HP ProLiantサーバーGen8 導入事例集

HP ProLiantサーバーGen8 導入事例集
HP ProLiantサーバー
Gen8 導入事例集
HP ProLiant Gen8サーバー導入事例 目次
一般社団法人青森県薬剤師会衛生検査センター………………………………………………………
沖縄クロス・ヘッド株式会社 ……………………………………………………………………………
株式会社IDCフロンティア ………………………………………………………………………………
株式会社カービュー………………………………………………………………………………………
株式会社カインズ…………………………………………………………………………………………
リンテック株式会社………………………………………………………………………………………
P4−7
P8−11
P12−15
P16−19
P20−23
P24−27
サーバー運用の常識を変える“自働サーバー”
「HP ProLiant サーバー Generation 8」
iLOマネジメントエンジン
サーバー利用のライフサイクルを革新
HP ProLiant ユーザーの人気 No.1 機能
(iLO)は、サー
「Integrated Lights-Out」
導入
1 2
3 4
バー利用のライフサイクル全般で活躍す
る第4世代へと進化しました。これまでも
提供されている快適な仮想リモートコン
ソール機能/仮想メディア機能、消費電力
の管理・制御機能等に加えて、以下の4つ
の新機能が拡張されています。
監視
監視
解析
解
通報
報
iLO Management Engine(iLO 4)
1 インテリジェント・プロビジョニング機能
2 エージェントレス管理機能
3 アクティブヘルスシステム
(サーバー版フライトレコーダー機能)
4 自動通報機能
これらiLOの新機能を搭載したGen8サーバーは自ら働く“自働サーバー”として、ユーザー
のサーバー利用に関する様々な準備・調査・実行などの作業工数を削減します。
2
1 CD、DVDの準備は不要!
インテリジェント・プロビジョニング機能
導入
監視
解析
通報
インテリジェント・プロビジョニング機能は従来 CDやDVD で提供されていた各種ユーティリティ
をiLOにあらかじめ実装し、提供する機能です。サーバーのセットアップや OS などのインストー
ルを簡素化したり、ファームウェアの更新、アレイの構成や管理、変更、
リモート管理機能の初
期設定など、セットアップやメンテナンスを迅速かつ容易に行うことができます。またネットワー
メディアの準備・管理いらずで
迅速なサーバーセットアップ、
メンテナンスを実現
ク経由で最新版に更新することも可能なため従来のようにメディアの管理も必要ありません。
・各種ユーティリティを、iLOにあらかじめ格納
・本保存領域からブート可能
・これらツールは適宜最新にアップグレード可能
Apps
2 圧倒的にシンプル!サーバー監視の新しい形、
Agent
OS
CPU
iLO
ProLiant Gen8
エージェントレス管理機能
導入
監視
解析
通報
これまでのサーバー監視は、OS上にInsight Managementエージェントをインストールし、OS上
これまで通りのエージェント型監視
から監視を行うことが一般的でした。HP ProLiant Gen8では、
・iLO自身がHW監視を実現
に加え、新たにエージェントレス管理機能を実装し、サーバー内部に搭載される管理プロセッサー
システムへの負荷を排除
・OSやメインのCPUから独立、
からサーバー監視を行うことを可能にしました。
“iLO”
・電源投入時点から、監視開始
監視エージェントをインストールすることなく、iLO単体で基本的なサーバー監視機能を提供し、
ハードウェア標準機能で
サーバー監視が可能に
SNMPトラップによる障害通知も可能です。また、AMS(Agentlss Management Service)と呼ばれ
る非常に軽量なサービスをOS上にインストールすることにより、iLOへより詳しい監視情報を提供す
ることが可能となります。
k
or
tw
Ne
St
or
ag
e
アクティブ
ヘルス
システム
導入
監視
解析
通報
アクティブヘルスシステム(サーバー版フライトレコーダー機能)
er
rv
Se
Ma
na
ge
m
en
t
3 細かい変化も見逃しません。
日々の運用管理の中で、運用者の多くの時間と工数が割かれているのは、障害発生時の状況確認/説
明作業であるとも言われています。原因究明のために、いつ、何が起きたのか、その前後でどういっ
た作業が行われていたのか、ベンダー保守窓口とのやりとりが継続的に発生します。時には、運用者
も認識されていない目に見えない変化が、障害の原因になっていることも少なくありません。
アクティブヘルスシステムは、刻一刻と変化するサーバー内部の各種パラメーターを、絶え間なく
常に稼働する診断ツール
1,600超の検査項目
電源ケーブル挿したら即開始
OS停止時にもログ取得
メインCPUへの負荷は皆無
自動的にロギングし、障害前後の状況把握から、原因特定までを支援するGen8標準の機能です。取
得対象パラメーターは1,600以上にのぼります。本ログをベンダー保守窓口に提出することで、保守
担当者の状況理解を迅速化し、漏れのないハードウェア変化を確実に捕えることが可能となり、さ
らには多面的な分析から、障害原因の早期特定にも貢献します。
お客様も気づかない、小さな変更情報を特定、サポート現場での課題を解決
4 より簡単に、よりセキュアな
導入
監視
解析
通報
自動通報機能が、迅速な問題解決を実現
コンポーネント障害や障害予兆を自動検知し、HPのサービスセンターに自動通報することで迅速
な障害復旧を実現する「HP通報サービス」は、ハードウェア購入費用に追加費用なしで、ワランティ
からご利用いただける無償サービスです。人手を介した検知/調査/特定/対処計画を自動化すること
で、復旧完了までの時間を20%∼30%短縮できるため、ユーザーから非常に好評をいただいていま
す。このHP通報サービスが、Gen8サーバーでは機能強化/改良され、より簡単に、よりセキュアにご
利用いただくことが可能になります。
●
インテリジェント・プロビジョニング機能で OSインストール時に一括で通報設定が可能
●
OS 上に通報サービス用モジュールのインストール不要
●
通報利用のための中継サーバー( HP
●
OSとは全く独立したiLO 管理ポートからの通報
※ 1 2014年冬実装予定
SIM 等)が不要 ※1
3
災害にも耐える堅牢なシステム基盤を確立し
業務改善につながる新たな仕組みも構築
単純なスペック比較ではもはや差が見極められないサーバー。
稼働の実績と保守対応、そして管理性に着目して選定した結果はHP ProLiant Gen8サーバー。
一般社団法人青森県薬剤師会衛生検査センター
業界
検査機関
目的
• 止まらない、そして万が一の復旧も早いシステ
ム基盤の構築
• トラブルを未然に察知できる保守管理体制の整備
アプローチ
• 稼働と保守対応の実績から安心感があり、高性
能なインテル® Xeon® プロセッサー E5-2400
製品ファミリーを搭載する優れたパフォーマン
スのHP ProLiant Gen8サーバーを採用
• トラブルの予兆をいち早くキャッチできるよ
う、
HP通報サービスに注目
ITの効果
• サーバー障害の予兆を捕らえ、障害に至る前に
対応できる体制を整備
• トラブル対応時のお客様、システム運用委託先、
HP間でのスムーズな連携を実現
• バックアップ処理の確実な実施と実施時間の短
縮を実現
検査試料の測定結果をまとめた結果書は、その内容が正確で高い信頼
性があることはもちろん、使用する期日に合わせて依頼主へ提出する
ことが求められます。このため、結果書発行システムは1日たりとも止
ビジネスの効果
められません。万が一障害が発生した場合でも、迅速に復旧できること
• バックアップ処理中の業務中断を回避
• 業務改善や顧客満足度向上につながる新サービ
も必要でした。
スの導入が可能に
• 堅牢なシステムができたことで、事業継続性が
向上
記載事項は2013年3月現在のものです。
先の大震災がきっかけでしたが、大きな災害が発生した時でも、存在を
意識しない空気のように動いてくれる堅牢なシステム。事業継続性強
化のため、新システムではその実現を目指しました。
川村 仁 氏 一般社団法人 青森県薬剤師会衛生検査センター 所長
1979年に設立され、食や水、大気などの安全・安心を守る上で基本となる
正確な検査データを、30年以上にわたって中立的な立場から提供してい
るのが青森県薬剤師会衛生検査センターである。同センターが発行する
結果書は、国際的な認定を受けているISO/IEC 17025に基づくものだけで
も1,000種類を超える。輸出品の輸入受け入れや農産物の市場への出荷な
どの可否を左右することもある、この結果書の発行システムのプラット
フォームとして、HP ProLiant Gen8サーバーが採用された。運用管理の専
任者がいないシステムにおいて、HP ProLiant Gen8サーバーの利用価値
は極めて高い。
4
一般社団法人青森県薬剤師会衛生検査センター
一般社団法人 青森県薬剤師会衛生検査センター
所長
川村 仁 氏
日本国内でも有数の実績を持ち
知る人ぞ知る存在の試験検査機関
を集計した「結果書」の発行システムが複数
人々が安心して健康な毎日を過ごせるよ
結果書は、輸出品であれば輸入国側での受
う、水や空気、食品などをはじめとする様々
け入れの可否、農産物や水産物であれば市
な領域で世界中の国々や公的機関が安全基
場出荷の可否、などを判断する資料となる
準を定め、これがきちんと守られているか
ため、極めて重要な役割を持つ文書だ。同
どうかを監視している。安全・安心の判断材
質などを正しい方法で、精密に測定した検
センターが扱っている検査項目は、ISO/IEC
17025 の認定を受けているものだけでも
1000種類を超え、今後もその数は増えてい
査データだ。この検査データを提供するた
くことが見込まれた。
料となるのは、検査試料に含まれる有害物
稼働していた。
めに、行政や企業などからの依頼を受けて
検査・測定といった実務を担っているのが
「結果書は、その内容が正確で高い信頼性が
あることはもちろん、使用する期日に合わ
試験検査機関である。
せて依頼主へ提出することが求められま
青森県薬剤師会衛生検査センターもこうし
た試験検査機関の一つであり、1979 年に
青森県薬剤師会によって設立された。以来、
キヤノンシステムアンドサポート株式会社
ソリューション販売事業部
東北営業本部 青森営業部
青森むつ販売課 課長代理
佐々木 修 氏
30年以上にわたって、中立的な立場から青
す。このため、結果書発行システムは1日た
りとも止められません。万が一障害が発生
した場合でも、最小限の時間で復旧できる
ことも必要でした。先の大震災がきっかけ
森県内はもとより日本国内、さらには輸出
でしたが、大きな災害が発生した時でも、存
品の安全検査などをとおし、世界中の人々
在を意識しない空気のように動いてくれる
の暮らしに貢献している。同センターが検
堅牢なシステム。事業継続性を考えたとき、
査の対象とする領域は、食品から水質、大
新システムではこれを重視したいと考えて
気、土壌、医薬品、臨床検査など極めて幅広
いました」と、川村所長は語る。
い。2011年の原発事故以降は放射能検査へ
のニーズにも積極的に対応してきた。
これに加え、既存システムはパフォーマン
ス上の課題を抱えていた。
「 検査データの
キヤノンシステムアンドサポート株式会社
東北営業本部 青森営業部
青森サポート課 リーダー
川口 千広 氏
「当センターでは高信頼、高精度な検査デー
バックアップを夜間に行っていたのです
タを提供するために、検査機関の検査能力
が、サーバー性能の問題から、この間はほか
を認定する国際規格ISO/IEC
17025をはじ
めとして、様々なライセンスの取得に努め
てきました。放射線検査の領域で ISO/IEC
17025の認定を受けている検査機関は、東
北地方で我々が唯一です。また、全国で4ヶ
の処理を止めなくてはなりませんでした。
しかし、結果書の提出期限の関係で、分析や
測定の作業がどうしても夜間にかかってし
まうことがあります。こうした場合、バック
アップが終わるまで検査データの取り込み
所しかない中国向け輸出水産食品の証明書
ができませんでした」と川村所長。こうした
発行機関の一つでもあります」と、所長の川
課題も解消したかったという。
村 仁氏は自らの強みを説明する。
2012年11月、同センターでは事業継続性
の向上と次なる事業の成長に向けて、所
内のシステムの一部を刷新した。そのプ
ラットフォームとして採用されたのが、
HP ProLiant サーバーが積み上げた
稼働と障害対応の実績を大きく評価
同センターでは所内にシステムを保有して
いるが、専任のシステム担当者を置いてい
HP ProLiant ML350e Gen8、HP ProLiant
ML310e Gen8 といった、高性能なインテ
ル ® Xeon® プロセッサー E5-2400 製品
ファミリーを搭載したHP ProLiant Gen8
ない。設立からしばらくは職員がパソコン
サーバーだった。
「高い専
ンS&S)に委託するようになった。
の管理を兼務していたが、事業が拡大し、本
格的にサーバー導入を検討し始めたころか
ら、システムの構築や保守対応などをキヤ
ノンシステムアンドサポート(以下、キヤノ
止まらない、復旧も早い
空気のような存在のシステムを
門知識に基づいた提案力を評価しており、
同センターのシステムは計7台のHP
せていました」
(川村所長)。
ProLiantサーバーで構成されており、今回
システム刷新の提案を取りまとめたキヤノ
のシステム刷新ではこのうちの4台をリプ
トラブル発生時の対応も迅速。信頼して任
ンS&Sの佐々木 修氏は、新しいサーバーを
レースすることにしていた。これらのサー
選定するにあたり、これまでの実績を最も
バー上では、検査試料を分析・測定した結果
重視したという。
「 いくつかのベンダーの
5
一般社団法人青森県薬剤師会衛生検査センター
■迅速な障害復旧を実施するHP通報サービス
お客様専用ポータル
構成/ヘルス情報、
イベント情報、
保守契約情報
お客様IT環境
HP
イベント・障害情報
(ハードウェア構成情報)
SSL暗号化通信
自動通報 (外向き片方向)
HP Insight
Remote Support
インターネット
データセンター
IMA/IRS 7.0
IMA/IRS 7.0
Windows
Windows
ご連絡
日本HP保守担当
お客様
解析・アクション
プラン作成
オンサイト保守
サーバーを比較してみましたが、スペック
バーに何らかのトラブルが発生した場合、
ではほとんど差がありません。では、どこ
サーバーの設置場所であるセンター側がま
に一番の違いを見い出したかというと、こ
ずそれに気付かないと、トラブル対応のフ
れまでの実績でした。青森県薬剤師会衛生
ローは動き出さなかった。こうした事態を
検査センター様が 5 年ほど前に導入し、キ
回避するために、常時サーバーの稼働を監
ヤノンS&Sがメンテナンスなどの対応を任
視できれば良いのだろうが、これはスタッ
されてきたのがHP
フ的にもコスト的にも難しい。
ProLiant サーバーであ
り、累積期間における障害率は非常に低い
ものでした。アプリケーションなどの構成
は既存システムと同じようになるため、こ
れまできちんと稼働してきたという事実は
大きな安心材料となりました」。
にすれば、センター様も我々もサーバーに
トラブルが発生していることをまったく認
識していない、という時間ができてしまう
ことは避けたいと考えていました。HP通報
また、ハードウェア故障時の HP の対応ぶ
サービスは小さなエラーでも、それが発生
りも強く印象に残っていたという。
