量
達したことを理解させる。
(2)建築
・数学は人類共有の知的財産であ
(3)コンピュータ
ることを理解させる。
・数学を学ぶ理由をまとめる。
整 理
5
・次時の予告をする。
・数学を学ぶ理由として「人の創
造性を高め、人類の生活を豊か
にする」ことを確認する。
「楽しく学ぶ数学基礎」
(数研出版・数基 003)P43∼P80「数学を役立てよう」
備 考
「高等学校学習指導要領解説
数学編」
〈文部科学省〉 P3∼P5、P20∼P25
- 87 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H18年度
普通科目( 数学基礎 )の学習指導案18No.7
または
数学B
1.指導目標
(1)コンピュータや電卓などの演算の基本原理は、2進数により成り立っていることを学
ばせる。
(2)数学理論が現実の製品に活用され、それらが知的財産であることを教える。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・本時の目標について説明する。
5
導 入
指導上の留意点
・コンピュータや電卓の演算の基
本原理について興味をもたせ
る。
・2進数について学習する。
・足し算、引き算を計算させる。
・真理値表、論理記号、論理式を説明
40
する。
・ブール代数(または論理代数)
は1847年イギリスの数学者
① 論理積の記号と式
(AND)
ジョージ=ブールにより創造さ
② 論理和の記号と式
(OR)
れたことに触れる。
③ 論理否定の記号と式(NOT)
展 開
・ハーフアダーの論理回路の働きを考
・2進数の足し算が成立している
える。
ことを理解させる。
・フルアダーの倫理回路の働きを考え
る。
・1を H(高い電圧)(+5V)、
・2進数を電気信号に置き換えること
0を L(低い電圧)(0V)とす
ができることを説明する。
ることで、電気的に計算するこ
とができることに気づかせる。
・本時のまとめをする。
整 理
5
・次時の予告をする。
・数学理論が現実の製品に活用さ
れ、それらが知的財産であるこ
とを説明する。
「楽しく学ぶ数学基礎」
(数研出版・数基003)P56∼P57「2進数の世界での
備 考
計算」、P58∼P59「2進数の活躍」
工業科教科書「ハードウェア技術」
(実教出版・工業 058)P21∼P24「演算回路」
- 88 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H18年度
普通科目( 数学基礎 )の学習指導案18No.8
または
数学Ⅰ
1.指導目標
(1)位取りの記数法の発明について理解させる。
(2)零の発明により科学が著しく発達できたことを理解させる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・古代エジプトの象形文字を提示す
導 入
5
る。
指導上の留意点
・興味付けをする。
・数値を表現する文字について簡
単に説明する。
・数値の記数法について解説する。
40
(1) 古代エジプト時代
すことに気づかせる。
(2) 古代ギリシャソロン時代
展 開
・ひとつの文字が数の大きさを表
・大きな数値を表現するためには
(3) 古代ローマ時代
文字が無限に必要になってしま
・古代エジプト時代などの記数法の利
うことを理解せせる。
点と問題点を考えさせる。
・古代インドの記数法について説明す
・そろばんを提示する。
る。
・零の発明について説明する。
・そろばんの空位が零に相当する
・古代インドの記数法の利点と問題点
ことを理解させる。
を考えさせる。
・零が人類にもたらした影響を説明す
・コンピュータの原理について触
る。
れる。
・零という数値の重要性についてまと
整 理
5
める。
・次時の予告をする。
「数学基礎」
(東京書籍・数基 001)P8∼P9「数のしくみと人間の歩み」
備 考
「新数学Ⅰ」
(第一学習社・数Ⅰ036)P4∼P5「数と式」
「高等学校学習指導要領解説
数学編」(文部科学省)
- 89 -
P33
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H18 年度
普通科目(理科総合 A)の学習指導案 18No.9
1.指導目標
(1)セラミックスの原料や製造方法を理解させる。
(2)セラミックスの種類と用途を理解させる。
(3)ニューセラミックスの原料と製造方法を理解させる。
(4)セラミック製品を知る。波佐見焼き陶器メーカーの独自開発製品を知る。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
指導上の留意点
・様々なセラミックス製品を準備し
導 入
・セラミックス製品を見せ、興味を持た
10
せる。
40
・セラミックスの原料である無機物(炭
酸カルシウム CaCO3
ておく。様々な表示を写真に撮っ
て提示してもよい。
・様々な表示を写真に撮って提示し
製品の代わりにしてもよい。
等)を有機物
と比較して説明する。
・セラミックスの種類と用途を説明す
①セメント ②ガラス ③陶磁器
る。
展 開
の種類・原料・用途・特徴を比較
①セメント ②ガラス ③陶磁器
しながら説明するとよい。
・ ニューセラミックスの原料と製造方
・ニューセラミックスの製品を提示
法特徴を説明する。
するとよい。
・波佐見焼き陶器メーカーの独自開発製
※中小企業が、独自の発明により、
品を知る。
業績を伸ばした起死回生のドラマを
知り、創造性や独創性の大切さを認
識させる。
整 理
・本時で学んだ、セラミックスの種類・
原料・種類・用途等の要点を述べる。
10
・濾過器特開2003−275505
備 考
・製品「セラエコフィルター」
・ 教科書「理科総合 A」
(啓林館)P47∼「C セラミックス製品」
- 90 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(物理 I)の学習指導案
H18 年度
18No.10
物理Ⅱでも実施可
1.指導目標
(1)電磁誘導およびファラデーの法則について理解させる。
※誘導起電力ローレンツ力についても理解させる(物理Ⅱの場合)
(2)生活の中で用いられている電気や磁界の性質を観察・探求し、それらへの関心を高めるとと
もに、基本的な概念や法則を理解させ、電気の性質と日常生活のとのかかわりについて認識さ
せる。
(3)生活の中で用いられている電化製品として電磁調理器を取り上げる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・磁石,コイル,検流計を用いて教卓実
導 入
験を行う。
(電磁誘導の現象を観察させ
指導上の留意点
班別の卓上実験を行ってもよい。
10
る)
・電磁誘導の現象を確認し、解説する。
