サンケン電気株式会社 取扱説明書

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サンケン電気株式会社 取扱説明書 | Manualzz

6. 機能と設定

6-1-1-4 停電試験

実際にバックアップ運転せずに模擬的に停電動作試験を行います。強制的に外部信号を出力することによ

り、バッテリの放電をせず、短時間にシャットダウン動作の確認が行えます。

停電試験を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 停電試験 ] メニューが液晶ディ

スプレイに表示されます。

* * * 動作設定

〉停電試験 ▲

メニュー表示 / 確定キー

[ 停電試験 ]

・ 外部へ停電信号およびバッテリ LOW 信号を出力する試験を行います。

・ 下記の表示のときにメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと停電信号のみを出力します。

* * * 停電試験

MENUで停電

ESCでキャンセル

74

6. 機能と設定

・ 停電信号を出力しているときは下記の表示になります。([ 停電出力中 ] が点滅します )

・ 下記の表示のときに、停電信号の出力を止める場合は [ESC] キーを押します。

・ 下記の表示のときにメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと停電信号とバッテリ LOW 信号を出力し

ます。

* * * 停電試験

停電出力中

MENUでバッテリLOW

・ 停電信号とバッテリ LOW 信号を出力しているときは下記の表示になります。([ 停電出力中 ] と [ バッテ

リ LOW 出力中 ] が点滅します )

・ 停電信号とバッテリ LOW 信号を出力しているときに、バッテリ LOW 信号の出力のみを止める場合は

[ESC] キーを押します。( 停電信号は出力を継続します。停電信号の出力も止める場合はもう一度 [ESC]

キーを押します )

・停電信号とバッテリ LOW 信号を出力しているときに、停電信号とバッテリ LOW 信号の出力を止める場

合はメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押します。

* * * 停電試験

停電出力中

バッテリLOW出力中

MENUで終了

75

6. 機能と設定

・外部出力とキーの関係

停電

バッテリ

LOW

× ×

[停電動作試験開始]

[メニュー表示/確定]

停電

バッテリ

LOW

○ ×

[メニュー表示/確定]

停電

バッテリ

LOW

○ ○

[ESC] [ESC]

[メニュー表示/確定]

○:信号を出力している

×:信号を出力していない

・ この試験は、システムインターフェース (D-sub)、シリアル信号、オプションスロットに出力される停電信

号とバッテリ LOW 信号の確認に有効です。

・ UPS 運転中に停電試験を実行している際に、実際に停電が発生してバックアップ運転になった場合は停

電試験を中止します。

* * * 停電試験

バックアップ運転中

試験を中止します

76

6. 機能と設定

6-1-2 バッテリ寿命

バッテリのメンテナンスを行います。

バッテリ寿命を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ バッテリ寿命 ] メニュー

が液晶ディスプレイに表示されます。

* * *

設定

動作設定

〉バッテリ寿命

計測機能 ▽

メニュー表示 / 確定キー

[ バッテリ寿命 ]

* * *

バッテリ寿命

〉バッテリ設定

寿命アラーム

手動判定

メニュー

バッテリ設定

寿命アラーム

手動判定

バッテリの使用できる期間を設定します。

バッテリの寿命アラームをだす/ださないを設定します。

バッテリ寿命判定を行ないます。

内 容

・ バッテリ寿命判定は通常定期的に自動で行われます。

・ 充電器が停止している場合、バッテリ寿命判定は自動 / 手動ともに行われません。また、メニューにおい

て [ 手動判定 ] の項目も表示されません。

・ 充電器は下記の要因で停止します。

故障発生中

バックアップ運転中

バッテリ過電圧アラームの検出中

バッテリ未接続アラーム検出中

バッテリオーバーヒートアラーム検出中

オプションバッテリオーバーヒートアラーム検出中

6-1-1-2-1 停止時充電の設定が [ 充電停止 ] になっている時

77

6. 機能と設定

6-1-2-1 バッテリ設定

バッテリの使用できる期間を設定します。

バッテリ設定を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ バッテリ設定 ] メニュー

が液晶ディスプレイに表示されます。

* * * バッテリ寿命

〉バッテリ設定

寿命アラーム

手動判定

メニュー表示 / 確定キー

[ バッテリ設定 ]

・ バッテリを交換したときに行ってください。工場出荷時に設定されていますので、ご購入時の設定は不要

です。

・ バッテリ寿命判定に使用する使用残期間の設定を行います。[ ▲ ] キーまたは [ ▽ ] キーを使用してバッ

テリ残期間を [ 月 ] 単位で設定した後、メニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すことで設定が確定され

ます。設定を行わない場合は [ESC] キーを押してください。

・ 停電が発生している場合または故障が発生している場合は、バッテリ設定は行えません。

* * * バッテリ寿命

使用残期間 060月

78

6. 機能と設定

6-1-2-2 寿命アラーム

バッテリの寿命アラーム [ だす / ださない]を設定します。

寿命アラームを選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 寿命アラーム ] メニュー

が液晶ディスプレイに表示されます。

* * * バッテリ寿命

バッテリ設定

〉寿命アラーム

手動判定

メニュー表示 / 確定キー

[ 寿命アラーム ]

* * * 寿命アラーム

〉有効

無効

*

表 示

有効

無効

内 容

バッテリ寿命判定を自動的に行ない判定結果を出力します。(工場出荷設定)

バッテリ寿命判定を自動的に行いません。

・ 手動判定で寿命と判定された場合、無効に設定してあってもアラームが出力されます。

79

6. 機能と設定

6-1-2-3 手動判定

通常定期的に自動で行われているバッテリの寿命判定を手動で実行します。

手動判定を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 手動判定 ] メニューが液晶ディ

スプレイに表示されます。

* * * バッテリ寿命

バッテリ設定

寿命アラーム

〉手動判定

メニュー表示 / 確定キー

[ 手動判定 ]

メニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すことでバッテリインピーダンス寿命判定を開始します。判定を

