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ハンドブック
最終更新日 14.01.2015
Melodyne essential
MelodyneオンラインユーザーズマニュアルとこのPDF文書
このPDF文書は、Melodyneオンラインユーザーズマニュアルの内容から自動生成されたものです。 フロントペ
ージに記載されている日付の時点での最新バージョンのテキストと画像が含まれています。
オンラインバージョンのユーザーズマニュアル、およびムービーとチュートリアルは、定期的に内容を更新・追
加しています。 これらのリソースおよび最新バージョンのPDF文書は、弊社ウェブサイトにてご覧いただけます
。 ぜひ一度ご覧ください。
Melodyneオンラインユーザーマニュアル: http://www.celemony.com/id/helpcenter
イントロダクション
インストールとアクティベーション
インストールと用語 Melodyneシングルトラック - 「シングルトラック」の意味について アクティベ
ーションに関する重要な情報 iLokによるアクティベーション Melodyneシリアルナンバーの確認
方法
ようこそ!
Melodyneとその用途
クイックスタートガイド
スタンドアローンとプラグイン 転送と再生範囲 ノート検出とアルゴリズム選択 ナビゲーション、
再生の各機能、サイクルモード ノート選択とコピー マクロとツール ピッチグリッドと音階機能 テ
ンポ機能 作業内容の保存とファイル管理
Melodyne詳細: インターフェース概要
一般的なプログラム機能 ナビゲーション、選択、再生 ツールの機能
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Melodyne essential
最適なパフォーマンスと安定性を得るための方法
ヒント1: DAWのバッファサイズ ヒント2: RAM不足を避ける ヒント3: 正しいDAW設定 ヒント4:
最新バージョンのMelodyneを使用する ヒント5: 正しいオーディオドライバフォーマットを使用す
る ヒント6: 最新バージョンのオーディオドライバを使用する 上記の対処法でも解決しない場合
環境設定
Melodyne Pluginの環境設定 Melodyne Stand-Aloneの環境設定
Melodyneとご使用のDAW
Pro ToolsでMelodyneを使用する
現行の問題:Pro Tools 10から11への移行について Melodyneプラグインをロードする プロジェ
クトのバックアップと交換 トラックを複製する Melodyne用のプラグイン設定を保存する
Melodyne編集をバウンス/プリントする ReWire その他の注意点 以前のバージョンについて
Logic ProでMelodyneを使用する
Melodyneプラグインをロードする プロジェクトのバックアップと交換 トラックを複製する
Melodyne用のプラグイン設定を保存する Melodyne編集をバウンス/プリントする Rewire その
他の注意点 古いバージョンについて
Cubase/NuendoでMelodyneを使用する
Melodyneプラグインをロードする プロジェクトのバックアップと交換 トラックを複製する
Melodyne用のプラグイン設定を保存する Melodyne編集をエクスポート/プリントする(オーディ
オミックスダウン) Rewire その他の注意点
ARAを使用してPresonus Studio OneでMelodyneを使用する
Melodyneをロードおよびインストールする MelodyneとARAでオーディオイベントを編集する
ARAにより不要となる手順 Melodyneが自動対応するオーディオイベントへの変更 Studio One
とMelodyneのタイムストレッチ動作 チャンネルストリップにMelodyneをインサートする:ARAなし
Melodyneをオーディオイベントからバイパスまたは削除する ヒントとアドバイス
ARAを使用してCakewalk Sonar X3でMelodyneを使用する
Melodyneをインストールする MelodyneとARAでオーディオリージョンまたはクリップを編集する
ARAにより不要となる手順 Melodyneが自動対応するオーディオクリップへの変更 Sonar
とMelodyneのタイムストレッチ動作 チャンネルストリップにMelodyneをインサートする:ARAなし
Melodyneをバイパスするまたはクリップから削除する Sonarで知っておくべきその他の事項
LiveでMelodyneを使用する
Melodyneプラグインをロードする LiveのセッションビューでのMelodyne プロジェクトのバックア
ップと交換 トラックを複製する Melodyne用のプラグイン設定を保存する Melodyne編集をバウ
ンス/プリントする(フリーズ/フラット化) ReWire その他の注意点
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Melodyne essential
オーディオをロード・転送・保存する
オーディオ素材をMelodyne Pluginへ転送する
オーディオを転送する 再生範囲
Melodyne Stand-Aloneでオーディオをロード・保存する
ファイルメニューからファイルを開く ドラッグ&ドロップでファイルを開く 作業内容を保存する
Melodyne Project Documentとして保存する
Melodyne Stand-Aloneでオーディオを録音する
オーディオ設定 テンポとメトロノーム 録音を開始・停止する
オーディオファイルを管理し、不明なファイルを指定する
Melodyne Pluginの転送ファイル Melodyne Pluginのファイルマネージャ 不必要なファイルを削
除する Pluginの不明なファイルを指定する Stand-Aloneの不明なファイルを指定する
RewireでMelodyneを操作する
RewireとMelodyne Melodyne Stand-AloneでRewireを有効にする DAWでRewireを有効にし、リ
ンクを確立する MelodyneでRewireチャンネルを選択する 同期とテンポ
ノート検出を確認し編集する
アルゴリズムを選択する
検出処理 メロディック パーカッシブ ポリフォニック アルゴリズムを切り替える デフォルトのアル
ゴリズムを設定する(Melodyne editorのみ)
メロディック素材のノート検出を確認し編集する
手順 モニタリング用シンセ音 ノート分割 ノートアサインメントモードを終了する
リズミック素材のノート検出を確認し編集する
手順 ノートアサインメントモードを終了する
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Melodyne essential
オーディオを表示・ナビゲート・再生する
再生・ナビゲーション・ズーム
ウィンドウサイズを変更する キーボードと転送バーを使って再生をコントロールする タイムルー
ラーを使って再生、スクラブ、ズームをコントロールする 編集エリアでのスクロールとズーム
Melodyne Stand-AloneとPlugin(DAW停止中)の再生機能 ナビゲーションとズーム機能
サイクルゾーンを有効にして設定する
手順
表示オプションを選択する
自動スクロール ピッチカーブを表示 ノート分割を表示 blob情報を表示 対象ノートを表示 再生
リージョンを表示(Pluginのみ)
ノートを選択する
一般的な選択方法 スネーク選択 ピッチルーラーを使って選択する
ノートをコピーする
1つのノートを挿入する ノートを置き換える 複数のノートをコピー&ペーストする
タイムグリッドとピッチグリッドを設定する
タイムグリッドのオプション
手順
Melodyne Stand-Aloneのタイムグリッドをオーディオに合わせる
「1」を動かす テンポ解析結果を修正する 一定のテンポを指定する 第1小節をファイルの先頭
に合わせる テンポを再検出する
DAWのテンポ変更に合わせる
新しい一定のテンポ 進行するテンポ変更 可変テンポを操作する場合の注意
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Melodyne essential
ピッチグリッドと音階
Melodyneの音階機能 ピッチグリッドを選択する 音階と基準音高ルーラー マスターチューニン
グを調整する 主音と音階を選択する [音階を開く]ウィンドウ
マクロとツールを使ってノートを編集する
マクロを使ってピッチを補正する
手順
マクロを使ってタイミングを補正する
[タイムをクオンタイズ]: どこでどう使うのか [タイムをクオンタイズ]マクロを使用する
メインツールを使って操作する
ピッチとタイミングを変更する ノートの長さを変更する ノート分割を編集する
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Melodyne essential
インストールとアクティベーション
ここでは、Melodyneのインストールとアクティベーション方法について説明します。
インストールと用語
Melodyneのインストールは簡単です。 インストール・プログラム(プログラムCDまたはダウンロード)を起動し、
画面上の指示に従います。 インストールには数分かかります。 プログラムを使用する前に、Melodyneを登録
しアクティベートする必要があります。 こちらでは、関連用語について簡単に説明しています。
シリアルナンバー: シリアルナンバーは、お客様のMelodyneライセンスです。ご所有のMelodyneの種類、使用
可能な機能などが識別されます。
登録: 登録とは、myCelemonyアカウントを作成し、お客様のシリアルナンバーと関連づける作業をいいます。
登録では、お客様に関する情報を入力し、Celemonyニュースレターの登録の有無とその種類を指定します。
Melodyneをウェブショップからご購入いただいた場合、登録は自動的に行われます。
アクティベーション: 登録が完了したら、Melodyneを動作させる前に認証を行う必要があります。 2台のコンピ
ュータまで認証できます。また、iLokを使用したライセンス認証も可能です。
アクティベーション手順の詳細を説明する前に、インストールされるソフトウェアとその特徴について簡単に説
明します。
Melodyneシングルトラック - 「シングルトラック」の意味について
Melodyneをインストールすると、プラグインとしてプラグインフォルダに、スタンドアローンのプログラムとしてプ
ログラムフォルダにそれぞれコピーされます。 プラグインは[Melodyne]と表示され、スタンドアローン
は[Melodyne singletrack]と表示されます。 Melodyneには、Melodyne editor、Melodyne assistant、Melodyne
essentialの3種類があるため、この名称に戸惑われる方がいらっしゃるかもしれません。
これらの3つのMelodyneエディションは、単体のプログラム・パッケージとして提供されます。 シリアルナンバー
(お客様のライセンス)とアクティベーションにより、インストールされたプログラムのうち、どの種類のMelodyne
が動作するかが決定されます。 アクティベーション前にご所有のシリアルナンバーを識別することはできず、
プログラム名を後で変更することはできないため、すべてのプラグインは「Melodyne」、すべてのスタンドアロ
ーンは「Melodyne singletrack」という名前で表示されます(マルチトラックのMelodyne studioと区別するために
「シングルトラック」が名前に含まれています)。
ご使用の種類のMelodyneは、ユーザーインターフェイス上のツールとマクロの間に表示されます。 Melodyne
ウィンドウのサイズを大きくすると表示されます。
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Melodyne essential
共通のプログラムコードは、Melodyne editor、Melodyne assistant、Melodyne essentialに互換しています。
Melodyne essentialで作成したプロジェクトをMelodyne assistantまたはMelodyne editorで開くことができます。
より機能の多いバージョンのMelodyneで作業を続行することができます。 逆も同様です。Melodyne editorで
作成したプロジェクトを、より機能が制限されたバージョンのMelodyneで開き、再生したり編集したりすること
ができます。 ポリフォニック素材を編集することのできるMelodyne editorのDNA機能が使用されている場合に
のみ、他のバージョンでは再生はできますが編集はできません。 このような状況を、Melodyneは「プレイバッ
クモード」で動作中であるといいます。
インストールは完了しているけれどアクティベーションがまだの場合も、Melodyneはプレイバックモードで動作
します。 このようなケースでも既存のドキュメントを開き再生することはできますが、編集はできません。 プレ
イバックモードは、プロジェクトを第三者に提供したい場合に便利です。Melodyneで編集したトラックの再生が
可能なため、バウンスする必要がなく、Melodyneがアクティベートされていないコンピュータや、すでにアクティ
ベーションを解除してあるコンピュータでもプロジェクトを開くことができます。 プレイバックモードはいつでも使
用できます。登録、アクティベーション、インターネット接続は必要ありません。
共通プログラムコードが使用されていることにより、Melodyne assistantまたはessentialで作業している場合、
またはインストール後アクティベーションが完了していない場合に、Melodyne editorをトライアルモードに切り
替えることができます。 トライアルモードでは、Melodyne editorの全機能を期間限定で使用できます。 トライア
ル期間が終了すると、Melodyneは元のライセンスまたはプレイバックモードへと切り替わります。 無償トライア
ルは、プログラムがインストールされているコンピュータでのみ利用できます。 トライアル期間の登録、および
、トライアル期間中のMelodyne editorの起動には、インターネット接続が必要です。
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Melodyne essential
共通プログラムコードが使用されているため、Melodyne assistantまたはMelodyne essentialからMelodyne
editorへアップグレードする際にも再インストールの必要はありません。 Melodyne editorをご購入いただき、
アクティベーションを行えば完了です。購入からアクティベーションまでの手順は、弊社ウェブショップでご購入
いただいた場合わずか数クリックで完了します。
アクティベーションに関する重要な情報
Melodyneを初めて起動すると、アクティベーション・アシスタントが表示されます。 Melodyneを弊社ウェブショッ
プにてご購入いただきました場合、アシスタントを1回クリックするだけでMelodyneのアクティベーションは完了
します。 ボックス版のMelodyneをご購入いただきました場合、アシスタントの指示に従って登録とアクティベー
ションを行います。 アクティベーションはオンラインで実行されます。 ご使用のコンピュータがインターネットに
接続されていない場合、アシスタントによりオフラインでのアクティベーションが指示されます。
アクティベーション・アシスタントは、Melodyneの[ヘルプ]メニューの[ライセンス...]からいつでも開くことができま
す。 アシスタントのオプションについては、アシスタントをご覧ください。 以降のセクションでは、オプションの関
連性、アクティベーションに関する重要な情報について説明します。 Melodyneのインストール可能回数や使用
可能な台数について説明していますので、1度は必ず目を通してください。
コンピュータベースのアクティベーションは2回まで: Melodyneのアクティベーションは、デフォルトではコ
ンピュータベースとなっています。つまり、アクティベーションはMelodyneが動作するコンピュータと関連
づけて行われます。 1つのMelodyneライセンスで、2台までのコンピュータをアクティベートし使用できま
す。たとえばスタジオのコンピュータとラップトップの両方にインストールできます。 アクティベーション
は、弊社サーバーにより管理・許可されます。 残りのアクティベーション回数は、お客様
のmyCelemonyアカウントに表示されます。
コンピュータのアクティベーションを解除する: 別のコンピュータをアクティベートするために、コンピュー
タのアクティベーションを解除することができます。 たとえば、すでに2台のコンピュータでMelodyneをア
クティベートしており、一時的に別のコンピュータでMelodyneを使用したいとします。 その場合、アクテ
ィベート済のコンピュータのうち1台のアクティベーションを解除し、別のコンピュータをアクティベートし
ます。 解除すると、弊社サーバーにアクティベーションが1回分返却され、お客様の手持ちのアクティベ
ーション回数が1つ増えます。 こうして別のコンピュータをアクティベートできます。 元の状態に戻す場
合にも、同様の手順で行います。
アクティベーション回数は2回までお客様に提供されますので、任意のコンピュータに使用できます。 そのため
、コンピュータを新調した場合などにも簡単にアクティベーションが行えます。 古いコンピュータのアクティベー
ションを解除することで、myCelemonyアカウントに登録されているアクティベーション可能回数を元に戻し、新
しいコンピュータをアクティベートすることができます。
アクティベーションの管理は確実に行いましょう。 アクティベーションはお客様にのみ提供されるものであり、
お客様のアカウントに関連付けられています。 アクティベーションを第三者に提供しないでください。 アクティ
ベーションの解除は、アクティベートされているコンピュータでしか操作できませんのでご注意ください。 アクテ
ィベートされているコンピュータにアクセスできない場合、アクティベーションは失われます。 Melodyneがアクテ
ィベートされた状態でコンピュータを売却したり廃棄したりする場合には、この点にご注意ください。 コンピュー
タを売却または廃棄する際には、必ずMelodyneのアクティベーションを解除するようにしましょう。
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ハードディスクの初期化やオペレーティングシステムの再インストールでは、まったく問題は生じません。 この
場合、アクティベーションは失われません。 これらの操作を行った後、Melodyneを初めて起動すると
、MelodyneはCelemonyサーバーに接続します。Celemonyサーバーはコンピュータを識別し再アクティベートを
行います。新たにアクティベーションが必要になることはありません。
iLokによるアクティベーション
Melodyne editorとMelodyne assistant(Melodyne essentialは含まれません)では、上記で説明したコンピュー
タベースのアクティベーションに代わり、iLokコピー防止ドングル(詳細は www.ilok.com 参照)を使用してアクテ
ィベートすることができます。 この場合、MelodyneライセンスをiLokアカウントへ転送し、iLokコピー防止ドング
ルへダウンロードします。 iLokドングルを使用すると、Melodyneを複数のコンピュータ上でアクティベートして使
用することができますが、この場合、1度に1台(ドングルが挿入されているコンピュータ)でしか使用できません
。
iLokによるアクティベーションは、コンピュータベースのアクティベーションの代替として使用されるものであり、
併用することはできませんのでご注意ください。 iLokシステムへ切り替えてしまうと、それ以降コンピュータベ
ースのアクティベーションはできなくなります。 iLokからコンピュータベースのアクティベーションへ戻ることはで
きません。 iLokによるアクティベーションでは、 1 つのiLokドングルに対して 1 つのMelodyneライセンスが提供
され、1度に 1 台のコンピュータでのみ使用できます。コンピュータベースのアクティベーションでは、2台のコン
ピュータで同時にMelodyneを使用することができます。
Melodyneを売却する場合、このMelodyneのライセンスを購入者のiLokアカウントに転送しても購入者は使用
できません。弊社サポートまでご連絡いただく必要があります。 ご自身でiLokアカウントから別のiLokアカウン
トへライセンスを転送すると料金がかかります。また、弊社にて購入者のmyCelemonアカウントを作成する必
要があります。 この処理を行わないと、ライセンスがお客様のmyCelemonyアカウントに関連付けられたまま
になります。
Melodyneシリアルナンバーの確認方法
こちらでは、Melodyneのフルバージョン、アップグレード、アップデートの購入後のシリアルナンバーの確認方
法と入力箇所について説明します。 シリアルナンバーは、Melodyneの登録とアクティベートに使用します。
販売店にてフルバージョンをご購入いただきました場合: シリアルナンバーはボックスに同梱のユーザーマニ
ュアルにあります。 Melodyneをインストールし初めて起動すると、アクティベーションアシスタントが表示されま
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す。 シリアルナンバーを入力し、登録とアクティベーションを手順に従って行います。
ウェブショップにてフルバージョンをご購入いただきました場合: お客様専用のインストールプログラムによ
りMelodyneは登録済みですので、ここでシリアルナンバーを入力する必要はありません。 インストール後プロ
グラムを初めて起動すると、サーバーによりお客様のコピーが認識され、アクティベートされます。 シリアルナ
ンバーが必要な場合、アクティベーションアシスタントの最上部に表示されています。アシスタントは、[ヘルプ]
メニューの[ライセンス]を選択すると開きます。
販売店にてアップグレードまたはアップデートをご購入いただきました場合: 販売店にてMelodyneのアップグレ
ードまたはアップデートをご購入いただきました場合、シリアルナンバーはパッケージにあります。 インストー
ル後アップグレードまたはアップデートを初めて起動すると、アクティベーション・アシスタントが表示されます。
シリアルナンバーを入力し、残りの手順に従って行います。
ウェブショップにてアップグレードまたはアップデートをご購入いただきました場合: ウェブショップにてMelodyne
のアップグレードまたはアップデートをご購入いただきました場合、新しいシリアルナンバーがアカウントデータ
に自動的に追加されます。 インストール後プログラムの新バージョンを初めて起動すると、サーバーによりお
客様のコピーが認識され、アクティベートされます。 シリアルナンバーが必要な場合、アクティベーションアシス
タントの最上部に表示されています。アシスタントは、[ヘルプ]メニューの[ライセンス]を選択すると開きます。
新しいシリアルナンバーとiLok: Melodyneのアップグレードまたはアップデートをご購入いただきました場合、ま
たは無償のメジャーアップデートをダウンロード(バージョン1.xからバージョン2.xなど)した場合、新しいシリア
ルナンバーが発行されます。 その後、サーバーにより新しいライセンスがiLokアカウントに自動的に送信され
ます。 www.iLok.com にログインして新しいライセンスをドングルにダウンロードすれば、前バージョンと同じよ
うに新しいエディションまたはバージョンのMelodyneを使用できます。
Studio OneバンドルのMelodyne essential: [Studio Oneインストール...]ウィンドウで[PreSonusユーザーアカウ
ントからコンテンツをインストール]をクリックし、[Melodyne essential]エントリを選択します。 ここでは、シリアル
ナンバーをコピーし、インストールプログラムをダウンロードできます。 Melodyneのシリアルナンバーが付属す
るのはStudio One Professionalのみであり、他のエディションには付属しません。しかし、他のエディションをご
使用の場合も、Melodyneインストールプログラムをダウンロードし、トライアルモードで使用することができます
。
関連トピック
ようこそ!
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Melodyne essential
ようこそ!