20
・ レンツの法則は実験で検証する
・レンツの法則を説明し、教卓(卓上)
とよい。
実験で検証する。
・ ファラデーの業績・史実につい
・ファラデーの法則を説明する。
ても簡単に紹介する。
・相互誘導について説明する。
展 開
・自己誘導について説明する。
・ 生活の中で用いられている電化製
15
・ IH クッキングヒーター製造メ
品として電磁調理器を取り上げ
ーカを取材したビデオ教材を放
る。(ビデオ教材を使用)
映する。
・ ビデオ教材の感想を発表させた
① 原理を解説
り書かせたりしてもよい。
② 開発秘話を紹介
③ 高校生にメッセージ
整 理
5
・本時をまとめ、次時の予告をする。
教科書「物理Ⅰ」(大日本図書)P9「電磁誘導(発電機の仲間)P29「電磁誘導」
備 考
教科書「物理Ⅱ」(数研出版)P76「電磁誘導」
- 91 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(生物Ⅱ)の学習指導案
H18 年度
18No.11
1.指導目標
(1)バイオテクノロジーとは何かを理解させる。
(2)バイオテクノロジーの事例を知る。
(3)バイオテクノロジーの問題点を理解する。
(4)バイオテクノロジーが知的財産となることを知る。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
指導上の留意点
・様々なバイオテクノロジーででき
導 入
た製品を準備しておく。様々な表
・バイオテクノロジーでできた製品等を
10
紹介する。
示を写真に撮って提示してもよ
い。
40
・バイオテクノロジーとは何かを理解
させる。
・バイオテクノロジーの事例を左記
① バイオテクノロジーの事例を知る。
①∼⑦の内容で準備しておく。
② 微生物を利用した生産
③ 微生物を利用した有用物質の生産
展 開
④ バイオリアクター
⑤ 組織培養
・ 食品の安全性や・倫理的観点から
⑥ 遺伝子組み換え
考えさせる。
⑦ クローン技術
・ バイオテクノロジーが知的財産
・バイオテクノロジーの問題点を考えさ
となっている事例を紹介する。
せる。
・農業研究先センターにおける知的
・バイオテクノロジーが知的財産となっ
財産に関する取り決めを紹介す
ていることを知る。
る。
整 理
・本時で学んだ、バイオテクノロジーの
要点を述べる。
10
・体細胞クローン特許を米社が欧米で取得(資料)
備 考
・教科書「生物Ⅱ 」
(数研出版)P86「第2章遺伝情報とその発見 5バイオテクノロジー」
- 92 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(地学Ⅱ)の学習指導案
H18 年度
18No.12
1.指導目標
(1)宇宙の探求における観測項目について理解させる
(2)宇宙の観測の方法にどのような機器があるか理解させる。
(3)ニュートリノの観測について理解させる。
2.指導項目・内容
時間
指導項目・内容
導 入
指導上の留意点
(分)
・宇宙の探求における観測項目にどのよう
なものがあるか考えさせる。
・宇宙の探求における観測機器について説
10
40
明する
・ 学校所有の計測・観測機器があ
れば、実物を提示する。
①天体望遠鏡
②宇宙望遠鏡
③電波望遠鏡
展 開
④人工衛星による観測
・電磁波以外の観測「ニュートリノ」の観
測について説明する。
・スーパーカミオカンデについて説明する。
・ 開発メーカー「浜松ホトニクス
・光電子増倍管について説明する。
株式会社」から機器の説明・開
・光電子増倍管を開発したメーカーを取材
発秘話を紹介してもらう(ビデ
したビデオを放映する。
オ教材)。
・ノーベル物理学賞受賞者小柴昌俊氏につ
整 理
・ 小柴氏の研究に対する精神・信
10
いて紹介する。
念を紹介する。
・教科書「地学Ⅱ」
(啓林館)P172「ニュートリノの観測」
備 考
・浜松ホトニクスは、光関連の電子部品や電子機器を製造・販売する株式会社。1953 年に
「浜松テレビ株式会社」として創業。半導体レーザー、フォトダイオード、光電子増倍管、
分析用光源など光関連で高い技術力を持つ。光電子増倍管で世界シェア約 60%。創業者
である堀内平八郎は、テレビの父 高柳健次郎の教え子。
- 93 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
保健
H18 年度
)の学習指導案 18No.13
1.指導目標
(1)ごみの出にくい製造法やリサイクルしやすい製品の開発などを知的財産の視点で捉え、
ごみ処理には、新技術の導入など、工夫・改善が必要な事を理解させる。
(2)健康で快適な生活を過ごすための環境衛生活動に関して,
「容器包装リサイクル法」や「家
電リサイクル法」を取り上げ,ごみ処理の過程を簡単に説明できるようになる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
5
・ごみ処理法について,焼却,埋め立
導 入
指導上の留意点
て,堆肥化,飼料化,リサイクル等
があることを説明する。
・「容器包装リサイクル法」や「家電
40
リサイクル法」を取り上げる。
・法律が制定された目的を説明す
る。
・ごみの排出量をおさえる方法につい
て調べる。
(消費者)
展 開
・ごみの排出量をおさえる具体的
(7) 無駄な買い物をしない
な方法について班別学習で調べ、
(8) 繰り返し使える製品を選ぶ
結果を発表させる。
(9) 製品を長く使う
(製造者)
(1) ごみのでにくい製造法の開発
・ごみの排出量をおさえる具体的
(2) リサイクルしやすい製品の開発
な事例を紹介する。
(その他)
(ビデオ教材を用意する)
(1) ごみの分別収集
(2) ごみの資源化のための社会シス
・リサイクル商品や容器等に導入
テムの整備
されている新技術(特許)に関
・リサイクル商品や容器等に導入され
する資料を紹介する。
ている新技術について調べる。
・新技術の導入など、工夫・改善され
整 理
ている内容を整理する。
5
・ごみ処理と新技術の開発との関
連を整理する。
「現代保健体育」(大修館書店)P94∼P95「環境衛生活動のしくみと働き 1.ごみの処理」
備 考
- 94 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(美術Ⅱ)の学習指導案
H18 年度
18No.14
1.指導目標
(2) デザインの表現の中から「椅子をデザインする」から、建築家やデザイナーによって
近年にデザインされた椅子の作品から造形美や機能性を学び、同時に作者のメッセー
ジを考え、自分のオリジナル椅子をデザインさせる。
(2)私たちの暮らしの中にも、様々な知的財産があり、デザイン保護と意匠権について理
