ZR202G 一体型ジルコニア式高温湿度計

ZR202G 一体型ジルコニア式高温湿度計
User’s
Manual
ZR202G
一体型ジルコニア式高温湿度計
IM 11M12A01-05
IM 11M12A01-05
6版
はじめに
<EXAxt ZR一体型ジルコニア式高温湿度計>は,湿度管理を必要とするあらゆる
分野のプロセスにおいて,湿度のモニタリングやコントロールを目的に使用され
る高温湿度計です。<EXAxt ZR>の検出器には種々の種類があるうえ,最適な測
定を行うための補助用品も準備されています。また,校正を自動化するための機
器類も,いろいろと揃っています。
このように,<EXAxtZR一体型ジルコニア式高温湿度計>には数多くの機器類が
準備してあります。したがって,<EXAxt ZR>をご使用になる場合は,これら機
器群の中から用途に合ったものを選択して,最適な測定システムを構築すること
ができます。
この取扱説明書は,<EXAxt ZR一体型ジルコニア式高温湿度計>を構成する機器
の設置方法,運転方法,点検・保守方法など,取扱いに関するすべてを説明した
ものです。ご使用になっていない機器やシステムについての説明も出てきます。
この取扱説明書をご覧になるときは,このことをご承知おきくださいますようお
願いいたします。分離型ジルコニア式高温湿度計については,別途発行の
IM11M12A01-03を参照してください。
<EXAxt ZRの性能を十分に発揮させるため,ご使用になっている機器およびシス
テムに関しての記載部分は,機器を取り扱う前に一通りお読みくださいますよう
お願いいたします。>
なお,この取扱説明書に記載されている機器の種類と記載項目は,次のとおりで
す。
本取扱説明書に記載してある機器群とその記載内容
取扱説明書の記載項目
形 名
製 品 名 称
仕様
設置
運転
ZR202G
一体型ジルコニア式高温湿度計
○
○
○
ZH21B
ダストプロテクタ
○
○
ZA8F
流量設定器(手動校正用)
○
○
ZR20H
自動校正ユニット
−
校正ガスユニットケース(部品番号:E7044KF)
○
○
−
チェック弁(部品番号:K9292DN, DS)
○
○
−
検出器用ダスト除去フィルタ(部品番号:K9471UA)
○
○
ZO21S
スタンダードガスユニット
○
保守 CMPL
○
○
○
○
○
○
○
FORD1.EPS
Media No. IM 11M12A01-05
6th Edition : Sep. 2006(YK)
All rights reserved. Copyright © 2000 Yokogawa Electric Corporation
IM 11M12A01-05
i
また,この取扱説明書は,次のような構成になっています。記載内容の概要と,
「設置」,「運転」および「保守」の各作業別に参照する章を示しますので,参考にし
てください。
本取扱説明書の「章」構成と記載内容の概要および作業別参照項目
章
概 略 内 容
1. 概 要
<EXAxt ZRジルコニア式高温湿度計>の機器類と,それらを使
用したシステムの構成例が示してあります。
○
△
○
2. 仕 様
各機器ごとに,標準仕様,形名コード(または部品番号),外形
図が示してあります。
◎
○
○
各機器ごとに,設置要領などが示してあります。
◎
△
4. 配 管
3つの標準的はシステム構成を例に,それらにおける配管の要領
が示してあります。
◎
△
5. 配 線
「電源用配線」,「出力信号用配線」といった系統ごとに,配線
の要領が示してあります。
◎
△
6. 各部の名称と機能
この説明書で説明される主要機器の各部名称と概略機能が示して
あります。
△
7. スタートアップ
3. 設 置
○
○
EXAxt ZRを運転状態に持っていくための基本的な手順が示して
あります。7章を見れば,一応の運転状態にすることができます。
◎
△
変換器のキー操作と表示に関することが,詳細に示してあります。
○
△
必要に応じて随時行う校正の手順などが示してあります。 ○
△
パネルから操作するその他の機能が示してあります。
○
△
11. 点検および保守
EXAxt ZRの性能を維持するための点検項目や劣化した部品の交
換要領が示してあります。
○
◎
12. トラブルシューティング
異常が生じたときの対策や,万一故障した場合の処置方法が示し
てあります。
△
◎
CMPL(パーツリスト)
破損したときなどに使用者が独自に交換を行うことのできる部品
が,各機器ごとに示してあります。
△
○
8. 運転データの詳細設定
9. 校 正
10. その他の機能
◎:よく読んで十分に理解したうえで作業を行ってください。
○:実作業の前に一度は目を通してください。また,必要なときに参照してください。
△:お読みになることをお勧めします。
ii
作業別参照項目
設置 運転 保守
FORD2.EPS
IM 11M12A01-05
◆
本機器を安全にご使用いただくために
注 意
本器のセンサは,セラミック(ジルコニア素子)製ですので,衝撃や熱
ショックで破損することがあります。
検出器の取扱や設置場所には十分ご注意ください。
● 検出器を取り付けるとき,センサ部(プローブ先端)に衝撃を
与えないようにご注意ください。
● 検出器のプローブ(センサ部)に直接水滴が当たらない場所に
設置ください。
● 校正ガス配管に漏れがある場合,測定ガス中の水分が校正ガス配管に
溜まる場合があります。この状態で校正ガスを流すと,センサ内に水分が
入りセンサが破損します。校正ガス配管の施工後は漏れ検査を十分に行っ
てください。
● 検出器(特に先端)は高温になります。必ず手袋をして扱ってください。
やけどの危険があります。
FORD3.EPS
危 険
● EXA xt ZRは重量物です。誤って落とし,人体を損傷することのないよう十分
ご注意ください。
● 配線接続にあたっては,供給側の電圧が本計器の定格電圧に合っていることを
確認してから電源コードを接続してください。また,接続の際には電源コード
に電圧がかかっていないことを確認してください。
● プロセスガスが人体に有害な物質の場合は,メンテナンスなどで本計器をプロ
セスラインから取り外した後も慎重に取扱い,残留ガスの吸入などのないよう
十分ご注意ください。
IM 11M12A01-05
iii
(1) 本書に対するご注意
■本書は,最終ユーザまでお届けいただきますようお願いいたします。
■本書の内容は,将来予告なしに変更することがあります。
■本書の内容を無断で転載,複製することは禁止されています。
■本書は,お客様の特定目的への適合などについて保証するものではありませ ん。
■本書の内容に関しては万全を期していますが,万一ご不審の点や誤りなどお気
づきのことがありましたら,裏表紙に記載の当社各営業拠点またはご購入の代
理店までご連絡ください。
■特別仕様につきましては記載されておりません。機能・性能上とくに支障がな
いと思われる仕様変更,構造変更,および使用部品の変更につきましては,そ
の都度の本書改訂が行われない場合がありますのでご了承ください。
■このマニュアルで指定していない方法で使用すると。本機器の保護機能が損な
われることがあります。
(2) 安全性および改造に関するご注意
■人体および本計器または本計器を含むシステムの保護・安全のため,本計器を
取扱う際は,本書の安全に関する指示事項に従ってください。なお,これらの
指示事項に反する扱いをされた場合,当社は安全性を保証しかねます。
■本製品および本書では,安全に関する次のようなシンボルマークとシグナル用
語を使用しています。
■ シンボルマークについて
本書は説明する内容により,以下のようなシンボルマークを使用しています。
危険 …感電事故など,取扱者の生命や身体に危険が及ぶ恐れがある場合
に,その危険を避けるための注意事項を記述してあります。
警告 …ソフトウェアやハードウェアを損傷したり,システムトラブルにな
る恐れがある場合に,注意すべきことがらを記述してあります。
注意 …操作や機能を知る上で,注意すべきことがらを記述してあります。
補足 …説明を補足するためのことがらを記述してあります。
参照 …参照すべき項目やページなどを記述してあります。
…“保護接地端子”を示しています。
…“機能用接地端子”を示しています。(保護接地端子として使用しないで
ください)
∼ …“交流”を示しています。
iv
IM 11M12A01-05
■ 本取扱説明書で使用する固有の表記について
本取扱説明書では,操作キーや表示部に表示される内容,製品に表記されている
内容を本文中などで具体的に説明する場合は,原則として次のように表します。
●操作キー,表示部の表示内容
「 」で示します。(例:「M O D E 」キー)(例:メッセージ表示→「B A S E L」,例:データ表示→「102」(点灯状態),「102」(点滅状態))
●点滅状態の図示
薄い色で表します。(点滅状態)
,(点灯状態)
●LCD表示文字の説明は以下の表に対応しています。
LCD
LCD
LCD
FORD4.EPS
◆ ご注意
●仕様の確認
機器がお手元に届いたら,丁寧に開梱し,輸送時の損傷がないことを点検くださ
い。念のため,ご指定通りの仕様であること,付属品に不足のないことを確認し
てください。仕様の確認は,ネームプレートに記載してある形名コードで行いま
す。形名コードは,2章 仕様をご参照ください。
●運転パラメータの検討
入手したままの状態で作動させたとき,「EXAxt ZR 一体型高温湿度計」は,工場
出荷時に設定された運転パラメータ(初期データ)による動作をします。
測定を開始する前に,初期データが運転条件に適合しているか確認してくださ
い。そして,必要があれば,ご希望の動作をするように設定し直してください。
設定データの検討には,7章∼10章をご参照ください。運転パラメータを設定し直
した場合は,変更データをメモしておくことをお奨めします。
IM 11M12A01-05
v
◆ 納入後の保証について
■当該製品を無断で改造することは固くお断りします。
■保証の期間は,ご購入時に当社よりお出しした見積書に記載された期間としま
す。保証サービスは,当社の規定に従い対処致します。当社が定める地域以外
における出張修理対象製品の修理の場合は,保証期間中においても技術者派遣
費が有料となります。
■保障期間内に,当社納入品に当社の責任による故障を生じた場合には,故障が
生じた納入品を,当社指定の販売窓口または最寄のサービス事業所にお持込み
いただくか,お送りください。その納入品の故障部分の交換,または修理を行
い,返送させていただきます。
●故障が生じた納入品のお持込み,またはお送りいただく際には,本計器の形
名・計器番号をご明示のうえ,不具合の内容および経過などについて具体的に
ご連絡ください。略図やデータなどを添えていただければ幸いです。
●新品交換の際は,修理レポートは添付いたしません。
■次のような場合には,保証期間内でも修理が有料となります。
●取扱説明書などに記載されている保証対象外部品の故障の場合。
●当社が供給していないソフトウェア,ハードウェア,または補用品の使用によ
る故障の場合。
●お客様の不適当なまたは不十分な保守による場合。
●当社が認めていない改造,酷使,誤使用または誤操作による故障の場合。
●納入後の移設が不適切であったための故障または損害の場合。
●指定外の電源(電圧,周波数)使用または電源の異常による故障の場合。
●当社が定めた設置場所基準に適合しない場所での使用,および設置場所の不適
当な保守による故障の場合。
●火災,地震,風水害,落雷,騒動,暴動,戦争行為,放射線汚染,およびその
他天災地変などの不可抗力的事故による故障の場合。
■当社で取り扱う製品は,ご需要先の特定目的に関する整合性の保証はいたしか
ねます。また,そこから生じる直接的,間接的損害に対しても責任を負いかね
ます。
■当社で取り扱う製品を組み込みあるいは転売される場含は,最終需要先におけ
る直接的,間接的損害に対しては責任を負いかねます。
■製品の保守,修理用部品の供給期間は,その製品の製造中止後5年間とさせてい
ただきます。本製品の修理については取扱説明書に記載されている最寄のサー
ビス事業所もしくはお買い求め先当社指定販売窓口へご相談ください。
vi
IM 11M12A01-05
目 次
はじめに ............................................................................................................................................................ i
◆ 本機器を安全にご使用いただくために .............................................................................................. iii
◆ ご注意 ........................................................................................................................................................ v
◆ 納入後の保証について .......................................................................................................................... vi
1.
概要 ........................................................................................................................................................ 1-1
1.1
システム構成例1 .................................................................................................................... 1-2
1.1.2
システム構成例2 .................................................................................................................... 1-2
1.1.3
システム構成例3 .................................................................................................................... 1-3
1.2
2.
<EXAxt ZR>システムを構成する機器群 ................................................................................ 1-4
1.2.1
機器の種類と適合システム .................................................................................................. 1-4
1.2.2
高温湿度計と補助用品 .......................................................................................................... 1-4
仕 様 .................................................................................................................................................... 2-1
2.1
総合仕様 .......................................................................................................................................... 2-1
2.1.1
標準仕様 .................................................................................................................................. 2-1
2.1.2
一体型ジルコニア式高温湿度計ZR202G ............................................................................ 2-2
2.1.3
ダストプロテクタZH21B ...................................................................................................... 2-8
2.2
3.
< EXAxt ZR >システム構成例 ...................................................................................................... 1-2
1.1.1
流量設定器ZA8Fおよび自動校正ユニットZR20H .................................................................... 2-9
2.2.1
ZA8F流量設定器 ..................................................................................................................... 2-9
2.2.2
ZR20H自動校正ユニット .................................................................................................... 2-11
2.3
ZO21Sスタンダードガスユニット ............................................................................................ 2-14
2.4
その他の用品 ................................................................................................................................ 2-15
2.4.1
ストップバルブ(部品番号:L9852CBまたはG7016XH) .............................................. 2-15
2.4.2
チェックバルブ(部品番号:K9292DNまたはK9292DS) ............................................. 2-15
2.4.3
エアセット ............................................................................................................................ 2-16
2.4.4
ゼロガス封入ボンベ(部品番号:G7001ZC) .................................................................. 2-18
2.4.5
ボンベ用減圧弁(部品番号:G7013XFまたはG7014XF) .............................................. 2-18
2.4.6
校正ガスユニットケース(部品番号:E7044KF) ........................................................... 2-19
2.4.7
ヒータアセンブリZR202A .................................................................................................. 2-19
設置 ........................................................................................................................................................ 3-1
3.1
高温湿度計の設置 .......................................................................................................................... 3-1
3.1.1
設置場所 .................................................................................................................................. 3-1
3.1.2
プローブ挿入口の施工 .......................................................................................................... 3-2
3.1.3
検出器の取付け ...................................................................................................................... 3-3
3.1.4
ダストプロテクタZH21Bの取付け ...................................................................................... 3-3
3.2
ZA8F形流量設定器の設置 ............................................................................................................ 3-4
3.2.1
設置場所 .................................................................................................................................. 3-4
3.2.2
ZA8F形流量設定器の取付け ................................................................................................ 3-4
3.3
自動校正ユニットZR20Hの設置 .................................................................................................. 3-6
3.3.1
設置場所 .................................................................................................................................. 3-6
3.3.2
自動校正ユニットZR20Hの取付け ...................................................................................... 3-7
3.4
校正ガスユニットケース(E7044KF)の設置 .......................................................................... 3-8
3.4.1
IM 11M12A01-05
設置場所 .................................................................................................................................. 3-8
vii
3.4.2
3.5
4.
配管 ........................................................................................................................................................ 4-1
4.1
システム構成例1の配管 ................................................................................................................ 4-2
4.1.1
校正ガス入口への配管用品の接続 ...................................................................................... 4-3
4.1.3
比較ガス入口への配管 .......................................................................................................... 4-3
システム構成例2の配管 ................................................................................................................ 4-4
4.2.1
4.2.2
校正ガス配管の要領 .............................................................................................................. 4-5
比較ガス配管の要領 .............................................................................................................. 4-5
システム構成例3の配管 ................................................................................................................ 4-6
配線 ........................................................................................................................................................ 5-1
5.1
配線の概要 ...................................................................................................................................... 5-1
5.1.1
変換器の外部配線接続端子 .................................................................................................. 5-2
5.1.2
配線の種類 .............................................................................................................................. 5-3
5.1.3
ケーブルグランドの取付け .................................................................................................. 5-3
5.2
アナログ出力用配線 ...................................................................................................................... 5-4
5.2.1
ケーブルの仕様 ...................................................................................................................... 5-4
5.2.2
配線の要領 .............................................................................................................................. 5-4
5.3
電源,接地配線 .............................................................................................................................. 5-5
5.3.1
電源用配線 .............................................................................................................................. 5-5
5.3.2
接地配線 .................................................................................................................................. 5-5
5.4
接点出力用配線 .............................................................................................................................. 5-6
5.4.1
ケーブルの仕様 ...................................................................................................................... 5-6
5.4.2
配線の要領 .............................................................................................................................. 5-6
5.5
接点入力用配線 .............................................................................................................................. 5-7
5.5.1
ケーブルの仕様 ...................................................................................................................... 5-7
5.5.2
配線の要領 .............................................................................................................................. 5-7
各部の名称と機能 ................................................................................................................................ 6-1
6.1
ZR202G形高温湿度計 .................................................................................................................... 6-1
6.1.1
6.2
7.
viii
システム構成例 2 における配管用品 .................................................................................. 4-4
4.2.3
4.3
6.
システム構成例 1 における配管用品 .................................................................................. 4-3
4.1.2
4.2
5.
取付け ...................................................................................................................................... 3-8
絶縁抵抗テストについて .............................................................................................................. 3-9
一体型高温湿度計 .................................................................................................................. 6-1
ZA8F形流量設定器,ZR20H自動校正ユニット ........................................................................... 6-2
スタートアップ .................................................................................................................................... 7-1
7.1
配管,配線の確認 .......................................................................................................................... 7-2
7.2
バルブ類のセット .......................................................................................................................... 7-2
7.3
電源供給 .......................................................................................................................................... 7-3
7.4.
赤外線スイッチの操作 .................................................................................................................. 7-4
7.4.1
画面とスイッチ ...................................................................................................................... 7-4
7.4.2
画面の構成 .............................................................................................................................. 7-6
7.4.3
パラメータコード選択画面への入り方 .............................................................................. 7-7
7.4.4
パラメータコードの選択方法 .............................................................................................. 7-8
7.4.5
設定値の変更方法 .................................................................................................................. 7-9
7.5
機種設定の確認 ............................................................................................................................ 7-10
7.6
表示項目の設定 ............................................................................................................................ 7-11
IM 11M12A01-05
7.7
電流出力の設定 ............................................................................................................................ 7-12
7.7.1
アナログ出力項目の設定 .................................................................................................... 7-12
7.7.2
出力レンジの設定 ................................................................................................................ 7-13
7.7.3
最小(4mA点),最大(20mA点)の設定 ...................................................................... 7-14
7.8
電流ループチェック .................................................................................................................... 7-15
7.9
接点チェック ................................................................................................................................ 7-16
7.9.1
接点出力のチェック ............................................................................................................ 7-17
7.9.2
校正接点出力 ........................................................................................................................ 7-18
7.9.3
接点入力 ................................................................................................................................ 7-19
7.10 校正 ................................................................................................................................................ 7-20
7.10.1 校正の設定 ............................................................................................................................ 7-20
7.10.2 手動校正の実施 .................................................................................................................... 7-22
8.
運転データの詳細設定 ........................................................................................................................ 8-1
8.1
電流出力の設定 .............................................................................................................................. 8-1
8.1.1
最小(4mA点),最大(20mA点)の設定 .......................................................................... 8-2
8.1.2
出力スムージング係数の入力 .............................................................................................. 8-4
8.1.3
出力モードの選択 .................................................................................................................. 8-4
8.1.4
初期値 ...................................................................................................................................... 8-5
8.2
出力ホールドの設定 ...................................................................................................................... 8-6
8.2.1
本器の状態の定義 .................................................................................................................. 8-6
8.2.2
出力ホールド値の優先順位 .................................................................................................. 8-8
8.2.3
設定 .......................................................................................................................................... 8-8
8.2.4
初期値 ...................................................................................................................................... 8-8
8.3
警報の設定 ...................................................................................................................................... 8-9
8.3.1
警報値について ...................................................................................................................... 8-9
8.3.2
警報の出力動作について ...................................................................................................... 8-9
8.3.3
設定方法 ................................................................................................................................ 8-10
8.3.4
初期値 .................................................................................................................................... 8-11
8.4
接点出力の設定 ............................................................................................................................ 8-12
8.4.1
接点出力について ................................................................................................................ 8-12
8.4.2
設定方法 ................................................................................................................................ 8-13
8.4.3
初期値 .................................................................................................................................... 8-14
8.5
接点入力の設定 ............................................................................................................................ 8-15
8.5.1
設定方法 ................................................................................................................................ 8-15
8.5.2
初期値 .................................................................................................................................... 8-15
8.6
その他の設定 ................................................................................................................................ 8-16
8.6.1
日付,時刻の設定 ................................................................................................................ 8-16
8.6.2
平均値/最大最小値の監視時間の設定 ............................................................................ 8-17
8.6.3
測定ガスの温度と圧力の設定 ............................................................................................ 8-17
8.6.4
パージングの設定 ................................................................................................................ 8-18
9. 校正 ......................................................................................................................................................... 9-1
9.1
校正の概要 ...................................................................................................................................... 9-1
9.1.1
ジルコニア式湿度計の測定原理 .......................................................................................... 9-1
9.1.2
校正用ガス .............................................................................................................................. 9-3
9.1.3
補正 .......................................................................................................................................... 9-4
9.1.4
校正時に測定されるセンサ特性データ .............................................................................. 9-5
9.2 校正の実施 ........................................................................................................................................ 9-6
IM 11M12A01-05
ix
9.2.1
校正の設定 .............................................................................................................................. 9-6
9.2.2
校正の実行 .............................................................................................................................. 9-9
10. その他の機能 ...................................................................................................................................... 10-1
10.1 詳細表示 ........................................................................................................................................ 10-1
10.1.1 酸素濃度 ................................................................................................................................ 10-3
10.1.2 水分量 .................................................................................................................................... 10-3
10.1.3 混合比 .................................................................................................................................... 10-3
10.1.4 相対湿度 ................................................................................................................................ 10-3
10.1.5 露点 ........................................................................................................................................ 10-3
10.1.6 セル温度 ................................................................................................................................ 10-4
10.1.7 測定ガス温度 ........................................................................................................................ 10-4
10.1.8 冷接点温度 ............................................................................................................................ 10-4
10.1.9 セル起電力 ............................................................................................................................ 10-4
10.1.10 熱電対起電力 ...................................................................................................................... 10-4
10.1.11 冷接点電圧 .......................................................................................................................... 10-5
10.1.12 出力電流値 .......................................................................................................................... 10-5
10.1.13 セル応答時間 ...................................................................................................................... 10-5
10.1.14 セル内部抵抗 ...................................................................................................................... 10-5
10.1.15 セル健康度 .......................................................................................................................... 10-6
10.1.16 ヒーターON時間率 ............................................................................................................ 10-6
10.1.17 酸素濃度(時定数付き),水分量(時定数付き),混合比(時定数付き) ......... 10-6
10.1.18 酸素濃度最大,水分量最大,混合比最大 ..................................................................... 10-6
10.1.19 酸素濃度最小,水分量最小,混合比最小 ..................................................................... 10-6
10.1.20 酸素濃度平均,水分量平均,混合比平均 ..................................................................... 10-7
10.1.21 スパン点補正率,ゼロ点補正率 ..................................................................................... 10-7
10.1.22 校正時間の履歴 .................................................................................................................. 10-7
10.1.23 時刻 ...................................................................................................................................... 10-7
10.1.24 ソフトRev. .......................................................................................................................... 10-7
10.2 運転データの初期化 .................................................................................................................... 10-8
10.3 初期化実行の手順 ........................................................................................................................ 10-9
10.4 リセット ...................................................................................................................................... 10-10
10.5 ZO21Sスタンダードガスユニットの取扱い方法 .................................................................. 10-17
10.5.1 スタンダードガスユニット各部の名称と機能 .............................................................. 10-17
10.5.2 缶ボンベの装填 .................................................................................................................. 10-18
10.5.3 校正ガスの流し方 .............................................................................................................. 10-19
10.6 ZA8F流量設定器のバルブ操作方法 ........................................................................................ 10-21
10.6.1 校正実施時の準備 .............................................................................................................. 10-21
10.6.2 スパンガス流量設定バルブの操作 .................................................................................. 10-21
10.6.3 ゼロガス流量設定バルブの操作 ...................................................................................... 10-22
10.6.4 校正終了時の処置 .............................................................................................................. 10-22
11. 点検および保守 .................................................................................................................................. 11-1
11.1検出器の点検・保守 .................................................................................................................... 11-2
11.1.1 校正ガス導管の掃除 ............................................................................................................ 11-2
11.1.2 センサアセンブリの交換 .................................................................................................... 11-3
11.1.3 ヒータユニットの交換 ........................................................................................................ 11-5
11.1.4 Oリングの交換 ..................................................................................................................... 11-7
11.1.5 運転の停止と再開 ................................................................................................................ 11-8
x
IM 11M12A01-05
11.2 変換器の点検・保守 .................................................................................................................... 11-9
11.2.1 ヒューズの交換 .................................................................................................................... 11-9
11.3 ZR20H 自動校正ユニットの流量計の交換 ............................................................................. 11-11
12. トラブルシューティング .................................................................................................................. 12-1
12.1 エラーが発生したときの表示と処置 ........................................................................................ 12-1
12.1.1 エラーとは ............................................................................................................................ 12-1
12.1.2 エラー発生時の処理 ............................................................................................................ 12-2
12.2 警報が発生したときの表示と処置 ............................................................................................ 12-5
12.2.1 警報とは ................................................................................................................................ 12-5
12.2.2 警報発生時の処置 ................................................................................................................ 12-5
12.3 測定値が異常を示す場合の処置 .............................................................................................. 12-10
12.3.1 測定値が実際より高めの値を示す .................................................................................. 12-10
12.3.2 測定値が実際より低めの値を示す .................................................................................. 12-11
12.3.3測定値がときどき異常な値を示す .................................................................................. 12-12
◆ Customer Miantenance Parts List ......................................................................... CMPL 11M12A01-05E
◆ Customer Miantenance Parts List ......................................................................... CMPL 11M12A01-12E
◆ Customer Miantenance Parts List ............................................................................. CMPL 11M3D1-01E
◆ 取扱説明書 改版履歴 ............................................................................................................................ 1
IM 11M12A01-05
xi
1. 概 要
1.
概要
<EXAxt ZR一体型ジルコニア式高温湿度計>は,検出器と変換器が一体化された
構造になっています。高温空気中の湿度を連続的に測定するもので,蒸気や電熱
を熱源とする乾燥機などに使用されます。各種工業の乾燥機や加湿機などの湿度
の管理・制御に最適で,生産性向上に大きな成果を上げることができます。
<EXAxt ZR>の検出器には種々の種類があるうえ,最適な測定を行うために補助
用品も準備されています。また,校正を自動化するための機器類もいろいろと
揃っています。
操作部は光スイッチを採用し蓋を開けずに現場で操作することができます。
EXAxt ZR一体型ジルコニア式高温湿度計は,用途に合った機器を選択することに
より,最適なシステムが構築できます。
この章では,代表的な例を挙げて,システム構成について説明いたします。
IM 11M12A01-05
1-1
1.1
< EXAxt ZR >システム構成例
システムの構成は,校正を手動か自動で行うかで決定します。
基本的な3種類のシステム例を紹介します。
1.1.1
システム構成例1
検出器と変換器の一体型だけから成る最もシンプルなシステムです。食品などの
製造乾燥工程で湿度のモニタリングを行う場合などに適します。比較ガス配管は
施さず,比較ガス(空気)は設置場所から取り入れます。また,校正は携帯形の
スタンダードガスユニットZ O 2 1 S を用いて行います。このスタンダードガスユ
ニットからのゼロガスとスパンガス(空気)は,校正時にだけチューブを接続し
て検出器に供給します。
注 意
・検出器部の校正ガス入口にはストップバルブを接続し,校正時以外は必ず全閉
状態にしておきます。
・本システムは比較空気に大気を使用する為,測定精度は設置場所の影響を受け
ます。
一体型ジルコニア式高温湿度計 ZR202G
ストップバルブ
∼ 100∼240V AC
接点入力
アナログ出力,接点出力
スタンダードガスユニット ZO21S
校正ガス
∼
F1.1.1.1.EPS
1.1.2
システム構成例2
このシステムは,設置雰囲気が空気以外のガスで汚染されている場合か,湿度を
精度良くモニタリングや制御する場合の例です。比較ガスおよび校正時のスパン
ガスは,計装空気(21%の酸素濃度を持つ清浄な乾燥空気)を使用します。校正
時のゼロガスは,ボンベから供給します。ガス流量の調整は,流量設定器ZA8F
(バルブ操作を手動で行うタイプ)を用いて行います。
1-2
IM 11M12A01-05
1. 概 要
一体型ジルコニア式高温湿度計 ZR202G
チェックバルブ
または
ストップバルブ
∼ 100∼240V AC
接点入力
アナログ出力,接点出力
流量設定器 ZA8F
流量計
ニードル弁
エアセット
比較ガス
計装エア
スパンガス
(ゼロガスと同等の校正ユニット)
校正ガス
減圧弁
ゼロガス
封入ボンベ
校正ガス
ユニット
ケース
F1.1.2.1.EPS
1.1.3
システム構成例3
このシステムは,システム校正例2と同様に湿度を精度良くモニタリングおよび制
御に用いる場合の例です。比較ガスおよび校正時のスパンガスは,計装空気(清
浄な乾燥空気)を使用します。校正時のゼロガスはボンベから供給します。シス
テム構成例3は,自動校正ユニットを使用して,校正ガスを自動的に流通させるよ
うになっています。
一体型ジルコニア式高温湿度計 ZR202G
自動校正あり(ZR202G-□□□-□-□-A-□-□-□-□-A)
*2
100∼240 V AC
自動校正
ユニット
∼
エアセット
比較ガス
*1
接点入力
アナログ出力
接点出力
計装エア
スパンガス
校正ガス(ゼロ)
減圧弁
*3
ゼロガス
封入ボンベ
(*)一体型の周囲温度は,-20∼55℃ですので設置
環境を十分ご検討ください。
*1
校正ガス
ユニット
ケース
F1.1.3.1.EPS
シールドケーブルについて
信号ケーブルはシールドケーブルを使用し,シールドは変換器のFG端子
へ接続して下さい。
*2
検出器は,検出器構成表より選択してください。
*3
ジルコニア式高温湿度計の場合,100%N2ガスをゼロガスとして使用す
ることができません。通常は約1%O2(N2バランス)を使用します。
IM 11M12A01-05
1-3
1.2
1.2.1
<EXAxt ZR>システムを構成する機器群
機器の種類と適合システム
一 体 型
形名または
部品番号
システム システム システム
例1 例2 例3
製品名称
一体型高温湿度計
●
●
●
ダストプロテクタ
○
○
○
ZO21S
スタンダードガスユニット
●
ZA8F
流量設定器(手動校正用)
ZR20H
自動校正ユニット
(一体型用)
ZR202G
ZH21B
L9852CB/G7016XH
ストップバルブ
K9292DN/K9292DS
チェックバルブ
●
●
●
(●)
●
エアセット
●
●
G7001ZC
ゼロガス封入ボンベ
●
●
G7013XF/G7014XF
ボンベ用減圧弁
●
●
E7044KF
校正ガスユニットケース
●
●
ZR202A
ヒータアセンブリ
(交換用部品)
○
○
K9473XH/K9473XJ,
G7004XF/K9473XG
○
T1.2.1.1.EPS
● : システム例で必須な項目です。
○ : 各アプリケーションにより選択します。
(●) : は,どちらか一方を選択します。
1.2.2
(●)
高温湿度計と補助用品
●一般用検出器 (使用温度: 0∼700℃)
標準タイプ検出器
使用機器の形名
ZR202G
取付け姿勢
挿入長:0.4∼2mのとき
垂直∼水平
挿入長:2,5∼3mのとき
垂直
ダストプロテクタ付き検出器
使用機器の形名
ZR202G-040
および
ZH21B
取付け姿勢
垂直∼水平
(挿入長:0.4mのみ)
F1.2.2.1.EPS
1-4
IM 11M12A01-05
2. 仕 様
2.
