電球の交換
第 1 章 はじめに
目 次
ページ
本書の適用モデル.......................................................................... 2
新車を購入された時 ..................................................................... 3
車両の保証 .......................................................................................4
安全に関する表示.......................................................................... 5
車に取り付けられているラベル類 .............................................7
車台番号 ...........................................................................................8
盗難防止についてのご注意......................................................... 9
後悔より安全を選びましょう! ................................................ 9
安全・快適ドライブの6ポイント ..........................................10
1
はじめに
本書の適用モデル
このたびは、
ランドローバー車をお買い上げいただきまして誠にありがとうございます。
この取扱説明書は、レンジローバーの4.0および4.6リッターV8ガソリン エンジンの
最新モデルを対象にしています。初めて運転される前に必ず、この「はじめに」のセク
ションを熟読してください。特に「安全・快適ドライブの6ポイント」は重要ですので、
必ずしっかりお読みください。次に、各セクションごとに各装置の使い方、計器類、ド
ライブテクニック、日常運転するうえでの注意事項などをご確認ください。
特にお知りになりたいことがあれば、まず目次と索引を見て、説明されているページを
見つけてください。
レンジローバーの仕様はその国の事情によって異なる場合があり、また車両のモデルに
よっても異なります。従って、この取扱説明書に記載された内容はお客様の購入された
車両に一致しない場合がありますことをあらかじめご了承ください。
ランドローバーは「絶えず製品の品質向上をめざす」というポリシーに沿って、予
告なく仕様を変更する場合があります。本書の記載内容につきましては、その正確
さに関して万全を期しておりますが、内容の不備ならびにそれが原因で発生した財
産損失、物的損害および人身傷害に関しましては、販売店または製造業者の過失が
原因で発生した人身傷害を除き、本書を提供した販売店または製造業者は、その責
任を取りかねますのでご承知おきください。
全ての著作権は保有されています。この出版物はローバー グループ リミテッドの
許可を得ることなく書面や電子的、機械的、写真撮影、録画などによる複製、デー
タベースへの記録、通信等を行うことはできません。
本書中に採用しているイラストは必ずしも日本仕様と合致していない場合があります。
2
はじめに
新車を購入された時
全てのオーナーとドライバーに最適な運転をしていただくように、次の小冊子が車に添
付されています。
1. 取扱説明書:いまお読みになっているこの取扱説明書には、レンジローバーの一般
的な説明をはじめ、サービス上の注意事項、車両の保証、日常のメンテナンスの方
法等、大切なことが書かれています。
2. クイックガイド: 最低限運転に必要な情報が記載されています。詳細については、必
ず取扱説明書をご覧ください。
3. メンテナンス ノート:保証項目、必要な整備項目が示され、適切な期間ごとに整備
点検が実施された場合、ランドローバー特約販売店または指定サービス工場が署名
し、スタンプを押して実施内容を証明します。
ランドローバー特約販売店または指定サービス工場で実施される整備作業は現行の
作業基準に従っておりますが、そのつど変更されることがあります。
4. セールス&サービス ネットワーク:全国のローバー車を取り扱っている特約販売店
および指定サービス工場が記載されています。旅先などでお困りの際は、最寄りの
ランドローバー特約販売店および指定サービス工場にご相談ください。
5. オーディオ システム取扱説明書:オーディオの機能および操作方法を説明していま
す。
新しくレンジローバーを購入された方へのお願い
● 取扱説明書を読みながら、新しい機能や車の最適な使い方を確認してください。
●
レンジローバーは地上高が高めであり、従って通常の乗用車より高い位置に重
心があります。これによって違ったハンドリングや特性がでます。
このような車両の運転経験のない方は特に注意をし、とりわけオフロードを運
転する場合や路面抵抗の低い場所での急なステアリング操作には十分注意を
払ってください。
● 車はランドローバー特約販売店または指定サービス工場で定期的に整備してくださ
い。
3
はじめに
車両の保証
ランドローバーは車両保証として、そのサービスに関する保証書を発行しています。保
証書はメンテナンス ノートの中にあります。クレームを請求される場合、次の注意事
項に従ってください。
1. レンジローバー車両本体またはその部品については、ランドローバー特約販売店ま
たは指定サービス工場に請求してください。この時、できるだけお買い求めになっ
た販売店で手続きされるようお願いします。
2. ランドローバー特約販売店または指定サービス工場は、車両本体または部品を点検
のうえ、保証の対象と認められた場合に無償で修理作業をいたします。当社は修理
作業を実施する前に、必要な場合、部品または材質を検査させていただきます。
3. クレームについては、その内容に関係なく、摩耗や破損の原因、保守を怠った場合
または不法な改造等について調べさせていただきます。あらかじめご了承ください。
4. タイヤやステレオは別扱い保証ですのでご注意ください。当社が標準装備している
タイヤやステレオについては、各メーカーが対応します。詳しくはランドローバー
特約販売店または指定サービス工場にお問い合わせください。
4
はじめに
安全に関する表示
「運転者や他の人が傷害を受ける可能性のあること」を回避方法と共に、下記の表示で
記載してあります。
これらは重要ですので、しっかりお読みください。
指示に従わないと、死亡または重要な傷害に至るもの
指示に従わないと、死亡または重要な傷害を受ける可能性があるもの
指示に従わないと、傷害を受ける可能性があるもの
● その他の表示
車に関することや、その他のアドバイスは下記の表示を使って記載しています。
車のために守っていただきたいこと
車が故障・破損するのを防ぐためのアドバイス、異常事態の処置方法を記載してい
ます
知っておいていただきたいこと/知っておくと便利なこと
5
はじめに
● 運転はルールを守り、マナーよく。
• シートベルトを装着しましょう。
• 法定速度を守りましょう。
• 子供やお年寄りをいたわりましょう。 • 駐車場は、ルールに従いましょう。
• 迷惑運転はやめましょう。
• 自然環境保護に気を配りましょう。
● 保証や点検整備に関することはメンテナンス ノートに記載しておりますので、ご使
用前に必ずお読みください。
● 取扱説明書はメンテナンス ノートと共に、いつも車に保管してください。
● 車をゆずられる時は、次に所有される方のためにこの取扱説明書およびメンテナン
ス ノートを車につけておいてください。
● ご不明な点は、担当セールスマンにおたずねください。
車両に貼ってある警告ラベル
取扱説明書の該当箇所を読む前に、車の構成部品に触ったり調整してはい
けない場所を示しています。
イグニッション システムに高電圧が使われていることを示しています。
イ
グニッション スイッチが「ON」になっている間は、イグニッションの構
成部品に一切触れないでください。
6
はじめに
車に取り付けられているラベル類
車両の各所には安全のための特別な情報について記載されたラベルが貼ってあります。
重要なラベルを以下に示します。
F
A. エア コンディショナー
B. SRSエアバッグ警告ラベル
C. 回転部品には近寄らないでください
D. 車台番号(車両識別番号)
E. ボンネットの開閉方法について
F. 助手席後向きチャイルドシート設置禁止
SRSエアバッグについては、車両のサンバイザーなどに貼ってあるラベルに記載されて
いる注意事項を参照してください。
7
はじめに
車台番号
車両に関してランドローバー特約販売店にご連絡いただく際、車台番号をお尋ねする場
合があります。
車台番号と最大荷重は運転席から見て左側の前照灯の上に取り付けられているパネルに
刻印されています。これはメンテナンス ノートに記録されている車台番号と同じです。
加えて、盗難を妨げ、盗難に遭った際の警察の活動を助けるために、車台番号は同様に
左側のフロント ウィンドウから視認できるように刻印されています。
A. 車台番号(車両識別番号)
B. 最大けん引重量(必要な場合)
C. 車両総重量(必要な場合)
D. 最大前軸重量(必要な場合)
E. 最大後軸重量(必要な場合)
●
安全のために、最大積載重量、最大車両けん引重量、および車軸重量を決して
超えないようにしてください。詳細については、
「テクニカル データ」をお読
みください。
8
はじめに
盗難防止についてのご注意
プロの「車泥棒」を阻止することは困難ですが、ほとんどの「車泥棒」は経験の少ない
者の出来心から行われるようです。
従って、車の安全を守るためには、たとえ数分間車を離れる場合でも以下の3項目の注
意点は必ず守るよう心がけてください。
1. 全ての窓とサンルーフを閉める。
2. 貴重品を車に置いたままにしないか、目につかない場所に隠す。
3. エンジン キーは必ず抜く。
犯罪者は、わずかな「スキ」につけこみます。
以上の3点の注意事項を守るように心がければ、お客様の車の安全を確実なものにする
ことができます。
後悔より、安全を選びましょう!
● 近所の人や通行人に目のつきやすい場所に駐車しましょう。
● 夜間駐車の場合は、なるべく明るい場所を選びましょう。
● 自宅ではなるべく車庫を利用して、必ずキーは抜くようにしましょう。
● スペアキーを車内に置かないようにしましょう。
9
Point 1 お出かけの前に
安全・快適ドライブの 6 ポイント
点検をわすれずに。〈メンテナンスノート参照〉
● 安全・快適にお使いいただくために、点検要領に従って必ず点検しましょう。
● 普段と違う点に気付いたら、ランドローバー特約販売店で点検を受けてください。
(音、におい、ブレーキ液の不足、地面に油のあとが残っている時…)
● 走行中も車の状態に気を配り、いつもと違う音やにおい、運転感覚などを感じたら
早めに点検しましょう。
シートベルトを正しく装着。〈69ページ参照〉
● 運転する人はもちろん、同乗する人にも装着させましょう。
● シートに深く腰かけ、背もたれは必要以上に倒さないでください。
10
Point 1 お出かけの前に
● 腰骨のできるだけ低い位置に装着してください。
● ベルトにねじれがないか確かめてください。
● ベルトが首、あご、顔などに当たらないようにしてください。
● 一本のベルトを二人以上で使用しないでください。
11
Point 1 お出かけの前に
燃料の入った容器やスプレー缶などはのせないで。
● 引火、爆発の恐れがあります。
運転のさまたげになるものには注意を。
● 運転者の足もとに、物を置かないでください。
● フロアマットが、ペダルに引っかからないように注意してください。
• ブレーキやアクセルのペダル操作が、確実にできない恐れがあります。
12
Point 1 お出かけの前に
● 手荷物はシートの高さを越えないようにしましょう。
• 後方視界をさまたげたり、急ブレーキの時などに荷物が飛び出す恐れがありま
す。
排気ガスには十分に気をつけて。
● 排気ガスには無色・無臭で有害な一酸化炭素が含まれているため、吸い込むと一酸
化炭素中毒の恐れがあります。
● 車庫や屋内などの換気の悪いところでは、エンジンをかけたままにしないでくださ
い。
• 車内に排気ガスが侵入し一酸化炭素中毒の恐れがあります。
● 排気管に穴や亀裂があったり、排気音の異常に気付いたらランドローバー特約販売
店で点検を受けてください。
• 排気管の腐食による穴や損傷による亀裂があると車内に排気ガスが侵入する恐れ
があります。
13
Point 2 お子様のために
ドア、ウィンドウ、サンルーフ、シートの操作は必ず大人が。
● 手、足、首などをはさまないよう、気をつけてください。
● パワーウィンドウのメインスイッチは、「OFF」にしておきましょう。
● 走行中、一時停止の時など、窓から手や頭、物などを出さないよう、注意してくだ
さい。
• 思わぬ障害物で事故の恐れがあります。
車から離れる時は、お子様も一緒に連れて。
● お子様だけを車内に残さないでください。
• 炎天下の車内は、高温になり死に至る恐れがあり危険です。
• お子様のいたずらにより車の発進、
火災などの思わぬ事故につながる恐れがあり
ます。
お子様にもシートベルトを。〈71ページ参照〉
● お子様にもシートベルトを装着させるか、チャイルドシートなどをお使いください。
お子様を抱いていても、衝突した時などに支えることができず危険です。
● お子様の首やあごにシートベルトがあたる場合や、腰骨にかからない場合はチャイ
ルドシートなどを使用してください。
シートベルトをそのまま使うと衝突の時に胸部などに強い圧迫を受ける恐れがあり
ます。
14
Point 3 状況に適した運転を
● 走行中ステアリングホイールの中に手を入れて、スイッチを操作しないでください。
• ステアリング操作の妨げになり大変危険です。
● 走行中はエンジンを止めないでください。
• ブレーキ倍力装置が作用しないため、ブレーキのききが悪くなります。
• パワー ステアリングのパワー装置が働かなくなり、ステアリング操作が重くな
ります。
● 走行中はキーをスイッチから外したり、「0」位置にしないでください。
• ステアリングがロックされ、かじとり操作が出来ず大変危険です。
15
Point 3 状況に適した運転を
長い下り坂では * エンジンブレーキを。
● ブレーキペダルを踏み続けて走行するとブレーキが過熱して、ききが悪くなること
があります。
● 長い下り坂では走行速度に合わせ、「2」を使って、エンジンブレーキを併用してく
ださい。エンジンブレーキを最大限にかける必要がある時には、「1」を使用してく
ださい。
* エンジンブレーキとは、走行中アクセルペダルを戻した時にかかるブレーキ力
で、低速ギアほどよくききます。
16
Point 3 状況に適した運転を
雨天時の走行には注意を。
● 雨天時やぬれた道路では、路面が滑りやすくなっておりタイヤのグリップ力が低下
するため、通常より注意深い運転が必要です。
• 急加速、急ブレーキや急なステアリング操作を避け、スピードを落として安全に
心がけてください。
● わだちなどの水のたまりやすい場所では、*ハイドロプレーニング現象を起こしや
すくなります。
* ハイドロプレーニング現象とは、
路面が水でおおわれているところを高速で走行
しようとした時に、タイヤと路面の間に水の膜ができ、タイヤが浮いた状態にな
ることをいいます。このような状態になると、ステアリング操作やブレーキがき
かなくなり、非常に危険です。
17
Point 3 状況に適した運転を
水たまりに入った後はブレーキのきき具合を確認。
● 水たまり走行後や洗車後は、ブレーキペダルを軽く踏んできき具合を確認してくだ
さい。
• ぬれたブレーキはききが悪かったり、
ぬれていない片側だけがきいてステアリン
グをとられることがあります。
● ブレーキのききが悪い時は、前後の車に十分注意しながら低速で走行し、ブレーキ
のききが回復するまで、繰り返しブレーキペダルを踏んでください。
横風の強い日は。
● 横風を受け、車が横に流されるような時は、ステアリングをしっかり握り、スピー
ドを除々に下げて進路を立て直してください。
• トンネルの出口、橋、土手の上、山を削った切り通し、大型トラックを追い越し
たり、追い越されたりする時などには、特に横風が発生しやすいので十分注意し
てください。
18
Point 3 状況に適した運転を
霧が出た時は。
● 霧が出た時は、視界が悪くなりますので、前照灯を早めに点灯します。前照灯は必
ず下向きにし、中央線、ガードレールや前の車の尾灯などをめやすにして、速度を
落として運転してください。
走行中異常があったら。
● 警告灯が点灯したら、直ちに安全な場所に停車し処置をしてください。
〈82∼86ページ参照〉
• 点灯したまま走行を続けると、思わぬ事故のもとになったり、エンジンなどを損
傷する恐れがあります。
19
Point 3 状況に適した運転を
● 走行中にタイヤがパンクやバースト(破裂)してもあわてずに、ステアリングをしっ
かり握り、徐々にブレーキをかけてスピードを落とし、安全な場所に停車してくだ
さい。
• 急ブレーキや急なステアリング操作は車のコントロールを失うことがあり危険で
す。
● 床下に強い衝撃を受けた時は、直ちに車を止めて、ブレーキ液や燃料の漏れ、各部
に損傷がないかを確認してください。
• ブレーキ液や燃料の漏れ、損傷などにより思わぬ事故につながる恐れがありま
す。
車両故障時における安全確保
● 可能な限り道路の安全と交通事情に合わせて、車両を路側等に車の流れから外して
ください。
高速道路で故障が発生した場合、路側帯に止めてください。
● 非常点滅表示灯を点灯させてください。
● 可能ならば停止表示板または発煙筒で、故障車があることを他の車両に知らせるに
十分な距離に置いてください。
● 他の車両がお客様の車両に衝突されても安全な距離に同乗者を避難させてください。
その際、路片に最も近いドアから、降車するようにしてください。
20
Point 4 オートマチック車の扱いには
オートマチック車は、その特性や操作上の注意をよく理解することが大切です。「オー
トマチック ギアボックス」の項もあわせてお読みください。
〈130 ∼137ページ参照〉
オートマチック車の特性を正しく理解。
クリープ現象とは
● エンジンがかかっている時、シフトレバーが「P」、
「N」以外に入っていると、動力
がつながった状態になり、アクセルペダルを踏まなくても車がゆっくりと動き出し
ます。これをクリープ現象といいます。
キックダウンとは
● 「D」で走行中にアクセルペダルを一杯に踏み込むと、自動的に低速ギアに切り換わ
り、エンジンの回転数が上がって、力強い加速を得ることができます。これをキッ
クダウンといいます。
ブレーキは右足で。
● ブレーキペダルは右足で踏む習慣をつけましょう。
• 不慣れな左足では、適切なブレーキ操作ができません。
エンジンをかける前に。
● ペダルの踏みまちがいのないよう、右足でペダルの位置を確認しておきましょう。
21
Point 4 オートマチック車の扱いには
エンジンをかける時。
● 安全のため、シフトレバーは駆動輪が固定される「P」でエンジンをかけましょう。
スタートする時。
● 思いちがいを防ぐため、シフトレバーの位置を目で確認しましょう。
● 発進時のシフトレバーの操作は、右足でブレーキペダルをしっかり踏み、車が動か
ないようにして行いましょう。
● アクセルペダルを踏んだまま、シフトレバーを操作しないでください。
• 急発進して思わぬ事故のもとになります。
● エンジン始動直後は、自動的にエンジンの回転が上がり、クリープ現象が強くなり
ますので、ブレーキペダルはしっかり踏んでいてください。
• エアコン作動時も同じです。
22
Point 4 オートマチック車の扱いには
走行している時。
● 走行中は、シフトレバーを 「N」にしないでください。
• エンジンブレーキが全くきかず、思わぬ事故のもとになります。
● 上り坂で、速度を保とうとしてアクセルペダルを踏み込んだ時、キックダウンによ
り、急にエンジン回転が上がり、思ったより速度が出てしまうことがあります。
アクセルペダルは、慎重に操作してください。
また、すべりやすい路面やカーブでは、急激なアクセルペダル操作は避けてくださ
い。
● 下り坂では、エンジンブレーキも使いましょう。
• フットブレーキを使いすぎると、ブレーキが過熱して、ブレーキのききが悪くな
る恐れがあります。
停車している時。
● 車が動かないようにブレーキペダルをしっかりと踏み、必要に応じて駐車ブレーキ
をかけましょう。
● 停車中の空ぶかしは、やめましょう。
• 万一、シフトレバーが「P」、「N」以外の時、思わぬ急発進のもとになります。
23
Point 4 オートマチック車の扱いには
駐車する時。
● 駐車する時は、シフトレバーを 「P」に入れ、エンジンを止めましょう。
• 万一、シフトレバーを「P」
、
「N」以外に入れていると、クリープ現象で車が動
き出したり、乗り込む時に、誤ってアクセルペダルを踏み込んで急発進したりす
る恐れがあります。
ほかに気をつけたいこと。
● 後退した後は、すぐ「R」から「N」にもどす習慣をつけましょう。
• ちょっと後退した時など、「R」に入れたことを忘れてしまうことがあります。
● 前進から後退、後退から前進する時は車を完全に止め、ブレーキペダルを踏んだま
まシフトレバーを操作してください。
• 車が完全に止まらないうちにレバーを操作すると、
トランスミッション破損の恐
れがあります。
● 車が完全に止まらないうちに、「P」に入れないでください。
• 急停止して危険であるばかりでなく、トランスミッション破損のもとになりま
す。
24
Point 5 駐車や停車はしっかりと確実に
可燃物には注意を。
● 枯草や紙、油、木材など燃えやすいものがあるところには、駐停車しないでくださ
い。
• 排気管や排気ガスの熱により、着火する恐れがあります。
植込みなどにも注意して。
● 植込みなどの近くに駐停車する時には、排気ガスがあたらないように、車の向きを
決めましょう。
25
Point 5 駐車や停車はしっかりと確実に
仮眠する時はエンジンを止める。
● エンジンを必ず止めてください。
• 無意識にシフトレバーを動かしたり、アクセルペダルを踏み込んだりして、思わ
ぬ事故を起こす恐れがあります。
また、無意識にアクセルペダルを踏み続けたりした場合、オーバーヒートなどを
起こしたり、
エンジンや排気管などの異常過熱による火災事故が発生する恐れが
あります。
さらに風向や周囲の状況等によっては、
車内に排気ガスが侵入し一酸化炭素中毒
の恐れもあります。
LOCK
車から離れる時には施錠を。
● 必ず駐車ブレーキをかけ、エンジンを止め、ドアを施錠してください。
● 車内の見えるところに、貴重品などを置かないようにしましょう。
● お子様も連れていきましょう。
LOCK
26
Point 5 駐車や停車はしっかりと確実に
車の移動はエンジンをかけて。
● 車を移動する時は、必ずエンジンをかけてください。
• 下り坂を利用した移動等は、思わぬ事故を招くことがあります。
坂道での駐車は。
● 駐車ブレーキをかけ、シフトレバーを 「P」に入れてください。
さらに、タイヤに輪止めすると効果があります。長時間駐車する場合は、必ず輪止
めをするようにしてください。
27
Point 6 こういうことにも気をつけて
タバコの吸いがらは火を消して。
● タバコ、マッチなどは、確実に火を消してから灰皿に捨て、灰皿は必ず閉めてくだ
さい。
● 灰皿の中に吸いがらをため過ぎたり、燃えやすいものを入れたりしないでください。
アクセサリーの取り付けには注意を。
● ガラス面にアクセサリーなどを取り付けないでください。
• 運転をさまたげたり、吸盤がレンズのはたらきをして火災を起こしたり、思わぬ
事故のもとになります。
28
Point 6 こういうことにも気をつけて
車内にライターや炭酸飲料缶などを放置しないで。
•
炎天下での駐車などで車内温度が上昇すると、
ライターなどの可燃物は自然発火
したり、缶などは破裂したりする恐れがあります。
ラジエーターキャップに気をつけて。
● ラジエーターキャップが熱い時は、外さないでください。
• 蒸気や熱湯が吹き出し危険です。
ステアリングホイールを一杯に回した状態をつづけない。
● ステアリングを一杯に回した状態から、さらに回そうとする力をかけつづけないで
ください。
• パワーステアリングポンプがオイル潤滑不良を起こし、損傷することがありま
す。
29
Point 6 こういうことにも気をつけて
改造はしない。
● ローバー純正部品以外の、車の性能や機能に適さない部品を、使用しないでくださ
い。
• 適正な性能や機能を発揮しなかったり、
思わぬ事故のもとになったりすることが
あります。
• ローバーが運輸省に届け出をした部品以外のものを装着すると、
違反になること
があります。
● ホイールは、ローバー専用品をご使用ください。
• 専用品以外のホイールを使うと、
走行装置やブレーキ装置に支障をきたすことが
あります。
ランドローバー特約販売店にご相談ください。
● 無線装置や自動車電話などの取り付けの際には、必ずランドローバー特約販売店に
ご相談ください。
• 装置や取り付け方法が適切でない場合は、
電子機器部品に悪影響をおよぼすこと
があります。
30
Point 6 こういうことにも気をつけて
● SRSエアバッグ システム装着車は、ステアリングを交換したり、パッドにステッ
カー類を貼ったりしないでください。
計器パネル上面には、ステッカー類を貼ったり、アクセサリーや芳香剤など物を置
かないでください。
また、前面ガラスにアクセサリーなどを取り付けたり、ルームミラーにワイドミ
ラーを取り付けたりしないでください。
•
•
•
SRSエアバッグが正常に機能しなくなります。
作動時にこれらの物が飛ぶことがあり危険です。
次の場合は、必ずランドローバー特約販売店にご相談ください。
①ステアリングまわりの修理
②センターコンソール付近の修理
③カーステレオ等用品の修理
④フェイシア周辺の板金塗装および修理
⑤計器パネルまわりの修理
芳香剤
ステッカー
31
ステッカー
Point 6 こういうことにも気をつけて
発進する時は、まわりの状況に十分注意して。
● 車のまわりには運転席から見えないところ(死角)があります。発進する時は子ど
もや障害物など車のまわりの状況に十分注意してください。
● 駐車後に発進する時は、車の安全確認を十分に行ってください。
● 後退する時に十分な視界が得られない場合は、車から降りて後方を確認してくださ
い。
• バックミラーでは確認しきれない死角(車の直後など)があります。
32
Point 6 こういうことにも気をつけて
● 信号待ち等の停車後に発進する時は、常にまわりの状況に目を配り、安全確認を十
分に行ってください。
33
第 2 章 装置と計器類
目 次
ページ
装置と計器類................................................................................36
ロック.............................................................................................37
テールゲート................................................................................46
メッセージ センター ..................................................................47
シート.............................................................................................59
シート ベルト...............................................................................69
SRSエアバッグ ..........................................................................73
ステアリング コラム ..................................................................77
ドア ミラー...................................................................................78
計器類.............................................................................................80
警告灯.............................................................................................82
ランプと表示灯............................................................................87
ワイパーとウォッシャー ...........................................................89
スイッチ類 ....................................................................................93
ラジオ リモコン(装着車のみ)...............................................95
パワー ウィンドウ ......................................................................96
電動サンルーフ(装着車のみ)................................................99
暖房、換気装置、エアコン.................................................... 103
室内装備 ..................................................................................... 110
この章ではレンジ ローバーの装置と計器類について説明致し
ます。
安全運転のため、必ずこの章をよく読み、運転をされる前に
必要な操作を理解しておいてください。
35
装置と計器類
1. 助手席SRSエアバッグ
2. クルーズ コントロール メイン スイッチ
(装着車のみ)
3. 非常点滅表示灯
4. 電子制御エア サスペンション スイッチ
5. リア フォグ ランプ スイッチ
6. フロント フォグ ランプ スイッチ
(装着車のみ)
7. ライトニング スイッチ
8. ラジオ カセット/CDプレーヤー
リモート スイッチ(装着車のみ)
9. 計器パネル
10. ラジオ カセット、CDプレーヤー
コントロール
11. ヒーター、エアコン スイッチ
12. 灰皿、シガー ライター
13. オートマチック ギアボックス
モード スイッチ
14. ドア ミラー スイッチ
15. パワー ウィンドウ、電動サンルーフ
スイッチ(装着車のみ)
16. 駐車ブレーキ
17. オートマチック ギア セレクター
18. ステアリング コラム調整レバー
19. クルーズ コントロール スイッチ
(装着車のみ)
20. 運転席SRSエアバッグ
36
ロック
施錠(ロック)
お客様には2つのハンドセットに加え、単独のキーをお渡ししています。
●
このキーは、ハンドセットの一部であるキーと全く同じ機能を持ち、緊急時の
使用のみを目的としていますので車内に保管しないでください。
2つのハンドセットには、1、2と番号が付けられています。これらは操作そのものは全
く同じですが、ある部分で異なる信号を送信します。
(レイジー シートの項目を参照し
てください)ハンドセットの交換はランドローバー特約販売店によってのみ交換ができ
ます。この場合、他の2セット(3と4)をご用意できます。
車の盗難防止の方法は4種類あります。
1. ハンドセットを使用して「スーパーロック」を行います。 (より高い安全性確保の
ためにお勧めします。)
2. キーを使用して「スーパーロック」を行います。
3. ハンドセットを使用して施錠を行います。
4. キーを使用して施錠を行います。
●
●
より高い安全性確保のために、
常にハンドセットを使用して車
両の「スーパーロック」を行う
ようにしてください。
(同乗者またはペットなどが乗
車している場合はこの限りでは
ありません。)
エマージェンシー キー
2つのハンドセットに加え、それとは別にキーをお渡ししてあります。これら2つ
のキーは、ハンドセットのキーとしての役割と同じ機能を持ち、緊急時のみでの使
用を前提としています。これらのキーは車内には保管しないでください。
37
ロック
ハンドセット
無線式のリモート ハンドセットには3個のボタンがついています。用途に合ったボタ
ンを押すことによって、リモート ハンドセットは通常のキーと同じように車の施錠や
「スーパーロック」に使用することができます。
1. ハンドセットからキーを取り出す時はこ
のボタンを押します。これによってハン
ドセットは通常のキーのツマミの部分の
役目をし、イグニッション スイッチ、グ
ローブ ボックス、ドア ロックの操作が
できます。
2. 施錠(ロック)ボタン
● 施錠の場合は1回押してください。
●「スーパーロック」を行う場合は2回押し
てください。
●「レイジー ロック」を行う場合は押し続
けてください。
(「レイジー ロック」の項を参照してくだ
さい。)
3. 解錠(アンロック)ボタン
● 解錠の場合は1回押してください。
● 押し続けることによって「レイジー シート機能」が働きます。
(「レイジー シート」
の項目を参照してください。)
38
ロック
盗難防止警告灯
車を施錠後、赤い警告灯(図矢印)が10秒
間素早く点滅して車の施錠が正常にセット
されたことを知らせます。10 秒経過した
後、警告灯の点滅は遅くなり、システムが
解除されるまでの間点滅を続けます。
ドア、ボンネット、テールゲートの何れか
が正しく閉められていない場合、メッセー
ジ センターにどの部分が閉まっていないか
が表示されます。車両から離れた位置から
ハンドセットによる操作が可能な場合でも、施錠をした時は車の近くからロック ボタ
ンが下がっていて警告灯が点滅していることを確認するようにしてください。メッセー
ジ センターが「KEY BATTERY LOW」と表示した場合、ハンドセットの電池を交換す
る必要があります(「ハンドセットの電池交換」の項(P.45)を参照してください)。
●
大気の状態によっては、ハンドセットの電波到達範囲が大幅に狭くなることが
あります。この場合は、ハンドセットを車にさらに近づけて操作してくださ
い。極端な場合、リア サイド ウィンドウのラジオ アンテナにハンドセット
を接触させなければならない時もあります。
39
ロック
スーパーロック
車にハンドセットまたはキーによって「スーパーロック」が施された場合、ドアが車内
から解錠できないようになり、また開くこともできないようになります。
このため、
車内に人が乗っている場合はスーパーロックを行わないようにしてください。
ハンドセットによる「スーパーロック」
ハンドセットの施錠ボタン(1)を(1.5 秒以
内)に「2度押し」します。15秒後、「スー
パーロック」が作動した音が聞こえます。
もし何れかのドア、ボンネットまたはテール
ゲートが開いたままになっていると、メッ
セージセンターはどの部分が開いているかを
表示します。
解錠(アンロック)のしかた
ハンドセットの解錠ボタン(2)を1 度押し、
放します。
ハンドセットが作動しない場合、車はキーを使用して解錠することができます。
キーによるスーパーロック
ハンドセットが使用できる場合、スーパーロックには必ずハンドセットを使用してくだ
さい。但し、ハンドセットが使用できない場合は以下の手順によってキーを使用するこ
とができます。運転席側ドアのキーを0.5秒から1秒の間に車の後方に向かって「2度
回し」して放します。
●
もし何れかのドア、ボンネットまたはテールゲートが開いたままになっている
とメッセージセンターはどの部分が開いているかを表示します。
40
ロック
解錠のしかた
運転席ドアのキーシリンダーにキーを差し込み、時計方向に回します(またはハンド
セットを使用してください)。
●
車内に人が残っている場合は、スーパーロックをかけないでください。車内に
残っている人が、運転席のドア ロック ボタンを押して車内からロックするよ
うにしてください。
同乗者が車内に残る場合には、運転席ドアのロックボタンによって車内から施錠を行う
ことをおすすめします。