解させる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
本時の学習内容と目標を提示する。
指導上の留意点
5
導 入
「椅子をデザインする」
・有名デザイナーの椅子を鑑賞する
展 開
15
・作品を鑑賞する中で、椅子に対
教科書の掲載作品
する興味関心を高め、デザイナ
その他の有名な作品
ーの意図を考察させる。
・椅子の高さと機能性について説明す
10
る。
・椅子の高さにより、その使われ
方が違うことを理解させる。
(作業用と休息用等)
・素材(材質)やクッション性につい
10
ても考察する
・素材やクッション性についても
椅子の高さと関係があることを
理解させる。
・デザイナーの心構え
・新しく創作したオリジナルでデ
・フリーランスデザイナーの事例
ザインは、自分の知的財産にす
ることを意識させる。
感想文とポイントのまとめ
10
まとめプリントを作成しておく。
整 理
高校美術2(日本文教出版株式会社)p50∼51「椅子をデザインする」
備 考
インテリア計画(文部科学省)p100∼106
意匠編(標準テキスト)p78∼79、p87∼91
- 95 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(リーディング)の学習指導案
H18年度
18No.15
1.指導目標
(1)電子レンジ誕生にまつわる経緯についての文を読み、一般的に発明への興味を持たせ
る。
(2)if 節のない仮定法過去完了の文を理解させる。
(3)新出単語の patent から特許(権)・知的財産について概略を教える。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
2
⑴本課の概要の説明
導 入
指導上の留意点
・教科書 62 ページを参考にしな
ら、補足説明を行う。
2
⑵本時の学習内容の説明
(オーラル・イントロダクション)
・英語の授業の雰囲気作りに努め
る。
⑴part 1 の内容理解
5
・新出単語の発音練習・意味確認
・全員が発音しているか、適切な
予習ができているか確認する。
2
・リスニング
・内容をよく考えながらCDを聞
くよう指示する。
・大意把握の確認(教科書脚注の質問)
3
・必要に応じてヒントを与える。
9
・仮定の意味がどこに含まれてい
①スペンサーが実験室を巡回したと
き、何が起こったか。
②スペンサーの第二次世界大戦中の
展 開
功績とはどのようなことか。
③スペンサーはとけたチョコレート
を見てどうしたか。
・重要構文(if 節のない仮定法過去完了)
① Most of us would have thought
るかを明確にしながら、定着を
that ・・・.
図る。
・本文の和訳
12
・誤訳が生まれそうな文について
は解説を加える。
・本文の音読
3
・内容を思い出しながら音読する
よう指示する。
⑵patent の概念説明(レジュメ使用)
8
・ポイントを整理して、わかりや
・知的財産について
すい説明を行う。知的財産、特
・特許権について
許権に興味のある生徒には関連
- 96 -
図書等を提示する。
⑴本時の学習内容の整理
3
整 理
・学習した重要構文が運用レベル
まで達しているか確認する。
⑵次回の授業の予告
英R「MILESTONE
1
・予習のポイントを伝える。
English Reading」(新興出版社啓林社)P62∼P71
備 考
関連図書
「産業財産権標準テキスト−総合偏」経済産業省特許庁(発明協会)
※記入方法は、「産業財産権指導カリキュラムと指導マニュアル」を参考にして下さい。
- 97 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(
家庭総合
H18年度
)の学習指導案 18No.16
1.指導目標
(1)幼児期が心とからだの発達の基礎となる大切な時期であることを理解し,乳幼児とふれ
あったり,いっしょに遊んだりするための器具やおもちゃについて考える。
(2)乳幼児といっしょに遊ぶためのおもちゃを身近にあるものを使って製作するうえで,知
的財産の視点から工夫と改善点について考えさせる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・乳幼児の授乳器具や遊ぶためのおも
導 入
子,遊んでいる様子等)や実物
考える。
のおもちゃを用意する。
80
を決めておく。
(模造紙や付箋紙
せる。
の利用、班別学習)
・班別に製作するおもちゃについて発
・用意できる身近な材料と製作時
表し,さらに改善点がないか,他の
間を考慮し,簡単な構造である
班の意見を聞く。
ことに留意する。
・おもちゃを使う乳幼児の年齢や安全
・班別学習を通して討論し,発表
に遊ぶために配慮すべき点(材料・
させる。(模造紙や付箋紙の利
形状)について考える。
用、班別学習)
・知的財産の視点からおもちゃの改善
・知的財産の視点からおもちゃを
点や新たなおもちゃがないか考え
考える。(おもちゃ会社の取材)
・乳幼児の年齢や安全に遊ぶために配
5
慮すべき点では、さらに改善・提案
が必要なことを気づかせる。
「家庭総合」
(第一学習社)P50-51「保育実習」
備 考
・乳幼児について対象とする年齢
ようなおもちゃをつくるか考えさ
させる。
整 理
・ビデオ教材(乳幼児の授乳の様
ちゃにはどのようなものがあるか
・班別に,身近な材料を使って,どの
展 開
15
指導上の留意点
・発表をまとめるための模造紙や付箋紙の準備。
- 98 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
普通科目(情報C)の学習指導案
H18 年度
18No.17
1.指導目標
(1)知的財産権の概要について学習し,法律は,知的財産権を保護し,他人の侵害を守るこ
とによって文化や産業のはかっていることを理解する。
(2)情報通信ネットワークの進展により,ビジネスモデルにも創造性を認め,特許の範囲が
拡大されてきているとともに,保護されるようになってきたことを理解する。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・知的財産権の主な種類とその概要に
導 入
5
ついて学習する。
指導上の留意点
・知的な創作活動からつくられた
ものは,つくった人の権利が法
(1)産業財産権(特許、実用新案、
律で保護されていることに留意
意匠、商標)
しながら学習する。
(2)著作権
・ビジネスの方法を特許として保護す
40
るビジネスモデル特許について例
体例をあげて説明する。
を基に概要を学習する。
(ビデオ教材)
(1)逆オークション特許
(1)
(2)ワンクリック特許
(2)
(3)
展 開
・知的財産権に守られた商用ソフトウ
・オープンソースソフトウェアや
ェアに対して対価を求めないソフ
