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Nikon Z 7 テクニカルガイド(画像編)
Professional
テクニカルガイド
– 画像編 –
目次
画像をくっきりまたはやわらかな印象に仕上げたい ..........................................................................3
●
STEP1:簡単に調整したい([クイックシャープ]を使う).................................................................................... 3
●
STEP2:さらに細かく調整したい([輪郭強調]、[ミドルレンジシャープ]、[明瞭度]を使う)....... 4
●
[輪郭強調]、[ミドルレンジシャープ]、[明瞭度]のそれぞれの効果について
●
.......................................... 7
Capture NX-D での調整.......................................................................................................................................................... 9
絞り込みによる解像感の低下を気にせず撮影したい ....................................................................... 10
● 回折補正について
●
2
.....................................................................................................................................................................10
Capture NX-D での調整........................................................................................................................................................10
画像をくっきりまたはやわらかな印象に仕上げたい
画像をくっきりまたはやわらかな印象に仕上げたい場合、ピクチャーコントロールの[クイック
シャープ]を使用すると簡単に調整を行えます。さらに細かく調整したい場合は[輪郭強調]、[ミド
ルレンジシャープ]、[明瞭度]の値を個別に調整することで細かい表現が可能になります。
●
STEP1:簡単に調整したい([クイックシャープ]を使う)
●
STEP2:さらに細かく調整したい([輪郭強調]、[ミドルレンジシャープ]、[明瞭度]を使う)
STEP1:簡単に調整したい([クイックシャープ]を使う)
ピクチャーコントロールの[クイックシャープ]の値を –2(i メニューの場合は[や
わらか])〜 +2(i メニューの場合は[くっきり])の間で調整すると、
[輪郭強調]、
[ミドルレンジシャープ]、[明瞭度]の各項目が自動的にバランスよく調整されま
す。[A](オート)を選ぶと、シーンに最適な値に調整します。
●
画像全体をやわらかな印象にしたい場合はマイナス(やわらか)側に設定してく
ださい。ポートレートなどで女性の肌をソフトに仕上げたいときなどに有効です。
ピクチャーコントロール:スタンダード
クイックシャープ:0
●
クイックシャープ:–2(やわらか)
画像全体をくっきりとした印象にしたい場合はプラス(くっきり)側に設定してください。風景など、全体を
シャープな印象に見せたい場合などに有効です。
ピクチャーコントロール:スタンダード
クイックシャープ:0
クイックシャープ:+1(くっきり)
! 被写体が風景の場合
たとえば遠景の風景写真で靄や霞がかかっているようなシーンの場合、[クイックシャープ]でプラス側へ調整を行うと
有効です。
3
画像をくっきりまたはやわらかな印象に仕上げたい
STEP2:さらに細かく調整したい([輪郭強調]、[ミドルレンジシャープ]、[明瞭度]
を使う)
大まかに[クイックシャープ]で調整した後に、[輪郭強調]などの項目を個別に