「 一度、
した時点でお客様と HP にメールで通知し
サーバーの電源が故障したことがありま
てくれます。ほぼリアルタイムにトラブル
した。保守契約として4時間対応のHP
Care
発生を認識できれば、その後の対応も迅速
Packを利用していたのですが、仙台から新
に行えるはずです。また、HP 側もその事象
幹線とタクシーを乗り継いで交換パーツを
を把握しているので、HPからのサポートも
届けてくれ、時間内に復旧できました。カタ
見込めます」
(川口氏)。
ログで何時間対応と謳ってあっても、実際
佐々木氏もHP
の故障時にこれが守られるかどうかは事前
に確認しようがありません。センター様に
はご迷惑をかけてしまいましたが、このと
きの経験から、HPなら契約どおりのサポー
トを提供してくれると確信することができ
ました」と、
佐々木氏は振り返る。
HP ProLiant Gen8サーバーが提供
する多彩な管理機能に大きな期待
ProLiant Gen8サーバーの
管理性には大きな期待を持っていた。特に、
刻々と変化するサーバーの稼働状況を、飛
行機のフライトレコーダーのように自動的
にロギングしていくアクティブヘルスシス
テム機能は極めて有効だと考えていた。
「トラブル対応でお客様のところに伺った
とき一番不安になるのは、聞いていたトラ
ブルが再現されず、表面上は何事もなかっ
青森県薬剤師会衛生検査センターの既存シ
たかのように動いていることです。従来の
ステムの管理や保守対応を担当し、佐々木
システムであれば、OS のシステムログを
氏とともに提案作りに関わったキヤノン
チェックしても何も記録が残らず、原因究
S&Sの川口千広氏は、管理性という面から、
新しくなったHP ProLiant Gen8サーバー
ラブルの原因はどこかに必ず潜伏してお
の採用を佐々木氏に進言したという。
り、将来、重大な故障につながる可能性もあ
明が難しいケースがありました。しかし、ト
Gen8サーバーについて色々
と調べた中で、注目した機能はHP通報サー
ります。アクティブヘルスシステムはサー
ビスでした」と川口氏は語る。従来、サー
せるということでした。予兆の段階で原因
「HP ProLiant
6
「壊れない機械はない、ということを大前提
バーの稼働状況を逐一詳細に記録として残
一般社団法人青森県薬剤師会衛生検査センター
を突き止めることが可能になれば、川村所
が一止まったとしても迅速に復旧できるシ
パフォーマンスに生まれた余裕で
満足度向上につながる
新しい仕組みが稼働
ステム、というものの実現に役立ってくれ
HP ProLiant Gen8 サーバーの優れた性
るだろうという期待感がありました」
(佐々
能は、同時に見直したストレージ環境と相
木氏)。
まって、同センターの業務に大きな波及効
システム専任者がいなくても
不安のない運用管理体制を確立
果をもたらしている。これまではできな
長が期待していた止まらないシステム、万
キヤノン S&S では、必要な性能とコストパ
フォーマンスを勘案し、HP
かったバックアップ処理中の検査データ入
力や結果書の発行も可能になった。それ以
上に大きいのは、顧客満足度のさらなる向
ProLiant Gen8
サーバーの中から HP ProLiant ML350e
Gen8とHP ProLiant ML310e Gen8を選
択。提案からわずか3週間という極めて短い
「検査試料の依頼状況と進捗状況を大型
期間で、既存システムからの移行を完了さ
ディスプレイに表示し、職員間で共有でき
せた。2012 年 11 月末から本格稼働した新
る仕組みを新たに構築しました。約束した
システムは以来トラブルもなく、期待どお
期間内に確実に検査結果を提供すること
りの働きを示している。
が、検査依頼主からの信頼度を上げるには
新システムの管理体制を整理すると次の
ようになる。センターに設置されたサー
バーの稼働状況はHP通報サービスで監視。
何らかの事象が発生すると、メールがセン
ターと HP へ送られる。トラブルが発生し
上に向けて、新しいアプリケーションが新
システム上で動き出したことだ。
不可欠です。検査の実務を担う職員すべて
でこうした意識を共有できるようにしたい
と考えていた願いがかないました。HPを引
き続き選んだことは正解でした」と、川村所
長は顔をほころばせる。
たとセンターが認識すれば、キヤノン S&S
青森県薬剤師会衛生検査センターでは、さ
へ対応を依頼する。パーツ交換などが必要
らなる成長を目指し、ISO/IEC
な深刻なトラブルが発生した場合には、HP
で認定される検査項目の数を継続的に増や
もこれを認識し、パーツ発送などの手はず
していくという。
「 最終的な目標は、青森県
を整えることになっている。システム管
薬剤師会衛生検査センターが発行した結果
理の実務は管理ツールである HP
System
Management Homepage(SMH)を使って
書の価値を世界中で認めてもらえるように
行う。
ては一定の評価が得られるところまで来て
佐々木氏たちが効果を期待した、HP 通報
サービスなどの HP
ProLiant Gen8 サー
バーならではの新機能は、川村所長からの
評価も高い。
「『バックアップが完了しまし
た』といったようにサーバーの稼働状況を
17025など
することです。アジアやヨーロッパについ
いるので、次は北米や南米などがターゲッ
ト。青森県薬剤師会衛生検査センターの結
果書であれば信頼できる、とあらゆる輸入
国にいってもらえるよう努力を続けます」
と、川村所長は決意を語った。
メールで受け取れるようになりました。ト
ラブルが発生した時に我々が直接手を下せ
るというわけではないのですが、通知があ
るというのが大きい。稼働状況を常に把握
できるわけですから」
(川村所長)。
ソリューション概略
インテル ® Xeon® プロセッサー
E5 ファミリー
導入ハードウェア
導入サービス
• HP ProLiant ML350e Gen8
• HP ProLiant ML310e Gen8
• HP 通報サービス
導入ソフトウェア
• HP System Management Homepage(SMH)
• HP Insight Remote Support
7
オリジナルのパッケージソリューション
「Cloud Engine」で新たな成長ステージへ
HP ProLiant DL360e Gen8に加え、ストレージとネットワークもHP製を一括採用し
柔軟性と拡張性に優れ、保守性も兼ね備えた標準プラットフォームの提供を実現
沖縄クロス・ヘッド株式会社
業界
クラウドサービス
目的
• クラウド技術をベースにした新ソリューション
プロダクト
「Cloud Engine」
の開発
アプローチ
• 管理や保守での複雑さ、煩雑さを回避するため、
標準プラットフォームを開発
• プラットフォームの主要構成ハードをシングル
ベンダーで提供できる商品力、そして全国規模
での保守体制を整備したベンダーとジョイント
• サーバーには、高性能のインテル® Xeon® プロ
セッサー E5-2400製品ファミリーを搭載した
HP ProLiant DL360e Gen8を採用
• HP StoreVirtual 4000、HP 5120 ス イ ッ チ シ
当初はベンダーを絞らず、製品の性能重視で検討を始めたのです。しか
し、作業を進める中で、ストレージやスイッチについても我々が必要と
していた要件を充分に満足させる製品をHPはラインアップしている
ことが分かりました。
リーズを採用し、クラウド稼働後のプラット
これを契機に、シングルベンダーのメリットを最大限生かすことがで
フォームの柔軟性と拡張性も確保
きるよう、HP製ハードウェアを一括して採用するという方向に選定方
ITの効果
• 高いパフォーマンスと信頼性、優れた柔軟性と
拡張性を備えた標準プラットフォームを実現
針を切り替えたのです。
今井 良 氏 沖縄クロス・ヘッド株式会社 企画部 部長
• HP ProLiant Gen8サーバーの高度な自動化機
能により、クラウドインフラの効率的なリモー
ト運用が可能に
• 全 国 を カ バ ー す る 保 守 体 制 もHPと の パ ー ト
ナーシップにより確立
技術力の高さと豊富なノウハウ、そして自社スタッフによる運用サービ
スを武器に、ネットワークの分野で沖縄では抜群の存在感を誇る沖縄ク
ロス・ヘッド。同社は2010年からオリジナルのクラウドサービス「CUMO」
ビジネスの効果
を展開し、地元である沖縄の枠を超え、首都圏をはじめとする地域でも認
• 運次なる成長に向けた戦略的な新プロダクトが
知度を高めてきた。そして2013年4月、さらなる飛躍に向けて、戦略的プ
完成
• プロダクト稼働後の運用サービスによりストッ
ク型のビジネス比率がアップ
記載事項は2013年5月現在のものです。
ロダクトであるパッケージソリューション「Cloud Engine」をリリースし
た。
「CUMO」提供で培ってきたクラウドインフラの構築ノウハウと運用ノ
ウハウをベースに誕生した、この新しいユニークなプロダクトの実現を、
サーバーからストレージ、ネットワークに至るまで、HP製のハードウェア
が全面的にサポートしている。
8
沖縄クロス・ヘッド株式会社
沖縄の枠を超えて急成長を続ける
ネットワークの専門企業
沖縄クロス ・ ヘッド株式会社
企画部 部長
今井 良 氏
「 香 港 と 結 ん だ G I X( G lo b a l I n t e r n e t
く地域のひとつであるアジア。日本の中で、
Exchange)や海外IDCをグループ内で所有し
このアジアと一番近い距離に位置するのが
ているということもありますが、
独自に提供
沖縄だ。沖縄クロス・ヘッドは地理的に大き
する『CUMO』で培ってきたクラウドインフ
なアドバンテージを持つこの地で2006年に
設立された、
ネットワーク技術を得意とする
ITインフラサービス企業である。
ラの開発や運用のノウハウ、
そして沖縄クロ
ス・ヘッド最大の強みである自社スタッフに
よる運用保守体制。
こうした実績の積み重ね
同社は設立以来、
「 グローバルに通用する
があって初めて実現できたプロダクトです」
IT 企業」を目標に、アジアを視野に入れな
と、
同社企画部の今井 良部長は胸を張る。
がら急速にビジネスを成長させてきた。事
「CUMO」は2010年にサービスを開始。IaaS
エンジニアの派遣を核としたエンジニア
サービス、自社エンジニアによる 24 時間・
又吉 大輔 氏
トが得られるプロダクトなのである。
今日、
世界的に見て最も旺盛な経済成長が続
業の柱となるのは、SI およびネットワーク
沖縄クロス ・ ヘッド株式会社
企画部 開発グループ マネージャー
討している企業などにとって、
大きなメリッ
では
「CUMO Platform」というプロダクトが
提供されてきたが、
2012年12月からはこれ
ドサービスを「CUMO」という独自ブランド
を発展させた仮想化データセンター
「CUMO
iDC2」がサービスインしている。HP製サー
バーは「CUMO」のサービスを長年支えてき
ており、
「CUMO iDC2」でも、プラットフォー
ムにHP ProLiant DL360e Gen8とHP 5120
で提供するプロダクトサービス、の三つだ。
スイッチシリーズが採用された。
365日の運用保守サービスを提供するMSP
(Management Services Provider)事業、そ
して高い技術力を投入して開発したクラウ
その豊富な実績と優れた技術力・ノウハウ
が評価され、
顧客やビジネスパートナーには
サービス当初からインフラ開発に携わり、
多くの全国的、
世界的大手企業が顔をそろえ
ハードウェアの選定も担当してきた同社企
る。ネットワーク分野では、今や沖縄県内で
画部開発グループのマネージャー、
又吉大輔
圧倒的な存在感を放つIT企業である。
2013年4月、同社のプロダクトサービスの
沖縄クロス ・ ヘッド株式会社
企画部 システムデザイングループ リーダー
出口 未来 氏
メニューに新しいソリューションが一つ加
わった。戦略的プロダクトとして、今後積極
な作りがしっかしています。そして信頼性
が非常に高い。導入から3年以上たった機種
もありますが、その間、決定的なトラブルは
発生していません。また、導入に際して事前
れである。その標準プラットフォームとし
の準備をほとんど必要とせず、OSをインス
て、同社はサーバーからストレージ、ネット
トールするだけですぐに使い始められます。
して選択。高性能のインテル® Xeon® プロ
セッサー E5-2400製品ファミリーを搭載
およびHP
したHP ProLiant DL360e Gen8、
StoreVirtual 4000、HP 5120 スイッチシ
リーズの採用が決まった。
黒沼 大祐 氏
評価する。
「ガタツキがないなど、
まず基本的
的な展開を図っていく
「Cloud Engine」がこ
ワークに至るまでHP製ハードウェアを一括
沖縄クロス ・ ヘッド株式会社
技術部 運用統括グループ マネージャー
氏は長年活用してきたHP製サーバーをこう
保守の面でも、
ダウンタイムの最小化を最優
先に、
柔軟に対応してくれる。
使うほどに、
そ
の良さを実感しています」
。
「CUMO iDC2」のハードウェア選定にあたっ
ては、HP ProLiantサーバー Gen8のハンズ
オンセミナーに参加。
「 パフォーマンスが
オリジナルのクラウドサービスをベースに
新プロダクト「Cloud Engine」が誕生
大幅に向上していたことに驚いた」と又吉
「 Cloud Engine 」というソリューションプ
マシンのベースとなる物理サーバーのパ
ロダクトは、IaaSやSaaSといったクラウド
フォーマンスと信頼性が非常に重要です。
サービスを自分たちで新たに始めたいと考
HP ProLiantサーバー Gen8は両方とも満足
えている顧客、
あるいはプライベートクラウ
がいくものでした」
(又吉氏)
。
ドを自社所有したいと考える顧客への提供
を想定。沖縄クロス・ヘッドが構築した信頼
性の高いクラウドインフラと、
インフラ稼働
後に必要な万全のリモート運用保守サービ
氏。
「iDC2ではSLAを結ぶようになり、仮想
マルチベンダーでの構成を検討した
ものの結論は、HPからの一括導入に
意欲的な戦略的プロダクトである「 Cloud
スとをワンパッケージで提供する。
クラウド
Engine」が誕生するきっかけとなったのは、
インフラの所有はしたいが、
運用までは自前
ある企業から寄せられた提案だった。
「名古
さらには新規
でできない、
というISPやASP、
ビジネスとしてクラウドサービス提供を検
屋に本社を置く、NTT の大手特約店である
と同
日本メディアシステム様から、
『CUMO』
9
沖縄クロス・ヘッド株式会社
■Cloud Engineのハードウェア構成
HP 5120
Siスイッチ
HP ProLiant
DL360e Gen8
HP 5120
Siスイッチ
Internet or Private Network
Switch
Server
Switch
Switch
Server
Server
Switch
Server
Switch
Switch
HP 5120
Eiスイッチ
HP StoreVirtual 4000
AdminServer
Storage
Storage
Storage
HP StoreVirtual 4000
バックアップストレージ
Storage
じような高品質のクラウドサービスを自社
Engine」は全国での販売を見込んでいまし
でも展開したい。ついては、運用管理も含め
たから。こうした条件を満たすのがHPでし
OEMのような形で提供してもらえないか、
た」
(出口氏)
。
ということでした」
と、
今井部長は振り返る。
「実は、
当初はベンダーを絞らず、
製品の性能
「ただ、
『CUMO』のインフラは独自のノウハ
重視で検討を始めたのです。しかし、作業を
ウを盛り込みながら、
システム構成やソフト
