KUKA KR C2 edition 2005 ロボットコントローラ 仕様書 89 Pages
KR C2 edition2005 は、KUKA 産業用ロボットの制御に使用される、高機能なロボットコントローラです。このコントローラは、最新のテクノロジーを採用し、産業用ロボットの動作を正確に制御することができます。高性能な処理能力と豊富な機能を備えているため、様々なアプリケーションに対応できます。また、安全性にも優れており、安全な環境でロボットを運用することができます。
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Controller
KR C2 edition2005
仕様書
KUKA Roboter GmbH
作成日 : 08.10.2010
バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
KR C2 edition2005
© Copyright 2010
KUKA Roboter GmbH
Zugspitzstraße 140
D-86165 Augsburg
ドイツ
本書はたとえその一部であっても、KUKA Roboter 社の明白な許可なく複製したり、第三者に提供
したりすることが禁止されています。
制御装置で作動可能な、本書には記載されていない機能が他にある可能性があります。 そういっ
た場合でも、新規納入時およびサービスにおいてこうした機能に対する権利は生じません。
本書の内容に関しては記載されているハードウェアおよびソフトウェアとの一致を確認していま
す。 それでも誤差の排除が不可能であるため、内容の完全な一致に関して弊社は責任を負いませ
ん。 ただし本書に記載されているデータは定期的に点検され、次に発行される版では必要な修正
が加えられています。
予告なく技術が変更されることがありますが、それによる機能への影響はありません。
オリジナル文書の翻訳
KIM-PS5-DOC
刊行物 :
ブック構造 :
ラベル :
Pub Spez KR C2 ed05 ja
Spez KR C2 ed05 V6.1
Spez KR C2 ed05 V5 ja
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
目次
目次
制御 PC のインタフェース ...................................................................................
KUKA コントロールパネル (KCP) の説明 .................................................................
軸 1 から 6 のモータプラグ X20 .........................................................................
モータプラグ X7 ( オプション ) ............................................................................
軸 1 から 8 のデータケーブル X21 ......................................................................
カスタマイズスペース ( オプション ) の説明 ............................................................
ロボットコントローラの寸法 ....................................................................................
ロボットコントローラの最低間隔 .............................................................................
最低間隔、上置きキャビネットおよびテクノロジーキャビネット ...........................
賠償責任に関する注意事項 ...................................................................................
産業用ロボットの正しい使用方法 ........................................................................
EC 適合性宣言および製造者宣言 .........................................................................
作業エリア、安全エリア、危険エリア ......................................................................
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30
31
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21
21
10
11
11
12
8
9
7
7
ソフトウェアリミット .........................................................................................
メカニカルリミット ( オプション ) ......................................................................
軸範囲モニタ ( オプション ) .................................................................................
リリース装置 ( オプション ) .................................................................................
KCP カプラー ( オプション ) ................................................................................
産業用ロボットに付いている標識 ........................................................................
運転モードと保護機能の一覧 ....................................................................................
安全関連制御部品の点検 ......................................................................................
ウィルス保護およびネットワーク安全性 .............................................................
メンテナンスおよび修理 ......................................................................................
使用停止、保管および廃棄 ..................................................................................
3.8.11 「単一制御点」(Single Point of Control) に対する安全措置 .................................
X1 Harting コネクタを使って電源接続 ................................................................
CEE プラグ XS1 を介した電源接続 .....................................................................
KCP カプラーの可視化 ( オプション ) ......................................................................
リフトトラックによる運搬 .......................................................................................
運搬フォークリフトによる .......................................................................................
キャスターによる運搬 ( オプション ) .......................................................................
ロボットコントローラの据付 ....................................................................................
42
43
43
44
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39
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40
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39
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PE 等電位ボンディングの接続 ..................................................................................
ロボット制御装置を電源に接続する .........................................................................
非常停止回路と保護装置を接続 .................................................................................
コネクター X11 の構成と接続 ...................................................................................
6.10 ロボットコントローラのスイッチを入れる ...............................................................
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作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
1
1.1
製品説明
産業ロボットの概要
産業ロボットは次のコンポーネントで構成されています。
マニピュレータ
ロボットコントローラ
ティーチペンダント
接続ケーブル
ソフトウェア
オプション、付属品
1 製品説明
1.2
図 1-1: 産業ロボットの例
1 マニピュレータ
2 接続ケーブル
3 ロボットコントローラ
4 ティーチペンダント
ロボットコントローラ一覧
ロボットコントローラは次のコンポーネントで構成されています。
制御 PC
電源部
ティーチペンダント KCP
安全回路 ESC
KCP カプラ ( オプション )
サービスコンセント ( オプション )
ポート
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1.3
機能
概要
図 1-2: ロボットコントローラーの概要
1 電源部
2
制御 PC
3
KCP カプラの操作エレメン
トおよび表示エレメント ( オ
プション )
KCP
4
5 ユーザー取付けスペース
6 安全回路 (ESC)
7
KCP カプラカード ( オプシ
ョン )
ポート
8
9
サービスコンセント ( オプシ
ョン )
制御 PC の説明
PC は、それに装備されたコンポーネントと共に、ロボットコントローラー
のあらゆる機能を実行します。
可視化された Windows ユーザーインターフェースと入力
プログラムの作成、修正、アーカイブ、管理
シーケンス制御
軌道計画
駆動回路の制御
モニター
ESC 安全回路の一部
外付け周辺機器 ( 他のコントローラー、ホストコンピューター、PC、ネ
ットワーク ) との通信
制御 PC を構成するコンポーネントは次のとおりです。
マザーボードとインターフェース
プロセッサーおよびメインメモリー
ハードディスク
MFC3
KVGA
DSE-IBS-C33
RDC
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バッテリー
オプションコンポーネント。例えばフィールドバスカード
1 製品説明
図 1-3: 制御 PC の概要
1 PC
2 PC インターフェース
1.3.1
制御 PC のインタフェース
概要
3 PC のファン
4 バッテリー
図 1-4: 制御 PC のインタフェース
位置 インタフェース
1
2
3
PCI スロット 1 から 6
(
AGP PRO スロット
USB 2x
位置 インタフェース
9 キーボードポート
10
11
マウスポート
DC 24 V 電源 X961
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位置 インタフェース
4 イーサネット X804
5
6
7
8
シリアルインタフェース
COM 1
パラレルインタフェース
LPT1
シリアルインタフェース
COM 2
USB 2x
1.3.2
PCI ソケットの割当て
概要
位置 インタフェース
12 ST5 シリアルリアルタイム
インタフェース COM 3
13 ST& ESC/KCP など
14 ST3 KPS600 へのドライブ
バス
15 ST4 シリアル RDC インタ
フェース X21
図 1-5: PCI スロット
PC スロットに次のプラグインカードを割り当てることができます。
スロット
1
2
3
4
5
6
7
プラグインカード
Interbus カード (LWL) ( オプション )
Interbus カード ( 銅線 ) ( オプション )
LPDN スキャナーカード ( オプション )
Profibus マスター / スレーブカード ( オプション )
CN_EthernetIP カード ( オプション )
LPDN スキャナーカード ( オプション )
KVGA カード
DSE-IBS-C33 AUX カード ( オプション )
MFC3 カード
ネットワークカード ( オプション )
LPDN スキャナーカード ( オプション )
Profibus マスター / スレーブカード ( オプション )
LIBO-2PCI カード ( オプション )
空き
KUKA モデムカード ( オプション )
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1.4
機能
1 製品説明
KUKA コントロールパネル (KCP) の説明
KCP (KUKA コントロールパネル ) はロボットシステム用のティーチペンダ
ントです。KCP には、ロボットシステムの操作とプログラミングに必要な
あらゆる操作エレメントと表示エレメントが搭載されています。
1.4.1
前面
概要
図 1-6: KCP 前面
6
7
4
5
8
9
1
2
3
モード選択スイッチ
駆動系 ON
駆動系 OFF/SSB-GUI
非常停止ボタン
スペースマウス
右ステータスキー
入力ボタン
カーソルキー
キーボード
10 テンキー
11 ソフトキー
12 リバースボタン
13 スタートボタン
14 停止ボタン
15 ウィンドウ切替ボタン
16 ESC ボタン
17 左ステータスキー
18 メニューキー
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1.4.2
裏面
概要
説明
1.5
概要
図 1-7: KCP 裏面
1
2
3
銘板
スタートボタン
確定スイッチ
4
5
確定スイッチ
確定スイッチ
銘板
要素
スタートボタン
確定スイッチ
説明
KCP の銘板
スタートボタンはプログラムを開始するのに使用しま
す。
確定スイッチには 3 つの位置があります。
押していない状態
中間位置
完全に押した状態
T1 モードおよび T2 モードではロボットを移動させる
には、確定スイッチを中間位置のままで行います。
自動モードおよび外付け自動システムモードでは確定
スイッチに機能はありません。
安全回路 (Electronic Safety Circuit、ESC)
安全回路 ESC (Electronic Safety Circuit) は、デュアルチャネルのプロセッサ
支援安全システムです。接続されているすべての安全関連コンポーネントを
常時監視しています。安全回路の故障や遮断時には駆動系の電源が遮断さ
れ、それによってロボットシステムが停止するようになっています。
ESC システムは次のコンポーネントで構成されています。
CI3 ボード
KCP ( マスター )
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1 製品説明
KPS600
MFC ( パッシブノード )
ノード周辺機器を持つ ESC システムは、一般に使用されている安全システ
ムのあらゆるインタフェースの代わるものです。
次の入力が安全回路 ESC を監視します。
ローカル非常停止
外部非常停止
作業者保護装置
確定
モータ OFF
駆動系 ON
モード
条件を満たす入力
KCP のノード
図 1-8: ESC 回路の構造
3
4
1
2
KPS600
CI3 ボード
KCP カプラ ( オプション )
KCP
5
6
7
MFC3
DSE
PC
KCP のノードはマスターであり、ここから初期化が行われます。
ノードには以下からデュアルチャネルの信号が送られます。
非常停止ボタン
イネーブルスイッチ
ノードには以下からシングルチャネルの信号が送られます。
ドライブ ON
AUTO モード、TEST モード
KCP カプラを使用しないときは、ESC 回路が作動するように KCP を差し
込んでおく必要があります。KCP カプラなしで運転中に KCP を抜くと、
駆動系が直ちに停止します。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
KPS のノード
MFC3 のノード
KPS には ESC ノードが 1 つあり、問題が発生した場合にはドライブコンタ
クタを遮断します。
MFC 3 カードにはパッシブな ESC ノードがあり、ESC 回路の情報を監視し
てコントローラに転送しています。
1.5.1
CI3 ボードの概要
説明 CI3 ボードは ESC システムの各ノードを各カスタマインタフェースとつな
ぎます。
ロボットコントローラにはお客様のニーズに従って異なるボードが搭載され
ます。
ボード
CI3 標準
独自ノー
ド
無
説明
CI3 拡張
CI3 バス
CI3-Tech
有
無
有
次の状態の表示:
ローカル非常停止
次の状態の表示:
モード
ローカル非常停止
駆動系 ON
ESC 回路と PILZ 社製
SafetyBUS p 間の接続ボード
このボードには次のコンポーネ
ントが必要です。
KUKA.RoboTeam
KUKA.SafeRobot
SafetyBus ゲートウェイ
上置きキャビネットへの出
力 ( 外部軸 )
RDC 2 の X19A を介した電
源
次の状態の表示:
モード
ローカル非常停止
駆動系 ON
1.6
概要
電源部の説明
電源部は次のコンポーネントで構成されます。
電源アダプタ
サーボドライブ (KSD)
ヒューズエレメント
ファン
メインスイッチ
ラインフィルタ
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1 製品説明
1.7
概要
図 1-9: 電源部
6
7
4
5
8
9
1
2
3
低電圧アダプタ KPS-27
ヒューズエレメント (24 V バッファリングなし )
ラインフィルタ
メインスイッチ (EU モデル )
内部冷却サイクルのファン
電源ユニット KPS600
2 本の追加軸用 KSC ( オプション )
6 本の基本軸用 KSD
ヒューズエレメント (24 V バッファリング有り )
インタフェースの説明
制御盤の端子部には標準装備で次のケーブルを接続するためのポートがあり
ます。
電源ケーブル/給電線
ロボットのモータケーブル
ロボットの制御ケーブル
KCP ポート
端子部の装備はオプションおよびカスタマイズによって異なります。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
端子部
図 1-10: KR C2 edition2005 の接続端子
3
4
1
2
7
8
5
6
電源ポート X1/XS1
モータポート X20
モータポート X7
オプション
オプション
オプション
インタフェース X11
オプション
9 オプション
10 KCP ポート X19
11 RDC ポート X21
12 SL1 ロボットへの保護接地導
体
13 SL2 主給電の保護接地導体
14 端子箱のモータポート X30
15 端子箱のモータポート X30.2
16 端子箱の RDC ポート X31
モータポート X7 は次の場合に使用されます。
重可搬ロボット
可搬重量の大きいロボット
お客様の側でロボットコントローラと関連するコンタクタコイル、リレー
コイル、バルブコイルはすべて、適切なサプレッサダイオードが装備され
ている必要があります。RC 素子および VCR レジスタは適していません。
1.7.1
電源ポート X1/XS1
説明 ロボット制御装置は次のポートで電源に接続でまきす。
端子部の Harting コネクタ X1
CEE プラグ XS1。ケーブルはロボット制御装置から引きます ( オプショ
ン )
要注意!
