701992 Xviewer ユーザーズマニュアル


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701992 Xviewer ユーザーズマニュアル | Manualzz

User's

Manual

701992

Xviewer

ユーザーズマニュアル

IM 701992-01

18 版

はじめに

ご注意

商標

このたびは、波形ビューアソフト Xviewer ( 形名 701992) をお買い上げいただきまして

ありがとうございます。

このユーザーズマニュアルは、本ソフトウエアの取り扱い上の注意 / 機能 / 操作方法な

どについて説明したものです。ご使用前にこのマニュアルをよくお読みいただき、正し

くお使いください。

お読みになったあとは大切に保存してください。ご使用中に操作がわからなくなったと

きなどにきっとお役にたちます。なお、DL シリーズ、SL1400、SL1000 などの取り扱い

上の注意 / 機能 / 操作方法や、Windows の取り扱い / 操作方法などについては、それぞ

れのマニュアルをご覧ください。

本ソフトウエアのマニュアルとして、このマニュアルを含め次のものがあります。あわ

せてお読みください。

マニュアル名

701992

Xviewer

ユーザーズマニュアル

701992

XviewerEYE

映像・波形ビューア機能

ユーザーズマニュアル

Xviewer

DL850 アドバンストユーティリティ

ユーザーズマニュアル

マニュアル No 内容

IM 701992-01 本書です。映像・波形ビューア機能を除く

Xviewer の全機能とその操作方法について

説明しています。

IM 701992-61 映像・波形ビューア機能とその操作方法に

ついて説明しています。

IM 701992-62 DL850 アドバンストユーティリティソフト

ウエアの機能とその操作方法について説明

しています。

・ 最新のソフトウエアバージョンでない場合は、このマニュアルに記載のすべての機能

をお使いいただくことができません。お使いの製品のソフトウエアバージョンは、バー

ジョン情報画面でご確認ください。バージョン情報画面を表示する操作方法について

は、このマニュアルの 9.2 節をご覧ください。バージョンアップの方法やソフトウエ

アバージョンに関する情報については、下記の Web ページをご覧ください。

http://www.yokogawa.com/jp-ymi/tm/Bu/701992/

・ 本書の内容は、性能 / 機能の向上などにより、将来予告なしに変更することがあります。

また、実際の画面表示内容が本書に記載の画面表示内容と多少異なることがあります。

・ 本書の内容に関しては万全を期しておりますが、万一ご不審の点や誤りなどお気づき

のことがありましたら、お手数ですが、当社支社 / 支店 / 営業所までご連絡ください。

・ 本書の内容の全部または一部を無断で転載、複製することは禁止されています。

・ Microsoft、Windows、および Windows XP は、米国 Microsoft Corporation の、米国

およびその他の国における登録商標または商標です。

・ Adobe、Acrobat、および PostScript は、アドビシステムズ社の登録商標または商標です。

・ 本文中の各社の登録商標または商標には、©、TM マークは表示していません。

・ その他、本文中に使われている会社名、商品名は、各社の登録商標または商標です。

18th Edition: March 2015 (YMI)

All Rights Reserved, Copyright © 2005 Yokogawa Electric Corporation

All Rights Reserved, Copyright © 2010 Yokogawa Meters & Instruments Corporation

IM701992-01 i

履歴

・ 2005 年 1 月 初版発行

・ 2005 年 10 月 3 版発行

・ 2007 年 3 月 5 版発行

・ 2008 年 9 月 7 版発行

・ 2010 年 9 月 9 版発行

・ 2011 年 4 月 11 版発行

・ 2012 年 2 月 13 版発行

・ 2013 年 6 月 15 版発行

・ 2014 年 6 月 17 版発行

・ 2005 年 7 月 2 版発行

・ 2006 年 8 月 4 版発行

・ 2007 年 12 月 6 版発行

・ 2009 年 6 月 8 版発行

・ 2011 年 1 月 10 版発行

・ 2011 年 9 月 12 版発行

・ 2012 年 10 月 14 版発行

・ 2013 年 12 月 16 版発行

・ 2015 年 3 月 18 版発行 ii

IM701992-01

ソフトウエア使用許諾契約書

IM701992-01

「本契約」といいます)に合意することを条件として、横河電機株式会社および横河メー

タ&インスツルメンツ株式会社(以下、「当社」といいます)は、包装されたソフトウエア製品(以下、「横河ソフトウエア」といい

ます)の使用権をお客様に許諾します。なお、当社は、横河ソフトウエアの使用権をお客様に許諾するものであり、横河ソフトウエ

アを販売するものではありません。

製品 :Xviewer (Model 701992)、または XviewerEYE (Model 701992)

ライセンス数 :ライセンスシールに記載されたライセンス数

第 1 条(適用範囲)

1. 本契約は、当社がお客様に提供する横河ソフトウエア製品に適用するものとします。

2. 横河ソフトウエアは、それに含まれる一切の技術、アルゴリズム、およびプロセスを包含するものとします。

第 2 条(使用権の許諾)

1. お客様は、横河ソフトウエアについて、別途合意した使用料を対価として、前文に定めるライセンス数に対応する台数のコンピュー

タに限りインストールできるものとし、当社は、お客様の自己使用を目的とした、非独占的かつ譲渡不能の使用権(以下「使用権」

といいます)を許諾します。

2. お客様は、当社の事前の書面による承諾なしに、横河ソフトウエアを第三者に頒布、転貸、複製、譲渡、質入、伝送もしくは再

使用権を許諾しないものとします。

3. お客様は、バックアップ目的として一組のみ横河ソフトウエアを複製する以外は、横河ソフトウエアの全部または一部を複製し

ないものとします。また当該複製物の保管および管理については厳重な注意を払うものとします。

4. お客様は、いかなる理由においても横河ソフトウエアをダンプ、逆アッセンブル、逆コンパイル、リバースエンジニアリングな

どによるソースプログラムその他人間が読み取り可能な形式への変換もしくは複製または横河ソフトウエアの修正もしくは他の

言語への翻訳など、提供された形式以外に改変しないものとします。また、当社は、別に同意しない限り、お客様にソースプロ

グラムを提供しないものとします。

5. 横河ソフトウエアおよびそれらに含まれる一切の技術、アルゴリズム、およびプロセスなどのノウハウは、当社または当社に対

し再使用許諾を含む使用許諾権を付与している第三者の固有財産であり、当社または当社に対し再使用許諾権を付与している第

三者が権利を有しているものであり、お客様に権利の移転や譲渡を一切行うものではありません。

6. 当社は、横河ソフトウエアに保護の機構(コピープロテクト)を使用または付加することがあります。当該コピープロテクトを

除去したり、除去を試みることは認められないものとします。

7. 横河ソフトウエアには、当社が第三者から再使用許諾を含む使用許諾権を付与されているソフトウエアプログラム(以下「第三

者プログラム」といい、当社の関連会社が独自に製作・販売しているソフトウエアプログラムもこれに含みます)を含む場合が

あります。かかる第三者プログラムに関し、当社が当該第三者より本契約と異なる再使用許諾条件を受け入れている場合には、

別途書面により通知される当該条件を遵守していただきます。

第 3 条(特定用途に関する制限)

1. 横河ソフトウエアは、下記の各号を目的として、製作または頒布されるものではありません。

(a)航空機の運行または船舶の航行や、これらを地上でサポートする機器の立案、設計、開発、保守、運用および使用されること。(b)

原子力施設の立案、設計、開発、建設、保守、運用および使用されること。(c)核兵器、化学兵器または生物兵器の立案、設計、開発、

保守、運用および使用されること。(d)医療機器などの人身に直接関わるような状況下で使用されることを目的に立案、設計、開発、

保守、運用および使用されること。

2. お客様が前項の目的で横河ソフトウエアを使用する場合には、当社は当該使用により発生するいかなる請求および損害に対して

も責任を負わないものとし、お客様は、お客様の責任においてこれを解決するものとし、当社を免責するものとします。

第 4 条(保証)

1. 横河ソフトウエアは、当該製品完成時または出荷時の現状のままでお客様に提供されるものとし、お客様は、これに合意するも

のとします。横河ソフトウエアの記録媒体に破損、損傷が発見された場合は、開封後 7 日間に限り無償で交換をいたします(お

客様の費用で当社の指定するサービス拠点に当該ソフトウエア製品の記憶媒体を送付していただくものとします)が、いかなる

場合であっても横河ソフトウエアに瑕疵のないこと、的確性、正確性、信頼性もしくは最新性などの品質上または性能上の明示

または黙示の保証をするものではありません。また、横河ソフトウエアが他のソフトウエアとの間で不整合、相互干渉などの影

響のないことを保証するものでもありません。

2. 前項の規定に関わらず、横河ソフトウエアに第三者プログラムが存在する場合の保証期間、保証条件については、かかるプログ

ラムの供給者の定めるところによるものとします。

3. 当社は、自己の判断により必要と認めた場合、横河ソフトウエアに関するレビジョンアップおよびバージョンアップ(以下、アッ

プデートサービスといいます)を実施することがあります。

4. 前項の定めにも拘らず、当社は、いかなる場合であってもお客様により改変または修正された横河ソフトウエアに関するアップ

デートサービスについては、第三者により改変・修正された場合を含め、一切対応しないものとします。

第 5 条(特許権、著作権の侵害に関する損害賠償責任)

1. お客様は、横河ソフトウエアについて、第三者から特許権、商標権、著作権その他の権利に基づき使用の差し止め、損害賠償請

求などが行われた場合は、書面にて速やかに請求の内容を当社に通知するものとします。

2. 前項の請求などが当社の責に帰すべき事由による場合は、その防御および和解交渉について、お客様から当社に防御、交渉に必

要なすべての権限を与えていただき、かつ必要な情報および援助をいただくことを条件に、当社は自己の費用負担で当該請求な

どの防御および交渉を行い、前項記載の第三者に対して最終的に認められた責任を負うものとします。

3. 当社は第 1 項における請求またはその恐れがあると判断した場合は、当社の選択により、当社の費用で下記のいずれかの処置を

取るものとします。

(a)正当な権利を有する者からかかる横河ソフトウエアの使用を継続する権利を取得する。(b)第三者の権利の侵害を回避でき

るようなソフトウエア製品と交換する。

(c)第三者の権利を侵害しないようにかかる横河ソフトウエアを改造する。

4. 前項各号の処置がとれない場合、当社は、お客様から当社にお支払い頂いた第 2 条第 1 項に定める使用料の対価を限度として損

害を賠償するものとします。

第 6 条(責任の制限)本契約に基づいて当社がお客様に提供した横河ソフトウエアによって、当社の責に帰すべき事由によりお客様

が損害を被った場合は、当社は、本契約の規定に従って対応するものとしますが、いかなる場合においても、派生損害、結果損害、

その他の間接損害(営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の喪失などによる損害その他)については一切責任を負わない

ものとし、かつ当社の損害賠償責任は、かかる横河ソフトウエアについてお客様からお支払いを受けた第 2 条第 1 項に定める使

用料の対価を限度とします。なお、当社が納入した製品をお客様が当社の書面による事前の承諾なく改造、改変、他のソフトウ

エアとの結合を行い、またはその他基本仕様書または機能仕様書との相違を生ぜしめた場合は、当社は一部または全ての責任を

免れることができるものとします。

第 7 条(輸出規制)お客様は、事前に当社の同意を得た場合を除き、横河ソフトウエアを、直接、間接を問わず輸出または他国に伝

送しないものとします。

第 8 条(本契約の期間)本契約は、お客様が横河ソフトウエアを受領した日から、契約解除されない限り、お客様または当社が相手

方に対し、1 ヶ月前に書面による通知によって当該ソフトウエア製品の使用を終了させるまで、またはお客様の横河ソフトウエ

アの使用終了時まで、有効とします。

第 9 条(使用の差止め)横河ソフトウエアの使用許諾後といえども、使用環境の変化または許諾時には見出せなかった不適切な環境

条件が見られる場合、その他横河ソフトウエアを使用するに著しく不適切であると当社が判断した場合には、当社はお客様に対

して当該使用を差止めることができるものとします。

第 10 条(解除)当社は、お客様が本契約に違反した場合には、何ら催告を要することなく通知をもって本契約を解除できます。ただし、

本契約終了または解除後といえども第 5 条、第 6 条ならびに第 11 条は効力を有するものとします。

第 11 条(管轄裁判所)本契約に関して生じた紛争、疑義については、両者誠意を持って協議解決するものとします。ただし、一方

当事者が他方当事者に協議解決をしたい旨の通知後 90 日以内に両当事者間で協議が整わない場合は東京地方裁判所(本庁)を第

一審の専属的管轄裁判所とします。

以上 iii

iv

梱包内容の確認

梱包を開けたら、ご使用前に以下のことを確認してください。万一、お届けした品の間

違いや品不足、または外観に異常が認められる場合は、お買い求め先にご連絡ください。

・CD 1枚

MODEL

701992

仕様コード

グレード / ライセンス数 -SP01

-SP05

-SP10

-SP20

-GP01

-GP05

-GP10

-GP20

-ES01

-ES02

-ES03

-ES04

-ES05

-ES10

-EG01

-EG02

-EG03

-EG04

-EG05

-EG10

付加仕様

/JS01

/JS02

/JS03

/JS04

/JS05

/JS10

/JS20

仕様内容

Xviewer

標準版 1 ライセンス

標準版 5 ライセンス

標準版 10 ライセンス

標準版 20 ライセンス

演算機能付加版 1 ライセンス

演算機能付加版 5 ライセンス

演算機能付加版 10 ライセンス

演算機能付加版 20 ライセンス

XviewerEYE 標準版 1 ライセンス

XviewerEYE 標準版 2 ライセンス

XviewerEYE 標準版 3 ライセンス

XviewerEYE 標準版 4 ライセンス

XviewerEYE 標準版 5 ライセンス

XviewerEYE 標準版 10 ライセンス

XviewerEYE 演算機能付加版 1 ライセンス

XviewerEYE 演算機能付加版 2 ライセンス

XviewerEYE 演算機能付加版 3 ライセンス

XviewerEYE 演算機能付加版 4 ライセンス

XviewerEYE 演算機能付加版 5 ライセンス

XviewerEYE 演算機能付加版 10 ライセンス

DL850 アドバンストユーティリティ 1 ライセンス

DL850 アドバンストユーティリティ 2 ライセンス

DL850 アドバンストユーティリティ 3 ライセンス

DL850 アドバンストユーティリティ 4 ライセンス

DL850 アドバンストユーティリティ 5 ライセンス

DL850 アドバンストユーティリティ 10 ライセンス

DL850 アドバンストユーティリティ 20 ライセンス

・取扱説明書

マニュアル名

701992 Xviewer ユーザーズマニュアル (CD)

Xviewer DL850 アドバンストユーティリティソフトウエア

ユーザーズマニュアル (CD)

マニュアル No.

IM 701992-01

701992 Xviewer インストールマニュアル IM 701992-02

701992 XviewerEYE 映像・波形ビューア機能ユーザーズマニュアル (CD) IM 701992-61

IM 701992-62

・ライセンスシール1枚

(/JS01 ~ /JS20 のときは 2 枚 )

IM701992-01

このマニュアルで使用している記号と表記法

・ 注記

このマニュアルでは、注記を以下のようなシンボルで区別しています。

Note

本機器を取り扱ううえで重要な情報が記載されています。

・ 操作説明ページで使用している表記法

各章で操作説明をしているページでは、説明内容を区別するために、次のようなシンボ

ルを使用しています。

操  作

数字で示す順序で各操作をしてください。ここでは、初めて操作を

することを前提に手順を説明しています。したがって設定内容を変

更する場合は、すべての操作を必要としない場合があります。

解  説

操作に関連する設定内容や限定事項について説明しています。

文字の表記法

太文字は、操作対象のメニューやボタンの名称、または画面上の文字を示します。

IM701992-01 v

vi

目次

第 1 章

第 2 章

第 3 章

第 4 章

ソフトウエア使用許諾契約書.........................................................................................................................................iii

梱包内容の確認................................................................................................................................................................... iv

このマニュアルで使用している記号と表記法..........................................................................................................v

製品概要...............................................................................................................................................................................viii

ご使用にあたっての注意...................................................................................................................................................x

ソフトウエアのインストール / アンインストール................................................................................................xi

基本的な操作

1.1.

1.2.

ソフトウエアの起動と終了.......................................................................................................................... 1-1

起動画面の基本操作....................................................................................................................................... 1-2

波形データの表示

2.1.

2.2.

波形データを読み込む................................................................................................................................... 2-1

メイン波形を表示する................................................................................................................................... 2-6

2.3.

2.4.

2.5.

2.6.

ズーム波形を表示する................................................................................................................................... 2-7

ヒストリ波形を表示する.............................................................................................................................. 2-9

X-Y 波形を表示する......................................................................................................................................2-11

波形を移動する / ズームする....................................................................................................................2-13

2.7.

2.8.

画面を分割して表示する............................................................................................................................2-15

DL850 シリーズのデュアルキャプチャ機能で取り込んだ波形を表示する...........................2-16

2.9.

表示するグループを切り替える..............................................................................................................2-17

2.10. マークを表示する..........................................................................................................................................2-18

波形データの表示設定

3.1.

3.2.

表示条件データを読み込む.......................................................................................................................... 3-1

表示波形 ( チャネル ) を設定する.............................................................................................................. 3-2

3.3.

3.4.

3.5.

3.6.

分割表示 ( スプリット ) を設定する......................................................................................................... 3-8

画面表示を設定する....................................................................................................................................... 3-9

波形補間を OFF/ON する............................................................................................................................3-14

表示設定を初期化する.................................................................................................................................3-15

波形データの解析

4.1.

4.2.

測定結果を表示する....................................................................................................................................... 4-1

カーソルで測定する....................................................................................................................................... 4-2

4.3.

4.4.

4.5.

4.6.

4.7.

4.8.

波形パラメータを自動測定する................................................................................................................ 4-5

ヒストリ統計を自動測定する...................................................................................................................4-11

サイクル統計を自動測定する...................................................................................................................4-14

演算を使って測定する ( 演算機能付加版 )..........................................................................................4-18

波形画面に注釈を挿入する........................................................................................................................4-29

波形画面をクリップボードに転送する.................................................................................................4-43

IM701992-01

第 5 章

第 6 章

第 7 章

目次

データの保存/データ形式の変換

5.1.

5.2.

波形データを保存する................................................................................................................................... 5-1

波形データを Excel に転送する................................................................................................................. 5-6

5.3.

5.4.

5.5.

5.6.

5.7.

5.8.

画面データを保存する................................................................................................................................... 5-7

波形パラメータの自動測定値を保存する.............................................................................................. 5-8

表示条件データを保存する.......................................................................................................................... 5-9

複数の波形データファイルを CSV ファイルに変換する.................................................................5-10

WDF ファイルを WVF ファイルに変換する........................................................................................5-12

WDF/WVF ファイルを FLD ファイルに変換する..............................................................................5-14

表示波形の印刷

6.1.

6.2.

プリンタを設定する....................................................................................................................................... 6-1

表示波形を印刷する....................................................................................................................................... 6-2

レポート機能

7.1.

7.2.

レポート機能 (Xreport) を使う................................................................................................................... 7-1

レポートを編集する....................................................................................................................................... 7-4

7.3.

7.4.

レポートファイルを保存 / 読み込み / 削除する................................................................................. 7-8

レポートを印刷する.....................................................................................................................................7-10

第 8 章

第 9 章

計測器との通信

8.1.

8.2.

計測器と接続する............................................................................................................................................ 8-1

ファイルリストを表示する.......................................................................................................................... 8-5

8.3.

8.4.

8.5.

8.6.

8.7.

ファイルを操作する....................................................................................................................................... 8-7

計測器を PC から操作する (DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/DL6000/DLM6000/.

DL850 シリーズ以外 )................................................................................................................................... 8-10

DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/DL6000/DLM6000/DL850 シリーズを.

PC から操作する............................................................................................................................................8-15

計測器の波形データをダウンロードする (DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/.

DL6000/DLM6000/DL850 シリーズ以外 )...........................................................................................8-21

DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/DL6000/DLM6000/DL850 シリーズの.

波形データをダウンロードする..............................................................................................................8-23

保守

9.1.

9.2.

9.3.

9.4.

9.5.

故障 ? ちょっと調べてみてください....................................................................................................... 9-1

バージョン情報を見る................................................................................................................................... 9-2

オンラインヘルプを起動する..................................................................................................................... 9-3

当社の Web ページを見る............................................................................................................................ 9-4

ライセンス番号を追加する.......................................................................................................................... 9-5

第 10 章 仕様

10.1. 対応機種と機能..............................................................................................................................................10-1

10.2. 動作に必要なシステム環境........................................................................................................................10-2

10.3. ソフトウエアのバージョンと追加機能.................................................................................................10-3

索引

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

IM701992-01 vii

viii

製品概要

波形ビューアソフトウエア Xviewer について

・計測器で保存されたデータの表示と解析

計測器で測定し、保存したデータをパーソナルコンピュータ ( 以降、PC と略します )

に表示したり解析したりできます。

計測器で保存されるファイル形式は次のとおりです。

機種

WE7000

DL1700 シリーズ

DL1600 シリーズ

DL1700E シリーズ

DL7400 シリーズ

DL750 シリーズ

SL1400

DL9040/DL9140/DL9240 シリーズ

DL9500/DL9700 シリーズ

SB5000 シリーズ

SL1000

DLM2000 シリーズ

DL6000/DLM6000 シリーズ

DL850 シリーズ

DLM4000 シリーズ

×

CSV

*1

*1 波形データをアスキー形式でセーブしたデータ

*2 波形データをバイナリ形式でセーブしたデータ

*3 リアルタイム記録したデータ

ファイル形式

WVF

*2

×

×

×

×

×

×

×

×

WDF

×

×

×

×

×

*3

*3

*2

*2

*2

*2、*3

*2

*2

*2

*2

本文中、DL9040/DL9140/DL9240 シリーズと DL9500/DL9700 シリーズをまとめる場

合は、DL9000 シリーズと記載しています。

・計測器で保存されたファイルの表示と転送

GP-IB/USB/ イーサネットインタフェースを使って、計測器の内部ファイルの表示や、

計測器と PC 間でファイルの転送ができます。利用可能な通信インタフェース、およ

び利用可能な機能は次ページのとおりです。

Note

PC から 計測器へのファイル転送には、USB インタフェースのみが対応しています。

・計測器のリモート操作

GP-IB/USB/ イーサネットインタフェースを使って、PC の画面に計測器本体のフロン

トパネルイメージ ( コントロール画面 ) を表示し、キー操作と同じ感覚でリモート制

御ができます。また、DL 本体にはない「環境設定キー」によって、コントロール画

面の動作環境を設定できます。

利用可能な通信インタフェース、および利用可能な機能は次ページのとおりです。

・計測器のアクイジションデータのダウンロード

GP-IB/USB/ イーサネットインタフェースを使って、計測器のアクイジションデータ

を PC にダウンロードできます。

利用可能な通信インタフェース、および利用可能な機能は次ページのとおりです。

IM701992-01

IM701992-01

製品概要

利用可能な通信インタフェース

機種

WE7000

DL1700 シリーズ

DL1600 シリーズ

DL1700E シリーズ

DL7400 シリーズ

DL750 シリーズ

SL1400

DL9040/DL9140/DL9240 シリーズ

DL9500/DL9700 シリーズ

SB5000 シリーズ

SL1000

DLM2000 シリーズ

DL6000/DLM6000 シリーズ

DL850 シリーズ

DLM4000 シリーズ

*1 USB-TMC による制御

*2 VXI11 による制御

×

GP-IB

×

×

インタフェース

USB

×

×

*1

*1

*1

*1

*1

*1

*1

*1

Ethernet

×

×

*2

*2

*2

*2

*2

利用可能な機能

機種

WE7000

DL1700 シリーズ

DL1600 シリーズ

DL1700E シリーズ

DL7400 シリーズ

DL750 シリーズ

SL1400

DL9040/DL9140/DL9240 シリーズ

DL9500/DL9700 シリーズ

SB5000 シリーズ

SL1000

DLM2000 シリーズ

DL6000/DLM6000 シリーズ

DL850 シリーズ

DLM4000 シリーズ

ファイルの

表示転送

×

×

Ver1.12 以降

Ver1.23 以降

Ver2.50 以降

Ver1.80 以降

通信機能

×

×

Ver1.12 以降

Ver1.23 以降

Ver2.50 以降

Ver1.64 以降

×

のダウンロード

×

×

Ver1.30 以降

Ver2.11 以降

Ver2.11 以降

Ver6.01 以降

Ver1.80 以降

×

・動作に必要なシステム環境

10.2 節をご覧ください。 ix

x

ご使用にあたっての注意

・CD-ROM の保管について

お買い上げいただいたオリジナルの CD-ROM( 本ソフトウエア ) は大切に保管してく

ださい。実際の作業では、ハードディスク上にインストールしてご使用ください。

・ソフトウエア使用上の注意事項

・ 本ソフトウエア使用中は、計測器本体での操作はしないでください。誤動作の原

因になります。

・ PC に装備されているスタンバイモードに入ると、本ソフトウエアの動作を継続で

きなくなるものがあります。スタンバイモードをオフにしてご使用ください。

・ イーサネットインタフェースを使って本ソフトウエアを実行した場合、回線負荷

はご使用の計測器により異なります。詳細は 8.1 節をご覧ください。ご使用にあたっ

ては、ネットワーク管理者にご相談ください。

・ 本ソフトウエアで、計測器本体のネットワークや通信の設定をしないでください。

接続が切断される恐れがあります。

・ 本ソフトウエアで、セルフテストを実行しないでください。

・ 本ソフトウエアでコントロールできる計測器は、1 台だけです。また、複数の PC

から同じ計測器に対して、同時接続することはできません。

・ DL1600/DL1700E シリーズのサムネールのプレビュー表示には対応していません。

また、DL7400 シリーズのサムネール表示およびプレビュー表示には対応していま

せん。

・ 計測器に接続中に接続エラーが出て接続できないときは、計測器本体の電源スイッ

チを OFF/ON してください。

IM701992-01

ソフトウエアのインストール / アンインストール

操  作

・ソフトウエアのインストール

以下は、Windows 7 でインストールするときの操作です。

1.

PC 本体の電源を入れ、Administrator 権限で Windows を立ち上げた状態にします。

2.

Xviewer のインストールディスクを CD-ROM ドライブにセットします。自動的に

インストーラが起動して、セットアップが始まります。

3.

表示される画面の指示に従い、次へをクリックします。

4.

使用許諾契約への同意を問い合わせる画面が表示されます。使用許諾契約をよく

お読みいただき、同意されるときは、使用許諾契約の条項に同意しますをチェッ

クして、次へをクリックします。

5.

ユーザ情報を入力する画面が表示されます。ユーザ名、所属、ライセンス番号を

入力し、Xviewer を使用するユーザを選択して次へをクリックします。ライセン

ス番号は CD-ROM のケース表面に貼ってあるラベルに記載されています。

6.

製品情報の画面が表示されるので、次へをクリックします。

インストールディスク

のパッケージに記さ

れているライセンス

番号を入力

IM701992-01 xi

ソフトウエアのインストール / アンインストール

7.

イ ン ス ト ー ル 先 を 設 定 す る 画 面 が 表 示 さ れ ま す。 初 期 設 定 は

「C:¥ProgramFiles¥Yokogawa¥Xviewer」になっています。変更する場合は変更を

クリックしてディレクトリを変更してください。インストール先を確認または設

定して、次へをクリックします。

8.

インストールの開始を促す画面が表示されます。

インストールの設定に問題がなければインストールをクリックします。ソフトウ

エアのインストールが実行されます。

戻るをクリックすると、前画面に戻ってインストールの設定変更ができます。キャ

ンセルをクリックすると、インストールを中止します。

インストールの途中で「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されるので、許

可をクリックします。インストールが継続されます。 xii

IM701992-01

ソフトウエアのインストール / アンインストール

ソフトウエアのインストールが正常な状態で終了すると、次の画面が表示されま

す。

9.

完了をクリックして、インストールを終了します。Windows のスタート > プロ

グラムに、Yokogawa > Xviewer が追加され、デスクトップ上にショートカット

アイコンが作成されます。

Note

すでに、古いバージョンの Xviewer がインストールされている場合は、古いバージョンの

Xviewer をアンインストールしてからインストールしてください。

・ソフトウエアのアンインストール

以下は、Windows 7 でアンインストールするときの操作です。

1.

Windows のスタートメニューからコントロールパネルを選択します。

2.

コントロールパネル画面からプログラムと機能をダブルクリックします。

3.

プログラムと機能の画面で Xviewer を選択して、アンインストールをクリックし

ます。

4.

