SAP Business Intelligence platform 4.1 BusinessObjects Explorer 管理者ガイド
SAP BusinessObjects Explorer Business Intelligence platform 4.1 に関して、管理者向けの簡単な情報を提供します。
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SAP BusinessObjects Explorer 管理者ガイド
■ SAP BusinessObjects Business Intelligence platform 4.1
2013-06-29
著作権 © 2013 SAP AG or an SAP affiliate company. All rights reserved.本書のいかなる部分も SAP AG の明
示的許可なしに、いかなる形式、目的を問わず、複写、または送信することを禁じます。本書に記載され
た情報は、予告なしに変更されることがあります。SAP AGがライセンス、またはその頒布業者が頒布す
るソフトウェア製品には、他のソフトウェア会社の専有ソフトウェアコンポーネントが含まれています。製
品仕様は、国ごとに変わる場合があります。これらの文書は SAP AG およびその関連会社（「SAP グ
ループ」）が情報提供のためにのみ提供するもので、いかなる種類の表明および保証を伴うものではな
く、SAP グループは文書に関する錯誤又は脱漏等に対する責任を負うものではありません。SAP グルー
プの製品およびサービスに対する唯一の保証は、当該製品およびサービスに伴う明示的保証がある場
合に、これに規定されたものに限られます。本書のいかなる記述も、追加の保証となるものではありませ
ん。SAP、および本書で言及されるその他 SAP の製品およびサービス、ならびにそれらのロゴは、ドイツ
およびその他諸国における SAP AG の商標または登録商標です。商標に関する情報および表示の詳
細については、http://www.sap.com/japan/company/legal/copyright/index.epxをご覧ください。
2013-06-29
目次
3
情報スペースの閲覧を向上する複数の Explorer サーバのデプロイメント...............................................36
インデックス化を向上させる複数の Indexing Server のデプロイメント........................................................37
2013-06-29
4
目次
ダイナミック URL パラメータを使用した情報スペースのカスタマイズ..........................................................58
SAP BusinessObjects Explorer に対するファイアウォールポートの使用..................................................64
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5
このガイドについて
このガイドについて
このガイドは、SAP BusinessObjects Explorer 4.0 をインストールする管理者を対象としています。
Explorer サーバに対するサーバ管理タスクの多くは、SAP ヘルプポータル ( http://help.sap.com
) で入手でき
る 『Business Intelligence プラットフォーム管理者ガイド 』 4.0 で説明されています。これらの管理タスクは、CMS
内のすべてのサーバに影響を与える可能性のある共通タスクです。このガイドでは、CMS 内の Explorer サー
バに固有の管理タスクを説明します。
SAP BusinessObjects Explorer を使用して企業のビジネスインテリジェンスデータを閲覧する方法については、
[ヘルプ] または SAP ヘルプポータルで入手できる最新のユーザガイド PDF を参照してください。
このリリースで使用可能なリソースについては、「関連トピック」の関連するマニュアルのページを参照してくださ
い。
関連項目
• 7 ページの「
2013-06-29
関連マニュアル
関連マニュアル
7
次の SAP ドキュメントには、SAP BusinessObjects Explorer 4.1 に関する情報が記載されています。
情報
注意事項と回避策の一覧
サポートされているプラットフォー
ムおよびサードパーティソフトウェ
ア。
ドキュメント 場所
SAP BusinessObjects 4.1 リリース
ノート http://service.sap.com/re leasenotes
製品出荷マトリックス
SAP サービスマーケットプレイス
（ http://service.sap.com/pam ）
[検索] フィールドに「Explorer 4.1」
と入力します。
最新リリースで導入された新機能
の一覧
SAP BusinessObjects Business
Intelligence プラットフォーム 4.1
のアーキテクチャとテクニカルラン
ドスケープ、および必要なドキュメ
ントや SAP ノートへのリンク
SAP BusinessObjects 4.1 の新機
能
• 『Business Intelligence プラット
フォームインストールガイド 』
• 『Business Intelligence プラット
フォーム管理者ガイド 』
• 『Business Intelligence プラット
フォーム Web アプリケーション
デプロイメントガイド 』
• 『Business Intelligence プラット
フォームアップグレードガイド
』
SAP ヘルプポータル
（ http://help.sap.com
）
エラーメッセージの説明
Explorer へのインストールタスク
Explorer サーバ管理タスク
Explorer アプリケーションインタ
フェースを使用したデータの作成、
管理、閲覧に関するエンドユーザ
向けの情報
SAP BusinessObjects 4.1 エラー
メッセージの説明
『SAP BusinessObjects Explorer
インストールガイド 』
『SAP BusinessObjects Explorer
管理者ガイド 』
『SAP BusinessObjects Explorer
オンラインヘルプ 』 PDF
『SAP BusinessObjects Explorer
オンラインヘルプ 』オンラインヘル
プ
アプリケーションにログインして［ヘ
ルプ］をクリック
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デプロイメントの概要
デプロイメントの概要
9
3.1 概要
SAP BusinessObjects Explorer 4.0 は SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォーム 4.0 へのア
ドオンとしてインストールされます。サーバ、情報スペース、ユーザは Central Management Server (CMS) によっ
て管理され、セントラル管理コンソール (CMC) から管理されます。
SAP BusinessObjects Explorer のアーキテクチャは、次の 3 つのレイヤで構成されています。
• クライアント
• Web 層/ゲートウェイ - Web サーバ、および Web アプリケーションサーバが含まれます。
• バックエンドには、SAP BusinessObjects Explorer サーバおよび SAP BusinessObjects Business Intelligence
プラットフォームサーバが含まれます。
3.1.1 Explorer サーバ
SAP BusinessObjects Explorer をインストールすると、SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォー
ムセントラル設定マネージャ (CCM) とセントラル管理コンソール (CMC) に次のサーバが追加されます。
• Explorer Master Server
すべての Explorer サーバを管理します。
• Explorer Indexing Server
情報スペースのデータとメタデータをインデックス化し、管理します。
• Explorer Search Server
検索クエリーを処理し、検索結果を戻します。
• Explorer Exploration Server
データの検索、フィルタリング、および集計を含む情報スペースの閲覧と分析の機能を提供し、管理します。
各 Explorer サーバは独自のインデックスを管理します。
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デプロイメントの概要
3.1.2 サポートされているデータプロバイダ
SAP BusinessObjects Explorer 4.0 では、次のデータプロバイダのデータを使用できます。
• BusinessObjects ユニバース (.UNX)
• Excel スプレッドシート
• SAP HANA
• SAP NetWeaver BW Accelerator
注
このリリースでは、新しい .UNX 形式のユニバースのみがサポートされています。以前のリリースの .UNX 形式
のユニバースおよび OLAP ユニバースはサポートされていません。
3.1.3 SAP BusinessObjects Explorer でサポートされるプラットフォーム
サポートされるオペレーティングシステムおよび Web アプリケーションの詳細については、 http://ser vice.sap.com/pam の SAP 製品出荷マトリックス（PAM）を参照してください。
3.2 分散デプロイメントのシナリオ
大規模で重要な製品のデプロイメントの場合、分散デプロイメントのシナリオを実装することをお勧めします。
セキュリティ
1 つまたは複数の Master Server を使用するデプロイメントにおいてセキュリティを最適化するには、次のデプ
ロイメントを実行することをお勧めします。
推奨事項 Master Server のデプロイメント
下に該当する小規模のデプロイメント
• Master Server は 1 つのみである
• すべてのクライアントおよびサーバが同じネット
ワークにある
すべてのノード間で SSL を有効にすることを強くお
勧めします。
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デプロイメントの概要
Master Server のデプロイメント
マスタが複数ある大規模なデプロイメント
注
このバージョンの SAP BusinessObjects Explorer で
はマスタが複数あるデプロイメントで Internet Protocol
Version 6 (IPV6) をサポートしていません。
推奨事項
適切なフィルタ機器 (ルータ) で相互接続された個々
のサブネットに Explorer サーバおよびクライアントを
接続することを強くお勧めします。
フェールオーバー
フェールオーバーが重要な要件である場合、複数の Explorer Master Server をデプロイして、他の Explorer
サーバを管理できます。複数の Master Server が連携して、重要なデータの整合性を維持します。
負荷分散
SAP BusinessObjects Explorer は、Web アプリケーションサーバのクラスタ化をサポートします。ハードウェアま
たはソフトウェアのロードバランサを Web アプリケーションサーバのエントリポイントとして使用すると、複数の
サーバに処理が均等に分散されます。
注
現在、以下の永続性の種類がサポートされています。
• ソース IP アドレスの永続性
情報
SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォームでサポートされるロードバランサの使用について
は、 http://service.sap.com/pam で入手できる SAP 製品出荷マトリックス (PAM) を参照してください。
関連項目
• 63 ページの「
• 37 ページの「
インデックス化を向上させる複数の Indexing Server のデプロイメント 」
• 36 ページの「
情報スペースの閲覧を向上する複数の Explorer サーバのデプロイメント 」
• 36 ページの「
11 2013-06-29
システム管理
システム管理
4.1 Explorer の起動と停止
SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォーム CMC から、次の Explorer サーバを起動、停止、
または再起動できます。
• Explorer Master Server
• Explorer Exploration Server
• Explorer Indexing Server
• Explorer Search Server
情報
CMC でのサーバ管理の詳細については、 『Business Intelligence プラットフォーム管理者ガイド 』を参照して
ください。
SAP BusinessObjects Explorer を起動するには、以下の操作を行います。
1 Web アプリケーションサーバを開始します。
2 CMS データベースを開始します。
3 SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォームシステムを開始します。
Explorer サーバが自動的に開始するように設定されている場合は、開始時に有効化されます。
4 Explorer サーバを手動で開始する必要がある場合、SAP BusinessObjects Business Intelligence プラット
フォーム CMC にログインして [サーバ] オプション、さらにカテゴリとして [Explorer] を選択してから、 [開
始] または [再起動] を選択して適切な Explorer サーバを有効化します。
Explorer サーバはリスト化されています。
関連項目
• 7 ページの「
4.2 データソースへの接続
13 2013-06-29
システム管理
4.2.1 SAP HANA への Explorer の接続
Explorer を SAP HANA データソースに接続するには 2 つの方法があります。
• CMC 内の Explorer サーバのアプリケーションプロパティに、接続パラメータを登録することによる直接接
続。これは、単一の SAP HANA データソースへの接続です。
• CMC で有効なセキュリティ接続を使用する接続。これは、インフォメーションデザインツールで作成され、リ
ポジトリに公開される接続です。この接続では、複数のデータソースにアクセスすることができます。
関連項目
• 14 ページの「
• 16 ページの「
4.2.1.1 SAP HANA データソースの登録
セントラル管理コンソール (CMC) で [Explorer アプリケーションプロパティ] 設定ページに SAP HANA アプラ
イアンスを登録することにより、SAP BusinessObjects Explorer を SAP HANA データソースに直接接続するこ
とができます。次のパラメータを設定して、SAP HANA システムに対する SAP BusinessObjects Business
Intelligence プラットフォームのデータベース認証情報と認証モードを有効化します。
アプリケーション
パラメータ newdb.sys
tem.alia
値 newdb.url
例
[スペースの管理] タブに表示される新しい
データベースシステムの名前
新しいデータベースシステムへの接続に使用
される JDBC の URL。この URL には、以下
のようにシステムのホスト名とポートが含まれま
す。 newdb.url=jdbc:sap//<サーバ名>:<ポート> newdb.system.alias=NDB newdb.url=jdbc:sap//server1:30016
14 2013-06-29
システム管理
15
アプリケーション
パラメータ
値 例 newdb.authenti
cation.mode
DatabaseMapping: SAP BusinessObjects
Business Intelligence プラットフォーム "デー
タベース認証情報" の使用を有効化します。
ConfiguredIdentity: "固定された" ユーザ名お
よびパスワードを指定できるようにします。この
認証モードでは、次の追加パラメータが必要
です。
• newdb.user
• newdb.password
注
ConfiguredIdentity 認証を使用すると、すべて
のユーザが同じデータベース認証を共有でき
ます。この種類の認証は、開発およびテスト環
境により適しています。 newdb.authentica
tion.mode=DatabaseMapping newdb.authentication.mode=ConfiguredIdentity newdb.user=system newdb.password=manager
注
SAP HANA への SSO アクセスを使用するには、"newdbauthentication.mode" パラメータを "DatabaseMapping"