フリーソフトウェアについて身近
トウェアの流通形態が存在するこ
な具体例をあげて説明する。
(1)
とを学習する。
(1) オープンソースソフトウェア
(2)
(2) フリーソフトウェア
(3)
・情報通信ネットワークの進展と特許
整 理
・ビジネスモデル特許の身近な具
5
の範囲の拡大について整理する。
「新版情報C」(実教出版)P118-121「知的財産権の保護」
備 考
- 99 -
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H18 年度
特別活動(ホームルーム活動)の学習指導案 18No.18
1.指導目標
(1)発明・創意工夫の大切さを知らせる。
(2)アイデアを創出させる取り組みに挑戦させる。
(3)パテントコンテスト(文部科学省・特許庁・発明協会 主催)に応募させる。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
・ 身の回りで不便に思ったことや品物
導 入
はないか考えさせる。
・ 発明・創意工夫の大切さを考えさせ、
指導上の留意点
・ 班別に協議させてもよい。
20
発表させる。
・ 学校生活の中で気がついた完全
箇所・改善点などを協議させて
もよい。
15
・アイデア商品を紹介する。
・高校生が取得した特許の事例を紹介す
・ 高校生で理解きる内容のアイデ
ア商品を紹介する。
る。
・ 発明に挑戦することを述べる。
15
・ パテントコンテストを紹介する。
展 開
・ 応募用紙の書き方を説明する。
・ パテントコンテストの応募用紙
を全員に配布する。
※次回 LHR までに考案をまとめさせ
る。
・ 特許電子図書館(IPDL)を用いて選
45
・ パソコン室で実施。
(一人ひとり
が IPDL で検索する)
考事例検索を実施する。
・ 考案が先行事例と似通ったものはさ
・ IPDL には様々な検索方法があ
らにアイデアを加え、新たな考案に
るが、「初心者検索」「広報テキ
なるよう指導する。
スト検索」を用いるとよい。
・ 応募用紙に添付する先行事例の書類
を確認する
・時間内に応募用紙が完成しなかっ
整 理
・発明・創意工夫の楽しさ等感想を述べ
させる。
5
た生徒は課外指導を行う。
パテントコンテストの詳細 http://www.jiii.or.jp/topics/patecon/patecon.htm
備 考
特許電子図書館(IPDL)
http://www.ipdl.ncipi.go.jp/homepg.ipdl
100
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H18年度
(総合的な学習の時間―著作権―)の学習指導案18No.19
1.指導目標
(1)著作権侵害の事例やクイズ形式の教材での学習を通して,著作権についての基礎知識を
身に付け,著作権を大切にしようとする態度を育てる。
(2)知的創造活動を通して,学び方やものの考え方を身に付け,問題の解決や探求活動に主
体的,創造的に取り組む態度を育て,自己の在り方生き方を考えることができるようにす
る。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
5
・「著作権とは何か。」
指導上の留意点
簡単に概要を説明する。
導 入
・高校生に身近な題材で著作権侵害に
40
ついての事例をあげる。
・音楽、写真、問題集のコピーや
ダウンロードなど身近な事例を取
りあげる。
展 開
・著作権についてのWeb教材で学習
・高校生向けの学習教材 (web サ
する。
イト)は多数あり、授業の形態に
あわせて活用する。
・著作権○×クイズを通して基礎的な
・学習プリントを用意する。
知識を身につける。
・著作権についてのポイントを整理す
整 理
5
る。
・コピーライト・ワールド(社団法人著作権情報センターhttp://www.kidscric.com/)
備 考
・情報通信白書 for kids(総務省 http://www.kids.soumu.go.jp/)
・(文化庁 http://www.bunka.go.jp/)
・(日本音楽著作権協会 http://www.jasrac.or.jp/)
101
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H18年度
(総合的な学習の時間―知財活用とモラル―)の学習指導案 18No.20
1.指導目標
(1)知的創造サイクルについての基礎知識を身に付け、知的財産権の保護やモラルの確立が
必要であることについて理解させる。
(2)知的創造活動を通して,学び方やものの考え方を身に付け,問題の解決や探求活動に主
体的,創造的に取り組む態度を育て,自己の在り方生き方を考えることができるようにす
る。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
5
・知的創造サイクル(創造、保護、活
導 入
指導上の留意点
・具体的なサイクル図を示す。
用)について説明する。
・知的創造サイクルが実現している具
40
・生徒に身近な例を示す。
体的な産業社会の実例を調べる。
・知的財産権の保護体系について説明
展 開
・
「知的創造物についての権利」と
する。
「営業標識についての権利」を
体系図で示す。
・知的財産権の保護とモラルついて考
える。
・知的創造サイクルについてポイント
整 理
を整理する。
備 考
102
5
各教科・科目における「知的財産教育」の教材化に関する学習指導案
H18 年度
(総合的な学習の時間−知財セミナー)の学習指導案 18No.21
1.指導目標
(1)
「知的財産セミナー」を通して,産業財産権についての基礎知識を身に付け,その重要性
を理解させる。
(2)知的創造活動を通して,学び方やものの考え方を身に付け,問題の解決や探求活動に主
体的,創造的に取り組む態度を育て,自己の在り方生き方を考えることができるようにす
る。
2.指導項目・内容
指導項目・内容
時間(分)
15
※「知的財産セミナー」の実施
導 入
・知的財産権に関する事前アンケート
指導上の留意点
・生活の場面と密着しているとこ
ろを取り上げる。
の結果について説明する。
・生活に身近な事例を取り上げ,その
60
内容について紹介する。
たものなどを取り上げる。
・
「特許とは何か。」
,
「商標とは何か。
」
展 開
・生活の変化とともに変わってき
・特許権の概要,発明の定義,特
など産業財産権の概要について説
許の出願件数など基礎的な知識
明する。
面の定着を心掛ける。
・産業財産権についての身近な事例を
・生活が知的財産権で守られてい
紹介する。
ることを考えさせる。
・成果発表の場としての「技術・アイ
・高校生の創意工夫など具体的な
ディアコンテスト」,
