CentreCOM x510シリーズ・AT-IX5-28GPX リリース

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CentreCOM x510シリーズ・AT-IX5-28GPX リリース | Manualzz

この度は、CentreCOM x510 シリーズ、AT-IX5-28GPX をお買いあげいただき、誠にありがと

うございます。このリリースノートは、取扱説明書、コマンドリファレンスの補足や、ご使用の

前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。

最初にこのリリースノートをよくお読みになり、本製品を正しくご使用ください。

1 ファームウェアバージョン 5.4.4-1.1

2 重要:注意事項

2.1

ファームウェアバージョンアップ時の注意事項

AT-x510-28GPX、AT-x510-52GPX、AT-IX5-28GPX をファームウェアバージョン 5.4.3-

3.7 以前から 5.4.3-3.9 以降に更新後、最初の起動時には、必要に応じて PoE チップのソフ

トウェア更新が行われるため、起動時間が通常より 30 秒程度長くなる可能性があります。

2.2

AMF におけるファームウェアバージョンの混在について

「コマンドリファレンス」/「アライドテレシスマネージメントフレームワーク」

○ AMF ノードのファームウェアを 5.4.3 系列から 5.4.4 系列にバージョンアップすると

きは、最初にすべての AMF メンバーを 5.4.4 系列にバージョンアップしてから、最後

に AMF マスターをバージョンアップしてください(atmf working-set で「group all」

を指定し、atmf reboot-rolling で一括バージョンアップする場合は、自動的にこの順序

(メンバー → マスターの順)でバージョンアップを行います)。

先に AMF マスターをバージョン 5.4.4 系列にバージョンアップした場合、バージョン

5.4.3-3.7 より前(5.4.3-2.x 以前)の AMF メンバーが AMF ネットワークに参加で

きなくなりますのでご注意ください。

○ メジャーバージョンが異なるファームウェアの混在は、ファームウェアバージョンアッ

プ時など一時的な使用に限定し、継続的な運用には使用しないでください。

3 本バージョンで追加・拡張された機能

ファームウェアバージョン 5.4.4-0.4 から 5.4.4-1.1 へのバージョンアップにおいて、以下

の機能が追加・拡張されました。

3.1

リムーバブルメディアでの ext2/ext3/ext4 サポート

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「ファイル操作」

リムーバブルメディア(USB メモリー)で使用できるファイルシステム(フォーマット)はこ

れまで FAT32 のみでしたが、本バージョンより Linux の歴代標準ファイルシステムである ext2/ext3/ext4 をサポートします。

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CentreCOM x510 シリーズ・AT-IX5-28GPX Version 5.4.4-1.1

リリースノート

3.2

カッパーケーブル簡易診断(AT-x510-28GSX、AT-IX5-28GPX 以外)

「コマンドリファレンス」/「インターフェース」 / 「一般設定」

TDR(Time-Domain Reflectometry)方式によるカッパーケーブルの簡易診断ができるよう

になりました。追加されたコマンドは下記 3 コマンドです。

○ clear test cable-diagnostics tdr

○ show test cable-diagnostics tdr

○ test cable-diagnostics tdr interface

3.3

ループガード(LDF 検出)の機能拡張

「コマンドリファレンス」/「インターフェース」/「スイッチポート」

○ ループガードの LDF 検出に fast-block 機能が追加されました。 fast-block 無効時は、ループを検出したすべてのポートでループ検出時の動作(以下、

アクション)を実行しますが、fast-block 有効時は、ループを検出したポートのうち、

ループの解除に必要なポートでのみアクションを実行し、ループの解除に不要なポート

ではアクションを実行しなくなります。

設定は loop-protection コマンドに追加された fast-block オプションで行います。な

お、fast-block 機能と port-disable アクションは併用できません。

また、本機能追加にともない、show loop-protection コマンドの表示内容に本機能の

有効・無効を示す欄が追加されました。

○ LDF 検出機能において、ループ検出後ただちにアクションを実行するのではなく、一定

期間待機してからアクションを実行する設定が可能になりました。ループ検出後の待機

時間は新しく追加された loop-protection action-delay-time コマンドで設定します

(初期値は 0 秒)。本機能は、複数のスイッチで LDF 検出を使用している環境において、

ループ発生箇所にもっとも近いスイッチでのみアクションを実行させたい場合に有効で

す。

3.4

Web 認証:ユーザー名・パスワードの文字数拡張

「コマンドリファレンス」/「インターフェース」/「ポート認証」

Web 認証を行うユーザーのユーザー名とパスワードに、& = @ を使用できるようになりまし

た。

3.5

AMF 拡張機能

「コマンドリファレンス」/「アライドテレシスマネージメントフレームワーク」

オートリカバリーまたはゼロタッチインストレーションが動作中、AMF メンバー側で、

これらの機能が実行中であることが視覚的に判断できるように LED が点滅するようにな

りました。

オートリカバリーまたはゼロタッチインストレーションが動作中は、機器本体の

ポート LED が 0.5 秒ごとに 1 つずつ点灯します。すべて点灯したら、いっぺんに

すべての LED が消灯して、また順に点灯を繰り返します。

オートリカバリーまたはゼロタッチインストレーションに失敗した場合は、機器

本体のポート LED が 1.5 秒間隔ですべて点灯 / 消灯を繰り返します。この際、 atmf recover コマンドによる手動復元を選択すると、LED が消灯します。

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CentreCOM x510 シリーズ・AT-IX5-28GPX Version 5.4.4-1.1

リリースノート

なお、この機能による LED の点灯動作中は、findme コマンドおよび ecofriendly led コ

マンドは機能しません。

AMF ノードをオートリカバリーするため前提条件である「AMF クリーン状態」を 1 コ

マンドで実現する atmf cleanup コマンドが追加されました。

○ 新規ノードのファームウェアやコンフィグを事前設定し、AMF ネットワーク内の場所

(新規ノードの接続先となる既存ノードのポート)と関連付けることにより、新規ノード

を接続したときにオートリカバリーと同じ要領で新規ノードの自動セットアップ(ゼロ

タッチインストレーション)を行えるようになりました。

事前設定情報は新しく追加された atmf provision node clone コマンドか atmf provision node create コマンドで作成し、その他の各種 atmf provision node xxxx コ

マンドで編集します。また、事前設定情報を既存ノードのポートに関連付けるには、イ

ンターフェースモードの atmf provision コマンドを使います。

同一ポート上でスパニングツリープロトコルと AMF を併用できるようになりました。

AMF ノードの一括バージョンアップ時に、ファームウェアイメージファイルの転送と起

動用ファームウェアの設定変更だけを行い、再起動までは行わない動作が可能になりま

した。これは、既存の atmf reboot-rolling コマンドの代わりに、新しく追加された atmf distribute firmware コマンドを使うことで実現できます。

4 本バージョンで仕様変更された機能

ファームウェアバージョン 5.4.4-0.4 から 5.4.4-1.1 へのバージョンアップにおいて、以下

の機能が仕様変更されました。

4.1

show system コマンド

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「システム」 show system コマンドから「User Configured Territory」欄が削除されました。また、 show license コマンドの「OEM Territory」欄が「Board region」欄に変更されました。

4.2

VCS マスター / アクティブ CFC 切り替え時における AMF ノードの動作変更

「コマンドリファレンス」/「アライドテレシスマネージメントフレームワーク」

本バージョンより、AMF ノードで VCS マスターの切り替えが発生した場合、該当ノードが一

時的に AMF ネットワークから離脱し、その後再参加するよう動作が変更されました。この動

作は AMF ネットワーク上で行われるものであり、データプレーンの通信には影響ありません。

5 本バージョンで修正された機能

ファームウェアバージョン 5.4.4-0.4 から 5.4.4-1.1 へのバージョンアップにおいて、以下

の項目が修正されました。

5.1

watchdog タイマーが満了し再起動することがありましたが、これを修正致しました。

5.2

異なる機種のファームウェアイメージファイルを boot system コマンドで指定してもエ

ラーになりませんでしたが、これを修正しました。

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CentreCOM x510 シリーズ・AT-IX5-28GPX Version 5.4.4-1.1

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5.3

SSL/TLS MITM の脆弱性(CVE-2014-0224)への対策を行いました。

5.4

AT-PWR250R-80、AT-PWR250-70 を使用している場合、PSU に問題が生じても、 show system で表示される "Environment Status" は正しく表示されませんでしたが、

これを修正しました。

5.5

VCS 構成において findme コマンドを実行すると、マスター切り替えが起こったとき、 show stack コマンドで表示される VCS メンバーの状態が正しく表示されませんでした

が、これを修正しました。

5.6

特定のコマンドにおいて ”? ” を入力した際にコンソールが反応しなくなることがあ

りましたが、これを修正しました。

5.7

copy コマンドにおいて、コピー元ファイルをワイルドカードで指定した場合、該当ファ

イルを TFTP サーバーのサブディレクトリーにコピーできませんでしたが、これを修正

しました。

5.8

copy コマンド実行時に関連プロセスが異常終了することがありましたが、これを修正し

ました。

5.9

aaa local authentication attempts max-fail コマンドで設定されている回数連続して

ログインに失敗しても、ログインロックアウトがかかりませんでしたが、これを修正し

ました。

5.10 email ログ機能使用時、宛先との通信に失敗し続けると、一時的に CPU とメモリーの使

用率が増加していましたが、これを修正しました。

5.11 IGMP パケットの処理に問題があり、不要なログが出力される場合がありましたが、こ

れを修正しました。

5.12 100 VLAN 以上アサインしたポートを持つ VCS メンバーが VCS グループに加入した

とき、「user.warning awplus NSM[XXXX]: IGMP Interface deletion for portX.X.X vid XXX not successful」のようなログが大量に出力されることがありましたが、これ