に設定して、データベース認証モードを有効化します。
1 SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォーム CMC にログインします。
2 サーバに移動して Explorer サーバを停止します。
3 アプリケーションに移動します。
4 [Explorer] を右クリックしてから、[プロパティ] をクリックします。
5 [詳細設定] ペインで、前述の表で説明したアプリケーションパラメータを設定します。
6 次のいずれかを実行します。
入力値
ConfiguredIdentity
DatabaseMapping
操作
最後の手順に進みます。
データベースのアカウント名およびパスワードが接続パラメータ
として自動的に使用されるように、CMC 内でデータベース認証
オプションを有効化する必要があります。手順は、次の通りで
す。
• 基本のユーザグループに移動します。
• [プロパティ] パネルを開きます。
• [データベース認証を有効にする] を選択します。
7 変更を保存し、Explorer サーバを再起動します。
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システム管理
16
4.2.1.2 SAP HANA データソースへの定義済み接続の使用
リポジトリに保存されている SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォーム接続を使用して、SAP
BusinessObjects Explorer を 1 つ以上の SAP HANA データソースに接続できます。これらの接続は、インフォ
メーションデザインツールで作成され、リポジトリに公開されます。接続の作成の詳細については、インフォメー
ションデザインツールのユーザーズガイドを参照してください。この節では、以下について説明します。
• 接続作成時に定義するための SAP HANA 特定設定
• Explorer への接続有無の表示
• 接続が [スペースの管理] で有効であることの検証
• データベース認証モードの有効化
1 SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォームプログラム一覧からインフォメーションデザイン
ツールを開始します。
2 新しいリレーショナル接続ウィザードを開始します。
3 ウィザードの手順に従い、次のオプションを設定して接続を作成します。
ウィザードのページ
データベースミドルウェアドライバの
選択
入力する情報
SAP HANA Appliance ノードの下で JDBC ドライバを選択します。
SAP High-Performance Analytic
Appliance (SAP HANA) 用パラメー
タ
認証モード [指定されたユーザ名とパスワードを使用する]:
すべての BusinessObjects Enterprise ユーザが、接続で指定され
たユーザ名およびパスワードを使用してデータベースに接続され
ます。すべてのユーザが、同じセキュリティプロファイルを共有しま
す。
認証モード [BusinessObjects 認証マップを使用する]:
SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォームユー
ザが、プロファイル (データベース認証) で指定されたユーザ名お
よびパスワードを使用してデータベースに接続されます。
4 リポジトリに新しい接続を公開します。
5 SAP HANA 接続が Explore の [スペースの管理] タブに表示されることを確認します。
6 [BusinessObjects 認証マップを使用する] を選択した場合、以下を実行します。 a セントラル管理コンソール (CMC) に移動し、接続と関連付けられているユーザおよびグループを選択
します。 b グループのプロパティを開きます。 c [有効] チェックボックスを選択します。
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システム管理
4.2.1.3 SAP HANA バージョンの更新時の Explorer の更新
新しいバージョンの SAP HANA をインストールまたは更新すると、Explorer も SAP HANA JDBC ドライバの該
当するバージョンと一緒に更新されます。
1 すべての Explorer サーバを停止します。
• Exploration
• インデックス化
• マスタ
• 検索
2 次のディレクトリから古いドライバを削除します。
• $InstallFolder\SAP BusinessObjects\Explorer14.0\plugins\com.sap.ngdbc_1.0.0\lib\ngdbc.jar
注
ファイルは削除されるか、またはインストールフォルダに存在しない別のディレクトリに移動されます。
3 次のディレクトリ __installer.HDB\client\JDBC.TGZ\JDBC.tar\ngdbc.jar から新しい ngdbc.jar ドライバを古
いドライバの場所にコピーします。
4 Explore サーバを再起動します。
4.2.2 Explorer の BWA への接続
SAP BusinessObjects Enterprise セントラル管理コンソール (CMC) の管理ページから、SAP BusinessObjects
Explorer と指定の SAP NetWeaver BW Accelerator を接続します。
1 Explorer サーバーを停止します。
2 BusinessObjects Enterprise CMC にログオンします。
3 [サーバ] に移動し、Explorer サーバを停止します。
4 [アプリケーションの管理] に移動します。
5 ［Explorer］を右クリックしてから、［プロパティ］をクリックします。
6 [詳細設定] 内に、指定の BWA のホストとポートの値を入力します。
以下はその例です。 com.businessobjects.datadiscovery.dataprovider.trex.host=<mybwaserver> com.businessobjects.datadiscovery.dataprovider.trex.port=3<TREX_instance_number>16
注
最初のエントリには、1 番目のマスター ネーム サーバーが稼働中のブレード（または単にマスター ネーム
サーバーが稼働中のブレード）を指定する必要があります。
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システム管理
7 オプション: BW Accelerator ランドスケープのバックアップブレードが 1 つまたは複数ある場合、これらの
バックアップブレードへの接続設定を追加することができます。
たとえば、2 つのバックアップ ブレードを追加するには、次の手順に従います。 com.businessobjects.datadiscovery.dataprovider.trex.host1=<bwa_backup_blade1> com.businessobjects.datadiscovery.dataprovider.trex.port1=3<TREX_instance_number>16 com.businessobjects.datadiscovery.dataprovider.trex.host2=<bwa_backup_blade2> com.businessobjects.datadiscovery.dataprovider.trex.port2=3<TREX_instance_number>16
8 ［保存］および［閉じる］をクリックします。
9 サーバを再起動します。
4.2.3 SAP エイリアスを使用した BWA への接続
SAP エイリアスを使用して、BWA に接続できます。ログインを有効にするには、CMC で Explorer アプリケー
ションの [詳細設定] テキスト領域に新しいパラメータを追加する必要があります。次のようにします。
1 すべての Explorer サーバを停止します。
2 セントラル管理コンソールで [アプリケーション] ページを開きます。
3 アプリケーション一覧で [Explorer] をダブルクリックします
4 次のパラメータを [詳細設定] テキストフィールドに追加します。com.businessobjects.datadiscovery.dat
aprovider.trex.resolveUserSAPAlias
5 com.businessobjects.datadiscovery.dataprovider.trex.resolveUserSAPAlias=true のようにパラメータを true
に設定します。
6 Explore サーバを再起動します。
4.3 ソフトウェアの設定
4.3.1 Web アプリケーションの設定
アプリケーション設定は、次の単一のプロパティファイルを使用して変更できます。 default.settings.properties
このファイルは、Web アプリケーションサーバディレクトリに保存されます (例: C:\Program Files (x86)\SAP
BusinessObjects\Tomcat6\webapps\explorer\WEB-INF\classes)。 default.settings.properties ファイルに次のような Explorer 固有のパラメータを設定します。
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システム管理
設定 product.name
default.locale
default.cms.name
show.cms.name
disable.cms.name
default.authentication.method
authentications hide.authentication.method
disable.authentication.method
use.effects
request.timeout
help.url
tutorial.url
disable.password.encryption
説明
内部使用専用。
使用するデフォルトのロケールです。たとえ
ば、英語です。
CMS の名前およびポート番号です。 default.cms.name に保存されている値を［ロ
グオン］ページの［CMS 名］フィールドに表
示するかどうかを指定します。
［ログオン］ページ内の［CMS 名］テキスト
ボックスを無効化します。テキストボックスの
値を変更できません。
使用する、デフォルトのログオン認証です。
値は、［ログオン］ページの［認証］一覧に
表示されます。
［認証］一覧に表示される値です。
例 en myserver:6400
SecEnterprise sec Enterprise、secWindows
NT、secLDAP
［認証］一覧を［ログオン］ページに表示す
るか決定します。
［ログオン］ページ内の［認証］一覧を無効
化します。値を変更することはできません。
グラフィッカルな効果を使用するかどうかを
指定します。たとえば、［ログオン］をクリック
すると、［ログオン］ボックスにグラフィカルな
効果が適用されます。
システムへのログオンなど、操作が行われ
てから Explorer がタイムアウトになるまでの
秒数です。
ドキュメンテーションの保存場所です。
チュートリアルの保存場所です。
パスワードの暗号化を使用するか決定しま
す。
30
100
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システム管理
設定 opendoc.url
説明
BusinessObjects Enterprise デプロイメント
の OpenDocument URL。サーバが情報ス
ペースデータを Web Intellignece クエリー
にエクスポートするときに使用します。値を
設定すると、OpenDocument を介してクエ
リが起動します。値を設定しないと、クエリー
は起動しません。
例 http://server:port/OpenDoc ument/opendoc/openDocu ment.jsp
関連項目
• 44 ページの「
SAP BusinessObjects Explorer for SAP 認証の設定 」
4.3.2 Explorer のサーバ設定
サーバプロパティが、CMC で各 Explorer サーバの [オブジェクトプロパティ] 一覧に一覧表示されます。一般
的なサーバプロパティについては、『Business Intelligence プラットフォーム管理者ガイド』で説明されています。
この節では、Explorer サーバに固有のプロパティについて説明します。
次の設定を行うことができます。
• ブックマークの有効期限の設定に使用する単位。日、分、時間、または週を使用できます。
• ブックマークの保存期間（単位は指定の単位）。たとえば、365 です。
• ウォッチドッグで処理されるセッションオブジェクトが削除されるまでの時間 (ミリ秒)。
• 負荷を分散するために、スレーブサーバがマスタサーバに作業負荷を通知する更新の間隔 (ミリ秒)。
また以下を使用して、インデックスパスを優先順位に従って設定することもできます。
• プロパティファイル (単一ノード上のすべてのサーバの設定)
• SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォーム CMC サーバプロパティ (単一ノード上の単一
の Indexing Server の設定)
設定の変更は、次の優先順位で適用されます。
• CMC 内の各サーバのコマンドラインによる設定 (単一ノード上の単一サーバの設定)
• プロパティファイルの直接の変更 (単一ノード上のすべてのサーバの設定)
• CMC アプリケーションプロパティでの設定 (デプロイメントクラスタ内のすべてのノードの設定)
たとえば、ノード上のプロパティファイルを使用して設定する場合は、そのノードに関する CMC 設定は無視さ
れます。
20 2013-06-29
システム管理
21
4.3.2.1 情報スペースのインデックスパス
インデックスの保存場所を指定できます。インデックスパスは、SAP BusinessObjects Business Intelligence プ
ラットフォーム CMC で設定するか、またはプロパティファイルを作成してそこに指定することができます。
注
インデックスの保存場所のディレクトリを変更する場合、Explorer ディレクトリが複数の Explorer サーバによっ
て共有されていないことを確認する必要があります。各 Explorer サーバは、独自のディレクトリを持つ必要があ
ります。複数の Explorer サーバが複数のマシンにインストールされている分散環境では、Explorer はシステム
内で各 Explorer ディレクトリから他のすべての Explorer ディレクトリにインデックスを複製します。つまり、すべ
ての Explorer サーバで、合計インデックス数が同じになります。
関連項目
• 21 ページの「
• 21 ページの「
4.3.2.1.1 CMC を使用したインデックスパスの設定
単一の Indexing Server のインデックスパスを変更するには、CMC 内でサーバのプロパティを編集します。こ
のインデックスパスはインストールパスによって異なり、デフォルトでは次のようになります。
• %DefaultDataDir%/Explorer14.0/index
1 CMC にログオンします。
2 [サーバ] から、設定する Explorer Indexing Server へ移動します。
3 サーバを右クリックし、［プロパティ］をクリックします。
4 [インデックスファイルディレクトリ] でパスを入力します。
5 ［保存］をクリックします。
注
既存のインデックスを新しい場所にコピーする場合、Explorer Indexing Server を停止する必要があ ます。
6 サーバを再起動します。
4.3.2.1.2 プロパティファイルを使用したインデックスパスの設定
プロパティファイルを作成したり、編集したりすることにより、単一ノードのすべてのサーバに対してインデックス
パスを変更できます。
1 explorer.service.properties という名前のプロパティファイルを次の場所で作成または編集します。
• C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\Explorer14.0\
次のエントリを追加します。
• index.path=C:/Index
2 値を適宜変更して、ファイルを保存します。
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システム管理
3 サーバを再起動します。
注
既存のインデックスをコピーする場合、Explorer Indexing Server を停止する必要があります。
4.3.2.2 セッションタイムアウト時間
Explorer Master Server は、不要なリソースを効率的に解放します。関連するピアが動作を停止したり、基盤と
なるネットワークに障害が発生したりした場合、セッションオブジェクトは削除されます。ウォッチドッグサービス
は、すべてのネットワークアクティビティを監視します。 watchdog.timeout パラメータは、ウォッチドッグがアクティビティのないことを検出した場合でもライブセッション
がアクティブであると見なす期間をミリ秒で指定します。