Melodyneにご関心をお寄せいただきありがとうございます。Melodyneユーザーとなったお客様に、心より歓迎
の意を表します。
Melodyneは、直感的な編集機能と優れたサウンドクオリティにより、世界各国の有名スタジオで採用され、長
年にわたって好評を博しています。 Melodyneを使用するということは、極上のアプリケーションを使いこなすグ
ループへの仲間入りをしたいうことなのです。
Celemonyでは、Melodyneをよりパワフルでより使いやすいものにするよう努力を重ねてきました。 Melodyne
により、スタジオでの作業がより快適で楽しいものへと変化し、お客様のクリエイティビティが刺激されることを
、私たちは心から願っています。 ご意見やお気づきの点がございましたら、ぜひともご連絡ください。 また、操
作についてご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。www.celemony.com にて承っ
ております。
Melodyneにより、お客様の作業がより効率的なものとなり、楽しく満足度の高い音楽制作となることを願って
います。
Celemonyチーム一同
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Melodyne essential
Melodyneとその用途
Melodyneでは、極めて音楽的な方法でオーディオ素材を表示・編集することができます。 Melodyneの特徴は
、オーディオデータ内の音を認識し、音高と時間を単位とするグリッド上に表示する点です。 振幅値が時間軸
上に表示されるだけの一般的なサンプルエディタやオーディオシーケンサのディスプレイに比べ、情報がより
分かりやすくなっています。 Melodyneでは、レコーディング内容のどの部分の音量が大きくどの部分が小さい
のかだけでなく、各音がどこで始まり、どの音高であるのかも表示されます。 この点で、Melodyneは他のアプ
リケーションと大きく異なっています。
単に分析するだけでなく、表示された音を移動させたり、変更したりすることもできます。 たとえば、半音ずれ
ている音を正しい音高へとドラッグしたり、短すぎる音を伸ばしたりと、さまざまな変更が行えます。
Melodyneの音をベースとするアプローチは、レコーディング内容の修正や最適化への高感度ツールとして使
用するだけでなく、オーディオ素材を大きく変化させ、再構築を行い、全く新しいものを生み出すこともできます
。
Melodyneは、聴覚で聞き取ることのできない微妙なずれを音楽的かつ直感的な操作で修正できるその優れ
たリードボーカル編集機能により、長年にわたって高い評価を受けてきました。 この機能は、楽器などその他
のソースに使用した場合にもすばらしい能力を発揮します。
一度Melodyneをご使用いただければ、間違いの修正にとどまらず、さまざまな用途に応用できることにお気づ
きいただけることでしょう。 以下はその一例です。
元のトラックをコピーして2つ目のボーカルバートアンサンブルを作成
フレーズの反復にメロディのバリエーションを導入
ドラムとベースのタイミングを修正・調整
リズムを整理したり、クオンタイズを適用してリズムを変更
ドラムループのブレイクやバリエーションを作成
ピッチシフトやタイムストレッチなどの一般的な操作を、Melodyne独自の簡単な操作と優れたサウンド
クオリティで実行できます。
DNAテクノロジーにより、Melodyne editorではこれまで不可能だったポリフォニックなオーディオ素材のハーモ
ニーを操作することができます。コードに含まれる1つの音をメジャーからマイナーサードに変更させるなど、こ
れまでのオーディオ処理では考えられなかったクリエイティブで新しいオーディオ操作が可能となっています。
Melodyne assistantおよびessentialでは、モノフォニック(リードボーカル、サックス、ベース、フルートなど)およ
びリズム/噪音(ドラムループ、パーカッション、アンビエントサウンド、ノイズなど)のオーディオ素材を編集でき
ます。
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Melodyne essential
デモアレンジのダウンロード
Mac OS X用 (dmg, 44,1 MB)
Windows用 (exe, 42,8 MB)
クイックスタートガイド
以下のガイドでは、Melodyneを使用する際に知っておくべき要点について簡潔に説明しています。
まずは、このツアーに加え、さまざまな言語で提供される「ファーストステップ」ビデオをご覧ください。このペー
ジの一番上にあるこのビデオでは、Melodyneの機能と操作方法について簡単に説明しています。 ビデオで紹
介される操作は実際に試すことができ、ビデオで使用されているオーディオファイルはすべてダウンロード可
能で、一般的なDAWで使用可能な形にアレンジとされて提供されるため、操作も簡単です。
キーボードショートカットについて、ここでは「Command」キーという表記を使用しています。このキーは、Macで
はCommandまたはAppleキー、PCではCtrlキーを意味しています。 その他のキーはMacもPCも同じです。
スタンドアローンとプラグイン
Melodyneは、スタンドアローンアプリケーションとして、または互換するDAWに対するプラグインとして使用でき
ます。プラグインとして使用する場合、Melodyneはオーディオエフェクトプラグインとして表示されます(インスト
ゥルメントプラグインではありません)。 Melodyneは、インストゥルメントではなく、オーディオエフェクトと同じよ
うに使用します。 プラグインはDAWと連動して動作します。ソングの内容を編集したい場合に最適です。 この
目的で使用する場合、ご使用のコンピュータのRAMと処理スピードが許す範囲であれば、同時に複数のイン
スタンスのMelodyneを開くことができます。
スタンドアローン版は、インストール後コンピュータのプログラムフォルダに表示されます。 このバージョンは、
サンプルエディタのように使用できます。 アプリケーションを起動し、オーディオファイルを開き、編集して保存
します。 スタンドアローン版は、ソングプロジェクトと関係のない1つまたは複数のサンプルを編集する際に使
用すると便利です。 ReWireに対応しているため、Melodyneをプラグインとして動作させる代わりに、DAWに接
続させることも可能です。 ご使用のDAWにプラグインインターフェースがない場合やDAWがMelodyneに対応し
ていないがReWireには対応している場合はこちらをご利用ください。
プラグインとスタンドアローンのMelodyneでは、核となる機能に違いはありません。どちらも同じようにオーディ
オ素材を編集することができます。
ユーザーインターフェースとその機能
1. 編集ペインとノート
2. ツールボックスとインスペクタ
3. 転送ボタン(プラグイン)と転送バー(スタンドアローン)
4. ピッチルーラーと音階エリア
5. ピッチとタイミング補正マクロ
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6. リアルタイムボリューム(スタンドアローン)、ピッチ、フォルマント(プラグインのみ)
の各コントロール
7. ズームとスクロールバー
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Melodyne essential
転送と再生範囲
Melodyne Stand-Aloneでは関連するオーディオファイルを開くことで編集する素材を読み込みますが
、Melodyne Pluginでは「転送」により読み込みを実行します。 つまり、関連するトラックでプラグインを開いたら
、Melodyne内部で編集できるようパッセージをプラグインへと転送する必要があります。 パッセージをプラグ
インへ転送することは、パッセージをプラグイン内部に録音するようなものです。 それ以降トラックを再生する
と、転送されたパッセージ部分はMelodyneにより再生され、トラックの残りの部分はDAWによって再生されま
す。
Melodyne Pluginを使用する場合、転送は不可欠です。 このプラグインは、リアルタイムエフェクトのようには
動作しません。
ご使用のDAWが、プラグインインターフェースに広く使用されているCelemony拡張子ARAに対応している場合
、転送は不要です。 ARAを使用すれば、事前転送なしで、DAWトラックのオーディオリージョンをMelodyne内で
開くことができます。
Melodyneの[転送]ボタンを有効にしてから、編集したいトラック部分をDAWで再生します。転送が終わ
ったら、DAWの再生を停止します。 同一のDAWトラックのさまざまな部分から複数のパッセージを転送
することもできます。
トラックの編集が完了したら、ご使用のDAWの書き出しまたはバウンス機能を使って作業内容を保存し、作成
されたオーディオファイルを元のトラックへと挿入してから、Melodyneをトラックから削除します。
1つまたは複数のパッセージを転送後、これらのパッセージを再生すると、パッセージ部分はMelodyneによっ
て再生されます。 トラックの他の部分はすべてDAWによって再生されます。
[表示]メニューから、[再生範囲を表示]を選択します。 (DAWではなく)Melodyneによって再生されるリージョン
がタイムルーラーに表示されます。 このリージョンは、マウスで枠をドラッグして拡張することができます。 リー
ジョンを縮小するには、いくつかのノートを削除し、タイムルーラーのコンテキストメニューから[再生範囲をノー
トに合わせる]を選択します。
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Melodyne essential
ノート検出とアルゴリズム選択
オーディオ素材に含まれるノートを検出し編集するには、まずオーディオ素材をMelodyneで分析する必要があ
ります。 Melodyneがリバーブやエコーなどのようにリアルタイムエフェクトとして使用できないのは、この分析
が必要であるためです。 分析が完了しなければ音を表示することができず、Melodyne独自の機能を使用す
ることができません。 もちろん、これらの処理自体はリアルタイムで実行されます。 Melodyneでオーディオに
行った変更はすべて、タイムラグなくすぐさま再生することができます。
Melodyneでは、モノフォニック(メロディック)とリズミック/噪音の各素材を編集することができます。
Melodyneは、その分析結果に従って、それがどのような素材であるのかを判断します。 しかし、お望みの編
集方法に適する形で素材が表示されていない場合などには、別の解釈を採用することもできます。
*分析が完了したら、必要に応じて[アルゴリズム]メニューからさまざまなアルゴリズムを選択し、指定のアル
ゴリズムで素材を分析します。
素材によっては、検出結果を手動で編集し、検出されたノートを再配置する必要がある場合があります。 メロ
ディック素材では、音が1オクターブ高い音や1オクターブ低い音と混同されて検出されることがあります。 この
ような素材を編集する場合には、事前にノートを正しい音高へと配置し直す必要があります。 これを行わない
と、素材を編集する際にアーチファクトが生じることがあります。 これを行うのは、Melodyneに表示されるノー
トが実際に演奏されたノートとできるだけ一致するようにするためです。
他のツールから少し離れたところにある±ツールを選択すると、ノートアサインメントモードに切り替わ
ります。
ノートアサインメントモードは、別のツールを選択すると終了します。
ここでは、誤って検出された音を正しいピッチへドラッグすることができます。 Melodyneが新しいエリアの音高
を再検出し、正しい音高へ音を配置します。
ノートが誤ったオクターブで表示されている場合、ノートを正しいオクターブにドラッグすると、Melodyne
がそのエリアを検索し、正しい場所に配置します。または、「空洞」として表示されるノートがすでに正し
いオクターブに表示されている場合、ノートをダブルクリックします。
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Melodyne essential
スライダー横のアイコンでは、オリジナルのサウンドとモニタリング用のシンセ音とを切り替えます。ま
た、このアイコンではシンセ音のボリュームも調整できます。 シンセ音で確認すると、表示されているノ
ートのみが再生されるため、割り当てられている音と実際に再生されている音が一致しているかどうか
を識別することが簡単になります。
Melodyne Stand-Aloneでは、Shift+スペースバーを押し、オリジナルのサウンドとシンセ音の間で再生
を切り替えることができます。 Pluginでは、タイムルーラーをShift+ダブルクリックします。
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Melodyne essential
ナビゲーション、再生の各機能、サイクルモード
検出された音は、編集エリアにblobとして表示されます。 編集エリアのサイズは変更することができ、blob表示
はズームやスクロールすることができます。
ウィンドウのサイズを変更するには、右下隅をドラッグします。
表示エリアを移動するには、Commandを押したまま編集エリアの背景をドラッグします。
上下にスクロールするには、マウスホイールを使います。左右にスクロールするには、Shiftを押したままマウ
スホイールを上下にスクロールします。
表示エリアを水平方向/垂直方向にズームするには、Command+Altを押したまま編集エリアをドラッグします
。
縦軸と横軸を同時にズームするには、Command+Altを押したままマウスホイールを使います。
blobまたは現在の選択位置をズームするには、Commandを押したままダブルクリックします。
ズームアウトするには、Commandを押したまま編集エリアの背景をダブルクリックします。
表示を水平方向/垂直方向に移動するには、スクローラーをドラッグします。
表示を水平方向/垂直方向にズームするには、スクローラーの端をドラッグします。
表示部分のサイズを広げるには、垂直または水平スライダーの左端または右端を外向きにドラッグします。
この機能はプラグインでは重要となります(最初の4小節だけを転送してこの部分を操作し、第20小節に何か
を挿入したい場合など)。
すべてのノートを水平方向/垂直方向にズームするには、スクローラーをドラッグします。
blob表示のサイズを調整するには、ウィンドウ右下隅のスライダーを使います。
Melodyne Stand-Aloneでは、ウィンドウ左上のトランスポートキーを使って操作します。 タイムルーラー上で素
材をスクラブしたり、タイムルーラーをダブルクリックしてその位置から再生をスタートさせることができます。
DAWが動作していない場合であれば、Melodyne Pluginでも同じ操作が行えます。 Melodyne PluginからDAWの
再生機能をコントロールすることはできません。
Melodyne Stand-AloneとPlugin(DAW停止中)の再生機能:
再生カーソルの位置を設定するには、タイムルーラーをクリックします。
タイムルーラーをダブルクリックすると、その位置から再生がスタートします。
現在の選択範囲を再生するには、タイムルーラーをAlt+ダブルクリックします。
ほとんどのDAWでは、スペースバーを押してPluginの再生を停止できます。
前/次または上/下のblobを選択して再生するには、矢印キーを使います。
再生を停止して再生カーソルの位置を設定するには、タイムルーラーをクリックします。
スクラブするには、タイムルーラーをクリック&ドラッグします。
Melodyne Stand-Aloneの再生機能:
スペースバー: 再生/停止
Alt+スペースバー: 現在の選択範囲を再生
テンキーのEnter: 再生
テンキーの0(ゼロ)を1回押す: 停止
テンキーの0(ゼロ)を2回押す: 前の再生位置に戻る
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Melodyne essential
テンキーの0(ゼロ)を3回押す: ファイルの先頭に戻る
テンポボックス: テンポを変更しオーディオをストレッチするには、入力済みの値をドラッグするか新しい
値をタイプ入力します。 このボックスにはパーセンテージ値をタイプ入力することもできます。
Melodyne Stand-AloneとMelodyne Pluginのどちらでも、サイクルモードを使用できます。 Pluginでは、DAWが
停止中の場合にのみサイクルモードをオンにすることができます。
サイクルゾーンを設定するには、タイムルーラーの下半分を水平方向にドラッグします。
サイクルモードのオンとオフを切り替えるには、サイクルゾーンをダブルクリックします。
サイクルゾーンを調整するには、ゾーンの端をドラッグします。
サイクルゾーン全体を左右に移動するには、ゾーンの中央をドラッグします。
タイムグリッドが有効の場合、その選択内容がサイクルゾーンの設定位置に影響します。
タイムグリッドを無視して移動させたい場合は、Altを押したままサイクルゾーンをドラッグします。
サイクルゾーンを左右に拡げるには、サイクルゾーンの左右の任意の位置をShift+クリックします。
サイクルゾーンを選択されているblobの最初または最後へ移動させるには、サイクルゾーンをShift+ダ
ブルクリックします。 Shift+Alt+ダブルクリックすると、選択されているノート範囲がサイクルゾーンに設
定されます。
Melodyne Stand-Aloneのメニューに表示されていないキーボードショートカット:
停止: テンキーの0(ゼロ)
再生: テンキーのEnter
メインツール: F1
スクロールツール: F2
ズームツール: F3
[ピッチを補正]マクロを開く: Command+Shift+P
[タイムをクオンタイズ]マクロを開く: Command+Shift+T
ノート選択とコピー
ノートの選択と選択解除は、クリック、Shift+クリック、ドラッグなどの一般的な方法で行います。
Shift+クリックを押したままドラッグすると、ノートをスネーク選択モードで選択できます。
ピッチルーラーをクリック&ドラッグしてもノートを選択できます。 ピッチルーラーをダブルクリックすると
、クリックしたノートだけでなく、同じ音名のノートがすべてのオクターブにわたって選択されます。
ピッチルーラーでも、Shift+クリックまたはShift+ドラッグで選択範囲へノートを追加したり選択範囲から
削除したりできます。
[編集]メニューでは、[すべてを選択]コマンドを選択できます。
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Melodyne essential
Melodyneでは、blobをカット・コピー・ペーストできます。 あるblob(「ソース」blob)をコピーし、別のblob(「ターゲ
ット」blob)を選択してペーストすると、ターゲットblobがソースblobに置き換えられます。 blobを選択しないでペ
ーストすると、カーソル位置にソースblobがペーストされます。 グリッドから離れているblobをコピーしてペースト
すると、再生カーソルから同じ間隔だけ離れたところにペーストされます。 カーソルに合わせてペーストしたい
場合は、タイムルーラーの単位を[秒]に変更してからペーストします。
マクロとツール
ピッチ補正とタイム補正のマクロを選択範囲に適用することができます。マクロは、ウィンドウ右上隅のボタン
で選択します。 ノートを選択しないでマクロを実行すると、マクロはすべてのノートに適用されます。
手動での編集は、ツールボックスのメインツールを使って行います。 このツールは、blobのどの部分を選択す
るかによって異なる機能を持ちます。 微調整を行うには、Altを押したままパラメータを変更します。 ツールボ
ックスは、編集エリアを右クリックしても開くことができます。
Command+矢印のショートカットを使用すると、ツールの主な機能が選択されているblobに適用されます。 微
調整を行うには、Altキーを押したまま値を変更します。
以下の表は、各ツールの機能概要です。機能は、blobのどの部分をクリックまたはドラッグするか、また、何度
クリックするかによって異なります。 マウスポインタの形状は、ツールの機能に合わせて変化します。
ピッチグリッドと音階機能
Melodyneでは、ノートのピッチを任意にまたはグリッドにスナップするよう変更することができます。 スナップ機
能が有効の場合、ノートはグリッドにより可能なピッチにのみ移動することができます。 グリッドは、半音階、C
メジャー、またはその他の音階に基づき設定できます。
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Melodyne essential
ピッチルーラーを右クリックしてコンテキストメニューを開くと、[スナップなし]、[半音スナップ]、[音階スナップ]
から選択できます。
選択 / マスターチューニング: 音階を選択し全体的なチューニングを設定できる新しいルーラーを表示します
。 2つのルーラーのうち幅広の方をクリックして音階を選択します。
テンポ機能
テンポボックス隣のボタンをクリックすると、テンポダイアログが開きます。 テンポボックスとテンポダイアログ
は、Melodyne Stand-AloneとMelodyne Pluginではそれぞれ機能が異なります。
Pluginでは、ボックスに表示されるテンポを変更することはできません。テンポは、DAWで設定します。 DAWで
テンポを変更したら、Melodyne Pluginでこのダイアログを開き、変更内容を伝えます。 選択したテンポ変更は
、固定のテンポ変更ですか、それともテンポ進行(段階的なテンポ変更)ですか? 後者の場合、初回の転送
前に、ソング全体をMelodyneで再生してテンポの進行をMelodyneに覚えさせる必要があります。 テンポまた
は拍子記号の変更を扱う場合、Melodyneユーザーマニュアルの「DAWのテンポ変更に合わせる」をご参照くだ
さい。 テンポダイアログでは、テンポ変更を考慮するためにタイムストレッチやタイムコンプレッションをオーデ
ィオに適用するべきかどうかを選択することもできます。
Stand-Aloneでは、テンポボックスの値をドラッグするか、新しい値をタイプ入力してテンポを変更すると、テン
ポに合わせてオーディオがタイムストレッチまたはタイムコンプレッションされます。 また、(オーディオのテン
ポに変更を加えず)blobの下のグリッドだけを変更したい場合は、テンポダイアログを使用します。 グリッドの
解像度を変更するのは、検出されたテンポが希望のテンポの2倍または2分の1のスピードの場合です。 また
は、演奏者がテンポに若干のバリエーションを付けて演奏したため、別のテンポが検出されてしまった際、厳
密なテンポ合わせをしたい場合に使用します。 テンポダイアログの設定を変更しても、サウンドの聞こえ方に
変化はありません。
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Melodyne essential
作業内容の保存とファイル管理
Melodyne Stand-Aloneでは、元のファイルと同じフォーマットの新規オーディオファイルで編集内容を保存しま
す。 元のファイルは、バックアップとして保管されます。
後でファイルの編集を続けたい場合、[ファイル]メニューから[別名で保存]を選択し、フォーマットに[Melodyne
Project Document]を選択します。 このフォーマットは、元のオーディオファイルとは別に編集内容を保存しま
す。このため、作業を再開するたびに分析を行う必要がありません。 編集が完了したら、編集結果をオーディ
オファイルとして保存します。
Melodyne Pluginでは、DAWにより自動的に保存されるため、手動で編集内容を保存する必要はありません。
編集内容をオーディオファイルとしてMelodyne Pluginから書き出すには、DAWのバウンス/書き出し機能を使
用する必要があります。
オーディオ素材が転送されると、Melodyne Pluginは転送されたオーディオのコピーを作成します。 デフォルト
では、これらのファイルは[設定]>[ファイルマネージャ]>[転送用デフォルトパス]フォルダに保存されます。 プロ
ジェクトを手渡す場合、Melodyneを使用して転送したファイルも含める必要があります。このファイルが含まれ
ていない場合、Melodyneは転送されたパッセージを再生することができません。 そのため、プロジェクトごとに
プロジェクトフォルダなどの別のパスを選択することができるので、転送ファイルをプロジェクトと一緒に手渡す
ことができます。
Melodyne Stand-Aloneでは、[環境設定]>[オーディオ]>[録音フォルダ]を選択し、Melodyne Stand-Aloneによ
り作成されるファイルの保存場所を選択できます。
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Melodyne essential
Melodyne詳細: インターフェース概要
キーボードショートカットを使用すれば、マウスを使用しないでよりすばやい操作が可能です。 さらに、特定の
キーを押したままマウスを操作することで、追加オプションを使用できます。 こちらでは、これらのテクニックす
べてと、Melodyneでクリックまたはダブルクリックで実行可能な最重要操作すべてをご覧いただけます。
注: 「Commandキー」と表記されている場合、MacではCommandまたはAppleキー、PCではCtrlキーを意味して
います。
一般的なプログラム機能
一般的なMelodyne機能のキーボードおよびマウスのコマンドはこちらです。
ユーザーインターフェースでblobやその他のオブジェクトのコンテキストメニューを開
く
オブジェクトを右クリック
すべて選択
COMMAND+A
選択対象を削除
DELETE(PC)バックスペース(Mac)
選択対象をカット
COMMAND+X
選択対象をコピー
COMMAND+C
選択対象をペースト
COMMAND+V
取り消す
COMMAND+Z
COMMAND+SHIFT+Z、Windowsで
やり直す
は COMMAND+Y も有効
ツールを使用した微調整または数値フィールド
ALT-ドラッグ
インスペクタの数値を選択
数値をダブルクリック
インスペクタの全エントリを選択
インスペクタを3回クリック
その他のプログラム機能(スタンドアローンのみ)
以下のコマンドは、スタンドアローンバージョンのMelodyneでのみ使用可能です。
新規ドキュメント
COMMAND+N
ドキュメントを開く
COMMAND+O
ドキュメントを保存
COMMAND+S
ドキュメントを別名で保存
COMMAND+SHIFT+S
ドキュメントを閉じる
COMMAND+W
再生中にディスプレイを自動スクロール
COMMAND+ALT+F
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Melodyne essential
タイムグリッドを有効化/無効化
COMMAND+ALT+T
ピッチ補正マクロを開く
COMMAND+SHIFT+P
タイムクオンタイズマクロを開く
COMMAND+SHIFT+T
ナビゲーション、選択、再生
ナビゲーション、ズーム、選択、再生、サイクル機能の操作に必要なコマンドです。
ナビゲーション
再生カーソルを配置
タイムルーラー内をクリック
再生カーソルを配置してスクラブ
タイムルーラー内を水平にドラッグ(垂直ドラッグでズーム)
前回のスタート位置に再生カーソルを配
テンキーの0を1回(停止中)または2回(再生中)押す(スタンドア
ローンのみ)
置
テンキーの0を2回(停止中)または3回(再生中)押す(スタンドア
先頭に再生カーソルを配置
ローンのみ)
編集エリアを移動(スクロールツール)
編集ペインをCOMMAND-ドラッグ
ズーム
時間をズーム
タイムルーラー内を垂直にドラッグ(水平ドラッグでスクラブ)
水平/垂直にズーム(ズームツール)
編集ペインを水平/垂直にCOMMAND+ALT-ドラッグ
blob(または選択対象)をズーム
blobをCOMMAND-ダブルクリック
ズームアウト
編集背景をCOMMAND-ダブルクリック
すべてのblobを水平/垂直にズーム
水平/垂直スクロール/ズームスライダーをダブルクリック
サイクル編集
サイクルを有効化/無効化
サイクル線をダブルクリック
サイクル範囲を定義(グリッドにスナップ)
サイクルルーラー内をドラッグ
サイクル範囲を定義(スナップ無効時)
サイクルルーラー内をALT-ドラッグ
サイクル範囲を現在の選択対象に合わせる
サイクルルーラー内をSHIFT-ダブルクリック
サイクル線またはサイクル境界を移動(グリッドにスナップ
)
サイクル線または境界をドラッグ
サイクル線またはサイクル境界を移動(スナップ無効時)
サイクル線または境界をALT-ドラッグ
サイクル境界を再配置
サイクルルーラー内の境界近くをSHIFT-クリック
サイクルルーラー内の境界近くをSHIFT+ALT-クリッ
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Melodyne essential
サイクル境界を再配置(スナップ無効時)
ク
選択
blobを選択
blobを選択に追加/選択から削除
ピッチルーラーを使用してノートを選択に追加/選択から削除(サイクル時はサイクル範囲内のみ)
ピッチルーラーを使用して(すべてのオクターブの)ノートを選択に追加/選択から削除(サイクル時はサイクル範囲内のみ
)
隣り合うblobを選択
隣り合うblobを選択に追加
スネーク選択
すべて選択
再生(プラグイン)
プラグインバージョンのMelodyneでは、DAWとは別に再生を開始し、Melodyneのみを聞くことができます。 こ
の操作はDAWの再生が停止中にのみ可能です。 これを「ローカル再生」と呼びます。
ローカル再生を開始
DAWの再生停止時にタイムルーラーをダブルクリック
ローカル再生を開始(選択されているノートのみ
)
DAWの再生停止時にタイムルーラーをALT-ダブルクリッ
ク
ローカル再生を停止
タイムルーラー内をSPACEキーまたはクリック
ノートアサインメントモードで編集を行う場合、ノートをシンセサウンドで再生させたり、シンセサウンドとオリジ
ナルのサウンドを切り替えることができます。
ノートアサインメントモードでシンセサウンドとオリジナルのサウンドを切り替え
タイムルーラーをSHIFT-ダブルクリッ
る
ク
再生(スタンドアローン)
再生を開始
タイムルーラー内をSPACEキーまたは(テンキーの)ENTERまたはクリック
選択範囲を再生してから停止
ALT+SPACE
再生を停止
タイムルーラー内をSPACEキーまたは(テンキーの)0またはクリック
ノートアサインメントモードで編集を行う場合、ノートをシンセサウンドで再生させたり、シンセサウンドとオリジ
ナルのサウンドを切り替えることができます。
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Melodyne essential
ノートアサインメントモードでシンセサウンドとオリジナルのサウンドを切り替え
る
タイムルーラーをSHIFT-ダブルクリッ
ク
ツールの機能
キーボードのみを使用して、ツールを選択し、主要な機能を実行することができます。
メインツール
メインツールを選択
F1(スタンドアローンのみ)
半音単位でピッチを上げる/下げる
COMMAND+上下矢印キー
セント単位でピッチを上げる/下げる
COMMAND+ALT+上下矢印キー
グリッドの単位で移動
COMMAND+左右矢印キー
より細かな単位で移動
COMMAND+ALT+左右矢印キー
スクロールツール(手)
スクロールツールを選択
F2(スタンドアローンのみ)
ズームツール(ルーペ)
ズームツールを選択
F3(スタンドアローンのみ)
関連トピック
環境設定
最適なパフォーマンスと安定性を得るための方法
クイックスタートガイド
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Melodyne essential
最適なパフォーマンスと安定性を得るための方法
Melodyneは、先進技術を駆使した独自の機能を提供していますが、相対して一定のコンピュータ要件を必要
とします。 複数のMelodyneインスタンスを使用し、同時にプロセッサ負荷の高いプラグインをDAWにロードす
る場合、この要件は特に高くなります。 このような場合、使用可能なリソースを最大限に活用することが、シス
テム全体においてスムーズな動作と安定性を得るためには特に重要になります。 このツアーでは、Melodyne
と作業環境を最大限に活用する方法について説明します。
ヒント1: DAWのバッファサイズ
オーディオ設定やDAWの環境設定には、バッファのサイズを調整できる設定があります。 バッファサイズはサ
ンプル単位で設定でき、通常ミリ秒で表示されます。 簡単に言うと、バッファサイズとは、コンピュータがDAW
からオーディオデータを受け取り、処理する際のひとまとまりの大きさを指しています。
Melodyneが機能するためには、DAWのバッファサイズが512サンプル以上である必要があります
。Celemonyでは、バッファサイズに1,024サンプルを推奨しています。
バッファサイズがこれより小さいと、CPU負荷が著しく上がり、オーディオに音飛びやノイズが生じます。 適切
なバッファサイズを設定することは、Melodyneを使用する上でも、また他のプラグインやDAW自体を使用する
上でも重要です。
バッファサイズが大きすぎても問題が生じます。 たとえば、コンピュータを経由したモニタリングやソフトウェア
インストゥルメントの演奏では、バッファサイズが大きくなると遅延(レイテンシ)が大きくなります。 そのため、