プログラムの削除を確認する画面が表示されます。

削除を実行する場合ははいをクリックします。ソフトウエアのアンインストール

が実行されます。

いいえをクリックすると、プログラムの削除を中止します。

アンインストールの途中で「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されるので、

許可をクリックします。アンインストールが継続されます。

IM701992-01 xiii

ソフトウエアのインストール / アンインストール

解  説

・USB ドライバ

DL シリーズと USB 接続する場合には、専用の USB ドライバが必要です。USB ドライ

バは、Xviewer のインストールディスクに入っています。最新の USB ドライバは、下

記ホームページからダウンロードできます。 http://www.yokogawa.com/jp-ymi/tm/F-SOFT/

・ USB ドライバのインストール

YKMUSB フォルダ内の Setup.exe を実行してください。インストールウィザードが起

動します。

インストール方法の詳細は、YKMUSB フォルダ内のマニュアル (IM B9852UT-01) をご

覧ください。 xiv

IM701992-01

第 1 章 基本的な操作

1.1 ソフトウエアの起動と終了

操  作

・ソフトウエアの起動

Windows のスタートメニューからプログラム > Yokogawa >Xviewer >Xviewer を選

択すると、本ソフトウエアが起動し、下図のように Xviewer ツールバー、コントロー

ラウインドウ、ビューアウインドウが表示されます。

Xviewerツールバー

ビューアウインドウ

コントローラウインドウ

・ソフトウエアの終了

Xviewer ツールバーからファイル > Xviewer の終了を選択します。

Note

波形データファイルの拡張子が次の場合、ファイルをダブルクリックすると、Xviewer が起動

して、ビューアに波形を表示できます。

・ wvf

・ wdf

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1.2 起動画面の基本操作

操  作

・Xviewer ツールバーでの基本操作

コントローラウインドウおよびビューアウインドウの表示制御、計測器との接続制御

を行います。

・コントローラウインドウでの基本操作

複数のビューアウインドウを表示したときに、各ウインドウのアクティブ制御を行い

ます。

・ビューアウインドウでの基本操作

波形データを読み込んで、表示・解析を行います。複数のビューアウインドウを表示

している場合は、それぞれのウインドウで波形データを読み込んで、表示・解析する

ことができます。

Xviewerツールバー

コントローラウインドウの表示/非表示

ビューアウインドウの表示制御

ビューア :新しいビューアウインドウを開く

閉じる :表示されているすべてのビューアウインドウを閉じる

整列 :表示されている複数のビューアウインドウを整列

計測器との接続制御

接続設定 :接続する計測器 *1 の通信条件を設定

計測器を開く :計測器

読込&保存 :計測器

*1

*2

に接続してファイルを表示・転送

計測器制御 :計測器

*2

に接続して対象機器の操作画面を表示

のアクイジションデータをPCにダウンロード

マニュアルの表示

アクティブな

ビューアウインドウ

波形データファイルの

読み込み

ビューアウインドウ

コントローラウインドウ

クリックしたビューアウインドウがアクティブになる

ダブルクリックすると最大化される

*1 DL750シリーズ、DL9000シリーズ、SB5000シリーズ、DL7400シリーズ、DL1700Eシリーズ、

  DL1600シリーズ、SL1400、SL1000

*2 DL750シリーズ、DL9000シリーズ、SB5000シリーズ、DL7400シリーズ、DL1700Eシリーズ、

  DL1600シリーズ、SL1400

IM 701992-01

解  説

1.2 起動画面の基本操作

・ビューアウインドウの表示

ビューアウインドウでは、次の5つのウインドウを表示できます。

・メイン波形表示ウインドウ:読み込んだ波形データの全体を表示します。

・ズーム波形表示ウインドウ:読み込んだ波形データの一部をズーム表示します。

・ヒストリ波形表示ウインドウ: シーケンシャルストア、トリガのシングル (N) モー

ド、ヒストリ機能などを使って複数回取り込んだ波

形データの全レコードを表示します。

・XY 波形表示ウインドウ: メインまたはズーム表示しているチャネル ( トレース名 )

を対象に X-Y 表示します。

・測定結果表示ウインドウ: カーソル測定や自動測定、演算測定などの測定値を数値

で表示します。

メイン波形表示ウインドウ ヒストリ波形表示ウインドウ

測定結果

表示ウインドウ

ズーム波形表示ウインドウ XY波形表示ウインドウ

・ウインドウの大きさ

Xviewer ツールバー、コントローラウインドウ、ビューアウインドウの境界をドラッ

グすると、ウインドウの大きさを任意に変えることができます。

ツールバーの整列をクリックすると、Xviewer ツールバーとコントローラウインドウ

の大きさに合わせて、ビューアウインドウがサイズ調整されます。

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1-3

第 2 章 波形データの表示

2.1 波形データを読み込む

操  作

1.

をクリックするか、ファイル > 開くを選択すると、ファイルを開くダイア

ログボックスが表示されます。

2.

ファイル名の欄に開きたいファイルを選択 / 入力して開くをクリックします。波

形が表示されます。

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2-1

2.1 波形データを読み込む

コメント付きで保存されているファイルを選択 / 入力した場合

DL シリーズでコメントを付けて保存したファイルを選択すると、コメント欄にコメン

トが表示されます。

コメントの表示

ボイスメモが保存されているファイルを選択 / 入力した場合

DL750 シリーズでボイスメモを含めて保存したファイルを選択すると、ボイスメモを再

生できます。

ボイスメモが保存され

ているファイルを選択

したときにアクティブ

ボイスメモの選択

再生を停止

ボイスメモを再生

Note

ご使用の PC にサウンド機能がない場合は、再生ボタンと停止ボタンはグレーで表示されます。

2-2

IM 701992-01

解  説

2.1 波形データを読み込む

・開くことができるファイル

ファイルの種類

DL1600 シリーズ、DL1700 シリーズ、DL1700E シリーズ、DL7400 シリーズ、

DL750 シリーズ、SL1400、WE7000 で保存した測定波形ファイル

DL9000 シリーズ、SB5000 シリーズ、SL1000、DLM2000 シリーズ、DLM4000 シリー

ズ、DL6000/DLM6000 シリーズ、DL850 シリーズで保存した測定波形ファイル

DL750 シリーズ、SL1400、SL1000、DL850 シリーズの

リアルタイム記録機能で保存したファイル

DL1600 シリーズ、DL1700 シリーズ、DL1700E シリーズ、DL7400 シリーズ、

DL750 シリーズ、DL9000 シリーズ、SB5000 シリーズ、SL1400、WE7000、

DLM2000 シリーズ、DLM4000 シリーズ、DL6000/DLM6000 シリーズ、DL850 シリー

ズで保存したアスキーファイル

本ソフトウエアで保存した表示条件の設定情報ファイル

拡張子

.wvf

.wdf

.csv

.xml

Note

・ [.wvf] ファイルの場合は、開くファイルと同じ名前のヘッダファイル ( 拡張子 .hdr) が同じ

フォルダ内にないと、ファイルを開くことができません。

・ メモリ分割数 ( ブロック数 )、トリガ位置などの測定条件が異なる波形を、同時に表示でき

ません。このような波形データファイルを指定したときは、エラーメッセージが表示され、

波形データの読み込みが実行されません。

・ サンプリングインターバルやレコード長の異なるチャネルを、同時に表示できません。こ

のような波形データファイルを指定したときは、エラーメッセージが表示され、波形デー

タの読み込みが実行されません。

・ トレース名にスペースが含まれているファイルは読み込みができません。このような波形

データファイルを読み込むときは、ヘッダファイル ( 拡張子 .hdr) の TraceName にあるスペー

スを「_」( アンダーバー ) などに変更してください。

・ DLM2000 シリーズのファームウエアバージョン 1.05 以前の製品で保存された測定波形ファ

イルを Xviewer で開くとき、ファイルを開くダイアログボックスや波形画面に表示される

タイムスタンプ ( トリガ時刻 ) について

・ ヒストリ波形の数が1の波形データの場合、表示されるタイムスタンプは、測定開始時

刻 (DLM2000 シリーズ本体の RUN/STOP キーを押したとき ) です。

・ ヒストリ波形の数が複数の波形データの場合、表示されるタイムスタンプは、DLM2000

シリーズ本体の表示と異なります。

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2-3

2.1 波形データを読み込む

・複数ファイルの読み込み

をクリックするか、ウインドウ > ビューアを選択すると、新しいビューアウイン

ドウが開きます。複数のビューアウインドウを開いて、複数ファイルの読み込み、表

示ができます。複数表示させたビューアウインドウは、 をクリックするか、ウイ

ンドウ > 整列を選択して整列させることができます。

新しいビューアウインドウを開く

表示されているビューアウインドウを整列

2-4

・ドラッグ&ドロップ可能なファイル

次の拡張子のファイルは、読み込み元のウインドウからビューアウインドウにドラッ

グ&ドロップできます。

・ wvf

・ wdf

・ csv

・読み込みオプションの設定

読み込むファイル名を選択 / 入力して詳細設定をクリックすると、対象ファイルを読

み込むときのオプションを設定できます。

オプション設定の

表示/非表示

すべての波形データを

読み込み対象外とします。

選択したファイル内の波形データ一覧

現在の表示波形をクリア

現在表示している波形

データをクリアして、新規

の波形データを読み込み

ます。チェックをはずす

と、現在表示中の波形を

残したまま新規の波形

データを読み込みます。

読み込む対象波形データを選択

チェックのついた波形データが読み込まれます。

初期表示設定で開く

現在の表示条件(縦軸スケール、波形の表示色、画面分割、波形パラメータ、

演算の設定)をクリアして、新規の波形データを読み込みます。チェックをは

ずすと、現在の表示条件のまま新規の波形データを読み込みます。

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IM 701992-01

2.1 波形データを読み込む

・連番ファイルの読み込み

表示しているファイルと同じフォルダに連番のついたファイルが保存されている場

合、番号順に切り替えて読み込み、表示ができます。

同名の1つ大きい番号のファイルを表示(例:0000.wvf→0001.wvf→0002.wvf)

同名の1つ小さい番号のファイルを表示(例:0002.wvf→0001.wvf→0000.wvf)

・計測器内部のファイル参照

計測器に接続している場合は、対象計測器の内部メディアに保存されている波形デー

タファイルを直接参照できます。詳細は 8.3 節をご覧ください。

・表示条件データの自動読み込み

波形データの読み込み時に、対応する表示条件データを自動的に読み込みます。表示

条件データの自動保存 / 読み込みについては、5.5 節をご覧ください。

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2-5

2.2 メイン波形を表示する

操  作

・メイン波形の表示

波形データファイルを開くと、メイン波形と測定結果が表示されます。 または

ウインドウ > メインウインドウ表示で、メイン波形の表示 / 非表示ができます。

メイン波形表示ウインドウ

メイン波形表示ウインドウの表示/非表示

2-6

解  説

・メイン波形の表示内容

メイン波形には、波形データの全体が表示されます。

表示されているグループ番号

トリガ時刻

データ 数

(レコード長)

トリガポジション

ズーム波形表示対象エリア(太枠内)

測定周期

アクティブ波形の測定周期

トレース名

トリガからの時間

スケール値

複数の波形を表示している場合、波形や縦軸スケール ( 縦軸スケールの表示、非表示

は 3.4 節参照 ) をクリックすると、クリックされた波形がアクティブとなり、最前面

に表示されます。また、アクティブな波形のスケール値や測定周期が表示されます。

・ツールチップ表示

ポインタを波形に約 1 秒間あてておくと、その点の情報を表示します。たとえば、時

間 - 電圧波形の場合は、時間と電圧値を表示します。メイン波形とズーム波形に対し

て表示します。ヒストリ波形、XY 波形、ロジック波形では表示されません。

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2.3 ズーム波形を表示する

操  作

・ズーム波形の表示

をクリックするか、ウインドウ > ズームウインドウ表示を選択すると、メイン波

形表示ウインドウの太枠で囲まれた部分の波形がズーム表示されます。

・ズーム率の設定

( 拡大 )/ ( 縮小 ) をクリックするたびに拡大または縮小します。

拡大

縮小

ズーム波形ウインドウの表示/非表示

枠内の波形がズームされる

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ダブルクリックすると

表示設定画面が表示

ドラッグするとズーム位置が移動

画面表示点数

画面表示点数を選択

・ズーム位置の移動

次の 3 とおりの方法で移動できます。

・ ドラッグ

メイン波形表示ウインドウの太枠をドラッグすると、ズーム位置が移動します。

スクロール機能を使うと自動的に移動できます。

・ 表示設定画面で設定

ズーム波形表示ウインドウの下端をダブルクリックして、表示設定画面を表示し

ます。ズーム開始位置に数値を入力して、OK をクリックすると、ズーム位置が移

動します。

・ ページスクロール

ズーム波形表示ウインドウの下側のスクロールバーで、スクロールボックスをド

ラッグすると、ズーム位置が移動します。

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2-7

2.3 ズーム波形を表示する

・ズーム波形のスクロール

・ スクロール

または をクリックして進行方向を選択すると、スクロールを開始します。

・ 一時停止

■をクリックするとスクロールが停止します。

または をクリックすると、スクロールを再開します。

Note

・ 波形パラメータ測定または演算実行中は、スクロールできません。

・ キーボードの←または→キーでもスクロールできます。

2-8

解  説

スクロールする速度をコントロールバーで設定

スクロールする方向/停止を選択

・ズーム率

表示するデータによってズーム率の上限が異なります。画面表示点数が 10 点以下に

なるようなズームはできません。

・ズーム波形のスクロール

ズーム表示している位置を自動的に移動 ( スクロール ) できます。スクロールする方

向と速度を次の中から選択できます。

・ スクロールの方向

:右方向にスクロール

:左方向にスクロール

■:スクロールを停止

・ スクロールの速度

Slow( 遅い ) から Fast( 速い ) までスクロールする速度を 10 段階に設定できます。

・ズーム位置の指定

表示設定ダイアログボックスでズーム位置を指定するときは、ズームしたい範囲の左

端の値を入力します。設定できる値は、ズーム率の設定と表示波形によって異なります。

・データ点数で入力 :整数を入力すると、そのデータ点数から表示します。

・時間で入力 : 相対時間表示モードで実数を入力すると、その時間から表示

します。このとき m(10 -3)、u(10 -6)、n(10 -9)、P(10 -12) を使

用できます。

( 例 ) 1.23 → 1.23s

1.23ms → 1.23ms

1.23E-3 → 1.23ms

0.00123 → 1.23ms

IM 701992-01

2.4 ヒストリ波形を表示する

操  作

・ヒストリ波形の表示

をクリックするか、ウインドウ > ヒストリウインドウ表示を選択すると、ヒスト

リ波形表示ウインドウが表示されます。

・表示サイズの変更

Size の 3 つのボタンをクリックすると、ヒストリ波形の表示サイズが変わります。

・表示波形の選択

ALL の ON をクリックすると、すべてのヒストリ波形をメイン波形表示ウインドウに

表示します。

OFF にすると、アクティブ波形だけがメイン波形表示ウインドウに表示されます。ヒ

ストリ波形の横にあるチェックボックスをチェックすると、チェックされた波形がメ

イン波形表示ウインドウに表示されます。

・アクティブ波形の選択

アクティブにしたいヒストリ波形をクリックすると、波形が青色枠で囲まれてヒスト

リ番号が反転表示し、メイン波形表示ウインドウにその波形が表示されます。波形を

複数表示しているときは、アクティブ波形の輝度が他の波形より明るく表示されます。

ヒストリ波形表示ウインドウの

表示/非表示

表示サイズの変更

ALL表示のON/OFF

ヒストリ波形表示ウインドウ

アクティブ波形

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Sizeを最小にしたときの表示例

表示波形のON/OFF

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2-9

2.4 ヒストリ波形を表示する

解  説

・ヒストリ波形表示ウインドウで表示できるデータ

当社の DL シリーズや SL1400、SL1000 のシーケンシャルストア、トリガのシングル

(N) モード、ヒストリ機能を使って保存された複数レコードの波形を一覧表示できま

す。

Note

メモリが不足すると、エラーメッセージが表示されます。

・表示サイズの種類

一覧表示する波形のサイズを 3 種類から選択できます。

・ALL 表示

一覧表示されたすべてのヒストリ波形をメイン波形表示ウインドウに表示するかどう

か選択できます。

ON:すべてのヒストリ波形をメイン波形表示ウインドウに表示します。

OFF:アクティブ波形だけを表示します。

・アクティブ波形

・カーソル測定は、アクティブ波形に対して行われます。

・アクティブ波形は、メイン波形表示ウインドウで明るく表示されます。

・ヒストリ波形表示ウインドウ内で、アクティブ波形の番号は反転します。

2-10

IM 701992-01

2.5 X-Y 波形を表示する

操  作

・X-Y 波形の表示

をクリックするか、ウインドウ >XY ウインドウ表示を選択すると、XY 波形表示

ウインドウが表示されます。

・対象波形の選択

Range の Main を押すと、メイン波形表示ウインドウに表示されている波形を対象に

X-Y 波形を表示します。

Zoom を押すとズーム波形表示ウインドウに表示されている波形を対象に X-Y 波形を

表示します。

・X 軸の設定

X-Trace のリストボックスから、X 軸に割り当てる波形 ( トレース名 ) を選択します。

Y 軸には、X 軸に割り当てられた波形以外の波形が割り当てられます。

XY波形表示ウインドウの表示/非表示

X軸に割り当てる波形(トレース名)の選択

対象波形の選択

X軸の波形(トレース名)とスケール

Y軸の波形(トレース名)とスケール

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2.5 X-Y 波形を表示する

・X-Y 波形の重ね描き

ヒストリ波形ウインドウのアクティブ波形を XY 波形表示ウインドウ上に重ね描きで

きます。Range が Main に設定されているときは、メイン波形表示ウインドウ上の波

形を重ね描きします。Range が Zoom に設定されているときは、ズーム波形表示ウ

インドウ上の波形を重ね描きします。

メイン波形表示画面のX-Y波形を表示

ヒストリ波形を選択してX-Y波形を重ね描き

2-12

Note

・ メインまたはズーム、またはヒストリ波形表示ウインドウに表示されている P-P データを

用いて、XY 波形表示します。

・ ロジック波形は X-Y 表示できません。

IM 701992-01

2.6 波形を移動する / ズームする

操  作

・波形を垂直方向に移動 / ズーム ( 拡大 / 縮小 )

1.

をクリックするか、表示 > 波形縦方向拡大・縮小・移動を選択します。

2.

移動させたい波形をマウスでドラッグします。

3.

拡大したい波形をマウスでクリックすると、その位置を中心に選択した波形が拡

大します。右クリックするとその位置を中心に波形が縮小します。

波形の移動/ズーム時にクリック

波形をドラッグして移動

波形を左クリックして拡大

波形を右クリックして縮小

・波形を水平方向に移動 / ズーム ( 拡大・縮小 )

1.

をクリックするか、表示 > 波形横方向拡大・縮小・移動を選択します。

2.

メイン波形表示ウインドウでズーム波形表示対象エリアの太枠、枠内、またはズー

ム波形表示ウインドウ上でマウスをドラッグします。

3.

メイン波形表示ウインドウ、またはズーム波形表示ウインドウ上で、マウスをク

リックすると、その位置を中心にズーム表示波形が拡大します。右クリックする

とその位置を中心に波形が縮小します。

波形移動/ズーム時にクリック

枠または枠内をドラッグして移動

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ズーム波形表示ウインドウ上をドラッグして移動

ズーム波形表示ウインドウ上を左クリックして拡大、右クリックして縮小

2-13

2.6 波形を移動する / ズームする

Note

または、表示 > 波形横方向拡大・縮小・移動は、ズーム波形表示ウインドウを表示して

いるときだけ選択できます。表示方法は 2.3 節をご覧ください。

解  説

・操作できるウインドウ

移動およびズームは、メイン波形表示ウインドウおよびズーム波形表示ウインドウで

操作します。

2-14

IM 701992-01

2.7 画面を分割して表示する

操  作

解  説

・波形の分割表示

波形が重なって見づらいときには、 をクリックするか、表示 > 分割表示を選択す

ると、メイン波形表示ウインドウやズーム波形表示ウインドウで表示されている波形

をトレース名単位に分割して表示できます。

分割表示のON/OFF メイン波形表示ウインドウと

同じ設定で分割表示

設定された分割数で分割

・分割表示の設定

分割数の初期値には表示対象波形の数が自動的に認識・設定され、メイン波形表示ウ

インドウとズーム波形表示ウインドウで共用となっています。初期値の設定は分割表

示設定画面で変更可能です。メイン波形表示ウインドウとズーム波形表示ウインドウ

を別々の分割数にしたり、任意の分割数にしたりできます。詳細は 3.3 節をご覧くだ

さい。

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2-15

操  作

DL850 シリーズのデュアルキャプチャ機能で取り込んだメイン波形とキャプチャ波形を

表示できます。

「2.1 波形データを読み込む」の説明に従って、DL850 シリーズのデュアルキャプチャ

機能で取り込んだデータを読み込みます。メイン波形が表示されます。

キャプチャ波形の位置に三角形のマークが表示されます。

キャプチャ波形の位置に三角形のマーク

キャプチャ波形の表示

1.

キャプチャ波形のマークをダブルクリックするか、表示 > DualCapture 一覧表示

を選択します。Dual Capture 一覧が表示されます。

2.

表示するキャプチャ波形を選択して、ダブルクリックするか Capture 波形をク

リックします。選択したキャプチャ波形が表示されます。

表示するキャプチャ波形を選択

選択したキャプチャ波形を表示

キャプチャ波形

キャプチャ波形を表示しているときに表示される

「メイン波形に戻る」アイコン

2-16

解  説

メイン波形に戻る

1.

「メイン波形に戻る」アイコンをクリックするか、表示 > メイン波形に戻るを選

択します。メイン波形が表示されます。

デュアルキャプチャ機能で取り込んだメイン波形とキャプチャ波形を、リンクさせて解

析、表示ができます。

IM 701992-01

2.9 表示するグループを切り替える

操  作

解  説

IM 701992-01

・表示対象グループの切り替え

あらかじめグループ登録されている場合、 または をクリックするか、表示

> 次のグループ表示 / 前のグループ表示を選択すると、グループを切り替えて表示で

きます。

1つ大きいグループ番号に切り替えて表示

1つ小さいグループ番号に切り替えて表示

7

現在表示されているグループ番号

・自動グループ設定

表示 > 自動グループ設定を選択すると、次のような画面が表示されます。1 グループ

当たりの設定チャネル数を入力します。

10

・グループの設定

チャネル設定ダイアログボックスで、波形データをトレース名単位でグループに分け

ておくことができます。また、指定したチャネル数を 1 グループに自動的に割り当て

ることもできます。詳細は 3.2 節をご覧ください。

Note

グループの設定がない場合、 および は、グレー表示で、クリックしても動作しません。

・自動グループ設定

自動グループ設定ダイアログボックスの 1 グループあたりの設定チャネル数に数値を

入力し、OK をクリックすると、設定した数のチャネルを 1 グループに自動的に割り

当てます。たとえば「30」に設定すると、グループ 1 に「CH1 ~ CH30」、グループ

2 に「CH31 ~ CH60」というように割り当てます。チャネル設定を初期化をチェックし、

OK をクリックすると、表示 ON/FF、スケール、波形の表示色などのチャネル設定が

初期化されます。

2-17

8

9

5

6

3

4

1

2

2.10 マークを表示する

操  作

・マークの表示

表示 > マーク表示を選択すると、マークを表示できます。

マークを表示

解  説

・マークの一覧表示とジャンプ

表示 > マーク一覧を選択します。次のような画面が表示されます。ジャンプ先を選

択して、ジャンプをクリックします。選択したマークがズーム波形ウインドウの中央

に表示されます。

ジャンプ先を選択

ジャンプの実行

・マークの表示

マークファイル ( 拡張子:mrk) のある波形データを読み込むと、マークが表示されま

す。また、設定されたマークを一覧表示したり、指定したマークにジャンプできます。

マーク表示は、SL1000 アクイジションソフトウエアのバージョン 2.10 以降を使って、

マークを設定した波形データが対象です。

2-18

IM 701992-01

第 3 章 波形データの表示設定

3.1 表示条件データを読み込む

表示しているビューアウインドウで設定した表示条件を、XML 形式で保存できます。ま

た、保存時には、コメントも入力できます。作成した表示条件を読み込むと、現在のビュー

アウインドウに表示条件が反映されます。表示条件の作成 ( 保存 ) 方法は、5.5 節をご覧

ください。

操  作

・表示条件データの読み込み

をクリックするか、ファイル > 開くを選択すると、ファイルを開くダイアログ

ボッデクスが表示されます。ファイルの種類で設定情報 ( * .xml) を選択後、ファイ

ルの場所とファイル名を設定して開くをクリックします。指定した表示条件のデータ

がビューアウインドウに読み込まれます。

ファイルが保存されている場所を選択

.

解  説

.

.

開きたいファイル名を入力

設定情報(*.xml)を選択

・表示条件の反映

設定情報ファイルを読み込むと、読み込んだ設定情報ファイルに保存されている条件

で画面表示できます。

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

IM 701992-01

3-1

3.2 表示波形 ( チャネル ) を設定する

操  作

・チャネル設定ダイアログボックスの表示

をクリックするか、表示 > チャネル設定を選択すると、チャネル設定ダイアログ

ボックスが表示されます。各チャネルの波形表示の条件やグループなどを設定します。

・グループの設定

チャネル ( トレース名 ) をグループに分けて登録できます。表示波形の各設定は、こ

のグループ単位で行います。

チャネル番号

設定するグループのタブを選択

グループ名を入力

.

.

.

3-2

グループに登録されているチャネル(トレース名)

・チャネル ( トレース ) の選択

チャネル番号ごとに、チャネル ( トレース名 ) を割り付けます。トレース名をクリッ

クして表示されるチャネルダイアログボックスからチャネルを選択します。

・表示の ON/OFF 設定

チャネル番号ごとに、波形およびカーソル測定値の表示 / 非表示を設定します。

・スケールの設定

チャネル番号ごとに、スケール値を設定します。

・波形の表示色の設定

チャネル番号ごとに、波形の表示色を色パレットで設定します。

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.

.

IM 701992-01

.

.

.

3.2 表示波形 ( チャネル ) を設定する

表示されるチャネルダイアログボックスから

チャネル(トレース名)を選択

波形表示のON/OFF

カーソル測定値表示のON/OFF

スケール値を振幅に

応じて自動設定すると

きにクリック

表示される色パレット

で波形の表示色を決

スケール値をダイレクト入力

スケール値を設定するときにチェック

Logスケールにしたいときにチェック

(対象波形がFFTのときだけ表示)

・波形配置のマニュアル設定

チャネル番号ごとに、ビューアウインドウを分割したときのどの画面に波形を表示

するかを 1 ~ 16 の配置番号で任意に設定できます。Mapping をチェックして、プル

ダウンメニューから設定する配置番号を選択します。Mapping のチェックを外すと、

マニュアル設定は反映されません。

たとえば、分割数が 4 で配置番号が 10 のときは、上から 2 番目の画面に波形が表示

されます。10 を 4 で割ると余りが 2 になります。この「2」が分割画面の 2 番目を示

します。余りがゼロの場合は、最も下の画面に波形が表示されます。

・表示書式、ディスタルライン、メシアルライン、プロキシマルライン、High/

Low の設定

チャネル番号ごとに、ビューアウインドウでの数値の表示方式と表示桁数、ロジック

波形の表示条件、および波形パラメータの演算に使われるディスタルライン、メシア

ルライン、プロキシマルライン、High/Low を設定します。

表示する波形配

置をマニュアル

設定

表示する数値の表示方式を設定

表示する数値の小数点桁数を設定

ディスタルライン、メシアルライン、プロキシマル

ラインの設定単位を選択

5

6

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8

9

10

3

4

1

2

.