中性点が接地されていない電源にロボットコントローラーを接続して使用
する、ロボットコントローラーの故障や電源アダプターを損傷の原因にな
ることがあります。 電圧によってケガをする恐れもあります。 ロボットコ
ントローラーは必ず中性点が接地された電源で運転してください。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
概要
1 製品説明
図 1-11: 電源接続
* N 導体は 400 V 電源の 「サービスコンセント」オプション専用です。
ロボット制御装置は必ず回転磁界が右回転の回路網に接続してください。
そうしないとファンモータが正しい方向に回転しないことがあります。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
1.7.2
KCP プラグ X19
プラグ割当て
図 1-12
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
1.7.3
軸 1 から 6 のモータプラグ X20
プラグ割当て
1 製品説明
図 1-13: 標準ブレーキ多重コネクター X20
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
1.7.4
モータプラグ X7 ( オプション )
プラグ割当て
図 1-14
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
1.7.5
軸 1 から 8 のデータケーブル X21
プラグ割当て
1 製品説明
1.8
概要
図 1-15: コネクター X21 のピン割当て
カスタマイズスペース ( オプション ) の説明
カスタマイズスペースはドア内側にあるサブプレートで、外付けの顧客設置
設備に使用するオプションとして取り付けることができます。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
技術データ
図 1-16: カスタマイズスペース
1 カスタマイズスペース ( サブプレート )
名前
設置装備の設置重量
設置設備の電力損失
設置奥行き
サブプレート幅
サブプレート高さ
値
最大 5 kg
最高 20 W
180 mm
400 mm
340 mm
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
2 技術データ
2 技術データ
2.1
ロボットコントローラ
基本データ
制御盤モデル
カラー
軸数
重量
保護等級
DIN 45635-1 の騒音値
冷却装置あり、なしで取付け可能
均等に分散されている場合の屋根
荷重
電源接続
公称電源電圧
公称電圧の許容範囲
電源周波数
ロボットコントローラー接続ポイ
ントまでのインピーダンス
公称入力電力
標準
公称入力電力
重可搬ロボット
パレタイジングロボット
プレス連結ロボット
電源側ヒューズ
漏電遮断器を使用している場合:
遮断電流差
等電位ボンディング
ブレーキコントロ
ール
サービスコンセン
ト ( オプション )
出力電圧
ブレーキの出力電流
モニター
出力電流
用途
KR C2 edition2005
納品書を参照
最高 8 本
機種銘板
IP 54
平均 67 dB (A)
側面、間隔 50 mm
1,000 N
AC 3x400 V ~ AC 3x415 V
400 V -10 % ~ 415 V +10 %
49 ... 61 Hz
300 mΩ 以下
7.3 kVA、銘板を参照
13.5 kVA、銘板を参照
最低 3x25 A 遅断型、最高 3x32 A
遅断型、銘板を参照
ロボットコントローラーごとに
300 mA、 AC/DC 対応
等電位ボンディングケーブルおよ
び全保護接地導体の共通の中性点
は電源部の基準バスになります。
DC 25 ~ 26 V
最大 6 A
ケーブル破損および短絡
最大 4 A
サービスコンセントは点検および
診断装置専用です。
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温度/湿度
振動耐性
制御部
制御 PC
KUKA コントロー
ルパネル
ケーブル長
運転時の周囲温度、冷却装置なし
冷却装置を付けて運転する時の周
囲温度
バッテリを付けたまま保管および
運搬する時の周囲温度
バッテリを外して保管および運搬
する時の周囲温度
温度変化
湿度等級
+5 ... 45 ℃ (278 ~ 318 K)
+5 ... 55 ℃ (278 ~ 328 K)
-25 ... +40 ℃ (248 ~ 313 K)
-25 ... +70 ℃ (248 ~ 343 K)
設置高度
最大 1.1 K/ 分
3k3 (DIN EN 60721-3-3 (1995 年 )
準拠 )
標高 1,000 m 以下 ( 出力低下な
し )
標高 1,000 ~ 4,000 m (1,000 m
上昇するごとに出力 5 % 減 )
ご注意 !
バッテリが過放電したり壊れたりしないように定期的に充電する必要があ
ります。充電時期は次のように、保管温度によって異なります。
保管温度が +20 ℃ 以下の場合は、9 ヶ月ごとに充電してください。
保管温度が +20 ℃ ~ 30 ℃の場合は、6 ヶ月ごとに充電してください。
保管温度が +30 ℃ ~ 40 ℃の場合は、3 ヶ月ごとに充電してください。
負荷の種類
加速実効値 ( 連続振動 )
周波数範囲 ( 連続振動 )
加速 (X/Y/Z 方向への衝撃 )
連続波形 (X/Y/Z 方向への衝
撃 )
運搬時
0.37 g
10 g
連続運転時
0.1 g
4 ~ 120 Hz
2.5 g
正弦半波/ 11 ms
比較的大きな機械的負荷が予測される場合は、コントローラを衝撃を吸収す
る台の上に置く必要があります。
供給電圧 DC 25.8 ~ 27.3 V
メインプロセッサー
DIMM メモリーモジュール
ハードディスク
出荷状態を参照
512MB 以上
出荷状態を参照
供給電圧
寸法 ( 幅 x 高 x 奥行 )
VGA ディスプレイ解像度
VGA ディスプレイサイズ
保護等級
重量
DC 25.8 ~ 27.3 V
約 33x26x8 cm 3
640x480 ドット
8"
KCP 上側 IP54
KCP 下側 IP23
1.4 kg
ケーブル名、ケーブル長 ( 標準 )、特殊長さについては次の表を参照してく
ださい。
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2.2
ケーブル
モータケーブル
データケーブル
XS1 付き電源ケーブル
( オプション )
標準長さ (m)
7
7
3
ケーブル
KCP ケーブル
標準長さ (m)
10
2 技術データ
特殊長さ (m)
15 / 25 / 35 / 50
15 / 25 /35 / 50
-
延長 (m)
10 / 20 / 30/ 40
KCP 延長ケーブルを使用する場合は 1 本だけにして、ケーブル全長が 60 m を超えないようにしてください。
ロボットコントローラの寸法
図 (
>>> 図 2-1 ) は、ロボットコントローラの寸法を示すものです。
2.3
図 2-1: 寸法 (mm)
1 冷却装置 ( オプション )
2 正面図
3 側面図
4 上面図
ロボットコントローラの最低間隔
図 (
>>> 図 2-2 ) はロボットコントローラの最低間隔を示すものです。必ず
これ以上の間隔を開けてください。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
2.4
図 2-2: 最低間隔 (mm)
1 冷却装置 ( オプション )
警告!
最低間隔を守らない場合には、ロボットコントローラを損傷するおそれが
あります。 指定された最低間隔を必ず守ってください。
ロボットコントローラに行うメンテナンスおよび修理作業の中には、側面
または背面から行わねばならないものがあります。 この作業のため、ロボ
ットコントローラのあらゆる場所に手が届く状態でなければなりません。
側面または背面パネルに手が届かない場合には、作業できる位置にロボッ
トコントローラを移動できるようにしておいてください。
最低間隔、上置きキャビネットおよびテクノロジーキャビネット
図 2-3: 上置き、テクノロジーキャビネットとの最低間隔
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
2.5
2 技術データ
1 上置きキャビネット ( オプション )
2 テクノロジーキャビネット ( オプション )
床固定用ボアの寸法
この図は、 ( >>>
2.6
図 2-4: 床固定用ボア
1 下面図
制御盤ドアの旋回範囲
図 2-5: 制御盤ドアの旋回範囲
1 台置きの場合の旋回範囲:
PC フレーム付きドア 約 180 度
隣接させて置く場合の旋回範囲:
ドア 約 155 度
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
3 安全性
3 安全性
3.1
全般
3.1.1
賠償責任に関する注意事項
安全に関する情報
本書で説明されている装置は、産業用ロボットまたはそのコンポーネントの
ことです。
産業用ロボットのコンポーネント:
マニピュレータ
ロボットコントローラ
ティーチペンダント
接続ケーブル
外部軸 ( オプション )
例えばリニアユニット、傾斜回転テーブル、ポジショナーなど
ソフトウェア
オプション、付属品
産業用ロボットは最新技術と一般的な安全関連規則に基づいて製造されてい
ます。 それでも、誤用された場合には、人体および人命に対する危険や産業
用ロボットおよびその他の有価物への被害が発生することがあります。
産業用ロボットは技術的に問題のない状態で、安全性および危険性を考慮し
て正しく使用しなければなりません。 使用に際しては、本書の内容と納入時
に産業用ロボットに同梱されていた組込み宣言書の記載事項を守って行わな
ければなりません。 安全性を妨げる可能性のある故障は直ちに取り除かなけ
ればなりません。
安全に関するデータを基にして KUKA Roboter 社に責任を負わせることはで
きません。 安全上の注意事項がすべて守られている場合でも、産業用ロボッ
トによってケガや損傷が起きないとは限りません。
KUKA Roboter 社の許可なく産業用ロボットに変更を加えてはいけません。
KUKA Roboter 社の納入範囲に含まれない追加的なコンポーネント ( 工具、
ソフトウェアなど ) を産業用ロボットに統合することは可能です。 これらの
コンポーネントによって産業用ロボットやその他の有価物に損傷が生じた場
合には、設備管理者が責任を負います。
安全性に関する章に加え、本書にはさらに安全上の注意事項が記載されてい
ます。 これらも同様に遵守する必要があります。
3.1.2
産業用ロボットの正しい使用方法
産業用ロボットの使用方法は取扱説明書または組立て説明書の 「用途」の
章で指定されているものに限られています。
詳しい情報は、取扱説明書の 「用途」の章または、コンポーネントの組立
説明書に記載されています。
その他の使用方法またはその範囲を超えた使用方法は誤用とみなされ、許可
されていません。 メーカーはそれによって生じる損害に対する責任を負いま
せん。 これら損害に関するリスクはすべて、設備管理者が責任を負うものと
します。
正しい使用方法には各コンポーネントの取扱説明書および組立説明書の内容
を遵守すること、そして特に保守規定に従うことも含まれます。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
誤使用 正しい使用方法に当てはまらないあらゆる使用方法は誤使用とみなされ、許
可されません。 これらには、例えば以下が挙げられます。
人間および動物の運搬
踏み台としての使用
許可された運転制限値の範囲外での使用
爆発の危険のある環境での使用
補助的な保護装置なしでの使用
屋外での使用
3.1.3
EC 適合性宣言および製造者宣言
適合性宣言書
組込み宣言書
本産業用ロボットは EC 機械指令の定義によれば、不完全な機械に分類され
ます。 本産業用ロボットは、以下の条件下でのみ使用することができます。
本産業用ロボットがユニットに組み込まれていること。
または、 本産業用ロボットが他の機械と共に 1 つのユニットを形成して
いること。
または、 または、本産業用ロボットに EC 機械指令が定義するところの
完全な機械に必要なあらゆる安全機能と保護装置が取り付けられている
こと。
生産設備が EC 機械指令に準拠したものであること。 これは、適合性評
価手続きを経て確認されています。
システムインテグレータは機械指令に従ってユニット全体に関する適合性宣
言書を作成する必要があります。 適合性宣言書はユニットの CE マーキング
のベースになります。 産業用ロボットの運転は必ず使用国の法律、規則、規
格に従って行わなければなりません。
ロボットコントローラは EMC 指令および低電圧指令に拠る CE 認証を受け
ています。
不完全な機械としての本産業用ロボットは、機械指令 2006/42/EC の付録 II
B の組込み宣言書と共に納入されます。 この組込み宣言書には付録 I および
組立説明書の遵守すべき基本的な要求事項が掲載されたリストが含まれてい
ます。
組込み宣言書により、この不完全な機械が 1 台の機械に組み込まれるまで、
または他の部品と共に 1 台の機械に組立てられるまではこの不完全な機械の
使用開始が許可されないこと、および、この不完全な機械が EC 機械指令の
規則に従っており、付録 II A に従い EC 適合性宣言が添えられていることが
宣言されます。
組込み宣言書はその付録と共に、完全な機械の技術文書の一部としてシステ
ムインテグレータの元に置かれます。
3.1.4
使用されている用語
用語
軸範囲
停止距離
作業エリア
設備管理者
( ユーザー )
説明
各軸の、ロボットが移動可能な範囲を角度またはミリメートルで表し
たもの。 軸範囲は軸ごとに定義する必要があります。
停止距離 = 反応距離 + 制動距離
停止距離は危険エリアの一部です。
マニピュレータが移動しても良い範囲のことを作業エリアと呼びます。
作業エリアは各軸範囲によって決まります。
産業用ロボットの設備管理者とは企業や事業主または、産業用ロボッ
トの使用責任者である代表者を指します。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
用語
危険エリア
KCP
マニピュレータ
安全エリア
STOP 区分 0
STOP 区分 1
STOP 区分 2
説明
危険エリアには作業エリアと停止距離が含まれます。
ティーチペンダント KCP (KUKA コントロールパネル ) には、産業用ロ
ボットの操作とプログラミングに必要なあらゆる操作エレメントおよ
び表示エレメントが搭載されています。
ロボット機構および付属する電気設備
危険エリアの外側が安全エリアです。
駆動系が直ちに停止し、ブレーキがかかります。 マニピュレータおよ
び外部軸 ( オプション ) は経路寄りに制動します。
注意: この STOP 区分は説明書では 「STOP 0」と表記されています。