行わない場合は [ESC] キーを押してください。

* * * 手動判定

MENUで判定開始

ESCでキャンセル

80

6. 機能と設定

・ 手動による寿命判定を行っている間は下記の表示になります。([ 寿命判定中 ] が点滅します ) 途中で判

定を中止する場合は [ESC] キーを押してください。

・ 約 20 秒後に判定結果を表示します。

* * * 手動判定

寿命判定中

ESCでキャンセル

・ バッテリが正常と判定された場合は下記の表示となります。

* * * 手動判定

バッテリ正常

81

6. 機能と設定

・バッテリが寿命と判定された場合は下記の表示となります ([ バッテリ寿命 ] が点滅します )。

* * * 手動判定

バッテリ寿命

・ UPS 運転中に手動判定を実行している際に停電が発生してバックアップ運転になった場合や、手動判定

を実行している際に充電器が停止した場合は手動判定を中止します。

* * * 手動判定

 判定条件NG

判定を中止します

82

6. 機能と設定

6-1-3 計測機能

各種計測値の表示と通常画面 ( キャラクタモード ) での表示項目の設定を行います。

計測機能を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 計測機能 ] メニューが液晶ディ

スプレイに表示されます。

* * * 設定

動作設定

バッテリ寿命

〉計測機能 ▽

メニュー表示 / 確定キー

[ 計測機能 ]

* * * 計測機能

〉計測表示

計測項目1

計測項目2 ▽

メニュー

計測表示

計測項目1

計測項目2

計測項目3

内 容

各種計測値を表示します。

通常画面(キャラクタモード)で表示する計測項目1を設定します。

通常画面(キャラクタモード)で表示する計測項目2を設定します。

通常画面(キャラクタモード)で表示する計測項目3を設定します。

83

6. 機能と設定

・ 通常画面 ( キャラクタモード ) における計測項目 1、2、3 は下記の表示項目に該当します。

計測項目 1

計測項目 2

計測項目 3

UPS運転

V i n

Vo u t

I o u t

100 . 0V

100 . 0V

100 . 0%

84

6. 機能と設定

6-1-3-1 計測表示

各種計測値を表示します。

計測表示を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 計測表示 ] が液晶ディスプレ

イに表示されます。

* * * 計測機能

〉計測表示

計測項目1

計測項目2 ▽

メニュー表示 / 確定キー

[ 計測表示 ]

・ 計測を行っている各種の情報を表示します。

項 目

入力電圧

入力電流

入力周波数

出力電圧

負荷率

出力皮相電力

出力有効電力

出力周波数

バッテリ電圧

周囲温度

バッテリ寿命残月数

日付と時間

製造番号

表 示 記 号

Vin

Iin

Fin

Vout

Iout

VAout

Wout

Fout

Vbat

Tenv

Lbat

S/N

単 位

V

A

Hz

V

%

VA

W

Hz

V

M(ヶ月)

年 / 月 / 日 時:分

85

6. 機能と設定

・ 計測表示は 5 画面で構成されています。[ ▲ ] キーまたは [ ▽ ] キーを使用して画面を切換えてください。

・ 入力電流 Iin は、本装置内の整流器への入力電流を計測して表示します ( 本装置への入力電流ではあり

ません )。そのため、バイパス給電にしている場合、入力電流 Iin は 0.0[A] の表示となります。

* * * 計測表示

V i n

I i n

1 00 . 0V

30 . 0A

F i n 5 0 . 0H z ▽

86

6. 機能と設定

6-1-3-2 計測項目 1 ~ 3

通常画面 ( キャラクタモード ) で表示する計測項目 1 ~ 3 を設定します。

計測項目 1 の設定方法を説明します。同様に、計測項目2と計測項目 3 の設定を行ってください。

計測項目 1 を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 計測項目 1] メニューが液

晶ディスプレイに表示されます。

* * * 計測機能

計測表示

〉計測項目1

計測項目2 ▽

メニュー表示 / 確定キー

[ 計測項目 1]

・ 通常画面 ( キャラクタモード ) の計測項目 1 に表示する計測項目を設定します。

・ [ ▲ ] キーまたは [ ▽ ] キーを押して [>] を表示設定項目まで移動させた後、メニュー表示 / 確定キー

(MENU) キーを押すことで計測項目 1 に表示する計測項目を設定します。

・ [*] がついている項目は現在設定されている項目です。

* * * 計測項目1

〉入力電圧

入力電流

入力周波数

*

87

6. 機能と設定

・ 計測項目 1 ~ 3 で表示できる項目は下記のとおりです。

入力電圧

入力電流

入力周波数

出力電圧

負荷率

出力皮相電力

出力有効電力

出力周波数

バッテリ電圧

周囲温度

バッテリ寿命残月数

日付と時間

製造番号

計 測 項 目

(計測項目1 工場出荷設定)

(計測項目2 工場出荷設定)

(計測項目3 工場出荷設定)

88

6. 機能と設定

6-1-4 記録読出

ログ、停電回数の記録を確認します。

記録読出を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 記録読出 ] メニューが液晶ディ

スプレイに表示されます。

* * * 設定

〉記録読出

表示設定

バージョンの表示

メニュー表示 / 確定キー

[ 記録読出 ]

* * * 記録読出

〉ログの管理

停電回数

表 示

ログの管理

停電回数

内 容

動作/アラーム/故障のログの表示、消去を行うメニューです。

停電回数/稼働時間の表示、消去を行うメニューです。

89

6. 機能と設定

6-1-4-1 ログの管理

ログの表示 / 消去を行います。

ログは一括表示、動作、アラーム、故障の 4 種類あり、それぞれ個別に記録されます。

ログの管理を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ ログの管理 ] メニューが液

晶ディスプレイに表示されます。

* * * 記録読出

〉ログの管理

停電回数

メニュー表示 / 確定キー

[ ログの管理 ]

* * * ログの管理

〉ログの表示

ログの消去

表 示

ログの表示

ログの消去

内 容

一括表示/動作/アラーム/故障のログの表示を行うメニューです。

ログの消去を行うメニューです。

90

6. 機能と設定

6-1-4-1-1 ログの表示

UPS に記録されているログを表示します。

ログの表示を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ ログの表示 ] メニューが液

晶ディスプレイに表示されます。

* * * ログの管理

〉ログの表示

ログの消去

メニュー表示 / 確定キー

[ ログの表示 ]

* * * ログの表示

〉一括表示

動作

アラーム ▽

表 示

一括表示

動作

アラーム

故障

内 容

動作/アラーム/故障のログを時系列で表示するメニューです。

動作のログのみを時系列で表示するメニューです。

アラームのログのみを時系列で表示するメニューです。

故障のログのみを時系列で表示するメニューです。

91

6. 機能と設定

6-1-4-1-1-1 一括表示

最新のログを時系列で表示します。

一括表示を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 動作 / アラーム / 故障 ] のロ

グが液晶ディスプレイに時系列で表示されます。

* * * ログの表示

〉一括表示

動作

アラーム ▽

メニュー表示 / 確定キー

[ 一括表示 ]