付き添い者なしにお子様を車内に置き去りにしないでください。
●
ハンドセットのロックボタンまたはキーの「1度押し」によって施錠すると、
集中ドアロックのみが作動します。解錠は車内から行うことができます。また
車内からドアを開くこともできます。
習慣的に「スーパーロック」を行うことをおすすめします。
車内からのロック
車内から集中ドアロックを作動させるには、全てのドアが閉まっている状態でどちらか
のフロント ドアのロック ボタンを押してください。
●
ロック ボタンによるロックは、車外からは行うことができません。
41
ロック
レイジー ロック
「レイジー ロック」機能によってハンドセットまたはキーによって施錠と同時に窓、サ
ンルーフを閉じることができます。
レイジー ロックの操作
1. ドア、ボンネット、テールゲートが確実に閉まっていることを確認してください。
2. ハンドセットの施錠ボタンを押し続けます(2回押して、2回目を押し続けることに
よって「スーパーロック」ができます)。
キーを使用する場合、施錠の位置にし続けます。
サンルーフが閉じた後、窓が閉まり、ドアとリアゲートが施錠されます。
●
窓またはサンルーフに異物が挟まった場合、一連の動作が停止し、メッセージ
センターが原因を表示します。この場合、異物を取り除いて操作をやり直して
ください。
レイジー シート
レイジー シート機能は運転席シート メモリーが装着されている車のみ使用できます。
この機能によってハンドセットによる解錠の際に電動シート、ミラーの位置を記憶され
た位置に戻すことができます。2個のハンドセットはバッテリー カバーの色が黒と灰色
に分けられていますので容易に識別することができます 。キー1は運転席シート メモ
リー番号1に対応しており、キー2はシート メモリー2に対応しています(「シート」
の項を参照してください)。
●
ハンドセットまたはキーを追加した(キー 3 およびキー4)場合は、それらの
キーはシート メモリー システムには対応していません。
ハンドセットの解錠ボタンを1.5秒間押し続け、(ハンドセットの表示灯が早く点滅し
ます)放します。運転席と両側のドア ミラーがキーに対応したシート メモリーによっ
て記憶された位置に変更します。
● 「レイジー シート」はハンドセットにより「スーパーロック」され、さらに全
ての窓とサンルーフが完全に閉じている場合のみ作動します。ドアを開けた
り、車を再施錠するとキャンセルされます。
42
ロック
自動再施錠
自動再施錠機能は何らかの理由(故障等)で車の解錠が行われた場合、その60秒後に
自動的に再施錠(リロック)されます。
ハンドセットの解錠ボタンを押すと、システムは車を60秒間監視します。この60秒以
内に以下に記す行為、動作があった場合は、再施錠(リロック)は行われません。解錠
(アンロック)されたままの状態となります。
● ドアまたはテールゲートを開いた。
● キーがイグニッション スイッチに差し込まれている。またはスイッチの位置が「I」
にある。
60秒間上記の様な状態にない場合、車は自動的にそれ以前の施錠(ロック)された状
態に戻ります。
チャイルドプルーフ ロック(後席ドア)
後ドアのアパーチャ(ドアを開いた時に見える部分)にあるレバーを矢印の方向に動か
すと作動します。
チャイルド プルーフ ロックが作動する
と、後席のドアは車内から開けることが
できなくなり、これによって走行中に突
然ドアが開くことによる危険を避けるこ
とが出来ます(車外からは通常通り開け
られます)。
ドアの開き方
車外からドアを開ける場合は、ハンドル
の可動部分を指で支えてハンドルを手で
持ちながら固定部分を親指で押すとドア
が開きます。
43
ロック
燃料カットオフ スイッチ
(イナーシャ スイッチ)
このスイッチは安全装置で、事故また
は突然の衝撃の際に自動的にドアロッ
クを解除します(イグニッション ス
イッチが「ON」になっている必要があ
ります)。加えて、燃料ポンプ、ヒー
ター エアコンのファンへの電源を遮断
し、イグニッション スイッチが「OFF」
になるか、室内スイッチがリセットさ
れるまで非常点滅表示灯を点灯させま
す。
スイッチは右前フット スペースのボン
ネット オープナー周辺の垂直パネルの裏に取り付けられています。コインを使用して
取付けネジを反時計方向に回すことによってカバーを取り外します。スイッチが作動し
た場合、メッセージ センターには「REFER HANDBOOK」と「INERTIA SWITCH」と
いうメッセージを交互に表示します。
スイッチをリセットするには、図の矢印で示す位置のスイッチ上部のラバー部を押し込
みます。
●
イナ−シャ スイッチが作動している時でも車の施錠は可能です。
イグニッショ
ン キーを抜き、何れかのフロント ドアを開閉してから、施錠を行ってくださ
い。
●
イナ−シャ スイッチをリセットする前に、燃料が漏れていないことを必ず確
認してください。
44
ロック
ハンドセットの電池交換
電池交換の必要がある場合は、メッセー
ジ センターに「KEY BATTERY LOW」
とメッセージが表示されます。
交換方法
● カバーをコイン等で反時計回りに回
して取り外します。
● 回路基盤に手を触れないようにして
電池を取り外し、+ 側がカバーに合
うようにして新品の電池を取り付け、
カバーを取り付けます。
新しい電池は古い電池を取り外してから1分以内に取り付けるようにしてください(1
分以上経過するとハンドセットの再同調が必要となります。ハンドセットの再同調の項
目を参照してください)。新しい電池はランドローバー特約販売店で入手することがで
きます。
●
指紋は電池の寿命を縮めます。取り付ける時は、電池をきれいに拭き、電池の
平らな面には触れないようにしてください。
ハンドセットの再同調
●
ハンドセットは、コード化されたメッセージを送ります。メッセージはボタン
を押すたびに変わり、ハンドセットを車から電波の届く範囲外で操作したり、
ハンドセットの電池を1分間以上取り外した場合には、一連のコード化された
メッセージの送り順が受け側と合わなくなります。その際は、ハンドセットを
再同調する必要があります。
再同調を行うためには
● 車が施錠されていない状態で、車に向けてハンドセットの施錠(ロック)ボタンを
押しながら、キーを使用して施錠します。
45
テールゲート
テールゲートの開き方
車を解錠した後、リリース ボタンを一度押すと上側のテール ゲートが開きます。
●
開閉をしやすくするため、上側のテールゲートの下側にはハンドルが取り付け
られています。
上側のテールゲートを開いて、リリース ボタンをもう一度押すと下側のテールゲート
が水平の位置まで開きます。
●
車のバッテリーが上がっていたり、接続を外しているとテールゲートを開ける
ことはできません。こうした場合に荷室から物を出す場合は、後席シートを畳
んで車内から取り出してください(「シート」を参照してください)。
テールゲートの閉め方
はじめに下側のテールゲートを確実に閉じてください。
次に上側のテールゲートを引き下げて閉じます。
●
テールゲートを開いたまま走行しないでください。有害な一酸化炭素が車内に
入る恐れがあります。
●
運転をする前または車から離れる前にはテールゲートが閉まっていることを確
認してください。
46
メッセージ センター
ドライバーへの警告とインフォメーションのメッセージが計器パネルの中央下部にある
メッセージ センターに表示されます。メッセージにはそれぞれ優先順位があり、以下
のカテゴリーに分類されています。
重大警告メッセ−ジ
重大な警告メッセージは3回のブザー音とともに表示されます。メッセージはイグニッ
ション スイッチを「ON」にした後、続けて表示され、故障が起きている間は表示し続
けます。
●
これらの警告は無視しないで、早急に修理を行ってください。
重大な警告は継続的に、通常はメッセージ センターの下の行に表示されますが、複数
のメッセージを表示する場合は上の行に表示されます。
警告メッセ−ジ
重大ではありませんが、緊急に整備を行わなければならない場合のメッセージは同様に
メッセージが表示されるたびに3回のブザー音が鳴り、表示が行われます。
●
これらの警告は無視しないで、早急に修理を行ってください。
警告メッセージはおよそ4秒間表示されます。その他のメッセージが保留されている場
合は、表示時間はおよそ2秒間に短縮されます。
47
メッセージ センター
インフォメーション メッセージ
一般情報
全てのインフォメーション メッセージはおよそ4秒間表示されます。その他のメッセー
ジが保留されている場合は、表示時間はおよそ2秒間に短縮されます。重大な警告と警
告メッセージは常にインフォメーション メッセージより優先されます。
インフォメーション メッセージは3種類のカテゴリーに分類されます。
カテゴリー 1
このカテゴリーのメッセージは、はじめにメッセージが表示される際、およびイグニッ
ション スイッチを「ON」または「OFF」にする際に、1回のブザー音が鳴ります。そ
の他の時は、"TAKE CORRECTIVE ACTION AS SOON AS POSIBLE" 「できるだけ早
く修理等を行ってください」のメッセージのみ表示されます。
カテゴリー 2
この種類のメッセージは "TAKE CORRECTIVE ACTION AS SOON AS POSIBLE"「で
きるだけ早く修理等を行ってください」のメッセージが表示されるごとに1回のブザー
音が鳴ります。
カテゴリー 3
この種類のメッセージを表示する際にはブザーは鳴りません。"TAKE CORRECTIVE
ACTION AS SOON AS POSIBLE" 「できるだけ早く修理等を行ってください」のメッ
セージだけが表示されます。
48
メッセージ センター
下記の重大な警告は優先順位に従って表記されています。
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
MARKET NOT SET
メッセージ センターの言語が
指定されていません。
メカニックによる点検を受け
てください。
SEAT BELT PLEASE
シートベルトが装着されていま
せん。
シートベルトを装着してくだ
さい。
ELECTRICAL FAULT*
メッセージ センターの通信に
故障があります。
できるだけ早くメカニックに
よる点検を受けてください。
INERTIA SWITCH*
燃料カット オフ スイッチが作動
しました。
イナ−シャ スイッチをリセッ
トしてください。
「ロック」
の項を参照してください。
GEARBOX OVRHEAT*
オートマチック ギアボックス
オイルの温度が高すぎます。
減速するか、1段低いギアを
選択してください。メッセー
ジが点灯し続ける場合は、車
を止めてギアボックスを冷却
し、その後も点灯を続ける場
合はメカニックによる点検を
受けてください。
TRANSFER OVRHEAT*
トランスファー ギアボックス
オイルの温度が高すぎます。
減速するか、1段低いギアを
選択してください。メッセー
ジが点灯し続ける場合は、車
を止めてギアボックスを冷却
し、その後も点灯を続ける場
合はメカニックによる点検を
受けてください。
49
メッセージ センター
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
LOW COOLANT
エンジン冷却水の量が少なく
なっています。
クーラントをリザーバーに補
充し、メカニックによる点検
を受けてください。
DOOR OPEN RH-R
右リア ドアが開いています。
ドアを閉めてください。
DOOR OPEN LH-R
左リア ドアが開いています。
ドアを閉めてください。
DOOR OPEN LH-F
左フロント ドアが開いています。 ドアを閉めてください。
DOOR OPEN RH-F
右フロント ドアが開いています。 ドアを閉めてください。
BONNET OPEN
ボンネットが開いています。
ボンネットを閉めてくださ
い。
IGNITION KEY IN
イグニッション スイッチにキー
が差し込まれたままになってい
ます。
キーを抜いてください。
LIGHTS ON
ライトが点灯しています。
ライトを消してください。
HEADLIGHT DELAY
前照灯遅延が選択されました。
前照灯は自動的に消灯します。
特に作業の必要はありませ
ん。
SLOW:55 KPH MAX
エア サスペンションの故障です。 車速を55km/h未満に下げ、
メカニックによる点検を受け
てください。
ENG OIL OVERHEAT
エンジン オイルの温度が高すぎ
ます。
停車してエンジンを冷却し、
故障が解消しない場合は運転
をやめてメカニックによる点
検を受けてください。
* これらのメッセージは 「REFER HANDBOOK」と交互に表示されます。表示された
場合、取扱説明書の該当する項目を参照して詳細をご覧ください。
50
メッセージ センター
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
AIRBAG FAULT
エアバッグに問題があります。
メカニックによる点検を受け
てください。
RH FRONT WINDOW
LH FRONT WINDOW
RH REAR WINDOW
LH REAR WINDOW
以下の何れかと交互に表示され
ます。WINDOW NOT SET、
WINDOW BLOCKED、
ANTI-TRAP OFF、または
WINDOW OPEN
同時に表示されるメッセージ
の内容を参照してください。
SPEED LIMIT---
お客様がセットしたスピード
リミットを超えています。
SPEED LIMIT OFF
お客様がセットしたスピード
リミットはキャンセルされま
した。
必要な時に再セットしてくだ
さい。
FUEL GAUGE FAULT
燃料計に不具合があります。
メカニックによる点検を受け
てください。
TEMP GAUGE FAULT
水温計に不具合があります。
メカニックによる点検を受け
てください。
LH SEAT HEATER
左シート ヒーターのヒューズが
切れています。
新しいヒューズを取り付けて
ください。このメッセージ
には続いてヒューズ番号の
メッセージが表示されます。
RH SEAT HEATER
右シート ヒーターのヒューズが
切れています。
同上
SUNROOF NOT SET
TRANSFER NEUTRAL
速度を下げるか、機能を
「OFF」にしてください。
「ワンタッチ機能」と「挟みこみ 「電動サンルーフ」を参照し
防止機能」が設定されていません。 て、
「ワンタッチ機能」と
「挟みこみ防止機能」をセッ
トしてください。
トランスファー ボックスが
ニュートラルの位置にされま
した。
51
トランスファーをニュートラ
ルにする必要がない場合、
ヒューズ11を取り外して
ください。
メッセージ センター
以下は警告メッセージです。
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
TAILGATE OPEN
テールゲートが開いています。
テールゲートを閉じます。
WINDOW BLOCKED
ウィンドウを閉じる際に「アンチ
トラップ(挟まり防止)機能」が
障害物を感知しました。
交互に表示されたメッセージ
が示す位置のウィンドウに挟
まっている障害物を取り除き
ます。
SUNROOF BLOCKED
サンルーフを閉じる際に「アンチ
トラップ(挟まり防止)機能」が
障害物を感知しました。
サンルーフを再び閉じる前に
障害物を取り除きます。
ANTI-TRAP OFF
ウィンドウまたはサンルーフの
開閉部に障害物がないことを
何れかのアンチ トラップ(挟まり 確認します。
防止)機能が停止されました 。
このメッセージは原因となる
位置を示すメッセージと交互に
表示され、どの位置に問題があ
るかを表示します。
EAS FAULT
エア サスペンション システムに
故障があります。
メカニックによる点検を受け
てください。
ABS FAULT
アンチロック ブレーキ システム
に故障があります。
メカニックによる点検を受け
てください。
SLOW: 30 KPH MAX
現在の車高では車速が高すぎます。 30km/h未満に車速を下げて
ください。
SLOW: 55 KPH MAX
現在の車高では車速が高すぎます。 55km/h未満に車速を下げて
ください。
52
メッセージ センター
ヒューズ故障メッセージ
下記のヒューズ故障メッセージはインフォメーション カテゴリー 1 に属します。
(ヒューズの交換については「ヒューズ」の項目を参照してください。)
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
FUSE 2 TO 22 FAILED
ヒューズ2から22の故障
ヒューズ切れ
新しいヒューズを取り付けて
ください。
1.
ヒューズ10から20の故障メッセージが表示される場合、
「RH SEAT HEATER
(右側シート ヒーター)」または「LH SEAT HEATER(左側シート ヒーター)」
の表示が同時に行われる場合があります。この場合はヒューズが切れたことに
よって関連するシート ヒーターの故障とみなされていることが考えられます。
2.
ヒューズ12の故障メッセージが表示される場合、
「HEATED REAR WINDOW
(リア デフロスター)の表示が同時に行われる場合があります。この場合は
ヒューズ12が切れたことによって関連するリア デフロスターの故障とみなさ
れていることが考えられます。
3.
全ての場合で、ヒューズの故障メッセージは関連するメッセージに付随する場
合があります。例:「RH SEAT HEATER (右側シート ヒーター)」の後に
「FUSE 10 FAILED (ヒューズ10の故障)」が表示されます。
4.
ヒューズ1は計器パネル用のものです。このヒューズに不具合が生じた場合、
ヒューズを交換してください(メッセージ センターは計器パネルの機能に含
まれるため、この場合のメッセージは表示できません)。
5.
複数のヒューズに故障が起きた場合、メッセージは各ヒューズ個別に表示され
ます。
53
メッセージ センター
電球についての故障メッセージ
以下のメッセージはインフォメーション カテゴリー1に属します。(「電球の交換」の
項目を参照してください。)
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
RH DIP BEAM
(右下向きビーム)
電球の故障(球切れ)
電球を交換します。
LH DIP BEAM
(左下向きビーム)
電球の故障(球切れ)
電球を交換します。
RH MAIN BEAM
(右上向きビーム)
1つまたは両方の電球の故障
(球切れ)
電球を交換します。
LH MAIN BEAM
(左上向きビーム)
1つまたは両方の電球の故障
(球切れ)
電球を交換します。
RH SIDE LIGHT
(右車幅灯)
電球の故障(球切れ)
電球を交換します。
LH SIDE LIGHT
(左車幅灯)
1つまたは両方の電球の故障
(球切れ)
電球を交換します。
FRONT INDICATOR
(前方向指示灯)
1つまたは両方の電球の故障
(球切れ)
電球を交換します。
RH FRONT FOG
電球の故障(球切れ)
(右フロント フォグランプ)
電球を交換します。
LH FRONT FOG
電球の故障(球切れ)
(左フロント フォグランプ)
電球を交換します。
RH TAIL LIGHT
(右尾灯)
電球の故障(球切れ)
電球を交換します。
LH TAIL LIGHT
(左尾灯)
電球の故障(球切れ)
電球を交換します。
RH BRAKE LIGHT
(右制動灯)
電球の故障(球切れ)
電球を交換します。
LH BRAKE LIGHT
(左制動灯)
電球の故障(球切れ)
電球を交換します。
REAR INDICATOR
(後方向指示灯)
1つまたは両方の電球の故障
(球切れ)
電球を交換します。
RH REAR FOG
(右リア フォグランプ)
電球の故障(球切れ)
電球を交換します。
LH REAR FOG
(左リア フォグランプ)
電球の故障(球切れ)
電球を交換します。
54
メッセージ センター
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
RH REVERSE
(右後退灯)
電球の故障(球切れ)
電球を交換します。
LH REVERSE
(左後退灯)
電球の故障(球切れ)
電球を交換します。
NUMBER PLATE
電球の故障(球切れ)
(ナンバープレートランプ)
電球を交換します。
複数の電球に故障が起きた場合、メッセージは個別に表示されます。
電球の故障のメッセージはイグニッション スイッチを「ON」または「OFF」にした時
または操作を行った部分の電球が故障している時に表示されます。「BULB FAILURE
(電球の故障)」メッセージは関連する部品のメッセージとあわせて表示されます。
例:「RH REAR FOG」の後に「BULB FAILURE」が表示されます。
55
メッセージ センター
その他の故障メッセージ
以下のメッセージはインフォメーション カテゴリー1に属します。
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
LOW SCREEN WASH
ウィンドウ ウォッシャーの
液量低下
ウィンドウ ウォッシャー液を
リザーバーに補充します。
GEARBOX FAULT
ギアボックスの故障
メカニックによる点検を
受けてください。
TRACTION FAILURE
トラクション コントロールの
故障
メカニックによる点検を
受けてください。
LOW BRAKE FLUID
ブレーキ液の液量低下
リザ−バ−に液を補充し、
メカニックによる点検を
受けてください。
ODOMETER ERROR
距離計の故障
メカニックによる点検を
受けてください。
KEY BATTERY LOW
ハンドセットの電池電圧低下
ハンドセットの電池を交換
してください。
以下のメッセージはインフォメーション カテゴリー2に属します。
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
CATALYST OVRHEAT*
触媒の過熱
REAR WINDOWS OFF
リア ウィンドウの操作スイッチは 特に作業の必要はありませ
作動不可能です。
ん。
MEMORY 1 STORED
シートとミラーの位置をメモリー
1に記憶しました。
特に作業の必要はありませ
ん。
MEMORY 2 STORED
シートとミラーの位置をメモリー
2に記憶しました。
特に作業の必要はありませ
ん。
REAR WINDOWS ON
リア ウィンドウの操作スイッチは 特に作業の必要はありませ
作動可能です。
ん。
MIRROR DIP STORE
ドア ミラーの後退時自動角度変更 特に作業の必要はありませ
位置がメモリーに記憶されました。 ん。
「警告灯類」の項を参照して
ください。
56
メッセージ センター
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
WINDOW NOT SET
ワンタッチ機能とアンチ トラップ ワンタッチ機能とアンチ ト
(挟まり防止)機能がセットされて ラップ(挟まり防止)機能を
いません。
セットしてください
(「パ ワーウィンドウ」の項を
参照してください)
。
SUNROOF NOT SET
ワンタッチ機能とアンチ トラップ ワンタッチ機能とアンチ ト
(挟まり防止)機能がセットされて ラップ(挟まり防止)機能を
いません。
セットしてください(
「サン
ルーフ」の項を参照してくだ
さい)。
WINDOW SET
ワンタッチ機能とアンチ トラップ 特に作業の必要はありませ
(挟まり防止)機能がセットされま ん。
した。
SUNROOF SET
ワンタッチ機能とアンチ トラップ 特に作業の必要はありませ
(挟まり防止)機能がセットされま ん。
した。
TRACTION OVRHEAT
警告灯が点滅しています。トラク アクセル ペダルを緩めてホ
ション コントロールはシステムの イール スピンを抑えてくだ
ブレーキ機構のオーバーヒートを さい。
避けるために作動を停止しますが、
ブレーキ機構が冷却された場合に
再度作動を始めます。
INT LIGHTS OFF
自動点灯機能が「OFF」にされま 「室内装備」の項を参照して
した。
ください。
INT LIGHTS ON
自動点灯機能が「ON」にされま
した。
EAS MANUAL
エア サスペンションがアクセス
位置にセットされました。
荒れた路面を走行する際にご
注意ください。
ALTERNATOR FAULT
ダイナモ(発電機)不良
メカニックによる点検を受け
てください。
57
「室内装備」の項を参照して
ください。
メッセージ センター
メッセージ
メッセージの意味
作業事項
MIRROR DIP ON
ドア ミラー後退時自動角度変更
機能が「ON」になりました。
特に作業の必要はありませ
ん。
MIRROR DIP OFF
ドア ミラー後退時自動角度変更
機能が「OFF」になりました。
特に作業の必要はありませ
ん。
* このメッセージは 「REFER HANDBOOK」メッセージと交互に表示されます。表示
された場合、取扱説明書の該当する項目を参照して詳細をご覧ください。
以下はインフォメーション カテゴリー3のメッセージです。
メッセージ
メッセージの意味
SUNROOF OPEN
サンルーフが開いたままの状態で 車から離れる場合は、サン
イグニッション キーを取り外し、 ルーフを閉じてください。
運転席のドアを開けました。
RIGHT PARK LIGHT
右前後の車幅灯を駐車灯として
点灯しました。
駐車灯の必要がない場合は消
灯してください。
LEFT PARK LIGHT
左前後の車幅灯を駐車灯として
点灯しました。
駐車灯の必要がない場合は消
灯してください。
PARK LIGHTS
左右前後の車幅灯を駐車灯として
点灯しました。
駐車灯の必要がない場合は消
灯してください。
MOVEMENT DETECT
「スーパーロック」を行う際に
超音波システムが車内の動きを
検知しています。
作業事項
動きの原因を取り除き、再度
施錠します。車内に人や
ペットを残したまま「スー
パーロック」による施錠を行
わないようにしてください。
SELECT NEUTRAL
ギアボックスがニュートラルの
位置でない時にはギア レンジ
の選択を行うことはできません。
ニュートラルを選択します。
SLOW DOWN
トランスファー ギアのレンジを
変更するには車速が高すぎます。
レンジを変更するには車を停
止します。
58
シート
手動式前席シート(装着車のみ)
●
走行中は、シートを調整しないでください。または、助手席の乗客がシートを
深く倒したままで走行しないようにしてください。
●
背もたれと背中の間にクッションなどを入れないでください。
正しい運転姿勢がとれないばかりか、シートベルトなどの効果が十分に発揮さ
れない恐れがあります。
●
同乗者が、背もたれを倒して横になったままの状態で走行することはしないで
ください。背もたれを直立(垂直)状態から15度倒すと、シートベルトの効果
が最適になります。
前後への移動
レバーを持ち上げてシートを前後に調整します。運転前にレバーから手を放した後、
シートを前後させ、シートがラッチにロックされていることを確認してください。
59
シート
背もたれの調整
最適な角度になるまでダイヤルを回します。
高さの調整(運転席のみ)
レバーを伸ばしてシート座部が最適な高さになるまで押すか、引きます。
ヘッド レストの調整
ヘッド レストは衝突時の頭部の後方への動きを抑制するように設計されています。
ボタンを押して上下します。後頭部にできるだけ近くなるように前後に動かして調整し
ます。
60
シート
●
ヘッドレストを外した状態で走行しないでください。また、固定できる高さを
越えて使わないでください。衝突の時等に重大な損傷を受ける恐れがあります。
走行前に必ず正しい位置に調整してください。
●
シートを完全に後ろに倒すためにヘッドレストを取り外した時は、必ず正しい
方向に再度(頭部に対して前傾)取り付けてください。
折り畳み式アームレスト
前席の内側に折り畳み式のアームレストが
取り付けられています。
水平になるまでアームレストを引き下げ、
ノブを調整して最適な角度に合わせます。
電動式前席シート(装着車のみ)
シートの調整はイグニッション スイッチ
が「I」または「「II」」の位置にある場合、
もしくはイグニッション スイッチが「0」
の時でフロントドアが開いている場合の
み可能です。
以下の機能を使用することが出来ます。
シートの前後調整
スイッチを前後に押してシートを最適な
位置に合わせます。
61
シート
●
走行中は、シートを調整しないでください。または、助手席の乗客がシートを
深く倒したままで走行しないようにしてください。
●
背もたれと背中の間にクッションなどを入れないでください。
正しい運転姿勢がとれないばかりか、シートベルトなどの効果が十分に発揮さ
れない恐れがあります。
シート クッションの角度
スイッチを前後にひねってシート クッショ
ンを上下させて最適な位置に合わせます。
シート クッションの高さ
スイッチを上下させてクッションの高さを
調整します。
62
シート
ランバー サポートの調整
上のスイッチを押すとランバー サポート量が
増え、下のボタンを押すと減少します。
背もたれの調整
背もたれの角度が最適になるまでスイッチを
前後にひねって調整します。
●
同乗者が、背もたれを倒して横になったままの状態で走行することはしないで
ください。背もたれを直立(垂直)状態から15度倒すと、シートベルトの効果
が最適になります。
ヘッド レストの調整
ヘッド レストが後頭部の位置に合うまでス
イッチを上下して調整します。
63
シート
●
ヘッドレストを外した状態で走行しないでください。また、固定できる高さを
越えて使わないでください。衝突の時等に重大な損傷を受ける恐れがあります。
走行前に必ず正しい位置に調整してください。
●
シートを完全に後ろに倒すためにヘッドレストを取り外した時は、必ず正しい
方向に再度(頭部に対して前傾)取り付けてください。
64
シート
運転席シート/ミラー メモリー機能(装着車のみ)
●
すべての電動シートに、シートとミラーのメモリー機能が付いているわけでは
ありません。
●
シート/ミラー メモリーを作動させる前に、シートの周辺に障害物がないこ
とを確認してください。
レンジ ローバーは2つの異なるシート/ミラー位置を記憶することができます。位置
をメモリーに記憶させる為には、イグニッション スイッチが「I」または「II」の位置
にセットされていて、トランスミッションが後退の位置にない必要があります。
運転席とドア ミラーを最適な位置に合わせ、シート メモリー ボタンと1または2の
ボタンを約2秒間押し続けます。位置がメモリーに記憶されるとメッセ−ジ センタ−
に「MEMORY 1 STORED」(メモリー1 が記憶されました)または「MEMORY 2
STORED」と表示されますので、確認することができます。
他のドライバーによってシートの位置が変更された後、記憶させた位置に戻すには、1
または2のボタンを押すことによってシートとミラーの位置は各々の記憶された位置に
戻ります。これらが記憶された位置に戻ると、警告音がなって一連の動作が終了したこ
とを知らせます。
●
灯火類が点灯している時に位置を記憶させると、計器パネルの照明の明るさも
同様にメモリーに記憶されます。
65
シート
運転席のワンタッチ操作
ワンタッチ機能は1または2のボタンを短時間押すことによって作動します。
シートは自動的に記憶された位置に戻ります。
ワンタッチ操作は他のメモリー スイッチを押すか、シート操作スイッチを押すことに
よっていつでも停止することができます。
何れかのシート メモリー スイッチを押すことによって全ての動作は即座に停止します。
シート下部のスイッチのうち1つを押すと、記憶された位置への移動は停止しますが、
シートは押されたボタンに対応する方向に移動します。
スイッチから手を放すと全ての動作が停止します。
● ワンタッチ機能はエンジンが掛かっている時は作動しません。またシフト レバーが
「P」の位置以外にある時も作動しません。
レイジー シート
レイジー シート機能はハンドセットによってドアの解錠を行う際にシートとミラーの
位置をメモリーから呼び出します。
車にハンドセットによるスーパーロックが施されている場合、ハンドセット1の解錠ボ
タンを1.5秒以上押すと運転席とミラーの位置はメモリー スイッチ1に記憶された位
置にセットされます。ハンドセット2の解錠ボタンを1.5秒以上押すと運転席とミラー
の位置はメモリー スイッチ2に記憶された位置にセットされます。
助手席シート メモリー(装着車のみ)
助手席シート メモリーの操作は以下の部分を除いて運転席と共通です。
● 通常のメモリー操作ができれば、常にワンタッチ機能は作動します。
● 助手席シートのメモリー機能には、ミラー位置や計器パネルの照度を記憶する機能
はありません。
● メッセージ センターによるメモリー位置へのセット情報の表示は行われません。
66
シート
後席シート
●
走行中に、シートを動かさない
でください。
●
後席シートを折り畳む際には、
指が挟まれないように注意して
ください。
後席シートの折り畳み
分割式後席シートの片方または両方をそ
れぞれ独立して折り畳むことによって荷
室面積を広げることができ、完全に折り
畳むことによって更に広い荷室を確保す
ることができます。
後席シートを折り畳む前に、後席シート
ベルトが確実に各シート ベルト クリッ
プに取り付けられていることを確認して
ください(イラスト参照)。中央のシー
ト ベルトの損傷を避けるために、ベル
トをバックルに巻取り、後席シート中央
の収納位置に格納してください。
後席シートのどちらかを折り畳む場合
は、イラストの A の位置のボタンを押
し、背もたれを1 の方向に折り畳みま
す。さらに広い荷室を確保するには、
シート座部も2 の位置まで畳み込みま
す。
後席シートを通常の位置に戻したら、運
転する前に背もたれが正しく固定されて
いることを確認してください。
67
シート
●
シート座部が完全に固定されていない場合、背もたれを上げることができない
場合があります。
●
シートを元の位置に直立させた時は、
運転する前に必ずシート取付部の状態を確
認し、背もたれを引くなどして確実に固定されていることを確認してください。
後席ヘッド レストの調整
ヘッド レストは衝突時の頭部の後方への動きを抑
制するように設計されています。ボタンを押して
ヘッドレストを持ち上げます。
後頭部にできるだけ近くなるように前後に動かし
て調整します。
●
ヘッド レストは必ず首でなく後頭部を支
えるように調整してください。ヘッド レ
ストを取り外して同乗者を乗せないでく
ださい。
後席アームレスト
アームレスト最上部の「引き紐」を引き、水平の位置になるまでアームレストを引き下
げます。
68
シート ベルト
シートベルトの安全な装着方法
お客様の車の各シートベルトは大人の方が一人で使用することを前提としています。
シートベルトは人命を救う安全装備です。シートベルトを装着しないで衝突事故が発
生すると、乗員が車内または時には車外に投げ出され、その人自身あるいは他の乗員
にけがを負わせることになります。
●
常にすべての乗員がシートベルトを正しく装着するようにしてください。
(たと
え、わずかな時間でも)正しく装着していないと、衝突の際に死亡事故や重体事
故につながる危険性が高くなります。
●
SRSエアバッグ システムは、シートベルトの効果を最大限に発揮するための補
助装置であり、シートベルトに代わるものではありません。シートベルトは常に
装着してください。
●
シートベルトを装着する時は、必ずベルトを調整してたるみの無いようにしてく
ださい。シートベルトを余分に引き出してシートベルトをたるませないでくださ
い。シートベルトの効果を最大限に発揮させるためには、シートベルトをいかな
る時も体にしっかりと密着させるようにしてください。
●
腰部のベルトは、必ず腰骨にかけ(腹部は絶対に止めてください)、肩掛けベルト
は首にかからないように気を付けながら肩から胸に斜めにかけるようにしてくだ
さい。
●
1つのシートベルトを2人で使用したり、シートベルトの円滑な動きを妨げたり、
シートベルトをねじったまま使用しないでください。
●
ペン、キー、メガネなどの固いものや壊れやすいものを身に付けたままでシート
ベルトを装着しないでください。
●
前席の同乗者が、背もたれを倒して横になったままの状態で走行しないようにし
てください。背もたれを直立(垂直)状態から15度倒すと、シートベルトの効果
が最大限発揮されます。
●
乳幼児を膝に乗せないようにしてください。衝突時の衝撃は体重の30倍に達するた
め、お子様を支え続けることは不可能です。安全のために、乳幼児は後席シートに
座らせ、シートベルトを装着させるか、チャイルド シートなどをお使いください。
●
シートベルト バックルには異物(特にお菓子や飲み物)が入らないようにしてく