仕 様
この章では,<EXA xt ZR一体型ジルコニア式高温湿度計>を構成する主な機器
(選択使用するものも含む)の仕様を中心に説明します。
ZR202G
2.1
2.1.1
一体型ジルコニア式高温湿度計 (2.1.2項参照)
ZH21B
ダストプロテクタ
(2.1.3項参照)
ZA8F
流量設定器
(2.2.1項参照)
ZR20H
自動校正ユニット
(2.2.2項参照)
ZO21S
スタンダードガスユニット
(2.3項参照)
総合仕様
標準仕様
測定対象
:混合ガス(空気+水蒸気)中の水蒸気vol%
測定原理
:ジルコニア式
測定範囲
:0.01−100vol%O2,0−100vol%H2Oまたは0−1.000kg/kg
出力信号
:4−20mA DC(最大負荷抵抗 550Ω)
酸素濃度 0-5∼0-100 vol%O2の範囲で任意設定可(1vol%O2単位)
またはパーシャルレンジ
水分量 0−25∼0−100vol%H2Oの範囲で任意設定可(1vol%H2O単
位)またはパーシャルレンジ
混合比 0−0.2∼0−1.000kg/kgの範囲で任意設定可(0.001kg/kg単
位)またはパーシャルレンジ
表示範囲
暖機時間
:酸素濃度
0-100 vol%O2
水分量
0∼100vol%H2O
混合比
0∼1kg/kg
相対湿度
0∼100%RH
露点
−40∼370℃
:20分
以下の各種特性は酸素濃度測定からの換算値です。
繰り返し性 :(比較エアが自然対流の場合を除く)
±1vol%H2O(試料ガス圧力2kPa以下)
直線性
:(基準ガス誤差を除く)
(比較エアが自然対流の場合を除く)
(ゼロ・スパン校正ガスは測定レンジに対応したO 2 濃度であるこ
と)
使用圧力 ±0.49kPa以内;±2vol%H2O
使用圧力 +2kPa以下;±3vol%H2O
IM 11M12A01-05
2-1
ドリフト
:(最初の2週間を除く)
(比較エアが自然対流の場合を除く)
ゼロ,スパン共
±3vol%H2O/月
応答時間
:5秒以内 90%応答(検出器入口からガスを導入し,アナログ出力
が変化をし始めてから測定)
2.1.2
一体型ジルコニア式高温湿度計ZR202G
検出器と変換器との一体型で光スイッチによる現場,操作ができます。
表示部
:6桁LCD表示
スイッチ部 :反射型光スイッチ3個
出力信号
:4-20mA DC 1点(最大負荷抵抗550Ω)
接点出力
:2点(内1点はフェールセイフ,ノーマルオープン)
接点入力
:2点
試料ガス温度 :0∼700℃
600℃以上ではインコネル製ボルトを使用します。
試料ガス圧力 :−5∼+2kPa
プローブ長
:「形名コード」参照
プローブの材質 :SUS316
周囲温度
:−20∼+55℃(ケース表面にて−5∼+70℃)
保存温度
:−30∼+70℃
湿度範囲
:0∼95%RH(ただし,結露がないこと)
設置高度
:標高2000m以下
IEC1010に基づくカテゴリー:II(注)
IEC1010に基づく汚染度
:2(注)
(注)・設置カテゴリーとは,過電圧カテゴリーとも呼ばれるインパルス耐電圧
の規定。IIは電気機器を対象とします。
・汚染度とは絶縁耐圧を低下させる個体,液体,気体等異物の付着の程
度。2は一般室内雰囲気です。
電源電圧
:定格;100∼240V AC 動作電圧範囲
;85∼264V AC
電源周波数 :定格;50/60Hz
動作周波数範囲
;45∼66Hz
消費電力
:最大300W 通常約100W
安全およびEMC適合規格
安全:
EN61010-1 適合
CSA C22.2 No.61010-1 認定
UL61010-1 認定
EMC:
EN 61326 Class A
EN 55011 Class A Group 1
EN 61000-3-2
AS/NZS CISPR 11
比較エア方式:自然対流,計装エア
計装エア(自然対流を除く):圧力;200kPa+乾燥機内圧(露点温度−20℃以下ま
で除湿され,ダスト・オイルミスト等を除去した空気を推奨)
消費量;約1Nl/min
接ガス部材質:SUS316,ジルコニア,SUS304(フランジ),ハステロイB,(イ
ンコネル600,601)
構造
2-2
:ヒータ・熱電対交換可能構造,非防爆,JIS C0920防沫型IP44D
IM 11M12A01-05
2. 仕 様
ガス接続継手 :Rc1/4または1/4NPT(F)
配線接続口
:G1/2,Pg13.5,M20×1.5mm,1/2NPTのいずれか一種 4個
取付方法
:フランジ取付
プローブ取付角度;プローブ長が2m以下は水平または垂直。ただしプローブ
挿入長が2.5mを超える場合は,垂直取付。水平に取り付け
る場合プローブプロテクタを使用。
ケース
:アルミニウム合金
塗色
:カバー;ミントグリーン(マンセル5.6BG3.3/2.9)
ケース;ミントグリーン(マンセル5.6BG3.3/2.9)
塗装
:ポリウレタン耐食塗装
質量
:挿入長
0.4m;約8kg(JIS 5K 65),
約13kg(ANSI 150 4)
1.0m;約10kg(JIS 5K 65),
約15kg(ANSI 150 4)
1.5m;約12kg(JIS 5K 65),
約17kg(ANSI 150 4)
2.0m;約14kg(JIS 5K 65),
約19kg(ANSI 150 4)
3.0m;約17kg(JIS 5K 65),
約22kg(ANSI 150 4)
機能
表示機能
:数値表示;酸素濃度,水分量,混合比等を数値で表示
アラーム,エラー表示:「水分量警報」等のアラームまたは
「セル起電力異常」等のエラーを,発生した時に表示
校正機能
:
自動校正 ;自動校正ユニットが必要です。設定された周期で自動的に校正
を行います。
半自動校正;自動校正ユニットが必要です。校正指令を光スイッチまたは
接点入力で行います。後は自動的に校正を行います。
手動校正 ;LCD画面との対話形式で,校正ガスバルブを開閉しながら校正
を行います。
保守機能
:日常の運転で変更するデータの設定,点検等で行うチェックが
可能です。表示項目,校正項目,テスト項目(電流出力ループ
チェック,入出力接点チェック)があります。
セットアップ機能 :変換器設置時にプラントに合わせた初期状態を設定します。
電流出力項目,警報項目,接点項目,その他の項目がありま
す。
IM 11M12A01-05
2-3
表示・設定内容 :
測定関連項目
:酸素濃度(vol%O2),水分量(vol%H2O),混合比(kg/
kg),相対湿度(%RH),露点(℃),セル温度(℃),熱
電対冷接点温度(℃),酸素濃度最大・最小・平均値
(vol%O2),水分 量最大・最小・平均(vol%H2O),混合比
最大・最小・平均(kg/kg),セル起電力(mV),出力1,2電
流値(mA),セル 応答時間(秒),セル内部抵抗値
(Ω),セル健康度(4段階),ヒータON時間率(%),校正
履歴(10回),時刻(年・月・日/時・分)
校正用設定項目 :スパンガス濃度(vol%O2),ゼロガス濃度(vol%O2),校正
モード(自動,半自動,手動),校正の種類(ゼロ・スパン
校正,ゼロ校正のみ,スパン校正のみ),安定時間(分・
秒),校正時間(分・秒),校正周期(日・時),校正開始
時間(年・月・日/時・分)
出力関連項目
:アナログ出力・出力モードの選択,暖機中・保守中・校正
中・異常時の出力状態,酸素濃度4mA点・20mA点(vol%
O2),水分量4mA点・20mA点(vol%H2O),混合比4mA点・
20mA点(kg/kg),時定数
警報関連項目
:酸素濃度値上限・上上限警報値(vol%O2),酸素濃度値下
限・下下限警報値(vol%O2),水分量上限・上上限警報値
(vol%H2O),水分量下限・下下限警報値(vol%H2O),混合
比上限・上上限警報値(kg/kg),混合比下限・下下限警報値
(kg/kg),酸素濃度警報ヒステリシス(vol%O2),水分量警
報ヒス テリシス(vol%H2O),混合比警報ヒステリシス(kg/
kg),水分量・混合比警報の検知,警報の動作遅れ(秒)
接点関連項目
:接点入力1・2の選択,接点出力1・2の選択(異常,上上限警
報,上限警報,下限警報,下下限警報,保守中,校正中,レ
ンジ切換(切換え時のレンジは固定),暖機中,校正ガス圧
力低下,未燃ガスの検知)
変換器出力
:mAアナログ出力1点(4-20mA DC(最大負荷抵抗550Ω))
レンジ;0-5∼0-100vol%O2,0-25∼0-100vol%H2Oまたは00.200∼0-1.000kg/kgの範囲で任意設定またはパーシャルレンジ
設定可。
ただし対数出力の場合は,酸素濃度のレンジ最小値が
0.1vol%O2,水分量のレンジ最小値が0.1vol%H2O,混合比のレ
ンジ最小値は0.01kg/kg固定となります。
4-20mA DCリニアまたは対数選択可
入出力絶縁
出力ダンピング;0-255(秒),
ホールドまたはノンホールド選択可,ホールド時プリセット
値設定可
2-4
IM 11M12A01-05
2. 仕 様
接点出力
: 2点,接点容量30V DC 3A,250V AC 3A(抵抗負荷)
内1点は常時励磁,常時非励磁選択可
上限/下限警報にはディレイ機能(0−255秒),ヒステリシス機能
(0−9.9vol%O2,0-9.9vol%H2O,0.000-0.010kg/kg)の設定可 各接点出力には下記機能をプログラムできます。
1 異常 2 上上限警報 3 上限警報 4 下下限警報 5 下限警報 6 保守中 7 校正中 8 レンジ切換アンサーバック 9 暖機中 10 校正ガス圧力低下(接点入力のアンサーバック) 11未燃ガス
検知(接点入力のアンサーバック)
接点入力
: 2点,無電圧接点
各接点入力には下記機能をプログラムできます。
1 校正ガス圧力低下アラーム 2 レンジ切換(切換え時のレンジは
固定)3 外部校正スタート 4 プロセス異常アラーム(これを受け
ると,ヒータ電源を切る)
接点容量
: OFF時漏洩電流:3mA以下
自己診断
: セル異常,セル温度異常(低)(高),校正値異常,A/Dコンバー
タ異常,デジタル回路異常
校正
: 校正方法;ゼロ,スパン校正
校正モード;自動,半自動,手動,いずれも光スイッチで操作可
能。
またゼロまたはスパンのいずれか一方をスキップ可。
ゼロ校正ガス濃度設定範囲;0.3−100vol%O2(最小設定単位;
0.01vol%O2)
スパン校正ガス濃度設定範囲;4.5-100vol%O2(最小設定単位;
0.01vol%O2)
ゼロ,スパンの標準ガスはそれぞれの目盛り幅の約10vol%O2,80
−100vol%O2の酸素を含む窒素バランスの混合ガスを使用してく
ださい。
校正周期;日・時の設定:最長255日
IM 11M12A01-05
2-5
● 形名およびMSコード
形名
基本コード
付加コード
ZR202G
挿入長
一体型ジルコニア式高温湿度計
-040
-070
-100
-150
-200
-250
-300
プローブ材質
フランジ
(*2)
自動校正
(*6)
比較エア
配管接続口
配線接続口
取扱説明書
―
付加仕様
仕 様
0.4 m
0.7 m
1.0 m
1.5 m
2.0 m
2.5 m
3.0 m
-S
-C
(*1)
(*1)
SUS316
校正ガス管インコネル製
-A
-B
-C
-E
-F
-G
-K
-L
-M
-P
-R
-S
ANSI Class 150 2 RF SUS304
ANSI Class 150 3 RF SUS304
ANSI Class 150 4 RF SUS304
DIN PN10 DN50 SUS304
DIN PN10 DN80 SUS304
DIN PN10 DN100 SUS304
JIS 5K 65 FF SUS304
JIS 10K 65 FF SUS304
JIS 10K 80 FF SUS304
JIS 10K 100 FF SUS304
JPI Class 150 4 RF SUS304
JPI Class 150 3 RF SUS304
-N
-A
-B
なし
あり(水平取付)
あり(垂直取付)
-C
-E
自然対流
計装エア (*7)
-R
-T
Rc 1/4
1/4 NPT(Female)
-P
-G
-M
-T
G1/2
Pg13.5
M20 × 1.5 mm
1/2NPT
-J
-E
日本語
英語
-A
常に -A
/C
インコネル製ボルト (*3)
/HS
湿度計設定
/CV
/SV
チェックバルブ付 (*5)
ストップバルブ付 (*5)
/H
日除けフード(注)
/SCT
ステンレス製タグプレート
(*4)
T2.1.2.1.EPS
*1 挿入長2.5m,3.0 mの検出器を水平取付で使用の場合,検出器の強度補強のため,プローブプロテクタZO21R-L-200-□を必
ずご指定ください。MSコードはGS 11M12A01-02を参照ください。ただしフランジコードは,-C,-Kのいずれかを指定して
ください。
*2 フランジの寸法により厚さは異なります。
*3 プローブ先端のボルトと校正用U字パイプをインコネル製で出荷します。高温(600∼700℃)で使用してください。
*4 湿度計として使用される場合は,必ず/HSを手配してください。
*5 付加コード/CVまたは/SVのいずれか一方を選択してください。
*6 自動校正付にはチェックバルブが付属しますので,/CV,/SVを手配する必要はありません。
また比較エアの自然対流方式と自動校正との組み合せ使用はできません。
*7 必ず比較エア配管を施し,常時規定流量の比較エアを供給してください。
(注)日除けフードにキズが付いていても性能には支障ありません。
屋外に設置(屋根の無い場所)する場合は,日除けフード/Hを手配してください。
2-6
IM 11M12A01-05
2. 仕 様
● 外形図
一体型ジルコニア式高温湿度計(ZR202G)
単位:mm
338∼351
L
φ123
表示側
t
122
Rc1/4または1/4NPT
(比較空気入口)
125
48.5
25
φ50.8
L= 0.4, 0.7,
1.0, 1.5, 2.0,
2.5, 3.0 (m)
Rc 1/4または1/4NPT
(校正ガス入口)
153∼164
4-G1/2,1/2NPT等
(配線接続口)
49
252∼265
端子側
170
C
φA
φB
フランジ
フランジ
C
フランジ
ANSI Class 150 2 RF SUS304
ANSI Class 150 3 RF SUS304
ANSI Class 150 4 RF SUS304
DIN PN10 DN50 SUS304
DIN PN10 DN80 SUS304
DIN PN10 DN100 SUS304
JIS 5K 65 FF
JIS 10K 65 FF
JIS 10K 80 FF
JIS 10K 100 FF
JPI Class 150 4 RF
JPI Class 150 3 RF
A
152.4
190.5
228.6
165
200
220
155
175
185
210
229
190
B
120.6
152.4
190.5
125
160
180
130
140
150
175
190.5
152.4
C
4−φ19
4−φ19
8−φ19
4−φ18
8 −φ18
8 −φ18
4 −φ15
4 −φ19
8 −φ19
8 −φ19
8 −φ19
4 −φ19
t
19
24
24
18
20
20
14
18
18
18
24
24
φA
φB
フランジ
F2.1.2.1.EPS
● 日除けフード付き(オプションコード/H)
150 ⫾3
150 ⫾3
274 ⫾4
IM 11M12A01-05
2-7
2.1.3
ダストプロテクタZH21B
紙粉などの可燃物や高ダスト雰囲気下で湿度測定を行う場合,ダストによる検出
器出力の撹乱(可燃物が検出器セル内に侵入するなど)を避けるために使用しま
す。
●標準仕様
挿入長:0.428 m
フランジ:JIS 5K 80 FF SUS304またはANSI Class 150 4 FF SUS304(ただしフラン
ジ厚は異なります。)
材質:SUS316,SUS304(フランジ)
質量:約6kg(JIS),約8.5kg(ANSI)
取付: 検出器,プロセス用フランジとの取付用ボルト,ナット,ワッシャ付
● 形名およびコード
形 名 基本仕様コード 付加コード
仕 様
ZH21B
ダストプロテクタ
(0∼600℃)
-040 …………………… 0.428 m
フランジ
-J …………………… JIS 5K 80 FF SUS304 (1)
-A …………………… ANSI Class 150 4B FF SUS304※(2)
スタイルコード *B ……………… スタイルB
挿 入 長
T2.1.3.1.EPS
※フランジ厚は異なります。
・以下の検出器をご指定ください。
(1)の場合 ZR202G-040-□-Kをご指定ください。
(2)の場合 ZR202G-040-□-Cをご指定ください。
● 外形図
単位:mm
428
t
D
φ72
φ76.3
φA
C
C
φB
φB
F2.1.3.1.EPS
挿入口:最小φ80
JIS フランジの場合
挿入口:最小φ80
ANSI フランジの場合
挿入口フランジ穴加工
フランジ
2-8
A
B
C
t
D
JIS
5K 80 FF SUS304
180
145
4-φ19
12
40
ANSI Class
150 4B FF SUS304
228.6
190.5
8-φ19
12
50
IM 11M12A01-05
2. 仕 様
2.2
2.2.1
流量設定器ZA8Fおよび自動校正ユニットZR20H
ZA8F流量設定器
手動で比較ガスおよび校正ガスを所定の流量で検出器へ供給するための機器であ
り,システム構成例2に準じたシステムを組む場合に使用します。計装エアが必要
です。
校正ガスおよび比較空気の流量を調節する装置で,フローメータおよび流量調節
弁から構成されます。
●標準仕様
構造:防じん,防雨構造
ケース材質:SPCC
塗装:エポキシ樹脂系塗料,焼付け塗装
塗色:ダークグリーン(マンセル2.0GY3.1/0.5相当)
取付け方法:パイプ取付け,壁面取付け
取付け姿勢:垂直
フローメータ目盛:校正ガス;0.1∼1.0 l/min
比較エア;0.1∼1.0 l/min
配管接続口:Rc1/4または1/4NPTめねじ
質量:約2.3 kg
比較ガス用空気源圧力:測定ガス圧力+約50kPa,チェックバルブ付きの場合は,
測定ガス圧力+約150 kPa(最大300kPa)(流量設定器入力圧力)の清浄な計装空
気
比較ガス消費量:約1.5 l/min
校正ガス(ゼロガス,スパンガス)消費量:約0.7 l/min(校正時のみ)
●形名およびコード
形 名 基本仕様コード 付加コード
仕 様
………………………………
流量測定器
ZA8F
… … … … … Rc 1/4
-J
継 手
… … … … … 1/4 NPT アダプタ付
-A
スタイルコード
*B … … … … … スタイルB
T2.2.1.1.EPS
IM 11M12A01-05
2-9
●外形図
180
␾6穴
単位:mm
140
7
REFERENCE
SPAN
ZERO
235.8
222.8
スパンガス入口
ゼロガス入口
26
4-Rc 1/4
配管接続口A
ZERO
IN
SPAN
IN
CHECK
OUT
AIR
IN
REF
OUT
70
35
20
35
35
35
35
20
7
計装エア入口
CHECK
OUT
フロー
メータ
ZERO
GAS IN
SPAN
GAS IN
REF
OUT
フロー
メータ
AIR IN
計装エア
1∼1.5 l/min
エアセット
(測定ガス圧+約50kPa G, チェックバルブ付の場合は測定ガス圧+約150kPa G)
2-10
F2.2.1.1.EPS
IM 11M12A01-05
2. 仕 様
2.2.2
ZR20H自動校正ユニット
比較ガスおよび自動校正を行うときの校正ガスを所定の流量で検出器へ供給する
ための機器であり,システム例3に準じたシステムを組む場合に使用します。
●標準仕様
一体型ジルコニア高温湿度計 ZR202Gの基本コードで自動校正あり(-Aまたは
-B)を選択すると付属されます。-Aは水平取付,-Bは垂直取付です。
ZR202Gに後で自動校正ユニットを取付ける場合,ZR20Hを手配してください。
取付けは当社サービスにお申し付けください。
構造:
防じん,防雨構造;NEMA4X/IP67(流量計は除く)
取付方法:
ZR202Gに取付(振動の無い場所),ブラケット;SUS304
材質:
本体材質;アルミニウム合金 ,配管;S U S 3 1 6 ,S U S 3 0 4 ,
流量計材質;MA(メタクリル樹脂)
塗装:
ポリウレタン耐食塗装;ケース;ミントグリーン(マン
セル5.6BG3.3/2.9),カバー;ミントグリーン(マンセル
5.6BG3.3/2.9)
配管接続:
形名コード参照
電源:
24VDC(ZR202Gから供給),消費電力;約1.3W
比較空気圧力:
測定ガス圧力 +150 kPa(最大690kPa),(自動校正
ユニット入口圧力)
空気消費量:
約1.5 l/min
質量:
約2kg
周囲温度:
−20∼55℃(ただし,結露・凍結の無いこと)
周囲湿度:
0∼95%RH
保管温度:
−30∼+65℃
● 形名およびコード
形 名 基本仕様コード 付加コード
仕 様
.........…………………………
自動校正ユニット(ZR202G用)*1
ZR20H
…...……….. Rc 1/4
….......…….. 1/4"NPT
...…………..
比較エア(*2) -E
計装エア
….......…….. 水平取付
-A
取付
…...……….. 垂直取付
-B
−
-A ...………….. 常に-A
ガス接続口 -R
-T
T02_09.EPS
*1 自動校正ユニットZR20Hを,後でZR202Gに追加取付けする場合は,当社サービスに依頼して
ください。
*2 ZR20Hの比較エアは,ZR202Gの仕様に合わせてください。
IM 11M12A01-05
2-11
●外形図
(1)水平設置の場合 (-A)
単位:mm
242
257
φ84
φ80
AUTO CAL. UNIT
SPAN IN
REF IN
ZERO IN
MODEL
SUFFIX
ZR20H
STYLE
S1
SUPPLY
AMB.TEMP
690kPa MAX.
-20 TO 55℃
USED WITH
ZR202G
NO.
40
40
66.5
44 MAX
166.5
56
ゼロガス入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
スパンガス入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
比較空気入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
(2)鉛直設置の場合 (-B)
49
φ84
111
φ8
0
AUTO CAL. UNIT
MODEL
STYLE
SPAN IN
REF IN
ZR20H
SUFFIX
S1
SUPPLY
690kPa MAX.
AMB.TEMP -20 TO 55℃
ZERO IN
USED WITH ZR202G
NO.
40
40
66.5
44 MAX
166.5
180
ゼロガス入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
比較空気入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
スパンガス入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
2-12
IM 11M12A01-05
2. 仕 様
ZR20H本体 内部配管・配線
校正ガス
比較ガス
スパンガス用電磁弁
スパンガス用流量計
チェックバルブ
比較空気用流量計
SPAN IN
ゼロガス用
電磁弁
エアセットへ
REF. IN
ゼロガス
封入ボンベへ
ニードル弁
ZERO IN
自動校正ユニット
ゼロガス用流量計
IM 11M12A01-05
2-13
2.3
ZO21Sスタンダードガスユニット
システム構成例1に準じたシステムにおいて,検出器へゼロガスおよびスパンガス
を供給するための携帯用機器です。本器は,校正時にだけ検出器と組み合わせて
使用します。
●標準仕様
構造
: 携帯形
ケース材質 : SPCC
塗装
: エポキシ樹脂系塗料,焼付け塗装
塗色
: ケース:ダークグリーン(マンセル2.0GY3.1/0.5相当)
カバー
: ペールグリーン(マンセル2.8GY6.4/0.9相当)
配管接続口 :φ6×φ4mm軟質チューブ用接続継手
質量
: 約3kg
ゼロガス
: 缶ボンベ封入ガスを使用(缶ボンベ,6本付属)
容器
:1
充填圧力
: 686kPaG
封入ガス組成:0.95∼1.0vol%O2+N2バランス
スパンガス : 内蔵ポンプで周辺空気を取り入れ,検出器へ供給
消費電力
: 5VA以下
●形名およびコード
形 名 基本仕様コード 付加コード
仕 様
ZO21S ……………………………… スタンダードガスユニット
-2………………………… 200 V AC 50/60 Hz
-3………………………… 220 V AC 50/60 Hz
-4………………………… 240 V AC 50/60 Hz
電 源
-5………………………… 100 V AC 50/60 Hz
-7………………………… 110 V AC 50/60 Hz
-8………………………… 115 V AC 50/60 Hz
パ ネ ル
-J
-E
スタイルコード
… … … … … 和文
… … … … … 英文
*A … … … … … スタイルA
T2.3.0.1.EPS
●外形図
1600
228
253
92
単位:mm
ゼロガス バルブ
ガス出口
354
ゼロガス封入ボンベ(6本付):E7050BA
2-14
フローチェッカー
スパンガス バルブ
F2.3.0.1.EPS
IM 11M12A01-05
2. 仕 様
2.4
2.4.1
その他の用品
ストップバルブ(部品番号:L9852CBまたはG7016XH)
ワンタッチ校正を行うシステムの校正ガスラインに取り付けます。システム1に準
じたシステムが該当します。
●標準仕様
材質
:SUS316
配管接続口 : Rc1/4または1/4NPTめねじ
質量
: 約80g
●部品番号
部
品
番
仕 様
号
L9852CB
接続:RC 1/4 材質:SUS316
G7016XH
接続:1/4 NPT,材質:SUS316
T2.4.1.1.EPS
●外形図
55
(全開高さ)
φ43
Rc1/4または1/4NPT
40
F2.4.1.1.EPS
2.4.2
チェックバルブ(部品番号:K9292DNまたはK9292DS)
自動校正または半自動校正を行うシステムの,校正ガスラインにねじ込み(検出
器に直結)ます。システム2∼3に準じたシステムが該当します。
プロセスガスが校正ガスラインに入るのを防ぐために使用します。ストップバル
ブバルブと同じ用途ですが校正のたびに開閉する必要がないので便利です。
●標準仕様
材質
: SUS304
配管接続口 : Rc1/4または1/4NPTめねじ
質量
: 約40g
●部品番号
部
品
番
号
仕 様
K9292DN
配管接続口:RC 1/4 ,材質:SUS304
K9292DS
配管接続口:1/4 NPT,材質:SUS304
T2.4.2.1.EPS
IM 11M12A01-05
2-15
●外形図
K9292DN : Rc 1/4(A部),R 1/4(B部)
K9292DS : 1/4NPT(A部),1/4NPTおねじ(B部)
約19
単位:mm
約54
F2.4.2.1.EPS
2.4.3
エアセット
比較ガスおよびスパンガスとして計装用空気を使用するとき,圧力を一定レベル
まで低下させるために用います。
部品番号:K9473XHまたはK9473XJ
●標準仕様
一次圧
: 最大2MPaG
二次圧
: 0∼0.25MPaG
配管接続口 : Rc1/4,または1/4NPTめねじ(1/4NPTは変換アダプタ付き)
質量
: 約1kg
●部品番号
部
品
番
仕 様
号
K9473XH
接続:RC 1/4, 材質:A l
K9473XJ
接続:1/4 NPT, アダプタ付, 材質:本体;A l,アダプタ;亜鉛合金
T2212.EPS
●外形図
OUT
(135.5)
IN
(53.5)
(63)
⭋54
(43.5)
60
⭋48
40
69.5
(116)
7
28
18.5
42
8
ブラケット取付寸法
2-16
IM 11M12A01-05
2. 仕 様
部品番号:G7004XFまたはK9473XG
●標準仕様
一次圧
: 最大1MPaG
二次圧
: 0.02∼0.5MPaG
配管接続口 : Rc1/4,または1/4NPTめねじ(1/4NPTは変換アダプタ付き)
質量
: 約1kg
●部品番号
仕 様
部品番号
G7004XF
接続:RC 1/4, 材質:Zn 合金
K9473XG
接続:1/4 NPT, アダプタ付, 材質:本体;Zn 合金,アダプタ;SUS316
T02_08.1.EPS
●外形図
A 矢視
パネルカット
横位置取付
22
縦位置取付
⭋15
40
+0.5
2-2.2 −0
単位:mm
40
2-⭋6.5
最大55
2-⭋6.5 ネジ深さ10
パネル
(横位置取付)
2次圧力指示計
二次側
A
88
一次側
パネル
(縦位置取付)
最大210
⭋74
RC 1/4
約122
IM 11M12A01-05
2-17
2.4.4
ゼロガス封入ボンベ(部品番号:G7001ZC)
校正用ゼロガスおよび検出器パージ用ガスとして使用します。
(ガス封入ボンベは輸出の規制対象品です。)
●標準仕様
容器
: 3.4 l
充填圧
: 9.8∼12 MPaG
ガス組成
: 0.95∼1.0vol%O2,N2バランス
●外形図
485
325
単位:mm
φ140
質量:約6kg
2.4.5
F2.4.4.1.EPS
ボンベ用減圧弁(部品番号:G7013XFまたはG7014XF)
ゼロガス封入ボンベに取り付ける減圧弁です。
●標準仕様
一次圧
:最大14.8 MPaG
二次圧
;0∼0.4 MPaG
接続口
: 入口側W22 14山ネジ,右ネジ
出口側Rc1/4,または1/4NPTめねじ
材質
:黄銅(本体)
●外形図
形式銘板
ストップバルブ
ハンドル
ボンベパッキン(ナイロン)
圧力調整ハンドル
注意銘板
ストップバルブ
W22−14山(右)
ACH
閉開
HO
T AK
I
ACH
O
IH
TAK
約112
高圧側調整器カバー
ガス入口
開閉
*ガス出口
低圧側安全弁
低圧側調整器カバー
調整器本体
高圧側安全弁
約59
約82
約163
2-18
単位:mm
高圧側圧力計
低圧側圧力計
約174
部品番号
*ガス出口
G7013XF
Rc1/4
G7014XF
1/4 NPTめねじ(アダプタ付き)
IM 11M12A01-05
2. 仕 様
2.4.6
校正ガスユニットケース(部品番号:E7044KF)
ゼロガス封入ボンベを格納するケースです。
●標準仕様
取付け方法 : 2Bパイプ取付け
材質
: SPCC
塗装
: エポキシ樹脂系塗料,焼付け塗装
塗色
: シェードグリーン(マンセル7.5BG4/1.5相当)
質量
: 約3.6kg,約10kg(ボンベ含む)
●外形図
324
200
180
496
減圧弁
G7013XF/
G7014XF
ゼロガスボンベ
(G7001ZC)
2Bパイプ
(φ60.5)
(注)E7044KF(ケースアセンブリ)には,ゼロガスボンベ
および減圧弁は含まれていません。
F2.4.6.1.EPS
2.4.7
ヒータアセンブリZR202A
ヒータユニット部の一式交換用部品です。
●形名およびコード
形 名 基本仕様コード 付加コード
ZR202A
挿入長
(*1)
交換用治具
仕 様
ヒータアセンブリ(ZR202G用)
-040
-070
-100
-150
-200
-250
-300
0.4m
0.7m
1m
1.5m
2m
2.5m
3m
-A
-N
あり
なし
-A
常に-A
T2.4.7.1.EPS
(*1)ご使用のZR202Gの挿入長に合わせて選択してください。
(注)セラミックのヒータ炉心管等割れやすい部品がありますので,
振動や衝撃が加わらないよう取扱いに注意してください。
IM 11M12A01-05
2-19
30
単位:mm
φ45
(K9470BX)
K9470BX
交換用治具
φ21.7
●外形図
L ±12
L寸法
コード
ZR202A-040
L
552
質量(kg)
約 0.8
ZR202A-070
852
約 1.2
ZR202A-100
1152
約 1.6
ZR202A-150
1652
約 2.2
ZR202A-200
2152
約 2.8
ZR202A-250
2652
約 3.4
ZR202A-300
3152
約 4.0
F2.4.7.1.EPS
2-20
IM 11M12A01-05
3. 設 置
3.
設置
この章では,<EXA xt ZR分一体型ジルコニア式高温湿度計>を構成する主な機器
(選択使用するものを含む)の設置要領を,各機器ごとに説明します。
3.1
3.1.1
3.1項
高温湿度計の設置
3.2項
ZA8F形流量設定器の設置
3.3項
自動校正ユニットの設置
3.4項
校正ガスユニットケース(E7044KF)の設置
3.5項
絶縁抵抗テストについて
高温湿度計の設置
設置場所
検出器は,次のような場所を選んで設置してください。
(1)点検・保守のしやすい所。また,保守作業が安全に行える所。
(2)周囲温度が高過ぎず(最高55℃),端子箱部分が輻射熱を受けない所。
(3)腐食性ガスがなく,清浄な雰囲気を保つ所。
注 意
設置場所の空気を比較ガスとして利用する自然対流式検出器(形名ZR202G-□□-□-C)場合は,検出器周囲の酸素濃度が一定であることが必要です。
(4)振動のない所。
(5)測定ガスが使用条件(「2. 仕様」の章を参照)を満たす所。
(6)測定ガスの圧力変動がない所。
注 意
・ZR202G一体型高温湿度計の周囲温度は−20∼55℃となりますので,設置環境に
は十分ご注意ください。
IM 11M12A01-05
3-1
3.1.2
プローブ挿入口の施工
検出器には,標準タイプ,およびダストプロテクタ付きの2つのタイプがあります
が,いずれの場合でも,プローブ挿入口は,次の点に留意して施工してくださ
い。
注 意
●検出器外径はオプション等により変わります。余裕をもって挿入できるパイプ
をご用意ください。検出器外径は図3.1を参照してください。
・プローブ先端部にあるセンサ(ジルコニアセル)は,常時高温になっています
ので,上向きに設置すると水滴によるヒートショックでトラブルの原因となる
ことがあります。この影響を受けないようにするためです。
(1)検出器のプローブ先端部が上向きにならないようにしてください。
(2)標準タイプ検出器でプローブの長さが2.5メートル以上のものを使用する場
合は,検出器が垂直姿勢(傾斜:5°以内)になるようにしてください。
(3)検出器のプローブ部が測定ガスの流れに対してほぼ直角か,または先端部が
下流側となるようにしてください。
図3.1にプローブ挿入口の施工例を示します。
(垂直)
*1
挿入口施工可能範囲
100mm
検出器の仕様に
合わせたフランジ
タイプ
標準
ダストプロテクタ付き
検出器外径
φ50.8mm(注)
φ80mm以上(注)
(水平)
*1
(注)
100mm
(注)・ダストプロテクタ(ZH21B)使用の場合は,
φ80以上にしてください。
4穴 フランジ
8穴 フランジ
ダクトプロテクタ付きの
場合JISフランジ
F3.1.2.1.EPS
図3.1
3-2
プローブ挿入口の施工例
IM 11M12A01-05
3. 設 置
3.1.3
検出器の取付け
注 意
・検出器のプローブ先端にあるセル(センサ)部分には,セラミック(ジルコニ
ア)が使用されています。取付け作業に際しては,落下させるなどの強い衝撃
を与えないよう注意してください。
・取合いフランジ面には,測定ガスが漏れないようガスケットを準備してくださ
い。ガスケットの材質は,測定ガスの性状に適合する耐熱性および耐食性を持
つことが必要です。
次に,取付け作業における留意点を示します。
<標準タイプ検出器>
(1)念のため,検出器プローブ先端のセル固定用ボルト(4個)が,緩んでいな
いことを確認してください。
(2)検出器を水平姿勢に取り付ける場合は,校正ガス入口,比較空気入口が下向
きになるようにしてください。
3.1.4
ダストプロテクタZH21Bの取付け
(1)用意したガスケットをフランジ面に挟み,まず,ダストプロテクタを挿入口
へ取り付けてください。
(2)検出器のプローブ先端のセンサアセンブリ固定用ねじ(4個)が緩んでいな
いことを確認してください。緩んでいる場合は,増し締めをします。
(3)水平姿勢に検出器を取り付ける場合は,校正ガス入口,比較空気入口が下方
になるように取り付けてください。
単位:mm
校正ガス入口
比較空気入口
図3.2
IM 11M12A01-05
F3.1.4.1.EPS
ダストプロテクタ付き検出器の取付け状態
3-3
3.2
ZA8F形流量設定器の設置
ZA8F流量設定器を使用する場合についてご説明します。
3.2.1
設置場所
流量設定器は,次のような場所を選んで設置してください。
(1)保守・点検のしやすい所。
(2)検出器や変換器の設置場所に近い所。
(3)腐食性ガスのない所。
(4)周囲の温度が高過ぎず(最高55℃),温度変化の少ない所。
(5)振動の少ない所。
(6)なるべく直射日光や雨のあたらない所。
3.2.2
ZA8F形流量設定器の取付け
流量設定器は,パイプ(呼び寸法5 0 A )および壁面に取り付けることができま
す。流量設定器にはフローメータが使用されているので,誤差が生じないよう,
必ず,垂直姿勢で取り付けてください。
取付け作業は,次の要領で行います。
<パイプに取り付ける場合>
(1)取付け用のパイプ(呼び寸法50A:外径60.5mm)を,垂直方向に,十分な強
度を持たせて設けてください。(流量設定器の質量は2∼3.5kgです。)
(2)流量設定器をパイプに取り付けます。U-ボルト締め付けナットを十分にねじ
込んで,金具をパイプへしっかり固定してください。
F.3.2.2.1EPS
図3.3
3-4
パイプへの取付け状態
IM 11M12A01-05
3. 設 置
<壁面に取り付ける場合>
(1)図3.4のように,壁に取付け穴を加工してください。
単位:mm
223
140
4-6穴,またはM5ねじ
F3.2.2.2.EPS
図3.4
取付け穴の加工
(2)流量設定器を取り付けます。取付け金具からパイプ取付け部品を取り去り,
4本のねじで壁面にしっかり固定してください。
F3.2.2.3.EPS
図3.5
IM 11M12A01-05
壁面に取り付けた状態
3-5
3.3
自動校正ユニットZR20Hの設置
自動校正ユニットを使用する場合についてご説明します。
3.3.1
設置場所
自動校正ユニット付きZR202Gは,次のような場所を選んで設置してください。
(1)保守・点検のしやすい所。
(2)腐食性ガスのない所。
(3)周囲の温度が高過ぎず(最高55℃),温度変化の少ない所。
(4)振動の少ない所。
(5)なるべく直射日光や雨のあたらない所。
3-6
IM 11M12A01-05
3. 設 置
3.3.2
自動校正ユニットZR20Hの取付け
ZR202G-□-□-□-□-A,またはBを指定すると,自動校正ユニットを取付けた状態
で出荷されます。自動校正ユニットには,フローメータ,電磁弁等が使用されて
いるので,誤差が生じないように必ず垂直姿勢で取付けてください。フローメー
タが垂直となるよう設置するため,プローブは水平に設置するか垂直に設置する
かどちらかにしてください。
新たに自動校正ユニットを購入し,取付けもしくは交換等を行う場合はサービス
に工事を依頼してください。
ZR202Gに取付た状態
単位:mm
(基本仕様コード-A: 水平取付)
214
端子箱側
244
258
表示器側
44 MAX
40
40
66.5
ゼロガス入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
166.5
比較空気入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
スパンガス入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
(基本仕様コード-B: 垂直取付)
166.5
45
60
160
スパンガス入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
180
44 MAX
比較空気入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
40
40
66.5
ゼロガス入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
F3404.EPS
図3.6
IM 11M12A01-05
自動校正ユニットの取付け状態
3-7
3.4
校正ガスユニットケース(E7044KF)の設置
校正ガスユニットケースは,G7001ZC ゼロガス封入ボンベを格納するケースで
す。このケースを使用する場合の設置要領を説明します。
3.4.1
設置場所
校正ガスユニットケースは,次のような場所を選んで設置してください。
(1)ボンベの交換に便利な所。
(2)点検のしやすい所。
(3)検出器や変換器,また,流量設定器の設置場所に近い所。
(4)直射日光や輻射熱などで,容器の温度が40℃以上に上がらない所。
(5)振動の少ない所。
3.4.2
取付け
校正ガスユニットケースは,パイプ(呼び寸法50A)に取り付けます。
取付け作業は,次の要領で行ってください。
(1)取付け用のパイプ(呼び寸法50A:外径60.5mm)を,垂直方向に,十分な強
度を持たせて設けてください。(校正ガスユニットケースと校正ガスボンベ
の合計の重さは約4.2kgです。)
(2)校正ガスユニットケースをパイプに取り付けます。U-ボルト締め付けナット
を4個とも十分にねじ込んで,パイプへしっかり固定してください。
取付け用パイプ
(呼び50A : 外径60.5mm)
F3.4.2.1.EPS
図3.7
3-8
パイプへの取付け状態
IM 11M12A01-05
3. 設 置
3.5
絶縁抵抗テストについて
テストする電圧が絶縁破壊を生じない程度のものでも,絶縁を劣化させ,安全性
を低下させることがありますので,本テストの実施は必要最小限にとどめてくだ
さい。
絶縁抵抗テストの電圧は,500V DC 以下で行ってください。また,印加時間は
20MΩ以上が確認されるまでの間にしてください。
1. G端子と保護接地端子間に入っているジャンパプレートをはずします。
2. L, N間に渡り配線をします。
3. 渡り配線と接地端子間に絶縁抵抗計(電源OFF)を接続します。極性は,渡り
配線を(+),接地端子を(−)にします。
4. 絶縁抵抗計の電源をONにして,絶縁抵抗を測定します。
5. テスト終了後,絶縁抵抗計をはずし,渡り配線と接地間に100kΩの抵抗を接続
して放電させます。1秒以上放電させ,放電中は素手で端子にふれないようにし
てください。
6. 同様の手順で,接点出力端子と接地間,アナログ出力端子と接地間のテストを
行うことができます。
7. 接点入力端子は,絶縁されていますが,端子と接地間に入っているサージ保護
用アレスタの電圧が低いため,絶縁抵抗テストはできません。
8. すべてのテストが終了したら,ジャンパプレート等を元に戻してください。
接点入力1
外部と接続する配線をはずし,
渡り配線をしてください。
接点入力2
1
DI-1
2
DI-2
3
DI-C
4
DO-1
5
DO-1
6
DO-2
7
DO-2
8
FG
9
AO
(+)
10
AO
(-)
11
L
12
N
13
G
14
FG
外部と接続する配線をはずし,
渡り配線をしてください。
ジャンパー
プレートを
はずします。
絶縁抵抗計
F3.5.0.1.EPS
IM 11M12A01-05
3-9
3-10
IM 11M12A01-05
4. 配 管
4.
