シーレックス

シーレックス
さや管ヘッダー工法・枝分岐工法
給水・給湯配管システム
シーレックス
設計・施工マニュアル
目
次
1.樹脂管を用いた工法
1−1
さや管ヘッダー工法
- - - - - -
1
1−2
枝分岐工法
- - - - - -
2
2.主要部材
2−1
樹脂管
- - - - - -
3
2−2
メカニカル継手
- - - - - -
6
2−3
さや管
- - - - - -
8
2−4
保温カバー付樹脂管
- - - - - -
9
2−5
ヘッダー
- - - - - -
9
2−6
水栓ボックス
- - - - - -
11
3−1
配管方法
- - - - - -
14
3−2
ヘッダーの設置場所
- - - - - -
14
3−3
各水栓の流量
- - - - - -
16
3−4
配管口径
- - - - - -
16
3−5
配管経路
- - - - - -
18
3−6
ウォーターハンマー
- - - - - -
19
3−7
結露対策
- - - - - -
19
3−8
凍結対策
- - - - - -
19
4−1
接合手順
- - - - - -
20
4−2
さや管ヘッダー工法
- - - - - -
22
4−3
枝分岐工法
- - - - - -
39
4−4
水圧検査
- - - - - -
43
3.設計
4.施工
5.注意事項
5−1
設計上の注意事項
- - - - - -
44
5−2
運搬・施工時の取り扱い・保管時の注意事項 -
44
5−3
施工上の注意事項
- - - - - -
45
5−4
その他の注意事項
- - - - - -
47
5−5
BL保険制度
- - - - - -
48
- - - - - -
49
付録
§1.樹脂管を用いた工法
1−1 さや管ヘッダー工法
従来の鋼管等による金属管の配管は1本の管(本管)から各水栓毎に分岐する方法でしたが、
さや管ヘッダー工法は下図1−1のように給水・給湯用ヘッダーをメーターボックス(PS)や
屋内等に設け、各水栓に1本ずつ配管する工法です。「シーレックス」のさや管ヘッダー工法は、
(財)ベターリビングより優良住宅部品のBL認定を受けております。
図1−1 さや管ヘッダー工法概略図
また、さや管ヘッダー工法の特長は下記の通です。
施 工 性
信 頼 性
ねじ切りの様な熟練工や特殊工具機械を必
要としません。
鋼管等の在来工法と異なり、配管途中の継手
の接続個所がありません。また、内装工事終了
後に樹脂管を通管することで、釘打ちによる漏
水の危険性を少なくできます。
快 適 性
更 新 性
ヘッダーを設けることで、水栓同時使用時に
おける吐出量の変動が少なく、配管長も短くで
きるので、湯待ち時間が短縮できます。
さや管・水栓ボックス類を使用することによ
り、樹脂管の更新・メンテナンスが容易にでき
ます。
1
§1.樹脂管を用いた工法
1−2 枝分岐工法
枝分岐工法とは従来の鋼管等による金属管の配管と同様に、給水・給湯共に1本の主管から各
水栓へ分岐用の継手を使用して枝管を接続する配管工法です。(図1−2)
図1−2 枝分岐工法概略図
また、枝分岐工法の特長は下記の通です。
施 工 性
簡単設計
ねじ切りの様な熟練工や特殊工具機械を必
要としません。
鋼管等の在来工法の配管設計図がそのまま
流用可能で、配管の簡素化が図れます。また、
施工途中の設計変更にも柔軟に対応できます。
低コスト
工期短縮
ヘッダーや水栓ボックス類等の特殊部材を
しない上、在来工法に比べ継手の数も減らせる
ので、部材費の削減が図れます。
さや管ヘッダー工法のような後通管を必要
としないため、更に工期が短縮できます。
2
§2.主用部材
2−1 樹脂管
Ⅰ)管種
(a)ポリブテン管
ポリブテンはブテン−1を重合したエンジニアリングプラスチックで、柔らかく、しかも耐熱
性が高いのが特徴です。平成9年9月には JIS K 6792(水道用ポリブテン管)が新たに制定され、
水道用配管材料としての使用範囲が大きく広がりました。
「シーレックス」では JIS K 6792 認定
品を使用致します。
(b)架橋ポリエチレン管
架橋ポリエチレンはポリエチレン樹脂の分子間を結合・架橋し、熱硬化性樹脂のような立体網
目構造にして機能の向上を図ったもので、耐寒性・耐熱性に優れています。「シーレックス」では
JIS K 6787(水道用架橋ポリエチレン管)認定品を使用致します。
Ⅱ)特長
ポリブテン管、架橋ポリエチレン管には次の特長があります。
1.高温でも長期的に高い強度を保ちます。
高温状態で長期間使用しても強度の低下はほとんどありません。
2.衛生的で安心です。
有害物質の溶出や、赤サビ、青サビの発生等による水質汚濁がなく、長期間衛生的です。
3.内面が滑らかで流れがスムーズです。
金属間に比べて内面が滑らかで、摩擦抵抗係数が小さいため、スケール等が付着しにくく、長
期にわたって安定した流量を確保できます。
4.施工性に優れています。
軽量で柔軟なため、運搬、切断、接合、曲げ配管が容易にできます。特に小口径管は長尺(巻
物)のため、容易に引き廻し配管ができます。また、プレハブ・プレカットの場合、現場で残材
等の産業廃棄物は出ません。
5.保温・保冷性に優れています。
熱伝導率が鋼管や銅管に比べ極めて小さく、管内流体の保温・保冷性に優れています。
6.耐塩素水性に優れています。
水道水使用の条件である、耐塩素水性に優れています。
3
§2.主用部材
Ⅲ)基本物性
「シーレックス」で用いる樹脂管の基本物性は表2−1 の通りとなります。
表2−1 樹脂管の物性
性
質
物理的性質
機械的性質
熱的性質
単
物
位
性
値
ポリブテン管
架橋ポリエチレン管
0.918
0.947
60
62
密度
g/cm3
硬度
ショアーD
引張降伏強さ
MPa
17.2
23.6
引張破壊伸び
%
330
547
引張弾性率
MPa
401.8
600
線膨張率
10-4/℃
1.5
1.4
熱伝導率
W/(m・K)
0.2
0.38
融点
℃
127
流動せず
脆化温度
℃
-27
-70
Ⅳ)性能
「シーレックス」で用いる樹脂管の性能は表2−2の通りとなります。
表2−2 樹脂管の性能
性
能 項 目
性
能
耐圧性
漏れその他の異常がない
熱間内圧クリープ性
漏れその他の異常がない
浸出性(1)
濁度
2 度以下
色度
5 度以下
全有機炭素(TOC)
3mg/L以下
残留塩素の減量
0.7mg/L以下
臭気
異常がない
味
異常がない
耐塩素水性
水泡発生がない
ゲル分率(2)
65%以上
注(1) 試験温度は、常温とする。また、濁度、色度及び TOC、並びに残留塩素の
減量は、空試験値との差から求める。
2
( ) ゲル分率は、架橋ポリエチレン管に適用する。
4
§2.主用部材
Ⅴ)寸法
当社で取り扱う樹脂管の寸法を表2−3に示します。
表2−3 樹脂管の寸法
外
呼び径
注
径
内
径
厚
単位:mm
さ
長
さ
基準寸法(m)
平均外形
平均内形
基準寸法
基準寸法
基準寸法
の許容差
の許容差
許容差
ポリブテン 架橋ポリエ
管
チレン管
許容差
(%)
10
13.0
±0.15
9.8
±0.25
1.60
±0.20
120
100
+2
0
13
17.0
±0.15
12.8
±0.25
2.10
±0.20
120
100
+2
0
16
22.0
±0.15
16.8
±0.25
2.60
±0.20
120
100
+2
0
20
27.0
±0.15
21.2
±0.30
2.90
±0.20
120
100
+2
0
ポリブテン管は JIS K 6792、架橋ポリエチレン管は JIS K 6787 となります。
Ⅵ)使用圧力
当社で取り扱う樹脂管の最高使用圧力を表2−4に示します。
表2−4 樹脂管の使用温度及び最高使用圧力
使用温度 ℃
5∼30
31∼40
41∼50
51∼60
61∼70
71∼80
81∼90
最高使用圧力
MPa
1.0
0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
0.4
5
§2.主用部材
2−2 メカニカル継手
Ⅰ)構造
管と水栓・器具等の接合に使用するメカニカル継手は JIS K 6793(水道用ポリブテン管継手)
及び JIS K 6788(水道用架橋ポリエチレン管継手)認定品で、継手本体、割リング、袋ナットの
3部品で構成されます(図3−1参照)。割リングは左右対称で方向性はなく、袋ナットを締め付
けることにより割リングが縮径し、管を圧縮させることによって止水するという構造になってい
ます。
番 号
部 品 名
材
質
鉛レス青銅
①
継手本体
または
CAC406C*、CAC406*
②
袋ナット
CAC406C
③
割リング
C3604
*:NPb 表面処理品
図2−1 メカニカル継手の基本構造
Ⅱ)特長
「シーレックス」メカニカル継手には次のような特長があります。
1.水道用 JIS 対応品です。
水道用ポリブテン管継手(JIS K 6793)及び水道用架橋ポリエチレン管継手(JIS K 6788)の
JIS マーク表示認定を受けていますので、安心してご使用頂けます。
2.樹脂管の挿入確認ができます。
施工時、施工後のどちらでも樹脂管の挿入確認が確実に行え、施工管理が容易です。
3.締め付けの確認が容易です。
袋ナットを継手本体ストッパー部にぶつかるまで締め付けるだけの簡単施工。施工後に正しい
締め付けの確認が容易に行えます。
4.ポリブテン管・架橋ポリエチレン管の2管種に対応できます。
1つの継手で水道用ポリブテン管及び水道用架橋ポリエチレン管の2管種に対応できます。
6
§2.主用部材
Ⅲ)性能
メカニカル継手の性能は JIS K 6788 及び JIS K 6793 に準じ、主要性能は表2−5の通りです。
表2−5 メカニカル継手の主要性能
試 験 項 目
水密試験
試
験 方 法
性
能
2
漏れその他の欠点がない。
2
0.02MPa{0.2kgf/cm }の水圧で 2 分間保持。
耐圧試験
2.5MPa{25.5kgf/cm }の水圧で 2 分間保持。
漏れその他の欠点がない。
負圧試験
-54kPa{-405mmHg}まで減圧して 2 分間保持。
空気(又は水)の吸い込み