ログ内容

ログナンバー ログの記録日時

001 10/07/07 17:00:00

停止(スケジュール)

002 10/07/07 09:00:00

インバータ給電(運転)

・ [ ▲ ] キーまたは [ ▽ ] キーを押すことで保存されているログを時系列で表示します。

・ 最新のログはログナンバーが [001] です。

・ 一括表示ログは 144 件記録されます。144 件を超えると古いログから順に消去されます。

・ 記録されているもっとも古いログの表示を行った後は [-- END --] の表示が出ます。

・ 動作 / アラーム / 故障のログを時系列で表示します。

92

6. 機能と設定

6-1-4-1-1-2 動作

動作 ( 運転、停止など ) に関するログを表示します。

動作を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 動作 ] のログが液晶ディスプレイ

に時系列で表示されます。

* * * ログの表示

一括表示

〉動作

アラーム ▽

メニュー表示 / 確定キー

[ 動作 ]

ログ内容

ログナンバー ログの記録日時

001 10/07/07 17:00:00

停止(スケジュール)

002 10/07/07 09:00:00

インバータ給電(運転)

・ [ ▲ ] キーまたは [ ▽ ] キーを押すことで保存されているログを時系列で表示します。

・ 最新のログはログナンバーが [001] です。

・ 動作ログは 48 件記録されます。48 件を超えると古いログから順に消去されます。

・ もっとも古いログの表示を行った後は [-- END --] の表示が出ます。

93

6. 機能と設定

6-1-4-1-1-3 アラーム

アラームに関するログを表示します。

アラームを選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ アラーム ] のログが液晶ディ

スプレイに時系列で表示されます。

* * * ログの表示

一括表示

動作

〉アラーム ▽

メニュー表示 / 確定キー

[ アラーム ]

ログ内容

ログナンバー ログの記録日時

001 10/07/07 13:10:00

寿命(Z)解除

002 10/07/07 13:00:00

バッテリ寿命

・ [ ▲ ] キーまたは [ ▽ ] キーを押すことで保存されているログを時系列で表示します。

・ 最新のログはログナンバーが [001] です。

・ アラームログは 48 件記録されます。48 件を超えると古いログから順に消去されます。

・ もっとも古いログの表示を行った後は [-- END --] の表示が出ます。

94

6. 機能と設定

6-1-4-1-1-4 故障

故障に関するログを表示します。

故障を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 故障 ] のログが液晶ディスプレイ

に時系列で表示されます。

* * * ログの表示

〉故障 ▲

メニュー表示 / 確定キー

[ 故障 ]

ログ内容

ログナンバー ログの記録日時

001 10/07/07 14:10:00

故障復帰

002 10/07/07 14:00:00

接点異常(83I)

・ [ ▲ ] キーまたは [ ▽ ] キーを押すことで保存されているログを時系列で表示します。

・ 最新のログはログナンバーが [001] です。

・ 故障ログは 48 件記録されます。48 件を超えると古いログから順に消去されます。

・ もっとも古いログの表示を行った後は [-- END --] の表示が出ます。

95

6. 機能と設定

6-1-4-1-2 ログの消去

UPS に記録されているログを消去します。

ログの消去を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ ログの消去 ] メニューが液

晶ディスプレイに表示されます。

* * * ログの管理

 ログの表示

〉ログの消去

メニュー表示 / 確定キー

[ ログの消去 ]

・ 保存されているすべてのログを消去します。個別での消去はできません。

・ 消去する場合はメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押してください。中止する場合は [ESC] キーを押

してください。

* * * ログの表示

消去しますか?

ESC中止 , MENU確定

96

6. 機能と設定

6-1-4-2 停電回数

停電回数を表示 / 消去します。

停電回数を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 停電回数 ] メニューが液晶ディ

スプレイに表示されます。

* * * 記録読出

ログの管理

〉停電回数

メニュー表示 / 確定キー

[ 停電回数 ]

* * * 停電回数

〉表示

消去

表 示

表示

消去

内 容

停電回数/稼働時間の表示を行うメニューです。

停電回数/稼働時間の消去を行うメニューです。

97

6. 機能と設定

6-1-4-2-1 停電回数の表示

停電回数 / 稼働時間を表示します。

表示を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 停電回数 / 稼働時間 ] が液晶ディ

スプレイに表示されます。

* * * 停電回数

〉表示

消去

メニュー表示 / 確定キー

[ 停電回数の表示 ]

停電回数のカウント開始日時

(停電回数を消去した日時)

* * * 停電回数

10/07/07 07:00:00∼

2回

稼働時間 3H

停電回数

稼働時間

表 示

停電回数のカウント開始日時

(停電回数を消去した日時)

停電回数

稼働時間

内 容

停電回数/稼働時間のカウントを開始した日時です。

(停電回数を消去した日時です)

UPSがバックアップ運転を行った回数です。

UPSのインバータが稼働した時間です。(単位:時)

バイパスから供給している時間は含まれません。ただし強制バイパスはインバー

タが動作しているため稼働時間に含まれます。

・ 次項 [6-1-4-2-2 停電回数 / 稼働時間の消去 ] により停電回数を消去してからの、停電回数 / 稼働時間

を表示します。そのため UPS をご使用になってからの停電回数 / 稼働時間のデータを参照する場合は

UPS ご使用前に必ず下記の順番に処理を行ってください ( 時計が校正されていない / 停電回数の消去を

行っていない場合は所望のデータが表示されません )。

(1) 時計の校正を行う (6-1-1-3 時計校正 を参照してください )

(2) 停電回数の消去を行う (6-1-4-2-2 消去を参照してください )

98

6. 機能と設定

6-1-4-2-2 停電回数 / 稼働時間の消去

停電回数 / 稼働時間の消去を行います。

消去を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 停電回数の消去 ] のメニューが液

晶ディスプレイに表示されます。

* * * 停電回数

表示

〉消去

メニュー表示 / 確定キー

[ 停電回数の消去 ]

・ カウントされている停電回数 / 稼働時間を消去します。

・ この操作を行った日時が、停電回数 / 稼働時間のカウント開始日時となります。

・ 消去する場合はメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押してください。中止する場合は [ESC] キーを押

してください。

* * * 停電回数

消去しますか?