配管
この章では,<EXAxt ZR一体型ジルコニア式高温湿度計>の代表的な三つのシステ
ム構成を例にとって,その配管の要領を説明します。
● 配管に使用するチェックバルブ,ストップバルブおよび各管継手はもれのない
ように施行ください。特に校正ガスの配管や継手にもれがあると,配管のつま
りや指示誤差の原因となります。
● 配管施工後は必ずもれ検査を実施ください。
● 基本的に計装エア方式の場合,比較ガスには計装エア(露点−20℃以下まで除
湿され,ダスト・オイルミスト等を除去した空気)を必ず配管ください。
● 比較エアが自然対流方式(形名ZR202G-□-□-□-C)の場合,比較エアは検出
器周囲のガスを比較エアとしますので,測定精度は周囲の湿度変化等の影響を
受けます。より高精度の測定が必要な場合には,比較エアとして計測エア(露
点−20℃まで除湿され,ダスト・オイルミスト等を除去した空気)をご使用く
ださい。計装エア使用により安定した測定が可能になります。
IM 11M12A01-05
4-1
4.1
システム構成例1の配管
図4.1に示すシステム構成例1の配管について説明します。
一体型ジルコニア式高温湿度計 ZR202G
ストップバルブ
∼ 100∼240V AC
接点入力
アナログ出力,接点出力
スタンダードガスユニット ZO21S
校正ガス
∼
F4.1.0.1.EPS
図4.1
システム構成例の配管
このシステム例1における配管の要点は,次のとおりです。
●検出器の校正ガス入口には,ニップルを介してストップバルブを取り付けま
す。
また,ストップバルブの入口側配管接続口には,φ6×φ4mm軟質チューブ用接
続継手を取り付けます(4.1.2項参照)。なお,この継手には,校正を行うとき
にだけチューブを接続します。
注 意
・ストップバルブは,検出器に直結させてください。検出器とストップバルブの
間に配管を施すと,その中に凝縮水が生じ,この凝縮水が校正ガスを流したと
きにセンサを急冷して損傷を与えることがあります。
・比較ガスは,清浄な空気と同じ酸素濃度(2 1 % )を持っている必要がありま
す。
4-2
IM 11M12A01-05
4. 配 管
4.1.1
システム構成例 1 における配管用品
次に示す表4.1を参照して,必要とする配管用品が揃っていることを確認してくだ
さい。
表4.1
使用検出器
検出器
主な配管用品
配管箇所
配管用品
校正ガス入口
比較ガス入口
備 考
ストップバルブ
当社推奨品ストップバルブ(L9852CB または G7016XH)
・ニップル
Rc 1/4 または 1/4 NPT
市販品
チューブ接続継手
Rc 1/4(1/4NPT)−φ6×φ4mm軟質チューブ
市販品
(密閉)
(配管の必要な場合は,4.1.3項参照)
・印の配管用品は,必要に応じて使用します。
4.1.2
T4.1.1.1.EPS
校正ガス入口への配管用品の接続
検出器の校正ガス入口には,校正を実施するときにだけスタンダードガスユニッ
トからの配管(φ6 ×φ4 m m チューブ)を施します。通常は,図4 . 2 のように,
ニップル(市販品)を介してストップバルブ(当社推奨品)を取り付け(注1),
さらに,その先端に配管継手(市販品)を取り付けておいてください。なお,ス
トップバルブは,検出器に取り付けて出荷されることがあります。
(注1)ストップバルブは検出器の近くに付けてください。
ストップバルブ
ニップル
チューブ接続継手
F4.1.2.1.EPS
図4.2
4.1.3
構成ガス入口への配管用品の接続
比較ガス入口への配管
● 自然対流方式の検出器(形名ZR202G-□-□-□-C)の場合,比較ガス入口に配
管は不要です。プラグはそのまま取付けてください。ただし,検出器設置場所
の空気が汚れており,清浄な空気と同じ酸素濃度(21vol%O2)が得られない場
合には,自然対流方式の場合でも,4.2項に示すシステム例2に準じて計装エア
配管を施してください。
● 計装エア方式の検出器(形名ZR202G-□-□-□-EあるいはP)の場合,4.2項に示
すシステム例2に準じて必ず計装エアによる配管を施してください。
IM 11M12A01-05
4-3
4.2
システム構成例2の配管
図4.3に示すシステム構成例2の配管について説明します。
一体型ジルコニア式高温湿度計 ZR202G
ストップバルブ
または
チェックバルブ
∼ 100∼240 V AC
接点入力
アナログ出力,接点出力
流量設定器 ZA8F
流量計
ニードル弁
比較ガス
エアセット
校正ガス
計装エア
スパンガス(ゼロガスと同等の
校正ユニット)
減圧弁
ゼロガス
封入ボンベ
校正ガス
ユニット
ケース
F4.2.0.1.EPS
図4.3
システム構成例2の配管
このシステム例2における配管の要点は,次のとおりです。
● 高温湿度計の校正ガス入口には,ニップルを介してチェックバルブまたはス
トップバルブを取り付けます。
4.2.1
システム構成例 2 における配管用品
表4.2を参照して,必要とする配管用品が揃っていることを確認してください。
表4.2
使用検出器
検出器
主な配管用品
配管箇所
配管用品
校正ガス配管 ストップバルブまたはチェックバルブ
備 考
当社推奨品(ストップバルブL9852CBまたはG7016XH,
専用チェックバルブK9292DNまたはK9292DS)
Rc 1/4 または 1/4 NPT
ゼロガスボンベ
当社推奨品(G7001ZC)
減圧弁
当社推奨品(G7013XF または G7014XF)
配管継手
Rc 1/4 または 1/4 NPT
比較ガス入口 エアセット
配管継手
市販品
当社推奨品(K9473XH/K9473XJ, G7004XF/K9473XG)
Rc 1/4 または 1/4 NPT
・印の配管用品は,必要に応じて使用します。
4-4
市販品
・ニップル
市販品
T4.2.1.1.EPS
IM 11M12A01-05
4. 配 管
4.2.2
校正ガス配管の要領
この配管は,ゼロガス封入ボンベとZA8F形流量設定器,また,ZA8F形流量設定
器とZR202G検出器間に施します。
ボンベは,校正ガスユニットケースに収納するなど,できるだけ直射日光や輻射
熱などで,ガスボンベの温度が高過ぎ(最高40℃)ない所に設置してください。
また,ボンベには,ボンベ用減圧弁(当社推奨品)を取り付けてください。
検出器の校正ガス入口には,図4.4のようにニップル(市販品)を介してストップ
バルブまたはチェックバルブ(当社推奨品)を取り付けてください(チェックバ
ルブまたはストップバルブは,検出器に取り付けて出荷されることがありま
す)。流量設定器と検出器間の配管は,φ6×φ4mm以上の内径の(または,呼
び:1/4インチ)ステンレス鋼管で行ってください。
比較ガス配管
φ6×φ4mmステンレス鋼管
校正ガス配管
φ6×φ4mmステンレス鋼管
ストップバルブ
またはチェックバルブ
F4.2.2.1.EPS
図4.4
4.2.3
校正ガス入口への配管
比較ガス配管の要領
比較ガス配管は,空気源(計装用空気)と流量設定器間,また,流量設定器と検
出器間に施します。
空気源と流量設定器間の配管においては,流量設定器に近接させてエアセットを
挿入してください。
流量設定器と検出器間の配管は,φ6×φ4mm以上の内径の(または,呼び:1/4イ
ンチ)ステンレス鋼管で行ってください。
IM 11M12A01-05
4-5
4.3
システム構成例3の配管
図4.5は,システム構成例3の配管を示したものです。このシステム構成例3は校正
を自動化したシステムですが,基本的な配管の施工方法はシステム構成例2と同じ
です。4.2項を参照してください。
このシステムでは,チェックバルブが内蔵されているため,チェックバルブを新
たに取り付ける必要はありません。
一体型ジルコニア式高温湿度計 ZR202G
自動校正あり(ZR202G-□□□-□-□-A-□-□-□-□-A)
自動校正
ユニット
ZR20H
∼ 100∼240 V AC
接点入力
アナログ出力,接点出力
エアセット
比較ガス
計装エア
スパンガス
校正ガス(ゼロ)
減圧弁
ゼロガス
封入ボンベ
校正ガス
ユニット
ケース
F4.3.0.1.EPS
図4.5
4-6
システム構成例3の配管
IM 11M12A01-05
4. 配 管
●ZR20H 自動校正ユニットの設置
単位:mm
ZR202Gに取付た状態
(基本仕様コード-A: 水平取付)
214
44 MAX
端子箱側
244
258
表示器側
40
40
ゼロガス入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
66.5
166.5
比較空気入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
スパンガス入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
(基本仕様コード-B: 垂直取付)
166.5
45
60
160
スパンガス入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
180
44 MAX
比較空気入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
40
40
66.5
ゼロガス入口
Rc1/4 or 1/4NPT(めねじ)
F04_05.EPS
IM 11M12A01-05
4-7
ZR202G本体
校正ガス
比較ガス
スパンガス用電磁弁
スパンガス用流量計
チェックバルブ
比較空気用流量計
SPAN IN
ゼロガス用
電磁弁
エアセットへ
REF. IN
ゼロガス
封入ボンベへ
ニードル弁
ZERO IN
自動校正ユニット
ゼロガス用流量計
4-8
IM 11M12A01-05
5. 配 線
5.
配線
この章では,<EXAxt ZR一体型ジルコニア式高温湿度計>に接続される配線の要
領を説明します。
5.1
配線の概要
注 意
● 配線作業が全て完了するまで,変換器や変換器と接続している機器には,絶対
に通電しないでください。
●本器は,CEマーク適合製品です。
CEマークに準拠した性能が必要な場合には,次のような配線施工が必要です。
1.変換器の電源には,外部スイッチまたは,サーキットブレーカを設置して下さ
い。
2.外部スイッチまたは,サーキットブレーカは定格5Aで,IEC947-1または,947-3
適合品を使用して下さい。
3.外部スイッチまたは,サーキットブレーカは,変換器が設置されている同一室
内への取付けを推奨します。
4.外部スイッチまたは,サーキットブレーカはオペレータの手の届く位置に配置
し,本器の電源スイッチであることを表示して下さい。
IM 11M12A01-05
5-1
5. 機 能
配線手順
信号線と電源線は,次の条件で施工ください。
1.
シールドケーブルのシールドは,必ず本器のFG端子に接続ください。
2.
信号ケーブル最外部の被覆を剥離する長さおよび,電源ケーブル最外部の被
覆を剥離する長さは必要最小限にしてください。
3.
コンジット管を使用する場合は信号にノイズ障害を引き起こすため,信号
ケーブルと電源ケーブルは異なるコンジットに施してください。また,金属
コンジットは接地してください。
4.
配線しないプラグには,付属(2 ケ)のブラインドクランプをしてくださ
い。
5.
使用ケーブルは以下の通りです。
6.
すべての配線が終わったら端子部のフタを閉め,ロックスクリューで止めて
ください。
表5.1
ケーブルの仕様
変換器端子名称
名称
L, N,
シードルの
ケーブルタイプ
要・不要
電源
AO+, AO-
アナログ出力
CVV
○
CVVS
DO-1, DO-2
接点出力
CVV
DI-1, DI-2, DI-C
接点入力
CVV
*.... 保護接地をケースからとる場合は,2芯を使用してください。
芯数
2または3 *
2
2∼8
3
T5.1.0.1.EPS
注意)・ケーブルの外径は,使用するケーブルグランドに合わせて決めてください。
・保護接地は,D 種接地(接地抵抗100Ω以下)相当で配線してください。
5.1.1
変換器の外部配線接続端子
外部配線端子は,表示部と反対側にあるフタをはずした状態にすると見えます。
1
DI
2
C
FG +AO −
DO 1
L
N
DO 2
G FG
F5.1.1.1.EPS
図5.1
5-2
外部配線接続端子
IM 11M12A01-05
5. 配 線
5.1.2
配線の種類
本器には,次のような配線が接続されます。配線系統は最大のとき4系統となりま
す。
(1)アナログ出力信号
(2)電源,接地
(3)接点出力
(4)接点入力
接点出力1
接点入力1
接点出力2
接点入力2
1
DI-1
2
DI-2
3
DI-C
4
DO-1
5
DO-1
6
DO-2
7
DO-2
8
FG
9
AO
(+)
10
AO
(-)
11
L
12
N
13
G
14
FG
アナログ出力
4-20mA
100∼240V AC
50/60 Hz
F5.1.2.1.EPS
保護接地は,機内端子 または,ケース端子のどちらか一方でとってください。
接地規格:D種(第3種接地)接地抵抗100Ω以下
図5.2
5.1.3
接続配線
ケーブルグランドの取付け
変換器のケーブル引込み口には,指定のネジサイズに合ったコンジットまたは,
ケーブルグランドを取り付けます。
Rc1/4または1/4NPT
(比較空気入口)
25
ケーブル
グランド
Rc 1/4または1/4NPT
(校正ガス入口)
4-G1/2,1/2NPT等
(配線接続口)
F5.1.3.1.EPS
図5.3 ケーブルグランド取付
IM 11M12A01-05
5-3
5. 機 能
5.2
アナログ出力用配線
4-20mADC信号を記録計などの機器に伝送するための配線です。配線抵抗を含め
た負荷抵抗が550Ω以下になるようにしてください。
変換器
受信計
+
−
AO(+)
AO(-)
シールドケーブル
FG
F5.2.0.1.EPS
図5.4
5.2.1
アナログ出力用配線
ケーブルの仕様
この配線には,2芯シールドケーブルを使用してください。
5.2.2
配線の要領
(1)端子ねじはM4ねじです。このM4ねじに適合する圧着端子を用いてケーブル
に端子処理を施してください。なお,ケーブルのシードルは,必ず本器のFG
端子に接続してください。
(2)配線は,“+”と“−”の極性を間違わぬよう注意して行ってください。
注 意
・端子側のフタを開ける場合は,ロックスクリュを緩めてください。ロックスク
リュを緩めないでフタを回すとネジがかんでしまい,端子箱の交換が必要にな
ります。
またフタを開閉する際は,ネジ部がかじらない様に,砂等の汚れを除去してくだ
さい。
・端子側のフタを閉めた後,ロックスクリュで固定します。
5-4
IM 11M12A01-05
5. 配 線
5.3
電源,接地配線
変換器へ電源を供給するための配線,および変換器と検出器を接地するための配
線です。
ケース接地端子
1
ケース接地端子への
接地要領
DI
2
C
DO 1
FG +AO − L
ケース
N
DO 2
G FG
ジャンパープレート
接地配線圧着端子
ロックワッシャ
接地端子
∼
100∼240VAC
50/60Hz
図5.5
5.3.1
F5.3.0.1.EPS
電源用配線および接地配線
電源用配線
電源からの配線は,L,N端子へ接続します。次の点に留意して作業を行ってくださ
い。(3芯の場合,1本は接地)
(1)この配線には,2芯,または3芯ケーブルを使用してください。
(2)変換器の端子ねじは,M4ねじです。このねじに適合する圧着端子を用いて,
ケーブルに端末処理を施してください。
5.3.2
接地配線
接地配線は,本器ケースの接地端子または,機器内の
端子へ接続します。次の
点に留意して配線作業を行ってください。
(1)接地抵抗が100Ω以下(JIS D種相当-第3種相当接地)となるようにしてくだ
さい。
(2)ケース接地端子への配線は,ロックワッシャがケースに接触するよう接続し
てください(図5.5参照)。
(3)G端子とFG端子間にジャンパープレートが接続されていることを確認してく
ださい。
(4)ケース接地端子ねじは,M4ねじです。このねじに適合する圧着端子を用い
て,ケーブルに端末処理を施してください。
IM 11M12A01-05
5-5
5. 機 能
5.4
接点出力用配線
変換器は,最大2点の接点信号を出力します。これらの接点出力は,"下限警報"や
"上限警報"など,機能を任意に選択することが可能です。
この接点出力を使用する場合は,次の要領で配線を施してください。
変換器
中継端子
アナンシェータなど
DO-1
DO-1
#1 出力
DO-2
DO-2
#2 出力
F5.4.0.1.EPS
図5.6
5.4.1
接点出力用配線
ケーブルの仕様
この配線は,使用する接点数によって芯数を決めてください。
5.4.2
配線の要領
(1)変換器の端子ねじは,M4ねじとなっています。このねじに適合する圧着端子
を使用してケーブルに端末処理を施してください。
満足するよう,負荷(表示灯やアナンシェータなど)を接続してください。
(2)接点出力用リレーの接点容量は,30V DC 3A,250V AC 3Aです。これらの値
を越えないよう負荷(表示灯やアナンシエータなど)を接続してください。
5-6
IM 11M12A01-05
5. 配 線
5.5
接点入力用配線
本器は,接点信号を受けて,設定された機能を実行します。
この接点信号を利用するときは,次の要領で配線を敷設してください。
中継端子
本器
DI-1
接点入力1
DI-2
DI-C
接点入力2
F5.5.0.1.EPS
図5.7
5.5.1
接点入力用配線
ケーブルの仕様
この配線には,2芯,または3芯ケーブルを使用してください。芯数は使用する接
点数によって決めて下さい。
5.5.2
配線の要領
(1)変換器の端子ねじは,M4ねじです。このねじに適合する圧着端子を使用し
て,ケーブルに端末処理を施してください。
(2)この接点入力の"ON/OFF"レベルは,抵抗値で識別されます。表5.2に示した
条件を満たすスイッチを用いてください。
表5.2
抵抗値
接点入力の「ON/OFF」識別
閉
200Ω以下
開
100kΩ以上
T5.5.2.1.EPS
IM 11M12A01-05
5-7
6. 各部の名称と機能
6.
各部の名称と機能
この章では,<EXAxt ZR一体型ジルコニア式高温湿度計>を構成する主な機器の各
部名称と機能について説明します。
6.1
6.1.1
ZR202G形高温湿度計
一体型高温湿度計
端子箱
JIS C0920防沫型 IP44D
フランジ
検出器の固定に用います。
JIS規格またはANSI規格
のどちらかを選ぶことが
できます。
プローブ
この部分をプロセス内に挿入します。
長さは,0.4, 0.7,1.0,1.5,2.0,2.5
3.0 mのいずれかを選択できます。
校正ガス
導管口
コンタクト
金属Oリング
フィルタ押さえ
U形パイプ
ボルト
プローブ
SCREW
センサ(セル)
フィルタ
ワッシャ(または平座金)
図6.1
IM 11M12A01-05
F6.1.1.1.EPS
一体型高温湿度計の各部名称と機能
6-1
6.2
ZA8F形流量設定器,ZR20H自動校正ユニット
比較ガス流量
設定用バルブ
スパンガス流量
設定用バルブ
ゼロガス流量
設定用バルブ
比較ガス用
流量計
校正ガス用
流量計
図6.2
水平設置
SPAN IN
ZA8F形流量設定器各部の名称と機能
スパンガス用
比較ガス用
ゼロガス用
流量計
流量計
流量計
REF IN
ZERO IN
SPAN IN
スパンガス流量
設定用バルブ
図6.3
6-2
F6.2.0.1.EPS
比較ガス流量
設定用バルブ
垂直設置
REF IN
ZERO IN
ゼロガス流量
設定用バルブ
ZR20H自動校正ユニットの各部の名称と機能
IM 11M12A01-05
7. スタートアップ
7.
スタートアップ
ここでは,変換器への電源供給から,アナログ出力の確認,手動校正まで,運転
の確認に必要な最低限の操作について説明します。スタートアップの手順の例を
下記に示します。
配管配線の確認
電流出力の設定
バルブ類のセット
電流ループチェック
電源供給
接点動作チェック
機種設定の確認
校正実施
表示項目の選定
詳細データ設定
定常運転
F7101.EPS
IM 11M12A01-05
7-1
7. スタートアップ
7.1
配管,配線の確認
4. 配管,5. 配線を参照し,配管や配線に間違いがないか確認して下さい。
7.2
バルブ類のセット
バルブ類の開閉状態に間違いがないか確認して下さい。
使用しているシステムに応じて,次のようにバルブなどをセットしてください。
1)検出器の校正ガス入り口部にストップバルブが取り付いている場合は,このバ
ルブを全閉にしておいてください。
2 )比較ガスとして計装空気を使用している場合は,空気圧が{ 測定ガス圧+ 約
50kPa,チェックバルブ付きの場合は測定ガス圧+約150 kPa}(最大300kPa)
になるよう,エアセットの2次圧を設定してください。また,流量が約800∼
1 0 0 0 m l / m i n になるよう,流量設定器にある比較ガス流量設定用バルブ<
REFERENCE >のシャフトを回し,開度を設定してください。バルブシャフ
トは,反時計方向に回すと流量が増加します。
なお,ロックナット付きのバルブシャフトを回すときは,ロックナットを緩
めてください。また,設定が終わりましたら,必ずロックナットを締め付け
てください。
注 意
・校正ガスの流量設定は後ほど行います。流量設定器内の該当ニードルバルブは
全閉にしておいてください。
7-2
IM 11M12A01-05
7. スタートアップ
7.3
電源供給
注 意
・定期的に運転,休止を繰り返すようなアプリケーションでご使用になる場合で
もできるだけジルコニア高温湿度計には電源を連続して供給することをお奨め
します。センサ周りに不要な温度変化がかかるのを避けるためです。またスパ
ンガス(計装空気)を流しておくことを推奨します。
変換器へ電源を供給します。約1秒間,LCD画面の全パターンが表示されます。そ
の後表示される数値は検出器のセンサ部の温度です。徐々にセンサ部のヒーター
へ電力が供給され,750℃まで温度が上昇します。750℃まで約20分で達します
が,周囲温度や測定ガス温度などの条件によって多少異なります。センサ部温度
が750℃で安定すると測定モードに移行し,画面が図7.2のように湿度値を表示し
ます。この画面を基本画面と呼びます。
%
図7.1
IM 11M12A01-05
暖機中の温度表示
図7.2
測定モードの表示(基本画面)
7-3
7. スタートアップ
7.4.