を修正しました。

5.13 システム稼働時間(sysUpTime)が 248.5 日以上経過している状態で VCS マスター切

り替えや SFP モジュールのホットスワップが発生した場合、コンフィグ再読み込みを

行ったポートのランニングコンフィグに「no lldp transmit」が追加されていましたが、

これを修正しました。

5.14 VCS マスター切り替え後、機器が電源ユニットに関する SNMP Trap を送信しなくなっ

ていましたが、これを修正しました。

5.15 AT-SYSINFO-MIB(プライベート MIB)を取得できませんでしたが、これを修正しま

した。

5.16 NTP サービスに対するアクセス制御の設定をした場合に、正常に起動できなかったり、

関連プロセスが異常終了する場合がありましたが、これを修正しました。

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CentreCOM x510 シリーズ・AT-IX5-28GPX Version 5.4.4-1.1

リリースノート

5.17 NTP の設定をしていないにもかかわらず NTP request に応答していましたが、これを

修正しました。

5.18 IPv4 Telnet サーバーを無効化できませんでしたが、これを修正しました。

5.19 IPv6 Telnet サーバーが正常に動作しませんでしたが、これを修正しました。

5.20 SSH 脆弱性(CVE-2014-2532 と CVE-2014-2653)への対策を行いました。

5.21 LDF 検出の port-disable アクションが実行されているポートをリンクダウンさせると、

その後リンクアップしなおしたときに LDF が送信されなくなっていましたが、これを修

正しました。

5.22 show platform port counter コマンドの ifInDiscards がレイヤー 2/ レイヤー 3 でユニ

キャスト受信時にカウントアップしていた問題を修正しました。

5.23 ローカル RADIUS サーバーと VCS を併用している環境で、マスター切り替え後に別の

機器へ Supplicant が移動すると再認証できませんでしたが、これを修正しました。

5.24 VLAN を大量に作成すると、CPU 使用率が上昇したままになっていましたが、これを修

正しました。

5.25 epsr priority コマンド実行後に関連プロセスが異常終了することがありましたが、これ

を修正しました。

5.26 本製品の IP インターフェース配下に存在する端末が、本製品の ARP キャッシュに登録

されている場合、IP アドレス未設定の VLAN インターフェースからでも該当端末への

ルーティングができてしまっていましたが、これを修正しました。

5.27 OSPFv3 において、LSU パケットをフラグメント化して送信していたことが原因となっ

て、隣接関係の形成に時間がかかることがありましたが、これを修正しました。

5.28 CPU 高負荷時に OSPFv3 パケットを作れないなどの問題が起きる場合がありましたが、

OSPFv3 パケットの処理効率を改善することで、これを修正しました。

5.29 IPv6 環境において、本製品がルーター通知(RA)パケットを 256 回送信すると、その

後は ipv6 nd ra-interval コマンドの設定値にかかわらず RA パケットを 16 秒間隔で送

信していましたが、これを修正しました。

5.30 SSM マッピング機能にマッチしたグループが加入した後、マッピングの設定を削除する

とエントリー表示が残ったままになっていましたが、これを修正しました。

5.31 PIM の (*,G) エントリーは、IGMP グループ登録数のサポートリミット -1 の値までし

か登録できませんでしたが、これを修正しました。

5.32 IGMP プロキシーを使用している環境で、アップストリームにあるマルチキャストルー

ターがホストの存在を確認できず通信できない場合がありましたが、これを修正しまし

た。

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CentreCOM x510 シリーズ・AT-IX5-28GPX Version 5.4.4-1.1

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5.33 IGMP や MLD などの CPU 宛のパケットを大量に受信している間、レジリエンシーリン

クのヘルスチェックが失敗と成功を繰り返していましたが、これを修正しました。

5.34 異なるポートに接続された同一グループ所属のマルチキャストホストが同時に脱退する

と、Invalid Rexmit HRT(3)! のエラーログを誤って表示していましたが、これを修正

しました。

5.35 ポリシーベースルーティングはファームウェアバージョン 5.4.4-0.4 では未サポートで

したが、使用できるようになりました。

5.36 QoS ストームプロテクション機能で portdisable アクションを設定しているとき、 storm-downtime(設定単位は秒)の秒数を storm-window(設定単位はミリ秒)の秒

数以上に設定していると、storm-downtime を経過してもアクションが解除されず、通

信ができなくなっていましたが、これを修正しました。

5.37 mls qos enable コマンドを一旦無効にし、再度有効にすると本来送信キュー 0 を通るは

ずのパケットがキュー 4 を使用して通信されていましたが、これを修正しました。

5.38 set ip next-hop コマンドと police twin-rate コマンドの action パラメーターで dropred を同一クラスに設定した場合、ポリシーマップがポートに適用できませんでしたが、

これを修正しました。

5.39 DHCPv6 リレー機能使用時、IA_PD プレフィックスオプションを含む DHCPv6 リレー

パケットを受信しても、同オプションに含まれるプレフィックスへの経路を登録しませ

んでしたが、これを修正しました。

5.40 AMF ノードに 64 文字のノード名を設定すると該当ノードにリモートログインできませ

んでしたが、これを修正しました。

5.41 起動した AMF ノードが、既存 AMF ドメインのドメインコントローラーになった場合、

該当ノードから他のノードへの AMF リモートログインが正常に行えないことがありま

したが、これを修正しました。

5.42 AMF 仮想リンク使用時、仮想リンクで接続されたノードと同じ AMF ドメイン内でネッ

トワーク構成に変化が起きた場合、該当ドメインが 2 つに分断されていましたが、これ

を修正しました。

5.43 リング構成の AMF ネットワークにおいて、リング内の AMF メンバーを取り外しても、

AMF ネットワーク上の情報が更新されないことがありましたが、これを修正しました。

5.44 AMF 仮想リンクで AMF ネットワークに接続しているノードにおいて、AMF 仮想リン

クの接続ポートを切断した場合、該当ノード配下のノードが AMF ネットワークから離

脱したことをマスターが認識できないことがありましたが、これを修正しました。

5.45 リング構成の AMF ネットワークにおいて、あるノードのリング接続ポートを両方とも

リンクダウンさせ、再度リンクアップさせると、AMF ネットワーク上でストームが発生

することがありましたが、これを修正しました。

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CentreCOM x510 シリーズ・AT-IX5-28GPX Version 5.4.4-1.1

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5.46 AMF ノードの脱退・加入後にコンソールが固まることがありましたが、これを修正しま

した。

5.47 VCS を併用する AMF マスターの SwitchBlade x908 が、本製品と手動設定のトランク

グループでスター型に接続されている環境において、SwitchBlade x908 でマスター切

り替えが発生すると、まれに SwitchBlade x908 から本製品へ atmf working-set コマ

ンドでログインできないことがあります。またこの状態で show atmf nodes コマンド

を実行すると、再起動することがありましたが、これを修正しました。

5.48 AMF ネットワークのマネージメント VLAN のサブネットと VCS が使用するサブネット

が重複するように設定できてしまい、その状態で再起動すると VCS が正常に動作しな

いことがありましたが、重複するサブネットを設定できないように修正しました。

5.49 VCS で同期中に電源のオフ / オンを繰り返すと、その後スタックに再加入しても、状態

が Init のままになっていましたが、これを修正しました。

5.50 VCS 構成で reboot rolling/reload rolling を実行するとき、メンバーのフラッシュメモ

リー空き容量が非常に少ないと、該当メンバーが自動的に再起動されていましたが、こ

れを修正しました。

5.51 VCS 構成において 2 台以上のメンバーが同時に加入すると、マスターが重複することが

ありましたが、これを修正しました。

5.52 VCS 構成において機器を起動した際、以下のエラーログを誤って表示していましたが、

これを修正しました。

・ HSL: ERROR: Failed to add field entry meant to prioritize stacking packets

5.53 VCS のマスター切り替え後、ランニングコンフィグの一部設定が消えることがありまし

たが、これを修正しました。

5.54 VCS メンバー間で SSH 鍵が正しく同期されないことがありましたが、これを修正しま

した。

5.55 VCS のスタックを経由すると、パケットが複製され重複することがありましたが、これ

を修正しました。

6 本バージョンでの制限事項

ファームウェアバージョン 5.4.4-1.1 には、以下の制限事項があります。

6.1

システム

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「システム」 reboot/reload コマンドで stack-member パラメーターを指定した場合、確認メッセー

ジが表示されますが、ここで Ctrl/Z や Ctrl/C を入力した場合はその後 Enter キーを入力

してください。Ctrl/Z や Ctrl/C を入力しただけではコマンドプロンプトに戻りません。

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CentreCOM x510 シリーズ・AT-IX5-28GPX Version 5.4.4-1.1

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USB メモリーを挿入したまま起動すると、LED が点灯・点滅しません。USB メモリー

は起動後に挿入しなおしてください。

ドメインリストを設定する場合、最初にトップレベルドメインだけのものを設定すると、

同一トップレベルドメインを持つ他のドメインリストを使用しません。その結果、ホス

ト名を指定した Ping に失敗することがあります。

タイムゾーンの設定を変更したとき(clock timezone コマンド実行後)は、設定を保存

しシステムを再起動してください。 x510-28GPX、x510-52GPX、IX5-28GPX(PoE スイッチ)で findme 機能を動作さ

せた場合、Link LED のみが点滅します。

6.2

コマンドラインインターフェース(CLI)

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「コマンドラインインターフェース」

○ edit コマンドを使用すると、コンソールターミナルのサイズが自動で変更されてしまい

ます。

○ enable コマンド(非特権 EXEC モード)のパスワード入力に連続して失敗した場合、

エラーメッセージに続いて表示されるプロンプトの先頭に「enable-local 15」という不

要な文字列が表示されます。

6.3

ファイル操作

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「ファイル操作」 edit, mkdir, rmdir, show file, show file systems コマンドを使用して Apricorn 社の