レイテンシを生じない、ミキサーのチャンネルストリップやオーディオインターフェースのダイレクトモニタリング
機能をできるだけ使用してください。
しかし、録音中に、コンピュータを経由してモニタリングせざるを得ない場合や、ソフトウェアインストゥルメント
の演奏中のレイテンシを防ぐ必要がある場合は、Melodyneを一時的に無効に切り替え(バイパスし)てバッフ
ァサイズを小さくします。 その後、バッファサイズを元のサイズに戻したら、再びMelodyneをオンにします。
バッファサイズの調整について詳しくは、ご使用のDAWの取扱説明書をご参照ください。
ヒント2: RAM不足を避ける
RAMが少なくなってくると、ほぼ必ず問題が生じ、クラッシュを生じる場合さえあります。 音楽制作にコンピュー
タを使用する場合、一般的にRAMは大きければ大きいほど適していますが、いくら大型のRAMを使用していて
も効率良く使用されていなければ意味がありません。 RAM使用を最適化するためにも、次のような対策を取
ることをおすすめします。
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Melodyne essential
RAMが不足しているかどうかを確認する まずはRAMが足りているかどうかを確認します。 Windowsを使用して
いる場合は[タスク マネージャー]を(ショートカットはCtrl+Alt+Del)、Macを使用している場合は[アクティビティ
モニタ]([アプリケーション]>[ユーティリティ])をそれぞれ開くと、各アプリケーションに使用されているRAMが
表示されます。 ご使用のDAWで使用されているRAMには、ロードされているすべてのプラグインが使用してい
るRAMも含まれています。
32ビットと64ビットのDAWでは、RAMの使用について重要となる相違点が1つあります。 32ビットのDAWは、た
とえコンピュータに2 GBを超えるRAMが搭載されていても、2 GBまでにしかアドレスできません。 32ビット
のDAWでは、この2 GBの上限に近づき始めると、安定性が失われ、不具合が避けられなくなります。 この場
合、下記の手段でRAMへの負荷を下げる必要があります。 64ビットのDAWではこれに比べてはるかに大型
のRAMを使用することができますが、使用可能な物理RAMすべてをDAWが消費してしまうと、RAM不足に陥る
こともあります。 どちらの場合も、下記の手段をおすすめします。
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Melodyne essential
編集を必要とするパッセージだけを転送する: Melodyneに転送されるパッセージは、それぞれ一定のRAMを
消費します。 そのため、Melodyneには編集を必要とするパッセージのみ転送するようにしましょう。 たとえば
、リフレイン(コーラス)のボーカルを編集する場合、Melodyneにはリフレインだけを転送し、バース(序奏部)
は転送しません。
こうすることで、Melodyneによる余分なRAM消費を抑えることができます。 もちろん、これはMelodyneに長め
のパッセージを転送できないという意味ではありません。 必要のない転送は避けたほうがいいということです
。 この問題を認識した上で余分なRAM消費を避けるようにすれば、長めのパッセージを編集する必要がある
場合にもRAM不足による不具合に悩まされる必要がありません。
1度に複数のトラックを転送しない: 複数のトラックを選択してまとめて転送すると時間の節約にはなりますが
、トラックごとの転送に比べるとRAMへの負荷は大幅に上昇します。 1度に1つのトラックを転送することで、複
数のトラックのMelodyneによる同時分析(検出)によるRAM負荷の増大を回避することができます。
取り消しの最大数を下げる:* Melodyneでは最大100の編集操作を取り消しできます。 しかし、編集操
作の記録はメモリも消費します。より多くの操作が記録されると、それだけ多くのメモリが必要となりま
す。 1操作ごとにメモリが消費され、Melodyne pluginのすべてのインスタンスに影響します。 そのため
、Melodyne editor、assistant、essentialのバージョン2.1から、取り消しの最大数を変更し、取り消し機
能により消費されるRAMをコントロールできるようになりました。 デフォルトでは25に設定されています
。 メモリが不足気味の場合、または取り消し回数があまり必要でない場合、この値を下げてください。
トラックをバウンスする: Melodyneのインスタンスを含むすべてのトラックとソフトウェアサンプラーを含むすべ
てのトラックはRAMを消費し、DAWにより使用されるRAMの総量に反映されます。 作業の終わったMelodyne
および/またはサンプラーのトラックをバウンスすることで、RAM使用を効率化することができます。
バウンス機能(「ディスクへの書き込み」「ミックスダウン」「トラックへのプリント」などとも呼ばれます)は
、Melodyneの編集やサンプラーの出力を、シンプルでリソース負荷の少ないオーディオトラックとして書き出し
ます。 こうすることで、元のトラックからMelodyneおよび/またはソフトウェアサンプラーを削除し、さらには元の
トラック自体も削除することができ、RAM負荷を下げます。 バウンスを実行する際は、プラグインを含む元のト
ラックを事後に操作したくなったときのために、まずソングのコピーを保存しておきましょう。
トラックのバウンスについて詳しくは、ご使用のDAWの取扱説明書をご参照ください。
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Melodyne essential
サンプラーインストゥルメントを最適化する: Melodyneは、できるだけ効率がよくRAMに負荷のかからない方
法(ハードディスクからのストリーミング)で再生に必要なデータを作成しますが、それでもRAM負荷の高いプラ
グインは存在します。 RAM不足は他のプラグインによっても生じ、その負荷比率はプラグイン利用の度合い
により異なります。
マルチレイヤーの長いサンプルを使用したサンプラーインストゥルメントは、特にRAMを消費します。 そのた
め、このようなインストゥルメントのほとんどでは、RAM消費が一定の限界を超えてしまう場合にディスクストリ
ーミングに切り替わる機能が搭載されています。 通常、この限界はユーザーによる設定が可能ですので、必
要に応じて下げることができます。 サンプラーエンジンのRAM上限を下げるとCPUのロードが増えるため
、DAWのCPUロード表示に注意を払いながら行いましょう。 CPUとRAMのどちらにも過度の負荷がかからない
よう、適度な設定を見つけます。
DAWを一定の間隔で再起動する: DAWの多くは、長い間動作させておくとより多くのRAMを独占するようにな
り、オペレーションシステムに正しく戻すことができなくなります。 これは、Meldyneやサンプラーインストゥルメ
ントで編集を行なっていないにもかかわらず、RAM表示(Windowsでは[タスク マネージャー]、Macでは[アクテ
ィビティモニタ]内)の使用可能な空き容量が下がっていくことから分かります。 このような場合には、DAWを一
定の間隔で再起動するとよいでしょう。 おおまかな目安として、1つの(比較的長い)トラックをMelodyneで処理
した後、次の作業をはじめる前に、ソングを保存してからDAWを再起動するようにするとよいでしょう。 その後
、次の転送や編集を行います。
コンピュータを再起動する: ほとんどの場合その必要はありませんが、コンピュータを時々再起動し、RAMの
デフラグを行うのもよいでしょう。 RAMの断片化が進むと、RAM消費がそれほどでなくてもDAWの動作が不安
定になる場合があります。 十分なRAMが搭載されていても、断片化されている(細分化されてしまっており大
きなスペースが使用できない状態になっている)と、オペレーティングシステムとDAWの間、またはDAWとプラ
グインの間のコミュニケーションに障害が生じる可能性があります。 このような問題は、コンピュータを再起動
することで簡単に解決できます。
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Melodyne essential
ヒント3: 正しいDAW設定
Celemonyでは、できるだけ多くのDAWでMelodyneの機能が完璧に動作するよう万全を期しています。 しかし
、どのDAWにも、Melodyneの動作に影響する独自の特性や設定オプションが存在しています。 こういったさま
ざまな要因はMelodyneに直接影響を与えることがあります。これらを徐々に減らしていくことで、どこに問題が
あるのかを解明することができます。
Melodyneの動作に影響する可能性のある要因をまとめ、さまざまなDAWで検証を行いました。 互換性につい
て、詳しくは弊社ウェブサイトの 互換性に関するページ をご覧ください。
ヒント4: 最新バージョンのMelodyneを使用する
Celemonyでは定期的なアップデートを行い、製品の継続的な向上に努めています。 ご使用のバージョンでの
問題が最新バージョンでは解決されている場合があります。 ですので、常に最新バージョンのソフトウェアを
ご使用になることをおすすめします。 Melodyne editor、Melodyne assistant、Melodyne essentialでは[環境設
定]の[設定]タブに、Melodyne studioでは[ヘルプ]メニューにある[アップデートを確認]機能をご使用いただ
くことで、より新しいバージョンがあるかどうかを確認することができます。 より新しいバージョンがある場合、
そのままダウンロードすることができます。
ヒント5: 正しいオーディオドライバフォーマットを使用する
Melodyneは、ASIO(Windows)またはCore Audio(Mac)オーディオドライバフォーマットを使用します。Pro Tools
を使用する場合、適切なオーディオインターフェースが必要となります。 上記のフォーマットに対応した高品位
のオーディオハードウェアを使用することをおすすめします。
Windowsでご使用の場合、サウンドカードがASIOドライバを提供していない場合、ASIO4ALLを使用して一時的
に対処することができます。 しかし、このようなソフトウェアによるソリューションでは、サウンドカードを音楽制
作用のプロオーディオインターフェースへ変えることはできません。 ですので、可能な限りASIO互換のオーデ
ィオハードウェアを使用してください。 また、WindowsでDirectXまたはMMEドライバを使用することは推奨しま
せん。
Mac OS Xでは、Macに内蔵のオーディオ出力を使用できます。 しかし、使用するDAWによっては、内蔵の入
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Melodyne essential
力での録音が回避策([オーディオMIDI設定]ユーティリティを使用してのオーディオ機器の作成)を使用しての
み可能である場合があります。
ヒント6: 最新バージョンのオーディオドライバを使用する
オーディオドライバの問題は、音楽アプリケーションをアップデートした後に生じることがよくあります。 場合に
よっては、クラッシュのような重大な問題を生じることもあります。 しかし、また場合によっては問題がはっきり
と現れず、微妙でよく分からないこともあります。 どのような場合であっても、問題が生じた場合はまずメーカ
ーのウェブサイトを確認し、ご使用のオーディオインターフェースに対してより新しいドライバがないかどうかを
確認しましょう。 これは、ハードウェアを新たに購入した場合に特に重要です。 購入した製品は、製造・梱包
からかなりの時間が経過していることがあります。 そのため、付属のCDに収録されているドライバのバージョ
ンが古いことがありますので、オンラインで最新バージョンを確認してください。
上記の対処法でも解決しない場合
Melodyneを使用していてなんらかの問題が生じた場合、ここで説明されているトラブルシューティングでも問題
が解決しなかった場合、サポートチームまでお問い合わせください。 [email protected]
関連トピック
オーディオファイルを管理し、不明なファイルを指定する
オーディオ素材をMelodyne Pluginへ転送する
インストールとアクティベーション
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Melodyne essential
環境設定
このツアーでは、Melodyneの[環境設定]について説明します。ここでは、アプリケーションの動作を設定します
。
Melodyne Pluginの環境設定
Melodyne Pluginでは、[設定]メニューから[環境設定]を選択します。
言語: ユーザーインターフェイスの言語を選択します。
音名: ピッチルーラーのノートの表記方法を、英語、ラテン語、ドイツ語から選択できます。
A =: 基準音高A(中央Cの上のA)の周波数を変更できます。
表示: Melodyneインターフェースの明るさとコントラストのレベルを選択できます。
取り消しの最大数: Melodyneでは最大100の編集操作を取り消しできます。 この最大数を制限するこ
とで、RAM消費を低減させることができます。 メモリが不足気味の場合、または取り消し回数があまり
必要でない場合、この値を下げてください。
次の枠のエントリでは、ソフトウェアのバージョン情報を確認できます。 また、最新アップデートを確認
するためにサーバーに接続する頻度を指定したり、今すぐ確認するよう選択することもできます。 現在
インストールされているバージョンも表示されます。
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Melodyne essential
キーボード拡張対応: Pluginでキーボードショートカット(取り消し、すべて選択、コピー、ペースト、矢印
キーなど)を使用する場合、このオプションを選択してください。 このオプションの便利度はDAWにより
異なります。MelodyneのキーボードショートカットがDAWのショートカットと重複するようなら、このオプシ
ョンをオフにします。
転送後にオーディオを分析: このオプションを選択すると、オーディオ素材の分析は転送中ではなく転
送完了後に実行されます。こうすることで、コンピュータ負荷を大幅に低減することができます。 処理
速度の遅いコンピュータをご使用の際、転送中に障害(クリックノイズ、ドロップアウト、速度の極端な
低下など)が生じる場合にこのオプションを選択してください。
Melodyne Stand-Aloneの環境設定
Melodyne Stand-Aloneでは、プログラムメニュー(Mac)またはファイルメニュー(Windows)から[環境設定]を開
きます。 2つのタブがあります。
[設定]タブにはPluginと同じオプションがあります。PluginまたはStand-Aloneのどちらかで選択すると、どちら
の場合にも適用されます。
追加機能として[保存]チェックボックスがあります。 このオプションが選択されている場合、編集したオーディ
オファイルを保存する前に、オリジナルファイルがバックアップとしてコピーされます(コピーにはファイル名の
あとに「backup」が加えられます)。 これで、後でオリジナルに戻すことが可能となります。 この機能を使用しな
い場合、チェックボックスのマークを消します。
[オーディオ]タブには、次のオプションがあります。
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Melodyne essential
上側の枠
オーディオデバイス: ご使用のオーディオハードウェアのオーディオドライバを選択できます。
サンプルレート: Melodyneで使用するサンプルレートを選択します。
バッファサイズ: オーディオ編集に使用するバッファサイズを設定します。 値が小さくなると、レイテンシ
は低くなりますが、CPU負荷は大きくなります。
出力: ハードウェアに複数の出力が搭載されている場合、Melodyne Stand-Aloneで使用されるオーデ
ィオハードウェアの出力を選択します。
バッファアンダーランを無視: Melodyne Stand-Aloneを処理能力の低いコンピュータで使用しており、
過負荷の可能性がある(クリックノイズやドロップアウトが生じる可能性がある)場合、このボックスにチ
ェックマークを入れると、コンピュータの処理能力が優先されます。オーディオハードウェアはドロップア
ウトに非常に敏感であることが多いため、このような場合にコンピュータ全体をクラッシュする可能性
があります。 もしクラッシュが生じた場合、このボックスにチェックマークを入れます。 クラッシュするこ
とはまれですので、ほとんどの場合このオプションは無視してもかまいません。
下側の枠
入力: ハードウェアに複数の入力が搭載されている場合、Melodyne Stand-Aloneで使用されるオーデ
ィオハードウェアの入力を選択します。
分解能: Melodyne Stand-Aloneでの録音のビット分解能を設定します。
録音フォルダ: 新しい録音が保存されるフォルダを指定します。
関連トピック
RewireでMelodyneを操作する
Melodyne Stand-Aloneでオーディオを録音する
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Melodyne essential
Pro ToolsでMelodyneを使用する
このツアーでは、Pro ToolsでMelodyneを効率的に使用する方法について説明します。このツアーはPro Tools
11.2 に基づいて説明しています。
弊社ウェブサイトに記載のPro ToolsとMelodyneの互換性についての情報 もお読みください。
現行の問題:Pro Tools 10から11への移行について
*Pro Tools 10と11を同時に実行する:*Melodyneは、Pro Tools 11には64ビットAAXプラグインとして、Pro
Tools 10には32ビットRTASプラグインとして統合されます。バージョン2.1.2のMelodyneインストールプログラム
は、RTASとAAXの両フォーマットをインストールします。OS Xでは、Pro Tools 10とPro Tools 11の両方を同一
コンピューター上で実行できます。ただし、Avidによると、Pro Tools 11をインストール可能なのはPro Tools
10.3.7以降である場合のみとなっていますのでご注意ください(Mac OS X 10.8)。
Pro Tools 10と11の間のセッションの互換性 Melodyneが使用されている古いセッションは、Pro Tools 10また
はPro Tools 11で保存されているかどうかにかかわらず、Pro Tools 10でもPro Tools 11でも開くことができま
す。つまり、「10」のセッションをPro Tools 11に、「11」のセッションをPro Tools 10にそれぞれインポートすること
ができます。ただし双方向互換には条件があり、両システム(Pro Tools 10および11)に同一バージョン
のMelodyne(バージョン2.1.2)がインストールされている必要があります。
セッションの転送パス Pro Tools 11.2では、Melodyneファイルの転送パスについての操作は必要ありません。
[プラグイン設定]フォルダーにあるサブフォルダーのセッション階層に自動的に保存されます。一方、Pro
Tools 11.0では、各新規セッションに対してパスを手動で設定する必要があります。
Melodyneプラグインをロードする
Melodyneを希望のトラックのプラグインスロットにインサートします。Melodyne Pluginは、[Other]カテゴリーに
あります。[Instrument]カテゴリーと混同しないようにしましょう。[Instrument]カテゴリーはReWireデバイスの
ロードに使用します(下記参照)。
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Melodyne essential
一般に、Melodyneは1番目のプラグインスロット(コンプレッサー、EQ、その他のエフェクトの前)にインサートす
ることをおすすめします。理由は以下のとおりです。Melodyneは、ユーザーが編集しようとしている入力シグナ
ルを録音します。また、シグナルとともに、シグナルチェーン内にあるすべてのエフェクト(シグナルより前にあ
るもの)を録音してフリーズさせるので、その後はこれらのエフェクトを調整することができなくなります。コンプ
レッサー、EQ、その他のエフェクトを活用するには、エフェクトがシグナルチェーン内においてMelodyne Plugin
の後に置かれている必要があります。
プロジェクトのバックアップと交換
Melodyneの転送ファイルは、セッション構造内に保存されます。プロジェクトをアーカイブ化する場合や別のユ
ーザーに提供する場合に、Melodyneのすべてのインスタンスで必要なオーディオファイルが見つかるようにす
るには、セッションフォルダーをアーカイブ化または提供するのが確実です。
ここまでが完了したら、セッションのコピーとMelodyneインスタンスを開きます。Melodyneで、[設定]>[ファイル
マネージャ]>[転送保存先]を選択し、コピーした[Transfers]フォルダーを選択してパスを割り当てます。
プロジェクトのアーカイブ化や提供では、Melodyneのオーディオキャッシュ、サイズ、ロケーション(Melodyneの
[環境設定]ダイアログから選択可能)について考える必要はありません。Melodyneは選択されているパラメ
ーターを自動復元するので、個別にアーカイブ化やコピーする必要はありません。
トラックを複製する
たとえばボイスを追加したい場合など、MelodyneインスタンスとMelodyne編集を含むトラックをまとめてコピー
したい場合があります。これを行うには、Pro Toolsの[トラック]メニューの[複製...]コマンドを使用します。
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Melodyne essential
トラックだけでなく、MelodyneとMelodyneによるすべての編集も確実に複製されるようにするには、[トラック複
製]ダイアログの[複製するデータ]セクションの[インサート]にチェックマークを入れます。
Melodyne用のプラグイン設定を保存する
設定をプリセットとして保存できるエフェクトプラグイン同様、Melodyneでもさまざまな編集を保存できます。こう
しておけば、たとえば演奏者やアーティストが同じテイクで編集の異なる各バージョンを聞き比べて選択するこ
とができます。Melodyne設定の保存とロードは、他のプラグインと同じ手順で行います。
Melodyne Pluginウィンドウの上部分の[プリセット]をクリックし、[設定を別名で保存]を選択します。その後、
現在のMelodyne編集に名前を付けます。別の編集を追加プリセットとして保存し、プリセットセレクターを使用
して切り替えることもできます。
Melodyne編集をバウンス/プリントする
Melodyneをプロジェクトで使用し、編集が完了した後は、次の2つの選択肢があります。
Melodyneインスタンスを最終ミックスダウンまで有効のまま残すことができます。この場合、以降もMelodyne
編集にアクセスすることができ、最後まで微調整を加えることができます。これは便利ですが、プラグインが有
効である間はシステムリソースに負荷がかかります。
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Melodyne essential
編集したトラックまたはパッセージを新規オーディオファイル(1つまたは複数)に録音し、Melodyne編集を永続
化することができます。この場合、Melodyne編集にアクセスすることが出来なくなりますが、プラグインを無効
にすることができるため、リソース負荷を低減できます。Melodyne編集をオーディオトラックとして録音すること
のもうひとつの利点は、Melodyneを所有していない誰かにプロジェクトを提供することができる点です。
Pro Toolsトラック上でなされたMelodyne編集をレンダー(永続化)するには、次の手順に従います。
ミキサーまたはトラックのインサートエリアのバイパス機能を使用して、新規トラックへの録音に含めたくないエ
フェクトを無効にします。たとえばEQとコンプレッションは新規トラックの調整に使用しますので、トラックに含め
ない方がよいでしょう。
オートメーションについても同様です。転送に含めるか、それとも既存のオートメーションを新規トラックに後で
コピーして以降もアクセスできるようにするか、状況に応じて決定します。この場合、事前に、編集ウィンドウの
左側のトラックエリアでオートメーションを無効にします。
まず、トラックの[出力]メニューで[新規トラック]を選択します。次に、トラックをモノまたはステレオのいずれで
録音するかを選択し、名前を付けます。Pro Toolsにより新規トラックが作成され、Melodyneトラックからの出力
シグナルがPro Toolsの入力にルーティングされます。
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Melodyne essential
録音対象には、Melodyneトラック全体、またはそこに含まれるパッセージのみのいずれかを選択できます。こ
の方法で複数のトラックを新規オーディオトラックに録音することもできます。
リレコーディングが作成できたら、Altキーを押したまま無効にしたエフェクトを新規トラックにドラッグしてコピー
してから有効にします。Pro Toolsの[編集]メニューで、元のMelodyneトラックのオートメーションデータを新規
トラックにコピーできます。
最後に、元のMelodyneトラックの扱いを決定します。削除するか、[トラック]メニューの[非表示&オフ]を選択
してトラックリストに表示されないようにします。ミュートする場合、以降もMelodyne編集にアクセスすることがで
き、トラックを再び有効にするだけで微調整を加えることができます。
リレコーディングの代わりに、バウンス機能を使用してMelodyne編集をセッション内でレンダーすることもでき
ます。
[ファイル]メニューで[ディスクにバウンス]を選択します。Melodyneトラックをソロに切り替えます。このトラック
の他のプラグインおよび/またはオートメーションを必要に応じて無効に切り替えます。
[バウンス]ダイアログで、希望のバウンスソースを選択し、新規ファイルに名前とディレクトリを割り当てます。
[バウンス後にインポートする]オプションにチェックマークを入れ、バウンスにより作成されたファイルがセッシ
ョン内に表示されるようにします。
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Melodyne essential
バウンスが完了したら、次のメニューから[新規トラック]を選択します。バウンスされた素材を含む新規トラッ
クが作成されます。Melodyneを含む元のトラックを無効に切り替えることができます。
Pro Tools 11の登場により、オフラインでのバウンスが可能になりました。これを行うには、[バウンス]ダイア
ログの該当するボックスにチェックマークを入れます。
ReWire
一般的に、Pro ToolsではMelodyneをプラグインとして使用する方が便利です。こうすると、すべてのMelodyne
データはセッション構造内に保存され、プロジェクトのアーカイブ化と第三者への提供が簡単になります。ただ
し、場合によっては、スタンドアローンバージョンのMelodyneをReWireクライアントとしてPro Toolsで使用すると
便利なこともあります。
たとえば、プロジェクトテンポに合わせてサンプルをすばやく調整したい場合などに便利です。ReWireクライア
ントとして使用する場合、FinderまたはエクスプローラーからMelodyneウィンドウにサンプルをドラッグ&ドロップ
するだけで自動で調整が行われます。ReWire経由でサンプルを正しいテンポで再生し、Pro Toolsで使用でき
ます。また、追加プラグインを使用してさらにエンハンスを加えることもできます。
Melodyne Stand-AloneをReWireクライアントとしてPro Toolsで使用するには、以下の手順で行います。
Pro Toolsを起動し、Auxトラックを作成してから[Instrument]カテゴリから[Melodyne]を選択します。こうすると
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Melodyne essential
、MelodyneがプラグインとしてではなくReWireを利用したスタンドアローンアプリケーションとして立ち上がりま
す。2つのプログラムのトランスポート機能とテンポも同期します。
ここでMelodyneを起動し、Melodyneユーザーインターフェース内の[ReWire]ペインから、このMelodyneドキュ
メントからPro Toolsへのオーディオ転送に使用する出力ペアを選択します。1つのMelodyneドキュメントを扱っ
ている場合、Melodyneに[1-2]を選択します。
Pro Tools ReWireウィンドウで、[Left-Right]を選択します。必要に応じて、複数のMelodyneドキュメントを開き
、そのオーディオを個別のチャンネル経由でPro Tools上の個別のAuxトラックに転送することができます。
ここで、サンプルをロードするか、サンプルをMelodyneにドラッグ&ドロップします。サンプルが分析され、プロ
ジェクトテンポに合わせられます。Melodyneでのサンプルの編集が完了したら、オーディオシグナルをReWire
でMelodyneからPro Toolsに転送し、Pro Tools上で録音します。[出力]メニューでAuxトラックを新規トラックに
ルーティングし、オーディオシグナルを録音します。
Melodyneからのデータは、2つのプログラムがReWireでリンクしている場合、Pro Toolsセッションとともに自動
保存されませんのでご注意ください。以前の作業状態を復元できるようにしたい場合、Melodyneドキュメント
をMPDファイル形式で手動保存する(できればPro Toolsプロジェクトのセッションフォルダー内に)必要があり
ます。保存時に[コピーのオーディオファイルを保存]オプションを有効にすることで、Melodyneがセッションフ
ォルダー内にサンプルのコピーを保存するようにします。
その他の注意点
H/Wバッファサイズ
[設定]>[プレイバックエンジン]で、[H/Wバッファサイズ]を1,024サンプルに設定しますう。これより小さい値
はCPU負荷を増加させます。
ヘッドフォンミックスを外部チャンネルストリップやミキサー経由ではなくコンピューターで直接行う場合など、上
記より小さい値を設定する必要がある場合、すべてのMelodyneインスタンスを切り替え、録音中バイパスする
ようにします。新規トラックの編集を開始するときにMelodyneを再び有効に切り替えます。
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Melodyne essential
キーボードショートカット
Pro ToolsをWindowsでご使用の場合、一部のキーボードショートカットはMelodyne内では機能せず、Pro Tools
自体のショートカットとして機能します。
CTRL+X
CTRL+C
CTRL+V
CTRL+Z
CTRL+Shift+Z
Delete
ALT-を使用するショートカットすべて(blob微調整用のALT+マウスドラッグなど)
これらのショートカットにあたる機能については、MelodyneのメニューコマンドまたはMelodyneユーザーインタ
ーフェースをご使用ください。
MP3としてエクスポートする
オーディオをMP3としてエクスポートすると、「Set ENV Var KMP_Duplicate_Lib_ok = True」というエラーメッセー
ジとともにクラッシュする場合があります。この場合、次の手順に従ってください。
[マイ コンピュータ]を右クリックし、コンテキストメニューから[プロパティ]を選択します。
[システム プロパティ]ウィンドウで、[詳細]タブをクリックして[環境変数]を選択します。
[ユーザー変数]セクションで、[新規]を選択します。
[変数名]フィールドに「KMP_DUPLICATE_LIB_OK」と入力します。
[変数値]フィールドに「TRUE」と入力します。
[OK]をクリックして新規ユーザー変数ウィンドウを閉じます。
[OK]をクリックして、環境変数ページとシステムプロパティページを閉じます。
Pro Toolsを再起動します。
以前のバージョンについて
Pro Tools 10ウィンドウのサイズを変更する
Melodyneウィンドウのサイズを変更するには、ウィンドウの右下隅をマウスでドラッグします。RTASプラグイン
バージョンでは、マウスボタンから指を離すまで新しいサイズが適用されません。
関連トピック
最適なパフォーマンスと安定性を得るための方法
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Melodyne essential
Logic ProでMelodyneを使用する
このツアーでは、Logic ProでMelodyneを効率的に使用する方法について説明します。このツアーはLogic Pro
Xに基づいて説明しています。
弊社ウェブサイトに記載のLogic ProとMelodyneの互換性についての情報 もお読みください。
Melodyneプラグインをロードする