進める中で、
ストレージやスイッチについて
ウェアを細部まで作り込んでいます。ノウ
も我々の求めていた要件を充分に満足させ
ハウの塊をそのまま外部に提供することは
る製品をHPはラインアップしていることが
できません。そこで、
『CUMO』の特長は生か
分かりました。これを契機に、シングルベン
しつつ外販できるようにインフラをリパッ
ダーのメリットを最大限生かことができる
ケージし、
運用管理は沖縄から当社スタッフ
よう、HP製ハードウェアを一括して採用す
がリモートで行うというソリューションを
るという方向に選定方針を切り替えたので
開発するアイディアにたどり着きました」
す」
と今井氏も続ける。
(今井部長)
。
このソリューションの技術設計を担当した
サーバーだけでなく、ストレージや
ネットワークでも柔軟性と拡張性を確保
のは同社企画部システムデザイングループ
プラットフォーム選定で、
出口氏がもう一つ
の出口未来グループリーダーだ。
「『CUMO』
重視したポイントは、
インフラにあらかじめ
のインフラは独自性が強く、複雑度も高く
柔軟性と拡張性を取り入れたい、
ということ
なっていました。
外販するにはこうした性格
だった。
を排除し、標準化する、標準品を組み合わせ
るというスタンスでプラットフォームの検
討を始めました」
(出口氏)
。
ベースとしたのは
「CUMO iDC2」のプラット
フォーム。HP ProLiant DL360e Gen8のパ
というと、通常は柔軟性や拡張性に多少目
をつぶらざるを得ません。しかし、クラウ
ドサービスではインフラを納品した後に、
新しい機能やサービスを追加したい、パ
フォーマンスと信頼性の高さはハンズオン
フォーマンスもアップさせたいという要望
セミナーに出かけて自分の目で確認。さら
が必ず出てきます。そうしたニーズに対応
に又吉氏などからも情報を集めた。
このサー
できるよう、標準品を使ったとしても、柔軟
バーを核に、
ストレージやスイッチの選定を
性や拡張性を組み込んでおきたいと考えて
進める中で、ハードウェアをシングルベン
いました」
(出口氏)
。
ダーでまとめられないか、
という発想が生ま
れてきた。
「シングルベンダーであれば、保守のしやす
10
「標準品によるパッケージソリューション
この点で、
採用されたHP StoreVirtual 4000
や HP 5120 スイッチシリーズは非常に優
さという面でも対応窓口を一つにできるな
れていたと出口氏は語る。
「HP StoreVirtual
4000の場合、シンプロビジョニング機能が
ど、大きなメリットが出てきます。保守対応
搭載されており、
いったんストレージ環境を
ということでいえば、
もう一つ重要な要素と
作り上げた後でも、要求に応じて柔軟に拡
して、全国規模で保守体制を整備している
張することができます。
操作は集中管理コン
ベンダーを選ぶということでした。
「Cloud
沖縄クロス・ヘッド株式会社
ソール
(CMC)
からビジュアルに行え、
使いや
「以前から高く評価している iLO に加え、
すさも抜群でした。また、すべての機能が最
初からオールインワンで搭載されています。
Gen8サーバーから追加された様々な自動化
機能、そしてHP 通報サービスのような仕組
インフラの稼働が始まった後に新しい想定
みも含め、
運用に関してここまで環境を整備
していなかった要望が生じた場合でも、
追加
してくれているのはHPだけだと思います」
のライセンスコストなしに、
スムーズに対応
(黒沼氏)
。
することができます」
。
「Cloud Engine」のさらなる進化に
向けて新インターフェイスの開発に着手
「また、
HP 5120 スイッチシリーズに搭載さ
れているIntelligent Resilient Framework
HP 製 ハ ー ド ウ ェ ア を 全 面 的 に 採 用 し た
( IRF )技術は非常に便利だと感じました。
「Cloud Engine」は、誕生したばかりだけに、
ネットワークを仮想化してくれるので、
いっ
まだまだ進化の余地を残している。
その最初
たん設定してしまえば、
物理的なポート位置
の強化策としてすでに動き出しているのは、
などを意識しなくて済みます。
何かトラブル
の顔となり、
このプロダクト
「Cloud Engine」
があった時でも単純にスイッチを交換する
を強力に印象付けることができる、
新しいオ
だけ。もちろん、ポート数を拡張することも
リジナルのインターフェイスを開発するプ
容易です」
と出口氏。
ロジェクトだ。
HP StoreVirtual 4000やHP 5120 スイッチ
「プロダクトとしての個性をアピールする
シリーズを採用したことで、
サーバー上で仮
うえでも、仮想化データセンターというコ
想マシンを増やしていった場合にも対応で
ンセプトを具体化するうえでも、インター
きるだけの柔軟性と拡張性を、ストレージ、
フェイスは重要な役割を果たします。
いまの
ネットワークの両環境に組み込むことに成
ところ仮想化ソフトウェアとして採用した
功している。
VMwareとCMCのインターフェイスを介し
リモート運用を担うチームはGen8の
様々な自動化機能に大きな期待
て運用管理操作を行う仕組みになっていま
HP ProLiantサーバー Gen8から採用された
うなオリジナルインターフェイスから、
統合
数々の自動化機能に大きな期待を寄せてい
るのは、
「Cloud Engine」のリモート運用を
担う同社技術部運用統括グループのマネー
ジャー、
黒沼大祐氏だ。
「特に、
無償で使えるHP 通報サービスは障害
発生時の対応をスピードアップするという
意味で、非常に有効だと感じています。障害
と分かるよ
す。
これを一目で
『Cloud Engine』
的に、
しかも簡単に行えるようにするという
のが目標です」と、開発作業をリードする又
吉氏は力を込める。
というキャッ
「仮想化iDCを持ちませんか?」
の本格的な
チフレーズの下、
「Cloud Engine」
営業活動がいよいよスタートする。
「沖縄クロス・ヘッドとしては、現在、プロダ
対応の第1ステップとなる障害発生の検出
クトサービスの中心になっている『CUMO』
を自動化できるわけですから、
次のアクショ
に並ぶブランドとして
『Cloud Engine』を育
ンが取りやすくなります」
(黒沼氏)
。
てていきたいと考えています。
そのためにも
詳細なログを自動的に記録し、障害の原因究
明に欠かせない手掛かりを残すフライトレ
コーダー機能、ドライバや修正パッチなどの
アップデート情報の自動通知機能なども、遠
を効率的に
隔地に設置された
「Cloud Engine」
積極的な営業活動を全国で展開していくつ
もりです。HPとは密接なパートナーシップ
を保ちながら、
こうした活動でも一緒に行動
してもらいたい」
と今井部長は今後の進展に
期待している。
リモート運用するために欠かせないという。
ソリューション概略
インテル ® Xeon® プロセッサー
E5 ファミリー
導入ハードウェア
導入ソフトウェア
• HP ProLiant DL360e Gen8
• HP StoreVirtual 4000
• HP 5120 Si スイッチ
• HP 5120 Ei スイッチ
• HP Insight RS
導入サービス
• HP Insight Online
• HP 通報サービス
11
提供するすべてのサーバーリソースを丸ごと、
自在に使用できるクラウドサービスが形に
OSからは切り離された多彩な保守管理機能と、充実したリモート機能を評価し
サービスプロバイダーでの利用に配慮したHP ProLiant DL360p Gen8を採用
株式会社IDCフロンティア
業界
クラウドサービス、
データセンターサービス
目的
• OSを介さずに、ハード障害への対応が可能な管
理環境の実現
アプローチ
• サーバーとは独立して運用管理機能が稼働する
サーバーを調達する
• アクティブヘルス機能、エージェントレス機能、
自動通報機能など充実した管理性と自動化機
能を備え、高性能なインテル®
Xeon® プロセッ
E5-2600製品ファミリーを搭載したHP
ProLiant DL360p Gen8を採用
サー
ITの効果
• ユーザーにかけていたハードウェア障害対応時
の負担がゼロに
• 物理サーバーにおいても責任分解点が明確化
• サ ー ビ ス 提 供 側 か ら のOSロ グ イ ン で 抱 く セ
キュリティ上の不安も解消
• 障害の予兆や発生などハードウェアの稼働状況
をスピーディに把握
• リモートでのサーバー管理性、現場と連携した
作業性が大幅に向上
ビジネスの効果
• 運用管理コストのさらなる効率化を実現
• これまではアプローチが難しかった分野で新規
顧客の獲得が可能に
• データセンター、クラウド両ビジネスに共通の
新サービス開発が視野に
• 顧客満足度の向上に貢献
サーバー選定にあたり、各ベンダーの機能比較を行ったのですが、HP
の場合、サーバーから独立した管理モジュールとしてHP Integrated
Lights-Out(iLO)が組み込まれており、OSへのログインなしで、保守
や運用を行える範囲が非常に幅広い。
このiLOの高い機能をはじめ、総合的に判断すると、管理性に関しては
HP ProLiant Gen8が一番優れていました。サービスプロバイダーにメ
リットを提供するという製品コンセプトを、一番明確に感じたのがHP
ProLiant Gen8でした。
菊石 謙介 氏 株式会社IDCフロンティア カスタマーサービス本部
プラットフォームサービス部 クラウドグループ
IDCフロンティアは、Yahoo! JAPANグループの展開するクラウドコン
ピューティングとデータセンター事業で、中心的な役割を担う総合ITイ
ンフラプロバイダーとして成長を続けている。提供サービスの基本を「安
記載事項は2013年5月現在のものです。
全・安心のITインフラ」に据え、クラウド事業、データセンター事業の両面
で高いサービス品質の実現とサービスメニューの充実を追求する取り組
みを、継続的に進めてきた。具体的な例としては、使用するサーバーは1年
ほどのサイクルで入れ替えを実施している。2013年2月に稼働を計画し
ていた新サーバーでは、これまで実現が難しかったサーバーと管理環境
の分離を構想。複数ベンダーの製品を比較検討した結果、採用されたのは
HP ProLiant DL360p Gen8だった。
12
株式会社IDCフロンティア
株式会社IDCフロンティア
カスタマーサービス本部
プラットフォームサービス部
クラウドグループ
菊石 謙介 氏
株式会社IDCフロンティア
カスタマーサービス本部
プラットフォームサービス部
クラウドグループ
田村 晋 氏
E5-2600製品ファミリーを搭載した
HP ProLiant DL360p Gen8。その選定にあ
クラウドとデータセンターを両輪で
提供する総合ITインフラプロバイダー
サー
Yahoo! JAPAN グループでクラウドコン
たっては、サービス品質と投資効率の向上
ピューティングとデータセンター事業を担
という従来からのテーマに加え、もう一つ
う戦略的子会社として、順調な成長を続け
の大きな狙いがあった。
「安全・安心のITインフ
るIDCフロンティア。
専用物理サーバーオプションのサービス
ラをお客様にお届けする」を合言葉に、デー
内容は次のようなものだ。クラウドサービ
タセンター事業、クラウド事業の二つをビ
スでは、1 台の物理サーバー上に仮想サー
ジネスの両輪として展開している同社は、
バーを複数構築し、ユーザーには仮想サー
それぞれの事業でサービスの高品質化と多
バーを提供、物理サーバーは共有するのが
様化に向けた取り組みを積極的に、そして
一般的だ。これに対し、専用物理サーバーオ
継続的に行ってきた。
プションでは物理サーバー1台に1OSをイ
たとえば、データセンター事業では、首都
ンストールして、1ユーザーに提供する。OS
圏、および東日本の白河データセンター、西
以上のレイヤーはユーザーが自由に利用で
日本の北九州データセンターという3メガ
きるというわけだ。
データセンター体制を確立。各データセン
「ハードウェアについては当社が管理しま
ターは地理的な分散だけでなく、電力会社
すので、OSより上はお客様が自由に使って
の分散まで考慮し、最高品質の堅牢性と可
ください、というのが専用物理サーバーオ
用性を備えたサービス提供を可能にしてい
プションのセールスポイントです。しかし、
る。また、コロケーションからフルマネージ
障害のために保守対応が必要になった時、
ド運用、クラウドとの連携など、ユーザーに
従来のサーバーでは、お客様に連絡して操
幅広い選択肢を提供する。
作いただくか、当社で操作を代行するか、と
一方のクラウド事業では、提供する全サー
いった方法しか取れませんでした。お客様
ビスで SLA99.999% を保証。これはクラ
にはお手間をかけてしまいますし、対応の
ウドサービス事業者として国内では初の
初動が遅れてしまいます。また、セキュリ
サービス品質だ。サービスメニューはパブ
ティー上の不安を感じることもあるでしょ
リッククラウド、プライベートクラウド、
う。ハードウェアに関しては、お客様管理
分散ストレージなどを展開している。運用
下のOSを介すことなく、管理系のモジュー
管理についてセルフかマネージドかを選
ルとネットワークですべてを把握、コント
べたり、用途に特化したパッケージが利用
ロールできれば、これらの課題はクリアー
できたり、と選択のバリエーションも豊
できます。新しいサーバーは、こうした保守
富。オープンソースのCloudStackをクラウ
運用性に優れたもの選びたいと考えていま
ド基盤ソフトウェアとしていち早く採用
した」。サービスインフラのチームリーダー
するなど、サービス品質最新技術の採用に
を務める同社カスタマーサービス本部プ
も積極的だ。
ラットフォームサービス部クラウドグルー
プの菊石謙介氏は、サーバー選定で重視し
サービス品質と投資効率の向上に加え
保守運用性の改善を図る
IDCフロンティアのクラウド事業では、サー
ビスインフラの中心となるサーバーを1年
たポイントをこう解説する。
ディスク障害時の自動切り離しや
ログ取得の迅速化なども実現する
ほどのサイクルで最新鋭のものへと入れ替
サーバー運用の現場で活躍し、今回の新
える、ということを基本的な方針としてい
サーバー選定で評価と機種決定後の導入を
る。その狙いの一つは、コストパフォーマン
任された同クラウドグループの田村 晋氏
スの高い最新サーバーを常に使うことで、
は、より運用現場に近い発想で具体的な改
サービス品質と投資効率とを継続して引き
善を考えていた。
上げていくというものだ。
「サーバーの中でもディスクは故障が発生
2013年2月、クラウドサービスのメニュー
しやすいパーツです。このため、ディスク故
の一つとして提供している「専用物理サー
障の予兆を検出した段階で、自動的に切り
バーオプション」で、新しく入れ替えたサー
離せるようにしたいと考えていました。こ
バーの稼働がスタートした。採用されたの
れまでのサーバーでは予兆検出後、お客様
は、高性能なインテル ®
にお願いするか、許可をいただいて我々が
Xeon® プロセッ
13
株式会社 IDC フロンティア
■Gen8で届けるサーバー運用「新体験」
インテリジェント・
プロビジョニング機能
エージェントレス
管理機能
r メディアの準備・入れ替え
作業が不要
r 必要なドライバやファーム
ウェアはWebから自動更新
アクティブヘルスシステム
r 監視用のエージェントが
導入
不要に
監視
r「OSに依存しない」
ハードウェア監視を実現
iLO Management
Engine(iLO 4)
自動通報機能
(サーバー版フライト
レコーダー機能)
r フライトレコーダーのように、
1,600ものパラメーターを
r サーバーが自身の
解析
ハードウェア障害を通報
通報
r お客様専用のポータルで
構成/ヘルス情報、
