湯たんぽの事故(NO.293)[PDF形式]

湯たんぽの事故(NO.293)[PDF形式]
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事故を防ぐために
Number
やけど・低温やけど
破裂したりして大きな事故になる危険性があり
湯たんぽに直接足を触れない
ます。本体表示や取扱説明書の加熱時間、出力
湯たんぽに直接足を触れないよう注意しま
を厳守しましょう。
しょう。寝ている間に触れ
て し ま う こ と も あ る た め、
できれば事前に布団
を温め、就寝時は
布団から出した方
がよいでしょう。
IH ヒーター等に直接のせて
加熱できるタイプ
湯たんぽの口金を外さずに直接
加熱してはいけない
間違って口金を外さずに直接加熱すると、内
圧が異状に高くなり危険な状況になります。な
293
湯たんぽの事故
湯たんぽは、寒い季節に暖を採るために古くから用いられています。
容器にお湯を入れるだけなので、エコロジーということで人気です。
やけどをしたら医師に診てもらう
るべく直接加熱は控え、やかんなどでお湯を沸
最近は、電子レンジで温めるタイプや、
低温やけどの場合、見た目はたいしたことは
かして、湯たんぽに入れた方がよいでしょう。
なさそうに見えても皮膚の深い部位が損傷して
直接加熱する際には、必ず口金を外して加熱
IH ヒーターでも直接加熱できる湯たんぽも販売されています。
いることがあります。やけどや皮膚の変色、痛
すること。万が一、口金を
み等に気がついたら直ぐに医師に診てもらいま
したまま加熱してしまっ
しょう。
た 場 合 に は、 途 中 で
その一方で、扱い方を間違えたことにより事故も起きています。
使い方に注意して暖かい冬を
過ごしましょう。
口金を外さず火を
電子レンジで加熱するタイプ
止め十分冷まして
過剰加熱するようなオート加熱などは使用して
はいけない
から口金を外しま
しょう。
電子レンジのオート加熱機能を使うと加熱時
間が長くなり、
高温の内容物が外へ漏れ出たり、
●本内容は、独立行政法人国民生活センターホームページ内の「くらしの危険」コーナーにてダウンロードできます。
http://www.kokus e n . g o . j p / k i k e n / i n d e x . h t m l
●本内容の一部について、詳細は、独立行政法人国民生活センターホームページに掲載しています。
http://ww w. k o k u s e n . g o . j p /
「くらしの危険」は、全国の消費生活センター、協力病院等から収集した情報をもとに、
被害や事故の未然防止・拡大防止のために作られています。
特定の商品・サービス等を推奨するものではありません。
商品やサービス、設備によって起きた事故の情報を最寄りの消費生活センターにお寄せください。
無断転載はお断りいたします。
〒 108-8602 東京都港区高輪 3-13-22 TEL.03(3443)1208 ● 2010 年 1 月発行(2 月更新)
デザイン=花村デザイン事務所/イラスト=ヒラヤマ ミワ
湯たんぽの事故の傾向
危害情報システムには、2004 年度から 2009
最も多い一方、電子レンジで加熱するタイプで
年度の 5 年間に湯たんぽに関する事故が 218
の破裂事故や、コンロや IH ヒーターにかけて
件寄せられており、その件数は年々増加してい
いるときに起きた事故も寄せられています。
ます。就寝中などに低温やけどを負った事例が
PDF 版
こんな事故が起きています
低温やけど
ケース
1
左足に低温やけどを負った。たいしたことはないと思い
しばらく放置していたら、突然足が動かなくなった。
重度のやけどと言われ皮膚移植が必要になった。
(不明 女性)
付属物でのやけど
2
ケース 湯たんぽ袋は可愛いキャラクターの
デザインで安全に見えたが、ファスナー部が
露出していたため足をやけどした。
(50 歳代 女性 )
新しいタイプの湯たんぽは
加熱方法に注意
国民生活センターでは、「電子レンジや IH ヒーター等で加熱する湯たんぽの安全性(公表:平成
21 年 11 月 4 日)」をテストしました。その結果、以下のことがわかりました。
http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20091104_1.html
電子レンジで加熱するタイプは
加熱時間に注意
湯たんぽの表示どおりの加熱時間で加熱した場合は湯たんぽの破裂や内容物の流出はありま
せんでしたが、電子レンジのオート加熱機能*を使うと、加熱時間が長くなり、徐々に内容物
電子レンジで
加熱するタイプの主な事故事例
3
ケース いつもは決められた時間で加熱していたが、
たまたま電子レンジの「あたためオート」モードで加熱したら、
が漏れ出すものがありました。
このとき、漏れ出た内容物の温度は 100℃前後となっており、触れるとやけどを負う危険が
あります。
加熱に関する全般的な注意表示は本体及び外箱にありましたが、オート加熱を禁ずる旨の絵
表示は湯たんぽ本体にあるものはありませんでした。
*電子レンジのオート加熱機能とは、電子レンジ固有のセンサーで食品の温度を調べ、適切な時間で自動的に加熱する運転モードのこと。
破裂して中のジェルで顔面にやけどを負った。
(20 歳代 女性)
4
ケース 電子レンジで温める湯たんぽ。
2、3 回目の使用で表示どおりに加熱し、
レンジから取出す際に破裂して手に 2 度のやけどをした。
(50 歳代 女性 )
IH ヒーター等に直接のせて加熱でき
るタイプは必ず口金を外す
水を入れた湯たんぽを、口金をしたまま
IH ヒーターで加熱し続けるテストでは約
15 分後に、湯たんぽが破裂しました。また、
IH ヒーター等に直接のせて
加熱できるタイプ
ケース
5
湯たんぽのキャップ(口金)を取らずに
IH ヒーターで加熱したら破裂した。
別のテストでは加熱を始めてから約 7 分
30 秒後には口金と本体のすき間から水漏
れが始まり、その 2 分 30 秒後に口金を外
すと、60cm 以上の高さまで勢いよく蒸気
と熱湯が噴出し危険な状態になりました。
湯たんぽの包装材には口金をしたまま直
口金を取って沸かす旨のシールは張ってある。
接加熱しない旨の注意表示がありました
シールが剥がれやすく、剥れると他に注意表示が
が、本体に表示されているものはなく、あっ
ないので分からなくなってしまう。
ても容易に剥がれてしまうものでした。
(30 歳代 女性)
2
くらしの危険 No.293 / 2010 年 1 月発行
3
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