Melodyneを希望のトラックのプラグインスロットにインサートします。Melodyne Pluginは、[Audio Units]>
[Celemony Melodyne]にあります。
Melodyneは、1番目のプラグインスロット(コンプレッサー、EQ、その他のエフェクトの前)にインサートすること
をおすすめします。理由は以下のとおりです。Melodyneは、ユーザーが編集しようとしている入力シグナルを
録音します。また、シグナルとともに、シグナルチェーン内にあるすべてのエフェクト(シグナルより前にあるも
の)を録音してフリーズさせるので、その後はこれらのエフェクトを調整することができなくなります。コンプレッ
サー、EQ、その他のエフェクトを活用するには、エフェクトがシグナルチェーン内においてMelodyne Pluginの後
に置かれている必要があります。
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Melodyne essential
プロジェクトのバックアップと交換
転送中、Melodyneはトラックのシグナルを録音し、転送されたパッセージのコピーを作成します。作成された
オーディオファイルは、[Transfers]という名前のフォルダー(Melodyne上で[設定]>[ファイルマネージャ]を選
択して作成)に保存されます。現在のLogic Proプロジェクト用のプロジェクトフォルダー内に[Transfers]という
名前のサブフォルダーを作成するとよいでしょう。[設定]>[ファイルマネージャ]>[転送保存先]を選択して最
初のMelodyneインスタンスでこのフォルダーに転送を割り当て、このフォルダーに移動します。これを行うには
、[...]アイコンをクリックします。
プロジェクトをアーカイブ化する場合や別のユーザーに提供する場合に、Melodyneのすべてのインスタンスで
必要なオーディオファイルが見つかるようにするには、プロジェクトフォルダーをアーカイブ化または提供する
のが確実です。
[コピーを別名で保存]コマンドを使用してプロジェクトのコピーを作成する場合、必ず[Transfers]フォルダー
を手動でコピーしてください。ここまでが完了したら、プロジェクトのコピーを開きます。
[設定]>[ファイルマネージャ]>[転送保存先]を選択し、コピーした[Transfers]フォルダーを選択してパスを割
り当てます。
プロジェクトのアーカイブ化や提供では、Melodyneのオーディオキャッシュ、サイズ、ロケーション(Melodyneの
[環境設定]ダイアログから選択可能)について考える必要はありません。Melodyneは選択されているパラメ
ーターを自動復元するので、個別にアーカイブ化やコピーする必要はありません。
トラックを複製する
たとえばボイスを追加したい場合など、MelodyneインスタンスとMelodyne編集を含むトラックをまとめてコピー
したい場合があります。これを行うには、[設定の複製を使った新規トラック]アイコンまたはキーボードショート
カットCmd-Dを使用します。元のトラックに属するオーディオ素材を新規トラックにドラッグし、複製します。
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Melodyne essential
Melodyne用のプラグイン設定を保存する
設定をプリセットとして保存できるエフェクトプラグイン同様、Melodyneでもさまざまな編集を保存できます。こう
しておけば、たとえば演奏者やアーティストが同じテイクで編集の異なる各バージョンを聞き比べて選択するこ
とができます。Melodyne設定の保存とロードは、他のプラグインと同じ手順で行います。
Melodyne Pluginウィンドウ内で現在のプリセット名をクリックし、[別名で保存]を選択します。その後、現在
のMelodyne編集に名前を付けます。別の編集を追加プリセットとして保存し、プリセットセレクターを使用して
切り替えることもできます。
Melodyne編集をバウンス/プリントする
Melodyneをプロジェクトで使用し、編集が完了した後は、次の2つの選択肢があります。
Melodyneインスタンスを最終ミックスダウンまで有効のまま残すことができます。この場合、以降もMelodyne
編集にアクセスすることができ、最後まで微調整を加えることができます。これは便利ですが、プラグインが有
効である間はシステムリソースに負荷がかかります。
Melodyne編集を「バウンス」することができます。「バウンス」とは、編集したトラックやパッセージを新規オーデ
ィオファイル(1つまたは複数)に録音することを指します。この場合、Melodyne編集にアクセスすることが出来
なくなりますが、プラグインを無効にすることができるため、リソース負荷を低減できます。Melodyne編集をバ
ウンスすることのもうひとつの利点は、Melodyneを所有していない誰かにプロジェクトを提供することができる
点です。
Melodyneを含むトラックをLogic Proでバウンスし変更を永続化するには、次の手順で行います。
新規トラックに含めたくないエフェクトをAlt-クリックし、無効にします。たとえばEQとコンプレッションは新規トラ
ックの調整に使用しますので、トラックに含めない方がよいでしょう。
オートメーションについても同様です。転送に含めるか、それとも既存のオートメーションを新規トラックに後で
コピーして以降もアクセスできるようにするか、状況に応じて決定します。後者の場合、バウンスする前に、編
集ウィンドウまたはミキサーの左側のトラックエリアでオートメーションを無効にします。トラックのバウンス時に
オートメーションを無効にすることもできます(下記参照)。
Logic 9では、以下のバウンス手順をおすすめします。
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Melodyne essential
1つまたは複数のリージョンを選択します。リージョンのタイトルバーを右クリックし、[ハードディスクにバウンス
]を選択します。名前を入力し、オーディオ解像度パラメーターを設定します。
[エフェクトプラグインをバイパス]にチェックマークを入れないでください。チェックを入れると、Melodyne編集
が無視されます。
Logicはバウンスされた素材に対して新規トラックを自動作成するため、元のトラックの扱いをここで設定でき
ます。[ミュート]を選択すると、古いトラックが保持され、ミュートします。
バウンスの実行後、オートメーションデータを新規作成したトラックにコピーするには、Shiftキーを押したまま、
オートメーションデータ内をドラッグして範囲を選択します。その後、[編集]>[コピー]を選択するか、ショートカ
ットCmd+Cを使用してオートメーションデータをクリップボードにコピーします。バウンスした素材を含むトラック
を選択した後、[編集]>[ペースト](またはCmd+V)を選択してデータをインサートします。チャンネル内でオー
トメーションを再び有効にします。
元のトラックから新たに作成されたトラックにプラグインをコピーするには、Altキーを押したまま元のトラックか
ら新しいトラックにドラッグします。
最後に、元のMelodyneトラックの扱いを決定します。削除またはミュートすることができます。リソースを節約
するには、AltキーでMelodyneインスタンスを無効にします。ミュートする場合、以降もMelodyne編集にアクセ
スすることができ、トラックを再び有効にするだけで微調整を加えることができます。
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Melodyne essential
Rewire
一般的に、Logic ProではMelodyneをプラグインとして使用する方が便利です。こうすると、すべてのMelodyne
データはプロジェクト構造内に保存され、プロジェクトのアーカイブ化と第三者への提供が簡単になります。た
だし、場合によっては、スタンドアローンバージョンのMelodyneをReWireクライアントとしてLogic Proで使用する
と便利なこともあります。
たとえば、プロジェクトテンポに合わせてオーディオファイルをすばやく調整したい場合などに便利です
。ReWireクライアントとして使用する場合、FinderまたはエクスプローラーからMelodyneウィンドウにオーディオ
ファイルをドラッグ&ドロップするだけで自動で調整が行われます。ReWire経由でオーディオファイルを正しいテ
ンポで再生し、Logic Proで使用できます。また、追加プラグインを使用してさらにエンハンスを加えることもで
きます。
Melodyne Stand-AloneをReWireクライアントとしてLogic Proで使用するには、以下の手順で行います。
まず、Logic Proを起動します。次に、[オプション]メニューから[新規オグジュアリー・チャンネル・ストリップを
作成]を選択します。
Logic Proミキサー内に専用のチャンネルストリップが自動作成されます。ここで、このチャンネルストリップの
入力セクションで、[Melodyne singletrack] > [RW:Left/Right]を選択します。
こうすることで、複数のMelodyneドキュメントを開き、そのオーディオ出力を個別のチャンネル経由でLogic Pro
上の個別のAuxトラックにアサインすることができます。
ここで、Melodyneを開きます。こうすると、MelodyneがプラグインとしてではなくReWireを利用したスタンドアロ
ーンアプリケーションとして立ち上がります。2つのプログラムのトランスポート機能とテンポも同期します
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Melodyne essential
。ReWire接続が存在しているかどうかは、2つのReWire出力チャンネルをMelodyneユーザーインターフェース
内から選択できることから確認できます。1つのMelodyneドキュメントを扱っている場合、ReWireに[1-2]を選
択します。
ここで、オーディオファイルをロードするか、オーディオファイルをMelodyneにドラッグ&ドロップします。サンプ
ルが分析され、プロジェクトテンポに合わせられます。Melodyneでのサンプルの編集が完了したら、オーディ
オシグナルをReWireでMelodyneからLogic Proに転送し、Logic Pro上で録音します。
Melodyneからのデータは、2つのプログラムがReWireでリンクしている場合、Logic Proプロジェクトとともに自
動保存されませんのでご注意ください。以前の作業状態を復元できるようにしたい場合、Melodyneドキュメント
をMPDファイル形式で手動保存する(できればLogic Proプロジェクトフォルダー内に)必要があります。保存時
に[コピーのオーディオファイルを保存]オプションを有効にすることで、Melodyneがセッションフォルダー内に
サンプルのコピーを保存するようにします。
その他の注意点
バッファサイズ
[設定]>[オーディオ]では、[I/Oバッファサイズ]を1,024サンプルに設定することをおすすめします。これより
小さい値はCPU負荷を増加させます。
ヘッドフォンミックスを外部チャンネルストリップやミキサー経由ではなくコンピューターで直接行う場合など、上
記より小さい値を設定する必要がある場合、すべてのMelodyneインスタンスを切り替え、録音中バイパスする
ようにします。新規トラックの編集を開始するときにMelodyneを再び有効に切り替えます。
ミュートとソロ
Melodyneは、アレンジメントの同じパート内のオーディオリージョンがミュートされていても、Melodyneのオーデ
ィオシグナルの再生を続けます。この動作は他の一般的なホストアプリケーションでも同様なのですが、古い
バージョンのLogicをご使用の方は驚かれるかもしれません。また、どのリージョンがソロ(またはグローバルソ
ロ)モードで録音されているかどうかに関係なく、使用中のすべてのMelodyneインスタンスのオーディオシグナ
ルが聞こえます。Melodyneをミュートまたはソロにしたい場合、チャンネルストリップのボタンを押してそれぞれ
切り替えます。
また、チャンネルストリップのボタンを使用する代わりに、トラックリストのボタンを使用することもできます。こ
の場合、あらかじめ目的に合わせて設定しておく必要があります。
[環境設定]>[オーディオ]>[一般]を選択します。[トラックのミュート/ソロ]セクションには、2つのオプションが
あります。
CPU節約(低速):このオプションが選択されている場合、ミュート/ソロボタンはトラック内のすべてのリージョン
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Melodyne essential
に同時に機能します。Melodyne editorとMelodyne assistantのいずれも、この設定の影響を受けません。
高速(リモート・チャンネル・ストリップ):このオプションが選択されている場合、ミュート/ソロキーは、チャンネ
ルストリップにある対応するボタンとまったく同じ効果を持ちます。つまり、Melodyneに影響を及ぼします。
古いバージョンについて
バウンス
Logic 8 以前をご使用の場合、バウンスは次の手順で行うことをおすすめします。ショートカットAlt+Cmd+Nを
使用するか、メニューから[トラック]>[新規]を選択して新規トラックを作成します。
続くウィンドウで、[入力]に[Bus 64]などの空いているバスを選択します。トラックにに名前を付け、[作成]を
クリックして確定します。次に、チャンネルストリップの[R]ボタンをクリックし、新規トラックを録音可能にします
。
その後、Melodyne変更が含まれているトラックの出力を[Bus 64]に設定します。これで、録音可能な状態であ
れば、トラック全体またはそこに含まれるパッセージを録音することができます。
次に、ミュートボタンで元のトラックをミュートし、プラグインをバウンスした素材が含まれるトラックにコピーし、
バイパス機能をオフにすることでプラグインを再び有効にします。
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Melodyne essential
古いバージョンのLogicでの通常のバウンス手順
この手順は広く使用されていますが、Celemonyでは推奨していません。おすすめしているバスルーティングに
はより優れた柔軟性と簡便性があるためです。しかし、一般的に使用されている手法ではありますので、一応
ここに説明しておきます。
バウンスを行うには、まずメニューバーから[ファイル]>[バウンス]を選択します。次に、名前を入力し、オー
ディオ解像度パラメーターと、バウンスしたいパッセージの起点と終点を設定します。バウンスをオフラインで
実行するかリアルタイムで実行するかも選択できます。
[エフェクトプラグインをバイパス]にチェックマークを入れないでください。チェックを入れると、Melodyne編集
が無視されます。[オーディオビンに追加]オプションにチェックマークを入れます。
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52
Melodyne essential
[バウンス]をクリックします。Logic Proがバウンスを実行し、Melodyne編集を含む新規トラックを作成します。
このファイルは、Logicオーディオビン(CMD-9)に保存されます。
バウンスが完了したら、Logic Proで新規トラックを作成し、トラック内の正しい位置にファイルを配置します
。Cmdキーを押したまま、無効になっているエフェクトを新規トラックにドラッグし、再び有効に切り替えます。コ
ピー&ペースト機能を使用して、オートメーションデータを元のMelodyneトラックから新規トラックに転送できま
す。
最後に、元のMelodyneトラックの扱いを決定します。削除またはミュートすることができます。Altキーでエフェ
クトとしてのMelodyneインスタンスを無効にします。ミュートする場合、以降もMelodyne編集にアクセスすること
ができ、トラックを再び有効にするだけで微調整を加えることができます。
関連トピック
最適なパフォーマンスと安定性を得るための方法
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53
Melodyne essential
Cubase/NuendoでMelodyneを使用する
このツアーでは、CubaseおよびNuendoでMelodyneを効率的に使用する方法について説明します。このツアー
はCubase 8/Nuendo 6に基づいて説明しています。
弊社ウェブサイトに記載のCubase/NuendoとMelodyneの互換性についての情報 もお読みください。
Melodyneプラグインをロードする
Melodyneを希望のトラックのプラグインスロットにインサートします。Melodyne Pluginは、[Plug-Ins]フォルダー
内に「Celemony Melodyne」としてリストされています。
Melodyneは、1番目のプラグインスロット(コンプレッサー、EQ、その他のエフェクトの前)にインサートすること
をおすすめします。理由は以下のとおりです。Melodyneは、ユーザーが編集しようとしている入力シグナルを
録音します。また、シグナルとともに、シグナルチェーン内にあるすべてのエフェクト(シグナルより前にあるも
の)を録音してフリーズさせるので、その後はこれらのエフェクトを調整することができなくなります。コンプレッ
サー、EQ、その他のエフェクトを活用するには、エフェクトがシグナルチェーン内においてMelodyne Pluginの後
に置かれている必要があります。
プロジェクトのバックアップと交換
転送中、Melodyneはトラックのシグナルを録音し、転送されたパッセージのコピーを作成します
。Cubase/Nuendoプロジェクト構成では、オーディオファイルは、[Transfers]という名前のサブフォルダー内に
作成される[Melodyne]フォルダーに保存されます。プロジェクトをアーカイブ化する場合や別のユーザーに提
供する場合に、Melodyneのすべてのインスタンスで必要なオーディオファイルが見つかるようにするには、プ
ロジェクトフォルダーをアーカイブ化または提供するのが確実です。
[プロジェクトのバックアップ]コマンドを使用してプロジェクトのコピーを作成する場合、必ず一度バックアップ
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Melodyne essential
プロジェクトを開いてください。こうしないと、バックアップに[Melodyne]フォルダーが含まれません。
プロジェクトのアーカイブ化や提供では、Melodyneのオーディオキャッシュ、サイズ、ロケーション(Melodyneの
[環境設定]ダイアログから選択可能)について考える必要はありません。Melodyneは選択されているパラメ
ーターを自動復元するので、個別にアーカイブ化やコピーする必要はありません。
トラックを複製する
たとえばボイスを追加したい場合など、MelodyneインスタンスとMelodyne編集を含むトラックをまとめてコピー
したい場合があります。これを行うには、Cubase/Nuendoの[プロジェクト]メニューの[トラックを複製]コマンド
を使用します。
Melodyne用のプラグイン設定を保存する
設定をプリセットとして保存できるエフェクトプラグイン同様、Melodyneでもさまざまな編集を保存できます。こう
しておけば、たとえば演奏者やアーティストが同じテイクで編集の異なる各バージョンを聞き比べて選択するこ
とができます。Melodyne設定の保存とロードは、他のプラグインと同じ手順で行います。
Melodyne Pluginウィンドウの上部分をクリックし、[プリセットを保存]を選択します。その後、現在のMelodyne
編集に名前を付けます。別の編集を追加プリセットとして保存し、プリセットセレクターを使用して切り替えるこ
ともできます。
Melodyne編集をエクスポート/プリントする(オーディオミックスダウン)
Melodyneをプロジェクトで使用し、編集が完了した後は、次の2つの選択肢があります。
Melodyneインスタンスを最終ミックスダウンまで有効のまま残すことができます。この場合、以降もMelodyne
編集にアクセスすることができ、最後まで微調整を加えることができます。これは便利ですが、プラグインが有
効である間はシステムリソースに負荷がかかります。
Melodyne編集を「エクスポート」することができます。「エクスポート」とは、編集したトラックやパッセージを新規
オーディオファイル(1つまたは複数)に録音することを指します。この場合、Melodyne編集にアクセスすること
が出来なくなりますが、プラグインを無効にすることができるため、リソース負荷を低減できます。Melodyne編
集をエクスポートすることのもうひとつの利点は、Melodyneを所有していない誰かにプロジェクトを提供するこ
とができる点です。
Melodyneを含むトラックをCubase/Nuendoでエクスポートし変更を永続化するには、次の手順で行います。
Cubase/Nuendoのタイムライン内で範囲を指定します。Melodyneトラック全体を録音することも、そこに含まれ
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Melodyne essential
るパッセージ(ひとつまたは複数)を録音することもできます。
ミキサーまたはトラックのインサートエリアのバイパス機能を使用して、新規トラックへの録音に含めたくないエ
フェクトを無効にします。たとえばEQとコンプレッションは新規トラックの調整に使用しますので、トラックに含め
ない方がよいでしょう。
オートメーションについても同様です。転送に含めるか、それとも既存のオートメーションを新規トラックに後で
コピーして以降もアクセスできるようにするか、状況に応じて決定します。この場合、エクスポートする前に、編
集ウィンドウの左側のトラックエリアでオートメーションを無効にします。これは、すべてのオートメーションに対
してまとめて、またはコントロール要素に対して個別に実行できます。
エクスポートを行うには、まずメニューバーから[ファイル]>[書き出し]>[オーディオ ミックスダウン]を選択し
ます。名前を入力し、オーディオ解像度パラメーターを設定します。
[プロジェクトに読み込む]セクションで、[オーディオトラック]オプションをオンにします。
ウィンドウ左側で、エクスポートしたいトラックを指定します。
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Melodyne essential
ヒント:[実時間で書き出す]オプションを選択すると、信頼性の高い結果が得られます。
[書き出し]をクリックします。Cubase/Nuendoがオーディオミックスダウンを実行し、Melodyne編集を含む新規
トラックを作成します。好みに応じて、ミックスダウン前にウィンドウ左側の[チャンネル選択]ペインでトラックを
選択することで複数のトラックを同時にエクスポートすることができます。
エクスポートが実行できたら、Altキーを押したまま無効にしたエフェクトを新規トラックにドラッグしてコピーして
から有効にします。コピー&ペースト機能を使用して、オートメーションデータを元のMelodyneトラックから新規
トラックに転送できます。
最後に、元のMelodyneトラックの扱いを決定します。トラックパネル内で右クリックして[トラックを無効にする]
を選択することで、削除または無効に切り替えることができます。ミュートする場合、以降もMelodyne編集にア
クセスすることができ、トラックを再び有効にするだけで微調整を加えることができます。
注:同じウィンドウでオンにできる[チャンネルのバッチ書き出し]機能では、複数のトラックを同時にエクスポー
トできます。この機能を使用すると、不要なセンドエフェクトがエクスポートに含まれてしまうリスクを排除できま
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Melodyne essential
す。
Rewire
一般的に、CubaseまたはNuendoではMelodyneをプラグインとして使用する方が便利です。こうすると、すべて
のMelodyneデータはセッション構造内に保存され、プロジェクトのアーカイブ化と第三者への提供が簡単にな
ります。ただし、場合によっては、スタンドアローンバージョンのMelodyneをReWireクライアントとし
てCubase/Nuendoで使用すると便利なこともあります。
たとえば、プロジェクトテンポに合わせてサンプルをすばやく調整したい場合などに便利です。ReWireクライア
ントとして使用する場合、FinderまたはエクスプローラーからMelodyneウィンドウにサンプルをドラッグ&ドロップ
するだけで自動で調整が行われます。ReWire経由でサンプルを正しいテンポで再生し、Cubase/Nuendoで使
用できます。また、追加プラグインを使用してさらにエンハンスを加えることもできます。
Melodyne Stand-AloneをReWireクライアントとしてCubase/Nuendoで使用するには、以下の手順で行います。
まずCubase/Nuendoを起動し、[デバイス]メニューから[Melodyne Singletrack Rewire]を選択します。
ウィンドウが開き、MelodyneドキュメントのCubase/Nuendoへのオーディオ転送に使用する出力ペアを選択で
きます。1つのMelodyneドキュメントを扱っている場合、[Left]と[Right]フィールドを有効にします。対応するト
ラックがプロジェクトウィンドウ内に表示されます。複数のMelodyneドキュメントを開き、そのオーディオを個別
のチャンネル経由でCubase/Nuendo上の個別のAuxトラックに転送することができます。
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Melodyne essential
ここで、Melodyneを開きます。こうすると、MelodyneがプラグインとしてではなくReWireを利用したスタンドアロ
ーンアプリケーションとして立ち上がります。2つのプログラムのトランスポート機能とテンポも同期します
。ReWire接続が存在しているかどうかは、2つのReWire出力チャンネルをMelodyneユーザーインターフェース
内から選択できることから確認できます。1つのMelodyneドキュメントを扱っている場合、ReWireに[1-2]を選
択します。
ここで、サンプルをロードするか、サンプルをMelodyneにドラッグ&ドロップします。サンプルが分析され、プロ
ジェクトテンポに合わせられます。Melodyneでのサンプルの編集が完了したら、オーディオシグナルをReWire
でMelodyneからCubase/Nuendoに転送し、Cubase/Nuendo上で録音します。これを行うには、上記の
「Melodyne編集をエクスポート/プリントする」で説明したCubase/Nuendoの[オーディオ ミックスダウン]機能を
使用します。
Melodyneからのデータは、2つのプログラムがReWireでリンクしている場合、Cubase/Nuendoプロジェクトととも
に自動保存されませんのでご注意ください。以前の作業状態を復元できるようにしたい場合、Melodyneドキュ
メントをMPDファイル形式で手動保存する(できればCubase/Nuendoプロジェクトフォルダー内に)必要があり
ます。保存時に[コピーのオーディオファイルを保存]オプションを有効にすることで、Melodyneがセッションフ
ォルダー内にサンプルのコピーを保存するようにします。
その他の注意点
バッファサイズ
ご使用のオーディオドライバーの[I/Oバッファサイズ]は1,024サンプルに設定してください。これより小さい値
はCPU負荷を増加させます。
CubaseまたはNuendoでバッファサイズを変更するには、メニューバーで[デバイス]>[デバイス設定]を選択し
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Melodyne essential
ます。ウィンドウ左側の[VSTオーディオシステム]でご使用のオーディオデバイスを選択します。ウィンドウ右
側に表示される内容から、[コントロールパネル]を選択します。次に表示されるウィンドウで、バッファサイズ
を設定します。
ヘッドフォンミックスを外部チャンネルストリップやミキサー経由ではなくコンピューターで直接行う場合など、上
記より小さい値を設定する必要がある場合、すべてのMelodyneインスタンスを切り替え、録音中バイパスする
ようにします。新規トラックの編集を開始するときにMelodyneを再び有効に切り替えます。
32/64ビット
64ビットバージョンのCubase/Nuendoをご使用の場合、32ビットバージョンのMelodyneとのリンクにビットブリッ
ジ機能を使用しないでください。よりパワフルな64ビットバージョンのMelodyneをご使用ください。
サイクルによる同期のずれ
Cubase/Nuendoのサイクル機能を有効にした上で、サイクル範囲の後の位置から再生をスタートさせると
、Melodyneの同期が大幅にずれます。
これを避けるためには、範囲の後の位置からソングを再生したい場合、Cubase/Nuendoのサイクル機能を無
効にします。
ローカル再生とblobモニタリング
blobモニタリングとMelodyneのローカル再生機能をオンに保つには、次のオプションの選択を解除します。
[環境設定]>[VST]>[プラグイン]>[オーディオ信号が無い場合は VST3 プラグインの処理を停止する]
関連トピック
最適なパフォーマンスと安定性を得るための方法
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Melodyne essential
ARAを使用してPresonus Studio OneでMelodyneを使用す
る
VSTインターフェースのエクステンションであるARAは、Melodyne editor、assistant、essentialのPresonus
Studio Oneへのタイトな統合を可能にし、より快適なMelodyne体験を実現します。このイントロダクションでは
、Studio OneでMelodyneを使用するために必要な基本的操作について説明します。このガイドは、Melodyne
ユーザーマニュアルの追補です。
弊社ウェブサイトに記載のStudio OneとMelodyneの互換性についての情報 もお読みください。
Melodyneをロードおよびインストールする
Studio One ProfessionalにはMelodyne essentialのライセンスが付属しています。Studio One Artistまた
はProducerには、最上位製品であるMelodyne editorのトライアルバージョンが付属しています。
Melodyneがインストールされていない場合、[Studio Oneインストール]ウィンドウを開いてください。
[PreSonusユーザーアカウントからコンテンツをダウンロード]をクリックします。Melodyneインストール
プログラムは製品一覧にございます。プログラムをダウンロードして起動し、画面上の指示に従ってく
ださい。パッケージ版のStudio Oneをご購入いただいた場合、インストールウィンドウの2つ目のオプシ
ョンを選択し、MelodyneをStudio One DVDからインストールします。
Melodyneをご使用になるには、ソフトウェアを登録し、アクティベートする必要があります。Melodyneを
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Melodyne essential
初めて起動すると、アクティベーションアシスタントが表示されます。
Melodyne essentialのシリアルナンバーは、[詳細]ボタンをクリックすると表示される[Studio Oneにつ
いて]ダイアログにあります。
MelodyneとARAでオーディオイベントを編集する
Studio Oneでオーディオイベントを選択し、[オーディオ]メニューから[Melodyneで編集]を選択します。キーボ
ードショートカットのCmd-M(Mac)またはCtrl-M(Windows)を使用してもかまいません。Melodyneが自動起動
し、オーディオイベントを分析してノートを表示します。Melodyneは、Studio OneのオーディオエディターやMIDI
エディター同様、Studio Oneウィンドウ下部のパネルに表示されます。このオーディオイベントにアクセスしたい
場合、ダブルクリックすればそのノートがMelodyneに表示されます。
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Melodyne essential
ARAにより不要となる手順
Melodyneについて詳しくは、Melodyneユーザーマニュアルまたはユーザーマニュアルビデオをご覧ください。
マニュアルでは、ARAを使用しない場合のMelodyneの使用方法について説明しています。ARAでは
、Melodyneの使用に大幅な機能向上が実装されているため、マニュアルに記載されているテーマのうち以下
は記述が当てはまりません。
*転送:*ARAを使用しない場合、編集したいオーディオ部分をDAWからMelodyneにリアルタイムで再生する必
要があります。このプロセスを「転送」と呼びます。ARAを使用する場合、転送は必要ありません。[Melodyne
で編集]を選択すると、オーディオイベントがMelodyne内に開きます。このため、ARAを使用している場合
