オリジナルのパッケージソリューション「Cloud Engine」で新たな成長

オリジナルのパッケージソリューション「Cloud Engine」で新たな成長
Case study
オリジナルのパッケージソリューション
「Cloud Engine」で新たな成長ステージへ
HP ProLiant DL360e Gen8に加え、ストレージとネットワークもHP製を一括採用し
柔軟性と拡張性に優れ、保守性も兼ね備えた標準プラットフォームの提供を実現
業界
クラウドサービス
クラウドプラットフォーム
目的
クラウド技術をベースにした新ソリューションプロダクト
「Cloud Engine」の開発
アプローチ
• 管理や保守での複雑さ、煩雑さを回避するため、標
準プラットフォームを開発
• プラットフォームの主要構成ハードをシングルベン
ダーで提供できる商品力、そして全国規模での保守
体制を整備したベンダーとジョイント
• サーバーには、高性能のインテル® Xeon® プロセッ
サー E5-2400製品ファミリーを搭載したHP ProLiant
DL360e Gen8を採用
• HP StoreVirtual 4000、HP 5120 スイッチシリーズを
採用し、クラウド稼働後のプラットフォームの柔軟性
と拡張性も確保
ITの効果
• 高いパフォーマンスと信頼性、優れた柔軟性と拡張
性を備えた標準プラットフォームを実現
• HP ProLiant Gen8サーバーの高度な自動化機能によ
り、クラウドインフラの効率的なリモート運用が可能に
• 全国をカバーする保守体制もHPとのパートナーシッ
プにより確立
ビジネスの効果
• 次なる成長に向けた戦略的な新プロダクトが完成
• プロダクト稼働後の運用サービスによりストック型の
ビジネス比率がアップ
当初はベンダーを絞らず、製品の性能重視で検討を始めたのです。
しかし、作業を進める中で、ストレージやスイッチについても
我々が必要としていた要件を充分に満足させる製品を
HPはラインアップしていることが分かりました。
これを契機に、シングルベンダーのメリットを
最大限生かすことができるよう、
HP製ハードウェアを一括して採用するという方向に
選定方針を切り替えたのです。
今井 良 氏 沖縄クロス・ヘッド株式会社 企画部 部長
技術力の高さと豊富なノウハウ、そして自社スタッフによる運用サー
ビスを武器に、ネットワークの分野で沖縄では抜群の存在感を誇る
沖縄クロス・ヘッド。同社は2010年からオリジナルのクラウドサービ
ス「CUMO」を展開し、地元である沖縄の枠を超え、首都圏をはじめと
する地域でも認知度を高めてきた。そして2013年4月、さらなる飛躍
に向けて、戦略的プロダクトであるパッケージソリューション「Cloud
「CUMO」提供で培ってきたクラウドインフ
Engine」をリリースした。
ラの構築ノウハウと運用ノウハウをベースに誕生した、この新しいユ
ニークなプロダクトの実現を、サーバーからストレージ、ネットワーク
に至るまで、HP製のハードウェアが全面的にサポートしている。
Case study | 沖縄クロス・ヘッド株式会社
沖縄クロス・ヘッド株式会社
企画部 部長
今井 良 氏
沖縄クロス・ヘッド株式会社
企画部 開発グループ マネージャー
又吉 大輔 氏
沖縄の枠を超えて急成長を続ける
ネットワークの専門企業
こともありますが、独自に提供する『 CUMO 』で
今日、世界的に見て最も旺盛な経済成長が続
培ってきたクラウドインフラの開発や運用のノ
く地域のひとつであるアジア。日本の中で、こ
ウハウ、そして沖縄クロス・ヘッド最大の強みで
のアジアと一番近い距離に位置するのが沖縄
ある自社スタッフによる運用保守体制。こうし
だ。沖縄クロス・ヘッドは地理的に大きなアドバ
た実績の積み重ねがあって初めて実現できた
ンテージを持つこの地で2006年に設立された、
プロダクトです」と、同社企画部の今井 良部長
ネットワーク技術を得意とするITインフラサー
は胸を張る。
ビス企業である。
同社は設立以来、
「グローバルに通用するIT企
業」を目標に、アジアを視野に入れながら急速
てきたが、2012年12月からはこれを発展させた
にビジネスを成長させてきた。事業の柱となる
仮想化データセンター「CUMO iDC2」がサービス
のは、SIおよびネットワークエンジニアの派遣を
インしている。HP製サーバーは「CUMO」のサー
核としたエンジニアサービス、自社エンジニア
ビスを長年支えてきており、
「CUMO iDC2」でも、