調整することで部分的にくっきりまたはやわらかな印象に仕上げられます。ここ
ではポートレート写真で「肌の質感を柔らかく、目元をくっきりとさせたい」とい
う仕上がりを例に調整値を紹介します。なお、画像をプリントする場合、出力す
るサイズによって調整する項目や値が異なります。
●
元画像(ピクチャーコントロール:スタンダード)
輪郭強調
ミドルレンジシャープ
明瞭度
●
3
2
1
[スタンダード]の各項目の初
期設定は表の通りです。
A3 サイズで出力する場合(鑑賞距離 60cm)
輪郭強調
2
ミドルレンジシャープ 1
明瞭度
–1
目元をくっきりさせるため
[輪郭強調]と[ミドルレンジ
シャープ]を上げ、肌の滑ら
かさを保つために[明瞭度]
は –1 のままにします。
●[クイックシャープ]
:
–2(やわらか)
輪郭強調
–0.5
ミドルレンジシャープ –1
明瞭度
–1
●
[クイックシャープ]を –2 に
設定すると、肌が滑らかに表
現されています。
A1 サイズで出力する場合(鑑賞距離 60cm)
輪郭強調
3
ミドルレンジシャープ –1
明瞭度
–1
目元をくっきりさせるため
[輪郭強調]を 3 まで上げ、
[ミ
ドルレンジシャープ]、[明瞭
度]は肌の滑らかさを保つた
めに –1 のままにします。
! 出力サイズと調整する項目について
同じ距離から画像を鑑賞する場合、同じ画像でも出力する大きさによって見え方が異なります。
● 大きな紙に印刷する場合やディスプレイで大きく表示する場合、画像の細かい部分まで視認できます。このため、細かい
構造の部分に効果的な[輪郭強調]を主に調整します。
● 小さな紙に印刷する場合やディスプレイに小さく表示する場合、細かい部分は視認できません。このため、背景と被写
体との境界に効果が現れる[明瞭度]を主に調整します。
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画像をくっきりまたはやわらかな印象に仕上げたい
■ A3 サイズで出力する場合
●[クイックシャープ]
:
–2
輪郭強調
ミドルレンジシャープ
明瞭度
●
–0.5
–1
–1
調整後の値
輪郭強調
ミドルレンジシャープ
明瞭度
2
1
–1
目元をくっきりさせるため
[輪郭強調]と[ミドルレンジ
シャープ]を上げ、肌の滑ら
かさを保つために[明瞭度]は
–1 のままにします。
目元のくっきりとした印象を出すために[輪郭強調]
と[ミドルレンジシャープ]をプラス側に調整してい
ます。
肌の滑らかさを保つために[明瞭度]はマイナス側の
ままにしています。
5
画像をくっきりまたはやわらかな印象に仕上げたい
■ A1 サイズで出力する場合
●[クイックシャープ]
:
–2
輪郭強調
ミドルレンジシャープ
明瞭度
●
–0.5
–1
–1
調整後の値
輪郭強調
ミドルレンジシャープ
明瞭度
3
–1
–1
目元をくっきりさせるため[輪
郭強調]を 3 まで上げ、
[ミド
ルレンジシャープ]、[明瞭度]
は肌の滑らかさを保つために
–1 のままにします。
目元のくっきりとした印象を出すために、
[輪郭強調]
を大きくプラス側に調整しています。
6
肌の滑らかさを保つために[ミドルレンジシャープ]
と[明瞭度]はマイナス側のままにしています。
画像をくっきりまたはやわらかな印象に仕上げたい
[輪郭強調]、[ミドルレンジシャープ]、[明瞭度]のそれぞれの効果について
[輪郭強調]、[ミドルレンジシャープ]、[明瞭
度]は、それぞれ効果が現れる箇所が異なり
ます。たとえば右に示した画像の場合、[輪郭
強調]はまつげなどの精緻な部分の調整に向
いています。[明瞭度]は背景と被写体との境
界をくっきりさせたい場合などの調整に使用
します。[ミドルレンジシャープ]は鼻や口な
どのような[輪郭強調]と[明瞭度]の中間の
細かさに対して効果が現れます。
輪郭強調
ミドルレンジシャープ
明瞭度
画像をディスプレイで表示する場合、出力表示倍率などによって調整に向いている項目が異なります。
明瞭度
ミドルレンジシャープ
輪郭強調
7
画像をくっきりまたはやわらかな印象に仕上げたい
画像をプリントする場合、出力サイズによっても効果がわかりやすく現れる項目が異なります。
●
輪郭強調:画像の精緻な部分や、被写体の輪郭部分のシャープさを –3 〜 +9 の間で調整します。A1 サイズ相当
で大きく出力する場合に効果がよりわかりやすく現れます。
輪郭強調:–3
●
ミドルレンジシャープ:[輪郭強調]と[明瞭度]の中間の細かさの模様や線に対してシャープさを –5 〜 +5 の間
