Micro Motion F シリーズ コリオリ式流量計・密度計センサ 設置説明書 インストールガイド

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Micro Motion F シリーズ コリオリ式流量計・密度計センサ 設置説明書 インストールガイド | Manualzz

設置説明書

20002311, Rev CG

2019

1

マイクロモーション

®

F

シリーズ コリオリ式流

量計・密度計センサ

安全および各種認定についての情報

る欧州指令については、

EU

適合宣言を参照してください。適用されるすべての欧州指令と

EU

適合宣言の関連書類、

ATEX

置図面と説明については www.emerson.com

にアクセスして入手するか、弊社カスタマケアセンターへお問い合わせくださ

い。

圧力容器指令に適用される機器に添付されている情報は、 www.emerson.com

から入手できます。

欧州における危険場所での取り付けについては、

EN 60079-14

のガイドライ

ンに従ってください。

その他の情報

製品仕様の詳細については、製品仕様書を参照してください。トラブルシューティングについては、設定に関する取扱説明書

を参照してください。製品仕様書と取扱説明書については、弊社ウェブサイト www.emerson.com

をご覧ください。

返品について

ております。マイクロモーションが指定する手順に従わない場合、返品を受け付けることはできません。

返品手続きの詳細については、弊社ウェブサイト( www.emerson.com

) をご覧いただくか、弊社カスタマサービス部門まで

お電話でご連絡ください。

エマソン流量計カスタマーサービス

E

メール:

世界共通: [email protected]

アジア太平洋地域:

[email protected]

電話:

南北アメリカ

合衆国

カナダ

メキシコ

アルゼンチン

ブラジル

800-522-6277

+1 303-527-5200

欧州および中東

イギリス

オランダ

0870 240 1978

+31 (0) 704 136

666

0800 917 901 +41 (0) 41 7686

111

+54 11 4837 7000

+55 15 3413 8000

フランス

ドイツ

イタリア

中央・東ヨーロッ

0800 182 5347

8008 77334

+41 (0) 41 7686

111

+7 495 981 9811

ロシア

/CIS

エジプト

オマーン

カタール

0800 000 0015

800 70101

431 0044

663 299 01

クウェート

南アフリカ

サウジアラビア

800 991 390

800 844 9564

アラブ首長国連邦

800 0444 0684

アジア太平洋地域

オーストラリア

800 158 727

ニュージーランド

099 128 804

インド

パキスタン

中国

日本

韓国

シンガポール

タイ

マレーシア

800 440 1468

888 550 2682

+86 21 2892 9000

+81 3 5769 6803

+82 2 3438 4600

+65 6 777 8211

001 800 441 6426

800 814 008

2

設置説明書

20002311

目次

2019

1

目次

1

2

3

4

5

計画

............................................................................................................................... 5

1.1

設置チェックリスト

........................................................................................................................ 5

1.2

ベストプラクティス

........................................................................................................................ 6

1.3

温度の制限

......................................................................................................................................6

取り付け

........................................................................................................................ 9

2.1

センサの取付け

............................................................................................................................... 9

2.2

エクステンダ付きの電子部の取付け

............................................................................................ 10

配線

............................................................................................................................. 13

3.1

配線オプション

............................................................................................................................. 13

3.2 4

線ケーブルの接続

.......................................................................................................................14

3.3 9

線ケーブルの接続

...................................................................................................................... 18

接地

............................................................................................................................. 21

補足情報

.......................................................................................................................23

5.1

センサケースのパージ手順

.......................................................................................................... 23

5.2

圧力リリーフ

.................................................................................................................................24

設置説明書

iii

目次

2019

1

設置説明書

20002311

iv Micro Motion F

シリーズ

設置説明書

20002311

1

1.1

計画

2019

1

計画

設置チェックリスト

メータの取付け環境が、認定タグに記載されている危険場所要件に適合しているか

確認してください。

使用環境の周囲温度とプロセス温度が流量計の仕様範囲内であることを確認してく

ださい。

一体型トランスミッタの場合、センサとトランスミッタ間の配線は不要です。信号

および電源の配線についてはトランスミッタ説明書の配線手順に従ってください。

トランスミッタが別置型の場合は、まず本説明書の手順の通りにセンサとトランス

ミッタ間の配線を行い、次にトランスミッタの説明書に従って電源ならびに信号の

配線を行ってください。

1-1 :