注 watchdog.timeout パラメータは、http セッションに設定されたタイムアウト値よりも大きな値に設定する必要があ
ります。設定されていない場合、http セッションが有効であるにも関わらず Explorer セッションがタイムアウトに
なることがあります。
セッションタイムアウト時間の変更は、管理者が次のいずれかの手順で行います。
アクション 方法
単一ノードの設定を変
更します。
1 次の場所にある polestar.service.properties という名前のプロパティファイルを
作成または編集します。
C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\Explorer14.0\
2 watchdog.timeout=30 というエントリを追加して、値を適宜変更し、サーバを再起
動します。
コマンドラインを変更
して、単一サーバを設
定します。
-watchdog.timeout 30 をコマンドラインに追加して単一サーバを設定します。
次はその例です。-loggingPath "C:/Program Files (x86)/SAP BusinessObjects/Ex plorer14.0/Logging/" -serverkind polestarMaster -trace true -watchdog.timeout
30
注 watchdog.timeout のデフォルト値は 300 000 ミリ秒（5 分）です。設定を変更すると、特に指定された値が小さ
すぎる場合は、安定性に影響を与え、有効なセッションが削除されてしまう可能性があります。この値は、work load.update.delay の値よりも大きくする必要があります。workload.update.delay パラメータは、Explorer Master
Server を更新する間隔 (ミリ秒単位) を指定します。
22 2013-06-29
システム管理
23
4.3.2.3 要求タイムアウトの制限
大きなデータセットを使用中に、タイムアウトが発生する場合があります。
回避策
次の場所にある、デフォルトの request.timeout 設定（秒単位）を変更する必要があります。
C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\Tomcat6\webapps\explorer\WEB-INF\classes\default.set
tings.properties
手順は次のとおりです。
1 default.setting.properties ファイルを開いて編集します。
2 request.timeout 設定を探します。
3 設定を適切に変更します。
警告
大きな値を定義すると、サーバの待ち時間に影響します。
オプション
-1
360
説明
無効化タイムアウトの制限
タイムアウトの最大値
4 ファイルを保存します。
5 Explorer サーバを再起動します。
新しい値にしたがってタイムアウト設定が変更されます。
4.3.2.4 ブックマークの有効性
ブックマークの有効期間とは、エンドサーバによって作成された閲覧ビュー（情報スペースにフィルタを適用し
たもの）のブックマークが Explorer アプリケーションサーバに保存され続ける期間のことです。この期間が過ぎ
ると、ブックマークを開くことができなくなります。ブックマークの有効期間を設定するには 3 つの方法がありま
す。詳細については、次の「関連トピック」を参照してください。
注
管理者は、ブックマークの有効期間を Explorer のエンドサーバに通知するようにしてください。これにより、エ
ンドサーバは、保存したブックマークがいつまで有効かを把握することができます。
2013-06-29
システム管理
24
関連項目
• 24 ページの「
• 24 ページの「
CMC におけるサーバコマンドラインを使用したブックマークの有効期間の設定 」
• 24 ページの「
プロパティファイルを使用したブックマークの有効期間の設定 」
4.3.2.4.1 CMC を使用したブックマークの有効期間の設定
SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォーム CMC を使用してブックマークの有効期限を変更
するには、CMC 管理ページ内で値を修正します。値は、Explorer サーバが再起動された後、すべてのスレー
ブノードによってアカウントに反映されます。
注
新規ブックマークの検証値は、新しい値が設定されて、Explorer サーバが再起動された後に作成されたブック
マークにのみ適用されます。変更およびサーバの再起動前に作成されたすべてのブックマークは、デフォルト
の有効期限まで保持されます。
1 CMC にログオンします。
2 [管理] > [アプリケーション]に移動します。
3 ［Explorer］を右クリックしてから、［プロパティ］をクリックします。
4 [ブックマークの有効期限] の値を変更し、[保存] をクリックします。
5 Explorer サーバを再起動します。
4.3.2.4.2 CMC におけるサーバコマンドラインを使用したブックマークの有効期間の設定
単一のサーバに対する Explorer の有効期間を変更するには、SAP BusinessObjects Business Intelligence プ
ラットフォーム CMC でサーバプロパティを編集します。
1 CMC にログオンします。
2 ［サーバ］を使用して、設定する Explorer Server へ移動します。
3 サーバを右クリックし、［プロパティ］をクリックします。
4 ［コマンドラインパラメータ］で、以下を追加します。
-bookmark.validity.time 365 -bookmark.validity.unit DAYS
例:
-loggingPath "C:/Program Files (x86)/SAP BusinessObjects/Explorer14.0/Logging/" -serverkind polestarIndexing -trace true -bookmark.validity.time 365 -bookmark.validity.unit DAYS
5 [保存] をクリックします。
6 Explorer サーバを再起動します。
4.3.2.4.3 プロパティファイルを使用したブックマークの有効期間の設定
プロパティファイルを作成したり、編集したりすることにより、単一ノードのすべてのサーバに対して Explorer
ブックマークの有効期間を変更できます。
1 explorer.service.properties という名前のプロパティファイルを次の場所で作成または編集します。
• C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\Explorer14.0\
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システム管理
2 次のエントリを追加します。 bookmark.validity.time=365 bookmark.validity.unit=DAYS
3 値を適宜変更して、ファイルを保存します。
4 サーバを再起動します。
4.3.2.5 Explorer サーバの仮想メモリサイズの拡大
Explorer サーバに必要な仮想メモリのサイズは、デプロイメントを通じて閲覧およびインデックス化される情報
スペースのサイズによって異なります。必要に応じて、JVM ヒープサイズ値を変更することにより、各サーバで
使用できる仮想メモリサイズが増加します。
• 多数のサーバが大規模な情報スペースを閲覧する必要がある場合、Exploration Server の JVM ヒープサ
イズを増やしてください。
• インデックス化するサーバが多数いる場合も、Explorer Indexing Server の JVM ヒープサイズを増やしてく
ださい。
デフォルトでは、JVM ヒープサイズ値は 1 GB です。多くの場合、この値では Master Server および Search
Server には不足です。
JVM のヒープサイズは次の操作に影響します。
• メモリのガーベジコレクション
たとえば、Indexing Server のヒープサイズを大きく設定すると、インデックス化中のメモリのガーベジコレク
ション時間が短縮されるので、パフォーマンスが向上します。ヒープサイズが小さい場合、スケジュール設定
では、必要なタスクの実行よりもメモリの解放と取得により多くの時間が費やされます。多くの場合、1.6 GB
のヒープサイズではガーベジコレクションの速度が低下します。
• メモリのハードディスクへのスワップ
JVM ヒープサイズ値の設定は、サーバで使用可能な物理メモリの合計より少なくする必要があります。物理
メモリが低容量であり、各サーバのヒープサイズに大きな値を設定した場合、メモリのハードディスクへのス
ワップが発生します。たとえば、RAM が 2 GB の場合、各 Explorer サーバに 1024 MB のヒープサイズを
設定することは効率的ではありません。SAP BusinessObjects Explorer は正しく機能しますが、メモリスワッ
プが発生するので、パフォーマンスに影響します。
4.3.2.5.1 JVM ヒープサイズ値の設定
サーバおよび JVM に対して設定できるメモリ容量を確認します。ヒープサイズは、使用するハードウェアとソフ
トウェアによって異なります。たとえば、32 ビットまたは 64 ビットの Windows オペレーティングシステム、JVM
のバージョン、インストールされている物理メモリの容量です。
メモリサイズの設定については、 『Business Intelligence プラットフォーム管理者ガイド 』を参照してください。
25 2013-06-29
システム管理
関連項目
• 7 ページの「
4.3.2.6 Excel ファイルの同時アップロード
Explorer の管理者は、Excel ファイルの処理可能な同時アップロード操作数を設定できます。デフォルトでは、
Excel 同時アップロード操作数の値は 30 です。
4.3.2.6.1 同時に実行可能な Excel アップロード数の設定
Explorer の管理者は、Excel ファイルの処理可能な同時アップロード操作数を設定できます。デフォルトでは、
Excel 同時アップロード操作数の値は 30 です。
1 CMC にログインします。
2 [アプリケーション] > [Explorer] > [プロパティ] > [詳細設定] の順に選択します。
3 以下のパラメータを入力して、値を指定します。 com.businessobjects.datadiscovery.max_nb_parallel_indexing_tasks
例: com.businessobjects.datadiscovery.max_nb_parallel_indexing_tasks=50
パラメータを変更すると、すぐに反映されます。
4.3.3 デプロイメント全体で使用する標準フォント
情報スペースにおける文字列表示用フォントには、SAP BusinessObjects Explorer デプロイメント上のクライア
ントとサーバにあるフォントライブラリーが使用されます。
• チャートの文字列表示用フォントには、Exploration Server のフォントを使用
• その他のアプリケーション GUI の文字列表示用フォントには、SAP BusinessObjects Explorer にログオンし
ているクライアントマシンのフォントを使用
Exploration Server にインストールされているフォントが、クライアントにあるフォントと一致しない場合、チャート
およびその他のアプリケーション GUI の文字列は、別のフォントで表示されます。
4.3.3.1 クライアントおよびサーバ全体でのフォントの互換性の確認
26 2013-06-29
システム管理
Arial Unicode J フォントは、ほとんどの Microsoft Windows クライアントマシンの Arial Unicode MS フォントと一
致します。これにより、アプリケーション GUI 全体での文字列の標準表示が可能になります。
デプロイメント全体のフォントの互換性を確認するには、次の手順を行います。
1 クライアントマシンで、Arial Unicode J フォントと互換性のあるフォントがインストールされていることを確認し
ます。分散デプロイメントアーキテクチャを実装している場合は、各 Explorer サーバで確認します。
注
ほとんどの Microsoft Windows クライアントマシンで、Arial Unicode MS フォントは Arial Unicode J との互
換性があります。
2 互換性のあるフォントが備わっていない各クライアントマシンまたは Explorer サーバに、Arial Unicode J を
インストールします。
注
Arial Unicode J は、インストール後、SAP BusinessObjects Explorer サーバの <BusinessObjects_Explorer_In stallDir>/Explorer14.0/jre/lib/fonts ディレクトリで利用可能になります。
4.3.3.2 カスタムフォントのインストール
各言語のフォントによっては、表示が大きすぎて、チャートエリアが軸ラベルで隠れたり、ファセット値が切り捨
てられたり、その言語特有の文字列が表示されないことがあります。これらのフォントの互換性の問題は、Windows
よりも UNIX 環境でよく起こります。これらの問題を解決するために、選択したフォントをサーバまたはクライア
ントにインストールすることができます。フォントをインストールしたら、そのフォントがチャートとその他のアプリ
ケーション GUI の両方で使用されるように、2 つのファイルを編集する必要があります。
1 Exploration Server を停止します。
2 Exploration Server とクライアントに、選択したフォントをインストールして配布します。
サーバ上の場所: <BusinessObjects_Explorer_InstallDir>/Explorer14.0/jre/lib/fonts
4.3.3.3 チャートでのカスタムフォントの設定
SAP BusinessObjects Explorer のチャートでカスタムフォントを使用するには、まずフォントをサーバおよびクラ
イアントマシンにインストールする必要があります。
1 <BusinessObjects_Explorer_InstallDir>/Explorer14.0/chart-template.sample ファイルを編集用に開きます。
2 [Arial Unicode J, Arial Unicode MS, Arial] という文字列を検索します。
3 この 3 種類のフォント名を、次のように、インストールしたフォント名に置き換えます。
[FontFaceName 1;FontFaceName 2;Font FaceName 3]
27 2013-06-29
システム管理
情報
フォントは、基本設定の順に指定されます。リスト内の最初のフォントが使用できない場合、2 番目のフォン
トが使用され、2 番目のフォントが使用できない場合、3 番目のフォントが使用されます。
4 オプション：フォントサイズを指定するには、[10.0]; という文字列を検索します。
5 10.0 のフォントサイズを、選択したフォントサイズに置き換えます。たとえば、14 サイズの日本語フォントを
2 種類から選んで指定する場合、次のように置き換えます。
<GlobalValue>
<DefaultValues>
<DefaultValue type="4" value="[jiskan24.pcf.z
;k14.pcf.Z];
[14.0];[0];[0;0;0;0];[]" />
</DefaultValues>
</GlobalValue>
注
凡例などの特定のチャートゾーンに、異なるフォントサイズを指定した場合、特定のチャートゾーンでは、グ
ローバルなフォントサイズが上書きされます。
6 ファイル名を chart-template.xml に変更して、<BusinessObjects_Explorer_InstallDir>/Explorer14.0/ に保
存します。
4.3.3.4 チャート以外のインタフェースのカスタムフォントの設定
SAP BusinessObjects Explorer でカスタムフォントを使用するには、まずフォントをサーバおよびクライアントマ
シンにインストールする必要があります。
カスタムフォントまたはフォントサイズは、すべての言語に対してグローバルに定義することも、特定の言語に対
して定義をし、グローバル設定を上書きすることもできます。
1 <install_dir>\webapps\explorer\schema\chinese.css.example\ ファイルを編集用に開きます。
2 デフォルトのフォント名とフォントサイズを、選択したフォント名とフォントサイズに置き換えます。 global { font-family: Arial Unicode J, Arial Unicode MS, Arial, Sans-serif;
} font-size: 13pt;
情報
フォントは、基本設定の順に指定されます。リスト内の最初のフォントが使用できない場合、2 番目のフォン
トが使用され、2 番目のフォントが使用できない場合、3 番目のフォントが使用されます。
注
ツールチップなどの特定のインタフェースラベルに、異なるフォントサイズを指定した場合、特定の種類のラ
ベルでは、グローバルなフォントサイズが上書きされます。
