取扱説明書


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取扱説明書 | Manualzz
SH7206
初版
第4版
ボードコンピュータ 取扱説明書
2006.5.27
2007.10.25 JP1,2番号説明追加
RoHS指令準拠品 「BCSH7206」
有限会社 ビーリバーエレクトロニクス
●SH7206特徴
【ハードウエア】
ルネサス独自のSuperHアーキテクチャ、内部32ビットデータバス幅RISCマイクロコンピュータ
SH−1、SH−2とオブジェクト上位互換SH−2Aコア:I/O 3.3V/内部1.25V動作
5段パイプライン+2命令同時実行スーパスカラ+ハーバードアーキテクチャ
CPU: 汎用レジスタ 32ビット×16本(8,16,32レジスタとしても使用可)
32ビットコントロールレジスタ×4、32ビットシステムレジスタ×4
高速割り込み対応レジスタバンク
乗算器内蔵
高速動作 CPU動作周波数:
最大200MHz
バスクロック:
最大66MHz
周辺クロック:
最大33MHz
MTUクロック:
最大100MHz
メモリ:命令キャッシュ:8Kバイト オペランドキャッシュ:8Kバイト内蔵
大容量RAM128Kバイト内蔵(32ビットデータバス幅)
A/Dコンバータ:10ビット分解能×8、サンプル&ホールド付き
D/Aコンバータ:8ビット分解能×2
I/Oポート:総数79本(入出力69本、入力10本)
他、DMAコントローラ×8、マルチファンクションタイマパルスユニット2(16ビットタイマ×6)
、
マルチファンクションタイマパルスユニット2S(16ビットタイマ×3)
、コンペアマッチタイマ(16ビットタイマ×2)
、ウオッチドッグタイマ×1、I2Cバス、FIFO内蔵シリアルコミュニュケーションインターフェイス×4内蔵
●CPUボード構成
CPU
ROM
RAM
SH7206(R5S72060W200FPV)
最大200MHz(12.5MHz×16)動作
内蔵フラッシュROM なし
外部フラッシュROM 1Mワード(1M×16ビットバス幅、ユーザー使用可能 512Kワード)
東芝TC58FVT160相当実装(ローダー書き込み済み)書き換え回数105回以上
内蔵RAM 128Kバイト
外部RAM なし
内蔵RAMへのプログラムダウンロードは無償ソフトでできます。
[ROM,RAMメモリアドレス表]
メモリ種類
メモリマップ
内蔵フラッシュROM
内蔵RAM
000000H−1FFFFFH(全体)
ユーザー使用可能領域
000000H−0FFFFFH または
100000H−1FFFFFH です。切り替え方法は後述。
FFF80000H−FFF9FFFFH
RS−232Cポート(レベルインターフェィスIC付き) 2ch
SCI0,1使用。シリアルリモートデバッカ使用時も他のRS−232C 1ch
をユーザー使用可能。
A/D
内蔵A/D用電源、リファレンスにオンボードノイズフィルタ搭載。
電源
3.3V 40mA(電源ON時) 通常200mA以上 が必要。オンボード電源ノイズフィルタ搭載。
ご注意:本製品は3.3Vを外部より供給してください。仮に5Vを印加された場合、CPUの絶対最大定格4.