その他の欠点がない。
引抜試験
JIS K 6788 及び JIS K 6793 に規定された軸荷重を加え 1 時間 抜け出しその他の欠点がな
保持。
い。
浸出試験
JIS K 6788 及び JIS K 6793 による。
JIS K 6788 及び JIS K 6793
の性能を満たすこと。
高低温繰返し 低温 20℃以下、高温 80℃以上の水槽に交互に 30,000 回冷熱繰 漏れその他の欠点がない。
試験(1)
り返しを行った後、0.196MPa{0.2kgf/cm2}の空気圧を加える。
高低温繰返し 15∼20℃の低温水、80∼85℃の高温水を 5 分間づつ交互に 漏れその他の欠点がない。
流水試験(2) 30,000 回繰返して流す。
(流量;約 15∼25L/min)
(元圧力;約 0.56∼0.61MPa{5.5∼6.0kgf/cm2})
注(1)、
(2)高低温繰返し(流水)試験は当社独自の試験であり、当該 JIS 規格には規定されていません。
Ⅳ)品種
メカニカル継手の品種は表2−6の通りです。
表2−6 メカニカル継手一覧
品
名
オスアダプター W
メスアダプター W
給水栓ソケット W(Rp ねじ)
アダプターSi W
胴長オスアダプター W
胴長オスアダプター W Gねじ
仕
様
ヘッダー部、めねじ部との接続に使用。
おねじ部との接続に使用。
樹脂管を接続したままでも器具接続・取り外し可能。
胴体を支持金具等で固定可能。
胴長アダプターSi W
樹脂管を接続したままでも器具接続・取り外し可能。
胴体を支持金具等で固定可能。
エルボオスアダプター W
ヘッダー部主管側、めねじ部との接続に使用。
チーズジョイント W
エルボジョイント W
枝分岐配管や樹脂管の延長、補修等に使用
ソケットジョイント W
上座付アダプターエルボ W
上座付給水栓エルボ W(Rp ねじ)
座付アダプターエルボ W
壁、床からの取り出しに使用。
座付給水栓エルボ W(Rp ねじ)
水栓ボックスⅢ型用継手 W
水栓ボックスⅢ型に収納する継手。
水栓ジョイントボックスA−4型用継手 W
水栓ジョイントボックスA−4型に収納する継手。
床用水栓ボックス用継手 W
床用水栓ボックスに収納する継手。
低床用・高床用水栓ボックス用継手 W
低床用・高床用水栓ボックスに収納する継手。
7
§2.主用部材
2−3 さや管
さや管には、ポリエチレン製一重構造の波付きフレキ管を使用します。電気工事用のCD管と
同一形状ですが、踏みつけ等に対抗するため、圧縮復元性や曲げ剛性が大きくなっています。電
気工事用のCD管は柔らかく、通管時にCD管が逃げて、押し込みだけでは通管できないことが
あるので使用しません。さや管の寸法は表2−7の通りになります。また、表2−8にさや管と
樹脂管の適応表を示します。
表2−7 さや管の寸法
呼 び 径
外 径
(mm)
最小内径
(mm)
長 さ
(m/巻)
16
21.0
15.2
50
22
27.5
22.0
50
25
30.5
24.0
50
28
34.0
26.7
30
30
36.5
29.0
30
36
42.0
32.0
30
色
給水用:青
給湯用:ピンク
追焚き用:緑
<備考>追焚き用さや管の当社商品名はサヤフレキです。
表2−8 さや管と樹脂管の適応表
樹脂管
消 音 テ ー プ な し
呼び
10φ 13φ 16φ 20φ
さや管呼び
消 音 テ ー プ 付 き
10φ
13φ
16φ
20φ
16
○
−
−
−
−
−
−
−
22
◎
◎
−
−
◎
○
−
−
25
−
−
−
−
−
◎
−
−
28
−
−
◎
−
−
−
○
−
30
−
−
−
−
−
−
◎
−
36
−
−
−
◎
−
−
−
○
8
備
考
◎:適
○:可
§2.主用部材
2−4 保温材付樹脂管
保温材付樹脂管はさや管ヘッダー工法とは異なり、樹脂管のみの更新は出来ませんので、枝分
岐工法での使用をお勧めします。保温材付樹脂管の保温材の寸法は表2−9の通りです。
表2−9 保温材の寸法
呼び径
外
径
内
単位:mm
径
厚
さ
基準寸法
許容寸法
基準寸法
許容寸法
基準寸法
許容寸法
10φ
24.0
+3.5
-2.0
14.0
+2.0
-1.0
5.0
+1.5
-1.0
13φ
28.0
+3.5
-2.0
18.0
+2.0
-1.0
5.0
+1.5
-1.0
16φ
33.0
+3.5
-2.0
23.0
+2.0
-1.0
5.0
+1.5
-1.0
20φ
38.0
+3.5
-2.0
28.0
+2.0
-1.0
5.0
+1.5
-1.0
3−5 ヘッダー
ヘッダー(図2−2)の材質は連続鋳造による鉛レス青銅であり、主管側口径は 3/4B、分岐側
口径は 1/2Bとなっています。主管側(一次側)及び分岐側(二次側)にはメカニカル継手(通常
はオスアダプター)をねじ接合して使用します。但し、一次側の配管材料にライニング鋼管を使
用する場合は、絶縁ユニオン等を使用して、異種金属接合による腐食を防止します。その他の配
管材料で、銅、銅合金又はステンレスの場合はそのまま接続して下さい。
また、ヘッダーでは一方向しか分岐できませんでしたが、180°対称な二方向に分岐可能なダブ
ルへッダー(図2−3)を使用することにより、配管方法の幅が更に広がります。
9
§2.主用部材
サ イ ズ
20A×15A-1P
20A×15A-2P
20A×15A-3P
20A×15A-4P
20A×15A-5P
20A×15A-6P
20A×15A-7P
20A×15A-8P
20A×15A-9P
分岐口数P
1
2
3
4
5
6
7
8
9
L(mm)
60
110
160
210
260
310
360
410
460
材 質
鉛レス青銅
図2−2 ヘッダー
サ
イ ズ
20A×15A-2P/1P
20A×15A-2P/2P
20A×15A-3P/1P
20A×15A-3P/2P
20A×15A-3P/3P
分岐
口数
P1
2
3
分岐
L
サ イ ズ
口数
(mm)
P2
1
20A×15A-4P/1P
135
2
20A×15A-4P/2P
1
20A×15A-4P/3P
190 20A×15A-5P/1P
2
3
20A×15A-5P/2P
20A×15A-6P/1P
図2−3 ダブルヘッダー
10
分岐
口数
P1
4
5
6
分岐
L
材 質
口数
(mm)
P2
1
245
2
鉛レス
3
青銅
1
300
2
1
355
§2.主用部材
2−6 水栓ボックス
水栓ボックスとは壁や床が完成した後でも自由に中の継手を取り出すことができる部材で、樹
脂管の更新が可能というさや管ヘッダー工法の大きなメリットを生み出しました。水栓ボックス
は壁取出しタイプと床取出しタイプの2種類に分類されます。水栓ボックスのラインナップを表
2−10に示します。
表2−10 水栓ボックス類一覧
タイプ
壁取出し
品
名
水栓ボックスⅢ型 W(図2−4)
床取出し
仕
様
壁厚に応じて(S:9mm)、
(M:12mm∼15mm)、
(L:19mm∼22mm)を選択。水栓スペーサーは
不要。
水栓ジョイントボックスA−4型 W
壁厚に応じて(短ねじ:12mm∼15mm)、(長ね
(図2−5) じ:18mm∼22mm)を選択。9mm ボード対応には
別売の水栓スペーサーを使用。
床用水栓ボックス W(図2−6)
床高さ 200mm 以上に適する。
高床用水栓ボックス W(図2−7)
床高さ 160mm∼230mm に適する。
低床用水栓ボックス W(図2−8)
床高さ 100mm∼170mm に適する。
水栓ボックスⅢ型 W
床高さ 100mm 以下に適する。
<備考>通常、水栓ボックスⅢ型 Wは壁取出しで使用するが、床用固定金具Ⅲ型を用いることに
より床取出しとしても使用可能。ただし、床下寸法 45mm 以上必要。
番号
部 品 名
①
継手本体
②
③
④
⑤
割リング
鉛レス・カド
ミレス銅合金
C3604
袋ナット
CAC406C
質
ボックス本体
PPE
継手押さえ
PPE
⑥
キャップ
PPE
または
ABS(クロムメ
ッキ)
⑦
さや管コネクター
ABS、PC
図2−4 水栓ボックスⅢ型 W
11
材
§2.主用部材
番号
部 品 名
①
継手本体
②
③
④
⑤
⑥
割リング
袋ナット
ボックス本体
ロックリング
ストッパー
⑦
⑧
材
質
鉛レス・カド
ミレス銅合金
C3604
CAC406C
耐熱 PVC
耐熱 PVC
POM
ABS
化粧リング
(クロムメッキ)
ロックナット
C3604
図2−5 水栓ジョイントボックスA−4型 W
番号
材
質
①
継手本体
鉛レス・カドミ
レス銅合金
②
③
④
⑤
⑥
割リング
C3604
袋ナット
CAC406C
ボックス本体
PPE
図2−6 床用水栓ボックス W
12
部 品 名
キャップ
PPE
さや管スナップ
SUS304
§2.主用部材
番号
部 品 名
材
質
①
継手本体
鉛レス・カドミ
レス銅合金
②
③
④
⑤
⑥
割リング
袋ナット
ボックス本体
キャップ
さや管コネクター
C3604
CAC406C
ABS
ABS
ABS、PC
図2−7 高床用水栓ボックス W
番号
材
質
①
継手本体
鉛レス・カド
ミレス銅合
金
②
③
④
⑤
⑥
割リング
袋ナット
ボックス本体
キャップ
さや管コネクター
C3604
CAC406C
ABS
ABS
ABS、PC
図2−8 低床用水栓ボックス W
13
部 品 名
§3.設計
3−1 配管方法
樹脂管を用いた工法における配管方法は、大きく分類すると表3−1に示す3通りとなります。
表3−1 配管方法の種類
配 管 方 法
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
特
徴
床転がし配管
さや管ヘッダー工法の中では最も基本的な配管方法です。配管時にそ
れほど難しい技術も必要とせず、初めて施工する方でも容易に施工でき
ます。
埋 設 配 管
あらかじめさや管をスラブ内に打込んでおき、内装施工にあわせてさ
や管を延長する配管方法です。床下に配管スペースが無いような建造物
に用いられます。但し、水栓等の位置決めが難しく、コンクリート打設
後にはつり作業が伴う等工数がかかります。