イベント
モニタリング
HP ProLiant
DL360p Gen8
迅速な問題解決に
代行するかして、手作業で切り離しを行わ
フォーマンス低下の懸念材料ともなるエー
なくてはなりませんでした。また、故障の原
ジェントは排除したいはず。また、ユーザー
因究明に必要なログは、お客様からメール
にはルート権限を渡しているので、エー
で送っていただくような作業フローになっ
ジェントを止めることもできます。こうな
ていました。その結果、対応に時間がかかっ
ると、サービスプロバイダー側での監視も
てしまうことがあり、これも改善したい点
不可能です。エージェントレスで管理でき
でした」
(田村氏)。
ることが、HP
クラウドグループでは以上のような改善
ProLiant Gen8は他ベンダー
と比べて非常に多く、これは大きなアドバ
点を整理し、CPU などのスペックを明示
ンテージでした」。
した RFP を作成。運用や保守での管理性に
田村氏は iLO のアクティブヘルス機能に期
フォーカスした提案を7社ほどのベンダー
待したという。
「HP
に依頼した。提案書の段階でベンダーの絞
されているiLO4では、ハードウェアに関す
り込みを行い、HP を含む 3 社が残った。HP
るログが、OS などを介さずに、すべて取得
ではHP
できるようになりました。ディスク故障の
ProLiant Gen8サーバーの先進的
ProLiant Gen8に搭載
な管理機能や自動化機能について、詳細な
予兆などをIDCフロンティアサイドで直接、
提案を行った。
そしてブラウザから簡単に確認できるとい
OSとは独立して管理系が機能する
HP ProLiant Gen8サーバーを選択
うのは、私たちのニーズと非常にマッチし
「各ベンダーの機能比較を行ったのですが、
「サービスプロバイダーに様々なメリット
HP の場合、サーバーから独立した管理モ
ジュールとしてHP Integrated Lights-Out
( iLO )が組み込まれており、OS へのログイ
を提供するという製品コンセプトを、一番
ンなしで、保守や運用を行える範囲が非常
ました」。
明確に感じたのがHP
ProLiant Gen8だっ
た、ということです。スペックは決め打ち
でしたから、これが HP
ProLiant Gen8 を
に幅広い。このiLOの高い機能をはじめ、総
専用物理系の標準プラットフォームとし
合的に判断すると、管理性に関しては HP
て決めた最も大きなポイントになりまし
ProLiant Gen8が一番優れていました」と
た」
(菊石氏)。
菊石氏。
データセンターに配備したサーバーの
管理に充実したリモート機能を活用
HP ProLiant Gen8から全面的に採用され
ば、OS上のエージェントの存在をそれほど
2013 年の 1 月に納入された HP ProLiant
DL360p Gen8は田村氏たちの手による構
築工程を経て、2 月から早くもサービスを
開始。以来、3 ヶ月ほどが経過し、順調に専
意識しなくて済むかもしれません。しかし、
用物理系サービスのユーザー拡大に貢献し
IDCフロンティアのようなサービスプロバ
ている。
たエージェントレス機能についても菊石
氏たちは高く評価。
「 自社でサーバーを保
有し、自ら使うという普通の使用法であれ
イダーで、しかも物理サーバーをお好きに
お使いくださいという専用物理サーバーオ
プションのようなサービスを提供する場
14
情報、保守情報を参照可能
r 障害発生前の情報も記録、
合、トラブルの原因になる可能性があり、パ
「HP
ProLiant DL360p Gen8とともにHP
PCIe IOアクセラレータ for ProLiantサー
バー
(以下、
HP IOアクセラレータ)も導入し
株式会社 IDC フロンティア
ました。実はこれまでも、ゲーム系やデータ
「しかし、保守の対応はアラートを検知し
ベース利用のお客様から高速な I/O 性能へ
て、HPに電話でコールして、ログを送って、
のニーズがありました。こうしたニーズに
という一連の作業の流れがあり、やること
も、これからは自信をもってお応えできる
は決まっています。こうした定型的な作業
ようになります。新しい選択肢を提供でき
はできるだけ自動化したいと考えていま
る、新しいお客様を獲得できるという二重
す。サーバーの台数が増えても、運用管理の
の意味で、サービスを大きく進化させるこ
スタッフを増やせません。HP通報サービス
とができたと考えています」
(菊石氏)
。
には大いに期待しており、積極的な導入を
すでにHP
ProLiant DL360p Gen8はIDCフ
ロンティアの3メガデータセンターに配備
進めるつもりです」
(菊石氏)。
してある。リモートでの管理が必須だが、
るのは、IDC フロンティアのクラウドユー
HP ProLiant DL360p Gen8のリモート機
ザーでも、データセンターユーザーでも、
能についても、その充実ぶりに満足してい
る、と田村氏。
「 ライセンス管理についてソ
そして、今後、検討していきたいと考えてい
共通して利用できる新サービスの開発だ。
「 HP
ProLiant Gen8 サーバーは責任分解
フトウェアキーを大幅に採用しているた
点がはっきりしているうえ、リモート管理
め、Smart アレイの拡張機能を有効にする
の機能も充実。ハイパーバイザーで仮想
といった際に、iLOからの操作だけで済んで
サーバーを動かすような場合には、特に管
しまいます。データセンターへ出かけなく
理面での注意は不要になりますし、遠隔地
て済むというのは、作業負担を大きく軽減
のデータセンターに配備しても自在に管
してくれます。細かいところまでリモート
理できます。我々のようなサービスプロバ
管理を前提とした配慮がきちんと行き届い
イダーにとって使いやすいサーバーとし
ていることを実感しています」。
HP ProLiant Gen8サーバーは
サービスプロバイダーに適したサーバー
HP ProLiant Gen8サーバーの大きな特長
の一つである、HP Insight RS と連携した
自動通報機能の HP 通報サービスは試験的
て、HPがこれからも進化していってくれる
とありがたい」と、HP
ProLiant Gen8サー
バーへの期待を込めて、菊石氏は話を締め
くくった。
な導入を開始したところのようだが、
「ま
だトラブルがほとんど発生していないの
で、あまり活躍の機会がありません」と菊
石氏は笑う。
ソリューション概略
インテル ® Xeon® プロセッサー
E5 ファミリー
導入ハードウェア
導入サービス
• HP ProLiant DL360p Gen8
• HP PCIe IO アクセラレータ for ProLiant サーバー
• HP 通報サービス
導入ソフトウェア
• HP Systems Insight Manager(HP SIM)
• HP Insight RS
15
大災害時にもビジネスを継続できる
DR環境を効率良く、短期間に構築
サーバーの仮想化・統合と二つのデータセンターの効率運用を視野に
革新的な管理性の“自働サーバー”HP ProLiantサーバー Gen8を導入
株式会社カービュー
当社のビジネスに不可欠なITインフラは、ラッキングからセットアッ
プ、構築、運用管理までを限られたスタッフで担当しています。ビジネ
スの成長とともに300台にまで増えてしまった物理サーバーを仮想
導入事例
災害復旧対策
業界
インターネット広告事業
目的
• DR対策のさらなる拡充
• 継続してきた仮想化・サーバー統合の推進
• 少人数スタッフの作業負担軽減
化・統合し、作業の負担を軽減する取り組みを進めてきましたが、2011
年3月の東日本大震災をきっかけにDR(災害復旧)対策にも着手。その
第1期として関西にバックアップのデータセンターを設置しました。
続く第2期ではさらなる拡充を図るため、関西データセンターへの新
サーバー導入を計画。少人数で二つのデータセンターを回していく工
夫が必要でした。
株式会社カービュー 技術部インフラチーム マネージャー 原 和義氏
アプローチ
• 進化した管理性を備えるHP ProLiant Gen8を採用
• 遠隔地でのサーバー導入にリモート機能を活用
• 大規模な仮想化・統合にもHP ProLiant Gen8は
適応
• 高性能、電力効率、仮想化性能に優れる最新の
Xeon E5ファミリー搭載のHP ProLiant Gen8
を採用
ITの効果
• FlexibleLOMによりサーバーコストを抑制
• インテリジェントプロビジョニング機能でセッ
トアップの自動化と作業期間短縮を実現
• 新サービスHP Insight Onlineで、保守契約情報
や構成情報の自動管理にめど
• サーバー台数を1/5に削減できたシステムも
• 作業工数の削減、作業ミスの排除にも成功
ビジネスの効果
• 大災害発生時の事業継続性が向上
• ビジネスニーズを迅速、柔軟にITシステムへ反
映可能に
• ITインフラの運用管理コストを削減
• IT投資の効率化が進展
記載事項は2012年8月現在のものです。
愛車の買い取り査定仲介サービスをはじ
る。ちなみに「みんカラ」は50万人(2012年
めクルマ関連の最新ニュース、新車の詳
細な試乗レポートや写真レポート、人気
「tradecarview.com」も50万人
6月現在)、
( 2012 年 7 月現在)の登録ユーザー数を誇
車種のランキングなど、充実したコンテン
る。また、このところスマートフォンに代表
ツでクルマ好きから絶大な支持を集める
される携帯向けサービスを強化しており、
「carview.co.jp」。月間総ページビュー数は
クルマ関連メディアではいずれもインター
6億4400万PV(2012年5月)に達するこの
ネット上で抜群の知名度と影響力を持つ。
国内最大級の自動車総合情報サイトを運営
するカービューは、クルマに特化した専門
性の高いインターネットメディア事業を
1999年から開拓してきたネットビジネス
の老舗企業だ。
同社は「carview.co.jp」に加え、メーカー別
や車種別、地域別などでユーザー同士が深
い情報を交換できる SNS サイト「みんなの
カーライフ(略称:みんカラ)」
( 以下「みん
カラ」)、世界規模で中古車の流通を支援す
る「tradecarview.com」など、三つの自動車
関連サイトを核にビジネスを展開してい
16
各メディア上で提供されるコンテンツの
人気は目まぐるしく変化する。その動きに
タイムリーに対応するため、同社では IT リ
ソースを自ら保有する「オンプレミス」をIT
戦略の基本に据えてきた。そして、保有する
物理サーバーのほとんどがHP製品だ。
「 IT インフラに関してはサーバーのラッキ
ングからセットアップ、そして構築、運用管
理までをすべて社内で行います。これらを
限られたスタッフで担当しているため、リ
モート機能を含めた管理性の良さ、ハード
ウェアとしての高い信頼性、保守対応のス
株式会社カービュー
ムーズさといった導入実績を評価し、HP製
組みをまず用意しておくというものでし
サーバーを長年使い続けてきました」。ITイ
た」と原マネージャー。第1期のDRシステム
ンフラを預かる同社技術部インフラチーム
は2011年夏に稼働を無事開始した。
の原 和義マネージャーはこう語る。
株式会社カービュー
技術部インフラチーム
マネージャー
原 和義 氏
株式会社カービュー
技術部インフラチーム
リードエンジニア
上田 和弘 氏
増えてしまった物理サーバーの
統合と並行し大災害にも耐える
ITインフラへと改革する
新冨 剛勇 氏
HP ProLiant Gen8
2012 年に入ると、時間の制約から犠牲に
カービューでは、同社のビジネスに不可欠
するしかなかった関西データセンターの処
な IT インフラを、大きく二つのテーマの下
理能力を関東データセンターと同等にアッ
で改革していこうとしている。第 1 のテー
プする第 2 期プロジェクトが始動する。こ
マとなるのが、2010年頃から取り組みをス
こで採用されたのが、高性能、電力効率、仮
タートさせた、仮想化を活用した物理サー
想化性能に優れるインテル ®
バーの統合・集約だ。従来、同社のITインフ
セッサー E5-2600 製品ファミリーを搭載
ラは提供するコンテンツやサービスが増え
した、
“自働サーバー”というまったく新し
Xeon® プロ
るたびに新たなサーバーを導入することを
いコンセプトで登場してきた、
HP ProLiant
繰り返してきた。このため、保有する物理
サーバーGeneration8(以下、HP
サーバーは300台ほどにまで膨れ上がって
Gen8)だった。
いたからだ。
「当初は、第 1 期と同じ HP
ProLiant
ProLiant サー
サーバーの統合・集約に加え、2011 年か
バー
ら本格的に立ち上がってきた第2のテーマ
設計も完了していました。しかし、プロジェ
が、いかなる事態にも事業継続性を確保で
ク ト を 実 施 し よ う と し て い た 矢 先 に HP
G7 の採用を想定し、そのスペックで
きるようにする DR(災害復旧)対策の強化
ProLiant Gen8の発表があり、導入機種を
である。きっかけとなったのは、同年3月11
急きょ再検討することにしたのです」と、同
日に発生した東日本大震災だった。
社技術部インフラチームの上田和弘氏は振
「これまでの DR 対策は、データのバック
株式会社カービュー
技術部インフラチーム
エンジニア
仮想化・サーバー統合という観点から
確実な進化を示した
り返る。
アップを確実に残しておくというものでし
再検討の際に重視したポイントは、仮想化
た。しかし、災害が大規模になると、故障し
によるサーバー統合での優位性、地理的に
たハードウェアの代替機をすぐに調達する
離れた二つのデータセンターを少人数のス
ことは極めて困難です。このため代替でき
タッフで回していくために欠かせないリ
るハードウェアをまず確保すべき、という
モート機能の進化具合、そしてコストの 3
要請が経営サイドからあったのです。また、
点。
当社の『tradecarview.com』は世界規模で
サービスを提供しています。いかに日本国
内が大変な状況にあるからといって、海外
のお客様に長期間のサービス停止を受け入
れてはもらえません。そこで、ITインフラの
在り方そのものから見直すことにしたので
す。これまでの関東データセンターのバッ
クアップとなる二つ目を関西に新たに設置
し、2データセンター体制とする。それが結
論でした」
(原マネージャー)。
比較の結果は明らかだった。搭載可能なコ
ア数やメモリー量が増えた HP
ProLiant
Gen8は、仮想化・サーバー統合の面で大き
ProLiant サーバー
なメリットがある。HP
の特長である優れたリモート機能を実
現する「 Insight
Lights-Out(iLO)」は、HP
ProLiant Gen8で「iLOマネジメントエンジ
ン」へと進化。導入から運用管理、メンテナ
ンスというサーバーのライフサイクル全体
にわたり、リモート機能は大幅に強化され
関西データセンター新設プロジェクトは
ていた。関西まで出向くことなく、東京から
大震災直後から走り出す。プロジェクトは
様々な操作を容易に行えることは、スタッ
二つの期に分けて実施する計画が立てら
フの作業負担軽減やシステム構築期間の圧
れ、まず第 1 期は、必要最小限の DR 環境を
縮にもつながる。
可能な限り早急に構築するという目標が掲
げられた。
「 第 1 期は時間が優先。処理のパ
フォーマンスは少々犠牲にしても、まった
くウェブが閲覧できない、サービスが使え
ない、といった最悪の状況は回避できる仕
「コストの面でも、
HP ProLiant Gen8のネッ
トワーク部分に採用されたFlexibleLOMが
効きました。オンボード NIC が固定ではな
く、環境に合わせて自由に選択できるよう
になったのです。自分たちのネットワーク
17
株式会社カービュー