表示されるBit Settingダイアログ

ボックスでロジック波形の表示条件

を設定

ディスタルライン

を設定

メシアルラインを設定

スクロールバー

High/Lowを設定

プロキシマルラインを設定

3-3

3.2 表示波形 ( チャネル ) を設定する

解  説

・チャネル ( トレース名 ) 設定の共有条件

設定情報は、メイン波形表示ウインドウとズーム波形表示ウインドウで共有されます。

カーソル測定値は、メイン波形表示の設定になります。それぞれのウインドウで別の

内容を設定する場合は、チャネル設定を Main/Zoom で共有するのチェックを外しま

す。Main 設定または Zoom 設定をチェックして、チャネル ( トレース名 ) 情報を設

定してください。

・登録できるグループとチャネル ( トレース )

チャネル ( トレース名 ) は最大 10 グループに分けることができます。1 グループに登

録できるチャネル数は最大 90 チャネルです。

・設定のコピーとペースト

選択したチャネル ( トレース ) の設定をコピーして、別のチャネル番号にペーストで

きます。コピーする項目は、コピー項目をクリックして表示されるコピー項目設定ダ

イアログボックスで、あらかじめ設定できます。コピー項目設定ダイアログボックス

はペースト時にも表示されるので、不要な項目を外してペーストできます。

チャネル番号の選択/非選択

コピー項目設定ダイアログボックス

コピーした設定内容を選択したチャネル番号にペースト

選択したチャネル番号の設定内容をコピー

表示されるコピー項目設定ダイアログボックスでコピーする項目を選択

・画面の一括操作

チャネル設定ダイアログボックスでは、一括して選択 / 変更が可能なボタンが用意さ

れています。

全チャネル番号の選択/非選択

3-4

選択した範囲を一斉にON/OFF

選択した範囲の設

定値を範囲内の先

頭にあるチャネル

番号の設定内容に

揃える

選択した範囲の設定値を初期値に戻す

IM 701992-01

3.2 表示波形 ( チャネル ) を設定する

・表示書式の設定項目

表示書式の設定では、次の項目を設定できます。

・ 表示方式 : 自動、浮動小数点、指数から選択します。浮動小数点または指数を

選択した場合、ビューアウインドウ上の次の情報が、選択した方式

で表示されます。スケール値 / カーソルの測定値 / 波形パラメータの

Amplitude Maximum、Minimum、High Level、Low Level、Peak to peak value、Average、Middle、RMS、Int1TY、Int2TY

・ 小数点桁数: 浮動小数点または指数に対して、小数点以下を何桁まで表示するか

を設定します。

・ ロジック : Bit Settingダイアログボックスでロジック波形の表示条件を設定します。

  DL9700 シリーズ /SB5000 シリーズ、DL6000/DCM6000 シリーズでは

最大 32 ビット、DL9500 シリーズ、DL750 シリーズ、SL1400 では最大

16 ビット、DL7400 シリーズ、DLM2000 シリーズ、DL850 シリーズで

は最大 8 ビットの表示設定ができます。

ビット名を表示

読み込んだロジック波形に、

ビット名が設定されていると

きに表示

表示するビットをチェック

読み込んだロジック波形に、ビットのデータがないときは、

ビット番号の「ON」は選択できません。

表示OFFのビットがある場合に、表示ONのビット波形を

等間隔で表示する(表示位置が変わる)か、すべてのビット

波形を表示したときの表示位置に表示する(表示位置が

変わらない)かを選択

ロジック波形を画面全体に表示

ロジック波形を画面の上半分に表示

ロジック波形を画面の下半分に表示

ビットの表示順を設定

MSB:ビットの最上位から表示

LSB:ビットの最下位から表示

測定結果表示ウインドウに表示する値の表示形式

Binary:2進数で表示

Hex:16進数で表示

ロジック波形の強調表示を設定

High:High側を強調表示

Low:Low側を強調表示

ロジック波形をバス形式で表示

・カーソルのデータ表示方法:Measure Result

測定値を 2 進法または 16 進法のどちらかで表示します。

Binary :2 進法で表示

Hex :16 進法で表示

・Bundle の ON/OFF 設定:Bundle

Bundle を ON に設定すると、ロジックプローブ (PodA、PodB、PodC、PodD) のデー

タを結合して最大 32 ビットのデータとして扱うことができます。OFF のビットがあ

る場合は、2 進法表示の場合はそのビットを「-」で表示、16 進法表示の場合はそのビッ

トのデータはないものとして表示されます。

1

2

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3-5

3.2 表示波形 ( チャネル ) を設定する

・カーソルのデータの並び:Bit Display Order

ロジックプローブの各ビットの並び順を選択できます。MSB を選択するとビット 7->

ビット 0 の順序、LSB を選択するとビット 0 -> ビット 7 の順序を選択します。また、

対応する機種によって並び順や表示される番号が以下のように異なります。

DL750シリーズ

DL7400シリーズ/

DL850シリーズ

DLM2000シリーズ/

DLM4000シリーズ

DL9500/DL9700シリーズ/SB5000シリーズ/

DL6000/DLM6000シリーズ

・カーソル測定の例 (V カーソルの場合 )

Cursor 1

2

3

4

5

6

7

0

1

Cursor 2

上記の場合、データの並び順が A0->A7 B0->B7 のときは

Binary Y1:01001010 Y2:10110010

HexaY 1:4A Y2:B2

B7->B0 A7->A0 のときは

Binary Y1:01010010 Y2:01001101

Hexa Y1:52 Y2:4D

3-6

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6

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3.2 表示波形 ( チャネル ) を設定する

OFF のビットがある場合は次のようになります。

Cursor 1 Cursor 2

0

1

A0->A7 B0->B7 のときは

BinaryY1 :01*01*10 Y2:10*10*10

HexaY1 :16 Y2:2A

B7->B0 A7->A0 のときは

BinaryY1 :01*10*10 Y2:01*01*01 HexaY1:1A Y2:15

Note

・ Bundle が ON に設定されているときは、個別のビット表示を Off にすることはできません。

・ ロールモードで波形データが存在しない状態で保存された波形を表示する場合、ロジック

波形は ALL 0 として表示されます。

・ DLM4000 で、STATE を ON にし、STATE 対象 bit を選択して保存した波形を Xviewer で表

示すると、すべての bit が STATE 対象 bit として表示されます。

・ DL750 のロジック A、B( 各 8 ビット ) の波形は、Xviewer では一つのロジック波形 (16 ビッ

ト ) として表示されます。

・確定前の確認

設定変更の途中で適用をクリックすると、表示設定画面を表示したまま、設定内容が

画面に反映されます。

Note

縦軸の目盛り表示エリアをダブルクリックすると、次のようなチャネル設定画面 ( 簡易版 ) が

表示されます。この画面では、3-2 ページのチャネル設定画面であらかじめ表示を ON にした

チャネルについて、表示の OFF やスケールの設定ができます。

対象波形がFFTのとき 対象波形がFFT以外のとき 対象波形がロジックのとき

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3-7

3-8

3.3 分割表示 ( スプリット ) を設定する

操  作

・分割表示設定ダイアログボックスの表示

の横にある▼をクリックするか、表示 > 分割表示設定を選択すると、分割表示

設定ダイアログボックスが表示されます。

・分割表示条件の設定

分割表示設定ダイアログボックスで、メイン波形表示ウインドウとズーム波形表示ウ

インドウでの共用条件、各ウインドウの分割数を設定して、OK をクリックします。

設定した条件で画面が分割して表示されます。

解  説

メイン波形表示ウインドウの分割数を選択

ズーム波形表示ウインドウの分割数を選択

メイン波形表示ウインドウとズーム波形表示ウインドウで

設定内容を共用するときにチェック

・分割数の設定

メイン波形表示ウインドウ、ズーム波形表示ウインドウの分割数は、自動または 1 ~

16 を選択できます。自動の場合は、表示対象波形の数で分割されます。

・波形配置

画面を分割した場合、分割した画面の一番上からチャネル番号順に波形が配置されま

す。波形配置を任意に設定することもできます。任意に設定する方法については 3.2

節をご覧ください。

・ヒストリ波形表示ウインドウの分割

分割表示を選択した場合、ヒストリ波形表示ウインドウはメイン波形表示ウインドウ

の設定と同じ条件で分割表示されます。

IM 701992-01

3.4 画面表示を設定する

操  作

・表示設定ダイアログボックスの表示

をクリックするか、表示 > 画面設定を選択すると、表示設定ダイアログボック

スが表示されます。グリッド、横軸、色、サイズ、その他情報の各タブをクリックし

て、表示条件を設定します。

・グリッドの設定

表示設定ダイアログボックスのグリッドタブをクリックすると、グリッドの設定画面

が表示されます。この画面では、グリッドの種類と縦軸の目盛りが設定できます。

グリッドの種類を選択

縦軸の目盛り数を選択

縦軸の補助目盛りの

表示/非表示を選択

(FFTのときだけ選択可)

・横軸の設定

表示設定ダイアログボックスの横軸タブをクリックすると、横軸の設定画面が表示さ

れます。この画面では、ズーム開始位置や横軸の表示書式が設定できます。

横軸スケールを選択 (FFTのときだけ選択可)

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ズーム波形表示ウインドウの

ズーム開始位置を設定

横軸スケールに表示する

時間の種別を選択

相対時間: トリガ時刻から

の相対時間

絶対時間: 測定した時刻

(測定時間が1s

以下のときは

選択できない)

時間表示の桁数を選択

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3-9

3.4 画面表示を設定する

・表示色の設定

表示設定ダイアログボックスの色タブをクリックすると、表示色の設定画面が表示さ

れます。この画面では、色パレットで画面背景やグリッド、文字列の色などが設定で

きます。

波形の背景色を設定

文字列の色を設定

グリッド・目盛りの色

を設定

カーソルの色を設定

画面の背景色を設定

色設定を初期状態

(デフォルト)に戻す

色調の変更:色調を反転

ビューアウインドウのツールバーでも操作できます。

3-10

・波形 / グリッドの線の太さの設定

表示設定ダイアログボックスのサイズタブをクリックすると、波形 / グリッドの線の

太さの設定画面が表示されます。この画面では、波形とグリッドの線の太さが設定で

きます。

波形の線の太さを選択

(1~6 px)

グリッドの線の太さを選択

(1~6 px)

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解  説

3.4 画面表示を設定する

・波形表示ウインドウにスケール情報を表示

表示設定ダイアログボックスのその他情報タブをクリックすると、T/div、V/div、

0 Level、Bit Label、複数の縦軸スケールの表示設定画面が表示されます。この画面で

項目にチェックを入れると、波形表示ウインドウにそれぞれの情報が表示されます。

Note

横軸の目盛り表示エリアをダブルクリックしても、表示設定ダイアログボックスを表示できます。

グリッドの設定

・ 補助線の描画

FFT 演算波形を表示している時だけ、選択できます。

Auto: 縦軸の補助目盛りを表示するかどうかを自動で判断します。

ON: 縦軸の補助目盛りを表示します。

OFF: 縦軸の補助目盛りを表示しません。

横軸の設定

・ 表示書式

時間の種別 ( 相対時間 / 絶対時間 ) と表示桁数を設定します。ただし、FFT 演算波形

を表示しているときは、表示形式の設定欄は表示されません。

・ ズーム開始位置

時間表示が相対時間のときは、整数で入力するか実数で入力するかで、設定内容が異

なります。

整数入力: 開始データ位置

実数入力: 開始時間 (m、n、u、P の補助単位が入力できます。)

・ スケール

横軸スケールを LINEAR または LOG から選択します。FFT 演算波形を表示していると

きだけ選択できます。

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3-11

3.4 画面表示を設定する

表示色の設定

表示設定ダイアログボックスでは、表示されている波形の色は変更できません。波形の

色を変更する場合は、チャネル設定ダイアログボックスで行います。詳細は 3.2 節をご

覧ください。

・ 色調の変更

色調変更ボタンをクリックすると、モノクロ印刷に適した表示色に自動設定されます。

再度ボタンをクリックすると、カラー表示色の設定に戻ります。

・ 初期化

色の設定を初期状態 ( デフォルト ) に戻せます。

T/div、V/div、0 Level の表示

波形表示ウインドウに T/div、V/div、0 Level を表示できます。チェックを入れた項

目の値を表示します。波形表示ウインドウに複数の波形が表示されているときは、ア

クティブな波形の V/div と 0 Level が表示されます。

V/divを表示

0 Levelを表示

T/divを表示

T/divの文字サイズを変更できます。

T/divの値をクリックして、表示される枠の

四隅のいずれかをドラッグします。

(注釈モードに入っているときは、操作でき

ません。注釈については、4.7節をご覧くだ

さい。)

Bit Label の表示

波形表示ウインドウにロジック波形のビット名を表示できます。

ビット名を表示

3-12

Note

波形表示ウインドウの表示領域が狭い場合は Bit Label は表示されません。Bit Label を表示さ

せるには以下のようにしてください。

・ 波形表示ウインドウを縦方向にマウスでドラッグして広げる

・ 画面分割数を減らす

IM 701992-01

3.4 画面表示を設定する

複数の縦軸スケールの表示

波形表示ウインドウに複数の波形を表示したときに、各々の波形を表示している縦軸

のレンジを表示できます。

複数の縦軸スケールを表示

Note

波形表示ウインドウに波形が 1 つだけしかないときは複数の縦軸は表示されません。

変更した設定の確認

設定変更の途中で適用をクリックすると、表示設定ダイアログボックスを表示したま

ま、設定内容が波形表示に反映されます。

Note

グリッドタブの「補助線の描画」と横軸タブの「スケール」は、演算付きの Xviewer で、横軸

の単位が Hz のときだけ設定できます。

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3-13

3.5 波形補間を OFF/ON する

操  作

・波形補間を OFF にする

表示 > 波形補間 > オフを選択すると、サンプリングデータ間の補間はされず、波形

はドットで表示されます。

解  説

波形補間をOFF

波形補間をON

・波形補間を ON にする

表示 > 波形補間 > ラインを選択すると、サンプリングデータの 2 点間を直線的に補

間した波形が表示されます。

波形補間

T-Y 波形表示の補間領域

では、サンプリングデータ間を補間して波形を表示できます。

時間軸方向の 10div に一定量のサンプリングデータがない場合を補間領域と呼びま

す。表示レコード長やズーム率によって、補間領域になるデータ点数が異なります。

・ オフ

補間をしないで、ドット表示します。実際のデータの位置が確認しやすくなります。

・ ライン

2 点間を直線的に補間します。

Note

P-P 圧縮して保存された波形を表示している場合、波形補間をオフにすると、P-P 圧縮値 ( 一

定区間ごとのサンプリングデータの最大値と最小値 ) のみが表示されます。

3-14

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3.6 表示設定を初期化する

操  作

解  説

・初期化の実行

ファイル >Initialize を選択すると、表示条件が初期設定になります。

初期化の実行

初期化取り消しの実行

・初期化の取り消し

ファイル >Undo を選択すると、初期化直前の設定に戻ります。

初期化

設定されている各種の表示条件を、波形データを読み込んだ直後の設定に戻せます。そ

れまでの設定を取り消したいときや、初めから設定をやり直すときに便利です。

初期化の取り消し

Undo を実行すると、初期化直前の設定に戻ります。

初期化される項目

主な項目は次のとおりです。

・ 波形の表示色

・ 背景、文字、グリッド、カーソル、ウインドウの背景の表示色

・ 縦軸のスケール値

・ Logic 信号の表示ビット

・ 画面の分割数

・ ウインドウの大きさ

・ 表示されるウインドウ ( メイン波形表示ウインドウと測定結果表示ウインドウの 2 つ )

・ ズーム位置とズーム率

・ グリッドの種類

・ H カーソル、V カーソルの位置

・ 横軸と縦軸の表示書式

・ 波形パラメータの測定項目

・ 演算のフィルタ、FFT 演算点数、窓関数、ユーザー定義の演算式

・ 注釈の全消去

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3-15

第 4 章 波形データの解析

4.1 測定結果を表示する

操  作

解  説

・測定結果表示ウインドウの表示

波形データファイルを開くと、メイン波形と測定結果が表示されます。 または

ウインドウ > 測定結果表示で、測定結果表示ウインドウの表示 / 非表示ができます。

測定結果表示ウインドウの

表示/非表示

測定結果表示ウインドウ

・測定結果の表示内容

表示される項目と測定値は、測定する内容や波形によって異なります。

・カーソルの位置表示

カーソル位置は、横軸の表示書式の設定によって、次の条件で表示されます。

・絶対時間:カーソル位置を絶対時間で表示

・相対時間:トリガポジションからの時間で表示

Note

測定結果表示ウインドウが表示されていない状態でカーソル測定、波形パラメータの自動測定、

ヒストリ統計の自動測定、サイクル統計の自動測定を実行すると、測定結果表示ウインドウが

自動的に表示されます。

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4-1

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4.2 カーソルで測定する

操  作

・縦カーソルでの測定

のプルダウンメニューで縦カーソルを選択するか、解析 > 解析モード > 縦カーソ

ルを選択すると、メイン波形表示ウインドウ / ズーム波形表示ウインドウ上に 2 本の

縦カーソルが表示されます。各カーソルの位置 ( 時間 ) と測定値、カーソル間の時間と

測定値の差などが測定結果ウインドウに表示されます。

各カーソルはドラッグで移動できます。また、ウインドウ上でクリックすると、その

位置にカーソル 1 がジャンプします。ウインドウ上で右クリックすると、その位置に

カーソル 2 がジャンプします。

縦カーソルの表示

カーソル1(ドラッグで移動可能)

カーソル2(ドラッグで移動可能)

各カーソルの位置を表示

カーソル1と2の時間差

カーソル1と2の測定値差

カーソル2の測定値

(カーソル2と各波形の交点)

カーソル1の測定値

(カーソル1と各波形の交点)

カーソル1 カーソル2

Note

カーソル位置に測定データがあるときは、波形とカーソルの交点を○で表示します。

異なるサンプルレートで測定した波形を同一画面に表示した場合、カーソル位置に測定データ

がないことがあります。このようなときは、波形とカーソルの交点に○は表示されません。し

かし、測定値は、前の測定値で補間された値が表示されます。

・横カーソルでの測定

のプルダウンメニューで横カーソルを選択するか、解析 > 解析モード > 横カーソ

ルを選択すると、メイン波形表示ウインドウ / ズーム波形表示ウインドウ上に 2 本の

横カーソルが表示されます。各カーソルの測定値が、測定結果ウインドウに表示され

ます。

各カーソルは、ドラッグで移動できます。また、ウインドウ上でクリックすると、そ

の位置にカーソル 1 がジャンプします。ウインドウ上で右クリックすると、その位置

にカーソル 2 がジャンプします。

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4.2 カーソルで測定する

横カーソルの表示

カーソル1(ドラッグで移動可能)

カーソル2(ドラッグで移動可能)

カーソル1と2の測定値差

カーソル2の測定値

(カーソル2と各波形の交点)

カーソル1の測定値

(カーソル1と各波形の交点)

5

カーソル1 カーソル2

Note

以下の場合、ズーム波形表示ウインドウの横カーソルは、表示されません。

・ メイン波形表示ウインドウとズーム波形表示ウインドウで表示されている波形が異なると

き (「チャネル設定を Main/Zoom で共有する」が OFF のとき )。

・ 波形を重ね描きしている場合、メイン波形表示ウインドウとズーム波形表示ウインドウの

アクティブ波形が異なるとき。

・XY カーソルでの測定

のプルダウンメニューで XY カーソルを選択するか、解析 > 解析モード > XY カー

ソルを選択すると、XY 波形表示ウインドウ上に 4 本のカーソル ( 縦カーソル:2 本、

横カーソル:2 本 ) が表示されます。それぞれのカーソルはドラッグで移動できます。

各カーソルの測定値と測定値差が、測定結果表示ウインドウに表示されます。

X軸に割り当てる波形(トレース名)を選択

縦カーソル1

XYカーソルの表示

縦カーソル2

X軸に割り当てた波形

(トレース名)

縦カーソル1の測定値

縦カーソル2の測定値

縦カーソル1と2の測定値差

横カーソル1と2の測定値差

横カーソル2の測定値

横カーソル1の測定値

Y軸に割り当てられた波形

(トレース名)

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Y軸の波形を表示 横カーソル2 横カーソル1

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4-3

4.2 カーソルで測定する

・縦横カーソルでの測定

のプルダウンメニューで縦横カーソルを選択するか、解析 > 解析モード > 縦横

カーソルを選択すると、メイン波形表示ウインドウ / ズーム波形表示ウインドウ上に

4 本のカーソル ( 縦カーソル:2 本、横カーソル:2 本 ) が表示されます。各カーソル

の測定値とカーソル間の測定値差が、測定結果表示ウインドウに表示されます。

Note

以下の場合、ズーム波形表示ウインドウの横カーソルは、表示されません。

・ メイン波形表示ウインドウとズーム波形表示ウインドウで表示されている波形が異なると

き (「チャネル設定を Main/Zoom で共有する」が OFF のとき )。

・ 波形を重ね描きしている場合、メイン波形表示ウインドウとズーム波形表示ウインドウの

アクティブ波形が異なるとき。

解  説

・ヒストリ波形のカーソル測定

ヒストリ波形を表示している場合、カーソル測定の対象となるのはアクティブ波形だ

けです。

・縦カーソル / 横カーソルのリンク

Ctr キーを押しながら、縦カーソルまたは横カーソルをドラックすると、2 本のカー

ソルを同時に移動できます。

・***表示

無効な測定結果の場合、測定値には「***」が表示されます。

Note

測定結果表示ウインドウの内容をクリップボードにコピーできます。

コピーする範囲を指定後、Ctrl + C を実行すると、測定結果がクリップボードにコピーされます。

範囲の指定のしかたには、次の 3 つがあります。

・コピーする範囲を指定しないで Ctrl + C :測定結果表示ウインドウ全体の内容がコピー対象

・トレースをクリック :カーソルの位置情報を除くすべての行が選択される

・コピー対象のトレース名をクリック :クリックしたトレース名の行が選択される

ここをクリックすると、カーソル情報を除くすべての行を選択。

もう一度クリックすると選択解除。

範囲指定しない場合、

全体をコピー

4-4

IM 701992-01

4.3 波形パラメータを自動測定する

操  作

・測定項目の設定

1.

のプルダウンメニューから波形パラメータを選択するか、解析 > 波形パラ

メータ設定 > 波形パラメータを選択します。

アイコンは、選択項目によって

変わります。

: 波形パラメータ

: ヒストリ統計

: サイクル統計

または

波形パラメータ設定ダイアログボックスが表示されます。

2.

波形パラメータ設定ダイアログボックスで、測定項目と測定結果の表示条件を設

定し、OK を押します。

測定する項目名

測定項目をON/OFF

電圧軸に関する

測定項目

測定結果表示ウインドウで

トレースを縦軸に配置するときは

チェック

測定結果を表示する列数を選択

(設定範囲:1~28)

チャネル設定画面を表示

(3.2節参照)

時間軸に関する

測定項目

面積に関する

測定項目

自動測定を開始

自動測定が開始します。メイン波形表示ウインドウ上に 2 本の垂直カーソルが表示され、

測定結果表示ウインドウに波形パラメータの測定結果が表示されます。

7

8

9

10

5

6

3

4

1

2

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4-5

4.3 波形パラメータを自動測定する

・自動測定範囲の指定

波形パラメータの自動測定範囲は変更できます。2 本の垂直カーソルをドラッグして、

測定開始点と測定終了点を変更します。波形パラメータが再測定されます。

波形パラメータの自動測定画面の操作

波形パラメータの自動測定を終了

波形パラメータ設定

ダイアログボックスを表示

もう一度クリックすると、自動測定を開始

測定結果表示ウインドウ

カーソル位置

カーソル間の時間差

測定結果を表示

自動測定する測定項目

(波形パラメータ設定ダ

イアログボックスで設

定)

測定開始点カーソル

測定範囲

測定終了点カーソル

測定状態を表示

4-6

IM 701992-01

解  説

IM 701992-01

4.3 波形パラメータを自動測定する

・測定できる項目

波形パラメータとして、電圧軸に関する項目、時間軸に関する項目、面積に関する項

目を設定 / 測定できます。

チャネル設定画面で、ディスタルライン、メシアルライン、プロキシマルライン、

High/Low をチャネルごとに設定することもできます (3.2 節参照 )。

Note

・ 測定範囲内に 2 周期以上の波形があるときは、先頭の 1 周期について時間軸パラメータを

測定します。

・ FFT 演算波形に対しては、Max と Min の測定だけが可能です。

・ ロジック波形は、自動測定できません。

・ 電圧軸に関する測定項目

Maximum:最大電圧値 [V]

Minimum:最小電圧値 [V]

Average:平均電圧 (1/n)Σxi [V]

RMS:実効値 (1/

n

)(Σ(xi)

2

)

1/2

[V]

High level:Highの電圧 [V]

Low level:Lowの電圧 [V]

Middle:振幅の中間値 (Max+Min)/2 [V]

Standard deviation:標準偏差 (1/n(Σx

2

-(Σx

2

)/n)

1/2

Peak to peak value:P-P値 (Max-Min) [V] Overshoot:オーバーシュート量(Max-High)/(High-Low)×100 [%]

Amplitude:振幅(High-Low) [V] Undershoot:アンダーシュート量(Low-Min)/(High-Low)×100 [%]

Max

Overshoot

P-P Value

Undershoot

Low Level

Min

・ 時間軸に関する測定項目

Rise time:立ち上がり時間 [s] Plus duty:デューティ比 Width1/Period×100 [%]

Fall time:立ち下がり時間 [s]

Frequency:周波数 [Hz]

Period:周期 [s]

Minus duty:デューティ比 Width2/Period×100 [%]

Plus width:メシアル値以上の時間幅 [s]

Minus width:メシアル値以下の時間幅 [s]

+Width

Period

-Width

High Level (100%)

ディスタルライン (90%)

メシアルライン (50%)

プロキシマルライン (10%)

Low Level (0%)

Rise Time Fall Time

Pulse :パルスカウント

Pulse=3の場合

測定をしたいパルスに合わせて、

測定範囲を設定してください。

ディスタルライン(90%)

メシアルライン(50%)

プロキシマルライン(10%)

T1

測定範囲

T2

Burst1、 Burst2:バースト幅[s] 測定をしたいバースト幅に合わせて、

測定範囲を設定してください。

ディスタルライン (90%)

メシアルライン (50%)

プロキシマルライン (10%)

T1

Burst2

Burst1

測定範囲

T2

4-7

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

4.3 波形パラメータを自動測定する

・ 面積に関する測定項目

Int1TY:振幅の正の部分の面積

Int2TY:振幅の正の部分の面積-振幅の負の部分の面積

Int1XY: ・ 始点と終点が同一のループで複数の閉曲線を描く場合の総和面積

・ 始点と終点を閉曲線で結んだ面積

・ 始点と終点が 8 の字ループを描く面積

・ 始点と終点が渦巻きのループで閉曲線を描く場合の面積

Int2XY: ・ X データに対して、1 つの Y データが対応する場合

・ 振幅に負の部分がある場合

・ X データに対して、複数の Y データが対応する場合

Int1TY の場合

正のときだけの面積:S1+S2

S

1

S

2

Int2TY の場合

正負両方の面積: S

1

+S

3

-S

2

S

1

S

3

S

2

Int1XY の場合

(1) 複数ループの場合 (2) 閉じない曲線の場合

始点

S

0

S

0

S

1

終点

面積 S=n×S

0 n : ループ回数

始点

S

0

S

0

面積 S= S

0

始点と終点を結び

閉曲線とした面積

始点、終点

波形

(3) 8の字ループを描く場合

面積 S=

S

0

-S

1

始点

終点

(4) 渦巻きループを描く場合

S

1

面積 S=S

0

×2+S

1

ループ数が増えれば、

重畳部の重ね数も

変わります。

終点

4-8

IM 701992-01

IM 701992-01

4.3 波形パラメータを自動測定する

Int2XY の場合

(1) Xデータに対し、1つのYデータが対応する場合

① ③

始点

終点

S

0

面積S=S

0

始点

X軸(Y=0)

② ④

終点

始点

S

0

面積S=-S

0

終点

X軸(Y=0)

S

0

S

0

X軸(Y=0)

面積S=-S

0

終点

X軸(Y=0)

面積S=S

0

始点

(2) 振幅に負(マイナス)の波形がある場合

始点

S

0

S

1

終点

X軸(Y=0)

面積S=S

0

-S

1

(3) Xデータに対し、複数のYデータが対応する場合

始点

S

0

面積S=S

0

終点

X軸(Y=0)

始点

S

1

S

0

終点

面積S=S

0

+2×S

1

+S

2

S

2

X軸(Y=0)

・***表示

無効な測定結果または測定不可能な場合、測定値には「***」が表示されます。振

幅が小さい波形などでは、正しく測定できないことがあります。

Note

バージョン 1.78 以降では、X 軸チャネルのサンプルレートと異なるサンプルレートのチャネル

は、測定対象外になります (*** 表示 )。

・自動測定中のアイコン表示

自動測定中、以下のアイコンがステータスバーに表示されます。

:自動測定中 ( 点滅表示 )

Note

・ 測定範囲、測定項目数、対象波形などの条件によっては、自動測定に時間がかかることが

あります。

例えば、測定項目が Pulse count、Burst1、Burst2、Average frequency、Average period の

場合、データ点数が 1M 点を超えると、演算に時間がかかります。

・ 自動測定処理のキャンセル

自動測定処理を実行中は、ステータスバーにキャンセルボタンとプログレスバーが表示さ

れます。キャンセルボタンをクリックすると、自動測定処理を中断できます。

5

6

7

3

4

1

2

10

8

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4-9

4.3 波形パラメータを自動測定する

・波形パラメータ自動測定データの保存

測定結果を保存したいときは、ファイル保存してください。詳細は 5.4 節をご覧くだ

さい。

Note

測定結果表示ウインドウの内容をクリップボードにコピーできます。

コピーする範囲を指定後、Ctrl + C を実行すると、測定結果がクリップボードにコピーさ

れます。範囲の指定のしかたには、次の 3 つがあります。

・ コピーする範囲を指定しないで Ctrl + C : 測定結果表示ウインドウ全体の内容がコピー

対象

・ 測定項目をクリック : カーソルの位置情報を除くすべての行が選択

される

・ コピー対象の各測定項目をクリック : クリックした測定項目の行が選択される

ここをクリックすると、カーソル情報を除くすべての行を選択。

もう一度クリックすると、選択解除。

範囲指定しない場合、

全体をコピー

4-10

IM 701992-01

4.4 ヒストリ統計を自動測定する

操  作

・測定項目の設定

1.

のプルダウンメニューからヒストリ統計を選択するか、解析 > 波形パラメー

タ設定 > ヒストリ統計を選択します。

アイコンは、選択項目によって

変わります。

: 波形パラメータ

: ヒストリ統計

: サイクル統計

または

ヒストリ統計設定ダイアログボックスが表示されます。

2.

