ヒダピオ制御カー

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58 Pages

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ヒダピオ制御カー | Manualzz

ヒダピオ制御カー

専用ソフトウェア「ArduBlock_HCC」

取扱説明書

0.1

はじめに

おことわり

説明書内と製品では下記内容が異なります。

■ブロック内の表示について

製品ではひらがな表記はなくなっています。

■動きブロック(7-2 動き・LED の項参照)

設定できる方向が増えています。

「前進」「後退」「右折」「左折」「停止」

「前進」「後退」「右前進」「右旋回」「右後退」

「左前進」「左旋回」「左後退」「停止」

■入力ブロック(7-3 入力の項参照)

「中央明るさセンサ」が「光センサ」に変更。

■ポート出力ブロックの追加

【注意】方向設定ブロック(7-2 動き・LED の項参照)との併用では動作しません。

これらの変更に関しては近日中に説明書を修正いたします。

今しばらくお待ちください。

宜しくお願い致します。

2

はじめに

INDEX

1

はじめに ................................................................................................................ 4

1-1

プログラム書込みライター ............................................................................. 4

1-2

ソフトウェアのダウンロード .......................................................................... 5

1-3

書込みの為の初期設定..................................................................................... 7

1-4

本体の説明 ...................................................................................................... 9

2

簡単なプログラムの作成 ..................................................................................... 10

2-1

ソフトウェアの起動 ...................................................................................... 10

2-2

ファイルの新規作成、開く ..... エラー! ブックマークが定義されていません。

2-3

画面の説明 .................................................................................................... 11

2-4

ブロックの追加 ............................................................................................. 11

2-5

ブロックの組立て .......................................................................................... 12

2-6

プログラムの書込み ...................................................................................... 13

2-7

ブロックの詳細設定 ...................................................................................... 15

2-8

プログラムの保存・読込み ........................................................................... 18

3

くり返しプログラムの作成 .................................................................................. 22

4

分岐プログラムの作成 ......................................................................................... 23

4-1

リモコン入力の確認 ...................................................................................... 23

5

音を鳴らすプログラム ......................................................................................... 32

6

センサー基板を使ったプログラム ....................................................................... 33

7

上級者向けプログラム ......................................................................................... 36

8

便利な機能 ........................................................................................................... 53

9

各ブロックの説明 ................................................................................................ 56