マニピュレータおよび外部軸 ( オプション ) は経路どおりに制動しま
す。 1 秒後にモータのスイッチが切れてブレーキがかかります。
注意: この STOP 区分は説明書では 「STOP 1」と表記されています。
駆動系は停止せず、ブレーキもかかりません。 マニピュレータおよび
外部軸 ( オプション ) は通常の制動斜面によって停止します。
注意: この STOP 区分は説明書では 「STOP 2」と表記されています。
システムインテグレータとは、産業用ロボットを生産設備に安全に統
合して運転を開始させる人のことです。
システムインテグレ
ータ
( ファシリティインテ
グレータ )
T1
T2
外部軸
テストモード 「手動低速 」(250 mm/ 秒以下 )
テストモード 「手動高速 」(250 mm/ 秒超を許可 )
マニピュレータには属さないものの、ロボットコントローラによって
コントロールされる移動軸。KUKA リニアユニット、傾斜回転テーブ
ル、Posiflex など。
3.2
作業員
設備管理者
作業員
産業用ロボットを使用するにあたり、人およびグループを以下のように定義
します。
設備管理者
作業員
産業用ロボットへの作業を行う人は全員、産業用ロボットの安全性の章が
記載された説明書をよく読み、内容を理解していなければなりません。
設備管理者は労働安全衛生法に基づく規則を遵守なければなりません。 これ
らの規則として、例えば次のものがあげられます。
設備管理者は監視義務を果たさなければなりません。
設備管理者は決められた間隔で教育を行う必要があります。
作業員は作業を開始する前に、作業の種類と範囲および考えられる危険につ
いて指導を受けなければなりません。 指導は定期的に行う必要があります。
また、特殊な事態が発生した後や技術的な変更が加えられた場合には、その
都度指導を行う必要があります。
作業員とは次の者を指します。
システムインテグレーター
オペレーター ( 以下のとおり分類 ):
使用開始、メンテナンス、サービスを行う作業員
オペレータ
清掃担当者
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
3 安全性
システムインテグ
レータ
ユーザ
例
据付、交換、設定、操作、保守、修理においては必ず産業用ロボットの各
コンポーネントの取扱説明書または組立説明書の規定に従い、各作業に関
する専門的な訓練を受けた作業員が行ってください。
産業用ロボットはシステムインテグレータが安全性を考慮してユニットに統
合します。
システムインテグレータは以下の作業において責任を持ちます。
産業用ロボットの据付
産業用ロボットの接続
リスク評価の実行
必要な安全機能および保護装置の採用
適合性宣言の発行
CE マークの取付け
ユニットの取扱説明書の作成
ユーザは以下の条件を満たさなければなりません:
ユーザは実行すべき作業に関する研修を受けていなければなりません。
資格を持つ作業員以外は産業用ロボットへの作業を行ってはいけませ
ん。 このような作業員とは、専門的な教育や知識、経験そして関連規格
に関する知識を基に、実行すべき作業を判断することができ、考えられ
る危険を認識できる作業員のことを言います。
作業員の任務は以下の表のように分けることができます。
作業内容
オペレー
タ
プログラマ
システムイン
テグレータ
ロボットコントローラの
オン/オフ
プログラムのスタート
プログラムの選択
モードの選択
測定
(Tool、Base)
マニピュレータのマスタ
リング
コンフィギュレーション
プログラミング
運転開始
メンテナンス
修理
運転停止
運搬 x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x x
産業用ロボットの電気系および機械系への作業は必ず専門作業員が行って
ください。
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3.3
3 安全性
作業エリア、安全エリア、危険エリア
作業エリアは必要最低限の大きさに制限されていなければなりません。 作業
エリアは保護装置で保護する必要があります。
保護装置類 ( 安全ドアなど ) は安全エリア内になければなりません。 停止時
にはマニピュレータや外部軸 ( オプション ) にブレーキがかかり、危険エリ
アで停止します。
危険エリアには作業エリアとマニピュレータおよび外部軸 ( オプション ) の
停止距離が含まれます。 人や物に危険が及ぶことがないように、危険エリア
をガードなどの仕切りで保護してください。
3.4
図 3-1: 軸範囲 A1 の例
1 作業エリア
2 マニピュレータ
3 停止距離
4 安全エリア
停止反応の作動原因
産業用ロボットの停止反応は操作内容が原因で起きるか、または監視および
エラーメッセージへの反応として実行されます。 以下の表は設定中のモード
によって異なる停止反応の一覧です。
STOP 0、STOP 1、STOP 2 は DIN EN 60204-1:2006 による停止の定義で
す。
作動原因
安全ドアを開く
非常停止ボタンを押す
確定の取消し
スタートボタンから手を放す
「駆動系 OFF」ボタンを押す
ストップボタンを押す
モードを切り替える
T1、T2
-
STOP 0
STOP 0
STOP 2
STOP 0
STOP 2
STOP 0
AUT、AUT
EXT
STOP 1
STOP 1
-
-
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作動原因
エンコーダエラー
(DSE-RDW 接続がつながれていない )
移動許可が取り消される
ロボットコントローラのスイッチを切
る
停電
T1、T2 AUT、AUT
EXT
STOP 0
STOP 2
STOP 0
3.5
安全機能
3.5.1
安全機能一覧
安全機能:
モード選択
オペレータガード (= ガードのインターロック用接続口 )
ローカルの非常停止装置 (= KCP の非常停止ボタン )
外部非常停止装置
確定装置
外部確定装置
条件を満たす入力によるローカル セーフティストップ
RoboTeam: 選択されていないロボットのロック
この回路は EN ISO 13849-1 のパフォーマンスレベル d およびカテゴリー 3
の要件を満たします。 ただしこれには以下の条件が適用されます:
非常停止を 1 日に平均 1 回以上はずさないこと。
運転モードを 1 日に平均 10 回以上切り替えないこと。
メインコンタクタのスイッチサイクル数: 1 日に最高 100 回
警告!
これらの条件が守られない場合は、KUKA Roboter 社にご連絡いただく必
要があります。
危険!
安全機能および保護装置が正常に機能していないと、産業用ロボットが人
身事故や物損事故の原因になることがあります。 安全機能または保護装置
が取り外されていたり、無効にされていたりする場合は、産業用ロボット
を運転してはなりません。
3.5.2
安全回路 ESC
電子安全機能の機能と作動は安全回路 ESC によって監視されています。
安全回路 ESC (Electronic Safety Circuit) は、デュアルチャネルのプロセッサ
支援安全システムです。 接続されているすべての安全関連コンポーネントを
常時監視しています。 安全回路の故障や遮断時には駆動系の電源が遮断さ
れ、それによって産業用ロボットが停止するようになっています。
安全回路 ESC が作動させる停止反応は産業用ロボットの運転モードによっ
て異なります。
安全回路 ESC は以下の入力を監視します:
オペレータガード
ローカルの非常停止 (= KCP の非常停止ボタン )
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3 安全性
外部非常停止
確定装置
外部確定装置
駆動系 OFF
駆動系 ON
モード
条件を満たす入力
安全回路 ESC は以下の出力を監視します:
モード
駆動系 ON
ローカル非常停止
3.5.3
モード選択スイッチ
産業用ロボットは以下のモードで運転することができます:
手動低速 (T1)
手動高速 (T2)
自動 (AUT)
外付け自動システム (AUT EXT)
モードは KCP に付いているモード選択スイッチで選択します。 このスイッ
チはキーを使用して操作します。キーは抜くことができます。 キーが抜かれ
ているときはキーがロックされており、モードを変更することはできませ
ん。
運転中にモードを変更すると直ちに駆動系が停止します。 マニピュレータお
よび外部軸 ( オプション ) が STOP 0 で停止します。
図 3-2: モード選択スイッチ
1
2
3
4
T2 ( 手動高速 )
AUT ( 自動 )
AUT EXT ( 外付け自動システム )
T1 ( 手動低速 )
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モード
T1
T2
AUT
AUT EXT
用途
テスト運転、プログラ
ミングおよび教示用
テストモード用
上位コントローラのな
い産業用ロボット用
安全回路が閉じている
場合のみ使用可能
PLC などの上位コン
トローラのある産業用
ロボット用
安全回路が閉じている
場合のみ使用可能
速度
プログラム検証:
プログラミングされた速度、最
高 25 mm/ 秒
手動モード:
手動移動速度、最高 25 mm/ 秒
プログラム検証:
プログラミングされた速度
プログラムモード:
プログラミングされた速度
手動モード: 不可能
プログラムモード:
プログラミングされた速度
手動モード: 不可能
3.5.4
オペレータガード
オペレータガードの入力はガードのインターロックの役割をします。 2 チャ
ネルの入力には安全ドアなどの保護装置を接続できます。 この入力部に何も
接続されていない場合は、自動モードを使用することができません。 オペレ
ータガードはテストモードの手動低速 (T1) および手動高速 (T1) では無効に
なります。
自動運転中に信号が失われると ( 安全ドアを開いた場合など )、STOP 1 で
マニピュレータや外部軸 ( オプション ) が停止します。 入力に再び信号が発
生すれば、自動運転を継続することができます。
オペレータガードはロボットコントローラの周辺機器のポートを通じて接続
することができます。
警告!
保護装置 ( 安全ドアなど ) を閉めるだけでは 「オペレータガード」信号が
再びセットされず、さらに手動解除が必要なようにしてください。 そうし
ないと、安全ドアが閉まってしまった場合などに、危険エリアに人がいる
のにも関わらず、意図せずに自動運転が継続されてしまうことがありま
す。
これを怠ると、死亡事故、重傷事故あるいは甚大な物損事故につながるお
それがあります。
3.5.5
非常停止装置
産業用ロボットの非常停止装置として、KCP に非常停止ボタンが配置され
ています。 危険な状況や非常時には、このボタンを押してください。
非常停止ボタンを押した時の産業用ロボットの反応:
手動低速モード (T1) および手動高速モード (T2):
駆動装置は直ちに停止します。 マニピュレータおよび外部軸 ( オプショ
ン ) が STOP 0 で停止します。
自動モード (AUT および AUT EXT):
駆動装置は 1 秒後に停止します。 マニピュレータおよび外部軸 ( オプシ
ョン ) が STOP 1 で停止します。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
3 安全性
運転を再開するには、非常停止ボタンを回してロックを解除し、停止メッセ
ージを承認する必要があります。
図 3-3: KCP に付いている非常停止ボタン
1 非常停止ボタン
警告!
マニピュレータと接続されているツールやその他の装置が危険の原因とな
る可能性がある場合には、ユニット内でこれらを非常停止回路に組み込む
必要があります。
これを怠ると、死亡事故、重傷事故あるいは甚大な物損事故につながるお
それがあります。
3.5.6
外部非常停止装置
操作スタンドと、非常停止を作動させることが必要になる可能性がある場所
にはすべて、非常停止装置を配置しなければなりません。 システムインテグ
レータがこれらを装備します。 外部非常停止装置はカスタマインタフェース
を介して接続されます。
外部非常停止装置は産業用ロボットの納入範囲には含まれていません。
3.5.7
確定装置
産業用ロボットの確定装置とは、KCP に配置されているイネーブルスイッ
チを指します。
KCP には 3 つのイネーブルスイッチが付いています。 イネーブルスイッチ
には 3 つのポジションがあります。
押していない状態
中間位置
完全に押した状態
テストモードではイネーブルスイッチが中間位置で止められていないとマニ
ピュレータを動かすことはできません。 イネーブルスイッチから手を離す
か、完全に押す ( パニック位置 ) と、駆動装置のスイッチが直ちに切れ、
STOP 0 でマニピュレータが停止します。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
警告!
イネーブルスイッチを粘着テープまたはその他の補助具で固定したり、別
の方法で不正操作してはなりません。
死亡事故、重傷事故または甚大な物損事故につながるおそれがあります。
図 3-4: KCP の確定スイッチ
1 - 3 イネーブルスイッチ
3.5.8
外部確定装置
外部確定装置は複数の人が産業用ロボットの危険エリアに入る場合に必要で
す。 この設備は、ロボットコントローラの周辺機器インタフェースを介して
接続できます。
外部確定装置は産業用ロボットの納入範囲には含まれていません。
3.6
補助的な保護装備
3.6.1
ジョグモード
手動低速 (T1) モードおよび手動高速モード (T2) でロボットコントローラが
プログラムを処理できるのはジョグモードに限られます。 そのため、 プログ
ラムを処理するには、イネーブルスイッチとスタートボタンを押したまま行
う必要があります。
イネーブルスイッチから手を放すか、完全に押す ( パニック位置 ) と、モー
タのスイッチが直ちに切れ、マニピュレータと外部軸 ( オプション ) が
STOP 0 で停止します。
スタートボタンから手を放すと、産業用ロボットが STOP 2 で一時停止しま
す。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
3 安全性
3.6.2
ソフトウェアリミット
すべてのマニピュレータ軸およびポジショナー軸の軸範囲は設定可能なソフ
トウェアリミットで制限されています。 このソフトウェアリミットの役割は
機械の保護に限られるので、ソフトウェアリミットはマニピュレータ / ポジ
ショナーがメカニカルリミットに接触しないように設定してください。
ソフトウェアリミットは産業用ロボットの使用開始時に設定します。
詳しい情報については使用説明書およびプログラミング説明書を参照して
ください。
3.6.3
メカニカルエンド
マニピュレータの基本軸 A1 から A3 および手動軸 A5 の軸範囲は、バッファ
の付いたメカニカルエンドによって制限されています。
外部軸にもメカニカルエンドが取り付けられていることがあります。
警告!