ヒストリ統計設定ダイアログボックスで、測定項目と測定結果の表示条件を設定

し、OK を押します。

測定する項目名

測定項目をON/OFF

電圧軸に関する

測定項目

測定結果を表示する列数を選択

(設定範囲:1~28)

測定結果表示ウインドウに統計結果の

ヒストグラムを表示するときは、

チェックボックスをチェック

ヒストグラムのY軸をLinearで表示

ヒストグラムのY軸をLogで表示

チャネル設定画面を表示

(3.2節参照)

時間軸に関する

測定項目

面積に関する

測定項目

自動測定を開始

自動測定が開始します。メイン波形表示ウインドウ上に 2 本の垂直カーソルが表示され、

測定結果表示ウインドウにヒストリ統計の測定結果が表示されます。

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1

2

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4-11

4.4 ヒストリ統計を自動測定する

・自動測定範囲の指定

ヒストリ統計の自動測定範囲は変更できます。2 本の垂直カーソルをドラッグして、

測定開始点と測定終了点を変更します。ヒストリ統計が再測定されます。

ヒストリ統計の自動測定画面の操作

ヒストリ統計の自動測定を終了

ヒストリ統計設定

ダイアログボックスを表示

もう一度クリックすると、自動測定を開始

ヒストリ統計結果を表示

4-12

測定状態を表示

測定範囲

測定開始点カーソル

・ヒストリ統計結果の表示

測定終了点カーソル

統計結果のヒストグラム表示

ヒストリ統計設定ダイアログで

表示/非表示を設定(前ページ参照)

ヒストリ統計値表示

Max : 最大値

Min : 最小値

Avg : 平均値

StdDev : 標準偏差

Count : サイクル数

測定項目と対象チャネル

最大値 / 最小値マーカー

 ↑:各測定項目の最大値に表示

 ↓:各測定項目の最小値に表示

ヒストリ番号

ヒストリ番号をダブルクリックすると、

対象のヒストリ波形を表示

IM 701992-01

解  説

4.4 ヒストリ統計を自動測定する

・測定できる項目

ヒストリ波形に対して、電圧軸に関する項目、時間軸に関する項目、面積に関する項

目を設定 / 測定できます。測定できる項目は、波形パラメータの自動測定と同じです。

(4-7 ~ 4-9 ページ参照)。

・***表示

無効な測定結果または測定不可能な場合、測定値には「***」が表示されます。振

幅が小さい波形などでは、正しく測定できないことがあります。

・自動測定中のアイコン表示

自動測定中、以下のアイコンがステータスバーに表示されます。

:自動測定中 ( 点滅表示 )

Note

・ ヒストリ統計処理のキャンセル

ヒストリ統計処理を実行中は、ステータスバーにキャンセルボタンとプログレスバーが表

示されます。キャンセルボタンをクリックすると、ヒストリ統計処理を中断できます。

・ ヒストリ波形の数、チャネル数、測定項目数で決まる総項目数が 100000 を超える場合、演

算を行えないときがあります。100000 を超えないように、表示するチャネル数、測定項目

を変更してください。

・ヒストリ統計の自動測定データの保存

測定結果を保存したいときは、ファイル保存してください。詳細は 5.4 節をご覧くだ

さい。

Note

測定結果表示ウインドウの内容をクリップボードにコピーできます。

コピーする範囲を指定後、Ctrl + C を実行すると、測定結果がクリップボードにコピーさ

れます。範囲の指定のしかたには、次の 3 つがあります。

・ コピーする範囲を指定しないで Ctrl + C : 測定結果表示ウインドウ全体の内容がコピー

対象

・ 統計項目をクリック : カーソルの位置情報、ヒストグラムを除くす

べての行が選択される

・ コピー対象の各統計項目をクリック : クリックした統計項目の行が選択される

ここをクリックすると、カーソル情報とヒストグラムを除くすべての行を選択。

もう一度クリックすると、選択解除。

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

範囲指定しない場合、

全体をコピー

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4-13

4.5 サイクル統計を自動測定する

操  作

・測定項目の設定

1.

のプルダウンメニューからサイクル統計を選択するか、解析 > 波形パラメー

タ設定 > サイクル統計を選択します。

アイコンは、選択項目によって

変わります。

: 波形パラメータ

: ヒストリ統計

: サイクル統計

または

サイクル統計設定ダイアログボックスが表示されます。

2.

サイクル統計設定ダイアログボックスで、測定項目と測定結果の表示条件を設定

し、OK を押します。

サイクル統計を行う

対象トレースと測定

項目(最大8項目)

測定するトレース名

測定する項目名

自動測定を開始

チャネル設定画面を表示

(3.2節参照)

サイクル統計の

基準となるトレースを選択

測定結果を表示する

列数を選択

(設定範囲:1~8)

測定対象範囲の選択

全範囲:波形の全体が測定対象

カーソル範囲: カーソル範囲が

測定対象

測定結果表示ウインドウに統計結

果のヒストグラムを表示するときは、

チェックボックスをチェック

ヒストグラムのY軸をLinearで表示

ヒストグラムのY軸をLogで表示

自動測定が開始します。メイン波形表示ウインドウ上に 2 本の垂直カーソルが表示され、

測定結果表示ウインドウにサイクル統計の測定結果が表示されます。

4-14

IM 701992-01

IM 701992-01

4.5 サイクル統計を自動測定する

・自動測定範囲の指定

測定範囲が「カーソル範囲」のときは、サイクル統計の自動測定範囲を変更できます。

2 本の垂直カーソルをドラッグして、測定開始点と測定終了点を変更します。サイク

ル統計が再測定されます。

測定範囲が「全範囲」のときは、カーソルを移動しても再測定されません。

サイクル統計の自動測定画面の操作

サイクル統計の自動測定を終了

サイクル統計設定

ダイアログボックスを表示

もう一度クリックすると、自動測定を開始

測定範囲

測定開始点カーソル

・サイクル統計結果の表示

測定終了点カーソル

サイクル統計結果を表示

測定状態を表示

5

6

7

3

4

1

2

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8

9

統計結果のヒストグラム表示

サイクル統計設定ダイアログで

表示/非表示を設定(前ページ参照)

サイクル統計値表示

Max : 最大値

Min : 最小値

Avg : 平均値

StdDev : 標準偏差

Count : サイクル数

測定項目と対象チャネル

最大値 / 最小値マーカー

 ↑:各測定項目の最大値に表示

 ↓:各測定項目の最小値に表示

サイクル番号

サイクル番号をダブルクリックすると、

対象のサイクル波形を拡大表示

4-15

4.5 サイクル統計を自動測定する

解  説

・測定できる項目

1 周期ごとに区切った波形に対して、電圧軸に関する項目、時間軸に関する項目、面

積に関する項目を設定 / 測定できます。測定できる項目は、波形パラメータの自動測

定と同じです。(4-7 ~ 4-9 ページ参照)。

・周期波形

サイクル統計を行う基準周期となるトレースを選択します。Own の場合は、それぞ

れのトレースの周期でサイクル統計を行い、サイクル統計結果表示ウインドウには、

一番少ないサイクル数で測定した結果が表示されます。

周期を求める対象波形にOwnを選択した場合

CH1

統計処理対象

CH2

統計処理対象

CH3

統計処理対象

最も周期が遅いCH3の周期の数が4なので、CH1とCH2についても、

時間の古いほうから4周期分のデータが統計処理の対象になります。

以降のデータは、統計処理の対象になりません。

Note

周期波形に指定した波形の測定周期と異なる波形をサイクル統計対象トレースに設定した場

合、測定結果は「***」になります。

・***表示

無効な測定結果または測定不可能な場合、測定値には「***」が表示されます。振

幅が小さい波形などでは、正しく測定できないことがあります。

・自動測定中のアイコン表示

自動測定中、以下のアイコンがステータスバーに表示されます。

:自動測定中 ( 点滅表示 )

Note

・ サイクル統計処理のキャンセル

サイクル統計処理を実行中は、ステータスバーにキャンセルボタンとプログレスバーが表

示されます。キャンセルボタンをクリックすると、サイクル統計処理を中断できます。

・ サイクル数、測定項目数で決まる総項目数が 100000 を超える場合、演算を行えないときが

あります。100000 を超えないように、測定範囲、測定項目数を変更してください。

4-16

IM 701992-01

4.5 サイクル統計を自動測定する

・サイクル統計の自動測定データの保存

測定結果を保存したいときは、ファイル保存してください。詳細は 5.4 節をご覧くだ

さい。

Note

測定結果表示ウインドウの内容をクリップボードにコピーできます。

コピーする範囲を指定後、Ctrl + C を実行すると、測定結果がクリップボードにコピーさ

れます。範囲の指定のしかたには、次の 3 つがあります。

・ コピーする範囲を指定しないで Ctrl + C : 測定結果表示ウインドウ全体の内容がコピー

対象

・ 統計項目をクリック : カーソルの位置情報、ヒストグラムを除くす

べての行が選択される

・ コピー対象の各統計項目をクリック : クリックした統計項目の行が選択される

ここをクリックすると、カーソル情報とヒストグラムを除くすべての行を選択。

もう一度クリックすると、選択解除。

範囲指定しない場合、

全体をコピー

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

IM 701992-01

4-17

4.6 演算を使って測定する ( 演算機能付加版 )

操  作

・演算波形の表示

をクリックするか、解析 > 演算設定を選択すると、演算波形を表示するための

演算設定ダイアログボックスが表示されます。演算式やフィルタ、FFT 演算などの演

算処理を設定して、演算波形を表示します。

演算設定ダイアログボックスを表示

4-18

演算波形のラベル名 演算波形

演算状態を表示

・演算式の設定

演算設定ダイアログボックスの演算式をクリックすると、ユーザー定義の演算式設定

画面が表示されます。変数や演算子を使って、任意の演算式を設定します。

演算式の番号

表示される画面でラベル・単位・演算式を設定

定数を設定

(設定範囲:

-1.0000E+30~

1.0000E+30)

選択した範囲の先頭にある

演算式の内容をコピーして

他の演算波形にペースト

ラベル名を設定(半角31文字以内で入力)

単位を設定(半角15文字以内で入力)

変数に対応するトレース名を表示

演算式を設定(63文字以内)

演算子選択メニューを表示

数値・変数の入力

PS_LOGMAGの簡易入力

他の演算波形の内容を表示

IM 701992-01

4.6 演算を使って測定する ( 演算機能付加版 )

・フィルタの設定

演算設定ダイアログボックスの FILT1/FILT2 タブで、フィルタの設定ができます。

・演算開始点 / 演算点数 / 演算開始ヒストリの設定

・ 演算対象の範囲は、演算開始点と演算点数を指定して設定できます。また、波形

表示画面に表示される演算範囲枠を操作して、演算範囲を変えることもできます。

・ ヒストリ波形のときは、演算を開始するヒストリ波形の番号 ( 演算開始ヒストリ )

と演算開始点、演算点数を設定できます。この演算設定では、古い波形から新し

い波形に 0 ~正の整数が順次割り当てられています。

Note

演算点数の最大値は 12.5M 点 ( 演算のチャネル数が 11ch 以上のときは 2.5M 点 ) となります。

5

6

カットオフ周波数を設定

バンドを設定

タイプを設定

フィルタ1/2の切り替え

演算開始点を設定

(0~波形点数)

演算点数を設定

(演算のチャネルが10ch以下のとき:

 1~12.5M

演算のチャネルが11ch以上のとき:

 1~2.5M)

演算を開始するヒストリ波形の

番号を設定

・FFT 演算の設定

演算設定ダイアログボックスの FFT 設定で、FFT 演算の設定ができます。

7

8

9

10

1

2

3

4

時間窓を選択

FFT点数を選択

FFT開始点を設定

IM 701992-01

4-19

4.6 演算を使って測定する ( 演算機能付加版 )

解  説

・演算子選択メニュー

設定できる演算子は、ユーザー定義の演算式設定ダイアログボックスの Function ボ

タンに次のように割り付けられています。

Basic

Trigonometric

Pulse Width

DIF & INTG

Filter

FFT

RS

PS

CS

TF

CH

SHIFT、ABS、SQRT、LOG、EXP、NEG、P2、P3、F1、F2

SIN、COS、TAN、ATAN、PH

PWHH、PWHL、PWLH、PWLL、PWXX、FV、DUTYH、DUTYL

DIF、DDIF、INTG、IINTG

FILT1、FILT2、HLBT、MEAN、BIN

LS LS-REAL、LS-IMAG、LS-MAG、LS-LOGMAG、LS-PHASE

RS-MAG、RS-LOGMAG

PS-MAG、PS-LOGMAG、PSD-MAG、PSD-LOGMAG

CS-REAL、CS-IMAG、CS-MAG、CS-LOGMAG、CS-PHASE

TF-REAL、TF-IMAG、TF-MAG、TF-LOGMAG、TF-PHASE

CH-MAG

・演算式での制限

・ m ≦ n のとき、Mathm の演算式に変数 Mn(Mathn の演算 ) を含むことはできません。

演算できない例:Math5=M6 + M3

・ FFT 演算では、対象波形は 1 つしか設定できません。

演算できない例:PS-MAG(C1 + C2)

・ FFT 演算結果に対して他の演算を行うことはできません。

演算できない例:PS-MAG(C1) + C2

演算時の注意

・ FFT 演算において、波形の表示レコード長が演算点数に満たないときは、演算でき

ません。

・フィルタ設定の設定値

・Type/Band

Gauss( ガウス ):Lowpass

Sharp( シャープ ):Lowpass/Highpass/Bandpass

IIR( バタワース ):Lowpass/Highpass/Bandpass

・CutOff1/CutOff2

カットオフ周波数は、サンプリング周波数との比で設定します。設定範囲は「2.0

~ 30.0%」(0.2% ステップ ) です。Band を Bandpass に設定するときは、2 つの次

数 CutOff1/CutOff2 を設定します。次数が高いほど、演算には時間がかかります。

・演算開始点

演算を実行すると、演算開始点のマークと演算範囲枠が画面に表示されます。演算開

始点のマークまたは演算範囲枠の左端をドラッグするとカーソルが表示され、演算開

始点を移動できます。

演算開始点

マークをドラッグして演算開始点を移動

(演算点数は固定)

演算範囲枠

4-20

演算範囲枠の中間をドラッグして

演算開始点を移動(演算点数は固定)

演算範囲枠の左端をドラッグして

演算開始点と演算点数を変更

IM 701992-01

IM 701992-01

4.6 演算を使って測定する ( 演算機能付加版 )

・演算点数

・ 演算範囲枠の左端をドラッグすると左右矢印のカーソルが表示され、演算開始点

と演算点数を変更できます。演算範囲枠の右端をドラッグすると左右矢印のカー

ソルが表示され、演算点数だけを変更できます。

・ サンプルレートの異なる波形を演算する場合は、最高サンプルレートで測定した

波形となるように、測定されていないデータを直前のデータで補間します。

・変数と演算子

演算式に使用できる変数と演算子は、次のとおりです。演算式に入力できる文字数は、

63 文字までです。また、登録できる演算式の数は 32 です。

変数

変数 使用例

Cx

My

T

C1+C2

ABS(M1)

SIN(T)

内容

チャネル CHx の測定値

演算 (Math) 値

時間軸に対するデータ点数の積算値 x: 番号。ただし、ロードされているチャネル数に応じた番号を指定します。例えば、CH1、

CH5、CH8 の 3 チャネルがロードされているときは、それぞれ、C1、C2、C3 で指定します。 y: 番号

演算子

演算子 使用例

+、-、*、/ C1 + C2

SHIFT

ABS

SQRT

LOG

EXP

NEG

SIN

COS

TAN

ATAN

PWLH

PWLL

PWXX

FV

DUTYH

DUTYL

MEAN

DIF

P2

P3

F1

F2

K1 ~ 10

BIN

PWHH

PWHL

DDIF

INTG

IINTG

PH

HLBT

FILT1

FILT2

LS-REAL

LS-IMAG

LS-MAG

LS-LOGMAG LS-LOGMAG(C1)

LS-PHASE

RS-RS-MAG

SHIFT(C1,1000)

ABS(M1)

SQRT(C2)

LOG(C1)

EXP(C1)

NEG(C1)

SIN(T)

COS(C1)

TAN(C1)

ATAN(C1,C2)

P2(C1)

P3(C1)

F1(C1,C2)

F2(C1,C2)

C1 + K1

BIN(C1,A,B)

PWHH(M1,A,B)

PWHL(C2,A,B)

PWLH(C1,A,B)

PWLL(C1,A,B)

PWXX(C2,A,B)

FV(C1,A,B)

DUTYH(C1,A,B)

DUTYL(C1,A,B)

MEAN(C1)

DIF(C1)

DDIF(C1)

INTG(C1)

IINTG(C1)

PH(C1,C2)

HLBT(C1)

FILT1(C1)

FILT2(C1)

LS-REAL(C1)

LS-IMAG(C1)

LS-MAG(C1)

LS-PHASE(C1)

RS-MAG(C1)

内容

指定した 2 波形の四則演算

位相シフト

指定した波形の絶対値

指定した波形の平方根

指定した波形の対数

指定した波形の指数

反転

指定した波形の正弦

指定した波形の余弦

指定した波形の正接

指定した 2 波形の逆正接 ( ±π以内の値 )

指定した波形の二乗

指定した波形の三乗

指定した波形の

C1 2 + C2 2

指定した波形の

C1

2

+ C2

定数 ( 任意の数値を設定 )

2

指定した波形の二値化

立ち上がりから次の立ち上がりまでのパルス幅演算

立ち上がりから次の立ち下がりまでのパルス幅演算

立ち下がりから次の立ち上がりまでのパルス幅演算

立ち下がりから次の立ち下がりまでのパルス幅演算

立ち上がり / 下がりから次の立ち上がり / 下がりまでのパルス幅演算

PWHH の逆数

立ち上がりから次の立ち上がりまでの DUTY

立ち下がりから次の立ち下がりまでの DUTY

指定した波形の 10 次の移動平均

指定した波形の微分

指定した波形の 2 階微分

指定した波形の積分

指定した波形の 2 重積分

指定した 2 波形の位相

指定した波形のヒルベルト関数

指定した波形にフィルタをかける

指定した波形にフィルタをかける

指定した波形のリニアスペクトラムの実部

指定した波形のリニアスペクトラムの虚部

指定した波形のリニアスペクトラムの振幅

指定した波形のリニアスペクトラムの対数振幅

指定した波形のリニアスペクトラムの位相

指定した波形の実効値スペクトラムの振幅

RS-LOGMAG RS-LOGMAG(C1) 指定した波形の実効値スペクトラムの対数振幅

4-21

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

4.6 演算を使って測定する ( 演算機能付加版 )

演算子

PS-MAG

使用例

PS-MAG(C1)

内容

指定した波形のパワースペクトラムの振幅

PS-LOGMAG PS-LOGMAG(C1) 指定した波形のパワースペクトラムの対数振幅

PSD-MAG PSD-MAG(C1) 指定した波形のパワースペクトラム密度の振幅

PSD-LOGMAG PSD-LOGMAG(C1) 指定した波形のパワースペクトラム密度の対数振幅

CS-REAL

CS-IMAG

CS-PHASE

TF-REAL

TF-IMAG

TF-MAG

CS-REAL(C1,C2)

CS-IMAG(C1,C2)

CS-PHASE(C1,C2)

指定した 2 波形のクロススペクトラムの実部

指定した 2 波形のクロススペクトラムの虚部

CS-MAG CS-MAG(C1,C2) 指定した 2 波形のクロススペクトラムの振幅

CS-LOGMAG CSLOGMAG(C1,C2) 指定した 2 波形のクロススペクトラムの対数振幅

TF-REAL(C1,C2)

指定した 2 波形のクロススペクトラムの位相

指定した 2 波形の伝達関数の実部

指定した 2 波形の伝達関数の虚部

TF-LOGMAG TF-LOGMAG(C1,C2) 指定した 2 波形の伝達関数の対数振幅

TF-PHASE

CH-MAG

TF-IMAG(C1,C2)

TF-MAG(C1,C2)

TF-PHASE(C1,C2)

CH-MAG(C1,C2)

指定した 2 波形の伝達関数の振幅

指定した 2 波形の伝達関数の位相

指定した 2 波形のコヒーレンス関数の振幅

・FFT 演算の設定値

・ Points( 演算点数 ):

100 点、200 点、500 点、1000 点、2000 点、5000 点、10000 点、20000 点、50000 点、

100000 点、200000 点、500000 点、1000000 点、2000000 点から選択

Note

1000000 点以上の FFT を実行すると、M1 だけ演算実行、表示されます。

・ FFT 開始点:

ロード点数が 10M より小さいとき:0 ~「ロード点数- FFT 演算点数」から設定

10M より大きいとき:演算開始点~「演算開始点+ 10M - FFT 点数」から設定

・ Window( 時間窓 ):

Rect( 矩形 )、Hanning( ハニング窓 )、FlatTop( フラットトップ窓 ) から選択

・FFT の対象範囲の表示

メイン波形表示画面、ズーム波形表示画面、それぞれに FFT の対象範囲が緑色のバー

で表示されます。

バーのある位置をドラッグすると、演算範囲を移動できます。

FFT 演算が実行できない場合、対象範囲を示すバーと FFT の文字が赤色になります。

FFT範囲

4-22

IM 701992-01

4.6 演算を使って測定する ( 演算機能付加版 )

・演算測定中のアイコン表示

演算測定中以下のアイコンがステータスバーに表示されます。

:演算中 ( 点滅表示 )

:ファイルにアクセス中

Note

・ 演算処理のキャンセル

演算処理を実行中は、ステータスバーにキャンセルボタンとプログレスバーが表示されます。

キャンセルボタンをクリックすると、演算処理を中断できます。

演算処理を中断すると、波形表示ウインドウ、測定結果ウインドウには何も表示されません。

・演算精度

単精度浮動小数点型

・各演算の詳細

フィルタ (FILT1/FILT2)

種類

タイプ

Gauss( ガウス )

Sharp( シャープ )

IIR( バタワース )

バンド

Low pass

Low pass/High pass/Band pass

Low pass/High pass/Band pass

フィルタの次数

フィルタの次数については、以下を参考にしてください。

カットオフ周波数 / サンプリング周波数× 100

Gauss

Sharp

Low pass

Low pass

High pass

IIR Low

High pass

2%

49

88

159

4

4

5%

21

36

65

4

4

10%

9

18

33

4

4

20%

5

9

17

3

4

30%

5

8

13

2

3

Note

・ カットオフ周波数は、サンプリング周波数の 2 ~ 30% (0.2% ステップ ) の範囲で設定できます。

・ フィルタ次数が高いほど演算に時間がかかります。

それぞれのフィルタの特性

フィルタ パスバンドリップル 減衰傾度

Gauss

Sharp

IIR

0dB

± 0.3dB

0dB

ストップバンド減衰量 位相

- 40dB at 1oct(Lowpass)、 - 40dB

- 40dB at -1oct(Highpass)

- 5dB at 1/6oct(Lowpass)、 -

- 20dB at -1oct(Highpass)

直線位相

直線位相

直線位相

ではない

* Gauss の場合は減衰量 : - 3.0 × (f/fc)2dB(f : 周波数、fc : カットオフ周波数

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

IM 701992-01

4-23

4.6 演算を使って測定する ( 演算機能付加版 )

Gauss (カットオフ:10%)

各フィルタの周波数特性例

Sharp ( Lowpass、 カットオフ:10%)

IIR ( Lowpass、 カットオフ:10%) f : サンプリング周波数(Hz)

ヒルベルト関数 (HLBT)

実時間信号を解析する場合には、この信号を複素関数の実部であると考え、複素関数で

実際の解析を行うと便利です。実時間信号を関数の実部と考えた場合、虚部は、実部の

ヒルベルト変換で求まります。ヒルベルト変換は、変換によって独立変数の次元を変

えません。時間信号のヒルベルト変換は、もう一つの時間信号になります。ヒルベル

ト変換では、次のような変換を行います。時間領域の信号を変換するときには、まず、

信号を周波数領域にフーリエ変換します。次に各周波数成分の位相を正の周波数は-

90deg、負の周波数は+ 90deg シフトします。最後に逆フーリエ変換を行います。

使用例

ヒルベルト変換を用いるとエンベロープ波形を解析できます。

AM 変調:SQRT(C1*C1+HLBT(C1)*HLBT(C1))

FM 変調波の復調:DIF(PH(C1, HLBT(C1)))

位相関数 (PH)

位相関数 PH(C1, C2) は、tan-1(C1/C2) を計算しています。

ただし、位相関数は、前の点の位相を考慮し、値が ±π 以上になっても加算し続けま

(ATAN 関数は±πで折り返します )。単位はラジアンです。

前の点

θ2

θ1

Δθ2

θ1

θ2

Δθ2

前の点

θ2 =θ1+Δθ2 θ2 =θ1-Δθ2

4-24

IM 701992-01

4.6 演算を使って測定する ( 演算機能付加版 )

2 値化演算 (BIN)

設定したスレショルドレベルに対して 2 値化演算を行います。

スレショルドレベルは、次のように設定します。

A:Upper スレショルドレベル、B:Lower スレショルドレベル

BIN(C1, A, B)

Upperスレショルドレベル

Lowerスレショルドレベル

1

0

パルス幅演算 (PWHH/PWHL/PWLH/PWLL/PWXX)

設定したスレショルドレベルに対して 2 値化演算を行い、そのパルス幅の時間をその区

間の Y 軸値としてプロットします。

区間として、次の 4 つが選択できます。

PWHH:立ち上がりから次の立ち上がりまで

PWHL:立ち上がりから次の立ち下がりまで

PWLH:立ち下がりから次の立ち上がりまで

PWLL:立ち下がりから次の立ち下がりまで

PWXX:立ち上がりまたは立ち下がりから次の立ち上がりまたは立ち下がりまで

スレショルドレベルは、次のように設定します。

A:Upper スレショルドレベル、B:Lower スレショルドレベル

PWHH(C1, A, B)

演算対象波形

A:Upperスレショルドレベル

B:Lowerスレショルドレベル t1 t2 t3

演算波形 t1 t2 t3

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

IM 701992-01

4-25

4.6 演算を使って測定する ( 演算機能付加版 )

FFT 関数

リニアスペクトラム (LS-REAL/LS-IMAG/LS-MAG/LS-LOGMAG/LS-PHASE)

リニアスペクトラムは、FFT 演算で直接求められるスペクトラムです。

1 または 2 信号のリニアスペクトラムからパワースペクトラムやクロススペクトラムな

どを求めることができます。

FFT 演算は複素演算なので、リニアスペクトラムでは、周波数成分の実部 (Real Part) と

虚部 (Imaginary Part) が得られます。この結果から測定波形に含まれる各周波数成分の

振幅や位相を求められます。

次のスペクトラムを求めることができます。

項目

実部

虚部

振幅

対数振幅

位相

演算式

LS-REAL

LS-IMAG

LS-MAG

LS-LOGMAG

LS-PHASE

I

演算内容

R

(R tan

2

-1

+ I

2

20 × log (R

(I/R)

2

+ I

2

対数振幅の基準値 (0dB):1Vpeak

R、I:リニアスペクトラムの各周波数成分 G を「R + jI」としたときの 実部「R」と虚部「I」

実効値スペクトラム (RS-RS-MAG/RS-LOGMAG)

実効値スペクトラムは、リニアスペクトラムの振幅を実効値で表したものです。位相情

報は持っていません。

次のスペクトラムを求めることができます。

項目

振幅

対数振幅

演算式

RS-MAG

RS-LOGMAG

演算内容

(R 2 + I 2 )/2

20 × log (R

2

+ I

2

)/2

対数振幅の基準値 (0dB):1Vrms

パワースペクトラム (PS-MAG/PS-LOGMAG)

パワースペクトラムは、測定信号に含まれる各周波数成分のパワー (2 乗値 ) を表し、リ

ニアスペクトラムとその共役複素数との積で求めます。位相情報は持っていません。

次のスペクトラムを求めることができます。

項目

振幅

対数振幅

演算式

PS-MAG

PS-LOGMAG

演算内容

直流成分

交流成分

直流成分

交流成分

R

2

(R

2

+ I

2

+ I

2

)/

2

10 × log(R

10 × log{(R

2

2

+ I 2

+ I 2

)

)/2}

対数振幅の基準値 (0dB):1Vrms

2

パワースペクトラム密度 (PSD-MAG/PSD-LOGMAG)

パワースペクトラム密度は、単位周波数当たりのパワースペクトラムを表します。パワー

スペクトラムを解析したときの周波数分解能 Δf で割って求めます。使用する時間窓に

よって演算内容が異なります。パワースペクトラム密度は、異なる周波数バンドで解析

したパワースペクトラムを比較するときに使用します。ただし、正弦波のような線スペ

クトラムの信号に対しては必要ありません。

次のスペクトラムを求めることができます。

項目

振幅

演算式

PSD-MAG

対数振幅 PSD-LOGMAG

演算内容

PS-MAG/Δf(RECT 窓の場合 )

PS-MAG/1.5Δf(HANNING 窓の場合 )

10 × logPS-MAG/Δf(RECT 窓の場合 )

10 × logPS-MAG/1.5Δf(HANNING 窓の場合 )

対数振幅の基準値 (0dB):1Vrms

2

4-26

IM 701992-01

IM 701992-01

4.6 演算を使って測定する ( 演算機能付加版 )

クロススペクトラム (CS-REAL/CS-IMAG/CS-MAG/CS-LOGMAG/CS-PHASE)

クロススペクトラムは、2 つの信号から求めます。一方の信号のリニアスペクトラム (Gy)