天 井 配 管
天井にさや管を這わせる配管方法です。床下に配管スペースが無い場
合に用いられます。間仕切り等の障害物が無いため一見自由な配管がで
きそうですが、梁等がある場合のさや管の引き回しが難しく、また上を
向いての作業が多いため作業性に難点があります。
3−2 ヘッダーの設置場所(さや管ヘッダー工法のみ)
さや管ヘッダー工法にはヘッダーをパイプシャフト・メーターボックス内や給湯器の近くに設
置する元ヘッダー方式(図3−1)と、屋内の水回り付近に設置する先ヘッダー方式(図3−2)
があります。
元ヘッダー方式でヘッダーを屋外に設置しなければならない場合は、樹脂管に直射日光が当た
らないように対処して下さい。また、凍結のおそれがある場合はヘッダー及び樹脂管に必ず保温
等を施して下さい。
先ヘッダー方式の場合は、点検や樹脂管の更新を考慮して表3−2を目安とした点検口を必ず
設けてください。住戸内に設ける点検口の場所には、洗濯機パンの壁、洗面化粧台・台所・クロ
ーゼットの床下、ユニットバスの天井裏等が考えられますが、できるだけ各器具水栓・器具から
の距離が短くなるような位置に設置して下さい。
表3−2 点検口の大きさ(目安)
使用ヘッダー
横(幅)
3P
350 以上
4P
400 以上
5P
450 以上
6P
500 以上
7P
550 以上
8P
600 以上
ヘッダーパネル(シングル)
縦(長さ)
奥
400 以上
行
100 以上
14
単位:mm
ヘッダーパネルⅡ型(ダブル)
縦(長さ)
600 以上
奥
行
200 以上
§3.設計
住戸内にヘッダーの設置場所が
設定できない場合や、水回りが
MBの近くにある場合に選定し
ます。
【特徴】
・配管長が長くなりがちである。
・ヘッダー部の点検が容易にで
きる。
図3−1 元ヘッダー方式
水回りがMBから離れている場合に選定します。
【特徴】
・各水栓への配管長を短くできる。
・点検口を設置する必要がある。
図3−2 先ヘッダー方式
15
§3.設計
3−3 各水栓の流量
水使用箇所における必要流量については、(財)ベターリビングの各器具別必要吐出流量(表3
−3)をベースにして、更にユーザーの要望を加味して設定するのが好ましいと思われます。
特にシャワー水栓の流量の確保は重要であり、また台所水栓、全自動洗濯機の水量等も考慮す
る必要があります。
表3−3 各器具別必要吐出流量
吐 水 流 量(L/min)
使 用 温 度
単 独 使 用
(℃)
台所流し
6
40
洗面器
6
42
シャワー上がり湯
8 ∼ 12
42
浴槽
8 ∼ 12
45
洗濯機
8
35
便器ロータンク
6
−
給湯器(16 号)
10
60
水 使 用 箇 所
3−4 配管口径
配管口径は設計流量、水道元圧、給湯器・水栓の必要圧力、配管長で変わります。
さや管ヘッダー工法の場合は、メーターからヘッダーへの配管(一次側)には 16φ又は 20φの
樹脂管を、二次側と呼ばれるヘッダー以降の配管(各給水栓・器具への供給)には 10φ又は 13φ
の樹脂管を用います。二次側の場合、表3−3を参考に吐出流量が多く必要な箇所(主にユニッ
トバス等)や、配管長が極端に長い箇所(15m以上)等では 13φの樹脂管を使用して下さい。ま
た、ウォーターハンマーによる衝撃音発生が心配される箇所(シングルレバー水栓等)でも 13φ
の樹脂管の使用を推奨致します。(流速 2.0m/sを超えるとウォーターハンマーによる不快音が
発生する可能性がありますので、これを一つの目安として下さい。)
枝分岐工法の場合は、主管に 16φ又は 20φの樹脂管を、分岐管には吐出流量を考慮して全て 13
φの樹脂管を用います。
また、給湯器への配管において、給湯器の大きさが 16 号の場合は 13φを、20 号、24 号の場合
は 16φを、それ以上の場合は 20φを使用します。
参考までに、
「シーレックス」メカニカル継手の相当管長を表3−4に、また樹脂管の流量線図
を図3−3に示します。
16
§3.設計
表3−4 「シーレックス」メカニカル継手の相当管長
10φ
13φ
16φ
20φ
ヘッダー(オスアダプター付き)
1.0
3.0
−
−
ストレート系(器具→ 管 )
1.5
1.5
1.5
0.5
0.5
0.5
1.0
3.0
−
−
水栓ボックスⅢ型用継手 他
−
2.0
2.0
2.0
エルボジョイント
0.1
0.1
0.1
0.1
〃
( 管 →器具)
エルボ系
樹脂管曲がり 100R
250R
0.05
0.05
0.05
0.05
〃
500R
0.03
0.03
0.03
0.03
直流
分流
0.5
2.5
〃
16A
0.5
2.5
〃
20A
0.5
2.5
図3−3 樹脂管の流量線図
17
考
−
オスアダプター、メスアダプター、
床用水栓ボックス用継手 他
〃
チーズ系 13A
備
−
備
チーズジョイント
考
§3.設計
3−5 配管経路
配管経路は原則ヘッダーまたは分岐継手と各水栓・器具を最短距離で結ぶような配管が好まし
いですが、寝室の床下を通るような配管は避け、廊下等を通るような配管にして下さい。また、
さや管ヘッダー工法の場合は後の補修・メンテナンスを考慮して、同一方向に向かう配管(特に
混合水栓の給水・給湯)はできるだけ並べて敷設し、途中から各使用水栓方向に向かわせて下さ
い。
ここで、さや管の曲げ半径及び曲げ箇所数を表3−5に示します。表内の数値はあくまで参考
とし、樹脂管の通管性を考慮してさや管の曲げはできる限り大きく設定して下さい。
表3−5 さや管の曲げ半径及び曲げ箇所数
さや管
呼 び
適合樹脂管
呼
び
16
10
22
10
最小曲げ半径(mm)
水平部
立上部
曲 げ 箇 所 数
水平部
立上部
合
計
4 以下
2 以下
6 以下
最大配管長
(m)
150
200
10(消)
150
13
25
13(消)
250
28
16
350
30
16(消)
350
200
36
20
450
250
15
(消)
:樹脂管に消音テープを巻いたとき。
また、配管経路の設定基準を下記にまとめます。
配
管
経
路
の
設
定
基
準
・原則、ヘッダーまたは分岐継手から各水栓・器具への最短ルートを設定する。
・排水管に対してはその下を通すか、又は迂回する経路を設定する。
・給湯配管で使用の際は、管の熱膨張吸収のため曲がりを必ず設ける。
・さや管の交差をできるだけ少なくなるように設定する。
・水回り以外では、廊下や納戸・押し入れの床下を通し、寝室の床下は通さない。
・間仕切りを横切る所では、柱が立ちそうな場所を避ける。
・樹脂管の挿入方向と逆向き(Uターン)となるようなルートは避ける。
・連続的な小さな曲がりを避ける。
・壁際に平行に走らせない。
18
§3.設計
3−6 ウォーターハンマー
近年では、シングルレバー混合水栓の採用が増加し、水栓を急閉鎖したときに発生するウォー
ターハンマーの発生が問題視されております。ポリブテン管や架橋ポリエチレン管を用いた配管
において発生する水撃圧は、金属管を用いた配管に比べ格段に低く、発生する衝撃音もほとんど
ありません。
しかし、さや管ヘッダー工法の場合は、樹脂管がさや管の中でフリーの状態になっているため、
樹脂管が振動した際にさや管と接触するかすかな音が発生する場合があります。配管は床下隠ぺ
い部のため通常は問題になりませんが、特に静粛性を求められる場合には下記に示す方法を参考
にして下さい。
ウ ォ ー タ ー ハ ン マ ー 対 策
・水回り以外の配管は寝室等の居住空間の床下を避け、廊下や納戸・押し入れの床下を
通す。
・樹脂管のアソビを少なくするため、さや管の口径を1サイズ落とす。
(樹脂管サイズ 10φ:さや管サイズ 22mm→16mm)
・管内流速を下げるため、樹脂管のサイズを1サイズ上げる。
(樹脂管サイズ 10φ→13φ)
・水圧を 0.2MPa(2kgf/cm2)以下に設定する。
・やむを得ず寝室等の床下に配管を通さないといけない場合は、スラブ打ち込みやシン
ダーコンクリート埋設を行う。
・消音テープを使用する。
・水撃防止器やウォーターハンマー低減機能付水栓を採用する。
・配管経路を検討する。(2m以上の配管長に対して、2∼3箇所の曲がりを設ける)
3−7 結露対策
ポリブテン管や架橋ポリエチレン管は熱伝導率が小さく、またさや管との間に空気層があるた
め、屋内給湯管の10m前後の配管では湯温の低下は1℃以内であり、特に保温の必要はありま
せん。しかし、給水に水道水ではなく井戸水を用いた場合、水温が約15℃前後と低いため、樹
脂管の露出部(継手との接続部近傍)や継手・ヘッダー部では季節によって結露を生じることが
あります。結露水の滴下やかびの発生等を防ぐため、樹脂管の露出部(継手との接続部近傍)に
はソケットカバー・ジョイントソケットカバーを、継手・ヘッダー部には保温カバーを使用して
保温を施して下さい。
3−8 凍結対策
ポリブテン管や架橋ポリエチレン管の性能として、凍結時に樹脂管が破損することはありませ
んが、解凍処置が困難となるため、寒冷地や戸建て住宅等の凍結の可能性がある場合でご使用す
る際には、天井配管にする、保温カバー付樹脂管等を使用するなどして、必ず配管に保温を施し
て下さい。また、交差配管等は極力避け、管内の水抜きを容易に行えるよう配管設計を行って下
さい。
19
§4.施工
4−1 接合手順
樹脂管とメカニカル継手の接合手順を下記に示します。樹脂管の接合は水栓側を先に行い、次
にヘッダー側を行って下さい。
①
樹
脂
管
の
切
断
【 施 工 方 法 】
【 ポ イ ン ト 】
樹脂管の巻き癖をとってまっすぐにした状態
管切断用カッターの刃を樹脂管に当て、樹脂管を軸に持ち
で、鋭利な刃物(管切断用カッタ−等)を用い管軸 手を回転させるように切断します。
に対して直角に切断します。ヘッダー側では、切
断前に樹脂管を引っ張り、握り拳分ほど(1 回分
の再接合の余長をみる)さや管に押し入れてから 【 注 意 】
樹脂管の切断面に段差が生じないように、また斜め切りや
継手に合わせて切断します。
潰し切りにならないように注意してください。また、樹脂管の内
外面に傷等がないことを予め確認して下さい。
<悪い例>
②
樹
脂
管
の
挿
入
【 施 工 方 法 】