マニピュレータや外部軸が障害物やメカニカルエンドおよび軸リミットの
バッファに接触すると、産業用ロボットに物損が生じることがあります。
産業用ロボットの運転を再開する前に、KUKA ロボター社 ( >>>
サービス " ページ 77) にご相談いただく必要があります。 産業用ロボット
の運転を再開する前に、該当バッファを新しいバッファと交換してくださ
い。 マニピュレータ ( 外部軸 ) が 250 mm/ 秒以上でバッファに接触した場
合は、マニピュレータ ( 外部軸 ) を交換するか、運転の再開を KUKA ロボ
ター社に依頼する必要があります。
3.6.4
メカニカルリミット ( オプション )
マニピュレータの中には軸 A1 から A3 にメカニカルリミットを装備できる
ものもあります。 調節可能な軸リミットで、必要最小限の作業エリアに制限
します。 これにより作業者およびプラントの保護が向上します。
メカニカルリミットを装備できないマニピュレータの場合は、メカニカルリ
ミットなしでも人や物に危険がおよばないように作業スペースを構成してく
ださい。
これができない場合には、必ず生産設備に光センサー、セーフティライトカ
ーテンまたは障害物などを装備して作業スペースを仕切ってください。 ワー
クの挿入および引渡しエリアで、巻き込まれたり挟み込まれたりする危険な
場所ができないようにします。
このオプションが用意されていないモデルもあります。 特定のモデルに関
する情報は KUKA Roboter 社にお問合せください。
3.6.5
軸範囲モニタ ( オプション )
マニピュレータによっては基本軸 A1 から A3 にデュアルチャネルの軸範囲
モニタを付けることができるものもあります。 ポジショナー軸に軸範囲モニ
タを増設できます。 1 つの軸範囲モニタで、1 本の軸に対する安全エリアを
設定して監視することができます。 これにより作業者およびプラントの保護
が向上します。
このオプションが用意されていないモデルもあります。 特定のモデルに関
する情報は KUKA Roboter 社にお問合せください。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
3.6.6
リリース装置 ( オプション )
説明 リリース装置を使用すると、事故や故障の後でマニピュレータを手動で動か
すことができます。 リリース装置が使用できるのは基本軸の駆動モータで
す。また、ロボットの種類によっては手動軸の駆動モータに使用できるもの
もあります。 リリース装置は人物救出のためなど、例外的な状況や非常事態
以外では使用しないでください。
手順
警告!
モータ類は運転中に火傷を起こす可能性のある温度に達します。 接触しな
いようにしてください。 保護手袋を着用するなど、適切な安全措置を講じ
てください。
1. ロボットコントローラのスイッチを切り、無断でスイッチが入れられる
ことがないように ( 南京錠などで ) ロックします。
2. モータの保護キャップを外します。
3. リリース装置を該当するモータの上に載せ、希望する方向へ軸を動かし
ます。
方向はモータに矢印で記されています。 機械的なモータブレーキの抵抗
と、外部軸がある場合は外部軸の軸負荷を克服してください。
警告!
リリース装置で軸を動かす際に、モータのブレーキが破損することがあり
ます。 人身事故や物損が発生する可能性があります。 リリース装置を使用
した後は、該当するモータを交換しなければなりません。
3.6.7
KCP カプラー ( オプション )
KCP カプラを使用すると、ロボットコントローラの作動中に KCP をはめた
り、はずしたりすることができます。
警告!
設備管理者は接続を解除した KCP をすぐに設備から取り外し、産業用ロ
ボットで作業する作業員の目や手の届かない所に保管するようにしてくだ
さい。 これは、有効な非常停止装置と無効な非常停止装置を間違えないよ
うにするためです。
これを怠ると、死亡事故、重傷事故あるいは甚大な物損事故につながるお
それがあります。
詳しい情報についてはロボットコントローラの取扱説明書または組立説明
書を参照してください。
3.6.8
産業用ロボットに付いている標識
看板、注意、マーク、印などはすべて、産業用ロボットの安全関連部品で
す。 これらを変更したり、取り外したりしてはいけません。
産業用ロボットには以下の標識が付いています。
仕様銘板
警告標識
安全マーク
名称銘板
ケーブル銘板
機種銘板
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
3 安全性
詳しい情報については産業用ロボットのコンポーネントの取扱説明書また
は組立説明書に記載されている技術データをご覧ください。
3.6.9
外部保護装置
保護設備 マニピュレータの危険エリアを保護装置で仕切り、人が立ち入れないように
します。
ガードは以下の基準を満たすものでなければなりません。
EN 953 の基準に準拠していること。
危険エリアへの人の立ち入りを妨げ、簡単に乗り越えられないものであ
ること。
予見できる通常の運転から生じる振動などにも耐えられように、しっか
り固定されていること。
設備そのものが危険なものであったり、危険を誘発するようなものでな
いこと。
危険エリアとの決められた最低間隔を遵守すること。
安全ドア ( メンテナンス用ドア ) は以下の基準を満たすものでなければなり
ません。
ドアの数は必要最小限にすること。
ロック ( 安全ドアスイッチなど ) が、安全ドアスイッチユニットまたは安
全 PLC を介して、ロボットコントローラのオペレータガードの入力と
接続されていること。
開閉器、スイッチ、スイッチの種類は EN ISO 13849-1 のパフォーマン
スレベル d およびカテゴリー 3 の要件を満たしていること。
危険状況に応じて: 安全ドアが確実に静止してから安全ドアを開けるよ
うにするタンブラを、安全ドアに追加装備していること。
安全ドアの動作を承認するボタンが、保護装置で仕切られたスペースの
外に取り付けられていること。
詳しい情報については該当規格および規則を参照してください。 これには
EN 953 も含まれます。
その他の保護装置 その他の保護装置は該当する規格および規則に従ってプラントに統合してく
ださい。
3.7
運転モードと保護機能の一覧
以下の表は保護機能が有効になる運転モードを掲載しています。
保護機能
オペレータガード
非常停止装置
確定装置
プログラム検証時の低速モ
ード
ジョグモード
ソフトウェアリミット
T1
-
有効
有効
有効
有効
有効
T2
-
有効
有効
-
有効
有効
AUT
有効
有効
-
-
-
有効
AUT EXT
有効
有効
-
-
-
有効
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
3.8
安全措置
3.8.1
一般的な安全措置
産業用ロボットは技術上の問題のない状態で、安全性を考慮して正しく使用
しなければなりません。 間違った取り扱いをすると人身事故や物損が発生す
る可能性があります。
ロボットコントローラのスイッチを切ってロックした状態でも、産業用ロボ
ットが動くことがあります。 間違った取付け ( 過負荷など ) や機械的な故障
( ブレーキの故障など ) によって、マニピュレータや外部軸が落下すること
があります。 スイッチを切った状態で産業用ロボットへの作業を行う場合
は、マニピュレータや外部軸を事前に、荷重の有無に関わらず自動的に動き
出すことのないポジションにしておきます。 それが不可能な場合は、マニピ
ュレータと外部軸を適切な方法で固定しなければいけません。
危険!
安全機能および保護装置が正常に機能していないと、産業用ロボットが人
身事故や物損事故の原因になることがあります。 安全機能または保護装置
が取り外されていたり、無効にされていたりする場合は、産業用ロボット
を運転してはなりません。
KCP
外付けキーボー
ド、外付けマウス
故障
警告!
ロボット機構の下に入っていると、死亡や重症の恐れがあります。 こうし
た理由から、ロボット機構の下へ入ることは禁止されています。
警告!
モータ類は運転中に火傷を起こす可能性のある温度に達します。 接触しな
いようにしてください。 保護手袋を着用するなど、適切な安全措置を講じ
てください。
設備管理者は権限のある人物以外は KCP を搭載した産業用ロボットを操作
できないようにする必要があります。
ひとつの設備で複数の KCP を使用している場合には、各 KCP を操作対象の
産業用ロボットに一意で割り当てるように注意します。 取り違えなどがない
ようにしなくてはなりません。
警告!
設備管理者は接続を解除した KCP をすぐに設備から取り外し、産業用ロ
ボットで作業する作業員の目や手の届かない所に保管するようにしてくだ
さい。 これは、有効な非常停止装置と無効な非常停止装置を間違えないよ
うにするためです。
これを怠ると、死亡事故、重傷事故あるいは甚大な物損事故につながるお
それがあります。
外付けキーボードや外付けマウスは、以下の条件下でのみ使用できます。
使用開始またはメンテナンスの作業を行う時。
駆動系のスイッチが切れていること。
危険エリアに誰もいないこと。
外付けキーボードや外付けマウスが接続されている間は KCP を使用しては
いけません。
使用開始またはメンテナンス作業が終了したとき、または KCP を接続した
ときは、すぐに外付けキーボードや外付けマウスを取り外してください。
産業用ロボットの故障時には以下の手順に従ってください:
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
変更
3 安全性
ロボットコントローラのスイッチを切り、無断でスイッチが入れられる
ことがないように ( 南京錠などで ) ロックします。
該当する注意事項を記載した看板で故障を明示します。
故障に関する記録を取ります。
故障を解消して機能テストを実行します。
産業用ロボットに変更を加えたら必ず、求められる安全水準が保たれている
か点検しなければなりません。 この点検にあたっては、その時点に適用され
ている国または地方の労働安全衛生規則に注意します。 さらに、すべての安
全回路が確実に機能するかテストしてください。
新しいプログラムや変更されたプログラムは、必ず最初に手動低速モード
(T1) でテストする必要があります。
産業用ロボットに変更を加えたときは、必ず最初に手動低速モード (T1) で
テストする必要があります。 これは産業用ロボットのあらゆるコンポーネン
トに該当し、ソフトウェアやコンフィギュレーション設定への変更も含まれ
ます。
3.8.2
安全関連制御部品の点検
安全関連制御部品はすべて、寿命が 20 年であるように設計されています (
セーフティバスシステム用の入出力端子を除く )。 それでも制御部品がまだ
機能しているかどうか、定期的に点検する必要があります。
点検:
非常停止ボタン、モード選択スイッチ
非常停止ボタンとモード選択スイッチは機能障害を検出するために、少
なくとも 6 ヶ月に 1 度は押す必要があります。
SafetyBUS ゲートウェイ出力
リレーをオンにしている出力がある場合は、機能障害を検出するために
少なくとも 6 ヶ月に一度はそれをオフにする必要があります。
その他の点検は使用開始時と使用を再開する時に必要です。
(
>>> 3.8.4 " 使用開始と使用再開 " ページ 44)
警告!
ロボットコントローラでセーフティバスシステム用の入出力端子を使用す
る場合は、遅くとも 10 年後にはこれらを交換する必要があります。 これ
を怠ると安全機能の統合性が保証されなくなります。 その結果、死亡、ケ
ガ、物損が生じる可能性があります。
3.8.3
運搬
マニピュレータ
ロボットコントロ
ーラ
外部軸 ( オプショ
ン )
マニピュレータの決められた運搬姿勢を守ってください。 運搬はマニピュレ
ータの取扱説明書または組立説明書の指示に従って行ってください。
ロボットコントローラは垂直に運搬および据付けしなければいけません。 ロ
ボットコントローラにダメージを与えないようにするため、運搬中の振動や
衝突を防いでください。
運搬はロボットコントローラの取扱説明書または組立説明書の指示に従って
行ってください。
外部軸 (KUKA リニアユニット、傾斜回転テーブル、ポジショナーなど ) の
決められた運搬姿勢を守ってください。 運搬は外部軸の取扱説明書または組
立説明書の指示に従って行ってください。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
3.8.4
使用開始と使用再開
初めて設備および装置を使用する前に点検を行い、設備および装置がすべて
揃っており、機能する状態にあり、これらを安全に運転できること、さらに
損傷などを認識できることを確認してください。
この点検にあたっては、その時点に適用されている国または地方の労働安全
衛生規則に注意します。 さらに、すべての安全回路が確実に機能するかテス
トしてください。
エキスパートおよび管理者として KUKA システムソフトウェアにログオン
するためのパスワードは運転開始前に変更し、権限のある作業員以外には
知られないようにしてください。
断線 /
ショート
危険!
ロボットコントローラは各産業用ロボットに合わせて事前に構成されてい
ます。 ケーブルを取り違えるとマニピュレータおよび外部軸 ( オプション )
に間違ったデータが送られ、それによって人身事故や物損が生じることが
あります。 複数のマニピュレータで構成されるユニットの場合は、必ずマ
ニピュレータと該当するロボットコントローラに接続ケーブルを接続して
ください。
警告!