と、他方の信号のリニアスペクトラム (Gx) の共役複素数 (Gx*) との積で求めます。

2 つの信号のリニアスペクトラムを

Gx = Rx + jIx

Gy = Ry + jIy

とすると、クロススペクトラム Gyx は、

Gyx = Gy × Gx*

= (Ry + jIy)(Rx - jIx) = Ryx + jIyx

ただし、Ryx = RyRx + IyIx

Iyx = RxIy - RyIx

次のスペクトラムが求められます。

項目

実部

演算式

CS-REAL

虚部

振幅

対数振幅

位相

CS-IMAG

CS-MAG

CS-LOGMAG

CS-PHASE

演算内容

直流成分

交流成分

直流成分

交流成分

直流成分

交流成分

直流成分

交流成分

Ryx

Ryx/2

Iyx

Iyx/2

(Ryx

2

(Ryx

2

+ Iyx

+ Iyx

2

2

)

10 × log( (Ryx

2 + Iyx 2 )/2) tan -1 (Iyx/Ryx)

) /2

10 × log (Ryx

2 + Iyx 2 )

伝達関数 (TF-REAL/TF-IMAG/TF-MAG/TF-LOGMAG/TF-PHASE)

伝達関数は、伝達系の入力と出力の周波数特性を表したものです。伝達関数は、各周波

数の出力リニアスペクトラム Gy と入力スペクトラム Gx の比として求めます。また、次

式より、伝達関数が入出力のクロススペクトラム Gyx と入力パワースペクトラム Gxx と

の比として定義できることが分かります。

伝達関数= Gy/Gx = (Gy × Gx*)/(Gx×Gx*) = Gyx/Gxx = (Ryx + jIyx)/(Rx 2 + Ix 2 )

次の伝達関数が求められます。

項目

実部

虚部

振幅

対数振幅

位相

演算式

TF-REAL

TF-IMAG

TF-MAG

TF-LOGMAG

TF-PHASE

演算内容

Ryx/(Rx

Iyx/(Rx

(Ryx

2

2

2 + Ix 2

+ Ix

2

+ Iyx

2

)

)

) /(Rx

2

+ Ix

2

)

20 × log (Ryx

2 +Iyx 2 ) /(Rx

2 tan -1 (Iyx/Ryx)

+ Ix

2

)

なお、伝達関数の振幅は、出力リニアスペクトラムと入力リニアスペクトラムとの振幅

比、位相は、互いの位相差を表します。

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

4-27

4.6 演算を使って測定する ( 演算機能付加版 )

コヒーレンス関数 (CH-MAG)

伝達系の入力信号により生じる出力パワーと全出力パワーとの比を表したものです。

コヒーレンス関数= Gyx × Gyx*/(Gxx×Gyy)

項目

振幅

演算式

CH-MAG

演算内容

(Ryx2 + Iyx2)/(Gxx × Gyy)

なお、出力信号が、すべて入力信号によるものならば、コヒーレンス関数は 1 になり、

比較が小さくなるにつれて 1 以下になります。つまり、コヒーレンス関数は、常に 0 ~

1 の値をとります。

Note

・ コヒーレンス関数は、1 回のデータ取り込みでは全周波数にわたって 1 になります。

・ 必ず演算波形の平滑化 ( アベレージング ) を行う必要があります。

FFT 演算点数

演算点数は、100 点、200 点、500 点、1000 点、2000 点、5000 点、10000 点、20000 点、

50000 点、100000 点、200000 点、500000 点、1000000 点、2000000 点の中から選択

できます。

時間窓について

時間窓は、矩形 ( レクタンギュラ ) 窓 / ハニング窓 / フラットトップ窓の選択が可能です。

矩形窓は衝撃波のように窓内で完全に減衰する過渡的な信号に対して有効です。ハニン

グ窓とフラットトップ窓は、窓の両端付近をなだらかに減衰させ両端を 0 レベルにし、

信号に連続性を持たせる窓で、連続的な信号に対して有効です。ハニング窓は、フラッ

トトップ窓と比較して周波数分解能が比較的高く、フラットトップ窓は、ハニング窓と

比較してスペクトラムのレベル確度が高いという特徴があります。解析対象が連続的な

信号の場合、このような特徴を考慮し、ハニング窓か、フラットトップ窓のどちらかを

選択してください。

正弦波

ウインドウ

矩形窓

T

パワースペクトラム

T

ハニング窓

T

T t

T

矩形窓

ハニング窓

フラットトップ窓

T

: W(t) =u(t)-u(t-T)  U(t) : ステップ関数

: W(t) =0.5-0.5cos(2π )

: W(t)

T sin{2π(1 -2t/T)}

2π(1 -2t/T)

4-28

IM 701992-01

4.7 波形画面に注釈を挿入する

操  作

・注釈の挿入

次の操作で注釈モードに入ります。

1.

の をクリックするか、表示 > 注釈の追加メニューで「注釈の種類」を選

択します。

注釈の種類は、テキスト、ΔT、ΔV、マーカー、Δ マーカー、波形パラメータ、

ヒストリ統計、サイクル統計の 8 種類あります。選択した注釈に応じて、ツール

バーや波形画面に示されるポインタのアイコンが変わります。詳細については、

次ページ以降の解説をご覧ください。

2.

選択した注釈に応じて、それぞれの操作をして注釈を挿入します。詳細について

は、次ページ以降の解説をご覧ください。

注釈モードに入っている状態で、ある注釈を選択しているとき、すでに挿入されてい

る別の種類の注釈をクリックすると、クリックした注釈の種類に変わります。

注釈の種類の選択 注釈の入力ボックス

表示される

ダイアログボックスで、

注釈のフォントや色を設定

挿入された注釈

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

IM 701992-01

右クリックでのポップアップメニューで注釈を挿入

上記の操作で注釈を選択しているとき、次の操作でポップアップメニューが表示されま

す。その中の新規作成メニューから「注釈の種類」を選択して、それぞれの注釈を画面

上に挿入できます。

・ 波形画面内で右クリックしたときのポップアップメニュー

右クリックすると、ポップアップメニューが表示されます。

「注釈の種類」を

テキスト、ΔT、ΔV、波形パラメータ、

ヒストリ統計、サイクル統計

から選択できます。

マーカーとΔマーカーは選択できません。

・ 波形上で右クリックしたときのポップアップメニュー

波形上にポインタを置くと、

その点の情報が表示されます。

右クリックすると、ポップアップメニューが

表示されます。

「注釈の種類」を

テキスト、ΔT、ΔV、マーカー、

波形パラメータ、ヒストリ統計、

サイクル統計

から選択できます。

Δ

マーカーは選択できません。

4-29

4.7 波形画面に注釈を挿入する

・注釈のコピー / 貼り付け

コピー対象の注釈をクリックして選択したあと、右クリックすると、前ページと同じ

ポップアップメニューが表示されるのでコピーを選択します。注釈を貼り付けたい位

置で右クリックして、表示されるポップアップメニューで貼り付けを選択します。

・注釈の編集

編集対象の注釈をクリックして選択したあと、右クリックすると、前ページと同じポッ

プアップメニューが表示されるので編集を選択します。それぞれの注釈に応じたダイ

アログボックスが表示されます。編集して、OK または適用をクリックします。

・注釈の削除

表示 > 注釈の削除 > 選択項目、または全ての項目を選択して、注釈を削除できます。

4-30

解  説

削除対象の注釈をクリックして選択したあと、Delete キーを押しても削除できます。

または、削除対象の注釈をクリックして選択したあと、右クリックすると、前ページ

と同じポップアップメニューが表示されるので削除を選択します。

・注釈の種類

注釈の種類は、テキスト、ΔT、ΔV、マーカー、Δ マーカー、波形パラメータ、ヒス

トリ統計、サイクル統計の 8 種類あります。

・ リンク注釈

・ ΔT、ΔV、マーカー、Δ マーカー、波形パラメータ、ヒストリ統計、サイクル統

計の各注釈は、すべて波形にリンクした注釈です。

・ テキスト注釈は、波形にリンクした注釈の場合、リンク線でつながれています。

・ 波形ごとに注釈を挿入できます。表示するグループを切り替えても、波形ごと

にリンクされています。

・ リンクなし注釈

リンク線でつながれていないテキスト注釈は、リンクなし注釈です。画面の大き

さに応じて、位置が相対的に移動します。

テキスト注釈の例

リンクなし注釈

リンク線 リンク注釈

・挿入可能な表示ウインドウ

・ テキスト、ΔT、ΔV の各注釈は、メイン波形表示ウインドウ / ズーム波形表示ウイ

ンドウ /XY 波形表示ウインドウに挿入できます。

IM 701992-01

IM 701992-01

4.7 波形画面に注釈を挿入する

・ 挿入可能な表示ウインドウ

・ テキスト、Δ T、Δ V の各注釈は、メイン波形表示ウインドウ / ズーム波形表示ウイ

ンドウ /XY 波形表示ウインドウに挿入できます。

・ マーカー、Δ マーカー、波形パラメータ、ヒストリ統計、サイクル統計の各注釈は、

メイン波形表示ウインドウ / ズーム波形表示ウインドウに挿入できます。

・ ロジック波形には、テキスト注釈だけを挿入できます。

Note

以下の場合、ズーム波形表示ウインドウに注釈を挿入できません。

・ メイン波形表示ウインドウとズーム波形表示ウインドウで表示されている波形が異なると

き (「チャネル設定を Main/Zoom で共有する」が OFF のとき )。

・ 波形を重ね描きしている場合、メイン波形表示ウインドウとズーム波形表示ウインドウの

アクティブ波形が異なるとき。

・テキスト ポインタのアイコン:

テキスト注釈を選択して波形画面内または波形上でダブルクリックすると、次の設定

ダイアログボックスが表示されます。注釈の表示書式を設定できます。

波形上でダブルクリックした場合は、波形とリンクした注釈を挿入できます。

フォントの種類や色を設定できます。

注釈の入力ボックス

注釈に枠を付けるときチェック

フォントの種類や色を設定できます。

任意の色を設定できます。

表示中の波形グループ

から色を選択できます。

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

表示例

文字サイズの変更

色を設定するポップアップメニューが

表示されます。

注釈の移動

リンク線

枠を付けた注釈

注釈を選択すると、枠が表示されます。

枠の四隅のいずれかをドラッグします。

注釈を選択してから、ドラッグします。

ズームしたりスケールを変更したとき

、リンク先が波形画面からはみ出した

場合、リンク線は消えます。

4-31

4.7 波形画面に注釈を挿入する

・ΔT ポインタのアイコン:

Δ

T注釈を選択して波形画面内で次のaまたはbの操作をすると、X軸値が表示されます。 a. 水平方向にドラッグします。 b. ダブルクリックすると、次の設定ダイアログボックスが表示されます。注釈のリン

ク先のトレース ( 波形 )、表示書式、矢印のスタイルなどを設定できます。

ダブルクリックして新規に表示される X 軸値の測定範囲は、2div 分です。

表示される値をプレビュー

(入力できません。)

注釈をリンクさせるトレース(波形)を選択

フォントの種類と枠を設定

(4-31ページ参照)

表示方式と小数点桁数を設定

(3.2節参照、ただし選択肢に「指数」はあり

ません。)

矢印の太さを選択

矢印の先端を通過する補助線を表示、

補助線の太さを選択

縦カーソル間にΔT注釈を表示

値を表示しない

表示例

補助線付きのΔT注釈

補助線

縦カーソル間のΔT注釈

縦カーソル

4-32

Δ

T注釈の移動 矢印の伸縮

矢印を選択してから、ドラッグします。

値だけを移動するときは、テキスト注

釈と同じ操作で移動できます。

波形画面から矢印がはみ出した場合

矢印先端を選択してから、ドラッグします。

矢印の長さに応じて値が更新されます。

ズームしたりスケールを変更したとき、矢印が波形

画面からはみ出した場合、値は表示されません。

文字サイズの変更

テキスト注釈と同じ操作です。

IM 701992-01

4.7 波形画面に注釈を挿入する

・ΔV ポインタのアイコン:

Δ V注釈を選択して波形画面内で次のaまたはbの操作をすると、Y軸値が表示されます。 a. 垂直方向にドラッグします。 b. ダブルクリックすると、次の設定ダイアログボックスが表示されます。注釈のリン

ク先のトレース ( 波形 )、表示書式、矢印のスタイルなどを設定できます。

ダブルクリックして新規に表示される Y 軸値の測定範囲は、2div 分です。

表示される値をプレビュー

(入力できません。)

注釈をリンクさせるトレース(波形)を選択

フォントの種類と枠を設定

(4-31ページ参照)

表示方式と小数点桁数を設定

(3.2節参照)

矢印の太さを選択

矢印の先端を通過する補助線表示

補助線の太さを選択

横カーソル間にΔV注釈を表示

値を表示しない

表示例

補助線付きのΔV注釈

補助線

横カーソル間のΔV注釈

横カーソル

Δ

V注釈の移動 矢印の伸縮

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2

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矢印を選択してから、ドラッグします。

値だけを移動するときは、テキスト注

釈と同じ操作で移動できます。

波形を縦方向にズームした場合

矢印先端を選択してから、ドラッグします。

矢印の長さに応じて値が更新されます。

文字サイズの変更

テキスト注釈と同じ操作です。

ズームしても,矢印の長さは変わりません。

ズーム率に応じて値が更新されます。

IM 701992-01

4-33

4.7 波形画面に注釈を挿入する

・マーカー ポインタのアイコン:

マーカー注釈では、ダブルクリックした点のトレース、X 軸値、Y 軸値を表示します。

マーカー注釈を選択して波形上でダブルクリックすると、次の設定ダイアログボッス

が表示されます。

・ 注釈のリンク先のトレース ( 波形 )、フォーマット、マーカーの形状などを設定で

きます。

・ マーカーの形状は 4 種類あります。マーカー注釈を挿入するたびに、前回と異な

る形状が使用されます。

表示される注釈をプレビュー

(入力できません。)

注釈をリンクさせるトレース(波形)を選択

表示項目を選択

マーカーの形状と大きさを選択

フォントの種類と枠を設定

(4-31ページ参照)

Y軸値(縦軸)とX軸値(横軸)の表示方式と

小数点桁数を設定

(3.2節参照)

表示例

マーカー

トレース X軸値 Y軸値

マーカーの移動 注釈の移動

マーカーを選択してから、ドラッグし

ます。マーカーだけが移動します。

マーカーの移動先に応じて値が更新

されます。

文字サイズの変更

テキスト注釈と同じ操作です。

リンク線

注釈を選択してから、ドラッグします。注釈だけ

が移動します。

ズームしたりスケールを変更したとき、リンク先

が波形画面からはみ出した場合、リンク線は消

えます。

4-34

IM 701992-01

4.7 波形画面に注釈を挿入する

・Δ マーカー ポインタのアイコン:

Δ マーカー注釈では、2 つのマーカー間の ΔT 注釈 (X 軸値 ) と ΔV 注釈 (Y 軸値 ) を表

示します。

・ Δ マーカー注釈を選択して波形上の任意の 2 点をつなぐようにドラッグすると、2

つのマーカー間の ΔT 注釈と ΔV 注釈が表示されます。

・ 異なるトレース ( 波形 ) 間では、Δ マーカー注釈のうち ΔT 注釈だけを表示します。

波形上をクリック ドラッグ 波形上にドロップ

マーカー1

Δ

V注釈

矢印

マーカー2

Δ T注釈

注釈上でダブルクリックすると、次の設定ダイアログボックスが表示されます。

・ マーカーについては、対象トレース ( 波形 )、マーカーの形状などの設定ができます。

・ マーカーの形状は 4 種類あります。マーカー注釈を挿入するたびに、前回と異な

る形状が使用されます。

・ ΔT 注釈と ΔV 注釈については、表示書式、矢印のスタイルなどを設定できます。

Δ

T タブと ΔV タブをクリックして、切り替えて設定してください。

各マーカーの対象トレース(波形)を

選択

マーカーの形状と大きさを選択

対になるマーカー1とマーカー2の形状と

大きさは同じです。

Δ マーカー注釈で表示するΔT注釈とΔV注釈

の各種設定

前ページの各注釈の説明をご覧ください。

・ 「矢印を表示する」のチェックをはずすと、

その注釈の矢印と値が表示されません。

・ 前ページのΔT注釈やΔV注釈のような

カーソルリンクと値非表示の項目はあり

ません。

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IM 701992-01

4-35

4.7 波形画面に注釈を挿入する

表示例

補助線付きのΔマーカー注釈 マーカーの移動

補助線

Δ T注釈の移動

マーカー2

マーカーを選択してから、ドラッグします。

マーカーの移動先に応じて、矢印の長さ、

値、補助線が更新されます。

矢印の伸縮(ΔT注釈だけ)

Δ T注釈の矢印を選択してから、ド

ラッグします。値だけを移動するとき

は、テキスト注釈と同じ操作で移動

Δ

V注釈の移動

矢印先端を選択してから、ドラッグします。

矢印の長さに応じて、マーカーが移動し値が

更新されます。

Δ

V注釈の矢印を選択してから、ドラッグします。値だけを移動

するときは、テキスト注釈と同じ操作で移動できます。

波形画面から矢印がはみ出した場合

Δ マーカー注釈では、ズームしたりスケールを変更した場合、

Δ T注釈やΔV注釈の矢印が波形画面からはみ出したとき、値は表示されません。

文字サイズの変更

テキスト注釈と同じ操作です。

4-36

IM 701992-01

4.7 波形画面に注釈を挿入する

・波形パラメータ ポインタのアイコン:

波形パラメータ注釈を選択して波形画面内で次の a または b の操作をすると、波形パ

ラメータの測定値が表示されます。 a. 水平方向にドラッグします。

b. ダブルクリックすると、次の設定ダイアログボックスが表示されます。測定項目、

注釈のリンク先のトレース ( 波形 )、表示書式、矢印のスタイルなどを設定できます。

ダブルクリックして新規に表示される波形パラメータの測定範囲は、2div 分です。

注釈をリンクさせる

トレース(波形)を選択

横方向への表示項目数(列数)を

選択

波形パラメータ注釈で表示される

文字や矢印の各種設定

前ページのΔT注釈やΔV注釈の説

明をご覧ください。

・ 「縦軸パラメータ」では、縦軸方

向の波形パラメータの表示方式

と小数点桁数を設定します。

「横軸パラメータ」では、横軸方

向の波形パラメータの表示方式

と小数点桁数を設定します。

・ ΔT注釈やΔV注釈のようなカー

ソルリンクと値非表示の項目は

ありません。

測定項目Int1XYとInt2XYは選択できません。

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4-37

4.7 波形画面に注釈を挿入する

表示例

補助線付きの波形パラメータ注釈

補助線

矢印の伸縮

矢印先端を選択してから、ドラッグします。

矢印の長さに応じて、値が更新されます。

波形パラメータ注釈の移動

縦方向に移動を始めると、移動方向

を示すマークが になります。

波形パラメータ注釈の矢印を選択

してから、ドラッグします。

値だけを移動するときは、テキスト

注釈と同じ操作で移動できます。

横方向に移動を始めると、移動方向

を示すマークが  になります。

移動先の測定範囲に応じて値が更新

されます。

波形画面から矢印がはみ出した場合

ズームしたりスケールを変更したとき、矢印が波形画面からはみ出した場合、

値は表示されません。

文字サイズの変更

テキスト注釈と同じ操作です。

Note

注釈挿入ポインタで、挿入された注釈をクリックすると、注釈が白い表示に変わり、注釈範囲

にディスタルライン、メシアルライン、プロキシマルラインが表示されます。ディスタルライ

ン、メシアルライン、プロキシマルラインを移動することにより、設定値を変更できます。

4-38

IM 701992-01

4.7 波形画面に注釈を挿入する

・ヒストリ統計 ポインタのアイコン:

ヒストリ統計注釈を選択して波形画面内で次の a または b の操作をすると、ヒストリ

統計の測定値が表示されます。 a. 水平方向にドラッグします。

3

b. ダブルクリックすると、次の設定ダイアログボックスが表示されます。測定項目、

注釈のリンク先のトレース ( 波形 )、表示書式、矢印のスタイルなどを設定できます。

ダブルクリックして新規に表示されるヒストリ統計の測定範囲は、2div 分です。

注釈をリンクさせる

トレース(波形)を選択

横方向への表示項目数(列数)を

選択

注釈にヒストグラムを表示するとき

は、チェックボックスをチェック

ヒストグラムのY軸をLinearで

表示するか、Logで表示するか

を選択

測定項目Int1XYとInt2XYは選択できません。

ヒストリ統計注釈で表示される文字

や矢印の各種設定

前ページのΔT注釈やΔV注釈の説

明をご覧ください。

・ 「縦軸パラメータ」では、縦軸方

向の波形パラメータの表示方式

と小数点桁数を設定します。

「横軸パラメータ」では、横軸方

向の波形パラメータの表示方式

と小数点桁数を設定します。

・ ΔT注釈やΔV注釈のようなカー

ソルリンクと値非表示の項目は

ありません。

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4-39

4.7 波形画面に注釈を挿入する

表示例

補助線付きのヒストリ統計注釈

▼マークをクリックすると、

ヒストリ一覧を表示

補助線

矢印の伸縮、ヒストリ統計注釈の移動

波形パラメータ注釈の矢印の伸縮、移動と同じです。

波形画面から矢印がはみ出した場合

ズームしたりスケールを変更したとき、矢印が波形画面からはみ出した場合、

値は表示されません。

文字サイズの変更

テキスト注釈と同じ操作です。

Note

・ 注釈処理のキャンセル

注釈処理を実行中は、ステータスバーにキャンセルボタンとプログレスバーが表示されます。

キャンセルボタンをクリックすると、注釈処理を中断できます。

注釈処理を中断すると、波形表示ウインドウには注釈の範囲を示す矢印だけが表示され、値

は表示されません。

・ 注釈挿入ポインタで、挿入された注釈をクリックすると、注釈が白い表示に変わり、注釈

範囲にディスタルライン、メシアルライン、プロキシマルラインが表示されます。ディス

タルライン、メシアルライン、プロキシマルラインを移動することにより、設定値を変更

できます。

4-40

IM 701992-01

4.7 波形画面に注釈を挿入する

・サイクル統計 ポインタのアイコン:

サイクル統計注釈を選択して波形画面内で次の a または b の操作をすると、サイクル

統計の測定値が表示されます。 a. 水平方向にドラッグします。

3

b. ダブルクリックすると、次の設定ダイアログボックスが表示されます。測定項目、

注釈のリンク先のトレース ( 波形 )、表示書式、矢印のスタイルなどを設定できます。

ダブルクリックして新規に表示されるサイクル統計の測定範囲は、2div 分です。

サイクル統計の

基準となるトレースを選択

注釈をリンクさせる

トレース(波形)を選択

横方向への表示項目数(列数)を

選択

注釈にヒストグラムを表示する

ときは、チェックボックスをチェック

ヒストグラムのY軸をLinearで

表示するか、Logで表示するか

を選択

サイクル統計注釈で表示される

文字や矢印の各種設定

前ページのΔT注釈やΔV注釈の

説明をご覧ください。

・ 「縦軸パラメータ」では、縦軸方

向の波形パラメータの表示方

式と小数点桁数を設定します。

「横軸パラメータ」では、横軸方

向の波形パラメータの表示方

式と小数点桁数を設定します。

測定項目Int1XYとInt2XYは選択できません。

・ ΔT注釈やΔV注釈のようなカー

ソルリンクと値非表示の項目

はありません。

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4-41

4.7 波形画面に注釈を挿入する

表示例

補助線付きのサイクル統計注釈

▼マークをクリックすると、

サイクル一覧を表示

補助線

矢印の伸縮、サイクル統計注釈の移動

波形パラメータ注釈の矢印の伸縮、移動と同じです。

波形画面から矢印がはみ出した場合

ズームしたりスケールを変更したとき、矢印が波形画面からはみ出した場合、

値は表示されません。

文字サイズの変更

テキスト注釈と同じ操作です。

Note

・ 注釈処理のキャンセル

注釈処理を実行中は、ステータスバーにキャンセルボタンとプログレスバーが表示されます。

キャンセルボタンをクリックすると、注釈処理を中断できます。

注釈処理を中断すると、波形表示ウインドウには注釈の範囲を示す矢印だけが表示され、値

は表示されません。

・ 注釈挿入ポインタで、挿入された注釈をクリックすると、注釈が白い表示に変わり、注釈

範囲にディスタルライン、メシアルライン、プロキシマルラインが表示されます。ディス

タルライン、メシアルライン、プロキシマルラインを移動することにより、設定値を変更

できます。

・注釈のコピー / 貼り付け

注釈または画面上にポインタを置いて、右クリックすると次の操作ができます。

操作

新規作成

削除

コピー

貼り付け

編集

注釈にポイント時

×

×

画面上にポイント時

×

×

×

4-42

IM 701992-01

4.8 波形画面をクリップボードに転送する

操  作

・クリップボードに転送

をクリックすると、表示されているビューアウインドウが画像データとしてク

リップボードに転送されます。対応するアプリケーションで貼り付けを実行すると、

転送した画像データを貼り付けることができます。

クリップボードへ転送

Note

表示器の表示範囲外の部分は転送されません。

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4-43

第 5 章 データの保存/データ形式の変換

5.1 波形データを保存する

操  作

・バイナリファイルで保存

をクリックするか、ファイル > 名前を付けて保存を選択すると、ファイル保存

のダイアログボックスが表示されます。保存する場所とファイル名を設定後、ファイ

ルの種類で横河測定波形ファイル ( * .wvf) を選択してコメントや必要なオプション

を設定、保存をクリックします。オプションを設定する場合は、詳細設定をクリック

してください。

ファイルの保存先を選択

ファイル名を入力

横河測定波形ファイル

(*.wvf)を選択

コメント文字列を入力

保存する波形を選択

データ設定の

オプションを選択

保存した WVF ファイルは、計測器本体 * ではロードできません。

* DL シリーズ、SL1400、SL1000

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5.1 波形データを保存する

・アスキーファイルで保存

をクリックするか、ファイル > 名前を付けて保存を選択すると、ファイル保存

のダイアログボックスが表示されます。保存する場所とファイル名を設定後、ファイ

ルの種類でアスキーファイル ( * .csv) を選択して必要なオプションを設定、保存を

クリックします。オプションを設定する場合は、詳細設定をクリックしてください。

ファイルの保存先を選択

ファイル名を入力

アスキーファイル

(*.csv)を選択

保存する波形を選択

データ設定の

オプションを選択

ファイル設定の

オプションを選択

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5.1 波形データを保存する

・エクセルファイルで保存

をクリックするか、ファイル > 名前を付けて保存を選択すると、ファイル保存

のダイアログボックスが表示されます。保存する場所とファイル名を設定後、ファイ

ルの種類でエクセルファイル ( * .xls) を選択して必要なオプションを設定、保存をク

リックします。オプションを設定する場合は、詳細設定をクリックしてください。

ファイルの保存先を選択

ファイル名を入力

エクセルファイル

(*.xls)を選択

保存する波形を選択

データ設定の

オプションを選択

ファイル設定の

オプションを選択

・ 浮動小数点ファイルで保存

1.60 以降の製品では、波形データを浮動小数点ファイルで保存できます。

をクリックするか、ファイル > 名前を付けて保存を選択すると、ファイル保存

のダイアログボックスが表示されます。保存する場所とファイル名を設定後、ファイ

ルの種類で浮動小数点ファイル ( * .fld) を選択して必要なオプションを設定、保存を

クリックします。オプションを設定する場合は、詳細設定をクリックしてください。

浮動小数点ファイルの保存形式

表示されている波形データを FLD ファイル ( 単精度浮動小数点フォーマット ) で保存

できます。

FLD ファイルは、MATLAB などの汎用解析ソフトウエアで読み込むことができます。

浮動小数点ファイルの保存オプション

波形データを FLD 形式で保存する場合、保存する波形の選択以外にも、次のオプショ

ンを設定できます。

・ データの保存範囲:全点、ズーム範囲、カーソル範囲から選択

・ 圧縮の有無と方式:しない、PP 圧縮、単純間引きから選択

・ 圧縮率:圧縮保存を選択した場合に圧縮率を設定

5、10、20、50、100、200、500、1000、2000、5000、10000 から選択

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5.1 波形データを保存する

解  説

・バイナリファイルの保存形式

表示されている波形データを、WVF 形式 ( 当社オリジナルフォーマット ) で保存しま

す。保存されるデータは、アクティブ波形とヒストリウインドウでチェックされてい

るブロックのデータです。

・バイナリファイルの保存オプション

波形データを WVF 形式で保存する場合、保存する波形の選択以外にも、次のオプショ

ンを設定できます。

・ データの保存範囲:全点、ズーム範囲、カーソル範囲から選択

・ 圧縮の有無と方式:しない、PP 圧縮、単純間引きから選択

・ 圧縮率:圧縮保存を選択した場合に圧縮率を設定

5、10、20、50、100、200、500、1000、2000、5000、10000 から選択

・アスキーファイルの保存形式

表示されている波形データを、CSV 形式で保存します。

Note

・ ブロック分割された波形データを CSV 形式のアスキーデータで保存するときは、着目ブロッ

クの 1 ブロックの波形データだけが保存されます。

・ WVF または CSV 形式でデータを保存するとき、ファイルサイズが 2GB を超えると保存でき

ません。

・アスキーファイルの保存オプション

波形データを CSV 形式で保存する場合、保存する波形の選択以外にも、次のオプショ

ンを設定できます。

データ設定

・ データの保存範囲:全点、ズーム範囲、カーソル範囲から選択

・ 圧縮の有無と方式:しない、PP 圧縮、単純間引きから選択

・ 圧縮率:圧縮保存を選択した場合に圧縮率を設定 5、10、20、50、100、200、

500、1000、2000、5000、10000 から選択

ファイル設定

・ ヘッダの有無:ヘッダをつける / つけないを選択

・ 時間軸情報の有無:時間軸情報の要 / 不要を選択

・ 相対時間 / 絶対時間:相対時間 / 絶対時間の選択 ( 時間軸情報にチェックをしたと

きに有効 )

