戸田市給水装置工事施行基準・解説書 [PDFファイル/3.81MB]

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第5章 給水装置の分岐及び撤去

(連絡調整)

第27条 指定給水装置工事事業者は、配水管より給水装置の分岐取出しを行う

場合は、事前にその工事施工日について管理者に連絡を行うこと。

2 指定給水装置工事事業者は、制水弁の操作を必要とする場合、又は断水と

なる場合等について管理者と調整を行うこと。

3 管理者は、分岐取出し時等においては現場立会により指導等を行うこと。

〔解 説〕

1 指定給水装置工事事業者は、配水管より給水装置の分岐取出しを行う場合は、施

工日時の概ね1週間前までに市担当者に連絡をしなければならない。(連絡及び施

工は、休庁日を除く。)

2 指定給水装置工事事業者は、配水管から給水装置分岐のために制水弁の操作を必

要とする場合、制水弁の操作は市担当者が行うため、施工の1週間前までに市担当

者に連絡し、日時等の調整を行うこと。

3 指定給水装置工事事業者は、配水管より給水装置の分岐取出し工事等を施工する

場合、市担当者の現場立会による指導等を受けること。また、この立会いの日程に

ついては、事前(施工の1週間前まで)に市担当者に連絡し、日時等の調整を行う

こと。

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(給水装置の分岐)

第28条 給水装置の分岐は、導・送水管以外の口径φ300 ㎜以下の配水管から

行うこと。

2 分岐に際しては、水道管以外の管との誤接続(クロスコネクション)を行わ

ないよう十分な調査を行うこと。

3 分岐位置は、他の分岐及び継手類から 30cm 以上離すこと。

4 分岐する給水管は、当該給水装置による水の使用量に比べ、著しく過大で

ないこと。

5 給水引込管は、配水管及び官民境界線に対して直角に行うこと。

6 給水引込管の分岐は、不断水分岐工法にて施工すること。また、分岐部の

材料においては、以下のとおりとする。

(1)口径φ25 からφ50 は、原則、ステンレス製サドル付分水栓とする。なお、

砲金製サドル付分水栓を使用する場合は、犠牲陽極材を取付けること。

(2)口径φ75 以上は、原則、不断水式割T字管(ダクタイル鋳鉄管)とする。

7 給水引込管の分岐の工法においては、以下のとおりとする。

(1)穿孔機は確実に取付け、その仕様に応じたドリルを使用すること。

(2)粉体塗装又はモルタルライニングされたダクタイル鋳鉄管における穿

孔は、内面塗膜面等に悪影響を与えないように行うとともに、密着コア

(ゴム付)を挿入すること。

8 分岐口径は、使用水量及び配水管への影響を考慮のうえ、配水管の口径よ

り1口径以上小さく、かつ、口径φ25mm 以上とすること。

ただし、3階直圧給水及び直結増圧給水の分岐口径は、配水管の口径より

2口径以上小さくすること。

9 分水器具の取付けにおいて、ボルトの締付けは片締めにならないよう均一

に締付けること。

10 分岐工法及び分岐材料は、承認されたものであること。

11 サドル付分水栓又は不断水式割T字管廻りには、土壌による腐食から守

るため、防食フィルムを巻くこと。

〔解 説〕

1 給水管の分岐は、口径φ300 ㎜以下の配水管から施工すること。

2 配水管からの給水管の分岐に当たっては、送水管、ガス管等の配水管以外の管と

の誤接続を防止するため、埋設シート、消火栓、制水弁等の位置の確認及び音聴、

試験掘削等により、当該配水管であることを必ず確認して施工すること。

3 給水装置の分岐位置は、給水装置相互間の流量への影響防止及び給水管の取出し

による配水管自体の強度低下防止のため、また、配水管の維持管理を考慮して、他

の給水装置取出位置及び継手類の端面から 30cm 以上離すこと。

4 分岐口径は、給水管内の水の停滞による水質悪化を防止する観点から、当該給水

装置による水の使用量に比べ著しく過大にしないこと。

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5 分岐引込管の施工は、原則、配水管及び官民境界線に対して直角に行うこと。