3

はじめに

1 はじめに

この度は、「ヒダピオ制御カー」(以下、「制御カー」と記述)をご使用頂きありがと

うございます。制御カー専用ソフトウェア「ArduBlock_HCC」(以下、「ArduBlock」

と記述)は、制御カーと接続してプログラムを作成・書込みを行うためのソフトウェア

です。「ソフトウェア取扱説明書」(以下、「本書」と記述)は、ソフトェアの操作方

法について説明した資料です。

1-1 プログラム書込みライター

制御カーにプログラムを書き込むには書込みライター「ヒダピオ学習回路」が別途必要

です。

ヒダピオ学習回路 パソコンとの接続

ヒダピオ学習回路はライターモードにして使用します。

スイッチを写真の位置(上側)にします。

パソコンに接続して右から 3 番目の LED が点灯していることを確認します。

4

はじめに

初めてパソコンに接続した際に画面の右下に以下のようなメッセージが表示されます。

※Windows7の場合

このメッセージが表示されれば認識は完了です。

(注)メッセージが表示されるまではパソコンから取り外さないでください。正常に認

識されなくなる可能性があります。

また、このメッセージが表示されるのは最初の一回目だけです。正常に認識された後、

2 回目以降は表示されません。

1-2 ソフトウェアのダウンロード

ホームページ中ほどにある下図の矢印アイコンを右クリックし、「対象をファイルに保

存」を選択します。

5

はじめに

ダウンロードしたファイルは ZIP 形式で圧縮されているので解凍してください。解凍

後に出来たフォルダを丸ごとパソコンの好きな場所(デスクトップなど)にコピーして

ください。

ダブルクリック

ダウンロードした

ZIP ファイル

ドラッグ&ドロップで

デスクトップ等にコピーする

コピーしたフォルダ

6

はじめに

1-3 書込みの為の初期設定

以下の設定を制御カー1 台につき最初の一回だけ行います。

先ず、パソコンにコピーした「ArduBlock_HCC」のフォルダを開いてください。フォ

ルダを開くと中に「arduino.exe」という実行ファイルが入っているので、ダブルクリ

ックして実行してください。

「ArduBlock_HCC」のフォルダを開いて

「arduino.exe」をダブルクリックする。

ソフトウェアが起動し、画面に下記のウインドウを表示します。

7

はじめに

ヒダピオ学習回路(以降「書込みライター」と記述)を制御カーに接続します。

ブートローダーを書き込むをクリックします。

ずれないように奥まで

しっかり差込む

以下のようなメッセージが表示されれば設定は終了です。

8

はじめに

以下のようなメッセージが表示された場合は以下の内容を確認して、再度書込みを行っ

て下さい。

・書込みライターがライターモードになっているか確認する。

・制御カーと書込みライターを接続し直す。

・パソコンと書込みライターを接続し直す。

1-4 本体の説明

オプション

取付け用コネクタ

電源 LED

電源スイッチ

スタートボタン

リモコン接

コネクタ

方向調整つまみ

チェック LED

ブザー

マイコン

書込みライター接続ピン

9

簡単なプログラムの作成

2 簡単なプログラムの作成

2-1 ソフトウェアの起動

パソコンにコピーした「ArduBlock_HCC」のフォルダを開いてください。フォルダを

開くと中に「arduino.exe」という実行ファイルが入っているので、ダブルクリックし

て実行してください。

「ArduBlock_HCC」のフォルダを開いて

「arduino.exe」をダブルクリックする。

「ツール」→「ArduBlock」をクリックします。

プログラム作成用の画面が表示されます。

10

簡単なプログラムの作成

2-2 画面の説明

メニューボタン アップロードボタン

プログラムエリア

ミニマップ

ワークスペース

進捗状況エリア

2-3 ブロックの追加

例に制御カーが前進するだけの簡単なプログラムを作成してみます。

まず、メニューボタンの中から「動き・LED」のボタン(下図参照)をクリックしてく

ださい。新たに表示されたブロックから一番上のブロックをワークスペースにドラッグ

&ドロップ(※)してください。ワークスペースにに選択したブロックが追加されます。

※マウスポインタがブロックに重なった状態でマウスのボタンを押し、そ

のままの状態でマウスを移動させ、ワークスペース内でマウスのボタン

を離してください。

「動き・LED」ボタンをクリックします。 新たに表示された一番上のブロックを

クリックしたままマウスを動かします。

11

簡単なプログラムの作成

ワークスペースの任意の位置でマウスのボタン

を離します。

ワークスペースにブロックが配置されます。

プログラムで使用するブロックは、このように「使用するブロックの種類をメニューボ

タンから選び」→「ワークスペースへドラッグ&ドロップ」という手順で追加します。

2-4 ブロックの組立て

これで「制御カーを前進させる」ブロックがプログラムに追加されましたが、このまま

ではプログラムを書き込んでも制御カーは動きません。なぜなら、「メインブロック」

の中に追加した前進のブロックが組み込まれていないためです。追加したブロックを制

御カーで実行させる場合は、それぞれのブロックをメインブロックの中に接続して組み

込む必要があります。

動きブロックをメインブロックに接続する場合は、動きブロックをメインブロック内に

移動(ドラッグ)し、マウスボタンを離すと「カチッ」という音と共にメインブロックに

接続されます。

動きブロックをメインブロックのへこみの中に

移動します。

マウスボタンを離すと「カチッ」という音がな

り、結合されます。

12

簡単なプログラムの作成

2-5 プログラムの書込み

作成したプログラムを制御カーに書き込んで実行させてみましょう。