6Vを超えますのでCPUの永久破壊になる場合があります。ご注意願います。
基板サイズ 92×75×12mm
基板仕上げ 金メッキ
RoHS指令準拠
基板、部品、半田付け全ての工程でRoHS指令準拠仕様。
1
●ピン配置
【CN1】
2.54mm ピッチ 2列×18=36ピン ピンヘッダは実装されておりません。
1
_RASU/PINT4/_CS4/PA20 2
_RASL/IRQ2/_POE2/PB4
3
_WE0/DQMLL/_POE6/PA12 4
_WE1/_WE/DQMLU/_POE7/
PA13
5
_WE2/_ICIORD/_AH/DQMU 6
_WE3/_ICIOWR/_AH/DQMU
L/TIC5V/PA22
U/TIC5W/PA23
7
_CS3/TCLKB/PA7
8
_CS2/TCLKA/PA6
_CASL/IRQ3/_POE3/PB5
9
_WE3/_ICIOWR/_AH/DQMU 10
U/DREQ2/CKE/AUDSYNC/P
A16
11
_CASU/PINT5/_CS5/_CE1 12
D0
A/TIC5U/PA21
13
D1
14
D2
15
D3
16
D4
17
D5
18
D6
19
D7
20
D8/TIOC3AS/PD8
21
D9/TIOC3BS/PD9
22
D10/TIOC3CS/PD10
23
D11/TIOC3DS/PD11
24
D12/TIOC4AS/PD12
25
D13/TIOC4BS/PD13
26
D14/TIOC4CS/PD14
27
D15/TIOC4DS/PD15
28
D16/IRQ0/_POE4/AUDATA
0/PD16
29
D17/IRQ1/_POE5/AUDATA 30
D18/IRQ2/_POE6/AUDATA
1/PD17
2/PD18
31
D19/IRQ3/_POE7/AUDATA 32
D20/IRQ4/TIC5WS/PD20
3/PD19
33
D21/IRQ5/TIC5VS/PD21
34
D22/IRQ6/TIC5US/AUDCK
/PD22
35
+3.3V
36
GND
【CN2】
JTAGコネクタ 2.54mm ピッチ
コネクタ番号の並びが他と異なるので注意願います。
1
TCK
2
_TRST
3
TDO
4
ASEBRKAK/_ASBRK
5
TMS
6
TDI
7
RES(OUT)
2列×7=14ピン ピンヘッダは実装されておりません。
【CN3】 2.54mmピッチ 2列×20=40ピン
1
D23/IRQ7/_AUDSYNC/PD2
3
3
D25/DREQ1/TIOC4CS/PD2
5
5
D27/DACK1/TIOC4AS/PD2
7
7
D29/_CS3/TIOC3BS/PD29
ピンヘッダは実装されておりません。
2
D24/DREQ0/TIOC4DS/PD2
4
4
D26/DACK0/TIOC4BS/PD2
6
6
D28/_CS2/TIOC3DS/PD28
9
10
11
13
15
17
19
21
23
D31/TIOC3AS/_ADTRG/PD
31
ASEBCK
TXD3/TIOC4A/PE12
TXD2/TIOC3C/PE10
AN6/DA0/PF6
AN4/PF4
AN2/PF2
AN0/PF0
8
9
10
11
12
13
14
8
12
14
16
18
20
22
24
N.C
GND
GND
+3.3V
GND
GND
GND
D30/TIOC3CS/_IRQOUT/P
D30
_BACK/TEND1/PINT3/PA1
9
_WDTOVF
RXD3/TIOC3D/CTS3/PE11
AN7/DA1/PF7
AN5/PF5
AN3/PF3
AN1/PF1
_WE3/_ICIOWR/_AH/DQMU
U/DACK0/TIOC4C/PE14
2
25
DREQ1/TIOC0C/PE2
26
27
_CS7/SCK3/TIOC2A/AUDA
TA0/PE6
_CS6/_CE1B/TXD3/TIOC1
B/AUDATA1/PE5
DREQ0/TIOC0A/AUDCK/PE
0
IRQ0/_POE0/SCL/PB2
_CE2B/DACK3/PINT7/_PO
E8/PA25
+3.3V
GND
28
29
31
33
35
37
39
30
_IOIS16/RXD3/TIOC1A/A
UDATA2/PE4
TEND0/TIOC0B/PE1
34
36
TEND1/TIOC0D/AUDATA3/
PE3
_BS/RXD2/TIOC2B/_UBCT
RG/PE7
IRQ1/_POE1/SDA/PB3
N.C(ノーコネクション 接続なし)
38
40
+3.3V
GND
32
【CN4】 2.54mmピッチ 2列×25=50ピン
1
_CE2A/DREQ3/PINT6/PA2
4
3
_CS1/_POE5/PA11
5