メーター

引込管

敷地

敷地

90°

90°

配水管

公道

道路境界線

配水管

敷地

分岐引込管の施工概要

6 給水装置の分岐に当たっては、給水管の口径に応じて次表を参考にすること。

給水管取出しの分岐工法

(注)φ100 ㎜以上の分岐については、協議のうえ決定する。

給水管

配水管

φ75 ㎜

φ100 ㎜

φ25 ㎜ φ40 ㎜ φ50 ㎜ φ75 ㎜ φ100 ㎜

φ150 ㎜

φ200 ㎜

サドル付分水栓

φ250 ㎜

割T字管

7 分岐工事上の注意点等

(1) サドル付分水栓による分岐

① 管肌を清掃し、管種及び口径にサドルが合っているかどうか確かめること。

② サドル付分水栓をビニル管に取付ける場合は、締め過ぎると破損するおそれ

があるので注意すること。

③ 穿孔に当たっては、サドル付分水栓を管に対して水平方向にしっかりと取付

け、ボルト、ナットはトルクレンチを使用して、次に掲げる標準締付トルクで、

対角線上に交互に締め付け片締めにならないよう、十分注意すること。

標準締め付けトルク

(JWWA B 117 規格品) (単位:N・m)

取 付 管 の 種 類

標 準 取 付 ト ル ク

ボ ル ト の 呼 び

M16 M20

60 75

DCIP(ダクタイル鋳鉄管)

HIVP

(耐衝撃性硬質塩化ビニル管)

40

注 DCIPφ200 ㎜以上が M20 となる。

④ サドル付分水栓に穿孔機を取付けた後、栓が開いている事を確認し、切り粉

を流すために穿孔機の排水コックを開くこと。

⑤ ハンドルの送りは、穿孔ドリルの食い込みの程度に合わせて静かに行うこと。

穿孔終了後は、ハンドルを逆回転し、穿孔ドリルを戻して栓を閉め、穿孔機を

取外すこと。なお、穿孔する際には、分岐箇所の管の損傷、分岐孔内側のライ

ニング部のはく脱等により、通水を阻害されることのないよう施工すること。

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⑥ 粉体塗装又はモルタルライニングされたダクタイル鋳鉄管には、それぞれ専