※プログラムの書き込みは、制御カーの電源ボタンを OFF にして行って下さい。

まず、制御カーに書込みライターを接続して、画面上の「アップロード」ボタンをクリ

ックしてください。

プログラムエリアにプログラムが生成され、コンパイル、プログラム書込みが行われま

す。

プログラムの書き込み中は、書込みライターを制御カーから取り外さないでください。

13

簡単なプログラムの作成

進捗状況エリアに下図のメッセージが表示されればプログラム書込みは終了です。

「Passed.」と表示されればプログラム書込みは成功です。

正常にプログラムを書き込みできなかった場合、下記のメッセージが表示されます。

この場合、書込みライターを挿し直してもう一度正しい手順で書き込みを行ってくださ

い。

「Device connection failed.」と表示される。

書き込んだプログラムを実行してみます。書込みライターから取り外した状態で電源ス

イッチを ON にすると、すぐにプログラムを開始します。制御カーが動いたときに机

から落ちたりしないよう、安全な場所に置いてください。

準備ができたら電源スイッチを ON にして手を離

してください。

作成したプログラムの通り制御カーが約 0.5 秒前

進して止まります。

最後までプログラムを実行すると制御カーは停止

するので、もう一度プログラムを開始する場合は、

一度電源スイッチを OFF にして再び ON にして

ください。また、途中でプログラムを止める場合

は、電源スイッチを OFF にしてください。

ON

OFF

書込みライターを制御カーから取り

外し、電源スイッチを ON にする。

14

簡単なプログラムの作成

2-6 モーターの調整

プログラムを実行したときに、右もしくは左に微妙に曲がる場合があります。これは、

モーターの個体差や動かす際の地面などの影響によるものです。今回は、ロボットが真

っ直ぐ走ることが理想なので、左右のモーターのスピードを調整して、真っ直ぐ走るよ

うにします。

先ず、プログラムを続けて実行して、左右どちらに曲がるか確認します。その後、制御

カー本体の「方向調整つまみ」を曲がるのとは逆方向にほんの少しずつ回し、真っ直ぐ

に進む位置に調整します。

曲がる方向の逆に少しずつ回し、

向きを調整する。

2-7 ブロックの詳細設定

各ブロックは「時間を変える」など、細かい設定ができるようになっています。先に使

用した動きブロックの設定を変更してみます。

動きブロックは制御カーの進む「速さ」「方向」「長さ(時間:0.1 秒単位)」を設定で

きます。

速さを変更する場合は「低速」の上にマウスを移動させると▼マークが表示されます。

▼マークをクリックすると速度を選択できます。ここでは「高速」を選択します。

15

簡単なプログラムの作成

マウスを重ねて表示される▼を

クリックする。

高速を選択する

高速になります。

同様に方向を「後退」にします。

長さは数字をクリックすると入力できるようになります。

時間の単位は 0.1 秒です。ここでは 10(1 秒)にします。

マウスを重ねてクリックする。

「10」を入力する。

「10(1 秒)」に

なります。

16

簡単なプログラムの作成

設定が終われば再び制御カーにプログラムを書き込み、動きが変わった事を確認してく

ださい。

2-8 他のブロックの追加

止」「右折」「左折」を追加ましょう。

動きブロックをもう一つ追加し、先の動きブロックの下に接続します。

同様にあと二つの動きブロックを追加し、接続します。そして上から「前進」「停止」

「右折」「左折」に設定します。速さは全て「低速」、長さは「5」にしましょう。

設定が終われば再び制御カーにプログラム

を書き込み、動きが変わった事を確認してく

ださい。

17

簡単なプログラムの作成

2-9 プログラムの保存・読込み

作成したプログラムは、ファイルに保存したりファイルから読み込んだりすることがで

きます。プログラムをファイルに保存する場合は、次の手順で行います。

プログラムをファイルに保存する場合は、上部メニューより「保存(ほぞん)」をクリッ

クしてください。クリックすると右下図のような画面が表示されるので、プログラムの

ファイル名を入力して「保存」をクリックしてください。

「保存(ほぞん)」をクリックする。

ファイル名を入力して

「保存」をクリックする。

また、ファイルからプログラムを読み込む場合は、メニューの「読み込み(よみこみ)」

をクリックします。クリックすると右下図のような画面を開くので、読み込むファイル

名を入力して「開く」をクリックしてください。

「読み込み(よみこみ)」

をクリックする。

ファイルを選択して

「開く」をクリックする。

18

簡単なプログラムの作成

2-10 ブロックの削除

ブロックをワークエリアから削除する場合は、以下の通りにします。

削除するブロックをクリックし、そのままドラッグします。ブロックが外れたらそのま

まワークエリア外に移動させマウスボタンから指を離すとブロックが削除されます。

そのままドラッグするとブ

ロックが外れる。

削除するブロックをク

リックする。

そのままワークエリアの

外に移動し、マウスボタ

ンから指を離す。

19

簡単なプログラムの作成

下につながっているブロックは一緒に外れます。

一旦任意の場所に移動して、目的のブロックを残し、再度メインブロック内の元の位置

に接続してください。

下に連なるブロックも外れる。

途中のブロックを外すと…

元の位置に接続し直す。

不要なブロックを残し…

2-11 LED ブロック

次に LED を 1 秒間隔で点滅させるプログラムを作成します。

現在作成しているプログラムからメ

インブロック以外のブロックを消し

メインブロックを残し、全

てのブロックを削除する。

てください。

20

簡単なプログラムの作成

を 2 つ追加してください。

LED ブロック

待つブロック(長さ 0.1 秒)