【 ポ イ ン ト 】
メカニカル継手の袋ナット及び割リングを取り
継手本体六角部の挿入確認穴から管の色が見えるまできち
外し、切断した管に袋ナット・割リングの順に通し んと挿入して下さい。
た後、継手本体コア部に管を挿入します。
【 注 意 】
割リングは左右対称ですので、挿入方向はありません。
20
§4.施工
③ 袋 ナ ッ ト の 締 め 付 け
【 施 工 方 法 】
【 施 工 完 了 】
割リングを継手本体に当たるまでスライドさせ
袋ナットは継手本体ストッパーにぶつかるまで締め込んで下
手締めした後、クイックレンチ・モンキー等を用い さい。この状態で施工完了となります。
て二丁掛けで袋ナットを締め付けます。
【 注 意 】
樹脂管寸法のばらつき等により袋ナットが継
手本体ストッパーにぶつかるまで締め込みがで
きなかった場合には、右表のトルクおよび隙間
の両方を適合させて下さい。
管の挿入不足、袋ナットの締め不足は、漏水
事故の原因になるおそれがあります。
表 締め込み完了
呼 び
締め込みトルク(N・m)
隙 間(mm)
10
60 以上
1.0 以下
13
80 以上
1.0 以下
16
100 以上
2.0 以下
20
140 以上
2.0 以下
継手の施工完了の確認(管の挿入、締込量)を必ず実施して下さい。施工が完全でない場合には、水圧テストで
合格しても、後に漏水事故が発生するおそれがあります。
そ
の
他
の
注
意
◆ 管と継手が一直線になるような状態で締め込んで下さい。継手に対して管が曲がったままの状態で締め込む
と、管の変形などで締め不足になることがあります。
◆ 継手接合部の直近で管を曲げるような固定は避けて下さい。そのような固定が必要なときは、管・継手を直
線状態で接合した後でさや管、樹脂管の固定を行って下さい。
◆ 一旦配管に使用した割リングは再使用しないで下さい。漏水の原因となります。
21
§4.施工
4−2 さや管ヘッダー工法
さや管ヘッダー工法のフローチャートを図4−1に示します。
床転がし配管・天井配管
建築工事
躯体工事
工
程
防火区画壁
貫通
埋設配管
作業内容
配管スリーブ取り
付け
工
程
作業内容
墨出し
ヘッダー・水栓器具、
配管経路等
さや管の敷設
さや管の敷設・固定、
サポート類の設置
床コンクリート
打設
通管テスト
ハツリ、さや管清掃、
通管テスト、さや管の
修復、養生
墨出し
ヘッダー・水栓器具・
ユニットバス、配管経
路等
墨出し
ヘッダー・水栓器具・
ユニットバス、配管経
路等
さや管の敷設
さや管の敷設・固定、
サポート類の設置
さや管の延長
さや管の延長・接続、
穴埋め
ユニットバス
据付
ユニットバス
壁用水栓ボックス
の取り付け、さや管
の接続
鋼製建具工事
ヘッダー等
設置
ヘッダー・床用水栓
ボックス等の設置、
さや管の接続
金属・木工事
水栓ボックス等
設置
壁用水栓ボックス
の取り付け、さや管
の接続
通管・接続他
水圧試験
通管、管・継手接続、
端末部処理、行先表示、
空気圧試験、水圧試験
水栓器具
取り付け
水栓・化粧カバーの
取り付け、通水試験
清掃・墨出し
内装工事
図4−1 さや管ヘッダー工法施工フローチャート
22
§4.施工
Ⅱ)防火区画壁貫通
樹脂管等が建物の防火区画を貫通する場合には、火災時に区画が維持できるよう防火措置を行
うことが建築基準法で義務付けられています。
「シーレックス」では防火区画貫通継手と耐火プラ
グを取り揃えています。防火区画貫通継手と耐火プラグの認定・評定番号を表4−2に示します。
防火区画貫通継手を使用の際には、あらかじめ貫通する壁又は床に、貫通させるさや管の本数
に合わせた開口部を設けて下さい。各種施工図を図4−2、図4−3に示します。(施工方法詳細
については、各社の取扱説明書をご参照下さい。)
表4−2 防火区画貫通継手の認定・評定番号
PS060 FL-0125
日本消防設備安全センター
評定番号
KK19-048 号
PS060 WL-0241
KK19-052 号
PS060 WL-0276
KK19-053-1 号
PS060 WL-0419
KK20-010 号
―
KK19-143 号
耐火プラグ
PS060 WL-0159
KK19-004 号
(因幡電機産業製)
PS060 FL-0160
KK19-003 号
品
名
防火区画貫通継手T
(トーセツ製)
国土交通省認定番号
壁の片側どちらか一方に面一
になるように設置する。
図4−2 防火区画貫通継手T(トーセツ製)施工図
管との間に隙間がないように
巻きつける。
壁の片側どちらか一方に面一
になるように設置する。
図4−3 耐火プラグ(因幡電機産業製)施工図
23
§4.施工
Ⅱ)さや管の敷設
さや管の敷設手順を下記に示します。
<さや管敷設手順(床転がし配管及び天井配管)>
手
順
1.墨出し
2.さや管の固定
作
業
内
容
配管施工図に従って、各水栓・器具取り付け位置及び配管経路を墨出しします。
墨出しした配管経路に沿ってさや管を敷設します。さや管は、浮き上がり等の
不陸が生じないようにしっかりと固定して下さい。この時、さや管の支持固定間
隔は、下図及び表4−3を参考にして下さい。
さや管の固定は、できる限り樹脂サドルを用いて下さい。ただし、複数のさや
管が並走している場合はサヤサドルを用いてもかまいません。
表4−3 さや管の支持固定間隔
直 線 部 P
曲 が り 部
床転がし配管
天 井 配 管
1,000 ㎜ 以内
500 ㎜ 以内
原則、曲がりの始めと終わり、中央の
3ヶ所以上とする。
【注意】
・配管交差部においては、次の事項に注意して下さい。
①口径が小さい方を上にする。
②緩やかな曲げ配管を行い、支持固定は交差部の上部から 400 ㎜以上の両端と
する。
③同一交差部における配管交差は二重までとし、三重以上の交差はしない。
④交差部付近に生じた隙間には、Pブロック等の台座を用いてさや管の潰れを
防止する。
24
§4.施工
手
順
作
業
内
容
・段差部の配管においては、次の事項に注意して下さい。
①段差部に生じた空間には、Pブロック等の台座を用いてさや管の潰れを防止
する。
②段差の角にはCDガードの使用や、1サイズアップのさや管を被せる等して
さや管の潰れを防止する。
3.さや管の立ち上げ
原則、さや管の立ち上げ箇所では、さや管をしっかりと固定して下さい。立ち
上げ箇所に躯体壁等のさや管が支持できるものがある場合は、さや管の曲がりの
前後を固定します。立ち上げ箇所に躯体壁等がない場合は、コーナーベンドやス
タンド付CDサポート等(表4−4)を用いてさや管を支持します。
また、仕上げ壁や床高さの関係上、立ち上げ箇所にスペースがない場合は、さ
や管を壁に直角に立ち上げず、斜め方向から立ち上げるか、または、一度壁に平
行に沿わせてから立ち上げます。このような場合、立ち上がり部 500 ㎜以内には
曲がりを設けないで下さい。
表4−4 立ち上げ部サポート部材
品
名
適合さや管
コーナーベンド
サヤエンド90
スタンド付CD
サポート(PC用)
床立ち上げジョイント
4.さや管の端末養生
その他
仕
材
様
質
床 高 さ
22
樹脂製
150 ㎜以上
25
樹脂製
174 ㎜以上
22
金属製
100 ㎜以上
16
本体樹脂製
163 ㎜以上
22・25
本体樹脂製
218 ㎜以上
28・30
本体樹脂製
224 ㎜以上
22
本体樹脂製
130 ㎜以上
通管までの間、さや管内へのゴミや異物の進入を防止するため、さや管の端末
に端末キャップをかぶせるか、またはビニールテープ等を巻いて蓋をします。
【さや管の補修・延長】
さや管は途中で切らずにヘッダーから水栓・器具まで 1 本で配管するのが原則
ですが、工事の都合上途中で継ぎ足しが必要になったり、さや管の潰れ等で補修
しなければならない場合があります。さや管の継ぎ足しにはさや管カップリング
を用いますが、できる限り点検が可能な場所で行って下さい。
25
§4.施工
<さや管敷設手順(埋設配管)>
手
順
1.墨出し
2.さや管の固定
作
業
内
容
配管施工図に従って、各水栓・器具取り付け位置及び配管経路を墨出しします。
墨出しした配管経路に沿ってさや管を敷設します。ダブル配筋の場合は上筋と
下筋の中間を、シングル配筋は下筋の上部に敷設します。さや管は、浮き上がり
等の不陸が生じないように、また、できる限り水平になるようにしっかりと鉄筋
等に結束して下さい。さや管の支持固定間隔は表4−5の通りです。また、さや
管の継ぎ足しは厳禁として下さい。
表4−5 さや管の支持固定間隔
埋 設 配 管
直 線 部
500mm 以下
曲 が り 部
300mm 以下
【注意】
・配管交差部においては、次の事項に注意して下さい。
①口径が小さい方を上にする。
②緩やかな曲げ配管を行い、必ず添筋で補強する。
③鉄筋の真上・真下では交差させない。
④同一交差部における配管交差は二重までとし、三重以上の交差はしない。
⑤すでに交差している配管を横切る場合には、交差点から 200mm 以上離す。
さや管の交差
さや管の三重交差
・梁との交差部の配管においては、次の事項に注意して下さい。
①緩やかな曲げ配管を行い、必ず添筋で補強する。
②主筋との接触部にはCDガードの使用や、1サイズアップのさや管を被せる
等してさや管の潰れを防止する。
26
§4.施工
手
順
3.さや管の立ち上げ
作
業
内
容
さや管の立ち上げ箇所では、鉄筋用スタンド付CDサポートや調整サポート、
逆さエンド等を用いてさや管を支持します。
◆鉄筋用スタンド付CDサポートの使用
水栓がサポート類の真上に設置する場合に用います。
1.配管施工図から立ち上がり位置を決定します。
2.鉄筋用スタンド付CDサポートにさや管を通します。
3.スタンド下部の穴に端尺鉄筋(3分)等を通し、配筋に結束します。
◆調整サポートの使用
水栓がサポート類の真上に設置する場合に用います。
1.配管施工図から立ち上がり位置を決定します。調整サポートの使用により、
コンクリート打設後に立ち上がり位置を調整することが可能です。但し、
調整範囲には限度がありますので、位置決めはできるだけ正確にして下さ
い。
2.調整サポートにさや管を通した後、両端をビニールテープ等で固定し、ノ
ロの侵入を防止します。