、Melodyneユーザーインターフェースには[転送]ボタンが表示されません。
ファイル管理: ARAでは転送の必要がないため、転送に関連するファイル管理も不要です。このため
、Melodyne pluginには[ファイルマネージャ]ダイアログがありません。保存して後で作業内容を修正したり第
三者に提供したりする場合、必要となるのはStudio Oneのソングファイルです。Melodyneが必要とするデータ
はすべてソングとともに保存されます。
テンポと拍子の変更: ARAを使用する場合、Melodyneは、Studio One内でのすべてのテンポおよび拍子の変
更に自動的に従います。ARAを使用しない場合、これらの変更をMelodyne内でリアルタイムに再生する必要
があります。
MIDIエクスポート: ARAを使用する場合も、MIDIのエクスポートにはMelodyne editorとassistantの[設定]コマ
ンドを使用します(Melodyne essentialでは使用しません)。しかし、ARAではMIDIのDAWトラックへのエクスポー
トが大幅に簡便化されており、Melodyneで開いているオーディオイベントをインストゥルメントトラックにドラッグ
するだけで実行できます。
Melodyneが自動対応するオーディオイベントへの変更
Studio Oneでオーディオイベントの配置を変更すると、ARAを使用している場合であれば、Melodyneは自動的
にその変更に従います。ARAを使用しない場合、DAWトラックになされた変更をすべてMelodyne内で手動で再
現する必要があります。ARAを使用するMelodyneが自動対応するオーディオイベントへの変更は次のとおり
です。
ミュート
短縮
移動
コピー
ゲインとフェードの変更
Studio Oneの時間ツールでのイベントのストレッチ(Alt+ドラッグ)
インスペクターのテンポ追従設定(次項参照)
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Melodyne essential
Studio OneとMelodyneのタイムストレッチ動作
Studio Oneのインスペクター(トラックリストの左、トラックリスト上の[i]ボタンをクリックすると開く)では、各トラ
ックに対して[テンポ]>[追従]または[テンポ]>[タイムストレッチ]のいずれかのオプションを選択できます。選
択されたオプションについてMelodyneはStudio Oneに従います。以下の例は、トラックに[タイムストレッチ]が
選択されている場合にのみ適用されます。[テンポ]>[追従]または[テンポ]>[追従しない]が選択されている
場合、タイムストレッチは生じません。
オーディオファイルをソングにドラッグする際、優勢なテンポに合わせてオーディオファイルが自動的に合わせ
られるようにするには、[タイムストレッチ]を選択します。ファイルによってはMelodyneを使用しなくても正しく
調整することができる場合がありますが、多くのファイルではMelodyneが必要となります。Melodyneでオーディ
オイベントを開いた場合、常にMelodyneがタイムストレッチを行います。
技術的観点から言えば、タイムストレッチングはテンポ検出をベースに実行され、ストレッチまたはスクイーズ
のいずれかを実行するかどうか、またソングのテンポにどの程度適合させるかどうかを決定するには、Studio
OneとMelodyneの両方がテンポを認識する必要があります。テンポが決定される方法は、ファイルの生成元
により異なります。たとえば、ソングのテンポが100BPMであるとします。
オーディオファイルが現在のStudio Oneソング内で録音またはバウンスされたものである場合、ソングテンポ
(100BPM)で再生されるものと考えて間違いないでしょう。この場合、テンポ検出は行われません。ソングテン
ポを120BPMに上げると、オーディオファイルのテンポも100から120BPMに上がります。
ファイルの生成元が別のソングである場合、たとえばそのソングのテンポが125BPMであるとすると、Studio
Oneはテンポを認識することができません。この場合、2つのオプションから動作を選択できます。
イベントインスペクターの[ファイルテンポ]フィールドに[125]を入力します。Melodyneはこのフィールドにアク
セスし、125 BPMをファイルテンポとして認識し、ソングテンポに合うようオーディオをストレッチまたはスクイー
ズします。
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Melodyne essential
ファイルの元のテンポが分からない場合、Melodyneを使用してテンポを検出できます。Melodyneの[テンポ]フ
ィールドの隣の[...]アイコンをクリックし、[テンポ]ダイアログを開きます。
[テンポを再検出]を選択し、[OK]をクリックしてダイアログを終了します。Melodyneがファイルのテンポを検
出し、インスペクターの[ファイルテンポ]フィールドに入力します。これで、ファイルをストレッチまたはスクイー
ズする度合いが判明します。
ファイルに段階的なテンポ変更(リタルダンドなど)がある場合、テンポを入力することができません。しかし、[
テンポを再検出]が選択されている場合、Melodyneはテンポの変動を認識し、再生中にファイルをストレッチ
またはスクイーズしてオーディオファイルが常にソングのテンポに適合するようにします。結果として、ファイル
のテンポはよりリニアになります。Studio Oneで任意のテンポ進行を作成することもでき、その場合Melodyne
はファイルテンポをそのテンポに合わせて調整します。
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Melodyne essential
チャンネルストリップにMelodyneをインサートする:ARAなし
ARAを利用するには、MelodyneをイベントFXとしてインサートする必要があります([Melodyneで編集]コマンド
を使用すると自動実行されます)。チャンネルストリップにMelodyneをインサートすることも可能ですが、この場
合、ARA統合は機能しません。つまり、転送を実行する必要が生じ、Melodyneはテンポ変更やStudio Oneのト
ラック上のオーディオイベントになされた変更を自動追従しなくなります。
Melodyneをオーディオイベントからバイパスまたは削除する
Melodyneをオーディオイベントからバイパスまたは削除するよう切り替えるには、オーディオイベントのイベン
トFXインスペクター内のMelodyneをオフに切り替えるか削除します。Melodyneをバイパスすると、タイムストレ
ッチはMelodyneではなくStudio Oneにより実行されるようになります。
[比較]ボタンを使用すると、Melodyneのタイムストレッチはアクティブのままとなりますが、ノートへの変更はす
べて一時的に反転し、灰色表示のblobで示されます。
ヒントとアドバイス
バッファサイズ
オーディオバッファサイズは1,024サンプルに設定することをおすすめします。これより小さい値はCPU負荷を
大幅に増加させます。ヘッドフォンミックスを外部チャンネルストリップやミキサー経由ではなくコンピューターで
直接行う場合など、上記より小さい値を設定する必要がある場合、すべてのMelodyneインスタンスをオフにし
ます。新規トラックの編集を開始する際、Melodyneを再びオンに切り替えます。
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Melodyne essential
関連トピック
最適なパフォーマンスと安定性を得るための方法
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Melodyne essential
ARAを使用してCakewalk Sonar X3でMelodyneを使用する
VSTインターフェースのエクステンションとなるARAは、MelodyneをCakewalk Sonar X3によりタイトに統合し、
非常にユーザーフレンドリーなMelodyne体験を提供します。このガイドでは、ARAを使用してSonarでMelodyne
を使用するのに必要な基本的操作について説明します。このガイドは、Melodyneユーザーマニュアルの追補
です。
弊社ウェブサイトに記載のSonarとMelodyneの互換性についての情報 もお読みください。
Melodyneをインストールする
Melodyne essentialはSonar X3 ProducerおよびSonar X3 Studioにバンドルされており、一緒にインストールさ
れます。Melodyneのインストールが思いがけず中断され、Sonar X3のインストールのみ完了した場合、Sonar
のインストールプログラムを再実行し、Melodyneのインストールを行えば問題ありません。
Melodyneを初めて起動すると、アクティベーションアシスタントが表示され、Melodyneのシリアルナンバーを入
力するようメッセージが表示されます。Sonarアップデートより前にMelodyneを所有している場合、シリアルナン
バーが自動で入力されますので、確認するだけでかまいません。Melodyneをご所有でない場合、[シリアルナ
ンバー]フィールドは空になっています。この場合、Sonarバンドルに付属しているMelodyneシリアルナンバーを
入力します。MelodyneのシリアルナンバーはSonarパッケージに記載されています。Sonar X3をダウンロード
購入いただいた場合、Cakewalkユーザーアカウントに記載されています。この場合、ダウンロード完了
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Melodyne essential
後Cakewalkから送信されるメールにもMelodyneのシリアルナンバーが記載されています。シリアルナンバー
の入力後、アクティベーションアシスタントの指示に従ってください。
インストールとプログラムのアクティベーションが完了したら、以前どおりMelodyneをプラグインとして使用する
ことができます。Sonar X2で編集したソングにも対応しています。しかし、オーディオクリップを編集する場合、
または新規プロジェクトを開始する場合、リージョンFXとしてではなく、ARA統合によるユーザーフレンドリー
なMelodyneの使用をおすすめします。
MelodyneとARAでオーディオリージョンまたはクリップを編集する
Sonar内でオーディオクリップを選択するか、オーディオトラック内で範囲を選択します。選択されている範囲内
を右クリックし、[リージョンFX]>[Melodyne]>[リージョンFXを作成]を選択します。Melodyneが起動し、クリッ
プが分析され、含まれているノートが表示されます。Melodyneは、Sonarのオーディオエディターやミキサー同
様、Sonarウィンドウ下部のエリアに表示されます。このクリップにアクセスしたい場合、ダブルクリックすれば
そのノートがMelodyneに表示されます。
ヒント:キーボードショートカットCtrl+Mを使用して選択されているクリップまたは現在の選択にこの手順を適用
させることもできます。
ARAにより不要となる手順
Melodyneについて詳しくは、Melodyneユーザーマニュアルまたは説明ビデオ(英語)をご覧ください。これらは
、ARAを使用しない場合のMelodyneの使用方法について説明しています。ARAでは、Melodyneの使用に大幅
な機能向上が実装されているため、ユーザーマニュアルに記載されているテーマのうち以下は記述が当ては
まりません。
転送: ARAを使用しない場合、オーディオを編集する前に、DAWからMelodyneへとリアルタイム転送する(実
質的に録音と同じ処理を行う)必要があります。ARAでは、このような転送は必要ありません。Melodyneをリー
ジョンFXとして開き、クリップを開くと、Melodyne上に自動的に表示されます。そのため、ARAを使用している
場合、Melodyneユーザーインターフェースには[転送]ボタンが表示されません。
ファイル管理: ARAでは転送の必要がないため、転送ファイルの管理についても考える必要がありません。そ
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Melodyne essential
のため、Melodyne Pluginには[ファイル管理]ダイアログがありません。作業内容の保存と復元や、他のユー
ザーへの作業内容の提供には、Sonarプロジェクトを使用します。Melodyneが必要とするデータはすべ
てSonarプロジェクトとともに保存されます。
テンポと拍子変更: ARAを使用する場合、Melodyneは、Sonarの[リージョンFX]メニューで[ホストのテンポに
従う]オプションが選択されていれば、Sonarでのテンポや拍子の変更に自動で従います。ARAを使用しない場
合、これらの変更をMelodyne内でリアルタイムに再生する必要があります。
MIDIエクスポート ARAを使用する場合でも、Melodyne editorとMelodyne assistant(Melodyne essentialは含み
ません)の[設定]メニューにMIDIエクスポート用のコマンドが表示されます。ただし、ARAを使用する場合
、MIDIのSonarトラックへのエクスポートは簡単です。Melodyneにすでに開いているクリップがある場合、MIDIト
ラックまたはインストゥルメントトラックの上側のハンドルを使用して、Sonarアレンジメント内でこのクリップをド
ラッグします。オーディオからMIDIへのポリフォニック変換は、Melodyne editorまたはアクティベーションを行っ
たトライアルバージョンでのみ使用可能です。それ以外の場合、オーディオからMIDIへの変換はモノフォニック
になり、Melodyneの再生モードで機能します。
ヒント:オーディオからMIDIへの変換を行うために、Melodyneを使用してリージョンFXを作成する必要はありま
せん。前述のとおりにMIDIトラックまたはインストゥルメントトラックにドラッグするだけでかまいません
。Melodyneに必要な情報交換は、SonarによりARAプロトコルを使用してバックグラウンドで実行されます。
Melodyneが自動対応するオーディオクリップへの変更
Sonarでのオーディオクリップのアレンジの変更では、ARAを使用して接続している場合、Melodyneは、[リージ
ョンFX]メニューで[ホストのテンポに従う]が選択されていれば自動で従います。ARAを使用しない場合、DAW
トラックになされた変更をすべてMelodyne内で手動で再現する必要があります。ARAを使用するMelodyneが
自動対応するオーディオイベントへの変更は次のとおりです。
ミュート
短縮
移動
コピー
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Melodyne essential
ボリュームとフェードの変更
Sonarのスリップストレッチ機能を使用したイベントのタイムストレッチ(クリップ終端をCtrl-ドラッグ)
注:再生モードまたはトライアルモードで動作中であっても、Melodyneは、[ホストのテンポに従う]オプションが
選択されていれば、タイムストレッチによるシーケンサーのテンポに従います。ARA機能のほとんども有効にな
ります。Melodyne内での編集のみ無効です。
SonarとMelodyneのタイムストレッチ動作
Sonarでは、Ctrlキーを押したままクリップの右端をドラッグすると、対応するオーディオ素材をストレッチまた
はスクイーズすることができます(スリップストレッチ)。ストレッチの度合いは、クリップ最上部に表示されます
。
MelodyneがリージョンFXとしてクリップにインサートされている場合、Melodyneのアルゴリズムがオーディオ素
材のストレッチに使用されます。この場合、Melodyneに表示されるタイムルーラーは自動調整されます。
チャンネルストリップにMelodyneをインサートする:ARAなし
ARAを活用するには、MelodyneをリージョンFXとしてロードする必要があります。チャンネルストリップ
にMelodyneをインサートすることも可能です([トラックエフェクトビン])が、この場合、ARA統合は機能しませ
ん。つまり、転送を実行する必要が生じ、Melodyneはテンポ変更やSonarのトラック上のオーディオイベントに
なされた変更を自動追従しなくなります。
Melodyneをバイパスするまたはクリップから削除する
リージョンFXとしてのMelodyneをシグナルパスから削除する方法にはいくつかあります。編集済クリップと未編
集のクリップの比較には、Melodyneユーザーインターフェース上の[比較]機能を使用します。この機能では
、Melodyneのタイムストレッチ機能は有効のままですが、ノートに成された変更はすべて一時的に取り消され
ます。これは、関連するblobが灰色表示になることで示されます。
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Melodyne essential
ただし、CPUが処理する必要のないよう、[リージョンFX]メニューでMelodyneを[バイパス]に切り替えることも
できます。この場合、タイムストレッチはMelodyneではなくSonarにより実行されるようになります。
リージョンFXをクリップから削除し、Melodyneを削除してもかまいません。
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Melodyne essential
Sonarで知っておくべきその他の事項
バッファサイズ オーディオバッファサイズは1,024サンプルをおすすめします。これより小さい値はCPU負荷を
増加させます。ヘッドフォンミックスを外部チャンネルストリップやミキサー経由ではなくコンピューターで直接
行う場合など、上記より小さい値を設定する必要がある場合、すべてのMelodyneインスタンスを切り替え、録
音中バイパスするようにします。新規トラックの編集を開始するときにMelodyneを再び有効に切り替えます。
関連トピック
最適なパフォーマンスと安定性を得るための方法
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Melodyne essential
LiveでMelodyneを使用する
このツアーでは、Ableton LiveでMelodyneを効率的に使用する方法について説明します。このツアーはLive 9
に基づいて説明しています。
弊社ウェブサイトに記載のLiveとMelodyneの互換性についての情報 もお読みください。
Melodyneプラグインをロードする
MelodyneをインサートエフェクトとしてLiveミキサーのいずれかのオーディオトラックにロードします。Melodyne
Pluginは、Liveブラウザーの[Melodyne]フォルダーの[Plug-Ins]にあります。
一般に、Melodyneはトラックの最初のプラグインとして(コンプレッサー、EQ、その他のエフェクトの前に)使用
することをおすすめします。理由は以下のとおりです。Melodyneは、ユーザーが編集しようとしている入力シグ
ナルを録音します。また、シグナルとともに、シグナルチェーン内にあるすべてのエフェクト(シグナルより前に
あるもの)を録音してフリーズさせるので、その後はこれらのエフェクトを調整することができなくなります。コン
プレッサー、EQ、その他のエフェクトを活用するには、シグナルチェーン内においてMelodyne Pluginの後に置
く必要があります。
LiveのセッションビューでのMelodyne
LiveのアレンジメントビューでMelodyneを使用している場合、他のDAWと同じ手順で、オーディオをMelodyneに
転送し、編集し、結果を再生できます。手順についてはオンラインユーザーマニュアルで説明しています。ただ
し、Liveにはセッションビューという別のビューがあり、こちらでMelodyneを使用する場合、次の点に注意する
必要があります。
セッションビューでは、Melodyneが誤った位置で聞こえたり、まったく聞こえない場合があります。また
、Melodyneがセッションビューでのクリップ変更を無視し、転送が正確な位置で行われないことがあります。こ
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Melodyne essential
ういった現象は、Liveの時間の扱いが独特であることに因ります。セッションビューのクリップは、Liveのアレン
ジメントの時間範囲内にある小さなループを示しています。Melodyneは、このアレンジメント時間から時間情
報を得ています。Melodyneは、クリップ内に隠れているループについては情報を持っていません。図化すると
次のようになります。
クリップがループ内をサイクルする間、Melodyneはアレンジメントに合わせて進みます。どうしてもセッションビ
ューのクリップにMelodyneを使用したいという場合は、Liveのグローバル(アレンジメント)ループを有効にして
、それをセッションビュー内でプラグインを使用して編集したいクリップの長さに設定します。これで、リニアな
時間のループ(つまり、Melodyneの時間のループ)が、編集するクリップのループに一致します。
上記の事情から、Melodyneでトラック上のクリップの切り替えを記録してその後に再生することは不可能です
。転送中にクリップの切り替えを行うと、Melodyneはそれを記録しますが、その内容はアレンジメントにより決
まるリニアな時間軸に沿ったものとなります。つまり、再生される内容もそれに従います。Melodyneは個々の
クリップの時間ではなくLiveのリニアなアレンジメント時間に常に従うため、MelodyneでLiveのセッションビュー
で行われたクリップの変更を再現することはできません。
そのため、MelodyneはLiveのアレンジメントビューでの作業時にのみ使用することをおすすめします。どちら
にせよ、ボーカルやその他の楽器のエディットにはアレンジメントビューを使用することが多いでしょう。ま
たLiveには、クリップをアレンジのビルディングブロックに変換するユーザーフレンドリーな機能が搭載されて
います。これをMelodyneで編集し、再びクリップとして書き出すことができます。
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Melodyne essential
プロジェクトのバックアップと交換
転送中、Melodyneはトラックのシグナルをキャプチャし、対応するパッセージを録音します。作成されたオーデ
ィオファイルは、独自のフォルダー(ユーザーがMelodyne上で[設定]>[ファイルマネージャ]を選択して任意に
作成)に保存されます。Liveプロジェクトごとに、プロジェクトフォルダー内にこのようなサブフォルダーを作成し
ておくと便利です。最初のMelodyneインスタンスでこのフォルダーに転送を割り当てます。これを行うには
、Melodyneで、[設定]>[ファイルマネージャ]>[転送保存先]を選択し、[...]アイコンをクリックしてフォルダー
を開きます。
この手順に従うと、作業内容をアーカイブとして保存したり第三者に提供する場合に必要なファイルすべてを
プロジェクトフォルダー内にまとめることができます。
プロジェクトを別のロケーションにコピーする場合、プロジェクトを開いてから、プロジェクトに含まれ
るMelodyneのインスタンスを開いてください。[設定]>[ファイルマネージャ]>[転送保存先]を選択し、コピーし
た[Transfers]フォルダーを選択してパスを割り当てます。これを行うには、[...]アイコンをクリックします。
1回目の転送の前に転送パスを設定していなかった場合、後から設定できます。ファイルマネージャの[転送
保存先]コマンドを使用してパスを割り当てると、Melodyneは、編集済トラックのデータを自動収集し、選択さ
れた保存ロケーションにデータを移動します。
プロジェクトのアーカイブ化や提供では、Melodyneのオーディオキャッシュ、サイズ、ロケーション(Melodyneの
[環境設定]ダイアログから選択可能)について考える必要はありません。Melodyneは選択されているパラメ
ーターを自動復元するので、個別にアーカイブ化やコピーする必要はありません。
トラックを複製する
たとえばボイスを追加したい場合など、MelodyneインスタンスとMelodyne編集を含むトラックをまとめてコピー
したい場合があります。これを行うには、ミキサーまたはオーディオトラックエリアで[複製]コマンドを選択しま
す。
Melodyne用のプラグイン設定を保存する
設定をプリセットとして保存できるエフェクトプラグイン同様、Melodyneでもさまざまな編集を保存できます。こう
しておけば、たとえば演奏者やアーティストが同じテイクで編集の異なる各バージョンを聞き比べて選択するこ
とができます。Melodyne設定の保存とロードは、他のプラグインと同じ手順で行います。
Melodyneプラグインのプリセットマネージャーをエフェクトチェーン内で使用します。対応するシンボルを使用し
て現在の設定を保存し、名前を付けます。別の編集を追加プリセットとして保存し、プリセットセレクターを使用
して切り替えることもできます。
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Melodyne essential
Melodyne編集をバウンス/プリントする(フリーズ/フラット化)
Melodyneをプロジェクトで使用し、編集が完了した後は、次の2つの選択肢があります。
1)Melodyneインスタンスを最終ミックスダウンまで有効のまま残すことができます。この場合、以降
もMelodyne編集にアクセスすることができ、最後まで微調整を加えることができます。これは便利ですが、プラ
グインが有効である間はシステムリソースに負荷がかかります。
2)Melodyne編集を新規オーディオファイルへと変換します。この場合、変換後はプラグインが使用されなくな
るため、Melodyne編集にアクセスすることができなくなります。Melodyne編集をオーディオファイルに変換する
ことのもうひとつの利点は、Melodyneを所有していない誰かにプロジェクトを提供することができる点です。
Melodyneを使用して編集したクリップをLiveで新規オーディオファイルへと変換するには、2種類の方法があり
ます。1つは単に該当するトラックを「フリーズ」する方法、もう1つは「フリーズ」してから「フラット化」する方法で
す。
[トラックをフリーズ]:このオプションを選択すると(トラックのコンテキストメニューから選択可能)、Melodyne編
集とそれに続くインサートエフェクトを一時的にオーディオに変換できます。これには、次のようなメリットがあり
ます。トラックはオーディオトラックとなり、Melodyneはアクティブではなくなるため、リソースを解放できます。ま
た、トラックのフリーズはいつでも解除でき(これもトラックのコンテキストメニューから選択可能)、Melodyne編
集に変更を加えることができます。しかし、次のようなデメリットもあります。インサートエフェクトもフリーズされ
てしまい、変更するにはトラックのフリーズを解除しなければなりません。また、フリーズ中は新しいエフェクトを
追加することもできません。トラックのフリーズは、恒久的な解決策としてではなく、リソースを節約するための
一時的な応急処置として使用するとよいでしょう。
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Melodyne essential
[フラット化]:Melodyneトラックを一時的にフリーズするのではなく、完全に新規のオーディオファイルへと変換
させたい場合、フリーズ後に、トラックのコンテキストメニューから[フラット化]を選択します。このコマンドを選
択すると、フリーズされたトラックをオーディオトラックへと完全に変換できます。Melodyne編集だけでなく、シグ
ナルチェーン内のエフェクトすべても変換されます。これらのインサートエフェクトを後で変更できるよう
、Melodyneと一緒にフラット化したくないという場合は、あらかじめ対象となるインサートエフェクトをトラックか
ら削除(空のトラックにドラッグしておくなど)しておきます。フラット化処理が完了したら、エフェクトをMelodyne
トラックに戻して使用できます。
ReWire
一般的に、LiveではMelodyneをプラグインとして使用する方が便利です。こうすると、すべてのMelodyneデー
タはプロジェクト構造内に保存され、プロジェクトのアーカイブ化と第三者への提供が簡単になります。ただし、
場合によっては、スタンドアローンバージョンのMelodyneをReWireクライアントとしてLiveにリンクさせると便利
なこともあります。
たとえば、プロジェクトテンポに合わせてサンプルをすばやく調整したい場合などに便利です。ReWireクライア
ントとして使用する場合、FinderまたはエクスプローラーからMelodyneウィンドウにサンプルをドラッグ&ドロップ
するだけで自動で調整が行われます。ReWire経由でサンプルを正しいテンポで再生し、Liveで使用できます。
また、追加プラグインを使用してさらにエンハンスを加えることもできます。
Melodyne Stand-AloneをReWireクライアントとしてLiveにリンクさせるには、以下の手順で行います。
まずLiveを起動し、Live内でオーディオトラックを作成します。[入力/出力]エリアで、[Melodyne singletrack]を
選択します。この後でMelodyneを起動すると、ReWire接続が自動的に確立されます。2つのプログラムのトラ
ンスポート機能とテンポも同期します。
ここで、Melodyneユーザーインターフェース内の[ReWire]ペインから、このMelodyneドキュメントからLiveへの
オーディオ転送に使用する出力ペアを選択します。1つのMelodyneドキュメントを扱っている場合、Melodyneに
[1-2]を選択します。
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Melodyne essential
対応するLiveトラックの入力エリアで、[Melodyne singletrack]の下からも対応する入力ペアを選択します。常
に信号が聞こえるよう、対応するトラックの入力モニタリングを有効にします。
複数のMelodyneドキュメントを開き、そのオーディオを個別のチャンネル経由でLive内の個別のオーディオト
ラックに転送することができます。
ここで、サンプルをロードするか、サンプルをMelodyneにドラッグ&ドロップします。サンプルが分析され、プロ
ジェクトテンポに合わせられます。Melodyneでのサンプルの編集が完了したら、オーディオシグナルをReWire
でMelodyneからLiveに転送し、Live上で録音します。
Melodyneからのデータは、2つのプログラムがReWireでリンクしている場合、Liveプロジェクトとともに自動保存
されませんのでご注意ください。以前の作業状態を復元できるようにしたい場合、MelodyneドキュメントをMPD
ファイル形式で手動保存する(できればLiveプロジェクトのプロジェクトフォルダー内に)必要があります。保存
時に[オーディオファイルのコピーを保存]オプションを有効にすることで、Melodyneがプロジェクトフォルダー
内にサンプルのコピーを保存するようにします。
その他の注意点
バッファサイズ
オーディオバッファサイズは1,024サンプルをおすすめします。これより小さい値はCPU負荷を増加させます。
ヘッドフォンミックスを外部チャンネルストリップやミキサー経由ではなくコンピューターで直接行う場合など、上
記より小さい値を設定する必要がある場合、すべてのMelodyneインスタンスを切り替え、録音中バイパスする
ようにします。新規トラックの編集を開始するときにMelodyneを再び有効に切り替えます。
OS Xでのプラグインフォーマット
OS Xでは、MelodyneをAbleton LiveでVST 2(32ビット)またはAU(32/64ビット)プラグインとして使用できます
。AUバージョンの使用をおすすめします。
拍子記号の変更
Melodyneは、上記で説明した時間だけでなく、Liveアレンジメントのタイムラインにも従います。しかし、クリップ
のレベルを操作する場合、拍子記号が異なるクリップをアレンジメントに挿入すると、聞こえる音と表示される
拍子記号が一致しないことがあります。これは単に表示の問題です。クオンタイズを含むMelodyneのオーディ
オ出力と編集機能がこれにより悪影響を受けることはありません。
テンポのオートメーション
Liveのアレンジメントビュー内でマスタートラックのソングテンポにオートメーションを設定すると、Melodyne
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Melodyne essential
とLiveが同期しなくなったり、転送が途中で終了することがあります。これを回避するには、まずMelodyneにテ
ンポ変更のないトラックすべてを転送しておき、その後Melodyneで編集したトラックをテンポオートメーションを
適用する前にレンダーします。
また、テンポフィールドで新たに一定のソングテンポを設定することで、Live内でテンポを手動で変更すること
もできます。この後でMelodyneの[テンポ]ダイアログ(チェーンのシンボルをクリックして開く)を使用すると
、Melodyneに新しいテンポを覚えさせることができます。
関連トピック
最適なパフォーマンスと安定性を得るための方法