SecureUSB メモリー ASK-256-8GB/16GB/32GB 上のファイルにアクセスした場合、

ASK-256-8GB/16GB/32GB 上のアクセス LED が点滅状態のままになることがありま

す。その場合は、「dir usb:/」のように、USB メモリーにアクセスする操作をもう一度

行ってください。

ファイル名にスペースは使用できません。

USB メモリーを装着した際、エラーメッセージが表示されることがありますが、これは

表示だけの問題であり、動作に影響はありません。

Apricorn 社の SecureUSB メモリー ASK-256-8GB/16GB/32GB を装着している状

態でシステムを再起動した場合、再起動時 SecureUSB メモリーの仕様によりロックが

かかるため、再起動後に USB メモリーのセキュリティーを解除するための PIN コード

を再度入力してください。

ECMP 経路を経由して行う TFTP でのファイル転送は未サポートです。

6.4

コンフィグレーション

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「コンフィグレーション」 boot config-file コマンドにおいて、コンフィグファイルを相対パスで指定した場合、show boot コマンドや show system コマンドにおいても相対パスで表示されます。その場合でも起

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CentreCOM x510 シリーズ・AT-IX5-28GPX Version 5.4.4-1.1

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動時コンフィグとして正常に動作しますが、atmf provision node clone コマンドにおける複

製元ノードでは、起動時コンフィグを相対パスで指定せず、絶対パスで指定してください。

6.5

ユーザー認証

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「ユーザー認証」

TACACS+ 認証を使用して VCS マスターにログイン後、他のスタックメンバーにリ

モートログインしている最中に、ほかの TACACS+ セッションが同じユーザー名、パス

ワードでログインすると、以下のメッセージが出力されます。

You don't exist, go away!

TACACS+ サーバーを利用したコマンドアカウンティング(aaa accounting commands)有効時、end コマンドのログは TACACS+ サーバーに送信されません。

TACACS+ サーバーを利用した CLI ログインのアカウンティングにおいて、SSH 経由

でログインしたユーザーのログアウト時に Stop メッセージを送信しません。

スクリプトで実行されたコマンドは TACACS+ サーバーへは送信されません。

6.6

RADIUS クライアント

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「RADIUS クライアント」 radius-server host コマンドの retransmit パラメーター、または、radius-server retransmit

コマンドで 0 を指定しても、初期値の 3 回再送を行います。

6.7

RADIUS サーバー

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「RADIUS サーバー」 server auth-port コマンドによりローカル RADIUS サーバーの認証用 UDP ポート番号

を 63998 以上に設定しようとすると、関連プロセスが再起動するログが出力されます。

また、上記の UDP ポート番号を使用してポート認証を行うことができません。

○ ローカル RADIUS サーバーに登録するユーザー名の長さは 63 文字までにしてください。

6.8

ログ

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「ログ」 no log buff ered コマンドを入力してランタイムメモリー(RAM)へのログ出力を一度

無効にした後、default log buff ered コマンドを実行しても、ログ出力が再開しません。

その場合は「log buff ered」を実行することにより再開できます。

以下のログがコンソールに表示されないことがあります。

・ Configuration update completed for portxxx

・ Member x (xxxx.xxxx.xxxx) has become the Active Master permanent ログにメッセージフィルターを追加した後、default log コマンドを実行し

てログ出力設定を初期値に戻しても、追加したメッセージフィルターが削除されません。

メッセージフィルターを削除するには、log(filter) コマンドを no 形式で実行してくださ

い。

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CentreCOM x510 シリーズ・AT-IX5-28GPX Version 5.4.4-1.1

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○ (AT-x510-28GPX/AT-x510-52GPX のみ)起動時において、電源ユニットに関するロ

グが不自然なタイミングで表示されます。また、2 つの電源ユニットがどちらも正しく

動作しているにもかかわらず、一方についてのログしか表示されない場合があります。

○ 複数の VLAN に所属するポートを持つ SFP モジュールをホットスワップすると、次の

ようなログが表示されます。

・ user.warning awplus NSM[XXXX]: 601 log messages were dropped - exceeded the log rate limit

これは短時間に大量のログメッセージが生成されたため一部のログ出力を抑制したこと

を示すものです。ログを抑制せずに出力させたい場合は、log-rate-limit nsm コマンド

で単位時間あたりのログ出力上限設定を変更してください。

6.9

スクリプト

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「スクリプト」

(x510 シリーズのみ)スクリプト機能を使って OSPF のルーティングプロセスを再起動するこ

とはできません。再起動が必要な場合はコマンドから直接実行してください。

6.10 トリガー

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「トリガー」

トリガー設定時、script コマンドで指定したスクリプトファイルが存在しない場合、コ

ンソールに出力されるメッセージ内のスクリプトファイルのパスが誤っています。

誤:

% Script /flash/script-3.scp does not exist. Please ensure it is created before

正:

% Script flash:/script-3.scp does not exist. Please ensure it is created before

また、スクリプトファイルが存在しないにもかかわらず前述のコマンドは入力できてし

まうため、コンフィグに反映され、show trigger コマンドのスクリプト情報にもこのス

クリプトファイルが表示されます。

○ インターフェースのリンクステータスが 1 秒未満の短い間隔で変化した場合、該当イン

ターフェースを監視するインターフェーストリガーが起動しない場合があります。

○ 「show trigger counter」で表示される定時トリガー(type time)の起動回数が正しく

ないことがあります。

6.11 LLDP

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「LLDP」

VCS 構成時、LLDP MIB の lldpPortConfigAdminStatus は未サポートです。

○ トランクポートに LLDP を設定すると、show lldp neighbors interface コマンドで表

示される LLDP 有効ポートが正しく表示されません。

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6.12 SNMP

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「SNMP」

VCS 構成のシャーシに GetNext Request を送信すると、SNMP が「no such object」

と応答することがあります。

○ snmp-server enable trap コマンドは、省略せずに入力してください。省略した場合、

実行できない、または、コンソールの表示が乱れることがあります。

IP-MIB は未サポートです。

6.13 sFlow

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「sFlow」 sFlow パケットを送信するスイッチポートをタグ付きポートに設定しないでください。

○ sflow collector コマンドで UDP ポートを変更したのち、UDP ポートを初期値に戻す場

合は、「no sflow collector」ではなく「sflow collector port 6343」を実行してくださ

い。

6.14 NTP

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「NTP」

初期設定時など、NTP を設定していない状態で show ntp status コマンドを入力する

と、NTP サーバーと同期していることを示す以下のようなメッセージが表示されます。

Clock is synchronized, stratum 0, actual frequency is 0.000PPM, presicion is 2

NTPv4 を使用している場合、ntp master コマンドによる NTP 階層レベル(Stratum)

の設定と NTP サーバーによる時刻の取得を併用すると、NTP サーバーによって自動決

定される階層レベルが優先されます。

DNS サーバーを複数登録(ip name-server)している場合、NTP サーバーの追加コマン

ド(ntp server)を実行すると、プロンプトが戻るまで 1 分以上かかる場合があります。

NTP による時刻の同期を設定している場合、時刻の手動変更は未サポートとなります。

NTP サーバーと同期されているのにもかかわらず、VCS スレーブ側の show log コマン

ド結果に、同期が取れていないことを表す以下のエラーメッセージが出力されることがあ

ります。 ntpd_intres[4295]: host name not found:

○ ntp master コマンドで <1-15> パラメーターを省略した場合、NTP 階層レベル

(Stratum)は 6 になるべきですが、実際は 12 になります。この問題を回避するため、

同コマンドでは NTP 階層レベルを明示的に指定してください。

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6.15 端末設定

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「端末設定」

仮想端末ポート(Telnet/SSH クライアントが接続する仮想的な通信ポート)がすべて使用さ

れているとき、write memory など一部のコマンドが実行できなくなります。

6.16 Telnet

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「Telnet」

本製品から他の機器に Telnet で接続しているとき、次のようなメッセージが表示されます。

No entry for terminal type "network"; using vt100 terminal settings.

○ 非特権モードでホスト名を使用して、Telnet 経由でリモートデバイスにログインする場

合は、ドメイン名まで指定してください。

6.17 Secure Shell

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「Secure Shell」

SSH サーバーにおけるセッションタイムアウト(アイドル時タイムアウト)は、ssh server session-timeout コマンドで設定した値の 2 倍で動作します。

6.18 インターフェース

「コマンドリファレンス」/「インターフェース」

IPv6 アドレスを持つインターフェースに show interface コマンドを入力した際の結果

に、実際のホップリミットの値が表示されません。

LACP チャンネルグループがリンクダウンしているとき、show interface コマンドでは

該当グループのパケットカウンターがすべて 0 と表示されます。

SFP モジュール AT-SPZX80 の Rev.B をお使いのお客様はファームウェアバージョン

5.4.3-0.1 をご使用ください(5.4.3-1.4、5.4.3-2.5、5.4.3-3.7、5.4.3-3.9、

5.4.4-1.1 では使用できません)。

6.19 フローコントロール

「コマンドリファレンス」/「インターフェース」/「スイッチポート」

10G ポートでは、show flowcontrol interface コマンドの RxPause カウンターが正し

く表示されません。

通信速度をオートネゴシエーションで決定しているとき、show flowcontrol interface

コマンドで確認できる oper の状態が on になると、そのポートがリンクダウンした後

も、表示が更新されません。これは表示のみの問題であり、動作に影響はありません。

フローコントロールとバックプレッシャーを同一ポートに設定し、フローコントロール

を無効にすると、バックプレッシャーが動作しなくなります。フローコントロールと

バックプレッシャーを同一ポートに設定しないでください。

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6.20 ループガード

「コマンドリファレンス」/「インターフェース」/「スイッチポート」

LDF 送信間隔(loop-protection コマンドの ldf-interval パラメーター)を 1 秒に設定

する場合、ループ検出時の動作持続時間(loop-protection timeout コマンド)は 2 秒

以上に設定してください(初期値は 7 秒)。

MAC アドレススラッシングプロテクションにおいて、vlan-disable、link-down アクショ

ン実行時のログメッセージに誤りがありますので、下記のとおり読み替えてください。

[vlan-disableの場合]