最大ケーブル長

ケーブルの種類

9

線ケーブル

マイクロモーショ

ン製

4

線ケーブル

マイクロモーショ

ン製

トランスミッタ

9739 MVD

トランスミッタ

その他すべての

MVD

トラン

スミッタ

すべての

4

MVD

トランス

ミッタ

最大長

305 m

18 m

305 m

、非防爆

152 m

IIC

定格センサ搭載

305 m

IIB

定格センサ搭載

1-2 :

ユーザ手配

4

線ケーブルの最大長

ワイヤの機能

電源(

VDC

ワイヤサイズ

0.326 mm ²

0.518 mm ²

0.823 mm ²

0.326 mm ²

以上

最大長

91 m

152 m

305 m

305 m

信号(

RS-485

最適な性能を得るため、センサを推奨方向に取り付けてください。センサチューブ

がプロセス流体で満管状態であれば、センサはどの方向に取り付けても正常に作動

します。

1-3 :

センサの推奨方向

液体

設置説明書

5

計画

2019

1

設置説明書

20002311

1-3 :

センサの推奨方向

(

続き

)

気体

6

1.2

1.3

スラリーと自動排液での用途

センサケースについている流れ方向矢印が実際のプロセスの流れ方向と一致するよ

ベストプラクティス

センサの性能を最大限に生かしていただくために、センサを取り付ける際には以下に

従ってください。

マイクロモーション製センサには直管長についての要件はありません。センサの上

流側および下流側の配管に直管長を設ける必要はありません。

センサが垂直配管に取付けられている場合は、液体およびスラリーはセンサを通し

て上向きに流れるようにしてください。ガスは下向きに流れるようにしてくださ

い。

センサチューブを流体で満管の状態に保ってください。

センサを通る流れを停止させるためにバルブを使用する場合、バルブはセンサより

下流側に設置します。

メータにかかる曲げ応力とねじれ応力は最小限に抑えてください。配管のずれを調

整する目的でメータを使用しないでください。

センサには外部の支えは必要ありません。センサは取付け方向にかかわりなくフラ

ンジで支えられています。

温度の制限

センサは、温度範囲グラフに表示されたプロセスおよび周囲温度範囲で使用できます。

温度範囲グラフは、電子部品オプションを選択するための一般的な指針としてご使用く

ださい。お客様のプロセス条件が灰色の範囲に近い場合は、弊社カスタマーサービスに

お問い合わせください。

いかなる場合も、周囲温度が

-40.0 °C

以下あるいは

60.0 °C

以上の場合は、電子部品

は使用できません。 電子部品の許容範囲を超えた周囲温度でセンサを使用する場

合は、温度範囲グラフに灰色範囲の指示通り、電子部品の許容範囲内の周囲温度と

なる場所に電子部品を別置設置する必要があります。

Micro Motion F

シリーズ

設置説明書

20002311

計画

2019

1

温度範囲は上記以外に別途防爆による制約を受けます。センサに同梱された危険場

所防爆認定説明書を参照してください。 センサに同梱されている防爆認定につい

ての文書を参照してください。この文書は

Micro Motion

のウェブサイトでもご覧い

ただけます( www.emerson.com/flowmeasurement

エクステンダ付き電子部品オプションにより、トランスミッタ、コアプロセッサ、

端子箱を覆わずにセンサケースを保温でき、しかも温度定格に影響しません。 高い

プロセス温度(

60.0 °C

以上)からセンサケースを保温した場合、電子部品が故障す

る原因となるので電子部品を断熱材で囲まないようにしてください。

標準温度モデルの周囲温度およびプロセス温度範囲

: 316L

ステンレス鋼

(S/A)

、ニッケ

ル合金

C22 (H/B)