ESC中止 , MENU確定

99

6. 機能と設定

6-1-5 表示設定

画面の表示を変更します。

表示設定を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと[ 表示設定 ] メニューが液晶ディ

スプレイに表示されます。

* * * 設定

記録読出

〉表示設定

バージョンの表示

メニュー表示 / 確定キー

[ 表示設定 ]

* * * 表示設定

〉コントラスト

バックライト

LCD ▽

表 示

コントラスト

バックライト

LCD

表示モード

内 容

液晶ディスプレイのコントラストの設定を行います。

液晶ディスプレイのバックライトの設定を行います。

液晶ディスプレイの表示[ON/OFF]の設定を行います。

通常画面の表示モードの設定を行います。

100

6. 機能と設定

6-1-5-1 コントラスト

液晶ディスプレイのコントラストを変更します。

コントラストを選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ コントラスト ] メニューが

液晶ディスプレイに表示されます。

* * * 表示設定

〉コントラスト

バックライト

LCD ▽

メニュー表示 / 確定キー

[ コントラスト ]

* * * コントラスト

▲ 濃

▽ 薄

ESC中止 , MENU確定

・ [ ▲ ] キーまたは [ ▽ ] キーを押すとコントラストの調整を行うことができます。コントラスト調整後、メ

ニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと確定します。調整を行わない場合は [ESC] キーを押してくだ

さい。

キー

内 容

液晶ディスプレイのコントラストが[濃く]なります。

液晶ディスプレイのコントラストが[薄く]なります。

101

6. 機能と設定

6-1-5-2 バックライト

液晶ディスプレイのバックライトの設定をします。

バックライトを選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ バックライト ] メニューが

液晶ディスプレイに表示されます。

* * * 表示設定

コントラスト

〉バックライト

LCD ▽

メニュー表示 / 確定キー

[ バックライト ] 

* * * バックライト

〉自動消灯

常時点灯

常時消灯

*

表 示

自動消灯

常時点灯

常時消灯

内 容

30秒以上、キー操作/状態変化がない場合にバックライトを自動的に消灯します。

消灯しているときに、何らかのキー操作/状態変化があった場合バックライトを点灯し

ます。(工場出荷設定)

バックライトを常時点灯します。

バックライトを常時消灯します。

102

6. 機能と設定

6-1-5-3 LCD

液晶ディスプレイの表示を自動的に消すことができます。

LCD を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [LCD] メニューが液晶ディスプレ

イに表示されます。

* * * 表示設定

コントラスト

バックライト

〉LCD ▽

メニュー表示 / 確定キー

[LCD] 

* * * LCD

〉常時表示

自動表示

*

表 示

常時表示

自動表示

内 容

液晶ディスプレイの表示を常時行います。(工場出荷設定)

60秒以上、キー操作/状態変化がない場合に液晶ディスプレイの表示を自動的に消し

ます。(バックライトが点灯していた場合、バックライトも消灯します。)

表示が消えているときに、何らかのキー操作/状態変化があった場合液晶ディスプレイ

の表示を行います。

103

6. 機能と設定

6-1-5-4 表示モード

通常画面の表示モードをキャラクタ / グラフィックに変更します。

表示モードを選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと [ 表示モード ] メニューが液

晶ディスプレイに表示されます。

* * * 表示設定

〉表示モード ▲

メニュー表示 / 確定キー

[ 表示モード ] 

* * * 表示モード

〉キャラクタ

グラフィック

*

表 示

キャラクタ

グラフィック

内 容

通常画面において文字を使用して情報を表示します。(工場出荷設定)

通常画面においてグラフィックを使用して情報を表示します。

・ ここでは UPS の初期状態での表示モードの設定を行います ( 初期状態 :UPS に電源が入ったとき )。

・ 通常画面を表示中に一時的に表示モードを切換えるときは [ ▲ ] キーまたは [ ▽ ] キーを押してください。

キー

内 容

通常画面の表示を[一時的にキャラクタモード]にします。

通常画面の表示を[一時的にグラフィックモード]にします。

104

6. 機能と設定

6-1-6 バージョンの表示

バージョンを確認します。

バージョンの表示を選択している状態でメニュー表示 / 確定キー (MENU) を押すと液晶ディスプレイに

UPS のバージョン、シリアル番号などが表示されます。

* * * 設定

記録読出

表示設定

〉バージョンの表示

メニュー表示 / 確定キー

[ バージョンの表示 ]

形式

シリアル番号

バージョン

* * * バージョン表示

SAU-A302SS11-010

S/N:0123456789

000-M0100-P0100

・ UPS ご使用上の問い合わせの際はこの表示より下記内容をお伝えください。

形式

シリアル番号

バージョン

・ シリアル番号は計測表示画面からも参照できます。

105

6. 機能と設定

6 − 2 電源管理ソフトおよび UPS サービスについて

本装置とコンピュータを専用ケーブル ( オプション ) で接続して、Windows 標準の UPS サービスを使用す

ることにより、停電などの電源異常時にコンピュータのシャットダウン停止が可能になります。

また、専用の電源管理ソフト「FULLBACK Manager Pro」を使用することにより、スケジュール運転、ネッ

トワーク監視などさまざまな機能が利用できます。 ( 詳細については、電源管理ソフトのユーザーズマニュ

アルを参照してください。)