相対時間: トリガポジションを基準に測定時間を相対値で表示します。画面のト

リガポジションより左側を負の時間、右側を正の時間として表示・保存

します。

例:-0.00499984、0( トリガポジション )、0.00499984

絶対時間: 測定した時刻 ( 実時刻 ) で表示・保存します。年 / 月 / 日 時 : 分 : 秒

例: 2007/07/07 18:03:47.4750002、2007/07/07 18:03:47.48、  

2007/07/07 18:03:47.4849998

・エクセルファイルの保存形式

表示されている波形データを、XLS 形式で保存します。

5-4

IM 701992-01

IM 701992-01

5.1 波形データを保存する

・エクセルファイルの保存オプション

波形データを XLS 形式で保存する場合、保存する波形の選択以外にも、次のオプショ

ンを設定できます。

データ設定

・ データの保存範囲:全点、ズーム範囲、カーソル範囲から選択

・ 圧縮の有無と方式:しない、PP 圧縮、単純間引きから選択

・ 圧縮率:圧縮保存を選択した場合に圧縮率を設定 5、10、20、50、100、200、

500、1000、2000、5000、10000 から選択

ファイル設定

・ ヘッダの有無:ヘッダをつける / つけないを選択

・ 時間軸情報の有無:時間軸情報の要 / 不要を選択

Note

ブロック分割された波形データをエクセルファイルで保存するときは、着目ブロックの 1

ブロックの波形データだけが保存されます。

・ファイル名

次のファイル名は使用できません。

AUX、CON、PRN、NUL、CLOCK、COM0 ~ COM9、LPT0 ~ LPT9 の保存/データ形

式の変換

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5.2 波形データを Excel に転送する

操  作

・波形データの Excel 転送

をクリックするか、ファイル > 名前を付けて保存を選択すると、ファイル保存の

ダイアログボックスが表示されます。ファイルの種類でエクセル転送 (*) を選択して

必要なオプションを設定、保存をクリックします。オプションを設定する場合は、詳

細設定をクリックしてください。

設定不要

5-6

解  説

ファイル名は固定

エクセル転送(*)

を選択

保存する波形を選択

データ設定の

オプションを選択

ファイル設定の

オプションを選択

・Excel 連携保存

Excel 転送では、表示されている波形データを、直接 Excel のシートに書き出します。

保存をクリックすると自動的に Excel が起動し、オプションの設定内容に従って波形

データが Excel のシート上に配置されます。

Note

・ 測定チャネル数が多いと、動作環境によっては、Excel への転送に長時間かかることがあり

ます。その場合は、一度 CSV 形式のアスキーファイルで保存し、そのファイルを Excel で読

み込んでください。

・ 転送されたデータをマウス操作で閉じてしまうと、続けて Excel 連携保存をした際に正常に

動作しなくなります。転送されたデータを閉じたあと、再度 Excel 連携保存する場合は、一

度本ソフトウエアを終了してから、改めて上記の操作を行ってください。

・ 測定値が測定レンジをオーバーしたときや、演算波形のデータサイズが測定波形のサイズより小

「65535」という数値がセルに書き込まれます。

● Excel 転送オプション

波形データを Excel に転送する場合、転送する波形の選択以外にも、次のオプション

を設定できます。

データ設定

・ データの転送範囲:全点、ズーム範囲、カーソル範囲から選択

・ 圧縮の有無と方式:しない、PP 圧縮、単純間引きから選択

・ 圧縮率:圧縮保存を選択した場合に圧縮率を設定 5、10、20、50、100、200、

500、1000、2000、5000、10000 から選択

ファイル設定

・ ヘッダの有無:ヘッダをつける / つけないを選択

・ 時間軸情報の有無:時間軸情報の要 / 不要を選択

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5.3 画面データを保存する

操  作

・表示画面の保存

をクリックするか、ファイル > 名前を付けて保存を選択すると、ファイル保存

のダイアログボックスが表示されます。保存する場所とファイル名を設定後、ファイ

ルの種類で画像ファイルを選択して保存をクリックします。

ファイルの保存先を選択

解  説

コメント文字列を

入力

ファイル名を入力

画像ファイル

(*.bmp)または

画像ファイル

(*.png)を選択

・画像ファイルの保存形式変換

表示されているビューアウインドウを、BMP 形式または PNG 形式の画像データとし

て保存します。保存時にはコメントを入力することができ、1 行分だけがイメージデー

タで保存されます。

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5.4 波形パラメータの自動測定値を保存する

操  作

・自動測定値の保存

をクリックするか、ファイル > 名前を付けて保存を選択すると、ファイル保存

のダイアログボックスが表示されます。保存する場所とファイル名を設定後、ファイ

ルの種類で波形パラメータ ( * .csv) を選択して保存をクリックします。

ファイルの保存先を選択

ファイル名を入力

波形パラメータ

(*.csv)を選択

解  説

・保存形式

設定した波形パラメータ、ヒストリ統計、サイクル統計による自動測定値 ( 測定結果

画面に表示されている測定値 ) を、CSV 形式で保存します。

・保存データ

自動測定値として、以下のデータが保存されます。

・ ヒストリウインドウで選択されているブロックの測定結果

・ チャネル設定でカーソル表示が ON になっているトレースの測定結果

IM 701992-01

5.5 表示条件データを保存する

操  作

解  説

・画面表示条件の保存

をクリックするか、ファイル > 名前を付けて保存を選択すると、ファイル保存

のダイアログボックスが表示されます。保存する場所とファイル名を設定後、ファイ

ルの種類で設定情報 ( * .xml) を選択して保存をクリックします。

ファイルの保存先を選択

コメント文字列を

入力

ファイル名を入力

設定情報(*.xml)

を選択

8

・保存形式

表示しているビューアウインドウで設定した表示条件を、XML 形式で保存します。

保存時には、コメントも入力できます。保存したファイルを読み込むと、読み込んだ

設定情報ファイルに保存されている条件で画面が表示されます。

・表示条件データの自動保存

ソフトウエアバージョン Ver1.34 以降の製品では、波形データ解析終了時に、対応す

る表示条件データを自動的に保存します。次回から波形データ読み込み時に、対応す

る表示条件データを自動的に読み込みます。

Note

表示条件データの自動保存には、MD5 アルゴリズム (RSA Data Security, Inc. MD5 Message

Digest Algorithm) を使用しています。

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操  作

1.

ビューアウインドウを閉じます。

2.

Xviewer ツールバーからツール >CSV 一括変換を選択すると、CSV 一括変換ダイア

ログボックスが表示されます。

3.

変換するファイル (WVF、WDF ファイル )*、オプションを選択し、保存をクリック

します。フォルダの参照ダイアログボックスが表示されます。

* 変換する WVF、WDF ファイルは、1 つまたは複数のファイルを選択できます。

複数のファイルを選択するには、Ctrl キーを押しながら選択するファイルをクリッ

クします。複数のファイルを選択したときは、一括して CSV ファイルに変換され

ます。

複数のファイルを選択したときの例

対象ファイルを

選択

データ設定のオプションを選択 ファイル設定のオプションを選択

4.

保存先フォルダを選択し、OK をクリックします。選択したフォルダに、変換され

た CSV ファイルが保存されます。

変換後のファイル名は拡張子が csv になるだけです。

保存先フォルダを選択

新しいフォルダを作成するときに選択

5-10

IM 701992-01

解  説

5.6 複数の波形データファイルを CSV ファイルに変換する

・オプションの設定

波形データを CSV 形式に変換するときに、CSV フォーマットのオプションを設定で

きます。設定できるオプションは、次の 2 とおりです。

データ設定

・ 圧縮の有無と方式:しない、PP 圧縮、単純間引きから選択

・ 圧縮率:圧縮保存を選択した場合に圧縮率を設定 5、10、20、50、100、200、

500、1000、2000、5000、10000 から選択

・ ヒストリごとのファイル分割の有無:分割しない / 分割するの選択

ファイル設定

・ ヘッダの有無:ヘッダをつける / つけないを選択

・ 時間軸情報の有無:時間軸情報の要 / 不要を選択

・ 相対時間 / 絶対時間:相対時間 / 絶対時間の選択 ( 時間軸情報にチェックをしたと

きに有効 )

相対時間: トリガポジションを基準に測定時間を相対値で表示します。画面のトリガ

ポジションより左側を負の時間、右側を正の時間として表示・保存します。

例:-0.00499984、0( トリガポジション )、0.00499984

絶対時間: 測定した時刻 ( 実時刻 ) で表示・保存します。

年 / 月 / 日 時 : 分 : 秒

例:2007/07/07 18:03:47.4750002、2007/07/07 18:03:47.48、

2007/07/07 18:03:47.4849998 保存/

・複数レコードの展開

CH1-Record1-data001, CH2-Record1-data001

CH1-Record1-data002, CH2-Record1-data002

CH1-Record1-data003, CH2-Record1-data003

CH1-Record1-data100, CH2-Record1-data100

CH1-Record2-data001, CH2-Record2-data001

CH1-Record2-data002, CH2-Record2-data002

CH1-Record2-data003, CH2-Record2-data003

CH1-Record2-data100, CH2-Record2-data100

CH1-Record3-data001, CH2-Record3-data001

CH1-Record3-data002, CH2-Record3-data002

CH1-Record3-data003, CH2-Record3-data003

CH1-Record3-data100, CH2-Record3-data100

Note

CSV 形式でデータを保存するとき、ファイルサイズが 2GB を超えると保存できません。

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5.7 WDF ファイルを WVF ファイルに変換する

操  作

1.

ビューアウインドウを閉じます。

2.

Xviewer ツールバーからツール >WVF 一括変換を選択すると、WVF 一括変換ダイア

ログボックスが表示されます。

3.

変換する WDF ファイル *、オプションを選択し、保存をクリックします。フォルダ

の参照ダイアログボックスが表示されます。

* 変換する WDF ファイルは、1 つまたは複数のファイルを選択できます。複数のファ

イルを選択するには、Ctrl キーを押しながら選択するファイルをクリックします。

複数のファイルを選択したときは、一括して WVF ファイルに変換されます。

複数のファイルを選択したときの例

対象ファイルを

選択

データ設定のオプションを選択

4.

保存先フォルダを選択し、OK をクリックします。選択したフォルダに、変換され

た WVF ファイルが保存されます。変換後のファイル名は拡張子が wvf になるだけ

です。変換した WVF ファイルは、計測器本体ではロードできません。

保存先フォルダを選択

新しいフォルダを作成するときに選択

5-12

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解  説

5.7 WDF ファイルを WVF ファイルに変換する

オプションの設定

波形データ WDF ファイルを WVF 形式に変換するときに、WVF フォーマットのオプ

ションを設定できます。

データ設定

・ 圧縮の有無と方式:しない、PP 圧縮、単純間引きから選択

・ 圧縮率:圧縮保存を選択した場合に圧縮率を設定

5、10、20、50、100、200、500、1000、2000、5000、10000 から選択

Note

WVF 形式でデータを保存するとき、ファイルサイズが 2GB を超えると保存できません。

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5.8 WDF/WVF ファイルを FLD ファイルに変換する

操  作

1.

ビューアウインドウを閉じます。

2.

Xviewer ツールバーからツール > FLD 一括変換を選択すると、FLD 一括変換ダイア

ログボックスが表示されます。

3.

変換する WDF/WVF ファイル *、オプションを選択し、保存をクリックします。フォ

ルダの参照ダイアログボックスが表示されます。

* 変換する WDF/WVF ファイルは、1 つまたは複数のファイルを選択できます。

複数のファイルを選択するには、Ctrl キーを押しながら選択するファイルをクリック

します。複数のファイルを選択したときは、一括して FLD ファイルに変換されます。

4.

保存先フォルダを選択し、OK をクリックします。選択したフォルダに、変換され

た FDL ファイルが保存されます。

変換後のファイル名は拡張子が fld になるだけです。

変換した FLD ファイルは、計測器本体ではロードできません。

解  説

オプションの設定

波形データ WDF ファイルを FLD 形式に変換するときに、FLD フォーマットのオプショ

ンを設定できます。

データ設定

・ 圧縮の有無と方式:しない、PP 圧縮、単純間引きから選択

・ 圧縮率:圧縮保存を選択した場合に圧縮率を設定

5、10、20、50、100、200、500、1000、2000、5000、10000 から選択

Note

・ FLD 形式でデータを保存するとき、ファイルサイズが 2GB を超えると保存できません。

・ FLD ファイルは単精度浮動小数点フォーマットのファイルです。MATLAB などの汎用解析

ソフトウエアで読み込むことができます。

5-14

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第 6 章 表示波形の印刷

6.1 プリンタを設定する

操  作

・プリンタの設定

ファイル > プリンタの設定を選択すると、プリンタの設定ダイアログボックスが表

示されます。ダイアログボックスでプリンタの選択 / 用紙の選択 / 印刷の向きなどを

設定し、OK をクリックします。

プリンタを選択 プリンタのプロパティを設定

解  説

用紙のサイズと給紙方法を選択

ネットワークプリンタの設定

印刷の向きを選択

プリンタ設定は、ご使用のシステム環境に従って設定してください。

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6.2 表示波形を印刷する

操  作

・プリンタの書式

ファイル > プリンタの書式を選択すると、プリンタの書式ダイアログボックスが表

示されます。印刷時の条件として、コメントやヘッダ、フッタの文字列、プリントモー

ドを設定し、OK をクリックします。

コメント印字のON/OFF コメントの文字列を入力

ヘッダの文字列

を入力

フッタの文字列を

入力

背景を白で印刷する

ときにチェック

プリントモードを選択

印刷プレビューを

表示

LONG選択時の

ウインドウ数を選択

・印刷の実行

をクリックすると、印刷ダイアログボックスが表示されます。OK をクリックす

ると、プリンタの書式で設定した条件で印刷が実行されます。

印刷 印刷ダイアログボックス

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解  説

6.2 表示波形を印刷する

・入力可能な書式

印刷時に出力できる内容として、次の書式を設定できます。

・ コメント:コメント文字列 ( 画面に続いて印字されます。)

・ ヘッダ:印刷ページのヘッダ

・ フッタ:印刷ページのフッタ

・プリントモード

PRINT MODE では、次の項目を選択します。

・ DISPLAY:画面のイメージ印刷モード

・ LONG: 画面全体 ( メイン波形表示ウインドウ ) をズーム波形表示ウインドウで指

定したズーム率で印刷します。( 画面全体を左端からズーム波形表示ウイ

ンドウの大きさに区切って印刷します。この 1 つの区切りをウインドウ *

とよびます。)1 ページに印刷されるウインドウ数を「WINDOW/PAGE」で

1 ~ 10 の範囲から設定します。

* 印刷されるウインドウ数は、( メイン波形表示ウインドウの画面表示点数 )/( ズーム波形

表示ウインドウの画面表示点数 )、または、( その商 ) + 1 になります。

・印刷プレビュー

プレビューをクリックするか、ファイル > 印刷プレビューを選択すると、ビュー

アウ表示インドウが印刷のプレビュー画面に切り替わります。この画面で、印刷

する前に印刷の波形レイアウトを見ることができます。そのまま印刷するときは、

印刷をクリックします。

・印刷例

プリントモードDISPLAYの場合

プリントモードLONGの場合

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6.2 表示波形を印刷する

・印刷時の背景

印刷時の背景色を選択します。

・ チェックする:背景を白にして印刷します。

・ チェックしない:画面に表示された背景色で印刷します。

・印刷例

画面に表示されたとおりに印刷した場合

背景を白にして印刷した場合

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第 7 章 レポート機能

7.1 レポート機能 (Xreport) を使う

操  作

・レポート機能の起動

ビューアウインドウに波形が表示されているときに、ファイル > レポートを作成を

選択します。次のような Xreport ウインドウが表示されます。

ツールバー

ウインドウイメージエレメント

テキストエレメント

イメージエレメント

各項目の表示/編集フィールド

ヘッダ

作成者 日付

エレメント属性

基本情報

コメント

フッタ

レイアウトビュー

レポートリスト

測定結果エレメント

ウインドウイメージエレメント (FFT)

レポートファイルを開く (7.3 節)

レポートファイルを保存 (7.3 節)

レポートファイルを削除 (7.3 節)

印刷方向を縦にする (7.4 節)

印刷方向を横にする (7.4 節)

印刷を実行(7.4 節)

印刷プレビュー (7.4 節)

各項目の表示/編集フィールド

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オプション (7.2 節)

エレメントを最背面に移動 (7.2 節)

エレメントを最前面に移動 (7.2 節)

エレメントを削除 (7.2 節)

エレメントを追加 (7.2 節)

編集モードにする (7.2 節)

編集をやり直す (7.2 節)

編集を元へ戻す(7.2 節)

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7.1 レポート機能 (Xreport) を使う

解  説

・レポート機能の起動

レポート機能を起動すると、Xreport ウインドウが表示され、ビューアウインドウに

表示されていた波形が表示されます。

・Xreport ウインドウ

Xreport ウインドウは、次の 4 つの項目で構成されています。

・ レポートリスト:レイアウトイメージ付のレポートファイルを一覧表示

・ レイアウトビュー:波形や測定結果などのエレメントを表示

・ エレメント属性:各エレメントの属性を表示 / 編集

・ 基本情報:ヘッダ / フッタ / 作成者 / 日付 / コメントを表示 / 編集

・レポートリスト

以下のフォルダに保存されているレポートファイルをレイアウトイメージ付きで一覧

表示します。

Xviewer をインストールしたフォルダ > Report フォルダ

( デフォルトは、C:¥Program Files¥Yokogawa¥Xviewer¥Report)

レポートファイルには、レイアウトビューに配置する各エレメントの位置情報 / 属性、

基本情報が保存されています。レポートリスト上で選択したレポートファイルの設定

が、レイアウトビューにレイアウトされます。なお、デフォルトで Sample1 ~ 5 の

5 種類のレポートファイルを用意しています。これらのファイルは編集可能です。

・レイアウトビュー

エレメントとヘッダ / フッタ / 日付 / コメントから構成されています。エレメントには、

次の 4 種類があり、複数のエレメントを配置できます。エレメントを作成すると、固

有の ID が作成順にナンバリングされます。なお、Element1 だけは、削除できません。

・ テキストエレメント :テキストを配置するエレメントです。

・ ウインドウイメージエレメント : ビューアウインドウのイメージを配置するエレメン

トです。Time ビューア波形のメイン / ズーム /XY 表

示と、FFT ビューア波形のメイン / ズーム /XY 表示

が選択できます。ただし、FFT Main/FFT Zoom/FFT

XY は、FFT ビューアがビューアウインドウに表示さ

れていないと、配置できません。

・ 測定結果エレメント

・ イメージエレメント

: 測定結果を配置するエレメントです。ビューアウイ

ンドウに測定結果が表示されていなくても構いませ

ん。

: イメージデータを配置するエレメントです。jpg/ bmp/tif/png のイメージを配置できます。

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7.1 レポート機能 (Xreport) を使う

・エレメント属性

選択したエレメントの共通属性とタイプごとの属性を表示します。編集モードを ON

にすると、それぞれの属性を変更できます。

・ 共通の属性

Element ID:エレメント作成時に自動的に割り振られ、変更はできません。

Type:Text/Window Image/Measure Result/Image のいずれか

・ Type ごとの属性

Text のとき

Text

Font

Align

BackColor

:テキスト ( 編集モードの ON/OFF に関係なく編集可 )

:使用するフォント、スタイル、サイズなど

:行揃え (Left/Center/Right)

:背景色

Window Image のとき

Target : Time Main/Time Zoom/Time XY/FFT Main/FFT Zoom/FFT XY の

いずれか

Measure Result のとき

Target

Font

Align

ColNum

: Time Viewer/FFT Viewer のどちらか

:使用するフォント、スタイル、サイズなど

:行揃え (Left/Center/Right)

:列数

RowNum

BackColor

:行数

: 背景色

AutoFontSize :フォントサイズの自動設定の有無 (True/False)

Image のとき

File Path

H Align

V Align

Zoom

: イメージファイルのパス。ファイルを開くダイアログボックス

でファイルを指定

:水平方向の位置 (Left/Center/Right)

:垂直方向の位置 (Top/Center/Bottom)

: ズーム率 (Auto/Fix/0.50/2.00 から選択。任意の倍率も設定可能 )

・基本情報

ヘッダ / フッタ / 作成者 / 日付 / コメントを表示します。編集モードの ON/OFF に関

わらず、各情報を変更できます。基本情報はレイアウトビュー内の決まった位置に表

示され、削除できません。

Note

・ レポート機能 (Xreport) を起動すると、以下のフォルダの最新のレポートファイルの設定に

従って、ビューアウインドウの内容がレイアウトビューにレイアウトされます。

Xviewer をインストールしたフォルダ > Report フォルダ ( デフォルトでは、C:¥Program

Files¥Yokogawa¥Xviewer¥Report)

・ レポートリストに表示できるレポートファイル数は、64 です。

・ 編集モードを ON にして、各エレメントの枠をドラッグすると、エレメントのサイズを変

更できます。

・ AutoFontSize が True のときは、Font のサイズ指定は無効です。

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7.2 レポートを編集する

操  作

・レイアウトの選択

レポートリストから、希望のレイアウトをクリックします。レイアウトビュー / エレ

メント属性 / 基本情報が選択したレポートファイルの設定になります。

・編集モードにする

ツールバーの編集モードをクリックします。編集モードが ON になると、エレメント

の追加 / 削除とエレメント属性の変更ができます。

・エレメントの追加

ツールバーのエレメントを追加のプルダウンメニューで、追加するエレメントを選択

します。レイアウトビューに十字カーソルが表示されます。カーソルをドラッグして、

希望のサイズのエレメントを追加します。

レイアウトを選択

編集モード

エレメントを追加

・エレメント属性の変更

設定を変更したい項目のフィールドをクリックします。

・テキストエレメントの編集 (Text)

エレメント番号を選択

タイプを選択 (Text/Window Image/

Measure Result/Image)

テキスト編集

表示フォントを設定

行揃えを選択 (Left/Center/Right)

背景色を設定

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・ウインドウイメージエレメントの編集

表示波形を選択(Time Main/Time Zoom/

Time XY/FFT Main/

FFT Zoom/FFT XY)

・測定結果エレメントの編集 (Measure Result)

7.2 レポートを編集する

測定対象を選択 (Time Viewer/FFT Viewer)

表示フォントを設定

行揃えを選択 (Left/Center/Right)

行数を設定

列数を設定

背景色を設定

表示文字サイズの自動設定の ON/OFF (True/False)

・イメージエレメントの編集 (Image)

イメージファイルのパスを指定

水平方向の位置を選択(Left/Center/Right)

垂直方向の位置を選択(Top/Center/Bottom)

イメージファイルの大きさを設定

*

(Auto/Fix/0.50/2.00/ 任意の倍率)

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* Auto :イメージエレメントの枠に納まるサイズに調整して表示します。

Fix :元データのサイズで表示します。

0.50 :元データの 1/2 のサイズで表示します。

2.00 :元データの 2 倍のサイズで表示します。

任意 :任意のサイズに拡大 / 縮小して表示します。

7-5

7.2 レポートを編集する

・エレメントの削除

レイアウトビューで、削除したいエレメントを選択します。ツールバーのエレメント

を削除をクリックします。選択したエレメントが削除されます。

・エレメントの最前面 / 最背面への移動

移動させたいエレメントを選択後、ツールバーの最前面へ移動、または最背面へ移動

をクリックします。

・基本情報の変更

Header/Footer/Author/Date/Comment の各フィールドをクリックし、内容を変更し

ます。

・エレメントの整列

決まった間隔のグリッドに沿って位置を決めるか、自由に位置を決めるかを選択しま

す。ツールバーのオプションをクリックします。オプションダイアログボックスが表

示されます。レイアウトビュー上にグリッドを表示したり、グリッドの間隔を設定し

ます。

レイアウトビューの背面にグリッドを表示

エレメントの移動は設定されたグリッド単位

7-6

解  説

・編集を戻す / やり直す

エレメントの編集を 1 つ元に戻したり、1 回やり直しをします。

・レポートリスト

以下のフォルダに保存されているレポートファイル ( 拡張子:xrt) が一覧表示されま

す。最新のファイルがリストのトップに、一番古いファイルがリストの最後に表示さ

れます。

Xviewer のインストールフォルダ > Report フォルダ

( デフォルトでは、C:¥Program Files¥Yokogawa¥Xviewer¥Report)

・エレメントの追加

編集モードが ON のときに、次の中から追加するエレメントを選択できます。

・ 文字を追加 ( テキストエレメント )

・ ウインドウ画像を追加 ( ウインドウイメージエレメント )

・ 測定結果を追加 ( 測定結果エレメント )

・ 画像を追加 ( イメージエレメント )

・エレメント属性の変更

各属性を変更 ( 編集 ) できます。変更できる項目は、Type によって異なります。

・基本情報の変更

次の基本情報がレポートに表示されます。ヘッダ / フッタ / 日付 / 作成者 / コメント

基本情報の表示は OFF にできませんが、編集時にテキストフィールドを空欄にすれば、

何も表示されません。

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7.2 レポートを編集する

・エレメントの整列

設定範囲は 1 ~ 100 です。

・編集を戻す / やり直す

レイアウトビューでは、以下の編集について、操作を 1 回戻す / やり直すが操作でき

ます。

・ エレメントの追加・削除

・ エレメントの位置移動、属性変更

・ ページスタイル設定 ( 横、縦 )

・ レポートの基本情報の内容 (Header、Footer、Date、Author、Comment)

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7.3 レポートファイルを保存 / 読み込み / 削除する

操  作

・読み込み

ツールバーのファイルを開くをクリックします。ファイルを開くダイアログボックス

が表示されます。読み込みたいレポートファイルを選択し、開くをクリックします。

読み込んだレポートファイルの設定が、レイアウトビューにレイアウトされます。

・保存

ツールバーの名前を付けて保存をクリックします。名前を付けて保存ダイアログボッ

クスが表示されます。保存先とファイル名、ファイルの種類を設定し、保存をクリッ

クします。現在の設定が保存されます。

ファイルの種類を選択

・削除

レポートリストの中から削除したいファイルを選択し、ツールバーのレポートを削除

をクリックします。選択したレポートファイルが削除されます。

ファイルを開く

名前を付けて保存

レポートを削除

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解  説

7.3 レポートファイルを保存 / 読み込み / 削除する

・読み込み

レポートリストに表示されていないレポートファイルを開くときに使用します。読み

込みできるレポートファイルの種類は、レポート (*.xrt) だけです。

・保存

以下のフォルダに保存すると、保存したレポートファイルがレポートリストに表示さ

れます。

Xviewer をインストールしたフォルダ >Report フォルダ

( デフォルトでは、C:¥Program Files¥Yokogawa¥Xviewer¥Report)

保存できるレポートファイルの種類は、レポート (*.xrt) とリッチテキスト形式 (*.rtf)

です。

Note

レポートファイルの保存で作成したリッチテキスト形式ファイルは、Microsoft Word で編集で

きます。ワードパッドでは編集できません。

・削除

以下のフォルダにあるレポートファイルが削除対象です。

Xviewer をインストールしたフォルダ > Report フォルダ

( デフォルトでは、C:¥Program Files¥Yokogawa¥Xviewer¥Report)

Note

新しくレポートファイルを開くと、それまで開いていたレポートファイルは破棄されます。

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7.4 レポートを印刷する

操  作

・印刷方向の選択

ツールバーの縦ページ、または横ページをクリックします。

・印刷プレビュー

ツールバーの印刷プレビューをクリックします。画面にプレビューが表示されます。

・印刷

ツールバーの印刷をクリックします。印刷ダイアログボックスが表示されます。プリ

ンタ、印刷範囲、部数などを設定後、OK をクリックします。指定したプリンタにレポー

トが出力されます。

縦ページ

横ページ

印刷

印刷プレビュー

7-10

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第 8 章 計測器との通信

8.1 計測器と接続する

操  作

Note

本機能をお使いになる前に、PC と計測器を通信ケーブルで正しく接続してください。接続の

方法は、お使いの計測器のマニュアルを参照してください。

・接続先の設定 / 追加

Xviewer ツールバーの接続設定をクリックして接続ダイアログボックスを表示しま

す。追加をクリックするとデバイスダイアログボックスが表示されるので、接続する

インタフェースと通信条件を設定して OK をクリックします。

Note

・ すでに接続先の計測器が登録されている場合は、リストに接続先が表示されています。対

象の計測器を選択して接続をクリックすると、計測器との接続を開始します。

・ 登録できる接続先は、最大 16 です。

・GP-IB接続の場合

・ネットワーク接続の場合

(SL1000/DLM2000シリーズ/

DLM4000シリーズ/

DL6000/DLM6000シリーズ/

DL850シリーズ以外の場合)

接続先計測器の

GP-IBアドレスを

入力(0~30)