3.調整サポート下部の穴に端尺鉄筋(3分)を通し、配筋に結束します。
4.コンクリート打設後、さや管を傷つけないよう注意しながら調整サポート
の露出部分をナイフ等で切断します。
5.立ち上がり位置を調整した後、穴を埋め戻し配管します。
◆逆さエンドの使用
水栓付近で一度スラブ上に出し、さや管を延長して配管する場合に用います。
1.配管施工図から立ち上がり位置を決定します。立ち上がり位置は、水栓や
ヘッダーから 500 ㎜以上離れた位置として下さい。コンクリート打設後の
施工に支障をきたす恐れがあります。
2.逆さエンドの奥までさや管を差し込みます。
3.調整サポート端部の穴に端尺鉄筋(3分)を通し、配筋に結束します。
4.コンクリート打設後、ハンマー等でノックアウトを打ち抜き、さや管を引
き出します。
5.水栓の立ち上がり位置までさや管を延長して配管します。
27
§4.施工
手
順
作
業
内
容
◆ボイドの使用
調整サポートや逆さエンドの代用にします。
1.配管施工図から立ち上がり位置を決定します。立ち上がり位置は、水栓や
ヘッダーから 500 ㎜以上離れた位置として下さい。コンクリート打設後の
施工に支障をきたす恐れがあります。
2.さや管の末端に径 50mm 程度のボイドを被せ、ガムテープ等でノロ入りを防
止します。
3.鉄筋を枕に斜めに固定します。
4.コンクリート打設後、ガムテープをはがしボイドを取り除きます。
5.水栓の立ち上がり位置までさや管を延長して配管します。
(コンクリート打設)
コンクリートの打ち込み時には必ず立ち会い、コンクリートホースの動きに注
意し、配管に異常を来たさないよう配慮して下さい。
【注意】
・コンクリート打設前には、必ず次の事項を確認して下さい。
①さや管が踏まれて結束線が切れていないか。
②さや管が潰れている箇所がないか。
③さや管の末端はガムテープ等で養生されているか。
④その他、異常と思われる点。
4.通管テスト
床にアンカーボルトを打つような工事が終わった後、実管を用いて通管テスト
を行って下さい。管がさや管の途中で引っかかり、通管ができないものは不合格
となります。
◆通管テスト不合格時の処置
1.配管経路図、通管可能長さ等からさや管に異常がある位置を調査します。
2.建築工事担当者と協議の上、コンクリートをはつる等してさや管を修復し
ます。
3.さや管修復後、再度通管テストを行います。
5.さや管の端末養生
その他
通管までの間、さや管内へのゴミや異物の進入を防止するため、さや管の端末
に端末キャップをかぶせるか、またはビニールテープ等を巻いて蓋をします。
【さや管の補修・延長】
さや管は途中で切らずにヘッダーから水栓・器具まで 1 本で配管するのが原則
ですが、埋設配管の場合、途中で継ぎ足しが必要になったり、さや管の潰れ等で
補修しなければならない場合があります。さや管の継ぎ足しにはさや管カップリ
ングを用いますが、できる限り点検が可能な場所で行って下さい。
28
§4.施工
Ⅲ)壁取出し用水栓ボックスの設置
(a)壁取出し用水栓ボックスの選定
ユニットバスの混合水栓、洗濯機水栓やトイレ水栓等の壁取出しには、水栓ボックスⅢ型や水
栓ジョイントボックスA−4型を使用します。各々の水栓ボックスは、壁厚により図4−4、4
−5のように選定できます。
図4−4 水栓ボックスⅢ型の施工例
図4−5 水栓ジョイントボックスA−4型の施工例
29
§4.施工
(b)取り付け方法
壁取出し用水栓ボックスの取り付け方法は下記の通りです。
【水栓ボックスⅢ型】
1.ボードにφ57mm の取り付け穴を開けます。
2.水栓ボックスⅢ型をボード裏側からはめ込
み、ビス止めします。ビス止めは必ず6ヶ
所として下さい。
3.当て木を使用することにより、更にしっか
りと固定できます。
4.さや管コネクター部にさや管を接続します。
(樹脂管の通管、継手との接続)
5.樹脂キャップ(メッキまたはアイボリー)
を取り付けます。
【水栓ジョイントボックスA−4型】
1.ボードにφ57mm の取り付け穴を開けます。
2.水栓ジョイントボックスA−4型をボード
裏側からはめ込み、ビス止めします。ビス
止めは4ないし6ヶ所として下さい。9mm
ボードに取り付ける場合には、このとき水
栓ジョイントボックスA−4型と壁の間に
水栓スペーサーを挟み込みます。
3.当て木を使用することにより、更にしっか
りと固定できます。
4.さや管コネクター部にさや管を接続します。
(樹脂管の通管、継手との接続)
5.メッキキャップをはめ込み、ロックナット
を締め付けます。
【備考】
・壁裏が石膏ボードの場合は、左図に示すように水栓ボックス
を取り付ける部分の石膏ボードを一部切り取って、その部分
に水栓ボックス取付板を取り付けて施工して下さい。
(左図は水栓ボックスⅢ型 Sタイプを示します。)
【注意】
・水栓ボックスをビス止めする際には、電動ドライバー等の使
用を避け、できる限りドライバーによる手締めにて施工して
下さい。
・さや管の接続は確実に行ってください。
30
§4.施工
(c)ユニットバスにおける取り付け方法
ユニットバスにおける壁取り出し用水栓ボックスの取り付け方法は、下記の通りです。
ユニットバス壁パネルの裏側、水栓取り付け位置のプラスターボードを切り取って、補強板を取り付けま
す。このとき補強板の厚さは、12mm 以上を使用することを推奨します。取り付け穴は水栓ボックスⅢ型、
水栓ジョイントボックスA−4型ともにφ57mm とし、規定数量のビスにてしっかりと取り付けて下さい。
<水栓ボックスⅢ型>
<水栓ジョイントボックスA−4型>
【注意】
・施工前には、必ずユニットバスメーカーとユニットバスの仕様・施工方法、補強板寸法等詳細を打ち合わ
せして下さい。当社の補強板推奨寸法は下図の通りです。
31
§4.施工
<壁取り出し用水栓ボックス施工手順>
1.通管
① 水栓ボックスの押えリングを専用工具(別売り)で外します。
② 鋭利な刃物を用い、樹脂管(以下、管という)の先を 30∼50
㎜斜めにカットします。
③ 通管は、ヘッダ−側からから行います。抵抗が大きい場合、
管の根元近くを持ち、折り曲げないように小刻みに押し入れ
下さい。万一、管を折り曲げてしまった場合は、その部分を
切除して使わないでください。また、管が水栓ボックス内に
引っかかり外まで出ない場合は、ドライバ−の先を管に差し
込んだり、プライヤ−ではさんだりして、斜め外上に引き出
します。
2.管・継手接合
① 先に水栓ボックス側、次にヘッダ−側を接合します。管を手
で握る分を残して、鋭利な刃物(塩ビカッター等)を用い管
軸に対して直角に切断します。
② 接合継手の袋ナットと割リングを取り外し、管に袋ナット、
割リングの順に通した後、継手本体コア部に管を挿入しま
す。継手本体の挿入確認穴から管の色が見えるまできちん
と管を挿入して下さい。管の挿入不足のまま接合すると、漏
水することがあります。
③ 割リングを継手本体に当たるまでスライドさせ手締めした
後、クイックレンチ・モンキー等を用いて袋ナットを締め
付けます。袋ナットは継手本体ストッパーにぶつかるまで
締め込んで下さい(詳細は、4−1 接合手順を参照)。
④ 接合の終わった継手に 1/2 B ねじ付き短管をねじ込んで両手
に持ち、継手を水栓ボックスに格納します。管を曲げないよ
うに、1,2度練習してコツをつかんで下さい。継手を水栓
ボックスに入れた後、ねじ付き短管を通して押えリングをは
め、継手をボックスにまっすぐに座らせて押えリングを専用
工具でしっかり締め付けます。
⑤ 継手の頭部のねじに樹脂キャップをはめ、壁に密着するまで
締め込みます。
(キャップの裏側にはゴムリングが付いてお
り、水栓ジョイントボックスA−4型の場合は附属のロック
ナットを締め込むことにより、樹脂キャップを固定します。
)
樹脂キャップの使用により壁に開けた穴を隠すとともに水の
侵入を防止します。
32
§4.施工
Ⅳ)床取出し用水栓ボックスの設置
洗面化粧台、トイレロータンク、台所流し等で、床下から水栓へ立ち上げて器具接続する場合
は、床用水栓ボックス類を使用します。表4−6に示すように設置条件(床仕上がり高さ等)に
より床用水栓ボックスを選定できます。床仕上がり高さが 100mm 以下の場合については、水栓ボ
ックスⅢ型を床に寝かせて使用することにより対応できます。また、それぞれ専用の固定金具類
(別売)を用いて、使用する床高さに合わせて施工します。図4−6、4−7、4−8、4−9
に施工例を示します。
表4−6
床取出し用水栓ボックスの設置条件
床仕上がり高さ
床取出し用水栓ボックスの種類
床用固定金具種類
さや管接続角度
200mm 以上
床用水栓ボックス
床用金具
床スラブに対して
垂直に接続
190mm∼230mm
高床用水栓ボックス
低高床用金具
床スラブに対して
45°の角度で接続
100mm∼190mm
低床用水栓ボックス
低高床用金具
床スラブに対して
平行に接続
水栓ボックスⅢ型
床用固定金具Ⅲ型
床スラブに対して
平行に接続
100mm 以下
(※1)
※1:水栓ボックスⅢ型を寝かして使用する場合、床下寸法 45mm 以上必要です。
33
§4.施工
床取出し用水栓ボックスの取り付け方法は下記の通りです。
1.前もって床仕上がり高さに合わせ床用金具の
高さを調整しておきます。
2.水栓位置、床用水栓ボックス又は水栓ボック
スⅢ型の位置を墨出しします。
3.配水管等の他の配管や壁、間仕切り等の障害
物、さや管の敷設経路等を考慮して、床用固定
金具の向きを決め、墨出し位置に床用固定金具
を設置します。
4.4つ穴台座の穴に合わせて振動ドリル等で穴
を開け、Tピンを打ち込んで固定します。
5.床用金具に床用水栓ボックス又は水栓ボック
スⅢ型を取り付け、水平出しを行ないながら、
床用金具の高さを微調整します。
6.養生キャップ(別売)(水栓ボックスⅢ型の場
合、テストプラグ等)を取り付け、継手内への
異物の侵入を防止します。また、養生キャップ
の使用は床に穴(φ50mm)を開けるときの目安
(芯ズレ防止と穴径)にもなります。
ただし、水栓ボックスⅢ型の場合、床穴はφ
57mm です。
7.さや管コネクターにさや管を接続します。
※
図4−6 床用水栓ボックス施工例