、および高圧

(P)

60 (140)

60 (140)

B

27

(81)

周囲温度 A

–40 (–40)

B

–100 (–148)

–100

(–148)

プロセス温度

204

(400)

T amb

=

周囲温度

°C

T proc

=

プロセス温度

°C

A =

利用可能なすべての電子部

B=

リモートマウント電子機器のみ

標準温度モデルの周囲温度およびプロセス温度範囲

: 316L

ステンレス鋼

(S/A)

、ニッケ

ル合金

C22 (H/B)

、および高圧

(P)

60 (140)

周囲温度

A

–40 (–40)

–100 (–148)

(

–40

–40)

B

プロセス温度

(

350

662)

T amb

=

周囲温度

°C

T proc

=

プロセス温度

°C

A =

利用可能なすべての電子部

B=

リモートマウント電子機器のみ

設置説明書

7

計画

2019

1

設置説明書

20002311

8 Micro Motion F

シリーズ

設置説明書

20002311

2

2.1

取り付け

2019

1

取り付け

センサの取付け

基本的な配管手順に従い、プロセス接続口にかかるトルクおよび曲げ負荷をできるだけ

小さくしてください。

ヒント

結露が発生する可能性を低減するために、トランスミッタやセンサ端子箱のコンジット

開口部を上に向けないでください。

注意

電子部またはパージ接続口をつかんでセンサを持ち上げないでください。電子部やパ

ージ接続口をつかんでセンサを持ち上げると、装置が破損するおそれがあります。

2-1 :

センサの取付け

設置説明書

センサを配管の支持に使用することはできません。

センサには外部の支えは必要ありません。センサは取付け方向にかかわりなくフラ

ンジで支えらています

9

取り付け

2019

1

2.2

設置説明書

20002311

エクステンダ付きの電子部の取付け

エクステンダ付きの電子部を併せてご注文いただいた場合は、エクステンダをセンサケ

ースに取付ける必要があります。

エクステンダ付きのコアプロセッサは工場で対応のセンサと組合わせて出荷されます。

出荷時点のコアプロセッサとセンサの組合わせを変えないでください。

注意

エクステンダとフィードスルーは常に汚れのない乾燥した状態に保ってください。エ

クステンダやフィードスルーに湿気や汚れがある場合、電子部が損傷することがあり、

流量計の故障や測定誤差の原因となります。

手順

1.

センサのフィードスルーからプラスチックキャップを外します。キャップはリ

サイクルしてください。

2-2 :

フィードスルーおよびエクステンダのコンポーネント

A

B

C

D

E

F

G

H

10

A.

トランスミッタまたはコアプロセッサ

B.

エクステンダ

C. O

リング

D.

フィードスルー

E.

クランピングリング

F.

クランピングネジ

G.

プラスチックプラグ

H.

プラスチックキャップ

2.

クランピングネジを緩めてクランピングリングを取外します。

O

リングはその

ままフィードスルー上に残します。

3.

エクステンダからプラスチックプラグを外します。プラグはリサイクルしてく

ださい。

Micro Motion F

シリーズ

設置説明書

20002311

取り付け

2019

1

4.

エクステンダ底部の突起部とフィードスルーの切り込み部を慎重に合わせ、エク

ステンダをフィードスルーに据え付けます。

5.

クランピングリングを閉じて、クランピングネジを

1.47 N m

2.03 N m

に締めま

す。

設置説明書

11

取り付け

2019

1

設置説明書

20002311

12 Micro Motion F

シリーズ

設置説明書

20002311

3

3.1

配線

2019

1

配線

配線オプション

配線手順は、使用する電子部のオプションによって異なります。

3-1 :