3 このファイルを保存する場所は、これらの設定をグローバルにすべての言語に適用するのか、特定の言語
にのみ適用するのかによって変わります。
• すべての言語に設定を適用するには、ファイル名を global.css に変更し、<install_dir>\webapps\explor er\schemes\global\global.css\ に保存します。
28 2013-06-29
システム管理
• 特定の言語にのみ適用するには、ファイル名を <language>.css に変更し、<install_dir>\webapps\explor er\schemes\global\<language_code>\<language>.css\ のように、フォルダ名がその言語の言語コードで
あるサブフォルダに保存します。
たとえば、中国語の場合、<install_dir>\webapps\explorer\schemes\global\zh_CH\chinese.css\ のよう
にファイルを保存します。
注 css. ファイルは、すべての表示プロパティを管理するので、これらの指定したパラメータの値のみを変更
することをお勧めします。
4 Exploration Server を再起動します。
4.3.4 地理名リポジトリのカスタマイズ
カスタムリポジトリを追加して、カスタマイズされた地理的位置の一覧を地域ディメンションのデータソースとして
使用できるようにすることができます。
カスタム地理リポジトリを作成すると、以下のことを行えるようになります。
• データベース内の都市値に地理的エイリアスを追加する
• 緯度と経度の座標を使用して新しい都市の場所を作成する
Navteq 地理リポジトリファイル構文を使用して、リポジトリごとに個別の XML ファイルを作成します。これらの
ファイルを CMS のフォルダにアップロードしてから、セントラル管理コンソール (CMC) で Explorer アプリケー
ションの詳細プロパティに以下の新しいリポジトリパラメータのいずれかを追加します。
XML リポジトリファイルに対する操作 追加するパラメータ
別の都市名の追加
新しい都市名の追加 custom.geo.repository.renamednames.file.cuid
custom.geo.repository.explorer.file.cuid
各リポジトリ XML ファイルの固有 ID (CUID) 値を該当するパラメータに設定します。
カスタム地理リポジトリは、圧縮 .JAR ファイルに保存されている names.csv というメインの地理名リポジトリの情
報を使用します。このファイルのインストール場所は以下のとおりです: <INSTALLDIR>\SAP BusinessObjects\Ex plorer 14.0\plugins\com.sap.geo.repository.names.navteq.levels012c_<version number>.jar
地理リポジトリを作成するための構文および手順については「関連トピック」を参照してください。
関連項目
• 33 ページの「
• 31 ページの「
• 30 ページの「
29 2013-06-29
システム管理
30
4.3.4.1 地理リポジトリへの別の名前の追加
地理ディメンション値の都市名として、Navteq names.csv リポジトリファイルで使用するものとは異なる名前を追
加することができます。これらの名前は、カスタマイズされた地理リポジトリにエイリアスとして追加されます。新
しいリポジトリを作成するには、Explorer インストールファイルシステムへのアクセス権およびセントラル管理コン
ソールを使用するための管理者権限が必要です。
別の地理名リポジトリは .XML ファイルであり、その親である names.csv リポジトリファイルの都市、親 ID、およ
び既存の都市エントリのカスタマイズした名前が含まれます。ファイルを CMS 内のフォルダにアップロードした
後、このファイルの CUID を、CMC の Explorer アプリケーションのプロパティに手動で追加した新しいパラメー
タ custom.geo.repository.renamednames.file.cuid の値として渡します。
1 テキストエディタで新しい .XML ファイルを作成します。このファイルをローカルに保存して、custom_re named_repository.xml などの関連性のある名前を付けます。
2 テキストエディタで Navteq リポジトリファイル names.csv を開きます。リポジトリファイルは、次の場所にイン
ストールされている圧縮された .JAR ファイルに含まれています: <INSTALLDIR>\SAP BusinessObjects\Ex plorer 14.0\plugins\com.sap.geo.repository.names.navteq.levels012c_<version number>.jar。
注
.JAR ファイルの名前は、インストールされているコンピュータのビルド番号によって異なりますが、以下のよ
うな番号になります: navteq.levels012c_3.2.0.r606_v20120131.jar。
3 names.csv ファイルで、エイリアスを追加する都市の名前を検索します。
同じ都市名が複数ある場合は、親 ID を使用してファイルを検索します。親 ID は同じ行の 2 番目の ID
で、都市の地域 ID です。地域が正しければ、都市も正しい可能性が高くなります。たとえば、UK の London
を検索する場合に、以下のエントリがあったとします。
"C20337455" "20248595" "c" "London" "eng" "false" "false" "OFFICIAL"
これが正しい London であることを確認するには、親 ID が 20248595 であるファイルを検索します。これは、
エイリアスを追加する都市が所在する地域の ID です。以下の検索結果が得られます。
"20248595" "UK" "1" "England" "eng" "false" "false" "OFFICIAL"
親地域は England です。2 番目の ID UK を検索することでさらに確認することができます。これは、国を
識別する親 ID です。以下が返されます。
"UK" "" "0" "United Kingdom" "eng" "false" "false" "OFFICIAL"
United Kingdom が親となる国であり、これ以上の地理的親は存在しないため、この London というエントリ
は UK の England にある正しい London であるということになります。
4 names.csv ファイルから都市のエントリをコピーし、新しい .XML ファイルに貼り付けます。
この例では、London のエントリをコピーし貼り付けます。
"C20337455" "20248595" "c" "London" "eng" "false" "false" "OFFICIAL"
5 都市名を、names.csv ファイルのエントリの代わりに使用する別の都市名に変更します。
たとえば、次のように London エントリを "London City" という値を返すように変更します。
<locations>
<location id="C20337455" parent="20248595" name="London City" type="OFFICIAL" lang="eng" exonym="
2013-06-29
システム管理 false" transliteration="false" />
</locations>
6 新しい .XML ファイルを保存します。
7 新しい .XML ファイルをセントラル管理コンソール (CMC) のフォルダにアップロードします。
8 CMC で、以下の操作を実行します。 a フォルダを開いて、.XML ファイルを右クリックします。[プロパティ] をクリックして、ファイルの CUID 値を
コピーします。これは、CMS 内でのファイルの固有 ID です。[キャンセル]をクリックします。 b CMC の [ホーム] アイコンをクリックするか、コンソールウィンドウの右上にある [セントラル管理コンソー
ル] ドロップダウンリストから CMC の [ホーム] を選択します。
CMC のホームページが表示されます。 c [アプリケーション] アイコンをクリックするか、コンソールウィンドウの右上にある [セントラル管理コンソー
ル] ドロップダウンリストから [アプリケーション] を選択します。 d [アプリケーション名] 列の [Explorer] をダブルクリックします。 e [プロパティ] パネルで、次のパラメータを追加します: custom.geo.repository.renamednames.file.cuid。
この値を新しいリポジトリファイルの CUID に設定します。
たとえば、ファイル custom_renamed_repository.xml の CUID 値が ATavVgn075lKjaoRA2sTals である
場合は、次のようにパラメータを追加します。 custom.geo.repository.renamednames.file.cuid = ATavVgn075lKjaoRA2sTals f [保存して終了] をクリックします。
9 Explorer Indexing Server および Explorer Master Server を開始します。
この例では、Explorer で地理ディメンションの値を選択するときに都市の値として London City を選択できま
す。
関連項目
• 33 ページの「
4.3.4.2 地理リポジトリへの新しい都市の追加
カスタマイズした地理リポジトリに新しい都市名を追加して地理ディメンション値として使用可能にすることがで
きます。新しいリポジトリを作成するには、Explorer インストールファイルシステムへのアクセス権およびセントラ
ル管理コンソールを使用するための管理者権限が必要です。
新しい地理リポジトリは .XML ファイルであり、その親である names.csv リポジトリファイルの場所 ID、新しい都
市エントリのカスタム ID および場所の座標が含まれます。ファイルを CMS 内のフォルダにアップロードした後、
このファイルの CUID を、CMC の Explorer アプリケーションのプロパティに追加された新しいパラメータ cus tom.geo.repository.explorer.file.cuid の値として渡します。
1 テキストエディタで新しい .XML ファイルを作成します。このファイルをローカルに保存して、custom_newci ty_repository.xml などの関連性のある名前を付けます。
31 2013-06-29
システム管理
32
2 テキストエディタで Navteq リポジトリファイル names.csv を開きます。リポジトリファイルは、次の場所にイン
ストールされている圧縮された .JAR ファイルに含まれています: <INSTALLDIR>\SAP BusinessObjects\Ex plorer 14.0\plugins\com.sap.geo.repository.names.navteq.levels012c_<version number>.jar。
注
.JAR ファイルの名前は、インストールされているコンピュータのビルド番号によって異なりますが、以下のよ
うな番号になります: navteq.levels012c_3.2.0.r606_v20120131.jar。
3 names.csv ファイルで、追加する都市の親地域 ID を見つけます。たとえば、フランスの都市 Levallois を追
加する場合は、Levallois の親地域 Ile-de-France (ID = 20002126) を検索します。
4 新しい .XML ファイルで、次のパラメータを追加します。
オプション
機能 ID
親
名前
緯度
経度
説明
新しい都市行の ID。数値を割り当てます。この数値は任意ですが、新し
いリポジトリファイル内で固有である必要があります。
新しい都市の親地域の ID。names.csv の親 ID と同じです。
新しい都市のエントリ。
都市の緯度座標
都市の経度座標
リポジトリファイルの正しい構文の説明については、関連トピック「地理リポジトリファイルの構文」を参照して
ください。
注
エントリを作成するのに最も簡単な方法は、names.csv ファイルの既存のエントリを新しいリポジトリファイル
にコピーし、場所 ID と名前を変更してから緯度と経度の座標を追加することです。
たとえば、都市 Levallois を追加する場合は以下のようにします。
<locations>
<location id="100" parent="20002126" name="Levallois-Perret" type="OFFICIAL" lang="fra" exonym="false" transliteration="false" latitude="48.89829696596768" longitude="2.278434634208679" />
</locations>
5 新しい .XML ファイルを保存します。
6 新しい .XML ファイルをセントラル管理コンソール (CMC) のフォルダにアップロードします。
7 CMC で、以下の操作を実行します。 a フォルダを開いて、.XML ファイルを右クリックします。[プロパティ] をクリックして、ファイルの CUID 値を
コピーします。これは、CMS 内でのファイルの固有 ID です。[キャンセル]をクリックします。 b CMC の [ホーム] アイコンをクリックするか、コンソールウィンドウの右上にある [セントラル管理コンソー
ル] ドロップダウンリストから CMC の [ホーム] を選択します。
CMC のホームページが表示されます。 c [アプリケーション] アイコンをクリックするか、コンソールウィンドウの右上にある [セントラル管理コンソー
ル] ドロップダウンリストから [アプリケーション] を選択します。 d [アプリケーション名] 列の [Explorer] をダブルクリックします。 e [プロパティ] パネルで、次のパラメータを追加しますcustom.geo.repository.explorer.file.cuid。この値を
新しいリポジトリファイルの CUID に設定します。
2013-06-29
システム管理
たとえば、ファイル custom_newcity_repository の CUID 値が AfMRhpbRaqRXXXskIJZQ3Uo である場
合は、次のようにパラメータを追加します。 custom.geo.repository.explorer.file.cuid = AfMRhpbRaqRXXXskIJZQ3Uo f [保存して終了] をクリックします。
8 Explorer Indexing Server および Explorer Master Server を開始します。
この例では、Explorer で地理ディメンションの値を選択するときに、Ile-de-France 地域に所在する都市
Levallois-Perret を使用できます。
関連項目
• 33 ページの「
4.3.4.3 地理リポジトリファイルの構文
この節では、カスタムの地理 XML リポジトリファイルが従う必要のある構文について説明します。
リポジトリは、正しく解析されるように、以下の制約に準拠している必要があります。
• ファイルが .XML 形式である。
• 新しい場所または変更した場所が正確な形式を使用している。正確でないと解析エラーになりファイル全
体が無視されます。
• 各場所は要素によって表され、場所ごとに別の要素が使用されている。
• 値に属性が使用されている。
• 属性の順序は任意。
• 少なくとも 1 つの場所が含まれている。 names.csv の一般的なエントリは以下のとおりです。
"C20337455" "20248595" "c" "London City" "eng" "false" "false" "OFFICIAL" names.csv および .XML ファイルで使用される属性は次のとおりです。
33 2013-06-29
システム管理
列
機能 ID
親 ID
管理レベル
名前
言語 ISO コード
外名であるか
例
"C20337455"
"20248595"
説明
地理的場所の固有の機能 ID。
文字列。
地理的場所の固有の親 ID。文
字列。
"c"
"London City"
地理的場所の管理レベル。(0 -
> 国、1 -> サブ管理レベル 1, 2
-> サブ管理レベル 2、c -> 都
市)。文字列。
地理的場所の名前。これは、ユー
ザが追加するエイリアスです。文
字列。
"eng"
"false"
地理的場所のエントリ用の ISO
639 言語コード。たとえばフラン
ス語は "fra" です。文字列。
地理的場所の名前が外名である
かどうかを示します。外名とは、
地理的場所と異なる言語で使用
される単語です。たとえ
ば、"Londres" は London の外
名 (フランス語) です。論理値。
該当なし
○
○
○
名前変更され
た XML リポジ
トリで必須
○
○
新しい名前の
XML リポジトリで
必須
はい。固有の値
である必要があ
ります。たとえ
ば、最初の ID と
して 100 を使用
した後に場所を
追加する場合は
以下のように増
分します: 場所
1 の ID = 100、
場所 2 の ID =
200。
いいえ。オプショ
ンです。指定さ
れている場合、
照合時に機能
ID を検索する
際、その ID のコ