KUKA Roboter 社の納入範囲に含まれない補助的なコンポーネント ( ケー
ブルなど ) を産業用ロボットに統合する場合は、それらのコンポーネント
によって安全機能を妨げられたり、機能が停止されられたりすることがな
いようにする責任を設備管理者が負います。
注意!
ロボット制御装置の制御箱内部の温度が周囲温度と大きく異なると、結露
が発生して電気系に損傷を与えることがあります。ロボット制御装置の運
転は制御箱内部の温度が周囲温度に適応してから開始してください。
安全機能に関係し、ロボットコントローラや SafeRDW によって検出されな
い断線やショートは、( 設計などによって ) 排除するか 、(PLC または出力
の点検などによって ) 顧客側で見つける必要があります。
推奨: 設計によってショートを排除します。 これに関しては EN ISO
13849-2、表 D.5、D.6、D.7 を守ってください。
一覧: ロボットコントローラや SafeRDW に検出されないショート
ショート
0 V のショート
24 V のショート
出力接点間のショート
異なる出力の接点間のショート
ESC 出力と ESC 入力とのショート
異なる ESC 入力のチャネル間のショ
ート
箇所
「駆動系 ON」の ESC 出力
「非常停止」の ESC 出力
「駆動系 ON」の ESC 出力
「非常停止」の ESC 出力
「モード」の ESC 出力
SafeRDW 入力
「駆動系 ON」の ESC 出力
「非常停止」の ESC 出力
「モード」の ESC 出力
ESC 入力
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
機能点検
マシンデータ
3 安全性
ショート
2 つの SafeRDW 入力間のショート
SafeRDW 入力上の SafeRDW 出力の
ショート
箇所
SafeRDW 入力
SafeRDW 出力、SafeRDW 入
力
使用開始および使用再開前に、以下の点検を行います。
点検全般:
次の点を確認します。
産業用ロボットが説明書に記載されているとおりに正しく設置され、固
定されていること。
産業用ロボットに異物がないこと、壊れた部品や緩んだり外れていたり
する部品がないこと。
必要な保護装置がすべて正しく取付けられており、機能すること。
産業用ロボットの接続負荷が、使用地域の電源電圧およびネットワーク
構成に合っていること。
アース線および等電位線が使用電力に十分に対応できるように設計され
ており、正しく接続されていること。
接続ケーブルが正しく接続されており、プラグが外れないように固定さ
れていること。
安全関連回路の点検:
以下の安全回路で機能テストを行って、回路が正常に作動することを確認す
る必要があります。
ローカルの非常停止装置 (= KCP の非常停止ボタン )
外部非常停止装置 ( 入出力 )
確定装置 ( テストモードで使用 )
オペレータガード ( 自動モードで使用 )
条件を満たす入力 ( 接続されている場合 )
その他の使用安全関連の入出力すべて
低速制御の点検:
この点検は、次の要領で行います。
1. 直線経路をプログラミングし、速度には可能な最高速度をプログラミン
グします。
2. 経路の長さを指定します。
3. 経路をオーバーライド 100% の T1 モードで移動し、ストップウォッチ
でその移動時間を計ります。
警告!
経路出発中は、危険エリアに誰も入ってはいけません。
4. 経路の距離と計測した時間から速度を計算します。
低速制御は以下の結果が得られれば、正しく機能します。
それによって求められた速度が 250 mm/ 秒を超えていない。
ロボットがプログラムされたとおりに ( 真っ直ぐ、ずれることなく ) 経路
を出発した。
ロボットコントローラに付いている機種銘板に記載されているマシンデータ
が、組込み宣言書に記載されているのと同じであることを確認してくださ
い。 マニピュレータおよび外部軸 ( オプション ) の機種銘板に記載されてい
るマシンデータは使用開始時に登録する必要があります。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
3.8.5
ウィルス保護およびネットワーク安全性
産業用ロボットの設備管理者には、ソフトウェアが常に最新のウィルス保護
で保護されているようにする責任があります。 ロボットコントローラが会社
のネットワークやインターネットへの接続が可能なネットワークに統合され
ている場合は、そのロボットのネットワークをファイアウォールで外部から
保護することをお奨めします。
弊社製品を最適にご使用いただくため、定期的にウィルス保護を実行する
ことをお奨めしています。セキュリティの更新に関する情報については、 www.kuka.com をご覧ください。
3.8.6
手動運転
警告!
間違ったマシンデータがロードされている場合は、産業用ロボットを運転
してはいけません! 誤ったマシンデータでロボットを動かすと、死亡事
故、重傷事故または甚大な物損事故につながるおそれがあります。 必ず正
しいマシンデータをロードしてください。
手動運転はセットアップ作業用の運転です。 セットアップ作業とは、産業用
ロボットが自動運転できる状態にするために行うすべての作業をいいます。
セットアップ作業には以下の作業があげられます。
ジョグモード
教示
プログラミング
プログラム検証
手動運転時には以下の点に注意してください。
駆動装置が必要ない場合はスイッチを切り、マニピュレータや外部軸 (
オプション ) が誤って動き出さないようにしてください。
新しいプログラムや変更されたプログラムは、必ず最初に手動低速モー
ド (T1) でテストする必要があります。
工具、マニピュレーター、外部軸 ( オプション ) がフェンスに接触した
り、フェンスを越えたりすることがあってはなりません。
ワーク、ツールおよびその他のものが、産業用ロボットの動作によって
挟み込まれたり、ショートしたり落下することがあってはなりません。
すべてのセットアップ作業はできれば、防護装置で仕切られたスペース
外で行います。
セットアップ作業をやむなく防護装置で仕切られたスペース内で行う場合に
は、以下の点に注意してください。
手動低速 (T1) モードの場合:
可能であれば、防護装置で仕切られたスペース内に他の人が入いらない
ようにしてください。
複数人が防護装置で仕切られたスペース内に留まることが必要である場
合には、以下の点に注意します。
各人に確定装置を持たせます。
全員から産業用ロボットがよく見える状態でなければなりません。
常に各人がお互いに視線を交わせる状態でなければなりません。
オペレーターは危険エリアが良く見え、危険を回避できる場所で作業し
なければなりません。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
3 安全性
手動高速 (T2) モードの場合:
このモードは、アプリケーションに対して手動低速よりも高速でテスト
を行う必要のある場合にのみ使用できます。
このモードでは、教示とプログラミングはできません。
オペレーターはテスト開始前に、確定装置が機能することを確認してく
ださい。
オペレーターは危険エリア外で作業しなければなりません。
防護装置で仕切られたスペース内に他の人が入っていてはいけません。
オペレーターは他の人が入らないように注意してください。
3.8.7
シミュレーション
シミュレーションプログラムは、完全に現実に即したものではありません。
シミュレーションプログラムで作成したロボットプログラムは、システムの
手動低速度モード (SSTEP T1) で試験する必要があります。プログラムの修
正が必要な場合もあります。
3.8.8
自動モード
自動モードは以下の安全措置が守られている場合にのみ使用できます。
すべての安全装置および保護装置が装備されており、機能すること。
ユニット内に入っている人がいないこと。
決められた作業手順を守ること。
マニピュレータや外部軸 ( オプション ) が明らかな理由なく停止した場合
は、非常停止機能が作動するまで危険エリアに入ってはいけません。
3.8.9
メンテナンスおよび修理
ロボットシステムのメンテナンスおよび修理をしたら必ず、求められる安全
水準が保たれているか点検します。 この点検にあたっては、その時点に適用
されている国または地方の労働安全衛生規則に注意します。 さらに、すべて
の安全回路が確実に機能するかテストしてください。
メンテナンスおよび修理によって、正常な機能状態を保つと共に、故障時に
はそれを復旧します。 修理には故障の特定と修理作業が含まれます。
産業用ロボットへの作業を行う際の安全措置は以下の通りです。
作業は危険エリア外で行ってください。 危険エリア内で作業を行う場合
は、作業員の安全を確保するために、設備管理者が追加的な保護措置を
取り決めなければなりません。
産業用ロボットのスイッチを切り、スイッチが入らないように ( 南京錠
などで ) ロックします。 ロボットコントローラーのスイッチを入れた状
態で作業を行う場合は、作業員の安全を確保するために、設備管理者が
追加的な保護措置を取り決めなければなりません。
ロボットコントローラのスイッチを入れた状態で作業を行う場合は、必
ず T1 モードで行ってください。
ユニットに作業中出あることを示す看板を付けてください。 この看板は
作業を一時的に中断する場合にも取り付けておかなければなりません。
非常停止装置は有効にしておかなければなりません。 メンテナンス作業
や修理作業のために安全機能や防護装置を無効にする場合は、作業を終
了したら直ちに保護機能を回復させる必要があります。
機能に問題のあるコンポーネントは同じ商品番号の新しいコンポーネント
か、KUKA ロボター社が同等の製品であると承認したコンポーネントと交換
してください。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
ロボットコントロ
ーラ
バランス
危険物質
掃除およびお手入れは取扱説明書の指示に従って行ってください。
ロボットコントローラがオフになっている時も、周辺機器につながれている
部品には電圧がかかっていることがあります。 そのためロボットコントロー
ラに作業するときは外部ソースのスイッチを切る必要があります。
ロボットコントローラのコンポーネントに作業する際は、静電気敏感性デバ
イス (ESD) に関する規則を守ってください。
コンポーネントの中にはロボットコントローラのスイッチを切った後も数分
間、 50 V ( から 600 V) の電圧がかかっている可能性のあるものもあります。
命に関わるケガを防ぐため、その間は産業用ロボットへの作業を行ってはい
けません。
水やほこりがロボットコントローラに入らないようにしてください。
ロボットの中には流体バランサ、スプリングバランサ、ガスバランサのいず
れかが装備されている仕様のものがあります。
流体バランサおよびガスバランサは圧力機器で、監視が義務づけられている
設備のひとつです。 バランサシステムは、ロボット機種に応じて圧力機器指
令のカテゴリ 0、II または III、液体グループ 2 に適合します。
設備管理者は圧力機器に関する各国の法律、規則、規格を守らなければなり
ません。
操業中の安全に関する通達 14、15 項に基づくドイツでの検査期限。運転開
始前に設置場所で管理者が検査。
バランサに作業する際の安全措置は以下のとおりです。
バランサシステムにサポートされているマニピュレータのアセンブリは
固定されていなければなりません。
資格のない作業員はバランサシステムへの作業を行ってはなりません。
危険物質を取り扱う際の安全措置は以下の通りです。
長時間および繰返し集中して皮膚に触れないようにしてください。
油の霧や蒸気を吸い込まないようにしてください。
皮膚の洗浄と保護に配慮してください。
弊社製品を安全にご使用いただくため、危険物質メーカーから最新の安全
データシートをお取り寄せいただくことをお奨めします。
3.8.10 使用停止、保管および廃棄
産業用ロボットの使用停止、保管、廃棄は各国の法律、規則、規格に従って
行ってください。
3.8.11 「単一制御点」(Single Point of Control) に対する安全措置
概要 特定のコンポーネントを産業用ロボットで使用する場合に、「単一制御点」
(Single Point of Control) の原則を完全に実現するために、安全措置を講じる
必要があります。
コンポーネント:
SUBMIT インタプリタ
PLC
OPC サーバー
リモートコントロールツール
外付けキーボード / マウス
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
3 安全性
SUBMIT インタプ
リタ、PLC
OPC サーバー、リ
モートコントロー
ルツール
外付けキーボード /
マウス
他の安全措置が必要になることがあります。 これについては、ロボットシ
ステムのアプリケーションに応じて必要な措置を、ユニットのシステムイ
ンテグレータ、プログラマまたは設備管理者が責任を持って行います。
ロボットコントローラの周辺機器のアクチュエータの安全な状態を知ってい
るのはシステムインテグレータのみです、そのためシステムインテグレータ
は、非常停止時などにアクチュエータが安全な状態になるようにする義務を
負います。
駆動装置またはグリッパなどを I/O システムを介して SUBMIT インタプリタ
または PLC で始動させるようになっており、それ以外に始動を制御するも
のがない場合には、T1 および T2 モードでも、あるいは非常停止機能が有効
になっている間も、この方法で始動させます。
SUBMIT インタプリタまたは PLC でロボット動作 ( オーバーライドなど ) に
作用する変数を変更する場合、この変更は T1 および T2 モードでも、ある
いは非常停止の待機中にも有効です。
安全措置:
安全関連の信号や変数 ( モード、非常停止、安全ドアの接触など ) は、
Submit-Interpreter または PLC で変更しないでください。
それでも変更が必要な場合には、Submit-Interpreter または PLC によっ
て危険な状態にされないようにすべての安全関連の信号や変数をバイン
ドさせる必要があります。
これらのコンポーネントを使うと、プラント内にいる人員に気づかれること
なく、ロボットコントローラのプログラム、出力あるいはその他パラメータ
の書込み権限を変更することができます。
安全措置:
KUKA は、これらコンポーネントを診断および視覚化専用に指定してい
ます。
ロボットコントローラのプログラム、出力またはその他パラメータは、
これらコンポーネントでは変更できません。
これらのコンポーネントを使うと、プラント内にいる人員に気づかれること
なく、ロボットコントローラのプログラム、出力あるいはその他パラメータ
を変更することができます。
安全措置:
ロボットコントローラ 1 台につき、操作ユニット 1 台のみを使用しま
す。
プラント内で KCP で作業する場合、あらかじめキーボードとマウスを
ロボットコントローラから外しておきます。
3.9
適用規格および規則
名称
2006/42/EC
2004/108/EC
定義
機械指令:
機械に関するもので、指令 95/16/EC ( 改訂 ) を変更する
ための、2006 年 5 月 17 日の欧州議会および理事会の指
令 2006/42/EC
EMC 指令:
電磁両立性に関する加盟国の法規定の調整および指令 89/
336/EEC を廃止するための、2004 年 12 月 15 日の欧州
議会および理事会の指令 2004/108/EC
発行
2006
2004
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
名称
97/23/EC
EN ISO 13850
EN ISO 13849-1
EN ISO 13849-2
EN ISO 12100-1
EN ISO 12100-2
EN ISO 10218-1
EN 614-1
EN 61000-6-2
EN 61000-6-4
EN 60204-1
定義
圧力機器指令:
圧力機器に関する加盟国の法規定を調整するための 1997
年 5 月 29 日の欧州議会および理事会の指令 97/23/EC
機械類の安全性:
非常停止の設計原則
機械類の安全性:
制御システムの安全関連部品、第 1 部: 設計の一般原則
機械類の安全性:
制御システムの安全関連部品、第 2 部: 妥当性確認
機械類の安全性:
基本概念、設計の一般原則 第 1 部: 基本用語、方法
機械類の安全性:
基本概念、設計の一般原則 第 2 部: 技術原則
産業用ロボット:
安全性
機械類の安全性:
人間工学に基づく設計原則、第 1 部: 用語および一般原
則
電磁両立性 (EMC):
第 6 部第 2 節: 共通規格 工業環境におけるイミュニテ
ィ
電磁両立性 (EMC):
第 6 部第 4 節: 共通規格 工業環境におけるエミッショ
ン
機械類の安全性:
機械の電気装置、第 1 部: 一般要求事項
発行
1997
2008
2008
2008
2003
2003
2008
2006
2005
2007
2006
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
4
4.1
説明
4.2
寸法
4 プラニング
プラニング
電磁両立性 (EMC)
外部からの接続ケーブル ( フィールドバスなど ) を制御 PC につなぐ場合
は、必ず十分な遮蔽度を持つシールドケーブルを使用してください。 ケーブ
ルのシールドはキャビネットの PE レール上でシールドターミナル ( ネジ留
め式で、クランプリング式でないもの ) を使用して広範囲にわたって行いま
す。
ロボットコントローラは、工業生産環境でのみ使用できます。
据付条件
図 4-1: 寸法 (mm)
1 冷却装置 ( オプション )
2 正面図
3 側面図
4 上面図
図 (
>>> 図 4-2 ) は、ロボットコントローラの最低間隔を示すものです。必
ずこれ以上の間隔を開けてください。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
アタッチメントを
含む最低間隔
図 4-2: 最低間隔 (mm)
1 冷却装置 ( オプション )
警告!