これらのブロックを下左図のように接続し、下の「LED ブロック」を「OFF」にしま

す。

プログラムが完成したら制御カーに書き込みます。

LED は書込み終了後に即動作します。書込みライターを取り外すまでプログラムはリ

セットされません。再度実行する場合は書込みライターを取り外し、スイッチを ON に

してください。

21

くり返しプログラムの作成

3 くり返しプログラムの作成

今まで作ったプログラムは 1 回だけ実行して終了していました。これを任意の回数繰り

返すようにするには「くり返しブロック」を使用します。

「くり返しブロック」には 2 種類あります。「ずっとくりかえす」と書かれたブロック

は、電源を切るまで接続されたプログラムを繰り返し続けます。「くりかえす」と「回

数」が書かれたブロックはくり返し回数を決める事ができます。

プログラムをくり返しつづける(無限ルー

プ)ブロック。

プログラムのくり返し回数を決める事が

できる。

「くり返しブロック」を使ったプログラムは以下のようになります。

電源を切る(スイッチを OFF に

する、書込みライターを取り外

す)まで LED が点滅し続けます。

点滅を 10 回くり返すとプログラム

は終了します。

ここまでの説明で、モーターや LED を自由に動かすプログラミングができるようにな

りました。しかし、まだ決められた一本道のプログラムしか作ることができません。

次項では条件によって制御カーの動きを変える条件分岐のプログラミングを作ります。

22

リモコンを使ったプログラムの作成

4 リモコンを使ったプログラムの作成

制御カーには専用のリモコンが付いています。リモコンには「FORWARD(前進)」

「BACK(後退)」「RIGHT(右折)」「LEFT(左折)」「START(スタート)」の

ボタンが付います。(「START」ボタンは本体にも付いています。機能はリモコンと

共通です。)これらを用いて「条件分岐」のプログラムを作ってゆきます。

4-1 ボタン入力の確認

本体の「START ボタン」を押せば LED が光るプログラムを作成します。先ずメニュー

ボタンの「入力」から下図の 3 つのブロックをワークスペースに配置します。

「右タッチセンサ」を「START ボタン」に変更し下図のように接続します。

〈右タッチセンサ〉=〈ON〉の状態にする

「右タッチセンサ」を「START ボタン」

に変更する。

23

リモコンを使ったプログラムの作成

次に条件を設定する「もしブロック」をワークスペースに配置します。そして先ほどの

接続済みのブロック群を下図のように「もしブロック」に接続します。

「もしブロック」の「条件式(じょうけんしき)」の部分に、

「〈START ボタン〉=〈ON〉としたブロック」を接続する。

更に「LED ブロック」を下図のように接続します。

LED の状態は「ON」にする。

そして、「くり返しブロック」ともう一つ「LED ブロック」を下図のように接続しま

す。LED ブロックは「OFF」に設定します。

「LED ブロック」は「OFF」に設定。

「くり返しブロック」は「ずっとくりかえす」を使用します。

24

リモコンを使ったプログラムの作成

最後に「メインブロック」に接続します。

これでプログラムは完成です。制御カーにプログラムを書き込んで動作を確認します。

このプログラムでは「START ボタン」を押している間だけ LED を点灯させるようにな

っています。制御カーの「START ボタン」を押して、動作を確認してください。

4-2 リモコンを使ったプログラム

それではリモコンを使ったプログラムを作成してゆきます。ここではリモコンの方向ボ

タンを押した時にその方向に進むプログラムを作成します。

先ず「FORWARD(前進)ボタン」を押した時に制御カーが前進するプログラムは以

下のようになります。

「FORWARD ボタン」にする。

時間は「1(0.1 秒)」にする。

方向はは「前進」にする。

プログラムを書き込んでリモコンを接続し、動作を確認してください。「FORWARD

ボタン」を押している間、前進します。

25

リモコンを使ったプログラムの作成

次に「BACK(後退)ボタン」を押した時の動作を追加します。「BACK ボタン」を押

している間、制御カーを後退させるようにします。下図のようにブロックを追加してく

ださい。

追加したブロック群

プログラムを書き込んで動作を確認してください。このプロフラムでは「くり返しブロ

ック」の中に「もしブロック」が 2 つ続けて接続されています。プログラムが開始する

と、先ず最初の「もしブロック」で

「FORWARD ボタン」が押されて

いるかをチェックします。押されて

スタート

フローチャートで書くと

このようになる。

いれば前進の「動きブロック」を実

行し、次に進みます。押されていな

ければ何もせずに次に進みます。そ

の後、次の「もしブロック」で

「BACK ボタン」が押されているか

をチェックし、先と同じ動作を実行

します。これらは「くり返しブロッ

ク」でくくられているので、電源を

切るまでくり返しつづけます。

YES

ボタン

ON?

前進

BACK ボタン

ON?