ださい。それらはバックルの作動を不完全にする可能性があります。
●
車がひどい衝撃を受けた後やベルト表面にほつれが出てきた場合は、必ずシート
ベルトを交換してください。
●
妊娠中や疾患のある方は最も安全なシートベルト装着法について医師の助言を求
めてください。
●
大きな荷物をシートに載せて運ぶ時は、
シートベルトを使用して固定してください。
万一の事故の場合には、その荷物が車内に飛散し、けがを負う恐れがあります。
69
シート ベルト
上部固定部の調整
快適性と安全性の為に、上部固定部(支点)
の高さを調整することができます。イラス
トの矢印のボタンを押しながら上下に移動
すると調整することができます。
最大の効果を得るため、シート ベルトは首
と肩の端の中間を通るように掛けてくださ
い。
運転される前に固定部が確実にロックされ
ていることを確認してください。
リールへのシートベルトの巻取り
ベルトを肩から胸にわたってかけ、バック
ルにカチッと音がするまでプレートを差し
込みます。シートベルトは人体の骨格(骨
盤、胸、肩)をもとに設計されており、また
シートが通常使用時の角度に立っている状
態でのみ効果を発揮します。
●
助手席を極端な角度に倒した状態
で運転を続けないようにしてくだ
さい。
70
シート ベルト
2点式シート ベルトの装着
後席中央のシート ベルトには2点式が採用
されています。調整するには、快適な位置
に締め付けられるようにスライダーを引い
て長さを調整してください。プレートを最
も近い中央部のバックルに差し込んでくだ
さい。
チャイルド シ−ト(乳幼児への装着)
全ての乳幼児用シートは2点式シートベル
トか3点式の下部ベルトによって固定する
ように設計されています。
チャイルド シートを取り付ける場合は、各メーカーの取扱説明書に従うようにしてく
ださい。チャイルド シートが確実に取り付けられていないと衝突時または急停止時に
お子様に大きな危険があるばかりでなく、他の乗員を負傷させる恐れがあります。
後席シート中央には2点式ベルトが取り付けられていて、手動で固定の締め付け具合を
調整することができるのでチャイルド シートの取り付けには最適です。
大きなお子様は後席の左右シートのシートベルトをご利用ください。
●
保護者なしでお子様を車内に残さないでください。
•
炎天下の車内は、高温になり死に至る恐れがあり危険です。
•
お子様のいたずらにより車の発進、火災などの思わぬ事故につながる恐れ
があります。
車のフェイシア パネルに貼ってある右記のシンボルは、
助手
席にSRSエアバッグが装着されているため、助手席で後ろ
向きのタイプのチャイルド シートをお使いならないようにと
いう警告です。このタイプのチャイルド シートは、エアバッ
グが膨張した場合に大変危険で、お子様にけがを負わせる恐
れがあります。
71
シート ベルト
●
乳幼児はシートベルトを装着するには体格が未熟なため、チャイルド シート
を使用するか体格にあった安全装備を行うようにしてください。その際は、必
ずメーカーの取扱説明書の指示に従ってください。
●
絶対に乳幼児を膝のうえに抱えないでください。衝突時の衝撃は体重の30倍
に達するため、お子様を支え続けることができません。
●
安全性に問題があるので、背もたれにチャイルド シートを掛けることはしな
いでください。
●
事故統計によれば、お子様は前席よりも後席で正しくお乗せになるほうが安全
であるという結果が出ています。ただし、お子様の体格に合った前向きのチャ
イルド シートを用意して、お子様を前席に乗せる必要がある場合は、シート
をいっぱいまで後ろに下げた上で、必ず認定品の前向きのチャイルド シート
を使用してください。後ろ向きのチャイルド シートは決して助手席に取り付
けないでください。
シート ベルトの手入れ
定期的にベルトの布地を点検してください。ベルトの固定ポイントや長さの調節をする
箇所については特に注意深く点検してください。衝撃を受けた場合または布地にほつれ
が見られる場合は必ずシート ベルトを交換してください。
布地の脱色や漂白をしないでください。布地の清掃は温水と漂白剤の含まれていない洗
剤を使用し、自然乾燥をさせて完全に乾燥するまで巻取らないようにしてください。
巻取り式シート ベルトの点検
時々下記の点検を行ってください。
1. シートベルトを装着し、バックル付近のベルトを素早く上に引きます。バックルが
確実に固定されていることを点検します。
2. シートベルトを装着し、シートに深く掛けて、緩みなくシートベルトが巻き込まれ
るかを確認します。上体を腰部から素早く前に動かしてロックが自動的にロックさ
れてベルトが伸びないことを確認します。
3. シートベルトを外し、ベルトを一杯に引いてください。スムーズに引き出せること
を確認してください。
シートベルトに不具合があった場合には、直ちにお近くのランドローバー特約販売店に
ご相談ください。
●
衝撃を受けた場合または布地にほつれが見られる場合は、必ずシートベルトを
交換してください。
72
SRS エアバッグ
SRSエアバッグ システム
SRSエアバッグ システムは、正面からの衝撃に対してドラ
イバーと助手席同乗者の安全性を向上させるための補助保
護システムです。
●
エアバッグは、正面からの衝撃に対してのみ、安全性を向上させる補助装置で
あり、シートベルトに代わるものではありません。あらゆる事故に際し、最大
限の安全性を得るためにシートベルトは必ず装着してください。
73
SRS エアバッグ
SRSエアバッグ システムの仕組み
SRSエアバッグ システムは、
(下図のように)ツイン エアバッグが装備されており、運
転席と助手席の乗員を保護します。正面から衝撃を受けて衝突した場合、エアバッグ コ
ントロール ユニットのクラッシュ センサーが衝撃による減速を監視し、SRSエアバッ
グ システムを作動すべきかどうかの判断を行います。
衝撃が大きい場合は、各エアバッグを作動させます。エアバッグは瞬間的に膨張し、そ
の際大きな音がでます。同時に、煙や粉が舞うことがありますが、これはいずれも人体
に無害なものでエアバッグの異常ではありません。急ブレーキをかけたり、小さな衝突
を受けたり凹凸面を通過しても、エアバッグが膨張することはありません。エアバッグ
は、膨張した後すぐに収縮し、ドライバーの視認性に影響する心配はありません。
●
膨張した後のSRSエア バッグ部品は高温を伴うため、冷えるまでは絶対に触
れないでください。
●
エア バッグは、かなりの速度で膨張するため、顔に擦り傷などを作ることが
あります。エア バッグの膨張が原因で起こるけがを最小限にするために、運
転席、助手席ともに正しい着座姿勢を取り、シートを適度な範囲で後ろに下
げ、シートベルトを正しく装着するようにしてください。
●
エア バッグ モジュールのカバー(ステアリング ホイール センター パッドま
たはフェイシア)に、エア バッグの膨張を妨げたり、膨張時に車内に散乱し
けがの原因になりかねないアクセサリー部品を取り付けないでください。
●
エアバッグは、激しい正面衝突の場合にのみ膨張し、側面からの衝突や追突さ
れた場合、および横転事故や軽度な正面衝突の場合には、作動しません。
74
SRS エアバッグ
●
SRSエアバッグ システムを装備していても、次のような状況が考えられるた
めシートベルトは必ず装着してください。
•
•
●
安全のため、エアバッグの取り扱いは次の点に注意してください。
•
•
●
エアバッグは、正面からの強い衝撃を受けた時にだけ膨らみます。側面や
後方からの衝撃や、横転などの事故、正面からの小さな衝撃の際は、保護
の効果をもたらしません。
エアバッグは、瞬時に膨らみ、しぼむので、多重衝突の際に起こり得る二
次衝撃からドライバーを守ることはできません。
走行中は、エアバッグに触れたり、足を載せたりしないでください。エア
バッグが開かなくなります。
やむを得ず、助手席に小さいお子様を乗せる時は、後ろ向きのチャイルド
シートは使用しないでください。必ず認定のある前向きチャイルド シート
を助手席シートをいっぱいまで後ろに下げて使用してください。
SRSエアバッグ システム警告灯
SRSエアバッグ システムの異常は、計器パネルの警告灯に表示されます。次の状
態になった時は、必ずランドローバー特約販売店または指定サービス工場でシステ
ムの点検を受けてください。
•
•
•
●
イグニッション スイッチを「II」の位置に回しても警告灯が点灯しない。
イグニッション スイッチを「II」の位置に回して、8秒たっても警告灯が
消えない。
走行中、警告灯が点灯する。
イグニッション スイッチを「II」の位置にすると、システムの診断コントロ−
ルユニットはユニット内のメモリーと警告灯の電球の点検を行います。不具合
があると、警告灯が点灯または点滅します。
75
SRS エアバッグ
整備情報
SRSエアバッグ システムについては、ランドローバー特約販売店または指定サービス
工場で定期検査を受け、10年使用した後は一部の構成部品を交換する必要があります
(メンテナンス ノートに記載の「エアバッグ モジュールの交換」の項を参照)。安全性
を確保するため、この作業は必ずランドローバー特約販売店または指定サービス工場に
ご依頼ください。ランドローバー特約販売店では作業完了時にメンテナンス ノートの
該当ページに記録することになっています。
さらに、以下のような状態になった場合は、必ずランドローバー特約販売店にご相談く
ださい。
● エアバッグが膨張した。
● 車両前部が損傷したにもかかわらず、エアバッグが膨張しなかった。
● エアバッグ モジュール カバー(ステアリング ホイール パッドと助手席フェイシ
ア パネル)に破損や亀裂(きれつ)が見られる。
●
SRSエアバッグの部品は整備、修理、交換または改造をご自分でなさらないで
ください。エアバッグの部品およびその付近にあるハーネスに手を加えると、
システムの誤作動の原因となり、けがをする可能性があります。
●
SRSエアバッグの構成部品は電気的、物理的な干渉に敏感で、これらを受ける
と、簡単にシステムが損傷し、エアバッグが故障したり誤作動したりする原因
となります。
以下の作業は必ずランドローバー特約販売店にご依頼ください。
•
以下の部品を含むSRSエアバッグの構成部品またはその周辺の配線(黄色
のワイヤ ハーネス)の取り外し、修理。ステアリング ホイール、ステア
リング コラム、計器パネル、フェイシア パネルを含む。
•
自動車電話、2バンド ラジオ、カー オーディオなどの電装品の取り付け。
•
バンパーやシャシーを含む車の前面への改造、車両前部へのアクセサリー
部品の装着。
●
車を売却される場合は、この車がSRSエアバッグ装着車であることを新しい
所有者に伝え、エアバッグ モジュールの交換の日付がメンテナンス ノートに
記載されていることを伝えてください。
●
膨らんでいないエアバッグを装着している車両を解体することは非常に危険で
す。車両を解体する前に安全な方法でエアバッグを膨張させるために必ずラン
ドローバー特約販売店に相談してください。
76
ステアリング コラム
●
絶対に、走行中はステアリング ホイールの高さを調整しないようにしてくだ
さい。思わぬ事故につながる恐れがあり非常に危険です。
ステアリング ホイールの調整
ステアリング ホイールの角度と高さを運転に最適な位置に調整することができます。
レバーをステアリング ホイールに向かって一杯に引きます。
レバーをこの位置にして、ステアリング コラムを上下させて角度を、またステアリン
グを前後に押し引きしてステアリングと体の間隔を最適な位置に調整します。
最適な位置に合ったらレバーを放し、ステアリング コラムをロックします。
77
ドア ミラー
電動ドア ミラー
1. スイッチをスライドさせて左右のミラーのどちらかを選択します。
2. イグニッション スイッチを「I」または「II」の位置に合わせ、ミラ−スイッチを合
わせたい方向に押すとミラーのガラス面が前後左右に移動します。
●
電動シート装着車の場合、ミラーの位置とシートの位置を連動して記憶するこ
とができます(「シート」の項を参照してください)。
●
ドア ミラーはガラス面の曇りや霜を取り除くためのヒーターが内蔵されてい
ます。この機能はエンジンが掛かっている状態で使用することができます。
ドア ミラー後退時自動角度変更機能(装着車のみ)
運転席シート メモリー装着車の場合はリバース ギアが選択された場合にミラーが自動
的に下向きになるようになっています。必要に応じてミラーの位置は以下の手順で調整
できます。
1. イグニッション スイッチを「I」または「II」の位置にします(エンジンは始動しま
せん)。
2. リバース ギアを選択します。
3. 最適な位置に左右のミラーを調整します。
4. シート メモリー スイッチと1または2ボタン(運転席シ−トメモリーと同調して
入る方)を同時に2 秒間押します。メッセージ センターには「MIRROR DIP
STORE」と表示されます。
78
ドア ミラー
後退時の自動角度変更機能を作動させないためには
イグニッション スイッチを「I」または「II」の位置にし(エンジンは始動しません)、
ギア シフト レバーを「R」(後退)に入れます。
メモリー スイッチを2秒間押して、メッセージ センターに「MIRROR DIP OFF」と
表示され、音が鳴ることを確認します。
後退時の自動角度変更機能を作動させる場合
イグニッション スイッチを「I」または「II」の位置にし(エンジンは始動しません)、
ギア シフト レバ−を「R」(後退)に入れます。
メモリー スイッチを2秒間押し続けてメッセージ センターに「MIRROR DIP ON」と
表示されることを確認します(ミラーは工場出荷時の位置または事前にセットされた位
置に戻ります)。
手動による調整
各ミラーは手動で4つの位置に調整することができます。
ミラー本体を前方または後方に完全に倒して車の側面にたたむことができるので、狭い
道を通過する際に役立ちます。ミラー本体は2つの中間点にも調整することができ、運
転席側、助手席側ミラ−をそれぞれ希望の位置にあわせることができます。
運転席側は前方の中間位置に、助手席側は、後方の中間位置にそれぞれ合わせてくださ
い。
79
計器類
1. タコメーター
エンジン スピードを1分間あたりの回転数で表示します。
レンジ ローバーにはエンジンの最高回転数を下記の回転数に達した場合に制限する
機能が取り付けられています。
エンジン回転数の上限:5,500 rpm
2. スピード メーター
1時間当たりのキロメートルの走行速度を示します。
3. オドメーター
車の総走行距離数を表示します(イグニッション スイッチを「II」の位置にすると
表示が点灯します)。
4. トリップ メーター(1)
各走行ごとの距離数を表示します(「トリップ コンピューター」の項も参照してく
ださい。イグニッション スイッチを「II」の位置にすると表示が点灯します)。
5. トリップ メーター リセット ボタン(1)
このボタンを押すとトリップ メーターの距離数表示が0に戻ります。
●
計器パネルを開いたり、電球を交換しないでください。これらの作業を行った
場合、保証の対象外となる場合があります。
80
計器類
6. 水温計
エンジン冷却水の温度が通常の作動温度に達した場合、針はほぼ垂直の位置になり
ます(外気温によって若干の変動があります)。針がゲージの赤い部分に達すると、
水温計の赤の警告灯が点灯します。点灯した場合、車をできるだけ早く安全な位置
に止め、運転を続けずにメカニックによる点検を受けてください。
7. 燃料計
イグニッション スイッチを「OFF」にすると針は「0」の位置を指しますが、
「II」の
位置にすると素早く燃料のレベルを指します。燃料を入れた後は、その時のタンク
の残量を素早く反映させます。
●
針は燃料の残量が15リッター以下の場合、表示を行いません。
タンク内の燃料の残量が約9リッターになると、橙色の警告灯が点灯します。点灯した
場合はできるだけ早く燃料を補給してください。
燃料タンクの容量:約100リッター
●
ガソリン車の場合は、決して燃料を使い切らないようにしてください。ミス
ファイヤが起こると触媒コンバーターを傷めます。
81
警告灯
警告灯の仕様はモデルと購入された国によって異なる場合があります。
警告灯によっては計器パネルのメッセージ センターに表示されるメッセージと同調し
ているものがあります(メッセージ センターの解説を参照してください)。
警告灯の色は以下のように分類されています。
緑または青の場合は正常に作動しています。
橙または黄色の場合、注意を促します。
赤の場合、警告を示します。
●
エンジンが回転している時、または走行中に赤いランプが点灯した時は、運転
しないでください。
エンジン点検 − 橙
イグニッション スイッチを「II」の位置にすると警告灯が点灯し、電球の点
検を行ってエンジンが掛かると消灯します。その他の場合に点灯した時はエ
ンジンの故障です。点灯した場合は減速して、すぐメカニックによる点検を
受けてください。
駐車ブレーキ/ブレーキ液警告灯 − 赤
イグニッション スイッチを「II」の位置にすると電球の点検のために約3
秒間点灯し、また、同様にイグニッション スイッチが「II」の状態で駐車
ブレーキを引くと点灯します。
警告灯は駐車ブレーキが完全に下ろされるか、電球の点検が終了すると消灯します。運
転中に点灯した場合、故障であることを示します。
82
警告灯
●
ブレーキ警告灯が点灯したままで運転をしないでください。
●
走行中点灯した時や駐車ブレーキを解除しても消灯しない時は、ブレーキ液量
を点検し、下限より下がっていたら補充してください。
●
ブレーキ液量が下限以下になっていないのに点灯する時や、駐車ブレーキをか
けても点灯しない時は、お早めにランドローバー特約販売店で点検を受けてく
ださい。
●
車を始動させた際に、時々警告灯が消灯するまで約40秒間位要する場合があ
ります(この場合、ABSまたはトラクション コントロール警告灯が点灯しま
す)。
触媒 − 赤
イグニッション スイッチを「II」の位置にすると、電球の点検の為に約3秒
間点灯し、触媒が過熱した際に点灯します。警告灯が消えないか、運転中に
点灯を始めた場合は、減速してできるだけ早く安全な位置に停車します。運
転を続ける前にメカニックによる点検を受けてください。
シートベルト − 赤
イグニッション キーを「II」の位置にすると警告灯が6秒間点灯します。運
転する前にシートベルトを締めるようにしてください。
バッテリー充電 − 赤
イグニッション スイッチを「II」の位置にすると電球の点検の為に点灯し、
エンジンが始動すると消灯します。点灯し続けるか運転中に点灯した場合
は、故障であることを示します。至急、メカニックによる点検を受けてく
ださい。
83
警告灯
トレーラー方向指示器 − 緑
この警告灯はトレーラーが車のマルチ ピン ソケットに接続されている場
合のみ点灯します。警告灯は方向指示器と連動し、トレーラーの方向指示
器が作動していることを示します。トレーラーの方向指示器が故障してい
る場合、警告灯は点灯しません。
油圧低下 − 赤
イグニッション スイッチを「II」の位置にすると電球の点検の為に点灯し、
エンジンが始動すると消灯します。エンジン始動後も点灯を続ける場合、
または走行中に点灯した場合は、エンジンオイルの圧力が低下しているこ
とを示しています。
●
エンジン回転中に点灯した場合は、直ちに安全な場所に停車してエンジンを止
め、エンジンオイル量を点検してください。
エンジンオイルが減っていないのに点灯している時や、エンジンオイルを補充
しても点灯する時は、直ちにランドローバー特約販売店へご連絡ください。
●
点灯したまま走行しないでください。エンジンが損傷する恐れがあります。
●
外気温が非常に低い場合、警告灯が消えるまで数秒間かかることがあります。
アンチロック ブレーキ システム(ABS)− 黄色
イグニッション スイッチを「II」の位置にすると約1秒間警告灯が点灯し、
すぐ消灯し再度点灯します。警告灯が消えず、再度点灯を続けた場合は
ABSに故障があるため、できるだけ早くランドローバー特約販売店で点検
を受けてください。警告灯は車速が7km/hに達すると消灯します。
警告灯が点灯を続けるか、運転中に点灯を始めた場合は自己診断機能によって故障が発
見されたことを示します。メッセージ センターには「ABS FAULT」のメッセージが表
示され、ABSシステムが完全に作動しない可能性を示しますので、できるだけ早くメカ
ニックによる点検を受けるようにしてください。
84
警告灯
SRSエアバッグ − 赤
イグニッション キーを「II」の位置にすると警告灯が約8秒間点灯します。
その他の場合に点灯した場合は故障であることを示します(「SRS エア
バッグ」の項を参照してください)。至急、メカニックによる点検を受けて
ください。
トランスファー ギアボックス − 燈色
シフト レバーを「Hゲート」に動かすとライトが点滅しはじめ、トランス
ファー ギアボックスがあるレンジからもう一方のレンジにシフトし終える
まで点滅し続けます。
このライトが点滅しなくなるまでブレーキ ペダルから足を放したり走行したりしない
でください。
トラクション コントロール − 橙
イグニッション スイッチを「ON」 にすると約3 秒間点灯し、その間に
ABSとトラクション コントロールは自己診断を行います。
運転中にこの警告灯が最低2秒間点灯した時は、トラクション コントロー
ルが作動していることを示します。トラクション コントロールが停止すると警告灯は
すぐに消えます。警告灯が最低10秒間点滅した場合、システムの使い過ぎですので、そ
の場合はシステムを冷却後、再度使用することができます。
警告灯が点灯を続ける場合は、故障ですのでメカニックによる点検を受けてください。
方向指示器 − 緑
方向指示器の動作に連動して右または左のライトが点滅します。警告灯が
2 回点滅した場合は、方向指示器の電球が切れていることを示します
(メッセージ センターには対応したメッセージが表示されます)。トレー
ラーをけん引していてその電球が切れている場合はメッセージは表示されません。非常
点滅表示灯を点灯した場合、両側の警告灯が連動して点灯します。
前照灯上向きビーム − 青
前照灯を上向きにすると点灯します。
灯火類点灯 − 緑
車幅灯または前照灯が点灯している場合に点灯します。駐車灯が点灯して
いる時または前照灯遅延消灯機能が作動している場合は点灯しません。
85
警告灯
エア サスペンション − 橙
電球の点検の為にイグニッション スイッチが「ON」になった時に点灯し、
2秒間点灯を続けます。加えて、走行中に「High」または「Extended」が
選択された場合、または故障が起きた時に点灯します。
●
キー抜き忘れ警告:キーがイグニッション スイッチに差し込まれていて運転
席のドアが開かれ、エンジンが回転していない場合に音による警告が行われま
す。キーを抜くか、ドアを締めると警告音は停止します。
メッセージ センターには 「IGNITION KEY IN」と表示されます。
●
ライト オン警告:前照灯が点灯中、キーをイグニッション スイッチから抜き
ドアを開くと、音による警告が行われます。消灯するか、ドアを締めると警告
音は停止します。メッセージ センターには「LIGHTS ON」と表示されます。
●
運転席シート ベルトの警告:約6秒間、もしくはシート ベルトが装着される
まで警告音が鳴り、メッセージ センターに「SEAT BELT PLEASE」と表示
されます。
●
ハイ/ロー レンジの切り替え時の警告:ハイ レンジとロー レンジを切り替え
ようとすると、警告音が鳴ります。切り替えを完了するまたはキャンセルする
と警告音は止まります。
86
ランプと表示灯
方向指示器(ウインカー)
レバーを下げると左の、上げると右の方向指示灯を点灯します(該当する緑の警告灯が
計器パネルに点灯します)。
車線変更の際にはスプリングの抵抗を感じる位置までレバーを上下させてください。
車幅灯、テールライト、
計器パネル照明
イグニッション キーを挿し
てライトニング スイッチを
「1」にします。
前照灯
ライトニング スイッチを 「2」
にします。
車から離れる時に進路を照らす
には、以下の順序で前照灯と室内照明の
遅延消灯機能を働かせることができます。
前照灯、室内照明の遅延消灯
1. ライトニング スイッチを 「2」にし、イグニッション スイッチを「II」にします。
2. イグニッション スイッチを「0」に戻し、キーを取り外してライトニング スイッチ
を「2」から「0」にします。
3. 前照灯は約25秒間点灯を続けます。またメッセージ センターには「HEADLIGHT
DELAY」と表示されます。
87
ランプと表示灯
前照灯の上向き、下向きビームの切り替え
ステアリング コラムに向かってレバーを一杯に引くと下向きビームから上向きビーム
への切り替えが行われます(上向きビームの場合、青の警告灯が計器パネルに点灯しま
す)。
前照灯を点滅させる場合は、ステアリング ホイールに向かって軽く引き、すぐに放し
てください。
駐車灯
ライトニング スイッチを1にし、イグニッション スイッチを抜いて方向指示器レバー
を下げると左側の車幅灯と尾灯が点灯し、上げると右側の車幅灯と尾灯が点灯します
(レバーが中央の位置にある場合は両方が点灯します)。消灯する場合は、ライトニング
スイッチを「0」にします。
計器パネル照明
レバ−上面のロッカー スイッチを何回か右または左に回すようにして(スイッチは1回
ごとに戻りますが)計器パネル照明の光量を調整することができます。減光機能は同様
にスイッチ類、エアコン液晶ディスプレイの光量も調整します。
また滅光機能はメッセージ センターの明るさも調整しています。ただし、計器パネル
照明の明るさを最大にセットしている時(スイッチを右に回したまま)、ロッカー ス
イッチを一瞬左に回すとメッセージ センターの表示だけが減光し、計器パネル照明の
明るさは最大のままになります。
●
メモリー付き電動シート装着車では、車幅灯が点灯している際にシート ポジ
ションを記憶させるとその時の計器パネルの光量も同時に記憶されます。
88
ワイパーとウォッシャー
前面ガラス ワイパー
前面ガラス ワイパーはイグニッション スイッチが「I」または「II」の位置にある時の
み使用することができます。
前面ガラス
前面ガラスのワイパーのみを作動させる場合は、レバーをステアリング ホイールから
見て押し込むようにします。
1回作動
レバーを「1」に上げ、放します。
間欠作動
レバーを「2」の位置に下げると間欠的に作動します。ダイヤルを左か右に回すと拭き
取りの間隔が増減します。
標準速度/高速作動
レバーを「3」の位置に下げると標準の速度で、「4」にすると続けて早く拭き取りを行
います。
89
ワイパーとウォッシャー
後面ガラス
レバーをステアリング ホイールに向けて引く
と後面ガラスのワイパーが間欠的に作動しま
す。
この位置では前面ガラス ワイパーの前ページ
に記してある4 種類の全ての機能を使用する
ことができます。
前面ガラス ワイパーが間欠作動している場合
は、前面ガラス ワイパーの動作と同時に作動
します。前面ガラス ワイパーが連続で作動している場合は、ダイヤルによって間隔を
調整することができます。
●
水気のないウィンドウではワイパーを動かさないでください。ガラスを傷つけ
ます。
●
厳寒や猛暑の日には、ブレードが凍っていたり、ガラスに張りついていないこ
とを確認してください。
●
冬季には、アームとブレードのまわりや、前面ガラスのワイパーの通り道や
ヒーターのエア インテークから雪や氷を取り除いてください。
前面ガラス ウォッシャー
下側ボタンを押し続けると、フロント
ウォッシャーが作動し、拭き取りを行い
ます。ウォッシャーはボタンを押してい
る間作動を続けます。
ボタンを放すと、ワイパーは3回完全に
拭き取り動作を行った後に停止するか、
選択されているワイパーの作動を続けま
す。
瞬間的に下側ボタンを押すと、事前に設
定されたウォッシャーの動作を行います。ウォッシャーは瞬間的に作動し、ワイパーは
3回完全に拭き取り動作を行った後に停止するか、選択されているワイパーの作動を続
けます。レバーをフロント ワイパーの他の動作にセットすると、ウォッシャーの作動
は停止されます。
90
ワイパーとウォッシャー
●
ワイパー システムがウォッシャーの液量の低下を検知すると、ボタンを押し
続けても事前設定の動作のみを行います。つまり短時間のウォッシャー作動の
みが行われ、あとの3回の拭き取りは行いません。
ウォッシャー ノズル
前面ガラスのウォッシャーのノズルを調整するには、ノズルに針を差し込みウィンドウ
の中央の線にウォッシャーが吹き付けられるように調整します。
ノズルに異物が詰まった場合、針や細い線を使用して異物を取り除くことができます。
後面ガラス ウォッシャー
上側ボタンを押し続けると、リア ウォッシャー
が作動し、拭き取りを行います。ウォッシャー
はボタンを押している間作動を続けます。ボタ
ンを放すと、ワイパーは3回完全に拭き取り動
作を行った後に停止するか、選択されているワ
イパーの作動を続けます。
瞬間的に上側ボタンを押すと、事前に設定され
たウォッシャーの作動を行います。ウォッ
シャーは瞬間的に作動し、ワイパーは3回完全
に拭き取り動作を行った後に停止するか、選択されているワイパーの作動を続けます。
レバーをリア ワイパーの他の動作にセットすると、ウォッシャーの作動は停止されま
す。
リア ワイパーは後退ギアが選択された際に自動的に作動し、同時にフロント ワイパー
の連続、間欠作動が続けられます。
前照灯ウォッシャー、ワイパー
前照灯ウォッシャー、ワイパーはタイマーによって制御され、前照灯が点灯されている
時に前面ガラス ウォッシャーを作動させると同時に作動します。
●
ワイパー システムがウォッシャーの液量の低下を検知した場合は、前照灯
ウォッシャー、ワイパーは作動しません。
91
ワイパーとウォッシャー
前面ガラス ウォッシャーの液量の低下
ウォッシャー液の量が低下していると、メッセージ センターには 「LOW SCREEN
WASH」メッセージが表示されます。メッセージはイグニッション スイッチが「ON」
になっているか、
「II」の位置にある時にワイパーが作動した場合に表示されます。シス
テムをリセットするにはリザーバーにウォッシャー液を注入し、
イグニッション スイッ
チを「OFF」にします(「前面ガラス ウォッシャー液の点検と補充」(P.172)の項を参
照してください)。
92
スイッチ類
フェイシア センター コンソール スイッチ
以下のスイッチは運転席と助手席の間のセンター コンソールに取り付けられています。
フロント フォグ ランプ(装着車のみ)
スイッチを押すと点灯または消灯をし、ランプが点灯している間はこの表
示灯が点灯します。
フォグ ランプはイグニッション スイッチが「II」の位置にあり、前照灯ま
たは車幅灯が点灯している場合に表示灯が点灯します。フォグ ランプの点灯操作はラ
イトニング スイッチまたはイグニッション スイッチが「OFF」にされた場合、再度操
作する必要があります。
視界が確保されたらできるだけ早く消灯するようにしてください。
リア フォグ ランプ
スイッチを押すと点灯または消灯をし、ランプが点灯している間はこの表
示灯が点灯します。リア フォグ ランプはイグニッション スイッチが「II」
の位置になっているか、以下の場合のみに点灯します。
● 前照灯が点灯している場合
● 車幅灯とフロント フォグ ランプが点灯している場合
リア フォグ ランプの点灯操作はライトニング スイッチまたはイグニッション スイッ
チが「OFF」にされた場合、再度操作する必要があります。
●
視界の良い時にこのランプを使用すると後続車がまぶしく感じ、運転に支障を
きたします。視界が悪い時だけ使用してください。
93
スイッチ類
非常点滅表示灯
スイッチを押すと点灯します。トレーラーに取り付けられているものを含
む全ての方向指示灯が全て連動して点灯します。非常時に他の車に対して
非常停車をしていることによって通行の妨げになっている時、またはその
他の非常事態の場合のみに点灯するようにしてください。再度走行する前には必ず消灯
してください。
●
電子制御エア サスペンション スイッチについては「エア サスペンション」の
項を参照してください。同様にクルーズ コントロール スイッチについては
「クルーズ コントロール」 の項を参照してください。
ステアリング ホイール スイッチ
装着車の場合、ステアリングホイ−ルには以下のスイッチが取り付けられています。
クルーズ コントロール(図 P0095 下)(装着車のみ)
「クルーズ コントロール」 の項に記載されている「SET+」スイッチと「RES」スイッ
チが取り付けられています(「クルーズ コントロール」 の項参照)。
ホーン(図 P0095上)
警笛を鳴らす場合はステアリング パッドの端のホーンのマークが記された位置を押し
ます。
ラジオリモコン(図 P0086)(装着車のみ)
次ページ「ラジオリモコン」 の項および別冊「オーディオ システム取扱説明書」を参
照してください。
94
ラジオ リモコン(装着車のみ)
ラジオリモコン(装着車のみ)
スイッチはボタン式です。ボタンを押すと作動し、手を放すと停止します。装備されて
いるラジオ/カセットプレーヤーをラジオリモコンと一緒に使用する時は、以下に説明
する付加的な機能が含まれます。詳細については、
「オーディオシステム取扱説明書」を
参照してください。
ラジオ−音量大
音量を上げる時に押します。
ラジオ−音量小
音量を下げる時に押します。
● ボリュームリモコンボタンを押すとラジオのディスプレイにリモコンのボリューム
設定表示が約5秒間表示されます。この表示はリモコンの調整時のみ表示されます。
● ボリュームリモコンのボリュームを最小近くに設定した場合は、ラジオのボリュー
ムを右に回しても十分なボリュームが得られません(ボリュームが上がらない)。こ
の時はリモコンの+ボタンを押して設定値を上げてください。
ラジオのディスプレイ
(最小値の表示)
シーク/サーチ アップ
ラジオ時に押すと周波数が増加し、隣接した放送局を受信します。テープ
時は次の曲の頭まで早送りされます。CDの次の曲を選択するのにも使用で
きます。
シーク/サーチ ダウン
ラジオ時に押すと周波数が減少し、隣接した放送局を受信します。テープ
時は今聞いている曲の頭まで巻戻されます。また、CDの前の曲を選択する
のにも使用できます。
モード切り替え
バンド(FM/AM)を切り替える時に押します。F M I → F M I I → A M → C D の
順でモードが切り替わります。
95
パワー ウィンドウ
センター コンソールのスイッチによって
以下のウィンドウの操作ができます。
1. 右フロント ウィンドウ
2. 左フロント ウィンドウ
3. 右リア ウィンドウ
4. 左リア ウィンドウ
5. 後部ウィンドウ ロック スイッチ
このスイッチはリア ドア ウィンドウ
の操作を停止します(お子様を乗せ
る際にお使いください)。
●
リア ウィンドウは各ドアに取り
付けられているスイッチによっ
ても操作することができますが、
ロック スイッチの下側を押して
いる時は操作できません。
パワー ウィンドウの操作
パワー ウィンドウはイグニッション ス
イッチが「I」または「II」になっているか、
イグニッション スイッチを「OFF」にしてから45秒以内であれば作動します(運転席
のドアが開かれていない場合)。運転席のドアが開くと、待機時間が更に45秒間延長さ
れます。
●
45秒間は、マニュアル モードによる開閉のみが可能であり、ワンタッチでの
開閉はできません。
ウィンドウはスイッチを下に押すと開き、上に押すと閉じます。
ウィンドウはスイッチから指を放すとすぐに停止します。
96
パワー ウィンドウ
電動式なので、誤って指や手、身体の一部が挟まることがありますので十分に注意
して操作してください。
以下の点にご注意ください。
●
小さいお子様を乗せる場合は、後部ウィンドウ スイッチをロックしてくださ
い。
●
サイド ウィンドウを操作する時には、必ず小さいお子様に気をつけて行って
ください。
●
お子様だけを車内に残し、車から離れないようにしてください。
●
同乗者には、パワーウィンドウの操作とその危険性について話してください。
●
アンチ トラップ機能が作動していることを確認してください。
ワンタッチ機能
スイッチを少しの間押し、0.5秒以内に放すと、ウィンドウはワンタッチで開閉するこ
とができます。ウィンドウガラスが上下に動いている間、いつでも反対方向へのスイッ
チを押すとウィンドウの動きは停止します。
●
リア ウィンドウでは閉める場合にワンタッチ機能は作動しません。
アンチ トラップ(挟まり防止)機能
アンチ トラップ機能はウィンドウを閉める時に障害物が検知されると作動する安全装
置です(メッセージ センターには「WINDOW BLOCKED」メッセージが表示されま
す)。閉まる途中のウィンドウに何かが挟まった時の抵抗を感知してウィンドウガラス
が自動的に下降します。この機能はお子様を乗せた際に特に有効です。常に使用するよ
うお勧めいたします。
●
ワンタッチ機能またはアンチ トラップ機能がセットされていないと、ウィン