7.4.1
赤外線スイッチの操作
画面とスイッチ
本器のスイッチには,ふたを閉じたまま操作ができるよう,赤外線スイッチを採
用しています。図7.3に赤外線スイッチおよび表示部を示します。表7.1にスイッチ
の機能を示します。
4 : 小数点
1 : データ表示エリア
>
µMmNkgalbbl %
scftm3 /d /s /h /m
>
ENT
3 : 単位表示
エリア
2 : 赤外線スイッチ
F7401.EPS
図7.3
赤外線スイッチおよび表示部
1. データ表示エリア:
湿度,設定値,アラーム番号,エラー番号などが
表示されます。
2. 赤外線スイッチ
:
3つの赤外線スイッチを使って,データ設定などの操作
を行います。
3. 単位表示エリア
:
湿度表示のとき,「%」が表示されます。
4. 小数点
:
小数点が表示されます。
表7.1
スイッチの名称と機能
スイッチ名
機 能
>
1. 変更する桁を右に移動させます。押し続けると連続的に移動し,右端の桁の次は左端の桁に
移動します。
2. Yes、Noの選択をします。
3. 「ENT」キーと同時に押すことで,一つ前の画面に戻る,または操作をキャンセルします。
∧
値を変更するときに使用します。押し続けると,数値の場合,1→2→3...、アルファベットの場合,
A→B→C...と変わっていき,最後の数値にくると次は元に戻ります。
ENT
1. 基本画面から,パラメータ選択画面に入るときに使用します。
2. 入力したデータを決定します。
3. 操作を次に進めます。
T7401.EPS
赤外線スイッチは,スイッチ上部のガラス表面に,指をしっかり押し当てること
で操作ができます。
同じスイッチを2回続けて押す操作が必要なときは,1度押した後,指をガラス面
から確実に離してから2回目のスイッチ操作を行ってください。
7-4
IM 11M12A01-05
7. スタートアップ
注 意
赤外線スイッチは,赤外線発光素子と受光素子が一組になって構成されていま
す。赤外線発光素子から発光した赤外光が,指に反射して受光素子に戻ってきた
量でスイッチのON/OFFを判定します。
1. ケースのふたが,最後まで閉まっていないと,赤外線スイッチが反応しなかっ
たり「dSPErr」の表示が出る場合があります。ケースのふたは,必ず最後まで
確実に閉めてください。
2. ガラスの表面が濡れていたり,汚れている場合,反応が悪くなる場合がありま
す。操作時には,ガラスの表面の水滴や汚れをきれいに拭き取ってください。
また,操作する指が汚れている場合も同じことが起こる場合があります。操作
時には指先の汚れを落としてください。
3.赤外線スイッチ部に直射日光が当たっていると,スイッチが反応しなくなる場
合があります。この場合,表示部の向きを変えるか,日よけカバーをつけるな
どの対策を講じてください。
IM 11M12A01-05
7-5
7. スタートアップ
7.4.2
画面の構成
本器の操作画面は,すべてパラメータコードで管理されており,校正の実行や,
各運転パラメータの設定は,このパラメータコードを選択することによって行わ
れます。図7.4に表示項目の構成を示します。また,パラメータコードは大きくA
群∼G群の7つのグループに分かれています。各グループの機能を表7.2に示しま
す。
基本画面から下の画面へはパスワードを入力しないと入ることができません。ま
た,各「パラメータコード選択」画面から基本画面に戻るには,「>」キーと
「ENT」キーを同時に押します。
基本画面
%
パスワード入力画面
A 群設定画面
B 群設定画面
C 群設定画面
D 群設定画面
パラメータコード
選択画面
E 群設定画面
F 群設定画面
G 群設定画面
F7402.EPS
図7.4
表7.2
画面構成
各画面でできること
画 面
基本画面
パスワード入力画面
A群設定画面
B群設定画面
C群設定画面
D群設定画面
E群設定画面
F群設定画面
G群設定画面
機能,設定する項目
通常は,測定酸素濃度,水分量,混合比のうち選択された項目を表示
します。暖機中は,検出器ヒータの温度を表示します。
エラーや警報が発生すると,エラー番号,アラーム番号を表示します。
パラメータコード選択画面へ入るためのパスワードを入力します。
セル起電力,セル温度など,詳細データを見ることができます。
校正に関する設定を行い,実行します。
アナログ出力に関する設定を行います。
警報に関する設定を行います。
接点入力,接点出力に関する設定を行います。
機種の選択や,演算に必要な各種パラメータの設定を行います。
ループチェックや接点チェックを行います。
T7402.EPS
7-6
IM 11M12A01-05
7. スタートアップ
7.4.3
パラメータコード選択画面への入り方
ここでは,基本画面からパスワードを入力し,パラメータコード選択画面へ入る
までを説明します。パスワードは「1102」です。変更することはできません。
スイッチ操作
表 示
説 明
>
∧
ENT
0.0%
>
∧
ENT
「ENT」キーを3秒以上(「PASSno」が表示されるまで)
PASSno 押し続けます。
>
∧
ENT
0000
もう一度「ENT」キーを押します。
左端の点滅している桁が変更可能です。
>
∧
ENT
1000
パスワード「1102」を設定します。
「∧」キーを押すと点滅桁が「1」に変わります。
>
∧
ENT
1000
「>」キーで点滅桁を1桁右に移動します。
>
∧
ENT
1100
「∧」キーで数値を「1」に変更します。
>
∧
ENT
1100
さらに「>」キーで点滅桁を2桁右に移動します。
スイッチを押し続けると,連続的に桁が移動します。
>
∧
ENT
1102
「∧」キーで数値を「2」に変更します。スイッチを押し続けると,
連続的に数値が増えていきます。
>
∧
ENT
1102
「ENT」キーを押すと全桁が点滅します。
>
∧
ENT
A01
もう1度「ENT」キーを押します。「パラメータコード選択」画面の
「A01」が表示されます。
暖機が終了し,基本画面の状態です。
「 」は,スイッチが押されていることを表し,薄い色は点滅を表します。
T7403.EPS
注 意
・パスワード入力画面では,スイッチ操作が無い状態が20秒以上続くと自動的に
基本画面に戻ります。
・パラメータコード選択画面では,スイッチ操作が無い状態が10分以上続くと自
動的に基本画面に戻ります。
IM 11M12A01-05
7-7
7. スタートアップ
7.4.4
パラメータコードの選択方法
スイッチ操作 表 示
>
∧
ENT
A01
説 明
パスワードを入力し,パラメータコード選択画面が表示されています。
「A」が点滅しています。「A」が変更可能な状態になっています。
>
∧
ENT
A01
「>」キーを1回押すと点滅桁が右に移動します。「0」が変更可能になります。
>
∧
ENT
A01
もう一度「>」キーを押します。さらに点滅桁が右に移動し、
「1」が変更可能になります。
>
∧
ENT
A01
もう一度「>」キーを押すと点滅桁が「A」に戻ります。
スイッチを押し続けると,点滅桁の移動が連続的に行われます。
>
∧
ENT
b01
「∧」キーを1回押すと「A」が「B」に変更されます。
>
∧
ENT
C01
もう一度「∧」キーを押します。「C」に変更されます。
>
∧
ENT
d01
さらに押し続けると,「D」→「E」→「F」→「G」→「A」と変更されます。
数値の場合,「0」→「1」→「2」→「3」・・・「8」→「9」→「0」となります。
ただし,パラメータコードに無い番号はスキップします。
各桁は独立して変更されます。下位の桁が「9」→「0」に変更されても上位の桁は
桁上げされません。
>
∧
ENT
設定値
希望のパラメータコードが選択されたら,「ENT」キーを押します。
設定されているデータが表示されます。
T7404.EPS
「 7-8
」は,スイッチが押されていることを表し,薄い文字は点滅を表します。
IM 11M12A01-05
7. スタートアップ
7.4.5
設定値の変更方法
1)決められている設定値の中から選択する場合
スイッチ操作
>
∧
表 示
ENT
説 明
0
パラメータコード選択後、設定値が表示されています。「0」「1」「2」の
中から選択する例を示します。現在,「0」が設定されています。
1
「∧」キーを1回押すと数値が「1」に変更されます。
2
もう一度「∧」キーを押します。数値が「2」に変更されます。
0
もう一度「∧」キーを押すと数値が「0」に戻ります。スイッチを押し続け
>
∧
ENT
>
∧
ENT
>
∧
ENT
ると,数値の変更が連続的に行われます。
>
∧
ENT
C01
希望の数値を表示させ,「ENT」キーを押します。表示はパラメータコード
選択画面に戻ります。
T7405.EPS
2)水分量や係数など,数値を入力する場合
スイッチ操作
>
∧
表 示
ENT 説 明
00.0 パラメータコード選択後,設定データが表示されています。「9.8」を入力
する例を示します。現在,「0.0」が設定されています。
>
∧
ENT 00.0
「>」キーで点滅桁を移動し,1の位の数値を変更可能な状態にします。
「>」キーは押し続けると,連続的に点滅桁が移動します。
>
∧
ENT 09.0
「∧」キーで数値を「9」に変更します。「∧」キーは押し続けると「0」→「1」→「2」
→「3」・・・「8」→「9」→「0」と連続的に変更されます。
>
∧
ENT 09.0
「>」キーで点滅桁を移動します。
>
∧
ENT 09.8
「∧」キーで数値を「8」に変更します。
>
∧
ENT 09.8
設定値が入力できたら「ENT」キーを押します。
>
∧
ENT 09.8
もう1度「ENT」キーを押すと点滅が止まります。この時点手設定値が有効になります。
>
∧
ENT C11
さらにもう1度「ENT」キーを押すとパラメータコード選択画面に変わります。
T7406.EPS
3) 無効な数値を入力した場合
>
∧
ENT
98.0
誤って入力範囲を超えた数値を入力した場合は,「ENT」キーを押した後に「ERR」
が2秒間表示されます。
>
∧
ENT
Err
>
∧
ENT
00.0
「ERR」が2秒間表示された後、元の設定値に戻りますので,入力をやり直してくだ
さい。
T7407.EPS
IM 11M12A01-05
7-9
7. スタートアップ
7.5
機種設定の確認
本器は酸素計,湿度計の両機能を備えています。本器のオーダー時に湿度計設定
の仕様(付加仕様:/HS)を選択した場合,出荷時に湿度計に設定されており,そ
れ以外は酸素計に設定されています。各運転データの設定を行う前に目的にあっ
た機種に設定されているか確認してください。
各種運転データを設定した後で機種変更を行うと,運転データは出荷時と同じ状
態に初期化されます。再度,機種にあった運転データを設定してください。
機種は,パラメータコード「F01」で設定します。パラメータコード一覧は,表
10.7を参照ください。
注 意
・機種を変更すると,設定した運転データが初期化(出荷時と同じ設定に戻る)
されますので十分ご注意ください。
表7.3 機種設定の確認手順
スイッチ操作
表 示
説 明
>
∧
ENT
A01
パスワード入力後の画面です。
>
∧
ENT
C01
パラメータコードを「C01」に変更します。
>
∧
ENT
0
現在の設定値が表示されます(本例では「0」:酸素濃度が表示されています)。
>
∧
ENT
1
ここでは水分量に設定します。
「∧」キー数値を「1」に変更します。
>
∧
ENT
1
「ENT」キーを押します。点滅は続いています。
>
∧
ENT
1
もう1度「ENT」キーを押すと点滅が止まります。
>
∧
ENT
C01
「
7-10
さらに「ENT」キーを押すとパラメータコード選択画面に戻ります。
」は,スイッチが押されていることを表し,薄い文字は点滅を表します。
T7501.EPS
IM 11M12A01-05
7. スタートアップ
7.6
表示項目の設定
表示項目とは基本画面で表示される項目のことをいいます。設定する数値と設定
項目の関係を表7.4に示します。また,表示項目は,パラメータコード「A00」ま
たは「F08」で設定します(どちらで設定しても同じです)。本器のオーダー時に
湿度計設定の仕様(付加仕様:/HS)を選択した場合,出荷時に「水分量」に設定
されており,それ以外は「酸素濃度」に設定されています。本器で混合比を測定
する場合は,下記の表7.5の手順で表示項目を変更してください。
なお,「機種設定」で「湿度計」が選択されている場合,データの初期化を実行
すると,表示項目は「水分量」になります。
表7.4 表示項目
A00またはF08で
設定された値
0
1
2
3
基本画面で表示する項目
酸素濃度を表示します。
水分量を表示します。
混合比を表示します。
電流出力の項目で設定されている項目を表示します。
電流出力にスムージング係数が設定されている場合,
これを含んだ値が表示されます。
T7.4.EPS
表7.5 表示項目設定の操作手順
スイッチ操作
表 示
説 明
>
∧
ENT
A01
パスワード入力後の画面です。
>
∧
ENT
A01
「>」キーで点滅桁を右に移動させます。
>
∧
ENT
A00
「∧」キーでパラメータコードを「A00」に変更します。 「∧」キーを押し続けると,
数値が「1」→「2」→「3」・・・「9」→「0」と変わります。
>
∧
ENT
>
∧
ENT
>
∧
ENT
0
「ENT」キーを押すと現在の設定値が表示されます。
2
「2」(混合比)に設定します。「∧」キーで数値を「2」に変更します。
2
「ENT」キーを押します。数値は点滅したままです。
2
もう1度「ENT」キーを押すと,点滅が止まります。
>
∧
ENT
>
∧
ENT
A00
さらに「ENT」キーを押します。パラメータコード選択画面に戻ります。
>
∧
ENT
0.000
「>」,「ENT」キーを同時に押すと,基本画面に戻ります。
基本画面では,混合比が表示されます。
T7601.EPS
「 」は,スイッチが押されていることを表し,薄い文字は点滅を表します。
IM 11M12A01-05
7-11
7. スタートアップ
7.7
電流出力の設定
7.7.1
アナログ出力項目の設定
アナログ出力に酸素濃度を出力させるか,水分量を出力させるか,混合比を出力
させるかを選択します。本器のオーダー時に湿度計設定の仕様(付加仕様:/HS)
を選択した場合は出荷時に「水分量」に設定されており,それ以外は「酸素濃
度」に設定されています。本器で混合比を測定する場合は,下記の手順で電流出
力の設定を変更してください。なお,設定するパラメータコードは「C 0 1 」で
す。表7.5.1を参照ください。なお,「機種設定」で「湿度計」が選択されている
場合,データの初期化を実行すると,アナログ出力の設定は「水分量」になりま
す。
表7.5.1
アナログ出力項目設定の手順
スイッチ操作
表 示
>
∧
ENT
A01
パスワード入力後の画面です。
>
∧
ENT
C01
パラメータコードを「C01」に変更します。
>
∧
ENT
0
現在の設定値が表示されます(本例では「0」:酸素濃度が表示されています)。
>
∧
ENT
1
ここでは水分量に設定します。
「∧」キー数値を「1」に変更します。
>
∧
ENT
1
「ENT」キーを押します。点滅は続いています。
>
∧
ENT
1
もう1度「ENT」キーを押すと点滅が止まります。
>
∧
ENT
C01
「
7-12
説 明
さらに「ENT」キーを押すとパラメータコード選択画面に戻ります。
」は,スイッチが押されていることを表し,薄い文字は点滅を表します。
T7501.EPS
IM 11M12A01-05
7. スタートアップ
7.7.2
出力レンジの設定
出力させる項目に対して,出力レンジを設定します。酸素濃度を出力させる場合
は,「C11」で最小酸素濃度値(4mA点)を、「C12」で最大酸素濃度値(20mA
点)を設定します。水分量を出力させる場合は「C13」で最小水分量(4mA点)
を,「C14」で最大水分量(20mA点)を設定します。混合比を出力させる場合は
「C15」で最小混合比(4mA点)を,「C14」で最大混合比(20mA点)を設定し
ます。パラメータコードを表7.6に示します。なお,設定できる値には制限があり
ます。詳細は8.1電流出力の設定を参照ください。
表7.6
電流出力のパラメータコード
パラメータ
コード
C01
設定値
0 酸素濃度を出力
1 水分量を出力
C11
C12
2 混合比を出力
最小酸素濃度(4mA点)
最大酸素濃度(20mA点)
C13
C14
C15
C16
最小水分量(4mA点)
最大水分量(20mA点)
最小混合比(4mA点)
最大混合比(20mA点)
T7.6.EPS
IM 11M12A01-05
7-13
7. スタートアップ
7.7.3
最小(4mA点),最大(20mA点)の設定
ここでは,水分量の4mA点を30%H 2O,20mA点を80%H 2Oに設定する例で説明し
ます。
スイッチ操作
表 示
>
∧
ENT
>
∧
ENT
A01
C01
説 明
パスワード入力後の画面です。
4mA点の水分量を設定します。パラメータコードをC13に変えます。「∧」キーで
C群に変更します。
>
∧
ENT
C01
「>」キーで点滅桁を移動させます。
>
∧
ENT
C11
「∧」キー数値を「1」に変更します。
>
∧
ENT
C11
「>」キーで点滅桁を移動させます。
>
∧
ENT
C13
「∧」キー数値を「3」に変更します。
>
∧
ENT
000
「ENT」キーを押すと現在の設定値が表示されます。「0%H2O」が設定されています。
>
∧
ENT
000
「>」キーで点滅桁を移動させます。
>
∧
ENT
030
「∧」キー数値を「3」に変更します。
>
∧
ENT
030
「ENT」キーを押します。全桁が点滅します。
>
∧
ENT
030
もう一度「ENT」キーを押すと点滅が止まります。
>
∧
ENT
C13
さらにもう一度「ENT」キーを押すとパラメータコード選択画面に変わります。
>
∧
ENT
C13
次に20mAの水分量を設定します。
「>」キーで点滅桁を移動させます。
>
∧
ENT
C14
「∧」キーで数値を「4」に変更します。
>
∧
ENT
025
「ENT」キーを押すと現在の設定値が表示されます。
>
∧
ENT
025
「>」キーで点滅桁を移動させます。
>
∧
ENT
085
「∧」キーで数値を「8」に変更します。
>
∧
ENT
085
「>」キーで点滅桁を移動させます。
>
∧
ENT
080
「∧」キーで数値を「0」に変更します。数値は「5」→「6」・・・→「9」→「0」
>
∧
ENT
080
「ENT」キーを押します。全桁が点滅します。
>
∧
ENT
080
もう一度「ENT」キーを押すと点滅が止まります。
>
∧
ENT
C14
もう1度「ENT」キーを押すとパラメータコード選択画面に変わります。
>
∧
ENT
基本画面 「>」キーと「ENT」キーを同時に押すと,基本画面に戻ります。
スイッチを押し続けると数値が一つづつ増えていきます。
と変化します。
表示された数値は,測定ガスの濃度の例を示しています。
「 7-14
」は,スイッチが押されていることを表し,中抜き文字は点滅を表します。
T7701.EPS
IM 11M12A01-05
7. スタートアップ
7.8
電流ループチェック
アナログ出力に,設定した電流を出力させることができます。変換器と受信計間
の配線を確認することができます。ループチェックは、パラメータコード
「G01」で行います。
表7.7 電流ループチェックの手順
スイッチ操作
>
∧
ENT
>
∧
ENT
>
∧
ENT
表 示
A01
G01
説 明
パスワード入力後の画面です。
「∧」キーでF群に変更します。
00.0 「ENT」キーを押します。この時点での出力電流は,出力ホールドの設定で設定され
た状態になっています。参照項:8.3出力ホールドの設定
>
∧
ENT
10.0
10mAを出力させるように設定します。「∧」キーで「1」に変更します。
>
∧
ENT
10.0
「ENT」キーを押します。全桁が点滅します。
>
∧
ENT
10.0
もう1度「ENT」キーを押すと点滅が止まり,10mAが出力されます。
>
∧
ENT
G01
さらにもう1度「ENT」キーを押すとパラメータコード選択画面に変わります。この
時点で,出力電流は通常値に戻ります。
>
∧
「 」は,スイッチが押されていることを表し,薄い文字は点滅を表します。
IM 11M12A01-05
ENT
基本画面
「>」キーと「ENT」キーを同時に押すと,基本画面に戻ります。
T7801.EPS
7-15
7. スタートアップ
7.9
接点チェック
接点入力,接点出力の開閉チェックおよび,自動校正ユニット(オプション)内
の電磁弁の動作チェックを行います。
表7.8 接点チェックのパラメータコード
チェック項目
接点出力1
パラメータコード
G11
設定値と動作
0
開
1
閉
接点出力2
G12
0
開
1
閉
自動校正電磁弁(ゼロガス)
G15
0
1
自動校正電磁弁(スパンガス)
G16
0
1
接点入力1
接点入力2
G21
OFF
ON
OFF
ON
0
開
1
閉
G22
0
1
開
閉
T7901.EPS
7-16
IM 11M12A01-05
7. スタートアップ
7.9.1
接点出力のチェック
表7.9の手順に沿って行ってください。表は,接点出力1を例にとって説明してい
ます。
表7.9 接点出力チェックの手順
スイッチ操作
表 示
A01
G01
説 明
>
∧
ENT
パスワード入力後の画面です。
>
∧
ENT
>
∧
ENT
G01
「>」キーを押し点滅桁を移動します。
>
∧
ENT
G11
「∧」キーで「1」に変更します。
>
∧
ENT
0
「ENT」キーを押します。「0」が点滅し,接点が開きます。
>
∧
ENT
1
「∧」キーで「1」に変更します。
>
∧
ENT
1
「ENT」キーを押します。点滅は続いています。
>
∧
ENT
1
再度「ENT」キーを押すと点滅が止まり,接点が閉じます。
>
∧
ENT
G11
「ENT」キーを押すとパラメータコード選択画面に戻り,接点がもとの状態に戻ります。
>
∧
ENT
基本画面
「>」キーと「ENT」キーを同時に押すと,基本画面に戻ります。
「∧」キーでG群に変更します。
表示された数値は,測定ガスの濃度の例を示しています。
続けて他のチェックを行う場合は,この操作を行う必要はありません。
「 」は,スイッチが押されていることを表し,薄い文字は点滅を表します。
T7902.EPS
警 告
・接点出力2の開閉チェックを行うと,「エラー1」(セル起電力異常),または
「エラー2」(ヒーター温度異常)が発生します。この理由は、接点出力2が検
出器のヒーター電源の安全スイッチと連動しているため,検出器ヒーターへの
電源供給が止まるためです。上記エラーが発生した場合,リセットを実行する
か,本器の電源を1度切り,再起動させてください。(参照項:10.4リセット)
IM 11M12A01-05
7-17
7. スタートアップ
7.9.2
校正接点出力
「校正接点」とは自動校正ユニット(オプション)内の電磁弁駆動用信号のこと
をいいます。このテスト出力を利用して,動作の確認を行うことができます。な
お,動作の確認は,フローメーターで実際のガスの流通を見てください。操作
は,表7.10の手順に沿って行ってください。表はゼロガス用電磁弁を例にとって
説明しています。
表7.10 校正接点出力チェックの手順
スイッチ操作
表示
説 明
A01
G01
パスワード入力後の画面です。
ENT
G01
「>」キーを押し点滅桁を移動します。
∧
ENT
G11
「∧」キーで「1」に変更します。
>
∧
ENT
G11
「>」キーを押し点滅桁を移動します。
>
∧
ENT
G15
「∧」キーで「5」に変更します。
>
∧
ENT
0
「ENT」キーを押します。「0」が点滅します。電磁弁は「閉」の状態です。
>
∧
ENT
1
「∧」キーで「1」に変更します。
>
∧
ENT
1
「ENT」キーを押します。点滅は続いています。
>
∧
ENT
1
再度「ENT」キーを押すと点滅が止まり,電磁弁は「開」になり,校正ガスが流れます。
>
∧
ENT
G15
「ENT」キーを押すとパラメータコード選択画面に戻り,電磁弁が「閉」になります。
>
∧
ENT
基本画面
「>」キーと「ENT」キーを同時に押すと,基本画面に戻ります。
>
∧
ENT
>
∧
ENT
>
∧
>
「∧」キーでG群に変更します。
表示された数値は,測定ガスの濃度の例を示しています。
続けて他のチェックを行う場合は,この操作を行う必要はありません。
「 7-18
」は,スイッチが押されていることを表し,薄い文字は点滅を表します。
T7902A.EPS
IM 11M12A01-05
7. スタートアップ
7.9.3
接点入力
操作は,表7.11の手順に沿って行ってください。表は接点入力1を例にとって説明
しています。
表7.11 接点入力チェックの手順
スイッチ操作
表 示
説 明
A01
G01
パスワード入力後の画面です。
ENT
G01
「>」キーを押し点滅桁を移動します。
∧
ENT
G21
「∧」キーで「2」に変更します。
∧
ENT
>
∧
ENT
>
∧
ENT
>
∧
>
>
0
「∧」キーでG群に変更します。
「ENT」キーを押します。接点が開いているとき,「0」が表示されます。接点を閉じる
と「1」に変わります。接点の開閉に合わせて表示が変わるので配線の確認ができます。
>
∧
「 IM 11M12A01-05
ENT
G21
「>」キーと「ENT」キーを同時に押すと,パラメータコード選択画面に戻ります。
」は,スイッチが押されていることを表し,薄い文字は点滅を表します。
T7903.EPS
7-19
7. スタートアップ
7.10 校正
本器の校正動作は,ゼロガスおよびスパンガスを実際に測定し,その値を各校正
ガスの酸素濃度値に合わせ込む要領で行います。校正の実施方法は,ゼロ校正お
よびスパン校正,またはそのどちらか一方を順次手動で行う手動校正,赤外線ス
イッチからの操作または,接点入力信号によって校正をスタートさせ,あらかじ
め設定した校正時間,安定時間に基づいて一連の校正動作を行う半自動校正,設
定した周期で自動的に校正を行う自動校正があります。半自動校正や自動校正で
は校正ガスの供給を自動で行いますので,自動校正ユニットが必要になります。
手動校正は校正ガスの供給を手動で行いますので,ZA8F形流量設定器が必要で
す。ここでは,もっとも基本的な,手動校正について説明します。半自動校正,
自動校正については9.校正を参照してください。
7.10.1 校正の設定
校正を行う前に次の3 つの項目を設定する必要があります。各項目のパラメータ
コードを,表7.12に示します。
1)モード
モードとは校正の実施方法のことをいい,「手動」,「半自動」,「自動」の3
つから選択します。ここでは「手動」に設定します。
2)ゼロガスの酸素濃度
校正に使用するゼロガスの酸素濃度値を入力します。
3)スパンガスの酸素濃度
校正に使用するスパンガスの酸素濃度値を入力します。計装空気を使用してい
る場合は,21 vol%O2の値を入力します。
注 意
・スパンガスとして計装空気を使用する場合は,露点−20℃以下まで除湿し,オ
イルミストやダスト類を除去してご使用ください。
・除湿が十分でなかったり,汚れた空気を使用すると,測定精度に影響が出る場
合があります。
表操作は,表7.13の手順に沿って行ってください。
表7.12
校正の設定のパラメータコード
設定項目
モード
パラメータコード
B03
設定値
0
手動校正
1
半自動校正
2
自動校正
ゼロガスの酸素濃度
B01
酸素濃度を入力
スパンガスの酸素濃度
B02
酸素濃度を入力
T7A01.EPS
7-20
IM 11M12A01-05
7. スタートアップ
表7.13
スイッチ操作
校正の設定の手順
表 示 説 明
>
∧
ENT
>
∧
ENT
A01
b01
パスワード入力後の画面です。
ゼロガスの濃度を設定します。パラメータコードをB01に変えます。
ここでは,「0.98%」を設定します。
>
∧
ENT
001.00 %
「ENT」キーを押すと現在設定されている値が表示されます。
>
∧
ENT
001.00 %
「>」キーで点滅桁を「1」に移動します。
>
∧
ENT
000.00 %
「∧」キーで数値を「0」に変更します。
>
∧
ENT
000.00 %
「>」キーで点滅桁を移動させます。
>
∧
ENT
000.90 %
「∧」キーで数値を「9」に変更します。
>
∧
ENT
000.90 %
「>」キーで点滅桁を移動させます。
>
∧
ENT
000.98 %
「∧」キーで数値を「8」に変更します。
>
∧
ENT
000.98 %
「ENT」キーを押すと全桁が点滅します。
>
∧
ENT
000.98 %
>
∧
ENT
b01
再度「ENT」キーを押すと点滅が止まります。
さらにもう1度「ENT」キーを押すと,パラメータコード選択画面に戻ります。
同様の操作で,「B02」にスパンガス濃度の「21%」を設定します。
>
∧
ENT
b03
次に,校正モードを設定します。パラメータコードを「B03」に変更します。
>
∧
ENT
0
「ENT」キーを押すと現在設定されている値が表示されます。「0」であればそ
のまま,「0」以外であれば「0」に変更します。
>
∧
ENT
0
>
∧
ENT
0
>
∧
ENT
b03
>
∧
ENT
基本画面
「ENT」キーを1回押します。数値は点滅したままです。
もう1度「ENT」キーを押すと点滅が止まります。
さらにもう1度「ENT」キーを押すとパラメータコード選択画面に変わります。
「>」キーと「ENT」キーを同時に押すと,基本画面に戻ります。
左欄の数値は,測定ガスの濃度の例を示しています。
続けて他の設定を行う場合は,この操作を行う必要はありません。
「 IM 11M12A01-05
」は,スイッチが押されていることを表し,薄い文字は点滅を表します。
T7A02.EPS
7-21
7. スタートアップ
7.10.2
手動校正の実施
校正の実施方法について説明します。
7.10.2.1
校正実施時の準備
ZA8F形流量設定器のゼロガス流量設定バルブが全閉していることを確認して,2
次圧が{測定ガス圧+約50kPa,チェックバルブ付きの場合は測定ガス圧+約150
kPa}(最大300kPa)となるよう,ゼロガス封入ボンベ用減圧弁を開いてくださ
い。
ZR20H 自動校正ユニットでも同様の操作で手動校正ができます。
7.10.2.2
校正実施の操作
本説明書ではスパンガスとして,比較ガスと同じ計装用空気を用いることを前提
にしています。表7.14の手順に従い,校正を実施してください。
ZO21Sスタンダードガスユニット使用時(大気空気をスパンガスに使用時)は,
携帯用酸素濃度計などを用いて実際の酸素濃度値を調べて入力してください。
7-22
IM 11M12A01-05
7. スタートアップ
表7.14
スイッチ操作
>
∧
ENT
>
∧
ENT
>
∧
ENT
校正の実施の手順
表 示
説 明
A01
b10
パスワード入力後の画面です。
パラメータコードをB10に変えます(途中の操作は省略しています)。
CAL
「ENT」キーを押すと「CAL」が表示されます。
【キャンセル】「>」と「ENT」キーを同時に押すと「B10」の画面に戻ります。
>
∧
ENT
>
∧
ENT
CAL
もう1度,「ENT」キーを押すと「CAL」が点滅します。
【キャンセル】:「>」と「ENT」キーを同時に押すと「B10」の画面に戻ります。
SPAn Y
さらに,「ENT」キーを押すと,スパン校正を行うかの確認メッセージが出ます。
スパン校正を省略する場合,「>」キーを押し,「Y」を「N」に変えます。続い
て「ENT」キーを押すと,「ZERO Y」の画面までスキップします。
>
∧
ENT
21.00 %「ENT」キーを押すと校正ガスの値が表示されます。この値は,7.10.1「校正の
設定」で設定したスパンガス濃度でなければなりません。
【キャンセル】:「>」と「ENT」キーを同時に押すと「SPAN Y」の画面に戻ります。
>
∧
ENT
OPEn
/20.84
「ENT」キーを押すと,「OPEN」の文字と現在の測定値とが交互に表示されま
す。スパンガスを流してください。流量設定器のスパンガス流量設定バルブを
開き,流量を600±60ml / minに調整します。バルブはロックナットを緩
めた上,バルブシャフトを反時計方向へゆっくりと回してください。流量の確
認は校正ガス流量計で行います。自動校正ユニットが接続されている場合,ス
パンガスの電磁弁が開きます。測定値が,スパンガスの値に変化していきます。
この表示が安定したら次のステップに進みます。
【キャンセル】:「>」と「ENT」キーを同時に押すと「SPAN Y」の画面に戻ります。
>
∧
ENT
20.84 % 「ENT」キーを押します。全桁が点滅します。この時点ではまだ校正は行われ
ていません。
>
∧
ENT
ZEro Y
再度「ENT」キーを押すと点滅が止まり,ゼロ校正を行うかの確認メッセージ
がでます。この時点で測定値とスパンガスの濃度の合わせこみ行われます。ス
パンガス流量設定バルブを閉じます。測定時にバルブが緩んでスパンガスが漏
れ込むことの無いようにロックナットは必ず締め付けておくようにしてくださ
い。自動校正ユニットが接続されている場合,スパンガスの電磁弁が閉じます。
ゼロ校正を省略する場合,「>」キーを押し「Y」を「N」に変えます。続いて
「ENT」キーを押すと「CALEND」の画面までスキップします。
>
∧
ENT
0.98 %
さらに「ENT」キーを押すと,校正ガスの値が表示されます。この値は,7.10.1
「校正の設定」で設定したゼロガス濃度でなければなりません。
【キャンセル】:「>」と「ENT」キーを同時に押すと「ZERO Y」の画面に戻ります。
>
∧
ENT
OPEn
/0.89
「ENT」キーを押すと,「OPEN」の文字と現在の測定値とが交互に表示されま
す。ゼロガスを流してください。流量設定器のゼロガス流量設定バルブを開き,
流量を600±60ml / minに調整します。バルブはロックナットを緩めた上,
バルブシャフトを反時計方向へゆっくりと回してください。流量の確認は
校正ガス流量計で行います。自動校正ユニットが接続されている場合,ゼロガ
スの電磁弁が開きます。測定値が,ゼロガスの値に変化していきます。この表
示が安定したら次のステップに進みます。
【キャンセル】:「>」と「ENT」キーを同時に押すと「ZERO Y」の画面に戻ります。
>
∧
ENT
0.89
「ENT」キーを押します。全桁が点滅します。この時点ではまだ校正は行われ
ていません。
T7A03.EPS
「 IM 11M12A01-05
」は,スイッチが押されていることを表し,薄い文字は点滅を表します。
7-23
7. スタートアップ
表7.14
スイッチ操作
>
∧
校正の実行の手続き
表 示
ENT
CALEnd
説 明
再度「ENT」キーを押した時点で,測定値とゼロガスの濃度の合わせこみ行わ
れます。
ゼロガス流量設定バルブを閉じます。測定時にバルブが緩んでゼロガスが漏れ
込むことの無いようにロックナットは必ず締め付けておくようにしてくださ
い。自動校正ユニットが接続されている場合,スパンガスの電磁弁が閉じます。
表示には,「CALEND」の文字が点滅します。「CALEND」が点滅している時間
を「出力安定時間」と呼び,「出力ホールドの設定」でホールドが設定されてい
る場合,アナログ出力がホールドされています。(参照項:8.2出力ホールドの
設定)あらかじめ設定されている出力安定時間が経過すると校正が終了します。
>
∧
ENT
b10
出力安定時間は出荷時に10分に設定されています。「出力安定時間」中に「>」,
「ENT」キーを同時に押すと,校正を終了し,パラメータコード選択画面に戻ります。
>
∧
ENT
基本画面
もう1度,「>」キーと「ENT」キーを同時に押すと,基本画面に戻ります。
「表示」は「スイッチ操作」の結果として現れるものです。
「 T7A04.EPS
」は,スイッチが押されていることを表し,薄い文字は点滅を表します。
「/」は,交互に表示することを表します。
[キャンセル]は操作をキャンセルする場合の手順を示しています。
7-24
IM 11M12A01-05
8. 運転データの詳細設定
8.
運転データの詳細設定
8.1
電流出力の設定
ここでは,アナログ出力レンジの設定方法を説明します。各項目のパラメータ
コードを表8.1に示します。
表8.1
表示項目
設定項目
電流出力の設定
パラメータコード
設定値
C01
0
酸素濃度
1
水分量
2
混合比
出力モード
C03
0
リニア
1
ログ
最小酸素濃度値
C11
4mA点の酸素濃度を入力
最大酸素濃度値
C12
20mA点の酸素濃度を入力
最小水分量
C13
4mA点の水分量を入力
最大水分量
C14
20mA点の水分量を入力
最小混合比
C15
4mA点の混合比を入力
最大混合比
C16
20mA点の混合比を入力
出力スムージング係数
C30
0∼255(秒)
T8.1.1.EPS
注 意
・8.1.3出力モードで「対数」を選択した場合,最小の設定はここで設定した値に
かかわらず,酸素濃度は0.1%O2に,水分量は0.1%H2Oに,混合比は0.01 kg/kgに
固定されます。
IM 11M12A01-05
8-1
8. 運転データの詳細設定
8.1.1
最小(4mA点),最大(20mA点)の設定
電流出力で選択した出力項目(酸素濃度,水分量,混合比)の4mA点と20mA点を
設定します。「C01」で「酸素濃度」を選択した場合は「C11」と「C12」を,
「C01」で「水分量」を選択した場合は「C13」と「C14」を,「C01」で「混合
比」を選択した場合は「C15」と「C16」をそれぞれ設定してください。
酸素濃度設定範囲について
最小(4mA点)の入力範囲は0%O2,または6∼76%O2です。
最大(20mA点)の入力範囲は5∼100% O2で,かつ4mA点で設定した酸素濃度の
1.3倍以上でなくてはなりません(下記設定例,または図Aのグラフを参照くださ
い)。
設定例1.
最小(4mA点)を10%O2に設定した場合,最大(20mA)点は13%O2以上に設定し
なければなりません。
設定例2.
最小(4mA点)を75%O2に設定した場合,最大(20mA点)は75×1.3 = 98 %O2以上
に設定しなければなりません。(小数点以下は繰り上げ)
95
85
設定範囲
最大酸素濃度 20mA 点(%O2)
75
(ハッチング部分)
65
55
45
設定範囲外
35
25
15
5
5
15
図A
8-2
25
35
45
最小酸素濃度 4mA点(%O2)
55
65
75
F8.1.1.1.EPS
酸素濃度最大最小値設定範囲
IM 11M12A01-05
8. 運転データの詳細設定
水分量の設定範囲について
最小(4mA点)の入力範囲は0%H2O,または26∼100%H2Oです。
最大(20mA点)の入力範囲は25∼100%H 2Oで,かつ4mA点で設定した水分量の
0.8倍に23をたした値以上でなくてはなりません(下記設定例,または図Bのグラ
フを参照ください)。
設定例1.
最小(4mA点)を0%H2Oに設定した場合,最大(20mA)点は25%H2O以上に設定
しなければなりません。
設定例2.
最小(4mA点)を26%H 2 Oに設定した場合,最大(20mA点)は26×0.8+23 = 44
%H2O以上に設定しなければなりません。(小数点以下は繰り上げ)
95
85
設定範囲
最大水分量 (20mA点)(%H2O)
75
(ハッチング部分)
65
55
45
設定範囲外
35
25
15
5
5
15
図B
IM 11M12A01-05
25
35
45
最小水分量 (4mA点)(%H2O)
55
65
75
F8.1.1.2.EPS
水分量最大最小値設定範囲
8-3
8. 運転データの詳細設定
混合比の設定範囲について
最小(4mA点)の入力範囲は0 kg/kg,または0.201∼0.625 kg/kgです。
最大(20mA点)の入力範囲は0.2∼1.0 kg/kgで,かつ4mA点で設定した混合比の
1.3倍に0.187をたした値以上でなくてはなりません。(下記設定例,または図Cの
グラフを参照ください)。
設定例1.
最小(4mA点)を0 kg/kgに設定した場合,最大(20mA)点は0.2 kg/kg以上に設定
しなければなりません。
設定例2.