NO

NO

YES

後退

26

リモコンを使ったプログラムの作成

では、「FORWARD ボタン」と「BACK ボタン」を同時に押した場合はどのような動

きをするか見てみます。このプログラムでは 2 つの「もしブロック」を必ず通ることに

なるので、制御カーは前進、後退を繰り返す動きをします。この様な動作を回避する、

例えばどちらか一方の動作だけを実行させるにはどうすればよいか考えてみます。

この場合、もう一種類の「もしブロック」を使用します。メニューボタンから下図の「も

しブロック」をワークスペースに配置してください。

このブロックは条件が『成り立つ』場合と『成り立たない』場合でプログラムを「分岐」

させるブロックです。条件が成り立つ場合は上に配置されたブロックを、成り立たない

場合は下に配置されたブロックを実行します。ブロックは上か下かどちらか一方しか実

行さず、他方のブロックは実行されません。

条件式

ブロックA

条件式が『成り立つ』場合には「ブロッ

クA」実行され「ブロックB」は実行さ

れない。

ブロックB

条件式が『成り立たない』場合には「ブ

ロックB」実行され「ブロックA」は実

行されない。

条件

YES

ブロックA

NO

ブロックB

フローチャートで書くと

このようになる。

27

リモコンを使ったプログラムの作成

これを元に先ほどのプログラムを作り直してみます。

先ずどちらのボタンを優先させるかを決めます。今回は「FORWARD ボタン」を優先

させ、同時に押した時は前進するようにします。

フローチャートで書くと下図のようになります。最初の「条件分岐」で「FORWARD

ボタン」をチェックし、押されていない時だけ「BACK ボタン」のチェックに進みます。

スタート

フローチャートで書くと

このようになる。

YES

ボタン

ON?

NO

前進

BACK ボタン

ON?

NO

YES

後退

このプログラムをブロックで作ってみます。先ず下図のようにブロックを接続し直しま

す。「FORWARD ボタン」を条件に設定し、成り立ったとき(押されたとき)に前進

するようにします。次に、成り立たない(「FORWARD ボタン」が押されていない)

ときの動作を考えます。

先ず「FORWARD ボタン」

が押されたときの動作を

設定する。

上図のフローチャートから、成り立たないときに「BACK ボタン」の条件分岐を設定す

ればよいことが分かります。次ページの図のようにブロックを接続します。

28

リモコンを使ったプログラムの作成

「FORWARD ボタン」の条件が成り立た

ないときに「BACK ボタン」の条件ブロ

ックを接続する。

プログラムの流れは下図のようになります。

どちらのボタンも押されていないとき

「BACK ボタン」が押されたとき

「FORWARD ボタン」が押されたとき(「BACK ボタン」の条件分岐には行かない)

29

リモコンを使ったプログラムの作成

ここまでのブロック群を下図のように「くり返しブロック」と「メインブロック」に接

続するとプログラムは完成です。

制御カーに書き込んで動きを確認してみましょう。

同じように「RIGHT ボタン」「LEFT ボタン」を追加したプログラムは次ページのよう

になります。

30

リモコンを使ったプログラムの作成

31

音を鳴らすブロック

5 音を鳴らすブロック

制御カーは圧電ブザーを搭載しているので音を鳴らす事ができます。音を鳴ら

すには「音ブロック」を使います。

音の高さを音階で、長さを音符で指定

する。

音の高さと長さを数値で指定する。

休符の長さを指定する。

長さは音符でも数値でも指定可能。

音を鳴らすテンポを設定する。(数値が大きいほど早くなる。)

※対象となるのは音符で長さを指定したブロックのみ。

下図は「START ボタン」を押したとき音楽を鳴らすプログラム例です。

※「音ブロック」は大変大きな容量を使用するのであまり多く使用できません。

32

センサー基板を使ったプログラム

6 センサー基板を使ったプログラム

オプションのセンサー基板を使ったプログラムを作成します。

6-1 センサーオプションの説明

接続コネクタ

明るさセンサ用 LED

中央明るさセンサ(CdS)