_MRES/TIOC4B/PE13
7
SCK3/TIOC3B/_RTS3/PE9
ピンヘッダは実装されておりません。
2
SCK2/TIOC3A/PE8
9
DACK1/CKE/TIOC4D/_IRQ
OUT/PE15
A0/PC0
10
14
15
17
A22/DREQ1/IRQ1/SCK1/P
A5
NMI
CKIO
16
18
19
21
23
25
27
29
31
33
35
37
39
41
43
45
47
49
A20
A18
A16
A14
A12
A10
A8
A6
A4
A2
RD_WR/IRQ2/TCLKC/PA8
N.C
N.C
N.C
+3.3V
GND
20
22
24
26
28
30
32
34
36
38
40
42
44
46
48
50
11
13
4
6
8
12
_CS0
_WAIT/DACK2/PA17
_FRAME/CKE/TCLKD/IRQ3
/PA9
_CS8/PE16
A25/DREQ0/IRQ0/SCK0/P
A2
A21/IRQ7/_ADTRG/_POE8
/PB9
_RES
_BREQ/TEND0/PINT2/PA1
8
A19
A17
A15
A13
A11
A9
A7
A5
A3
A1/PC1
_RD
N.C
N.C
N.C
+3.3V
GND
【CN5】電源
1
VCC(+3.0∼3.3V)
2
GND
基板搭載アングルピンヘッダ
S 2B−EH
(JST 日本圧着端子)
対応ソケットハウジング
EHR−2
(JST 日本圧着端子)
対応ソケットコンタクト
SEH−001T−P0.6(JST 日本圧着端子)
コンタクトは2個必要です。
電源はリプル、ノイズのない3.0∼3.3V 200mA以上の電源を使用して下さい。
【CN6
RS−232C−4】
1
TXDS4
3
2
RXDS4
3
RM
4
DR
5
NMI
6
GND
基板搭載アングルピンヘッダ
対応ソケットハウジング
対応ソケットコンタクト
S 6B-ZR−3.4 (JST 日本圧着端子)
ZHR−6
(JST 日本圧着端子)
SZH−002T−P0.5(JST 日本圧着端子)
●コンタクトは使用ピン数必要です。
【CN7
RS−232C−2】
1
TXDS2
2
RXDS2
3
4
5
6
GND
基板搭載アングルピンヘッダ
対応ソケットハウジング
対応ソケットコンタクト
S 6B-ZR−3.4 (JST 日本圧着端子)
ZHR−6
(JST 日本圧着端子)
SZH−002T−P0.5(JST 日本圧着端子)
●コンタクトは使用ピン数必要です。
●圧着済みのJケーブルも販売しております。
●各部の名称
JP1 JP2
リセットスイッチ
電源コネクタ
RS232C−1 RS232C−0
(Eケーブル挿入)
4
●書き込みソフト概要
本製品は無償ダウンロード、またはCDに添付されている「frw7206.exe」でユーザープログラムのフラッシュROMへの
書き込み「ROM_WRITE」
、内部RAMへのダウンロード「RAM_WRITE」ができます。詳細は取説をご参照ください。
●動作、JP1、JP2設定
【 ROM書き込み、動作 】
BCSH7206の動作モードの選択はありません。リセット時、外部ROMの0番地から書き込んである4バイトの数値をアドレス
として読み込み動作します。本ボードの外部フラッシュROM TC58FVT160 の最上位アドレスA19はJP1の切り替えに
より動作を選択できるようになっています。▲マークが1です。
4 3
2 1
JP1
ショートされるピン
1−2
3−4
動作
A19とA20接続
A19外部コントロール
*デホルト
1−2番間のショートは通常の接続です。3−4間ショートはEケーブルで接続されたパソコン側からA19のレベルがコントロールで
きるようになります。これにより、ユーザーのプログラムを書き込んだ100000HからのデータをCPU側から見て0番地として実
行させることができます。
物理メモリマップ(最上位がA19)
1FFFFFH
|
100000H
0FFFFFH
|
000000H
動作
ユーザープログラム書き込み領域
メーカープログラム書き込み済み領域
(メーカー出荷時、既にモトローラS3フォーマットロ
ーダーが書き込まれています)
ユーザープログラムを100000Hから書き込むソフトウエアは無償ダウンロードできます。TC58FVT160は105回以上の
書き換えを保証しています。書き込み手順を説明しますと
①ユーザープログラムを作る。開始アドレスは0番地からとする。
②書き込みソフト「frw7206.exe」で自動的にオフセット100000Hが加算され、フラッシュROMに書き込まれます。
5
③書き込みソフト「frw7206.exe]は転送終了後、ROMのA19を1にしてからCPUボードにリセットをかけます。ユー