による24時間・365日の運用保守サービスを提
プラットフォームにHP ProLiant DL360e Gen8と
供 す るMSP
(Management Services Provider)
HP 5120 スイッチシリーズが採用された。
事業、そして高い技術力を投入して開発したク
ラウドサービスを「CUMO」
という独自ブランドで
提供するプロダクトサービス、の三つだ。その
れ、顧客やビジネスパートナーには多くの全国
的、世界的大手企業が顔をそろえる。ネットワー
ク分野では、今や沖縄県内で圧倒的な存在感
を放つIT企業である。
出口 未来 氏
グループのマネージャー、又吉大輔氏は長年活
「ガ
用してきたHP製サーバーをこう評価する。
タツキがないなど、まず基本的な作りがしっか
しています。そして信頼性が非常に高い。導入
から3年以上たった機種もありますが、その間、
決定的なトラブルは発生していません。また、
導入に際して事前の準備をほとんど必要とせ
ニューに新しいソリューションが一つ加わった。
ず、OSをインストールするだけですぐに使い始
戦略的プロダクトとして、今後積極的な展開を
められます。保守の面でも、ダウンタイムの最
図っていく「Cloud Engine」がこれである。その
小化を最優先に、柔軟に対応してくれる。使うほ
標準プラットフォームとして、同社はサーバーか
どに、その良さを実感しています」。
らストレージ、ネットワークに至るまでHP製ハー
Xeon® プロセッサー E5-2400製品ファミリーを
搭載したHP ProLiant DL360e Gen8、およびHP
StoreVirtual 4000、HP 5120 スイッチシリーズ
の採用が決まった。
黒沼 大祐 氏
サービス当初からインフラ開発に携わり、ハー
ドウェアの選定も担当してきた同社企画部開発
2013年4月、同 社 のプロダクトサ ービスのメ
ドウェアを一括して選択。高性能のインテル®
沖縄クロス・ヘッド株式会社
技術部 運用統括グループ マネージャー
「CUMO」は2010年にサービスを開始。IaaSでは
「CUMO Platform」というプロダクトが提供され
豊富な実績と優れた技術力・ノウハウが評価さ
沖縄クロス・ヘッド株式会社
企画部 システムデザイングループ リーダー
や海外IDCをグループ内で所有しているという
オリジナルのクラウドサービスをベースに
新プロダクト「Cloud Engine」が誕生
「Cloud Engine」というソリューションプロダクト
は、IaaSやSaaSといったクラウドサービスを自
分たちで新たに始めたいと考えている顧客、あ
るいはプライベートクラウドを自社所有したい
と考える顧客への提供を想定。沖縄クロス・ヘッ
ドが構築した信頼性の高いクラウドインフラと、
インフラ稼働後に必要な万全のリモート運用保
守サービスとをワンパッケージで提供する。ク
ラウドインフラの所有はしたいが、運用までは
自前でできない、というISPやASP、さらには新
規ビジネスとしてクラウドサービス提供を検討
している企業などにとって、大きなメリットが得
られるプロダクトなのである。
(Global Internet Exchange)
「香港と結んだGIX
「CUMO iDC2」のハードウェア選定にあたって
は、HP ProLiantサーバー Gen8のハンズオンセ
ミナーに参加。
「パフォーマンスが大幅に向上し
ていたことに驚いた」と又吉氏。
「iDC2ではSLA
を結ぶようになり、仮想マシンのベースとなる
物理サーバーのパフォーマンスと信頼性が非常
に重要です。HP ProLiantサーバー Gen8は両方
とも満足がいくものでした」
(又吉氏)。
マルチベンダーでの構成を検討した
ものの結論は、HPからの一括導入に
意 欲 的 な 戦 略 的 プ ロ ダ クト で あ る「Cloud
Engine」が誕生するきっかけとなったのは、ある
企業から寄せられた提案だった。
「名古屋に本
社を置く、NTTの大手特約店である日本メディ
アシステム様から、
『 CUMO 』と同じような高品
質のクラウドサービスを自社でも展開したい。
ついては、運用管理も含めOEMのような形で提
供してもらえないか、ということでした」と、今
井部長は振り返る。
「ただ、
『 CUMO 』のインフラは独自のノウハウを
盛り込みながら、システム構成やソフトウェアを
細部まで作り込んでいます。ノウハウの塊をそ