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Melodyne essential
オーディオ素材をMelodyne Pluginへ転送する
このツアーでは、オーディオ素材をMelodyne Pluginに転送する方法と、Melodyne Pluginの使用方法の基礎に
ついて説明します。
オーディオを転送する
ご使用のDAWで、編集したいプロジェクトを開きます。
Melodyne Pluginを、編集したい素材が含まれているオーディオトラックにロードします。 Melodyne Pluginは、そ
のトラックに使用されているエフェクトチェーンの先頭(最初のスロット)に置きます。 最良の分析結果を得るに
は、できるだけドライ(未処理)でクリーンな入力信号をMelodyneに供給する必要があるためです。
DAWの再生カーソルを、Melodyneで編集したいパッセージの先頭より前に移動します。
Melodyneウィンドウ左上の[転送]ボタンをクリックし、転送の準備を整えます。
DAWで素材の再生を開始すると、Melodyneはインポートを自動的に開始します。 編集したいパッセージの終
わりに到達したら、再生を停止します。 DAWの再生を停止すると、Melodyneの転送状態が自動的に解除され
ます。 転送中に[転送]ボタンを押して転送を中断することもできます。
DAWトラックから別の部分のパッセージを続けて転送することもできます。DAWの再生中に[転送]ボタンをクリ
ックすると、Melodyneの転送機能のオンとオフを切り替えることができ、再生の進行に従ってパンチインおよ
びパンチアウトすることができます。 また、転送したいパッセージの終了部分に近づいたらDAWの再生を停止
し、次のパッセージの開始部分へジャンプしてから再びMelodyneの転送機能をオンにし、またDAWの再生を
再開し、次々に転送していくこともできます。 トラック全体をMelodyneに転送したり、複数のトラックを複数
のMelodyneインスタンスへ同時に転送することもできます。
DAWプロジェクトにテンポまたは拍子記号の変更が含まれている場合、ツアー「DAWのテンポ変更に合わせる
」をご参照ください。
ヒント:転送/ロード前に調を初期化: モノフォニックまたはポリフォニックなオーディオ素材では、Melodyneは
調も検出します。しかし、短いメロディフレーズの場合、正しい検出を行うために必要な音符が足りず、検出さ
れる調が実際の調とは異なる場合があります。これを防ぐには、オーディオファイルを転送またはロードする_
前_に、Melodyneプラグインの空のインスタンスまたは(スタンドアロンでご使用の場合)空のドキュメントに音
階ルーラーを使用して調を設定します。これを行うには、音階ルーラー内で希望の主音をクリックし、コンテキ
ストメニューから希望の音階を選択します。これで、Melodyneはこれ以降の分析結果に関係なく、この初期化
された値を維持します。
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Melodyne essential
再生範囲
転送後、これらのパッセージを再生すると、パッセージ部分はMelodyneによって再生されます。 残りの部分
はDAWによって再生されます。 つまり、編集する素材部分は、Melodyneの信号が元のトラックの信号に差し
替えられて再生されます。
[表示]メニューから、[再生範囲を表示]を選択します。 (DAWではなく)Melodyneによって再生されるリージョン
がタイムルーラーに表示されます。 このリージョンは、マウスで枠をドラッグして拡張することができます。
リージョンを縮小するには、いくつかのノートを削除し、タイムルーラーのコンテキストメニューから[再生範囲を
ノートに合わせる]を選択します。
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Melodyne essential
関連トピック
Melodyne Stand-Aloneでオーディオをロード・保存する
Melodyne Stand-Aloneでオーディオを録音する
オーディオファイルを管理し、不明なファイルを指定する
DAWのテンポ変更に合わせる
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Melodyne essential
Melodyne Stand-Aloneでオーディオをロード・保存する
このツアーでは、Melodyne Stand-Aloneでオーディオファイルを開いて保存する方法と、使用されるファイルフ
ォーマットについて説明します。
ファイルメニューからファイルを開く
Melodyne Stand-Aloneの[ファイル]メニューから[開く]を選択し、オーディオファイルをファイルの選択ボックス
から選択します。選択してロードすると、ファイルが開きます。
[最近使った項目を開く]サブメニューを選択すると、これまでにロードしたドキュメントが最大20件表示されます
。 希望のエントリを選択すると、(ドキュメントがハードディスクから削除されていたり、別のロケーションに移動
されていなければ)ドキュメントが開きます。
編集したドキュメントが保存済みの場合、[最後に保存した状態に戻す]を選択して、最後に保存したバージョ
ンに戻ることができます。このコマンドを選択することで、最後に保存した後に行った編集内容をすべて消去
することができます。
ドラッグ&ドロップでファイルを開く
Melodyne Stand-Aloneが開いている場合、オーディオファイルをMelodyne画面の空のウィンドウ(起動直後の
ウィンドウ、または[ファイル]メニューで[新規]を選択して作成したウィンドウ)にドラッグして開くことができます
。 アウトラインが表示され、タイムルーラー上の任意の位置にファイルをドラッグすることができます。
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Melodyne essential
ドラッグしていたファイルをリリースすると、分析が行われ、検出されたノートが編集エリアに表示されます。
同じ方法で、複数のファイルをウィンドウへドラッグし、自由に配置することもできます。複数のテイクから1つ
の新しいサンプルを作成する場合などに便利です。 ドキュメントのテンポは、最初にロードされたファイルから
算出されますが、いつでも変更できます。
作業内容を保存する
ファイルの編集後、[ファイル]メニューで[保存]を選択すると、[別名で保存]ダイアログが開き、新規ファイルの
フォーマットを選択できます。
デフォルトでは、元のファイルの名前とフォーマットが選択されます。 [OK]をクリックすると、編集済みバージョ
ンのファイルと元のファイルが置き換わります。 新規ファイルとは別に、元のファイルも保存されます。 元のフ
ァイルには、「オリジナル」を示す「.orig」が名前の後に付けられます。 このバックアップ保存は、Melodyne
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Melodyne essential
Stand-Aloneのデフォルト操作です。 この機能を使用したくない場合、[保存前に既存のファイルのバックアッ
プを作成]のチェックボックスを外します。
ファイルフォーマットを選択してファイルを保存すると、これ以降、保存時にこのダイアログは表示されません。
[保存]コマンドを使うたび、新しいバージョンのファイルと前回保存されたファイルが置き換わります。
[別名で保存]ダイアログでは、ファイルに対して別のフォーマットを選択し、新しい名前を付けることができます
。 一般的なオーディオファイルフォーマットに加え、[Melodyne Project Document]オプションも選択できます。
Melodyne Project Documentとして保存する
Melodyne Project Documentでは、作業内容をノンディストラクティブに保存できます。DAWにみられる「1トラッ
クのソングファイル」のようなものです。
それではどのような違いがあるのでしょうか。 オーディオファイルとして作業内容を保存する場合について考
えてみましょう。 この場合、編集は新規ファイルに「焼き付け」られます。 後で何かを変更するには、ファイル
をロードし、改めて分析を行う必要があります。そうなると、オーディオファイルを操作する前に、またすべての
ノートを確認して編集しなければなりません。 また、編集はオーディオデータに焼き付けられているため、動作
を取り消すこともできません。 このような理由から、オーディオファイルとして作業内容を保存するのは、ファイ
ルへの作業が完全に終了し、別のソフトウェアアプリケーションでこのファイルを使用したいときにのみ行うの
が好ましいでしょう。
対して、[Melodyne Project Document]フォーマットでは、編集内容がオーディオデータとは別に保存されます。
「.MPD」の拡張子が付いたこのドキュメントには、Melodyneの分析(ノート検出)に基づくデータだけでなく、編
集内容の記録も保存されます。 そのため、オーディオファイルを再分析する必要がなく、前回の編集の状態
から続けて作業を行うことができます。 編集内容はMelodyneによりリアルタイムで適用されるため、オーディ
オファイル自体は変更されません。 編集が完了するまでの間はMPDフォーマットで保存し、オーディオファイ
ルで保存するのは編集が完了した場合のみにしましょう。
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Melodyne essential
この際、ひとつ注意点があります。MPDフォーマットのファイルはオーディオファイルを参照しているだけで、オ
ーディオファイルは含まれていません。 作業内容を別のコンピュータまたは第三者に提供する場合、MPDファ
イルとともに、関連するオーディオファイルも転送する必要があります。 この操作は、Melodyneの保存ウィンド
ウの[オーディオファイルをコピーに保存]オプションで行います。 このオプションが選択されている場合、使用
されるオーディオファイルがMPDファイルと同じロケーションのサブフォルダにコピーされます。
関連トピック
オーディオ素材をMelodyne Pluginへ転送する
Melodyne Stand-Aloneでオーディオを録音する
オーディオファイルを管理し、不明なファイルを指定する
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Melodyne essential
Melodyne Stand-Aloneでオーディオを録音する
このツアーでは、Melodyne Stand-Aloneでオーディオファイルを録音する方法と、その際の注意点について説
明します。
オーディオ設定
Melodyne Stand-Aloneで初めて録音する場合は、録音前に[環境設定]の[オーディオ]タブを開き、正しく設定
されているかどうか確認する必要があります。
上側の枠には、オーディオの一般設定が表示されています。 すでにMelodyneでファイルをロード・再生・編集
し、問題なく機能するようであれば、設定を変更する必要はありません。 (Macでは、デフォルトでは内蔵
のCore Audioハードウェアを使用しています。 PCでは、ご使用のオーディオハードウェアのASIOドライバを選
択する必要があります。)
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Melodyne essential
下側の枠では、使用するオーディオハードウェアのオーディオ入力を選択できます。 このパラメータは、ご使
用のオーディオハードウェアに複数の入力がある場合にのみ必要となります。 リストボックスでは、録音の解
像度を選択できます。16ビットや24ビットリニアが一般的です。 下には、録音が保存されるフォルダのパスが
表示されます。
この[録音フォルダ]とは、作業内容を保存するまでの一時的な保管場所として機能するフォルダを指していま
すので、一般的な一時フォルダを選択することをおすすめします。 レコーディングセッションごとに別のロケー
ションを選択する必要はありません。 最終的な保存先は、保存時に指定します。
テンポとメトロノーム
Melodyneに録音する前に、テンポについて考慮する必要があります。 動作形態としては2種類あります。 1つ
は、グリッドが音楽に従う形態です。この場合、Melodyneがテンポの変動を解釈します。その結果、ソングテン
ポはさまざまに変化し、それに合わせてグリッドが伸縮されます。 もう1つは、音楽がグリッドに従う形態です。
この場合、テンポは一定となり、ノートはグリッドラインの左や右にずれます。
([ファイル]>[新規]を選択して)Melodyneに空の新規ドキュメントを作成する際、デフォルトのテンポは120
BPMに設定されています。 この場合、テンポパラメータを変更せず、かつ、メトロノームをオンにしないまま、
録音を開始してから一定時間後に停止すると、その後分析が行われ、録音内容のテンポが検出されます。 こ
のオプションは、たいていの場合うまく機能し、間違いが生じることもあまりありませんが、演奏によるテンポの
微妙な揺れがテンポ変更として認識されてしまうことがあります。 その結果、テンポ表示が再生中に変化し、
編集エリアのグリッドも録音内容のテンポの揺れに合わせて伸縮します。
固定のテンポと等間隔のグリッドラインを使用したい場合は、録音前に、希望のテンポを手動で設定しておく
か、メトロノームをオンにしておきます。 このいずれかまたは両方を行うと、Melodyneは固定のテンポを使用
します。 この場合、録音後にテンポ表示が変化することはなく、グリッドも固定されます。 分析が行われると、
演奏によるテンポの揺れはすべて検出されます。揺れが検出された部分のノートはグリッドラインから離れて(
グリッドライン上になく、2つのグリッドラインの間に)表示されます。
メトロノームをオンにするには、メトロノームの形が描かれた丸いアイコンをクリックします。 マウスをドラッグし
て、メトロノームのボリュームを変更できます。
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Melodyne essential
録音を開始・停止する
再生カーソル(この場合録音カーソルとなります)を、録音を開始したい位置から少し左にずらして配置します
。 カウントインはありませんので、カーソルで録音の開始位置とテンポを確認することができます。 その後、ト
ランスポートの録音ボタンをクリックします。
録音ボタンが点灯し、トランスポートキーの下のメーターに受信オーディオ信号のレベルが表示されます。 クリ
ッピングが生じないよう、最大レベルを確認し、ご使用のミキサーや再生デバイスの出力を調整します。
準備が整ったら、再生ボタンをクリックして録音を開始します。
録音ボタンをもう一度クリックすると録音が止まり、さらにもう一度クリックすると録音が再開します。 このよう
に切り替えることで、再生中にパンチインとパンチアウトが行えます。
停止ボタンをクリックすると、録音が終了し、カーソルが停止します。 録音は、前回の録音と同じ位置から開
始し、同じ位置で停止してかまいません。この場合、前の録音は消去されますが、[取り消す]コマンドを選択す
れば前回のテイクに戻ることができます。
分析が実行中であっても、録音内容を再生して確認し、同じように取り消すことができます。
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Melodyne essential
関連トピック
オーディオ素材をMelodyne Pluginへ転送する
オーディオファイルを管理し、不明なファイルを指定する
Melodyne Stand-Aloneでオーディオをロード・保存する
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Melodyne essential
オーディオファイルを管理し、不明なファイルを指定する
このツアーでは、Melodyneが扱うオーディオファイルの管理機能について説明します。
Melodyne Pluginの転送ファイル
転送中、Melodyneはオーディオ素材をDAWトラックから録音します。その際、独自のオーディオファイルを作成
し、ハードディスクに保存します。 Melodyneでの再生と編集を可能にするには、DAWプロジェクトのオーディオ
ファイルにアクセスできるだけでは充分ではありません。Melodyneが転送中に作成したファイルも必要となり
ます。
Melodyneで編集を行ったプロジェクトを保存する場合や誰かに渡す場合などは、このことを覚えておく必要が
あります。 DAWプロジェクトだけではなく、オーディオファイルとその他のファイルすべて、そしてMelodyneが作
成した転送ファイルも一緒にしておく必要があります。 これを怠ると、転送したパッセージと編集した素材をプ
ロジェクト内で再生することができません。
それでは、Melodyneはこのファイルをどこに保存するのでしょうか。また、このファイルをプロジェクトに添付す
るにはどうしたらよいのでしょうか。 その答えは、ファイルマネージャウィンドウにあります。ファイルマネージャ
では、転送ファイルの管理と検索が行えます。
Melodyne Pluginのファイルマネージャ
ファイルマネージャは、プラグインの[設定]メニューから開きます。
ウィンドウ中央に、現在開いているインスタンスに属する、転送済オーディオ抜粋部分の一覧が表示されてい
ます。 一覧のエントリは、Melodyneがハードディスクに保存したオーディオファイルを示しています。これらのフ
ァイルは、このインスタンスを正しく操作するために必要となります。
一覧の上には、Melodyneが現在これらの転送ファイルを保存しているフォルダの格納パスが表示されていま
す。 デフォルトでは[ミュージック]ディレクトリ内のフォルダとなっています。これが新規のプロジェクトすべての
保存場所となります。 (DAWによっては、各新規プロジェクトに異なるパスを使用する場合があり、その他の部
分でも多少動作が異なる場合があります。その場合、下の「例外」の項目をご参照ください。)
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Melodyne essential
現在のパスが表示されている部分の右にあるボタンをクリックすると、ファイルの選択ボックスが開き、別のフ
ォルダを保存場所に指定できます。 この選択は、現在のプロジェクトにのみ適用されます。 Melodyneのある
インスタンスから新しい格納パスをプロジェクトに対して選択すると、この選択はプロジェクト内のすべてのイン
スタンスに適用されます。 すでに作成されている転送ファイルは、すべて新しい保存場所へと移動します。 外
付けハードディスクなどの別のボリューム上にある場合は、ファイルが新しい保存場所へ複製されます。 その
ため、格納バスを変更するたびに、更新されたファイル参照も一緒に保存されるようプロジェクトを保存するメ
ッセージがMelodyneに表示されます。
それ以降、同一プロジェクト内のMelodyneインスタンスにパッセージを転送すると、作成される転送ファイルは
新しい保存場所に保存されます。
プロジェクトでの作業中、あるいは作業が完了した際、これらの転送ファイルの保存場所としてDAWのプロジェ
クトフォルダを選択する必要があります。 こうすることで、Melodyneが必要とするファイルすべてがプロジェクト
と一緒に確実に保存されるため、プロジェクトを誰かに渡したときにも問題が生じません。
例外: DAWによっては、現在のプロジェクトのプロジェクトフォルダの場所をMelodyneに知らせることができる
ものがあります。 これらのDAWでは、格納パスを手動で選択することができません。 その代わり、Melodyne
は現在のプロジェクトフォルダを保存場所として使用します。こうすることで、転送ファイルがプロジェクトファイ
ルと共に保存され、不明なファイルが生じることがありません。 ですので、ご使用のDAWにパスを選択するた
めのブラウズボタンが表示されなくても異常ではありません。 この場合、Melodyneは正しい保存場所にファイ
ルを自動保存します。 どのDAWでこの現象が起こるのかについては、弊社ウェブサイトのFAQをご参照くださ
い。
不必要なファイルを削除する
[ファイルマネージャ]の一覧には、Melodyne Pluginの各インスタンスへ転送されたオーディオ部分すべてのオ
ーディオファイルが表示されます。 Melodyneですべてのノートが削除されているオーディオ部分(つまり、使用
されていないオーディオ部分)は灰色表示されます。対して、使用されている部分は黒色表示されます。 不必
要なオーディオ部分に対するオーディオファイルが自動的に削除されることはありませんので、必要に応じて
、[取り消す]機能を使って元に戻すこともできます。
使用されていないファイルについてこれ以降必要でないことが分かっている場合は、現在のインスタンスのみ
、またはすべてのインスタンスのファイルを削除し、格納先の空き容量を増やすことができます。
Melodyne Pluginのインスタンスでの編集が完了し、編集結果をバウンスまたは書き出しでオーディオファイル
として保存したら、Melodyne Pluginを閉じてDAWのトラックから削除する前に[ファイルマネージャ]ウィンドウ下
の[すべてのファイルを削除]ボタンをクリックし、このインスタンスに付随するすべてのファイルを削除してくださ
い。こうすることで、格納先の空き容量を増やすことができます。
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Melodyne essential
Pluginの不明なファイルを指定する
Melodyne Pluginがプロジェクトを開く際に転送済みファイルを見つけることができない場合(プロジェクトが別
のコンピュータに移動したためにファイルが削除・移動・未転送されているときに起こります)、編集エリアが灰
色表示され、再生中Melodyne Pluginがミュートします。[ファイルマネージャ]では、これらのファイルは赤色で
表示されます。
不明なファイルがどのフォルダにあるのか分かっている場合、[ファイルマネージャ]の[ファイルを検索]ドロップ
ダウンメニューを使用することができます。 [不明なファイルを検索]を選択します。
ファイル選択ボックスで、不明なファイルが含まれているフォルダを選択し、[OK]をクリックします。 このフォル
ダ内の不明なファイルが再指定されます。 この場合、ファイル自体を選択する必要はなく、ファイルが置かれ
ているフォルダを選択するだけでかまいません。ファイルには生成時に自動で英数字を組み合わせた名前が
付けられるため、どちらにせよ非常に見つけにくくなっています。 フォルダを選択すると、その内容が自動的
に検索されます。 しかし、フォルダに含まれるサブフォルダは検索されませんのでご注意ください。フォルダに
直接含まれているファイルだけが検索されます。 サブフォルダに不明なファイルが含まれている場合は、サブ
フォルダを選択して上記の手順を行う必要があります。
それでは、不明なファイルがあるプロジェクトを受け取った後、メールなどで不明なファイルの一覧を連絡した
い場合はどうすればよいのでしょうか? このような場合、[選択されているファイル名をコピー]コマンドが便利
です。 このコマンドを選択すると、一覧で選択されているファイル名すべて(Shiftでマルチ選択)がクリップボー
ドにコピーされます。
Stand-Aloneの不明なファイルを指定する
Melodyne Pluginでは、編集内容をオーディオファイルとして、またはMPDファイルとして保存できます。 MPDフ
ァイルは、編集内容だけを含むプロジェクトファイルで、オーディオ素材自体は含まれません。この場合、対象
となるオーディオファイルを参照する必要があります。
MelodyneでMPDファイルを開く際、参照するオーディオファイルが見つからない場合、ファイル選択ボックスが
開き、不明なファイルを再指定することができます。 完了したら、MPDファイルを保存してオーディオファイル
へのパスを更新します。
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Melodyne essential
オーディオファイルが見つからず、最指定できない場合、Melodyneドキュメント内の対応するblobは灰色表示
となり、ミュートされます。
関連トピック
Melodyne Stand-Aloneでオーディオをロード・保存する
オーディオ素材をMelodyne Pluginへ転送する
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Melodyne essential
RewireでMelodyneを操作する
このツアーでは、Rewireを介してMelodyneをDAWに接続する方法と、2つのプログラムを同時に動作させる方
法について説明します。
RewireとMelodyne
Stand-AloneはRewireに対応しているため、Melodyneをプラグインとして動作させる代わりに、DAWに接続さ
せることも可能です。 プラグインインターフェースを搭載しておらず、これまでMelodyneに対応していなかっ
たDAWでMelodyneを使用できるようになりました。 Rewireを使用すれば、プラグインを使用する際と同じような
手軽さでMelodyneをDAWで使用できます。 これにはもちろん、ご使用のDAWがRewireに対応していることが
必要ですが、ほとんどのDAWはRewireに対応しています。
Rewireが有効な場合、MelodyneとDAWのトランスポート機能とテンポが連結されます。一方のアプリケーション
で再生をスタートするともう一方のアプリケーションの再生もスタートし、同期したまま自動的に動作します。 ま
た、複数のオーディオ信号をMelodyne(Rewireスレーブ)からDAW(Rewireマスター)に転送することもできます
。これで、DAWミキサーの別個のチャンネルで使用できるようになります。
Melodyne Stand-AloneでRewireを有効にする
MelodyneでRewireを使用するには、まずDAWを立ち上げてから、そのあとにMelodyne Stand-Aloneを起動す
る必要があります。 MelodyneがRewireマスター(ご使用のDAW)の存在を検出すると、[環境設定]の[Rewire]
という名のデバイスがアクティベートされます。 Melodyneを先に起動すると、Meldyneはオーディオデバイスを
最後に使用したデバイスへと戻します。
Rewireモードでは、Melodyneのサンプルレートやバッファサイズは変更できません。サンプルレートはDAWに
より決定され、バッファサイズは固定となります。
DAWでRewireを有効にし、リンクを確立する
Rewireの扱いについて、詳しくはご使用のDAWの説明書をご参照ください。手順はご使用のDAWにより異なり
ます。 手順はどうあれ、Rewireデバイスに[Melodyne singletrack]を、とトラックへの入力に使用可能な最大4
つのステレオチャンネルのいずれかを選択する必要があります。
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Melodyne essential
MelodyneでRewireチャンネルを選択する
Rewireモードの場合、MelodyneのインターフェースにRewireパネルが表示されます。
Melodyneで複数のドキュメントを開き、DAWの最大4つのステレオチャンネルにルーティングすることができま
す。 メニューでは、ステレオチャンネル各ドキュメントのどの信号にルーティングするかを選択し、同じステレオ
出力に複数のドキュメントを割り当てることができます。
同期とテンポ
Melodyneでロードされたドキュメントはすべて、DAWまたはMelodyneのいずれかで再生を開始すると、DAWと
同期してスタートします。 同じように、MelodyneまたはDAWのいずれかで再生を停止するとどちらも停止します
。
MelodyneはDAWのテンポに合わせて、開いているドキュメントがDAWのテンポに同期するよう再生スピードを
変更します。 Melodyneのテンポディスプレイには、まず現在のDAWのテンポが表示され、続くカッコ内
にMelodyneが検出した現在のドキュメントのオリジナルテンポが表示されます。
ドキュメントがDAWと完全同期を維持するには、Melodyneがまずドキュメントの正確なテンポを把握している必
要があります。このテンポ情報をもとに、MelodyneはDAWで設定されているテンポに合わせてドキュメントのテ
ンポを変更します。 テンポの解釈により、Melodyneのテンポが実際のテンポの2倍(または半分)となっており
、そのためドキュメントが2倍(または半分)のスピードで再生されることがあります。 これを修正するには、テ
ンポディスプレイ横の[...]ボタンをクリックします。
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Melodyne essential
[テンポを定義]ダイアログが開いたら、[テンポを乗算]を選択し、たとえばテンポを半分にする場合はドロップ
ダウンメニューから「1/2=」を選択します。
このダイアログでは、特定のテンポを設定することも、Melodyneにドキュメントのテンポを再検出させることも
できます。
関連トピック
Melodyne Stand-Aloneでオーディオをロード・保存する
Melodyne Stand-Aloneでオーディオを録音する
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Melodyne essential
アルゴリズムを選択する
このツアーでは、Melodyneでノートの表示と編集に使用されるアルゴリズムの選択方法について説明します。
検出処理
Melodyneへ転送されたりMelodyneで開かれるオーディオ素材はすべて分析され、Melodyneで編集できる形に
できるよう、含まれる音が識別されます。 この処理を「検出」と呼びます。
モノフォニック(メロディック)素材、リズミック/ノイズベース素材に含まれるノートを検出・編集できます。特許
技術であるDNA Direct Note Accessテクノロジーを搭載したMelodyne editorでは、ポリフォニック素材に含ま
れるノートも検出・編集できます。
DNAは、単一のポリフォニック楽器(ギター、ピアノなど)のトラックに対して個別に使用するようデザインされて
おり、楽器ではなく音高に従って音を分割します。 2つの楽器が同じ音を同じ拍で演奏している場合、両方の
楽器の音を組み合わせた1音のみが編集可能となります。
検出処理により、Melodyneは対象となる素材の種類を判別し、ノートの表示と再生にどのアルゴリズムを適用
するべきかを判断します。 現在選択されているアルゴリズムには、[アルゴリズム]メニューと編集エリアのblob
ののオプションにチェックマークが表示されます。
Melodyne Pluginでは、転送ごとに個別のアルゴリズムを選択できます。Melodyne Stand-Aloneでは、編集さ
れるドキュメントのオーディオファイルごとに選択できます。 特定の転送またはオーディオファイルにアルゴリ
ズムを変更する前に、まずそれらに排他的に属する1つまたは複数のノートを選択する必要があります。 2つ
以上の転送またはオーディオファイルに属するノートが選択されていると、アルゴリズムを変更するためのメニ
ューが灰色表示されます。 このような場合は、単一の転送またはオーディオファイルにのみ属するノートだけ
を選択すると、アルゴリズムを切り替えることができます。
メロディック
メロディック素材はモノフォニックです。つまり、1回に1つの音しか鳴っていません。 モノフォニック素材であっ
ても、反響によって音が重なり合い、一種のポリフォニーを形成することがあります。 Melodyneを使用してメロ
ディック素材を編集するつもりの場合、録音内容ができるだけクリーンかつ「ドライ」(反響のない)になるよう心
がけてください。
メロディック素材内の音を示すblobは、さまざまなピッチで表示されます。 blobが離れているかくっついている
かは、演奏方法または発声方法により(スタッカートまたはレガート)異なります。
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Melodyne essential
パーカッシブ
このカテゴリには、ドラムやその他のパーカッション楽器の録音だけでなく、Melodyneがピッチを検出できない
ノイズや効果音およびその他の素材も含まれます。 パーカッシブアルゴリズムを選択すると、連続するドラム
のストロークを識別することができますが、どれもすべて同じピッチとして表示されます。 blobのピッチを上下
に変更することはできますが、ピッチルーラーにはノート名が表示されず、半音単位での相対値のみ表示され
ます。 音階機能は無効になります。
Melodyne assistantとessentialでは、ポリフォニック素材もリズム/ノイズベース素材として分類されます。これ
は、両エディションにはポリフォニック素材用のアルゴリズムが搭載されておらず、またこのような素材はメロ
ディックアルゴリズムを使用しても表示できないためです。
ポリフォニック
DNA Direct Note Accessテクノロジーにより、Melodyne editorでは、ピアノやギターなどのポリフォニック素材
に含まれる音、さらには和音を構成する各音を検出して編集することができます。 ポリフォニックアルゴリズム
が使用されている場合、blobはモノフォニック素材の場合とほぼ同じように表示されますが、和音または和声
的音程のサウンドではblobが垂直方向に重ねられて表示されます。