ドウを閉める時またはイグニッション スイッチが「ON」または「OFF」にさ
れた際に警告音が鳴り、メッセージ センターには「WINDOW NOT SET」メッ
セージが表示されます。
97
パワー ウィンドウ
ワンタッチ機能、アンチ トラップ機能のセット
バッテリーが取り外された場合、下記の手順でワンタッチ機能、各ウィンドウにセット
されているアンチ トラップ機能をリセットする必要があります。
1. 一度の操作で窓を完全に開閉します(ウィンドウを閉じる時に、警告音が鳴り、メッ
セージ センターに「WINDOW NOT SET」メッセージが表示されます)。
2. 一度ウィンドウが完全に開閉されると(フルに開き、フルに閉じる動作)、警告音が
鳴り、メッセージ センターに「WINDOW SET」メッセージとセットされたウィン
ドウの位置が表示されます。
これでワンタッチ機能とアンチトラップ機能を使用することができます。
●
閉める場合のワンタッチ機能はフロント ウィンドウのみ使用することができ
ます。
アンチトラップ機能の取り消し
一定の条件で、アンチトラップ機能を取り消すことができます。例えば、アンチトラッ
プ機能が不正に作動したことによってウィンドウを閉じることができなくなった場合な
どが考えられます。(作動機構に過負荷がかからないように、必ずウィンドウから氷を
取り除くようにしてください)。
アンチトラップ機能は以下のように取り消すことができます。
1. センター コンソールの該当する(アンチトラップ機能の作動したウィンドウの)
ウィンドウスイッチで引っかかりを検知した位置まで閉め、なお約10秒以内押し続
けます。
2. ウィンドウが閉じるか目的の位置までウィンドウが動くまでスイッチを押し続けま
す(ウィンドウが閉じて、メッセージ センターに「ANTI-TRAP OFF」メッセージ
が表示されます)。
●
アンチトラップ機能はパワー ウィンドウ スイッチを放した後すぐに作動する
ことができます。
後部ウィンドウ ロック スイッチ
このスイッチの下部を押すと、リア ウィンドウの操作ができないようになり(警告音
が鳴り、メッセージ センターには「REAR WINDOWS OFF」メッセージが表示されま
す)、スイッチの上部を押すと再度操作ができるようになります。
お子様を乗せる際は必ずリア ウィンドウを操作できないようにしてください。
98
電動サンルーフ(装着車のみ)
サンルーフはイグニッション スイッチが
「I」または「II」になっているか、イグニッ
ション スイッチを「OFF」にしてから45
秒以内であれば作動します(運転席のドア
を開いていない場合)。運転席のドアを開
くと、待機時間が更に45秒間延長されま
す。
●
45秒間は、マニュアル モードに
よる開閉のみが可能であり、ワン
タッチの開閉はできません。
●
サンルーフのブラインドは手動で
開閉できますが、サンルーフを開
いた際に同時に開きます。
サンルーフは以下の2段階で開閉します。
ルーフのチルト
サンルーフを閉め、スイッチの下側を押すとサンル−フ後部がチルトします。角度が最
適になった時スイッチから指を放します。サンルーフを閉じるにはスイッチの上側を押
します。
サンルーフを開く
スイッチの上側を押し、サンルーフが希望の位置になったらスイッチを放します。サン
ルーフを閉じるにはスイッチの下側を押し続けます。
ワンタッチ機能
スイッチの上側を押して、しばらくして(0.5 秒以内に)放してください。サンルーフ
は、車内への風の巻き込み(および騒音)が最も少ないあらかじめ設定された位置まで
開きます。サンルーフをいっぱいまで開ける場合は、もう一度スイッチを押して放して
ください。
スイッチの下側を押して、放せば、そのまま押し続けなくても、ワンタッチでサンルー
フは閉じます。反対方向へのスイッチを押すとサンルーフの動きは停止します。
●
サンルーフのチルトに対してはワンタッチ機能は働きません。
99
電動サンルーフ(装着車のみ)
アンチ トラップ(挟まり防止)機能
アンチ トラップ機能はサンルーフを閉める時に障害物が検知されると作動する(検知
す る と 自 動 的 に サ ン ル ー フ が 開 く ) 安 全 装 置 で す ( メ ッ セ ー ジ センターには
「SUNROOF BLOCKED」メッセージが表示されます)。この機能はお子様を乗せた際に
特に有効です。常に使用するようお勧めいたします。
●
ワンタッチ機能またはアンチ トラップ機能がセットされていないと、サンルー
フを閉める時、またはイグニッション スイッチが「ON」または「OFF」にさ
れた際に警告音が鳴り、メッセージ センターには「SUNROOF NOT SET」
メッセージが表示されます。
ワンタッチ機能、アンチ トラップ機能のセット
バッテリーが取り外された場合、下記の手順でワンタッチ機能、各ウィンドウにセット
されているアンチ トラップ機能をリセットする必要があります。
1. 開閉動作の後、チルトを行ってサンルーフを一連の操作で閉じると、警告音が鳴り
サンルーフが作動している際にメッセージ センターに「SUNROOF NOT SET」と
表示されます。
2. 一度操作が成功すると、警告音が鳴り、「SUNROOF SET」 メッセージがメッセー
ジ センターに表示されます。これでワンタッチ機能とアンチトラップ機能を使用す
ることができます。
電動式なので、誤って指や手、身体の一部が挟まることがありますので十分に注意
して操作してください。
以下の点にご注意ください。
●
サンルーフを閉じる時は、必ず同乗者に気をつけてください。
●
お子様だけを車内に残し、車から離れないようにしてください。
●
同乗者には、電動サンルーフの操作とその危険性についてお話ください。
●
運転中は、絶対に同乗者がサンルーフから身体を乗り出さないように注意して
ください。
●
アンチトラップ機能はできるだけ使用するようにしてください。
100
電動サンルーフ(装着車のみ)
アンチトラップ機能の取消し
一定の条件で、アンチトラップ機能を取り消すことができます。例えば、アンチトラッ
プ機能が不正に作動したことによってサンルーフを閉じることができなくなった場合な
どが考えられます。
●
機能の取り消しをできるだけ行わないように、取り消しを行う前に氷などの障
害物を取り除いてみてください。
アンチトラップ機能は以下のように取り消すことができます。
1. アンチトラップ機能の作動したサンルーフをスイッチで引っかかりを検知した位置
まで閉め、なお約10秒以内スイッチを押し続けます。
2. サンルーフが閉じるまでスイッチを押し続けます。警告音が鳴り、「ANTI-TRAP
OFF」と「SUNROOF」がメッセージ センターに交互に表示されます。
●
アンチトラップ機能はスイッチを放した後すぐに作動することができます。
車から離れる場合
サンルーフを開いたままで、運転席のドアを開き、イグニッション キーを取り外すと
「SUNROOF OPEN」メッセージが表示されます。車から離れる場合は必ずサンルーフ
を閉じてください。
101
電動サンルーフ(装着車のみ)
緊急時の操作
サンルーフが作動しなくなったら、はじめにヒューズを点検し、必要ならば交換をして
ください。
必要に応じて、非常操作キー(グローブ ボックスに常備されています)をサンルーフ
モーター スピンドルに挿入して回すことによって手動でサンルーフを閉じることがで
きます(図示)。
スピンドルは天井の室内照明の内部からアクセスすることができます。
手動による操作が終了したら、スピンドルを1/4回転戻して電動装置が復活できるよう
にしてください。
102
暖房、換気装置、エアコン
ヒーター、換気装置は外気または温風を車内に吹き込みます。吹出し口は、顔面と足元
の両方および前面ガラスに向けて空気を出すように配置されており、またステアリング
ホイールの下には、膝に向けて空気を出す吹出し口が設けてあります。吹出し口の位置
は、図のとおりです。
自動温度調整(ATC)が取り付けられている場合、後席用に除湿された空気を供給する
ための吹出し口が2カ所あります。
フェイス レベルへの吹出し口
ホイールによって上下方向の調節と開閉が
できます。左右の風向きは吹出し口中央の
スライダーによって調節できます。運転席
の外気導入を行うと、膝への吹出し口も同
時に開きます。
103
暖房、換気装置、エアコン
ヒーターの操作
1. 左側温度調整
2. ファン速度の調整
3. 右側温度調整
温度の調整
左右のノブを時計方向に回すと右側、左側の温度が独立して上昇します。反時計方向に
回すと温度は下がります。
ファン速度の調整
風量は時計方向に回すと増え、反時計方向に回すと減少します。
エア配分
エアを吹き出したい方向のボタンを押します(対応する表示灯が点灯します)。
フェイス レベルと膝へ
足元と前面ガラスへ
(軽い曇り取り)
フェイス レベル、足元へ
前面ガラスとサイド ウィ
ンドウへ
(強力な曇り止めに)
足元へ
104
暖房、換気装置、エアコン
プログラムド デフロスター
エンジンが掛かっている状態で、「PROG」ボタンを押すと、走行を始
めた早い段階で曇りを取り除くことができます
(表示灯が点灯します)
。
プログラムド デフロスターは以下の機能があります。
● 全てのガラスの曇りを取るために最も効果的な設定を行います。
● 後面ガラスの熱線を最大16分間作動させます。
● 前面ガラスの熱線を最大4分間作動させます。(フロント デフロスター装着車のみ)
「PROG」ボタンをもう一度押すとプログラムド デフロスターは停止して元の設定に戻
ります。
内気循環
車内の空気を循環させる時に押します(表示灯が点灯します)。外気が汚れて
いる際に車内への侵入を防ぐことができます。もう一度押すと内気循環を停止
します。
●
長い間内気循環を行うとガラスが曇ります。
リア デフロスター
後面ガラスの曇りを取る際に使用します。もう一度押すとスイッチが切れま
す。この機能は16分経過すると自動的に停止します。
フロント デフロスター(装着車のみ)
前面ガラスの曇りを取る際に使用します。もう一度押すとスイッチが切れま
す。この機能は4分経過すると自動的に停止します。
105
暖房、換気装置、エアコン
フロント シート ヒーター(装着車のみ)
押すとシート ヒーターが作動します(表示灯が点灯します)。もう一度押す
と停止します。
●
ヒーターを確実に作動させるために、前面ガラス下部の空気取り入れ口が氷、
雪またはその他のゴミに遮られていないことを確認してください。
自動温度調整(ATC)
自動温度調整機能はコンピューター制御のエアコン システムです。設定した温度まで
自動的に調整し、達した後、外気温に関わらず車内を快適な温度に保ちます。
オートマチック コントロール
エンジンが掛かっていて、「AUTO」ボタン(3)(「AUTO」とディスプレイに表示されま
す)を押し、ディスプレイ両側のスイッチ(1)を押すと快適な温度になるように(約21
℃を推奨します)車内の左右を独立させて温度を調整することができます。最高、最低
温度を選択した場合は、ディスプレイに 「HI」または「LO」と表示され、温度設定は
自動的には行われません。
温度の単位を摂氏または華氏に変更するには、両側のボタン(4)を同時に約4秒間押し
ます。
●
自動温度調整装置は助手席側の設定温度と運転席側の設定温度に6℃以上の差
がある場合は作動しません。
106
暖房、換気装置、エアコン
快適に使用するには、リアを含めた全ての吹出し口を開いて、吹出し口中央のスライ
ダーを中央にセットしてください。
●
自動温度調整を正確に作動させるためには、全ての窓を閉め、空気取り入れ口
が氷、雪またはその他の物によって遮られていないことを確認してください。
エンジンが掛かっている時, 走行を始める前に「PROG」ボタンを押
して、プログラムド デフロスターを作動させることにより、曇りを取り
除きます(表示灯が点灯し、ディスプレイに「PROG」と表示されます)
。
プログラムド デフロスターは以下の機能を自動制御します。
● 全てのガラスの曇りを取るために最も効果的な設定を行います。
● 後面ガラスの熱線を最大16分間作動させます。
● 前面ガラスの熱線を最大4分間作動させます。(フロント デフロスター装着車のみ)
「PROG」ボタンをもう一度押すとプログラムド デフロスターは停止して元の設定に戻
ります。
内気循環
車内の空気を循環させる時に押します(表示灯が点灯します)
。外気が汚れている
際に車内への侵入を防ぐことができます。
もう一度押すと内気循環を停止します。
●
長い間内気循環を行うとガラスが曇ります。
107
暖房、換気装置、エアコン
エアコンの停止
スイッチを押すと、エアコンが停止します。エアコンを停止すると、自動温度
調整は快適な温度になるように最小限の風量を供給します。エアコンが停止す
ると、快適な環境を維持できなくなるためにエアコン スイッチの表示灯が約10秒間点
滅します。もう一度スイッチを押すと事前のエアコンの設定に戻ります。
セミオートマチック コントロール
エアコンはセミオートマチック モードで使用することができ、(ディスプレイから
「AUTO」の表示が消えます)手動によってエア配分と風量の調節を行うことができま
す。
「AUTO」ボタンを押すことによってオートマチック コントロールに戻ることがで
きます。
エア配分
エアを吹き出したい方向のボタンを押します(対応する表示灯が点灯します)。
フェイス レベルへ
フェイス レベル、足元へ
足元へ
足元、前面ガラスへ(
「AUTO」モードになっている際に前面ガラスが軽く
曇った際に使用)
前面ガラスとサイド ウィンドウへ(全てのガラスが激しく曇った場合に使
用)
ファン速度の調節
風量は時計方向に回すと増え、反時計方向に回すと減少します。ディスプレイ
にバーが表示され、ファンの速度の増減をバーの数によって表示します。
108
暖房、換気装置、エアコン
その他の機能
フロント/リア デフロスター(フロント デフロスター非装着車はリアのみ)
プログラムド デフロスターと同様に、目的のボタンを押すことによって前・
後面ガラスのヒーターを使用することができます(もう一度押すと停止しま
す)。リア デフロスターは16分後に、フロント デフロスターは4分後に自
動的に停止します。
フロント シート ヒーター(装着車のみ)
押すとシート ヒーターが作動します(表示灯が点灯します)。− もう一度押
すと停止します。
低温による警告
外気温が約3℃以下で凍結の恐れがある場合は、雪結晶のマークが表示され
ます。
外気温
外気温がディスプレイに表示されます。
自己診断
エアコン システムは常に自己診断を行い、故障を発見します。故障が発見さ
れると、ディスプレイにハンドブック マーク(本を開いた状態)を表示しま
す。その場合は、ランドローバー特約販売店に連絡してください。
109
室内装備
室内灯とマップ ライト
手動による操作
目的のボタンを押して点灯させます。もう一度押すと消灯します。
●
前席用室内灯スイッチ1(図矢印)を操作すると、同時に後席用室内灯の操作
も行われます。
1. 前席用室内灯スイッチ
2. マップライトスイッチ
3. 後席用室内灯スイッチ
(前席用)
(後席用)
自動操作
ドア、テールゲートを開くと、前後の室内灯が点灯し、ドアを閉じた後約15秒間経過
するか、イグニッション スイッチが「ON」になるまで点灯を続けます。
ドアまたはテールゲートを10分以上開けたままにしていると、タイムアウト機能が作
動して室内灯を消灯させてバッテリーあがりを防止します。
●
手動操作によって室内灯またはマップ ライトを点灯した場合は、自動的に消
灯は行われません。
110
室内装備
自動操作を停止するには
前席用室内灯のスイッチ(1)を警告音が鳴り、メッセージ センターに「INT LIGHTS
OFF」メッセージが表示されるまで押し続けます。
同じ操作をもう一度行うと、自動操作を再度開始します(警告音が鳴り、メッセージ セ
ンターに「INT LIGHT ON」メッセージが表示されます)。
バニティ ミラー照明
(装着車のみ)
イグニッション スイッチを「II」の位置
にしてサンバイザーを下げ、バニティ ミ
ラーのカバーを開くとミラーの照明が点
灯します。カバーを閉じると消灯します。
時計
時刻を調節するには、一回のボタンの押
し放しで1分間進ませることができ、押
し続けると早く進みます。
●
バッテリーの接続を外した場合
は時計を調節する必要がありま
す。
111
室内装備
前席用灰皿
ふたを押して、灰皿を開けてください。中にはタバコ消し、灰皿とシガー ライターが
あります。
●
火災が発生する恐れがありますので、灰皿には紙等の燃えやすい物を捨てない
でください。
シガー ライター
シガー ライターは前席用灰皿に取り付けられています。
イグニッション スイッチを「I」の位置にし、ライターを押し込むと加熱します。適切
な温度になると、元の位置まで戻り、使用することができます。
●
ヤケドをしないようにシガー ライターは必ずハンドル(つまみ部)を持つよ
うにしてください。
112
室内装備
●
シガーライターの損傷を防ぐため、次のことをお守りください。
• ライターを押し込んだあと、押さえ続けないでください。
• ヒーター部に灰や異物が付着したまま使用しないでください。
• ライターのさし込み口からは、ローバー純正品以外の電気製品の電源を取
り出さないでください。
●
他の車のライターを使ったり、自車のライターを修正したりしないでくださ
い。戻らなかったり、とび出したりする恐れがあります。
●
ライターを押し込んでから、30秒以上たっても戻らない時は故障の恐れがあ
りますので手で引き出し、ランドローバー特約販売店で点検を受けてください。
後席用灰皿
タバコのマークを押すと開きます。
灰皿を取り外すには、リッドを開き、中の
トレーを取り外します。
●
火災が発生する恐れがありますの
で、灰皿には紙等の燃えやすい物
を捨てないでください。
グローブボックス
ボタンを押すと、ロックが外れ、リッドが
下がります。
車幅灯が点灯している際にリッドを開く
と、グローブ ボックス ライトが点灯し、
リッドを閉じると自動的に消灯します。
●
グローブ ボックスはイグニッション キーによって施錠することができます。
キーを1/4回転回すとロックします。
113
室内装備
CD オートチェンジャー
CDオートチェンジャーは荷室の図示位
置にあります。CDオートチェンジャー
の作動については、
「オーディオ システ
ム取扱説明書」を参照してください。
コンソール ボックス
ボタン(矢印)を押すとリッドが開きま
す。モデルによってはリッドを回転させ
るとカップ ホルダーとして使用すること
ができます。カップ ホルダーとして使用
する前には、リッドの前方をロックがか
かるまで押し、確実に固定されているこ
とを確認してください。
114
室内装備
ルーム ミラー
自動防眩ミラー(装着車のみ)
ルーム ミラーには自動防眩装置が装着さ
れており、ミラー底部の「AUTO」ボタン
を押し、イグニッション スイッチを「ON」
にすると作動します。
ボタン右側の緑の表示灯はスイッチが入っ
ていると点灯します。電源が入った状態で
あれば、ミラーは夜間の後続車からのまぶ
しい光を軽減します。
「AUTO」ボタンをもう一度押すと、ミラーは通常の反射状態に戻ります。
●
後退ギアを選択すると、ミラーはガレ−ジや真っ暗な所からバックして出る際
などに起こり得る逆行が反射しない位置に自動的に調整されます。
手動ミラー(装着車のみ)
手動ルーム ミラーも後続車からのまぶしい
光を低減することができます。夜間、ミ
ラー底部のレバーを動かすと、防眩状態に
なります。レバーをもう一度引くと通常の
視界に戻ります。
●
状況によっては、防眩ミラーを使用しているとドライバーは判断が乱れ、後方
の車両との位置、距離を的確に把握できなくなる場合があります。普段以上に
気をつけて運転することを心がけてください。
115
室内装備
荷室カバー
カバーは室内に向けて上前方に折り畳むことができます。カバーの後部が前部の上に折
り畳まれます。
荷室カバーは後部を引いて、横の止め金から取り外すことができ、荷室の前部に収納す
ることができます。後席シートのすぐ後方の荷室両側のパネルに折り畳んだカバーを収
納するスペースがあります。
●
荷室カバーは荷物や不安定な品物を運ぶために設計されているものではなく、
これらの物を上に置くと視界を妨げ、急ブレーキや衝突の際に前方に飛んでく
る可能性があり危険です。
●
荷室に収納する装備品や荷物や工具は、事故や緊急事態の際に運転手や同乗者
がけがをしないように固定してください。
●
荷室カバーを固定しない状態で車内に放置しないでください。
116
第 3 章 運転と操作
目 次
ページ
イグニッション スイッチとステアリング ロック ........... 118
始動と運転 ................................................................................. 120
触媒コンバーター..................................................................... 125
燃料.............................................................................................. 127
オートマチック ギアボックス .............................................. 130
ブレーキ ..................................................................................... 138
トラクション コントロール(装着車のみ)....................... 142
クルーズ コントロール(装着車のみ)................................ 143
電子制御エア サスペンション .............................................. 145
トリップ コンピューターと速度超過警告 ......................... 152
緊急時の始動............................................................................. 156
緊急時のけん引......................................................................... 158
117
イグニッション スイッチとステアリング ロック
ステアリング ロック
ステアリング ロックを外すには
イグニッション キーを完全に挿入し、イグニッション スイッチを「I」の位置にします。
●
イグニッション スイッチが固くて「I」の位置へ動かせない場合は、ステアリ
ング ホイールを左右に動かしながらスイッチを回してください。
ステアリング ロックするには
イグニッション スイッチを「0」の位置にしてイグニッション スイッチからキーを抜
きます。
●
いったんステアリング ロックがかみ合ったら、車を操作することはできませ
ん。走行中はキーを引き抜いたり、イグニッション スイッチを「0」のポジショ
ンにしないでください。
118
イグニッション スイッチとステアリング ロック
イグニッション スイッチ
イグニッション スイッチはステアリング コラム右側にあり、以下の順番でステアリン
グ ロック、電気回路、スターター モーターが作動します。
「0」の位置
ステアリング ロック(キーを抜いた場合)
給油フラップを開けることができます。
以下の電装機器を使用することができます。駐車灯、前照灯、非常点滅表示灯、時計。
「I」の位置
ステアリング ロックの解除
ラジオ、カセット、CDプレーヤー、パワー ウィンドウ、ワイパーとウォッシャーを使
用することができます。
「II」の位置
全ての計器、警告灯と電装品が使用できます。
「III」の位置
スターター モーターが回ります。(エンジンをクランクします)
エンジンが始動したら(かかったら)すぐにキーを放してください(キーは自動的に
「II」の位置に戻ります)。
● 「I」の位置で作動する電装機器はエンジンをクランクしている間は作動しませ
ん。
●
オートマチック車は、始動前に「P」または「N」を選択する必要があります。
119
始動と運転
始動
●
レンジローバーには触媒コンバーターが装備されています。触媒コンバーター
は、不正な使い方をすると容易に損傷します。間違った燃料が使われた場合、
または、エンジン ミスファイヤが発生した場合は特に、重大な損傷が起きる
可能性が高いので、その場合は、ランドローバー特約販売店または指定サービ
ス工場にご相談ください。
エンジンを始動して運転を始める前に、この章に記されている内容を読み、その働きを
理解しておいてください。
エンジンが始動しなかった場合、イグニッションを使用し続けると(クランクし続ける
と)、燃焼していない燃料が送られ触媒コンバーターが損傷する場合があります。
1. 駐車ブレーキを引き、シフト レバーが 「N」または「P」になっていることを確認
してください。
2. 不必要な電装機器のスイッチを切ってください。
3. イグニッション キーを挿入し、スイッチを「II」の位置にして更に「III」の位置に
回すとスターター モーターが作動します(エンジンがクランクされます)。クラン
ク中はアクセル ペダルを踏まず、
エンジンが始動したらすぐキーを放してください。
●
高温時にはスターターを5秒以上回さないでください。エンジンが始動しない
時は、スイッチを切り10秒以上待機してからスターターを使用してください。
スターターを回す(エンジンをクランクする)には大量の電力を必要としま
す。スターターの連続使用はバッテリーを消耗し、モーター本体を損傷させる
原因にもなりますので注意してください。
気候が温暖な場合、バッテリー警告灯と油圧警告灯は、エンジンが回転すると
同時に消灯します。
寒冷気候
非常に気温が低い場合はバッテリー警告灯と油圧警告灯が消灯するのに数秒間かかるこ
とがあります。同時に、エンジンのクランキングの時間も伸びます。−30℃ではエン
ジンが始動するまでに約30秒近くスターター モーターを使用しなければならない時が
あります。従って、不必要な電装品はすべて切っておくようにしてください。なお、極
寒時には、シリンダー ブロック ヒーターを使用すると、エンジンの始動性が向上しま
す。シリンダー ブロック ヒーターの購入と使用方法については、ランドローバー特約
販売店にお尋ねください。
120
始動と運転
暖機運転
燃料の消費量を抑制するため、エンジンを始動したらすぐに走行を始めることをお勧め
しますが、エンジンが通常走行温度に達する前に、急加速をしたりエンジンを空ふかし
たり、過度な負荷をかけたりするとエンジンに損傷を与える可能性がありますので注意
してください。
オートマチック車の特性
エンジンの始動後は、シフト レバーを「P」または「N」から他のレンジに移動するま
での間、駐車ブレーキまたはフットブレーキを掛け、アクセル ペダルを踏んでいない
ことを確認してください。そうでない場合、シフト レバーを他のレンジに移動すると
すぐに動き出すためたいへん危険です。エンジンが冷えている間はアイドリング回転数
が通常より高くなっているため特にご注意ください。
排気ガスには有毒物質が含まれており、人体には非常に危険です。
以下のことに十分注意してください。
●
排気ガスを吸い込まないでください。
●
換気の悪い場所や後部ドアを開けた状態でエンジンを始動したり、エンジンを
かけたままにしないでください。
●
テールゲートを開けたままで走行しないでください。
●
排気システムを元の設計状態から改造しないでください。
●
排気システムや排気ガスの漏れは速やかに修理してください。
●
車内で排気ガスの臭いがする時は、すぐに原因を調べて適切な処置をしてくだ
さい。
駐車
車を駐車する場合は、駐車ブレーキを必ず掛けて、ギア ポジションを「P」にしてから
フットブレーキを放してエンジンを切ります。
エンジンの停止
イグニッション スイッチを「I」の位置にした後で「0」の位置に回してキーを抜きます。
●
キーを抜く前に「P」を選択してください。
121
始動と運転
慣らし運転
適切な慣らし運転はお客様の車の生涯に渡る信頼性を高め、車の運転をなめらかにしま
す。
特に、エンジン、ギアボックス、ブレーキ、タイヤには日々の運転を通じての慣らしが
必要です。従って、はじめの800kmは以下の条件に従って慣らし運転を行ってくださ
い。
● 最高速度は80-100km/hに押さえてください。はじめにアクセルをあまり踏み込ま
ずに(軽い踏み込みで)運転し、慣らし運転が終了してから徐々にエンジン回転数
を上げるようにしてください。
● アクセルは全開にせず、全てのギアでエンジンに負担を掛けないようにしてくださ
い。
● 非常時を除いて急発進、急ブレーキを行わないでください。
排気ガス浄化装置
ランドローバーの車両には地球環境を汚さないために排気ガス浄化装置が取り付けられ
ています。多くの国で、法律に反して排気ガス浄化装置を取り外したり、チューニング
ショップ等で違法な部品に交換する人が存在します。このような場合には、車の所有者
やメカニックは法によって罰せられます。非常に重要なこととして、排気ガス浄化装置
の性能を維持するために、
整備は必ずランドローバーの特約販売店にて行ってください。
燃費
燃費は以下の大きな要素によって影響されます。
● 車の維持の状態
● 車の運転方法
最適な燃費を得るために、メンテナンス ノートの整備スケジュールに沿って点検・整
備を行ってください。オートマチック車は、
「HIGH」レンジでギアを「D」
(ただし、ス
ポーツ モードではない状態)にして走行することによって良好な燃費を得ることがで
きます。
122
始動と運転
エア クリーナー エレメント、タイヤの空気圧、ホイール アライメント等は燃費
に対して多大な影響を与えます。しかし、何よりも運転のしかたがいちばん重要で
あり、次に述べる項目を順守されればさらに燃費を良くすることに役立ちます。
●
不要な短距離の運転、発進/停止の多い運転はできるだけ避けましょう。
●
急発進は避けて、ゆっくりと円滑な発進を心がけましょう。
●
必要以上に低いギアで走行しないようにしましょう。
●
ゆっくりと減速するようにして、できるだけ急ブレーキは避けましょう。
●
充分事前に障害物などを予測し、前方の状況によって速度を調整しましょう。
重要な運転情報
計器類と警告灯
運転する前に、第2章に記した計器類と警告灯の働きについて理解しておいてくださ
い。
●
赤の警告灯は特に重要であり、故障が存在することを示します。赤い警告灯が
点灯した場合は、必ず運転を停止して、ランドローバー特約販売店または指定
サービス工場による点検を受けてください。
車両の安定性
レンジローバーは最低地上高が高いため、通常の乗用車に比べて重心が高くなります。
その結果、ハンドリング特性が異なります。経験の少ないドライバーの方はより一層の
注意が必要です。特に、オフロードを運転する場合や、路面抵抗の低い場所では、予測
できない挙動(運転、操作、判断、行動等)をする場合がありますので、速度やステア
リング操作には十分注意してください。
123
始動と運転
レンジローバーの車高は通常の車より高くなっています(アクセス用の車高でも同様で
す)。高さの低い場所を走行する場合は必ず車高(ルーフ)との間隔が十分にあること
を確認してください。特にサンルーフを開いているか、ルーフ ラックを取り付けてい
る場合は注意してください。
パワー ステアリング
油圧パワー ステアリングは「センター フィール(CENTER FEEL)」特性を備え、高
速時や横風を受けた際の直進安定性を向上させます。
パワー アシストはステアリングを切った量に比例して漸進的に与えられます。例えば、
マニュアル ステアリングで最大の力が必要な時(低速時の据えきり時)、最大のパワー
アシストが行われます。同様に、マニュアル ステアリングではほとんど力を必要とし
ない時(高速時の直進時)、アシスト量は最小になり、そのためにドライバーにとって
最適なフィーリングを得ることができます。
●
パワー アシストはエンジンが掛かっている時のみ作動します。エンジンが掛
かっていない時は、ステアリング操作には大きな力が必要になります。
●
片側のタイヤ ホイールしか使われないフリーローラーのような補助装置は使
用しないでください。ディファレンシャル ギアの故障の原因になります。損
傷を防ごうとしてギアボックスのディファレンシャル ロックをかけると、車
は発進してしまい危険です。
124
触媒コンバーター
触媒コンバーター
大気汚染の防止のため、排気システムには触媒コンバーターが装備されていて、エンジ
ンの排気ガスから有毒物質を減少させて環境にできるかぎり害を与えないようにします。
●
触媒コンバーターは誤った燃料を使用するなどの誤使用によって簡単に損傷し
ます。推奨された燃料のみを使用するよう十分に注意を払ってください。
エンジンの始動
● エンジンが始動しなかった場合に続けて数回にわたってエンジンの始動を行わない
ようにしてください。燃焼していない燃料が排気装置に流れ込み、触媒に損傷を与
えます。
● 寒冷時の始動の場合、ミスファイヤの疑いがある時は、運転を取りやめてランド
ローバー特約販売店による点検を受けてください。
125
触媒コンバーター
運転
● エンジンが通常の運転温度に達した際にミスファイヤの疑いがあり、運転中のエン
ジン パワーの低下を感じた場合は、低速で運転し(触媒の損傷を避けるため)ラン
ドローバー特約販売店にご相談ください。
● エンジンの燃料切れを起こさないようにしてください(ミスファイヤによって触媒
に損傷を与えます)。
● エンジン オイルが多すぎると、そのオイルが燃焼して排気管から青い煙が出ます。
徐々に触媒コンバーターを痛め、性能が低下します。
● オフ ロード(凸凹道等)では、車の底部に強い衝撃を与えないようにして触媒の損
傷を防いでください。
● エンジンに過負荷をかけ過ぎたり、または回転数を高くし過ぎないようにしてくだ
さい。
●
排気システムの温度は非常に高くなっています。乾燥した草や葉が排気システ
ムに接触するような場所では、車を操作したり駐車しないでください。乾燥し
ている気候時には火事の原因になることがあります。
エンジンの停止
● 前進または後退ギアが選択されている時にエンジンを停止しないようにしてくださ
い。
メンテナンス
● エンジンのミスファイヤ、エンジンの性能低下またはエンジンの回転数の超過に
よって触媒に重大な損傷を与えることがあります。
このような理由により、ランドローバー特約販売店のメカニック以外はエンジンの
調整を行わないようにし、通常の定期点検整備を必ず受けるようにしてください。
● エンジンのスパーク プラグやプラグ コードを取り外したり、スパークプラグに他
の装置を取り付けた状態でエンジンを始動しないでください。
126
燃料
燃料の条件
推奨された燃料のみを使用してください
一般にガソリン スタンドで知ることのできるガソリンのオクタン価(RON値)は、国
によって様々に異なっています。推奨燃料のオクタン価は95RONで、無鉛ガソリンを
使用してください。安全の為にはオクタン価が高い必要が有りますが、必要以上に高く
てもそれによる(燃費や馬力等の)性能の向上はありません。
推奨されたオクタン価の燃料を使用してエンジンがひどくノッキングを起こす場合また
は、平坦地での通常の運転中にノッキングが続く場合はランドローバー特約販売店に相
談してください。
●
有鉛ガソリンを使用すると触媒コンバーターを損傷します。絶対に使用しない
でください。
●
軽油等誤った燃料が補給された場合は、エンジンを始動する前にランドロー
バー特約販売店にご相談ください。
給油口カバー
給油口は車の右リア フェンダーにあります。図に示した給油口スイッチを押して、給
油口フラップを開いてください。
●
給油口スイッチはイグニッション スイッチが「0」または「I」の位置にある時
のみ操作することができます。
127
燃料
●
タンク内の空気圧が高すぎることによる燃料の吹きこぼれを避けるため、
キャップは1回転半するように設計されています。圧力が抜けるまでキャップ
を完全には取り外さないでください。キャップを取り外したら、給油が終了す
るまでフラップ裏側のブラケットに置いてください。
給油
ガソリンスタンドの給油用のポンプには燃料の吹きこぼれを避けるために自動遮断セン
サーが装備されています。燃料の補充はノズルが自動的に燃料の供給を停止するとこ
ろまでにして、追加は行わないようにしてください。追加しようとすると、タンクがあ
ふれるか、吹きこぼれる場合があります。
ガソリン車は、無鉛ガソリンのみを使用するように設計されているため、燃料給油管は
無鉛ガソリン専用の小径ノズルしか使用できないように設計されています。
●
外気温の高い時や直射日光の当たる場所で坂道に駐車するような場合、燃料を
タンク一杯に補給しないようにしてください。膨張した燃料があふれ出す可
能性があります。
128
燃料
空の燃料タンク
燃料が無くなるまで走行を続けないでください!