図4−7 高床用水栓ボックス施工例
高床用水栓ボックス、低床用水栓ボックスに
ついても同様に施工して下さい。
【注意】
①床用水栓ボックスの設置は、必ず床を張る前に
行なって下さい。
②事前に床仕上がり高さ等の仕様を把握し、仕様
に応じた高さの床用固定金具類を選定して下さ
い。
図4−8 低床用水栓ボックス施工例
【水栓ボックスⅢ型 使用の注意】
①水栓ボックスⅢ型用継手のねじ種(器具接続側)
にはRp ねじとRc ねじがありますが、床取り出
しとして使用する場合にはRc ねじを使用下さ
い。
②さや管と床スラブの間にスペースがある場合、
Pブロック等の台座を用いてさや管をサポート
します。
図4−9 水栓ボックスⅢ型(床取出し)施工例
34
§4.施工
Ⅴ)ヘッダーの設置
ヘッダーの設置場所は、元ヘッダー方式の場合はパイプシャフト・メータボックス内や給湯器
の近く、先ヘッダー方式の場合は住戸内壁裏や床下(天井裏)のスペースとなります。先ヘッダ
ー方式の場合は、後の更新・メンテナンス等を考慮して必ず点検口を設けて下さい。
(a)ヘッダーパネルの使用
ヘッダーパネルを用いてヘッダーを設置します。給水・給湯ヘッダーを上下(前後)に並べて
設置する場合にはヘッダーパネルⅡ型(ダブル)を、左右に並べて設置する場合にはヘッダーパ
ネル(シングル)を使用します。ヘッダー設置場所の条件によって、表4−7のように分類され
ます。
表4−7 ヘッダーパネル設置方法の種類
種
類
<壁掛け型>
<自立型>
<床置型>
(天井取付型)
設
置
方
法
ヘッダーパネルを躯体壁に取り付け、ヘッダーを設置します。 図4−10
ヘッダー設置付近に躯体壁がない場合に、ヘッダーパネル用
自立脚を用いてヘッダーパネルを取り付け、ヘッダーを設置
します。
図4−11
ヘッダーパネルをスラブ床(天井配管の場合はスラブ天井)
に寝かせて設置します。
図4−12
図4−10 ヘッダーパネル(壁掛け型)施工例
35
§4.施工
図4−11 ヘッダーパネル(自立型)施工例
図4−12 ヘッダーパネル(床置型)施工例
36
§4.施工
(b)ヘッダーブラケットの使用
ヘッダーブラケットを用いてヘッダーまたはダブルヘッダーを設置します。長さが異なる2種
類のヘッダーブラケットを用いて、躯体壁やスラブ床等に給水・給湯ヘッダーを上下(前後)、左
右に並べて設置します。さや管グリップと併用することで、さや管の位置・順番を整理すること
ができます。
(c)Uバンドの選定
ヘッダーパネル・ヘッダーブラケットを使用する際に、使用するヘッダーの種類や設計仕様に
合わせてUバンドを選定して下さい。Uバンドの種類は表4−8の通りです。通常は、Uバンド
S又はMが選択でき、丸Uバンド及びゴム付Uバンドを使用する際には別途料金が掛かります。
表4−8 Uバンドの種類
品
名
仕
様
UバンドS
裸ヘッダー用(通常セット品)
UバンドM
保温カバー付ヘッダー用(通常セット品)
丸Uバンド
保温カバー付ヘッダー用
ゴム付Uバンド
保温カバー付ヘッダー用
※ ダブルヘッダーを使用する場合は、UバンドMのみの選定となります。
(d)ヘッダー支持バンドの使用
ヘッダー支持バンドを用いてヘッダーまたはダブルヘッダーを設置します。壁面からのヘッダ
ー取付け位置が異なる2種類のヘッダー支持バンドを用いて、躯体壁やスラブ床等に給水・給湯
ヘッダーを上下(前後)、左右に並べて設置します。さや管グリップと併用することで、さや管の
位置・順番を整理することが出来ます。ヘッダー支持バンドの種類は表4−9の通りです。ヘッ
ダー支持バンドの施工例を図4−13に示します。
表4−9
ヘッダー取付位置
壁面より50mm
壁面より100mm
ヘッダー支持バンドの種類
サイズ
対応するヘッダー
SS50
裸ヘッダー
S50
保温カバー(S)付ヘッダー
M50
保温カバー(M)付ヘッダー
保温カバー(S)付きダブルヘッダー
SS100
裸ヘッダー
S100
保温カバー(S)付ヘッダー
M100
保温カバー(M)付ヘッダー
保温カバー(S)付きダブルヘッダー
37
§4.施工
図4−13 ヘッダー支持バンド施工例
38
§4.施工
4−3
枝分岐工法
枝分岐工法のフローチャート図を図4−14に示します。
建築工事
工
程
作業内容
躯体工事
防火区画壁貫通
清掃・墨出し
墨出し
分岐位置・水栓器具・ユニットバス、配管
経路等
さや管の敷設
さや管の敷設・固定、分岐継手等の設置、
樹脂管の接続、サポート類の設置
ユニットバス据
ユニットバス
UBアダプターの取り付け、樹脂管の接続
鋼製建具工事
床取出し部材等設置
床取出し部材等の設置、樹脂管の接続
金属・木工事
壁取出し部材等設置
壁取出し部材等の設置、樹脂管の接続
水圧試験
内装工事
水栓器具取り付け
図4−14
配管スリーブ取り付け
端末部処理、空気圧試験、水圧試験
水栓・化粧カバーの取り付け、通水試験
枝分岐工法施工フローチャート
Ⅰ)樹脂管の固定
枝分岐工法は樹脂管の裸配管は避け、さや管あるいは保温カバー付樹脂管を使用して下さい。ま
た、保温材付樹脂管は表4−9に示したように、樹脂管サイズに対応したサイズの樹脂サドルを用
いて固定して下さい。
表4−9
保温材付樹脂管を固定するサドル
保温材付樹脂管
樹脂サドル
呼び径
外径寸法(mm)
サイズ
内径寸法(mm)
10φ
24.0 -2.0
+3.5
16mm
21.0
13φ
28.0 -2.0
+3.5
18mm
23.5
16φ
33.0 -2.0
+3.5
22mm
27.5
20φ
38.0 -2.0
+3.5
28mm
34.0
39
§4.施工
Ⅱ)吐出流量
枝分岐工法では主管に 16φまたは 20φを用いますが、吐出流量を確保するため、下記のような
ことを考慮して下さい。
(1)水圧が 0.2MPa 以下となる場合、主管には 20φを使用して下さい。
(2)シャワーのように多くの吐出流量を必要とする水栓は、主管に近い箇所で分岐して下さい。
下記の様な条件で配管した場合(図4−15参照)の台所及びシャワー水栓の吐出流量を表4−
10に例として示します。
給湯器の性能により吐出流量は制限されることがあります。
給水水栓;No.①∼No.⑤
給湯水栓;No.⑥∼No.⑧
台所水栓;シングルレバー混合栓(台付タイプ)
シャワー水栓;混合栓(節水タイプ、シャワーヘッド高さ:2m)
図4−15
吐出流量試験配管
表4−10 水栓単独使用時の吐出流量(水圧 0.2MPa)
主管の
呼び径
16φ
吐出流量(L/min)
条件
台所水栓
シャワー水栓
(節水タイプ)
給水単独
13.7
12.8
給湯単独
10.6
7.6
混合
20φ
13.4(40℃)
10.0(42℃)
給水単独
14.5
13.5
給湯単独
11.0
7.9
混合
13.8(40℃)
10.7(42℃)
使用水栓 No.:給水③、給湯⑦
40
§4.施工
Ⅲ)接合継手
水栓ボックスの替わりに座付、上座付アダプターエルボ(あるいは、給水栓エルボ)を使用しま
す。これらは取付け状況によって使い分けます。いずれも、管の接合作業、メンテナンスが行える
場所、または点検口を取付けて使用して下さい。座付アダプターエルボ W、上座付給水栓エルボ W
の施工例を図4−16、4−17に示します。
図4−16
図4−17
座付アダプターエルボ Wの施工例
上座付給水栓エルボ Wの施工例
41
§4.施工
床取出し部材には座付アダプターエルボ Wのほかに床用アダプター Wも使用できます。取り付
け方法は下記の通りです。
1.水栓位置、床用アダプター Wの位置を墨出しします。
2.排水管等の他の配管や、壁、間仕切り等の障害物、さや管の敷設経路等を考慮して床用固定金具
の向きを決め、墨出し位置に床立上げ管を設置します。
3.床立上げ管の足床面の穴に合わせて振動ドリル等で穴を開け、Tピンを打ち込んで固定します。
4.床立上げ管にさや管を接続します。
5.床を張った後(床穴:φ38mm)、床仕上がり高さに合わせて床立上げ管を切断します。
(図4−18参照)
6.床用アダプター Wに通管した樹脂管を接続します。
7.床に床用アダプター Wの丸座をビス止めします。
図4−18 床用アダプター W施工例
42
§4.施工
4−4
水圧検査
配管終了後に水圧検査を行なうことにより、漏水の無いことを確認します。ポリブテン管や架
橋ポリエチレン管は軟質である為、水圧により管が膨張し圧力が降下します。この圧力降下は漏
水ではありませんが、判定し難い場合があるので、下記手順に従って行なって下さい。また、水
圧検査の合格条件を表4−11に示します。
表4−11
水圧検査の合格条件
管種
初期水圧
(MPa)
1 時間後の水圧
(MPa)
ポリブテン管
0.75(7.6 kgf/cm2)
0.55(5.6 kgf/cm2)以上
架橋ポリエチレン管
0.75(7.6 kgf/cm2)
0.45(4.6 kgf/cm2)以上
① 配管内に水を満たし、十分に空気抜きをします。
② 配管内の圧力が 0.75MPa(7.6kgf/cm2)になるまで昇圧します。樹脂管の性質上、管の膨張
により圧力降下が見られますので、ゆっくりと昇圧して下さい。
③ 1時間後の水圧がポリブテン管の場合 0.55 MPa(5.6 kgf/cm2)以上、架橋ポリエチレン管
の場合 0.45 MPa(4.6 kgf/cm2)以上あれば合格です。
④ 水圧確認時、樹脂管接合部は必ず目視、触感で漏水のないことを確認して下さい。
⑤ 極微細な漏水の場合を考慮して、1時間後の水圧を確認してから24時間以上経過後に再度
水圧が安定していることを確認して下さい。
図4−19 水圧検査概略図
【備考】
初期水圧がその他の条件の場合、1 時間後の圧力降下は初期水圧の 2 割を目安として下さい。
ポリブテン管の場合
・初期水圧 1.0MPa(10.2kgf/cm2)→ 1 時間後 0.8MPa(8.2kgf/cm2)以上で合格
・初期水圧 1.75MPa(17.8kgf/cm2)→ 1 時間後 1.4MPa(14.3kgf/cm2)以上で合格
43
§5.注意事項
給水・給湯システム「シーレックス」を、不適切に取り扱った場合には、漏水事故等のおそ
れがありますので、以下の点に注意してご使用下さい。
5−1 設計上の注意事項