Melodyne assistantとessentialでは、ポリフォニック素材用アルゴリズムが[アルゴリズム]メニューに表示され
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Melodyne essential
ますが、灰色表示となり選択することができません。 このような表示になるのは、これらのエディションで
もMelodyne editorで作成されたポリフォニック素材を含むドキュメントを開いて再生することが可能であるため
です。このような場合、自動的にポリフォニックアルゴリズムが選択されます。 しかし、これらのエディションで
は、ポリフォニック素材の編集やポリフォニックアルゴリズムの手動での選択はできません。
アルゴリズムを切り替える
Melodyneで自動選択されているアルゴリズムは、いつでも別のアルゴリズムに切り替えることができます。 た
とえば、編集の目的にそぐわない形で素材が分析されている場合などに変更するとよいでしょう。 これを行う
には、再生を停止し、[アルゴリズム]メニューから任意のアルゴリズムを選択します。選択が反映され、表示が
更新されます。 注: この操作を行うと、アルゴリズムを切り替える前に行った編集は失われます。 使用するア
ルゴリズムの選択は、編集を始める前に行いましょう。
Melodyne editorでポリフォニックアルゴリズムを選択しているのに、素材内のピッチを識別することができない
場合、自動的にパーカッシブアルゴリズムに切り替えられます。
デフォルトのアルゴリズムを設定する(Melodyne editorのみ)
Melodyne editorでは、検出処理でアルゴリズムが自動選択されるのを防ぐために、あらかじめデフォルトのア
ルゴリズムを設定しておくことができます。 これは、パーカッシブアルゴリズムを使用して繰り返し編集したい
のに、ファイルを開くたびにポリフォニックアルゴリズムが選択されてしまうような場合に便利です。 このような
場合、パーカッシブアルゴリズムをあらかじめ選択しておけば、間違ったアルゴリズムで素材を分析した後に
手動でアルゴリズムを切り替える時間と手間を省くことができます。
アルゴリズムをあらかじめ設定しておく必要がなくなったら、[アルゴリズム] > [デフォルトととして設定]サブメニ
ューで[自動]を選択し直しておきましょう。 デフォルトのアルゴリズムの設定はプログラムを終了しても元に戻
されないため、元に戻しておかないと、次回起動時に間違ったアルゴリズムで処理が行われてしまうことがあ
ります。
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Melodyne essential
関連トピック
メロディック素材のノート検出を確認し編集する
リズミック素材のノート検出を確認し編集する
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Melodyne essential
メロディック素材のノート検出を確認し編集する
このツアーでは、モノフォニック素材でのノート検出を確認する方法と、ノートを再配置する方法について説明
します。
場合によっては、音に倍音が多く含まれている場合にノートの音高が1オクターブ高く検出されてしまったり、ノ
ート分割が多すぎたり少なすぎたりすることがあります。 このような検出結果は、簡単に修正することができま
す。
手順
オーディオを転送またはロードした後、他のツールから少し離れたところにある±のアイコンをクリックして[ノ
ートアサインメントツール]を選択し、ノートアサインメントモードに切り替えます。
スタンドアロンでは、ノートアサインメントモードはプロジェクト内のいずれかひとつのオーディオファイルにのみ
適用されます。Melodyneプラグインでは、ひとつの転送に適用されます。つまり、ノートアサインメントモードで
は、既定のトラックに属するノートの一部が表示されません。単一のファイルまたは転送から生成されたノート
のみ表示されます。最初のファイルまたは転送に属する、扱いたいノートをクリックしてから、ノートアサインメ
ントモードに切り替えて該当するノートを表示させます。ファイルまたは転送内のノートアサインメントの修正が
完了したら、次のファイルまたは転送に属するノートを選択する前に、ノートアサインメントモードを終了します
。こうすることで、各ファイルまたは転送のノートアサインメントを順に編集できます。
技術的な理由により、このモードに切り替えると取り消し履歴が消去されます。そのため、このモードに変更す
る前の動作については、モード変更後取り消すことはできません。
編集エリアの背景の配色が変わり、ノートアサインメントモードであることが示されます。このモードでは、ノート
の音自体の編集はできません。 このモードは、Melodyneによるオーディオ素材に含まれる音の解釈を確認し
、修正するためのモードです。 表示されているノートと実際に演奏された音を一致させるために、間違って解
釈されたノートを正しい音高へ配置し、今後その他のツールを使って行う編集の下準備を行います。
このモードでは、空洞のノート(潜在的なノート)と空洞でないノート(有効なノート)の両方が表示されます。
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Melodyne essential
有効なノートとは、分析結果に従ってMelodyneにより配置されたノートのうち、その信頼性が高いと判断された
ノートのことをいいます。 Melodyneは、素材内でこれらの音が実際に演奏されたものと仮定して動作します。
空洞として表示される潜在的なノートとは、有効なノートの次に信頼性が高いと判断された、有効なノートの代
わりとなる可能性のあるノートのことをいいます。 素材内で聞こえている音が、こういった潜在的なノートであ
る可能性もないわけではありませんが、有効なノートがこれらの音である可能性の方が高いと判断されていま
す。 Melodyneは高い検出精度を誇りますが、それでも検出結果に間違いがあることがまったくないわけでは
ありません。
たとえば上図では、検出された有効なノートの1オクターブ下に空洞のノートが表示されています。 このような
現象はなぜ起こるのでしょう? これは、録音された楽器のサウンドに、基音の1オクターブ上の倍音が存在し
ているかどうかをMelodyneがはっきりと判断できなかったためです。 倍音が存在する場合、メロディ全体が1
オクターブ高く検出されている可能性があります。 その場合、メロディに含まれるノートの実際の位置は、検出
されたノートより1オクターブ低いところである可能性があります。これらのノートが潜在的なノートとしてここに
表示されているのはそのためです。
演奏方法や歌い方によって、メロディに含まれるノートのうち1つのノートだけに他のノートとは異なる倍音構造
がある場合、このノートが1オクターブ低く検出されることがあります。 このような場合、メロディラインが突然V
の字を描いて急激に変化します。このVの字が、エラーを見つける際の目安となります。
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Melodyne essential
このような解釈エラーを修正するひとつの方法として、正しい音高に配置されている潜在的なノートをダブルク
リックします。 こうすると、潜在的なノートが有効なノートとなり、間違って配置されている有効なノートが無効に
切り替わります。 また、間違って配置されている有効なノートを正しい音高へドラッグしてもかまいません。 ノ
ートを正しい音高に正確にドロップする必要はありません。
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Melodyne essential
ドラッグするとノートの新しい検出がトリガーされ、「正しい音高を上方向で探す」とヒントが表示されます。 ノー
トをリリースすると、最も信頼性が高いと思われる音高へノートがジャンプします。
モニタリング用シンセ音
ノートの配置を確認し修正する際に便利なシンセ音は、ツールバーの下にある正弦波が描かれた丸いアイコ
ンをクリックして選択します。 このボタンは、ロータリーコントロールを兼ねています。 オンの場合、各blobがシ
ンセ音で再生されます。 ロータリーコントロールとして操作し、シンセ音のボリュームを変更するには、ボタン
をクリックしてから上下にドラッグします。
このボタンを使う理由は何でしょうか? 簡単です。 モニタリング用シンセ音を使えば、現在表示されている有
効なノートを聴くことができます。こうすることで、これらのノートが、素材に含まれている可聴音に一致している
かどうかを簡単に確認することができます。
空洞でないblobは、オーディオファイルに含まれる音楽を音写したものと考えるとよいでしょう。 シンセ音を使う
と、MIDI音源でこの音写を確認することができ、すべてのノートが正しいオクターブに配置されているかどうか
を簡単に確認できます。 上記の手順に従ってノートを再配置していけば、より迅速に理想形に到達することが
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Melodyne essential
できます。 理想形とは、空洞でないblob(有効なノート)が、実際に演奏されたすべてのノートだけを示している
状態です。
ノート分割
マウスポインタをblobの少し上に重なるように置くと、マウスポインタがノート分割ツールに変化します。 このツ
ールを使えば、ノートアサインメントモードでも通常のノート分割ツールでもノートを分割したり分割を削除したり
することができます。
ノートアサインメントモードを終了する
ノートアサインメントモードを終了するには、他のツールを選択します。 このモードを終了すると、変更内容に
従って素材の再分析が行われます。 再分析には若干の時間がかかります。
関連トピック
アルゴリズムを選択する
リズミック素材のノート検出を確認し編集する
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Melodyne essential
リズミック素材のノート検出を確認し編集する
このツアーでは、リズミック素材でのノート検出を確認する方法と、ノートを再配置する方法について説明しま
す。
リズミック素材では音階上の配置を行うことはありません。この場合、ノート分割の確認と修正だけを行います
。
手順
オーディオを転送またはロードした後、他のツールから少し離れたところにある±のアイコンをクリックして[ノ
ートアサインメントツール]を選択し、ノートアサインメントモードに切り替えます。
スタンドアロンでは、ノートアサインメントモードはプロジェクト内のいずれかひとつのオーディオファイルにのみ
適用されます。Melodyneプラグインでは、ひとつの転送に適用されます。つまり、ノートアサインメントモードで
は、既定のトラックに属するノートの一部が表示されません。単一のファイルまたは転送から生成されたノート
のみ表示されます。最初のファイルまたは転送に属する、扱いたいノートをクリックしてから、ノートアサインメ
ントモードに切り替えて該当するノートを表示させます。ファイルまたは転送内のノートアサインメントの修正が
完了したら、次のファイルまたは転送に属するノートを選択する前に、ノートアサインメントモードを終了します
。こうすることで、各ファイルまたは転送のノートアサインメントを順に編集できます。
技術的な理由により、このモードに切り替えると取り消し履歴が消去されます。そのため、このモードに変更す
る前の動作については、モード変更後取り消すことはできません。
ノートアサインメントモードでは、ノートの音自体の編集は行いません。 このモードは、Melodyneによるオーディ
オ素材に含まれる音の解釈を確認し、修正するためのモードです。 リズミック素材では、検出されたノートのノ
ート分割の変更(多すぎたり少なすぎるノート分割の変更)のみを行います。 タイムストレッチの適用など、そ
の後の素材の編集で最適の結果を得るには、ノート分割が正確に行われている必要があります。
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Melodyne essential
ノート分割は、最初のblobを選択してから矢印キーを使ってblobを順に選択していくと簡単に確認できます。 1
つのblobに2つのドラムのストロークが含まれている場合、blobの上半分をダブルクリックすると、クリック位置
(2つ目のストロークの開始位置に設定したい位置)にノート分割が挿入されます。
また、1つのストロークが間違って2つに分割されている場合は、分割線をダブルクリックしてノート分割を削除
します。
ノート分割の位置が間違っている場合、水平方向にドラッグして位置を修正します。
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Melodyne essential
ノートアサインメントモードを終了する
ノートアサインメントモードを終了するには、他のツールを選択します。 このモードを終了すると、変更内容に
従って再分析が行われます。再分析には若干の時間がかかります。
関連トピック
アルゴリズムを選択する
メロディック素材のノート検出を確認し編集する
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Melodyne essential
再生・ナビゲーション・ズーム
このツアーでは、Melodyneのblobをナビゲート・再生・ズーム・表示する方法について説明します。
ウィンドウサイズを変更する
ウィンドウのサイズを変更するには、右下隅をドラッグします。 この操作は、Melodyne Stand-AloneでもPlugin
でも同じです。
キーボードと転送バーを使って再生をコントロールする
Melodyne PluginはDAWに統合され、DAWの再生に完全に合わせられます。 DAWで再生位置を変更すると、
その情報はMelodyne Pluginに伝達され、新規位置が反映されます。 DAWがスタートすると、Melodyneもスタ
ートします。 Melodyne Plug-inは、ご使用のDAWの「スレーブ」として動作します。 MelodyneからDAWの再生カ
ーソルの開始・停止・位置変更をコントロールすることはできません。
Melodyne Stand-Aloneでは、ウィンドウ左上のトランスポートキーを使うか、スペースバーを押して再生を開始
または停止できます。 Altを押したまま同じ操作を行うと、再生範囲が現在の選択範囲に限定されます。
キーボードのテンキーを使ってMelodyne Stand-Aloneの再生をコントロールすることもできます。 Enterを押す
と再生が開始し、0(ゼロ)を押すと停止します。 0を2回押すと、再生カーソルが前回の再生位置へと戻ります
。 0を3回押すと、再生カーソルがファイルの先頭へと戻ります。
Melodyne Stand-AloneでもMelodyne Pluginでも、矢印キーを使ってblobを順に選択することができます。 再
生が停止している場合、blobが選択されると、blobのサウンドが再生されます。
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Melodyne essential
タイムルーラーを使って再生、スクラブ、ズームをコントロールする
これらの再生機能は、Melodyne Stand-AloneでもMelodyne Pluginでも使用できます。 しかし、Melodyne
Pluginでは、DAWが停止中の場合にのみ実行できます。 再生がスタートすると、Melodyne Pluginは上記の「ス
レーブ」状態に戻り、DAWの動作に従います。
クリック位置から再生をスタートさせるには、タイムルーラーを(または編集エリア背景を直接)ダブルクリックし
ます。 Altを押したまま同じ操作を行うと、再生範囲が現在の選択範囲に限定されます。
タイムルーラーをクリックすると、再生カーソルがクリック位置に移動し、再生が停止します。
オーディオ素材内をスクラブするには、タイムルーラーをクリック&ドラッグします。
上下にドラッグすると、表示を現在位置でズームすることができます。 スクラブとズームは組み合わせて使用
することができ、ズームの度合い調整しながらカーソルを直感的に操作できます。
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Melodyne essential
編集エリアでのスクロールとズーム
マウスで表示エリアを移動するには、メインツールのドロップダウンからスクロールツール(手の形をしたアイコ
ン)を選択するか、Commandキーを押したままドラッグします。
マウスで表示エリアをズームするには、ズームツール(ルーペの形をしたアイコン)を選択するか
、Command+Altキーを押したままドラッグします。 水平または垂直方向にズームすることができます。ズーム
の度合いは方向により異なります。
選択されている1つまたは複数のblobにズームするには、Command+ダブルクリックします。 ズームアウトする
には、編集エリアの背景をダブルクリックします。
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Melodyne essential
表示範囲を移動するには、水平または垂直スクローラー(スクロールボックス)をドラッグします。 スクローラー
には、blobの配置を示す縮小イメージが表示されています。
表示をズームするには、スクローラーの端をドラッグします。
特に長いオーディオファイルを編集する場合、サイズの小さいスクローラーでは必要なズーム解像度を得られ
にくいことがあります。このような場合、CtrlとAltキーを押したまま編集エリアをドラッグするか、タイムルーラー
で垂直方向にドラッグしてズームインすることができます。
垂直または水平スライダーの左端または右端を外向きにドラッグすると、表示部分のサイズを垂直方向また
は水平方向に広げることができます。この機能は、プラグインでの使用に便利です(最初の3小節だけを転送
してこの部分を操作し、第20小節に何かを挿入したい場合など)。
すべてのblobが表示されるようズームを調整するには、スクローラーの中央をダブルクリックします。
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Melodyne essential
blobの高さを変更するには、右下隅のスライダーを使用します。この操作ではボリュームは変化しません。こ
の機能は、音量の極端に小さいまたは極端に大きいノートが多数含まれる素材を表示させる場合に便利です
。
Melodyne Stand-AloneとPlugin(DAW停止中)の再生機能
再生カーソルの位置を設定するには、タイムルーラーをクリックします。
クリック位置から再生を開始するには、タイムルーラーをダブルクリックします。
現在の選択範囲を再生するには、タイムルーラーをAlt+ダブルクリックします。
ほとんどのDAWでは、スペースバーを押してプラグインの再生を停止できます。
前/次または上/下のblobを選択して再生するには、矢印キーを使います。
再生を停止して再生カーソルの位置を設定するには、タイムルーラーをクリックします。
スクラブするには、タイムルーラーをクリック&ドラッグします。
Melodyne Stand-Aloneの再生機能:
スペースバー: 再生と一時停止を切り替えます。
Alt+スペースバー: 現在の選択範囲を再生します。
Enter(テンキー): 再生
0(テンキー)を1回押す: 停止
0(テンキー)を2回押す: 前の再生位置に戻ります。
*0(テンキー)を3回押す: ファイルの先頭に戻ります。
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Melodyne essential
ナビゲーションとズーム機能
ウィンドウのサイズを変更するには、右下隅をドラッグします。
表示エリアを移動するには、Commandを押したまま編集エリアの背景をドラッグします。
上下にスクロールするには、マウスホイールを使います。左右にスクロールするには、Shiftを押したま
まマウスホイールを上下にスクロールします。
表示エリアを水平方向/垂直方向にズームするには、Command+Altを押したまま編集エリアをドラッグ
します。
指定のエリア内をズームインするには、タイムルーラーを垂直方向にドラッグします。
縦軸と横軸を同時にズームするには、Command+Altを押したままマウスホイールを使います。
現在選択している1つまたは複数のblobにズームするには、Commandを押したままダブルクリックしま
す。
ズームアウトするには、Commandを押したまま編集エリアの背景をダブルクリックします。
表示を水平方向/垂直方向に移動するには、スクローラーをドラッグします。
表示を水平方向/垂直方向にズームするには、スクローラーの端をドラッグします。
表示部分の長さを伸ばすには、スクローラーの左端または右端を外向きにドラッグします。この機能は
プラグインでは重要となります(最初の4小節だけを転送してこの部分を操作し、第20小節に何かを挿
入したい場合など)。
すべてのノートを水平方向/垂直方向にズームするには、スクローラーをドラッグします。
blobの高さを変更するには、右下隅のスライダーを使用します。
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Melodyne essential
サイクルゾーンを有効にして設定する
このツアーでは、Melodyneでサイクルを行う方法について説明します。 「サイクル」とは、選択したパッセージ
を繰り返し(「ループ」)再生することをいいます。
Melodyne Pluginでは、DAWが停止中の場合にのみサイクルモードをオンにすることができます。 DAWが動作
中の場合、サイクルは(再生自体と同じく)Pro Toolsによりコントロールされます。
手順
サイクルゾーンを設定するには、タイムルーラーの下半分をクリック&ドラッグします。 Altキーを押したまま操
作すると、タイムグリッドを無視してスタート位置とエンド位置を自由に設定することができます。
サイクルモードのオンとオフを切り替えるには、サイクルゾーンをダブルクリックします。 オフの場合、サイクル
ゾーンは薄い灰色で表示されます。 Melodyne Stand-Aloneでは、トランスポートのアイコンを使ってオンとオフ
を切り替えることもできます。
サイクルゾーンの長さを変更するには、ゾーン右端または左端をドラッグします。 Altキーを押したまま操作す
ると、タイムグリッドを無視してスタート位置とエンド位置を自由に設定することができます。
サイクルゾーン全体を左右に移動するには、ゾーンの中央をドラッグします。 Altキーを押したまま操作すると
、タイムグリッドが無視されます。
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Melodyne essential
サイクルゾーンを左右に広げるには、サイクルゾーンの左右の任意の位置をShift+クリックします。 Altキーを
押したまま操作すると、タイムグリッドが無視されます。
サイクルゾーンを選択されているblobの最初または最後へ移動させる(最も近いグリッドラインへスナップされ
ます)には、Shiftキーを押したままサイクルゾーンをダブルクリックします。 Shiftキーに加えてAltキーも押した
まま操作すると、サイクルゾーンはグリッドにスナップせず、選択されているblobの最初のblobの先頭と最後
のblobの末尾の間に移動します。
関連トピック
タイムグリッドのオプション
Melodyne Stand-Aloneのタイムグリッドをオーディオに合わせる
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Melodyne essential
表示オプションを選択する
このツアーでは、ノートを操作する際のMelodyneのオプションについて説明します。 以下のすべてのオプショ
ンは、[表示]メニューから選択できます。
自動スクロール
([表示]メニューの[自動スクロール]を選択して)自動スクロールをオンにすると、Melodyneの表示エリアが再
生カーソルに合わせてスクロールします。
1つまたは複数のノートが選択されている場合、Melodyneは、選択範囲が編集されると判断し、選択範囲を表
示します。このため、ノートが選択されている場合は[自動スクロール]機能が一時的に無効となります。編集エ
リアの背景をクリックするなどしてノートの選択が解除されると、再生カーソルの位置から表示エリアのスクロ
ールが再開されます。
ピッチカーブを表示
[ピッチカーブを表示]を選択すると、音の音高を示す細い曲線が各blob内に表示されます。
左は何も表示されていない([表示]オプションで何も選択していない場合の)blob、右はピッチカーブが表示さ
れたblobです。
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Melodyne essential
このオプションが選択されているかどうかに関係なく、ピッチツールが選択されている場合は常にピッチカーブ
が表示されます。
ノート分割を表示
[ノート分割を表示]を選択すると、ノートの最初と最後を示す境界線に灰色の垂直線が表示されます。
完全に離れているノートやくっついて並んでいるノートでは、ノート分割線は太めの括弧で表示されます。
blob情報を表示
[blob情報を表示]では、各音を操作する際に参考となるさまざまな要素の表示と非表示を切り替えることがで
きます。
もっとも特筆するべき要素は追加ピッチルーラーです。マウスポインタをノート上に移動させると、ノートの前に
表示されます。blobをドラッグしようとすると、blobの形をしたドラッグゾーンを示す赤い細線が表示されます。
[blob情報を表示]が選択されている場合、マウスポインタをノート上に移動させると、ノートの最初に合わせた
垂直線もタイムルーラーに表示されます。これにより、より正確な位置合わせが行えます。
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Melodyne essential
対象ノートを表示
[対象ノートを表示]を選択すると、各blobを囲む灰色の枠が表示されます。
この枠は、半音単位のグリッド線に一致しています。つまりこれは、Melodyneが(オーディオ分析に基づいて)
ノートの音高と拍子または小節内の位置をどのように仮定しているかを示しています。ほとんどの場合この仮
定は正確に行われますが、必ずしも正しいとは限りません。参考としてとらえておくとよいでしょう。
この枠は、マクロを使って部分的なクオンタイズをノートに適用する際にノートが引き寄せられる先の音高と時
間上の位置も示しています。また、タイミングツールまたはピッチツールを使ってダブルクリックするとスナップ
される位置も示しています。
再生リージョンを表示(Pluginのみ)
このオプションを選択すると、ホストアプリケーションからMelodyne Pluginに転送されたパッセージが表示され
、ホストアプリケーションではなくPluginが再生する部分が表示されます。
パッセージの長さが、タイムルーラーに薄い色で表示されます。
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Melodyne essential
関連トピック
アルゴリズムを選択する
タイムグリッドのオプション
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Melodyne essential
ノートを選択する
このツアーでは、Melodyneでのノートの選択方法について説明します。
一般的な選択方法
ノートを選択するには、編集エリアのノートをクリックします。 選択されたノートは、濃い色で表示されます。
選択範囲にノートを追加するには、Shift+クリックします。
選択範囲からノートを取り除くには、ノートをShift+クリックします。
投げ縄選択で複数のblobを選択することもできます。編集エリアの背景をクリックしてから、ポインタをドラッグ
して範囲を選択します。 このような選択方法は、「ラバーバンド選択」とも呼ばれます。
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Melodyne essential
スネーク選択
Shiftキーを押したままノートをクリックし、そのまま次のノートへとドラッグすると、Melodyneのスネーク選択モ
ードがオンになります。 ノートを次々に選択していき、選択範囲にノートを追加することができます。
マウスを逆方向に動かすと、前に選択されたノートが選択範囲から取り除かれます。
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Melodyne essential
ピッチルーラーを使って選択する
音名に従ってノートを選択するには、ピッチルーラーの音名を選択します。
サイクルモードがオンの場合、サイクルゾーン内のノートのみ選択されます。
ピッチルーラーの他の音名をShift+クリックし、選択範囲に追加したり削除したりすることができます。
ピッチルーラーの音名をダブルクリックすると、クリックした音名のノートだけでなく、同じ音名のノートをすべて
のオクターブにわたって選択することができます。
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Melodyne essential
一定範囲のノートを選択するには、ピッチルーラー内をクリック&ドラッグします。
Shiftキーを押したままピッチルーラーを選択すると、一定範囲のノートまたはある音名のノートを選択範囲か
ら取り除くことができます。 ここでも、サイクルモードがオンの場合、サイクルゾーン内のノートのみ選択されま
す。
関連トピック
Melodyne Stand-Aloneのタイムグリッドをオーディオに合わせる
タイムグリッドのオプション
ノートをコピーする
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Melodyne essential
ノートをコピーする
このツアーでは、ノートのコピーとペーストに使用するMelodyneのコマンドについて説明します。
1つのノートを挿入する
まずは1つのノートをコピーしてみましょう。 ノートを選択し、[編集]メニューまたはコンテキストメニューの[コピ
ー]を選択します。
タイムルーラーをクリック/ドラッグし、再生カーソルをペースト先へ動かします。
[編集]メニューまたはコンテキストメニューの[ペースト]を選択します。 タイムグリッドがオンの場合、ノートは再
生カーソルに最も近い4分音符のグリッドラインにペーストされます。 コピー元のノートが元の位置で4分音符
のグリッドラインからずれていた(オフセットしていた)場合、そのオフセットは維持されます。 ノートの長さは変
更されません。
しかし、タイムグリッドがオフの場合、またはオンで[秒]に設定されている場合、ノートの先頭が再生カーソルに
合わせられます。 ここでも、ノートの長さは変更されません。
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Melodyne essential
ノートを置き換える
あるノートをコピーし、別のノートを選択してからペーストすると、選択したノートがコピーしたノートと置き換えら
れます。 隣り合うノートの場合、ペーストしたノートは、ペースト先のノート(置き換えられたノート)の長さに合わ
せてタイムストレッチまたはタイムコンプレッションされます。 しかし、ペーストしたノートの音高は維持されます
。 たとえば、ノートを選択してコピーし、次に別のノートを選択してから...
… ペーストすると、後に選択した方のノートは消えてしまいます。 コピーしたノートは、ペースト先として選択し
たノートと同じ位置に置かれます。スタート位置も長さもペースト先として選択したノートと同じになりますが、音
高はコピーしたノートの音高が維持されます。 もちろん、このノートを上下にドラッグし、音高を自由に変更す
ることができます。 この方法でノートを置き換える場合、タイムグリッド設定は影響しません。
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Melodyne essential
複数のノートをコピー&ペーストする
複数のノートを同時にコピー&ペーストする場合、以下のルールが適用されます。 複数のノートをコピーし...
… 他にノートが選択されておらず、タイムグリッドがオンの場合に(1つのノートをペーストするときの手順で)ペ
ーストすると、再生カーソルに最も近い4分音符のグリッドタインからスタートする位置にペーストされます。 ノ
ートの長さは変更されません。 4分音符のグリッドラインからのオフセットは維持され、このように表示されます
。
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Melodyne essential
タイムグリッドがオフまたは[秒]に設定されている場合、最初にペーストされたノートの先頭は再生カーソルに
合わせられます。 ここでも、ノートの長さは変更されません。
別のノートを選択してからペーストすると、選択したノートは削除され、ペーストされたノートは削除されたノート
のスペースに合わせて伸縮されます。 ここでも、ノートの音高は維持されます。
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Melodyne essential
隣り合う複数のノートを選択してからペーストすると、選択されたノートは上記と同じように削除され、ペーストさ
れたノートは削除されたノートのスペースに合わせて伸縮されます。 たとえば、これらのノートが選択されてい
た場合...