・USB接続の場合

(DL9000/SB5000シリーズ/

SL1000/DLM2000シリーズ/

DLM4000シリーズ/

DL6000/DLM6000シリーズ/

DL850シリーズ以外の場合)

接続先計測器の

USB ID番号を

入力(1~127)

・USB接続の場合

(DL9000/SB5000シリーズ/

SL1000/DLM2000シリーズ/

DLM4000シリーズ/

DL6000/DLM6000シリーズ/

DL850シリーズの場合)

接続先計測器の

シリアル番号を

選択

・ネットワーク接続の場合

(SL1000/DLM2000シリーズ/

DLM4000シリーズ/

DL6000/DLM6000シリーズ/

DL850シリーズの場合)

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接続先計測器のIPアドレスを

入力

接続先計測器のネットワーク

ユーザー名を入力

接続先計測器のネットワーク

パスワードを入力

VXI11をチェック

接続先計測器のIPアドレスを

入力

・接続先の変更

Xviewer ツールバーの接続設定をクリックして接続ダイアログボックスを表示します。

対象の計測器を選択してプロパティをクリックするとデバイスダイアログボックスが

表示されるので、設定内容を変更して OK をクリックします。

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8.1 計測器と接続する

・接続先の削除

Xviewer ツールバーの接続設定をクリックして接続ダイアログボックスを表示しま

す。対象の計測器を選択して削除をクリックすると、選択した接続先が削除されます。

・接続の開始

Xviewer ツールバーの接続設定をクリックして接続ダイアログボックスを表示しま

す。対象の計測器を選択して接続をクリックすると、計測器との接続を開始します。

Note

計測器内のファイル数が多い場合、接続に時間がかかります。

対象の接続先を選択

8-2

解  説

選択した接続先との

接続を開始

デバイスダイアログボックスを表示して

選択した接続先の設定内容を変更

選択した接続先を削除

・接続の終了

Xviewer を終了すると、計測器との接続が終了します。

Note

ファイル転送中は、計測器との接続を終了できません。

・設定する内容

インタフェースおよび通信条件は、接続する計測器と同じものを設定してください。

設定内容は、次のメニューで確認できます。

アドレス /ID 番号

DL750 シリーズ、DL1600 シリーズ、DL1700E シリーズ

:MISC > Remote Cntl

DL7400 シリーズ :MISC > Remote Control

DL9000 シリーズ、SB5000 シリーズ

:SYSTEM > Remote Control > GPIB

SL1400 :MENU( メニュー ) > Remote Cntl

DLM2000 シリーズ、DLM4000 シリーズ

:UTILITY>Remote Control > Device>GPIB

DL6000/DLM6000 シリーズ :UTILITY > Remote Control > GPIB

DL850 シリーズ :UTILITY > Remote Ctr > Devicel > GPIB

サーバ

DL750 シリーズ、DL1600 シリーズ、DL1700E シリーズ、DL7400 シリーズ

:MISC > Network > TCP/IP Setup

DL9000 シリーズ、SB5000 シリーズ

: SYSTEM > Network > TCP/IP Setup > Configuraiton

SL1400 :MENU( メニュー ) > Network > TCP/IP Setup

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IM 701992-01

8.1 計測器と接続する

SL1000 :DISPLAY キー ( 通信パラメータ画面を表示 )

DLM2000 シリーズ、DLM4000 シリーズ :UTILITY > Network

DL6000/DLM6000 シリーズ :UTILITY > Network > TCP/IP Configuration

DL850 シリーズ :UTILITY > Network > TCP/IP

ユーザ名 ( インタフェースが Network のとき )

DL750 シリーズ、DL1600 シリーズ、DL1700E シリーズ

DL7400 シリーズ

:MISC > Remote Cntl > User Account

:MISC > Remote Control > User Account

DL9000 シリーズ、SB5000 シリーズ

: SYSTEM > Remote Control > Network (UserName/

SL1400

Password)

:MENU( メニュー ) > Remote Cntl > User Account

DL6000/DLM6000 シリーズ :UTILITY > Network

DL850 シリーズ :UTILITY > Network

シリアル番号 (DL9000/SB5000 シリーズ、SL1000、DLM2000 シリーズ ,

DLM4000 シリーズ、DL6000/DLM6000 シリーズ、DL850 シリーズでインタ

フェースが USB のとき )

DL9000 シリーズ、 SB5000 シリーズ

:SYSTEM > Overview SL1000

:SL1000 本体の銘板に記載されている No.( 計器番号 )

DLM2000 シリーズ、DLM4000 シリーズ :UTILITY > Overview

DL6000/DLM6000 シリーズ :UTILITY > Overview

DL850 シリーズ :UTILITY > Overview

・モデル名の「unknown」表示

接続先設定時、設定した内容で正しく接続できると、接続ダイアログボックスのモデ

ルには取得した「モデル名」が表示されます。接続できない場合は、エラーメッセー

ジが表示され、モデルに「unknown」と表示されます。

・ファームウエアのバージョン

計測器本体のファームウエアバージョンによっては、本ソフトウエアでの接続ができ

ないことがあります。本ソフトウエアは、以下のバージョンに対応しています。

DL750 シリーズ :ファームウエアバージョン 2.50 以降

DL1600 シリーズ

DL7400 シリーズ

:ファームウエアバージョン 1.12 以降

:ファームウエアバージョン 1.23 以降

DL1700E シリーズ :すべてのファームウエアバージョン

DL9040/DL9140/DL9240 シリーズ

: 計測器制御→ファームウエアバージョン1.64以降、DLファ

イル表示と転送、および読み込み / 保存→

ファームウエアバージョン 1.8 以降との

DL9500/DL9700 シリーズ :すべてのファームウエアバージョン

SB 5000 シリーズ

SL1400

SL1000

DLM2000 シリーズ

:すべてのファームウエアバージョン

:すべてのファームウエアバージョン

:すべてのファームウエアバージョン

: 計測器制御、読み込み / 保存、DLM ファイル表示と転送

(USB アップロードと GP-IB ダウンロード ) →ファームウ

エアバージョン 1.06 以降、DLM ファイル表示と転送 (USB

ダウンロードと VXI-11 ダウンロード ) →すべてのファー

ムウエアバージョン

DL6000/DLM6000 シリーズ : すべてのファームウエアバージョン

DL850 シリーズ : すべてのファームウエアバージョン

DLM4000 シリーズ : すべてのファームウエアバージョン

8-3

10

8

9

5

6

7

3

4

1

2

8.1 計測器と接続する

・転送レート

機種

DL1600 シリーズ、DL1700E シリーズ、

DL7400 シリーズ、DL750 シリーズ、SL1400

DL9000 シリーズ

SB5000 シリーズ

SL1000

DL6000/DLM6000 シリーズ

DL850 シリーズ

DLM2000 シリーズ

DLM4000 シリーズ

転送レート

ダウンロード

GP-IB USB Ethernet

アップロード

USB

150K ~ 450KB/s 300K ~ 600KB/s 400K ~ 1MB/s 5K ~ 15KB/s

800KB/s

800KB/s

800KB/s

1MB/s

1MB/s

700KB/s

1.5MB/s

1.5MB/s

9MB/s

1.5MB/s

9MB/s

5MB/s

4.5MB/s

1MB/s

1MB/s

10MB/s

1MB/s

10MB/s

4.5MB/s

4MB/s

Note

転送レートは、ネットワーク環境やご使用になる機種によって異なります。

5KB/s

5KB/s

1MB/s

5KB/s

1MB/s

1MB/s

1MB/s

8-4

IM 701992-01

8.2 ファイルリストを表示する

操  作

・ファイルリストの表示

Xviewer ツールバーの計測器を開くをクリックして接続設定ダイアログボックスを表

示します。対象の計測器を選択して接続をクリックすると、計測器との接続を開始し

てファイルリストが表示されます。

Note

・ すでに対象の計測器と接続が完了している場合は、接続ダイアログボックスは表示されず

に、そのままファイルリストが表示されます。

・ 計測器内のファイル数が多い場合、表示するまでに時間がかかります。

・ファイルリストの並び替え / 更新

ファイルリストの名前、サイズ、種類、更新日時をクリックすると、それぞれの項目

をキーにファイルの並び替えができます。ツールバーの更新をクリックすると、ファ

イルリストが最新の情報に更新されます。

ファイルリストを最新の情報に更新

ファイルリストの

並び替えを実行

計測器内のファイル

リスト

PC内のファイル

リスト

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

IM 701992-01

8-5

8.2 ファイルリストを表示する

・画像ファイルのサムネイル表示

ツールバーのサムネイルをクリックすると、計測器内の画像ファイルをサムネイルで

表示します。

Note

・ 画像ファイル以外のファイルは、アイコンで表示されます。

・ 表示用サムネイルファイルがない画像ファイルは、アイコンで表示されます。

サムネイルの表示/非表示

アイコン表示(例)

・サムネイル表示のサイズ変更

ファイルリストメニューバーのツール > オプションを選択するとオプションダイアログ

ボックスが表示されます。サムネイルのサイズ ( 幅と高さ ) を選択して OK をクリックし

ます。

8-6

解  説

・リアルタイム記録データの表示

DL750/DL750P、SL1400 の場合

SL1400 と DL750/DL750P のソフトウエアバージョンが 6.01 以降のときに、DL750/

DL750P/SL1400 の [SCSI,4,0] フォルダのファイルリストを表示できます。

[SCSI,4,0] フォルダには、DL750/DL750P/SL1400 でリアルタイム記録したデータ (.wdf

データ ) が保存されています。

DL850 シリーズ、SL1000 の場合

SL1000、DL850 シリーズでリアルタイム記録したファイルで、複数のファイルに分

割保存されたファイルは、先頭のファイル (****_000.WDF) だけを表示します。

IM 701992-01

8.3 ファイルを操作する

操  作

・計測器から PC へのダウンロード

ファイルリストから計測器内部のファイルを選択すると、「ダウンロード」が選択可

能になります。そのままダウンロードをクリックすると、選択したファイルが PC に

転送されます。

Note

・ 転送するファイルには、複数のファイルを指定できます。

・ ファイル転送中は、計測器との接続を終了できません。

・ DLM2000 シリーズと DLM4000 シリーズでは、波形を取り込み中のときは、波形の取り込

みを停止してから、DLM2000 または DLM4000 へのファイルのアップロード、PC へのファ

イルのダウンロード、ファイルの削除、フォルダの削除、および新しいフォルダの作成な

どのファイル操作を実行してください。

・ SL1000、DL850 シリーズでリアルタイム記録したファイルで、複数のファイルに分割して

保存されたファイルは、表示されている先頭ファイル (****_000.WDF) をダウンロードする

と、分割されたすべてのファイルがダウンロードできます。

ダウンロードを実行

対象ファイルを選択

転送状態を表示

・PC から計測器へのアップロード

ファイルリストから PC 内部のファイルを選択すると、「アップロード」が選択可能

になります。そのままアップロードをクリックすると、選択したファイルが計測器に

転送されます。

Note

・ PC から計測器へのファイル転送 ( アップロード ) は、接続インタフェースに USB を使用

している場合のみ可能です。ただし、本製品のバージョンが Ver1.78 以降で、DL850 シリー

ズまたは DLM4000 シリーズと接続する場合は、イーサネットも使用できます。

・ 転送するファイルには、複数のファイルを指定できます。

・ ファイル転送中は、計測器との接続を終了できません。

・ リアルタイム記録データ (DL750 シリーズ、SL1400 だけ ) が保存されている [SCSI,4,0] フォ

ルダのデータは、PC にダウンロードできますが、同フォルダにディレクトリを作成し

たり、データをアップロードしたりはできません。

・ DL9000 シリーズおよび SB5000 シリーズの場合、本機器に接続された USB メモリには

ファイルをアップロードできません。

・ SL1000、DL850 シリーズでリアルタイム記録したファイルで、複数のファイルに分割し

て保存されたファイルは、表示されている先頭ファイル (****_000.WDF) をアップロー

ドすると、分割されたすべてのファイルがアップロードできます。

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

IM 701992-01

8-7

8.3 ファイルを操作する

対象ファイルを選択

アップロードを実行

転送状態を表示

・ファイルの削除

ファイルリストからファイルを選択して削除をクリックすると、選択したファイルが

削除されます。

Note

・ 画像ファイルを削除すると、そのファイルの表示用サムネイルファイルも同時に削除されます。

・ フォルダの削除はできません。

・ SL1000、DL850 シリーズでリアルタイム記録したファイルで、複数のファイルに分割して

保存されたファイルは、表示されている先頭ファイル (****_000.WDF) を削除すると、分割

されたすべてのファイルが削除できます。

・フォルダの削除 (SL1000 の場合 )

SL1000 では、ファイルリストからフォルダを選択して削除をクリックすると、選択

したフォルダが削除されます。

Note

フォルダを削除すると、フォルダ内のすべてのファイルも同時に削除されます。

・波形データファイルの読み込み

PC 内のファイルリストから WVF 形式の波形データファイル ( * .wvf、* .wdf) を選択

すると、「ビューワで開く」が選択可能になります。そのままビューワで開くをクリッ

クすると、選択したファイルが読み込まれてビューアウインドウに波形データが表示

されます。

ビューアウインドウに

対象ファイル(波形データ)を表示

ファイル削除を実行

対象ファイルを選択

8-8

IM 701992-01

解  説

8.3 ファイルを操作する

・フォルダの作成

ファイルリストメニューバーのツール > 新規フォルダを選択すると、フォルダ作成

のダイアログボックスが表示されます。フォルダ名を入力して、OKをクリックします。

Note

・ フォルダは、ファイルリスト内のカレントディレクトリ配下に作成されます。

・ フォルダ名およびアップロードファイル名に使用できるのは、アスキー文字 ( 英数字など )

のみです。全角文字は使用できません。ただし、DL750( ソフトウエアバージョン 6.20 以降 )

および SL1400 は、JIS 第1水準の漢字に対応しています。

・波形データファイル転送時の注意事項

WVF 形式の波形データファイル ( * .wvf) は、同じ名前の [.hdr] ファイルが同じフォ

ルダ内にないと開くことができません。WVF 形式のファイルを転送するときは、同

じ名前の [.hdr] ファイルを一緒に転送してください。

Note

操作するファイルを選択した状態で右クリックすると表示されるメニューで、次の操作を選択

できます。

ダウンロード

アップロード

削除

:計測器内部のファイルを選択したときに操作可

:PC 上のファイルを選択したとき操作可

: ファイルを選択したときに操作可

(SL1000 の場合、フォルダを選択したときにフォルダの削除も可 )

フォルダの作成 :ファイル / フォルダ / 無選択のいずれでも操作可

次のフォルダ名は使用できません。AUX、CON、PRN、NUL、

CLOCK、COM0 ~ COM9、LPT0 ~ LPT9

最新の情報に更新 :ファイル / フォルダ / 無選択のいずれでも操作可

計測器内部のファイルを

選択したとき

PC上のファイルを

選択したとき

フォルダを

選択したとき

何も選択しないで

右クリックしたとき

10

8

9

5

6

7

3

4

1

2

IM 701992-01

8-9

操  作

・コントロール画面の表示

Xviewer ツールバーの計測器制御をクリックして接続設定ダイアログボックスを表示

します。対象の計測器を選択して接続をクリックすると、計測器との接続を開始して

コントロール画面 ( フロントパネルイメージ ) が表示されます。

Note

・ すでに対象の計測器と接続が完了している場合は、接続設定ダイアログボックスは表示さ

れずに、そのままコントロール画面が表示されます。

・ 「計測器を開く」で計測器のファイルリストを表示しているときは、「計測器制御」を操作

できません。

・表示更新動作の制御

コントロール画面上の UPDATE をクリックすると、コントロール画面の表示が強制

的に更新されます。PAUSE をクリックすると、コントロール画面の表示更新が一時

停止されます。表示更新を再開するときは、再度 PAUSE をクリックします。

・コントロール画面の操作

コントロール画面は、PC のマウスやキーボードを使って操作・制御します。

表示オプションを設定

画面イメージを保存

画面表示を更新

表示更新を一時停止

8-10

・画面表示のオプション設定

コントロール画面上の OPTION をクリックすると、Option ダイアログボックスが表

示されます。コントロール画面の表示サイズ、表示更新レート、表示輝度を設定して

OK をクリックします。

画面サイズを選択

表示輝度を設定

表示の更新レートを選択

IM 701992-01

IM 701992-01

8.4 計測器を PC から操作する (DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/DL6000/DLM6000/DL850 シリーズ以外 )

・画面イメージの保存

コントロール画面上の CAPTURE をクリックすると、ファイル保存のダイアログボッ

クスが表示されます。保存する場所とファイル名を設定後、保存時のカラー設定を選

択して OK をクリックします。

ファイルの保存先を選択

解  説

ファイル名を入力

5

保存時の色調を選択

Note

SHIFT キー ( キーボード ) + CAPTURE ボタン ( コントロール画面 ) をクリックすると、画面イメー

ジがクリップボードにコピーされます。

・オプション設定について

画面表示のオプションとして、次の設定ができます。

・表示サイズ (Size) :100%、75%、50% から選択

・表示更新レート (Updata Interval) : 1 秒、2 秒、5 秒、10 秒、30 秒、1 分、5 分、10 分、

・表示輝度 (Brightness)

20 分、30 分、1 時間、Minimum から選択

:スライドバーで調整

Note

・ ネットワークの伝送方式や通信の負荷状況によって、実際の表示更新レートが設定した

更新レートよりも遅くなる場合があります。

・ 表示更新レートに

Minimum

を選択したときは、お使いの環境下における最速の更新

レートが自動設定されます。ネットワークを介して計測器と接続している場合ではネッ

トワークに負荷がかかることがありますので、ご注意ください。

・表示更新ボタンの使い方

・ UPDATE ボタンによる強制更新は、遅い表示更新レートを設定しているときや、表

示更新を一時停止しているとき (PAUSE ボタンを有効にしているとき ) に使います。

・ PAUSE ボタンによる一時停止は、一度に多くの項目を ON/OFF 設定したり、数値

などをキーボード入力したりするときに、レスポンスをよくするために使います。

・画面イメージの保存形式

CAPTURE ボタンを使った画面イメージの保存では、表示中の画面イメージを BMP 形

式の画像ファイルとして保存します。

・画面イメージ保存時の色調

画面イメージを保存するとき、次の色調を選択できます。

・OFF

・ON

:画面イメージをモノクロで保存

:画面イメージをそのままのカラーで保存

・ON(Reverse) :チャネルカラー以外をモノクロで保存

・ON(Gray) :モノクロ以外のカラーをグレー色で保存

6

7

8

9

10

8-11

3

4

1

2

8.4 計測器を PC から操作する (DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/DL6000/DLM6000/DL850 シリーズ以外 )

・マウスの使い方

コントロール画面上の操作できるキーまたはノブ上にマウスカーソルを移動させる

と、マウスポインタの表示 ( アイコン ) が変わり、コントロール画面を操作できるよ

うになります。表示されるアイコンと操作方法は、マウスポインタがコントロール画

面上のどの位置にあるかで変わります。

マウスポインタの

位置

操作キー

表示されるアイコン

とマウスの操作

クリック操作

ソフトキーメニューや

ダイアログボックス クリック操作

ホイール操作

電圧軸情報表示エリア

クリック操作

ホイール操作

時間軸情報表示エリア

ホイール操作

ジョグシャトルの

左側または右側エリア クリック操作

ホイール操作

V/DIVノブの

左側または右側エリア クリック操作

ホイール操作

T/DIVノブの

左側または右側エリア クリック操作

ホイール操作

・コントロール画面の操作例の通信

設定動作

操作キーを押したのと同じ

ソフトキーやボタンを押したのと同じ

ジョグシャトルを回したのと同じ

CHキーを押したのと同じ

V/DIVノブを回したのと同じ

T/DIVノブを回したのと同じ

ジョグシャトルを左または右方向に回したのと同じ

ジョグシャトルを回したのと同じ

V/DIVノブを左または右方向に回したのと同じ

V/DIVノブを回したのと同じ

T/DIVノブを左または右方向に回したのと同じ

T/DIVノブを回したのと同じ

操作キーの操作

クリックすると、Sineが選択されます

8-12

IM 701992-01

8.4 計測器を PC から操作する (DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/DL6000/DLM6000/DL850 シリーズ以外 )

ソフトキーメニューの操作

この状態でホイールを操作すると、Record Lengthを

設定できます

クリックすると、Envelopeが選択されます

ジョグシャトルの操作

V/DIV ノブの操作

クリックまたはホイール操作で

Record Lengthを設定できます

電圧軸情報表示エリア

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

クリックまたは

ホイール操作

ホイールを回すと、V/divを

変更できます

IM 701992-01

8-13

8.4 計測器を PC から操作する (DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/DL6000/DLM6000/DL850 シリーズ以外 )

T/DIV ノブの操作

時間軸情報表示エリア

ホイールを回すと、T/divを

変更できます

クリックまたは

ホイール操作

ダイアログボックスの操作

・ON にしたい項目への移動 :ジョグシャトルをクリックまたはホイール操作

・ON/OFF の設定 :SELECT をクリックまたは、下図のように直接クリック

8-14

IM 701992-01

操  作

・コントロール画面の表示

Xviewer ツールバーの計測器制御をクリックして接続設定ダイアログボックスを表示

します。対象の計測器を選択して接続をクリックすると、計測器との接続を開始して

コントロール画面 ( フロントパネルイメージ ) が表示されます。

Note

・ すでに対象の計測器と接続が完了している場合は、接続設定ダイアログボックスは表示さ

れずに、そのままコントロール画面が表示されます。

・ 「計測器を開く」で計測器のファイルリストを表示しているときは、「計測器制御」を操作

できません。

・ 次の場合、コントロール画面の表示を更新できません。

・ 波形ゾーン、方形ゾーン、またはポリゴンゾーン編集中

・ サイクル統計処理中

・ ヒストリデータの統計処理中

・表示更新動作の制御

コントロール画面のメニュー > 表示 > 更新を選択すると、コントロール画面の表示

が強制的に更新されます。メニュー > 表示 > 中断を選択すると、コントロール画面

の表示更新が一時停止されます。表示更新を再開するときは、再度表示 > 中断を選

択します。

・コントロール画面の操作

コントロール画面は、PC のマウスやキーボードを使って操作・制御します。

DL9000シリーズ

SB5000シリーズ

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

LOGICボタンは、DL9500/DL9700シリーズ/SB5000シリーズの場合に表示されます。

IM 701992-01

8-15

8.5 DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/DL6000/DLM6000/DL850 シリーズを PC から操作する

DLM2000シリーズ

DLM4000シリーズ

4チャネルモデル、またはロジック入力端子付きのモデルの場合に表示されます。

DL6000/DLM6000シリーズ DL850シリーズ

8-16

日本語のパネルシート

日本語のパネルシート

Note

・ DL850 シリーズ本体がハードディスク記録中のときは、PC から接続しないでください。

・ PC から DL850 シリーズをコントロールしているときは、DL850 シリーズのハードディス

ク記録を開始ないでください。DL850 シリーズの内部処理の付負荷が大きくなり、正常に

動作しなくなることがあります。

・画面の表示サイズ

メニュー > 表示 > サイズ > 小、標準、大のいずれかを選択します。コントロール画

面の表示サイズが選択した大きさになります。

・波形画面をクリップボードに転送

ツール > 画像情報をクリップボードに転送、画像情報をクリップボードに転送 ( 反転 )

のどちらかを選択します。

・ 画像情報をクリップボードに転送コントロール画面の Display 表示部分の画像情報

が PC のクリップボードに転送されます。

・ 画像情報をクリップボードに転送 ( 反転 ) コントロール画面の Display 表示部分の

画像情報が PC のクリップボードに画面の背景の色を出力しないで転送されます。

IM 701992-01

8.5 DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/DL6000/DLM6000/DL850 シリーズを PC から操作する

・画面イメージの保存

メニュー > ファイル > 保存 > 画像を選択すると、ファイル保存のダイアログボック

通スが表示されます。保存する場所、ファイル名、ファイルの種類、カラーを設定後、

保存をクリックします。

ファイルの保存先を選択

ファイル名を入力

ファイルの種類を選択

カラーを選択

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

IM 701992-01

8-17

8.5 DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/DL6000/DLM6000/DL850 シリーズを PC から操作する

解  説

・画面の表示サイズ

次の中から選択できます。

小、標準、大

・表示更新間隔

次の中から選択できます。

300ms、500ms、1s、2s、5s、10s

Note

・ ネットワークの伝送方式や通信の負荷状況によって、実際の表示更新間隔が設定した更新

間隔よりも遅くなる場合があります。

・ DLM2000 シリーズでは、波形画面の転送や画面イメージの保存をするとき、実行直後に

PC 上の画像が乱れることがあります。データには影響しません。自動的に次の画面更新で

復旧します。

・表示更新動作の制御

・ 強制更新は、遅い表示更新レートを設定しているときや、表示更新を一時停止し

ているとき ( ツール > 表示 > 中断にチェックが入っているとき ) に使います。

・ 一時停止は、一度に多くの項目を ON/OFF 設定したり、数値などをキーボード入

力したりするときに、レスポンスをよくするために使います。

・画面イメージの保存形式

表示中の画面イメージを BMP 形式または PNG 形式の画像ファイルとして保存します。

・カラーモードの選択

カラーモードの選択ができます。BMP 形式と PNG 形式では選択できるカラーモード

が異なります。

・ BMP 形式

8 ビット、16 ビット、白黒背景、グレースケール、カラー OFF( 白黒 )

・ PNG 形式

16 ビット、白黒背景、グレースケール、カラー OFF( 白黒 )

・マウスの使い方

コントロール画面上の操作できるキーまたはノブ上にマウスカーソルを移動させる

と、マウスポインタの表示 ( アイコン ) が変わり、コントロール画面を操作できるよ

うになります。表示されるアイコンと操作方法は、マウスポインタがコントロール画

面上のどの位置にあるかで変わります。

マウスポインタの

位置

操作キー

表示されるアイコン

とマウスの操作

設定動作

クリック操作 操作キーを押したのと同じ

ロータリノブの

左側または右側エリア クリック操作

ホイール操作

ロータリノブを左または右方向に回したのと同じ

ロータリノブを回したのと同じ

8-18

POSITION/SCALE

ノブの中心

POSITION、SCALE、

T/DIV、MAGノブの

左側または右側エリア

クリック操作 POSITIONノブまたはSCALEノブをプッシュするのと同じ

クリック操作

ホイール操作

POSITION、SCALE、T/DIV、MAGノブを左または

右方向に回したのと同じ

POSITION、SCALE、T/DIV、MAGノブを回したのと同じ

IM 701992-01

8.5 DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/DL6000/DLM6000/DL850 シリーズを PC から操作する

DLM2000 シリーズ、DLM4000 シリーズ、DL6000/DLM6000 シリーズ、

DL850 シリーズの場合

マウスポインタの 表示されるアイコン 設定動作

位置

操作キー

とマウスの操作

クリック操作 操作キーを押したのと同じ

ジョグシャトルの

左側または右側エリア

1

2

3

4

クリック操作

ホイール操作

ポジション、垂直軸

スケール、トリガレベル、

ズームの各ノブの中心

クリック操作

ジョグシャトルを左または右方向に回したのと同じ

マウスポインタの位置によって、設定分解能の1倍、

10倍、または20倍の大きさで設定変更可能。

マウスボタンを押し続けると、繰り返して設定変更可能。

ジョグシャトルを回したのと同じ

それぞれのノブをプッシュするのと同じ。

の各ノブの左側、右側、

または下側エリア

クリック操作

ホイール操作

スケール、ズームの各

ノブの左側または右側

エリア クリック操作

それぞれのノブを左または右方向に回したのと同じ

マウスポインタの位置によって、設定分解能の1倍または

10倍の大きさで設定変更可能。

「123」の数字があらわれる下側エリアでクリックすると、

入力ボックスが表示され、設定値を直接入力可能。

マウスボタンを押し続けると、繰り返して設定変更可能。

それぞれのノブを回したのと同じ。

ホイール操作

それぞれのノブを左または右方向に回したのと同じ。

設定分解能の1倍の大きさで設定変更可能。

それぞれのノブを回したのと同じ。

SETキーの中心

クリック操作 SETキーを押したのと同じ。

SETキーの左側、右

側、上側または下側

エリア

クリック操作

SETキーを矢印の方向に倒したのと同じ

5

6

7

8

9

10

IM 701992-01

8-19

8.5 DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/DL6000/DLM6000/DL850 シリーズを PC から操作する

・コントロール画面の操作例操作キーの操作

操作キーの操作

クリックすると、カーソルメニューが表示されます

ロータリノブの操作

クリックまたはホイール操作

T/DIV ノブの操作

SCALE ノブの操作

クリックまたはホイール操作

8-20

クリック

Note

コントロール画面上で Ctrl キー+右クリックすると、次の設定メニューを選択できます。

・ 保存 ( 画像 / 波形データ)

・ サイズ ( 小、標準、大 )