燃料タンクが空になることによってエンジンのミスファイヤが発生し、触媒コンバー
ターが損傷する場合があります。
万一燃料タンクが空になった後に燃料を補給する場合は、イグニッション スイッチを
「II」の位置にしてください。4秒後、スイッチを切って再度スイッチを「II」の位置に
して4秒以上経過した後にスターター モーターを始動してください。始動中はアクセ
ルを踏まないようにして、エンジン始動後はすぐにキーを放してください。
●
ガソリン スタンドでの安全
揮発したガソリンは引火しやすく、閉めきった所では爆発の危険さえあります。給
油の時には必ず細心の予防措置をとってください。
●
•
エンジンを止めてください。
•
タバコを吸ったり、裸火やライトを使用しないでください。
•
燃料がこぼれないように気を付けてください。
•
燃料を入れすぎないように気を付けてください。
直射日光の当たる坂道や外気温が高い所に駐車する場合は、満タンにしないで
ください。燃料が膨張してあふれ出す恐れがあります。
燃料カットオフ スイッチ
このスイッチの操作については 「ロック」の項(P.44)を参照してください。
129
オートマチック ギアボックス
オートマチック ギアボックス
オートマチック ギアボックスにはHゲート シフトレバーが装備されています。これは
メイン ギアボックスとトランスファー ギアボックスの働きを一体化したもので、左右
に位置するハイ、ロー両方のギア シフトをすることができます。
ギア シフト レバー
ハイ レンジを選択する場合は、シフト レバーを「Hゲート」の運転席側に入れてくだ
さい。同様に、ロー レンジを選択する場合は、レバーを「Hゲート」の助手席側に入
れてください。「Hゲート」の照明は色によって2つのレンジを識別することができま
す。ハイ レンジが選択されている場合は緑、ロー レンジが選択されている場合は橙の
照明が点灯します。
● 最初のスプリング圧力では、片側のレンジ内でのギア チェンジを可能にします。
(ハ
イまたはロー レンジ)
● 2段目のスプリング圧力で、シフト レバーによってレンジの移動を行います(例:
ハイからローへ)。
●
ハイレンジでの「D」から「3」へ、ローレンジでの「4」から「3」への選択
はキャッチを押すことなく行うことができます。
130
オートマチック ギアボックス
ハイ レンジ
通常の路上走行またはオフロード走行の場合でも乾燥した平坦路を走行する場合は「HI」
を使用してください。メッセージ センターは瞬間的に「HIGH」と表示し、すぐに選択
されているギアを表示します(例:「3」)。
●
通常走行時は、ロー レンジにチェンジしないでください。
ロー レンジ
トレーラーけん引時の後退や河原の砂利道での走行の際に低速走行を行うためには、
ロー レンジを選択してください。同様にオフロードでハイレンジによる走行が困難な
場合もローレンジを使用することをお勧めします。
ロー レンジを選択すると、メッセージ センターは瞬間的に「LOW」と表示し、その後
「L」に続いて選択されたギアを表示します(例:「L2」)。
ハイ /ロー レンジの切り替え時の警告
ハイ レンジとロー レンジを切り替えようとすると、警告音が鳴ります。切り替えを完
了するまたはキャンセルすると警告音は止まります。
Hゲートの使用法
●
ハイ、ローの間を相互に変更する際は、車を停止して行ってください。
●
トランスファー ギアの切り替えは急激には行なわないでください。
●
トランスファー ギアボックス警告灯の点滅が停止するまでシフト レバーを動
かさないでください。
1. ブレーキを踏み、停車状態で 「N」を選択します。
2. シフト レバーのハンドルに組み込まれたキャッチをいっぱいまで押して、レバーを
「Hゲート」の中間に動かしてください。好みのレンジに達したら、
「Hゲート」の
照明およびトランスファー ギアボックス警告灯(計器パネル上)が点滅しはじめ、
警告音が聞こえます。
3. 新しいレンジのギア シフト位置の照明が点灯し続け、トランスファー ギアボック
ス警告灯が消灯する(警告音が止まり、メッセージ センターにハイまたはローが表
示される)まで待ってから、好みのレンジにシフトレバーを動かし、ブレーキを放
してください。
131
オートマチック ギアボックス
トランスファー ギアの切り替えを行う時に車が動いている場合は、
メッセージ センター
に「SLOW DOWN」 と表示され、警告音が鳴ります。
最初に「N」位置で照明の点滅と警告音が停止するのを待たずに、レンジを切り替えて、
前進または後退ギアを選択すると、メッセージ センターに「SELECT NEUTRAL」と
表示が出て、警告音が鳴ります。この場合は、もう一度「N」位置を選択して、レンジ
を切り替えてから好みのギアを選択してください。
●
けがやギアボックスへの損傷を防ぐためには、ブレーキ ペダルから足を放し
運転を始める前にレンジの切り替えを完了しておくことが大切です。つまり、
以下の条件を満足するまでは発進するのを待ってください。
•
ギア シフト位置の照明が連続して点灯している。
•
トランスファー ギアボックス警告灯が消灯した。
•
警告音が止まった。
•
メッセージ センターが 「HIGH」または「LOW」を表示した。
132
オートマチック ギアボックス
ギア ポジション(ハイ レンジ)
「P」パーク
このポジションが選択されると、トランスミッションがロックされて車の動きを停止し
ます。駐車の時のみに選択してください。
「R」リバース
後退する時に選択します。車が停止している時のみ選択してください。
●
後退する場合は、エンジン速度はできるだけ低速にしてください。
「N」ニュートラル
このポジションは車が停止していて、エンジンがアイドリングしている時に短時間使用
してください(例:信号待ち等)。
「D」ドライブ
良好な路面での通常の運転状況では「D」を選択します。車速とアクセルの位置に応じ
て自動的に適切なギアが選択されます。
「3」(1速、2速 、3速ギア)
1速から3速の間を自動変速します。
「2」(1速、2速ギア)
1速から2速の間を自動変速します。急勾配と狭い曲がりくねった道を走行する際に使
用します。このポジションでは下り坂での強力なエンジン ブレーキをかけることがで
きます。
「1」(1速ギアのみ)
非常に急な勾配と、けん引時、エンジン ブレーキを最大限に必要とする際に使用しま
す。
133
オートマチック ギアボックス
●
高速走行時にポジション「1」または「2」が「D」または「3」から選択され
た場合は、車速によって暫定的に3速ギアが採用されます。徐々に減速して車
速が低くなると、2速または1速に自動的にシフトダウンします(高速走行下
では「D」から急に2速または1速にダウンしません)。
●
フットブレーキを使いすぎるとブレーキが過熱して、ききが悪くなる恐れがあ
ります。長い下り坂や急な下り坂では、必ずエンジンブレーキを併用してくだ
さい。
●
駐車して車両から離れる場合には常に「P」の位置にしてください。
●
ギアを「D」に入れたまま車両を止めている時には、必ずフットブレーキと駐
車ブレーキをかけることを忘れないでください。
始動と発進
オートマチック ギアボックスの性能特性に不慣れな場合は、走行前に以下の説明事項
をよく読んでください。
● エンジンを始動する前に、正しい運転姿勢をとり、右足でアクセル ペダルとブレー
キ ペダルが確実に踏めることを確認します。
● フットブレーキと駐車ブレーキの両方が作動していること、ギアが「P」に入ってい
ることを確認してからエンジンを始動してください。
● エンジンを始動させた後、シフトレバーを適切なドライブ ポジションに移動させる
前および移動させている間は、両方のブレーキをかけたままにしておいてください。
●
ペダルの踏みまちがいを防ぐため、ペダルの位置を実際に踏んでみて足におぼ
えさせておくことが重要です。
また、不慣れな左足では、適切なブレーキ操作ができません。
●
車を少し移動させる時にもペダルが確実に踏めるように、正しい運転姿勢をと
りましょう。
●
始動時にアクセルペダル操作が必要な場合は、始動後、右足でブレーキペダル
を踏んでください。
134
オートマチック ギアボックス
● 発進準備ができるまで、ブレーキをかけておいてください。いったんドライブ ポジ
ションを選択したら、オートマチック車は、前進あるいは後退(シフトが「R」の
時)する特性(クリーピング)がありますのでご注意ください。
● 前進または後退のギアを選んでいる間、あるいは、すでにギアを選んで車を停止さ
せている間、決してエンジンを吹かさないでください。
「オートマチック車」は、ア
クセル ペダルを踏み込むと直ちに動き出しますのでご注意ください。
●
アクセルペダルを踏んだまま、シフトレバーを操作しないでください。急発進
して思わぬ事故の原因となります。
●
前進している時にギアを「R」に入れないでください。逆に、後退している時
に前進ギアに入れないでください。
●
エンジン始動直後は、自動的にエンジンの回転が上がり、クリープ現象が強く
なりますので、ブレーキペダルはしっかり踏んでいてください。
急な坂道での発進
シフトレバーの位置を目で確認し、
●
駐車ブレーキをかけたままフット ブレーキペダルを放し、
●
アクセルペダルをゆっくり踏んで、
●
車が動き出す感触を確認しながら、
●
駐車ブレーキを戻して発進してください。
走行
「D」で走行します。
加速方法
アクセルを踏み込みます。オートマチックギアボックスは、加速度を最大限にするため
に最適な比率に調整します。アクセルを放すと、走行速度に関係なく、エンジン回転が
落ちます。
135
オートマチック ギアボックス
ハイ レンジでのギア チェンジ
車速とアクセルの位置に応じて適切なギアを選択します。アクセルを軽く踏んでいる場
合は低速でギア チェンジをし、スロットルの開きを大きくすると高速になるまでギア
チェンジを遅らせます(これによって加速性能が向上します)。
ギア チェンジは車速とアクセルの踏み方によって幅広い速度の範囲で行われます。
●
勾配が長く続くと、ギアボックスがギア間を頻繁に動くというようなことが
時々起こります。これは、特定の勾配や特定の積載環境にぴったりあったギア
比がないためで、これは正常なことです。しかし、このような過度のギアチェ
ンジは車の勢いを減少させ、燃料を浪費することにもなります。これは、低い
ギア比に制限する「3」または「2」のポジションを選ぶことによって防ぐこと
ができます。
キックダウン
追い越しの為の加速を行うには、アクセル ペダルをいっぱいまで踏み込むとキックダ
ウンが行われて素早い加速ができます。適切な速度まで加速を行うため、適切なギアへ
のシフトダウンが即座に行われて、素早い加速が行われます。ペダルを緩めると、車速
とアクセル位置に見合った通常のギア チェンジが再び行われます。
136
オートマチック ギアボックス
モード スイッチ
ハイ レンジでは、モード スイッチを使用してスポーツ モードが選択できます。
ロー レンジでは、同じスイッチによってマニュアル モードが選択できます。
スイッチをもう一度押すと、ギアボックスは通常の作動に戻ります。
スポーツ モード
「スポーツ」モードでは、ギア チェンジ
のタイミングを遅らせ、エンジンに最大
限のパワーを出させます。また、急加速
が必要な場合、または長い坂道やワイン
ディング ロードを走行する場合にこの
モードを使用してください。
●
スポーツ モードの使用は燃料を
多く消費します。
スポーツ モードを選択するには、ハイ レンジに入っている時にモード スイッチを一
度押します。(メッセージ センターには「S」と表示された後に選択されたギアが表示
されます。例:「S3」)
マニュアル モード
ロー レンジが選択されている時にモード スイッチを押すと、マニュアル モードが選
択されます。これによってトランスミッションをマニュアル ギアボックスのように使
用することができ、より車をコントロールでき、強力なエンジンブレーキが使用できま
す。厳しいオフロードでの走行に適しています。(メッセージ センターには 「LM」の
後に選択されたギアが表示されます。例:「LM3」)
●
ハイ/ローのレンジ切り替えにより、「スポーツ」と「マニュアル」のモード
は自動的に解除されます。
修理のためのけん引
けん引される時は、4輪全てを接地して、トランスファーがニュートラルになっている
必要があります(「緊急時のけん引」の項を参照してください)。
137
ブレーキ
フット ブレーキ
安全措置として、システムには2システム式油圧回路を採用しています。片方のシステ
ムに故障が起きた場合でも、もう一方のシステムが作動を続けますが、ブレーキ ペダ
ルのストロークが増加し、必要なペダルの踏力が大きくなり、制動距離が長くなります。
ブレーキ パッド
ブレーキ パッドにも慣らし(擦り合せ)の期間が必要です。
非常時を除いてはじめの800kmは急ブレーキは行わないようにしてください。
定期点検の際には、ブレーキ パッドの摩耗を点検し、定期的に交換して長期にわたる
安全性と性能を維持してください。
●
運転中にブレーキ ペダルに足を置いたままにしないでください。
ブレーキが加熱して効率の低下と摩耗の原因になります。
●
ブレーキの倍力装置が働いていないため、エンジンが回転していない時は、決
して車を動かさないでください。ブレーキは作動していますが、更に圧力が必
要となります。
●
走行中にイグニッション スイッチを「OFF」にするとブレーキの補助機能が
停止するために危険です。ブレーキは作動していますが、更に圧力が必要で
す。
●
エンジンを切ってけん引される際には特にご注意ください。
●
走行中にブレーキ警告灯が点灯した場合は、すぐに車を安全な場所へ止めてペ
ダルのポンピングを続けないようにし、ランドローバー特約販売店による点検
を受けるようにしてください。ブレーキ ペダルのポンピングを続けると、ブ
レーキの補助余圧が全くなくなってしまいます。
駐車ブレーキ
他の車と異なり、駐車ブレーキは車輪へではなく、後輪へのプロペラ シャフトに対し
て作用します。そのため、駐車ブレーキを掛けた後でも車がわずかに動くことがありま
す。
駐車ブレーキは、レバーを引き上げると掛かります。解除するには、少しレバーを引
き、リリース ボタンを押しながらレバーを完全に下ろします。
138
ブレーキ
●
車のコントロールを失ったり、トランスミッションが破損する可能性があるた
め、非常時を除き走行中は駐車ブレーキを掛けないようにしてください。
●
泥または水に浸かった場合には、駐車ブレーキの働きが完全でないことがあり
ます(「オフロード走行」の項を参照してください)。
アンチ ロック ブレーキ システム(ABS)
アンチ ロック ブレーキ システム(ABS)は車輪のロックを起こさずに効果的なブレー
キングを行うため、ドライバーへの安定性と操縦性を確保します。
●
アンチロック ブレーキ システムで、路面状況の悪さや運転操作のミスまでは
補えません。このシステムは、非常に短い距離で停止するといった限界に挑ん
だり、高速でコーナリングをしたり、路面の水膜で滑ったりする危険性を克服
するためのものではありません。
●
ドライバーには、天候や交通事情を十分に考慮しながら、慎重に、そして安全
を維持できる枠内で運転する義務があります。
●
ドライバーは、常に走行する路面の状態を把握し、ブレーキ ペダルを踏んだ
時のペダルの反応がABS非装着車の場合と異なることを念頭の置いておいて
ください。
ABSには自己診断装置が取り付けられており、全ての電装装置の動作をエンジン始動時
から運転中にわたって定期的に監視しています。
計器パネル上の警告灯は、このシステムの一部であり、ドライバーはこのシステムに注
意を払い、完全にその機能を理解する必要があります。詳述は、この取扱説明書のセク
ション2「警告灯」に記載されています。
●
駐車ブレーキを解除した後、警告灯が消えるまでは運転を始めないようにして
ください。運転中に警告灯が点滅を始めた場合は、システムに故障が発生して
いるか、リザーバーの液量が低下しています。この場合、ABSは作動しません。
できるだけ早く車を安全な位置に止め、運転を続ける前にランドローバー特約
販売店による点検を受けてください。
139
ブレーキ
ABSが作動した場合
通常の運転状況(十分な路面とのグリップが得られ、車が車輪のロックを起こしそうも
ない状態)では、ABSは作動しません。
しかし、ブレーキの力がタイヤと路面との間の摩擦力を上回った場合、ABSは自動的に
作動し、ブレーキ ペダルにキックバックを感じてソレノイド バルブの作動によって
ABSがブレーキ圧を調整して車輪の回転を確保します。
この場合、ペダル ストロークが長くなる場合がありますが、ABSが制御を行っている
間でもブレーキ力を調整することができます。
ブレーキを掛けている間、ブレーキ ペダルに振動を感じることでしょう。これはシス
テムがブレーキ圧を調整することによるものです。しかし、周期的な振動は車輪の下の
荒れた路面状況によるもので、ドライバーに速度の路面に合った状態への調整を促すも
のです。
ABS の作動が止まると、最初のブレーキ ペダル ストロークが大きくなり、その後ペ
ダルの踏み応えは、ABSの作動していない状態と同じになります。
●
ブレーキ ペダルのポンピングを行うと、ABSの作動を妨げ制動距離が伸びる
ため、行わないようにしてください。
●
ブレーキ ペダルの下には障害物を置かないようにして、ペダル ストロークを
確保するようにしてください。(例:追加したフロア マット等)
●
ブレーキ ペダルの反応がABSを装着していない車とは異なります。
追加情報
● 乾燥した路面で強いブレーキを掛けた時にABSが作動した場合、タイヤ ノイズと
路面に若干のブラック マークが残ります。何れも故障ではありません。
● 非常に荒れた路面で軽くブレーキを踏んだ場合でもソレノイドの作動音が聞こえる
場合かあります。これは通常のABSの動作の一部です。
● ペダル ストロークが伸びた場合でも、フル ブレーキングを行うことができます。踏
みごたえを感じるまでペダルを踏みこんでから必要な強さでブレーキを掛けてくだ
さい。しかし、できるだけ早く安全な場所に車を止め、運転を続ける前に点検を受
けるようにしてください。
140
ブレーキ
● 新雪、砂、砂利の上などの柔らかい路面または荒れた路面では、ABS非装着車より
ABS装着車の制動距離は長くなる場合があります。ABS装着車では、ロックしたホ
イールによって障害物がタイヤの前にたまりブレーキングを助けるためです(しか
し、ABSはより良い安定性と操縦性を保ちます)。
● 急坂の摩擦の少ない路面に車を止めた場合、車輪がロックしたまま車が滑り出す場
合がありますが、これはABSが車輪の回転信号を検知していないためにおこりま
す。このような場合、一瞬ブレーキを緩め、わずかに車輪を回転させてもう一度ブ
レーキを掛けるとABS による制御が行われます。低速で坂を降りる必要が有る場
合、ローレンジを選択することによって行うことができます(「オフロード走行」の
セクションを参照してください)。
●
ABSはランドローバー純正部品を使用するように設計されていて、タイヤとホ
イールのサイズは「テクニカルデータ」の項に記載されています。システムの
改造や純正以外の部品を使用した場合の動作についてはローバージャパンは保
証致しかねます。常にランドローバー特約販売店にご相談ください。
141
トラクション コントロール(装着車のみ)
電子制御トラクション コントロール(装着車のみ)
電子制御トラクション コントロールの目的は、後輪がスピンしていても他の車輪がグ
リップをしている場合、例えば片側の車輪が氷の上にあり、もう片方が舗装路の上にあ
る場合等に駆動力を得るために使用します。この装置は、片側のスピンしている車輪に
ブレーキを掛け、もう一方の車輪に駆動力を与えます。
●
トラクション コントロールは50km/h以下で作動します。
計器パネルにはトラクション コントロール警告灯があり、作動した場合にはトラクショ
ン コントロール関連のメッセージがメッセージ センターに表示されます。
警告灯はシステムが作動した時に最低2秒間点灯し、メッセージ センター
には「TRACTION ON」のメッセージが表示されます。トラクション コン
トロールを長時間(1分以上)使用することは望ましくなく、コントロー
ル ユニットは冷却を行うためにシステムを停止し、警告灯を最低10 秒点滅させて、
メッセージ センターは 「TRACTION OVERHEAT」と表示します。
システムが故障した場合は、警告灯が継続的に点灯し、メッセージ センターに
「TRACTION FAILURE」と表示されます。この場合、できるだけ早くランドローバー特
約販売店にご相談ください。
142
クルーズ コントロール(装着車のみ)
●
クルーズ コントロールは曲がった道や滑り易い路面、または定速走行が困難
な状況では使用しないでください。
●
クルーズ コントロール使用中は、アクセルペダルの下に足を置かないでくだ
さい。足が挟まってしまうことがあります。
●
クルーズ コントロールを必要としなくなった場合は、必ずメイン スイッチを
切ってください。
●
スポーツ モードが選択されている場合は、周期的に頻繁な加速と変速が行わ
れるため、クルーズ コントロールの使用はお薦めできません。
クルーズ コントロール(装着車のみ)
クルーズ コントロールを使用すると、
アクセル ペダルを使用せずに一定の
速度で走行することができます。こ
れは、特に高速道路や長距離にわ
たって一定の速度が維持できる道路
で有効です。
クルーズ コントロールには3つのス
イッチがあります。フェイシアにあ
るメイン スイッチと、ステアリング
ホイールに取り付けられている
「SET+」と「RES」(図参照)です。
操作方法
1. メイン スイッチを押します(警告灯が点灯します)。
2. 希望の速度まで加速します。 45km/h以上でなければなりません。
3. 「SET+」スイッチを押してクルーズ コントロールに速度を記憶させます。クルーズ
コントロールはアクセルから足を放した場合でもこの速度を維持します。
クルーズ コントロールの作動中でも、一時的に加速が行えます。例えば、追い越し等
の場合、通常のアクセル ペダルが使用できます。アクセルを放すと、速度はセットさ
れた速度に復帰します。
143
クルーズ コントロール(装着車のみ)
巡航速度の変更 - 減速
ブレーキ ペダルを踏んで、希望の速度まで減速し、「SET+」スイッチを押すと新しい
巡航速度が設定されます(クルーズ コントロールは45km/h以下では作動しません)。
「RES」スイッチを押すと、一時的にクルーズ コントロールが解除されて、ブレーキ ペ
ダルを使用しなくても車は徐々に減速します。希望の速度になった場合、「SET+」 ス
イッチを押して新しい定速走行速度を設定します。
巡航速度の変更 - 加速
「SET+」スイッチを押し続けると、車は自動的に加速します。希望の速度に達した場合、
スイッチを放してください。
また、
「SET+」スイッチを軽く押すと設定速度は徐々に上昇します。5回軽く押すと約
8km/h上昇します。
クルーズ コントロールの解除
クルーズ コントロールはブレーキ ペダルを踏むか、ギアをニュートラルにすると自動
的に解除されます。
「RES」スイッチを軽く押すとクルーズ コントロールを解除し、車は徐々に減速します。
必要に応じて「RES」スイッチを押すとクルーズ コントロールは設定された速度に復
帰します。
●
クルーズ コントロールに記憶された速度はメイン スイッチを切るか、イグ
ニッション スイッチを 「OFF」にすると消去されます。
●
クルーズ コントロールは速度が設定速度の75パーセント以下に下がった場合
は自動的に解除されます(これは登り坂でのけん引時に起こる場合がありま
す)。
144
電子制御エア サスペンション
レンジ ローバーには電子制御エア サスペ
ンションが装着されていて、これによって
アクセス用車高を含めた5種類の車高を選
択することができます。これらは全高と最
低地上高を運転状況に応じて選択すること
ができます。
電子制御エア サスペンションには自動車高
調整が取り付けられています。
電子制御エアサスペンションを操作する前に
以下の場合は、車高調整を選択しても、車高が変化しませんので注意してください。
● テールゲートまたはドアが開いている時。
● ブレーキ ペダルを3分未満継続して踏んでいる間。
● エンジンが回転していない場合(エンジンを切った後40秒以内にアクセス モード
を選択した場合を除く)
アクセス モードを使用する場合、駐車ブレーキを掛け、「P」を選択している必要があ
ります。
●
頻繁に車高を変えるとコンプレッサーのオーバーヒートを招きます。その場
合、エア サスペンションの作動は数分待ち、コンプレッサーが冷えてから再
度操作を行ってください。
操作方法
車高調整スイッチ(1)
上または下の矢印の記されたスイッチを押すと、車高は上下の設定された位置へ調整さ
れます(警告灯が点灯します)。
抑制スイッチ(2)
イグニッション スイッチを「II」の位置にすると、スイッチ内の表示灯が点灯して電球
の点検を行います。
● スイッチを押して抑制モードにしてください(表示灯が点灯します)。これによって
標準またはロー モードの車高への調整を抑制します。
● もう一度スイッチを押すと 「OFF」になります。
145
電子制御エア サスペンション
●
抑制モードであっても、車高はアクセス/クロール モードからロー モードへ、
エクステンド モードまたはハイ モードからハイまたは標準モードへ自動的に
切り替わります。
車高表示パネル(3)
イグニッション スイッチが「II」の位置にされると全ての警告灯が点灯して電球の点検
を行い、エンジンが始動されるまで点灯を続けます。
各警告灯は車高のセッティングが行われると点灯します。車高が変更された場合、警告
灯は以下の順序で点灯します。
● 車高表示灯が点滅します。
● 選択された車高になると、表示灯は点滅を止めて点灯を続けます(前に選択された
表示灯は消灯します)。
エア サスペンション警告灯
イグニッション スイッチを「ON」にすると、計器パネルの警告灯が点
灯して電球の点検を行い、エンジンが始動した後2秒間点灯を続けます。
加えて、走行中に「High」または「Extended」が選択された場合、また
は故障が起きた時に点灯します。
車高の調整
標準モード
ほとんどの運転状況とけん引
に適しています(
「電子制御エ
ア サスペンションを使用した
けん引」の項を参照してください)。
ハイ モード
標準より約40mm高い車高です。オフロードでの進入角度を大きくす
る場合や水路走行に適しています。
55km/h以下で手動によって選択できます。この速度を超えると、自
動的に標準モードに復帰します。
146
電子制御エア サスペンション
●
車高が調整されるとエア サスペンション警告灯が点灯します。
●
ハイ モードは高速走行時に選択しないでください。
ロー モード
標準モードより25mm低い車高です。速度が80km/hを超える走行が30秒
以上続いた場合に自動的に選択されます。
このセッティングは車の重心を下げることによって操縦性を向上します。速
度が55km/hを下回る走行が30秒以上続いた場合に自動的に標準モードに復帰します。
抑制モードが選択されている場合は、車速に関わらずロー モードを選択することがで
きます。
アクセス/クロール モード
アクセス モード
標準モードより約65mm低い車高で、乗り降りや荷物の積み降ろしを容易
にします。アクセス モードはエンジンが掛かっているか、停止後40秒の
間に以下の状態の場合に選択することができます。
● 車が停止している時。
● ギアの「P」を選択し、駐車ブレーキを掛けている時。
● ドア、テールゲートが閉じられている時。
● フットブレーキを掛けていない時。
アクセス モードはエンジンが停止する40秒前に事前に選択することができます。しか
し、車を止め駐車ブレーキをかけ、シフト レバーを「P(パーク)」位置にしてフット ブ
レーキのペダルを放すまで、車高は下がりはじめません。40秒以上経過すると、事前
設定は自動的に解除されます。
147
電子制御エア サスペンション
●
車高調整を行っている間にドア、テールゲートを開けるか、フットブレーキを
掛けた場合は調整は停止します。
車が停止した時、車高は自動的に標準モードに復帰します(アクセス モードが選択さ
れる前であり、抑制モードであればロー モードも選択できます)。
アクセス モードの後に抑制モードを選択した場合クロール モードが選択されます(「ク
ロール モード」の項目を参照してください)。
●
高さ制限のされている場所で荷物を下ろす場合にはご注意ください。
●
イグニッション スイッチを「OFF」にして、ドアまたはテールゲートを開閉
すると自動的に元の車高に戻ります。
●
荷物を下ろした後は、車高は高くなります。
クロール モード
高さの限られた場所での走行の必要がある場合は、クロール モードを以下の手順で選
択することができます。
● アクセス モードを選択します。
● 抑制モードが既に選択されている場合は、抑制スイッチを押して解除します(警告
灯は消灯します)。
● 抑制スイッチを押します(警告灯が点灯します)。
● メッセージ センターは警告音を鳴らして「EAS MANUAL」 と表示します。
●
クロール モードでの走行中は:
• 車速が16km/hを超えた場合、メッセージ センターは警告音を鳴らして、
「SLOW:30KPH MAX」と表示します。
• 車速が40km/hを超えた場合、車高は自動的にロー モードに切り替わります。
• 車速が32km/hより低くなった場合は、サスペンションはクロール モード
に切り替わります。
• 車速が8km/hより低くなった場合は、メッセージ センターは警告音を鳴
らしてディスプレイに「EAS MANUAL」 と表示します。
●
クロール モードになっている時にエンジン スイッチが切られた場合、車は再
始動時にアクセス モードに復帰します。クロール モードにする場合はもう一
度選択してください。
148
電子制御エア サスペンション
エクステンド モード
標準より約70mm高い車高です。エクステンド モードはシャシーが接地
することによって車両が停止した場合に自動的に選択されます。手動に
よる選択はできません
(ハイ モードの警告灯が点滅した後、点灯します)
。
エクステンド モードは約10分間継続した後、自動的にハイ モードに復帰するか、他
の車高が車高調整スイッチによって選択されることによって解除されます。
電子制御エア サスペンションのメッセージ
以下のメッセージがメッセージ センターに表示されることがあります。
表示されたメッ
セージの指示に従ってください。
メッセージ
メッセージの意味
解決方法
「EAS MANUAL」
車高がアクセス モードに
固定されています。
警告です。くぼみでの走
行が行われていますの
で、抑制スイッチを押し
てアクセスモードを解除
してください。
「SLOW: 30 KPH MAX」
現在の車高では車速が
高すぎます。
30km/h未満に減速して
ください。
「EAS FAULT」
エア サスペンションの
故障です。
ランドローバー特約販売
店にご相談ください。
「SLOW: 55 KPH MAX」
エア サスペンションの
故障です。
車速を55km/h未満に下
げ、メカニックによる点
検を受けてください。
電子制御エア サスペンションの機能(抑制スイッチ OFF)
車高を下げる
エクステンド モードからハイ モードへの切り替えは、10分経過するか、車高調整ス
イッチの下矢印を1回押すと行われます。
エクステンド モードから標準モードへ の切り替えは、車速が55km/h以下になるか、下
矢印のスイッチを2回押すと行われます。
ハイ モードから標準モードへ の切り替えは、車速が55km/h以下になるか、下矢印の
スイッチを1回押すと行われます(車速が55km/h以下の場合)。
149
電子制御エア サスペンション
標準モードからロー モードへの切り替えは、80km/h以上の車速が30秒以上続くと行
われます。
標準モードからアクセス モードへの切り替えは、下矢印のスイッチを1回押すと行わ
れます(アクセス モードの説明を参照してください)。
車高を上げる
ロー モードから標準モードへ の切り替えは、30秒以上車速が55km/h以下になるか、
停車している時に車高調整スイッチの上矢印スイッチを押すと行われます。
アクセス モードから標準モードへの切り替えは、車を発進させるか、停止している時
に上矢印スイッチを1回押すか、オートマチック ギア シフト レバーを「P」の位置以
外にして、駐車ブレーキを解除した場合に行われます。
標準モードからハイ モードへの切り替えは55km/h以下で上矢印スイッチを1回押す
と行われます。
電子制御エア サスペンションの機能(抑制スイッチ ON)
(警告灯が点灯しています)
車高を下げる
エクステンド モードからハイ モードへの切り替えは、10分経過するか、車高調整ス
イッチの下矢印を1回押すと行われます。
エクステンド モードから標準モードへ の切り替えは、車速が55km/h以下になるか、下
矢印のスイッチを2回押すと行われます。
ハイ モードから標準モードへ の切り替えは、車速が55km/h以下になるか、下矢印の
スイッチを1回押すと行われます。
標準モードからアクセス モードへの切り替えは、下矢印スイッチを2回押すと行われ
ます。
標準モードからロー モードへの切り替えは、下矢印スイッチを1回押すと行われます。
ロー モードからアクセス モードへの切り替えは、下矢印スイッチを1回押すと行われ
ます。
車高を上げる
アクセス モードからロー モード(クロール モードでなく )への切り替えは、停車状態
から発車するか、上矢印のスイッチを1回押してください。
ロー モードから標準 モードへの切り替えは、上矢印スイッチを1回押すと行われます。
標準モードからハイ モードへの切り替えは55km/h以下で上矢印ボタンを1回押すと
行われます。
150
電子制御エア サスペンション
電子制御エア サスペンションを使用したけん引(他車を引張る)
けん引時は、以下の手順によって車高を標準モードに固定することをお勧めします。
● 抑制スイッチを押します(警告灯が点灯します)。
● 標準モードを選択します(前述)。
故障診断
自己診断装置が小さな故障を発見した場合、標準モードが自動的に選択されます。故障
が修理されるまで、車高調整機能を使用することはできません。メッセージ センター
は警告音を鳴らし、「EAS FAULT」 と表示します。全てのエア サスペンション警告灯
が同時に30秒間点滅し、ハイ モード警告灯が続けて点灯します。
重大な故障が発見された場合、車高はアクセス モードに下がり、メッセージ センター
は警告音を鳴らし、「SLOW:55 KPH MAX」と表示します。
他の故障が発生した場合、警告灯は再び点滅します。
●
故障の種類を問わず、できるだけ早くランドローバー特約販売店によって点検
を受けてください。ランドローバーの特約販売店だけが正確に故障を修理する
ことができます。
●
小さな故障の場合、一度エンジンを切り、再始動をしてもう一度確認してくだ
さい。
「EAS FAULT」メッセージが表示された場合、エンジンを切り、全ての
ドアとテールゲートを2分以上閉めて、エンジンを再始動します。
故障が表示されなくなった場合、通常の動作に復帰しています。しかし、故障
の内容はコンピューターに記録され、ランドローバー特約販売店によって調べ
ることができます。
151
トリップ コンピューターと速度超過警告
トリップ コンピューターは、ドライ
バーに燃費や旅行時間と距離などの
様々な情報を提供します。
2個の押しボタン(図参照)でトリップ
コンピューターと速度超過警告を操作
し、トリップ コンピューターと速度超
過警告からのメッセージはメッセージ
センターに表示されます。
●
メッセージ センターは車両監視システムからのメッセージを再優先に表示し
ます。トリップ コンピューターのメッセージは優先順位が低いため、重要な
情報を含む警告メッセージが発生すると、即時に表示が入替わります。
トリップ コンピューターと速度超過警告のメッセージは他のメッセージが表
示されなくなると復帰します。
トリップ コンピューター(装着車のみ)
イグニッション スイッチを「II」の位置にし、スイッチ(1)を押すとトリップ コンピュー
ターの機能が切り替わります。順序は以下の通りです。
● 残燃料による走行可能距離
● 平均燃費
● 平均速度
● 走行距離2
● 走行距離1
●
最初に表示されているのは、走行距離1です。
152
トリップ コンピューターと速度超過警告
残燃料による走行可能距離
この機能は自動的に残った燃料によって走行できる距離を計算し、表示します。メッ
セージ センターには「RANGE - - -」 と表示されます。
計算された走行可能距離が約80km以内になると、メッセージ センターは「REFUEL,
RANGE <80」と表示して、できるだけ早い給油を促します。
●
残燃料による走行可能距離が80km∼90kmの間に距離の再計算が行われた場
合は、走行距離は表示しますが給油を促すメッセージは表示されません。燃料
切れに注意してください。
平均燃費
この機能は最後にトリップ メーターをリセットした位置からの平均燃費を自動的に計
算し、表示します(平均燃費は走行した距離を使用した燃料の量で割ることによって計
算されます)。
システムが平均燃費を計算している間は、ディスプレイに「COMPUTING L/100K」と
表示されます。一度計算が行われると、
「AVG. L/100KM」メッセージが表示され、3桁
の燃費がリッターで表示されます。
●
表示される燃費は約6秒間で100kmあたり0.1リッター以上の燃料が消費さ
れないと変化しません。100kmあたり0∼99.9リッターの範囲で表示されま
す。
平均速度
この機能は最後にトリップ メーターをリセットした位置からの平均速度を自動的に計
算し、表示します(平均速度は走行した距離をイグニションスイッチが「ON」の時に
経過した時間で割ることによって計算されます)。
システムが平均速度を計算している間は、ディスプレイに「COMPUTING KM/H」と表
示されます。一度計算が行われると、「AVG. SPEED」の表示に続いて平均速度が3桁
で表示されます。
●
平均速度の表示は1秒間に1km/h の変化があった場合に変更されます。
153
トリップ コンピューターと速度超過警告
走行距離 2
この機能によって記録された距離は、平均燃費と平均速度の計算に使用され、最後にコ
ンピューターがリセットされた位置からの距離を表示します。メッセージ センターに
は「TRIP2- - -」と表示されます。
走行距離 1
これは通常の車に取り付けられているものと同様に、最後にリセットボタン(計器パネ
ル右側)が押された位置からの距離を表示します。ボタンを押すと、距離は0に戻りま
す。メッセージ センターに車両監視システムからのメッセージやトリップ コンピュー
ターのメッセージが表示されている場合でも、リセット ボタンにより走行距離の表示
に変えることができます。ただし、メッセージ センターには距離のみが表示され、
「TRIP1- - - 」とは表示されません。
トリップ コンピューターのリセット
イグニッション スイッチを「II」位置に
セットし、スイッチ1を2秒以上押し続
けてください。
●「走行可能距離」機能と「平均燃費」
機能の両方がリセットされます。こ
の時点から約1km走行する間、ディ
ス プ レ イ に は 「C O M P U T I N G
RANGE」 および「COMPUTING L/
100K」と表示されます。その後、コ
ンピューターは再び平均燃費の計算
可能な状態に戻ります。
●「平均速度」機能もリセットされます。平均速度が計算可能になる走行距離が1km
に達しないうちは、ディスプレイには「COMPUTING KM/H」と表示されます。そ
の後、平均速度が表示されます。
● 走行距離2機能はゼロにリセットされます。
●
トリップ コンピューターをリセットしても、走行距離1機能には影響しませ
ん。
154
トリップ コンピューターと速度超過警告
速度超過警告
速度超過警告機能は、制限速度を守っていただくための機能です。この機能を選択する
には、スイッチ2(ベル記号)を押してください。制限速度を設定するには、スイッチ
を1∼2回押してディスプレイに「SPEED LIMIT- - -」と表示させ、ディスプレイの速
度表示が目的の値になるまでスイッチを押し続けます(速度表示は、20km/h∼140km/
hの範囲で5kmごとに増加します)。
●
ディスプレイの表示値は、前回システム メモリーに記憶されていた値からス
タートします。ディスプレイに目的の速度が表示されたら、スイッチを放して
ください。その時の速度がシステム メモリーに記憶されます。
走行中、設定速度を超過した時は、メッセージ センターに「SPEED LIMIT - - -」と表
示され、警報が鳴ります。
設定した速度をキャンセルする場合は、スイッチ2 を再度押してください(「 SPEED
LIMIT OFF」とメッセージが表示されます)。
155
緊急時の始動
バッテリー上がり時のエンジン始動
バッテリー上がり時にエンジンをかける唯一の方法は、次のとおりです。
● 代わりのバッテリーと交換して始動する。
● ブースター ケーブルを使用して、救援車のバッテリーと故障車のバッテリーとを接
続する。
●
オートマチック車の場合、後ろから押したり、けん引することによってエンジ
ンを始動させることはできません。
ブースター ケーブルの使用
●
バッテリーからは可燃性水素ガスが発生しますので、火花や火気をエンジン
ルームに近づけないでください。
●
バッテリー液が凍結していると思われる場合は、ブースター ケーブルを使っ
ての始動は行なわないでください。
●
双方のバッテリーの電圧が同じ(12V)こと、およびブースター ケーブルが絶
縁クランプ付きで、しかも12Vバッテリー専用であることを確認してください
(太目のケーブルが望ましい)。
●
放電したバッテリーの接続を外さないでください。
●
プラス端子(+)とマイナス端子(-)を絶対に直結しないでください。ブース
ター ケーブルがエンジン ルーム内の可動部品から離れていることを確認して
ください。
●
エンジンの回転部品の近くでの作業には、十分ご注意ください。
156
緊急時の始動
救援車のバッテリーを利用する場合には、
バッテリー同士が互いに接近するように双
方の車を停車してください。
双方の車が接触しないようにしてください。
双方の車の駐車ブレーキをかけ、ギアを駐
車ポジションの「P」位置に入れます。
双方の車のイグニッション スイッチとすべ
ての電装品の電源スイッチをオフにします。
ブースター ケーブルの使用時は、次の手順
に従ってください。
赤いブースター ケーブルの一方のクリップ
を放電したバッテリーのプラス端子(+)に
つなぎ、反対側のクリップを救援車のバッ
テリーのプラス端子(+)につなぎます。
救援車のバッテリーのマイナス(−)端子か
ら適当なアース ポイント(例えば、エンジ
ン マウントまたは塗装していない面)に黒
いブースター ケーブルを接続してください。
なお、この時バッテリーからアースまでは
最低0.5メートルの間隔があり、ブースター
ケーブルがバッテリー上がりを起こした車
の燃料またはブレーキ システムのホース類
(図示エンジン リフト リング)に近づかないように注意してください。
●
安全上の理由により、このケーブルを放電したバッテリーのマイナス端子(−)
につながないでください。
2本のブースター ケーブルが双方の車のエンジン ルーム内の可動部品から離れている
ことを確認してから、救援車のエンジンを始動し、数分間アイドリングしてください。
故障車のエンジンを始動してください。
両方のエンジンが正常に始動したら、2分間アリドリングした後、救援車のエンジンを
切ってください。ブースター ケーブルを完全に取り外すまでは、バッテリー上がりを
起こした車のいかなる電装品の電源スイッチも入れないでください。
ブースター ケーブルを取り外す順序は、接続した時の逆の手順を正確に行ってくださ
い。まずバッテリー上がりを起こした車のアース ポイントから黒いケーブルの接続を
外してください。
157
緊急時のけん引
フロント ロープ取り付け部(トーイング アイ)
4 輪を接地してけん引してもらう場合に
使用します(「4輪を接地してけん引され
る時」の項を参照してください)。
リア ロープ取り付け部
(リア トーイング アイ)
他の車をけん引する場合に使用します。
4輪を接地してけん引される時
4 輪を接地してけん引される場合には、
次の手順でトランスファーのニュートラ
ルを選択してください。
● イグニッション キーを抜いた状態で、
右側座席のヒューズ ボックスのポジション11の中にヒューズ(5アンペア以上)を
入れます。キーを差し込み、イグニッション スイッチをオンにします。トランス
ファーは自動的にニュートラルになります(メッセージ センターに「TRANSFER
NEUTRAL」が表示されるまでお待ちください)。メッセージが表示されたら、イグ
ニッション スイッチをオフにします。
● イグニッション スイッチを「I」位置にセットして、ステアリング ロックを解除し
ます。車がけん引されている間はこの位置にしておきます。
● けん引後にハイまたはロー レンジに再度入れる場合は、イグニッション スイッチ
を切って、ポジション11からヒューズを取り外した後に、イグニッション スイッ
チをオンにして、トランスファー ボックスはハイまたはロー レンジに入ります。
●
事故または電気的な故障によってはイグニッション スイッチを回すことが危
険な場合がありますので、必ずバッテリーの接続を外してください。
158
緊急時のけん引
●
イグニッション スイッチが「I」位置にセットされ、ステアリング ロックが解
除されている時以外は、車をけん引しないでください。
●
車の移動中は、イグニッション キーを抜いたり、イグニッション スイッチを
「0」位置にセットしたりしないでください。
●
エンジンが止まっている時は、パワー ステアリングとブレーキ倍力装置は作
動しません。この時、ブレーキ ペダルとステアリング ホイールは大変重くな
りますので、十分注意して車をコントロールしてください。
2輪を接地してけん引される時(2輪を浮かせてけん引される時)
2輪を接地してけん引される場合には、次の手順を守ってください。
接地する側の軸からプロペラ シャフトを取り外します。
プロペラ シャフト フランジとシャフトを取り外す前に、印を付けてください(後で元
の位置へ正しく取り付けられるよう)。損傷を防ぐために、つり上げたプロペラ シャフ
トをしっかりと固定してください。
●
後軸を上げてけん引される時は、ステアリング ホイールまたはリンケージは、
直進状態で固定してください(ただし、このためにステアリング ロックを使
用しないでください)。これを確認してから、車をけん引トラックに連結して
ください。
159
緊急時のけん引
トランスポーター(運搬車、列車等)またはトレーラーによる回送
トランスポータやトレーラーに載せて車を運ぶ時は、前もって電子制御エア サスペン
ションを「ACCESS」位置にセットしてください(
「電子制御エア サスペンション」を
ご覧ください)。フロントとリアのシャシー部にあるラッシング アイ(ロープ取り付け
部)を使用して車両を固定してください(図示)。車の他の部分には、固定するための
フックやトレーラーの装備をつながないでください。
エア サスペンションを「ACCESS」位置にセットできない時は、上記のようにラッシ
ング アイ(ロープ取り付け部)を使って車両を固定することはできません。その場合
は各ホイールを固定して車両を動かないようにしてください。
160
第 4 章 車のメンテナンス
目 次
ページ
車のメンテナンス..................................................................... 162
ボンネットの開閉..................................................................... 166
エンジン ルーム ....................................................................... 168
タイヤ.......................................................................................... 176
ウォッシャー ジェットとワイパー ブレード.................... 179
バッテリー ................................................................................. 181
タイヤ交換 ................................................................................. 185
ヒューズ ..................................................................................... 193
電球の交換 ................................................................................. 199
車の清掃とお手入れ ................................................................ 210
車の安全性、信頼性、性能をいつまでも維持するためには、
如何に良いメンテナンスを行うかがたいへん重要です。
メンテナンスはドライバーご自身の責任において行なってく
ださい。ランドローバー特約販売店で規定の定期点検整備、
調整を受けることが大切です。メンテナンスについては、メ
ンテナンス ノートに記載されています。メンテナンス ノー
トには専用の整備記録簿が添付されています。この用紙には、
整備のたびにランドローバーのサービス工場によって整備内
容が記入されます。
この章では、安心して信頼できる車に乗っていただくために
必要な毎日、毎週、毎月の点検について説明します。
161
車のメンテナンス
お客様自身で行うメンテナンス
メンテナンス ノートに記載された、ランドローバー特約販売店で行なう規定の定期点
検整備、調整の他に、下記のような簡単な点検はお客様自身で日常的に行なってくださ
い。以下、点検内容を詳しく説明します。
毎日の点検
● ランプ、ホーン、方向指示器、ワイパー、ウォッシャー、警告灯の作動
● シート ベルトおよびブレーキの作動
● ガレージの床に液、オイル漏れがないかどうかの点検
毎週の点検
少なくとも400km毎に実施してください。
● エンジン オイルのレベル
● エンジン冷却水のレベル
● ウィンドウ ウォッシャー液のレベル
● タイヤの状態と空気圧
毎月の点検
● バッテリー液のレベル
● パワー ステアリング液のレベル
● オートマチック ギアボックス液のレベル
●
液のレベルが著しくまたは突然低下したり、またはタイヤの摩耗が均等でない
場合は、すぐにランドローバー特約販売店または指定サービス工場にご連絡く
ださい。
●
液、オイルの仕様および容量は、「テクニカルデータ」に記載されています。
162
車のメンテナンス
特殊な状況下(シビア コンディション)での走行
●