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■Cloud Engineのハードウェア構成
HP 5120
Siスイッチ
HP ProLiant
DL360e Gen8
HP 5120
Siスイッチ
Internet or Private Network
Switch
Server
Switch
Switch
Server
Server
Switch
Server
Switch
HP 5120
Eiスイッチ
Switch
HP StoreVirtual 4000
AdminServer
Storage
Storage
Storage
HP StoreVirtual 4000
バックアップストレージ
のまま外部に提供することはできません。そこ
で、
『 CUMO 』の特長は生かしつつ外販できるよ
サーバーだけでなく、ストレージや
ネットワークでも柔軟性と拡張性を確保
うにインフラをリパッケージし、運用管理は沖
プラットフォーム選定で、出口氏がもう一つ重視
縄から当社スタッフがリモートで行うというソ
したポイントは、インフラにあらかじめ柔軟性と
リューションを開発するアイディアにたどり着き
拡張性を取り入れたい、ということだった。
ました」
(今井部長)。
「標準品によるパッケージソリューションという
このソリューションの技術設計を担当したのは
と、通常は柔軟性や拡張性に多少目をつぶらざ
同社企画部システムデザイングループの出口
るを得ません。しかし、クラウドサービスではイ
未来マネージャーだ。
「『 CUMO 』のインフラは独
ンフラを納品した後に、新しい機能やサービス
自性が強く、複雑度も高くなっていました。外販
を追加したい、パフォーマンスもアップさせた
するにはこうした性格を排除し、標準化する、標
いという要望が必ず出てきます。そうしたニー
準品を組み合わせるというスタンスでプラット
ズに対応できるよう、標準品を使ったとしても、
フォームの検討を始めました」
(出口氏)。
ベースとしたのは「CUMO iDC2」のプラットフォー
ム。HP ProLiant DL360e Gen8のパフォーマン
柔軟性や拡張性を組み込んでおきたいと考え
ていました」
(出口氏)。
この点で、採用されたHP StoreVirtual 4000や
スと信頼性の高さはハンズオンセミナーに出か
HP 5120 スイッチシリーズは非常に優れてい
けて自分の目で確認。さらに又吉氏などからも
たと出 口 氏は語る。
「HP StoreVirtual 4000の
情報を集めた。このサーバーを核に、ストレー
場合、シンプロビジョニング機能が搭載されて
ジやスイッチの選定を進める中で、ハードウェア
おり、いったんストレージ環境を作り上げた後
をシングルベンダーでまとめられないか、とい
でも、要求に応じて柔軟に拡張することができ
う発想が生まれてきた。
ます。操作は集中管理コンソール(CMC)からビ
「シングルベンダーであれば、保守のしやすさと
いう面でも対応窓口を一つにできるなど、大き
なメリットが出てきます。保守対応ということで
いえば、もう一つ重要な要素として、全国規模
で保守体制を整備しているベンダーを選ぶとい
うことでした。
「 Cloud Engine」は全国での販売
を見込んでいましたから。こうした条件を満た
すのがHPでした」
(出口氏)。
「実は、当初はベンダーを絞らず、製品の性能重
視で検討を始めたのです。しかし、作業を進める
中で、ストレージやスイッチについても我々の求
めていた要件を充分に満足させる製品をHPは
ラインアップしていることが分かりました。これ
を契機に、シングルベンダーのメリットを最大限
インテル® Xeon® プロセッサー
E5ファミリー
Storage
ジュアルに行え、使いやすさも抜群でした。ま
た、すべての機能が最初からオールインワンで
搭載されています。インフラの稼働が始まった
後に新しい想定していなかった要望が生じた場
合でも、追加のライセンスコストなしに、スムー
ズに対応することができます」。
「また、HP 5120 スイッチシリーズに搭載され
ているIntelligent Resilient Framework
(IRF)技
術は非常に便利だと感じました。ネットワークを
仮想化してくれるので、いったん設定してしまえ
ば、物理的なポート位置などを意識しなくて済
みます。何かトラブルがあった時でも単純にス
イッチを交換するだけ。もちろん、ポート数を拡
張することも容易です」
と出口氏。
生かことができるよう、HP製ハードウェアを一括