電子部別の配線手順

電子部のタイプ

一体型トランスミッタ

配線手順

トランスミッタはすでにセンサに接続済みです。センサとト

ランスミッタとの間の配線は不要です。トランスミッタへの

電源と信号ケーブルの配線については、トランスミッタの説明

書を参照してください。

エクステンダ付きの電子部

MVD

ダイレクト接続

電子部はエクステンダでセンサから分離されており、 エクステ

ンダ付きの電子部の取付け の通り取り付けを行うことが必要

です。物理的接続には電気的な接続が含まれているため、配線

の必要はありません。

配線を要するトランスミッタはありません。センサとダイレ

クトホスト間の電源および信号ケーブルの配線については、

マイクロモーション

MVD

ダイレクト接続メータ

』を参照して

ください。

コアプロセッサ付き別置型ト

ランスミッタ

コアプロセッサはすでにセンサに接続済みです。コアプロセ

ッサとトランスミッタを

4

線ケーブルで接続します。

4

線ケー

ブルの接続

を参照してください。

コアプロセッサ付き別置型ト

ランスミッタ

センサ、トランスミッタ

/

コアプロセッサ間を

9

線ケーブルで接

続します。

9

線ケーブルの接続 、および『マイクロモーション

マイクロモーション

9

線流量計ケーブル準備および取付けマ

ニュアル

』を参照してください。

コアプロセッサ、トランスミッ

タ別置型

ダブルホップ

コアプロセッサとトランスミッタを

4

線ケーブルで接続し

ます。

4

線ケーブルの接続 を参照してください。

センサとコアプロセッサを

9

線ケーブルで接続します。

9

線ケーブルの接続

、および『マイクロモーション マイクロ

モーション

9

線流量計ケーブル準備および取付けマニュア

危険

センサの取付け環境が、センサの防爆認定タグに記載されている危険場所要件に適合す

るようにしてください。危険場所において本質安全要件に適合していない場合、爆発な

どの恐れがあります。

注意

すべての筐体カバーと電線管接続口をしっかり閉めてください。筐体を適切に密封し

ないと、電子機器が湿気にさらされて、誤測定や流量計の故障が生じる可能性がありま

す。すべてのガスケットと

O

リングを点検し、グリースを塗布します。

設置説明書

13

配線

2019

1

3.2

3.2.1

3.2.2

3.2.3

設置説明書

20002311

4

線ケーブルの接続

4

線ケーブルの種類と用途

マイクロモーションでは、

2

種類の

4

線ケーブル(シールドケーブルと外装ケーブル)

を提供しています。

2

種類ともシールドドレイン線です。

マイクロモーション提供のケーブルは、

VDC

接続用の赤と黒の

1

組 の

0.823 mm ²

ワイ

ヤおよび

RS-485

接続用の白と緑の

1

組の

0.326 mm ²

ワイヤからなります。

ユーザがワイヤを用意して使用する場合は、次の要件を満たす必要があります。

ツイストペアであること。

コアプロセッサが危険場所に設置されている場合は、危険場所に関する要件を満た

すこと。

ワイヤゲージが、コアプロセッサとトランスミッタ間またはホスト間のケーブル長

に対して適切であること。

3-2 :

ワイヤゲージ

ワイヤゲージ

VDC 0.326 mm ²

VDC 0.518 mm

²

VDC 0.823 mm

²

RS-485 0.326 mm ²

以上

最大ケーブル長

91 m

152 m

305 m

305 m

ケーブルと金属電線管の準備

手順

1.

マイナスドライバーを使ってコアプロセッサのカバーを外します。

2.

電線管をセンサまで引きます。

3.

電線管にケーブルを通します。

4.

ドレインワイヤを切断し、電線管の両端で浮かせます。

ユーザが用意したケーブルグランドでケーブルを準備

手順

1.

マイナスドライバーを使ってコアプロセッサのカバーを外します。

2.

ワイヤをグランドナットとグランド本体に通します。

14 Micro Motion F

シリーズ

設置説明書

20002311

配線

2019

1

3.2.4

A.

グランド本体

B.

グランドナット

3. RS-485

シールドとドレインワイヤを筐体内部の接地ネジに終端処理します。

4.

メーカーの説明書に従ってグランドを組み立てます。

マイクロモーション提供のケーブルグランドでケーブ

ルを準備

手順

1.

マイナスドライバーを使ってコアプロセッサのカバーを外します。

2.