タッチセンサ

タッチセンサ

明るさセンサ

調整用ボリウム

DIP スイッチ

6-2 タッチセンサを使ったプログラム

ここではタッチセンサを使用したプログラムを作成します。基本的にはリモコンを使っ

たプログラムと同じです。条件分岐プログラムでタッチセンサを分岐条件にします。下

図のプログラムでは右のタッチセンサに触れると 0.5 秒後退します。

33

センサー基板を使ったプログラム

6-3 中央明るさセンサを使ったプログラム

「中央明るさセンサ」は CdS を使用したセンサです。前方の LED の光の反射を捉え、

地面の状態を判断します。地面が白ければ LED の反射光が CdS に届きセンサは「ON」

の状態になります。逆に黒ければ反射光が届かず、センサは「OFF」となります。制御

カーを持ち上げたり、机からはみ出ようとするときも反射光が届かなくなるのでセンサ

は「OFF」となります。

成形品

CdS

センサ基板

LED

反射光

6-4 センサー感度の調整

「中央明るさセンサ」は最初に感度調整をする必要があります。先ずは「sample」フ

ォルダ内(※)の「中央明るさセンサテスト.abp」を開き、制御カーに書き込みます。

次に 書込みライターを取り外し、制御カーを白い机(もしくは用紙、等)の上に置き、

電源スイッチをいれます。そして、センサ基板の「明るさセンサ調整ボリウム」を時計

回しにいっぱいまで回します。(制御カーの「チェック LED」が消灯することを確認

する。)その後、ボリウムを反時計回しに少しずつ回してゆき、「チェック LED」が

点灯した位置で止めます。制御カーを地面から持ち上げて「チェック LED」が消灯す

れば「中央明るさセンサ」の調整は終了です。

34

センサー基板を使ったプログラム

LED は消灯する。

LED が点灯した

位置で止める。

時計回しに目いっぱい回す。

反時計回しに少しずつ回す。

6-5 黒い枠内から出ないプログラム

「中央明るさセンサ」を用いたプログラムは以下のようになります。ここでは説明書の

裏の黒い枠から外に出ない例を示します。

上図のプログラムでは「中央明るさセンサ」が黒い枠に差し掛かると、0.2 秒後退し 0.2

秒右折します。それ以外(床が白い)の時は、常に前進します。

35

各ブロックの説明

7 各ブロックの説明

ここでは各ブロックの機能を説明します。

7-1 メイン

メインプログラムを作成するブロックです。このブロックの中に配置されたブロックが

プログラムとして制御カーに書き込まれます。

7-2 動き・LED

制御カーの動き及び LED の状態を設定するブロック群です。

方向設定ブロック

(時間設定あり)

方向設定ブロック

(時間設定なし)

前進

後退

右折

左折

停止

低速

中速

高速

速度ブロック

方向ブロック

数値ブロック

LED ブロック

36

各ブロックの説明

 方向設定ブロック(時間設定あり)

「速度ブロック」「方向ブロック」「数値ブロック(※)」を接続することで、制御カ

ーの進む「速度」「方向」「時間」を設定します。(※設定時間経過後、制御カーは停

止する。)

時間指定は 0.1 秒単位です。「5」とした場合は「0.5 秒」、「10」で「1 秒」となりま

す。

速度ブロック

方向ブロック

数値ブロック(時間設定)※

 方向設定ブロック(時間設定なし)

制御カーの進む「速度」「方向」を設定します。

時間設定が無く、メインプログラムが終了するか「停止(※次々項参照)」を指定するま

で制御カーは動き続けます。

速度ブロック

速度ブロック

 速度ブロック

制御カーの進む速度を「低速」「中速」「高速」の 3 段階から選択します。

低速

中速

高速

37

各ブロックの説明

 方向ブロック

制御カーの進む方向を「前進」「後退」「右折」「左折」「停止」の 5 種類から選択し

ます。

前進

後退

右折

左折

停止

LED ブロック

LED を点灯・消灯させます。時間を設定する場合は、「待つ」ブロックと組合わせま

す。

7-3 入力

各入力の状態を設定するブロック群です。

センサ設定ブロック

入力ブロック

入力状態ブロック

入力状態ブロック

(中央明るさセンサ用)

38

各ブロックの説明

 入力設定ブロック

「入力ブロック」「入力状態ブロック」を接続することにより、入力の状態を設定しま

す。状態は 6 種類の中から選ぶ事ができます。

入力ブロック

入力状態ブロック

 入力ブロック

入力は以下の 10 種類から選ぶ事が出来ます。

【センサー基板からの入力】

・中央明るさセンサ ・右センサ

・左センサ ・スイッチ 1

・スイッチ 2

【リモコンからの入力】

・スタートボタン(本体と共用)

Forward ボタン ・Back ボタン

Left ボタン ・Right ボタン

右タッチセンサ

中央センサ

(CDS)

左タッチセンサ

スタートボタン

スイッチ

(1)(2)

■センサ基板

※タッチセンサは本体底に表が下になって取りつくため、左右センサは逆になっている。

■リモコン接続状態

39

■リモコン ※スタートボタンは本体と共通。

各ブロックの説明

 入力状態ブロック

入力状態は「ON」「OFF」の 2 種類となります。

ON

OFF

7-4 くりかえし・分岐

「くりかえしブロック」は 2 種類、「条件分岐(もし)ブロック」は 2 種類あります。

そのほかに「条件付きのくり返しブロック」と「くり返し中止(くり返しから抜ける)

ブロック」が各 1 種類あります。

無限ループブロック

くり返しブロック(回数)

条件分岐ブロッ

条件分岐ブロック

くり返しブロック

(条件式)

くり返し中止ブロック

40

各ブロックの説明

 無限ループブロック(ずっとくりかえす)

無限ループブロックは電源を切るまで接続されたプログラムを繰り返し続けます。

電源を切るまで LED が

点滅し続けます。

 くり返しブロック(回数)