6-2-1 UPS サービスを使用する

Windows2000,Windows XP,Windows Server 2003 の「UPS サービス機能」に対応し、停電時の自

動シャットダウンが可能です。以下に設定手順を示します。

設定作業は管理者権限 (Administrator) で行ってください。

●コンピュータとの接続

UPS とコンピュータを専用ケーブル「NOC-19」で接続してください。

106

NOC-19

6. 機能と設定

●コンピュータの設定

コントロールパネルの「電源オプション」をダブルクリックし、「UPS タブ」を選択します。

※ Windows XP の場合、ウインドウの状態がカテゴリの表示になっていると、「電源オプション」は、 

  コントロールパネルの「パフォーマンスとメンテナンス」内にあります。

1.「選択」ボタンをクリックします。

2.UPS の選択を行います。

(1) 「製造元の選択」で『一般』を選択します

(2) 「ポート」で、専用ケーブル(オプション)にて接続する COM ポートの番号を指定します。

(3) 「モデルの選択」で『カスタム』を選択します。

(4) 「次へ」ボタンをクリックします。

107

6. 機能と設定

3. インターフェースの構成

(1) 電源障害 / バッテリ駆動

チェックボックスを『on』し、『正』を選択します。

(2) バッテリの低下

チェックボックスを『on』し、『正』を選択します。

(3) UPS シャットダウン

チェックボックスを『on』し、『正』を選択します。

(4) 「完了」ボタンをクリックします。

4.「構成」ボタンをクリックします。

108

5. UPS の構成を設定します。

(1) すべての通知を有効にする。

チェックボックスを『on』にします。

(2) 電源障害が発生してから通知するまでの時間

お客様のご使用環境に合わせて設定してください。

(3) その後の通知間隔

お客様のご使用環境に合わせて設定してください。

(4) バッテリ駆動開始から警告を発するまでの時間

お客様のご使用環境に合わせて設定してください。

(5) アラーム時に、このプログラムを実行する。

お客様のご使用環境に合わせて設定してください。

(6) 次にコンピュータが行う動作

「シャットダウン」または「休止状態」を指定します。

(7) UPS の電源を切る

チェックボックスを『on』にします。

(8) 「OK」ボタンをクリックします。

6. 機能と設定

109

6. 機能と設定

6.「OK」ボタンをクリックし、UPS サービスを起動します。

注 意

本設定により、停電などによりOSがシャットダウンを開始した場合には、OSのシャットダウン開

始から約2分後にUPSは停止します。

短時間の停電が発生し、途中から通常運転に戻っても、復電後3分間はUPSサービスを停止(解

除)しないでください。UPSが停止するおそれがあります。

Windows2000,Windows XP,Windows Server 2003はMicrosoft Corporationの米国お

よびその他の国における登録商標です。

全ての商標、製品名、および社名はそれぞれの会社の所有物であり、ここでは情報のみの目的で

使用させて頂いております。

110

6. 機能と設定

6-2-2 電源管理ソフトを使用する

電源管理ソフト「FULLBACK Manager Pro」を使用する場合は、専用の通信ケーブルを使用してください。

電源管理ソフトの詳細は、同ソフトに添付されているユーザーズマニュアルを参照してください。

●コンピュータとの接続

UPS とコンピュータを電源管理ソフトに添付されている専用ケーブルで接続してください。

専用ケーブル

注 意

スケジュール設定にて、次回運転時刻を待っている時は、液晶ディスプレイの1行目に待機表示

[s]が点滅します。

電源管理ソフト上の一部の表示および機能に制限があります。

内蔵時計の誤差は±0.05%程度です。

電源管理ソフト上の計測表示には誤差があります。あくまでも目安としてお考えください。

111

6. 機能と設定

6-2-3 オートリブート

バックアップ運転中、コンピュータのシャットダウン開始後に復電した場合、シャットダウン完了後に UPS

を一旦停止し、約 10 秒後に運転を再開することによりコンピュータを自動的にリブートする機能です。

電源管理ソフトを使用している場合は、この機能を無効にすることができます。

注 意

オートリブートは、UPSサービスまたは電源管理ソフト「FULLBACK Manager Pro」を使用す

ることで利用できる機能です。

112

6. 機能と設定

6-2-4 シャットダウンテスト

強制的に停電およびバッテリ LOW 信号を出力し、システムインターフェースからケーブルを介して、コン

ピュータに正しくケーブルが接続されているかを確認することができます。

ケーブル接続テストは、UPS を運転してから行ってください。

手順 1 [6-1-1-4 停電試験 ] を参照して停電信号を出力する。

手順 2 [6-1-1-4 停電試験 ] を参照してバッテリ LOW 信号を出力する。

手順 3 テスト結果を確認する。

コンピュータはバッテリ電圧低下信号を受信するとシャットダウンを開始します。シャットダウンが開始さ

れれば、ケーブルは正しく接続されています。シャットダウンが開始されない場合は、設定及びケーブルの

接続を確認してください。

※テスト終了後は、[6-1-1-4 停電試験 ] を参照して停電信号 / バッテリ LOW 信号の出力を停止してくだ 

 さい。

・バックアップ運転中は停電試験を行えません。詳細は [6-1-1-4 停電試験 ] を参照してください。

113

6. 機能と設定

6 − 3 システムインターフェース

本装置には外部信号(RS-232C および有極接点)が用意されています。RS-232C 通信用ケーブルでパソ

コン等と接続する事により FULLBACK Manager Pro 等の電源管理ソフトとのデータ通信が可能となりま

す。また、接点信号用ケーブル(NOC-19 等)でパソコン等と接続する事により UPS サービス等の停電時自

動シャットダウンが可能となります。

5 4 3 2 1

9 8 7 6

UPS側コネクタ

コネクタタイプ:Dsub-9P(メス)

ネジ径:#4-40(インチネジ)

RS-232C

ドライバ/レシーバ

内   部 ピン接続

3

5

1

2 RXD

TXD

GND

PC PC

(GND)

PC

4

6

バッテリLOW

停電

7

8

9

COMMON

運 転

ピンNo.

2

3

5

4

6

7

8-9

入力

出力

出力

出力

入力

信号名称

RXD

TXD

GND

バッテリLOW

停電

COMMON

運転

内 容

受信

送信

信号用GND(SG)

バッテリ残量が少なくなり、バッ

クアップできる時間が短くなると

フォトカプラがoffとなります。

入 力電 源 が異常になったとき、

フォトカプラがoffとなります。

接点用共通GND

信号を受けている間、UPSは運

転します。

備 考

有極接点

DC 80V 50mA

(フォトカプラ出力)

入力信号レベル

DC24V 6mA(max)

114

6. 機能と設定

6 − 4 オプションについて

● 外部信号用ボード

UPS の状態出力や運転制御を接点信号にて行なうオプションボードです。

警報表示盤やシーケンサー等と組み合わせる事により、UPS の監視・制御が行えます。

● ネットワーク通信ボード

ネットワーク上の管理端末(コンピュータ)とネットワーク通信を行なうためのオプションボードです。

ネットワークにより UPS の遠隔監視・制御を可能にします。

また、停電時のコンピュータ自動シャットダウン、スケジュール運用も可能にします。

オプションに関しては、お買い上げ販売店、又は弊社営業所にお問い合わせください。

115

116

7

保 護

アラーム ......................................................................................118

故障 ............................................................................................120