・ 中断

・ 画面更新

・ オプション

IM 701992-01

操  作

解  説

Xviewer ツールバーの読込&保存をクリックします。コントロール画面とファイル保存

のダイアログボックスが表示されます。計測器との接続が完了していない場合は、接続

ダイアログボックスが表示されます。8.1 節の操作手順にしたがって、計測器との接続

を完了してください。

・アクイジションデータの保存

保存する場所とファイル名を設定後、OK をクリックします。ファイルの拡張子は .wvf

です。

8

9

波形データを PC にダウンロード ( 保存 ) できます。

コントロール画面を表示中は、コントロール画面上の CAPTURE をクリックすると表示

されるファイル保存のダイアログボックスでファイルの種類を *.wvf にし、ファイル名

を指定すると、同様に波形データをダウンロード ( 保存 ) できます。

・保存対象波形

コントロール画面に表示されている演算波形を含むすべての波形が対象です。た

だし、ヒストリメモリ機能を使って、複数のヒストリ波形を表示しているときは、

「SelectRecord」で選択されている波形だけが対象です。

・対応機種

・ DL750 シリーズ ( ソフトウエアバージョン 6.01 以降 )

・ DL1600 シリーズ ( ソフトウエアバージョン 1.30 以降 )

・ DL1700E シリーズ ( ソフトウエアバージョン 2.11 以降 )

・ DL7400 シリーズ ( ソフトウエアバージョン 2.11 以降 )

・ SL1400

10

5

6

7

3

4

1

2

IM 701992-01

8-21

8.6 計測器の波形データをダウンロードする (DL9000/SB5000/DLM2000/DLM4000/DL6000/DLM6000/DL850 シリーズ以外 )

Note

・ 計測器のデータ圧縮の設定 (P-P Comp/Decim など ) が ON の場合は、データ圧縮の設定を

OFF にしてから保存します。

・ DL1600 シリーズでは、レコード長が 8M ワード以上のときは波形データをダウンロードで

きません。

・ 複数のヒストリ波形を表示しているときは、ダウンロード実行時に、計測器本体の設定を

次のように変更します。

DL750/DL7400 シリーズ /SL1400: HISOTRY > DisplayMode > One

DL1600/DL1700E シリーズ: HISTORY > Display > One

・ DL750 シリーズでデュアルキャプチャしたサブ波形は、保存されません。

・ DL9000 シリーズ ( ファームウエアバージョン 1.80 以降 )

・ SB5000 シリーズ

・ DLM2000 シリーズ ( ファームウエアバージョン 1.06 以降 )

8-22

IM 701992-01

操  作

解  説

IM 701992-01

Xviewer ツールバーの読込&保存をクリックします。コントロール画面とファイル保存

のダイアログボックスが表示されます。計測器との接続が完了していない場合は、接続

ダイアログボックスが表示されます。8.1 節の操作手順にしたがって、計測器との接続

を完了してください。

・アクイジションデータの保存

保存する場所とファイル名を設定後、OK をクリックします。ファイルの拡張子は .wdf

です。

波形データを PC にダウンロード ( 保存 ) できます。

コントロール画面を表示中は、コントロール画面上のメニュー > ファイル > 保存 > 波

形データを選択すると表示されるファイル保存のダイアログボックスでファイルの種類

を *.wdf にし、ファイル名を指定すると、同様に波形データをダウンロード ( 保存 ) で

きます。

・保存対象波形

コントロール画面に表示されている演算波形を含むすべての波形が対象です。

・対応機種

・ DL9000 シリーズ ( ファームウエアバージョン 1.80 以降 )

・ SB5000 シリーズ

・ DLM2000 シリーズ ( ファームウエアバージョン 1.06 以降 )

・ DL6000/DLM6000 シリーズ

・ DL850 シリーズ

・ DLM4000 シリーズ

Note

波形データをダウンロードするとき、実行直後に PC 上の画像が乱れることがあります。デー

タには影響しません。自動的に次の画面更新で復旧します。

8-23

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2

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9

第 9 章 保守

9.1 故障 ? ちょっと調べてみてください

内容

インストール実行時に、エラーが

発生する。

計測器 (DL シリーズ、SL1400、

SL1000、DLM2000/DL6000/

DLM6000、DL850 シリーズ ) と

通信ができない

ファイルが開かない

トレース名が正しくない

ボイスメモが再生できない

トレース名にスペースが含まれている場合、トレース名が正し

く表示されない場合があります。

ご使用の PC にサウンド機能が装着されていない可能性があり

ます。サウンド機能が動作する PC でご使用ください。

DL750 シリーズで保存したファイ

ルのコメントが表示されない

本ソフトウエアをインストールしたフォルダに DL750.dll がな

いか DL750.dll のバージョンが古い可能性があります。

最新の DL750.dll をインストールしてください (2-3 ページ参照 )。

当社 Web ページが表示されない ご使用の PC がインターネットに接続されていない可能性があ

「メモリ不足です。不要なアプリ

ケーションを終了してください」

というメッセージが表示される

SL1000、DL850 シリーズのリア

ルタイム記録で保存したファイル

が読み込めない

考えられる原因 / 対処方法

別のバージョンの Xviewer がすでにインストールされています。

インストールされている別のバージョンの Xviewer をアンイン

ストールしてから再インストールしてください。

GP-IB、USB またはイーサネットインタフェース用ケーブルが正

しく接続されていない可能性があります。ケーブルを正しく接

続してください。

GP-IB インタフェースのアドレスの設定が正しくない可能性が

あります。

DL9000、SB5000、SL1000、DLM2000/DL6000/DLM6000、

DL850 シリーズ以外の場合、USB インタフェースの ID の設定

が正しくない可能性があります。

DL9000、SB5000、SL1000、DLM2000/DL6000/DLM6000、

DL850 シリーズの場合、USB インタフェースのシリアル番号の

設定が正しくない可能性があります。

USB ドライバがインストールされていない可能性があります。

イーサネットインタフェースの IP アドレス、サブネットマスク、

デフォルトゲートウェイなどの設定が正しくない可能性があり

ます。

SL1000、DLM2000/DL6000/DLM6000、DL850 シリーズの場合、

VXI11 をチェックしていない可能性があります。

同じ名前の [.hdr] ファイルが、同じフォルダ内にない可能性が

あります。[.hdr] ファイルを同じフォルダにおいてください。

対象となる計測器のデータではない可能性があります。

ります。

メモリが不足しています。ロードする波形を減らすか、他のア

プリケーションソフトを終了してください。

リアルタイム記録で分割保存したファイルの、先頭ファイル以

外を指定した可能性があります。

先頭ファイル (****_000.WDF) を指定して読み込みしなおしてく

ださい。

Note

本製品の最新の情報は、横河メータ&インスツルメンツの Web ページ (9.4 節参照 ) でご確認

ください。

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9.2 バージョン情報を見る

操  作

ヘルプ > バージョン情報を選択します。バージョン情報が表示されます。

追加されたライセンス番号を含めて表示

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9.3 オンラインヘルプを起動する

操  作

解  説

をクリックするか、ツールバーのヘルプ > ヘルプ > ユーザーズマニュアルを選択し

ます。Acrobat Reader が PC にインストールされている場合は、Acrobat Reader が起動し、

本機器のユーザーズマニュアルの pdf ファイルが表示されます。

・オンラインヘルプ

本機器のユーザーズマニュアルの pdf ファイルを表示できます。変更票がある場合は、

ツールバーのヘルプ > ヘルプ > 変更票を選択すると、変更票の pdf ファイルを表示

できます。

Note

PDF ファイルを開くためには、アドビシステム社の Adobe Reader が必要です。Adobe Reader

は以下のページからダウンロードできます。 http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

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9.4 当社の Web ページを見る

操  作

ヘルプ >YOKOGAWA Web ページ >Test & Measurement、またはヘルプ > YOKOGAWA

Web ページ >Xviewer を選択します。当社 Web ページが表示されます。

解  説

ご使用の PC がインターネットに接続している場合に、当社 Web ページが表示されます。

Test & Measurement :当社の Test & Measurement のトップページが表示されます。

Xviewer : 本製品のバージョンアップ情報などの最新情報が掲載され

た、本製品のページが表示されます。

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9.5 ライセンス番号を追加する

操  作

Xviewer 標準版に演算機能付加ライセンスを追加してアップグレードができます。

Xviewer 演算機能付加アップグレード版をインストールする前に、701992 Xviewer( 標

準版 Ver1.31 以降の最新バージョン ) がインストールされている必要があります。現在

お使いのバージョンが古い場合は、古いバージョンの Xviewer をアンインストールして

から、最新版の Xviewer をインストールしてください。

Note

・ ソフトウェアのインストール / アンインストール方法は、x ページをご覧ください。

・ 最新版を確認するためには、「9.2 バージョン情報を見る 」 をご覧ください。

1.

すでにインストールされている Xviewer( 標準版 ) を起動します。

2.

ヘルプ > ライセンス番号追加を選択します。ライセンス番号登録のダイアログ

ボックスが表示されます。

3.

ライセンスシールに記載されている番号を入力し、追加をクリックします。正常

にアップグレードが終了すると、Xviewer の再起動をうながすメッセージが表示

されます。

4.

OK をクリックします。

5.

Xviewer を再起動します。

6.

ヘルプ > バージョン情報を選択します。バージョン情報を確認します。詳細は 9.2

節をご覧ください。

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9-5

第 10 章 仕様

10.1 対応機種と機能

1

波形データ読み込み可能機種

DL750 シリーズ、DL9000 シリーズ、SB5000 シリーズ、DL7400 シリーズ、DL1700 シリーズ、

DL1700E シリーズ、DL1600 シリーズ、WE7000、SL1400、SL1000、DLM2000 シリーズ、

DLM4000 シリーズ、DL6000/DLM6000 シリーズ、DL850 シリーズ

対象としている波形データ

・ 測定した波形データをバイナリ形式でセーブしたデータ ( 拡張子が .wvf)

DL750/DL7400/DL1700/DL1700E/DL1600 シリーズ、SL1400、WE7000

・ 測定した波形データをアスキー形式でセーブしたデータ ( 拡張子が .csv)

DL750/DL9000/SB5000/DL7400/DL1700/DL1700E/DL1600 シリーズ、SL1400、WE7000、

DLM2000 シリーズ、DLM4000 シリーズ、DL6000/DLM6000 シリーズ、DL850 シリーズ

・ 測定した波形データをバイナリ形式でセーブしたデータ ( 拡張子が .wdf)

DL9000/SB5000 シ リ ー ズ、SL1000、DLM2000 シ リ ー ズ、DLM4000 シ リ ー ズ、

DL6000/DLM6000 シリーズ、DL850 シリーズ

・ リアルタイム記録した波形データ ( 拡張子が .wdf)

DL750 シリーズ、SL1400、SL1000、DL850 シリーズ

ファイル表示・転送可能機種

DL750 シリーズ、DL9000/SB5000 シリーズ、DL7400 シリーズ、DL1700E シリー

ズ、DL1600 シリーズ、SL1400、SL1000、DLM2000 シリーズ、DLM4000 シリーズ、

DL6000/DLM6000 シリーズ、DL850 シリーズ

リモート制御可能機種

DL750 シリーズ、DL9000/SB5000 シリーズ、DL7400 シリーズ、DL1700E シリーズ、

DL1600 シ リ ー ズ、SL1400、DLM2000 シ リ ー ズ、DLM4000 シ リ ー ズ、DL6000/

DLM6000 シリーズ、DL850 シリーズ

アクイジションデータのダウンロード可能機種

DL750 シリーズ ( ソフトウエアバージョン Ver.6.01 以降 )

DL1600 シリーズ ( ソフトウエアバージョン Ver.1.30 以降 )

DL1700E シリーズ ( ソフトウエアバージョン Ver.2.11 以降 )

DL7400 シリーズ ( ソフトウエアバージョン Ver.2.11 以降 )

DL9000 シリーズ ( ファームウエアバージョン Ver.1.80 以降 )

SL1400

SB5000 シリーズ

DLM2000 シリー

DLM4000 シリーズ

DL6000/DLM6000 シリーズ

DL850 シリーズ

使用できる機能

・メイン波形表示 / ズーム波形表示 / ヒストリ波形表示 /XY 波形表示 / 測定結果表示

・縦カーソル測定 / 横カーソル測定 /XY カーソル測定

・波形パラメータ自動測定 / 演算測定(演算機能付加版 )/ 注釈の挿入

・データ一括変換(wdf → wvf、wvf/wdf → csv)

・データの保存 / 印刷

・DL750 シリーズのボイスメモの再生

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10.2 動作に必要なシステム環境

オペレーティングシステム

Windows XP (SP 2 以降 )

PC 本体

CPU

メモリ

HDD

その他

ディスプレイ

デバイス

通信

インタフェース

GP-IB ボード

サウンド機能

Pentium 4 2GHz 以上

1GB 以上 (2GB 以上推奨 )

Core 2 Duo 2GHz 以上

1GB 以上 (2GB 以上推奨 )

2GB +読み込むファイルサイズ以上の空き容量

XGA 以上 ( 表示色 65536 色以上 )

CD-ROM ドライブ、マウス、プリンタ

GP-IB

*1

/USB

*2

/ イーサネット

Windows 7/Windows 8

ナショナルインスツルメンツ社製 GP-IB ボード、/ または PCMCIA カード

ボイスメモの再生には、サウンド機能が必要です。

*1 SL1000 は対応しておりません。

*2 USB インタフェースを使用する場合は、専用の USB ドライバが必要です。

*3 Windows 7、Windows 8 での PCMCIA-GPIB カードの動作は保証外です。

*3

必要なメモリサイズ ( バイト )

波形データを読み込んで表示するのに必要なメモリサイズは、最大で (60M バイト+

500M バイト *) です。

* 500M バイトは、(12.5M 点×演算チャネル数 ×4) の最大値です。PC のメモリサイズが不

足する場合は、演算チャネル数を少なくするかメモリを増設してください。

画面の DPI 設定

Xviewer 上で文字を正しく表示させるには、Windows の「画面のプロパティ」を設定す

る必要があります。画面のプロパティの設定タブの詳細設定をクリックし、全般タブの

中の「DPI 設定」で通常のサイズ (96DPI) を選択してください。

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10.3 ソフトウエアのバージョンと追加機能

ソフトウエアバージョンと追加機能の関係は、下表のとおりです。最新バージョンでな

い場合には、このマニュアルに記載のすべての機能をお使いいただくことができません。

ソフトウエアバージョンは、ヘルプ > バージョンを選択すると表示されるバージョン情

報画面でご確認ください。また、操作方法の詳細は、9.2 節をご覧ください。

ソフトウエアバージョンと主な追加機能

バージョン 追加機能

1.10 以降 DL9000 をサポート *1

読込&保存機能

(DL のアクイジションデータを PC にダウンロード )

Log スケール (FFT 波形表示時に縦軸 / 横軸それぞ

れ設定可能 )

FFT の実行範囲表示と開始位置設定

演算開始位置マーカー表示と開始位置設定

縦横カーソルでの測定

ファイルの関連付け (wvf、wdf)

( ファイルをダブルクリックすると Xviewer が起動 )

CSV ファイルをビューアウインドウにドラッグ&

ドロップ

波形の表示色、表示分割数、縦軸の上 / 下限値を

ロード実行時に復元

1.20 以降 DL9000 をサポート

*4

*5

対応機種

DL9000

DL750 シリーズ /

DL1600 シリーズ

全機種

全機種

全機種

*3

*3

*3

DL750 シリーズ /

DL9000 シリーズ

DL9000

*2

水平方向の ZOOM 操作

( クリック位置での拡大・縮小、ウインドウのドラッグ )

波形表示ウインドウに Bit Label 表示と複数の縦軸

表示を追加

レポート機能に編集機能追加(元に戻す・やり直し、

グリッド表示 )

DL 制御に画面表示のイメージの保存形式の種類追

XY 波形の重ね描き

ページ / 節 / 章

10.1 節

8.4 節

3-9 ページ、

3.4 節

4.6 節

4-19 ページ

4.2 節

1-1 ページ

2-4 ページ

読込&保存機能 (DL のアクイジションデータを

PC にダウンロード )

カーソル / 波形パラメータ測定結果のクリップ

ボードへのコピー

測定結果ウインドウの自動表示

波形の表示色、表示分割数、縦軸の上 / 下限値を

*7 ロード実行時に復元

コントローラウインドウ /Xviewer ツールバー /

ビューアウインドウの整列

波形表示ウインドウに T/Div、V/Div を表示

1.21 以降 DL 制御 / 読込&保存機能

(DL のファイル表示と転送、アクイジションデー

タを PC にダウン

1.30 以降 SL1400 サポート

DL1700E/DL7400 シ

リーズ

*6

DL1600/DL1700E/

DL7400 シリーズ

DL9000 シリーズ

レポート機能

波形表示ウインドウに 0 レベルを表示

1.31 以降 DL9710L をサポート

測定結果の表示方法追加 (16 進法、Bundle 表示 ) -

Measure 項目の追加 (XY 波形の積分 ) -

SL1400

DL9710L

*8

8.5 節、

10.1 節

8.4 節

4.2 節、4.3 節

4.1 節

1.2 節

3.4 節

8.1 節、8.2 節、

8.3 節、8.7 節、

10.1 節

10.1 節

7 章

3-11 ページ

8 章

3-5 ページ

4-8、

4-9 ページ

2.6 節

3-11 ページ

7.2 節

8.5 節

2.5 節

1

2

3

4

5

6

7

8

9

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10-3

10.3 ソフトウエアのバージョンと追加機能

バージョン 追加機能 対応機種

1.32 以降 DL1735E、DL9505L、DL9510L、DL9705L サポート DL1735E/DL9505L

DL9510L/DL9705L

- ボタン名変更

(DL を開く→計測器を開く、DL 制御→計測器制御 )

アスキーファイル保存時に相対時間、絶対時間の

選択機能追加

メニュー名変更 (CSV 変換→ CSV 一括変換 )

WDF ファイルから WVF ファイルへの一括変換機

能追加

背景を白にして印刷する機能追加

レポート機能にリッチテキスト形式での保存機能

追加

1.33 以降 SL1000 をサポート

1.34 以降 SB5000 シリーズをサポート

1.40 以降 Windows Vista 対応

分割画面へのマニュアル波形配置機能追加

T/div 表示の文字サイズ変更機能追加

画面表示条件の初期化機能追加

注釈の種類の追加と、注釈機能のアップ

1.41 以降 DLM2000 シリーズをサポート (GP-IB 通信、アク

イジションデータのダウンロード機能を除く。)

1.43 以降 DLM2000 シリーズをフルサポート

1.44 以降 SL1000 のマーク機能に対応

1.50 以降 XviewerEYE 映像・波形ビューア機能に対応

SL1000

SB5310/SB5710

DLM2022/DLM2024

DLM2032/DLM2034

DLM2052/DLM2054

DLM2022/DLM2024

DLM2032/DLM2034

DLM2052/DLM2054

SL1000

ページ / 節 / 章

1.2 節、8.1 節、

8.2 節、8.4 節

5.1 節、5.6 節

5.6 節

5.7 節

6.2 節

7.3 節

10.1 節

10.1 節

10.2 節

3.2 節

3.4 節

3.6 節

4.7 節

10.1 節

10.1 節

10.1 節

別冊 IM

701992-61

10.1 節 1.51 以降 DL6000/DLM6000 シリーズをサポート DL6054/DL6104/

DL6154/DLM6054/

DLM6104

- 1.60 以降 WDF/WVF ファイルから FLD ファイルへの一括変

換機能追加

DL850 をサポート

Windows 7 に対応

浮動小数点ファイルの対応

1.61 以降 DL850V をサポート

DL850 アドバンストユーティリティを追加

1.62 以降 ファイルユーティリティソフトウエアに、複数ファ

DL850

DL850/DL850V

DL850/DL850V

イルの波形を同時表示するための結合を追加

1.63 以降 DL850V バージョンアップをサポート DL850/DL850V

1.64 以降 DL850/DL850V のリアルタイム演算 (/G3) に対応 DL850/DL850V

- 1.70 以降 波形パラメータの自動測定機能に、ヒストリ統計、

サイクル統計の自動測定機能を追加

注釈の種類に、ヒストリ統計、サイクル統計を追

波形補間の ON/OFF 機能追加

任意の範囲指定での Math 演算に対応

画面表示に波形、グリッド線の太さ変更機能追加 -

1.72 以降 DL850/DL850V 用 16ch 温度 / 電圧入力モジュール DL850/DL850V

(720221) と DL850V 用 CAN & LIN バスモニタモ

ジュール (720241) に対応

5.8 節

10.1 節

10.1 節

別冊

別冊

別冊

4.4 節、4.5 節

4.7 節

3.5 節

4.6 節

3.4 節

10-4

IM 701992-01

IM 701992-01

10.3 ソフトウエアのバージョンと追加機能

バージョン 追加機能

1.73 以降 DLM4000 シリーズをサポート

サイクル統計の全範囲測定 ( 自動測定を行わない

モード ) を追加

1.74 以降 DLM4000 シリーズ ロジック 16bit に対応

CSV 一括変換、ヒストリ波形ごとのファイル分割

に対応

1.75 以降 DL850E/DL850EV をサポート

1.76 以降 Windows 8 に対応

Windows Vista の対応終了

周波数モジュール 701281 に対応

対応機種 ページ / 節 / 章

DLM4000 シリーズ 10.1 節

4.5 節

DLM4000 シリーズ 10.1 節

DL850E/DL850EV

5.6 節

10.1 節

1.78 以降 サンプルレートの異なる波形の同画面表示

ディスタルライン、メシアルライン、プロキシマ

ルライン、High/Low のチャネルごとの設定

Windows 8.1 に対応

Ethernet 接続による PC から計測器へのファイル

転送(アップロード)に対応

DL850 シリーズ /

SL1000

DL850 シリーズ、

DLM4000 シリーズ

3.2 節

8.3 説

*1 波形データ (wdf ファイル ) の読み込みが可能。

*2 DL1600 シリーズの Ver.1.30 以降、DL750 シリーズの Ver.6.01 以降に対応。

*3 DL750 シリーズ、DL9000 シリーズ、DL7400 シリーズ、DL1700 シリーズ、DL1700E シリーズ、

DL1600、WE7000

*4 DL750 シリーズでは、File Save > P-PComp ON 状態で保存されたファイルをロードしても

Upper/Lower、色、表示分割数は復元されません。

*5 リモート制御が可能

*6 DL1700E シリーズの Ver.2.11 以降、DL7400 シリーズの Ver.2.11 以降に対応

*7 DL1600 シリーズでは、チャネル設定 > Invert ON 状態で保存されたファイルをロードしても

Invert 情報は復元されません。

*8 DL9000 シリーズの Ver.1.80 以降に対応

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

10-5

索引

C

ページ

CSV 一括変換......................................................................................................5-10

E

ページ

Excel 転送 ................................................................................................................5-6

F

ページ

FFT 演算 ................................................................................................................4-19

FLD 一括変換......................................................................................................5-14

I

ページ

Initialize .................................................................................................................3-15

P

ページ

PC から操作 ............................................................................................8-10, 8-15

W

ページ

Web ページ ............................................................................................................9-4

WVF 一括変換 ....................................................................................................5-12

X

ページ

Xreport ......................................................................................................................7-1

Xreport ウインドウ ...........................................................................................7-2

XY ウインドウ表示 .........................................................................................2-11

XY カーソル ...........................................................................................................4-3

XY 波形表示ウインドウ ..................................................................................1-3

ページ

アスキーファイル ..............................................................................................5-2

アップロード ........................................................................................................8-7

アンインストール ................................................................................................. xi

ページ

イメージエレメント .........................................................................................7-2

イメージエレメントの編集 ..........................................................................7-5

印刷..........................................................................................................................7-10

印刷時の背景 ........................................................................................................6-4

印刷プレビュー ................................................................................................7-10

インストール ........................................................................................................... xi

ページ

ウインドウイメージエレメント ................................................................7-2

ウインドウイメージエレメントの編集 .................................................7-5

ページ

エクセル転送 ........................................................................................................5-6

エクセルファイル ..............................................................................................5-3

エレメント属性 ...................................................................................................7-3

エレメント属性の変更 .......................................................................... 7-4, 7-6

エレメントの移動 ..............................................................................................7-6

エレメントの削除 ..............................................................................................7-6

エレメントの整列 ..............................................................................................7-6

エレメントの追加 ..............................................................................................7-6

演算設定 ...............................................................................................................4-18

演算波形 ...............................................................................................................4-18

ページ

カーソル ..................................................................................................................4-2

解析..............................................................................................................................viii

解析モード .............................................................................................................4-2

画像ファイル ........................................................................................................5-7

画面設定 ..................................................................................................................3-9

ページ

起動.............................................................................................................................1-1

基本情報 ..................................................................................................................7-3

基本情報の変更 ...................................................................................................7-6

共通の属性 .............................................................................................................7-3

ページ

グリッド ..................................................................................................................3-9

グループの切り替え ......................................................................................2-17

グループの設定 ...................................................................................................3-2

ページ

計測器制御 ..............................................................................................8-10, 8-15

ページ

コメント ..................................................................................................................2-2

コントローラウインドウ ...............................................................................1-2

コントロール画面 ...............................................................................8-10, 8-15

コントロール画面の操作 ................................................................8-12, 8-15

梱包内容 ..................................................................................................................... iv

ページ

サイクル統計 .....................................................................................................4-14

サイクル統計結果の保存 ...............................................................................5-8

サムネイル表示 ...................................................................................................8-6

ページ

システム環境 .....................................................................................................10-2

終了.............................................................................................................................1-1

初期化 ....................................................................................................................3-15

ページ

ズーム位置 .............................................................................................................2-7

ズームウインドウ表示 ....................................................................................2-7

ズーム波形の表示 ..............................................................................................2-7

ズーム波形表示ウインドウ ..........................................................................1-3

ズーム率 ..................................................................................................................2-7

スケール ..................................................................................................................3-2

ページ

接続設定 ..................................................................................................................8-1

設定情報 ..................................................................................................................5-9

ページ

測定結果エレメント .........................................................................................7-2

測定結果エレメントの編集 ..........................................................................7-5

測定結果表示 ........................................................................................................4-1

測定結果表示ウインドウ ...............................................................................1-3

5

6

7

3

4

1

2

10

8

9

IM 701992-01

索 -1

索引

ページ

対応機種 ...............................................................................................................10-1

タイプごとの属性 ..............................................................................................7-3

ダウンロード ........................................................................................................8-7

縦カーソル .............................................................................................................4-2

ページ

チャネル設定 ........................................................................................................3-2

注意事項 .......................................................................................................................x

注釈..........................................................................................................................4-29

注釈の種類 ..........................................................................................................4-29

注釈の追加 ..........................................................................................................4-29

ページ

ツールバー .............................................................................................................1-2

ページ

データの表示 .........................................................................................................viii

データの保存 ........................................................................................................5-1

テキストエレメント .........................................................................................7-2

テキストエレメントの編集 ..........................................................................7-4

デュアルキャプチャ ......................................................................................2-16

転送.............................................................................................................................5-6

ページ

バージョン情報 ...................................................................................................9-2

バイナリファイル ..............................................................................................5-1

波形データのダウンロード ...........................................................8-21, 8-23

波形データの表示 ..............................................................................................2-1

波形データの読み込み ....................................................................................2-1

波形の拡大縮小 ................................................................................................2-13

波形の表示色 ........................................................................................................3-2

波形の分割表示 ................................................................................................2-15

波形パラメータ ...................................................................................................4-5

波形パラメータの測定結果の保存 ...........................................................5-8

波形補間 ...............................................................................................................3-14

ページ

ヒストリウインドウ表示 ...............................................................................2-9

ヒストリ統計 .....................................................................................................4-11

ヒストリ統計結果の保存 ...............................................................................5-8

ヒストリ波形の表示 .........................................................................................2-9

ヒストリ波形表示ウインドウ .....................................................................1-3

ビューア ..................................................................................................................2-4

ビューアウインドウ .........................................................................................1-2

表示条件データ ...................................................................................................5-9

表示条件データの読み込み ..........................................................................3-1

表示色 ....................................................................................................................3-10

表示書式 ..................................................................................................................3-3

表示の ON/OFF ....................................................................................................3-2

ページ

ファイル転送 .........................................................................................................viii

ファイルの操作 ...................................................................................................8-7

ファイル表示 .........................................................................................................viii

ファイルリスト ...................................................................................................8-5

フィルタ ...............................................................................................................4-19

浮動小数点ファイル .........................................................................................5-3

プリンタの書式 ...................................................................................................6-2

プリンタの設定 ...................................................................................................6-1

分割表示 ......................................................................................................2-15, 3-8

ページ

ヘルプ .......................................................................................................................9-3

変換..............................................................................................................5-10, 5-12

ページ

ボイスメモ .............................................................................................................2-2

保存.............................................................................................................................5-1

ページ

メインウインドウ表示 ....................................................................................2-6

メイン波形表示ウインドウ ..........................................................................1-3

ページ

横カーソル .............................................................................................................4-3

横軸の設定 .............................................................................................................3-9

ページ

ライセンス .............................................................................................................9-5

ページ

リアルタイム記録データ ...............................................................................8-6

リモート操作 .........................................................................................................viii

ページ

レイアウトビュー ..............................................................................................7-2

レポート機能 ........................................................................................................7-1

レポートの印刷 ................................................................................................7-10

レポートの編集 ...................................................................................................7-4

レポートファイルの削除 ...............................................................................7-8

レポートファイルの保存 ...............................................................................7-8

レポートファイルの読み込み .....................................................................7-8

レポートリスト ...................................................................................................7-2

連番ファイル ........................................................................................................2-5

索 -2

IM 701992-01

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