「回数」を設定することでくり返し回数を決める事ができます。

点滅を 10 回くり返すと

プログラムは終了します。

41

各ブロックの説明

 条件分岐(もし)ブロック

条件を設定してプログラムの流れを変える(分岐する)ブロックです。条件は入力設定

ブロックを使用します。

条件選定ブロックを接続して条件を決めます。

条件が成り立った時に実行するプログラムを作成します。

例として「FORWARD(前進)ボタン」を押した時に制御カーが前進するプログラム

を以下に示します。

条件分岐ブロックはもう一種類あります。条件に成り立つ時と成り立たない時で別々の

プログラムを実行するブロックです。ブロックは上か下かどちらか一方しか実行さず、

他方のブロックは実行されません。

条件式

ブロックA

条件式が『成り立つ』

場合には「ブロックA」

が実行され「ブロック

B」は実行されない。

ブロックB

条件式が『成り立たな

い』場合には「ブロッ

クB」が実行され「ブ

ロックA」は実行され

ない。

42

各ブロックの説明

それぞれの流れをブローチャートで書くと以下のようになります。

条件

YES

ブロック

NO

条件

YES

ブロックA

NO

ブロックB

 くり返しブロック(条件式)

条件式を設定して、条件に合うあいだ繰り返すブロックです。

下の例は「Start ボタン」が押されるまで(OFF の状態の間は)右折を繰り返し、ボタ

ンが押されたら停止するプログラムです。

くり返す処理を何も指定しなければ、入力があるまで次の処理に進まないプログラムが

作成できます。(下の例では「Start ボタン」が押されるまで制御カーは動かない。)