117

7. 保護

7 −1 アラーム

●アラームが発生した場合

・ ブザーが「ピーピー」と鳴ります。ただし、ブザーの設定によっては鳴らない場合があります ([6-1-1-2-4

ブザー ] を参照してください )。

・ 状態表示ランプの [ アラーム ] が点灯し、液晶ディスプレイにアラーム項目を表示します。

・ アラーム要因が解消された場合、自動的に解除されます。

項 目

出力ピーク過電流

出力皮相電力過負荷

出力有効電力過負荷

非同期

入力周波数異常

バッテリ未接続

バッテリ

オーバーヒート

オプションバッテリ

オーバーヒート

バッテリ充電異常

バッテリ過電圧

バッテリ電圧低下

入力過電圧

入力不足電圧

バッテリ寿命

(インピーダンス)

バッテリ寿命

(カウンタ)

液晶ディスプレイ

出力過電流(PK)

出力過負荷(VA)

出力過負荷(W)

内 容

5-4動作状態の過負荷バイパス運転になります。

負荷が定格を越えています。

負荷を減らしてください。

負荷投入時には負荷による突入電流で一時的に過負荷になることがあり

ますが、異常な状態ではありません。

非同期運転

周波数異常

入力周波数と同期がとれない状態です。

入力周波数、周波数設定、同期幅設定を確認してください。

バッテリ未接続

バッテリ温度異常

外部バッテリ温度

バッテリ充電異常

バッテリ過電圧

バッテリ電圧低下

入力過電圧

入力不足電圧

バッテリが接続されていません。

接続を確認してください。

バッテリの温度が異常です。

周囲温度が40℃以下の環境でご使用ください。

また、吸排気口は塞がないでください。

ファンが動作しているか確認してください。

バッテリの充電が正常に行われていません。

お買い上げ販売店、または弊社コールセンターまでご連絡ください。

バッテリの電圧が高くなっています。

この状態が長時間続く場合は、お買い上げ販売店、または弊社コールセン

ターまでご連絡ください。

バックアップ運転中の放電によりバッテリ電圧が低下し、放電終止電圧に

近づいています。

バックアップできる時間が短くなっています。ご注意ください。

入力電圧が標準仕様の範囲内か確認してください。(+15%、−10%)

標準仕様の入力電圧範囲に入るよう電源設備を改善してください。入力不

足電圧の場合は運転操作はできません。

※入力不足電圧の場合、ブザー、およびランプはアラーム状態にはなりま

 せん。(ログには記録されません)

バッテリ寿命

バッテリ交換必要

バッテリが交換時期にきています。

新しいバッテリに交換してください。バッテリ交換作業のご依頼は、お買い

上げ販売店、または弊社コールセンターまでご連絡ください。

118

7. 保護

項 目

カレンダ時計用

電池寿命

カレンダ時計初期化

カレンダ時計エラー

液晶ディスプレイ

カレンダ電池寿命

カレンダ初期化

カレンダ異常

内 容

内蔵されている時計用の電池が交換期にきています。

新しい電池に交換が必要です。電池交換作業のご依頼は、お買い上げ販売

店、または弊社コールセンターまでご連絡ください。

内蔵されている時計用の電池が消耗し時計が停止したため日時があってい

ない状態です。

時計を校正してください。

また、電池を新品に交換する必要があります。電池交換作業のご依頼は、

お買い上げ販売店、または弊社コールセンターまでご連絡ください。

内蔵されている時計に異常が発生しています。

お買い上げ販売店、または弊社コールセンターまでご連絡ください。

●バッテリ寿命のアラームは目安です。バッテリ寿命のアラームが発生した場合は、負荷装置に支障のない

 状態で、UPS の入力電源を落としバックアップ時間の確認を行ってください。

注意 : 確認中に UPS が停止する恐れがあります。

バックアップ運転直後で充電量が少ないときは、バッテリ寿命のアラームが出る場合があります。

[ ブザー停止 / リセット ] スイッチを押して表示をクリアしてください。

なお、バッテリ寿命のアラームが繰り返し発生する場合は、早急な交換をお勧めします。

119

7. 保護

7 − 2 故 障

●故障が発生した場合

・ ブザーが「ピー」となります。ただし、ブザーの設定によってはならない場合があります ([6-1-1-2-4

ブザー ] を参照してください )。

・ 状態表示ランプの [ 故障 ] が点灯し、液晶ディスプレイに故障項目が表示されます。

・ 故障を解除する場合は、故障要因を確認後、故障要因を取り除き、[ ブザー停止 / リセット ] スイッチを

2 秒以上押してください。再度故障が発生する場合は、お買い上げ販売店、または弊社コールセンター

までご連絡ください。

サンケン電気 機器コールセンター

電話:049-266-8528

項 目

非常停止

初期化失敗

メモリ異常

チェックサムエラー

装置温度異常

表 示

非常停止

初期化失敗

メモリー異常(S)

温度異常

内 容

外部信号ボード(オプション)に入力された信号によって停止しています。

ボードへの入力信号を確認してください。

設定が正常に読み込まれていません。

故障解除後再度発生する場合は、お買い上げ販売店、または弊社コールセ

ンターまでご連絡ください。

内蔵されているメモリの読み込みが正常に行われていません。

故障解除後再度発生する場合はお買い上げ販売店、または弊社コールセ

ンターまでご連絡ください。

吸排気口が塞がれていないか、換気がとれているか、ファンが回転してい

るか確認してください。

故障解除後再度発生する場合はお買い上げ販売店、または弊社コールセ

ンターまでご連絡ください。

制御異常 制御電源異常

瞬時直流不足電圧 瞬時直流不足電圧

直流過電圧 直流過電圧

直流不足電圧 直流不足電圧

出力過電圧 出力過電圧

出力不足電圧 出力不足電圧

初期充電異常 初期充電

入力電流センサ異常 電流センサ異常(C)

インバータ電流

センサ異常

電流センサ異常(I)

故障解除後再度発生する場合は、お買い上げ販売店、または弊社コールセ

ンターまでご連絡ください。

120

7. 保護

項 目 表 示

負荷電流センサ異常 電流センサ異常(O)

内 容

入力開閉器異常

切換開閉器異常

接点異常(52C)

接点異常(83I)

故障解除後再度発生する場合は、お買い上げ販売店、または弊社コールセ

ンターまでご連絡ください。

バイパス開閉器異常

オプションバッテリ

ヒューズ溶断

接点異常(52B)