給水・給湯システム「シーレックス」を不適切に使用した場合には、破損事故、漏水事故な
どが生じるおそれがありますので、以下の点に注意してご使用下さい。
①樹脂管の「シーレックス」は、屋内の給水・給湯用配管です。屋外露出配管には使用できません。
また、給水・給湯配管以外の用途には使用しないで下さい。
②樹脂管は、日光などの紫外線によって劣化しますので、屋外など紫外線がある場所で配管しないで
下さい。確実な遮光処置を実施して下さい。
③「シーレックス」は、調理器具やストーブ・ボイラー周辺、スチーム配管との近接など高温(90℃
以上)となる場所では、融けたり、劣化したりしますので配管しないで下さい。
④「シーレックス」の使用温度及び最高使用圧力は、表5−1の通りです。
表5−1
使用温度 ℃
最高使用圧力
MPa
管の使用温度及び最高使用圧力
5∼30
31∼40
41∼50
51∼60
61∼70
71∼80
81∼90
1.0
0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
0.4
⑤防火区画(耐火構造の壁・床など)を貫通する場合は、所轄消防署にご確認の上、建築基準法に基
づいた施工または国土交通大臣認定の防火措置キットをご使用下さい。
⑥湯沸器は大きめの号数のものをお勧めします。号数が小さいとお湯の欲しい冬場に出湯量が不足す
る場合があります。
⑦水栓類の摩擦損失水頭は機種・型式により大きく異なります。メーカーにご確認下さい。また、給
水圧が低いと、吐水量が不足する場合があります。高置水槽方式の場合、特に上2階は注意が必要
です。
⑧銅合金製継手とライニング鋼管を接続する場合には、異種金属接触防止形継手をご使用下さい。
⑩継手部を直接コンクリートや土中に埋め込まないで下さい。やむを得ず埋める場合は防食テープを
巻いてください。
5−2 運搬・施工時の取り扱い・保管時の注意事項
「シーレックス」は、金属配管と比較して非常に軽い為、取り扱いが粗雑になりがちです。
また、特定の化学薬品、紫外線、火、高熱などにより破損事故、漏水事故などが生じるおそれ
がありますので、以下の点に注意して下さい。
①取り扱いはていねいに
運搬・取り扱いの際には、配管の傷つき防止及び破損防止のため、樹脂管及び継手、付属品などを
放り投げたり、引きずったりしないで必ず配管全体を持ち上げて下さい。また、解梱の際や施工中、
施工後にカッターナイフ、電動工具、ハンマー、工具類、ねじ、釘などで管及び継手、付属品に傷
をつけないで下さい。万一、樹脂管及び継手、付属品に傷、潰れ、折れがあった場合には、使用し
ないで配管をやり直して下さい。また、運搬などの際には、樹脂管の傷つき、変形防止のために接
触部、ロープの固定部などにはクッション材を用いて保護するようにして下さい。
44
§5.注意事項
②有機薬品の接触に注意
樹脂管及び樹脂継手、樹脂製のボックス類などは、一部の有機薬品(シンナー・トルエン・キシレ
ンなどの溶剤類、ペンキ、塗料、グリス、ガソリン、灯油、切削油など油脂類、シール剤、コーキ
ング材、殺虫剤、防腐剤、白アリ駆除剤、発泡ウレタンなど薬品類)に対して侵されます。保管時
を含め、塗ったり、吹き付けたり、接触させたりしないで下さい。接触が予想される場合には、さ
や管などで確実に接触防止処置を実施して下さい。
また、配管経路に土壌の汚染が予想される場所には、迂回配管などの汚染防止策をとって下さい。
③日光など紫外線に注意
樹脂管及び樹脂製継手、付属品を施工後も日光などにさらされないよう確実に遮光処置を実施して
下さい。日光などの紫外線によって樹脂管及び樹脂製継手、付属品が劣化、破損、変色、変形する
おそれがあります。また、やむを得ず屋外に保管する場合は、屋根を設けるか遮光シートなどで覆
って下さい。
④火気・高温に注意
樹脂管及び樹脂製継手を調理器具やストーブ・ボイラー周辺、スチーム配管との近接など高温(90℃
以上)の場所では保管、取り扱い、配管しないで下さい。また、トーチランプ、溶断時の火炎や、
溶接、高速カッター、サンダーなどの火花が当たらない場所で保管、取り扱い、配管して下さい。
管や継手、付属品などが融けたり、高温のため劣化、破損するおそれがあります。過熱されたり、
火・火花などが当たる可能性がある場合には確実に断熱・防護処置をして下さい。
⑤平坦な場所で施工・保管
樹脂管のソリ及び変形などを防止するために、段差のない平坦な場所または、板などを敷いてから
施工・保管して下さい。また、配管の上に重量物を置かないで下さい。傷、潰れ、折れがあった場
合には使用できません。
⑥凍結対策
凍結のおそれがある場合には、適切な防止策(保温や水抜きできるようにするなど)を確実に実施
して下さい。
5−3 施工上の注意事項
「シーレックス」を不適切に施工した場合には、破損事故、漏水事故などが生じるおそれがあ
りますので、以下の点についても十分ご注意下さい。
Ⅰ)メカニカル接合の注意
樹脂管と継手の接合は、メカニカル継手による接合になります。詳細な接合方法は、本紙5−
1『接合手順』を参照して下さい。樹脂管、継手及び付属部品に、ねじ切り、接着、加熱加工な
どしないで下さい。
現場施工された継手の施工完了確認(管の挿入、締込量)を必ず実施して下さい。施工が完全
でない場合には、水圧テストで合格しても後に漏水事故のおそれがあります。
45
§5.注意事項
Ⅱ)配管敷設時の注意
①曲げ半径、折れ曲がりの注意
樹脂管は、柔軟で曲げ配管が可能ですが、最小曲げ半径(表5−2)を守って下さい。極端に曲
げると折れることがありますので注意して下さい。また、折れ曲がらなくても最小半径以下に曲げ
た場合には、応力により劣化、破損するおそれがあります。配管の傷付き、潰れ、折れた場合には、
使用しないで配管をやり直して下さい。
表5−2
樹脂管
呼び
ポリブテン管
最小曲げ
半径(mm)
さや管
呼び
10
100
22
13
150
22・25
16
200
28・30
20
300
36
表5−3
樹脂管
呼び
架橋ポリエチレン管
最小曲げ半径(mm)
配管の最小曲げ半径と曲げ箇所数
さや管使用の場合
最小曲げ半径(mm)
水平部
立上部
水平部
消音
テープ
無
有
無
有
無
有
無
200
200
200
250
350
350
450
150
150
150
150
150
200
250
4 以下
4 以下
4 以下
4 以下
4 以下
4 以下
4 以下
最多曲げ箇所数
立上部
合計
2 以下
2 以下
2 以下
2 以下
2 以下
2 以下
2 以下
6 以下
6 以下
6 以下
6 以下
6 以下
6 以下
6 以下
架橋ポリエチレン配管の最小曲げ半径と曲げ箇所数
さや管
呼び
10
150
22
13
150
22・25
16
200
28・30
20
300
36
消音
テープ
無
有
無
有
無
有
無
有
さや管使用の場合
最小曲げ半径(mm)
最多曲げ箇所数
水平部
立上部
水平部
立上部
300
450
400
450
500
600
600
900
150
150
150
150
250
250
350
350
4 以下
4 以下
4 以下
3 以下
3 以下
3 以下
3 以下
3 以下
2 以下
2 以下
2 以下
2 以下
2 以下
2 以下
2 以下
2 以下
合計
6 以下
6 以下
6 以下
5 以下
5 以下
5 以下
5 以下
5 以下
②配管支持間隔
配管支持間隔は、次の表の間隔で支持して下さい。
表5−4
床コロガシ管
壁 横 引 管
立 上 り 管
天 井 配 管
直線部
1000
500
500
500
配管支持の間隔
曲がり部(曲部起点に)
300
300
300
300
継 手 部(継手部起点に)
200
200
200
200
③樹脂管、樹脂製継手を直接固定する場合の注意
直接、樹脂管、樹脂製継手を固定する場合は、PE、PP 製の樹脂サドルをご使用下さい。可塑剤が
含まれる塩ビ製サドル(塩ビコーティングサドルを含む)、ゴム付きなどのサドルは、樹脂管およ
び樹脂製継手を侵しますので使用しないで下さい。
46
§5.注意事項
Ⅲ)施工後を含め竣工までの注意
「シーレックス」は、施工後を含め竣工まで、破損事故、漏水事故などが生じるおそれがあり
ますので、次の事項および5−2『運搬・施工時の取り扱い・保管時の注意事項』にも注意して
下さい。
①管や継手、付属品を『踏んで歩く』、『上に座る』、
『上に物を置く』、『固定されている状態で引っ
張る』、
『足で引っ掛ける』等の荷重・衝撃が掛かる行為はしないで下さい。また、されないよう
に養生して下さい。破損、傷、潰れ、折れ等が生じます。
②樹脂管及び樹脂製継手は、可塑剤に侵されます。軟質塩ビ、塩ビテープ、粘着テープ、軟質ゴム、
ゴム付サドル、塩ビサドル(塩ビコーティングサドルを含む)、塩ビ管、塩ビシート・板など可
塑剤を含んだ材料を樹脂管及び樹脂製継手に直接接触させないで下さい。樹脂管及び樹脂製継手
の固定は、ポリエチレン製、ポリプロピレン製のサドルをご使用下さい。
③樹脂管とスチーム配管などの高温(90℃以上)配管との接触又は、近接配管は避けて下さい。や
むを得ず近接させる場合には、確実に断熱・防護処置をして下さい。
5−4 その他の注意事項
破損事故、漏水事故などが生じるおそれがありますので、以下の点に注意してご使用下さい。
①器具側のねじと接合するねじの種類に注意して下さい。適合するねじの組み合わせは、下表の通
りです。○印以外の組み合わせで施工しないで下さい。
表5−5
適合するねじ
Pj 平行ねじ
(JIS B2061)
器具側のおねじの種類
R テーパねじ
(JIS B0203)
G 平行ねじ
(JIS B0202)
Rp 平行ねじ
(JIS B0203)
○
×
×
Rc テーパねじ
(JIS B0203)
×
○
×
G 平行ねじ(パッキン付き)
(JIS B0202)
×
×
○
めねじの種類
※ 外国製の水栓には、ねじ径の大きなものがありますのでご注意下さい。ねじ込みできない場合に
はご相談下さい。
②規格外ねじ(細ねじ、太ねじ、変形ねじ等)接合しないで下さい。また、ねじのない部分までね
じ込む等の深ねじ込みは、絶対にしないで下さい