最低間隔を守らない場合には、ロボットコントローラを損傷するおそれが
あります。 指定された最低間隔を必ず守ってください。
ロボットコントローラに行うメンテナンスおよび修理作業の中には、側面
または背面から行わねばならないものがあります。 この作業のため、ロボ
ットコントローラのあらゆる場所に手が届く状態でなければなりません。
側面または背面パネルに手が届かない場合には、作業できる位置にロボッ
トコントローラを移動できるようにしておいてください。
図 4-3: 上置き、テクノロジーキャビネットとの最低間隔
1 トップマウンテッドキャビネ
ット
2 テクノロジーキャビネット
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
ドアの旋回範囲
穴
図 4-4: 制御盤ドアの旋回範囲
1 台置きの場合の旋回範囲:
PC フレーム付きドア 約 180 度
隣接させて置く場合の旋回範囲:
Tür ca. 155 °
4 プラニング
図 4-5: 床固定用ボア
1 上面図
2 下面図
4.3
電源接続
接続条件
公称電源電圧
公称電圧の許容範囲
電源周波数
ロボットコントローラー接続ポイ
ントまでのインピーダンス
公称入力電力
標準
AC 3x400 V ~ AC 3x415 V
400 V -10 % ~ 415 V +10 %
49 ... 61 Hz
300 mΩ 以下
7.3 kVA、銘板を参照
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
ケーブル長
公称入力電力
重可搬ロボット
パレタイジングロボット
プレス連結ロボット
電源側ヒューズ
漏電遮断器を使用している場合:
遮断電流差
等電位ボンディング
13.5 kVA、銘板を参照
最低 3x25 A 遅断型、最高 3x32 A
遅断型、銘板を参照
ロボットコントローラーごとに
300 mA、 AC/DC 対応
等電位ボンディングケーブルおよ
び全保護接地導体の共通の中性点
は電源部の基準バスになります。
ご注意 !
インピーダンスが 300 mΩ を超えると、不利な条件下では、地絡した時に
サーボドライブのバックアップヒューズが作動しなかったり、作動が遅れ
ることがあります。ロボットコントローラの接続ポイントまでのインピー
ダンスは、300 mΩ 以下でなければなりません。
ご注意 !
ロボットコントローラを銘板に表示されていない電圧で作動させると、ロ
ボットコントローラが正しく機能しなかったり、電源アダプタが故障する
ことがあります。ロボットコントローラは必ず、銘板に表示されている電
圧で作動させてください。
要注意!
中性点が接地されていない電源にロボットコントローラーを接続して使用
する、ロボットコントローラーの故障や電源アダプターを損傷の原因にな
ることがあります。 電圧によってケガをする恐れもあります。 ロボットコ
ントローラーは必ず中性点が接地された電源で運転してください。
この装置は EN55011 の等級 A に区分され、低圧自家発電設備 ( 変電所、
発電所 ) の電力供給網内で運転することが認められています。公共の電力
供給網から電力の供給を受けて運転する場合には、必ず事前に管轄の電力
会社の同意を得てください。
ケーブル名、ケーブル長 ( 標準 )、特殊長さについては次の表を参照してく
ださい。
ケーブル
モータケーブル
データケーブル
XS1 付き電源ケーブル
( オプション )
標準長さ (m)
7
7
3
特殊長さ (m)
15 / 25 / 35 / 50
15 / 25 /35 / 50
-
ケーブル
KCP ケーブル
標準長さ (m)
10
延長 (m)
10 / 20 / 30/ 40
KCP 延長ケーブルを使用する場合は 1 本だけにして、ケーブル全長が 60 m を超えないようにしてください。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
4.4
説明
4 プラニング
電源接続
ロボット制御装置は次のポートで電源に接続でまきす。
端子部の Harting コネクタ X1
CEE プラグ XS1。ケーブルはロボット制御装置から引きます ( オプショ
ン )
概要
図 4-6: 電源接続
* N 導体は 400 V 電源の 「サービスコンセント」オプション専用です。
ロボット制御装置は必ず回転磁界が右回転の回路網に接続してください。
そうしないとファンモータが正しい方向に回転しないことがあります。
4.4.1
X1 Harting コネクタを使って電源接続
説明 ロボットコントローラーには Harting コネクターパッケージが同梱されてい
ます。 コネクター X1 でロボットコントローラーを電源に接続します。
図 4-7: 電源ポート X1
1 Harting コネクターパッケージ ( オプション )
2 電源ポート X1
4.4.2
CEE プラグ XS1 を介した電源接続
説明 このオプションでは CEE プラグを使用してロボットコントローラを電源に
接続します。長さ約 3 m のケーブルはケーブルグランドを介してメインスイ
ッチにつながっています。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
4.5
図 4-8: 電源ポート XS1
1 ケーブルグランド
2 CEE プラグ
非常停止回路と防護装置
以下に、ロボットシステムの非常停止回路および防護装置と周辺機器の接続
方法の例を示します。
例
図 4-9: ロボットと周辺機器
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
4 プラニング
例
図 4-10: ロボットと周辺機器および外部電源
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
例
4.6
説明
図 4-11: 安全ドアモニター
番号
1
2
3
4
5
6
エレメント
リリーススイッチ (安全ドア
が閉まっているとき)
-
説明
-
このスイッチは、必ず保護ス
ペース外に取り付けてくださ
い。
ドア用リミットスイッチ
ドア用リミットスイッチ (安
全ドア閉)
ドア用リミットスイッチ (安
全ドア開)
安全ドアモニター
インターフェース X11
-
-
Pilz 社製 PST3 など
インタフェース X11
非常停止装置の接続、または上位コントローラ (PLC など ) で非常停止装置
の相互接続を行うには、インタフェース X11 を介して接続する必要があり
ます。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
配線
4 プラニング
次の点に注意してインタフェース X11 の配線を行います。
プラントコンセプト
安全コンセプト
CI3 ボードの種類応じて使用できるシグナルおよび機能が異なります。
(
>>> 1.5.1 "CI3 ボードの概要 " ページ 14)
上位コントローラへの統合に関する詳細については、システムインテグレ
ータ用の取扱説明書およびプログラミング説明書を参照してださい ( 「外
付け自動システムのシグナルグラフ」の章 )。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
コネクタの割当て
図 4-12
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
シグナル
内部 +24 V
内部 0 V
外部 24 V
外部 0 V
Pin
106
107
88
89
+24 V
0 V
+24 V
0 V
テスト出力 A
( テスト信号 )
テスト出力 B
( テスト信号 )
38
41
19
23
25
39
ローカル非常停
止 チャネル A
ローカル非常停
止 チャネル B
外部非常停止 チ
ャネル A
43
20 / 21
2 / 3
4
外部非常停止 チ
ャネル B
22
確定 チャネル A 6
確定 チャネル B 24
5
7
36
18
90
72
1
保護装置 チャネ
ル A
保護装置 チャネ
ル B
駆動系 OFF 外部
チャネル A ( シ
ングルチャネル )
駆動系 ON 外部
チャネル B ( シ
ングルチャネル )
8
26
42
44
説明
ESC 供給電流最高 2A
外部電源がない場合は、内部
24 V/0 の後でブリッジする必
要があります。
外部装置供給用の 24 V の制
御電圧、最高 4 A。
外部装置供給用の 24 V の制
御電圧、最高 6 A。
チャネル A の各インタフェー
ス入力がクロックパルスを発
振する電圧を使用できるよう
にします。
チャネル B の各インタフェー
ス入力がクロックパルスを発
振する電圧を使用できるよう
にします。
出力、内部非常停止の無電位
接点、最高 24 V、600 mA。
非常停止、デュアルチャネル
入力、最高 24 V、10mA。
備考
連結されたプラントの場合は
外部電源を使用することお勧
めします。
オプション
オプション
います。
4 プラニング
接続例:イネーブルスイッチ
はチャネル A で Pin 1 (TA_A)
および Pin 6 に接続します。
接続例:安全ドアのロックは
チャネル B の Pin 19 (TA_B)
および Pin 26 に接続します。
未操作状態では接点は閉じて
デュアルチャネルの外部イネ
ーブルスイッチに無電位接点
を接続するのに使用。最高 24
V、10 mA。
安全ドアロックのデュアルチ
ャネル接続用、最高 24 V、10 mA。
外部スイッチを接続しない場
合は Pin 5 と 6 および Pin 23
と 24 をブリッジする必要が
あります。テストモードでの
み機能します。
自動モードでのみ機能しま
す。
この入力には無電位接点 (b 接
点 ) を接続できます。この接
点が開くと駆動系のスイッチ
がオフになります。最高 24
V、10 mA。
無電位接点の接続用
この入力を使用しない場合
は、Pin 41/42 をブリッジする
必要があります。
パルスが 200 ms を超えると
駆動系がオンになります。シ
グナルが常時発信されていて
はいけません。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
シグナル
駆動系 ON チャ
ネル B
Pin
29 / 30
駆動系 ON チャ
ネル A
11 / 12
モードグループ
自動
モードグループ
テスト
48 / 46
48 / 47
条件を満たす入
力 チャネル A
条件を満たす入
力 チャネル B
50
51
説明
無電位接点 ( 最高 7.5 A) が
「駆動 ON」を報告。
これらの接点は CI3 Extended
または CI3 Tech ボードを使
用している場合にのみありま
す。
無電位接点 ( 最高 2 A) が 「駆
動 ON」を報告。
これらの接点は CI3 Extended
または CI3 Tech ボードを使
用している場合にのみありま
す。
安全回路の無電位接点がモー
ドを報告します。
これらの接点は CI3 Extended
または CI3 Tech ボードを使
用している場合にのみありま
す。
O シグナルはあらゆるモード
においてカテゴリ 0 の 「スト
ップ」を引き起こします。
備考
コンタクタ 「駆動 ON」の動
作中は閉じています。
コンタクタ 「駆動 ON」の動
作中は閉じています。
接点 「自動 48/46」は KCP
で自動または外部が選択され
ているときに閉じています。
接点「テスト 48/47」は KCP
で Test 1 または Test 2 が選
択されているときに閉じてい
ます。
これらの入力を使用する場合
は、Pin 50 をテスト出力 38
で、Pin 51 をテスト出力 39
でブリッジする必要がありま
す。
I/O
インタフェース X11 に対応しているのはピンインサート付きの 108 ピン
Harting コネクタです ( タイプ Han 108DD、ハウジングサイズ 24 B)。
I/O は次のコンポーネントで構成を設定できます。
MFC 経由の DiviceNet ( マスター )
オプションのフィールドバスカード
Interbus
Profibus
DeviceNet
Profinet
特殊なカスタマインタフェース
4.6.1
回路の例 X11
プラグ X11 はピンインサートのある Harting コネクタです ( タイプ Han
108DD、ハウジングサイズ 24 B)。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
プラグ割当て
4 プラニング
4.7
説明
図 4-13: 回路の例 X11
注意 !