「パテントコン
作品や事例を紹介する。
テスト」等について紹介する。
・特許電子図書館のテキスト検索など
・従来技術の検索を通して,身近
従来技術の調査法について紹介す
な事例を紹介する。
る。
・事後アンケートを実施し,産業財産
整 理
15
権に関する基礎知識の定着を図る。
・プレゼン資料の準備
備 考
・事前・事後のアンケートの準備
103
104
第6章
6−1
小中学校での学習指導案
小中学校での学習指導案と関連資料
- 105 -
第6章
6−1
小中学校での学習指導案
小中学校の学指導案と関連資料
本章では、三種類の中学校技術家庭科指導案と授業時に配布する印刷資料を紹介してい
る。これらは、中学校実証授業で利用されたものであり、実施報告は第9章実証授業の整
理番号1、2、4を参照して頂きたい。ここで紹介する授業の性格についても、第9章1
節図表9−2の説明に譲りたい。
指導案を参考とする際に留意していただきたいことは、
『18中学No.1』のアクティ
ブタイムバトル特許を教材に利用した指導例は、中学生の特許に対する理解度や学習受容
力を探るために意図的に特許の知識に傾斜した内容を扱っている点である。結果として、
学習者の特許制度に対する好意的な見方は確認できたものの、総体的には知識定着には至
らなかったと判断している。この点の報告は第9章をご参照頂きたい。
『18中学No.1』の意欲的な試み自体は、授業効果の点から若干の反省点を残した
ものとなった。むしろ、この実践が『18中学No.2と18中学No.3』を利用した
実証授業効果との違いを鮮明にした事実に意味があると判断している。18中学No.2
と18中学No.3の指導案は、中学技術家庭科の該当単元が目指す本来の目的を追う過
程に知的財産教育の要素を組み込んでいる。18中学No.3の方がより強く該当単元の
目的に添っているが、結果として、単元の目的に添った形でさりげなく知財教育の要素を
入れた方が効果的という結論に至った。
- 106 -
中学技術・家庭科(技術分野)の学習指導案
1
18中学No.1
指導目標
(1) ゲームソフト(FF)のアクティブタイムバトルについての理解を進める過程で、
技術創造に対する感動体験をさせ、それを知的財産制度(特許・実用新案)につ
いての知識へとつなげ、知財創造者としての人間の存在(自己と他者)を意識さ
せる。
(2) ものづくりが、他生物と隔する人間の特殊性に基づく活動であることに触れ、年
月を重ねる中で、社会的存在でもある人間がやがて、知財権を創造し、知財に対
する法的保護が創造性を促進させてきたことを知らせ、知財権モラルの大切さを
理解させ、積極的に知財に関わろうとする態度を育成する。
2
指導項目・内容
指導項目・内容
時間
指導上の留意点
(分)
導入
・ 日常のコンピュータゲーム体験を発
5 ・FF(ファイナルファンタジ
表させる。
展開
ーの経験について質問する)
・ RPG(ロールプレイングゲーム)の
15
・ あらかじめゲームの対戦場
代表である、ドラゴンクエスト 1 ) と
FF(ファイナルファンタジー
面を動画にしておいて、対
1)
)の
戦場面を視聴体験させる。
戦闘場面のちがいを実際に動画画面
を見て、体験してもらう。
5
・ 視聴後の感想を述べる。
・ 体験した両者のゲームの違いを発表
する。
15
・ ドラゴンクエストの戦闘場
・ 実は、FFには、アクティブタイムバ
面で時間が止まっているこ
トルというシステムが導入されてお
とをゲーム場面に説明を加
り、ドラゴンクエストの戦闘場面で
えて、確認させる。次に、
は、時間が止まっていたけれど、FF
FFをする中で、単純な時
では、時間の流れが戦闘の流れに沿っ
間の流れではなく、戦闘の
て流れたり止まったりするシステム
流れによって時間が止まっ
になっていたことを説明し、もう一度
たり流れたりすることを確
体験して、実感を深めてもらう。
認させる。
・ 次に、単純な時間の流れにすると、ア
クションゲームになってしまうこと
15
・ RPGがアクションゲーム
を伝へ、RPGの面白みとして、戦闘
と違い、経験が成長につな
は単なる戦いではなく、選択動作を入
がる展開になっているとこ
れた思考錯誤の経験が成長へのステ
ろに面白みがあることに言
ップとして存在したことから、RPG
及し、成長・発展という変
では、従来止まっていた時間をアクテ
化が人間を感動させ、それ
ィベート(活性化)したことからアク
が人の望みであることに触
1)ドラゴンクエスト TM 、ファイナルファンタジー TM は登録商標です。
- 107 -
ティブタイムバトルと命名された、言
れ、ものづくりへの内発的
葉の語源についての説明をする。
動機の根拠を示す。
・ アクティブタイムバトルというシス
テムが特許をもっていることを告げ
る。
15
・ 特許について説明を加え、
・ 従来ソフトウェア関連発明は特許の
特許が認可されることで、
対象外とされており、無断で利用され
知的財産が法的に保護を受
ることが多かったが、アクティブタイ
けることを知らせる。
ムバトルシステムについて、株式会社
・特許(パワーポイント)活用
スクウェアが、特許出願をおこなった
ところ、それが認められ、このことに
より、独占的にアクティブタイムバト
ルというシステムをゲームに搭載で
きるようになった歴史的意味合いを
持つシステムであることを知らせる。
・ ものづくりの歴史的流れ、知財権の発
生について、教科書・資料を使って説
15
明し、技術をもつ人間の存在が他生物
・ 人間の創造性のすばらしさ
について触れる。
と隔する点を押さえ、その功罪につい
・ 創造性には、功罪(科学の
ても言及する。
発展と公害の発生)がある
・ 知財権により、製作者に意欲を持たせ
ことをおさえる。
(パワーポ
ることができ、創造活動が活性化され
イント)
る側面があることを告げる。
・ よりよい創造活動の場を作る意識を
10
持つために大切なことは何か考えさ
・ 意見を発表させ、考えを深
める。
せる。
整理
・ 本時のまとめをする。
5
・ よりよい創造活動がよりよ
い社会をつくり、人間の幸
福につながることを押さ
え、今後の自己のあり方に
ついて考えさせる。
・ 次時に今後コンピュータ使
・ 次時の予告をする。
用に関して、必要になる知
的財産(著作権)の学習を
することを告げる。
備考
・教科書新しい技術・家庭(技術分野)口絵p−1∼10
- 108 -
【18中学No.1の指導資料】
アクティブタイムバトルで学ぼう!知的財産制度(特許)
(1)2つのゲームの違いがわかりましたか?
YES
NO
(2)やってみたいのは、どっちのゲームですか?
(3)FFが特許をとったことの意義を考えよう!
(4)売れるソフトを考えよう!
タイトル
ゲームの種類
ゲーム内容
ターゲットは?
- 109 -
確認しよう!