誤:Thrash: Loop Protection has disabled "port" on ifindex XXXX vlan X

正:Thrash: Loop Protection has disabled "VLAN" on ifindex XXXX vlan X

[link-downの場合]

誤:Thrash: Loop Protection has disabled "port" on ifindex XXXX

正:Thrash: Loop Protection has disabled "port-link" on ifindex XXXX

LDF 検出機能のアクションが vlan-disable となっている VLAN の所属ポートで、 switchport enable vlan コマンドを実行しないでください。

6.21 ポートミラーリング

「コマンドリファレンス」/「インターフェース」/「スイッチポート」

複数ポートにインターフェースモードのコマンドを発行するときは、interface コマンドで対

象ポートを指定するときに、通常ポートとして使用できないミラーポートを含めないようにし

てください。ミラーポートを含めた場合、一部のポートに設定が反映されなかったり、エラー

メッセージが重複して表示されたりすることがあります。

6.22 リンクアグリゲーション(IEEE 802.3ad)

「コマンドリファレンス」/「インターフェース」/「リンクアグリゲーション」

スタティックチャンネルグループ(手動設定のトランクグループ)において、 shutdown コマンドによって無効にしていたポートに対して no shutdown コマンドを

入力しても、ポートが有効にならないことがあります。

この場合は、再度 shutdown コマンド、no shutdown コマンドを入力してください。

スタティックチャンネルグループのインターフェースを shutdown コマンドにより無効

に設定した後、リンクアップしているポートをそのスタティックチャンネルグループに

追加すると、該当するインターフェースが再び有効になります。

○ show interface コマンドで表示される poX インターフェース(LACP チャンネルグ

ループ)の input packets 欄と output packets 欄の値には、リンクダウンしているメ

ンバーポートの値が含まれません。

LACP チャンネルグループ全体の正確な値を確認するには、poX インターフェースでは

なく各メンバーポートのカウンターを参照してください。

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○ リンクアグリゲーションを設定した状態で、[no] mac address-table acquire コマンド

を実行すると、不要なログメッセージが出力されますが、MAC アドレステーブルの自

動学習機能には影響ありません。

6.23 ポート認証

「コマンドリファレンス」/「インターフェース」/「ポート認証」

802.1X 認証において、認証を 3 台以上の RADIUS サーバーにて行う場合、はじめの 2

台の RADIUS サーバーにて認証に失敗した際、Authenticator から 3 台目の RADIUS

サーバーに Access-Request が送信されません。

認証済みポートが認証を解除されても、マルチキャストトラフィックが該当ポートに転

送され続ける場合があります。

バージョン 5.4.3-2.5 より前のファームウェアにおいて、一度でも Web 認証サーバー

(HTTPS)用の独自 SSL 証明書をインストール(copy xxxxx web-auth-https-file)

したことがある場合、独自証明書を削除して、Web 認証サーバーにシステム付属の証明

書を使わせるには、次の手順を実行してください。

1. 独自にインストールした SSL 証明書を削除する。 awplus# erase web-auth-https-file

2. HTTP サービスを再起動する。 awplus(config)# no service http awplus(config)# service http

またはシステムを再起動する(※ 未保存の設定がある場合は再起動前に保存してください)。 awplus# reboot

Web 認証において、一度プロミスキャスモードに設定すると、その後インターセプト

モードに変更しても、プロミスキャスモード設定時と同様に動作します。インターセプ

トモードに設定を変更後、コンフィグを保存し、再起動した場合は、インターセプト

モードとして動作します。

802.1X 認証と Web 認証の 2 ステップ認証機能利用時に、ローカル RADIUS サーバーは

使用できません。また、802.1X 認証と Web 認証の 2 ステップ認証でローカル RADIUS

サーバー以外の RADIUS サーバーを使用するときは、認証スイッチと RADIUS サーバー

との間で使用する認証方式を、802.1X 認証と Web 認証でそれぞれ別の方式に設定してく

ださい。 auth-mac password コマンドの password 名に「encrypted」を設定することはでき

ません。

○ インターセプト / プロミスキャスモードとセッションキープ機能が有効なとき、認証成

功後にセッションキープが動作せずページが切り替わらないときがあります。その場合

は、Supplicant 側で Web ブラウザーをいったん終了させ、再度立ち上げてアクセスし

なおしてください。

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Web 認証と MAC ベース認証 /802.1X 認証の併用時に、プロミスキャスモードとダイ

ナミック VLAN を使用する場合は、Supplicant のデフォルトゲートウェイとして本製

品(Authenticator)を指定しないでください。

インターフェース上で、dot1x port-control コマンドを設定する前に dot1x controldirection コマンドを設定しないでください。設定すると「no dot1x controldirection」を実行しても、dot1x control-direction コマンドを削除することができな

くなります。その場合は、「no dot1x port-control」を実行してください。 auth-web method コマンドで認証方式を変更した場合は、対象ポートをいったんリン

クダウンさせ、その後リンクアップさせてください。

同一 VLAN 内にタグ付きポートとタグなしポートが混在している環境では、dot1x eap

コマンドの forward-vlan パラメーターはサポート対象外になります。

DHCP を使用する環境で Web 認証を行う場合、認証済み Supplicant の認証情報が保持

されている状態で、別の未認証 Supplicant に同じ IP アドレスが配布された場合、未認

証 Supplicant は認証を受けることができません。この状況は、最初に認証を受けた

Supplicant が認証後に別の IP アドレスを割り当てられた場合や、認証済み Supplicant

がリンクダウンをともなわずに切断された場合などに発生する可能性があります。これ

を回避するには、DHCP のリース時間を Supplicant の再認証間隔(auth timeout reauth-period コマンド)よりも大きく設定してください。

802.1X 認証が有効化されたポートがリンクアップする際、誤って以下のログが出力さ

れますが、動作に影響はありません。

・ Interface portx.x.x: set STP state to BLOCKING

6.24 Power over Ethernet(AT-x510-28GPX、AT-x510-52GPX、AT-IX5-28GPX のみ)

「コマンドリファレンス」/「インターフェース」/「Power over Ethernet」

○ PoE に対応した機器(AT-x510-28GPX, AT-x510-52GPX)と PoE に対応していない

機器(AT-x510-28GTX, AT-x510-52GTX, AT-x510-28GSX)が混在した VCS 環境

において、power-inline enable コマンドを入力すると、PoE に対応していない機器に対

するエラーメッセージが表示されますが、一部の非 PoE ポートの分しか表示されません。

○ PoE 電源の電力使用量が最大供給電力を上回った場合、show power-inline interface detail コマンドの Detection Status は「Denied」と表示されるべきですが、「Off 」と

表示されてしまいます。

同様に、ポートの出力電力が上限値を上回った場合、「Fault」と表示されるべきですが、

「Off 」と表示されてしまいます。

○ power-inline enable コマンドを no 形式で実行し、PoE 給電機能を無効に設定すると、

本来、show power-inline コマンドの Oper の表示が「Disabled」と表示されるべきで

すが、受電機器が接続されたポートでは「Off 」と表示されます。

ポートの出力電力が上限値を上回った状態で数分間放置すると、実際に接続している受

電機器の電力クラスと異なる電力クラスが表示される、または「n/a」と表示されるこ

とがあります。また、これに伴って Max も実際とは異なる値が表示されます。ポートの

出力電力が上限値未満に戻ると、表示も回復します。

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○ ポートの出力電力が上限値を上回った状態のとき、show power-inline の Oper の表示

が、実際の「Fault(ポートの出力電力が上限値を上回ったために給電を停止している)」

ではなく「Denied(PoE 電源の電力使用量が最大供給電力を上回ったために給電を停止

している)」となることがあります。

○ (AT-IX5-28GPX のみ)プリスタンダード方式の受電機器を接続した場合、ポートがリ

ンクアップしないことがあります。ポートがリンクアップしないときは、ケーブルの抜

き差しを行ってください。

○ 受電機器(PD)によっては、PoE ポートに接続してから給電が開始されるまで 30 秒程

度かかる場合があります。

○ 「no service power-inline」は未サポートです。デフォルト有効の PoE 給電機能を無効

化したいときは、インターフェースモードで「no power-inline enable」を実行し、

PoE ポートごとに無効化してください。

6.25 バーチャル LAN

「コマンドリファレンス」/「L2 スイッチング」/「バーチャル LAN」

プライベート VLAN からプライマリー VLAN を削除する場合は、事前にプライマリー

VLAN、セカンダリー VLAN ともに、プライベート VLAN の関連付けを解除してくだ

さい。その後、プライマリー VLAN のみを削除、再作成し、改めてプライベート VLAN

とプライマリー VLAN、セカンダリー VLAN の関連付けを行ってください。

エンハンストプライベート VLAN を設定したポートからプライベート VLAN 用ポート

としての設定を削除すると、該当のポートでパケットが転送できなくなります。プライ

ベート VLAN 用ポートとしての設定を削除した後は、本製品を再起動してください。

Web 認証とゲスト VLAN を併用する際には、ダイナミック VLAN を併用してくださ

い。

○ switchport trunk allowed vlan コマンドの except パラメーターに、該当ポートのネイ

ティブ VLAN として設定されている VLAN を指定しないでください。except パラメー

ターでネイティブ VLAN を指定した場合、設定内容が正しくランニングコンフィグに反

映されず、実際の VLAN 設定状態との間に不一致が発生します。

プライベート VLAN 設定時に一度設定したホストポートは、その後設定を削除しても、 show vlan private-vlan の表示に反映されず、ホストポートとして表示されたままにな