外部バッテリヒューズ

121

122

123

8

故障と思ったら

8. 故障と思ったら

現 象 原 因 対 処 参 照

UPS が運転し

ない

入力電圧が仕様範囲外になっている([入

力過電圧]または[入力不足電圧]の表

示がある)

入力電圧が仕様範囲内かどうか確認して

ください。範囲外の状態では運転開始で

きません。

また、入力の配線が正しく接続されてい

るか確認してください。

運 転スイッチ[ON]を 1 秒以 上 押して

いない

運転スイッチ[ON]を 1 秒以上押してく

ださい。誤操作防止のため、運転スイッチ

[ON]を 1 秒以上押さないと運転できま

せん。

入力ブレーカーが[OFF]になっている

過負荷などで入 力ブレーカが[OFF]に

なった場合は[ON]にしてください。

過負荷でないのに再度[OFF]なる場合

は UPS 内部の故障が疑われます。お買

い上げ販売店、または弊社コールセンター

までご連絡ください。

5-1

運転と停止

10-1

標準仕様

5-1

運転と停止

4-2

リアパネル

UPS が停止し

ない

コ ン ピュー タ

が シ ャット ダ

ウンしない

入力周波数が仕様範囲外になっている

運転待機状態になっている

停止スイッチ[OFF]を 2 秒以上押して

いない

停止待機状態になっている

ケーブルが接続されていない

間違ったケーブルを使用している

入力周波数が仕様範囲内かどうか確認し

てください。標準仕様の入力周波数範囲

に入るよう電源設備を改善してください。

運転待機キャンセル ( 停止スイッチ [OFF]

を 2 秒以上押す ) し、運転スイッチ [ON]

を 1 秒以上押してください。

停止待機キャンセル ( 運転スイッチ [ON]

を1秒以上押す ) し、停止スイッチ [OFF]

を 2 秒以上押してください。

ケーブルを接続してください。

6-1-3-1

計測表示

10-1

標準仕様

5-1- ⑦

運 転 待 機を キャ

ンセルする

停止スイッチ[OFF]を 2 秒以上押してく

ださい。

誤操作防止のため、停止スイッチ[OFF]

は 2 秒以上押さないと受け付けません。

5-1

運転と停止

5-1- ⑧

停止 待 機 を キャ

ンセルする

正しいケーブルを接続してください。

UPS サービス、または電源管理ソフト

「FULLBACK Manager Pro」が動作し

ていない、または設定が誤っている

UPS サービ ス、または電 源 管 理ソフト

「FULLBACK Manager Pro」を起 動す

る、または正しく設定する。

6-2

電 源 管 理 ソフト

および UPS サー

ビスについて

故 障 ラン プ が

点灯

吸排気口が塞がれている

定格容量以上の負荷を接続した

吸排気口は塞がないでください。

定格容量内に収まるよう負荷を取り外して

ください。

非常停止信号が入力されていないことを確

3-1 設置

5-1- ⑤

故 障 状 態 を解 除

する

3-2 接続

5-1- ⑤

故 障 状 態 を解 除

する

非常停止操作を行った(オプション)

押して非常停止状態を解除してください。

5-1

運転と停止

その他

上記で改善されない場合は UPS 内部の

故障が 疑われます。お買い上げ販 売店、

または弊社コールセンターまでご連絡く

ださい。

124

8. 故障と思ったら

現 象

ア ラ ームラン

プが点灯

原 因

定格容量以上の負荷を接続した

周囲温度が高い、または吸排気口が塞

がれている

入力電圧が仕様範囲外となっている

入力周波数が仕様範囲外になっている

入力電源とインバータ出力の同期が取れ

ていない

バッテリが劣化している

ヒーターやモータを内蔵している機器を

接続している。

(例:レーザープリンタ、シュレッダー)

対 処 参 照

定格容量内に収まるよう負荷を取り外して

してください。

3-2 接続

10-1

標準仕様

周囲温度が 40℃以下の環境でご使用く

ださい。また、吸排気口は塞がないでく

ださい。

入力周波数が仕様範囲内かどうか確認し

てください。

10-1

標準仕様

入力電圧が仕様範囲内かどうか確認して

ください。標準仕様の入力電圧範囲に入

るよう電源設備を改善してください。範囲

外の場合は運転できない場合があります。

3-1 設置

3-2 接続

10-1

標準仕様

6-1-1-2-6

同期幅設定

10-1

標準仕様

負荷の許容入 力周波数の範囲内で UPS

の同期幅を広く設定し直してください。

同期幅の設定は機能設定で行ないます。

UPS の入 力に発電機などをご使 用の場

合、周波数が不安定で同期が外れること

があります。

バッテリ寿命残月数を確認してください。

残月数が少ない場合、新しいバッテリに交

換する必要があります。バッテリ交換作業

のご依頼は、お買い上げ販売店、または

弊社コールセンターまでご連絡ください。

定常時は定格範囲内の消費電力であって

も、ヒーターやモータが動作したときに

一時的に過負荷となる場合があります。

過負荷が解消されない場合は、定格容量内

に収まるように負荷を取り外してください。

6-1-1-2-6

同期幅設定

6-1-3-1

計測表示

3-2 接続

ブ ザーが 鳴ら

ない

パネルからの機能設定でブザー継続時間

[なし]にしている

パネルからの機能設定でブザー継続時間を

[なし]以外の設定にする

6-1-1-2-4

ブザー

125

8. 故障と思ったら

現 象 原 因 対 処 参 照

バッテリの充電が不足している

バッテリを充電してください。充電は、受

電する(停止時充電[充電継続(工場出荷

設定)]の場合)か、または UPS 運転す

ることで行われます。満充電になるまで約

12 時間かかります。

5-1

運転と停止

5-4

動作状態

バックアップ運

転しない

インバータ給電していない

運転スイッチ[ON]を押してインバータ給

電してください。

インバータ給電していない状態からはバッ

クアップ運転できません。

5-1

運転と停止

バッテリが劣化している

運 転 開 始 後、

バイパ ス 給 電

するがインバー

タ給 電に切 換

わらない

入力電源とインバータ出力の同期が取れ

ず、インバータ給電に切換えできない

インバータ給電

と バイパ ス 給

電を繰り返す

ヒーターやモータを内蔵している機器を

接続している。

(例:レーザープリンタ、シュレッダー)