埃っぽい所、湿気が多い所、泥炭地等の過酷な条件下で車を使用している場合
は、整備が必要かどうか、より頻繁に注意していなければなりません。
例えば、深い川等水の中に入った場合は、安全で信頼のおける状態を持続する
ため、毎日でも整備が必要になる場合があります。ランドローバー特約販売店
にご相談ください。
定期点検整備
定められた点検は、車の信頼性と性能を維持するために重要です。定期点検整備の詳細
は、メンテナンス ノートに記載されています。工場で行うべき専門的な点検整備では、
専門の知識や設備が必要となりますので、
ランドローバー特約販売店にお任せください。
排出ガス規制
この車には、日本の規制を満足するために設計された、各種の排出ガス浄化装置を装備
しています。
ドライバーご自身または修理工場によって許可なく本装置を非純正部品と交換したり、
改造したりすることは非合法であり、法的な罰則の対象となります。
さらに、エンジンの設定は変更しないでください。この車のエンジンの設定は、主要な
排出ガス規制に適合するように調整済みです。エンジンの設定が正しくないと、排気ガ
ス、エンジン性能、燃料消費に悪影響を与えます。またエンジンの温度が上がり、触媒
コンバーターと車の故障の原因となります。
ダイナモメーター上での走行試験(ローリング テスト)
●
お客様の車は、アンチロック ブレーキとフルタイム4WDを装備しております
のでランドローバー特約販売店において、ダイナモメーターの安全なテスト方
法に詳しい整備士にのみダイナモメーター テストを行ってもらうことが必要
です。詳細は、ランドローバー特約販売店にお問い合わせください。
163
車のメンテナンス
ステアリング
ステアリング コラムをステアリング ボックスに接続するインターミディエイト ステ
アリング シャフトは、衝突時に外れるように設計されています。これは危険時に安全
を確保するための機能です。このシャフトの整備、交換、修理は、ランドローバーの認
定部品のみを用いてランドローバー特約販売店だけが行なうことができます。
インターミディエイト シャフトの点検は、整備スケジュールの中の重要項目です。
40,000kmごとまたは2年ごとに点検してください。ただし車の前面を衝突させた場合
には、より詳細な点検整備を実施しなければなりません。
オイル、グリース、潤滑油は、どんな場合でもステアリング コラムのどの場所にも付
着しないように注意してください。異音または不具合を感じた時は、ランドローバー特
約販売店にご連絡ください。
164
車のメンテナンス
ガレージ内での安全
車のメンテナンスを行なう時は、常に次の注意事項を守ってください。
●
手、工具、衣類などはドライブ ベルトやプーリーに近づけないように常に注
意してください。
●
完全に冷えるまでは、排気/冷却システムの部品には触れないでください。
冷却ファンはエンジンを切った後も作動し続ける場合があります。また、エン
ジンが熱い時は、エンジンを切った後でも冷却ファンが回りだしたり、最大10
分間は回り続ける場合があります。
エンジン ルーム内での作業をする際はファ
ンに近づかないようにしてください。
●
イグニッション スイッチがオンになっている時は、ケーブルや電気部品に触
れないでください。
●
換気の悪い場所でエンジンを回転させたまま絶対に放置しないでください。一
酸化炭素を含む排気ガスは有毒であり大変危険です。
●
車載工具のジャッキだけで車を持ち上げた状態で、車の下にもぐっての作業は
絶対にしないでください。
●
安全のために、バッテリーの近くで作業をする場合は金属製のリスト バンド
や貴金属類はあらかじめ取り外し、バッテリー端子やバッテリー ケーブルが
車の金属部や工具に接触することは絶対に無いようにしてください。
●
火花や裸電球をエンジン ルームに近づけないようにしてください。
有毒な液体
自動車に使われている液体のほとんどは、有毒であり、飲んだり傷口に触れたりさ
せないでください(例えば、バッテリー液、不凍液、ブレーキ液、パワー ステアリ
ング液、ガソリン、ディーゼル、オイルそしてウィンドウ ウォッシャー添加剤)。
ラベルや容器に印刷されたすべての指示に従ってください。
使用済みエンジン オイル
エンジン オイルが皮膚に長時間付着していると、皮膚炎や皮膚癌などの重い皮膚
病の原因となります。オイルに触れた後は念入りに洗い流してください。
環境を守りましょう!
下水、用水路および土壌を汚染することは違法行為です。使用済みオイル、有毒化
合物を処分する施設を持った認定廃棄物処理場または業者に委託してください。不
明な点については、管轄の自治体にお問い合せください。
165
ボンネットの開閉
ボンネットの開け方
●
ワイパーのスイッチが切れ、元の
位置に戻ったことを確認してか
ら、ボンネットを開けてくださ
い。
●
ワイパーアームを起こした状態で
ボンネットを開けないでくださ
い。ボンネットがワイパーに当た
り、ボンネットやワイパーが損傷
します。
ボンネット リリース レバーを引いてくだ
さい。次に図のように、ボンネット セーフ
ティ キャッチを押し上げて、ボンネットを
上げてください。
166
ボンネットの開閉
ボンネットの閉め方
ボンネットが止る位置まで、少しだけそっと下ろします。
次にボンネットを持ち上げ、(ストラットのロックが外れたら)さらにボンネットを引
き下げます。
閉まった位置から約30cm上のところまで下ろしたら、ラジエーター グリルの両端(左
ページ下図参照)の位置のボンネットの上(前端)に両手の平を乗せて、静かに押し下
げてください。ボンネットが閉まります。次に、その前端を持ち上げてみて、ボンネッ
トが完全にロックされていることを確認してください。完全に閉まっていれば、ボン
ネットはどの方向にも動きません。
●
最初の引き下げ時に強く一度で下げようとすると、ストラット ロックにより
妨げられるため、ボンネットまたはストラット ロック自体を損傷させます。
ゆっくり、そっと引き下げてください。
●
車両の走行中にボンネット リリース レバーを引いたリ、ボンネットのラッチ
をかけずに、セーフティキャッチだけで運転しないでください。
●
ボンネットを閉める時は、手等をはさまないように注意してください。
●
ボンネットが完全に閉まっていないままで走行すると開くことがあります。走
行前に必ず確認してください。
167
エンジン ルーム
エンジン
1. ヒューズ ボックス − エンジン ルーム
2. 冷却水リザーバー
3. ブレーキ液リザーバー
4. オートマチック ギアボックス液レベル ゲージ
5. エンジン オイル レベル ゲージ
6. ウォッシャー液リザーバー
7. エンジン オイル注入キャップ
8. パワー ステアリング液リザーバー
●
エンジン ルーム内の整備やメンテナンス点検を行う前には、必ず本書のお客
様自身で行うメンテナンスの項の冒頭にある「ガレージ内での安全」に列記し
てある安全上の注意事項を守ってください。
168
エンジン ルーム
エンジン オイルの点検と補充
エンジン オイルのレベルは、少なくとも
400km走行に1回は、次の手順で点検し
てください。点検は水平な場所に停車し
た状態で、エンジンが暖まっている間に
行ないます。
エンジンを切り、少なくとも5分間その
まま放置して、エンジン オイルがオイル
サンプに戻るのを待ちます。オイル レベ
ル ゲージを引き抜いて先端をきれいに拭
いてから、奥まで差し込んでください。
もう一度引き抜いて、オイル レベルを点検します。オイル レベルは、常にゲージの下
限マーク「ADD OIL」よりも上になければなりません。
オイルを補充するには、注入キャップを取り外してオイルを注入してください。オイル
のレベルは、いつも上限マーク「FULL」と下限マーク「ADD OIL」の間にくるように
してください。
オイルを入れすぎないように注意してください。
エンジン オイルの補充量は、次のようにして判断します。
● オイル レベルが「ADD OIL」マークよりも「FULL」マークに近い時は、オイルを
補充する必要はありません。
● オイル レベルが「FULL」マークよりも「ADD OIL」マークに近い時は、オイルを
0.5リットルだけ補充します。
● オイル レベルが「ADD OIL」マークよりも下にある時は、オイルを1リットル補充
します。5分後、オイル レベルを再点検します。
●
エンジンが冷えている時に、オイルレベルを点検しなければならない場合は、
エンジンをスタートさせないでください。上記の手順に従った後、エンジンを
スタートさせ、通常の運転温度に達し次第、すぐにレベルを再点検してくださ
い。
169
エンジン ルーム
オイルの仕様
車を運転する際、気候条件に適したオイルを使用することが大切です。オイルの仕様詳
細は、
「テクニカルデータ」に記載されています。不明な点については、ランドローバー
特約販売店または指定サービス工場にお問い合せください。
オートマチック ギアボックス液の点検と補充
液レベルの点検は、必ずエンジンとギアボックスが冷えた状態の時に行なってください
(下記のアドバイスを参照してください)。車が水平な場所に停止していることを確認し
て、シフト レバーを 「P」 位置(駐車)に入れて、エンジンをかけます。
エンジンをアイドリング状態にして、フットブレーキと駐車ブレーキの両方をかけ、シ
フト レバーを「1」位置に入れて、すぐに「P」位置に戻します。エンジンが回転して
いる状態の時に、注入チューブからレベル ゲージを抜き取り、ブレードをきれいに拭
き取ってください。レベル ゲージを奥まで差し込んで、もう一度引き抜いて、オイル
レベルを点検します。必要ならオイルを補充してください。オイルのレベルは、いつも
上限マークと下限マークの間にくるようにしてください。オイルは、
「テクニカル デー
タ」に記載されている仕様に適合するものを使用してください。
●
外気温が極端に高いまたは低い場合は、レベル ゲージの液レベルが変化しま
す。液レベルを正確に読み取るためには、外気温が20℃の時に点検するよう
にしてください。
オイルを入れすぎないように注意してください。
●
オイル レベルを下限マークから上限マークまで上げるには、およそ0.25リッ
トルの液が必要です。
170
エンジン ルーム
冷却システムの点検と補充
●
エンジンが熱い間は、決して注入キャップを取り外さないようにしてくださ
い。漏れた蒸気や熱湯でヤケドを負う可能性があります。
●
エキスパンション タンクのクーラント(冷却液)レベルは、少なくとも週1回
(長距離走行時や過酷な条件下で使用している場合はもっと頻繁に)点検する
ようにしてください。必ず、システムが冷えている時にレベルを点検してくだ
さい。
●
注入キャップをゆっくりねじって外し、完全に外す前に圧力が逃げるようにし
てください。
●
冷却水の入っていない状態でエンジンを回さないでください。
不凍液50%と水50%の混合液を補充し、
冷却水の表面がタンク内のインジケー
ターのトップと等しくなるようにしてく
ださい。補充終了後、キャップが十分に
締まっていることを確認してください。
●
レベルが著しく下がっている時
は、液漏れまたはオーバーヒート
の恐れがあります。ランドロー
バー特約販売店に点検を依頼して
ください。
冷却水を入れすぎないように注意してください。
不凍液
不凍液は、重要な腐食抑制剤を含んでいます。一年中(寒い時以外も)不凍液50%と
水50%の溶液が維持され、補充されるよう注意してください。これを怠ると、ラジエー
ターやエンジン構成部品が腐食を起こす可能性があります。アルミニウム エンジンに
は、非リン酸塩腐食抑制剤で、エチレングリコールベースの不凍液(メタノール非含有)
を使用してください。20℃で濃度50%の不凍液の比重は1.075で、−36℃まで凍結
を防ぐことができます。
171
エンジン ルーム
●
不凍液が、目や皮膚に触れないようご注意ください。万一触れてしまった場合
は、直ちに大量の水で洗い流してください。
●
不凍液は、塗装面を傷めます。
●
塩水は、決して補充しないでください。水道水に塩分が含まれる土地を旅行す
る時も、補充用にいつも真水(雨水か蒸留水)を携帯するように心掛けてくだ
さい。
前面ガラス ウォッシャー液の点検と補充
前面ガラス ウォッシャー液リザーバー内の液は、
後
面ガラスおよび前照灯のウォッシャー ジェットへも
供給するようになっています。
タンクの液レベルが低い時は、ウォッシャーの作動
中にメッセージ センターに 「LOW S C R E E N
WASH」というメッセージが表示されます。
メッセージ センターをリセットするには、
イグニッ
ション スイッチが切れている時に液を補充してくだ
さい。
水と指定されたウォッシャー剤との混合液を補充し
てください。気温が低い時は、凍結を防ぐために下表に示す量のウォッシャー剤を補充
してください。これにより液の凍結を防ぎます。
リザーバーの容量6.0リットル
●
-3℃
-6℃
-12℃
-18℃
600 ml
1200 ml
2400 ml
3000 ml
ウォッシャー液リザーバーには、不凍液を使用しないでください。不凍液は塗
装面を傷めます。
172
エンジン ルーム
ブレーキ液の点検と補充
●
ブレーキ ペダルのストロークが異常に長くなったり、ブレーキ液レベルが著
しく低下した場合は、すぐにランドローバー特約販売店に連絡してください。
ブレーキ液のレベルは、ブレーキ パッドの摩耗により低下していきます。しかし「MIN」
マークよりも低くならないようにしてください。ブレーキ液が目立って減った時は、ブ
レーキ システムの液漏れが考えられます。その場合には、車の運転を止め、ランドロー
バー特約販売店にお問い合せください。
水平な場所に停車し、少なくとも週1回(長距離走行時や過酷な条件下で使用している
場合は、もっと頻繁に)、液のレベルを点検してください。注入キャップを取らずに透
明容器の側面からレベルを見て点検してください。
1. イグニッション スイッチを「II」位置にセットし、油圧ポンプを作動させます(ブ
レーキ警告灯が点灯します)。
2. 油圧ポンプの作動音が聞こえない時は、ブレーキ ペダルを数回踏んでください。
3. 油圧ポンプの作動が止ってブレーキ警告灯が消灯したら、ブレーキ液の点検を行
なってください。
●
液のレベルが「MIN」マークを下回っている時は、車を運転しないでください。
●
ブレーキ液は塗装面を傷めます。こぼれたらすぐに吸湿性の良い布で拭き取
り、カー シャンプーと水を混ぜた溶液で洗い流してください。
●
ブレーキ液が目や皮膚に触れた場合は、大量の水で直ちに洗い流してくださ
い。
173
エンジン ルーム
ブレーキ液の補充
リザーバーに汚れが入り込まないように、
注入キャップを外す前に周囲の汚れを拭き
取ってください。指定されたブレーキ液を、
「MAX」マークまで補充してください(「テ
クニカルデータ」の項をご覧ください)。密
閉容器に入った新品のブレーキ液だけを使
用してください。
●
一度開封した容器のブレーキ液またはブレーキ システムから抜き取ったブレー
キ液は使用しないでください。
液を入れすぎないように注意してください。
●
ブレーキ液は少なくとも60,000kmまたは、36カ月ごとに完全に交換する必
要があります。少なくとも120,000kmまたは、6年ごとに、全てのブレーキ
液、シールそしてフレキシブル ホースの交換が必要です。キャリパー シリン
ダーの作動面全てを点検し、必要に応じて、部品を交換してください。過酷な
条件下で使用している場合は、点検間隔をもっと短くしてください。詳しくは
ランドローバー特約販売店にご相談ください。
174
エンジン ルーム
パワー ステアリング液の点検と補充
パワー ステアリング液のレベルは、エンジンを
切って、パワー ステアリング システムを冷やし
た後で点検します。エンジンを切った後は、ステ
アリング ホイールを回さないでください。
リザーバーにゴミが入り込まないように、注入
キャップを外す前に周囲の汚れを拭き取ってくだ
さい。
注入キャップを外して、レベル ゲージを引き抜き
ます。糸くずの付いていない布でレベル ゲージの
先端をきれいに拭きます。注入キャップを完全に
締め直して、もう一度外します。液レベルを点検
してください。液レベルがレベル ゲージの上限
マークと先端の間にくるように、リザーバーに液を補充してください(推奨液について
は、「テクニカル データ」の項をご覧ください)。
● マークの間にレベルがくるように補充してください。
●
液のレベルがレベルゲージの先端を下回った時は、運転しないでください。ス
テアリング ポンプを破損することがあります。
175
タイヤ
●
タイヤの摩耗がひどかったり、切れたり破損している場合、または空気圧が不
適当な場合は、決して車を運転しないでください。
●
圧力が不適当なタイヤは摩耗が激しく、車の安全性とハンドリング特性に重大
な影響を及ぼします。
タイヤの点検
運転の際には常にタイヤの状態に注意してください。また、トレッド(溝)やサイド
ウォール(側壁)に歪みや損傷(特に、はがれ、切れ、ふくらみ等)がないかどうかを
こまめに点検してください。
タイヤの空気圧
通常の道路を運転している時は、タイヤの空気圧は少なくとも週1回は点検してくださ
い。オフロードを走行をしている時は、毎日点検してください。
空気圧の点検は、スペア タイヤを含めて、タイヤが冷えてから行なってください(走
行直後は、タイヤが暖まって空気圧が高くなっています)。適正な空気圧については、
「テクニカルデータ」の項をご覧ください。
●
直射日光や高温の場所に駐車していた場合は、タイヤの空気圧を下げずに車を
日陰に移動し、タイヤが冷えるのを待って点検を行うようにしてください。
タイヤの摩耗
タイヤには、トレッド パターンに摩耗インジケーターが埋め込まれているものもあり
ます。タイヤの溝が1.6mmまでに減ると、タイヤの表面にインジケーターが現れ、タ
イヤの幅に対して横に走る帯状の印となります。インジケーターが見えたらすぐにタイ
ヤを交換してください。タイヤの溝は、定期的に点検してください。溝が深さ1.6mmに
達した時は、必ずタイヤの交換をしてください。摩耗したタイヤで運転しないでくださ
い。車および同乗者の安全を脅かすことになります。
176
タイヤ
●
タイヤに偏摩耗が見られる場合、ホイール アライメントの狂いが考えられま
す。ランドローバー特約販売店で調整してください。
●
オフロードで使用した後は、タイヤのこぶ、切り傷または膨らみ、タイヤ内部
の繊維層の露出がないか必ず確認してください。
バルブ キャップ(空気入れ口のキャップ)
汚れがバルブ内に入り込まないように、バルブ キャップは常にしっかりと締めてくだ
さい。
タイヤの交換
ホイールのリムとタイヤは、車の操縦性に適合しています。安全のために、スペア タ
イヤがメーカー純正仕様に適合していること、およびサイド ウォールに記された荷重
規格が純正タイヤの規格と同じであることを常に点検してください。詳しくは、ランド
ローバー特約販売店にお問い合せください。
●
ランドローバーの純正部品以外のホイールと交換しないでください。ホイール
とタイヤは、オフロードおよびオンロード双方での使用を考えて設計されてい
ます。
●
サスペンション システムの動作と車の操縦性にきわめて大きく影響しますの
で、純正仕様に適合しない代替ホイールは取り付けないでください。
●
タイヤのサイズと空気圧は 「テクニカルデータ」を参照してください。
177
タイヤ
スノー チェーン
チェーンは雪の多い時のオンロード走行用に設計されています。オフロード走行には使
用できません。必ずランドローバーが指定したチェーンを使用し、次の注意を守ってく
ださい。
● 前輪に取り付けることのできるのは、ランドローバー社の認定チェーンだけです。
● チェーンは必ず両輪に取り付けてください。
● チェーンの装着手順およびさまざまな道路状況に応じた推奨制限速度を守ってくだ
さい。50 km/hを決して越えないでください。
● 道路の雪がなくなったら、すぐにチェーンを外してください。付けたまま走行する
と、タイヤを傷めます。
● 認定外のチェーンしかなければ、必ず後輪に取り付けてください。
詳しくは、ランドローバー特約販売店にお問い合せください。
●
前輪には認定外のチェーンを装着しないでください。ブレーキ部品を傷める場
合があります。
●
4輪すべてにチェーンを装着する場合は、ランドローバー特約販売店に相談し
てください。
178
ウォッシャー ジェットとワイパー ブレード
ウォッシャー ジェット
前面ガラス ウォッシャー液の噴射方向を
調整するには、それぞれの噴射口に針を
差し込んで動かします。噴射液がガラス
の上下の中間部の2点にかかるように噴
射口の向きを調整してください。
後面ガラス ウォッシャー液の噴射方向を
調整するには、それぞれの噴射口に針の
ような細いものを差し込んで動かしま
す。噴射液がガラスの十印にかかるよう
に噴射口の向きを調整してください。
前照灯ワイパー
それぞれの前照灯ワイパー アームには、
噴射口が2つ付いています(図参照)。こ
のワイパーにより、前照灯レンズに付着
した汚れを直接洗い流します。これらの
噴射口は出荷時に調整済みですので、触
らないでください。
噴射口が詰った時は、針またはワイヤを
差し込んでゴミを取り除いてください。
179
ウォッシャー ジェットとワイパー ブレード
フロント ワイパーのブレード交換
ワイパー アームを持ち上げてください。固定クリップ(1)を押して、ワイパー ブレー
ドをアームに沿って滑らせて取り外してください。
次に新品のブレードをアームに取り付けます。ブレードを押して、クリップにはめ込ん
で固定してください。
純正仕様と同じ仕様のワイパー ブレードを取り付けてください。
リア ワイパーのブレード交換
リア ワイパー アームが定位置(テールゲートの上端カバーの下)にある時は触ること
が(外すことが)できません。ブレードを交換するには、次の手順に従ってワイパー
アームを途中で止めてください。
リア ワイパーを作動させ、ワイパーがほぼ垂直の位置に来た時、上部テールゲートを
開けてください。テールゲートを開けると、すぐにワイパーが停止します。
イグニッション スイッチを「0」位置にセットして、ワイパーが作動しないようにして
おきます。上部テールゲートを下げて、ワイパーのブレードを交換してください(交換
手順は、上述の「フロント ワイパーのブレード交換」と同じです)。イグニッション ス
イッチを「I」位置に戻すとすぐにワイパーが作動します。
180
バッテリー
●
バッテリーは、硫酸を含んでいます。酸が目または皮膚に触れた場合は、直ち
に冷水で洗い医師のアドバイスを受けてください。
●
通常の操作において、バッテリーは爆発物である水素ガスを発します。エンジ
ン ルームに火花および裸電球がないか確認してください。
●
ショートする危険を避けるため、エンジン ルームでの作業を行う前に、金属
製のリストバンドや宝石類は全て外してください。
またバッテリー端子や車へのリード線に工具や車の金属部品を接触させないで
ください。
●
バッテリーの接続を外す前に、必ずイグニッション キーを抜いておいてくだ
さい。これを怠ると、SRSエアバッグが誤作動することがあります。
バッテリーのメンテナンス
温暖な地域では、バッテリーはメンテ
ナンス フリーで、バッテリー液の補充
の必要はありません。暑い地域では、
定期的にバッテリー液を点検して、必
要に応じて蒸留水を補充してください。
定期的にバッテリー ケースを拭いて、
汚れを落してください。また腐食を防
ぐために両端子に石油ゼリー(グリー
ス)を塗ってください。
バッテリー液レベルの点検
通気カバーをゆっくり外し(通気用栓
が取り付けられている場合には、ねじ
を緩めて)、各セルのバッテリー液レベ
ルを点検します。プレートの上から
1mm以上あれば正常です。1mm未満の
場合は、必要に応じて、プレートの上
から最大3mmの位置まで蒸留水を補充
してください。
●
車のバッテリーを取り外す際は、その前に次ページの「バッテリーの取り外し
と交換」の項を読んでおいてください。
181
バッテリー
バッテリーの取り外しと交換
バッテリーを取り外す前に、イグニッション スイッチを「0」位置にセットし、全ての
電装品の電源を切って、キーを抜いてください。
3つのターンバックルを反時計方向に回して、バッテリー カバーを外します。
バッテリー端子は、必ずマイナス側から外してください。(バッテリーを取り付ける時
は、プラス側から接続します。)
●
車の電装品を損傷させる可能性がありますので、バッテリーを再度搭載する際
は、極性が正しいことを確認してください。
●
バッテリーはオリジナルと同じタイプおよび仕様の交換用バッテリーのみが使
えます。他のバッテリーは、サイズが様々で端子の位置も異なり、端子または
リード線がバッテリー クランプ アッセンブリーと接触した際に、火災を起こ
す可能性があります。
●
スターターの補助装置として高速バッテリー チャージャーを使わないでくだ
さい。
●
バッテリーを接続していない状態でエンジンを回転させないでください。
●
バッテリー端子やリード線が車の金属部品や工具に接触することのないように
してください。
寒冷地でのバッテリー交換
外気温が常に氷点下になるような所では、車を使用しない時はヒーターを使ってバッテ
リーを暖めてください。詳しくは、ランドローバー特約販売店にお問い合せください。
182
バッテリー
バッテリーの充電
バッテリーは腐食性酸を含み、可燃性のガスを発生します。また、重度のヤケドを引き
起こすほどの大きな電流を供給しています。充電をする前に、バッテリー液のレベルが
適正であることを確認してから、車からバッテリーを取り外してください。バッテリー
の充電を行なっている間は、必ず以下の注意事項を守ってください。
● 車から取り外して充電してください。
● バッテリー端子にリード線を接続する時は、バッテリー充電器の電源が切れている
こと確認してください。
● 充電器の電源を入れる前に、クリップがしっかりと端子に接続されていることを確
認してください。また充電中はクリップを動かさないでください。
● 目を保護し、バッテリーの上にかがみ込まないでください。
● バッテリー上部および周辺の通気をよくしてください。
● バッテリーに火気を近づけないでください(充電中および充電後、バッテリーは可
燃性水素ガスを放出します)。
● 充電が終ったら、はじめにバッテリー充電器の電源を切り、次にリード線を外して
ください。バッテリーを1時間放置した後、車に搭載してください。
バッテリーを取り外した時の影響
バッテリーを取り外したり、接続したりした後は、車の電子制御装置や電装品が正常に
作動しなくなります。
それぞれの装置について、その時の症状と復旧方法を説明します。対策については、こ
の取扱説明書の該当箇所もご覧ください。
ラジオ/カセットおよび CDプレーヤー
作動しません。復旧に際しては別添「オーディオシステム取扱説明書」をご参照くださ
い。
ウィンドウとサンルーフ
ウィンドウとサンルーフの作動については、対応メッセージがメッセージ センター上
に、ワンタッチ機能とアンチトラップ機能がセットされていないことを表示します。
(「電動ウィンドウ」と「サンルーフ」の項をご覧ください。)
183
バッテリー
トリップ コンピューター
すべてのデータは消去されます。リセット方法は、
「トリップ コンピューター」の項を
ご覧ください。
トリップ メーター(走行距離 1)
ゼロにリセットされます。
ハンドセット
両方のハンドセットを車側と再同調させる必要があります(「ロック」の項をご覧くだ
さい)。
●
エンジン回転中は絶対にバッテリーの接続を外さないでください。
●
スターターの補助装置として高速バッテリー チャージャーを使わないでくだ
さい。
184
タイヤ交換
●
ジャッキアップ作業の前に電子制御エア サスペンションを固定(機能停止、作
動できないように)してください。作業中にエア サスペンションの車高調整
が自動的に作動し、けがをするのを防ぐためです。
エア サスペンションの固定(機能停止)
1. サスペンションを固定する前に、
「標準モード」または「ハイモード」になっている
ことを確認してからイグニッション スイッチをオフにし、キーを抜いてください。
これにより、車と地面との間にジャッキ作業のための十分な空間ができます。
2. テールゲートを開けてください。
3. 非常点滅表示灯を点滅してください。
ホイール交換作業の間は、非常点滅表示灯は点滅させたままに、テールゲートは開けた
ままにしてください。
輪止めの使い方
●
ジャッキアップ作業の前に、車輪のどれかを必ず輪止めで固定してください。
駐車ブレーキは、トランスミッションに作用するので後輪には作用しません。
そのため、車を持ち上げた時に、車が動くことがあります。
185
タイヤ交換
交換するホイールの対角にある車輪の前後に輪止めを固定してください。
輪止めは、ジャッキ、ジャッキ レバー、レンチ、スペア タイヤ等と一緒に、荷室の
床下に収納されています。
ジャッキアップ作業の前に、次の注意を守ってください。
●
作業する場所として、表通りを避け人通りの少ない場所を選んでください。ま
た、他の人が車に近寄らないようにしてください。
●
駐車ブレーキをかけ、オートマチック ギア ボックスのシフトを「P」位置に
入れてください。
●
電子制御エア サスペンションを固定し、キーを抜いてください。
●
人を車内に乗せたまま、またはキャラバンやトレーラを連結したままの状態で
車を持ち上げないでください。
●
備え付けジャッキだけで車を持ち上げた状態では、車の下にもぐって作業しな
いでください。備え付けのジャッキは、ホイール交換のためにだけ使用するこ
とができます。
186
タイヤ交換
スペア タイヤの取り外し
テールゲートをいっぱいまで開け、荷室カバーを前方に押し上げます。
荷室のフロア パネルのラッチを外して持ち上げ、持ち上げた位置でステーを下げてパ
ネルを固定します(上図参照)。
レンチを使って、スペア タイヤの取り付けナットを取り外してください。帯ひもの輪
の部分を後ろに引っぱるとホイールがリア テールゲートまで持ち上がります。
●
ホイールはたいへん重いものです。持ち上げる、特に荷室からスペア ホイー
ルを取り外す際には十分注意してください。
187
タイヤ交換
油圧ジャッキの使い方
ジャッキ レバーの一方をもう一方に差
し込んで操作レバーを組み立てます。こ
の時、スプリング クリップが噛み合わ
せ穴から飛び出していることを確認して
ください。油圧リリース バルブを時計
方向にいっぱいまで回してバルブを閉め
てください。次に、右図のようにレバー
をソケットに差し込んでください。レ
バーを上下に動かすとジャッキが持ち上
がります。
ジャッキを下げるには、ソケットからレ
バーを抜き取り、レバー先端のノッチ
(切り欠き部)を油圧リリース バルブの
突起部にはめ込みます。ゆっくりとバル
ブを反時計方向に回してください。車の
重みによってジャッキが下がります。
●
決して急激にバルブを緩めないでください。急に車を下げることは大変危険で
す。
●
ジャッキは固くて平らな地面に置いてください。
●
ジャッキを使用する前に、このページの「ジャッキの位置決め」をよく読んで、
ジャッキの使い方を理解してください。よくわからないことがあれば、ランド
ローバー特約販売店にお問い合せください。
●
ジャッキを使って車を上げ下ろしする間、誤って床下の部品に触れないように
注意してください。特に排気システムは高温になっているため、触れるとヤケ
ドを負います。
●
車を下げる際には、車の下と周囲にじゃまになる物が置かれていないことを確
認してください。
188
タイヤ交換
ジャッキの位置決め
ジャッキの位置を決める前に、電子制御エア サスペンションが固定されていることを
確認してください(キーをイグニッション スイッチから抜き取り、非常点滅表示灯を
点滅させ、テールゲートを開けてください)。車高が「ローモード」
(または「アクセス
モード」)にセットされている時は、エンジンをかけ、車高を「標準モード」または「ハ
イモード」の位置まで上げてからエンジンを止め、キーを抜き取ってください。車の下
にできるだけスペースを確保するためです。ジャッキ ポイントのすぐ前または後から
ジャッキを車の下に置いてください。
●
●
●
車の横からジャッキを操作しないでください。
高温の排気システムに触れることがないように、操作レバーは常に完全な形
(2つをつないだ形)で使用してください。
ジャッキは常に指定されたジャッキ ポイントに据え付けて使用してください。
そうしないと車に損傷を与えます。
リア ジャッキ ポイント
泥よけが付いている時は、タイヤの上に押し上げて、作業のじゃまにならないようにし
ます。持ち上げた時にジャッキがエア スプリング真下の後軸ケースにかかり、しかも
ショック アブソーバーの取り付け部にできるだけ近い状態に置いてください(上図参
照)。
189
タイヤ交換
フロント ジャッキ ポイント
持ち上げた時にジャッキがエア スプリング真下の前軸ケースにかかるように位置決め
をします(前ページ図参照)。軸の端からラジアス ロッドの取り付け箇所までの間に、
ジャッキの受け台をあててください(前ページ図参照)。
タイヤ交換
ジャッキアップ作業の前に、本章の冒頭で
述べた注意事項が守られていることを確認
してください。
タイヤに輪止めが正しく固定されているこ
と、および電子制御エア サスペンションの
車高調整が「標準モード」または「ハイモー
ド」に固定されていることを確認してくだ
さい。
●
エア サスペンションの車高調整が自動的に作動しないようにするために、ホ
イール交換の作業中は、電子制御エア サスペンション システムはオフにして
ください(キーをイグニッション スイッチから抜き取り、テールゲートは開
けたままにし、非常点滅表示灯は点滅させておきます)。
● レンチを使って、ホイール ナットを(反時計方向に)半回転ほど回して緩めます
● タイヤが地面から離れるまで車を持ち上げたら、ホイール ナットとホイールを取り
外してください(ジャッキの上げ過ぎは危険です。ホイールの取り外し、取り付け
が可能な最低限の高さ以上は上げないでください。また、ホイールの表側を下にし
て地面に置かないでください。アロイ ホイールの表面が傷つきます)。
● ホイール交換作業を容易に行なうために、オイルまたはグリースをホイール スタッ
ドに軽く塗ってください。この際、オイルやグリースがブレーキ部品に付着しない
ように十分注意してください。
190
タイヤ交換
● タイヤと固定金具との固着や錆び付きを防ぐために、
(指定の焼き付き防止剤を使用
した)オイルまたはグリースを固定金具に軽く塗ってください。この際、オイルや
グリースがブレーキ部品に付着しないように十分注意してください。スペア タイヤ
を取り付けるのは、車を整備工場またはガレージに運ぶための一時しのぎの手立て
にすぎません。取り外したタイヤ、ホイールはできるだけ早く適切な処置をほどこ
して、元の位置に戻して使用してください。
● スペア タイヤを取り付け、ホイール ナットを軽く締めます。この際、ナットがまっ
すぐに入っていることを確認してください。タイヤが地面から浮いているうちは、
ナットを固く締めないでください。
●
タイヤを装着する場合は、ハブとホイールとの接触面に錆等がなくきれいな状
態であることを確認してください。錆や泥が堆積するとホイール ナットが緩
む原因となり事故につながります。
● 車を下ろして、ジャッキと輪止めを外します。
● ホイール ナットをいっぱいまで締め付けてください。レンチにエクステンション
バーを掛けたり、足で踏み込んだりして締め過ぎないようにしてください。早い時
期にホイール ナットの締め付けトルクを点検してください。
「テクニカル
(
データ」
の項を参照してください。)
● 車を動かす前に、シフト レバーを 「ハイレンジ」に入れてください。
● 最後にタイヤの空気圧を点検してください。
「テクニカル
(
データ」 の項を参照して
ください。)
ジャッキのお手入れ
ジャッキは時々検査してください。可動部品(特に伸縮部)は掃除してグリースを塗っ
て腐食を防いでください。
周囲を汚さないために、ジャッキは完全に下がった状態で収納してください。
191
タイヤ交換
スペア タイヤの交換
スペア タイヤは掃除して乾かしてから車に収納してください。
テールゲートの床に帯ひもを平らに置き、
ホイールの表側を下にしてタイヤを置きます。
この時、タイヤの後端を帯ひも上の印に合わせてください。
帯ひもの輪部を握って、一度タイヤをテールゲートから持ち上げてから押し下げます。
次に、ホイール取り付けナットを差し込んで締めてください。
●
タイヤを交換した後は、必ず、工具、輪止め、ジャッキおよびスペア タイヤ
を正しい場所に格納しておいてください。
192
ヒューズ
ヒューズは単純な回路遮断器として
はたらき、電気部品を過電流から保
護します。
ヒューズを取り外す前には、イグ
ニッション スイッチからキーを抜き
取り、関連する電気回路をオフにし
てください。
ヒューズ取り外しピンセット(エン
ジン ルームのヒューズ ボックス内に
あります)でヒューズの頭を押して
から引き上げ、取り外します。
●
ヒューズは必ず同じ種類
(容量)のものと交換してく
ださい。
●
ヒューズを交換する前には、
ヒューズが切れた原因を取
り除いてください。必要に
応じて、ランドローバー特
約販売店に依頼してくださ
い。
●
交換したヒューズがすぐに切れる場合には、ランドローバー特約販売店または
指定サービス工場で点検してください。
193
ヒューズ
ヒューズは、容量(アンペア数)によって次のように色分けされています。
紫
3A
褐色
5A
茶
7.5 A
赤
10 A
青
15 A
黄
20 A
白
25 A
緑
30 A
運転席のヒューズ ボックス
ヒューズ2∼22が関係する故障内容は、メッセージ センターに通知されます。
ヒューズ1∼22は、運転席シート横のカバーの裏にあります。
爪(矢印)を持ち上げ、カバーを開けます。カバーの裏側のラベルにヒューズの番号と
規格が記されています。ヒューズの一覧表は次ページの通りです。
●
ヒューズの規格は、車種および装備によって異なります。
194
ヒューズ
ヒューズ No.
容量(アンペア)
作動しないユニット
1
10A
計器パネル、時計、ラジオ、センター コンソール
2
30A
右リア ウィンドウ、シート ヒーター
3
5A
4
30A
オートマチック ギアボックス ECU
トランスファー ボックス ECU
5
−
不使用
6
10A
ルーム ミラー角度調整、オートマチック ギア
ボックスECU、バニティ ミラー灯、トランス
ファー ボックス ECU
7
10A
SRSエアバッグ
8
30A
自動車電話、アンテナ、シガー ライター、ラジ
オ、ヒーター、換気装置とエアコン
9
20A
フロント オーディオ システム、フロント ドア
10
30A
右シート
11
−
不使用(トランスファー ボックスのニュートラ
ルを選択するために、容量5A以上のヒューズ
を入れてください。)
12
30A
リア デフロスター、左リア ウィンドウ
13
20A
シフト ロック コイル、キー ロック コイル、サ
ンルーフ
14
20A
後部センター ドアのロック、燃料注入口フラッ
プ コイル、トレーラー ソケット、テールゲー
トのセンター ドア ロック
15
20A
車内灯、ハンドセット レシーバー、荷室灯、リ
ア ワイパー、サブウーファー、リア オーディ
オ システム
16
−
不使用
17
10A
ブレーキ スイッチ、ヒーター、換気装置とエア
コン、電子制御エア サスペンション スイッチ
18
−
不使用
19
−
不使用
20
30A
不使用
21
−
不使用
22
30A
左/右フロント ドア(ウィンドウのみ)
このヒューズ ボックスには、予備ヒューズが5本(5A x1, 10A x1, 20A x1, 30A x2)
入っています。
195
ヒューズ
エンジン ルームのヒューズ ボックス
●
バッテリーは可燃性水素ガスを発生します。エンジン ルームには、火花や火
気を近づけないでください。
ヒューズ23∼44(次ページのリスト参照)は、エンジン ルームのヒューズ ボックス
内にあります。
カバーを取り外すには、ヒューズ ボックスの4つ全てのラッチ(カバーに一体成型さ
れている)を矢印の方向に押してカバーを開け、3つのサイド ポストを外します。
カバーの裏にあるラベルに、ヒューズの規格が記されています。ヒューズの一覧表は次
ページの通りです。
ヒューズの取り外し用の(赤い)ピンセットが備え付けられています。ヒューズを取り
外すには、ヒューズの頭をピンセットで押して引き上げます。
カバーを取り付けるには、3つのサイド ポストをヒューズ ボックス内のスロットには
めこみます。カバーを閉めて、4 つのラッチを押しながら、カチッと音がするまでカ
バーを押し込んでください。
196
ヒューズ
ヒューズ No.
容量(アンペア)
作動しないユニット
23
10A
24
5A
SRSエアバッグ
25
20A
フロント ワイパー
26
20A
エンジン マネージメント システム(EMS)
27
30A
アンチロック ブレーキ システム(ABS)
28
10A
不使用
29
20A
不使用
30
30A
フロント デフロスター
31
30A
エアコン
32
30A
フロント デフロスター
33
5A
34
25A
35
5A
36
30A
エアコン
37
20A
エンジン マネージメント システム(EMS)
38
10A
前照灯ウォッシャー
39
10A
燃料ポンプ
40
30A
不使用
41
20A
ホーン
42
10A
ヒーターと換気装置
43
25A
ヒーター ブロワ
44
10A
電子制御エア サスペンション
アンチロック ブレーキ システム(ABS)と電
子制御エア サスペンション
診断機能
ヒーター ブロワ
不使用
197
ヒューズ
予備ヒューズ(5A、10A、20A、25A、30A)
ヒューズ No.
容量(アンペア)
作動しないユニット
Maxi 1
60A
*
Maxi 2
30A
電子制御エア サスペンション
Maxi 3
40A
アンチロック ブレーキ システム(ABS)の油
圧ポンプ
Maxi 4
60A
*
Maxi 5
60A
*
上記のどれかのヒューズがとぶと、すぐメッセージ センターにメッセージが表示され
ます。*印のヒューズはご自分で交換しないでください。ランドローバー特約販売店に
お問い合せください。
●
同じ規格・タイプのヒューズと交換してください。
●
ヒューズを交換する前には、ヒューズが切れた原因を取り除いてください。必
要に応じて、ランドローバー特約販売店に依頼してください。
198
電球の交換
電球の交換
ワット数
前照灯ユニット
前部車幅灯
フロント方向指示灯
内側前照灯
前照灯
5
21
55
60/55 フロント フォグ ランプ
55
リア クラスター(ランプユニット)
方向指示灯
尾灯
制動灯
21
5
21
テールゲート クラスター(ランプユニット)
リア フォグ ランプ
後退灯
21
21
側面方向指示灯
5
足元灯
3
ナンバー プレート ライト
5
荷室灯
10
前部室内灯・読書灯
室内灯
読書灯
10
5
後部室内灯・読書灯
室内灯
読書灯
5
4
後部足元室内灯
5
バニティ ミラー灯
1.2
グローブボックス灯
5
●
どの電球も12ボルト用をお使いください。
199
電球の交換
●
電球を交換する際には、ショートを起こす恐れがありますので、イグニッショ
ン スイッチとそれぞれに該当するライト スイッチは必ず切ってください。新
しい電球を取り付ける際は、必ず、同種・同仕様の電球と交換してください。
●
ハロゲン電球は前照灯、補助走行灯、フロント フォグ ランプに使用されてい
ます。この電球には指を触れないでください。扱う時は必ず布を使ってくださ
い。指紋を取りたい時は、メチル アルコールを使って電球を拭いてください。
車幅灯
電球の後部からプラグを引き抜きます。ホルダーを矢印の方向に回して緩め、電球を引
き出してください。
200
電球の交換
フロント方向指示灯
右方向指示灯のバッテリ カバーを取ります。
両方の方向指示灯プラスチック レバー(一番上の図矢印)を押して、車の前部からラ
イト ユニットを外します。ライト ユニットを持ち、電球ホルダーを回して引き抜きま
す(図下)。電球を押し回して外してください。
レンズの取り付けは、上記の逆の手順をたどります。運転の前に、ライト ユニットが
フロント ボディ内に正しく取り付けられているか、プラスチック レバーがしっかりと
ロックされていることを確認してください。
201
電球の交換
前照灯(上向きおよび下向きビーム)
右側の前照灯を交換するためには、はじめにバッテリー カバーを外してください。
マルチプラグを引き抜いて、ゴム カバーを取り外してください(ゴム カバーには、
交換のためのタブが4つ付いています)。スプリング クリップを図の矢印に沿って外し、
電球を取り外してください。電球(上部の3つのタブ)とスプリング クリップを交換
します。ゴム カバーを取り付けます。この際、3つのコネクターをカバーのスロットに
通してください。次に、マルチプラグを差
し込みます。
内側前照灯
ユニットの後方からプラスチック カバー
を外し、スプリング クリップを図の矢印
に沿って外します。そして、電球とコネク
ターを引き出します。電球を引き抜いてく
ださい。
202
電球の交換
フロント フォグ ランプ(装着車のみ)
ライト ユニットの後部にあるプラスチック キャップを回します。スプリング クリッ
プをつまんで、電球ホルダーを取り外してください。電球ホルダーのリード線コネク
ターを引き抜いてください。
電球とホルダーを1つの部品として交換してください。
203
電球の交換
制動灯、方向指示灯、尾灯
●
CDオートチェンジャー装着
車の場合、左側のクラスター
にアクセスするために、4つ
のねじを緩めてリア トリム
パネルを外してください。
ラッチを押してアクセス パネルを外
します。次に、2つのクリップ(ライ
ト ユニットの左右に1つずつありま
す)をつまんで、隙間からユニットを
取り外してください。電球を押し回し
て外してください。
上:方向指示灯
中:尾灯
下:制動灯
204
電球の交換
後退灯とリア フォグ ランプ
テールゲートを開け、プラスチック ヒン
ジ カバーを持ち上げます。3つのねじが
見えます。ねじを1/4回転ほど回して緩
め、テールゲート トリム パネルを外し
ます。
左右に1つずつあるレバーを図の矢印の
方向につまんで、どちらかのライト ユ
ニットを外します。電球を押し回して外
してください。
上:後退灯
下:リア フォグ ランプ
側面方向指示灯
レンズを右側にスライドさせ、ボディか
らライト ユニットを外します。電球ホル
ダーを回して緩め、電球を引き抜いてく
ださい。
205
電球の交換
足元灯
プラスチック工具を使用して、ドアから
ライト ユニットをこじり出します(リー
ド線の限度寸前までユニットを外に出し
てください)。ライト ユニットからレン
ズを取り出します。電球をホルダーから
引き抜きます。
レンズをライト ユニットに取り付け、ド
アに戻します。
ナンバー プレート ライト
上部テールゲートを開きます。ねじを外
して、ライト ユニットを取り外します。
電球ホルダーを回して緩め、電球を引き
抜いてください。
荷室灯
ライト アッセンブリーをどちらかの方向
に押して、上部テールゲートから取り外
してください。電球を押し回して外して
ください。
206
電球の交換
前部室内灯・読書灯(図 P0140)
室内灯の電球:てこ作用でライト ユニッ
トからセンター レンズを取り外し、ク
リップから電球を引き出してください。
読書灯の電球:てこ作用で天井内張から室
内灯ユニットを取り外し、電球を引き出し
てください。
後部室内灯・読書灯(図 P0141)
後部室内灯の電球室内灯ユニットからレンズを取り出し、電球を引き出します。
後部読書灯の電球室内灯ユニットからレンズを取り出します。2つの取り付けねじを緩
め、ユニットを天井から取り外します。電球はユニットの後方から取り外します。
207
電球の交換
リア足元灯
センター コンソールの後方からレンズとホ
ルダーのアッセンブリーを取り出し、ク
リップから電球を外します。
電球を交換して、アッセンブリーをセンター コンソールに取り付けてください。
ハイ マウント制動灯
アッパー テールゲートの内側からライト カ
バーを外してください。電球ホルダーを回
して外し、電球を引っ張って取り外してく
ださい。
208
電球の交換
バニティ ミラー灯
小型のマイナス ドライバー
(左右の角 … 蝶
つがいのすぐ下)をてこにして、ライト ユ
ニットからレンズとミラー パネルを取り外
します。コネクターから電球を取り外して
ください。
電球を交換し、レンズとミラー パネルをサ
ン バイザーに取り付けます。
グローブボックス灯
グローブボックスの上端の下側からアッセ
ンブリーを取り出し、ホルダーから電球を
取り外してください。
電球を交換し、アッセンブリーを取り付け
てください。
●
グローブ ボックス灯は、車幅灯が点
灯している時だけ点灯します。
209
車の清掃とお手入れ
洗車
大量の冷水または温水にカーシャンプーを入れ、スポンジを使って洗車してください。
洗車後は洗剤を洗い流し、セーム革で拭いてください。
● 熱湯は使用しないでください。
● 中性洗剤や家庭用洗剤は使用しないでください。
冬に塩が散布された道路を走行した後は、ホースを使って車の下まわりを洗ってくださ
い。特にホイールアーチとパネル シーム(つなぎ目)には注意してください。また、泥
はよく落としてください。
オフロード走行またはぬかるみや海水の中を走行した後も、同様に下まわりの部品や車
の外から見える部分をホースを使って洗ってください。
ホースを使用する時は、ヒーターの空気取り入れ口に水を直接かけないでください。ま
た、ホイール トリムの開口部からブレーキ部品に水がかからないように注意してくだ
さい。シールから水が入ることもありますので、ドア、ウィンドウ、サンルーフの開閉
部にも水をかけないでください。
●
排気管の先端は鋭利になっており、触るとケガをする可能性がありますので十
分注意してください。
●
ヒーターの空気取入口、ボディとサンルーフのシール、および損傷しやすい部
品には決して直接水をかけないでください。
●
ガソリン スタンド等で使用されている洗車機によっては、
非常に高圧のウォー
ター ジェットを使っているものもあります。このウォーター ジェットは、ド
アまたはウィンドウ シールに入り込むほど強力で、モール類やロック機構に
損傷を与えることもあります。ウォーター ジェットを直接壊れやすい部品に
向けないように注意してください。
タール汚れの除去
塗装面のタール汚れや頑固なグリース汚れ等は、揮発油を使って拭き取ってください。
汚れを落とした後は、すぐに水で揮発油を洗い流してください。
車体の保護
洗車後は、塗装面に傷がないか点検してください。傷がある場合には、タッチアップ塗
料で補修して、錆を防いでください。必要に応じて、ワックスを塗って塗装面を保護し
てください。
210
車の清掃とお手入れ
●
バンパーにはワックスを塗らないでください。ワックスが仕上面にしみつくこ
とがあります。
ガラスとミラー
熱線を損傷させないために、後面ガラスは柔らかな布で拭いてください。ガラス面を
擦ったり、研磨剤入りの洗剤を使ったりしないでください。
ミラーは特に傷つきやすいので、研磨剤入りの洗剤を使ったり、金属製のへらで擦った
りしないでください。
内装のお手入れ
プラスチックや布で覆われた部分の汚れは、薄めた内張用クリーナーで拭いてください。
レザーシート、ステアリング ホイール、トリムは、薄めた内張用クリーナーを布に浸
して拭いてください。
清掃後は5分ほど放置して、きれいな布と水でもう一度清掃してください。ただし、水