■DR(災害復旧)システム概要図
管理・I/O重視系DBサーバー群等
データセンター間同期専用線
上位インターネット線
仮想環境CPUノード
MSFC
セグメント混在10GbEネットワーク
HP ProLiant DL360p Gen8
HP ProLiant BL460c Gen8
HP A5820 Switch
基幹DBストレージ
IRF
データセンター間同期ストレージ
仮想環境向けI/O別ストレージ群
ネットワーク
RAID
ネットワーク
RAID
HP P4500 G2
MSFC : Microsoft Failover Cluster
HP P2000 G3
HP P4300 G2
IRF : Intelligent Resilient Framework
環境に適合させるために追加オプションが
「インテリジェントプロビジョニング機能
必要になるということがなくなり、コスト
では、必要なツールやファームウェアなど
を抑えられることも分かりました。注目し
をiLOマネジメントエンジンが格納。最新版
ていたすべての点で、HP
ProLiant Gen8に
へのアップデートも自動的に済ましておい
切り替える価値は十分でした」と上田氏は
てくれます。セットアップをメディアレス
評価する。
で行えるため、USB メモリーのメンテナン
HP ProLiant BL460c Gen8、HP ProLiant
DL360p Gen8に加え、共有ストレージとし
てHP P4300も併せて関西データセンター
スなどに気を使う必要がなくなり、作業ミ
へ導入することが決まった。
実作業を進めるにつれて実感できた
“自働サーバー”という革新性
スも起きません」と新冨氏は喜ぶ。
「リモート機能と組み合わせることで、関
西データセンターでの作業が完了しなく
ても、東京へ戻ってから続きを進めること
ができました。またファームウェアなどの
アップデートも、必要なものを探し出して、
「 正 直 な と こ ろ 、導 入 を 決 め る 際 、
“自働
ダウンロードして、という作業は意外と面
サーバー”というコンセプトをあまり理解
倒なもの。現場で作業をする人間にとって、
していませんでした。しかし、サーバーが
こうした作業が自動化できるのは大きな助
届き、ラッキング、セットアップ、構築と
けになります」と上田氏も続ける。
実際の作業が進むにつれて、その意味を実
感。HP ProLiant Gen8が革新的なサーバー
であることに驚かされました」と、同社技
術部の新冨剛勇氏。その一例として、
「 iLO
マネジメントエンジン」が提供する「イン
テリジェントプロビジョニング機能」を新
冨氏は指摘する。
これまで同社では、セットアップ自動化
ツールである HP
SmartStart やファーム
ウェア、ドライバーなどを USB メモリーに
格納、これを使ってサーバーのセットアッ
プ作業を行っていた。複数のサーバーを並
行して作業する時には、台数分の USB メモ
18
保守契約情報などを自働収集できる
HP Insight Onlineは
待ち望んでいたサービス
HP ProLiant Gen8 から提供を予定して
いるダッシュボードサービスである「 HP
Insight Online 」に対する技術部インフラ
チームの期待も高い。
「HP Insight Online」
ではサーバーの構成情報や保守契約情報な
どを自動的に収集したうえで、HPのクラウ
ド上に蓄積。いつでも、どこからでもブラウ
ザで情報を確認できることが大きな特長と
なっている。
リーを用意した。しかし、格納したツールや
「これまで、こうした情報はExcelを使って、
ファームウェアなどを最新の状態に保つた
手作業で管理していました。特に保守契約
めのメンテナンスや複数あるUSBメモリー
情報はハードウェア故障の際の対応と関
の管理は、新冨氏たちの大きな負担となっ
わっており、契約切れが起きてしまうと、
ていた。USB メモリーを取り違えてのセッ
交換パーツ発注のために改めて社内稟議を
トアップやり直し、USB メモリーの置き忘
回すといった余計な手間と時間がかかって
れ、といったミスが起きることもあった。
しまいます。契約切れを見逃さないように
株式会社カービュー
毎月チェックしたり、サーバー導入時にミ
今後、同チームが目指すのはさらなる仮想
スなく保守契約期間を入力したり、といっ
化・サーバー統合の推進と、仮想化環境構築
た作業には気を使いました。
『 HP
Insight
Online』のサービスが始まれば、こうした作
業から開放されます。DR対策の強化という
成を複数並べ、最終的にはプライベートク
面からも、契約切れを起こさないこうした
ンサーバーやウェブサーバーといった用途
仕組みは意味があります。まさに、長年待ち
ごとの物理構成は不要になる。新しくサー
望んでいたサービスです」と新冨氏は期待
バーが欲しいとなった時には、用意してあ
を込める。
るITリソースから必要な分を切り出すだけ
のための標準構成を確立すること。標準構
ラウドへと発展させれば、アプリケーショ
Insight Online 」では、HP ProLiant
Gen8 だけでなく、HP ProLiant サーバー
G7 を は じ め と す る 旧 世 代 機 も 管 理 す る
で済んでしまう。基本となる標準構成を確
ことが可能だ。旧世代機も含めて稼働す
「 IT インフラをプライベートクラウド化す
「 HP
るサーバー台数が多いほど、
「 HP
立していく際に、HP
ProLiant Gen8は大き
な貢献ができそうだ。
Insight
ることで、キャンペーンなどの期間限定で
Online」で得られる運用管理上のメリット
使うサーバーを用意する、評価が得られな
は大きい。
かったサービスを撤収してほかの用途に
ITインフラのプライベートクラウド化
振り向ける、といった使い方にも柔軟に対
に向け標準となる
ハードウェア構成を確立する
技術部インフラチームでは、新たに導入し
たHP
ProLiant Gen8によるDRシステムの
応できます。リモートでこうした操作を実
現し、運用や保守に関わる情報を自動で管
理できれば、少数のスタッフでもプライ
ベートクラウドを効果的に管理運用できる
9 月稼働に向け、仮想サーバー構築などの
はず。
“ 自働サーバー”である HP ProLiant
Gen8に期待しつつ、これからの稼働実績を
詰めの作業に追われている。
注意深く積み上げていきたいと考えていま
「HP
ProLiant Gen8は、作業工数の削減、作
す」と原氏は話しを締めくくった。
業ミスの排除という面から大きな導入効
果を発揮してくれています。また、仮想化・
サーバー統合という点での効果も高く、あ
るシステムでは物理サーバーの台数が従来
の1/5にまで減らせました」と原氏は語る。
ソリューション概略
インテル ® Xeon® プロセッサー
E5 ファミリー
導入ハードウェア
導入サービス
• HP ProLiant DL360p Gen8
• HP ProLiant BL460c Gen8
• バーチャルコネクト Flex-10
• HP P4300
• HP A5820 Switch Series(IRF 対応)
• HP Insight Online
• HP Insight Remote Support
導入ソフトウェア
• HP Insight Control
19
本社移転を機にITインフラを刷新・強化すべく
仮想化によるサーバー統合にグループ内で初挑戦
50台を超えて増え続ける物理サーバーを、HP ProLiant BL460c Gen8と
HP P6300 EVAで6台に集約、併せてバックアップ環境も新たに整備
株式会社カインズ
導入事例
仮想化統合
業界
小売業
目的
• 増えてしまった物理サーバーの効果的な集約お
よび削減
• 運用管理要員コストの軽減およびトラブルの迅
速解決
• 将来の成長に備えたITインフラの刷新
アプローチ
• 仮想化によるサーバー統合に挑戦
• 自社サーバーの実態把握と実現可能性検討のた
めHPアセスメントサービスを活用
• 仮想化統合に実績のあるHP製ハードを選択
• サーバーには、高性能、電力効率、仮想化性能に優
れる最新のインテル® Xeon® E5 ファミリーを搭
載した高パフォーマンスのHP ProLiant BL460c
Gen8を採用
• 共 有 ス ト レ ー ジ に は、I/O性 能 を 評 価 し、HP
P6300 EVAを採用
ホームセンター「カインズホーム」の店舗展開やビジネス成長のスピー
ドに対応するため、物理サーバーの追加で凌いできた基幹系以外のサ
ブシステム群。このために台数は50台までに膨張し、限られた数のイン
フラ担当者で運用管理する負担は大きくなっていました。また、年間を
通してサービスを止めることができないため、保守の対応も疎かにで
きません。早急な対応として台数の削減が必要と考え、その手段として
仮想化技術の適用を検討しましたが、複雑なサブシステム群の仮想化
導入効果
• 物理サーバーは50台から6台に大幅減
• 分散していた物理サーバーを1ケ所に集約
• 運用管理業務負担の大幅軽減にメド
• 1筐体内集約によりスループット向上に期待
• 消費電力の削減にも効果を見込む
• インテリジェント・プロビジョニング機能で構
築期間を圧縮
ビジネスの効果
• ITコストの大幅削減が可能に
• 成長スピードに対応できるIT環境を獲得
• 経営に貢献できるITに道を開く
記載事項は2012年9月現在のものです。
実現に確信を持てずにいました。
株式会社カインズ IT部 運用管理グループ インフラ運用管理担当 白原周一氏
「Everyday
Same Low Price(常に良い物
同社は近年、単純に「良い物を低価格で」と
を低価格でご提供すること)」の実現を理念
いうことに留まらず、自ら商品を企画し、開
に、関東圏を中心として23都道府県に188
発、製造、販売までを一貫して行う SPA(製
店舗( 2012 年 9 月現在)を展開する国内有
造小売)として、小売業の枠を超えた活動を
数のホームセンターチェーン「カインズ
推進。
「カインズ」ブランドの品ぞろえを充
ホーム」。その運営の中心的役割を担ってい
実させてきている。さらに「CAINZ=ライフ
るのがカインズだ。
スタイル」というテーマの下、ライフスタイ
ルの提案にまで踏み込んだ新たな業態の創
造にチャレンジ。2016年までに350店舗体
制を目指すという成長戦略を描く。
20
株式会社カインズ
2012年10月、その成長戦略に向けた大き
新を行うこと、また、会社としての成長戦略
な一歩として、新本社が上越新幹線本庄早
を見据え、長期的な視点に立ったインフラ
稲田駅の駅前に移転する。これに合わせ
構築を目指す、という新しいミッションが
て、全国に広がる店舗の営業を支えるため
加わる。
に 365 日稼働を続ける IT インフラが刷新
された。仮想化技術を大規模に適用した新
たな IT インフラの構築は、カインズグルー
株式会社カインズ
IT部 運用管理グループ
インフラ運用管理担当
白原 周一 氏
プ内でも初の試みである。そのハードウェ
ア基盤として選ばれたのが、高性能、電力
効率、仮想化性能に優れる最新のインテ
“自働サー
ル® Xeon® E5 ファミリー搭載の
バー”へと進化した HP
ProLiant BL460c
Gen8、そしてHP P6300 Enterprise Virtual
Array(EVA)という組み合わせだった。
グループ内では初の取り組みとなる
仮想化によるサーバー統合に挑む
同社が刷新の対象としたのは、売上や物流
を管理する基幹系システム以外に存在す
る、イントラネット系システムや勤怠管理
システムをはじめとする「サブシステム」と
呼ばれるシステム群だった。サブシステム
は複数の個別システムで構成されており、
「移転時期に合わせるには、1年ほどの期間
で新インフラを完成させなくてはなりま
せん。また、今後のビジネスの成長を考え
れば、これまで用意できていなかったバッ
クアップ環境やアプリケーション開発のた
めの専用環境を整備したり、個別システム
ごとにインターフェースがバラバラだった
データベースも統合し、システム連携のス
ループット向上を図ったりすることも必要
となります。仮想化によるサーバー統合は
“想定”から、
“やるべき”テーマへと変わり
ました」
(白原氏)。
仮想化導入の確実性を上げるべく
HPのアセスメントサービスを活用
しかし、悩みの種として残ったのは、これだ
け様々な個別システムを仮想化して、本当
に一つの共通インフラ上で稼働させたとき
稼働している物理サーバーの数は 50 台に
に問題は起きないかということ。仮想サー
も上った。
た。そこで HP からの提案を受け、仮想化に
バーへの移行に絶対の確信が持てなかっ
「小売業界は変化のスピードが速く、新しい
よる大規模統合で豊富な経験を持つ HP の
店舗の立ち上げなども急ピッチで進みま
エンジニアによるアセスメントサービスの
す。そのスピード感に対応するため、必要な
活用を、白原氏は決断する。
個別システムのために随時サーバーを追加
してきた結果、50台まで増えてしまったの
です。限られた数のインフラ担当者でこれ
だけのサーバーを運用管理すること自体、
大きな作業負担があったのに加え、年間を
通してサブシステムのサービスは止めるこ
とができないため保守の対応も疎かにでき
ません。こうした状況を変えるには、とにか
くサーバーを減らすことが早急に必要でし
「結論からいえば、このアセスメントサー
ビスを利用していなかったら、1 年という
短期間で新ITインフラの完成にこぎ着ける
ことはできなかったと思います。アセスメ
ントサービスで得られた結果から、自分な
りに検討していた道筋で仮想化をやり切れ
る、という確信を持てたことは大きな成果
でした」
(白原氏)。
た」。新インフラ構築プロジェクトの責任者
HPのアセスメントサービスでは、個別シス
を務めた同社IT部運用管理グループインフ
テムごとにサーバーの詳細な構成情報の収
ラ運用管理担当の白原周一氏は、2011年の
集をはじめ、システムの負荷状況、リソース
春から取り組みが動き出したプロジェクト
の利用状況の把握などを実施。アウトプッ
の発端をこう説明する。多くのサーバーが
トとして報告書を提出した。
存在するために膨らんで保守のためのコス
トを削減することにつなげたい、という狙
いもあった。
「報告書は分析結果を視覚的にも分かりやす
い表現でまとめてあり、
指標となる個別の数
値についても詳しい説明もありました。
不明
サーバー削減のための手段として白原氏
点や疑問点に関しては、
その場でディスカッ
が想定したのは、仮想化技術を使ったサー
ションなどを行って解消。
アセスメントサー
バー統合だった。白原氏にとってはこれま
ビスを通して、
仮想化に関する最新の技術的
で経験のないテーマだったが、まず個別シ
な知識を得ることができたうえ、
新本社オー
ステムの現状把握から作業に着手。そうこ
プンに合わせてインフラを刷新するという
うするうち、2012年の秋に本社を移転する
制約の中で時間を大きく稼ぐことができま
計画が決まり、移転に合わせてインフラ刷
した」
と白原氏は高く評価する。
21
株式会社カインズ
■システム構成図
HPバーチャルコネクト Flex10
エンクロージ
ジャー内部結線
HP ProLiant BL460c Gen8
HP BladeSystem c7000
エンクロージャー
エン
ンクロージャー内部結線
HPバーチャルコネクト
8Gbファイバーチャネル
HP P6300(EVA)
仮想化による大規模統合で
実績のあるHP ProLiantブレードと
HP P6300 EVAを採用
トレージとして使うHP
P6300 EVAの組み
年明けの 2012 年 1 月になると、構築ベン
た。これは初めてのチャレンジを進めるう
ダーおよびハードウェアベンダーの具体的
えで、大きな安心感となりました」と白原
な選定作業が本格化する。ハードウェア選