(1)特許とは、(1
)の1つで、
(2
)で有益な(3
(4
法)に基づいた(5
(2)特許を取得すると、(6
)について、
権)を付与すること。
権)が得られて、(7
回収することができ、新たな(8
費)を
)が行われ、より豊かな
社会をつくり上げることができる。
(3)特許をとるには、(9
)に出願する必要がある。特許出願の
手続きを代わりに行う仕事を(10
)が行っている。
(4)特許を取得しないと、新しく発明をおこなっても、他人に特許をとられて、
自分でもその発明を(11
)ことがある。
(5)新しく商品開発を行うときには、あらかじめ特許について調べておかな
いと、(12
)を請求されることがある。
(6)新しい技術が特許として認められることで、新しい産業を生み出し、それが
雇用や市場を作り上げていく。
知的創造―権利設定―権利活用という(13
サイクル)の中で、
さらなる可能性へつながっていく。
(7)世界初の特許法「発明者条例」は(14
(8)日本に特許制度ができたのは(15
その普及の必要性を説いた。
*感想
2年
組
番
氏名
- 110 -
共和国)でできた。
時代)で、(16
)が
中学技術・家庭科(家庭分野)の学習指導案
18中学No.2
1、 指導目標
1
食品の保存方法がわかり、食品に適した保存を行うことができる。
2
冷蔵庫の使い方の注意点を知り、適切な活用ができる。
3
冷蔵庫の冷凍技術の特許を学ぶ過程を通して、科学技術への興味関心を高め、情報収集力
の向上を図り、家庭生活をよりよく営む力をつける。
2、 指導項目・内容
導入
指導項目・内容
時間
指導上の留意点
・日ごろよく使う食材を上げ、その保
5
・保存期間をどうやって確認している
存方法や保存期間について、家庭で
か押さえる。
はどうしているかを発表する。
展開
・食品保存に冷蔵庫が大きな役割を果
10
・食品の鮮度、保存期間が冷蔵庫の保
たしていることを確認し、インター
存温度によって変わる事を知らせ、
ネットで冷蔵庫の使い方を調べる。
食材 別に 適 した 保存 法 があ るこ と
を知らせ、まとめさせる。
・冷蔵庫のどの場所に、何を保存して
10
いるか書き出し、家庭での冷蔵庫の
抑えるだけであることを知らせ、過
活用が正しいものか考える。
信しないように気をつけさせる。
・保存期間を長くするには、微生物の
・JISにより星マークの数で冷凍庫
繁殖を抑える温度にするための冷凍
には冷凍温度の区分があり、保存期
技術があることを知らせる。
間に 2 ヶ月の差があることを知らせ
・日ごろ家庭で冷蔵庫を活用する中で、
る。*冷蔵庫の性能表示をインター
ネットで検索確認
困っている点を発表し、どんな冷蔵
・ビデオ視聴
庫が使いやすいか考える。
・急速冷凍技術の特許に関するビデオ
15
・急速冷凍することで、食品の品質保
を視聴し、冷凍庫の選択や、使い方
持が図られることを知らせる。
についてまとめる。
・よりよい保存について、探求する視
・今後の開発の可能性や課題について
点をもつ。
考え発表する。
整理
・冷蔵庫での保存は、微生物の繁殖を
・食品保存の注意点をまとめる。
10
・学習ノート、プリント記入。
・冷凍技術の開発のビデオを視聴して
・食品保存が食料供給面において、重
どう感じたかプリントにまとめ、今
要なことを知らせ、今後の開発テー
後の製造開発のテーマを考えさせ
マを考えさせ、製造開発研究者への
る。
動機づけを行う。
新しい技術・家庭(家庭分野)「東京書籍」p−30
備考
学習ノート(福岡県中学校技術・家庭科研究会編)p−10
- 111 -
【18中学No.2の指導資料】
食品の保存
*食品名をあげてその保存場所を書こう!
アイスクリーム(
)
卵(
)
干ししいたけ(
)
ロースハム(
じゃがいも(
)
豆腐(
)
キャベツ(
)
牛乳(
)
ステーキ肉(
)
メロン(
残りごはん(
)
かまぼこ(
その他(
)
)(
)
)
)
*冷蔵庫での保存(保温温度と保存食品名をp-32 図8を参考に書こう!)
冷
蔵
室
野
℃)
(
パーシャルルーム(チルドルーム)
冷
(
(
(
℃)
菜
室
℃)
凍
室
℃)
*冷蔵庫使用の注意点
・食品を(
)すぎない
・ドアの開閉は(
)し、(
・料理はから(
)入れる
・冷蔵庫は(
)くらい掃除をする
・冷蔵庫を置く場所は(
*細菌は、(
)を少なく
)の当たる場所や(
℃)で増殖が弱まり、(
)の近くはさける
℃)では、増殖が止まる
*冷蔵庫の性能比較
☆
☆☆
☆☆☆
- 112 -
☆☆☆☆
*冷蔵庫使用の困った点、こうなって欲しい点。
*私が考える、使いやすい、便利な冷蔵庫
*感想
2年
組
番
氏名
参考ホームページ
松下電器産業
http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=NR-F531T
日立製作所
http://kadenfan.hitachi.co.jp/rei/senka/index.html
- 113 -
中学技術・家庭科(家庭分野)の学習指導案
18中学No.3
3、 指導目標
1
日本の食の現状がわかり、日常の食生活をより豊かに工夫する力をつける。
2
餃子の作り方を知り、作製過程におけるコツを理解する。
3
餃子を題材として学習する過程を通して、家庭の食生活と食産業の関わりを知り、日常生
活を豊かに営むための、知財的意識を高める。
4、 指導項目・内容
導入
指導項目・内容
時間
指導上の留意点
・日ごろよく使う調理済み食品につい
5
・プリント、よくつかう調理済み食品
て、発表する。
展開
を確認させる。
・プリント、よく利用する調理済み食
5
・餃子や、コロッケ、シュウマイなど、
品のグラフを見て、なぜ、よく利用
つくるのに 手間がかか る人気お か
されているのか、その理由を考える。
ずが多く利 用されてい る現状を 確
認する。
・餃子は、手作り品と調理済み品のど
5
・手作り品には、技術力と時間が必要
ちらを多く利用しているか、自己の
なことを押さえ、調理済み品の利用
現状を記入し、その理由を書く。
の仕方を考えさせる。
・プリント、餃子に使う材料から、餃
10
子の栄養的な側面を知る。
・餃子が、2群以外の全ての食品群を
含んだ、バランスのとれた食品であ
ることをおさえる。
・餃子を作る上での大変さを考える。
・餃子の具の作製、包み方、焼き方の
すべての過程で、手間がかかり、コ
ツがあり、作製に熟練を要すること
・餃子の大量生産のビデオを見て、餃
子を包む機械製造に特許があること
を押さえる。
20
を知り、感想を書く。
も、重要な役割を果たしていること
・特許技術が食生活を豊かにしている
を知らせ、製造開発技術が特許で守
ことを知り、自己の調理技術の向上
られていることの意味考えさせる。
と、食産業発展の技術向上の両輪が、
整理
・加工食品が食生活を営む上おいて
・製造開発者の存在が、社会を豊かに
豊かな食生活を営むことにつながる
することを知らせ、製造開発への興
ことも理解する。
味関心を高める。
・食生活を営む上での、加工品活用の
5
・プリント記入。
仕方を書く。
・授業の感想を記入する。
備考
新しい技術・家庭(家庭分野)「東京書籍」p−40
- 114 -
【18中学No.3の指導資料
その1】
調理済み食品の利用率
上の結果から、どんなことが言えるだろう?