ンテキスト (親)
として使用できま
す。
該当なし
○
○
○
34 2013-06-29
システム管理
列
音訳であるか
名前タイプ
緯度
経度
例 説明
名前変更され
た XML リポジ
トリで必須
新しい名前の
XML リポジトリで
必須
"false"
"OFFICIAL" lati tude="49.996595" longi tude="8.582726"
地理的場所の名前が音訳である
かどうかを示します。音訳とは、あ
る言語の場所名を別の言語の文
字を使用して表記したものです。
論理値。
○
地理的場所のエントリの名前タイ
プ。(OFFICIAL -> 正式名、
ISO_3166_1_A3 -> 3 文字の ISO
コード、ABBREVIATION -> 略
語) 文字列。
新しい場所の緯度座標。
新しい場所の経度座標。
○
はい。OFFI-
CIAL、
ISO_3166_1_A3、
または AB-
BREVIATION
のいずれかに
する必要があ
ります。
はい。OFFI-
CIAL、
ISO_3166_1_A3、
または ABBRE-
VIATION のい
ずれかにする必
要があります。
該当なし
該当なし
はい。有効な座
標である必要が
あります。
はい。有効な座
標である必要が
あります。
4.4 負荷分散
4.4.1 負荷分散
SAP BusinessObjects Explorer は、Web アプリケーションサーバのクラスタ化をサポートします。ハードウェアま
たはソフトウェアのロードバランサを Web アプリケーションサーバのエントリポイントとして使用すると、複数の
サーバに処理が均等に分散されます。
情報
SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォームの負荷分散については、 http://service.sap.com/pam
で入手できる SAP 製品出荷マトリックス (PAM) を参照してください。
35 2013-06-29
システム管理
関連項目
• 7 ページの「
4.4.1.1 負荷分散の作業負荷更新の設定
負荷の最も小さなサーバに高いジョブ優先度を与えることで、作業負荷を分散します。クラスタ内のスレーブ
サーバは、Explorer が作用負荷コストを定期的に更新することを確認します。 workload.update.delayパラメータは、Explorer Master Server を更新する間隔をミリ秒単位で指定します。
作業負荷の更新遅延時間の変更は、管理者が次のいずれかの手順で行います。
• 単一ノードの設定を変更します。explorer.service.properties という名前のプロパティファイルを次の場所で
作成または編集します。
• <SAP BusinessObjects installdir>\Explorer14.0\ workload.update.delay=30 というエントリを追加して、値を適宜変更し、サーバを再起動します。
• 次の文字列をコマンドラインに追加して、単一サーバを設定します。
-workload.update.delay 30
例:
-loggingPath "C:/Program Files (x86)/SAP BusinessObjects/Explorer14.0/Logging/" -serverkind polestarMaster -trace true -workload.update.delay 30
注 workload.update.delay のデフォルト値は、15,000 ミリ秒です。設定を変更すると、特に指定された値が小さす
ぎる場合は、ネットワークトラフィックとパフォーマンスに影響を与える可能性があります。値は、watchdog.timeout
の値よりも十分に小さくする必要があります。
4.4.2 情報スペースの閲覧を向上する複数の Explorer サーバのデプロイメント
サーバ母集団の主なアクティビティが閲覧である場合、サーバが情報スペースをナビゲートする際に最大限の
パフォーマンスが得られるよう、Explorer サーバが追加されたクラスタに SAP BusinessObjects Explorer をデ
プロイすることをお勧めします。
高性能マシンをクラスタにデプロイすると、パフォーマンスが向上し、任意のサーバに関する制限が緩和されま
す。
関連項目
• 39 ページの「
36 2013-06-29
システム管理
4.4.3 インデックス化を向上させる複数の Indexing Server のデプロイメント
情報スペースのインデックス化は、次の要素によって異なります。
• デプロイされている Explorer サーバの数およびそれらのデプロイメント方法
• Explorer サーバで使用されているハードウェア（CPU、メモリ、ハードディスク）
• Java 仮想マシンのヒープ
インデックス化のパフォーマンス向上が目的の場合は、4 つすべての Explorer サーバ (Master、Indexing、
Search、および Exploration) を SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォームがインストールさ
れている 1 つのマシンにインストールし、さらに追加の Explorer Indexing Server を複数の別のマシンにインス
トールして、SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォームのインストールにダイレクトすることを
お勧めします。インデックス化の負荷は、すべての Indexing Server 間で共有されます。
37
必要なサーバの数は、SAP BusinessObjects Explorer を使用するサーバの数によって異なります。たとえば、
大規模な情報スペースで多数のサーバがインデックス化を同時に行う場合（極端なシナリオの場合）、追加サー
バが必要になります。多数の情報スペースのインデックス化は、情報スペースを閲覧中の閲覧者に影響しま
す。情報スペースのインデックス化は、夜間など活動の少ない時間帯にスケジュール設定することをお勧めし
ます。
関連項目
• 7 ページの「
2013-06-29
システム管理
4.5 定期的なタスク
4.5.1 情報スペースのインデックスの確認
インデックスが最新であることを定期的に確認することをお勧めします。手順は次のとおりです。
1 スペース作成者または管理者のプロファイルを使用して、SAP BusinessObjects Explorer にログインします。
2 ［スペースの管理］タブを選択します。
3 情報スペースのリストを表示して、すべての情報スペースのインデックスアイコンが緑であることを確認しま
す。
4 ［インデックス化］アイコンが赤になっている場合は、情報スペースを再度インデックス化する必要がありま
す。［今すぐインデックス化］をクリックするか、該当する情報スペースの横にある［編集］を選択して、インデッ
クス化のスケジュールを定義することができます。
4.6 ユーザーの管理と認証
4.6.1 ユーザー管理
4.6.1.1 サーバとグループの管理
ユーザプロファイルは、Central Managment Server (CMS) で管理および保存されます。ユーザプロファイルの
管理に使用する管理コンソールは、セントラル管理コンソール (CMC) です。
ユーザとグループの作成、および権限の割り当てについては、 http://help.sap.com
で入手できる 『Business
Intelligence プラットフォーム管理者ガイド 』 4.0 を参照してください。
38 2013-06-29
システム管理
39
4.6.1.2 Explorer ユーザプロファイル
SAP BusinessObjects Explorer のサーバには、次のプロファイルが含まれます。
スペース閲覧者
スペース閲覧者は、SAP BusinessObjects Explorer サーバ母集団の大多数を占めます。スペース閲覧者は、
情報スペースの検索、その情報スペース内のデータのナビゲートと分析、および他のファイル形式への情報ス
ペースの保存を行います。このタイプのサーバは、データを詳細に分析するために、情報スペースを他のアプ
リケーションにエクスポートすることがあります。
スペース作成者
SAP BusinessObjects Explorer サーバ母集団全体に対して、スペース作成者の割合は少数です。スペース作
成者は、アプリケーションで使用されるデータプロバイダの基礎をなすデータ構造を理解し、スペース閲覧者
であるサーバのビジネス上の関心事を理解しています。この知識によって、スペース作成者は文脈上関連す
るデータセットを含む情報スペースを構築し、所定のビジネスクエリーに対する完全な情報をスペース閲覧者
に提供することができます。
システム要件とサイジングパラメータは、SAP BusinessObjects Explorer デプロイメントにおけるスペース閲覧
者とスペース作成者の割合によって異なります。
管理者
管理者は、以下を行います。
• ピーク使用時におけるシステムの負荷を最小限に抑えるための、情報スペースのインデックス化のスケジュー
リング
• SAP BusinessObjects Explorer のサーバ権限の管理
• サーバ設定の管理
4.6.1.3 サーバおよびグループへの割り当て権限
注
エンドサーバが必要な情報スペースにアクセスして閲覧できるように、各サーバに必要なユニバース、フォル
ダ、および Web Intelligence 機能に対する適切な権限を設定することが重要です。詳細については、以下の
「関連トピック」にリストされている 『情報スペースをデータプロバイダにマップする方法 』を参照してください。
SAP BusinessObjects Explorer ユーザプロファイルを CMC 内で設定します。CMC 内で次のタイプのサーバ
権限を設定する必要があります。
• 適切なオブジェクトへのアクセス権限の許可または拒否により、サーバがアクセスできる Explorer の機能を
定義する
• SAP BusinessObjects Explorer を使用した他の SAP BusinessObjects アプリケーション向けにアプリケー
ション権限を許可する
2013-06-29
システム管理
• 必要に応じて Explorer でタスクのスケジュール設定とエクスポートが実行できるように、適切なアクセスレベ
ルを割り当てる
• スペース作成者または管理者プロファイルを持つサーバが、情報スペースを作成する必要がある、いかな
る BusinessObjects ユニバースへもアクセス権限を持っていることを確認する
• また、CMS 上で情報スペースが保存されているフォルダに対して必要な権限を持っていることを確認しま
す。
関連項目
• 56 ページの「
• 39 ページの「
4.6.1.3.1 サーバプロファイルごとの Explorer サーバの権限
プロファイルごとに Explorer サーバに割り当てるには、特定の権限を付与する必要があります。
表 4-8: Explorer サーバの使用権限の概要
サーバのプロファイル
スペース閲覧者
権限
情報スペースの閲覧
情報スペースの閲覧：ブックマーク/電子メールへのエクスポート
情報スペースの閲覧：CSV へのエクスポート
情報スペースの閲覧：画像へのエクスポート
情報スペースの閲覧：Web Intelligence へのエクスポート
Polestar にログオンして、このオブジェクトを CMC で表示
40 2013-06-29
システム管理
サーバのプロファイル
スペース作成者
権限
情報スペースの閲覧
情報スペースの閲覧：ブックマーク/電子メールへのエクスポート
情報スペースの閲覧：CSV へのエクスポート
情報スペースの閲覧：画像へのエクスポート
情報スペースの閲覧：Web Intelligence へのエクスポート
情報スペースの管理
情報スペースの管理：新しいスペースの作成
情報スペースの管理：インデックス化の開始
情報スペースの管理：スペースの変更
情報スペースの管理：インデックス化のスケジュール
オブジェクトを削除する
このオブジェクトの編集
Explorer にログオンして、このオブジェクトを CMC で表示
41 2013-06-29
システム管理
42
サーバのプロファイル
管理者
権限
情報スペースの閲覧
情報スペースの閲覧：ブックマーク/電子メールへのエクスポート
情報スペースの閲覧：CSV へのエクスポート
情報スペースの閲覧：画像へのエクスポート
情報スペースの閲覧：Web Intelligence へのエクスポート
情報スペースの管理
情報スペースの管理：新しいスペースの作成
情報スペースの管理：インデックス化の開始
情報スペースの管理：スペースの変更
情報スペースの管理：インデックス化のスケジュール
オブジェクトを削除する
このオブジェクトの編集
Explorer にログオンして、このオブジェクトを CMC で表示
このオブジェクトに対するアクセス権の変更
サーバがオブジェクトに対して持っているアクセス権を安全に変更する
SAP BusinessObjects Explorer は SAP BusinessObjects Enterprise のアドオンであり、SAP BusinessObjects
Web Intelligence および SAP BusinessObjects InfoView アプリケーションを利用しているため、各 Explorer
サーバプロファイルにも、追加のアプリケーション権限が必要となります。
表 4-9: Explorer サーバのアプリケーション権限
サーバのプロファ
イル
BusinessObjects Enterprise のアプリケーション権限
スペース閲覧者
アプリケーション権限 - InfoView：InfoView にログオンして、CMC 内でこのオブジェクト
を表示する
アプリケーション権限 - InfoView：InfoView にログオンして、CMC 内でこのオブジェクト
を表示する
スペース作成者 アプリケーション権限 - CMC：CMC にログオンして、CMC 内でこのオブジェクトを表示
する
アプリケーション権限 - Web Intelligence：ドキュメントの作成
2013-06-29
システム管理
サーバのプロファ
イル
BusinessObjects Enterprise のアプリケーション権限
管理者
アプリケーション権限 - InfoView：InfoView にログオンして、CMC 内でこのオブジェクト
を表示する
アプリケーション権限 - CMC：CMC にログオンして、CMC 内でこのオブジェクトを表示
する
アプリケーション権限 - Web Intelligence：ドキュメントの作成
SAP BusinessObjects Enterprise には、いくつかの定義済みのアクセスレベルが用意されています。サーバプ
ロファイルの必要に応じたタスクのスケジュール設定とエクスポートが実行できるように、Explorer サーバに適
切なアクセスレベルを割り当てる必要があります。
表 4-10: Explorer サーバのアクセスレベル
サーバのプロファ
イル
BusinessObjects Enterprise のアク
セスレベル
スペース閲覧者 オンデマンド表示
スペース作成者
管理者
スケジュール
オンデマンド表示
フルコントロール
サーバは情報スペースを閲覧でき、Web Intelligence、
CSV、または画像へエクスポートできます。
サーバは情報スペースとスケジュールを管理できま
す。
サーバは情報スペースを閲覧でき、Web Intelligence、
CSV、または画像へエクスポートできます。
サーバは SAP BusinessObjects Explorer のフルアク
セス権およびフルコントロール権を持ちます。
注
スペース作成者および管理者の権限を設定する場合、ユニバースまたはユニバース接続に対する正しいアク
セスレベルが設定されていることを確認します。アクセスレベルは、ユニバースおよびユニバース接続に対する
アクセス権を示しています。ユニバース接続に対してデータアクセス権限を持つことにより、サーバは情報ス
ペース作成時にユニバースにアクセスできます。
SAP BusinessObjects レベルで有効なユーザ権限とセキュリティレベルの詳細については、 http://help.sap.com
で入手できる 『SAP BusinessObjects 管理者ガイド 4.0 』を参照してください。
関連項目
• 39 ページの「
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システム管理
4.6.2 認証方法
SAP BusinessObjects Explorer は SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォームでサポートされ
る次の認証方法をサポートします。
• Enterprise
• Windows AD
• LDAP
• SAP R/3
SAP BusinessObjects Explorer デプロイメントに対して SAP R/3 認証を有効にするには、Explorer サーバー
に対していくつかの手動設定手順を実行する必要があります。
4.6.2.1 SAP BusinessObjects Explorer for SAP 認証の設定
この表は、SAP BusinessObjects Explorer サーバに対して SAP 認証を使用可能にするために必要な設定を
示しています。
注
SAP BusinessObjects Explorer の SAP 認証を設定する前に、 http://help.sap.com
で入手できる 『Business