回路の例 X11 は運転開始またはトラブルシューティングを使用すると、
ロボットシステムの接続されている安全関連コンポーネントが作用しませ
ん。
PE 等電位ボンディング
ロボットシステムの使用を開始する前に、必ず以下のケーブルを接続してく
ださい。
16 mm 2 のケーブルを等電位ボンディングとしてロボットとロボットコ
ントローラ間に接続します。
もう 1 本の PE ケーブルを、電源キャビネットの PE レールとロボット
コントローラの PE ピンの間に接続します。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
図 4-14: ケーブルダクトを用いたロボットコントローラーとロボットの等電
位ボンディング
1 電源キャビネットのメイン PE レールへの保護導体
2 ロボットコントローラのポート
3 ロボット側の等電位ボンディングコネクタ
4 ロボットコントローラからロボットへの等電位ボンディング
5 ケーブルダクト
6 ケーブルダクト始端から主等電位ボンディングへの等電位ボンディ
ング
7 主等電位ボンディング
8 ケーブルダクト終端から主等電位ボンディングへの等電位ボンディ
ング
図 4-15: ロボット制御装置とロボットの等電位ボンディング
1 電源キャビネットの主 PE レールへの保護導体
2 ロボットコントローラのポート
3 ロボットコントローラからロボットへの等電位ボンディング
4 ロボット側の等電位ボンディングポート
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
4.8
説明
4.9
4 プラニング
KCP カプラーの可視化 ( オプション )
取り付け / 取り外し可能な KCP を使用してロボットコントローラーを運転
する場合は、次のシステム変数を可視化する必要があります。
$T1 (T1 モード )
$T2 (T2 モード )
$Ext ( 外部モード )
$Aut ( 自動モード )
$ALARM_STOP
$Pro_Act ( プログラムアクティブ )
表示は I/O または PLC で構成できます。 システム変数はファイル 「STEU/
$MACHINE.DAT」で表示できます。
警告!
KCP を取り外すと、KCP の非常停止ボタンを操作しても生産ラインを停
止できません。 人身事故や物損を防ぐため、外部非常停止を必ずインター
フェース X11 に接続してください。
パフォーマンスレベル
ロボットコントローラの安全機能は、EN ISO 13849-1 のカテゴリー 3 およ
びパフォーマンスレベル (PL) d に対応しています。
4.9.1
安全機能の PFH 値
安全に関する指標は、耐用年数を 20 年として計算されています。
コントローラーの PFH 値の信頼性は、非常停止ボタン、モード選択スイッ
チの点検周期およびコンタクターのスイッチ頻度が守られている場合にのみ
有効です。 非常停止ボタンおよびモード選択スイッチは少なくとも半年に 1
度は操作してください。 スイッチパスにあるコンタクターのスイッチ頻度
は、1 年 2 回以上、1 日 100 回以内です。
生産ラインに対して行われる安全機能を評価する際には、複数のコントロー
ラーを組合せているときに、PFH 値をコントローラーの台数分だけ考慮す
る必要があります。 これが該当するのは、RoboTeam 生産ラインまたは複
数の危険エリアが重なるところです。 安全機能に対して計算された PFH 値
は、パフォーマンスレベル d の範囲内でなければなりません。
PFH 値はそれぞれ、コントローラーの各仕様の安全機能に対するものです。
安全機能の分類:
標準安全機能 (ESC)
非常停止装置 (KCP、キャビネット、顧客専用インターフェース )
作業者防護装置 ( 顧客専用インターフェース )
イネーブル (KCP、顧客専用インターフェース )
モード (KCP、顧客専用インターフェース )
安全停止 ( 顧客専用インターフェース )
KUKA.SafeOperation 安全機能 ( オプション )
軸空間の監視
デカルト空間の監視
軸速度の監視
デカルト速度の監視
軸加速度の監視
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
静止状態の監視
ツールの監視
コントローラーの仕様と PFH 値の一覧表:
ロボットコントローラー機種
(V)KR C2 (edition2005)
(V)KR C2 (edition2005) とトップマウンテッドキャビ
ネット 1 台
(V)KR C2 (edition2005) とトップマウンテッドキャビ
ネット 2 台
(V)KR C2 (edition2005)、KCP カプラー装備
(V)KR C2 (edition2005)、KUKA.SafeOperation 装備
(V)KR C2 (edition2005) 、トップマウンテッドキャビ
ネット 2 台および KUKA SafeOperation 装備
KR C2 (edition2005) titan
KR C2 (edition2005) titan、トップマウンテッドキャビ
ネット装備
KR C2 (edition2005) titan、KCP カプラー装備
KR C2 (edition2005) titan、KUKA.SafeOperation 装備
(V)KR C2 (edition2005) RoboTeam ( 標準 )、スレーブ
5 台装備
(V)KR C2 (edition2005)、Safetybus ゲートウェイ装備
(V)KR C2 (edition2005)、Safetybus ゲートウェイおよ
び KCP カプラー装備
(V)KR C2 (edition2005)、KCP カプラー、Safetybus
ゲートウェイおよび KUKA.SafeOperation ( オプトカ
プラーとトップマウンテッドキャビネット経由で I/O
接続 ) 装備
(V)KR C2 (edition2005) RoboTeam (KCP カプラー、
Safetybus ゲートウェイ装備 )、スレーブ 2 台、トッ
プマウンテッドキャビネット各 2 台および
KUKA.SafeOperation 装備
(V)KR C2 (edition2005) RoboTeam ( 標準 )、スレーブ
5 台および KUKA.SafeOperation 装備
KR C2 (edition2005) titan、Safetybus ゲートウェイ装
備
KR C2 (edition2005) titan、Safetybus ゲートウェイお
よび KCP カプラー装備
3 x 10
3 x 10
3 x 10
3 x 10
-7
-7
-7
-7
ここに挙げられていない仕様のコントローラーについては、KUKA ロボタ
ー GmbH にお問い合わせください。
PFH 値
1 x 10 -7
1 x 10 -7
1 x 10 -7
1 x 10 -7
1 x 10 -7
1 x 10 -7
1 x 10 -7
1 x 10 -7
1 x 10 -7
1 x 10 -7
3 x 10 -7
3 x 10 -7
3 x 10 -7
3 x 10 -7
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
5 運搬
5 運搬
5.1
条件
必要な資材
手順
運搬運搬用ハーネス使用
ロボットコントローラのスイッチがオフになっていること。
ロボットコントローラに接続されているケーブルがないこと。
ロボットコントローラのドアが閉じていること。
ロボットコントローラが垂直に立っていること。
転倒保護ブラケットをロボットコントローラに固定していること。
運搬用ハーネス、運搬クロス有り/なし
1. 運搬クロス有り/なしの運搬用ハーネスは、ロボットコントローラの 4
つのアイボルトすべてに引っ掛けます。
図 5-1: 運搬用ハーネスを使用した運搬
3
4
1
2
ロボットコントローラのアイボルト
正しく玉掛した運搬用ハーネス
正しく玉掛した運搬用ハーネス
間違った玉掛けをした運搬用ハーネス
2. 運搬用ハーネスをにクレーンに引っ掛けます。
危険!
ロボットコントローラを持ち上げた状態で運搬を急ぎすぎると、ロボット
コントローラが揺動してケガや物損につながることがあります。 ロボット
コントローラはゆっくりと運んでください。
3. ロボットコントローラはゆっくり持ち上げて運んでください。
4. ロボットコントローラは目的地でゆっくり降ろしてください。
5. ロボットコントローラから運搬用ハーネスを外します。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
5.2
条件
リフトトラックによる運搬
ロボットコントローラのスイッチがオフになっていること。
ロボットコントローラに接続されているケーブルがないこと。
ロボットコントローラのドアが閉じていること。
ロボットコントローラが垂直に立っていること。
転倒保護ブラケットをロボットコントローラに固定していること。
手順
5.3
条件
図 5-2: リフトトラックによる運搬
1
2
転倒保護ブラケットを付けた状態の制御盤
床から持ち上げた状態のロボットコントローラ
運搬フォークリフトによる
ロボットコントローラのスイッチがオフになっていること。
ロボットコントローラに接続されているケーブルがないこと。
ロボットコントローラのドアが閉じていること。
ロボットコントローラが垂直に立っていること。
転倒保護ブラケットをロボットコントローラに固定していること。
手順
5.4
図 5-3: フォークリフトによる運搬
1
2
フォークリフトポケット付きロボットコントローラ
変圧器取付けキットのあるロボットコントローラ
キャスターによる運搬 ( オプション )
ロボットコントローラはキャスターを利用してキャビネットの列から引き出
したり、元にもどすことができるだけで、決して運搬してはなりません。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
5 運搬
図 5-4: キャスターによる運搬
警告 !
ロボットコントローラをフォークリフトや電気車両などで牽引すると、キ
ャスターおよびロボットコントローラを損傷するおそれがあります。ロボ
ットコントローラを牽引車両などにつないで、キャスターを利用して運搬
することを禁止します。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
6 起動と再送
6
6.1
起動と再送
概要起動
ここに、立ち上げ手順の中で最も重要な手順の概要を示しています。 詳細
な手順はアプリケーション、マニピュレータータイプ、使用するテクノロ
ジーパッケージ、そしてお客様固有のその他の事情によって異なります。
そのためこの一覧に必要な手順がすべて記載されているとは限りません。
この概要は産業ロボットの起動に関するものです。 生産ライン全体の運転
開始はこの説明書の対象ではありません。
ロボット
ステップ
1
2
説明
ロボットの目視検査
ロボットの固定具の取付け ( アンカー、機械
フレーム固定具、増設フレーム )
ロボットの据付け 3
電気系
手順
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
情報
詳細についてはロボットの取扱説
明書または組立説明書を参照して
ください ( 「使用開始と使用再
開」の章 )。
説明
ロボットコントローラーの目視検査の実行
ロボットコントローラーに結露が発生してい
ないことを確認してください。
ロボットコントローラーの設置
-
-
情報
接続ケーブルの接続
KCP の接続
ロボットとロボットコントローラー間の等電
位ボンディングの敷設
ロボットコントローラーを電源に接続する
バッテリー過放電保護の解除
インターフェース X11 の構成と接続。
注意:インターフェース X11 の配線が行われ
ていないと、ロボットは手動移動できません。
ロボットコントローラーのスイッチオン
ファンの回転方向の確認
安全装置の点検
ロボットコントローラーと周辺機器の間の入
出力の構成
(
(
(
(
(
(
(
(
(
詳細についてはロボットコントロ
ーラーの取扱説明書を参照してく
ださい ( 「安全」の章 )。
詳細についてフィールドバスの説
明書を参照してください
ソフトウェア
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
ステップ
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
説明
マシンデータの点検。
RDC のデータをハードディスクに転送。
負荷なしでロボットをマスタリング。
6 軸パレタイジングロボットのみ:
パレイタジングモードの起動。
ツールを取り付け、負荷を付けてロボットを
マスタリング。
情報
詳細については取扱説明書および
プログラミング説明書を参照して
ください。
詳細についてはシステムインテグ
レータ用の取扱説明書およびプロ
グラミング説明書を参照してくだ
さい。
詳細については取扱説明書および
プログラミング説明書を参照して
ください。
詳細についてはシステムインテグ
レータ用の取扱説明書およびプロ
グラミング説明書を参照してくだ
さい。
詳細については取扱説明書および
プログラミング説明書を参照して
ください。
ソフトウェアリミットの点検および調整。
ツールの測定。
固定ツールの場合: 外部 TCP の測定。
重量データの入力
ベースの測定。 ( オプション )
固定ツールの場合: ワークの測定。 ( オプショ
ン )
上位コントローラでロボットを制御する場合:
外付け自動システムのインタフェースの構成。
詳細については取扱説明書および
プログラミング説明書を参照して
ください。
詳細についてはシステムインテグ
レータ用の取扱説明書およびプロ
グラミング説明書を参照してくだ
さい。
付属品 条件: ロボットの移動準備が完了していること。つまり、「負荷なしでロボ
ットをマスタリング」を含めた時点までソフトウェアの起動が行われている
こと。
説明
オプション: 軸リミットの取付け。 ソフトウェアリミット
の調整。
オプション: 軸範囲モニタを取り付け、プログラミングを
考慮して設定。
オプション: 外部エナジーサプライラインを点検し、プロ
グラミングを考慮して設定。
高精度位置決めロボットのオプション: データの確認。
情報
詳細については軸リミットの説明
書を参照してください。
詳細については軸範囲モニタの説
明書を参照してください。
詳細については軸範囲モニタの説
明書を参照してください。
6.2
手順
ロボットコントローラの据付
1. ロボットコントローラの据付。壁、他のキャビネットなどとの最低間隔
を守ってください。 ( >>>
2. ロボットコントローラに運搬による損傷がないか点検します。
3. ヒューズ、コンタクタ、ボードの差込み具合を確認します。
4. 緩くなっているコンポーネントが見つかった場合は固定します。
5. すべてのねじ込みやクランプ接続の差込み具合を確認します。
6. 設備管理責任者はロボットコントローラに、使用国の言語で 「説明書を
読むこと」と書かれた警告板を必ず貼り付けてください。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
6.3
概要
条件
手順
6 起動と再送
接続ケーブルの接続
ロボットシステムにはケーブルセットが同梱されています。 この基本構成は
以下のとおりです。
ロボットのモーターケーブル
ロボットの制御ケーブル
上述以外の用途に用いる、以下のケーブルが同梱されています。
外部軸用のモーターケーブル
周辺機器ケーブル
危険!