最小(4mA点)を0.201kg/kgに設定した場合,最大(20mA点)は0.201×1.3+0.187
= 0.449 kg/kg以上に設定しなければなりません。(小数点以下は繰り上げ)
1
0.95
最大混合比20mA点(kg/kg)
0.9
設定範囲
0.85
(ハッチング部分)
0.8
0.75
0.7
0.65
0.6
設定範囲外
0.55
0.5
0.45
0.4
0.201
0.25
0.3
0.35
0.4
0.45
0.5
0.55
0.6
0.65
最小混合比4mA点(kg/kg)
図C
8.1.2
混合比最大最小設定範囲
出力スムージング係数の入力
測定値が急変するような場合,この測定値をそのままコントロールに使用する
と,オン・オフ動作が頻繁になるなど弊害が生じることがあります。このような
場合は,適当な時定数を与えて演算を行うことで信号の変化をなだらかにするこ
とができます。時定数は0∼255秒まで設定することができます。
8.1.3
出力モードの選択
アナログ出力信号と測定値との関係をリニアにするか,または対数にするかを選
択します。
8-4
IM 11M12A01-05
8. 運転データの詳細設定
注 意
出力モードで「対数」を選択した場合,最小の設定は設定値にかかわらず,酸素
濃度濃度は0.1%O2に,水分量は0.1%H2Oに、混合比は0.01 kg/kgに固定されます。
「C11」∼「C16」の設定値は変更されません。
8.1.4
初期値
出荷時や,データの初期化を実行した場合,表8.2の値に初期化されます。
表8.2 出力電流設定の初期値
項目
最小酸素濃度値
最大酸素濃度値
最小水分量
最大水分量
初期値
0%O2
25%O2
0%H2O
25%H2O
最小混合比
最大混合比
出力スムージング係数
0 kg/kg
0.2 kg/kg
0秒
出力モード
リニア
T8.1.4.1.EPS
IM 11M12A01-05
8-5
8. 運転データの詳細設定
8.2
出力ホールドの設定
出力ホールドとは,暖機中,校正中,エラー発生などの時,アナログ出力信号を
あらかじめ設定した値に保持することをいいます。
表8.3に各状態と設定可能なアナログ出力の保持値を記します。
表8.3
アナログ出力の保持値
○印が選択可能項目
本器の状態
選択可能な出力ホールド値
4mA
20mA
ホールドなし
直前値保持
設定値(2.4mA∼21.6mA)
暖機中
保守中
校正中
エラー発生中
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
T8.2.0.1.EPS
8.2.1
本器の状態の定義
1) 暖機中とは
電源を供給してからセンサ部温度が750℃で安定し,測定モードに移行するまでの
状態をいいます。具体的には,基本画面でセンサ部の温度が表示されている状態
です。
2) 保守中とは
基本画面から有効なパスワードによってパラメータコード選択画面に入ったとき
から,再び基本画面に戻るまでをいいます。
3) 校正中とは(参照項:9.校正)
手動校正の場合
パラメータコード「B10」で、校正実行操作を進めていき,最初のスパン校正の
スパンガス濃度確認画面が表示され,「ENT」キーを押したときが校正時間の始
まりです。一連の校正操作が終わり,設定された出力安定時間が経過すると校正
時間が終了します。手動校正時の「校正中」の定義を図8.1に示します。
8-6
IM 11M12A01-05
8. 運転データの詳細設定
スイッチ操作
表 示
>
∧
ENT
b10
>
∧
ENT
CAL
>
∧
ENT
CAL
>
∧
ENT
SPAn Y
>
∧
ENT
21.00 %
>
∧
ENT
>
∧
ENT
20.84 %
>
∧
ENT
ZEro Y
>
∧
ENT
0.98 %
OPEn/20.84
校正中のホールド時間
OPEn/0.89
>
∧
ENT
>
∧
ENT
0.89 %
>
∧
ENT
CALEnd
>
∧
ENT
>
∧
ENT
b10
測定値表示
T8.2.1.1.EPS
図8.1
IM 11M12A01-05
校正中の定義
8-7
8. 運転データの詳細設定
半自動校正の場合
赤外線スイッチでの操作または,接点入力による校正指令が入った時から,校正
が実施され,出力安定時間が経過するまでをいいます。
自動校正の場合
校正開始時間に至って校正が実施された後,出力安定時間が経過するまでをいい
ます。
4) エラー発生中とは
エラー1∼エラー4が発生しているときをいいます。
8.2.2
出力ホールド値の優先順位
出力ホールド値の優先順位は次のようになっています。
優
先
順
位
高
エラー発生中
校正
保守中
暖機中
F8.2.2.1.EPS
たとえば,保守中の出力を「4 m A 」に設定し,校正中の出力を「ホールドしな
い」に設定した場合,保守画面に入った時に出力は4mAにホールドされますが,
校正が開始された時点でホールドが解除され,校正が終わり安定時間が経過した
後は再び4mAにホールドされます。
8.2.3
設定
表8.4に各パラメータコードを示します。
表8.4
出力ホールドのパラメータコード
設定項目
パラメータコード
暖機中
C04
保守中
C05
校正中
C06
エラー発生中
C07
設定値
0 4mA
1 20mA
2 設定値ホールド
0 ホールドしない
1 直前値ホールド
2 設定値ホールド
0 ホールドしない
1 直前値ホールド
2 設定値ホールド
0 ホールドしない
1 直前値ホールド
2 設定値ホールド
T8.2.3.1.EPS
8.2.4
初期値
出荷時,またはデータを初期化した場合,表8.5の設定になります。
表8.5
出力ホールドの初期値
状 態
暖気中
保守中
校正・ブローバック中
エラー発生中
出力ホールド値最小最大
設定値
4mA
直前値ホールド
直前値ホールド
4mA
設定値ホールド
3.4mA
4mA
4mA
T8.2.4.1.EPS
8-8
IM 11M12A01-05
8. 運転データの詳細設定
8.3
警報の設定
本器は測定値によって上上限,上限,下限,下下限の4点の警報値を設定できるよ
うになっています。警報検知の設定および警報値は,酸素濃度,水分量,混合比
のそれぞれに対して設定します。ここでは,その動作と設定方法について説明し
ます。
8.3.1
警報値について
1) 上上限警報,上限警報
「上上限警報の検知」,「上限警報の検知」が「検知する」に選択されていて,
かつ測定値が設定した警報値よりも大きい場合に出力されます。
2) 下限警報,下下限警報
「下限警報の検知」,「下下限警報の検知」が「検知する」に選択されていて,
かつ測定値が設定した警報値よりも小さい場合に出力されます。
8.3.2
警報の出力動作について
測定値が定常値と警報値間で変動している場合,警報出力の出力、解除が頻繁に
繰り返すことになります。このような状態は,警報出力の条件に動作遅れ時間と
警報解除用のヒステリシスを持たせることで避けることができます。動作遅れ時
間が設定されている場合は,測定値が定常値から警報範囲に入ってすぐには警報
が出力せず,測定値がある一定時間(動作遅れ時間)連続して警報範囲に入って
いた場合に警報が出力します。また,測定値が警報範囲から定常値に戻る場合
(警報を解除する場合)においても同じことが行なわれます。また,ヒステリシ
スが設定されている場合,警報を解除する時に測定値がヒステリシス値より求め
た解除値以上,または以下にならないと解除しないようになります。動作遅れ時
間とヒステリシスを合わせて設定した場合は、警報を出力するときには測定値が
警報範囲に入って,動作遅れ時間が経過してから警報を出力します。警報を解除
するときには測定値がヒステリシスの値より求めた解除値になって,さらに動作
遅れ時間が経過してから警報を解除します。これらの動きについては図8.2を参照
ください。なお,動作遅れ時間とヒステリシスは,すべての警報ポイントに対し
て共通に働きます。
警報範囲
B
A
C
D
7.5%
上限警報値
ヒステリシス
2.0%
5.5%
測定値
動作遅れ時間:5秒
動作遅れ時間:5秒
警報出力 ON
OFF
F8.3.2.1.EPS
図8.2
IM 11M12A01-05
動作遅れ時間:5秒
警報出力の動作
8-9
8. 運転データの詳細設定
図8 . 2 の例では,上限警報点を7 . 5 % H 2 O ,動作遅れ時間を5秒,ヒステリシスを
2%H2Oに設定しています。
A
測定値が上限警報値を超えましたが動作遅れ時間の5秒を経過する前に上限
警報値より下回ったため,警報が出力されません。
B
測定値が上限警報値より超え,動作遅れ時間を経過したため,警報が出力さ
れます。
C
測定値がヒステリシス値より下回ったが,動作遅れ時間が経過する前にヒス
テリシス値を超えたため,警報が解除されません。
D
測定値がヒステリシス値より下回って,さらに動作遅れ時間を経過したた
め,警報が解除されます。
8.3.3
設定方法
表8.6のパラメータコード表に従って設定してください。
表8.6
濃度警報のパラメータコード
設定項目
パラメータコード
酸素濃度上上限警報値
D01
設定値
0∼100 %O2
酸素濃度上限警報値
D02
0∼100 %O2
酸素濃度下限警報値
D03
0∼100 %O2
酸素濃度下下限警報値
D04
0∼100 %O2
水分量上上限警報値
D05
0∼100 %H2O
水分量上限警報値
D06
0∼100 %H2O
水分量下限警報値
D07
0∼100 %H2O
水分量下下限警報値
D08
0∼100 %H2O
混合比上上限警報値
D11
0∼1 kg/kg
混合比上限警報値
D12
0∼1 kg/kg
混合比下限警報値
D13
0∼1 kg/kg
混合比下下限警報値
D14
0∼1 kg/kg
酸素濃度警報ヒステリシス
D30
0∼9.9 %O2
水分量ヒステリシス
D31
0∼9.9 %H2O
混合比ヒステリシス
D32
0∼0.1 kg/kg
警報接点動作遅れ
D33
0∼255秒
酸素濃度上上限警報の検知
D41
0 検知しない
1 検知する
酸素濃度上限警報の検知
D42
0 検知しない
1 検知する
酸素濃度下限警報の検知
D43
0 検知しない
1 検知する
酸素濃度下下限警報の検知
D44
0 検知しない
1 検知する
水分量上上限警報の検知
D45
0 検知しない
1 検知する
水分量上限警報の検知
D46
0 検知しない
1 検知する
水分量下限警報の検知
D47
0 検知しない
1 検知する
水分量下下限警報の検知
D48
0 検知しない
1 検知する
混合比上上限警報の検知
D51
0 検知しない
1 検知する
混合比上限警報の検知
D52
0 検知しない
1 検知する
混合比下限警報の検知
D53
0 検知しない
1 検知する
混合比下下限警報の検知
D54
0 検知しない
1 検知する
T8.3.3.1.EPS
8-10
IM 11M12A01-05
8. 運転データの詳細設定
注 意
・警報値を設定しても「警報の検知」が「検知しない」に設定されていると警報
は出力されません。警報を使用する場合は,必ず「検知する」に設定してくだ
さい。
8.3.4
初期値
出荷時,またはデータを初期化した場合,下記の設定になります。
表8.7 警報の設定の初期値
設定項目
設定値
酸素濃度上上限警報の警報値 100%O2
酸素濃度上限警報の警報値 100%O2
酸素濃度下限警報の警報値 0%O2
酸素濃度下下限警報の警報値 0%O2
水分量上上限警報の警報値 100%H2O
水分量上限警報の警報値 100%H2O
水分量下限警報の警報値 0%H2O
水分量下下限警報の警報値 0%H2O
混合比上上限警報の警報値 1 kg/kg
混合比上限警報の警報値 1 kg/kg
混合比下限警報の警報値 0 kg/kg
混合比下下限警報の警報値 0 kg/kg
酸素濃度ヒステリシス 0.1 %O2
水分量ヒステリシス 0.1 %H2O
混合比ヒステリシス 0.001 kg/kg
動作遅れ時間 3秒
上上限警報の検知 検知しない(3項目共通)
上限警報の検知 検知しない(3項目共通)
下限警報の検知 検知しない(3項目共通)
下下限警報の検知 検知しない(3項目共通)
T8.3.4.1.EPS
IM 11M12A01-05
8-11
8. 運転データの詳細設定
8.4
8.4.1
接点出力の設定
接点出力について
本器の接点出力はメカニカルリレーの接点を使用しています。必ず接点容量の定
格内でご使用ください。(参照項:2.1総合仕様)各接点出力の動作モードについ
て説明します。接点出力1は接点出力時に「開」にするか「閉」にするかを選択す
ることができます。接点出力2は接点出力時「閉」に固定されています。また,接
点出力1のリレーは「開」で非励磁,「閉」で励磁されます。従って,本器に電源
が供給されていないときは「開」になります。また,接点出力2のリレーは「開」
で励磁,「閉」で非励磁になります。
表8.8
接点出力の設定
接点出力時の状態
接点出力 1
接点出力 2
開(非励磁),閉(励磁)選択可能
閉(非励磁)に固定
本器に電源が供給されて
いないときの状態
開
閉
T8.4.1.1.EPS
8-12
IM 11M12A01-05
8. 運転データの詳細設定
8.4.2
設定方法
表8.9のパラメータコードに従って設定してください。
表8.9
接点出力設定のパラメータコード
設定項目
パラメータコード
動作選択
E10
エラー
E20
設定値
0
1
閉で動作(常時非励磁) 注1
開で動作(常時励磁)
0
エラー発生時動作しない
1
エラー発生時動作する
0
1
上上限警報発生時動作しない
上上限警報発生時動作する 注2
上上限警報
E21
上限警報
E22
0
上限警報発生時動作しない
下限警報
E23
1
0
上限警報発生時動作する 注2
下限警報発生時動作しない
1
下限警報発生時動作する 注2
下下限警報
E24
0
1
下下限警報発生時動作しない
下下限警報発生時動作する 注2
接
点
出 保守中
力
1
校正中
E25
0
保守中動作しない
E26
1
0
保守中時動作する 参照項8.2.1本器の状態の定義
校正中動作しない
1
校正中時動作する 参照項8.2.1本器の状態の定義
レンジ切り替え時動作しない
レンジ切り替え時時動作する 注3
暖機中動作しない
レンジ切り替え中
E27
暖機中
E28
0
1
0
校正ガス
E29
1
0
暖機中動作する
校正ガス圧力低下接点入力中動作しない
圧力低下
未燃ガス
検知
E32
1
0
1
校正ガス圧力低下接点入力中動作する 注4
未燃ガス検知接点入力中動作しない
未燃ガス検知接点入力中動作する 注5
T8.4.2.1.EPS
注1)接点出力2は,接点出力時「閉」に固定されています。
注2)警報の設定で警報が設定されていることが必要です。(参照項:8.3警報の
設定)
注3)レンジ切り替え信号のアンサーバック信号です。接点入力の設定で「測定レ
ンジ切り替え」が選択されていることが必要です。(参照項:8.5接点入力の
設定)
注4)校正ガス圧力低下信号のアンサーバック信号です。接点入力の設定で「校正
ガス圧力低下」が選択されていることが必要です。(参照項:8.5接点入力の
設定)
注5)未燃ガス検知信号のアンサーバック信号です。接点入力の設定で「未燃ガス
検知」が選択されていることが必要です。(参照項:8.5接点入力の設定)
警 告
・接点出力2は,検出器のヒータ電源の安全スイッチと連動しています。そのた
め,接点出力2 が出力されると,検出器ヒータへの電源供給が止まり,その結
果,「エラー1」(セル起電力異常),または「エラー2」(ヒータ温度異常)
が発生します。
IM 11M12A01-05
8-13
8. 運転データの詳細設定
8.4.3
初期値
出荷時,またはデータを初期化した場合,表8.10の設定になります。
表8.10 接点出力の初期設定状態
選択項目
接点出力1
接点出力2
上上限警報
上限警報
下限警報
下下限警報
エラー
暖機中
動作する
動作する
出力レンジ切り替え中
校正中
保守中
上限温度警報
校正ガス圧低下
未燃ガス検知
動作時の接点の状態
動作する
開
閉(固定)
空白は「動作しない」に設定されていることを表します。
T8.5.3.1.EPS
8-14
IM 11M12A01-05
8. 運転データの詳細設定
8.5
接点入力の設定
本器の接点入力は外部からドライ接点信号(無電圧接点)を受けることによっ
て,設定された機能を実行します。表8.11に接点入力によって実行される機能を
示します。
表8.11
接点入力の機能
設定項目
校正ガス圧力低下
機 能
接点信号が入力されている間,半自動校正,自動校正は行われません。
測定レンジ切り替え 接点信号が入力されている間,アナログ出力が次のように切り替わります。
アナログ出力の設定項目に「水分量」が選択されている場合,出力レンジは
0-100%H2Oに切り替わります。アナログ出力の設定項目に「混合比」が選択
されている場合は0-1kg/kgに出力レンジが切り替わります。アナログ出力の
設定項目に「酸素濃度」が選択されている場合は,0-25%O2に出力レンジが
切り替わります。
校正開始指令
接点信号が入力されると,半自動校正が開始されます。但し「校正の設定」
で,モードに「半自動」または「自動」が設定されていることが条件です。
接点信号は1秒以上の単出力信号で動作を開始します。信号が連続で入力し
続けている場合,2回目の校正は行われません。2回目の校正を行うためには,
接点信号を解除後,再入力してください。
未燃ガス検知
接点信号が入力されると,検出器のヒータ電源を切ります。接点信号は1秒
以上の単出力信号で動作を開始します。この機能が動作すると,センサ部の
温度が下がるため,「ヒータ温度異常」が発生します。電源を一度落として
から再立ち上げするか,リセットをかけるかのいずれかの方法でしか復旧で
きません。
T8.5.0.1.EPS
注 意
・測定レンジ切り替えによる切り替え中のレンジは固定です。
・半自動校正を行う場合,必ず「校正の設定モード」を「半自動」または「自
動」を設定してください。
8.5.1
設定方法
表8.12のパラメータコードに従って設定してください。
表8.12
接点入力設定のパラメータコード
設定項目
パラメータコード
接点入力1の機能選択
E01
接点入力2の機能選択
E02
接点入力1の動作選択
E03
接点入力2の動作選択
E04
0
1
2
設定値
無効
校正ガス圧低下
測定レンジ切り替え
3
4
0
1
2
校正開始
未燃ガス検知
無効
校正ガス圧低下
測定レンジ切り替え
3
4
0
1
0
1
校正開始
未燃ガス検知
閉で動作
開で動作
閉で動作
開で動作
T8.5.1.1.EPS
8.5.2
初期値
出荷時,またはデータを初期化した場合,接点入力1,2ともに「無効」,「閉で
動作」になります。
IM 11M12A01-05
8-15
8. 運転データの詳細設定
8.6
8.6.1
その他の設定
日付,時刻の設定
日付,時刻の設定方法を説明します。自動校正の開始時刻はこの時計に従って動
作します。日付,時刻の設定は,パラメータコード「F10」で行います。
表8.13
スイッチ操作
日付時刻の設定手順
表 示
>
∧
ENT
>
∧
ENT
説 明
パラメータコード「F10」を選択します。
F10
00.01.01 「ENT」キーを押すと,現在設定されている日付が表示されます。
左欄は,2000年1月1日を表しています。2000年6月21日を設定する例で説明
します。
>
∧
ENT
00.01.01
「>」キーで点滅桁を移動します。
>
∧
ENT
00.06.01
「∧」キーで数値を「6」に変更します。
>
∧
ENT
00.06.01
「>」キーで点滅桁を移動します。
>
∧
ENT
00.06.21
「∧」キーで数値を「2」に変更します。
>
∧
ENT
00.06.21
「>」キーで点滅桁を移動します。
>
∧
ENT
07.18
右端の桁が点滅したとき,さらに「>」キーを押すと時刻表示に変わります。
「>」キーを押し続けると,日付表示,時刻表示が交互に表示されます。
左欄は午前7時18分を表しています。
途中操作省略
>
∧
ENT
14.30
日付と同様の操作で現在時刻を入力していきます。24時間制で入力します。
左欄は午後2時30分を設定した例を示しています。
>
∧
ENT
14.30
「ENT」キーを押すと,全桁が点滅します。
>
∧
ENT
14.30
もう1度「ENT」キーを押すと,時刻が確定します。
>
∧
ENT
F10
「>」キーと「ENT」キーを同時に押し,パラメータコード選択画面に戻ります。
「 」は,スイッチが押されていることを表し,薄い色は点滅を表します。
8-16
T8.6.1.1.EPS
IM 11M12A01-05
8. 運転データの詳細設定
8.6.2
平均値/最大最小値の監視時間の設定
本器は測定値の平均値,最大最小値を表示することができます(参照項:10.1詳
細表示)。ここでは平均値の算出時間と,最大最小値の監視時間の設定方法を説
明します。
8.6.2.1
設定方法
表8.14の平均値/最大最小値設定のパラメータコード表に従って設定してくださ
い。平均値算出時間,最大最小値監視時間は1∼255時間の範囲で設定します。範
囲を超えた値を設定すると「ERR」が表示されます。
表8.14
平均値/最大最小値設定のパラメータコード
設定項目
平均値算出時間
パラメータコード 設定範囲
F11
1∼255
最大最小値監視時間
F12
単位
時間
1∼255
時間
T8.6.2.1.1.EPS
8.6.2.2
初期値
出荷時,またはデータを初期化した場合,「平均値算出時間」は1時間,「最大最
小値監視時間」は24時間に設定されています。
8.6.3
測定ガスの温度と圧力の設定
本器は,測定した水分量と,入力された測定ガスの温度と圧力から飽和水蒸気圧
を演算し,相対湿度と露点を求めています。ここでは,この演算に必要な測定ガ
スの温度と圧力(絶対圧)を入力します。(参照項:10.1詳細表示)
注 意
飽和水蒸気圧の臨界温度は374℃です。本器は,ガスの温度の値が370℃を越えて
入力されると正しく演算されません。
8.6.3.1
操作方法
表8.15の燃料設定のパラメータコード表に従って設定してください。設定範囲を
超えた値を設定すると「ERR」が表示されます。
表8.15 ガスの温度/ガスの圧力設定のパラメータコード
設定項目
パラメータコード
設定値
単位
測定ガスの温度
F13
0∼3000
℃
測定ガスの圧力
F14
0∼300
kPa abs
T8.6.3.1.1.EPS
8.6.3.2
初期値
出荷時,またはデータを初期化した場合,各パラメータは,表8.16の値になりま
す。
表8.16 燃料の設定値の初期値
設定項目
初期値
測定ガスの温度
300 ℃
測定ガスの圧力
101.33 kPa abs
T8.6.3.2.1.EPS
IM 11M12A01-05
8-17
8. 運転データの詳細設定
8.6.4
パージングの設定
パージングとは,検出器を暖機する前にスパン校正ガスを一定時間流すことで校
正ガス配管内の凝縮水を排除する機能です。校正時、配管内の凝縮水によるセル
割れを防止することが目的です。
パージング中は自動校正用スパンガスの電磁弁を開き,パージング時間経過後,
電磁弁を閉じて暖機を開始します。
パージングは,電源投入時にセル温度が100℃ 以下であり,パージング時間が1∼
60 分の範囲で設定されている場合に有効となります。
相互に表示
F8.03
図8.3 パージング中の表示
8.6.4.1
操作方法
表8.17のパージング時間設定のパラメータコード表に従って設定してください。
パージング時間は0∼60分(1分単位) の範囲で設定します。範囲を超えた値を設定
すると「ERR」が表示されます。
表8.17
パラメータコード表
設定項目
パラメータコード
設定範囲
単位
パージング時間
F15
0 ∼ 60
分
T8.17
8.6.4.2
初期値
出荷時,またはデータを初期化した場合,パージング時間は0分(パージング無し)
に設定されています。
8-18
IM 11M12A01-05
9. 校 正
9. 校正
この章では,ZR202G一体型ジルコニア式高温湿度計の校正方法を説明します。
9.1
9.1.1
校正の概要
ジルコニア式湿度計の測定原理
固体電解質(ジルコニア磁器)は高温で酸素イオンに対して導電性を示しますので,ジルコ
ニア素子の内外面に白金系の電極を付けて加熱し,素子内外に酸素分圧の異なるガスを接触
させますと,酸素イオンが分圧の高い方から低い方へ流れて電圧を発生します。
ジルコニア素子の測定電極面に試料ガスを導入し,基準電極面に空気(21.0vol%O 2)を流通
させますと,両電極間に生ずる起電力E(mV)は次のNernstの式で与えられます。
RT
y
E = - loge (1) nF
a
ただし
R:気体定数
T:絶対温度
n:4
F:ファラデー定数
y:ジルコニア素子の測定電極側のO2vol%
a:ジルコニア素子の基準電極側のO2vol%……21.0vol%O2
本湿度計の場合,試料ガスは,水蒸気と空気との2成分ですので
(A)vol%H 2O測定の場合
x:(空気+H2O)混合ガス中のH2Ovol%としますと,
y =(100-x)×0.21 (2) (1),(2)式から
y
(100-x)×0.21
E = -K・log = -K・log
a
21
=-K・log (1-0.01x) (3) ただし
K:定数
(3)式から,水蒸気vol%は,起電力から直接求めることができます。
IM 11M12A01-05
9-1
比較空気
F9.1.1.1.EPS
図9.1 測定原理図
(B)混合比測定の場合
混合比をrkg/kgとしますと,rはH2Ovol%の値から次のように算出できます。
x
r =0.622× (4) 100-x
(1),(2),(4)式から
0.622×21
y
0.622 + r
E = -K・log = -K・log
a
21
0.622
=-K・log (5) 0.622 + r
ただし
K:定数
(5)式から,混合比rkg/kgの値は,起電力から直接求めることができます。
酸素濃度−セル出力
F9.1.1.2.EPS
9-2
IM 11M12A01-05
9. 校 正
酸素濃度−湿度・混合比
F9.1.1.3.EPS
9.1.2
校正用ガス
校正には,酸素濃度の明確なガスを使用します。通常は,酸素濃度の低いゼロガス
と酸素濃度の高いスパンガスの2種類のガスを用いて校正を行いますが,そのどち
らか一方のガスを用いて校正することもあります。ただし,一方を省略する場合に
おいても必ず1回は,双方のガスを用いた校正を行っておく必要があります。
ゼロガスとして一般に用いるのは,酸素濃度が0.95∼1.0vol%O2で,残りがチッ素ガ
ス(N2)から成るガスです。また,スパンガスとしては,計装用空気などの清浄な
空気を利用します。
より精度の高い校正を行う場合には,設定レンジ上限付近の酸素濃度で残りが窒素
ガスからなるガスをスパンガスとしてご使用ください。
IM 11M12A01-05
9-3
9.1.3
補正
本器では,理論セル起電力値に対する実測値のずれを,図9.2または図9.3の方法で
調べています。
図9.2は,ゼロガスおよびスパンガスの二つのガスを用いた2点校正の場合を示し
ます。酸素濃度p1のスパンガスに対するセル起電力と酸素濃度p2のゼロガスに対
するセル起電力が測定され,まず,これらの2点間を通る検量線が求められます。
そして,この補正前検量線は,理論値に基づく理論検量線と一致するよう補正さ
れます。なお,図に示すA,B,Cから,B/A×100(%)で表されるゼロ点補正率
とC/A×100(%)で表されるスパン点補正率が求められます。そして,ゼロ点補
正率が100±30%の範囲を超えたとき,また,スパン点補正率においては0±18%
を超えたとき,そのセンサの校正は不可能となります。
81.92
ゼロ基点
ez
e2
セ
ル
起
電
力
mV
補正前検量線
B
A
補正検量線
(理論検量線)
e1
es
C
スパン基点
0
21.0
p1
(スパンガス濃度)
p2
0.51
(ゼロガス濃度)
酸素濃度値(vol % O2)
ゼロ点補正率=(B / A)×100(%) 補正可能範囲:100±30%
スパン点補正率=(C / A)×100(%) 補正可能範囲:0±18%
F9.1.3.1.EPS
図9.2
ゼロガスとスパンガスによる2点校正の検量線および補正率の演算
図9.3は,スパンガスだけを用いた1点校正の場合を示したものです。この場合,
今回の校正で測定されるのは酸素濃度p1のスパンガスに対するセル起電力だけで
すが,ゼロガスに対するセル起電力は前に測定された値をそのまま使用して検量
線が求められます。なお,ゼロガスだけを用いて行う1点校正における検量線の求
め方も,このスパンガスだけを用いた校正と同じ考え方で行われます。
81.92
ゼロ基点
ez
セ
ル
起
電
力
mV
補正前検量線
前回ゼロ
ガスデータ
e1
B
A
補正検量線
(理論検量線)
es
C
スパン基点
0
21.0
p1
(スパンガス濃度)
0.51
酸素濃度値(vol % O2)
ゼロ点補正率=(B / A)×100(%) 補正可能範囲:100±30%
スパン点補正率=(C / A)×100(%) 補正可能範囲:0±18%
9-4
図9.3
スパンガスによる1点校正の検量線および補正率の演算
F9.1.3.2.EPS
IM 11M12A01-05
9. 校 正
9.1.4
校正時に測定されるセンサ特性データ
校正時には校正データのほか,次に示すセンサの状態を把握するためのデータも収
集されます。ただし,校正が正しく実行されなかったとき(半自動校正,自動校正
のときにエラーがが出た場合など)には,今回の校正におけるこれらのデータは収
集されません。なお,これらのデータはパラメータコード「A20」∼「A22」,
「A50」∼「A79」で見る事ができます。各データに関する説明,操作方法につい
ては「10.1 詳細表示」を参照ください。
1) スパン補正率の履歴
過去10回までの値を記憶しています。
2) ゼロ補正率の履歴
過去10回までの値を記憶しています。
3) 応答時間
応答時間は,半自動,または自動校正で,ゼロ点およびスパン点の2点で校正 を行った時に限って調べます。
4) セル内部抵抗
セル(センサ)が劣化してくると,徐々に内部抵抗値が高くなってきます。セ
ル内部抵抗は最新の校正時に測定された値です。ただし,ここで表示される値
には,セル単体の内部抵抗だけでなく,配線接続部の抵抗なども含まれていま
すので,この値だけでセルが劣化しているかどうかの判断はできません。スパ
ン校正のみを実行した場合は,この測定は行われず,前回の値がそのまま残り
ます。
5) セル健康度
セル健康度はセンサの寿命予測の目安となる指標であり,4段階の使用可能期間
で表されます。
IM 11M12A01-05
9-5
9.2 校正の実施
注 意
・校正は通常使用する状態(乾燥機に取り付けている場合は乾燥機の運転状態)
で行ってください。また,校正は必ずスパン点,ゼロ点の両方を行ってくださ
い。
9.2.1
校正の設定
校正に必要な設定について説明します。
9.2.1.1
モード
本器の校正の動作モードには,ゼロ校正およびスパン校正,またはそのどちらか
一方を順次手動で行う「手動校正」,タッチパネルからの操作または,接点入力
信号によって校正をスタートさせ,あらかじめ設定した校正時間,安定時間に基
づいて一連の校正動作を行う「半自動校正」,設定した周期で自動的に校正を行
う「自動校正」の3つモードがあります。ここではこれらのモードの選択を行いま
す。各モードによって次の制限があります。
・ 手動校正を選択した場合
手動校正のみ実行可能です(接点入力による半自動校正の開始指令を要求され
ても校正は実行されません。また,自動校正の開始時刻になっても校正は実行
されません)。
・ 半自動校正を選択した場合
手動校正と半自動校正が実行可能になります(自動校正の開始時間になっても
校正は実行されません)。
・ 自動校正を選択した場合
校正がすべてのモードで実行可能です。
9.2.1.2
校正の手順
半自動,自動校正で,スパン校正,ゼロ校正の両方を実行するか,スパン校正の
みを実行するか,ゼロ校正のみを実行するかを選択します。通常は「スパン−ゼ
ロ」を選択してください。
9.2.1.3
ゼロガスの濃度
校正に使用するゼロガスの酸素濃度を設定します。使用するボンベに封入されて
いるゼロガスの酸素濃度を入力してください。
9.2.1.4
スパンガスの濃度
校正に使用するスパンガスの濃度酸素濃度値を設定します。スパンガスとして計
装用空気を使用する場合は,「21%O 2」を入力します。ZO21Sスタンダードガス
ユニット使用時(大気空気をスパンガスに使用時)は,携帯用酸素濃度計などを
用いて実際の酸素濃度値を調べて入力してください。
9-6
IM 11M12A01-05
9. 校 正
注 意
・スパンガスとして計装空気を使用する場合は,露点−20℃以下まで除湿し,オ
イルミストやダスト類を除去してご使用ください。
・除湿が十分でなかったり,汚れた空気を使用すると,測定精度に影響が出る場
合があります。
9.2.1.5
校正時間
モードが「手動校正」に設定されている場合
「出力安定時間」を設定します。「出力安定時間」とは,校正終了時点から,再
び測定に入るまでの時間をいいます。この時間は,校正後,測定ガスがセンサ内
に置換され,出力が定常状態に戻るまでの時間を設定します。一連の校正動作が
終わってから,出力安定時間が経過するまで,出力は「出力ホールド」で設定さ
れて状態になっています。設定可能範囲は「00分00秒∼60分59秒」です。(参照
項:8.2出力ホールドの設定)
モードが「半自動校正」に設定されている場合
上記の「出力安定時間」に加え,「校正時間」を設定します。校正時間とは校正
ガスを流し始めてから,測定値を読みとるまでの時間をいいます。設定された時
間はゼロ校正,スパン校正両方に対して共通に働きます。設定可能範囲は「00分
00秒∼60分59秒」です。校正時間と安定時間の関係を図9.4に示します。
校正スタート(接点またはスイッチ)
スパン校正(スパンガスバルブ開)
ゼロ校正(ゼロガスバルブ開)
校正時間
校正時間
アナログ出力の状態
安定時間
アナログ出力ホールド
(ホールドが設定されている場合)
図9.4
F9.2.1.5.1.EPS
校正時間と安定時間の関係
モードが「自動校正」に設定されている場合
上記の「安定時間」,「校正時間」に加え,「周期」,「開始日時」を設定しま
す。
「周期」とは校正を行う周期のことをいいます。設定可能範囲は「0日0時間∼255
日23時間」です。
「開始日」,「開始日時」とは,校正を行う日にちと時刻です。校正が実行され
た後は,設定された校正周期に従って,校正が実行されます。
IM 11M12A01-05
9-7
9.2.1.6設定
表9.1に従って各項目を設定してください。
注 意
設定に際して以下の点にご注意ください。
1) 校正周期が校正時間と安定時間の合計よりも短い場合,2回目の校正開始時
間が初回の校正中にぶつかってしまいます。この場合,2回目の校正は行わ
れません。(ゼロ校正とスパン校正の両方を行う場合,校正時間はそれぞれ
に対して設定されますので設定値の2倍となります。)
2) 同じ理由で,校正開始時間が手動校正や半自動校正中と重なった場合,この
回の校正は無視されます。
3) 校正開始時間が保守中と重なった場合,保守が終了後,校正が実行されま
す。(参照項:8.2.1本器の状態の定義)
4) 校正周期に「0日0時間」を設定すると,初回のみ校正が実行され,2回目以
降は行われません。
5) 開始日時に過去の日付が設定されると,校正は行われません。
表9.1
校正の設定パラメータコード
設定項目
ゼロガスの濃度
スパンガスの濃度
校正モード
パラメータコード
B01
B02
B03
出力安定時間
校正時間
周期
開始日時
校正の手順
B04
B05
B06
B07
B08
設定値(設定範囲)
ゼロガスの酸素濃度を入力します
スパンガスの酸素濃度を入力します
0 手動校正
1 半自動,手動
2 自動,半自動,手動
0分0秒∼60分59秒
0分0秒∼60分59秒
0日0時間∼255日23時間
校正日時を入力します
0 ゼロ,スパン
1 スパンのみ
2 ゼロのみ
単位
%O2
%O2
分.秒
分.秒
日.時
年.月.日.時.分
T9.2.1.6.1.EPS
9.2.1.7
初期値
出荷時,またはデータを初期化した場合,各設定値は,表9.2の値になります。
表9.2 校正の設定の初期値
項目
校正モード
校正手順
ゼロガス濃度
スパンガス濃度
出力安定時間
校正時間
校正周期
校正開始日時
初期値
手動
スパン−ゼロ
1.00%
21.00%
10分00秒
10分00秒
30日00時間
00年1月1日0時0分
T9.2.1.7.1.EPS
9-8
IM 11M12A01-05
9. 校 正
9.2.2
校正の実行
9.2.2.1手動校正
手動校正の実行方法に関しては,「7.10 校正」を参照ください。
9.2.2.2
半自動校正
1)赤外線スイッチによる校正開始操作
表9.3
スイッチ操作
半自動校正の実行の手順
表 示
b 11
説 明
>
∧
ENT
パラメータコードを「B11」に変えます(途中の操作は省略しています)。
>
∧
ENT
SA-CAL 「ENT」キーを押すと「SA-CAL」(Semi Auto CAL)が表示されます。
>
∧
ENT
SPAn
/20.84
もう1度「ENT」キーを押すとスパンガスの電磁弁が開き,スパンガスが流れま
す。「SPAN」の文字と現在の測定値が交互に表示されます。出力ホールドが設
定されている場合,この時点からホールドされます。
>
∧
ZEro
/0.89
ENT
設定された校正時間が経過すると自動的にスパンガスの電磁弁が閉じ,ゼロガス
の電磁弁が開いてゼロガスが流れます。「ZERO」の文字と現在の測定値が交互
に表示されます。
>
∧
CALEnd
ENT
設定された校正時間が経過すると自動的にゼロガスの電磁弁が閉じます。設定さ
れた出力安定時間が経過するまで,表示には,「CALEND」の文字が点滅します。
>
∧
ENT
基本画面
出力安定時間が経過すると基本画面に戻ります。出力ホールドは解除されます。
T9.2.2.2.1.EPS
* 「CAL Err」が表示された場合,校正係数警報(アラーム6, 7)が発生している可能性があります。「ENT」キーを
押すと,基本画面に戻ります。基本画面で表示されるアラームを確認し,「12.2.2.2 アラーム6」, 「12.2.2.3
アラーム7」を参照し,原因を取り除いた後,再度校正を実施してください。
「
」は,スイッチが押されていることを表し,中抜き文字は点滅を表します。
「/」は,交互に表示することを表します。
2)接点入力による校正開始操作
1.「接点入力の設定」で,使用する接点が「校正開始指令」に設定されている
ことを確認してください。(参照項:8.5接点入力の設定)
2. 接点が入力されると校正が始まります。
3)校正を途中でやめたい場合
「>」キーと「ENT」キーを同時に押すと,校正が中断され、出力安定時間に入
ります。さらに「>」キーと「ENT」キーを同時に押すと,基本画面に戻り,通
常の測定状態になります。
9.2.2.3
自動校正
実行操作は必要有りません。設定された開始日の開始時間に校正が始まります。
その後,設定された校正周期で校正が実行されます。
注 意
・半自動校正,自動校正を行う前に,あらかじめ自動校正ユニットを動作させ,
校正ガス流量が600±60ml/minになるように調整してください。
IM 11M12A01-05
9-9
9-10
IM 11M12A01-05
10. その他の機能
10. その他の機能
10.1 詳細表示
パラメータコードを選択して,詳細な運転データを見ることができます。詳細
データのパラメータコードを表10.1に示します。ここでは,各運転データについ
て説明します。
IM 11M12A01-05
10-1
表10.1
コード
A00
A01
A02
A03
A04
A05
A06
A07
A08
A09
A10
A11
A12
A15
A16
A20
A21
A22
A23
A24
A25
A26
A30
A31
A32
A33
A34
A35
A36
A37
A38
A39
A40
A41
A42
A43
A44
詳細運転データのパラメータコード
項目名称
単位コード
表示項目 (0) 酸素濃度
の選択
(1) 酸素濃度計の場合「0.0」
(2) 酸素濃度計の場合「0.0」
(3) アナログ出力で選択されている項目
酸素濃度
%O2
水分量
%H2O
混合比
kg/kg
相対湿度
%
露点
℃
セル温度
冷接点温度
測定ガス温度
セル起電力
熱電対起電力
冷接点電圧
出力電流値
セル応答時間
セル内部抵抗値
セル健康度
ヒータON時間率
酸素濃度(時定数付き)
水分量(時定数付き)
混合比(時定数付き)
酸素濃度最大
酸素濃度最大の発生時刻
酸素濃度最小
酸素濃度最小の発生時刻
酸素濃度平均
水分量最大
水分量最大の発生時刻
水分量最小
水分量最小の発生時刻
水分量平均
混合比最大
混合比最大の発生時刻
混合比最小
混合比最小の発生時刻
混合比平均
℃
℃
℃
mV
mV
mV
mA
秒
Ω
%
%O2
%H2O
kg/kg
%O2
年.月.日/時.分
%O2
年.月.日/時.分
%O2
%H2O
年.月.日/時.分
%H2O
年.月.日/時.分
%H2O
kg/kg
年.月.日/時.分
kg/kg
年.月.日/時.分
kg/kg
項目
A50
A51
A52
A53
A54
A55
A56
A57
A58
A59
A60
A61
A62
A63
A64
A65
A66
A67
A68
A69
A70
A71
A72
A73
A74
A75
A76
A77
A78
A79
A80
A90
名称
スパン点補正率0
スパン点補正率1
スパン点補正率2
スパン点補正率3
スパン点補正率4
スパン点補正率5
スパン点補正率6
スパン点補正率7
スパン点補正率8
スパン点補正率9
ゼロ点補正率0
ゼロ点補正率1
ゼロ点補正率2
ゼロ点補正率3
ゼロ点補正率4
ゼロ点補正率5
ゼロ点補正率6
ゼロ点補正率7
ゼロ点補正率8
ゼロ点補正率9
校正時間の履歴0
校正時間の履歴1
校正時間の履歴2
校正時間の履歴3
校正時間の履歴4
校正時間の履歴5
校正時間の履歴6
校正時間の履歴7
校正時間の履歴8
校正時間の履歴9
時刻
ソフトRev.