Intelligence プラットフォーム管理者ガイド 』 4.1 で SAP 認証の詳細を確認してください。
SAP 認証設定は $<ExplorerWebappRoot>/WEB-INF/classes/default.settings.properties にある Explorer 設
定プロパティファイル (default.settings.properties) に保存されます。
表 4-11: SAP 認証 Web アプリケーションの設定
設定 default.sapsystem.name
show.sapsystem.name
disable.sapsystem.name
default.sapclient.name
説明
SAP システムの名前です。
設定例（SAP 認証なし）
SAP システム名を［ログオン］
ページに表示するかどうかを
決定します。
［ログオン］ページ内の［SAP
システム名］テキストボックスを
無効にします。テキストボック
スの値を変更できません。 false true
SAP クライアント ID です。
設定例（SAP 認証用）
SAP_ID true false
100
44 2013-06-29
システム管理
設定 show.sapclient.name
disable.sapclient.name
default.authentication.method
authentications
説明
SAP クライアント名を［ログオ
ン］ページに表示するかどうか
を決定します。
［ログオン］ページ内の［SAP
クライアント名］テキストボック
スを無効にします。テキスト
ボックスの値を変更できませ
ん。
設定例（SAP 認証なし） false true
使用する、デフォルトのログオ
ン認証です。値は、［ログオ
ン］ページの［認証］一覧で選
択されます。
［認証］一覧に表示される値
です。
SecEnterprise secEnter prise,secWinAD,se cLDAP
設定例（SAP 認証用） true false secSAPR3 secEnterprise secWinAD, se cLDAP,secSAPR3
例 SAP 認証用に設定されたプロパティファイル default.sapsystem.name=SAP_ID show.sapsystem.name=true disable.sapsystem.name=false default.sapclient.name=100 show.sapclient.name=true disable.sapclient.name=false default.authentication.method=secSAPR3 authentications=secEnterprise,secWinAD,secLDAP,secSAPR3
4.6.3 シングルサインオン
SAP BusinessObjects Explorer に次の認証メソッド用のシングルサインオン（SSO）を設定できます。
• Enterprise
• Windows AD
• LDAP
• SAP R/3
SSO の設定には、次のファイルを使用します。
• $<ExplorerWebappRoot>/WEB-INF/classes/sso.properties には、すべての SSO オプションがあります。
• $<ExplorerWebappRoot>/WEB-INF/web.xml には、Windows AD 対応の Vintela 認証用に有効化する必
要があるサーブレットフィルタがあります。
45 2013-06-29
システム管理
• $<ExplorerWebappRoot>/WEB-INF/default.settings.properties には、Explorer の起動オプションがありま
す。これらのオプションは、sso.properties ファイルの SSO によって上書きされる場合があります。
関連項目
• 46 ページの「
• 47 ページの「
Vintela を使用した WinAD 認証用の SSO 」
• 49 ページの「
SiteMinder を使用した LDAP 認証用の SSO 」
• 54 ページの「
4.6.3.1 シングルサインオンの有効化
SAP BusinessObjects Explorer に SSO を設定するには、あらかじめ SAP BusinessObjects Business Intelligence
プラットフォームに SSO を設定しておく必要があります。
情報 http://help.sap.com
で入手できる 『Business Intelligence プラットフォーム管理者ガイド 』を参照してください。
SSO を有効にするには、次の手順に従ってください。
1 Explorer Web アプリケーションサーバを停止します。
2 次のファイルを編集用に開きます。
$<ExplorerWebappRoot>/WEB-INF/classes/sso.properties
3 次のパラメータを指定の値に設定します。
設定 sso.global.enabled
値 true sso.global.providers
<provider_name>
注 sso.properties ファイルにはデフォルトで、sso.global.providers ファイルに対する使用可能値のセットが保
持されます。プロパティは、ファイル全体で一度だけ設定する必要があります。ただし、プロバイダのカンマ
区切りリストを使用して、複数のプロバイダを指定できます。
4 オプション：次の 3 つの追加パラメータを設定できます。
46 2013-06-29
システム管理
設定 説明 値 sso.global.cms
認証時に使用する CMS を制御します。行が
先頭の # によってコメント化されているか、行
が存在しない場合は、default.settings.proper
ties に設定されている default.cms.name 値
セットが使用されます。
<cms_name> sso.global.authentication
使用する認証メソッドを制御します。 次のいずれかの値です。
• SecEnterprise
• secLDAP
• secWinAD
• secSAPR3 sso.global.errorOn-
Failure
認証情報が見つからない場合の SSO システ
ムの動作を制御します。
設定できる値は、次の 2 つです。
• false：SSO が無効である場合と同様の通常
どおりのログオンワークフローを続行しま
す。
• true：ログオンダイアログは表示されませ
ん。
例 sso.global.enabled=true sso.global.authentication= sso.global.cms=hostname:port sso.global.providers=sso.vintela
47
4.6.3.2 Vintela を使用した WinAD 認証用の SSO
Vintela Authentication Services プロバイダでは、ブラウザから Web サーバに自動的に渡される認証情報を使
用して、Active Directory サーバに対するサーバ認証を行います。
注
この認証を非優先にすることはできません。この認証は、暗黙的に secWinAD に設定されます。
プロバイダは、次のように機能します。
• Vintela を使用して、現在の実行コンテキストから Windows 認証情報を取得します。
• これらの認証情報を使用した認証によって、サーバにログオンします。
2013-06-29
システム管理
WinAD で SSO に対して Vintela Authentication Services を有効にするには、$<ExplorerWebappRoot>/WEB-
INF/web.xml に次の 2 つの変更を加える必要があります。
• authFilter の定義をアンコメントします。
• authFilter のマッピングをアンコメントします。
また、次のパラメータを設定する必要があります。
設定 className
値 com.businessobjects.datadiscovery.sso.vintela.VintelaSSOProvider
以下のパラメータを設定することもできます。
設定 説明 sso.vintela.cms
値
認証に使用する CMS を制御しま
す。このパラメータを使用して、デ
フォルト CMS を上書きすることが
できます。
<cms_name> sso.vintela.locale.retrieval
sso.vintela.locale.param
現在の Explorer UI のロケールの
取得に使用するメソッド。
- HTTP_HEADER (HTTP ヘッダ
から)
- QUERY_STRING (URI クエリ文
字列から)
- COOKIE (クッキーから)
- SESSION (Web セッション属性
から)
- REQUEST (リクエスト属性から)
- X509_SUBJECT (X509_SUB-
JECT 証明書から)
Explorer UI ロケールを取得する
ための sso.vintela.locale.retrieval
メソッドで使用するパラメータを指
定します。
管理者が設定します。例: pvl
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システム管理
例
#
# Vintela parameters (sso.vintela provider)
# sso.vintela.className=com.businessobjects.datadiscovery.sso.vintela.VintelaSSOProvider
sso.vintela.cms=
4.6.3.3 Kerberos を使用した WinAD の SSO
SAP BusinessObjects Explorer では、Kerberos を使用した WinAD をサポートしています。お使いの SAP
BusinessObjects Business Intelligence プラットフォームシステムに Kerberos を使用した WinAD 認証を設定
する必要があります。Explorer サーバへの設定は必要ありません。
情報 http://help.sap.com
で入手できる 『Business Intelligence プラットフォーム管理者ガイド 』を参照してください。
『 』
4.6.3.4 SiteMinder を使用した LDAP 認証用の SSO
SiteMinder プロバイダでは、サーバ名として使用される一意のセッション ID を含むクッキー SMSESSION を使
用して、secLDAP または secWinAD による認証を行います。
注
以下に示すとおり、このプロバイダは値が事前定義された一般的なプロバイダに基づいています。
プロバイダは、次のように機能します。
• 現在の実行コンテキストから SiteMinder セッションクッキーを取得します。
• このクッキー値を使用した認証によってサーバにログオンします。
次のパラメータを設定する必要があります。
設定 sso.siteminder.class-
Name
説明 値 com.businessobjects.datadiscovery.sso.generic.GenericSSOProvider
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システム管理
設定 sso.siteminder.authentication sso.siteminder.user.retrieval
説明
ユーザ名の取得に使用するメソッド
値
デフォルトでは、secLDAP に設定されます。
この値は secWinAD に変更できます。
デフォルトでは、COOKIE に設定されます。
注
このデフォルト値は変更しないでください。 sso.siteminder.user.param
ユーザ名を取得するための user.retrieval
メソッドで使用するパラメータを指定しま
す。
デフォルトでは、SMSESSION に設定されま
す。
注
このデフォルト値は変更しないでください。
以下のパラメータを設定することもできます。
設定 説明 sso.siteminder.cms
値
認証に使用する CMS を制御しま
す。このパラメータを使用して、デ
フォルト CMS を上書きすることが
できます。
<cms_name> sso.siteminder.locale.retrieval
現在の Explorer UI のロケールの
取得に使用するメソッド。
- HTTP_HEADER (HTTP ヘッダ
から)
- QUERY_STRING (URI クエリ文
字列から)
- COOKIE (クッキーから)
- SESSION (Web セッション属性
から)
- REQUEST (リクエスト属性から)
- X509_SUBJECT (X509_SUB-
JECT 証明書から)
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システム管理
設定 sso.siteminder.locale.param
説明 値
Explorer UI ロケールを取得する
ための sso.siteminder.locale.retrieval メソッドで使用するパラメー
タを指定します。
管理者が設定します。例: pvl
例
#
# SiteMinder parameters (sso.siteminder)
# sso.siteminder.className=com.businessobjects.datadiscovery.sso.generic.GenericSSOProvider
sso.siteminder.cms= sso.siteminder.authentication=secLDAP sso.siteminder.user.retrieval=COOKIE sso.siteminder.user.param=SMSESSION
4.6.3.5 SAP SSO
SAP BusinessObjects Explorer では SAP SSO がサポートされているため、認証のためにユーザ情報を繰り返
し入力しなくても SAP NetWeaver ポータルから SAP BusinessObjects Explorer を使用することができます。
情報 http://help.sap.com
で入手できる 『Business Intelligence プラットフォーム管理者ガイド 』を参照してください。
『 』
以下のパラメータを設定します。
設定 sso.sap.class-
Name
説明
必須 sso.sap.cms
値 com.businessobjects.datadiscovery.sso.generic.GenericSSOProvider
認証に使用する CMS を制御します。このパ
ラメータを使用して、デフォルト CMS を無効
にすることができます。
<cms_name>
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システム管理
設定 sso.sap.user.retrieval sso.sap.user.param
説明
ユーザ名の取得に使用するメソッド。
値
デフォルトでは、COOKIE に設定されます。
注
このデフォルト値は変更しないでください。
ユーザ名を取得するための user.retrieval メ
ソッドで使用するパラメータを指定します。
デフォルトでは、MYSAPSSO2 に設定されま
す。
注
このデフォルト値は変更しないでください。
以下のパラメータを設定することもできます。
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システム管理
53
設定 説明 値 sso.sap.sysid.retrieval
SAP システム ID の取得に使用するメソッ
ド。
- HTTP_HEADER (HTTP ヘッダから)
- QUERY_STRING (URI クエリ文字列から)
- COOKIE (クッキーから)
- SESSION (Web セッション属性から)
- REQUEST (リクエスト属性から)
- X509_SUBJECT (X509_SUBJECT 証明書から) sso.sap.sysid.param
SAP システム ID を取得するための sso.sap.sysid.retrieval メソッドで使用す
るパラメータを指定します。
管理者が設定します。例: sap_sysid sso.sap.clientid.retrieval
SAP クライアント ID の取得に使用するメ
ソッド。
- HTTP_HEADER (HTTP ヘッダから)
- QUERY_STRING (URI クエリ文字列から)
- COOKIE (クッキーから)
- SESSION (Web セッション属性から)
- REQUEST (リクエスト属性から)
- X509_SUBJECT (X509_SUBJECT 証明書から) sso.sap.clientid.param
SAP クライアント ID を取得するための sso.sap.clientid.retrieval メソッドで使用
するパラメータを指定します。 sso.sap.locale.retrieval
現在の Explorer UI のロケールを取得し
ます。
管理者が設定します。例: sap_client
- HTTP_HEADER (HTTP ヘッダから)
- QUERY_STRING (URI クエリ文字列から)
- COOKIE (クッキーから)
- SESSION (Web セッション属性から)
- REQUEST (リクエスト属性から)