をつけすぎないように注意してください。レザーは乾かして、糸くずの付いていない布
で拭きます。
ガソリン、洗剤、家具用クリームやポリッシャーは使用しないでください。
計器パネル、時計、ラジオ
乾いた布で拭いてください。洗剤やスプレーは使用しないでください。
シート ベルト
ベルトを伸ばし、温水と中性洗剤を使用して汚れを落とします。自然乾燥させて、完全
に乾くまでは収納しないでください。
SRSエアバッグ
エアバッグの損傷を防ぐために、ステアリング ホイールのセンター パッドと助手席の
エアバッグを含むフェイシアは、内張用クリーナーを少量だけ浸した布で拭いてくださ
い。この部分には液を付けすぎないようにしてください。ガソリン、洗剤、家具用のク
リーナーやポリッシャーは使用しないでください。
211
第 5 章 テクニカル データとサービス データ
目 次
ページ
テクニカル データ
推奨オイル、潤滑油、液 ................................................. 214
容量....................................................................................... 216
エンジン .............................................................................. 217
ステアリング(ロック ツー ロック)........................... 218
電気システム ...................................................................... 218
寸法....................................................................................... 218
アプローチ、デパーチャー、ブレイクオーバー 各アングル .......................................................................... 219
重量(空車)........................................................................ 220
燃料....................................................................................... 220
ホイール .............................................................................. 220
タイヤ サイズと空気圧.................................................... 220
サービス データ
型式....................................................................................... 221
かじ取り装置 ...................................................................... 221
制動装置 .............................................................................. 221
走行装置 .............................................................................. 222
動力伝達装置 ...................................................................... 222
電気装置 .............................................................................. 222
原動機................................................................................... 222
213
テクニカル データ
推奨オイル、潤滑油、液
すべての天候と運転状況に推奨されるもの
部品/サービス分類
仕様
周囲の温度(゚C)
SAE
エンジン オイル パン
オイルの条件
5W/30
RES22.OL.G4 または、
5W/40、5W/50
ACEA A2:96 または、
10W/30
APIサービス レベル SG
10W/40
または SH
10W/50
10W/60
オートマチック ギアボックス
ATF Dexron IID
トランスファー ギアボックス
ATF Dexron IID
ファイナル ドライブ ユニット
MIL-L-2105 または
90W EP
MIL-L-2105B、C または D
80W EP
パワー ステアリング
ATF Dexron IID または
Texmatic 9226
214
-30 -20 -10 0 10 20 30 40 50
テクニカル データ
ブレーキ液
ユニバーサル ブレーキ オイルまたは最低沸騰点が260℃の FMVSS 116 DOT 4 に適
合するブレーキ オイル
ウィンドウ ウォッシャー
ウィンドウ ウォッシャー液
エンジン冷却システム
アルミ製エンジンに適した非リン酸腐食防止剤の入ったエチレン グリコール系クーラ
ント(メタノールを含まない)。混合比1:1 の混合液の比重は、1.075(温度20℃)で
す。また-36℃までは凍結しないもの。
慣性リール シート ベルト
注油しないでください。製造工程で処理済みです。
バッテリー端子
石油ゼリー。シリコン グリースは使用しないでください。
ドア ロック
通常のサービス周期で FUCHS RENOCAL FN745 を使用してください。
215
テクニカル データ
容量
次の容量はあくまでも目安です。オイル レベルは、レベル ゲージまたはレベル プラ
グを使って点検してください。
燃料タンク ...................................................................................100 リットル
エンジン オイルパン(オイルフィルターを含む).............. 6.6 リットル
オートマチック ギアボックス
V8i 4.0リッター ガソリン モデル .................................. 9.7 リットル
V8i 4.6リッター ガソリン モデル ................................... 11 リットル
トランスファー ギアボックス ................................................. 2.3 リットル
フロント デファレンシャル ..................................................... 1.7 リットル
リア デファレンシャル.............................................................. 1.7 リットル
冷却システム............................................................................. 12.2 リットル
ウィンドウ ウォッシャー液のリザーバー ................................6 リットル
216
テクニカル データ
エンジン
4.0リッター ガソリン車
ボア..................................................................................... 94.0 mm
ストローク ..........................................................................71.1 mm
シリンダ数
8
圧縮比
ハイ コンプレッション
9.35:1
シリンダ容量......................................................................3947 cc
スパーク プラグのタイプ................................................Champion RN11YCC
スパーク プラグのギャップ ...........................................0.90 ∼1.00 mm
タペット .............................................................................. 油圧式(自動調整式)
回転数リミッタ(燃料供給停止点)..............................5,500回転/分
4.6リッター ガソリン車
ボア.......................................................................................94.0 mm
ストローク ..........................................................................82.0 mm
シリンダ数 ..........................................................................8
圧縮比
ハイ コンプレッション.............................................9.35:1
シリンダ容量......................................................................4552 cc
スパーク プラグのタイプ................................................Champion RN11YCC
スパーク プラグのギャップ ...........................................0.90 ∼1.00 mm
タペット .............................................................................. 油圧式(自動調整式)
回転数リミッタ(燃料供給停止点)..............................5,500回転/分
217
テクニカル データ
ステアリング(ロック ツー ロック)
ステアリング ホイールの回転
(ロック ツー ロック)........................................ 3.2回転
キャンパー角(空車状態)................................. 0゚
キャスター角(空車状態)................................. 4゚
スイベル ピン傾斜角.......................................... 8゚
フロント ホイール トーイン............................ 0.60 mm∼1.80 mm
最小回転直径........................................................ 11.89 m
電気システム
タイプ.....................................................................マイナス アース
電圧......................................................................... 12V
バッテリ ................................................................ type 072 (72 A/時)
充電装置 ................................................................ オルタネーター
イグニション システム...................................... 電子制御式 E M S ( エ レ ク ト ロ ニ カ リ
プログラムド マネージメント システム)
寸法
全長(バンパーからバンパーまで)................ 4715 mm
全長(トーバー含む)......................................... 4804 mm
全幅(ドア ミラーを除く)............................... 1890 mm
全高(車高「STANDARD」)............................. 1810 mm
ホイールベース.................................................... 2740 mm
トレッド −フロント......................................... 1540 mm
−リア ................................................. 1530 mm
218
テクニカル データ
アプローチ、デパーチャー、ブレイクオーバー 各アングル
注:235/70 x 16または255/65 x 16タイヤ装着時(EEC装備重量)の車高の値。
アプローチ アングル (前オーバー ハング角)
*
CRAWL & ACCESS
LOW
STANDARD
HIGH
(クロールおよびアクセス)
(低)
(標準)
(高)
フロント スポイラー*
24°
28°
31°
34°
バンパー
28°
32°
34°
38°
苛酷なオフロード走行の際には、フロント スポイラーを取り外すことをお勧めしま
す。
デパーチャー アングル(後オーバー ハング角)
クロスメンバー
CRAWL & ACCESS
LOW
STANDARD
HIGH
(クロールおよびアクセス)
(低)
(標準)
(高)
24°
27°
29°
32°
CRAWL & ACCESS
LOW
STANDARD
HIGH
(クロールおよびアクセス)
(低)
(標準)
(高)
160°
156°
154°
151°
ブレークオーバー アングル
219
テクニカル データ
重量(空車)
4.0リッター ガソリン車
4.6リッターガソリン車
前軸重量
1130kg
1180kg
後軸重量
940kg
970kg
車両重量
2070kg
2150kg
燃料
ガソリン(最低要件)
95RON無鉛
ホイール
ホイール ナット締付トルク .................................... 108Nm 80ft.lb
ホイール サイズ ......................................................... 7J x16(235/70タイヤ)
8J x16(235/65タイヤ)
8J x18(255/55タイヤ)
ホイールとタイヤ
前輪
後輪
235/70 x 16 ラジアル
あらゆる道路状況で ..................................................2.0 kgf/cm 2
2.7 kgf/cm 2
255/55 x 16 ラジアル
あらゆる道路状況で ..................................................2.0 kgf/cm 2
●
2.7 kgf/cm 2
運転による温度の上昇で、タイヤの空気圧は約0.2kgf/cm 2 ほど高くなります
ので、タイヤ空気圧を調べる場合は、タイヤが冷えてから実施してください。
直射日光や高温の場所に駐車していた場合は、タイヤ空気圧を下げずに、車を
日陰に移動し、タイヤが冷えるのを待って点検を行うようにしてください。
220
サービス データ
型式
4.0リッター ガソリン車...................................................................... E-LP42D
4.6リッター ガソリン車...................................................................... E-LP46D
かじ取り装置
ステアリング
遊び
遊びは直進状態にてホイール外周で .................................. 20∼30mm
ホイール アライメント
トーイン ...........................................................................................0.60∼1.80mm
キャンバー ..............................................................................................0゚00±1゚
キャスター .......................................................................................... 4゚00±0.5゚
制動装置
ブレーキペダル
遊び................................................................................................................ 1∼5mm
床板とのすき間
踏力40kgで踏込時床板とのすき間................................... 80mm以上
ブレーキのきき具合
左右和..................................................................検査時軸重の10%以上(後軸)
左右差....................................................................................... 検査軸重の8%以下
総和............................................................................ 検査時車両重量の50%以上
駐車ブレーキ レバー
引きしろ
操作力20kgの時 引きしろ..................................................... 3ノッチ
駐車ブレーキのきき具合
制動力........................................................................ 検査時車両重量の20%以上
リザーバー タンク
液量...................................... 液面レベル:「MAX」と「MIN」の間にあること
ライニングの摩耗
使用限度 ............................................................................................................20mm
ドラムの摩耗
使用限度 .........................................................................................................254mm
221
サービス データ
走行装置
タイヤサイズ ............................................ 235/70R16, 255/65R16, 255/55R18
タイヤの空気圧
前輪............................................................................................................2.0kg/cm 2
後輪............................................................................................................2.7kg/cm 2
タイヤ溝の深さ............................................................................. 残溝 1.6mm
ホイール
ホイール ナットの締付トルク ..................................................12.4∼13.1kgm
フロント ホイール ベアリングのがた ...............................................0∼0.1mm
リア ホイール ベアリングのがた........................................................0∼0.1mm
動力伝達装置
トランスミッション
油量................................ レベルゲージの「MAX」と「MIN」の間にあること
デファレンシャル
油量.......................................フィラー ボルト穴下面と同一レベルにあること
電気装置
点火装置
プラグ ギャップ .............................................................................0.90∼1.00mm
点火時期 .......................................................................................................自動調整
バッテリー
液量.................................................................................. 上限∼下限間にあること
比重............................................................. 液温20℃の時比重 1.270∼1.290
原動機
潤滑装置
油量...................................レベル ゲージ「MAX」と「MIN」の間にあること
冷却装置
水量...................... リザーバー タンクの「MAX」と「MIN」の間にあること
222
第 6 章 パーツとアクセサリー
目 次
ページ
パーツとアクセサリー ............................................................ 224
電装品.......................................................................................... 224
アフター サービス ................................................................... 225
海外での運転............................................................................. 225
223
パーツとアクセサリー
パーツとアクセサリー
この車はどんな苛酷な運転状況にも対応するように設計・製造されています。したがっ
て、その信頼性、安全性、性能を維持するためには、同一の厳格な基準に基づいて開発・
試験されたパーツとアクセサリーを使用することが大切です。
レンジローバーの能力を最大限に発揮させるために、多種多様なスペア パーツとアク
セサリーが用意されています。これらのパーツとアクセサリーを使用すれば、さまざま
な状況下で車の性能アップや保護が可能となります。
ランドローバーの純正部品はどれも基本仕様に基づいて設計・製造され、厳しい品質テ
ストに合格したものです。走行距離に関係なく、12か月間の保証を受けることができ
ます。
パーツとアクセサリーのリストについては、ランドローバー特約販売店にお問い合せく
ださい。パーツとアクセサリーを取り付ける際には、承認、適合性、取り付け、使用法
について事前にランドローバー特約販売店にお問い合せください。
●
認定品以外のパーツやアクセサリーを取り付けたり、ローバーの認めていない
変更や改造を行われると、車両、あるいは同乗者の安全性に影響する場合があ
ります。このような場合は、車両保証の対象外となります。
電装品
●
パーツやアクセサリーの取り付けにおいて、電気システムまたは燃料システム
の分解や取り付け作業はたいへん危険です。
●
SRSエアバッグ装着車の場合、アクセサリーを取り付ける前に必ずランドロー
バー特約販売店にお問い合せください。
●
品質の劣るパーツやアクセサリーを取り付けると、危険なばかりでなく、保証
を受けられないことがあります。
224
パーツとアクセサリー
アフターサービス
ランドローバーは販売だけでなく、アフターサービスも大切な業務の一つと考えており
ます。全国の全てのランドローバー特約販売店はコンピュータにより接続され、パーツ
とアクセサリーのご注文に迅速に対応します。
さらに、ランドローバーは100か国以上に代理店を設置しております。世界中どこでも
ランドローバーのサービスを受けることができます。ランドローバー特約販売店の一覧
は、「セールス サービス ネットワーク」を参照してください。ランドローバーの厳格
な安全性、耐久性、性能の基準を満たすパーツとアクセサリーを提供できるのは、ラン
ドローバー特約販売店だけです。
海外での運転
国によっては、メーカ仕様に適合しないパーツを取り付けると違法になります。
海外での使用中に取り付けたパーツやアクセサリーが、日本に持ち帰った時に違法にな
らないことを確認してからお持ち帰りください。
225
第 7 章 オフロード走行
目 次
ページ
基本的なオフロード走行テクニック ................................... 228
柔らかい地面や乾いた砂地での走行 ................................... 232
滑りやすい路面での走行(氷、雪、泥、濡れた草)........ 232
荒れた路面の走行..................................................................... 232
急坂の登り方............................................................................. 233
急坂の降り方............................................................................. 234
坂を横切る ................................................................................. 235
V字形の路面の走行................................................................. 235
わだちのある路面の走行 ........................................................ 235
尾根を横切る............................................................................. 236
溝を横切る ................................................................................. 236
水路走行 ..................................................................................... 236
フロント スポイラー............................................................... 237
チェーン ..................................................................................... 238
この章では、レンジローバーのオフロード走行性能について
説明します。オフロード走行に入る前に、経験の浅いドライ
バーは特にトランスファー ギアボックスについて熟知してく
ださい。また、この後のオフロード走行テクニックの説明を
よくお読みください。
227
オフロード走行
●
オフロード走行は危険を伴うものです。
●
不要な危険を冒さないようにしましょう。
●
常に緊急事態に備えましょう。
●
お客様自身に対する危険、お客様の車に対する危険、そして同乗者に対する危
険を最小限にするために、ここでお勧めするドライブ テクニックに慣れ親し
んでください。
●
激しいオフロード走行または水路走行をする時は、CDオート チェンジャーを
装備している車は故障の原因となるので取り外してください。
●
常にシートベルトを装着してください。
●
燃料が少ない時に、起伏の激しいところや、険しい坂道等を走行しないでくださ
い。エンジンへの燃料が不足し、触媒コンバーターが損傷する原因となります。
基本的なオフロード走行テクニック
ここで説明する基本テクニックは、オフロード走行の基礎となるものです。ただし、ひ
とつひとつのオフロード走行テクニックについては説明しません。
ひんぱんにオフロード走行をする場合には、できるだけ多くの知識を蓄え、実地の運転
経験を積んでください。
ギアの選択
シフト レバーを「D」に入れておけば、現在のギア レンジ(「HIGH」または「LOW」)
に合った適正ギアが自動的に選択されます。
「1」に入れると1速に保たれ、エンジン ブ
レーキがもっともよくききます。
できるだけ「HIGH」 レンジを使うことをお勧めします。路面の状況が悪い時だけ
「LOW」レンジに切り替えてください。
各々のホイールのコントロールされないスピン(空転)は、センター デファレンシャ
ルに接続されたビスカス カップリング装置によって、制限されます。
ブレーキ
車の速度は、できるだけ適切なギア選択により調整してください。
ブレーキ ペダルはなるべく踏まなようにしてください。濡れた路面、泥道、ゆるんだ
路面での急ブレーキは、非常に危険です。
228
オフロード走行
●
ギアの選択が正しければ、たいていの場合ブレーキをかける必要はありませ
ん。
エンジン ブレーキの使い方
急な坂を降りる時、坂の始まる手前(少なくとも車の長さ分だけ手前)に止め、シフト
レバーを「N」に入れ、シフト レバーのキャッチをもう一段強く握り、
「Hゲート」の
「LOW」レンジに入れます。傾斜によってシフト レバーを「
ます。
」または「2」に入れ
ゆっくり坂に接近し、坂を降り始めたら、降りる速度に合わせてエンジン ブレーキが
かかりますので、ブレーキ ペダルは踏まないでください。
加速
アクセル ペダルを踏む時は注意してください。急加速すると、ホイールが空転して車
のコントロールが効かなくなります。
ステアリング
●
親指をホイールの輪の中に入れてステアリング ホイールを握らないでくださ
い。轍や石の上を通り抜ける時、急激にホイールが跳ね返り親指を負傷させる
ことがあります。でこぼこな地面を横切る場合はホイールの外側を握ってくだ
さい(図参照)。
229
オフロード走行
走行前の路面状況の点検
悪路走行の際には、事前に歩いて路面を点検することをお勧めします。これにより、予
期できない事故を未然に防ぐことができます。
ロード クリアランス
フロント スポイラー装着車の場合、苛酷なオフロード走行を行なう前に、フロント バ
ンパーからフロント スポイラーを取り外してください。
シャシーの下、およびフロント バンパーとリア バンパーの下の隙間を必ず確認してく
ださい。デファレンシャル ギアがシャシーの下にあり、車の中心よりも少しだけ左に
よっていることを確認してください。この他にも地面と接する部品がありますので、車
の腹部を地面にこすらないように注意してください。
急な坂の下、深いわだち、傾斜が急に変わる所では、地面との隙間に特に注意してくだ
さい。
柔らかい路面を走行する時は、路面状態が特に悪くない限り、通常はデファレンシャル
が地面に触れることはありません。しかし、凍結した路面、石の多い場所、固い路面で
は、シャシーが地面に触れて車が止った場合に車高が自動的に「エクステンド モード」
まで上がります(詳しくは、「電子制御エア サスペンション」の項をご覧ください)。
●
シャシーやデファレンシャルに触れる可能性のある障害物は避けてください。
トラクションを失った時(ホイールの空転)
トラクションを失い(ホイールの空転によって)車が動かなくなった場合には、次の注
意点を守ってください。
● 長時間ホイールを空転させないでください。事態は悪くなる一方です。電子制御ト
ランクション コントロール システム(ETC)により、後輪の空転を止め、空転し
ている一方のホイールへの駆動力が他方のホイールに伝わり、難しい運転状況をク
リアするために必要なトラクションが得られます。
● 障害物がある場合、その上を無理に越えようとせず、できれば取り除いてください。
● タイヤの溝に入り込んだ石やゴミは取り除いてください。
● できるだけ後退してから加速すると、車の慣性を利用して障害物を乗り越えられる
ことがあります。
● 木の枝や麻袋などをタイヤの前に置くと、タイヤのグリップが良くなります。
230
オフロード走行
オフロード走行後の点検
公道に戻る前、または40 km/hを超える速度で走る前には、次の注意を守ってく
ださい。
●
ホイールとタイヤに付いた泥はよく落として、異常がないか点検してくださ
い。タイヤに脹らみや剥がれがないか、層(プライ)またはコード構造が露出
していないかどうかを確認してください。
●
ブレーキ ディスクとキャリパーを点検して、ブレーキ性能に影響する石や砂
は取り除いてください。
点検の必要性
●
苛酷な条件下(特にほこりっぽい場所、泥の中、濡れた路面)を走行した時、
またはたびたび水路走行を行なった場合には、点検の回数を増やしてくださ
い。「メンテナンス」の項を参照してください。詳しくは、ランドローバー特
約販売店にお問い合せください。
●
塩水に浸ったり、
砂浜を走行した後は車両の下まわりや露出しているボディ パ
ネルを真水を使ってすみずみまで洗い流してください。これによって外装を保
護することができます。
231
オフロード走行
柔らかい地面や乾いた砂地での走行
柔らかい地面や乾いた砂地の運転では、常に車を動かし続けることが大切です。このよ
うな地面ではホイールに思いのほか大きな抵抗が加わっているので、わずかなきっかけ
で車が止ってしまいます。ギアシフトチェンジは行なわないでください。
地面が柔らかいうちは、できるだけ高いギアを選んで走行してください。通常は、
「LOW」レンジを使用することをお勧めします。その理由は、
「LOW」レンジでは悪条
件でも車を加速することができ、再発進できなくなる危険性を少なくするからです。
柔らかい地面、砂地、傾斜地での車の止め方
車を止めたら、次の点に注意してください。傾斜地(上り坂)、柔らかい地面、砂地か
らの発進はほとんど不可能です。車を止める際には、固くて平らな場所を選ぶか、前を
谷側に向けてください。
ホイールの空転を避けるために、2速または3速を選択し、車が止らない程度に、でき
るだけアクセルペダルを踏み込みを最小限にしてください。ギアは 「D」(または
「LOW」レンジで「4」)を選んでください。
「LOW」レンジでは、MANUALモードを選
んでください(詳しくは、「オートマチック ギアボックス」 の項をご覧ください)。
車が前進しなくなった場合には、アクセルを踏みすぎないようにしてください。踏みす
ぎますと、ホイールが空転して砂に埋まってしまいます。タイヤの砂を落として、シャ
シーや車軸が砂に載っていないこと(触れていないこと)を確かめてから動かしてくだ
さい。
ホイールが砂に埋まった場合には、
エアー バッグ リフト装置またはハイ リフト ジャッ
クを使って車を持ち上げ、車が水平になるまでタイヤの下に砂を入れてください。車を
発進できない場合には、砂袋または梯子をタイヤの下に置いてください。
滑りやすい路面での走行(氷、雪、泥、湿った草)
できるだけ高いギアを選んでください。
「HIGH」レンジでは「D」
(「LOW」レンジでは
「4」)を選んでください。
「LOW」レンジでは、MANUALモードを選んでください(詳
しくは、「オートマチック ギアボックス」の項をご覧ください)。
アクセルの踏み込みは、できるだけ最小限で走行し、常に低速で運転してください。ブ
レーキはなるべく使わず、急なステアリング操作も避けてください。
荒れた路面の走行
荒れた路面では、
「LOW」レンジに切り替えます。ブレーキ ペダルを頻繁に踏まないよ
うにして、低速を保ってください。
232
オフロード走行
急坂の登り方
必ずまっすぐに登ってください。斜めに登
ると車が横滑りすることがあります。
通常は「LOW」レンジに切り替えてくださ
い。地面が柔らかい時や滑りやすい時は、
できるだけ高いギアで十分に加速し、慣性
を利用して一気に登ってください。ただ
し、でこぼこの坂を登る時に速度を上げす
ぎると、タイヤが地面から離れ、トラク
ションを失い車が止ってしまうことがあります。このような場合には、速度を下げても
う一度やり直してください。車輪がトラクションを失う直前にアクセルをゆるめると、
トラクションが回復します。
坂を登りきれない時、坂の途中で方向転換しないでください。次の手順に従って、坂の
下までバックしてください。
1. フット ブレーキと駐車ブレーキの両方を使って車を停止させます。
2. 必要ならエンジンをかけ直します。
3. 「LOW」レンジで「R」ギアに入れます。
4. 駐車ブレーキを解除します。フット ブレーキをゆるめると同時に、エンジン ブレー
キを使いながら、ゆっくりと後退します。
5. 障害物を避けるために止る場合は別ですが、坂を下っている途中でブレーキ ペダル
を踏まないでください。
6. 車が滑りだしたら、少しだけ加速してタイヤのグリップを回復してください。
坂の下の平地まで下りるか、トラクションが回復した場合には、先ほどよりも速い速度
でもう一度やり直せば、坂を登り切ることができます。ただし、坂が非常に急な時は必
要以上の危険をおかさないようにしてください。その場合は、迂回ルートを探してくだ
さい。
●
坂をバックで下る前に、必ずエンジンが回転している状態にしてください。エ
ンジンが止っていると、エンジン ブレーキがかかりません。
233
オフロード走行
急坂の降り方
A. 坂の始まる手前(少なくとも車の長さ分だけ手前)で車を止め、「LOW」レンジの
「
」に切り替えます。
B. 障害物を避けるために止る場合は別ですが、坂を下っている途中でブレーキ ペダル
を踏まないでください。速度の調整には、エンジン ブレーキを使ってください。前
輪が回転している限り、車を完全にコントロールすることができます。車が滑りだ
したら、少しだけ加速して方向安定性を保ってください。ブレーキを使ったり、ギ
アチェンジをしたりしないでください。
C. 平地まで下ったら、次の段階に適したギアに切り替えてください。
●
上記の注意が守られなかった場合、車が転倒する可能性があります。
234
オフロード走行
坂を横切る
坂を横切る場合には、次の注意を守ってく
ださい。
● 地面がしっかりしていることと、滑ら
ないことを確認します。
● 谷側の車輪がくぼみに落ちないように
注意してください。また、山側の車輪
が石や木の根などを踏んで、車が急に
傾きを増したりししないように注意し
てください。
● 同乗者の体重が均等に配分されている
こと、ルーフ ラックに荷物が積まれて
いないこと、全ての荷物ができるだけ
低い位置に固定・収納されていること
を確認してください。荷重が急に動く
と、車が転倒することがあります。
● 後席シートの同乗者はできるだけ山側に座らせてください。必要ならば、坂を安全
に下り終わるまで車から降りてもらってください。
V 字形の路面の走行
車輪を片方の壁側に上げて走行すると、反対側の壁に車の側面がぶつかることがありま
すので注意してください。
わだちのある路面の走行
できるだけわだちに沿って走行するようにしてください。ただし、ステアリング ホイー
ルはしっかりと握って、勝手に回転しないようにしてください。
特に濡れた路面では、車はわだちに沿って直進しているようにみえても、ステアリング
ホイールが勝手に回転すると、(路面が濡れているためにトラクションがなくなり)溝
に引き込まれることがあります。また、平坦な路面に戻った時、またはタイヤが乾いた
路面にのった時に、トラクションが回復して急にわきにそれることがあります。
235
オフロード走行
尾根を横切る
尾根に対して直角に入り、左右の前輪が同
時に稜線を越えるように運転します。もし
尾根に対して斜めに入ると、どちらかの前
輪が稜線を越えた時に、その対角にある後
輪が浮いてトラクションを失います。
溝を横切る
1つの車輪が溝に入っても、残りの3つの車
輪が溝の外にあるような角度で進入してください(溝に対して直角に入ると、左右の前
輪が同時に溝にはまり、シャシーやフロント バンパーが溝の壁に当って身動きがとれ
なくなります)。
水路走行
●
走行可能な水深は50 cmまでです。
ドアの敷居(ステップ)より上まで浸水したままでいると、電気システムの重
大な故障の原因となります。
水路走行の前に、電子制御エア サスペンションが「STANDARD」または「HIGH」に
セットされていることを確認してください。
走行中に水深が50 cmを超える場合には、次の注意点を守ってください。
● エンジンの浸水やラジエーターへの泥詰りを防ぐために、ラジエーター グリルの前
にビニール シートを取り付けます。
● 水中の沈泥状況が頑丈で、車重を支え、十分なトラクションが得られることを事前
に確認します。
● 車高は「HIGH」を選びます。
● エンジンの空気取り入れ口が水面よりも上にあることを確認します。
● 1速に入れて、エンジンが止らないように十分にアクセルを踏みます。排気管が水
中にある時は特に重要です。
● ゆっくりと進入し、船首波が立つ程度の速度まで上げ、その速度を保ちます。
ドアは常に完全に閉めておいてください。
236
オフロード走行
水路走行の後にすること
短時間走行し、フット ブレーキが完全に作動することを確かめてください。
駐車する際、ブレーキが完全に乾くまでは、駐車ブレーキだけに頼らず、輪止めを固定
するか、ギアを入れたままにしてください。
ラジエーター グリルから保護シートを取り外してください。
特に泥が多い場合には、ラジエーターとオイルクーラー(左側のスポイラー後ろ)に
詰った泥や木の葉を取り除いてください。そのままにしておきますと、オーバーヒート
を起こす可能性があります。
日常的に深い水路を走行する場合には、ギアボックスのオイルに水が混入していないか
どうかを点検してください。オイルに水が混入すると乳濁色になります。さらに、エア
フィルターのエレメントに水が入っていないか点検します。濡れている時は交換してく
ださい。
水路走行が頻繁な場合と深い水路を走行した場合には、
点検の回数を増やしてください。
点検については、
「メンテナンス」の項をご覧ください。また、詳しくはランドローバー
特約販売店にお問い合せください。
頻繁に塩水に浸る場合は車両下まわりの部品と露出しているボディ パネルを真水で洗
い流してください。
フロント スポイラー
フロント スポイラーをフロント バン
パーに取り付けると、通常走行での空気
の流れを改善することができます。苛酷
なオフロード走行を計画している場合に
は、あらかじめフロント スポイラーは取
り外してください。
フロント スポイラーは、2個の部品から
構成され、6個のスプリング クリップと
8個のプラスチック リベットを使用して、
フロント バンパーの下に取り付けること
ができます。
取り外し方
ドライバーを使って、内側の固定ピンをスタッドから取り外し、続いてスタッドを取り
外します。
フロント スポイラーに沿ってスプリング クリップを滑らせ、スポイラーを2つに分離
します。全ての部品を適切な容器に入れてください。
237
オフロード走行
取り付け方
フロント スポイラーの片側半分をフロント バンパーの下に置き、4つのスタッドと固
定ピンを取り付け、3つのスプリング クリップを取り付けます。
フロント スポイラーの反対側半分を噛み合わせ、残りのスタッドとスプリング クリッ
プを取り付けます。固定ピンがスタッドにはまっていることを確認してください。
チェーン
オフロード走行には、チェーンの使用はお勧めできません。詳しくは、「タイヤ」の項
をご覧ください。
238
索 引
ア行
アクセサリー......................................................................................................... 224∼225
足元灯 ...................................................................................................................... 206, 208
アンチ トラップ(狭まり防止)機能..................................................................97, 100
アンチ ロック ブレーキ システム(ABS)..................................................... 139, 140
イグニッション スイッチ.................................................................................... 118, 119
インフォメーション メッセージ .....................................................................................48
ウィンドウ(前面ガラス)ウォッシャー液の点検と補充 ..................................... 172
ウォッシャー ジェット................................................................................................... 179
ウォッシャー ノズル ..........................................................................................................91
運転...................................................................................................................................... 126
運転席シート/ミラー メモリー機能.............................................................................65
エア サスペンション ........................................................................................... 145∼151
エアコン ................................................................................................................. 103∼109
エア配分 .................................................................................................................. 104, 108
ABS .......................................................................................................................... 139, 140
SRSエアバッグ.............................................................................................. 73∼76, 211
SRSエアバッグ警告灯......................................................................................................75
SRSエアバッグの点検......................................................................................................76
エンジン オイルの点検と補充 ...................................................................................... 169
エンジンの始動と運転 ..................................................................120∼122, 125, 126
エンジン ルーム ................................................................................................... 168∼175
オートマチック ギアボックス .......................................................................... 130∼137
オートマチック車でのギア選択 ................................................................................... 131
お客様の情報と整備記録 ................................................................................................ 162