氏。また、アセスメントサービスで接した
合わせ。今回と同じ仮想化統合というテー
マで数多く稼働しているという実績でし
定にあたって、白原氏が最も重視したのは、
HPのエンジニア達の対応ぶりから、ハード
メンテナンス性の良さだった。
ウェアに関しても信頼が置けるという印象
を持っていた、とも付け加える。
「全国規模で見ると、年間を通して店舗の営
テムのサービスを止めることは許されませ
50台の物理サーバーを6台に統合
1筐体内での集約で
ん。サービスを止めずに障害対応を行える
スループットの向上も
業が行われています。それだけにサブシス
ことは必須の要素でした」と白原氏。
さらに、低消費電力、省スペース性、もちろ
ん高いパフォーマンスという要件も加わっ
た。特に消費電力に関しては、2011年の大
HP ProLiant Gen8サーバーの新機能が活
躍することになる。
震災以降、電力不足への不安が大きくなっ
「選定の時には、
正直にいって、
HP ProLiant
ている。こうした状況に対応するため、カ
Gen8サーバーの凄さをあまり認識してい
インズの新本社には自家発電設備が設置さ
ませんでした。しかし、新しく搭載された
れることになっている。
「当初は扱い慣れた
iLOマネジメントエンジンの高い活用効果
ラックマウント型サーバーを想定していま
を構築ベンダーから聞いています。インス
した。しかし、万全を期すため、より消費電
トールメディアを必要としないインテリ
力の少ないブレード型に急きょ変更するこ
ジェント・プロビジョニング機能でサー
とにしたのです」
(白原氏)。
バーの設定作業が大幅に効率化できたよう
失敗の許されないプロジェクトであるう
え、新 IT インフラの構築に充てられる期間
はおよそ 2 カ月。こうした厳しい条件の下
で構築を安心して任せられるベンダーを慎
重に選んでいった。構築ベンダーには仮想
です。わずか 2 カ月で構築するという厳し
いスケジュールを達成できた理由の一つ
は、この機能が役に立ったといえるでしょ
う」と白原氏は語る。
取材に伺った 9 月末は、10 月 1 日の新本社
化によるサーバー統合で豊富な構築実績を
オープンを前に、新 IT インフラもアプリ
持つ SIer を選定、ハードウェアはこの SIer
ケーション移行などの最後の追い込み時
が提案したHP製を採用することにした。
期。一部のシステムはすでに本番稼働をス
「基本的なハードウェア要件は十分に満た
していたことに加え、提案の中で注目した
のは高性能、電力効率、仮想化性能に優れる
最新のインテル®
22
8 月からいよいよ構築作業がスタートす
る。ここで、
“ 自働サーバー”へと進化した
Xeon® E5 ファミリー搭
載のHP ProLiant BL460c Gen8と、共有ス
タートさせており、月内にはすべてのサブ
システムが新ITインフラ上で稼働すること
になっている。
新 IT インフラに切り替わることによる目
に見える効果は、すでに現れている。当初
株式会社カインズ
の目的であった物理サーバー台数の削減
「これまで店舗にいるスタッフが利用でき
である。サブシステムを構成していた50台
るシステムはあまり存在していませんでし
のサーバーは、6台のHP ProLiant BL460c
Gen8 に集約。この上で 20 数台の仮想サー
た。しかし、IT 技術は日々進化し、タブレッ
ト端末のような新しいデバイスの登場で利
バーが稼働する。物理サーバー数は従来の
用の環境も変わってきています。たとえば、
10 分の 1 に削減できている。当然、設置ス
現在は紙で用意している取り扱い商品の説
ペースの削減につながっており、消費電力
明資料を電子化し、タブレット端末から参
の削減効果も期待できる。
照できるような検討も必要です。また、各種
「 IT インフラが一つの筐体内に集約できた
効果は非常に大きいですね」と白原氏は期
待する。実はこれまで、50 台のサーバーは
群馬県高崎にあった旧本社と伊勢崎の計算
センターに分散して設置されていた。この
の見積もりをお客様と相談しながらリアル
タイムに作成できる。こうした店舗の販売
活動を支援できる様々なサービスを提供す
るための基盤を、新 IT インフラ上に整備し
ていければと考えています」と白原氏。
ため、障害発生時の対応に時間がかかって
さらに、現時点では個別システムごとに
しまっていたという。また、システム連携で
扱われている大量の顧客情報と販売情
はネットワークでつないだ複数の物理サー
報などを紐付けるなど、CRM( Customer
バー間で処理を行っていた。
「運用を監視す
Relationship Management)のようなシス
べき場所が 1 ケ所になり、運用管理の作業
テムを育てていくために、各種データベー
負担は格段に軽減できるでしょう。また、物
スの本格的な統合にも取り組みたいとい
理サーバー間ではなく同一筐体内でシス
う。
「顧客満足度向上や売上向上に貢献でき
テム連携ができるため、サービスのスルー
るITインフラへと発展させていけたら素晴
プットは大幅なスピードアップが実現する
らしいでしょうね」
(白原氏)。
はずです」
(白原氏)
カインズグループ、さらには同グループを
さらに、従来はなかったバックアップ環境
中核としたベイシアグループでも初めての
やアプリケーション開発の専用環境も新し
挑戦だった仮想化によるサーバー統合。グ
く整備され、新 IT インフラ上で稼働する予
ループ内からもその成果に対する関心が高
定だ。信頼性・可用性の面で大きな強化が
まっている。
「 今回のプロジェクトでカイ
図れるうえ、新しいサービス開発のスピー
ンズ内のシステムに関する HP の理解は進
ドアップも見込める。また、HP
んだはず。今後は、この経験を元に、一緒に
ProLiant
Gen8サーバーで大幅に強化されたリモー
なってITインフラなどのプランから考えて
ト管理機能も楽しみだと白原氏はいう。
もらえるよう期待したい」と、白原氏は話し
店舗系システム拡充に向けた
基盤作りで
売上に貢献できるITインフラに
を締めくくった。
新 IT インフラの本番稼働後しばらくは、イ
ンフラ運用管理チームも息の抜けない期間
が続く。しかし、安定稼働を果たした後に取
り組んでみたいテーマを白原氏はすでに見
据えている。それは店舗向けのシステムの
拡充に向けた環境整備を進めることだ。
ソリューション概略
インテル ® Xeon® プロセッサー
E5 ファミリー
導入ハードウェア
導入ソフトウェア
• HP ProLiant BL460c Gen8
• HP BladeSystem c7000 エンクロージャー
• HP バーチャルコネクト Flex10
• HP バーチャルコネクト 8Gb ファイバーチャネル
• HP P6300 Enterprise Virtual Array(EVA)
• HP P2000 G3 MSA
• HP Systems Insight Manager
• HP Insight Control
23
流動性の高い研究所の業務に迅速に追従できる
柔軟さと拡張性、高可用性を備えたインフラを整備
HP P4500 G2のネットワークRAID機能が共有ストレージの可用性を最大化し、
HP ProLiant BL460c Gen8ならではの多様な新機能が管理性の向上に貢献
リンテック株式会社
業界
製造業
目的
• 可用性、柔軟性、拡張性、さらに高パフォーマン
スを兼ね備えた、事業継続性強化に貢献できる
ITインフラの構築
アプローチ
• 柔軟性と拡張性に優れ、リソース効率も高い仮
想化技術を活用
• 高性能なインテル® Xeon® プロセッサー E52600製品ファミリーを搭載し、高いパフォーマ
ンスと拡張性を実現するHP ProLiant BL460c
Gen8をサーバーとして採用
• 共有ストレージには高い可用性、耐障害性を評
価してHP P4500 G2を選定
ITの効果
• 本格稼働後の追加統合も合わせると、物理サー
バーは14台から4台に
• 単一障害点をノードレベルでも持たない高可用
なストレージ環境を実現
• 拡張性とパフォーマンスの不安が解消
• バックアップ時間が18時間から8時間に大幅短縮
• インテリジェントプロビジョニング機能でイン
フラ構築初期のパッチ適用などを自動化
• HP通報サービスによる自動メール発報で稼働
従来はシステムごとに物理サーバーを用意するやり方をとっており、
ストレージも分散してしまうので利用効率が悪く、耐障害性という観
点から大きな不安を抱えていました。
また、リンテックの開発業務は、顧客要求に基づく研究開発が主体で、
その内容は多種多様で変化に富み、加えてグローバル化や環境関連規
制の変化への対応等、非常に流動的な面があります。
ITシステムは、このような外的環境の変化にスピーディに、そして柔軟
に順応できなくてはなりませんが、既存の環境では限界がありました。
篠塚 聡 氏 リンテック株式会社 研究企画部 研究企画室 係長
身近なところではシールやラベルとして使用されている粘着紙・粘着
フィルム、最先端領域では液晶画面用の光学機能性フィルムや半導体関
状況を常時把握
• HP SIMの利用も含め、運用管理業務の大幅な負
連テープまで、リンテックは非常に多様な粘着製品を提供する、業界の
担軽減が実現
リーディング企業。同社はこうした製品の製造に加え、新しく生まれる市
ビジネスの効果
場ニーズに対応したソリューションの提供も行っている。その開発活動
• 研究開発業務のスピードアップに貢献
• ニーズへの素早いレスポンスで顧客満足度が
の中心的な拠点である同社研究所では、急増する研究開発情報の確実な
向上
• 資産ともいえる研究開発情報をより安全に保管
• コストパフォーマンスの良いIT投資を実現
• 他の業務部門でも適用可能なリファレンスシス
テムが誕生
保管、そしてより効率的な情報の共有や再利用を目指して、仮想化を利用
したITインフラの構築に着手。変化に迅速に追従でき、パフォーマンスも
高い先進的なインフラを形にするため、リンテックが出した結論は、HP製
のサーバーとストレージの一括採用だった。
記載事項は2013年6月現在のものです。
24
リンテック株式会社
リンテック株式会社
研究企画部長
岡部 秀晃 氏(Ph.D)
リンテック株式会社
本社 情報システム部長
藤戸 英明 氏
粘着製品で市場をリード、
技術力でソリューション提供にも注力
けですが、こうした情報の蓄積スピードが
シール・ラベル用粘着紙・粘着フィルムを
で増えた量は、過去十数年間の量に匹敵す
はじめ、壁面を木目調などに飾る内装用化
るほどです。また、これらの情報は、当社に
粧シート、断熱性やデザイン性などの機能
とって財産ともいえる貴重なもの。将来に
を備えた自動車用ウインドーフィルム、高
わたってきちんと守っていく必要がありま
層ビルの窓ガラスの飛散防止や熱線カッ
す。そして、ITシステムは日々の研究活動に
トに役立つ建築用ウインドーフィルム、さ
不可欠な存在になっており、止まることは
らには液晶テレビやスマートフォンに使
許されません。こうした要求に応えられる
われる光学機能性フィルムや、半導体の製
よう、研究所の IT 環境を刷新していく必要
造工程で使用される特殊粘着テープ。普
に迫られていました」
(岡部部長)
。
段、何気なく目にしたり使ったりしている
同部研究企画部で情報システムを担当する
領域から最先端技術の領域まで、粘着関連
篠塚 聡係長はさらなる課題を認識してい
製品の総合メーカーであるリンテックが
た。
「従来はシステムごとに物理サーバーを
擁する製品ラインアップは実に多様で広
用意するというやり方をとっており、耐障
範囲にわたる。
害性という観点から大きな不安を抱えてい
リンテックでは、こうした膨大な製品の製
ました。ストレージも分散してしまうので、
造に加え、長年培ってきた粘着応用技術、
利用効率が悪い。また、リンテックの開発業
表面改質技術、システム化技術、特殊紙・剥
務は、顧客要求に基づく研究開発が主体で
離材製造技術という四つの基盤技術を高
あり、その内容は多種多様で変化に富み、加
次元で融合。素材や物性、製造法などの膨
えてグローバル化や環境関連規制の変化へ
大な研究開発情報と、自社で開発した関連
の対応等、非常に流動的な面があります。IT
装置を組み合わせて、顧客の新たなニーズ
システムは、このような外的環境の変化に
を満足させる、従来にはなかった独創的な
スピーディに、そして柔軟に順応できなく
ソリューションを提供することにより、顧
てはなりませんが、既存の環境では限界が
客からも高い評価を獲得している。社名の
ありました」。
由来となっている「リンケージ+テクノロ
リンテック株式会社
研究企画部 研究企画室 係長
篠塚 聡 氏
リンテック株式会社
研究企画部 研究企画室 主任
藤村 孝行 氏
の場合、リース契約終了に伴って新しい
こうした活動の中心的な役割を果たすの
サーバー上に移行しようとすると、対応OS
が、埼玉県蕨市にある、同社の研究所だ。
の関係から大幅な改修が必要になります。
2013年1月、顧客満足度のさらなる向上と
古いとはいえ、まだまだ研究所には必要な
ソリューション提供のための研究開発活動
システム。余計な手間をかけずに延命する
をよりスピードアップさせることを目指
道を探していました」と、篠塚係長とチーム
し、仮想化技術を採用した新たな IT インフ
を組む研究企画部の藤村孝行主任も既存IT
ラが稼働を開始した。そのプラットフォー
環境が抱えていた悩みを語る。
ムとして採用されたのは、高性能なインテ
仮想化インフラを高可用に実現する
HPならではのネットワークRAIDに注目
ル®
Xeon® プロセッサー E5-2600 製品
ファミリーを搭載したブレードサーバー
HP ProLiantBL460c Gen8、およびディス
ク・ストレージ・システムのHP P4500 G2
研究所で蓄える情報量は3年で倍に、
流動的な業務に応える柔軟性も不可欠
藤﨑 裕也 氏
「導入から年月がたってしまったシステム
ジー」がまさに実践されているのだ。
という組み合わせだった。
リンテック株式会社
研究企画部 研究企画室
近年、急速に上がっています。ここ3年ほど
このような要望をすべて満たすIT環境を実
現するために研究企画部が下した結論は、
仮想化で物理サーバーを統合し、データは
共有ストレージ上に集約できるITインフラ
への移行だった。
「ハードウェア要件を検討
する際に、まず優先したのはストレージで
「ソリューション提供の一環である試作依
した」と篠塚係長。
「特にこだわったのは可
頼は、年間で 1,000 件を超える数が研究所
用性。すべての仮想サーバーが利用する共
に寄せられます」と、研究所の活動のための
有ストレージは、もし止まってしまうとす
環境整備や体制作り、製造部門との連携な
べてのシステムに影響が及んでしまいま
どを担う同社研究企画部の岡部秀晃部長
す。それだけに高い耐障害性が必要でした。
は語る。
「 試作を行う際には、これまで研究
最悪止まった場合でも短時間で復旧できな
所が蓄積してきたノウハウなども参考に
くてはなりません」
(篠塚係長)
。
しながら、効率良く解決策を探っていくわ
25
リンテック株式会社
■研究所新ITインフラのサーバー概要図
第1研究棟
第2研究棟
10GbE基幹ネットワーク
10GbEバックアップネットワーク
バックアップサーバー
HP ProLiant DL380p Gen8
HP BladeSystem
HP ProLiant BL460c Gen8
rドメインコントローラー
r VMware vSphere×3
日興通信株式会社
ネットワーク事業部
システム部 システム二課 主任
バックアップストレージ
HP P2000 G3ディスクアレイ
坂上 裕隆 氏
SAN共有ストレージ
HP P4500 G2×4ノード
テープライブラリ
HP MSL2024 LTO5
r iSCSI 10GbEインターフェイス
ネットワークRAID10構成
リコージャパン株式会社
関東営業本部 埼玉支社