- X509_SUBJECT (X509_SUBJECT 証明書から) sso.sap.locale.param
Explorer UI ロケールを取得するための sso.sap.locale.retrieval メソッドで使用す
るパラメータを指定します。
管理者が設定します。例: pvl
例
2013-06-29
システム管理
# SAP parameters (sso.sap).
# sso.sap.className=com.businessobjects.datadiscovery.sso.sap.SAPSSOProvider
sso.sap.cms=DEWDFTV00832Q:6400 sso.sap.locale.retrieval=QUERY_STRING sso.sap.locale.param=pvl sso.sap.user.retrieval=COOKIE sso.sap.user.param=MYSAPSSO2 sso.sap.sysid.retrieval=QUERY_STRING sso.sap.sysid.param=sap_sysid sso.sap.clientid.retrieval=QUERY_STRING sso.sap.clientid.param=sap_client
4.6.3.6 信用できる認証の有効化
SAP BusinessObjects Explorer で信用できる認証を有効にするには、その CMC に信用できる認証を設定す
る必要があります。
情報 http://help.sap.com
で入手できる 『Business Intelligence プラットフォーム管理者ガイド 』の信頼できる認証の
有効化に関する節を参照してください。
SAP BusinessObjects Explorer で信用できる認証を有効にするには、次の手順に従ってください。
1 Explorer Web アプリケーションサーバを停止します。
2 次のファイルを編集用に開きます。
$<ExplorerWebappRoot>/WEB-INF/classes/sso.properties
3 次のパラメータを設定します。
設定 cms.default
値
<servername.portnumber > のように、CMS 名とポート番号を入力しま
す。 sso.enabled
siteminder.enabled
true false
4 次の文字列を見つけます。 trusted.auth.user.retrieval
5 次のように、実装するサーバ名取得メソッドに対応するパラメータ値を入力します。
54 2013-06-29
システム管理
55
サーバ名取得メソッド 値
サーバ名は、サーブレットまたは JSP 内の現在のリクエストの HttpServletRequest
オブジェクトで getRemoteUser() を呼び出して取得されます。
注
.NET の場合、IIS マネージャを使用して、InfoViewApp ディレクトリに次のプロパティ
を設定する必要があります。
• ［匿名アクセスを有効にする］チェックボックスをオフにします。
• ［統合 Windows 認証］チェックボックスをオンにします。
REMOTE_USER
サーバ名は、リクエスト URL に指定されたパラメータのコンテンツから取得されます。 HTTP_HEADER
注
BI 起動パッドに対する web.xml ファイルの trusted.auth.user.param パラメータにク
エリ文字列パラメータを定義します。
サーバ名は、指定のクッキーのコンテンツから取得されます。
注
BI 起動パッドに対する web.xml ファイルの trusted.auth.user.param パラメータにクッ
キーを定義します。
COOKIE
サーバ名は、指定のセッション変数のコンテンツから取得されます。
注
BI 起動パッドに対する web.xml ファイルの trusted.auth.user.param パラメータに
Web セッション変数を定義します。
WEB_SESSION
サーバ名は、サーブレットまたは JSP 内の現在のリクエストの HttpServletRequest
オブジェクトで getUserPrincipal ( ) .getName ( ) を呼び出して取得されます。
USER_PRINCIPAL
6 BusinessObjects Enterprise の共有秘密鍵の取得方法を指定していることを確認してください。
セッション変数から共有秘密鍵を取得するには、SAP BusinessObjects Explorer の $<ExplorerWebapp
Root>/WEB-INF/classes/sso.properties ファイルを設定する必要があります。
7 $<ExplorerWebappRoot>/WEB-INF/classes/sso.properties ファイルに、次のパラメータ値を設定します。
パラメータ trusted.auth.shared.secret
値
共有秘密鍵の取得元であるセッション変数名を入力します。
8 ファイルを保存して閉じます。
2013-06-29
システム管理
Explorer Web アプリケーションサーバを再起動します。
4.6.3.7 マニュアルログオンを可能にするシングルサインオンの設定
SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォームデプロイメントで SSO が設定されている場合、ユー
ザが Explorer アプリケーションおよびブックマーク URL へアクセスすると自動的にログオンされます。
この場合、すでにログインしているユーザとは別のユーザとしてログインする場合や、シングルプラットフォーム
が SSO のユーザ (内部ユーザ) および非 SSO ユーザ (外部ユーザ) を扱う必要がある場合には、すでにログ
イン済みとして自動的に認識されずに、Explorer にログインする必要があります。
SSO システムへの手動ログインを有効化するには、次の操作を実行します。
1 Web アプリケーションサーバを停止します。
2 SAP BusinessObjects のインストールパス内にある [SSO フォルダ] を参照します。
3 noSSO.jsp ファイルを Web アプリケーションサーバの [explorer] フォルダにコピーします。
例:
$BO_ROOT$\Tomcat6\webapps\explorer\sso\noSSO.jsp
を $BO_ROOT$\Tomcat6\webapps\explorer\ フォルダにコピーします。
4 Web アプリケーションサーバを再起動します。
5 手動ログインを次のようにテストします。
• Explorer を起動します。
• URL の http://<サーバ名>:<ポート番号>/explorer/ の後を noSSO.jsp に置き換えてログインします。
たとえば、http://<サーバ名>:<ポート番号>/explorer/noSSO.jsp となります。アプリケーションはログイン情
報の入力を求めずに開始します。
4.7 情報スペースの管理
4.7.1 情報スペースに必要な権限
SAP BusinessObjects Explorer 4.0 でサポートされるデータプロバイダは次のとおりです。
• SAP BusinessObjects インフォメーションデザインツールを使用して作成された BusinessObjects ユニバー
ス (.unx ファイル)。ユニバースは RDBMS に基づいています。
• Microsoft Excel を使用して作成された Excel スプレッドシート（.xls、.xlsx ファイル）
56 2013-06-29
システム管理
BusinessObjects ユニバースに対する情報スペースの構築
ユニバース上に情報スペースを作成するには、CMC で次の権限が有効になっている必要があります。
• ユニバースへのアクセス権限
• CMS 上のユニバースの保存先フォルダへのアクセス権限
4.7.1.1 Excel スプレッドシートのデータプロバイダとしてのアップロード
Explorer で使用する Excel ファイルはフラットファイルである必要があります。フラットファイルとは、複数テーブ
ル、クロスタブ、またはチャートなどの構造を持たない、1 行に 1 つのレコードが格納された単純なデータファ
イルのことです。
1 Excel スプレッドシートの選択方法はファイルの保存場所によって決まります。
• ファイルが CMS に保存されている場合、[スペースの管理] をクリックし、[Excel スプレッドシート] フォル
ダのファイルを選択します。
• ファイルがローカルマシンに保存されている場合、[ホーム] タブの [閲覧のためのスプレッドシートをアッ
プロード] セクションで [参照] をクリックし、ローカルディレクトリのファイルを選択します。
2 オプション: ファイルがローカルマシンにある場合、ファイルを Explorer ですぐに閲覧できます。
Explorer 内でデータをオブジェクトとして表示する際のデータの各種類の変換方法を指定するには、デー
タ閲覧前に新しい情報スペースを設定する必要があります。たとえば、Excel ファイルに複数のシートがあ
る場合は、Explorer で使用するシートを指定することができます。各列について、値をラベル（数値以外の
文字）とするか、メジャーとするかを指定することもできます。値をメジャーにする場合は、メジャーの値を
SUM、MIN、または MAX から選択できます。
注
デフォルトでは、Explorer は日付以外のすべての数値を SUM と解釈します。
3 情報スペースのプロパティを指定する方法は、Excel ファイルの保存場所によって決まります。
• [プレビュー] をクリックして、[設定] をクリックします。
• [設定] をクリックします。
4 ファイルに複数のシートが含まれる場合は閲覧可能にするシートを選択します。次に、各列の上にあるドロッ
プダウンボックスをクリックして、列の値をメジャーと解釈するかラベルと解釈するかを指定します。
5 情報スペースにエラーがないことを確認するには、[確認] をクリックします。
Excel ファイルが CMS に保存されている場合、情報スペースは引き続き [Explorer] 内から使用できます。Excel
ファイルがローカルマシンに保存されている場合、Explorer からログアウトすると情報スペースは自動的に消去
されます。ただし、情報スペースはブックマークとして保存することで再度使用できます。
関連項目
• 26 ページの「
57 2013-06-29
システム管理
4.7.2 情報スペースフォルダへのアクセス権の制御
情報スペースの作成とテストが終了したら、CMC 内の情報スペースが配置されているフォルダにセキュリティ
権限を設定します。セキュリティ権限を設定すると、権限のない社員による情報スペースへのアクセス、表示、
操作の実行を防止できます。
セキュリティオプションの設定については、『Business Intelligence プラットフォーム管理者ガイド』を参照してく
ださい。
または、情報スペースを安全なフォルダに移動します。
4.7.3 ダイナミック URL パラメータを使用した情報スペースのカスタマイズ
SAP BusinessObjects Crystal Reports および Interactive Analysis ツールでは、ディメンションの HTML ペー
ジを返すクエリで、ダイナミックハイパーリンクの挿入をサポートしています。この機能を使用して、SAP
BusinessObjects Explorer 固有の URL 構文を使用する URL を挿入できます。この構文は、Crystal Report ま
たは Interactive Analysis のクエリで、ディメンションに対応する情報スペースを開いてカスタマイズするための
ものです。
Explorer は、電子メールのリンク、Web ページ、または Web ブラウザのアドレスバーなどの URL でサポートさ
れるすべての場所から参照することができます。リンクの例としては、"isid=ASFuWlg_wBpOg7MrYiTYY_g" など
の Explorer ワークスペースの CUID や、"fan=FacetNameA_:_FacetValueA1" などの事前選択されたファセット
およびファセット値があります。URL の実装方法の詳細については、Crystal Reports および Interactive Analysis
のユーザガイドを参照してください。URL の構文は次のとおりです。
構文 例
URL isid isna
説明
パラメータを取得する
URL
情報スペース ID
(CUID).
制限: パラメータは必須
です。
情報スペース名 url=dummy.xml
isid=ASFuWlg_wBpOg7MrYi
TYY_g
値
適切な形式の xml を含む有効な
URL が必要です。
有効な情報スペースの CUID
58 2013-06-29
システム管理
構文 fans mens secr cht chdi
説明 例
ファセットおよびファセッ
ト値の並べ替え済みリス
ト fan= FacetNameA_:_FacetValueA1
メジャーの並べ替え済み
リスト
検索条件
チャートタイプ
制限:
• 指定なしまたは正しく
ない: アプリケーショ
ンのデフォルトを適用
• 指定: アプリケーショ
ンのデフォルト設定を
使用してチャートを表
示
• 使用不可: カテゴリの
デフォルトにフォール
バック mens=Revenuemens=Rev enue_;_Quantity secr=revenue cht=bvg
値
区切り文字を使用したファセットお
よびファセット値のリストは、次のと
おりです。
• _:_ ファセットおよびその値の区
切り文字
• _]_ ファセット値の区切り文字
• _;_ ファセットの区切り文字
メジャーのリストは、次のとおりで
す。
_;_ メジャーの区切り文字
検索条件 (文字列) bhg 水平棒チャート bvg 垂直棒チャート mr 複数レーダー r レーダー sf 等高線 bvgd 二重軸垂直棒チャート tg タグクラウド p 円チャート bhs 積み上げ (横) 棒チャート bvs 積み上げ (縦) 棒チャート mp 複数円チャート tm ツリーマップ lxy XY チャート s バブルチャート lc 折れ線チャート lcd 二重軸折れ線チャート
チャート分析ディメンショ
ン chdi=Year 有効なディメンション (ファセット)
59 2013-06-29
システム管理
構文 説明 例 chso チャートの並べ替え順
• chso=Revenue
• chso=Revenue_:_asc chts chot cui
チャートしきい値
制限: 指定されていない
場合、アプリケーションの
デフォルトは 12 です。
チャートは "その他" を
表示します。 chts=12
制限: 指定されていない
場合、アプリケーションの
デフォルトは [はい] で
す。
コントロールユーザインタ
フェース chot=false
制限: 指定されていない
場合、アプリケーションの
デフォルトが適用されま
す。 cui=htb_;_hball
値
並べ替え順を決めるディメンション
またはメジャーを指定します。たと
えば、昇順などの並べ替え順のタ
イプを指定するオプションのパラ
メータを使用できます。
チャートのしきい値を指定します。
"False" が指定されている場合は
"その他" は非表示になります。
ユーザインタフェース "クイックカス
タマイズ" を次のように指定します。
例 ダイナミック URL を使用した情報スペースのカスタマイズ
• store_cost および unit_sales の 2 つのメジャーを選択し、store_type および store_number の 2 つのフィ
ルタを次のように作成します。 http://vs0112:50001/explorer/index.jsp?isna=cube+7&mens=unit_sales_;_store_cost&fans=store_type_:_Super market_]_Small+Grocery_;_store_number_:_3_]_11_]_15
• チャートを '水平棒チャート' に設定して、2 つのメジャーを選択し、分析ディメンションを設定して、5 つの
値のみを表示し 'その他' の値を非表示にします。 http://vs0112:50001/explorer/index.jsp?isna=cube+7&mens=unit_sales_;_store_cost&cht=bhg&ch di=store_city&chts=5&chot=false
• ユーザインタフェーススタイルを指定する URL は次のとおりです。 http://vs0112:50001/explorer/index.jsp?isna=cube+7&cui=htb
4.7.4 インデックス化のベストプラクティス
60 2013-06-29
システム管理
インデックス化中のパフォーマンスは、ハードドライブ、メモリ、JVM のヒープサイズなどのハードウェア、同時接
続サーバの数、同時にインデックス化される情報スペースの数、および情報スペースのサイズによって異なりま
す。
サーバが就業時間以外に SAP BusinessObjects Explorer にアクセスしない場合は、インデックス化のスケジュー
ルを夜中に設定し、サーバがインデックス化の影響を受けないようにします。情報スペースが中規模であり、同
時サーバ接続が行われない場合、単一の高性能マシンが効果的と思われます。
しかし、多数のサーバが大規模な情報スペースに対してインデックス化や閲覧を常時行う場合、次の点を確認
してください。
• 追加のサーバがインストールされている追加マシンを含むクラスタに SAP BusinessObjects Explorer がデ
プロイされている。
デプロイされるマシンの数は、見込まれる同時接続サーバの数と情報スペースのサイズによって異なりま
す。
• 各マシンに高速ハードディスクドライブが装備されている。
• 各マシン、特に Master Server がインストールされているホストマシンに大容量のメモリが存在する。
• 各マシン上で各サーバの JVM のヒープサイズが使用可能なメモリに従って正しく設定されている。
インデックス化用に情報スペースにスケジュールを設定しても、デプロイメント、インストール、および設定がす
べて正しく行われていればパフォーマンスに影響しません。
4.7.5 情報スペースのテスト
情報スペースのインデックス化が終了したら、次のテストを実行してインデックス化が正しく、意図したとおりに
行われていることを確認します。
• ［ホーム］タブに情報スペースが表示されていることを確認する。
• [最新表示] をクリックしてリストを更新します。
• 情報スペースをクリックして起動する。
• ファセットをクリックして、作成中に選択したオブジェクトを表すかどうかを確認する。
• データー間を移動し、情報スペースが元のビジネス上のニーズとサーバの要求に一致することを確認する。
4.7.6 情報スペースデザインのベストプラクティス