ワイヤをグランドナットとクランピングインサートに通します。

A.

グランドナット

B.

クランピングインサート

3.

ケーブルジャケットを取り除きます。

オプション

NPT

M20

グランドタイプ

グランドタイプ

説明

114 mm

を除去

108 mm

を除去

4.

透明のラップとケーブル間の充填材を取り除きます。

5.

シールドのほとんどの部分を取り除きます。

オプション

NPT

グランドタイプ

M20

グランドタイプ

説明

19 mm

を残してすべて除去

13 mm

を残してすべて除去

6.

シールドにドレインワイヤを

2

回巻き付け余分なドレインワイヤは切り取りま

す。

設置説明書

15

配線

2019

1

16

設置説明書

20002311

A.

シールドの周りにドレインワイヤを巻いた状態

7.

ホイル(シールドケーブル)のみ

:

編組(外装ケーブル)の場合は、この手順を省略して次の手順に進みます。

オプシ

ョン

NPT

ランド

タイプ

説明 a.

ドレインワイヤ上に熱収縮シールドチューブをスライドさせま

す。ワイヤを完全に覆うようにしてください。 b. 121.1 °C

加熱して管を収縮させます。ケーブルを焦がさないよう

にしてください。 c.

内部終端が熱収縮チューブの編組と同じ高さになるようにクラ

ンピングインサートの位置を決めてください。

A.

熱収縮シールドチューブ

B.

熱処理後

M20

ランド

タイプ

8 mm

分切り取ります。

A.

切り取る

8.

シールドまたは編組をクランピングインサート上、

O

リングから

3 mm

先のとこ

ろで折り曲げて、グランドを取り付けます。

A.

シールドを折り曲げた状態

9.

グランドの本体を、コアプロセッサハウジングの電線管接続口に挿入します。

10.

グランド本体にケーブルを挿入し、グランドナットでグランド本体を締めます。

Micro Motion F

シリーズ

設置説明書

20002311

配線

2019

1

3.2.5

A.

シールドを折り曲げた状態

B.

グランド本体

コアプロセッサの端子へのワイヤの接続

(必要に応じて)

4

線ケーブルを準備し、シールド処理を行った後、

4

線ケーブルの各ワ

イヤをコアプロセッサの端子に接続します。

手順

1.

コアプロセッサの端子へのワイヤの接続

標準コアプロセッサに接続する場合は、次の画像と接続を使用してください。

A

B

D

C

A.

ターミナル

1 (

電源+

):

赤いワイヤ

B.

ターミナル

2 (

電源-

):

黒いワイヤ

C.

ターミナル

3 (RS-485/A):

白いワイヤ

D.

ターミナル

4 (RS-485/B):

緑のワイヤ

設置説明書

17

配線

2019

1

設置説明書

20002311

拡張コアプロセッサに接続する場合は、次の画像と接続を使用してください。

3.3

18

A

B

C

D

A.

ターミナル

1 (

電源+

):

赤いワイヤ

B.

ターミナル

2 (

電源-

):

黒いワイヤ

C.

ターミナル

3 (RS-485/A):

白いワイヤ

D.

ターミナル

4 (RS-485/B):

緑のワイヤ

2.

コアプロセッサカバーを再び取り付けます。

3.

カバーのネジを次のトルクで締めます。

アルミニウム筐体の場合、

1.13 N m

1.47 N m

ステンレス鋼筐体の場合、

2.15 N m

適切に取り付けた場合は、カバーとベースの間に隙間がなくなります。

4.

トランスミッタの取り付けマニュアルを参照して、ワイヤをトランスミッタの端

子に接続します。

9

線ケーブルの接続

手順

1.

マイクロモーション

9

線流量計ケーブル準備および取付けマニュアルの説明に

従ってケーブルを準備し、取付けてください。

2.

個々のワイヤの外皮を取った端部を端子箱の端子ブロックに接続します。ケー

ブルは剥がれた状態のままにしておかないでください。

3.

ワイヤの色を合わせてください。トランスミッタや別置型コアプロセッサの配

線については、トランスミッタの取扱説明書を参照してください。

4.