注意)項目欄が空白になっているパラメータコードは,湿度計では使用しないコードです。
10-2
単位
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
T10.0.1.EPS
IM 11M12A01-05
10. その他の機能
10.1.1 酸素濃度
測定ガスの酸素濃度を表示します。(参照項:9.1.1ジルコニア式湿度計の測定原
理)
10.1.2 水分量
測定ガスの成分が水蒸気と空気である場合に,空気中の水分量を表示します。
(参照項:9.1.1ジルコニア式湿度計の測定原理)
10.1.3 混合比
測定ガスの成分が水蒸気と空気である場合に,その混合比を表示します。(参照
項:9.1.1ジルコニア式湿度計の測定原理)
10.1.4 相対湿度
相対湿度は下記理論式(JIS-Z8806)によって求めています。
JIS-Z8806より相対湿度Uを求める式は
U=
e
e
× 100
s
e :湿潤空気の水蒸気圧
es :飽和水蒸気圧
F10.1.4.1.EPS
となります。気体の圧力比と体積比は等しいので上式は次式のようになります。
U=
P ×H
e
× 100
s
P :気体の圧力
H :水分量(体積比)
F10.1.4.2.EPS
飽和水蒸気圧esは気体の温度によって決まるので,これらのパラメータを入力す
ることで,相対湿度を求めることができます。温度は「F13」で圧力は「F14」で
入力します。
10.1.5 露点
露点とは,湿潤空気中の水蒸気圧と水の飽和水蒸気圧が等しくなる温度です。湿
潤空気中の水蒸気圧は,気体の圧力と体積比(= 圧力比)で求めます
e = P ×H
e :湿潤空気の水蒸気圧
P :気体の圧力
H :水分量(体積比)
F10.1.5.1.EPS
上式で湿潤空気の水蒸気圧を求め,その水蒸気圧と飽和水蒸気圧が等しくなる温
度をJIS-Z8806の理論式から求めています。
IM 11M12A01-05
10-3
10.1.6 セル温度
セル(センサ)の温度を表示します。以下に説明する熱電対起電力と冷接点温度
から求めています。通常750℃を示します。
10.1.7 測定ガス温度
「F13」で設定した値が表示されます。
10.1.8 冷接点温度
電気回路が入っている器内の温度を表示します。本器はこの温度によって,セル
温度測定用の熱電対の冷接点補償を行っています。本器の器内温度が85℃を越え
ると電気回路部の故障の原因となります。この温度を超えている場合は,本器が
輻射熱を受けないように処理するなど,温度を下げる対策を講じてください。
10.1.9 セル起電力
セル(センサ)の起電力は,センサの劣化度合いなどを知るための指標となりま
す。ここには,現在,測定している酸素濃度でのセル起電力が示されます。この
値が,同じ酸素濃度での理論値に近似していれば,センサは正常と判断できま
す。
なお,750℃ での温度コントロールされている場合におけるセル起電力Eの理論値
は,次式で表すことができます。
E=-50.74 log(Px/Pa) [mV]
ただし,Px : 測定ガス中のO2濃度
Pa : 比較ガス中のO2濃度(21% O2)
表10.2は,酸素濃度とセル起電力の関係を示したものです。
表10.2
酸素濃度% O 2とセル起電力mVの関係(セル温度750℃)
%O2 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0
mv 117.83 102.56 93.62 87.28 82.36 78.35 74.95 72.01 69
%O2 1 2 3 4 5 6 7 8 9
mv 67.09 51.82 42.88 36.54 31.62 27.61 24.21 21.27 18
%O2 10 21.0 30 40 50 60 70 80 90
mv 16.35 0 -7.86 -14.2 -19.2 -23.1 -26.5 -29.5 -32
%O2
mv
100 34.4
T10.1.9.1.EPS
10.1.10 熱電対起電力
セルの温度は,タイプK(クロメル・アルメル)熱電対によって測定されていま
す。熱電対の冷接点は検出器の端子部分にあり,ここではセルの温度と,冷接点
部の温度分を含む起電力が表示されます。
10-4
IM 11M12A01-05
10. その他の機能
10.1.11 冷接点電圧
本器は,冷接点の温度を温度測定用のICで測定します。ここには温度測定用ICの
出力電圧が表示されます。
10.1.12 出力電流値
アナログ出力から出力されている電流値を表示します。
10.1.13 セル応答時間
校正時に図10.1に示す要領で求められます。但し,ゼロ,スパンどちらか一方の
校正しか行われなかった場合は測定されません。また,手動校正の場合も測定さ
れません。
最大5分
応答時間
mA
100%
90%
アナログ出力スパ
ンの10%スパン
時間
校正スタート
校正終了
応答時間は,補正検量線が求められてから計算されます。アナログ出力のスパンの10%に相当す
る時点を応答時間のスタート点として,アナログ出力のスパンの90%に到達するまでに要した時
間が算出されます。つまり,ここで言っている応答時間は,10-90%応答です。
F10.1.13.1.EPS
図10.1
10.1.14 セル内部抵抗
新しいセル(センサ)は200Ω以下の内部抵抗値を示しますが,劣化の進行ととも
にその抵抗値は大きくなりますが,セル内部抵抗値だけでセルの劣化の有無を判断
することはできません。したがって,セル内部抵抗値は,センサの劣化度合いを知
る目安となります。ここには,最新の校正時に求められた値が表示されます。
IM 11M12A01-05
10-5
10.1.15 セル健康度
セル健康度はセル(センサ)の寿命を予測するための指標であり,セルの使用可
能期間を1年以上,6ヶ月以上,3ヶ月以上,1ヶ月以下の4つのランクで表示します
(予防保全の目安であり,性能を保証するものではありません)。
このセル健康度は,校正時に調べられる応答時間やセルの内部抵抗値,校正係数
といったデータを総合的に評価して決められます。ただし,ゼロ点またはスパン
をスキップしている場合には応答時間の測定ができないので,この場合のセル健
康度は,応答時間を評価対象からはずして求められます。
表10.3
セル健康度
5
3
2
1
予測寿命
1年以上
6ヶ月以上
3ヶ月以上
1ヶ月以下
T10.3.EPS
10.1.16 ヒーターON時間率
検出器のセンサ部分はヒーターで750℃に加熱され,この温度が維持されるように
コントロールされています。加熱用ヒーターのON時間率は測定ガスが高温なほど
低下します。
10.1.17 酸素濃度(時定数付き),水分量(時定数付き),混合比(時定数付き)
「電流出力の設定」で出力スムージング係数を設定した場合,この時定数を含め
た値が表示されます。
10.1.18 酸素濃度最大,水分量最大,混合比最大
「平均値/最大最小値の監視時間の設定」で設定した監視時間での酸素濃度の最
大値と発生時刻を表示します。監視時間が経過するとそれまでの最大値はクリア
され,新たな最大値が表示されます。また,監視時間を変更した場合も,その時
点からの最大値が表示されます。(参照項:8.6.2平均値/最大最小値の監視時間
の設定)
10.1.19 酸素濃度最小,水分量最小,混合比最小
「平均値/最大最小値の監視時間の設定」で設定した監視時間での酸素濃度の最
小値と発生時刻を表示します。監視時間が経過するとそれまでの最小値はクリア
され,新たな最小値が表示されます。また,監視時間を変更した場合も,その時
点からの最小値が表示されます。(参照項:8.6.2平均値/最大最小値の監視時間
の設定)
10-6
IM 11M12A01-05
10. その他の機能
10.1.20 酸素濃度平均,水分量平均,混合比平均
「平均値/最大最小値の監視時間の設定」で設定した平均算出時間での酸素濃度
の平均値を表示します。平均算出時間が経過するとそれまでの平均値はクリアさ
れ,新たな平均値が表示されます。また,平均算出時間を変更した場合も,その
時点からの平均値が表示されます。
(参照項:8.6.2平均値/最大最小値の監視時間の設定)
10.1.21 スパン点補正率,ゼロ点補正率
スパン校正,ゼロ校正において求められた各補正率が過去10回に渡り記録されま
す。これらの値からセンサ(セル)の劣化度合いを知ることができます。図10.2
の補正可能範囲を超えたとき,そのセンサは使用不可能となります。スパン点補
正率,ゼロ点補正率は各校正を行ったときのデータを基に次の要領で求められま
す。
81.92
ゼロ基点
ez
セ
ル
起
電
力
mV
補正前検量線
前回ゼロ
ガスデータ
e1
B
A
補正検量線
(理論検量線)
es
C
スパン基点
0
21.0
p1
(スパンガス濃度)
0.51
酸素濃度値(vol % O2)
ゼロ点補正率=(B / A)×100(%) 補正可能範囲:100±30%
スパン点補正率=(C / A)×100(%) 補正可能範囲:0±18%
F10.1.21.1.EPS
図10.2
10.1.22 校正時間の履歴
校正を実施した日付,時間を過去10回に渡って記憶しています。
10.1.23 時刻
現在の日付と時刻を表示します。本器の電源を切っても,内蔵電池でバックアッ
プされていますので再調整する必要はありません。2000年6月21日,午後3時6分の
表示例を図10.3に示します。
交互に表示します
00.06.21
15.06
F10.1.23.1.EPS
図10.3
10.1.24 ソフトRev.
本器に搭載されているソフトウェアのレビジョンが表示されます。
IM 11M12A01-05
10-7
10.2 運転データの初期化
設定した各データは初期化を実行することによって出荷時の状態に戻すことがで
きます。初期化は全データすべて行う方法と,パラメータコードのグループ毎に
初期化する方法とがあります。初期化実行のパラメータコードを表10.4に示しま
す。なお,初期値は表10.7のパラメータコード表を参照してください。
表10.4
初期化実行のパラメータコード
パラメータコード
F30
F31
初期化の項目
全データの初期化実行
A群データの初期化実行
F32
B群データの初期化実行
F33
F34
C群データの初期化実行
D群データの初期化実行
F35
F36
E群データの初期化実行
F群データの初期化実行 T10.2.0.1.EPS
注 意
「F36」でF群を初期化する場合,「F01」,「F08」,「F10」は初期化されません。
10-8
IM 11M12A01-05
10. その他の機能
10.3 初期化実行の手順
表10.5の手順に沿って初期化を実行します。初期化パスワードはすべて「1255」
です。
表10.5
スイッチ操作
>
∧
初期化実行の手順
表 示
ENT
F30
説 明
初期化する項目のパラメータコードを入力します。ここでは,「F30」
を入力する例を示します(途中の操作は省略しています)。
>
∧
ENT
0000
「ENT」キーを押すと,パスワード入力画面に変わります。
>
∧
ENT
1000
初期化のパスワード「1255」を入力します。
>
∧
ENT
1000
>
∧
ENT
1200
>
∧
ENT
1200
>
∧
ENT
1250
>
∧
ENT
1250
>
∧
ENT
1255
>
∧
ENT
1255
>
∧
ENT
USr Go
もう1度「ENT」キーを押すと,「USR GO」が表示されます。
>
∧
ENT
USr Go
さらに「ENT」キーを押すと,全桁が2∼3秒間点滅し,初期化が実行
パスワード入力後「ENT」キーを押すと全桁が点滅します。
されます。
>
∧
「 ENT
F30
初期化が終了すると,自動的にパラメータコード選択画面に戻ります。
」は,スイッチが押されていることを表し,薄い文字は点滅を表します。
T10.3.0.1.EPS
警 告
・初期化実行中(「USR GO」の文字が点滅している間)は,絶対に本器の電源
を切らないでください。
IM 11M12A01-05
10-9
10.4 リセット
リセットとは,本器を再起動することをいいます。これを実行することによっ
て,本器に供給している電源を1度切り,再立ち上げしたことになります。実際
には電源を供給したまま,プログラム上で再起動をかけています。リセットは下
記条件で有効になります。
1) エラー1 セル起電力異常が発生した場合
2) エラー2 温度異常が発生した場合
3) エラー3 A/Dコンバータ異常が発生した場合
4) エラー4 EEPROM書き込み異常が発生した場合
エラーの詳細にについては第12章トラブルシューティングを参照ください。
上記エラーが発生した場合,本器は安全上検出器のヒーターに供給する電源を切
ります。エラーを解除するには,下記操作でリセットを実行するか,電源を1度切
り,再立ち上げしてください。
注 意
・リセット操作,または電源再立ち上げを行う前に,本器に異常がないか確認し
てください。
・リセット後,再びエラーが発生する場合は,1度電源を切り,トラブルシュー
ティングに従って点検を実施してください。エラーがない場合にリセット動作
を行うと基本画面に遷移します。
10-10
IM 11M12A01-05
10. その他の機能
表10.6 リセットの実行手順
スイッチ操作
表 示
説 明
Err-01 エラーが発生すると左欄のようにエラー番号と「------」が交互に表示
/------ されます。
PASSno 「ENT」キーを3秒以上押します。
>
∧
ENT
>
∧
ENT
>
∧
ENT
0000
もう1度「ENT」キーを押すと,パスワード入力画面に変わります。
>
∧
ENT
1000
パスワード「1102」を入力します。
途中操作省略
>
∧
ENT
1102
>
∧
ENT
A01
>
∧
ENT
G01
>
∧
ENT
G01
>
∧
ENT
G30
>
∧
ENT
全文字点灯
パラメータコードを「G30」に変更します。
「ENT」キーを押すと,リセットが実行されます。
「 」は,スイッチが押されていることを表し,中抜き文字は点滅を表します。
T10.4.0.1.EPS
「/」は,交互に表示することを表します。
IM 11M12A01-05
10-11
表10.7
パラメータコード表
注 意
・項目欄が空白になっているパラメータコードは,酸素濃度計では使用しない
コードです。
A群 表示関連項目
コード
A00
項目名称
表示項目
の選択
単位
(0) 酸素濃度
(1) 酸素濃度計の場合「0.0」
(2) 酸素濃度計の場合「0.0」
(3) アナログ出力で選択されている項目
%O2
%H2O
kg/kg
%
℃
A01
A02
A03
A04
A05
A06
A07
A08
A09
A10
A11
A12
A15
A16
A20
A21
A22
A23
A24
A25
A26
A30
A31
酸素濃度
水分量
混合比
相対湿度
露点
セル起電力
熱電対起電力
冷接点電圧
出力電流値
セル応答時間
セル内部抵抗値
セル健康度
ヒータON時間率
酸素濃度(時定数付き)
水分量(時定数付き)
混合比(時定数付き)
酸素濃度最大
酸素濃度最大の発生時刻
%
%O2
%H2O
kg/kg
%O2
年.月.日/時.分
A32
A33
A34
A35
A36
A37
A38
A39
A40
A41
A42
A43
A44
酸素濃度最小
酸素濃度最小の発生時刻
酸素濃度平均
水分量最大
水分量最大の発生時刻
水分量最小
水分量最小の発生時刻
水分量平均
混合比最大
混合比最大の発生時刻
混合比最小
混合比最小の発生時刻
混合比平均
%O2
年.月.日/時.分
%O2
%H2O
年.月.日/時.分
%H2O
年.月.日/時.分
%H2O
kg/kg
年.月.日/時.分
kg/kg
年.月.日/時.分
kg/kg
セル温度
冷接点温度
測定ガス温度
℃
℃
℃
mV
mV
mV
mA
sec
Ω
「/」は交互に表示することを表しています。
10-12
コード
A50
A51
A52
A53
A54
A55
A56
A57
A58
A59
A60
A61
A62
A63
A64
A65
A66
A67
A68
A69
A70
A71
A72
A73
A74
A75
A76
項目名称
スパン点補正率0
スパン点補正率1
スパン点補正率2
スパン点補正率3
スパン点補正率4
スパン点補正率5
スパン点補正率6
スパン点補正率7
スパン点補正率8
スパン点補正率9
ゼロ点補正率0
ゼロ点補正率1
ゼロ点補正率2
ゼロ点補正率3
ゼロ点補正率4
ゼロ点補正率5
ゼロ点補正率6
ゼロ点補正率7
ゼロ点補正率8
ゼロ点補正率9
校正時間の履歴0
校正時間の履歴1
校正時間の履歴2
校正時間の履歴3
校正時間の履歴4
校正時間の履歴5
校正時間の履歴6
単位
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
%
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
A77
A78
A79
A80
A90
校正時間の履歴7
校正時間の履歴8
校正時間の履歴9
時刻
ソフトRev.
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
年.月.日/時.分
T10.4.0.2.EPS
IM 11M12A01-05
10. その他の機能
B群 校正関連項目
コード
B01
B02
B03
B04
B05
B06
B07
B08
B09
B10
B11
項目名称
入力値
ゼロガスの濃度
0.3∼100
スパンガスの濃度 4.5∼100
校正モード
(0)手動校正
(1)半自動、手動
(2)自動,半自動,手動
出力安定時間
0分0秒∼60分59秒
校正時間
0分0秒∼60分59秒
周期
0日0時間∼255日23時間
開始時間
校正の手順
(0)ゼロ,スパン
(1)スパンのみ
(2)ゼロのみ
校正濃度測定
表示のみ
手動校正実行
半自動校正実行
単位
%O2
%O2
初期値
1%O2
21%O2
手動校正
分.秒
分.秒
日.時間
年.月.日/時.分
10分0秒
10分0秒
30日0時間
00年1月1日0時0分
ゼロ,スパン
%O2
T10.4.0.3.EPS
C群 出力関連項目
コード
C01
項目名称
アナログ出力の項目
C03
出力モード
C04
暖機中の出力
C05
保守中の出力
C06
校正中の出力
C07
異常時の出力
C11
C12
C13
C14
C15
C16
C30
C31
C32
C33
C34
最小酸素濃度値
最大酸素濃度値
最小水分量
最大水分量
最小混合比
最大混合比
出力スムージング係数
暖機中設定値
保守中設定値
校正中設定値
異常時設定値
入力値
(0)酸素濃度
(1)水分量
(2)混合比
(0)リニア
(1)ログ
(0)4mAにホールド
(1)20mAにホールド
(2)設定値にホールド
(0)ホールドしない
(1)直前値にホールド
(2)設定値にホールド
(0)ホールドしない
(1)直前値にホールド
(2)設定値にホールド
(0)ホールドしない
(1)直前値にホールド
(2)設定値にホールド
8.1電流出力の設定を参照ください。
8.1電流出力の設定を参照ください。
8.1電流出力の設定を参照ください。
8.1電流出力の設定を参照ください。
8.1電流出力の設定を参照ください。
8.1電流出力の設定を参照ください。
0∼255
2.4∼21.6
2.4∼21.6
2.4∼21.6
2.4∼21.6
単位
初期値
水分量
リニア
4mAにホールド
直前値にホールド
直前値にホールド
設定値にホールド
%O2
%O2
%H2O
%H2O
kg/kg
kg/kg
秒
mA
mA
mA
mA
0%O2
25%O2
0%H2O
25%H2O
0kg/kg
0.2kg/kg
0秒
4mA
4mA
4mA
3.4mA
T10.4.0.4.EPS
IM 11M12A01-05
10-13
D群 警報関連項目
コード
D01
D02
D03
D04
項目名称
酸素濃度上上限警報値
酸素濃度上限警報値
酸素濃度下限警報値
酸素濃度下下限警報値
入力値
0∼100
0∼100
0∼100
0∼100
単位
%O2
%O2
%O2
%O2
初期値
100%O2
100%O2
0%O2
0%O2
D05
水分量上上限警報値
0∼100
%H2O
D06
D07
D08
D11
D12
水分量上限警報値
水分量度下限警報値
水分量下下限警報値
混合比上上限警報値
混合比上限警報値
0∼100
0∼100
0∼100
0∼1
0∼1
%H2O
%H2O
%H2O
100%H2O
100%H2O
0%H2O
0%H2O
kg/kg
kg/kg
1 kg/kg
1 kg/kg
D13
混合比下限警報値
0∼1
kg/kg
0 kg/kg
D14
D30
D31
D32
D33
混合比下下限警報値
酸素濃度警報ヒステリシス
水分量警報ヒステリシス
混合比警報ヒステリシス
警報接点の動作遅れ
0∼1
0∼9.9
0∼9.9
0∼0.1
0∼255
kg/kg
%O2
%H2O
0 kg/kg
0.1%O2
0.1%H2O
kg/kg
秒
0.001 kg/kg
3秒
D41
酸素濃度上上限警報の検知
(0)検知しない
検知しない
酸素濃度上限警報の検知
(1)検知する
(0)検知しない
検知しない
D42
D43
酸素濃度下限警報の検知
D44
酸素濃度下下限警報の検知
D45
水分量上上限警報の検知
D46
水分量上限警報の検知
D47
水分量下限警報の検知
D48
水分量下下限警報の検知
D51
混合比上上限警報の検知
D52
混合比上限警報の検知
D53
混合比下限警報の検知
D54
混合比下下限警報の検知
(1)検知する
(0)検知しない
(1)検知する
(0)検知しない
(1)検知する
(0)検知しない
(1)検知する
(0)検知しない
(1)検知する
(0)検知しない
(1)検知する
(0)検知しない
(1)検知する
(0)検知しない
(1)検知する
(0)検知しない
(1)検知する
(0)検知しない
(1)検知する
(0)検知しない
(1)検知する
検知しない
検知しない
検知しない
検知しない
検知しない
検知しない
検知しない
検知しない
検知しない
検知しない
T10.4.0.5.EPS
10-14
IM 11M12A01-05
10. その他の機能
E群 接点関連項目
コード
E01
E02
E03
E04
E10
E20
E21
E22
E23
E24
E25
E26
E27
E28
E29
E32
項目名称
接点入力1の選択
入力値
単位
(0)無効
(1)校正ガス圧低下
(2)測定レンジ切り換え
(3)校正開始
(4)未燃ガス検知
接点入力2の選択
(0)無効
(1)校正ガス圧低下
(2)測定レンジ切り換え
(3)校正開始
(4)未燃ガス検知
接点入力1 動作選択
(0)閉で動作
(1)開で動作
接点入力2 動作選択
(0)閉で動作
(1)開で動作
接点出力1 動作選択
(0)閉で動作(常時非励磁)
(1)開で動作(常時励磁)
接点出力1 エラー
(0)動作しない
(1)動作する
接点出力1 上上限警報
(0)動作しない
(1)動作する
接点出力1 上限警報
(0)動作しない
(1)動作する
接点出力1 下限警報
(0)動作しない
(1)動作する
接点出力1 下下限警報
(0)動作しない
(1)動作する
接点出力1 保守中
(0)動作しない
(1)動作する
接点出力1 校正中
(0)動作しない
(1)動作する
接点出力1 レンジ切り替え中 (0)動作しない
(1)動作する
接点出力1 暖機中
(0)動作しない
(1)動作する
接点出力1 校正ガス圧力低下(0)動作しない
(1)動作する
接点出力1 未燃ガス検知 (0)動作しない
(1)動作する
初期値
無効
無効
閉で動作
閉で動作
閉で動作
動作しない
動作しない
動作しない
動作しない
動作しない
動作する
動作しない
動作しない
動作する
動作しない
動作しない
T10.4.0.6.EPS
IM 11M12A01-05
10-15
F群 機器設定,その他関連項目
コード
F01
項目名称
機種設定
入力値
(0)酸素濃度計
(1)湿度計
F08
表示項目の選択
(0)酸素濃度
(1)水分量
(2)混合比
(3)アナログ出力で
選択されている項目
F10
F11
F12
F13
F14
F20
F21
F22
F23
F30
F31
F32
F33
F34
F35
F36
日付
平均値算出時間
最大最小監視時間
測定ガスの温度
測定ガスの圧力
単位
初期値
初期化されません
F02
F04
F05
1∼255時間
1∼255時間
0∼3000
0∼300
水分量
年.月.日/時.分
時間
時間
℃
kPa abs
1時間
24時間
300℃
101.33kPa abs
全データの初期化実行
A群データの初期化実行
B群データの初期化実行
C群データの初期化実行
D群データの初期化実行
E群データの初期化実行
F群データの初期化実行
T10.4.0.7.EPS
G群 テスト関連項目
コード
G01
G11
項目名称
電流ループチェック
接点出力1のチェック
G12
接点出力2のチェック
G15
自動校正電磁弁チェック(ゼロ)
G16
自動校正電磁弁チェック(スパン)
G21
接点入力のチェック
G22
接点入力のチェック
G30
リセットの実行
入力値 単位
4∼20
mA
(0)開
(1)閉
(0)開
(1)閉
(0)OFF
(1)ON
(0)OFF
(1)ON
(0)開
(1)閉
(0)開
(1)閉
初期値
4mA
開
開
OFF
OFF
T10.4.0.8.EPS
10-16
IM 11M12A01-05
10. その他の機能
10.5 ZO21Sスタンダードガスユニットの取扱い方法
ここでの説明は,ZO21Sスタンダードガスユニットを用いてゼロガスおよびスパ
ンガスを流通させる場合にだけ該当します。
システム1に準じるシステムの校正を行う場合に使用するZO21Sスタンダードガス
ユニットは,次の要領で取り扱ってください。
10.5.1 スタンダードガスユニット各部の名称と機能
ケースカバー
フローチェッカ
ゼロガスおよびスパンガス
(空気)の流量をチェック
するためのものです。
スパンガスバルブ
スパンガス(空気)の流量を
調節するためのバルブです。
ゼロガスバルブ・ハンドル
カバー固定用ねじ(6本)
チューブ接続口
ポンプ
缶ボンベ
スパンガス(空気)を
供給するためのものです。
ゼロガス用の缶ボンベです。7 Nl
のガスが約 700 kPa の圧力で封入
されています。
ゼロガスバルブ
クランプ
缶ボンベの口金に
しっかりとねじ込
んで使用します。
缶ボンベを押さえる
ためのものです。
電源コード
スパンガスを供給するときに,ポンプ駆動用
電源を得るための電源コードです。
図10.4
IM 11M12A01-05
F10.4.EPS
スタンダードガスユニット各部の名称と機能
10-17
10.5.2
缶ボンベの装填
ZO21Sスタンダードガスユニットには,予備を含め,6本のゼロガス封入缶ボンベ
が付属します。これらの缶ボンベには,0.95∼1.0vol%O2(濃度はそれぞれの缶ボ
ンベによって異なる)とチッ素を組成とした7リットルのガスが,700kPaGの圧力
(35℃において)で封入してあります。
缶ボンベの装填は,次の要領で行ってください。
なお,取扱い上の要領や注意事項は,製品にも記載されています。記載されてい
るこれらの事柄を,作業の前に,読んでください。
(1)缶ボンベにゼロガスバルブを取り付けます。まず,ゼロガスバルブのハンド
ルを反時計方向に回して,先端部のニードルをガスケット面より十分に凹ま
してください。そして,この状態を保持したまま,バルブの取付けねじ部を
缶ボンベの口金にねじ込んでいきます。(正しくねじ込まれているときは手
で軽く回ります。工具は使用しないでください。)ガスケットが缶ボンベの
口金に接し,それ以上ねじ込むことができなくなったら,ロックナットを締
め付けてください。
(2)スタンダードガスユニットのケースカバーを取り外します。ケースカバーは
6 本のねじでケース本体に固定されています。このねじを緩め,カバーを
ケース後方にスライドさせたうえ,上方に引き抜いてください。
(3)ケース背面にある穴から缶ボンベを挿入して,バルブの配管接続部にチュー
ブ(器内配管)を接続します。チューブは,漏れが生じないよう10mm以上
差し込み,その部分をチューブクランプで押さえておいてください。
(4)缶ボンベをケースに固定します。ケース前面パネルの穴からゼロガスバルブ
のハンドルを突き出させ,ボンベの底をクランプで押さえてください。
(5)缶ボンベに表示されている封入ガスの酸素濃度値を読み取ったうえで,ケー
スカバーを取り付けてください。封入ガスの酸素濃度値は,ゼロガス酸素値
として濃度変換器に設定(パラメータコード「B01」)します。なお,念の
ため,配管のはずれなどが無いことを確認してください。
以上で缶ボンベの装填作業は終了です。ここまでの操作においては,缶ボンベ内
のガスは流出しません。ガスを流出させるには,ゼロガスバルブのニードルを突
き刺して缶ボンベに穴を明ける必要があります。この操作については,10.5.3項で
説明します。
10-18
IM 11M12A01-05
10. その他の機能
10.5.3
校正ガスの流し方
<校正実施時の準備>
(1)スタンダードガスユニットは,フローチェッカが正確な流量を示すようにす
るため,ほぼ水平な面に置いて使用します。また,スパンガス(空気)供給
用ポンプを駆動するための電源が得られる場所で使用します(本器の電源
コードの長さは約2mです)。変換器設置場所の近くにおいて,これらの条
件に該当する場所を選んでください。
(2)スタンダードガスユニットのチューブ接続口と検出器の校正ガス入口とを,
外径6mmのポリエチレン樹脂製チューブなどの配管材料で接続します。ガス
が漏れないようにしてください。
(3)検出器の校正ガス入口部に取り付いているニードルバルブを全開してくださ
い。
(4)缶ボンベに封入されているガスの酸素濃度値を,変換器に設定してくださ
い。また,スパンガスの酸素濃度値が正しく設定(清浄な空気の場合は,
21vol%)してあることを調べてください。ZO21Sスタンダードガスユニット
使用時(大気空気をスパンガスに使用)は,携帯用酸素濃度計などを用いて
実際の酸素濃度値を調べて入力してください。
<スパンガス(空気)の流通>
スタンダードガスユニットは,手動校正を行うときにだけ使用するものです。し
たがって,スパンガス(空気)を流すタイミングも7.10.2項で示した手動校正の実
行操作に従って行います。操作の詳細は,7.10.2 手動校正の実施を参照してくだ
さい。
(1)校正実行中,表示部にO P E Nと測定酸素濃度が交互に表示されたら,電源
コードをコンセントに差し込んでスタンダードガスユニットのポンプを駆動
してください。
(2)次に,スパンガスバルブ<AIR>で流量を600±60ml/min(バルブをゆっくり
と開いていったときに,フローチェッカのボールがほぼ緑線の位置で浮上を
停止する状態)に調整します。バルブシャフトは,ロックナットを緩め,マ
イナスドライバを使用して回してください。反時計方向に回すと,流量は増
大します。
(3)流量を調整したら,バルブのロックナットを締め付けてください。
(4)測定酸素濃度の値が安定したら「ENT」キーを押します。測定酸素濃度が全
桁点滅しますので,もう一度「ENT」キーを押します。「ZERO Y」が表示
されたらコンセントから電源コードを抜いて,ポンプの駆動を停止してくだ
さい。
IM 11M12A01-05
10-19
<ゼロガスの流通>
「E N T 」キーを押します。ゼロガスの値が表示されます。パラメータコード
「B 0 1 」で設定した値でなければなりません。もう一度「E N T 」キーを押しま
す。OPENと測定酸素濃度が交互に表示されます。下記の要領でゼロガスを流通さ
せます。
(1)10.5.2項で装填した缶ボンベに,ゼロガスバルブ<CHECKGAS>のニードルを
突き刺して,穴をあけます。ゼロガスバルブのハンドルを,手で時計方向に
回せるだけ回してください。
(2)次に,流量を600±60ml/min(バルブをゆっくりと開いていったときに,フ
ローチェッカのボールがほぼ緑線の位置で浮上を停止する状態)に調整しま
す。(1)項の状態からゼロガスバルブのハンドルをゆっくりと反時計方向
に回してください。なお,缶ボンベの内圧が低下するにつれて流量も低下し
ます。フローチェッカを監視して,ボールが大きく変化したら再調整を行っ
てください。
(3)測定酸素濃度の値が安定したら「ENT」キーを押します。測定酸素濃度が全
桁点滅しますので,もう一度「ENT」キーを押します。「CALEND」が点滅
します。
注 意
ボンベ内のガスが校正時間の途中で切れることがないよう注意してください。缶
ボンベは,ほぼ規定の流量でガスを流した場合,9分間強使用できます。したがっ
て,もし,所要校正時間が4分であれば,2回ゼロ点校正を行うことが可能です。
(4)ゼロガスの流通を停止させます。ゼロガスバルブのハンドルを時計方向に回
せるだけ回してください。回し方が不十分な場合は,穴がニードルで密閉さ
れず,ボンベ内のガスが漏れてしまうので,確実に回し切ってください。安
定時間が経過すると校正が終了します。
<校正終了後の処置>
(1)検出器の校正ガス入口部にあるニードルバルブを,全閉してください。
(2)検出器とスタンダードガスユニットを接続したチューブを取りはずしてくだ
さい。
警 告
・缶ボンベを装填したスタンダードガスユニットと予備の缶ボンベは,周囲温度
が40℃を越えない場所に保管してください。缶ボンベは,高圧容器でありませ
んので,周囲温度が40℃以上で破裂などによる危険が及ぶ恐れがあります。
10-20
IM 11M12A01-05
10. その他の機能
10.6 ZA8F流量設定器のバルブ操作方法
ZA8F流量設定器は,システム例2に準じるシステムの校正機器として用いられま
す。このシステムにおける校正は,手動方式で行います。したがって,校正を実
施する都度,流量設定器のバルブ操作(校正ガスの流通と停止,流量の調整)が
必要です。また,Z R 2 0 H 自動校正ユニットのバルブ操作方法も本手順に準じま
す。
10.6.1 校正実施時の準備
ZA8F流量設定器をご使用の場合は,校正の実施に際して次の準備を行ってくださ
い。
(1)流量設定器のゼロガス流量設定バルブが全閉していることを確認して,二次
圧が{測定ガス圧+約50kPa,チェックバルブ付きの場合は,測定ガス圧+約
150 kPa}(最大300kPa)となるよう,ゼロガス封入ボンベ用減圧弁を開い
てください。
(2)ボンベ内ゼロガスおよびスパンガス(計装空気は21vol% O2)の酸素濃度値
が,変換器に設定されていることを確認してください。
10.6.2 スパンガス流量設定バルブの操作
スパンガスとして,比較ガスと同じ計装用空気を用いている場合を想定して説明
します。なお操作の詳細は7.10.2手動校正の実施を参照してください。
(1)スパン校正実行中,OPENと測定酸素濃度が交互に表示されたら流量設定器
のスパンガス流量設定バルブを開き,流量を600±60ml/minに調整します。
ロックナット付きのバルブは,ロックナットを緩めたうえ,バルブシャフト
を反時計方向にゆっくりと回してください。流量の確認は,校正ガス流量計
で行います。
測定ガス圧力が著しく高い場合には,以下の表の値±1 0 %に調整してくださ
い。
表10.8
測定ガス圧力(kPa) 50
500
流量(ml/min)
100
430
150
380
200
350
250
320
T10.6.2.1.EPS
(2)流量を調整し測定酸素濃度の値が安定したら「ENT」キーを押します。測
定酸素濃度が全桁点滅しますのでもう一度「ENT」キーを押します。
「ZEROY」が表示されたらスパンガス流量設定バルブを閉じ,スパンガス
(空気)の流通を停止してください。なお,測定時にバルブが緩んでスパ
ンガスがセンサ部に漏れ込むことのないよう,ロックナット付きのバルブ
の場合は,ロックナットは必ず締め付けておいてください。
IM 11M12A01-05
10-21
10.6.3
ゼロガス流量設定バルブの操作
ゼロガス流量設定バルブは,ゼロ点校正時に操作します。
(1)ゼロ校正実行中,変換器の表示部にOPENと測定酸素濃度が交互に表示され
たら,流量設定器のゼロガス流量設定バルブを開き,流量を600±60ml/min
に調整します。バルブは,ロックナットを緩めたうえ,バルブシャフトを反
時計方向にゆっくりと回してください。流量の確認は,校正ガス流量計で行
います。
測定ガス圧力が著しく高い場合には,以下の表の値±10%に調整してくださ
い。
表10.9
測定ガス圧力(kPa) 50
500
流量(ml/min)
100
430
150
380
200
350
250
320
T10.6.3.1.EPS
(2)流量を調整し測定酸素濃度の値が安定したら「ENT」キーを押します。測定
酸素濃度が全桁点滅しますので,もう一度「ENT」キーを押します。「CAL
END」が点滅します。
ゼロガス流量設定バルブを閉じ,ゼロガスの流通を停止してください。な
お,測定時にバルブが緩んでゼロガスがセンサ部に漏れ込むことのないよ
う,ロックナット付きのバルブの場合は,ロックナットは必ず締め付けてお
いてください。安定時間が経過すると校正が終了します。