情報スペースを作成する前に、次の質問を使用して、エンドサーバの情報要件を収集します。
• 情報スペースに対して正確にどのようなビジネスニーズがありますか。
情報スペースの使用目的が分かれば、あとは関連するデータソースオブジェクトを識別するだけです。たと
えば、ヨーロッパの全店舗における昨年の売り上げを知ることがビジネスニーズだとします。この場合、“売
り上げ”メジャー、“国”、“都市”、および“店舗”の各ディメンション、さらに“昨年”フィルタを選択します。
61 2013-06-29
システム管理
• どのくらいのサーバが情報スペースにアクセスし、閲覧することが予想されますか。
情報スペースが数名のサーバ向けであることが分かっている場合は、必要なオブジェクトだけを選択しま
す。サーバにとってあまり有用でないオブジェクトを選択し過ぎると、閲覧やインデックス化に影響する可能
性があります。また、サーバの混乱を招くおそれもあります。
• どのようなサイズ制限がありますか。
インストールのサイズ制限を確認してください。詳細については、システム管理者にお問い合わせください。
• どのようなセキュリティが期待されますか。
必ず、情報スペースで使用する予定があるオブジェクトのみを選択してください。
• 情報スペースは 1 つにすることが最適な選択ですか。
複数の小さい情報スペースのほうが 1 つの情報スペースよりも適している場合があります。
• 使用に最適なデータプロバイダはどれですか。
ビジネスニーズとサーバの需要に応じて、最も効率的で最も正確なソースデータシステムとデータプロバイ
ダを選択してください。
• 情報スペースのコンテキストは何ですか。
データソースオブジェクトを選択するときに、コンテキストが必要であるかどうかを確認してください。コンテキ
ストによって、確実に必要とする観点の情報を情報スペースに表すことができます。たとえば、“売り上げ”や
“予約”などです。
• 情報スペースを BusinessObjects ユニバースに作成した場合、興味のあるデータのみが取得されるように
するには、どのフィルタを適用すればよいですか。
フィルタの使用により、特定の情報ニーズに必要なデータのみを情報スペースに追加することができます。
たとえば、“前年”というフィルタを組み込むと、サーバが情報スペースを閲覧したときに、前年のデータのみ
が情報スペースに取得されます。
注
フィルタは、BusinessObjects ユニバースまたは BWA インデックスの設計時にデータプロバイダレベルで
作成します。
• 必要な定義は有効ですか。
追加するオブジェクトおよびフィルタを選択したら、［確認］ボタンをクリックして、インデックス化の前に情報
スペースの定義を検証します。
62 2013-06-29
セキュリティ
セキュリティ
5.1 ネットワークセキュリティ
複数のノードにまたがる分散シナリオで SAP BusinessObjects Explorer をデプロイするには、セキュリティ用に
ファイアウォールとリバース プロキシを使用して、セキュリティとフェールオーバーが確保されるように複雑な環
境を設定します。
63 2013-06-29
セキュリティ
5.1.1 SAP BusinessObjects Explorer に対するファイアウォールポートの使用
SAP BusinessObjects Explorer をデプロイするときは、ネットワークをファイアウォールで保護できますが、デプ
ロイメントノード間のネットワーク通信がファイアウォールによって遮断される可能性があります。たとえば、1 つ
のノードに Explorer Web アプリケーションサーバをデプロイし、別のノードに Explorer サーバをデプロイし、各
種の BusinessObjects Enterprise サーバが 3 番目のノードにすでにデプロイされている場合、ノードが互いに
通信できるようにポートを開く必要があります。
64 2013-06-29
セキュリティ
特定のポートを使用するように各サーバを設定できます。その後、ファイアウォールを設定して、特定のポート
を開くことができます。
他のネットワークサービスと干渉しないポート番号の組み合わせを選択する必要があります。また、適切なサー
バが設定されていることを確認する必要があります。たとえば、単純な Explorer デプロイメントでサーバのポー
トを設定するためには、以下のサーバが必要です。
• Central Management Server
• Explorer Master Server
• Explorer Indexing Server
• Explorer Search Server
• Explorer Exploration Server
• Web Intelligence Processing Server
注
CMS へのアクセスを許可する場合、他のサービスが接続して情報を交換できます。
例 ポート設定
この例は、単純なデプロイメントでサーバを設定する方法を示します。
サーバ
Central Management Server
Explorer Master Server
Explorer Indexing Server
Explorer Search Server
Explorer Exploration Server
Web Intelligence Processing Server
ポート
64002
64023
64022
64024
64021
64032
5.1.2 リバースプロキシ
SAP BusinessObjects Explorer では、SAP BusinessObjects Enterprise と同じリバースプロキシ設定をサポート
しています。SAP BusinessObjects Explorer に特有のリバースプロキシ設定は必要ありません。
情報
SAP BusinessObjects のリバースプロキシ設定については、 http://help.sap.com
の [SAP BusinessObjects] タ
ブで入手できる 『SAP BusinessObjects 管理者ガイド 』 4.0を参照してください。
65 2013-06-29
セキュリティ
5.1.3 サーバの SSL 設定
BusinessObjects Enterprise デプロイメントのクライアントとサーバの間で行われるすべてのネットワーク通信に
ついて、Secure Sockets Layer (SSL) プロトコルを使用できます。
SSL を使用するセキュリティの推奨事項、および複数 Master Server デプロイメント固有の推奨事項について
は、「関連トピック」の「分散デプロイメントのシナリオ」の節を参照してください。
情報
SAP BusinessObjects での SSL の設定については、 http://help.sap.com
の [SAP BusinessObjects] タブで入
手できる 『SAP BusinessObjects 管理者ガイド 』 4.0 を参照してください。
関連項目
• 10 ページの「
5.2 データおよびメタデータの保存場所
データはバイナリ形式でインデックスに保存されます。データの保存場所はデータプロバイダによって決まりま
す。データプロバイダが BusinessObjects ユニバースまたは Excel スプレッドシートの場合、データは SAP
BusinessObjects Business Intelligence プラットフォーム Central Management Server (CMS) ファイルシステム
に保存されます。
メタデータは CMS に保存されます。インデックス化の際に、"インデックス" と呼ばれるファイルが複数作成され
ます。閲覧インデックスとグローバル検索インデックスが作成され、Explorer の [ホーム] タブの [検索] で使用
されます。
インデックスは、Explorer Master Server を除く各ノードの InstallDir\SAP BusinessObjects Enterprise XI
4.0\Data\Explorer\ にデフォルトで保存されます。サイト管理者は、サーバごとに保存場所を変更できます。こ
れは、CMC 内から各サーバに対して行います。
注
ユーザが情報スペースの閲覧ビューを CSV または Excel ファイルにエクスポートする場合、一時データが SAP
BusinessObjects Business Intelligence プラットフォーム File Repository Service (FRS) に保存されます。この
データは、人間が読み取れません。
5.3 データの保護
66 2013-06-29
セキュリティ
SAP BusinessObjects Explorer は、データベースおよび SAP BusinessObjects Business Intelligence プラット
フォームセキュリティに依存します。Explorer 自体では、Explorer 情報スペースで使用されるインデックス以外
にデータは保存されません。これらのインデックスは、人間が読み取れないバイナリ形式で保存されます。ただ
し、インデックスには機密データが含まれる可能性があります。データを保護するには、BusinessObjects ユニ
バースおよび Excel スプレッドシートに基づいてインデックスをホストしている BusinessObjects CMS ファイル
システムフォルダへのアクセスを制限する必要があります。
5.4 クッキー
Explorer で使用されるクライアント側のクッキーには、ビジネスデータは保存されません。クッキーによりブラウ
ザに保持される唯一の情報はセッショントークンです。Explorer クッキーは永続しません。共有コンピュータの
ユーザがワークステーションの使用を終えるときに行う必要があるのは、ブラウザを確実に閉じることだけです。
67 2013-06-29
システムの可用性
システムの可用性
6.1 システムの可用性の確保
SAP BusinessObjects Explorer を大規模またはミッションクリティカルな環境で使用する場合、以下のサービス
に対する高可用性を確保する必要があります。
• SAP BusinessObjects Enterprise CMS - 複数の BusinessObjects CMS をデプロイして、BusinessObjects
Enterprise サービスを管理します。2 つの CMS サーバは連携して、重要なデータの整合性を維持します。
• SAP BusinessObjects Explorer Master Server - 複数の Explorer Master Server をデプロイして、他の
Explorer サーバを管理します。複数の Master Server が連携して、重要なデータの整合性を維持します。
このために 2 つの SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォーム CMS サーバと 2 つの SAP
BusinessObjects Explorer Master Server をインストールし、これらのサーバを 2 つの CMS サーバ同士、およ
び 2 つの Master Server 同士がそれぞれに連携するようにクラスタ化する必要があります。この "高可用性"
のサポートにより、1 つの機器に障害が発生しても、ユーザは引き続き情報にアクセスすることができます。
関連項目
• 69 ページの「
6.2 CMS サーバ間のフェイルオーバーの設定
複数の SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォーム CMS マシンを同時に実行するには、クラ
スタを作成する必要があります。クラスタは、共通する 1 つの CMS システムデータベースに対して同時に動作
する 2 つ以上の CMS サーバで構成されます。1 つの CMS を実行している 1 台のマシンに障害が発生した
場合でも、他の CMS が SAP BusinessObjects Business Intelligence プラットフォームのリクエストを処理し続け
ます。
注
CMS を既存の CMS とクラスタ化する方法の詳細については、SAP ヘルプポータル ( http://help.sap.com
) で
入手できる 『Business Intelligence プラットフォーム管理者ガイド 』の Central Management Server のクラスタ化
に関する節を参照してください。
69 2013-06-29
トラブルシューティング
トラブルシューティング
7.1 エラーメッセージの理解
Explorer のサービスまたはコンポーネントによって生成される各エラーメッセージの詳細については、SAP ヘ
ルプポータル ( http://help.sap.com
) から入手できる 『SAP BusinessObjects エラーメッセージの説明 』ガイド
を参照してください。
このガイドには、Explorer サーバで生成されるトレースログエラーメッセージも含まれています。
71 2013-06-29
より詳しい情報
より詳しい情報
73
情報リソース
SAP BusinessObjects 製品情報
SAP ヘルプ ポータル
SAP サービス マーケットプレイス
Docupedia
場所 http://www.sap.com
http://help.sap.com/businessobjects/ へアクセスし、[SAP BusinessObjects
Overview] サイドパネルから [All Products] をクリックします。
SAP ヘルプ ポータルでは、すべての SAP BusinessObjects 製品とそのデプ
ロイメントについて扱った最新のドキュメンテーションにアクセスできます。PDF
版またはインストール可能な HTML ライブラリのダウンロードが可能です。
一部のガイドは SAP サービス マーケットプレイスに格納されており、SAP ヘ
ルプ ポータルからは入手できません。ヘルプ ポータルのガイド一覧で、その
ようなガイドには SAP サービス マーケットプレイスへのリンクが付いています。
保守契約を締結されたお客様には、このサイトにアクセスするための正規ユー
ザー ID が付与されます。ID の入手方法については、お客様担当のカスタ
マー サポート担当者までお問い合わせください。 http://service.sap.com/bosap-support > ドキュメンテーション
• インストール ガイド： https://service.sap.com/bosap-instguides
• リリース ノート： http://service.sap.com/releasenotes
SAP サービス マーケットプレイスには、一部のインストール ガイド、アップグ
レードおよび移行ガイド、デプロイメント ガイド、リリース ノート、サポート対象
プラットフォームに関するドキュメントが格納されています。保守契約を締結さ
れたお客様には、このサイトにアクセスするための正規ユーザー ID が付与さ
れます。ID の入手方法については、お客様担当のカスタマー サポート担当
者までお問い合わせください。SAP ヘルプ ポータルから SAP サービス マー
ケットプレイスにリダイレクトされた場合は、左側のナビゲーション ペインのメ
ニューを使用して、アクセスするドキュメンテーションが含まれているカテゴリを
探します。 https://cw.sdn.sap.com/cw/community/docupedia
Docupedia は追加のドキュメンテーションリソース、協調的なオーサリング環
境、および対話型のフィードバックチャネルを提供します。
2013-06-29
より詳しい情報
情報リソース
開発者向けリソース
オンライン カスタマー サポート
コンサルティング
場所 https://boc.sdn.sap.com/ https://www.sdn.sap.com/irj/sdn/businessobjects-sdklibrary
SAP Community Network 上の SAP
BusinessObjects に関する記事 https://www.sdn.sap.com/irj/boc/businessobjects-articles
これらの記事は、以前はテクニカル ペーパーという名称でした。
ノート https://service.sap.com/notes
これらのノートは、以前はナレッジ ベース記事という名称でした。
SAP Community Network 上のフォー
ラム https://www.sdn.sap.com/irj/scn/forums
トレーニング http://www.sap.com/services/education
弊社では、従来のクラス型の学習から目標を定めた eラーニング セミナーま
で、学習ニーズや好みの学習スタイルに合わせたトレーニング パッケージを
提供しています。 http://service.sap.com/bosap-support
SAP サポート ポータルには、カスタマー サポート プログラムとサービスに関
する情報が含まれています。また、さまざまなテクニカル情報およびダウンロー
ドへのリンクも用意されています。保守契約を締結されたお客様には、このサ
イトにアクセスするための正規ユーザー ID が付与されます。ID の入手方法
については、お客様担当のカスタマー サポート担当者までお問い合わせくだ
さい。 http://www.sap.com/services/bysubject/businessobjectsconsulting
コンサルタントは、初期の分析段階からデプロイメント プロジェクトの実現まで
一貫したサポートを提供します。リレーショナル データベースと多次元データ
ベース、接続、データベース設計ツール、カスタマイズされた埋め込みテクノ
ロジなどのトピックに関する専門的なサポートを行います。
74 2013-06-29
75
索引
A
B
C
CCM
サーバのプロパティ
ブックマークの有効期間の設定
D
default.settings.properties 18, 44
E
explorer.service.properties ファイル
J
K
L
LDAP SSO
M
Master Server
P polestar.service.properties ファイル
S
サーバの設定 66 sslc.cnf 66 sslc.exe 66
U
UNIX
V
W
WinAd SSO
あ
お
か
き
共有コンピュータ
こ
コマンドラインオプション
さ
サーバの開始
サーバの停止
サーバプロファイル
し
情報スペース
作成ガイドライン
2013-06-29
索引
せ
セキュリティアクセス権
設定
ウォッチドッグのタイムアウト
作業負荷更新の遅延
セッションタイムアウト時間
た
タイムアウト
ち
チャート
て
デプロイメント
に
認証
は
パフォーマンス
最適化されたデプロイメントアーキテ
ふ
ファセット
ま
ゆ
ユニバース
よ
76 2013-06-29
広告
主な特徴
- SAP BusinessObjects Explorer サーバの管理
- 情報スペースの管理
- セキュリティ設定
- システムの可用性
- トラブルシューティング