ネジを締めてワイヤを固定します。

Micro Motion F

シリーズ

設置説明書

20002311

配線

2019

1

5.

ガスケットが完全な状態であることを確認し、端子箱カバーとすべての筐体カバ

ーをしっかり締めてください。

6.

信号および電源の配線手順については、トランスミッタの設置説明書を参照して

ください。

設置説明書

19

配線

2019

1

設置説明書

20002311

20 Micro Motion F

シリーズ

設置説明書

20002311

4

接地

2019

1

接地

メータは、現場で適用される規格に従って接地する必要があります。お客様の責任にお

いて、適用するすべての規格を把握し、適合させてください。

前提条件

接地方法については、次のガイドを参照してください。

欧州ではほとんどの場合、

IEC 79-14 (

特に

12.2.2.3

項および

12.2.2.4

項)が適用され

ます。

米国とカナダでは、

ISA 12.06.01

Part 1

で関連用途とその要件の例が提示されてい

ます。

該当する外部規格がない場合は、センサの接地について次のガイドラインに従ってくだ

さい。

• 2.08 mm ²

以上の銅線を使用してください。

すべてのアース線をできるだけ短くし、インピーダンスを

1 Ω

未満にしてください。

アース線を地面に直接地面するか、または工場の規定に従ってください。

注意

流量計は直接接地するか、または工場の接地要件に従ってください。不適切な接地は、

測定誤差の原因となります。

手順

配管の接続部を確認します。

配管の接続部が接地されている場合、センサは自動的に接地されるため、特に作

配管の接続部が接地されていない場合は、センサ電子部の接地ネジにアースケー

ブルを接続します。

ヒント

センサ電子部とは、トランスミッタ、コアプロセッサ、および端子箱を意味しま

す。接地ネジは内部または外部のどちら側でも構いません。

設置説明書

21

接地

2019

1

設置説明書

20002311

22 Micro Motion F

シリーズ

設置説明書

20002311

補足情報

2019

1

5

5.1

設置説明書

補足情報

センサケースのパージ手順

前提条件

以下を揃えてから、パージ手順を実行してください。

テフロン

テープ

センサケースのパージに十分な量のアルゴンまたは窒素ガス

パージプラグをセンサケースから外した場合は、その都度ケースを再パージする必要が

あります。

手順

1.

プロセスをシャットダウンするか、または制御装置を手動操作に設定します。ケ

ースのパージ手順を実行する前に、プロセスをシャットダウンするか、または制

御装置を手動に設定してください。流量計の動作中にパージ手順を実行すると、

測定精度に影響し、流量信号が不正確になることがあります。

2.

センサケースから両方のパージプラグを取外します。パージラインを使用中の

場合は、パージラインのバルブを開きます。

危険

ラプチャーディスクの圧力逃がし部付近には人や物を近づけないでくださ

い。センサからの高圧流体によって重度のケガまたは死亡事故が発生する可

能性があります。人と機器が圧力逃がし部から排出される流体にさらされな

いように、センサの向きを決める必要があります。

パージプラグを取り外す際には、十分注意して行ってください。パージプラ

グを取り外した場合、センサ筐体は圧力容器として機能しないので、流体が

ユーザに接触する危険があります。

センサケースを不適切に加圧すると、負傷する危険性があります。

注意

ラプチャーディスクを囲む円盤膜が損傷しないように、パージフィッティングを

取り外す時には必ずネジプロテクタを使用してください。

3.

テフロンテープをパージプラグに

2

3

回巻きつけて、パージプラグの準備をし

てください。

4.

窒素またはアルゴンガスをパージ注入口に接続するか、パージライン注入口を開

きます。排出口は開けたままにしておきます。

センサケース内に水分、錆、ゴミなどの異物が混入しないように、十分に注

意してください。

パージガスが空気より重い場合(アルゴンなど)は、パージ注入口を排出口

より下に設置します。そうすると、パージガスが下部から上部に向けて空気

と入れ換わります。

23

補足情報

2019

1

5.2

設置説明書

20002311

パージガスが空気よりも軽い場合(窒素など)は、パージ注入口を排出口よ

りも高い位置に設置します。これで、パージガスが上部から下部に向けて空

気と入れ換わります。

5.