ります。

プライベート VLAN でセカンダリー VLAN を削除したとき、private-vlan association

コマンドの設定を削除することができなくなります。セカンダリー VLAN を削除する場

合は、事前に private-vlan association コマンドの設定を削除してください。

タグ付きのトランクポートにポート認証が設定されている際、認証の設定を維持したま

まポートトランキングの設定を削除し、ネイティブ VLAN の設定を行う場合は、一度タ

グなし VLAN に設定を変更してから再度ポートトランキングを設定し、ネイティブ

VLAN の設定変更を行ってください。

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マルチプル VLAN(プライベート VLAN)を CLI から設定した場合、コマンドの入力順

序によってはプロミスキャスポート・ホストポート間の通信ができなくなる場合があり

ます。その場合は、設定を保存してから再起動してください。

エンハンストプライベート VLAN 使用時に、セカンダリーポート(端末接続用ポート)

配下の端末から本製品に対する Telnet、Ping などを拒否するには、アクセスリストで

通信を制限してください。

1 ポートに適用する VLAN クラシファイアグループは 2 グループまでにしてください。

同じ VLAN クラシファイアグループ内に複数のルールを定義した場合、設定順ではなく

番号順に反映されます。

6.26 スパニングツリープロトコル

「コマンドリファレンス」/「L2 スイッチング」/「スパニングツリープロトコル」

VCS と PIM-SM を併用している時、リブートローリングを行うと 20 秒程度のマルチキャス

トトラフィックの通信断が発生します。

6.27 イーサネットリングプロテクション(EPSR)

「コマンドリファレンス」/「L2 スイッチング」/「イーサネットリングプロテクション」

EPSR と GVRP の併用は未サポートになります。

EPSR 内のリンクダウンが発生した機器が、マスターからのリンクダウンパケットを受

け取っても FDB 情報をクリアしない場合があります。また、リンクダウンが発生した機

器は本来であれば FDB の全クリアする必要がありますが、該当ポートの FDB はリンク

ダウンによってクリアされるため、通信に影響はありません。

○ EPSR のトポロジーチェンジによりパケットが CPU に転送される際、以下のログメッ

セージが出力される場合がありますが、通信に影響はありません。

・ 'cmsg_transport_tipc_broadcast_client_send 161: [TRANSPORT] Failed to send tipc broadcast'

6.28 フォワーディングデータベース

「コマンドリファレンス」/「L2 スイッチング」/「フォワーディングデータベース」

MAC アドレスをスタティック登録する mac address-table static コマンドにおいて、 discard(破棄)アクションは動作しないため使用しないでください。

6.29 IP インターフェース

「コマンドリファレンス」/「IP ルーティング」/「IP インターフェース」

本バージョンでは DHCP クライアント機能を使用できません。DHCP クライアント機能を使

用する場合は、バージョン 5.4.4-0.4 以前のファームウェアをご使用ください。

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6.30 経路制御

「コマンドリファレンス」/「IP ルーティング」/「経路制御」 maximum-paths コマンドを設定して、等コストパスの最大値を変更しても有効になり

ません。

○ デフォルト経路を登録しているにもかかわらず、show ip route database コマンドで

「Gateway of last resort is not set」と表示される場合がありますが、表示だけの問題

で通信には影響ありません

○ IP 経路が 20 エントリー以上登録されていると、デフォルト経路を登録しているにもか

かわらず、show ip route コマンドで「Gateway of last resort is not set」と表示され

る場合がありますが、表示だけの問題で通信には影響ありません。

ネクストホップが直結サブネット上にないスタティック経路は未サポートです。

ダイナミックルーティングで学習した ECMP 経路が、ソフトウェアルーティングテーブ

ル上はすべて登録されているにも関わらず、ハードウェアルーティングテーブル上には

一部の経路しか登録されません。

隣接する OSPF ネイバーのコスト値を変更し、当機器にて ECMP とならないように (

一方の経路の優先度が高くなるように ) ネットワークを構築することで回避できます。

6.31 RIP(x510 シリーズのみ)

「コマンドリファレンス」/「IP ルーティング」/「経路制御(RIP)」

○ RIP 認証機能において、複数のパスワード(キーチェーン)を設定した時、送信される

RIP パケットの中に含まれるパスワードは、1 番目に設定したパスワードのみになります。

○ cisco-metric-behavior コマンドは未サポートです。

RIP で通知するネットワークの範囲を指定するとき 32 ビットマスクで指定しないでく

ださい。

RIP パケットを送受信する RIP インターフェースの数は 250 までとしてください。

6.32 OSPF(x510 シリーズのみ)

「コマンドリファレンス」/「IP ルーティング」/「経路制御(OSPF)」

○ VRRP が動作する機器は、OSPF のエリア境界ルーター(ABR)に設定することはでき

ません。

ABR でグレースフルリスタートが発生した後、隣接関係をダウンさせると、隣接関係を

保持していたサブネットのサマリー LSA が削除されます。

○ OSPF において、代表ルーター(DR)として動作している時に clear ip ospf process

コマンドを入力すると、隣接ルーターが DR に変更されます。

○ OSPF 使用時、グレースフルリスタート後や VCS のマスター切り替え後に show ip ospf route コマンドを実行すると、インターフェース経路の種別が通常の「C

(Connected)」ではなく「O(OSPF)」と表示されます。これは表示だけの問題であ

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り、通信には影響ありません。また、インターフェースのダウンや OSPF プロセスの再

起動によって解消されます。

OSPF の経路フィルタリングにおいて、match metric コマンドを使った特定経路の破棄

ができません。

OSPF で完全スタブエリア (area stub no-summary) に指定すると、本来そのエリア内

にはデフォルトルートのみを通知するべきですが、各エリアへのルート情報 ( タイプ

3LSA) が通知されてしまいます。

異なる OSPF プロセス間の OSPF 再通知は未サポートになります。 overflow database コマンドを no 形式で実行した場合、設定を有効にするには再起動

が必要となります。

OSPF 環境でルートマップを使用して IP 経路表へ特定のネットワークのみの経路を登録

させる場合、受信した LSU パケット内部の経路エントリーの最初から 255 個までしか

ルートマップの動作対象になりません。対向機器から受信するルート数は 255 以内にお

さまるようにしてください。

6.33 ARP

「コマンドリファレンス」/「IP ルーティング」/「ARP」

マルチキャスト MAC アドレスをもつスタティック ARP エントリーを作成した後、それを削

除してから arp-mac-disparity コマンドを有効にして、同一のエントリーをダイナミックに再

学習させる場合は、設定後にコンフィグを保存して再起動してください。

6.34 VRRP

「コマンドリファレンス」/「IP ルーティング」/「VRRP」

VRRP において、バーチャル IP アドレスと同一ネットワークからの通信に対しては応答

しますが、別のネットワークから自身のバーチャル IP アドレス宛ての通信には応答しま

せん。

○ VRRP を使用していない装置では VRRP トラップを有効にしないでください。VRRP

トラップの有効化・無効化は、snmp-server enable trap コマンドの vrrp オプションで

行います。初期設定は無効です。

6.35 IPv6 ルーティング

「コマンドリファレンス」/「IPv6 ルーティング」

自身の IPv6 アドレス宛に ping を実行するとエラーメッセージが表示されます。

IPv6 において、インターフェース経路(直接経路)が 2 重に登録されることがあります。

IPv6 において、VLAN が削除されたとき、リンクローカルアドレスが IPv6 転送表から

消えません。

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フラグメントされた IPv6 Echo Request は利用できません。利用した場合 Duplicate

パケットは正しく再構築されませんのでご注意ください。

ルーター通知(RA)による IPv6 アドレス自動設定では、複数のデフォルト経路を取得

しても IPv6 転送表(FIB)に登録されるデフォルト経路は 1 つになります。

VLAN インターフェースに IPv6 アドレスを設定する場合、装置全体で 250 インター

フェースを超えないようにしてください。

本バージョンでは DHCPv6 クライアント機能および DHCPv6 PD クライアント機能を

使用できません。DHCPv6 クライアント機能や DHCPv6 PD クライアント機能を使用

する場合は、バージョン 5.4.4-0.4 以前のファームウェアをご使用ください。

6.36 OSPFv3(x510 シリーズのみ)

「コマンドリファレンス」/「IPv6 ルーティング」/「経路制御(OSPFv3)」

○ OSPFv3 使用時、passive-interface コマンドで指定するパッシブインターフェースに

は、実在するインターフェースのみを指定してください。

OSPFv3 の AS 境界ルーターで集約された経路エントリーが LSDB に登録されるときメ

トリックが 1 増加します。

経路集約により作成された null スタティック経路は IPv6 転送表(FIB)に表示されませ

んので、show ipv6 route database コマンドで表示される IPv6 経路表(RIB)で確認

してください。

OSPFv3 の認証機能は未サポートです。

OSPFv3 の OSPF ネイバー暗号化方式を設定すると、次の不要なログが出力されます。

これは表示だけの問題であり、動作には影響ありません。

Authentication/Encryption algorithm error, or SA key is wrong.