オドメーター........................................................................................................................ 80
折り畳み式アームレスト ................................................................................................... 61
温度の調整 ......................................................................................................................... 104
カ行
外気温 ................................................................................................................................. 109
ガソリン スタンドでの安全 .......................................................................................... 129
ガラスとミラー................................................................................................................. 211
空の燃料タンク................................................................................................................. 129
ガレージ内での安全 ........................................................................................................ 165
換気.......................................................................................................................... 103∼109
ギア ポジション ............................................................................................................... 133
給油(燃料の補給)........................................................................................................... 128
給油口カバー(燃料フィルター フラップ)............................................................... 127
緊急時のけん引..................................................................................................... 158∼160
239
索 引
クーラント(不凍液)........................................................................................... 171, 172
クルーズ コントロール........................................................................................ 143, 144
車から離れる場合............................................................................................................. 101
車の清掃とお手入れ ............................................................................................. 210, 211
グローブボックス............................................................................................................. 113
グローブボックス灯 ........................................................................................................ 209
計器パネル .................................................................................................................79, 211
計器パネル照明....................................................................................................................87
計器パネル、時計、ラジオ............................................................................................ 211
警告灯........................................................................................................................... 82∼86
警告メッセージ....................................................................................................................47
警告ラベル .............................................................................................................................. 6
けん引...................................................................................................................... 158∼160
後席シート ............................................................................................................................67
後席シートの折り畳み .......................................................................................................67
後席用灰皿 ......................................................................................................................... 113
後退灯.................................................................................................................................. 205
後部ウィンドウ ロック スイッチ....................................................................................98
後部室内灯・読書灯 ........................................................................................................ 207
後面ガラス ウォッシャー..................................................................................................91
コンソール ボックス ....................................................................................................... 114
サ行
サービス データ .................................................................................................... 221, 222
サンルーフ(電動)..................................................................................................99∼102
シート........................................................................................................................... 59∼68
シート ベルト............................................................................................................. 69∼72
シート メモリー ..................................................................................................................65
シートベルトの安全な装着方法.......................................................................................69
シガー ライター .................................................................................................... 112, 113
室内灯とマップ ライト................................................................................................... 110
自動温度調整(ATC) ............................................................................................ 106, 107
自動再施錠 ............................................................................................................................43
車高調整スイッチ............................................................................................................. 145
車高の調整 .............................................................................................................. 146, 147
車体の保護 .............................................................................................................. 210, 211
ジャッキの位置決め ........................................................................................................ 189
車幅灯.....................................................................................................................................87
車両重量 ............................................................................................................................. 220
車両の安定性 ..................................................................................................................... 123
240
索 引
重大警告メッセ−ジ ...........................................................................................................47
重要な運転情報................................................................................................................. 123
触媒コンバーター.................................................................................................. 125, 126
スーパーロック....................................................................................................................40
水温計.....................................................................................................................................81
スイッチ類 ................................................................................................................... 93, 94
ステアリング .......................................................................................................... 164, 229
ステアリング コラムの調整.............................................................................................. 77
ステアリング ホイール スイッチ....................................................................................94
ステアリング ロック ....................................................................................................... 118
スピード メーター ..............................................................................................................80
スペア タイヤ(タイヤの交換)......................................................................... 177, 187
スポーツ モード ............................................................................................................... 137
制動灯.................................................................................................................................. 204
施錠(ロック)............................................................................................................ 37∼45
洗車...................................................................................................................................... 210
前照灯ウォッシャー ...........................................................................................................91
前照灯の上向き、下向きビームの切り替え..................................................................88
前照灯ワイパー.........................................................................................................91, 179
前席シートのマニュアル操作(手動式前席シート)...................................................59
前部室内灯 ......................................................................................................................... 207
前面ガラス ウォッシャー..................................................................................................90
前面ガラス ウォッシャーの点検と補充...................................................................... 172
総走行距離計(オドメーター)......................................................................................... 80
装置と計器類 ........................................................................................................................ 36
速度計(スピード メーター)...........................................................................................80
速度超過警告 ..................................................................................................................... 155
側面方向指示灯(フロント方向指示灯)..................................................................... 201
その他の機能 ..................................................................................................................... 109
タ行
ダイナモメーター上での走行試験 ............................................................................... 163
タイヤ...................................................................................................................... 176∼178
タイヤ交換 ............................................................................................................. 185∼192
タコメーター ........................................................................................................................ 80
暖機運転 ............................................................................................................................. 121
チェーン ................................................................................................................... 178 238
チャイルド シ−ト ..............................................................................................................71
チャイルドプルーフ ロック.............................................................................................. 43
駐車...................................................................................................................................... 121
241
索 引
駐車灯.....................................................................................................................................88
駐車ブレーキ .......................................................................................................... 138, 139
テールゲート ........................................................................................................................ 46
低温による警告................................................................................................................. 109
テクニカル データ ............................................................................................... 214∼220
電球についての故障メッセージ.............................................................................. 54, 55
電球の交換 ............................................................................................................. 199∼209
電子制御エア サスペンションのメッセージ .................................................. 149, 150
電子制御トラクション コントロール.......................................................................... 142
ドアの開き方 ........................................................................................................................ 43
ドア ミラー.................................................................................................................. 78, 79
ドア ロック(施錠)............................................................................................................37
盗難防止警告灯....................................................................................................................39
読書灯.................................................................................................................................. 207
時計........................................................................................................................... 111, 211
トラクション コントロール........................................................................................... 142
トランスポーターまたはトレーラーによる回送 ...................................................... 160
トリップ コンピューター............................................................................................... 152
トリップ メーター ..............................................................................................................80
トリップ コンピューターと速度超過警告 ..................................................... 152∼155
ナ行
慣らし運転 ......................................................................................................................... 122
ナンバー プレート ライト ............................................................................................. 206
荷室カバー ......................................................................................................................... 116
荷室灯.................................................................................................................................. 206
燃料.......................................................................................................................... 127∼129
燃料カットオフ スイッチ.......................................................................................44, 129
燃料計.....................................................................................................................................81
燃料の経済性(燃費)........................................................................................... 122, 123
燃料の補給(給油)........................................................................................................... 128
燃料フィルタ フラップ(給油口カバー)................................................................... 127
ハ行
パーツ...................................................................................................................... 224∼225
ハイ レンジ............................................................................................................. 131, 136
排気ガス浄化装置............................................................................................................. 122
灰皿........................................................................................................................... 112, 113
バッテリー ............................................................................................................. 181∼184
242
索 引
バッテリー上がり時のエンジン始動 ........................................................................... 156
バッテリーの充電............................................................................................................. 183
バッテリーのメンテナンス............................................................................................ 181
バニティ ミラー照明 ....................................................................................................... 111
バニティ ミラー灯 ........................................................................................................... 209
ハロゲン電球 ..................................................................................................................... 200
パワー ウィンドウ .................................................................................................... 96∼98
パワー ウィンドウの操作..................................................................................................96
パワー ステアリング ....................................................................................................... 124
パワー ステアリング液の点検と補充.......................................................................... 175
ハンドセット(リモコン).....................................................................37, 38, 45, 184
非常点滅表示灯....................................................................................................................94
尾灯...................................................................................................................................... 204
ヒューズ ................................................................................................................. 193∼198
ヒューズ故障メッセージ ................................................................................................... 53
ブースター ケーブル ....................................................................................................... 156
ブースター ケーブルの使用................................................................................ 156, 157
ファン速度の調整............................................................................................................. 104
フェイス レベルへの吹出し口 ...................................................................................... 103
フォグ ランプ.......................................................................................................................93
フォグ ランプ(フロント)............................................................................................. 203
不凍液....................................................................................................................... 171, 172
ブレーキ ................................................................................................................. 138∼141
ブレーキ パッド ............................................................................................................... 138
ブレーキ液の点検と補充 ..................................................................................... 173, 174
フロント ウィンドウ(前面ガラス)ウォッシャー.................................................... 90
フロント シート ヒーター .................................................................................. 106, 109
フロント デフロスター........................................................................................ 105, 109
フロント フォグ ランプ..........................................................................................93, 203
フロント方向指示灯 ........................................................................................................ 201
フロント ロープ取り付け部(トーイング アイ)..................................................... 158
フロント ワイパーのブレード交換.............................................................................. 180
ヘッド レストの調整 ......................................................................................... 60, 63, 68
ホーン.....................................................................................................................................94
方向指示器(ウインカー).................................................................................................87
方向指示灯 ......................................................................................................87, 199, 203
ボンネット .............................................................................................................. 166, 167
243
索 引
マ行
巻取り式シート ベルトの点検 ......................................................................................... 72
マップライト ..................................................................................................................... 110
マニュアル モード ........................................................................................................... 137
ミラー...................................................................................................... 78, 79, 115, 209
メッセージ ............................................................................................................................47
メッセージ センター ................................................................................................ 47∼58
メンテナンス ......................................................................................................... 162∼165
モード スイッチ ............................................................................................................... 136
ヤ行
有毒な液体 ......................................................................................................................... 165
幼児、チャイルド シート..................................................................................................71
ラ行
ラジオ/カセットおよびCDプレーヤー ..............................................別冊取扱説明書
ラジオ リモコン ..................................................................................................................95
ラベル(警告ラベル)............................................................................................................6
ランバー サポートの調整..................................................................................................63
リア ウィンドウ(後面ガラス)ウォッシャー ............................................................91
リア デフロスター ................................................................................................ 105, 109
リア足元灯 ......................................................................................................................... 208
リア ロープ取り付け部(リア トーイング アイ).................................................... 158
ルーム ミラー.................................................................................................................... 115
冷却システムの点検と補充............................................................................................ 171
レイジー シート ......................................................................................................... 42, 66
レイジー ロック ..................................................................................................................42
ロー レンジ........................................................................................................................ 131
ロード クリアランス ....................................................................................................... 230
ロック(施錠)............................................................................................................ 37∼45
ワ行
ワイパー ...................................................................................................................... 89∼92
ワイパーのブレード交換 ................................................................................................ 180
輪止めの使い方................................................................................................................. 185
ワンタッチ機能....................................................................................................................97
244
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