HP StoreVirtual 4000やHP 5120 スイッチ シ
して採用するという方向に選定方針を切り替え
リーズを採用したことで、サーバー上で仮想マ
たのです」
と今井氏も続ける。
シンを増やしていった場合にも対応できるだけ
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の柔軟性と拡張性を、ストレージ、ネットワーク
の両環境に組み込むことに成功している。
リモート運用を担うチームはGen8の
様々な自動化機能に大きな期待
HP ProLiantサ ー バー Gen8から採 用された
数々の自動化機能に大きな期待を寄せてい
る の は、
「Cloud Engine」のリモ ート 運 用 を
Engine」は、誕生したばかりだけに、まだまだ
進 化 の 余 地を残している。そ の 最 初 の 強 化
策としてすでに動き出しているのは、
「 Cloud
Engine」の顔となり、このプロダクトを強力に
印象付けることができる、新しいオリジナルの
インターフェースを開発するプロジェクトだ。
「プロダクトとしての個性をアピールするうえ
担う同社技術部運用統括グループのマネー
でも、仮想化データセンターというコンセプト
ジャー、黒沼大祐氏だ。
を具体化するうえでも、インターフェースは重
「特に、無償で使えるHP 通報サービスは障害
発生時の対応をスピードアップするという意
味で、非常に有効だと感じています。障害対応
の第 1ステップとなる障害発生の検出を自動
化できるわけですから、次のアクションが取り
やすくなります」
(黒沼氏)。
要な役割を果たします。いまのところ仮想化ソ
フトウェアとした採用したVMwareとCMC のイ
ンターフェースを介して運用管理操作を行う
仕組みになっています。これを一目で『 Cloud
Engine 』と分かるようなオリジナルインター
フェースから、統合的に、しかも簡単に行える
ようにするというのが目標です」と、開発作業
詳 細 なログを自 動 的に記 録し、障 害 の 原 因
究明に欠かせない手掛かりを残すフライトレ
コーダー機能、
ドライバや修正パッチなどの
アップデート情報の自動通知機能なども、遠
隔地に設置された「Cloud Engine」を効率的に
リモート運用するために欠かせないという。
「以前から高く評価しているiLOに加え、Gen8
サーバーから追加された様々な自動化機能、
そしてHP 通報サービスのような仕組みも含
め、運用に関してここまで環境を整備してくれ
ているのはHPだけだと思います」
(黒沼氏)。
「Cloud Engine」のさらなる進化に
向けて新インターフェースの開発に着手
をリードする又吉氏は力を込める。
「仮想化 iDCを持ちませんか?」というキャッチ
フレーズの下、
「 Cloud Engine」の本格的な営
業活動がいよいよスタートする。
「沖縄クロス・ヘッドとしては、現在、プロダクト
サービスの中心になっている『 CUMO 』に並ぶ
ブランドとして『 Cloud Engine 』を育てていき
たいと考えています。そのためにも積極的な
営業活動を全国で展開していくつもりです。
HPとは密接なパートナーシップを保ちながら、
こうした活動でも一緒に行動してもらいたい」
と今井部長は今後の進展に期待している。
HP製ハードウェアを全面的に採用した「Cloud
ソリューション概略
導入ハードウェア
HP ProLiant DL360e Gen8
HP StoreVirtual 4000
HP 5120 Siスイッチ
HP 5120 Eiスイッチ
安全に関するご注意
導入ソフトウェア
導入サービス
HP Insight RS
HP Insight Online
HP 通報サービス
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HP ProLiantに関する情報は http://www.hp.com/jp/proliant
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またはその他の国におけるIntel Corporationの商標です。
記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
記載事項は2013年5月現在のものです。
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