注入口とセンサケースの間を確実に密閉し、パージ中にケースやパージラインに

空気が吸い込まれないようにします。

6.

センサにパージガスを供給します。

大気を不活性ガスに完全に置き換えるのに必要な時間を、パージ所要時間と呼び

ます。ケースをパージするのに必要な時間は、ラインのサイズが大きいほど長く

なります。パージラインを使用している場合は、パージラインの体積分だけパー

ジ時間を延長する必要があります。

パージガス圧は

50.0 kPa

未満に保ってください。

5-1 :

パージ所要時間

センサモデル

F025

F050

F100

F200

F300

パージ時間

566.3 l/h

566.3 l/h

566.3 l/h

566.3 l/h

566.3 l/h

時間

(

)

4 1/2

4 1/2

6

15

25

7.

適切な時間でガス供給を停止して、すぐにパージプラグでパージ排出口と注入口

を密閉します。

センサケースを加圧しないでください。パージ中にケースの内圧が大気より高

くなった場合は、流量計の密度測定の精度が低下します。

8.

大気がセンサケースに吸引されないようにパージフィッティングシールを密閉

してください。

圧力リリーフ

高温センサ以外の

F

シリーズセンサ(基本モデルコード

A

B

)は、ケースにラプチャ

ーディスクが付いた状態で提供されます。ラプチャーディスクは、万が一計測チューブ

の破損が発生した場合に、センサケースからのプロセス流体を排出するように作られて

います。ユーザーによっては、漏れているプロセス流体を収容できるように、パイプラ

インをラプチャーディスクに接続しています。ラプチャーディスクの詳細については、

弊社カスタマサービスまでご連絡ください。

センサにラプチャーディスクがある場合は、常時取り付けた状態にする必要がありま

す。そうでない場合は、ケースのリパージが必要になります。チューブの破損によって

ラプチャーディスクが作動するとラプチャーディスクのシールが破損するため、コリオ

リ流量計の使用を中止する必要があります。

ラプチャーディスクは次のようにメータに取付けられ、その付近に警告ステッカーが貼

られています。

24 Micro Motion F

シリーズ

設置説明書

20002311

補足情報

2019

1

設置説明書

危険

ラプチャーディスクの圧力リリーフエリアに近づかないでください。センサから漏れ

る高圧流体によって重傷や死亡のおそれがあります。

センサを人や装置が圧力リリーフ経路の排出にさらされない方向に向けてください。

重要

ラプチャーディスクが使用された場合、ハウジングは圧力二次容器として機能させるこ

とはできません。

警告

パージフィッティング、ブラインドパージ、またはラプチャーディスクを取り外すと、

コリオリ流量計の

Ex-i

安全性認定、

Ex-tc

安全性認定、および

IP

等級が損なわれます。

パージフィッティング、ブラインドパージ、またはラプチャーディスクへの変更では、

最低限

IP66/IP67

の等級を維持する必要があります。

25

*20002311*

20002311

Rev. CG

2019

エマソン オートメーションソリューション

日本エマソン株式会社

140-0002

東京都品川区東品川

1-2-5

T 03–5769–6803

F 03-5769-6844

Emerson Automation Solutions

Micro Motion Europa

Neonstraat 1

6718 WX Ede

The Netherlands

T +31 (0) 70 413 6666

F +31 318 495 556

Micro Motion Inc. USA

Worldwide Headquarters

7070 Winchester Circle

Boulder, Colorado 80301, USA

T +1 303–527–5200

+1 800–522–6277

F +1 303–530–8459

Micro Motion United Kingdom

Emerson Automation Solutions

Emerson Process Management Limited

Horsfield Way

Bredbury Industrial Estate

Stockport SK6 2SU U.K.

T +44 0870 240 1978

F +44 0800 966 181

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2019 Micro Motion, Inc.

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