○ restart ipv6 ospf graceful コマンド以外の要因でグレースフルリスタートが実行された

場合、グレース期間が設定値の 2 倍の値で動作します。

6.37 近隣探索

「コマンドリファレンス」/「IPv6 ルーティング」/「近隣探索」

イベントログ上に「Neighbor discovery has timed out on link eth1->5」のログメッセージ

が不要に表示されることがあります。これは表示上の問題であり通信には影響はありません。

6.38 PIM(x510 シリーズのみ)

「コマンドリファレンス」/「IP マルチキャスト」/「PIM」

○ PIM-DMv4 インターフェースをサポートリミット値まで設定した後、VLAN インター

フェースから PIM-DMv4 の設定を削除し、別の VLAN インターフェースに PIM-DMv4

を設定しようとすると、下記のエラーが出力され、設定ができません。その場合は、設

定を保存してから再起動してください。

% Maximum number of pim-dm interfaces reached

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○ PIM-SSM の範囲外のマルチキャストアドレスを受信しても破棄しません。

6.39 IGMP

「コマンドリファレンス」/「IP マルチキャスト」/「IGMP」 show ip igmp groups コマンドの表示結果に、IGMP を有効に設定していない VLAN

が表示されることがあります。これは show ip igmp groups コマンドの表示だけの問題

であり、動作に影響はありません。

IGMP プロキシーにおいて、下流インターフェースに指定している VLAN を無効にして

も、上流インターフェースにグループ情報が残り続けます。 ip igmp proxy-service コマンドの設定を取り消す場合は、いったん対象 VLAN イン

ターフェースを「shutdown」してから、「no ip igmp proxy-service」を実行し、その

後 VLAN インターフェースを「no shutdown」してください。

○ igmp static-group コマンドで登録したスイッチポートをタグなし、またはタグつき

ポートに変更すると、IGMP のエントリーは残っているにもかかわらず、PIM の(*,G)

エントリーが削除された状態になります。

6.40 IGMP Snooping

「コマンドリファレンス」/「IP マルチキャスト」/「IGMP Snooping」

IGMP Snooping が有効な状態で、一旦無効にし、再度有効にした場合、その後に受信

する IGMP Report を全ポートにフラッディングします。

IGMP Snooping を再度有効にした後、clear ip igmp group コマンドを実行して全ての

エントリーを消去することで回避できます。

Include リスト(送信元指定)付きのグループレコードが登録されている状態で、ある

ポートに接続された唯一のメンバーからグループ脱退要求を受信すると、そのポートに

は該当グループのマルチキャストトラフィックが転送されなくなりますが、他のポート

で同じグループへの参加要求を受信すると、脱退要求によって転送のとまっていたポー

トでもマルチキャストの転送が再開されてしまいます(この転送は、脱退要求を受信し

たポートの Port Member list タイマーが満了するまで続きます)。

ダイナミック登録されたルーターポートを改めてスタティックに設定した場合、ダイナ

ミック登録されてから一定時間が経過すると設定が削除されます。また、一定時間が経

過するまでの間、コンフィグ上にはスタティック設定が表示されますが、ip igmp snooping mrouter interface コマンドを no 形式で実行しても、コンフィグから削除す

ることができません。

ルーターポートをスタティックに設定する場合は、該当のポートがダイナミック登録さ

れていないことを確認してください。

未認識の IGMP メッセージタイプを持つ IGMP パケットは破棄されます。

不正な IP チェックサムを持つ IGMP Query を受信しても破棄しません。そのため、当

該の IGMP Query を受信したインターフェースはルーターポートとして登録されてしま

います

マルチキャストグループをスタティックに登録している状態で、同じマルチキャストグ

ループをダイナミックに学習すると、その後スタティック登録したグループを削除して

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も、show ip igmp groups コマンドと show ip igmp snooping statistics interface コ

マンドの表示からは該当グループが削除されません。これは表示だけの問題で動作には

影響ありません。

6.41 IPv6 マルチキャスト

「コマンドリファレンス」/「IPv6 マルチキャスト」

IPv6 マルチキャストと OSPFv3 認証機能は併用できません。

6.42 PIMv6(x510 シリーズのみ)

「コマンドリファレンス」/「IPv6 マルチキャスト」/「PIM」

○ PIMv6 使用時、PIMv6 インターフェースが最大まで設定されているとき、それらの

VLAN の一つを削除しても、新たに VLAN インターフェースに PIMv6 を設定すること

ができません。

VLAN インターフェースから PIMv6 の設定を削除してから、VLAN を削除してください。

○ VRRPv3 と PIM-SMv6 は併用できません。

6.43 MLD

「コマンドリファレンス」/「IPv6 マルチキャスト」/「MLD」

MLDv2 において、グループエントリーがスタティック登録されている状態で、同じグ

ループがダイナミックに登録され、待機時間が経過した時、ダイナミック登録されたエ

ントリーとともに、スタティック登録されたエントリーもコンフィグから削除されます。 clear ipv6 mld コマンド実行時に「% No such Group-Rec found」というエラーメッ

セージが表示されることがありますが、コマンドの動作には問題ありません。

MLD パケットの Max Query Response Time フィールドの値が、本製品の設定の 1/

100 の数値で送出されます。MLD をお使いの際は、ipv6 mld query-max-responsetime コマンドでなるべく大きい値(最大値は 240)を設定してください。

MLD の Non-Queriers は、レコードタイプが BLOCK_OLD_SOURCES の MLDv2

Report メッセージを受信しても、指定された送信元アドレスを削除しません。

○ MLDv1 と MLDv2 混在環境において、MLDv2 Report で Exclude モードになっている

状態で、MLDv1 Report を受信した場合、該当アドレスは Exclude モードのソースリス

トから削除されているにもかかわらず、その後、該当アドレスからのマルチキャストパ

ケットが転送されません。

6.44 MLD Snooping

「コマンドリファレンス」/「IPv6 マルチキャスト」/「MLD Snooping」

MLD Snooping の Report 抑制機能が有効なとき(初期設定は有効)、ルーターポート

で受信した MLDv1 Report または Done メッセージを受信ポートから再送出してしま

います。これを回避するには、「no ipv6 mld snooping report-suppression」で

Report 抑制機能を無効化してください。

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○ MLD メッセージを受信する環境では MLD を有効に設定してください。MLD snooping

が無効に設定されたインターフェースで MLD メッセージを受信すると次のようなログ

が出力されます。

・ NSM[1414]: [MLD-DECODE] Socket Read: No MLD-IF for interface port6.0.49

6.45 Quality of Service

「コマンドリファレンス」/「トラフィック制御」/「Quality of Service」 match dscp コマンドの設定を削除する際、no match dscp と入力するとエラーとなり

ます。 no match ip-dscp コマンドを入力することで、設定を削除できます。

○ wrr-queue disable queue コマンドを設定している状態で no mls qos コマンドにより

QoS 自体を無効にする場合は、先に no wrr-queue disable queue コマンドを実行して

ください。

QoS の送信スケジューリング方式(PQ、WRR)が混在するポートを手動設定のトラン

クグループ(スタティックチャンネルグループ)に設定した場合、ポート間の送信スケ

ジュールが正しく同期されません。トランクグループを設定した場合は、個々のポート

に同じ送信スケジュール方式を設定しなおしてください。

○ sFlow と IPv6 QoS ストームプロテクション機能の併用は未サポートとなります。 sFlow を使用する場合は、QoS ストームプロテクション機能の代わりに、QoS メータ

リング(シングルレートポリサー)機能を使用してください。

クラスマップに追加するアクセスリストの名前は 20 文字以内にしてください。 mls qos map cos-queue コマンドで cos-queue マップを変更していても、マルチキャ

ストパケットの CPU 宛て送信キューが、デフォルトの cos-queue マップにしたがって

決定される場合があります。これらのマルチキャストパケットを任意の CPU 宛て送信

キューに振り分けるには、remark new-cos コマンドを使って該当パケットの内部 CoS

値を書き換えてください。その際、該当パケットに対しては、デフォルトの cos-queue

マップが適用されることにご注意ください。

ポリシーマップ名に「|」(縦棒)を使用しないでください。

○ 受信レート検出(QoS ストームプロテクション)機能の storm-action コマンドの初期

値に portdisable が設定されています。

6.46 攻撃検出

「コマンドリファレンス」/「トラフィック制御」/「攻撃検出」

攻撃検出機能を有効から無効に変更しても、同機能に割り当てられたハードウェアフィルタリ

ング用のシステム内部領域は解放されません。同領域を開放するには、システムを再起動して

ください。

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6.47 DNS リレー

「コマンドリファレンス」/「IP 付加機能」/「DNS リレー」

DNS のキャッシュサイズまたはタイムアウトの設定を変更すると、IPv6 DNS キャッ

シュエントリーが削除されます。 ip dns forwarding cache コマンドは未サポートです。

6.48 DHCP サーバー

「コマンドリファレンス」/「IP 付加機能」/「DHCP サーバー」

同じ DHCP クライアントから 2 回目の割り当て要求があった場合、割り当て中の IP ア

ドレスは show ip dhcp binding コマンドの実行結果で表示される IP アドレス割り当て

状況に残ったままになります。リースしているアドレスの使用期間が満了すると、当該

の IP アドレスは割り当て状況一覧から消去されます。

○ show ip dhcp binding コマンドで DHCP クライアントへの IP アドレス割り当て状況を

確認するとき、いくつかの DHCP プールに関する情報が表示されないことがあります。

6.49 DHCP リレー

「コマンドリファレンス」/「IP 付加機能」/「DHCP リレー」

セカンダリー IP アドレスを設定したインターフェースで DHCP リレーを有効にした場合、セ

カンダリー IP アドレスが優先的に使用されます。

6.50 DHCPv6 サーバー

「コマンドリファレンス」/「IP 付加機能」/「DHCPv6 サーバー」

○ DHCPv6 サーバー機能において、動的に割り当てるアドレスの最終有効時間が infinite

(無期限)の場合、IPv6 アドレスを配布しても、show コマンドに反映されません。

DHCPv6 サーバー使用時、DHCPv6 サーバー配下のホストに、DHCP プール内の IPv6

アドレスを固定設定しないでください。

DHCPv6 プールのサポートリミットは 200 個です。

6.51 アライドテレシスマネージメントフレームワーク(AMF)