ソリューション営業部 ITグループ チーフ
岡崎 茂樹 氏
同研究所で既存システムの運用管理など
た。
「 ストレージの拡張性や利用効率を高
を委託されていた日興通信も加わり、スト
めたいというリンテック様のニーズを満
レージベンダーの検討をする中で、HPのス
たすうえで、HP
トレージが提供するユニークなネットワー
るシンプロビジョニング機能は非常に効
クRAID機能にチームの目がとまった。
果的でした。コストの面でも大きなメリッ
「リンテック様では、可能な限り高い耐障害
性の実現を目指していました。ネットワー
ク RAID はノードレベルで障害が発生して
も、システムの稼働には影響が及びません。
これでほぼ完全に単一障害点を排除できる
ため、極めて高い耐障害性と可用性が達成
できます」と、日興通信の坂上裕隆氏は説明
する。
トがあります」と、提案の取りまとめ作業
に参加したリコージャパン関東営業本部
埼玉支社の岡崎茂樹氏は語る。坂上氏も続
ける。
「 計画当初は、10 台ほどの物理サー
バーを統合する、ファイルサーバーやデー
タベースサーバーなど負荷の高いものも移
行する、バックアップの時間を短縮する、な
どが目標だったため、インフラの核となる
サーバー、ストレージともに高いパフォー
「実は昨年、当社のもう一つの研究開発拠点
マンスが必要です。サーバーでも拡張性や
である伊奈テクノロジーセンターが、HPの
柔軟性を確保するため、ブレードサーバー
ストレージとサーバーを採用したITインフ
の利用を前提に検討。ちょうどうまいタ
ラを完成させていました」と篠塚係長は打
ち明ける。
「 伊奈と研究所で共通したハー
イミングでよりパフォーマンスの高い HP
ProLiant Gen8サーバーがリリースされた
ドウェアを導入しておけば、パーツの相互
ことは幸いでした」
( 坂上氏)。日興通信と
利用や運用ノウハウの共有化、バックアッ
リコージャパンでは最終的に、サーバーと
プ環境の相互運用なども可能になり、研究
してHP
開発部門として総合的な BCP(事業継続計
める HP
画)対策につながります。高いレベルのスト
ジャー、共有ストレージにはミッドレンジ
レージとサーバーを一括して提供できる
のHP P4500 G2、という構成を提案。2012
という HP の総合力はもちろん大きな魅力
年8月にはこの構成の採用が決まった。
でしたが、BCP対策という観点からもHP製
ハードウェアを選択するメリットがありま
した」
(篠塚係長)
。
高いパフォーマンスをサーバーでも
ストレージでも実現できる構成を選択
こうした検討を経て、日興通信では具体的
な機種の選定と構成に関する提案作りをス
タート。
26
P4000 G2シリーズの備え
ProLiant BL460c Gen8、これを収
BladeSystem c7000エンクロー
HP ProLiant Gen8サーバーの新機能
が構築や運用管理で大きな貢献
HP製品の納入を待って、10月から日興通信
の下で構築作業が始まった。新 IT インフラ
への移行完了目標は年明の2013年1月頭。
わずか3ヶ月という非常にタイトなス
ケ ジ ュ ー ル で 作 業 を 進 め る う え で 、H P
ProLiant Gen8サーバーから提供されたイ
HP製品に関する豊富な知識と高い技術力、
そして伊奈テクノロジーセンターの IT イ
ンテリジェントプロビジョニング機能が非
ンフラ構築にも携わった経験を買われ、リ
作業で行う最新ファームウェアなどの情報
コージャパンもこの作業にジョイントし
収集やダウンロード、インストールをすべ
常に役立ったと坂上氏。
「通常であれば、手
リンテック株式会社
て自動化できました。構築初期の作業負担
を大きく軽減でき、作業期間短縮に大きな
先進的で高パフォーマンスなハード構成は
全社的なIT環境整備でも参考に
助けとなりました」。
リンテック全社にわたる情報化戦略を担う
当初の計画どおり、移行を想定していたす
本社情報システム部の藤戸英明部長は、研
べてのシステムが 2013 年 1 月から稼働を
究所で整備された今回の IT インフラが、営
開始した。2013年6月の時点で、14台分の
業部門や工場などの製造部門、さらには近
物理サーバーが新ITインフラ上に統合でき
年急速に活動領域を広げている海外の生産
ている。
拠点にとっても、大きな意味を持っている
という。
「当初の計画より統合台数は増えています
が、パフォーマンス的に問題はまったくな
「全社的な情報化の方針として、サプライ
し。非常に満足しています」と、篠塚係長は
チェーンを切らない、止めない、というこ
笑顔を見せる。従来は18時間ほどかかって
とに貢献できる IT インフラを整備してい
いたファイルサーバーのバックアップ時間
く、ということがあります。その際にポイ
を、半分以下の 8 時間に大幅短縮できたこ
ントとなるのはセキュリティと BCP 。セ
とも評価する。
キュリティの面では、データを端末などに
藤村主任は、HP
ProLiant Gen8サーバーで
個々に保管せずできるだけ集約し、強固な
セキュリティで守る。BCP の面では、デー
強化されたHP 通報サービスが役立ってい
タセンターなどに集約すると同時に、複数
るという。
箇所に分散させようとしています。こうし
「以前であれば、万が一トラブルが起きて
も、研究所に居ないと把握できませんでし
た。しかし、メールの通知でどこにいても稼
た取り組みをさらに加速するうえで、研究
所の新しくなった先進的なITインフラがリ
ファレンスモデルになると考えています」
働状況が分かります。迅速なトラブル対応
(藤戸部長)。
が可能になり、研究員に迷惑をかけないか
「データを集約していくとなれば、業務分野
と心配せずに済むため、気持ち的に楽にな
によっては、非常に負荷のかかる処理をさ
りました」。
せたり、非常に膨大な量のデータを扱った
篠塚係長のチームの一員である研究企画
りすることが考えられます。今回採用した
部の藤﨑裕也氏は管理性が上がったこと
プラットフォームはパフォーマンスの面で
を喜んでいる。
「 新 IT インフラ稼働後、すで
非常に優れていると聞いています。海外部
にいくつかの新サービスを投入できまし
門も含めてビジネスを止めないIT基盤を確
た。ハードウェアの調達というフェーズを
立していくために、今回のプロジェクトの
考えなくていいため、研究員の新しいニー
成果で参考にできる部分を積極的に取り入
ズにもすぐに応えることができるように
れていくつもりです」と、藤戸部長は取り組
なりました。また、複数サーバーのヘルス
みへの決意を語った。
状況を一括して把握できる管理ツール、HP
Systems Insight Manager(HP SIM)は非
常に活躍してくれています」。
ソリューション概略
インテル ® Xeon® プロセッサー
E5 ファミリー
導入ハードウェア
導入ソフトウェア
• HP BladeSystem c7000 エンクロージャー
• HP ProLiant BL460c Gen8
• HP P4500 G2
• HP P2000 G3 MSA
• HP Insight Remote Support(HP Insight RS)
ソフトウェア
• HP Systems Insight Manager(HP SIM)
導入サービス
• HP 通報サービス
• HP Insight Online
27
HP Insight Online
いつでも、
どこからでも使えるサーバー管理の
無償クラウドサービス「HP Insight Online」
HP ProLiant ユーザー向けのオンライン・ダッシュボードサービス「HP Insight Online」がスター
ト。ダッシュボードでは、HP通報サービスでご提供いただいた「サーバー構成/ヘルスステータス情
報」、コール対応履歴などの「サービスイベント」、標準保証やHP Care Packなどの保守契約の期間・
期限などの情報を提供し、お客様のサーバー構成管理、契約管理、障害履歴管理などの管理にかかる
手間を減らします。
Gen8サーバーから新しく実装されたエージェントレス管理機能により、OSをインストールしてい
なくても常にハードウェアを監視。何かしらの問題が発生した場合はHPに通報され、サーバーヘル
スステータス情報に反映されます。フリーOS利用の場合のサーバー監視、各地に分散しているサー
バーの監視など様々な利用シーンで活躍する新しいサーバー管理のクラウドサービスです。
24 時間 年中無休で顧客システムのステータス表示
いつでも、どこからでもオンラインで確認可能
サーバーの構成/障害アラート/ワランティ・保守契約情報が
HPのサポートWebで確認可能
28
圧倒的な拡張性と柔軟性を実現
HP BladeSystem
HP BladeSystemは、ブレードサーバーならではの高い集約度と、
圧倒的な拡張性、柔軟性を両立させる新世代サーバーです。
一般的なサーバー用途に加えて、サーバー/クライアントの仮想化、
ハイパフォーマンスコンピューティングなど、幅広い用途に利用可能です。
柔軟なI/O構成を実現する、
FlexibleLOMとHP バーチャルコネクト
FlexibleLOM
HP BladeSystemでは、Gen8で新たに採用されたFlexibleLOMにより、様々なネットワーク要求に対
応するだけでなく、将来のアップグレードも可能になります。
(BTOモデルは標準搭載)
FlexibleLOMとして提供される10Gb NIC/10Gb CNA(コンバージド・ネットワークアダプタ)は、HP
柔軟なネットワークの構成
バーチャルコネクトと合わせて利用することで、ポートの分割機能や帯域設定機能を提供します。特に、
サーバー仮想化環境では、様々なネットワークセグメントへの接続と、サーバー集約に伴うネットワーク
帯域の増加を考慮する必要があり、ネットワーク接続が複雑化します。HP バーチャルコネクトは、仮想
化に伴うネットワークの課題を解決し、高パフォーマンスを提供するHP BladeSystemならではの機能
FlexibleLOM専用スロット
です。
HP バーチャルコネクト
物理増設による
I/O拡張
物理ポート増設には、サー
バーブレードへのメザニン
バーブ
ブレードへの
カード増設とネットワーク
カード増設とネッ
機器の増設が必要
機器の
の増設が必要
オンボード
ド
HP ProLiant BLサーバー
Ethernet
FC
標準搭載の
標準搭
搭載の10Gb CNAを活
用し、メザニンカードやネッ
メザニンカ
トワーク機器を増設せずに
トワー
ーク機器を増
トを提供
複数の
のI/Oポートを
FlexibleLOM
10Gb CNA
Onboard
Administrator
iLO
Agentless
Management
■・
Mb/s
■
10Gb CNAx2を最大8ポートに分割
HP バーチャルコネクト
マルチプロトコル対応( Ethernet/FC/iSCSI)
・・
・・
・
10Gbを活用した HP ProLiant BLサーバー
I/O拡張
iSCSI
iS
SCSI
Gb/s
分割されたポート単位で
必要な帯域を設定
高度なリモート管理
Gen8で新たに採用されたエージェントレス管理機能により、各サーバーに組み込まれる管理プロセッ
によってサーバーの管理および監視が可能になります。HP BladeSystemは、統合管理モ
サー
“iLO”
により、iLOの機能をエンクロージャーレベルにまで拡張しま
ジュールの
“Onboard Administrator”
エンクロージャーレベルで
管理・監視を可能に
す。各ブレードのリモート管理を統合するだけでなく、Agentless Managementにより監視機能を統
合し、真の一元管理を実現します。
80Plus Platinum
対応電源
省電力
HP BladeSystemは、電源、冷却ファンを共有化、効率化することにより、省電力化を実現しています。
を採用。非常に効率の高いパワーサ
また、パワーサプライには、80Plus Platinum対応電源(c7000)
プライを採用することにより、電力コストの大幅な削減が可能になります。
独自開発の
パワーサプライ
29
インテル® Xeon® プロセッサー E5ファミリーをさらに進化
インテル® Xeon® プロセッサー
E5 v2 製品ファミリー
インテル® Xeon®
プロセッサー E5-2600 v2
DDR3
DDR3
DDR3
DDR3
CORE
CORE
CORE
CORE
CORE
CORE
CORE
CORE
CORE
CORE
CORE
CORE
QPI
QPI
Up to 30MB Shared Cache
Integrated
PCI Express* 3.0
Up to 40 lanes
per socket
4 channels of up to
DDR3 1866 MHz
memory
インテル® Xeon® プロセッサー
E5 v2 製品ファミリー
インテル® Xeon® プロセッサー E5 v2 製品ファミリーは、22nm 3D Tri-Gateトランジス
ター・テクノロジーにより従来のインテル® Xeon® プロセッサー E5 ファミリーをさらに進化
させた最新のサーバー向けプロセッサーです。
さらなる性能向上、機能強化、より優れた電力効率とこれからのクラウド時代に求められるセ
キュリティー機能を備えています。多様な要件に対応する柔軟性と効率性に優れ、次世代デー
タセンターの新基準となるプロセッサーです。
* Other names and brands may be claimed as the property of others
1CPUあたり最大12コア
22nm最新プロセスで優れた電力効率
● 2 基で 24 枚の DIMMをサポート
● 優れたIO 性能
●
●
さらなる性能と電力効率の向上
インテル® Xeon® プロセッサー E5 v2 製品ファミリーは、22nm 3D Tri-Gateトランジスター・テク
ノロジーを採用し、従来製品と比較しコア数、キャッシュ容量を最大1.5倍に拡張したことで、1CPUに
搭載されるCPUコア数は従来の8コアから最大12コアへと増やしました。インテル® ハイパースレッ
●
仮想化性能を強化
●
優れたセキュリティー機能
ディング・テクノロジーを使うと、1CPUで最高24スレッドの処理が可能です。
インテル® Xeon® プロセッサー E5 v2 製品ファミリーでは仮想化性能も強化し、APICv(Advanced
Advanced Programmable Interrupt
Controller Virtualization
けるオーバーヘッドを最大30%削減しました※1。
従来のAPICvなしでの仮想化
22nmの微細化で通常のワークロードにおいて45%の電力効率向上を実現しました※2。インテル®
VM
Guest OS
VM
Exits
Programmable Interrupt Controller virtualization)によるVM Exitの軽減により仮想化時にお
Xeon® プロセッサー E5 ファミリーから採用されたインテル® マイクロアーキテクチャー(Sandy
Bridge*)の優れた点は継承しながら、前世代のインテル® マイクロアーキテクチャー(Nehalem*)
と比較すると2つのプロセッサー間を接続するQPIのレーン数は2本に拡張しました。また、プロセッ
サー間のデータ転送速度を最大8GT/Sへと向上することで、帯域幅を拡大し、インテル® Xeon® プ
VMM
APICv model in software
VM Exitのため、CPUに負荷が発生
ロセッサー E5 v2 製品ファミリーではさらに高速アクセスが可能なDDR3-1866MHzメモリーをサ
ポートできるようになりました。メモリーチャネル数も4チャネルまでサポートすることで、搭載可能な
DIMM数は2ソケットシステムで最大24DIMMとなり、32GBのDIMMを利用することで最大メモリー