ザープログラムが0番地から動作します。
また、
④Eケーブルをはずし基板単独動作とした場合でもA19は1になりますからリセット後、そのままユーザープログラムが動作します。
例えば製品として出荷できます。
【 RAM書き込み、動作 】
基板に実装されているTC58FVT160の物理アドレス0番地からは弊社によりあらかじめ「モトローラS3フォーマットローダ
ー」が書き込まれています。このローダーは内部RAMにS3データを転送し、終了すると内部RAM開始番地+800Hにジャンプし
ます。ユーザーがRAM上でプログラムを動作させたいときに使用します。RAM上で動作させるというのは32ビットバス幅、ノーウ
エイトで動作させたい場合です。このCPUの最高性能が期待できる動作となります。この場合、開始アドレスは内部RAM開始アドレ
ス+800H にする必要があります。
(書き込みソフトではオフセットしません) プログラム例は開発セットのサンプルプログラムに
あります。
【JP2】
JP2はJTAGを使用してデバックを行う場合の切り替えです。JP1も1−2間ショートに切り替えます。
ショートされるピン
1−2
3−4
動作
デバックモードにする
通常動作
*デホルト
【 JTAGデバック 】
JTAGデバッカはE10−USB(株式会社ルネサステクノロジ)
、クロスファインダ(株式会社アルファテクノロジ)
、DR−01(ビ
ットラン株式会社)等での動作を確認しています。なお、JTAGコネクタ(14ピン)は未実装です。
CN2:型名 7614−6002SC メーカー:3M シルクに合わせて実装してください。
●フラッシュROM書き換え回数
フラッシュROMの書き換えは105回以上です。RAMは制限なしです。
●コネクタ、ソケットのお問い合わせ
本ボードは基板側にオムロン社 XG8Wシリーズの2.54mmピッチ2列ピンヘッダが使用できます。
例:CN3:ピンヘッダ
オムロン XG8W−4031 対応ソケット例 オムロン XG4M−4030−T
CN4:ピンヘッダ
オムロン XG8W−5031 対応ソケット例 オムロン XG4M−5030−T
CN1:ピンヘッダ
オムロン XG8W−3631 対応ソケット例 オムロン XG4M−3630−T
オムロン社以外でも2.54mmピッチ2列のピンヘッダであれば使用可能です。個々のメーカーにつきましてはユーザー様でご検討
下さい。
RS232Cコネクタ、バッテリーバックアップ用コネクタは日本圧着端子製造のZRシリーズを使用しています。電源コネクタは同
社のEHシリーズです。
各コネクタ形状の確認などは下記ホームページで可能です。
会社名
ホームページ
オムロン
http://www.omron.co.jp/ib−info/
日本圧着端子製造
http://www.jst−mfg.com/
なお、これらコネクタ、ハーネスアッシーなどの入手、ご注文は下記お問い合わせ欄のサンデン商事でも可能です。
●使用上のご注意
1) 環境の悪いところ(ノイズ、油、ほこり、塵、50℃以上の高温、零下)での使用はお止め下さい。
●お問い合わせ
BCSH7206 CPUボード についてのお問い合わせは以下にお願い致します。
お問い合わせ内容
会社名
電話番号
開発、販売、カスタ 有限会社ビーリバーエレクトロニクス 042−985−6982
ム対応
販売代理店、部品
サンデン商事株式会社(担当:譜久山 03−5818−7751
ふくやま)
ハードウエアマニ 株式会社 ルネサステクノロジ 営業 03−5201−5189
FAX番号
042−985−6720
03−5818−6630
03−3270−3277
6
ュアル、プログラミ 本部 営業企画統括部 カスタマサ
ングマニュアルな ポート部
窓口:
(株)ルネサス小平セミコン
どの入手先
各会社のホームページ、住所、他
会社名
ホームページ(メールアドレス)
有限会社ビーリバ
ーエレクトロニク http://beriver.co.jp/
ス
サンデン商事株式 http://www.sandenshoji.co.jp
会社
株式会社 ルネサス http://www.renesas.com/jpn/
テクノロジ カス
タマサポートセン
タ
住所
他
〒350−1213
埼玉県日高市高萩1141−
1
〒101−0021
東京都千代田区外神田6−1
2−3 ビックウエストビル
3号館4F
〒100−0004
東
京都千代田区大手町2−6−
2(日本ビル)
ハードウエア設計、製造元
秋葉原地区代理店、
各種部品、
ハーネスアッシーなど販売
ハードウエアマニュアル、プ
ログラミングマニュアル入手
先
■BCSH7206外形寸法図
7

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