「コマンドリファレンス」/「アライドテレシスマネージメントフレームワーク」

○ AMF クロスリンク、EPSR、VCS を使用した構成で、VCS メンバーがダウンし、復旧

した際、復旧した VCS メンバーに接続されている AMF ノードが認識されません。

EPSR リング内では、AMF Node Depth 値が異なる AMF ノード同士は AMF リンクで

接続してください。

○ VCS 構成において、スタックリンクに障害が発生し VCS メンバーが Disabled Master

状態になると、スタックリンクとレジリエンシーリンク以外のポートは無効化されます

が、EPSR を併用している場合、show atmf nodes コマンドの結果には、Disabled

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Master 状態となり無効化されたポートに接続された AMF ノードが表示されてしまいま

す。

EPSR リング内では、AMF マスターからの距離(ホップ数)の異なる AMF ノード同士

は、AMF クロスリンクではなく AMF リンクで接続してください。

AMF リンクとして使用しているスタティックチャンネルグループの設定や構成を変更す

る場合は、次に示す手順 A・B のいずれかにしたがってください。

[ 手順 A]

1. 該当スタティックチャンネルグループに対して shutdown を実行する。

2. 設定や構成を変更する。

3. 該当スタティックチャンネルグループに対して no shutdown を実行する。

[ 手順 B]

1. 該当ノード・対向ノードの該当スタティックチャンネルグループに対して no switchport atmf-link を実行する。

2. 設定や構成を変更する。

3. 該当ノード・対向ノードの該当スタティックチャンネルグループに対して switchport atmf-link を実行する。

リブートローリング機能でファームウェアバージョンを A から B に更新する場合、すで

に対象ノードのフラッシュメモリー上にバージョン B のファームウェアイメージファイ

ルが存在していると、ファームウェアの更新に失敗します。このような場合は、対象

ノードから該当するファームウェアイメージファイルを削除してください。

AMF ネットワーク内にマスターノードが存在しない場合でも AMF ネットワークが構成

できてしまいますが、AMF 機能は利用できません。

AMF マスターが AMF メンバーよりも後から AMF ネットワークに参加するとき、AMF

マスターのコンフィグにてその他メンバーからのワーキングセット利用やリモートログ

インに制限がかけてあっても、既存のメンバーに対してこれらの制限が反映されません。

再度 AMF マスター上で atmf restricted-login コマンドを実行することで、すべての

AMF メンバーに対して制限をかけることができます。

AMF クロスリンクを抜き差しすると、show atmf links statistics コマンドの表示結果

にて、Discards カウンターが 8 ずつ増加します。 atmf provision node clone コマンドで新規ノードの事前設定をクローン作成する場合

は、複製元ノードの起動時コンフィグ(boot config-file コマンド)が絶対パスで指定

されていることを確認してください。

AMF マスター上で atmf recover コマンドによってメンバーノードの内蔵フラッシュメ

モリーの復元を実行した場合、復元が完了しても、マスターノード上で完了を示すメッ

セージが出力されません。復元の完了は、対象ノードにおけるログ出力によって確認で

きます。

AMF ネットワーク上では、すべての経路上で MTU が 1500 以上になるようにしてくだ

さい。AMF パケットにはフラグメント不可(DF)フラグがセットされているため、

AMF ネットワーク上に AMF パケットのサイズ(最大 1500 バイト)よりも MTU の小

さい箇所があると、該当 AMF パケットが正常に転送されません。

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AMF 仮想リンクを使用している環境において、仮想リンクが通過する経路上の最小

MTU(経路 MTU)が 1500 バイト未満の場合(例:PPPoE 接続のルーターを介して仮

想リンクを設定している場合)、ワーキングセットプロンプトで実行したコマンドの結果

が表示されずにプロンプトが返ってくることがあります。本現象を回避するには、ルー

ター間で L2TP や IPsec などのトンネリング設定を行い(AMF 仮想リンクのトンネリ

ングパケットをさらにもう一回トンネリングする)、トンネルの入り口で AMF トンネリ

ングパケットをフラグメント化、トンネル出口で再構成することで、1500 バイトの

AMF トンネリングパケットが破棄されないようにしてください。

オートリカバリーが成功したにもかかわらず、リカバリー後に正しく通信できない場合

は、代替機の接続先が交換前と同じポートかどうかを確認してください。

誤って交換前とは異なるポートに代替機を接続してしまった場合は、オートリカバリー

が動作したとしても、交換前とネットワーク構成が異なるため、正しく通信できない可

能性がありますのでご注意ください。 atmf cleanup コマンドの実行後、再起動時に HSL のエラーログが表示されますが、通

信には影響はありません。

VCS と AMF を併用している環境で、VCS バックアップメンバーが加入直後に、AMF

マスターから atmf working-set コマンドを実行すると x510 配下の機器がワーキング

セットグループに加入できません。VCS バックアップメンバーが加入後に atmf working-set コマンドを実行する場合は、一分以上経過してからにしてください。

6.52 バーチャルシャーシスタック(VCS)

「コマンドリファレンス」/「バーチャルシャーシスタック」

○ VCS スレーブを交換する際、マスターとスタックケーブルで接続して電源をオンにした

後、通常、スタック ID を変更し、AMF を有効に設定するため、2 回の再起動が必要にな

りますが、AMF ネットワークに所属後、コンフィグの同期に時間がかかり、コンフィグ

の同期後に以下のようなエラーメッセージが表示され、もう一度再起動を要求されます。

Post startup check found the following errors:

Processes not ready: authd bgpd epsrd irdpd lacpd lldpd mstpd ospf6d ospfd pdmd pim6d pimd ripd ripngd rmond sflowd vrrpd

Timed out after 300 seconds

Bootup failed, rebooting in 3 seconds.

Do you wish to cancel the reboot? (y) :

○ LDF が検出され link-down アクションが実行されている間にループを解消し、VCS マ

スター切り替えが発生すると、LDF 検出時アクションが実行されたポートが設定時間経

過後も復旧しません。

該当のポートにて shutdown コマンドを no 形式で実行すると、リンクが復旧します。

VCS と EPSR を併用する場合、reboot rolling コマンドを実行した際に約 1 分程度の通

信断が発生する場合があります。

マスター切り替えが発生したとき、「Failed to delete 'manager'」というメッセージが

表示されることがあります。これは表示だけの問題で動作には影響しません。

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○ 同一ネットワーク上に複数の VCS グループが存在する場合は、バーチャル MAC アドレ

スの下位 12 ビットとして使用されるバーチャルシャーシ ID を、該当する VCS グルー

プ間で重複しないように設定してください。バーチャルシャーシ ID の設定は、stack virtual-chassis-id コマンドで行います。また、VCS グループのバーチャルシャーシ ID

は、show stack コマンドを detail オプション付きで実行したときに表示される

「Virtual Chassis ID」欄で確認できます。

VCS 構成時に udld aggressive-mode コマンドを設定する場合は、全ポートに設定せ

ず、必要なポートにのみ設定してください。全ポートに設定している場合、VCS メン

バーのいずれかが再起動すると、該当メンバーのレジリエンシーリンクを除く全ポートで

アグレッシブモードが解除されます(ランニングコンフィグには no udld aggressivemode という設定が追加されます)。

VCS、PIM、EPSR の併用構成において、トランジットノード間のリンク障害などによ

り EPSR のトポロジーが変更されると、通信復旧まで 2 ∼ 15 秒程度かかる場合があり

ます。

VCS 構成時、EPSR と IGMP を併用している場合、IGMP タイマーは初期値より短く設

定しないでください。

VCS グループのファームウェア自動同期は 2 台構成時のみサポートとなります。3 台以

上で VCS を構成する場合は手動で同じファームウェアバージョンにそろえてください。

VCS スレーブのスイッチポートに wrr-queue disable queues コマンドや wrr-queue egress-rate-limit コマンドを設定している場合、再起動には reboot rolling/reload rolling コマンドではなく、通常の reboot/reload コマンドを使ってください。reboot rolling/reload rolling を使用すると、再起動後スレーブのスイッチポートに wrr-queue disabled queues コマンド、wrr-queue egress-rate-limit コマンドが適用されません。

VCS と AMF の併用時に reboot rolling を実行すると、通常よりも通信復旧に時間がか

かる場合があります。

VCS と RSTP の併用時に reboot rolling を実行すると、通常よりも通信復旧に時間が

かかる場合があります。

VCS 構成においてログを出力しない再起動、またはカーネルリブートが発生した後、新

規マスターの全ポートのリンクダウン・アップが一時的に発生します。

VCS 構成において HSL プロセスが異常終了した場合、新規マスターの全ポートのリン

クダウン・アップが発生します。

VCS 構成時、スレーブに接続したコンソールターミナルからの CLI ログイン時には、

TACACS+ サーバーを用いたログイン認証ができません。ユーザー認証データベースに

よる認証は可能です。

VCS 構成でハードウェアパケットフィルターやポリシーマップによるトラフィック制御

を実施している場合、VCS メンバーの加入時にトラフィック制御が一瞬無効になりま

す。

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VCS 構成時、スタティックチャンネルグループ上では受信レート検出(QoS ストーム