10.6.4 校正終了時の処置
校正終了後,特に処置しなければならないことはありません。ただし,校正は頻
繁に行うものではないので,ゼロガス封入ボンベ用減圧弁は閉じておくことをお
勧めします。
10-22
IM 11M12A01-05
11. 点検および保守
11. 点検および保守
この章では,<EXAxt ZR 一体型高温湿度計>の測定性能を維持し,良好な運転を
続けるための点検・保守について説明します。
注 意
検出器の点検する際には,次の事項を厳守してください。
1. 点検する直前まで運転していた場合は,絶対にプローブに触れないでくださ
い。
プローブ先端にあるセンサ部は,約750℃に加熱されており火傷の危険がありま
す。
2. プローブに強い衝動や急冷を絶対に与えないでください。
プローブ先端にあるセンサは,セラミック(ジルコニア)でできています。
プローブに衝撃や熱ショックを与えるとセンサが損傷を受け,使用不能になり
ます。
3. セルASSYシール用の金属Oリングは再使用できません。セルを交換,あるいは
点検のためプローブから取り外したときは,必ず金属Oリングを新品のものに
交換してください。
交換せずに使用すると,炉内ガスの漏れ込み等で精度よく測定できない他,漏
れ込んだ腐食性ガスでヒータや熱電対の断線,検出器内部の腐食などが発生す
ることがあります。
4.プローブ先端のダストフィルタ取付用ねじで,手などを切らないように注意し
てください。
5.端子箱のフタを開閉する場合は,カジらない様にネジ部の砂等はきれいに除去
しておいてください。
IM 11M12A01-05
11-1
11.1 検出器の点検・保守
11.1.1 校正ガス導管の掃除
端子箱部にある校正ガス入口から検出器内に供給された校正ガスは,導管を通っ
てプローブ先端部で放出されます。導管は,校正ガスを流さないときに入り込ん
だ測定ガス中のダストで詰まることがあります。もし,圧力を上げないと所定の
流量(600ml/min±60ml/min)が得にくくなったなど,詰まりが原因と考えられる
兆候が見られたら,校正ガス導管を掃除してください。
校正ガス導管の掃除は,次の要領で行います。
(1)設置されている検出器を取りはずしてください。
(2)11.1.2項にしたがって,センサアセンブリのボルト,ワッシャ,パイプ押さ
え,U形パイプ,フィルタを取りはずします。
(3)直径2∼2.5mmの棒を使用して,プローブ内部にある校正ガス導管を掃除し
ます。校正ガス入口から600ml/min程度の流量で空気を流しておいて,棒を
導管内(内径は3mmです)に挿入してください。なお,棒は40cmを越えて挿
入しないでください。
(4)(2)項で取りはずしたU形パイプを掃除します。U形パイプは水洗いしても
結構ですが,水洗いした場合は,組み込む前によく水を切っておく必要があ
ります。
(5)掃除のため取りはずした部品を,元どおりに組み込みます。
組み込みは,11.1.2項にしたがって実施してください。また,金属Oリング
は必ず新品を使用してください。
取り外し部品
校正ガス導管
棒(外径φ2∼φ2.5mm)
F11.1.1.1.EPS
図11.1
11-2
校正ガス導管の掃除
IM 11M12A01-05
11. 点検および保守
11.1.2 センサアセンブリの交換
センサは,使用するにつれ,表面に付着する汚れによる性能劣化が進みます。
ゼロ点補正率が100±30%の範囲を超えたときや,スパン点補正率が0±18%の範
囲を超えたときなど,センサが寿命に達したら交換してください。
センサの交換は,損傷によって正常な測定が不可能になったときも必要です。
なお,設置してある検出器のセンサが破損した場合は,その原因を見つけ出して
再発防止の対応を講じてください。
注 意
・センサアセンブリの交換は,検出器が十分冷えてから行ってください。高温で
火傷する危険があります。セルASSYを交換する場合は金属Oリングとともにコ
ンタクトも必ず交換してください。また,セルを交換しない場合でもコンタク
トが変形しセルに十分密着しない場合などはコンタクトを交換してください。
コンタクトをはめ込むリングの溝が腐食していたり変色している場合はリング
の溝をサンドペーパ,或いは金属ブラシで磨き(最後は#1500程度のサンドペー
パ,或いは金属ブラシで仕上げ大きなキズが無いことを確認してください。)
接触抵抗が少なくなるようにしてください。なお,センサアセンブリは2000年9
月以降に製造されたものをお使いください。センサアセンブリ側面のシリアル
No.が0J000以上の(例:OK123,1AA01等)であれば2000年9月以降に製造され
ています。
1. 交換部品
再使用する部品を紛失したり破損させたりすることを防ぐため,まず,センサア
センブリ部構成部品のうちの交換対象部品を明確にしてください。通常は,セン
サ,金属Oリングおよびコンタクトを一式交換します。必要に応じて,パイプ押
さえ,U形パイプ,ボルト,ワッシャ,フィルタも交換しましす。
2. 取り外し方法
(1)検出器プローブ先端のセンサアセンブリ固定用ボルト4本を,ワッシャとと
もに取り外します。
(2)パイプ押さえを,U形パイプごと取り外します。フィルタも取り外します。
(3)センサアセンブリを時計方向に回しながらまっすぐに引き抜きます。センサ
アセンブリとプローブの間には金属Oリングが入っていますので,取り外し
てください。 また,プローブ先端の金属Oリング接触面(センサのフランジ
が当たる面)は測定ガスをシールするための重要な面です。センサアセンブ
リ交換の際はこの面を傷つけないよう十分注意して作業してください。
(4)プローブ先端のコンタクトを取り外します。
コンタクトは,ピンセットなどを使用して溝から引き出します。
(5)検出器プローブのセンサアセンブリ取り付け部を掃除してください。特に金
属O リングの接触面は平滑な面になるよう汚れをきれいに落としてくださ
い。また,取り外した部品で再使用するものがあれば,それらの部品に付着
している汚れを落としてください。なお,一度締め付けた金属Oリングは再
使用できませんので必ず交換してください。
IM 11M12A01-05
11-3
3. 取り付け方法
1)部品を組み込んでいきます。まず最初にコンタクトを取り付けてください。コ
ンタクトは,コイルのピッチに粗密ができないよう注意しながら,両端の接し
たリング状になるよう溝へはめ込みます。溝は奥まっているため,場所を間違
えないよう注意してください。
コンタクト(E7042BS)を入れる溝
F11.1.2.1.EPS
図11.2
2)センサアセンブリのフランジ面のOリング溝が清浄なことを確認し,その溝に
金属Oリングをはめ,センサアセンブリを時計方向に回しながらプローブ内に
まっすぐに挿入します。
金属OリングがプローブのOリング接触面に密着するまで挿入した後,U形パイ
プ差し込み穴の位置,ボルト穴の位置を合わせます。
3)U形パイプをパイプ押さえに取り付けます。
フィルタ,パイプホルダおよびU形パイプを一緒に,U形パイプをプローブの
穴に差し込みます。
4)4本のボルトのねじ部に焼き付け防止剤を塗布し,ワッシャを取り付けて,組
み込んだ部品が動かなくなるまで手で均等にボルトをねじ込みます。
手で十分ねじ込んでから,トルクレンチを使用してボルトを締め込みます。ボ
ルトは金属Oリングが均等につぶれるよう(センサのフランジがプローブのO
リング当たり面に対し常に水平になるよう)4本を交互に,約1/8回転ずつ均等
に締めてください。また,ボルトが片締めにならないようセンサの中心に対し
向かい合ったボルトを締めていくようにしてください。ボルトの締め付けが均
等でない場合は,センサあるいはヒーター管を破損することがあります。
最後は,センサのフランジ面がプローブに密着するまで4本のボルトを十分に
締め付けてください。締め付けトルクは約5.9N・mです。
以上でセンサアセンブリ交換作業は終了です。検出器を設置して運転を再開し
てください。なお,測定を始める前には,必ず,校正を行ってください。
11-4
IM 11M12A01-05
11. 点検および保守
金属Oリング
センサ
パイプ押さえ
ボルト
コンタクト
プローブ
SCREW
フィルタ
U形パイプ
ワッシャ
1/8 回転
図11.3
ボルトは交互に1/8回転(約45°)
ずつ締め付けます。
F11.1.2.2.EPS
センサアセンブリ部分の部品
注 意
・インコネルボルトは,伸びが大きいため,ボルト締め付け時に必要以上のトル
クがかかると異常な伸びや破断につながります。必要以上のトルクがかからな
いよう十分注意してください。
11.1.3 ヒータユニットの交換
ここではヒータユニットの交換要領を説明します。センサやセラミックのヒータ
炉心管等割れやすい部品があるため,振動や衝撃が加わらないよう取り扱いには
十分注意してください。また,高温・高電圧であるため火傷・感電に注意し,作
業は電源をOFFとした後,機器が室温に戻ってから行ってください。
ヒータユニットの交換時は,別途発行の取扱説明書IM11M12A01-21「ZR22A,
ZR202Aヒータアセンブリ」も参照してください。
注 意
・Screwの焼き付き等で,HEATER STRUT ASSYがはずれない場合は,弊社サー
ビスにて引き取り修理という形をとらせていただきます。
IM 11M12A01-05
11-5
16
A
14
11
10
12
A
13
15
24
9
8
24
7
5
4
3
6
2
24
23
矢視 A-A
18
17
19
25
13
22
14
20
21
F11.1.3.1.EPS
図11.4 検出器の構成
11-6
IM 11M12A01-05
11. 点検および保守
HEATER STRUT ASSYの交換要領
11.1.2項に従いパイプ押え,U形パイプ,フィルタ,センサ⑥などを外します。
COVER⑫を止めているSCREW2個を外し,COVERをフランジ側へスライドさせ
ます。BOLT⑩4本を外して,コンバータ⑯を外します。ヒータ,熱電対からの
リード線がコネクタでコンバータに接続されています。このコネクタ3個を外しま
す。
SCREWはNUT2個で固定されています。1個はPLATE⑰の奥側にあります。
SCREWを⑲をHEATER STRUT ASSY 23 の板金のねじ穴から抜けるまでゆるめま
す。SCREW⑲には抜け止めのためにOリング⑱が入れてあります。このOリング
をSCREW⑲からはずす必要はありません。CONNECTOR⑬を引き抜いてくださ
い。
検出器先端のSCREW⑧を専用工具(K9470BXまたは相当品)とスパナを用いてはず
し,HEATER STRUT ASSY 23 を検出器24から引き抜いてください。
組立はこの逆の順番で行います。検出器にHEATER STRUT ASSY 23 を挿入しま
す。この時,検出器 24 の校正ガスパイプをHEATER STRUT ASSYのヒータ部およ
びブラケットの穴に通しながら挿入します。S C R E W ⑧にG R E A S E ( N E V E R SEEZ :G7067ZA)を塗布して,専用工具(K9470BXまたは相当品)とスパナを用い
てSCREW⑧をねじ込みます。締め付けトルクは12N・m±10%にしてください。
次に校正ガスパイプ・比較ガスパイプにO-RING22をはめるために,CONNECTOR⑬を分解します。SCREW
25
を外して,PLATE⑰とCAP⑳を2個を外しま
す。O-RING 22 が穴の中に残っている時は裏から押し出します。ヒータ,熱電対
のリード線をCONNECTOR⑬に通します。校正ガスパイプ・比較ガスパイプを
CONNECTOR⑬の穴に通します。O-RING 22 に傷が付いていないことを確認し,
校正ガスパイプ・比較ガスパイプに出来るだけ奥まで差し込みます。O-RING 22
に傷が付いている時は新品と交換してください。
CAP⑳2個をCONNECTOR⑬の穴に押し込み,CAP⑳の溝に合わせてPLATE⑰を
差込,SCREW 25 で固定します。CONNECTOR⑬を分解せず,校正ガスパイプ・
比較ガスパイプをCONNECTOR⑬に差し込むとOリングを傷つける可能性がある
ため,行ってはなりません。
SCREW⑲をHEATER STRUT ASSY 23 の板金ねじ穴にねじ込みます。CONNECTOR⑬が動かなくなる程度までSCREW⑲を締めてください。後は分解と逆の手順
で組み立てます。
また,CELL ASSY⑥を取り付ける際,METAL O-RING⑦は新品に交換してくださ
い。
11.1.4 Oリングの交換
検出器には3種類のOリング 14 , 21 , 22 が各1本,2本,2本(圧力補正型の場合に
は各2本ずつ)使用されています。 21 , 22 のO-RINGは基準ガスラインのシールに
用いられているため,定期的な交換を推奨します。
IM 11M12A01-05
11-7
11.1.5 運転の停止と再開
[運転停止]
運転を停止するに当たっては,運転停止中に,検出器のセンサが使用不能になら
ないように留意してください。
注 意
乾燥炉などの装置とともに本器の運転も停止させると,センサ部で結露が生
じ,ダストを付着させてしまうことがあります。この状態で運転を再開した
時,750℃に熱せられるセンサは,ダストを固着させて性能の著しい劣化を引き
起こすばかりでなく,多量の凝縮水が溜まっている場合は破損して使用不能と
なります。したがって,トラブルを防止するため,装置の運転を止める時は,
次の処置をとってください。
(1)可能ならば,本器の電源は入れたまま,比較空気は流したままにしておいて
ください。もし,不可能ならば,検出器は取り外しておいてください。
(2)やむなく,本器の電源を入れておくことも検出器を取り外しておくこともで
きない場合は,校正ガス配管内へ,600ml/minの流量で空気を流しておいてくだ
さい。
[運転再開]
原則として本器へ電源を供給する前に,まず,校正ガス配管内ヘ,5∼10分間,約
600ml/minの流量で空気を流してください。
11-8
IM 11M12A01-05
11. 点検および保守
11.2 変換器の点検・保守
変換器には,日常的に点検・保守することはありません。もし,本器が異常を示
すことがあれば,それは大抵の場合,故障などのトラブルと考えられます。
11.2.1 ヒューズの交換
本器には,ヒューズが1個使用されています。ヒューズが切れた場合は,次の要
領で交換してください。
注 意
・ヒューズを交換する前に,外部ブレーカを切り,本器の電源供給を停止してく
ださい。
・交換したヒューズがすぐに切れてしまう場合は,電気回路部に異常があること
が考えられます。ヒューズが切れる原因を調査してください。
・電気回路部を取り外す前に,接地された金属を触るなどして,体に帯電してい
る静電気を除去してください。
1)ディスプレイ側のふたをはずします。(図11.5)
2)図11.6に示す4つのねじをはずします。ねじを器内に落とさぬよう注意してく
ださい。
3)内部の電気回路のユニットを真上に引き抜きます。図11.7に示す3カ所にコネ
クタが接続されています。
ねじ
ディスプレイのふた
図11.5
ロックスクリュー
図11.6 ねじの位置
4)これらのコネクタをプリント基板から外します。このとき,ワイヤを持って引
き抜くと,断線の原因になります。引き抜くときは,コネクタのハウジングを
持ってください。
IM 11M12A01-05
11-9
5)電気回路のユニットを完全に取り外すと,本体の底にヒューズが見えます。
(図11.8)このヒューズを指で取り外し,交換します。
図11.7
コネクタの位置
図11.8 ヒューズの位置
6)はずしたときと逆の順序で電気回路ユニットを組み込みます。コネクタの位
置,向きに十分注意してください。また,ユニットを本体に入れるときに,ワ
イヤを挟み込まないように注意してください。
7)電気回路ユニットと,ヒューズのあるプリント基板は,直接コネクタで接続さ
れます。接続時,位置をよく確認し,まっすぐ確実に挿入してください。
8)ねじは4カ所しっかり止めてください。
9)ディスプレイのふたは,最後までしっかり締めてください。少しでも隙間があ
ると,赤外線スイッチが動作しない場合があります。
■ヒューズの定格 本器で使用しているヒューズは次にものです。
11-10
最大定格電圧
:250V
最大定格電流
:3.15A
タイプ
:タイムラグ
規格
:UL,CSA,VDE 認定
部品番号
:A1113EF
IM 11M12A01-05
11. 点検および保守
11.3 ZR20H 自動校正ユニットの流量計の交換
(1) 配管継ぎ手を緩めパイプを外します。
(2)
FLOW METER を止めているねじをはずし,交換します。FLOW METERには
白色のバックプレート(フロートを見やすくするため)が付属しています。
バックプレートは押しピンの跡(凹部)がある方をBRACKET側にして必ず
取り付けて下さい。
(3)
継ぎ手を元通りに配管し,ブラケット同士をM6ねじで固定します。*1
*1:一度締め付けた継ぎ手を分解し再度組み立てる場合には,元の位置に印を付
けておき,そこから5∼10゜増締めして下さい。締め付け後,適宜継ぎ手周りの
漏れ試験を行って下さい。
配管は各々A-A',B-B',C-C'の継ぎ手同士が
接続されるように行う。
鉛直設置の場合
A
C
B
FLOW METERを固定
しているねじ(2箇所ずつ)
A'
B'
C'
水平設置の場合
A
B
C
Zr20h_g0.eps
図11.9
IM 11M12A01-05
流量計の取付け
11-11
11-12
IM 11M12A01-05
12. トラブルシューティング
12. トラブルシューティング
この章では,本器の自己診断機能によって検出されるエラーや,警報について説
明します。また,それ以外のトラブルが発生した場合の点検,および修復方法を
説明します。
12.1 エラーが発生したときの表示と処置
12.1.1
エラーとは
エラーとは,検出器のセル(センサ)やヒータ,あるいは電気回路など,本体に
異常が発生した可能性がある場合に検出されます。エラーが発生した場合,本器
は次のことを行います。
1)システムの安全確保のため,ヒータへの電源供給を停止します。
2)画面上にエラー番号を表示させ,エラー発生を知らせます。(図12.1)
3)「接点出力の設定」で「エラー発生時動作する」が設定されていれば,その接
点が出力します。(参照項:8.4接点出力の設定)
4)アナログ出力を「出力ホールドの設定」で設定されている状態に変えます。
(参照項:8.2出力ホールドの設定)
表示されるエラーの内容には表12.1のものがあります。
交互に表示します
--------
Err-01
F12.1.1.1.EPS
図12.1
表12.1 エラーの種類と発生条件
エラー番号
エラーの種類
発生条件
エラー1
セル起動力異常
変換器に入力されるセル(センサ)起電力信号が-50mVより
小さくなったときに発生します。
エラー2
ヒーター温度異常
暖機時にヒーターの温度が上昇しない,または暖機終了後,
730℃より低くなるか,あるいは780℃を越えたときに発生
します。
エラー3
A/D コンバータ異常
変換器内部の電気回路で,A/Dコンバータに異常が起こった
ときに発生します。
エラー4
メモリ異常
変換器内部の電気回路で,メモリへの書き込みが,正常に行
われなかったときに発生します。
T12.1.1.1.EPS
IM 11M12A01-05
12-1
12.1.2
12.1.2.1
エラー発生時の処理
エラー1:セル起電力異常
エラー1はセル(センサ)起電力が,−50mV(約200%O2に相当)より小さくなっ
たときに発生します。セル起電力が−50mVより小さくなる要因としては次のこと
が考えられます。
1)センサアセンブリの電極とコンタクト間の導通不良
2)センサアセンブリの損傷,劣化
3)センサ部と電気回路間のコネクターの接続不良
4)検出器内部の配線不良
5)電気回路の異常
<異常箇所の探索と処置>
1)本器への電源供給を止めます。
2)プローブ部先端のセンサアセンブリを取り外して,汚れ,導通部(電極−コン
タクト)接触不良の原因となる腐食の有無を調べます。
3)汚れ,コンタクト部の状態が良好である場合,センサアセンブリ損傷,劣化が
考えられます。センサアセンブリを新品と交換してみてください。このとき,
金属Oリングおよびコンタクトも必ず新品を使用してください。
4)新品に交換してもエラーが発生する場合,センサ部と電気回路間のコネクター
の接続状態を調べます。
5)本体からプローブ部をはずします。図12.2に示すように2つのコネクタが現れ
ます。(自動校正ユニットのオプションがある場合は4つ)これらのコネクタ
が抜けかけていないか確認してください。もし,抜けかけていたら,確実に奥
まで差し込みます。
6)ここまでの調査で異常が見つからない場合は,電気回路部の故障が考えられま
す。当社サービスにご相談ください。
12-2
IM 11M12A01-05
12. トラブルシューティング
12.1.2.2
エラー2:ヒータ温度異常
検出器ヒータの温度が,暖機時に上がらなかったり,暖機が終了してから730℃よ
り下がった場合,または780℃を越えた場合に発生します。エラー2が発生した場
合について考えられる要因を示します。
1)プローブ部ヒータの不良(ヒータ断線)
2)プローブ部熱電対の不良
3)電気回路部異常
<異常原因の探索と処置>
1)本器への電源供給を止めます。
2)本体からプローブ部をはずします。本体とプローブ部間のコネクタをすべては
ずします。プローブ部から出ているヒータワイヤ(黄色のワイヤ)の線間の抵
抗を測定してください。ヒータワイヤの先端のコネクタに直径約1mmの金属ピ
ンを差し込み,これをテスタで計ります。90Ω程度の値より低ければヒータユ
ニットは正常です。抵抗値が高い場合はヒータユニットの異常が考えられま
す。この場合はヒータユニットを交換します(参照項:11.1.3ヒータユニット
の交換)。
ヒータワイヤ
テスタ
(Ω)
F12.1.2.2.1.EPS
図12.2
3)ヒータユニットが正常であれば,熱電対の状態を確認します。プローブ部から
出ている熱電対(白色ケーブル,赤色ケーブル間)の両端抵抗を測定してくだ
さい。これらのワイヤは4極コネクタの3, 4番端子に直径約1mmの金属ピンを差
し込み,これをテスタで計ります。抵抗値が5Ω以下であれば熱電対は正常と
考えられます。5Ωより大きいときは,断線,または断線しかかっている状態
の可能性があります。この場合はヒータユニットを交換します(参照項:
11.1.3ヒータユニットの交換)。
注 意
熱電対の抵抗値測定は,プローブ部先端部と周囲温度との差が50℃以下になっ
てから測定してください。温度が高いと熱電対の起電力が大きいため,正確に
測定することができません。
熱電対
黄
緑
赤
白
1
2
3
4
テスタ
(Ω)
F12.1.2.2.2.EPS
図12.3
4)熱電対が正常の場合,電気回路の故障が考えられます。当社サービスにご相談
ください。
IM 11M12A01-05
12-3
12.1.2.3
エラー3:A/Dコンバータ異常/エラー4:メモリ書き込み異常
● A/Dコンバータ異常
電気回路部に搭載されているA/Dコンバータに異常が発生したことが考えら
れます。
● メモリ書き込み異常
電気回路部に搭載されているメモリ(EEPROM)への書き込み動作で,異
常が発生したことが考えられます。
<異常箇所の探索と処置>
本器の電源を1度切り,再起動させてください。再起動後,正常に動作した
場合は,電圧の1時的な降下(動作下限電圧85Vより下がった),またはノ
イズの影響で電気回路が誤動作してエラーが発生した可能性があります。電
源系統に異常がないか,接地が確実にされているかを確認してください。
再起動後,再びエラーが発生した場合,電気回路部の故障が考えられます。
当社サービスにご相談ください。
12-4
IM 11M12A01-05
12. トラブルシューティング
12.2 警報が発生したときの表示と処置
12.2.1
警報とは
警報が発生するとアラーム番号と,測定値が交互に表示され,警報発生を知らせ
ます(図12.4)。警報には表12.2のものがあります。
交互に表示します
0.0%
AL-06
F12.2.1.1.EPS
図12.4
表12.2 アラームの種類と発生条件
警報番号
警報の種類
発生条件
アラーム1∼3 酸素濃度警報,水分量
測定酸素濃度が設定された警報値を越えたり,
警報,混合比警報 下回ったりしたときに発生します。(参照項:8.3警報の設定)
アラーム6 ゼロ点校正係数警報
校正時,ゼロ点補正率が100±30%の範囲を超えたときに発生
します。(参照項:9.1.3補正)
アラーム7 スパン点校正係数警報
校正時,スパン点補正率が0±18%の範囲を超えたときに発生
します。(参照項:9.1.3補正)
アラーム8 起電力安定時間オーバー
自動,半自動校正時,校正時間が経過してもセル(センサ)
の起電力が安定しないときに発生します。
アラーム10 器内温度(冷接点)警報
器内温度が85℃を超えたときに発生します。
アラーム11 熱電対起電力警報
アラーム13 バッテリ切れ警報
熱電対の起電力が -5mV(約 -170℃)より下がったか,42.1mV
(約1020℃)を超えた場合に発生します。
内蔵バッテリの残量が低下すると発生します。
T12.2.1.1.EPS
警報発生時は,ヒータの電源を止めるなどの処理は行いません。発生要因が取り
除かれた時点で,警報も解除されます。
アラーム発生中に本器の電源を切り,警報要因が取り除かれていないまま再立ち
上げすると,アラームは再び発生します。ただし,アラーム6,7,8(校正に関す
るアラーム)は,校正を実行した時点で再び発生します。
12.2.2
警報発生時の処置
12.2.2.1
アラーム1∼アラーム3:酸素濃度警報,水分量警報,混合比警報
設定された警報値を越えたり,下回ったりしたときに発生します。詳細について
は「操作の章8.3警報の設定」を参照してください。
12.2.2.2
アラーム6:ゼロ点校正係数警報
校正時,ゼロ点補正率が100±30%の範囲を超えたときに発生します(参照項:
9.1.3補正)。この原因としては次のことが考えられます。
1)ゼロガス酸素濃度と「校正の設定」で設定したゼロガス濃度値とが一致してい
ない,またはスパンガスをゼロガスとして使用した。(参照項:9.2.1校正の設
定)
2)ゼロガスの流量が規定流量(600±60ml/min)をはずれている。
3)センサアセンブリが損傷しており,セル起電力に異常がある。
IM 11M12A01-05
12-5
<異常原因の探索と処置>
1)次のことを確認し,再度校正を行ってください。もし,正しい状態になってい
ない場合は,修正してください。
① パラメータコード「B01」で「ゼロガス濃度」を表示させたとき,設定値と
実際に使用しているゼロガス濃度とが一致しているか。
② 校正ガス配管は,ゼロガスが漏れないように施工されているか。
2)再校正を行った結果,警報が出なければ,先の校正において警報が発生した原
因として校正条件が不適正だったことが考えられます。この場合は,特に修復
する必要はありません。
3)再校正を行った結果,再び警報が出た場合,センサアセンブリの劣化や損傷が
警報の発生原因として考えられます。新しいセルと交換する必要があります
が,交換する前に以下の作業を行ってください。
ゼロガスおよびスパンガスを流したときのセル起電力を確認します。
① パラメータコード「A11」でセル起電力を表示させます。
② 表示したセル起電力の値が,その酸素濃度での理論値と大きく異なっていな
いか確認します。セル起電力の理論値は表12.3で確認してください。理論値
との差がいくつまで許容できるかは一概にいえませんが,おおよそ±10mV
と考えてください。
表12.3 酸素濃度と起電力
酸素濃度(%O2) セル起電力(mV)
1%
67.1
21%
0
T12.2.2.2.1.EPS
4)警報の原因となったセンサアセンブリの劣化や損傷が,今回の校正時に急に起
こったものかどうかを次の手順で確認します。
パラメータコード「A50」∼「A51」でスパン補正率の履歴を確認します。
パラメータコード「A60」∼「A69」でゼロ補正率の履歴を確認します。
パラメータコードの数字が大きいほど過去のデータを示します。センサの劣化
の推移を見ることができます。
5)センサアセンブリの劣化が,急に起こっている場合は,炉内からの水分が校正
ガス配管へ侵入するのを防ぐチェックバルブが不良になっている可能性があり
ます。炉内からのガスが校正ガスラインに侵入すると,冷えて凝縮水となり配
管内にたまります。これが校正時に校正ガスによってセンサアセンブリに吹き
かかり,セルが急激に冷やされることによってセンサアセンブリが破損したこ
とが考えられます。
6)徐々にセンサアセンブリが劣化している場合,下記手順でセンサアセンブリの
状態を確認してください。
① パラメータコード「A21」で「セル内部抵抗値」を表示させます。新しいセ
ル(センサ)は200Ω以下の値を示します。一方,寿命に近づいたセル(セ
ンサ)は,3∼10kΩの値となります。参照項:10.1.14セル内部抵抗
② パラメータコード「A22」で「セル健康度」を表示させます。良好なセル
(センサ)は「5」(寿命1年以上)を示します。参照項:10.1.15セル健康度
12-6
IM 11M12A01-05
12. トラブルシューティング
12.2.2.3
アラーム7:スパン点校正係数警報
校正時,スパン点補正率が0±18%の範囲を超えたときに発生します(参照項:
9.1.3補正)。この原因としては次にことが考えられます。
1)スパンガス酸素濃度と「校正の設定」で設定したスパンガス濃度値とが一致し
ていない。
2)スパンガスの流量が規定流量(600±60ml/min)をはずれている。
3)センサアセンブリが損傷しており,セル起電力に異常がある。
<異常原因の探索と処置>
1)次のことを確認し,再度校正を行ってください。もし,正しい状態になってい
ない場合は,修正してください。
①「校正の設定」で「スパンガス濃度」を表示させたとき,設定値と実際に使
用しているスパンガス濃度とが一致しているか。
② 校正ガス配管は,スパンガスが漏れないように施工されているか。
2)再校正を行った結果,警報が出なければ,先の校正において警報が発生した原
因として校正条件が不適正だったことが考えられます。この場合は,特に修復
する必要はありません。
3)校正を行った結果,再び警報が出た場合,セル(センサ)の劣化や損傷が警報
の発生原因として考えられます。新しいセルと交換する必要がありますが,交
換する前に12.2.2.2ゼロ点校正係数警報の<異常原因の探索と処置> 3)以降
の作業を行ってください。
12.2.2.4
アラーム8:起電力安定時間オーバー
このエラーは,検出器のセンサ部に校正ガス(ゼロガス,スパンガス)が充満し
ていないため,校正時間が経過してもセンサ(セル)の起電力が安定しない場合
に出ます。
<発生原因>
(1)校正ガスの流量が少ない(規定流量:600±60ml/min)。
(2)校正ガス配管の長さ・太さを変えた(長くした,太くした)。
(3)測定ガスが,検出器のプローブ先端に向かって流れる。
(4)センサ(セル)の応答が悪くなった。
<異常原因の探索と処置>
(1)校正は,配管部に漏れのないことを確認したうえ,校正ガスを規定流量
(600±60ml/min)流して行ってください。
(2)校正が正常に行われたときは,そのまま定常の運転を実施してください。
エラーが再発した場合は,次に示すことに該当してないかチェックしたうえ
で,センサアセンブリを交換してください。
・検出器プローブの先端部に,ダストなどが著しく付着している。付着してい
る場合は,掃除をする(11.1.1項を参照)。
なお,センサアセンブリ交換後の校正においてもエラーが出る場合は,その
原因として,測定ガスの流れによる影響が考えられます。検出器の取付け位
置を変えるなどして,測定ガスが検出器のプローブ先端に向かって流れない
ようにしてください。
IM 11M12A01-05
12-7
12.2.2.5
アラーム10:冷接点温度警報
本器は,電気回路部に温度センサを内蔵しています。「アラーム10」は,この
センサの信号が85℃を越えると発生します。器内温度が85℃を越えると,電子部
品の故障の原因となります。
<異常原因の探索と処置>
1)本器は,周囲温度が55℃以下で使用するようになっています。周囲温度がこの
温度を超えている場合,炉壁との断熱や,直射日光の日よけをするなどの対策
を講じ,アラームが発生しないようにしてください。
2)明らかに,周囲温度が低い(55℃以下)にもかかわらずアラームが発生する場
合,内部の電気回路の故障が考えられます。当社サービス員にご相談くださ
い。
12.2.2.6
アラーム11:熱電対起電力警報
熱電対の起電力が,-5mV(約-170℃)より下がったか,42.1mV(約1020℃)を越
えた場合に発生します。
(1)プローブ部の熱電対不良
(2)電気回路部異常
<異常原因の探索と処置>
1)本器への電源供給を止めます。
2)本体からプローブ部をはずします。本体とプローブ部間のコネクタをすべては
ずします。プローブ部から出ているヒータワイヤ(黄色のワイヤ)の線間の抵
抗を測定してください。ヒータワイヤの先端のコネクタに直径約1mmの金属ピ
ンを差し込み,これをテスタで計ります。90Ω程度の値より低ければヒータユ
ニットは正常です。抵抗値が高い場合はヒータユニットの異常が考えられま
す。この場合はヒータユニットを交換します(参照項:11.1.3ヒータユニットの
交換)。
ヒータワイヤ
テスタ
(Ω)
FC102.EPS
図12.5
3)ヒータユニットが正常であれば,熱電対の状態を確認します。プローブ部から
出ている熱電対(白色ケーブル,赤色ケーブル間)の両端抵抗を測定してくだ
さい。これらのワイヤは4極コネクタの3, 4番端子に直径約1mmの金属ピンを差
し込み,これをテスタで計ります。抵抗値が5Ω以下であれば熱電対は正常と考
えられます。5Ωより大きいときは,断線,または断線しかかっている状態の可
能性があります。この場合はヒータユニットを交換します(参照項:11.1.3ヒー
タユニットの交換)。
注意)熱電対の抵抗値測定は,プローブ部先端部と周囲温度との差が50℃以下に
なってから測定してください。温度が高いと熱電対の起電力が大きいため,
正確に測定することができません。
12-8
IM 11M12A01-05
12. トラブルシューティング
黄
緑
赤
白
熱電対
1
2
3
4
テスタ
(Ω)
FC102.EPS
図12.6
4)熱電対が正常の場合、電気回路の故障が考えられます。当社サービスにご相談
ください。
12.2.2.7 アラーム13:バッテリ切れ警報
本器の内部回路にはバッテリが内蔵されており,内部時計のバックアップ等
に使用されています。この警報が発生すると,本器に電源が供給されない
間,内部時計が止まる場合があります(他の運転パラメータの設定値には影
響ありません)。内部時計は自動校正,自動ブローバックのスケジュール管
理に使用しています。従って,これらの機能を使用している場合,バ
バッテ
リ切れ警報
報発生後に停電が発生するなど本器への電源供給が止まったら、
次に電源を入れた時に必ず本器に設定されている日付,時間をご確認くださ
い。現在時刻と違う場合は再設定してください。
<処置>
内蔵バッテリは,お客様での交換はできません。弊社サービスにご連絡くだ
さい。
<参考>
バッテリ寿命の目安(バッテリの寿命は,使用環境によって大きく異なりま
す。下記はあくまでも目安であり,保証するものではありません。)
・本器に電源が供給されている場合,内蔵バッテリは消費されません。目安とし
て10 年とお考えください。但し出荷後,スタートアップまでの間は,バッテリ
から消費されます。
・本器に電源が供給されていない場合,内蔵バッテリの寿命は保管温度によって
大きく変わり、室温(20∼25℃) で保管した場合は5 年以上となりますが,-30
∼70℃の場合は1 年と短くなります。
IM 11M12A01-05
12-9
12.3 測定値が異常を示す場合の処置
測定値が異常値を示す原因は,機器の故障とは限りません。むしろ,測定ガ
スそのものが異常な状態になっている場合や機器の動作を乱す外部要因によ
る場合が数多くあります。ここでは,測定値が次の現象を示す場合の原因と
それに対する処置方法などを説明します。
(1)測定値が実際より高めの値を示す。
(2)測定値が実際より低めの値を示す。
(3)測定値がときどき異常な値を示す。
12.3.1
測定値が実際より高めの値を示す
<原因とその処置>
(1)測定ガスの圧力が高くなる。
測定ガスの圧力が校正時よりΔp(kPa)だけ高くなったときの酸素濃度測定
値X(vol%O2)は,次のようになります。
X=Y[1+
(Δ
p/101.30
)]
X=Y[1+(
Δp/101.30
p/101.30)
ただし,Y:校正時と同じ圧力における酸素濃度測定値(vol%O2)
このとき酸素濃度の増加分だけ湿度の指示は低くなります。(9.1.1項参照)
圧力変動による測定値の変化分が無視できない場合は,対策を講じる必要が
あります。次のような点を検討し,個々のプロセスにおいて可能な改善を
行ってください。
● 圧力変動が生じないよう,設備の面から改善できるか?