43

各ブロックの説明

 くり返し中止ブロック

条件を設定して無限ループを抜けるブロックです。条件分岐ブロックと組合わせて使い

ます。下の例では「Start ボタン」が押されれば、くり返しを中止し(無限ループを抜

け)制御カーを動かします。

7-5 待つ

今の状態を維持したまま次の命令を待つブロックです。時間設定は「0.1 秒単位」「1

ミリ秒単位(※)」「1 マイクロ秒単位(※)」で設定ができます。

※ 1 ミリ秒=0.001 秒、1 マイクロ秒=0.000001 秒

0.1 秒単位

1 ミリ秒単位

1 マイクロ秒単位

44

各ブロックの説明

7-6 変数

「変数」とは、プログラムで使用する数値を自由に読み書きできるためのものです。

使用例として「ボタンを押した回数やセンサーに反応があった回数を記録して、○○回

目に停止する」といったプログラムを作成する事ができます。また、同じ値を一度に変

更する場合にも便利です。

数値ブロック

変数ブロック

変数代入ブロック

変数を使用する場合、まず最初に名前を付ける必要があります。名前は 0~9、a~z、A

~Z の英数字でなければなりません。また大文字と小文字は別の名前と判断されるので

注意が必要です。

変数に名前を代入するには「変

数代入ブロック」を使用します。

別の変数として判断される

変数「Hensu」に

「5」が代入される

左のプログラムは変数「Hensu」

に5を代入し、くり返し回数に

「Hensu」を指定してます。くり

返す動作は LED の点滅です。

つまり、LED を「Hensu」回(5

回)点滅させるプログラムになり

ます。

45

各ブロックの説明

7-7 関数

関数は同じ処理を一つにまとめる事ができるブロックです。

下の例では LED を 5 回点滅させる処理を一つの関数にまとめています。

LED の点滅処理を関数「Blink」にまとめて

置き換えています。

関数ブロックは「呼び出しブロック」と処理の元となる「定義ブロック」の 2 種類があ

ります。

関数定義ブロック

関数呼び出しブロック

46

各ブロックの説明

 関数定義ブロック

まとめる処理(プログラム)を作成するブロックです。関数には名前を付ける必要があ

ります。名前は 0~9、a~z、A~Z の英数字でなければなりません。また大文字と小文

字は別の名前と判断されるので注意が必要です。

関数名を付ける

処理を作成する

 関数呼び出しブロック

定義ブロックで作成した関数は「呼び出しブロック」で呼び出し使用します。呼び出し

ブロックの関数名は定義ブロックで付けた名前と同じにします。

全体の構成は以下のようになります。

47

各ブロックの説明

7-8 演算

演算のブロック群は以下の 5 種類で構成されています。

 四則演算ブロック

四則演算ブロックは以下の 5 種類となります。

主に変数ブロックと組合わせて使用します。

48

各ブロックの説明

 等号、不等号ブロック

等号、不等号ブロックは以下の 6 種類となります。

基本的な使い方は「入力設定ブロック(P39)」と同じです。

 集合ブロック

集合ブロックは以下の 2 種類となります。

<用法>

リモコンの

Right ボタン」と「LEFT ボタン」が

どちらも押されている状態

Right ボタン」と「LEFT ボタン」の

どちらか一方が押されている状態

49

各ブロックの説明

 補集合ブロック

補集合ブロックは条件を否定するブロックで以下の 1 種類となります。

<用法>

 乱数ブロック

乱数ブロックはランダムな数字を設定するブロックで以下の 1 種類となります。

設定した数字の中からランダムに数字を決定します。但し、設定した数字は含まれませ

ん。「10」と設定した場合「0~9」までの 10 個の数字が対象となります。

<プログラム例>

LED

点滅させる

プログラム

LED を点滅させる回数を乱数ブロックでランダムに設定しています。

乱数ブロックに「10」を設定しているので、乱数の範囲は「09」になります。

※乱数の結果が「0」の場合は LED は点滅しません。

50

各ブロックの説明

7-9 音

制御カーの圧電ブザーから音を鳴らすためのブロックです。

※音ブロックはメモリ容量を大変多く消費するので、多く使用するとプログラムが書き

込めなくなる可能性があります。

音ブロック

(音階・音符指定)

音ブロック

(周波数・時間指定)

テンポ設定ブロック

休符ブロック

音階ブロック

音符ブロック

 音ブロック

音ブロックには1音の高さと長さを音階と音符で指定するタイプと、周波数と時間で指

定するタイプがあります。音の長さを音符で指定するとテンポ変更(事項にて説明)に

影響されますが、時間でしてした場合は影響されません。

※音階と周波数の対応は「10-1 音階・周波数対応表」を参照ください。

音階と音符で指定

周波数と時間で指定

51

各ブロックの説明

 テンポ設定ブロック

音のテンポ(音の長さ)を設定するブロックです。値を大きくするほど鳴る時間は短く

なります。音ブロックで長さ音符で設定した音はこのブロックで設定したテンポに沿っ

た長さになります。長さを時間で指定した場合、このブロックの影響は受けません。テ

ンポはプログラムの途中で変更する事も可能です。

【注】テンポの変数名は変更しないでください。

変数名は変更不可

値を大きくするほど

テンポは速くなる。

 休符ブロック

休符(音の出ない時間)を設定するつブロックです。

標準では音符で指定するようになっていますが、数字ブロックを使った時間指定も可能

です。長さを音符で指定するとテンポ変更(事項にて説明)に影響されますが、時間で

してした場合は影響されません。

音符で指定 時間で指定

 音階ブロック

音階は半音を含み2オクターブ(下の「ラ」から上の「ミ」ま

で)が指定できます。

 音符ブロック

音符は「全休符」「二分音符」「付点二分音符」「四分音符」

「付点四分音符」「八分音符」「付点八分音符」「16 分音符」

「付点 16 分音符」の 9 種類になります。

52

便利な機能

8 便利な機能

8-1 ブロックをコピーする

ブロックを右クリックして表示されるメニューより「コピー」を選択すると、右クリッ

クしたブロックとそれに連なるブロックをコピーすることができます。

ブロック上で右クリックして

メニューを表示し、「コピー」

を選択する。

右クリックしたブロックとそ

れに連なるブロックがワーク

スペース左上にコピーされる。

53

便利な機能

8-2 コメントを書く

ブロックにはコメントを追加する事ができます。プログラムの機能などを記入すると便

利です。

ブロック上で右クリックして

メニューを表示し、「コメント

を書く」を選択する。

54

コメント欄が表示される。

プログラムの機能などを

書き込める。

便利な機能

コメントを追加したブロックには?マークが表示されます。?マークをクリックする

とコメントを非表示にできます。

コメントを削除するには再度ブロックを右クリックし、「Delete Comment」を選択し

ます。

55

便利な機能

8-3 ブロックをそろえる

ワークスペースを右クリックすると表示される「Organize all blocks」を選択するとワ

ークスペース上の全てのブロックが整列されます。

ワークスペースを右クリック

して、表示される「Organize all blocks」を選択する

56

ワークスペース上の全ての

ブロックが整列される。

エラー表示

9 エラー表示

「Device connection failed.(PE)」が表示された場合は書込みライターと制御カーの接続

を確認してください。

「HIDaspx-p(*) isn't found.」が表示された場合は書込みライターとパソコンの接続

を確認してください。

「スケッチが大きすぎます。…」と表示された場合はプログラムがマイコンの容量を超

えています。プログラムを修正して容量を減らしてください。

57

付録

10 付録

10-1 音階・周波数対応表

音階

ラ-

ラ#-/シ♭-

シ-

周波数(Hz)

494

440

466

音階

ド#/レ♭

レ#/ミ♭

ファ

ファ#/ソ♭

ソ#/ラ♭

ラ#/シ♭

周波数(Hz)

523

554

587

622

659

698

740

784

831

880

932

988

音階

ド+

ド#+/レ♭+

レ+

周波数(Hz)

1047

1109

1175

レ#+/ミ♭+

ミ+

1245

1319

58

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