バッテリ寿命残月数を確認してください。

残月数が少ない場合、新しいバッテリに交

換する必要があります。バッテリ交換作業

のご依頼は、お買い上げ販売店、または

弊社コールセンターまでご連絡ください。

負荷の許容入 力周波数の範囲内で UPS

の同期幅を広く設定し直してください。同

期幅の設定は機能設定で行ないます。

UPS の入 力に発電機などをご使 用の場

合、周波数が不安定で同期が外れること

があります。

定常時は定格範囲内の消費電力であって

も、ヒーターやモータが動作したときに一

時的に過負荷となる場合があります。

過負荷が解消されない場合は、定格容量内

に収まるように負荷を取り外してください。

6-1-3-1

計測表示

6-1-1-2-6

同期幅設定

3-2 接続

UPS の入力に延長ケーブルを接続して

いる(電線径が細い)

細いケーブルを使用しないでください。

延長ケーブルのインピーダンスにより入力

電圧が低下して停電検出する場合があり

ます。

3-2 接続

通 常 運 転 と

バックアップ運

転を繰り返す

入力電圧が低い

標準仕様の入力電圧範囲に入るよう電源

設備を改善してください。

10-1

標準仕様

入力電源にインピーダンスの高い(容量

の小さい)トランスを接続している

インピー ダ ンスの 低 い(容 量 の 大きい)

トランスに交換してください。

トランスのインピーダンスにより、入力電

圧が低下して停電検出する場合があります。

本製品に関するお問い合わせは、お買い上げ販売店、または弊社コールセンターまでご連絡ください。

名称:サンケン電気 機器コールセンター

電話:049-266-8528

126

9

保守・点検について

127

9. 保守・点検について

注 意

教育を受けたサービスマン以外は、カバーを開けないでください。

カバーを開けると感電、やけどのおそれがあります。

本製品は静止型ですので、日常の保守は必要ありません。ファンの異常(回転していない等)および裏面の

熱のこもりがないか点検してください。

バッテリは定期的に交換を必要とします。信頼性、トラブル未然防止から約 4 〜 5 年を目安として行ってく

ださい。尚、設置された環境の温度が高いと寿命が短くなりますので、早めに交換されますようお願いします。

注 意

交換部品は同一定格、同一タイプとし、新旧を混ぜて交換しないでください。

火災のおそれがあります。

●保守部品一覧表

名 称 数 量

SAU-A202

バッテリ

(12V-7.2Ah)

SAU-A302

SAU-A502

8ヶ

12ヶ

20ヶ

交換の目安

25℃使用にて

約4〜5年

●本装置の期待寿命

10年(バッテリ1回交換まで):UPS周囲温度25℃環境で使用したとき

交換方法

お買い上げ販売店、または弊社コー

ルセンターにご連絡ください。

128

10

仕 様

標準仕様 .....................................................................................130

外形寸法 .....................................................................................132

129

10. 仕様

10 −1 標準仕様

形 式

給 電 方 式

相 数 ・ 線 数

電 圧

波 数

最 大 入 力 電 流

定 格 出 力 容 量

相 数 ・ 線 数

電 圧( 精 度 )

波 形

周波数(安定度)

電 圧 波 形 歪 率

過 渡 電 圧 変 動

SAU-A202SS11 SAU-A302SS11

商用同期常時インバータ給電方式

SAU-A502SS11

単相2線

100V+15%、−10%

50−60Hz±5%

0.95以上(定格負荷時)

33A

3kVA/2.4kW

55A

5kVA/4.0kW

22A

2kVA/1.6kW

単相2線

100V(±2%)

正弦波

50-60Hz ±0.1%(非同期時)

(同期運転時の同期幅=1%、3%、5%から選択可能)

3%以下(線形負荷)、5%以下(整流器負荷) ※1

商用停電⇔復電 ※2

±5%以下    0%⇔100%負荷急変時

入力電圧±10%急変時

120% 1分間 (バイパス耐量:1000%半サイクル)

80%(遅れ)

小型制御弁式鉛蓄電池(長寿命:約5年)

過 負 荷 耐 量

定 格 負 荷 力 率

種 類

バ ッ ク ア ッ

プ 時 間

充 電 時 間

使

用 環 境

インターフェース

冷 却 方 式

外 形 寸 法

絶 縁 耐 圧

縁 抵 抗

10分間 ※3

約12時間

周囲温度:0〜+40℃ 相対湿度:90%以下(無結露の事)

40dB以下(全面1m A特性) ※4

282W 422W 706W

シリアル通信コネクタ標準装備(オプション用空スロット1ヶ用意)

強制風冷

176(W)×530(D)×479(H)mm

48kg以下 58kg以下

245(W)X620(D)X585(H)mm ※5

100kg以下

回路一括〜接地間 AC1500V (1分間)絶縁破壊なきこと

回路一括〜接地間 DC500V メガーにて3MΩ以上

※ 1:クレストファクタ 3.0 以下

※ 2:整流器負荷 80%にて

※ 3:+ 25℃:初期特性、1400W(SAU-A202)、2100W(SAU-A302)、3500W(SAU-A502) 負荷にて

※ 4:最大 45dB( ファン高速時 )

※ 5:奥行 (D) には、ファンの凸部は含みません。

130

10. 仕様

バッテリ補償時間と負荷電力の関係

1800 2700 4500

1600 2400 4000

1400 2100 3500

1200 1800 3000

周囲温度25℃初期特性

標準時

SAB-A21/SAB-A31/SAB-A51追加時

SAB-A22/SAB-A32/SAB-A52追加時

1000 1500 2500

800 1200 2000

600 900 1500

400 600 1000

200 300 500

0

SAU-A202

0

SAU-A302

0

SAU-A502 20 40 60 80 100 120 140 160

補償時間[min]

180 200 220 240 260 280 300

131

10. 仕様

SAU-A202/SAU-A302

10 − 2 外形寸法

単位 : mm

SAU-A502

176 530

単位 : mm

245 620 30

132

http://www.sanken-ele.co.jp

本書に記載されている内容は本製品の改良のために予告なく変更される場合がございます。また、掲載されている

イラスト、仕様などの記載内容が製品と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

本書の内容について、万一ご不審な点、誤り等お気づきの点がございましたら弊社までご連絡ください。

本製品の修理および故障部品の交換等は、お買い上げ販売店、または弊社コールセンターまでご連絡ください。

サンケン電気 機器コールセンター

電話:049-266-8528

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