で調整します。A3 サイズ相当で出力する場合に効果がよりわかりやすく現れます。
ミドルレンジシャープ:–5
●
輪郭強調:+9
ミドルレンジシャープ:+5
明瞭度:画像の階調や明るさを維持しながら、背景と被写体との境界の線のシャープさを –5 〜 +5 の間で調整し
ます。A4 〜 2L サイズ相当で小さめに出力する場合に効果がよりわかりやすく現れます。
明瞭度:–5
明瞭度:+5
! [明瞭度]について
[明瞭度]の値を大きく調整すると、全体のコントラストが変わったように見える場合があります。
! カメラの[RAW 現像]について
カメラで RAW または RAW を含む画質モードに設定して撮影しておけば、[輪郭強調]などの設定を調整しておかなくて
も撮影後にカメラの画像編集メニュー[RAW 現像]で調整して現像することができます。また、Capture NX-D での調
整も容易です。
8
画像をくっきりまたはやわらかな印象に仕上げたい
Capture NX-D での調整
ピクチャーコントロールの調整項目として[クイックシャープ]および[ミドルレンジシャープ]を備えているカメ
ラは Z 7 または Z 6 のみです(2019 年 1 月現在)。RAW 画像の場合、Capture NX-D Ver. 1.5.1 以降を使用すればど
のカメラで撮影した画像でも[クイックシャープ]や[ミドルレンジシャープ]を調整することが可能です。Z 7 また
は Z 6 で撮影した画像と、それ以外のカメラで撮影した画像とでは操作方法が異なります。
●
[クイックシャープ]
Z 7/Z 6 で撮影した RAW 画像の場合:調整パレットの[ピクチャーコントロール]を開くと、
などを調整できます。
●
Z 7/Z 6 以外のカメラ※で撮影した RAW 画像の場合:[クイックシャープ]などを使用する場合は、カラープロセ
スを[最新のピクチャーコントロール]に設定してください。
1. エディットパレットでピクチャーコントロールのアイコン(q)をクリックします。
2. 調整パレットの[ピクチャーコントロール]のプルダウンメニューで、[カメラ互換]から[最新のピクチャーコ
ントロール]に設定を変更します(w)。
q
w
※デジタル一眼レフカメラおよび Nikon 1
●
Capture NX-D はニコンダウンロードセンター(https://downloadcenter.nikonimglib.com/)から無料でダウン
ロードできます。必ず Ver. 1.5.1 以降をお使いください。詳しい使い方などはヘルプをご覧ください。
9
絞り込みによる解像感の低下を気にせず撮影したい
静止画撮影メニューの[回折補正]を[する]にすると、レンズの絞り
を絞り込んだときに画像の解像感が低下する、回折現象を補正します。
回折補正について
●
初期設定では[する]に設定されています。基本的には[する]での使用をお
すすめしますが、回折現象をあえて表現したい場合のみ[しない]に設定を変
更してください。
●
風景撮影など、絞りを絞り込み過ぎると回折の影響により解像感が低下しますが、回折補正機能により安心して
絞り込んで撮影することができます。
F22、[回折補正]:しない
●
マウントアダプター FTZ を使用して F マウントレンズを取り付けた場合も効果が現れます。ただし、非 CPU レ
ンズには対応していません。
Capture NX-D での調整
Z 7 ま た は Z 6 で 撮 影 し た RAW 画 像 の 場 合、Capture
NX-D で回折補正の効果を切り替えられます。調整パレッ
トの[カメラとレンズの補正]で[回折補正]のチェックボッ
クスのオン・オフを切り替えてください。
! Capture NX-D 使用時のご注意
[回折補正]のチェックボックスは Z
た RAW 画像のみ有効になります。
10
F22、[回折補正]:する
7 または Z 6 で撮影し
Was this manual useful for you? yes no
Thank you for your participation!

* Your assessment is very important for improving the work of artificial intelligence, which forms the content of this project

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