プロテクション)を使用できません。LACP チャンネルグループでは使用可能です。

システム起動後に findme コマンドを一度でも実行している場合、VCS のマスター切り

替えが発生すると、その後 findme コマンドが動作しなくなります。

○ VCS メンバーが VCS グループからいったん離脱し、その後再加入してきた場合、再加

入したメンバー上にメンバーポートを持つ LACP チャンネルグループのカウンター

(show interface コマンドで表示されるもの)が実際の 2 倍の値を示します。

VCS と OSPFv3 ASBR の併用時、VCS のマスター・スレーブで異なるインターフェー

ス(VLAN)を用いたマルチパス構成は未サポートです。

EPSR のトランジットノードで VCS のローリングリブートを行った場合、10 秒程度の

通信断が発生することがあります。

VCS メンバーの起動中に、他の VCS メンバーの再起動や電源断が発生した場合、一部

の設定が有効にならない場合があります。VCS メンバーの起動中は、他の VCS メン

バーの再起動や電源断を行わないでください。

VCS 構成において RSTP を使用しているとき、VCS のマスター切り替えが発生すると

マルチキャストの通信が復旧するまでに 6 秒以上かかります。

○ VCS 構成の製品を EPSR でトランジットノードとして使用しているとき、16 以上の

VLAN のタグパケットを受信している状態でリブートローリングを行うと、パケットが

重複してスイッチングされることがあります。

7 マニュアルの補足・誤記訂正

最新マニュアル(取扱説明書、コマンドリファレンス)等の補足事項および誤記訂正です。

7.1

サポートする SFP/SFP+ モジュールについて

本製品がサポートする SFP/SFP+ モジュールの最新情報については、弊社ホームページをご

覧ください。

7.2

オプションモジュール製品の保証期限

「製品保証書」

下記オプション(別売)モジュール製品のパッケージに 90 日間の製品保証書が入っている場

合がありますが、ご購入より 1 年間保証いたします。

AT-PWR250-70

AT-PWR800-70

AT-PWR250R-80

AT-PWR100R-70

AT-StackXS/1.0

AT-StackOP/0.3

AT-StackOP/9.0

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リリースノート

7.3

Power over Ethernet

「CentreCOM x510 シリーズ 取扱説明書」(Rev.C) 44 ∼ 45 ページ

取扱説明書(Rev.C)の 44 ∼ 45 ページに power-inline max コマンド(インターフェース

モード)の記述がありますが、同コマンドはサポート対象外のため使用しないでください。

7.4

VCS グループの構成

「AT-x510DP-52GTX/AT-IX5-28GPX 取扱説明書」(Rev.A)

21 ページ、53 ページ

取扱説明書(Rev.A)において、VCS グループ構成の説明に誤りがありましたので、下記のと

おり訂正いたします。

誤:

VCS グループは同一機種のみで構成されるようにしてください。AT-x510DP-52GTX

と AT-IX5-28GPX との混在や、他の VCS サポート製品との混在はできません。

正:

VCS グループは x510 シリーズ(AT-x510DP-52GTX を含む)のみ、または AT-IX5-

28GPX 同士で構成されるようにしてください。x510 シリーズと AT-IX5-28GPX との

混在や、他の VCS サポート製品との混在はできません。

7.5

LLDP-MED MIB

「CentreCOM x510 シリーズ 取扱説明書」(Rev.B) 72 ページ

「CentreCOM x510 シリーズ 取扱説明書」(Rev.C) 76 ページ

「AT-x510DP-52GTX/AT-IX5-28GPX 取扱説明書」(Rev.A)

84 ページ

上記取扱説明書の「本製品の仕様」/「サポートする MIB」欄において、「LLDP-MED MIB

(ANSI/TIA-1057)」は特定の機種でのみサポートという意味の記述がありますが、実際には

すべての機種で同 MIB をサポートしています。

7.6

定格入力電流値

「AT-x510DP-52GTX/AT-IX5-28GPX 取扱説明書」(Rev.A)

84 ページ

取扱説明書(Rev.A)において、AT-PWR800-70/AT-PWR250-70 の定格入力電流値に誤り

がありましたので、下記のとおり訂正いたします。

誤:

AT-PWR800-70:12A

AT-PWR250-70:3.0A

正:

AT-PWR800-70:10A

AT-PWR250-70:5.0A

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リリースノート

7.7

スイッチポート

「コマンドリファレンス」/「インターフェース」/「スイッチポート」

UTP ケーブルを接続したとき、1000M でのリンクアップが可能であるにもかかわらず、

1000M より低いリンクスピードにてリンクアップする場合があります。その場合は UTP ケー

ブルを接続しなおしてください。

7.8

ループガード(LDF 検出)

「コマンドリファレンス」/「インターフェース」/「スイッチポート」

ファームウェアバージョン 5.4.3-0.1 のリリースノート(Rev.B)には、「LACP と LDF 検出

は併用できません」とありますが、LACP と LDF 検出は問題なく併用できます。

7.9

電源ユニットの抜き差しについて

「AT-x510DP-52GTX/AT-IX5-28GPX 取扱説明書」(Rev.A) 39 ページ

電源ユニットを抜き差しする場合は、必ず抜き差しする電源ユニットの電源をオフにしてくだ

さい。 また、電源ユニットを抜き差しする場合は、電源ユニット LED が完全に消灯したことを

確認してから、再度取り付けるようにしてください。

7.10 SecureUSB メモリー使用時の注意事項

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「システム」

「コマンドリファレンス」/「運用・管理」/「ファイル操作」

○ Apricorn 社の SecureUSB メモリー ASK-256-8GB/16GB/32GB を装着している状

態でシステムを再起動した場合、再起動時 SecureUSB メモリーの仕様によりロックが

かかります。USB 内のファームウェアファイルを起動用ファームウェアに指定して、再

起動しないでください。

○ Apricorn 社の SecureUSB メモリー ASK-256-8GB/16GB/32GB をロックがかかっ

たまま本製品に挿入すると、デバイス認識のリトライと失敗を繰り返すログが約 3 分間

出続けますが、正常なものです。

7.11 802.1X 認証と Web 認証の併用時の動作

「コマンドリファレンス」/「インターフェース」/「ポート認証」

2 ステップ認証のサポートにより、802.1X 認証と Web 認証を併用する場合の動作がファーム

ウェアバージョン 5.4.3-3.7 から変更になりました。

5.4.3-2.5 以前の動作

802.1X 認証と Web 認証併用時は、802.1X で認証に失敗すると認証プロセスが完了と

なっていました。

5.4.3-3.7 以降の動作

802.1X 認証と Web 認証併用時は、802.1X で認証に失敗すると Web 認証に移行し、

Web 認証でも認証に失敗すると認証プロセスが完了になります。

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リリースノート

8 サポートリミット一覧

パフォーマンス

VLAN 登録数

MAC アドレス(FDB)登録数

IPv4 ホスト(ARP)登録数

IPv4 ルート登録数

リンクアグリゲーション

グループ数(筐体あたり)

ポート数(グループあたり)

ハードウェアパケットフィルター

登録数

認証端末数

認証端末数(ポートあたり)

認証端末数(装置あたり)

マルチプルダイナミック VLAN(ポートあたり)

マルチプルダイナミック VLAN(装置あたり)

ローカル RADIUS サーバー

ユーザー登録数

RADIUS クライアント(NAS)登録数

その他

VRF-Lite インターフェース数

IPv4 マルチキャストルーティングインターフェース数

単体:4094

VCS:2000

※1

単体:16K

VCS:4K

※2

単体:2K

VCS:768

240

1K

128

8

※4

1K

1K

1K

1K

※5

100

24

※3

※6 ※7 ※8

-

31

※ 表中では、K=1024

※1 VCS 構成時、VCS グループに設定する VLAN の数は 2000 個までをサポートします。

※2 VCS 構成時、フォワーディングデータベース(FDB)のエントリー数は 4K 個までサポー

トします。

※3 VCS 構成時、IPv4 ホスト登録数(ARP エントリー数)は最大で 768 個までサポートし

ます。

※4 インターフェース経路、スタティック経路、ダイナミック経路など、各種経路情報を含め

た登録数です。

※5 スタティックチャンネルグループは 96 グループ、LACP は 32 グループ設定可能。合わ

せて 128 グループをサポートします。

※6 アクセスリストのエントリー数を示します。

※7 1 ポートにのみ設定した場合の最大数。エントリーの消費量はルール数やポート数に依存

します。

※8 ユーザー設定とは別に、アクセスリストを使用する機能を有効化した場合に消費されるエ

ントリーを含みます。

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リリースノート

9 未サポート機能(コマンド)

最新のコマンドリファレンスに記載されていない機能、コマンドはサポート対象外ですので、

あらかじめご了承ください。最新マニュアルの入手先については、次節「最新マニュアルにつ

いて」をご覧ください。

10 最新マニュアルについて

最新の取扱説明書「CentreCOM x510 シリーズ 取扱説明書」(613-001684 Rev.C)、「ATx510DP-52GTX/AT-IX5-28GPX 取扱説明書」(613-001836 Rev.A)、コマンドリファレン

ページに掲載されています。

なお、VCS の設定、運用に関する情報は、別紙「CentreCOM x510 シリーズ VCS 設定 / 運

用マニュアル」に掲載しておりましたが、「CentreCOM x510 シリーズ コマンドリファレン

ス」(613-001763 Rev.B)以降、コマンドリファレンスに合わせて掲載しております。

本リリースノートは、これらの最新マニュアルに対応した内容になっていますので、お手持ち

のマニュアルが上記のものでない場合は、弊社ホームページで最新の情報をご覧ください。

http://www.allied-telesis.co.jp/

- 32 -

アライドテレシス株式会社

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