ロボットコントローラーは各産業用ロボットに合わせて事前に構成されて
います。 ケーブルを取り違えるとロボットおよび外部軸 ( オプション ) に
間違ったデータが送られ、それによって人身事故や物損が生じることがあ
ります。 生産ラインを複数台のロボットで構成している場合には、必ずロ
ボットとそのコントローラーに接続ケーブルを接続してください。
次に関する接続条件を守ること。 (
ケーブル断面
ヒューズ
電圧
電源周波数
安全規定を守ること
1. モーターケーブルを制御ケーブルから分離してマニピュレーターの端子
箱へ取り回します。 コネクター X20 を接続します。
2. 制御ケーブルをモーターケーブルから分離してマニピュレーターの端子
箱へ取り回します。 コネクター X21 を接続します。
3. 周辺機器のケーブルを接続します。
6.4
手順
6.5
手順
図 6-1: 例:ケーブルダクト内のケーブル取り回し
1 ケーブルダクト
2 分離板
3 溶接ケーブル
4 モーターケーブル
5 制御ケーブル
KCP の差込み
KCP をロボット制御装置の X19 に差し込みます。
PE 等電位ボンディングの接続
1. もう 1 本の PE ケーブルを、電源キャビネットの PE レールとロボット
コントローラの PE ピンの間に接続します。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
6.6
手順
6.7
説明
手順
2. 16 mm 2 のケーブルを等電位ボンディングとしてロボットとロボットコ
ントローラの間に接続します。
( >>>
3. ロボットシステム全体で DIN EN 60204-1 に従って保護接地導体のテス
トを行ってください。
ロボット制御装置を電源に接続する
X1、XS1 を通じて、または直接メインスイッチでロボット制御装置を
電源に接続します。 ( >>>
4.4.1 "X1 Harting コネクタを使って電源接続 "
ページ 55) ( >>> 4.4.2 "CEE プラグ XS1 を介した電源接続 " ページ 55)
バッテリ過放電保護の解除
初回運転開始前にバッテリが放電してしまわないように、KPS600 のプラグ
X7 はロボット制御装置の出荷時に抜いてあります。
プラグ X7 (1) を KPS600 に差し込みます。
図 6-2: バッテリ過放電保護の解除
6.8
手順
非常停止回路と保護装置を接続
1. 非常停止回路および保護装置 ( 作業者保護装置 ) をインタフェース X11
に接続します。 ( >>>
6.9
手順
コネクター X11 の構成と接続
1. 生産ラインコンセプトおよび安全コンセプトに合わせてコネクター X11
を構成します。 (
>>> 4.6 " インタフェース X11" ページ 58)
2. インターフェースコネクター X11 をロボットコントローラーに差し込み
ます。
6.10
ロボットコントローラのスイッチを入れる
条件
ロボットコントローラのドアが閉まっていること。
電気接続がすべて正しく、エネルギーが指定されている制限値内にある
こと。
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
手順
6 起動と再送
人や物がロボットの危険エリアにないこと。
あらゆる保護装置および安全処置がすべて揃っており、正しく機能して
いること。
制御盤内部温度が周囲温度に適応していること。
1. ロボットコントローラの電源を入れます。
2. KCP の非常停止ボタンのロックを解除します。
3. メインスイッチを入れます。制御 PC がオペレーティングシステムと制
御ソフトウェアを起動させます。
KCP からのロボットの操作に関する情報は、KUKA システムソフトウェア
(KSS) の取扱説明書およびプログラミング説明書に記載されています。
6.11
外部ファンの回転方向の点検
手順
ロボット制御装置の裏側にある空気出口 (2) を調べます。
図 6-3: ファンの回転方向の確認
1 空気入口 2 空気出口
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
7 KUKA サービス
7 KUKA サービス
7.1
概要
情報
サポートのご要請
当社のドキュメントには、オペレーションに関する情報とトラブルシューテ
ィング方法が記載されています。詳細については、当社の現地窓口にお問い
合わせください。
生産のダウンタイムが発生するような障害は、1 時間以内に当社の現地窓
口にご連絡ください。
サポートのご要請にお応えするには、以下の情報が必要です。
ロボットのモデルおよびシリアル番号
コントローラのモデルおよびシリアル番号
リニアユニットのモデルおよびシリアル番号 ( 該当する場合 )
KUKA System Software のバージョン
オプションのソフトウェアまたは変更点
該当ソフトウェアのアーカイブ
ご使用になったアプリケーション
ご使用になった外部軸
問題点の説明、障害の発生期間と頻度
7.2
KUKA カスタマーサポート
ご利用の可能な地
域
KUKA カスタマーサポートは多くの国でご利用いただけます。 ご質問がござ
いましたらお気軽にお尋ねください。
アルゼンチン Ruben Costantini S.A. ( 代理店 )
Luis Angel Huergo 13 20
Parque Industrial
2400 San Francisco (CBA)
Argentina
電話 +54 3564 421033
ファックス +54 3564 428877 [email protected]
オーストラリア Marand Precision Engineering Pty. Ltd. ( 代理店 )
153 Keys Road
Moorabbin
Victoria 31 89
Australia
電話 +61 3 8552-0600
ファックス +61 3 8552-0605 [email protected]
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
ベルギー
ブラジル
チリ
中国
ドイツ
KUKA Automatisering + Robots N.V.
Centrum Zuid 1031
3530 Houthalen
Belgium
電話 +32 11 516160
ファックス +32 11 526794 [email protected]
www.kuka.be
KUKA Roboter do Brasil Ltda.
Avenida Franz Liszt, 80
Parque Novo Mundo
Jd. Guançã
CEP 02151 900 São Paulo
SP Brasil
電話 +55 11 69844900
ファックス +55 11 62017883 [email protected]
Robotec S.A. ( 代理店 )
Santiago de Chile
Chile
電話 +56 2 331-5951
ファックス +56 2 331-5952 [email protected]
www.robotec.cl
KUKA Flexible Manufacturing Equipment ( 上海 ) Co., Ltd.
Shanghai Qingpu Industrial Zone
No. 502 Tianying Rd.
201712 Shanghai
P.R. China
電話 +86 21 5922-8652
ファックス +86 21 5922-8538
www.kuka.cn
KUKA Roboter GmbH
Zugspitzstr. 140
86165 Augsburg
ドイツ
電話 +49 821 797-4000
ファックス +49 821 797-1616 [email protected]
www.kuka-roboter.de
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フランス
インド
イタリア
日本
韓国
KUKA Automatisme + Robotique SAS
Techvallée
6, Avenue du Parc
91140 Villebon S/Yvette
フランス
電話 +33 1 6931660-0
ファックス +33 1 6931660-1 [email protected]
www.kuka.fr
KUKA Robotics, Private Limited
621 Galleria Towers
DLF Phase IV
122 002 Gurgaon
Haryana
India
電話 +91 124 4148574 [email protected]
www.kuka.in
KUKA Roboter Italia S.p.A.
Via Pavia 9/a - int.6
10098 Rivoli (TO)
Italy
電話 +39 011 959-5013
ファックス +39 011 959-5141 [email protected]
www.kuka.it
KUKA Robotics Japan K.K.
Daiba Garden City Building 1F
2-3-5 Daiba, Minato-ku
Tokio
135-0091
日本
電話 +81 3 6380-7311
ファックス +81 3 6380-7312 [email protected]
KUKA Robot Automation Korea Co. Ltd.
4 Ba 806 Sihwa Ind. Complex
Sung-Gok Dong, Ansan City
Kyunggi Do
425-110
Korea
電話 +82 31 496-9937 or -9938
ファックス +82 31 496-9939 [email protected]
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
7 KUKA サービス
マレーシア
メキシコ
ノルウエー
オーストリア
ポーランド
KUKA Robot Automation Sdn Bhd
South East Asia Regional Office
No. 24, Jalan TPP 1/10
Taman Industri Puchong
47100 Puchong
Selangor
Malaysia
電話 +60 3 8061-0613 or -0614
ファックス +60 3 8061-7386 [email protected]
KUKA de México S. de RL. de C.V.
Rio San Joaquin #339, Local 5
Colonia Pensil Sur
C.P. 11490 Mexico D.F.
Mexiko
電話 +52 55 5203-8407
ファックス +52 55 5203-8148 [email protected]
KUKA Sveiseanlegg + Roboter
Bryggeveien 9
2821 Gjövik
Norway
電話 +47 61 133422
ファックス +47 61 186200 [email protected]
KUKA Roboter Austria GmbH
Regensburger Strasse 9/1
4020 Linz
オーストリア
電話 +43 732 784752
ファックス +43 732 793880 [email protected]
www.kuka-roboter.at
KUKA Roboter Austria GmbH
Spółka z ograniczoną odpowiedzialnością
Oddział w Polsce
Ul. Porcelanowa 10
40-246 Katowice
ポーランド
電話 +48 327 30 32 13 or -14
ファックス +48 327 30 32 26
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
ポルトガル
ロシア
スエーデン
スイス
スペイン
KUKA Sistemas de Automatización S.A.
Rua do Alto da Guerra n° 50
Armazém 04
2910 011 Setúbal
Portugal
電話 +351 265 729780
ファックス +351 265 729782 [email protected]
OOO KUKA Robotics Rus
Webnaja ul. 8A
107143 Moskau
ロシア
電話 +7 495 781-31-20
ファックス +7 495 781-31-19 kuka-robotics.ru
KUKA Svetsanläggningar + Robotar AB
A. Odhners gata 15
421 30 Västra Frölunda
Sweden
電話 +46 31 7266-200
ファックス +46 31 7266-201 [email protected]
KUKA Roboter Schweiz AG
Riedstr. 7
8953 Dietikon
Switzerland
電話 +41 44 74490-90
ファックス +41 44 74490-91 [email protected]
www.kuka-roboter.ch
KUKA Robots IBÉRICA, S.A.
Pol. Industrial
Torrent de la Pastera
Carrer del Bages s/n
08800 Vilanova i la Geltrú (Barcelona)
スペイン
電話 +34 93 8142-353
ファックス +34 93 8142-950
www.kuka-e.com
7 KUKA サービス
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
南アフリカ
台湾
タイ
チェコ
ハンガリー
Jendamark Automation LTD ( 代理店 )
76a York Road
North End
6000 Port Elizabeth
South Africa
電話 +27 41 391 4700
ファックス +27 41 373 3869 www.jendamark.co.za
KUKA Robot Automation Korea Co. Ltd.
136, Section 2, Huanjung E. Road
Jungli City, Taoyuan
Taiwan 320
電話 +886 3 4371902
ファックス +886 3 2830023 [email protected]
www.kuka.com.tw
KUKA Robot Automation (M)SdnBhd
Thailand Office c/o Maccall System Co. Ltd.
49/9-10 Soi Kingkaew 30 Kingkaew Road
Tt. Rachatheva, A. Bangpli
Samutprakarn
10540 Thailand
電話 +66 2 7502737
ファックス +66 2 6612355 [email protected]
www.kuka-roboter.de
KUKA Roboter Austria GmbH
Organisation Tschechien und Slowakei
Sezemická 2757/2
193 00 Praha
Horní Počernice
チェコ
電話 +420 22 62 12 27 2
ファックス +420 22 62 12 27 0 [email protected]
KUKA Robotics Hungaria Kft.
Fö út 140
2335 Taksony
Hungary
電話 +36 24 501609
ファックス +36 24 477031 [email protected]
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
アメリカ合衆国
英国
KUKA Robotics Corp.
22500 Key Drive
Clinton Township
48036
Michigan
USA
電話 +1 866 8735852
ファックス +1 586 5692087 [email protected]
www.kukarobotics.com
KUKA Automation + Robotics
Hereward Rise
Halesowen
B62 8AN
United Kingdom
電話 +44 121 585-0800
ファックス +44 121 585-0900 [email protected]
7 KUKA サービス
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
索引
Zahlen
A
C
E
H
I
K
L
P
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
S
T
X
Z
索引
安全回路 , Electronic Safety Circuit, ESC 12
単一制御点 (Single Point of Control) 48
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
索引
作成日 : 08.10.2010 バージョン : Spez KR C2 ed05 V5 ja
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