よく利用される、調理済み食品は、
*自分の生活をふり返ろう!
?餃子を家庭で食べるとき、手作り品が多いですか。調理済み品が多いですか。
(
手作り品が多い
調理済み品が多い
「理由を書こう!」
餃子ってどんな食品?
材
料
(一人分)
豚ミンチ・・・・・・・・・40g(1群)
ねぎ・・・・・・・・・・・10g(3群)
白菜または、キャベツ・・・60g(4群)
調味料
塩・・・・・・・・・・・・1g
しょうゆ・・・・・・・・・2ml
ごま油・・・・・・・・・・1ml(6群)
焼く油・・・・・・・・・・5ml(6群)
餃子の皮・・・・・・・・・5枚
(1)(
(5群)
)以外の食品群がすべて入っている。
(2)作るときに、材料の中に入れる具の(
(3)包むのに、(
)がいる。
(4)焼くのに、(
)がかかる。
- 115 -
)が大変。
)
加工食品(餃子)を作っている現場のビデオを見てみよう!
(感想)
・すごいと思った。(
はい
そうでもない
)
・見た感想を書こう!
・特許を知っていましたか?(
はい
いいえ
)
・発明について、どう思いましたか?
*食生活における加工食品について、あなたの考えを書きなさい。
2年
組
番
氏名
- 116 -
【18中学No.3の指導資料
その2】
実習の目的
・ひき肉の調理上の特質がわかり、ひき肉料理の調理方法を理解する。
・餃子の皮の包み方のコツを理解し、餃子の具を包めるようになる。
・餃子の焼き方を理解し、餃子を焼けるようになる。
材
料
(一人分)
豚ミンチ・・・・・・・・・40g(1群)
ねぎ・・・・・・・・・・・10g(3群)
白菜または、キャベツ・・・60g(4群)
調味料
塩・・・・・・・・・・・・1g
しょうゆ・・・・・・・・・2ml
ごま油・・・・・・・・・・1ml(6群)
焼く油・・・・・・・・・・5ml(6群)
餃子の皮・・・・・・・・・5枚
(5群)
つくり方
①ねぎを細かくきざむ。
②はくさいをさっとゆでて、細かくきざんで、よく水気をしぼる。
③ねぎ、はくさい、ひき肉をボールに入れ、調味料を加えて、ねばりがでるくらい
までよくこねる。
④餃子の皮の中央に、③を大匙1杯くいのせ、皮のまわりに水をつけ、ひだをとり
ながら包む。最後に形を整える。
⑤フライパンに油を熱し、餃子を並べて強火で約1分焼く。
⑥底にこげ色がついたら水を入れて火を弱め、ふたをして、水がなくなるまで
約5分焼く。
ひき肉の特徴
・空気にふれる面が大きく腐敗しやすいので、新鮮なものを選び、早めに使う。
・塩を加えてこねるとねばりがでる。
- 117 -
材料名
一人分
4人分
ぶたひき肉
40g
160g
はくさい
60g
240g
ねぎ
10g
40g
塩
1g
小さじ1弱
しょうゆ
2ml
小さじ1・1/2
ごま油
1ml
小さじ1
油
5ml
大匙1
餃子の皮
5枚
20枚
感想
自己評価
服装
(
A
B
C
)
作業の進め方
(
A
B
C
)
分担・協力
(
A
B
C
)
盛り付け
(
A
B
C
)
味付け
(
A
B
C
)
後片付け
(
A
B
C
)
2年
組
番
氏名
- 118 -
第7章
第5章、第6章の学習指導案に対応するビデオ教材
7−1
高等学校学習指導案(第5章)に対応するビデオ教材
7−2
中学校学習指導案(第6章)に対応するビデオ教材等
- 119 -
第7章
7−1
第5章、第6章の学習指導案に対応するビデオ教材
高等学校学習指導案(第5章)に対応するビデオ教材
本章では、今回の研究で得られた各指導案に対応するビデオ教材を紹介する。学習指導
要領に従い、知的財産教育と整合性を持つ指導案を実施する際の便宜をはかるためにビデ
オ教材を制作したものである。なお、各種指導案で利用する教材は必ずしもビデオ等のメ
ディア教材に限定されるものではない。今回ビデオ教材を先行開発した理由は、メディア
系教材であれば、既存システムに載せるだけでインターネットによるビデオ配信等を迅速
に行えるからである。本ビデオ教材は、学校教育法に規定されている学校あるいはそれに
準ずる教育機関が、固有の組織目的に従って児童・生徒・学生への教育に利用する場合は
自由利用が可能である。
個々の検定教科書、指導案、ビデオ教材の関連性は、第3章17から18頁の一覧表を
ご参照頂きたい。ここでは、平成18年度、平成17年度の順に、本報告書作成時点で取
材先機関から掲載許諾が確認されたビデオ教材を抽出して概要を説明する。なお、ビデオ
整理番号冒頭の17あるいは18の数字は当該ビデオシナリオの企画年度を表している。
●ビデオ整理番号
18No.9−1
伝統陶芸技術をベースに新製品開発を行う
【概要】
焼き物の里で有名な「波佐見焼き」の伝統技術を基に、紙フィルター不要の陶器
製コーヒーフィルターや電子レンジで簡単に手作り豆腐ができる陶製容器等の独自
商品開発を進めているアサヒ陶研(有)をテーマにした。同社経営者や開発者の新
技術開発談から、技術開発の一つのあり方を考える教材。
電子レンジ利用の加熱プレート
- 120 -
紙フィルターを利用しない、陶器の隙間を利用したコーヒー抽出機
従来からの別会社の伝統陶芸会社
同
- 121 -
伝統陶芸会社の製品
●ビデオ整理番号
18No.14−1
椅子のデザイン開発
【概要】
近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科の松本誠一先生が、椅子のデザインを
テーマに、デザイン保護の重要性やデザイン創作の楽しさを説明。同時に、色彩の
基本的考え方も説明していただいた。
- 122 -
●ビデオ整理番号
18No.20−1
技術力を武器にニッチ市場を開拓する
【概要】
長崎県大村市にあるミタカ電機(株)をテーマに、基盤の技術力を背景にした自
動卵割機械等の製品開発を紹介する。独自アイデアを商品化に結びつける技術力の
重要性や製品の地道で継続的な改良の必要性を理解させる内容。
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●ビデオ整理番号
17No.1−1
ブレーンストーミング(その1)
【概要】
国語表現Ⅰの教科書中に記述されている題材。ブレーンストーミングを利用して
生徒がより良い情報手帳を創作する単元であり、ブレーンストーミングの方法をビ
デオ教材で説明する。17No.1−2ブレーンストーミング(その2)とセット。
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●ビデオ整理番号
17No.1−2
ブレーンストーミング(その2)
【概要】
前ビデオの続編。ブレーンストーミングの方法をビデオ教材で説明する。
- 125 -
●ビデオ整理番号
17No.2−1