用のドリルを使用して穿孔し、その後、密着コア(ゴム付)を挿入し防錆性能

を十分に発揮するよう施工すること。

⑦ サドル付分水栓から第一止水栓までは、0.75MPa に加圧し、2 分間以上の水

圧テストを行うこと。

(2) 不断水式割T字管による分岐

① 不断水式穿孔機は、平素の整備点検を行うこと。

② 管肌を清掃し、管種及び口径に不断水式割T字管が一致しているかどうかを

確かめること。

③ 不断水式割T字管は、片締めにならないよう締付けること。なお、締め付け

の最中に不断水式割T字管をずらすと、パッキンがはみ出し、漏水の原因とな

るので注意すること。不断水式割T字管を取付けたら、漏水がないか 2 分間の

水圧テスト(0.75MPa{7.5kgf/ })を行うこと。

④ 穿孔機の取付は、不断水式割T字管の穿孔用バルブが開いていることを確認

してから行うこと。なお、穿孔機を固定するため受台などを設けること。

⑤ 水コックを開き、穿孔を開始する。この際の送りは手動であるので穿孔ドリ

ルの食い込みに合わせて静かに行うこと。

⑥ 穿孔の最中に切り粉が排水コックなどにつまることがあるので注意すること。

⑦ 穿孔終了後は、穿孔ドリルを完全に戻し、穿孔用バルブを閉じてから穿孔機

を取外すこと。なお、穿孔ドリルの戻し方が不十分であると、バルブを損傷さ

せ失敗することがあるので、戻し方に注意すること。

8 配水管からの給水管分岐の判断基準

配水管は本来、水道使用者等に対し安定して給水供給することが可能な管である

ことが前提である。したがって、給水管の口径決定に当たっては、分岐しようとす

る配水管の最小動水圧において、その所要水量を十分に供給できるもので、かつ、

著しく過大な口径であってはならない。

(1) 給水管の分岐判断基準

① 給水管の口径

ア) 給水管の口径は、その所要水量を十分に供給できる大きさとする。

イ) 分岐しようとする配水管の最小動水圧においても、その所要水量を十分に

給水できるものとする。

② 略式計算式での判断

ア) 主管より分岐できる枝管数等を知るには、給水装置の実状に適応した方法

によって計算すべきであるが、以下の略式計算式及び管径均等表を用いるの

が口径推定に種々便利である。

60

2.5

N= ( )

N:枝管の数(均等管数)

D:主管の直径 d:枝管の直径

単位長さ当たりの摩擦抵抗(動水勾配)を一定とした平行閉管路への分解図(①⇒②)

① A

Q,D,I

管路の分解 q

1

,d

1

,i

1

=I

② A q

2

,d

2

,i

2

=I

B q n

,d n

,i n

=I

枝管の分解図(均等管数)

管口径均等表(N値)

枝管(mm)

主管(mm)

75

100

150

200

20

27

55

154

316

25

15

32

88

181

250 552 316

※)管口径は呼称で計算する。

30

9

20

55

114

200

40

4

9

27

55

97

50

2

5

15

32

55

75

(2) 両送り管と片送り管

両送り管とはループ管、片送り管とは行き止まり管をいう。

① 両送り管の水量計算の考え方

管口径均等表(N値)の数値を2倍した世帯数として考える。

② 片送り管の水量計算の考え方

管口径均等表(N値)の数値を世帯数として考える。

100

2

5

11

2

5

20 9

単位:世帯

(3) ループ管

下図のような同一管路において同口径以下で管網を形成している場合は、ルー

プ管として取扱わない。

口径φ75 ㎜

口径φ100 ㎜

※ループ管とみなさない。

行き止まり管の一例

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(給水装置の撤去)

第29条 給水装置の所有者は、不要となった給水装置を速やかに配水管から切

離さなければならない。

〔解 説〕

1 給水装置が不要となった場合は、給水装置撤去工事届出書(第3号様式)を管理者

に提出する。また、撤去工事とは、不要となった給水装置を配水分岐部から切り離す

工事をいう。

2 所有者が給水装置撤去工事届出書を提出した給水装置は、所有者の費用負担にて

配水管から切り離す工事を行うものとし、施工方法は以下の表による。

3 同一敷地内において給水装置の位置を変更する工事は、撤去と新設の双方の工事

が必要となり、その工事の費用はすべて所有者の負担とする。ただし、本市への分

<撤去工事上の注意点>

給水管の撤去

給水管を撤去するときは、次に掲げる工事により分岐部分を完全に閉止するもの

とする。

(1) サドル付分水栓は、閉止コックを閉じ、専用の分水栓キャップ又は閉止プラ

グ止めとすること。

(2) 不断水式割T字管は、T字管の捨バルブを閉止し、給水管を撤去し、プラグ

止め又はフランジ蓋止めとすること。

(3) チーズ管を使用して分岐しているものについては、チーズ管を撤去し、ソケ

ットを使用して直管にて布設替えすること。

(4) 切断して不用となった給水管は、原則として撤去すること。

(5) 閉止したサドル付分水栓又は不断水式割T字管には、防食フィルム巻きを施

すこと。

(6) 状況等において止むを得ない場合は、市担当者と協議すること。

撤去工法

(※撤去による影響を考慮した上で施工)

分岐方法 対処方法 使用材料及び処理

サ ド ル 付 分 水 栓 スピンドル(分水コック)の閉止 サドル付分水栓用キャップ取付け

不断水式割T字管 簡易制水弁閉止 フランジ蓋取付け

T 字 管

チ ー ズ 管

蓋取付け

撤去後、ソケットにて直管化

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