③シ−ルテ−プは、巻き方向、むら、しわ等に注意し、張力をかけてねじ谷部にまで食い込ませて
巻いて下さい。また、給水栓等平行ねじの接合は、シ−ルテ−プを通常より多く巻いて下さい。
④器具取り付け後は、混合水栓(カラン)等器具に絶対に乗らないで下さい(荷重・衝撃を掛けない)。
⑤配管凍結時には、直火等高温で解凍しないで下さい。
47
§5.注意事項
5−5 BL 保険制度
当社の定める施工要領を逸脱しない据付工事に不具合(瑕疵)が生じ、施工者が無償修理や損
害賠償を行った場合、BL マーク証紙の貼付(又は刻印等)がされている部品については、財団法
人ベターリビングの BL 保険制度に基づき保険金が支給されます。
また、BL 部品は、設置する場所(適用範囲 「5.注意事項」参照)を設定して認定基準などを
規定しております。そのため、BL 部品を適用範囲外で使用される場合は、優良な部品としての性
能が発揮出来ない事があるとともに、BL 保険制度に基づく BL 部品とはなりませんので、ご注意く
ださい。
BL 保険制度や当住宅部品の施工要領の詳細については、財団法人ベターリビングのホームペー
ジ(http://www.cbl.or.jp/)をご覧ください。なお、BL 保険制度に関する質問は、財団法人ベタ
ーリビング(TEL:03-5211-0559)でもお受け致します。
48
付録
【パイプ及び工法の選定】
管種
工法
更新の可否
管のカバ−
備考
さや管
消音テ−プを入れることにより騒音を少なく
できる
可
ヘッダ−工法
ポリブテン管
保温カバ−付
裸
さや管
保温カバ−付
裸
不可
架橋ポリエチレン管
分岐工法
不可
パイプの保護、断熱ができる
傷が付きやすく、断熱効果が少ない
安価に保護、断熱できる
保護、保温できる
傷が付きやすく、断熱効果が少ない
【ヘッダーの選定】
分岐方向
品名
分岐
口数
片側
ヘッダー
1∼9
両側
ダブル
ヘッダー
3∼7
主管との接続
分岐菅
閉止部
との接続
保温カバー
樹脂管
鋼管
の種類
オス
エルボオス 絶縁
絶縁エルボ オス
BC プラグ
アダプター アダプター ユニオン
ユニオン アダプター
10×20A
13×20A
10×15A
15A
厚さ 10mm
13×20A
20A
20A
16×20A
13×15A
20A
厚さ 15mm
16×20A
20×20A
20×20A
【ヘッダーの固定方法】
ヘッダー
ヘッダー
ダブル
ヘッダー
固定方法
固定
本数
品名
ヘッダー
分岐
さや管
口数
取付位置
ヘッダー
パネル
3∼8P
16mm
(シングル)
22mm
ヘッダー
3∼8P 25mm
2本 パネルⅡ型
(2列)
(ダブル)
Uバンド
保温付
裸ヘッダー
ヘッダー
関連部品
1本
ヘッダー、
さや管を
固定
ヘッダー
のみ固定
1本
ヘッダー
ブラケット
−
−
ヘッダー
のみ固定
1本
ヘッダー
ブラケット
−
−
−
さや管グリップ(※1)
UバンドM
ジョイントソケットカバー
丸Uバンド
UバンドS
ソケットカバー
ゴム付Uバンド
遮熱管
壁面より
表示ラベル
50mm
表示プレート
100mm
アルミバンド
壁面より
50mm
UバンドM
UバンドM
100mm
※1:ヘッダーブラケットと併用
【壁取出し用部材】
配管工法
器具側
ねじ種
Rp1/2
Rc1/2
更新可能
Rp1/2
Rp1/2
更新不可
Rc1/2
壁厚
品名
9mm 水栓ボックスⅢ型 W(S)
12∼15mm 水栓ボックスⅢ型 W(M)
19∼22mm 水栓ボックスⅢ型 W(L)
水栓ジョイントボックス
12∼15mm
A−4型 W(短)
水栓ジョイントボックス
18∼22mm
A−4型 W(長)
上座付給水栓エルボ W
−
座付給水栓エルボ W
−
上座付アダプタ−エルボ W
座付アダプタ−エルボ W
49
さや管
継手
樹脂キャップ
備考
16mm
22mm
25mm
10×15A
13×15A
メッキ
アイボリー
−
22mm
25mm
10×15A
13×15A
メッキ
−
10×15A
13×15A
−
−
10×15A
13×15A
−
水栓スペーサーを用いて
9mm 壁に対応
さや管レジューサーを用
いてさや管 16mm に対応
4 本のビスにて間柱等に
固定
付録
【床取出し用部材】
配管工法
更新可能
床仕上がり高さ
200mm以上
床用水栓ボックス W
160∼230mm
(※2)
高床用水栓ボックス W
100∼170mm
低床用水栓ボックス W
100mm以下(※3)
−
更新不可
品名
−
水栓ボックスⅢ型 W(M・L)
床用アダプター W
さや管
継手
16mm
22mm
10×15A
13×15A
16mm
22mm
25mm
10×15A
13×15A
16mm
22mm
25mm
10×15A(M・L)
13×15A(M・L)
−
ねじ種
10×15A
13×15A
10×15A
13×15A
取付金具
床用固定金具
高床用固定金具
低床用固定金具
Rc1/2
床用固定金具Ⅲ型
(床立上げ管(※4))
座付アダプターエルボ W
−
不要
上座付アダプターエルボ W
※2:床仕上がり高さ 160∼190mm は床用固定金具L足 125 を使用することにより対応
※3:床下寸法 45mm 以上必要
※4:床仕上がり高さ 130∼220mm に対応
【器具接続部材】
取付方法
器具側仕様
接続方式
ねじ種
ねじ込み
品名
Rc1/2
Rc3/4
胴長オスアダプター W
G1/2
胴長アダプターSi W
Rc1/2
Rc3/4
オスアダプター W
R1/2
R3/4
メスアダプター W
Pj1/2
Pj3/4
給水栓ソケット W(Rp ねじ)
G1/2
G3/4
アダプターSi W
固定必要
ユニオン方式
ねじ込み
固定不要
ユニオン方式
50
サイズ
10×15A
13×15A
13×20A
16×20A
10×15A
13×15A
16×15A
10×15A
13×15A
13×20A
16×15A
16×20A
20×20A
10×15A
13×15A
13×20A
16×15A
16×20A
20×20A
10×15A
13×15A
10×15A
13×15A
13×20A
16×15A
16×20A
20×20A
取付金具
防振ゴム付T字足
SUS防振ゴム付T字足
−
付録
【さや管サポート類】
配管方法
さや管サイズ
16mm
22mm
床転がし配管
25mm
埋設配管
28,30mm
16,22,25,
28,30mm
16,22,25,
28,30,36mm
床下寸法
163mm以上
218mm以上
150mm以上
130mm以上
100∼150mm
品名
スタンド付CDサポート(PC用)
スタンド付CDサポート(PC用)
コーナーベンド
床立上げジョイント
サヤエンド90
218mm以上
174mm以上
スタンド付CDサポート(PC用) 樹脂製
コーナーベンド
樹脂製
226mm以上
スタンド付CDサポート(PC用) 樹脂製
16,22,25,
28,30mm
鉄筋用スタンド付CDサポート
−
調整サポート
逆さエンド
備考
樹脂製
樹脂製
金属製
樹脂製
金属製
樹脂製
樹脂製、コンクリート打設後、
立上げ位置の調整可能
樹脂製、コンクリート打設後、
ノックアウト(カバー)を取り
外し、さや管を引き出す
【さや管の固定】
固定本数
1本
−
2∼6本
品名
樹脂サドル
さや管連結サドル
さやサドル
さや管サイズ
16,22,25,28,30,36mm
16,22,25,28,30,36mm
16,22mm
51
備考
樹脂製、さや管を確実に固定
樹脂製、さや管を容易に固定
金属製、さや管の固定は同一サイズに限る
ISO 9001 認証取得
ISO 14001 認証取得
ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手
JIS
溶融亜鉛めっき
JIS
水道用架橋ポリエチレン管継手 JIS
水道用ポリブテン管継手
JIS
鋳鉄製管フランジ
JIS
日本水道協会検査工場 第 A-43 号
B
H
K
K
B
2301
8641
6788
6793
2239
認証番号
認証番号
認証番号
認証番号
認証番号
JW0407006
TC0407006
JW0407007
JW0407008
JW0408004
給水・給湯配管システム「シーレックス」
ホームページ http://www.ckmetals.co.jp
住設システム営業部門 〒101-0032 東京都千代田区岩本町 2-8-8 栄泉岩本町ビル 4F
TEL(03)3861-8036㈹ FAX(03)3866-8467
住 設 シ ス テ ム 部 門 〒933-0983 富山県高岡市守護町 2-12-1
TEL(0766)24-7033
FAX(0766)24-7876
本 社 ・ 工 場 〒933-0983 富山県高岡市守護町 2-12-1
TEL(0766)21-1448㈹ FAX(0766)22-5830
東
京
支
店 〒101-0032 東京都千代田区岩本町 2-8-8 栄泉岩本町ビル 4F
TEL(03)3861-8036㈹ FAX(03)3866-8467
大
阪
支
店 〒550-0013 大阪市西区新町 1-5-7 四ツ橋ビルディング 8F
TEL(06)6531-6776㈹ FAX(06)6531-6724
名
古
屋
支
店 〒454-0048 名古屋市中区大須 4-1-18 セイジョウビル 9F
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広
島
営
業
所 〒733-0802 広島市西区三滝本町 1-1-12 太田ビル 2F
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福
岡
営
業
所 〒816-0057 福岡市博多区那珂 3-21-45 第 9 西田ビル
TEL(092)433-3057㈹ FAX(092)433-3058
北
陸
営
業
所 〒933-0983 富山県高岡市守護町 2-12-1
TEL(0766)26-0722㈹ FAX(0766)26-0833
H23.12.19
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