小説の創作
【概要】
国語表現Ⅱの教科書中に記述されている題材。既存小説の手法を基にして、自分
で小説を創作する授業。ビデオ教材は、小説の創作について説明する部分を主に、
最後の場面で創作されたものは著作物であることを説明している。
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●ビデオ整理番号
17No.2−2
著作権法に規定されている権利
【概要】
創作された著作物に由来する各種の権利を説明している。自分で小説を創作する
授業。生徒が小説の創作を行った後というタイミングをとらえて、著作権等の説明
を行う教材。
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●ビデオ整理番号
17No.3−2
よい工業製品とは
【概要】
新国語総合(教育出版)の教科書39∼48頁にある文章で、よい工業製品を考
えさせる文章がある。この記述をとらえて、国語本来の授業目的を進めながらクリ
ップを利用した創造性涵養と工業製品についても考えさせる教材。
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●ビデオ整理番号
17No.6−1
閲覧制限技術
【概要】
現代社会の「技術革新と経済社会の変化」単元で利用する。内容的には、アルゴ
リズムの説明でも利用できる。インターネット有害情報の閲覧制限技術について、
注目されている特許発明の発明者に、開発の趣旨と技術の内容を語ってもらう内容。
- 129 -
●ビデオ整理番号
17No.8−2
大田区のトキワ精機・・・知財信託
【概要】
パイプを曲げる独自技術を武器に特許権を取得し、その特許権を知的財産信託に
あてることで権利を守る戦略を説明する。また、技術力がある企業が集積する大田
区の利点も説明されている。
- 130 -
●ビデオ整理番号
17No.8−3
大田区の三輝(株)
【概要】
溶接バーナーの逆火による防爆というニッチ分野において、独自の生産技術で地
位を確保している企業の説明。また、生産設備の内製化による技術確保の話も含ま
れている。
- 131 -
●ビデオ整理番号
17No.9−1
アルゴリズムの例・・・電子透かし
【概要】
特許権を取得ずみの電子透かし技術について、開発者にその内容を説明してもら
う。話の中に、アルゴリズムの概念や事例があり、これらを駆使したという発明者
談が含まれている。
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●ビデオ整理番号
17No.15−1
体ほぐし運動
【概要】
現代保健体育の「体ほぐし運動」単元用のビデオで、基本期には単元の目的であ
る体ほぐし運動の説明ビデオである。保健体育の場合知財教育との整合性がとれる
箇所が少ないために、最後にこれらの器具に特許があるか?という扱いで知財要素
を含ませている。
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●ビデオ整理番号
17No.16−1
伊勢崎工業高校の電気自動車開発
【概要】
現代保健体育の「環境汚染の防止と改善」単元で電気自動車を扱う。伊勢崎工業
高校が開発した電気自動車の説明と開発秘話を、担当教員と学生が語っている。本
ビデオは、製品開発という創造性の視点から知財要素に結ぶ内容となっている。
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●ビデオ整理番号
17No.16−2
電気自動車の開発
【概要】
現代保健体育の「環境汚染の防止と改善」単元で電気自動車を扱う。富士重工(株)
で開発中の電気自動車について、電気自動車の基本コンセプトを含めて説明がされ
ている。製品開発に必要なプロセスと知的財産戦略も含んだ内容となっている。
- 135 -
●ビデオ整理番号
17No.17−2
著作権法の基礎知識
【概要】
(社)日本音楽著作権協会の担当者が、著作権法の基礎知識を説明している。J
ASRAC3部作の冒頭ビデオであり、
( 社)日本音楽著作権協会の業務説明ビデオ、
模擬著作権契約交渉ビデオと続いている。
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●ビデオ整理番号
17No.17−3
(社)日本音楽著作権協会の業務
【概要】
(社)日本音楽著作権協会の担当者が、
(社)日本音楽著作権協会の業務内容を詳
細に説明しているビデオ。
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●ビデオ整理番号
17No.17−4
日本音楽著作権協会の契約模擬交渉
【概要】
(社)日本音楽著作権協会の担当者が、銀座の飲食街で模擬著作権契約交渉を行
う場面。著作権契約交渉の実際をもぎ経験する内容。
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●ビデオ整理番号
17No.18−1
数式から芸術を生み出す
【概要】
九州大学芸術工学院の源田研究室をテーマに、数理造形、コンテンツ制作のおも
しろさについて説明がされている。数学が芸術に変わる、数学の意義、アルゴリズ
ムの意義について説明が行われている。後半部で実際のCGアートが流されている。
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●ビデオ整理番号
17No.24−1
情報を守るために・・・著作権の知識
【概要】
情報Aの「情報を守るために」単元で、著作権法に規定する各種権利が内容とし
て扱われている。その内容を説明するビデオである。
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7−2
中学校学習指導案(第6章)に対応するビデオ教材
本章では、第6章の中学校学習指導案番号18中学No.3に対応する、ビデオ整理番
号18No.24−1の教材を紹介する。
●ビデオ整理番号
18No.24−1
餃子の自動製造機械
【概要】
技術・家庭科(家庭分野)の「食品作りに挑戦しよう」単元で用いられるビデオ。
教科書では、挽肉料理の餃子について、手作り品と加工餃子のそれぞれの良さが
説明されている。ここでは、機械で大量生産される餃子の製造機械を紹介する。
注)ビデオ教材配信は下記URL経由で行われる。
http://t-kimura03.cc.yamaguchi-u.ac.jp/vmenu01.htm
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