● 平均的な測定ガス圧力(炉内圧)のもとで,校正を実施することが可能か?
(2)比較ガスに含まれる水分量が大きく変化(増大)する。
比較ガスに使用している計装空気中に含まれる水分量の大きな変化が,湿度
測定値(vol%H2Oまたはkg/kg)の誤差原因になることがあります。
この誤差を無視できないときは,計装用空気を乾燥器あるいは除湿器に通
し,水分量を一定にして比較ガスとして用いてください。
(3)校正ガス(スパンガス)が,センサ部に漏れ込んでいる。
校正ガス配管系に装備されたバルブが不良になるなどしてスパンガスが検出
器に漏れ込んでいると,測定値は高めの値を示します。
校正ガス配管系にあるバルブ(ニードル弁,チェックバルブ,自動校正用電
磁弁など)に,漏れのないことを点検してください。なお,手動バルブの場
合は,バルブが全閉状態になっていることを確認したうえで漏れの無いこと
を調べてください。また,配管の継手部分に漏れのないことを調べてくださ
い。
12-10
IM 11M12A01-05
12. トラブルシューティング
(4)比較ガスが測定ガス側に,あるいは測定ガスが比較ガス側に入り込む。
センサの陽極側と陰極側との酸素分圧の差が小さくなりますので,測定値は
低めの値を示します。
センサーの取付に問題ないか11.1.2項を参照して点検してください。
エラー<Err-1>として現れない異常が,センサアセンブリの締め付けが不
十分であったり,Oリングのシール面に傷や汚れなどがあると,測定ガスま
たは,比較ガスが相互に漏れ込み(測定側圧力が高いと比較側に漏れ込む,
比較側圧力が高いと測定側に漏れ込む),比較側と測定側の酸素分圧の差が
小さいため,測定値酸素濃度は高く,湿度指示値は低くなります。センサア
センブリを11.1.2項に従って再セットを必要とします。この場合,必ず金属
Oリングは新品を使用ください。
また,センサにクラックがあると同様な現象で測定値は低くなります。目視
で点検し,クラックが確認されたら,センサアセンブリを11.1.2項に従って
交換してください。
注 意
ファンクションA22で表示されるセル健康度などのデータも,センサの良否判
断の参考にしてください。
12.3.2 測定値が実際より低めの値を示す
<原因とその処置>
(1)測定ガスの圧力が低くなる。
圧力変動による測定値の変化分が無視できない場合は,11.1.1項の(1)に準
じて対策を講じてください。
(2)比較ガスに含まれる水分量が大きく変化(減少)する。
計装空気中に含まれる水分量の変化が,湿度測定値(v o l % H 2 O またはk g /
kg)の誤差原因になります。
この誤差を無視できないときは,計装用空気を乾燥器あるいは除湿器に通
し,水分量を一定して比較ガスとして用いてください。
(3)校正ガス(ゼロガス)が,検出器に漏れ込んでいる。
校正ガス配管系に装備されたバルブが不良になるなどしてゼロガスが検出器
に漏れ込んでいると,測定値は低めの値を示します。
校正ガス配管系にあるバルブに,漏れのないことを点検してください。な
お,手動バルブをご使用の場合は,バルブが全閉状態になっていることを確
認したうえで漏れの無いことを調べてください。
IM 11M12A01-05
12-11
12.3.3測定値がときどき異常な値を示す
<原因とその処置>
(1)検出器出力配線からノイズが入る。
変換器,検出器の接地が確実にとれているか確認します。
信号線が他の動力線にそって配線されていないか確認します。
(2)電源ノイズの影響を受ける。
他の動力機器と同じ場所から電源をとっていないか確認します。
(3)配線の接触不良
配線に接触不良があると振動などでセンサあるいは熱電対の起電力が変化す
る場合があります。
配線接続部にゆるみがないか,圧着端子のかしめ部分にゆるみがないか確認
してください。
(4)センサにクラックがあるかセンサ取り付け部分に漏れがある。
炉内圧力の変動に同期して指示が変化する場合にはセンサにクラックがない
か,金属Oリングが確実につぶれてセンサのフランジがプローブの当たり面
に密着しているか確認してください。
(5)校正ガス配管に漏れがある。
炉内負圧の場合で,炉内圧の変動と共に指示が変動するような場合は校正ガ
ス配管に漏れがないか確認してください。
12-12
IM 11M12A01-05
Customer
Maintenance
Parts List
Model ZR202G
Zirconia High Temperature Humidity
Analyzer (Integrated type)
A
A
13
13
View A-A
2
7
6
5
3
4
9
10
11
8
12
Parts No.
MS-code
Qty.
2
3
4
-----------E7042BR
K9470BM
K9473AN
1
1
1
1
Detector Assembly
Plate
Pipe
Pipe for Option code "/C"
5
E7042DW
4
Washer (SUS316 stainless steel)
6
G7109YC
K9470BK
4
4
Bolt (M5x12, SUS316 stainless steel)
Bolt (M5x12, inconel) for Option code "/C"
}
1
Cell Assembly
Item
7
ZR01A01-01
ZR01A01-02
ZR01A01-05
ZR01A01-10
8
9
10
11
Description
1 piece
2 pieces
5 pieces
10 pieces
E7042BS
K9470BJ
1
1
E7042AY
------------
1
1
1
12
K9470ZF
K9470ZG
------------
13
K9470ZK
K9470ZL
ZR202A-hhh-h-A
1
1
1
Contact
Metal O-ring
Filter Assembly
Bolt and Washeres
G7109YC 3 4 + E7042DW 3 4
K9470BK 3 4 + E7042DW 3 4 for Option code "/C"
Calibration Tube Assembly
Calibration Tube Assembly
Calibration Tube Assembly for Option code "/C"
Heater Assembly
All Rights Reserved, Copyright © 2000, Yokogawa Electric Corporation.
Subject to change without notice.
Yokogawa Electric Corporation
F04E.EPS
CMPL 11M12A01-05E
1 st Edition : Aug.2000(YK)
5t h Edition : Jul.2005(YK)
Hood for ZR202G
1
ZR202G_F.eps
CMPL 11M12A01-05E
Item
Parts No.
Qty.
Description
1
K9472UF
1
Hood
All Rights Reserved, Copyright © 2000, Yokogawa Electric Corporation.
5 th Edition : Jul.2005(YK)
Customer
Maintenance
Parts List
Model ZR20H
Integrated type Zirconia Oxygen Analyzer/
High Temperature Humidity Analyzer,
Automatic Calibration Unit
4
5
SPAN IN
REF IN
ZERO IN
8
7
10PSI
K9473XC
Qty
Description
1
Flowmeter
All Rights Reserved, Copyright © 2001, Yokogawa Electric Corporation.
Yokogawa Electric Corporation
NUPRO
Part No.
8
SS-2C2-10
Item
CMPL 11M12A01-12E
1st Edition : Feb. 2001 (YK)
2nd Edition : Aug. 2001 (YK)
Customer
Maintenance
Parts List
Model ZO21S
Zirconia Oxygen Analyzer/ High Temperature
Humidity Analyzer, Standard Gas Unit
Item
Part No.
Qty
1
2
3
2
E7050BA
E7050BJ
1
1
1
Description
Pump (see Table 1)
Zero Gas Cylinder (x6 pcs)
Needle Valve
Table 1
Power
Pump
AC 100V
110
115
E7050AU
AC 200V
220
240
E7050AV
© Copyright 2000(YK). 3rd Edition: Dec. 2000 (YK)
Yokogawa Electric Corporation
CMPL 11M3D1-01E
◆ 取扱説明書
改版履歴
資料名称:ZR202G 一体型ジルコニア式高温湿度計
資料番号:IM 11M12A01-05
版
初版
改版日付
'2000年10月
変更箇所
新規発行
2版
'2001年02月
2.1.2章ZR202G一体型検出器のMSコード表の一部変更,注記を追加,日除けフード付
の外形図追加;
2.2章ZA8F 流量設定器でチェックバルブ付きの圧力値を変更,自動校正ユニット
ZR20Hの詳細説明を追加;
3.3章ZR20H形自動校正ユニット設置を追加;
4.3章システム構成例3の配管に説明を追加;
6.2章ZR20H形自動校正ユニット用の名称と機能を追加;
7.2章バルブ類のセットでチェックバルブ付きの圧力値を変更;
7.10.2.1章校正実施時の準備でチェックバルブ付きの圧力値を変更;
10.6.1章校正実施時の準備でチェックバルブ付きの圧力値を変更;
11.1章検出器の点検・保守の説明の一部変更;
CMPL11M12A01-05Eに日除けフードを追加;
3版
'2001年08月
CMPL11M12A01-12E ZR20H自動校正ユニットを追加
1.2章ZR202Aヒータアセンブリを追加;
2.1.3章「ダストプロテクタZH21B」誤記訂正;
2.2.1章 ZA8F流量設定器の配管説明訂正;
2.4.7章ヒータアセンブリZR202Aを追加;
7.7.1章「アナログ出力項目の設定」表7.5.1誤記訂正;
8.5章「接点入力の設定」測定レンジ切り替え機能の一部変更;
11.1.3章ヒータユニットの交換にヒータアセンブリ取扱説明書参照を追加;
CMPL 11M12A01-05Eに「ヒータアセンブリ」を追加;
CMPL 11M12A01-12Eの図を一部訂正
4版
'2003年6月
フランジ規格の表記統一;
エアーセットの種類追加等;
CMPL 11M12A01-05E Cellアセンブリ部品番号変更(4版へ改版)
5版
'2005年4月
はじめにの章 「危険」の記述を一部変更,「納入後の保証について」に改造禁止の記
述を追加; 1.2.1章 「機器の種類と適合システム」のエアセット部品番号変更; 2.1.2章 安全およびEMC適合規格,塗色変更;
2.2.2章 「標準仕様」の塗装変更;
2.4.3章 「エアセット」の部品番号および外形図を変更;
4.2.1章 「表4.2 主な配管用品」のエアセット部品番号変更
6版
'2006年9月
2.4.3章 「エアセット」K9473XHまたはK9473XJの標準仕様の表記を一部変更;
「エアセット」G7004XFまたはK9473XGの標準仕様の表記を一部変更;
2.4.5章 「ボンベ用減圧弁」の外形図および標準仕様の表記を一部変更;
5.1.3章 「図5.3 ケーブルグランドの取付け」誤記訂正;
5.3章 「図5.5 電源用配線および接地配線」に記述を追加;
5.3.2章 「接地配線」に(4) 項を追加;
7.4.5章 「1) 決められている設定値の中から選択する場合」の表を一部変更;
7.9.2章 「表7.10 校正接点出力チェックの手順」を一部変更;
8.2.3章 「表8.4 出力ホールドのパラメータコード」を一部変更;
8.4.1章 「接点出力について」の記述を一部変更;
「表8.8 接点出力の設定」を一部変更;
8.4.2章 「表8.9 接点出力設定のパランメータコード」を一部削除;
「注 1)」の記述を一部変更;
「警告」の記述を一部削除;
版
改版日付
変更箇所
8.4.2章 「表8.9 接点出力設定のパランメータコード」を一部削除;
「注 1)」の記述を一部変更;
「警告」の記述を一部削除;
8.6.4章
「パージングの設定」を追加 ;
9.2.2.2章 「表9.3 半自動校正の実行の手順」の注記に記述を追加;
10.4章 「表10.6 E群 接点関連事項」の一部削除;
12.2.1章 「表12.2 アラームの種類と発生条件」の一部変更および項目追加;
12.2.2.2章 「アラーム6:ゼロ点校正係数警報」の記述を一部変更;
12.2.2.3章 「アラーム7:ゼロ点校正係数警報」の記述を一部変更;
12.2.2.6章 「アラーム11:熱電対起電力警報」を追加;
12.2.2.7章 「アラーム13:バッテリ切れ警報」を追加
User's
Manual
補 遺 票
ZR202G
一体型ジルコニア式高温湿度計
このたびは,「ZR202G 一体型ジルコニア式高温湿度計」をご採用いただきまして,誠にありがとうござい
ます。
製品に添付致しました取扱説明書「IM 11M12A01-05 6版」に一部訂正がありましたので,下記の部分をお
差し替えの上,ご使用いただきたくお願い申しあげます。
<記>
★p.vi
「◆ 納入後の保証について」の記述を変更しました。
★p.1-4 「1.2.1 機器の種類と適合システム」の”表”のエアセットの部品番号を変更しました。
★p.2-2 「2.1.1 標準仕様」に”安全およびEMC適合規格,C-tick”の記述を追加しました。
「2.1.2 一体型ジルコニア式高温湿度計
ZR202G」から”安全およびEMC適合規格,C-tick”の
記述を削除しました。
★p.2-9 「2.2.1 流量設定器ZA8F」●形名およびコードのスタイルコードを変更しました。
★p.2-10 「2.4.1 流量設定器ZA8F」外形図を変更しました。
★p.2-16 「2.4.1 エアセット」の部品番号・仕様および外形図を変更しました。
★p.2-19 「2.4.6 校正ガスユニットケース(部品番号:E7044KF)」 の外形図を変更しました。
★p.4-4 「4.2.1 システム構成例2における配管用品」 表4.2のエアセットの部品番号を変更しました。
★p.5-2 「5.1 配線の概要」表5.1のケーブルタイプを削除、”警告”を追加しました。
★p.10-4 「10.1.9 セル起電力」 の表10.1を修正しました。
© Copyright 2008. 7th Editon : Aug. 05, 2013 (YK)
IM 11M12A01-05
2006.09
6版
◆ 納入後の保証について
■当該製品を無断で改造することは固くお断りします。
当該製品を無断で改造することは固くお断りします。
■保
保証の期間は,ご購入時に当社よりお出しした見積書に記載された期間
とします。保証サービスは,当社の規定に従い対処致します。当社が定
める地域以外における出張修理対象製品の修理の場合は,保証期間中に
おいても技術者派遣費が有料となります。
■保
保証期間内に,当社納入品に当社の責任による故障を生じた場合には,
故障が生じた納入品を,当社指定の販売窓口または最寄のサービス事業
所にお持込みいただくか,お送りください。その納入品の故障部分の交
換,または修理を行い,返送させていただきます。
● 故障が生じた納入品のお持込み,またはお送りいただく際には,本計器の形
名・計器番号をご明示のうえ,不具合の内容および経過などについて具体的
にご連絡ください。略図やデータなどを添えていただければ幸いです。
● 新品交換の際は,修理レポートは添付いたしません。
■次のような場合には,保証期間内でも修理が有料となります。
次のような場合には,保証期間内でも修理が有料となります。
● 取扱説明書などに記載されている保証対象外部品の故障の場合。
● 当社が供給していないソフトウェア,ハードウェア,または補用品の使用に
よる故障の場合。
● お客様の不適当なまたは不十分な保守による場合。
● 当社が認めていない改造,酷使,誤使用または誤操作による故障の場合。
● 納入後の移設が不適切であったための故障または損害の場合。
● 指定外の電源(電圧,周波数)使用または電源の異常による故障の場合。
● 当社が定めた設置場所基準に適合しない場所での使用,および設置場所の不
適当な保守による故障の場合。
● 火災,地震,風水害,落雷,騒動,暴動,戦争行為,放射線汚染,およびそ
の他天災地変などの不可抗力的事故による故障の場合。
■当
当社で取り扱う製品は,ご需要先の特定目的に関する整合性の保証はい
たしかねます。また,そこから生じる直接的,間接的損害に対しても責
任を負いかねます。
■当
当社で取り扱う製品を組み込みあるいは転売される場含は,最終需要先
における直接的,間接的損害に対しては責任を負いかねます。
■製品の保守,修理用部品の供給期間は,その製品の製造中止後
製品の保守,修理用部品の供給期間は,その製品の製造中止後5
製品の保守,修理用部品の供給期間は,その製品の製造中止後
5年間とさ
せていただきます。
本製品の修理については取扱説明書に記載されている最寄のサービス事業所も
しくはお買い求め先当社指定販売窓口へご相談ください。
vi
IM 11M12A01-05
1.2
1.2.1
<EXAxt ZR>システムを構成する機器群
機器の種類と適合システム
一 体 型
形名または
部品番号
システム システム システム
例1 例2 例3
製品名称
一体型高温湿度計
●
●
●
ダストプロテクタ
○
○
○
ZO21S
スタンダードガスユニット
●
ZA8F
流量設定器(手動校正用)
ZR20H
自動校正ユニット
(一体型用)
ZR202G
ZH21B
L9852CB/G7016XH
ストップバルブ
K9292DN/K9292DS
チェックバルブ
●
●
●
(●)
●
エアセット
●
●
G7001ZC
ゼロガス封入ボンベ
●
●
G7013XF/G7014XF
ボンベ用減圧弁
●
●
E7044KF
校正ガスユニットケース
●
●
ZR202A
ヒータアセンブリ
(交換用部品)
○
○
G7003XF/K9473XK,
G7004XF/K9473XG
○
T1.2.1.1.EPS
● : システム例で必須な項目です。
○ : 各アプリケーションにより選択します。
(●) : は,どちらか一方を選択します。
1.2.2
(●)
高温湿度計と補助用品
●一般用検出器 (使用温度: 0∼700℃)
標準タイプ検出器
使用機器の形名
ZR202G
取付け姿勢
挿入長:0.4∼2mのとき
垂直∼水平
挿入長:2,5∼3mのとき
垂直
ダストプロテクタ付き検出器
使用機器の形名
ZR202G-040
および
ZH21B
取付け姿勢
垂直∼水平
(挿入長:0.4mのみ)
F1.2.2.1.EPS
1-4
IM 11M12A01-05
ドリフト
:(最初の2週間を除く)
(比較エアが自然対流の場合を除く)
ゼロ,スパン共
±3vol%H2O/月
応答時間
:5秒以内 90%応答(検出器入口からガスを導入し,アナログ出力
が変化をし始めてから測定)
設置高度
:標高2000m以下
IEC1010に基づくカテゴリー:II(注)
IEC1010に基づく汚染度
:2(注)
(注)・設置カテゴリーとは,過電圧カテゴリーとも呼ばれるインパルス耐電圧
の規定。IIは電気機器を対象とします。
・汚染度とは絶縁耐圧を低下させる個体,液体,気体等異物の付着の程
度。2は一般室内雰囲気です。
安全およびEMC適合規格
安全:
EN 61010-1
CAN/CSA-C22.2 No. 61010-1
UL Std. No. 61010-1
EMC:
EN 61326-1 Class A
EN 61326-2-3
EN 61000-3-2
オーストラリア,ニュ−ジランドのEMC規制
韓国電磁波適合基準
注 意
本計器はクラスAであり,工業環境用に設計されています。工業環境以外での
ご使用はできません。
2.1.2
一体型ジルコニア式高温湿度計ZR202G
検出器と変換器との一体型で光スイッチによる現場,操作ができます。
表示部
:6桁LCD表示
スイッチ部 :反射型光スイッチ3個
出力信号
:4-20mA DC 1点(最大負荷抵抗550Ω)
接点出力
:2点(内1点はフェールセイフ,ノーマルオープン)
接点入力
:2点
試料ガス温度 :0∼700℃
600℃以上ではインコネル製ボルトを使用します。
試料ガス圧力 :−5∼+2kPa
プローブ長
:「形名コード」参照
プローブの材質 :SUS316
周囲温度
:−20∼+55℃(ケース表面にて−5∼+70℃)
保存温度
:−30∼+70℃
湿度範囲
:0∼95%RH(ただし,結露がないこと)
電源電圧
:定格;100∼240V AC 動作電圧範囲
;85∼264V AC
電源周波数 :定格;50/60Hz
動作周波数範囲
;45∼66Hz
消費電力
:最大300W 通常約100W
2-2
IM 11M12A01-05
2. 仕 様
2.2
2.2.1
流量設定器ZA8Fおよび自動校正ユニットZR20H
ZA8F流量設定器
手動で比較ガスおよび校正ガスを所定の流量で検出器へ供給するための機器であ
り,システム構成例2に準じたシステムを組む場合に使用します。計装エアが必要
です。
校正ガスおよび比較空気の流量を調節する装置で,フローメータおよび流量調節
弁から構成されます。
●標準仕様
構造:防じん,防雨構造
ケース材質:SPCC
塗装:エポキシ樹脂系塗料,焼付け塗装
塗色:ダークグリーン(マンセル2.0GY3.1/0.5相当)
取付け方法:パイプ取付け,壁面取付け
取付け姿勢:垂直
フローメータ目盛:校正ガス;0.1∼1.0 l/min
比較エア;0.1∼1.0 l/min
配管接続口:Rc1/4または1/4NPTめねじ
質量:約2.3 kg
比較ガス用空気源圧力:測定ガス圧力+約50kPa,チェックバルブ付きの場合は,
測定ガス圧力+約150 kPa(最大300kPa)(流量設定器入力圧力)の清浄な計装空
気
比較ガス消費量:約1.5 l/min
校正ガス(ゼロガス,スパンガス)消費量:約0.7 l/min(校正時のみ)
●形名およびコード
形 名 基本仕様コード 付加コード
仕 様
……………………………… 流量測定器
… … … … … Rc 1/4
-J
継 手
… … … … … 1/4 NPT アダプタ付
-A
ZA8F
スタイルコード
*C … … … … … スタイルC
T2.2.1.1.EPS
IM 11M12A01-05
2-9
●外形図
180
⭋6穴
単位:mm
140
7
REFERENCE CHECK
REFERENCE SPAN
2Bパイプ
ZERO
235.8
222.8
ゼロガス入口
スパンガス入口
比較ガス出口 校正ガス出口
配管接続口 A
32
形 名
ZERO
IN
SPAN
IN
AIR
IN
CHECK
OUT
REF
OUT
70
35
20
35
35
35
35
20
配管接続口 A
ZA8F-J*C
5-Rc1/4
ZA8F-A*C
5-1/4NPT
7
質量:約2.3kg
計装空気入口
流量設定器内部配管図
CHECK
OUT
フロー
メータ
ZERO
GAS IN
SPAN
GAS IN
REF
OUT
フロー
メータ
AIR IN
計装エア
1∼1.5 l/min
エアセット
エアセット
{ 2次側圧力:測定ガス圧力+約50kPa, チェックバルブ付きの場合は
測定ガス圧力+約150kPaに設定(最大300kPa)}
F13.14.EPS
2-10
IM 11M12A01-05
●外形図
K9292DN : Rc 1/4(A部),R 1/4(B部)
K9292DS : 1/4NPT(A部),1/4NPTおねじ(B部)
約19
単位:mm
約54
F2.4.2.1.EPS
2.4.3
エアセット
比較ガスおよびスパンガスとして計装用空気を使用するとき,圧力を一定レベル
まで低下させるために用います。
部品番号:G7003XFまたはK9473XK
●標準仕様
一次圧
: 最大1MPaG
二次圧
: 0.02∼0.2MPaG
配管接続口 : Rc1/4,または1/4NPTめねじ(1/4NPTは変換アダプタ付き)
質量
: 約1kg
●部品番号
部
品
番
仕 様
号
G7003XF
接続:RC 1/4, 材質:Zn合金
K9473XK
接続:1/4 NPT, アダプタ付, 材質:本体;Zn合金,アダプタ;SUS316
T2212.EPS
部品番号:G7004XFまたはK9473XG
●標準仕様
一次圧
: 最大1MPaG
二次圧
: 0.02∼0.5MPaG
配管接続口 : Rc1/4,または1/4NPTめねじ(1/4NPTは変換アダプタ付き)
質量
: 約1kg
●部品番号
部品番号
仕 様
G7004XF
接続:RC 1/4, 材質:Zn 合金
K9473XG
接続:1/4 NPT, アダプタ付, 材質:本体;Zn 合金,アダプタ;SUS316
T02_08.1.EPS
2-16
IM 11M12A01-05
2. 仕 様
●外形図
A 矢視
パネルカット
横位置取付
縦位置取付
⭋15
22
40
+0.5
2-2.2 −0
単位:mm
40
2-⭋6.5
最大55
2-⭋6.5 ネジ深さ10
パネル
(横位置取付)
2次圧力指示計
二次側
A
88
一次側
パネル
(縦位置取付)
最大210
⭋74
約122
G7003XF, G7004XF: Rc 1/4
K9473XK, K9473XG: 1/4NPT コネクタ
IM 11M12A01-05
2-17
2. 仕 様
2.4.6
校正ガスユニットケース(部品番号:E7044KF)
ゼロガス封入ボンベを格納するケースです。
●標準仕様
取付け方法 : 2Bパイプ取付け
材質
: SPCC
塗装
: エポキシ樹脂系塗料,焼付け塗装
塗色
: マンセル7.5BG4/1.5相当
質量
: 約3.6kg,約10kg(ボンベ含む)
●外形図
単位:mm
225
324
減圧弁
180
G7013XF/
G7014XF
ゼロガスボンベ
496
(G7001ZC)
(158.3)
2Bパイプ
(⭋60.5)
(160)
F22.EPS
斜線部分は開口部となっています。
(注)E7044KF(ケースアセンブリ)には,ゼロガスボンベ
および減圧弁は含まれていません。
2.4.7
ヒータアセンブリZR202A
ヒータユニット部の一式交換用部品です。
●形名およびコード
形 名 基本仕様コード 付加コード
ZR202A
挿入長
(*1)
交換用治具
仕 様
ヒータアセンブリ(ZR202G用)
-040
-070
-100
-150
-200
-250
-300
0.4m
0.7m
1m
1.5m
2m
2.5m
3m
-A
-N
あり
なし
-A
常に-A
T2.4.7.1.EPS
(*1)ご使用のZR202Gの挿入長に合わせて選択してください。
(注)セラミックのヒータ炉心管等割れやすい部品がありますので,
振動や衝撃が加わらないよう取扱いに注意してください。
IM 11M12A01-05
2-19
4.2
システム構成例2の配管
図4.3に示すシステム構成例2の配管について説明します。
一体型ジルコニア式高温湿度計 ZR202G
ストップバルブ
または
チェックバルブ
∼ 100∼240 V AC
接点入力
アナログ出力,接点出力
流量設定器 ZA8F
流量計
ニードル弁
比較ガス
エアセット
校正ガス
計装エア
スパンガス(ゼロガスと同等の
校正ユニット)
減圧弁
ゼロガス
封入ボンベ
校正ガス
ユニット
ケース
F4.2.0.1.EPS
図4.3
システム構成例2の配管
このシステム例2における配管の要点は,次のとおりです。
● 高温湿度計の校正ガス入口には,ニップルを介してチェックバルブまたはス
トップバルブを取り付けます。
4.2.1
システム構成例 2 における配管用品
表4.2を参照して,必要とする配管用品が揃っていることを確認してください。
表4.2
使用検出器
検出器
主な配管用品
配管箇所
配管用品
校正ガス配管 ストップバルブまたはチェックバルブ
備 考
当社推奨品(ストップバルブL9852CBまたはG7016XH,
専用チェックバルブK9292DNまたはK9292DS)
Rc 1/4 または 1/4 NPT
ゼロガスボンベ
当社推奨品(G7001ZC)
減圧弁
当社推奨品(G7013XF または G7014XF)
配管継手
Rc 1/4 または 1/4 NPT
比較ガス入口 エアセット
配管継手
市販品
当社推奨品(G7003XF/K9473XK, G7004XF/K9473XG)
Rc 1/4 または 1/4 NPT
・印の配管用品は,必要に応じて使用します。
4-4
市販品
・ニップル
市販品
T4.2.1.1.EPS
IM 11M12A01-05
5. 機 能
配線手順
信号線と電源線は,次の条件で施工ください。
1. シールドケーブルのシールドは,必ず本器のFG端子に接続ください。
2. 信号ケーブル最外部の被覆を剥離する長さおよび,電源ケーブル最外部の被
覆を剥離する長さは必要最小限にしてください。
3. コンジット管を使用する場合は信号にノイズ障害を引き起こすため,信号 ケーブルと電源ケーブルは異なるコンジットに施してください。また,金属
コンジットは接地してください。
4. 配線しないプラグには,付属(2ケ)のブラインドクランプをしてください。
5. 使用ケーブルは以下の通りです。
6. すべての配線が終わったら端子部のフタを閉め,ロックスクリューで止めて
ください。
表5.1
ケーブルの仕様
変換器端子名称
名称
L, N,
シードルの要・不要
2または3 *
電源
AO+, AO-
芯数
アナログ出力
○
2
DO-1, DO-2
接点出力
2∼8
DI-1, DI-2, DI-C
接点入力
3
*.... 保護接地をケースからとる場合は,2芯を使用してください。
T5.1.0.1.EPS
注意)・ケーブルの外径は,使用するケーブルグランドに合わせて決めてください。
・保護接地は,D 種接地(接地抵抗100Ω以下)相当で配線してください。
警 告
配線は耐熱性80℃以上のケーブルを使用してください。
5.1.1
変換器の外部配線接続端子
外部配線端子は,表示部と反対側にあるフタをはずした状態にすると見えます。
1
DI
2
C
FG +AO −
DO 1
L
N
DO 2
G FG
F5.1.1.1.EPS
図5.1
5-2
外部配線接続端子
IM 11M12A01-05
10.1.6 セル温度
セル(センサ)の温度を表示します。以下に説明する熱電対起電力と冷接点温度
から求めています。通常750℃を示します。
10.1.7 測定ガス温度
「F13」で設定した値が表示されます。
10.1.8 冷接点温度
電気回路が入っている器内の温度を表示します。本器はこの温度によって,セル
温度測定用の熱電対の冷接点補償を行っています。本器の器内温度が85℃を越え
ると電気回路部の故障の原因となります。この温度を超えている場合は,本器が
輻射熱を受けないように処理するなど,温度を下げる対策を講じてください。
10.1.9 セル起電力
セル(センサ)の起電力は,センサの劣化度合いなどを知るための指標となりま
す。ここには,現在,測定している酸素濃度でのセル起電力が示されます。この
値が,同じ酸素濃度での理論値に近似していれば,センサは正常と判断できま
す。
なお,750℃ での温度コントロールされている場合におけるセル起電力Eの理論値
は,次式で表すことができます。
E=-50.74 log(Px/Pa) [mV]
ただし,Px : 測定ガス中のO2濃度
Pa : 比較ガス中のO2濃度(21% O2)
表10.2は,酸素濃度とセル起電力の関係を示したものです。
表10.2
%O2
酸素濃度% O2とセル起電力mVの関係(セル温度750℃)
0.1
117.83
0.3
93.62
0.4
87.28
0.5
82.36
0.6
78.35
0.7
0.8
102.56
74.95
72.01
0.9
69.41
1
67.09
2
51.82
3
42.88
4
36.54
5
31.62
6
27.61
7
24.21
8
21.27
9
18.67
%O2
10
mV
21.0
0
30
-7.86
40
-14.2
50
-19.2
60
-23.1
70
16.35
-26.5
80
-29.5
90
-32.1
%O2
100
-34.4
mV
%O2
mV
mV
0.2
10.1.10 熱電対起電力
セルの温度は,タイプK(クロメル・アルメル)熱電対によって測定されていま
す。熱電対の冷接点は検出器の端子部分にあり,ここではセルの温度と,冷接点
部の温度分を含む起電力が表示されます。
10-4
IM 11M12A01-05
Was this manual useful for you? yes no
Thank you for your participation!

* Your assessment is very important for improving the work of artificial intelligence, which forms the content of this project

Download PDF

advertisement