搭載容量は768GBと大幅に向上しました。
APICvを利用しての仮想化
VM
Guest OS
No VM
Exits
APICv in CPU HW / μ-code
configure
VMM
VM Exitを減らしCPU負荷を低減
拡張命令セット インテル®
アドバンスト・ベクトル・エクステンション(インテル® AVX)
インテル® AVXは、前世代のインテル® Xeon® プロセッサー E5 ファミリーから採用された新しい拡張
命令セットです。インテル® AVXは、従来のSSEの2倍となる256ビットの演算幅をもちます※2。これは、
1回の命令で扱えるデータの数が倍増することを意味し、これを活用することで、浮動小数点演算を最
大2倍に高速化することが可能となりました。インテル® AVXを活用することでHPC、金融、科学技術計
算、コンテンツ・クリエーションといった分野のアプリケーション性能を大幅に向上させることができま
す。さらに今回インテル® Xeon® プロセッサー E5 v2 製品ファミリーでは16ビットと32ビット間での
浮動小数点データー変換を高速に行う機能も追加しました。
※1
インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー 2.0
前世代インテル® Xeon® プロセッサー E5 ファミリーから採用されたインテル® ターボ・ブースト・テク
ノロジー 2.0は、CPUへの負荷や温度を監視し、状況に応じて自動的にCPUの処理速度を加速させるテ
クノロジーです※4。従来製品よりも最適化がすすみ、より大幅なブーストが可能です。また、電気的、温
度的なヘッドルームや、
メモリー、I /Oのボトルネックを検知して状況に適した、よりインテリジェントな
ブーストができるようになりました。
ターボ周波数は、
プロセッサー番号、
各プロセッサーごとの仕様、
動作しているコア数によって異なります。
通常
ロジー
2.0 は、一部のインテル® プロセッサーでのみ利用可能です。各PC メー
カーにお問い合わせください。実際の性能はハードウェア、ソフトウェア、シス
テム構成によって異なります。詳細については、http://www.intel.co.jp/jp/
30
technology/turboboost/ を参照してください。
1コア稼動時
全てのコアが定格の周波数で動作
Core 0
テル® ターボ・ブースト・テクノロジーおよびインテル® ターボ・ブースト・テクノ
動作周波数
※4 インテル® ターボ・ブースト・テクノロジーに対応したシステムが必要です。イン
12コア稼働時
Core 0
Core 1
Core 2
Core 3
Core 4
Core 5
Core 6
Core 7
Core 8
Core 9
Core 10
Core 11
内での測定に基づきます。
Core 0
Core 1
Core 2
Core 3
Core 4
Core 5
Core 6
Core 7
Core 8
Core 9
Core 10
Core 11
Source: Full APIC virtualization evaluation with SPECvirt/XEN. For
details, see http://www.intel.com/performance
※2 Baseline Configuration and Score on SPECpower_ssj2008* benchmark:
Platform with two Intel® Xeon® Processor E5-2660, 16GB memory,
Microsoft Windows Server 2008 Enterprise x64 Edition.Baseline
source as of November 2012. Score: 5,544 overall ssj_ops/watt. New
Configuration: Fujitsu PRIMERGY RX300 S8* platform with two Intel®
Xeon® Processor E5-2660 v2, 48GB, Microsoft Windows Server 2012
Standard Edition. Source: Submitted to SPEC for review/publication as
of Sept. 10, 2013. Score: 8,097 overall ssj_ops/wa
※3 出典:Linpack*ベンチマークを使用して行ったパフォーマンスの比較。ベース
ラインとなるスコア159.4 は、2基のインテル® Xeon® プロセッサー X5690、
ターボ有効、EIST 有効、ハイパースレッディング有効、48GB RAM、Red Hat
*
Enterprise Linux* Server 6.1 beta for x86_6を 搭 載 し たSupermicro*
X8DTN+ システムを使用して行った2011年12月5日現在のインテル社内での
測定に基づきます。新しいスコア347.7 は、2基のインテル® Xeon® プロセッ
サー E5-2690、ターボ有効または無効、EIST 有効、ハイパースレッディング有
効、64 GB RAM、Red Hat* Enterprise Linux* Server 6.1 beta for x86_6
を搭載したインテル® Rose City プラットフォームを使用して行ったインテル社
※インテル® Xeon®
プロセッサー E5 v2
製品ファミリーの場合
必要に応じて
より高い
性能を実現
※5
PCIe* 3.0仕様は、8GT/sのデータ転送速度と128ビット/130ビット・エンコー
ドにより、PCIe* 2.0 仕様のインターコネクト帯域幅を2倍に拡張します。出典:
http://www.pcisig.com/news_room/November_18_2010_Press_
Release/(英語)
※6 すべての条件下で絶対的なセキュリティーを提供できるコンピューター・システ
(イン
ムはありません。インテル® トラステッド・エグゼキューション・テクノロジー
テル®
TXT)を利用するには、インテル® バーチャライゼーション・テクノロジー、
TXT に対応したプロセッサー、チップセット、BIOS、Authenticated
Code モ ジ ュ ー ル、イ ン テ ル ® TXT に 対 応 し たMeasured Launched
Environment(MLE)を搭載するコンピューター・システムが必要です。さらに、
システムがTPM v1.s を搭載している必要があ
インテル® TXT を利用するには、
ります。詳細については、http://www.intel.co.jp/jp/technology/security/
インテル®
を参照してください。
※7 出典:Oracle Database Enterprise Edition 11.2.0.2上でTransparent Data
Encryption(TDE)を使用して行ったテスト。インテル® IPP ルーチンを使用す
Xeon® プロセッサー X5680(3.33 GHz、36 MB RAM)では、イン
(2.93 GHz、36
テル® IPPを使用しないインテル® Xeon® プロセッサー X5560
MB RAM)に比べて、何も入力されていないテーブルに100万行を30回挿入す
る際のAES-256暗号化処理の速度が約10倍に向上します。
るインテル®
インテル® インテグレーテッド I/O
従来チップセット側に置いていたPCIコントロー
ラーをプロセッサ ーに統 合し、I/O遅 延を最 大
アプライアンス ストレ
トレージ
ジ ネ
ネットワ
トワーキング
キング
30%削減しました。さらにPCI Express* 3.0をサ
ポートし、IO帯域幅を最大従来の2倍に向上※5。
I/O
ストレージやネットワークにさらに高速なアクセ
パフォーマンス
向上
スが可能となり、システム全体での大幅な高速
I/O
化を実現しました。
レイティシー
削減
消費電力
削減
*開発コード名
性能に関するテストに使用されるソフトウェアとワークロードは、性能がインテ
ル® マイクロプロセッサー用に最適化されていることがあります。SYSmark*や
MobileMark*などの性能テストは、特定のコンピューター・システム、コンポーネ
ント、
ソフトウェア、操作、機能に基づいて行ったものです。結果はこれらの要因に
よって異なります。製品の購入を検討される場合は、他の製品と組み合わせた場
クラウド
合の本製品の性能など、ほかの情報や性能テストも参考にして、パフォーマンスを
ハイパフォ マンス トレーディング
ハイパフォーマンス
トレ ディング
コンピューティング
データ
デ
タ
センター
総合的に評価することをお勧めします。
クラウド時代に必要なセキュリティー機能
インテル® トラステッド・エグゼキューション・テクノロジー(インテル® TXT)
により、仮想マシンのブート
前に、悪意あるソフトウェア攻撃に対するハードウェア・ベースの防御を提供し、セキュリティーを強化し
により、暗号化処理に伴う性能の低下
ます※6。インテル® AES New Instructions(インテル® AES-NI)
を軽減し、データの全面的な暗号化を促進します。暗号化を高速に処理するインテル® AES-NIにより
暗号処理速度を最大10倍に向上させました※7。
さらにインテル® Xeon® プロセッサー E5 v2 製品ファミリーでは真の乱数をハードウェア内で生成し
暗号化アルゴリズムを強化するインテル® セキュアー・キーやアプリケーション・メモリー空間から実行
される権限昇格攻撃からシステムを保護するインテル® OS ガードなどの機能も追加し次世代のクラウ
ド時代に必要とされるセキュリティー機能を強化しています。
優れたセキュリティー機能
インテル®トラステッド・エグゼキューション・テクノロジー
(インテル® TXT)
VM
VM
インテル®AES New Instructions
(インテル® AES-NI)
VM
暗号化処理を
10 倍
Hypervisor
最大
インテル® TXT Platform
高速化
仮想マシンのブート前に
悪意のあるソフト攻撃に対する
HWベースの防御を提供
より堅牢なセキュリティ機能
OS
ユーザーモード
データ保護
優れた暗号が
不可欠
強固な
アルゴリズム
暗号を
高速に
処理
インテル®
AES-NI
インテル ® Xeon® プロセッサー
E5 v2ファミリー
インテル® OS ガード
強固な
暗号鍵
+
“Can perform limited
tasks on system”
スーパーバイザー・
“Can perform any
モード
task on system”
(Kernel Mode / Ring-0)
真の乱数を
ハードウェア内で
生成
New! インテル®
セキュア・キー
システムの脆弱性を攻撃する
マルウェアーからの脅威に対応
31
インテル® Xeon® プロセッサー搭載
HP ProLiantサーバーラインアップ
ブレード型BLライン
ラックマウント向けDLライン
スケールアウト向けSLライン
Moonshot System
タワー型
MLライン
コンパクト
サーバー
サーバー統合の枠を超え、
ストレージや
クラウド、
ビッグデータ、
HPCなどに代表 より速く、より使いやすくなった最新のリモート管理プロセッサーを標準搭載 充実した管理機能に 机 上 設 置 の ニ ーズ
ネットワークを含むシステム全体の統合
される、
次世代のコンピューティング基
し、冷却からパワーサプライ、電力管理ツールなど独自の省電力機能を満載し 対 応し、豊 富 な オ プ をバランスよく実現
を実現。
高性能はそのままに、
省スペース、 盤に採用される分散処理を主とするス た最新ラインを中心に、1U の高密度に優れたモデルから、圧倒的な性能を誇 ションやメモリ、
ディ した お 手 頃 価 格 の
省電力、
高拡張のモデルをラインアップ。
ケールアウト型のシステム。
お客様の戦
る8ソケットのモデルまでラインアップ。
スクストレージの拡 コンパクト静音サー
略的なIT 投資を支え、
ビジネスの成長に
張性にも優れたモデ バー 。
貢 献 す る 省 電 力/ 高 密 度 型 プ ラ ット
ルまでラインアップ。
、
「HP
フ ォ ー ム「 HP ProLiant SLラ イ ン」
Moonshot System」をラインアップ。
プロセッサー数
DL980 G7
8
P
BL680c G7
4
P
DL580 G7
BL660c Gen8
BL620c G7
DL560 Gen8
SL270s Gen8
SL4540 Gen8
SL250s Gen8
2
P
BL460c Gen8
SL230s Gen8
SL210t Gen8
(SL2500)
DL380e Gen8
ML350p Gen8
DL360p Gen8
DL360e Gen8
ML350e Gen8
DL320eGen8 v2
ML310e Gen8 v2
DL160 Gen8
DL170e G6
BL420c Gen8
1
P
DL380p Gen8
(DL2000)
DL320eGen8
Moonshot
ブレード型BLライン
スケールアウト向けSLライン
Moonshot System
ラックマウント向けDLライン
MicroServer Gen8
タワー型
MLライン
コンパクト
サーバー
※2014 年1月現在
インテル® Xeon® プロセッサーE5 v2 製品ファミリーで効率化アップ!!
古いサーバーをそのまま使い続けるのは生産性、消費電力の面でも効率が悪いことをご存知ですか?例えば数年前のインテル®
Xeon®プロセッサー 5300番台搭載サーバーを最新のインテル® Xeon®プロセッサー E5 v2 製品ファミリー搭載サーバーに置き換
えることで性能は最大885%向上、
アイドル時の消費電力は最大66%削減可能です。
古いサーバーのリース延長ではなく最新サーバーへ入れ替えが賢い選択です。
詳細は http://www.intel.co.jp/ServerRefresh/
安全に関するご注意
ご使用の際は、
商品に添付の取扱説明書をよくお読みの上、
正しくお使いください。水、
湿気、
油煙等の多い場所に設置しないでください。火災、
故障、
感電などの原因となることがあります。
お問い合わせはカスタマー・インフォメーションセンターへ 03-5749-8330 月∼金 9:00∼19:00 土 10:00∼17:00(日、祝祭日、年末年始および5/1を除く)
HP ProLiant製品に関する詳細情報は http://www.hp.com/jp/proliant
Microsoft、WindowsおよびWindows NTは、米国におけるMicrosoft Corporationの登録商標です。
Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Intel Core、Core Inside、Xeon、Xeon Insideは、
アメリカ合衆国および/またはその他の国における Intel Corporation の商標です。
記載されている会社名および商品名は、
各社の商標または登録商標です。
本カタログに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。
記載事項は2014年1月現在のものです。
本カタログに記載された内容は、予告なく変更されることがあります。
© Copyright 2014 Hewlett-Packard Development Company,L.P.
日本ヒューレット・パッカード株式会社
〒136-8711 東京都江東区大島2-2-1
JPC13219-01
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