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Melodyne essential
… ペースト後はこのようになります。
関連トピック
Melodyne Stand-Aloneのタイムグリッドをオーディオに合わせる
タイムグリッドのオプション
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Melodyne essential
タイムグリッドのオプション
このツアーでは、編集エリアのタイムグリッドを設定し使用する方法について説明します。
グリッドとは、オーディオデータの内容が分かりやすくなるよう、編集エリアの背景に秒単位または拍単位で表
示される垂直のラインのことです。 必要に応じて、ノートをドロップすると最も近いグリッドラインにスナップされ
るよう設定することができます。こうすると、ノートは拍に正確に合わせられます。
手順
タイムルーラーとピッチルーラーの交わる点(左上隅)をクリックし、ドロップダウンメニューのグリッドオプション
を開きます。または、タイムルーラーを右クリックしてメニューを開きます。
リストの一番上のエントリ[タイムグリッド]にマウスポインタを合わせると、サブメニューがカスケード表示されま
す。サブメニューの[グリッドを有効]で、グリッドのオンとオフを切り替えることができます。Melodyne
Stand-Aloneでは、Alt+Command+Tのショートカットを使ってグリッドのオンとオフを切り替えることもできます。
グリッドがオンの場合、タイムルーラーの下半分の幅いっぱいに目盛りが表示されます。グリッドがオフの場
合、タイムルーラーの下半分の幅の半分に目盛りが縮小されます。
[タイムグリッド]メニューから[ダイナミック]を選択すると、グリッドが水平方向のズームレベルに合わせて自動
的に調整されます。 ズームインするほどグリッド線が増え、より細かく表示されます。
[ダイナミック]の下の各エントリでは、音価に従ってグリッドの単位を選択することができます。 選択は、編集
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Melodyne essential
エリアの背景の垂直ラインの目盛りの間隔に反映されます。 扱う素材が3拍子の場合、[3連符]を選択します
。
[秒]を選択すると、タイムルーラーにスタート位置からの経過時間が表示されます。 この場合、[グリッドを有
効]が選択されているかどうかに関係なく、ノートの移動はタイムルーラーに依存しません。
グリッドに[ダイナミック]を選択すると、音価を選択できるようになります。 こうすると、グリッドに[ダイナミック]
を選択している場合にも、3連符がうまく機能するようになります。 単なる3連符だけではなく、8分(クエーヴァ
ー)音符の3連符、4分音符(クロチェット)の3連符などを選択できるため、ダイナミックグリッドが正確に描かれ
機能するよう音価を選択することができます。
[タイムグリッド]がオンであり[秒]が選択されていない場合、ある拍から別の拍へとノートを動かすと、前の位置
での拍とノートのオフセットが維持されます。つまり、ノートの配置はグリッドに依存しますが、そのノートがもと
もとグリッドライン上に正確に合わせられているのではない場合、移動先でもノートはグリッドライン上に合わ
せられません。たとえば下図のノートは、小節の第1拍から少し遅れたところで鳴っています。タイミングツール
を選択すると、ノートの先頭部分にポジションアンカーが表示されます。
グリッドがオンの場合にこのノートを第2拍に移動すると、そこでも拍からのノートのオフセットが維持され、拍
から少し遅れたところで鳴ります。
グリッドがオンの場合も、Altキーを押したまま操作すれば、グリッドを無視してノートを動かすことができます。
関連トピック
DAWのテンポ変更に合わせる
Melodyne Stand-Aloneのタイムグリッドをオーディオに合わせる
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Melodyne essential
Melodyne Stand-Aloneのタイムグリッドをオーディオに合わ
せる
グリッドは、オーディオ素材の編集前に音楽の内容に対応している必要があります。 Melodyne Pluginでは転
送内容はDAWのメトロノームクリックが示すテンポと一致すると仮定されますが、Melodyne Stand-Aloneでは
ロードされたオーディオファイルが分析され、素材自体からテンポと拍子記号が推定されます。 しかし、テンポ
の解釈はさまざまであるため、分析後にテンポグリッドを手動で調整する必要があります。 このツアーでは、
その方法について説明します。
「1」を動かす
オーディオファイル(ここではドラムループとしましょう)のロードと分析が完了したら、まず、タイムグリッドの「1
」が、最初のノート(ドラムのストローク)に正確に合わせられているかどうかを確認する必要があります。 オー
ディオファイルでは、最初のノートが発音するより前に、若干の空白時間が空くことがよくあります。Melodyne
では、この空白部分が休符として解釈されることがあります。 その結果、それ以降のすべてのノートが右にず
れてタイムグリッド上に配置されてしまい、音楽の第1拍とタイムルーラーの拍「1」が一致しなくなることがあり
ます。 これを修正するには、タイムルーラーの「1」のマーカーを最初のドラムストロークの先頭へとドラッグし
ます。 ドラッグは選択されているタイムグリッドに合わせてスナップするため、位置合わせがスムーズに行えま
す。 必要に応じて、Altキーを押したまま操作し、タイムグリッドを無視して位置を微調整することもできます。
「1」が最初のドラムストロークの先頭と完全に合わせられていれば完了です。
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Melodyne essential
テンポ解析結果を修正する
「1」が正しく配置できたら、今度は、検出されているテンポを確認してみましょう。 Melodyneのアルゴリズムは
、テンポとテンポの揺れを非常に正確に検出することができます。 しかし、このテンポは解析結果でしかあり
ません。そのため、表示されるテンポが実際のテンポの2倍になってしまうことがあります。 これが実際のサウ
ンドに悪影響を与えることはありませんが、編集がしにくくなることがあります。 この1小節ループも、検出され
たテンポが正しいテンポの2倍になっており、1小節ループがグリッドの2小節分にわたって伸びています。
テンポボックスに新しい値をタイプ入力しても、ここでは意味がありません。なぜなら、オーディオ素材がタイム
ストレッチまたはタイムコンプレッションされてしまうだけだからです。 ループの速度が速くなったり遅くなったり
しますが、これでは1小節ループがグリッドの2小節分にわたって伸びていることの解決にはなりません。
このような場合、表示テンポは簡単に修正できます。 テンポボックスの横のボタンをクリックし、[テンポを定
義]ウィンドウを開きましょう。
ウィンドウでは、2種類の方法でテンポを定義することができます。 今回の例では、現在のテンポを半分にした
いので、[テンポを乗算]オプションをオンにし、右のドロップダウンボックスから[1/2=]で始まるエントリを選択し
ます。
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Melodyne essential
[OK]をクリックしてウィンドウを閉じると、1小節ループがグリッドの1小節分にわたって伸びています。また、テ
ンポボックスの値も半分になっています。 これで問題は解決です。
一定のテンポを指定する
[一定のテンポを指定]のオプションを選択すると、右のボックスに新しい値をタイプ入力することができます。
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Melodyne essential
それでは、どのような場合にこのオプションを選択すればよいのでしょうか? 一定のテンポを指定することが
望ましいと思われる場合とはどのような場合でしょうか。 たとえば、120 BPMで動作しているプレイバックに合
わせて録音したギタートラックを編集しているとしましょう。ギター演奏には、ギタリストによって若干のテンポ変
化が加えられています。 Melodyne Stand-Aloneで録音内容を開くと、テンポ変更が検出され、そのまま保存さ
れます。 再生しながらテンポ表示を確認すると、120あたりで常に変化しているのが分かります。
ここからが重要な点です。 プロジェクトの基本テンポは120 BPMでなければなりませんが、だからといって、ギ
タリストにより加えられたアーティスティックなテンポ変化が消し去られてしまうことがあってはいけません。 解
決法は簡単です。[一定のテンポを指定]チェックボックスを選択し、右のボックスに「120」をタイプ入力してから
、[OK]をクリックしてウィンドウを閉じます。 これで、グリッドがテンポに合わせて調整され、テンポは全体を通
して「120」と表示されます。 ギタリストの演奏に含まれる微妙なテンポ変化はすべてそのまま残されます。 テ
ンポ変化がある部分のノートは、グリッドラインから少しずれて表示されます。 もちろん、必要に応じて、クオン
タイズすることでこのようなテンポの揺れを取り除き、ギターパートが120 BPMのテンポに厳密に従うよう修正
することもできます。
第1小節をファイルの先頭に合わせる
このオプションは、[テンポを定義]ダイアログとタイムルーラーの「1」のアイコンのコンテキストメニューにありま
す。
通常、Melodyne Stand-Aloneは、この「1」をオーディオファイル内に検出された最初のノートの先頭に合わせ
ます。 ほとんどの場合はそれでうまくいきますが、いつもそうであるとは限りません。 たとえば以下のような例
を考えてみましょう。 DAWのトラックを編集していて、あとでDAWのプロジェクトへ再統合させるとします。 トラッ
クはソングの先頭から録音されていますが、ノートは先頭にはありません。 このような場合、Melodyneが「1」
を(ファイルの先頭ではなく)最初のノートに合わせてしまうと、後でトラックを元のプロジェクトに再統合する際
にずれが生じてしまいます。 これを防ぐには、[第1小節をファイルの先頭に合わせる]を選択します。 こうする
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Melodyne essential
と、Melodyneがタイムルーラーの第1小節(「1」)を最初のサンプルワードに合わせるようになります。 これで、
元のプロジェクトにトラックを戻しても、ずれが生じません。
テンポを再検出する
[テンポを定義]ダイアログの[テンポを再検出]オプションでは、編集中のドキュメントのテンポを再分析すること
ができます。 これは、テンポを手動で入力した後、もう一度元の状態に戻したい場合などに便利です。 オプシ
ョンを選択してから、[OK]をクリックして[テンポを定義]ウィンドウを閉じると、分析が行われます。
関連トピック
タイムグリッドのオプション
DAWのテンポ変更に合わせる
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Melodyne essential
DAWのテンポ変更に合わせる
通常、Melodyne Pluginはご使用のDAWと同期を保ち、DAWとPluginのタイムルーラーとテンポディスプレイには
同じ数値が表示されます。 しかし、Melodyneに転送された2つのパッセージの間でDAW側にテンポ変更があ
る場合、またはDAWで全体のテンポを変更した場合は、Melodyneとホストアプリケーションのタイムルーラー
が一致するよう、Melodyneにテンポ変更について知らせる必要があります。 このツアーでは、その方法につ
いて説明します。
新しい一定のテンポ
DAW内のテンポ変更が見つかると、Melodyneのテンポ表示の横のチェーンの形をしたアイコンがオレンジ色
に点滅します。 ここで何の手段も講じなければ、DAWのタイムルーラーとMelodyne Pluginのタイムルーラーが
一致しなくなります。
チェーンアイコンをクリックし、テンポウィンドウを開きます。 このウィンドウでは、ホストアプリケーション
とMelodyne Pluginのタイムルーラーが一致するよう、テンポ変更の種類を指定することができます。
ソング全体のテンポが変更されているだけで、ソング内に複数のテンポ変更が存在しない場合、[一定のテン
ポ]を選択します。 新しいテンポがソング全体に適用されていることがMelodyne editorへと伝えられ
、Melodyneのタイムルーラーが新しいテンポに合わせられます。
Melodyneが新しいテンポに合わせてオーディオ素材をタイムストレッチまたはタイムコンプレッションするよう
設定するには、[オーディオをストレッチ]チェックボックスを選択します。
このオプションを選択すると、Melodyneは、新しいテンポに合わせて素材をタイムストレッチ(またはタイムコン
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Melodyne essential
プレッション)します。 DAWがホストのオーディオ素材をタイムストレッチするとき、このチェックボックスが選択
されていれば、Melodyneはホストと同じように動作し、DAWの素材とプラグインの素材の同期が保たれます。
テンポ変更が生じてもDAWがタイムストレッチを行わず、オーディオ素材に合わせてグリッドを変更するだけの
場合、Melodyneでも同じ動作がおこなわれるよう、このチェックボックスの選択を解除してください。 もちろん、
このような場合であっても、DAWができない操作をMelodyneで行う(タイムストレッチで新しいテンポに合わせ
てオーディオ素材を調整する)目的でチェックボックスを選択しておいてもかまいません。
進行するテンポ変更
DAWで一定のテンポが選択されておらず、進行するテンポ変更が適用されている場合、テンポウィンドウの[テ
ンポ可変]オプションを選択します。
Melodyneは、テンポ変更を認識しその変更を正確に適用することができますが、そのためには、テンポ変更
が起こるパッセージをあらかじめMelodyneに転送しておく必要があります。 テンポ変更が、Melodyneへ転送さ
れた2つのパッセージの間で起こっている場合、Melodyneはそれに対処することができません。 そのため、転
送する前に、Melodyneでテンポ変更を含むパッセージすべてを通して再生し、テンポ進行をMelodyneに「学習
」させ、ルーラーの同期が保たれるようにする必要があります。 これは以下の手順で行います。 ルールにつ
いては次のセクションで説明します。
テンポダイアログを開き、DAWの再生を停止し、テンポ変更が起こる位置より前に再生カーソルを移動させま
す。 その後、Melodyneのために、テンポ変更を含むパッセージ全体をホストアプリケーションで再生します。
一定のテンポに到達しその後ソングの最後までテンポが変わらなくなる位置まで再生してください。 この位置
に到達したら、ホストアプリケーションの再生を停止します。 テンポウィンドウに、パッセージ内のテンポ変更
が表示されます。
テンポの変更に合わせてオーディオ素材自体をタイムストレッチまたはタイムコンプレッションするのか、単に
グリッドを変更させるだけなのかを指定します。
[OK]で設定内容を確定し、[キャンセル]で取り消します。Melodyneへとテンポ変更を転送するためにDAWをス
タートしてから停止するまで、[OK]ボタンは灰色表示のままとなります。
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Melodyne essential
可変テンポを操作する場合の注意
Melodyneにテンポまたは拍子記号の変更が完全に伝えられていない場合、DAWとMelodyneのタイムルーラ
ーの同期が切れ、転送された部分が正しくない時間位置で聞こえたり、正しくない場所が録音されたりするこ
とがあります。
可変テンポの操作は、残念ながら一目瞭然というわけにはいきません。 DAWがテンポや拍子記号の変更に
関するすべての情報をプラグインへ伝送するのであれば簡単なのですが、現在のプラグインインターフェース
ではこういった情報は提供されません。 そのため、Melodyneは関連するすべての情報を転送中に取得する
必要があります。 しかし、普通は楽曲全体にわたって転送することはありません。そのため、テンポウィンドウ
でMelodyneが再生中にテンポと拍子記号の変更を学習できるようにします。 「テンポ学習」については、以下
のルールを守れば、予想どおりの結果が得られ、可変テンポも問題なく操作できるはずです。
初めて転送する前に、テンポウィンドウを開いた状態で、テンポの変更または拍子記号の変更を含む
パッセージ すべて を含むソング 全体 を、 すべて のMelodyneインスタンスに対して再生します。
アドバイス: 複数のMelodyneインスタンスで作業する場合、次のようにすると時間を短縮できます。最初のイン
スタンスがテンポを覚えたら、このインスタンスでプラグインプリセットを保存します(プリセット名は「ソングXの
テンポ」などとしておくとよいでしょう)。 その後、残りのインスタンスを開き、各インスタンスでこのプリセットを
読み込みます。 こうすることで、テンポ学習の手順を何度も繰り返すことなく、必要となるテンポ情報をすべて
のインスタンスに提供することができます。
DAWでテンポを変更した場合、ソング 全体 をテンポウィンドウのMelodyneインスタンス すべて に対し
てもう一度再生します。 こうすることで、Melodyneはすべてのテンポ変更を登録しタイムルーラーの同
期を保つことができます。
*DAWでテンポを変更する 前 にMelodyneに転送し、その後でMelodyneがテンポ変更を学習した場合、テンポ
ウィンドウの[オーディオをストレッチ]チェックボックスを選択します。 すでに転送された部分を新しいテンポ環
境に適応させるには、この方法しかありません。
関連トピック
Melodyne Stand-Aloneのタイムグリッドをオーディオに合わせる
タイムグリッドのオプション
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Melodyne essential
ピッチグリッドと音階
このツアーでは、Melodyneのピッチグリッドについて、およびグリッドに対してさまざまな音階を選択する方法
について説明します。
Melodyneの音階機能
Melodyneでは、ノートのピッチを任意にまたはグリッドにスナップするよう変更することができます。 スナップ機
能が有効の場合、ノートはグリッドにより可能なピッチにのみ移動することができます。 グリッドは、半音階、C
メジャー、またはその他の音階に基づき設定できます。
ピッチグリッドを選択する
ピッチルーラーのコンテキストメニューでは、スナップ機能の3つの基本設定を選択できます。
スナップなし: ピッチルーラーはノート間に細い線で表示され、ガイドラインとしてのみ機能します。
半音スナップ: ルーラーのラインがよりはっきりとした線で表示され、半音階の最も近い位置にノートが
スナップします。
音階スナップ: Melodyneによるオーディオ素材の分析結果に基づき設定された最も近い長音階または
短音階を使用します。 主音がピッチルーラー内で強調表示されます。 もちろん、音階と主音は変更す
ることができます。それについては後で説明します。
音階と基準音高ルーラー
音階を選択して使用するには、ピッチルーラーのコンテキストメニューから[音階エディタ]を選択し、[音階とマ
スターチューニング]オプションを選択します。 ピッチルーラーの左に、2つの新しい列が表示されます。
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Melodyne essential
マスターチューニングを調整する
一番左の細い列は、基準音高ルーラーです。 マークを上下にドラッグし、たとえばA4のノートに平行して設定
します。 対象となるノート、および音階の他のすべてのノートを微調整すると、ガイドとして周波数ルーラーが
表示されます。 ここでの操作は、ピッチグリッド全体のマスターチューニングを調整していることになります。
水平ズームのズーム倍数を上げておくと、値が分かりやすくなります。
ルーラーのいずれかのマークを右クリックすると、小さなコンテキストメニューが開きます。 いくつかのポインタ
が表示され、特定のチューニングにピッチグリッドをすばやく合わせることができます。
一番上には、選択されているノートの現在の周波数が表示されます。
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Melodyne essential
標準: 現代標準のコンサートピッチ(A = 440 Hz)に合わせたチューニングです。
デフォルト: [環境設定]ダイアログで設定されているAの周波数に合わせたチューニングです。
検出結果: Melodyneによる音楽の分析結果に基づくオリジナルのチューニングです。
デフォルトとして設定: 現在の値を新規ドキュメントのデフォルトのチューニングとして使用するよう設定
し、[環境設定]ダイアログの値を調整します。
Aの値は、基準音高ルーラーの一番上のアイコンをクリックすることですばやく選択することができます。 この
アイコンのすぐ下のボックスにAの値を直接タイプ入力することもできます。
主音と音階を選択する
基準音高ルーラーの隣のより幅広のルーラーは音階ルーラーです。 ここでは、音階の「主音」(第1音)および
旋法を選択することができます。 まず主音として使用したいノートをクリックします。 次のメニューが開きます
。
関連する音階: メニューの一番上には、名前の前に「=」のマークが付いたいくつかの音階が表示され
ます。 これらは、現在の音階に一致するが名称が異なる音階です。 このメニューから関連する音階を
選択すると、問題となる旋法の主な構造だけが適用されます。音階には新しい名前が付けられ、場合
によって新しい主音が与えられます。 問題となる音階を厳密に定義するはさらに微調整を加える必要
がある場合もあります。 その場合、[音階]ドロップダウンメニューから[音階を開く]を選択します。
現在の音階: サブメニューの中央の灰色表示部分には、クリックしたノートの名前が表示されます。こ
のノートを主音にすることができます。
メジャー/マイナー: 主音として選択されているノートを持つ長音階(メジャー)または短音階(マイナー)
を選択できます。 Cメジャーを選択するには、ルーラーで[C]を選択し、サブメニューで[Cメジャー]を選
択します。
音階を開く...: Melodyneの[音階を開く]ダイアログが開きます。ウィンドウでは、さまざまな音階にアクセ
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Melodyne essential
スできます。
ノートに音階の変更を反映: 普通は、音階を変更するとピッチグリッドが調整されますが、ノート自体は
先にノートをダブルクリックしておかない限り変更されません。このオプションがオンの場合、ノートがグ
リッドにスナップします。 音階を変更するとノートが自動的に調整されるようにするには、このオプショ
ンを選択します。 こうすると、音階になされた変更がすぐに反映され、再生時に聞こえます。
音階を再生: 現在の音階を再生します。
ヒント:転送/ロード前に調を初期化: モノフォニックまたはポリフォニックなオーディオ素材では、Melodyneは
調も検出します。しかし、短いメロディフレーズの場合、正しい検出を行うために必要な音符が足りず、検出さ
れる調が実際の調とは異なる場合があります。これを防ぐには、オーディオファイルを転送またはロードする_
前_に、Melodyneプラグインの空のインスタンスまたは(スタンドアロンでご使用の場合)空のドキュメントに音
階ルーラーを使用して調を設定します。これを行うには、音階ルーラー内で希望の主音をクリックし、コンテキ
ストメニューから希望の音階を選択します。これで、Melodyneはこれ以降の分析結果に関係なく、この初期化
された値を維持します。
[音階を開く]ウィンドウ
Melodyneの[音階を開く]ダイアログでは、さまざまな音階を選択、試聴、使用できます。
任意の音階をクリックして選択し、スピーカーの形をしたアイコンをクリックして試聴します。
[ノートに音階の変更を反映]オプションがオンの場合、再生中、選択した音階がオーディオ素材に適用された
際の効果をすぐに聞くことができます。 このウィンドウでは、異なる音階をすばやく簡単に試聴することができ
ます。 変更を適用させるには、[OK]をクリックしてウィンドウを閉じます。適用しない場合は[キャンセル]をクリ
ックします。
関連トピック
マクロを使ってピッチを補正する
タイムグリッドのオプション
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Melodyne essential
マクロを使ってピッチを補正する
このツアーでは、ずれのある音や音高の揺れを[ピッチを補正]マクロを使ってすばやく簡単に補正する方法に
ついて説明します。
手順
編集したいノートを選択します。 ノートを1つも選択しない場合、デフォルトではマクロ編集がすべてのノートに
適用されます。
[ピッチを補正]マクロを開くには、ウィンドウ右上隅のボタンをクリックします。
上のスライダーでは、選択されている1つまたは複数のノートのピッチセンターを、0%(影響なし)から100%の範
囲で動かすことができます。 デフォルトではノートは最も近い半音に(またはその方向へと)移動しますが、(選
択されている音階へ)[スナップ]のオプションをオンにすると、その音階とは異なるノートは無視され、強度スラ
イダーの設定に応じてノートが一定の間隔または最も近い音階内の度へと移動します。
ノートの音高にはわずかな揺れがあることがほとんどです。そのため、ノートの位置はMelodyneが計算した平
均音高に基づいています。 この値は「ピッチセンター」と呼ばれ、ピッチ補正の基準となります。 音高に揺れ
があるときは、100%の補正を適用しても、新しい音高でサウンドが「正しく」聞こえるとは限りません。「正確な
音高」とは絶対的なものではなく、音楽の内容に常に左右されるものだからです。
[ピッチを補正]マクロを使って自動補正を行っても、ピッチツールを使って手動で補正を行っても、原則として
そのプロセスに違いはありません。
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Melodyne essential
下のスライダーでは、ノートのピッチドリフトを段階的に削減することができます。 「ピッチドリフト」とは、演奏技
術が未熟な場合に生じる、音高のゆっくりとしたうねりのことをいいます。 ピッチモジュレーションやビブラート
などのよりスピードの速いピッチの揺れには適用されません。
ピッチ補正のパラメータは、どちらもオーディオの再生中にリアルタイムで変更することができます。 設定を変
更することで、どのように聞こえるのか、そして表示がどのように変わるのか(編集エリアのblobがどのように
移動するのか)確認してみましょう。
ピッチツールを使ってノートを微調整済みである場合、Melodyneはそれらのノートには変更を加えません。 デ
フォルトでは、ノートを1つも選択しないで[ピッチを補正]マクロを開き、パラメータの変更を行うと、変更内容が
すべてのノートに適用されます。 デフォルトでは、手動で調整済みのノートには、マクロは適用されません。 手
動で調整済みのノートにもマクロを適用させたい場合、[手動で編集したノートを含める]のチェックボックスを
選択します。 手動での編集がなされておらず、このオプションが選択不可の場合は灰色表示されます。
[OK]で変更内容を維持し、[キャンセル]で取り消します。 [ピッチを補正]マクロを使用したあとで、手動でノート
の微調整を行ってもかまいません。
マクロを使って編集したノートを選択し、再びマクロを開くと、前回適用された設定が表示されます。 つまり、マ
クロは、各ノートに以前適用されたパラメータを記録しています。 適用されたパラメータが異なっている複数の
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Melodyne essential
ノートが現在の選択範囲に含まれている場合、各パラメータの平均値が表示されます。
[OK]で終了したあとも、[取り消す]機能を使ってマクロ編集を取り消すことができます。
関連トピック
メロディック素材のノート検出を確認し編集する
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Melodyne essential
マクロを使ってタイミングを補正する
このツアーでは、[タイムをクオンタイズ]マクロを使ってすばやく簡単にノートのタイミングを修正する方法につ
いて説明します。
[タイムをクオンタイズ]: どこでどう使うのか
[タイムをクオンタイズ]マクロの操作を詳しく見ていく前に、いくつか基本的なことについて説明しましょう。
[表示]メニューで[対象ノートを表示]を選択してみましょう。
各blobの背後に灰色の四角形が表示されました。
素材を初めて分析すると、Melodyneにより、タイミング補正処理に関連する2つのパラメータが各ノートに対し
て算出されます。
まずは、ノートの意図された音楽上の拍です。 灰色の四角形がその拍を示しています。 四角形の左端は、グ
リッドラインに合わせられています。
次は、各ノートの実際のスタート位置のパラメータです。
[タイムをクオンタイズ]マクロでノートをクオンタイズすると、各ノートのスタート位置が灰色の枠の左方向へと
移動します。完全に左端まで移動するか、一部だけ移動するかは、スライダーで調整します。
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Melodyne essential
[タイムをクオンタイズ]マクロを使用する
編集したいノートを選択します。 ノートを1つも選択しない場合、デフォルトではマクロ編集がすべてのノートに
適用されます。
[タイムをクオンタイズ]マクロを開くには、ウィンドウ右上隅のボタンをクリックします。
まず、タイミング補正の基準となるグルーヴの単位を選択します。
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Melodyne essential
[なし]を選択すると、クオンタイズ位置が、上記の通り灰色の四角形の左端に設定されます。 四角形の左端
は、拍を示すグリッドラインに合わせられます。Melodyneは、分析後ノートをこの拍に合わせて配置します。 (
概して、システムはうまく機能します。 しかし、Melodyneがノートをうまく検出することができず、クオンタイズ後
にノートを手動で前後の拍に動かさなくてはならない場合もあります。) つまり、[なし]を選択すると、[タイムを
クオンタイズ]マクロに、Melodyne editorによる素材の分析結果により配置された拍の上へ(または拍に近づく
ように)ノートを動かすよう指示を出しているのと同じことになります。
[なし]はオプションのひとつに過ぎません。左に並ぶボタンをクリックして他のオブションを選択できます。 たと
えば、グルーヴ単位に[1/4]を選択すると、灰色の四角形が最も近い4分音符(クロチェット)へと移動し、クオ
ンタイズ位置がこの位置に設定されます。
タイムクオンタイズのマクロは、多くのMIDIシーケンサに一般的に搭載されているクオンタイゼーションとは異
なり、より音楽的に働きます。 選択されているグリッドにすべてのノートをスナップさせるのではなく、選択され
ているノートのリズムの強調位置を編集するのです。 たとえば、連続する16分音符がいくつか含まれるパッセ
ージがあり、これを4分音符へクオンタイズすると、連続する16分音符の各先頭部分が最も近い4分音符へと
スナップします。 連続部分に含まれる16分音符自体のタイミングが変更されることはありません。 修正したい
場合は、その後にタイムクオンタイズ動作を行うことで実行できます。この場合、16分音符をクオンタイズの単
位に選択します。
[強度]スライダーでは、クオンタイズによりクオンタイズ位置へとノートが動く際の距離をパーセンテージで設定
します。 たとえば、スライダーを[0%]に設定するとノートは動かず、[50%]に設定すると半分の距離だけ動き
、[100%]に設定すると拍の上ちょうどに合わせられます。 グルーヴ単位とクオンタイズの強度は、どちらもオ
ーディオの再生中にリアルタイムで変更することができます。 設定を変更することで、どのように聞こえるのか
、そして表示がどのように変わるのか(編集エリアのblobがどのように移動するのか)確認してみましょう。
タイミングツールを使ってノートの位置を微調整済みである場合、Melodyneはそれらのノートには変更を加え
ません。 デフォルトでは、ノートを1つも選択しないで[タイムをクオンタイズ]マクロを開き、パラメータの変更を
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Melodyne essential
行うと、変更内容がすべてのノートに適用されます。 手動で調整済みのノートにもマクロを適用させたい場合
、[手動で編集したノートを含める]のチェックボックスを選択します。 手動での編集がなされておらず、このオ
プションが選択不可の場合は灰色表示されます。
[OK]で変更内容を維持し、[キャンセル]で取り消します。 [タイムをクオンタイズ]マクロを使用したあとで、手動
でノートを移動させてもかまいません。
マクロを使って編集したノートを選択し、再びマクロを開くと、前回適用された設定が表示されます。 つまり、マ
クロは、各ノートに以前適用されたパラメータを記録しています。 適用されたパラメータが異なっている複数の
ノートが現在の選択範囲に含まれている場合、各パラメータの平均値が表示されます。
[OK]で終了したあとも、[取り消す]機能を使ってマクロ編集を取り消すことができます。
関連トピック
タイムグリッドのオプション
Melodyne Stand-Aloneのタイムグリッドをオーディオに合わせる
マクロを使ってピッチを補正する
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Melodyne essential
メインツールを使って操作する
このツアーでは、Melodyneのメインツールの操作方法について説明します。矢印のシンボルが付いたツール
がメインツールです。 メインツールはコンテキストツールとなっており、blobのどこにポインタを合わせるかによ
って機能が異なります。
ピッチとタイミングを変更する
ツールバーでメインツールを選択します。 ツールバーは、ウィンドウ上部のパネル、または、編集エリアを右ク
リックすると表示されるコンテキストメニューにあります。
メインツールでblobの中央をクリックし、マウスボタンを押したまま上下にドラッグすると音高を、左右にドラッグ
すると時間軸上の位置を変更することができます。 最初にどちらの方向に動かすか(垂直方向または水平方
向)によって、音高またはタイミングのどちらが変更されるかが決まります。 マウスボタンをリリースすると、ノ
ートがその位置へ移動します。 Altキーを押したまま操作すると、ピッチグリッドやタイムグリッドを無視して自
由にノートを配置することができます。
ノートを上下にドラッグすると、ノートをクリックした位置のサウンドが連続再生されます。 この際、マウスを左
右に動かすと、ノートの他の部分にフォーカスを移すことができます。
ノートの長さを変更する
[表示]メニューで[blob情報を表示]を選択してみましょう。 blobの形がはっきり確認できるようになるまで、編集
エリアを拡大表示します。 マウスポインタをblobに合わせると、blob内に細い線が表示されます。この線は、メ
インツールをどの位置に置くとどの機能を操作できるようになるかを示しています。 図では、見やすくなるよう
この線を実際より太く表示しています。 blobの中央で使用できる機能については先に説明しました。 blobの先
頭、末尾、上半分でも、それぞれ使用できる機能が異なっています。 マウスポインタをそれぞれの領域に置く
と、マウスポインタの形がその機能に合わせて変化します。
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Melodyne essential
ノートの先頭部分を左右にドラッグしてみましょう。 Altキーを押したまま操作すると、現在のタイムグリッドが無
視されます。 このとき、変化するのはノートの先頭部分だけではありません。 ノートの末尾部分が固定されて
いるため、移動に合わせてノート全体が伸縮します。
同じように、blobの一番右の部分(ノートの末尾部分)を動かすこともできます。
ノートの先頭または末尾部分をこの方法で動かすと、このノートに隣り合う前後のノートも同じ分だけ伸縮しま
す。こうして、これら2つのノートが重なり合ったり、2つのノートの間に空白部分(無音部分)が生じたりするの
を防ぎます。 この動作は、隣り合う2つのノートの間にピッチトランジションが検出されている場合に起こります
。 隣り合うノートも動かされるので、ノートの連続性が分断されることなく、フレーズが維持されます。
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Melodyne essential
ピッチトランジションを無効にし、2つのノートの相互依存関係を無効にするには、いずれかのノートの終端部
分をカットしてペーストするか、いずれかのノートを別の場所にドラッグします。 この操作を行うと、下図のよう
に、切れ目部分に括弧が表示されます。 この括弧は、2つのノートの間に依存関係がないことを示しています
。
ノート分割を編集する
マウスポインタをノートの上半分(水平線より上)に合わせると、メインツールがノート分割ツールに変化します
。 ダブルクリックすると、ノート分割が挿入され、ノートが2つに分けられます。
分割すると、分割されたそれぞれのノートの音高が変化することがあります。 これは、分割後にノートのピッチ
センターが再計算され、結果として、分割されたノートそれぞれのピッチセンターが1つのノートだったときのピ
ッチセンターと異なることがあるためです。 このような場合、新たに計算されたピッチセンターに従って、それ
ぞれのノートが新しい音高位置に移動します。
ノート分割ツールでノート分割を水平方向にドラッグすると、既存のノート分割を動かすことができます。これを
行うには、[表示]メニューの[ノート分割を表示]をオンにします。
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Melodyne essential
ノート分割をダブルクリックすると、ノート分割を削除することができます。
複数のノートを選択してノート分割を移動させると、他の選択されたノートのノート分割も移動します。 ノート分
割のいずれかをダブルクリックして削除すると、他の選択されているノートも削除されます。
重なりあう複数のノートが選択されている場合、それらの全ての同じ場所にノート分割を同時に挿入したり、移
動または削除することができます。
関連トピック
ピッチグリッドと音階
タイムグリッドのオプション
マクロを使ってタイミングを補正する
マクロを使ってピッチを補正する
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